1 :
名無しさん@ピンキー:
1の頃から思ってたけど、あの柔かそうなオッパイにチンポ挟んでもらいたい!
2 :
名無しさん@ピンキー:02/06/08 12:40 ID:8Iv/jHRN
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000とり合戦いくぞゴルァ!! ,,、,、,,,
/三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,,
/三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,,
,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \ ぶーぶーぶー /
//三/|三|\ タリー
∪ ∪ (\_/)タリー タリー まだ早えよ〜
( ´Д) タリー タリー
/ つ (\_/) (\_/)ノ⌒ヽ、
(_(__つ⊂(´Д`⊂⌒`つ(´Д` )_人__) ))
カスミたんって何気にエロイよな。くのいちだし。
でも純にぼっちゃんラブなのがハァハァ。
こういうキャラこそ、陵辱モノきぼんぬ。
カスミたんのオパーイのサイズどれくらい?
5 :
ギル:02/06/09 01:59 ID:3xsWTpf+
>4
90は余裕であると思う
6 :
名無しさん@ピンキー:02/06/09 02:01 ID:3xsWTpf+
ぬちゃ・・・くちゃ・・・
ムニュムニュ・・・
カスミ「あの・・・私のオッパイ気持ちいいですか?」
>>5 設定画(2の)見る限りそこまであるようには思えんのだが・・・
むしろムチーリな太ももにハァハァ
8 :
JSサイト発信!!:02/06/09 06:51 ID:PuEvZwhA
9 :
名無しさん@ピンキー:02/06/09 08:26 ID:TtfAbXdK
Tのロリっぽいカスミたんと、Uのお色気UPしたカスミたん。
どちらがいいかな?
漏れはロリっぽいほうが(;´Д`)ハァハァ
10 :
:02/06/09 09:35 ID:HEsIKGgy
幻想のカスミってどんなキャラだっけ?
90あれば文句ナシで巨乳だな。
できたら半角二次元板でうpしてホスィ
13 :
名無しさん@ピンキー:02/06/10 00:46 ID:k3CETmzf
くノ一だから、そういう性技もできるよね
惚れっぽいですか?
それとも快楽主義者ですか?
カスミは処女なので無理です>13
16 :
名無しさん@ピンキー:02/06/10 16:16 ID:XqMZyhqc
昨日までな
17 :
名無しさん@ピンキー:02/06/11 01:07 ID:pl/YLYOb
1の衣装って横チチ見えてて、かなりエロかったな。
あれで見る限り、かなりのナイスバディだと思う。
18 :
名無しさん@ピンキー:02/06/11 03:36 ID:tgTMpemC
カスミって言うから「カスミン」の事かと思っちまったじゃねぇか!(゚Д゚)ゴルァ!!!
…スレッド一覧で「幻想水滸伝の(ここで改行)カスミにパイズリしてもらいたい!」って表示されてただけなんだけど。(;;´・ω・`)
19 :
名無しさん@ピンキー:02/06/11 04:19 ID:DWUPGPJh
20 :
名無しさん@ピンキー:02/06/11 07:15 ID:ei4s97iA
2の公式イラストだけ見るとスレンダーな印象を受けた。
1や外伝はまだ買ってないのでナイスバディかどうかは知れないけど。
自分はシエラ様キボン。でもカスミの赤い衣裳と足にはハァハァしてしまう。
あぼーん
23 :
名無しさん@ピンキー:02/06/11 15:42 ID:5DJ87/ba
24 :
121男:02/06/11 18:51 ID:s+hHo3c5
25 :
名無しさん@ピンキー:02/06/11 23:30 ID:0/65+SgZ
カスミのオッパイで挟んでもらったら、何回でもイケそうだ
妄想でいっとけ
27 :
名無しさん@ピンキー:02/06/12 15:18 ID:g8qUVXA3
28 :
名無しさん@ピンキー:02/06/14 02:00 ID:6p2lrdAG
29 :
名無しさん@ピンキー:02/06/16 01:01 ID:Yw58WBqT
ほかにはないの?
30 :
名無しさん@ピンキー:02/08/25 01:31 ID:fW7whZH5
| \
|Д`) ……。
|⊂
|
「お呼びでしょうか?ハンゾウ様…」
木の匂いが鼻腔をくすぐる。
広い部屋の一番奥に座る人物にカスミは落ち着き払った声で聞いた。
ハンゾウと呼ばれた男は、腕組みをして動かないままだ。
目の前にカスミがいる事はこの里の頭領である彼にはもちろん承知の上だろうが、
それにも関らずハンゾウは目を閉じて何かをじっと考え込んでいるようだった。
「ハンゾウ様?」
カスミが今一度、声をかける。
「うむ……。」
様子がおかしいと思ったのもつかの間、その口から漏れた低く響く声は
いつもの威厳ある師の声だったので、カスミはいくらか安心したようだ。
「どうかされましたか?」
確認の意味も込めて、ハンゾウの身体を心配するカスミ。
だがその問いに返ってくる答えはなかった。
ハンゾウの眼が、鋭く突き刺さるようにカスミを射貫く。
それは、いつも修行中に見せる決して甘えを許さない眼だった。
心技体、全てにおいての師であるハンゾウに対する信頼は絶大である。
その眼を見ると、この里の見習い忍者達は黙って彼の言葉に耳を傾ける。
皆、彼のような忍者になる事を夢見て修行に励んでいるのだ。
もちろんそれはカスミも例外ではなかった。
「………。カスミよ、聞け。」
いつもより厳しい視線を受け、カスミはその威圧感で身を硬くしてしまう。
「は、はい。」
その場に正座し、姿勢を正して師の言葉を待つ。
同じ姿勢なのに、目の前の人物があまりに大きく見えるのは
彼の持つ忍びとしての”徳”によるものだろうか。
「我々は何時如何なる状況下であっても、君主の命令を遂行しなければならない。
その御命が危機なれば自らを擲って君主を守り、
君主の名を挙げるためには血に塗れる事も厭うてはならない…。」
覆面で隠された素顔から表情はほとんど読み取れないが、
師の言葉はとても重みのあるものだった。
カスミは口の中が渇くのを感じて、自分の喉をコクリと鳴らす。
「お主の実力はかなりのものだが、それでもこの先必ず危機に陥る事があるだろう。
それはどのような忍びでも避けられぬ。だがそこから這いあがった者は
さらに強くなるという事を忘れるな。」
「………。」
「我々のような者は、一度敵の手に落ちれば助かる可能性は極めて低い……。
そのような時に使う手法を、教える……」
「……?」
ハンゾウの言葉の歯切れが悪い。
今までこんな事はなかったのに……。
「自らが助かるためには人を殺める事もやむを得ないが、お主はくの一。
男にはない武器がある事を自覚するのだ。」
カスミはじっとハンゾウを見る。
その頬はかすかに紅みがかっており、上唇をきゅっと噛む動作が彼女の気持ちを
再度引き締めるものとなった。
(女の武器……)
カスミももう年頃の娘である。
胸は日に日に大きくなり、腰は丸みを帯び出していた。
幼少の頃から一緒に育った男の修行仲間から熱い視線を感じることも最近では珍しくない。
ハンゾウの言った意味は理解できていた。
自らの命が危なくなった時、文字通り「全て」を使ってその場を抜けきる事を考える……。
それは忍びを目指す自分に至極当然の事であったが、
今だ”男”を知らないカスミにとって、戸惑いを隠せないのも事実であった。
「私の言う意味がわかるか?」
「………はい。」
「これは修行の一環だ。私を自らの身体で満足させてみよ…」
2人は一度視線を交わした後に、どちらからともなく立ちあがる。
そしてカスミは徐に、身に纏っている忍び装束をはだけ始めた。
しゅる…………ぱさ。
ゆるりと、その赤い衣服が床に落ちる。
驚くほど白い肌があらわになり、下着のみになった彼女はゆっくりとハンゾウの前に座りこんだ。
同年代の異性の仲間達が羨んでならない、カスミの瑞々しい胸が曝け出される。
この修行に入る際、2人だけの空間を選んでくれたという事をカスミは心の中で感謝した。
「失礼します……。」
柔かく、それでいて丈夫なハンゾウの衣服をずらしにかかる。
カスミの手は緊張のあまり、かすかに震えを携えていたが
ハンゾウは黙って彼女の行動を見守り続けた。
硬く引き締まった筋肉を持つ脚が現れ、ハンゾウの股間のモノがカスミの目の前に曝け出される。
「……。」
初めて間近で見る異性の性器は、想像以上にグロテスクなものだった。
そのあまりの奇形な様に、カスミはいささか身を引いてしまう。
ハンゾウはそんな彼女を見ても、微動だにしない。
生娘のカスミの反応を予想していたかの如く、じっと成り行きを見つめている。
(これも修行なんだわ…)
ハンゾウの言葉を思い出し、カスミは私情を消し去ろうとする。
今の私は1人の忍び。
生き抜く為の1つの手段を師から学ぼうとしているのだ。
そして、彼女の手はハンゾウのモノを握り、上下にそれを擦りだした……。
自分の持つ知識を総動員して、ハンゾウの肉棒を愛撫する。
だが男をまるで知らないカスミの知識では、師を満足させる事などできなかった。
手の内にある性器は今だ硬さを持たず、ハンゾウの表情はまるで変わらない。
「カスミよ、それではいつまで経っても終わらんぞ。
もっと身体の内へ招き入れるのだ。」
「ど、どうすれば良いのでしょうか?」
「舌を使ったりするものだが……いきなりそのような事はきつかろう。
とりあえず今日は咥えても平気でいられるぐらいになれば良い。」
「く、咥える……」
それはかなり抵抗のある行動だったが、一人前の忍びになるためのものだと信じて
カスミは意を決して目の前のモノを口に含んだ。
「ぅむ…」
生々しい感触が口内を満たしていく。
その何物にも形容し難い味に顔をしかめながら、カスミは先端に舌をつけた。
割れ目付近をチロチロと遠慮気味に動かす。
「はっ、はっ………。」
肉棒と唇の僅かな隙間からカスミの声が漏れる。
やがてその舌の動きは大きくなり、亀頭の裏や竿の部分にまで及ぶようになった。
さして素性を知らない人間相手ならこうも行かないだろうが、
今目の前にいるのは、幼少の頃から自分を知るハンゾウだ。
しかも決して行為を強要する事なく、あくまでカスミの行動を見つめ続けている。
その目はあくまで修行中にのみ見せる、甘えを許さないものだ。
だがその視線を当てられる事で、今回の事は鍛錬の1つなのだと割り切る事ができた。
肉棒の全てに舌を届かせようとする結果、カスミの頭が律動を開始する。
その行為は彼女の意するものではなかったが、懸命に奉仕しようとするカスミは
知らず知らずのうちにハンゾウのモノを深く飲みこむ事になっていた。
カスミの表情から嫌悪が消えた事を確認し、ハンゾウは彼女に声をかけた。
「………よし、もう口は良い。その胸を使ってみろ。」
「ぷぁ……、む、胸ですか?」
ハンゾウの意図が解からず、カスミは師に聞き返した。
胸を使う行為というのを、今の彼女には想像できなかったのだ。
「そうだ。お主のその胸を使うのだ。」
「……。」
カスミはしばし考えた結果、両の乳房を下から持ち上げ、
目の前にあるやや硬さを持つ肉棒を挟みこんだ。
「こ、これでいいですか?」
「続けてみろ。」
そのふくよかな胸で、モノ全体を包み込む。
全てを隠しきろうとするカスミの胸は、吸いつくような肌の感触をハンゾウに与えた。
カスミはハンゾウの表情を確かめながら、そのまま上下に乳肉を揺らす。
ぎこちない動きであったが、その行為が肉棒に伝えた快感は
彼女には想像できないほど凄まじいものだった。
「ぅ……」
ハンゾウの眉がしかむ。
彼女のまだ愛らしさを残す顔がこちらに向けられ、さらに男の本能を刺激する。
カスミはそんな師の変化を心配しながらも、黙って胸を揺らし続けた。
「……どうでしょうか……?」
「良い。今日は終わりにしよう。」
そう言うと、ハンゾウはカスミの肩に手を置き、自分の身体から離れさせた。
あまりの唐突な終わり方に、カスミは唖然としてしまう。
どこか間違っていたのだろうか……?
そんな不安が心の中に浮かび、カスミは口を開いた。
「あ、あの……どこかいけませんでしたか?私、よく解からなくて…」
「いや、そういう事ではない。今日はお主の力量が知りたかっただけなのだ。
これからの方針を決めるためのな。」
ハンゾウは自分の衣服を整えた後、床に落ちているカスミの装束を手に取る。
その紅い装束を彼女に渡しながら、
「お主はそちらの才能も持っているようだ……。
さらに経験を積めば、必ずや一流の忍びになれるだろう。日々精進せよ。」
と言い残し、その場を後にした。
カスミは手渡された装束にかすかに残る温かさを感じながら、
脱いでからそう時間が経ってない事に気づく。
この短時間の間に認められた事に驚きながら、カスミは装束を身に纏うのだった。
続
| \
|Д`) ageなければ続き揚げます……。
|⊂
|
>39
だから続きを・・・!
| \
|Д`) 人がいたのか……ヒソーリマターリやりたいのでsageて下さいね。おながい。
|⊂
|
第2部
帝国軍と解放軍の戦いが激化するに伴い、情報が戦局を左右するようになってきた。
お互いの軍は偽りの情報を流しこみ、牽制し合いながら慎重な戦いを繰り広げていた。
このような状況下では、より正確な情報を掴めた方が先手を打つことができる。
解放軍には、その情報を的確に掴める優秀な人材が数多く存在していた。
「やっぱり相当な数の兵が集まっている……。ここを通るのは厳しいみたい。」
クワバの要塞の近くの森で、カスミは1人呟いた。
解放軍の軍師であるマッシュの命で、秘密裏にこのクワバの状況を偵察に出ていたのだ。
マッシュの思惑通り、最後の砦になるであろうここにはかなりの数の兵が守りを固めていた。
「だけど……ここが無理だとすれば、帝国へ入る方法はシャサラザードだけ……。
船も足りないのにそれは不可能だわ………。」
カスミはクワバの要塞に向かって走り出した。
(もっと正確な情報が欲しい……!)
戦闘能力には長けない自分には、こういう任務の時こそ必要とされる。
与えられた命をこなす事で、解放軍に加わっている自分の存在価値が証明されるのだ。
分厚い壁に沿って、慎重に歩みを進める。
砦の近くで見つかれば、命はないだろう……。
全神経を研ぎ澄ませて、カスミは辺りの様子を窺っていた。
カチャカチャと鎧が当たる音が聞こえる。
どうやら見張りの兵士らしい。
カスミは一定の距離を保ったまま、その兵の後を追う。
しばらく壁沿いに歩いた兵は、大きな門の前で立ち止まった。
すると反対側から同じような格好をした兵がこちらに歩いてくる。
どうやらここは砦の入り口のようで、2人の兵は何かを確認するとそのまま立ち話を始めた。
「どうだった?そっちは。」
「異常なし、だ。これだけの人数だ、そう簡単には攻めてこないさ。」
「だな。ほぼ全軍が集まってるんじゃないか?まだ後から到着するって話だぜ。」
「まぁここを突破されるともう後がないからな。帝国も押され気味らしいし……。」
「本気かよ?俺達ヤバいのか?今ここにいる兵ってどれぐらいだっけか?」
「あー……1万5千ちょいじゃないか?
明日の朝にまた到着するって話だし、最終的には2万は超えるだろうな。」
「2万か……それだけ揃えば解放軍も何とかなるわな。」
(……2万……!!)
全ての会話が聞き取れた訳ではなかったが、一番肝の部分はしっかりと耳に届いた。
カスミは想像以上の兵数に身震いを起こしつつ、さらに彼らの方へ神経を集中させた……。
「何者だ!!」
その場にいたカスミと2人の兵が一瞬のうちに声のした方向へ向き直る。
そこには槍を構えた兵士が、カスミにその矛先を向けて立っていた。
(しまった……!)
意識を見張りの兵士に集中し過ぎただろうか。
周りの警戒を怠った一瞬、後ろから兵士が現れたのだった。
考えれば、砦のトレードマークのような門の前、兵士が2人だけな訳はない。
油断と目の前の出来事に気を取られてしまったカスミの失態だ。
「貴様、解放軍の者か!?」
3人が一斉に距離を詰めてくる。
ここでは部が悪い……援軍を呼ばれたらそれこそ逃げる事さえ困難になってしまう。
「くっ!」
カスミはその場を強く蹴って、門の外へ駆け出した。
それを見て見張りをしていた兵士の1人が腰の剣を抜く。
「逃がすか!」
ザシュッ!!
その切っ先がカスミの脚を切りつける。
「あっ!」
ぱっくり開いた傷口から血を飛び散らせながらも、カスミは懸命に走り去った。
傷を負いながらもその脚力は見事なもので、3人の兵士は瞬く間に彼女を見失ってしまう。
だが彼らの表情から焦りは感じられない。
カスミが消えた方向を睨みながら、その顔には笑みさえ浮かばせていた。
「ふん、見失ったか……まぁいい。あの傷ではそう遠くへは逃げれまい。」
「そうだな。しかし日が高いうちになんとかしないと事だぞ。」
「心配ない。おい、手のあいている者を呼んで来い。スパイ狩りだ!」
クワバ砦から2kmも離れていないその森の中で、
荒い息もそのままにカスミは自分の走ってきた方向を見やった。
「まだ砦があんなに近くに……!」
自分の思っているほど距離が離れていない事に焦りを感じる。
兵に斬られた傷口はドクドクと激しく脈打っている。
血をもとに尾けられないよう出血は止めたものの、その痛みは次第に大きくなってきていた。
心臓の鼓動に共振して、耐えがたい痛みが脳髄を刺激する。
「早く、逃げなきゃ……」
傷口を押さえ何とか身体を動かそうとするが、
異様に重く感じる身体はその意に答えようとはしなかった。
休息を欲しがる身体に必死に鞭を打つ。
「はぁ、はぁ。はぁ……!」
流れ出る脂汗もそのままに、その場を立ち去ろうとした時、
ガサガサと茂みをかき分けて男の声が聞こえてきた。
「いたぞ!」
「よーし、逃がすなぁ!」
周りから声が聞こえてくる。
後、数秒もしないうちに自分は囲まれてしまうだろう……。
「う……」
もう思うように脚が動かない。
カスミは絶望の念を抱きつつ、ドッと太い木に凭れこんだ。
2……3……。
霞む眼で集まってくる兵を数える。
しかし、それ以上兵士が集まってくる気配はなかった。
「おい、たった3人かよ。」
「この近くにはいないみたいだ。俺と一緒だった奴が砦に伝えにいったから、
少しすれば応援が来るだろう。」
「まぁこの様子じゃ逃げる事さえ出来んさ。」
そう言うと、1人の兵士がカスミの前に座りこんだ。
じっと彼女の顔を覗きこむ。
「へぇ、スパイって女かよ。それもすげぇイイ女じゃねぇか……。」
「どれ?」
「おぉ………本当だぜ。こりゃ上玉だ!」
好色な目つきがカスミを襲う。
明らかに性欲を感じさせるその眼に、カスミは視姦されるしかなかった。
紅い忍装束は彼女をより艶やかに見せ、大きく開いた胸元からは
発育の良い乳房が見え隠れしている。
痛々しい傷を携えているものの、際どいスリットから覗く長く美しい脚。
カスミの身体は、一々男達の欲望を扇動する。
男達の視線が大きく開かれた胸元に注がれている最中、カスミが立ち上がった。
兵士達に緊張が走り、腰の武器に手が伸びる。
カスミはそんな兵士達を見やると、柔かい笑みと共に、その忍び装束に手をかけた。
「私、殺されるんでしょう?………なら最後に、楽しい事……しませんか?」
非道く艶を含んだ笑みだった。
残酷なほど美しいその微笑みは、瞬く間に兵士達を魅了してしまった。
言葉を失うほどの感情に支配された彼らを尻目に、カスミは装束をはだけていく。
上半身を脱ぎ終え、透き通るような白い素肌が晒される。
装束から解放された美しい乳房は、兵士の眼を釘付けにして離さない。
「興味ないですか……?私の身体……」
微動だにしない彼らに向けてニコリと笑う。
その言葉にやっと己を取り戻した兵の1人が、鎧はそのままにズボンだけを下ろした。
すでにその兵のモノは猛っており、彼のヤル気は確認するまでもない。
「ふふふ……元気ですね。他の方はいいのですか?お相手するのはこの方だけで…」
「お、俺も!」
「……!」
後の2人も慌ててズボンを脱いだ兵士に習う。
恥ずかしげもなく股間を勃起させ、彼らの視線はあらわになった見事な乳房に、
うっすらと汗をかいた愛らしい顔に注がれた。
カスミは逸早く下半身を曝け出した兵士の前に跪くと、その可憐な唇で男のモノを包み込んだ。
「んっむ…」
紅い唇が男の剛直を飲みこんでいく。
唾液が口内から漏れるのも構わず、カスミはぐいぐいと喉の奥まで差し入れた。
カスミの唾液でべたべたになったモノを、口全体で扱き始める。
「んふ……!ずぶっ……ちゅっ、んんぅ……はぁぅ……」
凄まじい吸引力で射精を促す。
そのあまりに淫らな表情は、見ている者の感覚を急速に絶頂へと追いこむ。
頬をすぼめ、実年齢以上に”艶女”を感じさせるカスミに、男は堪らず歯を食いしばった。
(なんだ……この女!?)
どくんっ!!
溢れ出した精液が、カスミの口内を満たしていく。
それを一滴も溢す事なく飲み干す。
カスミは舌先で亀頭を綺麗に舐め取ってから、その肉棒から口を離した。
舌先の感触を名残惜しげに男の肉棒がぴくと揺れる。
一度果てたというのに、その硬度は全く衰える様を見せていなかった。
「ふ……ふふ、まだ元気ですね。でも待っている方がいますから…」
「次は俺だ!」
「お、お前っ!汚ぇぞ!」
口論を始める2人。
今にも殴り合いさえ起こりそうな雰囲気だ。
下半身を曝け出して必死になる2人をカスミは可笑しそうに笑う。
「では……2人一緒にしますか?」
カスミは肉のたっぷりと乗ったその双丘を持ち上げ、男を誘う。
1人はあの谷間に挟める……その現実に、兵士達はこれまで以上の興奮を覚えた。
「もう一方は、私のお口で…」
どちらもきっと極上の快楽を得る事ができるだろう。
あまりに幸せすぎる選択肢は、男達の頭を悩ませる。
「お、俺はその乳をもらうぜ!」
1人が1歩前へ踏み出した。
遅れを取った男はやや不満げに顔をしかめたが、それでも目の前の美しいくの一の
口淫を味わえる事を考えると表情も緩んでしまうのだった。
「どうぞ……。」
カスミは痛々しいほどに勃起した兵士のモノを両の乳房で優しく包み込むと、
亀頭の部分さえ隠れてしまうほど埋めてしまった。
「うぉ……!」
生暖かい感触に兵士は悦に入った声を上げる。
吸いつくような餅のような肌は兵士の脳をマヒさせ、
全神経をその肉棒に集中させるほどの快楽を与えた。
「俺も頼むぜ、もう我慢できねぇ!」
お預けをくらっていた最後の1人が、半ば強引にカスミの口へ猛ったモノをねじ込んだ。
カスミはさして嫌がる様子も見せず赤銅色の肉棒を咥えると、
そのまま頭を動かして律動を開始した。
「くっ……こいつはすげぇぜ……!」
「このパイズリも堪らん……持たないぞ!」
ユサユサと掌からこぼれんばかりに乳肉を揺らす。
ピンク色の乳首はやや立ち上がって、彼女の気持ちの高ぶりを現していた。
「く……!」
1人先に達してしまった兵士が、目の前で繰り広げられる淫靡な空気に当てられたか
自らのモノを擦り出した。
「駄目だ、待てねぇ!」
加速する手を止める事すらせず、1人で快楽を貪る。
カスミはその男にちらりと目を向けたが、すぐに目の前の行為に没頭した。
「んぶ、んぶ、んぁむ……ん、んふ、んっふ……!」
「あ、駄目だ……出すぞ、出る!」
2人を相手にしていたため、身体を無理矢理捻っていたカスミが
息苦しさのため肉棒から口を離した瞬間だった。
剛直の先から夥しい量の精液が飛び散る。
その白濁液はカスミの艶やかな黒髪に、美麗な顔に、遠慮なくこびりついた。
「こっちもだ……この女、なんてエロい乳してるんだ!」
カスミの胸に埋もれたままだった肉棒の先端から、噴水の如く精液が吐き出される。
「きゃ…!」
それは真っ直ぐ彼女の顔を直撃し、胸の谷間に精液の溜まりをつくるほどの量を排出した。
2人の精液の量が、カスミに与えられた快楽の度量を如実に表していた。
精液まみれのカスミを見て、自慰にふけっていた男が声を上げる。
「うっ!」
その男は2回目の射精だというのに、全く同じ量の白濁液を撒き散らした。
「なんだ……この女、すげぇ身体してやがる。」
「全くだ。殺すには惜しすぎるな。」
「口と乳だけでこれだけのものだ………膣内はさらにすげぇかもな……」
下卑た笑いを携えて、カスミに近づく男。
まだ下着をつけたままの下半身を見つめながら、傷のある足を持ち上げる。
「あ……!」
脚を広げられ、カスミの顔に怯えが宿る。
その今までと違う表情を、兵士達は見逃さなかった。
「なんだ?急に身体縮ませやがって……」
「おお、イヤらしい股だ。全く最高の身体してやがる!」
「構う事はない。ここまでしたんだ、最後までヤらせてもらう!」
男達が一斉にカスミに襲いかかる。
精液まみれの彼女を避ける事など一切せず、股間を隠す薄い布きれに手を伸ばした。
「いやッ!!」
伸びてきた手を蹴り上げる。
初めて見せた抵抗に男達は怪訝な顔をカスミを見た。
その怯えた表情から、1人の兵士がニヤリと顔を歪ませる。
「おいおい、まさか処女って訳じゃないだろうな?」
「まさか!あんなエロい事できる処女なんて、そりゃ有り得ねぇよ!」
それぞれが面白おかしく話し出す。
だが2人は確信に近い自信を持っていた。
明らかな怯えを見せるカスミに、今までのギャップを感じて楽しくさえなってくる。
「しかしこいつの怯え方は普通じゃないぜ……さっきまでとはまるで別人だ。」
兵士達の思惑通り、カスミは処女だった。
口淫その他、身体を使って男を果てさせる術は忍びの修行の中で教えられてきたが、
挿入に関して師のハンゾウが関ることはなかった。
我が子のように面倒を見てきたカスミには、せめて初めては自分の想い人と
結ばれて欲しいと思う父心からだったかも知れない。
それは忍びとしては甘い考えであるが、頭領である彼が唯一見せた弟子達への優しさだった。
「じゃあなおさら試したくなったぜ。これだけの技を持つ女の初めてをな!」
脚を掴んだまま、男がカスミに覆い被さる。
痛みの引かない脚を懸命に動かして逃れようとするが、力で兵士にかなうはずもなかった。
「面白ぇ!」
もう1人の兵士がカスミの頭側に周り、両手を地面に押さえつける。
すでにかなりの体力を消耗していたカスミにとって、
兵士2人に押さえつけられて逃げる力など最早残っていなかった。
「い……やぁ!いやぁぁッ!!」
「わめくなって!暴れると余計痛いぞ!」
下着の上から、兵士がカスミの股間を弄る。
驚くことにそこは全く湿り気を帯びてはいなかった。
「おい、この女全然濡れてねぇ!さっきあれだけ気分出してたってのに……」
「なんだ?それじゃ俺達はこいつに遊ばれてたのかよ!?」
兵士達の眼がギラリと光ったように見えた。
その瞬間、彼らの欲望は『楽しむ』から『犯す』へと変わる。
手に脚に込められた力はさらに強くなり、カスミは身体をよじることさえできない。
カスミの表情が、怯えから絶望へと変わる。
自分の危機が現実的になった今、彼女にできる事は何もなかった。
「この野郎……俺達をコケにしやがって!」
「や、めて……いやぁぁッッ!!!」
カスミの悲鳴も、今は兵士達を興奮させるスパイスにしかならなかった。
天に向かって屹立するドス黒い肉棒が、カスミの秘部に入りたくてビクビクと脈打つ。
『どんな状況でも、生きる事をあきらめてはならぬ―――』
尊敬する師の言葉が脳裏を過ぎる。
ロッカクの里が帝国軍に焼き討ちされて以来その生死は定かではない。
カスミは今初めて畏怖を感じていた。
ずっと守り通してきた貞操。
だがそれは自分のような生業をしている者には全く必要なものではない。
でも、せめて『初めては自分の好きな人と結ばれたい』と思うのは
彼女のような年頃の娘は誰もが持つ願望だろう。
忍びであるカスミも、それは例外ではなかった。
しかし今正に目の前の性欲の塊でしかない男に、その大事なものを奪われようとしている。
今までの兵士達とのまぐわいは、カスミにとって生き延びるために取った
くの一としての行動に過ぎなかった。
わずかなチャンスを見出すために男達を快楽の底へ堕とすことも、
師であるハンゾウから教わった事だ。
だが、ただでさえ細身の彼女が、傷を負ってもなお逃げ道を見つけられるほど、
帝国の兵士は甘くはなかった。
(こんな人に犯されるぐらいなら―――!)
カスミは舌先を前歯で捉える。
この年齢まで操を守るほど貞操観念の強い彼女には、どうしても踏み入られたくない領域だった。
気が狂うほどの嫌悪感に苛まれながら、カスミは自ら命を絶つ事を決意したのだ。
(ごめんなさい、ハンゾウ様……………さようなら、ティル様………)
脳裏に浮かんだものは、自分をここまで育ててくれた師の顔と、
ようやく見つけた最愛なる人の顔だった。
「ははは、観念したかこの女!ようし、待ってろ…」
「!?」
「な、何だあれ!!」
口内に血の味が滲み出した時、
カスミは自分を押さえつけている兵士達の只ならぬ焦り声を聞いた。
強く閉じていた瞼を開けると、自分たちの頭上……森の木々の頭を抜けたくらいのところの
空気が捻じ曲がり、暗黒の虚無空間が作り出されている。
その球状の空間は次第に大きさを増し、この世のもの全てを飲みこまんと
周りの空気を振動させていた。
「う、うわあぁぁ!」
1人の兵士が怯えを含んだ声を上げる。
その何者の存在も許さない暗黒の異空間は、3人の兵士を次々に引きずりこもうとし出した。
「吸いこまれる……!!」
「あぁぁっ!な、何なんだよこりゃ!?」
ガリガリと地面を掴むも、その抵抗は巨大なブラックホールの前にはあまりに無力だった。
強烈な吸引力に成す術もなく、兵士達は虚無の世界へと飲みこまれていく。
グォォォォォォォォォ…………!
その球体は3人の姿を完全にこの世から葬り去った後、徐々に縮小を始める。
そして何事もなかったように消滅し終えた後も、
カスミは乱れた衣服を直すこともできず放心してしまっていた。
(私、助かったの……?)
自分の身体を両手で抱いて、ぶるっと身震いを起こす。
この身の毛もよだつほどの恐ろしい力……一度だけ見覚えがあった。
『本当は使いたくないんだ……人の命を奪う権利なんて、誰にもないからね』
そう言ってはにかむ笑顔が輝いて見えた。
この人は、命を尊さを知っている。
思えばあの笑顔を見た時から私はあの人に心を奪われていたのかも知れない。
手に宿った真の紋章の力――ソウルイーター――と共存していく道を探す彼の力になりたかった。
あの人が駆けて来る。
ごめんなさい……この忌まわしき力を使わせてしまって。
「ティル様……」
もう、涙で何も見えない――――
「カスミ!大丈夫!?」
鳴き崩れる彼女に近寄り、身体を確かめる。
脚の深い斬傷を見るや、彼の顔が蒼ざめ出した。
「ケガしてるじゃないか!深い……!」
咄嗟に頭に巻いてあったバンダナを外し、傷口に巻きつける。
髪についたままの渇いた精液を胴着で拭き取り、乱れたままのカスミの衣服を整えてやる。
「痛い?」
ふるふると頭を振る。
「でも、泣いてるじゃないか。立てるかい?」
「痛いから泣いている訳じゃありません……。」
カスミは顔を上げる事ができない。
拭っても拭っても止まる事のない涙を見られたくないのだろうか。
絶望の淵から自分を救ってくれたのは、死を覚悟する直前に思い浮かべた最愛の人だった。
今だ信じるられない現実と向き合えず、カスミは涙を流し続ける。
「もうすぐここにも兵がやってくる。
今、カゲさんが陽動に向かってくれてるけどそれも時間も問題だ。」
「ティル殿。」
2人の後ろでガサリと茂みがなった。
同時に音のした方向へ視線を向けると、そこには黒装束を着た忍者が立っていた。
カスミと同じ忍者のようではあるが、彼は明らかに『陰』の雰囲気を漂わせている。
「カゲさん……どうでしたか?」
「間もなくこの場へも援軍がやってきます……その数2,30は下らないかと。
早々に立ち去られた方が得策だと思われますが。」
ティルと呼ばれた少年は、泣き顔を上げてカゲを見るカスミに向き直り、
「聞いたかい?ここも危ない、早く城に戻ろう。」
と、彼女の前で腰を屈めて背を差し出した。
「あ、だ、大丈夫です!走れますから!」
「駄目だよ!そんなひどい怪我してるのに!」
ティルはきつい口調でカスミに言い放った。
背に彼女を乗せるまで、梃子でも動かない様子だ。
「………。」
「お早く。」
戸惑うカスミと動こうとしないティルをカゲが促す。
一刻も早くこの場から離れないと、今度こそ帝国に捕らえられるかも知れないのだ。
迷っている時間などない。
カスミは恥ずかしげにティルの背に身体を預けた。
「し、失礼します……」
「よし!行こう!」
ぐっと立ちあがり、ティルは全速力で駆け出した。
その後ろをフォローするようにカゲが着き走る。
本拠地へ走る最中、ティルが背のカスミに語りかけてきた。
「でもさ、びっくりしたよ、はぁ、はぁ……マッシュさん、カスミを1人で偵察に行かせたって…」
「……」
「警戒が厳しいって、解かってるくせに、女の子1人でいかせる、なんて……」
「女の子…」
私を女の子と思ってくれているんだ……。
カスミはこれ以上ない安心感の中、ティルの背に黙って顔を押し付けた。
「ありがとうございます……。」
第2部 完
| \
|Д`) 話続けるために助けてしまいました。レイープを期待された方、申し訳ない。
|⊂ ageなければ続けます。
|
何気に来て見たら神が降臨されてますた。
∧_∧
( ;´∀`) ちんこ勃ってきた
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
| \ >64
|Д`) ずれてますよ……。
|⊂
|
第3部
「よぉ、ここにいたのか。」
無骨な男がゴツゴツとブーツを鳴らして近寄ってくる。
道場で修行に汗を流していたカスミは、その男がやってくるのに気づき一息ついた。
「ビクトールさん……どうかしましたか?」
彼とは3年前の統一戦争でも共に戦った間柄だ。
見た目はガサツだが人情味溢れる、頼りになる男である。
そしてこの同盟軍でもまた一緒に武器を持つ事になった。
(こういうのを”縁がある”っていうのかな……?)
カスミは熊のような身体を揺らして近づいて来る
ビクトールを見ながらそんな事を考えていた。
「相変わらず真面目だな。さすが副頭領ってとこか?」
「いえ、私なんて大したお役に立てませんから。日々精進あるのみです。」
「まーたご謙遜を………違う違う、こんな話をしに来たんじゃねぇや。」
「?」
「リオウの奴、また新しい仲間連れて来やがった。それがお前さんも知ってるヤツで……
ま、見りゃわかる。一緒に来てみな。」
リオウという方は、この同盟軍のリーダーに当たる人だ。
まだ年端もいかない少年だがその志は崇高で、誰もが彼を敬服している。
そのカリスマ性で仲間はどんどん増えていき、今や同盟軍の本拠地であるこの城では
溢れんばかりの人が生活していた。
「はい……。」
ビクトールのどこか含みのある物言いにカスミは怪訝な顔をしつつ、彼の後に続いた。
「ありゃ?どこ行ったんだ?」
城の入り口付近まで歩いてくると、ビクトールがそんな声を上げた。
辺りをキョロキョロと見まわす。
「ついさっきまでここで皆に囲まれてたってぇのに……お、フリック!!」
今まさに酒場に入らんとしていた男にビクトールは大声で呼びかけると、
その男はくるりと振り向いた。
精悍な顔つきは美形と言えるだろう。
青いバンダナ、青いマント。ビクトールとはまた違った力強さを感じさせる。
「なんだよお前。どこ行ってたんだ?」
フリックと呼ばれた男はやや眉をしかめながらビクトールを睨みつけた。
しかし睨まれた本人はさして気にする様子もなく不機嫌そうな彼に近づいて行く。
カスミも静々とその後を追い、目が合ったフリックにペコリと頭を下げた。
「いやぁ、アイツの事カスミにも教えてやろうと思ってなー。」
そう言って、ビクトールはイヒヒとイヤらしく笑う。
そんな彼を見てフリックも口許に笑みを浮かべながら、
「へぇ、お前にしちゃ気がきくじゃないか。あいつならリオウと一緒に2階の広間へ行ったぜ。
シュウにもお目通ししておかないとまずいだろ?」
と教えてくれた。その顔はビクトールまでとは言わないが、にやけ顔だ。
カスミは2人の表情にわずかだが不快感を持ち、隠し事をする彼らに次第にイライラしてきた。
「おぉ、サンキュ。行こうぜ。」
「あの…ビクトールさん、場所は判りましたから、付き添いは結構ですよ?
