ガンダムSEEDエロ総合スレ

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「ぐぁっ!!」
ロープで後ろ手に縛られ、カガリは岩の上に倒された。
カガリを縛り上げた張本人であるアスランが、カガリを見下ろし銃を向けて言った。
「何故、俺を撃った!?」
「お前が・・・ザフトだからだ・・・。」
アスランを睨み付け、視線を外すことなくカガリは答えた。
さらに追求すべく、アスランはグイッとカガリの襟元を掴んで、
カガリを無理やり起こして顔を近づけて問うた。
「お前は地球軍か?」
「・・・お前にそんな事言う筋合いはない!!」
「じゃあ、ブルーコスモスか!?」
「・・・。」
何も答えず、ただ怒りの篭った目でアスランを見るカガリ。
相手はナチュラルで、俺はコーディネーターだ。
それにこいつは縛られていて何も出来ない。
それなのに・・・何だ、こいつの目は・・・。
「このっ!!」
アスランは思わずカガリの頬を、平手で叩いてしまった。
425194:03/03/08 16:30 ID:5wMlStAB
「くっ!!」
「あっ・・・。」
アスランは叩いてから自分がした事に気付いた。
軍やゲリラと関係のない民間人に手をあげる事は
たとえ相手がナチュラルとは言え、ザフトでも禁じられている。
カガリの左頬がジーンと赤みを帯びてくる。
だがすぐにカガリは顔をアスランに向けて、キッと睨み返した。
「す、すまない・・・。」
カガリの目を直視出来ず、アスランは少し視線を落とした。
「・・・んっ?」
アスランの目が何かを見つけたのか、アスランは表情を固めた。
「・・・?」
カガリはアスランの視線の先にあるものを追った。
アスランは左手で今もカガリの襟元を掴んだままだ。
そしてその襟元の隙間から覗いているものが・・・。
「お前・・・女!?」
アスランは自分で言って顔を真っ赤にした。
「なっ!?」
カガリもまた言われて顔を赤く染めてしまう。
「お、お前、今まで何だと思ってたんだっ!!」
426194:03/03/08 16:31 ID:5wMlStAB
「す、すまなかった・・・。」
そう言ってアスランはカガリの襟首から手を離したが・・・。
「うわっ、まてっ!!」
「あぁっ、ご、ごめん・・・。」
後ろ手で縛られバランスの取れないカガリが倒れそうになったのを
アスランはすぐにカガリの背中に手をやって抱き支えた。
この時、互いの顔が接近して思わず見詰め合ってしまった。
「・・・。」
男と思っていた相手が女である事が分かると、アスランもついそれを意識してしまう。
「な、何なんだよ・・・。お前、何赤くなってるんだっ!!」
「あっ、いや・・・そのっ、ごめん・・・。」
アスランはカガリを助け起こして、後ろ手のまま座われる体勢にしてやった。
そして少し離れたところにアスラン自身も腰を下ろした。
「で、お前は何者なんだ?」
改めてカガニに銃口を向けてアスランは言った。
「ふんっ。お前にはカンケーないね。」
「っ・・・。服装から見て地球軍ではなさそうだが・・・。」
「当たり前だろ!! それに私はコーディネーターだからと言って差別したりはしない!!」
「という事はブルーコスモスでもないという事だな・・・?」
427194:03/03/08 16:32 ID:5wMlStAB
カガリは「しまった」という表情をして下を向いた。
これでは以前、虎に引っ掛けられた時と同じじゃないか・・・。
「ったく・・・。地球軍でもブルーコスモスでもない人間が何でこんな事を・・・。」
「お前たちは・・・、お前たちは自分たちのしている事がわかってるのか!?」
呆れた感じで言ったアスランのセリフに対し、カガリは再び頭を上げてアスランに言い放った。
「地球軍と何も関係のない町がザフトに焼かれた・・・。何も関係ない人たちが殺された・・・。」
言うにつれ、目に涙を浮かべるカガリ。
「お前たちの・・・お前たちのせいで、私の友も死んだんだっ!!」
「っ・・・。」
カガリの言った「友」という言葉に、アスランはキラの事を思ってしまう。
「何でお前たちは・・・戦争がしたけりゃ何で地球軍とだけ戦争しないんだ・・・。」
自分の思いを全て出したと同時に、全てを思い出してしまい泣き崩れるカガリ。
ただでさえ涙する女性の扱い方を知らないのに、キラの事まで思い出さされてしまうと、
さすがのアスランもカガリに何も言えずじまいになってしまう。
だが、彼女に反論できなければ自分たちに大義がないと認めるのと同義だ。
