ファイアーエムブレム&ティアサガ第3章

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1名無しさん@ピンキー
やって来ました第3章。
ファイアーエムブレムシリーズやティアリングサーガの18禁SSスレッドです。
職人さん達に感謝して美味しく頂きましょう。感想も忘れずに。

初代スレ・「ファイアーエムブレムのエロネタでハァハァ… 」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1004/10044/1004451716.html
二代目・「ファイアーエムブレム&ティアサガ第二章」
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1020016530/
2今だ! 2ゲット!:02/10/05 23:46 ID:nabdvms6
1さん乙!
3名無しさん@ピンキー:02/10/05 23:46 ID:zxYg/2nH
2げと
4名無しさん@ピンキー:02/10/06 00:05 ID:0EO2qVm9
4もらっておこう。
乙 >1
5名無しさん@ピンキー:02/10/06 00:42 ID:hXiUvQ/u
5ゲト。1、乙!
61:02/10/06 00:55 ID:kIiBdFsb
どうもです。
前スレの埋め立てもよろしゅう。
7名無しさん@ピンキー:02/10/06 01:21 ID:h80k80eC
1さん乙(*^-^*)
8名無しさん@ピンキー:02/10/06 02:47 ID:JB91H5ZM
9ウーロン:02/10/06 08:14 ID:thDIwSXI
昨日ここに初めてきて、FEのマイナーカップリングたくさん読めて
幸せでした。
書き手さんには感謝!感謝!です。
また寄らせて頂きまーす。
10名無しさん@ピンキー:02/10/06 20:07 ID:PRzpG1Dn
ガンドルフ×キンボイス
11名無しさん@ピンキー:02/10/07 00:22 ID:Iicumwow
レプトール×ランゴバルト
12名無しさん@ピンキー:02/10/07 16:14 ID:0WAITKrH
ノアフィルの続き、禿げしくキボンヌ(;´Д`)

あとあんまり需要なさげですけどコソーリとシンスーが読みたかったり。
ふぉーげっとみーのっとにもあったけど抜けませんでした…(´・ω・`)ショボーン
13名無しさん@ピンキー:02/10/07 17:47 ID:xuuS/kDW
忘れな草のエロ小説は夢見る乙女向きだと思う。
やおいの意味じゃなく、恋に恋する少女のイメージっぽいつうか。
(エロに限らないけど)
14名無しさん@ピンキー:02/10/07 18:49 ID:bmlBEDgg
忘れな草のエロ小説は、むしろラヴ・ポエムとでも割り切った方がいいかと。
あのサイト、最近腐女子化が禿しくて正直引いてまつ(((;゚д゚)))ガクブル
ノーマルのカップリングもかなり激痛かと思われ。
15名無しさん@ピンキー:02/10/07 21:16 ID:MAMnsrJx
だったら行くな>14
どんなサイトなのか少し気になるが(;´Д`)

ノアフィル続き期待してまつ。
16名無しさん@ピンキー:02/10/08 00:02 ID:35N4Rcqs
ゼフィール×ブルーニャとかどう?
17名無しさん@ピンキー:02/10/08 00:27 ID:sWVe7k0p
                ,..-‐、-、
            /  _ \ヽ、     ,...-‐ '''`i
            !     ヽ、ヽl  ,./ '"´   ゙、
         _,,..-|  ‐= :,.-、、-i゙´7゙..-‐  、     ゙、
        !"´   _゙!  /.. .. ヽ!|_,! '""`゙i      ,!、
        ゙、 ,.-''" _,!..-'‐ '' ` ヽ ',..- ..:....゙!     / `` 、
       ,r'´ ,.-'"      ,.、 ,.、    `ヾ、ヽ、 /:.`` 、、 `ヽ、
       ヽ、 ゙、    ,/ ,/ヾ,!i,r゙ヽ、、    `ヾ、::;. .   `ゝ、i゙
        ソ ゙!  / / ,イ     l| ゙、 ヽ    ヽ, ヾ、 (:::r'ノ
        ゙ヽ ,.V  ,.' ,/|l     !|!、 ゙、 ゙、   /、  ,., ゙!'
         `'/ ,.' ,.'=-|!    ノ_,ヽ  ゙  ゙  ,.' ゙、  !ヾ"`
          ! / .,ィ',.rrテ、    '"゙二ミ、  ヽ ゙,イ ! l |ヽ,ノ
          !' ,イ ゙!' i'::;!    '´!':::iヽヽ  、 !l ゙! 、!
            ,ィ ,' ! :|. ` ̄      ゙'ー''  i゙、 ヾ!|゙! 、 `、
        /,..| ! ハ ゙、   、        ,',ハ !、゙、 ゙ ゙、
          !イ ゙、!i l| ゙,ゝ  ー_-       / ,/! lヾ, ! ! ヽ、
        |!゙、_゙!ヾァ' ノ l!\     ,. ..:.,' / !,il,.' l !| |!  i|
          `'_'゙`| iヾ-゙-‐`ー '" .:. :.:!ヾ,,.ノ,,..ノノ'_ノノ!ノ)ノ
        r-<,.r`vヾ'-‐'" (|  ,r‐-、'',jゾヾ、   '" '"
       ,/, _,.{,'' `|     ゙v'"l i_`!,,.!,,_   \=-..,_
       /(´__ ゙ゞ‐.゙!   /ヒ,l,. '´    `ヽ/_`て`三`゙!
.     ,..'.:{、 -‐゙!-=゙、,.ィi; ,.、/ O      ',´-、゙i_`、. ,ヘ_)
18名無しさん@ピンキー:02/10/08 01:23 ID:FE/mGxiA
誤爆?
19名無しさん@ピンキー:02/10/08 05:27 ID:d+tC39Hl
フュリー(;´Д`)ハァハァ
フューリーなフュリーに(;´Д`)ハァハァ
20ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 09:47 ID:PCZWcmn4
もしかして、皆さん飽きてます?
やっぱりその1で止めときゃ良かったかな?
でも、ここまできたら全部あげちまえ。
ってことで756氏のがあがるまで場の繋ぎとして拙い文ですがうpします。
21ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 09:48 ID:PCZWcmn4
リーフ×ミランダその5 散策

−レンスター城執務室−
僕はアウグストとの会議が終わった所である。
「なにやら今日はお急ぎのようですが、何か御用事でもあるのですかな?」
「ああ、ミランダと二人で近くの林まで紅葉を見にね。」
「ほう、それはいいですなぁ。」
「そういう事で行ってくるよ。」
「カチャッ」
扉を開けて部屋を出て楽しそうに歩いていくリーフ、
対して呆れた表情で見送るアウグスト。そこへたまたまコノモールが通りかかり話しかける。
「王子とミランダ殿が二人で出かけるそうなのですが、
 二人ともご自身の立場がお分かりになってないようで、一人の護衛も付けず出かけられるご様子。
 無用心な事です。この国にとっては無くてはならない方々なのに。」
「確かに危ないですな。」
「そこでコノモール殿にお二人を護衛してもらいたいのです。
 残念ながら私はする事があり手を放せないので。」
「そういうことなら解りました。」
「おお、有難い。頼みましたぞ。」
22ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 09:49 ID:PCZWcmn4
「ミランダ、歩いていく?」
「いえ、馬に乗っていきましょ。」
「あ〜、馬はあまり得意じゃないんだよ。」
「いい機会じゃない。今のうちに慣れましょ。」
「慣れるかなぁ」
「大丈夫よ。 わたしだって馬に乗り出したのは数ヶ月前だから直ぐ慣れるわ。」
そんな会話をしながら馬小屋に着く。
「ヒヒ〜ン」
「彼女がわたしの愛馬のタランダよ。」
「いい名前だね。」
「いいでしょ。さっ乗って乗って。」
促されるまま馬に乗り、
「やっぱり違和感があるよ。」
「しばらく乗ってれば慣れるわ。ほら、背筋伸ばして。」
そう言ってリーフの後ろに座るミランダ。そして、馬を走らせる。
「ザッ、ザッ、ザッ、…」
「ザシャッ、ザシャッ、ザシャッ、…」
「ちょっと速くない?」
「大丈夫よ。」
23ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 09:51 ID:PCZWcmn4
少し走ると林に着いた。
「どう?大丈夫だったでしょ。」
「いや。あまり大丈夫じゃないみたい。」
馬に乗っている感覚がまだ残っていて上手く歩けない。
「少し歩けば元に戻るわ。」
赤や黄色に色付いている木々、地面に降り積もっている落ち葉、しばしそこを黙って歩く二人。
「ガサッ、ガサッ、…」
「……」
「……」
そして、ミランダが先に沈黙を破る。
「こんな紅葉を見てると8年前を思い出すわ。」
「ミランダがお父上に連れられてターラに来て僕たちに始めてあったときのことかい?」
「そうよ。」
「そう言えば、あの時は驚いたよ。
 ぶどう農園で貰ったぶどうを食べながらナンナと一緒に林を歩いていると、
 いきなり現れて『わたしにもそれちょうだい』って言ってきたけど、
 僕が状況を呑み込めないでので、直ぐにあげなかったら怒り出したんだからね。」
「子供のころのことでしょ。」
「今もあまり変わってないように見えるけど。」
「でもその後一緒に遊んでたら、
 リーフなんか子狐にいたずらしたせいで親狐に追いかけられて泣きそうだったじゃない。
 リーフもあまり変わってないんじゃないの?」
「そうだね。二人ともあまり変わってないかもね。」
「だけど、確実に変わった事があるわよ」
そう言いながら僕の首に両手を回し、引き寄せ口にキスをする。
「チュッ」
「わたしがあなたの恋人になった。
 頼りなさそうなのは変わってないけどね。」
「酷いなぁ。僕はそう思われてたんだ。」
笑いながら返答した。
24ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 09:52 ID:PCZWcmn4
「わたしが愛馬のタランダの名前の由来はね、
 リーフに始めて会ったターラとわたしの名前からとったのよ。
 それぐらいわたしにとっては大切な思い出だから、森でリーフに会っても直ぐに気づいたのよ。
 でも、リーフどうでもいい事だったのか直ぐには気づかなかったみたいだけど。」
「ごめんごめん、でも仕方が無かったんだよ。」
「どうして?」
「昔のミランダは『可愛い』だったけど、今は『美人』だからね。」
そして今度はリーフから舌を絡めてキスをする。
「チュッ、チュッ、チュッ、…」
更に左手で腰を強く抱き寄せ、右手でお尻を撫でる。
「クチュ、クチュ、チュッ、…」
「んっ」
ミランダの方が先に息が続かなくなりキスをするのを止める。
「もう、リーフは口が上手いんだから。」
「口だけじゃないつもりだけど。」

馬は目立つので走って尾行して来たコノモールと数名の兵士達。
「やっと追いつけたな。」
二人の抱き合ってる所を見て小声で、
「お前たち、静かに後ろを向け。前を見るんじゃないぞ。」
「はっ…はい。」
こんなやり取りあるのは露知らず二人は続ける。
25ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 09:53 ID:PCZWcmn4
左手で腰を抱き寄せたまま右手はスカートをめくり下着の下に滑り込ませ秘所に指を入れる。
そして、ミランダの耳を「かぷっ」と甘噛みする。
「ぬぷっ、ぐちゅ、くちゅ、…」
「ぅんっ、ぁ、ぁあっ、…」
ミランダの頭と腕が僕の肩に力なく乗っかり、体は僕に預けた状態になっている。
「はぁ、はあ、はぁっ、…」
「ぐちゅり、ぐちゅり、…」
「おっ、大分濡れてきたよ。ほらっ…」
そう言って、ミランダに見せると、
「きれいに舐めとって。」
口の中に入れた。
「ちゅぱ、ちゅっぱ、ちゅぽ、…」
「ありがとう。きれいになったよ。
 さっ、下着を脱がさないと汚れちゃうよ。」
と言いながらミランダを押して、木にもたれさせた。
26ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 09:54 ID:PCZWcmn4
「ミランダ、スカートをめくって。」
ミランダは言われるままにスカートをめくった。
既に脱がした下着は今までの行為によってぐしょ濡れになっていた。
「あらら、下着が濡れただけじゃなく太腿まで雫が滴り落ちてるね。
 このままじゃニーソックスも汚れるから舐めとってあげるよ。」
「ぺちょ、ぺちょ、…」
「ひゃっ、うっ、ぁ、…」
あらかた舐め終わると、秘所を舐める事にした。
だが、直ぐには舐めず少し焦らしてみる。
「ぺちゃ、ぺちょ、ぺちょ、…」
「んっ、は…早く、…」
これを合図に秘所を舐め始める。
「ちゅる、ちゅる、…」
更に秘所の中に舌を入れ愛液を掻き出す様に舐める。
「じゅる、じゅる、じゅる、…」
「ゴクッ、ゴクッ、ゴクン」
一気に飲み干す。
「ミランダの愛液、美味しいよ。」
「はぁ、あ…りがと、はっ、はぁ。」
今度は愛液が少なくなったので、クリトリスを舌で刺激する。
「ぺちゃ、ぺちゃっ、ぺちょ、…」
「んふっ、ぅっ、んっ、…」
また、秘所が愛液で溢れてきた。
27ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 09:55 ID:PCZWcmn4
自分のイチモツを取り出しながら、
「僕ばかり味わってちゃ悪いから、ミランダにもあげるよ。」
「ズッ、ズブズブ、…」
体を密着した状態で中に入れ、一気に動かす。
足が閉じた状態なので締まり具合が強い。
「ギュッ、ギュッ、ギュッ、…」
次にミランダの左足を右手で持ち上げ、左手は服の下に入れブラジャーの上から揉み始め、
そして、激しく突き上げる。
「グッ、グッ、グッ、…」
「ああっ、い…いいっ、…」
そして両足を持ち上げ両手で腰を支え木に背をもたれさせ突き動かす。
「ギュッ、ギュッ、ギュッ、…」
「はっ、はあっ、はぁ、…」
ミランダは感極まったのか僕の首に手を回し強く抱きついてくる。
イチモツに一気に負荷が掛かる。
そのままの状態でミランダの腰を上げ下げする。
接している胸が揺れて擦れるのを感じ、更に振動により服がめくり上がってゆくのが解った。
「グチュッ、グチュッ、グチュッ、…」
「あっ、いいっ、さ…最高…、あ…愛してるわ。」
「ああ、僕も愛してるよ。」 
「も…もう、イっちゃう。」
「出すよ。」
「ドクンッ、ドクンッ、ドクン、…」
そのまま中に出して、イチモツを引き抜くと、二人ともその場に座り込んでしまった。
ミランダの膣からはミランダ自身の愛液と僕の精液が交じり合い溢れている。
それが太腿を滴り落ちニーソックスを汚している。
「どう?口だけじゃなかったろ?」
「そう…ね。はっ、はぁ、はぁ、…」
28ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 09:56 ID:PCZWcmn4
「ガサッ」
兵士が音を立ててしまう。
「(馬鹿者っ)」
「誰だっ」
「誰かいるの?いるんだったら出てきなさい。」
草むらに近づいて行くミランダ。
仕方なくコノモールが姿を現す。
コノモールに気づきミランダは驚きと怒りを隠せない。
「コノモール、何してるの!」
「いえ、その…護衛を出すね…」
「そんな事頼んだ覚えはないわよ!」
「それはそうですが…」
「言い訳は聞かない!」
二人がしている所を見られたと思ってとても怒っている。
それも着衣の乱れや滴り落ちている体液に気づかないほどに。
その事を小声で注意すると、
「ミランダ、服乱れてるよ。」
「キャアッ」
一気に我に返り、顔を真っ赤にしてその場にしゃがみ込み大事なところを手で隠そうとする。
「こっち見ないで!さっさと帰りなさいよ!」
「解りました。直ちに。お前たち帰るぞ。この事は他言無用だからな!」
そそくさと帰るコノモール達。
リーフに抱きつきながら、
「リーフ以外にこんな姿見られた。恥ずかしい〜。」
「ミランダの体は誰に見せても恥ずかしくないよ。」
「そんな問題じゃない。」
「(どうしたらいいんだよ)」
29ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/08 10:04 ID:PCZWcmn4
−再びレンスター城内−
いくつかの資料を抱えて歩くアウグスト。
「おお、コノモール殿、お二人に変わりありませんかな?」
「ええ、変わりありませんでしたよ。
 (あんな事があったなんて言える訳がない。どうしたら姫の機嫌が直るだろうか?
  王子に執り成してもらうしかないのでは?)
 では、私も用事がありますのでこれで…。」
「そうですか。それでは…。
 (何か困った様子だが、本当は何かあったのでは?)」

              =終=


そして、ついに次回最終回です。
題は「休日」内容は二人の一日の休日です。はっきり言ってエロは無いです
それでも上で言ったように石を投げられようともうpしちゃいます。

ではでは
30名無しさん@ピンキー:02/10/08 18:56 ID:PmmITb8f
>14
…いっちゃあかんて、いっちゃ。藁

まあ、好みはひとそれぞれだよな。そう思おう。
つか、なんだろう、あそこのは抜けるってよりは、単にラブモノの延長線上エロ?
みたいな具合だろうか。
31名無しさん@ピンキー:02/10/08 21:26 ID:qZJUoowJ
>30
どんな組み合わせでも乗りが同じなんだよね(藁
数書いてるのは凄いといえば凄いが・・・
32名無しさん@ピンキー:02/10/08 21:31 ID:x9KNGK5m
ヤヲってばっかりだから偶にノーマル書かれたりすると逆にしらける罠…(w
33前スレ756:02/10/08 23:20 ID:HOuqF6Tj
長らくお待たせしてしまいました、前スレ756です。
ノア×フィルの後編、ようやく完成いたしましたのでウプいたします。
ワスレナグサ同様、ラブラブの延長線上みたいな中途半端なエロですが
よろしければ読んでやってくだちい。
34彼の昨日 彼女の明日7:02/10/08 23:22 ID:HOuqF6Tj
あわや第二撃、追撃開始かと身構える前にノアは手を伸ばしてフィルを止める。
「いや、いいから。俺より君の方が大変そうだし」
「え?あ……っ、す、すいませんっ」
謝り倒すフィルを宥め宥め顔や髪を丁寧にタオルで拭ってやり、ほつれて半ば解けかかった髪紐を解く。
はらはらと手に零れてくる髪は、彼女自身の熱を籠めて少し暖かかった。
それを手で梳いてやりながら、じっとフィルの目を覗き込む。
「あのさ、たまには勝負とか修行とか……忘れない?こんなに肩に力入れないでさ」
「あっ……」
肩に置かれた手、その大きさと暖かさにほっとしたのも束の間、
ぐいと抱き寄せられてフィルの唇から小さく声が漏れる。
すっぽりと包み込むような腕の中はうっとりするほどに暖かく、力強かった。
目を閉じて広い胸に顔を埋め、フィルは心地よさにため息をつく。
父とは違う、決して力任せではない柔らかな抱擁。
こんなベッドの上であっても、その頼もしさは戦場と変わらない。
「……ノア殿は、暖かいですね」
「フィルさんが色々してくれたからね」
「あ、あれは……」
最前までの自分の所行を思い出し、上を向いたフィルの白い頬が真っ赤に染まる。
笑いながらその額に、頬に短く口づけてノアは耳元で小さく囁いた。
「今度は、俺の番かな」
「ひゃ……っ、く、くすぐったいです、ノア殿……」
それまで言葉を紡いでいた唇が、やおらフィルの白い耳朶をくわえこむ。
なま暖かい口腔内で舌先に嬲られ、吸われ、
軽く歯を立てられる度に走る甘い刺激に、フィルの声が力を無くしていく。
「はぁ……ん……」
肩から、するりと白い上着がベルトと一緒に滑り落ちた。
そのまま倒れ込むようにしてベッドにフィルを組み敷くと、
短衣の襟ぐりを広げてノアの唇は更に首筋から肩口を下り鎖骨の辺りをなぞり上げる。
その間も手はむき出しになった腕をさすり、指先を絡め……片手で、フィルの短衣の留め金を探り当てていた。
躊躇いなく、その留め金がぷちんと音を立てて外される。
35彼の昨日 彼女の明日8:02/10/08 23:23 ID:HOuqF6Tj
「あっ……」
サカの衣装は、全体的に留め金が少ない。
フィルの短衣もその例に漏れず、肩口の留め金を外されれば後は腰の革紐を残すのみだ。
緊張と恥ずかしさに身を固めるフィルに多少の罪悪感を覚えながらも、ノアは革紐を解き緑色の短衣の合わせ目を開いていく。
「フィルさん……」
下着姿に、短衣をまとわりつかせたフィルの姿はひどく扇情的だった。
つい手を止め見入ってしまったノアの下で、フィルが耳まで真っ赤にして視線を逸らす。
「ノア殿、あんまり見られると……は、恥ずかしいです」
「あ……ごめん。あんまり、綺麗だったから……」
「き、綺麗なんて……私には勿体な……ひゃ……っ!?」
再び、耳元をノアの舌先がなぞる。
身をすくめたフィルを押しつぶさないように身体を寄せたその間で、ノアの手が柔らかなふくらみを捉えていた。
下着越しにもはっきりと浮かんだその先端が掌とこすれて、びくんと大きくフィルの身体が跳ねる。
「フィルさん……もう感じてるんだ」
「か……っ、感じ……?よく、分からな……ぁんっ」
決して大きくはないが形のいい乳房は、ノアの掌の中で自在に形を変えては柔らかな感触を返す。
唇で敏感な首筋を愛撫しながら、ノアの手は決して下着の下には潜り込むことなくフィルの胸を責め立てていた。
「や……っ、は……ぁん……」
指先で、ぷっくりと白い布地に浮かんだ突起をさする。痛がらせないようにそっと力を込めて掌全体で揉む。
一つ一つの愛撫ごとに甘さを帯びていくフィルの声に、徐々にノアも溺れていった。
汗に混じって鼻孔をくすぐるフィルの体香が、抑えきれないほどに彼を誘う。
勿論、それに抗う理由もない。
片手で胸元を覆う下着を取り払い、反動にふるりと震えた乳房を直接手で包み込む。
「あ、あっ……あぅ……んっ」
よりはっきりと触れ合う肉の感触に、フィルの腰が微かに浮いた。
しっとりと汗に濡れた乳房を片手で転がしながら、ノアの唇が反対側の先端を軽く噛む。
「あ……はぁ……あんっ、あっ、あ……ノア殿……ぉ」
知らず口元を抑えるように宛っていたフィルの手、
その指を彼女は自らくわえこむようにしてしゃぶっていた。
36彼の昨日 彼女の明日9:02/10/08 23:26 ID:HOuqF6Tj
けれど、こみ上げる嬌声はその程度で抑えきれるはずもなく。
艶めかしく唾液に濡れたその指を、顔を上げてノアは自分の口腔に含んでみせる。
「……気持ちよさそうだね、フィルさん」
「へ……ヘンですか?」
「いいや?俺に、君が応えてくれてる……すごく、嬉しいよ」
「はぁ……ん……はぅ……」
空いた手が浮ついた腰を撫で、更に下へと降りて大腿の付け根までなで上げて止まる。
触って欲しいのはそこではない、とでも言いたげにフィルの腰が揺れた。
求められるままに再び手は大腿をなぞり、今度は指の腹で下着越しに秘所を擦る。
「っは……あ、あぁんっ……そ……んな……ぅんっ……」
汚れを知らない筈の其処は、にじみ出る愛液にじっとりと濡れていた。
布を隔てていても、触れると花弁がひくひくと蠢いているのが感じられる。
自分でも未体験の場所に触れられて、不安を露わにするフィルへ宥めるように口づけてノアは彼女の目を覗き込んだ。
「濡れてるの……分かる?」
「は……はい……でも、ど……して、こんなぁ……っや、ぁんっ」
くちゅっ……。
下着の端から潜り込んだ指が、濡れた花弁に触れる。
濡れた音を立てて指を前後させると、止めどなく溢れる雫が指先に絡みついてたちまち彼の指を濡らしていく。
「は……ぅ……っく……」
最後の下着が、するするとフィルの脚から取り払われた。
短衣の袖だけが抜けきらずに、汗ばんだフィルの肌に張り付いている。
熱を帯びた眼差しとそのしどけない姿がたまらなく艶で、知らずノアの喉がごくりと鳴った。
フィルはフィルで、両親以外の誰かに初めて裸身を晒している、その状況に不安を覚えて少しだけ身をすくめる。
「ノア殿……私の身体……変では、ありませんか……?」
「変?どうして?」
「その……私は、女として自分を磨くということはしませんでしたし……あ、あの……っ」
最後まで、フィルは言葉を紡げなかった。
半ば強引に唇を塞がれて、口腔へ滑り込んできた舌に一緒に言いたかった言葉を絡め取られてしまう。
「ん……ふ……むぅ……」
「っ……は……」
37彼の昨日 彼女の明日10:02/10/08 23:27 ID:HOuqF6Tj
探るように互いの舌を絡め、口腔内を犯す。
やがて唾液の糸を引いて唇を離すと、ノアはフィルの脚を軽く抱え上げた。
華奢な脚の間、黒い茂みの向こうでは熱く潤った花弁の中で小さな芽が顔を覗かせている。
そこへ躊躇いなく、彼は唇を寄せた。
「ぅあ……んっ、の、ノア殿……そ、そんなとこきたな……あはぁッ!」
溢れる蜜を掬うように舌先を滑らせると、びくびくとフィルの腰が震え拒否の声に反して快感に浮つく。
――そんなことないよ。
声に出して答える代わりに、ノアはより深く舌を彼女の中へ侵入させた。
指の腹で軽く肉芽をいじりながら、少しずつフィルを高みへと引っ張っていく。
「ふぁ……あ、あ、あっ、あんっ、や……ぁ」
ちゅ……くちゅ……ぴちゃっ……。
階下では未だにイリアの騎士達が盛り上がっているだろうに、
フィルの耳にはノアが己の秘唇に口づける音と互いの荒い息づかいしか聞こえていなかった。
知らず伸ばした手は関節が白くなるほどに強くシーツを握りしめている。
「ノ……ア殿……ぉ……わた、し……ヘンに……ひぁ……ぁんっ」
「ヘンで、構わないよ。すごく……綺麗だ、フィルさん……」
「そ……なこと……っあは……ぁっ、あ、あぁぁ……っ!」
肉芽を弄る指が速さを増した。
一気にフィルを昇り詰めさせようと、うねる胎内へ絶えず刺激を与えながらその芽を軽く摘み上げる。
「ダメ……ダメぇっ、わた……し……っく……ぅあぁぁぁっ……!」
一際高い声を上げて、フィルが達した。
白い裸身が弓なりに反り、ぐっと力がこもったかと思うと一気に弛緩する。
荒い呼吸に上下する胸の間を、汗が一滴伝っていった。
それを自分の指で掬い取って、フィルはまだ熱の籠もった虚ろな眼差しでノアを探す。
眼差しを彷徨わせる彼女の手を、ノアはそっと握り返した。
「っは……ぁ……あぁ……ノア殿……私は」
「そんな不安そうな顔しなくても……イったの、初めてだった?」
自分の顔を覗き込み、くすくす笑うノアに彼女は至極真面目に頷く。
38彼の昨日 彼女の明日11:02/10/08 23:29 ID:HOuqF6Tj
「い、イくと言うのですか、今のは……」
「フィルさんが最初に頑張ってくれたから、お返しかな。……嫌だった?」
「い、いえっ!すごく気持ちよかっ……た、です」
素直に口にしてから、自分が何を口走ったか理解してフィルは目を瞬かせて口を噤む。
とても、今の今まで自分の愛撫に喘ぎ声を上げていた彼女とは結びつかないその姿にまたしても笑い出すノア。
「の、ノア殿っ……!」
「あはは……ごめんごめん。可愛いよ、フィルさん」
「そ、そんな……ご、誤魔化したってダメですっ!」
自分の肩口に顔を埋めて笑うノア、その耳を思い切り引っ張ってフィルはそっぽを向いてしまう。
「わ、私は……本気で、真剣に思って、ノア殿の所に……来たのに……」
「分かってるよ。いや、分かってるつもり……かな」
急に耳元で真剣味を帯びたノアの声色にフィルは振り返った。
未だにノアは彼女の細い肩に顔を埋めていて、表情を見ることは叶わないが――
声と同様真剣な表情をしていることは容易に想像がつく。
「……ノア殿」
そっとフィルが伸ばした手でノアの髪に触れると、彼は半身を起こして柔らかく微笑んだ。
一番彼らしい、落ち着いた笑顔にフィルの口元も自然に笑み綻ぶ。
「さっきの……続き。して……くださいますか?」
「……喜んで」
ふっ、と自分の上からノアの重みが消え、夜気に晒されて泡立つ腕をフィルは懸命に伸ばし、ノアの首にすがりつく。
M字に開かれた脚、その間に熱い何かが触れて身体の奥が震えた。
「ん……はぁ……」
「フィルさん、初めて……だよな?」
「はっ……はい」
一度達して十分に潤った秘所に、少しだけノアのモノが沈む。
先だって自らの手で慰めたそれが自分の胎内に分け入ってくる、その喜びにフィルの身体は早くも熱を帯び始めていた。
――と同時に、破瓜の痛みに対しての潜在的な恐怖が彼女の肩にぐっと力を込めさせる。
「最初は痛いけど……我慢して」
「だ……っ、大丈夫ですっ」
「ほら、力むと痛いから」
微笑を湛えたままのノアの顔がぐっと近づいて、緊張に強張ったフィルの唇を塞ぐ。
宥めるような甘い口づけに、彼女の身体から力が抜けていくのを確かめながら、彼はぐっと腰を押し出した。
39彼の昨日 彼女の明日12:02/10/08 23:30 ID:HOuqF6Tj
「ん……むぅ……っふぁ……あ、あ……うぅっ」
重ねた唇ごしに、フィルの悲鳴めいた声が伝わってくる。
けれど、十分に潤った彼女の内壁はノアのモノを心地よく締め付け、戻ることは物理的にも精神的にも、出来そうにない。
覚悟を決めると、彼は唇を耳元へと滑らせた。
「ぅあ……あ、あ……く……ぅ……んぁぁぁっ……!」
耳朶から首筋にかけて伝わってくる快感と、胎内を引き裂くような痛み。
狭間で揺れるフィルの最奥まで一気に貫き通す。
薄い膜をちぎる感覚は、ごく一瞬で――結合部から僅かに滲んだ血が、生々しく彼女の破瓜を物語っていた。
「……辛い?」
「こ、このくらい……平気……ですっ」
荒い呼吸を整えながら、フィルは痛みを和らげようと下腹から力を慎重に力を抜いていく。
「あ……あぁ……で、でもノア殿が……今、私の中に、居るんですね……」
「ああ。俺と君と……一つになってる」
長い傭兵生活の中で、一夜限りの女性を抱いたことは幾度もある。
けれど、今ほど深く心まで繋がった夜はなかっただろう……。
フィルの黒髪を撫でながら、わき上がってきたのは喜びともう一つ。
――決心だった。
「フィルさん……動くよ?」
「はい……来て、下さい……」
初めて男を受け入れた胎内は、未だに痛みを覚えるほどに狭い。
だが、余計な力みがなくなった分、蜜に潤った内壁は幾分か滑りがよくなっていた。
僅かにノアが腰を引いただけで、じゅぷ、くちゅ、と濡れた音が零れて消える。
「くぅ……っは……あ、あっ……」
なるべくフィルを痛がらせないように、少しずつゆっくりと腰をグラインドさせていく。
膣内を満たしては引いていく、その動作を繰り返していく内に徐々にフィルの中からも快楽が痛みを上回り始めた。
「ぅん……っ、はぁ……ん……」
ず……ちゅ、くち……ぃ。
いやらしい音を立てて前後するノアのモノを締め上げ、もっととせがむように彼女の蜜壺はどんどん蜜を溢れさせる。
滑りの良くなった胎内を蹂躙するノアの動きも、それにつれて徐々に早まっていった。
40彼の昨日 彼女の明日13:02/10/08 23:32 ID:HOuqF6Tj
「あ……あっ、あは……ぁんっ、あんっ、す……すご……いぃっ……」
「っく……フィルさん……ッ!」
「ああぁっ、ノア殿……ぉ、すごい、すごいの……ぉっ!あっ、あっ、あぁんっ!」
ぐちゅっ、ちゅぷ、じゅぷっ……。
激しくぶつかる腰、結合部からは粘ついた水音が零れるが、それすらももう二人の耳には届いていない。
ノアの首にしがみつくようにして、フィルはいつの間にか自分からも腰を動かしていた。
「あっ、あぅ……んっ、こんな……の、ああっ、あぁぁんっ」
目元に涙をにじませて、快楽を貪る彼女に敵軍を震撼させた剣士の姿はない。
ただ、愛しい男との肉の交わりに悦び喘ぐ女の姿だけがそこにある。
そんなフィルの乱れ様に、ノアもまた背徳感めいた喜びを覚えていた。
気丈な彼女が、こんなにも乱れ自分を求めている。
それに応えるべく、夢中で腰をぶつけていく。
「くっ……ぅあ……フィルさん……中、出しても……いいの?」
「は……あぁ……ふぁ……んっ、な……か……?」
快楽に恍惚とした頭では、瞬間的に「中で出す」意味が分からなかったらしい。
一瞬フィルの瞳に不理解の色が浮かぶが、すぐに歓喜にかき消える。
「ああっ……くだ……さいっ……ノア殿の……全部……全部っ、私の……中に……ぁんっ」
喘ぎ混じりに叫ぶその声は、それだけでノアを高ぶらせた。
何も遠慮するところのなくなったノアは、軽くフィルの腰を抱え上げ一番感じる角度で彼女の内壁を突き上げる。
「ひぁ……ああぁっ、あぅ……っ、ダ……メぇ、私、もう……っ」
「フィルさん……くっ……!」
頭の中で、真っ白な何かが弾け――同時に果てた。
胎内を熱いものが満たしていく、その感覚を至福の内に覚えながらフィルの意識はすうっと闇に溶けていく……。
41彼の昨日 彼女の明日14:02/10/08 23:33 ID:HOuqF6Tj
「……決めた」
「えっ?」
翌朝。
目覚めたフィルを腕に抱いたまま、ノアは朝日の射し込む窓を見上げていた。
その眼差しには、一本筋の通った強固な意志が見受けられる。
「フィルさん、今日出発するんだよな?」
「あ……はい」
ノアの出発も、今日。
これが最初で最後の逢瀬なのだと思うと、フィルの表情も暗くならずにはいられない。
項垂れ、自分の胸板に額をすり寄せる彼女をそっと抱きしめ、ノアはきっぱりと言い放った。
「俺、ゼロット隊長に話してくるよ。騎士はやめて……旅に出るって」
「そうですか………………えぇ?」
驚きのあまり勢いよく上げた頭が、思い切りノアの顎にぶつかって固い音を立てる。
「……っ!」
「く……ぅ、す、すいません、ノア殿っ!」
双方、声も出ないほどに痛がってからしきり直しとばかりにフィルは半身を起こした。
「あ、あのっ、ノア殿……それって……」
「君と、一緒に行かせてくれないかな。どうにも俺は薄情な男らしくってね。
祖国のことより……君のことが大事でしょうがないんだ」
「……ノア殿……」
我ながら歯の浮くような言葉だけれど。
フィルの輝くような笑顔を前にしていると、そんなことはどうでもよく思えてくる。
「(――まあ、いいか)」
騎士としての道を捨てることには不安もあるが、きっとフィルと二人なら何とかやっていけるだろう。
運良く戦乱を生き延びたこの命、祖国ではなく一人の女性に捧げるのも悪くない。
胸に飛び込んできたフィルを抱き留め、今一度空へ向けられたノアの眼差しは、強い意志を秘めたまま穏やかな光を湛えていた。


その後、仲間達に惜しまれながらも祝福を受け、旅だった騎士と剣士の物語は世界の各地に残されている。
数多ある彼らの物語は、吟遊詩人達によって幾つにも分かれ伝えられたが、そのいずれもが彼らのことをこう歌う。
彼らは常に信頼できる相棒であり、仲睦まじい夫婦であったと……。
42前スレ756:02/10/08 23:37 ID:HOuqF6Tj
これにてノアフィルおしまいです。
タイトルと内容がかみ合ってないのは見なかったことにしておいてくだちい(w
フィルの衣装もかなり自分勝手な解釈いれてまつ。

倉庫さん>
前回のパーセシ+オーララのタイトルは『月下の秘め事』でおながいします。
またネタが出来たらウプさせていただきたいのですが……
いつまでも前スレ756は面倒くさいかなあ(藁

それでは、長々と失礼しました。ワンパターンになってきたので
もう少し勉強しつつ輸送車を担ぎながら逝ってきます。
43名無しさん@ピンキー:02/10/09 00:34 ID:9CUwq3NK
ノアフィルキタ━(゜∀゜)━( ゜∀)━(  ゜)━(  )━(`  )━(Д` )━(;´Д`)━!!
44名無しさん@ピンキー:02/10/09 02:32 ID:tIW7hGDQ
>>ミランダ萌え氏
いつも(;´Д`)ハァハァさせて貰ってます。
ただ、なんか口調や、台詞回しをもう少し「それっぽく」して欲しいです〜。
「動き」が感じられんのですわ。
45名無しさん@ピンキー:02/10/09 07:13 ID:oAav2fbE
>前スレ756氏
ウマー!いいもんみせてモラッタよ!アリガトウ……!
46ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/10 00:22 ID:O2gAJ9Ya
>>44
指摘アリガd
皆さん同じような事を思ってるんでしょうな。
まぁ自分でも至らぬところが多々あるのは分かってますし。
予定では前述のその6と
リーフ×オルエンでダンドラム要塞で仲間にして欲しいと言ってきたオルエンを、
スパイじゃないかと思って拷問にかける
というつもりでしたが、己の未熟さを知り暫く修行の旅に逝ってきます。
47名無しさん@ピンキー:02/10/10 02:38 ID:+NDdRH4O
>スパイじゃないかと思って拷問にかける
(;´Д`)ハァハァ
48名無しさん@ピンキー:02/10/10 21:38 ID:OrKsxtqs
また前スレにあの神が降臨しますたよ
49名無しさん@ピンキー:02/10/10 22:24 ID:T60qcC5a
>>46
リーフ×オルエン
素晴らしい!!是非拝見したいですな。
50名無しさん@ピンキー:02/10/11 15:31 ID:AFTwvUQM
前スレにまたもや通りすがりのスケベさん降臨!
dat落ちの前に読め!
51名無しさん@ピンキー:02/10/11 18:18 ID:FZy9b/2p
>>46
奇遇ですな、おれもそのしちゅ考えた
アウグスト×オルエンで

フュリー×シャガールそのうちうpしまつ
52ミランダ萌え ◆AoaQxHBxWg :02/10/12 00:30 ID:TP0Z2zJr
>>47 >>49
期待されてるようなので頑張って書いてみます。
でも、リーフの性格がゲームと違ってるよ。
>>51
やっぱり他にも同じような事を考える人はいるんですね。
フュリー×シャガール頑張ってください。

そろそろ名前変えようかな。
ミランダの終わったし。
53名無しさん@ピンキー:02/10/12 01:57 ID:nfZYNI1s
ノアフィル良かったっす。
ぜひぜひ続ききぼん。
54名無しさん@ピンキー:02/10/12 05:49 ID:Ayo1WNOf
おまいら!
通りすがりのスケベ殿がもう一本前スレにうpだ!
ユリアたんだ!
55名無しさん@ピンキー:02/10/12 11:48 ID:8/vz5f6R
ドロシーたん…
キボンヌ。
56名無しさん@ピンキー:02/10/12 20:17 ID:z5XT4cy5
>>55
通だね
57名無しさん@ピンキー:02/10/13 00:49 ID:8q1LdNGK
サウル×ドロシーでマターリなエロSSキボンヌ。
5855:02/10/13 10:08 ID:32iQx0OM
>56
いや、通って訳じゃ・・・
人気無いの?ドロシー。
59名無しさん@ピンキー:02/10/13 12:16 ID:gY/o4DpJ
>>58
エロパロ向けの人材ではないと思う。
ほのぼの、ちょっといい話には打って付けなんだが。
6055:02/10/13 14:25 ID:u/ZnDg02
>59
そうかぁ。
いや、キボンヌとか言っちゃったけど流してください。
ごめんね。ミンナ。
61名無しさん@ピンキー:02/10/14 05:54 ID:m7NKq/eB
あああ、前スレ落ちた〜
何もあんなコソーリとうpしなくてもいいじゃんかよう・・・
62名無しさん@ピンキー:02/10/14 16:00 ID:1kezY2Di
まぁマターリ待とうや
63名無しさん@ピンキー:02/10/15 03:59 ID:1xMC2zaw
ちょっと、書いてみました。
こんな感じでも良かったら、続きも予定してますです。

【血の絆】

「…父上、貴方の時代は既に終わっているのですよ…。さあ! シアルフィ防衛の任の
為、早々に出向かれよ!」
自らが侵してきた数多くの過ち、そして流血とその果てに。
大グランベル帝国皇帝アルヴィスは、自嘲し…心中でただ一度、こう呟く。
「…運命に抗い、終には…か」
だが口に出しては「分かった…」とただ一言。
父親を死地に赴かせる、息子。
そして、さめざめと泣いている…皇女。
親子が兄弟が憎しみ合い、時には愛し合い…綴られて来たこの歴史。
その時、ロプト教団総代主教マンフロイは自らの野心の結実を確信しながら、その悲劇
を眺めつつ、ほくそえむ。
時は、グラン暦777年。
全ては終局へと向かいつつあった。

ユリアはそのたゆたうような、闇の中に沈んで行く眠りから覚め、瞼を開く。
…そこは、ユリアが幼少時代、少女時代を過ごしてきた、懐かしくもあり忌まわしくも
ある思い出が澱のように降り積もっている…彼女の部屋であった。
「ふふ…相変わらず、ユリアは中々起きないんだ」
人の気配も、いやその存在すら気づかぬ内に、ユリウスはユリアが上体を起したベット
に横座りしながら、彼女の髪を優しく嬲っている。
そんなユリウスに愛おしさと憎しみを込めた、複雑な視線を送りながらも、幼き日、そ
して母が居て、父に優しく見守られて暮らしていたあの失われた日々を想い、ユリアの
その白い頬に涙が伝う。
「…もう、昔のお兄様では…無いのですね。今の貴方は…」
「今でも、僕は僕さ。暗黒神の化身…? ふふん。僕がこれを使って奴を利用している
だけさ」
そう言いながら、懐にしまい込まれている暗黒の聖書の表紙を指を這わせていた。
64名無しさん@ピンキー:02/10/15 04:01 ID:1xMC2zaw
ユリアは悲しそうに首を振る。
「いいえ。そう、思いこまされているだけです…。もう、昔のお兄様の心は…何処にも」
と、突然、ユリウスがユリアの細い頤を掴み、自らに引き寄せて、その唇を奪う。
「…っぅ」
ユリアが抵抗し、その唇から不自然なほどに紅い血を滴らせながら、ユリウスは呻いた。
その唇から滴る自らの血を、手の甲で拭いながら「…ほら。僕は昔のままに…ユリア、
君が好きだよ。勿論、お母様も好きだったけど…飽きちゃったしね」そして、邪気の無い
子供のように笑う。
ユリアの美しい銀髪は乱れ、額には汗でその髪が張りつき、止め処と無く溢れる涙は、
その頬から顎へ、そして顎から首筋へと伝い、薄物のショールを濡らし続けていた。

「はは。ユリア、可愛い僕の妹。ほら…君の涙が胸の部分を…ふふ」
突然のユリウスの言葉に驚き、自らが羽織っている物に対し、漸く関心を向け視線を向け
た。
それはとても薄く華奢な絹の薄物。
そして…それだけ、それ一枚をベールのように羽織っていた。
胸の部分は自らの涙に濡れ、柔らかな双丘とその小さな先端が垣間見得ていた。
かぁと、頬が熱くなり両の手でその透けている胸の部分を覆い隠し、その小さな肩を小刻
みに震わせる。
「やっぱり、イシュタルよりは小さいかな。でも…僕は良いと思う。ね? だから、隠さ
ないでもっと見せてよ」
「お、お兄様! い…いや、絶対にいやです…。お願い……お願いだから、昔のお兄様を
返して下さい…」
パン!
乾いた音が、その豪奢なユリアの私室に響き渡る。
惚けたように、自らの頬の部分に手を遣り、何が起こったのか理解出来ないというように、
呆然とユリウスを見つめる。
何故か、頬を張られた痛みは無かった。
「…覚えていないんだ。ね、ユリア。双子の僕達は良く、一緒に遊んだよね。一緒に、遊ん
で一緒に寝て、一緒に湯浴みをして…ユリアも喜んでいたじゃない」
そうして、思い出す。
…数々の忌まわしい、いや自らの淫蕩さと邪悪さを自らの心の内に隠し続けてきた事を。
65名無しさん@ピンキー:02/10/15 04:01 ID:1xMC2zaw
3年前。
まだ、アルヴィス皇帝がその実権を握っていた、幸福だった日々。
その、初夏。

「ね、早く早く! ほら、こんなに気持ち良いよ。ユリアも早くおいでよ!」
「いやだ、お兄様ったら。ふふ、でも本当に気持ちが良いの?」
バーハラの王宮、その庭園の涌き水がこんこんと湧き続ける小さな水辺にて。
子供とも言えず、さりとて大人でも無い…二人の兄弟が戯れていた。
「うん! だって、こんなに綺麗だし…ほら、それにこんなに冷たいよ!」
そう言い、ユリウスはまだ水辺で躊躇していたユリアに向かい、その限りなく透明な水を
ぱしゃぱちゃとかけだした。
その掛けられた水で、衣服をべちょべちょにしたユリアは「…冷た…! もう、お兄様の
馬鹿!」そう言いながらも、その口元は優しくほころんでいる。
ユリウスは水で濡れ、膨らみかけてきたユリアの胸、そして丸みを帯びてきた下半身が透
けているのを見ると、何故だか胸が苦しくなる自分を発見してから、まだそう日が立って
いなかった。
袖から滴る水を見遣りながら「…服、べしょべしょ。肌にくっ付いて気持ち悪いな…。も
う! お兄様の責任よ…」そして、ユリウスの視線を気にした風もなく、その濡れた衣服
を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿となり、その小さな水溜まりに浸かる。
「ど、どう? 入ったら結構気持ちが良いよね」
ユリアの淡雪のように白い、胸。
そして綺麗な首筋と頤。
呼吸のたびに、弾む細い首。
…ほんのりと、毛が茂り出した陰部。
その全ての部分が…ユリウスの胸を高鳴らせ、下半身を熱くする。
だが、二人とも王族としての教育は受けていたが、そのような下々の人間が学ぶような、
下賎な知識は持ち合わせていなかった。
66名無しさん@ピンキー:02/10/15 04:02 ID:1xMC2zaw
水を掻き分け、ユリアは楽しそうに泳いでいる。
そして、本能の導きか、或いは偶然の刹那か。
ユリウスは自身も分からぬまま、衝動的にユリアの背中に抱きつき、自らの下半身の物
を押し付ける。
「きゃ! な、何…お兄様?! 何だか…お尻の部分に熱いものが当たっている…とて
も熱い。もしかして、お兄様お風邪を召されたのでは?」
だが、ユリウスに答える余裕と理性は残されていなかった。
本能のままに、自らのものをユリアの背中や臀部の割れ目に押し付け、こすり付け、そ
の度に、今まで味わった事が無い快感が波のように押し寄せてくる。
流石に、異常に気づいたのかユリアが「お兄様…何これ……? どうして、お兄様の熱
くてぬめぬめとした物を私に押し付けるのですか? 何だか気持ち悪い…」そうして、
泉から出ようとする、ユリアを押さえつけて、更にまだ小さな胸に手を置き、もみしだく。
「…いやぁ…! ん、お、お兄様ぁ…ぅ。厭ぁ…」
その瞬間、ユリアは背中に熱い何かを感じ、泉に白く白濁したものがふわりと浮かび上が
る。
ユリウスは声も無く、荒い呼吸を繰り返していた。

「……私、もう行きます。お兄様の馬鹿!」
そんなユリアの手を引っ張りながら「ごめん。でも…とっても楽しい事、分かったから。
きっとユリアも楽しいと思うから…ね? お願い」
兄のその優しげな声に、ユリアは弱かった。
だが、それよりも。
胸や背中を刺激されていた時に感じた感触、そして好奇心だった。
67名無しさん@ピンキー:02/10/15 04:03 ID:1xMC2zaw
「ほら、ユリア。後ろ向いて」
兄の言葉どおり、下半身を水に浸からせながら、上半身は水から出して、地に両手を突く。
「…いやぁ…くすぐったいよ…。っぁ…ん。厭ぁ…そんな所ぉ…」
ユリウスは、ユリアの秘所に舌を突き入れ、闇雲に掻き回す。
ユリアの鼻に掛かったような、少しだけ何時もと違った声を聞くだけでも、そうする価値
はあった。
「…な、なにかしら…。ん……ふぅ…ぁ…。ん…ぁ」
始めは、ユリウスの舌が舐る音だけだったのだが、しだいに違うぺちゃぺちゃあという音
が響き出す。
「はぁはぁ…ユリア、粗相しちゃったみたいだよ…でも、僕が全部飲んで上げるから。お
母様にも誰にもばれないから…」
しだいに、卑猥な水音と粘液の音が増し、二人の呼吸も荒くなる。
ユリアは無意識の内に、ユリウスの舌をより深く受け入れる事が出来るよう、自ら腰を浮かせ、
双子の兄の顔に押し付けていた。
「…ふぁ…ぁ…。ぉ、お兄様ぁ…ん。ユリアぁ…ユリア……はぁ…怖いよう…ぅん」
ユリアの瞳は虚ろになり、その小さな唇の端からは透明な涎が頬から首筋へと伝って、
呼吸も先程より、早いペースとなりつつあった。
そして、ユリアは地に突けた両手で芝生ごと土を掻き毟りながら……。
「ん…ぅ! んぁ…ッ! …お兄様ぁ……気持ち良い…気持ち良いよぅ…ふぁ…ぅ…ぁ!」
そうして、まだ浅いながらも始めての絶頂を迎えた。

時は、グラン暦773年。
未だ、待ちうける運命をも知らずに。
68名無しさん@ピンキー:02/10/15 18:37 ID:8/g9W4zT
ティアサガが少ない
(´・ω・`)てな訳でティアサガの小説キボン。エリシャたん
(;´д`)ハァハァ
69bloom:02/10/15 18:48 ID:mtXXKB4U
70名無しさん@ピンキー:02/10/15 21:10 ID:6ksS2Z42
ユリアは近親相姦から逃れられないのか・・・(;´Д`)ハァハァ
71前スレ756:02/10/15 22:48 ID:wOIYW+65
遅ればせながら前スレ756です。感想ありがとうございました。
励みになりまつ。
サウドロも書いてみたいですが、どうもあの二人は想像つかない……。
一応、次はゲイル×ミレディとかツァイス×エレンとかベルン騎士あたりを
書いてみようかと構想を練っております。
ワカンバッカリデゴメンナサイ(´・ω・`)ショボーン

>53
あれの続編ですか?
旅の最中でノアに開発されていくフィルタンとか……?(;´Д`)ハァハァ
か、考えておきます。
72名無しさん@ピンキー:02/10/15 23:15 ID:aHP5JGgo
アーサーやセティなど近親以外のユリアを禿しくキボン。
レヴィンとかもシチュ的にかなり。(;´Д`)ハァハァ
7363:02/10/15 23:36 ID:ajaRXB8d
>>72
例えば、どのようなシチュが好きですか?
74名無しさん@ピンキー:02/10/15 23:39 ID:abpVhPrU
遅レスだが
>59 (ドロシーはエロパロ向きの人材ではない)
ならエロパロ向きの人材って誰よ。
個人的には毒吸いイベントハァハァ(´Д`;)ゆえ
ケイトorシエラお姉さま。
ちょうど>68希望のティアサガだし誰か書きません?
75名無しさん@ピンキー:02/10/16 00:11 ID:H5434CJm
7663:02/10/16 00:45 ID:QlZnFVu3
また、ユリアですが、今夜中にアプできそうです。
…でも、また近親ものなんだよなぁ。

>>75
それ、面白そうですね。
さっそく、かきこしましたよ。
7772:02/10/16 01:13 ID:JNcJ38oz
>63=73
基本はたとえ鬼畜であっても愛のあるものが好きなんで、
すでに恋人同士なのに兄貴ばかり気にするユリアを無理矢理、
とか結構萌えるのでつ。(;´Д`)ハァハァハァ
あと記憶を失ってレヴィンに性知識を教えてもらうユリアにも(;´Д`)ハァハァ

自分的に63氏の文章スゴク(・∀・)イイ!ので、次の作品も楽しみにしてまつ。
7859:02/10/16 01:18 ID:Z4hN5rDB
シリーズ通しても、一番エロパロには向かないと思う<ドロシー

封印ではセシリアがずばぬけてエロパロ向けだと思う。
ロイ、リリーナ、エルフィン、パーシバル、サウル、ナーシェンと
相手もシチュエーションもよりどりみどり。三角関係も二つ組めるし。
7963:02/10/16 02:10 ID:KHi+cdwu
【愛に全てを】

バーハラの都にて。
その日のバーハラ城での夜会は、燦然とした煌きを夜の闇に放ち、空に冠する星々とその煌きを
競い合っているかのようであった。
しかし、城下の町並みに賑わいは無く…辺境では反乱軍が蜂起したという噂が下々の民にとって
の唯一の希望ですらあった、終わりの始まりの夜。
ようやく、第一皇女としての役割を終え、自室に戻り大鏡の前でその華奢な首に掛かるネックレ
スを外しながら、吐息する…ユリア。
美と汚辱。
清廉さと汚濁。
そして、闇と光。
全てのコントラストが明確であり、先を見る目がある有力貴族は序々に王家から教団へとその忠
誠の対象を移行させつつある。
もう一度嘆息と共に「…お父様。手遅れになる前にどうかお気づき下さい……」祈るような呟き、
そして繰言。

コンコン。
「…ユリア。私だ」
ユリアは脱ぎかけていた、夜装会の為のドレスを前で軽く合わせながら、扉を開ける。
室内の柔らかく、仄かに暖かいランプの光が室内から廊下へと漏れで、陰影に富んだ影を皇帝ア
ルヴィスの顔に投げかけていた。
そんな父の険しく、そして些か疲れたような表情を伺いながら、優しく気遣うかのように。
「お父様。どうなされたのですか?」そして、彼女の部屋の前で立ちすくむアルヴィスを自らの
部屋へと招き入れた。
8063:02/10/16 02:11 ID:KHi+cdwu
「…今夜はお前も疲れただろう。済まないな…ディアドラの替わりにお前をあのような愚物ども
への酌婦のような真似をさせねばならぬとはな…」
そして、自嘲するかのように陰惨に笑う。
ユリアは父が好きだった。
いつも優しく、髪を撫でてくれた。
だから…自然と、ユリアは父の自らの髪の色とは異なる燃え立つような赤い髪を抱きかかえるか
のように優しく、梳く。
そして微笑みを浮かべながら「いいえ。お母様がお風邪を召していらっしゃる時ぐらいは、私、
お父様のお役に立ちたいです」とアルヴィスの耳元で囁きながら。

ユリアの胸に頭を凭れ掛けさせながら、アルヴィスの腕が細いユリアの体を抱きすくめ、自らへ
と抱き寄せる。
そんな父の行動に些か驚きながらも、楚々としてユリアは父に身を委ねる。
「…お前は優しいな、ユリア。出会った頃の…ディアドラと良く似ている…。こうしていると…
昔を想いだすな…」
「お父様はお疲れなのです。暫し、公務を離れ…」
と、そのユリアの言葉はアルヴィスの怒声によりかき消された。
「ならぬ! 今、私が一日でも公務から離れてしまう事は…な。いや…怒鳴って済まなかった
な…我が愛しの娘よ」
「……」
ユリアとて、盲目でも聾唖でも無い以上、現在の宮廷及び軍事の状況は大体の所は把握している。
…その原因が、双子の兄ユリウスであり…ロプト教団であると言う事も。
8163:02/10/16 02:12 ID:KHi+cdwu
アルヴィスはユリアを抱きしめていた手を更に強める。
軽く柳眉を顰めるが、口にだしてはなにも言わずただ苦しげな吐息を一つ。
そして、父の手がドレスの大きく開かれた胸元から手を差し入れ出しても何も言わなかった。
いや、言えなかった。
その動作の一つ一つに…孤独が感じられたから。
アルヴィスは娘の胸元に手を差し入れながら、流石に躊躇を感じたのか、ユリアの表情を伺って
いた。
そんな父が…哀れでもあり、愛しくもあり……だから、優しく微笑み頷く。

ランプが消され、部屋には夜の闇と…城下からの炎が小さく揺らめく、その赤々とした光が微か
に届くのみ。
天蓋のついたベッドの下、父と娘は臥所を共にし、睦み会う。
一つだけ空いた窓からの炎の色に顔の半分を染めながら、アルヴィスは娘のドレスを脱がさずに、
大きく開いた胸元から肌蹴させ、スカートの中に手を伸ばしながら。
「…このままでよかろう。明日、下女に問われた際は月の物が来たゆえ、下履は捨てたと申せば
良いからな…」
ユリアは唇と目を固く閉じながら、コクコクと小さく頷く。
これが始めてでは無かったが…やはり、このような行為を忌まわしく思っている自分が居た。
ふ、とユリアのスカートの中から下履が剥ぎ取られ、その投げ捨てられた下履はゆらゆらと闇に
舞う蝶のように、石床に落ちた。
くちゅ、という淫靡な音が響き、父と娘の唇と唇が触れ合い、つぅーと透明な唾液がユリアの頬
へと伝う。
「…ん。お父様…ユリア、お父様をお慕い致しております……んぅ」
そんなユリアの言葉には答えず、その細い体に些か不釣合いなほど豊満な胸の間に顔を埋め、ユ
リアの心音を聞くかのように、瞳を閉じながら手はその乳房の先端を弄ぶ。
「……ふぅ…ぁ。ぁ…ぁん」
固く結ばれた、ユリアの唇の間から、切なげな吐息が漏れ、その色白の肌がほんのりと色づき、
しっとりとした汗がユリアの肌をしっとりと心地の良いものとする。
8263:02/10/16 02:13 ID:KHi+cdwu
「…やはり、血は争えぬか…私も、な……」
アルヴィスがそう小さくひとりごちた声は、誰にも届かずに。

そして、アルヴィスはユリアのスカートを大きく捲り上げ、その局部を露にする。
ほっそりとした、双脚。
その付け根のほんのりと茂った、陰部。
全てが非現実的なほどに…美しかった。
ユリアは心細そうに顔を覆いながら、体を小さく震わせている。
「お、お父様…。ユ…リア、とても恥ずかしいです……」
アルヴィスは小さく微笑みながら「…ディアドラも同じ事を言っていたな。…ユリア、お前は
美しい、誰よりも…各段にな。恐れる事も恥じるいる事も無い」そして、ユリアのスカートの
下の秘所に口付けし、ゆっくりと舌を差し入れ行く。
「ひゃ…ぅん。…くぅ…ぁぅん」
舌を差し入れられた瞬間、軽く背を仰け反らせ、甘い鼻にかかった声が漏れ出るのを押さえな
がら、スカートを自ら捲りつつ、そのドレスが自らの愛液で汚れないようにする事が全てであった。
ちろちろとした、舌の動きに合わせ、意図せずともユリアの腰は自然と宙に向かい突き出され、
秘めたる嬌声もそのピッチが上がっていく。
「ふぅ…んぁ。…ぁ…ぅはぁ…お父様…お父様ァァ……」
その瞬間、ユリアの体は一瞬強張り、局部に舌を突き入れていたアルヴィスの口元に何か熱い
液体が掛かった。
肩で息をしながら、ユリアは泣いていた。
だが、その涙に濡れた表情も又、アルヴィスの残酷な嗜虐心と愛おしさを募らせる。
ユリアの胸元のドレスを引き裂き、その豊かな双丘を露出させ、その胸の狭間に自らの物を押
し付け、ユリアの暖かい肌、しっとりとした感触を楽しみながら少しづつ腰を上下させて行く。
8363:02/10/16 02:14 ID:KHi+cdwu
アルヴィスは恍惚とした表情で、喉元を逸らしながら固く眼を瞑り、くちゃくちゃとした音
を立てながら、ユリアの胸に自らの物を擦り付け続ける。
ユリアはいつものように、その父の物が自らの胸で圧迫されるよう、胸を手で押し付けなが
ら、ちろちろとその先端を口に含みながら舐る。
何か、暖かい液体がユリアの胸や顔に一滴二滴落ちかかり、父の物を口に含みながら上目遣い
に上を見上げる。
…アルヴィスは、父は泣いていた。
その口から漏れ出るは母の名。
そう、このように弱くて、それでいて…強くて優しい父。
だから、私は父の為ならば出来ない事は無い。
それが…この地上に倫理に背こうとも。

アルヴィスの腰の動きが激しくなり、ユリアの喉の奥へも容赦なくその自らの物を差し入れ、
双丘に擦り続ける。
そして…父の鈍い呻きと共に。
「うぐぅ…っ!」ユリアは半分白目を向き、必死に嘔吐を耐えた。
それでも、喉の奥にはシュッシュッと何度か、熱いどろどろとした液体が叩き付けられ、そ
の度に、嘔吐を耐える為、涙がぽろぽろと零れ落ちる。
ようやく、ユリアの口から自らの物を抜き、ユリアのその端正な顔にユリアの唾液と自らの
白濁液に塗れた、陰部を押し付け、もう一度小さく射精し、その顔をべとりと白濁液で汚し
た。
そして苦しげに息を付きながら「…弱い父を許してくれ」と一言。

だから、全てを許せた。
父を愛する事が出来た。
未だ、荒い息を付いている父の顔をその両手で挟みながら、微笑みつつその唇に自らの唇を
重ねる。
伝い落ち、顔を彩っている白濁液さえも愛しく。
8463:02/10/16 02:16 ID:KHi+cdwu
ユリアはドレスを捲りながら、ゆっくりと仰向けに寝そべっている父の陰部に向かい、腰を
落として行く。
ドレスを両手で捲っている為、両手の自由が利かず、父にまたがる形でその細い両脚で全て
を差さえなくては成らない。
ふとともと脹脛は、苦しげに震える。
「…無理はするなよ、ユリア」
そう心配そうに下から見上げるている父に向かい、ほっこりと微笑み首を横に振る。
「私、お父様のお力になりたいのです。でも…今はまだ、このような事しか出来ませんから」
ゆっくりと、アルヴィスの物がユリアの陰部にぬぷぬぷと飲み込まれて行く。
「ぅはぁ! ん…ぁ、はぁ…お父様ァ……お父様ァッ!」
くちゅくちゅと言う、淫猥な音と肉と肉がぶつかる音、そして…一人の男と女の獣じみた
喘ぎと呻きがユリアの少女らしく可愛らしい部屋に響く。
「…あふぅん……ッ。ぁ…お父様ぁ……胸にも頂きとう御座いますぅ…ゥ!」

騎上位になり、自ら銀髪を宙に揺らめかせながら腰を振りつづける、大グランベル帝国第一
皇女ユリア、そしてその父たる皇帝。
全ては…運命と血の導きのままに。

アルヴィスは娘の豊満な胸をもみしだきながら、想う。
罪に罪を重ね、いやだからこそアルヴィスは子を欲していた。
──ミズカラノムスメトノコヲ──
それにより、今度こそ、完全なる闇が払拭された血を持つ子が…。
既に常軌を逸していたのかもしれない。
或いは、自身さえそのような妄想は信じていなかったのかもしれない。
だが…アルヴィスはその幻想に縋っていた。
8563:02/10/16 02:16 ID:KHi+cdwu
闇に踊る銀髪。
散る汗。
ぎしぎしという、ベットの軋み。
全ては、高みへと向かいつつあった。

そして、ユリアの腰の動きが激しさを増して行く。
「ぁ…んぁ! ぅ…心地よいですぅ…ぁふぅん……お父様ァァ!」
ユリアの背筋は電流が走ったかのように、仰け反り、口をぱくつかせながら。
「ぁぁ…ぅ…来る…ぅッ!! あ、あ…お父様……ユリアぁ……ふああああ!!」
その瞬間、アルヴィスの白濁液がユリアの子宮の奥に勢い良く、叩き付けられ、二人の親子
の意識は白い世界へと飛んで行った。

ユリアは父の広い胸に顔を埋めながら、父の手が自らの髪を梳るのを目を細めて受け入れて
いた。
行為の後の父は、穏やかで…何時もこうして髪を撫でてくれた。
それだけがただ、嬉しくて。
「ねぇ、お父様? 城下で先程より燃え盛っている炎は何なのでしょうか?」
アルヴィスはその窓から見下ろす、城下の炎を見遣りながら。
「…あれは私の仕事だ。ユリアは何も気にせず、何も…考えず、眠りなさい」
ユリアはくすくすと小さく笑い「…はい。おやすみなさい…お父様」そう言い、心地よさう
に瞼を閉じる。
「ああ。おやすみ…ユリア」

その夜も…ベルクローゼンによる……火刑は罪の無い人々を焼き殺し、その狂った炎がバーハ
ラの城下を彩り続けていた。
アルヴィスは傍らのユリアの寝息を聞きながら、ただその火刑に処されている人々が放つ最後
の光を見つめ続ける。

黄昏の帝国には、落日が迫りつつあった。
8663:02/10/16 02:20 ID:KHi+cdwu
又、書いてみました。
出来れば、感想宜しくお願い致します。
…どうも、前置きが長くなるのとエロが少なくなってしますんですよねぇ。

>>77
一応、鬼畜ながらも愛があるとは想うのですが如何なものでしょう(w
感想、ありがとう御座いますね。
期待に添えるかは、些か微妙ですが…。
8772:02/10/16 03:30 ID:YW3R69Uq
>63氏
いいものを見せてくれてありがとう!
ほんとは当方近親関係は全般だめなのだが、丁寧に導入部分が書かれているんで
自分でも驚くくらいすんなり読めたし、かなり萌えたよ。
アルヴィスの苦悩する様とユリアの健気さが(・∀・)イイ!