私1人でご挨拶できますから……」
そう言うものの、ビクトールはカスミの背を押し先へと歩かせる。
「いいからいいから!俺も一緒に行くって!!」
「ちょちょっと、押さないで下さいっ!危ないですっ!!」
2階の広間の大きな扉は閉じられていた。
特に使用されていない時などは開け広げられているが、その扉が開かれていないという事は
中で誰かが使っているという事。
そんな中に入る事は少し躊躇してしまう。
だが、そんな考えはカスミだけだったようだ。
「よし、入ろうぜ。」
ズンズンと扉へ向かうビクトールに、カスミは慌てて声をかけた。
「ダ、ダメですよ!大事な会議中だったらどうするんですか!?」
「そんな大事なモンなら俺達も呼ばれるだろうが……。」
「と、とにかく!私は特に急いでないですから、ここで待ちましょう!」
「……どうしてビクトールさんもここで待っているんですか?」
「ん?」
広間の前で壁に寄りかかったまま特に会話もない状態だった2人の間に、
カスミが質問を投げかけた。
『待つ』行為なんて、好んでする方ではないのに…。
お尻の辺りで手を組んで、カスミは横に並ぶ彼をちらりと見やる。
「んあー、俺もさっきは顔合わせただけだからな。
ちゃんと挨拶しとこうと思って……それにまぁ、お前さんの驚く顔が見たいってのもあるし。
はははー、ビックリし過ぎて小便ちびるかもよ?」
「そ、そんな事しません!!」
デリカシーの欠片もないビクトールに声を荒げて叱咤する。
そのいたずらっ子のような無邪気な笑みにはさして悪気も見当たらないため、
からかわれているのは判っているのだが…。
(私が驚くような人……まさか、ね。)
カスミの頭に、1人の少年の顔が浮かぶ。
3年前の統一戦争後多くの支持を得て新しい国の初代大統領に推薦されたが、
彼はその後、どこへともなく姿を消してしまった。
誰もがその行方を心配したが、全く消息がわからないまま現在に至っているのである。
その優しい笑顔は3年経った今でも決して色褪せる事なく彼女の記憶に残っており、
彼の行方を一番気にしているのはカスミだという事は
当時共に戦った仲間達は誰もが知っていた。
「ビクトールさん……その、新しい仲間の方って…」
「何してるんですか、こんなところで?」
カスミの言葉を遮るように、すぐ傍の階段からひょっこり少年が現れた。
2人の視線が彼に注目する。
「あぁ?リオウじゃないか……どこ行ってたんだよ。」
「リオウ様……あの、新しく仲間に加わられた方って…」
カスミが今一度問おうと思ったその時、リオウと呼ばれた少年の背後から
もう1人、階段を上ってきた。
リオウと比べるとやや背丈は高いだろうか。
トントンと階段を上り終えると、3人の顔を見て驚いたように口を開いた。
「あれ、カスミじゃないか?君もこの軍に参加してたのかい?」
「えっ!?」
リオウに注目していたカスミがその声に反応する。
緑色のバンダナ。
身体より若干大きめの拳法着。
人懐っこい笑顔。
カスミの想い出の中にのみ生きていた彼が、今目の前にいる。
「ありゃ!?お前、何で……広間にいるモンだと……」
「ちょっと御手洗い貸してもらおうと思ったんだけど、ここ広いから迷っちゃいそうで
彼に案内してもらってたんですよ。」
「あはは、しょうがないですよ。広いですもんね……このお城。」
「………」
動いている。
喋っている。
少し雰囲気が大人っぽくなったような気がするが、
3年の歳月が彼を変えたのはそれだけだった。
後は何も変わっていない……悲しくなるほどに。
「ん?どうしたカスミ……本当にちびったか?」
そう言って、ビクトールが冷やかしの目を彼女に向ける。
2人の少年もカスミに視線を向けた。
「あ……ティル様……ぁ」
何か言おうとした途端、言葉より先にカスミの涙腺が緩んだ。
「おぁ!な、何でここで泣くんだよ!!」
「ビ、ビクトールさんが失礼な事を言ったからじゃないですか!」
リオウとビクトールは彼女の変貌ぶりに慌てふためいている。
その涙の意味は当の本人でさえ理解できていなかった。
嬉しいのか、悲しいのか……それとも、別の感情が流させたものなのか。
「カスミ、どうして泣くの?」
顔を手で覆うカスミの背をティルはそっとさする。
その労りの気持ちがストレートに伝わってきて、カスミはその場に崩れてしまった。
「おい……どうするよ……。」
「ビクトールさんの責任ですから、何とかして下さいよぉ……」
「困ったなぁ。」
3人が顔を合わせて思案していると、彼らの後ろでギィと音がした。
大きな扉が開いた先には、腕組みをした人物が2人。
「賑やかですな。」
「待たされる身にもなって欲しいですね。」
そこには、軍師の2人が苛立たしげな面持ちで4人を睨んでいた…。
| \
>>69 |Д`) 最後の行「〜、ここで待ちます!」だな……鬱。続く。
|⊂
|
| \ エチに持っていけない……。
|Д`) 次はエチシーンないかも。誰もいないが謝る。スマソ
|⊂
|
シュウ達が彼と交わした話の内容はほとんど覚えていない。
想い、待ち続けていた人が目の前にいるという事だけで、カスミは感無量の思いだったのだ。
自分に安心感を与えてくれる声が耳に届く度、胸が熱くなってくるのが判る。
話し合いが終わり、ティルが広場の者達と握手を交わしていく。
自分の掌に彼の温もりが宿った瞬間、カスミは溢れ出そうな想いをぐっと噛み締めた。
「トイレの帰り」という再会の瞬間こそドラマティックではなかったが、そんな事は問題ではない。
ずっと心配していた彼が生きて目の前にいるという事が何より大事なのだった。
一通り顔合わせを済ませ、集まった皆が広場を後にしていく。
「よぉティル、まだ時間あるんだろ?積もる話もあるだろうからちょっと付き合わねぇか?」
「あ、いいですね。僕も前戦争時のお話、聞きたいなぁ」
両脇を2人に囲われ、あの人が行ってしまう。
その背中がひどく遠く感じられ、カスミは思わず大きな声を上げて呼びとめてしまった。
「ティ……ティル様!」
その声に前を歩いていた3人、
そしてカスミの後ろにいたシュウとアップルも彼女に注目した。
多くの視線を向けられ萎縮してしまったのか、
カスミは赤面して立ちすくんでしまう。
「あ…あの、お話が……」
呼びとめた声とはまるで違う、蚊の鳴くような小さな声。
だがその前の大声で静まり返ったその場では、その音量でさえ充分聞き取れるものだった。
「………そーか、じゃ酒場で待ってるわ!遅くなっても構わんぜ!」
ビクトールが静かな場に嬉々とした大声を張り上げ、ティルをドン、とカスミの前に差し出す。
よろけながらカスミの前に放り出されるティルは、赤面したままの彼女の顔を覗きこんだ。
「じゃあ僕は…」
「お前は俺につきあえ!1人で飲んでも寂しいからな!」
リオウは有無を言わさぬビクトールの豪腕に捕まり、ずるずると引きずられていく。
棒立ちのままの2人の横をシュウとアップルが通りすぎていく。
アップルが一瞬、ちらりとカスミを見たのを彼女は気づいただろうか。
心配するような、興味があるような視線を。
「話って何だろう?」
皆が見えなくなった後に、ティルが切り出した。
それはとても穏やかな口調で、決して急かすものではなかったのがカスミには有り難かった。
いつまでもここでこうしている訳にもいかない。
カスミは一つ息を飲み込んで、顔を綻ばせて彼に告げた。
「ここでは何ですから、私のお部屋に行きませんか?」
「どうぞ…。」
ドアを開け、ティルを部屋に招き入れる。
部屋に通されたティルは大雑把に部屋中を見やった後、
「へぇ、綺麗な部屋だね。」
と感想を漏らした。
実際、『綺麗』という言葉が尤も妥当だろう。
目に付く大きな物はベッドと机ぐらいのもので、部屋を飾るためのものなど
一切見当たらない。
カスミはティルの言葉に苦笑いを浮かべて、自嘲気味に呟いた。
「女の子らしい物なんて、何もありませんけど。」
「別にそれでもいいじゃないか。」
ティルは差し出された椅子に座ると、にこりと笑ってカスミに向き直った。
いざ面と向かうと、言葉が出てこなく事がある。
3年の疑問をぶつけられる相手が目の前にいるというのに。
身体の前で掌を組み、カスミは何から聞けば良いのかと頭の中を必死で整理していた。
「………ごめん。僕はもう他の人を巻き込みたくなかったんだ……」
それは突然の言葉だった。
だが、その言葉はカスミの聞きたかった事を全て解決させた。
誰にも告げずに何故グレッグミンスターを去ったのか。
今までどこでどうしていたのか。
カスミの頭を、様々な思いが駆け巡る。
「僕の持つこの紋章は、持ち主に近しい人の命を奪ってしまう呪いがある……」
ティルは右手を見つめながら、かつてこの紋章を託してくれた親友を思い出した。
自分を信じてくれた彼のためにも、僕はこの紋章と共存していかなければいけないんだ…。
カスミはじっと黙りこくってしまったティルを悲しそうに見つめ、彼が話し出すのを待った。
「もう人が死ぬのは見たくないよ……。」
ふうっと、重そうに息を吐く。
その仕草が今まで生きていた疲れを吐き出すかのようで、
カスミはいたたまれない気持ちになった。
もうこんな彼を見たくない。
その苦しみを分かち合える事ができれば―――。
「……グレミオさんは、ティル様と……」
カスミは疑問に思っていた事を口にした。
聞けば、ティルの付き人をしていたグレミオも時を同じくして姿を消したらしい。
ティルと深く関りをもつ彼の行方も、カスミの気になるところだったのだ。
「グレミオは、……僕と一緒に生きる道を選んでくれたんだ……」
そう言って、ティルは黙ってしまった。
1人の人間の命を背負ってしまった事を、後悔しているのだろうか。
こうして彼は、人と触れ合う機会も持たず生きていくのだろうか。
「……では、私もその道を共に歩ませてはもらえないでしょうか……?」
その言葉に、ティルが目を見開いてカスミを見る。
その視線に負ける事なく、カスミは強くティルの瞳を見つめ返した。
「私も、ティル様と一緒に歩きたい……生きたい。」
「何を言っているのか解かっているのかい?」
「はい。私は、ティル様が……好きです。」
「……」
「あなたのその辛い思い出を一緒に支えさせてもらえませんか?
私では、あなたの拠所にはなれませんか?」
「そんな事ないよ。でも…同情で歩けるほど、この道は易しくないんだ。」
「同情ではありません!!」
カスミのきつい口調に、ティルの身体が驚く。
その勢いのみに押されたのではなく、
言葉に込められた覚悟、想いがあまりに大きなものに感じられたからだ。
「同情などではありません…」
やりきれない気持ちが溢れ、こみ上げてくるものを最早押さえようともせず、
カスミは言葉を紡ぐ。
「3年前から、お慕いしていました……愛していました……」
喪前ら全員(・∀・)カエレ!!
潤む瞳もそのままに、カスミの両の眼はティルだけを映す。
今までずっと大切にしてきた言葉。
それを意中の人の前で言えた事にカスミは感極まったようだ。
あくまで真剣な眼差しに、ティルも迷い始めたようだ。
カスミの直向な想い、本気で自分の隣を歩きたいという気持ちが
真っ直ぐに伝わってくる。
嬉しくないはずはない。
しかし素直にその好意を受け取れないのは、右手に宿る紋章のためなのか。
これ以上自分の周りの人を失うわけにはいかない…。
眉をしかめ、苦しげな表情のまま思い悩むティルの右手を
カスミはそっと取り、自分の胸に押し当てた。
柔らかな感触の中に、呪われた紋章を持つ手が埋まっていく。
「ティル様……私の心の音が聞こえますか?」
聞こえる。
トクトクと命を刻む音が。
「うん……。」
「私、幸せです。
ティル様のお傍にいられる事……ティル様の温もりを感じられる事が。」
「カスミ……」
一定の感覚で動く心音が、ティルに安心感を与える。
不安に支配されていた心が、彼女の存在によって癒されていく気がした。
「お傍においてくれませんか……?それが、私の幸せなんです……」
きゅ、とティルの手を握るカスミの指に力が入った。
その様子で、彼女の求めている答えはわかる。
この呪いを知った上で、彼女は自分と一緒にいたいと言ってくれたのだ。
ティルは押し黙ったまま何かを考えていたようだが、
すっと立ち上がるとカスミから身体を離した。
自分の掌からそっと抜け出たティルの手を見つめ、
カスミは心なし不安な表情を浮かべる。
ティルは部屋の出口に向かい、ドアの前で立ち止まった。
「僕がどれだけ君に幸せを与えてあげられるか解からない……
でも、それでも僕と生きてくれるなら……」
「……!」
振りかえったティルの顔には、いつもの穏やかな笑みが見える。
全ての迷いに決着がついたような、晴れやかな笑顔だった。
「一緒にいくかい?」
第2部 完
| \
|Д`) なんだこりゃ。エチは次で補完します……申し訳ない。
|⊂
|
>>86 第2部じゃなくて第3部だな……最低な間違いだ
第3部 外伝
コンコン。
ベッドの中で心地良い微睡みを楽しみながら、ティルは寝返りをうった。
思い瞼を無理に開けようとはせず、その気持ち良さに身体を泳がせている。
「ん〜〜……」
ごそごそと身体を捻ってみるも、せまいベッドの上では思うが侭の態勢は取れない。
この家を経つ3年前にはこのベッドも手足を広げてもまだ余るほどだったが、
今では身体を真っ直ぐ伸ばして眠るのがやっとの思いだ。
その理由は言わずもがな、1人用のベッドに2人で寝ている事が原因なのだが。
「………ふふ」
「ぅん?」
ティルは目の前で聞こえた小さな笑い声に目を開けた。
耳に届いた声はとても優しく穏やかで、
目覚ましにしてはこれ以上気持ち良く起きられるものは無いだろう。
「おはようございます、ティル様。」
朝一番に見るものが愛しい人の微笑みなら、その日一日はどれほど充実した日になるだろうか。
ティルがそうした日々を送れるように、目の前の伴侶は毎日彼に微笑みを届ける。
その微笑みは決して義務感から来るものではなく、
想い人と共に過ごせる幸せを感じると自然に浮かぶ笑みだった。
「……おはようカスミ……いつから起きてたの?」
「たった今です。今日はお寝坊してしまいました…」
カスミが照れ臭そうに顔を緩める。
その表情がやけに可愛く感じられ、ティルの鼓動が若干早くなる。
「まぁ……しょうがないよね。昨日の夜は…」
「ずいぶんとお盛んなようでしたが。」
「えっ!?」
「…ぁ!」
部屋の入り口のドアが開いている。
そこに凭れかかるように、クレオが立っていた。
彼女が視界に入ったと同時に、2人はベッドから跳び上がる。
クレオは彼らの姿を見た途端、目を大きく見開くと同時に呆れ声を発した。
「お二方……服は着て寝てください……」
そう指摘されたティルとカスミは素肌を露にして一糸纏わぬ姿を彼女に晒していた。
顔を今にも火を吹きそうなほど紅く染めてシーツで身体を隠すカスミと、
同様に頬を赤らめて、側にかけてある衣服に手を伸ばすティル。
慌てふためく2人に心底呆れた様子で、
「そろそろ起きてくれませんか?朝食が冷めてしまいますから…」
と声をかけて、クレオは部屋を出ていった。
ティルがカスミを受け入れてから1年が過ぎた。
長かったハイランド軍と同盟軍の戦争は終わりを告げ、
それぞれの軍に所属していた者は新たな道を歩み始めた。
2人はトラン共和国へ戻り、グレッグミンスターの生まれ育った家でしばし生活する事にした。
自由を求めて勝手に抜け出した身柄、再び生家に戻るのは抵抗があったものの、
ずっと留守を預かってくれていたなじみの顔が家の中から出てきた時には
ティルにもやはりこみ上げてくる感情があった。
幼い頃からティルの世話をしていた姉のような存在のクレオ、
見た目の豪傑さとは裏腹に、根は優しい兄のような存在だったパーン。
『お帰りなさい、坊ちゃん。』
自分の居場所があるという幸せ。
その場所を守ってきてくれた2人にティルはただ胸を熱くするのだった。
兄姉のような2人とグレミオ、そしてカスミの存在がティルのわだかまりを癒してくれる。
ごく普通な日常が、ティルにはとても貴重なものに思えた。
食卓を囲むいつものメンバー。
「では、いただきましょうか。」
食事当番のグレミオが最後に席について、皆に声をかける。
その合図と同時に、マクドール家の朝食は始まるのだ。
いつもなら穏やかな談笑と共に食事が進んでいくのだが…。
「坊ちゃん、言っておきたい事があります。」
食器のスープが半分も失くならないうちに、クレオが口を開いた。
威圧的な雰囲気が読み取れたのだろうか、ティルはおずおずと彼女を見る。
ンン、と喉を鳴らして一呼吸おいてからクレオは厳しい目つきで
ティル、その隣に座るカスミを見据えた。
「仲がよろしいのは結構な事ですが、けじめはつけていただかないと困ります。
私が朝起こしに行っても気づかないぐらいベタベタするのはいかがなものかと…」
やはりその事か……ティルは口を噤んで渋った顔をする。
私生活でのしつけやけじめについて注意するのはいつも彼女の役目だった。
「ごめん…」
こういう時は逆らわないのが一番……ティルは素直に謝罪した。
もちろんその心は一刻も早くこの話題を終わらせたいがための言葉に他ならない。
「カスミ、あなたも……時には厳しく接する事も必要ですよ。」
「は、はい。」
その矛先はカスミにも向く。
「まぁまぁクレオさん、仲がいいのは良い事じゃありませんか。」
すっかり萎縮してしまったカスミに助け舟を出したのはグレミオだ。
今や母親代わりと言っていいぐらいティルの身の回りの世話をする彼は
控えめながらもこういうタイミングを測るのは非常に上手い。
いつものように、やんわりと話を別の方向に持っていこうとするものの、
今日のクレオは少々手強かった。
「仲がいいのは悪い事ではないが、何事もいきすぎると良くないと言っている!」
今にも席から立ち上がろうとする勢いのクレオに、
彼女の横に座っていたパーンがからかい口調で言う。
「クレオは坊ちゃんとカスミの愛し合う声が毎晩聞こえてくるもんだから
寝不足なんですよきっと。」
「ちっ……違う!」
「へーぇ、俺の部屋には聞こえてくるがね。」
赤面してしまうカスミとティル。
初めて2人が契りを交わした夜以来、彼らは毎晩のように愛し合った。
カスミにとっては、長い間抱いていた想いを受け止めてもらえる瞬間。
ティルにとっては、彼女の溢れ出る自分への想いを噛み締められる瞬間。
『性交』という行為にお互いが同じ思いを持ち、どちらからともなく求め合う。
その度に2人の距離は急速に縮まり、
ティルはカスミの深い想いを知る度に心惹かれていくのだった。
「まぁ坊ちゃんが幸せならそれでいいです、俺は。
カスミの可愛い声も聞けるし。」
「パ、パーン…」
「〜〜っ……」
パーンは赤面している2人をフォローするつもりで言ったつもりのだろうが、
それは却って羞恥心を煽る結果になってしまった。
重苦しい雰囲気が辺りを漂う。
「わ…私はお2人の問題だと思いますので、坊ちゃん方で決められるのが良いと思います…」
食後のお茶を用意しながら、グレミオが誰に言うもなくボソリと呟いた。
ちらちらとクレオの顔色を窺う……彼女の反応が気になるようだ。
「その通りだな。坊ちゃん達のお好きなように……ここは坊ちゃんの家ですから。」
「……。」
パーンの一言に黙ってしまうクレオ。
自分の家で気をつかう必要はないという彼の意見に同意したのか。
目の前に差し出されたカップにそっと口をつけて、
クレオはそれ以上この話題を口にする事はなかった。
| \
|Д`) 変なところで切れた……続きはもう少し推敲します。
|⊂ どうでもイイ事だがオモシロイIDだ。
|
99 :
名無しさん@ピンキー:02/09/07 02:17 ID:oVjRr3H/
うおおお!!!久しぶりに来てみたら、最高なものがある!
カスミのパイズリ最高!
| \
|Д`) あ……あがっちゃった……。
|⊂ それじゃこれで御役ご免、ですな。
|
101 :
名無しさん@ピンキー:02/09/07 06:10 ID:pCdSHuig
102 :
名無しさん@ピンキー:02/09/07 14:50 ID:u0aFlNLA
99です
あ、いや・・・気にさわったらすみません
続き楽しみにしてますんで、是非かいてください!
ところで、2ちゃん初心者なんで、ageとかsageとか
良く分からんのです・・・
よかったら教えてください
>102
freezone.kakiko.com/jiten/abc.html
カキコするんだったら、それぐらい知っとけ。
104 :
63:02/09/07 15:31 ID:5E98VWIz
あがっちゃってるね。
続き気になるけど仕方ないか。
通りすがりのスケベさん、乙カレ〜。
| \
|Д`) いえ、別に怒ってはいませんからお気になさらず。
|⊂ ただ最初から『あがったら終了』と決めていたので一応終わります。
| しかし最近エチシーンが皆無だったのが心残りだったので、
できたところまで揚げていきます。
夜になり、2人はどこかぎこちないまま静かにベッドに入った。
ティルがもぞもぞと脚を動かす。
お互い背合わせの態勢を取っているが、どうやら眠りやすい姿勢ではないようだ。
「ティル様…」
背の向こうから名を呼ばれたティルが寝返りをうつと、
少し恥ずかしそうにカスミがはにかんでいた。
「今日は……ダメですか?」
「え?」
今朝の出来事がまだ頭に残っていたため、
ティルはカスミの言葉をすぐには認識できなかった。
開いた口からは間の抜けた返事が飛び出した。
「今日は……抱いてはくれないのですか?」
はにかみが不安に変わる。
表情が曇っていく様にティルは少し焦りながら、カスミの肩に手を置いた。
「で、でも……今朝の事もあるし…」
「ティル様はどうお思いなのですか?」
肩にかけられた手に幾分表情は和らいだものの、カスミの質問は終わらない。
自分の肩にあるティルの手をきゅっと握り、じっとティルの返答を待っている。
「えと…」
自分の正直な感情とクレオ達を気にする気持ちが葛藤して、
ティルは答えるべき返事を決めかねていた。
「……私は、抱いて欲しいです……」
そう言って、カスミは身体をティルの方へと寄せて行く。
胸の中に感じるカスミの温もり……ティルは彼女の行動力に驚きつつ、
そう言わせてしまった自分の卑怯さを悔いた。
思えば自分は、カスミよりも『身体を重ねたい』という気持ちは強かったかも知れない。
それは、衣服を着用するよう言われたのにいつも通り裸身でベッドに入った事や、
彼女の身体に当然のように触れた事からもわかる。
そうして態度を取ってなお彼女から「したい」と言わせたのは
男として恥ずべき事だ、と思った。
「……うん。僕もカスミを抱きたい……」
それ以上、もう言葉はいらなかった。
ティルはカスミを抱き寄せ、唇を重ねる。
何の抵抗のなく、彼の舌がカスミの口内に吸いこまれていく。
お互いが相手の舌を愛撫し、息をするのも忘れて唾液を貪りあう。
「んん……!」
カスミが息苦しそうに喘ぎを漏らすのも気にせず、キスに夢中になるティル。
甘い唾液に濡れた彼女の舌が、執拗に纏わりついてくる。
そのたっぷりと濡れた舌でティルの歯型を丁寧になぞると、
カスミは上体を起こして彼の口内に自ら唾液を流し込んだ。
とろり、と流し込まれる唾液をティルは躊躇する事なく飲みこむ。
飲みこむ度にゴクゴクとなる喉の音が、カスミを悦ばせた。
「んふ、ティル様……今日もして差し上げます……」
徐にカスミはティルの下腹部へ移動を始めた。
すでに興奮していきり立っている肉棒を確認すると、熱いそれにそっと指を添える。
「う…」
ひんやりと冷たいカスミの指に、ティルは声を上げそうになってしまった。
その指が微妙に上下に動き出し、心地良い快感を与えてくれる。
「ティル様、このままでよろしいですか?それとも…」
「……うん。今日も……胸でしてほしい。」
「ふふ、わかりました。」
待っていた返事が返ってきた。
カスミはティルに喜んでもらおうと、これまで自分の知る限りの愛撫を試してきた。
ほとんど性経験のなかったティルにとっては、どれも極上の快感をもたらすものであったが、
その中でも取り分け彼が気に入ってくれたのは、
これ以上ないほどの柔かさと温かさを持つカスミの胸での愛撫だった。
「いきますね…。」
量感のある自分の両乳房を下から支えて、
ティルのペニスを気遣うように優しく包み込む。
カスミの温もりを感じた瞬間、そのモノがピクリ、と反応した。
「あは、ティル様ったら……」
こみ上げてくる笑みを我慢することなく、カスミが屈託無く笑う。
その無邪気な微笑みと、妖艶な肢体のギャップに眩暈すら感じながら、
ティルは自分の肉棒に神経を集中させた。
「ティル様の……、んんん、硬い……」
乳房を揺らしながら、その谷間に見えるティルの熱い肉棒の感触に
カスミは自分の身体が火照るのを感じた。
亀頭の先から止めどなく溢れるカウパー液が、カスミの谷間を濡らしていく。
「ティル様、私の胸……気持ち良いですか?私のおっぱい、気持ち良いですか……?」
そう言って問うカスミの頬はほんのり紅みがかっており、彼女も発情しているかのように見えて
さらにティルを視覚的に興奮させた。
「うっ……ぁ、カスミ……すごく気持ちいい……!」
あまりの気持ち良さにティルの声が掠れてしまう。
もう声を出すのも億劫になるほど、この快楽に浸っていたかったのだ。
| \ 終わり。
|Д`)
>>104 ありがd
|⊂
|
ヽ(TДT)ノ 続きが気になるぅー。
が、しかたないか。
通りすがりのスケベさん、乙カレ様でした。
でも、続きが気になる。
カスミたんのオパーイってどれくらい大きいでしか?
巨乳って言えるほど大きくは見えない。
ここまで書いてきて何だけど、カスミは胸よりあの美脚に萌えるんだ…。
ちなみに第4部ではカスミ×アヤメを考えていたりした。
続きはもちろんのこと、カスミ×アヤメ……み、見たい!
攻めるカスミたん、悶えるアヤメたんハァハァ(;´Д`)ハァハァ
このスレ見てる人はどれぐらいいるのだろうか…俺入れて3、4人くらいか?
|_∧
|∀・)< そんなにいなかったりして…。
|⊂
|
ここにも一匹。
続き読みたかったヤシがいまふ
このままsage続けたら
再び降臨していただけるのだろうか・・・?
| \
|Д`) 300までさがったのでヒソーリ再開……。
|⊂
|
「ふふっ……このまま出してもいいですから…」
ティルの満足げな表情に気を良くしたカスミは、彼にもっと気持ち良くなってもらおうと
胸を動かす速度を上げた。
肉棒の先から流れる透明な液体がカスミのふくよかな乳房の谷間を潤滑にさせ、
はちきれんばかりに屹立したモノはティルの意識とは関係なくビクビクと動き出す。
「あ…ぁっ、カスミ……ダメだよ、それ以上されたらぁ……ッ!」
襲い来る快楽の波があまりに大きかったためか、ティルが身体を反らしてカスミに告げた。
しかしそれも言い終わらないうちに彼の怒張したモノが白濁液を吐き出してしまった。
「くっ!」
その欲望になんとか抵抗しようと試みるも、人の本能を押さえこむことはできずに
ネバついた液体はカスミの顔にふりかかる。
「あっ…」
全身を虚脱感に包まれながら呆けているティルを見て、
カスミは何かとても満たされたような…達成感のようなものを感じていた。
(私の身体で気持ち良くなっていただけたんだ……)
そう思える瞬間が、カスミにとって尤も自分の価値を見出せる時だった。
2人の関係が主従関係ではなくなった時から、
カスミは嬉しさと同様にわずかな焦りも抱くようになった。
ティルにとって彼女の存在が「必要ない」と感じられた瞬間が
彼のもとから去らなければならない時なのだから。
「ご、ごめん!顔にかかっちゃった!」
ティルは上半身を起こすと、申し訳なさそうにカスミに謝罪する。
その慌てぶりと、数秒前の恍惚とした表情とのギャップにこみ上げてくる笑みを隠さず、
カスミはにこりと笑いかけると指で顔にかかった精液を拭い、紅く光る舌で舐めとった。
「ん……いいんです。私、嬉しいですから…」
「……っ」
カスミの持つその艶な雰囲気にティルの言葉が出なくなる。
身体を重ねるようになって初めて解かった事なのだが、
カスミは時折こういう実年齢以上に妖艶な表情を見せることがあるのだ。
肉付きの良い肢体、誘うような淫らな笑み……ティルはそんなカスミを前にする度、
彼女に溺れてしまいそうになる欲求にかられる。
ただ快楽のみを求めてカスミの身体を貪りたくなる欲求に…。
「…?どうかしましたかティル様?」
「え……い、いや、何でもないよ…。」
だがそれは決して行ってはいけないこと。
カスミの気持ちを知っているのならなおさらだ。
ティルは頭に浮かんだそんなやましい気持ちを悟られまいと、カスミに覆い被さった。
「こんなにシーツを濡らして……カスミも感じてたのかい?」
そう言うティルの目線はカスミの座っていた部分にあるシミに向けられている。
あきらかに周りと違うその部分に、カスミは赤面して俯いてしまった。
「そ、そんな……!」
「いいんだ。カスミも気持ち良くなってくれたら僕も嬉しいから。」
ティルが彼女の足首を持って左右に大きく開くと、
ぬらりと妖しく光る秘裂が眼前に差し出される。
「……いいかい?」
物欲しそうなカスミに今更聞くことでもなかったが、
ティルは確認の意味も込めて同意を求めた。
カスミは意地悪とも取れるティルの質問に、
恥ずかしそうに口許に指を当ててコクリ、と頷いた。
了承を得たティルは挿入の態勢をとってゆっくりと腰を進めていく。
「んぁう……っ!」
脳天を突き抜けるような感覚にカスミが身悶えし、
侵入してくるモノを逃さぬよう彼女の襞が絡みつき始めた。
「うっく…」
その膣口はとても狭く、大きいとは言えないティルのモノの進入さえ容易に受け付けない。
毎夜身体を重ねているといっても、カスミが『初めて』を散らした日はそう昔のことではないのだ。
こういう方面にはめっぽう奥手のティルは、カスミの幾度のアプローチにも気づかず、
彼女の『誘い』が実を結んだのはごく最近のことなのである。
いつもの如くキツイ締めつけに、1回目の射精が終わってまだ硬さを取り戻してなかった
ティルのモノが反応し始めた。
ペニスを締めつけながら蠢くカスミの熱い膣内で再び大きく、硬くなっていくのを感じながら、
ティルはピストン運動を開始した。
「あんっ!ふっ……うぅ……あん!」
ゆっくりと掻き回される膣内の感覚にカスミが悶える。
口許に当てていた手が彼女の嬌声を小さくしていたが、
次第に増してくる官能にその役割は鈍くなりつつあった。
「カスミ、すごいよ……!」
「んっふ、あぁっふ!ティル様もっ……すごいぃ・・…っっ!!」
お互いの性器を誉めながら、2人はより激しく腰を動かし出した。
ティルの身体から汗が滴り落ち、カスミの身体に降りかかる。
そんな事も構わず、ティルは目をつぶってこの至高の時間をより長く続かせようと
腹に力を入れて射精の瞬間を遅らせようと努力していた。
「あぁッ!はぁんっ………、っくぅ……ぁ、あ!」
次から次へと迫る快楽の波に、カスミはただ口を開けて喘ぎ続ける。
愛しい人だけに見せる、彼女の淫らな姿。
かつての師は『快楽に飲まれるな』と彼女に言い伝えたが、
生涯愛すると誓ったこの人の前では、そんな事も許されるだろう。
与え続けられる官能に浸れる幸せを感じながら、カスミはティルに今の気持ちを伝える。
「ティル様ぁ……いいッ!すごいぃぃっ!気持ちいいんですぅ……ッ!!」
半ば泣き叫ぶようにカスミが声をあげる。
ティルはそんな彼女の反応を確かめながら腰の律動を速めた。
「カスミ……そんな大きな声出したら……っく、みんなに聞こえちゃうよっ?」
「はっ……!?あぁ……!うぅンッ!で、でもぉ………!」
彼女が何かを言おうとした時、ティルのモノが彼女の子宮をズン、強く突いた。
一際大きな刺激にカスミの肢体が大きく爆ぜる。
「ひぁ!…………ッッああぁ――――ッ!」
その感覚を堪えきれず、カスミが絶叫を上げて達した。
息も止まるほどのその瞬間、ビクリと大きく痙攣を起こして彼女の身体がベッドに沈む。
「カスミっ…!」
もう限界に近いと悟ったのか、ティルはカスミの膣内からペニスを引き抜くと
絶頂の余韻に浸っている彼女の胸の谷間にそれを挟みこむ。
「あ…」
霞みがかった意識の中で、カスミはティルの顔が目の前にあることと
自分の胸の間にある熱い感触を認識した。
ティルは自分の手でカスミの乳肉を中央に寄せて強くペニスを挟むと
射精に向けてゆっくりと腰を動かし始めた。
「はぁ、はぁ……!」
自分の胸をいいように遊ばれながら、カスミは荒い息を吐いて
ティルの射精の瞬間をを眺めている。
苦しそうに息を吐き出すその綺麗な口許に吸い寄せられるかのようにティルが唇を近づけると、
カスミは何の躊躇いもなくそこへ唇を重ねた。
「んっふ……」
息も整わないうちのキスだったが、カスミはティルの舌を激しく吸い求めた。
そしてティルはその甘い口づけを楽しみながら、カスミの豊満な胸の谷間に、射精した。
「っ!」
「ちゅ、んん……」
ティルの舌先を自分のそれと絡ませながら、カスミは自分の顎に液体が跳んでくるのを感じた。
ティルの腰の動きがゆるやかになり、止まる。
カスミは唇を離して自分の胸元を汚す精液を見つめていると、
ふいにティルが口を開いた。
「ご、ごめん……出ちゃった…。」
それは、もう少し唇を合わせていたかった思いから出た謝罪だったのだろうか、
ティルが申し訳なさそうに頭を下げる。
「ふふ、ティル様……さっきから謝ってばかりですね。」
そう言うとカスミはぐっと起き上がり、再びキスをした。
それは濃厚なものではなくあくまで軽く触れるだけのものだったが、
『気にしていませんよ』
という彼女のメッセージを伝わってきたような感じがして、ティルは苦笑いを浮かべた。
「うん……ごめん。」
ティルは彼女の横に倒れこむと、シーツに顔を埋めてそうモゴモゴと口を動かした。
そんな彼を見やりつつ、カスミは胸元を綺麗に拭き取ってから、ぴたりとティルに寄り添う。
まだ火照りが冷めない身体を密着させ、2人はそれ以上会話を交わさず眠りについた。
「………はぁ。」
昨日注意したにも関わらず、2人は昨晩も盛り上がっていたようで
窓から差しこむ陽光の中、実に安らかな寝息を立てていた。
そのあまりに可愛らしい寝顔に無理矢理怒鳴り起こすこともできず、
瞼の下にくまをこさえたクレオはただ溜息をつくだけだった。
「仕方ないですね……もう少しだけ寝かせてあげましょうか。」
ティルに甘いのはこの屋敷の男共だけではなかったようだ。
クレオの睡眠不足は当分続きそうである。
第3部 外伝 完
| \
|Д`) 4部上手くまとまらない……もしかしたら違うキャラ書くかも。
|⊂ 許して。
|
萌えました…
次の作品も楽しみでふ。がんばてくださひ…
>130
|
|∀゚) ナイスセンス!!
| サッ
|)彡
まさかこれほどの実力差だったなんて……!
周りに倒れる仲間達を見て、彼女は臍を噛んだ。
目の前に佇む黒服に身を包んだ男の太刀は受け止めるのが精一杯で、
こちらからは攻撃する間さえ見つけられなかった。
「フン……所詮こんなものか。」
両手に携えた剣をしまうと、その男は意識を失っている男達に近づいて行く。
「リード、サムス! ヒューゴ君っ、アヒルさん!」
すでに意識のない者、その呼びかけにかすかに反応を示す者。
だが彼らの中には武器を持って戦えるほどの状態の者はいなかった。
「う……お嬢さん、逃げてください…」
痛む身体を持ち上げ、色黒の男がやっとの思いで言葉を吐き出す。
男はそう言うと冷たい床に再び倒れた。
どうやら気を失ったらしい。
「くっ……!」
近づいて来る黒服の男と仲間達の間に立って、彼女が剣を構える。
その数歩先で男が歩みを止めると、彼女はキッと男を睨みつけた。
「わ、私が相手よ! まだ私は戦える……!」
自分の頬を冷たい汗が伝う。
目の前の男は剣すら構えてないというのに、この威圧感は何?
その身体に剣で触れる事すらできなかった先の戦闘が甦った。
(やらなきゃ……私がやらなきゃ!)
涌きあがる恐怖心を打ち消し、1歩前へ踏み出すと同時に
剣を黒服の男めがけて突き出す。
「やぁっ!」
しかしその剣は空を切り、それを持つ右手を男にぐっと掴まれるや否や
ものすごい力で締め上げられた。
「あぁっ…!」
「そんな太刀筋では俺は切れんぞ、女。」
カラン……。
無情にも、地に音を立てて落ちる剣。
その瞬間、彼女は絶望と共に死を覚悟した。
自分の顔を覗きこむ、男の燃えるような紅い瞳が彼女を縛る。
気づかぬ内に目尻に涙が溜まっていくのを感じて、唇を噛みしめた。
「ほぉ……いいぞ、その表情。正に絶望の淵に立たされた人間が見せる尤も醜い顔だ。」
男の整った顔に浮かんだ冷笑を見た瞬間、彼女の背筋に冷たいものが走った。
恐怖にひきつるその表情を楽しむかのように、男は女の顔を凝視する。
女の顎に指を添え、より近くで見ようと顔を上げさせた刹那、
男の後方の床が歪み、そこから何者かが現れた。
現れたのは女性だった。
線の細い体に淡い色の髪の毛。
「時間です。」
彼女は短くそう告げて、男の行動を待っているようだった。
「……。俺はもう少し後で行く。」
ガタガタと震える女の顔から視線を逸らす事なく、男はそう答えた。
しかし、男の後姿をじっと見つめる彼女は微動だにしない。
「………。」
「すぐに追いつく……先に行け。」
わずかに怒りをこめたその口調に、女は握った杖を静かに振って答えると
彼女が現れた時と同じように地が歪み出した。
「……そのまま報告しますから。」
「好きにしろ。」
短い会話が終わると、女は無表情のまま
ふっ…と床に吸いこまれるように姿を消した。
「はっ……離しなさいよっ!!」
目の前で起こった不可思議な光景に見とれていた女だったが、
黒服の男の気が自分からそれている事に気づくと、
恐怖に支配されていた身体で懸命に黒服の男を突き飛ばした。
そして床に落ちていた剣を素早く拾うと、気丈にも再び構えの態勢をとってみせる。
「行くわよっ!」
そう言うと同時に地を蹴り、有無を言わさず切りかかる。
実力差を考えるとなりふり構わず行かなければここは乗り切れない……っ!
ガキィィィン!
眼前で起きた出来事を理解するのに、女はわずかな時間を要した。
手に握られた愛剣は粉々に砕け、柄だけが手の中に存在している。
ジンジンと衝撃が残る掌と、男の両手に握られた剣を交互に見やっていると、
無表情のまま男が口を開いた。
「武器がなければ貴様も戦えまい。」
「あ…」
急速に縮まる戦闘意識と、増大していく恐怖心。
後ろに倒れる仲間達のように気を失っていれば、苦しまずに死ねただろうに…。
そう思わずにはいられないほど、彼女の心は恐怖に支配されつつあった。
「何だ……抵抗はしないのか?人間は死ぬのが怖いんだろうが。」
「うっ…うるさいわね! 別に怖くなんてないわよっ!」
そう言って抵抗する彼女の姿は、黒服の男の眼にとても滑稽に映った。
身体は恐怖に竦んでいるのに、あくまで気丈な態度は崩さない……興味を引く女だ。
「フッ……面白い女だ。貴様には死ぬより恐ろしい目に遭わせてやる……!」
男は小さく笑うと、片方の剣を彼女に向かって下から振り上げた。
シュッと風を切る音がしたかと思うと次の瞬間、
女の衣服は縦に綺麗に切り裂かれ、はらりと床に舞い落ちていた。
男の剣の切っ先が彼女のハットをかすめ、その居場所から退去させる。
「え……!?」
見事に真っ二つに切られた衣服と対象に、
彼女の身体の真中、剣が通った跡にうっすらと血が滲んでいるものの、
さして大きな傷になっていないのが黒服の男の剣の技量を物語っている。
胸元を隠そうとした彼女の手を男が素早い動作で掴んで、そのまま地面に押し倒す。
「なっ……何するのよ!?」
「貴様を辱めてやろうと思ってな。」
男がそう言うのと、彼の空いた手が女の乳房を掴むのはほぼ同時だった。
ぎゅうと柔かい肉を握りつぶさんとする手に、女の顔が苦痛に歪む。
「痛い……っ!」
「そうか、痛いのか……なら硬くなっているこれは何だ?貴様、興奮しているのか?」
周りの柔かい感触とは明らかに違う硬さを持つ先端を、男の指が押しつぶす。
ピンクの蕾が乳肉の中に押しこまれ、否が応にも反応してしまう。
「ちっ……違うわよ! さ、寒いからに決まってるでしょう!?」
「フン……下手な言い訳だ」
男の力は緩む事なく、女の乳房を握る。
快楽を得たい訳ではなく、この女の苦痛に歪む表情が見たいのだ。
普通の感性を持つ男なら、このような綺麗な形をした乳房を前にすれば
むしゃぶりつきたくなるだろうが、この男はそんな普通の感性の持ち主ではなかった。
「痛い………って、言ってるでしょうが!!」
バチィ――ン!!
