1 :
某ドリラー:
生物兵器で鳴らした彼ら改造部隊は、反旗を翻し人類に弾圧された。
次元牢を脱出し、地下にもぐった。
しかし、地下でくすぶっているような者達ではなかった。
筋さえ通れば力押しで何でもやってのける、そんな命知らずだった。
これは、不可能を可能にし人間世界を粉砕した、改造野郎Gチームに
参加した者達の物語である。
リーダー、ジャスティス。通称エ○ァ弐号機。
ダッシュインペリアルレイと、ガンマレイの名人だった。
彼のような完全体でなければ、百戦錬磨のつわものどものリーダーは、
務まらなかった。
テスタメント。通称美脚。
自慢の生足に、女はみんなイチコロだった。
巧みな召喚術で、HITOMIからサキュバスまで、何でも揃えてみせた。
ソル=バッドガイ。通称悪男。
暴れキャラとしての腕は天下一品だった。
年の割に落ち着きねえぞ?と罵られても、耳を貸すことはなかった。
ディズィー。通称デジ子。
変形攻撃の天才だった。ガブリエル大統領でも殴って見せる、が口癖だった。
ボンテージだけは苦手だった。
道理の通らぬ世の中にあえて挑戦した。
頼りになる神出鬼没の、改造野郎Gチーム!
そう呼ばれた。
助けを借りたいときは、いつでも言ってくれ。
彼らの信念だった。
特攻野郎+ギルティ+プロジェクトX…
新スレ早々何やってるのやら。
チプ梅続き考えなきゃ…
>>1 おつかれー。
>・ショタロリ百合801純愛鬼畜何でもあり!
よく考えると何かすごいぞ(笑) 許容範囲広いなー、ここの住人。
>投下人氏
新スレ早々笑わせていただきました。
5 :
前スレ850:02/09/02 11:58 ID:cbcNo0gH
そういうとS子の後ろから三つ子の幽香、幽希、幽子が現れた。
幽香「あんたやっぱり鈍いな。霊感が鋭いんじゃなかったのか。」
幽希「ま、霊感がある人は鋭いというのはあてにならないということですね。」
幽子「そこでや、うちらが良い知恵を貸そうって訳や。」
「ええい、同じ顔で一度に喋るな!鬱陶しい。っていうか、お前ら三つ子の割にキャラ違い過ぎだろ。
何なんだそのキャラの違いは。」
幽香「話をそらすなよ。今はその男の話だろうが。」
幽希「細かいことにこだわる人男の方は女性に好かれませんよ。」
幽子「ええやん、うちら三人ともキャラが同じってのは味気ないもんやで。実際。」
「あーーーー、で、お前らの考えってのはどんなモンなんだ。一応聞いておこう。」
幽香「一応ってのが引っかかるがまあ良いだろ。
まずお前はひとつ勘違いをしてるぜ。」
「ん?」
幽希「その方はミリアという方を恨んでいるというよりはむしろ、好いていたと言えますわね。」
幽子「恨んでもいるが、愛してもいる、嗚呼この気持ちをどうすればいいんや。ちゅうわけや。」
「ほう、それでどうしろと?」
幽香「簡単に言やぁ、ミリアってやつを襲ってヤッちまうワケよ。」
幽希「方法が荒っぽいかもしれませんが殺してしまうよりは良いですし、私たちも手伝いますわ。」
幽子「ちゅう訳や。さ、そのミリアってねーちゃんを探すで。」
兎に角、こいつらの考えはわかったし、反対する理由もない。
先行きの不安を感じるが、まあ何とかなるだろう。
とりあえずはミリアを探すことから始めなければならない。
手がかりはないが、こいつらの力を使えばさほど難しくはないだろう。
俺はその場を後にした。
6 :
前スレ850:02/09/02 12:36 ID:cbcNo0gH
(どうやらこっちには気づいてないようだな。)
(相手はアサシンよ。くれぐれも油断しないでね。)
(ああ、とりあえず三つ子!!行け。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ベンチに腰掛あれから、三日後。俺達はミリアを発見した。
一人でベンチに座り何やら考え事をしている。
けて休んでいたミリアは背筋に寒いものを感じた。
「な・・・・・・こ・・・・・・!?」
アサシンとしての経験からか、その場から飛びのこうとしたミリアは
足はおろか髪の一本すら動かず、声も出せないことに気づいて驚愕した。
(殺される・・・・・・・・・!?)
まず頭に浮かんだのはその事だった.
職業柄、人に恨まれることも少なくない。事実、今までも何度か
そのような者に襲われたこともある。
しかし、今回はまったく油断していた。
「ぐぅ・・・・・・・・・。」
もう一度、全身に力をこめ、髪を動かそうとしてみる。しかし、
先ほどと同じようにまったく動かすことはできなかった。
「ミリア=レイジさんですね。お久しぶりです、と言っておきましょう。」
7 :
前スレ850:02/09/02 12:39 ID:cbcNo0gH
「ミリア=レイジさんですね。お久しぶりです、と言っておきましょう。」
突然目の前に現れた男はそう言った。言われてみると確かに見覚えのある顔である。
しかし、決定的に以前と違う物がある。この男から感じられる雰囲気と言うか
オーラのような物が以前とはまったく違っていた。
「あなたに恨みがあるわけではないのですが、これも人助けだと思って
暫く大人しくしていて下さい。何も命をいただこうと言うわけではありません。安心してください。」
そう言いながらこの男(・・・・・思い出した。確かザッパとかいったはずだ。)は、ゆっくりと顔を近づけてくる。
「冷静に状況を把握してください。大人しくして頂くのが賢い方法だと思いますよ。」
冷静に・・・・・・・・・・その言葉を聞いて気を落ち着かせてみる。
すると、何やらうっすらと、そう『何か』が己の体に巻き付いているのが感じられた。
ザッパも私の視線から何かを感じたらしい。
「ほぅ、気づきましたか。なかなかに鋭い霊感をお持ちのようですね。・・・・・・・・
これは予想外に面白いことになるかもしれませんね。S子、言葉の開放を。
それから三つ子も、予定変更です。ミリアさんを喜ばせてあげてください。」
ぞくり、と背筋に来て、それから首筋と耳のあたりを撫でられる感触があった。
それから、背中、わき腹、二の腕、指先、さらには膝のあたりや足先まで、同時に撫でられていく感触・・・・・・。
「あ・・・・・・あぁ・・・・・・あ。」
思わず、声が漏れる。体中に走る鳥肌はすでに悪寒の為ではない。
(このままではいけない。このままでは・・・・・・・・。)
8 :
前スレ850:02/09/02 12:41 ID:YwbUrDIC
途中からこっちに書いてしまいました。
なんか、書いてるうちにだんだん長くなっていく予感がしてます。
気長にやっていく予定ですんで温かい目でひとつよろしく。
素ザッパカコイイ!! まさかこんな奴だったとは・・・
まずは食器を水に浸ける。どうせ後で洗うのは自分なのだから、先に汚れは軽く
流しておく。
洗面所の方で重めの金属音と衣擦れの音がして、チップの手が止まった。耳を澄
ますと何やらガチャガチャ聞こえる。しばらくすると苛立たしげに床を蹴る音。
「…ちったぁ待ってろ!」
言った後でこれはまた殴られるなと悔やみつつ、そちらへ向かう。
「――やっちまった……」
ばつの悪そうな顔で梅喧が振り向いた。
隻眼隻腕のハンデを補う為、彼女は幾つもの暗器を着物の下へ隠し持っている。
その内の失われた右腕部分に着けている暗器を外す時に、ごくたまに袖の中で絡
まったり布に引っかかったりしてしまう事があるのだ。
「…悪ぃが外してくれ」
下ろした髪に、帯が解けて肩にかかっただけの着物姿。恥ずかしい所を見られて
困ったように眉を寄せて少し頬を染めた表情は、いつもより柔らかな印象を与え
る。
「…いいから見せてみろよ」
この場ですぐ押し倒したくなるのをどうにか我慢しながら、チップは右の袖の中
を覗く。案の定、金棒と重ね刃の鎖部分が絡まって、一部が袖に引っかかってい
た。
「意外に鈍くせぇんだな…、…っててててっ!痛っ!!」
後頭部に二回ほど拳骨を食らう。反射的に鎖が引っ張られて外れた。
「人の事が言えた立場かよ…ありがとな」
梅喧がからから笑った。ゆっくり立ち上がって浴室の戸を開ける。
「…先に入ってるぜ」
そう言うとチップの唇を軽く啄ばんで、戸を閉めた。
「……お、おぅ」
先に皿は洗っておこうかとかいう考えは一瞬で吹き飛んだ。あっという間に服を
脱ぎ捨てる。
その様子を半透明な戸の向こうで見ながら、梅喧は笑いを噛み殺しつつ思い出す。
――そういえばアイツも白かったな……
小犬だから可愛いんです。
でも女王様だからいじめちゃうんです。
…ってはずだったのに何をしたいんだろう私。
既に所帯じみてきているチップ…ガーン。
12 :
名無しさん@ピンキー:02/09/03 20:43 ID:4Crwn5bg
エディ×ザトー×ミリア
×
ヴェノム
こういうものにはならんのだろうか。ネタ的にはなかなかせつないと思うのだが。謎
13 :
銘無し:02/09/03 23:34 ID:3n1SMx01
マターリ新スレバンザイ、また応援させていただきます!
しばらく大人しくしているつもりでしたが、せめてこれだけは。
前スレでSS終了後感想を書いて下さった皆様、
本当に有難う御座いました、幸せ者です。・゚・(ノД`)・゚・。
また妙に砂吐きなモノを始めたりしたら生暖かく見守って下さい…
ではまた名無しさんの海に潜ります…ブクブク。
>投下人氏
所帯じみてるチップも新鮮でよし。梅喧も可愛い。
…つーか、すでに夫婦漫才になってないか?(藁
>銘無し氏
今までSS御馳走様でした。お疲れ様。
新作引っさげて戻ってくるのを期待してますよー、と要らん一言付け加えてみたり。
前スレの纏め人さんに敬意を表し、前スレ小説目次を作ってみますた。
ハイパーリンクではないですが、前スレ閲覧の参考にドウゾ
前スレの纏め人サンの目次に追加して見て下さい。
67=84氏 梅×鰤 92〜96 99〜100 109〜113 122〜130
(紗)×カイ 205〜208 215 217 〜
鰤×テスタ 175〜177 188-189 195 198 234 241-242 244
投下人氏カイ×ディズィ 271 315-316 338-339 346 356-357 360 363
こちら氏 紗×鰤 310 324 353 449 496 518 555 585-586 611-612 663 670
320氏 ミリア×ディズィ334〜337
320氏 ディズィ暴走→ファウスト 365 367
67=84氏 メイ×イノ ディズィ×メイ 371〜375 385〜388 482-483 510〜513
534-535 563〜566 568 606〜608 653〜658 705〜707 730〜733 〜
投下人氏 ジョニ×テスタ 383 390-391 403-404 431 436-437 441
これでも読んでマターリしてくれ氏 改造野郎Gチーム! 456
320氏 カイ×鰤 473〜478 488〜492 499〜503 521〜528
投下人氏 ミリア 552-553
590氏 梅×カイ&紗×カイ 590〜592 599-600 635-636 671〜674
投下人氏 テスタ×ディズィ テスタ×サキュバス 595 601-602 614-615
621〜623 637-638 645 650-651 666-667
儚氏 紗×カイ 629〜632 727-728 749-750 〜
銘無し氏 闇×紗 641 648 678-679 786-787 806-807 810
投下人氏 アクセル&サキュバス×テスタ 695〜697 703 711〜713
投下人氏 ソル×テスタ 718 723 736〜742
721氏 チプ×メイ 754-755 〜
投下人氏 ディズィ×テスタ 758-759 768-769 794-795 816 820 830
こちら氏 カイ×アクセル 765 771 783-784 793 799 803 824 836 〜
パロジェクトX〜ゼクスと読んでください〜 835 839 842-843
投下人氏 梅×チプ852 〜
ミリア×ザトー投下氏 862 864-865 〜
850氏 ザトーinザッパ×ミリア 850 876〜878 〜
誤字脱落などありましたらご指摘を。
また少々見づらくなりすみません。
17 :
名無しさん@ピンキー:02/09/05 23:07 ID:1tMFPY/R
チプ梅(・∀・)イイ!!
職人さん、これからも力の限り応援します!
18 :
名無しさん@ピンキー:02/09/06 15:35 ID:DMqZWewe
>12
書いてみてーな、と思いつつここを訪れているんですが、
時間がない。ありそうなお話なのにストーリーが練れない。しかも修羅場。
投下人氏のミリアのSSを読んですげえと思いました。
ザトミリよりヴェノミリの方が話的にはラクかなー、とか。
ってゆーか私がキャラを掴めてない?
>>15>>16 乙華麗様です。
意外にジョニー×メイがまだ無かったんですな。
自分も書いてみたいが時間が…
>>18ヴェノミリならば傷の舐め合い的なSSを激キボンヌ!です。
ちょっぴり期待しております。
20 :
双月:02/09/07 22:05 ID:tOcdqXUC
とりあえず、今はGGXXの家族モノ書いてます。
紗夢カイはどうしようか悩み中だったりw
やっぱり完結させておいた方がいいのでしょうかね?
>双月氏
家族モノも気になりますが、あれからずっと紗夢カイの続き
待ってるんです〜!!(><)
お願いです、気の向いたときでいいですから続きを…
スレ移動&間が空きまくったのであらすじ
毎夜怪しい夢を見てしまうカイ=キスク
その夢とは・・・アクセル=ロウに身体を求められるというものだった・・・
一体何故?
その答えはサキュバスが握っていた。
戯れにカイの心の奥に潜む欲望を夢という形で顕在化。
夢の中に出てくる人物設定にサキュバスは関与できない・・・
自分でも気付かなかった―無意識に隠していた事実に驚愕するカイ。
アクセル=ロウが好きであるということ。
サキュバスの後押しで告白することに
時が止まるほどの沈黙の後に返ってきた肯定的な答えと
四つの単語のみが書かれたメモ。
四日後、午後六時、中央広場、女装
困惑し、それでも前向きに進もうとするカイ
困惑し、答えのでない堂々巡りに陥ったアクセル
二人のたどり着く先ははたして・・・
>投下人氏
>1乙でした。
ルパンの様に服を脱ぎ捨てるチップがー
>前スレ850氏
ザッパがカッコ(・∀・)イイ!!
三つ子もキャラ立ちすぎで良い味出してます。
>銘無し氏
期待して待ってますとプレッシャったり
>双月氏
紗夢カイはやはり完結させるしか
微妙に絶妙に自分に跳ね返ってくるなぁ>完結
また遅々遅々とした展開でやってきますので。
書き残している職人様達
ガンガレ!(・∀・)
とあーるSS書きたいものの
エロ度低ーくてシリアスな重めの話ってありでつか。ただのSSじゃん。
しかもガイシュツカプってどうよ。
某アジアンズカプで三角関係→3P書いてみてぇぇぇ。
結論:ムリですた。
どなたか萌えた方いたら挑戦して下さいませぬか。
亜細亜んカポー萌えです。
しかし文才なし。
だ、だれか…飢えて乾いたこの旅人にメグミを… いや、恵みを……
くれくれですみません。
27 :
双月:02/09/08 23:03 ID:vr9Fgiz0
結構、紗夢カイの反応が良いので、また書こうかと思いました。
でも、家族の方がキリのいいところまで書き上げたいので少し待っててください
m( )m
「はい、一時間程後に伺いますので・・・それでは失礼致します」
カチャッ
受話器を置き、と同時に息をつく。
女装のことでブリジットさんに相談しようと思い電話をしたのだが、
寝起きだったらしくどうにも要領をえず、結局直接会って相談するということになった。
少し早めに出ようと玄関を開けると―
『おっそーい。もう女の子待たせるなんて信じられなーい』
何故かサキュバスさんがいました。
「す、すいません・・・って何で今貴女がここにいるんですか?」
私一人で行くことになっていたはずなのに
『えーだって私も関係者だし、カイちゃんだけだとどうなるかわかんないしー、
それにひょっとしたら生まれ変わった姿も見られるかもだしー』
姿、と聞き改めてサキュバスさんを見る。
ニット帽。長袖のシャツ。丈長のスカート・・・完全装備です・・・
「仕方ありませんね」
苦笑いで答えつつ内心ほっとしてしまった。昨夜は半ば混乱していたせいもあり
一人で行ってくる。と言い切ってしまったがどこかしら不安があったのだ。
『仕方ないじゃないでしょー、内心喜んでるくせにー』
「え、いや、その・・・」
『ま、とにかくれっつらごー』
そう言うと私の腕を取り自らの腕にからめてあるこうとする。
腕に柔らかい感触が・・・
「あの、胸が」
『だから何で私相手にそういうこと気にするのかなー』
ちょっと怒ったように言い、今度は私の手を取り―
むにゅ
「ぅわぁっ」
『私的にはこういうのもぜんぜんおっけーなんだしー、ということで気にせずごー』
再び腕を組み私を引きずるように歩き出すサキュバスさん。
『あ、そういえば近くに美味しいケーキ屋さんあるからブリちゃんに何か
買っていってあげようよ?』
「そう言って実は貴女が食べたいだけなんじゃないですか?」
『やっぱバレちゃった?でもそこのレアチーズケーキがまたおいしーのよ』
ケーキ屋があるらしき方向にどんどん歩いていくサキュバスさんと引きずられる私。
時間に間に合えばそれでいいです。
改行規制に引っかかった罠。
というかこのSSは
サキュたんxカイなんですかと自分に問いつめたい。
>>25氏
エロ度薄々な話書いてる自分もいますんで是非に。
31 :
18:02/09/09 01:11 ID:OETIDbSJ
えーと。
>>18ヴェノミリならば傷の舐め合い的なSSを激キボンヌ!
あのあのあの、それでミリアさん上位t・・・・・
失礼しました。夜中はやっぱりテンション高いな自分。
>こちら氏
このスレ(前も含む)のサキュバスたん、可愛くて好きです。
いっそこのまま・・・・そりゃマズいか。マズいですか?
亜細亜ンズ、もう少し話まとまったら投下するかもです。
でも、まだまだ先のコトになりそうです。あああ。
>18氏
ヴェノミリ見てみたいです!ビューチホーカプール。
それとも砂糖様を巡る静かなる戦いなのでしょうか。
>双月氏
紗夢カイお待ちしてますv
展開に迷ったら皆さんにキボンヌを聞いてみるのもいかがでしょう、
とお節介いってみるテスタ。
>こちら氏
時間に間に合えばそれで、って言うカイの諦めっぷりが可愛いです。
この後も楽しみですv自由奔放なサキュちゃん株急上昇。
33 :
双月:02/09/10 23:16 ID:L1I1WSYI
紗夢カイを執筆。
あぁ・・・また、本番を逃してる・・・・。
ダメなら書き直しますけど・・・・
どうします?
34 :
双月:02/09/11 00:19 ID:R/IyxMOE
やっぱり、終わらせたいんで本番いれて修正しますわ
35 :
双月:02/09/11 02:35 ID:R/IyxMOE
睡魔に負けました(汗
あと、もう少しで書き終えるんでもうちょっと待ってて〜〜。
今週中には必ずUPしますんで!!
>双月氏
睡魔と戦いながら投下するとタイヘンなことになりそうな罠(誤字とか)
紗夢xカイ本番楽しみにまってます。
37 :
双月:02/09/12 01:37 ID:k8Qsp3sx
『カイ・・・よくもワタシに恥をかかせたネ?』
紗夢は裸でカイの前に仁王立ちする。
カイは慌てて後ろに下がったが・・・ソコには壁が。
前を向くと紗夢は目の前に。
手には白い布を持っている。
『少々手荒になるけど・・・カイが悪いネ!!』
紗夢はそういうと、出際良くカイの両腕を縛り上げた。
「じゃ、紗夢さん!?なんのつもりですか!!」
カイは両手を縛り上げられ紗夢にマウンテンを取られているため足掻こうにも
ジタバタするのが精一杯であった。
『むふふ・・・これでカイはワタシのモノね』
紗夢は小さく笑うと早速カイへの行動へ移った。
『カワイイ乳首ね・・・』
紗夢はカイの顔から手を滑らせるようにカイの胸に滑らせた。
「うぁ・・・・だ、ダメですよ・・・」
紗夢はカイの乳首を挟んだり、舌で舐ってみたりした。
カイはその度に敏感に反応する。
『んぅ・・・カイの弱点は乳首アルネ?男のクセに乳首が弱いなんてカワイイネ』
紗夢は、舌を休める事無くカイに言った。
カイも、紗夢に言葉での攻めを受け羞恥心は高まるばかりだ。
カイは必死に耐えようとするが、強めに吸われると甘い声を出し始めた。
38 :
双月:02/09/12 01:38 ID:k8Qsp3sx
「あ・・・じゃ、紗夢さん・・・・んくぅ・・・はぁはぁ・・・」
カイの息は乱れ、紗夢の攻めに悶えるだけであった。
紗夢は、ワザと音をたてカイを虐め抜いた。
吸うだけではなく、乳首に歯をたて多彩な攻めをする。
強くカイの乳首に歯をたてると、カイの声は次第にペースが上がってくる。
「あっ・・んっ・・・あぁ・・くっ・・・・」
そろそろ絶頂かと思った時、急に紗夢の舌はカイの乳輪を嬲り、中心には触れないようになった。
カイは、イクにもイけず半殺しの状態であった。
「じゃ、紗夢さん・・・・あの・・・その・・」
カイは、流石に自分の乳首を攻めてくれとは言い難いらしくモジモジしていた。
『ん?何アルカ?言わないとわからないネ』
紗夢は、その姿を可愛く思いながら意地悪心に火がついた。
笑いを堪えながら紗夢は言った。
カイも言えるわけも無く顔を真っ赤にしながらうつむいている。
『ホラ?言えば、直ぐにシテあげるヨ?』
紗夢は指先でカイの胸周りを、つつつ〜〜とくすぐる。
カイはその紗夢の行動に敏感に反応して、背筋を反らせる。
「くぅ!!紗夢さん・・・酷いですよ・・・」
カイは、潤んだ瞳で紗夢を見た。
ずきゅ〜〜〜〜〜んん!!!!!
紗夢は、何かに打たれたように後ろに倒れた。
『コレアル!!コレをワタシは求めていたアルゥ〜〜〜!!!』
と、思ったら直ぐに起き上がり興奮しながらカイをまた押し倒した。
39 :
双月:02/09/12 01:38 ID:k8Qsp3sx
『もう我慢もできないネ〜〜!』
紗夢はカイに跨りカイの怒張を、びしょ濡れになっている秘所に宛がう。
紗夢も十分に濡れていたので、カイの怒張はすんなり入った。
「うわぁ・・・紗夢さん・・・すごい・・・」
『ん・・・ワタシもうグチャグチャアルヨ・・・』
紗夢は自ら上下に動きマグロ状態のカイ(w)を攻めたてる。
『あっ・・・グチャグチャ言ってるヨォ・・・カイのアレで一杯アルヨォ・・・』
紗夢は自分の胸を揉みながら頭を振り、カイの上を行ったり来たりしていた。
二人の接合部分から淫水が溢れ出て淫らな水音が二人しか居ない店に響く。
紗夢はカイの乳首を再び攻め始めた、カイは待っていたかのように敏感に反応する。
カイはその度に仰け反り紗夢を下から突くような行動になる。
紗夢がカイの乳首を攻め、カイが下から紗夢を突き上げると言う
ギブ アンド テイク が上手い具合に出来上がっている状況。
先にカイがイったようだ。
「じゃ、紗夢さん!もう駄目です!!持ちません!」
カイは必死に外に出そうと試みるが決して紗夢は許さなかった。
『んん!イイヨ!膣にだして!!』
紗夢は腰の動きと乳首への攻めを一層激しくしてカイをかきたてた。
「もう駄目です!・・・・くっ!!!」
カイの欲望は紗夢の膣に吐き出された。
だが、膣に収まり切る事も無くカイの欲望は溢れ出てきていた。
紗夢は膣に吐き出され終わったのを察知し、再び動き始めた。
「・・・っ!!紗夢さん!まだ早いです!!」
『何を言うカ?ワタシがイクまでは絶対に止めないアルヨ?』
紗夢は当然のように言うと、ドンドンスピードを上げていった。
40 :
双月:02/09/12 01:39 ID:k8Qsp3sx
あれから、どれぐらいたっただろうカイは5回ほど既にイっている。
だが、紗夢がイク事はまだ来ていない御様子。
カイも疲れ果てて喘ぐ事すら十分に出来ない状態である。
「紗夢さ・・・また・・・・んんっ!!!」
カイは目をギュっとつぶり紗夢の膣に6回目の欲望を吐き出した。
『んん・・・まだまだゲンキみたいネ。ワタシも、そろそろイキそうヨ。
ラストスパートかけるネ!!!」
紗夢は、そう言うとカイに軽くキスをした後。激しく動き始めた。
『んっ・・・あっ・・・くぅ・・・』
紗夢は、右手で自分の胸を弄り。左手で淫核を擦っていた。
『あん!・・・カイ、イクヨ!!イっちゃうヨ!カイ!・・・カイ!!』
「じゃ、紗夢さん・・・・っ!!!」
41 :
双月:02/09/12 01:40 ID:k8Qsp3sx
あれから、あっと言う間に一ヶ月が過ぎ。カイのバイトは終わった。
それから、2週間後・・・
人にぶつかりながらも謝る事もせず、全力で走っている男。
男が辿り着いた所は中華料理店「大飯店」
「・・・はぁはぁ・・・」
男は肩で息をしながら呼吸を整えようと深呼吸をする。
呼吸を整え、背筋を伸ばし店のノレンを潜る。
そこは、活気に溢れてイイ匂いが鼻をくすぐる。
男は席に座る事も無く厨房に向かう。
厨房に入り、右奥へ迷わず進んでいく。
ソコには赤いチャイナ服で、普通の何回りも大きい中華鍋を片手で平気に扱っている少女が一人。
どうやら、彼が入ってきた事に気がついていないようだ。
汗も拭く事も無く料理に集中している。
そこには、料理を作る事への喜び。
客に美味しい料理を食べて欲しいと思う強い意志が見える。
彼は、この少女を好きになった事を再確認できたような気がした。
42 :
双月:02/09/12 01:40 ID:k8Qsp3sx
「・・・紗夢さん。ラッシュで忙しいでしょう?手伝いますよ?」
彼は一呼吸置いてから、優しくそう言った。
『何言ってるアルカ!ず〜と、店休んでおいてその言葉は!!
早くこの料理を25番席に持っていくネ!カイ!!』
紗夢はそう言うと、直ぐにまた中華鍋と格闘を始めた。
「・・・ふふふ」
カイは急に笑い始めた。
『ナ、何がおかしいアルカ!!』
紗夢は顔を真っ赤にしてカイを見た。
「いえ、何にも無いです。ですが一言言わせて頂けますか?」
カイは真っ直ぐ紗夢を見つめながら顔を急に真剣にした。
『・・・イイアルヨ。で、何アルカ?』
紗夢は鍋を置いてから振向いてカイを見た。
「これからは、ず〜と紗夢さんと一緒です。どんな事があっても貴女をもう離しませんよ?」
『ナ!何を急に――――』
紗夢は急なプロポーズに慌てて反論としたがそれは叶わなかった。
それは、カイが紗夢の唇を塞いでしまったから。
それから、大飯店はより繁盛しましたとさ。
その後の話はまた、他の機会に・・・・
完
43 :
双月:02/09/12 01:42 ID:k8Qsp3sx
結構時間が無かったのと睡魔に負けていたので駄文になってると思いますが
勘弁してください。
はい、反応があると書き手側からすればスゴク嬉しいので。
一言でも書いてください〜〜。
あと、家族ネタは順調に温めてます(ぉ
44 :
名無しさん@ピンキー:02/09/12 21:21 ID:t+gEwahS
見事でぃす!いーですねぇ!和やかな終り方!
(´∇`)/
それから少し時間は経って。
「熱くねぇか?」
「いや、このくらいでいい」
梅喧はチップに髪を洗わせていた。髪に沁みこむ湯の熱さも、こめかみに触れる
指の感触も心地好くて、目を閉じる。
――毎度の事とはいえ……
いつもぎりぎりまで焦らされて、中々抱かせてもらえない。手を止めて思わず溜
息をつく。
「どうした?」
目を開けた梅喧が悪戯っぽい口調で訊ねてくる。
「…何でもねぇよ…目ぇ閉じてろ、泡が入るぞ」
少々苛立ちを露にしてチップが答える。その様子がますますあの小犬を思い出さ
せて、梅喧の頬が緩んだ。
――待て。いや違うお預けだったか?
子供の頃、彼女は近所のペットをからかって遊ぶのが好きだった。その中でも特
に、白い小犬の目の前に餌をぶら下げてぎりぎりまで「待て」と「お預け」を繰
り返し、その反応を楽しむのが気に入っていた。
「…テメェ…何考えてやがる……」
ますます苛立ちを隠せない様子で、チップが泡を流しながら低く凄む。
「――何も」
いくら梅喧でもお前を見ていたら近所の小犬を思い出した、などとはさすがに言
えない。
口篭もる彼女の姿に、ついにチップの苛々が頂点に達した。
「…いい加減にしやがれ」
背後からきつく抱き、その豊満な乳房を鷲掴みにする。しかし意外にきめ細かい
肌に傷を増やす事は躊躇われて、すぐに力を緩める。
微かに呻き声を上げ、梅喧が身じろいだ。その声をチップが聞き逃すはずもなく
更に乳房に刺激を与える。背中を預けて唇を貪られながら、彼女は食い尽くされ
る自分の姿が浮かんでいた。
――小犬にだって牙はあるのだ。
歪んでますね…テスタを見る視線とは別方面の意味で歪んでますね……
チップたんにもハァハァらしいです私。一体何処へ逝くのやら。
しかしチップらしい口調が掴めない罠。梅喧も男口調な為、時々名前出すか
なんとかしないと文章だけでは801テイストな罠。
混乱してきた…エディの愛らしさについて小一時間くらい考える旅に出ます。
>こちら氏
サキュバスにカイが手ほどき(w)を受けて以下略という…嘘です。
カイの変身後が楽しみです。
>双月氏
潤んだ目で紗夢を見上げるカイ…私もずぎゅん。
直球勝負カイ万歳。めでたしめでたし(・∀・)
47 :
こちら:02/09/12 23:46 ID:oTcGKjvd
メインに使ってるPCがしぼんな罠。トリップが・・・
>双月氏
お疲れさまでした。
>ずきゅ〜〜〜〜〜んん!!!!!
が超ヒット。
幸せフルな終わり方もグッド。
んですが・・・文中の (w) はちょっと。
と言って実は自分の文の方が突っ込みどころ満載。うはぁん
>18氏、投下人氏
やってみたいんだけどそれをやってしまうとタイヘンなことに。
アクセルが泣きます。きっと。
2個もキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!
>双月氏
らぶらぶになっちゃう2人が・・・もう、ツボ入りまくりでありがとうございました!
むしろ、ご馳走様でした!
>投下人氏
・・・・・やば過ぎです。チップが可愛らしく見えてきてしまいました(w
>投下人氏
も、萌える……。
チップたんハァハァ
エディタンの愛くるしさ…
・つぶらなHITOMI
・羽萌え?
・意地っ張りな性格
・回る伸びるドリる
・ってか触手
漏れには小1時間考え込んでもでもこんくらいしか(´д⊂)
犬化進行中のチプーも良いですが姐さんにも萌えられます。
投下人氏、チプ梅アイトー!!
>>50さん
プラス
・キャラ独立したら一人称が「私」→「俺」
・意地っ張りというか意外に子供っぽい性格(まだ自我が確立してそんなに経って
ないから?)
・喰らいポーズのクチバシ
・あまりにもそのまんまな攻撃台詞「サメ!」しかも種類豊富(?)
・一生懸命喋ってるのにテスデジスレ以外に相手にしてもらえない所
・↑にも関わらずゼクスでは声をかけてくれた仲間にバトルの感想しか言わない
(戦闘生命の血が騒いだのか?)
・哀愁漂うキャラ設定
・「俺はスロースターターなんだよぉ〜!」の口調とちょっぴり言い訳っぽい
ファイナルダウン。
…ああ…書き出してみたらますます可愛くてしょうがないよエディ。チプ梅終わ
ったら本気でエディネタ考えようかな――
つーか男性向板で野郎の方を可愛く書いてどうするよ……
エディタソ萌え話に乱入(*´д`*)
更に
・デカチクービ(サイクバースト時)
・寂しん坊将軍(ギア友達キボンヌ)
・本体募集中(パツ金ロンゲが望ましい)
・ジェラシーボソバー(ミリアタソさえ居なければ!)
・闇カカト(頑張ってます)
・シャドウギャラリー(とても楽しそう)
・空中D(一皮剥けてる)
・ダムドファソグ(玉羊羹)
あたりも是非追加していただきたい(*´д`*)ハァハァ
ヤシの愛らしさは語りだすと1スレくらい余裕で消費してしまいそうでつ
投下人さん、期待しちょりまつ
53 :
双月:02/09/15 02:18 ID:eB/kOSnU
『紗夢!広東風激辛ラーメンまだかい!?腹が減って仕方ないよ!!』
『ハイハイ!直ぐに持っていくネ!ブリジット、コレを母さんに早く持ていくヨロシ』
「わかりました〜紗夢姉さん」
そう言うとブリジットはトテトテ足音を鳴らし梅喧の元へ走っていった。
「おい!退けって!!ぶつかるだろ!!うわぁ!!!」
ドンッ!!!
料理を持ったブリジットに避ける術は無く、突っ込んできた男とぶつかった。
勿論、ぶつかった時に皿を引っ繰り返し料理は滅茶苦茶。皿は破片を飛ばし割れていた。
「きゃっ。痛いですよ〜〜。チップ兄さん!何をするんですか!?」
ブリジットはお尻を擦りながら立ち上がった。
「うるせぇな!お前が避けないから俺とぶつかったんだろ!?お前が悪いんだ!!
だいたい、いつもそうだろ!?お前はトロクて―――――・・・・・」
チップは自分に責任を全く感じておらず、逆にブリジットに説教をはじめる。
『五月蝿いよ!アンタが俺の料理をダイナシにしたんだ!!責任は取ってもらうよ!?』
そう梅喧は言うと、ジリジリと近寄っていく。
『アンタの弱点は俺が握ってるんだぜ?あれは、まだアンタがガキの頃――――――』
梅喧は急に声を落として遠くを見つめた。
「おっ、おい!待て!!わかった!!俺が悪かった。だから、許してくれよ!
料理なら、また紗夢姉に作らせるから!な?」
チップは急に慌てて梅喧の思い話を中断させた。
『ワタシが、また料理を作ると思てるカ?食べ物を粗末にするヤツなんかに作る料理は無いネ!
チップ、自分で作るヨロシ』
紗夢は、そう言うと直ぐに厨房に戻り。お客への料理に戻った。
54 :
双月:02/09/15 02:18 ID:eB/kOSnU
「そんな!そこをどうにかならねぇのかよ!?一生でする一万ぐらいの中の一回のお願いだ!」
チップは、手を合わせながら紗夢に近寄った。
紗夢は、チップの行動に耳を傾けず、中華鍋をふるっていた。
「てめぇ!頼んだ俺が馬鹿だった!!自分で作ればいいんだろ!?紗夢姉より100倍上手い物を作ってやるぜ!!」
チップは厨房に入り、包丁を持ち野菜を叩き切っている。
そこに、紗夢はツカツカ近寄って・・・・。
ゴツンッ!!!
「☆△ψΣβ○ッッ!!!」
チップに踵落とし。
「何するんだよ!人が料理作ってるんだ!!邪魔するな!!!」
チップは頭を押えながら涙を浮かべながら紗夢に怒鳴った。
『手を洗わないで料理ぃ!?料理をナメてるカ!料理とは中国4000年の歴史がぁ!!!』
「あの〜〜。紗夢姉さん?『お客様が料理まだかぁ!』って怒ってるよ?今はそれどころじゃ・・・・」
ブリジットが仲介に入って、紗夢はハッと顔をパチクリさせて仕事中だと気がついた。
『そうヨ!今は仕事中ヨ!!イイか?手を洗ってから料理をするヨ!?』
紗夢は、そう言い残すと厨房の奥の方へ行って中華鍋に向かった。
チップもシブシブ水道へ向かい手を洗いに行った。
55 :
双月:02/09/15 02:19 ID:eB/kOSnU
とりあえず、こんな感じで進めていこうかと思います。
カイ一家はでるんですが、ジョニ―一家が難しい・・・。
>双月氏
おお! 「愉快なギルティファミリー」(違)スタートですか!
つかみから飛ばしておりますなあ。期待してます。
仕事中の娘(料理人とはいえ)に飯作らせる梅喧ママ…なんてグータラなんだ(笑
梅ママもいいけど更にその梅ママに頭の上がらないチップが・・・・・
双月氏の書く紗夢たんは毎度可愛いですなと思ったり。
やはりチプーは虐げられる定めなのですな(w
エディタソの新しい体キボンヌの旅
みたいなSSが読みたいです、と唐突に言ってみるテスタ
紗夢の店の隅で、グラスをテーブルに叩きつけ、
自分に言い聞かせるように闇慈が繰り返す。
「くそッ…駄目だ駄目だ、…俺は引き止めちゃいけねぇんだよ…!」
真っ直ぐな思いが、正面からぶつかりあっている。
邪魔してはならないという思い、
しかしすぐにでも追いかけたいという思い。
「俺一人の感情で姐さんの志を握りつぶすのか!」
お客さんのピークも過ぎ、コイツの相手もできる時間帯になった。
ワタシにできる事なんて、ほんの少し話を聞く事と、
強いお酒を持って来てあげる事位だ。
…一人の誇り高き女剣士が旅に出た日の夜の事だった。
彼女は馴れ合う事が苦手だった。
同郷のよしみと言うのも有ったのだろう、
闇慈はそんな彼女を気遣い、からかい、そして穏やかに接していた。
氷をゆっくりと、溶かしていくように。
日に日にやわらぐ彼女の表情に、闇慈は嬉しそうだった。
彼女は同性のワタシから見ても、魅力的だった。
突然だった。
あの男の情報を手に入れたのか、彼女は誰にも告げずに旅立ったのである。
修羅の道に一人身を投じる、それほどまでの覚悟。
大切な人を巻きこみたくなかったのかもしれない。
ヒトは結局、孤独な生き物なのか?
あの穏やかな日々もほんの一瞬の慰め合いなのか?
彼女の自嘲気味な言葉が胸に響く。
「人に慕われる資格なんてとうてい無いねぇ。
してやれる事なんてたかが知れてるんだよ…。」
虫の鳴く、涼しげな音色が聞こえてくる。お客さんはあと…2〜3組位。
ラストオーダーの合図をして、デザートの準備をする。
店の隅っこで、先程まで荒れていた客が一人、
突っ伏して粗末なテーブルにのんびりと寝ている。
そばには沢山のグラス、おちょこ、とっくり…
「アーア…こんなになるまで呑んじゃったアルカ」
少し呆れた様子で軽く息をつきながら、汚れた皿を片付ける。
バカは風邪ひかな…イヤイヤイヤ。とにかくこのままじゃ風邪引いちゃうカ。
カウンターで寒い時に使っているひざかけを手に取り、
お店の独特の油の匂いが染み付いてるのに気がついた。
ちょっと考え直して、
店の奥から、別の毛布を抱えて走って帰ってくる。
「ハイナっと」ばさっ。
「生きてるアルカー、帰れるアルカー?闇慈!」
「〜…むーー〜……かえんのやだ……匂い、毛布…いい匂い…」
アーア、死んでル。
きゅうっとネコみたいに丸まって毛布をかきこむ。
「…紗夢の匂い…が…する……」
………っ、ナッ!!…このバカ、思いっきり酔っ払ってル。
今日の生ゴミと一緒に捨ててやろうカ。
すみませんしつこくまたこの二人です…。
紗夢×闇慈で微妙に闇慈×梅喧、紗夢×カイ風味かも?
一粒で三つの味、欲張りすぎ。
ああやっちまいました突然投下…
「コレから潜ります」と書いた次の日に小説思い付くと言うアフォさ加減。
今回ますますエロ度低くそうで申し訳無いです。
使い道がない…話重そう…
>双月サン
紗夢×カイお疲れ様です。最後に男を見せたカイもイイ!!
ギル茶家の家庭の事情も期待してます、頑張って下さい。
>こちらサン
サキュバスのお気楽加減が可愛いです。
振りまわされるカイに萌え…あわあわなカイがv
>投下人サン
チプ梅、美味しく頂きます!窮鼠猫を噛んでますね(笑)
チプが可愛い…母性本能くすぐられまくりでつ。ハァハァ
梅姐さんもカッコ良さがにじみ出て…ああもうもももも萌え
>エディタンハァハァ話
すっごく面白かったので全キャラ見てみたい位です(笑)
全キャラ勢揃いで飲みに行ったらどうなるだろう話も作ってみたい…
エロ無ですが…ちょっとネタ程度で(笑)脱ぎ上戸は誰だ選手権開催。
62 :
67=84:02/09/15 16:57 ID:7Q6vK4gH
仕事が一段落ついたので検索して来てみたら『第二ラウンド!?』い・いつの間に………
ああ……最後にメイイノ書いたのはいつだったか………今更続きを書いてもなんだし、
リクがまだあるようでしたら書こうかな……とりあえず色々迷惑掛けたようなような
気がするので逝ってきます。
愛憎4角関係の紗夢・闇慈。
なんか新鮮でつ。がんがってくだせぇ…
紗夢たんのにおい(*´Д`*)
64 :
名無しさん@ピンキー:02/09/16 22:30 ID:gNTbhUNt
ああ〜でも、ぜひとも最終的には
闇慈×梅喧、紗夢×カイの2つに落ち着いて欲しい感じ。
>エディタンハァハァ話
では次回は投下人タンにテスタンハァハァ話を某少佐の演説風に(藁)
66 :
双月:02/09/17 00:23 ID:i5Hvrn0i
「梅喧居るか〜〜?」
急に店に入ってくると大きな声で梅喧を呼ぶ男。
周りをキョロキョロしながら歩いて梅喧を探していた。
「おっ!居た居た!!結婚してくれ!!子供は3人ぐらいは欲しいな!」
梅喧は見つかった事に、うつむき激しく後悔しながら立ち上がり男の下へ歩いていった。
「おお!!遂に俺の熱い求婚に応えてくれるか!!嬉しいぜ!!さぁ、アツイ抱擁を〜〜〜」
男は両手を広げ梅喧を抱きしめ―――――
ゴスッ!!!
られなかった・・・。
「うぅ・・・・鳩尾は卑怯だぞ・・・」
梅喧は抱きしめられる前に刀の柄で男の鳩尾を打っていた。
『アンタもしつこいよ?いい加減諦めな。闇慈』
梅喧は闇慈にそう言うと踵を返し、自分の座っていた座席に戻っていった。
「いてて・・・・でも、名前で今日は呼ばれちまった。これはまだ余地有りだな!」
闇慈は、腹を押えながら立ち上がろうとしていた。
すると、そこに手を差し延べられた。
「おっ。イイヤツも居るもんだな〜〜。助かるよ」
闇慈はその手に引っ張られるように立ち上がった。
「ん?随分力あるんだな〜。名前は何て言うんだ――――」
闇慈はその男の顔を見て体温が急激に下がったのがわかるぐらいに顔が青ざめた。
「それはどうも。でもな、他人の妻に手を出すのはタブーじゃないか?」
「な、何を言ってるんだ!?ソルの旦那!俺がそんなことするわけ無いじゃないか!!」
闇慈は後ろに後ずさりながらソルとの距離を取ろうとする。
だが、その行動もソルの大きな一歩で近づいてきたために無下に終わった。
「で?お前は俺の妻をどうしたいんだ?」
拳を握り指をポキポキならしながら怯えている闇慈に問いかけた。
闇慈も、遂に壁に背がついてしまい逃げ場を失ってしまっている。
「あの・・・その・・。そ、そう!ただ梅喧さんとは仲が良くなりたいな〜って思ってるんですよ!」
闇慈は即席の言い訳を言ったが・・・
この努力も梅喧の一言で総崩れになってしまう。
67 :
双月:02/09/17 00:24 ID:i5Hvrn0i
「おい、梅喧。闇慈はそう言ってるが、実際どうなんだ?」
『んぁ?そうだな・・・簡単に言うと、求婚された』
梅喧は気だるそうに手串で髪をいじりながらそう言った。
ソルはその応えを聞くと、不敵にニヤリと笑い闇慈に詰め寄る。
闇慈も必死に逃げ場を探すが壁に阻まれ冷や汗だけが流れるだけであった。
「くくく・・・闇慈?お前もついてねぇな?」
ソルは闇慈に顔を近づけ首を掴む。
「お・・・おい!マジで止めろって!!勘弁してくれよ!!」
必死に猫掴みのソルの手を解こうとするが解けるわけなくジタバタするだけであった。
「許してやりたいところだが、それだと夫としてカッコがつかないんでな・・・。
ま、運が悪かったと思ってくれっ!!!」
猫掴みの闇慈を壁にたたきつけた「ぶっきらぼうに投げる」
「へぶっ・・・旦那!勘弁してくれぇ!!」
受身も取れずに浮遊している闇慈は泣き叫んだ。
「ワリィな・・・・タイラン・レイブ!!!!」
辺りは一瞬で炎に包まれ大飯店は半壊した・・・。
68 :
双月:02/09/17 00:24 ID:i5Hvrn0i
『・・・・・・父さん、毎度毎度母さんを守ってくれるのは嬉しいアルガ・・・』
紗夢のチャイナ服は所々破れている。これもソルの暴走の所為である。
『これじゃ、お客様も逃げちゃうアルヨ!!』
紗夢は椅子を蹴り上げ怒りを表した。
「そうですよ〜。ソル父さん。これじゃ、夢の家族旅行も当分オアズケじゃないですか〜」
ブリジットも顔にススを被りソルをポカポカ叩きながら言った。
「ワリィ。どうもあの技は力の制御が出来なくてな・・・」
ソルも悪いとは思っているようだ。
「そうだぜ!馬鹿オヤジの所為で俺の料理がダイナシだぜ!一回死ねよ!!」
チップが半壊した建物から勢いよく飛び出しソルに怒鳴り散らした。
「・・・どうもお前に言われると腹が立つなっ!!後、父親に死ねよとは・・・」
ソルの目は段々光っていく・・・・。
どうやらカンに障ったようだ。
「ドラゴン・インストール!!!!」
・・・・キレタ。
69 :
双月:02/09/17 00:27 ID:i5Hvrn0i
あぁ・・・カイ一家は少し出ましたけど
ジョニ―一家は出る影すらない・・・(汗
なんか、私にはネタが大きすぎたのかもしれない・・・
紗夢タンをもっと可愛く書きたかったな〜。
今は気が強くて好みじゃない(ぉ
もう一回紗夢カイ書こうかな・・・
みなさんドッチがいいですの?
70 :
名無しさん@ピンキー:02/09/17 00:32 ID:AWtbKmrn
家族物も出た。ショタロリ百合801純愛鬼畜は言うに及ばず、
この殺伐とした世の中これだけ多用なジャンルを受け入れられるこのスレは
凄いと思う。
しかし、私は気がついた、このスレにたった一つ足りないジャンルがあることを。
『 学 園 物 が な い で す よ ? 』
ぎる茶で学園ものならポチは美術部かサッカー部の顧問キボンヌ
理事長は爺ちゃんくらいで保険医はあの方以外いないでしょう。
72 :
双月:02/09/17 00:42 ID:i5Hvrn0i
学園物・・・・同人でFANTASY WINDさんを思い出す。
アレがあるからどうも、パクってしまいそうで家族物に走りましたw
73 :
名無しさん@ピンキー:02/09/17 00:51 ID:AWtbKmrn
と言うわけで他力本願寺なので設定こんな感じでどなた様かぷりーず
サミーギルティギア学園
ソル→留年回数3ケタの伝説の生徒。バットガイだが不良ではない。
カイとは一方的犬猿の仲
カイ→品行方正・清廉潔白。一年生ながら風紀委員長を務める実力派
女性徒の人気者、ソルとは仲悪し。
メイ→愛しのジョニー先輩激しくLOVEなおませさん。ジョニーファンクラブ
『ジェリーフィッシュ』会長
ジョニー→自称学園一のナイスガイ。男には厳しい。
ファウスト→保険医、その怪しげな風貌により生徒から敬遠されがちだが、医術
の腕は確か。
ポチョムキン→体育教官。無口だが優しく何よりも誠実なため生徒の人気は高い。
実家はツェップ、ただいま単身赴任中。
紗夢→料理クラブ部長。その腕は確か。いい男に目が無い、最近のお気に入りはカイ
74 :
名無しさん@ピンキー:02/09/17 01:03 ID:AWtbKmrn
アクセル→3年生をやってたり、1年生をやってたりと不思議な生徒。
ソルやイノとは何回も同じクラスになっていたりする。
梅喧→男勝りの姐御肌的な女性徒。軟派な男が大の嫌い。けど闇慈とは
気が合ったりする。
闇慈→日本舞踊の家元の一人息子。好奇心旺盛で何にでも首を突っ込みたがる。
梅喧とは気の合う友人。
チップ→アメリカからの留学生。大の日本好き。だがその日本に対する知識は
かなり怪しい。好物はスシ・スキヤキ
テスタメント→最近転校してきたが他人との接触を激しく嫌うため友人は少ない。
一緒に転向してきたディズィーとは仲がいい
ディズィー→テスタと共に転向してきた少女。内向的な性格だが、それが吉と
なり回りからは良くして貰っている。メイとは仲良し。
75 :
双月:02/09/17 01:09 ID:i5Hvrn0i
お願いだからsageでヨロシクです・・・
>73
ソルは教師の方が面白いんじゃないかと
いや、書けないケドね
77 :
名無しさん@ピンキー:02/09/17 01:18 ID:AWtbKmrn
ザトー→生徒会長。だがその裏では学園の不良グループをまとめ上げる
『エディ番長』ミリアには密かに想いを抱いている。
べノム→生徒会会計。元いじめられっ子。いじめから救ってくれたザトーに
激しく感謝。彼の忠実な右腕となる。根は優しい
ミリア→副生徒会長。学園一の美髪と名高い。ザトーのことは嫌いだが
最近気になり出している。
ザッパ→気がつくと何故か大怪我をしている不幸な男子生徒。そのため保健室
によく運ばれる。ファウスト校医とは仲が良い
イノ→将来の夢はバンドマン。ある男の熱狂的なファン。切れると性格が一変
ブリジット→男なのに家の事情で女性徒として入学。女性受けは良い、男子受けは
一部にかなり良い。
スレイヤー→学園の理事長。愛妻シャロンといつもラブラブなジェントルメン。
趣味はHAIKU。ツェップのガブリエル教育委員会会長とは
顔なじみ。
クリフ→用務員のおっちゃんと見せかけ、その正体は学園の校長。影ながら生徒を
暖かく見守る。風紀委員は彼が創立。
ジャスティス→学園の必須科目『ギア生体工学』の教師。噂ではディズィーとテスタ
を学園に呼んだのは彼(彼女)とか。
と、まぁこんな感じでぷりーず
78 :
双月:02/09/17 01:20 ID:i5Hvrn0i
聞いてないみたい・・・(涙
双月さん正直すまんかった………というわけでsage
80 :
名無しさん@ピンキー:02/09/17 01:22 ID:eUm2Z43H
↑イイ!!!かも。
ザトー→不良集団のボス。薬に手をつけてしまい、のちに死亡(退学位でも可かな)
ミリア→昔、不良集団に在籍。今は足を洗ったが生徒からは怖がられ、友達はいなく、一匹狼。冷徹だが実は優しい一面もある。ザトーのことが気になる(元カノも有り?)
アクセル→彼女にぞっこんだがこっそり後輩をつまみ食いしてたり(W
鰤→激可愛い一年生。男女問わず人気がある。昼休みには女先輩達に囲まれて御飯。
イノ→高校生とは思えない色気と美貌で校内、校外と男を食いまくり、学校では数々の逸話が語り継がれている。いざとなったら教師も誘惑。
スレイヤー→ダンディーな英語教師。国語教師のシャロンとは夫婦。
E-mail欄に「sage」と入れるんですよ〜
頼みますよ〜(汗
sageも知らない奴等のアイディアなんて職人さんが書くわけないじゃん。
もう少しマナーをつけてから書き込んで欲しい。
83 :
某職人:02/09/17 13:15 ID:yFt6y3zK
特にここのスレsageとは決まってなかったような。
私も前スレでsage入れずに書いていたことが何度かありますし…
確かに今のこの状態で浮上すれば「ピンク板らしくない、消えろ」
と言われやすいので下がり気味のほうが嬉しいといえば嬉しいのですが……
他の職人さんの意見もお聞きしたいところです。
E-mail欄に半角でsage、と入れると下がります…一応。
こうやってsage進行だからこそ、今までまったりと
やってこられたのではないのでしょうか?
はっきり決めなくてもやはりsage進行がいいと思います・・・・
一読者の意見でした。失礼いたしました。
自分は主にsageてますが。
基本的にsage進行だけど、うっかりageちゃった場合でも特に言及しない。
という方向がいいかな、と。
エロ関係につきましては自分がアレなので何も言えません。
学園モノ・・・人数が多くなりすぎると書き手読み手共にタイヘンな事に。
さて、今書いてるのの方向修正をせねば。
86 :
双月:02/09/17 23:59 ID:uaITTgS1
私もsageてます。
まったりやりたいのと
変な書き込みを見たくないんで。
内輪ネタって思われちゃうんですけどね・・・
とりあえず、家族ネタはこれから少しストップします。
なんか、書きたいものとちょっと違ってきちゃったので。
読んでくださってた人ゴメンナサイ〜m( )m
私は紗夢が可愛く書きたいので・・・。
しっかし学園モノの話、見事に配役がハマってるなぁ・・・
ジャス学除いてこれだけピタリと収まる格闘ゲームっていうのもそうそう無いような(笑
職人さんの安全を考えるとsageないと危険では無いでしょうか。
ageていると職人さんも安心して作品をだせないと思うんですが。
ageた所から叩きが来始めて、職人さんが逃げていった所だって有るんですから。
前スレの鰤×メイの続きが気になる・・・
続きキボーンです。書いてみるだけさーん!!
どうしたんですかー?
90 :
名無しさん@ピンキー:02/09/18 21:40 ID:4WzkGheS
まぁここまできたらsage進行の方が望ましいでしょう。
だけど前スレもそうだったけど、キシっと『sageでいきましょう』と誰かがいった
訳でもないし、現スレも最初に『sageで』と書いてある訳でも無いし。
ageた人がそこまで叩かれる必要もないと思う。
このスレだっていくつかageの書き込みがあるけど誰も『ageるな』とも書いてないし
その状態でageで書いて叩かれても、理不尽ではないですか?
「そんなもんsageのカキコの数で判断しろ」とか言われたって、難しいしsage進行で
行きたいなら誰かしらが、『sageで』というカキコをするのもsage進行希望者の責任
だと思う。
sageでと言いつつやってしまった。スイマセン…………
貧しさに負けたブリジット
ソルは喫煙者だし、やっぱ不良がいいな〜。
あとアクセルは、あらゆる学年、クラスの授業に出没する情報通みたいな感じでお願いします
いまさらだが、ソルの頭をポカポカたたく鰤に萌えますた
>94
そこまで指定するなら自分で書いたほうがいいんじゃないでしょうか。
職人さんがどんなに頑張ってシチュに沿おうとしても書く人間は別人である以上
理想のものにはならないと思います。
>>96 同意。
あとアクセルは、あらゆる学年、クラスの授業に出没する情報通みたいな感じでお願いします
って部分なんて完璧注文だし。
助言でもなんでもない。
98 :
双月:02/09/21 23:58 ID:wBNKxZRF
ただいま、カイ紗夢(順番重要w)を執筆中です。
かな〜り、ラブラブの予定。
前回のとはまったく関係無いので。そこはご了承を。
紗夢カイの続きも頭の中には構成されてます。
ただ、文章にする時間が・・・。
がんばれ!私!!(ぉ
>双月さん
がんがれ!!
100 :
銘無し:02/09/23 04:32 ID:sOOjXGFV
ショックだったんだろうナ。
コイツをココまで掻き乱す存在の彼女が、正直…ちょっと羨ましい。
ヒトに「慕われる」彼女が?それとも「コイツが」彼女を慕っているから?
いやいや…ワタシらしくもない。
慕われる、カ…。アノヒトがコイツ位近くにいてくれたら、嬉しいのに。
優しすぎる程の、綺麗な顔立ちが目に浮かぶ。
「そ、そんな……自分の任務を全うせずしてそんな間柄になるなんて…
…申し訳有りませんが、お引き取り下さい。」
距離を置いた態度が寂しい。押しても押しても返ってこない反応にため息をつく。
今でも憧れの人。お料理ができるだけじゃ不充分だろうか。
いや、会える時間が少ないのもネックかも。あっちは昼、こっちは夜が書き入れ時だ。
遠い憧れのアノヒトと、身近な気がねないコイツ。
……選べって言われても、わかんない。
孤独に身を置く気高い彼女と、身近で手ごろなワタシ。
コイツだって、どっちを選ぶんだか。
グループ客が帰ってしばらくした。一通り店も片付いた。
秋の夜長か…店の照明を消す。月明かりに、吐く息が白く浮かび上がる。
あとは最後の一人。
闇慈の座るベンチの残りのスペースに腰掛け、毛布の端っこにくるまる。
古ぼけたテーブルに、こてん、と頭を乗せる。
「なんだぁ…紗夢?」弱々しい声に、胸が痛くなる。
目を覚ましたての、まだ焦点の定まっていない顔と向かい合う。
今夜はワタシが包んであげる、ヨ。今にも消えてしまいそうなアンタをネ。
101 :
銘無し:02/09/23 04:34 ID:sOOjXGFV
月下美人の鉢植えが目に入る。
そろそろ見頃だよ、とさっき常連のお客さんが分けてくれた。
透き通った花のつぼみが、今にもほどけそうに一つだけ。かなりの大輪だろう。
たった一晩の、その限られた命の花。
はかなさゆえに、見る人の心を奪う、神秘の花。
衣服の隙間に滑りこむ。
「…!ちょ、、っと、待てって、おい……!」
「黙るヨロシ」
まだ完全にはろれつの回らない口をそっと塞ぐ。
柔らかくてあったかい、口の中。舌を滑りこませると溶けちゃいそうで。
まだ少し残る、お酒の匂い。
鼻にかかった吐息が漏れる。絡み合う舌の音が艶っぽい。
普通オンナノコからこういう事はしない、とか聞いた。でも多分…彼女はこうする気がする。
顔を離すと、ワタシの舌と闇慈の舌の間に光る糸が走る。
「目ェ覚めたカ?」
「……ッ…」
上気したコイツの頬は、抜けきらないお酒のせいなのか。
ワタシじゃ全然役不足なのは分かってる。
だって、痛々しさに放っておけないんだもの。
少しづつ、反応を確かめていく。
耳を甘噛む。
「っ……!…」 びく、と身体が強張る。
当たり。
両耳を舌でもてあそびながら、服に手をかける。
やっぱりワタシは知らないカ…まだまだコイツの身体の事ハ。
102 :
銘無し:02/09/23 04:40 ID:DYyfVAn0
純情小悪魔紗夢タン行っちゃいました…また突然スミマセン。
月下美人の花はサボテンの仲間の、ちょっと中華風で綺麗な花ですよv
花が咲くのは珍しいらしいです。咲くだけで新聞に載ってました(笑)
真夜中に咲いて夜明けを待たずして数時間でしぼむ、本当に短命な花です。
でも、そのほんの少しの間は、とてもいい香りだそうで……。夢か幻か、と言う感じ。
今回闇慈カッコ悪いです(笑)でもカッコ悪い所も見せ合える仲っていいなあと。
私の場合なんですが、闇慈にとって
姐さん→天上の女神 紗夢→地上の天使 てな感じで(汗)考え…(吐血)
このメンツで3Pと言う話も有りましたが…考えましたが、
ムリでした…スミマセン技術が。
次辺りヴェノム×ミリアやジョニ×メイ書いてみた…いや読んでみた…
sageにつきましてはsage進行が一番有り難いです。
多分私のSSもどれだけでも叩かれる可能性有…エロ度低ですし。
このスレはまだ平和で嬉しいのです…このままでいさせてください、お願いします。
亜細亜ン続きキター!
>銘無しさん
今回は梅も絡むんですね。紗夢が女の子らしくてイイ!やきもきしてるところとか。
闇慈はかっこうわるい…(笑)これから一方的に流されてしまうのかー!?
学園モノの出だしを強引に投下します。
>>73>>80>>94をそれぞれ混ぜつつ微妙に変えてます。
時間の都合上 朝〜昼 までの分ですが。
後日 午後〜放課後 を投下予定です。
意見突っ込みカモンです。
とある学園の物語
AM07:30
始業時間にはまだ早く、人もまばらな校門の前に二人の男女の姿。
一人は長身痩躯の男性。中性的な容姿と黒く長い髪が似合っている。
一人はやや長身な女性。青みがかった長髪と・・・翼、尻尾が目立つ。
「ディズィー、本当にそれは隠さないんだな?」
「はい・・・下手に隠すよりはこのほうがよけいな誤解も生まないと思うから」
「まったく。義父さんの好意を無にするのか?」
言葉とは裏腹に顔は微笑んでいる。転校が決まってから幾度と無く相談、口論し、
それでも変えなかった考え―人とギアの共存―を信じている義妹に自分の考えが
少しずつ変えられていったから。
「もう、テスタは心配性なんだから」
無理もない。小さい頃から義父クリフと共に捨て子であったディズィーを育ててきたのだから。
照れ隠しなのかぶっきらぼうにテスタメントが言った。
「義父さんに挨拶しないとな。さ、いくぞ」
「あ、待ってテスタ〜」
スタスタと歩くテスタの後をディズィーがついて行った。
AM08:28
予鈴前。あわただしい校門。いつものように駆けてくる二人。
「まぁ〜ったく、なんだってこのグレイトな俺が走らなければならないんだ!?しかも毎日」
「ちょっとソレ本気でいってるの?いっっっっっつもボクが起こしに行くまで
寝てるのに。でも・・・」
だから少しでもジョニー先輩と一緒にいられる時間が長くなる。と心の中で続きを言う。
「でも?どしたメイ?」
「ううん、何でもないよ。それより時間!!」
「オゥシット!これはデンジャラスだな」
「もう・・・そんなこと言ってる場合じゃないでしょ?スパートかけるよ!」
「やれやれ、たまにはエレガントに登校したいもんだ」
苦笑しつつメイと並んで走るジョニー。
どうやら今回も間に合ったようだ。
とある教室、授業中。
「ねぇアクセル?いつも思うんだけど何で毎日時間割が違うの?」
「いや、それが俺様にもわかんねーんだよ」
そう言うと懐からメモ帳を取り出し彼女―めぐみ―に見せた。
「時間割表・・・あら?ちょっと変じゃない?」
確かに変である。当日分しか書かれていないのである。
「この時間割のおかげで毎日あっちに行ったりこっちに行ったり。
おまけに時間割表を変えても変えても結局は戻っちまうし」
「ふ〜ん。ま、留年しないようにほかのクラスでもしっかり勉強しなさいよ」
「めぐみぃ〜、そんな冷たいこと言うな・・・」
スコンッ
たまりかねた教師がチョークを投げつけた。
「授業中だぞアクセル!いちゃつくのは放課後にしろ!」
教室を笑い声が覆った。
体育の授業前の休み時間。
「あの・・・ウチ・・・」
周りは女子のみ。みんな着替えの最中であり、男性なら一度は夢見る状況。
「いいのいいの、ほらブリちゃんも早く着替えちゃいなさいよ」
「え、でも・・・」
家庭の事情、で女生徒として入学して以来毎回繰り返されるやりとり。
「んもう、ブリジットちゃんはオンナノコ、として入学したんでしょ?
だったら何の問題もないじゃない。それに」
いったん言葉を切ってブリジットを見つめ。
「セーラー服で登下校してるんだから、ね」
「はぅ」
スパッツ姿でブリジットが体育の授業にでたのは言うまでもない。
休み時間
「やれやれ、またですかザッパ君」
「はぁ・・・いつもご迷惑おかけしてスイマセン」
ザッパの腕に包帯を巻きつつ保険医であるファウストは続けた。
「いくら私でも霊に取り憑かれた、というのはどうしようもないですからね。
早くS子さんをどうにかするしかないですよ」
「そうなんですが・・・わざわざ俺に憑いた、ということは俺にもなんらかの
原因があるんじゃないかと思えてしまって・・・」
その優しさが吉と出るか凶と出るか。できれば吉となってもらいたいですね。
と常々ファウストは思う。
「はい、終わりましたよ」
包帯を巻き終わりファウストは声をかけた。
「どうもありがとうございました」
ザッパは頭を下げ保健室を後にした。
昼食時、食堂。
「レバニラ、餃子、チャーハン上がりアル!」
厨房から威勢のいい声が聞こえる。
声の主は蔵度縁紗夢。この学園の生徒であるが料理の腕を見込まれ調理を手伝っている。
「いつもの事ながら忙しいアルネ」
壁掛け時計を見ながら紗夢は呟く。
「手伝いますよ、紗夢さん」
「カイ、丁度いいところに着たアル」
慣れた感じにエプロンをし、手を洗い厨房に入るカイ。実は風紀委員長であるが、
紗夢にすっかり気に入られ昼食時には手伝いをやっている。もっとも校内放送で
幾度と無く呼ばれたら必然的にそうすると思うが。
男子生徒は紗夢目当てに。
女子生徒はカイ目当てに。
結果として手伝いに来ても来なくても忙しさは比例しているのではあるが、
それに気付く余裕もなく、性格でもない二人であった。
108 :
104:02/09/24 23:35 ID:5orgGWxk
書いててあまりのありきたりさに嫌気が。
正直、学園モノはどうかと思う。
ギルティの世界観や設定使わないんなら
そもそもギルティである必要ないし。
中途半端にキャラ設定似せて作るくらいなら、
ハナからオリジでどうぞ、と思ってしまふ。
ここに書かれている作品は職人サン方のご好意で書いて下さっているモノ。
私はROM住人だし、職人サンの方々の趣向はそれぞれだし、
その点に関しては解っているつもりです。
が、好きで書いて下さっているならともかく
書いている当の本人が『あまりのありきたりさに嫌気が。』
とか言い出すのはタブーでは?
反省点を一人ツッコミするのはわかります。
でも作品に対する愛なく、その場のノリで続けるのは勘弁して下さい。
もっと自分で愛せる作品を作ってあげてください。
長文すいません。
確かにそういうネタなら同人板の方が喜んでもらえるかも知れないね
小説は出せないかもしれないけど
ついでに以前から思ってたんだけど、一応「大人の時間」な板だから、
万が一大人じゃないひと、紛れてても、大人並みに落ち着いて振舞ってほしいな
マターリマターリいきましょう ここは名スレのヨカーンなんだから
これからも皆さん頑張って下さい
最初の授業で黒板に名を刻む教師・ジョニー
ソル紗夢とかだめなのか
>112
問題なしだと思います。というかイイ!!(゚∀゚)です。
鬼畜でないソルテスが…とか書いてみるテスタ。
投下人様…まだここにいらしてるんでしょうか。
115 :
名無しさん@ピンキー:02/09/28 23:21 ID:n8E1I+3J
保守age
116 :
□□絶対に覗いてはいけません□□:02/09/28 23:22 ID:HXtRbHbB
>114さん
実はずっとROMってました。
チプ梅続き書いていたのですが何度書き直しても気に入らず
投下できずじまい…どうしても姐さんが 漢 受 してしまって笑うしかない
状況。そしてエディたん話も書きたかったりテスタ萌え演説もカタってみたかったり
鬼畜じゃないソルテスもいいのですが混乱中なのでちと…それと
@一応男性向板なので前スレでやっちゃったように女性化
A勇気出してあの体のまま突っ込む
どっちの方がいいでせう…
あと話題に乗り遅れましたが私もsage進行の方がありがたいです。
板的に一番ヤバいもの落としまくってるので。さすがにまだ命が惜しい…
変なの入るんで、sageます。
保守age
うそですsage
121 :
双月:02/09/29 16:26 ID:1rtK5OLo
ワタシは何時でも貴方を見ているのに・・・
貴方はそれに気付かない・・・
貴方は何時も遠くを見つめているの・・・。
それは、明日?それとも遠い未来?