ただあえて言うと、やや現実味に欠けるから
ユリアの一人称は名前じゃないほうがいいかも。
8855:02/10/16 10:05 ID:CkGp7gLg
>59=78
>シリーズ通しても、一番エロパロには向かないと思う<ドロシー

自分が通である事を知った出勤前の朝…ショックDA!!
89名無しさん@ピンキー:02/10/16 12:46 ID:AodQ+jlR
>>78
ク、クラリーネはダメでつか?
捕まった挙句、体をベルンへの贈り物にされてしまってるんですけどハァハァ
9063:02/10/16 20:46 ID:2/iTh1L+
>72
またまた、ご感想ありがとうございます。
うーん。
個人的にはファンタジーとしての近親は好きなのですが、
生々しいのはちょっと(w

一人称は少々あざとかったようですね…。
今度は又、違うキャラやシチュで挑戦したいです。
91名無しさん@ピンキー:02/10/16 23:07 ID:Go9XMqxO
>>63氏。ティアサガを書いて下さい。お願いします
9263:02/10/16 23:38 ID:uMSrJaKc
前スレの通りすがりさんのユリア話読みたかったですねぇ。
後、一月は待たねば成らないのは辛い…。
特にご要望がないようでしたら、次はサラを予定しておりますです、はい。

>91
…すまそ。
ティアサガは個人的に、想い入れが無い故か殆ど覚えていません…(w
それ以外の、紋章、聖戦、トラキアなら何でもなんですが…。
93名無しさん@ピンキー:02/10/17 02:31 ID:4LgYqD8e
>>63
とてもよかったよ(;´Д`)
欲を言えばもっと鬼畜にして欲しかったりして…。
94名無しさん@ピンキー:02/10/17 02:51 ID:qVWC3rkp
>63氏
当方近親萌なので、二つとも(;´д`)ハァハァしました。
ユリユリは見たことあるけど、アルヴィスは想像したことなかったよ、結構よいかも…(w
エロシーンは少な目かもしれないけど丁寧な描写がとても好みです。
できれば自分はレヴィンに調教されるユリアで(;´д`)ハァハァキボン。
95名無しさん@ピンキー:02/10/17 07:19 ID:olxWrJ3t
俺としてはユリアがセリスとか以外とってのはあんま想像できないな・・・
レヴィンはなかなかいいかも
96名無しさん@ピンキー:02/10/17 11:23 ID:MjSdNEzB
女体描写が人によって違うのはおもしろいな。
ここで書いてる方は、ユリアの胸大きめに設定してるのね。
97名無しさん@ピンキー:02/10/17 16:38 ID:X1TQtqK9
ここは近親好きが多いのか・・・・
98名無しさん@ピンキー:02/10/17 18:55 ID:4LgYqD8e
ドズルの斧兄弟と乱取りするラクチェ、というのが見てみたかったり
9963:02/10/17 19:26 ID:lfKiGTkZ
又後で、ディアドラをあぷ出来そうです。
…微妙に繋がり物になっていたりする罠。
多分、次があったらレヴィンとその他大勢×ユリアです。

10063:02/10/17 22:51 ID:RbN2XCzu
【全ての災いと希望と】

雨で濡れそぼった石畳の街路。
遠くからは雷鳴が轟き、その皇帝の出立を見送る者も少なく、亡国の王が亡命でも
するかのようにひっそりと執り行われて。
王都の城門の前まで見送るは、皇妃ディアドラと第一皇女ユリア…そして、ヴェル
トマー家由来の近臣数名のみであった。

「…アルヴィス様の御帰還、お待ち申しております。どうか…お気をつけ下さい」
忍び寄る寒気にベールを前に合わせながら、ディアドラは不安げな表情を浮かべつ
つ、夫であるアルヴィスに別れの言葉を告げる。
騎乗している乗馬をいなしながら、アルヴィスは不器用に笑みを浮かべながら「何、
ミレトスへの視察なぞ何の事は無い。…お前達を連れて行ければ良いのだがな…」
そして、軽く頭を振る。
(…あの地で行われている教団の蛮行を見せたくは無い。それが…私の唯一のエゴ
であるやもしれぬが…)
「あの…お父様の無事の御帰還、私…神々にお祈り致します。それに…私…」
「…良い、ユリア。もう…何ももうさねどお前の優しい心遣い…分かっておる」
(だが…神々は私を罰する事はあれ…加護は期待出来ぬがな…)
そう内心、呟き…馬首をひるめかせ…教団による子供狩への視察へと向かうアル
ヴィス。
そして…ついに彼が王都へと戻る事は無く、これが偽りと欺瞞…それでも愛に満ち
ていたこの世での営みの終焉でもあった。
10163:02/10/17 22:52 ID:RbN2XCzu
その夜。
ユリアの部屋の扉をノックする音と共に「ユリア。大切なお話があります」という、
ディアドラの声が舞いこむ。
「お母様。どうなされたのですか? このような夜半過ぎに…」そう言いながら、
扉を開けるユリアの目に映るディアドラは、何時もの宮廷での皇妃の服装では無く、
荒い布で織られた、灰色のロープをはおい、杖を一錫その白い手に握られていた。
「…何も言わず聞いて。これより…貴方をこのバーハラいえ、グランベルより遠く
離れた地へと転送します。……そして、これから貴方は辛い体験をすると思います…」
そこで言葉に詰まり、右の甲で口を押さえ声も無く嗚咽するディアドラ。
母の肩を掻き抱きながら「お母様…。私には何も分からないけれど…お母様がそう
しろと言われるのなら、私はそれに従います。だから…泣かないで…お母様」そう、
呟きながらユリアの頬にも何時しか涙が伝う。

「クックック…。茶番もそこまでにして頂こうかな。僕の愛する母上、そして妹よ…」
何時の間にか、部屋の中央に立ちながら、そんな母娘の様子を嘲笑う…皇子ユリウス。
ディアドラがユリアを庇うように立ち、微笑みながら呟く。
「…これも私の運命。あの人に出会った時からの。でも…ユリアとアルヴィス様には
手だしをさせません!」
ゆっくりと、印を切りながら唱えるは神竜ナーガの書の一節。
そして、最後の詠唱を終えようとした瞬間、ディアドラは涙と共に崩れ落ち「…やはり、
私には…我が子を殺める事は出来ない…」
「でも僕にはそれが出来る。貴様にはもう用は無い…」
ユリウスは詠唱を口にしながら、ふと、手を顎に当て何かを考え、突然詠唱を止め、邪
気の無い表情で微笑みながら。
「…そうそう。父を殺し、母を娶る。こんな神話があったね。殺すのは何時でも出来る
し」そう言い放つと、ユリアに向かいスリープの杖を振るい、その場で昏倒させる。
10263:02/10/17 22:54 ID:RbN2XCzu
「…止めなさいユリウス……。お願い…それだけは…それだけは許して……お願い…」
震える口調でディアドラは嘆きの言葉を口にしながら、じりじりとユリウスから遠ざか
ろうとするのだが、次第に部屋の隅に追い詰められて。
「…母上は何時までも綺麗だな。多分…竜族の血は老化をも遅めるのかな? だって、
その真っ白な太腿。綺麗なうなじと首筋。…ふふ、あの男もさぞや溺れた事だろうね、
母上の肉体にね」
ディアドラは自らの息子からの嘲りに、頬を染めはおっているローブをきつく握り締
める。
ふ、と空間を滑るようにディアドラの前に立ったユリウスは、母の頤を持ち上げ、口
付けをする。
いやいや、と首を振るディアドラの瞳からは涙が溢れ、口元からは二人の混ざり合っ
た唾液が伝い、床に滴った。
ユリウスが唇を離すと、その間を透明な粘液が糸を引く。
そして肩で息をし、冷たい石の床に崩れ落ちるディアドラの脚の付け根を足蹴にし、
そのつま先に力を入れながら冷たくほくそえむ。
目を閉じ、必死に痛みと不快感、そして女としての肉体から湧き上がるものを抑制し
ながらも呻き声が漏れるのを留める事は出来なかった。
「…くぅ…痛ぅ…ん。こ、殺すのならば…どうか辱めないでっ…」
その言葉を聞き、ユリウスは更につま先に込める力を強め、陰部をえぐるかのように
容赦無く、その部位を蹂躙する。
「ふぅ…ぁ! はぁ……ぅ…ぁ。ん…ん…ぁ」
「おやおや、はしたない。母上の体は流石に熟しておられる。もう、反応して来たの
かな?」
ユリウスの足先による責めを逃れるかのように、床に蹲りつま先から逃れようと、這
いずる皇妃。
涙を流しながらユリウスを見上げ「はぁはぁ…もう…早く殺して…」そう言い募る、
ディアドラは額や頬に髪の毛を張りつかせ、その白い肌を上気させている。
少しだけ痛みに歪んだ表情はユリウスの劣情を更に誘う。
「ほら。何だかローブが母上のあそこに張りついて来ましたよ。ふふ…感じてきたの
かなぁ」
そして、ディアドラの前に膝を付き顔を同じ高さに合わせ、一気にローブの上半身を
引き裂く。
10363:02/10/17 22:55 ID:RbN2XCzu
とっさに、ユリアと同じように豊満で染み一つ無い雪のように白いの双丘を手で覆い
隠し、体を丸めて赤子のように震えている。
「今直ぐに殺してもいいんだけど、その後は…我が愛しの妹を殺さなくてはならない
僕の辛さも少しは考えてよ、母上」
ユリウスのその言葉にはっとし、そして暫しの瞑目の後、ゆっくりと顔を上げ、胸を
覆っていた手を除き、その双丘をあらわとする。

その双丘は彼が知っている唯一の女性、イシュタルの物とは異なり、双丘の頂上に位
置する乳首は野苺のように、赤い。
その乳首を口に含み、ユリウスは無心に舐めしゃぶる。
その姿だけは、まるで昔と変わらぬかのように。
ディアドラは唇を噛みながら、暗い天井を見上げつつ自らの肉体を呪い、耐える。
このような忌まわしい状況ですら、官能の波が背筋を伝い、肌を粟立てる事に対して。
突然、ユリウスが口に含んでいた乳首を甘噛みする。
痛みと心地よさが同居したその感覚に思わず喘いだ。
「母上…乳首が立ってきましたよ。ふん! 所詮は、お前もただの女さ」
「…ぅ…ぁ、お願いユリウス…そんな事、言わないで……う…ぁ」
だが、優しい舌での嬲り、そして突然の甘噛み。
序々に快感は抗いがたいものとなり、心とは裏腹に肉体はその反応を受け止め、乳首
が立ってくる。
「はぁはぁはぁ…申し訳ありませ…ん…んぅ。ぁ…アルヴィス様ぁ…ぁ」
「…では、面白いものでもお見せしましょうか」
そう言い、ユリウスはその姿を変えた。
その姿を見た瞬間、ディアドラはついに、喘ぎ声を押さえることができなくなる。
そして、歯型が付くほどに強く、乳首を噛まれ…ディアドラは喘ぎ声を押さえる事が
出来ず、女として鳴いた。
「…あぁ…シグルト様ァァ…ん…んっ!」
ディアドラが軽く気を逝かせる寸前、その豊かに張った双丘の乳首から乳が小さな噴
水のように噴出し、シグルトの姿をしたユリウスの顔面にこびり付く。
10463:02/10/17 22:57 ID:RbN2XCzu
ディアドラは恐怖と悲しみ、そして懐かしさと快感により見当識を失い、母から一人
の女へと還っていた。
自ら積極的にユリウスの首に腕を回し、その自らが汚した顔面を舐め回し、乳が滴って
いる双丘をその体へと押し付け、快楽を少しでも貪っている。
「…シグルト様…シグルト様ぁ! 会いたかった…寂しくて…孤独で…でも…でもっ!」
ディアドラの下腹からその下部の茂みへと手を這わせながら、口付けしその口腔内を
しゃぶりつつ。
「私もだよ。ああ、愛しの妻よ…又、何時ものようにしておくれ」
その瞳に淫蕩な色を浮かべつつ、首をこくりと頷かせながらユリウスの物を着物の裾
から弄りだし、ゆっくりと上目遣いにそれを口に含んで行く。
ちゅぷちゅぷという、ディアドラの唾液とユリウスの物の先から滲む粘液により、その
口元を汚しながらも、舌を使い、自らの咽頭部までユリウスの物を向かい入れ、美味し
そうにしゃぶり尽くす。
ユリウスはディアドラの頭を押さえながら、一気に咽頭部より奥の食道まで自らの物を
深々と差し入れ、自らの精を一気に放つ。
「げふっ…ごほっ…はぁはぁ、シグルト様? 精を行かれたようですね…」
そして、優しげに微笑みながら口元からユリウスが放った精液が伝うのを、まるで勿体
ないかのように、舌なめずりしこくりと飲み込む。

「ディアドラ…さあ、そんな無粋なローブは捨て去り、君の素肌を…さあ」
ディアドラはがさがさと衣擦れの音を立てながら、一気にロープを脱ぎ捨て、その足元
に脱ぎ捨てられたローブが山となる。
既にディアドラの体はシグルト、そしてアルヴィスと二人の男を経験し、そして子を成
した事から、まさに円熟の極みに達し、匂い立たんばかりの色香と、微かな麝香のよう
な香り、そして陰部はその愛液により、てらてらと室内の暗い光源を反射し、輝いていた。
ユリウスは、冷静な判断が出来なくなり、その自らが生まれ出でた場所、そして今は、
芳しい愛液を滴らせている、ディアドラの陰部に舌を付き入れ、しゃぶり、嬲る。
10563:02/10/17 22:57 ID:RbN2XCzu
自らの足元に蹲り、自らの陰部に顔を埋めんがばかりにしゃぶっている男の肩を掴み、
その冷え切った室内が暖まるほど、上気し、髪と振り乱しながら鳴く。
「んぁ…はぁ…良いです……とても良いですぅ…ぁ! あ…ん、ふぅぁあぁあぁ…気を、
私ぃ…気を逝ってしまいますっ…あぅ…イッ!」
気を逝く瞬間、掴んでいた男の肩に爪を突き立て、自らも食いしばった唇の端が破れ、
真っ赤な血がつぅーと首筋を伝い、床に溜まっている愛液と混ざりピンクのどろどろと
した池を作る。
「豚が。所詮は売女…か」
そう呟く、ユリウスの嘲りさえも既に耳に入らず。
ディアドラは自らが作った、粘液の池に身を伏せながら茫洋とした視線を宙にさ迷わせ
ながら、荒い息を付いているのみ。

「ひ…ぅ! うん…ぁ…ぁッ! あぁ……う…ぅっ」
その床に蹲り肩で荒い息を繰り返しているディアドラに休む間を与えずにうつ伏せにし、
その不自然なほどに白い臀部を突き上げさせて、一気にその自らが生まれた場所へと
自らの物を突き立てた。
「はぁぁ…イイ……あふぅ…っ! ぁ…あ、シグルト様ァァ!」
ディアドラも快楽を貪るかのように、臀部を自ら高く突き上げ腰を前後左右に蠢かせ、
より深くユリウスの物をその陰部に貪欲に飲み込んで行く。
「くっ…」ユリウスはその陰部内の締付けと、ディアドラの腰の動きに翻弄され、思わ
ずその白い臀部に爪を突き立て、呻く。
ぬぽぬぽ、或いはぐちゃぐちゃと淫液が糸を引き、粘り合い…そして、ディアドラの臀
部を伝って行く。
「…ふん。…このニンゲンノメスが。さあ、快楽を貪り逝くが良い…」ユリウスは、何
回か浅く入れたり深く入れたりと焦らした後、一気にその物をぐちょりという音共に、
ディアドラの秘所奥深く、内臓に当たるほど深く深く差し入れ、どくどくと終わりが無
いとでも言うように、その精液をディアドラの中に…自らの母に注ぎ込む。
「んあッ! ぁ…う…くぅっ! 何かァ……何か来ますぅ…っくぅ!!」
獣のような歓喜の悲鳴と共に、高々とせり出させた臀部を背骨と筋肉が軋むほどに更に、
せり出し、四肢を細かく震わせて白目を向き、口の端からはあぶくすら吹き零しながら、
グランベル帝国の皇妃は絶頂を迎えた。
10663:02/10/17 23:19 ID:RbN2XCzu
「んーぅ。私は一体…?」
絶頂の余韻に、身を震わせながら今だに息子と繋がったままの臀部を突き出した姿勢で、
息も絶え絶えになっているディアドラを見つめ、瞬時…ユリアはその現実を受け入れる事
が出来ず、声も無く立ち尽くしていた。
そんな妹の姿を楽しげに見遣りながら「ふふ。これが我等が母上、そしてあの無能な父
上が愛した女の本性。全く…くだらん事だ」そう言い放つと、自らの物をずちゅという
音と、糸を引く粘液と共にディアドラの陰部より引き抜く。
「…ん…ふぅ…ぁ」
敏感になっている陰部の粘膜から荒荒しく抜き出された刺激で、また快感の余韻に酔い
ながら喘ぐディアドラ。
ユリアが声も無く、その部分を凝視している中、陰部からはトロトロとユリウスの精液
が吹き零れ、床にとろりと流れながら湯気を立てている。
…そしてユリアは悲鳴を上げる。
悲痛な…心が壊れた時にのみ、上げるであろう悲鳴を喉が張り裂けんばかりに。
その悲鳴が耳に届き、ディアドラはゆるゆると顔を上げて…その娘の表情、そしてその
自分を凝視している瞳に宿るものを認め…そして、全てを悟った。
そっと、近くの床に転がる杖を手に取り、小さく小さく詠唱しながらユリアに慈愛の
微笑みを向けつつ「…本当にごめんなさいねユリア。もし…お父様に合うことが出来
たら…ディアドラが詫びていたと、そして…アルヴィス様を…確かに愛していたと……
ごふっ」その言葉は、ディアドラの吐血により、途切れる。
ディアドラの胸を刺し貫いた短刀を抜きながら「…下らん事をべらべらと喋る女だ。さ
あ、次はお前だよ…ユリア。これでヘズルの血は完全に耐える事になる」そして、その
短刀がユリアの胸に向かい、振り下ろされた刹那。
「…ユリア。幸せになって…ね……」という、ディアドラの言葉と共に、ユリアの姿は
掻き消えた。
ユリウスが憎しみの視線をディアドラに向けたときは、既に最後の息と共に一つの言葉
を紡ぎ…そして、息絶えた後。

「……シグル…ト……様……今貴方の…所へ……行………」

そして、最後の聖戦が始まる。
107名無しさん@ピンキー:02/10/17 23:27 ID:DBiE7ihj
下らん突込みスマソ
ヘズルじゃねーだろ
10863:02/10/17 23:28 ID:RbN2XCzu
いやはや、近親だらけ(w
みなさま、感想有難う御座います。

>93
少しだけ、鬼畜を心がけて書いたのですが如何でせう?

>94
漏れもファンタジーとしての近親が好きなので、同士をはけーん
しほっとしました。
次はレヴィンです、予定では…。

>96
ユリアって巨乳のイメージは漏れだけ!?
何となく、貧乳のイメージの人のほうが多いのかなぁ。
10963:02/10/17 23:29 ID:RbN2XCzu
>107
あちゃ!
なんでしたっけ? ナーガ?
もう、だめぽ。
110名無しさん@ピンキー:02/10/17 23:36 ID:DBiE7ihj
ナーガ(orヘイム)ですな。
それはともかく、(;´Д`)ハァハァしますた。
元々アルヴィス×ディアドラが兄妹だから不自然じゃないんだよな。
111名無しさん@ピンキー:02/10/17 23:46 ID:4LgYqD8e
お見事…。
エロ描写もさることながら、物語そのものにも、脱帽。
112名無しさん@ピンキー:02/10/18 01:15 ID:U7GirpP5
俺もユリアはふくよかなイメージがあるな。
つーか前スレのユリアはセリスにパイズリしてたし…。
113名無しさん@ピンキー:02/10/18 01:50 ID:qe/0z/qr
どっちかっていうと自分の想像では、小さな胸を気にして恥らうユリアって感じなんだけど。
でもエロの場合はある程度大きいほうがいろいろできて楽しいような気がするよw
114名無しさん@ピンキー:02/10/18 07:57 ID:89Ehnz6R
あの、シグルトじゃなくてシグルドだよな?
できればキャラ名は確認を・・・
115名無しさん@ピンキー:02/10/18 12:09 ID:kHFIzoIQ
116名無しさん@ピンキー:02/10/18 15:55 ID:S2byy8ep
意外と多い。「ファイヤーエンブレム」みたいなもんだな
117名無しさん@ピンキー:02/10/18 16:03 ID:S2byy8ep
63氏は神
11863:02/10/18 16:04 ID:jiqamZJh
ヘイムでしたよねぇ…鬱。
それに、シグルドの名前も間違えたし。
どうか、脳内置換して下さいませ。
ともかく>110さん、ご指摘と感想に感謝です、はい。

>111
実はこのスレ初めの事からお世話になっていたのですが、
書きこんだのはこれが初めてですた。
楽しんでいただければ…ついでに、実用に適していたら(w
幸いです。
119名無しさん@ピンキー:02/10/18 23:52 ID:sJWVy/1w
120名無しさん@ピンキー:02/10/19 03:02 ID:AHSdG7fp
>>108
私的にはユリアの胸は控えめなイメージだが
FEとかってこういう細かい設定ない(?)から個人設定人それぞれで
見てて楽しいからイイ。
121名無しさん@ピンキー:02/10/19 07:18 ID:m5sOEdB+
つーかなんでこんなに近親が多いんだ・・・
122名無しさん@ピンキー:02/10/19 11:57 ID:hwzbB4aZ
みんな純愛の方が好きなの?
鬼畜、陵辱系ダメ?
123名無しさん@ピンキー:02/10/19 12:25 ID:IkIw20g1
小さい胸には小さい胸なりの、楽しい描写の仕方があるのでつ
ふふふ……
てなわけで、私はユリア=微乳派

>>122
「夜はまだはじまったばかりだ」で終わらない陵辱系なら、
それはそれでかまわない。
124名無しさん@ピンキー:02/10/19 12:43 ID:CvEAOm12
ファンタジーとしての鬼畜陵辱大好きですが
カムカム!
12563:02/10/19 13:00 ID:E8iz2NMX
皆々様、ご感想頂き大変嬉しかったです。
えっと…ユリアは何となく、病弱で色白かつ些か巨乳という
イメージがどうも強くて(w

ティアサガ以外で、皆様のお好きなキャラを是非、お聞きしたい
です…。
出来るだけ、生かそうとは考えておりますので…。
126名無しさん@ピンキー:02/10/19 13:10 ID:VTiN98ih
ロイとララム。最後までロイが引いている支援会話が好き。
とことん明るくララムがロイを押し倒すのだろうか。

本命はパーシバルとドロシーだけど、エロ向きじゃないのがちと悲しい。
127名無しさん@ピンキー:02/10/19 13:44 ID:q0IgBnKM
エリシャ×アフリード
128名無しさん@ピンキー:02/10/19 16:59 ID:tpUBlZwg
重複するけどノアフィル。
それからディーンリノアン、オー新タニアなど・・・
特にオーシンとタニアのを読んでみたいです。
129名無しさん@ピンキー:02/10/19 16:59 ID:CvEAOm12
思わず萌え上がるような仮性包茎の描写ホスィ
キャラは聖戦がいいな
130名無しさん@ピンキー:02/10/19 17:03 ID:oN3Xl8rC
おーしんたにああっただろ
131名無しさん@ピンキー:02/10/19 17:39 ID:mCnBS2nr
>>130
オーシンタニアというより
山賊?タニアだったし
132名無しさん@ピンキー:02/10/19 18:42 ID:Sr7EtRAx
無責任に希望を書くと、カチュアとかクラリーネとか。
カップリング?……鬼畜陵辱万歳の方向で
133名無しさん@ピンキー:02/10/19 20:36 ID:sYf9E6Oi
じゃあアレティトで
134名無しさん@ピンキー:02/10/20 04:04 ID:kUj4qkcn
メリエル×○呪ヘタレ受けとかロジャー×メルが本命なのだが
TS以外とあるのか
仕方ない、カインきぼんぬ
135名無しさん@ピンキー:02/10/20 06:04 ID:TjMbD+SU
近親ならホームズ×サーシャきぼんぬボソッ
136名無しさん@ピンキー:02/10/20 13:08 ID:EBxyk+e5
>>134
自分もメリエル×マルジュ見たいかも・・(と言うかメリエルものが見たい)
あとセネト×ネイファ、メルヘン×カトリとかマイナー過ぎるけど。
FEはキュアン×エスリン、ディーン×リノアン辺りが。
137名無しさん@ピンキー:02/10/20 17:42 ID:biEBQYi8
和姦希望者バカーリだなぁ…。
とりあえず歴代ペガサスナイトを全部まとめて調教&ハーレム部隊作成してぇ…。
138名無しさん@ピンキー:02/10/20 18:21 ID:e5lHsVRq
じゃあ漏れは歴代の女&少年魔導師全員まとめて調教するね。
アスベルたん (;´Д`)ハァハァ
139名無しさん@ピンキー:02/10/20 20:26 ID:AY92vTvj
>137,138

やるなぁ。
140名無しさん@ピンキー:02/10/20 22:07 ID:RF13AOs+
リシュエル×マーテルキボソヌ
141名無しさん@ピンキー:02/10/21 15:37 ID:fTgWEvhI
>140 同意でふ。
近親ならジュリア×シゲンとか?エロ向きじゃないので無理か。でも本命はエリシャ、マーテル
142名無しさん@ピンキー:02/10/21 18:17 ID:E02V9Mpx
>141
シゲン受けですか・・・(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
143141:02/10/21 18:40 ID:x1L/iiT7
>142
あ、スマソ。逆だった。
思ったンだが、ペガサス三姉妹のレズもハァハァ(;´д`)
144名無しさん@ピンキー:02/10/21 20:04 ID:tCJorr7J
145ぬるめ:02/10/22 05:05 ID:lEBonpPV
ランプの下で、机に向かい書き物をするリーフをナンナは見ていた。
軍に必要な物資の報告書を見つめる真剣な瞳、少し伏せた顔にうちかかる柔らかな茶色の前髪――と見てきたナンナの目を次にひきつけたのは、指だった。
羽ペンを握り締めるそれは、考えながら書いているために時折迷うように動く。
ナンナは、引き寄せられたように見入っていた。すらりとしたその指が自分にしたことを、まざまざと思い出してしまったからだ。
それは、ナンナの中にすんなり入りこんでしまうと、焦らすように少しずつ動いて甘い声をあげさせる。
また、ナンナの快感の芽をあやすように撫で、溢れる蜜でいやらしい音を奏でさせる。
胸を柔らかくつかむかと思えば、先端をやさしく撫で上げて固く張りつめさせてしまう。
時には、ナンナの唇の間に割りこみ、喘ぎを声なきものにしてしまう。
器用に、巧みすぎるくらいに動くリーフの指は、ナンナをいつも狂わせていた。その時のことを思い出すと、ナンナの体がかっと熱くなる。頬に血が昇ってしまう。
リーフの指でまた狂わされたい、そう自分が望んでいるのが分かり、ナンナは戸惑うように座りなおした。
146ぬるめ:02/10/22 05:08 ID:lEBonpPV
と、その動いた気配でリーフが手を止めた。ナンナのほうを向くとペンを置く。
そして席を立って近づいてきたので、ナンナは自分の考えが見透かされたかと思い、あわててうつむいてしまう。
それをけげんそうに見て、リーフは「ナンナ……?」と呟くとナンナの顔を覗きこむ。
照れたような表情で自分を見る彼女の様子から、何となく察すると、

「ごめん、退屈した?」返事を待たずに、リーフはナンナを抱きしめた。
「いえ……」そう答えるのが精一杯だった。ナンナは胸が高鳴るのを止められなかった。
「続きは明日にするよ」と言い、リーフはナンナの眼を見る。
熱に浮かされたようなその瞳で、彼女が待ち望んでいることに気づいた。
「待たせて、ごめん」そっと言うと、唇を重ねる。
ナンナは感極まったように思わず身を震わせた。
いつもと違うその様子に、リーフは大胆な気分になった。
147ぬるめ:02/10/22 05:11 ID:lEBonpPV
口づけをかわしながら、服を脱がせるところまでは一緒だった。
だが、いつもなら自分も脱ぐところをそうせず、ベッドに倒れこむ。
けげんそうにリーフの身体に手を伸ばすナンナを押しとどめ、深く口づけるとリーフは舌を絡ませた。
そして胸に手を触れようとする――が、ペンのインクが指先を汚しているのを思い出し、動きを止めた。
両の手をナンナの体の横につくと、唇を離して上体を少し起こす。
一息置くと、いつもならまず指で転がす胸の果実をリーフは舌でそっと包みこんだ。

「あぁっ……!」
指でさすられると予期していたナンナにとって、それはあまりに刺激が強すぎた。
熱く、柔らかな感触で一気に快感の中へ引きずりこまれる。舌でゆっくりとなぞられ、
唇で包みこまれると、いつもより大きく声をあげてしまう。
それがリーフにも分かり、よりやさしく、よりゆっくり舌を使わせることになった。

「つっ、あっ……」
喘ぐたびに、リーフの動きが遅くなるような気がする。
指と違い自分を激しく苛む舌と唇に意識をさらわれまい、とナンナは手を強く握りしめた。
だがその努力は、慈しむように吸い、舐め上げる舌で邪魔される。
「や……あっ」
身をよじらせても、リーフは離れない。逆に、勢いを得たようにさらに下へ、下へと唇をすべらせていく。
148ぬるめ:02/10/22 05:14 ID:lEBonpPV
みぞおちから腰のラインをなぞりながら膝を立てられ、柔らかく開かされる。
そこへきてようやく、ナンナは彼の意図に気づいた。リーフの舌は腿を伝うと、さらに内側へと進んでいく。

「や……リーフさま」
ナンナは身を引こうとしたが、リーフの腕が体を押さえこんでいる。
吐息が腿をくすぐり、逃げられないと感じてナンナは目を閉じてしまう。

「やめて……くださ」
抵抗は最後までできなかった。
リーフの舌はやすやすと辿りつくと、快感の芽を探しぎこちなく動く。
その感触に、ナンナは自由にならない体を強く震わせた。
「あっ、ん……」
恥ずかしい、いやだという思いで一杯なのに、
その芽は与えられる快感を待ちわびて、立ちあがり震えていた。
149ぬるめ:02/10/22 05:15 ID:lEBonpPV
リーフがそれを探しあて、確かめるように舌で撫で上げたとき、
ナンナは悲鳴に近い声をあげて体を反らした。その敏感な反応に、リーフは強く煽られる。
あまりの恥ずかしさに顔を覆ってしまったナンナをよそに、できる限りゆっくり、よりナンナが感じるように、と舌を熱心に使い始める。

「や……いやっ、リーフさまっ」
だが、舌の感触にナンナは我を忘れてしまう。
ゆっくり、焦らすように撫でるその動きの虜となり、泣きそうになりながら溺れていた。
「あ……っ、んっ……」
とめどなく溢れる蜜で、リーフの舌の動きはますますなめらかになっていく。
もうナンナの腰は、気持ちいいとばかりに少しずつ動いていた。
最も敏感な芽の部分を舌が撫で上げると、気がおかしくなりそうなくらいの強い快感が突き上げてくる。すがるようにリーフの腕をつかみ、ナンナは背筋をしびれさせる甘い感覚に必死で耐えていた。
「や……あっ」
自分ひとりはいやだ、そうリーフに伝えたいのに彼は顔を上げようとしない。
そんなナンナの葛藤を知ってか知らずか、リーフはより大胆に、慈しむように舌を使う。
やさしく吸われるたびに、芽は強烈な快感をナンナに与えては伸び上がった。
同時に、腰から気持ちよさがせり上がってくる。
内腿が小さく震えだし、腰も意思に反してねだるように動いてしまう。

「あ……っ、いや、いやっ」
自分ひとりだけが身を悶えさせ、リーフの舌で今まさに欲望を吐き出そうとしている。
ナンナにとって耐え難い恥ずかしさだった。
151ぬるめ:02/10/22 05:19 ID:lEBonpPV
「リーフさ、まっ……」
今にも自分を呑みこんでしまいそうな快感に負けじと名を呼ぶ。
が、リーフは舌をより強く、芽に押しつけるように動かすことでそれに応えた。
快感の中心を突かれたことで、ナンナはもう抵抗できなくなって背中を反らした。

「いやあっ……!」
せり上がってきたものが、どっと溶け出す。
腰が大きく震え、リーフの舌の感触をむさぼるように動いてしまう。
あまりの気持ちよさに頭の中が真っ白になった。
快感の雫を最後の一滴まですくいとるように舐められると、
体がまた震えて、集まっていた欲望の残りを出し切った。

「あ、あっ……」
ついた息が震えてしまうほどの快感。
体を強張らせてそれに耐えると、リーフの腕の力が弱まってようやく解放された。
152ぬるめ:02/10/22 05:20 ID:lEBonpPV
ナンナは脱力すると、もぞもぞ上体を起こすリーフを見つめる。
今度は、リーフが熱っぽい目をしていた。

「あ……なんだか、意地悪したく、なって……」
荒い息をつきながら言う彼を前にして、ナンナはお返しがしたい、と思っていた。
リーフが、自分よりも乱れてくれたら。そのためには、自分も指をいっさい使わないつもりだった。
ナンナは、震える唇をそっと開いた。

これから与えられる快感を待ちきれずに、
リーフは柔らかそうなその唇を熱く見つめていた。
153ぬるめ:02/10/22 05:26 ID:lEBonpPV
ひとまず「ゆび」第1部終わりです。

お目汚しすみませぬ。
得ろ初書き(アンド2chで小説載せるの初めて)なので、
改行し忘れたりタイトルのせ忘れたり。鬱

続きは載せるかどうか反応見て考えます。
なんか、実用に耐えない気がするので……。

>63さん
作品楽しみに読んでました。
こうまできっちりと描かれると、圧倒されてしまいます。
ラスト、じんとしました……。また書いてください。楽しみにしてます。
154名無しさん@ピンキー:02/10/22 10:47 ID:DNMYvhmE
>>145-153
乙です!ごちそうさまですた。漏れはワカーン派だからこのぐらいのがちょうどいいッス。
また時間があったら続き書いて下され。
155名無しさん@ピンキー:02/10/22 15:57 ID:tE6toMt8
(・∀・)イイ!
156ぬるめ:02/10/22 23:52 ID:lEBonpPV
えと、続きのっけてみます。

>154
どもです。初めての感想、ありがとうございます。
自分もワカーン派なので同意得られてうれしい。
続きはあらかじめ書いてあるので、お言葉に甘えてのっけます。

>155
その口で、ターンエーガンダムを思い出してしまた。
157「ゆび」2:02/10/22 23:55 ID:lEBonpPV
「ゆび」2

どちらからともなく手が動いて、リーフの下着が取り去られる。
それを床に置くと、ナンナは硬く立ちあがるリーフのものからそっと目をそらした。
そして、思い切ったように体を下へすべらせると、目を閉じてこわごわとそれに口を付ける。
たちまち、リーフの腰が興奮のあまり強張ってしまった。

(ナ、ナンナがぼくのを……)
リーフは、もうその事しか考えられなくなっていた。
柔らかいナンナの唇が開いて、リーフのものをゆっくり包みこんでいく。
そのおずおずとした動きがじれったく、また気持ちよくて思わずリーフは声を漏らした。
「ん……」
熱い粘膜にじんわり包まれ、微かな刺激が快感となって湧き上がってくる。
たちまち、それはどくん、と脈打つと硬さを増した。リーフの額から汗がつ、と落ちる。

「あぁ……」息がもう震えている。どうしようもなかった。
恥ずかしそうに目を伏せているナンナの姿を見て、いやがおうにも興奮は高まるばかりだった。
やがて、ナンナはぎこちなくリーフを刺激し始めた。
舌が控えめに動いて側面を舐めると、リーフは恥ずかしいくらい体を震わせてしまった。
「……っ」
濡れた舌の柔らかな感触は、敏感になったリーフには気持ちがよすぎた。
158「ゆび」2:02/10/22 23:55 ID:lEBonpPV
ナンナは迷うように、周辺を舌で撫で上げる。少しずつ移動するたびに、
リーフのそれは気持ちがいいとばかりに伸び上がってナンナの唇を圧迫した。
苦しげにしながらも、ナンナは動きをやめようとしなかった。
自分の肩をつかむリーフの指に力がこもり、
彼が感じているのを知って嬉しかった。
快感で息を震わせるリーフに、もっと気持ちよくなってほしい。
その思いから、そっと位置をずらして先端をやさしく吸う。
リーフは堪えきれずに声をあげて、指にいっそう力をこめた。

「ナンナ……気持ち、いい、よ」
かすれた声で言い、苦しげな表情で自分を見るリーフに、ナンナは魅入られたようになった。
ためらいをなくし、先端を甘えるようにゆっくり吸い上げる。
急かされるようにして続けると、
「ナ、ナンナ」
リーフの声が上ずり、腰がびくっ、と動いた。
「そこ……気持ちいい、」
舌先に、くびれの部分が当たっている。
ナンナは恥ずかしさを抑えて、これ以上ないくらいにやさしくくびれを舌でなぞった。
159「ゆび」2:02/10/22 23:56 ID:lEBonpPV
「っ……」
その絶妙な感触に思わず身を震わせると、リーフは懸命に快感を押さえこもうとした。
腰へじわじわと押し寄せる快感は、少しずつ限界に近づいている。ナンナの口の中で、それは小さく震えて耐えていた。
息を吐いたら一気に登りつめてしまいそうで、リーフは息をつめる。
理性では抑えようと必死なのに、それに反して腰はせかすように動き出してしまう。
切なそうな表情で目を閉じるリーフを見て、何とかしてあげたい、とナンナは強く思った。
より気持ちよくなれるようにと含んだ口を上下にやさしく動かす。
「く、ナンナ……っ」
リーフが目をやると、自分のものをいとおしそうに口に含むナンナの姿があって、頭にかっと血が昇ってしまった。

この光景を想像したことは何度か、ある。
夢にまで見て、夜中に興奮のあまりはね起きたことも。
だがこうして現実になると、自分がどうかなってしまうのではないか、と思うくらい快感が圧倒的に大きかった。
このままでは、ナンナの口の中で自分は果ててしまうかもしれない。
ナンナはそんなリーフの危惧も知らずに唇の端をほころばせ、甘えるように吸い、動かす。
160「ゆび」2:02/10/22 23:58 ID:lEBonpPV
「だ、だめだ、ナンナ……やめ……」
声が声にならない。
ナンナは聞こえないかのように、硬く張りつめて震えるそれを柔らかな舌で撫で上げながらまた吸った。
その快感にリーフはもう耐えられず、身を震わせ喘いだ。
「……っ、出る、っ……」
必死の思いで腰を引いて、唇からそれを引き離す。

次の瞬間、ナンナの肩口でそれはたちまち甘く溶けた。
「くっ……」
息をつめ、リーフはもがくようにして精をどっと吐き出した。
今まで必死で抑えてきた分、強烈な快感だった。
自分をたまらなく恥ずかしく思いながらも、びくびくと痙攣してしまうのを止められなかった。
そして腰を大きくわななかせ最後の精を吐き出すと、リーフは大きく息をついた。
全身に汗が浮かび、シーツにも滲んでいた。

ナンナは、ぼんやりとシーツにできた染みを見ていた。
自分の肩から胸を伝って落ちたリーフの液が、さらに染みを形作っていく。
拭かなきゃ、と思いながらも体が動かなかった。
ただ、肌の上をどろりとしたものが流れるのを感じていた。

161「ゆび」2:02/10/22 23:59 ID:lEBonpPV
リーフのほうを見ると、まだ肩で大きく息をしている。
混乱したようなその表情が、愛しくてナンナは思わず見入ってしまった。
視線に気づいて、リーフの顔がかっと赤くなる。
「あ、ぼくは、その……」
戸惑いながら言って顔を上げたので、リーフの液で汚れたナンナの裸体を直視することになってしまった。
「ナ、ナンナ、ごめん」
あまりの淫らさにリーフが息をのむと、今度はナンナの顔が赤くなる。

「ふ、拭かないと……」
我に返り、焦って机の上にあった布を取る。
それで体を拭こうとしたナンナだったが、リーフに両手首を掴まれてしまう。
そのまま無言で体を見つめられて、ナンナは目を伏せた。
「や……」

恥じ入るその様子を見て、リーフは自分がまた高ぶりつつあると分かった。
「洗いに、いこう」
そう言った声はかすれていた。
シーツを取ってナンナの体をある程度拭ってやると、手を引いて立ち上がらせる。
そのまま部屋の浴室へ入ると、後ろ手にドアを閉めた。

そして石鹸を片手にナンナに口づけると、
「ぼくが洗ってあげるから」と耳元で囁く。
小悪魔めいたその表情に、ナンナは胸をときめかせてしまう。

(また、してしまうなんて……)
いけない、と思いながらその誘いにあらがえない。
シャワーの湯を出し始めるリーフを、ただ見つめるしかできなかった。


ナンナの足の指にかかる湯は、だんだん熱さを増していった。
162ぬるめ:02/10/23 00:05 ID:v3/pPtYc
「ゆび 2」はここまで。
次はお風呂場で。。

自分はどうやら主従関係カプに弱いらしい、と今日気づいた。
163名無しさん@ピンキー:02/10/23 00:57 ID:vWVhb3bj
>ぬるめ氏
恥らうナンナに激しく萌えた(*゚д゚)
リーフになりたぃょぅ
164アぅグスト:02/10/23 01:09 ID:xWrNshbw
>>163
苦難の逃亡生活を送らねばなりませんぞリーフ様
165ぬるめ:02/10/23 01:20 ID:v3/pPtYc
さっき書き忘れたけど、
また明日うぷしまッス。三夜連続……。

>163
フレッドになりたいと思って、こないだオルフレに挑戦した。
萌えれば創作意欲の泉湧くですよ。
166名無しさん@ピンキー:02/10/23 13:05 ID:t+cjf983
>165
ワラタ
エロの心は萌え心、ですな。
がんがってくだせえ。
167名無しさん@ピンキー:02/10/23 18:16 ID:/U/JcAsA
シエラ激しくキボンヌ
168名無しさん@ピンキー:02/10/23 21:04 ID:t6xKGN2+
FEの中にシャワーってあるの?
いや、気になっただけなんだけど…
川で水浴びとかそういうイメージが強いから
169名無しさん@ピンキー:02/10/23 21:30 ID:z5GjuV7z
>>168
貴方の中のFEの年代設定が非常に気になる。
170名無しさん@ピンキー:02/10/23 21:48 ID:1Yd1AGns
既出ですか? 落書きのトコにイシュタンとかユニタンとか

ttp://jns.ixla.jp/users/utyuunosora1641/myweb_001.htm
171名無しさん@ピンキー:02/10/23 22:15 ID:LpqtfS1x
FE世界ににシャワーはアリなのか? 世界史を調べてみた。
すると意外にも古代ギリシャに既に水を引いて頭の上から出すシャワーの
原型があった。FEの文明は古代〜中世ヨーロッパのごちゃ混ぜ(+魔法)の感があるが、
その水準は全体として少なくとも古代ギリシャよりは上だろう。
だからお湯も出るし(温度はどうだろう)ノズルも自由に動かせるぞ。多分。

と、いうわけで。
ぬるめ氏はシャワーを小道具としてガンガン使いやがってください。
貧乏軍隊でシャワーを贅沢に使ったらひんしゅくものだろうが、
そんな些細なことは気にするな。
そりゃあもうナンナ悶絶しまくりの、ものすごくやらしい使い方を。
172ぬるめ:02/10/24 02:19 ID:DuGuaUDy
あ、深く考えずにシャワーを出してしまった……。
ご指摘くださったかたに激しくお礼。

>171
シャワー、あんまり使ってないのですよ。
いろいろ使い道があるだろうが(ゲホゲホ)。
思いきりシャワーだしまくりたくなってきますた。
これから加筆してみます。うぷはしばらくお待ちください。

エロ魂に火がついたぜ……。


173名無しさん@ピンキー:02/10/24 02:36 ID:XMDCPQLs
>>ぬるめ氏
本当にくだらない事を聞くんですが、時期はレンスター城奪還後ですか?
他の時期は逃亡中だったり遠征中で多分テント生活だろうから、
風呂には満足に入れないだろうし。

がんばってください。
楽しみに待っています。
174ぬるめ:02/10/24 03:43 ID:DuGuaUDy
>>173
そですね……脳内設定では奪回後、「戦後処理」中の時期。
でも「軍に必要な物資を書きとめる」というふうにぼかした(逃げた)ので
聖戦後でもいいかなと。すまんです、こんなお答えしかできず。

シャワー……苦戦中です。
175「ゆび」3:02/10/24 05:57 ID:DuGuaUDy
ようやくでけた……。
―――

リーフはナンナの裸身に見入ってしまい、湯加減のことをしばらく忘れていた。
「あつい、です」とナンナが言って身を引いたときに、リーフははっと我に返った。
ちょうどいい湯加減になるように水の量を少し多くし、シャワーの角度を変えてふたりで当たれるようにする。
気持ちよさそうに目を細めると、リーフは後ろからナンナを抱きしめた。

「汗、かいちゃったね」
のんきに言うリーフ。逆に、ナンナの心臓は急速に高鳴っていた。
こんな状況で平常心になろうとしても無理だった。
「ちょうどいいかな、お湯」
顔を覗きこまれても、ナンナは頷くことしかできない。リーフの腕から一刻も早く逃れたかった。

リーフは石鹸を両手で泡立てはじめた。
泡が徐々に大きくなっていくのを見て、ナンナは「洗ってあげる」とのリーフの言葉を思い出した。
こんな状態で触れられたら、自分はまた我を忘れてしまう。
危機感から、ナンナは声をはりあげて「あの、わたし、自分で洗います」とあわてて言った。
176「ゆび」3:02/10/24 05:58 ID:DuGuaUDy
手に乗りきらないくらい泡を作っていたリーフは、その言葉に動きを止める。
「でも、ぼくが汚したから……洗うよ」
ただ素直に、他意なく答えたようにも見える。
が、リーフは本心ではナンナの体を洗いたくてたまらなかった。
「でも、そんな」
ためらい、まだ言いつのろうとするナンナを無視して、リーフは泡をその首筋に置く。

「いいから」
そのまま首の後ろのほうへ手で広げて、うなじをやさしくかくようにする。
ナンナの弱い部分だと知っていての行為だった。思惑通り、ナンナは身を強張らせて耐えていた。
それを見て、リーフはシャワーを少し横へどける。
そして両腕を包みこむように洗うと、今度は背中のほうに泡をすべらせていく。

「ナンナ、背中きれいだね」
傷も染みもない、ほっそりした白い背中を見てリーフは少し感動していた。
ふだんあまり見る部分ではないだけに、新鮮だった。
手を動かして洗っても、ナンナは恥じ入ったように沈黙するばかりだ。
それなら、とリーフはいたずらっぽく指先で背すじをなぞった。
「や……!」くすぐったさから身をよじらせると、ナンナは振り向いてリーフをにらむ。
「リーフさま……」
「ごめん」

矛先を変えるように、リーフは明るく「洗うから、こっち向いてくれる」と続けた。
どこを、と聞くまでもない。ナンナはかあっと首筋まで赤くなると、小さな声で「いや、です」と答えた。
頑なな態度に、リーフは「命令してもだめかな」と言う。
「だめです」
177「ゆび」3:02/10/24 06:00 ID:DuGuaUDy
しばらくしてリーフは手を離すと、今度は腹部をさするように洗う。
流れ落ちる泡を追って、自然とリーフの手はナンナの腿に伸びた。
その間になんなく入り込むと、熱心に探り始める。
「ん、」
自分を煽るきっかけになったすらりとした指が動くのを感じて、
ナンナは背中を反らしリーフに身を預ける形になる。
その重さを受け止めて、リーフは指を内側へ曲げた。

「っあ、」
指先が敏感な部分を撫で上げて、ナンナは腰を思わずリーフに押し付けてしまった。
顎を引くと、リーフが動かすたびに、腹部の泡の中で指が見え隠れするのが目に入る。
ナンナは目を閉じ、唇を噛みしめて、じわじわと湧き上がってくる快感に耐えようとした。

肩甲骨が指の動きと合わせてびくん、と上下する。
足に力が入らないために壁に当てられた手が、徐々に下がっていく。
どちらもささいな動きだが、たまらなく悩ましいものだった。

すぐにでも押し倒したいところだったが、リーフは思いとどまる。
震える肉から、指をそっと引き抜く。
「あ、っ……ん」
かわいらしく喘ぐと、ナンナは全身から力を抜いた。

リーフの中指からは糸が引き、人差し指との間に石鹸の膜を作っている。
それがぱちん、と弾けるのを合図のようにして、リーフはシャワーに手をのばした。
「もう……洗えた、かな」
耳のすぐ横で響くリーフの上ずった声に、ナンナは鳥肌を立てた。
178「ゆび」3:02/10/24 06:01 ID:DuGuaUDy
なにか、される。
怖い――とおびえる一方で、
隅に追い込まれてでも「なにかされたい」と願うナンナがいた。

そこで、リーフは妙な行動をとった。
手に残る大きな泡のかたまりを、ナンナの首すじに置いたのだ。
そしてシャワーを少し出すと、そこに当てた。

泡が首すじから伝って、鎖骨を通り、胸の先端をゆっくりと横断する。
綿で撫でられるような刺激で、そこは一段と張りを増した。
あまりに繊細でじれったい刺激なので、声はでない。
ただ、ナンナは喉を動かして生唾を飲み下した。
泡は、腰のくびれに沿って落ち、腿の間に入り込む。

リーフは「ナンナ」と低く呼ぶと、唇を重ねてきた。
そして、自分の腿をナンナのその間にぐいと割り込ませる。
行動の意味が分からずに困惑する彼女に気づかぬふりをして、リーフはじわじわと間を広げていく。
シャワーの勢いが強くされた。

そのまま、リーフはシャワーをナンナの腿の間に向けた。
「……!」
あげた声は、リーフの舌に邪魔されて喉の奥で消えてしまう。
驚きと恥ずかしさで足を閉じようとするが、リーフの腿がくさびのように押さえていてままならない。
179「ゆび」3:02/10/24 06:02 ID:DuGuaUDy
シャワーはナンナの感じる部分に的確に浴びせられる。
水流がナンナに、リーフが自分の中に吐き出す瞬間を思い出させてしまう。
それがいつまでも続くとしたら、このような感じなのだろう。

湯は、ある一定のリズムを刻んでナンナを揺さぶった。
声をあげられないのにもどかしくなったナンナは、思わずリーフの唇に歯を立ててしまった。
ちりっと走った痛みで、ようやくリーフは唇を離した。
だが、シャワーの流れは途絶えなかった。

開放感で喘ぐナンナを見ると、手首を返して流れを変える。
「……っ!」
奥底まで湯が届き、激しい快感が湧きあがった。
「や……ぁ、あ」
ナンナの腰を抱えるリーフの腕に、ぐっと体重がかかる。
シャワーは、ナンナを犯すように侵入しつづける。

「あ……、あ……っ、あっ」
快感で唇を震わせるナンナを、リーフは真剣なまなざしで見つめていた。
ナンナがこっそりひとりでしているのを、陰から覗き見ているような気分だった。
背徳めいた行為に、リーフは異様なほど興奮してしまっていた。
180「ゆび」3:02/10/24 06:04 ID:DuGuaUDy
さらにシャワーを前後させると、立ち込める湯気の中でナンナは背を丸めた。
「だめ、ぇ」
水を弾いている肌は、うす桃色に染まっている。
限界が近そうだと見てとったリーフは、喘ぐナンナの耳元に口を近づけた。
「次からは、ひとりで」
とささやいて、思わせぶりに言葉を切る。
意味に気づき、いたたまれないようにナンナは目をふせた。

シャワーの流れを一段と強くする、とナンナの腰がわなないた。
「や、わたしっ……」
流れを奥に押し込むようにすると、もう限界だった。
内側の肉が、湯を飲み込むようにぞわり、とうごめく。
「あっ、あぁん……っ!」
ひときわ高い声をあげると、ナンナはリーフに強くしがみついて絶頂を迎えた。
両腿が、リーフの腿がしびれるほど強くはさみこんでいた。

「ん……」
大きく息をつくナンナを見て、リーフはシャワーを壁のフックにかけた。
その手で、ナンナの肩を「よしよし」をするように撫でる。
恥ずかしさから目を開けられず、しばらくナンナはリーフにすがりついていた。
181「ゆび」3:02/10/24 06:05 ID:DuGuaUDy
「……ごめん、ナンナ」
泡でまみれた腕でナンナを強く抱く。強引にしてしまったことへの謝罪の気持ちも込めていた。
「一緒に入ってると思ったら、我慢……できなくて」

強引かと思えば謙虚に謝る。意地悪かと思えばやさしくする。
そんなリーフの二面性が、ナンナには面白く思えた。
後者が皆のよく見ているリーフの性格なのだが、前者はめったに見せることがない。
特に、ナンナ以外には。そう思うと、ちょっと優越感にひたる。

「謝ること、ないです」
本当は恥ずかしくてたまらないが、「許して差し上げる」ことにする。振り向くと、リーフにそっと口づけた。
「リーフさま……いっしょに、」
しましょう、と言う時はひどく小さな声になってしまった。

泡を落としてから浴室を出るつもりで、シャワーをふたりで浴びることができるように向きを変える。
だが、「ここじゃ、だめかな」というリーフの声でナンナは振り返った。
「そんな」
「だって、ベッドのシーツはないし」
さっき、体をぬぐうのに使ってしまった。
だが、だからといって浴室ですることにナンナの頭は切り替えられなかった。

「でも……」
ためらうナンナに、リーフは唇を寄せていく。
「だいじょうぶ」
何がだいじょうぶなのかよく分からないまま、ナンナはリーフの唇を受け入れていた。
182「ゆび」3:02/10/24 06:06 ID:DuGuaUDy
しばらく、お互い夢中になって唇をむさぼりあう。
ようやく離れたときには、ふたりとも息があがってしまっていた。
「いい、かな……」
リーフは、先ほどの行為でナンナの蜜が溢れ出しているのを確認して、呟く。
頷いたナンナは、シャワーが湯を打ちつけている温かい木の床に押し倒された。


リーフはナンナの膝を開かせて、手を添えながら中へそっと挿入した。
「っ……、あぁっ」
さっき果てたというのに、ナンナは自分を満たしていくその感触で大きく喘いでしまう。
浴室に響くその声に、隣に聞こえないかと不安になった。
だがそれも一瞬のことで、リーフが腰を動かし始めると意識はさらわれた。

「んっ、んっ……っ」
やさしく揺さぶるような動きに、ナンナはたちまち甘く酔ってしまう。
夢中になってリーフを見上げる、と、彼も切ない目でナンナを見返していた。
「ナンナ……すき、だ」
怖いくらい真剣な表情で言うと、リーフはナンナの髪に頬をすり寄せる。
その表情と行動の格差に、ナンナは参ってしまった。
彼のことを心の底から、愛しい、と思い震える声で答える。
「私も、です」
今まで何度となく繰り返されたやり取りだが、行為をしている最中が一番心に響いてくるようだった。
嬉しそうに少し微笑むと、リーフは強くナンナを抱きしめた。
183「ゆび」3:02/10/24 06:06 ID:DuGuaUDy
そして、より深く身を沈めると、ナンナが声をあげてしまう箇所をなぞるように腰を動かしはじめた。
「あっ……ん、っ」
「ナンナ、気持ちいい……?」
問うリーフに、ナンナはこくんと頷くことしかできなかった。あまりの気持ちよさに、膝が震えてしまう。
「……ぁっ、や、だめ……」
自分から快感を得ようと、腰がリーフの動きにあわせてわなないていた。
「いいよ、恥ずかしがらないで」

言うと、リーフはさらにナンナをかき乱そうと動きを早める。
「ぼくも、我慢……、できそうにないから」
荒い息の下で呟くと、リーフは唇を噛みしめた。ナンナが甘くリーフを締めつけたせいだった。
「わたし、もう……っ、」
うるんだ目でナンナがリーフを見上げると、彼も必死で自分を押さえつけるような様子で言った。
「ナ、ナンナ、いって」
耐え難い快感を耐えて、リーフはナンナを先に果てさせようと、感じる部分に押しつけ動かした。
それに完全に囚われてしまい、ナンナは夢中になってひときわ甘い声をあげると、背中をぴんと反らした。

「やあ、あぁっ……っ」
ナンナの快感がどっと溢れ出し、包む部分がきゅ、と何度もリーフを締めつける。
同時にリーフの張りつめたものも、耐え切れないというように溶けだした。
「ナンナっ、出すよ……っ」
腰を大きく震わせて、ナンナをかき抱く。ナンナの中でのたうつそれは、熱いものを吐き出した。
「あ、あっ」
リーフは思わず大きく喘ぐと、強い快感にぶるっと身を震わせる。
目を閉じて夢中で味わうリーフの下で、ナンナも自分の中で震えるものが与える快感に浸っていた。
184ぬるめ:02/10/24 06:17 ID:DuGuaUDy
しばらくたってから、リーフがナンナを助け起こし、ふたりしてシャワーで体を温める。
「そういえばさ……」
まだ余韻に浸ったような目でナンナを見つめて、リーフは訊ねた。
「ナンナは今日なんだか変だったけど」

その瞬間、ナンナは自分の腕に絡みつくリーフの指から反射的に逃れようとしてしまった。
「ど、どうしたの」
「あ、だって、指が、」
「指がどうしたの」
じいっと目を覗きこんでくるリーフ。まさか指を見て自分が高ぶってしまった、とは言えない。

どうしよう、と逡巡してから、ナンナは
「指が冷えました。早くあがらないと、風邪ひきますよ」といかにも取って付けたような言葉でごまかした。
だが、いぶかしげにしながらも、リーフは「そうだね。早くあがろう」と追求しなかった。
ほっと息をついたナンナをよそに、リーフは(今度のときに、もう一回聞いてみよう)と固く心に決めていた。

それからしばらく、毎回のように訊かれてナンナは後悔するはめになるのだった……。

【「ゆび(1〜3)」おわり】
185ぬるめ:02/10/24 06:27 ID:DuGuaUDy
ようやっと終わりました。
シャワー……むずかしい。萌えどころかどうか微妙。
はたしてうまい使い方なのか、これは。

長々と、失礼いたしました。
読んでくださったかたがた、どうもです!

蛇足ですが
ぬるめは「H度=ぬるめ」という度合いです。そのものずばりの描写をあまりしない、
ぬるめ〜な感じが好きなんで……。
目指すところの「愛のある鬼畜」で、あつめが書けるようになりたい、す。

であ、次の職人さんの登場を待ってます。

186名無しさん@ピンキー:02/10/24 10:31 ID:kUi1QGny
新たな神、ぬるめ氏に禿シク感射
187名無しさん@ピンキー:02/10/24 14:05 ID:SIwTkFYb
ワカーンナンナ(・∀・)イイ!!
リーフ積極的だなぁ
188名無しさん@ピンキー:02/10/24 22:07 ID:Uo3LX7pZ
ナンナの反応が可愛すぎです(;´Д`)ハァハァ
えち描写も爽やか(?)な感じで、激しく萌えました。
ぬるめさんありがd
189名無しさん@ピンキー:02/10/25 00:27 ID:Vo/twVA6
>>184
異議あり!

中世ファンタジーにシャワーなんて無い!
190名無しさん@ピンキー:02/10/25 00:35 ID:o1yD5/Dp
191名無しさん@ピンキー:02/10/25 00:57 ID:cB1wApRB
中世ファンタジーを厳密に解釈すると、
もの悲しくなるので多少は割り切った方が良いと思われ。

沸かしたお湯を高い位置のタンクに溜めて、
そこから湯を引いてシャワーにするとかは、やってやれなくないだろうし。
ロビンソークルーソーもシャワー作ってたし。
19263:02/10/25 02:22 ID:alqmdCuF
>>ぬるめ氏(又は女史?)
大変綺麗なお話でした。エロにつきものの些か不潔な肉体的な物を
感じず、かつ大変ハァハァ出来て…(゚∀゚)イイ!
…ゆびと言うタイトルも密やかなエロスを体言していますね。
関係ないのですが、とても女性的な文体を感じました。

>>189
FEは寧ろ、ギリシャ・ローマ時代に範を取っていることから、シャワー
自体は不自然では無いと思います。
シャワー、風呂、サウナも大丈夫。
193名無しさん@ピンキー:02/10/25 02:35 ID:OEoCyUSn
>>192
え、じゃあ、まさか、浴場では油塗ってレスリングとかやってたり…。
194171:02/10/25 09:37 ID:HYC4sZyt
あれ、またシャワー論争が。シャワーはアリだと思いますよ。
でも戦闘の終わりに泉や滝でひそかに水浴びというのも良い。

なにしろ「中世ファンタジーの厳密な解釈」のルールとやらが分からないので、
「剣と魔法のファンタジー」ぽければ何でもありだろうときわめていい加減に考える私。
下着などむしろ現代そのままのイメージ(これもルールがあるのか……)。もしくは潔く何もなしでw
さすがに行為の途中で携帯が鳴ったり、大人のおもちゃが「ウイイイーン」とかうなる
(魔法か?←どんな)のは抵抗がありますが、大半の設定は納得できてしまうのです。

FE世界って結構いい加減だし。でも世界観の妄想は実に楽しい。
195名無しさん@ピンキー:02/10/25 10:45 ID:AdSQBy7h
コンドームはどうだろうか?
やっぱ魚や動物の腸で出来た奴とか使うのかな?
196名無しさん@ピンキー:02/10/25 11:20 ID:hJDbIxxx
基本は生で中出しでしょー?
そうでなければ、聖戦は成り立たない(w
197名無しさん@ピンキー:02/10/25 12:13 ID:YXskx5NQ
>189
FEは中世っつうか、17,8世紀ごろの話だと思ってるんで、シャワーの一つや二つあっても違和感ないデス。
198名無しさん@ピンキー:02/10/25 13:03 ID:Jd3KNEYj
リーナン(・∀・)イイ!!
凄く好きなカプで久々に(;´Д`)ハァハァできますた
ぬるめ氏ありがd!!
199名無しさん@ピンキー:02/10/25 17:22 ID:VrNhSQ/o
>>195
名前はどうなるんだべ。
フランスのコンドーム市が名前の由来だったかな。
200名無しさん@ピンキー:02/10/25 18:10 ID:2ST3F69r
ていうか、魔法が存在する世界が、
俺達の世界の中世と同じ文化レベルの訳がないのだけどな〜

まあ、聖戦の魔法は単なる『武器』の範疇を出ないから、
それほど大きなズレは産まないかも知れないが。
201ぬるめ:02/10/25 20:23 ID:RV8ApFM0
いろいろ意見が出ていて興味深い。
もともと深く考えずに「シャワーあったら萌えるな」
と出してしまったので、指摘され焦るやら勉強になるやら。
書くなら時代考証をおろそかにしちゃいかんな。。と反省。

いろいろ書きたいのですが、ちと旅に出るので・
また来週きますです。
202名無しさん@ピンキー:02/10/26 03:00 ID:uFYT5gYK
現代風中世でいいとおもうけどな。
トラキア776なんて、貧しい貧しい言いながら皆栄養状態良いし。
本当に盗賊しなきゃ食い詰めるほどには見えん。
203名無しさん@ピンキー:02/10/26 07:54 ID:PO4kEDTT
つうかそもそも中世なんて設定、どこから出てきたの?
原作見る限り18世紀前後だと思うけど。

>>201
乙。よかったよ〜
204名無しさん@ピンキー:02/10/26 10:41 ID:DuFZurGW
>>201
171で時代考証もどきをやった者です。
なあに、どんなアイテムも「それを使って萌えたい気持ち」と
多少のもっともらしさがあれば説得力が出てきますって。
私は「シャワー大いに結構」と弁護がしたかっただけ。大失敗したけど(汗
「これは世界観的におかしいから出せない」とか萎縮なさらずに
書きたいシチュエーションを書いてください。旅行行きたいなー。

現実世界に遠慮するファンタジーって何だろう。どこかの誰かは
「科学的におかしい」「史学的におかしい」とか言うんだろうな。
205名無しさん@ピンキー:02/10/26 11:34 ID:NkUGJ3QB
ここは既出だろうか?
結構いい感じだと思った
www.ajisai.sakura.ne.jp/~kahori/e/top.htm
206名無しさん@ピンキー:02/10/26 14:12 ID:8fr4O5ab
18世紀に剣や槍が戦闘の主体になったりしないだろ……
鎖国してた日本でさえ、火縄銃が主役になってたんだぞ。

あと産業革命が発生していない気がする。
大規模な工場地域等への移民等が発生していなかったり、
アグストリアで未だに森林を切り開く形の移植が行われているし。
(産業革命以降での開拓は、鉄鉱石や石炭を得るためのに、山で行われるのでは?)
蒸気機関に代表される、科学的工業が片鱗も見えなかったりと、
やはり18世紀と呼ぶには少々弱いと思う。

……人々の思考はかなり近代的だから、メンタルな面では18世紀と呼べるかも。
王権神授の世界のくせに、神秘主義から脱却を始めてるあいつらは、
かなり狂ってると思われ。

いきなりシャワーとか出されると萎えるけど、
171氏のような考察を感じさせる、「中世っぽいシャワー」なら、
俺はオッケーだな。
その存在自体が貴重で進歩的なモノだと、登場人物の口から言わせるとか。
ま〜、SSでそこまでこだわるのも鬱陶しいかも知れないが……
207名無しさん@ピンキー:02/10/26 16:45 ID:PO4kEDTT
>>206
FE舞台のモデルは東ヨーロッパなので、産業革命は19世紀。
火薬兵器に関しては代わりに魔法があるので無問題(使用比率がおかしい気もするが)
…いや別に18世紀に固執する訳でもないけど。
あの現代的な考え方をするキャラや社会制度を「中世」というにはとても抵抗がある。

まぁ、なにがいいたいかっていうと
>>189、中世だと確定してる訳でもないのに異議申し立てするなと。黙って萌えてろとw
208名無しさん@ピンキー:02/10/26 18:17 ID:cb+hb1HX
シャワーなら紀元前からあったみたい。
ttp://www.nagayu-onsen.com/onsen-info/aphro/images/59-01-500.jpg
水道網が整備されてるとこなら、普通にあると考えていいんじゃなかろーか。
発想はシンプルなもんだし。
209名無しさん@ピンキー:02/10/26 19:02 ID:q6fUIVO5
まあ、ほら、魔法のある世界だし。
210名無しさん@ピンキー:02/10/26 20:12 ID:V7tkKwyH
リンや硝石の鉱山が無い世界なのかもしれんしな<火薬兵器

魔法の使用比率については……どうなんだろう?
どっかの戦記風小説サイトで、ソシアルナイトの1ユニットは
実は百人隊長、パラディンは千人隊長。
竜騎士や天馬騎士は1ユニットが数名から十数名の小隊。
魔道士、マムクート、オグマやナバール級の実力者は
1ユニット=一人と考察してたような記憶がある。

……エロと全然関係なくてスマソ。
211名無しさん@ピンキー:02/10/26 20:57 ID:DuFZurGW
先生……エロ小説が読みたいです……

と言ってるそばから>>210に非エロレス。うーん下半身に悪い。
火薬兵器は「一応」あるぞ。SFC暗黒竜・紋章に出てきた
シューターの武器「エレファント」は炸裂弾を放り投げる。
元寇の「てつはう」みたいなもん。
さらに言うとFC暗黒竜に出てきたシューターは、動力源が
よく分からない。ジェイクやベックごときが魔法を使えるはずもないし。

そういう非魔法技術の開発に青春を捧げる美少女とか
新作で出てこないものかね。Hは専門外。
「あ、あの、これはどういう原理で立ち上がったり大きくなったり……?」
(↑そんな台詞は家庭用ゲームで出せません)
212名無しさん@ピンキー:02/10/26 21:33 ID:KjrsJs++
(加賀タン自体が、そんな考証に耐えれるほどの設定してない気がするんだが)
213名無しさん@ピンキー:02/10/26 22:10 ID:G9E3nL98
(って大体のゲームがこんな風に妄想されていると
考えていないわけで……)

無理があっても萌えられれば本望です(爆
214名無しさん@ピンキー:02/10/26 22:58 ID:8opAnhF/
明かりがどうなっているか知りたい。
電気はさすがにないと思うけど、ランプだけって事はないよなあ、暗すぎる。
魔法で明るくしてるとか?
215名無しさん@ピンキー:02/10/26 23:33 ID:bEH0g/3G
ロウソクに一票
216名無しさん@ピンキー:02/10/27 00:29 ID:2Gascgug
ヨーロッパなら夏場は10時近くまで普通に明るいぞ。
217名無しさん@ピンキー:02/10/27 01:00 ID:ExDfi8xf
紋章のOVAでは、タリスの城だか城下町に水道管が通っていました。
218名無しさん@ピンキー:02/10/27 02:06 ID:di/bTSCH
なんかすごく小説かきづらい雰囲気になってるねー・・・。
219名無しさん@ピンキー:02/10/27 04:40 ID:WZ1Hr14+
気にしない、気にしない
220名無しさん@ピンキー:02/10/27 09:09 ID:DsovD86K
ひと休み、ひと休み
221名無しさん@ピンキー:02/10/27 11:08 ID:417Csyd0
考証をあまり行わずに設定されるワールドを、
ファンタジイと規定することが多いようです。
ワールド製作者の設定が精緻か否かで、呼称も
変わる事は多いですが、FEなどにそんなもんありません。
(あたりまえっちゃああたりまえ。ゲーム性メインだからね)
そもそもアノ世界を中世ベース、と考えることそれ自体が
中世ベースのほかの作品をバカにしていること甚だしい。
思想・文化ともどちらかって言うと現代だしね。
製作者が設定していないんだから、想像するもしくは勝手に
読み取るしかないわけだけど、技術はともかく、会話などから
衛生面の全体的な高さは伺われるわけで。どうでもいいけど。

ま、なにはともあれ、ワールドの背景なんてキニスンナ。
エロSS職人さんたちがんばれーってことで一つ。
222171:02/10/27 11:29 ID:yCgiyxBP
或阿呆の一生

>FEの文明は古代〜中世ヨーロッパのごちゃ混ぜ(+魔法)の感があるが

魔法が存在する世界が、 俺達の世界の中世と同じ文化レベルの訳がない
中世なんて設定、どこから出てきたの?
中世ベースのほかの作品をバカにしていること甚だしい

ぐさぐさぐさ。
うかつなことを書いたせいでスナイパー部隊登場。自業自得。
223名無しさん@ピンキー:02/10/27 14:42 ID:HkuYbLPF
路線もどさない?
224名無しさん@ピンキー:02/10/27 14:53 ID:1E8j59Vu
うん、歴史考察は「煩悩深き〜」とかのスレにまかせればいいことだな。

話を変えようにも出す実弾がないので……
おまえら、いままで一番気に入ったFEのエロSSはなによとか聞いてみるテスト。
ここで書かれたものに限らず、Web上とか、同人誌とか、
全部ひっくるめて。

私的には、2ch2にあったアスベルとサラのが、
かなりいい感じだったが……
225名無しさん@ピンキー:02/10/27 15:45 ID:LHXdVgEZ
チキ板にあったサラがアスベルを陵辱するSSが良かった
つーかナンナ・ミランダ―陵辱→アスベルの続き、まだ待ってたりする
個人サイトにあったラケシス陵辱調教モノもかなり読み応えあったな
226名無しさん@ピンキー:02/10/27 18:43 ID:yCgiyxBP
「地球の裏側」にあった「鬼畜王セリス」。
聖人君子が自分に正直になるのが良い。
いまだに閉鎖が残念。
227名無しさん@ピンキー:02/10/27 21:04 ID:3gT3Fw1a
何でFE&TSなのに。TSが全然無いんじゃー!
228名無しさん@ピンキー:02/10/27 21:11 ID:3uLztMuv
前はTSも多かったけどな
職人さんが書きたいものを書くべきだし、それは仕方が無い
TS好きの職人さんが降臨するのを待テ!
229名無しさん@ピンキー:02/10/27 21:12 ID:3uLztMuv
前はTSも多かったけどな
職人さんが書きたいものを書くべきだし、それは仕方が無い
TS好きの職人さんが降臨するのを待テ!
230名無しさん@ピンキー:02/10/27 21:14 ID:3uLztMuv
二重になっちまってスマソ
鬱だ死脳;y=-( ゚д゚)・∵;; ターン
231名無しさん@ピンキー:02/10/28 00:01 ID:MEyA5Na8
>>226
「地球の裏側」って、なんで閉鎖したの・・・?
232名無しさん@ピンキー:02/10/28 00:42 ID:W8wDhynA
前スレ見れるようになったな
233名無しさん@ピンキー:02/10/28 11:38 ID:aNm3RS65
>>231
たしか、リアルの仕事が忙しくなったから
いきなり消えて俺もビビッた。
234名無しさん@ピンキー:02/10/29 01:18 ID:nnNWtFQf
ティアサガはあまり好きでは無いな。
正直ストーリーもキャラも殆ど印象が薄いし。
ま…漏れが嫌いなだけだけどね。
235名無しさん@ピンキー:02/10/29 03:49 ID:SEM54Jai
>>234
まあまあ、
嫌いなのはわかるけど
言わなくてもいい事をわざわざ言わんでも・・・
23663 :02/10/29 22:09 ID:WRzbxhQC
【意識のウロ】

鬱蒼と繁る木々の間から零れる、暖かい光の帯。
大気に満ちる水滴の微粒子を弾き、その光の帯は虹色の虹彩を放っていた。
サラは朽ちて倒れた樹の幹に腰をかけながら、小さく小首を傾げつつ、不思議そうにその森の風景
を見つめている。
先ほどから後ろの方で響く、がさがさという音をも気にせずに。
「…ねぇ…君……? どうしてこんな所に…?」
先ほどより率いていた軍勢とはぐれ、一人リーフはこのメルフィーユの森林をさ迷っていた。
そうサラの背中に問いかけるリーフの声と同時に「ほぅ…ほぅ」という、奇怪な鳥の鳴き声が重なる。
サラは振りかえらずに、ただ木々の間にかいま見える光のプリズムを見つめている。
リーフは少しだけ心細さを感じ、もう一度「…君も、この森に迷ったてしまったの?」先ほどより、
少しだけ声を大きくして、サラの背中に問いかけた。
…木々の間を吹きぬける風の音。
それだけが唯一の音であり、後は耳がじーんとなるほどの深い沈黙。
その時。
「貴方は…誰?」
沈黙が破れ、鈴を鳴らすかのような透き通った声が響く。
リーフは少しの間逡巡した後、何故かこの子には…話しても良いように感じ、自身の立場…そして
名を告げた。
「やっぱり…そう。私、貴方を待っていたのかもしれない…」
「え? それはどういう…」
「だって貴方、リーフ王子でしょ」
「…そうだけど」
リーフの語尾を濁すかのように、風がまた一陣吹き抜けて行く。
サラはすっと立ち上がりながら、リーフの方へと向き直った。
…白雪の肌、華奢な体。
そして、特徴的な紫紺色の髪がたゆたっていた。
何よりも…その髪と同じ色の瞳がリーフには不思議だった。
直感的に感じた。
彼女は全てを知っている…と。
23763:02/10/29 22:10 ID:WRzbxhQC
リーフは先ほど彼女が腰を掛けていた倒樹に並んで腰掛けながら、先ほどの彼女と同じように綺麗
な光の乱舞を見つめてた。
その時は…戦いの事も、仲間の事も全て全て…忘れながら。
何故、そのような行為をしようとするのか自分でも分からず、リーフは隣に座るサラの小さな体を
引き寄せながら、その赤い無花果のような唇にそっと自身の唇を重ねた。
ナンナにさえ、行った事の無い優しい口付。
サラの細い両肩を掴みながら、彼女の瞳を見つめると…その中にはもう一人の自分。
そして、リーフは我に帰り彼女の肩から手を離そうとすると、それを引き止めるかのようにリーフ
の手の甲に、サラの小さな掌が重なる。
「運命。だから…リーフ。…私をここから連れ出して……」
そう戦慄くように呟き、リーフの頭を胸に抱きながらその少しだけ強い髪を弄ぶ。
未だ未成熟の青い果実のような、小さな胸がリーフの顔を包み込み…優しく甘い香りが彼の鼻腔を擽った。
何時しか、リーフはそのまま白いローブの間に顔を埋めながら、その甘い果実を口に含みながら、
その双丘をやわやわと掌で包み込みながら慈しんでいた。
彼女の白い頬がほんわりと上気し、熟れ掛けた林檎のように色づく。
「……とっても気持ちが良いよ…リーフ……ん…」
喉元を仰け反らせながら、その茫洋とした瞳で木々の間からかいま見える青空を見つめながら…喘ぐ。
理性というものは儚きもの。
その小さな胸に…リーフは溺れて行く。
23863:02/10/29 22:11 ID:WRzbxhQC
そして、更に胸に密着する為に、リーフはサラのローブの前を解こうとした時。
ビリぃ…という、絹が裂ける悲鳴のような音が森のしじまを乱す。
「ぁ…ごめん」という間もなく、首元から下腹部まで破れ、その白く幼い肌が露になったとたんに、
そんな言葉すら忘れ、リーフはサラを森に繁る草むらに押し倒していた。
サラは表情一つ変えずに、じっとリーフの瞳を覗き込みながら突然、彼のチェニックへと手を差し入れ、
下腹部から…リーフの大きくいきり立ったそのモノを弄り、弄ぶ。
リーフは「ぅ…」と小さく喘ぎ、眉を顰めながら体の深奥からの熱い高ぶりに翻弄され、魅了されつつ、
サラの小さな胸の頂きを口に含みながら喘ぐ。
サラも又、小さく眉根を顰めながら、半分開いた唇からすぅーと透明な涎と共に、透明なアルトを奏でた。
「…ぁ…ん。……んっ。…ぅぅん…んぁ」
そして、その細い手が掴んでいる…リーフ自身に対し、思わず爪を突き立てた瞬間。
「…駄目だ…出…ッ!」
リーフの細身でありながら筋肉質な肉体が強張り、痙攣の後に…サラの手の中に熱くどろどろとしたモノ
をどくどくと吐き出しながら、サラの手を掴み自身のモノを更に刺激する。
くすっと、唇に笑みを浮かべながらリーフ自身のモノを握っていた手でもう一度、強く掴んだり…撫でま
わしたりするのと同調して、リーフは心地よさげに呻きながら、もう一度どくどくと熱い物を吐出しなが
ら、サラの上へとぐったりと倒れこみ肩で荒い息を付く。
はぁはぁという、リーフの苦しげな息を耳元にしながら、サラは自身の下腹部から何か熱く…些か、不快
な何かが溢れ出す感触を感じていた。
23963:02/10/29 22:12 ID:WRzbxhQC
サラ自身でさえ、抗えない不思議な感覚…強いていうなら本能に導かれ、肩から下腹まで破れたローブを
捲り上げながら、仰向けに横たわるリーフの顔にその部分を押しつけ、リーフの吐息がその部分を刺激す
る度に、小さく肩を震わせて喘いだ。
リーフの額や頬に、ぽたぽたと熱い液体が零れ落ち、顔の輪郭に沿いながら黒土へと吸いこまれて行く。
それは…血。
経血と愛液が入り混じった…命の匂いがする液体。
戦場で幾度と無く血の匂いを嗅ぎ、そしてその時に感じる欲動…相手を破壊した喜びと今感じている、性
への高ぶりはとても似通っていた。
そうして、リーフはその初潮を得たばかりのサラの秘所に舌を突き入れ、口腔内や鼻腔に血と鉄の匂いを
感じながら、ただ獣のようにその部位をしゃぶり続ける。
「…んん…ぁ。ん…ッ! ぁ…ぁ……ぅッ!」
紫紺色の髪を揺らしながら、サラは自らの部分をリーフに押しつけながら、自然と腰を蠢かしつつ、浅ま
しい雌の匂いと共に、喘ぎと熱い吐息が漏れ出るのを押さえるすべは無く、その初めての快楽を貪り、自
らの胸を揉みしだく。
「…ぁ…は。ぅ…うぁ…んっ」そして、舐る粘膜質な音とサラの嬌声だけが、森閑とした森のしじまに響
き渡った。
24063:02/10/29 22:13 ID:WRzbxhQC
と、リーフは突然、我に返ったかのようにサラの秘所を舐っていた舌の蠕動運動を止め、自らの顔に露な
姿でまたがっているサラを見上げながらも、その視線はどこか遠くを見つめている。
突然、快楽が立ち切られた事による肉体の疼き、そして…そのリーフの視線の先にいるであろう…彼の想
い人を感じ、サラのその小さな胸は悲しみと嫉妬…そして、満ち足りなさで満々る。
「…知っているよ。リーフの視線の先に佇んでいる人…」
「…ごめん。こんな事してしまって、僕はどうかしてたようだ。そして…君を傷付けてしまった」
仰向けに横たわったままのリーフの横に、添い寝するかのようにサラも又横たわりながら、小さく微笑み
ながら。
「でも…駄目。リーフは私の物だから。誰にもあげない…」
そう囁いた後、その溜息のような囁きと共に詠唱。
「…汝、正気と理性の頚木を超越した境地に至らん事を。それは原初の至福に満々、生と性への渇望と喜
びがあらん。…バサーク」
最後の一節を唱え終えた時、リーフの瞳には胡乱とした獣じみたものが宿っていた。

リーフはサラの体に申し訳程度に絡ま付いているローブを破り捨て、その秘所と乳房を覆っていた下履だ
けの姿にしたまま、乱暴に彼女を立ち上がらせ、自らの前に跪かせた姿勢を取らせる。
そうして、先ほどの射精によりぬらぬらとした精液に塗れ、再びいきり立った自らの物をサラの小さな口
に押し込み、その頭を押さえつけながら、狂ったように腰を振り続けた。
サラは突然のリーフの行動に対処できず、驚きと恐怖、そしてこみ上げる嘔吐感と窒息の苦しみに悶えな
がら、目を大きく見開き手足の先を痙攣させる。
その大きく見開いた瞳からは、苦しみにより涙がぽろぽろと零れ落ち、樹々の朝露のように、大地を湿ら
せ消えていく。
24163:02/10/29 22:14 ID:WRzbxhQC
「…ん…ぐゥ…。んっ…ぁ…げふ…ッ」その空えずきにより、サラの食道が蠕動し、その粘膜の蠕動運動
が優しくリーフの敏感な部分を覆いつつ、締め上げる。
「ぐぅ…っ!」
まるで、絞め殺される獣のような呻きの後、リーフはサラの頭部を掴みながら、腰を大きく突き出しつつ
何度も何度もその喉の奥に向かい、射精する。
サラはその精液が喉と食道に叩き付けられる度に、嗚咽し…背を仰け反らせながら、その四肢の末端をぴ
くぴくと痙攣させ、その瞳からは光が失われつつあった。
そして、全てを出し終えた後、リーフは無造作に自らの物をサラの口腔から引きだし、満足げに息を付く。
サラは体を海老のように仰け反らせながら、喉を喘がせつつ肺に空気を送り込む。
「…ごほっ…ごぼ」
涙を流しつつ、その唇の端から逆流したリーフの精液を垂らしながら…震えていた。
そんなサラの苦しむ姿を片頬を歪めながら見下ろし、未だ、咳と嗚咽を繰り返しているサラを無理やりに
立たせ、手ごろな大きさの樹の幹に、彼女のロープの断片を用いて、両手と両足を括り付けて、身動きが
出来ない状態にした。