女が空いていた片方の手で男の頬を叩いた音が、薄暗い空間にこだまする。
「……本当に面白い女だ。」
思いきり頬を張られたにも関わらず、その顔が歪むことはない。
あくまで冷静さを失わないその表情からは、
男がどんな感情を抱いているかは読み取れなかった。
「少しは楽しませてやろうかと思ったが止めだ……時間もないしな。」
男の瞳の中で黒い炎が揺れたように見えた。
女は押さえつけられている手にさらに力がこもるのを感じ、苦痛に身をよじる。
「ちょっと……いい加減離してよ!」
「もう少しの辛抱だ、我慢しろ。」
男は膝を冷たい回廊につくと、彼女の両手を床に押さえつけた。
両腕を上げた状態で、女は身体を捻る事さえできない。
「な、何するのよ!?」
胸を握られる痛みからは解放されたものの、
両腕を動かせない今の状態に女も動揺を隠せないでいる。
やや怯えの表情を浮かべる女の顔色を楽しみながら、
男は地に膝をつくと、自分の脚を器用に使って
女の股を広げさせていく。
じわじわと広げられる脚。誰にも侵入を許した事のない秘めた個所が徐々に晒されていく。
「ちょ、な……何するつもりよッ!?」
「貴様の考えている事だ。」
男はぐいぐいと自分の腰が女のそれに密着するまで脚を広げると、
自らのモノを素早く取り出して、彼女の秘口へあてがった。
「……ッ!」
男のモノはすでに怒張しており、かなりの大きさを彼女に見せつけていた。
尤も男にしてみれば、目の前にある瑞々しい肉体を味わえる興奮よりも、
今から起こる惨劇に女が恐怖するのを想像して固くさせているに違いない。
身体を弄ぶのも、その苦痛に歪む表情を引き出すための1つの手段にしか過ぎないのだ。
「や、やめてよ……本気なのっ!?いやぁぁッッ!!」
女の頑なな拒絶も、男の前では無力なものだった。
両腕の自由を奪われ、細身ながらも大人の男に
上から覆い被られてできる抵抗などたかが知れている。
「入っていくぞ、貴様の中に。」
「やだ……っ!」
彼女は眼前の男の迷いのない行動に驚愕し、
異物を自分の体内に挿入されるという未知の感覚に怯え、
耳にしていた破瓜の痛みに身体を硬くしている。
「離しなさいっ……離せッ!!」
つぷ、と女の秘口にモノが口をつけると、
一切の手加減などなしに一気に男は腰を進めた。
「うっ……あああぁぁあぁっぁぁぁっぁぁぁぁぁ!!!」
神秘的な輝きを放つシンダル遺跡へと続く扉が、彼女の悲鳴にビリビリと共振する。
身体が裂けてしまいそうな痛みに、女は男を睨みつけながら絶叫した。
「ははは、いいぞその顔は……もっと苦しめ、もっと俺を憎め!」
彼女の秘部からは鮮血が痛々しく流れ落ち、
皮肉にもそれが男の出入りをサポートする潤滑油の役割を担っているようだった。
「あぁ! ッく……やめ、やめなさいよ!! あんた何考えてるの……ッ!?」
突き入れられる剛直の痛みに耐えながら、息も絶えだえに男の考えを問う。
腰を律動させている今も、男も表情はさほど変化を見せない。
口許に浮かぶかすかな嘲笑が彼をより残酷で冷血な生物に見せていた。
悔しいほどに美しく編み込まれた金髪が、
暗黒の天井をバックにしてより鮮やかな輝きを放っている。
「何を考えているかだと? 貴様の醜く歪んだ顔が見たいだけさ!!」
女の都合などお構いなしに、男が腰を突き上げる。
快楽を求めての行動ではない。
女の感情の変化を求めての行動だった。
「いッ……痛いっっ!!」
初めてものを受け入れて間もない彼女の膣がいいように貪られる。
周りの襞は真っ赤に腫れてなお男のモノを締めつけようとする。
無意識に動くその部分に、彼女は憤りと苛立ちを感じた。
「痛い? なら俺のモノを離せ! 貴様が自分で咥えこんでいるんだぞ!!」
「ちっ、違う! 私はそんな事してないわよッ!!」
「ならば何故、貴様の膣はギュウギュウ締めつけてくるんだ!
何故、お前のビラビラは俺のモノに絡みついてくるんだ、女!?」
「くっ……ううぅ!!」
認めたくない自分の身体の変化を指摘してくる男。
彼女は歯を食いしばりながらその汚い言葉に絶える。
「悔しいか? 無様な格好で俺を咥えこんでいる自分が悔しいか!?」
「あぁぅっ……ん!!」
止む事のない痛みが、彼女の身体を次第にマヒさせていく。
当初ほど苦痛を感じなくなった今、女にできる抵抗は男を悦ばせないことだけ。
「ふん、バカな男ね! こんな事、別に何ともないわ!」
「この状況で強がる……いちいち面白い女だ。
いいだろう、貴様の腹の中を俺のものでパンクさせてやる……!」
「はッ!?」
膣内でさらに硬く肥大した剛直を感じ、女の顔に恐怖の色が浮かぶ。
殺されてもおかしくない状況下、女だからと辱めを受けて屈辱を感じない訳がない。
忌み嫌う相手に身体を喰われただけでも
吐き気のしそうな嫌悪を感じるのに、そのうえ……!
「なッ、膣内で出さないで!」
「貴様、俺に命令できる立場か? このまま俺の子を孕むがいい……!」
「ダ、ダメ!! 出したら殺すから! 絶対殺すからッ! 殺してやるッ!!」
男のモノから逃れようと、女はグイグイと身体をよじる。
それは些細な抵抗だったが、男の思い通りにされるのを黙っている事ができなかったのだ。
彼女の両手を掴む男の手が緩む事はなく、男の表情には歓喜の感情が浮かんで見えた。
「俺を殺すだと! いいだろう、いつでも来い……簡単に殺される気はないがな!!」
「殺してやるわ!! 絶対殺、し………!!?」
ドクン!
真紅の炎を携えた男の瞳が彼女を射貫く。
「いッ………いやぁぁぁ―――――――――――――――ッッ!!!」
禍禍しい感触が自分の膣に現れた瞬間、女は絶叫した。
悪魔の液体が子宮に注がれ、射精を止めないドクドクと脈打つモノが膣の中で跳ねている。
「待っているぞ、女。貴様が俺の憎しみを糧に強くなって再び現れるのを……。」
ショックのあまり薄れゆく意識の中で、女はその声を脳裏に刻み込んだのだった。
(忘れない……この屈辱は、絶対忘れない!!)
朦朧とする意識の中、女が最後に聞いた音は、カツカツと床を鳴らす男の足音。
膣口から溢れ出した精液はトロリと垂れ落ち、
黒い床に滑稽なコントラストを醸し出している。
湿った空気の中に生暖かい風が吹き、
冷ややかな回廊にポツリと転がっていた彼女のハットがふわりと軽やかに舞った。
完
148 :
名無しさん@ピンキー:02/09/21 16:38 ID:SDRTIpQK
| \
|Д`) やはり許していただけなかったか。
|⊂ 第4部までの繋ぎにと思ったんだけど…あがったし、去ぬ。
|
去らないで〜。
通りすがりのスケベさんのSSは堪能させていただいてます。
また堪能したいです。
再開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
と思ったらすでに神は去った後だった・・・・゚・(ノД`)・゚・。
個人的には他のキャラも全然OKなので気にせずうpしていただきたい!
一度は死んだこのスレをこんなに盛り上げてくれているのは
紛れもなくあなたなんだから。
>152
同意。
ぜひ他のキャラも見てみたい。
つーか、こんなにカスミを書けるところが正直スゴイと思う。
| \
|Д`) >151-153 ありがd
|⊂ そう言ってもらえると救われます。
| これからもちまちま揚げていきますので気が向いたら見て下さい。
煩悩の神が脳内に降臨次第、カスミ他のキャラも書いていきますので。
カレリアの街は今日も交易商人達で賑わいを見せていた。
金回りのよい彼らを客取ろうと、道端で露店を開く者も少なくない。
照りつける太陽が残しゆく蒸し返すような暑さの中、
額に汗を浮かべながら大声を張り上げて客寄せに精を出す売り子達。
そんな中を、1人の男が思案顔で歩いている。
白いコートでほぼ全身を覆いながらも、彼はこの暑いカレリアにいながら
汗の1つも浮かべていない。
あきらかに異邦人であろうその風貌に、周りの人々は奇異の視線を向けている。
しかしその眼差しの多くは、好奇心と羨望の光を含んでいた。
整った顔形にスラリとした身体。
異性なら誰もが興味を引かれてしまいそうに美麗な目鼻立ちをしている。
それなのに声をかけられず遠巻きに見てしまっているのは、
彼が放っている独特の『近寄りがたい』雰囲気のせいだろうか。
そんな異様な空気の中を気にするでもなく、
彼は涼しげな顔で、2人雑談している女性に近づいていった。
「失礼。あなた方は『真の炎の紋章』について何か聞いた事はないだろうか?」
話しかけられた女性達は、話しかけられた嬉しさと
間近で改めて見る彼の美しい顔立ちにドキドキしながら、お互いに顔を見合わせている。
「知っている事があれば教えていただきたいのだが…」
「え、あ、ほ…炎の……? ねぇ、知ってる?」
緊張で喉をつまらせながら隣りの女性に聞いてみるも、
聞かれた女性は首を左右に振るだけだった。
そんな2人を見て男は特に表情を変える事なく、
「そうですか。お手数をおかけしました……では。」
と短く告げて、その場を去ろうとする。
「あ、あの!」
「? 何か?」
「不躾なお願いですけど、お名前をお聞かせ願えませんか?」
身体の前できゅっと握り締められた手が、
緊張している彼女の気持ちを代弁しているようだった。
そんな彼女の様に可笑しくなったのか、
氷のように冷たく感じる彼の表情にはかすかに笑みが見えた。
「これは…名乗りもせずに失礼をしました。アルベルトといいます。」
「アルベルト……様……。」
一瞬見せたその神々しい笑みを脳裏で反芻しながら、女は彼の名前をボソ、と口にした。
(あまり有益な情報はなかったな……念の為、もう少し当たってみるか)
街の奥へ進み、緩やかな坂を上がりながら、アルベルトは周りを見まわした。
ふと、周りの人々からはやや浮いている服装の人物が目に入る。
身体の線の細さから見て、女性だろうか?
彼女は何やら急いでいるようで、後ろを見ながらこちらに駆けて来る。
前方にいる自分に気づく様子はなく、よほど急いでいたのか
彼女はスピードを緩める事もせず真っ直ぐアルベルトにぶつかってきた。
「いたっ!?」
ぶつかる寸前、アルベルトは両手をクッション代わりにして彼女の身体を支えたが、
それでも衝突した衝撃はかなりのもので、彼女の身体は後方へ尻餅をついてしまった。
「前を見てないと危ないぞ、お嬢さん。」
「……!」
驚きの表情を浮かべてアルベルトを見上げる彼女。
まだあどけなさの残る顔や、近くで見て初めてわかった彼女の小ささから
まだ年端のいかない少女のような印象を彼に与えた。
「そ、そっちが突っ立ってるから悪いんだろ!?」
可愛らしい口から出た悪態に、アルベルトは目を丸くした。
勝手にぶつかって来ておいて……と思うや否や、少女は自分の手を引いて走り始めた。
「おい!?」
「ボク追われてるのっ!おにーさん助けて!」
少女にしては強い力で引っ張られ、アルベルトは足元をよたよたさせながら
彼女の後に続いた。
とりあえず身を隠したいという少女の提案で、
半ば強引にホテルの一室に連れこまれたアルベルトは、
少しでも実りのある時間にしようと、お互いの実情を話しあう事にした。
お互いといっても、アルベルトが巧みな話術で彼女から情報を聞き出しただけで、
自分の事はほとんど話していないのだが。
「じゃあ君は”炎の運び手”と合流するためにここまで来たと言う事か?」
「ボクの連れがね。ボクは別にそんな事はどうでもいいんだ。
退屈だったから着いてきただけだよ。」
はるか南方の竜洞から来たという少女は、なるほど見た目もそれらしい風貌だった。
小さいながらもしっかりとした胸当てを装備し、今は壁に立てかけられているが
手には槍、丸盾を持っていた。
竜の翼を想像させる羽根のアクセサリーをつけた額当てが、
何より彼女のいう事を裏付けている。
ここらではそう見当たらないファションだ。
「で、その”炎の運び手”とやらは今何処に?」
「知らないよ。ここいらの事なんてボクもフッチも知らないもの。
いつまで立ってもウロウロしてたから、目を盗んで逃げてきたら…」
「見覚えのない者に声をかけられた……と言う訳か。」
そこまで言って、彼女の顔が歪む。
事あるごとに彼女の表情はコロコロと変わるので、
考えていることが顔に出やすいタイプだなとアルベルトは思った。
彼女が相手なら、誘導尋問もさほど難しい事ではない。
「ボクは知らないヤツなのに、『シャロンさんですか?』だって。絶対あやしいよ!
もしかしてボクを捕まえに来たのかも……!」
「どうしてそんな事をする?」
「だってボク騎士団長の娘だもん。ボクを誘拐しておカネ要求したり……」
「竜騎士団に喧嘩を売る物好きもいるまい。」
少女の妄想に付き合う気はない、と
アルベルトは椅子の背もたれにぐっともたれかかった。
聞き出した情報をもとに、頭の中を整理する。
(ふむ……真の炎の紋章を継承した者はこの近くにいるかも知れないな。
後々厄介な事にならないよう、早急に手を打っておかねば……)
「何ボクの足ジロジロ見てんのさ、おにーさんのスケベ。」
意識していなかったが、どうやらアルベルトの目線は
露わになっているシャロンの脚に向けられていたようだ。
ブラブラと宙を遊ばせていた足を地について、彼女が短いスカートをぐっと前に寄せる。
もとより膝上にあるスカートの裾を上げたところで白い脚を隠す足しにはならないのだが、
そうせずにはいられないのが、異性の視線に敏感な年頃だということなのだろう。
「別に意識して見ていた訳じゃない。」
「でも見てたでしょ。ダメだよ、ボクのカラダは安くないからねっ。」
見れば目の前の少女は、やたらと肌の露出が多いように思えた。
只でさえ短いスカートには際どいスリットが刻まれ、
傷の1つもついていない綺麗な腰周りは、あられもなく外気に晒されている。
アルベルトは目の前の勝気な少女に興味を引かれている自分に気づいた。
そんな自分を嘲るかのようにこみ上げてくる笑いに顔を伏せる。
(そういう趣味はないはずなんだがな……少し遊んでやるか。)
漏れる笑みをクックッと堪えながらアルベルトはすっと椅子から立ちあがった。
黒い手袋を脱ぎ、少女の前にかがみこむ。
急に接近してきた彼に、シャロンはやや怯えた様子を見せた。
「な、何さ……。」
「ではどれくらい払えばいいんだ?」
質問の意味がわからず、ただオドオドするだけのシャロンの肩にアルベルトの手がかかる。
適度な温度を持ったそれの感触にビクリと身体を竦ませて、
動揺の色を含んだ瞳でシャロンはアルベルトを睨んだ。
「どどういう事…」
「知らない人について行ってはいけない、とママに教わらなかったのか?」
今回はシャロン自らが今の状況を望んだのだが、
よく知らない男と2人密室にいるということは、やはりマズイことだったかも…と、
シャロンの脳裏に後悔の念が走った。
「こ、子供扱いするなっ!」
肩を抱かれ、彼の腕の中に自分の身体を包まれながらもシャロンは抵抗を試みる。
しかし初めて感じる男性の腕の中の居心地は、想像していたよりも温かかった。
「では大人として扱おうか?」
アルベルトの顔が目前に迫る。
高鳴る胸の鼓動を必死に押さえようと努力するが、
彼の優しい扱いにシャロンのそれは高まる一方だ。
「な……」
近づく唇。
(ほ、本当にしちゃうのボク!?)
冗談か本気かわからないアルベルトに自分の態度を決めかねていると、
ふっと彼の唇が自分のものに重なってきた。
初めて交わした異性とのキスはどこか現実感のないものだった。
雲の上にいるようなフワフワした感覚が身体中に満ちて、
何も考えることができなくなってくる。
シャロンがそんな感覚に囚われていると、
そっと唇を離してアルベルトは不敵な笑みを浮かべてきた。
「どうですか、お嬢さん?」
自分の口許を指でなぞってみる。
今さっきまであった他人の唇の感触が甦り、シャロンは顔を赤らめた。
「……い、いきなり…!」
「お気に召さなかったみたいで。ではこういうのは?」
そう言ってアルベルトはがば、と彼女の腕をとり、強引にキスを重ねた。
彼女の固く閉じられた唇を舌で丁寧になぞる。
「ん―――!!」
柔かい頬を軽く摘んでできた隙間を逃さず、アルベルトの舌先がシャロンの口内に侵入する。
忍びこんできた生暖かい感触に身震いしながらも、どこか不思議な感覚に戸惑いながら、
自分の口内を暴れまわる彼の舌になすがままに犯され続ける。
歯型をなぞられ、舌を絡ませられ、シャロンは未知の感覚に呑まれつつあった。
心は拒絶しようとしているのに、身体がそれを許さない。
心地良いぬるま湯から決して上がらせないように固まる自分の身体。
だが彼女の肩を抱いているアルベルトの手はあくまで優しかった。
肩を抱かれ、手を掴まれ、口内を蹂躙されるシャロンの身体から力が抜けていく。
目の前の男は得体の知れない人物ではあるが、困っていた自分を助けてくれた。
容姿だけを見るなら、文句のつけようのない美形だ。
別段嫌う要素が見当たらず、シャロンの意識はふらふらと揺れ動き出していた。
抵抗する力がなくなってきたのを感じて、アルベルトは手の拘束を解いた。
焦点の定まらないシャロンを覗きこみ、言葉を投げかけてみる。
「こういうのはどうだ?」
「……はぁ……」
アルベルトは返事を待たずに彼女の両脇に手を入れて持ち上げると、
椅子に着席した自分の腰の上に彼女を降ろした。
小さいながらもしっかりした尻の感触を感じながら、
アルベルトがスカートの裾を持ち上げる。
「あ!」
ぴらり、と裾が持ちあがり、彼女の股間を隠す白い下着が現れた。
「どうした?」
その秘められた部分を布地の上からそっと撫でると、シャロンの身体が敏感に反応する。
くすぐったそうに身体を捩る彼女を楽しみながら、アルベルトは手の動きを大きくしていった。
「あぅっ……!」
強すぎる刺激のためか、シャロンがビクリと身体を仰け反らせた。
下着の上からではあるものの、他人に触れられた事などない秘部の入り口への刺激は
相当なものだった。
だがそれと同時に、理解できない気持ち良さが身体を走るのも事実だったのだ。
その甘い感覚は嫌悪するものではなく、むしろもっと受け入れたい感覚。
アルベルトの行為を無下に拒否する事ができないのは、
シャロンの無意識下でそういう欲求が発生しているからであった。
「イヤか?」
アルベルトの眼が細くなる。
こちらの心の内を把握しているかのような、含んだ笑み。
「う―――……、イヤだけど…………………………………もっと、して……」
ポツリと出た彼女の本音にアルベルトが口許を上げる。
うっすらと濡れた下着をずらし、
「脱がすぞ。」
と呟くと、了解も得ず一息に彼女の膝までずり下ろした。
「えッ!」
そのいきなりで迅速な行動にシャロンが驚く。
人前で大事な部分を晒すには、心の準備が整っていなかったようだ。
「綺麗な色をしている。」
シャロンの慌てようなど意に介さず、アルベルトはヒクヒクと蠢く秘裂の周りに指を這わせた。
ピクピクともどかしそうに身体を動かすシャロンの反応が面白い。
最近見ることのなかった新鮮な反応だ。
「ヤダよぉ……そんな、触んないで……っ!」
口に手を当てて、自分の望まない声が漏れるのを絶えた。
うずうずする身体は最早止める事などできず、
弱電流を流される如くビクビクと反応し続ける。
つぷ……。
「痛っ!」
アルベルトの指が秘裂を割っていこうとしたその時、シャロンが苦痛に顔を歪ませた。
「初めてか?」
その反応を見る限りそうとしか考えられなかったが、念の為探りを入れてみる。
後ろを向いたシャロンは、うっすらと涙で眼を潤ませていた。
「あ、当たり前だよっ!ボク、こんな事されるのも初めてなんだからぁ……っ!」
「しかし嫌がりはしない、か……君はもとから淫乱な体質のようだな。」
秘裂の上部にある可愛い蕾に指を伸ばし、
アルベルトは包皮に覆われたそれを剥き出しにした。
小さな花芯がぴょこ、と顔を出す。
「あぁッんん!!」
跳ねあがった刺激が全身に伝わり、一際大きくシャロンの身体が爆ぜた。
「ここを自分でいじった事はあるのか?」
指で花芯を摘み優しく擦りあげると、その刺激に呼応して彼女の身体が痙攣を起こす。
その刺激があまりに強すぎるのか、言葉を発する事すらできないようだ。
「……ッ!! ひ、ぅ!!」
喉がつまったような喘ぎを漏らし、シャロンの背がしなる。
秘裂から流出する液体の量が増したのに気づき、アルベルトはシャロンを見つめた。
「なんだ、もうイッたのか?」
「……ぇ………、イ……ッた?」
靄のかかる頭の中、シャロンはアルベルトの言葉を今一度繰り返す。
花芯を摘まれた瞬間、頭が真っ白になって意識が跳んだような感じがした。
これがイク……?
自分で慰める事はあっても、決して足を踏み入れる事のなかった領域に
シャロンはいとも簡単に踏みこんでしまった事を理解した。
人にされる事がこんなに気持ち良いなんて…。
「こんなに濡らして、君はスゴイな。」
「え……」
眼前に現れたアルベルトの指は、透明の液体でベトベトになっていた。
それが自らが出した愛液だというのが解かって、シャロンは耳まで紅く染める。
「イヤだ……そんなの見せないでよっ!」
恥ずかしそうに顔を背ける彼女。
アルベルトは意識がはっきりしてきたシャロンを確認して、行為を再開した。
(痛がる女は趣味ではないのでな……)
何ものの侵入も許した事がない秘裂の中は諦め、その周りをネチネチと弄る。
くすぐられているような、もどかしい感覚にシャロンが顔をしかめる。
「うぅっ……んん……、はぁぁ……」
「これでは満足できないか?」
「ちっ、違うよ……ボクそんなエッチじゃないもん……。」
しかし彼女の腰はアルベルトの指の刺激を求めて自ら動き出していた。
気持ちと身体がバラバラな彼女の行動はいちいち面白い。
「そうか。こっちは触った事はあるのか?」
アルベルトの指先が後ろの小さな蕾に伸びる。
「だ、だめッ! そんなとこ、汚いよぉ……!!」
シャロンの制止も聞かず、クリクリと蕾を苛める。
柔かい弾力が押しこもうとする指を押し返し、その侵入を許そうとしない。
「柔かいな。」
「そんなところ触んないでよぉ……!」
「君の身体は喜んでいるようだが?」
アルベルトがシャロンの身体の前方を覗き見ると、
彼女の花唇が菊座を押される事にヒク、ヒクと動いているのが見えた。
同時にそれを見つめていたシャロンは自分の身体の反応が信じられないようだ。
「嘘……嘘だよ、違うもん、ボク喜んでなんかいないよぉ……」
彼女の菊座を弄りつつ、アルベルトは片方の手を再び花芯へと向けた。
その動きにシャロンが過敏に反応する。
「だっ…だめだよ! そこは強すぎて……!」
「でも気持ち良かっただろう?」
シャロンの願いも虚しく、肥大した花芯に彼の指が迫る。
ぎゅ、と指の腹で押しつぶされた刹那、彼女の身体に電撃のような快感が走った。
「ああぁぁぁぁッッ!!!」
シャロンの嬌声と共に、秘口からトロリと蜜が溢れ出した。
新たな快楽に身体が喜んでいる証だ。
力を加減して、敏感な部分をやわやわと擦ると、
秘裂から涌き出る快楽の涙は量をさらに増していくのだった。
「気持ち良いか?」
「ひぃぅ……っ!! くぅ、んんっ!はぅっ…!」
どうしてこんな事になっているんだろう…?
シャロンは今更ながら、自分の置かれている状況に疑問を抱いた。
初めて自分の大事な部分を見せた男の人は、昨日まで知らない人物だった。
偶然出会ったその人は、どこか他人を寄せ付けない空気を持っていたけど、
少し優しくて、すごく格好いい人だったんだ。
ボクってミーハーなのかな…?
「ひぃッッ!?」
唐突に、シャロンの思考が遮断された。
アルベルトの指が彼女の菊座に侵入してきたからだ。
「止めて、ヤダよっ……汚いからぁぁ……っ!!」
「少しだけだ。」
彼の指は言う通りすぐに止まった。
第一関節も入らないところでストップし、菊座の入り口を探るように弄っている。
「あ……ぁ、イヤぁ……!」
そこで初めてアルベルトの指がクリトリスを引っ張るように摘み上げた。
きゅうっと抓られるような感覚に、只ならぬ快感が全身へ行き渡る。
「あはぁぁっぁぁぁ!!! あぁ、あぁッ!!」
「尻の穴を弄られてヨガるとは、君はイヤらしい娘だ。」
「イヤぁ! 強い……ッ!」
弱まる事のない刺激に、ぎゅっと目を瞑って堪えてみるも
感じた事のないほどの大きな快感の呑まれ、全身を気怠さが覆い始める。
「ひぃぁぁぁ! ボク……どうなっちゃうの!? あぁぁッ!!」
「またイクのか?」
「イ……ク……!? ッッ! イクッ! ボク、またイッちゃうッッ!!」
彼女の気持ちが高ぶるのを感じ、アルベルトはその花芯に爪を立てた。
「!!いッ………ああァァァぁぁぁぁ――――――――――――!!!」
大声で盛大に鳴くシャロンの秘裂から、ドプッと勢いよく愛液が噴き出す。
胸を反らして両腕をアルベルトの胸に突っ張り、フルフルと震えながら、
彼女は2度目の絶頂を全身で味わっていた。
力が抜けると同時に、シャロンがぐったりと倒れこんでくる。
「おい…?」
声をかけてみたが、返事はない。
(失神したか?)
ペチペチと頬を軽く叩いてやると、彼女の口から呻きが漏れた。
世話のかかる娘だと思いながらも、
先ほどまで行為に夢中になっていた自分に吹き出しそうになる。
「俺も物好きな…」
度の過ぎた『遊び』を反省しながら、アルベルトは立ちあがった。
シャロンをそっと抱きかかえ、側のベッドに寝かせる。
彼女の口許の唾液を拭い、服装を整えてやってから
起こさないよう静かに部屋を後にした。
重い頭を軽く振って、現実へと呼び戻す。
彼の耳には、まだ先の情事で散々聞いた可愛らしい喘ぎ声が残っていたからだ。
「時間をくい過ぎたな……。」
連れの尋問は免れないだろう。しかし気になる情報もしっかり手に入れた。
アルベルトは頭の中で報告すべき事を整理しながら、
まだ少女の香りが残る手に黒の手袋をはめ込んだ。
完
| \
|Д`) ド○フではないですが、
|⊂ 「もしもこの2人が出会ったなら…」と妄想したらこんなことに…。
|
シャロンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
かなりヨカタ
次はアラニスどうですか?
もの凄く(・∀・)イイ!!
シャロンたん・・・。
| \
|Д`) >178-179
|⊂ 感想どうもです。
| アラニスは(・∀・)イイ!ですが絡ませる相手が思いつかない…。
ハイランドと都市同盟の間に不穏な空気が流れ出している事は
争いなど無関係な人々の耳にまで届くようになっていた。
しかし、そんな噂も小さな街でささやかに暮らす者にとってはあまり大事ではなかった。
彼らにとっては何時起こるのか解からない戦争より、
明日のパンの方がよほど大切なものだったからだ。
そんな小さな街の中、道端に人だかりができていた。
もとより住民が少ないので、1つの場所に人が集まる事などそうあることではない。
その人だかりの中心には、他の土地からの旅人がいた。
その者らを囲むようにしてできた人々は、それぞれが楽しそうに笑ったり、
その中心にいる人物に拍手を浴びせていたりした。
行く先々で娯楽を提供しそれを糧にして生活している彼らは、
楽しみの少ないこのような土地では特に重宝された。
決して1つの場所に留まることのなく流浪する生活習慣から、
彼女らは『旅芸人』と呼ばれる―――。
「はいはーい、それでは今から見せます技は…」
黒髪の活発そうな女性が、手にしていたナイフを束ねて見せた。
その鋭い輝きに子供達が怯えの表情を浮かべる。
「ないふなげのめいしゅー・・・、アイリー!」
「ちょっとボルガン! 教えたのと違うだろ!?」
「誰か手伝ってくれる子はいませんか?」
紹介の仕方に不服そうなアイリをよそに、彼女と同じ顔立ちをした艶やかな女性が
ギャラリーを一通り見まわしてが同意を求めるも、名乗り出る人はいない。
側に立っている大男のボルガンが手にした果物を的にする出し物なのだろうが、
自ら矢面に立ちたいと思う子供はこの観客の中にはいないようだ。
どうしようか…と思案していた時、前に踏み出すか細い足が見えた。
その子供を見てアイリが驚く。
それは意外にも、小さな女の子だったからだ。
だが人だかりの中、彼女らの芸に特別魅入っていたのは
他ならぬこの少女だったのをアイリは感じていた。
「すごぉい、すごぉぉい。」
手に持ったリンゴやバナナをかざして、ボルガンがはしゃぎ出す。
それと同時に、ざわざわと周囲から心配する声も上がった。
「……では勇気ある彼女に拍手を!」
まばらに起こる拍手には、戸惑いと不安が見え隠れしていた。
近くに生えていた木を後ろにして、その少女が備える。
距離を取ってナイフを構えるアイリ。
それを見つめる少女の顔は、失敗を予感する不安な面持ちではなく、
期待に満ちた好奇の瞳でそのナイフ投げの主をただじっと見つめている。
「すごいわね。でも動いちゃダメよ、あの子の事だから大丈夫だと思うけど…」
「だいじょぉぶ、だいじょぉぶ。」
周囲に賛同を求めた艶やかな女性が少女にそっと耳打ちした。
その美しく穏やかな笑みに、少女の全身に知らず知らずのうちに入っていた力が抜ける。
ボルガンが少女の頭の上にリンゴを配置すると、場に緊張が走った。
少女の頭よりわずかに小さなリンゴに、周囲の人々が息を飲む。
しかし、アイリの仲間達の表情は柔かい。
彼女らは、この後起こるであろう笑みと驚愕の混み入った
人々の表情を想像しているのかも知れなかった。
アイリが的を外すという事など考えもしない。
もしここでアイリが失敗するような娘なら、
自分達はそれを生業にして生きてなどいないのだ―――。
「リィナ、きょうはもうおしまい?」
「そうね。とりあえず今日の宿を探しましょう。」
そう広くない街の中、3人は物珍しそうに歩く。
すでに陽は傾き、赤焼けた夕日が空をオレンジ色に染め上げていた。
「あ、あそこじゃないか?」
そう言ってアイリが指差した先には、けっして大きくはないものの
綺麗な門構えをした宿らしき建物が見える。
「ごはん、ごはん。」
「ふふ。」
ぷっくりと膨らんだ腹をポンポンと叩いて空腹を訴えるボルガンに、
リィナがにこりと笑いかけた。
「アネキ、ここは何時頃出発するの?」
頭の後ろで手を組んで、アイリがリィナに問う。
今日で自分達の芸は一通りやり終えたため、
おそらく明日にもここを去る事になるだろう。
「明日になってから考えましょう……アイリも今日は疲れたでしょう?」
「まぁね……風呂にでもつかってゆっくりしたいよ。」
各々はそれなりに疲れた身体で宿に入っていった。
「えっ? 混浴?」
宿の主人に今一度聞き直したのはアイリだ。
カウンターで早速浴場の場所を聞いてみたところ、予期せぬ答えが返ってきたのだ。
「はぁ、何分小さな宿なもので浴場は1つなんです……。
あ、でも今日は他にお客様はいませんので貸切状態ですよ。」
「そうですか……よかったじゃないアイリ。」
台帳に記入しながら、リィナが呟いた。
「そ、そうだね……うん。あたし達だけなら別に問題ないか。」
ほっと胸を撫で下ろし、アイリは浴場の場所を教えてもらうのだった。
部屋に案内された後、3人は荷物をどっと下ろした。
その体格の良さから決まったことなのか、それとも彼が自ら望んだことなのか、
3人の中でも一番の荷物持ちだったボルガンが背負った荷を下ろすと同時に
口を開いた。
「おなかすいたぁ。」
リィナとアイリは互いに顔を見合わせ、クスリと笑う。
「夕食を先に頼みましょう…ボルガンが我慢できないみたいだから。」
>>180 アラニスがリザードクランで捕まってる時の話でいいんでない?
シャロンたんハァハァ(;´Д`)ハァハァ
>188
あんた本スレでもリクしてた人かい?
何にしろ、しつこいリクはやめれ。見ていて気持ちいいものではない。
| \
|Д`) リクには答えられそうもないです。
|⊂ 書きたいと思ったものしか書かないので(というか書けない)。
|
>>189まぁおちけつ
「ごちそうさまぁ。」
ボルガンがパチ、と手を合わせて食事の終わりを告げた。
テーブルに並べられた皿たちは、綺麗に空になっている。
「こう言っちゃなんだけど、意外とイケたね。」
食事を綺麗にたいらげ、アイリは満足げにお茶に手を伸ばす。
思ったより出来の良かった夕食に上機嫌だ。
「アイリ、結構食べてたみたいだけど……大丈夫?」
先の2人ほど食事に手をつけなかったリィナは、
カップに軽く口をつけた後、アイリに視線を移した。
「な、何がだよ…」
「ほら、言ってたじゃない。最近…」
腹の肉を引っ張って、妹が愚痴をこぼしていたのをリィナは思い出したのだ。
多少ふくよかになったところで、線の細いアイリには丁度いいと以前言い聞かせたものの、
女性として自分のスタイルはやはり気になるらしい。
「い、いいの! そんな事気にしてたら食事もマズくなっちゃうだろ!」
「アイリがいいなら私は別に構わないけど。」
「そりゃアネキにはかないませんよー!」
綺麗な姉の存在は、アイリにとってコンプレックスになっていた。
端から見ればすぐに姉妹だとわかるので、兎角比較されてしまう。
例えるなら、”beauty”と”cute”。
この2つの垣根は一体なんだろう。
姉の側にいる限り、自分は永遠に”cute”な存在なのだろうか…。
苛立ちと嫉妬に嘖まれそうになり、アイリは頭を振って考えを切り替えようとした。
「もうその話はいいよ! アネキ、風呂行こう!」
やや乱暴にアイリは立ちあがり、用意を始めた。
どうやら自分は疲れているようだ……心身共にリラックスしたかった。
リィナはそんなアイリの変化を複雑な表情で見つめ、彼女の提案に立ちあがった。
「……そうね……。」
「ボルガンは悪いけど留守番ね。」
浴場は1つしかないということなので、
ボルガンは彼女達の後に入浴するという事になる。
「うん、いってらっしゃい。」
食欲が満たされたボルガンには特に不満もないようで、
椅子にもたれて大きな身体を目一杯伸ばして休んでいた。
「あら、いいじゃない。ボルガンも一緒に入りましょうよ。」
「え?」
「えぇ―――っ! な、何言ってんだよアネキ!?」
いきなりの提案に呆気に取られているボルガンとは対照的に、
その発言に敏感に反応してあからさまに嫌悪感を露わにしたのはアイリだ。
「だって1人で待つなんて可哀相じゃない。ねぇ?」
「いいのか? ボルガンうれしい、いっしょにおふろ。」
「ダ、ダ、ダメだよ!」
アイリにしてみれば、家族同然のボルガンでも裸を見られるのは抵抗があるようだ。
普段は意識することもないが、彼も男なのだから。
(そ、そりゃそうだよ……まだ誰にも見せたことないんだから!)
