1 :
名無しさん@ピンキー:
ここは僕、成歩堂龍一の事務所だ。
晴美ちゃんが、真宵ちゃんに届け物を持ってきてくれたのだが、
真宵ちゃんは、トノサマン丙のショーを見に行っていて、いない。
「あれ、真宵様はいらっしゃらないのですか?」
「ああ、残念だけど、トノサマンのショーを見に行っちゃったよ。」
「そうなんですか・・・。ではここで待たせてもらってもかまわないでしょうか?」
「ああ、いいよ。ゆっくりして行きなよ」
「じゃあ、お言葉にあまえて・・・。」
ソファーに腰掛けている晴美ちゃんをみて、ふと欲情してしまった。
「ねえ、晴美ちゃん、ローターって知ってる?」
「なるほどくん、なんですか、ろおたあって?」
どうやら、知らないらしい・・・。
「こういうものなんだけど・・・。」
「ずいぶんとちっちゃいものなんですね。それに可愛いです。」
「使ってみるかい?」
「これは何をするものなんですか?なるほど君」
「晴美ちゃんが成長するために必要なものだよ。がんばれば供子様位の力がもてるかも知れないよ。」
「本当ですか?じゃあ真宵さまも?」
「もちろんこれを使って修行したのさ。」
「じゃあ手伝ってあげようか?」
「ぜひお願いします。」
「じゃあまずは胸を出してごらん。晴美ちゃん」
そう言われた瞬間、晴美は頬を染め、恥ずかしそうにしている。
「えっ。衣装を脱ぐンですか?恥ずかしいです・・・」
「異議有り!服の上からでもいいけど、素肌にじかに触れた方が効果が高いんだ!」
「そうなんですか、じゃあ私、がんばります。」
そういうと、晴美は来ている着物をはだけ、その幼い胸をあらわにした。
2 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 18:01 ID:luSti44J
3 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 18:03 ID:fzn+Lrkg
「じゃあ、訓練を始めようか?」
「はい、なるほどさん。お手数おかけしますが、お願いいたします。」
その言葉を受け、僕は手に持ったローターを胸にあて、愛撫を始めた。
「はうっ・・・。くすぐったいです。我慢できません。うふふ。」
「我慢しなくっちゃ、強力な霊力は身につかないよ。」
「そうなんですか、ちょっとくすぐったいけど、我慢します。」
「我慢してれば、そのうち変わってくるから。」
そういいながら、片方の胸にはローターを当て、そしてもう片方の胸を
舌で愛撫し始めた。
「はぅっ、なんだか、くすぐったくなくなってきました・・・。」
「晴美ちゃん。どんな感じ?」
「なんか、こそばゆいような、何か変な感じです。」
「その感じが大切なんだ。もっと激しくいくね。」
そういって、ローターのスイッチを切り替え、振動を激しくした。
「きゃぅん。なんか、へんな気持ちが、強くなってきました。」
「いま晴美ちゃんの体の中に、霊力を注ぎこんでいるからね、
本当は胸よりも、下のほうが効果が強いんだけど、どうする?」
「じゃあ、下でお願いできますか。」
その言葉をうけ、僕は晴美ちゃんの着物をたくし上げた。
4 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 18:11 ID:fzn+Lrkg
たくし上げた下には、下着があったが、僕はそれを剥ぎ取った。
「な、何をするんですか?なるほどさん。」
僕はそれには答えず、下着の奥に隠されていた秘部に釘付けになっていた。
その幼い陰裂は、神々しいばかりに輝いていた。
そして、僕は、その幼い突起にローターをやさしく触れさせていった。
「あんっ、ここ、すごく変な感じにぃ、なりますっ、あっ。」
「胸とどっちが変な感じになる?」
「もう、ずっと、こっちの、はぁん、方が、変な感じになっています。」
「それは気持ちいい、って言うんだよ。」
「気持ち、はんっ、いい。」
「そう、これでまたひとつ覚えたね。」
晴美ちゃんの恥ずかしそうな声と、ローターのモーター音が静かな事務所内に
響き渡る。
そうこうしているうち、幼い割れ目が湿ってきた。
5 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 18:34 ID:fzn+Lrkg
「なるほどさん。きもちよく、なって、きて、なんか、おまたが変なの。」
「おまたを触ってほしいのかい?」
また晴美ちゃんの顔が真っ赤になった。恥ずかしそうにうつむいている。
「言ってくれないとわからないよ?」
「は、はい。お願いします。」
「晴美ちゃんだけ気持ちよくなるのはずるいなぁ。僕も気持ちよくしてくれない?」
「なるほどさんを?」
「うん。僕のこれをしゃぶってくれないかな?」
「なるほどさんも、ベンゴシの力を強めるために必要なんですか?」
「うん。そうだよ、晴美ちゃんは、ベンゴシじゃないから、これがついてないよね?」
「そ、そうですね・・・。」
そういいながら、晴美ちゃんは僕の一物をまじまじと眺めている。
「ほら、お願いできるかな?」
「は、はい、わかりました。」
そういうと、晴美ちゃんはその幼い口を一杯に使い、僕の一物を咥え、しゃぶり始めた。
流石にこれだけ幼いと、経験がないのか、非常にぎこちない舌使いだ。
だが、それがまたたまらない。
しゃぶられながらも、僕は晴美ちゃんの割れ目の中へとローターをすすめていった。
「あんっ、ほれ、ふごく気持ちいいですぅ。あむぅ」
「晴美ちゃん。ぼくもすごく、気持ちいいよ。」
その幼い舌使いに、早くも僕の一物は絶頂寸前だ。
「晴美ちゃん。お口に霊力を放出するから、ちゃんとうけとめるんだよ。」
「はむぅ、なんでふか?」
会話による、微妙な舌の動きと、口の動きの前に、絶頂を向かえてしまった僕は、
晴美ちゃんの口の中に、白濁した液体を吐き出していた。
流石に口だけで受けきれるものではなかったようで、顔中にその液体がかかっている。
「飲むんだ、晴美ちゃん。そうすれば大きな力が身につくよ。」
「でも、これ、にがいですぅ。」
「霊媒師になれなくなってもいいのか?」
その言葉で観念したらしく、晴美ちゃんは僕の液体を飲んでくれた・・・。
小期待sage
7 :
晴美編5:02/10/19 21:13 ID:fzn+Lrkg
「これで、供子様みたいな力が私にもつくんですね。」
そういって、白濁した液体がかかった幼い顔は微笑んだ。
しかし、僕はもうちょっと楽しみたいと思っていたので、ちょっと意地悪を
することにした。
「ああ、あの液体は口で受けても大丈夫なんだけど、お○んこのなかで受けると
もっと力がつくみたいだよ。晴美ちゃん、どうする?」
「お○んこってなんですか?」
やっぱりしらないのか・・・。本当に何も知らない子だなあ。
狭い世界にこもっているとこんなに偏向した知識しか持たなくなってしまうらしい。
「さっきこのローターを入れた場所がそうなんだよ。」
「そうなんですかぁ。でもさっきのろおたあとか言うものが入っただけで、
ずいぶんきつかったんですよ。それなのになるほどさんのモノが入るとはあまり思えないのですが・・・。」
「きっと大丈夫だよ。やってみなきゃわからないよ」
僕は無責任に言った。
「じゃあ、お願いします。もっと気持ちよくなれるんでしょうか?」
「きっとね。でも今僕のものは元気がないんだけど、元気にしてくれるかな?」
「はい、どうすればいいんでしょうか?」
「僕のこれ、また舐めてくれないかな?そうすればきっと元気になると思うんだ。
それに、まだ霊力のもとが残ってるしね。それを舐めとってよ。」
その言葉をうけ、彼女は幼い舌を再び駆使して、僕のモノを舐め始めた。
「んっ、んくっ、ふうっ・・・ひはいよう。」
「がんばるんだ、晴美ちゃん。」
程なく、僕のモノは元気を取り戻した。
「晴美ちゃん、じゃあ、いいんだね。」
「はい、なるほどさん。お願いします。」
「じゃあ、入れるよ。四つんばいになってお尻を上げて・・・。」
「はい。」
顔を赤らめ、そういった。
僕のモノが、彼女の秘部へと入っていこうとする。
しかし、年齢のせいもあるのだろうか。思った以上に彼女の秘裂は小さく、
全て入るかわからない状況だ。
とりあえず少しずつ入れていってみることにしよう。
8 :
晴美編5:02/10/19 21:27 ID:fzn+Lrkg
「あっ、い、痛いです。なるほどさん」
そういいながら、彼女の股間から、血が一筋したたっていた。
さすがに初めてなんだよなぁ・・・。
「ここで我慢しないと力を蓄えることは出来ないよ。」
「はっ、はい、うっ、我慢、しま、あっ、す。」
きっとすごく痛いんだろうな。必死に声を出すまいとして耐えているようだ。
ちょっとづつ奥へと進んでいく、5分ほどかかっただろうか、ようやっと根元まで
入ったようだ。
「はみちゃん。全部入ったよ。」
「あっ、あん。そう、あっ、なんっ、あふっ、ですか?」
「ああ、じゃあ動かすよ」
グチュッ、グチュッ・・・。
血と彼女の愛液が交わり、僕の一物へとまとわりついてくる。
真宵とのことを思い出すなあ。彼女も初めてだったっけ・・・。
「んっ、あっ、あぁっ。きもち、あん、いいです。」
「僕もだよ。はみちゃん。」
「いや、恥ずかしい。」
思った以上に締め付けが強く、今にも出てしまいそうだ。そこで、僕はいったん
引っこ抜くことにした。
9 :
晴美編7:02/10/19 21:30 ID:fzn+Lrkg
「あん、なんで抜いちゃうんですか?」
「だって今イヤっていっただろ?」
「でも・・・。お願いします。」
「何をお願いしたいの?」
「もう一度、お願いします。」
「もう一度?何を?」
とぼけてじらしてみることにしよう。
「なるほどさんのそれを私に入れてください。」
「どこ?はっきり言ってくれなきゃ分からないよ。」
「私の、お○んこに、なるほどさんのを入れてください。」
「よくできたね。はみちゃん。じゃあ僕は今度は寝転がってるから、自分で入れてご覧。」
そういって、僕は横になった。
「こんな大きいもの、私の中に入っていたんですね・・・」
顔を赤らめ、自分の頬に手をあてた。
「うん、入ってたんだよ。きっとまた入るでしょう。」
「じゃあ、がんばってみます。」
そういうと、彼女は僕の上にまたがり、ちょっとづつ入れていこうとしている。
それを見た僕は、一気に彼女を貫いた。
「ひぐぅぅ。」
流石に痛かったようで、彼女は悲鳴をあげ、涙声になっていた。
「なるほどさん、痛いですぅ」
「ごめんね。はみちゃん。じゃあ早速動いてみようか。」
そういうと、彼女はぎこちなく体を上下し始めた。
「あっ、あん、いたいけど、んっ、気持ちいい。」
「僕もだよ」
そういいながら、僕も腰を動かしていた・・・。やはり締め付けがきつく、最高だ。
そろそろ出てしまいそうだ。
「あっ、はみちゃん、出るよ。うけとめてね」
「あっ、んっ、はいっ、ああっ。」
彼女が絶頂を迎えるのと同時に、僕は彼女の中へ白濁液を吐き出していた。
10 :
名無しさん@ピンキー:02/10/20 01:29 ID:pgFNhe8b
逆転裁判のスレが立ってると思ったら
いきなり神が降臨してる…
ありがとう
>>1
自分の肩を抱いて身をよじる冥って萌えるよな!
つー訳であの女王様を屈服させる小説キボ〜ン
相手はやはりなるほど〜か?
ミツルギです
ナイフで刺された後の瀕死の被害者が拳銃を発砲し、
その後もみあいになり奪われた拳銃でトドメをさされた。
などということを本気で主張する冥たんが
なるほどくんの怒りを買い、肉棒を挿されすぎて逝きそうになったが最後の力を
振り絞ってなるほどくんをムチで打つ、しかしその後のもみあいことちちくりあいで
ムチを奪われトドメをさされる冥たん、ハァハァ
イトノコ刑事と冥タンきぼんぬ。
15 :
_:02/10/20 09:11 ID:k+j6RFuC
虎狼死屋に誘拐されてレイープされる真宵タンきぼーんぬ。
ナルホドと千尋さんが憑依した状態のマヨイタンか、ハミタンキボンヌ。
下半身だけ裸の裁判で有罪になって油汗を流してる冥たんきぼんぬ
とりあえずまだプレイ中だから妄想を膨らませつつネ申降臨期待
依存する霧緒たんにもうしんぼうたまりません
何も知らないミリカたんに性知識を実技指導
霧緒たんのご主人様になってやりたい放題
そんなシチュがホスィ
逆裁1モノはダメ?
いいだろ、当然
24 :
名無しさん@ピンキー:02/10/20 23:44 ID:j0aFXwjj
欲しい欲しい言う前に自分で書くのはどうでしょう
25 :
19:02/10/21 00:39 ID:HB8b6ljx
クリーア
ってことで
冥タン鞭で調教は基本スギ?
27 :
名無しさん@ピンキー:02/10/21 16:53 ID:AlFZZShS
冥タソ(;´Д`)…ハァハァ
春美
29 :
名無しさん@ピンキー:02/10/21 23:05 ID:zWKPvULu
すまんけど協力して。
なるほどとキリオたんの一人称と二人称を教えてほしい。
なるほど:一人称「ぼく」
ニ人称「キリオさん・華宮さん?」
キリオ:一人称「わたし・私・わたくし?」
二人称「成歩堂さん・なるほどさん・あなた・アナタ?」
どれが正しいのかな?
>>29 なるほど:一人称「ぼく」
二人称「霧緒さん」
キリオ:一人称「私」
二人称「成歩堂さん」でいいかと・・・いいはず
| |
| |Д゚) コソーリテイサツ・・・・
| |⊂)
| |∧|
~~~~~~~~~~~
33 :
名無しさん@ピンキー:02/10/22 01:02 ID:YVQNeSAV
逆転裁判の同人誌って存在するの・・・?
ふたつほど持ってたりするが…
( ・д・)いま角煮でひとつ拾ったデチ
IDボッキシテル━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━!!!
イく時に
「なるほどー!なるほどー!!」
とか言うんだろうか。
>>37 スマソ吹き出した…
せめて龍一きぼんぬ。
御剣と冥たんとかはどうよ。兄妹っぽくて萌え
39 :
37:02/10/22 22:46 ID:i/OChsbP
40 :
名無しさん@ピンキー:02/10/23 00:36 ID:6wpGoxSs
千尋さんが憑依した春美たんに挿入したままで
憑依が解けるとどうなるんだろう
41 :
名無しさん@ピンキー:02/10/23 00:40 ID:Ax1qw1dS
死ぬんじゃない?ハミたん
>>40 確実に裂けるね
だいたいハミタンは「うしろしか拡げてません」ってゲーム中で言ってたじゃん
>17
胴衣
ょぅι゛ょ満載とみせかけて実は巨乳ゲー、しかも和服チラリマンセー!
>33
探せばそこそこあるぞ
クリアしたら俺も出したい
来ないねえ…。
やはり逆転裁判は健全指向なのか。
待っててくれ!
今仕事が忙しすぎてまったく書けない状態だが、
いつか必ず1話うpしてみせる
……それまで消えないように保守ヨロ
1のお話でいいなら書いてみたいなあ(…1しかやってないし…)
でも中身は全然思い浮かばない(´・ω・`)
「大場さん……」
「ミッチャン……」
「きれいですよ。あなたの身体」
「恥ずかしいネ……」
続き誰かよろ。漏れには無理だ……
誰かと思ったら
オ バ チ ャ ン か よ
51 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 01:58 ID:tjHBV+j+
おまえら笑わせないでハァハァさせてください。
>45
異議あり!
冥たんの存在自体が不健全なSM(;´Д`)ハァハァです!
弁護側は冥たんの(;´Д`)ハァハァを要求します!
>52
異議なし!
4話→エンディングの流れで冥タン萌え熱急上昇!
いっそ御剣&冥たんによる法廷ダブル言葉攻め羞恥プレーイとかはどうよ?
オバチャンは若かりしころ女王様です。
「あぁ…あっ」
人気の無い法廷に机のきしむ音と、少女のか細い声が響き渡る。
少女、狩魔冥は自らの鞭によって両手を拘束され、男に思うがままに犯されていた。
「あ…なたっ 私にこんな…コトをして…ただで済むと思ってるの?」
というようなのが読みたい。漏れはこれ以上はムリだった。
相手は検事がいいが、冥たんのハァハァが見れるなら誰でも。。。
事務所はいつもの様に静まりかえっていた。ただ、先ほどの喧騒が名残惜しいかのように
酒瓶や菓子、乾物などの影が隣のビルからの光に照らされ、テーブルにうっすらと映っていた。
ソファで寝ていた僕はまだ痛む頭をおさえ、上半身を上げた。
…あれ?なんで自分はこんな所で…
そうだ、たしか…
「いやー、今日の弁護、実に素晴らしかったッスよ!!」
と、赤ら顔でイトノコ刑事は僕の肩をバンバンと叩いた。この台詞を聞くのはもう何回目だろうか。
御剣の無実と、時効寸前で事実の紐解かれたDL6号事件―この2つを僕は解決させたのだ。
無論、僕一人の力ではなく、みんなの助力の賜物でもあるのだが―そのみんなで僕らは
御剣のお祝いをしていた。当の本人は留置所に居て参加できなかったのだが。
イトノコ刑事のおごりで食事を済ませた僕たちは、事務所で2次会と相成った。
ナツミさんは矢張に肩を組んでクダを巻いていた。絡み酒だ。矢張も酒は進んでいたが、
目の坐ったナツミさんの勢いにはたじたじで、可笑しかった。
イトノコ刑事は泣いていた。どうやら酒が入ると泣き上戸になるらしい。そんなもんだから
「今日の弁護は素晴らしい」「これで御剣検事も…ううう」のひたすらループ。
こっちは相槌を打つほかなかった。
真宵ちゃんは…実はイトノコ刑事に隠れてこっそりお酒を飲んだのだが、一気に顔を真っ赤にして
倒れてしまった為、奥の部屋で休ませた。まさかビール1杯で酔いつぶれるとは…
そんなこんなで真夜中にお開きとなって、僕はソファに転んだまま、寝てしまっていたのだ。
…まさか、千尋さんの追っていた事件を、僕が解決させるなんて、思わなかったな…
暗い事務所の外では、時折前の通りを過ぎる乗用車の音のほか聞こえるものはなかった。
ふと思って、財布の中から1枚の写真を取り出した。
湖をバックに、緊張した顔の僕と笑顔の女性が写っている。僕が持っている千尋さんの、唯一の写真だ。
初めての逆転劇を迎えた後、千尋さんはひょうたん公園へ散歩しよう、と僕を誘った。
そのときに、偶然写真家の方が僕らを撮ってくれたのだ。
ただ、その写真が届いたのが千尋さんが亡くなった後ではあるのだが…
「なるほどくん…?」
写真から顔を上げると、真宵ちゃんが毛布を羽織って僕の前にいた。
「部屋暗いから、寝てると思った…なに見てるの?」
「い、いやなんでもないよ…それより、もう大丈夫なの?」
僕は写真を隠すようにしてズボンの後ろポケットにしまった。真宵ちゃんはまだ気になる様子だったが、
その後首を振って、体調は悪くないと告げ、僕の隣に腰をかけた。
「…お姉ちゃんの、写真でしょ」
相手に「異議あり!!」と言われたくらいの衝撃で、一気に心臓が跳ねあがった。
「…図星、みたいだね」
真宵ちゃんが少し残念そうな笑みを浮かべて、正面を向いて伸びをした。僕はまだドクンドクンと
せわしく胸が鳴るのを感じている。な、なんで分かったんだ!?
「なんとなく言ってみたんだけど、当たっちゃった」
こっちを向いて、意地悪く笑う。
「なるほどくんって…お姉ちゃんのこと…」
真宵ちゃんはほんの少し俯き加減になって、それでも、僕の目を見ながら。
「…好きだった?」
幾分落ち着きを取り戻した心臓と、壁にかかった時計の針の音とが重なる。隣のホテルの一室が
電気を落とし、僕たちのいる事務所の闇は濃くなった。
「…好きじゃなかったって言ったら、嘘になるかな」
僕は真宵ちゃんの目を見ることができなかった。何故だか後ろめたい気がして、
…真宵ちゃんを悲しませる気がして。
「御免ね、変なこと聞いちゃって」
真宵ちゃんが立ちあがると同時に、僕はその腕を握った。
「なるほどくん…」
「…今度は僕の番だ。…真宵ちゃんは、僕のことが好き?」
我ながら酷い質問だな、と思った。だけど、聞かずにはいられなかった。…僕はまだ酔っているのか。
それとも…
「…ずるいよ、なるほどくん…」
顔を赤らめて、真宵ちゃんはポツリと呟く。暗くてハッキリしないが、目が潤んでいる様にも見えた。
…そうだ、僕はなんてことを!
「ご、ゴメン!真宵ちゃん!」
とっさに手を離して、誤る。でも、僕は真宵ちゃんに顔を向けられなかった。真宵ちゃんは、俯いたまま
沈黙を守っていた。僕も、掛ける言葉もなく、ただ黙っていた。
隣のホテルの灯りがまた1つ、消えた。漆黒が、見えない刷毛で塗りつぶされてゆく。
「…好き」
ポツリと、一瞬で闇に溶け込む位の小さな声がした。僕は立ち上がって、真宵ちゃんの肩に手を添えた。
ぴくんと反応したが、真宵ちゃんは拒絶しなかった。
「…暑い…まだ、酔ってるみたい…」
「…僕もさ」
どさっと、2人ともソファに身を転がせた。窓から入る最後の灯りが、消えた。
唇を寄せる。始めはついばむ様にして、軽く重ねる。真宵ちゃんの顔がぽうっと朱に染まってゆくのが
暗闇のなかからでもハッキリ分かった。
「僕も…素直じゃなかったかもね」
真宵ちゃんは首を横に振る。「そんなの、今は関係ない」
お互い少し笑みを浮かべると、再び口付けをした。僕は少し激しくしようと、舌を絡ませた。
真宵ちゃんは一瞬たじろいたが、おずおずと自らも舌を出した。それが分かると僕は
少し吸いつくようにして、唾液を絡ませる。
「ん…はぁ…」
真宵ちゃんの口から漏れる溜息。顔立ちは少女のあどけなさを残しつつも、大人と変わりない、色めいた声。
アンバランスに揺れる彼女の女性という存在が、僕の中でいとおしく思えた。
「真宵ちゃん…!」
「あっ…!」
僕は彼女の帯を外しに掛かった。すっと布が滑る音がすると、着物はあっさりとはだけた。
お世辞にも豊かとはいえない胸が、僕の前に露わになった。
「や…恥ずかしいよ…」
「どうして?」
僕は指の腹で、彼女の乳房を触れるか触れないかの距離でそっと撫でる。
「あっ……そ、その、私……あまり、ムネ、おっきくないから…」
「異議あり。恥ずかしがる事じゃない…可愛いよ」
「…なるほどくん…ああっ!」
指を少しずつ中心へ近づけて行き、桃色の先端に軽く触れる。ぴくんと、真宵ちゃんの身体が跳ねる。
「あっ…くぅん…!」
更に、僕は乳首に舌を這わせた。真っ赤な顔で震えて、目尻に涙を浮かばせる真宵ちゃんの表情が、
僕の劣情を更に引き起こした。
舌で愛撫していた乳首を口に含み、赤子のように吸う。真宵ちゃんは困ったような恥ずかしいような顔で、
目を細め頬を赤らめながら「んっ…んっ」と小さく喘いでいる。口を離すと一本の糸が紡がれ、乳首は
唾液で淡く輝いていた。
「じゃあ…」
僕は真宵ちゃんの下半身へと手を伸ばした。くちゅ、と、なにかの水音。
間違いなかった。真宵ちゃん、濡れてる。赤い真宵ちゃんの顔が、より一層赤くなる。
「ち、ちがうの!わ、わたし…その…こんな…」
慌てて何かを弁明しようとする真宵ちゃんに、僕はそっと呟いた。
「恥ずかしい事じゃない。むしろ、嬉しい」
「ぁ…」
真宵ちゃんに覆い被さるようになって首筋にキスをする。そのとき、真宵ちゃんが小さく耳打ちした。
「…」
「!…真宵ちゃん…」
「…なるほどさんになら…」
僕は既に濡れているショーツに再び手を伸ばす。生地をずらし、そっとその中へ指を侵入させる。
あくまでも優しく、ゆっくり…
「ふぁ…はぁ……ん!」
「ゴメン、痛かった?」
慌てて指を止めるが、真宵ちゃんは瞬時に首を振って否定した。
「違うの…止めないで……」
…スイマセン、続きは今夜中にでも…
その前に逆裁2買ってやらなきゃ(´Д`;)
>>62 ハァハァ
(・∀・)イイ!
続き楽しみにしてまつ
(;´Д`)ハァハァ
マヨイたん萌えの漏れにはたまらん!
コンチクショウメ!
>「異議あり。恥ずかしがる事じゃない…可愛いよ」
言いそうだなぁ。エッチ中に「異義あり」
職人さんマンセー
神の降臨はまだか!?
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
神は2に夢中に1ゴージャス
4話目のバッドエンド(キリオタンが有罪になるヤツ)後に
法廷中の人間に輪姦されるキリオタンキボンヌ
告発されたときの
「イヤアアアアアアアアアアアアァァァァァッ!」
萌えた、スゴク(;´Д`)ハァハァ
今、書いてるんだけど、描写に困った。
キリオタンのあの服って、背中開いてるんだっけ?
背中剥き出しでよかったよね?
誰かおせーて。
背中あいてると思った
72 :
つづき:02/10/25 00:55 ID:kjg7pdd6
懇願する様にねだる表情が、それがでまかせでない事を示していた。僕は更に指を進めた。
小さな蕾の先端をそっと撫でて、摘み、トントンとノックしたり…愛撫を続ける度、真宵ちゃんは
可愛い声を紡ぎ出す。どんどんと愛液が溢れ出し、僕の手全体がぐっしょりと濡れてきた。
…そろそろ頃合いか…
ベルトを外し、自分自信を開放する。ひどく熱を持ったそれは脈打ちながら怒張していた。
それを見た真宵ちゃんが、目を丸くしていた。
「…お、おっき…」
「これが真宵ちゃんの中に入るんだよ…本当に、いいの?」
真宵ちゃんは少し躊躇した後生唾を飲み込んで、首を縦に振った。真宵ちゃんの方も
あれだけ濡れているし、受け容れるには十分だろう。残りは、本人の意志だけだったのだ。
僕はソファに仰向けになって、その上に真宵ちゃんに立膝を突いてもらった。
そしてそのままそっと、性器同士の先端が触れる。「ん…」と真宵ちゃんの声。
手を彼女の腰に回して、少しずつ降ろす様に導いてゆく。ず、ずっ、と性器がめり込んで行く度、
真宵ちゃんは今まで以上に喘ぎ声を上げる。
「あぁっ……!くぅ…!!ぁ、ふぁ……!!」
涙をぽろぽろとこぼし、僕の胸に手をつく。足はガクガクと震えて、息も荒い。やがて、
僕は彼女を完全に貫いた。
「…全部入ったよ、真宵ちゃん…気持ちいい…」
「な、なるほどくん…なるほどくぅん」
繋がったまま、真宵ちゃんは僕の身体に抱きついた。僕のほうも今はまだ動かず、じっとそのまま
真宵ちゃんが落ちつくのを待った。
「…ふしぎな感じ…頭がボーっとして…身体が熱いの…」
僕は彼女が落ちついたと見て、少しずつ揺さぶってみた。案の定、痛みはさほどよりはましな様だった。
「なるほどくん…あ、熱いよっ…!」
「真宵ちゃん…真宵ちゃん…!!」
73 :
つづき:02/10/25 00:57 ID:kjg7pdd6
僕は無意識のうちに腰の動きを早めていった。もう、理性で繋ぎとめるには限界だった。
むさぼる様に、彼女の奥へ奥へと性器を突きたてる。
「真宵ちゃんの中、きゅうきゅうって締め付けてきて…すごくいいよ」
「いや…そんな事、いっちゃやぁ…」
僕は上半身を起こし、真宵ちゃんと抱き合いながら腰を揺さぶる。ぐちゅぐちゅと、弁護士の事務所には
似つかわしくない淫靡な音が当たりに響き渡った。その他には僕等の声以外、なにも聞こえなかった。
「なるほどくん…キスして…」
僕は無言で返事をした。先ほどとは比べ物にならないほど激しいキス。真宵ちゃんも積極的に舌を
咥えこみ、お互いの唾液が宙を舞っていた。
「真宵ちゃん…僕、もう…!」
さらに激しく性器を突きいれはじめると、真宵ちゃんの口からもより高音の声が響き始めた。
「な、なるほどくんっ!!…!わ、私…おか、おかしく…なっちゃうよぉっ!!」
「真宵ちゃん…!イくよ、中に、出すよッッ!!」
「来るの、何か来ちゃうの!!や、やああああぁっっ!!!!」
今まで出したことないほど、ドッと精が吐き出された。びゅくんびゅくんと、真宵ちゃんの膣に
白い液は止めど無く注がれていった。
「あ、あ、あ…あぅ……」
ふっと、そのまま僕と真宵ちゃんは上半身をソファに倒した。真宵ちゃんのほうはそのまま
失神してしまったようだった。僕も少しの余韻を味わった後、真宵ちゃんから離れる。
結合部から、白と朱の混ざった液体がドロリと溢れた…
ここはマターリしていていいなあ・゚・(つД`;)・゚・
801板から逃げてきた漏れも仲間にまぜとくれ
75 :
おまけ:02/10/25 01:01 ID:kjg7pdd6
「3ヵ月です。おめでとうございます」
「…なるほどくん、3ヶ月だって!…で、何が3ヶ月なの?」
「い、異議あり!!…本当ですか?」
とある産婦人科。頷く先生。なにも分かっていない様子の真宵ちゃん。呆然の僕。
2人に幸多い事を…願いたいものである。(おしまい)
…以上です。一部「なるほどくん」が「なるほどさん」になったりして失笑をかったかも知れませんが
楽しんでいただけたら幸いです。
ちなみに今日2買おうと思ったらお金が足りませんでした。ぎゃふん。
>>74 何があったか知らぬが、ゆっくりして行きなされ
>>75 サンクスコ!
堪能させていただきますた
以前、霧緒の面会に行った時、成歩堂は『退所したらぼくの事務所でパーティーをしましょう』と霧緒に言った。
今日はその約束の日だ。
刑務所に現れた成歩堂は、中から出てきた霧緒と一通りの挨拶を交わし、そして事務所へと案内した。
成歩堂法律事務所が入居している薄汚い雑居ビルの階段を、二人は足音を高く響かせながら上る。
その途中で霧緒は成歩堂に話しかけた。
「本当に私の退所を祝っていただけるなんて……、私うれしいです」
「喜んで貰えると、ぼくも嬉しいですよ」
「今日、お世話になった皆さんに会うの、私ずっと楽しみにしてました」
「…………」
やがて二人は事務所の前に辿りついた。
「ここがぼくの事務所です。どうぞ、入ってください」
成歩堂はドアを開き、霧緒を先に通した。
「では……。お邪魔いたします」
薄暗い室内へ霧緒は足を踏み入れた。内部の様子がよく見えないので、ドアから数歩の所で霧緒は立ち止まった。
続いて入室した成歩堂は後手にドアを閉め、霧緒の背後で、パチンと音を立てて照明のスイッチを入れた。
急な光の刺激に、霧緒は一瞬目をくらませる。
ゆっくりと瞼を開けた霧緒の視界に飛びこんできたのは、重厚な机とシックなソファ、そして濃い緑の色を発する観葉植物……という風景だった。
人気のないがらんとした室内で、壁に貼られたポスターだけが浮いた存在感を醸し出していた。
「みなさん、今いらっしゃらないんですね……」
「そうみたいですね」
予想していたものと違う風景に、霧緒は少しだけ戸惑った。
「コーヒーでも入れますよ。適当に座っててください」
そう言って成歩堂はパーテーションの裏へ移動した。
2人分のコーヒーを手に持って成歩堂が戻ると、霧緒は背を向けて壁の前に立っていた。後ろから霧緒に声をかける。
「霧緒さん、入りましたよ」
「あ、ありがとうございます」
霧緒は答えたがそのまま動かない。成歩堂はソファの前にあるテーブルにコーヒーを置いてから霧緒の背後に立ち、彼女の視線の先に目を向けた。
霧緒は壁に貼られているポスターを見つめていた。そこに描かれているものに何か感慨があるのだろう。
霧緒は背後の成歩堂の気配に気付き、ポスターに視線を向けたまま成歩堂に話しかけた。
「あの時のこと、いろいろ思い出してたんです」
「そうですか。……そういえば、今日の服。あの時と同じですよね?」
「え? あぁ、そういえば……。よく覚えてますね」
「当然ですよ。その服、よく覚えてます。ずっと気になってたんですよ。後ろが大きく開いていて。
……霧緒さんのこの背中、とても綺麗で……。そして……そう。とても魅惑的だ」
最後の言葉が急に耳元で響いて、そしてその内容に驚いて、霧緒は思わず振り向いた。
しかし振り向き終わるよりもその前に、霧緒の身体は、成歩堂によって思いきりソファへと押し沈められていた。
「な! 成歩堂さん、何するんですか!?」
「何って、わかりませんか?」
「やめてください! みんなが来ます!」
「……みんなって、何のことですか?」
「…………!」
「ぼく、そんなこと言いましたっけ?」
「だって、今日はパーティだって!」
「そうですよ。だから始まるんですよ。……二人だけのパーティがね」
全身で霧緒の身体を押さえつけながら、成歩堂は霧緒の剥き出しの背中に手を這わせた。
もう片方の手で服の上から、膨らんだ霧緒の胸に手の平を乗せる。
小さな身体のわりにボリュームのある乳房を、包み込むようにしながら掴んだ。
「あぁっ!」
胸の間に顔を埋めこむ。顔で胸の感触を味わいながら、霧緒から放たれる芳香を嗅ぐように成歩堂は荒く呼吸をした。
「いやっ。いやぁぁぁっ! やめてっ」
抵抗する霧緒に構わず、成歩堂は足で霧緒の膝を割る。太腿を霧緒の股間に荒く擦りつけた。
「はぁ……んっ。いや……っ」
霧緒は苦しそうな声を上げる。
(嫌というわりには、結構反応するな……)
ふと浮かんだ疑問を、成歩堂は霧緒にぶつけてみることにした。
「霧緒さん……。あなたは本当に嫌なんですか?」
「……嫌…に。こんなの嫌に決まってるでしょう!」
その瞬間。
「!!」
空間を引き裂くような鋭い音を立てて、鎖が現れた。
激しい音を立てながら、何本もの鎖が霧緒の身体を絡めとる。
そしてその鎖には、複数の南京鍵が固く結びついていた。
(……サイコロック!!)
それが意味する所を考えると、成歩堂の口元に愉悦の笑みが浮かんだ。
これは……。
(──これは、一つずつ解除していくしかないな……)
とりあえず、書きあがった導入部分だけうpってみますた。
……もう寝なければー!!
つづきは、また今度。
なんでサイコロックなんだ(w
逆裁話は、微妙にギャグになってるのが面白いな(w
原作とエロの融合イイ!
(;´Д`)ハァハァ何個付いてるんだろう・・・
キリオたんを肉体的に依存させる……(;´Д`)ハァハァ
キリオタンハァハァさん降臨まだかなぁ
冥がイトノコ刑事の名前呼ぶときって、
「イトノコギリ刑事」だっけ?「イトノコ刑事」だっけ?
キリオタンハァハァさんではないですが
キリオタンにハァハァしているものです(紛らわしいな)
冥に依存するキリオタンの
ズーレーSSを書き途中なのですが
出来上がったらうpしてよろしいでしょうか
かなり時間かかるかもですけど
ズレー!!
相手はヤパーリメイタソですか?(´Д`;)
冥xキリオタン
イイにきまってるよう
御剣に拒絶されて失意の冥タンをなるほどくんが陵辱とか、誰かおねがい
イトノコと…マコタン
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< 冥タンは僕専用だからオナニーは他の娘でしてね
_φ___⊂)__ \_______________
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
|愛媛みかん|/
>87
ヒゲとか言ってたよ
両腕を霧緒の背中に回し、首の後ろと腰にある止め金を外す。
霧緒の服は裏地の中に胸あてが入っているものだったらしく、成歩堂が上衣を剥ぎ取ると、美しい形を描いた胸が露になった。
ぴんと張り詰めたその胸に手を伸ばす。ゆっくりと乳房を掴むと、成歩堂の指は柔らかな肉の間に沈んだ。
霧緒のふわふわとした弾力を弄びながら、胸の先をつまんで擦り上げる。
「ん…、んっ」
成歩堂の指の間で、それはどんどんと固さを増していった。
捻るように霧緒の先端を刺激しながら、もう片方の手でつんと立ち上がった乳首に指の腹を当て、成歩堂は下に向けて爪弾いた。
「あぁ……っ!」
反動を受けて霧緒の胸はリズム良く弾む。白い乳房が成歩堂の目の前で揺れていた。
その胸に成歩堂はむしゃぶりついた。柔らかい肉をほおばって、舌で先端を刺激し、歯で甘噛みする。唾液をたっぷりと塗りつけて舐めまわしながら、強くその胸に吸いついた。
ちゅくちゅくと淫らな音が響いていた。
「あ…っ、いやっ。……ふ、あぁんっ」
身をよじらせながら、霧緒は声を上げる。
「あれ? 霧緒さん、もしかして感じてませんか?」
「そんなこと! ……私、感じてません!」
気丈な声で、霧緒は否定する。
「ふぅん。……ところで霧緒さん。刑務所って女性ばっかりだったんですよね。男が欲しくなる時はなかったんですか?」
「な……っ!」
「その時はどうするんですか? やっぱり自分で?」
「答える義務はありません!」
声を荒げる霧緒に対して、成歩堂は不敵な笑いを返した。
「答えてもらいますよ、霧緒さん。あなたは男が欲しいんだ。違いますか?」
「違います! 私さっきから嫌だって言ってるじゃないですか」
「本当に嫌なら、抵抗すればいいでしょう?」
「してます!」
「フン! あんなの抵抗のうちに入りませんよ! そう、あなたはこうされることを喜んでいるはずだ!」
「な、何を根拠にそんなことを……」
「根拠……? そうですね、証拠ならありますよ」
成歩堂は霧緒に覆いかぶさった。暴れる霧緒の身体を押さえつけ、下着ごとジーンズを引き下げる。
霧緒の脚を無理矢理開かせ、そして霧緒の股間に手を入れた。
「これが証拠ですよ」
「いやぁぁっ!」
霧緒の秘部からは愛液が溢れだしていた。成歩堂が割れ目に沿って指を動かすとそこは淫靡な水音を立てる。
「触りもしていないのに、こんなに濡らしているなんて……。いやらしい人だ」
「やめて!」
両腕で顔を隠して、霧緒はうずくまった。成歩堂は構わずに霧緒の秘部を擦り上げる。
クリトニスを刺激しながら割れ目を指で上下させると、次々と液が溢れ出てくる。にちゃにちゃにちゃにちゃと、霧緒から出た音が事務所の中に響いていた。
「あぁぁーーっ! いや……いやっっ」
霧緒は左右に頭を振るが、成歩堂は容赦しなかった。
「霧緒さん、答えてください! あなたは男が欲しいんだ。……そうですね!」
「あ、あ、あ、あ、あ、あ……、イヤアアァァァァァァッーーーーー!」
──錠前の壊れる音が。
霧緒の叫びと共に激しく鳴り響いた。
(やったぞ! まずは一つ!)
「あ、や……。私、わたし……」
霧緒は怯えたように自らの身体を抱えこむ。欲求と自制心の狭間で霧緒は揺り動いていた。
成歩堂は指を折り曲げ、霧緒の中に挿入した。ゆっくりと膣内を擦りつける。
「あぁ…、は……っ」
「どうですか、霧緒さん。気持ちいいんじゃないんですか?」
「ちがうわ。そんなこと、ない……」
「……ウソはいけませんよ」
「んはぁっ!」
成歩堂は激しく指を動かした。しかしすぐにまたゆっくりとしたリズムに戻す。
「や……、お願い、もっと……」
「もっと、何ですか?」
「…………うぅっ……」
唇をかみ締めて、霧緒は顔を背ける。成歩堂はそこでもう一度笑った。
「こうして欲しいんですね?」
角度を変えて、霧緒に指を突き立てる。小刻みに指を動かすと、じゅぷじゅぷとそこは音を出した。
「はぁぁんっ。あっ、あっ!」
霧緒の嬌声と共に、また一つ、高い金属音を立てて鍵が壊れた。
そのまま成歩堂は霧緒の秘部を刺激し続ける。霧緒の声に合わせて攻め方を変える。
成歩堂が霧緒に声を掛ける度に、彼女の心の鍵は一つ、また一つと崩れ落ちていった。
(残す錠前はあと一つだ!)
動かし続けていた指を止めて、成歩堂ほどは霧緒から指を引き抜いた。
「あぁっ!」
思わず霧緒は避難めいた声をあげた。
成歩堂はジッパーを下ろし、上体を起こした霧緒の前に、苦しいほどに張り詰めた昂ぶりをつきつけた。
「霧緒さん、次こそ答えてもらいますよ。あなたはコレが欲しい。そうですね」
「…………」
しばらくの沈黙の後、霧緒は消え入りそうな程小さな声でそっとつぶやいた。
「……はい……」
最後の鍵が砕け散った。
成歩堂だけに見える鎖が霧緒の身体を解き放つ。
霧緒の心は、開放されたのだ。
(よし! 解除成功だ!!)
前戯へ…もとい、解除編終了です。
くそー、夜が明けちったよ! もう寝る!!
つづきは、また今度
100get
102 :
名無しさん@ピンキー:02/10/26 11:52 ID:SDNUIrAD
冥タンのヒモになりたいage
SS書いたんだけど、割り込んでいいかな?
いいんじゃなかろーか。
もしかして冥タンなら、嬉しいが……。
割りコミクル―――――(・∀・)――――――!?
「狩魔検事、お話があるッス!」
夜。その部屋には一人だけ、狩魔冥しかいなかった。
「なに?」
冥は作業を続けたまま、部屋に入ってくるなり大声で叫んだ男──糸鋸圭介に聞き返した。
「こ、今月の給料は何スかっ!これじゃ本当にソーメンしか食えないッス!どうして自分が──ぐわっ!」
言葉はどこからか伸びてきたムチによって遮られた。
「どうしてそんな話を私にするの?」
「うう……」
いつのまにかムチを装備している冥に睨まれて萎縮しながらも、糸鋸はヒリヒリと痛む顔をさすりながら説明を始めた。
「今回の自分の給料査定が狩魔検事の一存で決まったって聞いたッスから……どうにか元に戻してもらおうと直訴に来たッス……」
「ふぅ……馬鹿が馬鹿にふさわしい査定を受けただけなのに不平を言うなんて、馬鹿の馬鹿馬鹿しさには呆れかえるわね」
「そ、そんな……ひどいッス!あんまりッス!横暴ッス!」
必死で糾弾する糸鋸に、冥は冷たい視線を投げかけてさらに致命的な言葉を突きつけた。
「その様子じゃあ来月の査定ではさらに素晴らしいミラクルが起こりそうね」
「ぐああああああああああああああっ!!」
「帰りなさい、糸鋸刑事」
崩れ落ちる糸鋸を横目に、冥は明日の法廷の準備を再開した。
「……こうなったら……アレしかないッス……」
つぶやく糸鋸の決意の眼差しに彼女は気づかなかった。
立ち上がった糸鋸はゆっくりと冥のデスクに歩いていった。
冥が顔を上げて言う。
「帰りなさいと言ったはずよ」
「最後の手段ッス……」
「最後の手段?」
冥は訝しげに聞き返した。糸鋸はすでにデスクを回り込んで彼女のすぐ横にいる。
「こうするッス!」
「!」
糸鋸は冥がムチを手にするよりも先に彼女の両手を掴みあげた。キャスター付きの椅子を蹴り飛ばし、空いた床に押し倒す。
「いたっ…」
尻餅をついて痛がる冥を無視して糸鋸は手錠を取り出すと、素早くデスクの脚を間に入れて彼女の両手に手錠をかけた。
バンザイの形で冥の両腕は固定され、両足もその上に腰をおろされて動かせない。
「な、なにを……!」
「最後の手段ッス!」
糸鋸が取り出したカメラを見て、冥に決定的な動揺が表れる。
「ふ、ふざけないで!こんなこと……!」
糸鋸は冥の言葉を無視して彼女の胸元のリボンを解き始めた。
「やめなさい!」
冥がいくら腕を動かそうとしてもほんの少しデスクをずらす程度のことしか出来ず、彼女の力では両足にかかった糸鋸の体重をはねのけることも出来なかった。
「この場面を写真に撮って、アップ査定と交換するッス!取引ッス!」
糸鋸は冥のベストのような奇妙な上着とシャツ(?)のボタンを外しにかかる。
「やめないとタダじゃすまないわよ」
顔には焦りの色が浮かんでいるものの、彼女の口からはまだ高飛車なセリフが飛び出してきた。
「さすが狩魔検事。強情ッスね。……ええい、めんどいッス!」
「きゃああっ!」
よくわからない構造になっているシャツを剥くのに手間取っていた糸鋸は、業を煮やして力任せに引っぱった。生地が伸び、ボタンが飛び散る。
そのままシャツのボタンを全部外す(引きちぎる)と、冥の胸元からおなかにかけての白い肌と少々小振りな乳房を隠す黒い下着が露わになった。
都合良く前側にあったホックを外し、ブラジャーをはがして桜色の突起をも晒す。
彼女の強気さとは裏腹に頼りない華奢な身体だ。
「胸、小さいッスね」
「うるさいっ!」
「い、いや、でも形はきれいッス!」
「そんなフォローはいらないっ!」
糸鋸の素直な感想に半ばムキになって言い返してきたものの、抵抗は諦めたのか、あとは睨み付けるだけで何も言わなかった。
糸鋸はカメラで冥のあられもない姿を撮りはじめた。
「くっ……」
冥は腕で顔を隠そうと試みたが、繋がれた腕ではしようがない。結局顔を背けて目をつむる事しか出来なかった。
「許さない…ムチの…フルコース…覚悟しなさい」
屈辱に歪んだ顔で、しかしはっきりと冥は言い放った。
「ムチ……ちょうどいい機会ッスね。”その”仕返しもやるッス」
写真さえ撮れればそれ以上の事をするつもりはなかった糸鋸だが、両手を束縛された半裸の冥の身体を撮っているうちに、ムラムラとこみ上がってくる欲望を抑えることが出来なくなっていた。
「えっ?……ちょっと……」
立ち上がり、デスクの上に置いてあったムチを手にした糸鋸を、冥は引きつった表情で見上げた。
ビシッ!
「うっ!」
ムチの一撃が冥の柔らかな胸を襲った。白い肌に一直線の痕があかく浮かび上がる。
ビシッ!
「あっ!」
ビシッ!
「痛い!」
次々にムチで打たれて冥は痛みに涙をにじませた。
糸鋸が立ったため両足は自由になったものの、両手が固定されていては多少身をよじるのが精一杯で無防備な部分を守ることなど出来るはずもない。打たれるたびにあざでき、体中で汗が吹き出した。
「うう……」
散々打たれて、冥の身体はあざだらけになっていた。
息も絶え絶えに、じっと糸鋸に涙の浮かんだ目を向けている。
さすがに意気消沈したか、と糸鋸が思った頃、
「……100倍にして、返すから……覚えてなさい……」
「検事の根性、本当にすごいッスね……」
糸鋸は半ば呆れまじりに感嘆したが、実は彼女の身体をムチで打つという行為に少なからず興奮していた。
「……このままじゃあ収まらないッス」
「な、なにが……?」
「ナニがッス!」
「ちょ、ちょ、ちょっと、待って……!」
糸鋸はしっとりと汗で濡れている冥の乳房に顔を埋めた。
彼女の匂いに糸鋸の理性が削られる。
胸元についたムチの痕のひとつに舌を這わせると、冥がピクリと反応した。
「や、やめて」
柔らかな乳房を吸い、乳首をチロチロと転がすたびに冥の身体は震えた。彼女の胸が唾液にまみれていく。
冥はときおり抗議の声を上げていたが、糸鋸はすべて無視した。
はだけた服に手を入れて、冥の背中を触れるかどうかの微妙なタッチで撫でると、
「んっ……」
のけぞって、くぐもった声が漏れた。
(思ったより敏感ッスね……元々感じやすいのか、それとも今までの行為で高ぶってたのか…まぁ、どっちでもいいッスけどね)
糸鋸は冥の身体に舌を這わせたまま上目遣いに彼女の顔を観察してみた。
冥の顔は汗ばみ、朱に染まっている。さっき涙ぐんでいたため、瞳が濡れている。心なしか息も荒くなっているようだ。
「タダじゃ…すまさないわよ……」
彼女の口からは未だに強気な言葉が出てくるが、糸鋸には誘うような表情にしか見えなかった。
「さっきちょっと感じてなかったッスか?」
「な、なにを馬鹿な……」
「それならそれでいいッスけどね」
糸鋸は冥のズボンのベルトを外した。
「腰を上げてもらえるッスか?」
「……」
無理矢理下ろすしかないか……と糸鋸が考え始めた頃、冥がおずおすと腰を浮かせたので彼はズボンを下着ごと一気に引き下ろした。
「やっ……!」
下着も一緒に脱がされるとは思ってなかったのか、声を上げた冥の下半身に糸鋸は手を伸ばした。
しばらく毛の感触を楽しんだあと、柔らかい部分に指を這わせる。
「狩魔検事、ここ、濡れてるッスよ」
「そ、そんなはずは……」
「これが証拠ッス」
冥の割れ目に少しつき入れた糸鋸の指先には、透明な粘液がからみついていた。
「うっ……」
その指を見せられた冥が呻く。
反論できない冥に気を良くした糸鋸は彼女の性器に手を戻し、今度は奥まで指を差し込んで膣がうねり、からみついてくるのを味わう。
割れ目の上の突起を愛液で濡らした指で撫でると冥の下半身が揺れて、彼女の口から声が漏れた。
「あっ……」
割れ目を撫で、熱い内部をかき混ぜ、敏感な突起を転がすと粘液と甘い声が溢れ出てくる。
「ああっ……はぁっ……」
冥の下半身は彼女の意志とは無関係に、糸鋸の指に反応して揺れている。
その悩ましげな腰の動きに、糸鋸の興奮が高まる。
糸鋸は思わずズボンとトランクスを脱いでいきり立った男芯を解放した。
男芯を割れ目に近づけようとして床に膝をついたときに、上気した冥が荒く息をつきながら糸鋸の顔と性器を交互に見ていることに気がついた。
まだ何か言うのかと糸鋸がしばらく様子を見ていると、彼女の薄い唇から意外な言葉が紡ぎ出された。
「はやく……」
かすれた声での懇願を受け、糸鋸は冥に覆い被さった。
「ああっ……」
一気に突き入れると冥は声を上げ、糸鋸の男芯をきゅっと締め付けた。
「うっ……」
男芯から全身に伝わる快感に、思わず声を出す。。
性器同士が擦れ会う感触を味わいながら糸鋸はゆっくりと腰を動かし始めた。
「…あっ……あんっ……ああっ……」
糸鋸の先端が冥の奥に達するたびに粘液が分泌され、声が上がる。
汗ばんだ身体をいいいように揺すられ、朱に染まった顔で半開きの唇からあられもない声を漏らすその姿は、普段の凛々しい狩魔冥検事からは想像もできないほど淫らだ。
糸鋸は彼女の乳房を愛撫しながら囁いた。
「狩魔検事、すごく、いいッス……」
「馬…鹿……」
糸鋸は冥の背中から頭に両手をまわして身体にのしかかると、虚ろな眼差しで見つめる彼女の唇を塞いだ。くたびれたYシャツの下で冥の細い身体が潰れる。
糸鋸が冥の舌を探ると彼女も応じてきた。腰の動きを続けたまま、舌を絡め合い、口の中を探り合った。
「うっ……ぐっ……」
息苦しいのか、唇と唇の隙間からくぐもった声が漏れたので糸鋸は冥の口を解放した。
冥はぐったりと首をのけぞらせて大きく喘いだ。
「はぁ…ああぁ……」
結合部の愛液はますます増えていた。
二人の息づかいと衣擦れの音に混じって、クチャクチャという音がかすかに響いている。
「こんなの……いや……」
その音に気づいたのか、冥は目を閉じて顔を背けた。その反応に糸鋸の嗜虐心が刺激される。
「この音…狩魔検事のものッスよ……」
「ち…がう……」
「違わないッス……」
「いや……」
冥がかすれ声で否定するたび、彼女の膣は吸い付き、うねった。
(もう…ヤバいッス……)
男芯が吸い込まれそうになる錯覚を覚えて、糸鋸は冥の身体を強く掴んだ。
「…ああっ…あん…はぁ…あんっ……」
冥の身体は火が着いているかのように熱かった。腰の動きに合わせてその身体が前後し、熱っぽい声が響く。
出し入れが早まるにつれて粘液がかき混ぜられる音と下半身同士がぶつかる音が大きくなった。
腰に感じていた心地よい痺れは全身にまで広がっている。限界が近い。
「ああっ!」
冥が高い声を出して全身をのけぞらせた。
「…あっ!…だ…め……ああっ……」
糸鋸の男芯がきゅっきゅっと締め付けられて猛烈な射精感に襲われた。
「あっ、で、出るッス……!」
糸鋸の男芯が何度も跳ね、精液が放たれて膣内に広がっていく。
冥の膣は最後の一滴までも吸い取るかのように締め付け、うごめいた。
糸鋸は射精が終わると、きつく目を閉じて荒い呼吸を続けている冥に体重を預けた。
「ちょっとやりすぎたッス。すまないッス」
体中のムチの痕をさすっている冥に糸鋸は謝った。解放はされたものの、まだ服を着る元気もないらしい。
「と、とにかく査定のほうをよろしくお願いするッス。そしたらこのカメラもきちんと渡すッスから──」
そう言って糸鋸が足下にあった冥のズボンを拾おうと屈んで、彼女から目を離した瞬間、
「この馬鹿刑事っ!」
「ぐぎゃっ!」
ムチで頭を一閃された。
「この馬鹿っ!馬鹿っ!馬鹿っ!馬鹿っ!馬鹿っ!馬鹿っ!馬鹿っ!馬鹿っ!馬鹿っ!」
「あがががががががががががっ!!」
一瞬の隙をついてムチを手にした冥は、怒り狂った形相で糸鋸が失神するまでムチを振るった。
糸鋸の目が覚めたときには冥はいなくなっており、取引に使うはずだったカメラも消えていた。
彼の薄給生活は当分続きそうである。
〜おわり〜
割り込みスマソ
すごいッス!カンドーッス!
いいもん見せていただきました(´Д`;)
冥タン(;´Д`)ハァハァ
小さい胸の冥タン (・∀・)イイ!
神キター!
よくわからない構造のシャツにワロタ
逆裁職人はうまいヤシ多いな
冥たん18歳なのにバージンじゃない。。。
今日も冥×御剣がない・・・
ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン
正直、自分ははみタン8歳より、8歳の冥タンを妄想する方が萌える。
15歳みっちゃん×8歳冥タンとか妄想して、イッてくる・・・。
>>121 異議なし!
(*´д`*)
15歳みっちゃん×8歳冥タン
25歳みっちゃん×18歳冥タン
の両バージョンを比較してさらなるハァハァしたい
最後の最後で御剣に逆転された観があるが、正直3章まではかなりのところ
成歩堂×冥だと思うのだがどうだろう。
逆転裁判だから逆転…
成歩堂×冥が見たいと思うのは俺だけだろうか…
>126裁判長!漏れも見たいです!
8才冥タンいいなあ。豪も出してくれろ。
128 :
名無しさん@ピンキー:02/10/27 13:05 ID:UYyJ4Pyj
くそう…期待してみたのにフォモかよ…
131 :
128:02/10/27 16:29 ID:UYyJ4Pyj
楽しんでいただけたでしょうか?(w
>>128 耐性が無いので正直吹いた
ある種確かに面白かったが…笑った、という意味でだけどw
レズはないのかレズは?
冥たんが証言取っているときには当然尋問が行われているだろうから、
冥xのどかとかキボンヌ
キリオもよい。冥に依存するキリオタン…。
ところで自分は冥の字を出すときに冥土といれて出してます。
どうでもいいっスね(w
今夜は神は降臨しないのか!
もしかして、みっちゃんと冥タンってもう済み?
早っ
みっちゃんとメイタン書きにくいよ。。。
復讐陵辱ネタとか考えたけど、
みっちゃん裁判中以外は押し弱いから、
狩魔娘に復讐!とかは言い出さなさそうだし。
生意気で大人ぶった8歳冥タンに、大人の手ほどきをしてあげる
まだ青い15歳みっちゃんはダメですか?
性犯罪の判例の、オベンキョとか・・・。
いや、15歳の時点で御剣はまだ狩魔(父)の存在すら知らなかったと思われ・・・
就職してからだろ、あの親子とつながりが出来たのは。と無粋なツッコミを
いれてみるテスト。
同じ学校の先輩後輩だった可能性は考慮されませんか・・・。
冥タンはかなりスキップしてるみたいだし。
143 :
名無しさん@ピンキー:02/10/28 09:18 ID:T1u46h/B
冥タンはアメリカ生まれのアメリカ育ち。これは〉142の設定とあきらかにムジュンしています!
>>143 ふ・・・。その展開は予想の範囲内だ。
では、みっちゃんの短期留学だったという設定はどうだ!?
て、つまらんことやってないで、学校いこ。
就職してからとなると20歳で知り合う訳だが、
その歳でメイと呼び捨てするのはいかがなものか
ああでもアメリカなら名前呼び捨てが普通かもね
合わせたのかも
146 :
おさらい:02/10/28 16:45 ID:rTmHuH4e
まとめ屋さん乙
やっぱ主人公がタチが主流だねえ
ナルホドと千尋タンきぼんぬ。逆転裁判1の二話以前の設定で。
>>145 大志を抱いた青年とその師匠の娘。
王道ですな!
くれくれクソじゃ悪いんで、自分で書いてみようかと思ったが
エロは難しすぎであぼーん。。。
職人さんは神だな
御剣×冥(SM)ってOKでしょうか?
153 :
151:02/10/29 02:40 ID:f/L+4/lr
あまりエロくないですが。
「こ…こんな事をしておいて…ただじゃすまないわよ…ッ」
薄暗い部屋の中、気の強そうな少女の声が響く。
声の主――狩魔 冥は目の前の青年をきつく睨み付けた。
少女の姿はある意味異常なものであった。まず第一にしっかりと着込まれた上半身に対し
下半身は薄布ひとつ身につけていない丸裸状態。そして第二に両手首の戒めと足枷。それ
ぞれ右手首と右足首、左手首と左足首がお互いを繋ぎ合っていた。
無論、冥は立ち上がる事も逃げる事も叶わず、ただぺたりと座り込んだまま自分を見下ろ
す青年に怒りと侮蔑の眼差しを向ける事しか出来ずにいた。
「許さない…!許さない許さないッ!――御剣 怜侍!」
殺気すら帯びる視線に戸惑う事もなく…むしろそれを楽しむかのように御剣はふん、と笑
うなり形の良い冥の鼻先をギュッと捻り上げる。
「うム、面白い。最近の犬は喋るのだな」
「い、嫌っ!痛いッ…」
突然の侮辱行為に冥の声が掠れた。それを気にする風でもなく、御剣は尚も指先に力を加
え、きゅうきゅうと鼻を摘み上げる。
「や、止めなさい!御剣!!」
「痛いからか?それとも恥ずかしいからか?生憎君の異議など聞く気はないのでね」
「嫌…ァ!痛…痛いッ!!」
「私が受けた苦しみに比べればこんな物、まだまだ手緩い。…そうだろう?メイ」
そう吐き捨てるように名を呼んだ青年の瞳には深く、闇の色が広がっていた。
漸く痛みから解放された冥の視線に異様な物体が写る。
「君の為にあつらえたものだ。受け取りたまえ」
声を上げる間も無く頭を押さえ付けられ、口の中に異物をねじ込まれる。そして顔に押し
付けられる酷く冷たい感触。フェイス・ギアタイプのギャグ(猿ぐつわ)であった。
「ううーっ!ん…んう…!」
まるで穴のあいた筒をそのままくわえさせたようなぽっかりと空いた冥の口内からやがて
だらしなく唾液が流れ出す。唾液を咀嚼する事も、ましてや口を閉じる事も出来ず、ただ
見られている事への屈辱に冥は耐えるしか無かった。
「ふム…だいぶ犬らしくなってきたな。うなり声を上げながらダラダラと涎を垂れ流す」
「………ッ!!!」
その言葉に、冥の頬が一気に赤く染まる。
生まれてこのかた、狩魔の娘として…威厳と誇りに満ちた生き方をしてきた。
それはこれからも変わらない。
それが今…たった一人の青年によってプライドも何もかも地に落とされ、そして汚されて
いる。こんな…こんなバカな事があってたまるものか。
「犬には躾(しつけ)が必要だな」
言うなり御剣は立ち上がり、既に固さを帯びた己自身を晒し、冥の鼻先に突付ける。
「………」
初めて見る男性器にしばし目を奪われていた冥であったが、これから自分が受けるであろ
う行為に戦慄を覚えた。
(い…いや……そんな事……)
「察しがいいな。流石は狩魔 豪の愛娘。自分の身に降りかかる災いへの嗅覚はたいした物だ」
言うなり御剣は冥の頭部を押さえ付け、口内へと己自身を進入させる。
「………ッ!!………ぅ!」
恐怖と生理的嫌悪で喉の奥から吐き気が込み上げてくる。しかし怒張した御剣のそれは満
足に息をする事すら許してくれない。何度も何度も首を振り抵抗を試みるが、それは御剣
を煽るだけのささやかな行為に過ぎなかった。
ぐちゅぐちゅと音を立て、御剣は冥の口内を犯す。
「涎が口から溢れている…良い眺めだ」
(やめて…そんな目で見ないで…)
「ククッ…柔らかい舌の感触が堪らないな」
(苦しい……こんな事、嫌……!!)
分かっている。こんな三文芝居。
煽る為に。辱める為に。汚す為に。
バカがバカなりにバカみたいなバカバカしい台詞を吐きバカげた行為に没頭している。
だったら冷静に流せばいい。論理は分かっているのだから…。
「随分と余裕だな。分かっているのか?今君の口の中に入っているモノが一体何なのか」
「!!」
「クックック…そういう事だ」
言うが早いか、熱い肉塊が冥の喉の奥の奥まで進入し、物凄い勢いで突いてくる。
「うぅーッ!!ンッ……!んんー!!」
じゅぶじゅぶと唾液がいやらしい音をたてる。その度に涎が顎を伝い、床にひとつ、また
ひとつと小さな染みを作る。
(嫌…嫌ッ!!)