見るものが見れば、まるで樹に磔にされたそのロプトの末裔の姿は…在りし日のロプト狩を彷彿とさせた
であろうが、リーフはただ己の獣欲の充足だけを只管に求めていた。
口の端からは精液を滴らせ、その開脚部の肢の付け根は…経血と愛液で照り、その秘所が未だ一毛の毛す
ら生えていないだけに尚の事、淫靡かつ…哀れですらあった。
だけれども、サラは苦しげに唇を笑みの形にしながら…誘うように囁く。
「こほっ…リーフは……本当は、こう言う事が好きなんだ…ね。でも…普段は…それを押し殺して生きて
いるから…。いいよ。私を好きにして…」
24263:02/10/29 22:14 ID:WRzbxhQC
その言葉の意味を理解したのか否か、リーフは隠すものとて無く、晒されているサラの秘所に向かい自ら
の物を刺し入れ、サラの首を絞めながら腰を振り続ける。
「ん…んッ…! 痛い…よ……息が…ぐぅ」
経血だけでは無い、破瓜の血がサラの秘所からその震える太腿へと伝う。
次第に苦しみと痛みの中、薄れ行く意識の中で…何かが腰や秘所の部分から感じられて来た。
…下腹が燃え立つような…どろりとした、快楽。
リーフの首を絞める力が次第に強まり、腰の動きも激しく早くなる。
サラは顔面を蒼白にしながら喘ぎつつ、その小さな胸は空気を求めて上下する。
そして…リーフの腰の動きに合わせるかのように、自らも貪欲に腰を振りながら快楽を求めていた。
生と死の狭間での…苦しみと快楽。
「…ぅ…苦し……気持ち…良い……ぁんッ…。んぁ…んーん……ッぅァァア…!」
サラの大きく見開かれた瞳孔がきゅっと収縮し、手足が弛緩する。
それと同時に、サラの未成熟な子宮へと…どくっどくっと終わりが無いかのように、精液が注ぎ込まれて、
秘所からぽたぽたと糸を引きながら…地を濡らす。

サラの胸は動かず…瞳は見開かれたまま、がっくりと首を俯けている。
それでも尚、リーフは獣欲に突き動かされ、動かなくなったサラの秘所へと又、自らのモノの突き立て様と
した時、誤って…臀部のもう一つの穴へと自らのモノを突き立ててしまった。
それにすら、気づかずに乱暴にサラの胸を揉むというよりも、押し潰し…その胸へと拳を叩き付けながら、
狂ったようにただ…その狂乱の行為だけを続けていた。
再び、絶頂を迎えリーフはサラのもう一つの穴へと精液をとぽとぽと注ぎ込みながら、感極まり…サラの
胸を何度も何度も殴りつけながら乱打し…気を失った。
24363:02/10/29 22:15 ID:WRzbxhQC
「………け…ほっ…。…ぁ…ぅぅ…ん……。」
その胸を乱打された衝撃で、再び心臓が動き出し、その小さな体を熱い血潮が巡り行く。
そして、自らの下半身を見下ろしながら…くすくすと笑う。
秘所からも、臀部の穴からも…リーフの精液がぬらぬらと溢れ出、太腿から足首へと伝い小さな池を作らん
がばかり。
「…そこは…場所が違うよ…。リーフ…ふふ……」
気を失い、倒れ付しているリーフに向かい、レストを詠唱した後。
…リーフが意識を取り戻したら…何を言うのかを考え……硝子のような軽やかな声で笑うサラの笑声だけが、
ただ森の結界のような沈黙を破り…冒涜していた。

数時間後。
サラの手引きで無事、軍勢と合流したリーフは常日頃の硬い表情を崩さず、仲間へと彼女を紹介した。
森で迷っている所を助けられた…何か、運命的な物を感じた云々。
そして、リーフに掛けより涙ながらに彼の無事を喜んでいる少女…ナンナを見つめながら、サラは一人ほくそ
えんでいた。

<了>
24463:02/10/29 22:18 ID:WRzbxhQC
…最初に書くべきでしたが、少々気持ちが悪いSSです。
通常のワカーンしか駄目な人は無視して下さいな。

それと、皆さんにご意見を伺っておきながらそれを生かせずに
すまそ。
変な話で嫌いだったでも、抜けたでも(これは嬉しい)何でも、
ご意見ご感想頂けたら幸いです。
では。
245名無しさん@ピンキー:02/10/30 01:28 ID:/Nq3V01G
ワカン派だけどこれは良かったよ。
グッジョブ!!!
246名無しさん@ピンキー:02/10/30 02:10 ID:2MjVcimU
リーフはマゾだと思ってたからちょっと意外だった
話の内容は良かったよ
サラ痛そうだったけど
247名無しさん@ピンキー:02/10/30 18:28 ID:CrgJjNXc
ユリウス→ティニー凌辱って需要あります?
あるならうぷします。
248名無しさん@ピンキー:02/10/30 20:24 ID:mC6sTais
>247
よろしこ!
249名無しさん@ピンキー:02/10/30 23:13 ID:PbkZ99p3
>247
楽しみに待ってる(w
250名無しさん@ピンキー:02/10/31 01:12 ID:EKpQwRRB
これでリーフはサラの操り人形・・・
251名無しさん@ピンキー:02/10/31 03:57 ID:vRVpgHMa
>63
いいねぇ、こういうの大好きだよ。
レイプっぽいワカーン最高。
ちょっとサイコ入ってるサラがいい。

このままマリータやオルエンまで犯してくれる展開おながいします。
252名無しさん@ピンキー:02/10/31 11:42 ID:aiKAOp5f
ドロシーモノ読みたいと思った昼下がり
253名無しさん@ピンキー:02/10/31 12:02 ID:bmh374mh
いいねぇ。
254247:02/10/31 18:21 ID:dhuF7xkq
ユリウス→ティニー陵辱モノです。ただし、そんなに酷くはありません。
続き物として書いていたものの抜粋ですので、少々前置きを。

ティニーは解放軍参加前。
バーハラに召致された際にユリウスに処女を奪われ、そのまま城の一室に留め置かれて
毎晩犯され続けています。ユリウスはまだロプトウスに完全には乗っ取られていません。

一応処女喪失シーンや別バージョンも書いてはあるのですが、エロとしてはちょっと弱いので
今回はこちらを貼らせていただきます。では。
255247:02/10/31 18:22 ID:dhuF7xkq
それから連日、ユリウスはティニーのもとへ訪れ彼女を抱いた。
ティニーは寝所から出ることを許されず、浴室で体を清められるときと食事のときだけ女官に続
きの部屋へ連れて行かれた。抱かれるため、欲望を吐き出されるためだけの存在。そう自覚して
絶望しても、それから逃れる術などなかった。
これまで幾人もの悲鳴や嬌声や喘ぎを聞いた壁、蜜や欲望や血を吸った床。豪奢であるのにどこ
か陰惨な雰囲気を漂わせるのは、この部屋の持つその歴史のせいか。
そして今宵もまた―――刻まれる。
「んっ…あぁ、ユ…リウス…様っ、も……お許しくだ…さ…」
「よくも言う。まだ足りぬと、体は求めているくせに」
天井から吊られた鎖が、高い金属音を奏でる。ティニーの両手首は頭上高く掲げられ、鎖から
続いた金属の輪が嵌められていた。
ユリウスとつながった部分を支点に、膝をついて馬乗りの格好になったティニーは、がくがくと
震える太腿の間から蜜を滴らせた。鎖の長さは腰を落としても尻が下につくかつかぬかという
微妙なもので、いくらユリウスのものを奥まで沈めたとてティニーが楽になれることはなかった。
「そん、な…っ、はっ…あぁ」
「これでもか?」
ユリウスはその不安定な腰を支えようともせず、楽しそうに時折中のものを揺するだけだ。
「あぅ、ふっ…ぅうんっ」
「しっかりと動け。達せられたら、楽にしてやる」
「…はっ…い……っん…、んん…」
ティニーは必死に腰を揺らし、ユリウスを擦り上げていく。しかし恥じらいと支えのない体勢の
せいで、その動きは微動に近い。
256247:02/10/31 18:23 ID:dhuF7xkq
「どうした。外して欲しくないのか」
「…っい、いえ…、んぅっ…、ん、はぁっ…」
震える体を何とか上下に振り動かすが、痺れた手足も相まってなかなか思う通りにはいかない。
息をついたティニーに、ユリウスは凶悪な笑みを浮かべた。
「そんなことでは、また…」
「っ! …いや……お願…い…です…」
大きな瞳を潤ませながらふるふると首を振るティニー。汗の浮いた彼女の白い柔肌は、ふわりと
揺れる銀髪をしっとりとからめとった。妙に艶めかしいその姿に欲望を煽られ、ユリウスは鋭い
瞳を歪めて上体を起こした。
「わかった。手伝ってやろう」
そう言って下から胸をつかみ、握りつぶすように揉みながら指先で桜色の先端をかすめた。
「くふ…っ…はぁ、はあぁ」
刺激からくる快感に、ティニーの内襞が痙攣した。ユリウスの昂ぶりはその感触を味わい尽くす
ようにさらにふくらんでいく。
「あぁっ…、そ…んな、まだ…」
ティニーの体が波打つように震えた。荒く呼吸を乱しながら、浮き上がった腰を押し付けて懸命
にユリウスを奥へ呑み込もうとする。
「ふっ…あぁうっ」
ユリウスは胸を弄ぶ手を緩めずに、少しだけ腰を突き上げた。
「もういい…。締めろ、ティニー」
「んんっ! あっ…ああぁっ!」
先端をふたつ同時にくいっとひねられて、ティニーは悲鳴のような嬌声をあげた。
腰が激しくくねり、鎖がぶつかりあって冷たい音をたてる。内部は激しく震えて言葉どおりに
昂ぶりを締め上げ、ユリウスはそれに逆らうように中をかき回した。
257247:02/10/31 18:25 ID:dhuF7xkq
「あぅうっ…、はぁ…っ、あぁああ!」
跳ね上がった腰が、弛緩するたびに下へと落ち、ユリウスのものに穿たれる。淫らな音とともに、
結合部から泡のような蜜が溢れ出た。
「もっと締めろ」
「はあぁっ…んぅ、ううんっ」
ユリウスはティニーの小ぶりな胸にさらに指をめり込ませ、尖った先端を強くしごき上げた。
それに敏感に反応し、ユリウスを迎え入れた奥がきゅんと締まる。
「もっと、だ」
「ああぁっ、私…っ、ユリ…ウス様……私…もう…っ」
衝撃にベッドがぎしぎしと軋み、ティニーも限界に達しようとしていた。奥を突かれるたびに
ユリウスを締め付け、求められただけの快感を返す。
ユリウスは満足そうにティニーの腰を引き寄せた。
「さて…、ご褒美だ」
「は…あぁあぁんっ!」
そして勢いよく中へと欲望を吐き出した。ティニーは達しながら、どくどくと内部を埋めつくす
それをすべて受け入れてかくん、とこうべを垂れた。
朦朧とする意識の中、ティニーは頭に響く自らの声を反芻していた。
―――どうしてなの。
フリージでの虐待から逃れ、アルスターでの孤独から逃れ、訪れたのはバーハラでの陵辱の日々。
いつまで続くのか、所詮逃れられはしないのか。そしてこれから自分はどうなってしまうのか。
毎日毎日、私の体はつくりかえられていく。悪魔に犯されて、淫らに快楽を得て堕とされていく。
これは浅ましい私に対する罰ですか。おこがましくも、誰かに必要とされたいと願ったことへの。
誰か答えて。誰か、誰か私を―――。
258247:02/10/31 18:26 ID:dhuF7xkq
「ティニー」
「………!」
意識が落下する途中、名を呼ばれて引き戻される。
ユリウスがぐったりとしたティニーの腰を抱え上げて自らを引き抜くと、蜜と混じりあった白濁
の液体がどろりと溢れ出てシーツの上にぶちまけられた。
「…ふ……はぁ…、はぁ…っ」
弛緩したティニーの体は鎖に吊られてゆらゆらと揺れている。ユリウスはティニーを抱きかかえ、
鈍い金属音を響かせて手枷を外した。汚れたシーツを取り払い、剥き出しのベッドの上に横たえ
ると、どこまでも白くなめらかな肢体が一層際立った。
「起きろ。うつ伏せになってこちらを向け」
「…はっ…、っ……はい……」
ユリウスは手首の痕を唇でなぞりながら腕を上に引き上げ、ティニーの体を転がした。いまだ
苦しそうに息をつくティニーは、顔をベッドにうずめたままそれに従う。しかしユリウスは
ティニーの前髪をつかみ上げて強引に仰向かせた。
「きれいにしてもらおうか…お前の、ここで」
「……っ!」
ティニーは唇を指でたどられ、ぼんやりと瞳を開いて慄然とした。眼前に、精液にまみれた
ユリウスのものが持ち上げられている。
259247:02/10/31 18:26 ID:dhuF7xkq
息を呑んだティニーを見てユリウスは薄く笑い、低い声で促した。
「早くしろ、ティニー」
「…う……」
恐る恐る根元に手を添え、それを見つめたまま動かなくなるティニー。
「できないのか。……痛いほうが好きか?」
びくっ、と指を震わせ、唇をわななかせる。しばらくためらって動けずに瞳を閉じていたが、
やがて意を決したように先端をそっと舐め上げた。
「ん…っ」
ティニーはその苦みに一瞬顔をしかめたが、それでも丁寧な動きで舌を這わせて舐めとっていく。
時折かかる熱い吐息と細い舌先の動きがやけに扇情的だ。くちゅ…ぴちゅ…と淫猥な水音が響き、
ティニーの髪を撫で上げるユリウスの手の動きが官能的なものへと変わっていく。その表情に
恍惚が混じり、自身が再び昂ぶり始める。
ユリウスはこらえきれず、亀頭部をティニーの口内にねじこんだ。
「んんっ!」
「…舌で、転がせ」
「ふぁ……は…ふ…っ」
ティニーはわけもわからないままそれに従った。
口の中でどんどんふくらんでいくものを、懸命に舌で愛撫する。その動きはぎこちなく、大して
快感を与えるものではなかったが、可憐な口が吸い付く感触はユリウスを刺激した。
「…っむ…ぅ…、ん…んんぅ」
頭を押さえつけ、喉の奥まで呑み込ませていく。ティニーは苦しそうに喘ぎ嗚咽を漏らしたが、
健気にもユリウスを離すまいとしていた。
260247:02/10/31 18:28 ID:dhuF7xkq
「っ…ふぅ……ん、ふっ…は」
ティニーの小さな唇が震える。口いっぱいにほおばっても、到底根元まではくわえきれない。
閉じた瞳の端から、涙が伝って零れ落ちた。
「そのまま…、歯を立てるなよ」
「んくっ…! ん…、んんんっ」
ユリウスはティニーの髪をつかんで自ら奥へと突いた。喉の奥を突かれて、ティニーの頭が跳ね
上がる。しかしかまわずに腰を振り動かし、昂ぶりを擦り上げていく。
「んぅ…う……くふ、んっ」
ティニーは可愛らしい胸を震わせながら何とかそれを受け止めた。飲み込めない唾液がからまり、
口の端から零れそうになるのを必死に吸い上げる。その吸い上げと苦しげな表情が、ユリウスの
興奮をさらに突き上げた。
「ふ…っぁん……んくぅっ」
ティニーの腕と後頭部に手を回して体ごと自らに引き寄せ、腰を回すように押し付ける。狭い
口内を存分に蹂躙し、ユリウスに濁流が込み上げた。
「飲め」
「んあぁぁ…っ、…んん、んふぅう」
ためらいなく口の中に放ち、顎を持ち上げて飲み込ませる。自ら放った精が喉に落ちる音を聞き、
ユリウスは笑みを浮かべながらティニーの首筋に口付けた。
「はぁ…ああぁ…っ……」
そのまままどろみに落ちるティニーの手を、ユリウスはつかんだまま離さなかった。
―――どうしてなの…、どうして…?
261名無しさん@ピンキー:02/10/31 18:50 ID:csxob3I9
>>252
その場合、ドロシーは生○たんver.でおながいします
262253:02/10/31 19:21 ID:bmh374mh
>261
生理?
ゴメン、ホントにわかんない。
263名無しさん@ピンキー:02/10/31 21:26 ID:csxob3I9
>>262
サウルハッカーズ。
264名無しさん@ピンキー:02/10/31 21:56 ID:lgpy0xIr
>262
生○たんver. → 生首たんver.
植木鉢に首だけ置いてあるアレ。韓国でのみ大人気な恋愛ゲーム
265名無しさん@ピンキー:02/11/01 00:51 ID:p4LnsnG/
>>264
ワロタ
266名無しさん@ピンキー:02/11/01 04:10 ID:Et5gh2d/
生肉たんハァハァ
267名無しさん@ピンキー:02/11/01 08:05 ID:tRph7Rvk
〈247 いいんだけど…もっと激しいのきぼん。
イシュタル出して〜
268名無しさん@ピンキー:02/11/01 08:56 ID:WYHZVZkj
>247
良かったでち!
もし良かったら他のもきぼん(w
269名無しさん@ピンキー:02/11/01 11:15 ID:kfcIPMS5
ユリウスはドリチンだと思ってた
270名無しさん@ピンキー:02/11/01 12:21 ID:TT8M8dRl
ユリウスは童貞だと思ってた
271名無しさん@ピンキー:02/11/01 13:06 ID:nHnJ1aDO
>>271
挿入よりも縛ったり叩いたりするのが好きそうだよな<ユリウス
272名無しさん@ピンキー:02/11/01 13:16 ID:TBwz0c4H
>247
従順なティニーたん(;´Д`)ハァハァ
このまま調教されて解放軍の男を次々とくわえこむ方向でお願いしまつ。
273名無しさん@ピンキー:02/11/01 20:32 ID:NRWUe7vc
意外に生肉たんを知らぬ香具師もいるもんだな。
まあ気にせずサウドロに禿しく(´Д`;)ハァハァ
274名無しさん@ピンキー:02/11/01 22:06 ID:n6/2zDf0
紋章の謎好きはどっかにいるかな…
マルス*チキ、オグマ*シーダ、リンダでリンカーンはいらんかなー
275名無しさん@ピンキー:02/11/01 22:39 ID:FjEjNOFI
レナさんリンカーン・・・いや、贅沢はいいますまい
オグマシーダキボンヌ!キボンヌ!
276名無しさん@ピンキー:02/11/01 22:40 ID:jhP/HZFY
生肉たんのドロシーは可愛過ぎて、ドロシーって感じがあんまりしないんだけどな(w
でも萌える(;´Д`)ハァハァ
277名無しさん@ピンキー:02/11/01 23:06 ID:n6/2zDf0
>275
なにげにIDがFEだYO!
278名無しさん@ピンキー:02/11/01 23:24 ID:n6/2zDf0
まだ若い王女が異変に気づいたのは、いつもと変わらない夕暮れだった。
辺境の島国タリス。騎士団さえないちっぽけな王国。
有事の際にはわずかばかりの義勇軍が
その制圧にあたる手筈になっている。
だが今回の規模は違うようだ。夕焼けの色に混じって炎の柱が遠くに見えた。
「村が…燃えている?」
城内のざわめき、悲鳴、きなくさい匂いと破壊音が少女の胸を激しくうちすえた。
「ああ、お父様……オグマ!オグマはおりませんか!」
タリス唯一の正当王位継承者、シーダは自分のみを護る者の名前をあらんばかりに叫んだ。
王女としての教育を受けようとも、経験したことのない恐怖の前では、おびえる無力な一人の
娘に過ぎなかった。

そして、その悲痛な声の元に先に駆けつけたのは、この城を襲撃したものたちだった。
279名無しさん@ピンキー:02/11/01 23:41 ID:n6/2zDf0
同じ頃、義勇兵達を束ねる隊長オグマもまた、シーダを捜していた。
いったい何人もの敵を斬り伏せたのか、その鎧は返り血でぐっしょり濡れている。
実戦をしばらく離れていた身体にはさすがに連戦がこたえた。
やや躊躇したあとに折れた剣を捨て、汚れた重い鎧を剥ぎ取り身体をぬぐった。
奇妙な静けさが城全体をおおっていた。
数々の修羅場をくぐりぬけてきた──陳腐にきこえるが──この男の強靱な精神も今は
苦々しい自責の念にさいなまれていた。

城の財宝の在りかを知る王族をたやすく殺すとは思えないが、捕らえられたとしたら?
シーダの美しい肢体が汚れた男どもに蹂躙される姿をちらりと想像し、全力で否定する。

すでに日は沈んでいるのに、村を焼く炎がまだ西の空をあかあかと照らしていた。
不審なまでの静寂を破ったのはかすかに届いた少女の叫びだった。
「──シーダ様…!」
その声はまぎれもなくおのれの捜している、かよわい姫のものだった。
知らず、漏らしたオグマの声には苦痛がありありと浮かんでいた。
280名無しさん@ピンキー:02/11/02 00:01 ID:vzJoCLHP
「いやあああ──…!」
愛するペガサスの首が、目の前にごろんと転がった。
力なくへたりこんだシーダの長いまつげは涙に濡れ、、極度の興奮に顔は紅潮している。
捕らわれ、城の一室に閉じ込められてはいたが、希望をまだ捨てたわけではない。
オグマもいるはずだし、アリティアの騎士団だって気付くはずだし…
きっとすぐきてくれるはずだし…きっと。
しかしわずかな希望も急にしなびていった。

「あなた達…どうしてこんな…非道い……」
震えながら精一杯にらみつけたつもりだったが、ぐるりとかこんでいる海賊達はげらげらと
下品な笑い声を上げた。
ふと、海賊の首領らしい男がシーダに近寄る。近寄っただけでも吐き気のしそうなひどい
体臭に、ましてや男を知らない王女の肌が恐怖にあわだつ。
「おいおい、お姫サマよぅ!そんなに俺達のこと毛嫌いするもんじゃねぇぜ?
そこのペガサスみたいになりたくねぇんだろ?」
281名無しさん@ピンキー:02/11/02 00:14 ID:vzJoCLHP
「なっ…何を……」
これから何をされようというのかは分からなかったが、本能が恐怖した。
短すぎるスカートの裾を引っ張り、そこから伸びる白く細い足を少しでも隠そうとしたが、
まったくの無意味だった。
自慢の長く豊かな髪は床にこぼれおち、形の良いやや大ぶりな乳房を覆う皮ヨロイも
今はない。
さらに歴代のタリスの妃がそうだったように、少女といえどもシーダもまた、稀にみる美貌の
持ち主だった。
「おーい…お姫サマの味見は誰からする?」
シーダの身体がこわばり、盗賊どもが色めきだった、そのときである。

282278:02/11/02 00:24 ID:vzJoCLHP
× シーダは自分のみを護る者〜
〇 シーダは自分の身を護る者〜 だめだゴルァ

こんな展開はどうっスか?よかたらまたうpしまつ。
前フリ長スマソー
このままノーマル(?)にrinnka-nnがいいっすかね…
それともふつー(?)にオグマとムリヤリがいいすかね…
28363:02/11/02 02:06 ID:qNJ3pJrK
りんかーんを希望します。
284ぬるめ:02/11/02 02:08 ID:oWKnt+vk
遥か遠い異国から帰ってきますた。

久しぶりにきたら、
シャワー論争が沸騰して書きにくい雰囲気に……。
でも職人さんたちが書いてくださったのでよかった。。
シャワーは萌えの道具としてアリだけど、使うときは
理屈(説明とか)つけて書かねばなと思いますた・。
お騒がせしてすいませんでした。

でわ、無名に戻りまっす。

>>63
ごちです。鬼畜リーフ(・∀・)イイ!! 
液描写が……エロくてこれまたイイ。叩くとことか暴走気味のとこが、ワカン派の自分にも萌え。
森ルートをこういうふうに「使える」んだな、と目ウロコでした。
あと、「…」の間の使い方とかも。
次回作期待してますです。
285名無しさん@ピンキー:02/11/02 02:16 ID:oWKnt+vk
>>247
喘ぎ声萌え〜(;´Д`)
そんでもって美味しそうな身体萌え。
ひそかに、ティニーの中で「責められたい願望」が成長していきそう。
イシュタル加わって三人で……っつー妄想してしまった。
ほかのも読みたいです。

>>パーセシ・オーララ書いてた職人さん
大ファンです。また光臨してつかーさい。待ってます。
286名無しさん@ピンキー:02/11/02 02:19 ID:oWKnt+vk
連続カキコすまそ。。

>>278
地の文が整っていて好き。続き待ってます。
ペガサスはやっぱり、みんなで美味しく頂くのがよいかと。

287和む:02/11/02 17:14 ID:N/ABS5P5
ども、前スレ756です。何時までもレス番では鬱陶しいので、
ゴロを合わせて『和む』とでも名乗っときまつ。ヨロシク。
ようやくトラナナをゲトしまして、情報仕入れてます。
これでトラナナも書ける……かな。

>285
ご指名ありがとうございまつ(w
またSSの一つでもウプしようかとは思ってますが……
ドロシー×サウルでもいいでしょうか?サウル×ドロシーではなく。
しかも既にこのスレでも使われたアイデアですが。
それでもよければ近日中にウプできますYO。多分。
(・д・)イクナイ!という意見が多いようなら、リクでも受けようかと……。

ぬるめ氏>
遅ればせながらリーナンにハアハアさせていただきますた。
シチュと文体がすごく萌えで私好みでつ。
無名に戻らずとも、また是非降臨してくだされ〜。
288名無しさん@ピンキー:02/11/02 17:20 ID:R7BH2cUq
外伝は誰か書いた人いませんか?
セリカ(神官)、ジェニー(シスター)、メイ(女魔道士)の
女三人の道中には海賊ダッハ(ガッハ?)の待ち受ける
かなりおいしいしちゅーだと思うのですが・・・。
あ、ひさしぶりにプレイしたくなったけどFC死んでるんだ
どっかに炉落ちてないかなー?
昔みたいに拾えないのでつまらん
289名無しさん@ピンキー:02/11/02 18:38 ID:SR2X5iXQ
a
290名無しさん@ピンキー:02/11/02 19:08 ID:bvVgg7ze
>>287
ドロシーたんは男の征服欲をかきたてる良いキャラだと思うのでつが…
※生肉たんのサウドロに限

つか、小生ドロシー攻を想像せしめられぬ愚か者でつ。
アーリアルで滅却してくだちい。
とか言いつつ、草葉の陰よりコソーリとお待ち申し上げまする。
291名無しさん@ピンキー:02/11/02 21:04 ID:jNEO6hNp
ドロシー攻め、マジ(・∀・)イイ!
書いて掻いて(・∀・)!
292名無しさん@ピンキー:02/11/02 22:52 ID:JIYthmCQ
俺的にはドロシーは受けだなぁ。
クラリーネとの支援会話 イイ!
293名無しさん@ピンキー:02/11/02 23:11 ID:Hl+8kmXI
ドロシータン攻めというか、襲い受けがイイなぁ。
「どうして私には何もしてくれないんですか?」
と言いながら神父様を押し倒して
ティムポにご奉仕とか(;´Д`)ハァハァ
ごめんなさい、逝って来ます…。
294名無しさん@ピンキー:02/11/02 23:21 ID:B7ycVAbc
自分もドロシー攻め見たい…
サウルはヘタレだからドロシーが押し切らないと(w
295名無しさん@ピンキー:02/11/03 00:18 ID:09qbmDER
>>293
(゚∀゚)ソレダ!
296名無しさん@ピンキー:02/11/03 00:36 ID:NgbN3Md4
しかしドロシーはエロにはどうしても結びつかないんだが
297名無しさん@ピンキー:02/11/03 01:56 ID:55+BCPno
やっぱり顔のせいだろなあ
オレ的には範囲内なのだが・・・
298和む:02/11/03 03:01 ID:zAXLMPbZ
結局一日で書き上げてしまいました……。
予告の通り「ドロシー×サウル」です。でもリバ気味。
ちょっとオカズには使えないようなSSで申し訳ないのですが・゚・(つд`)・゚・
まあ、珍しいドロシー絡みのエロということでご容赦下さいませ。
では。
299聖女の贈り物!?:02/11/03 03:05 ID:zAXLMPbZ
――聖女エリミーヌの塔。
かつてはエリミーヌ教の信仰を象徴した塔が、今は物々しい鋼の輝きに満たされ、血なまぐさい戦場と化している。
人々に愛を説き、平和を謳った司祭達が人を殺める魔道書を手に闊歩する塔の内部は、
壮麗な佇まいはそのままに一種異様な雰囲気を孕んでいた。
そこに、最早人々の心の拠り所だった頃の面影はない。
そんな中へ飛び込んできたのが、リキア同盟軍によるエトルリア王都アクレイアの解放という凶報だった。
殺伐としながらも静寂は保っていた塔が一気に騒がしくなる。
「急げ、リキア軍にエトルリア軍が協力するらしい!」
「エトルリア城のナーシェン将軍からの連絡が途絶えました。どうやら敵軍に討たれた模様!」
「国王が解放されました!司祭達の何人かがヨーデル司祭の説得に応じて敵に下ったようです!」
矢継ぎ早に最上階のウィンダムへもたらされる報告は、どれも芳しくない。
このままでは、塔へエトルリアの正規軍が押し寄せてくるのも時間の問題だろう。
焦る司祭達に、更に報告は続く。
「何者かが、塔内部に侵入しました!
男と女の二名、隠し通路に逃げ込んだ為、教団の者かと思われます!」
側に控えていた司祭達が一斉に息を飲んだ。
もしかしなくとも、塔制圧の為の斥候に間違いない。
つまり、軍はすぐそこまで来ているということだ。
震える手で椅子の肘掛けを掴み、ウィンダムは唇を噛む。
斥候に出される程の強者相手に、何人差し向けても同じだ。
塔の隠し通路は狭く、多対少ならば少ない方が圧倒的に有利になる。
ならば――……。
おろおろと右往左往する司祭達の間を通り抜け、彼は最上階の扉を開く。
その手には、一本の杖が握られていた。
300聖女の贈り物!?2:02/11/03 03:07 ID:zAXLMPbZ
「神父様、本当にこのまま最上階まで行っちゃうんですか〜?」
「おや、珍しくあなたが先に音を上げますかドロシー」
「そ、そうじゃないですけどっ」
分厚い壁の向こうで、なにやら慌てた声と共に沢山の足音が通り過ぎていく。
切羽詰まった彼らを後目に、侵入者――サウルとドロシーは、ごく軽い足取りで上層部を目指していた。
侵入したことはばれている。
また、この通路に入り込んでいることもばれているだろう。
教団の中でも特に信頼された者や高位の司祭にしか教えられていない通路だ。
首謀者のウィンダムも勿論この通路のことは知っている。
それでもこの通路を選んだのは、ここが大人数を相手にするのには都合がいいから、ただそれだけだった。
「このまま首謀者の首さえとってしまえば、後はヨーデル様のお言葉に屈するでしょう。
その方が、犠牲も少なくて済むじゃありませんか」
「そ、そんなもんですかねぇ。でも、私たちだけで大丈夫かな」
「頼りにしてますよ、ドロシー。大丈夫、怪我は十分治せるだけの杖を持ってきてますから」
心配そうに後をついてくるドロシーに、サウルは真新しいライブの杖を二本、掲げてにっこり笑ってみせる。
一瞬何か文句を言いたげに彼女は唇を尖らせたが、『頼りにしている』と言われて悪い気がするはずもなく。
「神父様の方が強いくせに……」
などと小声でぼやいてはいるものの、頬を僅かに赤らめてそっぽを向いてしまう。
昔は神父に説教など、と遠慮気味だった彼女もこの旅でサウルに「慣れた」らしく、随分ものを言うようになった。
それをうち負かそうという気は毛頭ないのだが、いじりやすい……
もとい、愛すべき従者殿の反応見たさについつい茶々を入れたくなる。
何というか……そう、幼いいじめっ子の心境だ。
「ところで神父様、何でこんな通路知ってるんですか?」
「何で……というと」
「だって、位の高い司祭様しか知らない通路なんでしょう?とても神父様がそんな位の高い司祭とは……」
ずばり、ドロシーも思ったことそのままを言ってくれる。
歯に衣着せぬ物言いに口元を無理矢理笑わせて振り返り、サウルは足を止めた。
301聖女の贈り物!?3:02/11/03 03:10 ID:zAXLMPbZ
「ドロシー、あなた私を何だと思ってますか」
「女癖の悪い上に運も悪い、どーしようもない神父様ですっ」
ドロシーも立ち止まってサウルを見上げる。
暫く不毛なにらみ合いを続けた後、根負けしたようにサウルががっくりと肩を落とした。
「……ドロシー……」
「な、何ですか。そんな哀れっぽい声出してもダメですからねっ」
「あのですね、少し話があるのですが。耳を貸してください」
警戒しきりのドロシーを、ちょいちょいと手で招き寄せる。
怯みつつも素直に寄ってくる彼女の耳元に唇を寄せ――……。
「大体っ、神父様は緊張感に欠け――――ひゃんっ!」
ぶつくさ零れる文句が、突然妙に艶っぽい悲鳴に変わった。
彼女の耳元に息を吹きかけたサウルの方が驚くくらい、彼女らしからぬ声色だ。
つい、しげしげとドロシーを眺めるサウル。
「……随分色っぽい声を上げますねえ、ドロシー」
「な、な、なっ、何するんですかっ!」
「いえね、苛められた仕返しを少しと思って」
「仕返しって、何が……ひぁっ、や、やめてくださいよぉ!」
つい詰め寄ったドロシーの、今度は首筋に吐息がかかる。
こうなると気分は本当にいじめっ子そのものだった。
と同時に、何となく艶めいてくる彼女の声にむずむずしたものを覚える。
「神父様っ!いい加減にしないと…………あうっ」
またしても、ドロシーの言葉が途切れた。
今度はサウルの所為ではない。
いかにも異常がありましたと言わんばかり、かくんと項垂れたドロシーにさすがの神父にも緊張が走る。
「……ドロシー?」
「や……神父様、逃げ………………………殺す」
「はい?」
ややあって、ドロシーの唇から漏れたのは彼女らしからぬ剣呑な響きを宿した、そんな言葉だった。
まずい、と思ったときには既にローブにドロシーの手がかかっている。
「……」
妙に不自然な動きで、彼女が弓を放り投げた。
その手で強引に壁に叩きつけられた瞬間栗色の髪の向こうに彼女の目が覗き見え、光のなさにようやく事態を悟る。
302聖女の贈り物!?4:02/11/03 03:11 ID:zAXLMPbZ
「バサークの杖ですか……っ」
相手を混乱させ、狂戦士に変貌させる杖。
確かに、狭い通路を来る二人に対しては最上の策といえる。
弓を投げ捨てたのはドロシーの最後の理性だったのだろう。
今、彼女の手には背中に背負った矢筒から引き抜いた矢が鈍く光っていた。
――殺られる!
矢の振り下ろされる気配につい目を閉じ、覚悟したサウルの――その顔すれすれを、矢が通り過ぎていく。
ガッ、と硬い音を立てて壁に突き立った矢と虚ろな瞳でこちらを見ているドロシーとを見比べ、
サウルは彼女の目にまだごく僅かながら理性が残っている事に気付いた。
「ドロシー……私を、殺すのですか」
「……」
返事はない。
その代わりに、手がするするとローブの合わせ目に伸びる。
レストの杖はドロシーの向こう側に転がっていた。
このまま術が解けるのを待つしかない。
覚悟を決めたサウルの肩から、ローブが音もなく滑り落ちていった。
303聖女の贈り物!?5:02/11/03 03:12 ID:zAXLMPbZ
「(あわわわわ……な、何とかしないとーーーっ!)」
一方、サウルを脱がしにかかっているドロシーは。
ほぼ完全に自分の意志からは離れてしまった身体に焦っていた。
バサークの杖にかかりながらも、自意識だけはぎりぎりのラインで保てているのは常日頃の祈りのおかげだろうか。
とにかく、護衛である自分が神父を殺しては本末も転びまくりだ。
僅かに自由の利きそうな部分へ意識を集中させ、何とか背中の矢筒をひっぺがして放り投げる。
腰に巻いていた短剣も、手の届かないところへ投げ捨てる。
こういうとき、集中力だけでもあって良かったとつくづく思うが、勿論そんなことを考えている場合ではない。
殺意だけは抑え切れそうだが、何をどうまかり間違ったのか支配できない自分の身体は着実にサウルの装束を剥いでいた。
「(な、何するつもりなんだろう、私……)」
全く他人事のように視界に映る己の所行を見つめているが、手にははっきりとサウルの胸板の感触が伝わってくる。
殺意を奪われたバサークの杖の攻撃性が、まさか次は情欲に作用しているなどと彼女は全く想像もしなかっただろう。
表情を硬く強張らせたサウルの、意外にも締まった身体に頬が熱くなったような錯覚を覚える。
「(神父様って、意外と……え?あ、わ、わっ、わっ、わわわっ)」
視点が、急にサウルの顔から下半身へと移った。
見るからに荒れて無骨な自分の手が、未知の部分に触れた感触にドロシーの意識だけが泡を食う。
身体の方は全く動じることなく、青い装束の中へと手を潜り込ませていた。
「……っ……ドロシー、やめなさい……!」
さすがに、サウルの表情に焦りが浮かんだ。
掌に熱くてちょっぴり硬い感触を得たドロシーも混乱しきりで、無駄な言い訳を繰り返す。
「(わ、私だってやめたいんですよ神父様ぁ!っていうか助けてくださーーーい!
あ、やっ、な、何か硬くなってきてるぅぅぅっ!)」
まるで路地裏で身体を売る娼婦のような手つきで、ドロシーの手はサウルのモノを弄っていた。
掌の中で硬さを増していくそれを前に、段々とドロシーの思考も鈍ってくる。
「(こ、こんなこと……よりによってエリミーヌ様の塔で……ああ……でも神父様、気持ちよさそう……)」
304聖女の贈り物!?6:02/11/03 03:14 ID:zAXLMPbZ
何処かに火が灯ったかのように、身体全体が熱い。
自分の支配を離れてしまってはいるが、確かにサウルにこんなことをしているのは自分で。
その自分の行為に神父が反応しているのが、恥ずかしくも嬉しいことに気付く。
ついに下の装束まで引きずり下ろし、眼前で硬くなった男の部分に少し怯みながらも、
徐々にドロシーは止まらない自分の行為を受け入れ始めていた。


呼びかけても、ドロシーの暴走は止まらない。
矢筒と短剣を放り投げた時は一瞬助かったと思ったものの、
ドロシーは今接吻も知らないだろう唇で、自分のモノを嬲っている。
サウルには、今彼女がどんな事になっているかの想像くらいはついた。
バサークの杖の効果は人間の攻撃性を高め、自我を奪うことだ。
サウルの側にいて、魔法耐性のある程度備わったドロシーには完全に杖の支配下には置かれず、
中途半端に高められた攻撃性はサウルを害するまでには至らなかったのだろう。
そうなると、杖の効果は何をもたらすか。
今の状況を見れば考えるまでもない。
「ん……ふ……」
サウルのモノをくわえたまま、鼻にかかったドロシーの声が漏れる。これは、ドロシーではない。
そう自分に言い聞かせても、その声は確かに最前彼が耳にした、艶めいた彼女の声と同じで。
従者であり、恐らく軍の誰よりも純粋だったドロシーにこんなことをさせている背徳感に背筋がぞくぞくと震える。
「く……うっ、ど、ドロシー……」
「んむ……ぅ……ぷぁっ……」
じゅぷっ、とおよそ彼女には似つかわしくない淫猥な音を立てて唇からサウルの自身を解放し、ドロシーは顔を上げた。
決して美人とは言えない。だが愛嬌のあるドロシーの顔は表情の変化こそ乏しいものの、明らかに艶を帯びている。
その顔に、初めて表情らしきものが浮かんだ。
切なげな、どちらかというといつものドロシーに近い表情が。
「し……んぷ……様ぁ……」
「……ドロシー!?」
305聖女の贈り物!?7:02/11/03 03:16 ID:zAXLMPbZ
それはもしかしたら、ドロシーの最後の抵抗だったのかも知れない。
表情同様切なげな声でそれだけ囁くと、再び彼女は口腔にサウルのものをくわえこむ。
そこには明らかに神父をイかせようとする意志が働いていた。
「ッあ……!ドロシー……や、め……うァッ!」
濡れついた音を立てて、唇が上下に動く。
唾液と自身の先端に滲む汁が混ざってドロシーの唇を妖しく濡らす。
栗色の髪が動きに合わせて細かに揺れ、知らずサウルはその髪に自分の指を潜らせていた。
「ん……ふっ、ふ……むぅ……っ」
くぐもった声は、果たしてドロシーの悲鳴かそれとも歓喜の声か?
そこまで考える余裕は、最早サウルには残されていなかった。
聖なる塔の壁に押しつけられ、純朴な従者の唇に自身をくわえこまれ……
最後は、自分の理性との戦いになる。
それも、もう幾らも保ちそうになかったが。
「く……ぅあ……い……いけない……っ」
「はぁ……んっ、んむ……」
ドロシーの頭に添えた手が、ぐっと強張った。
唇を窄め、搾り取るような動きに頭の中が真っ白に染まる。
「っは――――ァ……ッ!」
強烈な脱力感。
しまったという思いと、とうとうやったという達成感にも似た思い。
双方が過ぎる中、サウルはドロシーの口腔へ白濁をぶちまけていた。
306聖女の贈り物!?8:02/11/03 03:17 ID:zAXLMPbZ
「(あ……ん、な、何か……ヘン)」
サウルのモノをついに口の中へ含んでしまい、
相変わらず意志と身体の繋がらないままドロシーはぼんやりと濁っていく意識に目を瞬かせた――ような気がした。
脚の間が熱く疼く。
何か、その中に必要なものが欠けてしまったような気がする。
そんな彼女の意志を汲み取ったかのように、サウルを押さえつけていた手が自分の服へ伸びた。
皮のブレストガードを外し、胸元をはだけさせると今度は下腹へ。
今自分の唇がくわえこんでいる場所と、ほぼ同じ場所へ自分の指が滑る。
くちゅっ、という濡れた音と一緒に、熱く濡れた感触が指先へ伝わってきた。
「(何これ……あ、でも……キモチイイかも……)」
器用に身体を動かして、ズボンから下着から全て取り払ってしまう。
髪と同じ、栗色の茂みの向こうを自分の指で弄りながら、ドロシーは神父への奉仕も止めなかった。
唇とサウルのモノとの接点に生まれる音とは別に、彼女自身の脚の間からも濡れた音がこぼれ落ちる。
「(神父様……気持ちいいですか?私なんかがこんなことしても、気持ちいいですか……?)」
もう、抵抗しようという気力は失せていた。
いつか術が解ける、その瞬間を待ちながらも心の何処かで解けて欲しくないという思いが過ぎる。
「……うァッ!」
びくん、とサウルの脚が跳ねた。
無意識に伸ばしたのだろう。彼の手が頭を撫でる感触に、ドロシーの肩も小さく跳ねる。
「(……神父様の手、おっきい……)」
いつも自分が荒っぽい仕事はこなしてきたから、こんなにもサウルの手が大きいとは思っていなかった。
頭の中で、漠然と白くて綺麗な手をしているとばかり思っていたのに。
意外にも男らしい、ごつごつとした手が更にドロシーの情欲を掻き立てる。
「(神父様……神父様ぁ……)」
唇も指も濡れた音に怯むことなく、ドロシーの全く知らないような行為を続けていた。
身体は自分の支配を離れているというのに、
自分が望んでこんなことをしているような気にさえなってくる。
もっと神父に気持ちよくなって欲しい。
強いられていた行為はやがて彼女の望むところにすり替わる。
やがて――口腔内でサウルが果てた。
307聖女の贈り物!?9:02/11/03 03:18 ID:zAXLMPbZ
「ん……ふぁ……っ」
お世辞にも美味しいとは言えない、生臭く苦いものが喉を通りすぎていく。
気持ちとしては吐き出したいのだが、身体の方は全く抵抗なくそれを飲み込んでいた。
それだけで身体の奥が更に熱くなった気がする。
「(これで……終わり……?)」
陶然とした頭が、そんなことを考えるが勿論これで終わりではなかった。
白濁に汚れた手を軽く拭い、未だに呼吸の整わないサウルを壁から階段の方へ押し倒す。
それだけで神父は次の行為を悟ったか、表情を強張らせた。
「やめなさいドロシー!それではあなたが……!」
「(神父様、何を慌てて……)」
久しぶりに立ち上がった膝に、微かな痛み。
這うようにしてサウルに近づくと、ドロシーの身体は神父を見下ろすようにして中腰に立ち上がった。
そこでようやく、ドロシーも身体の方が何をしようとしているか悟る。
「(あ!も、もしかして……)」
慌てても、身体は着実に下へと重心を落としていた。
先程まで指で慰めていた場所に、はっきりとした熱さを感じる。
「ん……ぅ……」
「ドロシー……」
今、自分の顔はどんな表情を浮かべているのだろう?
ひどく淫蕩な表情か?それとも、全く変化のないまま破瓜の瞬間を迎えるのだろうか?
「(ど、どっちも嫌ーーーーっ!)」
くちゅ……。
一度放っても硬さを失わなかった神父のモノが、僅かにドロシーの秘所を押し開いた。
308聖女の贈り物!?10:02/11/03 03:20 ID:zAXLMPbZ
自分の指とは比べものにならない快感は、勿論身体だけでなくドロシーの意識そのものにも伝わってくる。
「(熱い……)」
相手がサウルなら、それもいいか……。
半ば諦めにも似た期待が、ドロシーの最後の抵抗を振り切った。
神父の胸板に手を突いて、ドロシーの身体が重力に従ってすとんと落ちる。
「ん……あ、あぁぁっ……!」
「く……ぅ……」
一気に貫かれた痛みは、不思議と感じなかった。
ただ、ようやく欠けたものを得たという充足感と強烈な快楽に押し流されていく。
「(神父様が……私の中に……っ、ダメ……もぉ……)」
サウルの上に跨り、自ら腰を動かしてドロシーの身体は快楽を貪っている。
その中に溶けていくような心地の中、ドロシーは理性の最後の手綱を自ら手放した……。


もう、此処まで来たら戻れない。
自分の上に跨り、今にも腰を落としてしまいそうなドロシーを前にサウルは覚悟を決めた。
互いにしどけなく衣服を纏ったまま、神聖な塔の中で不純な行為を交わそうとしている
――それは、案外自分のような変わり者にはふさわしいのかも知れない。
目の前にあるのは、ほんのりと上気し艶っぽくはあったが、確かにドロシーの顔だった。
救いを求めるような、自然体の彼女に近い表情が術の支配を逃れつつあることを示している。
だが、間に合わないだろう。
「(すみません……ドロシー……)」
最悪、彼女の人生を潰してしまうことにもなりかねない。
唇を噛んだサウルの上に、ついにドロシーが腰を落とした。
309聖女の贈り物!?11:02/11/03 03:21 ID:zAXLMPbZ
「ん……あ、あぁぁっ……!」
「く……ぅ……」
ぶつっ、と何か一線を越えた感覚。
今まで自分の指も受け入れたことはないだろう。
狭い処女の内壁が、きつくサウルのモノを締め付ける。
痛みはなかっただろうか。支配を逃れかけている所為で、彼女は辛い思いをしていないだろうか。
そんな心配をする余裕もなく、ドロシーの腰がゆっくりと動き始める。
「あっ、あ……はぁ……んっ」
か細く零れる喘ぎ声は、やっぱりドロシーのもので。
躊躇いがちにも聞こえるそれに、罪悪感と征服感が同時にサウルの心を震わせる。
「う……ぅっ……ドロシー……」
繋がった部分、ドロシーの脚の内側を紅い血が愛液に混ざってしたたり落ちていた。
茶色の短衣の隙間から覗く小振りな胸も、先端がピンク色に色づいて硬くなっている。
散らすには、まだ早い花だった。
それが、自分の意志とは別の力によって無理矢理に、しかも自分などに散らされてしまった――……自分はそんな彼女に何ができるだろう?
懸命に腰を揺さぶるドロシーの頬に、サウルはそっと手を伸ばす。
「ドロシー……すいません……私は……っ」
「……神父様……神父様……ぁ」
「……!ドロシー!?」

初めて、明瞭な声がドロシーの唇から零れていた。
急激に表情を作っていく顔、光を取り戻していく眼……。
杖の呪縛が、解けた瞬間だった。
310聖女の贈り物!?12:02/11/03 03:23 ID:zAXLMPbZ
「はぅ……んっ、ごめんなさい……ごめんなさい、神父様……」
自分の胎内にサウルを呑み込んだまま、何度も何度もドロシーは謝り続けている。
身体と心が繋がったことにも気付いていないのだろう。
「ドロシー、しっかりしてください、ドロシー!」
「え……あ、ん……神父様……ひぁ、あんっ!」
サウルの声に、ドロシーも術が解けたことに気付いたらしい。涙に濡れた眼を瞬かせ、顔を上げる。
そのまま立ち上がろうとしたが、勢いよく神父が半身を起こしたその動きに内壁を抉られ、
びくりと身体を振るわせてへたりこんでしまった。
「す、すいません神父様……」
「あ、いえ、私こそ……」
こうなると、二人ともどう立ち回ればいいのか分からなくなる。
もしかしたら、術にかかったまま最後までいっちゃった方が良かったのかも……
今更ドロシーは後悔するが、もう遅い。
項垂れたまま上目遣いにサウルの方を見上げると、意外な程近くに神父の顔はあった。
彼もドロシーの様子をうかがっていたのか、ばっちり目が合う。
するとサウルは、勿体ぶって咳などしてみせると――ドロシーの肩に、手を回した。
「……ドロシー、しっかり私に捕まっていてくれますか」
「え?」
「責任は、取りますよ。私でよければ……ね」
「そ、そそそそんな、私こそ……っやぁんっ……」
繋がったままの格好で、神父が腰を上げた。
ひ弱だと思っていた彼の何処にそんな力があったのかと思うほど力強くドロシーを抱え上げると、そのまま壁に背を押しつける。
「あ、あの……神父様……?」
「階段を背にしたのでは、痛いでしょう?いきますよ……っ」
「ん……っ、は……あ、あ、っ……あぁぁ……っ!」
ず……っ。
再び、ドロシーの中をサウルのモノが行き来し始めた。
311聖女の贈り物!?13:02/11/03 03:24 ID:zAXLMPbZ
神父と壁の間に挟まれ、危うく落ちてしまいそうな不安にドロシーの脚がサウルの腰に絡む。
「んぁっ、はぁ……んっ、し、神父様……っ、深……ぁ……あぁんっ」
ずっ、くちゅ、じゅぷ……っ……。
ドロシーの胎内奥深くまで己を突き込み、
彼女の吐息を耳元近くに聞きながらサウルはいつの間にか後悔が消えていることに気が付いた。
すがりついてくる腕、その意外な細さに愛おしさすら覚える。
「っ……ドロシー……!」
「あ、あっ、ああっ、神父様っ、ダメぇ……私、気持ち……よくて……っヘンに……」
「構いませんよ……あなたは、敵の術にかかっているんですから……おかしくなって……っ」
「ひぁ……あ、は……ぁっ……!」
きゅっ、と腰に絡まったドロシーの脚に力が籠もった。
彼女の胎内に欲望を吐き出すことには躊躇いを覚えたが、もう引き返せない、その決意に覚悟を決める。
高みに向かって、二人の動きは少しずつ激しさを増していった。
「は……んっ、ん……く……ぅ……神父様……も……ぉ……」
「ドロシー……胎内に……出しますよ……っ」
「あ、あっ、あっ、あっ、ダメぇ……何か……っあ、あぁぁっ……
申し訳ありません……エリミーヌ様……ぁ!私、私……っ!」
「くっ……」
「ああぁぁぁぁ……っ!」
ドロシーの最奥で、二度目の絶頂を迎えてサウルは強く彼女を抱きしめた。
ほぼ同時にドロシーも達したのか、その抱擁に力を込めて応える。
「はぁ……っは……ぁ……神父……様……」
疲れ切ったドロシーの声。
乱れた呼吸の中聞こえてきた神への謝罪もいつしか途切れ。
サウルの腕の中にぐったりと身体を預けたまま、安らかな寝息だけが彼の耳元をくすぐっていた――……。
312聖女の贈り物!?14:02/11/03 03:25 ID:zAXLMPbZ
結局あの後、二人は何事もなかったかのようにウィンダムの首を獲り。
その後の行軍も何事もなかったかのようにやりとりをし。
やがて、終戦の時を迎えた。
相変わらず女性の信者を追いかける日々。
相変わらずそんな神父を追いかける日々。
だが、後世の歴史書にはこう記される。
エリミーヌの使徒にして弓使いのドロシーは、
あのベルン戦役に参加した者達の中で最も実りある人生を過ごした。
自分の信ずるままに生き、多くの友人知人に恵まれ、
愛する人と共に幸せな家庭を築いた、と……。
313和む:02/11/03 03:30 ID:zAXLMPbZ
以上、ドロシー×サウルですた。
相変わらずだらだらと長い文でスイマセン。
個人的にはサウドロなんですが、ちょっと趣向を変えてみました。
バサークの杖使用な辺りが被ってしまいましたが……。
書きながら、やっぱりドロシーは可愛いなあと思いますた。
神父がちょっと男前過ぎなのは見逃してくだちい(w

これを書いてる間に資料がてら支援会話を読んでたら、
やっぱりツァイス×エレンに萌えてしまいました。書きたいなあ。
あとは、書ける範囲ならリクもお受けしようかと思いまつ。
カプはかなり限定されつつ、こんな長文でよろしければですが。

それではヨーデル様の説教まみれで逝ってきます。
314名無しさん@ピンキー:02/11/03 05:57 ID:v3FA0v7B
>>313
ドンブリメシ3杯かっこませてもらいました
バーサクドロシーに萌え
男前神父に燃え
こういうのを待っていた\(・∀・)/
315ぬるめ:02/11/03 07:09 ID:+NqEnlPL
>>和む殿
降臨してくれて感謝、感謝です。(大ファンと書いた名無しは自分です)
素面じゃできないことをしてしまい、焦るドロシー萌え〜。
途中でバサーク解けちゃって羞恥プレーぽいとこも、時々視点が変わるとこもイイ!
オーララといい意外なカプで萌えさせてくれるので、ファンになってしまいました。
封印も、それ以外でも楽しみにしてまつ。
316名無しさん@ピンキー:02/11/03 08:17 ID:pCjIxebf
>>313
和む殿キタ━(゜∀゜)━( ゜∀)━(  ゜)━(  )━(`  )━(Д` )━(;´Д`)━!!ハァハァ
凄く、(・∀・)イイ!!です。
パーセシ・オーララの時から凄いファンですた!!
これからもがんがってください!
317名無しさん@ピンキー:02/11/03 13:39 ID:eVW3YsFr
イシュたるもの無いかなあ。
ユリウスを虜にするため、まずはヒルダ様に性の手ほどきを受けて、それから
ラインハルトを練習台に、男を喜ばせる練習を・・・ヒルダ様との3Pで(w
318和む:02/11/03 16:09 ID:zAXLMPbZ
改行が相変わらず微妙と後で気付く……・゚・(つд`)・゚・
しかしみなさんにハアハアしていただけてよかったでつ。

>ぬるめ氏
うわ、ホントだID一緒だし。これは気付きませなんだ申し訳ない。
私もぬるめ氏のファンなんでつ。私も頑張るのでぬるめ氏も頑張ってくだちい(w

次はシチュは浮かんでるんですが、どのカップリングでやるか悩んでます。
やるならTSのヴェガ×ジュリアか、聖戦のレヴィン×フュリー……かな。
よければどちらがいいかご意見伺いたいでつ。
ネタは一緒ながら、どちらかで若干展開が変わるかと思われ。
319名無しさん@ピンキー:02/11/03 18:37 ID:nak2qmSX
>318
シレジアに一票でつ。

ドロシーが可愛くて萌え(・V・)!でした
320名無しさん@ピンキー:02/11/03 21:44 ID:h5Yd/t0U
>和む氏
ドロシータンキタ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!いつもハァハァさせてもらってまつ
どんなカプでも萌え萌えですが、セシリアタンお初をさり気なくキボン
氏の書かれた話の中で彼女だけが開発済(´Д`*)だったので…
ちなみにさりげなくシレジアに一票
321名無しさん@ピンキー:02/11/03 21:58 ID:EuiSmrfk
>>318
おお、今夜位かなと思って見逃す所だたーよ。
何だかんだ言ってもやはりドロシーはええ!非常にええよちみぃ←待て
初々しい彼女にやはり禿しく萌えの素養を見た(;´Д`)ハァハァ
…ヘタレが責任を取るかどうかは記憶の彼方へあぼーんという事で(w

TSものそろそろ読みたいな…最早飢えになりつつあるかと。
それにヴェガジュリは漏れには屈指の萌えカップリングでありまする故、
文句無しで一票入れさせて頂きます。
322名無しさん@ピンキー:02/11/04 02:15 ID:dGvcPVgm
和む氏やぬるめ氏達は上手ですね。
自分も前に書いた事があるんですが、お二方のを読んでいると自分のが恥ずかしくなって、
前のは無かった事にして、全面改訂したくなりましたよ(苦藁
323247:02/11/04 05:00 ID:IZPEZ3ec
さっき過去ログ前々スレ1から見てまいりました。
ネタ結構かぶってるうえ、自分のヘタレっぷりがよくわかりました。(´・ω・`)ショボーン
それでも暖かい感想を下さった方、感謝です。
イシュタル参加シーンあるはあるんですけど、イシュタルが真性百合で心理描写だらけ
というシロモノなのでだめぽ。とほほ。一応縛りシーンを手直しして出す予定でつ。
新作も書きたい…ラフィン×エステルかティルテュ(相手未定)で。
324247:02/11/04 05:05 ID:VlFSXkua
連続スマソ。
あと美味しくいただきました最近降臨中の神々様へ感謝の一言。

>和む様
文章むっちゃ上手い! 和姦マンセー! 丁寧な描写とエロだけじゃない『話』に感動です。
次回作、ヴェガ×ジュリアきぼーん。なぜこのふたりのEDがないのかと小一時間(略)

>63様
ツボな話ばかりで悶え死に寸前! 気付かずリーサラのすぐ後にうрしちゃってて禿鬱…スマソ。

>ぬるめ様
シチュ萌え〜。和姦でいやと言いつつ感じちゃう、ってのがもう、もう…!(自分おちけつ)

>ミランダ萌え様
ラブラブ(・∀・)イイ!! トラキア好きだー。
325名無しさん@ピンキー:02/11/04 15:36 ID:dVMS148D
ドロシーたん(;´Д`)ハァハァ
萌えますた〜最高!

>247
縛りイイ!楽しみにしてまつ!
326ミランダ萌え:02/11/04 17:45 ID:qZHmarNt
FE・TSエロパロ倉庫の管理人さんはどうしてるんだろう?更新が進んでいないのだが。
まぁ好意でしてくれているのだから苦情を言えた義理ではないのだが。
しかし一つだけ注文がありまして、その2からその5までは収録しないでください。
なかには褒めてくださる方もいらっしゃる様だが前述のように全面改訂したいので、
まぁその1はまだ読めるかなと。

リーフ×ミランダでリーフの誕生日ネタと結婚記念日ネタを書こうと思うのだが、
まだ先のことになりそうです。
前述のリーフ×オルエンも進んでません(T,T)
期待してる人も少なそうだし和む氏達がいらっしゃるので急いで書かなくても良いかと。
327名無しさん@ピンキー:02/11/04 17:56 ID:D35+jg3u
>>323
読み手の勝手な意見としては・・・・・・・・・イシュタルたん読みたいでつ。
328和む:02/11/04 18:54 ID:zFTEeI1y
トラナナ17章、いつになったらクリアできるんだ……もうダメポ・゚・(つд`)・゚・
くじけ気味ですがひっそりとフレッド×オルエンの主従関係に萌えてまつ。
ジュリアス×セオドラといい、主従関係に弱かったことに今更気付きますた(w

みなさまお褒めにあずかり光栄です。
これを励みにこれからも頑張らせていただきたく(w
セシリアのお初とは盲点でした。でも禿しく萌えますた(;´Д`)…ハァハァ
士官学校時代とか、そのくらいまでさかのぼって書いてみようかと。

TSと聖戦は引き続きご意見キボンヌ。
私としては両方書きたいのでつが、両方載せるのもちとウザそう。
かといってサイト晒すのも(・A・)イクナイ!ので……。我が儘でスンマソン。
329名無しさん@ピンキー:02/11/04 22:08 ID:IDa+8+DW
330ぬるめ:02/11/05 00:51 ID:WiBJ3h87
主従カプ自分も好きでつ。

なぜ萌えるのか考えてみた。
・日ごろの上下関係が、逆になることで生じる征服感
・ご無体も受け入れざるをえない(イヤヨイヤヨモ、スキノウチ)
・絶対服従でエチーな飼育、しつけも可

以上、主従萌えポイントをすべてぶちこんで、オルフレ書き途中。
できたら載せる予定。

つか、トラキア以外のも書けるようにならんものか……。
なんかリクあれば挑戦してみまつ。

>>247
イシュタルが真性百合…激しく似合いそうだ。ハァハァ
331名無しさん@ピンキー:02/11/05 10:13 ID:MFbi/jJ9
>247
イシュティニきぼんぬ!百合オッケー!

是非おながいしまつ。
縛りも期待。氏のティニーたんは何かかわええ。好き。

>ぬるめ氏
オルフレ!オルエン攻めハアハア
332名無しさん@ピンキー:02/11/05 12:40 ID:kOCIKZ18
噂で聞いたんですが
小説「心にカテナチオ」←だったかな?
置いてあるHPを
教えて下さい
333名無しさん@ピンキー:02/11/05 13:25 ID:sQCRJzLI
「地球の裏側」にあったから、あそこごと消えたのでは?
いまでも見られるところがあるかなあ……
334247:02/11/05 20:34 ID:cyWg38NP
イシュタルのご要望がありましたのでうpしちゃいまつ。お話としてもこちらが先なので。
ただ、本当に期待はなさらないでください。お目汚しですがどぞ。
あと、今回はタイトルつけてみました。
335247:02/11/05 20:35 ID:cyWg38NP
『銀の饗宴』
ティニーにはもはや時の感覚がなくなっていた。あるのはただ、ユリウスに抱かれる時とそうで
ない時、その区別だけだ。
その扉の外で何が起こっているのか、彼女は知らなかった。
イザーク辺境において、帝国へ反乱する一派のアジトが割れようとしていることも。厳しいレン
スター城包囲網を敷いた伯父ブルームが、それに奔走していることも。そしてマンスターの統治
に悩む従姉イシュタルが、バーハラで消えた彼女を探し続けていることも。
ユリウスがその部屋でティニーを弄んでいることを知る者は、バーハラ城内でもごく一部だった。
まして彼女がフリージ家の末姫であると知る者は皆無だ。フリージにおいても、『裏切り者の娘』
たる彼女のことを気に留める者はいない。ただ一人、イシュタルを除いては。

バーハラに召致されたイシュタルは、謁見の間ではなくその部屋へと呼びつけられた。
立ち籠める濃密な性の匂い、続きの部屋から漏れる艶を含んだ声。イシュタルは悪趣味な趣向に
顔をしかめながら奥へと歩を進め、毅然と主君に呼びかけた。
「――ユリウス様」
ベッドの上、一糸纏わぬ姿で少女を組み敷いていたユリウスが上体を起こして振り返る。彼の下
から覗く白い肢体は上気して、ほのかに桜色に染まっている。
「…来たか、イシュタル」
少女の体がびくっ、と震えた。揺れ動き、広がる髪の色はイシュタルと同じ銀。それを纏めていた
であろう、シーツの上に散るリボンは見覚えのある赤。
涙に濡れた瞳を向けた少女の顔を見て、イシュタルは愕然とした。
336247:02/11/05 20:37 ID:cyWg38NP
「な…っ! ティ、ティニー!?」
「…イシュタル…お姉様…、ご…、ごめん…なさ…い…」
「何故あなたが謝るの! ユリウス様、どういうことですか! お離しください!!」
声を荒げるイシュタルを気にした様子もなく、ユリウスはティニーの体をまさぐる。ティニーは
顔を背けて切なげな吐息を漏らした。
「ユリウス様! お止めください、この子は…っ!」
「イシュタル」
思わず近寄って引き離そうとしたイシュタルの腕をつかみ、ユリウスは鋭い瞳で彼女を射抜いた。
「お前も参加しろ」
「え…?」
怪訝そうに眉根を寄せるイシュタル。ユリウスは腕に力を込め、服に手をかける。
「さっさとしろ」
「っ……」
「余に逆らう気か? イシュタル」
煽るようにそう言い放ち、音を立ててイシュタルのドレスを引き裂いた。しかしイシュタルは
うろたえることなく、その瞳をまっすぐにユリウスへ向けた。
「わたくしをどうなさろうと、ユリウス様のご自由です。ですが、ティニーは…この子は離して
いただきます」
337247:02/11/05 20:38 ID:cyWg38NP
「………。いいだろう、お前にくれてやる」
ユリウスは息をつき、挑戦的にイシュタルを見据えた。口元に浮かぶのは冷たい笑み。ティニー
の髪をつかんで引き起こし、イシュタルに向かって突き飛ばした。
「見ていてやるから、ここでからんでみせろ。せいぜい可愛がってやるがいい」
「な…っ!」
「できぬのか。お前ができぬなら、余がやるまでだ」
目を見張ったイシュタルを取り残し、目の前でユリウスは自らをティニーに突き入れようとした。
しかし、まだ受け入れられるほどに慣らされていない彼女のそこは、固く侵入者を拒んでいた。
「あっ! い、痛っ…いやあぁ!」
「ティニー!」
イシュタルは悲鳴をあげたティニーを庇うように割って入り、唇を噛み締めてユリウスを睨みつけた。
ユリウスはさも可笑しそうに声をあげて笑い、立ち上がって見透かしたように呟いた。
「ならばお前がやるんだな。手放した望みを叶えてやろうというのに、何が不満だ?」
「―――!!」
蒼白になり立ち尽くしたイシュタルの耳元で、ユリウスはさらに悪魔のごとき囁きを続けた。
「余の手から救い出したいのだろう、お前が代わりに抱けば……やめてやる」
イシュタルは瞳を閉じ、何かを振り落とすかのように頭を振る。さらさらと揺れる美しい銀髪の
テール部分をつかんで引き、ユリウスは笑みを消した。そしてぞっとする響きとともに、おりた言葉。
「可愛い従妹を、壊してしまいたくはあるまい?」
その言葉に、イシュタルは負けた。
338247:02/11/05 20:40 ID:cyWg38NP
「お…お姉様…?」
イシュタルに体を引き寄せられて、ティニーは信じられないといった表情を浮かべた。混乱のあまり、
押し戻そうとした腕にも力が入らない。そのまま倒れこみ、雪白のなめらかな体がふたつ、ベッドの
上で絡み合った。
「や…嘘、イシュタル…お姉様……!」
イシュタルはティニーの首筋に吸い付いた。ユリウスのものよりも柔らかく繊細なその唇の刺激に、
ティニーから思わず甘い声があがる。
「ん、あぁぁ…っ」
愛撫を続けながら自らの服を脱ぎ去り、イシュタルは本格的にティニーの上に覆い被さった。豊満な
乳房が揺れ、その先端が時折ティニーの肌をかすめた。
「あぁ…っ……だめ…っ…」
「ティニー…」
涙を浮かべながら懇願するティニーの唇をふさぎ、その柔らかな口内をそっとたどっていく。吸い
上げるたびぴくん、と反応する肩が可愛くて、離せなくなった。
「ふっ…ぅん…、ん」
漏れ出る喘ぎも、それをつむぐ唇も、すべて自分だけのものにしてしまいたかった。
ずっと…そうずっと、抱きしめてそのまま離さずに、何度こうしてしまおうと思ったか。振り切る
ようにマンスターへ逃げ出した、あの日が来るまでの間に何度。
「昇らせてあげる…ちゃんと…」
「あっ、あ…はあぁっ」
イシュタルは両脇から自らの乳房をつかんで寄せ、先端を擦れあうようにしてティニーのそれに重ねた。
ティニーの控えめな胸は押しつぶされ、時折狭間から可愛らしい桜色を覗かせる。イシュタルは腰から
上をくねらせて押し付け、さらに刺激を与えていく。
339247:02/11/05 20:41 ID:cyWg38NP
「んっ…ん…大丈夫、大丈夫よ…」
「お姉様…、あぁ…っ、お姉様ぁあ…」
こうやって呼ばれ、この子を抱きしめたのはいつ以来だろう。
そのたびに嬉しくて…苦しくて切なくて、どれだけ胸が締めつけられたことか。
「可愛いわ、あぁ…ティニー…」
「こ、こんな…、ぁん…ん、んんっ」
紅潮した顔を背け、その愛撫に身を溺れさせていくティニー。イシュタルは手をティニーの内股へと
滑り込ませ、蕾を押さえつけた。そこは熱く、既に男を知ってしまった柔軟さをもってイシュタルの
指を受け入れた。湧き上がる強烈な嫉妬。自分がしたくてもできなかったことへの羨み、それを
消し去りたいという思いがイシュタルを支配する。
「ティニー…!」
「ふあ…っ、お、お姉様…ぁ!」
指を潜り込ませ、隠された真珠を探り当てて転がすように弄り回す。イシュタルは熱っぽい声をあげながら、
自らの媚肉を押し当てるようにティニーの太腿へまたがった。腰を揺り動かしながら、まるで自慰のような
的確さでティニーを責め立てる。
「あっ…ん、あぁ…ぅうんっ」
淫らな音と吐息が混じり、それに煽られるようにイシュタルは指を激しく蠢かせた。その動きに踊らされる
ように、ティニーの体がくねる。
イシュタルは周りを押し広げるように指の腹を這わせ、秘裂に指を差し入れた。
340247:02/11/05 20:42 ID:cyWg38NP
「ぅんっ…!」
「んっ…もっと感じて…、んん…、私を…ティニー…」
指を奥へと沈めながら、両脚に力を込めてさらに強くティニーの太腿を挟み込む。もう片方の手でティニー
の上体を抱え起こし、ぴんと尖った胸の先端をそっと口に含んだ。
「はあぁっ…あ…あん…」
そしてイシュタルは、ティニーの体にいくつも浮かび上がる痕の存在に気付いた。
見せつけるようにつけられた、陵辱を彩る紅色の花びら。そしてもう一種、母ヒルダの虐待の証である
火傷の…炎魔法の傷。消せないことがくやしくて、拭いとるように何度も唇でなぞった。イシュタルの
頬を伝う涙に混じるのは哀しみと…そして後悔。
「っ…はぁ……お姉…様…?」
離れなければよかったのか。
側にいたかった、ずっとずっと近くにいて護ってあげたかった。けれど怖かった、戻れなくなる自分が。
日々ふくらんでいく想い、それが禁忌とわかっていたから。
肉親の情を超えた愛情。それが庇護心ではなく禁断の愛と気付いてしまったなら、もはや自分は逃げる
しかなかった。同じ想いを求めたとて、応えられようはずもない。
「ごめんなさい…、ごめんね…ティニー…」
母親の仕打ちを知ったとき、雷精の制御がきかなくなった。愕然とした。怒りに我を忘れたら、自分は
何をするかわからない。それでも母が虐待を繰り返すなどとは思わずに、恐れて離れて…。けれど忘れられ
などせずに想いはつのり、そしてこんな、こんなことになるなんて。
341247:02/11/05 20:42 ID:cyWg38NP
「イシュタルお姉様…」
ティニーはイシュタルの涙をそっと舐めとった。
―――泣かないで。
お願い。どうか、どうか悲しまないで。
常に凛として美しい、羨望たる想いで見つめてきた従姉の涙を見たのは初めてだった。
その優しさに甘えて、いつも護られてばかりだった自分が情けなくてたまらない。
慰めたい、できることなら何でもしたい。今自分に、何が…何ができるだろう…?
「…ん…、お姉…様……」
「…っふ、ぅんっ」
手のひらで顎を包み込むと、そのまま唇を滑らせて口付けた。
夢中で口内を貪り、舌を絡まり合わせていく。そして少しためらった後、イシュタルの柔らかな乳房を
撫で回すように揉み始めた。
「あっ…、ティ…ニー…? んん…っ」
イシュタルは驚きと艶の入り混じった表情を浮かべ、肩を竦めて喘ぎを漏らした。反応によって揺れた、
手に余るほどの豊満な胸を、ティニーはその細い指で歪ませていく。
「ぁあ…ん…待っ…て…、そっ…ああぁ!」
「お姉様も…、気持ちよく…なってください…」
熱い吐息を吹きかけながら、ティニーは頂を口内に含んだ。軽く吸い上げ、尖らせた舌で突付きまわす。
イシュタルは細い悲鳴のような甘い声をあげた。
「っふ…うぅ…んっ、っ!」
舌で十分に転がされた後、優しく歯を立てられて、体が仰け反った。腰から下がなまめかしい動きを見せる。
イシュタルは我慢できず、ティニーを押し倒して片足を抱え上げた。
342247:02/11/05 20:43 ID:cyWg38NP
「ん…っ」
交差するように体を割り込ませ、そのまま腰を落とした。くちゅっ、と淫猥な音が響き、合わさって
濡れた花と花が恍惚と咲き誇る。
「あ…あああぁぁ…っ」
そろってあられもない声をあげ、激しく腰を動かして極上の快楽を貪っていく。敏感な刺激は奥へと伝わり、
疼いた蜜壺から溢れ出す液が肌を煌かせる。その光景は淫らではあるが、どこか美しくすらあった。
「っ…はぁっ…ぁあん、イシュタルお姉様ぁあ…っ」
「好きよ…ティニー、ああぁ…愛してるわ…、愛してるわ…!」
初めてだったのだ。
雷神と呼ばれ、強すぎる魔力を恐れられ、両親にすら駒としか見られない自分を慕った存在は。
無条件に純粋な好意を、信頼を向けられたのは。そして自分が心から笑い、気持ちを開けたのは。
今でさえ、自分の望むものを理解して与えてくれた。私はもう…それだけで昇る、昇らされる。
「お姉様っ…、だめ…もう…、イシュタルお姉様ああぁ!」
「あぁ…ティニー、私も…っああぁ!」
びくん、と体を痙攣させ、ふたりはともに達した。
そしてそのときにはもう忘れていたのだ。この行為を命じた、この部屋の主の存在を。
気付いたときには、イシュタルは後ろから貫かれていた。
343247:02/11/05 20:43 ID:cyWg38NP
「…っ! やっ…、お約束が……違…っ」
「お前に手を出さぬとは言っておらぬ。余の玩具を奪ったのだ、その分楽しませてもらうぞ」
「くっ…ぁあっ」
入り込むユリウスの昂ぶりは、イシュタルに異物感しかもたらさない。苦悶に顔を歪ませ、耐える
ように頭を振るイシュタルを、ティニーは泣きながら下から抱きしめた。
「お姉様っ! やめてえっ、こんなこと、お姉様にはしないでえぇ…っ」
「わめくな。…それともお前が代わりに受けるか?」
自らを引き抜かんとしたユリウスを制し、イシュタルは自ら奥へと迎え入れて締め上げた。
「今仰ったばかりです。お約束は…お守りください」
「ふん…、ならば満足させてもらおうか」
ティニーを下にしたまま、イシュタルはユリウスを受け続けた。
彼女にとって挿入は苦痛でしかなく、与えられるのは快楽にはほど遠いものであるが、それでも内襞は
しっかりとユリウスを擦り上げ、きつく収縮を繰り返して包み込む。
「あ、うっ、ああっ、っく…ぅうんっ」
そしてその動きはユリウスのそれを一層たぎらせて欲情を煽っていった。
「まだ…足りぬ」
「あうぅっ…っん、くあぁっ!」
ユリウスは絡みつく媚肉を振り切るように先端まで引き抜き、再度奥へと突き上げる。イシュタルの
口から漏れ出る悲痛な声に耐えかねて、ティニーは思わずイシュタルの胸元へ顔をうずめた。
344247:02/11/05 20:44 ID:cyWg38NP
「あんん…っ」
嬌声とともに、イシュタルの体から力が抜ける。ティニーはそのまま舌を這わせて愛撫を始めた。
少しでも苦痛が和らげられればと懸命に吸い付くティニーの唇に、イシュタルは敏感に反応した。
「お姉様…、っん…ん」
「んぁ…あぁっ、あ…ん」
快感を得て震える内部のもたらす快感に、ユリウスの律動が速さを増した。イシュタルは耐え切れず
肘を折ってティニーの上に崩れ落ちた。
「あぁぁ! ふぁ…ああぁっ」
ユリウスの手に力が込められ、イシュタルの腰をさらに引き寄せて最奥へと貫いた。
「出すぞ…、イシュタル」
「ん、ん…ぁあああ…っ!」
熱塊が弾け、白濁の液体がイシュタルの中へ吐き出される。ずるり、とユリウスのものが抜かれる感触を
最後に、イシュタルは失楽の眠りへと身をゆだねた。

イシュタルが気付いたとき、そこは見慣れた自室の風景だった。ユリウスの姿もティニーの姿もなく、
ただ報告書の積みあがった机が沈黙するばかり。
失意の中、自らがマンスターへと戻されたことを悟った。
その後はいくら謁見を申し入れてもすべて却下され、思い余って転移方陣にてバーハラへ降り立ったが、
かの部屋は結界が張られており、ユリウスがいる限り入り込むことはできなかった。追い討ちをかけるように
イシュタルには子供狩りの命が下り、その嘆きと苦悩は絶望を求む暗黒神の糧となった。

―――泣かないで…、どうか悲しまないで…。
345247:02/11/05 20:50 ID:cyWg38NP
無駄に長くてすいませんでした。逝ってきます。

>ぬるめ様
オルエン! トラキアにおける最萌キャラです。超期待!
自分やっぱフリージ好きなんだなあ…。
346名無しさん@ピンキー:02/11/06 01:54 ID:7GNvTHOq
ユリウスたんはこういうのが似合うなあ。
脇で見てニヤニヤしてる感じ。

イシュタルも、ノーマルよりも苛められたりとかこんな感じのとかが
引き立つようなキャラに見えます。

俺はヨカタでつよ。
347ぬるめ:02/11/06 04:51 ID:fVBOnX2M
>>247ドノ
百合イシュタル、キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
葛藤と困惑ぶりがかわええ!
そんでもってお互い胸擦り合わせるのがエロイ。
百合のエチてむずかしいよなあ。やり方の描写とか。
未熟な自分から見ればすごいと思ふ。乙でした!