「アイリ、いっしょにはいるのイヤか?」
「う……」
きっぱりと拒絶の言葉を口にした彼女を見るボルガンの眼が、悲しげに歪む。
彼がやましい事など考えていないというのはわかるのだが、
簡単に首を縦にふることはできなかった。
「そんな怖がらなくても、別に何もしないわよね?」
「アイリがいやがること、しないぞ?」
「それは……わかってるけどさ……」
ここで断ったらボルガンを傷付けることになるだろう。
彼はただ一緒に入浴できる事が素直に嬉しいだけなのだ。
「それじゃアイリはお留守番ね……行きましょう。」
「でも、アイリがかわいそう。」
「仕方ないわ。アイリが嫌だっていうのなら無理に誘えないでしょう。」
リィナはそう言うと、部屋の出口に向かった。
ボルガンはどうすればいいかわからず、その場で困惑している。
「わ、わかったよ……。」
これ以上場の空気を気まずくする訳にもいかない。
恥ずかしさを胸の奥に閉じ込めて、アイリは苦しくも承諾の言葉を吐いた。
「結構広いのね。」
リィナの声が響く。
宿の大きさの割には随分立派な広さを持った浴場だった。
その後についてボルガンが、そして彼の後ろから手で胸元を隠しつつ、
持っているタオルで身体を隠せるだけ隠そうと努力しているアイリが入ってきた。
「ひろーい。」
「う、うん……(どうして2人共隠さないんだよっ!?)」
前の2人が気にすることなく全裸を披露しているのを見ていると、
恥ずかしがっている自分がひどく滑稽に感じられた。
「そんなに隠さなくてもいいじゃない……私達しかいないんだから。」
「そういう問題じゃ…!」
アイリの前にリィナが近づいて来た。
彼女の身体はやはり美しく、見事なプロポーションを誇っている。
「ほら…」
タオルの裾を掴んでリィナがくっと引っ張ると、
そのタオルは力なくアイリの身体から離れた。
やや日に焼けた、健康的な肌が2人の前に晒される。
「なっ、何するんだよ!」
「隠す必要なんてないわよ…ねぇボルガン、アイリの身体、綺麗でしょ?」
「うん。すごくきれい、アイリ。」
リィナよりも胸は小さいかも知れない。
リィナより腰まわりは逞しいかも知れない。
しかし、ボルガンの眼に映ったアイリの裸体は確かに綺麗だったのだ。
「ねぇアイリ、あなたは私じゃない。私になる努力なんてしなくてもいいのよ?」
「え……」
リィナがアイリの肩に手をおいて、優しく言い聞かせるように説く。
頼りになる姉に少しでも近づこうと躍起になっていた自分の気持ちは、
その目標の人にはすでに知られていたのだ。
いつも姉の世話を焼かせていた自分が嫌で、早く一人前になりたいと願っていた。
なかなか上がらない成果に焦りが生じ、苛立ちも募りだす。
「アイリもきれい、リィナもきれい。」
彼女の荒み出そうとしていた心に、ボルガンの言葉が染みこむ。
気張らなくてもいいんだ。
私はちゃんと成長してたんだ…。
「あなたはあなた、私は私……それでいいじゃない?」
ピンと張り詰めていたアイリの心の糸がゆっくりと解れ、温かい感情の湖に溶けて行く。
アイリはぐっと奥歯を噛みしめて、零れそうになった涙をこらえながら浴場の天井を見上げた。
「ありがとうボルガン、ありがとう…………アネキ」
備え付けの丸椅子の腰をおろしたボルガンの背中の上を、
アイリの小さな手が忙しなく動いている。
「なんかこう、改めて見ると大きいなぁ…ボルガンの背中。」
普段何気なく見ていた彼の背中はいざ見てみるととても大きく、
アイリだけで洗うのは少し骨がおれそうだった。
肩の力が抜けそうなぐらいきつく擦ってみても、
ボルガンの背中は硬い弾力をもってアイリの手を押し返してくる。
「駄目よアイリ、マッサージの意味もこめてもっと力を入れて洗ってあげなさいな。
いつも私達の荷物を持ってもらっているんだから、丁寧に洗ってあげなさい。」
「そういうんならアネキも手伝ってよ!」
湯船につかっているリィナにアイリが憤慨する。
怒る妹をよそに、リィナは適温を保つお湯と戯れていた。
「………もうっ!」
こちらの言う事を聞いているのかいないのか、取りつく島もない姉に溜息をつきながら、
アイリは両手でタオルを握り、全体重をかけてボルガンの背を流し始めた。
「こっれで……どぉだぁっ!」
「あはははは。」
ぐーっと身体をボルガンの広い背中に倒して半ば自棄気味に擦りあげると、
ボルガンが楽しそうに笑い声を上げた。
彼にしてみれば風呂ではしゃげる事が楽しくて仕方ないのだろう。
そんな中、ボルガンの身体に変化が起き出した。
プリプリした肉感を背中に感じる度に、心の底から涌きあがってくる感覚。
アイリがその肢体を押し付ければそれだけ彼女の柔かい肉感を受け止めることになる。
いつしかボルガンの股間は、彼が朝目が醒めた時と同じように硬くなりつつあった。
女性を意識してそのような状態になった事のないボルガンは、
このムラムラする感情に戸惑いを見せ始める。
「あ、あれ・・・。」
「ん? どうかした?」
少し様子がおかしいボルガンの肩に顔をのせて、アイリが彼の顔を覗きこんだ。
ボルガンの目線は自分の股間に真っ直ぐ落ちていて、彼女の視線も自然にそれを追っていく。
「……!?」
アイリが驚くのも無理はない、ボルガンの一物が大きさを増して
よりグロテスクなモノになっているではないか。
背中に感じる2つの柔かい肉の塊が、彼の股間のモノを大きくさせているという事を
理解したのか、アイリは素早くボルガンの身体から離れた。
「ご、ごめん!」
そう言って彼女が距離をおいた瞬間、
いきなりボルガンがその問題の場所を押さえて前屈みになった。
「あいたたた・・・」
「え!? ど、どうしたのボルガン!」
何やら騒がしい2人を心配したのか、リィナが近づいて来る。
苦しそうに唸るボルガンの股間を診てから、少し考える仕草を見せた。
「アネキ! どうなのっ!?」
「落ちつきなさいアイリ……あのね、ボルガンみたいな人はアレを大きくすると痛くなるの。
私もこういうものは初めて見たけど…。」
ボルガンのモノは大きく膨張しているのも関わらず、
先の亀頭の部分が包皮に隠れたままだった。
どうやら彼は『真性』のようで、皮が引っ張られて痛みが生じているらしい。
「え……、え?」
「勃起が治まれば痛くなくなるだろうけど…」
そう言ったきり、2人は苦痛に顔を歪めるボルガンを見つめて考え込んでしまった。
しかしそれぞれは違うことで思い悩んでいるようだ。
(お、治まればって…)
(……仕方ないわね。)
リィナはボルガンの横に座って、
「平気? 立てる?」
と彼を立つよう促した。
「今、楽にしてあげるからじっとしてるのよ……。」
ビクビクと蠢く巨大なモノの前に座ると、
リィナはその豊かな胸の谷間にそれを挟みこんだ。
肉のクッションがモノをふわりと優しく包み込む。
「あ、あぁ〜〜〜〜!」
「ほら、アイリも手伝って。」
その艶かしい光景を唖然として見つめていたアイリに声をかけると、
我を取り戻した彼女が目を見開いてで吃驚した。
「え、えぇ――――っっ!? ななんでだよ!?」
「アイリの責任でもあるのよ?あんなに胸を押しつけるから……」
まさかボルガンが自分の胸の感触に反応してしまうなんて…。
全くそんな素振りを見せなかったので、こちらも大して気をまわさなかった結果がこれだ。
「そ、そんなぁ…」
リィナが少しだけ身体を横にずらす。
その開いたスペースで手伝いなさい、という彼女の無言の訴えが重く突き刺さってくる。
「う〜〜……。」
ボルガンを苦しめ続ける訳にもいかず、アイリはしぶしぶリィナの横に座った。
間近で見るモノはさらに大きく見えて、この世のものとは思えないほど奇怪な形をしていた。
「こ……これでいいの?」
アイリが胸をぎゅっと中央に寄せて、ボルガンのモノを挟もうとする。
グロテスクな物体は硬く、変な匂いがした。
リィナの胸がアイリのそれとぶつかり、その隙間に太いモノが挟まる。
「そう……それで上下に動かすの。できる?」
「で、できるよ……やればいいんでしょ…」
自分の胸を捏ねるようにむにゅむにゅと動かすと、ボ
ルガンのモノは増す増す大きく天井に向かって伸びだした。
「ああぁ、いたたた・・・」
肥大するに従って痛みも増すが、至極の快感にボルガンは生き地獄を味わうことになる。
「もっとくっつけて……ボルガン、我慢することないからね。」
「はぁはぁ、はぁはぁ……!」
モノから溢れた液体が自らを濡らし、彼女らの谷間を滑りよくしていく。
擦りつけられる4つの乳房の弾けるような肉感が、ボルガンの肉茎を絶えず刺激する。
急速に射精感を迫り上げるその感触に、つい先ほどまで女体の味を知らなかった
彼が耐えることなどできるはずもなく。
「あああ〜〜〜〜〜っ!!」
「!」
「わぁ!」
快楽を与え続けてくれた谷間に、大量の白濁液が流れこむ。
包皮で包まれた亀頭の先からは、精液がドクドクと絶えず生まれ続け、
姉妹の綺麗な褐色の肌を汚していく。
そんな中、3人には長く感じられた射精がようやく止まった。
「ああぁ・・・」
「ふふ、たくさん出たわね。」
溜まっていたものを吐き出したせいか、怒張していたモノが縮まり出す。
「ベトベトだよ……こんなに出して…。」
「でももう大丈夫よね……………気持ち良かった?」
「・・・・・・すごい、よかったぁ・・・・・・」
痛みが治まって良かったわね、と笑うリィナとは裏腹に、
ボルガンの絞まりのない顔を見ていたアイリは
どこか釈然としない表情で、身体についた精液を洗い流していた。
「………………なんか騙されたような気がする………。」
完
| \
|Д`) ………いろんな意味でごめんなさい。
|⊂ 自分の技量不足です。
|
ルカ・ブライト率いる王国軍との対決を間近に控え、
普段は穏やかなこの城の空気も緊張感を漂わせていた。
これまでより一層激しさを増すであろう戦闘に備え、各々がその準備に追われている。
それは普段は仲睦まじき彼らもまた例外ではなかった。
「う〜〜ん………どれがいいんだろう?」
「攻撃的なものがいいんじゃない? 雷とか…」
紋章屋の奥で品定めをする2人。
一見すると仲のよい恋人に見えるが、彼らの眼差しは真剣だ。
「雷はダメだよ、この間暴発しちゃったから外したんだ。」
「じゃあ……火?」
「うーん……いくら敵だからって焼き払うっていうのは後味悪いよ……」
「もう! いい加減にしてよ! ボクたち戦争してるんだよ!?
そんなのじゃいつかヒックスが殺されちゃうよ!?」
「だ、だから何も魔法使わなくってもいいんじゃない?」
「でも剣の腕じゃあヒックスより強い人いっぱいいるじゃない。
魔法を上手くなれって言うんじゃないよ、両方そこそこできれば
重宝されると思うんだ、ボク。」
「両方そこそこ……」
その言葉に引っ掛かったが、ヒックスは素直に認めざるを得なかった。
彼女の言葉は的を得ていたのだ。
別段、剣技に長けている訳でもなく、魔法が得意な訳でもない。
かといって両方できないかと聞かれたら、そうでもない。
この軍の中でとても中途半端な位置にいることは自覚している。
「今のままじゃ戦力にならないよヒックス。ボクが付き合ってあげるから、
もうちょっと魔法使えるようになろうよ?」
「………そうだよね。僕も少しは役に立てるように頑張らなきゃ。」
とは言うものの、攻撃魔法はやはり性に合わない。
どうしたものかと考えあぐねていると、カウンターの方からふと視線を感じた。
ヒックスが視線を感じる先に目を向けたところ、この紋章屋を取り仕切っている
ジーンと目が合った。その魅惑的な身体から発せられる妖艶な雰囲気にあてられてか、
いつもここは人が多いのだが、今はさすがにそれどころではないのだろう、
店内には彼ら2人しか客はいなかった。
「…そうだ、ジーンさんにアドバイスしてもらおうか!」
「え?」
ヒックスの答えも待たず、彼女はぐいと彼の手を取ってジーンの前に引っ張って行く。
「ねぇジーンさん、ヒックスにはどんな紋章が合ってると思います?」
「テンガアール、そこまでしなくてもいいよ……ジーンさんも困るだろうし…。」
その弱気な発言にテンガアールの眉がキッとつり上がった。
あからさまに不機嫌なその表情に、ヒックスが後ずさる。
「キミのためにやってるんだろ!? それとも何? 迷惑ってことなのかな!?」
「ち、違うよ……そんな事ないけど……」
その煮え切らない態度に、テンガアールのイライラがさらに増す。
彼女にしてみれば少しでも強くなってほしいと願ってとった行動なのだが、
当の本人が乗り気でないのが気に入らないのだろう。
これでは自分が1人で空回りしてしまっている感じがしてならないのである。
「ふふふ………仲がよろしいのね。」
このまま放っておくと頭から火を吹きそうなテンガアールと
そんな彼女にただオロオロとするヒックスがおかしかったのか、
加熱する2人の間をジーンの声が遮った。
その透き通るような細い声に彼らが振り向く。
「ヒックスさんに合う紋章ね。……そうね……」
指を頬に当てて、妖艶な彼女が考える仕草を見せる。
テンガアールは腕組みをして彼女の言葉を待ち、
ヒックスはどこか落ち着かない様子で目線を泳がせていた。
肌の露出の多いジーンを見る事に抵抗があるのか、
ヒックスが彼女の方を見ることはない。
やや顔を赤らめて、何かを言われるのをじっと待っている。
「紋章は攻撃するだけではないですよ。
土や風などのサポート主体のものも重宝されるはず…」
先ほどの会話を聞いていたのか、ジーンはヒックスが苦手だと言った
火や雷の紋章の事を口にしなかった。
店の棚から封印球を取り出して、コトリとカウンターに乗せる。
「試してみてはいかが?」
「は、はい……ありがとうございます……。」
彼女は本当に美しい。
白銀の長髪の間から覗く切れ長の瞳に見つめられると、動く事も忘れてしまう。
ヒックスも例外なく、その美貌に囚われてしまった。
ろくに言葉も発せず、文句のつけようのないその美麗な顔立ちを見つめ続けている。
「どうかしました?」
異性の熱い視線には慣れているのか、
ヒックスに見つめられながらもジーンは彼に問う。
「あ、いえ………いえ、何でもありません……。」
心ここにあらず、という様子のヒックスに笑みを浮かべながら、
ジーンはそっと彼の手をとった。
「……?」
テンガアールは彼女の行動の意味が解からず、じっと状況を見つめていた。
ヒックスの握られた手がジーンの顔の前まで移動する。
「魔法が上手くいくように……おまじない、してあげるわ。」
彼女の言う意味が解からず、テンガアールとヒックスが呆気に取られている中、
ちゅっ……とジーンの艶やかな唇がヒックスの手の甲に感触を残した。
「ジ、ジーンさん……!」
「ちょ、ちょっとちょっとちょっとぉぉぉッッ!!?」
嬉しそうに照れるヒックスに面白くないのはテンガアールだ。
敵意のこもった眼でジーンを睨みつけると、
ぽーっと頬を染めて至福の表情を浮かべるヒックスの手を
彼女から引ったくるようにして奪い取った。
「い、いきなり何するんだよっ!?」
「あら、ごめんなさい。
でも効果はあるんですよ……あなたにもして差し上げましょうか?」
自分に向けられる怒りを受け流すかのように、ジーンは微笑み続ける。
その色っぽい笑みが意味するのは、大人の余裕といったところか。
「要らないよっ!! 行こっヒックス!!!」
「わ……!」
バタン!
治まらない怒りから生じたものか、テンガアールのすごい力に身体ごと持って行かれ、
ヒックスはジーンにお礼すら言えず紋章屋から連れ出された。
「まぁ、初々しいこと……ふふふ。」
紋章屋のすぐ側の木陰、テンガアールはヒックスを真っ直ぐ見据えて、
無言の訴えを向けている。
「な、何だい……?」
沈黙に堪えきれずボソボソと口を開いたヒックスに、
テンガアールは口許をヒクヒクと動かしながら冷静さを装おうと努めた。
「ボクが言いたい事、わかってるよね?」
「え? な、な、何だろう……?」
彼女から滲み出る『怒りの気』にたじろぎながら、
無意識のうちにヒックスの足は距離を取ろうと後ろに下がり始めていた。
「は、は、は、はは、テン、テンガアール、落ちついて……。」
「ボクが横にいるってのに、ジーンさんにキスされて
デレデレデレデレデレデレデレデレしちゃってさ……!」
あんな絞まりのない彼の顔は見た事がなかった。
ジーンを前にした男性が皆見せる反応を、幼少の頃から一緒のヒックスが見せた事が
テンガアールにはショックだったのだ。
他の女の人に見惚れているところなんて見たくなかった…!
「あ、あれはその……き、急な出来事だったから、驚いちゃったんだよ…」
「嘘だ! そんな顔してなかった! ヒックス、すごく嬉しそうだった!!」
あれだけの美人にキスをされたなら、きっと般若の顔もにやけてしまうだろう。
それが解かっていても、テンガアールは彼を許す事が出来なかったのだ。
涌きあがる嫉妬の情念を押さえこもうとするが為、彼女の声は大きさを増していく。
「ヒックスもジーンさんが好きなんだ!
男みたいなボクよりも、ああいう色っぽい人が好きなんだっ!!」
「ち、違うよ……」
「じゃあボクにキスされてもあんな顔するのっ!?
あんな嬉しそうに笑ってくれるのっ!?」
テンガアールは開いていたヒックスとの距離を詰めて、彼の胸に跳びこんだ。
そう変わらない背格好のため、彼の胸は決して広くは感じられない。
しかし、その胸の温かさはこの軍で
誰よりも彼と長い時を過ごした自分が一番知っているという自負があった。
「テ、テンガアール、誰かに見られたらまずいよ……!」
「ボクはいいもん!見られたっていいもん!
キミとならいいもん!何されたっていいもんっ!!」
ヒックスの胸倉を掴む勢いで彼女が顔を近づける。
テンガアールの熱い吐息を感じ、ヒックスは鬼気迫る彼女の想いを直に感じ始めた。
少しでも気を緩めると、泣き崩れてしまいそうなテンガアールは
その激しい感情とは対象にとても小さく、細く感じられる。
「キスしてよ! 触ってよ! 抱いてよ! エッチしてよっ!! セックスしてよッ!!」
最早自分の言っている事は彼女は理解できていないのかも知れない。
冷静とは程遠い感情の波に揺られ、テンガアールは彼への想いを紡ぎ続ける。
「ボクも女だって事、解かってよ! 身体で繋がればきっとヒックスの事信じていられるから…!
こんな不安な気持ちになることなんてないから!」
激情をぶつけてくるテンガアールとは別に、ヒックスはそれを冷静に見つめることができていた。
次第に彼女の痛々しい姿を見ていられなくなってくる。
「ボクはキミの事、本当に……んんっ!?」
これ以上自分を傷付ける彼女が見たくなくて、ヒックスはその口を自らの唇で塞いだ。
テンガアールの唇がやけに熱く感じられる。
初めて知る彼の優しい感触と新しいヒックスを知った喜びを感じ、
テンガアールはまるで眠るように目を閉じた。
ヒックスの気持ちが心に染み入り、彼女の目から堪え続けていた涙が溢れだす。
ヒックスは自分の想いを流し込むように、未経験だったキスを精一杯続けた。
目の前の愛おしい彼女の頬を綺麗な涙が伝う中、そっと唇を離してみると、
テンガアールは雫で潤む瞳をうっすらと開いた。
鼻をぐずらせながら、思うように開かない口でヒックスに語りかける。
「笑っていいよ……ボクはヤキモチ焼いちゃうほどヒックスの事が好きなんだよぉ……。」
長い赤毛に指を埋めて、ヒックスはぐっと彼女の身体を抱き寄せた。
テンガアールの涙が胸を濡らしていく。
「笑わないよ。ありがとう、テンガアール。」
「………う……うえぇ……」
自分だけが見る事のできる泣き虫な彼女を抱きながら、
ヒックスはテンガアールの涙が止まるまで、その小さな頭を優しく撫で続けた。
完
| \
|Д`) 『ヤキモチ焼くテンガアールが書きてェ!』と思ったので
|⊂ 書いてみますた。
| でもこんなのではハァハァできんよな……(´・ω・`)
ナナミタン書いて
ボルガンうらやましすぎるぞ(;´Д`)ハァハァ
シャロン、アイリ、テンガアールと
悶え死にそうですよ、通りすがりのスケベさん!!
>218
>>190を見れ ここはリクするところではない
とりあえずアルベルト、ボルガンにはころしやうさぎ10匹ずつ送りますた
羨まし過ぎ。
坊とヒックスは・・・まぁいいだろう、両想いだしな。
>「ボクはいいもん!見られたっていいもん!
> キミとならいいもん!何されたっていいもんっ!!」
>「キスしてよ! 触ってよ! 抱いてよ! エッチしてよっ!! セックスしてよッ!!」
テンガアールにこのセリフを言わせたあなたは神!
| \
|Д`) >218
>>190で書いた通りです。スマソm(_ _)m
|⊂ >219-221 ありがd ハァハァしてもらえるのが1番嬉しいす…。
| >222 ガ━━(゚Д゚;)━━ン! (´;ω;`)ショボボーン…
それはまだ陽の高い穏やかな午後のこと。
来たるべく夜の賑わいに備えて、ヒュッケビュッケ城の酒場で1人
下ごしらえに勤しむ若い女性がいた。
前々から自分の店を持ちたいと願っていた彼女にとって、
集まってくる人達に楽しんでもらうが為のその仕事が
辛く感じることはなく、むしろ楽しみとなっていた。
「よぉアンヌ、精がでるのぉ。」
「やあジョーカーさん、今日は1人?」
カウンターの横の扉から現れた男にアンヌが声をかける。
肩の骨をコキコキと鳴らしながら、伸ばした後ろ髪を結わえた男が
どっかとカウンターの椅子に腰掛けた。
「ふん、みんな訓練やら馬乗りやらで時間を潰しとるわい。
戦いに備えて身体を休めることが大事なのに、自分から疲れてどうするんじゃ。」
席に座るや否や愚痴をこぼし出したジョーカーにアンヌが苦笑する。
酒場を取り仕切る立場の者にとっては、客の不満を聞くのも仕事のうちだ。
「真昼間からお酒を飲みに来るジョーカーさんもどうかと思うけど?」
「何を言うか……酒はわしの身体から疲れを取り除いてくれる薬じゃ。
昔の人も言うてるだろ、『酒は百薬の長』と…」
「呑みすぎは毒だよ。昨日もあんなに呑んでたのに……。」
「あんなもの全然序の口じゃ。それよりキツいのを一杯頼む。」
ジョーカーはすでに酒場の常連客だ。
言っても聞かない性格だという事はアンヌにも解かっていた。
ふぅ、と軽く溜息をついて、アンヌは棚から彼の好みのワインを一本取り出した。
カウンターの隅に置かれていたグラスを持って、トクトクと注いでいく。
「今日はお代、払ってくれるんだろうね?」
ワインを注ぎ終わると同時に、アンヌが鋭い目つきでジョーカーを睨みつけた。
連日の酒盛りは結構なのだが、彼はその代金を全てツケにしている状態だったのだ。
今日こそ溜まったそれを戴かないと、アンヌとしても困る事になってしまう。
ジョーカーはいつもよりややキツイ彼女の視線を横流しして、グラスに手を伸ばした。
「何を言うておる、あんたとわしの仲じゃあないか。そんなカタい事を…」
「払ってくれないなら、これは没収。」
伸びてきた手からグラスをつい、と逃がしてアンヌはにこやかな笑みを浮かべた。
空かされた手を握り、ジョーカーの眉が八の字に歪む。
「ぐむむ……わしはあんたが寂しがってると思って、こんな昼間からわざわざ…」
おおよそ本気とは思えぬ下手な芝居に、険しかったアンヌの表情が綻んだ。
真面目な空気も上手く掻き消す彼の手腕に感心しながら、
アンヌはジョーカーの前に取り上げたグラス、それと注がれたワインを差し出した。
自分の前に置かれたワインのボトルの意味が解からず、ジョーカーが彼女の顔を見る。
「じゃあ私におごってよ、今日はそれで勘弁してあげるからさ。」
「む、客にたかるとはなっとらんマスターじゃな。」
「それじゃあこれは…」
「わ、わかったわい! 奢ればいいんだろうが! 全く…」
再びグラスを取られそうになったジョーカーは、慌ててボトルを持って
彼女の手元のグラスへと濃い色をしたワインを注ぎ出した。
「もぉ無いの〜〜〜?」
ぐでん、とカウンターに首をもたげて、アンヌが舌っ足らずな口調でぼやいた。
グラスに残った一口を飲み干して、ジョーカーが彼女を呆れ見る。
「お前さん、もうまわったのか?」
「そぉんなことありませんよぉ〜〜〜……わたしがお酒強いの知ってるくせにぃ〜〜〜!」
そうなのだ。
事実、アンヌはかなりの「うわばみ」だった。
以前飲み比べをした時、彼女は事もあろうに男3人を相手にして飲み勝ったのである。
それが今日はワイン一本でこのあり様だ。
いくら”強いもの”を頼んだと言っても、たかがワイン一本で
まいるような胃袋はしていないはず…。
もしかして体調が悪いのでは、と心配になってきたジョーカーは
カウンターの奥へまわりこみ彼女の側へかけよった。
「大丈夫か?」
「………。」
「おいアンヌ……返事をせんか。」
「……によ……。」
アンヌの虚ろな瞳がジョーカーを映す。
どうやら眠ってはいないようだが、彼女の意識は宙は彷徨ったままだった。
「何? 何だ、気分が悪いのか?」
「なによぉ……ジジィのくせに馴れ々々しく触んないでよぉ……」
「………。」
普段から彼女は気さくに話しかけてきてはいたが、
面と向かって『ジジィ』と言われた事は今の瞬間が初めてだ。
まだまだ若い者にも体力的に負けてはいない、と自負するジョーカーは
老人扱いされるのをとかく嫌っていた。
介抱してやろうと思って駆けよってきたのに、いきなり悪態をつかれたジョーカーは
その必要もないな、と腹立たしげにその場から去ろうと彼女に背を向けた。
「あン、待ってよ……こんな広いところに私1人置いていく気〜〜?」
去ろうとしたジョーカーの腕をアンヌが咄嗟に掴む。
長袖の服の上からは解からなかったが、意外と筋肉のついた逞しい腕だった。
「あんた疲れてるんじゃないか? 店を開けるまで少し眠ったらどうだ。」
若干顔をしかめながら、ジョーカーは彼女に言い放つ。
「いやン、じゃあジョーカーさんと一緒に寝るぅ〜〜〜〜……」
「何を言っとるんじゃ……酔っ払いは静かに寝とれ。」
彼女の細い腕を振り払おうとした時、上体を起こしてアンヌがジョーカーに身体を向けた。
ぐったりとしていたアンヌが姿勢を正したように見えて、ジョーカーの気もそちらへ向く。
「んふふふ………。」
不敵な笑みを浮かべたアンヌの挙動を、ジョーカーが見守る。
(おげぇぇぇぇ……というのは勘弁してくれよ……。)
最悪のシナリオを思い描きながら、ジョーカーは取るべき行動を考えていた。
アンヌは徐に自分の胸元に手をかけて、
「ほら!」
と、ジョーカーに見せるように襟元を引っ張った。
褐色の肌が露になり、豊かな乳房が顔を覗かせる。
「!!」
「あ〜〜〜〜、見たぁっ!ジョーカーさん、私の胸見たよ今ぁ!!」
「おっ、お前さんが見せたんだろうが!!」
ジョーカーは必死に否定したものの、彼女が見せた一瞬の光景が頭から離れなかった。
『見せられた』とは言え、実際目を釘付けにされてしまうほど、
アンヌの胸は大きく魅力的だったのだ。
「ねぇジョーカーさん………良かったら、味見してみる?」
「な、何ぃ!?」
その大胆すぎる提案に、大きく目を見開いてジョーカーが驚く。
アンヌは酔いのせいなのか、顔を紅く染めて彼の反応を待っている。
「な、何を言っておる! からかうのも大概にせい!」
「からかってると思う……?」
いきなりアンヌの声のトーンが下がったかと思うと、彼女はふらりと立ちあがり、
自分のズボンに手をかける。
脱ぎにくそうに片足をあげてズボンから引きぬき、もう片足で踏みつけるようにして
完全にズボンを脱いでしまった。
「よいしょ……。」
「な、な、何をしとるんだ!?」
「何って……わかってるくせにぃ〜〜!!」
にやけ顔のままアンヌがジョーカーにがば、と抱きつく。
彼女の柔かい身体とほのかな香水の匂いが、ジョーカーを困惑させた。
「こ、こら! やめんかっ!!」
「……やめていいの?」
ジョーカーの胸元で、アンヌは誘うように甘い声を出す。
やや酒気を帯びた熱い吐息が、彼の心を揺さぶった。
酒の勢いに任せて女を抱くなど、男として情けない…!
そう思いつつも、アンヌの成熟した肢体に徐々に変化を見せるジョーカーの身体。
「………お前さんが誘ったんじゃからな。」
「そうだよ……私がジョーカーさんを誘惑してるの……。」
はちきれんばかりにムチムチした太股を見ているうちに、
ジョーカーの自制心は崩れ落ちていった。
彼女から誘うのだから、それに乗らなければ彼女に
恥をかかせてしまうかも知れない。
半ば無理矢理自分を納得させて、ジョーカーはアンヌに覆い被さった。
カウンターを背に、アンヌがジョーカーをその胸に引きこむ。
「ほら、触ってよ……。」
「……でかいな。イヤらしい乳をしとる。」
服の上からでもその柔かさは充分に堪能できた。
ジョーカーは指全体を使ってアンヌの乳房を揉みしだく。
布地の感触がじれったく感じて、彼女の襟元から直接じかに腕を突っ込んだ。
「あん……!」
強引に侵入した手がアンヌの乳房の先端に触れた瞬間、ビクリと彼女が身体を竦ませた。
突如走った電気のような快感に震えながら、
アンヌは愛撫を自ら望むかのようにジョーカーの身体に密着する。
「もっと、もっとして……!」
「こうか?」
乳房を掴む力が増し、指先で乳首を扱き上げる。
みるみる固さを持っていくその先端に、ジョーカーの興奮の度合いも
さらに高まっていった。
「何じゃこれは? どんどん固くなっていきおるぞ、お前さんの乳首は。」
「あっ……はぁ! だって……感じるんだもの……っ!!」
はぁはぁと荒い息を吐きながら、ジョーカーの思うがさまに乳首を扱かれるアンヌ。
ガクガクと脚が震え、両腕をカウンターにかけて立つのがやっとの様子だ。
「もう、ダメ……! ジョーカーさん、私、もうダメ……!!」
「よし、尻を向けろ。ちと早いが、わしのをくれてやる。」
くいっと腰を回転させて、アンヌはボリュームのある尻をジョーカーの前に曝け出す。
薄い布地の下着をずり下ろして見えたそこは、テラテラと光る蜜ですでに溢れていた。
「こんなに濡らしおって……アンヌはイヤらしい娘じゃのぉ……。」
「いいからぁ、早くぅ……! おまんこでもお尻でも、好きな方にちょうだい……っ!!」
可愛らしく蕾んだ尻穴を隠そうともせず、アンヌが腰を振って懇願する。
その眩暈のするほどの卑猥な光景にジョーカーの一物はさらに固く、大きくなっていった。
普段のアンヌを思い出そうとしても、
その姿はぼやけたままはっきりと脳裏に映し出せなかった。
いつもの彼女を忘れさせるほど、
今のアンヌはジョーカーに強烈なインパクトを与えていたのだ。
「……わしは後ろの趣味はないのでな。では行くぞ……!」
「はっう! ううぅぅぅんんんん!!!」
アンヌはゆっくりと息を吐きながら、ジョーカーの挿入を迎え入れた。
痺れるような快感が身体全体を駆け巡り、彼女に充足感をもたらす。
「いいぃ……太ぉいっ……ジョーカーさんの、固ぁい……!!!」
「ほぉ、そうか! わしもまだまだ現役じゃなぁ!!」
ビチ、ビチと大きなお尻に腹を当てて、ジョーカーが律動を開始した。
ぬるぬるに濡れた彼女の秘部は彼のモノをぐしょぐしょに濡らして
2人の結合部をさらに滑りよくさせる。
「ああぁ……!! すごぉいぃぃぃ……っっ!!」
「ふっ……! ふっ……!」
リズムよく動く2人の口から、それぞれ喘ぎ声と息継ぎが漏れる。
突き入れる度に締めつけるアンヌの肉壷を味わいながら、
ジョーカーは彼女の胸に手を伸ばした。
「くっ……恐ろしいほどの締めつけじゃ。お前さんの膣は最高にイヤらしいぞ……!」
「あん! あんっ! 私の、私のおまんこ気持ちいいっ? 気持ちいいっ!?」
「あぁ、いい塩梅じゃ……くぉ!! い、いかん……出る!?」
「あぁん、ダメっ! まだダメっ! ジョーカーさんっ、我慢してぇッ!!」
限界まで肥大したジョーカーのモノはアンヌの膣内でブルブルと震えながら射精を堪えている。
ジョーカーは腰の動きを止めて、射精感が治まるのを待った。
「いやぁ、動かしてよぉっ!ジョーカーさん、動いて! 突いてっ!!」
「こ、こら、待て! 今動かしたら…!」
「あん!はぁっ……固いのぉ……もっと、頂戴っ……!!」
必死で絶頂を堪えているジョーカーの気も知らずに、
アンヌは自ら腰を動かして、自分の気持ち良いポイントを探し始めた。
膣内で揉まれる一物が、堪えかけた射精を再び呼び戻す。
「くぅ……! こうなったらもうヤケじゃっ!!」
「ひぁう! いっ……いきなりぃ! あぁ! あぁぁ!ッッ……くぅ!!」
「出るぞ、もう限界じゃ、出すぞ、アンヌ、出すぞっ!!」
アンヌの尻肉を掴み、ジョーカーが腰の動きを速めてスパートをかけた。
「うぅん! ううンンッ!! イクぅ……! イッちゃうっ!イクぅ、イクぅぅぅッッ!!!」
「むおぉッ!!」
アンヌの一番奥で、ジョーカーがありったけの精を放った。
夥しい量の液体が、彼女の中を満たしていく。
「あぁ……。」
恍惚の表情を浮かべアンヌはぼやける視界の中、窓の外に目をやった。
(まだお昼だったんだよね……。)
仕事場で淫らな行為に耽っていた自分を思い出しつつも、
その眩しそうな陽射しが彼女を現実へと引き戻していった。
「さて、お仕事しなくちゃね。」
達してから数分と経たないうちに、アンヌは脱いだズボンを履いて
カウンターの周りを片し始めた。
その足取りはしっかりしていて、先ほどまでの酒に酔っていた状態など影も見えない。
「お、おいアンヌ……お前さん、大丈夫なのか?」
「え?」
いつもの表情で振り向いたアンヌは、暖かな笑顔を携えてジョーカーを見た。
行為の後を残さないように綺麗に拭き掃除をしつつ、彼女は呟く。
「私……最初から酔ってなんかいないよ。」
その事実にジョーカーは顎が抜けそうになるほど驚いた。
信じ難い言葉だが、足取りもしっかりしている彼女が
いつもの調子と何ら変わりがないのは見てわかる。
アンヌは嘘は吐いていない。
ならば何故あんな事を…?
アンヌは狐につままれたような表情をしているジョーカーにクスリと笑いながら、
「だって……しらふじゃ恥ずかしいでしょ。
酔った風に見せないとジョーカーさんも遠慮しちゃうだろうし…」
と、恥ずかしそうに先ほどの行為を振りかえった。
酔いを免罪符にしてジョーカーに罪悪感を残させないための、アンヌの気遣いだった。
今だ理解できずに呆然とするジョーカーに、アンヌはさらに語り掛ける。
「それに、溜まってたのは本当だもの。こんなところ、若い人なんかあまり来ないから
出会いの切っ掛けなんてそうそうないし……。
まぁ、ジョーカーさんならいいかな、と思ったんだよ。」
「………最近の若い娘の考える事は解からん。」
ジョーカーは、こめかみを押さえて痛み出した頭を堪えている。
いい思いをさせてもらったのは確かだが、どこか利用された気がして
すっきりした気持ちにはなれなかった。
「ははは、私もわからないよ。 取りあえずありがとう、ジョーカーさん。」
「うむ…。」
「後、お代忘れないでね。」
「……………うむ。」
完
| \
|Д`) 『エロいアンヌが書きてェ!』と思ったので書いてみますた。
|⊂
|
>>224 「ビュッデヒュッケ城」だ……初っ端から何という間違いを……ごめん。
城の名前なんてどうだっていいんでつ。
アンヌさん(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
| \
|Д`) 読み返してみて『総レスうぜぇ!』と自分で思ったので
|⊂ 控えようと思います。
|
ちゃぷん……。
湯面からもうもうと湯気が立ち上っていく。
真っ青な空の下、適温に調節された風呂につかる瞬間は、
何物にも代え難い至福の時間だ。
「ふう……。」
思わず漏れる安堵の吐息。
ぐっと身体を伸ばしてもまるで狭さを感じさせないこの空間は、
実に入り手の事をよく考えて作られていた。
「いい湯加減ですね。」
「全くだ。彼には後で礼を言っておかないといけないな。」
湯につかって数分も経たずに、身体の中からぽかぽかと熱くなってきた。
『身体に優しい温度』とでも言おうか。
いつまでもつかっていたいと感じさせるこの風呂に、
彼女達は今この時だけは身を委ねようと思った。
「それにしても、ルシアさんは本当に綺麗な身体をしてますね…。」
そう言って、目を細めて胸元を覗きこむように顔を近づけてきた彼女に
ルシアが心配そうに話しかける。
「アップルはそんなに目が悪いのか? 」
「はい………眼鏡なしではルシアさんの顔もぼやけて見えてしまいます。」
じっと寄り目をしてルシアの身体を見る彼女は、いつもより人相が悪く見える。
さらにアップルは、遠近感がつかめないのか手を伸ばして
ルシアの身体に触り出した。
肌の感触を確かめるようにさわさわと彼女の身体を撫で回している。
その手の動きが自分の胸に訪れようとした時、ルシアは止めるようにして
アップルの遠慮ない手に触れた。
「……別に触らなくてもいいと思うが?」
「あ、あ! ごめんなさい! つい、その……ははは。」
ルシアの手に脅されたように、アップルは慌てて自分の手を引っ込めた。
多少怒気がこもった声と、はっきりと見えないルシアの表情が
余計彼女を震えあがらせる。
「アップルさんアップルさん、じゃあ私誰だかわかる?」
背後から聞こえた声に振り向いてみると、
お湯をかきわけてこちらに歩み寄る少女の姿が見えた。
だが、悪い視力と邪魔をするかのように立ち上る湯気で
アップルはその顔を確認する事はできない。
「ふふ、何を言ってるの。ベルちゃんとはさっき脱衣所で一緒だったじゃないの。」
「あ、そうか……。」
クイズにもならない問いかけをしてしまった自分に1人照れながら、
ベルはお湯に鼻の頭までつからせて、恥ずかしそうに縮こまった。
ルシアはベルがやってきた方向より奥、
風呂の入り口付近で遠慮気味に立っていた少女に目を向けた。
「ほらアーニー、そんな端にいないでこちらへ来なさい。
これだけ広いのだから遠慮する事なんてないよ。」
小さな身体とは不釣合いな大きなタオルで髪を巻き、
倒れてしまうのではないかと心配になるぐらい覚束ない足取りで
ゆっくりと湯の中をアーニーがこちらへ向かってくる。
「あ……すみません……でも、私……こういう広いところ、落ちつかなくて……。」
「別に誰に見られる訳でもなし、何が落ちつかないんだ?
あんたいっつも狭いところで勉強してんだからさ、
こういう時ぐらいは身体を伸ばしてゆっくりすればいいのに。」
普段から図書室の隅で勉学に勤しんでいるアーニーにしてみれば、
隅にいる事の方がリラックスできるのかも知れない。
しかしベルにそんな事が理解できるはずもなく、
彼女の手をとって強引に3人の輪の中へ引き寄せた。
偶然図書室で一緒になったアップルに誘われてきたものの、
大勢(彼女にしてみれば)の人間に囲まれて入浴するというのは、
余計疲れを呼ぶことになっていた。
「あ、あの……ごめんなさい。」
「何故謝る?」
「だって……せっかく誘っていただいたのに、私だけ何だか、その……」
自分1人、場の空気に馴染んでいない事がわかる。
アーニーは浮いている自分の存在を自覚しながらも、
打ち解ける事ができない自分を情けなく感じてしまっていた。
「全然平気、気にしないで。アーニーさんとはあまりお話した事なかったし、
一度ゆっくりこういう機会が持ちたかったの。」
「そうだな、私も興味があった。その年齢で随分教養があるようだけど?」
アップルとルシアが、気遣うようにして彼女に話を振る。
そんな2人の心遣いが嬉しかったのか、アーニーは少しだけ笑顔を見せて顔を上げた。
拙いながらも、必死に会話を続けようとする。
「あ……、私、グリンヒルに留学してたんです。知ってますか? グリンヒルって…」
「………私には忘れられない場所さ。」
大きな瞳を向けて聞いてくるアーニーに、低い声でルシアが答えた。
昔の出来事に思いを巡らせているのか、その表情はやや厳しく見える。
「まぁすごい! あそこは設備が整っているから勉強にも集中できたでしょう?」
「え? あ、はい……。」
雰囲気が曇るのを感じて、アップルが明るく切り出す。
アーニーにもその雰囲気は伝わっていたのか、
再び萎縮し始めていたところを彼女の声に救われた気がした。
「へぇ、スゴイんだな。アーニーは頭いいから羨ましいよ。」
急に横から話しかけられ、アーニーはビクッと身体を竦ませる。
すぐ横では、風呂の温かさにやや頬を上気させたベルが
眼鏡をかけていない自分を物珍しくじぃっと見つめていた。
「そ、そんな……ベルさんの方がすごいですよ。
私なんて、戦うことできないし、皆さんのお役に立てているどうか…」
「武器を持って戦う事だけが役に立つ、というものではないよ。
人に知識を教える事だって重要な役割さ。」
先ほどまでの厳しい雰囲気はもうない、毅然としたルシアが彼女に言う。
部族の長をやっている彼女からそう言われた事がアーニーにはとても嬉しかった。
「そんなことをいうなら私も戦ってないわよ。もっと肩身を窄めないといけないかしら?」
やや皮肉った言い方でアップルが話しかける。
「すっすみません! 私、そんなつもりで言ったのでは…」
「ふふふ、解かってるわ…ごめんなさい。でもルシアさんの言う通り、
剣を持つ人だけが戦争している訳じゃないわ。作戦を考える人、それを伝える人。
兵隊さん達の御飯を作る人だって、なくてはならない人よ。」
「あ………そう、ですよね……。」
戦場に出て戦うことだけが全てではない。
それを補佐する人がいて初めて彼らは後ろを気にする事なく戦えるのだ。
頭の中では理解していたものの、実際に戦争を戦い抜いてきた2人の言葉は
アーニーの持つどの知識よりも彼女を納得させる力があった。
「そう、だからあなたも自信を持ちなさい。アーニーは必要とされているんだから。」
そう言ったルシアの表情が、優しい笑顔になる。
「……ありがとうございます……。」
あまり見る事のなかったルシアの温かい眼差しが
自分の居場所を指し示してくれているようで、ただ嬉しかった。
「なんか難しい話だね……私にはよくわかんないや。」
そう言ってベルは掌でお湯を掬って、バシャと顔を洗う仕草をした。
ぼやけた頭を覚ますように、ふるふると水滴を飛ばしながら頭を振る。
「少し話しこんでしまったようね……身体を洗いましょうか。」
「そうだな。少し身体を空気に当てたい気分だ。」
アップルの呼びかけに、ルシアが腰を上げる。
立ちあがった2人を、アーニーは唖然として見つめた。
(………………す、すごい……。)
「ん? どしたのアーニー、まだつかるの?」
「い、いえ……。」
貧弱な身体を隠すようにして、アーニーはベルの後に続いた。
ひんやりした空気の中、各々石鹸を泡立てて身体を洗っていると、
何やら視線を感じたのか、ルシアが横に座るベルへと顔を向けた。
「何だい?」
「いやぁ〜〜……………、なんか圧倒されちゃって……。」
おそらくルシアの身体の事を言っているのだろう、
はぁ、と溜息をついてベルは自分の未発達な胸をさすった。
「ルシアさんやアップルさんはいいなぁ。おっぱいもお尻も大きくて。」
「……ふふ、ベルもきっと大きくなるわ。」
「私は今すぐ大きくなりたいの。そして、素敵なあの人と…」
その時だった。
「ベルちゃん、男なんてそんなイイものではないわよ。」
おそらく”男”と言う意味だろう、『あの人』という単語に敏感に反応したアップルが、
やや刺のある言葉でベルに忠告する。
どこか威圧感のあるそれに、ベルも少し驚いたようだった。
「な、なんで?」
「男という生き物はね、自分勝手ででたらめな生き物よ。
想像するのはいいけど、あまり過ぎたイメージを持たないほうがいいわ。」
早口にまくし立てるアップルに、場の3人が注目する。
鼻息を荒げて身体を洗う彼女は、あきらかに今までとは違う雰囲気を放っていた。
「随分手厳しいな、アップル。何かあったのか?」
「あり過ぎですよルシアさん……ちょっと聞いてください!」
アップルはそう言うと、身体ごとルシアの方へ向けて
手振りを加えながら不満を口にし出した。
「あいつ、私と初めてする時、こーんなに足を広げさせて、
『入れるよ』とかさえ言わずにいきなり突っ込んで来たんですよ!?」
「……………。」
「?」
「それは私も恥ずかしくて『初めてなの』とは言えませんでしたけど、
2人で行為を行うのが初めてだと言うのに、いきなり腰を動かしますか?