やがて御剣自身がびくりと跳ね、冥の喉の奥に己の欲望を勢いよく吐き出す。
「!!!」
どろりとした精液が喉に、舌に絡み付く。飲み込む事も吐き出す事も出来ず、冥はもはや
半泣き状態だった。
「苦しいか?」
黙って頷く冥の様子に御剣はしばし目を細めて見入っていた。
続きは後日。
あの。猿ぐつわしてて、なんでおくちでエチーできるのか禿しく謎だったんですが。
話の腰を折ってスマソ…
だれか教えてくれぃ!ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン!!
ちなみに、イトメイが萌えですた。キャラ(゚д゚)ウマー!!
あと、ナルキリが(・∀・)イイ!! つか、サイコロックエチーは予想通り笑えるな(w
個人的には、釈放された後のちょっぴり強くなったキリオタンと、文通で初めて
お友達ができたつもりで仲良くしてたら、いつのまにか押し倒されてた冥タン。
なんつーのが見てみたいです。わけのわからない冥タン(;´Д`)ハァハァ
途中でさるぐつわを取ったのでは?
あ、口が開いた状態になって
フェラしほうだいのギャグってあるのよ。
162 :
おさらい:02/10/29 07:18 ID:w/y5ZbNA
>>162 成歩堂×冥じゃなくて御剣×冥な罠
冥タンはやぱーりSMがお似合いか
神キターー!
>バカがバカなりにバカみたいなバカバカしい台詞を吐きバカげた行為に没頭している。
冥らしいな。
御剣は裁判中並の強気さ。。。。世間話もできないくせにw
口枷(ホールギャグ)
口の部分が開いている口枷。狩魔 冥の体液が付着している。
サイバンチョ「なんですか?検事!いったいこのようなものをどこで・・・」
ミツルギ「う、うむ・・・。その、たまたま・・。そう・・・事件で、たまたま事件で手に入れたのだ。」
ナルホド「たまたまですか・・・。では検事にはSMの趣味は無いと?」
ミツルギ「SMなどと破廉恥な言葉を法廷で吐きおって、私にはそんな趣味は無い!」
ナルホド「異議あり!!裁判長いまの検事の証言には重大なムジュンが存在します。なぜなら、御剣検事は
小学生時代からサディストの兆候があったからです。その証拠に、弁護人はその毒牙にかかったことがあるのです!!」
サイバンチョ「な、なんですと!御剣検事は狩魔検事だけでなく弁護人まで・・・?」
ミツルギ「い、いや!成歩堂とは若気の到りというもので・・・。い、いまでは正常な男子としてメイ、いや狩魔 冥のみを・・・。
成歩堂には何の未練も感情も無い!!」
ナルホド「検事、弁護側が聞きたいのはあなたにSMの趣味があるかどうかで、僕に好意があるかどうかではない!
裁判長!検事にその証言を・・・?」
サイバンチョ「いえ、わたしも検事の発言には異議があります。どうやら御剣検事は狩魔検事に好意を寄せているようですが・・・
私には弁護人のほうが可愛く思えます!!!こんなに可愛い成歩堂くんになんの未練も感情もないとは!!(;´Д`)ハァハァ 」
ミツルギ(・・・!コ、コイツにそんな趣味が・・・?)
ナルホド(な、なに、ぼ、僕が可愛いだって?!さ、裁判長のサイコロックが解けたとでもいうのか?)
・・・あれ?エロが無いや
>>165 アホw
このスレはエロと原作を生かした笑いがあって、面白いw
167 :
おさらい:02/10/29 14:49 ID:w/y5ZbNA
168 :
名無しさん@ピンキー:02/10/29 21:49 ID:aKuEWjLl
エロ無しも入ってるところにワラタ。
神後輪age
神待ち(*´д`*)
狩魔×狩魔きぼん
神タンまだかな(´・ω・`)
キリオたんとメイたん執筆神応援ヽ(`Д´)ノ
冥タンと御剣の和姦キボン…(´・ω・`)
175 :
159:02/10/31 01:17 ID:fLapWRLH
>165
ホールギャグでぐぐったら良くわかりましたー!
初めて見たよ。皆様ありがd!
しかもワラタ。裁判長のサイコロックって何だ(w
しかし御剣は1-4の印象が強いからか、サディストつーよりむしろMな気がする。
カルマ父に調教された御剣に、さらに調教される冥タンとか。
カルマの掟により伝授される完璧なSMテク!(;´Д`)ハァハァ (w
SMって、最初はSもMとして調教を受けるらしい。
やっていい限度を自らの体で知るんだそうだ
177 :
匿名希望:02/10/31 16:40 ID:b5yNaR3W
178 :
bloom:02/10/31 16:53 ID:UGGUT5Um
>>175 検索したのか…探求心旺盛な175タン萌え(;´Д`)ハァハァ
漏れも裁判長のサイコロック気になったw
冥のEDセリフを書ける神はおらんか。
口調の参考にしたいんだが、漏れ中断セーブを消してしまったもので
>>183の間違いだってば。
カタカタ浴びてきます。
神はいずこ?
>>155 >だらしなく唾液が流れ出す。唾液を咀嚼する事も、
咀嚼はかみかみすること。
ごっくんすることなら、嚥下。
あらさがし(?)すまん。
書きあがるまで保守きぼん。。
激しく保守
ほーっしゅ!!
いつかナル冥の神が来られる時の為にほっしゅ!
192 :
174:02/11/02 16:48 ID:5Q4zcdtF
夜までに書き上がると思うが
が、エロに行かんのでどうしたものか、、、
エロパロきぼんだからなぁw
ぶっちゃけ冥×御剣ならなんでもいい
私はだな。私はだな。キリオタンハァハァさんの続きを待っているのだーだーだー。
でもサゲる。
195 :
174:02/11/02 23:48 ID:IcXwpo4e
うぃ。書き終わった
けど余りエロくならなかったし、スレ違いつー事でどっかageるわ。
このスレもまとめておきたいしw
スレ違いでも激しく期待(*´Д`*)
リロードしまくっちまうぜゴルア?
197 :
174:02/11/03 00:09 ID:0XdQgcSi
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
拝んじまうよ174タン。言ってみて良かった(*´Д`*)
ミッタンの喋り方ワラタ。病室まんせーー
199 :
198:02/11/03 00:40 ID:wqubMKzj
あ。ちなみに173です。174タンありがトゥー
ところで77と154は何処へ。
神キタ Y⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y !!!
もうしんぼうたまらん!(;´Д`)ハァハァ
201 :
174:02/11/03 01:14 ID:FY95cpTR
>>174=神
まさに理想道理の展開です。
激しく萌えますた(;´Д`)ハァハァ
神 降 臨 !
174よ、俺の愛を受け取りやがれハァハァ
…俺も小説を書いているんだが、神のあとに出しづらい罠
ちなみにナルミツ×メイの法廷羞恥ものでつ
おお、うpされている!
神マンセー
漏れも神々のあとで出しづらいんだけど、冥×イトノコ(SM風味)を
うpしてもいいでしょか?需要なさそうだよなぁ‥、冥×イトノコ‥
207 :
206:02/11/03 10:40 ID:bcyT/5Dt
204じゃなくて205タン。。。
誤爆スマソ
208 :
名無しさん@ピンキー:02/11/03 11:59 ID:je2NomXY
209 :
名無しさん@ピンキー:02/11/03 12:06 ID:5lVz3YSE
神降臨のヨカーン (;´Д`)ハァハァ
>>203 >>205 楽しみにしておりまつ
ログ倉庫番ですが、まさかエロ薄で反応あると思わなかったでつ。。。
結構エロ少なめでも需要あるのかなと思ったんで、
漏れと同じくエロ少な目とか前置き長い話なのでとか、エロないとか、
スレ違い作品かもと思う人の為に、ログ倉庫に代理うpフォーム作っておきまつた。
基本的にスレに書けばいいと思いまつが、漏れと同じチキンハートな持ち主に捧ぐ。
まあ、漏れがエロ薄くても逆裁話読みたいだけなのだがw
逆裁ってサーチエンジンで検索しても女性向けばっかなんだよね。。。
エロありでもなしでも、女性向けじゃないだけで嬉しかったり
そう女性向ばっかなんだよねぇ
エロ無しでいいからナルxメイが読みたひ
>>212 自分で書くというのはどうだろうか。
それでナルメイ萌えを集めるのだ!
絵掲がメイたん祭りに…ハァハァ
絵掲への行き方教えてくれー!
ミツメイ読みたい・・・。
このスレ面白い・・・(´∀`*)
今ちょっと書いてるんですがギャグはお呼びじゃないですか?
ちなみにミツメイ・・・
>174サン
最 高 で す た 。
よかったら次回作きぼんぬ(*´Д`)
>>218 ギャグでも読みたい!
エロパロスレなのでエロナシだったら174タンに送るといいかも
ナルミツやミツキリも待つ、、、
220 :
218:02/11/04 07:15 ID:rPspDyXn
あぁあ違ぇ、ミツキリじゃなくてメイキリダヨー
不可解な組み合わせを書いてしまった
(;´д`)神の降臨を待つ…ハァハァ
>219
書きますた!やっぱスレ違いかも・・・
とりあえず貼ってみるテスト
闇夜に浮かぶ蒼い月。
とある平和な街角に、事件とあらばやってくる。そう、その名も・・・
「美少女検事セーラーメイ!法に代わっておしおきよッ!」
「フッ・・・やはり来たかセーラーメイ。待っていたぞ・・・」
「はっ、貴方は御剣怜侍!ここで会ったが百年目、今日こそ今までの恨みをはらしてやるわ!」
「くくく、強気だなセーラーメイ。だがそう簡単にいくかな?」
「何ですって・・・!?」
「今日はキミの部下は助けに来てくれないぞ」
「な、まさか貴方、糸鋸刑事に・・・!?」
「うム。昼間警察署の前で行き倒れていてな。ソーメンを奢ってやった」
「(くっ・・・あの年中金無し無能男め、後でムチ百叩きにしてるから・・・!)」
「そういうわけだ。さあ観念してもらおうか」
そう言うと御剣はセーラーメイを押し倒した。
「な、何するのよっ!無礼者、離しなさい!!」
じたばたじたばた・・・・
「ふム。悪くない眺めだ。」
暴れるメイのスカートがまくれ上がり、白い脚があらわになってゆく。
「ッ・・・!わ、私にこんなことしたら、パパが黙っていないんだから!」
「フ、時間稼ぎのつもりか?メイ。悪いが世間話は苦手なのだ。さっさと始めるぞ」
「イヤーーー!あっ・・・ん!ど、何処に手を入れてるのよッ!!んぅっ・・・はっ・・・」
「あきらめろ。すぐにイカせてやる・・・」
「いや・・・はぁっ・・・ん・・」
「待ったあーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
カカッ!御剣とメイの間に一輪の薔薇が突き刺さる。
「ムムッ!キサマはナルホード仮面!!」
「みっちゃん!検事のくせに、こ、こんな所でそんなことをしちゃあ・・・いけないんだぞ!!」
「な、ナルホード仮面様・・・(助けてくれるのはいいけど、その台詞はあまりにも馬鹿すぎるわ・・・!)」
「さあ覚悟しろみっちゃん!」
「フっ・・・ナルホード仮面、キサマにはこの状況が理解不能なようだな」
「え?」
「キサマがそこから一歩でも動いてみろ・・・・・犯るぞ」
『エっっ!!?』(ハモリ
「いや・・・うム。・・・・犯るぞ」
「いっ・・・・・いやぁーーーーー」(ED泣き出しver.
「大丈夫、痛くはしない」
「うわーーーーーん」
「くっ、卑怯だぞみっちゃん・・・!」
「クックック・・・」
その時・・・・・・・・・
「狩魔検事ィィィーーーーー!!逃げるっス!!!!!」
『い、糸鋸刑事!?』
「き、キサマ糸鋸刑事!一食の恩を忘れたか!?」
「すまねっス!!でも自分給料ないと生きてけないっス!!これ以上カットされたらもう終わりっスーーー!!!!」
「さあセーラーメイ!今のうちに!!」
「言われなくとも!ムーンティアラアクショーーーン!!」(確かこんな名前だったような・・・
「ぬおおおおっ・・・・・!!おのれセーラーメイ、今日のところは引いてやるが、次こそキミを手に入れる。また会おうっっ」
・・・・・こうして今日も街の平和は守られた。めでたしめでたし。
メイタンのイメージ壊してスマソ・・・(´Д`;
>224
激しくワラタ( ^ー゜)b
ミツメイ万歳(w
>>224 ワロタw
174でつが、レス貰えたの嬉しかった上に絵掲で萌え絵出てて萌えたので、もう一本だけミツメイ書くと思われ、、、今度は本当にエロ少ないと思うが
ナルメイとかも読みたいのだが、来ないなぁ
冥×糸鋸、とりあえず、書きあがったところだけうpします。
SM風味はあくまで「風味」でしかないんですけど‥
========================
糸鋸は残業中、冥に呼び出され、説教を受けていた。ここ数日来、
毎晩遅くまでののしられ、失敗をなじられ、鞭で叩かれていた。
「バカはバカゆえにバカげた失敗をバカバカしいほどするものね!」
──バシンッ!
「んギャアアアアアアアアアアアアアァァァァァァッス!!」
「いい!あなたの単純な捜査ミスで私が何度恥をかかされたと思うの!」
冥は怒りに燃えた形相で再び鞭を振りかぶった。鞭を避けようと思わず糸鋸が首をすくめて手をかざす。
「す、すまねッス、狩魔検事、ゆ、ゆるしてほしいッス!」
──バシンッ!
糸鋸はかざした右手に鞭をもろにくらってしまい、裂けた皮膚からじわじわと血がにじんだ。
「これだけ罰を与えられて、よくも毎度毎度同じようなミスができるわね!
何年ニンゲンをやってるつもり?!」
糸鋸は冥に気づかれないようにその手をコートのポケットにしまった。握り締めた手の中で、
流れた血がねとねと粘つく。そんなことなど冥はもちろん気づかない。
「私が‥私が‥法廷で‥許さない‥、許さないわ!成歩堂龍一!」
怒りのせいで頬を紅潮させ息も荒く、さらに何度も糸鋸を打ち据える。
──バシンッ!バシンッ!バシンッ!‥‥
糸鋸は黙って鞭を受けていたが、
(あ‥、マズイッス‥)
ズボンの中で性器が半勃ち状態になったのを感じて、糸鋸は焦りだした。
自分に被虐趣味があるとはそれまで思ってもみなかったが、毎日夜遅くまで鞭に
よる折檻を受けて、興奮してしまうのは紛れもない事実だった。
おまけに冥は若く魅力的だ。整った顔立ちも、凛とした態度も、そして法廷を
離れてじっくり見ると驚くほど小さい身体も、なにもかもいけない。
もちろん冥に毛ほども気づかれるわけにはいかない。
「か、狩魔検事、もう許してほしいッス!帰らせてほしいッス!」
糸鋸が懇願する。言いながら、コートのポケットに入れたままの手を移動させ、
コートで股間をさりげなく隠した。
「なぜ?!バカな失敗をするバカがこれ以上バカなことをしでかさないように
罰を与えているのよっ! 逃げるなんて許さないわ!!」
冥からキツイ目でにらみ返される。それがさらに糸鋸をあおった。
「も、もう限界ッス!失礼させてもらうッス!」
冥にかまわず部屋から出て行こうと背を向けた。その瞬間、
──バシンッ!
最も強烈な一撃を浴びた。
右肩から左の腰にかけて一直線に燃えるような激痛が走り、糸鋸は思わず
膝を折って床に手をついた。痛みと興奮した体の熱を逃がそうと二度大きく
息をつく。
冥はわざとカツカツと靴音を立て、うずくまる糸鋸の前にゆっくりと向き直った。
涙でにじんだ糸鋸の目に冥の靴が映る。服と同じで奇妙な靴だと糸鋸は思い、
その靴から続く足首を小枝みたいに細いと思った。
見上げると、氷のように酷薄な目をした冥と目が合った。糸鋸の背筋を何かが
ぞくぞくと駆け上がった。
冥は鞭の柄で糸鋸の頭をこづきまわした。
「まだ話は終わってないのよ。さあ‥」
立ち上がりなさいと、仕草で命令する。しかし糸鋸は立ち上がれず、それを見て
取った冥は鞭の柄を逆手に持ち替え、柄の底で糸鋸のこめかみを強く叩いた。痛
みで朦朧となっていた糸鋸はあっさりと横倒しに倒れてしまった。力がぬけて
ぐったりと床に転がる。
「‥そうね、なぜそんなに帰りたいのか、理由を示す証拠を見せてもらおうか
しら。そうしたら、 帰してあげるわ。」
(この場を逃げ出したいと思ってるんでしょうけど、そうはいかないわ。)
冥の言葉は、見せられるわけがないという嘲りを含んでいた。
糸鋸は意を決した。自分を抑え切れなくなっては冥にとんでもないことをし
てしまう。その前に、たとえ軽蔑されようと、なんとしてもこの場を離れた
いと思ったからだ。
「証拠‥証拠は‥‥これッス‥」
コートで隠していた股間を冥に示した。性器がズボンの下で生地を突き破り
そうなほど盛り上がっていた。
「バ‥バカはバカでバ、バカなことしか考えられないバカのようね!」
ズボンの上からでもわかるほど大きい盛り上がりを見た瞬間、冥ははじかれる
ように後ずさり、背中がドアにぶつかった。冥は強気に罵ったが声は明らかに
うわずっていた。鞭を持った手で口元を覆い、糸鋸の股間を信じられない
物を見るような目で直視している。
「バカがバカみたいに興奮して‥」
なおもののしる冥に糸鋸は腹が立った。「早く出て行け」と言ってくれれば、
すぐにドアから退いてくれれば、自分はこの部屋から離れられ、そして、それ
で済む話なのだ。なのに、冥はドアの前ででくのように突っ立っている。
うろたえる冥、頬を上気させた冥、床に伏せた糸鋸の目にちらつく細い冥の足首、
そこからなめらかで美しい曲線を描いて登る細い足‥。
それらが糸鋸の目に凶暴な光を宿らせ、視線を合わせた冥は焦った。
冥の行動は素早かった。ごく最近まで凶悪犯ばかりのアメリカで検事として働い
てきたのだ。冥は反射的に手錠を取り出した。そして、背中の痛みで満足に動け
ない糸鋸の両腕を後ろ手に締め上げ、そのまま手錠をかけてしまった。
「ひ、ひどいッス‥」
糸鋸は床に横倒しになったまま呻いた。性器がズボンの中ではますます大きくなり
痛いほど窮屈になって、無駄なことではあったが、なんとか股間を押さえつける
生地に余裕を作ろうと、身体をふたつに折り曲げた。
冥は胸に手を当てて、ドクドク鳴る心臓と弾む呼吸を整えた。
横たわる糸鋸の巨体は動けなくなった大型の獣を思わせた。
糸鋸の目に野性的な光を見た刹那、冥の中で嫌悪とは別の感情が激しく生まれた。
冥は沸き起こる衝動と自分の行動が信じられなかった。
233 :
205:02/11/04 20:17 ID:JOOy4kGF
‥とりあえずここまででつ。前振り長くてスマソ。
ヤター、リアルタイムで見れた。
>>205 描写とかが最高でつ(;´д`)ハァハァ
Sな冥タン イイ! 続き楽しみにしてまつ
ナルマヨ好きな同志はおらぬのか・・・。
>>57-61 ,
>>72-75は激しく良かったでつ(*´Д`)
>>224 >法に代わっておしおきよッ!
それは一般的には私刑というものではなかろーか(w
ナルマヨ好きでつよー。
逆裁ならなんでも好きだけどw
職人さん、、、まだかな(´・ω・`)
「くれくれ」ばっかり言ってちゃあ…いけないんだぞ!
と、なるほどくんも申しております。
自分で書いてみるのはいかがでしょう?
(そして漏れ自身がくれくれ君になるという罠)
一度ageられてた冥タンの話が消えたのは、幻だったんでしょうか
>>240 う、一瞬だけ書いてたのageますた確かに…
見なかった事に…
静かになっちまったな
read.cgi停止中だから仕方ないかもなあ
冥タンハァハァ保守
このままにしとくと落ちそ、、、
246 :
名無しさん@ピンキー:02/11/09 09:52 ID:MxCMsGXB
復旧しても、小説カキコミ殺到してまた鯖死しそう
む、read.cgi停止中だったんでつね。
かちゅだから気がつかなかった、、、
まだ書き終わらない倉庫番でつ。
まだ逆裁の萌えは消えないぜ!という訳でほっしゅほっしゅ。
数日間くらいここが見れなくて焦ったYO!
こことお絵描き掲示板は逆裁HPのなかで一番なごむんだよ(W
ちなみ203でつ
近日中に作品うpしまつ・・ヨロシコ
停止中だったとは。もう見れないかと思った(;´Д`)
>249
激しく待ってるYO!
お絵かき掲示板もええのう…
249タン応援ヽ(`Д´)ノ
絵掲のtでつ。
174さん、よもや私のサイトに降臨されますたか?!
証言します!
私が逆転ミツメイにハマったのは、あなたの小説が決定打でした。
つーわけで、次回作、とても期待しています。
他の方々のミツメイも、その他のCPも美味しく読ませて頂いております (´ρ`)
みなさまの作品も楽しみにしております〜〜(えぇい、この他力本願め!)
そして私は絵で自家発電(w
萌えは止まらないぜ!
253 :
174:02/11/11 20:43 ID:sAimxB0m
252さん、いつもお絵かき掲示板で萌えをありがとうございまつ。
裁判長!私は252さんのサイトを訪問した事をここに告白するッ。
きょ、恐縮です…。
203さん、漏れも楽しみにしてますYO!
(;´д`)ハァハァ
馴れ合いキモいよ同人女ども。
絵掲も同人女ばっかりなんだろうな。
256 :
255:02/11/11 21:32 ID:fzxcBRcR
ワロタ。そんなもん捧ぐな!
顔文字板の逆転裁判スレ面白すぎ(泣笑
259 :
名無しさん@ピンキー:02/11/12 12:33 ID:Y0k1hpOR
絵掲のコメソト馴れ合い厨サイト臭くてキモイのはヒソーリと同意。
調子に乗って似たようなの何枚も連続で描いてるヤシも正直ウザー
260 :
aa:02/11/12 12:35 ID:HmTUfGpC
261 :
名無しさん@ピンキー:02/11/12 12:50 ID:k/fIHlZU
自分のサイトで馴れ合いはしる。レベル下降気味AGE
262 :
名無しさん@ピンキー:02/11/12 13:19 ID:hGbhbG8K
253=174です。
正直、すまんかった。肝に銘じておく。
エロ小説キボンキボンばかりでも悪いのでエロ絵描いてくる。
あと正直、初期の絵掲を知らないので、その頃のログを拝見したいが
ログとってあるのだろか。
11/3からだったら、個人的に少しとっといてあるが
265 :
263:02/11/12 14:10 ID:lhVLCRFj
スマソ、11月からは見ていた。ご好意ありがとう。
絵掲示板最近は見てない 馴れ合い厨ウザには同意
2ch系でコテハンが馴れ合い程モニョるものもなし。
それよりも神の再降臨きぼん、そっちのが切実。
>>265 萌え絵はそこそこ降臨してるので、
虹板の本日のおすすめから見ると良い
268 :
267:02/11/12 18:22 ID:iZdpr1/g
途端に絵掲のコメントがあっさりになって来たのに、ワロタ(w
やっと復旧したみたい
dat落ちしてなくて良かった・・・
コメントは別に読み飛ばすからいいんだがコテハンうざいのは同意。てかなんでみんなコテハン使うのかと思ってたが。
2ちゃん経由でなさそうな人も出てきたし。
・・・と思ったらリンク貼られてるのかYO・・・。
明らかに(゚д゚)ウマー!な常連がコテハン使うのは別に抵抗ないが(差別?(w
まるで馴れ合い目的で書き込んでくる香具師のコテハンはチトうぜーかも。
リンク貼られてたんだね。今プティ祭りになってるし。
自業自得かと思われ…<リンク貼った管理人
コメントはともかく、描いた人は別に名前名乗っていいと思うがな。
どうせ絵柄でバレちまうし、叩かれるから絵は。
だからCG板絵掲も名乗ってるべ。
名前云々はそこの状況に合わせるけどモナー
でも絵を描くコテハンの人が他の人の絵にコメントする時もヤパーリコテハンがいい。なんとなく。
個人的にはある程度馴れ合いでもいいじゃないかと思われ。反応ないと淋しいしね。
ともあれここは絵板スレではないので皆小説書こうYO(・∀・)
『あっ・・はぁ・・・レイッ・・・』
頭の中で断続的に繰り返される喘ぎ声。
プライドが高く決して人に媚びることのない彼女を、馬鹿げた妄想の中で思うままに私が汚す。
既に形を変えた手の中の自身が熱を増し、欲望に任せてそれを強く扱き上げた。
・・・・・もう何度この虚しい行為を繰り返しただろう。
―――メイを抱きたい。
それは病のように取り憑いて、決して消えることの無い欲望。
妹のように思い続けていた少女に、何故今になってこんな浅はかな想いを抱いてしまったのか。
それに捕われてからというもの、日に日に自分が腐っていくのが解る。
そう、このままでは私は駄目になってしまう・・・。
光が一切遮断された暗い部屋の中、今日も一人ソファーに身を沈めた。
・・・・・呼び鈴が鳴ってる。
しばらく無視をしていたが、それでもベルはしつこく鳴らされる。
「煩い・・・」
諦めて玄関に向かい扉を開くと、そこにはメイが立っていた。
「・・・・・・」
今しがた思い浮かべていた人物が突然現れ、かける言葉が見つからない。
「何よ、その顔。私が来ちゃ悪いとでも言うの?」
「いや・・・ただ、珍しいな、キミが私の家を訪ねてくるなんて」
「別に・・・ちょっと話したいことがあっただけよ」
「・・・そうか」
何を言われるか、大体の察しは付いていようものだが。
「はっきり言うけど、貴方、最近変だわ。・・・あの弁護士に負けた事、まだ引きずっているのかしら」
・・・本当の理由など知る由もない彼女。
原因が自分だと知ったら、キミは一体どんな顔をするだろう。
「別に、心配してるわけじゃないわ!ただ私は貴方に復讐するためこの国に来たんだから、
私のいないところで勝手に腐ってもらっては困るのよっ」
「メイ・・・」
「・・・言ってみなさいよ。何も無いとは言わせないんだから」
何も知らないメイは、真っ直ぐに私を見た。
「それは・・・言えない」
「・・・!何よ・・・私じゃ話してもしょうがないって言うの!?貴方はいつだって私を子供扱いして・・」
「違う!・・・そうじゃない。そうじゃないんだ」
「言ってよ・・・私にできることなら、何でも力になるから・・・」
―何でも力になる―
その言葉を聞いた瞬間、ギリギリの所で保っていた私の理性が音を立てて崩れていくのが分かった。
メイの腕を掴み部屋に引き入れ、重い扉が閉まると同時に施錠する。
やけに重々しく鍵の閉まる音が響いた。
「え・・レイ・・!?」
メイの瞳が驚きと戸惑いに見開かれた。
その眼差しは気付かない振りでやり過ごし、細い両の手首をまとめ上げて壁に押し付ける。
そして空いた片方の手でフリルの付いたシャツの胸元を力任せに引き裂いた。
「なっ・・・・?!」
服地は悲鳴を上げながらあっさりと裂け、メイの白い肌が目の前に現れる。
薄暗い空間で、目に焼き付いたその白が行為を止められなくした。
露になった首筋に口唇を寄せ、まだ少女らしいとも言える胸を包んだ下着へと手を掛けると、
ようやく我に返ったメイは身を捩り抵抗を始めた。
「レイッ・・一体何のマネよ!?じょ、冗談にも、程がっ・・・」
恐怖のためだろう。気丈に振舞ってはいるが、上擦ってうまく喋れることのできないメイ。
流石に何をされるか解っているらしい。
「・・・キミはさっき、力になると言ったな」
「言っ・・・たわっ。それとこれと、どういう関係が・・・」
「十分に、キミに出来ることだ。他の誰でもなく・・・。私の力になりたいのだろう?」
胸を隠していた下着を無理矢理に剥ぐと、外気に晒された滑らかなそこに舌を滑らせた。
もう眠い・・・ので続きまつ。
絵板スレじゃないとか言っといてあれですがミツメイの某tさん
いつも素敵な萌えをありがとう(*´Д`)ハァハァ
279 :
名無しさん@ピンキー:02/11/13 10:13 ID:Rlb0XZvu
その馴れ合いが度を越してるから厨くさくなるんだ。
これだら同人女は‥
タナカもtakaとかいうコテハンも煽てられて調子乗りすぎ
テメーの同人サイトで馴れ合いならやってくれ
280 :
名無しさん@ピンキー:02/11/13 10:20 ID:ilPMlbfs
2ちゃん関連でコテハンを名乗ることは煽られても仕方ないことを分からない
ヤシが多いね。個人サイトの感覚ではしゃぐヤシ多すぎ。
イーンジャネーノ?
283 :
名無しさん@ピンキー:02/11/13 12:36 ID:CCw3DgWE
サイコー
>>275 がんがれ!
へたれなミッタンにワロタけど(w
ちなみに漏れはオバメイ絵に萌えた…
285 :
名無しさん@ピンキー:02/11/13 17:55 ID:ilPMlbfs
オバチャンがヒロインの話以外はクソです
雑談だが、再プレイしたら冥たんは御剣の事「レイジ」って呼んでますた。
『レイジは、私の弟…のようなものかしら』
だそうでつ。ウロオボエで正直すまんかった。
287 :
902:02/11/13 18:17 ID:Z8SPS5Kw
ミツメイキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
未来からの訪問者が!
289 :
名無しさん@ピンキー:02/11/13 18:56 ID:nt5lwWrW
290 :
名無しさん@ピンキー:02/11/13 18:58 ID:nt5lwWrW
>>286 そうだそうだ、弟呼ばわりしてたよね。実際に対面するとどう見ても兄妹なんだが。
あれはメイ一流の強がりなのか、小さい頃は立場が違ったのか、それとも
実年齢が上という意味なのか?
勝ち気なくせに芯が弱くて手のかかる姉の世話を焼く弟みっちゃんというのも
それはそれで萌えるが。
弟弟子ってことじゃないのか?狩魔系で。
いつも妹扱いされててそれが嫌だったのでやり返してやった、って事かと思っていた>弟呼ばわり
返しになってないけど(w
絵板あぼーん?
>294
新しいの作って、あぼーんしたらしい。
真宵って普段どこに住んでるんだっけ?アパートとか?
実家から事務所に通ってるんじゃないよね。
>289-290
激しくワロタ!!
ア ナ タ 最 高 だ YO ・゚。(ノд`)・.゜・
続き〜
相変わらず何か非難めいたことを喚いているメイの口唇を自らのそれで塞ぐ。
「んぅっ・・・ん、ンっ・・・!」
ずっと味わいたかったその感触を確かめるように唇を舐め、角度を変えながら、何度でも愉しむ。
きつく閉じようとする歯列を割り舌を進入させようとして・・・止めた。
負けん気の強い彼女に噛み切られてしまってはかなわない。
とりあえず今は先に進もうとメイのズボンのベルトに手を掛けると、メイは悲痛な叫びを上げた。
「イヤぁっ!!お願・・・やめてッ・・!」
最後の砦を守ろうと必死なのだろう。暴れるメイの指が頬を掻いた。
ピリリとした痛みと、僅かな熱さが頬に残る。
体格的に押さえ込むことなどわけないが、それでも必死に抵抗されると思うように事が進まない。
強引に肩を捕らえると力任せに床に押し倒した。
「アっ・・・!!」
急なことに受け身の取れなかったメイはしたたかに背中を打ち付け、衝撃に息を詰まらせて大人しくなった。
その隙にベルトを外し、腰を浮かせてズボンを抜き取る。
「ッ・・・・やぁ・・・・」
羞恥に顔を赤く染めながら力なく伸ばされた手が、私の腕を掴もうとしている。
その手を冷たく払い退けると、あくまでも抵抗しようとするメイに苛立ちを感じた私は思わず頬を張ってしまった。
「ッッ・・・!!」
メイが口端に血を滲ませる。
とたんに静かになったが、私に殴られたことの衝撃が余程大きかったのだろう。その顔に表情は無い。
いい加減諦めればいいものを、しつこく逃げようとなどするからだ・・・
ようやく望んだ姿にする事ができ、ゆっくりとメイの裸体に視線を滑らせた。
白く細長い手足が力なく放り出され、無駄な肉一つ無い滑らかな肢体はまるで作り物のようにも見える。
メイは私からすれば、それくらい完璧に整った美しい容姿の持ち主だった。
今、こうして何度も妄想の中で抱いた身体が目の前にあると思うと、それだけで達してしまいそうな眩暈を覚えた。
例えようもない程の甘美な誘惑に、己の中の獣のような衝動が沸き上がる。
それは明らかに愛しさからくるものだったが、それをメイに理解できるはずもなく。
膝裏に手を回し脚の間に身体を滑り込ませると、脚を閉じられなくなったメイの秘部が無防備に晒された。
そこには薄い栗毛が申し訳程度に生えているだけで、明らかに男を知らないだろうピンク色のソコが見え隠れしている。
私は止めようのない欲望に素早くズボンの前を開け、すっかり勃ちあがっている自身を迷うことなくそれに捩じ込んだ。
「ひっっ!!あ、ああああぁッッ!!・・・・・・・・・・!」
しなやかに背をのけ反らせ、メイが悲鳴を上げた。
「ッ・・・!!」
やはり相当にきつい。
強烈なまでの内部の圧迫。だが狭い道を無理矢理に押し広げつつ、最奥を目指す。
そんな事をしたら経験の無いメイが傷つく事は解っていたが、今はそれすら構わずに腰を突き動かした。
「ッ・・・!ッ・・・!うっ・・・やぁぁ・・・!!」
メイは少しでも逃げようと無意識に腰を引こうとするが、私がしっかりと掴んでいるため無駄な動作に終わる。
苦痛に顔を歪めたメイの目縁をぼろぼろと涙が伝っていった。
なんかメイタンかわいそう・・・もうちょっと我慢してね(´・ω・`)
多分次で終わりまつ。
301 :
>>:02/11/14 02:14 ID:tx89zrDz
>>300 (;´д`)ハァハァ
続き楽しみにしてまつ
メイタンがミツルギをボコボコにするのだろうか…
ちょっと想像してワロタ
冥たん…(;´Д`)ハアハア
痛そうでカワイソ
でも続き期待。
>>296 作品中でそれに関わる話はされてなかったと思われ。
少なくともナルホドーとは暮らしてないらしい(w
>>289-290 それ見てしまうと、
>277の話が全てそういうノリに読めて来る罠
エロが終わらなくてどうしようかと思いました(;´Д`)
続きラスト〜
気がつくとメイは力をなくし、突き上げられるままに身体を揺らしていた。
うつろな瞳は何も映してはいないようで、意識はあるがメイ自身は何処かに飛んでるらしい。
ただ、微かな嗚咽を開かれた口唇から絶えず漏らしている。
構わず動き続けていたら、やがてメイの身体から完全に力が抜け、意識を失ったようだ。
一旦自身を引き抜いて身体を放し、メイを抱え上げる。
そのまま寝室に運びベッドに降ろすと、シーツを引き裂いてその手首をパイプ部分に括り付けた。
微かな呼吸を繰り返す口唇に自分のものを重ねると、反応の無いそこからは血の味がした。
頬を張られた時に切ったものだろう、口腔の出血はまだ続いているらしい。
そんなメイを横目に見て無責任に憐れだと思いながら、再び下肢を穿ち突き上げる。
ひくリ、と喉を鳴らしメイが意識を取り戻した。
ボンヤリとした視線が私の姿を捉えると、うつろだった眼差しに再び恐怖の色が走る。
手首を縛られている事に気がつき、逃げ出そうと無駄にもがく。
「う・・・・ぁっ・・・・イヤ・・・・・・・!」
自由にならない手の代りに足をばたつかせていたが、それがかえって私への刺激になることに気がつかないらしい。
暴れるメイの両足を抱え上げ、肩へ乗せる。
奥の奥まで犯せるよう体重を掛け、真上から突き刺すような形で腰を進めると、不意にメイが掠れた嬌声を上げた。
「・・・・メイ?」
うかがうように何度も責立てると、メイの表情に苦痛以外の色が浮かび始める。
長い睫毛を雫で濡らし頬を上気させ、切ない喘ぎを漏らし始めた。
「・・・あっ、あっ、あぁ、ンっ、はぁッ・・・!」
結合した秘部からはグチュグチュと淫らな音が漏れ、明らかに動きもスムーズになってきている。
どうやら感じているらしい。
あれ程嫌がっていたのに、今はイイ表情で内の私をヒクつきながら柔らかく、けれどキツク締め上げて来る。
メイのヨがるソコに突き立てながら、耳元に口を寄せた。
「メイ、感じているな・・・?」
「ッ・・・誰、がっ・・・!」
メイは赤い顔で激しく首を振り、私の言葉を否定する。
「フっ・・・これでもか?」
突き上げる度に揺さぶられるメイの両胸に手を這わせ、硬く勃ち上がった状態を思い知らせるよう中心を愛撫した。
「あぁっ!!さわらっ・・ないでっ・・・!」
メイは涙の滲んだ瞳で私を睨みつけるが、それは何の意味も成さなかった。
「今更だな、メイ。私が今キミの一番深い所に触れているのが解らないか?」
「うっ・・ッ・・・許さないっ・・私に・・こんな真似っ・・・!」
「脚を開いて言う台詞ではないな」
「あ、ああぁんッ・・・!!」
口では否定していても、敏感な部分を刺激してやる度にメイは甘い声を上げた。
苦痛と快楽が混在したその表情は想い描いていた通りのもので、何もかもを忘れる程に私を興奮させた。
「あぅ、あぁ、あっ、はぁ、もぅっ・・、ヤメ、テェェッ!」
やがて抱えていたメイの脚がビクッビクッと痙攣の体を見せた。
おそらく限界が近いのだろう。
ラストパートをかけるように、私はメイの最も感じる箇所を何度も何度も擦り上げ追い込んで行く。
「あああぁぁんッ・・レイっ・・レイぃっ・・・!!」
耐えられない、と言う様に首を振り、メイの両足が私の身体を強く挟み込む。
「クっ・・・・!」
メイの内部が信じがたい程の熱を持って内の自身を締め付け、その収縮する快感に思わず私も声を漏らした。
これ以上無いと言うほど奥まで突き入れられ、敏感な箇所を幾度と無く擦られるメイ。
ここまでだな、と当たりを付け、その深々と貫かれた身体から先端が抜ける位まで一旦引き抜く。
そしてこれまでに無い強さで、一気にその最奥へと突き立てた。
「ひっ・・・!!イ、ヤぁ・・・っあああああぁんっ!!!」
メイは身体を弓なりに反らし、悲鳴とも嬌声ともつかない叫びを張り上げ絶頂に達した。
「ッ・・メイッ・・・!!」
内の私を噛み千切らんとする程の狂おしい締めつけに、私は堪えていた欲望の全てを熱い内部に吐き出した。
ドク、ドク、とそれは激流のように注ぎ込まれ、メイの身体を内側から犯していく。
気が遠くなりそうな快感・・・・
「あっ・・・・はぁ・・・・・・」
メイはぐったりとして、消え入りそうな呼吸を繰り返していた。
開かれた瞳は、何も無い中空を漂っている。
荒い息を付きながらズル・・・っとメイの中から自身を引き抜くと、収まりきれなかった中のモノが溢れ出した。
忘れかけていた、メイの手首を戒めているシーツを解き解放してやる。
私に抱かれて、メイは確かにイった。
その事実に満足感を得て、まだ茫然としているメイの顔を両手で包み、そっと口唇を重ねた。
歯列を割り、今度こそ口腔に入り込むとそのまま舌を絡め取る。
「ンっ・・・・」
メイは噛みつく代りに、甘い吐息を漏らした。
透き通るような銀の髪に手指を絡ませ、耳朶を甘噛みしてから耳元にそっと囁いてやる。
「メイ、愛してる。キミはもう私のものだ・・・そうだろう?」
メイが小さく頷いた。
―END―
和解(・∀・)シマシタ!!
>307
和解なのか?(w
ともあれ(゚д゚*)ウマーだった。みったん病んでるけど。
萌えますた。
↑スマソ失敗
前にどこかで誰かが言ってたが、冥タンはセクース時Mになりそうだ
御剣は逆にSになりそうな……(w
ナルホドもSだろうなー。
髪型からしてSっぽい。
>307
(・∀・)イイ!
>307
和解いうか服従とか支配とかそんな感じやな。
保守(・A・)
316 :
289:02/11/17 11:44 ID:ZV9/mbPS
>>303 ごめんなさい。そういうつもりじゃなかったんですううう。
おわびに。
これ、(異議ありフラッシュ)あえて直リン貼りませんが、
下の方からURL削っていくとテンプレートが出てきます。
これで、ミツルギ、ナルホド、メイ の異議あり! の
シチュが簡単に作れます。
更に今鯖、壊れてるみたいなので保守あげ
317 :
s:02/11/17 11:49 ID:gCZQZTX5
318 :
303:02/11/17 16:04 ID:VbMwLTYU
>316
いや漏れもワロタので気にするな!
ちゃんとハァハァもしたさ
>>317 成歩堂の話が来ないから、スネちゃったよ!w
「ハァハァ・・・千尋さん・・・」
事務所の自分のデスクに座り、己の肉棒をしごく成歩堂。
今日の法廷。春美に憑依した千尋の姿に、成歩堂の目は釘付けだった。
春美ちゃんの装束は、千尋の体をつつむのにギリギリの布地しかなかったのである。
ノーブラの胸元は、圧迫された巨乳が深い谷間をつくり、服の上からでも乳首の突起が
うっすらと浮かび上がっている。
下半身は、もっと凄いことになっていた。
元々ミニスカートほどの丈しかなかった装束は、そのムチムチのヒップを隠すには
全く不完全で、その半分以上を晒しだしていた。
8歳の幼女らしいウサギさんのプリントされている綿のパンティはピチピチに伸びきり、
股間に食い込んで紐状になっていた。
前に置かれた机がなかったら、サイバンチョ、証人や観客の視線を集めてとても審議にならなかっただろう。
(千尋さん・・・あんな服でよく冷静でいられたな・・・ホントは布地に擦りたてられて、
乳首勃ててたんじゃないか?お○んこのカタチもくっきり浮かび上がらせて濡らしていたりして・・・
ま、まさか僕に見られて感じていたとか・・・くそっ!)
劣情を逞しくしてオナニーを続ける成歩道。彼は妄想の中で小さな装束につつまれた巨乳の間に
肉棒を挟んでしごき、服の上から勃った乳首を攻め続けた。ぐっしょりと濡れ、伸びきった
ウサギさんパンティを横にずらし、トロトロと愛液をこぼす女穴を犯す・・・しかし・・・
(くそっ・・・イけない・・・なぜだ!?ここのところ忙しかったから溜まってるはずなのに・・・)
成歩堂の脳内に生前の千尋の姿がフラッシュする。大学を出たばかりの自分に弁護士の
ノウハウとテクニックを叩き込んでくれた千尋。どんなに不利な裁判でも無罪判決を勝ち取ってきた
千尋。脅迫にも負けず、自分の信じる道を進んだが故につまらない男に殺されてしまった千尋・・・
結局成歩堂は、射精できなかった。千尋を純粋に敬愛する想いが、彼女を汚すことを拒んだのだ。
しかしそれに気付かない成歩堂は、思わぬ行動に出る・・・
好評なら続けます。実用重視(wで。ちなみに糸鋸を襲ったりはしません。多分。
>>319 なんか感動的だ。続ききぼん
ハァハァ、の一行目でワラタけど(w
なんか主人公久々に見たな
>>321の続き
(そうだ・・・千尋さんのパンティ・・・アレがあれば・・・ヌける・・・)
何かに取り憑かれたようにバスルームへ向かう成歩堂。
(今・・・春美ちゃんはお風呂に入っているはずだ。なら、脱衣所には・・・
今日履いていたパンティがあるはずだ!千尋さんの汁で汚れたパンティが・・・)
千尋が下着を濡らした事実は無いのだが、成歩堂の妄想と性欲はすでに現実と混ざり合っていた。
勃起したモノを隠すこともせず、フラフラと脱衣場へ入り、洗濯機の横に置かれた脱衣カゴを漁る。
(あった!!・・・間違いない・・・これだ)
目的のものは下の方に隠すように置いてあった。もはや何の動物か判らないほどビヨビヨに伸びた
ウサギさんパンティ。もう履けないだろうに、それでも捨てないのは春美ちゃんの貧乏根性、いや、
ものを大事にするココロのせいか。
急いで股ぐりの部分を確認する成歩堂。そこにはうっすらとした尿染みと、
確 か に 愛 液 の シ ミ が あ っ た
(うをををををををををををををををををををををををををををををををををををををををを!!!)
心の中で絶叫する成歩堂。その威力は冥の鞭の比ではなく、「敬愛する千尋さん」の姿を完全に
打ち壊すものであった。
(やっぱりあの服は小さすぎたのか擦れて感じていたのか乳首やクリ○リス勃ててオマ○コ濡らして
僕に見られることで絶頂まで達してこともあろう事か机の角に股間を擦りつけて自ら快感を貪って
いたりしたのかああああああああぁぁぁっ!!!)
もはや成歩堂の肉棒は射精寸前まで張りつめ、ビクビクと脈動するたびにカウパー氏腺液が溢れ出す。
(なるほどくん・・・わたし、あなたに見られて感じちゃったの・・・)
妄想の中で千尋が誘う。
(オマ○コもこんなに濡らしちゃって・・・イヤらしいわたしに、罰をちょうだぁい・・・)
両腕でたっぷりとした胸を寄せ、汁で潤った女穴を開いて見せつける。
(イける!今ならイける!・・・春美ちゃんは長風呂だから・・・もうしばらくは出てこないはずだ!!
ここで・・・千尋さんのオマ○コから出た汁の付いたパンティで!ヌいてやる!)
成歩堂はパンティの股の部分を鼻に押しつけると思い切り息を吸い込んだ。オンナのフェロモンが
成歩堂の脳を犯し、更にヒートアップさせる。その香りを肺に溜め込んだまま、パンティで肉棒を
包み込み、猛烈な勢いでしごき出す。
(ハァハァ・・・今、千尋さんを犯しているんだ・・・千尋さんのぐちょぐちょのオマ○コに僕のチ○ポぶち込んで、
カリで肉襞を擦りあげて・・・ああぁ・・・イく、もうイきそうだっ・・・!!!)
「ああっ!もうっ!駄目だっ!千尋さあああああああぁぁぁんっっっ!!!」
リアルで絶叫する成歩堂。睾丸から精液が送り出されようとするその瞬間!
「どうしたんですかっ!?なるほどくんっ!!?」
風呂場の扉が開いて、素っ裸で飛び出してくる春美ちゃん。
目が合う二人。
硬直。
続くかも。
ID全部小文字だ。どうでもいいけど。
スマソ、すごいワロタ…
同じくワロタ。是非続けてください(w
330 :
名無しさん@ピンキー:02/11/18 01:21 ID:AmIM4y80
春美→君子の二人称って何だったっけ?
母上?お母様?
うーん・・・もう一回やるのはメンドクサイ・・・
おかあさまと思われ
>>331 thx.
じゃあ春美*君子で近親相姦炉熟百合の絡みを・・・
誰か止めて。
ここに止めるようなヤシが居ると思うか。
>>332による新たな領域の開拓を待つ。
334 :
名無しさん@ピンキー:02/11/18 02:06 ID:eXUdAH30
PINKTOWERって出て見れない・・・。
336 :
名無しさん@ピンキー:02/11/18 02:20 ID:eXUdAH30
入ってからどうすればいいか教えていただけませんか?すいません初心者なんで
>>333 じゃあ今
>>326の続きを書いているので、このシリーズが終わったら書く
・・・かもです。
>>336 2ch専用ブラウザ?
インストールしたら、板一覧が出るので
大人の時間→エロパロ→健作で「逆転」スレ一覧
で、ここに来れるぞ
339 :
名無しさん@ピンキー:02/11/18 02:59 ID:eXUdAH30
何をインストールすればいいんですか?
>>339 かちゅーしゃ
インストールしたら中に説明が書いてあったと思うのでそれ読め。
俺はかちゅ使いだからかちゅで説明する。
まず
ttp://www.monazilla.org/ に飛んだら左側にあるKatjusha Extenderに飛ぶ。
そこのダウンロードからインストーラを落としてインストール。
かちゅーしゃを立ち上げたら上の右から2番目にあるツールというアイコンから
ボード一覧の更新を行う。
そしたら下の方にエロパロ出るから後は何とかして。
342 :
名無しさん@ピンキー:02/11/18 03:16 ID:eXUdAH30
見れましたマジでありがとうございます
>>326の続き
凍り付いた時間の中、萎えていく成歩堂のペニス・・・。先走り汁をたっぷり吸ったパンティが滑り落ち、
べちょりと音を立てた。
「あっ・・・」
その音で我に返る春美。みるみるうちに赤面して、顔に手をやる。目を隠すふりはしているが、
指の隙間から成歩堂の股間をしっかりと凝視している。
「なるほどくん・・・いけませんっ、なるほどくんには真宵さまがいるのに・・・」
その言葉で成歩堂も我に返る。
「いやっ・・・違うんだ春美ちゃん!!コレは・・・その・・・溜まってて・・・」
「あぁやっぱり・・・真宵さまはオクテだから・・・まだBまで進んでないんですねっ!・・・でも、
だからってわたしの・・・ぱんつで、お、おなにーなさらなくても・・・」
そういうと春美ちゃんは僕の前まで来て、パンティを拾い上げた。
「・・・こんなに先走り汁を出して・・・わたしのぱんつでのおなにー、そんなに気持ちよかったですか?」
僕の耳には、春美ちゃんの言葉はほとんど耳に入っていなかった。B?オナニー?先走り汁?
どうしてこの子はそんな言葉を知っているのだろう?解らない。
ただ、一つ確かなのは、目の前に素っ裸の春美ちゃんがいるということ。
つるぺたの胸。くびれのないおなか。そして・・・無毛のすぢ。
僕はロリコンではないはずだ。それなのに・・・
勃 起 し て い く
「あっ・・・大きくなっていきます・・・なるほどくんのおち○ちん。うわぁ・・・殿方のここって、
こんな風になってるんですね・・・見るのは初めてです」
そう言うと春美ちゃんは、僕の肉棒に手を添え、ゆっくりと擦りだした。
「わたし、閨房の手ほどきはおかあさまから受けております。意中の殿方は閨にて籠絡せよと。
殿方が、定期的に「しょり」する必要があるというのも存じております。だから・・・
「しょり」してさしあげますねっ」
(そうだったのか・・・しかし君子さん・・・○歳のょぅι゛ょになんてことを教えているんだあああぁぁぁっ!!
だが・・・巧い!!)
春美ちゃんはパンティに染み込んだ先走り汁をローション代わりに、僕の肉棒をしごいていく。
彼女の小さな手では、親指と人差し指の輪っかでも竿を包み込めないが、それでもカリをしっかりと擦りたて、
亀頭に快感を与えていく。肉棒はビキビキに勃起し、カリが大きく傘を張ってより多くの快感を得ようと
必死だ。鈴口からは再びよだれが垂れ始める・・・
「なるほどくん・・・わたしのご奉仕で、気持ちよくなってくれてるんですね?うれしいですっ。
わたし、ほんとにするのは・・・初めてで・・・んちゅぅ・・・」
唇を鈴口につけて、ちゅうちゅうと先走り汁を吸う春美ちゃん。それから口をあんぐりと開けて、
肉棒にしゃぶりつこうとするが、ちょっと大きすぎて無理だったようだ。少し困ったような顔を見せて、
裏筋に舌を這わせ、そのままカリのくびれをゆっくりとなぞっていく。もちろんたっぷりと唾液を乗せて、だ。
君子さんに「歯を立ててはなりません」と厳しく躾られたのだろう。振る舞いはあくまでたおやかだが、
テクニックはとても○歳だとは思えない。と、いうかふつうは○歳のょぅι゛ょはこんなことしない。
「ふふ。なるほどくんのタ○タマ、ギュリギュリ動いてますよ。もうすぐ、イくんですね・・・」
そう言って春美ちゃんは空いている手で僕のキ○タマを弄び始めた。袋をやわやわと揉みしだき、
タマの感触を一つ一つ確かめる。風呂上がりの上気か、興奮の熱気か判らないが、春美ちゃんの
熱い手のひらと指の動きが堪らなく気持ちいい。
「ああ・・・春美ちゃん・・・もう・・・」
「イくんですね?・・・どうぞ、好きなときにイって下さいっ」
悪戯っぽく微笑むと春美ちゃんは僕の肉棒をしごく手の動きを早めた。ローション代わりに使っていた
先走り汁がにちゃにちゃと糸を引き、白い泡を立てて雄の臭いを放つ。その泡をうっとりとした表情で
舐め取りながら、大きいストローク、あるいはちろちろと小さい動きで亀頭を舐め回す。そして・・・
ぬぷぅっ!
「うはあぁっ!?」
手のひらで玉袋を転がしながら春美ちゃんは・・・その・・・僕の肛門に中指を差し挿んだ!
びゅくっ!
思わず僕は射精を始めてしまった。春美ちゃんはとっさに唇を鈴口につけて精液を吸い出そうとする。
肉棒をよりいっそう擦りたてながらも、柔らかな唇とその手でしっかりとロックして、一滴残らず
口の中へ納めるつもりのようだ。肛門に挿れられた指がくにくにと動かされるたびに括約筋が収縮し、
春美ちゃんの指をきつく締め付ける。と同時にようやく精液が解き放たれ、春美ちゃんの口を犯し始める。
びゅくっ! びゅくっ! びゅるぅっ!
暴力的なまでの口内射精。しかし春美ちゃんは舌を動かし、裏筋と鈴口を激しく刺激して更なる射精を
求めてくる。亀頭の感触から、春美ちゃんの口の中にどんどん精液が溜まっていくのが判る。だが。
「んっ・・・こぷっ・・・ぷぁっ!?・・・ああっ・・・」
僕のキ○タマに溜め込まれた精子はそんな生やさしい量じゃなかった。思わず唇を離してしまった
春美ちゃんの顔や髪の毛に、残りの精液を降り注がせる。
びゅるんっ! びゅくぅっ! びゅるっ!
「あぁ・・・なるほろぅくぅん・・・しゅごいでしゅぅ・・・こんぁにいっぱい・・・」
口の中を精液でタプタプにしながらも春美ちゃんは顔射を受け止めていく。
びゅくっ! びゅるっ・・・ びる・・・
春美ちゃんの濡れ羽色の髪と、上気した顔をドロドロに汚して。
射精は終わった。
「んふぁ・・・これが精液・・・おかあしゃまから「カ○ピスみたい」って聞いてらけろ・・・全然濃いれふぅ・・・
ゼリーみたいにかたくて・・・指でつまめちゃいまふぅ・・・」
そうつぶやきながら顔にかけられた精液を口に運んでいく。あらかた口内に納めてしまうと、
ぐちゅぐちゅと音を立てて味わいだした。
「これが・・・殿方の味ぃ・・・変な味ぃ・・・らけろ、おいしいれふぅ・・・」
春美ちゃんは口を大きく開けて、ぶくぶくと泡だった精液を僕に見せつけた。
口内を白く染め上げるザーメン・・・その中で踊るピンクの舌・・・
そしてこくこくと音を立てて飲み下していく。
全部飲み干してしまうと、まだ精液にまみれている僕の肉棒をきれいに舐め清め始めた。
「・・・お粗末様でしたっ」
こうして僕は春美ちゃんに「しょり」されてしまったのであった。
要するにナル受けのナルハミが書きたかったわけですな。
ちなみに俺の中での妄想はもうちょっと続きます。評判良ければまた書きます。
次回予告 第四話 立場逆転
なんというか、新たな旋風(かぜ)だなアンタ
次回期待してマス
>>342 そこまでして読みたいのがエロパロというのにワラタ
せっかくだから何か書けよ
>>346 続ききぼーん
絵掲見てたらマヨイ×チヒロが書きたくなったんだが需要あるかなぁ…。
ここってユリネタも桶?
綾里家のインターホンが鳴った。
久しぶりの我が家で、風呂も済ませパジャマに着替えて使い慣れた布団にくるまって眠りに落ちようとしていた真宵は少々不機嫌に身を起こした。
春美は隣でぐっすり眠ったままだ。真宵は出来るだけ音を立てないように寝室を出た。
(誰だろうな、こんな時間に)
ペタペタと玄関まで歩きながら考えてみる。
(あたしが戻ってきたことを聞いて、近所の人が様子を見にきたのかな?)
しかし、誘拐されていたことを知っているのは関係者だけではなかったか。
心当たりが見つからないままとりあえず戸を開けると、そこには成歩堂が立っていた。
「なるほどくんっ、帰ったんじゃなかったの?」
真宵は驚いて声を上げた。今日は王都楼の裁判のあとみんなでディナーをして、成歩堂は真宵と春美をここまで送ってから自宅に戻ったはずなのだ。
「それが、電車がもう無かったんだよ」
「ええっ?それじゃ帰れないの?」
「そうなんだよな…」
頭を掻いて苦笑する成歩堂に真宵はくすっと笑ってしまった。
法廷では頼りになる成歩堂だが、たまに抜けているところがあって、そこが可愛いと真宵は思っていた。
「しょうがないな。泊まっていきなよ」
「あたしとはみちゃんだけじゃ心配だからって送ったのに、なるほどくんが帰れなくなるなんてねえ」
「うっ…」
テーブルに肘をついてお茶を飲みながら言うと、痛いところを突かれてネクタイを緩めていた成歩堂の手が止まった。
案内したのは春美が寝ている寝室の隣の部屋だ。畳が敷き詰められていて、正方形の小さなテーブルがひとつ。来客用の布団はさっき真宵が押入から引っぱり出したものだ。
「はみちゃんを連れて家に帰る事ぐらい、あたし一人でも出来るのに」
「そりゃそうかも知れないけど」
ジャケットを脱いでネクタイを解いた成歩堂は、真宵の対面の座布団に座ってテーブルに置いてあった湯飲みにお茶を入れながら続けた。
「誘拐なんて事があった後だから、どうしても心配だったんだよ」
「なるほどくんの心配ぶりはディナーの時に聞いたよ。あたしが誘拐されてた時にどれだけ心配したか、すごく語ってたもんね」
「…僕そんな事そんなに喋ったっけ…?」
今夜のディナーにはお酒もあった。成歩堂の酔った勢いによるものだろう致命的な一言を真宵は記憶していた。
「”真宵ちゃんがどれだけ大事な人かわかった”なんて言われたとき、あたしびっくりしたんだから」
いたずらっぽい顔を投げかけて暴露する真宵に成歩堂は吹き出しそうになった。お茶が気管に入ってひとしきりむせた後、”そんな事言った気もするな”と赤面して呻いた。
真宵は湯飲みの中のお茶を眺めながら気になっていたことを聞いてみた。
「あれって、出任せだったの?」
「いや、本心だよ」
顔は動かさないまま上目遣いで対面の成歩堂を見た。成歩堂は赤くなってはいるが真面目な面もちだった。
「本当に?」
「うん」
成歩堂は真宵の目を見つめて続けた。
「今回の事件で、真宵ちゃんが僕にとってどれだけ大事な人かよくわかったよ」
「そ、そんなこと言われると照れるなぁ」
目を伏せて、笑ってごまかす真宵に成歩堂は告白した。
「僕は真宵ちゃんが好きだ」
しばしの沈黙のあと、成歩堂がそっと手を重ねてきた。成歩堂が自分の返事を待っているのだと真宵は気が付いた。
「あたしも好き…」
真宵はぽつりと呟いた。
「真宵ちゃん」
頬を撫でられる感触に真宵は顔を上げた。成歩堂はテーブルに片手をついてこっちに身を乗り出している。
「なるほどくん…」
頬に添えられた手に促されて自分も身を乗り出すと、成歩堂の顔が近づいてきて、真宵は目を閉じた。
唇が重なって心臓の鼓動が跳ね上がった。成歩堂と触れている唇と頬が熱い。自分の身体が火照ってくるのがわかった。
成歩堂の唇が動いたかと思うと、柔らかい物が薄く開いた自分の口の中に入ってきて真宵は身体を小さく震わせた。舌を絡め取られ、歯をなぞられ、口の中を探られる。
一気に頭が痺れて、真宵は何も考えられなくなった。
唇が離れて、真宵はぺたんと座り込んだ。うまく力を入れられない。初めて男に求められた感触の余韻に真宵は我知らず熱い吐息を漏らした。
成歩堂は真宵の横で膝をつくと彼女を抱え上げた。成歩堂が軽々と真宵を運ぶ。
正直、真宵は少々状況について行けていなかった。
成歩堂を家に上げたとき、久しぶりにふたりっきりになれるのは嬉しい(裁判所で再会してから、ふたりっきりになれる状況は今までなかったのだ)し、何かのきっかけでいい雰囲気になるといいなあ、などとは思っていたが、まさか一気にここまで進むとは考えてもみなかった。
この後されるであろう行為を想像して、真宵は緊張してしまった。
「なるほどくん、まだ酔ってるんじゃないよね?」
「もう何時間も経ってるからね。アルコールは抜けてるよ」
布団に真宵の身体を横たえて成歩堂は聞き返した。
「これ以上続けるのは嫌?」
成歩堂が相手なら嫌じゃない、と真宵は静かに首を横に振った。それを見て成歩堂はまたキスをした。
えー、前振りだけでアレなんですけど、続きは今度。
うおー 色々なのが来たな
がんがれみんな
射精の絶頂を味わいながらも、成歩堂は別のところで釈然としないものを感じていた。
それは・・・受け身であること。
弁護士になってから自分は常に突っ込む側であった。突っ込むことで活路を開いてきた。
突っ込むことが人生であった。妄想の中でなら、千尋さんにさえ突っ込んでいた。
しかし、今回は最初から最後まで春美ちゃんにいいようにされてしまった・・・
自分は女性経験が豊富なわけではない。弁護士になると誓って以来、勉強一筋。ソープも、ヘルスも、
イメクラも行かず、まともに恋愛もしたことがない。トップシークレットだが・・・
「童貞である」ということを認めることもやぶさかではない。
しかし、知識がないわけではない。試験問題集、あるいは法律書、あるいは被告人資料に目を通す傍ら、
一通りのエロ本は読んだつもりだ。あるいはビデオ、あるいはエロゲー・・・「いつか来たる日」に備えて、
そちらの勉強もきっちりこなしてきた。
残すは実践のみ。
そうだ。己の知識と、ハッタリ。直感力。これを用いれば、いかにあの大雌狸直伝の技を誇る
春美ちゃんであろうとも、牝の快楽によがり狂わせることも可能なはずだ。
さて、どのような作戦で攻めるべきか・・・
(春美ちゃんの変わった点・・・ ・・・そういえば最近やけに長風呂だな・・・
倉院の里にいたときはそんな風には思わなかったけど・・・ ・・・こっちの風呂と向こうの風呂の違い・・・
・・・そうか!もしかして・・・)
成歩堂の頭脳が弁護士モードでフル回転していく。目的達成のためのロジックが組まれ、一つの「作戦」が
完成する。
(よし!後は・・・実行するだけだ!)