>>331
オルエン攻め、ハゲドウ。
ただ、ぬるめの攻めになってしまた。
二回目以降はご要望に沿えるよう、大胆・オルエンで書きますです。。

いろいろ感想寄せてくれたかた、どもです。ほんとありがたいです。
ダメダメ職人ですが、低空飛行で書いていきまつ。
348きず1:02/11/06 04:54 ID:fVBOnX2M
つーわけで
オルフレ第一弾で。

「きず」

アスベルが魔道書の残りがない、と気づくのと、敵のランスナイトが槍を引いたのがほぼ同時だった。
なすすべもなく、(殺される!)と目を閉じたアスベルだったが、まぶたに走る閃光と、大地を揺るがす落雷音に再び目を開いた。

ランスナイトはあられもなく落馬し、鎧の隙間から白煙を上げてもがいていた。
はるか遠くに見える人影が放った、サンダーストームが彼を直撃したのだ。
人影はオルエンだ、と気づくと、彼女は大きく手を振って見せた。
近づいてきたその笑顔にアスベルの胸は高鳴る。

(か、かわいいな……オルエンさん……)
じーん、と喜びを噛みしめて、アスベルはその場に立ちつくしていた。
(あ……風と雷は、相性悪かったかな)
つい属性の相性を考えてしまうのが、魔道士の悪い癖だった。
349きず2:02/11/06 04:55 ID:fVBOnX2M
その後、順調に敵を帰討しつづけたリーフ軍だったが、ハプニングもあった。
敵のスナイパーが放った矢に、オルエンが射抜かれてしまったのだ。
さいわい急所は外れたものの、リノアンのかけたライブでも傷はふさがりきらなかった。
しかし駆け寄る部下、フレッドにほほ笑んでみせて、オルエンは気丈にも制圧まで戦い続けた。
その姿を見て、(自分が駆けつけていれば……)とフレッドは自分を責めていた。

その夜のことである。

後悔を抱え込んだまま、フレッドは心ここにあらずといった様子で廊下を歩いていた。
傷は深くないといっても、自分の至らなさを詫びなければ気がすまない。
自分がオルエンの指揮下にいるからではなく、ひそかに慕っているオルエンの身を
危険にさらしたことが許せないのであった。

オルエンの部屋の前で立ち止まると、彼はドアをそっとノックした。
「オルエンさま」
ややあって、オルエンのよく通る声が返ってきた。
「いいわよ、入って」
350きず3:02/11/06 04:56 ID:fVBOnX2M

言われてドアを開けたものの、フレッドは入り口から歩を進められなかった。
枕もとのランプの灯りに照らされたオルエンは、肩をあらわにして包帯を取り替えようとしていたのだ。
包帯には、うっすらと血がにじんでいた。
「フレッド? どうしたの、入ってきていいのに」
「し、しかしオルエンさま……そのような……」
動揺のあまり口ごもってしまうフレッドをよそに、
「フレッドなら気にしないもの。ねえ、ドアを閉めて」

言われるままにフレッドがドアを閉めると、
オルエンは手に包帯を巻きつけながら取っていく。
そのぎこちない動作に、思わずフレッドは「私がしましょう」と手を差しのべていた。
それをオルエンは当然のことのように受け止めて、
「そうね。おねがい」と言うと手を下ろした。

ベッドに腰掛けるオルエンの前へ行き、フレッドは床に膝をつく。
「痛みはどうですか」
「まだすこし。うっかりしてたわ」ため息をつき、悔しそうに顔をしかめるオルエン。
その肩にかかる包帯を、フレッドは手に取った。
351きず4:02/11/06 04:57 ID:fVBOnX2M

戦いには向かない、きゃしゃな体をフレッドは(痛々しい)と感じた。
だが、そんな心中も知らず、オルエンは「まかせるわ」と言って体の力を抜く。
危うく、白く細い肩に指が触れそうになって、慌てた。

包帯を巻き取っていくたびに、隠された肌があらわになる。
フレッドの指は、緊張のあまり震えていた。
時おり、包帯を落としそうになりながらもようやく終える。
と、ふと視線がオルエンの鎖骨に行ってしまう。
ランプの灯りの下、淡く陰影をつけたそれは、フレッドの胸を高鳴らせた。

「傷はもう深くないの」
言って、オルエンは顎を引くと鎖骨の真下にぽつんと浮かんだ赤い傷を見た。
それにつられ、フレッドも目線を動かしてしまう。
白い陶器のような肌に浮かぶ傷を見て、いまさらながら自分の不注意を思った。
「私が……もっと目を配っていたら」とつぶやく。
「フレッド」
困ったように彼を見て、
「あなたのせいじゃない」とオルエンはいたわるように言う。
「いえ、私のせいです。もっとお側にいれば、オルエンさまのお体に、こんな……」
激情に突き動かされて、フレッドは震える指で傷に触れた。
352「きず」5:02/11/06 04:57 ID:fVBOnX2M
「……こんな、傷など」
苦しげに言うと、こみあげる後悔から傷に口づける。
その行動に、オルエンは身を強ばらせた。
フレッドは、耐えきれないと言いたげな表情で
「傷跡が残ってしまったら、私は……」とうめく。
唇を押しあてて後悔に苦しむフレッドを見下ろすと、オルエンはほほ笑んだ。

「フレッド……」
そこまで自分のことを大切にしてくれるこの騎士が、いとおしくてたまらなかった。
早く思いを告げたいと思うが、まだ決心がつかずに部下と主君という間柄のままである。
だが、それでも気づかってくれている、ということが何よりも嬉しかった。

「早く、傷が治るように」と言うと、フレッドはおまじないをするように傷に唇を押しあてた。
その優しいしぐさに、オルエンはもう耐えきれなくなって、かぁっと頬を赤くしてしまう。
353「きず」6:02/11/06 04:58 ID:fVBOnX2M
「……フレッド」呼んだ声は上ずっていた。
はっと我に返ったフレッドは、慌てて身を引く。
「オルエンさま! 私は……申し訳ありません」
恐縮するフレッドを見つめると、オルエンは小さな声で「命令」した。

「つづけて……ほしいの」
驚きで身を強ばらせるフレッドの手をそっと取る。
「オルエンさま……」
信じられない、という表情になる彼に、オルエンは「おねがい」とささやいた。

しばらく無言で見つめあってから、
フレッドは話し出そうと口を開いた。だが、「何も言わないで」と制されて機会を失ってしまう。
オルエンが懇願するような目でなおも見るので、フレッドは心を決めた。

目を伏せて、傷にふたたび口づける。
傷が痛まないように、と優しく触れるその感触に、オルエンはもう参ってしまっていた。
何度も、いたわるように口づけられると、今まで味わったことのない甘い感覚がこみあげてくる。
耐えきれず、オルエンは声をあげてしまった。
「あ……フレッド」
甘く酔ったようなその声が引き金になって、フレッドの頭に血が昇った。
傷の周囲に、夢中になって唇を這わせる。動くたびにオルエンの吐息を感じて、
フレッドの理性は溶けていった。

オルエンを見上げると、目が合った。
フレッドはオルエンの横に腰掛けると、
「オルエンさま……!」血を吐くように小さく叫び、首すじに唇を押しあてた。
354「きず」7:02/11/06 05:00 ID:fVBOnX2M
もう、はっきりと目的を持って舌は動いた。
自分を高ぶらせようとするその動きに乗せられ、オルエンは甘い声を上げた。
「あ、っ……」
フレッドの肩にもたれかかるようにして、目を閉じる。
普段とちがう彼の情熱的な行動に、すっかり魅せられてしまっていた。
うっとりと目を閉じるオルエンを前にして、フレッドは自分がどうしようもなく高ぶってしまう
のを感じていた。

だが、最後の理性をふりしぼって
「いけません。オルエンさま」と言う。
だが、オルエンはフレッドを愛しげに見つめると
「いいの。フレッドのこと……好きだから」とささやき、彼の腕をつかんだ。
「きて」

その言葉で、フレッドを縛るものはなくなった。身を乗り出すと、唇を重ねる。
そしていったん離すと、震える指でオルエンの唇をなぞった。
ずっと見てきたそれに触れることができた喜びに、フレッドは酔っていた。
やわらかく自分を押し返す唇が、いとおしくてたまらなかった。
355「きず」8:02/11/06 05:01 ID:fVBOnX2M
何度も、味わうようにして唇を吸う。ふだんはきりりと引きしめられているそれは、
フレッドの前でほころんでいった。
「ん……」喉の奥でうめくオルエンの様子を見て、夢中で舌を割り込ませて探ってしまう。
その感触に、戸惑いながらオルエンは溺れていった。
身を震わせ、自分からも舌を絡めていく。

ひとしきりむさぼりあうと、フレッドは身を離した。
「そんなに……誘わないでください」と荒い息をつきながら言う。
「フレッドはいやなの?」オルエンはすがるようにして見つめてくる。

いやなはずがなかった。
オルエンをこの腕に抱くことを願いながら、果たせずにきたのだ。
フレッドは、オルエンの頬にそっと触れた。
「今まで……ずっとこうしたい、と……」
言いながら、オルエンの体を押し倒していく。
熱っぽい目で、オルエンは「わたしもなの」とささやいた。

オルエンはフレッドを見上げると、おずおずと
「わたし――よく、わからなくて……」と言った。
男女の営みについて話は聞いていても、自信がなかった。
不安そうなオルエンを安心させるように、フレッドはほほ笑んでみせた。
年上で、経験のある自分に身をゆだねてほしかった。
356「きず」9:02/11/06 05:22 ID:fVBOnX2M
その思い通り、オルエンは服を脱がせる手に任せてじっとしていた。
だが、胸を覆う布の下着が取られようとするときに、フレッドの手を押しとどめてしまう。
「それ、は……」
言って恥らうオルエンの姿に、フレッドは強く煽られた。
「わかりました」
そう言うと、そのままオルエンの胸をやわらかくつかむ。びく、と体を強ばらせるオルエン。
フレッドは優しく胸をもみしだき始めた。
「や、あっ」
混乱した表情でオルエンが見るのを意識しながら、フレッドは下着の上からでもわかる
胸の先端を指の腹で撫で上げた。
「あ、っ……!」
大きく喘いで、オルエンは突然襲った快感に身を震わせた。

つやつやとした手触りの下着の上から何度も撫でられると、オルエンは自分の体が
じわじわと甘く締めつけられていくような感覚に囚われた。
「やあ、あっ……フレッド……っ」
下着越しに存在を主張するそれを指でさいなみながら、フレッドは必死で欲望を
抑えこんでいた。

下着の肩ひもに手をかけ「いいですか」と訊ねるフレッドに、
オルエンはうなずくしかできなかった。
357「きず」10:02/11/06 05:23 ID:fVBOnX2M
徐々にまくりあげられていく恥ずかしさに、オルエンは目を閉じてしまう。
「オルエンさま……きれいです」とフレッドのかすれた声がすると、先ほど
自分を狂わせた果実が唇で包み込まれて、また快感が沸きあがった。
「あっ、……ん」
フレッドの舌が、生き物のようにうごめいてオルエンを喘がせてしまう。
あまりの気持ちよさで体中が総毛立つ。
「いやっ、フレッドぉ……」
自分の下でもがき、懸命に喘ぐオルエンを見てしまうと、もうフレッドは耐えきれなくなった。

深く口づけると、オルエンの腰へそっと手を伸ばす。
そして、恥ずかしさで黙り込む彼女をよそに、下着をゆっくり下ろしていく。
「フ、フレッド」あわててオルエンは言った。
「痛いんでしょう、初めは」気丈な彼女らしくない、おびえが声に混じっていた。

手を止めると、フレッドは「痛くないように……しますから、身を任せていただけますか」
と真摯な口調で言った。
その熱っぽい目を見て、オルエンはうなずく。フレッドがそう言うのなら。
力を抜いて、フレッドに身をゆだねた。
358「きず」11:02/11/06 05:23 ID:fVBOnX2M
フレッドも服を脱ぐと、恥ずかしさで目をそらすオルエンの足を少し開かせた。
細心の注意をはらって、まだほころんでいない腿の間に指をそわせる。
く、と息をつめてオルエンは身を固くした。
「力を抜いてください」そうささやくと、彼は濡れて震える花芯を、指先でなぞりはじめた。
初めて与えられた芯からの快感で、オルエンの腰が震えた。

「ん、っ……!」
ゆっくり、優しく撫でるようにすると、徐々に蜜があふれ出して指を濡らす。
それがオルエンにも分かり、恥ずかしさで「いや……っ」と身をひるがえそうとする。
押しとどめるようにして、フレッドはオルエンの唇に口付けた。
唇を吸う動きと、指が撫で上げる動きが同調して、ますますオルエンは高ぶっていく。
自分ではどうすることもできない気持ちよさに、完全に囚われてしまう。

そこは、もうじんわりとほころんでフレッドを待っていた。
手を止めると、フレッドはオルエンをじっと見つめた。
「痛いときは、言ってください。すぐにやめますから」
うなずくのを待って、フレッドは自分のものに手を伸ばした。
359「きず」12:02/11/06 05:24 ID:fVBOnX2M
いきなり貫かれると覚悟し、身を固くしていたオルエンだったが、
先端でやわらかくなぞられた快感で喘いでしまった。
「あぁ、ん……」
その声にかき乱されながら、フレッドはオルエンを甘くさいなみはじめた。

快感の芽にやわらかく押しあてるようにして動かし、気持ちがいいとばかりに
芽が震え蜜を湧かせても、突き入れずにいた。
オルエンは、その感触となぞられているという事実だけで、狂ってしまいそうだった。

「あ、フレッド……気持ち、いい、」震える声で伝えると、
「痛くないですね」と確かめるようにフレッドが言う。
「ん……」うなずくと、動くフレッドの手をオルエンは押しとどめた。
不思議そうに、「でも、どうして……」と続ける。
「なんですか」覗きこむ彼にうつむいて、
「中に入れないの」オルエンはつぶやいた。

フレッドは高ぶりからともすればかすれそうになる声で、
「――痛いですよ」と言う。
「でも、わたしは」したいの、と言うとオルエンはフレッドに口づけた。
「だめなの?」すがるような目で見つめられ、フレッドは腹をくくった。
……この目に弱いのだ。
360「きず」13:02/11/06 05:26 ID:fVBOnX2M
「……分かりました」
そえる手に力を込めると、腰を少しだけ前に出してオルエンの中にじわじわと沈めていく。

「う……ん」
無理やり押し広げられていく痛みは、尋常ではなかった。
目にたちまち涙がにじむが、オルエンは悲鳴をあげまいと耐える。
ゆっくり沈めているのに痛みはひどく、思わず顔をしかめてしまう。
呼応して、鎖骨の傷もじんじんと痛みはじめていた。
「つ……!」

悲痛な声に、フレッドはオルエンの顔を覗き込んだ。
唇を噛みしめ、眉を寄せるその表情を見ると、なぜかフレッドの胸が
急激に高鳴る。苦痛にもだえる姿を見て高ぶってしまった、そんな自分を恥じたが、
痛がるオルエンは妖しいほどに扇情的だった。
「痛……っ」
自分の中でぐんと固さを増したものが、オルエンにさらなる痛みを運んできた。
進むことも、かといって退くこともできず、フレッドはオルエンを気づかって
動かずにいた。お互いの吐息だけが、部屋に響く。

しばらくして、
「もう……平気、だから」と言うとオルエンはほほ笑む。
先ほどの引き裂かれるような痛みではないが、鈍い痛みが残っている。
が、耐えられぬほどではなかった。
「無理はいけません」
言って、フレッドはオルエンの頭をなでた。自分が、ひどく身勝手なことをしているように感じた。
「でも……」オルエンは言葉を切ると、フレッドの目を見る。
「うれしいの」と言って、ふ、と笑顔になる。

そのけなげさに、フレッドは深みにはまっていきそうな自分を感じた。
もう手放せそうにない。フレッドはオルエンの手を握りしめると、腰を少し動かした。
361「きず」14:02/11/06 05:26 ID:fVBOnX2M
痛みよりも、その快感でオルエンは身をよじらせた。
「あっ、フレッドっ……」
自分にまとわりついていく肉の感触の気持ちよさで、フレッドは息を荒げた。
「オルエン、さま」
腰を、より深く沈めるようにするとオルエンが背を反らした。
「い、やぁっ」
すがるようにフレッドをつかむ指に力がこもる。
「だめっ。そこ……」
甘い声で言うオルエンに、フレッドは「こう、ですか」と腰を少し引いてみせる。
「や、いやぁ……ん」
動きにあわせて、蜜がふたりの間でいやらしく音を立てた。

それに煽られるようにして、フレッドは腰を動かしはじめる。
そのたびにオルエンが喘ぐ。痛みを感じていないその様子に安堵し、
フレッドはより力を込めてオルエンを突き上げた。

「あ、あぁっ……」
フレッドの手をぎゅっと握りしめ、オルエンは快感をむさぼった。
気がおかしくなりそうなくらいの気持ちよさ。
耐え切れぬように、唇が震えて開いた。そこへ、フレッドが強烈な快感を運んでくる。
たちまち、オルエンの腰はわなないて、フレッドに押しつけられた。
「あ……き、気持ちいい、の」
無意識に取ってしまった行動に顔を赤らめる彼女を見て、フレッドはさらに奥を探る。
362「きず」15:02/11/06 05:27 ID:fVBOnX2M
すると、ある箇所でオルエンは強く身を震わせた。
「やっ、あぁ」
身の奥底から湧き出す快感で、オルエンは背をぴんと反らす。
フレッドは、また同じ場所をなぞってきた。
「だめっ、あ」
気持ちよさがせり上がってきて、早く逃れ出たいとばかりにオルエンをさいなみはじめた。

「フレッド、わたし……いっちゃ、」
口にしかけて恥らうオルエンをあやすように撫でて、フレッドは言った。
「いいですよ、オルエンさま」自分も限界に近い。
「私も……もう」うめくと、フレッドは思いきりオルエンを突き上げた。

その急な動きに、オルエンは身を強ばらせる。
と、フレッドのものをしめつけることになって、激しい快感が湧き上がった。
「あ、フレッド、いや」
背すじが甘くしびれ、腰がふるりと震えると、オルエンは達してしまった。
「あ、いやぁ……っ!」
フレッドも耐えきれずに、溺れてしまった。
「オルエンさま……!」く、とうめくと、必死の思いで体を離して、どっと精を吐き出す。
目をきつく閉じてもがくフレッドと、自分の腹部を染める熱い白濁液を、
オルエンはぼんやり見ていた。あまりの気持ちよさで、全身が脱力してしまっていた。


しばらくして、
「フレッド……」とオルエンが呼ぶ。眠りに落ちる直前の声である。「もう、”さま”はつけないで」
オルエンの体をぬぐっていたフレッドは、その言葉で動きを止めた。
「あ……はい。オルエン……さま」
「だめ」
「オルエン……」切なそうに言う彼に、オルエンは「いいわ」とささやくと、唇を重ねた。
もう、それは極めて自然な行為となっていた。
363ぬるめ:02/11/06 05:37 ID:fVBOnX2M
長文スマソ。
次回は夜這い編を書きたいと思いまつ。。
修行しろ修行しろ修行しろ!をBGMにサラバイ。
364和む:02/11/06 11:21 ID:aLGbPX6a
百合イシュタル姉様もオルフレもキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ァァァァ!!!!

>247氏
ほんまもんの百合なイシュタルは初めてでつ。
しかしフリージは(・∀・)イイ!ですな。
イシュタルの「お姉様」を感じさせる台詞群に禿しく萌えました〜

>ぬるめ氏
そう!それなのですよ主従の萌えポイントは!
優しく辱めるのもまた一興(w
傷口にキスされて感じてるオルエンに(;´Д`)ハァハァ
夜這い編(どっちが……?)も楽しみにしておりまつ。

とりあえず予告ネタは先置いて、セシリアたんお初編をちまちまと書いてます。
イツカキアガルカナ……
365名無しさん@ピンキー:02/11/06 23:30 ID:5VUw5un0
何か、変ですね。通常のIEだと閲覧できません。どうなっちゃったのかなぁ?
366名無しさん@ピンキー:02/11/08 11:35 ID:vgYtNryA
みんなIE使いとかそんなんなのかな。
急にスレが止まっちゃって寂しいYO!
367ミランダ萌え:02/11/08 23:26 ID:yVFZVTZ2
リーフ×ミランダその6 誕生日

聖戦が終わって約3年。レンスターの復興も一段落しようとしていた。

レンスター城の一室で二人の男が話し合っている。
一人は中年らしく髪の毛は薄くなってきているが、
威厳を感じさせる良く手入れされた顎鬚に何もかも見通していそうな鋭い眼光が印象的な男で、
もう一人は茶色い髪の未だあどけなさの残る顔をした少年と言っても差し支えの無い男である。
「どうしても誕生日パーティーを開かなきゃいけないのかい?」
「開かなければいけません。
 国王は無駄な事とお考えのようですが、
 これは各国の為政者や国内の名士達と繋がりを作るために必要な事なのです。
 一昨年と昨年は未だ復興が終わっていないと遠征中という事で開きませんでしたが、
 一段落着いた今回は違います。」
「…分かったよ、アウグスト。」
「では、手配しておきます。
さて、次の案件ですが…」
368ミランダ萌え:02/11/08 23:27 ID:yVFZVTZ2
これらのやり取りがあった一ヵ月後、リーフの21歳の誕生日の日がやってきた。
リーフは目を覚まして後、今日の夜の事を考えると気分が落ち込んだが、
いつものように大量の書類に忙殺されその事は暫く忘れていた。
しかし、あっという間に夕方になり厭な現実に引き戻される。
だけど、約束を反故にするわけにも以下ないので渋々ながら行く事にして、
一緒に行くためにミランダを部屋まで迎えに言った。
コンッコンッと軽くノックをし、
「ミランダ、僕だ、入るよ。」
部屋の中にはミランダとミランダの着替えを手伝っていたと思われる侍女二人がいた。
ミランダは化粧に三日月を象ったイヤリングと太陽を象った首飾りをして、
袖のない胸元を強調するような真紅のドレスを着て淑女の様な服装を心がけていたようだが、、
やはり、夫のリーフと同じく二十歳という年齢よりも若く見える顔立ちだった。
リーフに気付いたミランダが声を掛ける。
「リーフ、これ似合ってるかな?」
「ああ、とても可愛いよ。」
それに即答すると、侍女も続けて、
「ええ、とてもお似合いですよ。」
可愛いと言う表現が少し不満だったのか、一瞬嫌な顔をしたが、
やはり褒められたのは満更でもなかった様で、直ぐに照れくさそうに返事をした。
「そ〜お。」
「そうだよ。さっ皆が待っている。行こっ。」
「ちょっ…、待って…」
ミランダは侍女に対して何か合図をしていたようだが、
リーフは気にも留めずミランダの手を引っ張って広間へ向かって歩いて行く。
リーフの顔は先ほどの陰鬱な表情から笑顔に変わっていた。
369ミランダ萌え:02/11/08 23:27 ID:yVFZVTZ2
直ぐに今は全然使われていないが、聖戦前は何度と無く使われたであろう大広間に着いた。
そこでは既に多くの人が集まり盛大に宴が開かれている。
皆それぞれおしゃべりに夢中だったようで二人が入っても直ぐには気付かない。
ミランダがふとリーフの顔を見るといつの間にか笑顔から、無理して取り繕った顔になっていた。
ミランダもその理由は十分承知していた。
少年時代を素朴な村で育ったリーフがこの様な場に慣れるはずも無かった。
誰も気付かない事ので衛兵の一人が気を使ったのか、会場の皆にそれとなく分かるように声を出す。
「国王夫妻のご入場です。」
そうしてやっと気付いた人たちが声を掛けてくる。
まずは、口髭を蓄えた細身の初老の紳士と彼と年は同じくらいの頑固そうな印象を与える紳士二人と、
ふっくらした顔と膨れたお腹が人の良さそうな感じを与える中年紳士が近づいて来た。
最初に口髭の老紳士が話し掛けてくる。
「国王殿下、ご機嫌はどうですかな?
 何歳になられたのでしたかな?確か…」
別の初老の紳士が答える。
「21歳でしたな。」
「ええ、そうです。」
「おお、お若いですな。
 もう私などこの様な年でしてな。」
「私だって昔は引き締まっていた体がこれですよ。」
中年紳士が腹を擦りながら答える。
こんなくだらない会話が組が入れ替わる毎に繰り返されるのである。
370ミランダ萌え:02/11/08 23:27 ID:yVFZVTZ2
こんなやり取りに辟易していたリーフは何とか切り抜けようとミランダを探したが、
ミランダも同じように淑女達に囲まれていた。
「二十歳でしたわね。
 羨ましいわ。」
「本当ですわ。
 こんなにお肌もお綺麗で。」
「ありがとうございます。」
「お二人はお世継ぎはお作りになられないのですか?」
「お二人の御子でしたら、さぞかし聡明な御子がお生まれになるのでしょうね。」
こちらも入れ替わり立ち代わりで同じような会話がしつこく繰り返されていた。
しかし、この情景が次の瞬間に一変する。
初めに扉の近くにいた者がざわつき始め次第に周りの者もその方向を見る。
視線の先のは青い髪をした女性ともとれる顔つきをした青年と銀色の髪を持った美少女である。
グランベル国王セリスとその妹君のユリアが到着したのである。
セリスはリーフに気付くと真直ぐに歩み寄り話し掛けた。
「リーフ国王御誕生日おめでとうございます。」
「わざわざ遠い所から来て頂き御礼申し上げます。」
双方セリス、リーフと呼び合う仲なのだが公式の場なので堅苦しい挨拶を交わす。
続けてユリアが挨拶を交わそうとしたが、会場中の皆がセリスとユリアの周りに集まってきて、
それ故リーフは放り出され、ミランダは放っとかれる状態になった。
二人は顔を見合わせると苦笑した。
そしてリーフがバルコニーの方を指差すと、その方向に向かって歩き出した。
371ミランダ萌え:02/11/08 23:28 ID:yVFZVTZ2
バルコニーの窓を開けると冷たい風が体に当たった。
それが疲れた体には心地良く感じられた。
「ははっ、追い出されちゃったね。
 僕はやっぱり地味なのかな?」
「そんな事ないわよ。
 セリス国王とユリア様が目立つだけよ。
 それにちょうど良かったじゃない、くだらない会話から解放されたんだから。」
「そうかな?。」
「そうよ、」
リーフは夜空を見上げながら、
「ほら、見てみなよ。綺麗な三日月だよ。
 忙しかったから二人で夜空を見るなんて暫く無かったね。」
「そうね。」
暫し無言で夜空を見上げる二人。
その胸中に去来する物は何なんだろうか?
逃亡中の夜、心細くて眠れなくて夜空を見上げた時の気持ちだろうか?
それとも軟禁中に部屋の小さな窓から夜空を見上げた時の気持ちだろうか?
372ミランダ萌え:02/11/08 23:28 ID:yVFZVTZ2
先に沈黙を破ったのはミランダだった。
「私ね、リーフにプレゼントがあるの。」
「えっ、何をだい?。」
リーフがそう言ってる間にミランダは自分の首飾りを外してリーフに着ける。
「これをくれるの?」
「そうよ。月が私で、太陽がリーフ。
 太陽が昼間大地を照らし、月は夜に太陽の光を反射して大地を照らす。
 太陽と月はどんな時でも常に二つで一つ。
 私たちもそうなれる様にと願いを込めて…。」
ワインを飲んでいたいた所為だろうか彼女の頬は仄かに赤く上気していた。
その所為か今まで感じていた少女の様な可愛らしさから大人の女性の魅力へ変わっているのを感じた。
それとリーフは自身の髪の色と同じ色の瞳に真直ぐに見つめられた所為もあり、
感謝の返事をするのも忘れてミランダに魅入ってしまった。
「どうしたの?私の顔、何か変?」
話しかけられて正気に戻ると、慌てて返事する。
「あっ、いや、何でもないよ。
 これを君だと思って大事にするよ。」
「ありがと。
 それともう一つプレゼントがあるの。」
じっとリーフの目を見つめて話していたが、チラリと広間の中の何かを確認する様な素振りをした後、
踵をそっと上げリーフと静かに唇を重ね合わせた。
373ミランダ萌え:02/11/08 23:29 ID:yVFZVTZ2
そのままの状態でミランダは広間からは見えない位置の壁にリーフを押し付けると、
手を彼の股間に当てズボンの上から彼自身の物に刺激を加える。
リーフもその行為に直ぐに反応してしまうが未だ理性はあるようで、
「ちょっ…、待って、此処じゃまずいよ。皆に気付かれる。」
「大丈夫。皆話しに夢中になっているから気付かないわ。」
ミランダの方は全く気にする様子もなく続けていく。
そして、ズボンのチャックを下ろし彼自身のを取り出し扱き始める。
リーフにミランダの手の温かさが伝わる。
続いてミランダは自身の小さな口と舌で亀頭を咥えたり舐めたりする。
「チュ、チュッパ、チュプ、チュポッ、…」
さすがにリーフも我慢出来なくなり声を出し始める。
「んっ、ぁ、…、あっ、うっ、…」
続けて根元まで咥え込み、緩急を付けて刺激を与える。
「ジュプ、ジュポッ、チュップ、ジュル、…」
人に見られるかもしれないその緊張感が今迄とは違う興奮をリーフに与え、
いつの間にか自分の手で無意識のうちにミランダの頭を押さえ付けていた。
「うっ…、ぁ、も…もう、で…でる、あっ…」
リーフの体がビクッ、ビクンッと小刻みに震える。
ミランダも口の中に入って来る生暖かい液体を感じた。
そしてそれを何の躊躇いも無くゴクンッと飲み込む。
「ごめん。中に…」
「ううん、大丈夫。
 今度はリーフがして。」
普段は聞く事は出来ない甘えた声で頼んできた。
374ミランダ萌え:02/11/08 23:29 ID:yVFZVTZ2
今度はミランダに壁を背負わせると、
それに答えるかのように唇を重ね合わせた後、しつこいくらいに舌を絡ませ合う。
その間もミランダの頭を、長い揉み上げを、
細いウエスト、形の良い小さくて可愛いお尻をドレスの上から愛撫し続ける。
手の動きに反応して体はピクリと動き、絡ませてる舌も動きが止まる。
その体つきはどちらかと言えばやはり少女に近かったが、
刺激に対する反応の仕方は既に少女のものでは無かった。
そしてその手はドレスの胸の部分をめくり乳房を露にさせる。
そのまま手で胸を優しく揉み上げる。それに呼応してキスをするのを唇から首筋に移す。
そして少し焦らした後乳首を摘まみ上げる。直ぐに乳首は反応して指にコリコリとした感触を伝える。
綺麗に上を向いている乳首に舌で刺激を与えた後、それに吸い付いた。
「ぁ…、ぁふ、ひゃ…、あぁ、…」
周りも気にせずに声を出し始める。
ひとしきり胸と乳首を弄んだ後、ドレスの長いスカートを捲り上げその中に入った。
スカートの長さ故にリーフの体はすっぽりと隠れてしまい周りからは見えなくなった。
375ミランダ萌え:02/11/08 23:30 ID:yVFZVTZ2
リーフは秘所を下着越しに指で触る。
下着はもうほんのりと湿り気を帯びていた。
下着を両手で優しく脱がしてあげた後、指で肉芽に触れる。
それを軽く摘み上げると振動を与える。
「ぃ…、ぁ、だ…だめ、そ…こは、…」
喘ぎ声と共に秘所から蜜が垂れてきた。
そこに口をつけ優しく舐め取る。
「ぴちょ、ぴちょ、ぺちゃ、ぺちょ、…」
もう我慢出来なくなったようで、
「ひゃ…、ぁ…、ぁあん、は…やく来て…」
リーフはその言葉を待っていたかのように立ち上がり、自身のものを捻り込む。
そして一気に突き上げる。
「ぁっ…、ぁん、もっと…、突いて、…」
そう言って首筋に手を回してきつく抱きしめてきた。
それに対してリーフはミランダの腰を持ち上げ、足を自身の腰に絡ませた。
そうして自身は腰を前後に動かし、持ち上げた腰は回転させた。
「ヌチャ、ヌチュ、ヌチュ、ヌチョ、…」
「ぃ…いぃ、ぁ…ぅ、気…持ち…」
「ぼ…僕も、あっ、…」
持ち上げた腰を上下に動かしながら手すりの方向に向かって歩き出した。
376ミランダ萌え:02/11/08 23:30 ID:yVFZVTZ2
手すりに着くと、絡んだ足を解きミランダの体を回転させ手すりに凭れ掛けさせた。
その上にリーフも圧し掛かり胸を揉みながら、激しく腰を突き動かす。
「グチュ、グッチュ、グチュ、グチュッ、…」
「ぁ…、もう、わたし…、イッちゃう、…」
「僕も…、あ…と少しで、…」
手すりを握っている手から次第に力が抜けていく。
「だ…だめ、も…う、我慢できない、ィ…イク…、」
「出すよ。いい?」
「は…早く、…」
「うっ、ううっ、…」
「ああっ、…」
リーフ自身のものが震えミランダの中に精をぶちまけ、
膣もそれに反応して痙攣し、それが残滓を搾り取るようなかたちになっていた。
それ故リーフは快感の極致にいた。
ミランダも膣の中で小刻みに震えるリーフのものと生暖かい精で余韻を楽しんでいた。
リーフが膣から自身のを抜き取ると双方その場に座り込んでしまった。
「ハァ、ハァ、…」
377ミランダ萌え:02/11/08 23:30 ID:yVFZVTZ2
運動をして酔いが醒めたのか着衣の乱れを直しながら、ミランダはリーフに話しかけた。
「リーフ、この続きは寝室でしましょ。」
「えっ、でも抜け出して大丈夫かなぁ?」
「既に誰も気にしてないわよ。さっ、行きましょ。」
窓を静かに開けると、今度はミランダがリーフの手を引っ張って行く。
確かに部屋を出て行こうとする二人に気付く者は少なかった。
その内の一人がユリアで、彼らに気付くと声を掛けようとしたのだが、
「ユリア様は意中のお人はいらっしゃるいますの?」
「えっ、あっ、その…、」
淑女の質問に遮られてしまい、機会を失ってしまう。
後、気付いたのは衛兵の二人だけで他の人はセリスとユリアに話しかけるので夢中、
セリスとユリアはそれらの応対に追われていた。
ミランダとリーフは衛兵の二人に軽く挨拶をするとそのまま走り去って行った。
二人は一瞬困った顔をしてお互いを見合したが、直ぐに気を取り直し敬礼の姿勢をとった。
そして、二人の姿が見えなくなるまで姿勢を崩す事は無かった。
378ミランダ萌え:02/11/08 23:31 ID:yVFZVTZ2
寝室の前に着くとミランダはリーフに扉を開けるように仕向けた。
それをリーフは少し不審に思ったが促されるまま扉を開けた。
当然の如く部屋の中は暗かったが、
パパンッという音と共に部屋の蜀台に火が灯され、室内が急に明るくなる。
何が起きたのかは直ぐには理解できなかったリーフだが、
部屋の中に見慣れた顔、懐かしい顔を発見する。
「オーシン、タニア、ハルヴァン、…、皆来てくれたんだ。」
そして、その群れの中から少し外れたところに立っている男に気付き驚きの声を上げる。
「フィン!」
「リーフ様、ただ今帰りました。」
「遅いじゃないか。
 いつも傍に居てくれたフィンが居なかったからずっと寂しかったんだよ。」
「すみませんでした。
 これからはいつもお傍に…」
感動の再会をしているところをミランダが後ろから話しかける。
「折角の誕生日があんな接待だけじゃ嫌だろうし、
 彼が戻ってくるらしいって聞いたからこれを考えてみたの。」
「抜け出せなにのかと思ったぜ。
 さぁ、リーフ、飲もう。」
「オーシン、ほどほどにしとけよ。」
「そうよ。
 いつも飲み過ぎるんだから。」
「ばか。分かってるよ。」
「ばかってなによ。
 心配してあげてるのに。」


379ミランダ萌え:02/11/08 23:32 ID:yVFZVTZ2
広間の事が気になり部屋を出た所でリーフとミランダを見かけたアウグストは、
後を追いこの光景を静かに見ていた。
顎鬚に触り何か考えている様子だったアウグストはただ一言、
「ふむ。」
と発しただけで、広間にゆっくりと歩を進めていた。

          =終=
380ミランダ萌え:02/11/08 23:32 ID:yVFZVTZ2
また、恥ずかしげも無くうpしてみました。
保守代わりに…。

前置きが長い、エロが下手、イヤリングと首飾りはダサくないか?等
悪口でも何でもいいです。何か意見下さい。
無視されるのが一番辛いでつ(つд`)

結婚式の夜を書いてみようかな?
381247:02/11/09 03:10 ID:sFjRukJA
久々にきたら鯖が大変なことに。復旧を待ちつつ…

>ぬるめ様
「きて」の台詞にやられますた。
モチロンデストモ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
つってモッシュ&ダイブしなかったフレッドたんはすごいでつ。ヨバーイ楽しみ。

>ミランダ萌え様
ミランダたん、積極的なわりにコトに及ぶとえらくかわいいですなぁ。恥じらい萌え〜

では自分もうpを。
あまりご要望なさそうですけど、ユリウス→ティニー陵辱っていうか調教縛り編です。
手直ししてしまったんで出させていただきます。
一応前回よりは激しいかな、と。ではどぞ。
382247:02/11/09 03:11 ID:sFjRukJA
『封縛』
解放軍蜂起の噂が届く頃になっても、ティニーがユリウスから解放されることはなかった。
むしろ陵辱は彼女の底を確かめようとするかのごとく激しくなり、毎夜といわず昼間でも、一日
中責められることさえあった。

その拘束を象徴するかのように、ティニーの体は太い革紐で複雑に縛られて転がされていた。
「くっ……はぁ…っ…」
痺れた体を動かすたびにどこかが締まり、もがけばもがくほどに締め付けられた。その責め苦に
必死に耐えるティニーの顔を、ユリウスは椅子の上から楽しげに見つめている。
「は…ぅ……ふっ…」
やがて何とか楽な体勢を見つけたのか、ティニーが小康状態になって息をついた。腰をひねり
尻を突き出した扇情的な格好であるが、そんなことに構っていられる余裕は彼女にはない。
「…もう終わりか?」
そう言って立ち上がったユリウスの手には、ガラスの小瓶と紐のついた留め金がふたつ、握られ
ていた。近づいてくるユリウスを、ティニーは涙に濡れた瞳で見上げる。
「っ…いや……何、を…。あ、んぁああっ」
ユリウスは綺麗な形で突き出されたティニーの乳房をつかみ、その先端をきゅっと留め金で挟んだ。
ふたつともとめ終わり、紐をベッドの支柱に結びつけながら、ティニーの顔を覗き込んで残酷に
宣告した。
「外すなよ。外したらどうなるか、わかっているな」
383247:02/11/09 03:11 ID:sFjRukJA
「ん…っ、いやああぁ、ああ…っ!」
刺激からくる快感のためか、ティニーの体が再び揺れる。それを見て口元を歪めながら、小瓶の
蓋を開けて中の液体を振った。
「これもくれてやる。巫女でも乱れる原液の媚薬、だそうだ」
大して興味もなさそうに言い、とろりとした液体を秘所に向かって垂らした。そし残りをすべて
胸や腰にかけてしまうと、空になった瓶を放り投げた。
「あ、あ…、あああぁぁん!」
瓶が床に落ちる音が合図かのように、びくん、と体を激しく震わせた後、ティニーは狂ったよう
に悶え始めた。革紐がぎちぎちと柔肌にくいこみ、白い肌に紅色の痛々しい痕をつける。
「はっ…あ、あはああぁ! っん、ああぁんっ!」
快感を貪っているのか逃れようとしているのか、本人すらわからないほどに乱れ、しなやかな
肢体がベッドの上をたどった。秘所からは蜜が大量に溢れ、瞳からも同様に涙が伝った。
「んん、あぅ…はあぁん、やっ…だめ、外れ……あんんっ」
仰け反ったティニーの胸は、留め金に引っ張られて釣鐘型に形を変える。上下にぷるぷると揺れ、
外れてしまいそうになるのを、腰を動かして位置を変え何とか持ちこたえた。
その淫らな見世物をユリウスは黙って見つめ、時折髪をかきあげて酒の杯を呷った。
「やぁあ…っも、もうだめ……止めて…ぇ! …んっ、ああぁ!」
締まった革紐がどんどん秘裂に入り込み、ティニーは両脚をもじってそれをずらそうとした。
しかしその擦れる感触は余計に刺激を与え、刺激は快感となって奥へと伝わる。
そして揺れ動く体が一瞬硬直し、ティニーの口から宴の終わりを告げる嬌声が発せられた。
「あっ…、ああああぁぁぁ……っ!」
秘所をびくっと痙攣させ、ティニーはひとり昇り詰めた。崩れ折れる瞬間、胸の先端をとめて
いた金具がぴん、と外れた。
384247:02/11/09 03:12 ID:sFjRukJA
「あ…ああぁ……」
「いった、か」
ユリウスはグラスを置き、ベッドの惨状を見下ろした。シーツはティニーの大量の愛液や汗、
涙でまみれている。外れた留め金をとりあげると、ティニーが身を震わせてユリウスを見た。
「お、お許しください! 痛いのはいや…、いやです…っ」
「許し、とは何だ。…何を望む?」
必死に懇願するティニーの戒めを解きながら、恐怖の宿る瞳を閉じさせて問いかけるユリウス。
「ん…っ、ぁは…あ」
焦らすように首筋を吸いあげ、ティニーの切なそうな声を引き出していく。そしてティニーの
髪を撫でながら、首の後ろに回った手と上半身の戒めはそのままに乳房に顔をうずめた。
「ずいぶんといい声でよがっていたな」
「そんな…こと、あ…っ…ああぁ…ん…ん」
怯える彼女の恐怖を味わい尽くすかのごとく丹念に、じっくりと舌を這わせる。ティニーの体は
くすぶりを再び熱く燃え上がらせ、瞬く間に汗が浮き上がった。
「もっと啼いてみろ」
「…はっ……あん…あぁ…ん」
体に落とされた媚薬の影響もあるのか、ティニーの腰がユリウスを求めて悩ましげにくねる。
しかしユリウスは肝心なところには触れずに太腿や内股を撫で回すだけだ。おかしくなって
しまいそうなティニーは、反応するごとに締まって痺れる腕の痛みで何とか意識を保っていた。
「どうした。もう欲しくてたまらないか?」
「……は…い…、お…願い……です…」
ユリウスの顔に押し付けるように胸を反らせ、もどかしそうに脚を開いて自ら秘所を晒した。
それでもどこかで羞恥心は残っているらしく、頬を染め上げて自らの肩に顔を押し付けている。
385247:02/11/09 03:12 ID:sFjRukJA
「どんな願いだ」
「っ……それは…、ぁあ…、ここ、に……その…っ…」
「言えぬのか。ならばこれで終いだ」
言いよどむティニーに対し、ユリウスは一瞬の未練も見せずに立ち上がろうとする。ティニーは
思わずその脚で引き止め、そして抑え切れぬ体の疼きに、その言葉は口から自然と零れだした。
「いや…いれて…、いれてくださ…い…」
「…ふん、変われば変わるものだな。いいだろう、これでもいれてやろうか」
ユリウスは舌なめずりをしながら燭台から蝋燭をとりあげた。眩しさに、ティニーが顔をあげる。
揺れ動く蝋燭の灯に照らされて、ユリウスの紅の髪がまるで炎そのもののように浮かび上がった。
「ひっ……!」
ティニーの脳裏に一瞬で悪夢がよみがえった。
迫り来る炎、女の高笑い、そして黒い―――
「あ…っ、やめてええぇ! ヒルダ伯母様……っあぅう!」
混乱のなか発せられた絶叫は、頬を張った高い音とともに途絶えた。
激昂したユリウスの瞳に炎が映る。傾けられた蝋燭の先からぽたり、と液状化した蝋が落ちた。
「―――っ!!」
敏感な部分にほど近い太腿のあたりにそんなものを落とされて、ティニーは声にもならぬ悲鳴を
あげた。頬の痛みなどかき消され、意識がそこへ集中する。熱さはすぐに消えるが、ひりつく
痛みとむず痒い刺激はいつまでも残り、振り払うことなどできない。
「お前の主は誰だ?」
あぶるように炎を秘所へと近づけ、低い声で問いかけるユリウス。しかしティニーの喉は空気の
漏れ出るような音しか発せられない。ユリウスは再度ティニーの頬を打ち、顔を近付けた。
「答えろ、ティニー」
386247:02/11/09 03:12 ID:sFjRukJA
「ん、ん――――っ!!」
蝋がぼたぼたと一斉に垂れ、胸元や下腹に落ちて凝固する。激しく暴れる体はユリウスに押さえ
込まれ、ティニーは死にもの狂いで言葉をつむぎ出した。
「…っんん! ユ…リウ…ス…様、です…っ、ん、ぅああ…っ!」
「そうだ、ほかの名など口にするな。玩具は玩具らしく、ただ余を楽しませるがいいっ」
ユリウスはふっ、と炎を吹き消し、逆さに持ち替えた蝋燭を蕾へと突きたてた。
「っああぁ!!」
熱さを感じぬのか、ユリウスは平然と先を持ってめちゃくちゃに動かしている。ティニーは脚を
ばたつかせて泣き叫んだ。
「いれろと言ったのはお前だぞ。何本入るか見ものだな」
「いや…っ、っん、そんなの…、そんな、いやあぁ…っ!」
ユリウスはティニーの脚をつかんでいっぱいに広げさせ、煽るように顔を覗き込んだ。そして
蜜を溢れさせて震える泉へと、初めに入れた蝋燭はそのままに、さらに二本まとめて突っ込んだ。
「ひうううぅっ!」
「あまり締め上げるな。折れても知らぬぞ」
ずぷずぷと奥まで沈めながら、ユリウスは中指でティニーの菊座をそっと撫で上げた。反応した
ティニーの体から力が抜けていく。
「あ、っふ…ああぁ……や、めて…」
「まだ入るか?」
「やめて、や…、いやああぁぁ!」
四本目が狭い入り口を無理やり押し広げた瞬間、ティニーは悲鳴とともに失神した。涙と涎が
シーツに染みをつくり、締まった革紐により手首から先は紫色に変色している。ユリウスは恍惚と
笑みを浮かべてティニーを抱きしめた。
387247:02/11/09 03:13 ID:sFjRukJA
「お前の嘆きはまこと…、格別な響きで余を癒す」
蜜にまみれた蝋燭を引き抜き、一瞬のうちに燃やし尽くして煙へと変えた。その立ち昇る煙を
見つめるユリウスの瞳がふっと揺れる。そして、まるで恋人にするような優しい口付けを落とした。
ゆっくりと舌を差し入れ、くすぐるように口内をまさぐる。やがてティニーの口から吐息が漏れ始めた。
「ん……ん…」
ユリウスは意識を取り戻したティニーの後頭部を引き寄せて、さらに強く吸い上げた。舌を絡めとり、
舌先で丹念に突いて弄ぶ。
「ぅん……んぁ…」
「――ティニー」
名残惜しそうに唇を離し、状況がつかめずに頭を振るティニーの耳元でその名をそっと囁いた。
しっとりと手を這わせ、再びティニーの体へ快感を与え始める。あくまで優しく、愛おしそうに。
「あっ…、はあぁあ…ん」
残された戒めの紐を手と口を使って鮮やかに解いていく。
最後に両手が解放されると、ティニーは思わずユリウスの首に手を回した。それは安堵のためか、
それとも何か別の感情のためか。ティニー本人ですらそれは理解しえぬ、ただ目の前の彼に対する
恐怖が消えた事実のみがそこにあった。
「……っ」
ユリウスは一瞬身を引いて離そうとしたが、すぐに止めて胸元への愛撫を続けた。
388247:02/11/09 03:13 ID:sFjRukJA
「ふぁ…っ…ああぁ…、ユリウ…ス様…ぁ」
すべるような白磁の肌を分断する紅の痕を、ゆっくりと唇でなぞる。胸を揉みしだきながら、尖り
立つ先端を指で挟みこんで強弱のある刺激を与えていく。そのたびにティニーは恥じらいに包まれた
甘い声をあげ、荒く呼吸を乱した。
「ん…ふ…うぅん……ああっ」
もはや焦らすことはせず、ユリウスは秘裂に指を挿し入れた。ティニーは肩を震わせ、その快感に
身をゆだねるように体を弛緩させる。
「ん、んん…、ぁああ…っ…ど、っ…どうして…」
切なげな声とともに出た、言葉。
―――逆らえない。
こんなふうにされたら、私は逆らえなくなる。何もかも支配されて、戻れなくなる。
なぜ私は壊れてしまえないのか。どれだけ乱れても溺れても、なぜ狂気に堕ちてしまえないのか。
この悦びを知ってしまった体を、悦びを求める自らを消してしまいたい。それでも死を選べない、
さもしい私に優しさなど与えないで。どうか憎ませて。望みなどもう、もう二度と―――
「あっ、ああぁっ!」
ティニーの思考はそこで遮られた。
「ティニー…!」
「あ、あぁ、んっ…、あん、あぁん!」
狭い内部を押し広げて、何度も熱い塊が貫いてくる。涙と蜜がとめどなく溢れ、ユリウスを迎え入れる
内部は熱く、激しい収縮を繰り返した。
389247:02/11/09 03:13 ID:sFjRukJA
「お前は…、なぜお前は…っ」
「あぅうっ」
強く腰を打ち付けられて、ティニーの体が仰け反って上へと逃げる。しかしユリウスは腰を引き寄せて、
更に奥へと沈めた。先端まで引き抜いては突き、かき回すように内部を侵すその動きに、ティニーの
息は絶え絶えとなった。
「っん、…くぅっ、ぅん、ん…あんんっ」
限界を知らせるように首を振り、しがみつく手に力を込めながら、ティニーは背を仰け反らせた。
ユリウスはそれに応えるかのごとく、最後の一突きとばかりに最奥を貫いて射精した。
「ユリ…ウス…様ぁ…、ああ…あぁぁ…っ!」
首に回っていた手がずるずると落ち、ティニーは二度目の絶頂に導かれて意識を手放した。
しばらくユリウスはティニーを抱いたまま離さなかったが、やがて解放し、ベッドから抜け出そうと
したところで腕をつかまれた。見れば、ティニーは寝息をたてたままだ。瞳を閉じたまま、無意識に
ユリウスの腕をつかんでいた。
「ん……」
哀しげな吐息とともに、一筋の涙が頬を伝う。ユリウスはティニーに手を伸ばそうとして少し迷った後、
ふっと呟きを漏らした。
「ティニー…お前は……」
優しく髪に触れ、そっとかき上げて顔を覗き込んだ。頬を撫でた手を滑らせ、細い首をつかむように
這わせる。そのまま力を込めれば、ティニーは鼓動を止め二度と目覚めないだろう。
不意に蒼の瞳にゆらめきが宿り、風もないのにふわりと紅の髪が揺れた。
「…っ……失せろ……」
誰へ向けた言葉か、そう言い放ってユリウスはティニーの体をかき抱いた。苦しげな息を吐き、
強く引き寄せて髪に口付けながら、ゆっくりと眠りに落ちていった。

―――望みは…、あなたの望みは…?
390247:02/11/09 03:19 ID:sFjRukJA
こんばんは、光の皇子セリスです。
突然ですがここはペルルーク城の一室で、僕の隣には金髪美少女がひとり。
まあ指揮官の権限っていうか、このくらいの楽しみがなくちゃやってられないよ。
出来の悪い弟を持つと苦労するよね、本当。
さて、こんな状況でやることといえばひとつ。
…っていうか、この娘の名前なんだっけ?
「可愛いね。さあ、そんなものは早く脱いで」
「あ…でも…」
「怖がらなくてもいいんだよ、ほら」
さっさと前をはだけ、裸身を露わにする。恥ずかしそうに顔を背ける少女、が。
現れたのは、ツルツルペタペタの超貧乳。乳か、これ。
いや、巨乳好きってわけじゃないけど、もうちょっとこう…。まあいいや。
何かの飾りのようにくっついている乳首をきゅっとつまむ。
「きゃんっ」
お、声はなかなかいい。よし、もっと感じさせてあげようじゃないか。
すべすべとした白い肌に吸い付き、舌を這わせていく。
「は…ん、あぁ…ん」
こらえきれないような声を漏らすその唇をそっとふさぎ、舌を絡ませる。
甘い電撃のような感覚が脳に走り、そのまま分身へと流れ込んだ。
391247:02/11/09 03:20 ID:sFjRukJA
まずい! 早く入れないと…。
「ん…ぅうん…っ」
少女の喘ぎを聞きながら、セリスは込み上げる衝動に焦っていた。
なんだかんだいっても、まだ若いのである。焦らしプレイなんざ百年早い。
「だめだ、我慢できない!」
残っていた服を引き剥がし、少女の股へ手を滑り込ませる。
そしてそのビンビンにそそりたった………って、え?
「ぎゃあああああぁぁ!!」
金髪美少女(仮)の名はコープル。正真正銘、完全なオトコだった。

速攻で追い出し、ステータス表を見ながらぶつぶつと呟くセリス。
「なんで男のくせに『プリースト』なんだよ。紛らわしい」
いや、『シスター』じゃないんだしおかしくないかと。
「しかもLV1でオヤジはアレクだあ? ったく、義理の親子そろって使えないな」
それは否定しません。
「大体はじめから言えっつーの」
言ってましたよ、ハンニバルが。『息子』って。

情けないやらむなしいやら、男に欲情していきりたってしまったモノを持て余し、
指揮官の夜は更けてゆくのであった…。
あーあ。


くっっっだらねえものうpしてすみません。しかもオチ見え見えですな。
ユリウス×ティニーが暗いもんで、手直しの合間に書いたらこんなのができた次第で。
新作、ラフィンがヘタレで欲情しないせいで先に進まないんです つД`)

ティニー最萌な自分なので、彼女ならいくらでも書けるんですけど…いいかげん飽きますよねぇ。
セティ×ティニー前提アレス→ティニー無理やりとか。セティ→ティニー偏愛(宝物)とか。
(ワカーン、ラブラブが見事にないな…)
392ぬるめ:02/11/09 05:47 ID:luaG/836
鯖落ち後復帰したら新たな作品たちが。
Σъ(*゚ー^)グッドジョブ!

>>ミランダ萌え氏
ゴチ。王子、発情してますな。これからもっと凄いことが(;´Д`)フワァ
「」に入った擬音が、漫画のコマん中の擬音のよう。
行為のときの音て、表現が難しい(自分には)から、こういうやり方もあるかと思ったでつよ。

>>247
ゴチ。愛ある責めだ! つか、フリージはほんと嗜虐嗜好が似合うな。。
留め金外れ、ヒルダ伯母、蝋燭がツボですた。
情が移りそうなユリウスの今後が気になる。

390にはワラタ
たしかにステータスそだよな。ハンニバルが過去に、自分の趣味で女装させてたらな(妄想
セリスはキチクだよなー、絶対。笑顔で爽やかに陵辱。
393ぬるめ:02/11/09 06:08 ID:luaG/836
>和む氏
主従萌えで熱く語てしまた。。
氏のサイトに遊びに行ってみたいでつ。自分が捨てアド晒したら、教えてもらえますか?
あ、もちろん無理にとはいわんです。

ちなみに、夜這いはオルエンから。ベッドにもぐりこんで寝込みを襲う。
男のドリーム!のよなシチュだが、いかんせん描写がついてかん。。

>>63
リーサラの衝撃から未ださめず。。次作、楽しみに待っておりまつよ。
394名無しさん@ピンキー:02/11/09 07:58 ID:tRj/GqYi
>>247
好き放題して、されていながら動揺している二人が最高です!
それに比べて種違いの兄はw あ、漏れのイメージどおりだ
395名無しさん@ピンキー:02/11/09 11:33 ID:J4zILV7U
>391
どうでもいいが、プリーストは男性形
プリーステスが女性形だぞ。
コープルがプリーストなのは正しい使い方。

初代ウィズとかやってて、FEはFC版からって世代は
このスレではもう少ないのかな?
396名無しさん@ピンキー:02/11/09 13:06 ID:PUNSWzz4
>>390-391
そういうオチですか(w
笑かしてもらいますた

>>395
>>どうでもいいが、プリーストは男性形
するとエーディンは…(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
397247:02/11/09 13:45 ID:YiKd1eSS
>395 ご指摘ありがとん。そういやそうですな。
ウィズはやってましたよ〜。プリーステスはリルガミンでしたっけ?
サキュバスたんとかセラフたんとかバンシーたんに萌えてまつた。
末弥氏の絵好きダターヨ

スレ違いの話題スマソ。
398ミランダ萌え:02/11/09 14:39 ID:MteGXQDG
>247氏
セリスの面白かったですよ。
 
>ぬるめ氏
自分は情景が漫画のコマの様に浮かんで来て、それを文章に起こしてるだけで。
まぁ、それが良いかどうかは置いといて、

TOでもプリーストだったな。
案外こういう間違いは多いのかな?

飽きている人も居るだろうから、
そろそろブライトン×マチュアを書いてみようかな
399和む:02/11/09 16:19 ID:8IkGW83C
ギコナビ使っとけば改行のタイミングに悩むこともないとたった今気付きますた。(´・ω・`)ショボーン
書き込みにはIE使ってたよ……アホか私。

>247氏
すぽーーーーんと落とされました。お見事です(w
ユリウス×ティニーっぽくてまたしてもニューテイストに(;´Д`)ハァハァ
続きキボンヌ。

>ぬるめ氏
どぞ遊びにきたってください。ここに載せたもの以外に今んとこエロはありませんが。
しかもFEに浮気して日も浅いので、あまりものもございませんが。
多分パーシバル×セシリアでぐぐればひょっこり引っかかるかと思いまつ(藁
某2D格闘のタイトルを入れればより簡単に探せるかと。
ま、探すのが面倒だったら捨てアドでも構いませんよ〜。

ミランダ萌え氏>
バルコニーぷれいキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
くっ、パーティ会場のシチュ、先を越されてしまいますた。
このままリーミラの続きも読みたいでつ。
でもブラマチュも(;´Д`)…ハァハァ
期待してまつ。
400ぬるめ氏じゃないけど:02/11/09 23:00 ID:Vh86MxR2
>和む氏
人が空飛ぶ個性的な某格ゲーは取り扱っております?
もしそうなら見つけたっぽいですが・・・。
401名無しさん:02/11/09 23:02 ID:8zqm4YIL
http://www.nn.iij4u.or.jp/~sneak/shots/
盗撮画像掲示板(・∀・)イイ!!
402和む:02/11/09 23:11 ID:8IkGW83C
>400
ああ、扱ってますね(w
割とその空飛ぶジャンルは作品もかなり飛んじゃってたりしまつ。
多分、先に挙げた二つの条件両方入れると、ほぼ確実に見つかりますから……。

って、こんな場所で晒していいのか自分(w
大したもの置いてないので期待はせぬようお願いしまつ。
403名無しさん@ピンキー:02/11/09 23:27 ID:xtqDDxz8
>247氏
セリス話ワロタ。
んでもってティニーたん調教、続きが禿しく気になる。
続きキボン。実は純愛話?
しかし同じ職人が書いたとは思えん。おそれいる。

>和む氏
漏れも見つけたっぽい。
これからお世話になりまつ。
404和む:02/11/10 00:07 ID:jvVDs1tO
自分の書き込み見てちと訂正。
>247氏
ユリウス×ティニーっぽくて→ユリウスvティニーっぽくて

ユリウス×ティニーっぽいって何だ。ユリウス×ティニーそのものだろう……鬱。

では。一日に何度もスマソ。
スワンチカに脳天かち割られて逝ってきまつ……
405ぬるめ:02/11/10 03:44 ID:4oKSRSEh
>和む氏
サイト、ハケン。
これから読ませてもらいますです。
406名無しさん@ピンキー:02/11/10 11:36 ID:jmuYQ0dL
>>247
ヨカタ。乙!
セティ→ティニー偏愛読みてぇー。きぼんきぼーん。
この場合セティは鬼畜なんだろうなー。
甘々SSはよく見かけるが・・・甘すぎはチト萎える。
別カプも書いてほすぃ。
407ミランダ萌え:02/11/10 16:59 ID:bJiu4ntr
>和む氏
空飛ぶ格ゲーってサ○キO○フO○スですか?
それなら私も見つけた事に…。

結婚式ネタ書こうと思ったけど、
エッダ教の結婚式ってどういう風なんだろ?
キリスト教に近くていいのかな?
じゃブーケトスあり?