それとも・・・大切な人?
ワタシは何時でも貴方を思ってるのに・・・
貴方はいつも上の空。
貴方の心は何を思っているのかワタシにはわからない。
でもコレは確かだよ・・・。
ワタシが貴方が好きだって事。
だから・・・ワタシに振向いて・・・
122 :
双月:02/09/29 16:28 ID:1rtK5OLo
はい。カイ←紗夢でこれから行きます。
今日中には書き上げるぞ〜〜。
・・・・たぶん・・・
あ、語尾がチャイナじゃないのは失敗だったかな〜?
紗夢→ソル はなしですか?
誰かかいてくだはい・・
>>123 他力本願な人だな〜。
自分で書けばいいやん?
>>124 自分で…煤i−−;
…がんばってみますわ
126 :
双月:02/09/29 22:53 ID:eTo59vnu
全然エロの匂いが無い・・・(汗
UPしちゃっていいですか?エロは後々つけていく予定なので
今まで色々考え、悩んで、方向も変えて…
ということで当初の話しを完全路線変更。
>双月氏
チャイナでない紗夢たんもいい感じです
どかーんとUPしちゃって下さい。
自分も明日には久々に挙げれる。
128 :
双月:02/09/30 00:44 ID:X9lKhGkg
『はぁ・・・・今日も来なかったネ・・・』
夜遅く、誰も居ない店の机で小さく溜息をつく紗夢。
机に突っ伏して毎日店をしまう時に言う言葉。
今日も言う事になるとはわかっていたのだが、やはり辛いものは辛いものだ。
『さぁ・・・明日も仕事があるし仕込みをしなくちゃダメアルネ・・・』
そう言うと、身体を重そうに持ち上げ厨房に向かう。
結局、彼は来る事もなく今日と言う一日が終わる。
紗夢は家に帰ると、直ぐに寝巻きに着替え明日こそ彼が来る事を夢見ながら床についた。
翌朝、鶏も起きる前に紗夢は家を出る。
そして、煮物の鍋の火加減を調節し昨日に用意しておいた仕込みに手を加える。
そして、朝にも関わらず大勢の客が大飯店に足を運ぶ。
これから一日働きに行く者。一人暮らしの老人。
いつもの常連達はいつも通りに、同じ席に着き料理を待つ。
いつも通りの事。なんにも変わらない一日。
だが、今日一日は紗夢にとって人生が大きく変わろうとする一日なのだ。
129 :
双月:02/09/30 00:44 ID:X9lKhGkg
今は丁度昼食のラッシュ。
紗夢は忙しそうに店の中を往復し料理を運んだ。
別に一人で店をやってる訳じゃないが、少しでも客と触れ合いたいと思っている紗夢は忙しい中でもウイトレスを進んでやる。
それに、自分で全ての事をやらないと気が済まない主義なのだ。
『ふぅ・・・やっとお客が少なくなってきたネ・・・』
ラッシュも過ぎ、今は小さな子供達が飲茶を食べているだけだ。
子供達の話は、今日の授業の事や好きな子の事で盛り上がっていた。
(・・・好きな人かぁ・・・一体何時になったら来てくれるカ・・・約束したのにネ・・・)
紗夢は子供達に少し嫉妬をした。
好きな人に会う事は子供達にとっては当たり前のことなのだろう。
だが、会う事すら出来ない人は当たり前では無い。
思えば思うほど悲しくなってくるとわかっているので紗夢は直ぐに仕事に戻ろうとした。
が、息を切らせて走ってきた女の子に呼ばれ厨房に入る事は出来なかった。
『紗夢お姉ちゃん〜』
『何アルカ?麗鈴?』
『あのね〜、お客様連れてきたよ〜?』
紗夢はしゃがんで麗鈴の高さと同じにする。
麗鈴は、右へ向くと手を降り始めた。
どうやら、その客を呼んでいるようだ。
『あのね、そのお客様はね、紗夢お姉ちゃんの知り合いみたいなんだよ?
でね、でね、そのお兄ちゃんが場所がわからないって言ってたから麗鈴が教えてあげたんだよ』
『そうカ。麗鈴はイイコネ。今お茶を持ってきてあげるヨ』
『わ〜い。あ、お兄ちゃんが来たよ!お兄〜ちゃ〜んココだよ〜〜』
麗鈴はそう言うと席まで走って行きチョコンと椅子に座った。
(にしても・・・知り合いって誰アルカ・・?)
立ち上がり入り口から顔をひょっこり出すとソコには夢で何度も見た光景が浮かんでいた・・・。
130 :
双月:02/09/30 00:45 ID:X9lKhGkg
『・・・カ・・・カ・・・・まさか・・・そんな・・・』
紗夢は言葉にする事が出来ず口をパクパク動かしていた。
そんな行動を取っている内に、彼は紗夢の目の前まで来てしまった。
彼はニッコリ微笑み紗夢に話し掛ける。
「お久しぶりですね。紗夢さん。ちょっと近くまで来たものですから寄らせていただきました」
「・・・・・・・・」
紗夢は喋る事が出来ず口だけが動いてどんどん顔も真っ赤になっている。
カイは紗夢が反応を返さないので、自分の事を忘れられてしまったかと思い、顔を紗夢の顔の前までもっていった。
「紗夢さん?覚えてますか?カイ。カイ=キスクです・・・・うわっ」
『本当にカイなのカ?約束憶えててくれたネ・・・もう・・・もう・・・」
紗夢は一方的に喋り最後の方は涙で声が出なかった。
カイも急な行動を取られ、困っていると店の中で退屈していた麗鈴が足をバタつかせながらお茶の催促をする。
『紗夢お姉ちゃ〜ん。お茶。まだぁ〜?』
『ん・・・・?あぁ。そうネ』
紗夢も麗鈴の声で我に帰り、店の中に行こうとしたがどうも身体が前に動かない。
不思議がってるとカイが申し訳なさそうに言った。
131 :
双月:02/09/30 00:46 ID:X9lKhGkg
「あの、紗夢さん?私の首に巻いている手を離さないと動けないと思いますよ?」
『え・・・キャーーーーー!!!』
「え・・・ぐっ!」
紗夢はやっと自分の行動に気がつき吃驚と共にカイを突き飛ばした。
カイは何とか受身を取ったが20m程吹っ飛んでいる事に冷や汗をカキながら微笑を絶やさずに紗夢に話し掛ける。
紗夢も自分のやっと行動に気がつきカイに向かって走っていった。
『ゴメンナサイ!ワタシちょっと気が動転していて・・・』
「いえいえ。気にしてませんよ。それより・・・・」
カイは店の中を見て
「あの少女がお茶を欲しがってます。できれば私も歩いてきたので喉が・・・」
『あ・・・そうネ。じゃ、美味しいお茶を煎れるからソコで待ってるヨロシ!
麗鈴?ちょっと待ってるネ。それまで、お兄ちゃんとお話してるネ」
『は〜〜い。お兄ちゃん。こっち。こっち』
麗鈴はカイを手招きしている。
カイは紗夢に微笑んでから麗鈴の方へと向かった。
紗夢はイソイソと厨房に入る。
赤面と流した涙を隠しながら・・・
132 :
双月:02/09/30 00:48 ID:X9lKhGkg
とりあえず、今日はココまで。
全然エロく無くてスイマセン(平謝り
これから、いれるつもりですので我慢してやってください。
やっぱり、紗夢は可愛くなくちゃねですね!
結構可愛く作ってるつもりなんですが・・・
どう見えますか?
>こちら氏
おおっ!明日が楽しみですよ〜
私ものんびり続き書いていきますです〜
133 :
114?:02/09/30 01:25 ID:RIIxKTN9
>投下人様
ソルテスなんですが、
1の女性化の方が板的にはいいんでしょうが、私的にはどちらでも可かと。(笑)
2でもテスタは元々あの体なんで問題は…ないようなあるような。
マターリとお待ちしております。
テスタ萌え演説…見てみたいかも。
自分テスタ萌えというか既にテスタバカなので。(苦笑)
諸君 私はテスタメントが好きだ
諸君 私はテスタメントが好きだ
諸君 私はテスタメントが大好きだ
長い黒髪が好きだ 白い肌が好きだ スカートから剥き出しになる太腿が好きだ
大切なもの:ポテトな所が好きだ 子供好きなのが好きだ
目のやり場に困るサイクバーストが好きだ 秘密に近づかれた時の情けない
ボイスが好きだ ナイトメアサーキュラーの気合の入った拳が好きだ
滅多に当たらないマスターオブパペットが好きだ
ゲーセンで 家庭で アルカディアで ムックで ウェブ上で
コミケで 地方イベントで 4コマで アンソロで 小説で
この地上で拝めるありとあらゆるテスタメントの言動が大好きだ
暴発で並べた切り株の一斉発動が轟音も立てずに敵を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられた敵が画面端ディガーループでばらばらになった時など心が
躍る
忠実かつ可愛いサキュバスが援護攻撃してくれるのが好きだ
悲鳴を上げてエグゼビーストから飛び出してきたエディを只のHSで薙ぎ倒した
時など胸がすくような気持ちだった
切り株と網を揃えて同キャラ同士動けなくなるのが好きだ
恐慌状態の初級者が既に息絶えた相手に小足連打を続ける様など感動すら覚える
吸血ループ主義の卿を通常投げで吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶディズィーが私の振り下ろした手の平とともに発動などはしないウォレント
にガンマレイを潰されるのも最高だ
哀れなCPUが雑多なリバーサルで健気にも立ち上がってきたのを
予め張っておいたゼイネストと遅れて召喚した珍獣で木端微塵に粉砕した時など
絶頂すら覚える
ライバル戦のソルに滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだったディズィーにボコられネクロにまで怒られる様は
とてもとても悲しいものだ
メテオに押し潰されて殲滅されるのが好きだ
スライドヘッドで何度も転ばされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ
諸君 私はテスタメントを 死神の様なテスタメントを望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君 君達は一体何を望んでいる?
更なる色気を望むか?情け容赦のない厨の様な性能を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様なテスタメントを望むか?
『太腿!!』『太腿!!』『太腿!!』
よろしい ならば太腿だ
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けて来た我々にただのしゃがみKでは
最早足りない!!
JDを!! 一心不乱のJDを!!
我らはわずかに一個大隊千人に満たぬ敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の軍集団となる
「使い辛い」と忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる
天と地との狭間には奴らの哲学では思いもよらぬ事がある事を思い出させてやる
一千人の人形遣いの戦闘団でゲーセンを燃やし尽くしてやる
ホントにやっちゃいました。しかも今更ながらの少佐コピペ。
入ってるキャラ名とか少し苦しい部分もありますがご容赦下さい(汗)
>銘無し氏
アジアン三角キタ――(゚∀゚)――!!弱気な闇慈も純情小悪魔もツボです。
ぐぁっは(喀血)
>双月氏
最初のモノローグで既に切なさ乱れ撃ちか炸裂状態です。喋ってる時と考えてる
時で口調違うのもいいと思います。赤面して泣いちゃう紗夢…カワ(*゚∀゚*)イイ!!
>114さん
私も既にテスタバカです。ありがたくディガーやらドリラーやらの称号まで
頂いてしまいました(笑)これからもおっかなびっくり突進していこうかなんて
思ったり思わなかったり…
>>テスタ演説
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(`* )━(∀`*)━(*´∀`*)━━━!!
ああ、流石は投下人殿。テスタを語る貴方は輝いておられる!!(笑
そして自分も…
『太腿!!』『太腿!!』『太腿!!』
テスーヽ(´∀`)ノテスタソー
>投下人氏
グッジョブ!!!巴(゚∀゚)
『太腿!!』『太腿!!』『太腿!!』
白く美しい太腿(;´Д`)ハァハァ
途中まで歩いて気付いた。いや、思い出したと言った方が正確なのだが……私は夢魔である。
男性の精を得て生を得る。昔からそういう存在なのである。
腕を組み隣に歩いている男性―カイ―のあまりな純情さと道を外れた恋愛観の影響か、
はずみ的によりおもしろい方向に話を進めていったのはもって生まれた享楽主義の性、であるのだが。
そろそろ本来の夢魔としての行動―誘惑し、行動し、搾取する―を起こしてもいい頃合いだろう。
ここのところ主であるテスタメントから全然精をもらっていないから・・・こともあろうに出すモノ出すモノ
全部ディズィーに注いでいるからだ。まったく羨ましいったらありゃしない。
とにかく、隣にいるカイから青々しい精をもらうことにする。
それくらいのことをしてもバチは当たらないだろう。
役目を果たさない主と、夢魔に恋の相談を持ちかけてきた者になんの権限があろうか?
『そのケーキ屋というのはどこにあるのですか?』
「んー、もうちょっと先」
着く時間がもうちょっと先、ということだけどね。
ケーキ屋から少し離れた路地裏に足を運ぶ。袋小路の先にちょっとだけの空き場所。
たくさんの煙草の吸い殻が目に付くが、コトを済ますには問題は無い場所。ドキドキする場所。
『あの……行き止まりですよ?』
ようやく不審に思ったのか問いかけてきた。本当に警察機構なんだろうか?
足を止め、組んでいた腕を放し、少し間をおき、言った。
「ねーねー」
『はい?』
「おなかすいたー」
『え?』
「もうおなかぺこぺこなのー」
『これからケーキを……』
途中まで言って、以前私が話したことを思い出したのか、顔を赤くする。可愛いなぁ。
「ね、ちょーだい?」
『え、いや……あの……』
言い淀む口を私の唇で塞いだ。いただきます。
抱きすくめ、胸を押しつけ、唇を貪る。
やはり、というかカイはこの手のことに免疫がなく為すがままだった。
唇を重ね、舐め、舌をからめ……
髪をなで、背筋を沿らし、腰を抱き寄せる。
これらの行為は通常男性が率先してやる物だと思いつつ、ある意味生娘のカイと
かつては奔放であった私ではやはりこれが自然なのだと自答する。
いったん唇と身体を離し、また、カイの手を取り私の胸にあてがう。
そろそろ私もヨくなりたい。
「ねー、私ばっかりだとつまんないから、カイちゃんも……責めて」
と言っても素直に従う訳もなく、赤い顔で狼狽するだけ。
『……やはりこういうことは……その、契約者であるテスタメントさんに……』
まったく、据え膳云々という言葉を知らないのだろうか。
「でもねー、そのテスタが最近はディズィーとしかヤってないからー
私の方に回ってこないのよー。もう気分は日照りって勢いでー
それにディズィーが私を意識しちゃっててもースゴイのよ。
私が言うのもなんだけどね。飲むは中に出させちゃうは上に乗って
自分から腰を打ち付けちゃうは……」
ディズィーに対する嫉妬からか、ちょっと言い過ぎた。
「……とにかく、そんなわけで久しぶりなんだから……いっぱい出してね?」
胸に当てたままのカイの手を、私が少しずつ動かす。少しずつ、少しずつ。
独りでする時とは違うぎこちなさが胸に伝わる。尤も自慰はそんなにすることもないが。
だんだんと、私の意志と手の動きが違ってくる。
弱く、強く。早く、遅く。撫でる、掴む。摘む、弾く……片手から、両手に。
「やっぱり…こうでなくちゃ…ね…」
熱が胸から背中を伝い全身に広がる。でも、まだ足りない。吐息混じりに
「ね、…胸だけじゃ…なくて、もっと……アイシテ」
没頭していたカイは我に返り、意味を反芻し、上着を地面に敷き、
私を押し倒した。優しく、あくまでも優しく。
でもまだ本番ってない、、ま、ネチーリと書きますが。ネチーリ
>双月氏
あたふた紗夢たんがぁぁっ。
楽しみにしてくださってありがとうございます。
>投下人氏
少佐演説ー!うっかりギレン閣下演説かと思ってたり。
>投下人様
『太腿!!』『太腿!!』『太腿!!』
すらりとのびた長い脚!!白く美しいあの脚が!!
あああでもそれだけじゃなくてあの細腰が!
あの鎖骨が!!
語りだすと止まりません。
テスタマンセー!!ヽ(´∀`)ノ
テスタバカマンセー!!
おっかなびっくりではなく前ダッシュ並の勢いで
突っ走って下さい。ついて行きます。(笑)
>こちら氏
サキュバスたんついにキタ(・∀・)!!
エロエローは何だかえらくひさし鰤な気が…
ネチーリ頑張ってくださいー
>こちら氏
『ネチーリ!!』『ネチーリ!!』『ネチーリ!!』
(;´Д`)ハァハァ
う…前回からずい分と間が空いてしまいました。忘れた頃に投下します。
チプ梅スタート地点前スレ852、続き今スレ
>>10>>45です。…だったよな(汗)
全身を撫で回していた手が不意に止まる。
「……?」
腕の中で小さく息を吐き、梅喧はチップを見上げた。焦れて手を出してきたかと
思えば、唐突に行為を中断する。いつもなら考えられない事だ。
「…体も洗うんだろ?」
先ほど買ってきたハンドソープに手を伸ばす。ポンプを数回押すと、微かに甘っ
たるい桃の香りが広がった。
「…ぁあ?またそれかよ…何でそんな匂いのばっかり……」
「じゃぁテメェが買いに行きやがれ」
黙り込む梅喧の首筋に、胸に腹に、香りを摺り込むように塗り広げていく。湯船
の縁に座らせ、気が遠くなるほど丁寧な指遣いで全身を洗う。
「…っ」
目を閉じ、息を呑んで肩を震わせる。時折力が抜けたように膝が開きそうになる
が、すんでのところで堪える。左腕を伸ばして白い髪をそっと撫で、また小さく
息を吐いた。
本当は両腕でしっかり抱き締めたい。
右腕を失くした事が、こんな時は尚更悲しい。
僅かに潤んだ目は、一体何の為なのか。
「――っ?」
爪先に生温かい感触を感じて、現実に引き戻される。
「…っな…何…しやがる…、…んな所……」
「…るせぇ、きちっと洗ってやったろが」
右足を持ち上げられ、指を唇に含まれる。吸いついて、舌を這わせて。軽くつつ
いてはまた吸って。
「…やめ…、…くすぐってぇ……」
力の入らぬ左腕で髪を引っ張る。その指にまで舌を這わされて、ついに堪えきれ
なくなった甘い悲鳴が上がった。
最近エロ書けない…どうした私の煩悩。マニアックな小犬ってどうよ…
>テスタ演説
本当は「仰向けダウンの仰け反る白い喉が好きだ」「役に立たない6Kが好きだ」
も入れたかったですが入りきらず。
「ソルに滅茶苦茶にされるのが好きだ」ってよく考えたらすげぇ事言ってた…
鬼畜かSMか吉野家ですか私的ソルテス。
>こちら氏
魔性の女キタ―――(゚∀゚)―――!!
本番前から濃厚な雰囲気が…
いえ、充分艶かしくていいと思います・・・(;´Д`)ハァハァ
押し倒されて、
それから、なにも無く、カイは困った顔でいた。
つまり、さっき胸を愛撫していたのは、私がきっかけを与えたから。
うぶもここまで来ると面白い。色々と私好みにできるかも知れないから。
決めた。
カイの頬に手をあて、笑みを浮かべながら問う。
「ねぇ、どうしたの?次に何をしたらいいのかわからないの?」
間。続けて
「私が……教えてあげようか?」
間。指をカイの唇に重ね、さらに
「私に委ねたかったら……指を舐めて」
間。
間。
そして
チュピッ…
指先と、同時に淫部に熱が走る。
おそるおそる、でも、確実に私の指を舐めるカイ。
堕ちた。
私本来の夢魔の顔でカイを見据え、私本来の夢魔の声で言う。
「フフッ、お姉さんが教えてア・ゲ・ル」
使い古された感もあるが、こういうときにはやはりこのセリフである。
カイは私の指を舐めつつうなずいた。
でも……やっぱ私が上でないとちょっとしっくりこないな。このセリフ。
トリップ10桁化にともないトリップ変更。
すいません、相変わらずエロになかなかいきません。
いや、こういう意味でのネチーリではないのに。
>投下人氏
足指舐めチップたんー
桃の香りな梅喧姐さんー
(;´Д`)ハァハァがとまりません。
いかん、このままでは紗夢x鰤と同じ展開に…
今回はちゃんとヤる予定にします。
保守
メイは?メイは?
メイタンは―!?
152 :
名無しさん@ピンキー:02/10/08 14:02 ID:6oL43Eb0
151>
前スレ見ろ
153 :
名無しさん@ピンキー:02/10/08 14:37 ID:7eSuAlmV
誰も書かなかったら自分で書くってくらいでいいんじゃないかな。
保守していいのだろうか。
156 :
双月:02/10/11 23:27 ID:PqaJO9CT
上げるとこうなるのよね〜・・・。
今週末・・・たぶん日曜日にはupできそうですわ。
がむばー私ぃ〜
157 :
aaa:02/10/12 15:28 ID:a3Zlysb/
aaa
158 :
双月:02/10/14 01:11 ID:L/lRmK4e
ごめんです〜。
また約束破ります(爆
あ、明日こそはっ!!
ヽ( ´∀`)ノ ヨッシャコイ
hoshu
161 :
某書き人:02/10/17 00:12 ID:OtoN/GKn
SS書きの合間に、息抜きにキャラ語り、やってもイイですか……?
「…やめろって……」
つっぱねようとする語気もどこか弱々しく、小さく吐き出す息も次第に艶めいてくる。
チップは梅喧の全身の泡を洗い流し、自分も浴槽の縁に腰掛けてからその膝の上に彼女
の体を乗せた。
「なっ…何しやがるてめぇ…っ!」
「肝心な所まだ洗ってねぇだろうが、とっとと脚開きやがれ」
閉じようとする脚の間に膝を割り込ませ、片腕で抱きすくめた体を自分の胸に押しつけ
て抵抗を封じる。そして液体でぬらつく指を、濃い茂みへと忍ばせた。
「…ゃ……」
「嫌だったら自分で洗って見せてくれるってのも……」
「…調子に乗ってんじゃねぇよ!」
腕の中の梅喧が勢いよく頭を上げ、チップの顎に一撃を加えた。それでも腕の力を緩め
なかったのは、さすがというべきか。
「…ちっ」
「ちっ、じゃねぇよ!んな時くらいちったぁしおらしくなりやがれ!!」
今度はチップが涙目になる番だった。
仕返しとばかりに、柔肉の近くに忍ばせたままの指で、陰核を軽く弾く。丁寧に襞を擦
り泡立て、撫でるように指を滑らせては戻り、何度も繰り返す。
腕の中で梅喧はもどかしげに身を捩った。固くなった胸のしこりがその度に擦れて、
ますます煽られる。耳朶を軽く噛まれ、息を吹きかけられては舌を捻じ込まれ奥を探
られて、否応なしに悲鳴を上げる。
「…なぁ……」
絡めあった舌が離れてから、どちらともなく声をかける。
「…ちっと待ってな」
洗い流してもまだ温かなぬめりが、チップの指に絡みついた。梅喧を膝の上に乗せた
まま包みに手を伸ばし――
「…?」
ここまで来て、ゴムを忘れたことに気づく。
「……その、…たまには…生……」
「――三途を見てきな」
――その後の事は、まぁ、彼の名誉の為にも語らないでおこうと思う。
こんな終わりですみません…本気でスランプ状態です…。゚・(ノД`)・゚。
>161
是非是非是非!!語ってください!!
三途を見てくるチプワショーイヽ(´∀`)ノ
怒った姿が可愛い梅喧姉さん最高ですた
お疲れ様です。
>>161 キャラ語り待ってます 濃い想いをぶつけましょう!!
165 :
銘無し:02/10/17 23:54 ID:OtoN/GKn
SSちょっと止まってましてすみません。ゴールは出来てるのに中間点が(汗)
>163投下人氏 >164
いいんですね、後悔しませんね・・・・・・?
「ちょっと古文調に濃ゆく闇慈萌え語り」 今書いてます。いいのかなあ(笑)
もしよろしかったら、他の職人さんのキャラ語りもお聞きしたいです。
>双月氏
驚きつつも嬉しそうな紗夢タンが可愛いです ヽ(*´∀`)ノワショーイ
この後も楽しみですv頑張って下さい。こういう感じのカイもいいなあ・・・。
>こちら氏
ネチーリネチーリがイイ!です。サキュバスがまさに小悪魔でハァハァ
時間の流れの具合というか、ゆったりマターリ感がお上手で好きです。
>投下人氏
スゴイです!対戦関連でもそこまで萌えを語れるなんて(笑)いいモノみせて頂きました。
チプ梅もお疲れ様です。どつかれチプタンが尻にひかれてて萌え萌えです。
こういう勢いのある終わり方も好きですよー(笑)
保守GGXX
167 :
銘無し:02/10/22 00:01 ID:X89FXdbj
顔をのぞきこんで問いかける。
「寂しかたアルカ? 今日、店に来たて事ハ」
「んな事。ねぇ、っての」
図星か。ちょっと恥ずかしそうにうつむく顔。
「あっためたゲル。風邪引いちゃうアルヨ。身体モ」
・・・・・・心も。
自分の服に手をかけると、闇慈にゆっくりと、手を取られる。
「情けねぇ所見せちまったなぁ」
軽く唇を交わしながら、一枚一枚服に手をかけてくる。
肌の距離が縮まっていく。
頭に浮かぶのは、ちょっとの迷いと、罪悪感。
冷えた肌が触れる。奥には熱さを秘めている、そんな感触。
「すまねぇ・・・・・・。俺もさすがに、今夜は一人じゃ眠れねぇ」
腕の中に強く引きこまれる。鼓動が早い。強い。
だんだん広がる、お互いの素肌の温かさ。
やなこと、ぜーんぶ忘れちゃいそうな、夢見心地。
抱き合う理由なんて、コレだけでも十分。
雲を照らす月明かりがほんの少しさしこむ。
ほとんど真っ暗だからわかんないけど・・・お客さん、もう来ないよネ?
「髪の毛、ほどいてくれるアルカ・・・・・・?」
ふと思いついて、問いかける。いつもまとめている髪の毛。
今日は特別。これで、ちょっとは彼女に似てる、デショ。
168 :
銘無し:02/10/22 00:05 ID:X89FXdbj
「・・・・・・こう、か?」
向かい合った闇慈が、両手をワタシの後頭部までまわす。
ワタシの髪がするする、ぱさ、と、闇慈の手の中から胸元へ落ちる。
流れ落ちる水の様。
結っていた跡もすぐまっすぐになる猫っ毛。
ヒトへの想いも、すぐ跡が消えちゃってくれたらいいのに。お互い。
闇慈が、指をすりぬけるワタシの髪の感触を楽しむ。
「いい匂いだねぇ・・・・・・こっちもお前の匂い」
おっきな手が顔に触れ、髪を滑る。
髪が軽くお互いの首筋にまとわりついて、それから落ちる。
「髪おろしてると変わるもんじゃねぇか。随分おしとやかだぜ」
「何が言いたいアルカ、アンタ!」
くくくと笑いながら、闇慈が余計な事を言って来る。
「かないませんなぁ」
やっと笑ってくれた。
「普段もその髪型でもいいんじゃねぇの?」
特別なヒトにしか、この姿は見せないつもりだった。
ごめんね。アノヒトが、髪の長い女性が好きって聞いて、
願掛けみたいに、伸ばしてた髪の毛。
憧れのアノヒトもこんな風に喜んでくれるのかな。
旅立った彼女もこんな髪の毛だったのかな。
そうだよネ。
コイツ髪のほどき方知ってるもん。
風に髪がさらさらなびく。迷いとちょっとの罪悪感を振り払う。
169 :
銘無し:02/10/22 00:09 ID:X89FXdbj
まずはSS、出来てる所までを。闇慈語りもすこしづつ作ってます・・・(汗)
すみません、以前の書きこみ等色々、
なんだかハイテンションに語ってたかもです・・・・・・・あああ。
今回は髪の毛フェチで。いいですね長い髪。
トゥルトゥルーサラサラー ちょっとシトーリ
紗夢、まとまりやすい髪の毛なんでしょうね。あんなすごい髪型ですし。
そしてエロがまだまだで申し訳ないです・・・・・・。
また感想やツッコミ等ありましたら、ぜひ教えてやって下さい。
あぁぁぁぁ(錯乱
切ない2人に萌え(;´Д`)ハァハァ
まとまりやすい。
針金のよーに硬い。
しとしとさらさら。
どんな髪質だッ?!とか突っ込んでみる。
私も錯乱寸前です…髪解き紗夢たん…はぅあ
闇慈語り楽しみにしてますよ、フフフフ……
>こちら氏
あぁ…お姉さんステキすぎです。みっちり仕込んじゃって下さい!
そりゃぁもう(以下ピンク板にも関わらず伏字)なくらいに(笑)
ソルテス書き始めちゃってますが、鬼畜じゃないけど後ろ向きです。
おまけにまだテスタの体どうしようか決めてません(汗)
それはおいおい考えるとして、うpしちゃってもいいですか(だらだら)
>>銘無し氏
髪ほどいた紗夢タン萌でつ…!!
紗夢視点の文体も(・∀・)イイ!!
>>投下人氏
ソルテス 是 非 !!!(;´Д`)ハァハァ
紗夢のニオイ…髪の毛…(*´Д`*) あいやぁ…
「あの人は、私には何も見せようとはしないから」
そう言って俯いた娘の握り拳が震えていたのを、ソルは覚えている。面倒くさがっ
て踵を返した所に、紙の束を突きつけられた。
「さっき更新された賞金首のリストです…ちょっと印刷しすぎたみたいで」
賞金稼ぎのギルドは情報こそ他より確かに正確だが、提供料もそれ相応である。
黙ってリストを引ったくり読み始めると、彼の森に住む獣の名が目に止まった。
この時代、賞金を懸けられ追われるのは何も人やギアばかりとは限らない。
「最近、森に入った村人を襲うそうです。死者こそ出てはいませんが」
「それで?」
「私は巣の場所を知っています」
「…上等だ」
不安げに見上げるディズィーの頭をくしゃくしゃ撫でて、ソルは唇の端をつり上
げた。
ディズィーが住み慣れた森を出て、快賊団に引き取られてから既に数ヶ月が経っ
ている。彼女に懸けられた賞金も紗夢が得たのだが、その情報を知らない者達が
未だに森へ足を踏み入れているという。テスタメントからジョニーに申し入れが
あったらしく、以来森にはほとんど帰っていないと聞いた。
「面倒くせぇ」
どういう訳か、ソルはディズィーに懐かれているらしい。森に帰れない自分の代
わりに、テスタメントに会って欲しいと頼まれた。
「今の保護者にでも頼めばいいだろうが」
その時彼女の目に宿った翳と低い呟きは、しばらく忘れられそうにない。
「ギアは兵器で、人を殺すものだと聞きました。私もどれほど嫌だ、怖いと思っ
ていても血が流れるのを見ると…あの匂いを嗅ぐと何も考えられなくなって……
こればかりはジョニーさんには分からない……私達とは根本的な作りが違う」
未だに森へ入り込む賞金稼ぎ達と、テスタメントが出会えばただではすまない。
ジャスティスの死後も活動している、数少ないギアが目の前にいるのだ。
そうしてまた彼は罪を重ねては、深い嘆きに囚われるのだろう。
――だから俺か。
同じ業を抱えるギアの自分に、白羽の矢を立てたのか。
「……私はまだ子供で」
(おとうさん)
「痛みを分け合うには小さすぎて」
(おとうさん)
「だから、何にも話してもらえないし、頼ってももらえない……私にできるのは
笑って元気だよと伝えるくらいで」
(わたしはおとうさんになにもしてあげられないの?)
言葉を詰まらせたディズィーの頭を、ソルは再びくしゃくしゃ撫でた。
「ガキでもできる事はいくらでもあるだろうが」
「え?」
不思議そうに見上げてくるのに目を逸らして、続ける。
「……奴にはそれだけでも充分だ。それとそうやって心配してやれる分、テメェ
ももうガキじゃねぇよ」
慣れない事を言ってばつの悪そうな顔をするソルに、ディズィーは背を伸ばし抱
きついた。
「ソルさん……ありがとうございます」
「テメェもあんまりしつっけぇからだ……嫌なところは似やがって」
凶悪な眼光を放つ男とそれに飛びつくまだあどけなさを残す少女の姿に、通行人
達が足を止めて、また歩き出す。
いつまでくっついているのかと溜息をつきながら空を見上げると、夕陽が傾きか
けていた。
「ソルさん、もう一つお願いしていいですか?」
「さっさとしろ」
「テスタメントに、私からだといってこれも伝えてもらえますか?」
抱きつく力が少しだけ強くなって、小さな唇がソルの頬に押し当てられる。
「……」
「じゃぁ、私はこれで」
少しだけはにかんで、面食らったソルに手を振りながら、迎えにきたメイと共に
ディズィーの姿が夕闇に消えた。
「――ヘヴィだぜ」
これを一体どうやって伝えるのか想像して、ソルは頭を抱えた。
――満月の夜は嫌いだ。
テスタメントは胸を押さえながら、体を起こした。丸く膨らんだ乳房が、彼には
重い。
男として育ったものの女の部分も兼ね備えた彼の体は、ギアとなってからさらに
分化が進んだ。
それほど発達している訳でもなかった生殖器ははっきり男女に分かれ、そのどち
らも完全に機能する。月の満ち欠けで極端な変調を起こし、薄い胸は丸みを帯び
膨らんだ。
「……っ」
首を振り、起き上がる。よろめきながら壁を伝い、明るい月の下へ歩き出す。
サキュバスを遊びに出していて正解だったと思った。
この体の時はいつも苛々して落ち着かなくて、心細くて不安になる。また八つ当
たりで酷い事をしてしまいそうだ。
『アタシは別に気にしませんよ』
ギア特有の破壊衝動も相まって、一度抑えきれずに無理矢理抱いた事があった。
『だってその為にアタシと契約したんでしょ?』
行為の後、乱れた髪を整えてから彼女は笑って彼を抱き締めた。
『心配なんかしないで下さいね、アタシもいつかテスタメント様を連れて行くつ
もりなんですから。…悪魔と契約するのはそういう事なんだから、その時までど
うぞお好きに使って下さい』
「つくづく、最低だな」
自嘲めいた笑みを零し、見上げれば空には赤い月。
水でも浴びれば少しは頭も冷えるだろうか。テスタメントは川に向かう事にした。
転移の術を使えば一瞬なのだが、今は歩きたい気分だった。
晩秋の水は突き刺すように澄んで冷たい。
今の彼にはその冷たさが心地好かった。
腰まで浸かり、両手ですくい上げて顔を洗う。少しずつ川の中央まで歩き、肩ま
で水の中へ入る。
全身を沈め浮き上がった瞬間、黒い影が頭上をかすめた。
「……!」
とりあえずできたところまで。今回も前フリ長く後ろ向きテスタ…
下手をすると殴り合い小説になりそうなヨカーン。
最近どうしてもディズィーの頭を撫でたくてしょうがない事が判明。
179 :
双月:02/10/27 19:35 ID:J3drIuWK
『オマタセアル〜〜♪冷めないうちに頂いてネ』
熱くイイ匂いのたった湯呑が3つ、カイと麗鈴の座っていた机に置かれる。
紗夢は、2人にお茶を渡すと自分も席に座り一息入れる。
『さ、一番美味しいお茶を煎れたアルヨ。頂くヨロシ』
『わ〜い。頂きま〜す。・・・・・熱っ!!』
『ほらっ・・・そんなに急がなくてもお茶は逃げないアルヨ?貸すアルネ。冷ましてあげるヨ?』
『む〜〜。子ども扱いしないでよ〜!もう麗鈴はオトナなんだよ〜〜っ』
『それならもう少し大人しくなることネ。』
紗夢は麗鈴をなだめるように頭を撫でた。
『だから子供じゃないよ〜〜!!』
『私からすれば麗鈴がいくつになっても子供アルネ』
二人は笑いながらお茶を飲み合っていた。
だが、カイだけはお茶を飲む事無く無言でお茶を見つめている。
『カイ?どうしたアルカ?冷めてしまうヨ?』
「いぇ・・・緑色のお茶を初めて見たので・・その・・・」
『緑って言っても同じお茶アルヨ?ほらっまず匂いを嗅いでみるヨロシ』
「えぇ・・・・」
カイは恐る恐る湯呑を鼻に近づけ匂いを嗅ぐ。
180 :
双月:02/10/27 19:36 ID:J3drIuWK
「これは・・・石鹸のような匂いですね・・・」
『そうアルネ〜。そういう風に例える人も多いネ』
「このお茶の種類は何て言うのですか?」
『これは茉莉花茶って言う種類ネ』
「もりほあ茶ですか・・・?」
カイは自分は結構茶に詳しいと思っていたが知らない名前を言われてオウム返しをした。
『そう。主に緑茶に乾燥した茉莉花の花を混ぜる、または薫花したものネ。香りが茶の中では強い方だから好む人・嫌う人が良く出る種類ネ。別名ジャスミン茶とも呼ばれているネ』
「ジャスミン・・・それなら聞いた事があります。紗夢さん、できれば少し譲っていただけませんか?勿論お礼は致します」
『ダメだよ〜。紗夢お姉ちゃんだから美味しいお茶になるんだよ〜。私も同じお茶葉で煎れたけど全然味が違うんだよ〜』
麗鈴がカイの言葉を遮るように自分の失敗例を言う。
カイは苦笑いして「そうですね」と言った。
『カイは少しお茶に詳しいみたいだし・・・自分で調合してるから、ちょっと時間が欲しいネ。それでも構わないなら分けてあげるアルヨ』
「本当ですか!?是非とも作ってくださいね。楽しみに待ってます」
『了解ネ!今のより美味しいブレンド茶を期待するヨロシ!』
「はい。では、日を改めてお茶を取りに行きますね」
(これで、また会えるネ♪)
こうしてカイと麗鈴の2人との会話は遅くまで続いた。
181 :
双月:02/10/27 19:40 ID:J3drIuWK
またまたエロに入ってなくてスイマセン〜。
ちょっとスランプ気味です〜(苦笑
私を押し倒し、私の指を舐める男。
私の指を舐め、私の罠に落ちた男。
私に身を委ね……
舐められていた指を引き抜き、自らの口に含む。
濡れた指、カイの熱が残る指、契約の指。
それだけで、カイの意識全てを私に集中させるのに十二分の行為。
焦らすくらいに時間を置き、わざとらしく音を立て指を抜く。
「服……脱がせてくれないかな?」
戸惑うカイに諭すように続ける。
「オンナノコ――少なくとも私は、自分からよりは相手に脱がされたいって思ってるの。
だってそれって相手が私の裸を見たいってことでしょ? もっとも私は裸の方が多いけど。
もし、カイちゃんが他の娘とすることになったらそうした方がイイかも」
まぁカイちゃんがする可能性ある娘っていったら紗夢ちゃんかなぁ?
『……ぬ、脱がしますよ……』
そっと、本当にそっと手が伸びてくる。
ボタンの合わせ目に指が――女性の、と言ってもいいくらい白く細い指が
ぷつ、ぷつ、とゆっくり――ふるふる、と震えながら
外し終わり動きが止まる――気付くのが遅すぎる。
『サキュバスさん……ブ、……』
「もー、カイちゃん気付くの遅すぎー。あんだけ私の胸いじってたのにー」
女性に疎いんだから当然とはいえ、ちょっとね。
苦笑しつつ私は布地を胸に押しつける。
乳房のふくらみとは別の小さなふくらみ。
ごくり、とつばを飲む音。
「見たかったら……ね?」
『服、ぬがしますよ?』
上出来。こくり、とうなずく。
おなかの辺りからゆっくり控えめに合わせ目を広げ、胸を露わにする。
ぷるんっ
そんな音がしても不思議ではない感じだった。
サキュバスさんの普段とは違って見える胸。普段、とはいっても直視できるわけも
なっかたんですが、それでも目に止まってしまっていた胸とは違って見えた。
仰向けになっていてもさして形が変わらず。
サキュバスさんに対してぴったり、と思える大きさで。
なにより
存在を誇示するかのようにピン、と勃っている桜色の蕾……
視界が、視線が胸に集中する。
心の奥に眠るモノが少しずつ目を覚ます。
胸を――
『触りたいんでしょ? さっきのように揉んで、乳首を弄びたいんでしょ?
それとも……舐めて、吸いたいの? 私はどちらでも、どちらをも』
声が引き金になり、眠っていたモノと共に手が動く。
指先に弾力と暖かさを感じ、
掌に張りと熱を感じた。
乱暴にしたい衝動を抑え、ゆっくりと、手に感触を染み込ませるように動かす。
弱く、強く。そのたびに漏れるサキュバスさんの吐息が耳に絡む。
次第に頂点近くを目指し、ついに蕾に触れる。
今までと違う感触が指を伝い、眠っていたモノ――本能、いや、欲望にたどり着く。
それを感じたのかサキュバスさんが身体をピクン、とふるわせた。
ぷるんっ、と揺れた胸。
『あっ……』
一際高い声。
私は、サキュバスさんに落ちていく。
相変わらずに、というかよりいっそう間が空いてしまった。
展開が、というか書くペースがマターリってる。
いや、展開もだが。
一気に3つキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
皆さん期待しております(*´Д`)ハァハァ
音もなく、川原に降り立った影の姿が月光に照らされる。焦げ茶の獣毛が赤い光
で染まっていた。
どことなく山猫を思わせる姿であったが、獅子を思わせる巨躯と二つに分かれた
尾がただの獣でない事を示している。
全身の毛を逆立て低く唸りながら、彼女は躍りかかった。
水飛沫を上げて、テスタメントは再び水底へ体を沈める。
いつの間にか、彼女の縄張り近くに足を踏み入れていたらしく、繰り出される攻
撃は容赦がない。
派手な水音を立て、彼女は侵入者を追う。前足が獲物をかすめ、視界が薄い赤に
染まった。
――駄目だ。
兵器の嗅覚は、水の中ですら血の匂いを嗅ぎつける。
――流されるな。
彼女の縄張りから離れればそれですむ話だ。巣立つ前の子を抱えているのだから、
気が立っていて当然なのだ。
一瞬の逡巡が明暗を分けた。
獣の爪が、今は柔らかな彼の胸を引き裂き、捉える。目の前が赤くなるのを感じ
ながら、それでも泳いで逃げ切ろうとした脚に、牙が突き立てられた。
「……っ、……!」
呼吸が乱れ、微かに鉄の匂いがする水を大量に飲み込む。白い腿に牙を突き立て
たまま、彼女は川原へ獲物を引き摺り上げた。
「…離せ」
そんなことを言っても聞く筈がない。
「早く離れてくれ、でないと」
こめかみが脈打つ。鼓動が高なるのが、自分でも分かる。気分が昂揚して、手が
つけられない事になりそうだ。
――みゃあ。
この場には不釣合いな声に、テスタメントは顔を上げた。
狼ほどの大きさの仔猫が母猫に擦り寄ってくる。甘えかかる我が子の顔を舐める
為に彼女が体から離れた瞬間、彼は水の中へ身を躍らせた。
小さく唸り声を上げた仔猫が、彼を追って水へ飛び込む。母猫は黙って水面を見
つめていた。
おそらくは我が子に狩を覚えさせる為、わざと致命傷を与えず逃がしたのであろ
う。だが、この獲物は彼女の子にとって少し大物過ぎたようだ。
「大人しく退け……」
水面に浮上したテスタメントの姿が一瞬消え、獲物を見失い戸惑う仔猫の前に、
右腕に死霊を纏わりつかせて現れ隙だらけの脇腹を突く。
悲鳴を上げ水中へ没する我が子を見て、母猫が慌てて川へ飛び込む。首を咥えて
子を引き上げ、逃げる獲物を追って再び身を躍らせる。
まだ塞がり切らない傷が開き、テスタメントは顔をしかめた。早くこの場を離れ
ないと、血の匂いで暴走してしまう。
水中で動きは鈍っているものの、互いの一撃は重い。母猫の前足がテスタメント
を捉えれば、彼の蹴りは獣の腹にめり込む。彼女が肩口を噛めば、彼は自由にな
る方の手で頬を張る。浮き上がり、水面を走り抜け懐に潜り込み、その首を掴ん
で持ち上げ――
「いたしかたない」
岸に向かって巨躯を放り投げた。どう、と音を立てて母猫の体が川原に叩きつけ
られる。
「頼む」
――もう、来ないでくれ。
血の匂いと今の戦闘で、気分が昂揚している。長い間水中にいたにも関わらず、
全身が火照って肌が染まっていた。再生を始める肩の傷口を押さえながら、テス
タメントは祈るように獣を見つめた。
「――っ!」
弱々しく唸り声を上げながら、子猫が彼の腕に噛りついた。その瞬間に倒れ伏し
ていた母猫が起き上がって飛びかかり、傷口に牙を立て引き倒し、川原まで運ぶ。
微かに獲物が身を震わせたが、動き出す力は残っていないらしい。逃げ出さぬよ
う四肢を噛み、母猫は獲物の白い腹に舌を這わせた。
ざらつく舌が、肌の上を這い回る。腹を噛まれたが食い千切られるまでには至ら
ない。痛覚や恐怖心といったものが人間と比べるといくらか鈍磨している為か、
テスタメントは他人事のように文字通り己を貪っている獣の親子を見つめていた。
よくよく考えてもみれば、どうせこんな程度で死ぬ筈もないのだ。この親子が飢
えた腹を満たした後、数時間もすれば体の再生がすんで起き上がるだろう。
「――つまらん体だ」
テスタメントの場合、戦闘能力より生命力に特化した個体として防御プログラム
を重点的に組み込まれている。ほとんど呪いと言ってもいいような。
『武器では死なない』
『物理的に消滅させる事ができない』
斬ろうと突こうと、次の瞬間には失われた肉が再生し立ち上がってくる死神の姿
は、兵士達の心に恐怖を刻み付けた。
子猫が上手く肉を噛み切れずに四苦八苦している。
早く意識が途切れてくれないだろうか。
血の匂いが、さっきまでの闘いの余韻が、肌を這う舌の感触が彼の理性を蝕んで
いく。肌がぞくりと粟立ち、意識が飲み込まれる。
彼の中で、何かが爆ぜる音がした。
腕を伸ばした所へ子猫が飛びついた瞬間、テスタメントはその首を刎ね飛ばす。
悲鳴すら上げる間もなく骸が転がり、母猫が悲痛な叫び声を上げるのをどこか嬉
しげな風情で聞きながら、使い慣れた大鎌を振りかざした。
怒りを篭め振り下ろされる前足の一撃を受け流し、柄で殴りつけ後足を蹴り飛ば
す。手から離れた大鎌が獣の腹を裂き、さらに死霊の刃が一閃し、尚も起き上が
ろうとするのを召喚した妖樹で貫いた。
青白い裸身が返り血で赤く染まり、艶やかな黒髪もべったりと濡れている。手の
甲に赤い舌をちろちろと這わせ流れる血を舐め取ると、甘美な熱に全身が包まれた。
――最初からこうすればよかったのだ。
月光の下、四肢を投げ出し横たわる。喰われた部分の再生が完了するまで少し眠る
つもりだった。
目を向ければ何が起きたのか分からぬままに逝った幼い獣の首と、辛うじて原形を
留めた母の骸。
「…ぁ……ぁあああああ……!」
何かエロよりまずいもの書いてしまった……
というかテスタが鬼畜化したの初めて書いたような気がする……
「2P始動のガトリングをディガーで締めてHITOMI起き攻め」
を自分なりに文章にしてみたらどう考えても動物虐待だゴルァ━━(゚Д゚)━━!!
2Pじゃない、6Pだった……
>投下人タマ
…ガンマレ(・∀・)イイ!!
エロシーンじゃないのにそれ以上にエロイっす(;´Д`)ハァハァ…
女テスタいいすね…続きも期待しとりまつ
ディズィーに教えられた道を辿り、ソルは獣の巣を目指していた。
正直気が進まないのだが、先に情報提供という形で報酬を受け取ってしまったの
だから仕方ない。
さっさと目当ての賞金首を狩ってから、適当に話を済ませて森を出るつもりだっ
た。
その叫びを聞くまでは。
「……!?」
膨れ上がった闘気が突然消え、川の方から漂ってくる血の匂いと、嘆くような憤
るような声。
「……面倒くせぇ」
無意識に封炎剣を握る手に力を篭めると、ソルは川原へと下りていった。
辺りに漂う濃厚な血の匂いに、ソルは顔をしかめた。抑制装置を着けていようと、
ギアである以上その匂いには心を惹かれるものがある。
――絶対に人選間違ってやがる。
軽く首を振り、匂いを辿って川沿いを走る。
森に入り込んでいるとかいう賞金稼ぎどもとやり合いでもしたのか、既に手をか
けてしまったのか。
もしそうなら。
果たして自分はあのギアを殺すことができるのだろうか。
無論、殺すつもりならある。かつての誓いは本能のように彼に染み着いている。
だが。
聖戦中期に量産されたギアの一体であるにも関わらず、テスタメントの防御プロ
グラムは完璧だ。
戦闘能力こそ多少見劣りするものの、その再生能力は他の追随を許さない。
――実際、試したのだ。
死なないギアがいるという噂を聞きつけて、戦場でそれを目の当たりにした。
同じ人型のギアを見かけて彼が嬉しそうに駆け寄ってきたのを捕え、当時使って
いた隠れ家に閉じ込めてありとあらゆる方法を試した。
そうして出た結論は、彼の防御プログラムを解除しない限り、破壊する事は不可
能というものだった。
その解除方法は未だに見つかっていない。
ソルの足が止まる。
赤い月に照らされて、何か白いものが転がっていた。
引き千切られた白い腕。
その傍らに、赤く彩られた異形の者と、獣の骸。打ち捨てられた大鎌が赤く鈍く
光っている。
「……テスタメント?」
問いかける声が擦れていたのは気のせいではない。
答えることなく、テスタメントは血だまりの中に座り込んだままだった。
ところどころ塞がりかけた傷を掻き毟り、失血で青ざめた体に何かの文様が浮か
んでは消える。おそらくは呪術的なものなのだろうが、今はそれに思いを馳せて
いる場合ではなかった。
――お前が見たのはこれか。
何がきっかけなのかは分からない。だが、ディズィーには見えてしまったのだ。
どれだけ必死に隠しても隠し切れなかった、『父親』の中の狂気が。
「おい」
軽く頬を叩くが反応はない。
泣き出しそうな目で自分を見上げていたディズィーの顔を思い出した途端、何故
だか無性に腹が立ってきてソルはテスタメントの赤く濡れた首を掴むと、川へ投
げ込んだ。
派手な音を立てて水へ沈んだ体を追い、川へ入る。こびりついた血を拭いながら
何度も名を呼ぶ内に、ようやくテスタメントの目の焦点が合ってきた。
「…何故…貴様が……」
弱々しくはあるが自分を睨みつけてくるのにソルは安堵し、顎をしゃくる。
「俺の用があったのはそっちの肉だ」
とは言ったものの、あの状態では到底換金などできたものではないだろう。全く
何をしに来たのやら。
「ではこの首でも持っていけ……ジャスティス復活の張本人の首だ」
「…テメェ」
思わず肩を掴むと、薄い笑みが返ってくる。
「……貴様の獲物だ、好きにするがいい……」
崩れ落ちる体を、ソルは自分の胸で受け止めた。
何かを燃やしているような匂いで、テスタメントは目を覚ました。体には麻布が
かけてあり、何故か上流で脱ぎ捨てた服が近くに畳まれて、ブーツまで置いてあ
る。
「――やっと起きたか」
聞き覚えのある不愉快な声に跳ね起きる。焚き火代わりに封炎剣を洞窟の地面へ
突き刺し、ソルが暖をとっていた。
「……殺しに来たのだろう?」
その問いには答えず、ソルはテスタメントの横へ座った。
「違うのか?」
「…るせぇ」
――何でそんなに嬉しそうな面をする。
腹が立つ。何故なのかは自分でも分からない。
「ギアは全て殺すのだろう?」
「……寝てろ」
「私を殺しに来たのではないのか!?ギアが目の前にいるんだぞ!?」
「テメェに指図される筋合いはねぇ」
掴み合い、赤と金の目が睨み合う。
「――何故」
息が苦しい。
睨みつける目の奥に、切望の光を見てしまったから。
「…いっそ……、…壊してくれ…もう…沢山だ」
それ以上の言葉を続けられるのが怖くて、ソルはテスタメントの薄い唇を塞いだ。
舌を滑り込ませ、逃げる彼を追いかけて吸い上げ、唾液を啜る。
未だに冷たい体にのしかかり、自らの熱を分け与えるかのようにきつく抱きすく
めた。
大きな手の平が胸の丸い膨らみを覆い、掴む。柔らかなその感触。少しずつ早さ
を増す鼓動。
かつて彼の体を調べた時には感じなかった欲望が、ソルの中にこみ上げてきた。
薄い耳を甘噛みしながら低く囁く。
「――どうなっても知らんぞ」
ごめんなさい…結局鬼畜です…さらっと過去に鬼畜だったみたいです…
いや今も。
プレイヤーとしてのトラウマがソルは鬼畜だと刷り込んでるみたいです……
うぅ…今日中に終わらせてカイデジハロウィンネタをやりたかったのに……
>195
この思いっきり緊迫感の漂うソルとテスの関係がイイッ!!
投下人様、ラストまで大変かとは存じますが頑張って下さい!!
さらにカイデジハロウィンネタを温存しておられたとは!!日付が変わっても
かまいませんので、是非ウpキボンです。投下人様のおかげで、カイデジの
良さに目覚めちゃったので、楽しみにしてます!!
労るつもりなどなく。
慰めるつもりなどもなく。
ただ、喰らい尽くす交わり。
噛みつくように口腔を貪り合い、弱い所を探る。
体のあちこちに走る赤い筋に舌を這わせる。痺れるような甘い痛みに、テスタメ
ントが身を震わせ、口に含んだソルの指を吸った。
前に付いているものが少々気になりはしたが、微かに震える吐息と挑発するよう
に光る赤い目に狂わされ、そんな事はどうでもよくなってくる。
「…抵抗しねぇのか?」
「――好きに…しろと、…言……た筈…だ……」
「殊勝なこった」
途切れ途切れに返ってきた応えに満足したのか、ソルは喉を鳴らし胸の膨らみに
吸いつく。息を呑む音が聞こえる。
淫魔と契約しているだけあって、滑らかな肌は敏感だ。ほんの僅かな刺激に反応
して、華奢な男の部分が硬さを増す。
その先端を親指の腹で擦り上げ耳元に息を吹きかけると、白い体が一際大きく跳
ねた。
「声、出せよ……」
「…誰が…っ……」
低く甘く囁かれ荒い息が耳にかかる。体の中を暴れまわる熱に呑み込まれそうに
なりながらも、流され切る事ができない。
「出せよ……」
「……っ!」
指を下げ、奥に息づく女の部分を撫で上げゆっくり沈ませる。意外というか当然
というか、そこは未だに誰にも触れさせた事がなかったらしい。
「……抜け……っ」
普通の女に比べるとかなり狭いそこに異物を押し込まれ鈍い痛覚でも痛むのか、
それとも男としての意識が言わせるのか。
潤んだ目で睨む。そうした仕草が余計に男を煽るのだという事に、男のつもりで
いながら気づかないようだ。
「――出せって……」
「嫌だと…言……」
不毛な睦言を繰り返し、二つの影が絡み合う。必死に閉じようとする脚に体を割
り込ませ、中を探りながら白い内腿を撫で回す。
「……っ!貴様何を……っ」
一本目の指にようやく慣れてきた所で、胎内を弄る指が増やされようとする。
「待…、…入らな……」
「後でこれよりもっと太ぇもん咥えるんだろが、ごちゃごちゃ言うんじゃねぇ」
ほんの少しだけ怯えを含んだ声に、意地悪く応えてやる。無論耳元で。
テスタメントにとってそれは死刑宣告のように聞こえたらしく、腕の中でじたば
た暴れ出す。
それすらも楽しい。
「――入らな…い……」
「入ってんだろうが」
もう少しで陥落しそうだ。硬くなった胸の飾りを舌先で転がし張り詰めた男の先
端を擦り、利き手で狭い内部を滅茶苦茶に掻き回す。
「……ぁ……」
「――いい子だ、テスタメント」
遂に堪えきれず小さく鳴いた体を抱き締めた。柔らかな波に上手く乗れるよう、
少し手を緩める。
困ったように見上げてくるのを軽く口づけ、促すように丁寧な愛撫を繰り返す。
「んんっ……、…く……ぁ――」
流されまいと首を振る度に長い黒髪がうねり、熱っぽい体に絡みついた。
引き抜いた指を舐め、腰を抱く。逃げようともがく体を自らの重みで押さえつけ、
耳朶を噛む。
「俺の獲物なんだろう――?」
「……っ…う……」
大人しくはなったものの体を強張らせ、腕の中で震える様にソルは苦笑した。
きつく抱き締めてから髪を撫で、頬に熱っぽい唇を寄せる。
「…ディズィーからの伝言だ」
「――え……? …な…に……、…ぁ――!?」
先ほどまでの狂乱が、嘘のように静まり返っている。
ソルは腕の中で眠るテスタメントの寝顔を、飽きもせず眺めていた。
充分に慣らしたつもりではあっても、やはり普通の女と比べてかなり狭いそこに
初めて男を受け入れたのは相当な負担だったらしく、何度か突き上げている内に
あっけなく気を失ってしまった。
本音を言えばまだ物足りないのであったが、今はただ眠らせてやりたい。
――願わくは安らかな眠りを。
低く、忘れかけた祈りの言葉を、久方ぶりにソルは呟いていた。
そんで終わる…
翌朝挨拶代わりに殴り合ってそうだこの人達(汗)
たまには積極的なテスタメントをと思いましたが無理でした。ええ。
「来るがいい」「その調子だ」「もっと攻めてみろ」と偉そうにヤられてる
テスタを一度でいいから書いてみたいもんです。
↑すみません、それ想像して大爆笑しました。
とにかくお疲れさまです
ソルテスハァハァ(;´Д`)
投下人様お疲れ様です!!
堪能させてもらいました。オパーイあるテスタ萌え。
おふたりのカイの話も楽しみっす。
双月様のは(*´∀`*)モエー、こちら様のは(*´Д`)ドキドキ
どちらも堪能できそうですな。
203 :
双月:02/11/02 21:40 ID:VBvgxFVd
「それでは、お茶が出来る頃にまた来ますね」
『了解ネ!楽しみに待ってるヨロシ』
『カイお兄ちゃんバイバイ〜』
既に辺りが暗くなってきている大飯店の出口で紗夢と麗鈴がカイを見送る。
カイは何度か後ろを振返り、その度にお辞儀をする。
麗鈴はその度に大きく手を振り、バイバイと大きく叫んだ。
紗夢は後姿が見えなくなっても決して店に戻ろうとせず、いつまでも眺めていた。
『紗夢お姉ちゃん〜。早くお店に戻ろうよ〜。私寒いよ〜〜』
『…ん?そうアルネ。じゃ、またお茶煎れて温まるネ』
紗夢は麗鈴に呼ばれ、やっと店に戻った。
204 :
双月:02/11/02 21:40 ID:VBvgxFVd
『カイ…来てくれたアルネ…』
カイが帰った後、麗鈴と少しお茶を飲みながら話をしたが殆んど耳に残っていなかった。
頭にはカイが其処の席に座っていた事。自分との約束を憶えていてくれた事。
自分が煎れたお茶を美味しそうに飲んでくれた事。
そしてカイが笑って自分を見ていた事。
そうやって ぼ〜〜っとしている紗夢を見ていた麗鈴は『つまらない〜。帰る〜』
と、言い早々に去っていってしまった。
その麗鈴の行動すら気にも止めず紗夢は有頂天になっていた。
だが、その有頂天も風呂へ入り湯冷めしてしまうように冷めていく。
またカイと会えるとは限らないからだ。
『カイ…早く会いたいアル…約束したし、ダイジョウブネ?』
不安…。紗夢は寝床で自分の身体を抱きしめ、身を小さくした。
窓から微風が紗夢を優しく撫でる。
紗夢は微風の気持ちがわからず寒いと感じ窓を閉めようとした。
空を見上げると大きな満月が沢山の星と輝いている。
紗夢は月をカイと思っているように見惚れていた。
『夜に会えなくて寂しい時は空を見上げて月を見てください。私も同じ月を見ています。
私では不十分かもしれませんが。貴女は一人じゃないって事を忘れないでください…カ…』
紗夢は月を見ながら誰にも聴こえないようにボソッと呟いた。
これはカイが紗夢に言った言葉。
紗夢が孤独を感じ泣きそうになると、いつも思い出す言葉。
(ワタシ、今日カイに思わず抱きついちゃったけど変なオンナだって思われてないアルヨネ?)
今、冷静になって考えてみると自分でもカナリの失態をしでかしたと後悔している。
(デモ…カイの懐…温かかったネ。ワタシ、カイ抱きついちゃったんだよネ…)
紗夢は一層自分の身体を強く抱きしめる。
205 :
双月:02/11/02 23:59 ID:VBvgxFVd
ごめん。また中途半端になっちゃいました。
今度こそはっ!!
明日にはUPするよー・・・たぶん
じゃむーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(;´Д`)ハァハァ
あうあうあう…紗夢かわいすぎるよ(狼狽)
つーか、ジャムまじで可愛い。
続き期待してます。切実に。
カイ×梅 投下よろし?
どうぞ!
自分が投下したいならしてもよいのでは?
>209
かも〜ん!
動かす度に、ズキリ。と痛む肩に手をあてる。
料理人として、腕が動かしにくくなることはかなりの痛手である。それも、右手。
憎らしげにきし、と歯を軋ませて、中華なべを躍らせた。
「…気分、悪いアル」
料理するときに心に迷いがあっては、本当に美味い味を引き出せない。
たとえ自分の夕食であっても、手を抜くのは許されないのだが、
自分の肩に怪我を負わせた…完膚なきまでに自分を叩きのめした相手で、頭のなかがいっぱいだった
悔しい。
野卑で、乱暴で、頭が悪そうというイメージしかなかったのに。
動きがまるでよまれてしまい、かすり傷ひとつ与えることもなく、負けてしまった。
卓越された戦闘技術をもつ相手は何人も打ち倒してきたと言うのに。
「…ソル…」
自分のなかにあるもやもや。悔しさ、憎しみがからまりあって。
食欲もない中、夜はあけた。
地面に伏せって、俺を見上げたその顔は、とても弱々しかった。
たまたま、普段生意気でうるさい奴が勝負を挑んできたのだ。
カイがどうだの言ってきても、身に覚えのないことばかり。
頭の悪そうなうるさい女。それが俺の紗夢への認識だった。
顔は美人。少し幼さを残しているものの、かなり特上のラインだろう。
スタイルもよく、きたえられている。こえで愛想がよかったら、幾分か楽なのに。
手加減はあまりしなかった。たまたま気が立っていたからか。
強打をあてて立てなくなった相手は、目に涙を浮かべて見上げてきた
…『なんだ、その顔は。』
紗夢が歯をくいしばったように見えた
…『慰めの言葉でもかけてほしいのか?』
その場に居たくなかった。何故か、気持ち悪くなってきたからだ。
たれながしになっていたクイーンの曲がかちりという音とともに止み、
大きめの寝息が闇の中でひびいていた
つたない文章で申し訳無いです。。
ソル×紗夢です。嫌いな方はすみませぬ。。
ああ、寝ます、もう駄目です。。おやすみなさい
216 :
双月:02/11/13 01:55 ID:7e3dw1ib
今までず〜と えちぃサイトに飛ばされてたのは私だけ?
あの話の続きですがなかなかエチィくならないので試行錯誤です。
私的にはラブラブを書きたいのでエチィが入ってこないのですよ(苦笑
う〜ん。悩みます。
あと、私のに意見くださった皆様ありがとうです〜。頑張りますよ〜♪
217 :
209:02/11/13 04:03 ID:IHYSJyNL
ども。何か私もちょっと前までヱティサイトに飛ばされてましたが、何だったんで
すかね。
以下は一応、カイ×梅です。
(1)
いつも心の中に思い浮かぶのは、子供のころのあの場面だ。
絶望という言葉を、幼いながらもはっきりと意識したあの時。その時に彼女の人生
は決まってしまったのかもしれない。
女を捨て、刀を持ち、幾百…いや、幾千もの敵と斬り結んできた。
決して幸福ではない。が、不幸でもないと、彼女は自負している。
あの時に見た光景は、確かに凄惨だった。むごい、などという一言では決して済
まされない。
だが、彼女にとってそれは同時に鮮烈でもあった。
全身の血が沸騰し、表皮があわ立つような高揚感は、今もなお容易に思い起こす
ことができる。
それを収める方法はただ一つだ。
単純にして明快なただひとつの方法。
戦うこと。勝つこと。そして、奴にもう一度会うこと。
単純なことなのだ。
「簡単だぜ」
無意識に呟いていた。そう、簡単なことなのだ。
「何がです?」
傍らからの不意討ちに、梅喧は、びくりと体を震わせた。
>>216,
>>217 それは「ピンクタワーの怪」とか呼ばれてるやつなのでは?
一時期エロパロ板が普通のブラウザからアクセスできなくなってたらしいんですよね。
専用ブラウザでは見れてましたが…。
朦朧とする中、夢遊病者のように意識を泳がせていた彼女が、一気に現実に引き戻
された。
お陰で、今の自分が置かれている状況をはっきりと確認できた。
「どこだ此処は」
上半身だけ起こしながら、梅喧は尋ねた。傍らの男には見覚えがある。が、名が思
い出せない。
その男は、肩をすくめて見せた。
「さぁ?」
「さぁ…って。何だ、そりゃあ」
「本当に、何なんでしょうね」
男は軽く苦笑して見せた。おそらく相手を安心させようとの配慮なのだろうが、そ
の笑みはどこか力がない。梅喧は唇の端を僅かに歪めて、立ち上がろうとした。
「まだ動いちゃだめですよ」
「うるせぇ」
忠告を無視して立ち上がろうとした梅喧だが、足に力が入らずに立ち上がることす
ら出来なかった。ふらつきながら、地面に手をつく。
「無茶はいけないですよ。さ、安静にしていてください」
男は優しく抱きかかえ、布団の中に戻す。素直に横になる彼女を確認して、柔らか
く微笑んだ。
「あなたは大怪我をしたんですよ。今こうしているのが不思議なくらいの、ね」
男はそう言ったが、彼女はまるで思い出せなかった。ちょっと記憶が混乱している
のかもしれない。だからさっき、あんな昔のことを思い出してしまったのだろう。
そう言えばこの男…。
梅喧は顔だけを男の方へ向けた。
「思い出した」
「何をです?」
「お前の名前だ。確か…カイとか言ったな」
「ええ、そうです。カイ=キスクです。よろしく」
カイが、にこり、と目を細める。
「よろしければ、あなたのお名前をお聞かせ願えませんか」
「梅喧」
短く答える。
カイは軽く頷いた。
当方ミリアスキーなんですけど、ジョニ×ミリとかアンジ×ミリとかだめでしょーかね?
このスレにダメもへったくれもないんじゃ?
だって前スレの索引…(笑)
梅喧の一人称って…「オレ」? 「あたし」?
224 :
双月:02/11/14 23:06 ID:itBMLomX
今自分が作ってる紗夢だけどね。
処女か非処女かどっちがいいと思いますか?
>223
「俺」だったと思います。
>224
ものすご〜く悩むのですが、恋する乙女vっぷりが可愛すぎるので
処女キボンヌ。
>225
ありがとう御座います!