「・・・お粗末様でしたっ」
僕の肉棒についた精液を舐め取ってから春美ちゃんはぺこりとお辞儀をした。
最後の挨拶まで仕込んでいるとは、流石君子さん。抜かりがない。
「ところで春美ちゃん」
と、僕は切り出す。
「もう一回お風呂に入らない?顔と髪、汚れちゃったし・・・体も冷えちゃったでしょ?」
「えっ・・・わ、わたしはもういいですよっ。洗面所で洗いますし・・・なるほどくんこそ凄く汗かいてますよ。
今ならまだお湯あったかいから入ってきて下さいっ」
遠慮がちに断る春美ちゃん。ずっと素っ裸で「ご奉仕」してたせいで、寒そうなのは明らかなのに、
僕の方を立ててくれている。
「じゃあさ、一緒に入ろうか。背中、流してあげるよ」
ごく自然に切り出す。一度目に断られるのは予測済みだ。もしそこで「一緒に入ろう」と言っても
まず無理だろう。しかし!互いが遠慮している状況なら、この同時解決案は受け入れられる!
尚かつ、この場合の殺し文句は、「背中、流してあげるよ」だ。
綾里家は女流の家系。更に天才の血を持つ春美ちゃんはおそらく・・・父親との交流がほとんど無い。
つまり春美ちゃんは、ある程度のファーザーコンプレックスを持っている。
そして、僕へのなつき具合からして・・・(不本意ながら)僕に父親の姿を投影している。
女の子にとってお父さんとの背中の流しっこはスキンシップ願望ベスト3に入るだろう。
よって!春美ちゃんは!この提案を受け入れる!!
「なるほどくんと・・・一緒にお風呂・・・背中の流しっこ・・・」
思った通りなにやらぶつぶつ呟いている・・・よし、もう一息だ。
「じゃあ先に入っててよ。僕も服脱いで行くから」
「はいっ。じゃあお先に失礼しますっ」
そう言うとよっぽど寒かったのだろう。とてとてと走って風呂場に入っていった。
作戦の第一段階は成功だ。
僕が風呂場に入ると、春美ちゃんは追い炊きをしていた。
「なるほどくん、この追い炊きというのは凄いですねっ。ボタンを押すだけでお湯が
暖かくなるなんて。倉院の里では薪で沸かしていましたから、毎日大変でした」
「そういやあそこではまだ五右衛門風呂だったね。板を沈めてから入るの知らなかったから、
最初は大変だったよ。ところで・・・」
と、僕は春美ちゃんをいすに座らせ、背中を洗いながら作戦の第二段階を実行に移す。
ちなみにここの風呂場のいすはスケベイスだ。何故こんなものがここにあるのか僕は知らない。
千尋さんにも怖くて聞けなかった・・・さて。
「これの使い方にはもう慣れた?」
シャワーで背中を流しつつ、何気ない質問を繰り出す。
「あ、はい。しゃわー、ですよね。温かいお湯が滝みたいに出てとっても気持ちいいです。
滝の修行はつらかったですけど、しゃわーは気持ちいいから大好きです」
「ほぉう・・・気持ちいいというのは・・・」
そう言いながら僕はシャワーの水量を最大にして、春美ちゃんの股間に押し当てる。
「こういう使い方をしてるからかなっ!?」
「ひゃあぁぁぁぁぁっ!!?・・・なるほどくん・・・何を・・・いきなりそんなっ・・・ふああああぁぁぁっ!!」
温水の束はぴっちりと閉じ合わさったぷにぷにのお肉をかき分け、その奧の未発達なひだひだや、
クリ○リスのさやを露わにしていく。
「春美ちゃん、こうやっていつもシャワーでオナニーしてるでしょ・・・違う?」
「そっそんな・・・わたし、おなにーなんて・・・あやぁっ・・・」
春美ちゃんはじたじたともがいて水流から逃れようとするが、あいにく両足、両手ともに
僕にロックされているので、かえって違う角度からの刺激を受けて悶える結果になってしまう。
「今日の脱衣カゴにあったパンティ・・・エッチな染みがついてたよ。お風呂に入る前に・・・
オナニー、したね?」
射精してから冷静に考えると、さすがにあの状況で股間を濡らすような千尋さんではない。おそらく
霊媒師としての集中力で乗り切っているのだろう。となると・・・真実は一つしかない。
「はぅぅ・・・そうです・・・今日はおなにーしました・・・でも、いつもとか、シャワーを使ったりは
しません・・・」
「待った!!」
「しかしあなたは最近長風呂が続いていますね?これは明らかにアヤシイ!・・・証人はお風呂の中で
何をしているか明らかにして下さい!」
敢えて弁護士口調で問いただす。僕の法廷をしばらく見てきた春美ちゃんだ。こうすることで
この雰囲気に呑まれ、墜ちやすくなるに違いない!
「やぁん・・・そ、それは・・・そう、しりとり・・・しりとりをしてるんです。独りで・・・あっああっ・・・」
「異議あり!!」
やれやれ、強情な仔だ。それならここは・・・切り札を出すか。(ハッタリだけど)
「でもね春美ちゃん。ここのところ水道代とガス代がやけに増えてるんだ。
・・・お風呂でしりとりをしているだけじゃ水道代もガス代も増えないよね・・・
お湯を、いっぱい使わないとこういうことにはならないんだ・・・さあ、白状してくれるよね・・・
「お風呂で、シャワーオナニーしてました」って言ってごらん」
口調を戻して、耳元で囁く。ついでに耳の裏をゆっくり舐めあげると、肩がびくりと震えた。
「わ、わたし・・・は・・・おふろで、し、しゃわーおなにー・・・してました・・・ひああっ!?」
シャワーをオマ○コに近づける。よりいっそう激しい水流に攻められて、小さな尿道口や、
オマ○コの入り口まで見え隠れし始める。
「それじゃあ次だ・・・エッチな春美ちゃんは、いつもどうやってオナニーしてるのかな?僕に教えてよ」
またびくりと肩が震えた。よっぽど訊かれたくないらしい。・・・僕に「ご奉仕」してるときは
あんなに積極的だったのに・・・これも君子さんの仕込んだ「慎ましさ」なのかな?それじゃ仕方ない・・・
「ゆさぶっ」てみるか。
「あのね春美ちゃん。節水コマって知ってるかな?」
と、僕は尋ねた。節水コマは蛇口に取り付けて水流を絞る節水用の道具だ。倉院の里はもともと
水の便が良くないから、ほとんどの家で取り付けてあると思うけど・・・
案の定春美ちゃんはこっくり頷いた。何でそんな質問をするのかは解ってなかったみたいだけど。
「実は、このシャワーの蛇口にも取り付けてあるんだ。節水コマ。これを取ったシャワーを
春美ちゃんのオマ○コにあてたら・・・いったいどのくらい気持ちいいんだろう?」
ごくり
生唾を飲み込む音がはっきり聞こえた。春美ちゃんは今葛藤している。墜ちる直前だ。ここまで来れば、
あとは誘導してやるだけだ。
「・・・オマ○コの穴はいじる?」
首を横に振る。
「・・・どうして?」
「・・・教えたら、外してくれますか?節水コマ・・・」
墜ちたっ・・・
「うん。じゃあ話してくれるね?」
「おかあさまが・・・「処女膜を傷つけちゃ駄目」って・・・だからわたし・・・おま○この穴はさわれなくて・・・
いつも・・・おしりのあなを・・・だから、しゃわーなら、おま○この穴で気持ちよくなれるから・・・」
処女膜にこだわるとは、流石君子さん。古風な。しかしお尻の穴とは・・・道理であんなテクを知ってたわけだ。
「アナルオナニーしてるんだ」
「そ・・・そうでしゅ・・・あなるおなにー・・・してるんでしゅぅ・・・ねぇ、なるほろくぅん、言ったから、
わたしのおま○こ、もっと気持ちよくしてぇ・・・お願いでしゅぅ・・・」
春美ちゃんは欲情に潤んだ目で、僕の顔を見つめてくる。暴れることももうせず、むしろ自分から
オマ○コをシャワーに押し当ててくる。
「ふふ・・・正直なよい子にはご褒美だ」
そう言って僕は節水コマを外した。そのとたん、今までの3倍くらいの水圧がシャワーから吹き出す。
もともとこの節水コマは節水目的でつけられたのではない。そのあまりの水圧を制御するためのものらしい。
それも節水効果の一番高いやつをつけていたのだから・・・春美ちゃん、大丈夫かな。
「はああああああああああぁぁぁぁぁっっっ!!ああっ、ふわああああああああーーーーーーっ!!!」
・・・凄い。春美ちゃん、さっきから絶叫しっぱなしだ。僕が後ろで支えてないと、水流に呑まれて
流されてしまいそうだ。シャワーを握ってる手もさっきからもの凄い反動を受けて、そろそろ限界が・・・
「あああああぁぁぁっ!!しゅごいっ、しゅごいでしゅぅっ!おま○この穴にあったかいのがいっぱい・・・
いっぱい入ってくるんれひゅぅっ!ふわあっ!?おしっこっ、おしっこの穴も気持ちいいれふぅっっっ!!」
「春美ちゃん・・・ちょっとこれ持っててくれる?」
シャワーを春美ちゃんに渡すと、朦朧としながらも両手でしっかりと受け取って、オマ○コに近づけたり、
離したりする。
「くひゃあああああぁっっっ!!しゅごいのぉっ!波がびくんびくんってきてぇっ・・・止まらないっ、
止まらないんれひゅうっ!!わらひ、もうおま○こイきっぱなしで止まらにゃいんれふぅっっ!!!」
びくんびくんと体中を痙攣させながらも春美ちゃんはおま○こへの刺激をやめない。目を霞ませ、
口からはよだれを垂らしながらもひたすら快感を貪り、あえぎ続けている。
僕は自分の体で春美ちゃんをしっかり支えながら、自由になった両手を春美ちゃんの胸元へ伸ばす。
「じゃあ春美ちゃん、おっぱいでも気持ちよくなろうね・・・」
そう言って両方の乳首を指でいじる。ふくらみなど全然無い真っ平らのむねだけど、それでも乳首は
しっかりと勃起していて、つまむこともできた。
「ほぉら春美ちゃんのエッチな乳首、しごいちゃおうね」
「ああっ、ひゃあああああああああああぁぁぁぁぁっ!!お、おっぱいも、ちくびも気持ちいいれふぅっ!!
おっぱいとおまた、ちくびとおま○この穴がいっしょに気持ちいいれしゅぅぅぅっっ!!わ、わらひの、
勃っちゃったえっちなちくび、もっといじめてくらひゃぁいっ!!!」
声のトーンをオクターブあげて悶え狂う春美ちゃん。それを見て僕は何故か深い充実感を覚えた。
自分の立てた作戦通りに悦楽に陥る春美ちゃんの姿を見るだけで肉棒は痛いくらいに勃起し、
風が吹いただけでも射精してしまいそうだ。そして僕は自覚した。やはり自分は
何 に お い て も 突 っ 込 む 側 の 人 間 な の だ と ・ ・ ・
「春美ちゃん・・・そろそろ判決をあげるね・・・」
僕は春美ちゃんの耳元で囁く。春美ちゃんの耳にはもう聞こえていないかもしれないが、
とにかく僕が判決を下すということが大切なのだ。たまには弁護士が判決を下したっていいだろう。
「水道代とガス代の無駄遣い・・・僕に内緒でオナニーばっかりして、パンティを汚しちゃった容疑・・・」
「 有 罪 !! 」
僕はそう叫んで春美ちゃんからシャワーを奪い取る。そして春美ちゃんのおま○こに残された最後の砦、
頑張って護りきっていたクリ○リスの包皮を
むきいっ
「はひゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっ!!!!!!!」
ぴゅっ・・・ぷっしゃああああああぁぁぁぁぁっ・・・
おしっこと、ほんの少しとろみのついた愛液を同時に吹きこぼしながら春美ちゃんはくたり、と崩れ落ちる。
まだちょっと痙攣していて、そのたびに二つの穴から汁がこぼれ出る。多分シャワーのお湯が入ったのも
あると思うけど、すごい量だ。我慢してたのかな。おしっこ。
・・・さすがの春美ちゃんも包皮剥きたてのクリ○リスに、通常の3倍のシャワー攻撃は耐えられなかったか。
・・・あぁ・・・爽やかな気分だ。結局お風呂場では射精していないけど、それでも無罪判決を勝ち取ったときの
3〜5倍は爽やかだ。当社比で。
さて、これからどうしよう。・・・とりあえず春美ちゃんをもう一回洗ってあげようかな。
おしっこまみれになっちゃったし。
・・・いつでも逃げられるような切り方にしてますが、伏線(っつーか、ネタ)はまだあるので
続く可能性はあります。最悪なことに。
次回予告 第五話 前後逆転
掲載予定日不明 品質保証無
>>361 あなたイイ! よ!
特に
>>355の『突っ込む』の言葉の重複で始めるつかみがイイね。
ここの文章リズムはいいわ、なんか面白いわで、すごい入りこみやすかったよー。
>>355の文章は天才的だな(w
確かに弁護士になるの相当な努力いるだろうし
モテなくなっても不思議じゃないか
>>351 ホンワカ
>>355 (・∀・)イイ!
こんなに笑えるエロSSは久しぶりだ。
>351と>355のギャップが凄いな
二人とも頑張れ
>>367 ものすごい話になりそうだなソレ(w
携帯ゲーム板の逆裁小説スレで偽1さんが書いてた小説良かったな。
成歩堂の発想の転換にワロタ
>>355 春美たんが出てくるだけで萌え狂いそうなのに、
この展開・・・正直感服しますた。
本当にオモロカッタ。
胸のふくらみに添えられた成歩堂の手がそっと動き始めると真宵は目を閉じた。初めはただ恥ずかしいだけだったが、すぐに妙な感覚を覚えるようになった。
成歩堂に触られている部分が暖かい。そこから全身へ、ぴりっと電気のようなものが伝わっていく。ずっと感じていたいような、心地良い感覚。
と、その感覚が途絶えた。かわりに真宵の胸元で何かしている気配がある。それがだんだん下に移っていって、パジャマのボタンを外しているのだと真宵は感づいた。
「身体、起こしてくれるかな?寝たままだと脱がせられないんだ」
「あっ、そうだね…」
言われて身体を起こした。やはりパジャマははだけていて、あられもない姿になっている。真宵は胸を隠したくなるのをこらえた。
されるがままに着ているものを脱がされて、真宵の身体を隠すのはショーツだけになる。
成歩堂はシャツを脱ぐとキスをしながら真宵をゆっくり押し倒した。
真宵は夢見心地だった。素肌同士が当たる感触が心地良い。
成歩堂の手が触れるか触れないかくらいで真宵の首筋や胸、背中、腰、お尻、太ももを行き来すると、真宵はどこかくすぐったいような、甘い刺激が全身に広がってくのを感じた。
むずむずするような感覚があそこに蓄積されていくのも。
「なるほどくん…」
呟いた声がとても熱く、扇情的である事に気が付いて、真宵は驚いた。自分がこんな声を出せるなんて。
成歩堂の顔が胸に埋まったかと思うと、強い刺激が走ってびくりと身体が震えた。出かかった声をすんでの所で止める(ふすま一枚隔てた部屋で春美が寝ているのだ)。
胸のふくらみの先端を、吸われたり、舐め上げられたりする度に快感が走った。真宵は成歩堂の頭をぎゅっと掴んで声を必死で押し殺した。
「真宵ちゃん、声を出してもいいよ」
成歩堂の囁きは真宵にとってとても甘美な誘惑だったが、ヘンな声を出すわけにはいかない。
「駄目だよ…隣ではみちゃんが寝てるんだし…」
「えっ…そうなの?」
成歩堂は上体を起こすと、寝室に続いているふすまを見て小声で問いただした。
「あたし声我慢するから…」
中断の気配に喪失感を覚えて思わず口にした。ここまでしたのなら、最後までして欲しいと真宵は思った。
「だから…」
「わかった」
成歩堂は真宵を抱きしめて耳元でそっと囁いた。同時に、太ももに強張りを押しつける。真宵はその生々しい感触に息を飲んだ。
さっきからずっとあそこが疼いている。たぶん濡れてしまっているだろうと真宵は認めた。濡れていることがばれたくない、という気持ちと、あそこを弄ってこの疼きをどうにかしたい、という気持ちが交錯していた。
だから、成歩堂の指が太ももの内側をゆっくり這い上がってきてショーツの中心に添えられた時は、どうしていいのかわからなくなった。
成歩堂の指が下着越しに割れ目に沿って動いた。その刺激を受けてひだが動いたかと思うと、中に溜まっていた液体が溢れてショーツの染みを広げたのを真宵は自覚した。
触っていた成歩堂もそれに気づいただろう。あまりの恥ずかしさに真宵は両手で顔を隠した。
「電気消して…」
真宵の懇願を聞いて、成歩堂は部屋の明かりを消した。
>370-371
正直(;´Д`)ハァハァしますた。
続きが激しく楽しみです。
続きがいつ来るのかと待ってたけど、そこで一区切りなのか
がんがれ
>>370たん
「お姉ちゃんのおっぱい、大きくていいなー。あたしなんてゼンゼンおっきくならないんだよ」
「大丈夫。まだまだこれから大きくなるわよ」
「ううう‥‥そうかなあ」
綾里姉妹は、倉院の里のそばにある温泉に入りに来ていた。真宵が山歩きをしている最中に
偶然見つけた天然の温泉で、以来時間のある時には二人でよくここを訪れるようになったのである。
誰もいない山奥の温泉では、梢が風に揺れる音の他は何も聞こえてこない。月明かりだけに
照らされて、温かい白色の湯に浸るのは、室内風呂に入るのとは段違いの趣がある。
真宵は湯をかき分けるようにしてぱしゃぱしゃと姉のそばに寄って行き、
「ねえねえお姉ちゃん。ちょっとおっぱいに触ってみても、い?」
「ふふふ、バカねー。別に構わないけど」
「わーい! じゃちょっと、触るよ〜」
真宵は指先でつんっと先端をつついてから、手のひらで全体を包み込むように豊かな乳房を
揉んだ。真宵の小さな片手ではるくらいの質量のある乳房が弾力を持って、真宵の手がかける
圧力をはね返そうとする。
「わぁ、すごい」
「‥‥く、くすぐったいわ。真宵、もうちょっと普通の触り方してくれない?」
「フツウの触り方ってどういうの? あたしわかんないよ」
真宵の左手が千尋の乳首に伸びた。先端をつまみ上げ、コリコリとこね回す。右手も休まないで
たぷたぷと重さを量ってみたり、頬擦りをして感触を確めたりして、遠慮会釈なく千尋の胸を弄った。
千尋の口からわずかに息が漏れる。
「やっぱりお姉ちゃんのおっぱい、おっきい。手から零れそうだぁ‥」
「あ、あのね、真宵‥‥んっ」
真宵が千尋の乳首に吸い付いた。乳輪ごと口の中にすっぽりと覆い込みながら、ちゅっと音を立てて
吸ったり、舌全体で潰すように舐め上げたりして弄る。
真宵の口腔内できゅっと乳首が固く勃ち上がっていく。
「おいひぃ。お姉ちゃんの、おっぱい‥‥」
舌が丹念に胸全体を這う。温泉の湯の味と、肌の直接の味を堪能しながら、犬のようにぺろぺろと
無邪気な舌の動きで千尋を攻める。
「あっ‥ぁ、ま、真宵‥‥もういいでしょ? っあぁ」
「ダメだよー。せっかく久しぶりに二人でお風呂入りに来たんだから、もっと色んなとこ触らせてよ」
真宵の指が千尋の太ももの内側に伸びる。
千尋があっと声をあげる間もなく、真宵は千尋の足の間に手を侵入させた。
「あは。ヌルヌルしてるよ、お姉ちゃん。濡れてるの‥‥お湯のせいだけじゃないよねぇ」
「‥‥は、ぁ、やめなさ‥真宵‥んぅ」
「こういうの、ヨクジョーしてる‥‥って、言うんだよね?」
「あ‥あなたどこでそんな言葉‥‥」
「ふっふっふ、甘いなー、お姉ちゃん。今はテレビとか雑誌とかでね、いろーんなジョウホー
シュウシュウできるんだよ。いつまでもあたしだって子供じゃないんだから」
子供そのものの得意げな顔をして、真宵は肉襞の周囲の形を確めるように指先でなぞっていく。
感じさせるためというよりは、純粋に探究心からのたどたどしい動きは、かえって千尋に
焦れったい快感を与えて追いつめた。湯の中のことなので音は直接響かないが、ちゅる‥という
粘液の触感が真宵にも千尋にも伝わっている。
「‥あぁんっ‥あふ、真宵、も、もうやめなさいっ‥‥ぁああ」
湯につけないように結い上げていた千尋の髪が頭を振った拍子にほどけ、ゆるゆると水面に広がっていく。
「お姉ちゃん、かわいー。なんかこういうお姉ちゃん見るの、嬉しいなぁ」
真宵の指は千尋の股間の突起をつまみ上げて、きゅっと力を込めてみる。指の腹でこすってみたり、
形を変えるように軽く押したり引っ張ったりしているうちに、千尋は官能に飲み込まれてあられもなく声を漏らした。
「‥ひっ‥はぁん‥あぁぅ‥ん‥」
ちゃぽん、ちゃぽっ、と二人が動くたびに湯のしずくが音を立てた。湯をかきまぜたせいか辺りにはもうもうと
湯気が立ち上がり、二人のすべらかな肌に細かな水滴を宿す。
やがて真宵の指は、とろとろになった千尋の秘部にそっと伸ばされた。
じくじく充血したそこに触れられて、千尋の体はぴくっと反応する。
「お姉ちゃんの中の中まで、触りたいの‥‥。もうココ、ぐちょぐちょだし、イタくないよね? イタかったら言ってね」
真宵の熱い吐息とともに、指は千尋の入り口近くの内壁をぐるりと円をえがくようにして広げた。たどたどしい
指の動きに、千尋はたまらなくなって腰を揺らす。しかしまさか姉として、妹にもっととねだるわけにもいかない。
焦れったさにひたすら耐え、腰をグラインドさせたい欲望を抑えながら、望む快感が与えられるのを待つ。
「うふぅ‥‥はぁぁ‥真宵、い、いぃ‥‥」
「かわいい、お姉ちゃん。大好き‥」
紅く濡れて開かれた千尋の唇に、真宵は伸び上がって唇を押し当てるだけの無邪気なキスをした。
侵入させる指をもう一本増やし、中指と人差し指をリズミカルにうねらせて内壁をこすりあげる。
「あぁっ、‥はあっぁっ。‥うふぅ‥はあぁんっ‥!」
「あ‥お姉ちゃん、あたしも、なんだか‥‥はぁ、は‥」
乱れる千尋の姿を見ているうちに、体が熱くなってくるのを感じた真宵は、指を侵入させたまま、太ももで
千尋の体を挟み込んで、体全体を擦り付けるようにして上下運動を始めた。
勃起した乳首やクリトリスが互いの肌でこすれて、痛いほどの快感を呼び起こす。上気して敏感になった
肌にはそれだけでも十分すぎる刺激だ。
不規則な運動で千尋の内側は真宵の指をきゅうぅっと痛いほど締め付けた。ぴくぴくと軽い痙攣が
起こり始め、絶頂への予兆を示す。
その動きのいやらしさに真宵は指先だけで感じてしまった。
「うぅん‥あぁっ‥イクっ‥まよいぃっ‥もう、イッちゃうっ‥! くぅ、あぁぁぁーーっ!」
「んぁ‥お姉ちゃ、ぁぁ‥すごい‥‥」
膣が真宵の指を食いちぎろうとするかのようにうねり、収縮した。
びくん! びくん! びくん! という激しい収縮が真宵の指をぐいぐいと飲み込んでいく。
数十秒にも及ぶ絶頂の快感に身を震わせて、やがて千尋はぐったりと脱力して岩肌に身を
もたせかけた。湯にゆらゆらと広がった髪が、快感の余韻に力なくしなだれる体を飾っていた。
「ごめんね、お姉ちゃん。びっくりしたでしょ。いきなりこんなことして」
千尋に甘えるように抱きついて、真宵はいたずらっぽく笑った。
「お姉ちゃんがあんまりキレイだったんだもん。ついイタズラしたくなっちゃったんだ。ごめんね?」
純朴そのものの表情で小首をかしげて、上目遣いでのぞきこまれると、千尋も苦笑するほかなくなってしまう。
他の人間にされたらとんでもないと思うようなことでも、ただ一人血を分けた肉親である真宵なら許して
しまいたくなる。ひとつ大仰にため息をついてみせると、こつんと真宵の額を軽く叩き、
「全くもう。しょうがない子ね」
結局のところ、千尋もまた、真宵には弱いのであった。
END
お粗末様でした。
書きたいもの書かせてもらってありがd。
お姉サマ系責めるの好きなので良かったらまた書かせてください。
>>378 堪能させていただきますた。
ぴんくたわー出つつも神降臨し続けるな。
いいスレだ…
障子越しに月明かりが入ってきて部屋の様子を微かに照らしている。成歩堂は真宵のショーツを引き下ろすと、裸になって覆い被さった。
成歩堂に身体のあちこちをついばまれて真宵は身をよじらせた。布団が圧迫される音、身体が擦れ合う音と、はぁ、と熱い息が喉から漏れるのが聞こえる。
視覚がほとんど意味を無くした代わりに音に敏感になった気がした。
真宵の首筋を吸ったまま、成歩堂の手が肩から胸、腰、下腹部へと下がってくる。
手は入り口の周りの毛をしばらく愉しんでから、割れ目を押し広げてその中に指を進入させた。真宵の内部を指がゆっくりと探って後、絡みついた粘液を性器全体に塗り広げるように、ひだとその上端の突起を動き回っては、また中をかき混ぜる。
じんじん疼いていたものがはっきりと快感に変わっていく。特に、敏感な突起を擦られるとその刺激に腰が跳ねてしまい、真宵は堪えきれずにくぐもった声を漏らした。
真宵が眉をひそめて目を瞑って指に耐えていると、成歩堂は耳に口を近づけて羞恥を煽る言葉を囁きかけてきた。思考が消し飛んで、恥ずかしい声が出そうになる。
「…もう、やめて…声、出ちゃう…」
「出るって、どんな声が?」
指の悪戯を続けたままからかうように聞き返す成歩堂に、真宵ははっとした。
(遊ばれてる…!)
そう思った瞬間、真宵の背筋に衝撃が走って何も考えられなくなった。
「あぁっ…」
必死で抑えていた声が溢れ出した。
「あぁんっ……はぁ……」
喘ぎ声を上げ始めたのを見て成歩堂は慌てて指を性器から離すと、真宵の呼吸が収まっていくのを待った。
「ひどいよ…やめてって言ったのに…」
「ご、ごめん…あんまり可愛かったから、つい…」
あんなに乱れたところを見せた後に”可愛い”と言われるのは釈然としないものがあったが、成歩堂を激しく興奮させたのは確かなようだ。
太ももに当たっている成歩堂の性器がすごく大きく固くなっていて、時折震えながら粘液を吐き出していた。
「真宵ちゃん、いい?」
「うん…」
成歩堂は真宵の足を割って身体を滑り込ませた。
真宵の入り口にあてがわれた成歩堂のものがゆっくりと進み始めた。
「うっ…」
狭いところを無理矢理押し広げられる。痛くて、真宵は思わず成歩堂の背中に回した手に力を入れた。
「大丈夫?」
「大、丈夫…続けて…」
真宵は成歩堂にしがみついて、目をぎゅっと閉じて唇を噛み締めて激痛に耐えた。涙が浮かんで、脂汗が吹き出る。奥に達して成歩堂が止まると、痛みが和らいで真宵は息をついた。
すると、成歩堂がのしかかってきた。強く抱きしめられて、ふたりの身体がひとつになったような感覚に陥る。
「痛くない…?」
「ん、ちょっとね…」
「動くけど、大丈夫かな?」
「うん…大丈夫…」
言葉を聞いて成歩堂はゆっくり動き始めた。濡れているはずだったが、やはり痛い。
成歩堂の性器が中を前後する度に内側が擦られて痛みが真宵を襲った。入ってきたときよりも大きくなっているんじゃないかとさえ思えた。
「くぅ…」
成歩堂の動きが大きくなってきて、痛みも増してくる。身体の中をかき回される激痛にまた涙が滲んだ。
「真宵ちゃん…」
耳元で囁いた成歩堂の息が荒くなっていた。密着していた身体が少し離れて腰の動きが速まる。成歩堂が自分の身体で気持ち良くなっているのだとわかって、真宵は嬉しくなった。
「なる、ほど、くん…」
だんだん抽送が激しくなってきている。真宵は痛みに耐えながら名前を絞り出した。
成歩堂の呼吸が一気に荒くなったかと思うと、腰の動きが小刻みになった。一番奥に思いっきり突き込んで成歩堂の身体が強ばる。小さな呻きとともに、真宵の中で何度も脈打った。
力を抜いて身体を預けてきた成歩堂を抱きしめながら、真宵はお腹の中に熱いものが広がっていくのを感じた。
ふたりは布団の上に寝たまま余韻を味わっていた。
成歩堂は横向きに頬杖を突いて、もう片方の手で漫然と真宵の髪を触っている。
真宵は何とも言えない満足感に浸って気怠げに天井を眺めていた。あそこの中はまだじんじん痛んでいたが。
「まさかこんな事になるなんてねえ」
真宵がぽつりと呟いた。
「もしかして後悔してる?」
「ううん。してないよ」
成歩堂がほっと息をつくのが聞こえて真宵は可笑しくなった。
「あたしたち、これからどうしよっか?」
「真宵ちゃんはどうしたい?」
「…なるほどくんと付き合っていきたいな」
「僕もだよ。真宵ちゃんと一緒にいたい」
成歩堂が手を握ってきた。微笑んで真宵も握り返す。
「汗かいたし、お風呂入ろうか」
”一緒に”という意味だろう。
真宵は照れくさそうに笑って頷いた。
(おわり)
はうあー、最高でした〜!
ラブラブでよかったです〜(*´д`)モフモフ
こういうのも悪くは無いな。
この二人はほのぼのが似合う
ナル×メイはないのか・・・
一度見てみたいもんだ・・・
ホテルの一室。
目を覚ました冥は全裸だった。
すぐ隣で、これも全裸で御剣が眠っている。
昨日は久しぶりのデートで……冥は自分の痴態を思い返してため息をついた。
御剣は久しぶりで張り切っていたのか、いつにもまして前戯が長く丁寧で、冥はそれ
だけでいかされてしまった。
その後も指や舌で攻め、カチカチに堅くなったモノを冥の肌に押しつけ、あるいは握
らせながらも、全く挿入はせずにさんざん焦らして、ついには彼女自身に言わせた。
「挿れて」と。そして、御剣が二度果てるまで冥は何か吹っ切れたように滅茶苦茶に乱
れた──
「……」
言わされた数々の卑猥な言葉が次々と甦ってきて冥は頭を抱えた。
冥は今まで、あそこまで乱れるということはなかった。基本的に優しくされるのが好
きで、それで充分だったのに、あんな風に狂わされたのが冥の気に触った。御剣はそれ
を重々知っていたはずだというのが余計に頭に来る。
ふと隣を見ると御剣が眠ったままで勃起しているのに気づいた。
(レイジもプライドは高い…それを打ち砕いて仕返しするのは、今ね)
冥は目を光らせた。
「……はっ、メイ、何をしている?」
冥が御剣のそれを握ってゆっくり上下させると御剣は目を覚ました。そのまま手の中
のモノをくわえ込む。上目遣いで御剣を見ると、彼は困惑した顔で冥を見つめていた。
以前、冥は口でしたことがあったが、口の中に出されたときのあまりの苦しさにそれっ
きり一度もしていなかった。
「メ、メイ、どうしたんだ?」
不理解の表情で聞く御剣を無視して冥が舌を絡めていると、だんだんペニスが堅く、
熱くなってきた。御剣の顔がしだいに恍惚としたものになってくる。
(ふふ…そろそろね…)
口の中のモノがひくんと動いたのを見計らって冥は口を離した。それは唾液にまみれ
て光っていた。
冥は頬杖をついて御剣の顔に目線を向けた。
「どうして欲しいの…?」
「…?」
何を言っているのか理解できず、御剣が訝しげに冥を見つめる。
「私は怒っているのよ。昨日の仕打ちに」
「昨日の仕打ち?」
「あなたは私を滅茶苦茶にして、い、いやらしい言葉を無理矢理…!」
怒りを込めて言う冥に、御剣が慌てて弁解する。
「そ、それは君を悦ばせようとしての事だ。それに、君はとても感じて…うっ!」
ペニスを握られて御剣の言葉が途切れた。冥はそれが痙攣するのを手に感じながら言
い放った。
「レイジ、これをどうして欲しいのか言いなさい」
顔を真っ赤にした御剣が何も言えずに呻くのを冥は眺めていた。
「ほら、早く言わないと…」
ゆっくりと、ペニスを握った手を動かす。
「出ちゃうんじゃない?」
「や、やめろ、メイ…」
冥が滲み出てきた粘液を敏感な亀頭に塗り広げると、御剣が呻いて足を引きつらせた。
「わかった。やめるわ」
言うと冥は手を離した。名残惜しげに震えるそれを横目に、
「それじゃ、私シャワー浴びてくるから」
ベッドを降りた。御剣が突然切れて襲いかかってくるような性格ではないことを冥は
知っていた。
「ま、待て、メイ。…続けてくれ…」
それを聞いて冥は勝ち誇った笑みを浮かべる。
「…何を?」
「…手…いや、口で…してくれ…」
「口で何をしろと言うの?」
御剣のももを触ると竿がぴくりと跳ねた。
「く、口で、抜いて欲しい…」
冥はにんまりとした。
(ふふ、ついに言わせたわ…)
最初は、御剣に懇願させたらすぐに抜くつもりだったが、冥は続けているうちに経験
したことのない興奮に襲われていた。受け身のセックスでは得られない、嗜虐の快感。
冥はもう少し御剣への仕返しを続ける事にした。
冥が指をペニスに絡めて動かし始めると、
「メ、メイ…」
御剣は何かを訴えるように顔を向けてきた。本当にもう射精してしまうのではないかと
冥には思えた。
「もう出してすっきりしたら?」
冥の挑発に御剣は必死に耐えている。どうしても口でいきたいのだろう。
それを見て、また冥の中の嗜虐心が燃えた。
「わかったわ。口でしてあげる」
唇を舐めるのを見て御剣の咽が鳴った。冥がペニスに顔を近づける。
「でも、レイジ…」
空いている方の手で根元の袋を優しく揉む。
「口に入るまで、我慢できる?」
冥は竿をさすりながら舌先でちろちろと先端を舐めた。
「うっ!」
御剣の全身が引きつった。睾丸が動くのがわかる。亀頭が膨らんだのを感じて冥が顔
を離すと、びゅっ、と勢いよく精液が吐き出された。二度、三度とペニスの中を精液が
通り抜けていくのを添えられた手を通して冥に伝えてくる。結局御剣は冥の口に入るこ
となく達した。
(はぁ…癖になりそうね…)
冥は男のプライドを粉々にして翻弄した快感に酔いしれていた。
次のデートの時も御剣を苛めよう、などと考えながら。
ヤッチャッタ(;´Д`)
いじめっこというか、仕返しかな?
…ミッチャンのファンに殺されそうだ…
張り切る御剣の一文に妙にワロタw
>>385 書いて流行らせるべし
ミタヨー(´∀`*)
突然キレて襲い掛かるミッタン書いたヤシですが楽しませてもらいますたw
いぢめっ子なメイタン泣かせてみたい萌えー。
>391
「張り切る御剣」あんたが言うから想像してワロタYO!
メイタンすてきだ。朝からイイモン見せてもらいました
「ふぅ・・・」
熱めのお湯に肩までつかり、僕は一息ついた。目の前には春美ちゃんのうなじ。
髪の毛は湯船に浸からないよう結ったのだろう。おだんごにしてある。
首から肩にかけての細いライン。
僕の体にかかってくる体重と、すべすべの肌触り。
何の気無しに手を伸ばし、春美ちゃんの胸のふにふにとした感触を楽しむ。
こんなことをしながらも、すでに次の作戦は立案済みだった。作戦その2だ。
「まだ終わらないよ・・・春美ちゃん・・・」
「ふ・・・ぁ?」
春美ちゃんがゆっくりと目を開ける。
「気がついた?春美ちゃん」
後ろから声をかける。
「なるほど・・・くん?わたし・・・どうして・・・」
自分の置かれた状況を、まだ把握できていないのだろう。目を擦り、こちらを振り返る。
「・・・凄かったよ春美ちゃん。あんなに乱れるなんて・・・びっくりしちゃった」
湯気のこもった風呂場内でもはっきりと判るほどに、春美ちゃんの顔が上気していく。
「ぁ・・・あ・・・」
真っ赤になった顔を伏せて、両手で覆う。
「ごめんなさいなるほどくんっ!わたし・・・あ、あんなはしたない姿を見せてしまって・・・恥ずかしいですぅ・・・
なるほどくんは、こんなはしたないことするわたしなんか、嫌いになっちゃいますよねっ・・・」
うなじや耳の後ろまで赤くなっちゃった春美ちゃん。今にも泣き出しそうだ。そんな春美ちゃんを
後ろから柔らかく抱きしめ、耳元で囁く。
「嫌いになんかならないよ春美ちゃん・・・いいんだ。僕の前ならどんなにはしたなくなっても。・・・それに、
乱れてるときの春美ちゃん・・・すごくきれいだった・・・」
「なるほど・・・くん・・・」
目を潤ませながらまたこちらを向くはるみちゃん。僕は優しく微笑んであげながら、言葉を続ける。
「でもね・・・覚えてるかな?春美ちゃん・・・君は「有罪」になっちゃったんだ・・・だから僕は、
君を「おしおき」しなくちゃならない・・・解るかな?」
春美ちゃんは躊躇せずにこっくり頷いた。自分が何を言われているのか、今から何をされるのか、
おそらく理解していないだろう。しかし彼女は、僕の作り上げたこの状況の中で、頷くしかないことを
解っていた。
・・・いい仔だ。
「じゃあ春美ちゃん、お仕置きの時間だ・・・お尻の穴でオナニーして見せて」
「えっ・・・そ、そんな・・・」
戸惑いと羞恥の色を浮かべてうつむいてしまう春美ちゃん。叩かれるとか、あるいは食事抜きだとか、
そういった罰を覚悟していたのだろう。
春美ちゃんはおそらく、奉仕することに対しては免疫があっても、受け身になることに全く耐性がない。
君子さんから「女は殿方に奉仕することのみを考えればよいのです。自分がよがるなどもってのほか」などと
言われてきたのだろう。それに加えて強い貞操感。肛門で快感を得る度に深い罪の意識も感じていたに違いない。
だからこそ。
「僕は見たいな・・・春美ちゃんが、お尻の穴で、オナニーするところ」
もう一度念を押す。
「・・・わかりました・・・おしりのあなで、おなにー、します・・・」
春美ちゃんは観念したようで、座ったままおずおずとお尻の方に手を伸ばす。それを僕が引き留める。
「ダメだよ春美ちゃん。ちゃんと僕に見えるようにしてくれなきゃ。立ってそっちの壁に手をついて。
お尻をこっちに突き出すんだ」
「えっ・・・そんなぁ・・・恥ずかしい、ですぅ・・・」
口では嫌がっていても、言われたとおりに立ち上がり、お尻をこっちに向ける。これからされることを
期待しているのか、見られる快感に目覚め始めたか。とにかく僕の目の前に、春美ちゃんのお尻が
さらけ出される。意外に肉付きのいい尻肉の間の、さっきさんざんシャワーに嬲られて少し腫れぼったく
なったすぢと、肌色のきれいなすぼまり・・・アナルが露わになった。
「やあぁ・・・見、見ないでくださいぃ・・・」
恥ずかしさのあまりお尻をぷるぷると震わせる春美ちゃん。すぼまりに溜まったお湯がこぼれて股間をつたい、
すぢに吸い込まれていくところまではっきり見える。でも僕はこう言った。
「大丈夫だよ春美ちゃん。湯気がこもってよく見えないから」
「えっ・・・そうですか・・・」
複雑な声色で春美ちゃんが答える。安堵半分、がっかり半分・・・といったところか。・・・もう一息だな。
「だからね春美ちゃん、自分でお尻を拡げて見せて。それと、お尻を見せるときはちゃんと「見て下さい」
っていわなきゃね」
「・・・わかりました・・・なるほどくん・・・わたしの、お、おしりのあな・・・あなるを、見てください・・・」
春美ちゃんは両手でお尻の肉をむにぃっと割り拡げて見せた。横にのばされた肛門が少し開いて、ピンク色の
直腸粘膜が見える。同じようにちょっとだけ拡がったすぢからは、とろみのついた愛液が一筋こぼれでて
太股を伝わっていく・・・
「ふふ・・・春美ちゃん、オマ○コからエッチな汁が垂れてるよ・・・ひょっとして、僕にお尻の穴を見られて
感じちゃってるのかな?」
「そんなぁ・・・わたし、なるほどくんにおしりのあなみられて・・・おま○こからえっちなおしるたらして・・・
感じてなんか・・・」
弱々しく抗議(?)する春美ちゃん。拡げられたアナルがきゅっきゅっとすぼまる。しかし愛液の垂れる筋は
止まる様子を見せない。そろそろ頭の中に霞がかかってきたようだ。
「どうかな?・・・じゃあそろそろ、アナルオナニー始めてもらおうか。いつもやってるようにしてみせて」
「はい・・・あなるおなにー、します・・・なるほどくん、見ててください・・・」
こうして春美ちゃんの肛門オナニーショーが始まった・・・
「んっ・・・はぁ・・・ちゅぱっ・・・じゅるぅ・・・」
自分の指をしゃぶって、唾液でぬるぬるにしていく。片手でお尻を割り拡げたまま、濡らした指で
アナルの皺をなぞっていく。
「春美ちゃん、今やってることを、僕に説明してね」
かぶりつきで見つめながら、僕は春美ちゃんに指令を出す。
「はいぃ・・・わたしは、つばでぬらしたゆびで、おしりのあなの・・・しわをいじっています・・・ふわぁ・・・
ちょっとくすぐったくて、ヘンな感じです・・・」
何度か唾液を補充すると、今度は括約筋をほぐし始めた。
「おしりがぬるぬるになったら・・・おしりのあなのいりぐちの、輪っかになってるところ、
こねこねってします・・・いっぱいこねこねしてたら、指・・・挿れたときに痛くなくて、
いっぱい気持ちいいのぉ・・・はあぁ・・・も、もう挿れたいですぅ・・・挿れたいよぉ・・・
あぁんっ!もうがまんできないですっ!・・・おしりのあなに、ゆび挿れちゃいますぅっ!!」
つぷり、と人差し指がアナルに指が挿れられる。第一関節までで止めて、感触を楽しんでいるようだ。
「あはぁ・・・あなるにゆびが挿ってますぅ・・・おしりのあなが拡がって、こうやってくにくにしたら・・・
はゃっ・・・きゅうってゆび、締めつけてくるのぉ・・・気持ちいいよぉ・・・そ、それでぇ・・・
ゆっくり、おくまで挿れるんですぅ・・・あああっ!・・・ズズッておしりがどんどん拡がって、
挿っちゃう・・・おくまでゆびぃ、飲み込んじゃうんでしゅぅっ!!」
すでに春美ちゃんの目はとろんとしてイってしまっている。人差し指をアナルに埋没させて、
肛虐の快感にあえぐ春美ちゃんのお尻に、僕の目は釘付けになっていた。
「なるほどくぅん・・・見てくれてましゅかぁ・・・わたし・・・おしりのあなにゆびぃ・・・
ずっぷり挿れちゃってるのぉ・・・あぅん・・・こ、こうやってぇ・・・ぐりぐりぃってして、
おしりのなか、かき回したら・・・んひゃあぁぁぁぁぁ・・・気持ちいいんでしゅぅ・・・」
「うん。しっかり見てるよ・・・春美ちゃん。でも、おしおきのアナルオナニーを僕に見られて
気持ちいいなんて、春美ちゃんは本物の変態だね」
「そうっ、そうなんでしゅぅっ!わたしは、あなるおなにーをなるほどくんに見られて感じちゃう、
ヘンタイさんなんでしゅぅっ!う○ちのでるあなをいじくって気持ちよくなってるのを見られて、
すごく恥ずかしいのに・・・いつもよりずっと気持ちよくなってるんれふぅっ!わらひ、ヘンタイしゃんらから、
いつもゆび、にほんも挿れておなにーしてるんれふぅっ!いっぽんれこうやってほじほじして、
ほぐれてきたら・・・わらひのえっちなおしりのあなぁ、いっぽんらたりないから、こんなふうに・・・
ふひゃあああぁぁぁ・・・な、なかゆびもぉ・・・くわえこんりゃうんれしゅぅ・・・」
すっかりろれつが回らなくなってしまっても、うわごとのように春美ちゃんはオナニーの様子を話し続ける。
指を2本ともずっぷりとくわえ込ませてしまうと、春美ちゃんはゆっくりと、指をピストンし始めた。
「んはあああぁぁぁ・・・こーやって、ぬぷーってゆびぃ、出したり、挿れたりするの、大好きなんれふぅ・・・
う○ちがずっとでてるみらいれぇ・・・気持ちいいんれふぅ・・・こぉやって、なかでゆび、広げたら・・・
ふあぁっ!おしりのあな、ぱくぅっておくまで開いちゃってるのぉっ!!なるほろぅくぅん、見れぇっ!、
わらひのいやらひいおひりのあなのおくまれ、おなかのなかまれ全部、見れくらひゃあいっ!!」
そう叫ぶと春美ちゃんはお尻の中で指を開いたり閉じたりする。そのたびににちゃにちゃと粘液質の音がして、
ぱっくりと開いたアナルの奧まで、腸液でぬめぬめと光る腸壁がはっきりと見える。オマ○コから
白みがかかった愛液を間欠泉のように吹き出す。
「やあああぁぁぁっ!気持ちいいれふぅっ!あなるおなにー止まらないんれしゅぅっ!ゆびがこすれて、
おひりがあつくなって、ぐちゅぐちゅってえっちな音がしてっ、なるほろくんにう○ちの出るあな全部
見らえて、もうっ、もうダメれふぅっ!イっちゃいまふぅっ!おひりのあなで、あなるで、う○ちあなで、
イっちゃいましゅぅぅぅぅぅっっっ!!!」
「待ったあぁぁっっっ!!」
春美ちゃんがイってしまう直前に、僕はその指の動きをつかんで止めた。
「やあああぁぁぁっ・・・何れ、何れ止めちゃうんれふかぁっ!・・・イかせて、イかせてくらしゃあいっ!!」
涙とよだれで顔をぐちゃぐちゃにして哀願する春美ちゃん。
「ダメだよ春美ちゃん・・・これはおしおきなんだから、僕がいいって言うまで、勝手にイったりしちゃあ、
ダメなんだ」
「そんにゃ・・・そんにゃぁ・・・」
涙をポロポロとこぼして、春美ちゃんは僕を見つめる。そんな春美ちゃんを僕はひょいと抱き上げると、
風呂場の床に寝かせた。タオルを頭の下に引いて仰向けにすると、腰をつかんで持ち上げる。
いわゆるまんぐり返しという体勢だ。
「・・・今からは僕が気持ちよくしてあげるよ」
僕はそう言って舌を伸ばし、春美ちゃんの丸見えの肛門を舐め回した。半開きになったアナルは、
僕の舌を飲み込もうとするかのようにヒクヒクと蠢く。口の中に汗の塩気と、アナルから吹きこぼれた腸液の
生ぬるい味が広がる。
「あふあぁっ!?らめぇっ・・・らめれふぅなるほろくぅん・・・そんな、なめるなんてきたないれしゅぅ・・・
あひゃあああああっ!?」
口先だけの抵抗など無視して、僕は春美ちゃんのアナルに舌を突っ込んだ。ほどよくほぐされたアナルが、
ゆるゆると舌を締めつけてくる。腸壁の熱さを感じながら、より深く犯していく。
「らめらのにぃ・・・う○ちの出るあならのにぃ・・・なるほろくんの舌がぐにぐにぃって挿ってきて、
おひりの中でうねうねしてるんれしゅぅ・・・やあぁっ!そ、そんらにおくまで挿れられたらぁ・・・
おひり、きゅぅってしちゃいまふぅっ!う○ちあなで、なるほろくんの舌、きゅぅってぇっ!!」
快感と羞恥にまみれた顔で悶える春美ちゃん。春美ちゃんの視点からは、自分のお尻に顔を埋める
僕の姿がはっきりと見えているはずだ。そのことが、春美ちゃんの羞恥心を更にかき立てるのだろう。
肛門が急激にすぼまり、僕の舌をちぎれんばかりに締めつける。それと同時に腸壁からは粘液が
どっぷりと分泌され、舌を腸液で漬け込んでしまう。
「ふふ・・・オマ○コだけじゃなくて、お尻の穴からもエッチなお汁が出てるよ・・・春美ちゃんは本当に
アナル大好きっ娘だね・・・こんなエッチなお汁は・・・僕が全部吸い取ってあげるよっ!」
僕はそう言って春美ちゃんの肛門に唇をぴったりとつけると、力一杯吸い上げた。
ずっ・・・ずちゅぅっ!ずちゅううううううっ!じゅるるるるっ!じゅぱっ!じゅうぅぅぅっ!!
「あぁっ!そんにゃあっ!おひりのあなぁ、吸っちゃらめれふぅっ・・・きたないのにぃ・・・ふあぁっ!
おひり汁、飲んじゃらめええええぇぇぇっ!!」
さすがの春美ちゃんも、肛門をバキュームされるという刺激は未体験だったようだ。お尻をくねくねさせて
逃れようとするが、僕はしっかりつかんで離さない。中を舌でかき回して腸壁を刺激すると、次から次へと
汁をにじませる。・・・春美ちゃんの足がヒクヒクと痙攣を始めた。もうそろそろ、イっちゃうかな・・・
僕はいったんお尻の穴から口を離すと、春美ちゃんにこう尋ねた。
「ねぇ、春美ちゃん、春美ちゃんはこのまま僕の舌でイかされちゃうのがいい?それとも・・・
も っ と 太 く て 、 硬 い の が い い ?
「なるほろくぅん・・・わらひぃ・・・もっと太くて、硬いのがいいでしゅぅ・・・太くて硬いので、
わらひのいやらひぃおひりのあなをイかせてくらしゃあぃ・・・」
春美ちゃんはさっきから、僕の股間のあたりを凝視している。肉棒をビクビクと脈動させてみると、
生唾を飲み込むごくり、という音がはっきり聞こえた。
「春美ちゃん・・・はっきり、おねだりしてごらん。春美ちゃんの欲しいのは・・・なんだい?」
「おち○ちんっ!おち○ぽでしゅぅっ!なるほろくんのぶっとくてかたぁいおち○ぽで、わらひの
う○ちあな、いっぱい犯して欲しいんれふぅっ!挿れてくらしゃあいっ!わらひのう○ちあな、
おち○ぽでぐちゃぐちゃにかきまあにゃああああああああっっっ!!!」
みぢいいいいいいぃぃぃっ!
僕は一気に肉棒を挿入した。腸液と僕の唾液にまみれ、念入りにほぐされた春美ちゃんの肛門は、
鈴口、亀頭、カリ、そして竿と、柔軟に口を開いて強烈にしごきあげる。
「はひゃあああああぁぁぁぁぁっ!拡がるぅっ拡がっちゃうんれふぅっ!おち○ぽがおくまれ
みちみち挿ってくるんれしゅぅっ!あっ・・・かぁっ・・・おなかいっぱいらのに、もおくるひいのに、
わらひのう○ちあな、なるほろくんのおち○ぽごくごくのみ込んらうんれひゅぅっ!!」
入念な準備のおかげで、春美ちゃんのアナルは、僕の肉棒を難なくくわえ込んでしまった。
幼いからだからは信じられないほど大きく拡張されたアナルが、肉棒をみっちりと締めつけてくる。
まんぐり返しのおかげで、この光景は春美ちゃんにもしっかり見えているはずだ。
「ぃやぁ・・・わらひのおひり、こんらに拡がってるぅ・・・こんらに拡がって、おなかのおくまれいっぱいに
おち○ぽで犯されてるのにぃ・・・き、気持ちいいんれしゅぅ・・・」
恍惚として肛姦の悦楽を味わう春美ちゃん。でもね、春美ちゃん・・・気持ちいいのは、まだまだこれからだよ・・・
僕は肉棒をゆっくりと引き抜いていく。締めつけてくる腸壁をカリで擦りたて、めくりあげられた肛門が
ピンク色の腸壁を晒す。やがてカリが肛門に引っかかった。引き抜こうとする動きに逆らって、
春美ちゃんの肛門は貪欲に肉棒をのみ込もうとする。
「ひやあぁぁぁぁぁ・・・抜けるぅ、抜けちゃいまふぅ・・・ゃあぁぁぁ・・・抜いちゃやらぁ・・・ひゃあぁっ!?
う○ちあな、中から引っ張られちゃうんれふぅっ!っやぁっ、抜けちゃうっ、抜けちゃうぅっ!
・・・あにゃあっ!!?」
ぷはぁっ、と肉棒が引き抜かれた。ぽっかりと拡がったアナルはもはや閉じようともせず、ヒクヒクと震えて
肉棒を誘う。そのあまりの淫猥さに僕は再び、強引に腰を突き出していた。
ぼぶちゅっ!ぷっ・・・じゅぷぅっ!
「にゃあああああぁぁぁっ!また、また挿ってくるんれふぅっ!!おなかのなかぁっ、
おち○ぽでいっぱいなんれしゅうぅぅぅっ!!」
「春美ちゃんっ、スパートかけるよっ!」
そう言うと僕はアナルに肉棒をくわえ込ませたまま春美ちゃんを抱え上げ、おしっこのポーズを取らせる。
もうこれ以上挿らないと思っていた肉棒に春美ちゃんの体重がかかって、さらに奧へと押し込まれる。
ずっ・・・ぷうっ!!
「くあああああああぁぁぁっ!!うぅ・・・あふぁっ!ふ、深すぎましゅぅっ!!・・・う、う○ちあな、
こわれちゃいましゅぅっ!!あやあぁぁぁぁぁっっっ!!」
僕は猛然と春美ちゃんのお尻を突き上げる。そのたびに愛液が、腸液が飛び散り、腸全体がキュウキュウと
蠢いて肉棒を刺激する。壁に据え付けられた鏡の前に行って、大股を開かせた。
「ほら春美ちゃんっ!壁の鏡見てごらんっ、春美ちゃんの恥ずかしいところ全部映ってるよ!」
「ひあっ・・・あはぁっ・・・見えてるっ、見えてましゅぅっ!ぼっきしちゃったちくびも、りょうほうのあなを
えっちなお汁でびちゃびちゃにしてるとこも、う○ちあなでおち○ぽずぷずぷってしごいてるとこも、
全部見えてまふぅっ!あっ・・・はぁっ・・・ずんずんってされるたびに、おち○ぽのカリがおなかのなか、
ごりごりぃってこするんでしゅぅっ!それれおひりどんどん熱くなって、やあっ、もう、ふあぁっ、
イっちゃいまふぅっ!!」
「春美ちゃん、僕もイくよっ!」
「は、はいぃっ!イって、イってくらしゃあいっ!わらひのえっちなう○ちあなれ、おち○ぽみるく
いっぱい射精してくらひゃいっ!おなかのなか、おち○ぽみるくでたぷたぷにしてくらひゃあいっ!!」
びゅっ! どぴゅうっ! どぷぅっ!
「うにゃああああああぁぁぁっ!!射精てましゅうっ!おち○ぽみるく、どぴゅどぴゅ射精てましゅぅっ!」
びゅーっ! びゅぅっ! びゅるぅっ!
「うああっ!熱いでしゅぅっ!おなかのなかにおち○ぽみるく、どんどん溜まっちゃいまふぅっ!」
びゅくっ! びゅるっ! びゅるんっ!
「あふぁっ!まだ射精てましゅぅっ!おち○ぽがう○ちあなの中でびくん、びくんってするたびに
おち○ぽみるくが射精てきて・・・気持ちいいれふぅっ!ああっ!イくぅっ!イきましゅぅっ!
ふあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
僕らは同時にイった。さんざんおあづけを喰らった春美ちゃんだったが、僕も同じくらい我慢していたので、
3年分くらいの精液が一度に出たような感じだ。さすがに萎えた肉棒を、お尻から引き抜く。
ぬ・・・ぽぉっ・・・
「やあっ・・・今おち○ちん抜いちゃダメですぅ・・・ああっ・・・」
春美ちゃんは慌てて肛門を引き締めようとするが、あれだけガンガンに突かれた後だ。
括約筋は弛緩しきっていて、とても締まりそうにない。
ぶっ・・・ぶりぃっ・・・ぶぷぅ・・・
「ああっ・・・漏れちゃいます・・・なるほどくんの精液・・・ぃやあ・・・」
ぶびゅっ・・・ぶぷぷ・・・ぶぅっ・・・
「止まらないぃ・・・止まらないんですぅ・・・やぁん・・・」
卑猥な音を立てて、精液を排泄する春美ちゃんのアナル。しかしその排泄の羞恥心すら
今の春美ちゃんにとっては快感なのだろう。僕におしっこのポーズにされたまま、精液を垂れ流し続ける。
あらかた精液を排泄しきった春美ちゃんを立たせてあげると、春美ちゃんはものすごく申し訳なさそうな顔で、
こう言った。
「なるほどくん・・・ごめんなさいっ・・・せっかくおしりに射精してもらったのに、漏らしてしまって・・・」
そういいながら四つん這いになって、床のタイルにさっき排泄した精液を舐め取り始める。
「んぅ・・・ぴちゃ・・・れろ・・・なるほろくんのせーえき、全部飲んじゃうんれふぅ・・・じゅるっ・・・」
ふりふりと揺れるお尻を見ていると・・・いかん。また勃ってしまいそうだ。
床の精液をきれいに全部舐め取ってしまうと次は僕の肉棒を舐め清め始める。自分のお尻に挿ってたのに・・・
君子さんの「ご奉仕」の教え、恐るべし!!
「お粗末様でしたっ」
にっこり微笑む春美ちゃん。
「春美ちゃん・・・すごく気持ちよかったよ」
「そうですか?ありがとうございますっ・・・なるほどくんさえ良ければ、いつでも・・・シてください・・・」
とととととっ、ばたんっ!
「そんな嬉しいこと言われると・・・また勃っちゃうよ?」
だだだだだっ
「あ・・・すごい、ほんとに大きくなってきました・・・んん・・・ぺろっ・・・」
ごそごそ・・・
「あっ・・・春美ちゃん・・・気持ちいいよ・・・」
がらっ!
「なるほどくんっ!!」
「!!!・・・真宵ちゃんっ!?」
視線が・・・合わない。
僕の視線は・・・真宵ちゃんの、首から下。
・・・真宵ちゃん、真っ裸。
「なるほどくん、はみちゃんにばっかりずるいっ!あたしにもエッチなことしてよっ!!」
・・・ハァ?
−思考停止−
一応
>>355の続きということで。春美編はひとまず終了ですが、一番好きなキャラなので多分また汚します。
次は真宵編ですが、皆さん書かれているのでさらりと流して、冥編に逝く予定です。書けば。
次回予告 第六話 逆転ボロネーズ 真宵の意外な過去が明らかに!? 待つな。
あと、無駄にHNつけました。批判、罵倒、叩き、騙り用にどうぞ。
プラマイ氏乙。
メイたんも書かれるのか(;´д`)ハァハァ
>>391 張り切るミッタンw
スレ進んでるのう。(;´д`)ハァハァ
すんません続き書きますた(;´д`)
>275〜と合わせて読んでもらえるとこれ幸い。
************
心地よい眠りを妨げる光。
今日もまた、いつも通りの朝が訪れたのだろう。
今朝はやけに気分が良い・・・久しぶりにぐっすりと眠れた。
そうだ、確か昨夜はずいぶんと都合の良い夢を見た気がする。
あのメイを、この手で好きなように抱く夢・・・ずっと思っていた、妄想通りの出来事。
思春期の子供じゃあるまいし、そんな夢などで満足していれば世話はない。
しかし今はこの心地よさの中もう少しこのままでいたいと、腕の中のぬくもりに無意識に力を込めた。
「う・・・ん」
「・・・・!!?」
不意に上がった自分以外の声に吃驚して目を開ける。
なんとはなしに抱いていたそれは、素肌にシーツ一枚を巻きつけて眠っている・・・メイだった。
メイはしばらくもぞもぞと身じろぎした後、私が見ているのに気が付いたのかいきなりハネ起きた。
「・・・・・・・・・」
目を合わせ、気まずい沈黙。
「・・・・・・・・・あの。ひとつ、いいだろうか」
「な、何よ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・キミは、こんな所で何をしてるんだ?」
瞬間、メイの顔にピシっと亀裂が入ったかに見えた。
そして俯き唇をワナワナと震わせ・・・何やら怒っているらしい。
「あっ・・貴方って人はッ・・・!!まさか昨日、この私に何をしたか覚えてないなんて言うんじゃないでしょうねッ!!?」
「うおおッ!!な、何を怒っているんだメイ!?」
どこからか取り出したムチを勢いよくしばかせるメイ。
こちとら生肌にそんなものを当てられては敵わないので、ベッドの上を端から端という程に逃げ回る。
・・・もちろん、大事なところは隠しつつ。
「許さない・・・許さないっ御剣怜侍!!」
「メ、メ、メイ、落ち着くんだっ。そんな格好で暴れては」
シーツが、と言おうとしたその時、案の定巻きついていたそれがメイの身体からはらりと滑り落ちた。
「きゃあッ!!」
メイが自分の身を隠すようにしゃがみこむ。
私は突如として目の前に現れたメイの白い裸体と、その所々に施されたあるモノに目を奪われた。
首筋に、胸元に、あまつにさえ脚の付け根の辺りまでも、クッキリと残る鬱血の跡・・・いわゆる、キスマークと呼ばれるソレ。
只でさえ白い肌にその色は酷く目立ち、少女であるはずの身体を異様なまでに艶めかしく彩っている。
羞恥に顔を赤らめて震えるその姿は、まるで昨日見た夢をそのまま再現しているかのようで・・・。
と、いうか。
夢なわけが、ないではないかッ・・・・・・!!