ブラマチュは出会いから書かなきゃ…、
長くなりそうだな。
408名無しさん@ピンキー:02/11/10 17:13 ID:g+PKJblV
つーかサイト云々はそちらで頼みますわ。お願い・・・
409ミランダ萌え:02/11/10 20:20 ID:bJiu4ntr
>408
すみません。
気分を害したのなら謝ります。
410和む:02/11/10 23:03 ID:jvVDs1tO
うわ、なんか私のせいで不快感を催してる方が・゚・(つд`)・゚・
申し訳ないでつ。

>ミランダ萌え氏
結婚式に関しては想像通りでよいのではないかと。
それこそオフィシャル設定なんかされてないし、商業誌の漫画とか小説でも
披露宴っぽいパーティとか、純白のドレスとか、それっぽい描写があった覚えがあります。
好きなように書けばよろしいかと存じます〜。

パーセシお初、セシリアたんからパーシバル閣下の呼び方に困って手詰まり中。
「将軍」って便利な呼び方だNE!
まだ将軍じゃないパーシバルを何と呼ばせればいいんだよう……
411ミランダ萌え:02/11/11 02:52 ID:UnsBxFbe
>和む氏
好きなように書いてみます。

適当に列記
パーシバル卿、パーシバル殿、パーシバル隊長、パーシバル様、パーシバルさん、上官殿、
ほんとに適当だな。
妥当な所で卿か隊長か?
412名無しさん@ピンキー:02/11/11 18:17 ID:htCO/+t3
お、俺はパーシバルくんが萌える(爆)
413247:02/11/11 19:22 ID:5p6Y6gjw
感想ドウモです。すげーありがたいです。
ユリウス×ティニーの続き……実は次の話途中で頓挫してまして。(ヲイ)
初回とその次ならあるんでつが。でも手直ししてたら続き書きたくなってきたかも。挑戦してみます。
他に読みたいカプとかシチュとかあれば仰っていただいてもオケーイ。
鬼畜セリスやセティも(・∀・)イイ!! それにしても聖戦はエロが似合う…。

というわけでとりあえず初回&その次をうpさせていただきます。(調子のってますな。スマソ)
飽きた方はすっとばしちゃってください。ではどぞ。
414247:02/11/11 19:22 ID:5p6Y6gjw
『喪失の扉』
先を歩くユリウスの後を、ティニーは黙ってついて歩いた。
バーハラに召致され、謁見を済ませたのはつい先ほどのことだ。召致の理由がなんであったのかは、
よくわからなかった。突然ついてくるようにと命ぜられ、長い廊下を歩いてもうどれほどの時が
経ったのだろうか。不意にユリウスが足を止めた。衛兵がふたり、荘厳な扉を挟むように立っている。
ユリウスが命じると、鍵がはずされてその扉が開かれた。ティニーは促されるまま先に中へと入った。
続いてユリウスが入ると、扉は重い音を響かせてぴったりと閉じられた。

扉の奥は、薄暗く静まり返っていた。何かが潜んでいるかのような不気味な感覚に襲われて、救いを
求めるように後ろを振り返る。ユリウスの手が、ティニーの腕をとらえた。
ほっとして口を開こうとした刹那、乱暴に引き寄せられて唇が合わされる。息を呑む間もなく舌が
差し入れられ、ティニーははじめての感覚にただ翻弄された。
「ん…っ、ぅんっ」
逃れようと顔を背け、頭を必死に振ったが、唇が離されることはなかった。口内をたっぷりと弄ばれ、
舌を絡めとられて吸い上げられる。濡れた音に混じって吐息が漏れた。
「ふ…ぁ、っん…ん…」
涙が零れて頬から顎を伝うと、ユリウスは満足そうに舐め上げ、そのまま首筋に吸い付いた。耳の後ろや
うなじのあたりから何度も往復してなぞり、舌をねっとりと這わせていく。
415247:02/11/11 19:23 ID:5p6Y6gjw
「や、っあ……あぁ…っ…」
「ずいぶんと…いい反応だな」
肩を竦ませ、涙声で敏感に反応を返すティニーの耳元で、ユリウスは熱い息を吐きながら囁きかけた。
指先が官能的に胸元をまさぐり、小さな突起を探り当てる。服の上からひっかくように刺激されて、
ティニーの嬌声があがった。
「っ…あぁあっ! …ぅん…や…っ」
先端を指でしごかれ、胸を揉みしだかれながら、気がつくと服がはだけられて胸元が露わになっている。
羞恥で全身がかっと熱くなった。
ユリウスはそんなティニーの様子を見下ろしながら、既に硬く尖り立った桜色の先端に唇を這わせた。
舌で転がすように弄んでは吸い上げ、優しく歯をたてる。
「っあぁ……やっ、ぁ…、やめ…っ」
「駄目だ」
冷淡に言い放つと、ユリウスは薄く笑った。背筋が凍りつくような、綺麗な笑み。ティニーはその
アイスブルーの瞳に射竦められて、身動きがとれなくなった。
「その可愛い顔が、もっと快楽に歪むところが見たい」
「――っ!」
するりと腰と脚を抱え上げられ、服が下着ごと引き下ろされて足元から抜かれる。ティニーは軽々と
抱き上げられて、部屋の奥のベッドへ乱暴に横たえられた。そのまま上にのしかかられ、胸元に顔を
うずめて執拗に責め立てられると、ぞくりと甘い感覚が湧き上がった。
416247:02/11/11 19:23 ID:5p6Y6gjw
「……っ…ぁ…、ん…っ」
得体の知れないその陶酔感に呑まれそうになり、何とか逃れようと力を込めるがびくともしない。
跳ね上がった体は易々と抑え込まれ、肌を這うユリウスの手がつっと下へおりる。
「いや…っ!」
思わず身をよじった瞬間、太腿に手が差しこまれた。
「っん、あぁっ! …や、いやぁっ」
内股を滑り秘所を探り当てた指が、無遠慮に押し入ってくる。他の指は繊細に動いて入り口を攻め、
感じる箇所を探るようになぞりあげては快感を煽っていく。じりじりと少しずつ侵食され…支配されて
いくような感覚に陥り、ティニーは怖ろしさと快楽の狭間で身を震わせた。
そして本人の意思とは裏腹に、濡れた音と掠れた声が室内に響き渡る。
「あ…ふぁ、んっ……うぅんっ…」
「素直な体だな」
「ちがっ…、ぁあんっ!」
指先が秘部の突起に触れ、ティニーの体が仰け反った。
ユリウスは逃れようと浮き上がった腰をとらえ、そのまま片脚を大きく持ち上げる。そして胸に
這わせていた舌を下腹部からさらに下へと滑らせて、太腿の付け根をきつく吸い上げた。
417247:02/11/11 19:23 ID:5p6Y6gjw
「さて、どんな味がするか」
「い…や、だ、だめぇっ……そ、んな、とっ…」
ティニーは首を振って懇願したが、ユリウスはかまわず濡れた秘部を指で押し開いて舌を差し入れた。
ひくついて蠢くそこは、からみつくように蹂躙する舌に対して敏感に反応した。
「んぁ…ふぅ…ん、っ、や…めて…ぇ」
細い腕がユリウスの頭をとらえ、押し戻そうとか弱い抵抗を返す。しかし丹念に突起を刺激する舌先に
翻弄され、力が入るはずもなかった。
「ではそろそろ、楽しませてもらおうか?」
「…っ!」
ユリウスが上体を起こして覆いかぶさり、閉じようとする両脚の間に強引に腰を割り込ませた。そのまま
脚を左右に大きく広げて片脚を担ぎ上げる。ティニーは上から顔を見下ろされ、羞恥と恐怖に思わず顔を
そらしてがたがたと震えだした。
「そうだ…、もっと怯えろ。そうでなくてはつまらぬ」
「や…やあぁっ、あ、あ……っ」
ユリウスは低く笑って体を引き寄せ、自身を取り出し秘部にあてがうと一気に腰を進めた。
破瓜の血と侵入を拒む内壁の締め付けがユリウスを包む。
開いたのは官能の扉か、それとも絶望の扉か。
418247:02/11/11 19:23 ID:5p6Y6gjw
「―――っ!」
内部へ侵入する熱い痛みに、ティニーは声にもならぬ叫びを上げた。体が引き裂かれ、ふたつに割れる
ような感覚。反射的に体が上へと逃げたが、ユリウスは腰をとらえて抱えあげるとなおも強く突き上げた。
内襞がきつく収縮し、両腕がユリウスの背に縋りついて爪をたてる。ユリウスは邪悪な笑みを浮かべて
ティニーの頬に口付けた。
「痛いか? だが痛みなど…そのうち消える」
「…っ、いっ…、あぁ…あ」
あまりの痛みに朦朧としながらも、ティニーは縋るようにユリウスの瞳を見つめた。ユリウスは楔を打った
ままティニーの唇を奪い、舌で歯列をたどってきつく噛み締めたそれを簡単に開かせた。舌の付け根を
転がすように優しく弄ぶ。
そしてティニーの強張った体が弛緩した瞬間、先端まで引き抜いて再度奥へと貫いた。
「んんっ!」
ティニーが思わず声をあげて唇を離すと、ユリウスはそのまま腰を動かし始めた。激しく打ち付けられる
腰の律動に、ティニーは耐え切れず悲鳴をあげた。
「っん、…い、やぁ、あ、ああっ、あ、あぅうっ!」
突かれるたびに目の前が真っ白になり、何も見えなくなる。しかし意識が飛びそうになると動きを止めて
激しく抱きすくめられ、そのたび感覚が引き戻された。
419247:02/11/11 19:24 ID:5p6Y6gjw
「あ…っはぁ、っん、あ、あんんっ」
そのうちに奥に疼くものを感じ始めたのか、ユリウスを包み込む内部の収縮が律動と合わさり始めた。
それを振り払うかのように、ティニーは拒絶の言葉を繰り返したが、その声と涙に濡れた瞳はユリウスの
嗜虐心を煽るだけだった。
「んぅ…っう、いや…ああぁっ」
「可愛い顔だ…。もっと泣いて、叫べ」
ユリウスはつながったままティニーの上体を抱え起こすと、首と腰を引き寄せて最奥を貫くように下から
強く突き上げた。
「ああぁうっ!」
髪のリボンが解かれ、ゆるくウエーブのかかった薄紫まじりの銀髪がふわりと揺れた。体にまとわりつく
それを、ユリウスはうなじからゆっくりとなで上げた。
「あっ…ふぁ、ぅ…も、ゆる、し…てぇえ…」
ユリウスは泣いて哀願する声には答えず、更に乱暴に奥へと突き上げた。律動がまた激しさを増す。中を
かき回されて、ティニーはもう何も考えられなくなった。
「も…う、ぅんっ…、あ、ああっ、お…願い…っ」
叩きつけられる衝撃に耐え切れずに、体が軋みをあげる。駆けめぐる痛みと快感に体が痙攣し、ティニーは
ユリウスの背にしがみついて悲鳴ともつかない嬌声をあげた。
420247:02/11/11 19:24 ID:5p6Y6gjw
「あ…あぁ……だ…めぇ、駄目ええぇ、いやああぁぁ……っ!」
欲望が流れ込む感覚を最後に、ティニーは力を失って今度こそ意識を手放した。ユリウスは崩れ落ちるティニー
を抱きとめると、瞳を閉じて満足そうに微笑んだ。
「楽しめそうだな…、お前は」
指に髪をからませて首筋から瞼、額、耳朶、頬と次々に口付けては強く抱きしめた。

目覚めたときユリウスの姿はすでにそこにはなく、ひやりとした闇が広がっていた。
下腹部に鈍い痛みを覚えて下を見ると、白い下肢が赤く穢れている。体中に残る痕はまるで刻印のように
刻みつけられていた。
―――夢ではなかった。
自分が何をされたのか、それが何をもたらす行為なのかは理解できる。しかしなぜそんなものが自分の身に
ふりかかったのか。あのおぞましい感覚に引きずり込まれそうになった自分が恐ろしくてたまらない。
それを与えられることなど、快楽に身を堕とすことなど、まして支配されることなど決して望んでいなかった。
何の咎か、理か。自分は一体何を失ったのか。
小さく震えながら両腕で体を抱きしめる。
「いや……嫌あぁ…」
ティニーは泣きじゃくったまま、顔をあげることができなかった。取り巻く闇に呑み込まれるような錯覚に
怯えながら、静まり返った部屋でひとり泣き続けた。

―――なくしたものは…、失われたものは何…?
421247:02/11/11 19:24 ID:5p6Y6gjw
『堕落』
悪夢から一夜明けて、泣きはらしたティニーはその部屋から動けずにいた。
扉をいくら叩いても、それは開かれることなく沈黙するばかり。窓ひとつない部屋の壁は強固な石造り
で、外とこの部屋をつなぐものはただその扉のみしか存在しえなかった。
どうすることもできずに座り込んでいると、重々しい音とともに扉が開かれた。
ぼんやりと、複数の人影が見える。それは三人の女官だった。一言も口をきかずに作業をするその姿は、
まるでつくりもののようだ。一人は寝室を整え、一人は食事の用意を、一人は浴室でティニーの体を
清めていく。最後に柔らかな薄布一枚を着せ掛け終わると、女官はうやうやしく一礼して出て行った。
「今宵も無事、おつとめなさいますよう」
ティニーを戦慄させる一言を残して。

二度と開かなければいい。
ティニーは願い続けた。その扉が開かれぬよう、自分を支配する悪魔が訪れぬようにと。
審判を待つような地獄の時間が過ぎ、そして非情にも扉は開かれた。
「…ティニー…」
確かめるように名を呼ばれ、ティニーは思わず後ずさった。頭を振り、足が震えて転びそうになりながら、
ティニーは部屋の奥へと追い立てられる。
422名無しさん@ピンキー:02/11/11 19:26 ID:XZmNXTTg
パーシバル様かパーシバル卿が一番無難では?
(未来の)騎士軍将と(未来の)魔道軍将じゃ直接の上司とか部下とかじゃないだろうから
そういうのと関係ない呼び方で。
この2人年齢不詳なのでさん付け、くん付けもちとムズカスィかも?コジンテキニハゲキモエナノデツガ(つД`)

ところでセシリアお初→パーセシお初になりましたね(w
チェリーなパー縛る氏をおもわず想像してしまいますたハァハァ(´Д`*)ハァハァ
423247:02/11/11 19:29 ID:5p6Y6gjw
「いや、来ないで!」
逃げ場はない、追い詰められたティニーの体から魔力が立ち昇った。バーハラ城内において魔力を解放
することは、あまつさえ皇子に対してそれをぶつけることは大変な大罪である。しかしティニーにとって、
今何よりも恐ろしいのは目の前の男に犯されることだった。
「近寄らないで! 私に、触れないで…っ」
切羽詰った声をあげるティニーをよそに、ユリウスは動じる様子もなく近づいてくる。
「何を今さら。最高の痛みは…昨日、与えてやったというのに」
「いやあああぁぁ!!」
絶叫とともに空間に具現化した雷の塊は、一直線にユリウスへ向かって弾き出される。ほとばしる光と
恐怖に、ティニーは思わず目をつぶった。
ほどなくして訪れた静寂のなか、恐る恐る瞳を開いたティニーが見たものは、自分に向かって伸ばされた
ユリウスの手だった。声をあげる間もなくベッドに仰向けに押しつけられ、同時に内股に滑り込んだ指が、
性急に蕾に突き立った。
「―――っ!」
喉の奥から悲鳴をあげ、痛みに体を暴れさせるティニーを押さえ込み、ユリウスはもう一方の手で優しく
うなじに触れた。
424247:02/11/11 19:29 ID:5p6Y6gjw
「あ…っ」
ティニーの体を走る、別の感覚。
背筋を駆け上がるぞくっ、とした感覚は、恐怖のためのものとは違う。指がうなじを這うたびに甘い声が
漏れそうになり、ティニーは必死に声を殺した。
「…どうした?」
「っ……ぁ…」
ユリウスは楽しそうに問いかけ、ティニーの顔を覗き込んだ。舌を首筋に滑らせながら、指で耳元を
くすぐる。
「…ん…っ、ぅ…」
ティニーは耐え切れず、顔をシーツに押し付けた。
「ん?」
「いっ…!」
突然、秘所を嬲っていた指を折り曲げられて、ティニーは小さな悲鳴をあげた。ユリウスはくく、と
可笑しそうに笑い、ティニーの顎をつかんで自らに顔を向けさせた。
「痛いなら、さっさと感じて…淫らな汁を出すんだな」
「いや…ぁ」
紫水晶の瞳がじわりと潤む。ユリウスは冷たい笑みを浮かべたまま、優しく秘裂を擦り上げた。
425247:02/11/11 19:30 ID:5p6Y6gjw
「そこではなく…こっちを濡らせと言っている」
「ふぁっ……ああぁっ!」
先ほどまでの乱暴さから一転した繊細な指の動きに、思わず嬌声をあげるティニー。指を蠢かせながら、
ユリウスは胸の突起を口に含んで吸い上げた。
「あっ…、あ…ふぅっ」
唇で柔く噛み、舌先で先端を突く。もう片方の胸は手で全体を揺すり上げ、指の腹で突起を転がしていく。
敏感な部分を三つ同時に責められて、ティニーは堪らず体をくねらせた。
「濡れて…きたな」
ちゅくっ、とわざと淫猥な水音をたてて指を滑らせ、ユリウスは意地悪にもそう囁いた。ティニーは首を
振りながら、涙声で訴える。
「っ…、ち、違います…っ」
「だったら…自分で確かめてみろ」
「あ…っ!」
ユリウスはティニーの腕をとり、強引にその場所へと導いた。自らのそこに触れたことなどないティニーは、
初めてのその感触に身を震わせた。
426247:02/11/11 19:30 ID:5p6Y6gjw
「…どうだ?」
ティニーの細い指を、上から押し付けて中へと入り込ませる。
「やっ、いやあぁ」
強制的な自慰を行わされて、羞恥のあまりティニーの瞳から涙が伝った。ユリウスはそれを見て、ますます
口元を淫蕩に歪ませた。
「自分の指は、よくなかったか?」
「ああぁっ」
ユリウスはティニーの入り口を自らの指で弄び始めた。しかしティニーの手は押さえつけたまま解放せず、
溢れ出る蜜をからめるようにさらに奥へと沈めさせた。
「は…んっ、あはあぁ」
ティニーは指を引き抜こうと力を込めるが、上に乗せられたユリウスの手はびくともしない。むしろ内襞に
刺激を与えたかたちになり、どくん、と奥が震えて蜜が滴った。
「そうでもなさそうだな…」
「んっ…んんぅ…っ」
内部をかき回すように、ティニーの指の付け根を折り曲げさせる。ティニーは快感に逆らおうと首を振り、
上体を起こして腰を引こうとした。
427247:02/11/11 19:30 ID:5p6Y6gjw
「指では足りなくなってきたのか」
「ちがっ…、そんな…っ」
ようやくティニーの手を蜜壺から引き抜き、見せ付けるように眼前へ近づける。
「こんなに溢れさせておいて、それはないな」
そう言い放ち、胸の先端から唇を離した。そして煽るようにティニーの瞳を見つめた後、蜜に濡れて光る
その指先を舐め上げた。
「やめ…て…」
まるで姫君の手に口付ける王子のような仕草で、ティニーの手の蜜を拭いとっていく。
―――やめて。
もう、もう何もいらない。こんな体はいらない、声も目も手も脚も…何もかも。
淫らな声を吐く声など、触れられて乱れる体など、こんなものを見る目など、すべて。
失われたものとともに、すべて消えてしまえばいい。消えないなら、消せないのならどうか…
どうかそれを感じずに済むように、いっそ―――
「では、お前にも…呑み込んでもらおうか」
「っ!」
突然、手をユリウスの昂ぶりに導かれた。そのまま握らされ、自ら迎え入れるように秘所へと引き寄せられる。
背筋に冷たい恐怖が走り、ティニーは体を強張らせた。
428247:02/11/11 19:30 ID:5p6Y6gjw
「いや…っ!」
先端が入り口に押し当てられる。逃げるようにティニーの腰が跳ね上がった瞬間、手を引き剥がされ、
ユリウスの昂ぶりが秘裂を一気に広げて入り込んだ。
「いっ……痛…っ…」
「まだ痛いのか…これだけ濡らしたのに」
しかしユリウスはかまわずに腰を進め、ティニーの膝を折り曲げて両脚を胸に押し付けた。腰を浮かされて、
ユリウスのものが深く沈み込んでくる。
「くぅっ…ぅあ…ん」
狭い内部は軋み、入り込む熱塊を押し戻すように蠢いたが、ユリウスは強引にそれを制した。
「その調子で、しっかりと締めろ」
「…あっ、あああぁっ!」
奥にぶつかる音が聞こえそうなほど、ユリウスは激しく腰を打ちつけた。
穿つように突き、肉茎で内襞を擦り上げる。それはティニーに痛みよりも強い快感をもたらしていく。その
感覚にさらわれることを恐れ、ティニーはユリウスの体を押し戻そうとした。
「いや…あ、はぁあっ」
しかしユリウスは肩に置かれた手をすり抜けてティニーに口付けを落とし、首筋を官能的になぞりあげた。
身をゆだねるようにティニーの力が抜け、収縮が激しくなる。
429247:02/11/11 19:31 ID:5p6Y6gjw
「あっ…ん、んっ、あん、あんんっ」
律動にあわせて短くあがるティニーの嬌声に、ユリウスのそれは昂ぶりを増していく。絶え絶えな息を
吐き出すたび、内部は心地いい締め付けを繰り返した。
「いいぞ、ティニー…お前は」
「は…あっ、や…ぁっ、ああ、ああぁ」
ティニーは堕ちていく自らを感じながらも、漏れ出る淫らな声と蜜を抑えることができなかった。
「余のものだ、ティニー」
「くっ…ふ…ぁああっ」
叩きつけられるような衝撃に、背が仰け反って体が跳ねる。ユリウスはティニーの膝裏に手を回して脚を抱え
上げ、体重をかけてさらに奥へと突いた。
「あぁう…っ、や、だめ…、もう…だ…め…っ」
意識が朦朧となり、限界が近づく。拠りどころを求めるように、シーツの端を握り締めた。
「あ…ぁ、あああぁぁっ!」
ティニーが達した瞬間、ユリウスは自らを引き抜いて外に射出した。
可愛らしい胸や腹部に白濁の液体が降りかかり、飛沫が顔や髪にも及んでいる。べっとりと付着したそれを
ぬぐうこともせず、ティニーはただ呆然とユリウスを見つめていた。
「ティニー…」
ユリウスは悪辣に微笑んで、自ら貶めた少女を引き寄せた。髪をつかんで仰向かせ、証を刻むように唇を奪う。
そして何事か囁かれ、ティニーの意識はそこでふつりと途絶えた。

―――誰のもの…、私は誰のもの…?
430247:02/11/11 19:31 ID:5p6Y6gjw
世界は平和に満ちている。

ヴァカな弟ユリウスは萌えな妹ユリアにあぼーんされたし、
羊なラナを妻に迎えて毎日ヤリマクリ(*´∀`)だし、とにかく平和だ。平和マンセー!

などと考えているセリスだったが、そんなもんが長く続いたためしはないのである。
そして悪夢は夕食のときにやってきた。

「はい、セリス様」
ごとっ。
「ポカーン( ゚д゚)」
羊が置いた皿にのっかっているのはコロッケ…ではなく、たわし。
そう、かの有名な『たわしコロッケ』(by真珠夫人)であった。

「ナンデスカ?コレ………(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
「どうしたの、セリス様。召し上がれ」
にっこりと笑みを浮かべる羊。
どうやら、ユリアと心を通わせていたのがバレたらしい。

「さあ、どうぞ…」
迫り来る暗黒の羊。淡々としているのが逆に、怖い。
「こんなもん食えるかあああっ(#゚Д゚)つゴルァァァァ!!」
あ、キレた。
哀れ羊は張り倒されて気を失い、セリスは脱兎の如く駆け出した。
431247:02/11/11 19:31 ID:5p6Y6gjw
ちっ、バレたなら仕方ない。
こうなったらユリアとそういう関係になってやる。ユリアはどこだ。
と、そこに飛んで火にいるユリア登場。

「イタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!!!!!」
「あ、セリス様…ってきゃああぁ! な、何をなさるんですか!」
「(;´Д`)ハァハァハァハァハァ」
「あ…あんっ、いや、やめてっ!」
「(;´Д`)ハァハァハァハァハァ」
「あぁ、あん、あん、あぁんっ!」
「(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ………ドピュッ」
「セリス様……早すぎです」
「ウワァァァァァ━━━━━。・゚・(ノД`)・゚・。━━━━━ン」

数週間後。
「セリス様、私………できちゃいました」
「エ━━━━━Σ(゚Д゚ ;)━━━━━!!!!!?????」

暗黒神フカーツの日は近い………。


懲りもせずまたこんなものを。どっかで見たようなネタでスマソ。
432和む:02/11/11 19:53 ID:13PidmVp
うう……みなさまご教授ありが惇。
そうか、パーセシお初だとパー閣下までお初になってしまうのか(w
いや、本人そんな気はなかったんでつが。それも面白そうですな(;´Д`)…ハァハァ
色々書きながら考えてみまつ。

私個人としても君付けは非常に萌えなのですが、状況として難しそう……
同い年なら通用するんだけどな。学園ものっぽくて。
やっぱり「様」で通すことにしますた。
ホントにみなさまありがd。
はやくウプできるように頑張りまつ。

あ、あと。
サイト半晒しちゃった状態なので、TSと聖戦の選択は数の少ないTSにしまつ。
シレジアVerは書いたら自宅にウプしますので、ご了承くだちい。

>247氏
>暗黒の羊
フェンリルか!?激ワラタ(w
氏のは本編のシリアスっぷりもさることながら、この落とし方がサイコーでつ。
ユリティニもセティニも楽しみにしてますよ〜。
433422:02/11/11 19:55 ID:XZmNXTTg
割り込んでしまった…247さんゴメンナサイy=ー( ゚д゚)・∵.イッテキマス
434名無しさん@ピンキー:02/11/11 20:16 ID:GZBvu8HZ
>>247
禿しくワロタ。腹痛え〜!
たわしコロッケって。
ユリティニとの落差がすごすぎる。神。
435名無しさん@ピンキー:02/11/11 21:52 ID:wciadPqn
>247氏
だめだ、漏れも腹痛えw
シリーズ化を望ム。是非。
436名無しさん@ピンキー:02/11/11 23:15 ID:0zfJDbsg
ロイ×セシリアキボンヌ
437名無しさん@ピンキー:02/11/12 01:42 ID:tHXNX+s1
誰かぁ〜…
ナロン×サンか鬼畜アーキス×リィナ書いてくれい…
エロがあんま無いカプに萌えた漏れがいけないんだけどさ…
頼んます…
438名無しさん@ピンキー:02/11/12 03:10 ID:IZ/xJK4h
色っぽいイグレーヌたんの相手を考えてみた。
褐色系の肌には白い色が良く似合う。それも、滑らかな白だ。


となると・・・ソフィーヤとの百合か?
439名無しさん@ピンキー:02/11/12 22:52 ID:mOnYqIC8
>>437
鬼畜アーキス×リィナ

ありそうでないんだよね〜 読みたいなあ。
440名無しさん@ピンキー:02/11/12 22:56 ID:jfGPxYv5
いんや鬼畜リシュエル×マーテルでしょ。ハァハァ(;´д`)
441名無しさん@ピンキー:02/11/13 05:04 ID:kmm1snSC
オルエンのアスベル筆おろし(;´Д`)ハァハァ
442名無しさん@ピンキー:02/11/13 10:24 ID:z5IAbmjA
>>438
ソフィーヤ×イグレーヌで。是非。
443名無しさん@ピンキー:02/11/13 17:11 ID:VcztUV+d
>278さんシーダはどうなったのかな…と。
444名無しさん@ピンキー:02/11/13 17:50 ID:MIPLgSoz
俺もずっと下半身裸で待ってるよ。>278さん
雪が降ってきたので寒いでつ。
445247:02/11/13 18:12 ID:RAouJhMz
おっ、萌えカプトークに華が咲いている。278様を待ちつつ…
封印・トラナナはスバラな職人さんが他にいらっしゃいますので自分はパスさせていただきます。
ソフィーヤ攻めの百合かなり(;´Д`)ハァハァですが…。

>>437
ナロン×サン、とは意外。
呼び方は「サンさん」か? サワヤカサンクミを思い出しますた…。

アーキス×リィナ、やるなら「黒の公子」ネタですが…それだとリィナたんリンカーンになる罠。
しかも助けに来るのは別の香具師、その頃アーキスは鉄仮面のまま某剣士に斬られ中。
ど こ が ア ー キ ス × リ ィ ナ だ

あ、でもアーキスが鬼畜ってことは
アーキス「あいつらに何をされたんだ? こんなふうにされて感じたのか、ええ?」
リィナ 「そっ、そんなことない……ああぁんっ! や、やめて…」
アーキス「俺たちは婚約してるんだろ、お前を好きにして何が悪い」(よくある台詞)
っていう次の展開もアリ…か?

>>440
リシュエル×マーテル、何つーかリシュエルはエンテマンセーで神官服好きの変態というイメージが。
それで鬼畜となると
リシュエル「エンテはそんなふうにいやらしく喘いだりしないよ」
マーテル 「な…、何よ…っあ…ん、あぁ…っ」
リシュエル「ペガサスになんかもう乗れない体にしてあげる…」(どんな体だよ)
んで神官服着せたままエチ。何だかなぁ。

むう。いまいちご要望に応えられそうにない自分…スマソ。
446247:02/11/13 18:13 ID:RAouJhMz
どうも、悲劇の公子シグルドです。
現在シレジアに逃亡中で、それなりに穏やかな日々を送っている我が軍。
しかし最近規律が乱れているような気がするのは気のせいだろうか。

昨日エーディンの部屋に行ったら丁度5人でとりこみ中で、
アゼルのモノを咥えながらミデェールのモノを手でしごき上げ、
同時にジャムカとデューに後ろと前から貫かれてご満悦だった。
あの場合、デューが本命ってことになるのだろうか。まあいい。

その前にアイラの部屋を通りかかったら、ホリンとレックスが
どっちが先に入れるかでもめていた。もめるポイントが違う気がするが。
アイラは途中でキレて体を緑色に光らせ、結局ふたりとも5連続でイカされて
しばらくは粉も出ないような状態にされたようだ。恐ろしい。

剣の訓練をしようと稽古場に行った時は、大事な剣のお手入れは重要だ、
とかなんとか言ってベオウルフがラケシスを調教中だった。
ラケシスは白濁液まみれになりながら夢見心地な様子でエルト兄様ぁ、
などと呟いていた。危険だ。
447247:02/11/13 18:13 ID:RAouJhMz
ラーナ様のためにレヴィンを迎えに行った時は、シルヴィアとフュリーが
レヴィンのモノを同時に舐めていた。その後男根の奪い合いは熾烈を極め、
それこそ血が出るまで絞り尽くされてへろへろになったレヴィンは、
あぶれたうちの部下3人に裏でボコられて文字通りボロ雑巾になっていた。
うらやましいんだか哀れなんだか。

今後のことを相談しにクロード神父のもとへ行った時は、礼拝堂の神像の前で
思いっきりティルテュとヤっていた。神様に会わせてあげますよ、などと
言いながら神父とは思えぬ性テクを見せつけ、ティルテュは本気で昇天
しかかって亡くなったおばあ様とやらが見えたらしい。すごすぎる。

そしてブリギッドだが、君が欲しい、とか言って口説いたらあっさり落ちて
私の肉奴隷になっている。今も後ろから貫いてやったらご主人様もっとぉ、
と言いつつ腰を振っている。まあディアドラはさらわれていなくなったし、
反王子派の陰謀にはめられてこんなことになった私が自暴自棄になるのは
仕方のないことだ。いや、ハメているのは私だったか。


……何だこの話。あと誰か抜けている気がしないでもない。
つっこまれる前に逝ってきます。
448名無しさん@ピンキー:02/11/13 18:25 ID:7nE7cv9D
>>446-447
子が子なら親も親ですな(爆
誰か抜けている? ああオイフェとシャナンか!
あのいたいけなBoysが放っておかれるはずもなし。
……違いますね。
449名無しさん@ピンキー:02/11/13 20:21 ID:QwKNGRcS
>>446-447
禿しくわらかして頂きますた!!
アナタはギャップが激し過ぎ!!(w
>>445
>アーキス×リィナ
うーむ、漏れワカーンスキーなのよねー…
やっぱ奴がヘタレなのが大いに問題あるやも知れぬ。

いっそリィナに攻をやらせたら


ぷち。


とか来るのだらうか。

>ナロン×サン
最前線に立たされる二人だからこその萌えがあるのでつ。
寧ろ燃えにも通ずるものが。スポ根化する可能性もあるが(w

いや別に「サンさん」でも良いのでわ。
絶対ナロン→サンだと思っております故。
450名無しさん@ピンキー:02/11/13 23:22 ID:mC+qc8dk
ナロン×サンはいいね。以外な組み合わせがハァハァ(;´д`)
って言うかナロンとサンって何歳?ナロンは17。サンは15、6に思えるんだが
451名無しさん@ピンキー:02/11/13 23:54 ID:U3Y4QKc/
>446,447
オモロイ!
もっと詳しく書いて(;´Д`)ハァハァ

ついでにセリス×ラクチェキボンとか言ってみる。
452名無しさん@ピンキー:02/11/14 07:26 ID:K9SLtVOa
>450
TSの意外な組み合わせなら
シロウプラム(レオンハート繋がり)、シロウレニー(セルバ兵繋がり)、
ジュリアスケイト(エムサガ時代に最初に発表されたつながりらしい)、
ゼノエリシャ(ティーエ&ゼノ姉弟前提でレダ繋がりか?)、
ナロンプラム(なりスレであった)
等がありますがそれらにはハァハァしますか?(w

ジークケイトとかジュリアスセオドラとかゼノカトリとかリシュエルバドとか好きだけど
このスレでは一人も見たことない(´・ω・`)
ので 父 シ ゲ ン × カ ル ラ きぼんぬとか言ってみるテスト。
453名無しさん@ピンキー:02/11/14 17:06 ID:eNuiw0P4
シロウ×レニーはいいかも。自分はナロン×リベカが(;´д`)
ヘタレ丸呪×メリエルやルカ×サーシャにも(;´д`)
ナロン×サンには期待してみるテスト
454名無しさん@ピンキー:02/11/15 08:22 ID:/TjMYjzd
性騎士ロジャー×メル誰かキボンヌ(;´Д`)ハァハァ
455名無しさん@ピンキー:02/11/16 00:10 ID:gZUogjTy
ミシェイル×マリアきぼんぬ
456名無しさん@ピンキー:02/11/16 11:09 ID:njuVJWuC
最近、カップリングに興味のない人間にはチョット寂しいっす
野郎はどうでもいいんで、お気にキャラの名無しさんによる陵辱モノが見たいっす。
457名無しさん@ピンキー:02/11/16 14:12 ID:hDRdcWBe
パーシィちゃん…。
458名無しさん@ピンキー:02/11/16 15:00 ID:j7bKIq8A
>>453
どのキチク職人かよくわかりません
459名無しさん@ピンキー:02/11/16 16:15 ID:P1aWHWQd
>>457
性転換ものですか?
460名無しさん@ピンキー:02/11/16 16:34 ID:JwWsSWik
>>456
最近ただでさえ神の降臨が少ないのに、神の足を遠ざけるようなことを言ってくれるな。
クレクレ言う前に自分で(・∀・)カケ!
461247:02/11/16 16:42 ID:yAz16KtC
マターリマターリ。

>>449
スポ根ノリってこんなかんじですか?
サン 「剣も槍も基本は腰よ! もっと、もっと激しく動いてぇ!」
ナロン「うおおっ、サンさん、こんなときくらい、訓練忘れ……あ」(ってなんだ)

>>454
ロジャー×メル、やつらは離せないしどっちか死ぬとどっかいっちゃうし使えな(略)
ここも偏愛似合いそうですな。
ロジャー「ああ…メル、私のメル、たとえコッダに汚されても、愛しているよ…」
メル  「あ…ん…、そんな…こと、私…されてませ…っ、あ、ああぁんっ」(人の話を聞け)

しかしマイナーカプ萌えは大変です、自分もほとんど見つけられず(´・ω・`)ショボーン

そして名無しリョージョクその他のご要望の中、申し訳ありません。またも聖戦カプでつ。
ティルテュと相手は読んでのお楽しみ。すぐバレますが。
エロ弱いし少なめですが、読んでいただけたら幸い。ではどぞ。
462247:02/11/16 16:43 ID:yAz16KtC
『淡雪の夢』
極寒のシレジアにおいて、その気候とは裏腹に、熱い恋愛の華が咲き乱れているシグルド軍。
様々なカップルが海辺で肩を寄せ合い、森で抱き合い、城でいちゃつき合っている。
そしてその中でも最も注目を集めているカップルといえば―――
「ダーリンっ♪」
可愛い声とともにティルテュに抱きつかれ、恨めしげな視線を一身に集めた彼は、うろたえながら
遠慮がちに彼女の肩へ手を置いた。
「ティ、ティルテュ公女…」
「もう〜。ハニー、って呼んでって言ったでしょ」
ぷうっ、と頬を膨らませるティルテュの前で、真っ赤になる岩のような顔面。
「そ、そんな畏れ多い」
「じゃ、ぎゅーってして」
「とととんでもないっ」
ぶんぶんと振られる頭の上には、緑色の髪がパイナップルのヘタさながらにちょこん、とのっている。
周りからの殺気をひしひしと感じ、彼は大柄な体躯を竦ませてティルテュの体を優しく離した。
もうおわかりだろう、彼の名はアーダン。シアルフィの騎士で、シグルド公子直属の部下である。
何を経てこうなったかは周囲の人間も知らぬふたりだけの秘密、とにかくふたりは幸せだった。
「何よ〜。じゃあ、湖のほうへ行こ? めずらしい動物見つけようって約束したじゃない」
「あ…。申し訳ありません、これから任務で盗賊討伐に向かうんです」
「そうなの……。んー…、じゃあ、はいっ」
ティルテュは一瞬しゅんとした様子を見せたが、すぐに顔をあげた。そしてアーダンの首に手を回し、
何やらごそごそとした後ちゅっ、と頬に口付けた。
「行ってらっしゃい、気をつけてねっ」
そういって手を大きく振り、城へ向かって駆けていった。
アーダンの首に、お揃いの首飾りがふたつ、光っていた。離れるときはどちらかに首飾りを預ける、
というのがふたりの決まりごとらしい。
463247:02/11/16 16:43 ID:yAz16KtC
夜になって帰ってきたアーダンを、ティルテュは誰よりも先に城門で出迎えた。
「お帰りなさい、ダーリンっ♪」
またも抱きつかれて刺すような視線を向けられたアーダンは、困ったようにその両手を逡巡させている。
「いいよ、報告は済ませておくから早く行けよ」
同僚の騎士、ノイッシュが呆れたように言った。するとアーダンは、驚くべきかなティルテュをひょいっと
抱えあげて――いわゆる『お姫様抱っこ』というやつで――風のようにその場から去っていった。
「ありがとう。心の友」
とかいうアーダンの声のみが、残された人々の耳に残っていた。

部屋に着くや、ふたりはひっしと抱き合って自然と口付けを交わした。確かめるように舌を
からませながら、鎧をはずしていく。
「ん…、無事でよかった、アーダン…」
「ティルテュ公女…」
「ティルテュって呼んでって言ってるでしょっ」
「ふぎゃっ」
ばちんっ、と音をたてて、ほとばしった雷がアーダンの唇を刺激した。
「ひ、ひどいですよ」
「じゃあ、ちゃんと呼んで…アーダン……んんっ」
お返しとばかりにアーダンはティルテュの感帯を責めた。右の首元のあたりを吸い上げ、そっと
胸に触れる。武骨な大きな手は、そのふくよかな乳房をすっぽりと覆った。
「あっ…ん…ん」
「ティル、テュ…」
公女、と続けそうになるのをあわてて飲み込む。この時だけは主導権を握れるとはいえ、身分や
階級の違いについての厳しさは身にしみついていて消せようもない。いくら彼女が『勘当された公女
なんて、町娘と変わらないわよ』と言ってくれたとしても。
464247:02/11/16 16:44 ID:yAz16KtC
「ぅん…アーダン、あっ…あぁ…」
手のひらの中で柔らかに形を歪ませる胸を揺すり上げ、唇は胸元から首筋、うなじを何度も往復する。
泣きそうな甘い声をあげながら、髪を撫でていたティルテュの手が背中へ回った。
「すご…、きもち、いい…」
夢見るような瞳でこんなことを言われて、奮い立たぬ男がいるだろうか。このわがままで無邪気な
可愛い公女様が、それを承知で言っているとは思えない、が。そう、初めてのときにもあまりにも
素直な、けれど男にとっては喜ばしい感想を呟かれた。ただその話をすると、彼女は怒って――
それこそ文字通りに雷を落とすのだけれど。
「ん…、好き…っ、あ…あん……っ」
そして腰に回されていたもう片方の手が、まるで合図のように指先でとん、と肌を突いて離れた。
ゆっくりと下におりたその手は、アーダンの剛直をふわりと包み込んだ。
「ティ、ティルテュ…っ」
何度、自分に雷を落とせば気が済むのか。その一瞬にして痺れるような感覚は、まさしくも雷。ただし
甘い、痺れではあるものの。
「熱…い、すご、く……ふ、ぁっ…」
「それは…、あなた、が…」
身をかがめた姿勢がつらくなって、アーダンはそのままティルテュを抱き上げた。
鎖骨の上に乗った金属製の肩当てをはずし、前をはだける。中央で幾重にも交差した下着の紐を解くと、
白く、恥ずかしそうに震える胸元が露わになった。そのままベッドに横たえて、つんと尖った小さな
薄紅色の突起を吸い上げた。
465247:02/11/16 16:44 ID:yAz16KtC
「ん…っ」
ふっと力の抜けた瞬間、腰を抱え上げて服を下着ごと足先から抜いた。口に含んだ先端を転がしながら、
何も覆うもののなくなった秘所にそっと触れる。
「あぁあ…んっ」
「……ぅ…っ」
反応したティルテュはきゅっ、とアーダンを握り締め、そのまま手をすべらせた。擦られる感触に、
それはどうしようもなく昂ぶって膨張を増す。しかしアーダンはすぐにでも突き入れたい衝動を抑え、
確かめるように指を蠢かせた。
「あぁ…ん……っふ、そ…こ…」
入り口はあまり粘り気のない蜜で濡れ、なぞりあげるたびにぴくん、と震えて奥からまた溢れ出した。
焦らしているわけではない。ただお互い、気持ちが限界まで高まるよう相手に快感を与えたいと思って
いるだけだ。荒く呼気を乱し、ともに相手を愛していく。そしてそれを破ったのは、耐え切れずに
お互いを求めるふたりの声だった。
「ティル、テュ……もう…っ」
「あたしも…、アーダン……はや、く…っ」
言うが早いかティルテュの手が離れ、アーダンは腕をついて一息に彼女の中へと侵入した。その体躯に
見合った巨大な熱塊が、ティルテュの中に収まっていく。
「んぁ…っ、あっ、ああぁ…!」
高い嬌声を室内に響かせ、ティルテュはそれを受け止めた。初めてでないとはいえ痛みがなくはない、
実際小柄な彼女の膣はそれほど大きくはないのだから。しかし愛しい男を受け入れる喜びはそれを忘れさせ、
より強く高い快楽を生んでいく。喜びにふるえる内襞がアーダンを包み、締め上げる。
466247:02/11/16 16:45 ID:yAz16KtC
「…感じる……、アーダンの…あぁ…、ああぁ…」
「痛く…、痛くは…?」
ティルテュは笑って首を振った。
「ううん…、へ…いき、だから…もっと…」
もっと愛して。平気よ、痛くなんてない。
好きよ、アーダン。その優しい声も、つぶらな瞳も、逞しく大きな体も、それに不釣合いなほど控えめな
性格も、ぜんぶ。ぜんぶ好きよ。
「あぁ、は…あん、ふぁあ……ん」
あたし知ってるわ、あなたのまっすぐで真摯なところ。あたし見つけたわ、大切なかけがえのないもの
見つけたのよ。だから離さないで、ずっとずっと側にいて―――
「んっ…、ティルテュ…!」
「もっと…、あ…ぁ、いい…もっ…と…ぉ!」
つかまえて離さないとばかりに締まり、収縮する内部のもたらす快感にこらえきれず、アーダンは腰を
激しく動かしはじめた。自らを受け入れて嬌声をあげる彼女に煽られて、その昂ぶりは果てることを
知らぬかのように、ティルテュを何度も貫いて奥の疼く部分を刺激する。
「はぁ…んっ、愛してる、あぁ…アーダン、アーダン…!」
「自分も…、俺、も…っ、ティルテュ…っ」
ふたりは何度もお互いを呼び合った。
体は求め合って激しく動き、ともに昇りつめていく。
「う…、うあ…ティルテュ、抜い…」
「だめ…っ、いいの、ちょうだい…中、に…!」
込み上げるものを外へ吐き出そうと、自らを引き抜こうとしたアーダンを制し、ティルテュはそれを
離さずに奥へと迎え入れた。そして先端が最奥に当たった瞬間、ぎりっ、と締め付けられる感覚とともに
アーダンは果てた。
「あ、あああぁぁっ……!」
勢いよく注ぎ込まれる精を感じ、ティルテュは歓喜の声をあげて瞳を閉じた。
大きな胸に顔をうずめ、逞しい腕に抱きしめられて、愛する人とともに達した悦びに酔った。
467247:02/11/16 16:45 ID:yAz16KtC
「ねえねえ、あたしたちの子供ってどんなだと思う? きっとすっごく可愛いわよね」
そしてティルテュはアーダンと語らうこの時間が、寝物語が大好きだった。眠そうな彼を揺り動かして、
とりとめもない話をいくらでも続けた。まるで子供のように。
「うーん……自分に似ないといいんですけど」
「そうね」
あっさりと言われて、アーダンはへこんだ、が。
「だってあなたに似てたら、あなたより好きになっちゃうかもしれないもの。あたしがいちばん
好きなのはね、ずっとずーっとアーダンなの。一生変わらないんだから」
「ティルテュ…」
恥ずかしげもなくさらりと言ったティルテュを、アーダンはまじまじと見つめた。
どうしてこうも、自分を天まで昇らせるような言葉をくれるのか。
一生護りたいと、そう思える人を見つけられた。それだけで自分は幸せなのに。
「アーダンは? あたしのこと、ずっといちばん好きでいるって言える?」
「言え、ますよ」
少しためらったのは、たんに口にするのが恥ずかしかったからで。
けれどティルテュは唇をとがらせてぷいっと横を向いた。
「嘘つき。いいわよ。騎士でしょう、シグルド様がいちばん大切って言いなさいよ」
その言葉に、アーダンは少し憤った。
「一体どうしたんですか。ひどいですよ」
「……ごめんなさい。だって騎士の夢は、主君のために死ぬことだって」
「夢というか、名誉ですね」
「ふうん。騎士様は大変ね」
つまらなそうに言うティルテュの髪をとりあげ、あやすようにその大きな手で頭を撫でる。
ティルテュはくすぐったそうに肩を竦ませ、ふたりは見つめあって微笑んだ。
「もう、やめましょう。あなたの、ティルテュの夢は何ですか」
「……あたしの夢?」
その日は結局眠らなかった。
朝までずっと、その幸福を噛み締めるように、ずっと側で語り合った。
468247:02/11/16 16:45 ID:yAz16KtC

「騎士の誇り。主君に変わらぬ忠誠を誓う前に、あたしと会っていたら…あたしに剣を捧げてくれた?」
時は流れ、幾多の悲しみや別れが訪れる中、彼らにもその時は来た。
ティルテュは父親を説得したいと食い下がったが、身重の体であることや既に生まれたふたりの子供
アーサーがいることを理由に、イード砂漠を越える前に再びシレジアへと戻ることとなった。
それは別れる前に問うたティルテュの言葉。
望んだ返答が、本当に望んだ言葉が何であったのか、それはティルテュ本人にすらわからない。
ただアーダンはもちろんですよ、と答えてシグルド公子とともにバーハラへ向かった。
ティルテュは泣かなかった。ただ自らの胸元に光る、ふたつの首飾りを握り締めて彼を見送った。
いつものように、『行ってらっしゃい、気をつけてね』と言って。

そうしていつか彼女は知る、一夜にして幸福は絶望へと転じることを。
バーハラで起こった、その悲劇を。
469247:02/11/16 16:46 ID:yAz16KtC
しかしその事実を告げられたとき、ティルテュは笑ってこう答えた。
「平気よ、きっと帰ってくるわ。でも足が遅いから、今頃はまだイード砂漠のあたりかもね」
その瞳に狂気の輝きはない。本当にそう信じているのか、信じたいと願う強い思いゆえか。
言いながら、ティルテュはアーサーをぎゅっと抱きしめた。瞳を瞑って言い聞かせるように呟く。
「……あたし泣かないから。だって帰ってくるわ、帰ってくるんだもの」
けれど胸の奥深くの悲しみを感じとったのか、アーサーは火がついたように泣き出した。
そして暴れた手がティルテュの胸元を打ち――首飾りがひとつ、ことん、と床に落ちた。

……あたしの夢?
あなたとね、穏やかに暮らすことよ。ううん、小さなね、小さな家でいいの。だってその方が、
幸せがぎゅうっ、てつまってる気がするでしょ? そして子供たちと一緒にね、野を駆けまわって
遊ぶのよ。窮屈な宮廷作法なんて教える必要ないんだもの。夢だったのよ、ずっと。

「アーダン…、アーダン……」
ねえ、早く帰ってきて。
アーサーだって、すぐに大きくなっちゃうわ。絶対にあなたの前で、あなたより先に、この子に
『ママ』って呼ばれてやるんだから。くやしがるあなたの顔、早く見たい。そしたらね、その頃は
もう生まれてるお腹の子供に向かってあなた言うのよ、お前は『パパ』って先に呼ぶんだぞ、って。
それで一緒に笑ってね、幸せだなあって思うのよ。
ねえ、だから早く帰ってきて。
ねえアーダン、
ねえ……

<了>

やはり自分、ラブラブはダメだ。っていうかエロ以外の部分が多すぎました。ああ反省。
リベンジを胸に逝ってきます。
470名無しさん@ピンキー:02/11/16 16:58 ID:zqhMeFfA
>>462
やったー! ついにアーダンがSSの主役に。天はパイナップルを見捨てなかった。
しかしゲーム上でこのカップリングに挑戦した人はいるのか?
471456:02/11/17 00:44 ID:no9Ncy+Y
>>460
俺だけ叩かれるんすか?(;´Д`)
472ミランダ萌え:02/11/17 02:29 ID:tij8VNa2
>247氏
いや十分良かったですよ。
あなたでエロ以外が多いって言ってたら、自分なんかどうなるんだろう。
エロとそれ以外が1:2の比率ですよ。
473名無しさん@ピンキー:02/11/17 13:07 ID:RYkF+b0/
>247氏
乙!ティルテュたんが天使に見えた・・・
なにげにその後の運命一番不幸だよなー、そう思うと余計つД`)
474名無しさん@ピンキー:02/11/18 00:53 ID:T9OuP+Zr
アーダン絡むエロ始めて見た(w
475名無しさん@ピンキー:02/11/18 01:56 ID:JAhNqvsO
アーダン物キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
アーダンの逞しい背中が見えるようだぜ!!
476名無しさん@ピンキー:02/11/18 19:55 ID:3U7BR6ol
SSのあるHPおしえてたもれ
おれのお気に入りは裏Qさんのクラリーネ@FE陵辱村
ttp://www.sagisou.sakura.ne.jp/~kou/daini/rilyoumura/feff/main.htm
477名無しさん@ピンキー :02/11/18 20:15 ID:ovVW6MD3
・霞薙さんの「まぼろしの第三食堂」
裏ページに18禁SS有り
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/7697/Kasumi/top.html

・コギト=エラムスさんの「DingDongDong」
逝けばわかるっす
http://www.tomato.sakura.ne.jp/~ddd/
478和む:02/11/19 03:00 ID:/EhxHpMe
ども、御無沙汰してます和むです。
現在ドツボとも言えるスランプ中。何とかかんとかパーセシ「初夜(?」仕上げました。
相変わらずエロ比率が低い上、前置きが長いでつ・゚・(つд`)・゚・

とっととエロに飛びたい方は序文は読み飛ばしてくだちい。
ホントに、みなさんくらい一気にエロに飛びたいでつ……。

では、どうぞご賞味あれ。
479愛のカタチ:02/11/19 03:04 ID:/EhxHpMe
屋敷の中は、未だ騒然としていた。
扉のすぐ向こう側で、年輩の執事が年若い使用人達を叱咤激励しながらてきぱきと惨事の跡を片づけさせている。
遠くでは、あまりの騒ぎに出動してきてしまった王都警備隊の面々が引き上げていく号令の喇叭が鳴り響いている。
それらを聞きながら、パーシバルは何故か放り込まれてしまった部屋の中を見回した。
恐らく客人用の部屋だろう。こざっぱりとした中にも、高価そうな調度が絶妙に配置されている。
風を通すだけの広さにしか開かなくなっている飾り窓の向こうには、アクレイアの街並みが伺えた。
夜も更けて静かなはずの街並みは、街路のあちこちを野次馬や警備隊の掲げる松明の明かりが行き交い、
宝石をちりばめたような輝きを放っている。
「……パーシバル様」
その輝きにしばし眼を奪われた彼の背後、重厚な木の扉が軽やかにノックされた。
誰だか誰何することもなく、パーシバルは扉を開いて相手を迎え入れる。
「このまま、朝まで放って置かれるのかと思ったよ……セシリア」
「ごめんなさい。お父様ったら、あなたにだけはしっかりと謝りたいっておっしゃってて。よっぽど、今日のことは堪えたみたい」
今日の夜会の主役であり、同じ士官学校時代からの友人は部屋にするりと滑り込むと、後ろ手に扉を閉めた。
僅かな隙間から覗ける、慌ただしく人の行き交う廊下――その様を、客人に見せたくはないのだろう。
いかにも良家の息女らしい配慮に、パーシバルの口元が綻ぶ。
「忙しそうだな。城の者達も……君も」
「しょうがありませんわ。あんなに激高なされたお父様は久しぶりですもの」
480愛のカタチ2:02/11/19 03:06 ID:/EhxHpMe
今日の夜会は、セシリアの誕生日を目前に控えた普段より盛大なものだった。
皆がセシリアの誕生日を祝い彼女の有望な前途を祝い、夜会は大いに盛り上がったのだが――人の出入りが多かったことが災いした。
セシリアの現在の同僚に、やはり同じ士官学校卒業の青年がいる。
パーシバルにとっても後輩にあたり、本人は至って朴訥な青年なのだが、その父親が器の小さい男として少しばかり知れていた。
勿論今日の夜会には青年も招待され、彼は祝いの品を持って自慢の恋人と共にやってきた。その後ろに、自分の両親も連れて。
父親は、アクレイアでも有数の貴族の城に嫉妬でもしたのだろう。
気持ちよく酔いしれたところで、たまたま側にいた男に当主の噂話をあることないこと吹聴したのだという。
そのたまたま側にいた男こそ、吹聴された本人――セシリアの父親だった。
つい先年まではパーシバルの上司でもあり、有能な騎士であった彼は、激高すると恐ろしいが普段は温厚な性格で知られている。
愚かな酔客は、その当主の怒りを呼んでしまったのだ。
怒り狂い剣を抜いた当主を周りの者が宥める間に、料理は飛び交いテーブルは叩き斬られ、招待客らが逃げまどう。
その混乱をセシリアと二人、手早く収めるべく尽力したのがパーシバルだった。
同じく夜会に来ていた騎士らをまとめ、当主の激高の及ばぬ所へ客らを避難させた後、息子自らが父親の身柄を確保。
ようやく混乱が収まり、招待客らが帰りだしたところで何故かパーシバル一人が執事に呼ばれ、この部屋に通されて――現在に至る訳だ。

「未だに公は現役で通るのではないだろうか。引退なされたのが勿体ない」
「あら、最近は若い者に後を譲って……が口癖でしたのよ。今日のことで、少し考えが変わるかもしれませんわね」
ころころと笑うセシリアは、未だにドレス姿のままだった。
彼女自身、あの混乱した場を収めてすぐに此処に来たのだろう。
肩のあたりで切りそろえられた翠の髪には、宝石をあしらった髪飾りが蝋燭の光を受けて輝いている。
それをどう褒めたものか、パーシバルが言葉を探す間に執事が香茶を運んできた。
481愛のカタチ3:02/11/19 03:07 ID:/EhxHpMe
「ご歓談の所、失礼いたします、お嬢様」
「ご苦労様。お父様は?」
「リグレ公に泣きついておられます。
ですので、今日中にパーシバル様にご挨拶をなさるのは無理だということで、お泊まりいただくよう仰せつかって参りました」
「そんな、突然お泊まりいただくなんて失礼なことを……」
「いえ、既にご実家の方にも連絡をさせていただきましたので……」
淡々と茶器を並べた執事はセシリアの言葉にも恭しく頷くだけで異議に応じる様子はない。
やがて、上品なカップに香茶が入れられると、彼は深々と頭を下げて再び部屋を出ていく。
――と、その背中越しに。
「あと……お嬢様にも、言伝を預かっております」
「え?」
扉が、軋んだ音を立てて閉じられた。
その向こうで、何か金属のこすれる音がする。
「お嬢様のお部屋の辺りは未だに屋敷の者が行き交います故、お嬢様もそこで一晩お過ごしになるようにと。
何があっても、不問にするので気にするなとのことでございました」
カシャン。
非情とも言える音を立てたのが、外側からかけられた錠だと知れたときには既に遅く。
駆け寄ったセシリアが扉を開こうと力を込めても、扉はびくとも動かなくなっていた。
執事の気配も、最早その向こう側にはない。
「……そ、そういうことだったのね、お父様……!」
「……セシリア?」
扉に押し当てた手が、ふるふると震えている。
一体何事かと眉を寄せるパーシバルに、セシリアは思い切り振り返った。
「最近お父様は、結婚相手を見つけろとうるさかったんです。私は、結婚する気は今はないと申し上げたのに……」
つまり、現在この状況から察するにセシリアの父親が選んだ「結婚相手候補」とは自分のことなのだろう。
ようやく事態を察したパーシバルを余所に、怒りの余り興奮しきったセシリアは一人で香茶片手にぼやいている。
「確かにっ、パーシバル様はお父様のお気に入りだけれど、パーシバル様のお気持ちも考えずにこんなことをなさるなんてっ。
ご実家にも迷惑がかかるのではないかしらっ」
「……いや、恐らく我が両親も同意の上だろう」
「え?」
482愛のカタチ4:02/11/19 03:08 ID:/EhxHpMe
怒りで我を忘れても尚、優雅に端座したセシリアの正面に座し、パーシバルも香茶を含む。
香茶の表面から顔を上げ、きょとんと自分を見つめるセシリアにパーシバルは苦笑を浮かべて見せた。
「いくら急なこととはいえ、他家へ泊まる際に使いが来ないのはおかしいだろう?
我々は、最初から両家にはめられていたのではないだろうか」
「そんな……!あの、ほ、本当に申し訳ありません!
私はいいとしても、パーシバル様の都合も事情も色々とあるでしょうし……わ、私窓を破ってでもここを出ていきますわっ!」
「……君は、嫌か?」
「えっ?」
予想外の言葉に、するっ、と白磁のカップが白い手をすり抜けた。
危うく、セシリアが取り落としそうになったカップを彼女の手ごと支える。
その手は、少しだけ震えていた。支えるパーシバルの手も緊張に冷え切っている。
「私は構わない。公の思惑に乗ってしまうのは不本意だが……な」
「……あ、あの、パーシバル様……私……」
拒絶したいのか、それとも受け入れてくれるのか。
セシリアの驚きに強張った表情からは、どちらかうかがい知ることはできなかった。
だが、こちらが踏み出してしまったものはもう戻りようがない。
セシリアの手を己が手で包み込んだまま、パーシバルは言葉を続ける。
「私も結婚というものを真剣に考えたことはない。殿下に忠誠を誓い、国に重きを置く私に個人としての幸せはないと思っていた」
パーシバルの表情は、常よりも硬くはあったが――何かを伝えようとする真摯さが含まれていた。
自分を労るような、優しい眼差しに自然とセシリアの肩からも力が抜けていく。
「……私もです。今のエトルリアがどうなるか……それを見届けるまでは私自身の幸せは追うべきではないと思っていました」
自嘲的な笑みが、セシリアの美貌に浮かんだ。
「そんな女を妻にしようなんていう殿方もいないでしょうし……
今日、あれだけの騒ぎを起こした家の娘となれば、もうアクレイアの中には求婚してくる男性なんかいませんわね」
「ならば、私にとっては好都合だ。あ……いや、君が私のような男を許してくれるのならば、だが……」
483愛のカタチ5:02/11/19 03:10 ID:/EhxHpMe
包み込んだ手の中で、香茶は少しずつ温もりを失っていく。
だが、その器を包み込む二対の手は熱を失わない。
言葉の続きを待つセシリアと、紡ぐべき言葉を探すパーシバル。
水面を見つめ、互いの温もりを通わせながら、どれほどの時が過ぎただろうか。
やがて意を決したように、パーシバルが顔を上げる。
「いずれ、私たちが全ての責務を終え、君に正式に婚姻を申し入れるその時まで……待っていてくれるだろうか」
セシリアの手が大きく跳ねた。
弾みで滑り落ちたカップから香茶が盛大に零れ、パーシバルの手を濡らす。
「ご……ごめんなさいっ」
弾かれたように手を解き、柔らかな布を片手にパーシバルに駆け寄ってから、セシリアは彼の顔を見上げた。
常からあまり表情を動かさない端正なパーシバルの貌。
僅かに緊張を滲ませた眼差しを受けつつ、セシリアは濡れた彼の手に布を押し当てる。
冷めた香茶が染みて湿っていく布と同じように、セシリアの瞳も微かに濡れていた。
「本当に……私で、よろしいのですか?パーシバル様」
「君でなくては、な」
つと、パーシバルの手が細い腰に回された。
椅子に座したまま、その手にぐっと力を込める。
「あっ……」
抵抗は、なかった。
華奢な身体を腕の中にすっぽりと包み込むように抱きしめ、細い肩に顔を埋める。
鼻孔をくすぐる体香にぐらり、理性が傾ぐ音が聞こえたような気が――した。
「セシリア……」
何か声をかけたくても、言葉にならない。
ようやっと、名前だけを囁いて白い首筋に口づける。
未知の感覚にふるりと身体を震わせ、セシリアは恥ずかしそうに身じろぐが、
伸ばした腕はパーシバルを突き放すに至らず逆に彼の腕にしがみついてしまう。
「んっ……パーシバル様……だ、ダメ……」
か細い制止の声も途切れ途切れに震えていた。
そこに含まれた甘さは、逆にパーシバルを掻き立てるだけで制止の意味を為していない。
大きな手が翠の髪をかき上げると、その下に見え隠れする耳朶に軽く歯を立てる。
484愛のカタチ6:02/11/19 03:11 ID:/EhxHpMe
「あ……っ……は……」
相変わらず、外では城の者達が慌ただしく走り回っていた。
遠く飛び交う声に、まさかこちらの声まで届いてしまうのではと不安に駆られ、セシリアはパーシバルにぎゅっとしがみつく。
「駄目です……正式な誓いを交わす前に……こんなこと……」
「誓いを交わすその時まで、私に我慢しろと?それは……少し無理な相談だな」
「はぁ……んっ、んんっ……」
つい、と指先がセシリアの背筋をなぞり上げる。
自分の膝の上で身を捩るセシリアの切なげに仰け反る白い顎に、しなやかな首に、
更に口づけの雨を降らせ――その身を飾るドレスに彼は手をかけた。
「あっ……パーシバルさ……」
恥じらう唇を、自分の唇で塞ぐ。
宥めるような浅い口づけを繰り返しながら、上質のレースで飾られたドレスの肩紐をゆっくりと外す。
肩から滑り落ちていくそれを最早止めることもなく、セシリアは次第に深くなっていく接吻にうっとりと目を閉じ身を任せていた。
「ん……はぁ……」
「っ……ふ……」
うっすらと開いた唇に舌先を滑り込ませる。
歯列をなぞり、口腔内を犯すそれにおずおずとセシリアも自分の舌を絡ませてきた。
半ば無意識で応えてしまったのだろう。
たっぷりと重なった唇が唾液の糸を引いて離れると、彼女は恥ずかしそうに頬を朱に染めて視線を落とした。
伏せ眼がちの瞳がたまらなく艶で、パーシバルはその瞼にも口づけを落とす。
瞼から鼻先、顎、そして再び唇へ。
口づけの雨を降らせながら、下着に覆われた胸元をそっと指先でなぞる。
「は……あ、あぁ……」
絹の滑らかな生地越しに先端を擦ると、ふるりとセシリアの肩が震えた。
口づけに濡れた唇から官能のため息が零れ、熱い吐息混じりにパーシバルの髪を揺らす。
「こういうのは……初めてか、セシリア」
「あっ……は、はい……」
貞淑な貴族の令嬢には、意地悪な質問だったかも知れない。
まだ二十歳を過ぎたばかりの彼女には、閨房術の類も話されてはいないだろう。
真っ白な肌を仄かに紅潮させ、生真面目に答えるセシリアにくつくつと笑って、パーシバルは下着の下へ手を潜り込ませた。
485愛のカタチ7:02/11/19 03:12 ID:/EhxHpMe
「っ……ん……はぁ、んっ」
掌に乳房を収め、やわやわと揉みしだく。
形良い乳房は彼の掌の中で思うまま形を変え、心地よい弾力を彼の手に返してきた。
吸い付くような肌の心地よさに溺れて彼女を怖がらせないよう、撫でるような手つきから徐々に力を込めていく。
「あ、ん……んぁ……あぁっ……」
やがて、包み込んだ掌につんと尖った感触が返ってきた。
其処を直接指で擦り立てると、一際高い嬌声がセシリアの唇からこぼれ落ちる。
乱れる吐息に喘ぎ、仰け反る白い喉元へ唇を滑らせて淡い水色の下着を押し上げると、豊かな乳房がまろび出た。
「あっ……だ、ダメ……恥ずかし……ふぁ……ぁんッ」
窮屈な下着から解放されてなお形を崩さない乳房の上で、桜色に色づいた乳首がつんと上を向いている。
羞恥の余り隠そうとするセシリアの腕を優しく絡め取ると、パーシバルは其処へ唇を寄せた。
「ひぁ……あ、ん……ぁんっ、や……ぁ……」
明らかに指とは違う舌先の柔らかな感触に突起を転がされ、突き放すはずの腕が逆に彼の頭を抱え込んでしまう。
「はぁ、んっ……パーシバル様ぁ……ダメ……ぁんっ、身体が……熱……っあぁっ!」
歯先が、軽く先端を甘噛みした。
痛みとも快楽ともつかぬ感覚が電流のように走り、余韻に華奢な背がふるふると震える。
目の端に滲んだ涙を唇で拭ってやると、セシリアは恨めしげに唇を尖らせ、パーシバルを見上げてきた。
「あんまり……意地悪、しないでください……」
「すまない。意地悪という訳では、ないのだがな」
常に才女として同僚はおろか、年上の騎士達にまで尊敬される彼女が、こんな表情をするなど誰も知らないだろう。
目の端を緩め、宥めるようにセシリアに口づけると彼はしどけなくドレスをまとわりつかせた彼女を、ひょいと抱え上げた。
「あっ……な、何を……」
「椅子の上で、全て遂げるのは失礼というものだろう?」
「え、あ、それは……きゃっ」
急にひっくり返った視界に驚く間もなく、背中に柔らかなシーツの感触を得てセシリアは自分がベッドの上に横たえられたことに気付く。
抱え上げられたときに落ちてしまったのか、髪飾りも、腕に絡まっていた下着もなくなっていた。
ただ、中途半端に脱がされたドレスだけが腰の辺りにわだかまっている。
486愛のカタチ8:02/11/19 03:13 ID:/EhxHpMe
「は、恥ずかしいです……パーシバル様……こんな……はしたない格好で……」
「恥ずかしがることはないだろう。綺麗だ……セシリア」
「そんなこと……ありませんわ。お上手なんだから……」
上着を脱ぎ、上半身を晒したパーシバルの身体には、今までの戦でついた傷痕がいくつか見えた。
それを眺めながら、セシリアはぼんやりと想いを巡らせる。
自分には初めてかと聞いたが、もしかしたらパーシバルにはかつて想った人でもいるのだろうか?
急に不安になって、彼女は抱擁を求めるように腕を伸ばした。
「あの……パーシバル様は、どなたかを……こんな風に愛でたことがあるのですか?」
「私か?」
セシリアの白い肌に、影が落ちる。
しなやかな腕の間に己が身を滑り込ませ、パーシバルはそっとセシリアの髪を掻き上げた。
露わになった額に口づけると、翠色の瞳をごく近くに覗き込む。
「貴族の子弟は、二十歳を過ぎるとそういう教育が為される。
女性は純潔を守るために講義だけと聞くが……男は、そうもいかぬ。その為だけに、何度か抱いたことは……ある」
愛のない行いだった、と小さく付け加えて緩く首を振る。
そのパーシバルの首に腕を回しじっと聞き入っていた風のセシリアは、つと手を動かして目の前で揺れる金髪に指を潜らせた。
「では、他の方からの縁談などが来てしまったら……ばれないように、気を付けなければいけませんわね」
「必要ないだろう。この先……そんな心配は必要、ない」
「えっ……?あ、んっ……ん……ふ……ぅ」
目の前で浮かんだ、彼にしては珍しく悪戯めいた笑みに驚く間もなく、セシリアの唇をパーシバルの唇が塞いだ。
たっぷりと唇を重ねてから、耳元で低く低く囁く。
「君が私のものでいてくれるなら……そんな心配は要らない」
「私が……あなたの、もの……」
公正無私と言われるパーシバルの口から囁かれた、ひどく独占的な言葉にセシリアの瞳がとろん、と濁った。
普段のパーシバルからは考えられない言葉と耳元をくすぐる声色が彼女から正常な理解力を奪っていく。
「私が……パーシバル様の……あ……っん……」
耳元へ吹きかけられた吐息にびくりと肩を震わせ、切なげに身を捩るセシリア。
その上へ覆い被さり、パーシバルは再び雪白の肌に唇を沿わせ始めた。
487愛のカタチ9:02/11/19 03:16 ID:/EhxHpMe
「っ、ふぁ……は、ぁん……」
華奢な肩からなだらかな曲線を描く胸元へ、唇が下へ降りていくごとに、セシリアの声も甘さを帯びてくる。
濡れた舌先が乳首を捉えると、待ちかねていたような嬌声が零れた。
彼女の貞淑な貴族令嬢としての仮面をそっと剥がしていく――そんな罪悪感混じりの錯覚を覚える。
反面、何処まで彼女が自分の手で乱れてくれるのか、そんな期待が浮かんで消えた。
「ひぁ……あ、あっ……あ……やぁ……パーシバル様……っ」
先端を舌先で転がしながら、パーシバルは手を更に下へと伸ばす。
拒絶めいた言葉を口にしながら、セシリアの腕は彼の頭を抱え込んだままで、突き放そうとする気配はなかった。
涙のにじんだ瞳には、この先の快楽を期待する色が浮かんでいる。互いの“らしくない”言動が、二人を快楽へと溺れさせていた。
「あは……くすぐった……ぁ、んっ」
下を目指した手は指先でくすぐるように脇腹をなぞり、臍の周りをつい、となぞって更に下へと降りていく。
「脱がすぞ……セシリア」
「え……?あ、っ」
高価な生地で作られたドレスは、くしゃくしゃになってセシリアの腰の辺りにわだかまっていた。
未だに下半身を包むスカートごと、ゆっくりと足下から脱がせていく。
徐々に露わになっていく白い脚、その間にある花弁は未だ純白の下着に包まれながらも、微かに湿った気配を見せていた。
其処には敢えて触れずに、パーシバルは大腿を掌全体で撫でさする。
「はぁ……あぁ……ん」
白いシーツに深く皺を作り、やるせなさにセシリアの腰が揺れた。
もっと上を触ってくれとねだるように身体をパーシバルへすり寄せる。
パーシバルが顔を上げると、一杯に潤んだ瞳がじっと彼の目を覗き込んできた。
喘ぎ、求める濡れた唇へ彼も唇を寄せる。
「そう、誘ってくれるな……」
「誘ってるわけでは……っふぁ……あぁぁっ……!」
ごく短い接吻と同時に、指先が花弁に触れた。
下着越しに濡れた感触を確かめ、ゆっくりとその上を擦る。
488愛のカタチ10:02/11/19 03:17 ID:/EhxHpMe
「あっ、あぁっ……そ、こは……あ、んっ、あふ……ぅ」
じわじわと生地を浸食する愛液の染み。
花弁の上を往復する指に力を込めて、生地の下が十分に潤っていることを確かめると
パーシバルの指は躊躇いなくその下へ潜り込んできた。
「はぁぁんッ、やァ……パーシバル、様っ……そこ……は、ダメ……おかしくなっちゃ……ッッ!」
ごつごつした男の指が緩く浅く、未だ誰も触れたことのない秘所を掻き回す。
くちゅ、ちゅぷ、と濡れた音を立ててセシリアの秘所は少しずつ彼の指に慣らされていった。
「あ、あ、あっ、あんっ、あっ……は……」
「感じやすいな、君は。もうこんなに濡れている……」
「言わないで……言わない……でぇ……あぁん……」
一度愛撫の手を休め、目の高さまで持ち上げた指は蝋燭の光に妖しく濡れて光っていた。
わざとセシリアに見せつけるように指を動かしてから、愛液に濡れた下着をするりと脚から引き抜く。
さすがに羞恥に駆られ、とっさに閉じようとする脚の間に己を割り込ませて再びパーシバルは指を秘所に滑らせた。
「あ……っく……ぅ……」
つぷっ……。
長い指が、ゆっくりとセシリアの胎内に沈む。
初めて受け入れる異物に一瞬彼女の顔が苦痛に歪むが、
そっと引き抜き、再び沈めるとその出し入れを促すように腰が浮いていた。
「はぅ……ん……んく……ぅあ……あっ、あぁっ……!」
中指を胎内に行き来させながら、顔を覗かせた肉芽を親指の腹で撫で、擦る。
その動作一つ一つにセシリアは普段の彼女からは想像もつかないほど淫らに喘ぎ、
譫言のように睦言を繰り返してパーシバルを高ぶらせた。
止めどなく溢れる雫が、手首までパーシバルの手を濡らしている。
そんな自分の身体の変化が恐怖に転じ始めたのか、セシリアは翠の髪を揺らしていやいやをするように首を振った。
「パーシバル様ぁ……わたし……ひぁ……んッ、わた……し、
脚の間が……熱くて……っ……あ、あっ、ダメ……なんです……ダメぇ……」
白い手が一層色をなくすほど力を込めてシーツを握っている。
熱く潤った秘所から指を引き抜くと、パーシバルはその手を優しく取って自分の首に回させた。
489愛のカタチ11:02/11/19 03:18 ID:/EhxHpMe
「セシリア……」
「あっ……ん……」
唇を優しく覆うだけの宥めるような口づけが、セシリアの肩から力を抜いていく。
乱れた髪を指で梳き、柔らかな感触を楽しんだ後でそっと唇を離す。
「……本当に、いいのだな?セシリア……」
「はい……あなたが、そうお望みなら……」
脚を抱え上げられる、その感触だけでセシリアは背を震わせた。
破瓜の痛みを想像し、嫌でも強張る身体から力を抜こうとパーシバルは耳元から首筋に口づけの雨を降らせる。
「ん……っ……来て……パーシバル……ぁ……っく……あ、あぁぁっ……!」
指に慣らされたとはいえ、セシリアの胎内は狭かった。
悲鳴に近い彼女の声を間近に聞きながら、少しずつ分け入るようにパーシバルはセシリアの中へ己を沈めていく。
「あ……くぅ……うぅっ……ぅんっ……」
引き裂かれ、胎内の何処かで何かが破れる激痛。
一瞬、声にならない悲鳴が口をついて出かけたが、全てパーシバルの唇に呑み込まれる。
やがて最奥まで彼を受け入れて、セシリアは詰まっていた息を深く吐き出した。
「は……っあ……パーシバル様……」
「すまない……痛かったか」
「いいえ……あなたが私の中にいる……そう思えば、痛みなんて……っ」
緩く上下する胸、その間へ珠を結んだ汗がこぼれ落ちていく。
相当な無理はしているだろうが、うっとりと霞がかったセシリアの眼差しは堪えがたい劣情をパーシバルにもたらすばかり。
彼女を思うまま汚したい。
そう――今この瞬間だけは、身も心も自分のものに……。
「動く……ぞ、セシリア……っ」
「はぁ――……んっ、ひぁ……あぁっ……!」
ず……っ。
獣めいた欲求に突き動かされるまま、一度は深く沈めた己を引き抜く。
その勢いのまま再び最奥まで突き入れると、粘膜の擦れ合う淫猥な音がはっきりと聞こえてきた。
そのまま、ゆっくりとスピードを速めながらパーシバルは出し入れを始める。
「あは……ぁ……あ、あっ、あん……あぁ……んっ!」
胎内を満たすモノを受け入れ、痛みを快楽が上回りだしたのか、セシリアの声もトーンを上げていく。
490愛のカタチ12:02/11/19 03:31 ID:EZWavKzY
「あ、あ、あんっ、パーシバル様、熱……っ、熱いです、身体が……っは……ぁ、熱……っ」
「っく……セシリア……君の中も……熱い……」
「はぁ……ぁ、恥ずかしい……です……ぅ」
濡れた音はいよいよ高く、ぐちゅ、じゅぷ、と出し入れの度に破瓜の血が混じった愛液がシーツを汚す。
頭の中が互いのことで一杯になって此処が何処なのかも分からなくなりそうな中、二人は夢中で腰を揺さぶり快楽を貪っていた。
「あっ、あっ、あ……っ、あぁんっ、ダメ……ぇ、だ……め、何か……何か来て……」
「セシリア……っ、そろそろ、抜かないと……」
やるべき事がある今、さすがに妊娠はまずい。
パーシバルの最後の理性がそう判断するが、セシリアは翠の髪を振り乱して首を横に振った。
「いや……いやです……っ、パーシバル様と……っ、まだ……わたし、っ……からだが……」
もう言葉も正確に組み立てることができないのだろう。
尚も首を振り、セシリアは脚をパーシバルの腰に絡め、彼の首に縋り付く。
「私を……あは……ぁっ、全部っ、あなたの……ものに……」
そこまで求められて、断ることは最早パーシバルにも不可能だった。
一気に彼女を絶頂へ導くべく、腰を抱え上げ最も感じる角度でセシリアの中を蹂躙する。
「あ、あ、あ……ひぅ……んッ、熱……っ、熱いの……っ、何か、来ちゃ……あぁっ!」
「……っ、セシリア……っ!」
「パーシバル様……パーシバルさまぁっ!わたし……わた……し……っ、あ、ああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
胎内に一際深く突き込んだモノが、どくんと跳ねた。
パーシバルの腰に絡まった脚にぐっと力が籠もり、
二度三度と跳ねては熱いものをぶちまけるモノの余韻に、今度はぐったりと弛緩する。
「はぁ……あぁ……胎内に……たくさん……」
互いに繋がったまま、気怠さを残す余韻の中そっと唇を重ねる。
繋がりが解けた後も、パーシバルに身体を預けてセシリアは途方もない疲労感に目を閉じた。
すぐに安らかな寝息を立て始めた彼女の耳元に、パーシバルが小さく囁きかける。
「これで、君は……私のものだ……」
491愛のカタチ13:02/11/19 03:32 ID:EZWavKzY
夜のエデッサで、夜ごとに身体を重ね合う男女の影。
白い肢体を夜闇にぼんやりと浮かび上がらせ、女が男に抱擁を求める。
それに応えて、腕の中一杯に女を抱きしめてやり――男は端正な貌に笑みを浮かべて囁きかけた。
「君の父上は、きっと今も嘆いているのだろうな。あの日の計画に失敗したと……」
女は男の鼻先に口づけて、華やかに笑ってこう答える。
「あら、私たちをこんなにしたのはお父様達ですもの。少しは……逆に私たちが驚かせてさしあげないと……ね?」
誰にも知られるはずのない、密やかで淫らな逢瀬。
身体を重ね、互いに繋がった後に必ず二人は言葉を交わす。
「お前は、私のものだ……セシリア。これまでも……これからも」
「ええ。私は、あなたのものよ……パーシバル将軍」
その言葉だけは、二人の他には誰にも聞こえない。
夜ごと、外を通りかかる傭兵の青年にも、その睦言だけは……決して。
492和む:02/11/19 03:44 ID:EZWavKzY
はい、お粗末様でした。
一応、ラストが最初のパーセシの伏線になるようにはしてますが……どうでもいいですね。
本当はセシリアから誘うつもりだったんですけど、
よく考えたら今までのSS、全部女性側から誘ってるんで。
たまにはパーシバル閣下にも頑張っていただこうかな、と。

この後、こう、色々セシリアたんが閣下に開発されるわけですが。
きっとオスティア駐留時代も閣下恋しさに一人で慰めちゃったりするわけですよ。
で、以下>247氏風にすると。

〜セシリアの私室前〜
「セシリアさん、今日の講義で分からなかったところが――はっ!」
「あ……あっ、あん、あんっ、将軍っ、パーシバル将軍……っ」
「せ、セシリアさんが一人でシテル━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」
「早く……エトルリアに帰って、将軍に、私の……いやらしいところを……はぁぁんっ」
「せ、セシリアさん……(;´Д`)…ハァハァ」
〜側の柱の影〜
「ロイったらどこに……あっ……や、やだ……」
「ううっ、すごい……セシリアさんがあんな……(;´Д`)」
「ロイの……おっきぃ……あん、なんか……変な気持ちに……んぅ……」
〜更に向こうの柱の影〜
「リリーナ姫が……あんなところでロイ様をオカズに……(;´Д`)…ハァハァ」
〜もういっこ向こうの柱〜
「オージェ?あんなところで……い、いやらしい……っ!あぁ、でも……」
〜更に向こうの(略〜
「う、ウェンディー!?兄に隠れて何を……(;´Д`)…ハァハァ」

……スイマセンスイマセン。
493和む:02/11/19 03:47 ID:EZWavKzY
>247氏
アーダン絡み、感動しました!
よもやティルテュと絡ませてくるとは……恐るべし。

氏のSSでエロ以外の比率が高いとなると、私はどうなることやら(w
毎回勉強させていただいてまつ。感謝感謝。

さて、私生活が忙しい故、脱スランプを兼ねて暫く旅に出まつ。
息抜きにひょっこり戻ってくる可能性大ですが(w
とりあえずはヴェガ×ジュリア、お届けできるよう祈りつつ、
アーマー兄妹に挟まれて逝ってきます。
それでは。
494名無しさん@ピンキー:02/11/19 17:56 ID:XnNOBYMa
いやはや、素晴らしいものをありがとうです。
グッジョブ!!!
495名無しさん@ピンキー:02/11/19 21:58 ID:OCEEzmcJ
パーセシキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
最近、封印萌の自分にはたまらんっす。
492にもワロタ(w
496名無しさん@ピンキー:02/11/20 20:58 ID:j6ld8hY0
ランス×クラリーネって、今まで出てますか?
ずっと書いてみたいと思っていたのですが、発表する場がなくて‥‥
497名無しさん@ピンキー:02/11/20 21:46 ID:TI/Xx4RV
がいしゅつだろうが関係ナイ!
もう書かれてますか?キボンヌ!
498496:02/11/21 09:40 ID:qJmnRfsl
ありがとうございます。
えらいこと書くのが遅いので、忘れた頃にうpされることと思います。
よろしくしてやって下さい。
499プロローグ@278:02/11/22 22:16 ID:IONdGltf
扉の取っ手が盛大に壊れ、一同は音のほうへ目をやった。
「…オグマ!」
全身に傷を負った男が目をぎらぎらと尖らせながらころがりこんできた。
オグマは部屋をすばやく見渡し、シーダの無事を目の端で確認するとわずかに
安堵の息を漏らした。だが、ざっと見積もっても敵は30人はくだらない。
最悪の事態だけは避けなければ。
不安げに自分を見つめる姫に笑顔ひとつ作る余裕もなかった。
「なぁんだぁ、てめぇ!騎士きどりかぁ!?」
水をさされた賊どもがいきりたっている。
「王女をこちらに渡せ。命だけは助けてやる」
オグマの張りつめた声に緊張の色が混じっていた。
沈黙。
───爆笑。
この状況では実に滑稽なセリフだった。だが二人だけは笑わなかった。
500プロローグ@278:02/11/22 22:29 ID:IONdGltf
「きゃ…!」
不意に長い髪がわしづかみにされ、シーダはちいさな悲鳴を上げた。
次の瞬間、オグマの身体が弾けた。
大柄な身体がいともたやすく宙を飛び、少女の髪を掴んでいた腕を斬り落とした。
数本の毛束が剣に触れ、音もなく散った。
もう誰も笑わない。腕を失った男のくぐもった叫びが響いてこだましている。
「そうか、てめえがあの有名なオグマか」
賊の首領とみられる男は別段あわてた様子もなかった。
シーダの喉元には鋭い刃が押しあてられていたからだ。
「武器を捨てろ、王女を殺すぞ。遊びは終わりだ」
オグマは怒りにまかせ、致命的な失敗を犯したのだった。
力の抜けた手から剣がすべりおち、石の床にあたって冷たい金属音をたてた。
シーダのにじんだ目がこちらを見ている。オグマにその目が直視出来るはずもなかった。
「野郎ども、ジャマはいっちまったが、もういいぜ…。この女をクズになるまでとっとと犯せ!」
501プロローグ@278:02/11/22 22:43 ID:IONdGltf
「おっと、てめえは動くなオグマ…手元がくるっちまうじゃねぇか…
ああ、思い出したぜぇ…てめえがどんだけ長年この女を犯したがってたかをなぁ……」
薄いシーダの耳が海賊の言葉を捕らえた。
そんなこと、考えもしなかった。やさしかったオグマ。傷だらけの裸の身体に触ろうとしたら
嫌がって払いのけてたのに…・
そんなこと。絶対違うよ…
しかし鋭い斧の先が胸元の布を切り裂いていくのに気付き、思考は中断した。
「そうそう、王女サマよぉ、さっき俺たちが何故こんなことするのかって聞いたか?
理由なんてねぇよ。てめぇら良い気になってるバカどもの物全部ブチ壊させて頂こうと、
こう思いましてねぇ…」
シンプルなワンピースの裾まで刃が入り、前がはだけた。
刃はわずかに皮膚をかすめて、胸からへそにかけて短い赤い筋をつけていた。
いつ灯されたのか、ろうそくの明かりが身体の陰影をなまめかしく照らしていた。
ごくりと唾を飲み込む音。

502プロローグ@278:02/11/22 22:59 ID:IONdGltf
飢えた野犬どもはすえた匂いを発しながらその時を待ち構えている。
気温はさがってきたのに、身体が火のように熱い。
やっとシーダは自分が何をすべきかを思い出した。
目の前には斧の鋭いきっさきがあるのだから。
「…あなた達に穢されるくらいなら、ここで死にます」
オグマの口から声にならない叫びが漏れた。5人がかりで押さえつけられている全身に
信じられない力がこもり、それでもいましめは解けずにきしんだ。
「どういう意味っすか、アレは」
「…あァ?あー、何だ、俺たちじゃあ気持ち良くなんねーとよ。そりゃつまんねーな。
何だ、萎えだな…。…おい、ちんぽしまえこの野郎」
そういわれた男はしぶしぶ自分のモノをしまいこんだ。
ふと、いましめられていた腕を解かれ、シーダはかくりと膝をついた。
何が始まるのだろう。なにやらもめているみたいだ。
ぬるい風が頬に触れたかと思うと、力強い腕がシーダをすっぽりとくるんだ。
一瞬身体をこわばらせたが、それが誰かはすぐにわかった。
503プロローグ@278:02/11/22 23:14 ID:IONdGltf
「オグマ」…続く言葉が見当たらない。
かわりに細いうでをまわしてしがみついていた。オグマのへそのあたりに柔らかい胸が
押しつけられてつぶれている。裸の胸板に吐息が触れて熱い…
「そこまで」海賊の首領はにたにたと薄笑いを浮かべながら続けた。
「王女サマに敬意を表して選択肢を与えることにした」
「1、二人とも殺される。
 2、オグマを殺り、王女を開放する。
 3、ここで俺たちに犯られる。
 4、オグマに犯られる。
従わなかった場合、国王と国民は皆殺しだ。面白ぇだろ?」
ぴったりと密着したお互いの鼓動が激しくなる。かたく握った手のひらは汗で湿り、
口の中が干上がり始めた。
オグマは目を閉じた。
出会いの日のことは今もあざやかに覚えていた。あのほこりっぽい風の匂い、痛み、
罵声、自分を救ったまだ小さな手…。
今、その手の主は自分の腕の中にいる。その髪にそっと指先を通すと、つるりと弾いて
流れた。汗の匂いにまじってかすかに甘い香りがした。昔と同じに。
504278:02/11/22 23:23 ID:IONdGltf
なんかカプに思い入れ過ぎてどんどん理想化するほうに話ひっぱっちゃうッス
オグマの支援効果はせつない一方通行→→→→シーダ←→マルス

次、本番で。
505名無しさん@ピンキー:02/11/23 13:59 ID:4zCYVsVp
>>278
こんな展開になるとわ。続きまってまつ

ところで
ホメロス×マリータを書き途中ですがどうですかね〜。
506名無しさん@ピンキー:02/11/23 21:44 ID:2aILwC4K
>>278
キタ━━━!!
展開シヴイ!3番きぼーん。でもここまできたら4番か。





ちんぽしまうよ…
507名無しさん@ピンキー:02/11/23 22:01 ID:ETDVWv0k
>>278
漏れも3番きぼーん・・・。
シーダはやぱーりリンカーンが・・・(・∀・)!イイ

頑張ってくださいでつ。
508名無しさん@ピンキー:02/11/23 22:03 ID:A/CyexJh
よ、よんばん・・・グフッ
509名無しさん@ピンキー:02/11/23 22:36 ID:lXmlccye
4番…… かな?