ソル紗夢賛成派は居りませぬのかー
>227
ここにいるよ〜。
「あそこです」
カイは遥か上の崖を指差してあっさりと言った。軽く言ったわりには、ようやくお
ぼろげに確認できるくらいに高い。呆然とする梅喧を尻目に、カイはあっけらかんと
続ける。
「ほら、あそこ。崩れてるでしょう。多分、前の雨で脆くなっていたのですね」
「あんなトコから落ちたってのか…」
梅喧は背筋を通り抜ける悪寒に身震いした。
「どうしました?」
「べっ…別に、何でもねぇ」
不思議そうなカイに気づかれないように、梅喧は顔を背けた。
「それにしても…よく助かったな、俺たち」
「ええまぁ…。前日からの大雨で、地面がやわらかくなっていましたから。それに、
あの落ち葉で、ほら」
地面には落ち葉が大量に積もっている。成る程、これならクッションになりそうだ。
「よほど我々は、神の慈愛に恵まれているのですね。あれだけの事がありながら、この
程度の怪我で済んでいる。なお一層の感謝と祈りを捧げねば」
「け…。慈愛とやらが本当にあるんなら、こんなことにゃなってねぇさ」
梅喧は吐き捨てるように言った。
「糞食らえだぜ。運の悪いこった」
「…そうでしょうか?」
「なに?」
「い、いや。別に…」
奥歯に物がつまったような物言いのカイに、梅喧は苛立ったように踵を返した。
「で、どこをどう行けば帰れるんだ」
「帰る? 小屋にですか?」
「馬鹿か! 決まってるだろうが! あそこだ、あそこ!」
上空を指差す。崖だ。
「あそこじゃなくてもいいさ。町なり村なりあるだろ。早くこんなとこオサラバして
ぇんだよ。胸くそ悪ぃ」
「…それが、申し上げにくいのですが」
「あん?」
カイは困ったように目を逸らした。はっきりとしない態度に、梅喧は苛立ちを募らせる。
「何だよ。はっきりしろぃ」
「…先に答えたじゃないですか」
「何にだ」
「ここは何処か、という問いに」
そういえば、言っていたような気がする。が、そんな記憶は今はもう虚ろになって
しまっている。大体、あんな朦朧とした意識の中で言ったことなど覚えているはずもない。
「だから! ここは何処で、どう行けば人気のある場所に着けるのか聞いてるんだよ!」
「分かりません」
「ああん!?」
「ここがどこか、私にも分からないんです。結構な距離を歩いて調べてみたのですが、
相当な広さでして、出口が見当たらないんです」
「…つまり?」
「遭難した、ということですね。あはは」
「…っ!!」
梅喧は頭を思い切り殴られたような衝撃を受けた。その隣で、カイが能天気に笑っていた。
取り敢えず二人は、カイが気絶していた梅喧を介抱した小屋に戻ることにした。
「ったく。とことんついてねぇぜ。酷ぇな全く」
梅喧が胡座をかきながら、ぼやく。
「そうでもないですよ。ほら」
言いつつ、カイはザルを持ってきた。野菜と思しきものが山積みにされている。
「何だ?」
「野草です。勿論、食べられますよ。調味料の代わりになるものだってあるんですから」
にこにこして、カイが言う。状況にそぐわない彼の態度に、梅喧のイライラは爆発寸前だった。
「手前、何でそんなに落ち着いていられる? 不安じゃねぇのか?」
「いきなり何なんです?」
「質問に答えろ!」
堪り兼ねた梅喧が、カイに掴みかかる。彼が持っていたザルから野草がばら撒かれる。
梅喧の剣幕に、一瞬、カイは息を呑んだ。
「俺にはやらなきゃならねぇことがあるんだ! 手前と違って、こんなところでのんびり
してる暇なんてねぇんだよ! 何が野草だ! んなモン探すくれぇだったら、ちょっとで
も遠出して出口を見つけろ!」
「…」
「そういや、手前との決着、付いてなかったな…!」
梅喧は顔をずいっと寄せた。
「ここらで一つ、決着を付けとこうか!? ああ!?」
すさまじい迫力の梅喧を前にして、カイは身じろぎ一つ見せなかった。
お互いがただじっと冷静に見つめ返している。張り詰めた緊迫感がその場に流れていた。
ふと、カイがピクリと動いた。梅喧もつられて腰に手をやる。
直後。 ひゅん、という風きり音と共にカイの頬を刀が掠めた。
一方、梅喧は。
「うひゃぅっ!?」
と奇声を発して飛びのいた。
頬に当たる冷たいものに驚いてのことだった。その箇所を押さえつつ、カイを見る。
彼は穏やかに微笑んでいた。手に持っているのは先程ばら撒かれた野草のうちの一つ
だ。どうやら、それを頬に軽く押し付けたらしい。
「ここで私たちが戦って、体力を失って、取り返しの付かないことになるか」
「…」
「それとも、まずは体を休めて、栄養を取ることで体力を回復し、協力して出口を探すか。
そのどちらがより良い選択か、分かるでしょう?」
聞きながら、梅喧は呆気にとられていた。
こいつ、尋常じゃない腕だ。なのに邪気が全くない。
ふうっと息を吐き、刀を納める。
「ふん。勝手にしろ」
どすん、と音を立てて床に寝転がった。
「飯を作ってくれるんだろ。早くしてくれよ」
「あれ? 手伝ってくれないんですか?」
「今の俺が手伝おうものなら、何ができるか分からねぇぜ。せいぜい緑色の泥団子だ」
「…分かりました」
拗ねたように食材を持って調理の準備にかかる。その後姿を見ていると、さっきのと
同一人物とは思えなかった。
「変な野郎だぜ…」
そんなことを呟きながら、自然と口元に微笑が浮かんでいた。
下手糞な文章+メチャ長い+全然エロじゃなくてすいません…。
そろそろエロにもっていきたいなぁ…。
どこからか香ばしい匂いが漂ってくるのを感じて、土いじりをしていた彼女は顔
を上げた。
隣りの家の玄関先を見ると、バスケットを提げた、長い髪を二つに分けた少女が
チャイムを押している所だった。
その家の主である青年警官の生真面目そうな顔を思い出しながら、若いっていい
わねと彼女は花に目を戻した。
「カイさ〜ん?」
何度かチャイムを押したが、彼の出てくる気配は一向にない。今日家を訪ねると
前々から約束していたのだが。
ドアノブをそっと回すと鍵はかかっていないことが分かる。ディズィーは首をか
しげながらドアを開けた。
「カイさ〜ん、ディズィーですけど……」
何故か忍び足で家の中に入り、カイの姿を探す。妙に静まり帰っているのが気に
なる。
「まさか何かあったんじゃ……」
慌ててリビングとキッチンから見て回る。脱ぎ散らかした衣類に足を滑らせてつ
んのめると、何日も浸けっぱなしらしい食器類が目に入った。
きっちりした彼らしくもないこの惨状にディズィーはますますうろたえ、思わず
大声で名を呼ぶ。
「カイさん、カイさんってば〜!」
微かな物音にディズィーは振り向いた。浴室から何かの気配を感じて、ひとまず
向かう。もしもの時に備えあらかじめ両翼と尻尾を生やしておく。
「二人とも私が呼ぶまで、出てきちゃダメだからね」
そろそろと浴室へ歩みを進める。
快賊団に入ってから、気配を消して歩くのはずい分上手くなった。
手前まで来てから一気にドアを開け翼を広げる。
「――――!?」
「……あと……五分――」
カイは小さく首を振ると、寝返りを打って浴槽に沈みかけた。
「あの…すみませんでした……溜め込んでた書類がようやく終わったばかりで…
あなたが来る前にせめて身奇麗にはしておこうと思ったのですが――」
そこまで言ってからカイは立て続けにくしゃみをした。
「大丈夫ですか…?」
ギアであるディズィーは風邪を引いた事がない。育ての両親も高齢ではあったが
健康そのものな人達で、その後一緒に暮らしていたテスタメントもギアだった上
に、快賊団の面々も病気とは無縁の人々なので風邪というものがどんなものなの
か、知識でしか知らなかった。
「ただの風邪ですから大丈夫…それより本当にすみま…せん……」
少し熱があるらしく、頬をうっすらと赤くなり目が潤んでいる。適当に何か食べ
させた後飲ませた薬が効き始めてきたのか、眠たげに体が揺れている。
「私は別にいいです、カイさんこそ無理しないで下さい」
「…ほ……すぃ……せ………」
何かごにょごにょ言いながら、カイはベッドに倒れた。布団の中にその体を押し
込んでからディズィーは家の中を見渡す。
「起きた時に家の中が片付いてたら喜んでくれるかな…?」
――その後に焼いてきたパンプキンパイを二人で食べよう。
ディズィーは腕をまくりながら、静かに寝室を出た。
それから数時間して。
集団生活に慣れてきた事もあってか、思ったよりは早く家の中をあらかた片付け
てしまった。
「…カイさん……?」
そっと寝室に入ると、静かな寝息が聞こえる。疲れている為か風邪のせいなのか、
当分起きそうにない。
寝顔を覗き込む。自分よりずっと年上のはずなのに、何だか幼く見える。
――前から思ってたけど、やっぱり睫毛長い……
柔らかく熱っぽい頬を撫でるとくすぐったげに首を振った。その仕草が面白くて
何度も繰り返す。
しばらくカイの反応を楽しんだ後、ディズィーはベッドの中へ潜り込んだ。
職人さん増えた――(・∀・)――!!
後ろめたくなってるソル!
遭難しても順応の早いカイ梅!!
…いかん昼間からテンション高すぎ。
そして自分はといえばハロウィンネタを無理矢理お見舞いネタにすり替え
…というか寝こみを襲ってますがちなみに冒頭の彼女は隣の家のおばちゃ
んです。話とは全然関係ない……
ソル紗夢もカイ梅もどこかにサイトがあったような…そんなに少数派でも
ないと思います。それにどなたかの名言「このスレに王道も邪道もあるか
ゴルァ!!」というのもありますし。……っていうか耳が凄く痛いんです……
カイデジでデジテス(笑)でソルテスでジョニテスのテスタ受スキーの身
としては。一緒に赤信号渡りません?
Σ(゚д゚) カイ×ディジですか!投下人さま、素敵です♪
待ってました!投下人様のカイ×デジ!!激しく(・∀・)イイ !!
前作でどっぷりこのカプにはまらせて頂いたんですが、SSここ以外でみかけ
なかったので、嬉スィ!!カイの心配をするデジが、メチャかーいーです!!
カイとディズィーという二人のキャラの性格のせいか、こう、純愛テイストな
とこがいいっスねぇ。いかにも彼氏彼女って感じで。
ディズィー萌え〜(;´Д`)
保守
ほっしゅほっしゅ
赤信号 みんなで渡れば 恐くない!!
共に逝きましょう投下人様。
ここ数日、再び妙な板に飛ばされていたのですが、やっと帰ってこられました。
アクセルか私は。
243 :
双月:02/11/24 09:13 ID:sllNtFXj
月に照らされる一人の少女。
一衣纏わず、その裸は月に照らされ肌は絹のようにきめ細かかった。
その絹のような肌に手を添える。
自分の手が自分の手ではないような感覚に陥って、とても敏感になっていた。
自分の身体に触れただけなのに紗夢は、ビクッっと身体を仰け反らせた。
『…ヵ…ィ…』
彼女は目を瞑りながら彼の名前を何度も繰り返し呟いた。
紗夢の手つきも最初は、首や腹部辺りだったのだがドンドン行動がエスカレートしていく。
右手は口に持っていき、指を甘噛みし。左手は自分の乳房へ持っていく。
右指で咥内をかき混ぜ、左手は小さいが形の整っている乳房を軽く擦っている。
左手は柔らかな胸の中心部へ辿り着く。
ソコは既に固くなっており、躊躇いながらも紗夢は鮮やかなピンクをした突起物を親指と人差し指で摘み上げる。
『んぁ!…ダメだヨォ…もう止まらないヨォ…』
自分の淫らな行為を頭ではダメだとわかっているのに体が求めている。
それを証拠に口に加えていた右指も、もう片方の乳房へ回っていた。
口に含んでいたため、唾液がたっぷり指についていた。
乳房には唾液が広がり淫靡な雰囲気を醸し出す。
力一杯に掴み綺麗な形は爪痕が残るほどに歪んでいた。
急に紗夢は乳房への行為を止めた。
何かを躊躇ってるように首を横に振る。
(ダメ…こんな事したらカイに嫌われちゃうヨ…)
自制心が少しばかりが残っており欲望と葛藤を起こしていたのだ。
だが、火照った身体で欲望を押えるほどの自制心は残っていない。
244 :
双月:02/11/24 09:13 ID:sllNtFXj
『ダ、ダメェ…ダメなのに…』
首を振りイヤイヤと髪を振り回しても自分の手は秘所に確実に進んでいる。
乳房…へそ…下腹部…そして、まだ生え揃ってない薄めの陰毛。
自分でも触っただけでソコがどうなっているかがわかる。
(ワタシ…濡れてる…こんなに…)
潤っている陰部は自分の指を容易く飲み込んだ。
『ん…ダメだよぉ…ガマンできないよぉ…』
自分の言った言葉が理性の足枷を解いたように紗夢は声を出し、淫らな音を立て自分を慰めた。
細く白い指が鮮やかに染まったピンクの秘所に沈み、浮かぶ。
指が見え隠れする度に甘く切ない音が部屋に響く。
ドンドン加速していく自分の指。
指の数も気がつけば二本に増えていた。
紗夢は、ぼ〜〜っと顔を火照らせ視点が定まっておらず口をパクパク開けている。
『ヵィ…好きアルヨ…ヵィ……んぁ!イっちゃう!!イっちゃうヨ〜〜っっ!!!』
紗夢は口を大きくあけ涎も拭かず、大きくエビ型に仰け反り身体をビクビクと痙攣させる。
痙攣が納まると糸の切れた人形のように落ち、横たわる。
紗夢はそのまま朝まで目を覚ます事はなかった。
飛び散った愛液も拭かず、服を着直す事も無く、ただ小さな寝息を立てながら幸せそうな顔をして。
245 :
双月:02/11/24 09:14 ID:sllNtFXj
どれだけ歩いただろう?町に入って一安心したと思ったのだが生憎そこは廃墟だった。
周りを見渡しても誰も居そうになかった。難民が住んでいる様子も無く辺りは暗く不気味なくらいに静かだった。
風が荒れた地を撫でる。砂が辺りを蜃気楼のように暈す。
猫が一匹。
青年に気がつくと青年の下へやってくる。
エサを貰えると思っていたのだろう。青年の足に身体を擦り付けゴロゴロと声を鳴らしている。
「すみませんね。私もお腹が空いているのですが食料が尽きてしまいましてね。」
青年はしゃがんで足元に居る猫の頭を撫でながらそう言った。
猫は言葉が通じたかのように直ぐに廃墟の中へと消えていった。
青年は苦笑しつつも今日の寝床を探そうと歩き出そうする。
その時だった。辺りの空気が一瞬にして変わったのが手に取るようにわかった。
この雰囲気。空気が揺れ、肌にヒシヒシと何かが当たる。
緊張感が身体に走り、手が汗ばむ。
こんな事は滅多に無い。あるとすれば、それは強敵が近くに居る時だ。
だが、ギアは既に全て停止している筈だ。
それなのにこの強さをだせるのは知ってる中では一人しか居ない。
(まさかこんな所で出くわすとは・・・)
青年は自分を包み込んでいた布を脱ぎ捨て封雷剣を構え相手が来るのを待っていた。
青年は目を閉じ精神を集中させる。
空気がさらに揺れる。空間が歪んでいるようだ。
自分がプレッシャーに押しつぶされるのを堪えるのがやっとの状態な青年。
ゆっくりと目を開けると、そこには一人の男が立っていた。
「今日こそ決着をつけさせてもらうぞ!ソル!!」
246 :
双月:02/11/24 09:14 ID:sllNtFXj
青年は急激に気を高め、周りに蒼のような碧のようなプラズマを身に纏った。
「てめぇに付き合ってる暇はねぇんだ。稽古なら他のやつに当たってくれ。カイ=キスクさんよぉ」
男は溜息をつき、踵を返してその場を去ろうとした。
だが、次の瞬間ソルは振り返り腰から封炎剣を取り出し向かってくる電光を防いだ。
ソルの周りにはプラズマが残っている。
「貴様にその気が無くても私は本気だ!」
カイの周りのプラズマは一層に激しさを増した。
ソルもやっとその気になったのか封炎剣を強く握り締める。
ソルの周りを大きな炎が包み込む。
封炎剣は赤く染まり暗く寂れた廃墟を明るく照らした。
だが廃墟は二人の気のぶつかり合いで生じた空間の歪みで脆く崩れる。
お互い隙を見計らっているのだが両者とも隙を見せない。
炎とプラズマが対立しながら音を立てている。
二人とも動かないまま2分ほどが経過した。
カイは額に汗をかいている。
ただ立っているだけなのに相当の体力が消費されているのだ。
この二人の中での空間は意外なところで終止符を打たれる。
燃えている崩れかかった廃墟から何かが動いている。
それはソルと会う前に会った猫だった。
次の瞬間、猫の居た廃墟が全壊しそうになった。
カイはそちらの方に気を取られてしまった。
「甘ぇんだよっ!!」
ソルはカイが動いた瞬間自分の周りに集めていた炎をカイにぶつけた。
カイと廃墟は炎に包まれ当たりをより朱く染め上げた。
炎もようやく静まり廃墟に再び静寂が訪れる。
二人の居た周りだけが大きく荒地になっている以外は前と変わりが無いようだ。
「まだまだ、てめぇはガキなんだよ」
ソルはカイの居た辺りをガレキの山に向かって、一言残すと踵を返しその場を去った。
247 :
双月:02/11/24 09:18 ID:sllNtFXj
また えちぃサイトに飛ばされてました(涙
早く終わらせようか迷ったのですが書きたっか部分でもあったので長々と書かさせてもらいました。
今回は紗夢の一人エチが少しばっかり入ってます。
実は今の話は書き終わってたりします。
でもちょっとまとめで出すのも勿体無いので(ぉ
今は前回辺りに書いた 紗夢×カイの続きっぽいのを書いてます。
ココの常連SS職人さんって誰だろう?
そもそも常連の称号はいつからなんだ?
「…もう……」
ディズィーは眉を寄せて不機嫌そうに頬を膨らませた。
カイは一向に目を覚ましそうにない。布団の中からはみ出した尻尾をパタパタ振っ
てみるが、すやすやと寝息が聞こえるだけである。
もう日が暮れる時間も近い。あまり遅くなっては船の皆が心配する。
「カイさん――」
耳元で囁いてみるが、それすらもくすぐったそうに体を震わせるのみで。
「……」
持ってきたパイは保存の術をかけてきたので冷める事も傷む事もない。科学禁止の
このご時世、簡単な魔法の類なら生活の隅々まで浸透している。
メッセージだけ残して帰ろうかと体を起こそうとした途端、眠っていたはずのカイ
に突然抱きすくめられた。
「――え? 何っ!?」
「…小人さん……レポ…ト……が……」
意味不明の寝言を呟きながら、腕の中の体に頬を摺り寄せる。ほとんどディズィー
の胸に顔を埋めているような状態だ。
「ちょっと、カイさ……あの……」
慌てて引き剥がそうとするが、案外力が強く身動きもままならない。
「く…くすぐったい……」
流れ落ちた金の髪が鼻先をくすぐる。布地越しに熱が伝わってくる。
「…ね、…ホントは起きてます?」
笑い出しそうなのを堪えて囁いた。返事はない。ただ胸に顔を埋めたまま首を振る。
「ゃ…カイさん…っ! ホントは起きてるでしょっ!」
思わず頭をぺしっと叩く。一瞬びくんと体を震わせたが、何事もなかったかのよう
にまた彼女の体にしがみついた。
「ねぇ…起きてよぉ……」
顔を真っ赤に染め、困惑しきった顔でディズィーはカイの髪を梳いた。既に何度か
夜を共に過ごし互いに温もりを感じあう心地好さを知った仲ではあるが、こんな風
にしているとやはり恥ずかしいものがある。
「…だめ……起きて…お願い……」
弱々しく、眠っているカイに懇願する。さっきから胸の微妙な位置を押されていて
何だかおかしな気分になりそうだ。
「やだぁ…っ、お願い……」
くすぐったそうに首を振る度に弱い部分が刺激される。乳首が硬くしこり始めてき
ているのが自分でも分かって、ますます恥ずかしい。
「ぁ…っ」
ついに声まで出てしまい、慌てて口を押さえる。
「カイさんっ! お願い起きて下さい…っ…カイさん!!」
必死に肩を掴んで揺さぶり身を捩って腕の中から逃れようともがくが、ますます力
が篭められるばかりで。
『俺ニ任セロ』
右の黒翼が人型になり、ディズィーの肩を叩く。それもやむなしと意識を明け渡そうと
した時、腕の力が緩んだ。
『――チッ』
何故か舌打ちしてネクロは翼の姿へ戻り、ディズィーはようやくカイの腕の中から
逃れた。
「まだ寝てる…」
半ば呆れた顔でディズィーは呟く。彼がここまで寝起きが悪かったとは思わなかった。
「……ふふっ」
未だに眠り続けるカイの寝顔を見つめている内に、不意に笑みが零れる。意外な一面
を発見できて嬉しかった。
「お返し――」
音を立てぬようにそっと覆い被さり、無防備な耳に小さく息を吹きかける。大きく
身を震わせたのを抱き締めて、舌先を這わせる。
「ん…っ」
カイが微かに熱っぽい吐息を零したのに気を良くして、ディズィーは再びベッドの
中へ潜り込んだ。
額に、目蓋に、頬に、鼻先に。
小さな唇で触れる度にカイはその身を震わせて、強く抱き返してくる。
次はどこにキスしようかと迷っている内にまた腕の中に収められてしまったが、気
にもならなかった。
私もえちーなサイトに飛ばされてました。
逆に考える時間が出来たといえば出来たか…な?
カイデジは純愛以外想像できませんですハイ。
馬鹿ポーマンセー。
252 :
双月:02/11/25 19:29 ID:UqdcBp1n
>投下人様
カイデジ良いです〜♪
やっぱり、純愛ですよね!
ほんわか系なのを希望しますです。
エロサイトに飛ばされまくってたので、焦れてかちゅ〜しゃ取ったら・・・
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!! じゃむ一人エチー可愛い!可愛い!!
ソルとカイ緊迫しててイイ!! シリアスですか?楽しみです。
カイデジいちゃいちゃイイ!! 寒くなってきたから余計に心温まりますな。
おふたりとも頑張ってください。
待ってました投下人様!!カイ×デジ禿しく(・∀・)イイ!!
ほのぼのバカープールなとこが心癒されまッス!!なんつーか、春の日溜まり
カップル?って感じが似合いますね。
一方ソルとカイの緊張感バリバリなシチュは、燃え!ですな!ソルの捨て台詞が
奴らしくて大変(・∀・)イイ!!非常に漢前デスっ!ソルの旦那!
板が不安定で大変なようですが、職人様達がんがって下さい!!
255 :
双月:02/11/25 22:32 ID:f3zyRJJ0
あら〜。意外に戦闘がウケ良かったみたいですね(笑
これからUPする予定ですけど長々書いてあります(本当に長いです
ちょっと端折った方がいいですかね?
返答求みます〜
256 :
双月:02/11/25 23:51 ID:f3zyRJJ0
カイが大飯店を訪れてから一週間が経った。
今日は強い雨が降っている。
紗夢はカイのためにお茶を用意して店が閉まったあとも遅くまで待っていた。
(やっぱり、あの約束は嘘だったのかなぁ…)
紗夢はそう思いながら机に肘をつき顔を支えていた。
<それでは、お茶が出来る頃にまた来ますね>
カイの言葉が頭を何度も横切る。
(前だってちゃんと来てくれたんだから・・・今回だってダイジョウブヨ)
自分の迷いを振り払うように頭を横にブンブン回し嫌な考えを帰し去ろうとした。
(そうアルヨ。今カイが来たら変な顔で迎えちゃう事になっちゃうヨ。笑って待ってなきゃ)
自分に言い聞かせるように頬を軽く叩き深呼吸をした。
ガタッ!!
深呼吸の途中に大きく入り口から音がした。
吃驚して見てみるとずぶ濡れになった猫が椅子を倒したようだ。
『どしたアルカ?私に何か用があるカ?』
紗夢は猫に触ろうと触ろうとするが猫はそれを避けるように入り口へまた戻った。
紗夢もそれを追いかけるような形で入り口へ向かう。
『何ヨ?外に何かあるのカ?』
紗夢は店から出て猫を追いかけた。ある程度進むと猫は何かの前で止まって鳴き続ける。
遠くからでは何かは判断できなかったが進むに連れてそれが何かがわかった。
『まさか…人!?』
紗夢には暗闇ながらも横たわった人に見えた。
走ってその猫の前に行ってみると、そこにはやはり倒れた人が居た。
しかも出来ればそこに居て欲しくない人だ。
257 :
双月:02/11/25 23:52 ID:f3zyRJJ0
黄色の髪。雨で濡れ、泥に塗れているが白く絹のような服。
『カイ…なんでこんな所に?』
紗夢は状況が直ぐに判断できなかった。
ただ立ち尽くしていた。だが、猫に足を引掻かれ、ようやく行動に移った。
直ぐにカイを担ぎ自分の店へ運ぶ。
猫は直ぐ隣に居て心配そうに見ている。
店に着くと、タオルと温いお湯を用意し。カイの看病に全力を尽くした。
紗夢には漢方の知識があったため知識を駆使し、ようやく一段落がついた。
カイは布団で大人しく寝ている様子。
紗夢もほっと溜息をして、額の濡れたタオルを新しく変えた。
落ち着いて考えてみると、何故カイがあんなところに倒れていたのかが不思議に思える。
何かがあったのはわかる。でもなにが…。
自分が考えても答えは出るわけも無いと思い。紗夢は看病に徹した。
258 :
双月:02/11/25 23:54 ID:f3zyRJJ0
カイを看病して、もう3日になる。
まだ目を覚ます様子もなく。カイは心臓が止まっているかのように静かに眠っている。
店の方は他の店員に任せて紗夢はカイに付きっ切りの状況である。
勿論ろくに飯などを食べていない。
必死に看病をしているのだが一向に目覚める様子は無い。
『会えたけど…これじゃ嬉しくないヨ。お茶を渡さなきゃ約束守ってないヨ』
紗夢はカイの顔を見ながらボソッと呟いた。
カイの顔に手をやる。人の温かみがあるのが唯一の生きてる証拠。
頬を撫でるが何の反応も無い。
(会えたのに…嬉しい筈なのに……悲しいヨ……)
涙が紗夢の頬を伝い、カイの頬に落ちる。
紗夢の涙は止まる事もなく流れ続けた。
『ちゃんと約束守ってヨ!寝ていちゃ茶葉が傷んじゃうヨ!!
また美味しいお茶煎れたいのに!今度は料理だって食べてもらいたいのに!!』
叫んだ。泣きながら紗夢は叫んだ。頬を伝う涙を拭く事もせず、ただカイに叫んだ。
だがカイの反応は無かった。
余計に虚しさが増しただけだった・・・ように見えた。
だが今の声が届いたのかどうかはわからないがカイの腕が空を彷徨っている。
何かを探しているように。
紗夢はそれに気がつくとカイの手を両手で掴んだ。
259 :
双月:02/11/25 23:55 ID:f3zyRJJ0
『カイ!聴こえるカ!?なんでもいいから返事を頂戴!!』
紗夢は泣きながらも必死に喋った。カイに聞こえるように。心に届くように。
カイの手は小さいながらも紗夢の手を握り返す。
目をユックリと開け光を眩しそうに目を細くしながら弱々しくだがニッコリ微笑んだ。
「遅れてしまいましたがお茶を取りに来ました。美味しくできあがってますか?」
自分の体調の事など全く気にしないようにカイは紗夢に訊ねた。
『勿論・・・アルヨ。ヒック…とびきり、美味し・・・い・・・お茶が出来・・・たアルヨ』
紗夢は肩を上下に動かしながら泣いており、言葉もロクに喋れないが必死に答えた。
「そうですか・・・それは良か―――」
『うわぁあん。無事で良かったアルヨ!死んじゃったかと思ったヨ!!』
カイが言葉を喋り終わる前に紗夢はカイに飛びつき抱きしめた。
カイもそれをなだめる様に紗夢の頭を撫でてあげた。
「紗夢さんが私を看病してくださったのですね?。ありがとうございます」
260 :
双月:02/11/25 23:57 ID:f3zyRJJ0
今なら言える。・・・違う今言わなきゃイケナイ。もう、一人で夜空の月を見るのはイヤ!)
『カイ・・・あのネ・・・言いたい事があるアルヨ…』
紗夢はカイに抱きついたまま顔を上げ自分の中で一番女らしく、一番綺麗に喋ってみた。
カイにはどう映ったかはわからないが、顔が赤い。まだ熱が下がってないだけなのかも知らないが。
「なんですか?私でよろしければ、何でも言って下さい」
『あの・・・その・・・えっと・・・』
紗夢は顔を再び下に背け、はにかんでいる。
するとカイは紗夢の頭に顔を乗せ自分の方から強く抱きしめた。
『え?な・・・何をするアル!?』
紗夢は状況が判断できず、カイの顔を見ようと上を向こうとするがカイの顔が頭に乗っているのでうまくできないでいた。
「まず先に・・・私の伝えたい事を言って宜しいですか?」
カイは一層に強く抱きしめ紗夢の髪の匂いを嗅ぎ頬ずりをする。
紗夢は赤面するばかり。まさか、カイからこのような事をされるとは思ってもなかったからだ。
自分の意思が崩れる前に告白したかったのだが、カイの行動に負け小さく
『いいアルヨ』っと言ってしまった。
「えっとですね。まずは、倒れていた私をここまでにするまで看病してくださった事を深く感謝しています・・・ありがとう」
もしかしたら、赤面した顔を紗夢に顔を見せたくなかったから、このような行動を取ったのかもしれない。
『勿論。礼には及ばないアルヨ…それに・・・』
(他ならぬカイだったし・・・)
言葉には出来なかった。
「それに・・・何ですか?」
カイが不思議がっ訊ねてくる。
『ううん。何でもないアルヨ。それよりカイの話の続きが聞きたい・・・』
紗夢はそれを質門を誤魔化すようにカイの方に話題を振った。
261 :
双月:02/11/25 23:57 ID:f3zyRJJ0
「そうですね・・・では話の続きを話しましょう」
カイも深追いする事もなく話の続きをしようとした。
「あと、直ぐにお茶を取りに行こうと思ったのですが仕事が入ってしまって抜け出すことが出来なかったのです。すみません」
『じゃ、倒れていたのも、その・・・仕事での?』
「・・・そうですね。でも失敗してしまいました」
カイの声のトーンが急に暗くなった。触れてはイケナイ部分なのだろう。
『それで・・・言いたい事はそれだけアルカ?』
紗夢は自分の意思が崩れる前に言いたいので少し焦りながら言った。
「いいえ。コレこれからが本題です」
そう言うとカイは紗夢の肩を持ち少し間を置いた。
だが、至近距離には変わりなく紗夢の視界にはカイの顔しか見えていない。
思わず顔を背けてしまう。瞳を見られると自分が何を考えているかバレてしまう様な気がしたから。
だが、カイは紗夢の顔を手で持つと自分の方へと向ける。
顔が固定され紗夢は動転した。
『わ、わかったから、手を離してもらえるカ?』
思わずカイの手を払ってしまった。
(しまった!!)
自分はカイの事を好きなのに。これではカイを避けてるように見られてしまう。
『ご、ごめん!そんなつもりはないアルヨ!』。
カイは驚いた顔をしてるが、伝えたい事がある意思は変わる様子はなく、
「・・・紗夢さん。私の事は嫌いですか?」
と言ってきた。
やはり自分はそのようにカイに映っているようだ
262 :
双月:02/11/26 00:01 ID:bjSmND+M
『……そんな事はないアルヨ』
紗夢はちゃんと否定したかったのだがカイの真っ直ぐな視線に照れてしまい。はっきり否定しなかった。
「・・・紗夢さんは私の事を嫌いなのかもしれません。ですが・・・私は紗夢さんの事が好きなのです」
『………?』
紗夢は鳩に豆鉄砲を喰らわせたような顔をした。
抱きしめられて状況が判断できない状態から開放されたのだが今回は逆に冷静だった。
・・・どちらにしても状況は判断できていないが。
長い沈黙が入った。
それを破ったのは紗夢である。ようやく理解が出来たようだ。
『○☆ψΣ$???』
言葉になっていない・・・。
カイは再び念を押すように、
「私は紗夢さんに嫌われていても、私が紗夢さんの事を好きな事は変わりません」
(違う・・・私はカイの事嫌いじゃない・・・逆に好きなの・・・)
声に出なかった。出したいが口が動くだけで音として出ない。
悔しかった。目の前に好きなの人がいるのに何も出来ない。凄く悔しかった。
「・・・すいません。変な話でしたね。聞かなかった事にして下さい。女性を泣かすとは男として最低ですね・・・」
(泣いてる・・・?誰が?ってワタシとカイしか以内から・・・ワタシ!?)
慌てて自分の顔に触れてみると、そこは濡れていた。自分が涙を流していたのだ。
『ち、違うアル!これはカイが言ったから泣いた訳じゃないネ!!』
やっと声に出せた。
「じゃぁ・・・なんで泣いていたんですか?」
カイは訊ねた。紗夢も決心した意思を今出すべきだと思った。
『それは・・・ワタシもカイの事・・・』
やっぱり言えなかった。紛らわすように紗夢はカイへ抱きついた。より強く抱きしめる。
紗夢は、再度この青年が好きなんだと再確認した。
顔だけあげて、紗夢はカイにキスをする。
まだ、唇と唇が触れているだけのキス。だが二人には十分すぎるほどのものだった。
『カイ。ワタシ、カイの事が好き』
カイは何も言わず頷き、再びカイの方から唇を重ねた。
263 :
双月:02/11/26 00:03 ID:bjSmND+M
すいません。本当に長かったです。
読みたくなかったらどうぞシカトしてください。
でもやっぱり自分の書きたいことなので端折りたくなかったのです。
あと、どうしても今日中にはUPしたかったので・・・
誕生日オメデトウ!私!!!(←これが言いたかっただけらしいw
264 :
双月:02/11/26 00:06 ID:bjSmND+M
って間に合ってないし!!Σ( ̄口 ̄)
ああっ! カイ紗夢の続きが大量うpされてる(嬉)!!
私は全く気にしません、というか早く読みたかったので踊っております。
端折らなくて本当に良かったです…うぅ。
こういうの読みたかった…
そしてお誕生日おめでとうございます。
>双月様
とっても紗夢が可愛かったですよぉ
健気な紗夢もイイ(・∀・)
あ、いつの間にかピンクタワーの呪いが解けてる…。
というわけで続きです。駄文ですがよろしく。
(2)
外は既に日が落ちている。
小屋は相当古いものらしい。優しい月明かりが天井に無数に開いた穴から差し込んで
くる。そのお陰で、明かりがなくてもお互いの顔がかすかに見えた。
少し離れた場所で二人は腰を落としている。
がたついた小屋である。隙間風が入り放題ではあった。が、今の暑い季節のお陰でそ
れもあまり気にならなかった。
沈黙の時が流れていた。
二人は暫く沈黙を保っていたが、不意にカイが口を開いた。
「それにしても、運が良かった」
「…何が」
梅喧が答える。無視しても良かったのだが、そうすると恐らくこの男は一人で喋り続
けるだろう。面倒そうなので、それは止めておいた。
「あなたが隣にいてくれて良かったということです」
「一人は嫌なのかい?」
「あまり好きではありません。寂しいじゃないですか、特にこんな寒々しいところなんて」
「はっ、とてもそうは見えねえけどな…」
梅喧は苦笑した。それを見たカイが、顔をほころばせる。
「…ようやく笑ってくれましたね」
「むっ…」
カイの不意打ちに梅喧は面食らった。少しの間、返答に窮してから、口を開く。
「笑っちゃ悪いかよ…。悪かったな、凶悪な面で」
「いえ、そんなことありません。見惚れてしまうくらい綺麗な笑顔でしたよ」
かちんときた。怒鳴りたくなりそうな衝動をすんでのところで止め、やや荒めの声を出す。
「そういうのは上品な服着たお嬢さんに言ってやりな。青二才の常套句なんざ聞きたくもねえ」
「青二才、ですか。そうですね。私なんてまだまだ半人前の青二才です」
「何だ。怒ったのかい?」
「いえ、そういうわけでは…」
カイは何か悩んでいるようだった。が、どうやら決心したらしい。気を取り直した
彼は、口調を変えて話し始めた。
「私の話なんですけど…」
「ん?」
「私はある男を追っているんです。まあ、ライバルみたいなものです。もっとも向こう
はそう思ってくれていないんですけどね」
カイは苦笑いすると、少しだけ困ったような顔になった。
「彼とは根本的に考え方があわないんです。会うたびに揉めて…。そして、戦うことに
なるんですけど、いつも私が負けるんですよ。不公平な話ですよ全く」
「そうか…」
「あいつの強さって何なのだろうか…。いつもそんなことを考えてました。悩みました
よ、凄く。それこそ、今の貴女のように」
梅喧は息を呑んだ。彼にはそう見えているのだろうか。
ぼんやりしているように見えるこの男に、見抜かれていたのだろうか。
そんな当惑にも気付かず、カイは続ける。
「でも気付いたんです。悩んでいても仕方がないって。なら、何も考えずに、ただひた
すら自分自身を磨きぬこうって。そしたら、一気に目の前が開けたような気になって」
言葉どおり、彼の表情は晴れやかだった。
「今もあいつはどこかで戦っている。それを追う。今はそれだけでいいんです。いつ
か対等になることができれば自然と出会うことになるでしょう。その時の事はその時に考えます」
「随分いきあたりばったりだな」
「そうですか? ふふ、何だか嬉しいです」
「何がだよ」
「私は自分でも自覚できるくらい自分が変わったのだと分かります。それが嬉しいんで
す。以前の私では思いつかなかったようなことを思いつき、行動し、そして貴女と笑い
あっている。何でもないようなことが、とても嬉しい」
そういえばこの男は、こんな状況であるというのに随分と楽観的だった。
性格だと思っていたのだが、違ったのだろうか。
どこかお坊ちゃんの匂いが抜け切らない青年である。はっきり言って梅喧の一番きらいなタイプだ。だが、少なくとも今は、この男には嫌悪感は抱いていない。
「俺も…お前と似たようなもんだ。追っている相手が違うってだけでさ」
思い出すのも嫌な過去の光景。まぶたの裏に焼きついたそれが、徐々に形を確実な
ものにしていく。怒りの感情が吹き出るまえに、それを振り払った。
「俺は人生の全てをかけて奴を追い詰める。命に代えてでも討つ。死ぬ覚悟は出来てる
さ。ただ、少しだけ…迷うこともある。俺の人生、なんだったんだろう、ってな」
カイはそんな彼女の顔を見て神妙な面持ちになっている。
言ってから彼女は激しく後悔した。
「くそ、おかしなことを口走っちまった。忘れてくれ」
馬鹿なことを。何で俺はこんな坊ちゃんに心を許した。
心の苦しみなんて、どうあっても他人と共有なんてできない。それが分かっていて何故。
いつもの俺なら、こんな弱いところは見せなかったはずだ…!
そんなことを考えていた梅喧に、カイは満面の笑みと共に言う。
「人生というのはきっと、誰かに肯定してもらうものじゃないんです。自分自身が肯定す
るものなんですよ。いいことをいいって思ってやり始めるしかない。じゃなきゃ、やってられません」
よく分からないことをスラスラと言う。
「それでも不安なら、私が居ます。私なら胸を張ってあなたの人生は素晴らしいと言
えます。断言できます」
「いい加減なこと言うな、馬鹿。隻眼隻腕で復讐だけが生きがいの女なんざ、どうしよう
もねえさ」
「今あなたの側に居る私は、あなたが側にいてくれているお陰で、とても幸せです。
素晴らしい人生を送ってきた人でなければ、そんな風に思わせてはくれません」
「幸せ…?」
カイの微笑みが、ひどく暖かく感じられた。
とくん。
心臓が一度、かすかに跳ねたような気がした。頭も心なしか熱い。
次のカイの言葉が、それに追い討ちをかけた。
「笑っていて下さい。私はあなたの笑顔が好きです。貴女と一緒にいる間は、貴女には
笑っていて欲しい。その為に出来ることなら何でもしますよ」
「ばっ…!」
馬鹿いってんじゃないよ!
そう怒鳴りつけるはずだった。が、喉の奥がからからに渇いて、細いうめき声しか洩れ出てこなかった。
変な奴だ。変な奴だ。変な奴だ。変なやつだ。
梅喧の頭はぐるぐるに混乱していた。
だけどそれは、どこか暖かく、また落ち着くものでもあった。
彼女はそのことに次第に気付き始めていた。
ふふっと軽くカイが笑ったのは、その真っ最中だった。
「そろそろ寝ましょう。明日は朝から忙しいのですから」
梅喧はこくりと頷いた。
寝転ぶ。横たわりながら、彼女は、ほの暖かいものを微かに感じていた。
生まれて初めてと言っても良い感触。
胸の奥に生まれたそれは、徐々に高まりつつあった。
どくん、どくん。
心臓がうるさい。きりきりと痛むくらい打ち付けてくる。眠れない。
月明かりが、やけに眩しく見えた。
沈黙が胸に痛い。いったい自分はどうしてしまったのか。自らの中に生まれた正
体の知れないものに恐々とさえしつつ、必死に眠ろうとしていた。目を閉じて、横た
えた体を冷静に保とうとひたすらじっとしていた。
しばらく経って、もぞもぞと音が聞こえた。
どうやら眠れないのはお互い様だったようだ。気配を感じる。とくん、と心臓がひ
ときわ大きく一跳ねした。まるでそれが聞こえていたかのように、カイは声をかけてくる。
「近くに行っても良いですか」
「何だよ。どうする気だ」
「近くにいたいんです。迷惑ですか?」
梅喧は少しだけ考え込む振りをした。恐らくこの男は自分と同じことを考えている。
それを、今の自分は拒否する気はない。
「迷惑なんかじゃ、ないさ」
「じゃあ、いいですよね」
「いや、やっぱり駄目だ。来るな」
「何でですか?」
「…今の顔を見られたくないんだよ。きっと今の俺は…だらしない顔をしてる」
「そんなことないです。あなたはいつだって美しいです」
「てめえ、殴られてぇのか」
弱々しい言葉が、彼女の抵抗の薄さを示している。ずい、と、カイがにじり寄った。
「あなたは美しい。たった一日一緒にいただけで魅了されてしまうくらいに、ね」
カイの顔がひどく赤く見えたのも月あかりのせいだろうか。
ふと、そんなことを考えていた。
「あなたと共にいて色々と話をして、感じたのです。初めて見たときの印象と同じだって。
凛とした瞳が、私にはたまらなく魅力的にうつりました。とても素敵だと思いました」
すう、と息を吸い込んだ。固い意志が伺える仕草だった。
静謐といってもよいくらいの穏やかさで、しかしきっぱりと、カイは告げた。
「あなたのことが好きです…梅喧さん」
切れ切れのカイの言葉は、どこか苦しそうでさえあった。
心臓が痛い。早鐘のようにうるさく鳴り響き、体も頭も心さえも粉々に打ち砕こうとし
ている。ほんの少しの間、息をすることを忘れていた。
「てめえは…大馬鹿野郎だ」
ぎりぎりのところで発した言葉が引き金となった。
直後、吸い込まれるように二人の唇は重なり合っていた。
273 :
名無しさん@ピンキー:02/11/29 16:46 ID:6+JIKr/j
カイ梅がupされてる!!
かなり好きなんで楽しみだったのです。
つーか、カイが積極的だ・・・押され気味の梅喧イイ!!
ありがとう御座います274さん。非常に励みになります。
投下人様や双月様のような巧い文は書けないけど、キャラへの愛情で書かせて頂いております。
でも長いなー。もうちっと短くしなきゃなー。
276 :
双月:02/12/01 00:10 ID:qdhowmkf
選択肢があります。
これからカイ紗夢の続き(と言ってもエチーだけですけど)を書くか。
それとも紗夢カイの続き(前に書いてたヤツの続きみたいな感じです)を書くか。
皆さんどちらがイイですか〜?
私はエチー書くのが知っての通り下手なので。出来れば・・・・ね?(つ^)☆
>カイ梅氏
投下人様はともかく。私は決して巧くは無いですよ。
ココがSSのデビュー場所ですし、日が浅すぎますし。
まだまだ駄文です。
お互い切磋琢磨していきましょ〜
>>276 双月氏
2人がラブラブであればどちらでも構いません(w
>>276 双月さん
私もこれがデビュー作です。ってか2Chに書き込んだのも初めて。
良質のSSを堪能しているうちに参加したくなっちゃって。
切磋琢磨…。いい響きですね。頑張ります。お互い頑張りましょう。
>>277 激しく同意。
ほしゅ
280 :
双月:02/12/06 23:54 ID:n1vzdBjp
ココは中国のとある料理店。
そこには以前とは違う賑わいがあった。
別に前が不評と言うわけではなかった。
料理店「大飯店」は料理長の蔵土縁紗夢がきりもりしている。
以前は彼女の作る料理が店の顔であり、生命線であった。
これだけでも十分な客が来ていた(紗夢の人柄を買ってる人も居るが)
だが、今は新しい客層が出来ている。
若い娘だ。別に美容にイイ料理は前々から作っているし、料理のメニューは何一つ変わっていない。
なら、何故なのだろう?
その答えは・・・客に聞いてみることにしようか。
『いらっしゃ〜いアル。カイ、お客に注文を聞いて来るヨロシ!』
「わかりました。・・・・・・ご注文は決まりましたか?」
カイは紗夢の言われた通りに客の座っている場所へ歩き、目線を同じにするために膝をつき、客に注文のオーダーを訊ねた。
『え、え〜とぉ・・・お勧めとかってありますか?』
客は何故か赤面ながら、カイの方を向き喋った。
「私の好みですと・・・そうですね、飲茶がお勧めですね。色々種類も詰め合わせていますので、色々な味が楽しますよ」
『じゃ、じゃぁ。それをお願いします』
「他のお方はどうしますか?」
『私は春巻きを頂くわ』
『私は杏仁豆腐を』
「飲み物は要りませんか?」
『あ、じゃぁ・・・プーアル茶を。皆も同じでいいよね?』
一人の女がそう言うと、周りは頷き、彼女が『じゃ、3つで』とカイにオーダーする。
「はい。では飲茶とプーアル茶ですね?直ぐにお持ち致します」
カイはニッコリ微笑み、その場を立ち去り紗夢にオーダーを言った。
これが今人気の理由である。
そう、カイがウエイターとして働いているので看板娘ならぬ看板息子も、この大飯店にできた。
紗夢も、その事を気付いており、客が若い娘だとカイを行かせるようにしている。
あともう一人。大飯店を繁盛させる者が居た。
281 :
双月:02/12/06 23:55 ID:n1vzdBjp
とりあえず、切り出し口をUP。
最後の「もう一人」は今のところ鰤か_の予定。
ドッチがいいでしょうか?
百合か薔薇か(笑
>双月様
貴方の紗夢ものすごーく好きなのですが、お願いがあります。
前に書いた話を終わらせてから新しいのを載せていただけないでしょうか。
続きが気になるのにお預け状態は無茶苦茶辛いです。
283 :
双月:02/12/07 00:53 ID:kWO18U6S
>前回の
あら?私の中では第一話終了なのですけど。
あの後、二人は赤面して黙り込んでナニも出来ず仕舞いw
結局カイは沈黙に耐え切れず帰っちゃったり(ぉ
はい。コレの続き系のは頭に入ってます。
でも、ネタがクリスマス物にしようと思っているので・・・。
それまで待ってもらえますか?
ワガママ言っちゃってゴメンナサイね。
最近、こちら様や銘無し様を見かけませんね〜。
一読み手として話の続きが待ち遠しいです。
284 :
名無しさん@ピンキー:02/12/07 15:30 ID:WPe1jVBA
>>双月さん
双月さんの紗夢×カイ小説大好きです(*’∀’*)
次回作も楽しみにしてます♪
み・・・・_タン希望(;´Д`)ノ ハァハァ
漏……漏れも_タンキボンヌ……(;´Д`)ハァハァ
以前有った_タン&ザパー話、続き気になってる者なんですがー・・・
もし気が向いたら、また続き書いて下さいませ。お待ちしてます。
このさい皆、続きキボンヌ催促ダーッ
女になってしまったテスタメント。
テスタメントを愛するソルとジョニーは一体どうでるのか!?
次回、テスタメントをめぐって壮絶な戦いがっ…!!
どなたか…っどなたか平に…っ!!!
>>284 好きって言うならageるなよ。
かなりアフォだろ?
俺的には、最近出番が少ない鰤タンを希望。
えー、だいぶご無沙汰しています。
エチーシーン書くのに手こずってしまいました。
異常に長くなってしまったので、後ほど数回に分けて上げます。
読むのが面倒な人は無視しちゃってください(今までも既に無視してると思うけど)。
いやもう何か色々と申し訳ないです。
ところで。
ソル鰤ネタって可?
>290
問題なしだと思います。実際エチーなシーンを数回に分けて落としているSSも
ありますんで。
待ってますvv
それとここの初代スレ最初のSSは俺鰤でしたのでソル鰤を落としても
大丈夫なんじゃないでしょうか。
>>291さん どうもです。
男同士の絡みはちょっと遠慮したいので、ソル鰤は性転換ネタになりそうな…。
似た設定のSSが既にあるかも。
カイ梅終わったら書いてみます。出来が良かったらここに。
ってなわけで続きです。
(3)
重ねた唇には熱がこもっていた。触れ合った部分から相手の温度が伝わってくる。
それが何よりも心地よくて、しばらく重ねあっていた。
初めはただ重ねあうだけの口付けが、カイからの積極的なアプローチで次第に強く
なっていく。
カイが啄むように吸い付くと、梅喧もおずおずとそれに従った。
好反応に背中を後押しされて、カイは梅喧の唇を割って口の中に舌を侵入させる。
「こんにちは」と挨拶するように一度、梅喧の舌を突く。初めはためらいがちだった
梅喧の舌は、カイの働きかけで少しずつ反応するようになる。
くちゅ。
粘液質な音が一度。しばらくして、立て続けにそれが起こり始める。
ぬちゃ、ぐちゃ、ぐちゅ…。
口中を嵐のように駆け巡る桃色の電撃と淫猥な音。脳髄が生み出すピンクの電気が、
頭から口中へ、口中から徐々に全身へと伝播していく。
「んぁ…」
梅喧が切なく息を吐いた。乱れる息を整えようと空気を渇望し、一時、唇を離す。
苦しそうに、上気して赤く染まった頬を緩ませて、酸素を取り入れる作業に没頭している。
悩ましげに眉根を寄せてそれをする梅喧を、カイは、ぼおっと眺めていた。
梅喧が喉を上下させている。蠕動する喉は、圧倒的なまでにリアルな生命を感じさ
せてくれる。
カイが息を飲み込んだ。ぞわり、と何かが背筋を駆け上る。
息を吸い込むその唇が、薄暗闇でもくっきりと映えている。
桜色の唇が唾液にぬらつき、性急に白い息を吐き出している。艶かしい仕草がひど
く扇情的だった。
梅喧の赤い舌がちろりと覗き、唇を舐める。
その行為は、いともあっさりとカイを止めていた足枷を弾け飛ばした。堤防が決壊
し、激しい衝動にたやすく支配されたカイは、梅喧に飛び付いて強引に唇を奪った。
「ん、むっ…!」
急な行動にくぐもった唸りで抗議するが、カイはそれでも唇を貪り続けた。舌を口
中に侵入させ、さらに深く味わう。
くちゅっ、ぢゅる…。
卑猥な粘着音が部屋中に反響する。二人の唾液が絡み合う音が、耳にうるさい。
息をすることすら困難な程にカイのキスは激しかった。
舌と舌が壮絶に絡み合い、口の中で一つにとろけるような感覚を覚える。口の中を
隅々まで味わいつくすと、今度は舌に吸い付く。
凶暴なまでの蹂躙。相手を根こそぎ吸い尽くそうとする貪欲。業火のような欲求の深さと大きさ。
梅喧はただ翻弄されていた。
気が遠くなりそうな快楽の奔流が襲いかかってくる。いつしか梅喧は、その激しさに
押し流されるように舌を差し出していた。
カイは梅喧の熱く火照った体をしっかりと抱き寄せ、口中をまさぐる。
梅喧はくらくらする頭で、どうでもいいような気持ちになりかけていた。
唇を重ね合わせ、舌で口中を掻き回される快感に、いつの間にか酔い痴れていた。
呼吸が苦しくなると、舌を移動させて酸素を取り入れる余地を作ろうとするのだが、
それがさらに複雑に絡み合う要因となる。口内粘膜の全てが性感帯と化し、それ以外
の機能は麻痺していた。梅喧は諦めて鼻で息を吸う。
カイの胸に手を当てて押し戻そうとするが、そんな僅かな抵抗では彼は引きはしない。
梅喧の後ろ頭を手で押さえ、さらに深く深く、侵入していく。
さっきまでの優しいキスとはまるで違う。お互いを貪りあい、味わい、一つに溶け合おう
とする。奇妙なまでの一体感が心に染み入る。激しすぎて気絶してしまうかもしれない。
呼吸がし辛いことも相まって、本当に気が遠くなり始めた。
ふと、カイが唇を移動させた。唇から頬へ。あてがう様にして下に移動する。
苦しがっていることをようやく理解したのだろうか。慌てて梅喧は息を深く吸い込んだ。
「は、ぁ…」
「素敵です…凄く」
カイもまた、頭がのぼせていた。上気した顔でうっとりと言うと、そのまま今度は
首筋に吸い付いた。
――この人を貪りたい。自分だけのものにしてしまいたい。
激しすぎる深層の心理が、完全に表面化し、凶暴に爆発していた。理性を粉砕し、
常識を極限まで薄れさせ、変わって現れた性衝動というとびきり強力な破壊力の炸裂弾
があたり構わず暴発し、手当たり次第に誘縛を引き起こしている。
首筋を広く深く愛する。唇を這わせ、舌先をちろりと出して、なぞる。
「ふぁ…」
首筋が感じるなんて思ってもいなかった。予想外の快感に高い喘ぎが漏れる。その
反応に勇気付いたように、ちゅ、ちゅる、と音を立てて吸い付いた。
カイの責めは、次第に梅喧の首筋から鎖骨の辺りへ、そして胸元へと下がっていく。
梅喧は次々と背筋を這い登る異様な感覚に、ぞくりとした。
――こんなのヘンだ。体中が感じるなんて、絶対おかしい。
梅喧の脳はそう訴えている。しかし体は正反対の反応をしている。そのズレが生み
出すものが何なのか、理解することすらできない。
その時。
ぶわっ!
いきなり大きな快感の波が押し寄せる。
「ぁ…ッ!」
びくん!
体を大きく震わせて、その衝撃の大きさを表現する。
――何が起きたのか分からない。怖い。
命を懸けて戦っている最中にも感じることのなかった感情。恐れ、怯え。
梅喧の心を今、それらが跋扈している。蠢くそれらを振り払いたくて、すぐ側にい
るカイに意識を持っていく。縋り付こうと手を伸ばすと、優しく自分の手を重ね合わせてくれた。
――この男は、優しい。
ほぅっと安心する。
そんな油断が、高い波を遮る壁を突き崩した。一瞬の隙を突いて蠢く塊が否応なく
押し寄せる。抵抗しよう、という考えが浮かぶ暇すらない。
「う…わぁ…ッ!」
二度三度、体を激しく震わせる。必死で目を閉じて、それが行き過ぎるのを待つ。
奔流が収まり一番高い波が過ぎ去ってもなお、びくびくと肩が痙攣していた。
「感じてくれてるんですね。嬉しいな…」
カイが顔を上げて微笑みかける。虚ろな表情で肩を上下させている梅喧を観察する。
悦びを追い求める本能は、未だ尽きる気配はない。カイの欲望も同様だ。
「もっと感じているあなたの姿を見たい…」
彼は感慨深げにそうこぼすと、胸元に唇を寄せたまま肩に手をかけた。そして、
梅喧の着物を脱がしにかかった。
「あ、うぁ…」
口元が緩くなっていて、返事もおぼつかない。まるで他人事のようにその光景を眺
めていた。その間にもカイは脱がし続ける。
ふるんっ。
必要以上のボリュームを持つ双乳が零れ落ちた。
>209氏
カイ×梅マンセ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
12日はPS2のGGXXの発売日。早速購入しました。ストーリーモードをプレイ。
4人ほどクリアしました。
へぇ、いろいろな設定があったんだ…と感心することしきり。
ストーリーとかキャラ設定とか理解していなかったことを痛感。
他にも何か設定とかの資料ってないですかね。
テスタの半陰半陽の設定って、ここのスレ見るまで知らなかったんですよね。
とにかく、しばらくこれで勉強します。
取り敢えず。
ウチのコントローラーでは低空妖斬が出ない事に気付く。
ごめんね姐さん…。
>296さん
ありがとう! 続きも頑張るよ!
ソル鰤もよろしくね。
資料を買うよりも公式ホムペのキャラ・ストーリー紹介を読むことをお奨めします。
今本屋で販売されてる本に載ってることは、ほぼ公式でわかることですし・・・
無印の攻略本なんか、裏設定かなり載せてそうなんだけど、今はヤフオクにしか無いぽ。
カイ梅いいすね〜。濃くてハァハァです。そして乳。乳!!
…すみませんカイデジ詰まってます……
気晴らしにXXやってテスタやアサシンシナリオで凹みました。
あんなDQNテスタじゃないやい。
>299
投下人様のカイデジは大好きなので、気長に待ってます。無理せずにがんばって下さい。
自分もXXをチョロっとやってますが、ディズ子が出てる鰤のシナリオのラストに驚いてます。
テスタは個人的にプレイが難しいキャラなのでやってないのですが、凹んじゃうんですね。
心中お察し致します…。なんと声をかけて良いやら分かりませんが、負けないで下さい。
テスタとジョニーのエンディングで、
ディズィーをお姫さま抱っこしているイラストが見られます。
どちらも泣けます。
全く違った意味で…。
テスタたん…。
302 :
双月:02/12/17 22:06 ID:gbSgwFBd
ただ今「もう一人」はミリアって形で書いてます。
ROやっててSS書く時間を設けていない事は内緒ですw
でもあと一週間以内にはUPする予定で書いてます。
他の職人様も頑張ってください〜
P.S前スレが消えていた事にショック
303 :
銘無し:02/12/18 23:37 ID:tqjxUpZ/
闇慈の手が、胸にはらりとおちた髪に触れる。
そっと手を添え、胸元にひきこむ。
ぽわんとした、自分のやわらかさ。ひんやりとした手の感触。くすぐったい。
あっためて、欲しいんでショ?
闇慈の手の上から、ワタシの手を動かして、やわらかなふくらみをまさぐらせる。
身体の芯が熱くなる。自分の意思と関係無く、手が動き出す。そっと、それから強く。
だんだん固くなってきたトコロをきゅう、と指でもてあそばれる。
「……んッ…」
びくんと身体が跳ね、また離れた手を欲しがる。
身体の重みを預ける。2人一緒に倒れこむ、というより押さえ込む。
広くて厚い胸。
普段は目のやり場に困る。自覚が無いのか、コイツハ。
アノヒトは服の下はどんな姿なのカナ。そんなコトを考えてみてから。
少し、胸が絞め付けられた。
足を絡ませ、太ももの柔らかさを伝える。肌の感触が吸いつく。
熱く固くなった部分を、太ももで押さえ閉じ込めると、闇慈ののどが鳴る。
「もうこんなカ?大した妄想癖ネ」
その熱く重みを持った、闇慈の秘所に手を伸ばす。
「……うるせぇ…」
「強がらなくテいいアルヨ。我慢できないんでショ?」
先走りの証を潤滑剤に、手のひら全体でこすり上げる。どんどん滑りが良くなる。
少し力を入れて握ると、闇慈が身体をこわばらせる。主導権はワタシ。
「いつもの元気はどうしたカ?」
笑みを浮かべながら耳元でささやく。
「他愛ナイネ」
304 :
銘無し:02/12/18 23:40 ID:tqjxUpZ/
「もっとイイ事。して欲しくナイ?」
「ま…待てったらおい!!……ッ…」
返事も聞かないでさっさと下半身に顔を近づけた。闇慈が息を呑む。
舌を秘所に這わせる。小さな起伏に舌を尖らせて。ぺちゃ、ぴた…と音が辺りに響く。
両手を、柔らかく包み込むように添える。
先端の敏感な所を、舌先で小刻みに舐める。丹念に、リズムを変えて。
唇で先端の起伏を強くすり上げる。
「…もういい……めろ………ッ…」
「おとなしくしてるヨロシ。 噛んじゃうヨ」
「………わかっ…たっての…ッくッ!?」
再び口に含む。巻きついて、突っついて、きゅうって吸い上げて。
まだまだいじめ抜いてあげるカラ。
こぷっ。
口一杯にほおばって、口の中のやわらかな粘膜に擦りつける。
「っ……!!」
闇慈が反応を返す。ぎりぎりの行為を繰り返す。蛇の生殺しとはよく言った物だ。
ごくりとのどを鳴らす音。荒い息づかい。こぷ、くぷ、じゅぷと響く、潤みを含んだ音。
その合間には、心臓の音まで聞こえてきそうな静寂。
また息を飲む音に動きを緩め、焦らす。口を離す。唇をぺろりと舐める。
視線が合う。恍惚とする闇慈と、はしたない姿のワタシ。
なんだかちょっと気恥ずかしい。でももう、止まんない。
「出しちゃいたいノ?」
焦点の定まらない、熱っぽい眼で見つめる。
闇慈の両手を取り、ワタシの頭を支えさせる。
「…………分かル?」
305 :
銘無し:02/12/18 23:42 ID:tqjxUpZ/
その手に力がこもる。はじけた様に、突然頭を激しく、強く動かさせられる。何度も、何度も。
口をこじ開けられ、唇が、舌が、闇慈を迎え入れさせられる。口一杯に。
軽い酸欠で頭がくらくらする。
甘い、甘い痺れが頭の奥を貫く。体の自由を奪われるコト。なすがままにされるコト。
ずっと「誰か」にそうされたがっていた、ワタシがいる。
荒々しく侵入する動きを、力強く感じるのは錯覚なのか。
衝動的な闇慈のその動きは、
何かを忘れようと、しているかのようだった。
「………っ……!」
闇慈が息を呑む。強く脈打ち、熱い流れが、口内に押し寄せる。苦い味が広がる。
こく、こくりと飲み下す。ゆっくりと、少しずつ。
コイツの中にあったモノが、ワタシの中に入っていく。
喉を通る暖かさは、コイツの暖かさ。変な感じ。
「けほ、こホ」
少しむせてせきこむ。飲みきれなかった白い液体がこぼれ落ちる。
口周りを舐めてから、闇慈の秘所にこぼれた液体を丁寧に舐め取る。
子猫の毛づくろいみたいに。
「ナニ、見てる、ネ。じろじろト」
せいいっぱいの虚勢で、言葉を搾り出す。またせきこみそうになり、涙目になる。
お互い息が上がってるのがよく分かる。
「俺は……俺は、何させてンだ………」
らしくナイ。
どうしちゃったんだか。自信満々なはずの、コイツが。
「お前本当に、それでい―――」
「イイノ」
答えと一緒に、闇慈の口を熱い吐息でふさぐ。
ワタシも。今は……今だけは、らしくナイ。
306 :
銘無し:02/12/18 23:44 ID:tqjxUpZ/
新人さんキテル━━━━━(゜(゜∀(゜∀゜ ( ゜∀゜ )゜∀゜)∀゜)゜)━━━━━!!
どもども初めましてです&滅茶苦茶間空きましてすみません、お久しぶりの闇紗夢です。
話がなんだかもう……どんどん変わっていくような(汗)
家庭用はまだ買っていないのですが、紗夢の性格が可愛らしくなっているとの噂でちょっと期待です。
>料理料理人様
新たなカプリーングキタ―――――!!ソルも紗夢も強がってそうな感じがイイ!です。
素直になれない感じなんでしょうか……今後の展開に期待です。
>投下人様
あああなんて可愛い……無邪気なディズィと寝惚けたカイがほのぼのぼの。
見てる側も顔が緩んじゃいそうな二人ですよね。
>双月様
必死に看病する紗夢がけなげで可愛くてイイ!!戦闘シーンもかっこ良かったです。
色々なシチュエーションの書き分けがお上手で羨ましいです〜。
>209様
押され気味の姐さんイイ!!密度濃くて素敵ですハァハァ そしてカイの性格がなんだか好きです。
SS書いたのは私もココが初めてだったりです(汗)
銘無し様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
実はこの前スレを昨日偶然発見し、一気読みした後こちらの展開も心待ちに
しとりました…特にテスタ受モノと、闇紗夢がかなりツボです。
勝手にhtmlファイルにまとめて、一人で楽しませていただいております。
これからも職人の皆様、がんばってください。
闇紗夢(・∀・)イイ!
闇慈を襲ってても(笑)カイを想ってしまう紗夢たんの切なさにホロリ…
どうも暫くぶりです。某深夜アニメの最終回みた直後で興奮気味。泣きそ。
>>298さん
色々と情報ありがとうございます。HP、さっそく訪問。さすがに情報量が多いです。
アルカデのムックを先輩に借りまして、それも資料にしようかな、と。
ぶ、鰤のイラストが…。
私のSS、濃いですか。ハァハァですか。乳ぃ!ですか。ご感想いただいて非常に嬉しいです。
次に頑張る為の肥しになりまっす。
しかし未だ前戯…。
>>306 銘無しさん
ご感想ありがとう御座います。職人さんに声かけていただけるのは本当に嬉しいです。
カ、カイの性格ってこれでいいんでしょうか…。
カイにしろ姐さんにしろ、何か激しくキャラを掴み損ねているようで欝なんです…。
いまさら後悔してもしょうがないのでこのまま行きます…。
PS2のストーリーモードやるにつけ気分がダウンになっていくのよね…。
ってかSS初めてだったんですか。それでそのレベルって羨まし過ぎる…。
職人の皆様、これからも頑張ってください。続き楽しみにしてます。
つか、私ゃ人一倍がんばらなきゃならんのよ。
UPはもう少し待って下さい。ゴメンなさい。
310 :
銘無し:02/12/20 23:05 ID:6DfUUS4k
今何時位なんだろう。
さっき見えてた月はもう、位置が変わってしまった。
月明かりが無くなって、今は星の光だけ。
大きな月下美人のつぼみが、ふわりと開き始めている、ような気がする。
闇慈の上に動き、自分の中に招き入れる。
「……ぁう、…ゃぁん………!」
まだ十分には潤んでいない秘所に熱い痛みが走る。
「なっ……!?」
「…ダ、メ……」
ゆっくりと腰を沈め、重い感覚を味わう。
身体の奥の、ある場所を探す。そこからつぷ、つぷと音が漏れる。
「……動か…ない…デ……っ」
ばさっと乱れた髪のスキマから、目が合う。
自分からこんなコトをしてるのを、見られてる。
いつもは悪態ついてる、コイツに。
「ぁんッ、や…ぱり…恥ず……かし…ョぉ………!」
強がってたのはこっちだ。
耳に入る音と視線に耐え切れず、さらに秘所がきしみ、熱いモノが溢れてくる。
慣れない事はするものじゃない。
ああ、どんなコト考えてたって、カラダは正直。
311 :
銘無し:02/12/20 23:08 ID:6DfUUS4k
闇慈の目に浮かぶのはワタシじゃない。
きっと消えてしまった彼女。それでもかまわない。
ワタシの目に浮かぶのも闇慈じゃない。
もどかしい想いを重ねるアノヒト。こうするしかない。
腰の動きを大きくする。荒々しい動き、荒々しい息づかい。
自分の身体をえぐらせて、掻き回させる。
心と身体に渦巻く、熱いモノ。
おろした髪が、汗で顔に貼りつき、また毛先が踊る。
背筋にぎゅうっと何かが走る。
忘れちゃおうヨ。
一緒に、何もかも。
「く…ぅ……ぁんッ…………!ゃあァッ……」
―――――突然、動きが無理矢理止められた。
体を起こした闇慈に、抱きすくめられる。
荒い息が聞こえる。
がくがくと、震える手。
「……頼む……そんな悲しそうな顔は止めろ…ッ……紗夢!…」
ぽた、ぱた ぱた ぱた。
闇慈の肩にワタシの涙がこぼれ落ちた。
結局コイツには、何も隠せない。
312 :
銘無し:02/12/20 23:12 ID:6DfUUS4k
ばんばん連続投下しちゃいました、ゴメンナサイ……休んでた反動……?