私は頭を抱え、自分の馬鹿さ加減に激しく項垂れた。
あまりの都合の良さに思わず現実ではないと思い込んでしまっていたが、
そもそもメイがここに居ること自体オカシイのだ。それも、あんなあられも無い格好で・・・。
何より昨日までとはうって変わって、酷くその・・・爽快とも言える下半身が、全てを物語っているではないか。
な、なんということだ・・・・。
「メイ・・・・あの、だな」
「何よ変態」
「うっ・・・・」
これは、かなり怒っている・・・。
私の記憶が確かならば、昨日は心配してわざわざやって来てくれたメイを有無を言わさず引きずり込み、
服を引きちぎった上に腕を拘束して無理矢理コトに及び・・・ってそれではまるで婦女暴行罪ではないか!!
いや、まるでも何も、そのままだな・・・。
一瞬検事という身でありながらという葛藤が心に沸いたが、寧ろ今はそんなことはどうでも良い。
メイを傷つけてしまったこの多大なる責任を、一体どう償えばいいというのだろう。
「その・・・昨日は、キミに乱暴なことをしてすまなかった。言い訳にしかならないが・・・どうかしていた。
許されることではないのは解っているんだが・・・それでも、謝りたい」
「・・・それはつまり、昨日のことは全て不本意だった。・・・そういう意味かしら?」
「ム・・・全て、と言われると・・・。正直なところ、キミにそういう願望がなかったと言ったら嘘になる。
軽蔑してくれても構わないが、ずっと私は、キミとその・・・こういう関係になるのを望んでいた」
「フンっ!馬鹿が馬鹿らしく馬鹿なことで悩んだあげく最も馬鹿馬鹿しい行為に及んだというワケね」
「うっ・・・ム。すまない」
返す言葉もない私に容赦なくメイの言葉が突き刺さる。
「まさか本当に謝って済むなんて思っていないでしょうね?いいわ、大人しくそこに座って目を閉じなさい!」
ピシィッと鋭いムチの音が響き渡る。
・・・きっと私は、このまま打ち殺されてしまうのだろう。
だが悪いのは自分なのだと、思い切って覚悟を決め言う通りに目を閉じた。
が、一向にムチが飛んでくる気配はない。
「・・・・・?」
不審に思い瞼を開けようとした瞬間、口唇に柔らかな感触が押し当てられた。
驚いて目を開けると、目の前にはゆっくりと私から口唇を離し、バツの悪そうな顔をしたメイがいた。
「メイ・・・?」
「・・・貴方、本当に馬鹿だわ。そんな素振りなんか全然見せなかったくせに・・・そうよ、私のことなんて子供扱いで」
「い、いや、それはだな。キミに私の気持ちを気付かれてはいけないと思い、ワザと・・・」
「そうよ。アナタがそんなだから、私だって必死に隠してきたのに!何よ今更こんな・・・っ」
・・・・・・・・何?メイは今、何を必死に隠してきたと?
ええと、それは、つまり・・・。
「もしや、キミも私に好意を持ってくれていると・・・そう取ってもいいだろうのか」
「馬鹿っ、ニブすぎるわ全く・・・」
照れ隠しをするようにメイが勢いよく首に抱きつき、その反動で二人してベッドに倒れ込む形となった。
胸に飛び込んできたメイが愛しくて、ギュッと抱き締め首筋に顔をうずめていると、そのままクルリと体制を入れ替えた。
私の下になり顔を赤く染めているメイの、髪をそっと撫でてやる。
「・・・どうやら私たちは、ずいぶんと遠回りをしたらしい」
ふ、と微笑みかけると、メイが綺麗に微笑んだ。
今度こそ、和解(・∀・)シマシタ!!
希望があればこのまま甘甘エロに突入してみたり・・・
でもギャグも書きたかったり・・・ウーンドウシヨ(;´Д`)
自分で自分にツッコむミッタンに激ワロタw
>>414 是非、甘甘エロでなおかつギャグな話をお願いしまつ。
>410-414
うぉ!先越された!
じゃ、じゃあその間っつーことでひとつ・・・
つっこまれる前に白状
別板某スレの小説引き写し&ミツメイに脳内変換&プラマイαです・・・
それでもイイ?
「あっ……」
冥は体の中から御剣の雄が抜き出されるのを感じて小さく声を上げた。
初めて男に貫かれた痛みが鈍く内腿を支配している。未だに鮮血を滲ませている
入り口を、萎えたとはいえ人並み以上の太さを誇る怜侍の欲望が擦り上げる痛みに、
冥はきゅうぅと唇を噛みしめた。
散々泣いたせいで喉が痛い。男の分厚い肩が目の前にあって、ぽたぽたと滴る汗を
火照った肌で受け止めながら、冥は震える声で御剣に問いかけた。
「……わ、私にこんなことをして、ただで済むと思っているの…?」
冥の潤んだ瞳は、じっと怜侍を見上げている。
破瓜の痛みから逃げようとする身体を押さえつけるため、御剣は冥の肩の下に
腕を回してしっかり抱え込んでいた。
「心外だな。君もあんなにいい声で鳴いていたのに」
御剣の声を聞いて、冥の細い眉がぐっと吊り上がった。
「あれは、あなたが無理矢理……!」
「……煩い口だな」
口づけようと顔を寄せると思いっきりそっぽを向かれた。
「…ふん」
御剣は意地悪く笑った。
男の指が冥の秘園にのびる。未だ充血して尖ったままの肉芽を指の腹で押さえつける。
先の行為の最中に冥の零した愛液で、秘裂はトロトロに潤っていた。ぬめりに任せて
指を滑らせると、敏感すぎる部分から走る快感に、冥の足がシーツを蹴り跳ねる。
「ひぁ……っん、うん!」
冥の上げる初々しい悲鳴を楽しみながら、御剣は小さな突起をこね回した。
「そ、こんなの、いやぁ……」
時折、薄い肉の花弁を摘んだりと遊びながら、御剣は好きに冥の躯に指を這わせる。
胸の先端で震えている乳首を舌で絡め取り、音を立てて吸い上げた。
御剣の自室に冥の高い啜り泣きと濡れた水音が響く。必死でシーツを握りしめて
愛撫に耐える冥を見下ろし、御剣は剣呑な笑みを浮かべた。
御剣が摘んだ肉芽を甘皮ごと押し潰した。過敏な急所を皮の上からといえ手荒に
扱われた痛みに冥が高く悲鳴を上げる。刺すような痛みと微かな快感が秘部に
伝われば、そこはトロリと密液を零す。じゅっと音を立てて赤く凝った乳首を放すと、
もう片方を舌先でぺろりと嘗め回してから、御剣はそこに歯を立てた。
「ひゃ……! やだ、いやっ、止めて、レイジ!」
噛む前から立ち上がっていた乳首は御剣の舌に酷く甘かった。口腔で感じる柔らかい
感触を堪能するため、前歯に微かに力を込めた。指先は、うって代わって優しく
太股や血に汚れた花弁を愛撫する。刺激を与える度に内腿から爪先までをひくつかせる
感度の良さは、とても初めてとは思えない。だが大きな瞳を潤ませてぎゅっと口を
噛みしめ、シーツを握りしめる様子はうって代わって初々しい。
誰より上手く有罪を勝ち取ることができても、冥は人並みに男に縋る方法も知らないのだ。
「んぅ……っ、や、やだぁ……やめて」
御剣の頭を退けようと冥は両手で黒髪を掴んだが、腕は痙攣して全く力が入らず、
しがみつくのが精一杯だ。
「それは、私にお願いしているのかな」
御剣は低く笑った。乳首を銜えたまま喋られ御剣の熱い息が乳房にあたる。
「もう、やだ、止める……っう」
「止めたいのなら、ちゃんと私に『お願い』したまえ」
御剣は意地悪くそういうと、唇をずらして淡い乳房の盛り上がりを貪った。跡が付く
ほど強く吸い上げ、唾液が冥の脇腹を伝うほど濡らして嘗め回す。きつく噛まれた
余韻と胸を押そうくすぐったい快感に冥はますます肌を火照らせる。
御剣の腕の中でしきりと冥は躯をくねらせて堪った快感を逃そうと試みる。
しかし、初めて男を迎え入れたばかりの冥は、御剣をかわす手管も、そんな余裕も、
持ち合わせていないのだ。せめてもの反抗に声を堪えようとすれば、冥が涙を零しながら
喘ぎを漏らすまで陰核や秘裂の襞を攻め嬲ってくる。
「君の可愛い声で言いたまえ、メイ」
御剣の薄い唇で火照った唇を擽られ、低い声を耳孔に注ぎ込まれて、一瞬、冥は
あらゆる理性を飛ばしていた。
「れ……レイジ……、ぁ、おね、がいぃ……っ」
忙しない息の合間に漸く冥が嘆願を口にした。
熱に浮かされて理性を失った冥は絶え間ない涙で顔をしとどに濡らしていた。
普段見れば酷薄とも言える顔立ちだが、加虐に近い手淫を加えられ眉を顰めて耐え
る姿や、大粒の瞳がトロリと潤んでこちらを見上げ、ぷっくりと愛らしい唇が男の
名前を呼ぶ姿は御剣の情欲をいつになく駆り立てた。
日本人らしからぬ銀髪は所々濡れて汗の珠を零している。頬を赤く上気させ、
しきりと胸を喘がせる冥の胸元を、幾つも汗が転がった。
火照った唇を冷まそうとするのか、冥は頻りに小さな舌を覗かせて唇をなぞる。
やがて、動かぬ御剣の指に焦れた冥は、逆に自分から秘裂を指に擦りつけるように
腰を蠢かせた。
「お、お願い……おね……がい、レイジっ!」
止めて欲しいのか、続けて欲しいのか、もう冥には判断ができない。
細い声を耳にした御剣は体中の神経という神経が火花を散らしたような錯覚を
感じた。目眩がする。
御剣は冥から粘液にまみれた指を離すと、体を起こしてベッドの上に座り込んだ。
そうして両手で冥の肩を掴むとずりりと肩の側から膝の上に引き上げた。
背後から柔らかな体を抱え込む。無理矢理顎を掴んで上向かせると、嫌がる冥の顔を
押さえつけて唇を貪った。
ちゅう、ちゅう、と音を立てて舌を吸い上げると小さな胸がぷるりと震える。思
う存分舌を差し込んで冥の唇を楽しみながら、御剣は既に熱く兆した雄のシンボルを
冥の腰に押しつけた。肌を汚す先走りに冥の肩が震える。
御剣は更に深く女体を抱え込もうと、冥の脇に腕を回し、抱き上げた。
冥の尻の下からあらわれた皺くちゃのシーツには大きな水濡れと小さな赤い染みが
残っていた。見下ろせば、ここだけはむっちりと量感のある太股に残る処女の証を
辿っていやらしい粘液が秘所から溢れでる。
「ふぅむ」
御剣は鼻を鳴らした。
冥の汗と蜜とシャンプーの香りばかり嗅いでいた気がするが、異変に気づいた冥が
太股を捩らせると御剣の精がきつく匂った。
「ああ、こんなにたっぷり出してしまったのか」
「ひ……ぃ、ぁ、嘘……」
御剣の指が躊躇いもなく冥の中に入り込んだ。動きに併せてぐじゅぐじゅと
恥ずかしい場所から音がする。傷口を擦られる痛みに呻きを零しながらも、先程
激しく抉られたばかりの内部はきゅううと二本の指を締め付けた。
何でこんな風に羞恥を煽ったり、さっきみたいに噛んだりと意地悪な真似ばかり
してくれるのか。冥は御剣を思うさま罵りたかったが、汗の浮いた喉笛をねとりと
舐め上げられ、開いた唇から相手の舌が滑り込んできたので言葉に出せなかった。
冥の尻に押しつけられた御剣の怒張が生き物のようにしゃくり上げる。
いいかい、と訊ねられたのと2度目の挿入はほぼ同時だった。
冥の股間でじゅるりと精液が音を立てた。
「……っ、きつい、きついの……ぉ」
未熟な冥の膣壁を怒張が無理矢理かき分け奥へ進んでいく。狭い内部を御剣の
張りつめた亀頭が押し広げ、精液で滑る肉壁を野太い幹が擦り上げていく。
「お、大き、い。もう、お腹いっぱ……い、だから……」
冥はヒィヒィと鳴き声を上げて背を捩るが、大きく開かせた脚の間、ぬめぬめと光る
桃色の陰核と花弁の向こうに見えるどす黒い陰茎は半分も収まっていない。軽く尻を
揺すれば溶けそうに甘い悲鳴が鼓膜を撃つ。アムロの滑らかな下腹の奥から己の赤黒く
血管のうねった肉棒が覗く様子に、御剣はらしくもなく息を荒げると左腕を冥の胸に
回して彼女の右の乳房を鷲掴み、残った右手で陰核を摘んで忙しなく揉み込みだした。
「あ、あん、あうぅ、あー……っ」
俯く冥のうなじが御剣の腰に併せて揺れる。冥の胸を支える腕にぱらぱらと涙の雫が
落ちた。たとえ未開発の躯でも桃色の小さな陰核だけは弄られれば快楽を生み出すのだ。
狭いヴァギナを熱い雄でいっぱいにされる苦しさに、冥は顔を赤く染めて、苦しいと
何度も繰り返す。それを耳にしながら、御剣は陰茎を引き抜くことはなく態と浅く、
冥が気持ちいいだけで済む部分を掻き回すように腰を使った。体格差もあるのだろうが、
屈強な御剣の体躯に抱え込まれた冥は細い腰を軽々と抱えられて好きに揺らされている。
股間に差し込まれた指は、白い液にまみれながらくしゅくしゅとクリトリスを擦り続
けている。延々続く淫らなマッサージに、赤く尖った陰核は包皮から実を覗かせていた。
冥の膣はめいっぱい男の性器を受け入れながら、すぐ上で張りつめた部分を擦ら
れる度にひくつき、透明な愛液を吐き出して喜んだ。
「あ、あぁあ、いた、い……あんっ」
破られたばかりの処女膜を更に引き裂かれる痛みと、絶え間なく陰核を刺激される快
感で冥は混乱していた。
御剣の分身は端正な面立ちに似合わぬ魁偉を誇っている。その十分に迫り出したエラが
ごしごしと冥の膣を削ぎ上げてはざらつく内部を堪能している。
「メイ、君の内部を感じるよ。分かるかい」
「ふぁ……あっ」
「私を、感じているか……?」
他愛もないことを囁きながら、御剣は座位で冥を攻め続ける。相手に言葉が聞き取れ
ないのは承知の上だ。掴んだ胸をソフトに揉み上げながら内壁を亀頭で擦ってざらつく
感じを楽しみ、手慰みに小さな乳首を掌で転がす。腰を回すと少し辛そうだが、秘園を
擽ればたらりと伸ばした足を踊らせて感じている。
冥は奔放に快楽を楽しめないらしい。とろけきって力の入らない手を御剣の足に
突いて身体を支えると、快感に飲まれたはずなのに未だ悔しげに睨み上げてくる。
それを見下ろしながら軽く突き上げてやるのは酷く愉快だった。
「ん……そろそろ」
「……れい…じ……?」
「ふふ、堪らないな、メイ」
何も分かっていない様子で惚けた冥が御剣に応える。ゆっくり楽しんだがそろそろ
限界が近い。少しずつ腰の動きを早めながら、御剣は冥に笑い返した。
「んっ、んんっ! なに、何で、レイっ」
御剣が揺さぶるのに併せて桃色の乳首が振れている。きゅっと指で摘んで捻ってやると
可愛い悲鳴を上げた。口寂しくなって銀髪から見え隠れする耳にかぶりつく。不意の
ことで息継ぎに失敗した冥がきゅう、と呻いた。
冥の秘園で出入りを繰り返す陰茎はびく、びく、と先走りを吹き出しながら動きを
早めていく。先に浴びせた白濁液が鮮血と混じり合い、泡になってどろりと冥の尻を
伝う。冥は突き上げの苦痛から逃れるため、震える膝で必死に身体を支えて結合部を
外そうと試みた。
御剣は勿論そんな反抗を許しはしない。
「―――――!」
ずるり、と冥の陰核を剥き出しにした指が、そのまま固い男の掌できつく擦り上げた。
魚のように背を撓らせて冥が仰け反る。反射的に締め付けた肉襞の中に、御剣は
容赦なく膨れ上がった己を立て続けに叩き込んだ。
冥の悲鳴は声にもならず、小さな息が喉から漏れただけだった。
狩魔冥は二度目の絶頂に全身をビクつかせながら男が吐き出す精液を一滴残さず
膣の中に受け止めた。
弾けんばかりに膨れ上がった亀頭の先から精液が勢い良く冥の体内に放出される。
みっちりと隙間無くくっついた肉襞と陰棒の隙間を煮えたぎった白濁液が満たしていく
のをもうろうとした意識の中で明確に感じ取れた。濃厚な雄の匂いに噎せながら、何度
も意識を襲う快感の波に甘い呻きを零す。
やがて、射精を終えた御剣が満足の溜息を吐きながら壁偽を深くもたせ掛けた。
続いて、全身の関節が砕けたように冥がグッタリと男の厚い胸板に沈む。
冥は泣き疲れたせいか喉が渇いて仕方がなかったが、腕を上げることも出来そうに
ない。未だ男と繋がったまま、脱力に任せて御剣に凭れていた。
「ああ、悪いな、メイ」
唐突に、御剣が声を出した。
「何……?」
喋るのも辛いくらいお互い身体が麻痺している。返事をしようか迷ったが、一応冥は
応えることにした。
「どうやら終われそうにないようだ」
御剣はさらりと恐ろしいことを口にした。
「君が、私の腕の中で無防備になるのが悪い」
口調はあくまで優しかったが、身体を離そうと身を起こし掛けた冥の腕を掴んで体勢を
入れ替える御剣に容赦は無い。呆然と目の前のシーツにしがみつく冥は、白濁液で
グシャグシャの秘所にくわえ込んだ欲望が、再び力強く脈打っているのを感じていた。
元の小説の作者さん、もし見てたらすいません。
男の台詞がはまりすぎててついやっちまいますた。
>427
セリフあっててウマーだったけど、
一つ変換ミス発見しちゃったYO(´∀`;
〉〉427
けど何故に割り込みで?
こういうのってそれぞれのキャラとかあるし、独立させた方がよかったんじゃ。。
と同じ物書きの立場から申してみるテスト。
開いたら勝手に話が進んでてビクーリしたよw
まさか続き書いてもらえるとは思わず先に投稿してまった。
ミッタンヤリスギダーヽ(`Д´)ノ ・・・ごちそうさまですた。
>429
いや漏れは気にせんのでいいですよー。
ただあまりウマー(゜д゜)なのを持ってこられると続きが出しにくくなる罠w
降臨まだかな(´・ω・`)
| \
|∀・) ナルメイ読みたい…
|⊂
|
434 :
名無しさん@ピンキー:02/11/28 02:49 ID:zfIb/wMc
ちょっときいてくださいよ>>ALL。スレとは直接関係ないんだけどさ。
今日1クリアしたんですよ逆転裁判の1。
もうすんげー面白いのなんのって。うっかり徹夜寸前ですよ。
つーか千尋さんに燃えて惚れた。あんないい上司いねーつーの。
4800円以上の価値あるね。こんな素晴らしい「ファミコンソフト」は
グーニーズ2以来だよ!あまりの素晴らしさに一本なんか書かせてくださいよ。
当然ナル×マヨinチヒロ。……でもここは「2」のスレなんだよなぁ……
436 :
434:02/11/28 03:26 ID:zfIb/wMc
ナル×マヨは既にあるので、敢てinチヒロでいきたいと思います。
しばらく調書をまとめる時間をいただきたい。
>>436 検察側は証拠の早期提出を求めます。
でもじっくり時間かけてもらいたい。
>435
ふたなりってナンダロ(´・ω・`)
と思って見たらなんじゃあああヽ(`Д´)ノ
あれは漏れもダメですた。
俺はスマッシュヒットだったがな(w
まあ好みはそれぞれだから。
>436
楽しみにしてまつ。がんがれ!
自分もチヒロさんがいちばん萌えキャラだ。
442 :
438:02/11/29 03:39 ID:Y4AGX7Xy
>440
(´・ω・`) !!
モエラレタ
443 :
名無しさん@ピンキー:02/11/29 13:50 ID:6+JIKr/j
444 :
名無しさん@ピンキー:02/11/29 13:51 ID:BptciI5K
>>435 のリンクのふたなり…;
折れは、冥たんのふたなり小説を一気に読んで萌えたのだが
あのサイトは、文章がイマイチ(´・ω・`)ショボーン
>>436 がんがれ!楽しみに待ってまつ。
>>433 ナルメイ小説は、携帯ゲーム、ポケモン板で
逆裁のエロ小説を書くスレ…だったような;
それに載っていたような;
でも、今は見当たらん;
dat落ちしたのか?…ハァ…
折れでよければ、書いてやろう…といいつつ
実は引き受けないというテスト(ハァ?)
…というか、これが初カキコだったりしてみるテスト(カタカタカタカタ…
ナルメイは、ナルハミ書いてた人が書くかもって言ってたな
期待age! sageるけど
ageてない━━━━━━(゚Д゚)━━━━━━!!!
448 :
名無しさん@ピンキー:02/11/29 15:09 ID:Kdnt7CpM
>>446 お、マジっすか?
だったら、自分は見守っていまつ。
では、折れが446と447のためにageてあげよう…ハァハァ(´Д`*)
>>447 ageタヨ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
(コピペスマソ)
>>434じゃないけど、ひさびさに1やって自分も千尋さんに萌えたので
第2章の終わり辺りの設定で、ナル×マヨinチヒロを書いてみます。
450 :
名無しさん@ピンキー:02/11/29 19:37 ID:X2vm/p76
ナル×マヨinチヒロキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
同時に500ゲトキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
451 :
いろんな意味で:02/11/29 19:37 ID:X2vm/p76
俺バカ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
俺超バカ━━━━━━(´Д⊂)━━━━━━!!!
450ワロタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
そしてチヒロさんネタたくさんクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
我が世の春がキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
嬉しいよ〜(*´Д`)
プラマイ氏はすげーな…
ナルハミはちゃツボにはまりまくり。
ってか、自分が書こうと思ってたナルハミはエロも笑いも壊れっぷりも全然敵わないッス
マヨイ編にも大期待
冥の逆レっぽいやつも好きです
イトノコ刑事はどうなった!?激しく続きを希望
456 :
434:02/12/02 00:43 ID:jzXVGiTb
今2をやっつけてる最中なのですがもうなんだかゲームも筆も止まりません。
とゆーわけで調書提出が長引くことが予想されます。
なお、この調書には2の話まで加味されることが考えられます。
よって事実上「1の話」ではなくなり、このスレに相応しい調書ということになります。
したがって調書のまとめが遅れる正当な理由として受理いただきたい。
→ かわいそうなので受理しる
問答無用で却下する
気長に、そして楽しみに待ってる!
受理しる!
頑張れ!
458 :
名無しさん@ピンキー:02/12/03 00:40 ID:6lvlrpzB
ここはエロ成分が多くなくても大丈夫ですか?
書いたのを読み直すとあんまりエチィくなかったのですが・・・
問題なっすぃんぐ。
ほのぼの系も読みたいし、基本的になんでもアリでいいのでは。
>434さんでも>449さんでもありませんが成歩堂×千尋(in真宵)が
書きたくなりました
いくつかレスお借りいたします
「また、後でね」
そう言って微笑んだ千尋さんの顔をまだ覚えている。千尋さんの妹さんと一緒に食事をしようと
話が決まった時のことだ。
『また後で』……それは確かに約束であったはずなのに、叶えられることはとうとうなかった。
事務所に戻った時、待っていたのは変わり果てた千尋さんの姿だったからだ。
あれは、千尋さんが初めて破った約束だった。
約束事に関しては誰よりも几帳面だった千尋さんが、人生の最期をそんなふうにして閉じるなんて、
思えば何と言う皮肉なことだったろう…。
さら…さらさら…。
まるで水でも掬い上げたかのように、豊かな黒髪が指の間を滑り落ちていく。……さらさら…さら…。
冷たい髪だ。窓から落ちてくる月光を吸い込んだせいかもしれないなどと、埒のないことを考えたくなる。
光沢に濡れた一房が、指の間を滑って、事務所の革張りのソファの上に音もなく落ちかかる。…さら。
「千尋さん」
手の中の髪が全てこぼれ落ちると、何故だかふいに不安にかられて、名前を呼ぶ。
「……本当に千尋さんなんですよね。あなたは」
「おかしなことを聞くのね」
ぼくの下でかすかに微笑んだその表情は、確かに懐かしいあの人のものだった。もうこの世には
いないはずの人。不幸な事件によって命を落とし、それでも自分の妹とぼくを助けるために、
彼岸から力になってくれた、大切な人。
霊媒という不思議な力によって、千尋さんは妹の体を借りて、少しの間だけ此岸に戻ってきている。
濡れ羽色の黒髪は妹の真宵ちゃんのものだが、細い髪の感触はやはり遺伝だろうか、本来は
茶色い髪である千尋さんのものとそっくりだ。千尋さんのわずかに首を傾ける癖のたびに、さら…と
柔らかく流れていた、あの髪と。
月明かりに濡れた肌は、ほのかに青みを帯びて透き通るように白い。卵型の輪郭の頬に、ゆっくりと唇を
押し当てる。
……千尋さんの肌は、一瞬、背筋がひやり、とするほど冷たかった。
死人を抱いているような錯覚に陥るけれども、すぐに原因に思い当たる。もう晩秋に近いこの時期に、
事務所の電気も暖房もつけないまま薄着でいたのだ。体が冷えていないはずがない。
「寒くないですか。千尋さん」
「……あなたが、暖めてくれるんでしょう?」
……情けない質問をしてしまった気がする。
と、そんなぼくの心情を察したのか、千尋さんの両手がぼくの頬をとらえた。手のひらも冷たい。
人形のように……幽霊のように。いや、確かに幽霊には違いないだろう……などと考えているうちに、
千尋さんの手はぼくをキスのできる位置まで導いてくれる。
そのまま、唇を重ねた。
柔らかくてひんやりした唇に触れると、体の奥で何かが疼き始める感覚があった。法廷で証人を
問い詰めるあの歯切れのいい詰問や、ぼくを叱り、励まし続けてくれた言葉は、この唇から
発せられていたのだと思うと、それに触れている自分が何だか不思議になってくる。
誘うように千尋さんの唇が薄く開かれる。舌を差し込んで歯茎や歯列、そして舌を舐めていくと、
鼻腔から甘えるような息が漏れるのがわかった。
遠慮を振り切って着物の袷から手を差し込み、豊かな胸を両手で掴む。リズムをつけて軽く揉むと、
張り詰めた皮膚の弾力がぼくのかける力を跳ね返してきた。大きすぎて掴みきれないその柔らかな肉を、
今度はやや力を込めて握り込む。
「ん……ふぅ……」
少し苦しげにしかめられた千尋さんの顔。綺麗だ、と思う。
足の間に指を這わせると、そこはもう濡れ始めていた。下着の湿り気を感じながら、布地の上から
そこを擦ると、千尋さんの喉からすすり泣くような声が零れる。
「あ…ッ、…ぅふ、んんっ」
張りのある太腿が悶えるようにぼくの手を挟み込む。大事な部分を責める指の動きを押し留めようと
するようでもあり、離すまいとしがみついてくるようでもあった。
中指で責めを続けながら、親指で股間の突起を押しつぶすようにこねると、びくんっという反応が返ってきた。
「ゃっ……ぅううんっ…あ、な、なるほどくっ…」
法廷でどんな揺さぶりにも負けたことのない千尋さんが、ぼくの僅かな指の動きに翻弄されている。そう
思うと、痺れるような満足感が腰から背中にかけて走る。
千尋さんが薄く目を開けて、
「なるほどくん…も…いいわ。いいから……」
「何ですか?」
何をねだられているかはわかっていたが、わざと焦らしてみる。千尋さんは濡れた瞳でぼくを軽く睨み、
「…っな、ふうに、あなたを教育した覚えはないわよ…っふ、ぁ…」
「欲しい証言のためにゆさぶりをかけなさいと教えてくれたのは千尋さんでしたよ」
言いながら、濡れたショーツを引きずりおろす。ぼくも自分の性器を取り出した。硬くなったそれを
入り口に押し当てると、ぬるっと濡れた感触がある。
一息に貫くと、嬌声以外の何ものでもない、千尋さんの高い声が上がった。
「うっ、は…ぅっ、ぁああ…っ!」
ぼくのモノが粘液の助けを借りてスムーズに千尋さんの中に入っていく。奥に入るにつれて千尋さんの
白い喉が反り返る。
まるで吸い付いてくるように締め付ける内壁に、あっという間に達しそうになり、ぼくは慌てた。
千尋さんの中は熱くて、狭い。濡れそぼったそこに奥まで突き入れると、千尋さんは喉の奥で泣き声の
ような声をたてながら、ぼくの背中にしなやかな腕をまわしてきた。
ぼくも自然と千尋さんを抱きしめる姿勢になり、深くキスを交わす。
長いこと憧れていた人と、とうとう一つになれたと思うと胸が熱くなったが、それを言葉にすることは
野暮のような気がして、ただ一言「動きますよ」と告げる。千尋さんが、ちいさくうなずいた。
もうただひたすらに、ぼくを締めつけてくる感触に溺れて、ぼくは腰を引いては打ちつけた。ちゅっ…
ぬちゅっ…ぐちゅ…。粘膜がこすれるたびに卑猥な音があがり、聴覚からも快感を呼び起こしてくる。
「ぁっ、ああッ、んぁ、あ、い…、なるほ…く…ぁふ、ぅうん…ッ」
耳のそばで絶え間なく上がる声とともに、千尋さんの熱い吐息が耳朶にかかる。千尋さんの声自体が
温度を持って、ぼくを刺激してくるようだ。
「くっ…、すご、イイです、ちひろ…さん」
「ん。あっ、あっ、あぁ……わ、たしも…よっ…。ぁ…もっと…、ッんん」
黒髪が乱れて、汗で濡れた千尋さんの頬に貼りついていた。胸の谷間にも、一筋、黒髪が流れており、
ぼくらが動くたびに揺れる二つの乳房の間に挟みこまれている。その黒髪をなぞるようにして指で
胸の間をすうっと辿ると、千尋さんはまるで子供のようにこぶしを口元に当て、強く目を閉じた。感じたらしい。
始めは締めつけてくるだけだった千尋さんの膣は、次第に複雑な収縮を繰り返すようになった。貫くたびに、
細かな襞の綴りが一つ一つの生き物のようにぼくのモノに絡みついてくる。突き立てた肉棒を柔らかく
受け止めるかと思えば、腰を引く時には離すまいとぎゅっと締めつける。
精緻なその動きにほどなくこらえきれなくなって、絶頂へと追い立てられた。
「ち…ひろさ…、も、イッて、……い、ですか」
「…いわ…、ぁぁん、い、いい…んぅん、…も…わ、たし…も…ぁ…、ぁん、は、ぁぁああッッ!」
「…く、ッ。千尋さん…っ」
千尋さんの膣の収縮に合わせるように、ぼくのモノがびゅくびゅくと痙攣しながら白濁液を注ぎ込んだ。
千尋さんの中に、ぼくの吐き出した精液が広がっていく。射精の快感で腰が痺れるような、溶けるような
感覚に、まるで下半身が千尋さんと一つになったような錯覚を覚える。脳裏は神経が焼き切れたかと思うほど、
真っ白だった。……。
「……そろそろ、行かなくちゃね」
シャワーを浴びてすっかり衣服を整えた千尋さんが言う。
「もう、ですか?」
「いつまでもこの子の体を借りているわけにもいかないでしょ」
笑顔で言う千尋さんの言葉に、胸が痛くなる。すっかり忘れていたことを思い出したからだ。
…千尋さんはもうこの世の人ではない。
さっきまでぼくの腕の中にあった、肌の熱さも、その下に流れる血液の確かな脈拍も、
心臓の鼓動も、全てかりそめのもの。抱き合っている時は、あんなに確かに思えたものだったのに。
服装も髪型もきちんと直して、整然と微笑む千尋さんを見ていると、あの行為自体までも
幻だったのではないかと思えてくる。
千尋さんが既に死んだ人であることを、否応なく実感した。……ぼくが守れなかった命。あの日、
あと十分でいいから、早く事務所に辿り着いていれば。
あの夜から何度となく繰り返した後悔が、またぼくの胸の中で疼いた。
「もう。そんな情けない顔しないの」
くすっと笑う声がして、千尋さんの手が、ぼくの手をとった。手は千尋さんの口元まで導かれ、
そしてそのまま、ぼくの指先に、千尋さんのやわらかい唇が触れた。
「死んだからと言って、何が終わるわけでもないわ。こうしてまた、あなたとも会えて話もできるし、
触れ合うこともできる。私が弁護士として築いてきたものは、あなたが確かに受け取ってくれた。
……何を悲しむことがあるの?」
「で、でも、千尋さん……」
居場所を失い、肉体を失い、これから築いていくはずだった未来を奪われて、何が幸福だったと言える
はずがない。
けれど千尋さんは、それでも笑ってみせてくれるのだ。その千尋さんの強さが何とも言えず悲しくて、
胸が詰まった。
「こら。何て顔してるの、なるほどくん。しっかりしなさい!」
ぴしりと声が響いた。いつもぼくを叱ってくれた千尋さんの口調だ。反射的に背筋が伸びる。
「は、はい!」
「あなただから、この事務所を預けたのよ。私がいなくても立派にやって行ってくれるって。
……信じていいわね?」
「……はい」
千尋さんの瞳に吸い込まれるようにして、ぼくはうなずいていた。千尋さんがにっこりと笑う。
「よろしい」
ぼくの手を握っていた千尋さんの手が離れた。今さらながらに、行為の前とは違って、
その手のひらがとても暖かかったことに気づく。
「それじゃ……」
最後の言葉は、ぼくの予測していた言葉ではなかった。「さようなら」、千尋さんはきっと
そう言うと思い込んでいたのだ。けれど、先ほどのぬくもりを逃がさないようにこぶしを
握り締めるぼくに、笑いかけて、千尋さんはこう言った。
「……またね」
END
467 :
R:02/12/04 20:22 ID:aCRYflCf
お目汚し失礼しました
では
エロもヨカタけどそれ以上に話がヨカターーーーーーー!!!!(つД`)
文章ウマー。千尋さんが死んだ事がスゲー悲しくなってきた。
469 :
434:02/12/04 23:59 ID:NNSZegs2
(´Д⊂)涙で画面が見えません。
漏れが求めていたのはコレです。
・・・自分の話のあまりの救われなさっぷりに逝ってきます・・・
切ないけど、雰囲気がたまりません…
「またね」と言ってくれる千尋の優しさにジーンときますた
長編も読んでみたいナー、と。
ええ話や…いいもん読ませてもらいますた。
ナルホド×メイ、見てみたいけど
シチュエイションが思い浮かばん・・・
メイタン襲い受けキボン
ナルキリキボン
ナルキリマヨでもイイ
>>472 現場の調査中、倉庫あたりで証拠を隠そうとしている
メイたんをナルホドくんが発見。
「何をしているんだ!」
「フン、あなたには関係ない事よ!それより明日の裁判を楽しみに…」
「大事な証拠を隠すなんて……いけないんだぞ、狩魔検事!」
といって証拠を取り合ってもみあううちにまあアレなアクシデントになり
ナルホドくんの理性が飛んで別の意味でもみあったりすると。
…メイたんを狙撃したピストルで逝ってきます;
y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
\/| y |)
悪なるほどにしちゃえば簡単なんだけどなあ。
成「そのとおり。狩魔冥は色情狂なのです!
弁護側は彼女が僕に犯されたがっていることを立証する用意があります」
>476
ぶ、ブラックナルホドー・・・。
はっ!カプ●ンだけに「2Pキャラ」?!
と言うことはホワイトカルマゴーとかいるのか?w
ミツルギはギャクサイ1がブラックで2がホワイトか。
478 :
434:02/12/10 02:58 ID:60JUtC5U
術者は夢を見ない。
そして記憶もない。
では、今彼女の意識は一体どこにあるというのだろうか。
僕は目を開ける。目の前に居るのは微笑む彼女。
彼女の名前は綾里千尋であり、同時に間違いなく綾里真宵だった。
「久しぶりね、あなたとこうして話すなんて」
「……もうじき二年になります。」
「死人には時間なんてもっとも無駄なものよ」
「…僕にとっては重要です…」
「それはあなたが生きているからよ。
……生きて、変わってゆくから重要なの。」
「…異議あり…千尋さんだって変わった。……だから僕とあの時……」
「ダメよ、なるほどくん。そんな腑抜け声、法廷では通用しないわ。
いつもみたいにあの大きな声で…言って?」
「あなたは変わった!僕を置いて行ってしまったくせに僕を……縛る……
一年前、僕は罪を犯しました。あなたと一緒に。
僕はこの罪の償いをするつもりです。一生かけても、必ず。
しかし今あなたの言った言葉は明らかに再犯を促すことだ!これは…許されざる…」
声が最後まで出ることはなかった。結局これは自分の言い訳に過ぎないのだ。
「……卑怯です、千尋さん。あなたは……卑怯だ……」
「…卑怯?」
「僕が拒めないことを知っていて…」
「何故拒めないの?あなたには拒む権利もそのすべもあるわ。拒もうとすればいくらでも拒めるはずよ。」
「拒めませんよ!あなたが好きだったんだから!」
479 :
434:02/12/10 03:01 ID:60JUtC5U
薄暗い事務所に響き渡る声。いくら商売柄、防音設備がある部屋とはいえども漏れても不思議ではない大きな声だった。
聞かれたくなかった。そして聞かせたくなかった。
「せめて一人前になってから言いたかったのに」
「あなたはもう十分一人前よ。私の誇るべき弟子だわ。」
聞こえる声が生前からは思いも寄らないほど優しく静かなことに、軽い失望さえ覚える。
「……あなたは僕にとって神様でした。だから安心して憧れていられた。絶対に手が届いたりしない、神様でした。……手が届いてはいけない、神様だったんです。」
僕はいつもいつも千尋さんの叱咤を心に支えにしていた。不安も恐怖も、あの厳しい視線と叱責で吹き飛んでしまう。ここまで自分が食い下がって弁護士を続けてこれたのも、千尋さんが僕の神様で居続けてくれていたからだ。
「こんな……反則だ……卑怯です……」
それなのに彼女はあっさりと、神様をやめて人間になってしまった。女性、という人間に。
「……綾里の娘は男性と知り合う機会はほとんどないわ。倉院の里を見たでしょう?閉鎖的で…それに真宵は霊力もある。きっと好きな人とは結ばれたりしないでしょうね。
私だって…真宵の嫌いな人となんかしないわ。
これは真宵の意志でもあるのよ」
冷たい空気が体中を凍らせる。事務所の窓辺に立つ“彼女”の肌を、街灯や過ぎ行くヘッドライトが舐めてゆく。それはまるで月光に浮かび上がる幽霊のようだった。
「…………それこそ卑怯じゃないですか。……真宵ちゃんは…妹みたいに…
……僕は…“妹”を汚した罪を償わなきゃならない。…重過ぎる罰です…けど!やっと自分の中で整理が付いた時に……また僕に罪を犯せというんですよあなたは!」
「……罰?」
「そうです。あなたを想って真宵ちゃんを抱いた罪のね」
一年前のあの事件の後、僕は彼女を抱いた。彼女は抵抗さえしなかった。
「一年前のあの夜のことを……僕は後悔しました。もう会えないあなたを想うあまりに……彼女に軽蔑されても仕方ないことです。
だから…せめて真宵ちゃんの…彼女の力に、なりたい。」
480 :
434:02/12/10 03:04 ID:60JUtC5U
真宵ちゃんは強くない。姉を亡くし叔母も母も居ない、たった18歳の女の子。テレビと味噌ラーメンが好きで、おせっかい焼きで朗らかで、少し、寂しがり屋の世間知らず。
「千尋さんの忘れ形見です。大切な助手です。」
せめてあと少しばかり勇気があれば千尋さんの目を見て、言い切れただろうに。言い訳がましく視線を動かせない自分が情けない。
「わたしは結局、神様でしかないのに?」
……そ、それはどういう……そう言葉が口から出る前に、彼女は先を続けた。
「そのままの意味よ成歩堂くん。わたしは最後まで神様のまま。
でも、真宵は違うわ。生きているから変わっていくのよ。……他人から“妹”、そして力になりたいと思える女へ。」
ようやく向けた視線の先には微笑む千尋さん。長い黒い髪が街灯の弱い光に浮かび上がって、ぼんやりと外界から切り離されたかのように神々しささえ携えている。
「あなたが生きて変わってゆくから。
わたしは変わらないわ。もう、時間が必要ないもの」
その一言に、この人はこの世に居ない、ということをこれ以上ないほどはっきり認識させられてしまった。千尋さんは死んだのだ。死んでしまった人なのだ。
「……大切なんでしょう?真宵が……
見てれば分るわ、嘘が下手ね。今更この綾里千尋に妹だからなんてハッタリは通用しないわよ」
「………………。」
彼女が死んでしまって、もう本当の“神様”になってしまってからの後悔。
“神様”だと安心していた自分に逆襲され、何度も繰り返した悔恨。言いたかった言葉が、言えなかった言葉が通じる白昼夢に理性を失い……そして茫然自失。
「あなたのことが好きでした。強くて、綺麗で、なにより毅然としていた……僕はこんな性格だから憧れて……。
安心して憧れていたのに。」
「安心して憧れているなんて……ひどいこと言うのね……
女はそんな言葉、必要ないのよ。
ただ愛してるという言葉が必要なの。」
481 :
434:02/12/10 03:05 ID:60JUtC5U
「……何故抱かれたんですか?」
「……卑怯よ。」
「…そうですね。分ってる答えを聞くなんて、卑怯です。」
「……さすがわたしの弟子ね……」
呆れ顔に笑顔を貼り付けて彼女が微笑む。つられて微笑む自分が、ようやく地に足が着いた気がした。この罪の重さを背負いながら罰の海に漂う人が、他にもいたのだ。
「……キスをしましょう。最後のキスを……」
どちらともなく目を閉じて、深い深いキスをした。キスは……真宵ちゃんにあげたハッカキャンディの味がした。
長い髪の彼女の体を抱いて、何度もキスをした。腰に回される腕の細さと力の弱さに気付いて、それから強く引き倒された。ソファに掛かる月明かりが幻想的で、少し怖かった。
「キス、ですよね?」
「そ…Kiss off。知ってるわね。」
「殺す、って意味ですよね。」
「『殺し文句』よ」
「……卑怯な…人だ……」
外は雨が降っている。部屋の中の暖房もすっかり止まっていて、しんと冷えている。冷たい唇にもう一度キスをする。もう一度、もう一度、もう一度……
もう二度と触れないと誓ったはずの肌に僕は吸い込まれる。胸元に舌を這わせる。冷たい肌に舌を這わせる。
「……んん……」
耳を澄ますとそれは本当に真宵ちゃんの声で、目を向けるとそれは本当に千尋さんの顔で、そのギャップと不思議さにゾクゾクと背筋がそそけ立った。それは快感でも、恐怖でも、恋慕でも、嫌悪からでもなく。
ここから何も始まったりしないことが二人とも解っている。これで終わりなのだ。
冷たく急かす彼女の手が何度も僕の背を這う。この手がせめて暖かくなくてよかった。ひやりと滑る冷たさが強引に僕を現実に引き戻す。
耳元で囁やかれる、ありえない千尋さんの吐息が僕を覚醒させた。
「……もう少し早くこうなれたら……」
僕はつぶやいて目を閉じる真宵ちゃんの身体を抱きしめるしか出来なかった。流れる涙を見ないようにするために。
魂は掴めない。
手を伸ばしても。
482 :
434:02/12/10 03:06 ID:60JUtC5U
483 :
434:02/12/10 03:17 ID:60JUtC5U
ラーメン屋からの帰り道、久々に二人並んで随分前に日の沈んだ静かなオフィス街をてくてく歩く。
「あーおいしかったぁ。
でもなるほどくんからラーメンに誘ってくれるなんて珍しいね。」
くりくりした目が満足そうに僕を眺める。昨日の長い霊媒の疲れからか、実際彼女はよく食べた。店の人たちが呆れるほど。
昨日の夜、気付いた時には既に千尋さんは影も形も無かった。二年前のあの日と同じように、跡形も無く消えていた。ソファを占領して眠るのは、シャワーを浴び、髪をバスタオルにくるんだままで幸せそうに眠る真宵ちゃん。
僕の後ろめたさを射抜くようでいて、恨みがましさなどまるで存在しない瞳。この瞳に晒されることこそが罰のような気がする。
「ねぇ真宵ちゃん、霊媒してる時って意識ないんだよね。」
「どうしたの、急に。」
「いや…じゃあ、霊媒中に真宵ちゃんはどこへ行っちゃうんだろうと思って。」
生きても、死んでもいない状態。肉体に吐き出された彼女はどこへ行くんだろう。魂が迷うことはないんだろうか。
「んー、意識が無いっていうのとはちょっと違うんだよね。
例えるのが難しいんだけど……自分の中に魂を呼ぶんだって。自分がその御霊そのものになるの。だから意識が無いっていうよりは連続しなくなるって感じかな、わたしはその場所ではその人でしかなくなるけど、でもそれもやっぱりわたしなのよね。……わかる?」
僕が抱いたのは、彼女だった。
彼女の名前は綾里千尋であり、同時に間違いなく綾里真宵だった。
484 :
434:02/12/10 03:18 ID:60JUtC5U
「じゃあ千尋さんを霊媒したら、千尋さんの魂を持った真宵ちゃんになるんわけだ」
「あっそうそう、そんな感じ。」
「……もし、千尋さんが帰らなかったりして、ずっと意識が連続しなくなったりしたら……真宵ちゃんはどうなるんだ?ずっと千尋さんのまま?」
「やだな、そんなことないよ。あたしそんなに長く霊媒できないし…」
「もしだよ!もし、霊が帰らなかったら………」
肉体があったってそれは真宵ちゃんではない。意識と記憶の連続しないただの入れ物だ。それはきっと死に別れるより辛い。目の前に居る分だけ、辛い。
「あたしまだ未熟だし、春美ちゃんみたいに才能もないから霊が帰らないってのはあるけど…
でも大丈夫だよ、あたしはちゃんと帰って来るからね。」
小さな背中から伸びる淡い影がそう言った。
彼女の笑って振り向いた顔が翳る。
「………ど…どうしたの、なるほどくん……なんで泣いてるの?」
「約束だぞ、ちゃんと帰ってきてくれよ」
「…うん。」
あたしはちゃんと帰ってくるよ。
もう一度彼女がそう言ったので僕は真宵ちゃんを抱きしめた。
ここにいる。ここにいる。真宵ちゃんはここに居る。
おわり
3では千尋さんの扱いには最善の注意を払って欲しいっス。
つーかぜんぜんナルチヒじゃないYO!とかの苦情キボン。
>>434 わああああ、すっごい(・∀・)イイ!
おつかれさまでした
>>434さん
感動しますた・・・最高っす!!
やっぱナルマヨには純愛路線が似合うなぁ。
関係ないけど3ではナルホドの昔の恋人が出てくると勝手に予想(期待)しているのだが。
488 :
名無しさん@ピンキー:02/12/12 00:45 ID:snlKPqPy
ああ・・・本当ヨカタよーーー(T∀T)!
あなた方が神です
ナルマヨも好きですが、
こっそりミツマヨをキボン
489 :
敢て苦言:02/12/12 00:56 ID:bE4l6rjh
・背景描写で表現の幅が狭い
・エロは?
・状況が解りにくい
・会話文に逃げるのはよそう
・ナルチヒじゃない
冥タン読みたい‥‥御剣以外の。←嫌いなんじゃなくて沢山あるから
誰か神はいないのでつか
冥たんが一人で…
というのが読みたい。
>434
ヨカター!
・・・けど、次はもっとナルチヒっぽいナルチヒが読みたいかもと言ってみるテスト。
ただでさえ不幸な目にあったチヒロさんなので、救いのない話は読んでて
チトつらい・・・(つД`)
494 :
名無しさん@ピンキー:02/12/13 02:32 ID:rf0SU0Iv
遅いレスですが・・・・
>351さん、なるまよサイコーですた!!(・∀・)!
また書いてください!
成メイ、成霧きぼんぬ
激 し く キ ボ ン 抜
イトノコ×春美って、ありそうであんま無いなぁ…
自分的には一番読んでみたいかも
誰か〜
こ、壊れちゃう!!はみちゃんが壊れちゃうよ!
498 :
名無しさん@ピンキー:02/12/14 00:59 ID:xVhBg9Tw
色々見たいね!
キリオたんが法廷中の人間に林間されてしまうのをハゲシクキボンヌ!
500 :
名無しさん@ピンキー:02/12/14 12:06 ID:x8rezZai
>>496 激しく同意!!
イトノコ×春美…だ、だれか…
>>414さんのミツメイ甘甘はまだなのか……? 物凄く期待してるのだが……
503 :
名無しさん@ピンキー:02/12/16 15:11 ID:5Nfbjp/l
攻略本発売あげ
504 :
496:02/12/17 06:08 ID:z0sMzyPr
うーむ。
仕方がないので自給自足!<イトノコ×春美
まだ途中だけど、順次upしていきます。とりあえず第一話。
ハミトイトノコ物語
糸鋸刑事が成歩堂事務所を訪れたのは、彼が署で午前のデスクワークを終え昼休みに入るころだった。
昼食の時間であれば自分が顔を見せても仕事の邪魔にはなるまい、と考えてのことだったが、
よくよく考えてみると、あの事務所にはいつも閑古鳥が鳴いているので大した違いはないかもしれない。
「あ、刑事さん。こんにちは!」
春美はパタパタと駆けるようにして、この冴えない刑事の訪問を出迎えてくれる。
掃除中だったのか、彼女は霊媒師装束の袖を上げ、手には台拭きが握られていた。
「おひさしぶり。ハルミちゃんお手伝いッスか?偉いなぁ」
と言って彼女の小さな頭を撫でてやると、春美は「えへっ」と恥ずかしそうに笑った。
その笑顔が如何にも素直な子供らしくて良い。
「ナルホドー…先生はいるッスか?」
自分で言いながら、糸鋸は「先生」などとかしこまった呼び方に内心可笑しかったが、
実際のところ成歩堂が彼を助けてくれたのは一度や二度ではない。
若いのでさほど実績を積むには至ってないが、才気にあふれている。
いずれ名実ともに一流の弁護士先生になるのは疑いないように思われた。
「ナルホドくんなら」
そんな社会的な地位は、子供にはまるで関係ないようだ。
「たった今、マヨイさまとお仕事でお出かけになりました」
糸鋸はポリポリ頭を掻いて、
「ありゃ、一足違いスか…残念。
この前の事件のお礼に、田舎の手作りソーメン持ってきたんスが、
ハルミちゃん渡しておいてくれるッスか?」
持っていた箱を春美に手渡す。
「あ、わざわざありがとうございます!」
と、彼女はペコリと頭を下げた。
ちょっとオマセなお礼だったが、それもまたこの少女らしい。
「じゃ、ハルミちゃんはお留守番スか?」
「はい。学校も来週までお休みですし…暇なので、仕事場のお掃除してました」
糸鋸はウンウンと頷いて、
「やっぱり、偉いお子ッスねぇ」
としみじみ言うのだった。
春美は少し照れて、そんな時の癖で両手を頬に当てる。
「お昼は?」
「これから作るところでした。良かったら、刑事さんも一緒にどうですか?
ナルホドくんは2時半頃に帰ってくるそうですから、お昼食べて待っていればすぐですよ」
糸鋸はちょっと考えてから、
「2時には仕事に戻らなきゃならないので、会うのはまた今度にするッス。
でも、ご飯はありがたく一緒にご馳走になるッスよ」
と言った。
「ちょうどだから、このソウメン茹でましょうか。
これでも上手く煮るコツがあるんスよ」
「よろしいんですか?」
「構わないッス。お互いひとりで食べるより、一緒の方が楽しいッス」
春美はパッと花のような笑顔を見せて、「そうですね!」と言った。
なぜかこの少女は、会った当初から自分になついているような気がする…
それは糸鋸の錯覚ではなく、事実だった。
最初から大人に対して抱きがちな警戒心も彼にはあまり感じられなかったし、その笑顔もよく見せてくれた気がする。
ただ、それが何故なのかは少々頭の回転の鈍い彼にはよく分からない。
知り合って早々から幾つか大変な事件を共に乗り越えたので、そういった連帯感もあるのかもしれないが、
子供とはいえ自分を好いてくれるのは悪い気はしないので、どうでも良いといえばどうでも良かった。
ただ、同情はしている。
こんな幼い時分から父親はなく、母は獄中の身ときているのだ。
悲惨と言う他はない。
ましてや、母親が投獄された事件の一端には刑事である自分も関わっていた。
あの女性はこの子を愛するあまり、取り返しの付かない過ちを犯してしまった。
自分は刑事として人間として決して間違ったことはしていないのだが、
それでもこの小さな女の子に対し、多少の後ろめたさを感じずにはいられない…
その感覚は恐らく、成歩堂や真宵にも少なからずあるに違いない。
けれど、この子自身は儚い自らの身の上を悲嘆しているふうには見せない。
決してツラそうな顔をしない。いつも可憐な笑顔で暮らしているのだ。
純朴な糸鋸にはその健気さが痛々しかった。
「美味しいです!」
ツルツルの麺をすすってから、春美は嬉しそうに声を上げた。
「どんどん食べるッス。足りなければ、また茹でるッス」
事務所の小さなキッチンで、冷蔵庫に大したものは無かったが、
それでも野菜炒めと漬物を付け合せにして食べる糸鋸自慢のソウメンは、確かに彼の好物だけあって美味かった。
「うふふ。でも、こんなにたくさん食べたら…ナルホドくんとマヨイさまの分無くなっちゃいそうですね」
デスクに置いた平皿には、茹で上がったソウメンが山盛りになっている。
「構わないッス。食べ盛りの内はドンドン食べた方が」
そんな話をしながら昼食を取っていると、ふと話題が事務所の壁に貼られているポスターのことに触れる。
「そういえば、今日はこの映画の監督作品が封切りッス」
「私、この映画大好きですよ!
…生前、チヒロさまが連れて行ってくれたんです」
(綾里…千尋)
一年と半年前に殺された弁護士の名前だった。
そして、この事務所のかつての主…
綾里真宵の姉。春美の従姉にあたる。
その名を聞くと、糸鋸は彼女が殺害された事件について思い出す。
あの時この刑事は犯人を見誤ったばかりか、こともあろうにその妹である真宵に冤罪を着せるところだったのだ。
このことは今でも糸鋸の心の隅で小さなトゲになっている。
(それにしても)
糸鋸は考える。
春美や真宵を目にする限りまるでそうは見えないが、
もしや「呪われた家系」なのではないのか、と。
真宵の母は殺人事件に巻き込まれて行方不明。
千尋は殺害され、その妹は無実の罪で2度も投獄されている。
そして春美の母親は、とある殺人に加担した罪で服役中なのだ…
だいたい霊媒師という仕事自体が浮世離れしているが、それが人の世の不幸を引きつけているのだろうか?
糸鋸にはなおのこと目の前の少女の笑顔が不憫である。
「なら、これ食べたら映画館に行かないッスか?」
そう言うと、春美は糸鋸の意外な一言に、
「えっ!?
だって、刑事さんお仕事は?」
「まあ、書類整理とか大した仕事じゃないから帰ったらやればいいッス」
「…」
春美はちょっと考えた後、
「ありがとう刑事さん。でも、お留守番してないと私…」
正直、糸鋸にはすぐ帰ってくるとはいえこんな小さな女の子にひとり留守番をさせる成歩堂達が腹立だしかった。
また、そう言う春美の目は、先ほどからチラチラとポスターの方に向いている。
行きたいのはヤマヤマ、と言ったところだろう。
「鍵閉めて、置き手紙していけば大丈夫ッスよ。
もし怒られても…」
「?」
刑事は再び頭を掻いて、
「自分も御剣検事に怒られるので、おあいこッス」
そう言って彼はニッと笑った。
春美は熊のような風貌のこの刑事のこの笑顔が好きだった。
「あはっ!」
と笑ってから、「行きましょう」と言って小さく飛び跳ねた。
(続く)
510 :
:02/12/17 07:29 ID:u45Dh/RE
>505-509
読んだら切なくなった…゚・(ノД`)・゚・。
良かったよ、これからも頑張ってね。
(・∀・)イイ!ね。がんがってください。
イトやん、ハミタン壊すなよー?
イトノコ×春美━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
すごい(・∀・)イイ!!ッス
続きが楽しみッス
513 :
496:02/12/17 23:54 ID:Is2I9lNL
ううむ…鯖が重くてssが書き込めない。
仕方ない、今のうち書き溜めておこう
>>510-512 サンキュです。
ちと長くなるかも…
鋸×春…なんだかどっちも切ない…幸薄い二人だ…。・゚・(ノД`)・゚・。
でもお茶目な二人が原作っぽくてイイ!続き楽しみにしてるッス!
515 :
496:02/12/18 18:41 ID:07xxlO1d
楽しみにしててクレー
期待に沿えるか分からんけど・・・
とりあえず第2話をば
516 :
496:02/12/18 18:47 ID:07xxlO1d
ふたりは食事を終え事務所を出た。
成歩堂達への置き手紙を書き、鍵もしっかり閉めたのだが、
春美は少し後ろを気にしているようだった。
「留守電にしたけど…良かったんでしょうか?」
つくづく生真面目な娘だな、と糸鋸は思う。
「大丈夫っス。ナルホドくんだって1時間くらいで帰ってくるッス」
むしろ法律事務所に電話をかけて小さな女の子が出る方が、よほど驚くような気がする。
「それに…ハルミちゃんもたまには悪い子になるッス」
いつもそんなじゃ疲れるッスよ、と言うと、春美は「うふふ」とイタズラっぽく笑って、
「お留守番さぼって刑事さんと映画です。今の私、悪い子ですか?」
糸鋸はウム、と頷いた。
もうすぐ春なのだが、3月初旬の風はまだ冷たい。
(それにしても…)
糸鋸は並んで歩くこの子の姿を見て考える。
春美はこんな格好で寒くはないのだろうか?
上着は羽織っているものの、その霊媒師装束はまるでミニスカートのように短かった。
その白く伸びやかな足をさらけ出していて風邪などひきやしまいか、と。
(ん?)
春美が、歩きながらチラリとこっちを見上げてもじもじしている。
(…あ、そうか)
いつになく勘の働いた糸鋸は、
「手、つなぐッスか」
と、左手をポケットからだして春美に差し出した。
「事務所から連れ出して、迷子にさせちゃかなわんスから」
からかうようにそう言うと、春美は、
「私、そんなに子供じゃ…」
と言いつつ素直におずおずと差し出された手を取るあたり、
糸鋸には如何にも可愛らしかった。
こんなふうに手をつないで街を歩くことが、春美には嬉しかった。
(大きい…)
大人の男の手のひらは、なんて大きく暖かいのだろう。
父親の居ない春美には、自分の小さな手を包み込んでくれる糸鋸のそれが、
まるで魔法のように感じられるのだ。
実際、街行く人々の目に、自分たちはどう映っているのだろう?
(私にも、お父さんが居るって)
果たして見てくれるだろうか?
鈍い糸鋸にはそんな春美の思いには気づかなかったし、
気づいたところで独身の彼としては心外だっただろう。
だが、春美の彼に寄せる好意が(彼女のファザー・コンプレクスに基づいているものとはいえ)糸鋸自身の思うよりもはるかに大きなものであることは、
最初に記しておかなければならない。
映画は、この監督作品としては標準的な出来だった。
アクション有り、恋愛有りのありふれたものだが、
忙しい仕事続きだった彼にとって久々の映画だったこともあり、
まず満足の行くものだった。
(欲を言えば、もう少し泣かせて欲しかったッス…)
この男、顔に似合わずメロドラマが好きだった。
「楽しかったですね!刑事さん」
映画館を出てそう話す春美は、ちょっと興奮気味だった。目がキラキラと輝いている。
子供向けのアニメ映画の方が喜ぶかと思っていたので、
こうも喜んでもらえるとは思わなかった。
自分がこのくらいの歳のときは特撮やドラえもんばかり観ていた気がする。
「楽しんでもらえたみたいで何よりッス」
嬉しくなって春美の頭を撫で撫でしてやると、
「そんなに子供じゃ…ないですってば!」
春美は頬をぷぅと膨らませたが、そういうのもまんざらではなさそうだった。
「…?」
ふと、春美が黙った。
「ん?」
糸鋸は急に物言わなくなった春美の小さな顔をいぶかしげに見ていたが、
彼女の目はボンヤリと虚空を見つめている。
「どうしたッスか?怒ったッスか?」
そう尋ねると、春美はハッと我に返り「いや…な、何でもないです」と答える。
「なら、お詫びにそこのケーキでも食べていくッス」
糸鋸が指差した先には、小さいがちょっと洒落たレストランがあった。
「そんな…映画だけでも悪いのに、刑事さん」
春美はそれは申し訳ない、という子供らしからぬ顔をしたが、
「なに、今はそのくらいの給料はもらってるッス。
それに、そこのレストランには知り合いが居るので、いつか行くつもりだったッス」
少し強引だったが、糸鋸にそう誘われると嫌とは言えない春美だった。
実際決して嫌ではないのだが、この時はなぜか妙な胸騒ぎがして、
好物のケーキと聞いても春美には食欲が湧かないのだ。
(何だろう?)
虫の知らせとでも言うのだろうか。
不安というにも漠然としすぎていて、春美にはその正体がつかめない。
(早く帰らなければならないような気がする…)
ただの嫌な予感とはいえ、霊力の高い彼女にとっては信頼しうる知覚であった。
しかし、その知覚はこうも言っている。
「最早どうにもできない」
「ひとりよりは、誰かのそばに居ろ」
そして、
「受け入れろ」
と。
ハッキリとした言葉でないにせよ、それが一体何を意味する予言なのか…
その時の春美にはまるで分からなかった。
ただひとつ、自分の中を誰かが通り抜けていったような気がした。
「いらっしゃいませぇ!」
店内に入ると、レストランにはそぐわない威勢の良い大声で挨拶が飛んでくる。
「こんちは…相変わらず、元気ッスね」
糸鋸がそう挨拶を返すと、奥から声の主本人も飛ぶようにやってきて、
「ああっ!せ、先輩!お久しぶり……ッス」
背すじをピンと伸ばし、びしっ!と、お盆片手に持ったまま敬礼するメガネのウェイトレス。
そのインパクト溢れる登場に、春美は思わず圧倒されて先ほどの不安など吹き飛んでしまった。
「癖が抜けないみたいッスね。スズキくん」
糸鋸はそう言って苦笑いを浮かべた。
まあ、彼女らしいといえば彼女らしい。たくましくやっているようだ。
あの事件からこっち仕事が忙しくてロクに会うことも無かったが、
ひとまずは後輩の元気に一安心する糸鋸だった。
(続く)
>>516-520 Good job !
エロパロ小説を書くスレなのに、このままエロじゃなくても全然OKだとすら思う。w
心が和みましたです。
話が自然に纏まってて凄く(・∀・)イイ!
まさか須々木マコを出すとは・・・というより、
存在自体忘れてた罠。
手をつなぐシーンで興奮してしまいますた。
ほのぼのとしたこの雰囲気だけで、激しく萌えます。
エロなくてもいい感じだ。
つーか、もうエロいらんよこれは。
…駄目?