そして結局カップル成立して
○酢はカチュア(マリア、マリーシアでも可)と
ケコーン…… なーんちゃって……
510倉庫の人:02/11/24 00:35 ID:t95Cmf/1
Part2スレの315までの作品を保存しました。

残りは今後やります。
511名無しさん@ピンキー:02/11/24 04:03 ID:AmYWLmgf
4番キボーン。しかし、ここを切り抜けた後も夜毎オグマと…。
512名無しさん@ピンキー:02/11/24 08:45 ID:IlIrIqzR
2番でオグマを殺した後、約束を守らず…
ってのを希望する私は鬼畜ですか?
513名無しさん@ピンキー:02/11/24 09:43 ID:PzQnULyB
「ファイナルアンサー」という言葉が
頭から離れないのですが。4番に一票。
マルスはこのことを知ったらどうするのやら。ふふふ。
514名無しさん@ピンキー:02/11/24 13:05 ID:YbtPt0zX
折れも4番かな
515名無しさん@ピンキー:02/11/24 14:42 ID:Ss3iR9m3
ワカーン派が多いんでつね・・・ここわ。
それともオグマ好きが多いのか・・・(w
516名無しさん@ピンキー:02/11/24 16:26 ID:hAKhwfpG
おかげでキチーク書いても揚げられない罠
517名無しさん@ピンキー:02/11/24 17:01 ID:rH9HNt+P
そんなことはない!鬼畜好きも大勢いるぞ!
ただ、ワカーンな作者様の気分を害すると思って潜伏しているだけで。

>4択
3番。もちろんオグマの目の前で。
で、約束を守らずオグマを殺害
518名無しさん@ピンキー:02/11/24 21:31 ID:jkvssUTl
従わず、国王、国民皆殺し(w
519名無しさん@ピンキー:02/11/24 22:17 ID:7y3OgIi4
ワカーン好きというよりは、
ペガサスはリンカーンモノが多いのでたまには
純愛モノも見たいなぁという・・・(w
つーわけで4番(w
520名無しさん@ピンキー:02/11/24 22:33 ID:CwawuTDQ
4番でいいでしょう。
マルスにはカチュアいるし。
521247:02/11/25 20:41 ID:505mdAnw
>和む様
相変わらずお見事! お初をバリエーション変えて書くのは大変だと思うのに、
カプ毎にちゃんと書いてらっしゃるのがスゴい…。しっかりとしたディテール、
破綻のない口調などにこちらこそ勉強させていただいてまつ。乙でした!
ヴェガ×ジュリア、いつまでもお待ちしております。

>278様
焦らしプレイのような展開!(違)
思い入れカプやキャラだと話が都合よくなっていく、って気持ちすごくわかりますな。
展開ですが、4番→3番コンボを希望します。だってどっちも見たい…ダメでつか?

>倉庫の人様
ありがとうございます。乙です!
522247:02/11/25 20:41 ID:505mdAnw
さて、TS初書きです。
>517氏の仰る、潜伏している鬼畜好きの方お待たせいたしました(?)
リィナ陵辱リンカーンです。アーキス×リィナにつなげようとしたのですがうまくいかず。
しかもえらく長くなってしまいまして…申し訳ない。読んでいただけるかチョト心配。
ではどぞ。
523247:02/11/25 20:42 ID:505mdAnw
『降りしきる花』

知らない、ということが免罪符になるほど、世の中は甘くない。
けれど知らないほうが幸せ、ということが存在するのはまた事実だ。

「離してっ! 離しなさいよ!」
ラゼリアの街に、甲高い声が響いた。
爽やかな緑柱玉色の瞳に、怒りと焦りが浮かぶ。少女は瞳と同じ色の短めの髪を揺らし、
細い体をかすかに震わせながら吠えたてている。
その声を向けられている男の肩には、萎縮して涙を浮かべる黒髪の少女が乗せられていた。
「何をしたっていうの、離しなさいってば!」
友人であるその少女を救おうと、必死に男の腕にすがりつく声の主の名はリィナ。
可愛らしい顔を憎しみに歪ませ、彼女はこの横暴な騎士に対して心底憤りを感じていた。
男の身につけている鎧、そして左肩にとめられた記章はまぎれもなく正規兵の証である。
しかし現在のラゼリア騎士団には規律などまるでなく、その行いや振る舞いはならず者より
たちが悪い。
そして男は悪びれもせず言った。
「うるせえな。こいつは俺の通行を妨げたんだよ。それなりのお仕置きってもんが必要だろうが」
「ふざけないで、そんなことで!」
声を荒げ、リィナは思わず腰に下げた剣へ手をかけた。
身を守る剣。
似たような状況で親友が暴行され殺されたとき、一晩泣いて考えた末に出した結論だった。
自分を、人を守れるほどに強くなりたい。そう思った。そして剣を習った。
524247:02/11/25 20:42 ID:505mdAnw
「物騒なもの持つもんじゃねえ、お嬢ちゃんが」
からかうような響き。それを見ても、男は動じた様子もない。
戦場でその腕を血に濡らしてきた彼にとって、非力な少女が剣を持ったとて脅威である
はずもなかった。ましてリィナは震えており、人を傷つけたことはおろかその剣を人に
つきつけたことすらないのは明らかだ。
「どうせ剣握るんなら、俺の剣握ってくれよ。なあ」
「……っ」
下卑たことを言われ、リィナはまんまと挑発に乗った。
切っ先を向け、意を決して懐へ飛びこむ。しかし男はその腕を軽々と片手でつかみ、そのまま
ねじあげて剣を落とさせた。そして肩の少女を抱えたまま、リィナのわき腹を殴りつけた。
「ぐ…っ!」
一瞬息が止まり、鈍い痛みが下腹から込み上げる。そのまま倒れこんだリィナの肩をつかみ、
男はにやけた笑みを浮かべて彼女の服を引き裂いた。
「やっ…、何するのよ、変態!」
人通りがろくにないとはいえ、街中で裸身を晒されるなど耐えがたい恥辱である。しかし
男は抗うリィナになどかまわずに、白い体を露わにしていく。
そして不意に、その白に影が落ちた。
「何だよ。面白そうなことしてるじゃねえか」
男を捜しに来たのであろう、同じ形の鎧を着た騎士がそこに立っていた。止めるどころか
仲間に加わろうというのだから、騎士団の荒廃ぶりがよくわかるというものである。
525247:02/11/25 20:42 ID:505mdAnw
「けどよ、こんな子供じゃ勃たねえよ」
服の破れ目から覗くリィナの控えめな胸を見て、つまらなそうに言う男。
「そう言うなって。上だって下だって、立派に口もってんだからよ」
それをたしなめ、もうひとりの男は肩の少女の尻をいやらしい手つきで撫で回す。
「ひっ――」
「おいおい、暴れると落ちちまうぜ」
腰をくねらせ、その手から逃れようと必死な少女を無理やり押さえつけ、男は少女の
長めのスカートをまくり上げた。
「い、いやああぁ!」
白い太腿と、布一枚に覆われただけの柔らかそうな尻が露わになる。ふたりの男の喉が、
一斉にごくりと鳴った。
「こっちのお嬢ちゃんはずいぶんと…、いいカラダしてるじゃねえか」
「っ!」
男の浅黒い手が少女の肌に食い込む。ねっとりとした唇を押し付けられ、少女は身を
震わせて息を呑んだ。暴れて振られる尻にさらに欲情を煽られた男は、たまらない様子で
少女の足首をつかんだ。
「なあ、早くおろせよ」
「ここじゃやべえよ、裏に連れていかねえと」
その後ろで、リィナは唇を噛み締めて身を起こした。男たちは気付いた様子もない。
落ちた剣を拾い上げ、軽やかに地を蹴って背を向けた男に切りかかった。
526247:02/11/25 20:43 ID:505mdAnw
「……!?」
振り返った男の目に、照り返った刃の光が入る。瞬間、男の腕から鮮血が飛び散った。そして
リィナは再度剣をなぎ払ったが、がちんっ、という音とともに鎧に傷をつけただけだった。
「この、ガキっ!」
「ぐぁ……ぅああっ!!」
怒りにまかせた男の拳がもろにみぞおちに当たり、リィナは吹っ飛ばされた。
後方にあった街路樹に背をしたたかに打ちつけ、胃液を吐いて崩れ落ちる。手から離れた
剣が、枝に当たって落ちた。
「いやああっ、リィナ!」
「なめた真似しやがって…、女子供だからって容赦しねえぞ!」
リィナの胸ぐらをつかんで引き寄せ、躊躇も見せずに頬を思い切り殴った。
あまりの痛みに声すら出ない。歯を食いしばったため、口内に広がる生暖かい血を
吐き出せずに飲み込んでしまう。同時にむかむかとした気持ち悪い感覚が込み上げ、
固く瞑った瞳の端から涙が伝い落ちた。
「泣いて許されるとでも思ってんのか、ああっ?」
容赦なく鉄拳を振り下ろす男に、ほどほどにしとけよ、ともうひとりの男が声をかける。本気で
言っているわけもないのは明らかだが。そして顎を殴られたリィナは気を失って地に伏した。
「リィナっ! やめて、お願いだからやめてぇえ!!」
少女の悲痛な叫びは、服を裂かれる音とともに風に乗ってかき消えた。
527247:02/11/25 20:43 ID:505mdAnw
自らを特別と誇るような輩に、命の重さなど説いたとて意味はない。すべてのそれが
等価値である、などとは露ほども思っていないからだ。
そして世の中は事実平等ではありえず、こうした光景を見て胸を痛めぬ人物は確かに
存在する。あまつさえ口の端を吊り上げて笑うこの男、レンツェンハイマーのような人物は。

ラゼリアの現太守である彼は上流階級によくある変態的嗜好の持ち主で、いわゆる『女』が
苦手であった。かといって同姓が好きかというとそうでもなく、彼の好みは『女』になる
前の少女、幼女に昏倒していた。要するにロリータ趣味だ。
リィナはその範疇から少し外れていたが、常日頃、背徳的で物も言わぬような少女たちを
愛でていた彼にとって、健康的な彼女は新鮮に映ったのかもしれない。
それに体型としては申し分なく彼の欲望を満たしていた。蚊に刺された程度の胸、
肉付きの薄い腰周りや尻、細い手足。そして抜けるような白い肌。
それらが蹂躙されめちゃめちゃに壊れる様が見たい――そう考えて愉楽に歪む彼の顔は、
かの狡猾なガーゴイルよりも醜悪であったに違いない。

レンツェンハイマーに命じられた側近の騎士がその場に割って入る。男たちは不服そうな
顔を見せ、ふたりの少女は希望に縋った瞳を向けた。
けれどそれは、当然救いなどではありえなかった。リィナは『騎士に刃を向けた罪』により
身柄を拘束され、ふたりの男はもうひとりの少女を好きにすることを許された。
いかに理不尽であろうが、無能な執政者が支配する土地の現実などこんなものである。
そして少女らが会うことは二度となかった。
528247:02/11/25 20:43 ID:505mdAnw
城へ連行されたリィナは、苔むした石壁に囲まれた不気味な部屋へと放りこまれた。
その部屋は小型の闘技場のような形状をしており、二階部分が観客席のようになっている。
そしてそこには、既に胸の悪くなるような光景が広がっていた。
泣き叫ぶ数名の少女と、それに襲い掛かる男たち。ひとりの少女に対し、三〜四人の男が
自らの剛直を押し付けて嬲っている。それを楽しげに見下ろすレンツェンハイマーと
二十名ばかりの貴族。妙な趣味を持つ輩はどこにでもいるものだ。

リィナが入ってきたとき、男たちは皆一様にぎらついた目を向けた。その姿はまるで
新しい餌を見つけた獣そのもの。そして扉近くにいた三人の男は我先にとリィナに群がった。
「何だ、気絶してんのか」
「つまんねえな、早く起きろよ」
男はいきなりリィナの胸をぎゅっとつかんだ。ぴくっ、と反応した脚を別の男が撫で回す。
「ん…、んん…」
ぼんやりと瞳を開くリィナ。
「お目覚めだ。へへ、さっさと楽しませてもらうか」
「ひっ…!? いや、いやああぁ…!!」
生暖かい感触が首筋に当たり、同時に三方向から伸びた腕がリィナの服を引きちぎった。
そのまま体じゅうを触られ、確かめるように太腿や胸元を舐め回される。
「たまんねえな、この肌。上物だぜ」
「…っいや……、やめ…、やめ…て…」
恍惚と言う男とは裏腹に、リィナは体をがたがたと震わせて身の毛もよだつ感覚に
襲われていた。ざらついた指や舌が這うたびに背筋が凍る。
529247:02/11/25 20:44 ID:505mdAnw
「震えてんのか、可愛いな」
「すぐ気持ちよくしてやるからよ…、ほら」
「ああぁっ!」
乳首を口に含まれて、リィナは思わず声をあげた。その反応に、男たちの欲望が突き上げた。
「いい声出すじゃねえか、気に入ったぜ」
「あっ…、ん、や…ぁあ…っ」
ふたりの男が、双丘を同時に責め始めた。ただし、ふくらみと呼べるようなものは
ほとんどない。周りを揉むというよりは撫で回すように擦っていく。乳首を指で
つまみあげてこりこりと転がし、集中的にいじり回した。
「結構敏感だな、もうこんなに立たせてやがる」
「それじゃこっちも可愛がってやらねえとな」
足首をつかみ、脚を広げさせようとする。
「いや…、誰か……っ!」
必死に体を暴れさせ、男たちの手を振り払おうとする。泣き叫び抵抗することが、
男たちを余計に煽り昂ぶらせるということなど知る由もない。
「助けて、アーキス様! アーキス様ああぁ!!」
「おいおい、いっぱしに男の名なんか呼びやがったぞ」
「何だよ、処女じゃねえのか?」
別の男が閉じた膝へ手をかけた。脚に力を込めて必死に抗うリィナ。
しかし胸を吸われておりた刺激に思わず仰け反った瞬間、股を割って男の手が膝裏へ
滑り込んだ。そのまま左右に開かされ、秘所をさらけ出される。
530247:02/11/25 20:44 ID:505mdAnw
「いや…! 見ちゃだめ…、だめえぇ、だんな様になる人しか見ちゃいけないの…っ」
「ははっ、可愛いこと言ってるぜ。もらってくれるといいな、こんなことされたお前をよ」
男の手が内股をなぞって秘所へと近づく。いつの間にか、胸を嬲っていた男も生唾を
飲み込んで頭を割り込ませていた。
「やだあっ! 見ないで…っ、触らないで、やあぁああっ!」
叫びもむなしく指が触れ、ぐいっと押し広げられる。
「すげえ…、綺麗な色してるじゃねえか」
「花びらまでピンクだ。やべえ、見てるだけでイっちまいそうだぜ」
淫欲に満ちた表情を浮かべた男が、自らを持ち上げてリィナの眼前へ突き出した。
「もう我慢できねえ…、咥えてくれよ」
「――っ!」
赤黒く変色しそそりたった屹立は、使いこまれた年月を感じさせる。場末の淫蕩な商売女
なら喜んでむしゃぶりついたであろうが、はじめて見る少女にとってはひたすらに醜悪で
おぞましい塊でしかない。それを顔へ近づけられて思わず吐き気をもよおしたリィナは、
ぐっと喉を鳴らした後、愚かにもその口を開けてしまった。
「んぐっ! ん…っむぅ」
その隙を逃さずに、男はそれをリィナの喉元まで一気に突っ込んで頭を押さえつけた。
込み上げる嗚咽と不快感、リィナはくぐもった悲鳴をあげながら上体をびくんと跳ねさせた。
「いい口してるぜ、こいつ。吸い付いてきやがる」
「…っん、んん、ううぅっ」
強引に頭を振られ、口内を嬲られる。リィナが苦しげに呻くたびに熱い吐息に包まれて、
剛直は昂ぶりを増していった。
531247:02/11/25 20:44 ID:505mdAnw
「こっちもまたいじってやるか」
先ほどの刺激により固くなった乳首に、別の男のモノが押しつけられた。ぐりぐりと回す
ようにして、器用に刺激を与えていく。男の先端から漏れる粘性の液体が、リィナの肌に
からみついた。
「ちゃんと濡らしてやるからよ…」
脚を押さえつけていた男が、リィナの秘裂をついっと舐め上げた。
「んぁっ! ふぁ…っん…んん…っ」
反応して海老反りになったリィナの喉を、剛直の先が突いた。喉がふさがれて声が出せず、
むせかえりそうになるリィナ。ぼろぼろと涙が零れ落ちる。
「泣くほど気持ちよかったか?」
否定するように頭を左右に振ろうとするが、ぐっと喉の奥まで挿し込まれて制される。
仰向いた顔は髪をつかんで無理やり戻され、同時に男は腰を動かし始めた。
「ぐ…っ、ん、ん、ぅん…っむぅ」
その間も、胸元や乳首には剛直が這い回り、秘所にはうねるように舌が入り込んだ。
ぴちゃぴちゃとはしたない音をたてながら唾液をからませ、襞を吸い上げる。そのたび
リィナの体はぞくりとした感覚に襲われたが、それは快楽などではなく、ただ嫌悪や
恐怖でしかなかった。
ひたすらな責め苦に、リィナの意識を絶望が支配していく。
「うっ……、出すぞ!」
「う、ぅうん…っ! かっ…は、…けふっ」
男の剛直が震えあがり、次の瞬間、どくどくと白濁の欲望が口内を埋め尽くした。
リィナはむせかえり、咳き込みながらその液体を吐き出した。充血した瞳を瞑り、
ゆるゆると頭を振る。遠くなった意識はしかし、別の少女の絶叫により引き戻された。
532247:02/11/25 20:44 ID:505mdAnw
「ああああぁぁぁっ!!」
瞳孔を開いたまま気絶した少女は、男たちに振り動かされて再び嬲られていく。
そしてその様を見た貴族のひとりが口元に笑みを浮かべた。
彼はすなわち、レンツェンハイマーと貴族たちの間で交わされた賭けの勝者だった。
次に気絶する少女と果てる男を当てる――きわめて単純で悪趣味な賭け。そして処女は
賭けに勝った観客席の貴族のものとなる。こんなところでまで特権階級を振りかざす、
馬鹿げたルールの作成者は言うまでもない。
そしてここにいる少女のうち、純潔を保ったままなのは既にリィナただひとりだった。

リィナは引きずられるようにその部屋から連れ出され、隣の小さな部屋で鎮座する
天蓋のついたベッドの上へと放り投げられた。細い体が弾んで、沈む。
続いて案内されてきた貴族の男は、爬虫類のような赤くちろちろとした舌で自らの唇を舐めた。
「勝ったのは久しぶりですからね…、楽しませてもらいますよ」
扉を閉めながら、自らの服を脱ぎ去る。妙に青白い肉体と、立派に張った屹立が
不釣合いで不気味だった。
「…っ、いや…、ち、近寄らないで…っ」
「痛くないんですか、その頬。かわいそうに」
言葉とは裏腹に、にやにやと笑いながら手を伸ばす。びくっ、と震えたリィナの恐怖を
増長させるかのように頬にねっとりと触れ、そのまま耳に噛みついてリィナを押し倒した。
533247:02/11/25 20:45 ID:505mdAnw
「やっ…! 離…して、やだああぁ!」
「ふん…、いいですねぇ、その反応」
かかる息を避けるように顔を背けたリィナを見下ろし、顎をつかんで強引に唇をふさぐ。
リィナは息を呑み、必死に男の顔を押し戻そうとした。
「んっ、んんんっ!」
初めてのキス。彼女は決して夢見がちな少女ではなかったが、いつか好きな男としたいと
願っていたほどには清純だった。まして想い人がいるならば尚更に。
しかし男は抵抗を楽しむようにリィナの下唇を舐め、後頭部を引き寄せて舌を差し入れた。
「……っ!」
唇が離れ、舌なめずりをした男の舌から血がにじんでいる。男は含んだような笑い声を
漏らし、リィナの首をつかみあげた。リィナは涙に濡れた瞳で男を睨みつけた。
「気の強いお嬢さんですね。そんなに『アーキス様』がいいですか?」
「え…!?」
その名が男の口から出たことに驚愕するリィナ。何のことはない、先ほどの部屋でリィナが
叫んだ名を覚えていただけのことだ。男は手に力を込め、煽るように見下ろして言い放つ。
「『アーキス様』はあなたのことを許してくれるでしょうかねぇ。別の男に貫かれたあなたを」
「い、いやっ! 嫌あぁぁ!!」
リィナの瞳いっぱいに涙が浮かび上がり、ばたついた脚が男の腰を蹴る。男はその脚をつかんで
広げさせ、確かめるように指で秘裂をなぞりあげた。
決して慣らされてはいないことがわかるその場所に自らをあてがい、息を吐く。
そしてまるで証を刻むように、爪でリィナの胸元から腹にかけて細い傷をつけた。
「……嫌なことは早く終わらせてあげますよ」
「いや…、やめて、やめてえええぇ……!!」
閉じた肉壁を押し開いて、無理やりに貫いてくる熱い凶器。めりめりと体が真っ二つに
割かれるような感覚とともに、リィナは純潔を失った。
下腹から突き上げる痛みに襲われ、思考などすべてかき消され朦朧となる。
534247:02/11/25 20:45 ID:505mdAnw
「残念でしたねぇ…。穴があいてしまいましたよ、あなたのここ」
「うぁ…、あ、うわああぁ…っ!!」
奥まで突き入れた後、その男はどこまでも悪意をもってリィナを傷つけた。
肉体的にも精神的にも今までにないほどの苦痛を与えられ、錯乱し泣き叫ぶリィナ。
しかしどんなに暴れても、彼女の狭い蕾に埋まった肉茎は抜けることはなかった。
「狭くて…窮屈で…、最高ですね。だから処女はいい」
「ああぁ、あ…ああぁっ…」
男は口元を卑猥に歪ませ、腰を揺すり上げる。そして激しく振られるリィナの頭をつかみ、
耳元でそっと囁いた。
「無駄です。……もうあなたは、戻れませんよ」
リィナはびくん、と体を痙攣させた後、あきらめたように動かなくなった。
「いい子ですね。可愛らしいお嬢さんだ…」
律動を始めた男はまるで加減など知らぬかのように腰を打ちつけ、ぎちぎちと軋む
膣内を蹂躙していく。大して濡れてもいないリィナの秘所はひっつくように男のモノを
擦り上げ、破瓜の血がかろうじて潤滑油の役割を果たしていた。
「あ…ぁ、んぁ…っ…ん、んっ」
受け止めきれぬほどの質量をもった塊に、何度も何度も貫かれる。
彼女が痛みに震えるごとに、男には極上の快楽がもたらされた。
「…っ、ふ……うぁっ、…あぁ…」
抱えられたリィナの脚が、男の両脇から突き出して力なく揺れる。
リィナはほとんど声にもならぬ掠れた響きを漏らしながら、男を受け入れ続けた。男はいたぶる
ように時折首をつかんで締め上げ、きゅっと絡みつく内襞に満足しながらそのうち果てた。
535247:02/11/25 20:45 ID:505mdAnw
そして再び元の部屋へと戻されたリィナは、すぐに数人の男に囲まれた。
「いや…ぁ、い…や…」
『儀式』の済んだ少女はもはや道具に過ぎず、男たちは一斉に剛直をねじ込んだ。
膣はもちろん尻、口、そして手にもすべりこんで奉仕を強要する。
「っん…、ふ…っぅう…ん」
「もっと舌をつかえ! 根元までくわえこむんだよ」
口に突っ込んだモノを回すように押し付ける男。
「しっかりしごきあげろ、離すんじゃねえぞ!」
自らのモノをリィナに握らせ、その手をとってひたすらに擦らせる男。
「よく締まるぜぇ、ぐねぐね蠢いて気持ちいいったらねえな」
尻に突き入れながらうっとりと自らを出し入れする男。
「こっちもいいぜ、へへ、可愛く震えてやがる」
内襞に包まれて腰を激しく振り動かす男。
誰かが精を放って引き抜けば、また別の男がどこかからやってきて突き入れる。
果てはなかった。
536247:02/11/25 20:46 ID:505mdAnw
入れ代わり立ち代わり、男たちの精液が次々と注ぎ込まれ顔や体にふりまかれる。
汚れのなかった白い肢体はその液体でどろどろにまみれ、もはやされるがまま
横たわっているだけだった。
「あぁ……ふあ…ぁ…」
瞳に輝きと呼べる光は既になく、その表情はまるで白痴。彼女の耳には、
男どもの昂ぶった声も周囲の少女の叫喚も届いてはいない。
ただ頭の中に響く、その旋律は鼓動のような規則正しい拍子を刻み続けていた。
そして目の前に浮かぶのはなぜか、いつか見た花畑。雪のように降りつもる花の嵐。
引きちぎられ握りつぶされて舞い散る花々を見つめるリィナの瞳から、涙が零れ落ちた。

どくん。
清らかなるは固く閉じた蕾。誇り高きは棘を持つ茎。
どくん。
奥から溢るる甘美なる蜜。捕えて離さぬ優美なる花冠。
どくん。
艶やかなるは秘められし花芽。げに儚きは散りゆく花弁。
どくん。
狂い咲き、枯れ果てた花の残すは―――

ど く ん。
537247:02/11/25 20:46 ID:505mdAnw
リィナが解放されたのは、それから間もなくのことだった。

その日、ラゼリアは歓喜に沸いた。
前太守である英雄グラムドの息子、リュナン率いる軍の帰還。
愚公レンツェンハイマーは討たれ、この地は圧政から解放された。
そして近い未来騎士団は再建され、愚かな貴族たちも駆逐されることとなる。
けれど熱狂のなか、兄は驚愕と怒りに震え、婚約者たる青年は泣いて彼女を抱きしめた。
その涙を彼女が知ることはない、いつか世界に平和が訪れても。すべてが光に包まれたとしても。
彼女は知らない。何も知らない子供。

「リィナ」
振り返った彼女に浮かぶのは穏やかな微笑、けれどうつろな瞳は何も映さない。
「気分はどうだ? 痛かったり辛かったりしたらすぐに言うんだぞ?」
何も発さぬ喉。快活な少女の面影はどこにもなく、まるで消えてしまいそうなほどに儚い。
「護ってやるから。もう二度と、お前が苦しまないように」
毎日繰り返される、同じやりとり。同じ、言葉。
変わるのは日々ふくらんでいく乳房と腹。決して耳から離れない音を刻む、腹の中の果実。
「ずっと一緒にいてやるから。お前が戻ってくるのを待ってるから、だから…」
首をかしげたリィナの両手が、ふっとアーキスの頬を包む。

そして彼女は、花のように笑った。

<了>
538名無しさん@ピンキー:02/11/25 20:52 ID:kt4WsuH5
  ∧_∧ グッジョブ!!
 ( ´Д` )     n
 ̄     \    ( E) 
フ     /ヽ ヽ_//
539名無しさん@ピンキー:02/11/26 00:55 ID:hGiUgZbY
(;´Д⊂)リィナ・・・
540名無しさん@ピンキー:02/11/26 12:28 ID:HGayVu7M
凌辱ヤター(・∀・)ー!
リィナはティアリンで一番のお気に入りキャラなんで大満足す。
冒頭の、半裸で再度切りかかるリィナに激しくハァハァ
541名無しさん@ピンキー:02/11/26 16:11 ID:Ue7Z4KS2
某板のスレ見て、隠れ鬼畜のノアがフィルを弄ぶのを読みたいと思いまつた
542名無しさん@ピンキー:02/11/26 17:04 ID:W8zytJtT
リィナ陵辱小説読ませて頂きました。リィナのエロ小説って見かけたことなかったから
価値ある一作だと思います。
彼女は本当にアーキスのことが好きなんだなーと思ってしまう小説でした。
この小説では悲しい運命になってしまったけれど俺の中でさらにリィナが好きなキャラになったと思います。

俺のティアサガではエンディングで泣かせてしまったからな・・・やはりアーキスと幸せになってほしいな。
543名無しさん@ピンキー:02/11/26 18:21 ID:yepnZc54
あぁぁ…無理
544ミランダ萌え:02/11/27 09:54 ID:sSE/p1Gq
また性懲りも無く書いてみました。
暇なら読んで下さい。
その6と時間は前後してその7はその6の約3年前です。
前置きがやはり長い気がします。本編は6からです。
5451:02/11/27 09:55 ID:sSE/p1Gq
リーフ×ミランダその7 結婚式

ついにロプトウスを倒しユグドラル大陸から大きな闇が取り払われようとしていた。

「セリス、君と別れるのは寂しいよ。
 また、会えるよね。」
「ああ、いつでも会いに来て欲しい。待ってるから。」
傍で姿勢を正して話を聞いていた男にリーフは語り掛ける。
「フィン、兵の帰還の準備は出来てるね。」
「はい、滞りなく。」
セリスとの別れの挨拶を済ませたリーフはバーハラ城を後にしようとしていた。
兵達も祖国にやっと帰れる事を喜んでいた。
「やっと故郷に帰れるな。」
「早く家族の顔が見たいぜ。」
「俺もだ。」
「そういえば先ほど王子を少しお見かけしたが、とても嬉しそうだったよ。」
「そうだろうなぁ。
 レンスターの復興を指揮する者が必要という事で王女をお残しなられたからなぁ。」
「喜びもひとしおだろうな。」
そして、レンスターへの帰還の途は何事も無く順調に終わった。
5462:02/11/27 09:56 ID:sSE/p1Gq
城下町に着くと既に人が大勢集まっておりお祭り騒ぎになっていた。
歓喜の声を上げる者、最愛の人の帰りを待つ者、再会に涙する者など様々だった。
その中を掻き分け城にまで辿り着くと、そこで待っている者に気付いたリーフは、
馬から飛び降りて、その者の名前を呼びながら駆け寄った。
「ミランダ!
 会いたかったよ。」
「私もよ。
 大丈夫だった?何も無かった?」
この問いかけにリーフの鼓動は早くなる。
傍から見ているとミランダは恋人の身を心配する一人の女性としか映らないだろう。
しかしリーフにとっては何か後ろめたい事があったらしく違ったようだ。
「(だ…大丈夫、ばれてる筈が無いんだ。いつも通りにするんだ。)」
「ああ…、何も変わったことは無かったよ。」
「よかった。」
満面の笑みを向けられたリーフは心苦しさを感じたが、なんとか平静を保って会話を続けようとする。
「そっちはどうだった?」
「それがね重臣達は王子の妃になれってうるさいの
 女だと思ってバカにしてるわ。」
「4王家の中で生き残ったのは僕とミランダだけだし、
 今の関係を考えるとそう考える者がいてもしかたないよ。」
「リーフがいやならいやで別にいいけど…
 私は今の関係のままでも…」
「いや、僕はミランダと結婚したいな。」
罪悪感からなのかリーフはミランダを喜ばそうと思い、直ぐに返事をした。
「うれしい。」
頬を赤らめながら喜ぶその満面の笑みはリーフの罪悪感を幾分和らげた。
5473:02/11/27 09:56 ID:sSE/p1Gq
戦後処理に加えリーフの国王としての即位式とそれと同時に行われる結婚式の手配で忙殺され、
あっという間に一ヶ月の月日が流れた。

教会の控え室で人が少女を囲んで集まり、話をしている。
「姫、私がエスコート役で本当に宜しいのですか?」
「あなたにして欲しいの。
 お父様亡き後、あなたはどんな時でも私を守ってくれたわ。
 だから…。」
「………、
 分かりました。僭越ながら私が務めさせて頂きます。」
コンコンッとドアをノックする音がし、
「ミランダ、入るよ。」
返事をする前に即位式を終えたリーフが入ってきた。
リーフは純白のドレスを着た少女が目に入り、言葉を失う。
「………」
ミランダが呆然としているリーフを不思議に思い話しかけた。
「どうしたの?私何か変?」
「あっ…、いつも見ているミランダと違ったから…。」
「私もね着慣れてないから変な感じがするの。」
「大丈夫、似合ってるよ。」
「国王、そろそろ時間ですぞ。」
外で待っていた筈のアウグストが不意に後ろから話しかけた。
「分かった。今から行く。」
「それじゃ、先に行って待ってるから。」
「ええ。」
5484:02/11/27 09:57 ID:sSE/p1Gq
キィっと静かに扉が開けられ、年は親子ほども違うコノモールにエスコートされたミランダが、
赤い絨毯の上を周囲の視線を集めながら一歩一歩を確かめる様にゆっくりと歩いてくる。
そして神父の前で立ち止まり、リーフの横に並んだ。
神父は二人が並んだのを確認すると聖書を読み上げ始めた。
しかし初めての事で緊張している二人にとって神父の言葉を聞き取っている余裕など無く、
話しかけられてやっと正気を取り戻す。
「汝、この者を妻とし病める時も健やかなる時も生涯愛する事を誓いますか?」
「は…はい、誓います。」
「汝、この者を夫とし病める時も健やかなる時も生涯愛する事を誓いますか?」
「はい、誓います。」
「この二人の結婚に反対の者はおりますかな?」
「………」
「居ないようですね。
 では、誓いの口付けを…。」
二人は向き合い、リーフはミランダのヴェールを静かに捲った。
そして、ゆっくりとした動きで双方目を瞑り唇を重ね合わせる。
唇を合わせる事など今まで数え切れないほどあったが、それの持つ意味の重さは今迄とは違っていた。
人によっては短くも長くも感じ取れるキスが終わり、二人は笑顔を交わす。
少女の茶色の瞳は今にも泣き出しそうなほど涙を湛え潤んでいた。
「これにて、二人はめでたく夫婦となった。」
その言葉が終わると同時に一斉に盛大な拍手と歓声が沸く。
二人は溢れんばかりの拍手と歓声の中を、
城下町を行進するために教会の外に用意された馬に向かって歩き出した。
5495:02/11/27 09:58 ID:sSE/p1Gq
「グレイド、私はね、結婚式を見てるといつも思い出す事があるの。」
「んっ?」
「エスリン様とキュアン様の凛々しかった御姿を幼かったけど鮮明に覚えてるわ。
 でも、リーフ様とミランダ様はは初々しいという言葉の方が合ってるわね。」
「おいおい、国王夫妻に"初々しい"ってのは無いだろ。」
「ふふっ。そうね。」
人々が感想を言い合っている中を遠巻きに二人の姿を見守っている青い髪をした壮年の男が一人。
「フィン殿、どうしたのです?この様に遠巻きに。」
「いや…、少し…。
 それよりもコノモール伯、大役ご苦労様です。」
「いやはや、ガラにも無く緊張いたしました。
 この様な事は喜ばしい事の筈なのですが少し寂しい気も致しますな。
 家臣の分際で大それた事だとは分かっているのですが…。」
「いえ、お気持ちは十分分かります。」
少し寂しげな眼をしながら二人が行くのを優しく見守る二人。
家臣でありながら親にも似た愛で育ててきた二人にとって思うところも近かった。
「リーフ様、私はもうこれで…。」
「んっ、何か言いましたかな?」
フィンがボソリと小声で言った言葉をよく聞き取れず、コノモールは横を向いたが、
「おやっ、先ほどまではいらしたのだが…。どこへ?」
その姿はもうそこには無かった。
5506:02/11/27 09:58 ID:sSE/p1Gq
城下町の行進と親しい者だけを集めた祝賀会を開いた後、
二人は寝室に戻りベッドに腰掛て話をしていた。
「その…、今日は疲れなかったかい?大丈夫?」
「大丈夫よ。今日は楽しかったわ。」
「…それなら良かった。」
「あ〜、その…、」
「どうしたの?」
「結婚式の初夜ってのも緊張するね。
 いつもしてる事なんだけど…。
 ははっ、可笑しいね。」
「ふふっ、そうね。
 だけどいつも通りにすればいいのよ。」
そのままミランダは自らのローブをはだけさせる。
「そうだね、いつも通りに…。」
言葉通りにミランダにキスをしながらベッドに押し倒し、リーフも服を脱いで行く。
ミランダはリーフの首と腰に手を回し強く抱き締める。
それに応えるかのようにリーフも強く抱き締め返す。
教会でしたのとは違う二人だけの時にする舌を絡め口腔を犯し合うキス。
唯それだけの事だがミランダの体は反応し蜜壺から愛液が滴り落ちて来る。
5517:02/11/27 09:58 ID:sSE/p1Gq
リーフは体を入れ替え下にし、キスを止めると、
「んっ、こっちにお尻を向けて。」
ミランダも言われた通りにし,顔はリーフの股間の位置に持ってきた。
リーフは蜜壺に指を入れ、クチュ、クチュと掻き回しながら、
「もう、こんなに濡れてるじゃないか。」
「ふぁ…、ぁ…、だって、いつもより感じ…ちゃうから…。」
いつもと同じつもりであったが体の火照りは抑えきれない。
「僕がするばかりじゃなくミランダにもして欲しいな。」
促されてミランダはリーフのものに触れ口に咥えた。
「んふっ、チュ、チュパッ、チュポッ、…」
口で扱く度に口から出てくる唾液が更に動きを加速させる。
「ジュル、ジュプ、ジュッポ、ジュッパ、…」
「ぅ…、ぁ…あ、いい、気持ちいいよ…、ミランダ、もっと…。」
そのあまりの気持ちよさにリーフの指の動きは止まっていた。
「ぅっ…、あっ…、でもこっちも…そろそろ…」
力が入らないがなんとか頭を持ち上げミランダの肉芽を舌で優しく舐める。
「ぺちょ、ぺちょ、ぺちゃ、…」
刺激に反応して肉芽は硬くなり、かぷっと甘噛みをする。
「んふっ、…、ん、んふ、…」
「こんなに硬くなってるじゃないか。」
コリコリとした感触が伝わってくる。
5528:02/11/27 10:00 ID:sSE/p1Gq
蜜壺から溢れ出る愛液はリーフの顔に滴り落ちて来る。
リーフはそれを指で掬い取り舌で舐め取る。
「チュ、チュパッ、…ゴクンッ。」
「ミランダのとても美味しいよ。
 まだ飲み足りないなぁ。」
リーフは割れ目に吸い付くように口をつけ、猫がミルクを舐め取るように愛液を舐め取る。
「ペチョリ、ペチョリ、ペチャリ、…」
そして直ぐに溢れ出てるのは舐め取ってしまった。
「おや、でもまだ奥には残ってるね。」
ズブブと舌を入れて残りを掻き出し飲み込んでゆく。
「ぁふぁ、ひゃ、ぁ、だめ…そこは、あ…、」
今度はミランダの動きが止まる番だった。
「ジュル、ジュルジュル、ゴク、ゴクッ、…」
飲み込んでも飲み込んでもそれはとめどなく溢れてくる。
「満足したし、キリがないしこれぐらいでいいか。
 うっ、よいしょと。」
「キャッ。」
体を起こしミランダを四つん這いにしたまま中に入れようとしたが、
「ちょっと待って、今日はその…、顔を見つめたままして欲しいの。
 正式に夫婦になっての初めてだから…、やっぱり…。」
「分かったよ。
 僕もミランダの感じてる顔が見たいし。」
「やだっ、もう、ばかぁ。」
5539:02/11/27 10:00 ID:sSE/p1Gq
ミランダの願いを聞き入れ座った自身の上に抱きかかえた。
リーフは小ぶりで形のいいお尻を手で支えながら、
「入れるよ、いいかい?」
「ズブ、ズブブ。」
ミランダは体の中を硬いものが肉襞を押しのけて入って来るのを感じた。
「んっ、…、はぁ、はぁ、…」
「ほら、腰を動かして。」
耳元で小さく呟き、そのまま優しく耳朶を噛む。
「ヌチュ、ヌチュ、ヌチャ、…」
「いい…、もっ」
言葉を続けようとしたが、頬と唇への生暖かい感触がそれを遮る。
ミランダがリーフの頬に手を当てキスをしてきたからである。
「チュ、チュ、チュッ、…」
それは腰の動きが激しくなるのに呼応するように激しさを増す。
「ヌチャ、ヌチャッ、ヌチャッ、ネチャ…」
リーフも負けじとお尻と腰を重点的に愛撫していく。
17歳という若さらしく肌には弾力と滑らかさがあり、
それは普通に触れるだけでも気持ちのいいものだった。
ミランダもリーフに触れられるだけで絶頂へと続く階段の歩を更に進めるのに十分な事だった。
55410:02/11/27 10:01 ID:sSE/p1Gq
不意にリーフは自身の体だけを後ろに倒した。
「これでミランダの感じてる顔がよく見えるよ。」
「しつこいんだから、そんなリーフはちょっと焦らしちゃえ。」
そう言って腰を中腰にして亀頭と秘所の皺がギリギリ触れ合う状態にして擦り合わせる。
「クチュ、クチュ、クチュ、…」
「ぃ…、ぁあ、…、ぅ…」
「どう、もう言わない?」
「分かった…から、根元まで…、」
「それじゃ、入れたげる。」
ゆっくりと腰を下ろしていくが、根元まで咥え込んだと思ったら直ぐに腰を上げる。
「ズブ、ズボッ、ズブブ、ズボ、…」
「んっ、…、ぁっ…ぁあっ…、」
「喘ぎ声ばかり上げてないで、ほら…」
リーフの手を掴み自身の胸にあてがい愛撫を促す。
年相応の胸に上を向いて硬くなっている淡桃色の乳首を揉みだしていく
その行為は今まで受身だったリーフの興奮を激しく掻き立て、
ミランダの体を引っ張り反転させ、自身の体を上にした。
55511:02/11/27 10:01 ID:sSE/p1Gq
「今度は僕の番だね。行くよ。」
「来て。」
「ギュッ、ギュッ、ギュッ、…」
その激しい動きは抑圧されたものを一気に吐き出すかのようだった。
「リーフ…愛してる、愛してるわ。」
「ぼ…僕もだよ。」
二人とも愛されて育ちはしたが家臣として保護者としての見守る愛であり、
対等な立場の者から愛された事はなかった。
それが始めて対等な立場で愛される、愛する事の出来る人に出会えたのである。
二人にとってこの行為は快感を得る為だけではなく、愛情を確認する行為でもあった。
「うっ、そろそろイクよ、いい?」
「は…やく、私も…」
リーフの首に手を回し強く抱き締めながら応える。
「ぅ…、ああっ、…」
「ドクッ、ドクン、ドクンッ、…」
リーフを抱き締めながらミランダは絶頂とリーフと共に居られる事の幸せを噛み締めていた。

「リーフ、あなたがいない間寂しかった。だから一つだけ約束して。
 どんな時も私の傍にいて。」
「約束するよ。
 僕も君がいないのは寂しいから。」

二人の新しい日々は今から始まる。

             =終=
556ミランダ萌え:02/11/27 10:03 ID:sSE/p1Gq
それで浮気がばれたらこんな感じ?

ミ「リーフ、噂で聞いたんだけど、
  私のいない遠征中浮気したんですって。」
リ「Σ(゚Д゚;)」
ミ「返答がないのは肯定ととっていいのね。」
リ「(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル」
バチィッ
リーフの頬が赤く腫上がる。
ミ「アルスターに帰らせていただきます。」
リ「Σ(゚Д゚;)」
リ「アウグスト」
ア「生憎私は男女の仲については…。」
リ「・゚・(ノД`)・゚・ウワ--ン」

ミランダの機嫌が直るのに一ヶ月掛かり、その間レンスターには嫌な空気が流れていたらしい。

イマイチだな。(´・ω・`)ショボーン
557ミランダ萌え:02/11/27 10:04 ID:sSE/p1Gq
誰に対しても寂しいと言うリーフ君でした。
いないと一番寂しいのは誰なんだろうか?

リーフ君の浮気相手はまだ決めてません。
1、擬似妹のナンナと…。
2、男が苦手なティニーと…。
3、たまには庶民の娘のジャンヌと…。
4、血の繋がった姉のアルテナと…。
他に誰かいたかなぁ?
後はサラ、サフィ、オルエンぐらい?

フィンの話もいいかも。
ってか前に言ってたブラ×マチュ進んでねぇだろ、自分。
558名無しさん@ピンキー:02/11/27 15:49 ID:1OXKRsCm
今ミランダに浮気してるようなもん(ry
擬似妹にワロタ。
559名無しさん@ピンキー:02/11/27 19:01 ID:ERA2dpXO
>>557
熟女の魅力エーヴェルと・・・




ってのは無理だな、話が想像できんw
560名無しさん@ピンキー:02/11/27 19:19 ID:upGZ4RzH
>>557
マリータは?
ファバル×マリータに押されがちだけど
リーフ×マリータも充分ありうると思う。
561名無しさん@ピンキー:02/11/27 20:53 ID:dUl3mW7L
>560
マリータはリーフの愛人、これ俺の脳内定説
562名無しさん@ピンキー:02/11/27 21:06 ID:PNsZIyGy
王道
スカサハ×マリータはいないのか!
563名無しさん@ピンキー:02/11/27 21:09 ID:upGZ4RzH
ラナといいマリータといい、どうしてファバルとスカサハは競合するのか。
564名無しさん@ピンキー:02/11/28 00:35 ID:qgk4cvYB
ガルザス×マリータきぼん
565名無しさん@ピンキー:02/11/28 06:53 ID:BRz2jvJn
いつからファバル×マリータとかになったのです。
やっぱサイアス×マリータハァハァ
体でお礼をするマリータハァハァ
566名無しさん@ピンキー:02/11/28 20:13 ID:Bj7PRaOd
>>557
解放戦争中の浮気だから、やっぱナンナがイイヨ〜
レンスターに連れ帰ってヒミツの側妻…ハァハァ
大国の王なんだからそういう人が2,3人居たってねぇ。
浮気ついでにアルテナ姉さんに直系孕ませてたりして。
567247:02/11/28 21:33 ID:9qo7u6Qg
ラゼリア奪還後のこと。
リュナンとホームズは再会を果たし、それぞれ率いていた仲間たちが入り乱れた宴は
朝まで続いた。その宴のなか、とある部屋から聞こえる無気味なすすり泣き…。
「うっうっ、カトリが、俺のカトリがよ〜」
声の主はホームズ。彼は海賊頭にあるまじき泣き上戸だったのだ。
「泣くなよ、うっとおしい。いいじゃないか、女のひとりやふたり。竜になるような
女にろくなのはいないって」
対するリュナンは飲むとかぶった猫がいなくなる。素の性格は見てのとおりだ。
「それよりさっさと編成を考えよう」
一応建設的な意見を述べるリュナン。
しかし手に持ったステータス表は女性限定。ご丁寧に似顔絵と、どこで調べたのか
スリーサイズまで明記されている。ちなみに野郎は『戦力値』のみの表だった。

「ええ、まず『サーシャ』。青髪天馬騎士、おまけにお姫様。昼は淑女で夜は娼婦を
地で行く乱れっぷりと、ペガサスを乗りこなすかのごとき騎乗位テクは必見……」
「俺、パス」
ホームズはなぜかキッパリと言った。
「なんでだよ。もしかして熟女好きでお母さんのリーザ王妃狙いとか? 搾乳プレイで
ミルクが飲みたかったりするわけ」
「ちがーうっ。いいか、ここだけの話……あいつはおそらく俺の妹だ」
「ええええぇ!!」
「なっ、驚きだろ」
その反応に満足し、ホームズはうなずいた……が。
「いやー、すごいね。妹属性まで加わって向かうところ敵なし。ってわけでサーシャはもらうよ」
うきうきと表に書き込むリュナン。ホームズはラゼリアの未来に一抹の不安を覚えた。
568247:02/11/28 21:33 ID:9qo7u6Qg
「次、『ケイト』。不幸話にはめっぽう弱く、つい体を許してしまう人情派。
推定Gカップの巨乳、パイズリはお手のもの」
「要するにジークのお古だろ。あからさまにうさんくせえ奴だったのに、ころっと
騙されて調教されちまったみたいだな。ううっ、哀れなやつ」
よよよと泣き出したホームズを、リュナンは無視した。
「今じゃ縄・鞭・蝋燭の三点セットがなきゃ何も感じないらしいし。
何たって『あなたの味わった苦しみを私も知りたいの』とか言って毎日自分から
痛めつけられてたくらいだから。でも僕、痛そうなのは苦手なんだよなー」
そして新たなご主人様候補が募集されたのだった。
だがいつの間にか姿を見かけなくなり、その後進軍した『水の迷宮』というたいそうな名前の
下水道処理施設において、ゾンビ君に嬉々として責められている彼女の姿があった……らしい。

「じゃ次、『エステル』。一見プライドが高く気が強そうだけど、ベッドでは意外と従順で
尽くすタイプ。ただし相手が誰でも『ラフィン』と呼ぶのが玉にキズ」
「そりゃ嫌だな。そこまで手のつけられないブラコンだったのか」
「あー、この前気をきかせてラフィンと同じ部屋にしてあげたんだよ。そしたらさぁ」
ホームズは思わず酒をふきだした。
「お前そんなことやってたのか」
「指揮官としての親心ってやつ? んで激しくやってるかと思って覗きに行ったら、
ラフィンは完璧マグロでエステルがあの手この手で迫っても全然本番にならないんだよ。
つまんないから僕が代わりに入れてあげたけど。ま、悪くなかったからとりあえず試してみれば」
さらっと言ってリュナンはエステルのステータス表をホームズに渡した。
569247:02/11/28 21:34 ID:9qo7u6Qg
「さて次、『エンテ』……は軍を抜けてリーヴェを継ぐ気みたいだしな。
しかし男のロマンを理解できない女は困るよなー」
結婚を迫られたので『一大ハーレムを築く夢があるのだ』と正直に断ったところ、リュナンは
ミュースの炎であやうく焼き殺されかかったのだった。ぶるっ、と身を震わせながら呟く。
「あー怖っ。大体、小さい頃の約束なんつって今頃持ち出されても。
『結婚するまでは処女でいたいの』って言うから後ろの穴で満足してたのに。
まさか僕を狙ってたとは夢にも思わなかったよ」
どこまでも鬼畜なリュナンであった。

「さっさと次にいこう、『ジュリア』。中年海賊から根暗剣士、義理の兄まで受け入れる
守備範囲の広さ。酒を飲ませればイチコロ」
「色気もへったくれもねえから酒は飲ませないほうがいいと思うがな」
ブラードでの祝賀会で大トラになっていたジュリアを思い出し、ホームズはジト目で
リュナンを見た。しかしリュナンは力強く首を振った。
「いーや、甘いなホームズ。資料によるとその後タラシ兄貴を誘惑して激しくやっている。
朝まで通算7回、体力の続く限り搾り取られたそうだ。さっきの義理兄妹とは大違い」
一体このステータス表は誰がつくっているのだろう…、という疑問はさておき。
「シゲンにバレないようにやるっつースリルはなかなかよさそうだな」
というホームズの言葉により、ジュリアはホームズ隊へ残留が決まった。
570247:02/11/28 21:34 ID:9qo7u6Qg
「はい次、『プラム』。清純な娘かと思いきやビックリ、露出癖その他の変態属性あり。
踊り子として鍛えられた腰づかいは絶品」
「つうかアレだな、酒場のオヤジに犯られて、それから無理やり客とらされてさんざん
オモチャにされたんだろうな。うっうっ、かわいそうに」
勝手な想像をしてまたも泣き出すホームズ。
「だから泣くなって。それよりヤバいのは、実はレオンハートの娘だったらしいってことだよ」
「んがっ? 待て、確かあのふたり……」
「そう。あのスケベ髭、『昔愛した人の面影が』とか言って口説いてやりまくっちゃった後に
気付いたらしいんだな、これが」
「近親はまずいだろう、近親は」
「おまけにシスターレネとの三角関係で修羅場。面倒はごめんだし、髭を抹殺して
プラムとレネを離すことにしよう」
「ついでにレネストーカーも彼女と離したほうがいいな」
というわけで、レネはリュナン軍、プラムとアトロムはホームズ隊へ。レオンハートは
哀れ天に召されることと相成った。

「よし次、『マーテル』。妹がフラウ、あとヴェーヌって姉がいるらしい。
三姉妹どんぶりってのも乙だよね。本命ひとりにクンニしつつ、ふたり同時フェラが基本、と」
何が乙でどう基本なのか知らないが、当然といった様子のリュナンに、ホームズは呆れた。
「馬鹿。やつらは全員真性百合だ」
「百合…。なんて非生産的な」
確かにそうだが、生産する気もないくせに行為に及んでいる奴が言えた義理ではない。
「俺の調べによるとマーテルは青髪フェチでサーシャ、エンテ、メル、リベカを食ったらしい。
フラウはサン一筋。ヴェーヌはソフィアの竜騎士レシエのネコだそうだ」
「世も末だなあ。まあ、とりあえずまとめといたほうがよさそうだ」
マーテルとフラウはリュナン軍へ振り分けられた。


……長くなってしまったので終わっときまつ。
プラムの話は過去にどこかで出てたやつをパクり…ゲフン、使わせていただきました。どもです。
571247:02/11/28 21:36 ID:9qo7u6Qg
>ミランダ萌え様
ティニーたん! ティニーたんきぼーん!!
572名無しさん@ピンキー:02/11/28 21:37 ID:rE0Lw/sa
>>567-570
メチャメチャ笑えた。乙!
573ミランダ萌え:02/11/28 23:52 ID:gYUZeHFL
遅レスです
マリータとの絡みは難しいなぁ。書けるかどうか、分からないです。スマソ。
努力はしてみます。

シャナムに流星剣だけでなく夜の技も教えられるマリータ
その技は一瞬で男五人を天国にイカせるという。
ってのはどうです?

妥当な所でやっぱりナンナかティニーかな?
574名無しさん@ピンキー:02/11/29 12:35 ID:2UKys7YT
>>247
ワロタ!
あいかわらずシリアスとのギャップすごすぎ。
処女エンテたんハァハァ
575名無しさん@ピンキー:02/11/29 14:16 ID:6+JIKr/j
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576名無しさん@ピンキー:02/11/29 14:18 ID:BptciI5K
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577名無しさん@ピンキー:02/11/30 14:56 ID:VYxlc7YG
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578名無しさん@ピンキー:02/11/30 14:57 ID:BWnAbvpr
久々に見にきたので遅レスですが。
>247さん
>>462のアーダン×ティルテュ良かったです!十分ラブですよ!
まさかここでアーダンの、しかも純愛の、しかも相手がティルテュー!な
お話が読めると思っていませんでした。
聖戦にはまったのが遅すぎたのが原因か
戦略的にはいちおうオススメとして結構見かけるアーダン×ティルテュなのに
作品まともに見た事がなかったので余計嬉しかったです。
良いもの見せていただきました。ありがとうございます〜。
579名無しさん@ピンキー:02/12/01 04:31 ID:z0ZYC449
マジ×サジキボンヌ
580名無しさん@ピンキー:02/12/01 16:49 ID:2sDELiC9
バーツは(´-`)イラネ 、と?
581名無しさん@ピンキー:02/12/01 21:02 ID:3umIaQ+9
むしろマジサジでバーツを責めたてる小説キボンヌ
582夜這い1:02/12/03 08:19 ID:9vaIppft
「夜這い」

あの日から、十日が過ぎようとしていた。
フレッドと結ばれたものの、二度目の夜がやってこないことにオルエンは不安を覚えていた。
皆の前ではあいかわらず「オルエン様」と呼ぶばかりか、ふたりきりになる機会も持とうとしない。
なんとなく、よそよそしくも感じられた。
(なんでなの……)
夕食後、割り当てられた自室に戻ってから、ずっとそのことを考え続けていた。

彼は寝る前の挨拶も廊下からで、けして部屋に入ってこようとしなかった。
なぜ自分を避けるのか。問いたくても、恋の経験浅いオルエンにはできない。
聞きたくない答えが返ってくる気がしたのだ。「この間のことはなかったことにしましょう」と。
やはりこの間の一夜は、自分には理解できない「大人の付き合い」だったのかもしれない……。
悲壮感を滲ませた表情で、ため息をついたときだ。
控えめなノックの音がした。
583夜這い2:02/12/03 08:19 ID:9vaIppft
時間からしてフレッドに間違いない。
期待半分、あきらめ半分で、オルエンはベッドから立ち上がるとドアを開けた。
やはりフレッドで、いつものように「忠義に篤い騎士」といった風情で待っていた。
彼の瞳には、オルエンが期待する情熱はひとかけらもなかった。
「オルエン様。明日は休日ですし、今夜はゆっくりお休みください」とフレッドは言い、一歩退いた。
その行為が「部屋に入る気はない」と宣言しているようで、オルエンは傷ついた。
ひどい、とつぶやいてみたくなる。だが、目を伏せただけで、明日の予定の話を聞いていた。
――少し不機嫌な自分がいるのが分かった。
明日が休日ならば、自分と夜を過ごしてくれてもいいではないか。だいいち、こんな心理状況でゆっくり休めるはずがない。

ドアノブを強く握りしめると、オルエンは語り終えたフレッドに「……わかったわ」とようやくの思いで言った。
おやすみなさい、を言わないのがせめてもの抵抗である。
フレッドの顔に浮かんだ表情を見るのが怖くて、オルエンは思いを断ち切るようにドアをすばやく閉めてしまった。
それ以上対峙していると、自分が何を言い出すか分からなかった。
584夜這い3:02/12/03 08:20 ID:9vaIppft
大きくため息をつくと――オルエンはベッドに倒れこんだ。
(フレッドなんか、しらない)
子供じみたこととわかっていても、ふてくされていた。
ふて寝してしまおうと目を閉じたが、なかなか眠りは訪れない。
暗闇の中、うっすらと見える天井を眺めながら、オルエンはフレッドのことを想っていた。
(この間のフレッドは、いつもと違った)

そう思うと、かぁっと頭に血が昇った。一気に、あの夜のことを思い出してしまったのだ。
フレッドの背中に、精一杯しがみついて快感に耐えた自分。残した爪あとは、もう消えただろうか。
オルエンの中を充たしていったもの。生き物のようにのたうっていた。
吐き出した温かな液は、フレッドがすぐに拭ってしまったのでオルエンは見ていない。
いつもは無意識に洗う胸の色づき。フレッドに触れられるたびに、ぴんと固く張りつめていった。
(だめ)
考えないようにしようと頭を振るが、身体は熱を帯びてしまっていた。
最後に得た快感を求めて、オルエンの芯が疼いている。心なしか、下着がじんわり濡れているように感じた。
(私……いやらしい)
唇を噛んで、オルエンは自分の身体を強く抱いた。

冬の風が激しく窓を揺らし、音を立てたとき、オルエンの頭にひらめいたものがあった。
(会いにきてくれないなら、会いに行けばいい)
今夜は眠れそうになかった。
だが……夜も遅い、はたしてフレッドは起きているだろうか。
オルエンはベッドからすべり降りた。まだ起きていることを願って、とにかく行ってみようと決めたのだった。
585夜這い4:02/12/03 08:21 ID:9vaIppft
薄暗い廊下をゆっくりと歩いていく。
まだレンスター城は復興途中だが、来客用の寝室階は比較的損害が少なかった。
ただ、廊下の窓のガラスにヒビが入っているために隙間風が吹き込んでいた。
寒さに身を震わせながら、オルエンは絨毯を踏みしめていく。
男性用の階へ続く階段を、音を立てぬよう上がる。
いびきがもれ聞こえてくるドアの前をいくつか通過し、あるドアの前でオルエンは立ち止まった。

そっと、ドアに耳を押し当てて中の様子をうかがう――コトリとも音がしなかった。
(やっぱり、もう寝てしまったのかしら)
オルエンはドアに手を当てていた――無意識のうちに押していたらしい。ドアが少し開いた。
鍵がかかっておらず、元から少し開いていたらしい。
オルエンは知らなかったのだが、緊急の時にすぐに飛び出せるように、という考えからフレッドはいつもこうしていたのだった。

少しためらったが、オルエンはドアの中の暗闇をうかがった。
ベッドにいるフレッドからは、寝息が聞こえる。
(寝顔、見てみたい……)
オルエンは衝動に突き動かされ、部屋に身をすべりこませた。同時に、ドアを後ろ手に閉める。
自分でも大胆なことをしていると思う。だが、時は深夜。誰にも気づかれる恐れはなかった。
586夜這い5:02/12/03 08:21 ID:9vaIppft
胸を高鳴らせて、オルエンはわずかな光を頼りにベッドへ近づく。
フレッドの穏やかな寝顔を覗きこんで、オルエンは少し悔しくなった。……眠れないほど悩んだ自分は何だったのだ。
その悔しい気持ちが一段落すると、次は寂しさが襲ってきた。
またこっそりと自分の部屋に戻って、ひとりで眠るのは嫌だ。
(フレッドの傍にいたい)そう強く思った。もちろん、「傍にいる」だけでは嫌なのだが。

少し考えると、オルエンはベッドの反対側、壁際に回った。
毛布をそっと持ち上げると、思いきって端のほうにもぐりこむ。
眠っているからできた大胆な行動だった。毛布はフレッドの体温で、うっとりするぐらい温かくオルエンを包み込んだ。

フレッドの肩をためしにつついてみるが、疲労が溜まっているせいか反応がない。
(熟睡してるみたい)
伸ばした手を戻しかけて――やめた。
(抱きついても、わからないかしら)
身を寄せていき、頬を背中にくっつけても、フレッドの寝息は途切れない。
しばらくそうしていると、フレッドは寝返りをうって、オルエンのほうを向いた。身を固くしたオルエンだったが、目覚める気配はない。

オルエンは、思い切ってその胸に顔を埋めた。
ようやく、この間のように触れることができてうれしかった。だが――やはり、直に触れたい。
その思いから、オルエンはそっとフレッドのシャツの下へ、手を差し入れた。
息をつめて様子をうかがう。が、相変わらず安らかな寝息が続いていた。
少しかさかさした肌を、指で確かめるように触っていく。
と、自分が触られているかのような感覚になって、オルエンは興奮した。
587夜這い6:02/12/03 08:21 ID:9vaIppft
(フレッドは、何をしてもわからない)
寝顔を一瞥して、オルエンは心を決めた。指を、徐々に下へ、下へと下ろしていく。
進めるたびに、自分が高ぶっていくのが分かる。
(こんなの、よくない、けど……)
下着の下をそっとくぐり、腿のほうへと進む。
ざわり、と指に絡みつく感覚があって、さらに下へ行くと、やわらかく横たわるものに行き当たった。

(これ……)
オルエンはそのふにゃりとした感触を確かめるようにそっと握った。
(こんなに、やわらかいの?)
あの夜は、自分に悲鳴をあげさせるほど硬く……そして、大きさももっとあったはずだ。
不思議なことだが、オルエンは自分が大胆なことをしているとは思わなかった。
ただ、難しい問題に取り組む生徒のような姿勢でフレッドと向き合っていたのだ。

オルエンは、乏しい知識を総動員してその仕組みのことを思い出した。
(たしか、こうしたら、)
細心の注意を払って、握る手を動かす。だが少し上下させてもあまり変化は感じ取れなかった。
(ちがうのかしら)

手を離し、今度は指先で輪郭をなぞるようにしてみる。
下のほうから、少しふくらんだ部分を経て先端に至る。
フレッドに意識があれば確実に顔を赤くする、淫猥な動きだった。
反応して、そこはみるみるうちに硬くなっていった。
少しづつ反り始めたのを感じて、オルエンはいっそう熱をこめて続けた。
588夜這い7:02/12/03 08:22 ID:9vaIppft
続けて、先端に指を触れる。触れば触るほど、異様な器官だと思う。特に、先端は。
なめらかな表面に穿たれた窪みの存在が、不思議でたまらなかった。
手触りを楽しむように動かしていると、じわじわと湧いてくるものがある。
先走りのことを知らないオルエンには、また不思議に感じられる現象だった。
(まだ起きないのかしら……)
オルエンは、両の手のひらでそれをそっとはさんでみた。

フレッドは、まだ夢の中にいた。
――オルエンが、自分のものを胸で包み込むようにしているのだ。
「く……オ、オルエンさ、ま」
きゃしゃに見えるが、オルエンの胸は大きい。
そのしっとりと汗をかいた胸で、挟み込まれているのである。気持ちよくないはずがなかった。
「フレッド、きもちい……?」
切なそうに見て、問われても返事ができない。

胸がふるりと震えると、オルエンは身を離した。
「……最後は、手でしてあげるから」
言って、手を伸ばす。細い指で、握るようにされるとフレッドのそれはどくん、と脈打って硬くなった。

「っ……」
思わず目を向けると、毛布の中のオルエンは服を着ていた。
いつの間に着替えたのか、という疑問は浮かぶが泡のように消えてしまう。
オルエンの指が自分の欲望を絞り上げていくのに身を任せていた。
589夜這い8:02/12/03 08:22 ID:9vaIppft
「は……」
指の動きに合わせて、腰をもどかしげに動かしてしまう。
飢えている自分が、たまらなく恥ずかしかった。が、迫りくる快楽の前には恥も何もない。
ただ、背すじから腰へとじわじわと這い降りてくる快感を感じていた。
切羽詰った様子を察したのか、オルエンの動きが速くなった。より力をこめて、大きく動かす。
もう、限界だった。最後の刺激を表面に受け取ると、ふるふると震える。
その震えは腰にまで広がっていって、強烈な快感が弾けた。
同時に、液が勢いよく溢れ出した。

「く……、出、出る……っ」
その自分の声で、フレッドははっと意識を取り戻した。夢ではなかったのだ。
二度、三度と大きく震えるたびに、自分の精液がどろりとオルエンの指を伝っていく。
溢れ出るさまをじっと見つめていたオルエンは、フレッドの視線に気づいて顔を上げた。
「あ……フレッド」
照れたような、困ったような……眩しいものをみるような表情で、オルエンはフレッドを見た。
激しく混乱し、フレッドは動けなかった。
なぜ、オルエンが自分の部屋にいるのか。そして、なぜあのようなことをしたのか。
問いたいのに、言葉が出てこない。

しばらくしてそのショック状態が解けると、今度は否が応にも自分の中のオスを意識し、フレッドは自己嫌悪に陥った。
(あんな、情けない姿を見られてしまった……)
フレッドは取ってきた布で指を拭いはじめる。
オルエンは親に世話される子供のように、じっとしていた。
590夜這い9:02/12/03 08:23 ID:9vaIppft
指先についた液体は、白く濁って粘り気があった。
(これで子供ができるなんて……)オルエンは不思議そうにそれを見つめていた。
と、フレッドに制されてしまう。
「やめてください、オルエン様……」
心底恥ずかしそうに言う彼が、なんだか情けなく見えてオルエンにはおもしろい。
「なんだか、変なものね」直に触るのは初めてだった。
溢れ出す瞬間も、オルエンには不思議でたまらない。なぜあんなに勢いよく出るのか、と。
オルエンのもの問いたげな目に気づかぬふりをして、フレッドはようやく拭い終えた。

ややあって、オルエンの髪をすきながら、フレッドは口を開いた。
「オルエン様……」
つぶやくフレッドに、オルエンは身を寄せた。そして、顔を彼の胸に埋める。
「どうして」その問に答えず、オルエンは唇を重ねていった。
甘えるように、何度も繰り返す。フレッドは、力をこめてオルエンを抱きしめた。

オルエンはもう耐えきれず、肩にすがりつくようにして言った。「好き、フレッド」
「大好きなの……」と続けたオルエンに、フレッドは「私もです」と答えた。
あっけない返事に驚くと同時に、オルエンはすねていた。
ずっとふたりきりになりたかったのに。
責めるオルエンの言葉に、フレッドは困った表情になる。
591夜這い10:02/12/03 08:25 ID:9vaIppft
「その……一緒にいたら」
「なに?」
「オルエン様に溺れてしまいそうだったので」
本人はさらりと言ったつもりだったが、顔が赤らんでしまっている。
フレッドは自分のことが分かっていた。
おそらく毎晩、オルエンのなまめかしい姿態の虜になってしまう、と。
暴走しそうな自分がいたので、あえて自制したのだったが。

「私は……それでも――ううん、そうしてほしい、の」
言ってから、ふー、と大きく息をつき、目を閉じる。ようやく、自分に素直になれてほっとしていた。
「そうですか」フレッドは、笑顔になるとオルエンの唇に口づけた。
「お許しが出れば、もう我慢はしません」
そして、オルエンの背中に手を回す。
オルエンは頬を赤く染めて、くたりと毛布に沈みこんでしまった。

覗き込んだフレッドの表情から察すると、まだ夜は続きそうだった――。
592582:02/12/03 08:33 ID:9vaIppft
いつだかの続きです。
さいきんごぶさただったので……名無しでひっそりとうp。
エロ度低くてごめんさいです。。うぅむ、修行しまつ。
自分の中ではツボのシチュなんですが。。

>>247
ティアサガ女体比べ(?)の話すごいおもろかった。
作風の触れ(失礼、振)幅すごい。うらやましいでつ
593名無しさん@ピンキー:02/12/03 13:15 ID:2SV0JCo7
>ぬるめ氏
グッジョブ!純愛&主従萌えー。

ところで最近板違いの別スレでエロSS書いてるのって>247氏?
作風とか表現似てるんだけど。
594名無しさん@ピンキー:02/12/03 23:28 ID:0fiCvF1x
オルフレマンセー!!好きなカポーだし、シチュ萌える〜
595名無しさん@ピンキー:02/12/04 16:50 ID:JillCpCq
セティとティニーのを書いてみたいな。
初めてなのに上手いセティに「教えられる」ティニー。
で、後で初めてなのに上手い事でフィーに
「レヴィンにそっくり。レヴィンの血を引いてるだけの事はある(意訳)」
と言われて落ち込むセティ(w
レヴィンが本当に上手いかどうかは…全ては闇の中に(w
596名無しさん@ピンキー:02/12/04 19:59 ID:+mNcTD/c
漏れもティニーたんはセリスよりセティのが
萌えだYO!
是非書いてくれぇぇぇぇ!!
「ティニーは可愛いな。私の宝物だ」
心のティムポが既に勃ちますたハアハア
597名無しさん@ピンキー:02/12/05 01:39 ID:JIlmdTau
「ティニーは可愛いな。私の宝物だ」

言いながらティニーに首輪つけてフェラさせてる
鬼畜王セティキボンヌ
598名無しさん@ピンキー:02/12/05 08:30 ID:Cz4ib56q
>595
書いてくださいおながいします。
教えられるティニーたんハアハア

599名無しさん@ピンキー:02/12/05 15:18 ID:F4MdwDmY
>>597
そして、アーサーフィーと、妹トレードで4P。
600□□マジやばいよ□□:02/12/05 15:18 ID:jVe9LIH6
なっちトイレ
http://rental.serikura.jp/~shop/nt/ans.jpg
加護ちゃんトイレ
http://www.all-mode.net/jrank/in.php?id=arifish

以上みてみて
601名無しさん@ピンキー:02/12/05 17:30 ID:um5t8fGu
>>599
アーサー抜きで3Pがイイ!
602247:02/12/06 00:39 ID:KT3TuT1J
>>582-591
かかか可愛え〜オルエン萌え〜。興味津々でいじっちゃうとこがリアルでイイ!
次はフェラきぼんぬ、とか言ってみる。

>>593
当方FE関係はこちらでしか書いておりませんが…。別スレならともかく別板とは??