冬のお祭り準備の方、いらっしゃいましたらガンガレ、の気持ちを込めて。
艶っぽく書ける皆さんが羨ましいです。色気あんまり無くてすみません…
「提案者」を書きたくて変換すると「提闇紗」と出てくるマイパソコンにガクーリな今日この頃。
>307様
html化までしてもらえて感涙です……!気に入って頂けると嬉しいです。
ワガママ言わせて戴くと、前回のには<br>タグ適当に入れて改行増やしてやって下さい(苦笑)
ちょっとあわててぎゅうぎゅう詰めだったんで。
>双月様
書き遅れましたが、お呼び出し(笑)どうもありがとうございました。ああ光栄です…
実は私もこちら様の続きを楽しみにしていたり。
皆様クリスマスなら私は闇慈の誕生日、で正月合わせでも(笑)
間に合うかも分かりませんが。チプ梅闇紗夢でどんちゃん正月亜細亜ンズ(含むエセ)とか?
えー…初めますて
めっちゃ今更なんですが、前スレで投下人様の書かれた
_ザトの続きを激しくキボンヌです…
今いちばんハマりまくってるカップルです…
街を歩いてても、常にミリアインストール状態で(待て)切なくて仕方ない…
新しく書いてもらえても泣いて喜びます、つかマジ自分で書こうかとも…
うをー!お待ちしておりました〜<闇紗夢
紗夢の切ない女心描写が…たまらんです………(つД`)
またhtmlが上書きされた♪
brタグ、入れさせていただきまーす(307です)
ギルギア、今まであんまりキャラの事は知らなかったけどこのスレのお陰でかなり
スキーになってしまいますた…
ええと、まだ凹んでます。ごめんなさい。気分転換に小ネタ↓
そこでテスタメントが転倒した。大鎌を放り出し、冷たい地面に身を投げ出す。
「も、もう駄目だ……」
四つん這いになって喘ぐ彼の前に、サキュバスが立ちはだかった。
「どうしましたテスタメント様、もうギブアップですか?所詮あなたの根性など
その程度のもの。森に帰って、あなたが大好きなディズィーの写真でも抱いて寝るがいい」
「くっ……」
「最も、あなたのような腰抜けが惚れてる娘のこと。さぞや救いようのないあばずれ
なんでしょうね」
サキュバスの仮借ない言葉に、テスタメントはくわっと目を見開いた。
「ディ…ディズィーの悪口を言うなぁっ!!」
涙目で殴りかかってきた彼を、サキュバスは『がっ』と脚で蹴り払った。
「…ぐっ……!」
「何度でも言ってあげる。ディズィーはあばずれ。違うと言うならガッツを見せなさい!
大鎌を担いであと10往復ですっ!」
数週間後・ストーリーモードにて。
「テスタメント様!私達の特技は何ですか!?」
「殺せっ!!殺せっ!!殺せっ!!」
「この試合の目的は何ですか!?」
「殺せっ!!殺せっ!!殺せっ!!」
「私達は人外を愛してますか!?ディズィーを愛していますか!?このクソ野郎!!」
「ガンホー!!ガンホー!!ガンホー!!」
…あれ?ますます笑えないやぁ…ハハハ……(つД`)
>投下人氏
フルメタネタキタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!!
何か敬語で命令してるサキュたんにちと萌えてしまいます。
ガンホーガンホー言ってるテスタもちと萌(略
しかしあのテスタはマジで笑えないですね・・・(;´Д`)
今までの話をまとめてUPしようかなー
と、言ってみるテスト。
要望次第で本当にやるかも(w
>>317 今まで出た小説をまとめて、うpということですか?
でしたらかなりキボンヌです
ソル紗夢は?
320 :
双月:02/12/23 14:43 ID:eRnXGi34
今日はクリスマス・イヴ…のイブつまり12月23日である。
中国で有名になった料理店「大飯店」も年末年始は休みにしているようだ。
だが、厨房では料理のイイ匂いが漂っている。
『ふふ〜〜ん〜〜♪♪〜〜よっと……出来上がりアルヨ』
厨房では紗夢が一人黙々と料理を作っている。
九官鳥の丸焼き。
顔ぐらいある生クリームと苺で出来たケーキ。
色とりどりのコールドスープ。
一人・二人では食べきれない量の食べ物が厨房を埋め尽くした。
紗夢は冷蔵庫からゴソゴソとチューブ状のものと、チョコで出来た板を取り出しケーキの真ん中に
チョコ板を飾り、チューブ状のもので何か作業をしている。
『……なかなか難しいネ…え〜とぉ…ここをコウして……できたッ』
紗夢は大袈裟に額の汗を拭う仕草をして、全ての料理を完成させた事を実感した。
そして今の作業は板を覗いてみればわかるだろう。
『Mery X'mas Eve』
そう、明日はクリスマス・イブなのだ。
紗夢はイブのために料理を作って、今その作業を終了さえる事が出来た。
紗夢もちゃんと終わった事に安堵し、ほっぺたにクリームがついているのに拭う事無くグッスリと寝た。
(明日・・・ちゃんと来てくれるかな・・・カイ…)
紗夢は明日の幸せを夢にみた。
321 :
双月:02/12/23 14:51 ID:eRnXGi34
すいません。
前のフリをした紗夢×カイの方はちょっと行き詰まってしまいましたので
ちょっと休憩させていただきます。
こちらのカイ×紗夢はネタがネタなのでリアルタイム?でお届けする予定ですw
>317さん
あのぉ。そういうのは各職人さんに確認を取ったほうがいいですよ?
確かに投稿って形ですけど作っているのは職人さんのわけですし。
因みに私は、できればUPして欲しくないですね。
それやると、今作っているのと、こんがらがって訳わからなくなりますから
このスレに・・・ではなく、
どこか他のところで鯖借りてうpということでは・・・?
胸を這う感触。
指、掌。唇、歯、舌の感触。
首筋にかかる吐息。
甘く、荒く、熱を運ぶ。
太股に当たる堅い欲。
気付いているのかいないのか、擦りつけるような動き。
それらによって紡ぎ出される快楽。
欲を受け入れるために滲み出る蜜。卑しい卑蜜。
機は熟し、収穫の時。
欲に手を伸ばし、布越しに指を沿わす。
弾かれたように私を見るカイ。構わずに続ける私。
なぞり、さする。それだけで感じるらしく、喘ぐカイ。
『っ……サキュバスさ……ぁっ……』
男なのに、少女のように恥ずかしげに喘ぐカイ。手を動かすのを止め、言った。
「このまま出しちゃっていいの? そうでなかったら……」
言葉を切り、視線を下に移す。
長いスカート。腰の右側から左のふくらはぎまで続くいくつかのボタン。
その一つを軽く指で弾く。
カツン
直後、ボタンは剥ぎ取られ、露わになった足は強引に開かれた。
えと、むちゃくちゃ前回(
>>182-183)から間が空いてしまいました。
約二ヶ月…ぁぅ
今後も亀のように進ませますので。
ちょっと時間が取れないのでこれだけになります。すいません。
325 :
317:02/12/24 00:02 ID:Fwv1GMSX
すんまそん。
誤解を招いたみたいですね。
別鯖を借りて(すでに借りてありますが今までの作品をhtml化したものをUPしたいと思ってます。
職人様や名無しの皆様の意見をお待ちしています。
>317氏
是非ともして戴きたいです
ご無沙汰してます。クリスマスイブですね。というわけで記念UP。
>>315 投下人さん
やば、異様に大笑いしてしまいました。サキュバス良すぎです。
(4)
しなやかさを感じさせる梅喧の体躯が目の前に広がる。
それは正に絶対的な美。この世に住まう諸々の美の集結した姿。
これ程の大きさを誇りながら些かも形が崩れない胸の美しさは、奇跡的ですらあった。
重力の影響を微塵も感じさせない女性の象徴は、芸術的なまでに眩い。
なだらかな曲線を描くふくらみに目を奪われ、離せなくなる。眩しいまでの気高い純白
の美峰はカイの意識を捉えて離さない。
一方の梅喧は、完全に頭が混乱していた。
上半身が外気に晒され、外気の冷たさが直接、肌に伝わってくる。それまで靄の向こう
に行ってしまっていた羞恥心が、一瞬で立ち戻ってきた。
ひやり、と肌に刺さる冷気。正気に戻ったときの羞恥と恐れ。喉の奥から込み上げてく
る悲鳴を何とか呑み込んだ。
「梅喧さんの胸…きれいです」
恍惚とした表情で、カイはようやくそれだけ搾り出した。
腫れ物にでも触るかのように恐る恐る胸に触れる。ん、と梅喧が声をこぼした。
「痛いですか?」
違う、と言いたかった。が、言えない。体は痛くない。だが心は痛みに近いものを覚
えているからだ。体の痛みは耐えられる。だが、今の彼女は、心の痛みは耐えられない。
カイの優しさを知ってしまったから。
カイは胸にかける手の力を、ほんの僅か強めた。豊かで形の良い胸が圧力に歪む。弾力
が手に伝わる。さらに強く。今度は両手で胸を揉む。
梅喧が、はぁ、と切ない吐息を漏らした。
それに後押しされ、ぐい、とはっきりと強く揉みしだく。
「んぁ…」
吐息が熱くなる。息だけではない。体温まで上がっている。女性の象徴を思うままに
する悦楽にカイは没頭していた。
さらに強く揉みしだく。梅喧は怯えたように顔を強張らせる。が、拒否はしない。
悦楽が呼び寄せる欲求に愚直に従うカイ。
指と指の間から除く桜色の突起が目につく。それはさっきよりも硬く尖っていた。
指で突付く。梅喧の体が、びくん、と震えた。
痛いから、ではないと思う。痛いのなら、こんなに熱く、切なげな吐息はもらさない。
こんな男を誘惑するような喘ぎは漏らさない。
指でつまむ。壊さないように、慎重に。硬く尖っている。指で弾くと、確かな弾力で
ピンと屹立する。つまんで、弾いて。それを飽くことなく繰り返す。
――もっと…。もっと、したい。
それをやっているうちに堪らなくなったカイは、思い切って顔を寄せた。
唇を突起に寄せる。
赤子の頃の記憶はとうにないと言うのに。
それも本能と言うべきか。
甘えるように、彼女の乳首に吸い付いていた。
ちゅろ、ちゅろ…。
舌で舐め、唇で挟む。その度に梅喧は、はぁ、と息を吐いた。
ひどく凶暴な気持ちがカイの頭に浮かぶ。滅茶苦茶にしたい、と願う自分がいる。
カイは自制心を総動員してそれに耐えようとしていたが、梅喧の赤みがかった顔が、
目が、濡れた期待に満ち満ちているのに気付いて、耐えるのを諦めた。
耐えられる訳がない。
思い切り吸い付くと、ひ、と梅喧が悲鳴を上げた。カイの頭に置いた手に力が籠もる。
両手で胸を絞るように揉みしだき、左右の乳首を交互に舐め、吸いつく。歯で軽く乳
首を噛む。舌で転がす。その度に息が弾んで、カイの劣情を後押しする。
カイは夢中で梅喧の体を味わい続けた。
「な…なあ」
不意に、梅喧が声を上げた。ほとんどのぼせていたカイが、それで正気に戻った。
「はい?」
「俺の体、どこか…ヘンじゃないか?」
梅喧は虚空に視線を反らして、気まずそうにいった。この男は自分のことを美しい
と言ってくれている。その通りの自分でありたいと思う自分がいる。だがしかし、戦
うことしかしてこなかった自分の体は、果たしてこの男にどう映るのだろう。
「そんなこと…」
カイは本気で不思議だった。今ここで夢中になっている自分がいるというのに。
そんな思惑など知る由もない梅喧は、伏し目がちに告げる。
「お前は今まで色んな女とこうしてきたんだろ。そいつらと俺は、まるで違うんだ」
「違う?」
「俺はこんなことするの初めてだから…。何も分かってない。俺の体がお前にどう映
ってるのかが分からない。どうすればいいのかも分からない。俺には戦いだけだった
から。それが人生の全てだったから」
見損なうだろうか。それともあきれ返るだろうか。
何を想い、そして何を言うのか、その反応が怖い。
カイの顔を見るのが怖い。梅喧は目を伏せて正視することが出来なくなっていた。
「梅喧さん。目を逸らさないで。私を見てください」
カイは梅喧のあごに手を伸ばして自分の方に顔を向かせた。
梅喧の不安そうで悲しそうな表情に、胸が締め付けられる思いになる。
梅喧の第一印象は、凛とした大人の女性だった。
豪の者の強さと真っ直ぐな意志を兼ね備えた剣士は、それでも確かに女性だった。
可憐な花を思わせる女性を確かに内包していた。
それまでのイメージと今の彼女の姿の、何と言うギャップか。余りの衝撃に心が震える。
炎のような感情が噴出してくる。愛しくて身悶えしそうになる。
カイは一度ふぅっと息を吸い込んで落ち着きを取り戻してから口を開いた。
職人さん勢揃いキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
このスレほんとバリエーション豊かでいつも楽しませて戴いてます。
今後も何でもありでマターリガンガン突っ走って下さいませ。
「不安だったら、誰かに寄りかかってみるのもいいと思いますよ」
「何?」
「あなたはきっと強すぎるんですよ。強すぎて何でも一人で出来てしまったから、誰か
に頼ることが出来なくなった。ただそれだけなんだと思いますよ。もっと私のことを信
頼してください。私のことを頼りにして下さい。こう見えても男ですから、そこそこは
頼りになると思いますよ。分からないことがあったら聞いてください。私の精一杯の力
を以って答えさせていただきますから」
「俺…は…」
「あなたはあなたが思っているほど孤独な方じゃありません。今まであなたと接して
きた人の中にだって、あなたに好意を寄せている人はきっと居ます。だから、不安に
なったら誰かに頼ってください。それを拒む人は余りいないと思いますよ。例えば私とか、ね」
カイは照れ笑いをしながら髪を掻いた。どうもこの手のことを言うと、背中がむず
かゆくなるような表現しづらい気持ちになる。
「どうすればいいのか…。そう言いましたよね」
それでもめげずに言葉を継いだ。この人に言っておきたいことがある。それがどんな
に恥ずかしくて顔から火が出そうなことでも。言わなくてはならない。
「私のことを愛しいと思ってください。私があなたのことをとても愛しく思っているの
と同じくらい、私のことを愛してください。私があなたにして欲しいと思うのは、ただ
それだけなんですよ。ね、梅喧さん」
はじめてこの男と会った時から何となく思っていたことがある。
ぼんやりとした風貌で、言うことからやることまで、どこかズレている。
怒鳴りつけたくなるようなことをしているのに、何故か直後には許している。
ふと気がつくと目で追っている。気を許している自分が居る。
――そうか、これが。
はっきりと認識するのは癪に障るが、多分、間違いない。空恐ろしく忌々しいが、ここまではっきりしていると、もはや認めざるを得ない。
――これが、人を愛するということか。
モット…モットダ!
333 :
330:02/12/24 02:02 ID:Xa69zTr+
すみません、慌ててSSに割りこんでしまいました。
姐さんの鎖に巻かれて首釣って逝って来ます・・・
ソル鰤も早くみたいですー
スレ鰤は…アリでっか?
335 :
双月:02/12/25 00:04 ID:JpWv3G9l
12月24日。
今日はクリスマス・イブ。
町の中には慌しく人が行き来している。
中にはカップルの者も居れば、一人で誰を待っているような者も居る。
紗夢は一人、自分の店大飯店でカイがやってくるのを待っている。
前々から紗夢はカイに24日暇かどうかを訪ねていて準備は万端・・・だった筈だが急に仕事が入って少し遅れるとの事。
その間、紗夢は一人でお留守番という事になる。
『カイ・・・まだアルカ〜?』
紗夢は昨日、料理を作るために夜更かしをしていたので朝はゆっくり目を覚ました。
それでも十二分に余裕があるのでシッカリとお風呂に入り、体のスミズミを綺麗に洗った。
紗夢も今日こそは!っと思っているご様子。
前に告白した時は結局精神的には繋がったものの肉体的にはキスだけ。
紗夢はそれだけでも十分に満足できているのだが、やはり欲はでるもの。
精神的に疎通が出来れば、また新たな進展を望み始める。
紗夢の場合はただの心配のようにも取れるが。
『・・・・遅いアルナ〜〜』
紗夢は料理の置かれた机に肘をつき頭を中に埋めるような形で大きく溜息をついた。
10秒ぐらい経つと頭をあげ、時計を見上げる。
『・・・・・・・・・・遅いアルナ〜』
まだ分針は変わっていない内に3回は時計を見る始末。
時間はPM3時。
約束の時間はPM7時。
・・・約束の時間にすらなってもいないのに紗夢は相当辛いように見える。
これでは気が先に参ってしまうと紗夢は思い、料理を増やす事にした。
一方カイの状況はと言うと・・・。
336 :
双月:02/12/25 00:15 ID:JpWv3G9l
カリカリカリ・・・・・
あたりには木・花・草。
見渡す限り何もない森。
そこに不自然に一件家がチョコンとある。
大きさは全く大きくなく。一部屋あるだけのような家。
24日クリスマス・イブに滅多に人気がない家は珍しく明かりがついており、煙突から
白い煙をあげている。
「ふぅ・・・困りました・・・終わりそうにありませんね」
PM5時。本来なら既に紗夢の家でパーティをしている時間の筈。
カイは時計を見上げながら一息をついた。
急に本部から入った仕事の予定。
紗夢の約束は頭にありながらもカイの人柄からして決して仕事は断れなかった。
早く終わらせて紗夢に会いに行こう。
っと思っていたのだが意外にナカナカ終わらない。
早く紗夢の笑顔を見たい。プレゼントも買ったし・・・紗夢がこれを見て喜んでくれるかどうかは
わからないが…。
考えていても仕事は終わらないと早々に気がつき、自分の頬を軽くパンパンと叩き再び筆をとり仕事を開始しようとする。が、それはドアから鳴るノックの音で止められた。
「おや?誰でしょう…まさか紗夢さん?」
カイは、筆を下ろしドアを開けた―――。
337 :
双月:02/12/25 00:25 ID:JpWv3G9l
紗夢は机に料理が乗り切らない事に料理が人段落着いてから気がついた。
でも自分が一生懸命作った料理だ。捨てるのは勿体無い…。
考えた後に、近所の親友・バイトの人たちに配る事に決定した。
配るのも終えて時計を見てみるとPM7時。
――――――――しまった!!
約束の時間は7時。
今から急いで戻ろうとしても10分はかかってしまう。
とりあえず、立ったままで悩んでも仕方がないので全速力で家路を急いだ。
『はぁはぁ……っん……はぁはぁ』
全速力で走るとやはり息が切れる。
毎日武術の練習は欠かしていないが焦りがあり、体が思うように動かなかった。
大飯店に戻ってみると……まだカイは来ていないみたいだ。
肩をならしながら溜息をつく。
でもなんでカイは来ていないのだろう?
まさか来る途中に何かあったのでは!?
そう思うと体が先にカイの家の方向へ向いていた。
てゅるるりゅ〜〜………てゅるるりゅ〜〜……
紗夢が出て行った直後に誰も居なくなった大飯店に電話の音が鳴り響く。
338 :
名無しさん@ピンキー:02/12/25 00:35 ID:+alI4YL2
>>カイx梅さん、
銘無しさんじゃないけど、カイの性格がいいです。
エロシーンはぐちょぐちょなのにセリフが素敵で
ボーっとしちゃいやした。
続きを気長に楽しみに待つとします。
339 :
双月:02/12/25 00:49 ID:JpWv3G9l
カイはノックが鳴り止んだドアをそっと開ける……前に一様レンズで誰かを確認してみる。
(見ることもないか……ほら、紗夢さ……あれ?)
カイは紗夢と思って見ていたが、見た感じ紗夢ではない。
茶髪の髪は青く染まっている。
束ね方も全く違う。
服装も……紗夢はこんな服は着ない筈だ。
よ〜〜く顔を見てみると紗夢でない事は確定した。
慌ててカイはドアを開ける。
平然を装って、カイはニッコリ笑った。
「こんばんは。ディズィーさん。こんな夜遅くにどうしたんですか?」
『こんばんは。カイさん。別に用はないんですけど……近くを通ったもので、もしかしたら居るのかな〜って思って着ちゃいました。迷惑でしたか?』
ディズィーは上目でカイを見上げる。
慌ててカイは「そんなことないですよ」と付け足す。
「折角来たんですから、少し休んでいきませんか?」
勿論、仕事も残っている、時間は少ない。
だが、このまま何の持て成しもなしに帰すのも失礼だ。
そう思うと口が既に喋っていた。
ディズィーは『お邪魔します』と小さく頭を下げドアを潜った。
340 :
双月:02/12/25 00:49 ID:JpWv3G9l
机を見てみると書類の山。
ディスィーは直ぐに仕事の最中だと判断し、後ろを振り返ると
『ごめんなさい。お仕事中だったんですね。また改めてお邪魔しますね』
「いえいえ、こんな寒い中ワザワザ来ていただいたんです。お茶ぐらいは出しますよ」
ディズィーは、そう言うと直ぐに出ようとしたがカイがそれを許す事はなかった。
ディズィーもカイがこうなると譲る事はないとわかっていたので素直に甘える事にした。
『本当にすいませんね。わざわざお茶まで出させるなんて……』
ディズィーはせめてお茶は自分で入れると言ったがカイは「お客様なのですからお客様らしく座っていてください」と言って、しばらくして「私もお茶が飲みたかったのです」と付け足した。
どうやら、あまり時間に余裕がないのだろう。
カイは時計を見てみるとPM7時を過ぎていた。
―――――まずい……ですね。
カイは直ぐに電話をとり既に憶えている紗夢の店の番号を素早く押した。
つもりだが焦ってしまいナカナカ正しい数字が打てなく3回目でようやく店への番号を押し切れた。
5回……10回……20回。
紗夢が居れば絶対に出るはずの電話はナカナカ通じなかった。
おかしいと思い、不安にもなった。
カイは電話をしているうちにお茶を煎れており、電話を切ると直ぐにお茶をディズィーに出すために戻った。
ディズィーは2人用のソファーにチョコンと座っていた。
ティーカップの音に気がつき直ぐに『私が持ちます』と言おうとしたのだろう。
勢いよく立ち上がろうとするが、書類の一枚が足元にありバランスを崩しカイの居る方向へ勢いよくコケた。
ガシャーン!!
一軒の家に耳につく音が鳴った。
341 :
双月:02/12/25 01:03 ID:JpWv3G9l
紗夢はカイの家の前に着くと耳につく音が聞こえた。
――――――中からだ!
紗夢はカイに何かあったと思い、ノックをする事もなくドアを開ける。
そこにはディズィーに抱きついて……いや押し倒しているカイの姿があった。
『ッ……!!』
全てが嘘であった欲しかった。
これは悪い夢。
また目をあければ24日の朝に戻っている筈。
目を閉じてまた開いてみるが……風景は変わらない。
ワタシとの約束を守らないでディズィーと居る。
ワタシとの約束を守らないでディズィーと抱き合っている。
ワタシとの約束を守らないで―――――
「じゃ、紗夢さん。これは違うんです!どうか話を聞いてください!!」
静寂を破ったのはカイの声だった。
その声に紗夢は大きく反応した。
だが、それは受け入れるための反応ではなかった。
お茶を煎れて美味しいと言ってくれたカイ―――。
あれほど信じていたカイ―――。
あの夜キスをしてお互いの気持ちとを確かめあったカイ―――。
342 :
双月:02/12/25 01:03 ID:JpWv3G9l
なのに……ワタシを裏切った……
今映っているのは別人の用に見えた。
声への反応は恐怖を生み出す。
体は自然に震えている。
震えではすまないぐらい……痙攣してるようにも見えた。
紗夢は何もかも信じられないように目を大きくあけたまま立ち止まっていた。
(カイが何かを喋っている……でも聞こえないヨ)
(カイが近づいているのかな?顔もよくわからなくなっちゃった)
(これはカイじゃない?)
(そうヨ――――カイは私との約束を守るために店に居るんだワ)
そう思うと、目の前に見える「カイの様な人」は鬼のようにも見えた。
(近づいて……来ないで)
口を動かして喋ろうとするが声になったどうかは自信がない。
確認する前に紗夢はカイの家を逃げるように去った。
343 :
双月:02/12/25 01:25 ID:JpWv3G9l
紗夢が走って去ってしまった。
後ろを向いたときに見えた光は……涙?
カイはディズィーを素早く立たせ怪我がないかを訪ねた。
『全然ないです。それよりも早く紗夢さんの誤解を解いたほうがいいのではないでしょうか?』
「ですが――――」
『後片付けは私がします。今一番大切な事は…カイさんわかるでしょう?』
ディズィーに言われると気がついたようにカイは小さく頭を下げコートも羽織らずに家をでる。
外へ出ると雪が降っていた。
しかも…かなり積もっている。
運がよかった。紗夢の足跡が雪で残っている。
カイはそれを便りに紗夢を追跡する。
カイは足跡を頼りにある建物に辿り着く。
大飯店には灯はついていなかった。
でも足跡はココに入っている。
カイは暗くなっている店に入り込む。
電気のスイッチを探さなくては―――
カイは掌に方術で緑色の灯をだした。
辺りを見回す……あった。
スイッチを押すと店全体に明かりが灯る。
机には料理……であったものがあった。
今は既に形を無くしていた。
机に収まることなく壁・床に料理が飛び散っていた。
―――――私がやったも同然か。
カイは料理に申し訳なかった。
だが今は紗夢を探す事が先決だ。
カイは床に自分以外の足跡を探した。
すると裏口まで辿る事に成功する。
裏口は……雪化粧された裏山へ繋がっている。
前よりも雪の勢いが強かった。
そして最悪な事に紗夢の存在を確かめるための道標。
足跡が雪で埋め尽くされたいた―――――――。
344 :
双月:02/12/25 01:29 ID:JpWv3G9l
とりあえず、今日はココまで。
今回は時間がなかったので書いてはUP書いてはUPの繰り返しだったので
かなり雑になっていると思います。
特に二人の視点を行ったり来たりしてるので読みにくいかも・・・。
でもチャレンジ精神は認めてください(笑
・・・楽しみに待っていた人期待を裏切ったならごめんなさいm( )m
にしても紗夢ちゃん。どうなってしまうんでしょうね〜?
まだ考えてなかったり(爆滅
ぎこちなく舌で首筋を辿ると、小さく身を震わせカイが息を吐いた。
ディズィーは抱き締められたままパジャマのボタンを二つ三つ外す。
「…全然起きないんですね」
ここまで熟睡していると、さすがにディズィーも呆れて苦笑してしまう。
「悪戯しちゃいますよ?」
今更悪戯も何もないのだが、一応口には出してみる。
鎖骨の辺りに唇を押し当て、軽く噛む。筋に沿って舌を這わせては行ったり来たりを
繰り返す。上着の中に手を滑り込ませ、普段自分がされているように肌を撫で回した。
服の中の胸の突起を探り当てきゅっと抓む。その前から与えられていた刺激で既に
硬くなり始めていたそこをそっと擦ると、微かに開いた唇からどこか甘い響きの呻き
声が漏れた。
「…ぅ…ん……」
「――あ」
自分のしている事が急に恥ずかしくなってしまい、ディズィーは思わず手を止めた。
「…ちょっとやりすぎたかな」
抱き締められ両足で足もがっちりと挟み込まれ、段々身動きが取れなくなってきている。
おまけに硬くなった何かが布越しに押し当てられて、尚の事恥ずかしい。
「どうしよう……」
カーテンの隙間から外の明かりが差し込んでいる。すっかり日も暮れてしまった。
「早く帰らないと……」
初めてカイと肌を重ねた夜、船の皆には何の連絡もしなかった為に翌日ジョニーや
テスタメント、メイを始めとする面々にこっぴどく怒られた。以来帰りが遅くなりそうな
時には必ず連絡をしている。
帰れないならせめて連絡でも入れないと。
ディズィーは意を決したように背中へ囁いた。
「…手加減はしてね」
背中から現れた黒翼がフードを被った男の姿に変わる。
数秒溜めを作ってから拳を振り上げ――
『俺ハ加減ヲ知ランゾ』
「だっ…だめぇっ!!」
景気のいい音が部屋の中に響いた。
「…あ……?」
頭がくらくらする。カイは数度瞬きして辺りを見回すと、自分の腕の中を見て思わず
叫んだ。
「え―――!?」
『五月蝿イ、鼓膜ガ割レル』
「ネクロもういいから……」
背中がむずむずする。このままだとウンディーネまで出てきてしまいそうだ。
ディズィーはぶつぶつ文句を言い続けるネクロを引っ込めて、カイの顔を見た。
ようやく事態を理解したらしく、首筋や耳まで赤くなりうろたえている。
「すすすすすみませんっ! そのっ! えぇと……」
必死に弁解を試みるが気の利いた言葉も出ずにしどろもどろになっているのを見て、
ついつい笑みが零れる。
「いいんです、だってカイさん凄く気持ちよさそうだったし」
「あの……それは一体どういう意味で」
「はい?」
カイは躊躇いがちにディズィーを抱き直した。
「…私が、寝ている間に…何をしました……?」
密着した体に膨れ上がる欲望を押し付けられ、ディズィーはカイの問いを理解した。
「――え……と、その…だってカイさん全然起きてくれないし離してもくれないし
ちょっと悪戯したら起きるかなって思ったけど効果なくてそれどころかますます……」
彼女が喋れば喋るほど、自分で墓穴を掘っているような気がしてくる。
カイはディズィーの肩口に顔を埋めてしまった。
「あのぉ…、カイさん?」
カイが顔を伏せたまま何も答えようとしないのに、段々不安になってきた。
やはり怒らせてしまったのか。眠っている間にこんな悪戯をしてくるような女と
付き合っていられないと呆れさせてしまったのだろうか。
「…どう責任取ってくれます?」
耳元で囁かれて、ぴくりと体が跳ねた。
――やっぱり怒ってる……
途方に暮れて縮こまる彼女の耳に柔らかな舌が差し込まれ、ぴちゃぴちゃと
感覚に訴えてくる音がダイレクトに伝わる。
「――ぁ……」
気が付けばカイの体がのしかかり、元々丈の短い上着はその豊かな乳房が露に
なるほどに捲り上げられていた。
「カ…イ、さ……、……あ…んっ……」
熱い舌先が耳の中を行き来する度に、唾液がいやらしい音を立ててディズィーを
煽る。
「や……ぱり…怒……、ぁ、ああん…っ」
「怒ってませんよ」
目を潤ませて見上げる姿が愛しくて、カイは抑え切れそうにない猛りを感じた。
本当はちょっと困らせるだけのつもりだったのに、今夜は帰したくない。どうにも
ならない感情が理性を軽く押し流したのは、きっとこの熱のせいだ。
「ホントに…?」
「ええ。ただ一つだけお願いが」
太腿を撫で回しながら空いた手で左側の乳房を揉みしだく。恥ずかしそうに
脚を閉じようとする仕草で、彼女も同じ欲望を感じてきているのが分かって
嬉しかった。
「――この熱、鎮めてもらえませんか?」
「でも…風邪引いてるのにそんな事したら…それに帰らないとみんなが」
煩く囀る唇を貪り、ホットパンツの上から潤み始めた秘裂をなぞる。
「風邪は伝染せば治るんですよ、知りませんでした?」
「ぇ…?」
そんな事はテスタメントやジョニーも教えてくれなかった。
「でも…、ギア…って、風邪引くんですか…っ?」
「試してみるくらいはいいでしょう?」
押し付けられた体全体が熱い。彼の体だけじゃない、自分の体も気だるい
熱さを持って息が苦しい。
「あのっ、でも帰らないとみんなが心配して…っ、……ひゃうっ!」
硬くしこって自己主張するピンク色の突起を口に含まれ、思わず悲鳴を上げる。
「明日一緒に怒られに行きましょう…、ね……?」
どうして今日はこんなに強引だったり駄々っ子のようだったりするのだろうとか、
これも風邪のせいなのだろうかと考えていたのも、体の奥から湧き上がってきた
熱で吹き飛ばされてしまった。
ようやく続き書き始めたらこんな展開。寝起きの病人は駄々っ子なんです、温かい目で
見守ってやってください(汗)とりあえず今日は書けた所まで。ディズィーの
誕生日の内に終わらせたいものですハイ。
>カイ×梅氏
はう…エチーも台詞もしっかりしてらっしゃる…濃密で素敵です。
カイがかっこいいです…
>銘無し氏
切ないです…紗夢も闇慈も。心は通い合ってるのに思いは別の人に…っていうか
言ってて自分が混乱(汗)
健気な紗夢たんに萌え〜♪
>こちら氏
待ってました―――!! サキュバスの色気に私が堕ちそうです(笑)
強引に脚を開かれるカイ……ウッ
>双月氏
ああ、しょっぱなからすれ違い宇宙(意味不明)。
雪山遭難ときて人肌で温めて欲しいと思ってしまった阿呆がここにおります。
げふん。
>317さん
過去ログ保存館みたいな感じなんでしょうか。
それでしたら是非。読みたかった作品をまとめて読み直せるので。
……ただ一職人としてお願いが。
前スレのジョニテスとソルテス、どうか見なかったことにして頂けませんか(汗)
読み返すとのた打ち回りそうで羞恥プレイなんです……
続々職人様の書き込みが!!!!眼福、眼福。
特に投下人様、酷く不調のようでしたが頑張って下さったんですね。お疲れ様です。
前スレのジョニテスとソルテス好きなのですが、書いたご本人には辛い場合もあるの
ですね。残念ですが、新作の続きをお待ちしています。
双月様
あぁ〜続きが気になる!でもまだ考えてないんですね〜。気長に待ってます!
351 :
双月:02/12/26 00:20 ID:IDBTYCA0
よしっ!!ラストスパートだ!
これから書きます(爆
終わるのは。。。。2時ごろかな〜?
書いて直ぐにUPしていくので、ちょっと書き込みに間が空くかもしれませんが。
ご了承を。とりあえず、1UPw
352 :
双月:02/12/26 00:21 ID:IDBTYCA0
気がつくと自分は雪の中で倒れていた。
意識が朦朧とする。ある程度考えられるようになると何が起こったのかが思い出せた。
治まった涙はまた流れ始めた。涙だけは頬を伝い人のぬくもりを思い出させる。
とりあえず、紗夢は自分の状況を判断しようと立ち上がろうとした。
――――――――ッッ!!!!
左足に激痛が走った。見てみると既に青く痣になっていた。
立つ事も出来ない。雪は強くなる一方。
これは――――――――死ぬかもしれない。
そう思った瞬間。直ぐにカイの顔が出てきた。
自分が情けなかった。裏切られたのに死ぬって思った時に一番最初に出る顔がカイなんて。
そこまで愛した青年。だけど今は一番恨まなくてはいけない存在。
(でも・・・・・・嫌いになんてなれないヨ・・・・・・)
自分の体に限界が来ている事に薄々ながらも気がついている。
冷たかった―――。
ココロは寒さで凍ってしまった。
体も動かなくならないように必死に走った。
目に見えるものは信じたくなかったから瞑って走った。
途中で木に何度か、ぶつかって倒れたりもした。雪が人のぬくもりを忘れさせてくれた。
白く―――ただ白く。
ワタシの存在も白く消して欲しかった。
そうすれば、また自分の好きな色に変えられるから――――。
感覚が麻痺してきた。急に眠気が襲ってくる。
ふと足音が聞こえた気もする。近づいてくような・・・・いや、遠のいていくのだろうか?
よくわからなかった。
上の瞼と下の瞼が会いたがってる。別に拒否をする理由もない。
だってココに居る理由もなくなったから。
(夢を見れるのなら・・・またカイと仲がよくなっていて・・・・・・幸せになりたいナ)
目を閉じる瞬間にカイの姿が見えた。すごく驚いたような顔だった。
(本当に迎えに来てくれたヨ・・・でも今は眠いから寝てから話しましょう)
紗夢は目を閉じきって意識をなくした。
353 :
双月:02/12/26 00:54 ID:IDBTYCA0
冷たくなった紗夢の体を抱きしめ、後ろのおぶると近くに洞穴があったので、とりあえずそこへ退避した。
辿り着くと。紗夢を岩壁へ置いて息をしているかどうか確認するために顔を近づけ呼吸をしているかどうかを確かめた。
――――――――トクン――――――――トクン――――――
弱々しくだが心臓は動いているようだ。
ほっと安堵をするが、今の状況で放置をしていたら確実に凍死してしまうだろう。
顔の色は既に青くなっていた。死んでいると思われても仕方がないぐらいに。
カイは考えた。必死に考えた。
(今から店へ戻って温めては間に合わない・・・・・・。ここで介抱したほうがいいですね)
それからの行動は鬼気迫るものがあった。
まずは、自分の服を一枚脱ぎ紗夢に着させた。
自分がコートを羽織ってくればよかったと今更ながら後悔する。
そして、すぐに方術で紗夢の周りを明るくさせた。
方術の光は少しだが熱を含んでいるようだ。
碧・・・蒼・・・朱・・・紫。様々な色の光が紗夢を照らす。
次の行動は原始的にだが枯れ木を拾ってきて、火を起こす事。
ある程度木を持ってくると方術を使い火を起こす事に成功した。
354 :
双月:02/12/26 00:54 ID:IDBTYCA0
洞穴は結構大きいものだったので風が入ってくる事はなかった。
カイは紗夢の顔に手を当てた。低温ヤケドをしそうなぐらいに冷たかった。
――――まだ打てる手はないのか!?目の前で彼女が苦しんでいるのに、自分は何も出来ないのか!?
これ以上自分の前で誰かを失うのは十分なんだ!!!
カイは岩壁に悔しさをぶつけた。壁は少しだが破片となり紗夢にあたる。
カイは何度も岩壁に拳をぶつけた。血が出ても止める事はなかった。
ようやく落ち着くと自分の拳を見てみる。痛々しく皮膚がめくれ、血が出ていた。
血は熱くカイの腕を伝う。
血――――そうか!
カイは何かを思い立つと紗夢の寝ているところへ座り、衣服を脱がした。
勿論、乳房などが見えてしまうが、この際そんな事は言っていられない。
紗夢の衣服を全て脱がすと、自分の衣服も脱ぎ始めた。
脱ぎ終わると紗夢の抱き起こし、その上から衣服をかけた。
体全体に服をかけ、頭だけヒョッコリ出している状態ができた。
こう言うときは肌と肌が直接触れているほうが良い、と聞いたことがあるのを思い出す。
カイは紗夢を強く抱き、焚き木の炎を絶やさないように木をドンドン入れた。
紗夢の呼吸は今ではちゃんと聞こえる程度まで回復していた。
寝顔を安心して見ていると自分が前に倒れていた時、紗夢が介抱してくれた事を思い出した。
(私は・・・・・・こんなに紗夢さんに迷惑をかけてしまい・・・寝顔を見て・・・・ダメな男だ)
カイは紗夢の寝顔にキスをすると、そのまま目を瞑り仮眠を取る事にした。
355 :
双月:02/12/26 02:07 ID:IDBTYCA0
ゆっさ・・・ゆっさ・・・
(ん・・・いけない・・・・寝てしまったようだ)
カイは炎を見る。まだ小さいが消えてはいなかった。
新たな焚き木を入れ、炎を再び強いものにする。
紗夢の様態の確認をすると。自分と大して変わらないぐらいの体温にまで回復していた。
安心をすると紗夢が急に、う〜んと唸りを上げた。
起きたのかな?っと思うが紗夢はそのまま目を開ける事はなかった。
(寝言か・・・)
そのまま少し寝言を聞く事にしよう。
『ん〜〜・・・・カイ・・・・の馬鹿・・・・・』
そうだ!今回の原因ともなった理由を忘れていた。
(紗夢さんが起きたらまず、誤解を解かなくてはいけませんね)
カイは紗夢の頭を撫でる。紗夢も気持ち良さそうに甘えるようにネコのような仕草をする。
『・・・・でも・・・大好きだぉ・・・・』
「私も・・・・好きですよ。紗夢さん」
『本当に?やったぁ・・・・・・・』
本当に寝言なのだろうか?疑ってしまうが紗夢は一向に瞼を開けない。
会話が成り立ってしまい。カイは一人赤面していた。
356 :
双月:02/12/26 02:12 ID:IDBTYCA0
あれから子一時間が過ぎた。カイは焚き火を消さないように勤めていた。
すると紗夢が眠たそうな声をあげ起きる。
『ん〜・・・・・・・・あれ?カイ?・・・・・・・・・おはよう』
紗夢は抜けている挨拶をする。まだ状況を判断できていないのだろう。
「えと・・・・まだ深夜ですからこんばんはですね」
『ワカタ。コンバンハ』
紗夢はまだ眠たいようだ。目を擦ろうと手を伸ばす。
まだ気がつかない。カイは自分から切り出した。
「この前は、本当にごめんなさい。私の不注意で・・・あ、ディズィーさんとの事は―――」
カイが理由を言おうとすると紗夢は人差し指を立ててカイの口へ置いた。
『イイの。ワタシはカイが幸せならそれで。だから・・・』
「ち、違うんです!ちゃんと話を聞いてください!!!」
カイはそれから何でディズィーと抱き合っていたのかを説明した。
『・・・・・・・・・・・・・』
「わかっていただけましたか?」
『ワタシ・・・・・・・馬鹿みたい・・・・・・・』
紗夢はあっけにとられた顔でカイを見つめた。
カイも紗夢に理解してもらえた事でほっと溜息をした。
『それじゃ、カイはワタシの事好きなの?』
357 :
双月:02/12/26 02:12 ID:IDBTYCA0
紗夢は不安そうに聞いた。これ以上の不安をかけたくない―――
「勿論です。貴女が一番私の中で大切です。もう二度と離しません。迷惑ですか?」
『そ、そんな事ナイヨ』
「紗夢さん」
急にカイの視線は真面目になった。紗夢は目線に耐えられなく目を伏せてしまう。
「こっちを見てください」
両手で頬を持つと、ぐいっと持ち上げられ半ば強制的にカイと目線が合う。
「私の事を好きですか?」
『な、何を急に!!』
「今聞きたいのです。答えてください」
『そ、そんなの当たり前ヨ・・・・・・・・・そのぉ・・・・・ス・・・スキ』
最後の方は小さな声で聞こえなかった。カイはそれでも安心したような顔になった。
「私のこと好きなんですね?」
『オンナノコに恥ずかしい事を言わせるものじゃないアルヨ』
紗夢は赤面するとカイの胸を小さく叩いた。
「では私たちは両思い・相思相愛なのですね?」
『な、なんでそんなに強調するアルカ?』
「私が安心したいのです。お互い微妙なラインに居ましたからね」
『そんなものアルカ?』
「そんなものです」
少しの間。パチパチの焚き木が焼ける音だけが洞穴に響く。
358 :
双月:02/12/26 02:14 ID:IDBTYCA0
ごめんなさい!書き終えたかったのですがナカナカ煮詰まるものです(爆
ちょっと体力的にも限界なので続きはまた今度という事で・・・
本当に楽しみに待っていた人ごめんなさい〜。
これから少し家を空けるので続きは30日あたりになるかと。
あぅ〜〜。
359 :
双月:02/12/26 02:16 ID:IDBTYCA0
あと>317さん
別鯖ですか〜〜。なるなる。
私的には。前のスレのものならOKです。
前スレ消えてしまったので。
より多くの皆さんに読んで欲しいのですが、このスレにあるなら・・・
まぁ、努力して探したりするのも楽しみかなぁってw
「あ……っ」
つつ、と舌先が鎖骨の窪みから胸の谷間を通り過ぎ、臍の辺りで止まる。そのまま
白く柔らかな腹部を啄ばみ始め、両手は仰向けてもそれほど形の崩れない
乳房を捏ね回す。
「ゃ…っ、カイ…さ…ぁん……っ、…ふあ……」
くすぐったさと快感がない混ぜになり、頭がくらくらする。中途半端に脱がされた
上着が肘の辺りで留まって自由に動かせない。脚を開かされ、内腿を啄ばまれても
今の彼女には成す術もなくただ鳴き続ける事しかできなかった。
「…は…ぁ、ああ……」
下着どころかホットパンツまで濡れてきている。
もどかしげに身をくねらせ、ディズィーは爪先でカイの背を軽くつついた。
「ね…カイさん……」
内腿に一瞬だけ浮かんでは消える痕を付けて楽しんでいたカイが顔を上げる。
「何ですか?」
「…あの……」
返答に詰まったディズィーの花芯を外側から擦り上げると、隠しようもない淫らな
音が聞こえた。
「――っあぁ……!」
半ば開かれた小さな唇から切ない吐息を零し、悩ましげに白い体を捩じらせ誘う
様が、普段のあどけなさを残す仕草からは想像出来ず、男の欲望を尚更掻き立てる。
焦らすようにジッパーをゆっくり下ろし、彼を待ちかねて震えている彼女の中に
指を忍ばせると、一際大きく体が跳ねた。
「凄い…どんどん溢れてきてる……」
ごく自然に口をついた感想が、ディズィーの羞恥心と欲を更に煽る。
「…や、あ……っ!」
「えっ、あ…すみませんっ! 痛かったですか!?」
慌てて指を引き抜くと、絡みついた蜜が糸を引いて零れ柔らかな腹の上に落ちる。
またやってしまったかとカイが項垂れていると、白い脚が彼の腰に回された。
「……そんな事、ないです……すごく…気持ち…いい……だから……カイさん――」
枕の下にある包みに手を伸ばしながら、片手はディズィーの中を探る。ディズィーは
相変わらず、肘の辺りで留まった上着が邪魔でされるがままになっていた。
「…ぁ……あ、ああ……カイさん――まだ……?」
「もう少ししてからじゃないと、きっと痛いですよ」
初めてと同じ頃のように気遣ってくれるのは嬉しいが、溢れてくる熱が苦しくて
切なくて。
「ゃ、あ……もぅ――」
潤んだ目でカイを見上げ、無意識の内に指を締めつけ腰を浮かせる。
「仕方ないですね」
照れくさそうに頬を撫でゴムを着けてから、カイはディズィーの腰を抱え上げ
一気に貫いた。
「――あぁ……っ!」
必死にしがみつく脚を撫で、抱き上げて胡座をかきその上に座らせる。
纏わりつき、包み込まれる柔らかさだけでも果ててしまいそうになるのをどうにか
堪え、ゆっくりと腰を使い始める。
「羽と尻尾、出してもいいですよ」
ディズィーは行為の最中、いつも羽と尻尾を出さないよう心がけているのだが、
気分が高まるとどうしても隠し切れなくなってしまう。
「でも……」
「いいんです、折角二人でするんだから二人とも気持ちよくなりたいでしょう?」
耳元で囁かれ揺すり上げられ、部屋の中に白と黒の羽根が羽音と共に舞い落ちた。
「ふぅん、それで?」
両手を腰に当て仁王立ちするオーガスの前で、ディズィーは縮こまった。
「ジョニーとリープが船を空けてたから今回はこれで済ませるけど。
みんな心配してたんだからね?今日は庇えないよ」
横からメイが続ける。
「すみません、私が引き止めたから……」
『アンタは後!!』
十名の一喝を受け、カイは黙り込んだ。
「しかし……」
「……じゃあ、こうしよう?」
悪戯っぽく目を光らせ、エイプリルが口を開く。
「何て言って引き止めたのか教えてくれたら今回はチャラ」
「え……?」
口をパクパクさせ赤面するカイに、十九の視線が集中した。
『さ、どうする?…3、2……』
「ちょ、ちょっと待って下さ……」
詰め寄られ後ずさる。
その間にディズィーが割り込み叫んだ。
「か、風邪って伝染せば治るって教えてもらったんです!! だから私……」
「…………」
『…………』
冷たい視線がカイに再び集中し、しばらく沈黙が続いた。
『デッキ拭き、決定』
終わりませんでした、終わりませんでした……っっ!!
最近入れてっからの描写がどうしていいのやら状態です。
微妙にストーリーモードの影響受けてしまったかもしれません。
今回ばかりはオノレカイホーだったのに……
364 :
317:02/12/26 13:43 ID:ipPCyTC8
>投下人氏
前スレのテスジョニとソルテスは無しですね。
>双月氏
前スレに載せたのはOK…と。
じゃあ書庫作成してきますか。
追伸:他の皆様の作品は一通り載せますが
「この作品は載せちゃダメだゴルァ!」
と、言いたい方はご一報ください。
えー現在、新年記念UPを目指してカイ梅およびソル鰤を執筆中です。
それにしても書くと言っておいて何ですが、ソル鰤って書きづらー。
>>332 薄くてゴメンね。初めてのエロで戸惑い気味なのよ。
>>333 気にせんといてつかぁさい。読んで貰えるだけで嬉しいんです。感想いた
だけるとさらに嬉しい。
>>334 カイ梅が終わったらUPするから待ってて。
っても内容は期待しないといてください。原作無視の上にオリジナル設定
を勝手に付加してしまったのでもう大変なことに。出来るだけ希望に添え
るように努力します。
一応、スレイヤー登場させますんで。
>>338 感想ドモー。「エロシーンはぐちょぐちょ」に苦笑させていただきました。
…ちなみにsageましょう。
E-mail(省略可): の右側にsageと入力ね。
>>348 投下人さん ご感想ありがとう御座いマス。大作家にご感想を頂けて
非常に嬉しいですわ。
あまりに嬉しくて小躍りして喜んでいます。
366 :
334:02/12/27 09:58 ID:Irt0DYWH
>カイ×梅様
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
期待しないでといわれたのでコソーリ期待してまふ。
念願のスレイヤー登場!
hossyuhossyu
368 :
銘無し:02/12/31 21:50 ID:Napa9CnX
なんでヒトの心って上手く行かないんだろう。
なんでボールを投げても跳ねかえってこないんだろう。
なんでヒトはヒトの心を踏みにじっちゃうんだろう。
ソッカ。ワタシ、慰めようとして、慰められたかったノカ。
結局利用してただけジャナイ、こんなノ。
自分のしてる事に嫌気が差す。偽善、とも言うに違いない。
形だけでも、目の前のヒトとあっためあいたかった。
「お、おう、大丈夫か?どっか、痛く、ねぇか?」
「――――――、ゴメン…ゴメンネ…っく、ひくっ…」
真っ赤な目が恥ずかしい。
「俺だってきっと、考えてた事はお互い様だ……同じ穴のムジナ、ってことよ」
うつむいてると震える肩を抱かれて、頭をなでられる。
乱れた髪を整えるおっきな手の感触。
「でもお前が、そこまでしてくれるってぇのは。ああ、嬉しいンだよ」
目をごしごしこすりながら、うなづいて闇慈に耳を傾ける。
それから伝えられたコト。彼女のコト、忘れらんないって。
でも、ワタシとアノヒトの間のコトが羨ましかったって。
そっくりだよ。さみしがりで、欲張りなワタシたち。
彼女は何かを知りすぎてしまったのか。それとも知らせすぎてしまったのか。
ワタシには知らないことがたくさん有る。
ワタシだけは、背負った物が軽い。
だからせめて、今宵だけは。忘れさせてあげたい。現実を。
「こんなノ。次無いからネ」
「承知」
「今はワタシ見てるノ、許すアル。他のコト。全部忘れるヨロシ」
「俺もお前の頭ん中、俺の事で一杯にしてやるぜ・・・酒の礼だ」
369 :
銘無し:02/12/31 21:52 ID:Napa9CnX
月下美人の、大輪の花が開く。
はかなさゆえに、見る人の心を奪う、神秘の花。
たった一晩の、それは幻。
そのままなんにも着ないで、一つの毛布に一緒にくるまって。
肌を重ね合って、暗い、寒い夜を明かした。
一晩中涙をぬぐい合い、語らい、あっためあって――慰め合って。
ワタシの中で何度も果てる闇慈。闇慈の腕の中で何度も果てるワタシ。
傷の舐め合い。今はそれでも構わない。
明日また、歩き出せるのなら。
ああ、ほら。 空が白み出した。
今日の、生まれたての風が、髪をさわさわと鳴らしていく。
あんなに誇らしく漂っていた月下美人の花の香りも、もう風に流されてしまった。
二人よりそい、空を見上げて、夜明けを待つ。
おっきなおっきな空に、なんてちっぽけな私達。
ヒトはひとりっきりで生まれ、ひとりっきりで死んでいく。
孤独な生き物。
常に迫る孤独の恐怖におびえながら、つかの間の慰めに身を委ね、じっと夜明けを待つ。
それが途方も無い昔から、ヒトの歴史の中で繰り返されてきた。
―――――――夜空が、朝焼けに照らされ、
燃え上がる大海原に姿を変える。
そして全ての人の頭上にわけへだてなく……
今日も夜明けが訪れる。 < 終 >
370 :
銘無し:02/12/31 21:55 ID:Napa9CnX
なんだかしんみりした話になったので大晦日にうぷさせて戴きました。正月しょっぱなよりは、と。
暮れる年をマターリ味わいながら読んでやって下さいませ。しかし大晦日ももうすぐ終わる罠。
エロSSというよりかすかなエロ付きシリアス話……でも楽しかったですスミマセン・・・
前半情け無かった闇慈が勝手に動き出してくれました。
このあと闇慈が姐さんを追いかけて旅立つもよし、紗夢もカイを追いかけて飛び出すもよし…
何故か今晩だけじゃなくなるも良し…ご想像におまかせいたします。
保存庫への格納は歓迎です。お手間かけて戴きありがとうございます。
ふと思ったのですが、その時SSに題名をつけるのもアリなのでしょうか?
無い時は「○○さんその1・その2・・・・・・」のような表記になるのかなと。
読む方からはどちらがいいでしょうか?
あけましておめでとうございます。
闇×紗お疲れ様ですた。
すごくせつなく書き上げる腕に惚れ惚れ。
皆さん上手いですね・・・
どの作品も、思わず唸ってしまうような出来のものばかり。
372 :
名無しさん@ピンキー:03/01/01 10:21 ID:/Dv6vnMB
>銘無しさん
おつかれさまでした〜&あけましておめでとうございます。
大晦日の夜に読めて良かったです。
個人的には何故か今晩だけじゃなくなる方向がハァハァだな…
保存庫あったら嬉しいなぁ。
ソルテスとジョニテスはダメなのか…残念。(好きなんだけどな
明けましておめでとうございます。
>銘無し氏
闇紗夢お疲れ様です〜♪
しんみりまたーり読ませて頂きました。
二人が切ないなあ…
これから先どの方向に流れても萌えです。
>372さん
前スレのソルテスとジョニテスはダメというか…読み返したら恥ずかしかったんで……
女体化ネタはもうちょいギャグっぽくやればよかったなあとか色々と。
アホエロ(?)みたいのでまた書くかも知れません。
書きかけで送信してしまいました(汗
>313さん
前スレのミリアネタはあれでお終いです。
プラスの時はザトミリは何もなかったからこそ、ああなったのかなと思ってたので。
今回のストーリーモードを見た後だと、あの続きはちと。
今新しく書くと、エディミリかエディ髪というシュールなものしか書けそうにないです……
375 :
313:03/01/01 18:05 ID:lHjomFY0
>>投下人さま
そうですか…確かにいろいろ食い違ってしまいますものね。
残念ですが、仕方ないです。でもエディミリは読みたいかも知れません(笑)
ということは…投下人さまも、
今回のストーリーのミリアとエディのやりとりはそういう意味だと解釈なさったのですね?
いや、エディの『こいつが何をしたか知ってるぞ』とか
ミリアの『汚された』とかいう発言は、
「あれはただ禁呪をうえつけられたことを言ってるだけだ」という方も多いので…。
個人的には、あれはやっぱり素直に文面を受け止めて
『何かあった』と解釈するのがふつうだと思いました(^^;
まあ、いろいろ複雑なのですけど…。
376 :
双月:03/01/03 23:39 ID:5ruMt2Zl
あけましておめでとうございます。
すごい待たせててスイマセンm( )m
アレから風邪拗らせてしまいまして、ぜんそく気味なんです(つT)<ゴホゴホ
クリスマスネタなので季節感0ですが、これから続きを書こうかと思ってます。
にしても・・・読んでくれる人居るかが不安な所ですけど。
>投下人氏
ディズィーもカワイイですよね〜。
巨乳ですしwやわらかそうです♪
次の作品は誰を書くのでしょうか?すごい期待してますよ♪
すれ違い小宇宙に一人クスクス笑ってましたw
>カイ×梅氏
意外にココだと梅って受け子ちゃんですよね〜。
私的にはチプーや闇慈を食べてるイメージなのですけどw
そろそろHNを作ってみては?
他の作品を作るとなると紛らわしくなしますしね。
>銘無し氏
召喚しちゃいましたw私もシリアスな話書いてみたいな〜。
私文才ないのでシリアス無理っぽいです(汗
前にソルとカイの戦闘を書きましたけどアレはカナリ苦戦しましたよ。
なんども書き直しましたね。
どうしてもラブラブに走っちゃう・・・一瞬そのままソル×カイにしようかと(略
377 :
双月:03/01/03 23:55 ID:5ruMt2Zl
ごめんなさい。ageちゃいました・・・。
どもです。新年記念UPは元旦の当日にしたかったんですが、体調との兼ね合いでチト
遅れてしまいました。まことに残念であります。
(5)
梅喧は無言で上半身を起こした。
カイの顔を真正面から見る。整った顔立ちの彼が、今は不思議そうにしている。
運命なんて言葉は信じては居なかった。自分に運命と言えるものがあるとすれば、
それは血にまみれた修羅の道だと思っていた。
そう思っていたのに。
この男はそれを、こんな短い時間で大きく変貌させてしまった。もしかしたら大した
男なのかもしれないと、思っていた。
だと言うのに。この男は。
「ったく…」
頬に手を寄せる。
相も変らぬカイの平和そうな顔に、あきれ返る。嘆息したくなる。
何だかこの男のことでいろいろ考え込んでいた自分の愚かさで、やりきれなくなりそうだ。
気取られないように、素っ気無く言い放つ。
「何を気取ってんだか」
梅喧の素直な意見に、カイは苦笑いした。
「言わないで下さい。自分でも恥ずかしかったんですから」
「ちっ…」
舌打ちで誤魔化したが、本当は笑い出したかった。
――この男が馬鹿なら、俺も相当な馬鹿だ。
きっとこの男の馬鹿が感染ったんだろう。もう深く蝕まれていて治らないかもしれ
ない。でも、それで良かった。馬鹿でもいいんだ、という気持ちが、清々しくて爽や
かで新鮮で、何だか心が洗われた。
「ったく。ヤキが回ったぜ」
「梅喧さん?」
梅喧は返事をせず、カイの唇を指でなぞった。ぷっくりとした柔らかい唇は女性的
な柔らかさを感じさせる。端正な顔には長いまつ毛と透き通った瞳。すらっとした体。
そして、もって回ったことをしがちな、やや不純ではあるが、まぁ綺麗と言っていいだろう心。
それら全てが梅喧を惹きつける。抗えないし、抗うつもりはもうなかった。
梅喧はカイの唇に吸い付くと、手を伸ばしてカイの服を脱がし始めた。
「ほら、腕を上げな」
「ば、梅喧さん…」
カイは戸惑いながらも従う。
程なくしてカイの汗ばんだ上半身が外気に晒された。
外見ではよく分からなかったその体は、流石に騎士らしく肉付きがいい。よく絞れ
た体からは逞しい男を感じることが出来る。
「なよなよしてると思ってたがどうして。意外といい体じゃないか」
「…これでも男ですから」
「ふふ、むくれるなよ。褒めてるんだからさ」
顔を胸に寄せる。ちゅ、と肌に口を寄せ、舌を這わせる。なめくじが通った跡のような
一本の線が、つうっと斜めに走った。
鎖骨を撫でさすり、広い胸板に唇を這わせる。
「ん…」
カイの口から溜め息のような声が漏れる。吐いた息は、彼自身の体温同様に暖かい。
勢いづいた梅喧は、尚も胸に唇をなぞらせた。
どくん、どくん。
胸をどんどん叩く音が振動として頬に伝わる。
心臓が暴れているのがよく分かる。
――これがこの男の命なんだ。
ちょっとでも触れていたいと思う気持ちが、梅喧を突き動かす。
それが淫靡な行為だと意識せずに、撫でさすり、這わせる。それは二つの魂を
一つに融合する為の儀式のように神聖な行為だった。
脈動する生命が訴えている。目の前の相手が欲しいと。
全てを奪い去りたいと願っている。
「お前の全部を、俺に見せて欲しい」
「私の全てを…?」
「動かないで…じっとしてな」
梅喧はカイの動きを制すると、再開した。
カイの胸板に吸い付く。男の逞しさを味わうようにじっとりと、ぬめらかな舌を長
時間かけて這わせる。
それと同時に撫でさすっていた手が、次第に下がっていく。やがて、いつしか大き
く膨らんでいたカイの股間へと辿り着いた。
「ココ、こんなになってるぜ…?」
挑戦的な瞳をカイに向けながら手のひらで撫でると、びくんと跳ねた。更なる愉悦
を求める合図のようで、自然と口元が緩む。
「梅喧さん。初めてって…」
カイは戸惑いを隠せない。
「さっきまでのお前の真似だ。お返しだよ」
「…そんな風に言われると、ちょっと恥ずかしくなります」
「さんざ俺の体を弄りまくってた癖に、いまさら何言いやがる」
熟しきったトマトのように赤くなったカイの顔を面白そうに見上げて、笑いかける。
「今度は俺が好きにさせてもらうからな」
悪戯好きな子供のような顔に、カイは苦笑いを浮かべる。
ちゅ、とキスをする。今日何度目かのキス。梅喧から求めたキス。それは純粋に思い
を伝えるためのキス。
梅喧の中の女が求める、カイの心を最もよく味わえる行為だ。
カイにしてみれば、このままでもいいのだが、それだとこれだけで一晩が過ぎてしまう。
それはちょっと、カイには辛い。理性は許しても股間のせりあがりは決して許さないだろう。
そろそろと手を伸ばす。
女の秘所へと、気付かれないように静かに息を潜めて。
そうして目標へ辿り着いた指は、さっそく活動を開始した。
女性の最も敏感な箇所に、細くしなやかな指が進入した。
ねっとりとした粘つきが、指に付着する。
「んむ…!」
くぐもった声で梅喧が抗議するが、それには構わず続ける。
――初めてだと言っていた。余り手荒にならないようにしないと。
細心の注意を払いながら秘唇を弄ぶ。微かに伺える赤みがかった秘部を、目の端で
確認する。魅惑的な女性自身が、カイの本能を昂ぶらせる。
ぬるぬるした液体で濡れそぼった梅喧の秘裂は、栗色の茂みに守られるような佇ま
いを見せていた。
卑猥な粘着音が次第に大きくなっていく。痛くしないように慎重になっているつも
りでも、つい指に力が籠もってしまう。痛みを覚えていまいかと心配になったか、梅
喧にその様子は見られない。顔を胸に埋めていて表情は見えないが、肩に置かれた手
はぎゅっと握られていて、何かを必死に我慢をしているようだ。
カイは調子に乗り、指の蠢きに様々なパターンを与える。
「……は……ぁ…っッ!」
多角的な刺激が功を奏したのか、梅喧のくぐもった喘ぎが高くはっきりとしたものに
変わりつつある。
ひとしきり翻弄すると、指を離す。指はもう愛液にまみれていた。
「ずるいぞお前。俺の番だって言ってるだろ」
顔を離した梅喧が、唇を尖らせて抗議する。
「そうでしたか?」
「そうなんだよ! くそ、惚けやがって」
主導権を握り返されてしまったら、また好き放題されるだろう。
それも嫌なことではないが、やられっぱなしというのも何だか癪に障る。
対抗するために、梅喧は思い切った行動にでた。
カイのズボンに手をかけ、一気にずり下ろす。
「わ、何するんです?」
カイの抗議には耳を貸さない。
途中、テントを張った部分が引っ掛かって脱がすのに苦労したが、何とかカイの下
半身を露出させることに成功した。
「うわ…」
初めて見る男性の生殖器に、思わず驚きの声が上がる。
斜めに反り返った肉棒は、まるで梅喧の額を狙っているかのように高くそびえ立っ
ている。暴力的なまでに張り詰めたそれは、まさしく男の象徴に相応しい力強さを感じる。
梅喧は何とか気を取り直し、カイの表情を伺った。
カイの顔は、耳まで真っ赤になっている。彼もまた恥ずかしいのだ。
梅喧はそれを悟り、余裕を取り戻した。にやりと笑う。
「俺が治めてやるよ」
「え? え?」
「初めてだから分からないけど、好きなんだろ? 口でされるの」
「く、口で…って」
――治めるって、そういうことか。
カイの胸の高鳴りが激しさを増す。小耳に挟んだことがある、つまりフェラチオと
いう奴だ。それを今から、一目ぼれした最愛の女性にしてもらう。まるで、女っ気の
無い生活を送ってきた男性の妄想のようだ。
興奮し過ぎて頭が噴火しそうだ。
「ぼっとしてないで立て、馬鹿。出来ないだろ」
カイは慌てて立ち上がる。立ち上がったことで、カイの股間の隆起が梅喧の目の高さの位置にきた。
再び愕然とした。痛々しいまでに張り詰めているそれは、発散の行き場を求めて脈
動している。びくびくと脈打ち、先端からは透明な雫が滲み出ている。それだけグロ
テスクな光景なのに、目が離せない。いや、むしろ見とれてしまっている。
――俺のせいで、こんなになってる。
梅喧は、すっと手を伸ばした。
――俺がこいつを鎮めてやらなきゃ。
手のひらを幹の部分に触れさせる。予想よりも遥かに温度の高いそれにびっくりする
が、ためらいつつも指をそこに巻きつかせた。まるでそこにもう一つの心臓があるかの
ように、どくんどくんと鼓動している。
梅喧はゆっくりとそれへと顔を近づけた。
「あ…」
カイが驚きの声を漏らす。
が、梅喧はそれには構わなかった。カイの激しさはさっきの行為と言葉で十分に理解
したつもりだ。今度はそれに答えなければならない。
ちろり、と舌を伸ばす。
先端部分は既に湿っている。おそらくキスの段階ですでに先走りはしていたのだろう。
粘ついたそれが、とぷとぷとあふれ出ている。
音を立てて先端を軽く吸引する。ぬるぬるした感触が肉棒を侵食していく。青臭い匂
いと粘っこい液体に餌付きそうになるが、どうにか堪えた。
梅喧はそれを喉の奥まで呑み込んでから、動きをいったん止めた。
「んく…」
カイは喉の奥で小さく呻いた。
>>376 双月さん
ども、ありがとう御座います。
何かこう私にとって姐さんは、外見的には強気でも男関連は経験無さそうに見えるんですよ。
復讐一辺倒で、男のことなんか考えてられねぇって感じ。女を捨てたとか言ってるし。
何て言うかそういう女性を口説き落とせるとしたら、ある程度以上に優れた価値観だとか
考え方の持ち主だろうなぁ、と。
今回はその役をカイに託しました。いや単純にカイ好きだっただけで。
お陰でオリジナルなカイになってしまいましたケド。
HNに関しては…考えております。まぁ個人的にカイ×梅推進派なのでこのままでもいい
かなと思ってはいるんですケド。同志は居ないかな。
>>370 銘無しさん
上手な文章ですよね。雰囲気がいいし短くまとまっているし、凄いです。見習いたいです。
前述したとおりカイ梅派なので何故か関係が続くのがいいかなと。
ってか、カイ梅終わったあとに、カイに振られた紗夢と梅喧に振られた闇慈の慰めあい
みたいなの考えていたんですが、被りまくりなので書くの止めました。
何だかソル鰤を書いてはいるんですがUPするのは遅れそうです。
早く読みたいって人が居たら言ってください。カイ梅の最中ですが、要望があればUP
させていただきます。いればね…。
それではまた。
>>376 双月様
ぜんそく気味とは・・・養生なさってください。
続き期待しております。可愛いジャムが好きなんで。
ソル&カイのシリアスなバトルは格好良かったですよ。
>>378-384 キターーーーーーーー!!!