禿げ同。エロいらんので欲を言えば泣かせて欲しいっス。
エロが来たらショック受けそうな気がする。
このままでの続行を切にキボン。
ううむ。さっそくミスひとつ…
事務所のポスターって1だと千尋さんの好きな映画のものだけど、
2ではトノサマンだったのね…同じものにしか見えんw
エロについては、現段階では有るとも無いとも言えんです。
どちらにするか決めてはいるんですが、その方が面白いかな…と。
それでは第3話どぞー
須々木マコ。
警察学校の研修中、糸鋸の指導を受けた後輩のひとりである。
去年とある殺人事件に巻き込まれ、容疑者として告訴されたが、
成歩堂龍一の弁護によって救われたのだ。
無罪は勝ち取ったものの、被害者は個人的に親しい同僚だった。
そのことが彼女の心理にどう作用したのか糸鋸には分からないが、
ともかく彼女は警察を辞め、今はここでウェイトレスとして働いている。
「彼女、学生時代は『堕天使』と呼ばれてたッス」
奥の席に着きながら、糸鋸は春美にこっそり囁いた。
すると何を思ったのか、この少女はちょっと怒ったような顔になって、
「まあ。
…それで、刑事さんは…刑事さんも堕落させられたのですかっ?」
「は!?」
「いやらしい!」
テーブルの向こうに座っている春美が身を乗り出して、
小さな両手で糸鋸の頬を挟んでピシャリと打った。
「?…??」
何か大変な誤解をしているようだった。
この歳で知ってる言葉にしては、えらく生々しい上に曲解している。
「そ、そういう堕天使じゃないッス。
図らずも、自分も他人も不幸にしてしまう女ってことッス!」
おそらく成人向けのTVドラマ何かでそういうのが出てきて憶えたのだろう。
どうやら「堕天使」という言葉に随分と飛躍したイメージを持っているようだった。
まったく、最近の番組ときたら…!
「そうッス!自分は不幸ッス!
そんでもって自分の不幸は、周りのひとにも感染るッス!」
いつの間にか注文を取りに来ていた須々木マコが、
テーブルの傍らで口をへの字にむすんで目をウルウルさせている。
「言うなれば、…そう、薄幸の美少女ッス!」
「びっ」
可愛いタイプには違いないが、自分でそう言い切ってしまう勢いに春美は再び圧倒された。
「少女って歳でもなかろうに…」
ボソッ、と言った糸鋸の不用意な発言に、
「せ、先輩!それは、女にはあんまりと言えばあんまりな…お言葉ッス!
先輩でなきゃ、『マコ・キック』ッス!」
ふたりの会話を聞いているうちに、春美は頭がクラクラしてくるのを感じていた。
注文したケーキ2つにコーヒーとオレンジジュースが運んできてからも、
このウェイトレスはよほど暇なのかずっと糸鋸のテーブルにつきっきりで話をしていた。
もっとも、食事時ではないとはいえ客が彼らの他に居なかった。
「ところで…さっきから気になってたッス。
こちらのお子さんは、先輩の?」
糸鋸はブッと少しコーヒーを吹き出して、
「自分はまだ独身ッス!」
と言った。
「そ、そうですよね!去年まで彼女も居なかった先輩に、こんな大きなお子さんが居るわけ…」
アハハと空笑いするマコを尻目に、
「…『彼女が居ない』だけ余計ッス」
と呟きながら、糸鋸はコーヒーを一口すすった。
意識してのことでは無かろうが、
簡単にやり返されてしまう糸鋸のションボリした姿が春美には妙に可笑しかった。
「彼女さん、居ないんですの?」
マコが奥に呼ばれて行ってからホッとしていたのに、蒸し返されるとは思わなかった。
「…ッス」
小さな声で答える糸鋸。
春美はそんな大男をさらにつつきたくなるような、子供らしいややサディスティックな感情を覚え、
「うふふ…」
と嬉しそうに笑った。
実際、糸鋸に付き合っている女性が居ないことを知ったのが嬉しかったのかもしれない。
「な、何ッスか…?」
色恋沙汰には縁遠いこの男。どうしてかこの類のからかいを受けることが多いのだが、
まさかこんな小さな女の子にまで手玉に取られるのでは、我ながらつくづくお先真っ暗である。
再び戻ってきたマコに、糸鋸は、
「それにしても…飯どきでないのは分かるけど、ずいぶん空いてるッスねぇ」
と言った。
空いている、どころか先述のとおり彼らのほかに客など居ない。
「ハァ、実は…」
マコの話はこうだった。
このレストランは、小洒落れた店内の雰囲気と料理の味で若いOLなどに人気の店である。
しかしマコが警察を辞めここのウェイトレスに転職してからは、まさに転落の一途を辿っているのだという。
去年の暮れのボヤ騒ぎを皮切りに、仕入先のミスによる食中毒で営業停止。
シェフとオーナーの対立。そのシェフは突然辞めると言い出し、店を飛び出していった。
現在のは臨時雇いの料理人だが、腕はイマイチで先の食中毒事件とあわせて客足は遠のき、
今は閑古鳥が鳴くばかりであった。
「たった数ヶ月で、それッスか…」
「…」
どの話もマコ自身が関与しているわけではないようだったが、なおのことタチが悪い。
糸鋸と春美はそのあまりの転落劇にあんぐりと口を開けて顔を見合わせた。
「でも、でも須々木は負けないッス!オーナーも店主もそんな不幸を呼ぶ自分にも良くしてくれるッス!
私はここで『不幸の銀河系チャンピオン』から『地球一の不幸女』になるのが夢ッス」
直立不動の敬礼姿勢で、須々木マコは半ば自分に言い聞かせるように言い放つ。
去年警察を辞める時は、確か「不幸の女神」から「不幸な人」になってやるとか言ってなかったか…?
何だかレベルアップしてるのか、それともダウンと言うべきか糸鋸には分からなかった。
「そ、そうッスか。…まぁ、頑張るッス」
と言うほかはない。
このままでは彼女がより大きな不幸に見舞われるのは、時間の問題に思われる。
複雑な気分を残したまま、ふたりは店を後にした。
「まあ、世の中には色んな人間がいるってことッスな…。
ん?」
一体どうしたのか、店を出てからこっち糸鋸と手をつないで歩きながら春美は黙ってしまっている。
「どうしたッスか?ハルミちゃん」
が、少女はその問いには答えない。心配になって立ち止まると、彼女も物言わぬまま足を止めた。
その瞳は前を向いているようでいて、どこも見えてはいないようだった。
「いや…」
「えっ?」
「そんなの、イヤッ!」
歩道の真ん中で、春美は両耳をふさいでへたり込んだ。むろん突然のことで、糸鋸には何が起きたのかサッパリ分からない。
「は、腹が痛いんすか?大丈夫ッスか?」
先ほどのレストランの食中毒事件が頭をよぎった。
その時、糸鋸刑事の携帯電話の呼び出し音が、けたたましく鳴り響いた。
(続く)
532 :
496:02/12/19 15:54 ID:137/+wdd
SSでマコとイトノコ同時に出すと、どっちがどっちだか分からなくなるッス…
あと、他スレでSS書いてる時にも思ったのですが、
こうして調子に乗って続きもの書いてる奴が居ても、
中断させるのとか気にせずどなたか作品うpして頂けると非常に嬉しいですハイ
いろいろ読みたい!
ハ、ハミタンが危ない・・・!w
じゃあ自分が書くっス。リクエスト募るっス!
なるちひ読みたいでつ
切ない小説が多い気がするのでらぶらぶなやつを一度読んでみたく・・・
もし良ければお願いしまつ
536 :
534:02/12/20 00:12 ID:dCdqXMnN
ううう……実は自分434っス……リベンジっスね……
自分が書くとどーしてもナルチヒでラブラブにはならないんスよ……
じゃあラブラブ要素のありそうな状況設定をリークしてもらえませんか?
不肖434、チカラの限りガンバルっス!
>>536 自分は
>>535じゃないが・・・
めずらしく裁判で負けそうな雰囲気の千尋を
なぐさめる成歩堂とかはどうだろう。
結局、最後の審理で勝利。もちろん、成歩堂に
励まされたから・・・みたいな。
スマソ、自分で書けって感じッスね。
>>535の意見を参考にしてくらはい。
事務所で二人で残業中に、雰囲気が盛り上がって・・・とか
ヤパーリの裁判後に二人で飲みに行ったっぽいからその後でとか
コドモ扱いされて怒る(というか拗ねるというか何と言うか)ナルホドとか
この二人は結構バカップルになりそうな要素ありそーッスよ
「イトノコギリ刑事か?どこをほっつき歩いている!」
切れるような鋭い声が、携帯のスピーカを通して聞こえてきた。
「げっ!み、御剣検事!?」
よりによって、まずいタイミングでまずい相手が電話をかけてきた。
いや、これは…と言い訳をする前に、
「今すぐ駅に向かうんだ!私もすぐ行く。…信じられないことが起きた」
と、遮られる。
「事件ッスか?」
糸鋸には、御剣の興奮を聞いてもまだ事態の重さがよく分かっていない。
「女が電車に飛び込んだ。
男がそれを助けようとして…ふたりとも即死だ!」
イライラしつつ説明する御剣の言葉に、糸鋸はしかしあくまで呑気だった。
こう言っては不謹慎かもしれないが、列車事故など珍しいものではない。
女が飛び込んだのは自殺だろうし、男が助けようとして巻き添えを食ったのは事故だろう。
検事が血相を変えるほどのことだろうか。
それに、駅の名を聞くかぎり担当区域外ではないか。
「よく聞け!この事件を担当している刑事から連絡があった」
「なんだ。他の署が担当しているなら、わざわざ出向かなくても…」
糸鋸はヤレヤレといったふうに頭を掻く。
そもそも自分は殺人事件の初動捜査が担当なのだ。
所轄違いなだけでなく、事故・自殺疑いの事件は畑違いでもある。
「いいから黙って聞け!
列車に轢かれて死んだふたりは!」
顔こそ見えないが、御剣が我を失っているのは糸鋸にも理解できた。
「死んだのは…………」
ふいに御剣は口ごもる。
「よ、よく聞こえないッス」
糸鋸は電波の通りが悪いのかとディスプレイを見直すが、そういうことではないようだ。
「………死んだのはッ!」
御剣は震える声を絞り上げた。
「…成歩堂、龍一と……………綾里……真宵ッ」
語尾が消え入りそうなほど小さく弱々しいその言葉が、
しかし大きな衝撃になって糸鋸に襲い掛かった。
列車事故で死亡したのは、成歩堂龍一と綾里真宵!?
聞き間違うはずもない。確かに御剣はそう言ったのだ。
成歩堂と真宵が、死んだと!
携帯を耳に当てたまま、糸鋸は呆然自失となりながら春美の方を見た。
御剣の声は聞こえていないはずだったが、
しゃがみ込んだ足元のアスファルトは彼女の失禁で濡れている。
その目は虚空を見つめていた。
目撃証言は一致していた。
午後の決して混みあうような時間では無かったが、多くの証人が居た。
みな一様に言う。「あれは自殺と…事故だった」と。
最初、ホームの真ん中で少女が突然うずくまった。この様子を目にしていた人間もひとりふたりではない。
なにせ目を引く格好だったから、皆それを珍奇の目で観ていたのだろう。
かと思うと、その子は狂ったような声をあげて線路に飛び込んだ。
驚いた青年は少女の名を叫びながら、彼女を助けるために自分も飛び降りたが、
間に合わずその直後ホームに入ってきた電車に轢かれ…
糸鋸が駅に着いた頃には、ふたりの体は黒いポリ袋のようなもので回収された後だった。
それでも、死亡したのがいくつかの刑事事件を担当した弁護士と、
過去2回に渡り殺人事件に巻き込まれた経験のある少女であったため、
当初は「自殺」と「怨恨による殺人」の両方で捜査が進められた。
しかし、いま現在思い当たる犯人も居なければ狙われる理由も無い。
ふたりが駅に居たのも隣町にある依頼人の自宅から帰る途中であり、
その依頼人にも不審な点は無かった。
その上、「突き落とした者など居ない」という証人達の言葉も一致している。
殺人の線は早々と消えてしまった。
ただ、その依頼人の証言によれば綾里真宵にも別段おかしい様子は無かったという。
また、たしかに不幸な身の上であるものの自殺などするような少女ではない、という彼女を知る者の声も上がっていた。
で、あれば。
彼らは何の変哲もない日常の中で、自他ともになんの意識もなく突然この悲劇が起きたことになる。
…結局、少女が青年を驚かそうとふざけていたのか、
どこか体の調子が悪くフラフラと線路に落ちたのだろうということに落ち着いた。
さもなくばやはり自殺であろう、という程度の結果で謎を残したまま捜査は終わることとなる。
「そんな馬鹿な!」
御剣怜侍は叫ぶ。
「成歩堂が!あの男が、そんな馬鹿な理由で死ぬものか…ッ」
捜査打ち切りの報せを聞いた時。
いきり立ちのあまり、彼は唇を震わせ握り締めた拳からは血が滲んでいた。
「成歩堂…」
ワナワナ震える肩を押さえるようにして、御剣は叫ぶ。
「成歩堂ッ!」
何度も、何度も…彼は生涯のライバルであり親友だった男の名を呼んでいた。
だが、彼はもう帰ってはこない。
たとえ殺人だったとして、犯人を捕らえ、裁き、罰することが出来たとしても、
御剣の声は二度とあの男に届くことは無いのだ。
突如、巨大な空虚が胸に開いたようになった。
それまで張り詰めていたものが、プツリと切れたようだった。
3日後、この天才検事は再び姿を消した。
(続く)
(続く)Σ(゜口゜;
あああああああああああああああああああああああ、続きが気になる〜。
どうなってしまうのだろぅ
不謹慎ながらハミタンの失禁に(;´Д`)ハァハァ
キキキキター!!!!
しかし、元キャラが元キャラだけに、続きが大体想像できてしまうな・・・。
その想像とは全く違う展開になったら・・・。うますぎ。
成歩堂とマヨイがひかれた瞬間が妙に生々しく想像できるんですが・・・。
ヤバイ、読みながらドキドキが止まらなかったヨ
547 :
535:02/12/21 00:54 ID:8RTNG3q5
黒いポリ袋というのが生々しくて心臓がドキドキしまつ・・・
どうなるんだろうこの次・・・はみたんの反応が切ないヨー
>534 おおお、まさか受けていただけるとは!
だめもとで言ってみたのに幸せッス! ありがたいッス!
自分の妄想ではナルチヒは、部下としてしか見てもらえない、
チヒロさんに「僕だって男なんですよ千尋さん」とか言いながら
迫りそーなイメージかなー
あとは死後のチヒロさんでも、降臨したチヒロさん抱きしめて
「会いたかった・・・!」とか(;´Д`)ハァハァ
すいまそん何だか注文ばっかりで(汗
自分もリク受け付けて何か書かせていただきまつ
548 :
496:02/12/21 02:16 ID:sNLBxulS
SS書きが増えそな予感でシアワセ
黒いポリ袋については、唐沢商会の漫画を参考にしとります。
「『当駅で人身事故が有りました』というアナウンスの後、
火バサミと黒いポリ袋を持ってホームに駆け下りてく駅員の姿がやけに生々しかった」そうです。ハイ
…うげ。
話は列車事故があった日の夜までさかのぼる。
彼らの死を春美に伝えるのは、糸鋸の仕事だった。
本来は事故を担当した警官のすることだったが、
見も知らぬ他人にそんな事実を突きつけられる幼な子のことを思うと、糸鋸は居ても立ってもいられなかった。
逃げ出したい気持ちも無いわけではなかったが、かといってこんな春美を放っておけるような男でない。
そういう役回りをかって出なければならぬ損な性格だったが、そんなことは本人にはどうでもよかった。
糸鋸にはただただ目を見開いて呆然としているこの少女に、かける言葉が見つからない。
(元気を出すッス)
(いつかはいいことあるッス)
(ふたりもハルミちゃんを見守ってるッス)
…どれもこれも薄っぺらい。
何を言っても彼女の傷口を拡げるばかりだということは、いくら彼でも分かっていた。
「…」
「…」
その事実を告げてから、しばらくふたりは沈黙の中に居る。
もっと泣いたり喚かれたりする覚悟を糸鋸はしていたのだが、春美は思いのほか大人しかった。
(いや…)
おそらくは、身内が同時にふたりも死んだという現実感が湧かないのだろう。
事件のことを糸鋸が口にする前から彼女には既に分かっていたようだったが、
春美はずっと塞ぎこんでしまっている。
(一体どうすりゃ…いいんッスか?)
帰る家に家族が居るなら家に送ればいいだろう。
だが、母親が獄中に居る今…死んだ真宵が残されたただひとりの肉親だったと聞いている。
こんなとき母親に会わせるにしても、面会時間はとうに過ぎている。
そもそも綾里キミ子が投獄された直後は実家のある「倉院の里」で遠縁の親戚が面倒を見ていたハズだが、
後に真宵のもとに飛び出してきたところを見る限り、それもうまい話ではない。
犯罪者の娘として、その家で何があったのかは想像に難くなかった。
だいたい、真宵の死が連絡されているのに署に出向きもしない連中になど任せておけるものか。
身寄りがなければ児童課にまわし相応の施設を手配させるべきなのだろうが、
糸鋸は、成歩堂龍一のもとで共に同じ事件に立ち向かったことさえあるこの娘を、
「ハイそうですか」と投げ出すことも出来ずに居る。
春美自身のこともあったし、また成歩堂への義理にもとることはしたくなかった。
御剣検事にも相談したかったが、彼が同情というものを人一倍嫌う性格なのは分かっていたし、
何より御剣は御剣で成歩堂の死を受け入れることで精一杯だろう。
少なくとも先ほど見た帰宅する彼の背中はそう言っていた。
実際彼は後に消息を絶つことになるのだが、糸鋸にはとうにその予感があったし、
その気持ちもよく理解できるものだった。
蛍光灯の切れかかった薄暗い面会室の中でふたり、ただただ重い沈黙が続くばかりであった。
「刑事さん…」
「ん?」
やっと、春美は声を上げた。
「あの、私…お家に帰ります。ベランダの洗濯物、片付けなきゃ」
と言うことは、彼女のいう「家」とは倉院の里ではなく、
事務所近くにあるマンションの一室だろう。しかし、そこには誰も居ないはずだ。
…そこに「帰る」と言う。
「こんな遅くまで…ごめんなさい」
そう言って、春美は力なく椅子から立ち上がった。
フラフラしているようだった。
「…送っていくッス」
これからどうするかは、明日から考えれば良いだろう。今ひとりにさせるのは心もとなかったが、
かといって糸鋸にはどうすれば良いか皆目検討もつかぬ。
むしろ、一晩くらいそっとしておくべきなのかもしれない。
「出口脇に駐車場があるッス」
子供の足で歩くには少し距離があるし、この時間ならクルマの方が早いだろう。
おもてに停めていた灰色のビートルを見て、春美は一言、
「刑事さんの…コートみたい」
と言った。
「ぼろいッスかね」
なるほど確かに古臭く色も形(ぶつけた跡がある)も垢抜けないクルマだが、
それでもコートと同じで彼が気に入って使っているものだった。
(そういえば…この子、最初は自分の名前『おひげの けいじ』だと思ってたッスね)
おそらく狩魔冥の「ヒゲコート!」という罵りが、春美にとってよほど印象が強かったのか、
初対面からしばらく彼はそう呼ばれていたのを思い出した。
自分はこのクルマやコートと同じで、いつでもそういう野暮ったいイメージなのかもしれない。
ちょっと決まり悪そうに糸鋸がボリボリ頭を掻くと、春美は初めてクスッと笑みを漏らした。
だが、その瞳は未だにどこか虚ろだった。
ふたりは、車内でも口を開かなかった。
バサバサ…という癖の強い空冷エンジンのこもった音だけが聞こえている。
やがてマンションの前に到着し春美が降りようとした時、糸鋸は言った。
「ハルミちゃんは、もう眠いッスか?」
「えっ?」
春美には糸鋸の言う意図が分からない。
「もし眠くなければ…洗濯物を取り込んだら夜のドライブ行くッス。
こういう時は、疲れるくらい遊んだ方がいいッス」
「…」
春美は少し考えてから、
「ありがとう、刑事さん。でも、私…」
糸鋸はチッ、チッ、チッ…と御剣検事の癖を真似て指を立てて舌を打った。
「遠慮はいらんッス。自分も今夜はジッとしていられないッス」
と言ってウィンクする。
本当は、書類整理の仕事がまだ残っていた。
春美は笑いながら(それも力ない表情だったが)、
「それじゃ、お願いします…」
と言った。
「ッス。ここ駐禁だから、クルマの中で待ってるッス」
「はい。じゃ、すぐ戻って来ますね」
ビートルのドアを閉め、春美はトタトタとマンションの中へ駆けて行った。
…
……
………
15分以上が過ぎた。
(ベランダの洗濯物と言っても…けっこう量があるんッスかね?)
最初のうちは呑気に構えていたが、
灰皿に吸殻が2つ3つと増えていく間に、糸鋸はだんだん不安になってきた。
まさか…たかだか8歳の子供が、いくら打ちのめされているとはいえ自殺なんて考えはすまい。
(…自殺!?)
糸鋸はハッとなって立ち上がろうとして、クルマの天井に頭をしたたかにぶつける。
(まさか…いや、しかし!)
痛む頭をおさえ、糸鋸は必死に考えた。
一度そう思い始めると、不安はどんどん募るばかりである。
たまらずクルマを飛び出して、刑事は一目散にマンションの中へと駆け込んだ。
(続く)
ギャワー!なんちゅう引き方かー!けしからーん!寝られーん!
史上最大の逆転裁判2の小説の予感。
ハミイトノコ物語ハゲシク続きキボーン!!即!!!
そして、ログ倉庫管理人さま、倉庫更新キボーンヌ!!!!
((((;TДT))))ガクガクブルブル
ナルハミ物語作者ガンバツテクダタイ。
入り口に飛び込み辺りを見渡して、並んだ郵便受けのひとつに成歩堂の名を見つけた。
(703号室!)
7階なら、飛び降りて死ぬのに充分な高さだろう。
そんな想像が脳裏をよぎり、真っ青になってセキュリティのキーボードに703を入力しインターホンを鳴らす。
…
……
………ッ
「…はい」
春美の涙混じりの声で返事が聞こえてくるまでの間、糸鋸はまるで生きた心地がしなかった。
「ここと部屋のロックをはずすッス!早まっちゃいかんッス!」
「え…?」
「と、とにかくここを開けるッス!早く!」
…ガチャ、と中戸の鍵が開くなり彼は脇目もふらず中に入った。
エレベータなど待っていられるかとばかり、物凄い勢いで非常階段を駆け上がる。
(なんて…)
息切らし二段飛ばしで走りながら、糸鋸は自分の馬鹿さ加減が腹立だしかった。
春美の親戚や児童課などに任せてはおけぬなどと偉そうなことを考えていながら、
今ひとりにしてはいけない彼女から目を離した自分の迂闊さが呪わしかった。
後になって考えてみると、糸鋸自身この時の彼はよくよく慌てていたと思う。
そこまで想像を膨らませることは無かったのだが、
春美の身に万が一のことを考えたこと自体は彼の純真さの表れと言っていい。
「…ゼイ、…ゼィ……」
7階を登りきり、肩を上下させるほどの荒い呼吸を整えもしないまま、
刑事は703号室のドアを開けた。
中は明かりが点いていない。
糸鋸は一瞬、顔から再び血の気が引いていくのを感じた。
…が。
息が収まっていくにつれ、暗い部屋の中ですすり泣く春美の声にやがて気づくのだった。
「…ハルミちゃん?」
糸鋸は壁にある蛍光灯のスイッチに手を伸ばしたが、
「…だめ………ッ」
という春美の声に止められる。
「…点け……ちゃ、ダメです…………。
……ごめ、なさ…刑事さん……もう少し…待っ…」
春美はひとり、ダイニングルームの真ん中でうずくまって嗚咽を上げていた。
「…」
糸鋸は言葉を失った。
しばらくそのままだったが、やがて春美は震える声をあげる。
「…洗濯したって……たたんだって…もう…………」
暗闇に目が慣れてくると、春美は胸に何かを抱いているのが見えた。
真宵と成歩堂の服だった。
彼らの服に顔を押し当てながら途切れ途切れそう言って泣きじゃくる春美の姿が、
針のように糸鋸の胸を突き刺した。
霊媒道に生まれついた子として、常にひとの死と霊魂に接して育ってきたはずの少女。
しかし、こうして家族の死に打ちのめされる姿を見るかぎり、
そんな生い立ちとは関係なしに…ただの、普通の女の子でしかない。
なぜこんなにも過酷な運命ばかりがこの娘の身にふりかからなければならないのか。
(…神も、仏も無いッス)
糸鋸は唇を噛み締めて、心の中でそう呟いた。
「ひとりになっちゃった…刑事さん。私、ひとりになっちゃったよぅ……」
涙と鼻水でクシャクシャになった顔を上げて、春美は呻く。
(このコは…)
涙を見せまいと、ここで少し泣いてからクルマに戻るつもりだったのだろうか。
糸鋸はその健気さに胸に熱くこみ上げてくるものを感じて、春美の小さな肩を抱いた。
糸鋸の手は、まるで春美の体を全て包み込むかのように大きく暖かい。
「あ…あぁぁぁ……ッ!」
春美の、それまで堪えていたものが突如堰を切ったように流れ出た。
「わぁああああぁぁぁ………あぁぁぁぁ…ッ」
自分の胸にすがりつく少女の、悲痛な感情のほとばしりが糸鋸の耳を打つ。
糸鋸には、ただ黙って抱きしめてやることしかできなかった。
…春美は、クルマの中に居る間もずっと泣き続けていた。
やがて泣きつかれて眠ってしまった彼女を老父母の居る実家に預け、糸鋸は再び署に戻って来た。
実家は片道でクルマを2時間ほど飛ばした場所にある。
署に戻るころには既に夜が明けようとしていたが、彼はそのまま地下にある射撃場へと足を運んだ。
時間外の施設使用は規則違反だったが、そうでもしなければ気の高まりが収まりそうになかった。
(自殺じゃ、ないッス)
それは断じて違う、と糸鋸は考える。
(ふざけてて転落?………ま、まぁそれはあるかもしれないッスけど…)
生前の真宵の性格を考えると、このあたりは自信が無い。
(…けれど、恐らくそれも違うッス)
決して定かとは言えないが、彼の刑事としての勘が「それは違う」と言っている。
自分自身の勘があまり当てにならないモノなのは糸鋸自身理解していたが、
この場合はそう思わなければやりきれなかった。
この事件の裏には何者かの悪意があるのだ、と。
(もし誰かの思惑でこうなったというのなら…)
糸鋸はリボルバーの引き金を引いた。
マグナムの轟音が密閉された射撃場に鳴り響く。
(絶対に、犯人を捕まえてやるッス!…でなけりゃ、報われないッス!)
2発、3発と続けざまに撃った。
お世辞にも正確な射撃とは言えないが、ターゲットに弾丸が当たった箇所は例外なく吹っ飛んでいる。
むろん制式銃ではない。人一倍の体格と指の太さを誇る彼が、
自分で使いやすいものを申請した銃だった。
…その名にキングコブラという毒蛇の王者の名称を冠している。
(続く)
凄い面白いです。
レベル高えー
続き本気で楽しみにしてますので頑張って下さい。
ほんとにすごいよ。
春美タン無事で良かった。w
警察にキングコブラなんてあったんだ・・・。
本当に普通に面白いので困っています。早く次が読みたくて。
時間的に言うと一時間半後に続きが・・・。
>>作者様
激しく激しく激しく激しくグッジョブ。
あれ、今日はいつも(というか前回、前々回)とは時間違うね。
568 :
496:02/12/23 03:25 ID:6ESc06CN
おおむね好評のようで一安心ッスー
キングコブラはさすがに…警察には無いような気がしますがどうでしょうか?
「危ない刑事」では2.5インチモデルで出てくるそうですがw
それから一ヶ月あまりが過ぎた。
春美が「行ってきます」という元気な声とともにドアを開けると、今日も良い天気だった。
朝の涼しい風とともに、小鳥たちのさえずりが流れ込んでくる。
春らしいうららかな日和だった。
うれしくなって、春美は思わず戸口でピョン!と飛び跳ねた。
赤いランドセルが揺れる。
「ご飯作っておいたから、起きたらちゃんと食べてくださいねっ」
糸鋸は夜勤明けに潜りこんだばかりの布団の中から、
「…ッス。行ってらっしゃい…気をつけて」
と眠たげな言葉で春美を送り出した後、再び大きなイビキをかき始めた。
この春から転入した学校だが、新しいクラスの友達とは上手くやっているようだ。
これまでほとんど地元の「倉院の里」から出たことがなく、多分に世間知らずの子ではあるが、
気持ちの素直さが街の子供に好まれるのかもしれない。
「学校が楽しくてしかたないです」
春美は夕食の度に言う。
最近になって、ようやく元気を取り戻したふうだった。
あの事件から紆余曲折を経た後、糸鋸は保護者として春美を引き取ることにした。
今は彼のアパートにふたりで暮らしている。
「まあ、お前のいいトコなんだろうけどねぇ…」
春美を引き取る話が決まったとき、母親の漏らした言葉だった。
「お前ももう30超えたんだ。親としては、そろそろ本気で嫁さんのこと考えて欲しいものだよ」
人助けもいいが、こんなことをしていてはますます結婚が遠のくのではないか、と言うのである。
未だ息子の結婚を諦めていないのは、むしろ当人にとって意外だった。
「春美ちゃんはうちらで引き取るから、お前はまず一緒になってくれる慈悲深い人を探しなよ」
子供の居ない姉夫婦もそう言った。
「大体、お前さんが人様の面倒を見るなんて絶対できっこないんだから」
少なからず傷つく一言だったが、まあ彼らの指摘は概ね正しい。
糸鋸自身、最初から春美と上手く暮らしていける自信があったわけではない。
ただ、糸鋸には生活についてのことよりも、この一点のみが気にかかっていた。
(もし、ナルホドくんと綾里真宵が何らかの方法で『殺された』のだとしたら…)
動機が怨恨であれば、この後春美の身にも危険が及ぶ可能性があるのだ。
だとすれば、父母や姉のもとに春美をやったところで安全を図れるかといえば定かではない。
施設に入れるにも気にかかる。
自分のそばに置いておくのが、一番気楽だった。少なくとも、腕っぷしには自信がある。
春美の身ひとつを守るくらいなら容易なことだと考えたのだ。
もっともこの男、
やはりと言うべきか生活というものの重大性が認識として欠けているところがあった。
春美がこうして部屋に来て以来、
掃除・洗濯・炊事など、家事一般は全て彼女の一手に任されていた。
当初は気を紛らわす意味もあったのかもしれないが、とにかく春美はよく働くのだ。
おかげで朝は作りたての味噌汁の香りで気持ちの良い目覚めを迎えるし、
仕事から家に帰れば暖かい夕食が待っていた。
風呂まできちんと沸いているという、出来すぎの(しかもふた昔前の)女房ぶりだった。
部屋も常にキレイでいたし、その日着た服などは洗濯カゴに放り込んでおけば良かった。
春美が自主的にしているのでなければ、ほとんど児童虐待であろう。
糸鋸にはそういった仕事を彼女に押し付けたつもりは全く無いのだが、
掃除機など2〜3ヶ月に一回かければ良いという不精者の彼と、
窓サッシの溝に埃が少し溜まるのさえ許せない春美とでは、自然そうならざるをえなかった。
むしろ糸鋸の方が強制的に規則正しい生活に修正されたようなものである。
これではどちらが世話を焼く方なのか、分かったものではない。
さすがに悪いと思い、最初は糸鋸も当番制で家事を手伝ったのだが、
料理といえばソウメンと肉野菜炒めばかりで、掃除の仕方も雑だった。
また、子供のくせに自分の下着などを見られるのが嫌なのか、洗濯などさせてもらえない。
糸鋸が洗濯カゴを手にするたび、春美は真っ赤な顔をして洗濯機の前で立ちふさがるのだった。
…結局、彼が頑張ったところでかえって手間が増えるだけだということが判明し、
それからというもの糸鋸はこの8歳の少女の生活力に甘えっぱなしである。
この街の学校に転入するにあたり、春美には「糸鋸 春美」を名乗らせることにした。
一時期ワイドショーを賑わせた綾里の名ではまずいだろう、という配慮だったのだが、
少女はこの名がどうも気に入ったらしく、何だか嬉しそうな顔をしているので、
「綾里だって、良い名じゃないッスか」
と言うと、
「糸鋸だって、良いお名前ですよ」
と切り返された。
気に入ってくれたのは何よりだったが、糸鋸にはそれがなぜだか分からなかった。
「うふふ…糸鋸。…イトノコギリ ハルミですよ、お父さん!」
奇妙なことだが、そう言って無邪気に笑う春美の姿がまるで本当の娘のような気さえしてくる。
(父親の真似事ってのも悪くないッス。…胸がときめくッス)
まあ生活の面では半ばその責任を放棄しているようなものなのだが、
この少女の存在は思いのほか彼の毎日に張りを与えてくれている。
この街で一人暮らしを始めて以来、長らく忘れていた家族のぬくもりだった。
糸鋸はこの笑顔を大事にしたい。
今はもう成歩堂や真宵への義理とか人情などではなく、純粋にそう考えるようになっていた。
せめて春美の母キミ子が出所するまでの間は、春美にとっても大切な家族でいよう。
照れもあって、言葉にしたこともするつもりも無いが、糸鋸は密かにそう心に決めていた。
(続く)
ぐおぉぉおおおおぉぉぉおぉぉおオオぉぉ…ヲ…ォ…オォ…をヲ……(カルマ検事風
グッジョブ
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
激しくグッジョブ。萌え狂いそうです。
今日はマターリ風に終わって、よりイイ!
>>568 うーん・・・ちょっと微妙ですね。w
平和な日本は元々そういう強力な銃は必要ないので、もし地下倉庫(?)みたいな所に
あっても、まず人前に出ることはないでしょうからね。
576 :
名無しさん@ピンキー:02/12/23 14:51 ID:t+qZtFim
, -─‐- 、,
/ \
/ ヽ
,' ',
{ }
', /
ヽ /
`ヽ、_ _ -ヘ__ ___
_,,ゝ-二ニ-‐''´ i .|´ヽ `''‐- 、,_
/T´ i | _,,、-┴┤ ! ゙'‐- 、,
/ __ヽ r┴ ' '" .iコ | \
/'´ `ヽ ! / ̄`ヽ iコ i r'´ ̄ ̄ ̄`ヽ \
カタカタカタカタカタカタカタ ,イi (◎) } ! { ◯ } ! | \ \
/ ヽ 二.ノ! ! `ー--‐'---、_ !_| ヽ、 \
/ -‐r┴┴rァ | ◯ i | \ ヽ
i | _二)ヽ ! ロ ロ __,、 -─''"~! ヽ _,,.」
! ヽ___,ノ ヽ`‐ '"´ ! Y´ ヽ
`ー─┘ i ! / i
577 :
名無しさん@ピンキー:02/12/23 14:52 ID:t+qZtFim
_,、−、 _
,、-'´ヾ ) `) ヽ、
丿''ヾ i | ii / /O'、
ノ彡 i´ ̄  ̄ ゙̄、_Oi,
ヾー/_,、-; ー-、 !、゙O
ヒE ーlli>! i<ill- !Tイ
ヾミ ''ソーヾ'''',イケ
ヾ、゙'=≡='ゾi‐'
___ _,、、,、フヽ__/k゙、, __ _
,'::::::゙、 / ノ/>、 iヾ~、\i~|:: '::::::`、
!::::::::::Y、' -´ rソヾ ' ' 'ノ !/:::::::::::|
|:::::::::::::| \ `V /_ |:::::::::::::|
|:::::::::::::| /-.、_人_、-'、|-| |:::::::::::::|
l:::::::::::::レ''´::::::::/ ヽ::::::::゙ー、.|:::::::::::::!
|::::::::::/::::::::::::::::) (:::::::::::::::゙,|:::::::::::::!
レ:::/::::::::::::::::/ ヾ ゙、::::::::::::::゙、::::::::::!
|/:::::::::::::::::::/ ゙、:::::::::::::\;;::/
(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!!
ハミタンかわ(・∀・)イイ!!
すさまじく萌える…。
このままハミタンと鋸刑事の新婚生活(?)がマッタリと続きますように(T人T) ナム
いとのこ×マコのエロは激しそうッス!
トントン…
戸を叩く音が聞こえる。
どうせ新聞の勧誘か何かだろう。
糸鋸は居留守を決め込んで掛け布団にくるまった。
(イトノコギリは、留守ですよぉ…)
大きなあくびをひとつして、心の中で返事する。
ドンドンドン!
今度はずいぶんと乱暴な叩き方だ。
(しつこいッスね…)
だが、起き上がって怒鳴り返してやるほど、眠気から立ち直っているわけではない。
放っておくことにする。
ふたたびまどろみの中に意識が埋もれようとしたその時。
「こらっ。開けなさい、ヒゲ!
居るのは分かってるのよ!!今あくびしたでしょう!?」
という忘れもしない女の声に、糸鋸は布団の中から飛び上がった。
(え…ま、まさかこの声!なんでここに!?)
反射的に布団からは起き上がったものの、糸鋸は混乱のあまり動けなかった。
(そんなはずはないッス!…彼女はたしか、日本を離れて………)
半年前アメリカに帰ったはずだ。
狩魔 冥。
弱冠18歳でありながら、去年成歩堂に敗れるまでは無敗を誇った天才検事である。
二度に渡る成歩堂との戦いの後、
検事という仕事を見つめ直すために一時帰国(冥はアメリカ育ちである)したはずだった。
やはり同じ狩魔ファミリーと言うべきか、このあたりの事情は御剣とよく似ている。
糸鋸がまごまごしているうちに、ふいに静かになった。
(か、帰ったんスかね?)
それならその方が、糸鋸にとっては助かった。
なにしろ彼女と来たら、糸鋸が何かヘマをするたびに比喩ではなく本物の鞭を振るうので、
一緒に仕事をしている間は体からミミズ腫れが消えなかった。
「叩かれたくなければ、自分のミスを減らしなさい」
それはもっともな冥の言葉だったが、
糸鋸もまたヘマをしないようにすればするほどドツボにはまるタイプである。
おかげで冥がアメリカが帰ってからも、数週間はみっともなくて銭湯に行けない体にされたのだった。
何十回、いや何百回鞭を振るわれたか分からない。
一度、気絶するまで引っぱたかれたこともあったのだが、
自分の一生の内であれほど生命の危険を感じたことは無かった。
糸鋸が「帰ってくれた方が」などと思うのも、もっともな話である。
(いや、諦めたふりをして外で見張ってるかもしれないッス!)
そう思い始めると、今度はこの静寂が恐怖以外の何者でも無くなってくる。
(か、確認した方が…。い、いいや、それじゃ向こうの思うつぼッス!)
ドアを開け顔を出した瞬間、鞭が襲ってくるに違いない。
自分自身の妄想に、糸鋸は震えが止まらなかった。
(ここは、黙ってやりすごすッス!)
ただの居留守が、たちまち命がけのものになってしまった。
糸鋸はしばらく頭から布団をかぶっていたが、体はちっとも休まらなかった。
むしろ緊張で動悸は激しく、体がこわばってくる。
どのくらい時間がたっただろう?2分…3分……。実際は数秒しか経ってないかもしれない。
たったそれだけの間に、彼は何時間もこうしているような錯覚さえ覚えていた。
…トン、トン。
その末に、ドアが優しくノックされた。絶妙のタイミングである。
糸鋸にはもう我慢の限界だった。
「あ・あ・ああぁっ…か、狩魔検事!た、ただいま開けるッス!今すぐ開けるッス!」
布団から跳ね起きると、惨めなほど慌てふためきながら糸鋸はドアに駆け寄って鍵を開けた。
「遅いっ!」
バシンッ!
「ぎゃん!」
案の定、ドアを開けるが早いが鞭の一閃が糸鋸の鼻っ面を襲う。
気のせいか去年よりもいくぶん鋭い一撃だった。
痛みのあまり、糸鋸は部屋の中でもんどり打った。
「私が『開けろ』と言ったらグズグズしないで5秒以内に開けなさい。
…まったく、相変わらずね。糸鋸刑事!」
「す、すまないッス!」
涙目で鼻先を押さえながら、冥のムチャな注文に反論することもできず糸鋸は謝った。
相変わらずなのは、冥も同じようだった。
「お邪魔するわよ」
冥は部屋へ押し入ってくる。
へたなことを言ってまた痛い目をみるのはこりごりだったので、
糸鋸は黙って彼女の無遠慮な訪問を受け入れるしかなかった。
「意外と…片付いてるじゃない」
LDKの小さな部屋だが、春美がいるだけあってキチンと整頓されている。
冥は部屋の中をひととおり眺めた後、
糸鋸が先ほど横になっていた布団とは別の、たたまれた布団一組を見て「ふぅん…」と言った。
「久しぶりね。やはりココに来て正解だったわ…御剣怜侍はどこ?」
「?」
「隠すと為にならないわよ」
冥はゆっくりと鞭を構えた。
「ちょ、ちょっと待つッス!御剣検事は一ヶ月前から行方不明で…」
糸鋸には何の事だか分からなかったが、冥からは殺気すら漂っている。
本能がそれを察知して、足がガクガク言い出した。
「それを聞いて、わざわざアメリカから来たのよ!
以前行方を眩ましていた時も、アナタにだけは連絡をいれてたらしいじゃない。
そこの布団には誰が寝てたの?」
冥は当然知る由もないが、春美である。
どうも,、彼女は御剣がここに居ると誤解しているらしかった。
…天才検事の狩魔冥も、この時ばかりは冷静でなかったのかもしれない。
御剣がどこかに消えたとして、ここで暮らす理由など無いではないか。
だいたい、独身とはいえ男の部屋にいきなりやって来ておきながら、
余分にある布団が彼のオンナのものだとは夢にも思わないとは失礼な話である。
まあ、実際に違うと言えばそれまでだが。
「あ、あれは娘の布団ッス」
慌てて口をついて出た言葉に、冥はこめかみをピクリとさせた。
「…いい度胸じゃない」
ビシッ!
「あふぅ!」
この狭い部屋の中で、よく自在に鞭を振るえるものだ…。
痛みの余りうずくまって悶えながら、糸鋸は冥の鞭さばきの恐ろしさに舌を巻いた。
「嘘じゃないッス…娘と言っても、義理の…最近引き取った子なんス。
み、御剣検事は本当にここには居ないし、行方だって今回は自分も知らんッス…うぅ」
必死に弁明しながら、糸鋸はだんだん自分が情けなくなってきた。
なんだって自分はいつもこんな扱いばかり受けるのだろう…。
「そうだったの…?悪かったわね」
「えっ」
冥の謝罪の言葉に、糸鋸は我が耳を疑った。
常識で考えれば誤解で(誤解でなくとも)人様に鞭を振るうなど言語道断である。
謝っても決して赦されることではないが、なにせ相手は「あの」狩魔冥なのだ。
自分に謝る事など、少なくとも去年までの彼女には有りえない。
むしろ糸鋸は驚いてしまって、
「い、いや…狩魔検事が御剣検事を心配する気持ちも分かるッスから」
と、余計な事を言った。
スパンッ!
「はごぉっ!?」
駄目押しの一撃が糸鋸の肩口を叩く。
「だ、誰が!誰を心配してるって?
まったく、バカのバカバカしい想像ね!私はただ復讐の相手を逃がしたくないだけよ!」
「わ、分かったッス!分かったッス!」
(やれやれ…)
糸鋸は、やはり何も変わってないのだと思い直すことにした。
「とんだ無駄足だったわ…邪魔したわね」
冥は「もう用はない」とばかりに踵を返して戸口に出ようとする。
案の定散々だったが、彼女が帰ると聞いて糸鋸は内心ホッと胸を撫で下ろした。
「あ、そうそう」
冥はそんな糸鋸の心を見透かしたかのようにクルリと振り向いて、
「明日からは行方不明の御剣検事に代わって、この私が配属されることになったから…
よろしくね、イトノコギリ刑事」
という、糸鋸にとってあまりにも衝撃的な宣告を残して去って行く。
…言葉とともに優雅なお辞儀をしながらも、
その表情は明らかに「覚悟なさい」とでも言いたげだった。
糸鋸は、彼女の竜巻のような訪問から解放された後もしばらく呆然と立ち尽くすしかなかった。
(続く)
>>580-586 続きキター! と、感謝しております。
が、失礼ですが、正直言うと今回はなんかパッとしなかったです。
>>587 そんなことはない。冥たんまで出るとは思わなかったので大満足だが。
まあ、はみたんが出てこないのが不満と言えば不満だが……
589 :
587:02/12/26 00:16 ID:LBCEoqDD
>>588 なるほど。
今考えてみると、「ハミタンが出て当たり前、出なかったら変」みたいな
感じで読んでしまっていた為にそんな事を思ってしまったと思います・・・。
以後は視野を広くして読ませていただきたいと思います。(´ー`)ノ
>>580-586 折角書いていただいているのに、不満をブーブーと言ってしまって
すいません。続きを楽しみにしてます。
なんと冥タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
続きが楽しみッス!
ちょっと気になったのですが、これはあとどれくらい続くのですか?
オチとか全然見えてこないのですが(当たり前だが)年内には終わる?
なにはともあれ、長期連載ってのはすごいッス!
自分には出来ないッス!!半死半生になるッス!!
591 :
496:02/12/26 12:42 ID:FLpMa1zT
いえいえ、読んだ感想がとても勉強になるので、率直に言ってもらえると助かるですよ。
正直、今回はストーリーの転機点のため書くのに苦しんだ部分があり、
確かに文章のテンションが落ちてたような気もします。
今後の課題ッス
でも瞑ファンいるみたいでヨカタです
長さは大体2〜30くらいの予定だけど、
実は10日後からテストが一ヶ月あり、その間おそらく中断…鬱だ
ガンガレ
期待age
糸春サイコー!
ここ意外でお目にかかった事がないので、ガンバレー
春美は、糸鋸の帰りを今か今かと待っていた。
夕食の支度はとうに出来ている。
いつもは6時。遅くとも7時には帰宅する糸鋸が、今日に限って9時を回っても連絡ひとつない。
少女は、だんだん不安になって来た。
一ヶ月前のように、また全てを失う瞬間が来るのではないか、と。
(もし、このままけいじさんが帰ってこなかったら…)
春美は、自分の想像の恐ろしさに空腹も忘れて震えていた。
あの時のような悪寒を感じているわけではない。
自分の霊力の報せにしたがうなら、糸鋸の身に危険が迫っているということはないようだ。
だが、いくら自分にそう言い聞かせてみても、孤独だけは打ち消せなかった。
(いやだ…)
春美は自分の肩を抱くようにして身をすくめた。
(ひとりぼっちは、絶対にイヤ!)
心が、ふとした拍子にひときわ大きく悲鳴をあげる。
気持ちを紛らわそうとTVをつけたり、宿題のノートを開いてみたりするのだが、
どんなふうにしても焦燥感は拭えなかった。
「あっ」
ふいにアパートの階段を昇る音が聞こえ、春美は待ちきれず戸の方に駆け寄った。
糸鋸からは「誰が来るか分からないので開けないように」と言われているので、
こっそり扉の陰に隠れて、戸が開いたら糸鋸を驚かせてやろうと思ったのだ。
(うふふ…)
春美はその瞬間が待ち遠しかった。
不器用に鍵を開ける音がして、やがて扉が開かれた。
かと思うと、
「うぅ…っ」
開いた扉から糸鋸が、倒れこむように部屋の戸口でうめき声をあげながら突っ伏した。
「きゃっ」
驚かすつもりが、突然倒れてしまった糸鋸に春美の方がギョッとして、
「け、けいじさん!けいじさん!大丈夫ですかっ!?」
と駆け寄った。
「は、ハルミちゃんッスか…ただいま」
一体何があったのか、息も絶え絶えといったふうである。
「お、お帰りなさい。…どうしたんですか、けいじさんっ。怪我をしたのですか?」
どうしたら良いか分からず、春美はオロオロするばかりである。
糸鋸は彼女を安心させえるべく、倒れたままニィッ、と少し無理な笑顔を浮かべながら、
「だいじょうぶッス…疲れただけッス。怪我も…あんまり無いッス」
と言うのだが、それはどう見ても尋常な疲労の仕方ではない。
「け、怪我っ!?怪我があるんですか?犯人にやられたんですか?」
必死な目で畳み込むように追求してくる春美だったが、
糸鋸はそれきり大きなイビキをたてて眠ってしまうのだった。
検事がふたたび狩魔冥になってから、糸鋸の生活は慌しいものになった。
この日のように遅くまで残されることはもとより、
とにかくミスに対する制裁(主に鞭)はますます厳しさを増し、
肉体的にも精神的にも負担は大きくなるばかりである。
さらに言えばこの検事、なぜか糸鋸とともに事件を担当することが多く、
量もさることながら、彼は毎日これまでの倍かそれ以上の密度で仕事をこなさなければならなくなった。
「なんで、けいじさんばかりそんな…」
春美は去年見た冥の姿を思い出す。
派手で、傲慢で、意地悪で…何ひとつ良いところが思い浮かばない。
そんな女性と仕事をしなければならない糸鋸が、子供心に哀れだった。
糸鋸は春美の料理を口に運びながら、
「さあ?他の刑事は狩魔検事と組みたがらないし…狩魔検事も、妙に自分と組みたがるッス」
と、ウンザリしたように言った。
この男が根をあげるとは余程の事である。
「自分としても、狩魔検事にはもっと優秀な刑事と組んでもらいたいッス」
お互いの平和と幸福のためにはそれが一番だと、この平凡刑事は思うのだった。
「ま、まさか…」
春美はちょっと怪訝そうな顔になって、
「カルマけんじは、けいじさんの事が好きなんじゃ…」
と、突拍子も無いことを言った。
「うへっ」
糸鋸は驚いて、咀嚼していた御飯粒が鼻に入ってむせた。
「ありえないし、あって欲しくないッス。…とにかく、もう鞭はこりごりッス!
ああ、御剣検事ぃ……っ」
食事の最中、糸鋸は半泣きになって今は居ない男の名を口にした。
そう。
御剣さえ居てくれれば、少なくとも彼が仕事をするにあたって暴力がふるうことは無いし、
冥にしてもその苛立ちの矛先を糸鋸に集中させることは無いだろう。
…願わくば戻ってきて欲しい。
糸鋸は最近になってさらに強くそう思うようになった。
「それにしても許せませんわっ」
春美はタンッと箸を置いて、
「私のけいじさんに鞭を振るうなんて!
警察署に行って、そのけんじさんをひっぱたいてやりますわ」
怒った時の癖で、春美は片腕の裾を捲り上げてそう言うのだった。
糸鋸はそんな少女の優しさと本気が嬉しかった。
「ありがとッス、ハルミちゃん。…でも、仕返しは自分に来るッスから、おてやわらかに…」
仕事のグチ言ってすまなかったッスね、と言って、糸鋸はいきり立つ春美の頭を撫でてやった。
どんなに疲れていても参っていても、糸鋸の手は大きく暖かい。
…そして、包み込むように柔らかかった。
春美は少し照れたように顔を赤くして、自慢のニラ玉スープを一口すすった。
食事のさなか、糸鋸は久しく耳にすることの無かった言葉を聞いた。
「授業参観?」
それが、春美のクラスで来週の日曜日にあるのだという。
「…なんですけど」
少女は上目使いで糸鋸の様子をうかがっている。
糸鋸は手帳を取り出してスケジュールを確認し、
「あ、大丈夫。非番ッス。自分で良ければ行くッスよ」
と言うと、春美は目を輝かせて「ホントにっ!?」と大きな声を上げた。
「まあ、保護者の務めッス。
いい機会だから、ハルミちゃんがきちんと勉強してるか見ておくつもりッスよ」
自分なんかの参観が思いのほか喜んでもらえたのは光栄だが、そこはそれ。
一応のクギは刺しておく糸鋸だったが、春美はどうも糸鋸が来てくれるということだけで、
舞い上がっているようだった。
その話を終えてから、皿洗いをしている最中も春美はずっとニヤケッ放しで、
時々「うふふ」と楽しげな笑みを漏らす。
むろん悪い気はしなかったが、糸鋸には正直どうしてそこまで嬉しいのか分からない。
風呂から上がると、春美は布団を敷いて待っていた。
「どうぞ、うつ伏せになってください」
湯上がりのポッポと上気した顔をそのままに、糸鋸は恐る恐る「何が始まるんスか?」と尋ねたが、
春美は「いいですからっ」と言って、大の男を強引に寝かせるのだった。
「今日はお疲れのようですから…いつもお世話になってるお礼ですよ」
春美は、言うが早いが糸鋸の山のような背中に跨ってくる。
「マッサージして差し上げますねっ」
春美は両の手のひら全体に体重をかけて、背骨にそって糸鋸の背中を押していく。
「やっぱり凝ってる…。けいじさん、ここですね?」
…ぎゅっ!
「うおぅっ…ス」
ふいに的確なツボを押される感覚に、糸鋸は思わずため息をついた。
…ぎゅっ、ぎゅっ………
春美の親指が、糸鋸の疲れて固まった筋肉を次々と揉みほぐす。
「あ…あぁ…」
糸鋸は疲労しきっていた自分の体に、まるで精力が吹き込まれるような錯覚を覚えていた。
指が背中の筋肉に押し込まれると、そこからブワッと熱い何かが吹き上がるような感触だった。
こんなマッサージは、ついぞ受けたことが無い。
…ぎゅっ!
「あぅ…」
…ぎゅっ!
「おふぅっ……」
それにしても、何でもできる子だ。
春美の絶妙な指圧を受け、みっともなく女みたいな喘ぎ声(?)を上げながら、
糸鋸は彼女の万能さに舌を巻くほかなかった。
「あんっ。動かないでください!」
春美は跨っている両の脚にキュッと力を込め、糸鋸の悶える体を挟み込んで動けないようにすると、
指圧の指にさらに体重をかけてくる。
「うーっ…」
糸鋸はもうそんなささやかな抵抗すら止めて、ただただ自分の背中に乗っている娘のされるがままになっていた。
…
……
………
予期せぬマッサージが始まってから、一体どのくらいの時間がたったのだろう?
まさか30分も40分も経ったわけではあるまいが、その間ずっと糸鋸にはまさに至福の時だった。
背中のツボというツボを押された後、
虚脱したように全身の筋肉を弛緩させ、目をトロンと半開きにさせて寝転んでいる。
「私、お母様にも時々こうして差し上げるんです。どうでしたか?けいじさん」
マッサージの後も春美は糸鋸から離れない。
むしろますます甘えるようにして、ペタリと張り付くように彼の背に乗ったまま抱きついてくる。
春美のヒンヤリとした頬っぺたが背中のパジャマごしに押し付けられるのを感じながら、
「良かったッス…」
快楽の余韻のため息まじりに、そうとしか言えない糸鋸だった。
「疲れは取れましたか?」
「取れたッス…」
「明日から、また頑張れそう?」
「ふぁい…」
リラックスしている内に眠くなってきたのか、糸鋸はボンヤリとまるで阿呆のような受け答えしかしない。
だが、春美にはそれで充分だった。
小さな体を精一杯糸鋸の巨体に絡めながら、彼の体温を感じている。
この暖かささえあれば良かった。
「…ぁん」
抱きつきながら、春美は何かを言った。
「へ?」
夢見心地に糸鋸は声を上げる。
「い、いや…何でもないです」
糸鋸は「しまった」と思った。考えなしに聞き返してしまったが、この少女は確かに言ったのだ。
「お父さん」と。
もう後の祭りだった。
こういう時、上手いタイミングで「自分を父親だと思っていい」とか、
「娘同然に思っている」などと言って聞かせられるほど、この男は流暢ではない。
照れもあったし、どちらかといえば口はばったかった。
そういう気の利かせ方というか、口の上手さは自分の領域ではないような気もしている。
(だから、これでいいッス…)
いちいち言葉になどしなくても、
自分が大切に思い始めていることはこの少女に伝わっているのだと糸鋸は信じている。
そして糸鋸自身もまた、この娘が自分を父として慕っているという自覚を持ち始めていたのだった。
(続く)
603 :
名無しさん@ピンキー:02/12/29 00:03 ID:22zixGya
最高ナリ!
キボンヌキボンヌキボンヌ
604 :
名無しさん@ピンキー:02/12/29 00:27 ID:1pbqd5UV
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
>>595-602 続きキター! お疲れさまです。今回も最高ですた。
今週の木曜日から一ヶ月間、テスト・・・でしたっけ。
ということは、テスト前だから今回で一時中断かな?
テスト頑張って下さい!
あぁ、健全なのになんてエロチック‥(脳内逝ってよし!)
まさかないと思うけど、この作品の中でイト×ハミの本番エロはなしですよね?
あったらトラウマになってしまいそう‥
イトハミの本番見たい
見たい。なしの方がいい。
この2つに意見わかれるな・・・。
本番・・・もしあるならせめて6年後とか8年後とか・・・。
本番は、あるならせめて7、8年後を希望。
16〜18才になったハルミタンハァハァ
今現在の姿で本番希望
614 :
名無しさん@ピンキー:03/01/02 09:48 ID:RWJJmYgF
ゲームクリアする前にこのスレを見てしまったもんだから
ゲーム中にはみタンとイトノコタンがでてくるたびに(´д`*)ハァハァ
カキコが一日置きなのにワロタ
神!試験ガンガレ!
ほっしゅサゲ
ありがとです。
2月に試験が終わるので、そしたら続き必ず書きますよー
それまで残っていてくれ逆裁スレ…
>>617 少なくとも、自分は保守ageしときます。w
もしdat落ちなんてしたら、続きが気になって夜も寝られず、、、(;´д`)
ところで、
>>617さんがイトハミ書き始めてからめっきり他の方の作品が
なくなりましたね・・・。
619 :
名無しさん@ピンキー:03/01/05 09:38 ID:D0/2gyFk
ミツメイ@レイープその間の続きが気になりまつ・・・
>>414さん、自分も甘甘エロでなおかつギャグな話キボンヌ。
ほしゅ
お前等なんでもいいから書けよ
ほっしゅほっしゅ
sageたくない・・・
最高に面白い・・・
623 :
名無しさん@ピンキー:03/01/08 15:31 ID:rPDhkITg
>>621 自分も書きたいんだけど時間がない・・・。
なんだか刑事さんが愛しくなりましたv
本命冥成なんだけどなー。メイタンにナルホドくんを激しく攻めてもらいたい。
…SM女王様?
626 :
名無しさん@ピンキー:03/01/10 22:40 ID:qX7oGWaE
昨日やっと逆裁Uクリアしますたー!!(・∀・)
EDの冥タソに萌え萌えハァハァ(´д`*)
自分も最近クリアした。
・・・ので激しくミツメイが読みたひ(;´Д`)
冥の鞭がウザくてムキー。
が、最後らへんで協力っぽくしてくれるので許してあげることにしました。
が、再プレイすると同じ事がループ(略
ゴージャスゴージャス
冥はズボンだとばかり思ってたのに本読んだらスカートだった
ゴージャスゴージャス
>627
過去ログ読みなはれ
山ほど出てる
・・・山ほど出すぎてるので
ミツメイ新作が読みたいが言い出しにくい罠・・・
>>629 自分も冥タンはパンツスタイルだとオモテますた!
ミニのタイトスカート(;´Д`)ハァハァ
632 :
山崎渉:03/01/12 07:35 ID:TI3DKCU1
(^^)
保守
ほっしゅほっしゅ
ほっしゅほっしゅ
捕手
637 :
山崎渉:03/01/17 07:29 ID:LBoDEE1T
(^^;
638 :
名無しさん@ピンキー:03/01/18 05:15 ID:80IAVuiE
age
とりあえず
>>638のIDが801に見えたわけだが
age
1クリアしますた。
千尋サン、エロいッス。カキたくなるッス。
642 :
名無しさん@ピンキー:03/01/19 18:25 ID:Euz4jExY
>641
書いてください。自分も読みたい。(;´Д`)ハァハァ
644 :
638:03/01/20 18:22 ID:T0sxsS9b
捕手
age
目を覚ました時、部屋には他に誰もいなかった。
冥は毛布一枚を被ってソファに横になっていたのだが、それでも風邪を引かずにすんだのは暖房が効いているせいだ。
目の前のテーブルはきれいに片づいており、そこには昨夜の鍋会の形跡はない。
ただ、簡素なキッチンに目をやると土鍋やらビール瓶やらが洗って置いてあった。
窓から入ってくる陽の光は明るい。
時刻は十二時を回っていた。
寝惚けた頭を抑えて奥の部屋を覗くと、成歩堂が声をかけてきた。
「あ、狩魔検事。おはよう」
冥も「おはよう」と返してその部屋に入る。
成歩堂はデスクに向かって書類を扱っていた。
この部屋には彼しかいない。
他の面子はもうみんな帰ってしまったと成歩堂は言う。
「起こしてくれればよかったのに……」
私だけ置いていくなんて、と愚痴りながらソファに腰を下ろして、そこで気が付いた。
「ごめんなさい、もしかして私が起きるのを待ってたかしら?」
今日は日曜日。
この成歩堂法律事務所の定休日だ。
本来、成歩堂はここにいる必要がないのである。
しかしあっさりと冥の言葉を否定した。
「仕事が溜まってるからね」
と手元の書類をヒラヒラさせる。
「休日まで仕事に追われるなんて、馬鹿な証拠よ」
他人の──特に成歩堂の弱点を見つけると突かずにいられない冥である。
成歩堂は苦笑いするしかなかった。
「コーヒー飲むけど、あなたは?」
「お願い」
ブラックで、という注文を聞くと冥は二人分のコーヒーを入れた。
成歩堂にマグカップをひとつ渡して再びソファに座る。
たとえインスタントでも朝はコーヒーに限る。
冥は寝起きの頭がスッキリしていくのを感じた。
コーヒーを飲み終えると、成歩堂は立ち上がって冥に声を掛けた。
「起きたばかりでお腹空いてない? 近くにおいしいラーメン屋があるんだ。奢るよ」
「どうして私があなたに奢られなきゃいけないのよ」
「そりゃあ、僕の方が年上だし──」
「結構。自分で払うわ」
「……トゲのある言い方をするなあ……」
きっぱりと言い切った冥に、成歩堂は呻いた。この若い検事の言動はやたらと刺々しい。
自分に対しては特にその傾向が強いのではないかと成歩堂は前々から思っていた。
「どうしてそんなに、事あるごとに突っかかってくるんだ?」
「あなたが気に入らない事を言うからよ」
彼女がよく見せる、人を見下すような顔でさらりと言う。しかし、どうも理由はそれだけではないと思う。
成歩堂は顔をしかめて、その心当たりを述べた。
「前に君は『狩魔の名を汚した僕に勝って復讐することが目的だ』って言っていたけれど、もしかしてまだそう思ってるのか?だから僕のことを嫌っていて──」
「ち、違う!」
冥は動揺した。顔色を変えてまくし立てる。
「もうそんな事考えてないわよ。たしかにあなたに勝ちたいとは思っているけれど、それは負けっぱなしでいたくないだけで、復讐とかそういうのじゃなくて──」
「じゃあ、嫌いってわけじゃないんだ」
「当たり前じゃない。嫌いだなんて……」
彼女にしてはひどく弱気な声だ。
「それを聞いて安心したよ。嫌われたわけじゃないんだったら、多少突っかかられても気にしない──というか、そういうところが可愛いと思うし。いや、鞭は勘弁して欲しいけどね」
成歩堂としては正直な気持ちである。しかし、何が冥の気に障ったのか、彼女は成歩堂を睨み付けた。
「私を子供扱いしているつもり?」
成歩堂はため息をついた。
「……可愛いって言ってるんだから、素直に受け取ってよ……」
「それって、どういう──」
成歩堂は冥に近づいて、鞭を持っている右腕を掴んだ。彼女を引き寄せてそっと抱きしめる。
「こういう意味だよ」
冥は顔を伏せると、成歩堂の背中に両手を回してしがみついた。
頬に添えられた手に促されて顔を上に向けた。成歩堂の目がすぐ近くで自分を捕らえている。
冥は自然に目を閉じた。唇に何かが触れる。もちろん成歩堂の唇である。顔が火照って、頭がぼおっとしてくるのを感じた。
触れるだけだった口づけが、だんだん激しくなっていく。成歩堂は冥の唇をこじ開けて、舌を入れて口の中を探った。冥は求められるままに舌を出して応じる。
舌を絡め合い、唾液を交換し合った。時折、唇と唇の間から熱い吐息が漏れる。何分間かの間、二人はそうしていた。
長いキスが終わって唇が離れた。ソファの上に寝かされると、冥は自分の身体がひどく無防備になったように感じた。
鼓動が速まる。シャツの胸元のボタンに成歩堂の手が掛かったところで、冥は緊張に耐えきれなくなって口を開いた。
「ソファだなんて。よりによって」
あくまでも平静を装った声だ。成歩堂が手を動かしながら答える。
「事務所にベッドはないからなあ。ソファで我慢してもらわないと」
成歩堂はシャツのボタンを一つずつ外していった。そして最後のボタンに手を掛けると、
「ま、待って」
冥が制止した。
「先に言っておきたい事があるの……」
心臓は爆発しそうなほど高鳴っていた。それが少し落ち着くのを待って続ける。
「私、こういう事は、その……初めてだから……」
そう言って目を閉じた冥に、成歩堂は軽いキスをして、
「わかった。やさしくする」
と囁いてシャツのボタンを外した。
kitahhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh!!