「い、言いたい事は・・・それだけか?」
声を震わせてアスランが言った。
カガリはおずおずと顔をあげ、アスランの声にに耳を傾けた。
「言いたい事はそれだけか!! さっきからまるで自分が中立であるかのように言って!!」
428194:03/03/08 16:34 ID:5wMlStAB
予告だけ見て書いてるけど、本編が全然違ったらどうしよ・・・。
まぁ良いかw
続きは夜にでも。
429名無しさん@ピンキー:03/03/08 18:36 ID:hWqZf+an
ウアァ…(;´Д`)
ついにカガリ寝取られフラグが立っちまった…
430名無しさん@ピンキー:03/03/08 19:39 ID:s1n9cAaA
期待sage
431名無しさん@ピンキー:03/03/09 00:28 ID:XeYwHfOc
犯されそうになった時にキラの名前を叫んで
アスランが思い留まるパターンをキボン
432194:03/03/09 00:52 ID:enwHgH6r
中立と言われて自分がオーブの人間として第三者的に喋っていたのかと、カガリは思い知らされた。
「この世界に中立なんて無い!! オーブだって、ヘリオポリスで地球軍のモビルスーツを作ってたんだ!!」
「くっ・・・。」
ヘリオポリスのことまで言われて・・・あれは私だって・・・。
カガリは苦虫を噛んだような表情で、アスランから涙に濡れた顔を背けた。
「お前も・・・ザフトばかり責めてるようだが、そもそもの戦争はいったい誰が始めた!?」
戦争の発端・・・『血のバレンタインの悲劇』・・・地球軍によるプラントへの核攻撃・・・。
「血のバレンタインで・・・俺の母は死んだ・・・。」
「!!」
カガリは思わず驚きの表情を見せた。
こいつの…母親が…!?
「なぜ地球軍の核攻撃を許した…。中立と言って、何もしなかったんじゃないのか!?」
今度はカガリが何も言えなくなってしまう。
「あっ、すまない…。ただの民間人のお前に言っても…仕方ないよな…。」
アスランは徐々に語尾を弱らせていった。
二人はこの戦争にとって自分たちがどれだけ矮小なのかを思い知らされた。
さっきは恐ろしささえ感じたアスランが、カガリの目には酷く小さく映るようになった。
433194:03/03/09 00:56 ID:enwHgH6r
「なあ、ナチュラルとコーディネーター…、私とお前に…どんな違いがあるんだ…?」
「えっ…?」
カガリは立ち上がり、アスランに近づこうとした。
だが縛りのため、思うようにいかない。
「この縄…、外してくれっ…くっ!」
もがいて抜けようとするものの、きつく結ばれているためそうはいかない。
「だが…。」
「逃げもしないし、お前に攻撃もしない!!」
「…わかった。」
アスランは少し考えてからそう答えると、カガリに歩み寄り、カガリを後ろ手に結んでいた縄を解いた。
その瞬間、カガリはアスランに抱き着いた。
「お、おい!?」
突然のことで、思わず身構えるアスランだったが…。
「お前も…私と一緒だったんだな…。」
カガリの様子が思ったのと違い、アスランは警戒を解いた。
「お前も、大切な人を失って…。」
優しく抱き締めてくれるカガリを、アスランもまた、腕を回してそっと抱き締めた。
434194:03/03/09 00:57 ID:enwHgH6r
次第にアスランは、カガリの中に母の温もりを感じ始めていた。
「…母さん。」
ごく自然にアスランの口から、その言葉がこぼれた。
「お前…。」
少し驚いたような声をだしたが、カガリはそのままアスランとの抱擁を続けて…。
「よしよし…。大丈夫だ…。」
カガリはアスランに優しく子供をあやすように言った。
アスランの心は落ち着き、アスランは完全にカガリに身を任せていた。
「大丈夫…、大丈夫だから…。」
ポンポン、とカガリはアスランの背中を軽く叩いた。
そしてカガリがアスランの背中から腕を降ろすと、
アスランもまた降ろし、どちらからともなく二人の身体が離れた。
「っ…。」
カガリがアスランの頬を伝うものを見つけると、すぐにアスランは腕でそれを拭った。
もう片手はというと、キラとの時同様に、二人の手は握られていた。
「あっ…。」
思わず声をだしたカガリだが、以前のような恥ずかしさは感じなかった。
そのまま二人は見つめ合い、またどちらからともなく、今度は唇を重ねた。
435194:03/03/09 00:59 ID:enwHgH6r
もうギャグにしかなってないですな・・・
鬱だ氏のう