小説書くのは始めてだ、と以前仰せられてましたが、
語彙が豊富な文章でいつもウトーリさせてもらってます。
表現も格好(・∀・)イイです。
前スレから読んでいた者ですが投下人さんのSSをとても気に入ってます。
とくにテスタ×ディズです。双月さん、銘無しさん、カイ×梅氏さんも
頑張って書き貫いていってください。その際は風邪などひかずに。
これからも読ませていただきます。
387 :
双月:03/01/06 00:43 ID:UAyXMJqW
「紗夢さん・・・・私は紗夢さんの事を愛しています。だから精神的にも・・・・・肉体的にも繋がっていたいのです」
『・・・・・・・ん・・・・いいよ。カイなら、ワタシダイジョウブダヨ』
紗夢はカイを素直に受け入れた。カイは紗夢の頭に手を回し顔を近づける。
まだ恐怖心が抜けていないのだろう。まだ肩は小さく震えていた。
「まだ、怖いですか?大丈夫ですよ。怖くないですから」
『違うアルヨ。ただ寒いだけアル・・・』
精一杯の紗夢の強がりをカイはわかっていたが、ココでその事を言ってもムードが壊れるだけと判断し
素直に「そうですか」と促した。
だが、このままでは決してイイ記憶として残らない。紗夢を安心させなくてはいけない。
「そうだ。今日はクリスマスでしたよね?」
『・・・・・・台無しにしちゃったネ・・・ゴメンアル』
どうやらNGワードを言ってしまったらしい。紗夢はうつむいて何も喋らなくなってしまった。
「・・・そんな事はありませんよ?コレはコレでよかったんですよ。ほら・・・こうすれば」
カイはそう言うと。右手を上に向け目を瞑った。
するとカイの掌から色とりどりの拳サイズの光が無数に出てきた。
『わぁ・・・すごくキレイ・・・・・・』
「クリスマスツリーの代役です。紗夢さん手を出してください」
『今度は何アルカ?』
紗夢は興味津々に手を出すとカイはその手を握った。
そして、手を離してみると紗夢の掌に紅い光が光っていた。
「これが貴女の光の色ですよ」
『わぁ・・・・・・これがワタシの色。カイは何色だったアルカ?」
「私は・・・この色です」
カイは手を軽く握り直ぐに開ける。するとそこに蒼のような碧のような色が現れる。
『優しい色だネ。スゴクキレイダヨ』
紗夢は自分の手にある紅い光とカイの手にある光を重ねてみた。
光は混ざり合って赤紫のような色になった。
そのまま手を握る。二人の手の間から重なり合った光が漏れ始める。
見詰め合う二人。もう言葉は要らなかった。
388 :
双月:03/01/06 00:44 ID:UAyXMJqW
紗夢の2回目のキス。相手が変わらなかった事に感謝しつつ今回のキスは唇が触れ合うだけではおさまる事はなかった。
カイの唇が上下に揺れ、紗夢の唇を刺激する。紗夢の頭を撫でつつキスを激しいものにする。
紗夢も必死にカイの行動についていこうとする。淫らな音は洞窟に響き、二人の仲を一層に深くする。
カイはキスを一旦止め、毛布代わりにしていた自分達の服を剥ぐ。
『な!なんでワタシ裸アルカ!!?』
紗夢は今更になって自分が裸の事に気がつき、自分の服で胸を隠す。
紗夢は怪しいと思いながらカイを凝視する。
『カイしか居ないんだよネ……』
「あのですねぇ…そのような目で見られても困るのですが…」
『でもカイが脱がしたアルヨネ?』
「まぁ、否定はできませんが…』
『ワタシが寝ている間にイタズラとかしてナイ?』
「……ほら、光が綺麗ですよ〜。紗夢さんの髪にもくっついてますね」
『話を反らすなアル……でイタズラしたのカ?』
「紗夢さんの髪ってサラサラですね〜」
『したナ?』
「……はい。で、でもイタズラって程のものじゃ――」
『何したアルカ?』
「……キスを…」
『な、なんて事を!!』
紗夢は聞いたとたんに立ち上がる。すると形の良い胸がぷるんと出てきた。
慌ててしゃがみこみ服をあてて隠したが、カイは赤面し口を半開きにして唖然としていた。
『見た?』
「……はい―――――いてっ」
『………バカ』
紗夢は恥ずかしがって服を頭を被せる。カイは苦笑気味だったが雰囲気が良くなったので良しと考えていた。
だが、これではとてもじゃないがアレ繋ぐ雰囲気ではない。考えた末の結果はコレだ。
「紗夢さん。でもこれから私達はそういう事をするんですよ?」
紗夢は顔を隠してはいるが聞いてるようだ。
「だから、これぐらいの事で恥ずかしがってちゃ……ね?」
言いながら顔を隠していた服を剥ぐ。勿論胸を隠している服もだ。
389 :
双月:03/01/06 00:50 ID:UAyXMJqW
呼吸が止まるって怖いね!双月です。
喘息で呼吸がよく止まるようになりました。
今回は会話重視っぽく書いてみました。相変わらずエチは苦手。。。
今は無理が出来ないのでコレが限界ですね。ごめんなさい
ゆっくりですがUPしていきますね。
>385さん
どうも応援ありです。私もカワイイ紗夢が好きなんですよ。奇遇ですねw
バトルの方は本当に管轄外って感じだったのに好評良くてビックリしてます♪
これからも頑張るので読んでくださいね〜
ヨシッ!!イイゾ!!!
やっぱ、カイはこーでないとっっっ!!
お疲れ様でした!どうぞお大事に。
これから先、痛い話を投下します。苦手な方スルーもしくは脳内消去お願いします。
>375さん
最初は私も禁呪の事かと思ってたんです。ただミリアのED3見てると
「そういう」意味かな、と。
ちょっと今回そういう路線目指してるのでご期待に添える内容ではないかも。
>双月氏
喘息ですか…確かに怖いですよね。あまり無理はなさらずにお願いします。
二人の上手くいきそでいかないもどかしさ加減がなんか…こう……頭撫でたく
なるくらい可愛いです。続きまたーり待ってます。
>209@カイ梅氏
大胆な梅喧キタ――(゚∀゚)――!!
前戯の段階でここまで濃いと期待しちゃいます。
私の場合表現やら語彙やら貧困なので見習うべきところが沢山です。
…実は私も風邪引き。スレ通して何か流行ってるんでしょうか(苦笑)
穏やかな夕陽が、街並みを赤く染め上げている。
獣は少女達の笑い声に振り返り、反射的に身を隠した。
揃いの制服に身を包みそれぞれの両手に荷物を提げ、楽しそうに談笑するその後ろを、
さらに大量の荷物を抱えた黒服の男二人が目を合わせ溜息をつきながらついて来ている。
「テスタメント、もう一個くらいまでなら私持てるから……」
「いい。あまり甘やかさないでくれ」
髪を二つに分けた少女に顔を向ける事もなく、名を呼ばれた方の男は荷物を持ち直した。
「そうだなぁ、二・三度買い物につき合わせたくらいでチャラという訳にもいかんし。
ついでに船の修繕も頼むか」
サングラスの男が陽気に笑ってテスタメントの背を叩く。
少女達が再びどっと笑い、その中で彼が困ったように首を振るのが見えた。
路地裏で獣は胸を押さえた。ありえない鼓動が高なるのを感じて、目の前の壁を蹴りつける。
痛みはない。
先ほど見かけた光景を思い出す。先日イノが起こした騒動がまだ尾を引いているとはいえ、
それでも互いに溝を埋めるべく歩み寄ろうとしている。
――そうして、自分に何もない事を思い知らされる。
同じ兵器として造られた彼らですら拠り所を見つけたというのに。自分にあるのは宿主の
体と共に朽ちてゆく命だけ。
心すら宿主の意識が基盤となって、その上に居座っているだけではないか。
「――見つけた」
女の低く呟く声に、獣の思考が中断される。
長い金の髪を揺らし、蒼の眼光が彼を射抜く。静かな殺意に獣は安堵した。
「ゴ機嫌ヨウ。我ガ麗シノ姫君」
大げさに手を広げ、おどけた仕草で振り返る。
「乗ル訳モナイカ」
この女も、宿主に執着して自分を追っているだけでしかない。
「もう、そこにはいないのね……」
誰も彼を見ようとはしない。
獣は宿主の骸を抱きこむようにして奥へ走った。
「逃がさない……!」
ミリアは独特の前傾姿勢で獣を追った。
獣が自分を誘っているのは分かっている。それでも関係ない者を巻き込む事は
避けたかった。
行き止まりで足を止め、辺りを見回す。すっかり日も暮れて、こんな裏道には月の光も
射さない。
「くっ!」
地面から生えてきた手に足を取られ、転倒する。咄嗟に髪を伸ばし壁に突き立て
姿勢を調えようと試みるが、続いて現れた男の姿に息を呑んだ。
「ザトー……」
かつて愛し、憎んだ男。未だに彼女の心を縛り付ける存在。
そこにはいない事など分かっている。彼女と、彼に寄生した獣が彼を追い詰め死なせて
しまったのだから。
――あいつは死んで、私は自由になった。なのに何故この獣を追うのか。
獣と、抱えられた男の骸を睨む。思ったより腐敗は進んでいないようだった。
足首を掴む黒い手の力が緩む。その隙を突きミリアは間合いを詰め、獣の懐に
飛び込んだ。
――欠片も残さない。お前も、お前に繋がる獣も何も残しはしない。
「馬鹿ニシテナイカ?」
宿主が死んで衰弱しきっているはずなのに、そんな力がどこに残っていたのか。
せせら笑うように獣は彼女の胸倉を掴み、地面に叩きつけた。
「甘く見てたわ……」
四肢を影の手に掴まれ持ち上げられ、標本のように壁に貼り付けられる。
「我々ハ記憶ヲ共有シテイタ」
影から伸びた無数の手が触手状に変化し、滑らかな肌の上を這い回り始める。
「な……」
異様に冷たい感触とこれから行われるであろう事への予感に、ミリアは
青ざめ、身を震わせた。
「知ッテイルゾ。奴ガオ前ニ何ヲシタノカ」
冷たく硬い骸の手が、顔を背けた彼女の顎を掴み、自分の方を向かせた。
395 :
375:03/01/07 02:35 ID:3mRcQLRC
エディミリキタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!!
どうしよう、嬉しすぎます。
暴走しそうな魂にどうにか手綱をつけて、続きをお待ちしております…!
これからの展開が気になる
397 :
双月:03/01/07 23:45 ID:tGbrF08G
あっと言う間に紗夢は一子纏わぬ状態になる。
火の光は紗夢が明るいと恥ずかしいとの事で事前に消してあった。
だが火を消せば洞穴の中では暗闇になってしまうのでカイの方術の光はとっておくことにした。
暗闇に部分的に見えるエーテルの光と裸。
カイは再び紗夢の口を塞ぐ。舌をいれ相手の反応を求めた。
おずおずとだが紗夢も反応してくれる事が嬉しかった。
『ん・・・・・・っ』
カイの舌は紗夢の口から離れるが肌から離れる事無く、頬を伝い首筋を通り鎖骨の窪みを味わい胸で止まる。
舌先で乳輪辺りを刺激する。くすっぐたいのか気持ちがいいのかまだ紗夢にはわからないようだが嫌がる事無く受け入れてくれる。
『・・・は・・・ん・・・、んぅ・・・』
舌先は乳首へ到達すると、紗夢は声を出さないよう我慢していたが限界のだったかの様に小さくだが声で反応を示すようになった。
右右左左上上下下。規則正しく舌先は紗夢の乳首を刺激する。
先端が尖ってきたと思うと手がもう片方の胸に伸び、白く柔らかで立っていても重力に逆らい上に向いている胸を優しく歪ませ紗夢の胸を楽しんだ。
『んん〜・・・・・・カ・・・イ・・・』
胸を楽しみ終えると舌は更に下へ進む。今度は腹部の中央部分。おへそで止まった。
「ここは・・・どうですか?」
おへそをぐるぐると周りを舐め、たまにおへその穴に舌先を入れ振動を加える。
『くすぐったいぉ・・・でも悪くないカモ』
紗夢はカイの頭を撫でながら微笑んだ。
しばらくするとカイは紗夢のお尻に触れ始める。最初はビクッと体が揺れたが決して嫌がりはしない。カイは最襲ラインの下着に手をつけた。全裸にしようと言ってもカイにパンティまで脱がす勇気はなかったと・・・考えればわかるような事か。
腰辺りに両手をあて、パンティに親指をいれる。ゆっくりと親指を下げていく。
こう言う時に限ってエーテルは付近でキラキラと輝く。
下げきると紗夢が後ろへ一歩下がりパンティはカイの親指にだけ触れている。
カイはパンティを横へ置くと、立ち上がり紗夢に再びキスする。
紗夢はこくんと頷きカイは膝をつく。
398 :
双月:03/01/07 23:51 ID:tGbrF08G
ゆっくりとUPして行こうと決めました。双月です。何時になっても慣れませんね・・エッチ。
苦手なんだよ〜。エロスレから消えろ?困る!!あ、カイの舌の動きはコナ○コマンドとは違いますよ?w
アレは・・・・憶えてないや
>投下人氏
私はPS2を持ってもないのでGGXXを家庭で出来ないであります。
ゲーセンで頑張ってますよ!中堅ぐらいですけど(汗)勿論紗夢一筋なのです!
エディミリは痛い話って部分がストーリモードを知らない私には気になりますね。
最初に出てきているテスタは前の話の余韻ですか?
それとも今回の話と混ざるのかな?
とっても楽しみにしてますよ〜〜♪
「最襲ライン」が(・∀・)イイ!
400 :
名無しさん@ピンキー:03/01/09 07:51 ID:LFpw5mTh
ハァハァ…(;´Д`)
職人さんいつもお疲れさまでつ
そしてエディミリキタ━━━━━(・∀・)━━━━━!
調子乗ってお稚児べのむタン希望… ムリカ…
このスレに男はいないのか?
以前同様の話がでたときは一応男女両方いたはず
女性の方がやや多いかと
んー、書き手は全員女性な気がする。何となくだけど。
ちなみに俺は読むオンリーの男でし。
てかゆっくりアップは蛇の生殺し状態で厳しいモノがありまふ……
職人さんもいろいろあるだろうしたまに息抜きも大切
それがいつの事だったかさえ分からないのに、脳裏に焼きついて消えない記憶がある。
瓦礫の中をさ迷い歩いていた自分と、その手を引く大きな手。
血生臭くて所々硬くごつごつしていて、父親のそれとはあまりにも違うその感触が
不安で仕方なかった。
それでも一人になってしまうのはもっと怖くて、黙って引かれるままに歩いていた。
『ああ』
『……?』
不意に男が足を止めたので、不審に思いその顔を見上げる。
『見ろよ』
崩れた壁の隙間で、小さな白い花が咲き誇っていた。
『どんな時でも花は咲くんだな』
自分と同じ金の髪には赤いものがべっとりと付いていた。青い目は暗い翳を
宿してくすんでいた。大きな手は血生臭くて硬くてごつごつしていた。
それでも。
その時彼女の目に映った笑みも、確かに彼の真実だったのだ。
――どんな顔で笑っていたのかは、もう覚えてもいないけれど。
黒々とした無数の触手がまるで蛇のようにミリアの白い肌の上に絡みつき、
這い回っている。
あるものはゆるゆるとただ肌を這い、またあるものは服の上からろくろ上に
乳房に巻きつき、その頂点を軽くつつき始めていた。
その異様な冷たさと滑らかさが、より蛇を思い出させて不快極まりないと
彼女はぼんやり思った。
「それで私を怒らせてるつもり?」
不快さを隠して低く呟くと、一本一本が繊細な動きで若い肌を刺激して蠢いた。
その内の一本が口腔に侵入してきたのを、きつく噛んで吐き捨てる。
「死にたいなら協力はしてあげるけど」
骸と獣の口の端が、楽しげに歪んだ。
ところどころ鉄骨が剥き出しになった壁と、蜘蛛の巣に捕らわれもがく白い蝶。
街灯も月の光も差し込まない暗闇に、それは不自然なほど浮かび上がってミリアの
視界に入った。
「記憶ヲ共有シテイタト言ッタロウ?」
「…んぅ……」
その豊かな乳房を強調するように服の上から丸く巻きついた触手の先端が、
優しく頂をかすめ、なぞり、次第に弾力性を増して押し返す感触を楽しんでいる。
「オ前ノ弱イ所ナドオ見通シダ」
蠕動する触手が責める箇所にあわせて器用に太さと厚みを変え、服の間から
侵入を開始した。
「ふ……ぁ」
震える膝を開かせ、太腿の内側をゆっくりと這い上がる。
「…こ…の……、――っんん……」
髪を伸ばそうとする度に肌を直接弄る触手に集中を途切れさせられる。袖から脇、
脇を通って服の上から巻きついた触手をくぐってぴんと勃った乳首をつつき、また
別の触手が臍と秘所の中間点を重点的に責め立てた。
「やぁ…っ、あ……ぅ…っ」
「口程ニモナイ。サッキマデノ威勢ハドウシタ?」
骸の手が紅潮してきた頬を撫でる。こんな不愉快な事はないのに、それだけで
体の熱が上がってしまう。
「思イ出シデモシタノカ?――ホラ」
「――ぁあ…っ!」
冷たい手が、短いスカートの中に入り込み下着越しに縦スジをなぞった。既に
沁み出した蜜でそこはぐちょぐちょになっており、骸の硬い指を濡らす。
「相変ワラズ脆イナ……コレダケデ達シテシマウトハ」
呆れたように呟きながら何度もスジをなぞり、布の上から敏感な豆を爪弾いて
押し殺した悲鳴を何度も上げさせる。
「ソレトモアレカラ他ノ誰カニ仕込マレタカ、アルイハ自分デ慰メデモシタノカ?」
「黙…な…さい……、…借…知識で…何も…ない…くせに……っ!」
「―――!!」
指先が布を突き破り、ひくつく女を貫いた。
ああああ…何がなんだかもう。書きたいこといっぱいあって訳が分からない。
この際エディに性欲はあるのかって突っ込みはなしにしてください。
触手って難しいよぅ。
>386さん
ただただ嬉しいです。特にテスデジは一番思い入れがあるカプなので。
ですが今回のストーリーモードとゼクス+をやり直した後、更に某所での考察を
読んでちょっとイヤンな予感がしております。上手くネタに昇華できたらうp
したいと考えておりますが。
>双月氏
えちーは実は自分も毎回苦労してます。どうしたら色っぽくねちっこくなるのか。
あまり語彙が豊富でないのでとち狂っていつか「中トロ」「熱血肉棒」とかやってしまいそうです。
私はゲーセンじゃこんな感じにヘタレテスタ(涙)です↓
「来るがいい…」「くれてやるう!!」「父さん…っ」
冒頭のテスタは…ストーリーモードで凹んだ後遺症です。簡単に説明しますと
今回テスタがあまりにも「炸裂!DQN」だった為EDの後ジェリーフィッシュに
謝りに行って欲しいなあという願望から生まれた次第。
自分なりに整理つけられたらジョニテスやらテスデジやらで書いてみたいものです。
>401さん
さすがにヴェノムまで混ぜると混乱するんでご勘弁ください(陳謝)
つーかこの状況で出すと二人まとめて闇天使であぼーんしそうです。
>書き手の性別
…私が男だったら…色々な意味で怖いでしょうねえ…(笑)
410 :
銘無し:03/01/11 14:16 ID:rq+D3Azk
遅れましたがあけましておめでとうございます&寒中お見舞い申し上げます。
スレ内やっぱり風邪流行ってたんでしょうか。私もSSうぷ後、最近までふらふらふらふらしてました。
新年バカ騒ぎ話は遅れた上にエロくないのでやっぱりやめときます……
続き物ではありませんが、次の闇紗夢話取りかかりました。おバカな話です。前作の反動らしいです。
つくづく好きなようです、どつき合い。メイちゃん話なんかも書いてみたいものの。
>カイ×梅氏
変化していく梅喧の心理がイイ!! とぼけるカイと梅喧の抗議萌えハァハァ(;´Д`)そして鼓動一つ取っても表現が豊かで尊敬します。
カイ×梅氏版の闇紗夢、かぶっても構わないんで読みたいと激しく思ってしまいました。ていうかバッチコーイ大歓迎です。
>双月氏
私は最初に浮かんで書き始めるのはラストシーンです(笑)えちーな所で後で苦しんだり長くなったり短くなったり。
エーテルのほのかな光の中、ムード作りがさすがカイですね。紗夢もほんわか可愛いくてイイ!
>投下人氏
触手大戦キタキタキタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!! シリアスでダークな感じに期待大です。
気は強くカラダは脆いミリアに萌えです。拘束万歳・・・・・・サイクバースト&ラストシェイカー画像でハァハァしたものです。
感想下さった方もありがとうございました。また励みにさせていただきます。
うぷ前の調節で手間取ってましたが(汗)本当にやってよかったです。
ただまとまり過ぎてて物足りなくないか心配で。元々絵本や詩等の言葉遊びが好きだったせいでしょうか。
性別ですか……?男性の思考がしっかり分かるとSS書く時面白そうだなあとは思うのですが。
男性の、というより好色一代闇慈の。
ひっさしぶりです。
十日に一回、大量にUPするペースが体に染み付きつつある今日この頃。どうやって終わ
らせようかなぁと思ったりしてます。
あぁ、早く終わらせたい。
無駄に長い文章で本当にすみません。
>>385さん
どもでス。非常に嬉しいでス。懲りずに書いてて良かったでッス。
語彙が豊富っていうかあらん限りの知識を絞り出してるだけでして。
だから表現がワンパターンになりがちなのカシラ。
>>386さん
風邪…。ひいてないんですけど、体がだるかったり頭が重かったりはしますね。
いや別にUPが遅れてる言い訳じゃなくて。
>>389 双月さん
喘息ですか。呼吸が止まる、ですか。想像するだに大変な…。
お体お大事に。ゆっくりUPということですが、続きを楽しみにしてます。
>>392 投下人さん
投下人さんのSSからも学ばせていただいていおります。
ってか全然そんな語彙が貧困だなんてことないですのに。
エディは個人的に好きなキャラクターなので、続きが楽しみです。
>>410 銘無しさん
レスありがとう御座います。嬉しいです。何かこう、書いてて良かったって感じ。
闇慈と紗夢の話は…。ソル鰤が終わってネタが無かったら書くかも。
いやでも今のも終わる気配がないんですケドね…。
ところで。
ぜぜぜぜ前戯まででここまで長いってのは他の書き手さん的にはOKなの?
他のスレ覗いてみたら、SS長すぎで怒られたとかいう話が出てて。
不安で胸が一杯なんですが。消えろとか言われたらどうしよう。こわいよー。
書いても書いても〜、何故か触手×触手になる罠〜♪
身体スペックを最大に生かしたエロを目指したらエディ×髪になる罠〜(;⊃д`)
タコの交尾かよ!エロじゃないし!
>404さん
ごめんなさい…私の場合パソが家族共有なので家に誰もいない時を狙って
書いてるんです。なのでどうしてもスピードが。
>銘無し氏
真面目に書いたら何故か上のような展開になりました…
ミリアも触手つきなので(笑)私もサイクバーストとラストシェイカー大好きです。
そういえば「ラスト」のスペル、LASTじゃなくてLUSTだったんですねえ…
ホントに貞操大事なのか君は。
>209@カイ×梅氏
必殺、前戯で終わらせる(笑)何を隠そう私もやったことが。
というのはさておき。
前戯でもねっちりみっちりしてる分にはOKだと思うんです。
他のスレでもキャラによっては前戯だけで挿入はさせられない、という人が
いたりしますし。
って控室でレスしたほうがいいのかなこの話…
413 :
山崎渉:03/01/12 09:20 ID:BM0efxcR
(^^)
触手モノキターーーー!!!
好きなジャンルなんで楽しみです。
エディ×髪も良いかもと自分は思ってしまいます。
>>412 >控え室
必ずしも向こうに行く必要はないと思います。
ボーダーラインは職人さんに任せると言ったところでは、と考えております。
>>412 投下人さま
影触手×ミリア×ザトー(骸)…
かつてここまでハァハァした3Pがあったでしょうか
悶えて続きをお待ちしまつ
エディにはある程度の性欲みたいなものはあると考えたほうが
可愛さ&可哀想さに拍車がかかっていい気がします(w
発情する相手は、寄生している生物の種類に準ずるって感じでしょうか
こんにちは。お昼休みUPです。
(6)
こんなこと、信じられない。
プライドの高いこの人が、跪くようにして、自分の性器に奉仕している。
何という官能か。普段のあの気の強い梅喧とはかけ離れた、たおやかな振る舞いに、
興奮は収まる気配がない。
横座りする梅喧の、着物からすらりと伸びる白い足が、カイのツボを刺激する。
男性器の猛りに限界は無いのか。
もはやこれ以上の膨張は有り得ないと思い込んでいたカイは、さらに肥大化を続ける
自らのシンボルに舌を巻いた。これじゃあ、ただの色欲魔だ。
梅喧の顔を覗き込むと、彼女もまたそれの大きさに驚いているようだった。
動きが止まっている。まるで唾液を十分に馴染ませているかのように、じっとりと密
着させ、動きだす時をひっそりと待っている。
唾液が十分に分泌されたのを機に、梅喧は動きを再開した。根元まで達していた唇を、
しごき上げるようにくびれた箇所まで戻す。
ぬりゅりゅっ。
卑猥な粘着音が状況を更に煽りたてる。
たまらない征服感。そんなこと、汚いです、やめてください…という言葉が、喉のとこ
ろで詰まった。甘くとろけるようなこの快楽をみすみす捨てるなんて、そんな愚かしい
ことはとても出来ない。
カイの猛りは止まらない。下腹部から押し寄せる欲求の波は圧倒的だった。
恐らく梅喧はこれをするのは初めてだろう。ぎこちない動きがそれを物語っている。
が、愛しい思いと興奮とがない交ぜになった今、拙い行為であっても頂点に達する
には十分すぎる。
幹の部分を唇が擦り、舌が亀頭を舐め回す。尿道口に舌先が入り込む。
女の本能がそれを察知しているのか、最も敏感なそこを執拗に責める。
ちろちろ、つぅ…。
僅かばかりの鋭い感覚と、その百万倍の快楽のパルス。
怒涛のように押し寄せてくるそれらに、カイはきつく目を閉じて耐えようとする。
そんな彼を尻目に、梅喧は男性の象徴の孕む激しさに驚いていた。
凄い。何て逞しさ。力強く浮き上がった血管がゴツゴツしてて口の中に当たる。そ
れが気持ちいい刺激となって、女を加速させる。熱に浮かされたように、ひたすらに
唇を収縮させ、舌を蠢かせる。
口の中に溜まった唾液を啜り上げながら、手は溶けかけのアイスのような幹の部分
を上下にこする。そうすると、啜り上げる唾液に混じるものの味の濃さが増すのが分かる。
苦いようなしょっぱいような味は、きっとカイの劣情の表れなのだろう。
先端から滲み出ていた透明な露は、男の性欲と愛の詰まった甘くて苦いシロップ。
ついさっき女としての自分を取り戻したばかりの自分が、それを唇で受け止め、呑
み込み、自らに取り込む。不思議すぎて現実味がなかなか沸かない。
口内粘膜の質感は、意外な程の圧迫感と吸引力を伴ってカイの男を責め立てた。
ぬらついた舌は意外なほどに長く、カイの男根に深く絡みつき、しごき上げる。
ぢゅる、ぢゅる…。
唾液のしたたる音が響く。零れ落ちそうになる唾液をすすりあげると、口の中が収縮
し、粘膜全体が男根に密着する。
カイの吐息は徐々に小刻みになりつつあった。
頬を強くすぼめてしごき立てられると、下半身全体が快感の渦に襲われる。粘膜の
ぬめらかさと強烈な圧迫感の絶妙なコンビネーションは、ひとえにカイを頂点に導く
ためだけに存在している。
上目遣いでこちらを見上げる梅喧と、目が合う。
――気持ちいいのか?
梅喧の潤んだ瞳がそう尋ねている。
「きっ…気持ち、いいです……ッ!」
その言葉に、梅喧は満足そうに目を細めて、淫らな口唇愛撫を続行する。
もっと気持ちよくなって欲しくて。
もっと強く、思いを伝えたくて。
唇が情熱的に蠢く。舌が、まるで一つの独立した生物のようにカイの蛇に絡みつく。
ありったけの知識と想像力と、あらゆる本能を活性化させて、カイを攻め立てる。
横笛を吹いているかのように、顔を傾けてシャフトの部分に口付けをしてから、根元
からねろりと舐め上げる。
陰嚢をやわやわと揉みしだき、口に含む。
ひくついた亀頭部分をねっとりと舐めまわし、最先端の割れ目を舌先でくすぐる。
それら一つ一つをする度にカイの呼吸のテンポが変化する。
ある時は速く、ある時は間延びして。
愛しく思う男が悦んでいる証のようで、胸が喜びに躍る。
梅喧は一度、口を離した。
「ふぅ…」
本格的な抽送に備えて、だるさを感じていた顎を休ませる。
「あ…」
カイが未練たらしく、残念そうな声を上げた。
「情けない声を出すなよ」
梅喧が苦笑する。
「ふふ…。こんなにヤらしくしちゃってさ…」
唾液にぬらつくペニスは、差し込む銀色の月光に晒されて、生々しさを漂わせて屹立
している。
ピクピクと痙攣するそれを眺めながら、軽く手でしごく。
過剰に敏感になっているカイの肉棒は、それだけでカウパーを先端からじわりと分泌
させる。もっと激しく、と急かされているようだ。
「俺の、良かったか?」
「はい…。凄く…」
カイの息が上がっているのは、興奮のためか。
「そうか。安心した。話で聞いただけだったから、気持ちよく出来るか心配だったんだ」
「梅喧さん、これするの初めてなんですか?」
「当然だろ」
少しむっとする。こんなこと、誰が相手でも出来る行為の訳がない。
「初めてにしてはお上手な。これも『ヤマトナデシコ』の特殊技能ですね」
「褒めてるのか、それ?」
「は、はい。一応…」
「何だか馬鹿にされたような気分だぜ…」
「す、すいません」
話をしている時から薄々感じていたが、この男は意外と不器用なところがある。
肝心なところで失敗をしがちなのではないだろうか。
俺は初めてなのに。
文句の一つも言いたいのだが、顔を見ているとすぅっと消えてうせてしまう。
惚れた弱みというのだろうか。
今はただ、この男に味わってもらいたい。
自分が今出来ることの全てを。
瑣末なことなど、どうでも良かった。
濡れた瞳で見上げて、言う。
「さっきのはちょっと疲れちまったけど…。今度は最後まで、な」
「は…はい」
カイの肯定の声にひとしきり安心すると、行為を再開した。
桜色の唇を「は」の字に開いて、そのままカイのシンボルを根元まで一気に飲み込む。
これまでの試行錯誤で辿り着いた、カイが最も喜びを感じたと思う方法だ。
根元から先端近くのくびれまでしごき上げ、また根元まで戻る。
その往復を繰り返す内も、舌は複雑に動き、手は露出した部分をしごく。
情熱的というにはあまりに激しすぎる技に、カイの理性は今にもはじけ飛びそうだ。
じゅぼ、じゅぼ、じゅぽ…。
シャフトを往復する度に鳴り響く卑猥な音が、桃色のパルスを脳髄に直接叩き込む。
狂おしいまでに昂ったものが、二人をせきたてる。
もっと、もっと。
高いところまで。
頂点まで。
そこまで到達するための、説明することの出来ないひたむきさ。
全てが熱く。
そして、白に染まる。
情欲という名の魅惑的な果実と共に、二人の心が一色に染まる。
カイは、いつしか下半身がひきつっていることに気付いた。
びき、と、凍りついたように硬く、そして零度の寒さに耐えるかのごとく、ぶるぶる
震えている。
熱くてしかたがない程だと言うのに。
それが全てを溶かし切った後に辿り着いた到達地点だった。
限界が目の前に接近しているのを、股間の熱源が訴えている。
ばくん、ばくん、と心臓の倍のリズムを刻み始める。
それは更に速く。
どこまでも高速に。
ただ一つのところを目指して、愚直なまでに真っ直ぐに。
それこそ正に、愛おしさの具現化した姿であるかのように。
「ばっ…梅喧さん……ッ!!」
カイの悲鳴じみた声が、何よりもそれを良く示している。
ペニスの根元がひきつり、陰嚢がぎゅっと硬直する。
肉棒が心臓とは違うリズムを刻む。
ぞわり、ぞわり、と。
背筋を這い登る電気的な刺激が。
あと一息で決壊に至らしめるところまで追い詰める。
それを見計らったかのように、梅喧はひときわ深いトコロまで呑み込み、絞り上げた。
亀頭部分をじっとりと舐めまわし、せわしなく舌を走らせる。
手で激しくしごきながら、唇の吸引を尚も強めた。
「あ…! も……う……ッ!」
カイは突発的に訪れたその時を、最後の力を振り絞って懸命に伝えようとする。
が、熱い欲望の噴出のほうが、ほんの一瞬だけ早かった。
びゅぷぅっ!!
それは正に突然だった。
唐突に頂点に達し、欲望の迸りが輸精管を駆け上る。遮ることは不可能だろう。と
ても耐えられない。
興奮と愛おしさで幾百度に沸騰したそれは、あっという間に梅喧の口の中に満ちていった。
「ん…! む、ぅ…」
くぐもった声を上げて、口の中に溢れ返る粘液を必死に受け止める。
癖のある匂いと濃厚な味に、苦い表情になる。ほんの少しずつ飲み下しながら、目
を閉じてそれが行き過ぎるのを待つ。
「あ、ああああッ……!!」
耐えて耐えて耐え尽くした末の絶頂は、そう容易く収まってはくれなかった。
びゅる、びゅ、びゅるるぅ……っッ!!
体の中心部から迸り溢れ出る欲望の波は加減というものを知らない。下腹部に激し
い熱が籠もり、その熱を粘液状の男のエキスに還元して搾り出しているような錯覚に陥る。
白濁の半液体がとめどなく射出される中、カイはあまりの快感に体が揺らめき倒れ
そうになるのを、必死でこらえていた。
両足に力を込めて、崩れそうになる上半身を支える。
快感の嵐が全身で渦巻いている。それが収まるまでの間が途方も無く長い時間に感じられた。
しばし世界が虚ろになる。思考回路がショートし、何も考えられない。灼けるよう
な神経性の火花が飛び散り、あらゆる思考、行動がキャンセルされ、エクスタシーが過
ぎ去るのをただひたすら待つ。
「はあ、はあ……はあぁ…」
激しく胸を上下させ、空気中の酸素を渇望する。少しの間を経て、徐々に嵐が静まる
気配を見せてきた。
深い縦皺を刻み、必死に耐えていた顔から、ふっと力が抜ける。
「はああぁぁ……」
深く息を吸い込む。まだ少しくらくらするが、大きな波はやり過ごすことが出来た。
>>412 投下人さん
アドバイスありがとう御座います。前戯でもねっちりみっちりできてましたでしょうか。
控え室は貴重ですよね。今のところ読むだけなんですが、参考になります。
やっと終わりが見えてきました。
今度は間違って本文を消さないようにしなきゃ…。
「…ぁ…っ…嫌……やめ……っ」
硬い指先がミリアの狭い内部に侵入し、乱暴に動かされる。同時に胸や臍の下、
内腿への責めは続いており、理性を蝕んでいく。
「は…ぁっ、…ああ…っ!」
ザトーの記憶を頼りにエディはミリアのより脆い所を的確に突く。古いテープを巻き戻し
再生するかのように、記憶と同じにミリアは鳴いた。
最初はただ、ザトーではなく『自分』への憎しみを煽る為に彼女を嬲るつもりだった。
彼女が心の奥深くしまいこんだ記憶と同じに、挑発し、煽り、嬲る。
ただそれだけのつもりだったのだ。
「なん…で…こんな……」
憎んでいた男の骸と異形の獣に嬲られて感じているという事実が、容赦なくミリアを
打ちのめす。
「――や…いや、いやあああっ!」
半狂乱になってもがくが、全身を拘束され腰を固定された状態で暴れれば中で蠢く
指は更に敏感な内壁を擦り、より深い快楽を呼び起こす。
「自分カラ腰ヲ振ッテ…本当ニ嫌ガッテイルノカ?オ前ノヨウナ女ヲ人間ハドウ言ウノカ
知ッテイルゾ」
ザトーの記憶を検索する。許してと何度も繰り返しながら、自ら足を絡ませ求めてきた
彼女に投げつけた言葉。
『淫乱』
「ちが…っ、ぅ……んん…ゃ…あ…あああっ!」
がくがくと身を震わせて、ミリアが何度目かの絶頂を迎えた。衰えを知らない獣は
達したばかりの体を更に苛み、突き上げる。
「ゆる…さ、ない…許さないっ…!」
屈辱と怒りと欲情に彩られ、自分だけを見つめる潤んだ青い瞳。それが悦楽に歪む
姿が見たくて。
「堕チテシマエ」
「――!? …な……また…、……ぁ、あぁっ…ああああ!」
全身を戒める触手の支えがなければ崩れ落ちてしまいそうな体を、獣は自らの
腕で抱き止めた。
「ク、ハハハハ……ハハハハハハ!」
狂ったように獣は笑い続けた。
『欲しい』という感情は、おそらくはこういうものなのだろう。
今更。程なく朽ちてゆくこの身に。何の為に芽生えたのか。
「…ゃ、…あ……ザトー……も…やめ……あぁ……」
自分を見ながら死んでしまった男を呼び続けるこの女相手に。
「ソノ男ナラモウイナイ」
骸の背後から身を乗り出し、獣はミリアの頬を両手で覆った。
「ココニイルノハ……」
「ザトー……」
拘束を解かれた手が、獣の背に回される。
「…違ウ」
「ザトー…ねえ……もう」
「違ウ……」
甘えと媚を含んだ目が、不思議そうに獣を見つめる。
「違ウ…ソンナ名前ジャナイ! 私ハ……違ウ……俺ハ」
――俺ハ!
両の手に力が篭もり女の頭がひしゃげて潰れてしまいそうになる寸前に、
柔らかな感触が獣の全身を包んだ。
「……?」
さらさらと、流れ落ちる金の髪。少しずつそれは纏まって翼のような形を
成し、意識を失った宿主と黒い同胞を共に覆った。
「――オ前、ハ」
『彼女』は何も答えなかった。ただ一度意識を失った女がゆっくり目を開け微笑んだ。
――待ッテイタノ。
ぎりぎりの所で踏み止まり、中々心を明け渡さなかった宿主が壊れてしまうまで。
だから何度呼びかけても答えず、時折獣が隙を見せても攻撃しなかった。
――会イタカッタ。
無意識の海から主に囁き、世界の果てまでも探し続けるつもりだった。
もう一度白い腕を伸ばし、目覚めたばかりの女は男を抱いた。
黒と金の触手が複雑に絡み合い、二つの体は触手の群れの中に埋もれて消えた。
ザトミリと見せかけてエディミリと見せかけ本当はエディ髪…
「痛い」話というのはそういう意味です。目覚めた所ですぐにエディ死ぬし
髪も寿命は短いでしょうしどちらにせよバッドエンド…
もう一つザトーへの嫉妬に駆られたエディがあのままミリアの頭を潰す
バージョンがあったのですが、さすがにそれは自主規制。
触手ったら全身の穴同時責めだろ!と思った方多数いらっしゃると思いますが、
ごめんなさい私あにゃーる責めは好かんのです……
>415さん
寿命が決められた生物兵器は繁殖しないだろうし、繁殖しないならそもそも
性欲を持たないんじゃと思ってたのですが、エディの自我はザトーの影響を受け
てそうなところが多いのでやっぱりあることにしました。ご意見どもです。
>209@カイ×梅氏
キタ―――(゚∀゚)―――!!!!
以外に上手い感想が出てきません。いえほんと。ねっちりみっちりハァハァ。
これだけ濃厚だと今から期待が。
しかし未来のヤマトナデシコはえらく誤解されてるみたいですね(笑)
426 :
375:03/01/16 10:31 ID:dm2rUKU9
>>投下人さま
なんかもう切のーて切のーて仕方ありません。
バッドエンドかも知れないけど、それでも最後の瞬間、
やっと『自分』を抱きしめてもらえたエディに同調して泣いてしまいましたがな。
エデ子の自我はザトーの影響受けているのなら、やはり髪も_っちの影響受けてるんですかね?
この寄生獣二匹は、確執やしがらみにがちがちに縛られていた宿主たちの
本当の気持ちをうけおった部分なのかも知れないとか考えると、ますますハァハァ(うがちすぎ?)
目の前に乱れた衣服の女性。
胸をはだけ、下腹部を晒し、潤んだ瞳で私を見る女性。
私のズボンを脱がし、下着を脱がし、堅く熱くなったモノを愛でる女性。
その女性――サキュバスさんが言った。
『貴方は自分を縛り付けていたのよ。騎士団長として模範とならなければいけない。
良識を持ち禁欲であるように、努めなければいけない―― 』
言葉を切り、また続ける。視線が一瞬私の後方に向いた気がしたが気のせいと思った。
『でも、ヒトは欲を持つ。望まないとしても。特に性欲はね。理性よりも強いもの、
本能としての衝動。尤も私にはそれが必要……ひょっとしたらそれのために私達の種が
存在するようになったのかもね』
『――古来、宗教に従事していた人たちは同性愛に走るのが多かったけど』
「……」
『それは、本来なんらかの手段で満たされるはずの欲が満たされず、
段々と溜まっていくから。そして、溢れ出た欲が暴走しちゃった、と』
「……私も……」
『そうね。貴方の場合手近にいる女性――紗夢ちゃんに手を出すわけにもいかず、
近くにいて親しいヒト――アクセルに歪んだ形で欲が膨らんでいって、
あんな夢を見るようになったのね。きっと』
思い当たることばかりだった。
『だから私が本来の方向に戻してあげる』
細く白い指が私の脈打つモノに触れ、包み、彼女の卑裂に誘う。
あてがわれた状態で、彼女は言った。
『貴方の欲を、私に頂戴』
ひどく、ゆっくりに。
すごく、あったかく。
ソレは、入ってきた。
奥に、欲に、快楽に向かい、ゆっくりと、あったかくカイが私に入ってきた。
テスタと違うカタチと大きさで、私に精を与えるために。私がカイを手にするために。
――あとはカレがちゃんと動くかどうか――
続いていた感覚が止まる。根元まで入り込んだから止まった。カイらしい。
「好きに動いていいのよ? 早くも遅くも。激しくも優しっひぁっ!
ちょっ……ぃっ!激し…ぅぁっ……ぁんっっ! 」
辺りに溢れる音、吐息、嘆息、声。
衣服が動きに追いつかず出す音。出し入れされるモノが奏でる卑しい音。
受け入れる私が出す水音。互いの身体がぶつかり合う音。
カイが発する息。熱く荒い吐息。私が漏らす喘ぎ声。
決壊――そんな言葉が一瞬浮かんだ――
ひどく、はやく。
すごく、激しく。
カイは、私を貪っている。
>>323からです。
やはり間が空きすぎてしまいました。
不調になったり別件で時間が割くことができなかったりとぁぁ。
次回こそはまっとうなレスを、と思いつつ。
430 :
山崎渉:03/01/17 07:30 ID:M9r4wrZF
(^^;
431 :
334:03/01/18 01:20 ID:07OlnfGK
カイ×梅さん
はやくソル鰤(スレいやー)見たいよ〜!
あ、もちろんカイ×梅も堪能させてもらってるんですが…
新年うp楽しみにしてたので(涙)
よろしくお願いします〜
>>425 投下人さん
ありがとう御座います。やっと終わりに差し掛かることが出来て、ほっとしてます。
「ヤマトナデシコ」みたいな小ネタに反応して頂けるのって嬉しいです。もうちょっと
上手く表現したかったんですけども。
ミリアとエディーの話、良かったー。
エディ、最後の最後で存在証明を見出せることが出来たんですね。
バッドエンドかもしれないですが、ある意味グッドエンドだった、と思います。
物語のつくりが上手で感心してしまいます。
>>429 こちらさん
サキュバスいい奴だ…。
カイはどうなるんでしょうか?アクセルは?
気になります。続きを気長に待ちます。
>>431さん
ごめんなさい。遅れてすいません。
いやそれが
>>384でUP希望の方を募ったのですがいらっしゃらなかったので、じゃあ
今の話をゆっくり書くことにしよう、と呑気に構えてまして…。
新年記念UPからというと、二週間以上も? 申し訳なさ過ぎる…。悪人だ私ぁ…。
出来るだけ早くソル鰤のさわりだけでもUPしますので、ご勘弁を。
期待に沿えるかドキドキですが、どうかそれで溜飲をお下げください。
カイ梅、長くなりすぎてごめんなさい。ひとえに私のスキル不足が原因。できればでいい
ので最後まで読んでやって下さい。
>こちら氏
あ〜、続き書いていてくれたんですね〜!感激です〜!すごい新鮮だったので続きが気になっていたんですが、長い事あいていたのでどうしたのかと思ってましたが……
次も楽しみにしてます!
そうだ! どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ!
ディズィー!好きだァー! ディズィー! 愛しているんだ! ディズィ――!
ゼクスで中ボスを務める前から好きだったんだ!
好きなんてもんじゃない!
ディズィーの事はもっと知りたいんだ!
ディズィーの事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい!
ディズィーを抱き締めたいんだァ!潰しちゃうくらい抱き締めたい!
心の声は…心の叫びでかき消してやる! ディズィーッ! 好きだ!
ディズィー!愛しているんだ!私のこの心のうちの叫びを聞いてくれ!
悪魔の棲む地で出会ってから、ディズィーを知ってから、私はお前の虜になってしまったんだ!
愛してるってこと! 好きだってこと! 私に振り向いてくれ!
ディズィーが私に振り向いてくれれば、私はこんなに苦しまなくってすむんだ。
優しいお前なら、私の心のうちを知ってくれて、私に応えてくれるだろう
私はお前を私のものにしたいんだ! その美しい心と美しいすべてを!
誰が邪魔をしようとも奪ってみせる!
恋敵がいるなら、今すぐ出てこい! 相手になってやる!
だがディズィーが私の愛に応えてくれれば戦わないだろう(いや、今少し嘘をついた)
私はディズィーを抱きしめるだけだ!お前の心の奥底にまでディガーループをしよう!
力一杯のディガーループをどこにもここにもしてみせよう!
ディガーループだけじゃない! 心からお前に尽くそう! それが私の喜びなんだから
喜びを分かち合えるのなら、もっと深いディガーループを、どこまでも、どこまでも、させてもらおう!
ディズィー! お前が子供だらけのメイシップの中に素っ裸で出ろというのなら、やってもみせる!
…某板で拾って早速コピペ作ってみました。誰から誰とは言いませんが怖いですね。
「ある日あなたの元に12人のテスタメントが」ネタもあるんですが怖いですね。
ストーリーモード(というかその後)ネタでやってみたいのがあるんですが
シリアス・馬鹿どちらかで。
それと感想下さった方々ありがとうございました。
ああいった終わりなので、いつも以上にびくびくしながら落としたので
心配でした。
今回家庭用で何やってもエディは報われないんだなとショック受けたのが
きっかけで書いた話です。それとミリアの髪に乗っ取られるEDも影響してる
かも…私も
>>426さんの言う通り禁獣の自我は宿主の影響を受けるのかなと。
宿主も禁獣の影響を受けたりとか。
>>投下人さん
テスタメント・・・怖いです・・・
このスレ、イノがいないね……難しいキャラだからかな
ソルイノもしくはイノバイケンきぼんぬ
普通にイノ鰤では、何かいけないことがあるというのかッッ!!
展開をどうしようか悩みつつレス。
>317さん
自分のような遅筆な場合ひとまとめにしてもらえるとありがたいです。
もし掲載するのでしたら、改行、空白、改行等を全てそのままでお願いします。
あとはできればフォントを等幅で…。
>双月様、銘無し様、433さん
非常にお待たせして申し訳ありませんでした。これからはもう少し掲載間隔を
早めていけれるようにし……たいです。次も期待に添えられるよう努めます。
>209様
カイとアクセルの今後は、まだ言えませんってば。
初期計画のアクxカイだと今より数倍長くなるハズなので流石に…ということでの
サキュxカイに方向転換。吉と出るか凶と出るかは結末までのお楽しみに、と。
>438さん
自分もイノx鰤で、話を錬ってはいるのですが、今更クリスマスものはもはやアレでして。
クリスマス上等。
441 :
334:03/01/22 22:17 ID:M2RsIGxb
>カイ×梅さん
漏れがそれに気づいたのが4日くらい前だからキニシナイでくれ。
いい作品を書いてもらえるのが漏れは一番うれしい。
気長にマターリ待ってるのでお待ちしてまふ!
>436さん
私も作ってから怖かったです。元ネタの叫びは純粋で思わず「頑張れー!」と
応援したくなるようなものだったのですが、ちょっといじっただけでこんなに怖く
なるとは。ヴェノム→ザトーバージョンと>435を改変したバージョンも作ったのですが、
何とも言えないものにできあがっております。
>435改変バージョンは元ネタのコピペスレに奉納しました。
>こちら氏
お姉さんっぽく誘いながらも激しくされて喘いじゃうサキュバスにハァハァ。
サキュバスの視線の先に誰がいるんでしょうねぇ……
久しぶりにテスデジ書こうかと思うのですが、ストーリーモード絡みの重たい
シリアスか、ひたすら馬鹿かアホかと問い詰めたくなるコメディっぽいのと
どちらを落とそうか考え中……
443 :
名無しさん@ピンキー:03/01/22 23:54 ID:y2Y5TCcw
ディズィーたんが犯される小説きぼんぬ(;´Д`)ハァハァ
ageるクズに希望されても萎えるだけだ
鰤に縛られて犯られるボスイノ読みたひ。
どなたか、どなたか助けてください
ソルディズィが好きなんですが友人に
「貴様はコアだ」や「ありゃ、親子だろ?(笑)」と言われる始末でござい。親子でもいい!どっちが攻めでもいい!けど純愛なソルディズィが読みたいんです。どなたか神はおりませんか?いなけりゃ俺に書くだけの力を下さい!(ラオウばりの)
ここって闇梅がないんすね……
投下人さん
私はラブコメ風のが好きなのでそっちの方が採用になったらうれしいです。
ども。ソル鰤のさわりだけUPです。
(1)
嫌になるほど強く差し込む日光と、耳に残る蝉の鳴き声。
殺風景な街道の脇に生え並ぶ樹木が風にそよぐ。気温の上昇と共に出る汗が、風に
吹かれて、ぽたりと地面に落ちる。
「うざってぇ…」
頬を伝い顎に溜まった汗を面倒くさそうに拭い去りながら、ソル=バッドガイは皮
で出来た水筒を取り出した。
僅かに残っていた水で喉を潤す。その最中に、さりげない仕草で斜め後ろへと意識
を向けた。慌てて木の陰に隠れる小さな気配が意識の隅に引っ掛かる。
苛立ちを隠しきれず、ちっ、と舌打ちする。
同時に気配が揺らいだ。気付かれたとでも思ったのだろうか。
なんにせよ、その気配の主は未だ以ってソルの前に堂々と姿を現そうとしていない。
騙し討ちでも狙っているのか、と勘繰って見るが、それなら殺気なり闘争心なりが
気配の中に滲んでいるはずだ。
ソルという男は豪胆にして明快な行動を好む。それは、彼の戦闘スタイルを見れば
一瞬で理解することが出来る。力任せ、と酷評されることも多々あるが、それが最も
自身にあった行動パターンであると認識している為、スタイルを変える気は毛頭ない。
そんな彼は、今回も「力任せ」な方法を選んだ。
不意に、ソルは持っていた空の水筒をポンと空中に放り投げた。
青い大空に高く舞い上がっていったそれは、最も高い地点に到達したところで一瞬、停滞する。
「弾けろ」
ぼそっと小さく呟く。
瞬間。
ぱぁんッ!
空間そのものが割れたような破裂音と、同時に走る衝撃。
強風が林の木の間を駆け抜ける。
数分の時間の後、ようやく事態は収まった。
何が起きたかは一目瞭然だった。
道の脇に鬱蒼と生える木々の一部が、抉り取られたかのように無くなっている。
「きゃあぁッ!!?」
驚異的な事件に、高い悲鳴が響いた。小柄な子供が大慌てで木陰から飛び出す。ほ
ぼ同時に、ぶぅんという重量感を感じさせる風きり音が空間を揺らす。
大荒れの台風を思わせる轟音に怯えた子供は、ぎゅっと目を閉じた。
「何だ…? ガキじゃねぇか」
自分のすぐ後ろ、耳元から聞こえた野太い声に、子供は目を開けた。息遣いさえも
届きそうな接近した距離に、男の気配はある。相手を確認しようと顔を動かしたとこ
ろで、後ろ手を捻り上げられた。
「動くな」
一瞬にして全身の血が凍るような、温度を感じない声に、子供は声を失った。極力
動かないようにするが、ぎりぎりと締め上げられると、悲鳴が口を突く。
「い、痛…ッ!」
「喚くな」
「そ、そんなこと言っても…ッ」
「反論するな」
「そんな……ぁ…ッ!」
さらに強く力を込められて、子供はひたすらにコクコクと頷いた。
不意に、強烈な締め上げから解放される。子供はその不意打ちに支えを失い、前の
めりに倒れこんだ。派手に倒れた子供を見下ろし、冷たく言い放つ。
「なぜ俺を尾けた」
ソルは大振りな剣の切っ先を子供の鼻先に突きつけている。子供は蒼白な顔で、剣
とソルの顔を交互に見た。
「答えろ」
剣をブリジットの顔に近付ける。
「ちょ…ッ! 話します! 話しますから、剣を、剣をしまって下さい!」
「ふん…糞ガキが」
ソルは文句を零しながらも、大人しく剣をしまった。びくつきながら見守っていた
子供は、それを確認すると安堵の溜め息をついた。
「ふぅ…。あ、申し遅れました。ウチ、ブリジットって言います」
子供…ブリジットは、ぱんぱんと服についた埃を払うと、丁寧な口調で自己紹介をした。
「ンなことはどうでもいい。質問に答えろ」
苛立ったソルの声の中に怒りの色が混じる。
451 :
334:03/01/24 01:11 ID:WFmNFlbq
真っ暗な船室に月の光が射し込んでいる。
その中で二つの影が縺れ合うようにシーツの上で蠢いていた。
「……大分慣れてきたな」
青白く大きな手が少女の頭を撫でる。返事の代わりにじゅぶじゅぶと唾液と粘液の
交じり合う卑猥な音が一際大きくなって、赤い目が満足げに暗闇の中で細められた。
小さな唇が男の先端を優しく噛み、吸いつき、脈打つ茎の裏筋をちろちろと舌先で
丁寧になぞる。
一度唇を離してから、少女は思い切って男を根元まで飲み込もうとするかのように
強く吸いついた。
「その調子だ」
男も攻撃の手を休めない。口の中に全神経を集中させている少女の脇から手を滑り
込ませ、ややあどけない顔の割に重たげな乳房を揉みしだき、尖ったピンク色の先端
を人差指の腹で擦り上げると、少女の口からくぐもった悲鳴が漏れた。
「……っ!」
少女の白と黒の翼が二、三度羽ばたき、シーツの上に柔らかな羽毛が舞い落ちる。その
中の大きな一枚を男は拾い上げ、触れるか触れないかの距離で背筋をなぞった。
「――んんっ……む…ぐ……」
咳き込みそうになるのを必死に堪えながら、少女は涙目で男を軽く睨んだ。
「テスタメント、ずるい……」
「何が?」
笑い出しそうになるのを堪え、彼は少女の体を抱き寄せる。その細い首筋を舐めながら
敏感な黒い尾の付け根を裏側から撫でて、自分の体の上に跨らせた。
「……ぁ」
「――どうして欲しい?」
先ほどの返礼のように少女の白い指を口に含み、舌先でつついてから吸い上げる。
腹の上で少女の腰が恥ずかしそうにもぞもぞ動くのを確認して、再び彼は満足そうに
赤い目を細めた。
「言ってみろ…どうして欲しいんだ?」
返事を促すように、長く青白い指が少女の腹から胸の谷間をなぞる。少女は小さな悲鳴を
上げて男の首にしがみつき、抗議代わりに薄い耳朶を甘噛みした。
「……大人しくしてて下さい」
話は数時間前に遡る。
「……どうしても、か?」
「ダメ?」
自分を見上げてくる大きな瞳に、ついほだされてしまいそうになる。
「お願い」
「…………」
白く柔らかな指をテスタメントの艶やかな黒髪に絡ませて、ディズィーは彼の胸に
顔を埋めた。
「ねぇ、テスタメント……」
「何度言われようと駄目なものは駄目だ」
じっと見つめられている内次第に息が苦しくなり、耐え切れず彼は叫んだ。
「――大体何で60過ぎにもなって、セーラー服など着なければならんのだ!」
「せっかく作ったのに…リボンもちゃんとつけたんですよ?」
――尚更嫌だ。
などとは口にも出せず、テスタメントはじりじりと後ずさった。
ジェリーフィッシュがイノに襲撃されディズィーが行方不明になるという事件が
起きてから数ヶ月後、テスタメントは臨時の乗組員として船の上の人となっていた。
事件の際に何名かの戦闘員が負傷し戦力が不足していた事もあるが、何よりたまたま
訪れた彼が事件を知って激怒し船で暴れてしまったという事への詫びもあった。
ギアによって帰る場所を無くした子供達の多くは、最初こそ聖戦時に実際活動し
また目の前でその力を見せつけたテスタメントに怯えていたが、ディズィーという
先例と彼本来の穏やかさを知り次第に打ち解けていったのだった。
「今だってテスタメントを怖がってる子は結構いるの。だけど少しでもテスタメント
は皆と変わらない優しい人だって分かってもらうには、形だけでも皆と同じ……」
「……その方法はどうかと思う……」
言いたいことは分かるし、痛い所も突かれている。しかし何かが間違っている。
大体ベッドの上でする会話ではない。
誤魔化すように手荒く愛撫を再開しようとした時、不意に彼としては珍しい提案を思いついた。
「どうしてもと言うのなら条件がある。……お前の手で私に気をやらせてみろ……
そうしたらセーラー服でも何でも着てやる、ただし先にお前が気をやってしまったなら
私の要求を一つ聞いてもらうぞ」
かくして、本人達以外にはわりとどうでもいい熾烈な争いが始まったのだった。
えーと、多分ラブコメ風味なテスデジ、まずはさわりだけ。
今私には何の神が降りてキテるのやら。
ソルデジは同盟があるくらいだから結構多いと思ってましたよ……
粗野な男とお姫様。
闇梅も結構サイトありますし……(両方で好きなサイトがある人・談)
>209@カイ×梅氏
ソル…かっこええ……(・・*)
知性派野生動物万歳(意味不明)語彙が豊富なのも持ち味ですがキャラの書き方も
かっこよさがにじみ出てて素晴らしいです……
キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!!
本当にラブコメ風になるとは思いませんでした。
セーラー服のテスタ・・・、結構似合うかもw
456 :
銘無し:03/01/28 10:29 ID:5TgzBG0s
「おめでとアル!!ご来店一万人目は―――――アナタ!!!」
がらんがらんがらんと鐘を鳴らしながら紗夢がレジから立つ。
顔をあげるとそこには、
見慣れたメガネ。
カイやヴェノム、テスタメントとかもっとこう、美形なお客さんじゃなくって。
なんでこんな時に限って。
「よっ、俺、なんかもらえるのか?」
食べ終わった食事の伝票を手に、間の抜けた声で闇慈が答える。
がっくりと肩を落としたまま紗夢が、無言で壁を指差す。
「キャンペーン中・料理出前サービス!!」
と張り紙に書かれている。
「で。出前サービスの方は何ご希望?」
しばらく考え込んでから突然、闇慈の顔が明るくきらきらと輝きだす。
「女体盛……」
派手な音と共にメガネが宙を舞った。
「ひ、ひっでぇよ……」
「乙女になんて注文つけるカ!!自分の体に勝手に盛り付けてろアル!!」
紗夢がぱんぱんと手を払う。
「むむ、そうだな」
ほおを押さえこきこき首を鳴らして、闇慈が崩れた体勢を立て直した。
「甘めの果実酒が飲みてぇ気分だな。何か合いそうな料理も一緒に」
伝票の裏に滞在先の宿の地図を書き、紗夢に手渡す。
「ここまで届けてくれ。俺はしばらくゆっくりしてるからさ。さて勘定勘定〜」
たもとから財布を探すその手が止まり、その顔に苦笑いが浮かんだ。
「……代金、後でいいか」
「アンタ、また食い逃げカ!?」
457 :
銘無し:03/01/28 10:34 ID:5TgzBG0s
「誰か出前と集金行ってきてくれないカ?」
紗夢が厨房の中を見回すと、店員はみな、顔を見合わせる。
あの口の上手い日本男子から速やかに代金を取り立てると言う事。
それが至難の技である事は、周知の事実であった。
無数の乾いた笑いが紗夢に返って来た。
「ああもう分かったヨ!!ワタシ行て来るカラ!!」
「いやー、すまん、実は」
少し青ざめた闇慈の目の前には、山盛りのチンジャオロースが構えている。
「俺ピーマン食えねぇんだ。」
「ナニソレ!?好き嫌いくらい最初に言っとくネ!!」
ボロボロではあるが無駄に広い安宿の一室に、紗夢の声が響く。
「せっかく酒があるのにさぁ、つまみ食いてーよつまみ」
かりんの漬かったシロップを、焼酎と共にグラスに注ぎながら、闇慈がつぶやく。
「そんな事言える立場違うでショ」
「しっかし好き嫌いねぇ……俺の好きな物くらい、わかってるだろ?」
「何ヨ」
「美味い酒といい女ってね」
紗夢の頭に一抹の不安がよぎる。
まずい。
この流れは。
握った手のひらに汗が浮かぶ。
「なんてったってこの宿広すぎるんだぜ。一人でいるには、な」
「……その辺の女のコでも連れ込めバ?」
ばくばく動きだした心臓には目をつぶり、平静を装って紗夢が冷たく言い放つ。
「まあまあ、そんなつれないこと言わないでさ」
闇慈の姿が消え、光り輝く無数の蝶がはらはらと紗夢の目の前を舞った。
458 :
銘無し:03/01/28 10:47 ID:5TgzBG0s
毎度、闇紗夢でございます。この後もお馬鹿です。あああ。
強引グ・My・ウェーイな闇慈再び光臨で。余裕かましまくってるのが好きなんで。
2個目よりは1個目の話の続き位でしょうか。
闇梅は私も尊敬してるサイトさんが有りますし、そちらにお任せしたいなと。
私、姐さん書くとどうも色気無くなっちゃうんで申し訳無いのです……
>こちら氏
静と動のメリハリがイイ!!です。全てお見通しなサキュバスに魅せられそうです。
カイは深層意識の奥の奥までさらけ出させられちゃうんでしょうか。続き楽しみにお待ちしております。
>カイ×梅氏
3段論法の淡々としたソルが情け容赦無くてイイ!!です。捕まったブリジットもなんだか可愛いです。
そして夏ってことは汗だく・汁だくでしょうかハァハァ
>投下人氏
どこか間違った寝台の上の戦闘イイ!!です。どちらの勝利でも気になります。いっそダブルKOなど。
セーラー服……はためくすそからのぞくのはきっと生白いテスタメントのおな(自主規制)
キボンヌな方もよろしかったら是非1度、ばーんとSS書いてみませんか?
初めてでも「好きダーーー!!」「萌えッッ!!」が詰まっていれば構わないと思います。
私もキボンヌ後、結局自分で書き始めちゃった者ですし。
何と言うかそう……素晴らしきかな時給自足。
459 :
銘無し:03/01/28 13:37 ID:5TgzBG0s
時給自足→自給自足でした。すみません。
眠い! この上なく眠いですっ! 朝から晩までっ! 全くもって駄目気味です。
すいませんがカイ梅推奨派なので闇梅は確実に書きません。それの掲載されている
サイトに行くのが吉かと。イノのネタは書いてみたいです。
>>439 こちら様
う、認識不足でした、すいません。
続き、楽しみにしてますです。それにしてもサキュバスが良い。うん。良い。
>>451 334様
暖かいお言葉+素敵なFlash、誠に誠に有難う御座いますッ!
いやでもこれ、自作なさったんでしょうか。だとしたら凄い…。
肝心の本編は粗が目立ちますね〜。エロじゃないし。
また長文になりそうですし。見捨てないで欲しいです出来れば。
>>454 投下人様
テスタ最高テスタ最高…ッ! 積極的なディズィー偉いぞディズィーそれいけディズィー。
でも三歳だぞディズィー。
あら? そっか、このカップルって六十過ぎと三歳なんだ…。
12人のテスタ。いいですね。ただ、それの場合、このフレーズが必ず最初の来なければなりません。
「かっこよくて優しくて とても素敵な世界にただ一人の…」云々。絶対にですハイ。
あとソル鰤のご感想どうもですー。励まされます。
明らかなミスと書き漏らしがあって悲鳴を上げてしまいました。眠気って怖い。
>>458 銘無し様
ピーマン食えない闇慈、可愛いですな。明るい闇慈に私の汚れた心が癒されるゥー。
うろたえる紗夢が可愛いっ! 恥らう姿も良い! 可愛らしい二人です。
筋肉フリークの私としては、彼の盛り上がった逞しい肉体をゴニョゴニョして欲しいなァ。
ソル鰤のご感想有難う御座います。嬉しいッス。
季節感まるでないSSですが、続きも出来ればお読みください。
461 :
名無しさん@ピンキー:03/01/31 18:39 ID:LbGVC6Ut
イノ「オラァッ!さっさと逝きナ!!」
ブリジット「ひゃ〜、あ、あ、あがっちゃいます〜〜!」
462 :
bloom:03/01/31 18:48 ID:q3Rvj5vM
鰤受けマンセー!
最近GGを始めたけど、何でもっと早く始めなかったのかと自分に小一時間問い詰めております。
皆さんの小説の中に結構事細かな設定とか、人間関係とかが見え隠れしてますが。
そういった情報は、やはりストーリーモードからのものなのでしょうか?
名前・・・・・欝・・・・・・・・・
466 :
銘無し:03/02/03 03:40 ID:I51Nb8dX
走ったァ―――――――――ッ!!!!
袖をばふばふひるがえすのは壊滅前の日本の雄――――――っ!!!
御津闇慈だァ――――――――――ッッ!!!
普段は無職の露出狂!
身長180ab!!!御津闇慈が舞と称して通行人を扇ぎ殺しまくるゥ
脱走を目前にしたこの勝負!自由と真実をつかむ事ができるかァ―――ッ!!
おおーっと!
通報されたァ―――――ッ!!!ザッパが母上に通報!
し・・しかし!
あきらめない!!ムックですらも服を着ない御津闇慈!!!
また2人を扇ぎ殺した!3人!4人!5人!
すっごぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いッ!!
6人も扇ぎ殺しながらも服を着ないッ!!!御津闇慈ッ!!!
なんという暴力!なんという狂気!
まさに芸人ですッ!!!
8人目ッ!!さすがに騒ぎが大きくなって来た!コロニーから逃げ出すか御津闇慈ッ!!
ああッ!!
背後から取り押さえられたァ――――ッ
御津闇慈に襲い掛かるのは・・・・・・・・・・・!?
カイ=キスク!
やはり国際警察機構のポリ公ですッ!!!!!
正に不意打ちですッ!跳べるかッ!!
跳べるッ!
跳んだァ――――ッ!!!
見事ですッ!あいかわらず見事な天神脚 !
回ったァ―――ッ!回転数が23回転を超えましたァ――――ッ!!
467 :
銘無し:03/02/03 04:00 ID:I51Nb8dX
血迷ってます、ワケわかりません。
扇ぎ殺すって謎ですよね。以前作った某コピペが発掘されたのでここに。
性格の設定なら他にプレイ中のボイス参考にしたりもします。
あれなかなか性格出てると思うので。私紗夢の性格は変に深読みしちゃってますね……
なるほど…
んじゃちょっとやり込んでからなんか純愛書こうかな…
ミリア物かディズィー物を…
男キャラ誰にしよう…
古い話だけど
>>70-74の学園物はここ見るまで前に一度設定を作ったことがあったのを思い出した。
その時は
裏番=ソル
不良グループ=アサシングループ
応援団団長=闇慈
校長=ガブリエル
教頭=スレイヤー
図書委員=ディズィー
生徒会長=カイ
購買部のお姉さん=紗夢
英語教師=ジョニー
ジョニー親衛隊=ジェリーフィシュ(メイ含む、ディズィー除く)
体育教師=ポチョムキン
留学生=チップ
遅刻魔=アクセル
音楽教師=イノ
保健室係=ファウスト
用務員=テスタメント
飼育小屋=ジャスティス
一匹狼の不良=梅喧
という感じ
ちなみに
ソル=長ラン&ドカン
エディ=短ラン&ボンタン
闇慈=長ラン(刺繍入り)&ドカン無論中は裸ボタンとめない
ミリア=チェックのミニスカート&ルーズ
梅喧=定番の長いスカート
カイ=白学ラン
みたいな格好してました。
あっ!ザッパの学校の七不思議っていう設定忘れてた
漏れが思うにザッパはいじめられっ子かな…
ディズィー図書委員か 萌え…
ファウスト保健係…
萎え…
>>466 銘無し様
>普段は無職の露出狂!