>>595
セティ×ティニー、自分ラブラブ書けそうにないんで是非に! お待ちしております。

>>596-601
首輪に悶絶。っていうかむしろ絵で見たい。
近親は公式だけでお腹イパーイ…。ブラコンティニーを無理やり手篭めにするセティ、なら萌えまつ。

つーわけで、頓挫してましたが一気に書けました。
鬼畜っていうか短絡思考の精神的Sセティ×ティニーです。最長かも…スマソ。
一応恋人同士前提。ベッタベタな展開に笑ってやってください。(何様)
ではどぞ。
603247:02/12/06 00:40 ID:KT3TuT1J
『書庫の知る秘密』

「セティ様…?」
廊下の角を曲がったところで、セティはティニーに呼び止められた。
魔道書の調達と整理のため、セリスから鍵を預かって書庫へ向かう途中だった。
聞けば、彼女も今からセリスのところへ向かう途中とのことだ。
「セリス公子が…何の用事なんだ?」
「あ、いえ…。お伺いしていないのですが、お呼びとのことなので」
「では、私と同じかな。書庫まで一緒に行くか?」
「そうですね、きっと。…ご一緒してもよろしいのですか?」
「悪いわけはないだろう」
「嬉しい…。よかったです、お会いできて」
微笑みながら隣を歩くティニーと会話している間、セティはずっと上の空だった。

その理由は彼女の服装にあった。
ティニーは、肩が露わになっている淡いピンク色のミニワンピースを着ていた。
二の腕までをクリーム色の手袋が覆い、足には同色のニーソックスを履いている。
靴は黒で、ヒールのないシンプルなものだった。
そして何より、ワンピースの裾との間に覗く白い太腿が煽情的だった。
セティは一刻も早く、彼女の姿を他の男の目から隠したかった。セリス公子のもとへ
向かわせず、一緒に連れてきたのもそのためだ。
大体ここまで来る間でさえ、すれ違った男たちは彼女を嘗め回すように見ていた。
あれは絶対に気のせいではない。振りかえって、無遠慮な視線で視姦する輩さえいた。
おまけに彼女は、そんな奴らにも丁寧に挨拶をしながら歩いていた。男たちの欲望に
満ちた視線になど、まったく気付いていないようだった。
セティはそのたびに後ろから睨みつけて威圧し、男たちを追い払った。ともすれば
暴走してしまいそうな風精を抑えるのにひどく苦労した。
あまりに無防備なティニーに、セティは苛立っていた。
604247:02/12/06 00:41 ID:KT3TuT1J
セティは無言で足早に書庫へと向かい、ようやく中に入ると深い息をついた。
そんな様子のセティに、ティニーはおずおずと声をかける。
「あの、セティ様。私、何か…その、失礼なことでも」
不安そうな瞳。
セティは少し心が痛んだが、憤りは消えなかった。
「別に、何もない。すまない…何でもないんだ、早く片付けてしまおう」
そう言うと、セティは奥へと入って本棚にとりかかった。
建設的で、冷たくも思えるセティの行動に、ティニーは少し落ち込んだように見えた。
その姿を見て、優しくしてやりたいという衝動が湧き起こった。
しかし、彼女の身の危険を思うと冷静ではいられなかった。彼女は無防備すぎる。
このままではいけない。おとなしい彼女は欲望の標的になりやすいだろう。
男に対する防衛は過剰でもいいくらいだ。何かあってからでは遅い。
セティは魔道書を片付ける手を止めて、さらに奥で作業をするティニーの元へ向かった。
彼女はひどく難儀していた。本棚の高いところに必死に手を伸ばしている。
そして伸び上がっているせいで、元々短いワンピースの裾はずいぶんきわどいところ
まで持ちあがっていた。血が逆流するような感覚。
セティはつかつかと歩み寄り、後ろからティニーのとろうとしていた魔道書を引き抜いて
彼女に手渡した。
「あ、ありがとうございます」
向き直ろうとした彼女を、後ろから乱暴に抱きすくめた。
ティニーはびくりと身を仰け反らせ、魔道書がその手からはなれて床に落ちた。
605247:02/12/06 00:41 ID:KT3TuT1J
「あ…セ、セティ様…。だめ…で…す…」
その声には答えず、腕の中で暴れる彼女を抑えこんでうなじを吸い上げた。
「きゃぁっ…ぁん、だ…めぇえ…っ」
身をくねらせるティニー。彼女の感帯をもはや完璧に知り尽くすセティにとって、
彼女を感じさせることは造作もないことだった。
「やあぁ、おねが…いっ……セティ、様ぁあ…」
ティニーは涙を潤ませながら拒絶の声をあげたが、それは聞き入れられず、
むしろ愛撫は激しくなるだけだった。
セティは彼女の顔を見ないように、後ろから攻め続けた。顔を見てしまえば、
きっと愛しくなって…優しくしてしまうだろうから。
「駄目。今日はティニーの『お願い』は聞かない」
セティはそう宣言すると、耳元や首筋を唇で吸い上げながら、胸を掴んで揉みしだいた。
そしてその頂にそっと触れると、ティニーの体が跳ね上がった。
「あぅう…んっ!」
胸の先端が服の上に浮き上がるほど尖り、指がその上を掠めるだけで更に硬くしこった。
セティはそこを指で挟んで優しくしごき、軽く回したり押し込んだりして丹念に刺激していく。
「ん、んぅ…ぁ…ふぁぁ…ん」
ティニーは、大きな声をあげたら誰かに聞かれてしまうと思って必死で声を抑えようとした。
しかしセティの繊細な唇と指の動きに踊らされて、つい甘い声をあげてしまう。
そんなティニーに、セティが耳元で囁いた。
「君が悪いんだよ…。そんな格好で、私を誘うから」
「そ、そんな…、ん、ぅうんっ…。い、嫌…こんな、ぅん…こんなところ、じゃ…」
「こんなに可愛い格好…誰に見せるつもりだったんだ? …セリス公子?」
逃れようともがくティニーを弄びながら、先端をきつくつまみあげた。
抵抗しながらも感じて淫らな声をあげるティニーに、嗜虐心が煽られていることは
自分でも気付いていた。自分がそういう属性の持ち主だとは、今まで考えたこともなかった。
「は…ぁあんっ! …でも、っ、この服、あぅ…セリス様に、いただいたんです…っだ、だから」
その言葉に、セティは自分でも頭に血が昇ったのがわかった。
606247:02/12/06 00:41 ID:KT3TuT1J
嫉妬と、そして暗い欲望がセティに湧き上がる。
「…ふうん? セリス公子に見せて…それで彼に、こんなことされたかった?」
セティの手が、後ろから秘所に滑り込んだ。
布の上からでも濡れていることがはっきりとわかるそこを、官能的になぞりあげる。
「あぁんっ! そんな…っ! そんな…こと、なっ…ふあぁぁっ」
「君は無防備すぎる…もっと男を警戒したほうがいい」
脇から指が侵入して、直接そこを攻め始めた。無遠慮に入り込んでくる指に、
ティニーはまるで見知らぬ男に攻められているような感覚にとらわれていた。
セティの顔を見て安心したくて、必死に体をひねって後ろを向こうとする。
しかしセティの腕に阻まれてそれは叶わなかった。
代わりに入り口を犯す指を増やされて、ティニーは嬌声をあげて腰をくねらせた。
「あ、やあぁぁっ! …ごめ、ごめんなさ…い…っ、や、あぁ…ん」
「欲情して何されるかわからない、こんなふうに…ね」
ワンピースの裾がまくり上げられ、下着が膝の辺りまで下ろされる。
秘所から溢れ出す蜜が、太腿をねっとりと幾筋も伝っていった。
「あぁっ…、だめ…。だ…れか…来たら…っ」
「私は他の男を喜ばせてやるような趣味はないよ。大丈夫…、誰も来ない」
「ん、んんっ…、や…セ…ティ様ぁあ…っ!」
真珠を剥き出しにして刺激し続けるセティの指に、ティニーは溺れていった。
それでも不安と羞恥は消えず、弱いながらも抵抗を返す。しかし彼女は、
それが一層セティを煽っていることに気付いていなかった。
「そんなに可愛い声出しても駄目。君にちゃんと教えておかないとね…、
欲情した男が、どんなふうにケダモノになるか」
「あ、んぁあぁぁっ!」
セティの指が、押し広げるような動きで内部を侵食しはじめた。
「やぁあ…あっ…あ、お願い…もぅ、ゆ…るして…あ、あぁああっ!」
熱く濡れた秘所は、それさえも受け入れて妖しく蠢き、言葉とは裏腹に
蜜を溢れさせてセティを求めていた。ティニーの腰が切なそうに悶える。
607247:02/12/06 00:41 ID:KT3TuT1J
しかし、セティは焦らすように指だけで愛撫を続け、耳元から意地悪な囁きを繰り返した。
「…『お願い』は聞かないと言っただろう?」
「ぁああぁんっ、やぁっ、嫌ぁあ…あぁぁうっ!」
もはやティニーは声を抑えられず、自分の服を握り締めて高く甘い声を響かせた。
肩を震わせ、体を暴れさせる彼女の蜜壺に、セティは中指を根元までずぷりと沈めていく。
ティニーの秘肉が指にまとわりつき、ゆっくりと締め付けるような動きを見せた。
「嫌ならちゃんと、自覚することだ。それとも誰かほかの男の前で、こんなふうに乱れたい?」
「そ、そんな…ぁあっ、あぁんっ! セ、セティ様だけです…私…っ、私がこんな、に…っ」
「こんなに?」
「わ、私が…あぁん、ん…こんなふ…うに、おかしく…なってしまうの…」
「ふうん…これだけで、こんなに感じているのに? …心配だな」
セティは中指を折り曲げるようにして内部を蹂躙した。
ティニーの内部は包み込むように震えてそれを受け入れている。
両隣の指も入り口を押し広げて更に奥へと進み、内壁を擦り上げた。
「い、意地悪…言わないで、下さ…っ、んっ…私…セティ様以外の男の方になんて…わた、し」
「そう思っているなら…どうしてこんな服を着た?」
「ん…んぁああ…ぅんっ……ご…ごめんなさい…。だって、そんな…、ぅうんっ」
「ティニー、知っているのか? 君を恋人にしたことで、私がどんなに恨まれたのか」
セティは息を吐きながらティニーの首筋から唇を下げていき、肩甲骨の間の窪みに顔を埋めた。
後ろから体重をかけられて、ティニーの上体が前へ倒れていく。ティニーは服を握り締めていた
手を離し、反射的に本棚に手をついた。
セティの顔がティニーの背中から腰を伝い、だんだん下へと降りてくる。
608247:02/12/06 00:42 ID:KT3TuT1J
「…ぁあん……っ、お…お兄様、に…?」
「まあ、それもあるが…。軍内の男たちには皆、だ。彼らが君をどんな目で見ていると思う?
どんな欲望を持ってティニーを見ているか…考えたことはあるのか」
「…っ!」
内部を犯していた指が引き抜かれ、胸を愛撫していた手も後ろに回りこんで腰を撫で上げた。
そして突然、両手で尻をわし掴まれて、ティニーは思わず仰け反った。
「皆、こんなことしたいと思ってるんだよ」
「んっ、あああぁぁんっ!」
セティの唇が、秘所に触れた。その瞬間、ティニーの高い嬌声があがる。
セティは舌でつっ、と秘裂をなぞりあげた後、冷静に言い放った。
「そんな声をあげて、乱れて、彼らと楽しみたかった?」
「やっ…違う、違います…っ! あぅ…ああぁんっ」
必死に首を振るティニーの言葉を遮るように、セティは淫らな音を響かせて花弁を舐め上げた。
舌をねっとりと差し入れ、逃げようとする腰と尻を掴んで引き寄せた。
どぷっ、と甘い蜜が溢れ出す。
「ほら、こんなに濡らして…。もう、誰だっていいと思ってるんだろう」
「そ、そんな…、ひど…っ、っあ、あぅぅ……ん、ん…」
「じゃあ慰めてもらえばいい。セリス公子に…こう、やって」
セティは唇で噛み付くように秘所の入り口を攻め、そして言葉でもティニーを蹂躙していった。
ティニーの瞳から涙が零れ落ち、嗚咽とともに掠れた甘い声をあげた。
「あう…っん、嫌! 嫌です…っ!」
「嘘…。こうされたくて、彼に会いに行ったんだろう?」
「あ…あんっ、あああぁぁっ!」
綺麗なピンク色の突起を強く吸い上げ、舌で転がす。
ティニーのひときわ高い声が書庫中に響きわたった。
609247:02/12/06 00:42 ID:KT3TuT1J
「そんな大きな声あげていいのか? それとも…誰かに見られたい?」
「ち…がぁ…、ぁああ…っ、やめて…ぇ…っ」
突起はいくら弄んでも起き上がってきた。
そこを何度も転がして突付き、軽く歯をたてたりして刺激を続ける。
「こんなに感じてるくせに。嘘つきだな…」
「そんな…こと、仰らないで…くだ、さ…、あっ…、うぁ…んんっ、あぁん…」
ティニーのそこは全体が薄紅色に充血し、セティを求めて蠢いていた。
そして、とめどなく溢れる蜜はセティの舌でもとらえきれずに太腿を伝っていった。
「やぁ…、も……おね…がいぃ…っ」
ゆるゆると力なく首を振りながら、ティニーは本棚にもたれかかっていった。
もはや完全にセティの愛撫に溺れて、目の焦点が合っていない。
「っく、ぁ…んあぁぁ…、セティ様…、セ…ティ…様ぁあ」
ティニーの腕が、セティを求めるようにさまよって空を切る。
そしてうわごとのようにセティの名を呼ばわった。
いつもなら縋りつける彼の背中も肩も首も、瞳を開けば見える顔も胸の筋肉も、目の前にはない。
「ほら…。ティニー、そんなに暴れるな」
「んぁ…あぁっ、…あん」
ただ彼女を翻弄する指と口の動き、そして背後から聞こえる声はまぎれもなく彼のものだった。
しかし普段は優しく彼女を癒すそれらは、今は乱暴に、冷徹な響きをもって彼女を責め立てる。
それが彼女の意識を余計に混濁させたが、そんなことはおかまいなく舌がうねるように入り込み、
淫猥な音を響かせて内部を蹂躙し続けた。
「ふ、ぁああん、や…もう、だ…めえぇ」
もはや立っていられない様子で、膝を折って崩れそうになったティニーの腰を、
セティは抱え上げて自らに引き寄せる。
「まだ…駄目」
「あぁぅっ」
無理矢理に立たせると、ティニーの上半身はバランスを失って本棚に倒れこんだ。
610247:02/12/06 00:42 ID:KT3TuT1J
もつれる腕がかすめて魔道書が何冊も床に落ち、散乱する。セティはさらに棚から
魔道書を引き抜いてスペースをつくると、ティニーをうつ伏せのままそこに押し倒した。
「…っ、あっ、いやあぁ」
腰を大きく突き出す格好になったティニーは、急に羞恥心を取り戻して起き上がろうとしたが、
セティはそれを許さなかった。
上から押し付けられて、胸の敏感な部分が棚に擦れる。体がびくりと跳ね上がった。
「あぁっ!」
「どうしたんだ…、気持ちいいのか?」
「あっ…だめぇっ」
セティはティニーのワンピースを掴み、胸元までたくし上げた。
布は一度ふくらみのところで引っかかったが、セティが力を込めて引っ張り上げると、
観念したように白いなめらかな乳房がこぼれ出た。
うつ伏せになっているせいもあり、たわわに実った果実のようにぷるぷると震えている。
桜色の先端はこれ以上ないほどに張り詰めていた。
「こんなに硬くして」
「あぁんっ!」
きゅっとつままれて、ティニーは背を反らせて反応する。
しかしセティはすぐに先端から手を離し、代わりに乳房を下から握るように掴みあげて
先端を本棚の角に擦り付けた。
「ふ、ぅぅうんっ!」
硬質の刺激に、ティニーは堪らず切ない声をあげた。甘い吐息が漏れる。
「っ…はぁっ…ぁあん、あぁぁんっ」
「ずいぶん可愛い声あげてるな…そんなにいいのか」
セティはもう片方の胸も掴んで、回すように揉みしだきながら擦り付けていった。
「ふ…っぁ…ぁん、んんっ」
ティニーの体が悶えて揺れた。
腰が回転するような動きを見せ、両脚をもじっている。
611247:02/12/06 00:42 ID:KT3TuT1J
「…欲しい?」
「ん…んん…」
セティの意地悪な問いにティニーは答えず、吐息のような声を漏らしただけだった。
「どうなんだ? ティニー、…どうして欲しい?」
「…っ、あ…いやぁ、そんなこと……き、聞かないで…」
「じゃあ、ずっとこのままだ」
恥ずかしそうに身をよじらせるティニーを押さえつけ、首筋を舐め上げながら背後から囁く声。
「あぁ…っ、んん…んぅ」
「ほら、早く欲しいんだろう…」
セティは熱く昂ぶった自身を取り出し、ティニーの入り口にあてがった。
焦らすように先端を押し付けて入り口を弄ぶと、ティニーの腰が揺らめいた。
「ん…あぁぁん…っ、お、お願い…」
「何度言わせるんだ、ティニー? 『お願い』は駄目だ」
冷たく言い放ち、押し付けたものを回すように擦り付ける。
「ん、んぁああっ…あぅ、…っく…ぁあ…」
「言うとおりに、してあげるから」
ティニーのそこはもう限界だった。侵入せずにとどまっているセティの昂ぶりを求め、
包み込むように花びらが痙攣する。
唇がわななき、ティニーはほとんど無意識にその言葉を口にした。
「あ…ぁ……、……です……」
「何、聞こえない。はっきり言ってごらん、ティニー」
「……しい…です…」
「ん?」
「…欲し…い、です…。…セティ様…の……」
それを聞いて、セティはティニーの頭を愛おしそうに撫でた後、腰をぐっと引き寄せた。
612247:02/12/06 00:43 ID:KT3TuT1J
「――いいよ、あげる」
「ん…あぁっ、ぁぁあああっ!」
熱い昂ぶりが、ティニーの中心を一気に貫いた。
最奥へ性急に入り込んでくるそれを、ティニーの膣口がもう逃さないとばかりに締め上げる。
「く…、ティニー…っ」
「ああぁ! やっ…、あっ…あ、あ、ああぁぁ!」
彼女が息を吐き出す瞬間だけ弛緩して、また締まる。さんざん焦らされて限界まで高められた
ティニーの内部は、何度もその収縮を繰り返した。
その動きがもたらす快感は、セティのそれを一層たぎらせて欲情を煽っていった。
「あうぅっ…っん、んん、んぁあ……あぁあっ…!」
セティは絡みつく媚肉を振り切るように先端まで引き抜き、再度奥へと突き上げた。
腰を揺り動かすたび、ティニーはいくらでも嬌声をあげた。
「はぁあっ、…ん、ぁああ! っ…セ、セティ様ぁああ!」
セティは激しく腰を打ちつけ、下から突き上げるようにしてティニーを貪っていく。
「あぁぁっ! あ、ふぁ…ああんっ、ん、あん、あぁん!」
律動が速さを増し、ティニーは耐え切れず肘を折って本棚に突っ伏した。
激しい動きに上体が揺れて落ちそうになりながら、必死にしがみついている。
「っん、ん、んぁあ…っ! わ、私…、セティ様……あ、ああぁぁっ!」
セティの手に力が込められ、ティニーの腰をさらに引き寄せて最奥へと貫いた。
底を打って跳ね上げるように突いては引く。その動きは永遠に続くかとさえ思われた。
「セティ様、っ…あうぅぅっ…ん、好き…! セティ、さ…まぁ…っ」
かき回すような動きに変わり、肉がぶつかりあって蜜と擦れる音が漏れる。
ティニーの意識はますます朦朧となり、瞳の端から零れる涙が汗と交じり合って滴り落ちた。
613247:02/12/06 00:43 ID:KT3TuT1J
「あん、ぅううんっ! 行かないで…、っ、セティ様ああぁっ!」
激しく首を振り、体を震わせて声を張り上げながら、ティニーは腰を揺らめかせた。
「ティ…ニー!」
「セティ様…あ、あぁぁあん! だめ、離さ…な…っ! ん、あん、んんんっ!」
セティは込み上げるものを感じ、根元まで埋まった肉茎を引き抜こうとした。
外に、出してやるつもりだった。
「嫌、置いていかないで…どこにも、行かないでええぇっ!」
しかしティニーはそれを離さず、自ら奥へと迎え入れて折れそうなほどに締めつけた。
「ん、セティ様、…ああっ、ん、んん! ああぁ、あん、あぁん、セティ様あぁ!!」
ティニーはずっとセティの名を叫び続け、髪を振り乱して腰を振った。
理性を失うほど乱れて、それでも彼を…セティだけを求めるその姿に煽られるように、
セティはティニーの中に欲望を放った。
「あああぁぁぁっ!!」
同時に達して体を痙攣させ、弛緩して崩れ落ちるティニーを、セティは後ろから抱きかかえた。

しかしティニーはなおも体を揺らしながら、首を振ってセティを求め続けた。
「あぅ…セティ…様、っ…いや…セティさ……ど、こぉ…?」
「…ここだよ…ティニー」
背後から声をかける。セティは振り返ろうとするティニーの喉元に手を回りこませ、
そして締め上げるように顎を持ち上げていく。
「駄目だ…見るな」
「やあぁ…セティ様…。あなただけです…私…あなた、だけ…」
「…っ……」
「いや…、ごめ…んなさい…。嫌わないで……嫌いに、ならないで…」
「ティニー!!」
セティは後ろからティニーを激しく抱きすくめ、横を向かせて強引に口付けた。
614247:02/12/06 00:44 ID:KT3TuT1J
「ん…んぅう…っ、ふぅんっ…」
下唇を柔らかく噛み、荒い息とともに舌を差し入れて口内を貪った。
ティニーが息苦しそうに体をくねらせても決して離さず、彼女の息も舌もすべて
奪うかのように吸い上げた。
「っふぁ…っ、はっ…あぁっ、はぁっ…」
「んっ…はぁ…。言うな。もう、言うな…。すまない…、謝るのは私だから」
セティはひとしきり絡めあった後ようやく唇を解放し、搾り出すようにそう言ってまた口付けた。
今度はついばむように、何度も何度もティニーの唇を奪った。
「んん…あ、はぅ…ん」
目を閉じて唇におりる刺激に身を任せていたティニーが、うっすらと目を開けた。
その瞬間、セティはティニーの肩に顔をうずめて彼女を引き寄せた。
「…駄目だ、後ろを向くな。見ないでくれ…」
「セティ…様…、どうしてぇえ…? …やっぱり、私のこと、嫌いに…なっ…」
涙声で肩を震わせるティニー。そんな彼女をセティは締め上げんばかりに抱きしめた。
「違う! …そんなはずはないだろう。こんなに、私はこんなにも…君を、こんな…
醜い想いを抱いてしまうほど、ティニーを…君を想っているのに」
セティの腕は震えていた。
「すまない…私は、嫉妬したんだ。それで、こんな…。君があまりに無防備で、
男を警戒していないから…。危険だと、教えてやるつもりで…初めは」
そう、初めはそのつもりだった。しかし途中で歯止めがきかなくなった。
従順に自分を求め、哀願する彼女が可愛くて、愛しくて…いっそ滅茶苦茶にしてしまいたい、と。
いつか、そんな感情に支配されていた。
「…セリス公子にも、誰にも会わせたくなかった。誰にも渡したくないと思った」
「セティ様…」
「いっそここに閉じ込めて…他のどんな男の目にも触れさせたくない」
セティの手がティニーの頬に回り、優しく瞼や唇をたどった。
ティニーがびくりと体を震わせる。
615247:02/12/06 00:44 ID:KT3TuT1J
「あ…」
「ただの…醜い、独占欲にすぎない。いつか、君を護ると言ったのに…私が君を泣かせるなんて。
…情けないな、私は」
ゆっくりと髪を撫でるセティの手に、ティニーは泣きそうな声をあげた。
「そんな…そんなことないです!」
ティニーはするりとセティの腕を抜け、振り返って彼の胸に飛び込んだ。
「そんなことない…、嬉しいです…セティ様…。私は、あなたのものです。
あなただけの、ものですから…」
セティの頬を手のひらで包み込むように引き寄せ、自ら唇を寄せた。
その細い腕のどこにそんな力があったのか、痕がつくほどにしがみついて、確かめるように背中をたどる。
やがて落ち着いて唇を離し、潤んだ瞳でセティを見上げた。
「もう、離さないでください。私、それだけで…幸せ、です…」
「…ティニー…」
焦がれて求めて、やっと手にしたセティのぬくもりを抱きしめて、ティニーは安堵で気が遠くなるのを感じた。
涙で霞んで見えなくなる前に、必死で彼の顔を焼き付けた。
「好きです…セティ様…」
セティの瞳をまっすぐに見つめ、幸せそうな微笑みを見せた後、ぷつりと糸が切れたように
倒れこんで気を失った。
それでも、その腕はしっかりとセティを掴んだまま離さなかった。セティはそうやって
硬直したままの彼女を身繕ってやり、もう一度強く抱きしめて深いため息をついた。
616247:02/12/06 00:45 ID:KT3TuT1J
「かなわないな…君には」
どんな想いさえも包み込んで、そのすべてを愛してくれる。その何よりも大切な存在を腕の中に抱いて、
ゆっくりとその綺麗な髪を撫で続けた。
護ってやりたいと同時に、いっそ壊してしまいたいという衝動をいつも抱えてきた。
それすら笑って受け止めて、まっすぐに自分を好きだと言った彼女が愛しくてたまらなかった。
「もう絶対に離せない…。それでも、いいんだな…」
そっとつぶやいて、セティはしばらくそのまま考え込んでいた。
そして不意に立ち上がり、ティニーを片腕に抱えたまま、床に散乱した魔道書をかき集めて
棚に戻していった。一通り整理を終えると、一向に目覚める気配のないティニーをマントでくるみ、
ふわりと抱きかかえて書庫を後にした。
部屋を包んでいた結界のようなものが、音も立てず消失する。
ティニーが恐れていた闖入者が現れなかったのはこのせいであった。
外界から切り離されていた部屋は現実に戻り、何事もなかったような沈黙が訪れた。

<了>
617名無しさん@ピンキー:02/12/06 01:05 ID:xO0Qp4Fj
>>247
ぐっじょぶ!!
618582:02/12/06 01:57 ID:JNn21SUM
619582:02/12/06 02:02 ID:JNn21SUM
失敗スマソ。

>>247
あいかわらずいい仕事ですなー。堪能しました。
しっかし、言葉責めがこんないやらすいとは……。
また247氏の作風がひろがった気が。

個人的にはラスト三行にやられた!
男の嫉妬、いいね。。
620名無しさん@ピンキー:02/12/06 02:33 ID:njDDmGzM
漢ならハンニバルの純愛だろ?
621おけいこ1:02/12/06 03:10 ID:JNn21SUM
(世の中には、物好きな奴が多いもんだ……)
今日何度目かの、ホメロスの独白である。

まじめくさった顔が並ぶリーフ軍を眺め回しただけでも、
踏み越えてはいけない一線の前で悶絶するマゾの奴、
無関心を必死で装ってはいるが、その実やりたくてたまらない狼野郎、
頭の中お花畑(ナンナとふたりきりv)でいっぱいいっぱいの暴走王子、
バカのひとつ覚えで「オルエン様ー」、おそらく騎上位でやられてる騎士もどき、
男に宗旨替えしたか?と疑いたくなるほど獣度ゼロの朴念仁の奴、
たぶん強気な妻にパンツの色まで指図されているダメ夫。
……と、ホメロスの歌心をビンビン刺激しまくる人材がそろっているのである。

(ろくな奴いやしないな、この軍。まともな男は俺だけか……)
が、「ろくでもない奴」のほとんどに恋人がいる。結局、
(まともな男がバカを見る軍かよ……)とホメロスがくさるのも当然のことであった。
しかし、悪いことばかりでもなく……。


「いや絶景だね、ほんと」
寝苦しい夜、泉の水がはねる音につられて出てきてみれば、木陰には女性の裸。
見た瞬間、ホメロスは「しめた」とばかりに木に取り付いていた。いい感じの枝に腰をかけると、下を見下ろす。
月光に照らされた裸体は、ほどよく白く、胸も握った感触が想像できそうないいボリュームだった。
腰はきゅっとくびれて、抱き心地がよさそうだ。
622おけいこ2:02/12/06 03:10 ID:JNn21SUM
(でも、初めて見る身体だな……)
いぶかしく思って身を少し乗り出したときだ。ちょうど膝を曲げた女性の顔が見えた。
「マリ……」動揺のあまり口走ってしまう。いつもならありえないことだった。
「ホメロス……!」
あ然とするマリータと視線ががっちり合う。こんな状況でもまっすぐ自分を見てくる瞳にホメロスは気おされ、言葉を探すのに苦労した。
とりあえず木から降りると、身を隠そうとするマリータに「いや、隠さなくても。まだぜんっぜん色気ないしね……」とようやく言えた。
「……!」泉に肩まで浸かると、マリータは不満そうに見つめ返してくる。あからさまに子ども扱いされて、腹を立てているのだ。
「あーあ、ナンナちゃんだったらなー。でも、今頃王子とお楽しみ、てとこか。うまくいかない人生」
「……そんなに残念なんだ」マリータはますますムッとして首まで浸かる。
「残念も残念、剣振り回して野っ原駆け回ってるような子じゃね……」

そこでふとマリータを見ると、「マリータ、おまえ好きな奴もいないだろう」
「!い、いるもの……」今度はあごまで浸かって答える。
「本当かおい。初恋か」ホメロスの問いに、マリータはうなずいた。
「おい、話してみろよ。……ほら、いつか助けてくれたろう。その礼も兼ねて相談に乗ってやるよ、おにーさんが」
「いい……」
岸辺に座り込むホメロスから、マリータは徐々に遠ざかろうとした。が、
「えんりょすんなって。だいたい、お前キスとかしたことないだろ。経験豊富な俺に聞いとけばいざってときに役立つぜ」
その言葉に動きを止めて「したこと、ある」とぶっきらぼうに言った。「またまた」「あるもの!」
ホメロスは少しびっくりしたが、すぐに気を取り直した。「じゃー、いま俺にしてみろよ。それぐらい簡単だろ」「……」
岸辺にかがみこみ、挑発するホメロス。まあ近づいてこないだろうという予測のうえでの発言だった。
623おけいこ3:02/12/06 03:14 ID:JNn21SUM
だが、マリータは水をかきわけてホメロスに近づくと、
「ま、ムリしなくても……」と言った直後に、一瞬唇を重ねた。「ほ、ほら」
「今のがキスっていうのか?虫が止まったかと思ったぜ。ちがうだろ。キスってのは、もっとこう、情熱的、かつ詩的なもんで……」
すると、ぐっとマリータが唇を押し付けてきた。「こ、こう?」マリータは目を閉じてしまう。
それを見てホメロスはうなずくと、頬に手を伸ばした。」
何回か繰り返すごとに身体を引き気味にするマリータの肩を捉えると、ホメロスは思い切って舌を入れた。
閉じたくなる口を我慢していると、そのうち生温かくてやわらかいその感触が、心地よくなってくる。
マリータは知らず知らずのうちにむさぼるようにしていた。うっとりと目を閉じると、ホメロスが顔を離した。
「バカ、うっとりする奴がいるかよ……」「だって」
「あくまで練習なの!練習!」言って身を翻そうとしたときだった。
「待って」水音を立てて泉から出ると、マリータはホメロスに身を預けてきた。
胸に濡れた髪がうちかかり、ぞくっとするほど色っぽい。興奮から、ホメロスは思わず大きく息をついていた。
「もう終わり……なの?」
意外と深い胸の谷間を覗き込んでしまうと、もう限界だった。生唾を飲み込んで、ホメロスは「いや……」としか言えなかった。
肩を抱きなおすと、布を拾い、じりじりと茂みの深いほうへ連れていくので精一杯だった。
624おけいこ4:02/12/06 03:42 ID:JNn21SUM
裏手に、ホメロスが昼寝をしているところがある。茂みを倒して、布も敷いて……と、そこそこ居心地のいい寝床を作っていた。
そこへマリータを連れて行き、お互いが正気に返らないうちに、ともう一度舌を絡ませた。
舌の先端をぬめぬめとこすり合わせるような、あからさまに男女の行為を連想させるような動きをする。
マリータは苦しげに息をしながらも耐えた。
「ぅ……ん……」
離れようとするマリータを押しとどめ、ホメロスは舌で舌を何度もなぞる。
涎がつっとたれ落ち、マリータが身体をがくんと預けたころあいを見て、ホメロスはマリータの肌に浮く水滴を舌で舐め取った。
「あ」
ざわっとした感触に、マリータはびくん、と身体を強張らせる。おそらく、これまでこのように優しい刺激を受けたことがないのだろう。
とまどいながらも、ホメロスが首から肩へと舐め取っていくのに任せていた。
「くすぐった……っ、あ」
身を引くようにして訴えるマリータに、ホメロスは
「本当にくすぐったいだけか」と言うと、舌を突き出してまだ色づき薄い胸の実をそっと撫でた。
「あ、んっ……!」
マリータから、思わぬ甘い声が出る。子供だ子供だと思っていたのに。
と考えてから一瞬ののちに、ホメロスは自分のものがぐん、と硬く張り詰めたのを感じた。
実を味わうように舐めて、舌先で押すと声はどんどん高くなっていく。
「や……ぁ、っ、あぁん……っ、んぅ……っ」
肘を身に引きつけて、無意識のうちにおねだりをするように胸をホメロスに差し出している。
初めてとは思えぬほどみだらなその姿に、ホメロスの身体がかっと熱くなった。
625おけいこ5:02/12/06 04:16 ID:JNn21SUM
「くすぐったいんじゃ、ないんだろ」意地悪く言って、指でぴんと張ったそれを摘みあげると
「や、ぁっ!そ……んなこと、ない、もんっ……っ」
面白いくらいに赤くなって、ホメロスを震えながら見上げてくる。
「そうなのか」
「あ、ふっ……っ、ちがう、も……っ」
目をうるませて、抵抗しようと唇をわななかせるマリータが可愛らしくて、ホメロスはいっそう責め立てた。
「きもちいいんだろう」
ふるふると揺れる胸の感触を手のひらに楽しみながら、なおも先端を唾液で濡らしながら何度もなぶる。
「そんなこと……、いえな……っあ、っあぁ……ん!」
唾液がどろりと腰のほうへと垂れていく。敏感に行跡を感じ取って肌を震わせるマリータに、ホメロスは言った。
「練習……だから、恥ずかしがるな、」

それを聞いて安心したかのように、マリータは力を抜いた。そして
ホメロスがくちゃ、と音を立ててマリータの秘所に指を触れ、撫で上げたとき、ようやく
「あ、ぅっ……き、気持ちいい、のぉ……っ」
感じたことのない快感から混乱しているかのようにつぶやいた。
すでに、マリータからはとろりと蜜が湧いてきている。
中指を温かく濡らすそのなめらかな感触と、マリータの泣きそうな目と喘ぎで、ホメロスは入れたくてたまらず、気がおかしくなりそうだった。

「やぁあ、ん、さわらない、でっ……っ、」
指で撫でさすり、敏感な突起をたしかめるようにすると、マリータの目がとろんとしてきた。
「あぁ、っ、あふっ……」
「ここ、か」声が高くなった箇所をなぞるように、指を這わせる。
「いや、いやぁ、っ……だめぇ……!」
汗と泉の水を含んだ髪が、ホメロスの指に合わせて揺れた。その髪の間から、唇を噛みしめるようにしてマリータが見上げる。
ホメロスを一途に欲するその目を見て、彼はマリータを茂みにゆっくり横たえた。
626おけいこ6:02/12/06 04:44 ID:JNn21SUM
「は……ぁっ」
息苦しさから開放された、というようにマリータは大きく息をつく。
そして、緊張から張り裂けそうな瞳でホメロスを見上げた。
「今までした大怪我よりも……痛い、かもな」そう言って、ホメロスは服を脱ぎ始める。
脅しても、マリータが毅然としているのを見て、ホメロスは「らしいな」と思った。大怪我よりも痛いと聞くと、
かえって闘志が湧くようだ。やれやれ、と思いながらホメロスはマリータの上に覆いかぶさった。

やはり恥ずかしいのが勝つのか、目線を合わせようとしない。
恥ずかしいのに見つめ返してきたさっきのようにしてほしくて、ホメロスは指をまた這わせた。
びくっ、と身体が強張ると、案の定マリータはホメロスの目を見てくる。
それを意識しながら、次は中指をじわりと奥へ押し込んだ。たちまちマリータの腰が震え、中指を締めつける。
感度のよさに驚きながら、ホメロスは熱心に指を動かした。

「あ……く、ぅ、……ホメロス、やぁあっ」
肉が指に絡みついては、糸を引いて離れる。何度も繰り返すうちに、マリータは背をそらし気味にしていた。
「ん、あふ……っ、んぅっ、あ……!」
「きもち……いいか、マリータ」
夢中で頷き返すマリータに、たまらずホメロスは「お願い」をした。
「もう……しても、」
「ん……」こくんと頷いたマリータの髪が、ひと筋唇にひっかかった。
627おけいこ7:02/12/06 05:00 ID:JNn21SUM
そろそろと膝を開かせて、ホメロスはマリータにキスをした。
「痛かったら、言えよ」お定まりのせりふだが、ホメロスは少し緊張していた。
マリータが自分を信じきって「練習」につきあっているのではないか、という疑念がふと頭をよぎるが……振り払った。

マリータの立てたひざに左手を置き、右手は入れやすいように添える。
「力、抜いてくれないとな」
「ん」
「練習だから、うまく行かなくてもいいんだ」言いながら、この期に及んで言い訳している自分が嫌になる。
だが、マリータはその言葉を聞いて力を抜いた。
自己嫌悪は横へうっちゃっておき、ホメロスは目の前のことに集中した。
少しだけ腰を押し出して、先端がとぷり、とマリータの蜜の中へ浸かる。
その感触で、ホメロスは夏だというのに鳥肌が立ってしまいそうだった。自分が、今までになく高ぶっているのが分かる。

マリータはぎゅっと目を閉じて、ホメロスの腕を掴んでいる。
徐々に自分の中を充たしていくにつれて、腕を掴む指に力がこもる。
「あ……あ、」
痛いのだが、耐え切れない痛みではないような気がする。だが、次の瞬間押し広げられるように侵入され痛みが走った。
「……っ」
声を上げたくない、と激痛に唇を噛むマリータを見下ろしながらも、ホメロスは自分が止められなかった。
「っ、く……」
ようやくの思いで腰を引くと、マリータの痛みが収まるのを待つ。
628おけいこ8:02/12/06 05:19 ID:JNn21SUM
少し入れたり、引いたりの繰り返しで、ホメロスは(本当に練習だな……)と思っていた。
今にもぐいと突き入れたくなる衝動を自分は抑え、マリータは痛みを堪える。
だが、繰り返すうちにお互い楽しくなってきていた。

何回目かに腰を引いたとき。
「ホメロス……もう痛くないから、」とマリータが言った。
ん、と頷くとホメロスは、重みをかけながら沈めていく。
さっきまでは痛くてたどり着けなかった場所まで、じわじわと肉にやわらかく絞られるようにして行く。
「あ……そんな奥、だめ……っ」「だいじょうぶ」
さして痛みもなく根元まで入りきったのを見て、マリータはホメロスを嬉しそうに見上げた。
動くぞ、とつぶやいておいて、ホメロスは腰に力をこめた。少しだけ擦るように動かしたとき、
「あ、ぁっ……んっ!」
マリータはてきめんに喘いだ。
「痛くないのか」
「だいじょう……ぶっ、あ、あぁん……」
腰を動かすたびに言葉尻が喘ぎに変わっていく。
もどかしそうにするマリータを見て、ホルメスは急激に興奮した。

「や、ぁあ……っ、いやあ…っ…!」
ある一箇所を突くとマリータの腰は持ち上がり、ホルメスに押し付けるようになった。
「マリータ……っ」
同時に、ぎゅう、と柔らかな肉がくびれをしめつけたのを感じ、ホメロスはたまらず声を上げてしまう。
マリータを導いてやるはずだったのに、とろけるような感触でホメロスが溺れている。
くちゃ、くちゃりと蜜と粘膜が合わさりあった音を夢中で聞いているうちに、
マリータは自分の肌に、ぞくっと鳥肌がたつのを感じた。
629おけいこ9:02/12/06 05:40 ID:JNn21SUM
「あ……ぁん、ホメロス……っあぅ、あ、いやっ」
「……っ、マリータ、我慢するな」
自分を締めつける力がぐんと強くなったのを感じて、ホメロスは腰に力を込めた。
「や、ぁ……っ! いやあ、あぁっ、あふ……っ」
動きが激しくなるにつれて、結合部から蜜があふれ出してくる。
腿に垂れ落ちていく蜜を恥ずかしく思いながらも、もうお互いむさぼるしかなかった。
腰を浮かし気味にして擦りあわせると、今にも達してしまいそうなくらい強い快感がじわじわとせり上がってくる。
「こわ、い……よぅ……っ、あ、っ」
声がか細くなって、マリータが泣きそうな目を向けてくる。いままさに、初めての絶頂を味わおうとしながら怖がっていた。

「マリータ、だいじょうぶだから、」言って、ホメロスはぐいと腰を最深部まで沈めた。
瞬間、蜜がとぷん、と音を立てた。
「だめっ、……ホメロス、いやあぁっ…っ…あっ、ぁ、あぁんっ……っ!」
腰をひきつらせて、マリータはホメロスをくっ、と締めつけた。
体中が一気にとろけるような強烈な快感で、マリータは達した。
その途方もなく強い刺激を受け、ホメロスも溺れてしまう。
すんでのところで身を離し、どくん、と悶えるようにしてマリータの腹部へ精液をぶちまける。
今までにない絶頂感から腰を強く震わせて、二度、三度と吐き出すと、ホメロスは大きく息をついた。
630おけいこ10:02/12/06 06:01 ID:JNn21SUM
強烈な快感を味わったがために、足腰が立たないマリータを抱えるようにして泉に行く。
もう東の空はうっすら白み始め、星は名残惜しげに光っているのが端にあるだけである。

泉に浸かりながら、
「疲れる練習だった……」とマリータはつぶやく。向かいにいるホメロスの目を見ないようにして。
「長い練習だった……」とホメロスも言うと、マリータの肩をさりげなく抱く。
が、そこで、嫌な予感に見舞われた。

「……おい。まさか本当に、練習だと思ってたなんてことはないだろうな」
内心焦りながら、ホメロスはマリータの目を覗き込んだ。
「練習相手はだれでもよかった、とか言うなよ」
マリータの肩に置く手のひらに、じっとりと冷や汗が浮かんでいる。

それにつゆほども気づかず、マリータは
「練習は……したかったし、できたから、いいの」とちょっとずれた答えを返した。
あきれたようにホメロスはマリータを見ると、「バカ」とつぶやいた。
「あれ以上したら、もう練習じゃないだろ」と続ける。
「でも、練習だと思う……」
ホメロスから目をそらすとマリータは、これから何回もいっしょにすることになるから、と言いうつむいてしまう。

ホメロスは嬉しさをかみ殺して、
「練習だと思ってたほうが、うまくいくんだ。気楽だし」
とうそぶき、マリータを抱き寄せたのだった。

じゃあも一回練習! とホメロスが言って殴られるのは、その一時間後のことだとか、いやいつものことだとか……。

【おしまい】
631582:02/12/06 06:06 ID:JNn21SUM
コテハンよりも数字が気楽かもと気づき、しばらくこのままで。

ホメロス×マリータは、ここで一回ぼやいてからずっと書きたくて。
カプ談義詳しくないので、よくあるのかレアなのかまったく分からないが
とりあえず書いてみますた。

しかし、
トラキア無限ループの罠。。
封印はこないだクリアしたばっかなので書いてみたいでつ。
632名無しさん@ピンキー:02/12/06 07:03 ID:s/kDk+32
フィーの陵辱物を
お願いします!
633名無しさん@ピンキー:02/12/06 11:12 ID:fQ5NWjHy
>247氏
FEで最萌えカップルなので大満足です。
鬼畜なセティもイイ!
634名無しさん@ピンキー:02/12/06 15:16 ID:1Z35j+/B
せ、セリラクとアサフィーきぼんぬ
>247氏、マジでグッジョブ!!
635名無しさん@ピンキー:02/12/06 17:58 ID:XTWLwynO
そんな事より247よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、解放軍の城行ったんです。書庫に。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで入れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、風の勇者、ティニーを陵辱中とか書いてあるんです。
もうね、気づかない風の勇者はアホかと。馬鹿かと。
それにお前らな、ティニー陵辱如きで普段来てない書庫に来てんじゃねーよ、ボケが。
ティニー陵辱だよ、ティニー陵辱。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人でティニー陵辱か、おめでてーな。
よーしパパ鬼畜なセティ様でハァハァしちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、俺の宝物やるからそこをどけと。
ティニー陵辱ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
本棚に押し付けられたティニーを想像していつオナーニが始まってもおかしくない、
逝くか逝かないか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。結界はすっこんでろ。
で、やっと書庫に辿りついたと思ったら、隣の奴が、ティニータソの魔道書ハァハァとか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、ティニータソの魔道書なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、ティニータソの魔道書だ。
お前は本当に結界を壊したいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、ただティニータソの使った魔道書を手に入れたいだけちゃうんかと。
セティ×ティニー通の俺から言わせてもらえば今、セティ×ティニー通の間での最新流行はやっぱり、
ニーソックス、これだね。
ニーソックス、ピンク色のワンピース、書庫、これが通の頼み方。
ニーソックスと言うのはセティの趣味が多めに入っている、その代わりティニーの意志は少な目、これ。
で、それにピンク色のワンピース。これ最強。
しかしこれを頼むとバルキリーの杖を使ってもらうはめになるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあ247氏は最高ですたついでにセリラクも書いてくれませんかおながいしますってこった。
636名無しさん@ピンキー:02/12/06 18:38 ID:QwEZ5UbM
なんか随分と懐かしいネタだが
俺的には635の宝物が何なのかが一番気になります。
637名無しさん@ピンキー:02/12/07 00:31 ID:LPXkedLI
>>621
>まじめくさった顔が並ぶリーフ軍を眺め回しただけでも、
>踏み越えてはいけない一線の前で悶絶するマゾの奴、
>無関心を必死で装ってはいるが、その実やりたくてたまらない狼野郎、
>頭の中お花畑(ナンナとふたりきりv)でいっぱいいっぱいの暴走王子、
>バカのひとつ覚えで「オルエン様ー」、おそらく騎上位でやられてる騎士もどき、
>男に宗旨替えしたか?と疑いたくなるほど獣度ゼロの朴念仁の奴、
>たぶん強気な妻にパンツの色まで指図されているダメ夫。

これ一体どいつらの事?
いや、2、3人くらいは解るけどさ。
638名無しさん@ピンキー:02/12/07 00:33 ID:LPXkedLI
エキドナ×ララムみたい
639名無しさん@ピンキー:02/12/07 01:03 ID:GpIxkDGq
マゾ=ディーン
狼野郎=フェルグス
暴走王子=リーフ
バカのひとつ覚え=フレッド
朴念仁=フィン
ダメ夫=グレイド

・・・で合ってるかな?
640名無しさん@ピンキー:02/12/07 01:24 ID:1+kFQXui
漏れも635に藁たよ。

>>621
フィンが639のとおりだったら、もう少し毒のある台詞を
ホメロスに吐いてほしかった。
641名無しさん@ピンキー:02/12/07 19:55 ID:C94vMVTs
だれかラ−ラかいてくれ
642名無しさん@ピンキー:02/12/07 23:29 ID:H2mBkELc
643名無しさん@ピンキー:02/12/08 00:34 ID:zut9BrxR
久々にTSが読みたい。
リュナン×マーテルで。
マーテルの犬になるリュナン。(;´Д`)ハァハァ

644名無しさん@ピンキー:02/12/08 00:41 ID:N/Zw3pMz
ホメロス×マリータいいです!!
セティニーも良い。
645名無しさん@ピンキー:02/12/08 02:32 ID:dHe/YYbq
こう・・・久々に・・・
鬼畜なやつが読みたい・・・愛のないやつが・・・
646名無しさん@ピンキー:02/12/08 02:46 ID:x5w+5EG6
男性作家の降臨を期待しませう
647名無しさん@ピンキー:02/12/08 03:38 ID:ekPCTA+x
オーシン×マリータのかなりいい感じの小説があった気がする。
648名無しさん@ピンキー:02/12/08 03:41 ID:ekPCTA+x
タニアと間違えてたよ・・・
流星剣と月光剣とキラーボウで逝ってきます・・・
649名無しさん@ピンキー:02/12/08 09:26 ID:k/AjjgC5
ガイシュツ?こっちが途中から陵辱系のエロSSスレ化してる。
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/gameover/1000550006/
650名無しさん@ピンキー:02/12/08 13:17 ID:AlSkmt1V
>>247さん
おまいさん最高です。セティがめちゃくちゃカコイイな。惚れる。
最後もなんかカコヨクテ…参りますた
651名無しさん@ピンキー:02/12/08 16:04 ID:Rg8RgQx2
>>649
陵辱…か?それ
652名無しさん@ピンキー:02/12/08 16:22 ID:vx9iifeI
>>651
禿同。>593が言ってたのってそこか?
でもどう見ても>247氏じゃねえだろ。
653名無しさん@ピンキー:02/12/09 02:48 ID:ByFoZiI6
ラナ×ファバルきぼん
654名無しさん@ピンキー:02/12/09 02:51 ID:o9PYpebL
聖戦のフィーの陵辱物をキボーン
655名無しさん@ピンキー:02/12/09 17:31 ID:KhEMcTj3
マジでナロン×サンきぼん。しつこくてスマソ
バル爺の孫娘とあの男の息子なんだから
何か引き合うものはあると思うのです。
あんまパロにして欲しくは無いけど…

あまりにも遅レスでつがリィナ凌辱えがった…ラストの笑顔が美しいッス…
656名無しさん@ピンキー:02/12/10 03:11 ID:rXwz22cR
ようやく読み終わった
657名無しさん@ピンキー:02/12/10 23:09 ID:LDcVvMae
イキ長いな・・・ここ
658247:02/12/11 01:45 ID:5WhUqhYO
セティ×ティニー、意外と好評ぽくてヨカタ。
王道カプ人気を再確認。感想どもでした、励みになります。

>>582
キスシーンが何気にエロくて(・∀・)イイ!!
そしてラスト、ちょっと弱気なホメロスと天然マリータが可愛え〜。愛だ。
>トラキア無限ループ いやいや、自分も聖戦ばっか書いてますし。
誉めてくださってありがとうございます。

>>635
ネ、ネタにしていただけるとは光栄。
吉牛コピペで久々に笑ってしまいました。とくにここ。>結界はすっこんでろ。


というわけで、笑ったからには書かせていただきました。
セリス×ラクチェです。ラブラブワカーン苦手克服計画。
ご希望に添えているとよいのですが。ではどぞ。
659247:02/12/11 01:46 ID:5WhUqhYO
『任務は速やかに』

流れるような剣先。刃が星のごとき煌きを放つ。
そして、その星を含んだ美しい黒髪が宙を舞った―――

最後の男を切り伏せて、ラクチェはふっ、と息をついた。
「やっと、片付けた。もう、次から次へと…っ」
うっとおしそうに首を振り、血に濡れた剣を懐紙で拭って鞘に収める。
ラクチェはこの任務を引き受けたことを少しだけ後悔していた。
それは今朝の軍会議でのこと。
本日解放軍が攻めあがったミレトスは、地形の関係上騎兵の移動が著しく制限される。
そのため歩兵が少数精鋭で切り込んで敵を一掃する、という案がとられた。
魔道士相手の森での戦い、と聞いてラクチェは気が重くなった。別に深い訳が
あるわけではない、単純に苦手だというだけだ。
猪突猛進、攻撃は最大の防御と言わんばかりの戦い方をする彼女にとって、
視界の悪い森では隙をつかれることが多々あった。持ち前の素早さにより
大怪我に至ったことはないが、よくシャナンやスカサハに説教されては
稽古に狩り出される彼女の姿を見かける。
そんなラクチェであったが、セリスが馬を降りて参戦すると聞き、俄然張り切って
作戦に参加した。恋人であり盟主であるセリスを護る――彼女は使命感に燃え、
暗黒魔道士を次々と屠り、期待以上の戦果をあげた。
某軍師の思惑通りに…、というのは蛇足だが。
660247:02/12/11 01:46 ID:5WhUqhYO
皆と合流すべく歩き出したラクチェは、同じく森を抜けようとしている
セリスの姿を認め、嬉しそうに駆け寄った。
「セリス様!」
「あ、ラクチェ。あらかた片付いたみたいだね」
「はい。ちょっと疲れましたけど、でもまだ平気です」
「あはは、元気だなあ。でも無茶はしないようにね、いつも言ってるけど」
束ねた髪を結い直しながら、セリスはラクチェを気遣うように見つめる。
腕や足にところどころついた、焦げ跡のような傷を見て心配そうに肩に手をやった。
「足、疲れてない? さっき小川があったよ。少し休んで、それからミレトス城へ向かおう」
「あ…、はいっ」
戦場において不謹慎かもしれないが、しばらくふたりきりでいられることにラクチェの胸は
高鳴った。セリスはいつも忙しく、物資の調達や一般兵の統制などの相談に追われて
ろくに話せないことも多い。
この間など、部屋へ着くなり抱きつかれて慌てふためいたら、セリスは寝息をたてて
既に夢の中、というオチで泣きたくなった。
やがて河原に着くと、ラクチェは感嘆の声をあげた。
「わあっ、綺麗」
脇のベルトをはずして胸当てを取り、開放感に息を吐きながら岩場へと置いた。
適当な岩に腰掛けてブーツを脱ぎ去り、すらりと伸びた脚を惜しげもなくさらす。
肌は露出された部分よりも白くきめ細やかで、ふくらはぎはほどよく引き締まり
綺麗な曲線を描いている。
しなやかな体は、戦場を駆けてこそ映える、とさえ思わせる美しさがあった。
そしてそれとは不釣合いな無邪気な笑みを浮かべ、ラクチェはためらいなく素足を水へ漬けた。
ぱしゃん、と水音が響き、清涼な感覚が疲労をやわらげていく。
「気持ちいいー。セリス様も、どうですか?」
投げ出した脚で水をかきまわしながら、セリスを振り返った。
661247:02/12/11 01:47 ID:5WhUqhYO
思わず見とれていたセリスは、はっと我に返る。
「ああ…、僕はいいよ。それより、傷は平気?」
「大丈夫です、わたしそんなにやわじゃないし」
「でも、女の子だから」
くすぐったいその響きに、ラクチェは茶化そうと口を開きかけた。しかしセリスの顔は
真剣で、つい言葉を呑み込んでその瞳を見つめてしまう。
「頼りにしてるけど、やっぱり」
「え……やっ、セリス様?」
セリスはかがみこんでラクチェの脚をそっとつかみ、水から引き揚げた。突然の行動に
狼狽するラクチェを取り残し、セリスは顔を伏せた。
「好きな人には護られるより…、護ってあげたいかな」
「ふぁ…っ!」
そのまま唇を押し付け、赤くなった指先を舐め上げた。冷たくなった肌に、生暖かい
感触が這う。ラクチェは思わずきゅっと瞳を閉じ、肩を竦ませた。
「ちょ、っ……セリ、ス…様…っ」
抗議の混じったラクチェの声には応えず、セリスは舌をつうっと上へすべらせた。
同時にもう一方の手が内股へと入り込む。
「んっ…ぁ、だめ……、あっ!」
逃れようと身をよじらせたラクチェは、バランスを失って仰向けに倒れそうになる。
セリスはラクチェの腕をとって引き寄せ、そのまま伸び上がって抱きとめた。
「ごめん。大丈夫?」
「は…っん…、ぁんっ!」
そうは言ってもやめる気などないらしい。内股を撫でる手はそのままに、後頭部を
引き寄せて首筋へと吸い付いた。息づかいが聞こえるほどに激しく、何度も吸い上げては
ちゅっ、と音をたてて離す。
ラクチェの耳の後ろのあたりに、くすぐったいようなぞくぞくとした感覚が沸いた。
662247:02/12/11 01:47 ID:5WhUqhYO
セリスは身悶えるラクチェの耳元へ唇を寄せ、そっと噛み付きながら囁いた。
「可愛いよ…、ラクチェ」
「あ…あぁ…。や…っ、ここじゃ、いや…」
震える腕でセリスの肩をつかみ、押し戻そうとするラクチェ。しかしもはや力など入らず、
セリスの支えがなければそのまま倒れこんでしまいそうだった。
「じゃあ、どこでしたいの?」
「んぁあ…っ、あ…ん、ん…っ」
セリスの指が、布越しに秘所に触れた。答えを返せず、喘ぎしか漏らせないラクチェの唇を
愛おしそうにふさぐ。柔らかな口内を熱い舌が動き回り、ラクチェのそれをとらえてからめとった。
「ふ…ぁあ…、んっ…」
同時に秘所がぴくん、と震え、セリスの指に濡れた感触を与える。セリスは満足そうに
舌を吸い上げ、苦しげに背を反らせたラクチェを押し倒した。下着の上から手を入り込ませ、
柔らかな茂みをとおって直接秘所に触れる。
「ぅん…っ」
吐息を漏らし、逃れるかのごとく腰を引いたラクチェを制すと、探るように指を蠢かせた。
丁寧に、ゆっくりと花弁をなぞっていく。
「ん…、ふ…んぅ」
含みのあるその動きに、ラクチェの意識は否が応にもそこへと集中した。水の近くに
いるのに、体が燃えるように熱い。反応するたびに上向いた顎は、吸い上げる唇に
よって戻された。
じわりと蜜が溢れ、指にからみついて淫らな音をたて始める。
「こんなにしておいて…ミレトスまで我慢、なんて言わないよね」
最後にぐっ、と唇と指を強く押し付けて離し、セリスは動きを止めた。見下ろす顔に
浮かぶのは、シャナンやオイフェを困らせるたびに見せた、幼い頃そのままの悪戯な笑み。
663247:02/12/11 01:48 ID:5WhUqhYO
「い…、意地悪…」
ラクチェの腕が、切なそうにセリスの首へ回った。うるんだ黒曜の瞳は、もはや求めて
やまないセリスの姿を映している。
「いい、よね? どのみち僕は、我慢できそうにないんだけど」
時に意地悪で、けれど正直で。だから許してしまう。昔からそうだった。
逆らえない引力に導かれるように、ラクチェはこくりと頷いた。
「よかった。最近ふたりでいられることなんて、めったになかったから」
心底嬉しそうににっこりと笑う。
「ん…、わたし…だって、ん…ふぅん」
しかしそれとは裏腹に、再開された愛撫は焦らすかのごとく緩慢だった。入り口の
あたりを指先で震わせるだけで、広げることもせず入りこもうともしない。
耐えかねたラクチェはセリスの首元へ唇を寄せ、舌を出してついっと舐め上げた。
何かを連想させる、煽情的な動き。セリスは意外そうな顔を見せた後、くすりと笑って
ラクチェの髪を撫でた。
「負けず嫌い。昔からそうだった」
「セリス様こそ…、小さい頃から…、ん、全然…変わってない…っ」
天使のような顔をして、悪戯ばかりしていた。一緒に村を抜け出して怒られたこととか。
木に登って降りられなくなったこととか。どうしてこんなときにばかり思い出すのだろう。
あの頃はいつも、一緒にいられたのに。
「ラクチェは、綺麗になった…かな」
「あ……!」
恥ずかしくなるような台詞を吐いて、セリスはラクチェをぐっと抱き寄せた。
袷の隙間から手を差し入れ、押しつぶすように幾重にも巻かれた布の結び目を探り当てる。
手馴れた動作でそれを解き、片手でするすると器用に取り去っていく。
664247:02/12/11 01:48 ID:5WhUqhYO
「や…ぁあ、セリス…様…、あっ、あぁ…」
ラクチェは無防備になっていく自らに不安を感じながらも、時折素肌に擦れる
セリスの指の感触に身震いした。取り払われた布を抜くと、セリスはやわらかな
乳房を手のひらで包み込んだ。
「ん…、ぁん…」
ゆっくりと確かめるように揉みしだき、秘所へ置かれた指と同じくとろとろとした
快感を与える。徐々に溺れていくラクチェが瞳を閉じた瞬間、突然袷がぐいっと広げられた。
「ふぁっ…あ、やっ、恥ず…か…」
外気にさらされた乳房は寒そうに震え、先端がぞくりと起ち上がる。
「可愛い。果物みたい」
「あぁあんっ!」
つやつやとした薄紅色の突起をいきなり口に含まれて、ラクチェは嬌声をあげて仰け反った。
「あまり大きな声を出さないで。ここが敵陣だって忘れちゃった?」
「ぅ…んん…、わかっ…て…、ふ…ぁっ」
自分勝手なことを言いながら、それでも決して愛撫の手を緩めようとはしない。
必死に声をこらえるラクチェを弄ぶかのように、執拗に感帯を責め立てた。
「ん…っ、やぁ…ぁあ、だ…めぇっ…」
丸く際立った先端をくわえ、頂を舌先で突く。同じように秘所の果実を二本の指で
挟みこむと、ラクチェの体がびくっと跳ねた。
「んんっ!」
別の指で上から転がされ、肥大した真珠はみるみる情欲の色に染まった。
淫猥な音を響かせて、秘唇は求めるようにひくつき指を呑み込もうとする。
強い刺激で熱を帯びた肢体はしっとりと汗ばんでいた。
665247:02/12/11 01:49 ID:5WhUqhYO
「熱い…、ラクチェの体。ここ、も」
「あ…、あ…っん、ふぁああ…あ、あっ」
セリスの指が入り口を押し広げ、中へと入り込んだ。
波のように押し寄せる快楽に、ラクチェの脚が溺れたように砂利をたどる。
理性も羞恥も完全に立ち消え、首に回した手に力を込めながら、ひたすらに甘く
切ない声を響かせた。
「いつもはそんなに声あげないくせに。どうしたの」
「だっ…て、セリス様が…すご…い、から…」
絶え絶えな息を吐き、セリスの耳元で囁きかける。
「すごく…気持ち、いい…からぁ…、だ…から…お願い…っ」
その言葉に、セリスに欲情が突き上げた。指を引き抜き、自らを取り出してあてがうと、
ラクチェの脚を抱え上げた。
「いいよ…、一緒に…ね」
「あ…ぅ、んあぁ…ぁあああっ!」
入り込む昂ぶりの熱さに、硬さに、膣内が震えたつ。指とは違う圧倒的な質量に、
待ちわびたように奥がきゅっと締まる。セリスの剛直は一層昂ぶってどくん、と膨張を増した。
「ラク…チェ…っ」
「んっ、セリス…様…、あ…ぁ」
内襞は波立つようにうねり、膣口はぎりぎりと強い締め上げを返す。奥まで突き入れて、
セリスはラクチェの上体を抱え起こした。背と後頭部を引き寄せて胸元に顔をうずめ、
髪に指をからませて、やがて思い出したかのように下から強く突き上げた。
「んぁあっ!」
しっとりとした黒髪が跳ね上がり、反り返った体が倒れこむように再び戻る。
上下に揺れる乳房がセリスの頬に触れ、ラクチェの腰がなまめかしい動きを見せた。
666247:02/12/11 01:49 ID:5WhUqhYO
「あっ、は…ああぁんっ」
浮いたラクチェの腰は亀頭をひねりあげては沈み、根元まで呑み込んでは締め上げる。
激しく揺すられる体は玉のような汗を飛び散らせ、傍らの水面とともにきらきらと
輝きを放った。
「んっ、あ…、セリス様…ぁ、ああぁ…!」
セリスは締め付けに逆らって引いては突き、その都度ラクチェの陰核を刺激する。
突かれるたびにわなないた秘肉が昂ぶりを擦り上げ、泡のような蜜が端から溢れて腿を伝った。
「あっ…、す…ご、あぁ…ああぁ…っ」
抽送は的確な速さを刻み、ふたりをともに高みへと引きあげていく。
ラクチェは腰をぐっと押し付け、膨れ上がる快感に紅潮しながらセリスの頭を強く抱き寄せた。
ぬるりと濡れた感触を谷間に感じ、痙攣する自らの体から離れようとする意識を必死に
つなぎとめる。よりどころを求めるように、回した腕へ力を込めた。
「ああぁ…あっ、セリス様、セリス様あぁ…!」
「ラクチェ…、もう…っ」
脈動する肉茎から精がさかのぼる。その感覚すらもどかしく、セリスはラクチェを激しく
抱きすくめて最後に訪れる一瞬の快楽を貪った。
「ん…っ、ぁあああっ!」
内奥めがけて射された白濁はさざめくようにラクチェの膣内を埋め尽くしていく。
自らと相手の鼓動が合わさるのを感じながら、ふたりは同時に瞳を伏せた。
涼しげなせせらぎの音が、火照った体を鎮めるかのようにいつまでもそこに響いていた。

その後、解放軍はミレトスを無事陥落するのであるが。
森に響いた声の正体について色々と噂が流れたのは言うまでもない。
そしてそれがユリウスとイシュタルによるものである、という強引な噂の出所も定かでは…ない。

<了>
667名無しさん@ピンキー:02/12/11 05:05 ID:1IcSujaP
>>654
確かに、フィーの陵辱物見たいな・・・
帝国兵にリンカーンされるとか
668名無しさん@ピンキー:02/12/11 06:42 ID:g4sok2hr
>>247
乙!セリスが普通だ・・・
669名無しさん@ピンキー:02/12/11 18:32 ID:/BaZbbOz
>>247
挿入のときの描写がエチーでイイ!
670名無しさん@ピンキー:02/12/11 18:33 ID:CqihfsMF
671名無しさん@ピンキー:02/12/11 18:35 ID:Gwa7brqP
672名無しさん@ピンキー:02/12/11 19:27 ID:CYRd9k1w
>247
セリス×ラクチェを希望したものですが乙でした。
っつーか、野外ですか(;´Д`)ハァハァ
個人的に足舐めが(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
「…護ってあげたい、かな」のフレーズにもきっちりやられますた…(・∀・)イイ!
!






673名無しさん@ピンキー:02/12/11 21:08 ID:mA1SErA2
>>667
折れ的には鬼畜なアーサーに調教されるフィーが見たい。
674名無しさん@ピンキー:02/12/11 21:10 ID:mA1SErA2
>>667
折れ的には鬼畜なアーサーに調教されるフィーが見たい。

アーサーって悪知恵働きそうだし。
675名無しさん@ピンキー:02/12/11 22:05 ID:bEQSey1r
アーサーって頭悪そうだし。
676名無しさん@ピンキー:02/12/12 00:17 ID:n3PcmLkm
アーサーって(以下略
677名無しさん@ピンキー:02/12/12 02:50 ID:oscMMvuD
フィーといえばオイフェじゃないか!

……やはりダメか(;;)
678名無しさん@ピンキー:02/12/12 02:57 ID:Bt5QUfW+
そんなカップリングで悩むくらいなら、
全員でフィー輪姦キボン
679名無しさん@ピンキー:02/12/12 12:02 ID:g3Kt6pah
>>278のファイナルアンサーやいかに。
680名無しさん@ピンキー:02/12/13 02:08 ID:zluFLk+Y
全員でハンニバル輪姦キボン。
681名無しさん@ピンキー:02/12/13 04:31 ID:KjRMVajH
>>247
神!ナイスです!
682名無しさん@ピンキー:02/12/13 04:31 ID:KjRMVajH
>>247
神!ナイスです!
683名無しさん@ピンキー:02/12/13 04:32 ID:KjRMVajH
>>247
神!ナイスです!
684名無しさん@ピンキー:02/12/13 19:54 ID:DLW8O0MQ
>>642
warata
685名無しさん@ピンキー:02/12/14 00:40 ID:lPTqVdAA
>>247
ユリティニ続きいまだに待ってまつ
セティニーにも激萌え
686名無しさん@ピンキー:02/12/14 14:55 ID:4LD/n7cd
レイ×ソフィーヤきぼん
687名無しさん@ピンキー:02/12/14 18:40 ID:VgGQptRK
ソフィーヤ×レイきぼん
688名無しさん@ピンキー:02/12/14 20:00 ID:Bpwy8flq
ランス×クラリーネなんて物を書こうとしているのだが・・・
如何せん文章力が無くて、表現が難しい…
689鬼畜クレイン:02/12/14 21:30 ID:0dIznmJV
クレイン「ティト、今日は子供の作り方を教えてあげるよ。」
ティト「ななな!なにを言ってるんですか!!!そ、それくらい・・・知ってます!!」
クレイン「じゃあ話は早い。さっそく実行実行〜♪」
ティト「い、いや〜!!クレイン将軍やめて下さい!!あ・・・ああ!!だめぇ〜!!」

・・・ってな感じのエロ小説誰か書いてくれないかな?
このネタならいくらでも出来そうなのだけど。
690鬼畜クレイン:02/12/14 21:31 ID:0dIznmJV
クレイン「ティト、今日は子供の作り方を教えてあげるよ。」
ティト「ななな!なにを言ってるんですか!!!そ、それくらい・・・知ってます!!」
クレイン「じゃあ話は早い。さっそく実行実行〜♪」
ティト「い、いや〜!!クレイン将軍やめて下さい!!あ・・・ああ!!だめぇ〜!!」

・・・ってな感じのエロ小説誰か書いてくれないかな?
このネタならいくらでも出来そうなのだけど。
691名無しさん@ピンキー:02/12/14 23:02 ID:xvRxOPNj
全然萌えねー
692名無しさん@ピンキー:02/12/14 23:24 ID:p5aD86qP
>247氏
ゴイス!初めてココお邪魔したけど、来て良かったよ…(涙)
オイフィーとかシャナパティとか好きなんですけど、頑張って書いてみようかな…
693名無しさん@ピンキー:02/12/14 23:57 ID:KoBAPOFP
>>692
シャナパティきぼんぬ!!
694名無しさん@ピンキー:02/12/15 01:30 ID:KvVOXfyl
シャナパティ・・・王道好きにはタマラソ!!
695名無しさん@ピンキー:02/12/16 16:57 ID:Q5VWvXp0
昨夜、ナンナのオマンコに乳首ハメて乳搾ってるラケシスの夢見た。
696えりあす:02/12/16 17:43 ID:7823xjmF
GBAのFEネタがないですね、ここ。
それはともかく  レヴィン×フューリー、マルス×チキ、デュー×アイラ
を見たい人いますか?お望みなら書きますよ♪
697名無しさん@ピンキー:02/12/16 17:49 ID:DDL8fXWR
封印ネタは結構あったぞ。
そういえば和む氏は最近来ないな。
再降臨キボンヌ。(;´Д`)…ハァハァ
698名無しさん@ピンキー:02/12/16 18:32 ID:b83XnjZv
えりあす氏、デュー×アイラに一票。
顔に似合わず床上手なデューに翻弄されるアイラなど良いかと。
699名無しさん@ピンキー:02/12/16 23:48 ID:EIfWWdsQ
チキ×マルスに1票
やっぱり、チキー
700名無しさん@ピンキー:02/12/17 02:44 ID:5gYUOhJ5
テメーら、FEキャラの初代人妻はエスリンだと勘違いしてねーか?
読みが甘いィィ!!!
そりゃ〜違うゼ、オメーさん。
初代人妻はアカネイア王女のニーナ姫だ!
ちゃんと覚えとけよ、ココ試験に出るゼ。
701名無しさん@ピンキー:02/12/17 04:18 ID:rNfeAYyC
>>700
ユニットとして仲間になった時点では未亡人という罠。
よって初代人妻はエスリンで問題なし。
702名無しさん@ピンキー:02/12/17 12:59 ID:P+msJ9we
人妻エスリンの初夜モノ読みたいな〜
703名無しさん@ピンキー:02/12/17 16:07 ID:oKpies3D
マルス×チキに一票
704えりあす:02/12/18 00:23 ID:/tpyYH+Y
んじゃ、マルス×チキで一発書いてみますか。とりあえず,4日ほど待っていてください。
チキのマルスへの呼び方は”マルスお兄ちゃん”でいいでしょうか?
705名無しさん@ピンキー:02/12/18 17:25 ID:8ICzAQ20
マルス×カチュアが見たい
706名無しさん@ピンキー:02/12/18 20:33 ID:gDwH8PBI
ここであえてマルス×ミネルバ
年上のお姉様を弄ぶマルスハァハァ
707名無しさん@ピンキー:02/12/19 01:16 ID:TR/ErVwu
チキのマルスへの呼び方は”マルスのお兄ちゃん”でしょう!!
708名無しさん@ピンキー:02/12/19 01:28 ID:596yFWpI
チキとチェイニーのエロ小説ってどこかにありませんでしたっけ・・・?
神竜族がらみのどろどろしたやつ
709名無しさん@ピンキー:02/12/19 01:57 ID:O3eEfCET
>708
二人に子供が出来てるやつだよね?
『地球の裏側』にあったやつかと思われ。
710名無しさん@ピンキー:02/12/19 07:41 ID:n5ntyc9M
>>709
『地球の裏側』って閉鎖したんじゃないの?
詳しいことは知らんけど。
711708:02/12/19 15:01 ID:RfwU7LWO
>>709 >>710
むう、残念でした。久々に読みたかったんですが(;´Д`)
チキ×チェイニー・・・見果てぬ夢となったか・・
712名無しさん@ピンキー:02/12/19 15:48 ID:wM0jg8ib
>>711
ttp://www.geocities.com/kasuminagi2000/index.html
ここの投稿されてたSSとちがう?>チキ×チェイニー
713708:02/12/19 17:00 ID:RfwU7LWO
>>712
・・・そ・・そ・・・・  そ  れ  だ  !!
709殿、710殿、712殿に敬礼!これで思う存分ハアハアできます
あとはえりあす殿のSSにきたいします・・・ハアハア・・・
714名無しさん@ピンキー:02/12/19 20:47 ID:O3eEfCET
コソーリとヴェガ×ジュリア(;´Д`)…ハァハァ
715名無しさん@ピンキー:02/12/21 17:19 ID:orC+TzlY
そういやまだだったんだな、ウ゛ェガ×ジュリア。
716名無しさん@ピンキー:02/12/22 02:27 ID:YTUI0oFC
オレ的にはヴァルス×ジュリアだな。
ヨーダのもとに訪れたヴァルス(逆でもいいが)に食われちゃうロリジュリアたんとか(;´Д`)
つーかヴァルスが近くにいる美人ほっとくわけねーかと。
717名無しさん@ピンキー:02/12/22 11:42 ID:NnpuweBG
>>708-713
地球の裏側の話もそのサイトもさんざんガイシュツだし
過去ログでリンク貼られまくり

大体そこのSS そ  ん  な  に  い  い  か  ?
718名無しさん@ピンキー:02/12/22 15:35 ID:xzy8Vhua
正直、あんまりエロくない
719名無しさん@ピンキー:02/12/22 15:41 ID:R4DWL6pu
先輩ホントでした!マジでぶったまげたゾ〜
ココだと200の作品が無料でDLできる。
無料だから初心者でも安心して抜きまくれる。
キミも一発抜いてみたら?http://www.pinkonion.net
720名無しさん@ピンキー:02/12/22 17:20 ID:dUdcCmb2
>>717
ワカーソスキーのこの漏れを萌えさせた実力は最も
  神  に  近  い
かと。
エロ以外の描写は恐ろしく上手ヒ。
721名無しさん@ピンキー:02/12/22 17:20 ID:xJ+aHpHQ
722名無しさん@ピンキー:02/12/22 18:00 ID:Xpt0zhFz
>720
>エロ以外の描写は恐ろしく上手ヒ。

このスレ的にそれは誉め言葉か。
723名無しさん@ピンキー:02/12/22 21:46 ID:6671H/HR
>>705
激しく同意
724 :02/12/22 21:49 ID:j4ohBm6B
725247:02/12/23 14:47 ID:p+ULZVyV
>>692
自分もシャナン×パティ希望です。是非!