ぐっじょぶ!
続きキボンヌ
キターっ!!!?
成冥バンザーイ!!
是非続きを!甘々キボンヌ
バージン冥タンハァハァ
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
俺も続きを甘甘な展開でキボンヌ
>>647-649 キター!!
冥の態度とかは微妙に違う気がするけど、この際気にしない。w
グッジョブ!
なんかえらくしおらしい冥タンだな……
初めてなのに慣れているよおな気がするのは気のせいか冥タン
なんにせよグッ (溜) ジョブ!!!!!!!!
待ちに待ちこがれた冥だァァァアア
シャツを脱がせると冥の白い肌があらわになった。ピンクのブラジャーが隠している胸は
少々小ぶりだろうか。顔を赤く染めた冥が唾を飲む。成歩堂は着ている物を全て脱がせた。
自分も裸になって成歩堂はソファの上に乗った。少々緊張気味に寝ている冥に口づけし
て、頬から首筋へ点々と唇を落としていく。
ときおり冥は身体を反らして「んっ……」と、くぐもった声を漏らした。そのいじらしい様子に
成歩堂が囁く。
「可愛いよ」
「うるさいわねっ」
目を逸らして突っぱねる冥が、いかにも照れを隠しているようで、成歩堂はくすりと笑った。
成歩堂は冥の胸に手を添えた。やわらかくて張りのあるふくらみを、すくい上げ、こねるよ
うにゆっくりと愛撫する。頂点の桜色は成歩堂の手のひらの中で固くなっていき、それにつ
れて敏感になっていって、冥は身をよじらせ始めた。
成歩堂は冥の肩に口を付けて、舌で鎖骨をゆっくりなぞる。
「はっ……ん」
ねっとりとした感触に、ため息のような声を上げた。成歩堂はそのまま胸元のほうに舌を
這わせた。
成歩堂が上目づかいで冥の顔を見ると、彼女はどこかうっとりした目つきで覆い被さって
いる男を見つめていた。普段の冥からは想像できない媚態だ。成歩堂の中の何かにチリ
チリと火が着いていく。冥の呼吸に合わせて上下している胸の突起を口に含んで舌でねぶ
った。
「はぁっ……」
冥は首をのけ反らせた。
先端を唇が吸い、熱い舌が転がすたびに電気のような刺激が冥の身体中を駆けめぐり、
甘い声が口を突く。
成歩堂は乳房を遊びながら冥の脚に手を伸ばした。太ももの外側と内側を行ったり来た
りして愛撫する。彼女が身をよじらせて脚を閉じようとするのを手で押さえると、
「成歩堂、龍一……」
切なげに呟いた。成歩堂を睨む冥の表情はどこか必死で、何かを求めているように見える。
成歩堂の欲情が燃えていく。
さっきからあそこが熱くなっているのを冥は自覚していた。鎮めたいのだが、まさか成歩
堂の目の前でそこに手をやるわけにはいかない。成歩堂の手は内股のやわらかい部分を
撫でたり、やさしく揉んだりしているけれど、そのくせ肝心なところには触れてこない。
(私を焦らしているのかしら)
そう考えると頭に来たが、同時に下腹部が浅ましく疼く。冥はたまらなくなった。
「触って……」
「狩魔検事……」
懇願する冥に成歩堂のものがぴくりと反応する。成歩堂は冥のそこに手を伸ばした。
「あっ……」
冥が思わず声を上げる。薄い茂みの奥のやわらかい花びらは熱かった。その中に割り
入れた指に濡れた壁が絡みつく。蜜を混ぜるように割れ目に沿って指を動かすと冥の甘い
声が溢れ出た。
「はっ……あぁっ……」
昼の事務所に似つかわしくない声が途切れ途切れに響く。熱い疼きが快感に変わってい
く。粘液を絡めた指で一番敏感な器官をさすられると、我知らず腰を動かしてしまう。冥は
酔いしれていった。
成歩堂は冥のさらに深いところに指をゆっくりと侵入させていった。異物感に冥が眉をひ
そめる。とても狭いその場所は熱く潤っていた。
「すごく濡れてるね」
囁くと冥の内部がぎゅっとなった。冥の顔が赤く染まる。
「馬鹿……だいたい、あなただって……」
と、成歩堂のいきり立ったものを見て、息を飲んだ。あんなものが本当に入るのだろう
か。などと考えながらそれを見つめているところを、少し照れた成歩堂につっこまれる。
「何を見てるんだよ」
「べ、別に何も」
冥は顔を逸らした。
「……君のことが欲しい」
成歩堂が囁いた。来て、と冥が言う。
成歩堂は腰を冥の入り口にあてがった。
成歩堂が少しずつ身体を沈めていく。狭いところをかき分けて進んでくるそれに、冥は顔
をしかめた。とても痛い。
「くぅ……」
圧迫から逃れようとして、身体を上にずらした。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫……」
苦しげに呻く。
成歩堂は冥を強く抱きしめた。二人の身体が密着する。その抱擁は少しばかりきつすぎ
るほどだったが、冥は今までに経験したことのない心地よさを感じた。
「好き……」
囁いて成歩堂の首筋に唇を押しつける。成歩堂は顔を上げて冥の唇をついばみ、ゆっく
り腰を動かし始めた。
成歩堂が動くたびに食いしばった口から「んっ、んっ」とくぐもった声が漏れる。冥はきつく
閉じた目尻に僅かに涙を滲ませて眉をひそめている。汗ばんだ身体は朱に染まっていた。
「あっ、あんっ……」
抑えきれずに声がこぼれた。薄く開いた口から紡ぎ出される嬌声に成歩堂の興奮が高ま
る。冥は成歩堂にしがみついた。
動くたびにとろとろにとけた壁が絡みつく。成歩堂を締め付けるそこは火が着いているか
のように熱い。腰の動きが速まっていく。
「狩魔検事……」
成歩堂は自制がきかなくなってきている。冥は身体を揺すられ、中を激しくかき回されて
ただ喘いだ。
「ああっ、私っ……」
思わず成歩堂の背中に爪を立てる。同時に、成歩堂が小さく呻いて抱きしめられた。冥の
頭の中が白んでいく。
身体の奥で成歩堂のものが跳ねて、熱いものが広がった。
成歩堂のおすすめのラーメンはおいしかった。
「ああ、お金はいいよ」
店の外で財布を出した冥を成歩堂が制する。
「ラーメンなんか奢られたって嬉しくないわよ」
そんな事を冥はさらっと言う。成歩堂は苦笑した。
「さっきはもっと素直だったのに」
”さっき”の出来事が冥の頭に甦った。赤面しながらもラーメン代を無理矢理渡す。
(まあ、こういうところが可愛いんだけど)
おあいにくさま。と付け加える冥に、成歩堂は肩をすくめた。
(終)
冥たん可愛い〜〜
まさに読みたかった成冥という感じで大変満足でした。乙。
664 :
名無しさん@ピンキー:03/01/26 15:08 ID:7j1CB1W8
なるほどとやりたい…
665 :
:03/01/28 01:10 ID:zzxNcdnt
sage
今日の法廷の興奮も冷めないままに、僕は事務所の椅子に腰を下ろして
まるで自分に聞かせるような深く大きなため息をついた。
数時間前まで身体の中に蠢いていた不安と恐怖がその息に乗って
僕の身体から出ていく。
「でも良かった………本当に」
誰に聞かせるともなくそう呟いて、僕はすでに電気の消えている隣の部屋へと目を向けた。
その先からは気持ち良さそうな寝息が規則正しいリズムで聞こえてきている。
今隣の部屋では、2日ぶりの食事をお腹いっぱいに詰めこんだ真宵ちゃんと、
今日一日ずっと法廷内で僕の隣についていてくれた春美ちゃん、
それにある意味大活躍だったイトノコ刑事が眠りについていることだろう。
1つの部屋に若い女の子とゴツい男性を押しこむのは少し気が引けたものの、
3人ともよほど疲れていたのか僕の心配など全く意にせず夢の世界へ飛び立ったようだ。
「真宵ちゃん……」
裁判が終わってから、彼女はいつもの可愛らしい顔をやつれさせて
僕の胸に跳び込んで来た。手に取った真宵ちゃんの腕は温かく、
それは紛れもなく彼女が”生きている”という証拠で、それを感じ取った瞬間に
周りの人達が望んで止まなかった唯一の正しい結末を、
自分は掴み取れたということを実感したんだ…。
「ぐぉぉぉ、ぐぉぉぉぉぉぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ………んが」
………イトノコ刑事も今日は必死に走りまわってくれたなぁ。
すごいイビキが彼の疲れの度合いを現してくれてるよ。
ぎしっと椅子の背もたれを鳴らして、僕は白い天井を見上げた。
気怠く感じる心地良い疲れが身体を包み込んでくる。
だけど僕は、今一時この心地良さを感じていたかった。
カタン……。
「?」
小さな物音が聞こえると同時に、僕はその方向へ目をやった。
大きな栗色の瞳が2つ、僕を見つめている。
「春美ちゃん」
「あ、なるほどくん。まだ眠らないのですか?」
とてとてと小股で春美ちゃんは僕へ近づくと、愛らしい顔で僕を見上げた。
「今日の裁判を思い出すと、まだ眠れそうにないよ……ははは」
そこで言葉を切って、僕は改めて春美ちゃんに向き直った。
「春美ちゃんも今日はお疲れさま。身体、大丈夫かい?」
そう言うと彼女は少し眉を下げて、照れ臭そうに口を開く。
「いえ、わたくしは何もしていませんから」
「……千尋さんにもお礼を言わなくちゃいけないな」
そう、今日の法廷で僕の隣で何度もアドバイスしてくれたのは、
春美ちゃんの身体を借りた千尋さん……僕の上司だ。
不幸にも若くして故人となってしまったが、まだまだ弁護士として未熟な僕に
真宵ちゃんや春美ちゃんの身体を借りていろいろ助言をしてくれる。
彼女はこの世を去った今でも至らない僕を心配して、
弁護士としての”駆け引き”をあの世から教授してくれるんだ…。
「なるほどくん!」
僕がそんなことを考えていると、驚きと怒りが混ざったような声で
春美ちゃんが僕に問いかけてきた。
「なるほどくんは、まだ千尋さまにお礼が済んでいないのですかッ!?」
「え? あぁ、えっと……ほら、千尋さん急に帰っちゃったから…」
「いけませんッッ!!」
春美ちゃんは白く細い腕をまくって見せて、
『怒っちゃいますよ!?』とでも言いたげにぷうと頬を膨らませている。
「ご、ごめん」
「ちょっと待っててください! まだ寝ちゃだめですからねッ!」
そう言い放つと春美ちゃんは僕のデスクの上からペンとメモ用紙を一枚
引ったくるように取ると、何やらごそごそと書きこんでから
たたた……ともといた部屋へ駆け込んで行った。
僕が呆気に取られて春美ちゃんの消えたその先を見つめていると、
数分もせずに薄暗いその部屋から再び彼女が姿を現した。
いや、彼女と呼ぶのは正確じゃない。服装こそ同じだけど、そこにいたのは
成熟した身体に春美ちゃんの巫女装束を苦しそうに着込む『僕の上司』だったから…。
∧_∧ ハァハァ
シコ ( ´Д`/"lヽ
/´ ( ,人)
シコ ( ) ゚ ゚| |
\ \__, | ⊂llll
\_つ ⊂llll
( ノ ノ
| (__人_) \
| | \ ヽ
| ) | )
/ / / /
/ / (___)
(___)
エネルギー充填中……そのままマターリお待ちください
千尋さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
マターリではなくハァハァしながら待ちまつ!!
(;゚∀゚)=3 ハァハァ(;゚∀゚)=3 ハァハァ (;゚∀゚)=3 ハァハァ
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
続き・・・禿しく待ってます!
>670
お疲れー。
でもマテ。そのAAでは、エネルギーを充填というよりは放出してしまいそうな気が(w
続き待ってます。
できればはみちゃんとの第弐ラウンドも込みで(*゚∀゚)=3ムッハー
「千尋さん!」
僕の呼びかけにわずかに口許を緩ませて、千尋さんはこちらへ歩いてくる。
春美ちゃんのような可愛らしい歩き方ではなく、上品で凛とした歩き方。
確かに千尋さん、彼女に他ならない。
「なるほどくん、私に話って?」
「え?」
いきなり浴びせられた疑問に僕が目を見開いていると、
千尋さんは手にもっていたメモ用紙を僕に示した。
そこには丸く可愛らしい文字で、
『なるほどくんからおはなしがあるそうです』
と書かれている。たぶん春美ちゃんの字だろう。
「あ、いえ、お話というほどのことでもないんですけど…」
「なにかしら?」
「ただ、今日助けてくれたお礼を言いたかったんですよねぇ…ははは」
千尋さんに悪いと思いつつ、僕は乾いた笑いを返すしかなかった。
そんな僕の肩に小さな掌をぽんと乗せて、
「私は何もしていないわ。今日の結果は、全てなるほどくん自身の力よ」
と、千尋さんは僕を労うように優しく呟く。
「えぇ? そ、そうですかねぇ……」
何とも照れ臭い空気が漂っている。
慣れていないせいか、どうも人に誉められるのは得意じゃないんだよな…。
「お礼を言うのは私の方だわ。なるほどくん、真宵を助けてくれて本当にありがとう」
そう言う千尋さんの口調はとても穏やかで、僕は照れからなのか
少し熱く感じる顔を上げて彼女を見ようと…
どどーーん!
「おゥッ!!」
した途中、ずどんと張り出している千尋さんの胸の辺りで
無情にも僕の視線は捕らえられてしまった。
春美ちゃんの衣装では千尋さんの豊かすぎる身体は
覆いきれないみたいで(そりゃそうだよな)、
彼女の見事なまでのふくよかなバストが僕の目の前に突き出されていた。
思えば千尋さんと会う時はいつも非常時だったため、
ゆっくりと彼女を見る余裕なんてなかったから意識しないでいれたけど、
こうして改めて見てみると、犯罪的なまでに魅力ある乳房だった。
むく。
「(ま、まずい……!)」
ここ最近相手をしていないからなのか、
僕の股間が水を得た魚のように自己主張を始め出した……!
むくむくむくむくむくむくむくむくむく!!
「わぁ!」
「ど、どうしたの!? なるほどくん!」
意識してしまうと現金なもので、僕の股間は全身から血液を集約して
瞬く間に大きく、硬く肥大していく。
ここ数日の疲れも手伝ってか、そこには今まで見たことのないぐらいの
立派なテントを建てて誇らしげに天井を向く息子が存在していた。
「驚かさないで、なるほどくん。何なの? 一体」
「………」
聞こえる………。
僕は真っ直ぐ伸びてくる自分の股間を凝視した。
『ダサセテクレヨー オシゴト オワッタンダロ?』
きっと幻聴以外の何ものでもないのだろうけど、
それは確かに『僕の息子』の叫びだった。
「くっ……」
何もこんな状況で訴えてこなくてもいいのに……
いや、こんな状況だからこそ、なのか。
目の前には生前と同じ、凛として、それでいて温かい雰囲気を持つ千尋さん。
しかしその身体はまるで異性を誘っているかのように胸元を開いた装束で覆われている。
これが春美ちゃんならさして何も感じないのに、
着ている人が変わるだけでこんなにあぶない衣装になるなんて……!
「な、なるほどくん、気分が悪いの? 息が荒いわよ?」
「そそれが、そのぉ……」
どうしよう。
確かに千尋さんには今まで困った時必ずと言っていいほど
面倒を見てもらっていたけど、いくらなんでもシモの事情までは無理だろう。
それに何より、僕が恥ずかしい。
「何? なるほどくんが言いよどむなんて、らしくないわね。
言いたいことがあるのならハッキリ言いなさい!」
バン!と勢いよくデスクを叩いて、千尋さんはキッと目線を向けてくる。
言うのか……?
そうだよ、これは男の生理なんだから仕方ないんだ。
極度に疲れた時は自らの意志に関係なく股間が大きくなることがあるんだ。
決して千尋さんに欲情したとか、そういうことではない。
ないと思う。ないんじゃないかな。ないといいなぁ。
「なるほどくん、さあ」
「……では、言います……!」
僕は椅子を引いて、身体を千尋さんの正面に向けた。
やや足を開き気味にして、その真中にそびえるテントを見せつけるように。
案の定、千尋さんの視線は明らかに異常を訴えているそこで止まった。
「あら……?なるほどくん、これは……」
「これはっ! ここ数日間の緊張と疲れからきた『疲れマラ』です!
僕がいきなり様子がおかしくなったのはコイツのせいなんですっ!!」
千尋さんが言い終わる前に、僕は全てを説明しようと試みた。
誤解される前に、今の僕の状況を正当化しなければ……!
僕は立ちあがり、呆気に取られている千尋さんになお言葉を続けた。
「男性の下半身は時に、主の意志とは関係なく変化します!
今回のこのケースはあくまでそのうちの1つなのです!」
「は、はぁ……」
「決して千尋さんのそのムネを見て欲情したなんてことはなく、
ようやく一連の事件を終えたという安心感からきたと推測される、
已む無きことなんです!」
僕は火照る顔を必死にふりまいて、法廷さながらにあることないことを突きつけてみた。
も、もしかしたら僕の意見に賛同して、
あんなコトやこんなコトも……いやいやいや。
千尋さんは僕の勢いにやや怯んでいるように見えて、
僕の表情と今だ強固なテントを保っている股間に視線を漂わせていた。
やがて千尋さんは僕の顔を視界に捕らえたまま
その大きな胸を乗せるように腕を組んで、
わずかに口許を崩してから静かに口を開いた。
「……ふぅん。それでその勃起は通常のものとどう違うの?」
「は?」
「だから、それを直す手段を聞いてるの。そのままだと落ち着いて話もできないでしょ?」
「はぁ……そ、そうですね……」
僕は成熟した肉体を前にしてズボンの中でビクビクと脈打つモノを見下ろし、
こみ上がってきた照れに頭を掻きながら苦笑した。
「えぇと、いやぁ、特に変わらないんですけど。
溜まったものを吐き出せば収まると思います、ええ」
「そう。なら、トイレででも吐き出してきたら?」
そう言って千尋さんはふふふ、と可笑しそうに笑みを浮かべた。
どこか小馬鹿にされたような感覚が僕を包み込む。
「うっ……」
まぁ、そりゃそうだな。
千尋さんにお相手してもらおうなんてそんな都合のいい考え…
「だって、なるほどくんは『私のムネを見て欲情した』んじゃないんでしょう?
なら私には何の責任もないじゃない?」
「………ん?」
千尋さんの言い方にどこか違和感を感じた僕は、彼女の眼をじっと見据えた。
愉快そうでいて、しかしその中にまるで僕を誘うような妖しい光を携えて、
千尋さんは見つめ返してくる。
「………も、もし……ち、千尋さんに責任があるとしたら?」
掌に浮かぶ脂汗を握りつぶすように拳をつくって、僕は千尋さんに問い掛けた。
「そうね……その時は、責任を取らなければいけないのかしら?」
僕はその一言にトイレに向かいかけた足を止めた。
今まででも一番大きな恥ずかしさの波が襲い掛かってくる中、
意を決して僕は千尋さんに告げた。
「……じ、実はこの原因は千尋さん! あなたなんです!」
「どうして? それは『疲れマラ』だって、さっきなるほどくんが自分で言ったのよ?」
「確かにその通りです………しかし、その『疲れマラ』を引き起こした原因は
実は他でもない、千尋さん……あなたのその、ふくよかすぎるムネだったんです!」
ここまで来たら、もう後には引けない!
押して押して、押しまくるのみだ!
勝ち取るんだ……そして、千尋さんに責任を取ってもらうんだ!
強い意志を宿した眼で彼女の表情を捕らえ、
僕はこの世でもあまりお目にかかることのできないであろう、
その美しくたわわに実った2つの果実を指差した。
「さっきと言っていることが違うじゃない…
『ムネを見て欲情した』んじゃないんでしょう?」
「本当は千尋さんの『ムネを見て欲情した』んです! 悪いですかッ!?」
「な、なるほどくん……開き直らないでよ……」
「さぁッ!!千尋さんが原因で、僕の股間は悲鳴を上げていますッ!
どうしますかっ、千尋さん!」
僕は再び椅子に腰を下ろして、千尋さんの前に息子を差し出すように両足を開いた。
「……すごく、みっともないわよ……なるほどくん……」
「そんなことは百も承知です! でもここまでしたんですから、
もう千尋さんに面倒見てもらうまで引けません!」
「め、面倒って……あのね」
千尋さんは眉をハの字に曲げて、何とも形容し難い表情をしている。
いや、ここまでやって負けたら僕の息子も浮かばれないぞ!
ほら、もっと動け!ここで主張せずに、いつ主張するんだ!
ピク! ピク!
僕はまだ自由の効くモノの根元の筋肉をわずかに動かして、竿そのものを操作する。
もぞもぞとズボンの中で這いまわるそれは、千尋さんの目にどう映ったんだろうか……。
「もう、そんな駄々っ子みたいなこと言って…………………、仕方ないわね」
千尋さんはそう言っておもむろに僕の足元に腰を下ろした。
優しい指遣いが股間を一撫ですると同時に、僕の息子は大袈裟に反応を示す。
「うっ!」
「なるほどくんは私にどうしてほしいの……?」
僕の顔を覗き見ながら、千尋さんはジッパーをゆっくりと焦らすように下げていく。
千尋さんの顔がまるで真宵ちゃんのような、いたずらっこのような表情に見える。
薄紫色の巫女装束を押し上げている胸元、豊かすぎるためできたその深い谷間に
僕の視線は釘付けになる。
「千尋さんの胸で! そのイヤらしい大きな胸でしてくださいッ!」
「いやらしいって……失礼ね」
勢いだけで言った僕のその言葉に千尋さんの眉がかすかに歪む。
まずい!せっかくここまでこぎつけたのに……!
「あ! いや、そういうことではなくてですね!
イヤらしく感じるほどに魅力的ということで!」
「『イヤらしく感じるほどに魅力的』……? それって、誉められているのかしら?」
「も、もちろんですともッ!!」
問答の間に、千尋さんはごそごそ開いた窓から手を差し入れ僕のモノを捕らえると、
そっと大事に外気へ導いてくれた。
「こんなに大きくして。なるほどくん、『疲れマラ』ってすごいのね」
待ち侘びていた時がついにやってきた、とばかりに
曝け出された僕のモノが千尋さんの眼前で元気良く跳ねる。
あまりに元気の良いそれが可笑しいのか、
千尋さんはフフッと笑って胸元をさらに大きく開いた。
「うッ!」
さらりとはだかれた布地の中から、
真っ白な肌にその実をまとい見事なまでに育った乳房が
その全貌を僕に見せつけてくれる。
豊満な実りの先端に位置するピンクの突起はアンバランスに感じるほどに小さかったが、
形の美しさとどこか卑猥な艶やかさで充分に存在感を示していた。
「あまりじろじろ見ちゃダメよ、なるほどくん」
「へ? あ、す、すみません」
さすがに千尋さんでも異性にじろじろ身体を見られるのは
恥ずかしいのかも知れないな。
本人がイヤというのなら、見るのはやめよう。できるだけ。
「さて……胸で、か。なるほどくんも男の子だったのね。
私が生きている間はそんな素振り少しも見せなかったのに」
「そ、そうですかね?」
いや、あの頃もちらちら見てたぞ。
事務所にいる時の千尋さんのスーツ、いつも胸元が大きく開いてたんだよな…。
彼女にあんなの着られて目がいかない男なんて、不能としか思えない。
春美ちゃんの身体を借りている千尋さんに生前の姿を重ね見ていると、
僕の息子がふいに柔らかな感触に包み込まれた。
「くぉッ!?」
「なるほどくん、ヘンな声出さないで。誰か起きてきたら大変よ?」
視線を下ろして見ると、みっしりと肉の乗った乳房が
僕のモノをすっぽりと覆い隠していた。
その幸せな圧迫感を直に感じて、節操のない息子は歓喜の涙を流し始めた。
「あら……? もう何か出てきたわよ?」
「ち、千尋さんのオッパイが、僕のモノを……!」
あまりの気持ち良さに額に脂汗すら滲んでくる。
千尋さんはそんな僕の苦悶の色を浮かべた顔を複雑そうな表情で一瞥すると、
ゆっくりと、大きなグラインドで両の乳房を上下に動かし始めた。
「あぅッ!!」
「ふぅ、ッふぅ………こうして見ると、
なるほどくんのコレも可愛く見えるから不思議ね」
動く度にビクビクを震える僕のモノをその豊かな乳房の中で感じているのか、
千尋さんははにかみながらそこに視線を落としてそう呟いた。
「(なんてスゴイ光景なんだ……!)」
千尋さんの掌からはみ出た乳房の肉が、彼女がゆする度にぶるぶると震える。
それがたまらなくイヤらしく見えて、僕を視覚的にも興奮させていく。
「私にこんな恥ずかしいことをさせて、なるほどくんは気持ち良くなってくれているの?」
「そ、それはもう……!」
実際、僕のモノはいつ限界を向かえてもおかしくないほどに膨張していた。
ただそれをしないのは、この背筋が震えてしまうほどの快感を
1秒でも長く感じていたいからだ。
今この時が終わってしまえば、再び千尋さんと同じようなことができるという保証など
どこにもない。離したくない貴重な瞬間を少しでも長引かせるために、
僕の精神力は極限以上の力を出して欲望の流出を防いでいるんだ。
「ね、ねぇなるほどくん、もうそろそろ出そうかしら? 私いつまでしていればいいの?」
千尋さんはその重そうな乳房を扱うのに疲れたのか、
上下に揺らす動きが始めた時のそれと比べて緩慢になってきていた。
しかし僕のモノに迫る刺激の度合いが変化することはない。
千尋さんの果実の動きは上下から左右へ、
モノを強く擦る動きからモノを強く挟みこむ動きへと変化していったからだ。
千尋さんの泣きが入ってもなお続く快感に、血管を浮かび上がらせた息子は
『まだ頑張れる』という僕の意識から離れて小刻みに震え出した。
「あッ!? ち、千尋さん! 僕もう限界ですっ………出るッ!」
「えっ!? ま、待ってなるほどくんっ………!!」
びゅるっ!! びゅぅっ!!
「きゃあ!!」
「………ッ!」
腰を持っていかれそうなほどの強烈な射精感。
経験したことのないほどの快感が僕に凄まじい余韻を残して、静かに収まっていく。
荒い息を整えながら、僕は千尋さんに目をやった。
彼女の肌に飛び散ったゼリー状の精液が、その豊満な胸の谷間にとろりと流れ落ちていく。
見れば、薄茶色の綺麗な髪にも僕の吐き出した液体がいくらか付着していて、
千尋さんは指でそれを注意深く取り除こうとして、顔をしかめていた。
「もう、なるほどくんっ……こんなにいっぱい出して!」
「す、すみません!」
千尋さんは髪の毛の中で薄く伸びてしまったその液体を取り去るのをあきらめたのか、
『しょうがないわね』と言いたげにその場に立ち上がった。
「今回のお礼のつもりだったんだけど、スゴイことさせられちゃったわね……まったく」
千尋さんは少し怒ったような、呆れたような表情を僕に向けて、
デスクの上のティッシュに手を伸ばした。
自分の身体についた液体を後始末するその彼女の仕草がとても煽情的で、
僕の息子は出したばかりだというのに、痛みを伴いながらも再び硬さを増し出した。
「ち、千尋さん!」
「? なぁに、なるほどくん……あっ」
千尋さんは僕の股間に目を向けて呼びかけの内容を理解したのか、
目を泳がせて口を閉じてしまった。
「千尋さん……こ、ここまでしたんだから、もう1歩。
もう1歩だけ、踏みこませてもらえませんか?」
「なるほどくん……」
千尋さんは口に添えた指を軽く噛んで、何か考えこんでいる。
もう一押しすれば、と僕が口を開こうとした瞬間、千尋さんが一言だけ吐き出した。
「駄目よ」
それはとても短い言葉だったけど、今までのどの言葉よりも説得力があるように感じた。
はっきりと言い放たれたその言葉は、僕を一瞬黙らせてしまうほどに強く、
毅然としたものだった。
「ど、どうしてですか?」
「なるほどくん、思い出して。確かに今、私はあなたとこうしているけれど、
この身体は春美ちゃんのものなのよ?」
千尋さんがその大きな胸に手を当てて、僕に言い聞かせるように説明する。
「さっきの行為は直接彼女の身体に負担はかけずに済んだけれど、
あなたの言っていることをすれば、そうはいかないわ……」
「………」
千尋さんの説明に、僕の口が重く閉じられる。
軽い気持ちから出たさっきの自分の言葉に後悔を覚え、
僕はもう何も言えなくなってしまった。
「……そうね……正直に言うと、あなたに与えるだけっていうのは
癪に障るところもあるけれど。でも、春美ちゃんの了解を得ないで
できることではないわ。わかるでしょう?」
「は、はい」
「だから、今日はここで終わり。いいじゃない、スッキリしたでしょう?」
「はぁ……」
さっきまでの高揚感はどこかに消えて、気がつけば僕は息子を丸出しで呆けていた。
千尋さんの吹き出した笑いで我に帰った僕は、急いでズボンを正す。
「身体、綺麗にしておかないとね。春美ちゃんに怒られちゃうわ」
千尋さんはニコッと笑ってそう言うと、浴室へと足を向けた。
僕も身を起こして彼女の後姿を目で追った。
もうそろそろ寝るか……そう思った時、千尋さんがふいに振りかえった。
「あ、なるほどくん」
「え? なんですか?」
千尋さんがゆっくりとした足取りで僕の傍に歩み寄る。
まだ付けたままだったネクタイにそっと手を添えて言った彼女の言葉を、
僕は決して忘れないだろう。
「今日のなるほどくん、最高だったわよ」
それがどの僕を指しているのかは解からなかったけど、
千尋さんに認められたということは僕の心に刻み込まれた。
彼女が消えた浴室をぼんやりと眺めながら、
僕は自然に顔がにやけていくのを感じていた。
ややあって、ガラリと扉を開ける音が聞こえたかと思うと、
やけに軽い足音が僕の耳に届いてくる。
とてとてと可愛らしい足取りを綴る彼女は、本来あるべき姿に戻っていた。
「あ、なるほどくん。私、どうしてこんな時間にお風呂に入っていたんでしょうか?」
「え?」
……せ、説明に困るな。
千尋さんもいきなり帰ることないのに……。
僕が困っていると、春美ちゃんはにっこり笑って僕の顔を覗きこんできた。
「なるほどくん、どうでしたか? 千尋さまにきちんとお礼、言いました?」
楽しそうに笑う春美ちゃん。
そんな彼女とは裏腹に、僕は言いようのない違和感に包まれ、顔をしかめていた。
「(あれ? お礼言ったっけ……僕……)」
完
>>674 ごめん。
______
\ \
|,.\ \
/ \ \
/ ,. i \_______\
| /.| |\||_______||~
| .| | | | || ||
_./⌒..───' | / | | .|| ||
__/⌒ 二二ニニ ノ U || ||
695 :
674:03/01/29 05:14 ID:4/LBHdWq
>>694 (*゚∀゚)=3ワクワク
(゚д゚)……
(((( ;゚Д゚)))……!!!
はみちゃん?はみちゃんヌガ――――――!!ぐぎが!むべごびもるぼびゃ!アアアア!
ふぐっ、ふぐっぷ!しんじてたのに!ボクはしんじてたnでwp@0@sフ3K0位hd
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
【674 死亡】
めちゃくちゃ面白かった!!
激しくワラタヨ!!
切羽詰ってるなるほどくんに対して冷静な千尋さん(;´Д`)ハァハァ
「なるほどくん、タイヘン! お菓子がなくなっちゃったよぉ!」
「え? もうないの?」
真宵ちゃんが戸棚の中を指差して、僕に非難の目を向けてくる。
もともと来客用にと買い置きしてあるものなのに、
そのほとんどが真宵ちゃんの胃の中に消えているのを僕は知っている。
「どうして買い足しておいてくれなかったのっ!?」
「い、いや、先週あんなに買ったから当分大丈夫じゃないかと思って……
ねぇ春美ちゃん?」
真宵ちゃんのキツい視線に耐えられなくなった僕はソファに腰を下ろしていた
春美ちゃんに話題の共有を持ちかけた。
「先週のお買い物は楽しかったですね、なるほどくん!
わたくしのものまで買っていただいて本当に嬉しかったです!」
春美ちゃんはそう言って、その時僕が買ってあげた可愛いカップを
両手で大事そうに抱えて見せてきた。
「そ、そう……それはよかった」
僕も先週の買い物はよく覚えている。
あの時の買い物の量はハンパじゃなかったから。
真宵ちゃん、ホイホイ好きなもの買って全部僕に持たせるんだからな…。
「なるほどくん、お菓子買いに行こう! お菓子っ!」
「あー……ぼ、僕はいいから。真宵ちゃん、適当なもの買ってきてよ」
「えッ!ホント? 私が買ってきていいの?」
危機迫る表情で詰め寄ってくる真宵ちゃんに
僕は一枚お札を渡して苦笑を返す。
真宵ちゃんはやや肌寒く感じる天候も何のその、
軽やかな足取りで出かけて行った。
買いものに出かけた真宵ちゃんを待つ間、
僕は春美ちゃんとニュースの流れているテレビを見ていた。
「はぁ……」
「ん?」
聞こえてきた物憂げな溜息に視線を向けてみると、
何やらほんわかとした表情で僕を見る春美ちゃんと目が合ってしまった。
両手で頬を抑え、どこか夢見心地な感じで僕を熱っぽく見つめてくる。
「な、なんだい? 春美ちゃん」
「いえ、相変わらずなるほどくんと真宵さまは仲がよろしくて結構なことだと……
わたくし、うらやましいかぎりです」
「………」
春美ちゃんはことあるごとに僕と真宵ちゃんを恋人同士にしたがる傾向がある。
いつからそんな風に思うようになったのかは定かではないが、
春美ちゃんの中では僕らは恋人同士でいなくてはいけないらしい。
「は、春美ちゃん。前から言ってるけど、僕と真宵ちゃんはそういう関係じゃ…」
「まあッ!! なんということを言うのですか! そんなことをおっしゃっては
なるほどくんを一途に想っておられる真宵さまがかわいそうですッ!!」
ありゃ。また始まった……まったくしょうがないな。
こうやって自分の考えに突っ走るところ、真宵ちゃんと似てるなぁ……。
「い、いやいやいや、だからね、そうじゃな」
「なるほどくんッ! それ以上言うのならわたくし、黙っておられませんよッ!?」
「ちょ、ちょっと春美ちゃん、落ち着いて僕の話を」
ドガッ!!
「おぐッ!!」
な、なんて重い正拳突きだ……。
「なるほどくん、大変! 鼻血が…」
「痛い……」
『次のニュースです。……』
僕の顔面細胞の惨殺式を見ていたはずのテレビの中では、
人気のありそうな女性キャスターが無表情でただ原稿を読み続けていた。
「申し訳ありませんでした。
わたくし、少々こうふんしてしまっていたみたいで…」
「い、いや。気にしないで」
鼻に捻り入れたティッシュを抑えながら、僕は春美ちゃんを手で制した。
しかし今の僕の無様な状態では説得力もなく、
春美ちゃんは居心地が悪そうに僕を見つめている。
「わたくし、真宵さまとなるほどくんはいつも仲良くしていてもらいたんです」
「そ、そうだね。ケンカはよくないね」
「あの……お二方は、その……恋人同士ですよね?」
「………」
……ここでもし『違う』と言ったなら……次はどんな攻撃が来るのだろうか?
あの細い脚をムチのようにしならせた延髄蹴りとか……いやいや、
春美ちゃんのことだから口からエクトプラズムなんか出して
僕の想像をはるかに凌駕することをしてくるかも知れない。
そっち方面は信じていない僕だけど、あんなすごい霊媒を行う彼女のことだから
何が起こっても不思議に思えないぞ…。
「あの、なるほどくん?」
「は、はい!?」
「わたくしの言ったこと、聞いていましたか?」
春美ちゃんは僕の顔を下から覗きこむように見上げてきた。
その栗色の大きな瞳のなんと愛らしいことだろう。
だがこの子は、紛れもなく僕の鼻にティッシュを突っ込ませた張本人なんだ。
「も、もちろんさ! えーと、僕と真宵ちゃんが恋人同士かって?」
「はい! 今なら真宵さまも留守ですから、遠慮なさらずに本当のことをおっしゃってください!」
「本当もなにも、僕と真宵ちゃんは…」
ギン!
「うッ!」
「なるほどくん」
春美ちゃんの刺すような視線が僕の口を閉ざす。
「………じ、実は、恋人同士なんだ。ご、ごめんね春美ちゃん!
ちょっと照れ臭くてさ…ははは……はぁ」
額に浮かぶ幾筋もの汗を指先で拭い取りながら僕がそう言うと、
春美ちゃんはさっきまでとはうって変わって、にぱっと愛らしい笑顔を見せた。
「やっぱりそうなのですね! あぁ、この場に真宵さまがいらっしゃれば、
どんなに喜ばれたことでしょう!」
許してくれ、真宵ちゃん。
僕の身の安全のために、了解も得ずに君を勝手に恋人にしてしまったことを…。
「あの、あの、なるほどくん」
「な、なんだい?」
「わたくし、お二方が恋人であると確認できたら、
ぜひ聞きたかったことがあったのです」
春美ちゃんはこれまで以上にその大きな瞳をくりくりと輝かせて僕に尋ねてくる。
「……何かな……?」
これ以上何を聞かれるのかという不安に僕が怯えていると、
春美ちゃんはいやいやと首を左右に振って恥ずかしそうに身をよじっていた。
「お二方は、あちらの方はどこまで進んでいらっしゃるのでしょう……?」
「あ、あちらの方というのは……」
もちろんその内容は意図できたが、まだ幼い春美ちゃんの口から
そんな質問が出たことを信じたくなくて、僕は彼女に聞き返した。
「お、おカラダの関係、です!」
「あ、あ〜……」
聞きたくなかったその言葉を聞かされて、僕は頭を抱え込みたい衝動にかられた。
そういうことに興味を持つにはちょっと早すぎないか? 春美ちゃん…。
僕はそう思って彼女を視界に捕らえた時、ふいにどす黒い感情が
腹の底から込みあがってきた。
ドクン。
心臓が早鐘を打ち始める。
心なし春美ちゃんの瞳は潤んで、頬はリンゴのような鮮やかな紅に
染まっているように見えた。
ドクン。
さっきまでそれは質問に対する恥ずかしさからなのだと思っていたが、
今の僕には、それは彼女が欲情しているようにさえ映ってしまっていた。
もうすでに止まっていたはずの鼻の中の血液が、
再び熱く溶け出して僕に鉄の味を思い出させる。
人は、その時の持ちようで相手を自分の都合のいいように捉えてしまう――
そんな状況を、僕は今まさに身をもって体験していた…。
∧_∧
(´∀` ) チョット
/⌒' ~ `) フロハイッテクルヨ
( く ノ | イ
ヽ,_'ァ , .|
ノヽ ._λ_ )
./ ノ| ノ
( -く |ー(
\ └,.| .)
,┘/ (__)
エネルギー充填中……そのままマッチョでお待ち下さい
>>693 >>693 めちゃめちゃ面白い!! あんたサイコーだよ〜!
もぅすっごいニヤニヤしながら読んぢった。
また、なるほどがバカで……。
息子もろともなるほどが可愛くて、愛しくなったっす。
そして千尋さんのおねぇさんっぷりがサイコー。
次のハミたん話も、楽しみに待ってるよ〜。
707 :
674:03/01/29 23:10 ID:Nsqmc9mV
>>705 【天に召された674だったが このSSによって残留思念が強く固着している。
それはょぅι"ょへの強い未練と煩悩。
現在 ネクロマンサーによって一時的蘇生を試みている】
「は、春美ちゃんは……興味が、あ、あるの?」
「え? そ、それは、その…」
どんどん荒くなる息をできるだけ正常時に近づけようと努力しつつ、
僕は春美ちゃんの隣のソファへ移動した。
どこか違った雰囲気をまとった僕を感じたのか、
春美ちゃんは困惑の表情を浮かべていた。
しかし、そんな困った表情でさえ今の僕には魅力的に見えて、
春美ちゃんのしっとりと濡れた真っ赤な唇が欲情する心を扇情して止まない。
その唇を濡らす唾液をすすりたい……!
「僕、僕が、教えてあげよう。春美ちゃんに、大人がどういうことをするのかを」
「え? な、なるほどくん? どうしちゃったんですか、いきなり……?」
怯えさえ見せる春美ちゃんの真っ赤なほっぺに、僕は舌を伸ばした。
僕の舌先に、熱くすべすべした肌の感触が乗る。
「ひゃあ、な、なるほどくん……!」
くすぐったそうに身をよじった春美ちゃんを、僕は流すまいと両手で包み込んだ。
小さな彼女の身体を強引に僕の胸に抑えつけて、
僕はその可憐な唇を狙って自らのそれを移動させる。
「はぷっ……」
ぷちゅ、と唇が合わさるお茶目な音がして、僕は春美ちゃんの唇を捕らえた。
ぷりぷりとした感触がこっちの唇を押し返すのがとても気持ち良くて、
僕は無我夢中になって春美ちゃんの口内を深く吸った。
「んんっ」
僕を殴ったとは思えないほどの小さな拳を握り締めてじたばたと
抵抗を試みていた彼女も、自分の口内に差し入れられた舌に身を強張らせてしまう。
僕は小さな歯茎を丹念に舌先でなぞり、春美ちゃんの綺麗な歯並びを一つ一つ
確かめるように舐め上げた。
「はぁ、はぁ、はぁ、春美ちゃんの口は、上品な味がする、はぁ、はぁ」
「な、なるほろくんっ……」
初めて受けるであろう口腔内の愛撫に、
春美ちゃんの抵抗は明らかに弱まってきている。
戸惑う彼女の気持ちにさらに拍車をかけようと、
僕は両手で春美ちゃんのお尻を鷲掴みした。
「はやッ!?」
まだ未成熟な、固い感触のお尻を巫女装束の上から揉みしだき、
僕は春美ちゃんの細い首筋に舌を這わせながらそのまんまるいお尻を楽しむ。
「なるほどくんっ……く、くすぐったいです」
「こうしてるとだんだん気持ち良くなってくるんだよ。
春美ちゃんもどこかヘンな感じがしない?」
「そ、そういえば……」
春美ちゃんに『感じる』という気持ちを理解させるのは難しいかも知れないけど、
少なくともこう感じさせることはできるはずだ。
「春美ちゃんは僕にこうされて、嫌かい?」
「う、うぅ……わ、わかりません……わたくし、さきほどから身体が熱くて……
心臓もどきどきして爆発しちゃいそうなんです……」
拒絶しない。
春美ちゃんの潤んだ瞳は彼女の心の動揺を現しているようだった。
僕は彼女の着物の裾を持ち上げて、その細く綺麗な脚を拝むことにした。
「きゃっ! なるほどくん、なにをなさるのですかっ!?」
驚く彼女を他所に僕は長い裾を春美ちゃんの腰の横で絞るようにくくると、
真っ白なパンティを網膜に焼き付けた。
可愛らしい小さなパンティがお尻の割目に食いこんでいるその光景は
春美ちゃんがいくつであろうとも関係なく『女』の腰つきを感じさせるのに充分だった。
「春美ちゃん、立って」
僕はゆっくりと立ち上がる彼女の両腿に手を差し入れて、
そのままぐっと自分の胸元まで持ち上げた。
まだ幼いとあってか小柄な春美ちゃんの全体重は、
腕力に自信のない僕にでも容易に持ち上げられるほどだった。
「な、なるほどくん! こんな恥ずかしい格好をさせないでくださいっ!」
脚をM字に開かれた春美ちゃんが、思わず両手で顔を覆う。
「いいかい、春美ちゃん。僕のズボンのチャックの位置、わかるだろう?」
「え? はッ……」
僕が彼女の耳元で囁くようにそう言うと、春美ちゃんはきゅっと目を瞑って首を縮めた。
「チャックを下ろして、大きくなっている僕のモノを取り出して。大丈夫、恐くないから」
「そ、そんなッ……!」
再度紅くなった顔を両手で覆って恥ずかしさに身悶えする春美ちゃんを見てると、
僕の中の黒い心がより大きくなる。
「春美ちゃんが出してくれないといつまでもこのままだよ。だって先に進めないからね」
「……うっ……」
控えめに、恐る恐る手を僕の股間に伸ばして春美ちゃんはチャックの位置を探ってきた。
ようやく目的のものを掴んだか、彼女の手が止まってそろそろと何かを引き下ろすような
ゆっくりとした動作に変わる。
僕の胸の中には春美ちゃんがいるために直接股間を拝むことはできないが、
トランクスの隙間から外気が差しこんでくるのを僕は肌で感じ取れた。
短い、汗ばんだ指が僕のトランクスの窓から遠慮がちにモノを掴む。
「くっ……そ、そう、それだよ春美ちゃん。そのまま真っ直ぐ…」
「っ……」
春美ちゃんがぶるぶると震える手で優しく僕のモノを導く。
僕のそれは彼女の手の中で怒張し、まるで『もっと強く握れ』とでも
いわんばかりにビクビクと脈打っていた。
「で、出ました……こ、これでいいですか?」
「うん。さぁそれじゃ今度は春美ちゃんの番だね」
春美ちゃんの腰を一瞬高く持ち上げて、僕は素早く片手の指を彼女のパンティの横に
差し入れた。薄い布地のそれを絡め取るようにして、強引に膝下までずり下ろす。
「あ!」
春美ちゃんの肩越しに見えたそのパンティの中心には、
一筋のシミがはっきりと映し出されていた。
「あれ? 春美ちゃん、これはなに?」
「あ、あぁの、これはぁ……」
しどろもどろになって言い訳を探す春美ちゃんのびちゃびちゃになっているその部分に
僕は剥き出しにされた自分のモノを近づけていった。
ぬるぬると滑る秘裂に平行させて竿の部分をあてがう。
「ひゃ、な、なるほどくん?」
「今から春美ちゃんのここを気持ち良くしてあげよう」
僕はあてがったモノを彼女のワレメに擦りつけるようにして腰を前後させ始めた。
腰を突き出すと春美ちゃんの小さな突起が僕の亀頭に当たって彼女が可愛い喘ぎを漏らす。
「はっ、ひん……っ! なるほどくぅん、おオメがぁ、おマメがぁ、こすれてぇ……!」
「はぁ、春美ちゃん、そのおマメ、何て言うか知ってる?」
ぷりぷりと心地良い弾力を返してくる春美ちゃんの股は
想像以上に僕に刺激を送りこんできて、
彼女と息絶え絶えの会話を交わしている間にモノは痛みを感じるぐらいに膨張していった。
「はひ、はひ、ッ・……ク、クリトリス……クリトリス、ですよねッ?」
「そう、そうだよ春美ちゃん、すごいね、春美ちゃんは物知りだね……!」
彼女にモノを擦りつける度に訪れる極上の快感は
僕に春美ちゃんを抱えさせたまま仰け反らせてしまうほどに強烈で、
はっきりと見えてきた絶頂の瞬間を少しでも高めたいと思う一心に
僕はさらに激しく彼女の股にモノを擦りつけた。
「あぁう、はッ、はッ、はッ……!!
いやぁ、わたくし、こわれて、こわれてしまいますぅぅ!」
2人の密着部を濡らす液体は、春美ちゃんの愛液なのか僕の先走り汁なのか
判別できないほどに混ざりあっていて、
腰を揺らす度にグチャグチャと聞こえる音は僕らの興奮をさらに高めてくれる。
「はっ、はる、はるみちゃん! 出すよっ! 見てて、僕の出すところを見てて!」
「あぁ、な、なるほどくんの、せいえきが、でますッッ………!!」
ぶびゅ! びゅくっ! びゅくっ……!!
顔を両手で覆いながら、しかし指の間からはしっかりと、
春美ちゃんは僕の射精の瞬間を見届けていた。
のたうつモノが収まるまで春美ちゃんの股に擦りつけた後、
僕は彼女をソファに寝かせて続きを促した。
「春美ちゃん、次はもっとスゴイことしてみようか?」
「も、もっとすごいんですか!?」
「春美ちゃんのココに僕のコレを入れるんだよ」
さきほどまでの素股でかなり感じていたように見えた彼女は
大きな瞳をさらに見開いて驚きの表情を見せた。
「わ、わたくし、ちょっとコワイです……その、痛いとか…」
「大丈夫だと思うよ。だってこんなに濡れちゃってるからね、春美ちゃんのおまんこは」
そう言って僕がつん、とその柔かい肉を突付くとピクン、と春美ちゃんが脚を曲げる。
「でも、でもぉ……」
「じゃぁ痛かったら止めよう。でも春美ちゃんも興味あるんじゃない?」
「は、は……い」
春美ちゃんの中では好奇心より恐怖の気持ちが勝っているようだったけど、
正直僕は彼女の膣内に入れたい衝動でおかしくなってしまいそうだった。
幼い子のアソコがあんなに柔かくて気持ちいいなんて知らなかったし、
その奥はどんな感触を僕に与えてくれるのだろうと考えると身体が震えてくる。
普段の僕が聞いたなら憤慨するに違いない。
いたいけな少女を手篭めにするなんて最低の男のすることだ、と。
でも、今の僕にはそんなことはどうでもよく、
『目の前の春美ちゃんの”女の味”を確かめること』、
ただそれだけが僕の心を捕らえてしまっていた。
「いい? 痛かったら言うんだよ?」
「あぁ……、わ、わたくし……とうとう……」
もうお互いのことしか見えなくなるほど、
僕らはこれから知る未知の体験に没頭してしまっていた。
春美ちゃんは初めてのセックスに。
僕は未発達な幼女の身体に……。
2人が息を止めて、静かな、ほんの一時の沈黙が訪れる。
そして、その沈黙を破る声が―――
「なっ、なにしてるのなるほどくんッッッッ!!!!」
その沈黙を破った声が、僕の行動を急停止させた。
その声がした方向に、僕と春美ちゃんは弾かれたように顔を向ける。
そこにはいたのは、お菓子の詰めこまれた袋を両手にぶらさげて、
今にも火を吐きそうなほど顔を真っ赤にした般若だった。
「ま、ま、まッ……」
「真宵さまッ!!!」
「は、はみちゃん!! なるほどくんッ!!
わ、わたしがいない間に、な、な、な……なぁぁぁぁ!!」
「ち、違うんだ真宵ちゃん! これは、その!ちょ、ちょ、ちょっとした悪ふざけで…」
「ふさけすぎだよッ!! な、なるほどくんが、はみちゃんを……わ、わたしはぁ……」
真宵ちゃんの怒りの矛先が僕に集中する。
まぁこの状況を見れば明らかに僕が悪者なんだろう。
ここはとりあえず謝っておいたほうが良さそうだ。
「………」
「ご、ごめん真宵ちゃ……真宵ちゃん?」
「………ぷくぷくぷく」
ばたん。
「ま、真宵さまっ!!」
「た、大変だ……!」
僕と春美ちゃんは乱れた服を直すのも後に、
ショックのあまり倒れてしまった真宵ちゃんを介抱するのに奔走することになった。
真宵ちゃんの目が覚めた時のことを考えると……僕まで倒れたくなるよ。
自業自得と言われれば、それまでなんだけど……。
完
ヽ ノ `ヽ r´ ヾ ソ ヘンタイ!
~ヽヽ U /ノ
ヽノ
ち、違う!お、折れの話を聞いてくれ!!
変態! .∧_∧
-´⌒二⊃ ( ´Д`) ⊂二⌒丶
_ソ. (つ つ ヾ__
人 Y
し (_) HENTAI!
>>719 乙〜。
>真宵ちゃんの目が覚めた時のことを考えると……僕まで倒れたくなるよ。
>>674も倒れそうですな。
721 :
674:03/01/30 04:28 ID:W7lHLF9p
>>719 674「……」
ネクロマンサー「ダメだ。このSSを読んでも反応がない。所詮は生ける屍。蘇生は失敗ですな」
674「…ハ……ミ…チャ…」
ネクロマンサー「な、なんだぶごぁ!!」(裏拳炸裂)
674「ぬほ――!!はみちゃん萌へ萌hk32フょぅι"ょ濡ィ9緒@kckvlk」
【674の身体に血色が蘇る。そのおぞましき魔羅も堂々たる屹立を見せている。
彼は…蘇った】
今回もめちゃくちゃ面白かった!!
激しくワラタヨ!!
ついでに
>>721もワラタヨ!!
3P突入!?と思ったのにな〜
「真宵さまもなるほどくんに、こんな気持ちいいことしてもらっているんですね」
「へっ!? な、なに言ってるのっ! そんなワケな……」
「そうだよ春美ちゃん。僕と真宵ちゃんはもっともっと気持ちいいことも
しているんだよ」
「ええぇっっ!!? な、な、なにワケわかんないこと言ってるの! なるほどくんっ!」
「そうなんですか〜。そうですよね……恋人同士ですものね〜」
「それじゃあさっきの続きを真宵ちゃんとするから春美ちゃんはそこから見てて」
「!? ちょ、ちょ、ちょ、ちょっとぉぉっ!!」
「え? あ……はいっ! あぁ……真宵さまの幸せな姿を見られるなんて
幸せですわ♪」
とかなって、なるほどと真宵の合体を見ながらオナーニしてしまう春美タン
(;´Д`)ハァハァ
ただの妄想だから気にせんといて〜
>>719、次回作も楽しみにしてるよ。
室内に備え付けられているベッドがまるで自らの品質を現すかのように
ギシギシと軽く、堅い音を部屋に響かせる。
決して居心地のいいとは思えないそのベッドの上で
しきりに身体を縦横させているのは、ロープで両手を後ろ手に縛られ、
両足首をくくられて、ナプキンの猿轡に顔をしかめる下着姿の男だった。
正常な健康状態ならば美形と言えるその顔も、
今は極度の疲労からかかなり憔悴して見える。
彼の身体を気遣ってか部屋は暖房で適温に暖められており、
冬の訪れを感じさせるこの季節に寒さを感じずにいられることは
男にとって幸せなことだったに違いない。
カチャ…。
控えめにドアが開かれると同時に、小柄な女性が部屋に入ってくる。
女性は辺りを注意深く目視した後、ドアのカギをかけて
男のいるベッドルームへと足を踏み入れた。
「さすがにお疲れの様子ですね…」
「……」
「ちょっと待って下さい。口のもの、外してあげますから」
そう言って女性は男の唾液で濡れた猿轡代わりのナプキンを解いた。
腹に力を入れて大きく息を吸いこんでから、男は改めて女性を見る。
「そんなにこわい顔をしないでください」
「なら早く拘束を解くことだ。そうすれば私は君をこんな目で見なくて済む」
苛立ちと怒りを含んだ低い声で、男は女性に言い捨てる。
かなりやつれているものの、仕事柄彼が持つ独特の雰囲気は
道行く人などと比べてもそれなりに凄みを感じさせるものだったが、
女性はそんな男の脅迫がかった言葉にも大した動揺を見せることはなかった。
「それはできないといったはずです。
明日になれば外しますから、今晩だけ我慢してください」
手に持ったナプキンを小さく折りたたみ、備え付けのテーブルの上に置いてから、
女性は抑揚のない口調で男にそう告げた。
「明日……」
「そう、明日です。朝一番の便で着くはずですので」
「……メイか」
久方ぶりに口にするその名前は、男にどこか懐かしい感じを思い出させた。
「ええ。明日は本部の方へ顔を出すだけでいいそうで、
すぐこちらへ向かうと」
そこで女性は初めて真っ白な歯を見せて笑った。
「冥さまは、あなたと会うのをとても楽しみにしてましたよ」
「(冥さま、か)」
昨日から彼女が度々口にするその呼び名に違和感を感じずにはいられなかったが、
逆にその呼び方で目の前の女性の位置付けをはっきりと理解することができたのも
また事実だった。
「それまでは御剣さん、あなたのお世話は私がしますので」
「華宮霧緒……君の病気はまだ続いているようだな」
『華宮霧緒』。そう呼ばれた女性が、男の言葉に眉をしかめる。
怪訝な表情を見せた彼女になおも男は続けた。
「留置所を出る日に会った君は、もう”病気”に悩まされることはないように見えたが…」
「でもあなたもわかっているはず。私の今の生活、御剣さんには簡単に推測できるでしょう?」
自嘲気味に笑う霧緒を男――御剣――はじっと見つめ、
頭の中にある疑問を凍解しようと話し始めた。
「君は……あれからメイと交流を持っていたそうだな」
「ええ。いろいろと相談に乗ってもらいました。
冥さまは事あるごとに親身になってわたしにアドバイスしてくれたんです」
「君達の距離が縮まるのは必然だったという訳か……」
霧緒は部屋の中のさして大きくない窓際に移動し、外の景色に目を向けた。
以前なら自分の問題を口にされると取り乱したりもしたが、
今の彼女はとても落ち着いた様子で夜景を見ることができている。
「そうです。冥さまは私を受け入れてくれました。
人に寄りかかる心地良さを知ってしまった私に、
もう一度1人で歩き出す勇気なんてなかった……」
「それで私を拘束するよう命令されて従ったのか?」
「……いいえ。冥さまの希望を叶えるために私が独断で行いました」
意図しなかった答えを口にした霧緒を御剣が訝しげに見る。
「メイの希望だと……?」
「『御剣に会いたいので彼の居場所を把握しておくように』と。
これは私なりに考えた上での行動です…」
静かに語る霧緒とは裏腹に、御剣の語調は驚愕と怒りを滲ませたものへと変わる。
「馬鹿な! たったそれだけの用事ならば口頭で伝えれば済むだろう!」
「……冥さまがあなたに会いたい理由を知ったら、
御剣さんはきっとあの方を避けていたと思います……」
霧緒はその言葉を苦しそうな、悲しそうな、複雑な表情で吐き出した。
今まで見せなかったその表情に、御剣も違和感を抱く。
「私に会いたい理由……? それは一体何だというのだ?」
「それは私の口から言うことではありません。でも、きっと冥さまは、御剣さんに…」
霧緒とは違って、冥は父・狩魔 豪から無事に巣立つことができたという噂を
御剣は耳にしていた。
その冥が日本へ帰ってくる……ここで受けた様々なショックから
いくらか立ち直れたということだろうか。
彼女の顔は長らく見ていないが、何か心境の変化があったのだろうか……
それを知っているのは今目の前にいる華宮 霧緒だけなのかも知れない。
「ふふふ……冥さまのことを考えているんですね。
やっぱり御剣さんも、冥さまのことが…」
「メイのことが……何だ?」
霧緒はそこまで言ってハッとした表情を浮かべ、そこでキュッと口を結んでしまった。
そのまま無言でゆっくりと御剣に近づき、彼のいるベッドへ上がる。
御剣は彼女の瞳の中に淫靡な灯を見つけ、思わず身体を硬直させた。
「お、おい……?」
「お話はそろそろお開きにしましょう。
明日は早いですから、御剣さんにはもうそろそろ休んでもらいます。
目が冴えているようなら昨日と同じようにお世話させていただきますが?」
霧緒は小さな眼を細めて、御剣に妖しい笑顔を見せる。
「……!」
「そうですね……。やはり御剣さんには気持ち良く休んでいただきたいので、
私では役不足かもしれませんが精一杯ご奉仕させていただきます」
「い、いや、待て……!」
拘束されているため大きな動きをとれない御剣に生温かい息をフッと吹きかけてから、
霧緒は彼が身につけていた下着を脱がしにかかった。
∧_∧∩ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)/<裁判長!そろそろ限界なので
_ / / / これからキリオタンの夢を見に旅立ちます!
\⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ \___________
||\ \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
>>729 き、貴様というヤシは・・・待てやゴルァ!!
続きを激しくキボンヌ!!おながいします(;´Д`)ハァハァ
異議あり!
キリオタンとミッチャンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
つ……続きを激しくキボンヌ!!!!おながいしまつ!!