それも思いきり!」
「………そ、それは………。」
「腰って?」
「痛いって言うのに、『それが良いんだろ?』ですって!!
私の身体が硬いのを知ってるくせに、こんなに足を広げさせるんですよ! こんなに!」
アップルは身体を前倒しにして開脚をして見せた。
どうやら本当に身体が硬いようで、もっと脚を広げたいようだが
それ以上進まない身体を無理矢理押し倒そうとしている。
「こ、これ以上進みませんけど、もっと広げされられたんです! もっと!」
次第に身体が痛くなってきたのか、アップルは脚を広げるのを止めて、
ルシアに訴えかけた。
その勢いに圧倒され、ルシアは返す言葉も失ってしまっている。
「身体硬いね、アップルさん。」
「もうやめてって言うのに、膣出しですよ! 自分だけ気持ちよくなって
私の気持ちは全く考えてくれませんでした!」
「ひ、非道いなそれは……。」
「膣出し?」
話の内容が理解できず、ベルがかろうじて拾えた言葉をアップルに聞いてみるも、
興奮する彼女はベルの声が聞こえなかったのか、さらに言葉を続けた。
「私が楽しみにしていたピクニックの時だって…」
何時の間にか握り締められていたアップルの手がぶるぶると震えている。
よほど嫌な想い出なのか、口にする事さえできない様子だ。
「ア、アップルさん?」
「頑張ってつくったお弁当だったんです。
私、料理あまり上手くないのに、彼のために精一杯つくりました。」
ただ彼に喜んでもらおうと……」
人間は極度の怒りに達したその時、やけに冷静になることがある。
急に声のトーンが下がったアップルに、ベルとアーニーが不思議そうな表情を向けた。
「それをあいつは『そんなもの後でいいから、しよう』っていきなり襲いかかってきたんです!
お弁当箱ぐちゃぐちゃにして私を無理矢理犯そうとしてきたんですよ!!」
我慢できなかったのか、アップルが全身に泡をつけたままで立ちあがった。
彼女の隣に座っていたアーニーがビクリと身体を竦ませる、
「お、落ちつけアップル……アーニーが怖がっているぞ。」
「ムードが大事なのに! 御飯食べて2人で肩寄せて、
それで雰囲気に流されて…って展開なら私も!」
「雰囲気に流されて……犯される?」
「違います! 2人同意の上なら、私も文句ありません。
只でさえ外でやるなんて、恥ずかしいのに…!」
「……男というのは、恥ずかしがる女を見ると興奮するらしいからな。
アップルの相手も多分に漏れなかったのだろう。私も経験がある。」
「ル、ルシアさんも!?」
ルシアのいきなりの告白にアップルも驚きを露わにした。
2人の少女の視線も一斉に彼女の方へと向く。
皆の興味がいきなり自分に向いた事にややたじろいだルシアだったが、
彼女は隣で立ったままの軍師よりも数段冷静に話し始めた。
「あぁ、どうしても外でやりたいと言うのでな……。
痛くしないなら、と約束したが…気づいたらお互い獣のように身体を交わしていたよ。」
「は、恥ずかしかったでしょ? 男の考える事は解かりませんよね!?」
いくらか冷静さを取り戻したアップルが再び座って、
ルシアに同意を求めるように問いかけた。
そんな彼女に苦笑を返しながら、
「まぁ確かにその気持ちはあったが……あまり気にはならなかったな。
今考えると、私も興奮してたらしいな………恥ずかしい話だが。」
と、かすかに表情に恥ずかしさを匂わせてルシアが呟いた。
無理矢理求められたアップルとはどうやら違った印象を持っているらしい。
「いいですよね……2人で同意した事なら納得できますし……。」
「だがアップルが先に言った『ムードが大切』だという考えには同意する。
女はその場の雰囲気で何倍も気持ちよくなれると言うのに。」
ざー、とお湯を身体にかけて泡を流して、ルシアはその長い金髪を後ろで束ねた。
右肩の上を通して身体の前へ持ってくると、
その豊かな胸を隠してしまうほどに金色の髪が広がる。
ルシアは手に専用のソープをつけて、その自慢の髪を丁寧に洗い始めた。
「私の相手は皆大きな胸が好きだったようでな、
いつも強く胸を掴まれて千切れそうな思いをしたよ。」
ルシアは自分の胸を労るようにして、そんな事を言い出した。
「そうなんですか……大きい胸も考えものですよね、辛い事の方が多いですし。」
「そうだな。アップルもこの気持ちは解かると思うが、
年を重ねる毎に肩こりが酷くなって堪えるよ。」
「悲しいぐらいによく解かります。私も結婚してから急に大きくなりだして、
昔は大きな胸の人が羨ましかったものですが、
最近は何をするにも邪魔になってしまいます。
男の目にはそんな苦労は映りませんから…。」
アップルはハァ、と溜息をついて自分の胸に視線を落とした。
「でも、やっぱり私は羨ましいけどね。男の人は大きい胸が好きなんでしょ?」
ベルは豊乳の気苦労を口にする2人に、自分の胸を見せるようにして姿勢を正した。
「一概にそうとは言えないわ。小さな胸に欲情する人もいるというし。」
「人の好みはそれこそ星の数ほどある。全く同じ趣味の人なんてそうはいないわよ。」
ルシアとアップルが口を揃えて、ベルの意見を否定する。
すでに大きな胸をもった2人には、ベルの胸こそ羨ましく映っていたに違いない。
「人の好みと言えば、私の旦那は毎回繋がっている部分を見せようとしてましたね……。
あんなグロテスクな場面を見せて何が興奮するのか、困ったものでした。」
「グ、グロいの?」
「確かに見ていて気持ちいいものではないな。人の神秘とでも言おうか、
禁断の場所と言おうか、私も実際目の当たりにした時は自分の身体ではないように
思えたよ…………? どうしたアーニー、 気分でも悪いのか?」
ルシアがアップルの向こうに座っていたアーニーに声をかけた。
そう言えば、先ほどから彼女は全く言葉を発していない。
アップルもすっかり会話に夢中になっていたようで、
反対側に座る彼女の様子にはまるで気がつかなかった。
「い、いえ……そうではなくて……」
2人の話の内容が刺激的すぎるのだ。
なまじ知識だけは豊富なアーニーにしてみれば、彼女達の生々しい実体験は
頭の中でリアルな想像を描き立てるのに充分すぎるほどの内容だった。
どんどん過激になっていく2人の会話を聞いているうちに無言になっていった彼女に、
ルシアが気がついて声をかけたという訳なのだが…。
「少し長湯しすぎたか? そろそろ上がった方がいいかも知れない。」
「あ、だ、だ、大丈夫ですから……私、お湯につかってきます……」
アーニーはこれ以上大人達の告白を聞いていられない、と
そそくさとその場を立ち去ろうとした。
「私達もそろそろ上がりましょう……つい話しこんでしまいました。」
アップル達は全身を2、3度洗い流してから、再びお湯につかろうとアーニーの後を追った。
来た時と同じように肩までゆっくりお湯の温もりを楽しんでいると、
やや控えめにベルが口を開いた。
「あのさー、さっきのアップルさん達の話の内容、いまいちわかんなかったんだけど。
アーニーも何かわかってるみたいだったし、私にも教えてよ。」
1人蚊帳の外だったベルは盛り上がっていた2人に聞いてみることにした。
『気持ちいい』やら『痛い』やら『恥ずかしい』などという単語が飛び交う話の内容は、
好奇心が強い彼女には興味をそそられる事なのだろう。
「アーニーはわかったのか? 本当に博学ね。」
「い、いえ…そんな……わ、私経験ないですし…」
「ベルちゃんにはまだ早いかも知れないわねぇ……。」
アップルが思案げにベルを見る。
先ほど拝見した彼女の身体の発達ぶりから、ルシアとの会話の内容の事をいたすのは
まだ先のように思えたからだ。
「いや、知っていて損をすることなどないだろう。
むしろいきなりそんな場面に遭遇してしまった時に役立つかも知れないよ。」
しかしルシアの考えはアップルとは反対だったようだ。
性教育を子供に教えるように、言葉を選びながらルシアは考えをまとめ出した。
「ベル、私達がさっき話していた事は自分の好きな人とする行為の事だよ。
男と女の間にはなくてはならないもの……そして、子供を育むのに必要なことさ。」
「こ、子供って……それじゃ…」
ベルの頭にあった記憶が蘇る。
不確かな記憶……まだ性の事など興味のなかった時に耳にした、遠い記憶。
母にせがんで教えてもらった当時は信じられなかった。
「そう……あんたの大事なところで、大切な人を迎え入れる行為だよ。
身体を合わせる人が好きな人ほど、それは快楽を与えてくれるものなのさ。」
「でも簡単に決めちゃダメよ、男は身体が目当てで言い寄ってくる人が多いんだから。」
まるで自分の事のように、アップルが慎重な面持ちでベルに忠告する。
どこか説得力のあるその言葉に、ベルは黙って頷いた。
「好きな人かぁ……。」
「そうよ。ベルちゃんは、今好きな人いる?」
アップルに振られ、ベルは顔を少し赤らめた。
おそらく彼女の頭の中には、まだ知らない彼が浮かんでいるのだろうと思い、
アップルの表情が少し緩む。
「あの、ルシアさんに聞きたいんですけど…」
「うん? 何だい?」
「ヒューゴさんって、今好きな人いるのかなぁ……?」
唐突に出た息子の名前にルシアは多少驚きながらも、考えを巡らせてみた。
「あ、あの子かい? ……そうね……そういう話は聞いたことはないけど。」
「じゃ、じゃあ今はフリーって事だよね!? やった!」
あやふやな答えなのに、ベルは大袈裟にはしゃぎ出した。
その態度で、ルシアはなんとなく彼女の気持ちがわかってしまった。
「でも、ひょっとしてヒューゴさん、胸の大きな女の子が好きかな……。」
いささか頼りない自分の胸に視線を落とし、ベルは心細げに呟いた。
ちら、とルシアの方へ視線を向ける。いや、正確には彼女のふくよかな胸へ。
「あの子の周りには今まで大きい女性が多かったから……
ベルみたいな子は新鮮に映るかも知れないよ?」
ルシアの言う通り、ベルの知っているところだけでも母親のルシア、酒場のアンヌ、
そして密かにライバル視していたアイラと、標準以上の体格の持ち主が顔を並べている。
しかしその中に敢えて自分が飛び込むことで
彼の目はこちらへ向いてくれるかも知れない、と
自分にハッパをかけるが如くベルは気持ちを切り替えようとした。
「そ、そうだよね! よーし、そうと決まれば先手必勝だ!」
ベルからすれば、決してそんなふうに見た訳ではなかったのだろうが、
ルシアは彼女に睨まれているような気がして、只ならぬ気迫を肌で感じ取った。
「そ、そろそろ上がろうか……。」
「私、今から準備しなくちゃ! お先にっ!」
ベルは叫ぶようにそう吐き捨てて、身体を拭くのももどかしそうに急いで脱衣所を出ていった。
どうやら考えるより先に身体が動く性格のようだ。
誰もいない脱衣所に入ると、さわやかな風がルシアの身体の横を通りすぎていった。
「……すごいパワーですね。」
「あの子の恋愛に口を挟むつもりはないけど……。」
「ベルちゃんがお嫁に来たら、どうします?」
「…言わないでくれ。」
「で、でもベルさんはいい人だと思いますよ…………。」
「それは私もそう思うけどね……」
嫁に来るとなると話はまた違うものになる。
彼女にはおよそ似合わないであろう、カラヤの服装を着たベルを想像しながら、
ルシアはふと、ベルと一緒にからくり丸Zを整備しているヒューゴを連想しようとした。
……………できなかった。
続
| \
|Д`) 『ルシアとアップルのY談が書きてェ!』と思ったので書いてみますた。
|⊂ 言葉だけでハァハァさせられるか挑戦………………玉砕。ガクリ
|
>>通りすがりのスケベさん様
妄想スレでルシア×ヒューゴうpして下さった方でしょうか?
萌えまくりました…すごいなぁ
女同士のY談ハァハァ
アップル…色々されたんだな…そしておばさん臭くなったんだな⊃Д`)
続きあるのかな?期待してまつ。
| \
|Д`) >265 はい、そうです。その節は失礼しました。
|⊂
|
夜半を過ぎた頃から降り出した雨が部屋の窓を叩いていた。
風呂から帰ってきたベルは濡れたままの髪もそのままに、
ベッドに横たわってノートに何やら書きこんでいる。
「船場で会話を弾ませてから、あたしの部屋へ誘う、と……。」
手にもった鉛筆はサラサラと書き進み、ベルは楽しそうに口許を歪めている。
「ふふふ……そしてさっきイクさんからもらったお茶をご馳走して、愛の告白!
完璧! ね、見て!」
はたして文字が読めるのだろうか、ベルは明日の計画を書き記したノートを広げて
隣のタルへと見せつけた。
「ないす ぷろじぇくと ダ ベル
コレデ ヒューゴハ オマエノ モノダナ」
「 ルシアさんの言う通り、彼に恋人がいないなら………明日は!」
昨日降った雨が、周りの草木に名残惜しそうに残っていた。
今はもう止んだその雨は、目につく辺り一面に小さな水溜りをつくっていた。
その水溜りに映った自分の顔とにらめっこしながら、ベルはじっと座りこんでいた。
「オイ ベル キタゼ」
その機械的な合成音にはっと顔を上げて、
ベルはからくり丸Zの指す方向へ目を向けた。
その先には、カラヤ独特の衣装に身を包み、
獅子の鬣を思わせる鮮やかな金髪をした少年が
よく行動を共にしているダックの戦士とこちらへ向かって歩いてくる。
ベルはすっくと立ちあがると、地面についてもいないお尻をパンパンと叩いて、
彼が歩いてくるのを待った。
2人の距離が5メートルぐらいの縮まった頃だろうか、
通常よりいくらか高いトーンでベルが彼に声をかけた。
「ヒ、ヒュ、ヒューゴさんっ!」
「やぁ、おはよう。」
挨拶ができた事が嬉しくて、ベルの顔面に全身の血が集まり出す。
しかし、ぐっと息を飲みこんで彼女は1歩前へ踏みこんだ。
ここで会話を終わらせてはいけない。
今日はもう1歩進むんだ…。
「あ、あの、今お時間ありますかっ!?」
つまりそうになる喉で必死に声を出すベルを不思議そうに見つめるヒューゴ。
「え? 今から軍曹に稽古つけてもらおうと思ってたんだけど…」
「あのっ、あのっ、あた、あたしに付き合ってもらえませんかっ!?」
ヒューゴの声は聞こえなかったのか、
ベルは頭の中で用意していた言葉を紡ぐので精一杯のようだ。
これでは会話ではなく、一方的に考えを押しつけているだけである。
「………どうしよう、軍曹?」
「うーむ、しかしお前を頼まれてる俺としてもだな…」
その時、ベルの横でまるで微動だにしなかったからくり丸Zが
車輪を回してずい、と3人の輪の中央へと歩み出た。
「グンソウ オレト ショウブシロ」
感情がまるで感じられないその音に、しばし場が沈黙する。
それを破ったのは、他ならぬ勝負を挑まれた本人だった。
「ふぅ………タルに決闘を申し込まれるとはな。」
「オレヲ アマクミルト ヤケド スルゼ」
くるりと反転して、からくり丸Zはベルの横を通りすぎようとした。
「ベル ウマクヤレヨ」
「……じゃあな、お嬢ちゃん。」
含みのある笑みを見せて、軍曹はタルと共に連れ立って去っていった。
後に残された2人が、無言で視線を交わす。
「あの、あのっ…」
「どこに行くの?」
「え?」
「付き合うよ。どこに行けばいいの?」
しょうがない…と薄く笑うヒューゴが、ベルにはとても格好良く見えた。
ウミネコの鳴き声が聞こえてくる。
帆船も見えるその場所で、2人は黙って潮風に吹かれていた。
ベルはただ緊張して、ヒューゴはただ風を感じていたくて、
2人の間にはしばらく言葉はなかった。
何か話さねばと思うのだが、思うように口が開かない。
『今話しかけたら邪魔かな?』などと、いつもなら遠慮のかけらもない彼女も、
好きな人を前にすると一端の恋する少女へと変わっていた。
いざ本人を目の前にしてみて、ベルは思っていた以上に
彼に心を奪われていた事を感じた。
彼女らの眼前に広がる海の中、今にも手の届きそうなところで魚が泳いで見えている。
「小さい頃はさ…」
そんなもどかしい時を破ったのは、意外にもヒューゴの方だった。
彼にしてみれば何気ない会話のつもりだったのだろうが、
話の切り口が見つけられなかったベルにはとても助かったに違いない。
「は、はい! 何ですか?」
「小さい頃はさ、村の近くの河に出かけてフーバーと一緒に魚をとって遊んだもんだよ。
あの頃はまだ身体も大きくなくて、魚を取るのも苦労したんだよなぁ……。」
そう言って、ヒューゴは自分の指でその魚の大きさを示して見せた。
親指と人差し指を目一杯伸ばしたほどの、小さな間隔だった。
「そうなんですか………ふふ。」
「な、何?」
ベルは見た事のないヒューゴの幼少の頃を想像して、急に可笑しくなった。
きっと今の彼をそのまま小さくしたような、やんちゃな子供だっただろう。
いきなり笑い出した彼女を見て、ヒューゴが少しうろたえる。
話の脈絡がわからないのか、ベルの笑顔の意味がまるでわからなかったからだ。
「ご、ごめんなさい!」
ヒューゴが複雑な表情をしているのを見て、ベルが慌てて謝る。
気分を害されては印象を悪くしてしまうかも知れない。
しかしヒューゴはベルのその豹変ぶりを見て
可笑しくなりこそすれ、気分が悪くなることはなかった。
「ははっ、別に怒ってないよ。そうだ、俺なんか飲み物取ってくるよ、何がいい?」
そう言ってヒューゴが走りだそうとした時、きゅっと彼の腕をベルが掴んだ。
想定していた過程は違ったものの、昨日の夜にシミュレーションした通りに
会話を展開してくれた神様にベルは感謝した。
「あ、あのっ…! そ、それなら、あたしの部屋に来ませんかっ!?
美味しいお茶があるので……っ!!」
いつもより重く感じるドアのノブを回して、ベルはヒューゴを部屋へと招き入れた。
明るい色調で彩られた部屋の中を珍しそうに見まわして、
ヒューゴは部屋に入っていく。
「お邪魔します。」
「ど、どうぞ!」
男を部屋に入れるなんて初めての事、ベルは昨日掃除していたにも関わらず
素早く部屋をチェックした。
いつもと違ってきちんと整頓された部屋は、きっと良い印象を彼に与えれくれるはずだ。
「ふーん、綺麗な部屋だね。」
やった!
ヒューゴからお褒めの言葉をもらい、ベルは心の中でガッツポーズをとった。
少なくともだらしない印象を与えなかったようだ。
「あ、あの、どうぞ座ってください! 今お茶入れて来ますから!」
ベルは逸る気持ちを押さえきれず、早足でキッチンへ向かった。
「あの……どうですか?」
ヒューゴがカップを口に運んだのを見て、心細げにベルが聞く。
以前お茶を入れたのはどれぐらい前だろうか。
慣れない事なので勝手がわからず、イクに教えてもらった手順を真似たとしても
彼女と同じ味のお茶を入れられる自信はなかった。
「うん……美味しいと思うよ。あまりお茶なんか飲まないけど、こういうのもたまにはいいな。」
ヒューゴが1口、2口と自分の入れたお茶を飲んでくれている。
作法など微塵も見られなかったがベルにとってそんな事は大した問題でなく、
美味しそうに口に運んでくれている事が何より嬉しかった。
早速自分もそのお茶を飲んでみる。
昨日飲んだイクのものより味は多少落ちる気がしたが、
『ヒューゴと一緒』という事がその差をカバーしてくれていた。
「そう言えば、軍曹達大丈夫かな?」
すっかり忘れていたアヒルとタルの決闘はどうなったのだろうか?
からくり丸Zが無茶をしていなければいいけど…。
普段の彼(?)の言動を思い出して、そんな不安がよぎった。
「からくり丸Z、無茶してなきゃいいけど……。」
「あ、でもそんな心配する事ないかな。軍曹ああ見えてすごく強いし…」
むしろ心配なのはタルの方かも、とヒューゴは無邪気に笑って見せた。
その笑顔にベルの鼓動が早くなる。
「そ、そうなんですか…」
「うん。」
「……。」
「………。」
話しかける機を逃してしまったか、2人の会話が急に途絶えた。
カップが受け皿とぶつかる音だけが部屋に響く。
やや重い空気の中、ベルは意を決して
一番気に掛かっていた事を聞こうと勇気を振り絞った。
「ヒュ…ヒュ―ゴさんは、今、好きな人っていますか……?」
「え?」
いきなりの質問、それも今までの話と何のつながりのない内容。
それを理解するのにヒューゴの頭はしばらく時間を要した。
聞き間違いか?
そう思ってベルに今一度聞きなおそうとした時、彼女が再び口を開いた。
「ヒューゴさんは今お付き合いしている人とか、いるんですか?」
やはり聞き間違いではなかったようだ。
ベルの目は先ほどまでのおどけたようなものではなく、真剣味を帯びている。
ヒューゴはそれでその質問が真面目な事だというのは解かった。
「そ、そんなのはいないよ。 今はそれどころじゃないし…」
「あたし今日ヒューゴさんとデートできて、とても嬉しかったんです!
素敵な男の人とこうしてお茶を飲む事が夢だったんです!」
両手をテーブルの上について、ベルは自分の想いを吐き出した。
今までとはまるで違う雰囲気に、ヒューゴは動揺を隠せないでいる。
何より彼女の口から出た言葉が、自分には信じられなかった。
(デ、デート!? これって……デートだったのか?)
普段と変わらない一日の始まりだった。
違う事といえば、日課の稽古に出ようとしたところをベルに声をかけられただけだ。
ヒューゴは特に意識して付き合った訳ではなかったが、
どうやらベルは異なった認識をしていたようだ。
あれはデートのお誘いだったらしい。
「あたし、ヒューゴさんの事が好きです!
一目見た時からずっとあなたを見てました!」
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ! いきなりそんな事言われても…!」
ベルの眼があまりにも真っ直ぐ見つめてくるので、
ヒューゴはその場から立ちあがってしまった。
一方的に気持ちをぶつけてくる彼女から逃げたい、と思う気持ちがあったのかも知れない。
何にしろ、今の自分は混乱しているように思えた。
「ヒューゴさんにとってはいきなりかも知れないけど、
あたしは以前からずっと考えてた事なんです!」
「待って、少し落ちつこう。俺、何だか混乱してきて…」
ベルはヒューゴの言葉には耳も貸さず、
ただ自分の想いを伝えようと必死だ。
まるで今この時を逃せば、チャンスは一生巡ってこないのではないかと
思わせるぐらい、切羽詰った様子を見せている。
「好きなんです! ヒューゴさんになら、あたしを全部あげたって構わない……!」
「な……!」
その意味がわからないほど、ヒューゴは鈍くはなかった。
同年代の知り合いが女性の身体に興味を持ち出す中、
彼もまた例外ではなかったのだ。
「ヒューゴさん、あたしの身体、見てください……。」
徐に立ちあがり、ベルは自分のかぼちゃぱんつに手をかけた。
一見して脱ぎにくそうなそれは、意外にも簡単に床に落ちてしまった。
彼女のイメージにぴったりな可愛い下着が露わになる。
絞まった肉付きの太股は健康的な白さを保っていて、
丸い膝小僧がどこか幼さを醸し出していた。
「ベル……!」
「いいんです、あたし、ヒューゴさんになら……。」
ヒューゴの視線を釘付けにしたままだったベルの秘められたデルタ地帯。
それを隠す布地が今、彼女自らの手によって取り除かれる――。
申し訳ない程度の薄い恥毛と、固く閉じられた大事な部分。
初めて目にするそれに、ヒューゴの心臓は速さを増していく。
「見て……ください。」
テーブルの上に座り、ベルが片足を上げてヒューゴに
自分のクレバスを見せる。
ベルはさらにその秘裂を指で広げて、赤い肉襞を彼の眼前に晒した。
「うっ……」
「あたしの身体、変ですか?」
やや不安な気持ちを含め、ベルはヒューゴに問いかけた。
自分の身体は、彼に気にいってもらえただろうか…?
しかしその問いに答えはなく、ヒューゴは彼女の曝け出された
『女の子』を凝視して脂汗を流している。
「ヒューゴさん…?」
「ごっ……ごめん!!」
その謝罪の言葉と、彼が駆け出すのはほぼ同時だった。
ヒューゴはその快足で瞬く間に部屋から走り去った。
意図していなかった反応に、ベルは固まってしまっている。
「な、なんで?」
もしかして何かすごい失敗をしてしまったのか……?
今までの話の流れを再度頭の中で検討してみるが、その原因はわからない。
「……………ひく………うっ……」
ベルはどうしていいのか解からず、こみ上げてくる涙に抗う気力すら
今はもう持ってなかった。
重要な会議は、いつも城の大広間で行われる。
今日もここでは、軍の編成や状況に応じた作戦などが話し合われていた。
「では、南方から攻められてきた時はどう対応するのだ?」
「ここから南にはブラス城があるのでそう簡単には攻められないと思うが…」
「しかし万が一という事もある。いざ落とされた時にパニックになってしまわないように…」
『………ぇぇぇぇ……』
『……から、今は………』
「? 何だ?」
「部屋の外が騒がしいわね。」
部屋の外から聞こえてきた言い争いに、皆が話し合いを止めて気を向ける。
やや間があって、広間のドアがノックされた。
ギィ、と開かれたそこから、見張りの兵士が困った顔を覗かせる。
「どうした?」
「あの……ルシア殿に面会を希望する子供が……。」
「今は会議中だ……後にしてくれ。」
「はぁ………そう申し上げたのですが、言う事を聞かなくて。」
「シーザー、少し休憩を取りましょう。あなた、食事もとってないんでしょう?」
「………今はそれどころではないんだがな……。」
「アップル殿の言うとおりです。シーザー殿は少し休まれたほうがよろしいかと。」
「……わかった。少しの間、休憩をとろう。15分したらまた集まってくれ。」
「私に会いたいという子供は?」
見張りの兵士に声をかけ、ルシアは示された方へと目をむけた。
そこで見た光景に、一瞬自分の目を疑ってしまう。
何故なら人気も少なくないその場所には、
大声を上げて泣きじゃくるベルがいたからだ。
「うえっぇぇ、ひくっ、ルシア、うぐっ、さん、ぐず、ひくっ」
ルシアは近くに走りよって、ベルの顔を覗きこんだ。
彼女の顔はすでに涙でぐちゃぐちゃで、鼻の頭は真っ赤になっている。
「ちょっと落ちつきなさい。一体どうしたの?」
「あた、あたしぃ、ぇぇぇ……ヒューゴ、さんに、嫌われちゃったぁぁぁ……」
「ヒューゴに? 何があったんだい?」
兵士が気を利かせて用意してくれたティッシュでベルの顔を拭いてから、
ルシアは彼女の頬に手を当てて落ちつかせるように撫でている。
「ヒューゴさん、あたしの、あたしのアソコ見て、『うっ』って………」
「ちょ、ちょっと待ちなさい。あそこって…」
話の内容はあまりにも突飛なものだった。
ルシアは会話の内容を他の人に聞かれないよう通路の端に彼女を連れて行き、
できれば聞き違いであってほしい、と思いながら、
ルシアはもう一度言うようにベルを促した。
「あたしの、ぐず……、あたしの、大事なところ見て、逃げちゃったぁぁぁぁ…」
そのとんでもない内容に、ルシアは言葉を失った。
昨日の今日でそこまで行動したベルに呆れつつ、
ルシアは彼女をあやすように優しく背をさすってやった。
「どういう経緯でそうなったかは知らないけど……。
ヒューゴは驚いたんじゃないか? きっとあの子、
女の子のその部分を見るのが初めてだったのさ。」
「………ひく。………だって、その前までちゃんとお話しできてたんだよ?」
ますますその光景が想像しにくいものになった。
(じゃあ、いきなりそんな展開になったのか…?)
ルシアは頭を悩ませながら、言葉を選んでベルに告げた。
「話しができていたのなら、嫌いにはならないでしょう?
そんなに目を腫らして……可愛い顔が台無しだよ。」
「だっ、だって………。」
「大丈夫、私があの子に聞いておいてあげよう。
心配しなくてもベルを嫌いになんてなっていないよ。」
ベルは鼻を鳴らしながら、ルシアの顔を見上げる。
薄く笑うその顔は彼女にいくらかの安心感を与えた。
「ホント…………?」
「あぁ。今日はもう部屋に戻りな。明日になればきっと全部元通りだよ。」
「…………うん。」
トボトボと帰るベルの足取りは、ルシアを不安にさせた。
ショックの大きさが見て取るように解かる。
「どうぞ、ルシアさん。」
その声に振りかえると、すぐ隣で手にドリンクを持ったアップルが立っていた。
「ああ……ありがとう。」
ルシアはドリンクを受け取って、壁に寄りかかるようにしてもたれてから
それに口をつけた。
「随分疲れた顔をしてますね。」
「そりゃ疲れるさ……ベルの奴、とんでもない事をするよ。」
コクリと喉を鳴らして、ルシアは疲れを混じらせた溜息を吐いた。
「さっきの子供って、ベルちゃんだったんですか?」
「ヒューゴにあそこを見られて嫌われたんだとさ。」
「………はぁ?」
やはり、いきなり理解する事は難しいようだ。
アップルでさえ、その意味がわかるまでには少し頭を働かせなければならなかった。
「あ、あそこって・……。」
「夜にでもヒューゴに注意しないといけないな。
全く……行動力がありすぎるのも困り者だよ。」
「……し、心中お察しします……。」
続
| \
|Д`) 『ルシアに泣きつくベルが書きてェ!』と思ったので書いてみますた。
|⊂ エロ:その他が1:9ぐらいの割合になってるな……申し訳ない。
|
誤字脱字が多いのは治らないなぁ……
次から推敲する時間をさらに増やしますので…。( ´Д`)=3 ハァー
逝け!ヒューゴ(w
板がずれてますよ。
ここはカスミ中心ですよ。
| \
|Д`) >293 まぁ、その通りなんですが。
|⊂
|
「よぉ、探したぞヒューゴ。デートは楽しかったか?」
陽も傾きかけた夕刻、芝生の上に蹲っていたヒューゴに軍曹が声をかけた。
目を虚ろにして振りかえった彼からは、いつもの覇気が全く感じられない。
どんよりとした空気を周りに纏いつつ、しきりに深い溜息を吐く
ヒューゴの横に軍曹が腰を下ろす。
それからややあって、ヒューゴはボソボソと喋り始めた。
「あれって……やっぱりデートだったんだよな……。」
誰に語るでもなく、ヒューゴが自分に確認するように呟く。
そんな彼を少し見てから軍曹は、
「ん? 違ったのか?」
と探りを入れてみた。
デートだったのなら、もっと表情は明るいはずなんだが…と
思いながら、返事を待つ。
「ねぇ軍曹……。」
「何だ?」
「女の人って、みんなあんなのがついてるの……?」
膝に肘を当てて、ヒューゴが力なく呟く。
軍曹は聞かれている意味が解からなかったので次の言葉を待ったが、
ヒュ―ゴは口を開かなかった。
「………あんなのって、どんなのだ?」
「その、股の部分にさ……」
そこまで言って、ヒューゴの語尾が震え出す。
思い出すのも辛いのか、彼の視線がキョロキョロとせわしなく動き始めた。
「おいおい、お前何をしたんだ?」
「お、俺は何もしてないよ。ベルがいきなり…」
慌てるヒューゴを見て、軍曹が自分の考えがそう外れていないと感じた。
2人がどこまで親密な関係なのかは知らないが、
ヒュ―ゴにとってショックな事があったのは確からしい。
「まぁあのお嬢ちゃんは鉄砲玉みたいな子だからなぁ…」
安易に想像できてしまう光景に軍曹が呆れていると、
誰かが後ろから近づいてくる足音が聞こえてきた。
「ヒューゴ。」
その声に2人が振りかえる。
夕日をいっぱいに浴びた金髪を神々しく輝かせて、
ルシアがそこに立っていた。
「な、何? 母さん…」
ここへ来てからは聞く事のなかったその言葉の迫力は、
村でいたずらした時にルシアが怒る前のものと同じだった。
相手を威圧するような、低くこもる声。
ヒューゴの身体が条件反射で小さく竦む。
「少し話しがある。」
ちら、とルシアの視線が軍曹に向く。
どうやら俺はお邪魔らしい……と軍曹はおもむろに立ちあがった。
「すまないね、軍曹。」
「いいさ。ヒューゴ、久しぶりに絞られそうだな。」
敢えてヒューゴの表情は確認せず、軍曹はその場から立ち去った。
薄い月が空に浮かんでいる。
もう陽はすでに落ちつつあり、辺りは『夜』に包まれようとしていた。
ヒューゴはルシアの後に黙ったまま着いて歩いていた。
その後ろ姿は我が母ながら美しいラインを描いていたが、
今の彼には彼女の持つ恐ろしさの方がより鮮明に映っていた。
(俺……何か悪い事したかな……?)
小さい頃はいたずらをする度にひどく怒られたものである。
ルシアがいつ切り出してくるかと怯えながら、
ヒューゴは少し距離を開けて母の行動を見つめていた。
瞬間、長い脚が歩みを止めた。
ルシアは後ろを振り向いて、ヒューゴと対面する。
その顔はやや険しかったが、いつものような怒気は感じられなかった。
「ヒューゴ。」
「は、はい。」
普段よりはいくらか語気は強めだが、威圧するような感は受けない。
見慣れない母をいぶかしげに見つめながら、ヒューゴはルシアの言葉を待った。
「ベルの事だが……」
「えっ!?」
ルシアの口から出たのは意外な名前だった。
いや、ヒューゴの頭からは片時も離れない名前だったが、
それがルシアの口から出たことが意外だったのだ。
ヒューゴが驚くのも無理はない。
「あの子、傷ついてたよ。おまえに嫌われたんじゃないかって。」
「……。」
「何があったのかは詳しく聞かないけど、
女を泣かせるような子にはなってほしくないな。」
ベルが泣いていたなんて知らなかった。
あの時覚えているのは、戸惑いと焦りの感情、そして興奮していた自分。
自分の気持ちが解からなくて逃げ出した事が彼女を傷つけていたなんて…。
「驚いただけなんだろう? 」
「お、俺…」
「きっとそれがあの子のやり方なんだろうさ。
恋に恋する年頃というのは、女なら誰でもあるものなんだよ。」
ルシアは終始言い聞かせるような穏やかな口調で話す。
「……。」
「自分が悪い事をしたと思うなら、ベルに謝りなさい。
あの子はお前が来るのをきっと待ってる……ベルの気持ち、大切にしてあげなさい。」
叱られている訳でもないのに、ヒューゴは顔を伏せて
まるで叱られているかのように大人しい。
ルシアの一言一言が、愚かな行動を取った自分に突き刺さる。
(俺が悪いよな………ベルに謝らなくちゃ)
「……うん、わかった。」
自分の言った事を理解してくれた息子に、ルシアはニコと笑みを与えた。
相手の気持ちがわかる子でよかった、と嬉しくもなる。
「それじゃ俺、これからベルのところに行って…」
「あ、ちょっと待ちなさい。」
「え?」
ヒューゴが駆け出そうとしたその時、ルシアがそれを抑えた。
いきなり声をかけられ、慌てて振りかえる。
見ればルシアは、顎先に指を添えて何かを考えている様子だ。
何かを言いあぐねているような、あまり見ることのない表情だった。
「その、お前の気持ちに文句をいうつもりはないけど…」
「?」
「………避妊だけはちゃんとしなさい。これは男の義務だからね。」
「ひ、避妊…?」
腰が砕けそうになった。
ルシアはそれだけ忠告して、足早にその場を去って行く。
最後に見せた複雑な表情だけが、ヒューゴの目に焼き付いていた。
失意のベルが、重い身体を引きずってベッドへ向かおうとしたその時、
部屋のドアがノックされた。
泣き腫らした顔を見られたくない、とベルは無言でベッドに潜り込んだ。
「ダレダ」
からくり丸Zが彼女の代わりに来客に対応する。
部屋の外の主は考えていた声と違ったのか、返答するのに少し間をあけた。
「……俺だけど……」
その声にガバ、と上体を跳ね上げたのはベルだ。
今日一日頭について離れなかったその声を聞いて、即座に身体が反応してしまった。
ベルはヒューゴの訪問を嬉しく思いながらも、顔を合わせるのが恥ずかしいとも思った。
開けるべきかどうか迷っていると、からくり丸Zがドアを勝手に開けてしまった。
まだ心の準備が整わないうちに、ベルはヒューゴを顔を合わせてしまう。
「あ、な、何ですか?」
いつもの調子で話そうとしても、枯れてしまった声では元気に見せる事もできない。
無理矢理笑顔をつくって、ベルはヒュ―ゴに話しかけた。
「俺、昼間のこと……謝ろうと思って……ごめん。」
心底すまなさそうにヒューゴは頭を下げた。
それを見て、ベルは慌ててベッドから飛び降りた。
「そんな! あたしの方こそ…」
「でも俺、ベルの事が嫌いになった訳じゃないんだ。
あの時はその……びっくりしちゃって、心の準備もできてなかったから…」
開け放たれたままのドアもそのまま、2人は沈黙してしまった。
いや、お互いかける言葉が見つからないのか。
ヒューゴはベルの反応を待っている。
ベルは嫌われていなかったという事実が嬉しかった。
「メデタシ メデタシ ダナ」
ドンッ!!
沈黙を破った主の胴体をベルが思いきり脚で蹴り飛ばした。
その反動で車輪が回り、からくり丸Zは部屋の外へ押し出される。
「ナ ナン」
バタン!
彼の言葉は2人の耳に最後まで聞こえることはなかった。
からくり丸Zは締め出されてしまったからだ。
ドアを勢い良く閉めて、ベルはヒューゴに向き直った。
先ほどまでの悲壮感はいくらか和らいでおり、目の輝きが取り戻されつつある。
「じゃあ今は心の準備、できてますか?」
そのベルの明るい声に、ヒューゴは面喰らってしまった。
振り向いた彼女があまりにもあっけらかんとしていたので、
雰囲気の変化についていけなかった。
「な、何の…?」
「昼間もいいましたけど、ヒューゴさんが好きです。
あたし、初めてはあなたにあげたいんです!」
ルシアの言う通り、ベルは『恋に恋して』いるように見えた。
特に躊躇う事もせず身につけた衣服を脱ぎ始める彼女を前に、
ヒューゴは自分の気持ちを再確認する。
(俺はベルの事をどう思っているんだろう?)