>ザッパが母上に通報!
>やはり国際警察機構のポリ公ですッ!!!!!
激ワラ…腹イタイ…
普段どころか何時でも何処でも露出狂な気がするんだが
ただ、本能と欲と快楽に導かれ腰を動かす。
今は他のことはどうでもよかった。
目の前のサキュバスさんが今まで見た中で一番素敵な表情をしている。
恍惚。
潤む瞳、上気した頬、切れ切れの喘ぎ声。それらが混じり合って私の目と耳を虜にする。
激しく揺れる胸に目が行く。今はサキュバスさんの両膝を押し広げている掌に
先刻の感触がよみがえる。
「足を……自分で広げてもらえませんか? 」
強制力のない命令。だが、サキュバスさんは忠実に従ってくれた。妖艶な笑みとともに。
胸を重点的に愉しむ。形、大きさ、嫌らしさが揃った胸を。
腰を動かすのは止めていた。胸を愉しみたい、というのもあるが、実際の所そろそろ
限界が近づいてきてしまったからだ。
『カイちゃん……ちょっとズルくない? 』
私の意図を見抜いたらしく悪戯っぽくサキュバスさんが言った。
「……」
あえて聞き流し、胸に没頭す
「ぁっ!…」
できなかった。サキュバスさんのなかにある私のモノが突如締めつけらたからだ。
強弱を伴い、動きを伴わない責め。恥ずかしくも声が漏れてしまった。
『お・し・お・き。私としてはちゃんと腰動かして出してほしいんだけど……
ズルっこカイちゃんから搾り出しちゃおっかな? 』
無言で腰を再度動かし始める。遊ばれているように思えるのは気のせいだろうか?
いや、きっと事実だろう。
>>428からです。
前スレ765から……約五ヶ月半くらい……
あらすじ入れて20レス……
生活の端々からネタを集めてある程度まとめて書きながら編集だからどうにも。
性格、口調等違いありまくりですし。
>Dさんが好きな香具師氏
自分の場合は 勝ち台詞やムック から脳内フィルタで適度に変換してます。
PS2版はやっていないので。もってはいるんですが。
>466銘無し氏
反則です。面白すぎ。
476 :
双月:03/02/06 01:27 ID:cKw+EhW+
カイは紗夢を優しく抱きしめる。まるで今にも崩れそうなものを扱うように優しく。
カイは男性性器を紗夢の女陰に宛がう。
「いきますよ?」
『覚悟はデキテルヨ』
カイはゆっくりゆっくり入れていった。まだ止まる事はなく、順調に進んだ。
ある程度まで入ると、何かの壁に当たる。
紗夢の息も自然に上がっていった。興奮とは違う―――。恐怖?
これ以上進めば激痛が走るだろう。カイはそこで止め、またゆっくりと引き戻す。
『あぁ―――んっ…くぅ』
紗夢もカイが入ってきている事はわかっているが―――欠けている物もわかった。
『カイ……もっとワタシの中に入ってきてヨ』
「しかし―――」
『何度も言わないヨ。ワタシはカイにならされてもイインダヨ』
紗夢は自分は大丈夫だと知らせるためにカイの頭を撫でる。
カイはしばらく、そのまま動かなかったが決心をしたのだろう。紗夢の撫でている手を掴み、優しく擦ってやる。
「絶対にもう嫌な思いはさせません。神に誓って」
そして手の甲にキスをして微笑む。紗夢も笑うと手をカイの首の後ろで交差する。
カイは壁までを一気に進んだ。やはり壁で一回止まる。
「では……いきますよ」
『うん………』
カイは体重を乗せ、一気に―――貫いた。
『ん――――んぁぁああ!!!』
痛みから逃げる事は出来るわけもなく、紗夢は耐えた。
自然と手に力がこもる。カイの背中に紗夢の爪が食い込んでいく。
二人との結合部分から痛々しく鮮血が流れる。
処女の証――愛する者との契約の痛み――。
最後まで辿り着く頃にはカイの背中に食い込ませた爪にも赤く血が流れていた。
477 :
双月:03/02/06 01:28 ID:cKw+EhW+
「これで…一つになりましたね」
カイは振動を与えると紗夢に痛みが生じると思い、そのまま抱きしめた状態で言った。
『うん―――でも、カイはまだ気持ちよくないんだよネ?』
「いいんですよ。今回は。まだいくらでも、このような機会はあるのですから」
『ダメ!―――だめヨ』
急に大きな声をあげて自分でも変だと思い、もう一回言い聞かせる様に言う。
『カイにも……その…ワタシを感じて欲しいノ』
紗夢はカイの背中を撫でながら言う。自分の女として認めて欲しい。
もっと自分のものにしたい―――。
「わかりました。ですが無理はしないで下さいね?」
『ウン…ワカッタヨ』
カイは紗夢のオデコにキスをして、ゆっくりと動き始めた。まだ破瓜をしたばかりの体だ。痛みがないわけがない。結合部から愛液と血が混ざったモノが伝う。
『んぁ!…あぁ!!―――っっ!!』
言葉にならない痛みが紗夢に走る。涙を流さずにはいられなかった。痛々しい声にカイは止まるしかなかった。
478 :
双月:03/02/06 01:28 ID:cKw+EhW+
「やはり止めましょう―――」
カイは言って行動を止めようとしたが紗夢は頑なに拒んだ。
『イヤ!イイノ!!カイと一緒になれない事の方がイヤだヨォ』
今離れればカイがそのまま消えてしまうような気がした。痛みは幾らでも受け入れられる。だがカイから離れる事だけは死んでもイヤだ。
カイも自分の理性がどこまでも持つわけがなく、紗夢もそう言っている。
我慢の限界がきた。紗夢の全てが欲しい…。
「もう……知りませんよ!」
カイは紗夢の肩を掴み大きくグラインドした。
『んぁっ!!!んにぃ……あっ』
痛みが全身に走る。目から涙が再び零れる。だがこれは痛さから出た涙ではない。顔は痛みに歪んでなどない。その顔からは涙と共に笑みが零れた。
紗夢を蹂躙しながら胸を揉み軟な白い絹のような肌が歪む。先端に指でこねくり回す。舌と舌が絡み合い涎が垂れているのを構わず互いの口を犯しあう。結合部も淫水が、にちゃにちゃと卑しく音を出し、白く泡立ってきた。肌と肌が当たりパンパンと二人きりの部屋に鳴り響く。
そろそろ限界を感じてきた。
「もう…そろそろイキますよ」
『あぁっ!ワ、ワタシもダヨ!!一緒に!一緒にイキタイ!!』
紗夢がカイの手を握る。強く強く。もう二度と離れないように。
カイも紗夢に応えるように手を握り返す。優しく優しく。二度と失わないように。
――――二人に愛が芽ばえ、一夜が過ぎた。
早朝。吹雪はすっかり止み、日差しが雪を輝かす。
二人はゆっくりと家路へ戻り、ゆっくりと再び愛し合ったとさ。<終>
479 :
双月:03/02/06 01:37 ID:cKw+EhW+
>>397の続きです。ようやく終わりました。クリスマスネタ(ぉぃ
次はバレンタインネタを一ヶ月かけて作ろうかな?(ヤメレ
今頭の中では
バレンタインモノ(カイ×紗夢)
純愛?(ディズ×紗夢)
あはっ(紗夢+カイ×_)
辺りがグルグル回ってます。
まぁ、ゆっくりいきますよ♪
レスはまた今度。とりあえず、おやすむです。
テスタメント「紹介しよう。ジャスティスの正当な後継者、ディズィー王女である!」
ディズィー 「長い間の人界潜伏ご苦労であった。いよいよギアが動き出すときがきた。
人類殲滅のため力を貸してくれよ」
ソル 「よくもディズィーをこうも育ててくれた!偏見の塊を育ててなんとするか!」
テスタメント「ディズィー様はジャスティスの後継者として、ギアの頂点に立たねばならぬお方だ。
それにふさわしい、正しいものの見方をしておられる!」
赤と黒と幼女以外まるで共通点がないネタなんですが、この配役で逝くとテスターンにもらった
バラを大事にしているのは……バラ……バラを持ってたのは……なんだか怖い想像が頭の中を。
私はゲーム中の台詞や技、ストーリーモードやCDドラマを参考にしてます。
CDドラマの気は優しいがどっか抜けてるテスタとデジに一番影響されてるのか…も…?
>466銘無し氏
>ムックですらも服を着ない御津闇慈!!!
笑いすぎで呼吸困難です。お腹も痛い……
CDドラマ・・・・
公式サイト逝ってきます、なにぶん始めたばかりなもんで・・・・
>481さん
公式サイトよりデータベースがあるファンサイトのほうが参考になると
思います。
ギルティ系のサーチエンジンで会話集を載せているサイトが何件か登録されて
いるので、検索されてみてはどうでしょうか。
ちなみにCDドラマ二巻は「テスデジファンは聴いとけ!」ですが、正直
ツッコミどころ満載な為素人には(以下略)
……いい加減続き載せないと富野節ギルティとかやりかねねぇ……
どうもありがとうございます。
ギルティのサーチエンジンを探して来ます。
・・・・
結局データベースのあるサイトを見つけ出せず、このスレに舞い戻る厨房ですた・・・・
>>484 googleでキーワード「会話集 ギルティ」で検索すれば色々出てきますよ
>香具師
そろそろスレ違い。失せなさい
>>484さん
純粋にSSを書きたいだけなら、別に検索とかかけなくとも大丈夫だと思います。
ゲームはプレイしているんですよね?
だったら、ボイスとか勝ちセリフとかからイメージ膨らませて書くことだって出来ます。
PS2版が出る前から書いている方は自分なりのイメージで書いてらっしゃるわけですから。
どうしてもデータベースが必要なら、アルカディアのムックを読むのが一番早いと思います。
原作に固執するより自分独自の設定とかで書いたほうが、個人的には楽しいと思いま
すけど。普通考えつかないようなカップルが出来たりするんで。
それじゃ頑張ってください。
「大人しくしてってば……」
ディズィーがテスタメントの頭の横に突っ伏し、しきりに首を振る。彼女が耳を責めて
いる傍から、敏感になっている背筋を撫でてちょっかいをかけてくるのだ。
「別に……ちょっと背中を撫でただけだろう?」
更に意地悪くふっくらした臀部を摩る。
「ひぁ…っ!」
耳に直接かかる吐息と喘ぎ声が心地好い。調子に乗って指先を色々な所へ滑らせると、
その度に小さな肩が震えて下になったテスタメントの肌を刺激する。
「……ばかぁ……」
弱々しく抗議しながらディズィーは鎖骨を軽く噛んだ。そこから首筋、耳の裏にかけてが
彼の弱い所の一つだというのを学んではいるのだが、中々責めさせてくれそうにない。
「……どうした?」
笑いを噛み殺しながら髪を撫でてくるのが余計に腹立たしい。もどかしさと苛立ちに、
黒い尾がぴしりとシーツを打った。
「動いちゃ…やぁ……」
実は案外柔らかな彼の胸をぽこぽこ叩き、顔を埋めて首を振る。悪かった、と溜息を
ついてテスタメントは手を下ろした。
「分かったから、ほら……好きにしろ」
そうは言ったものの、このまま好きにさせる訳にはいかない。『セーラー服(臍出し
短パン)+リボンつき』という、世にも凶悪なコンボが自分を待っているのだ。
「――っ……!」
火照る肌にひんやりとした指の感触。思案に暮れる間もなく現実へ引き戻される。
ディズィーの背から現れたウンディーネの指が、上下する胸を辿り始めた。
「テスタメントの胸、温かくて柔らかい……」
半陰陽の体故か、彼の胸は見た目と比べて柔らかい。密かに気にしていた事を突かれ、
テスタメントは憮然とした。
「こ…っ、これでも鍛え…て……、……っ!」
尖った先端を冷たい口の中に含まれ、優しく舌先で転がされる。ちょっかいを出せない
ようにネクロの右手が両腕を肩の上に纏め上げ、ディズィーはテスタメントの唇を貪った。
軋むベッドの音と、乱れた吐息とシーツに擦れる羽音。
異形の恋人達の睦み合う姿が月明かりに照らされる。
「――ふあ……」
ネクロの指先を唇で噛まれ、甘い疼きにディズィーは全身を震わせた。口腔を犯す指を
テスタメントがいやらしい音を立ててしゃぶり、彼の火照る胸に舌を這わせるウンディーネは
愛おしげに二人の体を交互に撫で回す。
ディズィー本人は彼の男の部分を柔らかく握り込み、根元から扱き上げ、ネクロが押さえ
つけている事で無防備になっている二の腕の筋を舌先でなぞった。
「……っ…ふ……ぅ」
咥えていた指を離し、テスタメントが首を振る。壁にかけられた青い襟のセーラー服が
目に入った。
いつ彼のサイズを測ったのかは知らないが、よりにもよってピンクのリボンである。
――せめて……リボンだけは……
一人で三人を相手にしている内に、次第に思考が弱気なものへと変わっていく。
全身から力が抜けていって、揺れた膝が開かれていたディズィーの脚の間に入り込んで
擦り上げた。
「あぁっ……」
責めに終始しながら本当は早く彼を欲しがって仕方ない彼女自身が、思わぬ刺激に
これもまた淫らに粘着質の音を立てる。
聞こえてきた嬌声に反応して無意識の内に膝を小刻みに震わせると、彼の両腕を拘束
していたネクロの手の力が緩んだ。
「動いちゃ…ダメだ……てば……」
流されまいと必死に声を堪える姿に、更なる欲が掻き立てられる。
「……それでは賭けにならないだろう?」
少し動きを緩め、安堵の溜息を漏らした彼女の頬を自由になった手で撫でる。
吸いつく花弁の感触。その奥から次々溢れ腿を伝う淫蜜。
密着した肌でそれらを感じ取りながら、今度は軽く膝を上下させる。
両手を広げ、ウンディーネの凍てつく胸と汗でぬめるディズィーの乳房の温かさを
共に愉しみながら、彼の頬を撫でていたネクロの指を再び口に含み、テスタメントは
膝の動きを激しくしていった。
ちまちまと続きうp。ディズィーの身体スペックを最大限に使ったら4P+α(笑)
……あれ……またテスタが……あれ……?
>銘無し氏
いい感じに強引な闇慈や好。一瞬女体盛を想像した自分に完敗。
つーか料理のラインナップがvvv……飲めないけど。
>209氏
そう、実はこのカプ年齢差が二十倍。半端に生々しい実年齢なだけにテスタの
やばさが引き立……げふん。ディズィーが素直なのをいい事にテスタが色々仕込……
いえいえいえ。まあそんな話で。
>こちら氏
サキュバス本領発揮ですねぇ〜。遊ばれてる事に気付いてるカイにも萌。
>双月氏
うふふふ、続き待ってました。「一緒に!」って手をあげてそうな勢いの紗夢が
可愛かったです。めでたしめでたしでどっとはらい。
さてZガンダムで癒されるか……
投下人タン続きキタ━!
丁度昨夜、前スレの投下人タンのSSでハァハァしてたとこですた…
これからもがんがってください。
よし、んじゃ細かい事抜きにミリアネタでも書こう…
それにしても。
皆さんのを読んでるとレベルが高いですね…
私のは世紀の駄作になるかも知れませんが、只今より構成を練らせて(ただの妄想)いただきます。
>>投下人さん
テスタがドンドン違う方向に逝っているような・・・
↑
人のシチュにとやかく文句を云うのはどうかと思うが…
>494
同意はするが何か載せるまでコテハンは避けるほうが吉。
_話待ってまつ。
了解、イタイ漏れにファウストの治療キボンヌ
刺 激 的 絶 命 拳
鰤_で逝きたいと思います
499 :
493:03/02/10 00:37 ID:pa97cgHk
すみません、今後注意します。
500 :
名無しさん@ピンキー:03/02/10 13:53 ID:hUImlHZV
鰤×メイきぼんぬ
501 :
名無しさん@ピンキー:03/02/10 13:54 ID:hUImlHZV
ってか500ゲトー(遅
ジョニー×メイきぼんぬ
メイ×ジョニーでも可
503 :
_×鰤:03/02/11 00:20 ID:FYiw1e/1
赤みがかった空から、ちらちらと白い雪が舞い降りてきた。
裏寒い冬の夕方のことだった。
ブリジットは身ぶるいすると、商売道具の入った鞄を抱え、辺りを見回した。
通りにはちらほらと人影が見えるだけで、どうやら泊まり込めるような宿も無さそうだ。
「あーあぁ、また野宿かな…」
白い息を吐いて、ブリジットはアテもなく歩き出した。
町の外れに来ると、人影もまばらになり、ますます心細くなってくる…
ねみっ…続きは明日辺り
504 :
_×鰤 :03/02/11 23:41 ID:JTR1ICoN
その日の昼間のことだった。
「いたたたた・・・・」
ブリジットは賞金首と間違えてミリアを攻撃し、コテンパンにのされていた。
「あなた、大丈夫?」
倒れている彼にミリアは声を掛けた。
「・・・ええ、なんとか」
さすがにこたえたようでブリジットは半べそをかきながら答えた。
「悪いけど、その手配書はま違いよ」
そう言うとミリアは彼を起こし、服の埃を払った。
「あ・・あの、すみませんでした。」
そう言うとブリジットはそそくさと荷物をまとめ、人ごみの中へと姿を消した。
「・・・あの歳で賞金稼ぎ、か・・」
ため息をつくとミリアも人ごみへ消えた。
・・・「ここにしようかな?」
小さな橋を見つけ、ブリジットはその下を今日の寝床にすることにした。
橋の下は背筋も凍るような寒さだったが、文句は言っていられない
ブリジットは早速荷物を置くと、あたりを物色した。
幸いなことに、乾いた枯れ草や、比較的きれいな毛布も落ちていた。
「ホームレス生活だよな・・・これって」
ロジャーを抱きしめ、枯れ草の中にもぐりこんだ。
不意に頭の上から大きな声がした。
「そこの君、こんなところで寝ては駄目だよ。」
頭を上げると、一人の警官が立っていた。
「・・・はぃ」
しぶしぶ荷物をまとめて、橋の下を出た。
505 :
_×鰤 :03/02/11 23:53 ID:JTR1ICoN
雪はさっきより勢いを増し、吹雪いてきた。
またブリジットは町を当てもなく彷徨った。
この寒さで風邪を引いてしまったのか、頭がぼーっとして、寒さなど感じられない。
そんな時、不意に角から見覚えのある影が姿を現した。
「あ・・・ブリジット君?」
そこには耳当てをしたミリアがいた。
「あ・・・ミリアさん」
ブリジットは朦朧とする意識の中そう答えた
「こんな所で何やってるの、あなた凍死するわよ」
そういうが早いかミリアはブリジットを抱えると、そのまま家へ向かった。
「・・・・ミリアさん・・・」
ブリジットの頭を触るとかなりの熱がある
「まずいわね・・・・」
ふと、ミリアはあることを思い出した。
上を見上げる・・・・
『ファウスト医院 外科 小児科 刺激的絶命科』
ミリアはその看板の前でしかめ面をした、脳裏にドでかいメスを咥えて空中を泳ぐ『奴』の姿が反芻される。
「しょうがない、入るか・・・」
ミリアはその建物の中に入っていった
506 :
_×鰤 :03/02/11 23:54 ID:JTR1ICoN
一応ここまで考えておいたんで、また構想練り終わったらカキコします
医者ワラタ
医者ファンの漏れとしては
医者も絡みに参加キボン(無茶か
その「刺激的絶命科」ってのは一体?(w
510 :
_×鰤:03/02/12 14:36 ID:phqi7nqb
医者がらみか、あのキャラでは少し無理があるんで失礼
少し前振り長くなりますが、どうか宜しく
511 :
某書く人:03/02/12 15:47 ID:qP0UjCg9
今すぐじゃなくても良ければジョニメイかメイジョニ書くかも
512 :
_×鰤:03/02/12 15:54 ID:phqi7nqb
ジョニメイ萌え
513 :
_×鰤:03/02/13 06:22 ID:e3aXqh7B
鰤受けにしようか…
_受けにしようか…
514 :
_×鰤 :03/02/14 00:26 ID:4pztI2zz
「あの・・・」
建物の中は暖房が焚かれていないのか、かなり寒かった。
そっと待合室の長いすにブリジットを寝かせると、すぐに袋をかぶった白衣の医師が奥の部屋から姿を現した。
「保険書は要りませんよ」
ファウストは待合室まで出てくると、直ぐにブリジットの傍によった。
「あ・・・あの、この子・・・」
「解っています・・・ふむ・・・・」
言うが早いか聴診器を取り出すと早速ブリジットの聴診を始めた。
ミリアがブリジットの近くに寄ると、急にファウストは奥に向かって歩き出した。
「ついてきなさい」
「は・・はい」
訳の解らぬまま診察室へついて行くとファウストはガサゴソと引き出しを引っ掻き回している。
「一本解熱用の注射を打ちたいんだけども、注射器が・・・」
「・・・これでも医者なんだから・・・」
ミリアは呆れて斜め上を見上げた。
そこには注射針の箱がうず高く積み上げられていた。
ミリアは呆れながらその箱を取るとファウストの背中をこずいた
「これ」
「あ・・どうもどうも」
「う・・・・うううぁ!」
突然、待合室からブリジットのうめき声が聞こえてきた。
「いけない、熱による幻覚か?」
ファウストはごっそり注射器の入った箱をミリアに押し付けるとどたばたと待合室に駆けていった
「ひえええ」
針が苦手なミリアも診察イスに箱を叩きつけ待合室へ駆けた。
515 :
_×鰤 :03/02/14 00:49 ID:4pztI2zz
ファウストが待合室に駆け込むとブリジットが激しく咳き込んでいた。
「いかん、肺炎を起こしたか? ミリアさん、悪いのだがそこにある救急箱を取ってくれ」
ミリアが救急箱を手渡すと、ファウストは手際よくアンプルを取り出し、注射器に吸い込ませた。
「ここにあるのを忘れていました。」
「・・・・まったく」
注射が終わるとブリジットはようやく静かになり、すやすやと寝息を立て始めた。
「いや〜参りましたねぇ」
ファウストはまた奥に行くとがさがさと診察室をあさり始めた
「こっちが参ったわよ、もう。」
そう言うとミリアはほっとため息をついた。
「さて、お薬です」
おくから紙袋を持ったファウストが出てきた。
服用についての注意などを受けて代金を支払い、ブリジットを抱きかかえると
ミリアはまた建物から出るべく廊下を歩き出そうとした
建物を出る間際、診察室から
「おいいいいいいっす!!!!!!!!!」とファウストの悲鳴が聞こえてきた。
どうやらさっき診察イスに叩き付けた注射針が尻に突き刺さったのだろう、
仕方なくミリアは建物の中に戻る。
診察室に入ると、予想通りファウストがうつ伏せになって気絶していた。
ファウストの尻に刺さった注射針を引っこ抜くと、ミリアは待合室の暖炉に火を点し、彼に毛布を掛けた
戸締りを一通り確かめ、外へ出た。
「うう・・・・また雪が強くなってきた、早く帰んなきゃ」
ミリアは家路を急いだ。
鰤受けキボンヌ
517 :
_×鰤 :03/02/14 00:51 ID:4pztI2zz
ふぅ、やっと二人きりにできましたので、そろそろ本番も近いです(藁
それでは
518 :
謝罪:03/02/14 06:29 ID:6PzMjmz5
上のSS編集ミスりますた。
その関係で文法的におかしい箇所が有ります
正直スマンかった
519 :
銘無し:03/02/15 01:45 ID:b4Zg3aZG
紗夢は綺麗な物には目が無い。
つい、その光に見とれ、吸いこまれそうになる。
ぽわんとあったかく光る、綺麗な蝶。
「そっちじゃねーぜ?」
紗夢の背後から声が聞こえた。
振り向く間も無く、紗夢の身体の自由が奪われた。
全く、何人の娘達がこの抱擁の犠牲になった事やら。
いつも噂は絶えないが、持ち前の性格で見逃してもらえているようだ。
コロニーを飛び出しただけあって、自由奔放な男である。
こんなことなら他の店員に全部任せれば良かった。
こうなる可能性は無いわけではなかった。いや、違う。
これは事故だ。悪いのは闇慈!
思い直して身体をひるがえそうとしたその寸前、がくりと紗夢の身体から力が抜ける。
闇慈が首筋に印を付ける。自分の縄張りを示すかのように。
普段外気にさらされないそこは、ちょっとした刺激にもとても敏感だった。
闇慈がはむ、と味見する度、紗夢の体中の力が抜けていく。
「そんなトコ、…見えちゃウヨ……」
口にしてから、紗夢がはっとする。なんて弱気な声出してるんだ。
「お前さんの服なら見えねーって」
「……っ……」
首筋を這い回り始めた唇の熱さに、紗夢のひざから力が抜け、崩れ落ちる。
520 :
銘無し:03/02/15 01:49 ID:b4Zg3aZG
紗夢も闇慈に抱かれた事は初めてでは無い。
口車と勢いに乗せられたそれは、人生最大の汚点だと紗夢は言い張っていた。
それから幾分経っていたが、その時の記憶は鮮明に蘇る。
身体の奥の微熱も。
さっさとコイツなんて振り払って、帰れば良いだけの話。
でもなんで。
その続きを期待しているのだろう。
紗夢を後ろから羽交い絞めにする形で、両脇の下から闇慈が手を伸ばす。
その手が紗夢の胸を探りまわる。
乳房を服の上からもみしだかれ、紗夢が身体を震わせた。
闇慈が胸の頂きを見つけるとそこをつまみ、指で弾く。
「ゃんっ…」
ぴくん、とその突起が立ち上がる。
手を休めず、さらに首筋に闇慈が唇を這わせる。
自由にならない体に、予測できない刺激が加わる。
体温が上がり、熱を帯びる身体はますます敏感になる。
動きを増す闇慈の手に、紗夢の体の緊張が一瞬解ける。
その隙に闇慈の舌が紗夢の口の中に滑り込む。
舌が絡み合い、その動きに合わせて音が漏れる。
この後起こるであろう事を予感させるような、潤んだ音が響く。
早かれ遅かれ、その時はやって来る。
そう思うと、このやわらかな粘膜が溶け合う様が、ますます淫靡な物に思えてくる。
521 :
銘無し:03/02/15 01:53 ID:b4Zg3aZG
チャイナ服の飾りボタンを一つ一つはずし、
ぷつぷつとスナップの音を立てながら闇慈の手が紗夢の胸元に割り入る。
チャイナ服から、胸元だけが露出する。
一部分だけが触れる外気の冷ややかさに、逆に身体が熱を帯びる。
「着物もチャイナ服も、こーゆー事に向いた服だよなあ」
しげしげと闇慈が見つめる。
あられも無い格好のまま、外気と視線に紗夢の肌が晒される。
紗夢が恥ずかしさを隠すように、言葉を返そうとする。
「うるさ…………あぅっ…」
薄桃色のその頂きを、闇慈の舌が舐め上げる。
両手は脇から腰をくすぐるように這いずり回る。
頂きを軽く引っ張っては口に含み、舌と唇で転がす。
引っかかるようなその痛みに紗夢が身をよじらせ、喘ぐ。
時折、荒い息遣いが混じる。
「ゃダ……っ、…………あぁんっ…」
「お前さん、そんなに大きな声出してくれちゃって」
闇慈が、普段よりもワントーン低い声で、紗夢の耳元にささやく。
「隣の部屋に聞こえちまうぜ?」
ちらりと目を貧相な壁と戸にやる。
ここは安宿、隣のちょっとした音は筒抜けである。
はっと気づき紗夢が慌てるが、時はもうすでに遅し。
「両隣の部屋、今日は誰もいねえよ」
紗夢が笑いをこらえる闇慈をにらみ返す。
「好きなだけ声出しな。発声が不充分アルヨ、ってね」
「誰が出すカ!」
522 :
銘無し:03/02/15 02:00 ID:b4Zg3aZG
「でさぁ」
闇慈が紗夢の耳元でぽそ、とつぶやく。
「女体盛……」
再び派手な音と共に、今度は体ごと闇慈が吹っ飛ぶ。
「ううっ二度までも……いや刺身じゃねえ!!」
身構える紗夢の手から、闇慈が凶器のビンをひょい、と奪う。
「暴力反対反対ー、おお怖」
ずしりと重く、蜜の詰まったそのビンのふたが開けられた。
「これ、正しく使おうぜ?」
かりんの香りがふわりと広がる。
「っちょっト!?」
ぬるりとした感触が紗夢の肌に伝わる。
「…………っゃぁッ…」
紗夢が息を呑む。
闇慈が蜜をぬるぬると紗夢の肌に塗り広げる。
蜜のたっぷりついた闇慈の手が、熱さを持った紗夢の肌の上を滑る。
少し粘りを持った冷たさが肌に絡みつく。
「結構良いもんだろ?」
「気持ち良くなんかナイ……」
「ったく素直じゃねえなお前」
否定しながらも頬を赤らめる紗夢を、闇慈がからかう。
それから、いたずらっぽい笑みを浮かべる。
「まだ反抗するってぇの?」
523 :
銘無し:03/02/15 03:05 ID:b4Zg3aZG
書いてみたかったんです、ハチミツプレイ……
バレンタインデーに一歩遅れて甘そうな話をうぷです。
チョコクリームは無理だったのでかりん漬けシロップで勘弁してください。
チンジャオロースはもっと無理です。
>こちら氏
遊んでるサキュバスの軽いノリがイイ!某所節分祭も堪能させて頂きましたっ。
>投下人氏
と言う訳で女体盛り予想は大当りです(笑)ディズィのおねだり口調にハァハァです。ビバ3歳児です。
>双月氏
紗夢を大切に気遣うカイに萌えです。”あはっ”も気になるんですけど(笑)
>_×鰤氏
ショボーンな鰤が可愛いです。頼りになりそうなミリアの看病が楽しみです。お姉様と少年……ををを(妄想)
先日の闇慈大脱出コピペは元ネタはジョジョらしいのですが
競馬の実況生中継にも見えてくるという罠。
自分は書いてからうぷするまでの推敲が長いです。
思いついた物を、切ったり貼ったり並べ替えたり。毎度ゆっくりですみません…
524 :
_×鰤 :03/02/15 21:55 ID:F704cRxu
>>523さん
闇慈話、やっぱり男キャラ主体は闇慈兄さんですなぁ
続きが楽しみでつ
鰤受け、考えてみたんですが・・・・・
ううむ、どうも思い浮かばない。
まぁ一応純愛方向でよろしいでしょうか?
>>_×鰤作者さん
漏れとしてはその路線をキボンヌ。
なんつーか、こう「汗が酷いので服を変えさせようと思ったら、男である事が判明。鰤の口から女装の事情を聞かされると母性本能を刺激され・・・」ってな具合のモンを・・・
漏れの趣味剥き出しで酢味噌
久しぶりです、209です。色々あって遅れまして。カイ梅の続きです。
(7)
「気持ちよかったかい…?」
梅喧の言葉は途切れ途切れではあるが、歓喜を帯びている。何かを達成した喜びだ。
カイは未だ胸を上下させながら、深く頷いた。
「はい…凄く」
「そうか。良かった」
嬉しそうな彼女を見るカイの目の端が、自然、下がり気味になる。
ふと、カイは手を伸ばし、梅喧の前髪をかき上げた。汗の玉が浮かぶ額に軽く口付け
し、耳元で囁く。
「今度は私が」
カイは、優しく梅喧に覆いかぶさった。
「ん…」
梅喧の唇が薄く開き、熱い吐息が漏れる。股の間に潜り込んだカイの金髪が、もぞ
もぞと動き回る。彼が一つ動作を行うたびに、秘裂に籠もった熱の温度が上昇する。
寝そべっている為にカイの顔が伺えないのは、不安を感じる。
大体、この股を大きく開くという格好からして、ひどく無防備だ。
死にたくなるくらいに羞恥心が掻き立てられる。紛らわせるために、カイの髪に手
を置く。さらさらした髪が、くしゃ、と音を立てた。
「気持ち良いですか?」
「ンな事……聞くンじゃ…ねえ…ッ!」
「ふふ…」
カイが含み笑いを漏らす。余裕を感じさせる笑いだ。少しだけ、カチンときた。
そんな逡巡を他所に、カイは作業に集中している。こり、という微かな音が梅喧の
耳に届いた。
「馬鹿…お前、そんなトコ…ッ!」
最も敏感なトコロを攻め立てられ、全身が跳ねる。
「やっぱりここが一番感じるんですね…」
羞恥心を煽るだけ煽って、反応を観察しているのだ、と理解すると、のぼせた頭が
蒸気を吹きそうになる。ヤカンか俺は、と自らを冷静にさせようと努めるが、現実は
およそ関与してくれない。高い喘ぎが絶え間なく口を突く最中、まさか自分にこんな
声が出せるなどと言う戸惑いが心の中で渦巻いていた。
「可愛い。梅喧さん、可愛い」
「馬鹿…馬鹿野郎……」
ビンタの一つも張ってやろうかと思ったが、体が痺れて動かない。それをいいことに、
カイは行為を更に激しくする。
カイの指は彼の容姿と違わずに流麗でしなやかだ。ぬめらかで敏感な花芯に鋭い感覚
を覚えさせることも無く、蠢かせる。
「梅喧さんの蜜が溢れてますよ。ほら、こんなに」
滴る愛液を一掬いして、それを分泌している張本人に見せる。半透明の粘液が指先
でどろっとしている様は、自らの淫猥を見せ付けられているようで、まともには見ら
れなかった。
恥らう梅喧の様子を心ゆくまで堪能したカイは、そっと耳打ちした。
「梅喧さん…。入れたい」
暖かい吐息に乗って、誘惑の言葉が耳に入る。
「入りたい…貴女の中に入りたいです…」
「あ、あ…」
それまで異物感と戦っていた彼女は、くぐもった唸り声を上げるのがやっとだった。
「繋がりたいんです。あなたと」
いいですよね? と訪ねる。
「ば、馬鹿やろ…。聞くなそんなこと」
「怖いのでしたら…嫌なのでしたら、止めます。あなたに嫌われたくはないですから」
「ひ…卑怯だぞ、てめぇ。そんなこと聞くなんて」
「何がです?」
しれっとした顔でそんなことを言う。実はこいつ、相当なワルなんじゃないか…。
そんな考えが浮かぶ。
「いやじゃない…。いやだったら、最初に殴ってる」
カイは微笑を浮かべて彼女の次の言葉を待っている。
「こういうことをするのは初めてだから、戸惑ってるだけだ。その…お前のことは、
俺は嫌だなんて思ってない」
「有難う御座います」
素直になりきれない答えにクスリと軽く微笑むと、額にキスをしてから抱き寄せた。
「あなたの本当の姿を見せてください」
カイが梅喧の着物を脱がし始める。
とは言ってもそれまでの行為で既にほとんど脱げていたので、それほど苦労はない。
程なくして梅喧は全裸になった。
生まれたままの姿の梅喧を目の前にして、カイは言葉を失った。
屋根の隙間から差し込む月光は弱々しい。だが、それが却って必要以上の主張をせず、
梅喧の透き通るような純白の肌を引き立てる。すらりと伸びた細い足が、所在無げに
うろたえている。豊かな胸の膨らみを手で隠す仕草も愛らしさを増幅させる。しなやか
な痩躯は、所々の傷がありつつもなおカイの目を捉えて離さなかった。その荘厳なまで
の美しさは、神聖なものすら感じさせる。
紅潮した顔を背け、目を閉じて、自らの全てが曝け出されている羞恥に耐える梅喧を
尻目に、カイはむかし読んだ本に載っていた美の女神の絵を思い起こしていた。
「何て…美しさだ」
漸くそれだけを口にする。
この世に存在する全ての美を集結させて作り上げた宝石のような輝き。いや、そんな
俗な表現が全て陳腐な石ころに思えてしまうほどの絶対的な美であった。恐らくその
とき、カイの全生命力は彼女を観察するという行為に集中していた。それこそ呼吸や
心臓の鼓動ですら、止まってしまっていたかもしれない。
「あまりジロジロ見るな、馬鹿」
「す、すいません。つい見惚れてしまいました」
「…馬鹿」
この男といる間、何度この言葉を口にしただろう。きっとこれからも何度も口にする
ことになる。数え切れないほど。
「さあ…繋がりましょう…」
カイが促す。梅喧は真っ直ぐなカイの視線を正面から受け止めて、こくりと顔を縦
に振った。
「力を抜いてください」
カイはそう言うと、梅喧の固く閉じた両足に手をかけ、そっと力を込める。
両足を押し広げられ、自らの恥部を晒すと羞恥に、梅喧は顔を朱に染めた。
カイが自らのシンボルをそこに押し当てる。
――もうすぐ、繋がる。一つになる。
――こんなこと、こいつだから、許せるんだ。こいつが相手だから。
羞恥に染まる顔を上げ、カイの顔を薄めで確認する。
彼の真面目くさった顔が、期待と不安に彩られているのが手に取るように分かる。
――こいつと一緒になろう。こいつと、繋がろう。
ぎゅ、と手を硬く握った。
同時に、ズシンという重苦しい衝撃が、体の奥深くまで突き抜けた。
「痛ぅ…っ!」
下腹部を襲う強烈な痛みに、悲鳴を上げる。
全身が弓反りに跳ねる。
体の奥まで届く肉の凶器に、内臓の位置を無理に変えられてしまったような錯覚に陥る。
ぶつ、と何かが破けるような音。彼女の純潔の証である紅が広がる。
「く、は、う…ぁ」
「痛いですか? 苦しいんですか?」
心配そうなカイの声が、意識のそとから聞こえてくる。
「止めますか?」
「ば…か…。ここでやめる奴が、いるか」
ぶつぶつと切れる言葉は、ひどく弱々しい。額に浮かぶ脂汗がこの行為の辛さを訴
えている。
止めた方がいい。このじゃ壊れてしまう。
そう思い、腰を引こうとした時、
「勝手なこと、するなよ」
両足をカイの背中でクロスさせ、離れないように固定した。
「無理しないで下さい。私の我侭であなたが苦しむなんて、そんなの」
「馬鹿、勝手なこと言うな」
くぐもった声だが、はっきりと告げる。
「お前が、俺のことを、欲しいって言ったんだろ。俺だって、その」
「え…?」
「もう! 言わせるな! 辛いんだこっちは!」
「いや…是非それを聞かせてください。あなたの口からはっきりと聞きたいです」
カイの表情が複雑なものになる。子供っぽい言葉遊びをするときの癖だ。
「欲しい…」
「もっと大きな声で」
「欲しいんだ…! 俺、は、お前が…欲しい…っ! お前と繋がりたいんだ、体も心も…!」
「私もですよ」
カイは「よくできました」とでもいいたそうな微笑を浮かべつつ、不服そうな梅喧
の額に軽く口付けをした。
それが訪れたのは、控えめなピストン運動のお陰でずいぶんと痛みにも慣れ始めた
頃だった。純潔の証の名残が未だ残るそこで、僅かに上下する腰に同調するように、
胸が揺れている。カイがときたまその豊かな胸を手で揉みしだくと、なだらかなウェ
ーブが従順にその刺激に答え、形を変える。痛みに対してはお慰み程度ではあったが、
快感のパルスを注入してくれる。
そんな中のことだった。
梅喧は体の奥に仄かなものが灯るのを感じた。
真っ暗闇の中、たった一本のマッチをすったような、微かな灯火。だがそれは確実
に燃えている。
ゆるゆるとした上下運動の最中、カイはちょっとした違和感を覚えた。
ただこちこちに硬くなっていただけの梅喧の体に、ほんのりとした柔らかみが広が
り始めたのだ。腹の底から搾り出すような重苦しい響きを含んだ吐息が、次第に弾み
始めている。
「梅喧さん。もしかして…」
ピストンを、僅かに強める。
「くぅ…んっ!」
鈍痛を訴えていたそれまでの声とは違う。切ない喘ぎが一オクターブ、上がっている。
「感じている…んですか?」
「知るか…ッ!」
絶叫に近い叫びだった。
「分からない…。分からない、んだ。痛いのに、まだ痛いのに…もう一つ、何かが…」
頭の中がぐるぐる。
「助け、て、カイ…。このま、まじゃ、ああ…ッ、どうに、か、な、る…」
考えることなんて、出来ない。ただ夢中で、目の前の男にすがりつく。
長すぎなのでここで一旦切ります。続きは明日UP予定。
ついでにソル鰤の続きも明日。
今度こそ約束は破るまい。と心に刻み込みつつ去ります。
>>209@カイ×梅様
(*´Д`*)萌えぇぇぇぇぇ!!
優しいカイと、いじらしい梅喧がステキングです。
痛いのに感じる姐さん、萌え…。
534 :
_×鰤:03/02/16 07:31 ID:Or43oAk2
>>525さん
最初から母性ネタを考えてましたんでその点はご期待に沿えるかと…
@カイ×梅さん
>>533さんに同じく痛くても感じる梅喧姐さんに萌え(・∀・)イイ!
連カキコお許し下さい
一番最初に考えていたシチュは_鰤入浴なんですが…
こんな感じで
汗酷い
↓
入浴を思い付く_「同じ女だしいいか」…と鰤君オロオロと脱衣室へ
↓
脱衣室で服を脱がすと…テキサス「なんじゃこりゃぁ゙ーー」
↓
一応風呂に入る
↓
風呂の中で鰤君生い立ち説明、_母性全開熱〜い抱擁
↓
鰤発情
↓
(゚∀゚)キターーーーーーー
こんな感じでどうでしょう?
536 :
_×鰤:03/02/16 19:30 ID:UamsqD2e
足元にうっすらと積もった雪に足を取られながらも、ミリアはどうにか家にたどり着いた
余談だが、ミリアのアパートは長細い一戸建てを細々と切り分けたような形をしている。
丁度イギリス映画に出てくるような造りだ。その一階にミリアは住んでいる。
早速鍵を開け、寝室に直行しブリジットをベッドに寝かせると、台所へ行き、朝の残りのスープを火にかけた。
薬を飲むには何か食べさせてからでなくてはいけない…
なんだか子供が出来たような心持ちになった。
そんな自分を少し滑稽に思ってミリアはクスクスと微笑した。
(8)
現実ほど残酷なものはないと、どこかの誰かが言っていた。
きょうびの若造はやたら甘えた奴が多い、とせせら笑っていた。
でも、今ならよく分かる。甘い幸せと直面した時こそ、身を切られるような不幸が
絶望的なまでに映えると言う事が。
快感に身を委ねながら、ごぽごぽと胸に込み上げて来る黒い濁りが口を突いた。
何もかもに耐え切れなくなったかのように。
「一人で、いつも、一人で……」
子供の頃から一人で。何もかも一人で。
「梅喧さん……?」
カイが怪訝そうな顔をする。肩越しで表情は確認できないが、様子がおかしいこと
は手に取るように分かる。
「怖い…怖い……ッ!」
虚勢を張っていた訳じゃないけど。
強さを求めて、敵を求めて。
そうして死を目の当たりにしてきた自分が、最もよく知る死の恐怖から逃れる為に、
また死を目にする。
側には誰も居ない。誰も。
いつも一人。誰も信頼など出来なかった。
それなのに、繋がっている。自分以外の誰かと繋がっている。
ひどい違和感だ。まるで自分じゃないような。
父も母も、同胞も全て失った自分に。
許されていいのか。とまで思えてしまう。それは立派な恐怖だった。
怯えは隠し切れない。体がガタガタと震える。
その時、ぎゅ、と抱きすくめる手に、更に力が入ったのに気付いた。
カイが梅喧を強く強く抱き締めたのだ。肩越しに囁きかける。
「大丈夫。私がついています。ずっと、あなたと一緒にいます。側に居ます。だから、
怯えないで」
二人は繋がっている。体も心も、正に全てが繋がっている。
何も怖いことなんかないのだから。
カイはそっと梅喧を床に寝かせると、彼女の顔を真っ直ぐに見据えた。
怯えて震える彼女は、子供のような透明な瞳でカイを見上げている。
カイは胸の奥から込み上げて来る感情のままの表情と声で、ただ一言、告げた。
「あなたは一人なんかじゃない」
それは天声だった。
梅喧は目の前が一瞬にして開けたような気がした。
本当に求めていたものを全部見透かされたような気がする。
「う、あ…。ああ…ッ! カイッ!」
梅喧がうなされたように名前を叫ぶ。
――怯えることは無い。
梅喧の心にはもう、濁った感情はない。
――もうひとりじゃない。
泣き出したくなるような喜びが、胸を満たす。
かわりに溢れ出す、とろけるような何か。
もう迷いなど無い。
ただ一つ。ひたすら求めるトコロに向かうだけだ。
それ以外のために体力や精神力を使う余裕は、もう、無い。
ひたすらに。
ただひたすらに、求める。
「カイ、カイ…!」
うわ言の様に名前を叫ぶ。
「梅喧さん…!」
腰を大きくグラインドさせつつ、カイも叫ぶ。
「カイ…! ああ…ッ! あ、うあ、ああ…カイ…ッ!」
「梅喧さん! 梅喧さん、梅喧さん、梅喧さん、梅喧さん…ッ!」
一緒に、頂点まで上り詰めましょう…!
耳元で、カイがささやく。
もう少しですから。
小さな囁きの直後、大きく腰を引いた。
おそらく、それが止めだ。牡のシンボルを極限まで引き絞り、最大級の力で突き立て
るのだ。恐ろしいと思う気持ちが心の片隅で顔を覗かせている。
ぎゅ、とカイの背中に回した手に、力を込めた。押し寄せる不安に打ち勝つために。
怖くなんかない。この男は、優しい。
この男と…カイといれば、怖いものなんてない。
だって俺は…。
「いきます…!」
「来て…くれ…」
俺は、こいつを。
カイのことを、愛してるんだから。
溜めに溜めた欲望のエネルギーが、遂に解き放たれる時が来た。
リミッターを解除したカイは、上下運動を狂おしいまでに加速する。
牡と牝と化した二人は、結合するというたった一つの目標に向かってラストスパー
トを開始した。
全てのリミッターを解除し、ただひたすらに頂点へと駆け上がる。
が、それも長くは続かない。
抑え付ける事を止めた二人の到達地点はすぐそこだった。
「も、もう……ッ!!」
求めて止まなかったゴールが、もうそろそろであることを、梅喧に告げる。
彼女は微笑んでいた。
破瓜の苦しみを乗り越えて辿り着こうとしている聖域に相応しい、女神の微笑みだった。
「膣内に…出していいから…」
そっと囁く。
それが、カイに一かけら残されていた制御本能を見事なまでに骨抜きにした。
「うああああぁ……ッ!!!!」
どくん!
灼熱となった迸りが、精巣から輸精管を走り、梅喧の中に放出される。
どくっ! どく、どくんっ!
駆け巡る生命の源は、いつ果てるともなく梅喧の中に流れ込み続ける。
ずん、という衝撃音と共に、熱い塊が打ち付けられる。
「あ……あ…ああああッ!!」
「ひ…ぃ……ッ!!」
熱い。熱い。マグマのようだ。
接合点で熱いマグマがたぎっている。すべてを溶かすように。
二人の獣の咆哮じみた叫びが空気に混ざり合う。長い叫びだった。
叫び声が、いつしか悲鳴に移る。
消え去る直前の線香花火のように、カイの性器が一跳ねし、最後の迸りを梅喧の膣内
に叩き付けた。
全身を支配する官能の雷撃に、カイは床に指を立てた。梅喧の手が必死でカイの背中
をまさぐる。二人の脳が一瞬で生命の根源たる性を刻み込んだ因子を大量生産し、全身
をそれで満たそうとする。二人の心も体も嵐の中に埋没していく。
「はァ…………ッッ!!!!」
「あッ……ッッ!!!!」
目の前の火花が、ぱちんと弾ける。それらの飛沫が大気に飛び散って、また細やか
な火花へと変わる。稲妻のような快感が二人を包み込んでいた。
脈動する生命のうねりに、微かに残った意志が根こそぎ呑み込まれそうだ。
カイは快感に染まりきった虚ろな瞳を梅喧に向けた。ふくよかな胸を大きく上下さ
せる彼女は何かに耐えるようにきつく目を閉じている。経験したことのない悦楽に包
み込まれて、意識が半分とんでしまったようだ。
電気を帯びた空気が、ばちばちと弾けている。
体中が感電したようにびりびりしている。頭の中は真っ白だ。
手を握り合いながら、二人は、はぁはぁと荒々しく呼吸していた。
カイは呼吸が静まりきらないのにも関わらず、梅喧の顔を覗きこんだ。
意識が混濁したかのように虚ろな目を、中空に彷徨わせている。
ふらふらと、まるで全生命力を使い果たしたかのように。
愛おしさが胸の奥から込み上げてくる。
激しい呼吸を物ともせずに、カイは彼女の唇を塞いだ。彼女もそれに従い、吸い付く。
何度目のキスかは覚えていない。が、それはこの日で最も濃厚なキスだった。
ぱちん。
最後に残った飛沫が大きく弾け、脳が完全に灼き切れる。全身が雷に打たれたように
痺れる。抵抗など出来ようはずもない。
意識は問答無用でずるずると暗闇へと引き摺り込まれていった。
「ずっと、いっしょに」
消えかけた意識が、固く握り合う手の感触とその呟きを確かに胸に留めていた。
(9)
朝の空気は本来、とても清々しいものなのに、と溜め息をつく。
二人は顔を見合わせると、きごちなく微笑んでから、再び「はぁ」と溜め息をついた。
そんな空気にも構わず、親父は酒臭い息をゲップと一緒に吐いてから、からからと笑った。
見た目40〜50ほどのこの親父は、この小屋の常連らしい。
狩りを行う時、中継点として使うのだそうだ。
起きぬけのむさ苦しい男の闖入に、このうえなくたまげた。
親父は二人を見てガハハと笑うと、勝手にしゃべりだした。
「ここでよろしくやるって奴は最近いねえな。
ちょっと前まで尻尾生やした女の化け物と鎌持った死神の噂が流れてたからな。
は。
んなモン、ヤリたい盛りの、あんたらみたいな若者にゃ、通じねえか。へへへ。
羨ましいこった。おいらだって、若い頃はカミさんと…。
あん? 出口?
分からない?
何いってるんだ、あんた。
すぐそこだろうが。ほれ、あそこ。
見づらいが、あそこの道。あそこを行けば、この森から出られるぜ。
町まで? 三十分くらいかな。
何だよ、そこから来たんじゃねえのかい?
こんな別嬪さん連れて、ここで宜しくやってたんじゃねえのか?
がはは。照れるなって。いいことだ。うん。いいことだ」
梅喧の拳がカイの脳天に叩きつけられた。ごちぃん、という音が遠くから聞こえた。
「待ってください! 梅喧さん、待って!」
「付いて来るな!」
「何でですか? あの、ちょっと、待って!」
「くるな! また殴るぞ!」
「そんな殺生な…」
兄ちゃん、この女の人、あんたを尻にしくよ、きっと。
親父さんはそう言っていた。本当にそうなるかも知れない。ちょっとだけ身震いする。
でも、それもまた、良いことの一つなんだ、きっと。
カイはにこりと笑った。きっと彼女も笑ってくれている。
そう思いながら、彼女の後ろを付いていくことにした。
いつか振り向くだろう。彼女の笑顔はそのときまでお預け。
幸せになりましょう。梅喧さん。あなたと一緒に、幸せになりたい。
あなたとなら、きっと幸せになれます。
だから、追いかけますよ。
いいんです。約束したことだし、望んだことでもありますから。
たた、と、軽快な足音が響く。
日の光が、眩しかった。
春が過ぎ、夏が来ようとしている。差し込む日光の暖かさに、カイは目を細めて、
にっこりと微笑んだ。
向こうでは、さっきから湯気を立てている梅喧が、しかしどこか恥ずかしそうにこっち
を見ている。待っていてくれているんだ、と気付き、手を振る。
梅喧はやり切れなさそうに顔を覆ったが、次の瞬間には照れ笑い浮かべていた。
まるで、何もかも諦めて、何もかも受け入れたかのように。
まぁとにもかくにも。
いつまでも歩き続けていたくなるくらい、ただひたすらに。
日差しが、眩しかった。
〜おしまい〜
ひいい〜寝不足の頭に早朝大量書き込みは死ぬほど辛かったですー。
ろくに推敲しないで書き上げたので、読み返すと粗が粗粗と。へこみます。
しかも、最後の最後でとんでもない脱字が!
恥ずかしいッ! 穴があったら入りたいッ!
まぁいいや。書き終わったし。
ソル鰤は今夜UP予定ですが、カイ梅終わったのでHNを209に戻したいと思います。
今度は計画的に書こうと心に刻み込みつつ、去ります。
545 :
_×鰤:03/02/17 22:30 ID:7WGd4iG7
…数分立ちスープが湯気を立て始めた
それを深めの皿に入れると、ミリアは寝室へ入った。
「さ、飲んで。」
スープを取ったスプーンを、ブリジットの唇近くへ持って行く。
鼻をくすぐるスープの匂いに、やっとブリジットは目を開けた。
「…ぁ、ここ…何処ですか?」
少し周りを見回してミリアに視線を移した
「やっと目が覚めたようね、私の家よ」
「…どうもご迷惑を…」
ブリジットは少しうつ向いた
「そんなに固くならなくたって良いわ、それより、頭痛くない?」
「いいえ…」
お久しぶりです。
これからディズ×紗夢辺りを書こうかと。
今どの目線で書こうか悩み中。
私の中ではディズの目線か第三者の目線で書こうかと。
ドッチがイイですかね?
>銘無し氏
紗夢たん可愛い〜〜(///▽///)
ハチミツプレイもナイスアイデアでつ!w
>あはっ
そりゃ。。。あはっなんですよ(謎
>カイ梅氏
梅喧受け子ちゃん、初々しくて好きです♪
カイ。。。ナカナカの策士ですなw
>投下人氏
最近貴方のお蔭でディズ萌になってきましたw
て事で今回は自分でもディズ話を書こうかと思ってw
>こちら氏
今はサキュカイですけど、ちょっと話的に仄めかしているアクセルの立場が気になるw
801か!!??
あ、言い忘れてる。双月ですw
548 :
_×鰤:03/02/19 07:00 ID:I/ET5aRU
なんか僕が来れなかった間に結構話が進んでる…
また来週から執筆を開始しますんでよろしく
>>548 ガンガレー
前フリが萌えるSSは大好きだYO
ソル鰤待ってまふ
どうも209@カイ×梅改め209です。体調完全復活ではないのですが、書き込ませていただきます。
ソル鰤、遅れてしまってスミマセン。どーも書き辛いです。
>投下人さま
ディズィーが可愛いですー。一読み手として非常に続きが楽しみです。セーラー姿の
テスタ、見てみたいな。
>双月さま
カイ紗夢、ハッピーエンドでしたねー。末永くお幸せであって欲しい二人です。
次の作品も期待してます。
>銘無しさま
いやー二人の雰囲気がとてもよろしいです。素敵です。いつまでもこんな二人でいて
欲しいと思います。性格がよく掴めているところ、見習いたいです。私がSSを書くと、
キャラクターの性格とか全部、自分オリジナルのものになってしまうので。
>_×鰤さま
初めまして。SSをお書きになるのは初めて? 初めてなのにお上手な文章ですね。
続きも期待しております。
>209様
カイ×梅お疲れ様でした♪
うp遅れたこと気にしないで下さい〜。
健康が第一!ですからね!
ミリ鰤に激しく期待!
あ,いつのまにかカイx梅終わってる・・・。
結局エチーシーン読めなかったけど、
最初と最後だけで「いい話」として自分の頭にはインプット
されました。(ごめんちゃい)dizzyx梅書いたら刺されるかな。
>554
前スレ:
462 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 02/07/20 07:26 ID:zh7R/jSC
ザッパが幽霊と交わり鰤が「俺」とラブラブライフを送り
テスタが出る度に掘られジョニーがdチキな方向に夜用
ミストファイナーを披露した挙句特攻野郎まで出て来る
このスレに邪道も王道もあるかゴルァ!!と言ってみるテスタ
なんてのが飛び出してくるくらいなんだから別に刺される筈もないかと。
556 :
みりぶり:03/02/24 23:31 ID:DEVcigl5
ちょっとした訳で名前変わっちゃいましたが 明後日ぐらいから書き込めそうなんで、お楽しみに
557 :
双月:03/02/25 15:40 ID:AVQU1h8J
いつも一人だった。
いつも寂しかった。
たまに、森の中からジロジロ変な目線を送ってくる鎌を持って、
ちょっと離れた所で偶然見つけたら私みたいな人形を抱いて「でぃずぃ〜たん〜」とか頬擦りしてる人も居たけど。
ずっと孤独だった。
ネクロやウィンディーネも居たけど…違う、多くの人と触れ合いたかった。
何気ない話に花咲かせてみたかった。でも、他愛のない事が私には出来なかった。人が言う普通が出来なかった。
でも、今は違う。
ジョニーさんが私を拾ってくれた。メイさんが私と遊んでくれた。ジェリーフィッシュの皆が私を受け入れてくれた。
たまに船に「知らない人」が紛れ込んでてジェリーフィッシュの皆になんて言うんでしょうね?
囲まれて足蹴にされてました。皆はその人の事を「すとーかー」と呼んでるみたいです。
森に居た時の変な人に似てるような気がしたけど
今、私は「普通の生活」と言うものを手に入れた。
前までは「普通の生活」を手に入れれば、それで良かったと思ってた。
それさえ手に入れることが出来れば私は幸せになれると思ってた。
でも、実際その幸せを手に入れば欲と言うものが出てくるもので―――――。
私は―――――恋をしてしまったの。
558 :
双月:03/02/25 15:43 ID:AVQU1h8J
はい。予告していたようにディズ話を書いてます。
ディズを書くのは初めてだったりするので上手に表現できるかが不安ですけど。
独断と偏見で書くのでご了承くださいm( )m
559 :
みりぶり:03/02/25 22:50 ID:3KAQqivU
ディズィーたん… かなりイイ!!
『――ンン……』
灼けつくような熱さの大きな手の平がウンディーネの青い肌を撫で、申し訳程度に
胸を覆っていた布を押し退け氷の粒のような頂をきゅっと抓む。突き刺すような
冷たさとは裏腹に、人とそう変わらぬ柔らかな乳房を捏ねるように揉みしだく。
人であれば到底耐えられたものではない、触れた傍から凍りついていくような
その温度。
「あんっ! ダメ…テスタメント……」
ウンディーネと感覚を共有している為か、彼女が身悶える度にディズィーの体も震え
膝に脚の付け根を押しつけてくる。膝の動きに合わせるように腰が揺れているが、
本人は気付かないようだった。
「…は……ぁ、あ、あぁ……ふあああっ!!」
『……ヒ……ァ……』
『……ッ!』
愉悦に潤むテスタメントの赤い目の中で、ディズィーを形作るモノがそれぞれの形で
悦楽に震えている。傍から見れば異様な光景に映るだろう。滑稽ですらある。
だが、彼にとってそんな事はどうでもいいのだ。彼女らが全て合わさってできたモノが
ディズィーという存在なのだから。
「やだぁ……テスタメント……もぉ……やめて……」
「嫌なのか?」
ネクロの指を離し、ウンディーネの胸に顔を埋めていたテスタメントが顔を上げる。
「お願い、だから……」
「――本当に?」
彼の肩を掴み逃れようとするウンディーネの腕を、背後からネクロが押さえつけている。
『モゥ……ヤメ……、……アアアアッ!』
飴を舐めるように口中の氷の粒を舌先で転がす。痺れるような冷たさが心地好い。
「テスタメント、ダメ…っ! ウンディーネ融けちゃうお願いもう離してぇっ!」
切羽詰まった悲鳴と共に、舌先に冷たさだけ残して背中の二人は翼へと戻る。
肩を上下させ呼吸を荒げるディズィーを抱きすくめ、蜜を滴らせる秘部の内へ指を
挿し込んだ。すっかり慣らされ切ったそこは、さしたる抵抗もなく指を呑み込んでくちゅりと音を立てる。
「きゃっ!」
「融けそうなのはウンディーネだけではないだろう?」
――本当に蕩けているのは自分の頭の中だろう。
頭の片隅でそんな事を思いながら、絡み付いてくる襞を撫でるように抉るように、
不規則に指を揺り動かす。中で彼の指が蠢く度に、止めどなく溢れる蜜が零れて指と
共にシーツを濡らした。
「……や…ぁ……、もぅ……だめぇ……」
頭の中に霞がかかっていくような感覚。このまま身を任せてしまえればどんなに気持ち
いいだろう。
そんな考えを見透かしたかのように、ぐちゅぐちゅと蜜壷を撹拌する長い指。
「――ああぁあ……っ!」
意識が真っ白になって、ディズィーはテスタメントの背に一瞬痕が残るほど爪を立て
しがみついた。
「せ……かく、作……たの……に……」
ようやく敗北宣言が出て、テスタメントは小さく溜息をついた。
「それはまた……別の機会に……してもらおう、か」
中へ刺激を与え続けながら獣の親がするようにディズィーの頬を舐める。
気持ちは嬉しいのだが、やはりそれとこれとは別問題である。
「一応、賭けには勝った訳だし……その」
困ったように眉を寄せてテスタメントは口篭もった。
「はい」
自分を困らせるような事を彼が望む訳もないけれど、やはり多少の不安はあった。
「どんな事を……したらいいんですか?」
「そうだな……」
肩口に頭を埋めてくるのを撫でて、ふと考え込む。セーラー服が着たくないあまりに
賭けを持ち出してみたが、自分は何を望むのかまるで考えてはいなかったのだ。
「テスタメント?」
顔を上げたディズィーが不思議そうに訊ねる。
「私は……あなたが望む事なら……何でも……」
「――いや」
紅潮した頬を更に赤く染めて囁くのに強く抱き返す。
「とりあえず続きをさせてくれ」
困ったような笑みを浮かべて、ディズィーはテスタメントの牡を自分の牝にあてがい
腰を下ろした。
「んん……っ、くぅ……ああ……」
揺さぶられ、浅く突かれたと思えばまた奥まで突き進まれる。
テスタメントが上体を倒すと、更に奥まで突き上げられる形となって嬌声と共に
ディズィーの背が弓なりになった。
「そんな激し……、あ、ぁあっ!」
両手を掴まれ前に手がつけない。自重と突き上げの激しさにまた意識が飛びそうになる。
せめてもの反撃に中を締めつけようとするのだが、その度に脆い箇所を責められて
力が抜けてしまう。
「……熱いの……、テスタメント……凄く熱いの……」
繋がった部分から融けていくような熱に浮かされて、うわ言のように繰り返す。
「……あ……んんっ、……あぁああ……っ!」
再び昇りつめた時、ディズィーは今度こそ気を失いテスタメントの胸に倒れ込んだ。
意識が途切れる寸前に耳元に息を吹きかけられ、吐き出された熱で満たされていくのを
感じながら。
ディズィーが目を覚ますと、テスタメントは彼女の髪を撫でながら小さく寝息を立てていた。
「……んん……」
頬を抓ると、くすぐったそうに首を振って赤い目が開かれる。
「――どうした?」
眠たげに訊ねてくるのに頬を寄せる。
「何でもないです……ちょっと考え事」
視線の先を追えば壁にかかったセーラー服。
「もう時効だから話すんですけど、テスタメントが寝てる間にこっそりサイズ測って
……みんなに作り方教えてもらいながら作った服だったんです」
「…………」
「でも、テスタメントが嫌なら仕方ないですよね」
「………………」
「驚かそうと思ってこっそり作ったんですけど、今度はちゃんと聞いてからにします」
「……………………」
長い長い沈黙。
「せめて……リボンは外してくれ」
テスタメントの言葉通り、ディズィーのそこは与えられ続けた刺激に蕩かされ更なる
快感を求めしきりに収縮していた。
「は……あ……ぁんっ、だめぇ……」
拒絶の言葉と裏腹に無意識に動く腰。指が蠢く度に響く水音。
優しく抱き寄せられ入口にいきり立ったものをあてがわれた時には、既に抗う気力も
失せていた。
「おいで、ディズィー」
「……あぁ……っ」
翼と尾が生えている為に、ディズィーが上になっているような体位になる事が多い。
奥までテスタメントを呑み込んだ彼女自身が、ぐちゅぐちゅと歓喜の悲鳴を上げる。
「だめぇ……せ……かく、作ったのに……っ! あぁんっ!」
お互い散々焦らしあった末の結合に、経験の浅いディズィーは早々に音を上げてしまう。
「どうした、もう降参か?」
内心安堵の溜息をつきながら、テスタメントが問う。下から突き上げながら充血した
陰核を優しく擦り、小さく鳴いたディズィーの背が仰け反った。
「……んんっ、……くぅっ……ぁ……」
「無理はしないでいい……どうせ大した事を望む訳でもないし」
「ふあ……ぁ、ああんっ! ――や、ぁあっ!」
喘ぎながら必死に首を振る。彼が自分を困らせるような事など望むはずもないと
分かり切ってはいるのだが、それとこれとは別問題なのだ。
湧き上がってくる快感に目も開けられず、このまま果ててしまうかと思ったその時。
「――?」
下からの突き上げが不意に止まる。
「……ディズィー……お前、それ……は……反…則……」
翼の先に温かさを感じて、ディズィーはふと我に返った。テスタメントの白い肌に、
緑色の縄が無数に絡みついている。それはまるで蛇のように、彼の肌の上を好き勝手に
這い回り、蹂躙していた。
いや、『蛇のような』ではない。
「ね……ネクロォ――っ!?」
「早…く……止め……っ、――っ!」
つんと立った胸の尖りを咥えられ、テスタメントの体が跳ねると同時に蛇の内の一匹が
振り向いて舌を出した。
『サッキハ押サエツケルダケダッタカラナ』
「あ、あの……何、えっと……」
本体が不測の事態に目を白黒させているのをいい事に、ネクロはテスタメントの体を
侵食する。啄ばみ、這い、時に見た目の凶悪さからは信じられないほど優しく噛んで。
「――っ……ふ……ぅ……」
「ひゃうっ! う、動かないで、あぁっ!」
ネクロから逃れようと身を捩る度にディズィーの中のテスタメントが跳ね、胎を抉る。
「……くぅ…、ネクロ……止めろ……離せ……離せと言うのに……や、ぁあっ!
