>>697 の続き
レナはすでに泉の畔でシューゴの到着を待っていた。
泉の水面に写し出された顔はいつもと違って緊張し、瞳には何か決意が感じられる。
ふと背後に物音をして振り返ると待ち望んだシューゴの姿があった。
「ごめん、急いで来たんだけど待った?」
シューゴは後ろめたさから、つい低姿勢になってしまう。
「ううん、そんなには待たなかったよ?」
レナが普通に答えてくれたので、シューゴはほっとして溜め息をついた。
「あのね...お兄ちゃん、この間はゴメンナサイ!」
自分が言うつもりの言葉を、先にレナに言われてシューゴはきょとんとした。
「その...訳も聞かないで、物投げ付けちゃって...大丈夫だった?」
シューゴはこの前の事を回想した。レナの投げた鉄兜は見事に急所に命中、暫くは動く事すら出来なかった。
本当に最近のソフトは良く出来ている。痛みや快感までリアルに感じるんだから。
とは言え、痛みに関しては感覚を抑え目にしてあるようだ。でなければ、敵にやられて死んだ時なんか大変だ。
「本当に凄く痛かった。再起不能になっちゃったよ!」
わざと少し意地悪くシューゴが言うとレナは駆け寄って膝まづき、股間に手を延ばした。
「レナ?!」
シューゴは驚いて後退りするが背中に木が当たってそれ以上下がる事が出来ない。
レナは更に近付くとチャックを下ろし、シューゴ自身を取り出して優しく擦った。
「本当にゴメンナサイ。お詫びに直して上げる。」
そう言うと、先端をパクッと口に食わえて舌先で切れ目をなぞった。
「うっ...レ..ナ....駄目..だよ...」
口では否定しても身体は敏感に反応してしまう。
たちまち怒張し、レナの口の中で堅さを増す。それを見てレナは両手で曖撫しながら竿を支え、激しく舌を使い出した。
「んっ...んんっ...気持ちいい?」
レナに問われても返答する余裕がシューゴには無かった。ただひたすら射精感を抑え、理性を保とうと必死だったのだ。
「はぁはぁはぁ...」
喘ぐシューゴを熱っぽく見つめながらレナはしゃぶり続けた。
ぺちゃ..ぴちゃ...
静かな森に淫らな音が響く。
>>698 の続き
懸命に擦り、しゃぶりつきながらシューゴを熱っぽく見つめるレナの頬は紅潮し艶っぽい。
健康的な小麦色の肌に、むっちりとした胸の谷間が、シューゴをくらくらさせた。
身体中の熱が中心の一ヶ所に集中し、シューゴの中で何かが弾けた。
「はぁはぁはぁ...ううぅっ!」
頂点間際になって僅かに腰を引くと、勢いよく若い精が放出される。
白濁したソレはレナの顔や、胸を支える防具に飛び散った。
「良かった!直ったね?」
顔を手で拭いながらレナが笑った。
「汚れちゃった...洗わなきゃ...」
そう言いながら泉に入り水浴びをすると、濡れた防具を脱ぎ木にかけてゆく。
「レナ...」
シューゴは呆然とその様子を見ていたが、レナが全部脱いでしまうのを見てゴクリと生唾を飲み込んだ。
キラリと光って水がレナの柔らかな曲線を辿って滑り落ちる。
レナは、木に凭れヘタリ込んでいたシューゴに優しくくちづけると、服を脱がし始める。
ここに来て、シューゴの理性は完全に吹っ飛んだ。