昨日までは特に気にかけていなかった少女だった。
告白されてからというもの、ヒューゴの頭から彼女が消えることはなかった。
良くも悪くも、ベルはヒューゴの中に住みついてしまっていたのだ。
他人をこんなに気になったのは初めてだ。
これが『好き』という感情なんだろうか…。
「抱いてっ!!」
一糸まとわぬ姿でヒューゴの胸に跳びこんできたベルが、あられもない言葉を吐き出した。
自分の感情にストレートな彼女らしくはあるが、ムードの欠片もない。
だが決して嫌な気持ちは生まれなかった。
さらに悲しい事に、ヒューゴの股間はベルのぷよぷよした身体の感触に
徐々に反応し始めていた。
ヒューゴは理性を振り絞ってベルを遠ざけようとしたが、
ぴたりと密着した彼女の身体は簡単には離れない。
「ベ、ベル…!」
「あたしのこと、好きじゃなくてもいい!
あたしの初めて、もらってくださいっっ!!」
むっ……と、ベルは強引に唇を押しつけてきた。
それはキスと呼ぶには程遠い稚拙な行為だった。
しかし、その柔かい唇の感触と彼女の甘い匂いが鼻腔をくすぐり、
ヒューゴにもやもやした感覚を残していった。
お互い唇を合わすだけの時間が過ぎていく。
どうやら2人はキスというのは唇を合わせるものだと思っているらしく、
相手の口腔を愛するなどという考えは全く浮かばないようだった。
訳もわからないまま荒くなる自分の吐息に戸惑いながら、
ヒューゴは恐る恐るベルの身体に触れてみる。
狭い肩幅、細い首。
胸はお世辞にも大きいとは言えず、腰周りは女性というにはまだまだ心細いものだった。
それでも初めて触れる女性の肌の感触はヒューゴにとって充分刺激的だった。
確かめるように身体を撫で回していたヒューゴの手がベルの胸に伸びた時、
彼女の身体が激しく反応した。
「……ん!」
その動きにヒューゴの方も驚き、即座に手を引っ込めてしまう。
ベルは誤解されたと感じて、口を離して彼の腕をとった。
「ち、違うんです! その、ビビッてしちゃって、びっくりしちゃって!
イヤじゃないですよ!?」
その剣幕に怯みながらも、ベルの気持ちを理解したヒューゴは愛撫を続けようと思った。
すべすべした太股を通って、その手がベルの秘部へと向かう。
それをじっと見ていたベルはさすがに恐怖があるのか、身を固まらせている。
そして柔かい弾力を持つその部分に触れた瞬間、ベルが大きく唸った。
「んんんっ……!」
異様な感覚が身体を駆け巡り、縮こまっていた身体がピンと伸びる。
わずかではあるが湿り気を帯びたその部分に、ヒューゴは不思議な感じを覚えた。
「温かい……。」
「ヒューゴさぁん……!」
彼の手の動きを助けるように、ベルの脚が開いていく。
その動きが、このまま行為を続けてもいいという彼女の同意の意味に取れた。
ベルをベッドに押し倒し、ヒューゴは直にその秘部を覗きこんだ。
そこには昼間感じたおどろおどろしさはなく、
不思議な物体のような、神秘的な香りを持ったものだった。
(これが女の子の匂い……。)
秘裂の入り口付近を指でこちょこちょと弄る。
神聖な場所のような気がして、ヒューゴは先へ進むのを躊躇った。
「ヒューゴさん、来てください……その大きなものを、あたしに!」
ベルは彼の股間で大きくなっているモノを指しながら、
自分で脚を抱え上げた。
淫らな部分を曝け出してヒューゴのモノの登場を待つ。
震える指でもどかしげにズボンを下ろした後、ヒューゴはベルのそこへ照準を合わせた。
「こ、ここでいいのかな……」
「うっ……!」
ぬちゅ、とモノの亀頭が侵入を始める。
……が、そこから先がなかなか入らなかった。
只でさえ未熟なベルの秘口が、あまり潤いを持たないままヒューゴのモノを
受け入れるのは無理があったのだ。
「押しこんでください、ヒューゴさんっ……」
「い、いいの?」
「はいっ、お願いしますっ!」
ベルの希望通り、ヒューゴは侵入を拒む秘裂の中へ無理矢理腰を推し進めた。
ぶちり、とイヤな感触がして、ペニスが膣内へ入っていく。
「いッ……!!」
ベルの顔が苦痛に歪み、急激に膣内が収縮を始めた。
「いてててっ!」
「あっ、くぅ……っ!いた、い……ッ!」
痛いほど締めつけてくるベルの膣内に、ヒューゴは進むことができない。
ただ締めつけられたまま、ベルの身体が弛緩するのを待った。
歯を食いしばって我慢していたベルの表情が、だんだんと元に戻っていく。
かなりの時間を要してから、苦しそうにベルがヒューゴに告げた。
「ヒューゴさん、動いて……!気持ちよく、なって……っ!」
実際、動くどころではなかった。
今だ彼女の襞は痛いぐらいに締めつけてきていて、食いちぎられそうなほど
ヒューゴのモノをがっちりと咥えこんでいる。
しかし、その滑った感触と抱いたベルの身体の甘い匂いで、
すでにヒューゴの官能はかなり高ぶっていた。
へこへこと情けない動きでベルの中を行き来してみる。
激しい動きなど、今の状況下では経験もないヒューゴには到底無理だった。
できる限り腰をグラインドさせて、初めての膣内の感触を確かめようとした。
が、何もかもが初めてだった2人にはセックスを楽しむ余裕などなく、
身体に与えられる快楽に従うまま終わりの時を向かえようとしていた。
「わ、くっ……ベル、出る……!」
「えっ……?」
ベルはその意味が解からないのか、ヒューゴが苦しそうに顔を歪めるのを見て
困惑してしまっていた。
「ヤバい……、!?」
ヒューゴがベルの膣内からモノを引きぬこうとした時、
自分の身体を引くことができないのに気づいた。
それもそのはず、ベルの両足がヒューゴの腰にがっちり絡みついているではないか。
「べ、ベル!脚を……放して、出ちゃうよ!」
「な、何が出るんですかっ?」
「あ、赤ちゃんの素…」
ぐいぐいと引きぬこうとする結果、それはヒューゴに
さらに刺激を与える行動となってしまっていた。
本格的に限界が近づき、ヒューゴの声が悲鳴に近いものになる。
「ヤ、ヤバって!!」
「こ、このまま出してくださいっ……ヒューゴさんの、赤ちゃん欲しい…!」
「そ、それはマズイよ……っ、っっっ、あ!」
ベルの脚が解かれることはなかった。
ヒューゴはそのまま思いきり、ベルの膣内に分身を吐き出してしまった。
「あ……出てます……!ヒューゴさんのが、あたしの中に……」
腰を持っていかれそうな快感の中、ヒューゴはとてつもない罪悪感に苛まれていた。
翌日、ルシアは食事をとっているベルを見かけた。
昨日の事があってから、彼女もそれなりに心配していたらしく、
ベルの様子を見ようと声をかけたのだった。
「おはようベル。昨日はよく眠れたか?」
彼女の昨日の様子から言って、そんな事は決してないだろうと思いつつ、
ルシアはできるだけ明るく声をかけたつもりだった。
しかし彼女の予想に反して、振り向いたベルの顔は恐ろしく晴れやかなものだった。
「ふふふふ……」
「ど、どうした?」
その笑みはルシアに悪寒さえ感じさせるほどだった。
ショックのあまり頭がおかしくなってしまったのではないだろうか…?
「ルシアさん、あたしすごく幸せです!」
いつもと変わらない、いや、いつもより数段元気な彼女を見て、
ルシアはいくらかホッとした。
彼女はおかしくなった訳ではなかった。
ただご機嫌なのだ、と認識できたからだ。
「へぇ、何かいいことあったのかい?」
「はい!好きな人と一緒に過ごすって……女の幸せですね!」
「はぁ?」
「すごく痛かったですけど、すごく深く分かり合えた……そんな気持ちがするんです!」
「へ、へぇ……それはよかったね。」
どうやらベルは元気になったようだ。
彼女の言っている意味はよく解からなかったが、
ベルがいつものような元気を取り戻してくれたなら、それでいい。
「ヒューゴさんの赤ちゃんがあたしのお腹の中にいるような気がして……
すごく温かい気持ちになれるんです。」
「えッ!!?」
ルシアは自分のお腹を優しくさするベルを見て、絶句した。
彼女は今、何と……?
「あたし、いいお嫁さんになれるように頑張りますから!
どこか悪いところがあったら遠慮なく叱ってください、お母さん!!」
「おか…」
「あ、ヒューゴさんもう起きたかなぁ? ちょっと様子見に行ってきます!
ヒューゴさんが望むなら、今日も…」
スキップして去っていくベルの言葉は最後まで聞こえなかった。
さっきまでの彼女の会話を頭の中で反芻する。
そこから導き出される答えはただ1つだった。
「ヒューゴ……昨日忠告しておいたのに、あんたって子は……」
完
| \
|Д`) 終わり。
|⊂
|
カニバサミか・・・
某東鳩の超能力少女を思い出すな(w
| \
|Д`) ベルって1○才か……ヤバいもん書いちゃったな
|⊂
|
事の切っかけは些細なものだった。
屋外に配置されたテーブルで2人はお茶の時間を楽しんでいた。
突き抜けるような空の下、実にいい風が流れてくる。
2人のうちの片方が、紅茶の入ったカップを置いて
一方に話し掛けた。
特に大した事を話そうとした訳ではない。
眼前に広がる果てしない海を眺めているのに飽きただけだ。
「ねぇクリス。」
「……何?」
片や気の抜けた問いかけに、片や無造作な返事。
2人共かなりの美貌の持ち主だというのに、
その会話内容は外見とはとても不似合いなものだった。
「何で私達、2人でお茶なんか飲んでるの?」
「あなたが誘ったからじゃないの。」
ザザザ……。
寄せては返す波の音が辺りに響いている。
目を瞑れば、そのまま眠りの世界へと引きずり込んでくれそうな
心地良い音だった。
「………違うわ……。」
「?」
「どうしてあなたと2人っきりでここにいるのか聞いてるの!
知り合いの1人や2人、引き連れて来なさいよっ!! 騎士団長様でしょ!?」
掴みかかりそうな勢いで、リリィはクリスに怒鳴り上げる。
そんな彼女をわずかに見て、クリスはさして表情を崩さずにコクリ、と喉を鳴らした。
「何だ、連れて来てほしいならそう言えばいいのに。
私はてっきり、あなたは2人っきりでお茶を楽しみたいのかと…」
「そんなワケないでしょーがッ!!
何が悲しくてあんたと2人、のほほんとお茶飲まなきゃいけないのよ!
いつもあんたの側にいる……ほら、可愛い男の子がいたでしょ!?
何であの子さえいないのよ! 従者なんでしょ!?」
そうまくし立てるリリィの声に、テーブルがカタカタと揺れる。
クリスが身に着けている鎧さえもが共振するほどの大きな声。
しかし、鉄の手甲を装着しているというのに、クリスは実に器用にカップを口許へ運ぶ。
「ルイスの事?今日はあなたとお茶を飲むからと言って、遠慮してもらったんだけど…」
「どーしてっ!? それに、今日は取り巻きも1人もいないじゃないの!」
あんたがひと声かければ、大喜びで寄ってくるでしょうがッ!!」
「取り巻き……。」
ボルスやロランの事だろうか?
彼らには彼らの用事があるのだ。
一方的にこちらの都合を押しつける訳にもいくまい。
「彼らも忙しい身だ。私達の暇つぶしに着き合わせる義理もない。」
「……せっかくあんたの恥ずかしい話とかを聞き出そうと思っていたのに……!」
そこまで言ってリリィは喉が渇いたのか、
周りに中身を跳び散らしている紅茶に手をつけた。
「……そんな事を聞いてどうするの?」
「決まってるでしょ? 私の知らないあなたの失態を思いきり笑ってあげようと思ってたのよ。
楽しい時間になるはずだったのに……!」
実際は、2人黙々とお茶を口に運ぶ『有意義』な時間になった訳だ。
リリィにはこれほど面白くない事はない。
「……あんた、実は皆に嫌われてるんじゃないのぉ?」
暴言とも言えるその言葉に、ぴく、とクリスの眉が動いた。
そんな事はない、と自信を持って言いきる事ができない。
(そう言えば、最近皆が私を見る目が少し違ってきたような気がする……。
やはり女性の上官というのは敬遠されてしまうのだろうか?)
不安な気持ちにかられていたところに、リリィがさらに続けた。
「思い当たる節があるのね。やっぱりね、あなたみたいなお堅い女は男は苦手なものなのよ。
もっと気さくに接してあげないと、男なんて寄ってこないわよ?」
「……大きなお世話よ。」
部下の話から、男の話へすり変わろうとしていたところを、クリスがぴしゃりと言い止めた。
異性の話になると彼女らぐらいの年の女性は目を輝かせるものだが、
リリィもまた例外ではなかったようだ。
「あなた、今まで男と付き合った事なんてないでしょ?
ま、そりゃそうよね。剣の道一筋だったからその地位まで上り詰めたんだもんね。」
「さっきから私の事ばかり聞いて、リリィはどうなのよ?」
何だか自分が不利な状況になりつつあったので、クリスはリリィに話を切り返してみた。
「私? ……それなりにね。年相応の恋愛経験はあるわよ?
あなたみたいに『男の世界』を歩いていないもの。」
「わ、私だって、そ、それなりに…」
見習い時代には、憧れていた先輩もいた。
男性を見て、素敵だなと思うことも幾度かあった。
その想いを口にすることは決してなかったのだが。
「へぇ………じゃぁ聞くけど、あなた……処女?」
「! な、な、何を…」
「経験あるんでしょ? それなりの。ならいいじゃない聞いたって。
違うならそう言えるわよね、別に恥ずかしい事じゃないもの。」
「ち、違うわ。」
「ホントに?」
リリィが上目遣いでクリスに聞く。
心の奥を覗こうとするイヤらしい目つきだった。
クリスは内心冷や汗をかきながら、虚勢を張っているのが見破られないように祈った。
「……じゃあ証明してもらいましょうか。」
「えっ?」
「処女じゃないなら、今更男の1人や2人に抱かれたって問題ないでしょ。
あなたがバージンじゃないって、信じさせてよ。」
突拍子もない提案に、クリスは息を詰まらせそうになった。
彼女とは古くからの知り合いだが、これほど荒唐無稽な提案は
今まで聞いた事もなかった。
「そ、そんな事できる訳ないでしょう!?」
「やっぱりウソなのね。ゼクセンの騎士団長様は
22歳にしてバージンでーす!…って言いふらしちゃおうかな〜?」
「バ、バカな…」
あまりの動揺に、カップを握ろうとする指の震えが止まらない。
先ほどまで見せていた器用さはどこかに吹き飛んでいた。
「まぁいいわ。じゃああなたと私、どっちが魅力的かそこらの男に聞いてみましょう。」
「ど、どうしてそういう話になるのよ!?」
あなたの考えは理解できない、とばかりにクリスは食ってかかった。
相変わらずリリィの話はあちこちに跳ぶ。
「あなたもそれなにの経験をしてきたんでしょ? どっちが男性に魅力的に映っているのか、
今この場で決めてみようじゃないの。」
リリィは遠回しに言っているが、彼女の眼は
『あなたと私なら、私の方が抱きたいと思うに決まってるわ!』と語るが如く、
自分への自信とクリスへの嘲りを滲ませていた。
「バ、バカバカしい!そんなつまらぬ事をしている暇はない…」
「逃げるの?」
「そ、そんな…」
「自信がないのね? 自分は腕っぷしの強さしか自慢できるものがないと認めるのね?」
解かっている。
これがリリィの作戦だということは…。
しかし……しかし、こういう言われ方をしては、騎士としても女としても引き下がれない。
「に、逃げなどはしない。……が、我々がその気でも、相手にも都合というものが……」
「大丈夫よ。男なんてどこにでもいるじゃない……ほら、
私達のどちらかを選べる、幸せ者が歩いてきたわよ。」
リリィはそう言って、向かい合わせに座っていたクリスの後方を指差した。
「やぁやぁ、美人が2人並ぶと絵になるねぇ。」
クリスがその声に振り向くと、そこにはやや頬がこけた、細身の男がこちらへ歩いてきていた。
細身ながら身体は引き締まって見え、どこか油断できない雰囲気を漂わせている。
「ごきげんようエースさん。散歩?」
「いやいや、何やら美人の匂いがこちらからしてきたもんだから、ふらふらと…」
クリスはエースを指差しながら、リリィにぱくぱくと口を開閉していた。
『この人?』とでも聞きたいのだろうか。
リリィはそんなクリスにこくり、と頷いて、エースに極上の笑顔を見せた。
「エースさん、今時間ある?」
いつもなら自分が言う言葉を相手から、それもめっぽう美人に言われ、
エースは顔の筋肉を緩めて答えた。
「えぇ、そりゃもう! リリィ嬢のお誘いなら、親の葬式だってフケましょう!」
「それは光栄ね。」
リリィは徐に立ちあがると、エースの肩に手を乗せた。
思わぬ急接近に、エースが動揺する。
「ちょっと聞きたいんだけど…」
「な、何です?」
「私とクリス、どっちが綺麗?」
エースの視線が隣のリリィに、そして座ったままのクリスに注がれる。
「そ、それは難しい質問ですね……」
「じゃあ、どっちが抱きたい?」
「リリィ!」
我慢できなくなったのか、クリスがその場に立ち上がる。
『言いふらすわよ?』
リリィはそう目でクリスを制して、再びエースに視線を向けた。
冷や汗をかきながら、エースは苦笑いしている。
「ははは……もっと決めにくくなったなぁ……どっちも、と言うのはダメですかい?」
「駄目。」
「うーむむむ…」
腕組みをして考え出したエースと、その場に立ちつくすクリスを見やり、
リリィは2人に言った。
「じゃあ、直に見てもらいましょうか。」
エースはリリィの部屋の前で待機していた。
中では、今だ信じられない事が始まろうとしている。
「俺は夢を見ているんだろうか?」
先ほどから何度も頬をつねってみるも、
その度に痛さを感じて現実だということを実感させていた。
『……から、こんな……………!』
『…まさら何言って……………!』
部屋の中から、何やら言い争う声が聞こえてくる。
ドアはぴたりと閉まっているので全てを聞き取る事はできなかったが、
クリスのものと思われる声がやや荒かった。
それを諭すようなリリィの声も聞こえる。
ややあって、ドア付近に近づいてくる足音があった。
それはすぐそこで失くなり、同時にドアがカチャリと開かれる。
リリィは首だけを出して、待ち焦がれていたエースに声をかけた。
「いいわよ。入って」
中で待っていたのは、まさに絶景だった。
下着姿の2人が並んで立っているのが見える。
白い下着で身を隠したクリスは美しい女神のように。
黒の下着に身を包んだリリィは可愛い悪魔のように。
まるで対照的な2人の色は、それぞれに違った魅力を発散していた。
ノーマルなブラとパンティではあったが、それも2人が着けるとなると
何倍にも輝いて見える。
「どお?」
「……。」
自信ありげに気いてくるリリィと、恥ずかしそうに身をよじるクリス。
「いや……言葉がありませんね、お2人とも美しすぎて。」
その言葉にリリィは短く溜息をついた。
「2人とも、ね…。」
「も、もういいだろうリリィ。やはり…」
「エースさん、もっと近くで見ていいわよ。ただし、触らないで。いい?」
コク、と頷いて、エースはゆっくりと2人に近づいていった。
必要もないのに、足音を立てまいと抜き足で進む。
間近で見る2人の身体は、思っていた以上にボリュームがあった。
この距離で目の前の肉体に触れられないなど、男のとっては拷問に近い。
エースの股間が瞬く間に膨れ上がってきた。
手で抑えようにも増す増す大きくなるそれは、
ズボンの上からでも最早隠しようがない。
「ははは、いや、すみません。節操のないヤツで…」
笑うしかない自分の身体の変化に、エースは絞まりのない顔で2人に笑いかけた。
「別に構わないわ。それだけ私達が魅力的って事でしょ。ね、クリス?」
「え……えぇ……。」
「そ、そりゃもう……。」
この2人を前にして勃たない男は、不能としか思われないだろう。
2人とも、胸から腰にかけてのラインは素晴らしいものだった。
剣を振るのに必要な筋肉はついていながら、
女性としての身体の丸みを失っていないクリス。
クリスの横に並ぶとややスレンダーな感じを受けるリリィだが、
スラリと伸びる脚線美、その原点となるくびれた腰は見る者を引きつけて離さない。
甲乙つけがたく、かつこの肢体を見る事のできた自分の運の良さにエースは感謝した。
「それで? どっちを抱いてみたい?」
「……。」
ちら、とクリスがエースに目をやる。彼女もそれなりに気にしているようだ。
エースはその場で固まってしまった。
一方を取れば、もう片方はここからいなくなるだろう。
少なくとも、下着姿でいてくれる事は絶対にない。
この至高の瞬間を、一時でも長く引き伸ばしたい…!
「あ、あの……。」
「何よ?」
「やっぱり見るだけじゃ決めかねるんで、何かこう……
…そそるポーズなんてのを取っていただけませんかねぇ……?」
「えぇ!?」
下着姿を見られるだけでも恥ずかしいのに、さらにポーズを取れなんて!
クリスが大袈裟に驚いた。
だがリリィはと言えば、その提案に乗り気のようだ。
「いいわ。どんなのがいい?」
「リ、リリィ!!」
「何言ってんの。ここまでして決着つかないなんて、そっちの方がイライラするわよ!」
自分を止めようとしてきたクリスの手を、リリィは逆にぐっと掴んでやった。
「おぉ、さすが! リリィ嬢は話がわかる…」
「お世辞はいいから、早くポーズ決めなさいよ。」
エースはニヤニヤと妄想しながら、2人を交互に見てイメージを膨らませている。
「じゃあそこのベッドの上で四つん這いになって、俺を誘惑して見せてください。」
「な、何だって!?」
「いいわそれぐらい。お安い御用よ。」
渋るクリスを引っ張って、リリィはベッドの上で両の手と膝をついた。
嫌々ながら、クリスも彼女にならう。
エースの眼前に、2人の尻が並んで見えている。
気を抜けば鼻血が出そうな光景を、エースは一瞬でも長く瞼に焼き付けようとしていた。
「ぬおぉぉぉぉぉぉぉ……!!」
エースの方に向けた尻をリリィが左右に振り始めた。
黒いパンティに包まれた尻肉がぷるぷると震え、凄まじいエロスを感じさせる。
クリスがリリィを真似るように同じ動作を取ろうとした。が、その腰の動きは
リリィに比べてとても控えめなものだった。
「ちょっとクリス! あんた私と同じ事しないでよ! それじゃ勝負にならないじゃないの!」
「そ、そんな事を言われても、私はどうすれば…」
「自分で考えなさいよ、そんな事!人の真似して楽しようなんて、ムシが良すぎるのよ!」
ふるふると揺れる尻の向こうで喧嘩する2人はひどく滑稽だ。
エースはそんな2人を他所に、もっと間近で見ようとベッドに近づいて行く。
「あ! エースさん、触っちゃ駄目だからね!」
「解かってますって……」
ボリュームのある尻が並んでいる。
ふくよかで柔かそうなクリスのものと、
彼女と比べるとやや硬そうなではあるが、より引き締まった感を受けるリリィのもの。
顔を近づけたその時、2人の『女の匂い』がエースの鼻腔をくすぐった。
その刹那、エースの中で何かが……”キレた”。
「大体あんたは昔から…!」
「まぁまぁお2人さん、ケンカは止めて、仲良くいきましょうよ。」
そう言ったエースの掌が、クリスの尻を弄りだした。
おぞましい感覚に、クリスの全身が震える。
「ちょっと、エースさん!?」
「あぁ! 何触ってんのよ、あんた!」
「いやぁ、やっぱり俺には無理だ、選べません。」
「はぁ? ここまでさせておいてそんな言い訳…」
リリィが言い終わらないうちに、エースがもぞもぞと動き出した。
「エースさん、手を離して……!」
クリスがそう言うのと、エースのズボンが床に落ちるのはほぼ同時だった。
「……だから2人ともいただく事にします!!」
エースの手が、クリスの下着を一気にずり下ろした。
サーモンピンクの秘裂が目の前に現れる。
「なッ!?」
「ちょっと!!」
「こんな事されて黙ってられる男なんて居やしませんって!!」
眼前で口を広げているクリスのそれに早く入りたいと言わんばかりに
硬くそそり立っていた自分のモノを、
エースは躊躇する事無く一気に押し入れた。
「あっ……ぁぁあああああ!!!」
「おォ……このキツさ、初物のような締めつけだ…!」
「な、何言ってるの! クリスは…」
リリィが立ちあがろうとしたその時、エースが素早く彼女の腰を掴んだ。
「ちょっと、離しなさいッ!!」
「おっと、静かにしてないとその可愛い尻穴に俺のゴツい指が入っていきますぜ?」
痛みに耐えるクリスの横で、リリィは自分の臀部に伸びるエースの手に恐怖を感じた。
「な、何…」
「試してみます?」
下着の上から彼の人差し指が、一度も他人の目に触れた事のないリリィの菊座に伸びる。
つぷ…とその爪先がゆっくりと侵入を開始し、
彼が本気だということが肌で感じ取れた。
「ひ……!」
「しかしクリスさんのおまんこは素晴らしい……腰の動きが止まりませんよ……。」
「うっあぁぁ! いッ………ああぁ! エ、エー……」
ズン、とクリスの子宮モノが一際深く突き当たる。
それだけで彼女は言葉を飲みこまされてしまった。
「・・……ッッあ!!」
「ふぅ、ふぅ……よぉし、リリィ嬢。そのままゆっくりクリスさんの上へ移動してください。」
リリィの菊座を弄りながら、エースはニヤけた笑みを浮かべてそう告げた。
エースの指に蹂躙されながらもリリィは必死に抵抗する。
「何でそんな…!」
「おっと、変な動きは止めてくださいよ。俺ぁ小心者だから腰に力が入っちまう。」
速く小刻みにクリスの膣内を行き来するエース。
その動きに振動して、彼女の身体が揺さぶられる。
「は……ぁ! くぅ………っ、ひ、んん……!」
「………!」
エースに突かれるまま声をあげるクリスを見つめ、
リリィは彼女の身体を跨いでエースの眼前にその瑞々しい臀部を曝け出した。
クリスの背に乗るような態勢で、リリィが彼女のしなるそこに胸を押しつける。
「あぁ、すげぇ……!」
エースはリリィの黒い妖艶な下着を無造作に引き下ろすと、
現れた彼女の菊座と共に現れた肉の扉を拝む。
腰の動きを止めることなく、リリィの臀部をがっちりと掴んで
エースはヒクヒクと自分を誘うその菊座に吸いついた。
「あぁ!」
ビク、とリリィの身体が大きく爆ぜる。
感じたことのない奇妙な感覚に身震いしながら、
リリィは自らの恥ずかしい入り口をいいように這うエースの舌に
なすがままにされていた。
「そ、そんなところ舐めないでよッ!」
「いやぁ、リリィ嬢はここも綺麗ですなぁ。神様は不公平だ……
1人に二物も三物も与えるなんて」
ベロベロと激しく動く舌から逃れようと腰を逃がすその様が、
エースの官能をさらに高めることになっていることはリリィは知る由もない。
「うんッ! あぁ!!」
「ちゅる……じゅぶ、ずるる……!」
わざと音を立ててリリィに聞こえるように、エースが菊座をむしゃぶる。
その卑猥な音と与え続けられる嫌悪感にリリィはぶるぶるとその尻を震えて耐えていた。
次第に抱いていた嫌悪の気持ちが、くすぐったい疼きに変わっていく。
自分の身体の変化を認めたくなくて、リリィは頑なに拒絶し始めた。
「いい加減にしなさいよっ! それ以上したら…!」
「気持ちよくなりますかい?」
「ちっ…!」
この感覚は快楽への変化なのか?
エースに言われて、初めて気づく。
「あんたの尻が俺に押し付けられてくるんだが、気づいてないとは言わせないぜ?」
認めたくはなかった。
だがその奇妙な感覚に対する嫌悪感は徐々に消え去り、
もっと与えて欲しい、舌を動かして欲しいと身体が欲する感情は、
リリィの意志に反して激しいものになっていく。
尻穴を舐めながらも激しく腰を前後するエースに、
クリスの声の質が微妙に変わりつつあった。
成熟した身体に否応なく与えられる刺激が、
彼女の『女』の部分を目覚めさせ始める。
「ぷは……クリスさん、調子出てきましたね? それじゃ本気で行きましょうかっ!!」
パン! パン! パン! パン!
「うッ…!ん、ん、ん、んぅ……!」
ひと舐めした指をリリィの菊座にを入れて、舌の変わりに激しく突っ込む。
「あひっ……! うあ、あぁ、あっぁぁ!!」
ぐにぐにと腸の粘膜を刺激され、リリィが甲高い声で鳴いた。
その艶がかって声にエースは気をよくしたのか、
「よーし、もう一本行きますぜ!」
と、さらに一本菊座にめり込ませる。
「………っっっ!!!」
声にならない叫び、大きく開かれる肛門。
リリィは息が止まりそうなほど全身を固まらせる。
エースはもう片方の手でクリスの尻肉を揉みしだきながら、
その気になればいつでも吐き出せる欲望を、一気に爆発させようと腰をグラインドさせた。
「あぁぁ――――っっ!!!」
「そろそろ出しますぜ、クリスさん!」
「い、やぁ、中は、中は!」
モノを引きぬく様子を見せないエースに、不安になったクリスが懇願する。
このまま射精する意味がわからないはずはない。
「くっ………ど、どこに出さないでほしいんです?」
エースはクリスの口から自分の陰部の名を言わせようとした。
腰を打ちつける音がさらに大きくなり、
エースの腰とクリスの尻は熱さえ帯び始めている。
「そ、それはぁ……!」
「知らないんですかい? 『おまんこに出さないで』って言えたら考えますよ・・・っ!!」
その光景に興奮したのか、エースの腰と指が彼女らの中を激しく貪りだす。
「や、やめっ……! あぁ! ううぅぅぅ………ッ!!」
「くぅ…………お、おま…」
パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン!
「おまんこに、出さないで……ッ!!」
「おぉ……!!!」
ドクン!
クリスがそう言い終わるのと、エースが絶頂に達するのは同時だった。
口にした事のない淫らな言葉は、彼女に羞恥だけを残して虚しく空を漂った。
「あぁぁ…………………!」
「へへ、すまないねぇ……我慢できなかったぜ。」
「あぅっ!」
リリィが声をあげたのは、自分の恥穴を蹂躙し続けていた指が
ようやく外へ引き抜かれたからだった。
ぺたり、とクリスの背中に力なく倒れこむリリィ。
(私の身体は、どうなってしまったのだ……?)
精液を流し込まれた絶望感に苛まれながらも、
クリスは疼き続ける身体の変化に戸惑いを隠せない。
背中に感じるリリィの双丘の柔かさを感じながら、
クリスの意識は遠ざかっていった。
続?
| \
|Д`) 『クリスとリリィにケツ振って誘惑されてェ!』と思ったので
|⊂ 書いてみますた。
| 今回は自分でハァハァ
>>347 ∧_∧
( ;´∀`)
人 Y / ちんこ勃った
( ヽ し
(_)_)
六騎士になます切りにされるエース
| \
|Д`) >348
|⊂ ………。
|
∧_∧ ω
(・ω・)丿 ♪チンーコモーミモーミ
ノ/ /
ノ ̄ゝ
ω ∧_∧
ヽ(・ω・)ゝ モーミモミー♪
\ \
く ̄〜
ずれた……鬱。
まだ陽が辺りを照らし出す明け方、
湿っぽい空気が充満する地下で、愛用の大剣を振る男がいた。
男がいる地下2階には今は使われていない牢があるぐらいで、
滅多な事では人が来る事はない。
「………ふっ!」
自分の身の丈より気持ち短いぐらいの長さの剣を、
男はいとも簡単に振り下ろす。
努力を人に見られるのが好きではないのか、
日がな一日この地下で大剣を振ることもしばしばだ。
傭兵である彼にとっては、剣の腕だけが自分を証明できるものであり、
それを高める努力を怠るようなことをしていては、
決してこの世界で生き抜いていけないのだ。
鍛錬に余念がない彼の耳に、軽い足音が聞こえてきた。
大剣を壁に立てかけ、まるで何もしていなかったような振るまいを見せる。
かと言って、用もないのにこのような辛気臭いところで何もしていないのは
他人から見るとかなり怪しいものなのだが。
「……?」
その時、ふと不思議な感覚を覚えた。
近づいてくる足音は1つ。
なのに話し声がする。独り言か…?
そう思ってその音が迫る方向を睨みつけていると、
薄暗い闇の中からその声の主が現れた。
「あ、デュークさん、おはようございます! こんなところで何してるんですか?」
「お、おぉ……ちょっと、散歩をだな…」
「大方、いい女を捜してフラフラしてたに違いねぇぜ!
気をつけろメル、お前みたいな美人は喰われっちまうぞ!!」
「……。」
納得した。
1つの足音に、複数の声。
よく考えれば、ここでそんな状況をつくれるのは彼女ぐらいしかいない。
「な、何て事言うのブランキー! すみませんデュークさん、この子ったら…」
「…いや、気にしちゃいねぇ…。」
この城の中でも彼女は有名だった。
奇特な者が多いこの城で、彼女はとりわけ異質な人間だと噂されていたからだ。
外見は可愛らしい少女だが、彼女の右手に住みついている人形が
その噂の元凶だった。
メルが『ブランキー』と呼ぶ狼の人形は、とかく口が悪かった。
人を見る度に悪態をつくので、メルはそれを宥めてまわる毎日だ。
あくまで『人形』なので、彼の考えは……なのだが。
「それで、嬢ちゃんはこんな辺鄙な場所に何の用だ?」
「私ですか? ちょっと早く目が醒めたので、お城の中を探検してました。
知らない場所がたくさんあって、とても面白いです!」
メルは楽しそうに話す。
彼女と2人の会話だけなら、何らおかしいところのない普通の少女なのだが…。
「せっかくメルと早朝デートとしゃれこんでたのに、またむさ苦しい男が現れたモンだぜ!」
「む、むさ苦しいだと…?」
「ご、ごめんなさい! こらブランキー!! デュークさんに謝りなさい!!」
「オレぁ別に間違った事言ってねェぜメル!
爽やかな朝からこんなブサイクな面ァ見せられちゃあ機嫌も悪くなるってモンだ!」
デュークの顔の筋肉がヒクヒクと引き攣っている。
か、可愛い顔して結構な毒舌家だな…。
もともと血の気が多い方の彼が、次々と浴びせられる醜い言葉に
そう長いこと我慢できる訳はない。
不自然に眉を曲げて、メルとその憎らしい人形を見ていると、
「チッ、イヤらしい眼で見るんじゃねぇよ!
テメェの汚れた目ン玉で見られちゃ身体が腐っちまうだろうが!
それとも何か? メルの身体が目的なのかよ!?」
「ブ、ブランキー!!ご、ごめんなさい!」
メルがおろおろとデュークとブランキーに視線を彷徨わせている。
「い、い、い、いいって事よ…………。」
そう言ったものの、デュークの腹の底は煮え繰り返っていた。
しかし少女を相手にいい大人が怒るのもみっともない。
笑顔に見えない『イヤな笑顔』を携え、デュークは心を落ちつけようと努めた。
「ブランキー!! どうしてそんなに口が悪いの!? そんなこと言う子は…」
メルが大きく息を吸いこんで、右手を振り被る。
小さな膨らみの胸を限界まで反って、人形を持っている右手を
横の城壁に思いきり叩きつけた。
「こうだよ!? こうだよ!?」
「ぐあ! いてっ!」
「こうだよ!? こうだよ!? こうだよ!? こうだよ!? こうだよ!? こうだよ!?
こうだよ!? こうだよ!? こうだよ!? こうだよ!? こうだよっ!?」
壁を壊さん勢いで人形を叩きつけるメルを、デュークは呆然と見ている。
彼女なりの”おしおき”なのだろうが、
人形であろうとも顔から壁に叩きつけられる姿はあまりにも痛々しい。
「お、おい……」
「はぁはぁ、な、何ですか?」
「別にそこまでしなくてもいいんじゃねぇか?」
「悪い子には、きちんとお仕置きしなくちゃいけません!」
その間にもバシバシと打ちつけられている人形は、耳のところが綻んできていた。
「い、いや…そんなに怒っちゃいねぇから…」
悪態をついていた姿はどこへやら、今の彼はメルの思うが侭に痛めつけられ、
デュークの前にただ惨めな様を曝け出していた。
「そ、そうですか……?」
はぁはぁと息を荒げながら、メルは右手を下ろす。
すっかりぐったりとしてしまった人形を見て、
デュークはメルの持つ予想以上のパワフルさに圧倒されていた。
(すげぇ叩きつけられてたもんな……)
メルの開いていた左手でぐにゃぐにゃになってしまっていた両腕を整えてもらい、
彼は一応の体裁を取り戻した。
「はぁはぁ、ほらブランキー、許してくれたデュークさんにお礼とお詫びは?」
「はぁはぁはぁはぁ、ま、まぁ助けてくれた事には感謝するぜおっさん……。」
どうにも口の悪さは天性のものらしい。
ボロボロになりながらも気丈に悪態をつく姿も、ここまで来ると清々しく感じるほどだ。
「それじゃあこれで失礼します。本当にすみませんでした。」
「あぁ……。」
ペコリとお辞儀して、メルがその場から立ち去ろうとしたその時。
「全くどうにも胸クソ悪い朝だぜ! ちんちくりんなオッサンに本当のこと言っただけなのによ!
自分の剣の腕の心配よりもテメェについてる○●○の××の心配でもしろってんだ!」
「ブ、ブランキーーー!!!」
「メルは男を知らねぇからそんなのほほんとしてられるんだよ!
ああいう男に限ってお粗末な○○○持ってんだよ! さらに××なくせに
周りにはバレないように△△な×○□をコソコソ□○□してるに違いねぇんだぜ!?」
「!!!」
「夜な夜な****で自分の##に$まれた汚ねェ○●○を
%&※てそれでも満足できねェから△▲□×な×○□がいねぇかギラギラした
目つきで¥○$してるはずだ!!」
ブランキーがとんでもない事を言い出した。
「おい……それは聞き捨てならんな……。」
「ご、ごめんなさいっ!!この子、本当に口が悪くて…!」
デュークはメルの胸元をぐっと掴み上げ、
真一文字の傷が入った顔をぐっと近づけた。
その凄みをきかせた睨みは、普通の少女なら縮みあがってしまうだろう。
「ち、違うんです、私が言ったんじゃありません! この子が…」
「俺の○●○が××じゃねぇってのを身をもって教えてやろうか?」
「上等じゃねェか!! そんな度胸があるならやってみろってんだよ!!
まぁ小心者のテメェにできる訳ねぇけどな! ゲヘヘヘヘヘヘヘヘ!!」
「……………っらあぁぁぁぁ!!!」
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!?」
強引に床へメルを押し倒し、彼女の細い両脚をその大きな手で捕まえる。
堪忍袋の緒が切れたデュークは、容赦なしにその足を左右に大きく開かせた。
「や、止めてくださいデュークさんっ! 何するんですか!?」
「うるせぇ!!」
「とうとう本性現したなおっさん! メルの可愛さに我慢できなくなりやがった!!」
すっかり頭に血が登ってしまったデュークは、
メルの股間を隠す白い布きれを一気に引き裂いた。
ビリィッ!!
「いや――――ん!!」
「大人をからかうと痛い目にあるって事を思い知らせてやる!」
「わ、私が言ったんじゃないのにぃ!」
「まだ言うか!」
ベルトを外し、足で踏み脱ぐようにズボンを履き捨てた。
デザインのセンスもない縞々模様のトランクスの中から、
まださほど大きくない自分のモノを取り出す。
それを見たメルの表情が見る見るうちに引き攣ってきた。
「デュークさん、何をする気なんですか!?」
「ケッ! 粗末な○○○晒しやがって恥ずかしくねぇのかよ!
俺だったら一生人前に出せねぇな、この×△□#野郎がッ!!」
「こっこの……! 前戯なしで突っ込んでやる!!」
次から次へと繰り出される淫語の数々がデュークを逆撫でする。
もはや完全にキレてしまった彼はメルの可愛らしい肉の入り口に
亀頭をぐっと当てがうと、そのまま一気にモノを挿入した。
「や、やぁぁぁぁぁ―――――ッッ!!!」
「この野郎、とうとうヤッちまいやがった!! 俺の指定席をぶん取りやがった!!」
(ぐっ……!?)