噛むな、吸うな、舐めるなああっ!!」
普段から本体であるディズィーの言う事を聞かない彼が、テスタメントの言う事など
聞くはずもなく。
『少シウルサイナ』
「――――!!」
蹂躙する蛇の一匹が、喚き立てる口の中に捻じ入った。どうやらテスタメントの口の
感触が気に入っているらしく、じゅぶじゅぶと困った音を立てながら抽挿を繰り返す。
「ダ……ダメ、ネクロ……お願いだから」
ディズィーも必死に口腔を犯す蛇を引っ張る。だがその力はどこか頼りない。
『何故ダ?俺ハ協力シテルノニ』
「あの……そうじゃなくて……えっとね、…………」
自分でも説明がつかずに彼女は黙り込んだ。確かに、このままネクロが押し切れば
賭けは彼女の勝ちとなり、お揃いのセーラー服を着てもらえるのだ。
「でも、テスタメントが嫌がってるのに」
半ば涙目のテスタメントがそれを聞いて激しく頷く。
『到底嫌ガッテイルヨウニハ思エンガ』
一斉に振り返った蛇達が、その時二人には笑っているように見えた。
「……んん――っ!」
テスタメントの身がまた跳ねる。突き上げられ達してしまいそうになるのを堪えながら、
ディズィーは背中に意識を集中させた。
震える内腿を無数の蛇が伝っている。その内の一匹が胴体の方に向かい前進し始め、
脚の付け根の辺りで止まった。
「あ……テスタメント……」
指摘されて、彼の頬が羞恥で染まる。ごくごく一部にしか知られていない彼の秘密の
場所。ディズィーのそれと比べれば未発達で狭い彼の『彼女』を、蛇の舌が這う。
「……っふ……う……、んん……」
砂漠で水を見つけた旅人の如く、蛇が溢れる淫蜜を啜っている。わざと聞かせるかの
ようにぴちゃぴちゃと音を立て、愛おしげに頭を入り口に押しつける。
「ネクロぉ……ダメだってば……」
ウンディーネだけでなくネクロとも感覚を共有している為か、ディズィーの制止は
最早形のみ。
――もっと奥まで欲しい。もっと奥まで――
「――っ!?」
全身を責められ、飛ばされかけていたテスタメントの意識が戻る。血の気が引く時と
いうのは、本当にさあっと引いていくものだと彼が考えたかどうかは分からないが。
「……んう――っ!」
「ば…馬鹿っ! ああああ……私……何て事を……」
明らかに何か裂いた感触がして、その後熱く絡みついてくる柔らかいものに包まれる。
与え合う快楽に酔って、そのまま彼の処女を破ってしまったのだ。
「テスタメント……痛いの? ごめんなさい……私、私……」
反射的に転がり落ちた涙を見て、気の毒なくらいにディズィーがうろたえている。
「違う」と頬を撫でてやりたかったが、腕も押さえつけられているのでそれもできなかった。
痛覚が鈍い分、破瓜の痛みはそれほどでもないが精神的なショックも大きい。体はどうあれ
意識は男である為、正直受け入れがたい事実でもある。しかし。
――気にするな。
ゆっくり首を振ってから、口中のネクロを甘噛みして舐め上げる。
――お前に泣かれる方が、ずっと辛い。
動揺を隠すために目を伏せたまま、蛇の顎に舌を押しつけて強く吸った。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
しゃくりあげるディズィーの背に、蛇達が戻っていく。のろのろと、上の口を犯して
いた一匹が戻って、再び黒の翼が現れた。
「もういいから……泣くな」
鈍痛を堪えながら上体を起こし、背中を撫でるとディズィーがしがみついてきた。
「だって、だってテスタメントのそこ凄く狭いのに……最近やっと指二本入るように
なったばっかりなのに、私……」
泣きじゃくりながら指摘された方が恥ずかしくなる事を言ってのける。
お互いに顔が見えていなくて正解だと、テスタメントは思った。
「気にするな……そんなには痛くない」
「でも」
「お前だって最初は痛かっただろう?」
無茶苦茶な事を言いながら、下から揺さぶり上げる。半端な所で放り出され、全身が
疼いてどうにもならない。
――早く、この熱から解放して欲しい。
「あっ、あぁっ、あああっっ!!」
急激な責めにディズィーが身悶える。もう勝負なんてどうでもいい。
――早く、私を満たして欲しい。
貫いて、締めつけて、抉って、包み込んで。
「ふあ……、いいの……もういいの、だからもう…来てぇ……っ!」
ディズィーの中でテスタメントが脈打つ。その先にあるものを誘って激しく腰を上下に振る。
「――く……ぅ……っ!」
耳元に熱い息がかかり、ディズィーの中が満たされていく。搾り出すように締めつけた所を
最奥まで突かれて、彼女の意識もまた弾けた。
ディズィーがすやすやと寝息を立てるその横で、テスタメントは頭を抱えていた。
顔を上げた先にはあのセーラー服。
勝負に負けた以上、最早何も言えはしない。
一度着たら諦めもつくのだろうか。
足音を立てぬようベッドを降りて、テスタメントはハンガーに手をかけるのだった。
了
>493さん、テスタが違う方向に逝ってるというのは心当たりがありすぎるので
どうかお気になさらないで下さい。ご指摘通りです。
今回馬鹿100%を目標に書いてますので、全くその通りですすみません。
おまけにリンク先が間違ってました……すみませんすみません……
570 :
みりぶり:03/02/27 08:05 ID:KUijQ8E8
今携帯からカキコしてるんですけどプロバがyahooBBなんで執筆がしにくい状況にあります、_×ブリ の後編、もう少し遅くなりそうです。 スマソです ネカフェでも逝くかな
572 :
_×鰤:03/02/28 23:22 ID:1pcRaYjP
解禁何時ごろになるんでしょうね…
それにしても、ここ何人ぐらい定住してる人がいるのかな…
同じく、よく来てますよ〜
いつも楽しみにしてますよー
576 :
_×鰤:03/03/01 08:03 ID:ZLtPXyLP
一応この後の展開考えてみたんですが…(携帯だと書きづらいんで…)
ミリアが鰤と更衣室に
ミリアの下着姿に鰤の下半身が元気に…_が発見
「子供なんだから関係ないわ」と風呂に…
鰤風呂で悪戯
_が本気に……
こんなんで良いですか…
>_×鰤さん
貴方の書きたい展開で書かれるのが、一番いい展開だと思います。
>577は
んな事ワザワザ聞いてるんじゃねぇ。
と言いたいらしい。
579 :
_×鰤:03/03/02 07:05 ID:38zMXdp3
すみません、某スレで進めたい通りに進めたら酷く叩かれた物で…
>>579 どういう状況かは知らんのですが・・・
リレーで引き継いだとかならともかく、そうでないなら自分の好き放題
やった方がむしろいいと思いま。
読者の希望を考えるのは、2chの気風じゃあないと漏れは思うのです。
そもそも俺らタダで読まして貰ってるんだから。
581 :
_×鰤:03/03/02 12:28 ID:AnbmNaB1
そう言っていただけると嬉しいです
前漏れがいたスレとは180゚違いますね…
ごめんね。きついようだが正直に言わせてもらうと、
あなたそろそろうざい >_×鰤さん
「遅くなる」とか「明日から書く」とか「シチュ紹介」とか「こんなんで良いですか」とか、
そんな細かいこといちいち書かれてもスレ読みにくくなるだけだわ。
もちろん適度ならいいけどさ。他の人見てみ。
業務連絡は簡潔にまとめて、あとはまとめて作品挙げてくれてるでしょ?
どんな展開にするかも、ちゃんと自分の意志で決めてるし。
やっぱさ、この先どういう展開になるんだろう?とか、わくわくしたいじゃない(w
あと、これはただのお願いなんで嫌ならいいけど、
もう少し文章量がたまってから一度に書き込んでくれると読みやすいかな。
あんまりコマ切れだと前の文章探すの面倒だし、忘れちゃう。
583 :
_×鰤:03/03/02 18:26 ID:bYtIs9hk
本当に申し訳ありません、
ご教授通り只今書いています、プロバイダ弾きが終ったら一気に書き込みます
本当にすみませんでした
>>582さん
あのさぁ、確かに
>>583さん色々聞いてるから経験長いあんたにとってははウザいかもしんないけどさ
ビギナー相手にそこまで言うあんたも正直ウザいよ、ってかイタイ
それと、_×鰤さん
前レス読む限りどっかで叩かれたらしいけどそう言う香具師の事は気にするなよ、自分で書きたい事書きな。
あんまり聞くのウザいのは漏れも感じてたし
>>582って最近鯖板でいじられてる自称二メートルの黒人じゃん?
文体似てるし、言ってることもマトモに読めばかなりキテる
_×鰤(←ってか何て読むのこれ?)とやら
い`
>>582は別にそんな酷いことも言ってないし、言われた本人も納得してるのに、おまいらそんなに反応するな。ウザイから。
私もそう思いますが…
とかく部外者がどうこう言っても仕方がないでしょう?
マターリ汁
おいお前ら、もうすぐ恒例の春休みの季節でございます。
だからマターリマターリ。
↑早速厨がやって参りました
590 :
双月:03/03/03 00:01 ID:yglEdKm2
あ〜スイマセン。一人称書きは本当に私に合わないみたいです。スゴク試行錯誤中です。
挫折して客観視点で行こうか迷ってます。もう少し待って下さいねm( )m
あ、ディズが好きな子は紗夢です♪
>_×鰤氏
色々と話がありますけれど。
私は>582さんの意見に類似してますね。
うざいとかは思いませんけど、ちょっと頑張りすぎてるって言うのかな?
確かに一人一人にレスをする事で読み手さんとのコミュニケーションを取っていて、
読み手さんの意見に応えようとしてるのはわかるんだけれどね。
>投下人氏
ついに来た!!マルチエンディング!
ドッチにしろ袖を通す事になるテスタが「らしい」ですw
テスタの初めての相手はネクロっとψ(。。)
ウンディーネを攻めるなんて思いつくとは流石ですね。
591 :
582:03/03/03 03:11 ID:ZBhSFHpq
>_×鰤さん
あー、うざいとかはちょっと言い過ぎました。反省中です。
そんなに恐縮されてしまうとこちらこそ申し訳ない。
期待してるからこそ(常連になって欲しいからこそ)あんな言い方になってしまった。
あなたの作品、待ってるから、頑張ってね。
そう言えばこのスレまとめサイトの話は今どんな感じなんでしょう?
楽しみにしている1人なのですけど…
593 :
ミリ×鰤:03/03/05 01:40 ID:92XFInGZ
下宿先のプロバイダーが変わったんでカキコします。
>>545の続きです
ミリアはブリジットの額に手を触れてみた。
熱は収まっているものの、うっすらと汗ばんでいた。
反射的にミリアは風呂場へ直行する。
「風邪のときはあったまってから寝るのが一番」
これは数少ない彼女の親の思い出の一つで、これまでの人生で必ず守ってきた格言である。
湯沸かし器のスイッチを入れるとそのままミリアは寝室へと戻った。
中から話し声が聞こえる
『熱がぶり返して発狂したか?』
と、ミリアは阿呆な想像をして苦笑した。
ドアを開けて寝室に入った。
ブリジットはベッドの上に座りぬいぐるみと話をしている。
『本当に大丈夫なの・・・この子』
ソロソロと部屋に入るといきなり声をかけられた
「あ、ミリアさん。この子はウチの相棒、ロジャーです。よろしく」
ちょっと恥ずかしそうな顔をしてブリジットは人形を差し出した。
「よ・・・よろしく」
しかし先ほどとは裏腹に「クマ」は完全にぬいぐるみを決め込んでいる。
「もう、ロジャーったらてれる事ないのにぃ」
ミリアはブリジットの奇行を『熱のせい』と結論付け、ベットの横のイスに腰を下ろした
594 :
ミリ×鰤:03/03/05 01:41 ID:92XFInGZ
「今風呂に火を入れてきたわ、沸いたら入るわよ」
しばらく返事せずに考え込んでいたが
『入るわよ』のフレーズに疑問を持ったブリジットはすかさずミリアに質問した。
「あのぉ、入るわよ・・・って一緒にですか?」
まさか、と言いたげな表情のブリジットに対し、顔色一つ変えずにミリアはこう言った。
「当たり前じゃない、風呂場で倒れられたりしたら誰が助けるのよ?」
直後ブリジットはベッドの上でハニワ顔になったまま動けなくなってしまった。
こんな格好をしているが、性別を偽ったわけではない
しかし今まで言わなかったのは大きな誤算であった。
『やばい・・・・』
次回に続く
一応今回ここまでです
「普通医者ん所で男だって解るだろ」とか、そういう突っ込みは勘弁してください(w
住人少ないでつね
596 :
_×鰤:03/03/07 07:25 ID:fr1d79Mt
以前からマターリだったと思うけど
>>596みりぶり殿
んなこたーない。卑屈になりなさんな。
>ミリ鰤様
そんな事は決してございません。事実私は非常に楽しみにしてる訳で……
ただひとつ、完成した段階でのまとめうぷだととてもありがたいでつ。
ちなみに俺としても鰤の相手には何故か_が真っ先に思い浮かぶ。
子供だからお姉さんタイプが合うからだろうか?と思ったら、考えてみたら
GGXXにまっとうな大人の女性って_しかいないのね。
他はみんなしてどっか世間一般の常識をわきまえてない奴ばっかと言うか。
俺はファウストかな。
なぜか、ミリアは処女っぽいのに攻が多いね?
純情ミリたん受、激しくキボンヌー!
602 :
名無しさん@ピンキー:03/03/08 00:32 ID:hdkFRYEE
age
>601
石投げ覚悟で追っかけ×ミリアとか……
>>604 ザッパが幽霊と交わり鰤が「俺」とラブラブライフを送り
サキュバスが18禁な任務と下克上を盛大にぶちかまし
ネクロが華麗なるテクニックで柔肌を襲い
テスタが出る度に掘られジョニーがdチキな方向に夜用
ミストファイナーを披露した挙句特攻野郎まで出て来て
ミリアの髪とエディの触手が愛憎渦巻き絡み合う
エロシーンはぐちょぐちょ、ラブラブシーンはマターリ、
ショタロリ百合801純愛鬼畜何でもありバッチコーイな
このスレに邪道も王道もあるかゴルァ!!と言ってみるテスタ
606 :
_×鰤:03/03/08 06:49 ID:47p5Ii3f
>605
ワラタ
どんなスレだ
609 :
601:03/03/08 10:22 ID:GU6fqkUE
>604
おっかけ嫌いじゃないよー。想い余って…とか、イイ!
もう、ミリたん受なら何でも!
>606
文章、まるっきりダメなんす…。(´∀`;)
ここのスレで初めてSS書いたって人も多いみたいだよ〜
>>600 同志よ…
現在書いてるけどうpするかどうか不明。
エロ少ねぇし(つーか現在執筆中)。それ以外が長いし。
どっちかっつーと医者メインだしw
612 :
_×鰤:03/03/12 14:41 ID:RktqDpn0
↑医者ネタキターーーーーーーーーー
613 :
山崎渉:03/03/13 17:55 ID:OxWLo+tw
(^^)
614 :
_×鰤 :03/03/13 21:59 ID:oUH6E/jU
「ちょっと見てくるわね」
そう言うとミリアは部屋を出て行った。
「どうしよう・・・完全にあの人勘違いしてる。」
ブリジットは熱でまだすっきりしない頭をフル回転して打開策を考えた。
「ロジャー、どうしよう」
ブリジットは彼に向かって言葉をかけてみたが、まったく反応はない。
「いじわる。」
仕方なくブリジットは目を閉じて思案にふけった。
しかしそうこうしている内に寝室のドアが開き、ミリアが入って来た。
半ば半狂乱になりながらも、呼ばれるがままに風呂場に向かった。
スリッパを履いて、パタパタと脱衣室に向かう。
ほのかな石鹸の香りが鼻に心地よい・・・が頭の中は真っ白である。
「ほら、脱いじゃいなさい」
ミリアはブラジャーとパンツだけという、およそブリジットには刺激の強すぎる格好で言った。
前かがみになりっぱなしのブリジットは仕方なく本当のことを打ち明けるべくミリアの方へ向き直った。
「あの・・・ウチは、女の子じゃなっ」
そんなブリジットの訴えも耳に入らないのか、ミリアはさっさとブリジットの上着を取ると洗濯籠に放り込んでしまった。
「ミリアさん!!」
なかば絶叫に近い声で叫ぶとやっとミリアが答えた。
「何?」
「あのぅ・・ウチ、ウチは、男・・・なんです」
「は?」
「だから・・・男です」
「・・・うそ」
ミリアは改めてブリジットの顔を見つめた。
愛くるしいその表情からは、およそ男らしさのかけらも見られない。
風邪花粉症・・・辛いっす。
なんで今回はここまでで簡便してくだせぇ。
ブ…ブリタン…(;´д`)
えと、ここのところ仕事と私事がアレなもので前回掲載した分から先が書けていません。
話しの流れと終わらせ方は決まっていますがその描写がなんとも。
ということですので続きを待って下さっている方には大変心苦しいのですが、今暫くお待ちを。
ハツバイビニGGXXカッテマダヤッテナイクライナノデ。
職人様方、首を長くしてお待ちしております〜。
保守代わりにネタフリ。
前スレで上手そうな男キャラは誰?って話出てたけど、
対抗して床上手そうな女キャラって誰だと思います?
サキュバスは殿堂入りの方向でw
>>618 前スレでそんな素敵な話が有ったんですか(笑)
個人的に女性キャラ床上手:イノ
男性キャラならソル辺り?
620 :
名無しさん@ピンキー:03/03/18 01:52 ID:QliHVX9P
とりあえず、ジョニーとアクセルも上手そう。女キャラはみんなウブい感じがw
個人的に、嫌がるミリアを想像して興奮してみたりw
アサシン関係は、スレイヤーはともかく、ザトー、ヴェノムは下手そう。
早漏な彼等に愛想つかした_たんは、満足させてくれる相手を求めて組織から脱走したとか。
エディはザトーの知識を片手に、お医者さんごっこが似合いそうだ。
>620
アクセルは上手そうだが、めぐみタン一筋な方向で。
砂糖は確かにヘタクソな感じがするが、べのーむは上手そうな気がする。
手先が器用なイメージがあるし、几帳面っぽいから愛撫とか手抜きしないって感じで。
_たんは清純派キボン。砂糖ごときにお手つきって可哀想だし。
へたれのセクハラに我慢出来なくなって組織から脱走したんじゃないかと漏れは思ってる。
↑でした、ゴメナサ。
>623
_たんは清純派キボン。
同志よ!。゚(゚´Д`゚)゚。
むしろ全員清純派だといいなあ・・・
特に一見清純からかけ離れてれば離れてるほど萌える。
実はイノは処女だったとか。
>624-625
それDDDにも載ってなかったっけ?
>628
イノたん耳年増!? ハァハァ(*´д`)
メイとディズは聞くまでもないだろうし。
慣れてないけど一生懸命そうだ
630 :
_×鰤:03/03/19 08:16 ID:CSPgP0cM
みんなミリア純情派ですね。
漏れのSS怒られそうだな。
631 :
_×鰤:03/03/19 08:17 ID:GNBGPudf
みんなミリア純情派ですね。
漏れのSS怒られそうだな。
>>628 男には慣れてるけどまだ処女(つまり手や口でしか経験した事無い)とか。
かなり変則的だけど。
>>630 怒る?まさかそんな。お姉さんなミリアも好きですぜ。
梅喧は上手そう。買ってそうって話も出てたな。
チップ下手そう、闇慈異様に上手そう。
このスレのSSにも少し影響されてます(w
スレイヤーは上手い下手抜きに、そう言う行動は無しなんだろうな。
吸血鬼だから、処女を一番の美徳とするわけで。
ここでポチョムキン上手かったりしたら大穴だが。
>629
マジで?二重投稿も許してるからなあ…DDDは。
けどDDDの更新最近止まってるような。
GGのSSの数もそれほど多くないし
DDDは管理人の仕事が殺人的に忙しくなってしまったらしい。
GGのSSはきっと溜まってるよ、鰤たんとか鰤たんとか鰤たんとか。
上手そうな人…意外なところでファウスト。
医者なだけに気持ちのいい場所を知ってそうだ。
ポチョも見た目の割に器用そうだし、別に何が何でも
突っ込まなきゃいけない訳じゃないんだから前戯だけで充分…とか。
絵筆で女体キャンパスとか(w
>635
鰤人気高いな相変わらず(藁
さっき見に逝ったら約半年更新とまってるなD3。
管理人は世界を股にかける運び屋か何かか?
>624-625
漏れはそのSS好きだよ、バイケソ×ミリアというレア度とネタが純愛?スカ系
というアグレッシブさがツボ。でも10リットルも浣腸したら逝くよ…ワラ
age
もう春だからな・・・
しかし春だからこそエロを読みたい!
のでsage。
漏れ的に、ジャムは経験済みっぽい(いい男とw
イノは言わずもがな。
梅喧は自分からはやらなさそう。でもって小さい頃に無理やり犯られてそう…(汗
んで、他の女キャラは全員処女…って感じだなぁ。
ディズ萌えですが…
ディズは天然で周りをイライラさせてそう。
カップリングとしてはテスディズとか
ミリ鰤はキターです。
あとはディズ鰤とかキボンヌですな
前スレ511
>>ディズィーは自分の中で何かが切れたのが分かった……決定的な何かが……
ジョナサン?
642 :
銘無し:03/03/23 00:49 ID:PB2kyhfN
「ちょっ・・・・・・やだヤメテっ、ダメっ」
蜜のぬめりに肌が侵略され、紗夢は絶叫に近い声をあげた。
「服汚れちゃうヨ!コレお気に入りなノニ!」
「いんや俺は何にもできねぇな。手もこんなだし。自分でどうにかすれば?」
屈辱にかあっと紗夢の顔が熱くなる。
自分から服を脱げ、とこの男は言っているのだ。
プライドの高い紗夢には、信じられない行為である。
ああもう、と心の中で大声で叫び、紗夢は仰向けに寝たまま動き出す。
表向きは取り乱したりはしないように。
服は汚さないようにゆっくり、丁寧に脱ぐしかない。
急ごうにも急げない。
闇慈が見守る中、もぞもぞと衣服を脱ぐ。
ほんの数分が長い長い時間に感じられる。
「いやはや、良い眺め」
「バカッ」
紗夢は自分を見下ろす闇慈に憤りを感じる。悔しい。こんなヤツ。
そもそもこんな事になったのも闇慈のせいだというのに悪びれた様子も無い。
闇慈は確実にこの状況を楽しんでいる。
紗夢が再び、濡れて光る闇慈の手に目をやり、その服にも手をかける。
その両の手が帯を解き、下履きを剥ぎ取ったその時、
塞がった手を良い事に闇慈が紗夢をぐい、と引き寄せた。
「卑怯アルっ……!!」
力強く手が回され、濡れた肌が滑らかに吸い付く。
「んっ………」
全身を駆ける、熱く心地よい肌の感触に、紗夢が息を漏らす。
643 :
銘無し:03/03/23 00:52 ID:PB2kyhfN
闇慈が紗夢の乳房に指を這わせる。弾力を持って反応が返るそこは、
決して大きくは無いが、上向きで綺麗な形を保っていた。
闇慈が力を入れると、蜜の滑りでつるりと手の中から逃げ出す。
指がその固くなってきた頂きを何度もかすめる。
繰り返される刺激に立ち上がって来たその頂きを、
闇慈が甘さをたしかめるようにゆっくりと口に含む。
小刻みに動く舌の感触と、刺激に火照る肌の熱さを感じながら、
紗夢は顔を横に背け、きゅっと唇を結ぶ。
快楽に堕ちる顔なんて見せたくない。
そう簡単に濡れた声を聞かせたくない。
こんなヤツなんかに振り回されて火がついてる、自分の身体が悔しい。
闇慈が軽く痛みを伴う程に吸い上げ、甘噛む。
「……や…ぁっ……!!」
痺れるように走る痛みに紗夢の腰が浮く。
紗夢の耳に響く潤んだ音が、劣情をかきたてる。
目を背け、視覚的な刺激を拒否した結果、肌も耳も、さらに鋭敏に研ぎ澄まされている。
肌をぬるぬると滑る手と舌に、紗夢が身悶える。
切ない、渇きが胸に広がる。
太ももの内側のもっと奥の、熱い泉の源が沸き立つ。
モットホシイノ。
そんなこと、絶対言えない。
コイツの前で弱みなんて、見せられたものじゃない。
ジャ…ジャムたん…ハアハア(;´Д`)
アン×ジャム…イイ!(´∀`)/
645 :
銘無し:03/03/23 01:02 ID:PB2kyhfN
お久しぶりです。
またラストから書き出すという嫌な癖が勃発してしまいました。
文章はあるにはあってもなかなかまとまらず、今回これだけで申し訳ないです。
進みそうで進まない……。
>>床上手談義
楽しく拝見させて頂いてました。こういうの好きなんでどんどんどうぞ(笑)
個人的には皆ヒニンどうしてるのかなーという謎が有ったりです。
ソルとか何も気にして無さそうだなあ…等々。
646 :
銘無し:03/03/23 01:04 ID:PB2kyhfN
>>644様
超即レス有難う御座います。感動しました(笑)
続き頑張らせて頂きます〜。
>645
確かにソルは気にしてなさそうですね。>ヒニン
某ハチマキ格闘家のように、旅の途中で次々とこさえてたら笑える(笑)。
世界中にちらばったソルの子供達が格闘大会を開いたりとか。
ギア殺しのソルがギアの子供を自ら作ってるとは思えないよ〜。
649 :
_×鰤 :03/03/23 20:22 ID:20ejCMfW
「ごめんなさい・・だますつもりはなかったんです・・・」
ミリアは少しの間黙っていたが、そうこうしているうちに体が冷えてきたのでこういった。
「・・まぁ話はゆっくりお風呂でしましょう、寒いわ」
ブリジットはミリアに手を引かれ、風呂場に入った。
もじもじしていると突然頭から熱いシャワーをかけられ、ブリジットは小さく悲鳴を上げた
ミリアはとりあえず風呂桶の縁に腰掛けると、ブリジットに聞いた。
「で、何でそんな格好をしていたの?」
ブリジットは無防備なミリアを目の端で見ながら適切な答えを探していた。
自分にも解らない、ましてやザッパのように、S子に操られていたわけでもない。
村の掟とはいえ、なぜあの格好を続けていたのか・・・
「・・ウチ、村の決まりで・・・それで・・・・・」
それ以上話すことは出来なかった。
「・・・まぁ、色々あるわよね・・・・ほら、こっちにいらっしゃい」
ブリジットの様子を見かねたミリアは、ブリジットを湯船に誘った
「ミリアさんの体って、綺麗ですよね・・・ウチもきれいになりたいな。」
久しぶりに褒め言葉を聞いてミリアは顔を真っ赤にした。
「入りますよ」
狭い湯船に入ると、目の前には成熟した女性の裸体がある・・・
あまりにも刺激が強すぎる、ブリジットは端で縮こまるしか無くなってしまった。
「あら、ウブなもんね」
「あ、あわあわわわ・・・」
「ほら、こっちにいらっしゃい」
ミリアはブリジットを背から抱いた。
「ミリアさん・・・・」
重みが背中を支配する
「初めてでしょ?」
母性・・・なのか、ブリジットの力が抜けた。
650 :
_×鰤 :03/03/23 20:24 ID:20ejCMfW
間隔あきまくりで申し訳ありません。
一応
>>614の続きです。
ソロソロ本番の予定なんで気長にお待ちください。
>_×鰤氏
いい感じで盛り上がってきてますなあ…本番にも期待。
>>648 ギアと人間との混血は受胎率が非常に低いんで、まあ確率的に大丈夫だろうと
そのままやってたら、確率無視して当たりまくったとかw
(原作での設定は知らん)
>>_鰤さん
悲鳴を上げる鰤が可愛いっす
お姉さんミリアイイ!!
>648
兵器が勝手に繁殖したらマズイから普通は生殖能力がないのかも。
ディズは極めて稀なケースだったとか。
654 :
648:03/03/24 15:31 ID:s0FBzNmJ
そうでつね。でも、子供作らせるだけ作らせて、
責任とらんってのは男として最低な行為だと思うので、
いくらソルでもその辺は慎重になって欲しいと思いまつ。(´∀`;)
不幸な子を増やして欲しくない…子供に罪はないからね。
>646
アンジャム楽しみにしてます。がんばって下さい!
655 :
名無しさん@ピンキー:03/03/24 15:54 ID:M1xUyT1S
ここの方々はディズィーはソルの娘説否定派が多いのだろうか
まぁ自分も否定派というよりソルディズマンセーだけどね
PS2版のストーリーは萌えた
自分はソル×ジャスティスの娘だと思うのでソルディズは勘弁。
演出がそれっぽかったんで。
ディズの相手はディズが幸せになれるなら誰でもいいっす。
658 :
_×鰤:03/03/25 00:11 ID:EG7RgJ/5
ディズ闇なんぞ考えてみたり…
初投稿です。
ザトミリで、二人共禁呪を施される前の話です。
テーマが痛いし、あんまりエロくないので、苦手な方はスルーしてください。
エロ自体初めてで、SS書きとしてもまだまだ未熟ですが、
精進していきますので、よろしくお願いします。
「……以上です」
ザトーの声がミリアを現実に引き戻した。今し方終えた任務を思い出して、ミ
リアは眉をひそめた。任務も、結果を上役に報告するザトーの声も、まるで能
面のように眉ひとつ動かさず報告を聞く上役の沈黙も、何もかもが不快で気に
入らない。
「……ご苦労だったな」
社交辞令そのものな労いの言葉が、一層ミリアを逆撫でする。さっさと部屋に
戻って休みたいが、後々面倒なことになりそうなので、我慢して突っ立ってい
た。
「では失礼します。……ミリア」
ザトーが一礼するよりも早く、ミリアは踵を返し、足早に自室へ向かった。ザ
トーが追いかけてくるのに気がついて、ミリアは足を速めた。
「何の用?」
結局追いつかれ、肩を掴まれたミリアは、固い口調で振り払った。
「任務は終わったでしょ。これ以上付き合う義理はないわ」
「後で私の部屋に来るんだ、いいな」
ザトーはミリアだけに聞こえる声でそう囁くと先に行ってしまった。人の都合
などお構いなしに勝手なことを言うザトーに、ミリアは眦をつり上げた。冗談
じゃないと怒鳴りかけて、ミリアはここがどこかを思い出す。ここが天下の公
道である以上、いるかもしれない他人の手前、それは憚られた。自分達の関係
が半ば公然の秘密として知られていても、自分から認めることは絶対にできは
しない。ミリアは唇を噛んだ。
月光が美しい夜だった。カーテンのわずかな隙間から差す月光が、ひとつに溶
け合った二つの影を浮かび上がらせた。
ザトーとミリアだ。
口付けをかわす二人の間に、普通の恋人達が持つ甘いものは一切ない。あるの
は情欲と憎しみ、そして当事者達にも説明がつかない複雑な感情。
ミリアには、口付けを受けるつもりなど一切ない。ザトーの腕の中で、必死に
もがいた。唇をふさがれ、いつものねっとりとした感触に溶かされそうになっ
ても、ミリアは舌を吸われまいと必死で歯列を閉じて抵抗した。
その甲斐あって、唇をなぞられただけで済んだ。しかし、今度は身体を裏返さ
れ、ザトーの手がスカートの中に侵入してくる。内腿を軽く撫でられ、ミリア
は総毛立った。逃げようにも、身体を固定されて動けない。確かめるように内
腿を這っていたザトーの指が、下着越しに敏感な部分をゆっくりとなぞった。
「あっ……」
たちまち、身体の奥にいる忘れたくても忘れられない何かが擡げてきて、ミリ
アは戦慄する。
「は、離して!」
恐怖に青ざめ、ミリアは半狂乱になって突き飛ばそうと腕を突っ張らせた。し
かし、ザトーの指が動くたびに手足の力が吸い取られて、突き飛ばすどころか
だんだん足元が覚束なくなる。
「……離して…嫌っ」
ザトーの指の動きに合わせて、ミリアは弱々しく、だが時々陸に上がった魚の
ように跳ねる。手足に力が入らず、足ががくがくと震えている。ザトーの指が
動くたびに、ミリアの意思に反してじわりと蜜が滲み出て、下着を湿らせる。
すると、ザトーの指が下着の中に滑り込んで、直にミリアを弄った。じわじわ
と濃密さを増す蜜がザトーの指に絡みつく。与えられる刺激と胎内で燻る熱に
翻弄され、ミリアは堪えきれず鳴いた。
気がつくと、ザトーはミリアをなぞるのを止めていた。同時に自分を抱いてい
た腕の力も緩んでいる。ザトーの腕の中で、ミリアは押し出すように息を吐い
た。本来ならこの隙に逃げなければならないが、ザトーにしがみ付いているの
がやっとで、全く考え付かなかった。
「っ、やめっ……」
服に手をかけられ、あっという間に剥かれた。晒された白い裸身は、すでにう
っすらと熱を帯びている。屈辱と羞恥で、蒼白を通り越して真っ白だったミリ
アの顔が怒りに染まる。
「いい子だ、ミリア」
髪や額に接吻するザトーの妙に優しい口調が逆におぞましくて、ミリアは涙目
でザトーを睨んだ。
「誰が、誰がお前と――」
呪詛に似た拒絶が空気を震わす。
憎い。憎くて、何度も殺しても殺し足りない――
組織の命令で無理矢理抱いたくせに、その後も自分に執着するこの男が憎かっ
た。当然ミリアも抵抗したが、結果は変わらなかった。脚を開かされ、欲望を
ばら蒔かれた。一体今の自分は何色なのか。少なくとも、無垢な純白ではあり
えない。これからも、この牢獄の中で血と欲望に染められるのだろう。
ミリアはベッドに押し倒され、今度こそ舌を吸われた。わずかに色合いが違う
だけのふたつの金の髪が溶け合った。
「く……ふぅっ…」
逃げられなかった。舌が絡みとられ、存分に吸われた。不快な感触に蹂躙され、
ミリアの顔が苦痛に歪んだ。呼吸が苦しくなって、空気を求めたところをさら
に舌を吸われる。
唇が解放されると、今度は首筋から胸元に接吻が降ってくる。ミリアは声を出
すまいと、歯を食いしばった。
「相変わらず頑固だな、お前は……」
いつの間にか服を脱いだザトーがミリアを見下ろして苦笑している。見た目通
りに痩せているけど、無駄な筋肉は一切ない身体。ザトーが自分を知っている
ように、ミリアもその感触と温もりを嫌というほど知っている。
――知りたくもなかったけど。
見下した青い瞳とあって、ミリアはぷいと顔をそむけた。ザトーもそんなミリ
アに苦笑を深めただけだった。
片方の乳房に温かい舌が這い、もう片方は大きな手で揉みしだかれる。固くな
った乳首を摘まれ、弄り回される。
「やっ……」
指が白くなるほどシーツを握り締めて、ミリアは声を出したくない一心で堪え
た。自分の抵抗がさらに相手の被虐心を煽っていることを、ミリアは薄々知っ
ていた。だからといって、自分からザトーを受け入れるのは問題外だ。それが、
今のミリアに残された最後の矜持だった。
しかし悲しいかな、精神と肉体は別物だ。いや、身体は正直だったというべき
か。ザトーの手によってミリアの胸がどんどん形を変えていくうちに、食い縛
った歯の隙間から押さえきれない嬌声が洩れた。
「ぅ……あぁ……んっ」
声を出したことを後悔する間もなかった。与えられる刺激に、だんだん意識が
白く濁ってくる。靄がかる頭の中では警鐘がけたたましく鳴っている。うるさ
いとは思うが、どこか遠く感じられるのは何故なのか。わずかに動く指が、緩
慢な動きで空しく宙を掻いた。
ザトーの指が下腹から内腿をなぞり、脚を開かされた。ろくに抵抗できないま
ま晒された秘所を覗きこまれて、ミリアはいたたまれなくなって顔をそむける。
何度その目に晒してきても、これは一向に慣れない。
ザトーの顔が沈み、すでにぐちょぐちょになるほど溢れている蜜を音を立てて
吸われた。淫靡な音がやけに大きく響き、ミリアはぎゅっと目を閉じた。
音が途切れると、今度は生温かい舌が執拗にミリアを責めたてる。舌がライン
をなぞるように這い、豆を転がされる。今にも身体の中から何かが飛び出しそ
うで、それから逃れたい一心でミリアは無意識に這った。
「あ……っ、だめぇ……」
逃げるどころか、根元まで指を入れられた。激しく掻き回され、波のように襲
いかかる快楽に、何もかもが千切れそうになる。あふれんばかりの蜜が潤滑油
になり肉体的な痛みはないが、逃げようとすればするほど肉壁を擦られて、快
楽がミリアを深く蝕む。
「ふぁ…あぁぁ……」
内外から圧迫してくる熱が苦しくて、気が狂ってしまいたくて。
もうどうでもいい。ザトーへの憎しみ、組織に対する恨み、自由への憧れ、何
もかもがどうでもいい。ただ……。
「……い」
「どうした?」
ミリアは答える代わりに、自ら腕をのばし、ザトーの首の後ろに回した。
「……わかっ…てる、くせに……」
無意識に答えを返すミリア。もはや己が何を口走っているかすら判っていない。
今のミリアが判っているのは、ただひとつだけ。
「言わなければ、わからないな」
すました言葉に、ミリアの最後の意識のかけらが呼び戻された。喉まで出かか
った答えを慌てて飲み下す。いつもこうなのだ、この男は。自分から求めてお
きながら、肝心なところを焦らして焦らせて、ミリアから求めさせる。この大
馬鹿野郎の考えを少しでも読み取ろうと、ミリアはザトーを盗み見た。もっと
も、いつもと全く同じポーカーフェイスからは、さっぱり読み取れなかったが。
それでも、絶対言うものか、こうなったら我慢比べだとミリアは決心する。
そんな状態でしばらく睨み合っていると、いきなりザトーが指を抜いた。潤ん
だ瞳でミリアはその名を呼ぶ。
「ザトー?」
「どうして欲しいんだ、ミリア?」
また訊いてくる。あくまでも焦らすザトーが恨めしい。
ミリアは答えない。意地でも答えないつもりだから。しかし、中途半端に中断
されて、身体は行き場のない疼きを主張し、捌け口を求めて鳴く。疼きと渇望
はミリアをどんどん追い詰め、引き返せない河岸へ押しやる。ザトーはという
と、そんな彼女をいつものように冷たく見下ろすだけ。その、明らかに自分を
軽蔑する眼差しがミリアを傷つけた。
「……の」
「?」
「……ちょうだい、あなたが――欲しいのっ!!」
切ないミリアの声が空気を引き裂く。
あなたが欲しい。他に何もいらない。ただ、この行き場のない熱いものをどう
にかして……!
「いい子だ、ミリア」
ザトーは満足した様子で、ミリアの唇に触れた。ついに理性を手放してしまっ
たミリアは、もう躊躇わなかった。ぴちゃぴちゃと舌を絡めて、吐息と共に透
明な糸を紡ぐ。その繰り返し。夢中になりすぎて、息があがっていることすら
気がつかなかった。
「……ザトー、私は」
ふとミリアはザトーに語り掛け、だが言葉に詰まって押し黙った。ザトーの怪
訝な視線に、ミリアは首を振った。自分でも何を言うつもりだったのかよくわ
からなかったし、どうでもよかった。そんなことより、いつまで焦らすのか。
早くしてとミリアは訴えた。
もうそこに、怜悧なアサシンや自由を求める少女はない。
「まったくせっかちだな、お前は。そんなに焦ることもないだろう?」
甘い声で拗ねるミリアに、ザトーが苦笑いしている。膨らませた頬を指でつつ
かれて、ミリアはますます頬を膨らませた。それでも、ようやくザトーはミリ
アの訴えに応える気になったらしい。脚を抱えられ、濡れそぼったそこには、
指の代わりに彼自身が押し当てられた。一気に貫かれ、ミリアの身体が激しく
仰け反った。
「あぁぁぁ……んっ!」
濡れたそこは、熱い昂ぶりを待ちかねて受け入れた。全てを受け入れて、ミリ
アは薄く微笑った。ようやく欲しいものを手に入れた子供のように。
しかし、ミリアは自分が微笑ったことなど気づかなかったし、そんな余裕もな
い。突き上げられるたびに、激しい律動が圧倒的な力でミリアを押し流そうと
する。押し流されまいと、夢中でザトーにしがみつき、その肩に爪を食いこま
せた。
快楽を貪る虚ろな青い瞳は、今はもう目の前の景色すら映していない。結合部
から溢れる、さらに量を増した蜜の淫らな音も耳に届かない。ザトーに耳朶を
噛まれたことすらも気づかない。自分の中で蠢くモノを逃がすまいと、自分を
貫く男の腰に両脚を巻きつけ、夢中で腰を動かした。
「ザ……トー、もう――ぁあっ!」
弾けたようにミリアはザトーを呼び、自らの奥に迎えたそれを肉壁で強く締め
上げる。離すまいとするのは結合部だけではない。ザトーの背中に食いこませ
た、ミリアの指が爪が新たな血で染まった。
「私は…ッ、ザトー、私は――ぁああぁぁあ……ッ!」
欲望を胎内で受け止めて力尽きる寸前、ミリアはザトーに名前を呼ばれた気が
した。
籠の中の鳥。
組織に飼われる、血と殺戮を運ぶ白い鳥。
だがその羽は血と欲に押しつぶされ、未だ羽ばたくこと適わず。
白い鳥は暗闇の中をじっと息を潜めている。
影と自らの闇に怯えながら。
ひんやりとした空気に頬を撫でられ、ミリアは瞼を開けた。傍にいるザトーの
目とあって、自分が何をしていたのかを思い出す。思い出して、ミリアは顔を
顰めた。
ザトーはミリアの髪を戯れに梳いている。髪の感触を確かめるように、無防備
に梳いている。情交のあとはいつもそうだ。半ば習慣になっているのだろう。
「……」
そんなザトーを視界の端に捕らえつつ、ミリアもいつもと同じく眉間にしわを
寄せる。今度こそ殺れるのではないか、ザトーさえいなければ、自分は自由に
なれるのではないか。自由への誘惑は強烈にミリアを蠱惑する。
しかし、結局それは一度も成功していない。今のところ、彼女に師を殺すだけ
の技量が足りなかった。訓練時と同じように攻撃を難無く捌かれ、あの冷たい
眼差しで見下されて終わった。
いっそのこと、ずたずたにされた誇りの欠片を守って死ぬべきなのかとも考え
る。だけど、このまま死ぬのは単なる負け犬だ。死ぬのは、こんな牢獄から抜
け出し、自由になってからとも思う。でもそれは……。ミリアの思いは、いつ
も出口が見つからない堂々巡りだ。
ミリアの葛藤を知ってか知らずか、ザトーが額に接吻した。
「おやすみ、ミリア。――良い夢を」
全ての感情を無理矢理押しこめて、ミリアは殺したい男の腕の中で眼を閉じた。
力が足りないから、今はこの状況に甘んじるしかない。考えるだけ無駄だと自
分に強く言い聞かせる。
それでも、複雑に縺れた感情の糸はなかなか解けそうになかった。明けない夜
の中で、ミリアはじっと息を潜めていた。
668 :
_×鰤:03/03/25 16:23 ID:43hjHYrh
イイ!
とてもイイ!
ミリザトいいですね!
座頭×_(;゚∀゚)ノイイ!!
やっぱGGXではこのカップリングがベストだと思ふ。
丁寧口調かつ鬼畜なザトーイイ!
イグゼクスはメイジョニかな
そこのリンクもう上で何度も見た。宣伝もほどほどに。
674 :
名無しさん@ピンキー:03/03/26 11:03 ID:uzCO0+gq
闇ブr……ゴフッゴフッ
なんでもないです
>当たって砕けてみる氏
ザトミリっ!ザトミリいいい!!!
嬉しすぎて取り乱しそう…
ぶっちぎり一位で萌えてるカプでつ…
感情が整理されてないまま、それでも感情に押し流されるという
いちばん自分好みのシチュエーション…
>「おやすみ、ミリア。――良い夢を」
マジ泣きしそうになった私はもう駄目かもしれない…
どう書いても言葉が足りない。
とにかく、アナタが書いてくれたおかげで、1人の人間が確実に幸せになりまつた。
永久保存しまつ。よろしければまた書いてください。
>>669 ハゲドウ!
メイ鰤キボンヌ…
最近クレクレ君多すぎだよね。
自分で書けばと何度言われればいいのだろうか?
気持ちはわかるが小説なんて誰でも書けるもんじゃないよ。
書きたくても書けない人が大半なんじゃない?
せっかく書き手と読み手のバランスが取れた
まったりした良いスレなんだからそう目くじら立てなさんな。(´∀`)
>668-670,675
ありがとうございます。
ザトミリは案外書き手が少ないので、人気ないのかなって思ってたんですが、
同志がイパーイいて嬉しいです。
エロ無しなら、私が勝手に神と崇めているサイトがありますが、
エロはエディミリ含め投下人氏以外見たことがなくて、
もっと読みたいぞとつい自家生産してしまいました。
デモ イッセンコエタザトミリハ イタイハナシシカオモイツカナイノハナゼダロウ...
>668
お姉さまなミリたんがイイ!
相手が砂糖なせいか、私が書くミリたんは格好良くないので、うらやましい限りです。
>675
私もギルティでは↓なくらいザトミリが好きなので、そう言っていただけると嬉しいです。
ザトミリ>>>(超えられない壁)>>>梅チプ>>>その他
とてつもなく遅筆な上、チプメイとかヴェノミリとか他にも書きたいネタがあるので
いつになるかわかりませんが、ザトミリも書きたいので、
気長に待ってくださると嬉しいです。
>677
まあほら、自分の妄想では足りないから、他人の妄想を見てみたいってのもあるじゃん。
かく言う漏れは小説は山ほど書いているがエロがうまく書けない。精進中。
>680
漏れ、ザトミリ基本のヴェノ→ミリは大好きです。
682 :
_×鰤:03/03/28 22:12 ID:3GGF1cm8
当たって砕けてみる氏
お誉めいただいて光栄です。
そろそろ本番ですが果たしてご期待に沿えるかどうか…
余談ですがギルティ新しいの出たみたいですね。
683 :
名無しさん@ピンキー:03/03/29 01:20 ID:0qKOmRUg
>682
果たしてロボカイはエロパロに使えるのだろうか?
>>683 ジャパニーズメイorギアでずこorデータ検索不能イノの
生態を探るために強姦・輪姦・調教
使えます!!
ファウストとロボカイとか、ああ、多分自分書く。
でもまた下書きで終わるのだ・・・。
686 :
_×鰤:03/03/29 23:31 ID:tD/xsNTb
次は百合ネタでも行ってみますか、梅_とかメイディズとか
しかし_から離れれぬ
687 :
双月:03/03/30 19:28 ID:K/pWLPDs
急激にアサシン達を書きたくなって書いちゃいました。
エチのエも入ってませんがUPしていいでしょうか?
ダメなら自分のHPにヒッソリのっけるだけにしますけど
やったら二度と色物書きから戻れなくなる……
689 :
双月:03/03/30 20:35 ID:K/pWLPDs
ダメ?ねぇダメなの?
本番なしでも雰囲気エロならいいんじゃないかな?
個人的にはすっごく見たいよー。
691 :
双月:03/03/30 21:34 ID:K/pWLPDs
雰囲気にもエチのエも入ってません(ぉぃ
ただのSSだったりするので、はい。
エチ無しなら自分のHPに上げてここにアドレス晒すとヨロシ
693 :
双月:03/03/30 22:02 ID:K/pWLPDs
時に
ディズ×紗夢と紗夢×ディズ
ドッチがお好み?すごく迷って書き止ってるんです。
ディズ×紗夢に一票!
695 :
_×鰤 :03/03/30 22:25 ID:nFK1GE1X
「あの・・ミリアさん」
ブリジットは振り向くとミリアの顔を見つめた。
「なぁに?」
ミリアがそう言うか早いかブリジットは彼女に抱きついた。
「・・!ちょっと、落ち着いてよブリジット!」
ブリジットはミリアの胸に顔を埋めた。
「ウチは・・・男なの?わかんない・・・・・・」
ブリジットは目の前にあるミリアの胸に激しい猛りを感じ、彼自身もその体積を増した。
しかし、その股間に存在する物体の欲望の捌け口を、今まで女性として育ってきた彼が知る由もなかった。
しかしミリアの主導によりどんどんと事は進む、彼女彼自身に触れるとそのまま彼の唇を口に含んだ。
「こんなにして・・・可愛いわね」
「・・ぁ、ミリアさん・・・」
ブリジットはただわが身を弄ぶ刺激に身を任せて、知りうる女体の恥部、ミリアの双岳を揉みしだくことしか出来なかった
「ブリジット、抱いて・・・私があなたを男にしてあげる・・」
そういわれるが早いか、ブリジットはミリアを強く抱きしめた
「そう・・・あったかいわ、あなたの」
「もっと・・ミリアさん、手を動かしてください・・・とっ、とっても気持ち・・良いです」
「あなただけ気持ちよくなるなんてずるいわ、私のことも気持ちよくしてよ?」
そう言うとミリアはブリジットの手をつかみ、自分の秘部にあてがった。
「どう・・・初めてよね?」
「ああっ、そんな所を・・・あっ・・」
ミリアはブリジットをさする手を早めた。
「指、入れて・・上手く出来たら・・・ご褒美あげる・・」
二人ともお互いに狂おしさを感じ、どんどんと鼓動が早まる・・・・・・
亀うpスマソです
お姉さんミリな終わり方になるかどうか・・・・・
>>689双月氏
違う! ごめんなさい一度回線切ってから書き込んだんです。
本当は「ロボカイでエロ書いたら二度と色物から離れられない」です!!
本当にすみません!!
んで……差し出がましいのですがエロなしでもアサシン話読みたいのです。
でも2ちゃんでアドレス出すと後が怖いですよね……ヒント頂ければ
検索して後で捜すのですが……
ちなみに私もディズ×紗夢読みたかったり……
>695_×鰤氏
お姉様キタ―――(゚∀゚)―――!!
最初は胸しか知らないブリジットも可愛いです。
697 :
双月:03/03/31 00:07 ID:BZe0hvg5
『こんにちはー。居ますか〜?』
ディズィーは人気の無い家のドアをノックする。
当たり前のように反応はなくディズィーの声だけが木霊して残った。
『オカシイですねー。ちゃんとこの時間に来いって言われてるのに・・・』
首を傾げながら疑問に思っていると、ドアの下に小さな紙切れがる事に気がつく。
不思議がってその紙切れを手にして見ると、どうやら何かメモのようだ。
『えーと・・・「裏口に行くヨロシ」かぁ・・・たぶん私宛よね』
家を壁伝いに歩き、裏手に回る。少し歩いて行くと当人らしい声が聞こえてきた。
空気のように澄んだ声。ディズィーはこの声が大好きだ。
その声と近づくにつれ胸の鼓動が熱くなる。
そのまま声に近づくように歩いて行くとシルエットが見える。
どうやら稽古を一人でしているようだ。
邪魔をしないように一旦壁まで下がりコッソリと見る事にする。
一人稽古も一段落を終え額の汗を拭っている。
高まる鼓動をどうにか抑え平然を心がけるようにディズィーは第一声をあげた。
『お久しぶりですね。紗夢さん』
紗夢はその声に気がつくとディズィーの方に目をやりニッコリ笑い軽く手を振る。
698 :
双月:03/03/31 00:07 ID:BZe0hvg5
『にしても朝から稽古してるなんて感心ですね。私ビックリしちゃいましたー』
『ん〜そうでもないアルヨ。もう毎日やってるから慣れてるシ。逆に体動かさないと一日が始まらないって言うカ・・・』
二人は喋りながら家の中へ入っていく。奥の方へ歩いて行くと紗夢は、おもむろに服を脱ぎ始めた。
『じゃ、紗夢さんっ!?な、何をしてるんですか??!!』
手を顔に当てているがチャッカリ指の隙間で視界は抜群だったディズィーには何も言うまい。
『ナニって・・・服を脱いでるだけだケド・・・??』
当たり前の事を何故そんなに声をあげて言われるのかがわからず、紗夢は目をパチクリさせている。
『だ・・だだ・・・だって私が居るんですよ!!』
顔を真っ赤にしながらも目は紗夢の体に釘付けなディズィー。
上着を脱ぎ捨てていて白いレースのついたフリフリブラが眩しかった。
その白無垢なブラと同じぐらい、いや色コチラの方が魅了されるであろう絹のように、きめ細かにブラから零れ落ちそうに溢れている胸。
その胸から下に目線を下げていくとカワイイおへそが顔を出している。
そのへそ辺りからのクビレがキレイなライン作っていた。
まだズボンを履いてはいるが、その包まれているヒップはズボン越しに見ても小さく可愛らしかった。
699 :
双月:03/03/31 00:07 ID:BZe0hvg5
『私は気にしないシ・・・それともディズィーが見たくなかったカ?』
『そ、そんな事ないですよっ』
顔を真っ赤に染め反抗しようとしたが言葉が見つからなかった。
紗夢のその姿に魅了されているし、少しでも見ていたいと思っている自分が居たのだから。
何を喋れば良いのかわからず口をパクパクさせて居るディズィーを不思議に思い小首を傾げ疑問符を持っていた紗夢だが、
このままの上半身の服を脱いだままの状態を続けていると運動した後でもあるので風邪を引いてしまう
と考えディズィーをよそ目に着替えることにしたようだ。
ディズィーはこのまま紗夢の着替えを見ていたかったのだが、
変に怪しまれてはイケナイと思い紗夢に背を向けた。
後ろでは紗夢が衣服を着替えている。
耳で服の擦れる音が聞こえる。
今下着だけなのだろう。頭の中では何をしてもOKと判断し妄想を膨らます。
ついさっき見た紗夢の裸(上半身)
たぶん、パンティの方もブラとお揃いの白でフリフリなのだろう。
キュっとしまってカワイイお尻を想像する。
『ディズィー?何を考えてるか?ヨダレ出てるヨ?』
『え?・・・あっ!み、見ないでくださいぃ』
急いで甲で口の周りを拭きヨダレをぬぐった。
『マサカ・・・ディズィー・・・』
紗夢の白い目にディズィーは慌てた。
もしや自分の不埒な想像を見抜かれた?
折角ココまで仲良くなったのに、こんなくだらない事で絶縁?
考えれる事全てがマイナスの事で自分でも血の気が引いていくのがわかった。
紗夢の口が次の言葉を言おうとする。
あぁ。口紅はつけていないが潤っている唇が恋しい。などと反省の色なく想像する。
『お腹減ってるアルナ?ワタシもこれからご飯だから一緒に食べるアル?』
・・・・鈍感でよかった
700 :
双月:03/03/31 00:12 ID:BZe0hvg5
とりあえず、×な所は保留でココまでUP。
う〜ん。自分のHP公開するのは勇気要りますよね。
最近ココもageられたりしてるので変な人来そうで怖いですし。
やっぱsageでヒッソリUPしたいものですね。
皆さんもsageの方針でお願いします。
>投下人氏
貴方が某ドリラー?
ロボカイは・・・な〜んか紗夢とかけれそうで面白そう(笑
これ書き終わったらロボネタでいこうっと(爆
双月氏
私もアサシン話読みたいでつ。ヒントだけでも無理でせうか
702 :
双月:03/03/31 22:32 ID:crQU4Rm1
う〜ん。ここでUPできればそれに越した事はないんですけどね〜。
こうなったら無理矢理エチ入れるか(ぉぃ
ディズジャムいいですね、エチ大歓迎です
攻めなディズに萌えです
>702
私もエチ抜きでもOKなので、アサシン話は読みたいです。
でも、エチ入れるなら、ザトー・ミリア・ヴェノムの3Pキボンヌ(笑)。
SSは書いた事ないが・・・ヒマを見つけたらちと書いてみようか。とか唐突に思った。
・・・とりあえず公式の設定見直してこよ。サパーリわからん(カエレ
最近ゲーセン行ってないし、ストーリーも全部見てないヘタレですが出来たらよろしぅ
公式と考察系サイトぐぐれば結構色々な情報があるよ
アケ板にも考察スレあるけど最近過疎化が進んでる…
ゲーセンは乱入されたら終わるヘタレですがこちらこそよろしぅ
|
|⌒彡 ……_×鰤さんがんがって…
|冫、)
|` /
| /
|/
|
| サッ
|)彡
|
|
|
↑
ありがとうございます
ヌルヌルした感触がブリジットの指に纏わり付いた。
「・・・・ぁ、ブリジット・・上手い・・・」
「暖かいですね・・・・ミリアさんの中」
彼的には一線を越えたのだろう、元来の性格が頭をもたげ、ミリアを攻める
「何でこんなに濡れてるんですか?」
「・・そんな・・・こと・・いえな・・・ぁあっ」
ミリアは半分彼を甞めてかかっていたが、形勢が逆転してしまった
「・・・・ちょっと・・・・調子に乗りすぎよ・・」
そう言うと彼女は彼の唇を含み彼≠フ敏感な部分を指でなぞり、ゆっくりと指を上下させ始めた
「ひゃ!あ・・・やぁっ、ミリアさん・・・・・」
「伊達に・・・年季は入って無くてよ?」
彼女は中を刺激するブリジットを引き抜くと、ゆっくりと腰の位置をずらした
「スパッツ・・・脱ぎなさい」
「・・・・ミリアさん、本気ですか?」
そんな事を言いながらも、ブリジットはさっさとスパッツを脱ぎにかかっている
「・・・いい子ね・・・これからが、約束のご褒美よ」
「はぃ!」
亀ですがどうぞ
今ここに、ポチョムキンエロSSに挑もうか悩んでいる奴がいる。俺の事だが。
いけいけー! ポチ好きなんよ楽しみにしてます
713 :
705:03/04/02 23:56 ID:51rHVKJO
公式とセリフ集やストーリー載せてるところを一通り検索して眺めてみた。
・・・ナンダコレ?何気に奥が深いのぅ(´・ω・`)
妄想電波が頭の中で踊っとります。
とりあえず闇慈×梅喧で書いてみようかと。時間かかるかも知れんが。
714 :
705:03/04/02 23:57 ID:51rHVKJO
うぁ、上げちまったスマソ。
回線切って吊って来る。
【樹海】λ............
>>713さん
闇梅キタ―――(゚∀゚)―――!!
当方闇梅激萌えなので、楽しみにしていまつ(*´Д`*)ハァハァ
_×鰤さんも、
>>710さんも応援してますーv
716 :
705:03/04/03 21:05 ID:gLeST88Z
ちまちまっと書き出しを書いてみますた。
作品世界をぶち壊してないかドキドキものでつ。
つーか、無駄に長くなっちまったモヨリ(´・ω・`)
余計なシーン削らねばな・・・
だらだら妄想しつつ書いてると何時までたってもエロに突入できまつぇん(ぁ
ところでここはまとめて貼り付けた方がいいんかね?
それとも書き上げた分だけ順次貼り付けるべき?
何分、ローカルルールには疎いので教えてエロイ人(´・ω・`)
717 :
715:03/04/03 21:25 ID:goe0tFrG
>>705様
楽しみすぎて鼻血が出そう(*´Д`*)ハァハァ
>>コピペの掟
私は一気に読みたい派なんで、ドカッと貼ってもらうほうが嬉しいですが、
毎日少しずつ読みたい方もいらっしゃるでしょうね…。
自分が他スレに投稿する時は、ある程度書き溜めてから一回につき
6〜7レス分使うってのを、週×1〜2週×1くらいのペースにしてます。
私も教えてエロイ人(´・ω・`)
何だかSS職人スレみたいになっちゃってスマソ
718 :
705:03/04/03 22:03 ID:gLeST88Z
>717
教えて君しちまった俺の責任です。すみません(´・ω・`)
で、俺としては初めてのSSで、出来がどうだか気になるので
出だしをまとめたのを貼り付けようかと思いまする。
今必死こいて無駄に長くなった分を短くしようと奮戦しとります。
もうちっと待ってちょーだい。今日中には上げるぞ(`・ω・´)
719 :
705:03/04/03 23:45 ID:gLeST88Z
えーと、なんとかまとめてみたんでこれから投下しまつ。
設定やら文章の不備は大目に見てちょ(´▽`;)
期待に添えられるかどうか、かなーり緊張してまつ(ガクガクブルブル
720 :
雨宿:03/04/03 23:46 ID:gLeST88Z
「ちっ…読みが外れたか」
夕暮れ時、街道をひた走る女が一人。名を梅喧と言う。
先程まで晴天だった空は今はもう見る影も無く、厚い雨雲に覆われている。
夏の天気は変わりやすい。ポツリポツリと降り出した雨は、あっという間に土砂降りにとって変わる。
(今日中に街に着くのは無理か?だが、この雨じゃ野宿も出来やしねぇ)
「糞っ、これじゃ濡鼠じゃねぇかっ」
自然と悪態が出る。だが、ずぶ濡れになりながらも足は休めない。
そんな彼女を嘲笑うかのように雨はその強さを増してゆく。
着物が肌に纏わり付いて走りにくい。雨は下着の奥まで染み込んで、体を芯から凍えさせる。
(糞っ、糞っ、くそっ!!)
しのつく雨が過去の記憶を甦らせる。熱く燃え盛る炎と血の臭い。目の前で殺されてゆく親友、両親…
そして、彼女を静かに見つめる一人の男――。
(…嫌なモン、思い出しちまったじゃねぇか)
悪夢を振り払うように足を速める。動悸が激しいのは走っているせいだけではないだろう。
ふと、視界の先に一軒の小屋が現れた。小屋と名乗るのもおこがましい様な廃屋だ。
「四の五の言ってられねぇか。この鬱陶しい雨さえ凌げりゃ上等だな」
梅喧は、有無を言わさず今にも崩れそうなボロ小屋に飛び込んだ。
721 :
雨宿2:03/04/03 23:47 ID:gLeST88Z
「……っ!誰だっ!?」
飛び込んだ先で硬直する。小屋には先客がいた。
この世界ではもはや珍しい、自分と同じ着物を着たその男は――。
「いきなり飛び込んできて『誰だっ!?』はないだろうがよ…って梅喧の姐さん?」
呆れたような表情が、軽い驚きと喜びに変わる。
男の名は御津 闇慈。同郷のよしみで何度か言葉を交わしたことがある。
気配を読めず、思わずとった臨戦態勢を解く。この男なら気配を消すなど造作も無かろう。
いささか拍子抜けしつつも、闇慈に声をかけた。
「なんで手前ぇがこんなトコにいるんだよ?」
「そりゃこっちの台詞だって。…っにしても奇遇たぁよく言ったもんだ。この雨に感謝しなけりゃな」
「あぁん?」
意味がわからず聞き返す。ニヤニヤ笑みを浮かべる闇慈に苛立ちを隠せない。
「いやぁ、久しぶりに姐さんに会えたと思ったら、こんな色っぽい姿でまぁ。これぞ水も滴るいい女ってヤツだな」
確かに、今の梅喧の姿はぐしょ濡れで、肌に張り付いた着物が豊満な体のラインを露わにしていた。
着物の裾から覗く素足、無造作にはだけた胸元、雨に濡れた髪、白いうなじ。
それらは裸であるよりも、よほど艶めかしく梅喧を見せていた。
「……邪魔したな」
沈鬱な表情を隠すように踵を返す。闇慈の軽い冗談にも付き合っていられない気分だった。
722 :
雨宿3:03/04/03 23:48 ID:gLeST88Z
「あ、おいコラちょっと待てよ!この雨ン中何処行こうってんだ!風邪引くぞ!?」
慌てた様に闇慈が追ってくる。手首をつかまれた。
「放せよっ、手前ぇにゃ関係のないこったろうがっ!」
意図せず、声を荒らげる。元々喧嘩っ早い方だが、今はとことん機嫌が悪い。
「関係ないもくそもあるか!さっきから姐さん、なんかおかしいぞ?」
「おかしいのは手前ぇの頭だろが!年がら年中半裸でうろつきまわりやがって!この露出狂がっ!!」
言うと闇慈の手を振りほどく。隻眼で睨みつけるその姿はまるで幽鬼のようだ。
「……今なんて言った?露出狂?」
闇慈のこめかみがぴくり、と動く。この男も梅喧に負けず劣らずの激情家である。
「人がわざわざ心配してやってるのに……言うに事欠いて露出狂?それはあんまりじゃねぇの?」
「手前ぇの心配なんぞお呼びじゃねぇんだよ!猥褻罪で豚箱にでも行って来な!」
口と同時に手が出る。腰の刀を抜かなかったのはせめてもの情けか。
「っと、あっぶねぇな。…だが、そうまで言われちゃこっちも引き下がれねぇ。いっちょ手合わせ願おうか?」
「最初っからそうくりゃ良かったんだよ。ぐだぐだ言わずにかかって来い!」
売り言葉に買い言葉。二人は叩きつける雨の中に飛び出していった。
723 :
705:03/04/03 23:53 ID:gLeST88Z
と、ここまで書いてみまつた。
アレ?なんかバトルはじめちまいました。エロは何処ーッ!?(;´Д`)ノ
前置き長すぎかも知れませぬが、次よりエロに向けて邁進する所存。
また続きを書いてこようと思いまする。がんがりまつよ?(`・ω・´)
P.S.か、書ききれるかなぁ…?(´▽`;)
724 :
715:03/04/04 07:24 ID:PoLqLBCy
>>705さん
萌え───o┤*´Д`*├o───!!
熱くなる姐さんと闇慈にハァハァです。
前置き長いの好きなんで、かえって萌えますた。
これからどんな展開になるのか、めっちゃ楽しみですv
では名無しに戻ろう…。
>>705氏
いい雰囲気ですね〜。(話の中では険悪だけどw)
闇慈と梅のキャラがちゃんとイメージ通りッスよ!
726 :
710:03/04/04 23:17 ID:6Gx4vDNc
なんか、逃げるチャンスを失った気分。荒く構想はあるけど纏める自信すらないんだが。
本当に、皆様、俺がポチョムキンエロSSを投下しても大丈夫なのですか?
・・・明日辺り、導入部だけでもうp出来たらいいなあ・・・。
727 :
_×鰤:03/04/05 07:11 ID:gP0iat5n
ポテ話なかなか興味あり
久しぶりに見にきたら、漏れの大好きな闇梅が!!ヽ(´∀`)ノ ワーイワーイ
>>705さん、がんがってください〜。
かなり萌えでつ(*´Д`*)ハァハァ
>>726さん
ポチョエロぜひうpして下さいv
見てみたいでつ。
729 :
705:03/04/05 23:30 ID:qgoYOjlN
なんだかだんだん梅喧の姐さんが可愛く思えてくる今日この頃。
公式設定見てて思った。
闇慈と身長見比べてみると…その差、実に20センチ強!
ぐぁ、姐さん可愛いい!つーか、梅喧姐さんが殊更小さいってわけでもなくて。
闇慈以下ドイツもコイツも野郎どもの高身長にビクーリ。
この時代の平均身長っていくつよ…?
そしてファウストさん、身長282センチってアンタ・・・(´▽`;)
ま、与太話はともかく。また少し書いてきたんで投下しまつ。
うー、なかなかエロに辿り着けなくて悶えちまう。漏れの妄想はこんなもんじゃないはずだっ!
エロの神よ、我に力をっ!!
730 :
雨宿4:03/04/05 23:32 ID:qgoYOjlN
「少しは落ち着いたかい?姐さん」
降り止まぬ雨が二人を叩く。お互い、息は上がっているが大した怪我はしていない。
端から本気を出すような戦いではなかった。ただ、鬱憤を晴らしたかっただけだ。
「……悪かったな」
ぼそりと、微かな声で謝罪する。うつむいた表情は夕闇に呑まれて良く見えない。
「ま、いいって事よ。とりあえず中に戻ろうぜ?話はそれからってね。このままじゃ、ホントに風邪引いちまう」
だが、闇慈はしっかり聞いていたようだ。促がされ、僅かに傾いた小屋へ戻る。
荒れた理由を何も聞かない闇慈の心遣いがありがたかった。
「さぁて、ちょっと待っててくれな。今、風呂沸かしちまうから」
「……何だと?随分と用意がいいじゃねぇか」
突然の申し出に眉をしかめる。こんな廃れた小屋に風呂があるというのも驚きだ。
「いやなに、この奥に小せぇが風呂釜があってな。実を言うとさっきは風呂を使えるように掃除をしてたんだ」
「そういう問題じゃねぇだろうが。なんでこんなボロッちぃ小屋に風呂があるんだよ」
半ば呆れながら聞き返す。闇慈は微笑を浮かべたままだ。どうにも調子が狂って仕方ない。
「俺が知るかよ。兎に角、ずぶ濡れのまんまじゃ体に悪いだろ?コイツを使わないってのは損だぜ」
なんだかんだと言いくるめられ、床に腰を下ろす。確かに闇慈の言うことも道理だ。
濡れた着物を着たままでは体力を奪われるし、第一、気持ちのいいものでもない。
だが、嬉々として支度を始める闇慈の様子に、どうにも納得がいかない。
「手前ぇ、何企んでやがる?」
半眼で告げる。
「俺は別に何も企んでなんかいやしないぜ?ただ、姐さんのおみ足が見れれば本望さ」
手は休めずにそんなことをのたまう。本気なのか冗談なのか、今いち判断がつきにくい。
「…莫ぁ迦。100年は早ぇんだよ」
「そうそう、そっちの方が姐さんらしいよ。だが、100年も待ってたら爺と婆になっちまうな」
気を殺がれ、舌打ちする。だが、先よりは気分が晴れてきたのも事実だ。
雨はまだ止みそうに無い。梅喧は薄闇の彼方を何時までも見つめていた。
731 :
雨宿5:03/04/05 23:32 ID:qgoYOjlN
「湯加減はどうだい?」
「あぁ……ちょうどいいよ」
壁越しの闇慈の声に答える。湯船に白い裸身が眩しい。
夏とは言え、長時間雨に打たれ続けていれば体も冷える。正直、ありがたかった。
暖かい湯が体の隅々まで染み渡り、憂いを解きほぐしてゆく。心地いい。
軽く息を吐き、手足を伸ばす。闇慈の言葉とは裏腹に、風呂にはそれなりの広さがあった。
(…ま、ヤツの体格じゃこれでも小さく見えるんだろうね)
筋肉質の大柄な体を思う。手足を縮めて入る様を想像すると、自然と笑みが零れた。
「なぁ、姐さん」
少し躊躇うような声。
「…なんだ?」
「いやなに……御背中でもお流ししましょうかね?」
一瞬、二人で風呂に入る妄想が頭を過ぎる。頭に血が上りかけて慌ててそれを振り払う。
「ば…莫迦言ってんじゃないよ」
(何考えてんだ俺は…!)