(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
膝を曲げて局部を隠そうと努める御剣の股間に顔を近づけて、
霧緒はまださほど元気のない彼のモノを手でそっと握る。
「昨日も拝見させていただきましたが、立派ですね……。
ハンサムな上にこんなものまで持ち合わせているなんて、
神様は不公平ですね……うふふっ…」
「く、ぉっ……!」
亀頭の裏筋、カリの部分を指先で弄られ、御剣がくぐもった声を漏らした。
蓄積した疲労が身体を重く感じさせるが、そんな状態であっても
局部への刺激は昨夜と同じ、いやそれ以上の快感を御剣の脳内へ刻み込んだ。
「昨日の匂いがまだ残ってますね……私と御剣さんの、イヤらしい匂いがします」
「うぉッ!?」
「冥さまと会う前に一度身体を拭いておいた方がいいですね」
「よ、よせ……っ!」
御剣の動揺する様を楽しみながら、
霧緒は目の前の肉棒にさまざまな方法で刺激を送りこんでいた。
霧緒の指が艶かしく動く度に肉棒は卑猥に膨張していき、
御剣の呼吸を早く激しいものへと変えていく。
「ふふ……相変わらず御剣さんはいい反応をしてくれますね。
今までの私の相手はこんなに敏感じゃなかったのに」
苦悶の表情を浮かべる御剣に霧緒は楽しげにそう問いかけてから、
先ほどからビクビクと脈打って止まない肉棒の亀頭へ舌を近づける。
唾液でヌラヌラと光るその舌が自分のモノに迫る様を見せつけられ、
御剣は寒気に似た快感が背筋に走るのを感じた。
知的な雰囲気を漂わせている霧緒の見せる淫猥な表情が、
御剣の"男”の本能を芯からくすぐる。
「はむぅ……」
甘い息を混じらせて、霧緒の薄い桃色の唇が肉棒を飲みこんでいく。
彼女の小さな口には肥大したモノを全て包み込めるほどのキャパシティはなく、
血管を浮き立たせたままの竿の部分、その途中で霧緒の口は進行を止めた。
「んぐっ、んぐっ、んぐっ」
「う……むッ!」
口内の粘膜と動きまわる舌の感触に、御剣はただ呻くしかできなかった。
頭の中で彼女の行為を否定しようとも、自分の身体が悦んでいるということは
最早隠しようのない事実だったのだ。
その証拠に、
「んはッ……は、ふふ、ふふふっ、御剣さん…すごいお汁の量ですね。
トロトロしたのが私の口の中にどんどん流れ込んできます……んむっ」
霧緒の喉に、我慢できずに漏れ出した先走りの液体が吸いこまれていく。
細い喉を嬉しそうにゴクゴクと鳴らしてから再び肉棒を咥えこみ、
霧緒は亀頭を上下の唇で捕まえて、頬をすぼまえてそれを吸い上げた。
「くおッ!?」
「ずず、ぶちゅ、ちゅぼっ、ちゅぼっ、んん、ちろちろちろっ」
舌先でカリをくすぐられ、怒張し切った肉棒にくすぐったい感覚と
こらえきれない射精感がせり上がってくる。
「だ、駄目……だ……」
御剣はそう小さく呻いて、霧緒の口の中へ欲望を勢いよく発射した。
「っ!……んむ、ふむ、んんぐ、ごくっ」
いきなり発射されたにも関らず、霧緒は少し驚いた程度で
口内に大量に吐き出された精液の固まりを丁寧に飲みこんでいった。
「……っ、ふぅ。まだこんなに出せるなんて男性の回復力というのは驚きに値しますね。
それとも御剣さんだけ特別なのかしら…?」
「くっ……も、もう充分だ。下着を返してくれ」
屈辱に染まる御剣の顔を見ながら霧緒は数刻何かを考えこんだ後、
御剣の足枷となっていたロープを解いた。
何をされているのか、何をされるのかが読めなくて、御剣はただ黙って
彼女の動向に注目している。
「御剣さんは質・量ともに素晴らしいですが、耐久力に難がありますね。
こんなに早く果ててしまったら、冥さまもガッカリされると思います」
「メイだと? 何故メイがここで出てくる?」
思わぬ名前が出てきたところで御剣はやや強い語調で問いかけた。
相手を威圧するような彼の雰囲気をさして気にすることもなく、
霧緒は御剣にのしかかるようにそのままベッドへ押し倒した。
「決まってます。明日の夜、こうしてあなたと寝ているのは
冥さまかも知れないということです」
「わ、私とメイはそんな関係では…」
「明日、そんな関係になるかも知れないでしょう? いえ、きっとそうなるでしょう。
そのために冥さまは日本へ帰ってくるのですから」
「……何だと?」
霧緒の言葉の意味が瞬時に理解できず、御剣は彼女に怪訝な表情を返す。
自分の置かれている状況より話の内容に興味を持つ彼がおかしいのか、
霧緒はフッと笑ってから自分の上着を脱ぎ捨てた。
「冥さまが楽しい時間を過ごせるように、御剣さんには
もう少しお付き合いしていただきます…」
「ど、どういうことだっ?」
たじろぐ御剣を他所に、霧緒は彼に馬乗りしたまま器用にズボンを脱ぎ捨てると
その真下にある厚い胸板に掌をついて感触を確かめるように優しくさすり出した。
「念の為に、より消耗していただこうかと。今溜まっている精液を全て放出しておけば、
もし明日冥さまと行為に及んだとしても少しは持つでしょう……
あの方はハードですから、御剣さんの耐久力では3分と持たないと思います」
「………」
御剣は絶句した。
彼女の言う光景が想像できなくて、頭の中が混乱し始める。
霧緒の身につけているピンクのショーツが露わになっても、
彼の頭の中は冥のことで支配されていた。
「あなたは冥さまのもう一つの顔を知らないのですね……
あの方は私ほど優しく接してはくれないかも知れません」
「メイのもう一つの顔……?」
御剣に顔を近づけて、霧緒は妖しく笑う。
萎え始めていた肉棒をぎゅっと握り、激しく上下に擦り始める。
「うっ…!」
「それは明日のお楽しみにとっておきましょう。
今は精を吐き出すことだけを考えてください……」
再び硬さを取り戻しつつあったそれを、霧緒は下着をずらして自らの秘裂の入り口へ導く。
生温かい肉の感触にモノを包まれた御剣と同時に、異物を体内へ受け入れた霧緒は
甘い声を上げた。
「はぁん……っ!」
官能を示す彼女の喘ぎが御剣の身体を震わせる。
霧緒の声はそれだけで男に甘い刺激を与えられるほど、艶かしく魅力的だったのだ。
「き、君はどれだけ私を辱めれば気が済むのだ……っ?」
「今だけ……今だけ、です。明日からは私に代わって冥さまがあなたを
可愛がってくれます。だから今日だけ、私に御剣さんの恥ずかしい姿を
見せてください……っ」
硬さを取り戻しつつあったとは言えまだ完全な状態ではなかった御剣のモノを
霧緒は膣内で扱き出した。
手や口とは違う、絡みつくような感触がモノを奮い立たせていく状況に、
御剣には最早抵抗を試みようとする意志はなかった。
「大きく……なってきました……っ、御剣さん……? 動きますね……」
「あぁ……好きにしてくれ」
いきり立つ肉棒を緩和するために分泌され出した霧緒の愛液が
御剣のモノと絡まり、ぬちゃぬちゃと卑猥な音を響かせる。
霧緒が腰を揺らす度に肉棒が膣内で暴れ、彼女に性的な刺激を送る。
「あぁぅ……素敵です……御剣さん、私が、男の人で……
……感じるなんて、うぅ、久しぶり……っ」
快楽を欲しがる身体の欲求に背くことなく、霧緒は腰の動きを大きくさせていく。
小振りの尻が御剣の腰に押しつけられ、その柔かい感触が彼のモノをより肥大させる。
求めずとも与えられる彼女からの快感に、御剣は先ほどの吐き捨てたくなる衝動が
腰の奥から再び上がってくるのを感じずにはいられなかった。
「御剣さぁん……どうですか? 気持ちいいですかっ……!?」
「ああ……認めたくないが君の中は最高だ」
「ふふ……うふふふっ、クールな答え、ですね……っ」
霧緒は上半身を御剣の胸に密着させ、彼の熱を直接感じようとした。
興奮をあまり顔に出さない御剣でも、火照る身体は抑えきれていなかった。
「はぁっ、はぁっ、はぁんッ……私、いい……私、感じてるっ……?」
自らも快楽の虜になり始めていることに気づいた霧緒の腰に、
御剣の腰が突き上げられる。
絶頂の時が近いのか、御剣が苦悶の表情で小刻みに腰を打ち出した。
「はいッ、ううぅ! ああ、あぁっ!! あくっ、く、くるぅっ……!」
ふいを突かれた霧緒の中にあった防波堤を超えて、大きな快楽の波が押し寄せてくる。
急な流れはせき止めることができず、
コントロールを乱された波はその主に襲いかかった。
「いッ、あっ、あ! ッ………くぅっ、来るっ、来るぅっ!!」
「うっ、ム……!」
どくッ!どくっ……どくっ……どく……
締めつける膣内に逆らうことなく、御剣は射精した。
熱い液体を体内で受けとめながら、
霧緒はしばし恍惚とした表情で荒い息を続けていた。
一時の余韻を楽しんだ後、霧緒は先ほどまでの艶やかな表情から一転、
もちろん彼の下半身を隠す下着を履かせてから、
いつもの済ました顔で御剣の足をロープ縛り出した。
「もうこんなことをする必要もないと思いますが……念の為、ですので理解して下さい。
冥さまはあなたに会うのを楽しみにしています」
「わかっている。ここまでされて会わない訳にいかないだろう…」
霧緒はそんな御剣の言葉に眉を上げて笑顔をつくると、
落ちていたズボンを汚れてしまったショーツの上から強引に履き上げた。
その感触に顔をしかめるものの、下着を着けずに部屋を出たりまた
下着姿で部屋を出るよりはマシだと判断したのだろう。
「明日は8時起床でお願いします。その時に身体を拭く用意をしておきましょう」
「……」
黙々と語る霧緒に、御剣は黙って目をやった。
それを了解の意と捉えたのか、霧緒は満足そうに息を軽く吐いてドアのノブを回す。
「では、おやすみなさい」
「………」
パタン。
彼女が部屋へ来る前と同じ格好で、御剣は部屋の天井を見上げた。
虚脱感が身体全体を覆い、ゆっくりと睡魔が顔を覗かせる。
このまま眠るのも悪くない……そう感じた御剣は静かに目を閉じた。
「(メイ…おまえはどのように変わったのか……明日会うのが楽しみであり、恐くもある…)」
薄れゆく意識の中で、御剣は銀髪の女と初めて出会った時の懐かしい夢を見る…。
完
/ ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
./ / | 千尋サン本命だけど
/ / \ / ̄ ̄ ̄
/ /  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄| キリカタンも捨て難い
./ /_∧ , -つ \
/ / ´Д`) ./__ノ  ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄
/ \ / / ⊂_ヽ、
.| へ/ / .\\ ∧_∧
| レ' /、二つ \ ( ´Д`)
| /. . > ⌒ヽ
/ / / へ \
/ / / / \\
/ / レ ノ ヽ_つ
/ ノ / /
_/ / / /|
ノ / ( ( 、
⊂ -' | |、 \
. | / \ ⌒l
| | ) /
ノ ) し'
(_/
キリカって誰だよ……キリオタン、ごめん
>>743 最高にイイ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ヨ!!!!
冥タンは一体どんなテクを持っているのだろうか・・・(;´Д`)ハァハァ
乙!面白かったよ!!
>>666-693 ナルホドくんと千尋さんのヤリトリが本物のゲームそっくりで萌えた。
ものすごい萌えた。
エロ部分もすごいヨカタし、「今日のなるほどくん、最高だったわよ」っていう
セリフとか、エロでない部分でも萌えまくった。
いい作品をありがとうハァハァ(;´Д`)
神!
747 :
名無しさん@ピンキー:03/02/02 15:03 ID:JOT9P7MR
あげ
748 :
496:03/02/03 18:24 ID:jVoMoY1y
お久しぶりです。やっとテスト終わった…
今年は何とか進級できそうで一安心。
スレも盛り上がってるようで嬉しいッス!
姐さんハァハァ氏めっちゃオモロイですw
エロ萌えます。いや、燃えます。
今ハミトイトノコの続き書いてるとこ。
いいとこまで上がったらUPしますね。よろしくー
試験乙。
なんとかスレを維持できたようでヨカタヨ
750 :
名無しさん@ピンキー:03/02/04 11:26 ID:AMuPP0iC
今や人気絶好調の堤さやかちゃんの作品!
やっぱり可愛いすぎます、あんな純粋な顔して
カメラ目線で美味しそうにギンギンに立ったチンコを
しゃぶっちゃいます!!また、この子のチッチャイマンコに
ピンク色の膣の中なんてもう最高!ベロベロ舐めてる男優が羨ましい!
http://media-0.com/www/dvd01/ ここで見れます。もちろん無料
751 :
496:03/02/04 20:37 ID:tAFfo+dU
>>姉さんハァハァ氏
御剣と冥の続きあるよね!?
激しく希望!
どうか、おながいします。どうか…
トノサマンとヒメサマンのエロSSキボンヌ
>>752 ワロタ
でも、面白いかも。
アクダイカーンとヒメサマンもキボンヌ
>753
やっぱり「あ〜れ〜、ご堪忍を〜」
「ぐッフッフ、よいではないかよいではないか」の世界に…。
756 :
ハミトイトノコ物語10:03/02/06 21:22 ID:5gDJADs5
糸鋸が不思議でならなかったのは、
自分のような男が娘を保護することに綾里キミ子が承諾してくれたことだった。
列車事故のあった日から数日後、糸鋸が彼女にその旨を伝えるために面会に赴いた時の事である。
少し怪訝そうな顔を糸鋸に向けた後、しかしキミ子は言った。
「ようござんす」
と。
「えっ…」
あまりにあっさりと話が通ることが予想外だったので、糸鋸はつい聞き返してしまった。
「刑事さんを信頼しましょう。娘をお願いいたします」
と言って、キミ子は深々と頭を下げる。
刑務所での生活によるものか、以前の彼女からは想像も出来ないほどしおらしく、
糸鋸にはそれが痛々しくも思われる。
「…それにしても、あれですわね」
「は?」
キミ子は口を押さえ少し目を背けるようにして、
「ああた、相変わらず小汚い格好ですわねぇ…
春美の保護者として、
あまり薄みっともない格好をされないことも併せてよしなに…」
と言って、再び頭を下げる。
甚だ慇懃無礼もいい所だが、その方が綾里キミ子らしい。
苦い笑いを浮かべながら、糸鋸はそう思うのだった。
ある夜夕食の時にその話をすると、春美は頷いて、
「お母様には嘘が分かりますの」
と言った。
「綾里霊媒道の技のひとつですわ。
お母様は霊力こそ少ないけど、その技の数は歴代どの家元にも引けを取りませんの。
そのくらい容易い事ですわ!」
少し誇らしげにそう言う春美に、糸鋸は「綾里家にはそんな力もあるんッスね」と素直に驚いた。
オカルトの事はよく分からないが、要するにその「霊力」とかいうものさえ備わっていれば、
綾里舞子ではなくキミ子が家元になっていたということらしい。
生来の才能が足りないばかりに長女である自分が継承するはずだったその座を妹に奪われ、
彼女の胸中にどのような暗部が潜み始めたのかは知る由も無い。
むろん、だからといってキミ子が犯した罪に同情する気にはなれないのだが、
それにしても神の気まぐれというヤツは甚だ皮肉なものだと糸鋸は思う。
「そうだ!」
春美は箸を置いて立ち上がると、そばのタンスの引き出しから何かを手に取り持って来た。
「行儀悪でごめんなさい。
でも、今でないと忘れると思ったから…」
と言って彼女が手渡してくれたのは、オレンジ色に輝く勾玉だった。
「けいじさん、これを持っていてください。
相手が嘘をついていたり隠し事をしていたりするかどうかが『見える』ようになるはずです」
「これは…」
春美が胸に下げているのと同じ物のようだったが、色が違う。
「…真宵さまの、形見ですわ」
「…」
「これに私の霊力を込めましたの。お仕事の助けになればと思って」
ふいに胸が熱くなったが、しかし糸鋸は首を振って、
「受け取れねッス」
と言った。
「大事な形見じゃないッスか。
こんなに大事な物…」
「いいの」
春美はニコリと笑って、糸鋸の言葉を遮った。
「きっと…真宵さまもその方が喜ばれます!
それに」
春美はちょっとはにかみながらうつむいて、
「私には、けいじさんが居てくれますから」
と、呟くような声で言う。
「少しでもお役に立てられれば嬉しいの」
どこまでもいじらしい娘だと、糸鋸は思った。
こういう娘のために、キミ子が取り返しのつかない過ちを犯したのは、今の糸鋸には分かる気がする。
「この子の未来のためならば、全てを失ったって構いはしない」
キミ子の犯した罪は、そんな思いに駆られ…なりふり構わず取った愚かしい行為だった。
それはむろん赦されざる出来事だったし、同情の余地はない。
何よりも春美自身そんな事は望んでいなかったのだ。
救われないのは、そんな母親のために孤独へ追いやられる娘の方だろう。
(それでも)
と、糸鋸は考える。
(それでも、この子を守りたいという気持ちは痛いほどよく分かるッス)
だから、自分が守る。
再び心に決めた糸鋸の手の中で、真宵の勾玉が鈍く光を放っている。
それにしても、霊媒というものにはよくよく感嘆させられる。
(嘘の存在が、分かる…)
最初は遠慮しようとしたものの、
冷静になって考えてみれば、刑事の自分にとって勾玉の力はこの上ない助けとなるだろう。
超常の力を借りることにいささか不安が無いわけでもなかったが、
成歩堂もこの力を借りていたことがあったと聞けば、それも納得できた。
けれど、これほどの力をもっていながら…
いや、こんな力を持って生まれたがために
綾里一族があらゆる運命の濁流に呑み込まれなければならないのは、どうにも皮肉というほかはない。
(…霊媒………?)
ふと、糸鋸は閃いた。
「春美ちゃん」
糸鋸は勾玉を握り締めて春美の顔を見る。
一瞬、糸鋸は言葉に出すのを躊躇した。
再び春美を傷つけることになるかもしれないが、
さりとてもしあの事件に「犯人」が存在するのなら、一刻も無駄にはできまい。
刑事は心を鬼にしたつもりになって、尋ねてみることにした。
「なるほどくん達の霊を…呼び出せるッスか?」
もしかしたら、彼らの言葉にあの事件の手がかりがあるかもしれない。
死者の声を聞いて捜査するなど、実際に彼女たちの技を目にしていなければ笑い飛ばすところだが、
実を言えば糸鋸の捜査など、とっくの昔に行き詰ってしまっているのだ。
…藁にもすがる思いだった。
が、
「…だめ、なんです」
糸鋸の期待とは裏腹に、春美は目を伏せたった一言そう答えた。
「…呼び出せないッスか?」
しかし、法廷で知る限りこの子は綾里千尋の魂を呼び寄せ、
その体に憑依させていたと聞く。
ふたりの魂に限って呼び出せないなどということがあるだろうか?
糸鋸のいぶかしげな表情を見てとったのか、春美はしぶしぶ口を開いた。
「実は、一度…なるほどくんと真宵さまをお呼びしたことがありますの…」
「えっ!?」
初耳だったので驚いたが、よくよく考えてみれば不思議なことではない。
むしろ今日までこの方法を思いつかなかった糸鋸が迂闊なのだが、
それは置いておくことにする。
「そ、それで…どうだったッスか?」
テーブルから身を乗り出すようにして尋ねてくる刑事に、
春美はしばらく口をつぐんでいたが、やがて重々しく呟くように言った。
「おふたりは無事呼び出せましたわ…
それで、わたくしあの時の事をお聞きしましたの。…でも」
春美はかぶりをふって、
「あの時のことは分からないって…おっしゃってるんです」
「?……ど、どういう事ッスか?
何も分からないって…
ふたりは、殺されたんじゃないって事ッスか?本当に事故だったんスか?
それとも、まさか自殺…」
矢継ぎ早に質問してから、糸鋸は春美の気持ちが沈んでいくのを見て「しまった」と思った。
いくらなんでも、ふたりの死からやっと立ち直ったばかりの少女に対してそれは配慮の足りぬ態度だろう。
だが、ここはハッキリしておかなければならなかった。
そもそも糸鋸が春美を保護しているのは、万が一の事を考えてのことである。
実際にコロシだったとすれば、刑事として犯人を追うのみではなく、
ますますもって春美の安全を考えなければならない。
この子の、安全を…
彼女の細腕に伸ばした糸鋸の手に、無意識に力が込められた。
「…痛……ッ」
「あ!す、すまねッス…」
慌ててパッと手を放す。
ただでさえ白い春美の柔肌が、糸鋸の握っていた部分だけさらに白くなってしまっている。
「…」
(怒ったかな?)
糸鋸は自分の乱暴を少し後悔したが、
それでも「聞いておかなければ」という気持ちの方が先にたつ。
普段気の抜けた彼の表情とは異なる、刑事の顔だった。
「なるほどくんは」
春美は、腕を押さえゆっくりと確かめるように言葉を紡いだ。
「真宵さまが線路に飛び込んでしまわれたのを助けに行ったそうですわ。
…………。
それが、間に合わず…」
「…」
ふいに涙混じりになる春美の声に、
今度は糸鋸の方が彼女の方をまともに見られなかった。
(残酷なことをしてるッス)
今さらながら彼は思う。
霊媒のできる人間がこの少女しか存在しない今となっては仕方の無いこととはいえ、
十にも満たぬ女の子につい数ヶ月前の身内の死を思い起こさせなければならないとは…
糸鋸はそんな自分の立場を恨めしく感じた。
「真宵さまは…。ホームで、急な眠気に襲われた、と仰ってました。
いきなり意識を失って………
線路に降りたことなんて知らないって……………。知らないまま……
自分が死んだことも気づかないまま………
………、可哀そうな、真宵さま………」
春美のこぼした涙が、ボロボロとうつむいた先に落ちた。
「…」
糸鋸は黙って春美の肩を抱き寄せて、2度3度頭を撫でてやる。
そんなふうにしてやりながら、しかし頭の中では別のことを考えていた。
(急な、眠気?)
そんな証言は、長くこの仕事をやっていてついぞ聞いたことがない。
居眠り運転ではあるまいし、
そんなことでホームに入ってくる列車に「飛び込む」ことなどあるだろうか?
足を滑らせて落ちたのとはわけが違う。
自ら吸い込まれるように迫り来る列車に突っ込んで行ったのは、
多くの目撃証言からも明らかなのだ。
「見当もつかないっス…」
思わず、言葉が口をついて出た。
犯人どころか、事故なのか殺人なのかすらまるで分からない。
「ごめんなさい」
「ん?」
春美は抱き寄せられた糸鋸の腕の中で嗚咽を上げながら、何事か謝った。
「役に立たなくて、ごめんなさい…」
そう言って胸元で自分を見上げる少女の顔は、涙でくしゃくしゃになっている。
糸鋸は胸が締め付けられる思いだった。
「だいじょうぶッス」
糸鋸はニッと微笑んで、
「自分がついてるッス。春美ちゃんは、なにも心配することはないッスよ。
それに…」
人差し指で自分の鼻下をこするようにしながら言った。
「春美ちゃんのおかげでひとつだけ分かったことがあるッス」
「えっ?」
そのゴツゴツした指先で春美の暖かい頬の涙を拭ってやりながら、糸鋸はさらに言葉を続けた。
「やっぱり自殺ではなかったッス」
つまりあの事件が事故であれ殺人であれ、少なくとも本人の望んだ死ではない。
それだけは心に留めておかなければならないのだと、糸鋸刑事は考える。
「そこから真実をつきとめるのが、自分の仕事ッス……!」
安アパートの天井を見上げ、自分で言い聞かせるかのように強い調子でそう言い放った。
「だから、春美ちゃんは安心してていいんスよ。
もう怖い思いも寂しい思いもさせないッス!」
「……ッ!」
春美は言葉では答えず、代わりにこの上なく強い抱擁で返してくる。
抱擁と言っても、彼女の小さな体では糸鋸の太い首にしがみついているだけなのだが、
今はこの体温と触れ合う頬の感触がこの上なく心地よかった。
「もし悪い奴がふたりを死なせたのなら…刑事の誇りにかけて、絶対捕まえてやるッスよ」
手のひらに収まるような春美の肩を抱きながら、糸鋸は呟いた。
「…」
「!?」
糸鋸は、はたと目を疑った。
いつの間にか半透明の鉄鎖が春美の体に巻きついている…
手に触れようとして、透けた。
「これは…」
思わず声にあげる糸鋸を、春美はハッとした表情で見上げるのだった。
765 :
名無しさん@ピンキー:03/02/07 00:02 ID:7yS72dRi
ハミノコキタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
続き楽しみにしてます。
ここでサイコ・ロックと来るか。
中々面白いですよ。
続き期待〜。
ただヤルだけじゃなくて話がしっかり作られてるのが良いね。
当然ヤルだけのも待ってま(ry
リアルで色々と忙しくて最近見れなかったですよ、、、
で、ハミトイトノコも復活したみたいですね。テストお疲れさまでした。>作者様
確か予定では20,30話分書く、ってことでしたよね。本当に「小説〜」って
感じがして余計、面白いです。続き楽しみにしてます。
本当に面白いのですげえ楽しみだー
ハミイトノコ作者様がんがってください(;*´д`)ハァハァ
770 :
496:03/02/09 03:17 ID:Vb600O/J
みんなありがとさんアル。
エロまではかなりかかる予定なので、もうちっと待つアルよ
ところで姐さんハァハァ氏はどこ行ったアルか?
冥編すごく楽しみアルね
私ずっと待ってるアルよ。これから先もずっとずっと待ってるア(以下略
気まずい夕食を終え風呂に入った後、糸鋸はひとり布団に入って春美の言葉を思い出していた。
いつもはこのままグダグダとTVをつけたりビールを飲んだりするのだが、
何となくそんな気にもなれず、春美が風呂に入っている間、
横になってただボンヤリと考えている。
(嘘や隠し事が分かる…)
では、春美のついた嘘とは何だったのだろう?
あの時、糸鋸は尋ねかけて止めた。
問いかけようとしたその瞬間、春美の心がますます頑なになっていくのをこの目で見てしまったからだ。
…半透明の鎖には、実体こそ無いもののご丁寧に頑丈そうな錠前まで付けられていた。
皮肉にもこの勾玉が一番最初に力を発揮したのは、作り主に対してだったわけだ。
成歩堂と真宵の「証言」についてだろうか?
確かに彼らが述べたとする言葉の中には、要領を得ない点が多い…
ふたりが他にもまだ伝えたことがあったのか、全く別の内容だったのか、
糸鋸には見当も付きはしない。
むしろ春美が降霊を行ったこと自体が嘘だったのではないかとさえ思えてくる。
(…けれど)
糸鋸はかぶりを振ってその疑念を打ち消そうとした。
春美にそんな嘘を付く必要が、一体どこにあるというのか?
あるいは嘘と言っても、その事とは全く別の些細なものかもしれないではないか。
(過敏になっているッス…)
なまじ嘘が分かるというのも、あまり愉快なものではない。
なるほど、確かに真宵の勾玉は大したものだと糸鋸は改めて実感していた。
これから先どんなに技術や医学が発達して例え「嘘発見機」なるものが創られたとしても、
この不思議な力には到底およびはすまい。
これほどまでハッキリと、文字通り「目に見える」形で嘘を見抜いてしまうとは想像もしなかった。
だが、同時にこの勾玉がオカルトの産物とはいえやはり人間の道具に過ぎないのだということも、
糸鋸はしょっぱなから思い知らされる事になった。
(そこに嘘が『有る』のか『無い』のかが分かっても…自分にはどうする事もできないッス)
その話のどこに嘘があるのか、なぜ嘘をつく必要があるのか、当然ながらそこまで教えてくれるものではない。
春美には申し訳ないと思いつつ、成歩堂や御剣ならともかく、
肉体派の自分にはどうにも上手く使いこなせる自信は無かった。
むしろ、日常生活では余計な摩擦を生むだけのものにも感じる。
実際、今がそうだった。
(必要なとき以外は、手にするものではないッスね。
…これは、ルール違反ッス)
ごく一部の断片とはいえ人の心を読み取ってしまうその力に、
多少なりとも恐れを感じずにはいられなかった。
人間、事実を追及するよりも心地よい嘘に騙されている時の方が、いくぶん幸せなのかもしれない。
普段、哲学や人生論など面倒くさいことはあまり考えるたちではないのだが、
糸鋸もこの時ばかりは深刻にならざるを得ないのだった。
ドライヤーの音が聞こえる。春美が風呂からあがって髪を乾かしているのだろう。
糸鋸は、もう一度さっきの事を問い正してみるか否か悩んだが、
悩んでいるうちにパジャマ姿の春美が戻ってきた。
「もう寝てしまうんですの?」
入浴の熱気にまだ頬をポッポと赤くしたままそんな風に言う少女の表情は、
いつもと何ら変わらないように見える。
「…あ、あぁ。今日は、少し疲れてるッス。
春美ちゃんはTV観てていいッスよ」
(言いたくないものを無理に聞くことは無いか…)
彼はそう考えなおし、春美の意思に任せることに決めた。
色々と疑問は残るものの、
この娘があの事件の捜査に不利益になるような嘘を付くとは考えにくい。
何か他のことで思い悩んでいるかも知れなかった。
(…それはそれで、保護者としては相談して欲しいものだけど)
と思わなくもなかったが、何せよ無理に顔を突っ込むのはでしゃばりというものだ。
「私も今日はもう寝ます。…電気消しますね?」
春美はそう言うと、少し背伸びして部屋の明かりのヒモに手を伸ばした。
…
……
………
糸鋸は、しかし眠れなかった。
何かが気になるのだ。
重大なものを見落としているような感覚が心の内に芽生えている。
それは勘にすぎないのだが、
とてもとても頭の回るタイプとは言いがたい自分がどうにか刑事をやってこられたのは、
この直感に頼るところが度々あったからというのも事実だった。
(……)
糸鋸はもう考えるのを止めて眠ってしまおうと、むりやり目をつむった。
(…ん?)
何か暖かいものが背中に触れた。
「な、なんスか?」
その感触の正体を知って、糸鋸は思わず声を上げる。
いつの間にか春美が布団の中に入ってきて、自分の背中にすがりついているのだった。
子供とは言え、寝巻き越しに感じられる女の肌の柔らかさには何ら変わりが無いのだと、
糸鋸は初めて知った。
「…嫌わないで」
「えっ!?」
春美の押し殺すような声に、糸鋸は一瞬何のことだか分からない。
「勾玉の力で見えたのでしょう?
わたくし、けいじさんに言ってないことがあるの」
(ああ、そのことか…)
糸鋸はようやく冷静になって、続く春美の言葉を聞いていた。
「だって、仕方ないんです。
私どうしたらいいのか分からなくって…
それがもし本当だったらどうしようって…」
春美はますます強い力をしがみつく両の腕に込めながら、だんだん涙声になっていく。
「もしかしたら私、本当に何もかも失くしてしまうのかもしれない…
でも、ひとりは嫌!嫌なんです、もう…」
糸鋸には少女の言う言葉の意味は今ひとつ掴み取れなかったが、
彼の知らないところで彼女は彼女にとって恐ろしく重大な決断を迫られていることだけは明白だった。
「この事はいつか…いずれきっとお話します。
だから、今は。
今だけは、どうかこのままそっとしておいて下さい。
このまま私のお父さんでいてください……………………どうか」
そう言って自分の背中ですすり泣く春美の声に、糸鋸まで胸が張り裂けそうだった。
布団の中に入ったまま、ゆっくりと春美の方に向き直る。
「けいじさん」
目を潤ませたまま、少女は糸鋸の顔を見上げていた。
暗くて細かい表情は分からなかったが、いつも優しい眼差しだけは見て取れる。
「…けいじさんっ!」
春美は思わず糸鋸のふところにその身の全てを預けて来た。
こうまで全く無防備に飛び込んでくる少女を咎めることなど、糸鋸にできはしない。
ただその肩を抱き、腕枕をしてやりながらそっと囁いた。
「大丈夫ッス」
と。
「メシの時にも言ったけど…ハルミちゃんは何も心配することはねッス。
ハルミちゃんが自分を信じてくれるように、自分もハルミちゃんを信じるッス…
だから、泣かないで」
頬を撫でる手のひらは不器用だったが、この上なく温かい。春美は再び涙が溢れてきた。
糸鋸もまた指先に触れる春美の頬の柔らかさに、
キスのひとつでもしてやりたい衝動に駆られながら、
「おやすみ、ハルミちゃん…」
と言った。
「お休みなさい…」
男の腕の中で、春美も呟くように言った。
この温かさに抱かれたまま眠りにつくことに、何のためらいも無いようだった。
(お父サンだって、男なんスよ)
糸鋸は、やがて静かな寝息を立て始める春美の顔を眺めながらひとり思った。
(この先)
…そう。この先、綾里キミ子が刑期を終え出所した後は、春美は彼女の元へ帰さなければならない。
そして、いつしか父親代わりだった自分のことなどキレイに忘れて、
他の良い男と一緒になるのだろう。
(大丈夫、ハルミちゃんなら上手くやれるッス)
そんな悟りきった思いを馳せながらも、
糸鋸はどこかやり切れない寂しさのような感覚も同時に覚えていた。
続く
777 :
496:03/02/09 03:23 ID:Vb600O/J
どうでもいいが、ワタシのIDかこいいアル
>>777 IDカコイイ上に、お話面白かったです!
ああ、切ない…(つд`)
>777
面白かったです。あの、このお話印刷して友人に見せて
あげたいと思ったんですが良いでしょうか?
次回作も楽しみにしてます!
>>777 今回もグッジョブです。ただ、ハルミの言葉遣いが少し、違う気がしてしまいましたけど・・・。
そういえば、最初の頃と比べると、続きを書くのが早くなってますよね。w
確か最初は1週間に1度だった気がします。その分、早く読めるのでイイですね。
781 :
496:03/02/10 22:16 ID:LovdOoBH
>>779 それはこの上ない褒め言葉であります。光栄!
お友達が読んでくれたら、できたら感想も教えてくださいねw
さすがにゲームをクリアしてから3〜4ヶ月も過ぎてしまうと、
言葉遣いとか細かいところがいけませんね。
「2」の何章かやり直して勉強して来るッスー
>781
ありがとうございます。お言葉に甘えて印刷させて頂きますね。
感想も貰えたらここに書きこもうと思います。
私も春美タンの言葉遣いは少し気になりましたが…
>「もう寝てしまうんですの?」
とかは 「もう寝てしまうのですか?」 とかのほうが
良いのかな?と思いました。が自分ももうゲームは
する暇が無くて言葉遣いはよく覚えていないのですが(w
保守
784 :
名無しさん@ピンキー:03/02/15 12:07 ID:NTesKafi
age
785 :
名無しさん@ピンキー:03/02/16 00:51 ID:PFWAZMls
age
保守
保守駄SS
偶然とはいえ、その光景を見かけたボクは呆然となった。
(あ、あれは……ミリカと……マックスか!?)
誰もいないテントの中で、ミリカは派手に飾りつけされた跳び箱に
上体を倒し、その背後からマックスに……激しく衝かれていた。
いつも着ている衣装は床に散らばり、着けているものといえば
肘まである手袋とストッキングくらいだ。
そのストッキングも、わざとなのか成り行きなのかビリビリに引き裂かれている。
だが、それがまた扇情的に見えて、十六歳のミリカに艶っぽさが増していた。
引き裂かれた部分からはみ出ている白いふとももが、触れてもいないのに柔らかだとわかる。
『アイツ……オレのミリカになんてことを!』
ボクの胸元にいるリロくんが、怒りをあらわにして叫んだ。
ボクはとっさに人差し指を口に当てる。
「リロくん、そんな大きな声出したら見つかっちゃうよ」
リロくんはボクをキッと睨みつけて、グーにしたこぶしをボクの顎に連続してぶつける。
『ナニすっとぼけたこといってんだよ! オレのミリカがあんなことになってんだぞ!
これがおちついていられるかっつーの!!』
両手をバタバタさせて暴れるリロくんをボクは必死に押さえ込む。
リロくんの怒りはもっともだと、ボクは思った。
「で、でも……邪魔しちゃ悪いよ」
『チクショウ! マックスのヤロウ、ぜったいゆるさねぇ!!』
ボクは二人に気付かれるのを気にして、リロくんを必死になだめる。
けれどリロくんの怒りはとどまらず、二人に殴りかかんばかりに激しく暴れた。
「リロくん! だめだよ……」
二人をチラチラと見ながらボクはリロくんを説得しつづけた。
やがて、ボクの説得が必要なくなってきた。
リロくんもボクも、二人に釘付けになってしまったのだ。
続きはないです。
少し奇妙な土曜日だった。
予定よりもだいぶ早く仕事を終え、さて帰ろうかという矢先。
「もうお帰り?」
と、狩魔冥が声をかけてきた。
彼女も帰宅するところのようだった。
「いつになく早いわね」
ふだん帰りの遅くなる原因は、どちらかといえば彼女のせいである。
糸鋸は、何かまた面倒な仕事を回されるのではと警戒しつつ、
「…はぁ、検事が先に資料をまとめていてくれたおかげッス」
礼を言ってコートを羽織った。
そろそろ初夏だというのにそれは如何にも暑苦しいが、
これが無いといまひとつ糸鋸という感じがしないでもない。
「狩魔検事も今お帰りッスか?」
「ええ」
糸鋸は彼女がタクシー通いなのを思い出し、
「良ければ、クルマで送って行くッスけど?」
と言った。
これまたいつになく気を回す糸鋸が可笑しくて、冥は笑った。
「お願いするわ」
「ボロボロね…あなたのコートみたいだわ」
糸鋸のビートルを見るなり言う冥の言葉に、
「…それ、前にも誰かに言われたッス」
糸鋸は苦笑しながら鍵を開ける。
それにしてもどういうわけか、冥の言葉にはいつもの険が感じられない。
妙なほど穏やかだと、糸鋸は思った。
バタ臭いエンジン音を響かせながら地下駐車場の出入り口を抜けたところで、
糸鋸は何とはなしに聞いてみることにした。
「何かあったスか?」
「…えっ?」
冥は一瞬、何を言われたのか分からず聞き返す。
「いや…」
糸鋸は夜のイルミネーションに彩られ始めたフロントガラスの向こうに目を向けたまま、
「何となく、元気ないみたいッスから」
いつもは余るほど元気なのに、という言葉を飲み込んで言うと、
冥はふいに黙ってしまった。
(怒ったかな?)
ふと糸鋸は心配になったが、怒ったにしてもいつもと反応が異なるには違いない。
「…」
なんにせよ黙りこくってしまうなど、彼女にはもっとも似つかわしくない答え方である。
そういえば、ここ2〜3日は鞭で引っぱたかれた憶えがない。
それまで1日に1回は必ずと言って良いほど手痛い一撃を喰らっていたのに、
ふいにそういうことが無くなると、それはそれで「見捨てられでもしたのか」と不安になってくる。
確かに、別段マゾヒスティクな趣味があるわけでもない糸鋸にとって、
冥の鞭を浴びせられるたびに「いっそのこと見捨ててくれ」と思うことはしばしばだった。
だが、彼女の今の態度を見る限りそういうことでもなさそうである。
やはり、彼女自身がどこかおかしい。
「自分も…」
「…?」
糸鋸はこんな話が今この場に相応しいのかどうか一瞬躊躇したが、心を決めて言葉を続けた。
「自分も18の時、大学通うのに初めて親元を離れて一人暮らしをしたッス。
うるさい家族から解放されて嬉しかったけど、ある日ちょっと落ち込むことがあって…
その時は、何だか世界で自分だけがひとり取り残された感じがして、
この上なく心細かったりしたものッスよ」
「何があったの?」
「…」
私は別に心細いわけではない、という答えを勝手に予想していたのだが、
冥は意外にも話題に乗ってきた。
糸鋸は少し照れ笑いを浮かべながら、思い切った声で言う。
「女の子にフラれたッス!」
冥は思わずプッと吹き出してしまった。
「あはは…、あ、あなたが…女の子にフラれて、ホームシック!?……く…ふ、ふふふっ…ハハハ…」
助手席で遠慮も何も無く笑い転げる冥に、糸鋸はちょっとホッとして(内心、いくらか複雑な気分を覚えながら)、
「でも、そんなのもすぐ慣れっこッスよ。 …それだけ、言いたかったッス」
「…ふふふ、女の子にフラれるのが?」
楽しげに笑いながら切り返す冥の言葉に、糸鋸は半ば本気になって答える。
「ち、違うッス!一人暮らしのことッス!
何度フラれたって、あんなの慣れたりしないッス!」
むろん、冥の場合は大学に通うために上京してきたのとはわけが違うことはじゅうじゅう承知のうえだった。
冥はまだクスクス笑いながら、笑いすぎてこぼれ落ちた涙を指で拭いながら「冗談よ」と言った。
「…ありがとう、刑事」
そんな風に答える言葉はしかし、全くもって彼女らしくない。
無理もないことなのは、糸鋸にはよく分かっていた。
如何に「天才」と呼ばれる人種でも、若さゆえの未成熟さだけはどうなるものでもない。
最初の2ヶ月こそガムシャラな(糸鋸が辟易するほどの)働きぶりでそんなもの微塵も感じさせなかったが、
考えてみれば冥が不安でないはずがないだろう。
若干18という歳から遠い異国の地で一人暮らす少女の胸の内など、糸鋸には想像もつかなかった。
ましてや、彼女の父親は服役中の犯罪者である。
周囲からどのような目を向けられ、また裏でどのような言葉でなじられているのかも知っていたし、
しかし彼にはどうすることも出来なかった。
(…せめて、御剣検事が居てくれれば)
つくづく糸鋸はそう思わなければならなかった。
もともと兄妹のように育ってきたと聞いている。彼女の支えになってやれる人間といえば、
糸鋸には彼以外に思い浮かばなかった。
御剣の消息は未だ不明だが、冥は彼を探し当てた後はどうする気なのだろうか?
「復讐の相手」
そう彼女は言った。
だが、それがこの少女特有の強がりであることを見抜けないほど糸鋸も馬鹿ではない。
おそらくは自分の国へ連れ帰るために、はるばるアメリカからやってきたのは間違いなかった。
見つけ次第、彼女は御剣の首根っこに縄(いや、鞭か)をかけてでも引っ張って行くつもりだろうか。
いずれにせよ、とにかく御剣のそばに居たいというのが本音なのだろう。
…どうもその願いが叶うまでは、彼女は頑として日本に留まる気でいるようだった。
それは一見して強さのように思えるが、反面彼女のこの上ない弱さでもあるのだと糸鋸は考える。
彼女が(おそらく)心のよりどころである御剣を取り戻そうとする。…それは分からない話ではないが、
そのために今現在この娘が独りぼっちでいなければならないのは矛盾のように思えてならなかった。
…だが、糸鋸はそう思いはしてもそれを上手く伝えられるほど多弁な男ではない。
何より、その言葉を同情に取られかねないし、それは冥にとって面白くはないだろう。
だから彼にはどうしようもないのだが、
触れれば折れてしまいそうな体と小さな肩にのしかかる重圧がいつか彼女を押しつぶしはしないかと、
この男にはただそればかりが気がかりだった。
「ここで結構だわ。ありがとう」
狩魔冥にふさわしい豪奢な大マンションの前で、糸鋸はビートルを停めた。
周囲も高級住宅地には違いないが、
その西洋風(ロココ調とでも言うのか)の趣味に彩られた建物は、ひときわ異彩を放っている。
(…はぁ、すごいもんッスね)
自分の住むボロアパートとは無論比べるべくもない。
「明日は非番ね。…良い休日を」
冥はシートベルトを外してそう言うと、ドアを開けた。
「また月曜に。狩魔検事」
「…」
クルマを出てドアを閉めようとして、冥はふと動きを止めた。
「?」
糸鋸がどうしたのかと口を開こうとするのを遮り、冥は一言、小さく漏らすように言った。
「…ひとつだけ間違っているわ。私、もう19になったのよ」
そしてビートルのドアを閉めた。バン、という金属的な音が鳴り響く。
(えっ…)
糸鋸は彼女の言葉にどう答えるべきか、その一瞬では判断できなかった。
「誕生日おめでとう」などという言葉が浮かんでくるころには、冥の後ろ姿は既に大玄関のむこうである。
この時ばかりは、糸鋸はどうしても上手い機転を利かせられない自分の性分が恨めしかった。
(…)
口調や顔色こそ普段となんら変わりなかったが、糸鋸は彼女の今の一言に、
気を張るばかりで素直に寂しさを表現することを知らない冥の悲しさを垣間見るのだった。
続く
神キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!
うをををを、ダブルで神が!
マックス×ミリカが!ハミイトノコ物語が!!
漏れは生涯一の幸せもんです!ありがとうございまつ!
795 :
名無しさん@ピンキー:03/02/19 01:42 ID:JsI68r9R
ホシュ用にナルメイ書いてみた
目指したものはソフトエロだったんだが
できあがったのは、どう贔屓目に見ても冗長なレディコミもどき……
顔洗って一昨日どころか一昨年出なおしてきまつ(∩Д`)゚。
796 :
名無しさん@ピンキー:03/02/19 01:50 ID:bKbGHbX2
797 :
名無しさん@ピンキー:03/02/19 02:04 ID:bKbGHbX2
>795
夜中に書いたものは翌朝見返すと
すごく恥ずかしくなることがあるよね・・・。
でも本音はレディコミでもいいから読みたいん。
胴衣
>798
まさにその通りでございます
夜中にもの書くもんじゃありませんね。
でも夜中って筆が進むんだよな(´・ω・`)
レディコミでもいいという暖かいお言葉に調子に乗ってうぷしてみまつ。
前言い訳
前置きが長いのは仕様でつ
気がついた時、彼女は雑踏の中を歩いていた。
何か考えたい事があると人ごみに紛れて歩く、それがアメリカにいた時からの彼女の癖のようなものだった。
どこにいるよりも、そこで彼女は独りでいられた。独りで考え、そうして彼女はあらゆる困難を独力で解決し、全てに勝利という結果を得てきたのだ。
しかし彼女は今、その独りの世界で、生まれて初めての屈辱を噛み締めていた。
容易く勝てるはずの勝負だった。
木槌の音──それはいつも彼女に勝利を言祝ぐもののはずだった。
しかし今日、それは彼女の敗北を告げた。
(何故あんな男に……)
凡庸な男に見えた。
彼女にとって全能である父が、彼女のよく知る怜悧な彼が、相次いで敗れた相手にはとても見えなかった。
だからこそ、一族に注がれた汚辱を自分が消し去る。そう決意してこの国へやって来た。
けれど彼女は敗北した。
歯を食いしばり、前を見据え、彼女はただ雑踏を歩く。そこには音も色も無く、世界にいるのは彼女だけだった。
「狩魔検事?」
不意に彼女の世界に音が現れた。
声に振り向くとそこに、つい先ほど彼女に敗北を与えた男が立っていた。
「成歩堂…龍一……」
成歩堂は彼女の呟きに苦笑する。
「どうして僕を呼ぶときフルネームなんですか」
世界中の誰に出会おうとも、今は会いたくない、絶対に見たくない顔だった。
「こんな所で何をしている」
彼女は震える声を抑え、やっとそれだけ搾り出した。
「何って…事務所に戻るところですけど──狩魔検事こそ、どうしてここに?」
笑って首を傾げる成歩堂を彼女は一瞥する。
「そんな顔をしていられるのも今のうちよ。せいぜい楽しんでいるがいいわ」
そう言って狩魔冥は、彼女の世界から成歩堂を閉め出した。
残された成歩堂は立ち尽くし、ただ彼女の背を見つめていた。
裁判所に程近い静かな公園のベンチに彼は座っていた。
「お疲れさま、なるほどくん」
そう言って差し出された缶コーヒーを成歩堂は受け取って笑みを返す。
「ありがとう真宵ちゃん。今日も何とか無罪が勝ち取れた……我ながらヒヤヒヤギリギリドッキドキだったけどね」
「ほんとだよ〜。なるほどくんの裁判はいっつも崖っぷちに足の小指一本でひっかかってる感じだもん。心臓に悪いったら」
その言葉に彼は少々眉根をよせる。
「それはちょっと言いすぎだろ。せめて普通に手の小指くらいにしてくれよ」
「それ、本気で言ってる?」
真宵の冷たい視線が、成歩堂に突き刺さる。
「足の小指と手の小指のどこがちがうの?」
そう訊かれて彼は頭をひとつ掻いた。
「…………気持ちが違う…………」
さらに絶対零度に下がった真宵の視線に耐えかねて、コーヒーを一気に飲み干した。
そんな成歩堂を見て真宵は笑った。
「しかたないなぁ、そういうことにしといてあげるよ。……あ、カンについてるシールちょうだいね、最近はみちゃんとふたりではまっちゃってさ〜、いろいろ集めては応募してるのー」
「カンごとあげるよ」
「ありがとう〜──って、よく考えたらこれあたしが買ったんだった」
そんな会話に思わずふたりで笑いあった。
辛い事件が続いても、真宵はいつも成歩堂を明るい気分にさせてくれる。
少々抜けているのも確かだが、その明るさに救われている。
「さてと、僕はまだちょっと用事があるから、真宵ちゃんは先に事務所に帰っててくれるかな」
つい先ほどひとつの裁判が終った。その最後の手続きをする為に成歩堂は留置所へ行かなければならなかった。
「うん。じゃ、なるほどくんが帰ってきたらラーメン食べに行こうね」
「了解、それじゃまた後で」
真宵の背中を見送って、彼は雑踏へと踏み出した。
確かに今日の裁判もギリギリだった。やっとひとつの証言を突き崩したと思った瞬間、またひっくり返され、そこから再び逆転する──その連続。
自分でもどうしていつもこんな苦しい闘いになるのか不思議で仕方がない。
そう考えながら、彼の思考はまた別の方向へ向かう。
真宵と同じ年のあの少女。
薄く銀に近い髪と酷薄な瞳を持つ彼女は、冷静に彼を見据え、時に狡猾に笑う。
彼女の不思議な色をした瞳を思い出していた時、彼の目の前にその本人が現れた。
徐々に近づく彼女の表情にはどんな感情の色も見えなかった。彼女の目は何も映していないし、おそらく彼女の耳には何の音も届いていないだろう。
先の裁判の後、偶然会った時と同じに、彼女は雑踏をひとり、歩いているのだ。
これまで様々な問題を、彼女はそうやって独りで処理してきたのだと、何となくそう思った。
すれ違いざま彼女の肩に手をかけた。
「狩魔検事」
引き止められ、肩に掛けられた手と彼の顔を見て──それは怒りのものではあったのだが──彼女の顔に色が戻った。
「またなの、成歩堂龍一。こんなところに…」
そう睨む彼女に、彼は笑んだ。
「そんなに睨まないで下さいよ。散歩ですか? 狩魔検事」
「私が何をしようと、関係ないでしょう」
取り付く島もない、そう心中で苦笑しながら、彼は狩魔冥に言った。
「まぁそう言わずに、お茶でもどうですか?」
不意の申し出に一瞬彼女の瞳に動揺の色が過ったが、すぐに平静を取り戻す。
「なぜ私が成歩堂龍一なんかとお茶を飲まなければならないの」
冥らしい物言いに、彼は証人を追い詰める時の笑みを向けた。
「いいじゃないですか。すぐそこに美味しいコーヒーをだす店があるんです。おごりますから行きましょうよ」
そう言いながら半ば強引に彼女を引っ張る。
勿論彼女は抗議し、また抵抗を試みたが強い力で腕を引かれ、渋々と店へ向かった。
この時はじめて、彼女は自分がいつも携帯しているはずの鞭を忘れて来た事に気付く。
不覚……彼女はそう天を仰いで小さな喫茶店に入った。
コーヒーは温かな湯気と香りともにテーブルに運ばれてきた。
「狩魔検事、砂糖は?」
「いらないわ」
「じゃ、ミルクは?」
「いらない」
「通ですね〜、やっぱりコーヒーはブラックですか」
そう言いながら、彼は自分のコーヒーに2杯の砂糖とミルクをたっぷり注いだ。
そのまま無言でコーヒーをすする彼を冥は睨む。
「一体何を企んでいるの。こんなところに人を連れ込んで」
自分を睨み据える彼女に、成歩堂はひとつ溜息を吐いた。
「連れ込むって、人聞きの悪い。とりあえず裁判は終ったんだから、もう少し…その…仲良く…しましょうよ」
冥は皮肉な笑みを浮かべた。
「馬鹿が馬鹿な意見を馬鹿らしく述べるわね」
「はぁ」
「例え裁判が終っても、検事と弁護士は敵同士。その関係が崩れる事はないわ」
「そうですか? 僕はそうは思いませんけど」
「なんですって?」
不審そうに聞き返す冥に彼は、頭を掻いて答える。
「敵とか味方とか…そんなの関係ないでしょう」
「どういう意味かしら」
「裁判の結果真実が判った、それじゃいけませんか?」
事も無げな物言いに、冥は無性に腹が立った。
「それは自分が勝ったから言える言葉よ。もし負けていたなら、そんな暢気に笑っていられないわ」
彼は困ったような笑顔を冥に向けた。
「もし僕が裁判に負けていたとしたら…それは僕の依頼人が犯罪を犯していた、そういう事なんじゃないかな」
「え?」
「僕は依頼人の無罪を信じて裁判に臨んでいます。そしてそれが正しかったから、僕の依頼人は無罪判決を受けてきたんです。
だけど、もし僕の依頼人が実際に犯罪を犯していたんだったら…僕の依頼人は無罪判決をもらえるはずはない。いや、無罪になってはいけないんです」
「そん…な」
カップを下ろし、彼は冥の瞳を見つめる。
「狩魔検事、君は被告の有罪を信じて裁判をしているのかな」
「なっ!?」
「僕にはそう思えない。そう君も含めて…み…いや、君のお父さんの狩魔検事にしたって、本当に被告が有罪だと思って裁判に挑んでいるんだろうか」
「それは……当然でしょう!」
「君たちは被告の有罪を唱える。時には証言を操作したり、証拠をでっちあげたりしてね」
「そんな事!」
していない──いつもならば平然と言える言葉が、今日に限って言えなかった。実際に彼女の父は15年程前告発された。この男はそれを知っている。
冥自身もこれまで幾度となくやってきた事だった。完璧な『勝利』の為に。
「本当に被告に罪があるなら、そんなでっちあげをしなくても有罪になるは……」
「馬鹿と馬鹿馬鹿しい議論をしている馬鹿な暇は私にはない」
彼の言葉を遮って冥は立ち上がった。
「成歩堂龍一、今度こそ、そんなふざけた事が言えないようにしてあげる。楽しみにしてらっしゃい」
そう言って彼女は店を出て行った。
残された彼は、結局一口もつけられなかった冷めたコーヒーにたつ波紋を見て呟いた。
「本当に美味いのにな……」
(狩魔検事の言う事にも一理あるか。もし僕が負けていたら……今みたいな事は言えなかったかもしれない。)
そう彼は自嘲する。
(まぁ何にせよ…あんな顔をして街を歩かれるよりは、怒っている方がずっといい。)
甘いコーヒーを飲み干して、彼は席を立った。
桜もそろそろ散ろうとする季節、成歩堂法律事務所は暇だった。
その上気だるい春の暖かさからか、どうもいまひとつ元気が出ない。それで暇にあかせて手紙の整理をしていた。
「何だこれ?」
「どうしたの? なるほどくん」
成歩堂の独り言に真宵が問い掛けた。
「うーん、旅行に当選したとか何とかいう手紙が来てるんだけど、覚えがないんだよな」
「え、ほんと!?」
真宵は成歩堂が持っていた手紙を奪い取り、その文面に目を走らせた。
「そんなの応募した事もないよ。何かの勧誘のDMかな」
「違うよなるほどくん。これ、こないだあたしとはみちゃんで出した懸賞だよー!ほら、覚えてない? なるほどくんにもシールもらったでしょ、コーヒーの」
そういえばそんな事もあったかもしれない、あれは確か冬だった。
「あたしとはみちゃんとなるほどくん、それぞれの名前で応募したんだけど。そっかー、当たったのかー」
満面の笑みを浮かべる真宵に、成歩堂も笑んだ。
「よかったね真宵ちゃん。それって何人行けるの?」
よくあるペア旅行やご家族4名様まで、というのを期待して、あわよくば自分も行きたい成歩堂だった。
「ひとりだよ」
「ふーん。それじゃ、気をつけて行っておいで。お土産はたっぷり頼むよ」
自分は行けないと踏んで、急にそっけなくなった成歩堂に真宵はからかうように笑った。
「何言ってるの。これ、なるほどくんの名前で当たったんだから、なるほどくんが行くんだよ」
「へ?」
「こういう懸賞って、人に譲れないんだよ。当選者だけの権利なの。知らないの?なるほどくん」
そんな事を応募した事のない成歩堂が知るはずもなかったが、真宵はそれが一般常識であるかのように説明する。
「それじゃ……」
「うん、なるほどくん一人で行ってきてね。一人が寂しかったら、あたしとはみちゃんの旅行代をなるほどくんが出してくれてもいいよ?」
「最近暇だしそれもいいね。男一人で旅行に行ったって仕方ないしなぁ。行き先はどこ?北海道とかだったらちょっと楽しそうだ」
「へへーほんとに旅費出してくれる?……アメリカなんだけど」
「はぁ!?」
「だから、アメリカ。えーっと米の国、って書くんだっけ?」
アメリカまでの往復の旅行代と滞在費ふたり分、考えただけで眩暈を覚える成歩堂だった。
「うそだよ。……一人で行っておいでよ、なるほどくん」
「え?」
真宵の言葉に何か含みを感じて聞き返した。
「アメリカには、かるま検事さん、いるんだからさ」
「な、何でそこに狩魔検事の名前が……」
狼狽える成歩堂に構わず真宵は続けた。
「なるほどくんて、ほんと正直なんだもん。かるま検事さんがいなくなって、ずっと元気ないし…そりゃわかるって」
抜けてるようで鋭い乙女の直感。そんな妙なフレーズが成歩堂の頭を巡った。
「ね、行っておいでよ。そしたらその間にあたしは御剣検事さんのところに……」
「何! 真宵ちゃん。それはどういう事だよ! いつの間にっ」
御剣とつきあっているのか、そう訊ねようとした成歩堂に真宵は照れ笑いする。
「えー……だって、御剣検事さん、かっこいいじゃなーい。それにトノサマンの事とかすっごく詳しいしー」
その答えに成歩堂は少し安堵した。
(そうか、トノサマンか…その程度なら大丈夫…かな? 御剣が好きとか、そういうんじゃないんだよな?)