デュークは前戯もなしにいきなり入れたにも関わらず、
するりとモノを飲みこんだメルの膣の感触に違和感を感じた。
それどころか、彼女の膣内はまるで異物の侵入を喜ぶかのように、
うねうねと絡みついてくるではないか。
「あぁ……!!」
「な、何だこりゃぁ…!」
じわり、とメルの膣内が潤い始め、デュークのモノに滑りけを与えていく。
「何だ、もう出ちまいそうなのかよおっさん! メルはとんでもねぇ名器だからな、
てめェみたいな×#&$野郎じゃ数秒も持たねぇな!!」
「………おらぁッ!!」
ブランキーに発奮されたのか、デュークがガシガシと腰を振り、メルの中を貪る。
が、その中を味わえば味わうほど締めつけはキツくなり、
モノに送りこまれる快感に耐えることで精一杯の様子だ。
「あぁっ! ああぁっ!!」
突くほどに少女とは思わせない程遠い艶のある表情をするメルを見ていると、
今まで彼女に持っていたイメージが思い出せなくなっていく。
今目の前にいるのは明るくて可愛い少女ではなく、
男を咥えて悦楽に浸る淫靡な『女』だった。
「くっ……!」
締めつけは緩むどころか、さらに強くなり出している。
かなり限界に近づいていると悟ったデュークは、
このまま果ててしまうだけは避けたいと思い、
何とかメルのペースを乱してやろうと考えた。
彼女の小さなお尻とデュークの腰がぶつかり、卑猥な肉の音が辺りに響く。
「この野郎……ッ!」
メルの花芯をぎゅっと摘み上げ、激しく摩擦させてやると、
ビク、と彼女の身体が敏感に反応する。
「!? ひッ……いやぁ! やめて、やめ…!」
「ここが弱いみたいだなぁ、嬢ちゃん!!」
指の腹で花芯を押しつぶし、グリグリと振動を与えてやると、
メルの背が大きくしなって脚がピンと張り切った。
「あ―――――ッ!! あぁぁぁ――――――ッッ!!! ッッッ!!!」
「ぐおぉォ…!!」
膣内がこれ以上に収縮する。
痛いほどの締めつけにデュークはもはや限界だと判断したのか、
思いきり踏ん張ってメルの中からモノを引きぬいた。
「うっ…!!」
デュークの肉茎がドクッと大きく跳ね、吐き出した欲望をメルの身体に注ぐ。
愛らしい顔が精液で汚れるその様は、普段見ることのできない卑猥な光景だった。
「………。」
射精したというのに、メルとその相棒の反応がない。
今まで散々口五月蝿かったブランキーも、行為の途中から声を聞くことはなかった。
メルの方にも余裕はなかったようだ。
「………うっ……、ぅん……」
どうやらメルは花芯攻めで気をやったらしく、目を瞑った状態で動こうとしない。
閉じた瞼が時々ピクリと動く程度だ。
デュークはつい数秒前の腰の抜けそうな快感を思いだし、
ペタリとその場に座りこんだ。
「この嬢ちゃん、とんでもねぇモノ持ってやがるな……。」
男のプライドを傷つけられた仕返しのつもりだったが、
逆にメルの恐ろしいまでの”名器”を知らしめられ、
デュークは増す々々彼女の本性が理解できなくなっていた。
完
| \
|Д`) 『メルはきっと名器に違いない!』と思ったので書いてみますた。
|⊂ と思ったら
>>352の1行目…日本語おかしいよ。ゴメンナサイ
|
更新ペース速っ!ちょっと覗いてなかったらY談の続きもう終わってる!
しかもメチャクチャ内容濃い・・・ベルたんのかにばさみ(;´Д`)ハァハァ
・・・と思ったらクリス・リリィ3P!!たたまらん・・・(;´Д`)ハァハァ
しかも昨日はメルかYO!!俺に赤玉を出せと言っとるようなモンですよ!(;´Д`)ハァハァ
通りすがりのスケベさん、無理しない程度に頑張ってください・・・。
| \
|Д`) >367
|⊂ そんなにハァハァしていただけて光栄です。
| 血が出ないように気をつけてください……。
「どうにも、今日はお化粧のノリが悪いねぇ……。」
部屋の鏡と睨みあいながら、彼女はぼそと呟いた。
このところ続いている連戦の疲れからか、
充分な睡眠とは無縁のその肌が今の厳しい生活に
ささやかな抵抗を見せている。
それでも自分を飾ることを怠らないのは、
女としての最低限の身だしなみのためか。
「こういう日は気分が乗らないよ……。」
紅いルージュを引き、軽く唇を食む。
髪を整え、いつものチェックが済んでから彼女は鏡の中と自分と別れた。
部屋のソファに座って朝の一杯を楽しんでいると、ドアがノックされた。
深く腰を据えていたソファから熟れた臀部を重そうに持ち上げて、
部屋の入り口へと向かう。
カチャ。
「あ…エレーンさん、おはようございます。
こんな朝早くからすみません、寝てましたか?」
部屋の前には、細い眉をハの字に寄せたこの城の城主が立っていた。
屈強な男達が多いこの集団の中で、一際目立つ華奢な身体つきをしている。
「いや、起きてたよ。ゆっくり寝てるわけにもいかないさ……こんな状況だから。」
「そうですよね。」
「それより何か用かい? あんたの事だから、私を口説きに来た訳でもないでしょうに。」
エレーンがからかい口調で言うと、少年はぽっと頬を赤く染めて慌てて否定した。
「ち、違います! そんなんじゃありませんよ!
ぼ、僕はただ……」
そう言って、手に持った小瓶をエレーンに見せる。
これを渡しに来たんだと、小瓶を彼女の目の前に差し出した。
「あら、これ…。」
「はい、スコットさんに頼まれました。」
それは以前からエレーンが欲していたファンデーションの小瓶だった。
材料が貴重なことからなかなか手に入れる事ができなかった品で、
交易商のスコットに入手を頼んでいたものだ。
「すまないね……わざわざ城主のトーマスにお使いなんかやらせて。」
「いえ、ついででしたから。それに城主と言っても、やっている事はただの雑用ですよ。」
トーマスは正式な城主なのだが、その控えめな性格と
その役職につくには幼すぎる年齢から、それらしく見えない。
皆が抱いている『城主』のイメージとはかけ離れすぎているのだ。
「そんな人もここには必要だよ……上がっていきな、お茶ぐらい入れるから。」
「いえ、ご迷惑ですから。これで失礼します。」
そう言って背を向けて歩きかけたトーマスの腕をエレーンが掴む。
掴んだ手の指が一周してぶつかるぐらいに、彼の腕は細かった。
「ちょっと待ちなよ、迷惑なんてそんな事ないさ。お使いのお詫びぐらいさせてよ。」
エレーンが慌ててそれを止めるが、あくまでトーマスは遠慮する姿勢を崩さない。
「お詫びだなんて、そんな……。全然気にしてませんから、本当に。」
「じゃあ、持ってきてくれたお礼。女の好意を無下にするなんて、男のする事じゃないよ?」
「そ、そういうつもりじゃ…」
「いいから。あんたがお茶飲んでいけばそれで解決するんだから。
子供が遠慮するもんじゃない。」
強引な誘いをいつまでも断るのも悪いと思い、
トーマスは根負けして首を縦に振った。
「……はい、それじゃ少しだけお邪魔させてもらいます。」
「紅茶でよかった?」
「あ、はい。何でも構いません。ありがとうございます。」
トーマスの前にカップを差し出してから、エレーンは向かいの席に腰を下ろした。
「私は酒でも良かったんだけどね、さすがにあんたはそういう訳にもいかないだろうからさ…」
「ははは……。」
エレーンに苦笑いを返しながら、用意された紅茶を早速口へと運ぶ。
良い香りが鼻腔をくすぐり、特有の味が口内に広がった。
「美味しいです……すごく。」
「ふふふ……ありがと。まぁ、誰でも入れられる物なんだけど。」
社交辞令のようなやり取り。
まだ子供なのに、トーマスは相手を誉めることを忘れることはない。
エレーンは見た目以上にしっかりしている彼に笑顔でお礼を返した。
「そ、そうですよね……ごめんなさい。」
見え見えのお世辞は逆に気を悪くさせてしまったかも知れない、と
トーマスはエレーンに謝罪した。
しかし、彼女のような美人に入れてもらった紅茶なら、
その味はまた格別なものになるだろう。
いつも何気なく飲んでいるものよりも美味しく感じたのは確かだった。
「どうして謝るの?」
「あの……気を悪くしたんじゃないかと思っって……。」
「………ふふふ。トーマス、あんたは気を回しすぎだよ。もっと肩の力抜きな。」
エレーンはそんな彼の心のうちが解かったのか、
不安げな表情を浮かべるトーマスを優しく諭した。
「僕は別に…」
「まぁ、それがあんたの性格なんだろう……お人よしな子だね。
そんなんじゃ、これからの人生損するばかりだよ。」
それは、どこか重みのある言葉だった。
長い脚を組んで、エレーンは感慨深げにトーマスを見つめる。
片肘を膝の上につき、掌で顔を受け止めるその様は、
まるでモデルのようにキマッていて、彼女を数倍格好良く見せた。
「………」
さらにトーマスが驚いたのは、厚めの生地でできたズボンの中から見える
彼女の足首が、折れそうなほど細かったことだ。
そして何より、彼女の大きく開いた胸元がトーマスの視線を釘付けにする。
2人きりという異質な空間の中、意識して見まいと心掛けていたが、
やはりそのボリュームは凄まじく、男の性が否応にもそこへ目を向けてしまう。
その豊かな胸からなる深い谷間は常に男の視線を手中に収めてきたが、
性の知識もまだ未熟そうなトーマスもまた例外なく、
その魅力に捕らえられてしまったようだった。
「………どこを見てるんだい?」
「えっ!?」
無口になったトーマスを不審に思って、エレーンが彼の様子を窺い見る。
一言も発さない自分にたった今気づいたのか、トーマスはその声にハッとした。
「へぇ……。」
意味深な笑みを浮かべるエレーンにトーマスは動揺し、
気を紛わすように紅茶を一気に飲み干した。
「ど、どうかしましたか?」
「いや、あんたも男なんだな…って思ってたところさ。」
「な、何ですかそれ? 僕は…」
「あぁ、もう空になっちゃったね……もらうよ、それ。」
トーマスの言う事に耳を貸さずに、
エレーンはすっと立ちあがって彼の空になったカップを片付けようと手を伸ばしてきた。
テーブルに片手をついて前屈みになったエレーンの豊満な胸が、
服の中からこぼれ落ちそうなほどブルン、と大きく揺れる。
「……っ。」
「ほら、見てる。」
目の前の揺れる乳房に目を奪われているトーマスに、エレーンが笑って言う。
前屈みになった彼女は、トーマスの股間を盗み見た。
しわが微妙に膨らみ、その中身が僅かに膨張しているように見える。
「ふふふ。」
「ごっ、ごめんなさい!! つい、その…目が行ってしまって!」
「別にいいよ……それより、ソレ。苦しそうだけど?」
エレーンが指差すその先には、トーマスの股間をむくむくと押し上げていくものがあった。
「わあぁ!!」
自らの異変に改めて気づき、トーマスはその場に素早く立ちあがった。
しかし立ちあがったことでズボンのシワがなくなり、隆起するモノがはっきり見てとれる。
「元気なこと……結構大きいんじゃない?」
「み、見ないでください!!」
「あら、あんただけ見て、私には見せてくれないって言うの? そんなの不公平だわ。」
そう言うと、エレーンはテーブルを回りこんでトーマスの横に移動した。
細い指で彼の股間をそっと撫でると、それだけでトーマスのそこはビクン、と動く。
「ふふっ……見せてもらうよ、あんたのモノを…」
「ちょ、ちょっと……!」
ちー……とチャックを下ろすや否や、
待ちきれない、という様子でトーマスのモノが弾け出した。
ビンッと大きく伸びるその肉茎は、重力などそっちのけで
真っ直ぐエレーンに向かって伸びている。
(うっ……大きい……)
そのサイズは、エレーンの予想のはるか上を行っていた。
「真面目な顔して、立派なモノ持ってるね……あんた将来、女泣かせになるよ。」
「な、何を言ってるんですかぁ! 止めてくださいっ!!」
トーマスの制止も聞かず、エレーンはその場に座りこむ。
彼女の指が、その肥大したモノを包むように握り締めた。
「うあぁ……!!」
ひんやりとした柔かい感触に包まれ、トーマスが情けない声をあげる。
「こんなにビクビクして………はぁ……。」
エレーンの声に艶がこもり始めた。
もどかしそうに内股をもぞもぞと動かして、所在なさそうに落ち着きがない。
「は、離してください、エレーンさん……!」
「駄目……お楽しみはこれからじゃないの。」
「お、お楽しみって……!?」
エレーンが片手でベルトを緩めると、大きめのズボンはストンと床に落ちてしまった。
たっぷりと膨らんだ臀部と、秘められた部分を隠す黒の下着が露わになる。
「エレーンさん! そ、そんな格好……!」
「だって、履いたままじゃ汚れちゃうじゃない。さ、トーマス。あんたも…」
「ど、どうしてそうなるんですかぁ!!」
脱がしにかかる彼女の手を必死で止めようとするトーマスに、
少し意外そうな顔を返す。
ここまでしてその気にならない男というのは初めてだ、と
エレーンは物珍しそうに彼を見やった。
「ちょ、ちょっと、脱がさないで…」
「……どうしてって? 簡単な事さ。」
エレーンはやおら立ちあがると、トーマスの両肩に手を置いて
ゆっくりと押し倒し始めた。
後ろのソファに華奢な身体が倒れていく。
「あんたが私の胸を見て興奮した。私があんたのモノを見て興奮した。
そうなれば、お互いを嫌いじゃない男女がする事なんて決まってるだろう?」
「そ、そんな…! 僕は別に興奮なんてしてま…」
「ここをこんなにしておいて、言い訳できると思ってるのかい?」
ぎゅっ……と、エレーンがモノをきつく握る。
「あうっ…!」
それに反応して、トーマスが小さく呻く。
だがそれは苦痛から来たものではなく、むしろ今までとは違った刺激による快楽から来たもの。
エレーンに強く握られながらも、その掌の中で大きくなったモノは
ビクビクと跳ね続けていた。
「いいんだよ、もう私もその気になっちゃったんだしさ……。
トーマス、あんた初めてなんだろう? 教えてあげるよ。」
「くっ……!」
| \
|Д`) 続く。なんかハァハァしてきた…。
|⊂
|
>381
楽しみだけど身体壊さないでねー
あぼーん
| \
|Д`) 広告にやられるとは…………( ゚д゚)ムハァ
|⊂
|
エレーンの顔が近づいてくる。
両腕を握られ、思うように身動きが取れない状態になっている自分がいる。
肉茎を屹立させながらも、言いようのない不安と、わずかな恐怖が
トーマスの心に芽生え始めていた。
「ほら……口開けて……。」
紅いルージュが引かれた唇が小さく開き、そこから濡れた舌が現れる。
唾液を乗せて淫靡に光るそれが、トーマスの唇に触れた。
小さな口周りを舐めまわるエレーンの舌は、トーマスの乾いた唇を見る見る潤わせていった。
「んは……っ…」
唇のわずかな隙間から、エレーンの舌が侵入に成功した。
頑なに拒絶していたトーマスの口腔に入りこむと、唇全体を合わせて無理矢理彼の口を開かせる。
「んっむ……!」
初めての他人の舌の味。
いや、味なんて感じなかった。それよりも年上の女性、それもかなりの美人と
口付けしているという事実がトーマスの脳内を刺激した。
思うが侭に口内を蹂躙させているにも関わらず、彼のモノはさらに硬さを増していく。
知らぬうちに興奮している自分に気づき、トーマスはきつく目を閉じた。
「ふ……ぅ、んん……」
ぴちゃぴちゃと、2人の唾液の混ざる音が聞こえる。
トーマスの口腔を至るところまで味わおうと、エレーンはねっとりと舌を這わせてくる。
そんな彼女を見ているうちに滲み出る色気に毒されたか、
拒み続けていたトーマスの口内が緩み始めた。
決して自分から絡ませることのなかった舌で、エレーンのそれに伺いを入れてみる。
「………ん、ふふっ…」
控えめではあるが、初めて自分から絡んできたトーマスの舌に嬉しくなり、
エレーンは自分のもので巻きつけるように捕らえた。
はぁはぁと当たる荒い息に、トーマスの官能も次第に高まってくる。
それは彼が未経験だったことも関係しているだろうが、
息遣いで相手を興奮させるほどのエレーンの手練にトーマスは酔い始めていた。
「はぁっ………。」
口を離したエレーンが、身体をトーマスに預ける。
とは言っても彼女の方が身体は大きいので、結果エレーンがトーマスを
包み込むような形になっていた。
いたす元凶とも言うべき、ふくよかな胸の谷間にトーマスが顔を埋める。
いや、エレーンが強引に彼の顔を自分の胸に埋めている。
その柔らかな乳房の感触を頬で確かめる度、
トーマスのモノはドクドクと脈動を繰り返していた。
「入れたい?」
トーマスの耳元で、エレーンがそっと呟く。
ふっと吹きかけられた吐息に背筋を震わせながら、
トーマスは心の底にある欲望と葛藤していた。
「うぅ………。」
「ふふふ、アソコが苦しいんだね……いいよ、来なさい。」
エレーンは彼の首に両腕をまわして、後方へ倒れこんだ。
上下が逆になり、トーマスが上からエレーンの肢体を見下ろす。
上着は着ているものの、それなりの肉付きをしている太股が目に入った。
そんなトーマスに見せつけるかのように、エレーンは黒いランジェリーから脚を抜いていく。
「ほら、ココだよ。解かるかい?」
両足を大きく広げて、エレーンは膣口を示した。
蜜でしっとりと濡れたそこは赤く、イヤらしく、トーマスを誘惑する。
初めて見た女性の恥部に目を奪われながら、無意識に彼の手は自分のズボンにかかっていた。
男としての本能が、ヒクヒクと蠢くそこに一刻も早く身を埋めたいと願うのか。
焦りからか思うように動かない指にいつもより時間はかかったものの、
漸くトーマスがズボンを脱ぎ終えた。
「エ、エレーンさん……」
すでに彼の中には彼女を拒む意志などない。
このような極上の身体を目の前にして、何に操を立てる必要があるだろう。
ぼやけた頭に浮かぶ事は、エレーンの肉体を貪りたいという欲望だけだった。
それほどまでにトーマスは彼女に魅せられていたのだ。
「ココに先を当てて…」
エレーンが手でトーマスのモノを握り、膣口へと誘導する。
熱を帯びたカチカチの肉茎が、彼女の秘口に触れた瞬間。
「……あぁあっ!!」
ぴゅっ、と白い液体がエレーンの恥丘辺りに降りかかった。
すでにトーマスのモノは限界まで膨れ上がっていて、
彼女の柔肉に触れた刹那、こらえきれない快楽の波がどっと精液を吐き出させてしまったのだ。
「………出ちゃったか。まぁしょうがないね、初めてだもんね。」
「ご、ごめんなさい……。」
我ながら情けない、とトーマスは肩を落としてしょげている。
これが先ほどまで寝るのを渋っていた男の姿か、とエレーンは微笑ましくなった。
上体を起こして上着を脱ぎ捨てるエレーンにトーマスが驚いていると、
彼女はソファに座っている自分の前にゆっくりと跪いた。
「まだまだ終わりじゃないよ。こんな中途半端な初体験じゃ、
あんたが可哀相だからね…。」
彼女の意図するところが解からず、トーマスがその動向に注目していると、
エレーンはその二の腕で自分の胸を中央に寄せて、
下を向いたままだったトーマスのモノを挟みこんだ。
「うわ…っ!」
「私の胸でまた大きくしてあげるから……。」
ぎゅむ、ぎゅむと大きく張りのある乳房で肉茎を擦りあげる。
見るからに卑猥な光景と、あまりに柔かい肉のマッサージを受けて、
トーマスのモノが反応しない訳はなかった。
「ほら、もう大きくなってきた。」
「くぅっ!」
大きくなったことはなったが、気を抜けばそのまま射精の出口へと向かっていきそうなモノに
トーマスはぐっと歯を食いしばって快感を我慢する羽目になった。
「エ、エレーンさん……! ちょっと、強すぎる……っ!!」
「気持ちいいかい?」
「も、もう結構ですから! あの、離してください……!」
「気持ちいいって言ったら離してやるよ。」
その間にも肉茎は乳房の刺激を受け続けている。
嬉しくも辛い感覚に身を震わせながら、トーマスは解放してくれるよう
必死に許しを乞うた。
「ああぁぁぁ!!!」
「気持ちいいんだろ? ちゃんと言ってみな。」
「き……、気持ち、いいです…から……」
もう、このまま果てたかった。
死にたいくらい、恥ずかしかった。
悶える表情をしっかり見られ、トーマスは極限まで羞恥を煽られた気がした。
「ふふ、よし。じゃあ勘弁してあげよう。」
柔かい肉の谷間から抜け出した肉茎は独りでにビクビクと痙攣を起こしている。
「若いねぇ、すぐ元気になっちゃったよ。」
それは若い事が理由ではなくて、エレーンの胸があまりにも気持ち良かったからなのだが…。
トーマスは理由はどうあれ、再び大きくなったことは事実だと思いながら、
複雑な面持ちをしている。
「私が入れてあげるよ。トーマスはソファに寝なさい。」
トーマスの先ほどの失態を気にしてか、エレーンは自分でリードすると言い出した。
「今度はすぐに出しちゃ駄目だよ? 私が動くから、我慢してなさい。」
「は、はぁ……。」
そうは言うものの、彼女の胸の刺激で硬くなったモノは『早く出したい!』と
催促するが如くビクビクと動き続けている。
一度出したとは言え、我慢するのは至難の業だ…。
トーマスは言われたとおりに仰向けになって、彼女を待つ。
彼の腰の上に移動して、エレーンは秘部を見せつけるように手で開いて見せた。
「この膣内に入るからね……行くよ。」
ゆっくりと、肉茎を味わうようにエレーンの腰が降りていく。
「うぅッ………ん……。」
「あ……ぁ!」
ずぶずぶと竿の部分が飲みこまれて行き、エレーンの尻がトーマスの腰に到着した。
「はぁっ……ぁ、入ったよ……、全部……。」
「は、はい……!」
初めての女性だというのに感慨に浸ることもできず、
トーマスは気持ち良過ぎる彼女の膣内の感覚に耐える事で一杯一杯だ。
「ん……、やっぱり、大きい……ねぇ……。」
エレーンはくいくいと腰を回してモノを膣内で確かめている。
それがさらに大きな快楽の雨となって、トーマスに降り注いだ。
「うああぁぁぁっ、エレーンさん……動かないでください…っ!」
「はぁっ……擦れるぅ……!」
トーマスの苦悩を他所に、長く、深い吐息を吐いて、エレーンが悶える。
その悩ましい様もトーマスに視覚的に興奮を与えることになった。
「くぅぅ………!!」
する事成す事全てが快楽になる。
八方塞だったトーマスに、エレーンはさらに難題を吹っかけた。
「トーマス、私の腰に合わせて動いてみな……ゆっくりでいいから、上下に動かすんだよ。」
「そ、そんな……! 僕、我慢するだけで精一杯なのに……っ!!」
トーマスの願いも虚しく、エレーンの腰が跳ね出した。
その動きに乗じて、豊かな乳房もたぷたぷと踊る。
「ああぁ……! 太いぃ……!」
「ダ、ダメですよぉ……! 動けませんっ…」
「うン、情けない事言うんじゃないよ、男の子だろ……はぁ、
はぁ、ほら頑張れ、1、2、1、2…」
「あうぁッ!! そ、そんなに早く動かないでくださいぃ……ッ!!」
エレーンは宙を掴もうと泳いでいたトーマスの手を握り、
両手を合わせてバランスを取りつつ、上下運動を続けた。
「はぁっはぁっ! はぁッはぁッ!! いいよ、ほらもっと!」
「む、無理ですよ……出ちゃいます! また出ちゃいますっ!!」
膣内では、トーマスのモノが破裂したくて何度もサインを送り続けていた。
彼の上半身が起きだし、本当に限界だという事をエレーンに告げる。
「出したい? ねぇ、出したいっ!?」
「もう出ます! 我慢できませんよっ……!!」
「いいよ、出して! このまま、来てっ! 私の中、いっぱいにしてェッ!!!」
乳房を押し付け、エレーンが高く鳴く。
その色っぽい表情と、押しつけられた乳房の柔かさ、そして膣内のきつい締めつけ―――。
「出ますっっ!!!」
ドクン!!
「あぁっ……!!」
エレーンの子宮めがけて、大量の精液が吐き出された。
味わったことのない射精感と、凄まじい開放感に包まれて、
トーマスの身体全体が痙攣を起こす。
「出てるよ……わかるかい? 私の中に……。」
こくり、と首だけ動かして、トーマスは性交の余韻に浸っている。
かなり強引なお誘いだったが、女性の素晴らしさを教えてくれた彼女に感謝こそすれ、
怒りの感情は最早涌いてはこなかった。
「どうだった?」
息も整い始めた頃、唐突にエレーンがトーマスに聞いてきた。
普通は男が行為の後に口にしそうな言葉だが、
彼らの場合は立場がまるで逆だったためか、言葉を口にしたのが女性だけならず、
それに対して恥ずかしがるのも男性だった。
トーマスは恥ずかしそうに顔を伏せてただ一言、
「…………すごかったです。」
とだけ、呟いた。
「ふふふ、それはよかった。」
初めての女性の身体は、想像以上の気持ち良さだった。
それは、彼の口から出たのが相手を誉める言葉ではなく、
「信じられない」と言いたげな驚きの言葉だった事からもわかる。
トーマスは、嬉しそうに笑みを浮かべるエレーンを見て、
女性の身体が持つ魅力を再認識していた。
完
| \
|Д`) 『童貞食っちゃうエレーンが書きてェ!』と思ったので書いてみますた。
|⊂ それでは、去ぬ。
|
| \
|Д`) 忘れてました。
|⊂
>>382 ありがd。
| しばらく休ませてもらいます。
エレーン姐さんの筆下ろし・・・トーマス、羨まし過ぎるぞ(;´Д`)ハァハァ
今日ほど広告に憎悪を感じたことはないよ・・・・゚・(ノД`)・゚・。
一番下までsageられてたのにね。
広告メ・・・(゚`Д´゚)
でも良い機会だから通りすがりのスケベさんゆっくり休養して下さいナ
次回作待っとります(;´Д`)ハァハァ
レスが追いつかないペースの職人ってはじめて見た。
通りすがりのスケベさんは超人だけど…
幻水Vより幻水Uを書いてほしいなぁ。
だってVやってない人結構居るから。
今日始めてこのスレッドに気がついて1から読んだけど
通りすがりのスケベさん、神!
お疲れさまです。これからひっそりとROMらせて貰います。
>通りすがりのスケベさん
遅くなったが乙かれ〜。
ゆっくり休んでくだされ。
そして童貞食いのエレーンタン(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
食われたトーマス(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
>406
ひっそりと言わずに何か書きこんでください…。
409 :
406:02/10/11 01:56 ID:FxYe3DmF
>>408 では何かを書き混むためのエサをください(w
いや、ほんと、この量と質とスピードは神だと思ったので頑張ってください。
1人で250KB近く書くとはすごすぎるよ・・・
超人ならぬ「超神」だな。
| \
|Д`)
|⊂
|
| \
|Д`) 途中で書きこんでしまった…。
|⊂ >410
| 同じコテハンですか?…………んなバカな
ブルルル………。
「今日もいい走りだったぞ、ご苦労さん」
いなく馬からゆっくり降りて、つま先で地面の感触を確認するようにトントンと叩く。
艶の良い馬の尻をポンと叩き、彼の働きを労った。
今日のような天気がいい日は、俺の脚は自然とこの牧場に向いてしまう。
戦争が続く中、皆は気を張りつめて日々を過ごしているというのに。
だが、そんな自分も悪くないと1人こみ上げてくる笑いを堪える。
(まぁ、あまり根を詰めてもいい結果は出ないよな…。
ボルス卿などは自分を鍛えるのに必死だが)
自分とはまるで正反対の直情的な騎士を頭の中で思い描いていると、
ふいに背後から声をかけられた。
「ハイ! 今日も速かったね、パーシヴァル!」
俺の後ろから、カウガールスタイルの女性が
白い歯を惜しみなく見せて近づいて来る。
この牧場の主のキャシィーだ。
彼女はとても甲斐甲斐しく馬を世話してくれている。
本当に馬が好きなのだろう。
俺がいつも気持ち良く走れるのも、
彼女が常日頃ここを管理してくれているからに違いない。
「コイツの調子が良かったんだよ。俺は落ちないように掴まっていただけさ」
「またまたぁ〜!」
キャシィーは俺の横に並び、馬に着けられた乗馬器具を慣れた手つきで外していく。
見る見る内に木でできた器具はバラされて、あっという間に彼女の手の中に収まった。
「またタイム更新したね。もう誰もパーシヴァルに追いつけないよ、あははは!」
まるで自分の事のように笑う彼女。
その屈託ない笑顔に釣られるように、俺の顔も綻んでしまう。
「……まぁ、俺はこんな事しか自慢できるものはないからな。
ここの猛者達が相手では、俺の剣など子供の遊びさ」
俺は彼女に預けていた、いつも帯同している愛剣をもらいうける。
最近は専ら留守を任されることが多く、
俺の剣技も必要とされる事が少なくなって来た。
もちろんそんな状況が無いのはいい事なのだろうが。
「もう! どうしてそう自分をイジめるの?
パーシヴァルが強いの、私知ってるよ?」
自分の腕に自身がない訳ではない。
俺はこの腕で今の位置までのぼりつめたんだ。
しかし、この軍には俺以上に強い奴がいた。
ゼクセンの『誉れ高き六騎士』も井の中の蛙だった訳だ。
「いや、本当の話さ。俺も馬に乗っている場合じゃないんだが…」
「え? パーシヴァル、馬がキライなの?」
彼女の笑顔が、急に曇り出した。
それはとてもで不自然に見えて、まるで似合わなかった。
「そうじゃないが、剣術の訓練を疎かにするする訳にいかない。」
「……そうなんだ……。じゃあパーシヴァル、
ここに来る事少なくなっちゃうの?」
ますます表情に翳りを見せるキャシィー。
俺の毒気に当てられたか、元気のない彼女は見るに耐えかねない。
ポン、と彼女の肩に手を置いて、俺以上に塞ぎこんで見えたキャシィーの顔を上げさせる。
暗く沈みかけた場の雰囲気を変えようと、努めて明るく振舞う。
「ははは、そんなことはないと思うがな。真面目に訓練に勤しむなんて、
俺の性には合わないさ。これまで通り、足しげく通わせてもらうよ」
愚痴をこぼして女性を悲しませるなんて、俺もどうかしていたな。
どうやら自分の思っている以上に滅入っているらしい。
「本当? 良かった!!」
花が咲いたように、キャシィーの表情が明るくなる。
周りにはっきりと感情を示す彼女はとても面白い。
何にも囚われず、自由に自分の思った事を口にできる素晴らしさは
評議会の連中の言いなりとなっている俺にはとても羨ましく見えた。
「キャシィーは俺が来ないと寂しいのか?」
少し、意地悪な質問を振ってみる。
きっと彼女は困るだろう………『はい』、と答えようものなら、
それは何かしらの好意を俺に持っていると顕示するようなものなのだから。
案の定、キャシィーは俺の問いに戸惑いを見せた。
キョロキョロと眼がせわしなく動き、明らかに動揺している。
気持ち頬を赤く染めて、恥ずかしそうに少しだけ俯くと、
彼女らしくない覇気のない声で答えを返してきた。
「………うん、寂しいよ。だって、パーシヴァルが来ないと私、何だかつまんないもん……」
へぇ……、初めて見た。
彼女が相手を見て話さないところを。
いつも真っ直ぐ相手を見据えて話す彼女とは違って
恥ずかしそうに俯くその様は、とても初々しく見える。
「ははは、それは光栄だな。」
彼女の反応は嬉しいが、それを鵜呑みにするほど俺は自惚れてはいない。
こういう時は笑って冗談っぽく話を終わらせる方が、
キャシィーも戸惑った気持ちを引きずらないで済むだろう。
「本当だよ? 本当に私、パーシヴァルが来るの楽しみにしてたんだよ?」
だが彼女は変わらなかった。
真摯な気持ちを素直にぶつけてくる。
俺を見つめる大きな瞳が、心なし潤んで見えた。
照れ臭く感じる雰囲気の中、キャシィーはそっと俺の胸に飛びこんできた。
小柄な身体がピタリと密着してくる…。
「お、おい…」
「私の言ったこと、嘘だと思ってる?」
そう言って、少し膨れて見せる。
可愛らしい仕草は、いつもの彼女らしい。
「じゃあ本当だという証拠は?」
「………いいよ」
俺の意地の悪い質問にキャシィーは薄く笑うと、
瞼を閉じて唇を寄せてきた。
頬に見えるそばかすも、今はやけに可愛らしく見える。
俺はキャシィーのピンクのハットを指で軽く押し上げてから、
その小さい唇に自分のそれを押し当てた。
「………んっ」
わずかに開いた唇の隙間から、彼女の声が漏れる。
キスを交わしてから顔を離すと、キャシィーは嬉しそうにはにかんだ。
「どうした?」
「うぅん……嬉しかったんだ。私の気持ち、伝わったような気がして…」
そう言ってキャシィーは押し上げたハットを深くかぶりなおした。
どうやら照れているらしい。
「……ははは」
「どうしたの?」
こみ上げてくる笑いを堪えきれなかった俺を、彼女が怪訝そうに見上げた。
少しだけ不機嫌さをその顔に滲み出している。
「いや、キャシィーも恥ずかしがることがあるんだな……と思ったのさ」
その言葉に彼女は頬を赤らめて、顔を背けた。
「そりゃそうよ! 私だって女の子なんだからっ!!」
「ははは……いや、これは失礼。」
何だ……充分”女の子”してるじゃないか。
今までは『牧場の主』という目でしか見ていなかったが、
これからは少し違った眼で彼女を見ることができそうだ。
完
| \
|Д`) 『元気で可愛いキャシィーが書きてェ!』と思ったので書いてみますた。
|⊂ しかしあの服を簡単に脱がすのはいくらパーシヴァルでも難しいと
| 思ったのでここで終わり……ハァハァできませんな、こんなんじゃ。
ハァハァ無しもたまには(・∀・)イイ!!
というか復帰早いな(w
| \
|Д`) 300ぐらいまでさがってから書き始めるので…。
|⊂ と言うか今回はやけにさがるのが早かったように感じますた。
|
「……………」
湖の畔で目を閉じて静かに心を落ちつけている彼女の前髪を、
緩やかな風が1つ、掠め過ぎていった。
鮮やかな栗色の髪が、気持ち良さそうに吹かれるままになっている。
身体全体でその風を感じながら、女は両手を広げて
自然の恩恵に感謝の意を表していた。
彼女が暖かい風と水の匂いを楽しんでいると、
後方から騒がしい足音が2、3聞こえてきた。
普段人気の少ないこの場所には到底不釣合いな金属音を発しているその方向を
訝しげに見ていると、ガザガザと茂みをかきわけて鎧を身につけた兵士が現れた。
「水だ! おい、湖にでたぞ!」
2人の兵士の片割れが、歓喜の声を上げる。
見れば、目だった外傷は見当たらないものの、かなり消耗しているように感じだ。
兵士達は女には目もくれず、ヘルメットを投げ捨てて、首を浅瀬の中へ突っ込んだ。
なりふり構わずゴクゴクと喉をならしながら乾きを癒していくその様は、
数日間の過酷な生活を如実に示しているようだった。
(あの鎧……ハルモニア兵か……?)
先の戦いにおいて、同じような鎧を身に着けていた兵士と戦ったことを思い出す。
つい先日、近辺で起こった戦の残存兵だろうか…?
静かな一時にいきなり割りこんできた男達を睨んでいると、
人心地ついた兵士が女の存在に気づいた。
「おい……女がいるぜ」
まだ水を胃袋に流し込んでいた男の肩を叩き、顔を上げていた兵が合図を送る。
口許に残る水滴を拭いながら、もう片方の兵もその先を見やった。
「へぇ、こんなところに……」
女は、切れ長な目が多少きつい印象を持たせるものの、
端正な顔立ちとスレンダーな身体は充分に”麗人”と呼ぶに値する美しい女性だった。
凛とした態度で兵士達をキッと見据えるその様子は、相手を威嚇しているように思える。
穏やかな雰囲気ではないのを悟ったか、兵はぼそぼそと小声で相方に囁いた。
(おい……ありゃ敵か?)
(場所が場所だけに、そう考えるのが妥当だな)
兵士達にしたら、ここは敵地の真っ只中である。
そのうえ、見慣れない服装に身をつつんでいる彼女を味方とみなすには不自然すぎる。
(敵さん、エモノ持ってるみたいだな……いつこっちに向けられるか解からん)
(用心にこしたことはない、か……取りあえず、身柄を拘束しようぜ)
刺すような視線を向ける彼女に油断することなく、男はやや声を張り上げて女に言った。
「よぉ、すまないな。少し休憩させてくれないか? こっちは3日3晩歩き通しだったんだ」
「………」
すっ…と、兵士達に気づかれないように、腰の後ろにあるボウガンに手をやって
女は沈黙を返した。
依然緩まない雰囲気に耐えかねたのか、声をかけた兵士が女に歩み寄る。
「それ以上近づくな!」
きつい視線以上に厳しいトーンで諭され、兵士がビクリ、と身体を竦ませる。
後ろ手に周った彼女の手が、男達に警戒心を植え付けた。
「おいおい……こっちは何も持っちゃいないよ。そんなおっかない目で見ないでくれよ…」
「!」
その時、歩み寄ろうとする男の後ろで、もう1人の男が大きく跳ねた。
女が無意識にボウガンを取りだし、その後方の男に照準を絞る。
バシッ!!