ヤツの体なんか想像したせいか。
「その、何だ?…その体じゃ何かと大変だろうし…えーと」
闇慈の声にも慌てたような響きがあるが、混乱した梅喧は気づかない。
「へ、変態か手前ぇはっ」
「いや、そういうわけじゃねぇけどよ…正直、俺も早く暖まりてぇっつーかなんつーか」
控えめな言葉で気づく。そういえば、さっきから闇慈は外で火の番をしている。
雨に打たれ続けているのは少し酷だろう。
(うぅ……。俺にどうしろってんだ)
まだ湯船から出たくは無い。かといって闇慈を外で待たせておくわけにもいかない。
「えーと、そのー、……姐さん?」
「…ちっ、勝手にしやがれ!」
やけっぱちで答える。顔が火照っているのは上せたからではない。
「ありがたき幸せ」
闇慈の言葉に含まれた喜びにまで気が回る梅喧では無かった。
732 :
705:03/04/05 23:39 ID:qgoYOjlN
姐さんと風呂ーっ、姐さんと風呂ーっ!!(*´▽`)
脳汁垂れ流しですよ、ようやくここまで持ってきた(ハァハァ
次回からエロに入れると…いいなぁ。あー、でも漏れの闇梅だともう少しかかりそう(滅殺
なんつーか、彼らの雰囲気を大事にしてアダルティなラヴを目指してみたいかなー、なんて。
上手く行ってるといいのですが。それではまた脳汁垂れ流しつつ書いてきやす。
うお〜ん、二人ともかわいい!!ドキドキする!
\ / <エロの殿堂
─ ☆ ─ +
/ \
| + や +
. る
+ 心 が /]]]]
+ ゆ い /_⊂
く . い |_ヽ
全 ま | | _,,;;///
裸 で ヽ ヽ r ̄___∠
で \ |ヽYヽ/ニ、o| ξ
ゴ | 〕 |ノ ヽ〃-」===U
| / \ \ヽ`´,/ c=ccc
. | | ヽ ~~| d Y )
 ̄ ̄ヽ | / /ヽ ヽ >
>>705 萌えますた!続き楽しみにしてまつ。
>705
俺も萌えました。続きをお待ちしてます。
最近、職人さんが増えて嬉しいッス。
>>705 二人とも可愛すぎて萌え死にそうでつ((((*´Д`*)))ムネキューン
続きがんがって下さい。
737 :
_×鰤:03/04/07 03:01 ID:Juz1Zdtl
良いなぁ闇梅…激萌えですよ(´Д`;)
なんか思うようにエチシーンが書けないんで、少々お待ちを…
738 :
705:03/04/08 06:23 ID:8JOoZvan
アクセル×ミリア超激しくキボーン!!!
>>738 チビっ子梅喧陵辱モノ…激しく読みたいでつ(;´Д`)ハァハァ
741 :
705:03/04/09 01:32 ID:C5YAtrwn
ぬおぅ…結局日付が変わっちまったか|||_| ̄|○|||
と、とりあえずまとまった部分だけ投下しまつ。ヘタレでスマソ。
台詞がなかなか決まらなくてナァ…
>739&740
えーと、今回の作品が終ったら考えまつ。
それまで気長に待っててちょ。…つーか、何時までかかるのやら
742 :
雨宿6:03/04/09 01:34 ID:C5YAtrwn
「はいはい、お邪魔しますよっと」
「〜〜〜〜〜っ!」
確かに湯船は闇慈には小さいようだ。仕方なく彼の懐に収まる形になる。
流石に二人で入ると窮屈に感じる。体と体が密着し、気恥ずかしくて堪らない。
「あ〜いい湯だねぇ。極楽、極楽」
「…そのままあの世へ逝っちまいな」
捨て台詞もどこかぎこちない。自分は何をやっているのだろう、と頭の片隅で思う。
「いやいや、せっかく姐さんと一緒なのに、あの世へ逝っちまうなんて勿体無くて出来やしないね」
「…コラ、何処を触っている?」
「偶然よ、ぐ・う・ぜ・ん♪」
「殺す」
「おおこわ、冗談だってばさ。おっかない、おっかない」
「…………。」
傍から聞いていたらじゃれ合ってるとしか思えない会話を続けながら、梅喧は安らぎを覚えていた。
久しく離れていた世界。何でもないことが妙に嬉しいのは何故だろう。ささくれ立った心が癒されて行く。
(こんな、世界もあるのだな…)
しばし、無言で時が流れる。聞こえてくるのは雨の音と互いの心音だけだ。
(だが、これじゃぁダメなんだっ…これじゃぁ…)
悲痛な思いで虚空を見つめる。ぎゅっと拳を握り締めた。
(あの男を…アイツを殺すまではっ)
「姐さん」
呼ばれた声で我に返る。気づかぬうちに体を硬くしていたようだ。
「また…あの男のことを考えていたね?」
「…うるさい」
「妬けちゃうね、まったく。ここにこんなイイ男が居るってのに」
「……うるさいっ!」
「姐さん…っ」
後ろから抱きすくめられた。突然の行動に虚を衝かれる。鼓動が、急激に跳ね上がった。
743 :
705:03/04/09 01:37 ID:C5YAtrwn
こっから先も微妙に書けてはいるんだがなかなかまとまらなくてナァ…
ダラダラ書いてるとそれこそ終らないし。短くまとめるのに苦労してます。
さて、闇慈の思い、どうやって梅喧に伝えようか…
悩みつつもまた書いてきやす。
>>705氏
あわわ、萌えすぎて血管切れそうです〜。めっちゃ(・∀・)イイ!!
どんな展開になるのか、激しく楽しみです。
頑張って下さい。
久々に見に来たら自分的No.2の闇梅が!!職人さん頑張ってください!!
ちなみにNo.1はソルディz(省略
闇梅雰囲気スゲーイイ(・∀・)!!!
漏れ的NO.1カポーなんでスゲー楽しみです!!がんがってくらさい!!
747 :
名無しさん@ピンキー:03/04/14 12:37 ID:viCRoUAh
そろそろ保守あげついでのアサシンモノの小ネタ、もといアホネタです。
清純でないミリたんや情けないアサシン達でスマヌ。
『金髪の女豹』
「これが賞金首かぁ。きれいな女性ですねぇ」
手配書の束を手に、シスター風の少女がため息をついた。一番上には、愛ら
しい顔立ちをしたギアの姿が絵取られている。
「でも、きれいな女性といっても、ギアはギアだし、ウチも賞金を稼がないと
いけないから、仕方ないですよね。
それじゃ、はりきって行きますか」
家族を安心させるためにも、賞金を稼いで故郷に伝わる迷信を覆さないと。
愛用のヨーヨーを手に、ぬいぐるみのロジャーと一緒にどさ回り、もとい賞
金稼ぎの旅に出たブリジット。そんな彼女ならぬ彼が目の当たりにするのは…
…。
所変わって、ここはアサシン組織。
「えっと、ここでお金になりそうなのは、この3人ですね」
ブリジットは素早く手配書に目を走らせる。一人目は組織の長ザトー、二人
目は幹部であるヴェノム。最後の一枚にはこう書いてあった。
『金髪の女豹、アサシンのミリア。男女構わず誘惑し、変幻自在の髪を用いて
仕留める淫靡な魔女』
「なんかすごい手配文……。さっさと終わらせて賞金もらった方が、賢明です
ね」
「もうおしまいなの? つまらない男ね……」
早々とミリアの中で果ててしまったザトーを、ミリアはうんざりした様子で
脇に転がした。ザトーは完全に意識を失っており、ミリアに足蹴にされてもぴ
くりとも動かない。
「もう少し何とかならないものかしら、この男……。いい加減飽きてくるわ」
今日だけで片手で数えきれないほどのお勤めをこなした彼に対するコメント
がこれである。もともと彼が招いたこととはいえ、全く報われなかった。
仏頂面のミリアは、戯れに彼の陰茎を扱いて暴発させる。その後も、男のツ
ボを心得た愛撫で強制的に回復させる。ミリアは面白半分に何度か繰り返した。
面白半分に搾り取られたザトーはというと、すっかりやつれ果て、意識を取
り戻す様子が無い。ザトーもミリアもシーツも、もう精液まみれ、全く淫猥な
光景だった。
いきなり扉が乱暴に開かれ、ヴェノムが飛び込んできた。ヴェノムは、ミリ
アの扇情的な姿やこの痴態には目もくれず、ザトーを助け起こした。
「ザトー様、しっかりしてください! ザトー様!」
「……」
返事が無い、ただのしかばねのようだ――ではなく。
「……ヴェノムか」
「ザトー様、気がつかれましたか」
重たげに瞼をもちあげたザトーに、ヴェノムは心底ほっとした様子で胸をな
でおろした。
「ザトー様、もうお止めください。これ以上は、お命にかかわります!」
「しかし……」
ミリアに施した禁呪の代償は、組織にもザトー自身にもあまりにも大きかっ
た。元来色事には慎重だった彼女が、一転して色狂いになってしまったのだ。
原因が禁獣なのか、禁呪を施された精神的なショックなのかはわからないが、
今となってはどうでもいい。とにかく、日ごと夜ごと男女問わず漁り始めたミ
リアは、その手管であっという間に組織を崩壊寸前の危機に陥れてしまった。
この非常事態に対し、ザトーは自分が人柱になることで、メンバーを誘惑す
るのをやめるようミリアを説得し、辛うじて組織は崩壊を免れた。もっともザ
トーには、組織だけでなく、愛するミリアを他の誰にも渡したくないという思
いもあったが。
そんな訳でお勤めを頑張るザトーに、ヴェノムはもう限界だった。再び意識
を失ったザトーをソファーに移して、ヴェノムは吠えた。
「いい加減にしろ、ザトー様を殺す気か!?」
「別に殺すつもりは無いわ。私は誰でも構わないのに、コイツが言ったんでし
ょ」
「そういう問題じゃない! ……やめろ、ザトー様に触るな!」
淫蕩な魔女からザトーを守ろうといきり立つヴェノムに、ミリアは人差し指
を立てた。
「なら、貴方が変わってくれる?」
「な……!?」
「私はまだ物足りないし、正直この男にはもう飽きたわ。貴方が代わりにして
くれるのなら、むしろ歓迎するんだけど」
「誰がお前みたいなあばずれを!」
ヴェノムの剣幕も暖簾に腕押し、薄く微笑ったミリアは、ヴェノムの前髪を
掻き分けて唇を指でなぞった。
「では、一人で帰りなさい。心配しなくても、約束した以上はこんな男でも大
切に使ってあげるわ」
事実上の死刑宣告をするミリアに、ヴェノムは歯軋りする。とっとと消えう
せろ、このあばずれと叫びたいのを必死で堪えた。あんな淫売でも禁獣を宿し
ている以上、組織から追い出すこともできぬ。ソファに力無く横たわっている
敬愛する主のやつれ果てた姿に、ヴェノムは悲壮な決意を固めた。怒りに燃え
た青き双眸がミリアを刺し貫く。
「……っ! 女、後悔させてやるぞ!」
「そうこなくちゃね。せいぜい私を楽しませて頂戴」
ベッドに戻り、くすくすと笑って身体をくねらせるミリアに、ヴェノムは地
獄の底から響くような声で叩きつけた。
「このあばずれが……今に地獄の底に叩きこんでやる」
「能書きはいいから、さっさと来なさい。それとも、貴方も口先だけなの?」
「ザトー様を侮辱するなぁ!」
かくして、ヴェノムとミリアの壮絶な犯り合いが、今まさに始まろうとして
いた。
「…………」
あっさり潜入できたものの、この異様な光景に何とコメントすべきか判らず、
ブリジットは天井裏でひたすら困惑していた。全くとんでもない場面に出くわ
してしまったと嘆息する。
さっさとひっ捕らえて警察に突き出したいところだが、この場面に闖入する
のはかなりの勇気が要る。賞金よりも保身を選んだ彼は、気を取り直してカバ
ンからメモ帳とペンを取り出した。
「えーっと、表現者はお客さんを大切にする義務があるんです……ってことで
(メモメモ)。
これで少しでも旅費の足しにしないと、ギアを発見する前に飢え死にしちゃ
いますからね」
その後、世界的なゴシップ誌『週刊ギア自身』にて、『組織のトップは早漏
だった――アサシン組織の爛れた実情! 変幻自在の髪を持つ淫靡な魔女の華
麗なる手管』なる記事が巻頭を飾った……。
>>アサシン小ネタ
新鮮だ(笑)イイ!
こういうライトなのも好きです。
おもろかった(w
ここまでつきぬけてギャグにしてもらえるといっそ心地よい…
漏れの_唖タソがぁー
素薔薇しいです、はい。
755 :
705:03/04/15 19:51 ID:eOerP/V/
ぬぁ。遅くなり申した。
私生活が忙しくなったり、煮詰まったりイロイロと…って言い訳にもなっとらんナ。
ドツボに嵌ってるかも、漏れ…(´・ω・`)
>747-750
玉砕しますた。そうか、ザトー様は搾り取られたか…(腹痛
756 :
雨宿7:03/04/15 19:59 ID:eOerP/V/
「…姐さん」
もう一度、ゆっくりと耳元で囁かれる。吐息が熱い。
「姐さん、覚えているかい?俺が『笑って得られる幸せもある』って言った事」
そうだ。確か以前に試合った時、ふざけ半分にそんなことを言っていたように思う。
「…だから、何だ?」
「姐さんは幸せにならなくちゃいけねぇよ。悲しみに囚われてちゃいけねぇ!…もっと違う生き方があるはずだ」
闇慈の言葉が強く響く。抱きしめる腕に力がこもっていた。
「さっきだってそうだ。姐さん、泣きそうな顔してた…あんな顔、姐さんには似合わねぇ。だから…」
「…そいつは、出来ねぇ相談だな」
言葉を遮る様に呟く。このまま聞いていたら、自分が壊れるような気がした。
安寧な生活に惹かれる自分に気付くのが怖かった。存在意義を失うのが怖かった。自分の中の確信が揺らいでいる。
「あの日から…あの男のことばかり考えていた」
どこか、空虚な心で言葉が紡がれて行く。
「アイツは敵だ。殺さなけりゃならねぇ。…俺が、殺すと決めた」
「なんで、姐さんなんだよ…」
「そうしなけりゃ生きられなかった!そうすることでしか生きられなかったんだよ!」
想いが溢れてくる。今までずっと押し殺してきたものが隻眼から零れて行く。
「…それが、俺のすべてだ。忘れるわけにはいかねぇ。忘れられるわけがねぇ。…今更、戻れるかよ」
揺らぐ決意そのままに梅喧は力なくうなだれた。
757 :
雨宿8:03/04/15 20:00 ID:eOerP/V/
「なら、俺が忘れさせてやる!」
うつむく梅喧を叱咤するかのように強く、強く抱きしめる。
「俺は、女を捨てた…すべてを捨てたんだよ!」
「なら、俺が思い出させてやる!」
強引な言葉が心を打つ。触れ合う肌から闇慈の温もりを強く感じる。
「姐さんはいい女だ。それもとびっきりのいい女だよ。俺が言うんだから間違いはねぇ」
「…からかうのはよせ」
「冗談なんかじゃないさ。俺だって男だぜ?こんないい女を前にして黙っていられるかよ」
下腹部に熱い塊が押し当てられた。思わず身を硬くする梅喧に構わず、闇慈の手が肢体を弄る。
「姐さん、俺は――」
「俺を…惑わすな」
普段と違う梅喧の弱々しい台詞にハッとする。腕を振り解き、闇慈の前に惜し気もなくその裸身を晒す。
「邪魔するなら…殺す」
見下ろす瞳のあまりの物悲しさに返す言葉も無い。互いの視線が絡み合う。
「…………。」
「長く浸かりすぎた。先に上がるぜ」
耐え切れなくなったのか、梅喧はそう一言残すと引き止める間もなく風呂場を出てゆく。後には沈黙だけが残された。
「はぁ、振られちまったかな?……けど惜しかったねぇ」
ため息をつくと湯船の中で一人ごちる。梅喧の裸身がちらついて頭から離れない。
(こんなんじゃ、言える訳ねぇよな。冗談だと思われたら、それこそ笑えねぇ)
肝心の一言が言えず、人知れず頭を抱える闇慈であった。
758 :
705:03/04/15 20:06 ID:eOerP/V/
うわ、直してぇ…文法的におかしいトコがあるね。今気付いた(撃沈)
そして何よりもシリアスすぎてエロに走れませなんだ。|||_| ̄|○|||
ヘタレだ漏れ…真面目な性格じゃないからかね。
なんつーか、話が重いと結構消耗する気がするよ(´・ω・`)
とにかく一つの話として完結させられるよう努力しまつ。もちろんエロもね。
まだまだやりたいことは残ってるし。がんがりまつので見捨てないでおくれ。
イイー!すごくイイ!Vv
モロ表現よりもドキドキしまする〜。
萌えまくりで死にそうでつ!
続きがんばって下さい!!
うわわーなんか切なくてイイ!(*´Д`*)アネサンハァハァ
本当、ただのエロより萌えまつね。
がんがってくださいでつ。
761 :
山崎渉:03/04/17 12:21 ID:Ac1CXwMS
(^^)
762 :
名無しさん@ピンキー:03/04/18 00:30 ID:FojOjgEK
いいなー、俺も闇慈になりたい。
最近年度の変わり目のためか、人が少ないでつね・・・
763 :
名無しさん@ピンキー:03/04/18 00:31 ID:Vu8pl4wY
764 :
名無しさん@ピンキー:03/04/18 00:32 ID:X3hwscn0
765 :
動画直リン:03/04/18 00:33 ID:/5ZtSce1
766 :
山崎 渉:03/04/20 04:17 ID:sTzjkZgc
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
期待age
768 :
名無しさん@ピンキー:03/04/22 22:23 ID:+zQ1vkuW
769 :
動画直リン:03/04/22 22:32 ID:InzgDPE0
770 :
705:03/04/22 23:06 ID:JJXbUuEe
うぁぁ、上がってると広告うぜぇぇぇぇぇ(゜Д).;・:', ブベラ
個人的にこういうのは(+д+)マズーなんだが。でも人が来るようにするには必要かもしれんし、
何より撃沈しちまったら意味がないしナー。むー、なんだか微妙。
そんなこんなで途中経過。スマソ、まだ書き切れてねっs(ターン y=-(゜д゜.;・:',
手探りで書いてるんで時間かかってます。思ったより長くなっちまったし・・・
メモ帳で読み返したら結構な量行っててビビタヨ。しかもHしてねぇし(吐血
うーん。がんがれ漏れ、今度こそベッドシーンだっ!(・`ω´・)(ま、ベッドってよか布団だが
…と自分を鼓舞しつつしこしこ書いてこようかと思いまする。遅くてごめんね。いや、マヂで。
以上、徒然なるままに思ったことですた。つか、忘れられてそうなのでw
他の職人さんはどこか行っちゃったのかナァ…(ω・`=´・ω)キョロキョロ
>他の職人さんはどこか行っちゃったのかナァ…(ω・`=´・ω)キョロキョロ
ずっといますよ〜ただ新しい職人さん増えたのでしばらく読み手として楽しみたい
というのと、……トリップキー忘れたので名乗れない状態なんです、はは……
カイの動きが早くなる。
カイの息が、荒くなる。
カイが、登りつめようとしている。
カイが得るのは快楽と――恐らくは正常な欲。
私が得るものは精液と――恐らくはカイ=キスク。
『サ、サキュバスさん…も、もう…』
限界かな? うわずった声と切ない表情。
「思いっきり…出してね? 」
両手をカイの腰にまわし私に密着させ、私のナカのカイをきゅっ、と強く締めつける。
『あっ! ゃ、出っ……うぁっ……』
たまらないほど切ない声、悩ましく悶える顔、そして私のナカに入ってくる熱い精……
そのどれもが、全てが愛おしい。
ビク、ビク、と幾度と無く震えるモノももちろん。
『はっ……ぁっ…あっっ……』
私のナカに真っ直ぐな精を出し、快感と余韻に浸るカイを見て、何か足りないと思い、
ちょっと考え、思いつき、
「ね、キレイにしてあげるから」
『……ぇ? 』
行動に移す。
今度は私がカイを押し倒す。もうちょっとカイをナカで感じてたかったけど、
カイを感じさせるのも面白いし。なにより、色っぽいカイが見たいから。
ついさっきまでナカに入っていたモノは、私とカイの液でぬらっとしていた。
やや力なさそうにしているモノに顔を近づけ――舌を這わす。
『くっ……』
もっと。
ビク、と勃ち始める。くびれや先端、穴口を丹念に舐め、攻める。
『やっ…ぁ……はっ……』
もう、或いはやっと元気になり、大きくカタくなったモノを見、次いでカイを見、言う。
「さっきのは前菜。今からのがメインディッシュということで……イタダキマス」
>>770氏
sageでも撃沈はしないそうです、ご安心を。ドリラー氏と同じく、只今読みにまわってます。
自分のは大方書けたものの中間点で悩んでまして。すみません、急ぎます……。
……
>>474からです。
色々と重なってたので。今もですが。年度末→GW対策。ぁぅ。
775 :
705:03/04/23 00:55 ID:K1N+kzHT
職人さんキタ━━━(゜∀゜)━━━!!!
つか居たんだw
てっきり最近のカキコの少なさから『も、もしかして今居るの漏れだけ?』
…なんてアレな想像しとりました(・∀・)アヒャ
ところでsageでも撃沈しないんすね。無知でスマソ。
なんか無性にやる気が出たナァ…人が居るってわかるだけで嬉しくなってしまう(´▽`)
明日は休みだし、これからちとがんがってみるかぁ…
>772
エロエロで萌えーッ!(*´Д`)ハァハァ
つーかどーすりゃエロく書けるんでスカイ?教えてホスィ…いや、自分でがんがらんとダメやね。
あと、ドリラーさんも書きかけの人もよろしぅ。漏れも遅筆だからキニスンナ…いや、しないでおくんなまし。
トップリテスツ。
昨日は酒が入るとサクサク書けるね〜とか調子に乗りつつやってたら、
いつの間にか爆睡してまちた(´・ω・`)ショボーン
しかも後で書いた文読み直したら鍋とかつつき始めちゃったりしてエロのエの字もないでやんの。
…酔いに任せるとアレやね。今度から気をつけよ。
ちゅーわけで現在軌道修正しつつ書き直しております。明日(てか日付は今日だな)にはうpしようと思うので許してくだしぃ。
あ、明日は一限からか…とりあえず寝とかなきゃな。
705さん頑張ってくれい!
闇梅好きなんで応援してるし待っとります!
Reloadやったらカイ使ってメイに虐殺された……
この切なさを誰か「カイ×メイ」で晴らしてくれないだろうかw
「ね、姐さん?」
風呂から上がった闇慈は物陰からこっそりと梅喧の様子を窺う。何とも気まずいというか、後ろめたいというか…
(お、怒ってないよな?な?)
勢いに任せたとはいえ、何とも大胆な事をしたものだ。普段なら真っ二つに斬られていた事だろう。今更ながら冷や汗が流れてくる。
「おう、先に飲ってるぜ」
しかし当の梅喧は床にどっかりと座り込み、徳利を傾けていた。元々大した手荷物など持ってはいない。もちろん、闇慈の物だ。
「あぁっ、ソレ俺の酒じゃねぇか!」
「こんなトコに荷物ほっぽっとく手前ぇが悪い。そら、飲むのか飲まねぇのか?」
「…しゃぁねぇなぁ、わかりましたよ。飲みます、飲みますってば」
どうやら怒った様子でもなさそうだ。ホッとしつつ、梅喧の傍らに座り込む。
互いに無言で杯を交わす。雨の音が遠くに聞えた。
ふと、襦袢に着替え胡坐をかきながら酒を飲む彼女を見やる。今にも零れそうな胸、裾から覗く太股が気になって仕方ない。
「何をじろじろ見てやがる?」
彼女は自分の無防備な姿に気がついていないのだろうか?
(確信犯でないトコがまた姐さんらしいっつーか、たまんねぇっつーか…)
闇慈の葛藤を知る由もなく訝しげな顔のままで梅喧は酒を呷る。
「いや…何、姐さんはやっぱいい女だよ。最高だ」
とぼけた調子でそう返し、自分もまた杯を飲み干す。無性に飲みたい気分だった。
「か、からかうなと言っただろーがっ」
むせ返った梅喧が、慌てて言い返す。焚き火の薄暗い炎の中でもはっきりとわかるほどその頬は桜色に染まっていた。
見切り発車しちまいまった(´・ω・`)
今度からはちゃんとエロに走るよぅ。
どーにも最近エロの神が降りてきてくれなくてナァ…とか言いつつ。
もうちょっと書くペース上がらんものかねぇ。あ、遊びすぎですか。そうですか。
>778
ここはいっそ「メイ×カイ」で自虐に突っ走るのも(・∀・)イイ!?かも。
漏れにはロリ属性はないんだがナ。ネタがあると書き出しだけはどんどこ出てくるこの不思議。
…ちゃんと今の作品終らせてからにしような、漏れ。
前にいってた「アクセル×ミリア」&「幼少梅喧陵辱モノ」構想つーかプロットだけはすでにできてたり。
文章を構成する能力が切実にホスィ今日この頃ですた。やっぱ書かなきゃ上手くならんもんだねぇ。
今書いてるのもイロイロ直したいトコあるし。…精進してきまつ(´・ω・`)
一応突っ込んでおこう。
姐さんは「あねさん」ではないのかw
783 :
双月:03/04/27 10:12 ID:ttY+arrX
良い天気だ。木漏れ日が気持ちよく、誘われるように森の方へと足を向けた。
その中で自覚するモノがある。
”自分は疲れている”
認めてはいけないソレは、木々の間から見える空や髪を撫でるそよ風に心を奪われる度に
削れていた自分を自覚させられジワジワと心とカラダに染み入ってくる。
あの方は未だに目覚めない。
組織のエージェントを使い、世界中の呪術や魔術に関する情報を収集しているが有効な手段は見付かっていない。
医学方面からのアプローチも続けてはいるものの、身体を生かし続けるのが精一杯だ。しかも、段々と生命力自体が落ちてきてしまっている。
これでは遠からず、死があの方を虫食むだろう。
「っ! 何を考えている! あの方がそう簡単に……そんなハズがないだろう…! 」
自分は疲れている。そしてまた思考はループしだす。
ふと気が付くと療養所兼研究所である建物から大分離れた場所まできてしまっていた。
そこは森の中にぽっかりと口をあけたようにある広場だった。
「……花か…」
木々が生える代わりに一面に小さな花が咲き乱れている。
見た事のない薄桃色の花びらをもつ可憐な花だった。微かに甘く香る空気は、この花が発しているものだろう。
ばふっ…
花畑に身体を預ける。穏やかな日の光とそよ風のせいだろうか、瞼がだんだんと落ちてくる。
そう…いえば…このところ……寝ていな…い…な…
784 :
双月:03/04/27 10:13 ID:ttY+arrX
「どうした、ヴェノム」
その言葉に、はっとする。
「ザトー様…」
座り込んだまま自分の主を見上げる。心のどこかに悲しい痛みを感じながら。
「また殺した相手の事を考えていたのか」
責めるわけでもなく、慰めるわけでもない純粋な疑問をぶつけてくる。
「…すみません。暗殺者失格ですね…」
慣れよう、そう努力しているもののボールが相手の心臓や頭蓋を打ち抜くたびに、相手が今まで生きてきた軌跡が見えてしまう。輝かしい明日が見えてしまう。
「かまわんさ。仕事はこなしているんだからな」
ザトー様は薄く笑うと私の頭に手を置く。心地の良い重みが揺らいでいた心を支えてくれる。
「しかし、神というヤツも酷いものだ。お前のような優しい者に殺しの才能を与え、オレの元につけるとは」
その言葉に顔をあげる。
「私は…ザトー様の元で働けて幸せです。その点に関しては神に感謝しています」
本心でそう思う。ザトー様に拾われていなければ、私はすでにこの世界にはいないだろう。世界を渡る羽と、休める家を与えてくれた。
そして心から惹かれる存在であるザトー様のお手伝いをすることができる今は幸せだ。
「お前がいてくれて本当に助かる。これからもオレを支えてくれ」
はい。ザトー様。私は死ぬまで、いえ…死んでも貴方についていきます。
目が覚めた。そう自覚する。
夢の内容は起きた瞬間に霧散してしまったが、良い夢を見ていた事はわかった。
頬に涙の跡を感じる。寝ている最中に泣いてしまったのであろう。拭おうと腕を上げる。
「?」
が、上がらない。そこでようやく自体の異常性に気が付く。
身体が動かないのだ。声すらも出す事ができない。
(何だ? ……毒か。)
元々こんな職業である、原因はすぐに思い当たるが疑問は残る。
何時、毒に冒されたのか。
ここ数日にわたって記憶をさかのぼってみても、思い当たるフシは無い。
785 :
双月:03/04/27 10:13 ID:ttY+arrX
「どうした、ヴェノム」
その言葉に、はっとする。
「ザトー様…」
座り込んだまま自分の主を見上げる。心のどこかに悲しい痛みを感じながら。
「また殺した相手の事を考えていたのか」
責めるわけでもなく、慰めるわけでもない純粋な疑問をぶつけてくる。
「…すみません。暗殺者失格ですね…」
慣れよう、そう努力しているもののボールが相手の心臓や頭蓋を打ち抜くたびに、相手が今まで生きてきた軌跡が見えてしまう。輝かしい明日が見えてしまう。
「かまわんさ。仕事はこなしているんだからな」
ザトー様は薄く笑うと私の頭に手を置く。心地の良い重みが揺らいでいた心を支えてくれる。
「しかし、神というヤツも酷いものだ。お前のような優しい者に殺しの才能を与え、オレの元につけるとは」
その言葉に顔をあげる。
「私は…ザトー様の元で働けて幸せです。その点に関しては神に感謝しています」
本心でそう思う。ザトー様に拾われていなければ、私はすでにこの世界にはいないだろう。世界を渡る羽と、休める家を与えてくれた。
そして心から惹かれる存在であるザトー様のお手伝いをすることができる今は幸せだ。
「お前がいてくれて本当に助かる。これからもオレを支えてくれ」
はい。ザトー様。私は死ぬまで、いえ…死んでも貴方についていきます。
目が覚めた。そう自覚する。
夢の内容は起きた瞬間に霧散してしまったが、良い夢を見ていた事はわかった。
頬に涙の跡を感じる。寝ている最中に泣いてしまったのであろう。拭おうと腕を上げる。
「?」
が、上がらない。そこでようやく自体の異常性に気が付く。
身体が動かないのだ。声すらも出す事ができない。
(何だ? ……毒か。)
元々こんな職業である、原因はすぐに思い当たるが疑問は残る。
何時、毒に冒されたのか。
ここ数日にわたって記憶をさかのぼってみても、思い当たるフシは無い。
786 :
双月:03/04/27 10:13 ID:ttY+arrX
(……ぐ。マズイな…痛みを感じない上に意識まで飲み込まれそうだ…)
毒に冒されたのはこれがはじめてというわけではない。故に冷静に思考をしていられるのだが、痛みも苦しみも無いこの毒はひどく厄介だ。
ただ、身体が虫食まれ死んでいく。痛覚によって意識が途絶えそうになる事に抗う事もできないうえ、心地よささえ感じる現状に死を受け入れてしまいそうになる。
……ロクな死に方はしないだろうとは思っていたが、まさか花畑で死ぬ事になるとはな。
自嘲的な思考に思わず苦笑しそうになる。もっとも、顔の筋肉まで麻痺しているのでそれもできないのだが。
(……花畑…、そうか…)
ふと、頭の角にひっかかるものがあった。そうだとすると現状は最悪だ。もう、助かる事はないだろう。
…そう思い、目を閉じようとした瞬間意外な人物が視界に入ってきた。
『なにをしているの』
自分の頭の上あたりに”しな”をつくるように立っている金髪の美女は表情を表にださず、そう聞いてきた。
眉目秀麗とは彼女の事をさしているのだろう、ぼんやりとそんな事を思う。ともかく、彼女に伝えなければいけない事が一つある。
なんとか声を絞り出す。
「…その位置からだと…その…見えるのだが…」
その言葉を聞くと彼女は一瞬驚いたような、呆れたような表情をした。
『随分と余裕なのね。それとも自分がおかれている状況に気が付いてないのかしら』
「……いや…思考がまとまらないだけだ…。考えたことを勝手に口が喋っている…」
『そう。なら一つだけ聞く。死にたい? 』
彼女はポーズを崩さず、つぶやくように問うてきた。
「………」
『………』
そんな事は聞かれるまでもない。いつも思っている事を口にする。
「生きたい」
私はまだ、死ぬわけにはいかない。あの方をお救いするまでは。
『そう』
彼女がそう呟き、屈んだところで唐突に意識は失われていった。
787 :
双月:03/04/27 10:15 ID:ttY+arrX
毒に冒されたのはこれがはじめてというわけではない。故に冷静に思考をしていられるのだが、痛みも苦しみも無いこの毒はひどく厄介だ。
ただ、身体が虫食まれ死んでいく。痛覚によって意識が途絶えそうになる事に抗う事もできないうえ、心地よささえ感じる現状に死を受け入れてしまいそうになる。
……ロクな死に方はしないだろうとは思っていたが、まさか花畑で死ぬ事になるとはな。
自嘲的な思考に思わず苦笑しそうになる。もっとも、顔の筋肉まで麻痺しているのでそれもできないのだが。
(……花畑…、そうか…)
ふと、頭の角にひっかかるものがあった。そうだとすると現状は最悪だ。もう、助かる事はないだろう。
…そう思い、目を閉じようとした瞬間意外な人物が視界に入ってきた。
『なにをしているの』
自分の頭の上あたりに”しな”をつくるように立っている金髪の美女は表情を表にださず、そう聞いてきた。
眉目秀麗とは彼女の事をさしているのだろう、ぼんやりとそんな事を思う。ともかく、彼女に伝えなければいけない事が一つある。
なんとか声を絞り出す。
「…その位置からだと…その…見えるのだが…」
その言葉を聞くと彼女は一瞬驚いたような、呆れたような表情をした。
『随分と余裕なのね。それとも自分がおかれている状況に気が付いてないのかしら』
「……いや…思考がまとまらないだけだ…。考えたことを勝手に口が喋っている…」
『そう。なら一つだけ聞く。死にたい? 』
彼女はポーズを崩さず、つぶやくように問うてきた。
「………」
『………』
そんな事は聞かれるまでもない。いつも思っている事を口にする。
「生きたい」
私はまだ、死ぬわけにはいかない。あの方をお救いするまでは。
『そう』
彼女がそう呟き、屈んだところで唐突に意識は失われていった。
788 :
双月:03/04/27 10:15 ID:ttY+arrX
「なぜ…助けた…」
まだ目は開けられない。意識が覚醒した瞬間、それだけを口にする。
『理由なんてないわ。そんなものが必要…?』
面白がるような彼女の声が返ってくる。
「…そうだな」
しばらく静寂が続いた。
『いつまで続けるつもり』
耳鳴りをかき消すように彼女は言葉を奏でる。
「もちろんあの方を、取り戻すまで」
『ムダかもしれないのに?』
「無駄などではない。私にとって無駄なのは、あの方のいない世界の方だ」
『……そう』
再び静寂。
「では、私から聞こう。なぜ現れた」
『…この手で決着をつけるために』
その声には覇気はこもっていなかった。それどころか哀愁すら漂っている。
「あの方に…会ったのか」
『因果応報とはいえ、あの姿は惨めなものね』
その言葉を聞いて全身に熱い血液が走り回る。動かない体を無理矢理引っ張り起こし、彼女を睨み付ける。
「あの方を侮辱するなっ!! あの方から去った貴様になにが分かるっ!!」
『…そう……そうね。部外者が口を出す問題ではないかも』
目を伏せ、自嘲気味に言葉を吐くと彼女は立ち上がった。
『もういくわ。…いつか、ザトーが目覚めたら殺しにいくから』
「……肝にめいじておこう」
何故かは分からないが、自分は一人ではないという安心感に包まれながら、再び目を閉じた。
789 :
双月:03/04/27 10:15 ID:ttY+arrX
「くそっ!どうなっているんだ!? ザトー様は何処にいらっしゃる」
研究所の中は所々炎に包まれ、壁は剥がれ落ちまるで爆撃でも受けたような惨状だ。
「ヴェノム様も見当たらないぞ! 緊急事体だ!はやくお知らせしなければ!」
この研究所に集まっている者はザトーに惹かれている者やヴェノムに惹かれている者ばかりだった。
特に現状ではヴェノムが全ての指揮をとっていたため、この緊急事態に皆をまとめるものがいなかった。
「ともかく火を消せ!このまま………ザ、ザトー様っ!?」
火を消そうとしていた者が炎の中にザトーの姿を見つける。
「ク…ククク。コシャクナ ケッカイナド。 コノテイドデ ワレヲイツマデモ トドメテオクコトナド デキヌ」
ゆらゆらと陽炎の立ち上るその中で、ザトー…いや、エディは暗く嘲笑った。
「ザトー様!お目覚めになられたのですか!早くこちらへ!」
ザトーの様子がおかしい事にも気づかず、一人が側に駆け寄る。
瞬間
”ザブッ!”
よって来た者を影の球体に取り込み、その身体を腕で貫く。そしてモノ言う暇もなく息絶えた骸を、壁に叩き付ける。
「ザ、ザトー様!? 何をなさるのです!?」
「ヒサシブリノ カリ ダ。 タノシマセテ クレヨ」
現状を理解しきれていない研究員やエージェント達は炎の中、逃げ惑うしかなかった。
「クク…ククククク。…インヴァイントヘル」
”ドシュッ…ズブブブブッ!”
「ぎゃああああああ」
『ぎいぃぃいぃぃいいいいい!!』
「ゲブッ!」
「ガッ、があああああああああ」
エディが結界破りをした反動でボロボロになった研究所の中で、凄惨な狩りが行われていた。
そしてこのあと、再びザトーは行方をくらます事になる…。
790 :
双月:03/04/27 10:19 ID:ttY+arrX
どうも、双月です。
やっぱココに乗せちゃいました。私らしくない書き方だなぁって自分でも思いますよ(ぉ
これは友達にアサシンの話で同人やりたいから書いてといわれて書いた物で、もともと私はアサシンネタとか、
そもそもアサシン達が良く把握していないダメ人間なので本当にダメ作品なような気がする・・・。
エチーは入ってないしストーリーもダメダメなのですが(苦笑
「エチー入ってないのなんて見たくないわ!!」って方は本当にシカトしてもいいです。
あと、一回二重書き込みしてるので気をつけてください、
「俺は何時だって本気だぜ?」
自分は酔っ払っているのだろうか。そんな事を思いつつ言葉を返す。
「それがからかってるっつってんだよ」
酔いに濡れた瞳で見つめられた。それが自分の下心を見透かされたようにも、逆に誘ってるようにも見えて混乱する。
(盛りのついたガキじゃあるめぇし、酔った勢いでっつーのは趣味じゃねぇんだがナァ…)
「どうにも辛抱堪らんぜ」
ボソッと心の内を呟く。先ほどから下半身が熱くなってきているのを意識せずには居られない。
「ん?何か言ったか?」
訝しがった梅喧が小首を傾げながら徳利を突き出す。その仕草のいちいちが可愛く見えて、さらに股間に血を集める。
(こりゃ重症だ…)
何とか酒を注いでもらい、杯を自分の前へ持ってくる。様々な思いが頭の中を交錯し、くらくらとした酩酊感に苛まれた。
杯を覗くと紅潮した自分の顔が映っている。酒に映る自分の瞳と視線がぶつかった。
(ナニやってんだ俺は。ぐだぐだ考えたってしゃぁねぇだろがっ)
杯の中の自分に鼓舞されたような気がした。迷いや悩みが一瞬でかき消すように無くなる。
そうだ、こんなのは自分の流儀じゃない。やるならやっちまえ。当たって砕けろ、だ。
「おし、決めたっ!」
一声、そう宣言すると手の杯を一気に呷る。覚悟は出来た。度胸なら任せろ。後は野となれ、山となれ。
「…何を決めたんだ?」
話の見えていない梅喧を睨みつけるように見つめると、彼女を強引に抱き寄せた。突然の事に梅喧は抵抗もままならない。
反応が遅れたのをいい事に、闇慈は酒を口に含んだまま自分の唇を相手に重ね、彼女を思い切り抱きしめた。
「なっ!?……むぅっ……ンんーっ!!」
闇慈の突然の暴挙にさしたる抵抗も出来ないまま唇を奪われた。抱きしめられ、思考が瞬間、止まってしまう。
隙を突いて、闇慈の舌先が潜り込んできた。同時に、口内に酒が流れ込んでくる。
「んっ、くうっ……ぷふぁっ、はむっ、ん…」
息苦しさに流し込まれる酒をそのまま飲んでしまう。こくりこくり、と喉が動いた。溢れたモノが口の端から涎のように滴る。
抵抗したいのに何故だか体に力が入らない。口移しで飲まされた酒が体を芯から熱くさせる。頭が混乱してわけがわからない。
「んんっ…」
錯乱した梅喧の口内を闇慈の舌先が犯す。歯茎を撫ぜられ、舌を吸われた。梅喧は為すがままだ。思考がドロドロに溶かされてゆく。
「くちゅぅ、ぷはっ、はぁっ、ハァッ…」
湿った音を立てて長い接吻が終った。お互い息が上がっている。ぼうっとした梅喧は虚ろな目で辺りを見回す。
「うぁ、あ…?」
(…何だ?どうした?何が起きてる?)
呼吸が整うにつれて、だんだん思考力が戻ってくる。霞んでいた瞳の焦点があってきた。
体が言うことを聞かない。腰が砕けたようになってしまって闇慈の腕の中でようやくしがみついている有様だ。
とりあえず落ち着いて状況を整理し直す。抱き寄せられた。唇を奪われた。口移しで酒を飲まされた。舌を吸われた。
今まで何をやっていたのかを思いやるに至り、かぁっと頭に血が上った。
「な、何しやがる…っ!」
上気した顔でようやく言い返す。謀らずも目が潤んでしまった。
>781&782
やっちまったー!漏れの馬鹿ー@〜_(。。_)
「姐さん」をいつも「ねえさん」で変換してたんでそのまま使っちまったっす。
推敲ちゃんとやらねば…ゴメン、該当箇所は脳内変換してくだされ。
つーわけでどうにかこうにか続きです。上手く書けないよー。・゜・(ノД`)・゜・。ウワァァン
なんかイロイロ書き直してぇけどもうボロボロっすね。文章書くのって難しいのね(゜д).;・:',ブベラ
ヘタレな漏れですが最後までお付き合いしてくださると嬉しいです。
>双月さん
漏れから見れば十分以上に立派です。いや、マヂで。
久しぶりに覗いたら、新作たくさん投下されてるー!
闇慈ファイトー!
ベノたんファイトー!
ミリたんのおぱんつの色が気になるー!
続き楽しみにしてまつ。
闇×梅キター!
705さん、続きが楽しみでつ(;´Д`)ハァハァ
#リロード家庭用出ますね…。XX買うの待ってて良かったのか
どうなのか…。
ロボカイにストーリーモードがあって、
かつ女キャラつまみ食い珍道中的な内容だったら買うかも。
ロボカイは、ミリたんとか姐さんが好みだったっけ?
激しくスレ違いでスマソですけど、
>>796 家庭用出るの?
800
801 :
796:03/05/05 22:04 ID:ZnkL+kz1
>>801氏
情報激しくありがd
初回で下敷きか…予約しないで大丈夫かな…
803 :
796:03/05/06 23:52 ID:OlE2SnfH
>>802 いえいえ。でもゲーム雑誌の発売予定に載ってないのが
ちょっと気になります。フライングかなぁ…。
下敷き、ロボカイのだったら予約しようかな(w
スレ違いスマソ
捕手
805 :
名無しさん@ピンキー:03/05/09 08:03 ID:c3ZCI2zX
806 :
名無しさん@ピンキー:03/05/09 15:24 ID:FGHJBf0F
iuyt
あのう…参考までに聞きたいんスけど……
ディズィーってジャスティスの子供じゃなくてソルの子供なんスかぁ?
今までジャスティスの子供だとばかり……!?
>>809 まだ憶測の段階ですが、ソルとジャスティスの子供と言う説を
聞いた事があります。
ジャスティスが女性だという説(これも憶測)があって、そこから
きてるんでしょうか。
ちなみにジャスティス女性説の根拠っぽいもの↓
1.ストーリーモードの声が女性だった
2.マガジンZで連載中の漫画で、昔のソル(フレデリック)と
あの男らしき男性と、女性の3人で写ってる写真が出てきた。
この女性が=ジャスティスではないか?
ギルティはまだまだ解明されてない謎が多すぎるから、SS
書くのも苦労しますよね(W
うーん…
漏れはディズィーはあの男とジャスティスの子供で、
その共通の友人だったソルがなんとなく面倒を見てやっているのかと思ってた。
ソルは密かにジャスティスに恋心を寄せていたんだけど伝えないままだった。
そしてかつて好きだった女性は夫の手でギアとなり暴走し、自分が始末した。
せめてその娘くらいは幸せになれるよう自分なりに手助けをしよう…
…とかいう話だったら、かなり漏れ好みなんだがなぁw
(´・ω・`)ヨクワカンナイコトカイテスマソ
ジャスティス女性説まであるのか!!
ディズィーの対ジャスティスの戦闘勝利時のセリフが
「(なんだろう…この懐かしいかんじ……)」
Xのソルのストーリーモードでディズィーを見て
「あの時(ジャスティス戦闘時)と同じだ」
とかなんとか言ってたと思うから
ジャスティスが親であることは違いないと思うんだが…
確かな根拠がないだけにSSには乗せ難いところではあるな…
雑談スマソ。
そこで恐ろしい事を言うとディズィー生誕時ジャスティスは次元牢の中……
テスタは両性具有だけど出会いとかからして間違いなく赤の他人だろうし……
>>812 …と、なると……やっぱソルと誰かの間の子であって………?
でも……ジャスティスが……………ああっ!? もうよくわからん!!
とにかく! ディズィーマンセー!!
>>テスタは両性具有
マジデスカ?シランカッタ…
「この、エセ日本人がぁ!!」
和室に怒声が鳴り響いた………怒声の主は梅喧………それを受けたほうはチップ=ザナフ。
事の起こりは…………
自称日本人、チップ=ザナフは連日『和の趣』『大和魂』等いわゆる『日本の心』を理解
するため、梅喧の元へと通いつめていた。
始めこそ、その姿勢に感心した梅喧は色々チップに世話を焼いたものだが、流石にそれが
連日続くと梅喧もたまったものではない。
…………そして今に到っているのである。
「あーもうヤメヤメ!!これ以上お前に教えることはねぇよ!嫌教えるだけ無駄だ!」
「なっ………!手前ぇそれでも大和撫子か!」
やはり産まれ育った環境・文化の違いか………チップは梅喧が最も伝えたい、
ことを理解出来ないでいた。
まぁ………続くかどうかは反応次第ということで。
寝ます…………スリーピー
>>815 職人さんキタ━━━(゜∀゜)━━━!!!
梅喧好きなんで、続き待ってます(;´Д`)ハァハァ
>>815 チプ梅キタキタ―――――!!!!
姐さんのタンカの切り方が男前で惚れそうです。是非続けて欲しいです。
やった、チプ梅だ!
続きをハァハァしながら待ってまつ。
闇梅、チプ梅と、姐さん祭りイイ!
820 :
Y-S:03/05/13 22:38 ID:jBTFk+0K
初書き込みっす。ヴェノミリでやってみまふ。
この二人のカップリング、好きなんですよ。
前髪を顔が隠れるほど伸ばし、目を書いた男。名をヴェノムという。
彼は、人を探していた。他でもない。彼の恩人でもあり、生涯の主と誓ったザトーその人である。
その奇異ないでたちのため、通り行く人たちは彼のことを好奇の視線で見るが、彼はそんなことは一向に気にせず、今日も情報を集めるため、飛び回っていた。
今、目の前には、金髪の男が仰向けに倒れて、気を失っている。
(ザトー様のことだ。国家警察に厄介になっているということは考えにくかったが……)
そんなことを思いながら、倒れている国家警察の金髪の男を髪の間から見下ろす。
雷を操る、元聖騎士団団長ということでかなり手ごわかったが、修行を積み、異種ですら封印した彼の敵ではなかった。彼からも、残念ながら、ザトーの情報を得ることはできなかったのだ。
(他にザトー様の居場所を知っていそうなものとなると……)
821 :
Y-S:03/05/13 22:40 ID:jBTFk+0K
時間を旅しているという鎌使いや、得体の知らない医者。
その辺りならもしやと思い、当たってみたが二人とも首を横にふった。
もしかすると、ジェリーフッシュ海賊団ならば、彼の行き先を知っているかもしれない。
あれほどの規模を持つ彼らなら、ザトーのことを知っているものが一人くらいいてもおかしくないのでは。
そこまで考えたとき、目の前の金髪の男がうめきながら起き上がった。
「私は……負けたのですか」
「そうだ。だが、どうこうしようと言うつもりはない。ただ、ザトー様の情報を知っているかどうかを聞きにきただけだ」
「あの男……よほど人気があるのですね」
「何?」
引っかかる物言いに、ヴェノムは思わず聞き返した。
「先日も、美しい髪の女性が現れて、ザトーの事を聞き、そのまま去ってしまいました」
その言葉に、ふと一人の女性が頭をよぎった。
「ミリア・レイジか」
裏切り者の名前を、憎憎しげにつぶやく。
「ザトーを見つけてどうするんです?」
「知れたこと。あのお方を、禁獣の魔手から助け出す」
822 :
Y-S:03/05/13 22:40 ID:jBTFk+0K
「……しかし、もう、ザトーは……」
そこまでカイが言いかけたとき、目の前にフッとボールが現れていた。
「それ以上言うと……もう一度眠ってもらうことになる」
ヴェノムは静かに、殺意を込めて言った。
「……」
カイは押し黙るのを確認したヴェノムは、そこから静かに去っていった。
823 :
Y-S:03/05/13 22:41 ID:jBTFk+0K
「あら……」
「む……」
それから、二日ほどたった日、ヴェノムは偶然、噴水のある公園でばったりと金髪の女生と出会った。
「ミリア……」
苦々しくつぶやき、持っていたカバンにさりげなく手を回す。
「久しぶりね。元気そうで何よりだけど」
ミリアは淡々とそういってきた。
お互いの空間が、ぴりぴりとし始める。
その感覚を敏感に感じ取った通行人達は、彼らからさっと離れていく。
「裏切り者は……斬る」
「あなたの武器で斬るって言う表現はどうかと思うけど……私もあっさりやられるつもりはないわ」
ミリアも、攻撃態勢に入った。
いつ戦いが始まってもおかしくない。
先に動いたのは、ヴェノムだった。かばんの中からキューを取り出し、一気にそれで彼女のみぞおち辺りを狙う。だが、ミリアはそれを髪の毛で防いでいた。
ヴェノミリキターーー(゜∀゜)ーーー!!
応援しとりまつ
825 :
名無しさん@ピンキー:03/05/14 05:08 ID:YJOP4Vb4
826 :
Y-S:03/05/14 22:57 ID:6WQwJPTn
「遅い!」
静かに冷たく言い放った彼女は、ヴェノムのキューを一気にはねあげ、がらあきになった彼の腹部に、髪による一撃を見舞う。だが、その攻撃が、ヴェノムに当たる直前、彼は姿を一瞬で消し、彼女の頭上に現れていた。
「しま……!」
きづいたときにはすでに遅く、頭上からのヴェノムの高速突きによって、ミリアは2,3メートルほど吹き飛ばされた。
「きゃあああっ!」
受身を取ることができず、地面に倒れこむ。その隙を逃すヴェノムではなかった。
「これで終わりだ!ダークエンジェル!」
まがまがしい紫色の巨大なボールが生み出され、それがミリアに向かっていく。
「!」
ミリアが上半身を起こしたときにはすでに、もうそれが目の前に迫っていた。
827 :
Y-S:03/05/14 22:58 ID:6WQwJPTn
「う……」
気がついたとき、ミリアはロープで縛られ、ベッドの上に転がされていた。
「気がついたか」
淡々と、ヴェノムがこちらを見下ろして、聞いてくる。
「どうして……ころさなかったの?」
ミリアには不思議だった。それに、傷の手当てもしてある。
そこは、ホテルのような場所だった。おそらく、ヴェノムが借りている部屋だろう。
「死にたかったのか?」
「……」
それに対して、ミリアは答えなかった。
「お前は利用価値がある。ザトー様は、少なからずオマエに好意を抱いていたからな。もしかすると、お前を追ってここに現れるかもしれない」
「フン。つまらないことを考えたものね。でも、少し浅はかだったんじゃないかしら?ただのロープで、私を拘束できると思ってるの?
この程度ロープ、髪を使えば簡単に……」
828 :
Y-S:03/05/14 23:00 ID:6WQwJPTn
「ならば、試してみたらどうだ?」
ヴェノムは下らん、とばかりに肩をすくめた。
「髪が……動かない!?」
ミリアはとんでもないことに気がつき、あせった。どれほど動かそうとしても、彼女の髪は言うことを聞かない。
「そのロープは対禁獣用の特別なものだ。禁獣の動きを止める働きがある。本来は、エディに使おうと用意していたものだがな」
ヴェノムは静かにそういった。
「ずいぶんとご丁寧ね。それで、アタシをどうするつもり?」
ミリアは縛られたまま、それでも気丈にヴェノムをにらみつけた。
縛られた女を前にして男がすることはおのずと限られてくる。ミリアは覚悟を決めた。
「抱くの?」
とりあえず、現在はここまで。亀です(−−)
保守
830 :
ハイパー:03/05/18 15:49 ID:g3shjFpb
・・・カイは今日ここに足を運んだのを後悔していた。
あれは数時間前の事。久しぶりの休暇に街へ買い物に行ったらディズィーも買い物を
頼まれたらしくうろうろしていた。軽い挨拶をし、世間話をしたのだがどうも元気が
ない訳を聞いてみると「テスタメントの所に先日遊びに行ったのですが病気だったらしく
(お医者様の所に行きましょう)と言って連れ出そうとしたのですが凄い剣幕で追い出されたんです。
カイさん・・・殴ってでもお医者様の元に連れて行ってくれませんか?私には彼を殴る
事なんて出来ない」と、頼まれ悪魔の住む森へ足を運んだ。
ディズィーによるとテスタメントは森の中にある神殿の様な建物に住んでいるらしい。
森の中に入って1時間後その神殿の所にたどり着いた。
「すみませーん!どなたかいらっしゃ・・・!?」その時だった背後に強烈な殺気を
感じてカイが封雷剣を抜き身を翻したのは。たった一瞬の差だった・・・一瞬動きが
遅かっただけでカイは相手の一撃を受け気絶してしまった。
―あれからどれぐらいたったのだろうかとカイは思った。今が何時なのかは分からないが
たった一つだけ分かることはあった。それは自分が神殿のなかに居ると言うこと。カイが眼を覚まし
たとき彼は
大きなベッドに寝かされていた(それも天蓋付き)しかも上半身は裸にされ両手はベッドに鎖で
固定されていた。
「困りましたね」とつぶやいたときカイから向かって左側にある扉が開いた。
自分をこんな風に扱ってくれた神殿の住人(恐らくテスタメント)の顔を拝む為にカイは視線
を左の方に向けた。そこにたっていたのはやはりテスタメントだあった。
だが少し様子が変だ。とカイは思った。あの陶器のように白い顔に少し紅みがかっている
からだとすぐに気付いた。>続く
初めまして。ハイパーと申します。一応この後の展開としてテスタともう一人に
犯られちゃう、カイ。を予定してマフ。
831 :
Y-S:03/05/18 21:37 ID:UeP/g3DE
ヴェノムは驚いたように彼女を見た。
「一体どんな考えを持ったのは知らないが、俺にその気はない」
ヴェノムはふっと笑った。
「お前は大切な餌であり、ゲストだ。大切に扱うのが筋だろう?」
「へえ。立派に紳士ね。あの男の部下とは思えないわ」
ミリアはひにくげに笑った。
「あのお方も、立派な紳士だ」
「私はそうは思わないけど。でも、もういないわ。あいつは死んだ。あたしが殺したの」
「だが、禁獣は生きている。やつからザトー様を取り戻す。それが、私にできる最後の仕事だ」
「死者に生者がとらわれるのは、この世で最も哀れなことの一つね。あなたを見ていると、それが実感できるわ」
「人のことを言えた義理か。それに、お前はザトー様のものだ。私が手を出すわけにはいかない」
832 :
Y-S:03/05/18 21:39 ID:UeP/g3DE
「あら。じゃあ、私がザトーのお気に入りじゃなかったら――そのことはとても素敵な事だけど――あなたは私を抱いたわけ?」
「……さあな。少なくとも、エディを倒せば、次はオマエの番だ」
「まあ、それは楽しみね」
「エディが現れれば、オマエの縄を解かねばならん。その時には私を攻撃しても構わない。二人を相手にしても勝てる自身がある」
「言ってくれるじゃない?その時になって、地べたを這っているのはどちらかしらね」
「無論、お前だ」
ヴェノムは突き放すようにそういうと、ベッドにもぐりこんだ。戦闘の疲れや、緊張からの開放というものもあり、
ヴェノムはするすると眠りの中に引き込まれていった。
この後、ミリアが反撃に出る予定です。
833 :
某投稿者:03/05/18 21:44 ID:Xaa7Q5h9
Y-Sさんへ
誠に申し訳ないとは思うのですけどできれば、sageでお願いできますか?
確かにageないと読み手が少ないって言う部分もあるとは思うのですが、
その分宜しくない人達も入ってくるのです。
一度ボロクソに言われてたりするので、ageられてると結構怖いものがあるのですよ。
本当に私のエゴだとは思いますがご了承お願いいたします。
minna ii
hagesikudoui
(;´д`)haahaa
837 :
山崎 渉:03/05/22 02:28 ID:kEHAV9zG
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
職人さん待ちあげ
839 :
名無しさん@ピンキー:03/05/24 01:03 ID:Dj34hA++
このまま一方的にペースに乗せられるのもシャクだ。
紗夢が反撃を始めようと、闇慈の首に手を回す。
武道をたしなむとは言え、やはり華奢なその腕に、闇慈も身を委ねる。
どんどん自制が効かなくなるまま、舌を絡め、唇を求め合う。
甘い甘い液体が、互いの口内を行き交った。
蜜を首筋に塗り広げ、のどぼとけに唇を這わせ、舌先を尖らせ、甘いその味を舐め取る。
そこがごく、と音を立て、揺れた。
手を脇に、乳房を厚い胸板にぬるりと押しつける。
互いの頂きが擦れ合い、滑る刺激に、自らも身を震わせる。
かりんの香りに互いの匂いが溶け込むのは、好都合だった。
普段よりも、他人の肌に対する嫌悪感が和らぐ。
……「好都合」?
何を考えているのやら、と紗夢は戸惑いながら自問する。
熱に浮かされて、どうかしてしまったのか。
このろくでも無い男と肌を重ねる事等、特別な事でも、何でも無い。
肌が求めるままに、ただ渇きを潤しているだけ。
それだけ、だ。
細かい事を気にする必要は、無いはずなのだ。
ゆっくりと、求めるその場所へと、柔らかで暖かい波が押し寄せ、降りていく。
締まった腹に、濡れて光る乳房を滑らせる。
先端が熱くしこりを伴っているのが、滑る肌の感触から、闇慈にもはっきりと分かる。
段々と近づき、そして焦らされるうごめきに、闇慈が深く息を吸うと、蜜の香りが鼻を突く。
紗夢がぺろりと紅い舌を出すのが見えたかと思うと、その舌が、闇慈の胸を這い回る。
自分が何度もされたように、その頂きを唇で小刻みに擦り、吸う。
「……ッぅ……」
走る痛みに闇慈が息を詰まらせるのを確かめながら、紗夢がそこを甘噛みする。
いつもうるさいその口は、今は責めに耐え、声を殺し、荒い息を紡ぐのみである。
「随分と、静かネ?可愛らしいコト」
身体を降りて行き、やっとその熱い場所へ紗夢が到達した。
硬く、重い熱を帯びたそこに、蜜を手に取って塗ると、冷たさに闇慈が息を呑む。
手を滑る2つの膨らみをそっと包み、ゆっくりと揉みほぐす。
触れるか触れないか、という微弱さで繰り返される刺激が、さらに闇慈を焦らす。
行為に没頭する紗夢の、滑らかな曲線を描くその肢体。
それが自分の身体の上でうごめく光景に、誘われ、衝動に耐えきれるかを試される。
さながら物陰から兎を狙う、野獣だ。
指が、ようやく闇慈の秘所に絡む。
待ちわびたそこが、蜜のぬるぬるとした滑りに弾けそうになる。
手の平が、その先端を包み、蜜を広げ、四方から責め立てた。
片方の手は雄雄しく立ちあがるものを、根元から、先端に向かってしごく。
「…………く、はッ……」
荒く息をつぎ、やっと声が漏れる。
こんな時でも、その声に軟弱さや女々しさは感じられない。
上等だ。
「オトコ」が快楽に耐え、押し殺し、漏らすその声は、聞いていて気分が良い。
片手はそこに残し、肩で息をするその首にもう一方の手を回し、再び身を委ねた。
耳たぶをはむ、とくわえ、舌を這わせると、そこに甘くささやく。
「ゴホウビ」
言葉の意味がわからぬままの闇慈の唇を、柔らかく塞ぐ。
舌を刺し入れ、絡ませ、荒い息に耳を済ます。
残したままの片手を、容赦無く動かし始めると、
刺し入れた舌から闇慈が息を詰まらせる様が伝わってくる。
842 :
銘無し:03/05/24 18:20 ID:EPfM7UZ1
843 :
Y-S:03/05/25 21:47 ID:IhORLksq
深夜二時ごろ……
「……なんだ」
ヴェノムは、妙な気配を察知して、目を覚ました。彼ほどの熟達の暗殺者ともなると、気配を察知することなど朝飯前だ。
明確に何とは言わないが、こう、背中にゾクリと来るようなものがある。
「この感じ……まさか……」
ヴェノムはそっとベッドから這い出し、キューに手を伸ばした。いつ、何処から襲い掛かられても、大丈夫なように。
どうやら、ミリアも気がついたようだ。彼女の青い目が闇に輝く。
そして、次の瞬間。
「け、景色が、景色が、景色がーッ!」
ガッシャアンッ!と派手な音を立て、ガラスを割りながら、一人の額にハートマークをつけた若者が飛び込んできた。破片が粉雪のようにきらきらと舞う。かなり危ないが、綺麗だ。
「な……んだ?」
ヴェノムは唖然として、その若者を見た。ガラスが体に突き刺さり、全身血まみれになっている。さらに、白目を剥いているのがその不気味さに拍車をかけていた。
「なんだか知らぬが……期待させて……それで終わりか!」
ヴェノムは理不尽な怒りを覚え、その若者に近づくと、法力でその若者を丸いエネルギーの中に包み込み、そのままホテルの七階から、突き飛ばした。
844 :
Y-S:03/05/25 21:52 ID:IhORLksq
「ぎゃああああああああああ……」
声がフェードアウトしていく。だが、ヴェノムは彼が地面にたたきつけられる直前、それを割って、再びどこかに飛んでいくのを確かに見た。
「なんだ……あれは……?」
ヴェノムが唖然として、その姿を見送った、その時。
「油断したわね」
静かな声が、闇を切り裂いた。そして、ヴェノムの体に軽い浮遊感と、激しい痛みがかかる。
「こ……れは……!?」
次の瞬間、ヴェノムは見た。
いつの間にかミリアが縄から逃れ、彼に向かって髪を伸ばしていたのだ。二つの巨大な鎖のようなものが彼の目に見える。
(彼女の最大の技……!)
もはや、声にならなかった。その技が発動すると同時に、ヴェノムは気を失っていた。
845 :
Y-S:03/05/25 21:53 ID:IhORLksq
「う……く……」
ヴェノムが次に目を開けたときは、まだ夜だった。
そのまま起き上がろうとするが、腕が動かない。
「あら、気がついたみたいね」
冷静な声が、彼の上から振ってくる。
「なに……?」
ヴェノムは、改めて自分の体を見た。彼の体は、ミリアの髪によって手と足を縛られ、仰向けにねころがされていた。
「貴様……」
「這い蹲るのは、アナタのほうだったみたいね」
ミリアはくすり、と笑みをこぼした。
「く……」
彼女の皮肉めいた言葉に、ヴェノムは思わず唇を強くかみ締めた。
「どう?悔しい?」
「一体、あの時どうやってあの縄を解いた?」
ヴェノムは、その屈辱的な質問には答えず、逆に質問をした。
「簡単なことよ。あのわけのわからない侵入者がガラスを割ってくれたおかげで、いくつかの破片がすぐそばにあったの。それを使って、後ろ手で縄を切ったってワケ」
「く……」
「まあ、少なくとも、禁獣の力があの縄を越えてはいないってことがわかっただけでも、不幸中の幸いじゃない」
「勝手なことを……魔女が……!」
「魔女?そんなことが言える立場かしら?」
ミリアはそういうと、ぐっと彼を縛り上げる力を上げた。ヴェノムの腕と足がきしむ。
「ぐああ……っ!」
846 :
Y-S:03/05/25 21:54 ID:IhORLksq
「フフ。私が知らないとでも思ってるのかしら?
アナタが私に特別な感情を抱いてたこと……」
「な……!」
「アイツほど露骨じゃないにせよ、すぐにわかったわ。女って、敏感なのよ。アナタの視線で、すぐに気がついたわ」
「ず、ずいぶんと自意識過剰な女だ……」
ヴェノムは平静を装おうとしたが、限界だった。声が裏返ってしまっている。
「ここまできて隠す必要はないじゃない。ここには私とアナタ二人っきり。正直になったら?」
「……」
ヴェノムは答えなかった。
「正直じゃないのね。なら、体に聞いてみましょうか?」
ミリアはそういうと、ヴェノムの服を脱がす。手を縛っているので途中でひっかかるが、ミリアは気にしない。
そして、あらわになった胸に、そっと顔を近づける。
「な、何を――」
「……イイコト」
847 :
Y-S:
ミリアはそういうと、ヴェノムの胸をそっと舐めた。
「!」
ヴェノムの体に、甘い電撃が走る。
「フフ……可愛いのね」
その反応を見て、ミリアがクスリと笑う。
完全に、イニシアチブを持っているのはミリアだった。
「どうしてこんなことを……!」
ヴェノムはミリアをにらみつけ、なんとかそういった。
「どうしてかしら?ただ、さっきまで偉そうだった男がこうして無力にあえいでいるのを見ると、とても楽しいのよ……」
「……やはり魔女だな」
「じゃあ、アナタはその魔女にとらわれた、哀れな犠牲者……ってところかしら?」
ミリアはそういうと、ヴェノムの髪をそっと横に分けて、自分の唇を合わせ、舌を侵入させた。
「……!」
ヴェノムは驚きのあまり、目を見開く。
はじめはかたくなにそれを拒んでいたヴェノムだったが、やがてゆっくりと唇を開いて、それを受け入れた。
くちゅくちゅという水音が、その部屋に響き渡る。
「フフ……」