「だいたいもし万が一、あたしが御剣検事さんと何かあったって、なるほどくんには関係ないでしょー」
そう笑う真宵に、少々真剣な面持ちで成歩堂は言った。
「関係ないって事はないだろう。真宵ちゃんのこと、千尋さんから頼まれてるんだぞ、妹みたいなもんなんだから」
「えー! そんなぁ、あたし…もっと素敵なお兄さんがいいなー」
「……いいけどね…別に」
成歩堂は、真宵のつっこみにいじけたように答えた。
「ほらほら、いじけてないで、行くの? 行かないの?」
「……う〜ん……」
数週間後、成歩堂は機上の人となった。
見送りには真宵と晴美はもちろん、何故か御剣とイトノコ刑事までが来ていた。
「さ、真宵さん晴美さん、お宅までお送りするッスよー」
「ありがとー、イトノコさん。でもあたしちょっと小腹がすいちゃったんだけど」
「了解ッス、帰りにどこかに寄って食事するッス。いいッスよね? 御剣検事」
「ああ、まかせる」
「それじゃ車取って来るッス」
「おひげのけいじさん。わたくしも駐車場に行ってみたいんですが、だめでしょうか。最近色々なお車を見るのが趣味になってしまったんです」
何故か照れたように言う晴美にイトノコも笑う。
「もちろんいいッスよ。それじゃ御剣検事、真宵さん、正面で待っててくださいッス」
慌しくイトノコが晴美を連れて駐車場に向かう背中を見ながら、御剣が真宵に──彼にしては──優しく微笑んだ。
「本当にこれで、よかったのかな? 真宵君」
「え?」
「アイツは何も考えずにメイの所へ向かった。──君の気持ちは、それでいいのか?」
虚を突かれた真宵は、それだけでもう笑顔の仮面を被ることができなかった。
「だって、なるほどくん…うれしそうだったんだもん……」
大粒の涙が真宵の頬を伝う。
「なるほどくんが…うれしいなら…それで……あたし……」
「やはりあいつは大馬鹿者だ。傍にこんな素敵な女性がいるのに気付かない」
泣きじゃくる真宵の肩をそっと御剣は抱いた。
「ふ…ふえぇぇぇぇ」
御剣はしがみついてきた真宵の背を優しく撫で続けた。
長時間のフライトを終え、何とか滞在先のホテルにチェックインした成歩堂は、くしゃくしゃになった一枚の紙切れを睨んでいた。
それは、御剣が調べた冥がいるであろうと思われる住所の写しだった。
(とりあえず、場所だけでも調べてみるか)
ホテルの玄関を一歩踏み出すと、様々な肌の色をした人々の姿が見える。
(こんな雑踏で狩魔検事に会ったっけ)
つい感慨に浸っていた成歩堂の目に、信じられないものが映った。
その姿は、間違いようもなく狩魔冥、その人だった。
お互いがほぼ同時に互いの姿を見つけたのだろう。ふたりとも凍ったように動けずにいたが、先に話し掛けたのは成歩堂だった。
「や、やあ、狩魔検事。げ、元気そうだね」
驚きよりも動揺を強く面に表した冥は、日本で見たどんな彼女よりも年相応見える。
しかもタートルネックノースリーブにミニスカートで、本当に普通の少女に見えた。
「こんな所で偶然出会うなんて……あの、えーと…よかったらラウンジでお茶でも……」
「何故こんな所にいる、成歩堂 龍一!」
「やっぱりフルネームで呼ぶ?」
もう何度そう思った事だろう。
「私を笑いにわざわざ来たの!!」
「そんな事するはずがないだろう!」
「じゃあ何をしに来たっていうの。お前の顔など二度と見たくなかったのに!」
こんな感情的になった冥を成歩堂は見た事がない。裁判でエキサイトしている時でも、あくまで冷静に対処しようとしていた検事狩魔冥の表情ではなかった。
しかし、二度と顔を見たくないと言われたのには、流石の成歩堂も憤慨したようだった。
「懸賞でたまたま当選したから来たんだ! 僕だって君の顔が見くてこんなところまで来るもんか!」
売り言葉に買い言葉とはこの事である。
「そう、それならもう二度とその顔を見なくて済むように、早々に立ち去りなさい」
今度は冷たく冥が言い放った。
「ああ、言われなくてもそうするよ!」
成歩堂は踵を返し、ホテルの中へと向かった。
それでもやはり気になって、成歩堂は振り返る。冥がいたであろう場所へ視線を流した。
──果たしてそこに冥はいた。
その瞳から流れる涙は幾筋も頬を伝い、または顎へ沿って零れ落ちる。
ただ涙を流して、冥はそこに立ち尽くしていた。
「か、狩魔検事!」
思わず走り寄った成歩堂は、冥の肩を両手で掴む。
「どうしたんだ。何をそんなに……」
冥の小さな小さな呟きが成歩堂の耳に届いた。
「どうして…こんなところに…いる………」
その弱々しい声に弾かれたように成歩堂は、強く冥を抱きしめた。
「君に……君に…あいたかったんだ!」
成歩堂の叫ぶような声を聞きながら、冥は涙を流したまま抱きしめられていた。
ホテルの成歩堂の部屋にコーヒーの香りが広がる。
「ブラックで、よかったよね?」
目を赤くした冥は小さく頷き、大人しくソファに掛けていた。
ゆっくりとカップに口をつける。
「よかった、今度は飲んでもらえた」
微笑む成歩堂に冥は首を傾げた。彼が何を言っているのか一瞬判らなかったが、すぐに今年の初め、無理やり連れられて入った喫茶店の事を思い出した。
「あの時のコーヒーの方が、ずっと美味しいとは思うけど。まぁ君は飲んでなかったし」
彼もカップを持って冥の隣に座ったが、どうにも気まずい空気が流れた。
──今度は冥がその沈黙を破った。
「私に会いに、来たと言ったわね?」
小さな、法廷での彼女からは考えられないほどにか細い声で、そう成歩堂に問うた。
彼女から顔を背け、強く瞼を閉じて、答えた。
「そうだ……君に、会いたかった。君が…………好きだから……」
搾り出すようにして発せられた声に冥が再び訊ねる。
「私が、好き?」
「ああ」
「だから、あいに、来たの?」
「そうだ」
成歩堂はまっすぐに冥を見る事ができなかった。ただきつく目を閉じて、問われるままに答えた。
長い長い間があった。──いやそれは一瞬だったかもしれない。だが、彼にとっては長い時間が経った気がした。
成歩堂は頬に柔らかく冷たく、そして小さく震えるものを感じた。
冥の掌が、指が、成歩堂の頬を撫でていた。そして一瞬唇に、触れた。
成歩堂は目を瞑ったまま冥の手を自分の手で覆った。そしてその掌にくちづける。
唇はそのまま手首をなぞり、腕の内側を徐々に上ってゆく。腕の付け根に届くと今度はその剥き出しの肩にキスした。
その間、冥は何の抵抗もせず、成歩堂のなすがままになっている。
肩から首筋をつたった唇は、とうとう冥の下顎に到達し、そこからゆっくりと冥の唇を塞いだ。
触れるだけの唇は徐々についばむようなキスに変わり、次第に深いくちづけに変わる。
息をつくために開いた冥の口へ狙いすましたように、成歩堂の舌が侵入した。
成歩堂は情動のままに冥の舌を絡め取る。
たどたどしくそれに応える冥の舌が愛しくて、彼女の舌を甘噛みした。
気の遠くなるようなキスの後、ふいに冥は浮遊感を覚えた。それはほんの数秒で、自分がどこかへ座らされたのだと気付く。
成歩堂はやっと目を開き、冥を抱き上げて、ベッドルームへ向かった。
そっと彼女を下し、隣に座る。
先程とは逆に、今度は成歩堂が冥の頬を撫でた。
冥は成歩堂の掌にキスして、目を開いた。
しばし見つめあい、そうしてふたり、やっと笑いあった。
それは互いに初めて見る笑顔だった。
再び唇は触れあい、濃密なキスを交わす。
お互いの唇を柔らかく噛みあい、歯列を舌でなぞる。
ふたりは一言も言葉を発しない。ただ冥の吐息が少しずつ甘く蕩けるように色づいてゆく。
ふと冥は何も纏っていない自分を自覚し、そして肌と肌の擦れ合う熱を感じていた。
存分に冥の唇を味わった成歩堂の唇は、冥の瞼に触れた。次に冥の小さなホクロをなぞり、耳朶を食む。
やっとお互いを隔てる衣服を剥がし終わった成歩堂の腕は、小刻みに震える一対の丘へ向かった。
触れた柔らかな乳房の感触に酔い、あくまで優しくもみしだく。だが決して濃い桜色に染まる突起には触れなかった。
うなじをつたった唇は、背中をなぞりはじめる。
冥にはもう自分がどんな格好をしているのかさえ判らなくなっていた。
導かれるままに身体を動かし、両の腕は成歩堂の胸板と背中を触れてるのが背一杯だったが、その拙い愛撫は成歩堂を余計に昂ぶらせた。
背中を隈なく舐め取った唇は、次にわき腹を這った。
冥にとって、普段ならばくすぐったいだけのはずの場所だが、今は熱く蕩けそうになる。
荒く甘い吐息だけがベッドルームに満ちた。
わき腹を這った唇は、ほんのり色付いた乳房にやっと辿り着く。
成歩堂の左手は冥の乳房を柔らかく揉み、右手は足首から太腿へむかって撫でながら上る。そうしてもう片方の乳房に熱い吐息が触れた瞬間、唇が唐突に乳首を捕らえた。
「ああッ」
今まで吐息と肌の擦れ合う音以外しなかったベッドルームに初めて冥の声が響いた。
自分の発した甘い声が恥ずかしくて、冥は自分の口を手で塞ぐ。
すると耳の後ろから急に声がした。──掠れた声が懇願する。
「我慢しないで…冥の、声が聞きたい」
初めて『冥』と呼ばれた声で、彼女の背中を何かが駆け上る。
ゆっくりと力強く口を塞ぐ手を外された。
「やぁっ、こんなの……違う…私の声じゃ…な……あっ」
「もっと聞かせて、冥の可愛い声」
執拗に乳首を咥え、吸い、弄る。
その度に冥は細く高く声を上げる。
太腿に伸びた腕が遂に冥の中心にとどいた時、既にそこは蜜で溢れていた。
充血しきった乳首から離れた唇もそれを確認する為に下腹部へ移動を始める。
敏感な緋色の真珠を目で舌で味わうと、色付いた声は一層高く響いた。
溢れた蜜を舐め啜ると、静かな水音が冥の耳に届いた。
挿しいれた舌を襞が押し返そうとするが、成歩堂は意に介さない。
深く浅く何度も出し入れされる舌で更に水音が大きくなっていた。
それに気付いた冥が再び羞恥に身悶えると、成歩堂が囁いた。
「もう…我慢できない」
その声に冥は頷く。
大きく広げられた両足の間に成歩堂がいる。そう思うだけで冥は恥ずかしくてたまらなかった。こんなみっともない格好をするとは思ってもいなかったのだ。
「冥、綺麗だ」
「うそ…こんなみっともない格好…なのに……」
「そんなことない、冥が僕を待ってくれてる証拠だ」
狭い入り口に成歩堂の欲望があてがわれた。
それを感じて冥は少しだけ震える。けれど彼女の奥深くでそれを求める疼きがあった。
「は…あっ」
身体の内側へ侵入しようとする成歩堂自身を冥は必死で受け入れようとしていた。
ぷつりと、何かが弾ける音を冥は身体の中で聞いた。多くはないが決して僅かではない痛みが冥を襲う。
だがそれは嫌な痛みではない。冥にとって、何か達成感さえ覚える痛みだった。
初めて男を受け入れる襞は、先ほど十分に舌で慣らされてはいたものの、やはりサイズの違いは如何ともし難いらしく、成歩堂の侵入を拒む。
けれど成歩堂はその抵抗をゆっくりと押し退ける。
やっと全てを収めきった成歩堂は冥に深く熱くキスした。片手は乳房の、もう片方は身体の中央、その敏感な芽を摘み擦る。
痛みで冷めかけた冥の思考が再び蕩け始める。
「く…う」
けれど成歩堂は抽送を始めない。ただ深いキスを与え、冥の感じる場所を探る。
「や…ぁ」
もぞもぞと冥の腰が動き始めたが、それでも成歩堂は動かない。
そうするうちにもどんどん昂まってゆき、ついに冥は一際高い声とともに高みへと達した。
やっと少し冷静になった冥だったが、未だ自分の中にいる成歩堂を不思議に思う。
「……どうして…動かない?」
低く掠れた声が答える。
「気持ち、良すぎて。もったいないんだ。ずっとこのまま入っていたい気分」
その言葉に耳まで真っ赤になる冥に成歩堂は優しく笑む。
「それに、初めてだと痛いだろ? だから、僕が治まるまでこのままでいさせて」
成歩堂は、初めての相手には動かない方がいいと経験上感じていた。慣れてきてからなら、相手に負担をかけずにすむ。
冥とこれから先があるのか? という疑問はこの際封印しておくことにした。
「……ずるい」
「え?」
「私だけ、なんて……ずるい」
「な、何が?」
冥の言葉の意味が判らず、成歩堂は焦った。
「私だけ気持ちいいなんて、ずるい」
冥は少し膨れっ面になっている。
「……龍一にも…気持ちよくなって…欲しい……あっ…」
その声に反応して、冥の中の成歩堂が更に大きく硬くなった。
これまでフルネームで呼ばれはしても、龍一、と呼ばれたのは初めてのことだった。
そのうえ冥にそんな可愛い事を言われてしまっては、反応するなと言う方が無理だった。
「それに……」
「それに?」
思わず鸚鵡返しになってしまう成歩堂。
「何か、奥の方がじんじんしてる……」
冥の言葉は、易々と彼の我慢の限界を超えさせた。
「ごめん。もう我慢できない」
そう言うが速いか、成歩堂が抽送を始めた。
冥の中は狭くて柔らかい。このまますぐにでもイってしまいそうになるのを堪える。
堪えれば堪えるほど冥が辛いのだという事は、既に頭から消え去り、成歩堂は先程までの優しい愛撫を忘れたように、激しく抜き差しした。
冥にはもちろん快感よりも痛みの方が大きかったが、自分ひとりイかされた時よりも喜びは大きかった。
濡れた肉と肉の擦れる音に恥らいながら、冥は全身で成歩堂を感じる。
そしてとうとう成歩堂は、彼の白く濁った欲望の全てを冥の中へ吐き出しす。
同時に狩魔冥は、これまで感じた事の無い幸福感を胎内で感じていた。
(今度は法廷で会うはずだったのに…ね)
満足そうに眠る成歩堂の横で、冥は一枚のカードを見つめて──笑った。
長いよ
もちっと短いのキボンヌ
キタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
乙ですた〜
成歩堂をみんなが見送るシーンを読んで
御剣×真宵が読みたくなりますた。
だ、誰か・・・
821 :
496:03/02/22 01:32 ID:37GbgxR2
ナルメイお疲れ様です!
はみと真宵がシールを集めてたり、はみがクルマ見るの好きだったりと、
意外なようでいて自然な描写が新鮮ですた!
SS書きが増えそうで嬉しいです。是非とも続編か新作希望します!
…ひさびさに「2」やってみました。
たしかにハミトイトノコじゃ春美の口調が違うな〜。
糸鋸の性格は主人公になってる分多少変化してても仕方ないと割り切ってたけど、
あまりマイキャラ入ってくると興ざめしそうなので気をつけないと…
授業参観の日曜日。
父兄は10時までに学校へ行けば良いとのことで、糸鋸は春美が家を出た後、
めずらしく髭を剃り、こぎれいなスーツに着替えて家を出た。
いつもの習慣でコートに袖を通すところだったが、
考えてみるとこのコートはいつも女性陣には不評である。おまけに暑苦しい。
「春美の保護者として恥ずかしくないように」
というキミ子の言葉を思い出し、今日くらいはポリシーを捨てて行くことに決めた。
いつも左耳にかけている赤鉛筆も、便利だがあまり見目良いものではないのでやめておく。
そしてアパートの階段を降りたところで、糸鋸はふいに思い出して部屋に戻った。
(…大変な忘れ物を)
それは冥がアメリカから戻ってきた直後に彼女から渡された「リモート・ベル」である。
平たく言えばふた昔前のポケット・ベル(2018年現在、一般にこれを持っている人は皆無といっていい)なのだが、
医療機関内でも問題なく使用できること、
衛星通信と地下のケーブル・アンテナを使用しており地球上であれば大体どんな場所でも受信できること、
そして哀れなことに糸鋸自身には知らされていないのだが、
持ち主の位置がたちどころに分かる探知機の機能を備えていた。
「緊急のとき連絡がつかないのでは話にならないでしょう?」
という冥の提案で持たされることになったのだが、
実際携帯電話の通じない場所に居ることなど滅多にないので、連絡に使われたためしはほとんど無い。
そのくせベルを忘れて仕事に来ると、決まって冥の鞭が飛んでくるのだ。
それをポケットにつっこんでから、糸鋸は再び階段を降りビートルに乗り込んでエンジンをかけた。
…そうまでして身だしなみには気を使っていたにも関わらず、糸鋸の姿は場違いだった。
およそ授業参観には似つかわしくないモリモリとした筋肉質の巨体が、
普通のサラリーマン風のお父さんやご婦人方に混じり小学校のクラスの後ろで授業の風景を眺めているのは異様であった。
他ではPTAなどで顔見知りなのか、父兄同士「いつも子供がお世話になって」「こちらこそ」などという会話が聞こえるのに、
糸鋸に話しかけてくる親など居なかった。
(第一、世代がひとつ違うッス)
見たところ、20人以上いる父兄の大半が30代後半から40といったところだ。
見たところこの中で糸鋸はかなり若い方だろう。
実際はそれ以前の問題なのだが、とにもかくも鈍い彼でさえ自分がまずい場所に居ることだけは自覚していた。
(…あ)
そんな時、前に座っていた春美が振り向いて、小さく手を振ったのだった。
春美の後ろの席に座っていた活発そうな男の子がその目線を追って糸鋸を一瞥した後、
耳打ちするように春美に言った。
「…え?あれ、はみちゃんのお父さん」
「うん」
そんな囁き声が、聞こえてくる。
授業中のお喋りは感心しなかったが、どうやら友達とも上手くやっているようだった。
少し安心してその様子を眺めていると、
「お父さんに似なくて良かったねー」
という声まで聞こえてくる。
「こらっ、そこ!授業中にお喋りしないっ」
ガックリとうなだれる糸鋸をよそに、案の定クラス担任である女先生の注意が飛んだ。
糸鋸の耳に届いたということは、周囲の子供たちや父兄らにも聞こえていたのだろう。
ドッと笑い声が沸き起こった。
(ん…?)
糸鋸が顔を上げると、そんな中春美はこちらを向いてちろりとイタズラっぽく舌を出して笑った。
「ハハ…」
糸鋸も小さく手を振り返してからウィンクする。
「仲がおよろしいのですね。娘さんと」
そんなざわめきの中、
先ほどは怪訝そうな目で自分を見ていた婦人が、おそるおそる声をかけてきた。
「はぁ…。いい娘です」
糸鋸は照れつつ頭を掻きながら、「ッス」といういつもの口癖を押し殺してそう言うと、
その表情の感じの良さに婦人もいくぶん安心したのか、ホホホ…と上品に微笑み返した。
「…息子が失礼しました」
さきほどの少年の父親らしい真面目そうな中年が、申しわけ無さそうに頭を下げる。
「いや」
腹を立てるのも大人げないし、糸鋸はそれ以上授業の妨げの原因になるのも嫌だったので、
「子供は素直が一番ッス」
とだけ言ってニィと愛想笑いを浮かべた。
(…本当、いい娘ッス)
糸鋸は春美の気づかいを感じながら、心の中で反芻するのだった。
そんな事があったものの、あとは終始なごやかな雰囲気のまま授業が進んでいった。
先生の少し難しい質問に春美がハキハキ答えるのを見て、糸鋸は何となく誇らしげな気分である。
友達にも好かれ教師からの信頼も厚い。冥の言葉ではないが正に「完ペキな」子供ではないか。
(ウチの自慢の娘は掃除も料理もできるッスよ!)
と胸を張って言いたいくらいだったが、
同時にそれは保護者としての自分の恥でもあり、そのことについては複雑だった。
自分は果たして、この立派すぎる子供の父親であるに足りているのだろうか?と。
到底、春美の手本とは言いがたいのは自分でよく分かっていた。
むしろ生活面では糸鋸が春美に叱られることの方が多いのである。
父親として果たしている役割といえば、せいぜい安月給を稼いでくることくらいだろう。
実母の綾里キミ子が溺愛するのも改めてよく分かる。
(…綾里、か)
ふと糸鋸はその名を思いとどめた。
今こうして春美に寄せられている多くの人の好意も…もしこの少女が綾里キミ子の娘であることが世間に知られれば、
一体どうなってしまうのだろうか。
考え始めると止まらなかった。
キミ子が出所すれば、春美は彼女のもとに返さなければならない。
そうなればおそらく、(倉院の里かどうかはともかくとして)再び霊媒道の修行を再開させられるに違いなかった。
だが、春美自身はそれを望んでいるのだろうか?
自分との今の生活を捨て、あんな山奥に閉じ込められてひたすら一本の道を歩ませられる事を…
糸鋸は頭をふってその疑念を打ち払おうとした。
(なに考えてるッスか?自分は…)
子供は実の母親のそばに居たいに決まっている。
それはもう何度も考え、幾度も結論付けたことではないか!何を今さら…
その時、授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「…では、今日はここまでにします」
そう言って女性教諭は手にしていた教科書を閉じ、
「お忙しいところとは存じますが、この後ご父兄の皆様には懇談会に出席していただきたく思います。
それではみなさん。今日来て頂いたお父様お母様に挨拶しましょう。…起立ッ」
子供達は「終わったー」「どっか遊びに行こうっ」などと言い合いながら席を立つ。
そして、それぞれちょっとはにかみながら後ろに並ぶ父兄と向き合った。
やがて子供達が静かになって、
「それでは皆さん…」
教師が「礼」と言おうとしたその時、
糸鋸のリモート・ベルがけたたましく鳴り響いた!
「!」
懐からベルを取り出しつつ、顔の色を変えて教室を出る。
無論、出て行くまでに静まり返ったクラス中の注目が彼に集まっていたのだが、
糸鋸は構わず出入り口を塞いでいた父兄に「…すまねッス」とだけ言ってどいてもらい、
バタバタと駆けて行った。
(何て…間が悪いッス!!)
せめてこんな日くらいは、最後まで春美の良い父親でいたかった。
いたかったが、しかし彼の任務は殺人事件の捜査という人の命に関わる仕事である。
春美には悪いと思いつつ、中途半端な父親の真似事のために誰かの命を犠牲にするわけにもいかなかった。
もっとも、春美が実の娘であったとしても、根っからの刑事である彼の行動に変わりはないだろう。
学校の廊下を走りながら音を止めたベルをポケットに突っ込んで、
今度は携帯電話を取り出す。
階段を駆け下りつつ電源を入れ、急いでベルの発信者にかけ直した。
余談だが、リモート・ベルは官給品ではなく(でなければ内緒で探知機能など付けられるはずがない)冥個人が購入した装備である。
むろん、電話の通話先は冥であった。
続く
ナルメイ良かったです!そして自分も820タンと同じく
御剣×真宵が読みたいと思いました。
自分で書いて見たいが文才もネタも無い・・
ハミイトもよかったです!いつもお疲れです。
今回も楽しんで読ませていただきましたよ。
続きが激しく気になります。
798でつ。ナルメイサンクス。胸キュンでした。
勇気出して言って良かった。
気に入って下さった方がいらしてくださったようで嬉しいです
誉められ慣れてないので、ちょっと誉められると
うっ……となって思考停止してしまう性質な私は、つい調子にのって書いてしまいました
前よりは短いので、うぷしてみまつ。
>821
皆様のような立派なSS書きになれるといいなと思います。
「みつるぎ検事さん……」
真宵君が潤んだ目つきで私を呼ぶ。私が近づくと、彼女はそっと目を閉じた。
私は彼女に羽毛のように軽いキスをする。
そのまましばらくその柔らかい唇を味わったが、段々と触れるだけのくちづけがもどかしくなった。
私は感情の昂ぶりを抑えきれずに、彼女の閉じられた上唇を優しく食む。
未知の体験に恐れたのだろうか、僅かに彼女は震えた。私はそれを無視して──しかし最新の注意をもって窺うように──舌で唇の隙間をつついた。
恥らうように真宵君の口唇が開く。
ゆっくりと、だが堪えきれない激情を込めて、私は彼女の舌を絡め取る。
甘やかな真宵君の吐息と、それよりももっと甘い唾液を私は飲み干したいと思った。
私も彼女もすでに衣服は着ていない。
それを少々不思議に思いもしたが、それを深く考える余裕はすでに私には無い。
掌に収まってしまいそうな柔弱なふくらみの感触を楽しんだ。
真宵君はどこもかしこもひどく柔らかく甘い。
私の手は胸を下り、薄い繁みに触れた。そうして彼女の潤んだ秘唇に指を……………………
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
飛び起きた私は、荒い息で肩を上下させている。
私は……なんという夢を……。
そう慙愧の念に悶える私の目に、屹立した布が映った。
……………………思考が停止する。そして一瞬の後、思い直す。
いや、これは男ならば抑制のしようのない朝の現象だ。そうだ、生理現象なのだ。
うん、生理現象には人間逆らえぬからな。
そうだ、トイレだ。トイレに行こう。そうすればこの理性に反する生理的現象など雲散霧消するというものだ。
ザー ゴポゴポゴポ────。
うム、すっきりした。これが本来の私だな。
人間睡眠中には己が思いもしない夢を見るもの。それに少々動じてしまった事は私もまだまだ若輩者ということか。
さて本日の予定を確認しておこう。
今日は土曜日だ。
昨日はコーヒーの懸賞でアメリカ旅行を当てたとかいう成歩堂を見送りに行った。
今にして思えば、メイも成歩堂を憎からず思っているようではあったから……、まぁヤツに運があれば鞭のフルコースを前菜くらいで済ませてもらえるだろう。
私は彼女の弟弟子のようなものだが、幼いメイを妹のようにも思っていたのだ。だから彼女が幸せならばそれでいい。
もし成歩堂とメイがうまくいったとしたら、…………多少複雑な気持ちはするだろうが。
それにしても昨日の真宵君は、見ているこちらも辛かった。
成歩堂の乗るジェット機が飛び立つまで、いや、糸鋸刑事と晴美君がいなくなるまで見事に笑顔で通したのだ。
私が声をかけなければ、家に帰るまで……おそらくはひとりきりになるまで、彼女はああして笑っていただろう。
肩を震わせ、しがみついてくる彼女を思い出せば、心の奥から『愛しい』という気持ちが湧き出てくる。
!? 『愛しい』だと!?
いや、愛しいとは小さきものを慈しむ、そういう愛しさであって、決して邪な思いを持った訳ではない。
そうだ、年若な彼女が精一杯堪えながら、それでも抑えきれずに幼子のように泣く彼女の背中を撫で、少しでも彼女の悲しみを流してやりたいと思っただけなのだ。
震える肩、涙に潤んだ瞳、しがみついてくるまだ薄い身体を、宥める為に抱きしめた。
小刻みに揺れる髪の香り、悲しくも甘い彼女の吐息。そうして流される涙のなんと美しかったことか。
…………いかんな、どうも今朝は妙な方向へ思考が向かってしまう。あんな夢をみたせいだろうか。
そんな思いを振り切ろうと、頭を振る。
?
その時私は妙な感覚を覚えて、視線を下へずらした。
!!
そこには先程と同様に着衣の脹らみが──あった。
く…私としたことが、何という醜態だ。
まぁいい、まだ朝の5時だ。この様な物は時間が経てば治まる。
そうだ、脱線してしまったが、今日の予定を確認していたのだった。
気を取り直して私は、スケジュール帳を見た。
うム、午前中は予定を入れていないな。休みくらいはクラシックでも聴きながら、ゆっくりとした時間を過ごしたいものだ。
「ようし、午後は……と」
午後のスケジュールを確認した私は、血の気が一気に引いていくのを感じた。
……13時真宵君達とトノサマンの映画を見る、だと!?
そういえば、真宵君を何とか少しでも元気づけたいと思って、晴美君と糸鋸刑事も一緒に誘ったのだった。
私とした事がすっかり失念していた。
いくら何でも『コレ』は、午後には治まるだろう。
しかし──どうも今日の私はオカシイ。己にも自覚できる程に──。
もしも真宵君がいる時に、こんな事になってしまったら……。
────悪夢だ。
それを回避するには、どう対処すべきか、私は沈思黙考する。
暫しの後、私は『ソレ』しかない事に思い至り溜息を吐いた。
「仕方が…ない」
私はベッドルームへ戻り、一冊の雑誌をサイドテーブルの下から取り出す。
「この私が何故こんな……」
言葉に出すと妙に滑稽で、それでいて虚しい。
私はズボンのパジャマを脱いだ──下着まで。
ソレは私の意に反して、異常に元気な様を見せつけている。
そのまま雑誌を開き、横になりそれに軽く触れた。
己の茎を握り、その手をゆっくりと上下に動かす。
雑誌には、媚びた笑みを顔に貼りつかせた裸の女性が、煽情的なポーズをして写っている。
それを眺めながら私は、暗澹たる思いで自分の手に更なる上下運動を命じた。
数ページ進み、それなりに自分の中に欲望の高まりを感じてはいるのだが、いまひとつ盛り上がりに欠けているような気がする。
忙しさのあまり自分でそういった欲望を処理する必要もない故に、めったにしない事をしているという緊張感があるのだろうか。
「おかしいな、先程真宵君の事を思った時は……!!」
『真宵君』と呟いたとき、脳髄まで痺れる様な電流が走った。
これは、かなり、まずい状態と言わざるを得ない。私は彼女の名前に反応している…のか?
そんな訳は無い、頭を振って、私はその雑誌を読み進める。
雑誌の中の女性達は美しい裸身を存分に私に提供してくれている。
──にもかかわらず、私自身はそれに応える欲求を覚えず、精神的局所的苦痛だけが増えてきた。
真宵君の事を考えれば、この虚しい行為も早く終るかもしれない。
すでに目的と手段が判らなくなってしまった私は、一縷の望みを托して雑誌から手を離し、そそり勃った自分自身を両手に預けた。
目を瞑り、空港での彼女を思い出す。
──震える肩を抱きしめた。すぐにそれは嗚咽に変わり、私の胸へとダイレクトに伝わってきた。
それを思い出しただけで、これまでの疲労と苦痛が痺れるような感覚へと変わった。
ゆっくりと上下する片手と、もう一方は先端を探る。
今度はまだ生々しく感触を覚えている、今朝己の見た夢を頭の中で再現する。
──彼女の唇の柔らかさ。そのちいさくふくらむ双丘。
頂上から粘り気が込みあがる。それを掬い取り、根元へ向かって塗りこめる。
──細く柔らかい繁み、そして触れかけた潤んだはずの……。
我知らず速くなる手の動きに、私は激しい快感と昂ぶりを覚え、ティッシュを求めた。
「くっ…ま…よい…くん……」
思わず呟いて私は、その愚かしい欲望を吐き出した。
なぜだ! 私は何故あのような事をしてしまったのだ。
つい数分前の己の所業が恨めしい。
今日、午後には真宵君と会わなければならないというのに、あのような事をしてしまって、彼女にあわせる顔があるだろうか。
彼女の目をまともに見る事はできないだろう……罪悪感故に。
私は頭をかかえた。
こんな状態で真宵君に会えるはずがない。
────しかし、約束を反故にする訳にもいかない。
何しろ弱々しく泣く彼女がまがりなりにも笑顔を見せたのは、トノサマンの映画で気持ちを少しでも浮上させたからなのだ。
それを私の個人的感情で消すことはしてはならない。
そうだ、こんな最悪の気分は熱いシャワーで流してしまおう。そして熱く苦いコーヒーで、私の理性的思考を叩き起こすのだ。
幸いまだ時間はある、ゆっくりと気持ちを切り替えて、第一に真宵君の事を考えるのだ。
そう、あの少女にこれ以上悲しい思いをさせてはならないのだ。
そう念仏のように何度も繰り返し、何とか気持ちを切り替え(ようと)、御剣は風呂場へと消えた。
しかし彼は、シャワーを浴びている最中に思わず真宵の事を考えてしまい、再びひとりで切ない声をあげるハメになってしまったのだった。
ちゃんちゃん
ぎゃーす!!
>833の
ズボンのパジャマ
は、もちろんパジャマのズボンです〜
何度も読み返したはずなのに、こんな馬鹿な間違いを……
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
ミツマヨ、本当に書いて下さるとは・・・!
ありがとうごさいました・・(´Д`*)
ミタンの意外な一面を見れてハァハァでした。
今後もミツマヨが増えてくれれば…とひそかに願っております。
この哀れなみっちゃんの今後を詳しくキボンヌ(゚∀゚)
シコシコオナたろうなミッちゃん萌え
ミっちゃん、猿だ…(w
エロいのになんか笑える。(・∀・)イイ!!
へたれミッちゃん(・∀・)イイ!!
トノサマンの映画編もぜひ!!めちゃくちゃ読みたい!!
今日初めてこのスレに来たが、神のあまりの多さに驚いた。
幸せな休日をありがとう、神達よ。
ミツマヨ…ミツマヨが見れるとは思いませんでした!
天涯孤独じゃなかったよ、私!
原稿真っ最中ですが元気が出ました。ありがd!
ミツマヨ好きって人は意外に居るもんですな。
自分も原稿書かねば。
(´∀`)
(´Д`≡´Д`)
>>846 おっ、久しぶりっす。
機会があったら、また書いておくんなまし。
ミツマヨ……ミツ豆にマヨネーズってカンジ。
850 :
名無しさん@ピンキー:03/03/05 03:35 ID:/a0Dy1JW
hage
851 :
名無しさん@ピンキー:03/03/05 08:02 ID:BD8/5Aj1
確かに亀頭が入ってくる瞬間はいいよにゃー。
ヘタレミタン×マヨイの続きを書いてみたんですが、エロが入りませんでした
これではいかんと、レイープで(私にしては)こゆいヤツを書いてみました
やっぱりエロをうぷするべきでしょうか
>>853 どっちもうpしてくだされ。タノシミダヨ
>>853 個人的には、両方うPキボンヌ!
おながいしまッス!
>>854-855 暖かいお言葉ありがとうございます
ではとりあえずヌルいミツマヨをうpさせていただきまつ
待ち合わせの喫茶店に時間より15分ほど早く着いてしまった私は、気だるい身体を背もたれに預ける。
今朝の悪夢は──いや、現実にあった事ではあるのだが──精神のみならず、私の身体をも蝕んでいた。
全身を疲労感が襲う。結局起きてから出かけるまでに……3回も…私は…………。
とてもではないが、真宵君に会わせる顔が無い。
──しかし、会わない訳にはもっといかない。
強烈なジレンマを感じ、深い溜息を吐いたとき、賑やかな声が聞こえた。
「ここッスよ。待ち合わせの店は」
「わー、すてきー」
「ま、真宵さま、わたくし喫茶店なるものに入るのはじめてですー」
「ああ、御剣検事はもうお待ちになってるッスね」
── 来た! ──
落ちつけ、落ちつくのだ、御剣怜侍。
所詮今朝の出来事を知るのは、私ひとり。真宵君達にはもちろん知る由もないのだから、己さえしっかりと持っていれば、何の事はない。
糸鋸刑事が私の隣、向かい側に真宵君と晴美君が座った。
私はできるだけ自然に話しかける。
「糸鋸刑事が遅刻もせずに時間通りに来るとは珍しいことだな」
そう笑って話し掛けたつもりだったのだが、糸鋸は神妙な顔つきで私を見た。
「……御剣検事、どうかしたッスか? 何か顔色がお悪いッス。目の下にうっすらとクマも……」
「あれー、ほんとだ! みつるぎ検事どうしたんですか?」
そう、私の顔色が今現在よくないのは、自分自身が一番よく解っている。
だからちゃんとその質疑応答についても対策はたててきていた。
「うム……いや、昨夜は過去の事件の調書などを読んでいて、遅くなってしまってね」
本当は忌々しい事に朝から体力を使ってしまったからなのだが……。
「さぁ、早くシアターへ行こう。チケットは手配してある」
私が立ち上がると、真宵君と晴美君は嬉しそうに笑った。……なぜか糸鋸までが一緒になってはしゃいでいるが、放っておこう。
とにかく真宵君との約束さえ果たしてしまえば、後は家に帰るだけだ。
私はそれだけを考えつつ、できるだけ真宵君の方を見ないようにしていた。
──悪夢だ……。
一体何故この様な状況に陥ってしまったのだろう。
何事もなく映画を観終え、そうして何事もなく私は帰宅するはずだった。
それなのに────!!
午前0時現在、私の家のリビングのTVにはトノサマンのTVシリーズ第10話が映し出されており、晴美君はその前でうつらうつらしている。
真宵君も晴美君の隣で眠たそうに目をこする。
糸鋸はソファで横になり、テーブルの上に酒を広げたまま大きないびきをかいている。
……何をどうして今、この様な事態になってしまったのか……。
映画を観終わって、シアターから出ると、真宵君が頭をさげた。
「みつるぎ検事ありがとう。トノサマンの映画、すっごく楽しかったです」
やや興奮した面持ちで晴美君も言う。
「ええ、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。わたくし、トノサマンがこんなに面白いものだとは思っておりませんでした」
「ねー、言ったでしょうハミちゃん。……あーまたトノサマンのTVシリーズ見たくなっちゃった!」
昨日とはうって変わって、真宵君はご機嫌のようだ。何とか私の苦労も報われたというところだろうか。
「真宵様、わたくしもぜひテレビシリーズが見たいです」
「うーん、そうだね、今度レンタルでみよっか。…………でもう〜〜〜ん、今映画見たばっかりだからかなぁ、すぐ見たいな〜〜〜」
「じゃあじゃあ、今日れんたるして帰りませんか?」
子供同士の無邪気なやりとりが微笑ましい。そんな光景を見ると余計に今朝の我が身の罪深さが身に染みる。
しかし、こんな子供らしい姿を見れば、今後二度とあの様な事にはならないだろう。
ふと見ると、真宵君は少々複雑そうに、誰に言うともなく笑った。
「大きなスクリーンでトノサマン見たら、オートロの家にあったテレビとか思い出しちゃった。……あの時はあんな画面で見れたら死んでもいい、なんて思っちゃったんだよね〜」
二ヶ月程前、彼女は誘拐された。その時の事を思い出しているらしい。
それ以前にも彼女は二度も殺人犯として留置され、その度に肉親との別れを余儀なくされた。思えば辛い体験をしてきた少女だ。
しかも一度は私が担当した事件だった──。
そんな彼女の境遇を思い、つい口にしてしまったのだ。
「家にはTVシリーズが全てある。王都楼ほどのAVシステムではないが、そこそこ楽しめると思う…よければ明……」
そこまで言って、真宵君と晴美君はキラキラとした瞳に言葉が途切れた。そしてやはり何故か糸鋸までが……。
「「「トノサマン見たい トノサマン見たい トノサマン見たぁい」」」
やめろ、糸鋸。真宵君と晴美君はともかく、貴様が瞳を光らせ、両拳を口元に持っていく姿には異議あり! だ。
そうして今の状況がある。
明日来るといい、という言葉を私が言う前に、三人の中では本日訪問、が決定していた。
この私が結局、『待った!』も『異議あり!』も言う隙さえなかった。
視線をTVの前に戻すと、ついに沈没してしまった真宵君が目に入る。
仕方がない、晴美君と真宵君には寝室を使ってもらおう。
真宵君を起こさないよう、晴美君を抱え上げる。
そのまま寝室へ運び、ゆっくりとベッドへ下した。
布団をかけるとき、ふと目に入ったゴミ箱に、今朝の己を思い出し赤面する。
本当に、何故こんな事に……。
そのままにしておくのも躊躇われ、とりあえずゴミ箱を持って寝室を出た。
ゴミ箱をキッチンに置き、リビングへ戻る。
──糸鋸はあのまま転がしておけばいいだろう。
真宵君の邪気の無い寝顔を見ると、再び己の所業に胸が痛んだ。
そっと抱き上げ、寝室へ向かう。
ベッドへ下したとき、真宵君が呟いた。
「なるほどくぅん……」
成歩堂、この少女は眠る時でさえ、お前を想っているのだ。それをお前は知らない。
勿論ヤツに責任があるわけではない。それは解っているが、思わず知らず成歩堂への怒りが込み上げる。
だが、寝室の扉を閉めながら、怒りとはまた別種の感情が私の中に生まれつつあることに気づく。
それを自覚したくない私は、糸鋸がテーブルに広げた酒のひとつを苦い思いと一緒に飲み下した。
小一時間もした頃、寝室の扉が小さな音と共に開いた。
視線をやると、真宵君が立っている。
「ごめんなさい、あたし、眠っちゃったんですね」
我ながら呆れるほど早いペースで飲み続けたアルコールで、私の妙な気持ちはどうにか封じ込められているようだ。
「構わない。ゆっくり眠るといい」
できるだけ優しく笑うと、真宵君も笑った。
「あのー…みつるぎ検事……」
「?」
「のど渇いちゃったんですけど、何かもらっていいですか?」
「ああ、冷蔵庫にミネラルウォーターがあるはずだ。持って来よう」
「すみません」
私は立ち上がり、キッチンへ向かう。冷蔵庫のドアを開け、ボトルを取り出した。
「あー、お水、こっちにあるみたい。これもらっていいですかー?」
そう真宵君の声が聞こえた。──そうだったろうか……覚えがないが……。
「それはかまわないが、今冷えたのを持って……」
そこまで言って、私は思い出した。
「真宵君、それは水では……」
テーブルには確かに水のボトルがあった。しかしそれには量り売りで買った泡盛が入っていたはずだ。
水のボトルを手に私がリビングへ戻ると、真宵君は激しく咳き込んでいた。
まさか酒だとは思わず、一気に飲み込んでしまったらしい。
咳き込む背中を何度か叩き、冷蔵庫から出してきた水を渡す。
真宵君は急いでそれを飲み干した。
だが度数の高い酒を少なくない量飲んでしまったらしく、顔はすでに真っ赤になっている。
「これー…お水じゃなかったみたい〜」
「ああすまない。これは泡盛だ。こんなボトルに入れておくべきではなかったな──真宵君大丈夫か?」
「うー、何かからいっていうか…あついっていうか……」
真宵君の目がとろんとしてきた。
「…………みつるぎ検事……」
「どうした、気持ち悪くなったのか?」
私は焦って聞いた。
「あたし、オンナとして魅力ない?」
「い、いきなり何を……」
「だって…なるほどくん……アメリカ行っちゃったもん…………あたしを置いて……行っちゃった…」
真宵君の心の傷は、未だ生々しく開いているのだろう。
「真宵君、安心しなさい。成歩堂に見る目がなかっただけだ」
したたか酔っていたせいもあって、私は空港で言った言葉をかけるしかできなかった。
だってだって、と繰り返す真宵君を宥めて寝室へ連れて行く。
晴美君の眠る側に横たわらせ、私は笑う。
「とにかく、ゆっくり休みなさい」
そう言って立ち上がりかけた私の腕を真宵君が掴んで引っ張る。
「ねぇ、あたし、そんなにオンナの魅力ない?」
何度も繰り返した言葉を口にする。
「いいや、君はとても魅力的な女性だ。それが解らない成歩堂が愚かなのだ」
そう言う私を真宵君の瞳がまっすぐ貫く。
「異議あり! 証拠もなしに、そんな事言わないでよ みつるぎ検事」
上気した頬と、ごく近くにある真宵君の吐息。アルコールで思考の痺れた私には、それ以上の抑制がきかなかった。
真宵君の唇を私の唇で塞いだ。柔らかくけれど弾力のある唇に触れる。
無理やり口唇を開かせ、私は舌を侵入させた。
躊躇う彼女の舌を己の舌で絡めとリ、夢よりもなお甘い、彼女の唾液を吸い尽くそうとキスを続けた。
これ以上続けると、本当に理性が消えてしまう。そう思って唇を離すと、急に寒くなった。
「これが証拠だ。君は男にこんなキスをしたいと思わせるほど、魅力的な女性だ」
やっとそれだけ言って、私はベッドから離れた。
何とか格好をつけて、真宵君から離れた私だったが、私自身はかなり欲望に忠実だったようだ。
今朝の如く痛いほどに屹立した自分を認める。
「…………」
寝室には真宵君と晴美君、リビングには糸鋸。
この状態の私が向かうべき場所は、最早トイレかバスルームのみ。
しかしトイレではあまりにも情けない。
結局私にはバスルームへ行くしか道は残されていなかった。
こうして朝同様、バスルームへと消えた御剣怜侍に、果たして幸せは訪れるだろうか。
それはまだ、誰にもわからない。
お粗末様でございました
も1コは、また後ほどうpさせていただきまつ
ミツマヨキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
もう一つの話も楽しみに待ってますっ!
うう、これだけ俺的に心地よい作品を出された後に
レイーフを出されちまうと結構複雑かも…。
でも待ってます。
ていうかまだここからェロ繋がるだろ。(゚∀゚)
いやしかし糸鋸ワロタw
次のも待ってまふ
>864-865
か、かなり救いの無い話になってるんでつが……
先に暗い方うpすればよかったのか(´・ω・`)
後日仕切りなおした方がいいでしょうか
>867
い、いえ、すぐにでもお願いしまつ…!(;*´д`)ハァハァ
869 :
865:03/03/06 02:01 ID:oP33LGPN
覚悟しておきます。ですのでどうぞ。
ではもう一話うpさせていただきます。
今度のお話は、レイープでしかも救いのないものになっております。
それらが苦手な方はどうかスルーしてください。
どこなの、ここは……。
彼女は見慣れないコンクリートの天上をぼんやりと見上げた。
頭をひとつ振る。
自分の家ではない。行きつけのホテルのようでもない。
起き上がろうとして、手も足も動かない事を自覚した。
いや、正確には動かないのではなく何かに繋ぎとめられている。
自らがおかれた異常な状況に、狩魔冥はやっと昨夜自分に起こった事を思い出した。
くすりと傍らから笑う声が漏れた。
「やっとお目覚めですか。狩魔検事」
声の方向へ首を廻らせるとすぐ横に、昨夜自分を拉致し、乱暴狼藉の限りを尽くした男を見出した。
「成歩堂 龍一……」
冥は何とか気丈に振舞おうとする。
「こんな事をして、ただで済むと思っているの!!」
成歩堂は太い笑みを浮かべて答えた。
「そんな格好で言われても、何の説得力もありませんね」
その言葉に、自分が現在どんな状態であるかを想像して、冥の頬に朱がはしった。
彼女はいま、粗末なパイプベッドの上で両手両足の自由を奪われている。
両腕は手首を手錠で繋がれ、そこから頭上のパイプに結び止められていた。
両足は大きく左右に開かされてそれぞれ足首を足下のパイプに結ばれており、掛け布団はおろか、衣服も一切着けていない。
成歩堂は冥の足元に移動して笑みを浮かべた。
「とてもいい眺めだ。昨夜僕が中出ししたヤツがまだ溢れてる。そういえば初めてだったんですね。うっすらピンク色だ」
度重なる辱めに流石に堪えきれなくなったのだろう、冥の瞳に涙が浮かんだ。
再びベッドサイドに歩み寄った成歩堂は、その涙を指ですくって、メイの目の前でひと舐めした。
「狩魔検事が気絶して今目覚めるまで約3時間かな……たっぷり観賞させていただきました」
そして冥の耳の側で囁く。
「こんな素敵な眺めを独り占めするのはどうかと思ったんで、お客さん呼んでおきましたよ。……もう来る頃かな」
羞恥に赤く染まっていたメイの顔から血の気が引いた。
まるでタイミングを見計らったように、成歩堂の言葉とほぼ同時で鉄の扉が開く音が室内に響いた。
「成歩堂、こんな時間に呼び出すとは、何の……!!」
文句を言いながら部屋へ入ってきた声は最後まで言葉を紡げなかった。
その声に冥は更なる絶望を感じた。
声の主は紛れもなく御剣 怜侍のものだ。
御剣は最初絶句して、それから怒声をあげる。
「成歩堂!これは一体何のまねだ!!」
掴みかかろうとする御剣を成歩堂は器用にかわし、壁のスイッチを入れる。
室内の明かりが消え、同時にプロジェクターTVのスイッチが入った。
そこに大きく、冥と成歩堂の数時間前の痴態が出される。
蕩けるような嬌声の合間に、ぐじゅぐじゅと濡れた肉を擦りあう音が室内に大きく響く。
『いやぁっ……』
後背位で尻を高く上げさせられ、激しく突かれて喘ぐ冥に成歩堂は笑う。
『何が嫌なのかな。こんなに自分で腰振っといて』
『うそよ…そんなの……はぁっ』
成歩堂の腕は上下の突起を容赦なく攻めたてる。
『ああ…やめてぇ……ちがうのっ…はぅ………レイッ』
御剣は理解の範疇を超える展開のうえに、いきなり自分の名前を呼ばれ、さらに動揺する。
「な?あのとおり、彼女は僕とヤッてる最中なのに、お前の名前ばっかり呼ぶんだよ」
大仰に肩をすくめて成歩堂は御剣に対峙する。
「だからお前に連絡したのさ」
御剣の息が、成歩堂に掴みかかった時とは別種の荒さに変わる。
冥を振り返った御剣の瞳には、怜悧な彼のものとは思えないような光が浮かんでいた。──獣の輝きが。
「レ…イ……?」
冥は、こんな姿を御剣に見られ羞恥に震えながらも、彼ならば自分を救ってくれる、そう思っていた。
だが──。
「狩魔検事、御剣にはねーこの部屋に入る前に、ちょっと薬を飲んでもらったんだ。──欲望に忠実になれるお薬をね」
さも面白いというふうに成歩堂は御剣に囁く。
「とりあえず前は処女を頂いちゃったんだけど、まだ残ってるからさ。そっちはお前に任せるよ」
御剣の返答はない。が、彼は冥に歩み寄り、ゆっくりと上着を脱いだ。
御剣は冥の戒めを解いたが、彼女の両手は彼に強く押さえ込まれていた。暴れる冥にキスする。
「レイ…やめっ……」
縮こまる冥の舌を、御剣は乱暴に自分の舌に絡め、冥の唾液を吸いながら、己の唾液を冥の喉に流し込む。
「お願い、助けて…」
冥は泣いて懇願したが、彼はそれを無視した。
御剣は視線で合図し、成歩堂は心得たとばかりにうつ伏せにされた冥の両腕を拘束した。
先程のビデオのように高く尻を上げるポーズを強いられた冥は、屈辱に涙を流す。
白い双丘の間は紅く色付き、最も色の濃い小さく窄まった場所に御剣は舌を這わせた。
「!……」
御剣は窄まりを柔らかく舌で愛撫する。時に硬くした舌をまだ硬いアヌスに挿し入れる。
日頃排出するばかりの場所に侵入しようとする温かなものを感じ、彼女は狼狽する。
「いやっ…」
しかし冥は嫌悪感の一方で、じわじわと何かが下腹部から這い登ってくるのを感じた。
「いや…あぁ」
徐々に彼女の声が蕩けてくると、成歩堂の精液を溢れさせていた女陰から彼女自身のジュースが流れ始めた。
それに気付いた御剣は、舌を挿し入れたまま人差し指にその液を塗りつける。
十分に指に愛液を絡めると舌を離し、ゆっくりと人差し指を侵入させた。
舌でほぐされたアヌスは、容易に指を一本呑み込む。
「は…あッ……」
舌よりも硬く太い男の指を冥は感じた。
御剣は最初ゆっくりと、しかし少しずつ速度を速めながら抽送を続ける。
「んっ…んっ…んっ………」
突き入れ、引き出す、それにあわせて冥の声が漏れた。
冥の気付かないうちに御剣の指は二本に増やされていた。単調に抽送するだけでなく二本の指は交互に出し入れされ、時には左右や上下に開かれた。
不意に指の感触が体内から消えた。
「あ…………」
冥は思わず喪失感を持っってしまった自分を恥じた。
しかし次の瞬間に、指よりももっと太いものが入り口にあてがわれた事に気付く。
それが何であるかはすぐに理解できた。
恐怖と共に期待が冥の頭をもたげた瞬間、これまでとは比べ物にならない大きさに入り口が開き始めた。
「あ…く……………」
侵入してくる痛みと鳥肌立つような感触、そして体の芯でそれを求める疼きを冥は同時に味わっていた。
ゆっくりと、少しずつ確実に、犯されてゆく自分を感じる。
先から冥の両腕は自由になっていたが、すでに抵抗する気力はなかった。
御剣は奥まで入りきった自分自身を今度はゆっくりと抜く。抜き取る寸前まで身体を引き、再び突き入れる。
「は…あぁん」
何度かゆっくりと抽送するうちに、再び冥の声が蕩けてきたのを確認し、徐々に腰の動きを速くする。
冥の中は柔らかくキツい。それを味わい、彼女を征服する悦びを御剣は感じていた。
目を瞑り、冥の感触を愉しむ御剣に成歩堂が声をかけた。
「御剣すごいな。僕も雑ぜてほしいなぁ」
御剣が声の方向に視線をやると、成歩堂がベッドサイドに大きな姿見を置いていた。
御剣は成歩堂にうなずくと、バックから貫いていた冥の身体を自分の上に乗せる。
「く…う……」
座位にされ、自分の体重でこれまでよりもいっそう深く繋がれた。
「冥……さぁ目を開いて、見てごらん」
これまで終始無言だった御剣の声に、冥は震えた。そして恐る恐る目を開く。
冥は大きく開かされた足の間に、極限までアヌスを開き御剣を咥え込む自分を見た。
そしてその上の口からぬるぬる光る液体を溢れさせている。
「いやぁっ……あッ」
あまりの痴態に全身をピンク色に染めた。
「ほら、あんなに美味しそうに私を食べている」
掠れた御剣の声で、貫かれた場所から背中を快感が駆け昇った。
「大洪水だ」
法廷で証人の嘘を見破ったような笑みを浮かべて成歩堂は冥に近づく。
「洪水ってより、物足りなくて涎たらしてるのかな」
「や…やめて……」
成歩堂の意図に気付いた冥は恐怖に震えた。
そんな冥にはお構い無しに、成歩堂は腕を伸ばす。
「大丈夫。もっと気持ちよくしてあげますよ。狩魔検事」
「ひッ…あああッ!!」
成歩堂は冥に一気に突き入れた。
「あ…ぐ………」
同時に御剣と成歩堂は激しく動き始める。
御剣は冥の腰を上下に激しく揺さぶり、成歩堂は己の腰を彼女に激しく叩きつける。
「やぁっ…ああっ…ああっ…」
ぐちゃぐちゃと卑猥な水音と冥の喘ぎ声、それにふたりの雄の荒い息が室内に満ちる。
冥の声が次第に高くなり、彼女の体内が小刻みに震え始めたとき、成歩堂も御剣も限界を感じた。
極限まで高まった冥の喘ぎが、くぐもった吐息とも声ともつかない音色に変わった瞬間、御剣と成歩堂も同時に彼女の胎内に白濁液を放出した。
絶頂で気絶した冥が目を覚ますと、体内にまだふたりはいた。
先程と前後入れ替わって冥を犯しているようだった。
彼女はただされるがままになっていた。何もかも、どうでもよかった。
そんな虚ろな彼女の耳に再び扉の開く音が響く。
「急に呼び出すなんて、何の用ッスかー?」
声が聞こえたが、感情の麻痺した彼女はもう何も感じなかった。
「まだまだお楽しみはこれからですよ、狩魔検事」
そう言った声に、それもいいかもしれない、それだけ思って、彼女の心は彼らが吐き出した白濁液と同じ色になった。
END
お目汚し失礼致しましたー;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
877 :
名無しさん@ピンキー:03/03/06 02:33 ID:HOAp/5nj
ブラボゥ
いい仕事してますね
たしかにうってかわって、だなぁw
でもよかったですよ。
冥タン・・・(´д`*)ハァハァ
>◆LmQ/POrBV6 さん
どっちもすごい良かったんですが、春美たんの名前の誤字だけ何とかしてくだちい。
気になって純粋に萌えられん……
まぁ>1からして間違ってるからなぁ・・・
そろそろ次スレのことを考える時期かな
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
ミツマヨも3pも(・∀・)イイイイ!!
神様ありがとう。自分は幸せッス!
ミツマヨよかたですよー!3pも。ありがとう。
読んでもらえたようで、一安心でつ。
はみちゃんの名前、素で間違ってました(´・ω・`)
次に書く時には気をつけます。
まあまあ、「晴海」じゃないだけマシと思えば(w
それにしても…殿方の書くエロは女の子のと違って生々しくて萌え萌えでつ(* ´д`)ハァハァ
これからもごちになりまつ。
俺には女性の文章に見えるが・・・
私にも女性文に見えまつ。
真相は?>御本人
>886
はい、女でつ。
>884
男と思って下さる方がいらっしゃって
かなり嬉しい気持ちになりました。
……理由は自分でもよく解りませんが。
ありがとうございまつ。
性別なんぞ気にせずがんがってください。
(・∀・) イイ!!ものは(・∀・) イイ!!
ミツマヨのへたれミっちゃんオナニーがかなり萌え〜。
ミっちゃんって絶対むっつりだよね!!
土曜の夜、神は来ないかなあ
(´▽`≡´▽`)
>>888 ミッちゃんのオナーニ萌え!
むっつりミッちゃん(;´Д`)ハァハァ
ハミノコの神様、ハゲシク降臨キボンヌ!
待ってるぞー!
初めてココに来たけどエライ良スレだな。
激しくハァハァさせてもらいますた。
こっそり応援してます。
…ついでにホシュ。
数レス借ります。
成歩堂×千尋(生前)ッス。
所長から連絡があった。
担当している事件の調査に出かけるので、事務所に顔を出すのは午後からになるとの事だった。
ぼくは留守番。
とはいっても所長が居ないんじゃ、働き始めてまだ一ヶ月の僕ではお客さんが来ても対応できない。
綾里法律事務所は開店休業状態ということになる。
「退屈だなあ・・・」
そう一人ごちて、ぼくは来客用のソファにどさっと座り込んだ。
事務所を見回す。どこを見ても整然と片付いているが、それでも人をくつろがせる柔らかい雰囲気も
ちゃんと備えている。
部屋はその住む人を表すというが、全くその通りだと思う。所長の綾里千尋さんは、そういう人だ。
いつもアイロンをかけてあってピンと皺ひとつないスーツ。そばにいるとシャンプーか香水かの、
いい匂いがする。キレイな髪と、キレイな笑顔と、スーツで覆い隠しきれていない肉感的な
カラダと・・・・・・・
ヤバイ。
千尋さんの胸の谷間を思い出して不穏に疼いた股間を、ぼくは焦って抑えた。いかんいかん。ここは
仕事場だぞ。
理性の声に、本能が答える。
・・・でも、誰もいないんだし。
いやいやいや、でも、だな! 神聖な仕事場で、しかも自分の上司に欲情なんて、よくないんじゃないのか、やっぱり!?
・・・今さら、何言ってるんだ。ヨコシマなことを考えたのは別にこれが初めてじゃないだろう?
理性と本能が矢継ぎ早に会話を交わす。
そうなのだ。今までもつい所長に劣情を抱いてしまったことは実は、ある。千尋さんは・・・何と言うべきか、その・・・
もうちょっとミニスカートはいてる自覚持って下さいというか、結構自分の色気に無自覚な所があって、ぼくはよく
ドキドキさせられていた。
椅子に座って足を組んだ時のフトモモや、床に落としたものを拾おうとして露わになった胸の谷間を思い出す内に、
股間のモノはますます硬度を増していく。
・・・一度だけ。一度だけなら、いいよな。
とうとうぼくは、欲望のささやく声に負けた。
千尋さんの事務所で、千尋さんを汚す妄想をする事を、一度だけ許してもらおう。
ぼくはソファを立って、所長室のドアを開けた。真っ直ぐに千尋さんのデスクに向かい、その椅子に腰かける。
・・・いつも所長の豊満な肉体を包んでいるこの椅子にもたれかかると、あのイイ匂いがかすかに鼻を
かすめたような気がした。
ズボンのジッパーを下ろして、さっきから自己主張を始めていた息子を取り出す。手の平で包んで上下に
こすりながら、ぼくは所長の顔を思い浮かべ、目を閉じた。
(・・・なるほどくん・・・)
千尋さんを・・・このデスクにうつぶせに押し倒して・・・後ろから覆いかぶさったら千尋さんは
どんな顔をするだろう・・・。
あの豊満な体に、自分の体を押し当てて体重をかけて、動きを封じる。ピッチリとしたミニスカートを
捲り上げ、尻を露わにする。ストッキングを破り、下着をずらしていきなり指を押し込んだとき、
千尋さんはどんな声をあげるのだろうか。
(んっ・・・痛ッ・・・なるほどくん、やめ・・・ァ、あっ・・!)
(すぐによくなりますよ、千尋さん)
激しく指を動かしながら、そう囁きかけるぼく。
妄想の中で千尋さんを嬲りながら、千尋さんの反応を想像してみる。荒くなる息を殺そうと、
唇を噛んで堪える千尋さんも、いいよな。でもぼくが千尋さんの中に押し込んだ指を激しく
動かすうちに、次第に我慢しきれない声が漏れ始めたりして・・・
(んっ、ぁ、・・・はぁ、くぅッ・・・ん。やぁっ・・・)
(所長は意外とイヤらしいんですね。もうぐちょぐちょになってきましたよ。こんなに
エッチな人だったなんて知らなかったなあ)
(やめ、て・・・やめなさ、い、・・・ん、ふ、んんぅッ)
いつも冷静で理知的で、さもイヤらしいことなんて何も知りませんってカオした千尋さんを、
乱れさせてみたらどんなに征服欲が満たされるだろう。
・・・実際は、濡れ始めてるのはぼくの手の中の分身だけだったりするのだが。
ぼくの妄想の中の行為は、硬く膨張しきったコレを、千尋さんの中に突き入れる段階に
いたった。濡れて充血した所長の女性の部分を、指で押し開いてぼくのサオをあてがう。
所長はイヤイヤするように腰をねじって逃れようとするが、ぼくはそれを押さえつけて、
グッ・・・と一息にムスコを挿入した。
(ぁああっん! いやあッ、・・・なる、ほどくっ・・・)
抗議の声を聞かず、激しくバックから突きまくる。
(はァ、あ・・っ、ぬ、ぬいて・・・はぁっ、抜きなさいっ・・、上司の、
いうことが・・ん、あ、きけな、いの・・・はぁ・・はぁ、・・・っ)
(異議あり! 千尋さんのココがしめつけて離してくれないんです)
(ぁん、・・あぁ、ウソ、よ・・・ふぅっ、ん)
(最高ですね。千尋さんのココは) 言いながら、腰をぐりぐりと押しつけて千尋さんに
一層高い声をあげさせ、(あったかくて、キツくて、細かいヒダヒダがまとわりついて
くるみたいだ。もう、たまらない・・・)
所長を後ろから抱きしめて、デスクから抱え起こす。豊満な胸に腕を回して、激しく
揉みしだいてみる。
たぷたぷした肉の質感や、硬く尖った乳首の触感を手の平全体で味わう感触は
さぞ気持ちがいいだろう。位置的に、千尋さんの髪の毛がぼくの唇辺りに触れるので、
髪にキスしてみたり耳たぶに軽くかみついてもみる。
そういうしぐさのたびに、妄想の中の千尋さんは喘ぎ、ぎゅっと閉じた瞳には涙が
滲みはじめる。
(千尋さんがいけないんですよ。毎日毎日、ぼくを誘うようなイヤらしい色気を
ふりまいて。こんな目にあうのも自業自得なんですよ、千尋さん)
(ああ、ぁっ、・・ひっ、ァ、あ、なるほど・・・くっ・・、もうっ・・・
くぅん、ぁ、あ、あ、あっ)
ぼくの頭の中だけに響いている、千尋さんの喘ぎ声が小刻みに早くなっていく。
媚びるような、甘えるようなカワイイ声。普段の千尋さんは絶対に
聞かせてくれないような・・・・。考えるだけで、ぼくの手の中のモノは
もうイク寸前だった。
フィニッシュに、ぼくは妄想の所長に思いっきりイヤらしいことを言わせてみた。
(ぁ、ん、ああ・・・なるほどくん、お願いぃ・・! ぁはあ、出して、私の中に
いっぱい、なるほどくんの熱い精液ちょうだい!・・・ねっ、お願い・ん、はァ、
・・ァ、あぁぁぁぁぁ――ッ!!)
どくっ、どくっ、びゅくんっ・・・
髪を振りながら乱れる千尋さんの姿を思い浮かべながら、ぼくは欲望の白濁を吐き出した。
「なるほどくん、留守番ご苦労様」
数時間して、千尋さんは言葉どおりに事務所に出勤してきた。
いつものパリっとしたスーツ姿、いつもの柔らかい微笑み。
けれどその姿を、いつものようには見ることのできないぼくがいる。尊敬している
大好きな人を、劣情のままに妄想の中で汚してしまったのだから。
「あら?どうしたの?何だか元気がないわね」
まさかあなたの乱れる姿を想像してオナニーしてましたなんて言えるはずがない。
ええ、まあ、などと言葉を濁すぼくに、ふふ、と千尋さんはいたずらっぽく笑って、
手にぶらさげた白い箱を掲げてみせてくれた。
「一人ぼっちで、さみしかった? なんてね。おわびにケーキ買って来たから、
二人でお茶にしましょうか」
その屈託のない笑みを前に、ぼくの抱えていた罪悪感がさらに募ったことは言うまでもない。
終
一部改行シパーイ。
すいませんでした。
お目汚し失礼いたしますた。
>>892 ごちになりました!
妄想なるほど君のオナーニ(・∀・) イイ!!
900 :
山崎渉:03/03/13 18:02 ID:OxWLo+tw
(^^)
901 :
名無しさん@ピンキー:03/03/13 20:26 ID:Ue2mDWeg
age
902 :
出会い系ビジネス他所とは違います:03/03/13 20:28 ID:SIPt+ac2
903 :
名無しさん@ピンキー:03/03/13 23:30 ID:SEWpihqi
496氏も他スレで活動中のようなので何か書こうと思ったが残り容量が心許ない……
新スレ立てた方がいいような気がしますね>904
勝手に立ててもいいんだろうか・・
906 :
vv:03/03/14 05:16 ID:4ygptO2z
907 :
名無しさん@ピンキー:03/03/14 05:27 ID:41hJk95B
>892
ご、ごちそうさまですた…
千尋さん(・∀・)イイ!!
次スレは
>>920が立てるでござんす
続き物も新作も早く読みたいっス!
予知か…
でも…
このスレ…
よくここまで延びたな…
age
あぼーん
age
あぼーん
920は広告かage荒しが踏むに200ナルホドー
ドキドキしながら・・・
919ゲトー
えーと…立ててみます。
乙
オチチャッタ……・゚・(ノД`)・゚・。
次スレ、ひょっとして即死判定ッスか?
とりあえず保守用SSの準備しときます
とりあえずこっちも保守。
ホシュ
927 :
名無しさん@ピンキー:03/03/24 22:24 ID:HqeFWnq/
保守
次スレはこのスレの1みたいに新作と一緒に立てれば即死を免れると思ふ。
931 :
名無しさん@ピンキー:03/03/30 01:22 ID:UKGR9xdJ
ほっしゅ
932 :
名無しさん@ピンキー:03/03/30 01:33 ID:UcSwHWzu
保守
936 :
名無しさん@ピンキー:03/04/03 23:38 ID:TIAhgtuM
新スレとともに保守SSきぼん
>937
乙。
・・・また落ちた?
>939
まだへいき。
落ちた・・・
まだです