>>えりあす様
マルス×チキヤタ━━(゚∀゚)━━!!
うpは今夜あたりでしょうか、期待。

でもって278様と和む様のお帰りもお待ちしつつ……

エステル×ラフィンです。順番間違いなし。
どうもここはこういうイメージがあるんで。
ではどぞ。
726247:02/12/23 14:47 ID:p+ULZVyV
『笛の音を』

―――帰らないで、側にいて。
飛竜に乗って、私のもとから去ってしまわないで。

自由都市セネーでの戦いの中、兄上は滅亡した祖国バージェの騎士と再会した。
シャロン、という名のその騎士は、燃え立つような紅の髪と琥珀色の瞳をたたえた女性で。
傭兵に身をやつしていたとは思えないほど気品に満ちて、凛として美しくて。
親しげに話すふたりの姿を、私はただ見つめるしかなかった。それでも拳を握った手は震え、
噛み締めた唇は赤く染まった。悔しかった、妹にしか見られぬ自分が。
実の妹ではないのに。たった五年の間、兄妹として暮らしただけなのに。
兄上の言葉が、頭から離れない。忘れもしない、ヴェルジェ城で兄上の言ったあの言葉が。
『実の妹のように思ってきた』
では、兄上がいつかバージェを再建して祖国へ帰ったなら?
妹ではなくなる。けれど、つながりもなくなる。二度と会えなくなる。
失いたくない、どうしても手に入れたい。どうしても。
その夜、私の足は兄上の部屋へと向かっていた。

「兄上、お話があります」
エステルは決意を込めた瞳でその扉を叩いた。
震えも、うわずりもせずに言葉が発せられたことに、自分でも驚くほどだった。
「エステル。どうしたんだ、一体」
しばらくして開かれた隙間から覗く、ラフィンの訝しげな顔。エステルは目をそらさずに、
扉へと手をかけた。
「入れては、くださらないの」
「馬鹿を言え。こんな夜更けに」
「いいでしょう。妹なのだから、気にすることなど何もないわ」
言葉を詰まらせたラフィンの横をすり抜けて、そのまま中へと歩を進めた。
727247:02/12/23 14:47 ID:p+ULZVyV
「一体何の用だ。明日でも済む話なら」
「飲んでらしたのね。どうせなら、あの方と再会の杯でも交わされればよかったのに」
テーブルに置かれた杯と酒瓶を見て、思わずそんなことを口にした。
なぜいつも私は素直になれないのだろう。意地など捨てて、縋りついて求めたら応えてくれるのか。
「そんなことを言いにきたのか?」
憤りの混じった声が、胸に刺さる。
お酒でも飲んだなら、変われるだろうか。ふと、そんなことを思った。
「……いいえ。それよりも、ひとりで飲むのはさみしいでしょう。私がつきあってあげる」
返答を待たずに手を伸ばす。エステルの手にした杯は瓶から直接注いだ原液のままだ。
「よく父上とふたりで飲み交わされているでしょう。父上は私を呼んではくださらないし」
「それは…、いや。やめておけ、お前には早い」
「子供扱いなさらないで!」
おもわずかっとなって声を荒げた。
どうにでもなれ、とエステルは一気に杯を呷り、ごくりと喉を鳴らして中の酒を飲み込んだ。

次の瞬間、燃え立つような感覚が腹から喉へとせりあがる。
「う…、ごっ、ごほっ」
咳き込んで更に体温が上がり、全身へ酔いが回った気がした。
エステルは涙目で口を押さえた後、真っ赤になってそのままベッドに倒れ込んだ。
「だっ、大丈夫か。水、飲むか? おい、エステル」
返事はなく、代わりに寝息のような息づかいがラフィンの耳へと届いた。ラフィンは
ため息をつき、傍らへ腰を下ろした。呆れた顔つきでぼそりと呟く。
「妹……だな、やっぱり。仕方のない奴だ」
強がられるたびに、庇護心を刺激される。わがままを可愛いと思えるのは妹と思えばこそだ。
しかしどうしたものか。
このまま置いて出て、……何だか妙な噂が立つような気がする。部屋に連れて戻る、いやそれも。
かといって一緒にいるのはもっとまずい。いやいや。
ぐるぐると駆け巡る思考。ラフィンとて多少は酔っているわけで、あまり正常な判断が
できる状態とは言いがたかった。
728247:02/12/23 14:48 ID:p+ULZVyV
「うーむ……、っておい! ななな何してるんだお前はっ」
エステルはふにゃふにゃとしながら頭から服を抜こうとしているところだった。火照って
ほのかな桜色に染まった乳房がぷるん、と揺れる。ラフィンは思いっきりうろたえた。
「馬鹿! ふ、服を着ろ、服を!」
「やあぁ、暑いのー。んー、んんっ」
典型的酔っ払いと化したエステルは、いやいやをしながらラフィンの腕を振り払い、
ついに上着を脱ぎ去って下着へと手をかけた。
「だあああぁぁ!」
半狂乱のような声をあげ、ラフィンはエステルを押さえてシーツを巻きつけた。
ばっこんばっこんと何かを連想させる鼓動を奏でる心臓を必死に鎮め、諭すように肩へ手を置く。
「い…いいか、その、女性たるもの恥じらいは必要で、だな」
動揺しまくってとんちんかんな説教をするラフィン。
「いやぁ…ん、兄上の意地悪うぅ」
「何言ってる。しっかりしろ、おいっ」
じわっ、と涙を浮かび上がらせ、エステルは突っ伏してラフィンの腿や腰をどかどかと叩いた。
質の悪い酔い方だ、ラフィンは途方にくれて天井を仰いだ。
「やっぱり同じだったか……」

ラフィンがエステルに酒を飲ませたがらなかった本当の理由。
それは彼女の父、ヴェルジェ領主マーロン伯の想像を絶する酒乱ぶりであった。
温厚にして聡明、民や臣下からの信頼も厚い彼であるが、一杯飲めばそれこそ人が変わる。
まず底抜けに明るくなり、スケベなおっさんと化し、落ちこんで暗くなったかと思えば泣き出し、
ひとしきり場をかき回した後幸せに寝てしまうのである。
そして予想通り、蛙の子は蛙であることが判明した。だからといってどうなるものでもないが。
729247:02/12/23 14:49 ID:p+ULZVyV
「とりあえず起きろ、水分とれば多少は醒めるだろう」
「ん…、んー……んん」
とろん、とした瞳で前を向き、エステルは素直に従おうとした、が。
起きあがるべく手をついた、その場所が悪かった。
「ぐおああぁぁ!!」
ぎゅうっ、と握り締めたそれはまさしくラフィンの急所。戦闘中でもあげないような悲鳴を響かせて、
ラフィンは昏倒した。

「あ、兄上? ふ、ふえぇえ」
仰向けになってベッドに沈んだラフィンを見て、エステルは泣き出した。
―――わ、私のせい? 痛かったのかしら?
それは当然である。そして動揺したエステルは再度ラフィンの股間へと手を伸ばした。そこが
大切な部分であるという認識は残っているらしい。素面で同じことは到底できまいが。
肉棒を優しく撫でさすり、恥じらった手つきでラフィンのモノをそっと取り出した。
「ごめんなさい、兄上、ごめんなさい」
泣きじゃくりながらくびれへ指を這わせ、ぎこちなく筋のあたりを爪弾いた。
もう片方の手できゅっと竿を握り、恐る恐る滑らせると、ラフィンの意識は戻らぬままに
それのみが蘇生をはじめた。
反応されたことに一種の感動を覚え、熱がこもり大胆になる愛撫。次第に的確になる動きに、
男根はみるみる屹立して熱くそそった。
―――あ…、兄上、感じてくださっている? もう痛くはないの?
エステルが握りつぶしたのは陰嚢、ひらたく言えばタマのほうだったのだが……それはともかく。
「ん……、兄上」
子供が傷を舐めるように、エステルはそっと茎根へと舌を這わせてなぞりあげた。
ぶるっ、と震えて更に反りかえった筒先を、うれしそうにぱくりと咥える。
味のしない飴玉を転がして舌を回転させ、時折ぴくぴくと痙攣するのを面白がるかのように
突付き回した。
730247:02/12/23 14:50 ID:p+ULZVyV
やがてぬるりとした苦味を感じ、それを吸い上げようと喉奥まで肉茎を呑み込んだ。
「んっ……く、んふ…ぅん、んむぅっ」
苦しげな声を漏らしながらもその表情は喜びに満ち、いつの間にか涙は引っ込んでいた。
想像の中で、夢の中で、何度も行ってきた行為。自ら頭を振って頬の粘膜と陰茎を擦り合わせていく。
唾液とぬめった液体が混じり合ってぴちゅぴちゅと淫猥な音が響き、それに興奮したエステルの
吸着と往還が強まる。
―――すごい、兄上の。どんどん硬くなっていく。
伝わる脈動とともに動悸が昂ぶり、思わず下半身が身悶えた。秘唇をこすりつけるように
太腿をもじらせる。
「んぁ…っ、ん…ふうぅ」
奥に走った刺激がエステルの秘部に潤みを与えた。口内で膨張を増す昂ぶりを求めて襞が
ひくつき、それに刺し貫かれたいとさえ願わせる。
刺激を求めて疼く体を伸び上がらせ、エステルはラフィンを口に含んだまま自らの乳房を握った。
そして名残惜しそうに先端まで唇を滑らせると、両乳をふるわせて肉茎をはさみこんだ。
「あ、熱…い。ん……きゃふぅ…っ」
胸全体を中央へ寄せ、おずおずと上下に動かしはじめた。熱さを感じた乳首がぴんと尖り立つと、
思わず声をあげてそこへ指を走らせた。
731247:02/12/23 14:50 ID:p+ULZVyV
―――兄上のこと好き。好きだから、こんなにいやらしくなってしまうの…っ。
同時に行われる、自慰と奉仕。
喘ぎを漏らしながら尽くす彼女の姿は、どこまでも健気で淫らだった。親指の腹で先端に
刺激を与えつつ、乳肉で剛直をしっとりと包み込み擦り上げていく。エステルは谷間で
一層熱さを増した陰先のぬめりを愛おしげに舐め取った。
もっと感じたい、つながりたい。
そう考えただけで蜜が溢れ出るほどに、エステルは女として目覚めた体をもてあましていた。
呑み込みたい欲求に駆られた秘裂が妖しく蠢く。夢中で上半身を回すように揺らすと、
胸へ抱えた昂ぶりが生き物のように震えあがった。
どくっ、と強く脈動して先端から精が吐き出される。

「んぐ…っんん、ん……くふ…っ」
喉奥に射されて、意識もせず喉から声が漏れた。
―――な……何かしら、これ。でも兄上がくださったものだもの。私、何だって平気だわ!
その液体のことを、エステルは知らなかった。気高さゆえか興味があっても誰にも聞けない、
彼女の性知識には変に偏りがあった。
しかし奉仕欲に満たされた彼女は、苦しいのをこらえて何もわからぬままそれを飲み込んだ。
なおもどぷどぷと溢れ出る液を頬をすぼめて啜りあげる。
「んふっ……はぁ…あにうえぇ…」
自らの指についたものでさえ逃さずにちゅっ、と吸って舐め上げ、淫らな行為にはそぐわぬ
無邪気な子供のような笑みを見せた。
732247:02/12/23 14:51 ID:p+ULZVyV
そのまま膝をついてラフィンの上に馬乗りになり、勃起を握る。それは一度果てたものの、
エステルの吸引により硬さを取り戻していた。
ゆっくりと腰を降下させるエステル。やがて秘所に硬いものが触れた。
「ふぁ…っ、あ…れ……」
しかし張り詰めた亀頭に弾力をもって押し戻される。
エステルは何とか迎え入れようと試みるが、初めてゆえどうしても腰が引けるのと、侵入を
拒む閉じられた純潔の証によりなかなか結合に至らない。けれどラフィンの先端が秘唇を
なぞり触れるたび、奥はぴくんと震えて突かれたいと訴える。
「んっ……、あ…ぁあ、欲しいの……お願い、欲しいのぉ!」
処女とも思えぬ、いやそれゆえか、焦れたエステルはあまりにも率直で淫らな言葉を吐いた。
吐息を漏らしながら、今度こそと握った昂ぶりを秘裂へとあてがう。
―――今度こそ……大丈夫。参ります、兄上!
まるで剣術の訓練のような台詞を心で呟き、ごくっ、唾を飲み込んだ。酔っているとはいえ、
エステルは真剣そのものだ。目を瞑り、力を抜いてふっと腰を落とす。

「あ……、ぅあああぁ…っ!!」
まこと重力は偉大である。ずぶん、と沈んで一気に入り込んだ昂ぶりが、肉壁を押し広げて
粘膜を突き破った。同時に込み上げる、中心を貫かれる痛みと異物感。
エステルは思わず眉間に皺を寄せ、額にじわりと汗が滲んだ。
―――痛…い、痛い痛いっ。でも、でも入ってる、兄上が私の中に入ってる!
ずくずくと響く痛みをこらえ、エステルは妙な高揚感に包まれていた。つながったまま体勢を
立て直し、一旦腰を引いて息をつく。
「た、確か、えっと…動い、て…。んんっ」
たくましい妄想と乏しい知識を巡らせつつ、エステルはラフィンの腹に手を置いた。ついた
膝に力を込め、引き上げようとしてえいっと腰をひねる。
「ぬっ…んごぁああっ!」
期せず自らをありえない方向へと曲げられて、ラフィンはつぶれたような声とともに覚醒した。
733247:02/12/23 14:51 ID:p+ULZVyV
頭を振り、状況を理解しようと試みる。
しかし上に乗ったエステルの姿を見て面食らい、脳内は疑問符と感嘆符で埋め尽くされた。
「な…、何だ……これ、はっ」
荒い息を漏らすラフィンに、エステルは待ちわびたとばかりにしがみついた。顔を引き寄せて
胸にうずめ、かかる息にすら感じて身を震わせた。
「あぁ…ん、兄上…っ、そんなにしちゃ、だめぇえ」
「何を言って……むぐっ」
ラフィンの抗弁をさえぎって乳肉を顔へ押しつけ、張り詰めた乳首にもたらされる刺激に酔う。
喘ぎを漏らし、肩を震わせたエステルの膣がひきつった。
同時に訪れる、鈍い痛みと内部のゆらめき。
―――あ、すごい…。兄上の、反応して動いてるっ。
痛みよりもラフィンの反応に興奮したエステルは、思わず腰をくねらせた。

「兄上……気持ちいい? エステルは、いいですか?」
「んむむう…ふが、ふ……んぅっ! んんーんっ!」
ラフィンは胸乳の狭間でふごふごと呻く。要約すれば『どけ』と言いたかったのであるが。
「そ…、そんなに感じてるなんて。もっとしてあげる、私頑張るわっ」
エステルは思いっきり都合よく解釈して太腿に力を込めた。上下運動を行うべく腰を浮かせ、
背を反らせる。ラフィンはそのまま抱え上げて引き抜こうと、エステルの腰に手を回した。
「ふぁあ、くすぐったぁ…い」
しかしきめ細やかな彼女の肌はすべりやすく、持ち上げようとしてもするりと抜けてしまう。
撫で上げられる感触に、エステルは身をよじらせた。
ようやくエステルの乳から顔を解放され、息をつくラフィン。
「っふう……、抜くぞ、エステル。力を抜け」
「や、いや、離さないで。やだあぁ」
エステルは駄々っ子のように首を振り、ラフィンの肩へとしがみつく。
734247:02/12/23 14:51 ID:p+ULZVyV
「お前は酔ってるんだ。馬鹿なことはよせ」
「いやっ! このままするの、したいの」
「エステル、俺はお前が大切だから言ってる。大切な妹だ、だから」
聞きたくない。そんな言葉は聞きたくない。
耳をふさぎ、瞳をぎゅっと瞑る。追い払うように首を激しく横に振った。
「おい……エステル?」
わかってない。兄上は何もわかってない。私は妹じゃない、妹なんかじゃない。
そしてエステルはついにぶち切れた。

「ばかああぁぁ…っ!」
「ぐぁ…っ!」
意図的に胴締めを行い、万力のようにぎりぎりと締め上げる。
「エ、エステル…! な、やめ…、離…れろっ」
「はっ…あぁん、そこっ、いい…ん」
押し戻そうとしたラフィンの手が、エステルの乳房に触れていた。エステルは嬌声をあげ、
刺激を求めるように腰をよじらせた。
「あ…ん、も…っと強く…、ひゃう…ぅんっ」
狼狽するラフィンの手をつかみ、自らの双丘へ強引に導く。むにゅん、とめり込んだ指へ
乳首をこすりつけ、痺れるかのごとき甘美な快感を味わった。それに酔いしれた柔肉は
ラフィンのモノにえもいわれぬ感覚をもたらし、意思とは無関係に硬さと熱さを増していく。
「すご…い、っん、兄上の…、ぁんん、私の中で…おっきく、なってく…!」
「だっ…、待てっ」
情けない声を出すラフィンを尻目に、エステルはひとり盛り上がっていた。
まるで所有物であるかのごとく昂ぶりを可愛がり撫で上げる。
「あぁ…、もっと、もっと激しく突いてええぇっ」
「突いてないっ! うぁ…っ、やめろ、って」
引き抜こうとするラフィンに逆らってエステルの腰が沈み、生まれる摩擦に肉襞が歓喜に
うち震える。ずんずんと突き上がる衝撃に陶然となり、エステルはかかる髪をうっとおしげに
振り払った。
735247:02/12/23 14:52 ID:p+ULZVyV
「あっ…ん、好き、大好き、兄上ぇえっ!」
熱っぽい声を張り上げながら、エステルは普段の姿からは想像できないほどに思いきりの
いい乱れっぷりを見せた。ひたすらに腰を振りまくり、太腿と媚肉は竿を挟みこんで
決して離さない。
長い後ろ髪が揺れ、さながら馬術の訓練でもしているかのようであった。今の彼女なら、
どんな暴れ馬でも乗りこなしてみせただろう。
「腰、振ってぇ…あ、あんっ! すごい、すごいのおぉ!」
「人の話を聞け、エステルっ」
そんな言葉は当然耳に入らず、エステルは訪れる刺激にひたすら悶え狂った。
溢れる蜜はとめどなく淫靡な音を響かせて陰茎へとからみつく。熱にほだされた膣内は
恍惚と震えあがり、ぐにぐにと蠢いて緩和と収れんを繰り返した。
「あん、あぁんっ、だめ……あ…、あに…うえぇっ」
電流のような快楽は奥を突いて脳髄を駆けのぼり、渦巻く悦びに目の前が真っ白になる。
より激しい収縮に、ラフィンに急激な射精感が込み上げた。とどめようとする意思とは
裏腹に、どくっ、と脈打って遡る液体。
「う…ぁ、っく……エステル…っ!」
勢いよく白濁を噴出しながら、ラフィンの先端がエステルの奥壁を突いた。今までにない
快感に揺さぶられ、声にならない声をあげたエステルの口が、初めてその音をつむいだ。
『ラフィン』―――と。

絶頂に満たされて崩れ落ちる中、エステルは確かに聞いた気がした。
人には決して聞こえないはずの響き、闇の中高らかに鳴る笛の音を。舞い降りる翼の羽音を。
「やだあ…、行かないでぇええっ!!」
びくん、とエステルの腰がうねり、萎えかけたモノをねじ上げる。何度目の圧搾であろうか、
悶絶したラフィンの背に、追いうちをかけるようにぎりりと爪が食い込んだ。

そしてセネー市の夜闇に響いたのは、飛竜の笛の音ではなく、ラフィンの悲鳴であった。

<了>
736名無しさん@ピンキー:02/12/23 18:45 ID:TWeeJ/ZP
(・∀・)bグッジョブ!
エステル萌え(;´Д`)
737名無しさん@ピンキー:02/12/23 19:21 ID:06u+ffBq
最後の「あに…うえぇっ」の所、嘔吐してるのかと思った
738名無しさん@ピンキー:02/12/23 21:21 ID:G+Ns/VGh
>>737→∵・(゚∀゚ ○=(`Д´#)

>>247
ぐっじょぶ!すげーいい!
暗黒竜書いてくれ〜できればカチュアきぼん。
739名無しさん@ピンキー:02/12/23 21:52 ID:VDgEGOLq
>>247
くぁぁー!(・∀・)イイ!!やっぱ貴方は神!!
ラケシスものキボンヌ…スマソ

>>737-738
ワラタよw
740名無しさん@ピンキー:02/12/23 22:41 ID:Oh5Oi77d
このスレって247氏のSSでもってるようなものだな・・・感謝感謝。
俺もカチュアきぼん。マルスとがいい。
741名無しさん@ピンキー:02/12/23 23:43 ID:hd/abfm2
そげな事を申し上げたら他の職人様方がっ…っ…
しかし、247様も又神に近い御方であらせられる事も事実…


うー、いっその事セリカタソとか書いてはくれませぬか…
742名無しさん@ピンキー:02/12/24 01:15 ID:lGOqpGMd
和むタソっぽい書き方の職人さんなら他スレで見たYO。
サイトにもそれにはまってるっぽいこと書いてあったから多分本人かと思われ。


ヴェガジュリ期待してるんだけど…もう降臨してくれないのかなー…(´・ω・`)
743名無しさん@ピンキー:02/12/24 03:32 ID:y1ovp2no
>740みたいなヴァカなこと書くヤシがいるから、職人さんがどんどん
少なくなっていくのだと思われ。
744名無しさん@ピンキー:02/12/24 16:08 ID:o6HQLQiO
厨は気にせず職人さんカモン!

そしてエステルたん(;´Д`)ハァハァ
酒乱なマーロンたん(;´Д`)ハァハァ
745名無しさん@ピンキー:02/12/24 21:36 ID:jmoX0qP4
マーロン×エステルきぼん
746名無しさん@ピンキー:02/12/25 19:27 ID:SLIRBe2z
色々思うことがあって暫く書いてなかったのですが、
約一月ぶりに書いてみました。
リーフの浮気 ティニー編です。
うpしていいですか?
いいのなら明日うpします。
747名無しさん@ピンキー:02/12/25 20:30 ID:Rt/yRYYb
>746
楽しみにしてまつ
748名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:52 ID:CVoEjPuU
>247氏
神!髪!神!
もう道具屋には行かせられない…
749名無しさん@ピンキー:02/12/25 23:36 ID:LOe7+9ip
>247様
ユリウス×ティニーから拝見しましたが、素晴らしかったです。
細かな心理描写、喘ぎ声のみに頼らない情景描写等、もしや女性の
書き手さんでは?と…。アーダン×ティルテュに特にそれを
強く感じたのですが、ギャグ編でそれがうやむやに。凄い。

もしお好みに合えばですが、紋章のオグマ×ユミナなんぞを
いつか書いて頂けると…え。マイナー過ぎですか。ショボーン
750和む:02/12/25 23:49 ID:ET4S5zpT
随分御無沙汰しております。
待ってくださった方もおられたようで。現在ヴェガ×ジュリアをつらつらと書いております。
年明けあたりにはウプできればいいなあ。

>247氏
相変わらず見事なSSでうらやましいでつ。
氏の書かれるキャラはどれも個性がよく出ていてすごいと思います。
ぜひいつかパーセシも書いてくだちい(w

>742
こことあそこを両方読んでる人がいるとは思いませんですた。
ご名答、チョピーリ他ジャンルに浮気してますた。ゴメソ。
75163:02/12/26 01:27 ID:7ggwgXCx
お久しぶりでした。
どーも、あれだったのですが、ちょい暇だったので書いてみました。
今回は、割と普通です。
75263:02/12/26 01:28 ID:7ggwgXCx
あ、ごめんなさい。

「石の欠片」

禍禍しいまでに赤い夕日が、王宮の謁見の間に差し込む。
ステンドグラスを通して床に落ちるそれは、床に奇妙な文様を描いている。
その謁見の間の主。
豪奢な玉座に悠然と腰を据え、退屈そうに倦んだ視線を自らの前に立ち尽す老人に向け、そっけなく
告げる。
「…お前も例外では無いと言う事だよ。クク…君も所詮は人間だからね」
自らが作り出した暗黒の君主にして、操り人形…そのように認識し、内心慇懃に接しながらも下げす
んでいたとも言える、その少年の言葉は彼の老い疲れた心臓に負担を掛け、鈍い痛みを与えた。
マンフロイは眩い残光に目を細め、油断なく讒言する。
「ユリウス殿下…。臣の忠誠をお疑いか?」
「そうだね」
愉快そうに、微笑みながら頷く。
暫し、重い沈黙が流れる。
マンフロイは表情を見せぬように、深々と礼をしながら搾り出すように了承の意を伝えた。
ユリウスは細かく肩を震わせている、そんな老人の姿を見下しながら、口の端を歪めて再び笑った。

そして、夜の帳が落ち、バーハラの都、その城下では解放軍の到来と共に決起を図っていた民団が、
密告により検挙され、ユリウスの親衛隊の手により一族郎党ごと煉獄の炎に焼かれている。
自室のバルコニーからそれを見下す彼の横顔を、空を焦がす美しい炎の彩りが照らす。
バルコニーと室内を繋ぐ両開きの硝子戸に掛かった、薄い紗のカーテンが揺らめいた。
そのカーテンの向うに、些か幼さを感じさせながらも、女性としての曲線とふくらみを帯びた肉体を
持つ少女が佇んでいる。
「ふん。来たか…」
ユリウスは一言吐き捨て、城下の光景に背を向け室内に歩を進めた。
75363:02/12/26 01:29 ID:7ggwgXCx
手にしていたリワープの杖を手近の卓上に起き、少女はユリウスが彼女の眼前に立ったその時でさえ、
身じろぎ一つせず、長い睫の瞳で彼の瞳を見つめていた。
ユリウスはそんな少女の態度をからかうかのように、その周囲を回り無遠慮に視線で舐る。
「やっぱりイシュタルよりは小さいんだな。サラ、君は今日から僕のものだからね」
「……」
彼は他人から無視される事、すなわち自身の意が通らない事は今までに数えるほどにしかなかった。
それゆえ、肥大した自我と竜族としての滾る血が、彼を残忍にする。
瑞々しい、甘瓜を思いきり掌で叩いたかのような音が、その豪奢な部屋に響く。
サラは張られた方の頬を片手で押さえながら、そんな彼を揺らぎの無い視線で見つめ続ける。
再び、響く音。
ユリウスは苛立たしげに、サラの頤を掴み、自らの顔に寄せて、その唇を自らのそれで塞ぐ。
そうする事により、彼女が彼の所有物とするかのように。
口付を交わしている間も、サラの視線はユリウスの瞳の深奥を見透かすかのように、注がれる。
腹立たしげに、ユリウスはサラを突き飛ばし、一人掛けのソファに座り込む。
「…お前が僕のものにならないんだったら、殺しても良いんだよ…?」
ユリウスの幼稚な恫喝に、思わずサラはくすくすと鈴のように笑った。
「……殺してもいいよ」
サラはソファに座るユリウスは見下ろし、怜悧な視線で彼を見下ろしていた。
75463:02/12/26 01:29 ID:7ggwgXCx
灯火を消した室内には闇が蟠り、甘く肌に絡まってくるかのような濃厚な空気と、押し殺すような呻き
声が小さく響く。
ぺちゃぺちゃと小猫がミルクを舐るような、粘着質な水音。
ユリウスは闇に溶け込みながら、ソファに腰を下ろしたサラの手を押し抱き、その指を一本一本口に含
み、ゆっくりと舐って行く。
まだ、幼いとも言える少女の白魚のように細く白い手指を、彼はしゃぶって行く。
そう考えると、ユリウスの感じる官能は更に高まり、鼓動が早くなって。
彼は、どうしてこうなったのかを思い出そうとし、快楽に押し流されて行った。

「なら、殺して上げる」
ユリウスの掌に煉獄の炎が蟠り、ちりちりと周囲の空間を揺らがせる。
それを見ても、サラは表情を変えずに、小首を傾げている。
「どうした…? やはり、怖くて声も出ないの? もし、謝るんだったら今の…」
「…本当に貴方はお爺様が作り出した、復讐の道具……?」
ユリウスはその紅い髪を振りかぶりながら、叫ぶ。
「僕は道具じゃない! 僕は…神だ。この帝国の支配者であり、世界の…」
サラは音も無く薄物を翻し、ユリウスの頭を抱き、その髪を撫でる。
何故か、ユリウスは動けなかった。
こんな小さく、華奢な少女など、直に一握の灰に出来たはずなのだが、その彼が動くことが出来なかった。
サラはそんなユリウスの耳元に甘く囁く。
「貴方は貴方だから。そう、貴方は暗黒の支配者。でも…孤独な子供。私と同じように…」
そんなサラの言葉に彼は頭を振る。
「ぼ、僕は…そんな子供なんかじゃ…無い」
「…お爺様は父上を殺し、母上を死に追いやり、沢山沢山殺してきた…」
節を付けて歌うかのように、その囁きを続ける。
「そして築いた帝国も黄昏へと没する。…早くお爺様を殺して。……私も殺していいよ」
何時もまにか、ユリウス自身、サラのまだ平たい胸に頬を押し付けながら、安らぐように瞳を閉ざして
いた。
「それが君の願いなら。その前に…何でも一つだけ君の願いを適えて上げる」
75563:02/12/26 01:30 ID:7ggwgXCx
「ん…」
喉を撫でられた時の猫のように吐息を吐き、サラは心地よさげに頤を仰け反らせて体をソファの背に預
ける。
彼女からユリウスの口腔内から指を引き抜き、その指を惜むように目で追っているユリウスの頬を優し
く撫る。
そして何も言わず、薄物のローブを太腿が見える部分までたくし上げて、履物を脱いだ素足を彼に差
し出す。
普段の威厳は微塵にも無く、ユリウスは跪きながらサラの足指を一本一本舐り、序々に脛から膝の皿、
そして太腿へと這い進んで行く。
「…ん…まだ…」
ユリウスの腿へと到ろうする動きを押さえ、呆然としている彼の目の前で長いローブを頭から脱ぎ捨て
た。
衣服を床に投げ捨てる際、ほんのりと甘い匂いが漂う。

「…服脱いでもいいよ……」
サラのその言葉を受け、催眠術にかかったかのようにユリウスは自らも長衣を脱いでいく。
彼の肉体も又、完全に成熟した男と、まだ青い少年のそれとの中間にあった。
サラは下着姿のまま立ち上がり、ユリウスの唇から頤、そして首筋から胸へと順に舌を這わせていき、
ユリウスは体を細かく震わせながら、来るべき快感を待ちうけていた。
そして、サラはユリウスの小さな乳首を上唇と下唇の間に挟み込み、甘噛みする。
「…ぅぁ」
「…女の子みたい」
サラはそう呟いた後、胸から下腹へと舌を這い進ませて行く。
そして、臍の下へと達したとき、突然口元を彼の肌から離す。
「……?!」
苦しそうに股間を擦り合わせながら、ユリウスは頬を上気させ、欲情の為、瞳を潤ませていた。
「…やって見せて」
「…な、何をやれって…」
「貴方の何時もしている事。見たこと、無いから…」
75663:02/12/26 01:30 ID:7ggwgXCx
向かい合わせになっているソファの開いている方に座りながら、ユリウスは自らの陰部を握り、しごき
上げる。
君主としての威厳も無く、恥らう少年そのままに恥ずかしそうに俯きながらも、サラの小さな胸やうっ
すらとした茂みを隠している布切れをちらちらと盗む見ている。
興味深そうに、サラは彼の痴態を凝視し、瞳を胡乱にした。
荒い呼吸が響き、彼の自らのモノを握る手の動きが早くなって行く。
サラは自らの心臓がぱくつき、呼吸が苦しくなるのを感じていた。
「…ぅッ…ぁァ…っ!」
ユリウスがそう叫ぶと同時に、ぴゅっと濃く白濁した精液が飛び散り、彼の陰部や太腿、下腹を濡らす。
髪を額に張り付かせながら、ユリウスはぐったりとソファに沈み込んでいる。
サラは音も無く立ち上がり、そんなユリウスの萎えた陰部を口に含み、その精液ごと舐めしゃぶって行っ
た。
ビクっと、驚いたようにユリウスはサラを見つめ、射精の快感の余韻が残る陰部を、しゃぶられる喜び
に全身を震わせる。
若い彼の陰部は再び、固く屹立する。
「…ん、ぅ…ぐ」
大きくなったそれは、サラの小さな口の中には余り、その先端が喉を突く度に、激しい嘔吐感が彼女を
襲い、瞳には涙を湛える。
サラのそんな表情を見ると、ユリウスの雄としての本能が揺すぶられ、サラの淡い紫の髪ごとわし掴み
にしながら、自らのモノを彼女の喉へと押し入れる。
目を大きく見開き、苦しそうに手の指の先端を痙攣させながら、ユリウスの太腿や背中に爪を突きたて
るサラの抵抗すら心地よく、喉の奥へ奥へと押し入れながら、腰を激しくスライドさせた。
「…ん…あッ!」
彼の陰部の先端がサラの柔らかい喉の粘膜の収縮に包まれた瞬間、喉の奥へと何度も何度も射精し、精液
を彼女の喉へと叩き付ける。
「げふッ…ごほ…はァはぁ……ぅぐ…ん」
汗で全身の濡らし、髪を首筋や頬に張り付かせながら、サラは床に手を付き、激しくせき込み精液と涙
を床に滴らせた。
75763:02/12/26 01:31 ID:7ggwgXCx
彼は再びソファに身を沈ませ、満足そうに瞼を閉じながら浅い息を付いている。
そんなユリウスを見上げるサラの瞳には、不思議な色が帯び、城下で燃え盛る炎の色を瞳に映えさせ、
くすくすと小さく微笑む。

既にサラの下着は汗により、ぺたりと肌に張り付き、小さな胸や愛液で濡れそぼる秘丘を薄く透けさせ
ている。
ソファに深く身を沈めながら、サラは軽やかな声に艶を乗せて、絶対君主のように命ずる。
「…私……も…」と。
ユリウスはその扇情的な姿に惹かれ、ふらふらと立ち上がり、彼女の小さな胸を覆う布切れの上から、
ぷっくりとした乳首を舐め、含み、前歯で小さく噛む。
「…ふぅ…んッ…」
可愛らしい喘ぎを聞き、ユリウスは更に熱心に順順に両胸の先端や、まだ色素もほとんど沈着していな
い、乳輪をも刺激し、責める。
彼の唾液でべっとりと濡れ、サラの胸を覆っていた布は透けて、その機能を失っていた。
もどかしげにサラはその用を足さなくなった、胸の布切れを破り捨て、椀のように形の良い胸を曝し、
彼の舌と指の動きに身を委ねて行く。
脊椎を駆け上る、心地よさ。
サラは自身の陰部から、洪水のようにべとつく液体が零れ落ち、更に下着を汚して行くのを感じながら、
喉の奥から猫の様に喘ぎを搾り出す。
「ぅ…ん……ぁ…ぁっん」
「気持ち良いの?」
わざと彼を困らせるように、首をいやいやさせるのだが、ほんのりと全身を朱色に染め、汗や愛液で全
身を濡らしている姿では、何ら説得力は持たない。
75863:02/12/26 01:32 ID:7ggwgXCx
胸を嬲るように責めるユリウスに対し、サラは汗で光る素足の先端で、だらしなく屹立していた彼の陰
部を軽く蹴る。
「…ぁ」
もう一度、軽く陰部を蹴りながらサラは笑う。
「…手が休んでる……」
そうして乳首を甘噛みした時に蹴り、乳輪を嬲られ胸をもみしだかれた時に、蹴る。
自らの快楽を、彼に全てフィードバックするかのように。
そして、そのピッチはどんどん早くなって行き、サラの足の先が彼の陰部をリズムカルに蹴り続けて。
「…く…っぅ…ぅ」
「…あ…ぐぅ…ぁんッ…!」
ユリウスの陰部から精液が噴出した瞬間、サラも背中を仰け反らせて、2度3度呻いた後、絶頂を迎え、
小さな体を細かく痙攣させていた。
ユリウスの精液が彼女の足を伝って行くのを感じながら、ただ心地よさに身を任せながら。

後は、全てがユリウスのペースで進んで行った。
体力が無いサラは、一度絶頂を迎えた事により疲れ果て、べっとりと髪を額に張り付かせたまま、胸を
上下させて、ぐったりとするのみ。
そのまま動かないサラの下着を、彼は爪で切り裂いていく。
キー、という鳴くような音を立て、最後の下着は千切れ飛んだ。
ほんとうにうっすらとしか毛が生えていない、サラの恥丘は成熟した女性のそれでは無かったが、それ
故に清潔感があり、少女特有の狭い洞窟は、未だ誰をも受け入れてはいない事を意味していた。
眠ったか、気をやったのか、サラはそれでも身動き一つしない。
興奮のあまり、何回か挿入に失敗し、最初の失敗で彼女の恥丘に自らの陰部を擦り付けてしまった瞬間、
又精液が止め処と無く溢れ出、サラの薄い陰毛を彼の精液で浸す。
そして、思いきり彼女に挿入した瞬間、サラの大きな瞳は見開き、瞼を戦慄かせる。
75963:02/12/26 01:32 ID:7ggwgXCx
「…痛…ッゥ…んァっ!!」
口を薄く開き、その端から惚けたように涎を伝わせながら、鳴き声を上げた。
ユリウスは狂ったかのように、只管に腰を振り続け、その瞳は焦点があっていない。
「…サラ、サラ、サラ、サラ…ぁぁア!」
己の名を呼び、耐えがたい苦痛を与えるユリウスの本当に安らいだ、気持ちの良さそうな顔を見ている
と、耐えがたい痛みにも、耐える事が出来る。
そうサラ自身想いながら、耐えて耐える。
彼の陰部と彼女の陰部の結合部位からは、血と粘液のくちゃくちゃという音がし、泡立つそれらがサラ
の陰部や桃のような臀部をべちょべちょにしながら。

(…何故)
サラは痛みが引いて行くのと同時に、頭の芯が段々と痺れてくるのを感じて、不思議に思った。
そして、そんな理性も段々と押し寄せる快感に押し流され、消えて行った。
とろんとした目をして、ユリウスはサラの口腔内をくちゅくちゅと貪る。
美味しそうにお互いの唾液の混合物を飲み込みながら、只管に腰を振り続ける。
「…ぅ…ァァ。ぁ…ァゥ…んッ…」
本能のままにサラもより深く彼のモノを迎え入れようとするかのように、腰を上へ上へと突き上げる。
パンパンという、肉と肉、陰部と陰部が接合する音と、くちゃくちゃという粘液の糸引く音が響き、
濃厚な闇に、麝香のような怪しい匂いが立ち込める。
ユリウスのものを深く深く迎え入れながら、サラの小さな体はまるで踊るかのように、闇の中白く跳ね
ていた。
76063:02/12/26 01:33 ID:7ggwgXCx
「…ぁ…ァァん。…イイ……よ…ぅ…く…」
紅い髪と、淡い紫の髪が、跳ね上がり、空中で絡み合う。
そして。

「もう…ッぁ!」
ユリウスのモノが、サラの子宮に達したかと思うと、先端を柔肉に埋め込ませながら、傘が開くように
膨らんだ。
その瞬間、サラはユリウスのモノの根元を自らの手が白くなるほど強く握る。
「……あぐっ! な、なんで…?」
突然、最高の快楽を齎してくれるはずの射精を止められ、怒るよりも、情けない表情を浮かべる。
サラ自身も自らの子宮が最後の瞬間を求め、ひくつくのを感じながら、零れる随喜の涙もそのままに、
ユリウスの頬を両手で挟みながら、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「…んっ…約束だから。…最後の…時…私を……殺して…」
その言葉の意味を半分も理解出来ず、ユリウスはただ続きを行いたいばかりに、コクコクと頷いた。

ソファがぎしぎしと軋り、それと彼らの叫びが同調する。
身も世も無く、狂ったようにお互いの背中に爪を突き立てながら、足をお互いの腰に絡ませる。
サラは普段から茫洋とした瞳に、胡乱な物を浮かべながら、雌猫のように鳴いた。
「…ンァ…くふぅ…ん…っ…」
そして再び、絶頂の時、即ち最後の時を迎える。
「……もう…出…ッ!!」
「…来…タ…逝……アアぁぁぁ…ふぁ」
その瞬間、サラの瞳はユリウスをしっかりと見据える。
ユリウスは射精はほぼ同時に、ストーンの詠唱を血を吐くかのように、唱えた。
瘧(おこり)のように、サラは体を痙攣させながら、子宮の深奥を何度も何度もユリウスの精液がノック
するのを感じ、細胞の一つ一つが歓喜に震えるのを感じながら、意識は心地よい闇に落ちた。
76163:02/12/26 01:34 ID:7ggwgXCx
後に、バーハラの城を解放した解放軍の一兵士が、ユリウスの私室だった部屋でそれを発見する事とと
なる。
美しい少女の石像。
性交の最後の絶頂を迎えながら歓喜の表情を浮かべ、男を誘うかのような淫猥な姿をしているそれを。
ロプトの淫猥かつ邪悪さの証として、その石像は国々を巡回させられた後、エッダにて浄化の炎に包ま
れ、割れて壊れた。

(おわり)
7621:02/12/27 00:09 ID:dMSHLUYK
リーフの浮気 ティニー編

リーフ率いるレンスター軍はマンスター城を攻略後、
ミランダやグレイド等幾らかの将や兵をレンスターの復興と治安維持の為に残して、
セリス率いる解放軍と共にトラキア領内を進軍する事にした。
そしてその行程も半ばまで過ぎ、リーフ達はルテキア城に辿り着いていた。

ルテキア城の食堂でリーフは何故か唯一人で食事をしていた。
その姿は物思いに耽っている様にも寂しさで落ち込んでる様にも見て取れた。
リーフに近づいた男は後者のように取ったようだ。
「よう、王子、元気か?一人で何してんだ。」
声を掛けられたリーフはおもむろに顔を上げた。
「リフィスか、少し考え事をね…」
「王女様が居なくて一人寝が寂しいんだろ。」
「いや、だから…」
「俺も一人寝の寂しさは分かるよ。
 サフィは俺のものになってくれないし。」
日頃の二人の関係は二人を良く知るものならばこのように思っても仕方の無い事だったし、
確かに一人寝が寂しいという事もあった。
だが、それ以上に聞いてたよりも酷い惨状のトラキア、侵略者として迎えられた事が、
レンスター地方しか知らず、解放者としてしか扱われなかったリーフにとっては辛いことだった。
7632:02/12/27 00:21 ID:dMSHLUYK
つい本音が出てしまい、話を逸らそうとし、
「いや、まぁ、俺の事は置いといてだ。
 そんな時にはやっぱりこれだな。」
ポケットから液体の入った小瓶を取り出した。
「なんなんだい?それは。」
「ともかく飲んでみろよ。
 飲んだら分かるさ。」
「えっ、でもコップは…」
呆れたように、リフィスは答える。
「男同士でそんな事気にするなよ。
 ラッパ飲みでいいんだよ。」
「そうなのかい?」
「………」
リーフは液体は何なのかは分からなかったが、意を決してラッパ飲みを初めて行った。
謎の液体は初めこそ普通の水と変わり無かったが、
喉元を過ぎる頃には焼付く熱さと辛さを伝える液体に変わっていた。
リーフはその変化と強烈さに戸惑い、噎せ返る。
「ゲホッ、ゲホッ、…
 まさか、これお酒?」
「ああ、普通よりアルコール度数の高い酒さ。
 まだリーフには早かったかな?」
「いや、大丈夫だよ。」
子供だと思われる事にコンプレックスがあるのか、それを否定するかのように飲み始める。
「おいおい、無理するなよ。」
7643:02/12/27 00:31 ID:dMSHLUYK
−半時後−
「ひっ…く、僕の事を皆が弱いとか指揮能力が無いって言うけど、
 僕だって、グズッ、…僕なりに頑張ってるんだ。
 それなのに…」
「王子は頑張ってるよ。」
「いや、そんな事思ってないだろ。
 ”ゲイボルグも使えないくせに”って思ってるだろ。」
「いや、そんなことは無いぜ。
 (泣き上戸に絡み酒か…、やっぱりガキに酒を飲ませるもんじゃないな)」
もう後悔しても遅かった。

−更に一時間後−
リーフは泥酔しテーブルの上に突っ伏して寝てしまっていた。
「王子、こんな所で寝たら風邪引くぞ。
 それに時間も遅い、部屋に戻って寝ろ。」
リフィスはリーフを起こし時計を見るように促した。
「…ああ、もう…こんな時間…
 んっ、部屋に戻…るよ」
勢い良く席を立ったものの泥酔者らしく足はおぼつかづ壁に何度もぶつかりながら進んでゆく。
「おい、大丈夫か?」
「だ…大丈夫」
「まぁ、それならいいんだが。
 誰か俺に酒を持って来てくれ。」
7654:02/12/27 00:37 ID:dMSHLUYK
言葉とは裏腹に体は言う事を聞かないが、なんとか部屋まで辿り着き扉を開ける。
部屋の中を見て違和感を感じたが、
「何か変だな…、
 まぁ、気のせいか。」
と気にも留めず目に付いたベッドの上に倒れこんだ。
違和感を感じたのは正しかった様で手にはベッドとは違う柔らかさのものが触れていた。
不思議に思ったリーフは確認するように手の中のものを揉みはじめる。
すると”キャッ”という声と共にシーツが引っ張られリーフはベッドに下に落ちてしまう。
”ゴンッ”と鈍い音がした。どうやら頭を打ち付けたようだった。
「いててっ」
「ごめんなさい、あの…、大丈夫ですか?」
「なんとかね…、
 え〜、君は誰だっけ?」
目の前に立っていたのは少しウェーブのかかった綺麗な銀髪をした美少女だった。
夏が近い為なのだろう彼女は自身の体に合わないほどの大きさの足の付け根まで隠れるシャツを
パジャマの代わりにし、それ以外に身に着けているのは下着だけのようだった。
リーフは彼女の名前を直ぐに思い出せず、必死に記憶の糸を辿っていた。
が、リーフが先に思い出すよりも彼女が名を名乗る方が早かった。
7665:02/12/27 00:38 ID:dMSHLUYK
「ティニーです。
 あの…、分かりませんか?」
名乗られても直ぐには思い出せず、
「………
 ああ、ティニーか。
 髪を解いてるし、酔っててさ…、」
そうは言ってるが、リーフはティニーの顔は元々はっきりとは覚えていなかった。
なぜならば、リーフがティニーに”おはよう”と挨拶しても、
ティニーは一歩下がって俯きながら”おはようございます”とだけ言って、
直ぐに立ち去ってしまうからである。
「ごめんね、直ぐに思い出せなくて。」
「いえ…、そんな…、」
「寝ている所を邪魔して悪かったね、今、出て行くよ。」
そう言ってリーフが腰を上げた所で、ティニーは自身の指を弄りながら搾り出すように声を発する。
「あの…、良ければ少し…、その…、お話しませんか?」
リーフは”唐突だな”と思いながらも、快諾する。
「そうだね、僕も少し酔いを醒まさないといけないからね
 ちょっと話そうか。」
そうして二人はベッドの上に向かい合って座り、幼いころの話や今悩んでる事などを話し合った。
7676:02/12/27 00:39 ID:dMSHLUYK
話が盛り上がり話し込んでしまい、あっという間に時間が過ぎていった。
「もう、大分時間が過ぎたね。
 そろそろ、寝ようか?」
「ええ…、」
「最後に聞きたいんだけど、僕の事嫌いじゃなかったの?
 ずいぶん楽しく話してたけど…」
「いえ…、そんなことは…、」
「だってさ、僕の顔を見て挨拶してくれないし、直ぐに立ち去るからさ、てっきり…」
「あっ、それはその…
 リーフ様の顔を見ると、心臓がドキドキして胸が締め付けられるようで、つい堪らず…」
ティニーは顔を紅潮させながらリーフに告白とも取れることを話した。
「じゃあ、今もドキドキしていたの?」
リーフは返事を待つ前に自分で確かめようとティニーの胸に耳を近づける。
「キャッ。」
それに驚いたティニーは仰け反ってしまう。
その拍子にゆったりとしたシャツは捲れ上がってしまう。
それをいいことにリーフはティニーのシャツを全部捲り上げ、直接胸に耳をあてる。
「ほんとにドキドキしてるね。
 それに柔らかくて温かい胸。」
「や…止めてください。」
ティニーは止めるように頼んだが、
久しぶりに柔肌と綺麗な体を見て、我慢できるほどリーフは大人ではなかった。
「もう、我慢できない。
 責任は取るよ。」
そのまま胸を揉み始める。
「…あ、いや…、だめ…」
7687:02/12/27 00:40 ID:dMSHLUYK
ティニーの成長途中の小さな胸を、久しく胸に触れてなかったゆえ味わうように揉み解して行く。
ティニーは自身で胸を揉み自身を慰めるという事などもちろんしたことは無く、
初めての感触に戸惑っていた。
「(なんなの、こんな事初めて…)}
「ティニーの胸は柔らかいね。
 それに乳首もピクンッと勃ってるね。」
リーフは赤ん坊が乳に吸い付くように、乳首に吸い付く。
「ひゃっ、…、あ…、だめ、やめて…くだ…」
「どうしてだい?
 気持ち良くないの?」
「気持ちいいです。
 でも、このままだとおかしくなりそう。」
「それでいいんだよ。
 体を心の思うままに任せるんだよ。」
そう言ってリーフはティニーの下着の下に手を入れ、
未だ生え揃わない茂みを抜け秘裂に辿り着くと、秘所に指を入れた。
ビクッとティニーの体は跳ね上がる。
「それでいいんだよ。
 我慢しちゃいけないよ。」
「は…はい。」
7698:02/12/27 00:40 ID:dMSHLUYK
リーフはティニーのシャツと下着を脱がしにかかるが、
「あの…、待って下さい。
 自分で脱ぎますから…」
やはり他人に脱がされるのは恥ずかしいのだろう、
ティニーはリーフの目線を気にしながら静かに服を脱いだ。
「その…、これでいいですか。」
ちょこんと正座して上目使いに意見を求める。
その甘えた話し方はリーフを欲情させるには十分なものだった。
一気にティニーを押し倒し、ぴったりくっ付けてあった膝を引き剥がす。
「いや…、だめ…恥ずかしいです。」
リーフはティニーの秘所に舌を這わせる
「ぺチョ。」
「ぁ…、
 それに汚いです。
 だから、リーフ様…」
「ティニーの体で恥ずかしい所なんか何処にも無いよ。
 ここも綺麗なピンク色だよ。」
マジマジとリーフはティニーの秘所を見つめている。
ティニーは自身でもしっかりと見たことの無い所を他人に見られて戸惑いを隠せない。
「そんなに見ないで下さい。」
「でも、感じてるんでしょ。
 ほら、こんなに濡れてきてるよ。」
秘所に指を宛がい、
「クチュ、クチュ、クチュ」
とイヤラシイ音を立てる。
「ゃ…、あぁ、…、それは…」
ティニーは恥ずかしさを感じる一方、初めての快楽に逆らえなくなってきていた。
7709:02/12/27 00:41 ID:dMSHLUYK
「そろそろ、入れるよ」
十分濡れているのを見て取ったリーフは服を脱ぎ始めた。
そして現れるリーフのもの。
男のものなど初めて見るティニーにとってそんなものが入るのかと萎縮してしまう。
それを感じたリーフは緊張を和らげる為に唇にキスをして語りかける。
「力を抜いて。
 優しくするから、僕を信じて。」
「は…はい。」
そうは言っても、簡単にはいかない。
「いくよ。」
「ズブ、ズブッ、ズブブ…、」
「キャッ、ャ…、イ…イタ…」
狭い膣の中を進んでくるリーフのものによる異物感と、破瓜の痛みがティニーを襲う。
「大丈夫?」
「大丈夫です。」
そうは言ってもシーツを力いっぱい握り締めてる所からそれが嘘なのは直ぐに分かった。
「ですから…、動いて下さい。」
まだ慣れない感覚や痛みに耐えるティニーの紅潮した顔、
そんな状態でもリーフを気遣うその態度がリーフの嗜虐心を煽らせる。
「じゃあ、動くよ。」
言葉通りに動き出すが、それはとてもゆっくりとしていた。
「(すごい、肉襞が意思を持ってるように纏わり付いてくる)」
処女ゆえに締りが良くそう易々と奥まで突き入れることが出来ない。
77110:02/12/27 00:42 ID:dMSHLUYK
「グチュ、グチュッ、グチュ、…、」
「(なにこれ、あついものが…、
  それに体の中が掻き回されて…、
  ぁ…、ゃ、だめ…)」
「ティニーの中、とても温かいよ。
 どう、気持ちいい?」
「き…気持ち…いいです。
 もっ…っと、気持ち良くして下さい。」
「初めてなのに、もうよがってるのかい?
 ティニーも淫乱なんだね。」
初めての快楽に溺れかけていたが、その言葉が現実に引き戻す。
「そ…そんな、違います、私は…、」
「じゃあ、動くのを止めるよ。」
「や…、ごめんなさい、止めないで下さい。」
「我慢しちゃいけないよ。
 動いて欲しいならお願いしてごらん。」
「おね…がいしま…す。」
今まで満足にリーフのお顔も見れなかったティニーにとってこれが精一杯のお願いだった。
「もっと、はっきり言わないとだめだよ。」
快楽を求める心に勝てなかったのか更に顔を赤くして、恥ずかしさに耐えながら、
「リーフ様のもので…、ティニーをもっと…、激しく突いて下さい。」
「これからは最初からはっきり言うんだよ。
 行くよ。」
77211:02/12/27 00:42 ID:dMSHLUYK
リーフはティニーの腰に手を当てて激しく腰を動かす。
「グチュッ、グチョッ、グチョ、…、」
「ひゃ…、ぁあ…、ゃ…、
 奥まで…、奥まで来てる。」
リーフはティニーの上に圧し掛かると、胸を揉み始め唇を合わせる。
「チュ、チュパ、チュパ、…」
「私…、もう、だめです。
 気が…遠く…、」
「僕も、もうイクよ。
 中に出すよ。」
「だめ、中は…
 子供が出来ちゃう。」
だが、言葉とは裏腹にティニーの膣はリーフのものを強く咥え込んで放さない。
「ぅ…、ぅぅ…、…、」
「ドクッ、ドクッ、ドクンッ、…、」
「ぃ…ぁぁ…、…、…、」
リーフは今まで溜めていた欲望をティニーの中に吐き出す。

チュチュン、チュン、チュン、…、
頭痛にうなされてリーフは目を覚ました。
気が付くと自身は裸で、隣の少女も裸で寝ていた。
ベッドのシーツには赤い血と白い何かが染み付いていた。
リーフは昨夜、何があったのか必死に思い出そうとするが、全く思い出せない。
様々な状況から、”まさか…、”という思いに達した所で、
少女が目を覚まし笑顔で話しかけてくる。
「責任取って下さいね。」
「えっ?」

         =終= 
773746:02/12/27 00:43 ID:dMSHLUYK
まだまだ下手です。(ごめんなさい。)
早く上手くなりたい。
え〜、次はナンナ編を書いてみたいと思います。
774名無しさん@ピンキー:02/12/27 01:21 ID:2XMCj8a7
>>746
乙。
ナンナ編も期待してまつ
775名無しさん@ピンキー:02/12/27 01:34 ID:oM3/oI7M
>>746
イイ!
なんか聖戦、トラナナ通じてリーフが一番複数の人と関係持ってそう。
なんていうか計算しないで天然でみんなとうまくやりそう。
思いつくのあげるとナンナ、マリータ、ミランダ、サラ、エーヴェル、ティニーってとこ?
フィーやラクチェは接点ないかな?リーンやマチュアは微妙だな。
776名無しさん@ピンキー:02/12/27 01:52 ID:hW4fQN8a
>64,746


ティニーいいなぁ…こういうの読むとはまってくるわ

>775
リーフ×ナンナ×ミランダ×マリータ×サラ書いた人は神認定
っつーか、ワカーンやら陵辱はあるけど3Pとかって少ないね。
読んでみたいもんだけど、やっぱ描写が難しいんだろうな…
777ぬるめ:02/12/27 14:50 ID:4Rj+5b9Z
>776 その番号でちょうどトラキアネタとわ。
3P、ちょうど書こうかと思っていた。

>247氏
神! エステルラフィン堪能しました。
ことに及ぶまで寝るラフィン、イイ!
エステルは巨乳だろ、やはし。と再確認。
まとまりないがコミカルな247氏もイイ!ってことです。
778名無しさん@ピンキー:02/12/27 14:57 ID:4Rj+5b9Z
誤解を招くといかんので訂正。
「まとまりないが」は自分の感想のこと。SSが、ではない。

名無しになったはずがクッキーのこってた。。鬱
779746:02/12/27 18:01 ID:lhB3ahea
>>775
自分の考えでは
リーフはその幼い顔立ちと天然お坊ちゃまなところが可愛がられるポイント
だと思ってます。

>>776,777
自分もリーフ×ティニー×ナンナで3P書こうと思ってました。(無謀かも
780名無しさん@ピンキー:02/12/27 21:08 ID:OeGAgJVe
リーフの浮気とっても良かったです。ナンナ編も期待しています。
浮気相手の子達はこのまま聖戦後もレンスターにお持ち帰りされて、リーフが責任取るっていうの
萌え。
781サイアス ◆5JVJFdFk8. :02/12/28 00:52 ID:FiGwjByZ
tesuto
782名無しさん@ピンキー:02/12/28 04:39 ID:pHoYTBPe
ここに詳しい情報ありますよ
http://otokuzyouhou.fc2web.com/zyouhou1.html
783名無しさん@ピンキー:02/12/28 21:09 ID:wwUHm3By
うつうつ鬱欝鬱々
784 :02/12/28 23:44 ID:bYIk1eg4
アンサガでストレス溜めた人は是非お越しください。

スクウェアの河津を1000回ぶっ飛ばすスレ!
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1041085876/l50
785名無しさん@ピンキー:02/12/30 23:23 ID:Fzdxw2lx
マルス×チキはいずこへ?
78663:02/12/30 23:44 ID:zb1ZMMIg
スルーですね…欝。
まぁ、自らの不明さの限りです…。
では、247氏がんがって下さい。
787名無しさん@ピンキー:02/12/31 13:00 ID:TmhE7cOp
いちいち荒れやスレストの要因になるような事を言わんでよろしい
788名無しさん@ピンキー:02/12/31 15:04 ID:TEf2OZRO
ジサクジエンよりまし
789名無しさん@ピンキー:03/01/01 22:21 ID:D6BuDdel
もうダメぽ
790名無しさん@ピンキー:03/01/02 02:55 ID:OwG0WFK4
63さんの続きをROMりつつ待ってた漏れの立場は・・・(ナキ
791名無しさん@ピンキー:03/01/02 13:12 ID:RP0DFECH
age
792名無しさん@ピンキー:03/01/03 13:24 ID:3Sy/w7GP
この前トラナナの小説買ったんだけど、ライトノベルって最初の数ページってイラスト乗ってるじゃないですか。
んで毎回一ページ目のイラストはまん中にリーフ、その後ろに女性二人っていう構図なんだけど、(一巻はナンナ
とマリータ、二巻はカリンとラーラ、三巻はミランダとサラ)746さんのみて、このイラストの題命は
「トラキア統一王リーフとその妻達」なんだと思った。
793名無しさん@ピンキー:03/01/03 16:31 ID:T5m21T8f
ティアリングサーガ買ってきたのでプレイ後に感想も兼ねてうpするつもり
794名無しさん@ピンキー:03/01/04 17:06 ID:v0TbpHyf
スーは館の中で馬に乗ってるけど三角木馬でつか?
795名無しさん@ピンキー:03/01/04 17:08 ID:v0TbpHyf
シグーネに弄ばれるティトきぼんぬ
796名無しさん@ピンキー:03/01/04 17:09 ID:v0TbpHyf
フィル×バアトルの近親ソカーンきぼんぬ
797名無しさん@ピンキー:03/01/04 17:13 ID:v0TbpHyf
ユーノ姉さんになでなで手マンされるティトきぼんぬ
798名無しさん@ピンキー:03/01/05 00:30 ID:YITdjyqa
トレック×ユーノ姉さんでほのぼの不倫物きぼんぬ
799名無しさん@ピンキー:03/01/05 03:16 ID:QTOiuXmW
>>795
寧ろユーノ姉さんもまぜてやってくらはい。
800えりあすの妹:03/01/05 15:07 ID:0bMUqdXm
ごめんなさい。
兄は今肺炎で入院中です^^;退院したら書くと申しております。
不肖な兄を持ち皆さんにご迷惑をおかけします。
801名無しさん@ピンキー:03/01/08 22:23 ID:hjs06/eu
アオカン+バックのシン×スーきぼんぬ
主従関係〜萌え( ;´Д`)ハァハァ
802名無しさん@ピンキー:03/01/08 23:35 ID:MDN5xQF2
>>801
奴らは遊牧民なので馬上姦かもしれない、と思った
803名無しさん@ピンキー:03/01/09 01:50 ID:HOBtEw7t
>>802
萌え!ダ
804名無しさん@ピンキー:03/01/09 02:28 ID:mOA1fYx6
>>802
かなり萌えだが、なかなかにマニアックなので
初エチーではやらないだろうと思ったw
805名無しさん@ピンキー:03/01/09 11:10 ID:tUIqSuRx
>>802
通だ…
806名無しさん@ピンキー:03/01/09 11:57 ID:MR4e8gY1
シン、スーを救出
→スーを自分の前に乗せる
→傍から見るとただの二人乗り
→実は下半身だけ繋がってました(;´Д`)
馬上姦(゚д゚)ウマー
807247:03/01/11 22:14 ID:/4rZhQHt
久々に来たら、何だか褒められすぎててビクーリ。
でもまだまだですので精進いたします。ありがとうございます。

>>和む様
パーシバル×セシリア、文はおこがましくて書けませんので挿絵を。
ラフでどっかで見たような構図でしかも似てないし半角板じゃないのにスマソ。
ttp://akm.cx/2d/img-box/img20030111154747.jpg

>>63
ユリウスのイメージが自分と違うのですが、こういうのも(・∀・)イイ!!

>>746
是非「責任とれや(#゚Д゚)ゴルァ!」の怒りモード逆レイプティニーを……ってダメですね、はい。

>>ぬるめ様(と表記してよろしかったでしょうか)
3Pとは素晴らしい。男1女2か男2女1か!? そして封印かトラキアかそれとも!?
うう、悶絶しながら楽しみにしております。
808247:03/01/11 22:14 ID:/4rZhQHt
>>リクくださった方々
暗黒竜/紋章や外伝、書きたいのですがどうにも記憶がおぼろげでして。
あと、お相手として使える男キャラが少ないのがショボーン。(シーダは例外)
ご意見参考に考えてみます。

そんなわけで、リクも全っっ然ないカプですがうpさせていただきます。
ホリン×ブリギッドです。姉御といえば海賊にリンカーンが定石ですので、あえて。
ではどぞ。
809247:03/01/11 22:15 ID:/4rZhQHt
『吟醸の美酒』

シレジアの夜は寒い。
跳ね橋が凍てついたまま動かなくなったり、雪深く城扉が埋まったりという程度は日常だ。
だが暖をとる方法はいくらでもある。酒を飲むもよし、火精の力を借りるもよし。
そして殊のほか前者を好む、女としては稀な存在が、シグルド軍内にひとりだけいた。
元海賊頭という世にもめずらしい経歴の公女、ブリギッドである。

怒涛の人生を歩んでいるにもかかわらず、彼女はひたすら我が道をいっていた。
浴びるほど酒は飲む、ひとりで狩りには行く。稼業意識が抜けないのか、辺りの村を
襲う山賊盗賊撃退の指揮までとる。それに参加した騎士や村民からは、いつのまにか
姉御と呼ばれ慕われていた。
完璧な美貌にそぐわぬ仕草に言葉使い。男勝り、というよりは男そのものといった方が
近かった。色恋沙汰にはほど遠い、と誰もがそう思っていたが、ある朝ホリンの部屋から
堂々と出てきて皆度肝を抜かれた。

「日も落ちてきた。これくらいにするか」
「そうだな。私も、まだ暗闇では上手く扱えない」
先ほどまで激しく剣を打ち合わせていた彼らは、視界が悪くなる前にそれを切りあげた。
「雲がない。今夜は冷えそうだな」
吹き抜ける北風が、急速に汗を冷やす。ホリンは灰色に染まり始めた低い空を見上げて呟いた。
「そうか。そんなときはあれだ、酒を飲むに限る」
ブリギッドはむしろ嬉しそうに笑い、うきうきと目を輝かせた。汗をかいた後はまた格別、
といったところだろう。
「私のとっておきの酒を飲ませてやる、朝までつきあってもらうぞ」
「色っぽくない誘いの言葉だな」
「相変わらずわけのわからないことを言う奴だ。まあいい、行くぞ」
鞘に収めた剣を腰に、弓を腕に抱えてブリギッドは歩き出した。
810247:03/01/11 22:15 ID:/4rZhQHt
ブリギッドは本来弓兵、それも神弓イチイバルの継承者である。
しかし彼女は仲間になるや、剣士ふたりに剣を教えろと詰め寄った。かつて手下に裏切られた
際、接近戦に追いこまれて危なくなったのが余程気に食わなかったのだろう。
アイラは既に妊娠が発覚しており、紆余曲折を経て結局ホリンが稽古をつけることとなった。
それがどういういきさつで関係に至ったか。
皆興味はあったが何となく聞けなかった。想像もつかなかった。
いわゆる『オンナ』になるブリギッド、というものが。
……実態を知るのはただひとり、ホリンのみである。

湯を浴びた後、ホリンは部屋へ戻り室内を暖めていた。
暖炉の火を眺めながら、火精が扱える人間がいることをあらためてありがたく思う。
極寒のシレジアに、なぜか炎使いではなく風使いが多いのは、単に相性の問題だと
聞いたことがある。精霊との相性。武器との相性。
自分の場合は剣だった。家も身分も過去も、すべて捨ててしまえるほどその可能性に没頭した。
他人に教える気などない、そう突っぱねたはずなのに。
今でも思い出す、自分を脅しにかかったあの目。ぞくぞくするような張り詰めた目線を。
面白い、と思った。
そしてその突き抜けた行動を、退屈しない性格を知るたびに、いつの間にか陥落してやりたい
という欲望に駆られた。媚も甘えも知らぬこの女を、自らの手の中に堕としてやりたいと。
811247:03/01/11 22:16 ID:/4rZhQHt
「来たぞ。開けろ、開けてくれ」
がんがんと扉を叩く音と、瓶のぶつかり合う音。それよりも大きな、威勢のいい声。
誰だ、と尋ねる気すら起きない。
開いた隙間からすべりこんだブリギッドは、瓶の入った箱をテーブルに置くと、肩に羽織って
いた布を椅子へ放り投げた。
「寒くないのか」
「別に」
しれっと言って座り込む。彼女も湯上がりらしく、黄金の髪の端々がきらきらと光った。
「あたし心が燃えてるの、か?」
「ははっ。いいこと言うよなあ、あの子」
踊り子シルヴィア発祥のその言葉、どういうわけだが軍内に瞬く間に広まった。心意気と
ばかりに寒空でも生脚をさらしている彼女は潔い。
「でもあれはさすがに寒いんじゃないか。踊れば暖まるとはいえ、まだ酒も飲めないし」
「お前は酒のことしか頭にないのか」
会話を交わしながら流れるように酒が注がれ、それを呷る。何度もそれを繰り返し、ホリンが
ふと気付いたときには結構な時間が経っていた。
しかしブリギッドはなおも瓶を空けていく。多少いつもよりよく喋るといった程度で、酔いの
回った様子はない。さすがは元海賊頭、鍛えられた免疫力は伊達ではなかった。

……まさか本気で酒だけ飲みに来たのか?
悪い予感が脳裏をかすめる。ホリンにそんな気は毛頭なかった。
ブリギッドの酒は底なし、大体ただでさえそういう雰囲気にはなりにくいのだ。多少強引に
でももっていかなければ、本当に朝まで飲み続ける羽目になる。
812247:03/01/11 22:16 ID:/4rZhQHt
「おい」
冗談じゃない。酒飲み友達でもあるまいし、無防備にくつろいでる場合か。
ホリンは不意にブリギッドの手から杯をとりあげ、肩を抱き寄せた。押し戻そうとする手に
力が込もるより早く、ベッドへと押し倒す。
「なっ、何だ、何をするっ」
ブリギッドは身をよじらせ、手足をばたつかせる。しかし股間を蹴りあげようとした脚は、
悟ったホリンの膝に押さえこまれた。

なおも抵抗を試みるブリギッドに、ホリンは半ば呆れた声を出した。
「たまには素直に寝てられないのか?」
「だ……ったら離れろ! 私は酒が飲みたいんだっ」
「酒、な。わかった、飲めよ」
ホリンは一気に杯を呷り、飲み込まずにそのまま口付けた。舌で強引に口を開かせ、口移しで
液体をブリギッドの中に流し込む。
「んっ……ぅう…んっ」
離れようとする頭を押さえつけ、唇をふさいだまま中をかき回した。
苦しそうに喘いだブリギッドの喉がふるえる。嚥下した後も唇を離さず、そのまま舌を
からめとって吸い上げると、口内の熱が伝わった。
視界の端に映る、赤々とした炎のごとく燃えあがる体。酒を飲むよりも余程効果がある。
その味は甘美で、まろやかだ。
存分に味わった後、余韻を楽しむようにゆっくりと舌を離した。
「暖まりたいなら、こういう方法だってある」
「っや、触…るなっ」
ブリギッドの呼気は荒く乱れ、綺麗な形の胸がゆるく上下している。逃れようとひねった腰へ
手を回し、鈍い金属音とともにベルトをはずした。
813247:03/01/11 22:17 ID:/4rZhQHt
「やめ…っ……ちょ、ホリン……!」
抗議の声など聞かず服の中へ手をもぐりこませ、その肌に直接触れる。
すべるような肌は、しっとりと汗ばんでいた。徐々に上へと手を這わせていく。
「いいから大人しく感じてろよ」
「だっ……」
誰がこのまま大人しくなどするか、不覚とはこのことだ。大体この間もこの男は……
「っふ、ぁああっ!」
胸の頂を、指がかすめる。
思考のため意識がどこかへいってしまっていたブリギッドは、体を仰け反らせて反応した。

「っみ、妙な声を出させるな!」
ホリンは思わず笑い出しそうになるのをこらえた。
全くもって面白い。剣を教えればすぐに覚えるくせに、いつまで経ってもこの調子だ。
「別に……俺はもっと聞きたいが」
呼吸に合わせて胸を揉みしだく。
体をひねって逃げようとする彼女を押さえ込み、きゅっと尖った乳首を転がした。
「ふ……ぅあ…っ、そこ、や…っ」
「知ってる」
「っく、何だそれは……っん…ぁんん」
断続的に訪れる刺激が、胸から全身へと回る。
とかされるような感覚に、肩が震えて腰が身悶えた。
力が入らない。こうなる前に、さっさと跳ね飛ばしてしまえばよかったものを!
「や…あっ、やめろと、言って……」
「駄目だ」
ホリンは片手で愛撫を続けながら自らの上着を脱ぎ去った。
時折首筋や胸元へ唇を押し付け、跳ねあがる体を利用してブリギッドを裸に剥いていく。
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「今さら恥ずかしい、もないだろう。何度も見てる」
「馬鹿! んぅ…そういう……問題、じゃ…ない……っ」
次第にさらされる乳白色の肌、綺麗な曲線を描く豊かな胸。
黄金色の髪に彩られ、まるで蜂蜜のふりかかった乳菓子のようだった。けれどつむがれる
言葉や反応は決して甘くない。けれどその不釣合いさがたまらない魅力と映った。
「まあ……、お前はそれでいいか」
「どっ、どういう……ぁん、意味だ」
「別に」
脚を割って、内股へ手が滑り込む。

「んっ…んん、んぅう」
指で秘裂をなぞられて、耐え切れず声が漏れた。
ぬぷっ、と何かがにじむ感覚。一度溢れ出してしまえば、後はとめどもなかった。
布越しに触れてくる指が、それを認めてぬるりと滑る。
「やあぁ…、あぅ……っ」
そのまま脚を抱えられ、タイツと下着を同時に抜かれた。
秘所との間に透明な糸が引いたのを見て、思わず紅潮した顔を背けた。
「どうした。こっち向けよ」
「う、うるさいっ。あっ……ぁあんっ」
陰唇を押し広げて入り込む、指の感触。
触れられてもいない、耳の後ろや乳首にまでぞくっ、とした感覚がおりる。
周りの指が小刻みに動くたび、愛液がからまってくちゅくちゅといやらしい音がした。
「熱いな、お前の体。ここ、も」
「はっ……ぁん、お前の…ぅん、せい、だろう」
「酔ってるせい、じゃないのか」
「んんっ!」
人差し指が、敏感な隆起へ触れる。
円を描くように擦られて、吐液の量が増した。