今正に矢を放とうとしたボウガンが叩き落された。
目の前の男が距離をつめて、女の手からその凶器を奪い去ったのだ。
「くっ……!」
「おっと!」
すぐさま肉弾戦の構えをとろうとした女の手首を、男はぐっと掴み上げた。
そのまま後ろから地面に組み伏せる。
「は、離せっ!!」
「物騒な女だな……こんなモンでも当たり所が悪けりゃ死んじまうぜ?」
地に落ちたボウガンをカラン、と足で手の届かないところへ蹴り、
男は掴んだ手首を強く締め上げた。
「全く……狙われた時は、金玉縮みあがったぜ…」
茂みの中からボヤく声が聞こえたかと思うと、もう1人の男が姿を現した。
「ご苦労さん。見事な陽動だったぜ」
「これでも現役だからな…」
やれやれ、と言った表情で組み伏せられている女に近づくと、
その綺麗な頬をペタペタと叩いて嫌らしい笑みを浮かべた。
「危ないことを考えるあんたには、きついお灸をすえてやろうかね…」
「何っ……」
「へっへへ、いいな。食いモンも欲しいが、女はもっと欲しいってか?」
女の都合などお構いなしに、男2人は身動きできない女の身体をまさぐりだした。
細身だが、要所はきちんと女性らしさを感じさせる丸みを帯びたラインを
楽しそうに撫で触る。
「やめろっ! 汚らわしい……!!」
何とか身を捩って男達から逃れようとするが、彼らの手は、指は、
さらに嫌らしく女の身体を求め出す。
「あぁ……こいつの服、どこかで見た事あると思ったら…」
「何だ? やっぱり敵なんだろ?」
思案顔だった1人が、女の胸に手を伸ばして何かを思い出したように言った。
「ほら、お前も聞いたことあるだろ。グラスランドに女だけの村があるって…」
「あぁ……アルマ・キナンだっけか?迷信くさい話だったが、あれがどうした?」
「さ、触るなぁッ!!」
女の怒号の声も気にかけず、その柔かい膨らみを楽しみながら男は話し続けた。
「確か、その村の女がこんな服着てたような……」
「へぇ、それじゃその女ばかりの村の女ってことか? こいつ」
そう言って、男達は女の顔を見た。
いいように身体を弄られているというのに、今だ彼女は気丈さを失わない。
「こんな状況なのにまだ抵抗するとはね……。
アルマ・キナンの女ってのは気が強いのが多いのか?」
「格好いい女だな。大方、その村では男役か何かだったのか? ははっははは!」
「貴様……!」
自分の村を侮辱され、激しい怒りがこみ上げてくる。
だが男2人の前では彼女の力など、赤子に等しいも同然だった。
目の前で口々に話す男達に何もすることができず、
女はただ歯を食いしばって悔しさを露わにした。
「しかし男らしいと言っても、まんざらでもないぞ。見ろよ、このケツを」
「おぉ、いいケツしてるな……それに乳もいい感じに柔かいぜ。」
パシッと平手で女の尻を叩くと、よく響く音が辺りにこだました。
「それじゃ、そろそろいただきましょうかねぇ……」
「おい、俺からもらうぜ。こっちは死にそうな思いしたんだからな」
男達はそれぞれ女の上下に散ると、自分のズボンを徐に下ろし始めた。
「……っ!!」
ボロン、と曝け出された肉棒はすでに天を向いており、
男達がこれから何をするかは経験のない女にも見て取れた。
肌触りのよいズボンの上から女の股間をさすってやると、
おぞましい感覚に女の身体がビクリと嫌悪感を示した。
「おい、押さえてろよ」
「あぁ……早いとこ脱がしちまえ」
腰のベルトを探し当てて、男がカチャカチャともどかしそうにそれを緩めていく。
「下衆が……っ!!」
女の抵抗も虚しく慎ましやかな下着が目の前に晒されると、
男達が歓喜の声を漏らした。
「やっぱり下着は女だな。可愛らしいモン履いてやがる」
「格好いい姉ちゃんがこんなの履いてると、また一段とそそるな」
「ぃ……ッ!!」
もぞもぞと秘裂の辺りを男の指がなぞり、女が声にならない悲鳴を上げた。
柔かい肉の感触に気を良くして、男はさらに執拗にその部分を弄り出す。
「まだ全然濡れてないが……まぁヤッてるうちに何とかなるだろ」
「ツバでもつけてぶち込んじまえよ。俺も我慢できないぜ!」
小さな下着に手をかけて、その秘められた部分を拝もうと
ゆっくりと布地を引き下ろした。
傷1つない綺麗な尻と共に、大事なところを守ろうとする恥毛が現れ、
その中心には赤い秘唇がヒクヒクと男達を誘うように蠢いている。
「おぉ……!」
「美味そうなオマンコしてやがるな……」
「み、見るなっ!!」
両腕を押さえつけられ、両足を抱え上げられ、女はあられもない姿を男達に
見せつけている。男達の興奮が高まる中、いくら必至で呼びかけても
彼女の叫びは届かなかった。
「へへ……よし、待ってろよ……」
臨戦態勢に入った男が掌に唾を吐きかけて、
それを擦るように自分のモノになすりつけた。
潤滑油代わりなのだろうか、ビクビクと動くそれは陽光を受けて光って見える。
「アルマ・キナンの女がどんなモンか、楽しみだな」
「行くぜ……っ!!」
「や……めっ」
亀頭を割れ目に当てて、男がぐっと腰を押し進める。
さして潤っていない女の秘裂は異物の侵入を頑なに拒んだが、
無理矢理に肉の扉をこじ開けて、男のペニスは女の膣内へ入りこんだ。
「ああぁぁぁっ!!」
「おほッ……きついな、こりゃ……!」
ずぶずぶと肉を裂いて割け入る感覚に身体を震わせながら、
男は久々の女の身体を味わっている。
苦痛からか、悔しさからかわからない涙が女の頬を伝い、
その涙は腰を動かし始めた男によって四方に飛び散っていく。
「ううぅん……ッ!!」
「いい顔してやがる、この女……! どうだ、具合は?」
「堪んねぇ……すげぇ締めつけだ!!」
男は肉襞が絡みつく女の膣内を、がむしゃらに突き入れた。
腰に当たる尻肉の感触と涙で顔を濡らす女の悲痛な表情が、
男の中の官能をさらに引き出そうとする。
「く……! いいモン持ってるな、あんた……! こりゃあいい……!!」
「動くな……! 動くなぁッ!!」
顔を振って男を否定しようとする女に、お預けを食らっているもう片方の男が言う。
「じっとしてろって……もう少ししたら気持ちよくなるからな」
「だっ……誰が……っ!!」
「はぁはぁ、はぁっ……、はぁ、はぁ、はぁっ!!」
女の長い脚を抱え、男は懸命に腰を振っている。
もう他に何も考えられないほど、今は女を味わうためだけに律動を繰り返した。
「おい、俺後ろもらっていいか?」
「はぁはぁ、よし、ケツにお前のブッ刺してやれ。アナルの処女を奪ってやれ!」
膣内を貪っていた男が女の両腕を掴んで、そのまま後方へ倒れこんだ。
その動きに、膝をついて女の身体がついてくる。
男が下から激しく腰を突き上げると、受け入れたくない刺激が女の身体に走った。
「うああぁぁぁッッ!!」
「おい、もっとケツ上げろ。こっちも塞いでやるから」
我慢しきれないとばかりに尻肉を左右に割って、
片方の男がその奥にに潜む菊座に勃起したモノをあてがう。
「も、もう……やめろ……っ!!」
「ほーら、行くぜ……力抜けよっ!」
小さな蕾が、かなりの大きさを持った男のモノを苦しそうに飲みこんでいく。
腸壁が急に反応し始め、思うように中へ進む事ができない。
「キツイな……おい、もっと力を抜けって!」
「力を抜けってよ、お嬢さんっ!!」
「あっ……ぐぅぅぅ! 痛い……っ!!」
そう言って下になっていた男がズン、と下から強く突き上げると、
口を開けて苦しそうにもがいた。
「おら……入るぞっ!」
「いあぁぁぁッッ!」
女の尻と自分の腰が密着するまで、男は腰を突き入れた。
肉茎全体を恐ろしいほどに締めつける腸内は、目の前で行為を見せられ
待ちきれなかった男にとって耐えがたい快感と興奮を与える。
「おぉッ! いいぜ……最高だよ、あんた!」
激しい収縮の中、男達は思うがままに女の肢体を貪った。
柔かい女の肌をべたべたを撫で回し、身体を奥深くまで蹂躙する。
その度に獣のようにヨガる女を見て、彼らはさらに興奮するのだ。
上下から男に挟まれ、女の頭からは逃げようという考えが消えようとしていた。
今彼女が思うのは、苦痛しかもたらさないこの行為に耐えること、
そして一刻もはやくこの悪夢のような時間が終わることだった。
「あ……がっ、は、ひ……っ」
「くっ……よし、くれてやる! 出すぞっ!!」
「一発目、受け止めろよ!」
気を失いそうな激しい圧迫感の中、女は男達の絶頂を知らせる声を
聞いたような気がした。
その刹那、ジンジンと痺れる膣内と腸内に男達の熱い液体が注がれる。
「あぁっ……!」
信じ難い量の液体が身体の中を満たしていくのがわかり、
女はその場に崩れ落ちた。
中で収縮を始めた男達のモノに、『ようやく終わった』という気持ちが湧き上がってくる。
これから自分がどうなるか、などという考えはなかった。
今はただ、苦痛に似た感覚から逃れられたことだけが救いだった。
しかしそんな彼女を、男達の言葉が現実へと呼び戻す―――
「よし、これから抜かず2回戦だな。溜まったモン全部吐き出させてもらうぜ!」
「………いっ………!」
その後に辺りに響き渡った女の絶叫は、良心ある者に届いただろうか……。
完
| \
|Д`) 『気の強い女をリンカーンしてェ!』と思ったので書いてみますた。
|⊂ いい相手がいなかったので下っ端兵士ということに…。
|
>>通りすがりのスケベさん
ゼンブ(・∀・)イイ!!
思う存分ハァハァさせていただきますた。
幻想3のもんばかり書くなよ。
ここはそういうスレじゃないだろうが。
幻想2のカスミを中心に書くスレだろ。
ふざけんなよ。
カスミでハァハァしていたスレだったのに何時の間にか幻想3スレになって幻滅したよ。
そんだけ。
あぼーん
439=440は礼儀を知らないアフォなので気にしないでねスケベさん
| \
|Д`) なかなかマターリとはいきませんね…。
|⊂ 2ヶ月放置されていたから人はいないと思って始めましたが、
| 気に入らない人もいるようなので終了しましょうか。
今まで付き合っていただいた方々、どうもありがとう。
まぁ一応カスミスレだったしね…個人的にそんな事はどうでもよかったが。
通りすがりのスケベさん乙かれさまでした。つかこのままさよならなんて…つД`) イヤダヨウ
向こうの妄想スレじゃぁマターリはまず無理だろうしな…。
446 :
名無しさん@ピンキー:02/10/14 17:57 ID:zZ1Uba3f
確かにカスミスレだったから幻水3のSSばかりだと3をプレイしていない人にとっては
居づらい雰囲気あったと思う。
ごめん。下げ忘れた(滝汗)
2ヶ月放置されたスレに通りすがりのスケベさんが4作も出してくれただけでもありがたい事だ
確かに場違いだけど、それでも他に職人が出ない駄スレを再利用してんだから
いまさら趣旨ドウコウはお門違いだろ\(`Д´)/ゴルァ!!
本当にこのスレを思うなら、ssでもネタでもイイから君が職人になってから言え!
それとも何か?アンチか?荒しか? 煽るならもっと煽れ!叩くならもっと叩け!コレぐらいしる↓
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1034494786/ それから…え〜っと、え〜っと…>439-440のバカー――(;Д;)――――
通りすがりのスケベさん、待ってますから帰ってきて下さい(´;ω;`)
3をプレイしていないヴァカの煽りでしょ
話がわからないから難癖つけたかっただけ
趣旨がどうこう言うほど好きなスレなら、2ヶ月も無人にしておくな
400レスもつくまでに何回カスミの名前が出てきたよ?
カスミでハァハァしたいならもっと自分からネタを振れ>439
俺も待ってますんで、通りすがりのスケベさん帰ってきてください・・・
451 :
U7ieech:02/10/15 13:58 ID:I7jgGOqm
帰ってきてまた書いて
読みたいです
あぼーん
じゃ、潜行しつつ降臨を待つってコトで
元赤月帝国、現トラン共和国の首都グレッグミンスター。その一角にあるテオ・マクドール邸。
その地下室に明かりが灯り始めて四日が経った。
もともとこの地下室は座敷牢として使われていたために防音は完璧で外からも中からも音が漏れないのである。
その完全な別世界の中で大の字の姿で一糸纏わぬ少女が鎖で繋がれていた。いやそれは女と少女の狭間の裸体だった。
「いい格好だね、カスミ」
目の前に立った少年の声に繋がれた少女・カスミが顔を上げる。
「ジオ…様・……・・………」
ジオ・マクドール、先の開放戦争で解放軍を率いた少年である。
「・………そんなに震えて。・……怖いんだね?」
無表情と言うよりなにかを押し殺した雰囲気でジオが繋がれたカスミに問い掛ける。
「…………」
何も言わず、優しい瞳でジオを見るカスミ。
……ヒュゥ・……ビシッ!!
カスミの眼差しを断ち切るがごとく空気を裂き、鞭の音が鳴り、カスミの乳房に赤い跡を残していく。
「くうぅ、」
カスミが鞭の痛みに呻きをあげる。
「痛いだろう、カスミ。いいよ。僕を恨んで、憎んでも。」
ジオは表情を崩さずに鞭を振り上げる。
ヒュッ、バシッィィ!
ふたたびカスミの肌に跡が刻まれる。
「ひぐぅ!」
ビシッィィ!・・…バシッィィ!!!
カスミの胸を鞭で何度も攻め立てる。乳首、乳房の上を、下を。みるまに乳房に紅い跡が幾重のも付いていく。
「ひィくぅぅ・・・ぁはぁ、はぁはぁはぁ」
痛みを和らげるように荒い息を吐き出す。そんなカスミの肌はゆっくりと熱を帯び始めていた。
無言で乳房に手を伸ばすジオにカスミは身を堅くする、がすぐに力を抜き愛撫を受けてれた。
「ぎぃッ!!」
優しくない愛撫。形が変わるほどに握られた乳房の痛みに押し殺そうとした叫び声が上がる。
「痛いだろう。止めてほしければ言えばいい。すぐに止めるから。」
握っていた力を抜き、表情無くジオが乳房に付いた紅い跡を指でなぞる。
「ふ、んん〜」
ビクビクと痙攣するカスミ。痛みとむず痒さに何かが目を覚まそうとするがその前にジ
オが手を引く。汗で張り付いた肌同士が離れる感覚がどこか気持ちいい。
「くふウぅ・……うんんん」
優しく、熱を持ち始めた眼でカスミは目の前の少年を見つめる。
・……・・……この人と出会ったのはどのくらい前だったのだろう。
気になりだしたのはいいつだったのだろう。解放戦争の時、住んでいたロッカクの里が襲われていることを伝えた時?クリンにからかわれた時?……忘れてしまった。どうでも良かった。この少年と一緒に戦えて、一緒に居ることが嬉しかった。
「ひぃぃ!!!」
予告なく秘所を弄られる。ジオの指が陰唇をこじ開ける。
親指がクリトリスを潰し、人差し指と中指がヴァギナをなぞる。
「ク・・ふううぅぅん……。」
カスミの口から吐息が漏れる。
「ドロドロだね・・…」
カスミの耳に息がかかるくらいの所に顔を近づけ,罵りの言葉を囁く。
「いやぁ・…いわないで・…・……ください」
さらに頬を赤く火照らせるカスミの蜜壷に指を突き入れる。
「や、いや・…そんなぁ・……ああぁぁぁ・・…・…」
クリトリスを
ガクン!!
快感に下半身の力が入らずに腕の鎖に体重が架かる。
「くぅ!」
痛みが伝わる。その痛みにより、靄のかかった頭が少し晴れていく。しかし、淫らな水音の場所からの刺激にまたゆっくりと靄がかかって行く。
「くぅんん……ジオさまぁ・……ああああぁぁぁぁ」
甘い喘ぎを紡ぎ出し、身を戦慄かせるカスミ。普通の男ならば笑みのひとつも見せるところである。しかし目の前の少年は無表情、感情を押し留めている感もある。
両腕の鎖を外すとさきほどの責めで下半身に力が入らないカスミは座りこんでしまった。
「だらしないな、カスミ。」
自分と同じ様に全裸になったジオにカスミはすこし見とれた。必要最低限の脂肪と実戦的な筋肉。旅をしているにしては白い肌に刻まれた幾つかの傷もどこか野生的な雰囲気を出していた。なにより愛しい人の体というのが大きかった。
「何を見ている?」
目の前に立つジオがカスミを見下ろす。この体制だといやでもジオのペニスが目に入ってくる。
「ああ・・」
カスミが熱い息を吐き、潤む瞳で見詰める。
「え?!」
ジオがいきなりカスミの頭を掴み股間に近付ける。
「咥えろ。」
静かな声でジオに命令される。背けない。嫌悪感。期待。綯交ぜの感情が心を染る。赤くなっている頬にジオの亀頭が触れると染み出していた先走りのスジが付いていく。眉を顰めるカスミを見て、カスミに問い掛ける。
「開けたくないのか・……。」
「い,いえ・・………・・……」
おずおずと開けるカスミに口に照準を遭わせるように剛直で唇をなぞり、汚す。
「あ、ん」
躊躇するカスミの唇を見つめるジオ。
「?!あぐぅ………」
無表情なジオがいきなり腰を突き出す。不意をつかれ、頭が真っ白になる。
「かむなよ。」
それだけ言い、カスミの頭をつかんだまま腰を動かし口内を蹂躙する。激しさに涙目になるカスミ。
「うぐッ、ぐぅぅ」
のどを付かれるたびにうめき声が漏れる。ジュグジュグと唾液が口の端から垂れていく。
「…………・・……」
苦しくて本能的に口の中のペニスを押し出すようにカスミの舌が動く。ネットリと剛直の敏感な場所を扱き上げることになる。しかし、ジオは快感を耐えるように顔を顰めるが、すぐに元の表情に戻ってしまう。
「んんんん、ふ、ん……ぐぅぅ」
必死に鼻で呼吸するカスミの息でジオの陰毛がゆれる。突き込みに慣れてきたのか唇で締め付けていく。
「…………・・……」
自分のペニスを咥えるカスミの顎に、右のひとさし指と中指を伸ばして優しくなぞる。
「ふハァ…・……ジオさまぁ・・…………」
カスミの顎をなぞっていた指に、だらだらと口の端から流れ落ちる唾液がまぶされて、ぬらぬらとぬめっていた。
「咥えて………」
ペニスから口を離し、甘えたカスミに冷たく言い放つジオ。再度口内を蹂躙しようと腰を突き出し、剛直を咥えさせる。カスミも素直に口を開け迎えて、再びくぐもった声を上げ始める。
「むぐぅ・・……ンン・………・・……ふぅぅんん」
床にへたり込んだ格好だったカスミだったがいつのまにか四つん這いになっていた。ジオの腰の動きに体を揺らして対応している。
カスミの唾液で濡れた右手を顎から放す。
「ふぅんんん」
顔への優しい愛撫が中断されたことに鼻息で抗議するがジオは聞かない。左手でカスミの頭を抑えて、剛直の出し入れを繰り返し、カスミの口を犯し続ける。
上半身と右腕を伸ばし、濡れた指先でうなじから背中、腰へと伝ってお尻へと下がっていった。
「んん……ふぅんんんんん」
下半身の刺激に敏感に反応するカスミ。ここへの愛撫は初めてだった。
尻肉を片手であとが付くほど揉み、指先で押し、陵辱の印を着けながら、ゆっくりと窄まりへ触れていった。
「な、だめ、そこは・………ンァァァァ……」
ペニスを吐き出し、嫌悪の言葉を吐き出す。しかし頭は抑えられたままである。
「・・…………」
無表情なジオが一瞬哀しそうな顔をするが、元の無表情に戻ってしまう。
菊門の皺を一本一本なぞっていく。時折カスミの漏れている唾液を補充しながら、アナルを弄る。
「ふううぅう……ひ、はぁぁぁん」
ペニスを咥えたままの口の端から、己の排泄口からの得体の知れない刺激に喘ぐ。ゆっくりと柔らかくなっていくアナルが口を開け始めていた。
「!?や、な、うはぁ・・…だめ・・・や……
嫌悪の言葉と喘ぎを紡ぐカスミ
「じゃあ、いってよ。嫌いだって、近寄りたくも無いって……」
「!!」
ジオの言葉を聞いて、喘ぎも言葉も押し殺すカスミ。刺激が快感に変わりかかっていた。
・・……くノ一であるカスミは幾つもの拷問に対しての訓練を受けていた。同時に誘惑の方法も受けるはずであった。
しかし、トラン戦争のとき、赤月帝国に焼き討ちに合い、終ってからも里の復興のために、国中を駆け回っていた。
気がつけば、誘惑の術を知らずにいたのだ。
そして、いまに至り、痛感を耐えてしまい、いつしか快楽を選び取る術を文字通り体で覚えていったのだった。
「いや……・……いいの。」
「んん?」
ジオかカスミに聞き返す。
「お尻、おしりのあなが気持ちいいんです!!どんどん濡れて、グジュグジュになっていって、痺れて、気持ちよくって!!」
「?!なっ」
感情が爆発した。カスミの淫らな叫びに、ジオの顔にはっきりと怒りの表情が表れていた。
「気持ちいいんです。もっと、もっと弄ってくださいぃ。あそこも、おしりも、むねも、体中、かんじてるんですぅ。」
カスミが腰をくねらせ、アナルへの愛撫をうながす。しかし、アナルから手を離し、体を離し立ち上がるジオ。どこか悲しそうな雰囲気と怒りのために震えているジオがカスミを突き飛ばし、あお向けにひっくり返す。
「ああぁ、ジオさまぁ・・…」
熱っぽい瞳でジオのそそり立つ剛直を見つめる。ジオが圧し掛かってくる。
犯してもらえる。カスミはそう思っていた。
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
圧し掛かられ、入り込んでくるペニスに歓喜するカスミの肉体。
「これが欲しいのか!淫乱がぁ!!」
「はひぃ、コレがいいんですぅ・・…!!あぁぁぁぁ!!」
罵りさえも快楽へのスパイスにしかならない。
「いいいぃぃぃ!!…ふぅふぅ・…あう〜〜!!!!」
正上位でカスミを犯す。相手を考えない無茶苦茶な突き込みを繰り返す。
「はっ、はっ、はっ!」
ジオの汗が弾ける。快感が高まってくる。
「ひっ、はっ、いいぃ、凄い!!すごいんですぅ!」
カスミも限界まできていた。
「もう、もう、だめぇ、ジ、ジオさまぁ・・…」
「………・・…」
カスミが懇願する。
しかし、ジオは左手で体重を支えて右手をカスミの喉を突かんで力を込めていった。
「ぐぅぅ・……」
その上でドロドロになった秘所に剛直をねじ込んでいった。
・………なんで、このコは僕を求めるのだろう。構わないで欲しいのに、もう誰も「ソウルイーター」の犠牲になんかしたくないのに。
絶大な力を持つ紋章「ソウルイーター」の呪い、歳を取らず、身近な人たちの魂を食らってしまう呪い。友人、肉親、恩人、宿敵。
そんな運命を止めたいのに・・………どうして・・…・…どうして!!!
「苦しいだろう、いやだろう、憎いだろう!だから嫌いになれ!」
ジオが叫ぶ。限りなく悲しい顔で。
「く……………ぎ・・…・・…」
「なんで、なんで!…うぅぅ・…・…」
酸欠と子宮に熱い液体を放たれる快感の中、意識を手放しかけていくカスミ、快感と苦しみの中、叫ぶジオの声を聞いていた。泣き声を聞いていた。
フッと喉に掛かる力が抜ける。
「ぐぅ、げほっ、げほっ!!グ・・…はぁはぁはぁ」
むせるカスミの体に、嗚咽に震えるジオが被さっていく。
顔は見えないが泣いている、カスミは、顔を見せないジオを抱きしめていた。
・・……・……地下室の小さな窓から碧く優しい月明かりが滑り込む。
ゆっくりとした時間が流れる。シーツを纏っただけの姿で膝の上ですぅすぅと寝息を立てているジオの寝顔をカスミは少し複雑な気持ちで眺めていた。
愛しい人、守るべき人、だけどけっして振り向いてはくれない人。
魂喰「ソウルイーター」の紋章のことは知っていた。それでも近くに居たかった。
死んでしまっても惜しくなかった。
しかし、彼は許さないだろう。自分を拒絶してでも遠ざけようとするだろう。事実、五日前にカスミを強姦して嫌われようとして、それでも聞かない自分を犯し続けて今にいたっていた。
「僕が怖いだろう!憎いだろう!言え、あなたが嫌いだって!たのむから、お願いだから!!」
さっきと同じように叫びながら、自分の処女を奪った男の髪を撫でながらカスミはつぶやく。
ジオ様、あなたがわたしを憎むかぎりそばに居てもいいですよね?あなたを愛してもいいですよね?
あなたが望まなくても、わたしは離れません。あなたがトシを取れるようになったときに側にいたいから。
悔し涙が頬を伝う。運命を悔やみ、恨む涙が頬を伝う。
せめて,今だけはこの人の安らぎを与えてあげたい。運命に翻弄される少年を、自分だけ大きくなってしまい、自分より小さくなってしまった少年の安らぎを、ただ願っていた。
439だけど、昔書いたやつウプってみた。
ここのスレ目的が違ってる事を非難しただけなのにさ・・・。
ちょっと見ない内に誰かがここを占領して主旨が違ってて注意しちゃいけないのか?
463 :
名無しさん@ピンキー:02/10/15 17:59 ID:ion+1/rv
464 :
463:02/10/15 18:03 ID:ion+1/rv
>>461 もう一ついうと、人の書いたものを自分の物にしてはいけません
>>463 やっぱDDDの作品だよね?中点や三点リーダがまったく一緒だった、作者なら手直しするよね
そのうえ意識的に空けてある改行まで消してあるし… どうなの
>>462?
あと、sage進行でお願いします(;^_^)
439は人間として最悪だな
スレ潰しかよ…
オイ、439よ!「ふざけんなよ」?「ふざけんなよ」ってなんだ?!
お前、俺がどうして怒ってるのかわからんのか!
439をゲットされたからじゃない。他人の作品を自作にしてもいいやっていう、お前の心が許せんからだ!
まじめに聞け!お前がやったことは裏切りだ!
いいか、みんなの為に2ちゃんを運営してくれているひろゆき。お前の回線をネットに接続してくれた接続業者の人達。
夜更かしして2ちゃんに書き込んでるお前のために、毎朝早く起きてご飯を作ってくれてるお母さん。
そういう陰で支えてくれた大勢の人々の信頼を、お前は手ひどく踏みにじったんだ!俺はそのことを言ってるんだ!
俺は他人を顧みない書き込みをする優等生よりも、いつものお前の方が好きだ。しかし、今日のお前は最低だ!
それは2ちゃんをなめているからだ。書き込むってことをバカにしている。
いま自分が見ているスレに、ひたむきに書き込まないで、この短い人生でいったい何が出来ると思ってんだ!
よく考えて見ろ!まわりも同じネットユーザーなんだ。
同じ2ちゃんねらー、同じカスミ好き、頭の中だってそう変わらんだろ!それが何で「ふざけんなよ」なんて書き込みしか出来ないんだ!
お前は「ふざけんなよ」か!「ふざけんなよ」な人間なのか!いつ何を書き込むのもいい加減にして、一生「ふざけんなよ」のまんま終わるのか!
それでいいのか!お前それでも男か!悔しくないのか!439よ!!
で、439はどこいった?
DDDのアドレスコピペすりゃいいものを
よりによってDDDとは… あそこって18禁SSじゃ結構有名ドコでしょ? 俺でも知ってるもん
しかもそこの作家の1年前の単発作品持ってきて正論にしようとするとは…
本物ならあっちでもう新作書いてるだろうしなぁ……ある意味スゲェよ>439
じゃ、今度こそ潜行しつつ降臨を待つってコトで…もう終わった気もするけどナー
474 :
439:02/10/16 16:20 ID:gipzFBDu
そのDDDで書いたやつなんだけど、
どうやって本人と証明すればいいんだ?
掲示板に書き込みにくればレス返すけどさ。
俺が叩かれる理由も判らないんだよな。
ちょっと言い方が悪かったけどさ、スレ違い指摘しただけじゃん。
カスミの話からズレてるのを言っただけじゃん。
なんだかさ・・・。
475 :
439:02/10/16 16:22 ID:gipzFBDu
カスミの話からズレてて3のSSで乱用されていたから思わず指摘。
これのどこがいけなかったんだろうな。
不思議だな。
確かにスレ違いはスレ違い。
でも何で今更出てきたのさ。我慢してたのか?
ヽ(`Д´)ノ
バカがキター
てゆか439がこのスレの維持になんか役に立ったのか?
神が居なければこんな糞スレとっくに落ちてるぞ
恥の上塗りって奴だな
439は神に嫉妬しているだけのような気がする。
439は書いた本人ですか?
439が本人であるかは大した問題ではない。
確かなのは439は空気の読めない ク ソ 野 郎
439は他人が楽しそうにしているのを我慢できない性格なんだろうな
てか、もう439なんてクズ野郎はどうでもいい。
今望むのはただ一つ、
通りすがりのスケベさんが帰ってきてくれることだけだ・・・
本当にがっかりしました>439さん。
このスレは確かにカスミスレです。でも
「二ヶ月も」放置されていた所を通りすがりのスケベさんが
sage限定での連載を始めてくれて、一人で、今まで続けてくれていました。
ここは、そんなスレでした。
スレ住人はずっとsageとROMでもってSSを楽しみにしてきたのです。
あなたが突然現れてageるまでは、ですけれども。
sage進行のローカルルールを作ったのも、カスミから離れていったのも
あなたの指摘した通りスレ目的とは関連ありませんね。
でもそれをわざわざあなたがage指摘する必要があったのでしょうか?
以前ここにSSを上げたこともなかった分際で
今までの流れを無視したあげくageで自作SSを連載する必要があったと考えているんですか?>439さん。
感情に走ってしましましたが。少なくとも私はスレがなんたらよりも
通りすがりのスケベさんのSSが読めなくなることがショックなんですよ。
あ、そもそも>439が自分で小説書いたんじゃないんですか。
一応は自作の可能性から付けてた「さん」も必用ないな。
使われた作家さん、本当に気の毒な。あちらで確認しました。申し訳ないです。
439・・・
開き直って嘘付くなんて最低だな・・・
489 :
439:02/10/17 18:11 ID:AMNRwdkC
DDDで書いてる本人なんだけど、嘘付き呼ばわりされるとは泣けてくるよ。
どうすれば信じるのさ?
掲示板に書き込みにくればレス返すのにさ。
突然現れたんじゃねえよ。
スレ上げ当初からいたんだよ。
その後しばらくネットできない時期あって戻ってみればこのざまだ。
しばらく不在だったんだからsage進行のローカルルールも知らねえよ。
下げる理由は何だい?
俺にはさっぱりお手上げだよ(^.^)
490 :
439:02/10/17 18:13 ID:AMNRwdkC
6 :名無しさん@ピンキー :02/06/09 02:01 ID:3xsWTpf+
ぬちゃ・・・くちゃ・・・
ムニュムニュ・・・
カスミ「あの・・・私のオッパイ気持ちいいですか?」
この時点で書いてたんだが。
491 :
439:02/10/17 18:15 ID:AMNRwdkC
3のキャラを書くのはスレ違いという指摘。
これのどこが行けなかったんだよ。
sage進行は知らんかったし、今更sageする気にもなれん。
492 :
名無しさん@ピンキー:02/10/17 18:24 ID:iGkBqpwI
439=久の字さんですか?
いつもDDDのチャットではお世話になってます
> 848 名前:腐れSS書き(ここの方とは別人) 本日の投稿:02/10/17 00:49 ID:iGkBqpwI
>
>>847 >荒れた原因のヤツが俺のSSを勝手にコピペして、自分で書いたと行っているのが物凄い鬱だ。
439しつこい。
本人だとしてもクズだ。99パー本人ではないだろうが。
消えろ
あと、このスレの住人のレスを読んで自分の何処が悪いかわからないんなら
よっぽどの痴呆だな。
みんな懇切丁寧におしえてやってるじゃないか。
>439
439って自作とも読めるよね。
それで許してやるからとっとと氏ね。
腐れSS書きさんに降臨キボンヌ
盗作ヴァカをとっちめてホスィ
通りすがりのスケベさんには
とりあえずカスミじゃないSSはエロ妄想スレに上げて貰えばいいんじゃない?
あそこも幻水の小説スレだしって
もういないのか
498 :
439:02/10/18 18:54 ID:KEOXTE1J
その久の字なんだけど、騙りでもいるんか?
ID:iGkBqpwIは自作自演うざいね。
492 :名無しさん@ピンキー :02/10/17 18:24 ID:iGkBqpwI
439=久の字さんですか?
いつもDDDのチャットではお世話になってます
493 :名無しさん@ピンキー :02/10/17 19:49 ID:Lf9AUm/6
> 848 名前:腐れSS書き(ここの方とは別人) 本日の投稿:02/10/17 00:49 ID:iGkBqpwI
>
>>847 >荒れた原因のヤツが俺のSSを勝手にコピペして、自分で書いたと行っているのが物凄い鬱だ。
439しつこい。
本人だとしてもクズだ。99パー本人ではないだろうが。
消えろ
499 :
439:02/10/18 18:55 ID:KEOXTE1J
スレ名が読めないのか?
ここはカスミ専門だろ。
スレ違いと指摘しただけで叩かれる筋合いは無いね。
500 :
439:02/10/18 18:57 ID:KEOXTE1J
通りすがりのスケベさんとやらが3のSSばかり書いて為に他の書き手がいなくなったというのもわからないのか?
バカは死ぬまで直らないってね
>>439 とりあえず君はこのスレの全ての住民から望まれていない存在らしいよ。
俺も「PTA」とか「木っ端役人」とかそういう単語を思い出した。
503 :
名無しさん@ピンキー:02/10/18 19:16 ID:7E5keo1e
>>439 いやさ、自分のサイトで弁明すればいいじゃん。もってますよね。久の字さん
あとさ、このスレ見直したんだけど「他の書き手」なんか存在しなかったよ。
>ぬちゃ・・・くちゃ・・・
>ムニュムニュ・・・
>カスミ「あの・・・私のオッパイ気持ちいいですか?」
まさかこれをSSだとか言わないよね?
だいたい通りすがりのスケベさんがいなかったら消滅してたスレなんだっての。
繋げなかったとか言い訳してもアンタが何の役にもたっていない、むしろ荒らしに近い
存在だという事は事実だ。
なんでそこまでして場を荒らしたいんですか?
妬み?
505 :
名無しさん@ピンキー :02/10/18 19:37 ID:x1/7LEUz
>>468をよんでもう消えてくれや。
久の字さんで無い事は昨日のチャットやサイトで証明済み。
精々沢山釣れたとか言って自分を慰めな。
遅くなったけど キタ━━━|・Д・)´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
夕方ちゃんねらー! その名はカスハァ>439!!
いろいろ突っ込みさせてもらうと
>6を書いてた⇒ くの字さんは過去一回も「」の前に名前を入れたことが無い、さらに擬音を余り使わない⇒ 作風が別人
ご本人のサイトをお持ち⇒ 今見てきましたご本人も困惑気味(;^_^) オマケに>465の指摘どうり三点リーダは訂正済み
他の書き手がいなくなった⇒ 正確には、元々はそんな方々すらいない糞スレでした
スレ違いを指摘⇒ 正論ですが場の空気を呼んでください、って言うか凡庸性の無いスレタイはその時点で板に違反⇒ >1が馬鹿
なぜ叩かれる?⇒ >439以外の全員がココをスレ違いと解りつつ良スレと認識しているからです、それに対して>439が煽りをしたと認識
明日も来るの>439? 貴方が少しでもこのカスミ専用スレを思うならショートでいいから新作書いて下さい、お願いします。
通りすがりのスケベさん…ひっそりマターリの好きな人だったからこんな騒ぎじゃもう帰ってこないんだろうなぁ…
507 :
O9wrl:02/10/18 20:11 ID:zO8hRc6O
読みたい
あぼーん
(´-`).。oO(過疎板でなければ祭りになってたな…)
511 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 02:00 ID:CE08s305
>ぬちゃ・・・くちゃ・・・
>ムニュムニュ・・・
>カスミ「あの・・・私のオッパイ気持ちいいですか?」
これって、昔書いた俺の妄想じゃん
オレ本人も忘れてたよ。
勝手に人の名を語るなよな>439
512 :
439:02/10/19 17:08 ID:/lp6Kgbw
>511
6は俺だよ。
勝手なこと言うな。
俺を陥れようとしてるのか?
本物の証明したかったら続き書いてみろよ。
>>439 狼少年が何言っても信用されませんよ?
いい加減ウザイです。飽きた。
514 :
439:02/10/19 17:10 ID:/lp6Kgbw
>>503 そうすることにするよ。
DDDにリンク張ってないのに俺のサイトよく知っていたね。
515 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 17:11 ID:4O9ERC2S
516 :
439:02/10/19 17:11 ID:/lp6Kgbw
>>513 本物だって言ってるのにさ。
信用できないならDDDの掲示板かチャットに来ればすぐにレスを返すからさ。
517 :
439:02/10/19 17:12 ID:/lp6Kgbw
520 :
439:02/10/19 17:13 ID:/lp6Kgbw
>>506 新作書き途中。
もうちょっと待ってくれ。
同じくURLキボンヌ
522 :
439:02/10/19 17:15 ID:/lp6Kgbw
URLは一般公開してないんだが?
公開すれば信用するか?
523 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 17:15 ID:4O9ERC2S
>>439 URLキボンヌ
自サイトのURLキボンヌ
524 :
439:02/10/19 17:15 ID:/lp6Kgbw
信用するなら公開する。
525 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 17:16 ID:4O9ERC2S
するよ、信用w
公開してそのサイトで何らかの反応をしてくれれば信用しますが
URLでなくても名前でいいからさ。
まぁ信用してもあなたがロクでも無い人物だと言うことには変わりありませんが。
529 :
439:02/10/19 17:23 ID:/lp6Kgbw
>●管理人(438) 題名:騙られた……… 投稿日 : 2002年10月18日<金>19時20分
>いや〜、いるんですね。名前を騙るヤツ………
>嬉しいような、悲しいような………
そこの掲示板より。
( ´,_ゝ`)
あぼーん
439さん、ご返答をお願いします
534 :
439:02/10/19 17:25 ID:/lp6Kgbw
DDDチャットでも本物証明するからさ。
535 :
439:02/10/19 17:26 ID:/lp6Kgbw
>>530 その書き込みが騙り。
一般公開されてない俺のサイトをここに最初に書き込んだ奴の仕業だろう。
DDDチャットじゃなくてそこの掲示板でお願いします。
537 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 17:27 ID:4O9ERC2S
>>439 アニメ感想のガンダムSEED更新きぼんぬ
538 :
439:02/10/19 17:28 ID:/lp6Kgbw
535の訂正。
一般公開されてない俺のサイトの存在をここに最初に書き込んだ奴の仕業だろう。
普通「管理人」と言う名前で騙られたら即刻削除ですが?
てゆかネタは上がってるんだゴルァ
語るに落ちるという奴だ
>>439 じゃあその不届きな輩の書き込みを削除してくださいね?
管理人なら出来るでしょう
541 :
439:02/10/19 17:30 ID:/lp6Kgbw
削除パス忘れて削除できねえのよ。
掲示板は近々新しいのに変える。
じゃあそのサイトのチャットで返答をお願いします。
管理人もしくは久の字さんの名前で
543 :
439:02/10/19 17:32 ID:/lp6Kgbw
DDDの掲示板とチャットで証明すると言ったのにさ。
誰も書かねえのな。
俺をからかいたいだけか?
ここは通りすがりのスケベさん信仰者しかいないのか?
544 :
439:02/10/19 17:33 ID:/lp6Kgbw
通りすがりのスケベさんのジサクジエンなのかもな。
だからDDDじゃなくてそのサイトでお願いしますよ。
掲示板でもチャットでもいいからさ。
あと俺は間違ってもスケベさんじゃないですぞ。
546 :
439:02/10/19 17:34 ID:/lp6Kgbw
今すぐ答えてやっからDDDチャットにこいよ。
通りすがりのスケベさん。
だからなんでDDD?
御自分のHPで証明された方が良いかと思いますが。
捨て台詞を吐いてにげましたか?
HPのチャットで久の字さんが来るのを待ってるかたがいますよ?
549 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 17:43 ID:ALPXl8gk
439さん?
どうしました?早く証明してくださいよ。
まさかDDDのチャットでの騙りが証明とか言いませんよね?
551 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 17:50 ID:4O9ERC2S
553 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 18:02 ID:luSti44J
さて439はウワァァァァァァンと逃げ帰っておうちでママのおっぱいしゃぶりつつ、
尻をパチンパチン叩きながら「びっくりするほどユートピア!!」と気が狂いそうな
様子で喚き散らしているようですが。
スケベさん帰ってこないかなー。
無理だろうなー。
仕事から帰ったら、プチ祭りが終了してた…ほんとに夕方しか来ないのかよ>439・・・
欝だ、寝よう…
当分の間、ここは439を叩くスレになりそうだ。
その後に再び職人が降臨してくれることを願う。
557 :
名無しさん@ピンキー:02/10/19 22:55 ID:iHQUckAj
あーあ、祭り見逃したよ。明日に期待するか
Yvh6Y/Zoさん頑張れ!
流石にネタ確定、ただの荒らしじゃんよ
560 :
511:02/10/21 00:27 ID:jycv4NIA
>439
あ、そう。
まあ別にたいしたもんじゃないから、いいんだけどね。
はいはい、あなたが6で間違いないですよ・・・
・・・なんか馬鹿らしくなってきた
439がいるうちは暫くここに来るのはやめようっと
あぼーん
562 :
439:02/10/21 15:25 ID:K5QN8VZG
DDDチャットで証明したんだ。信用しただろ?
563 :
439:02/10/21 15:27 ID:K5QN8VZG
>>511 俺はこのスレの古参なんだが?
6で書き込んでそれ以降しばしば書き込んでいるよ。
565 :
439:02/10/21 15:29 ID:K5QN8VZG
>>511 いなくなることはないんだが?
それとも俺を追い出したいのか?
通りすがりのスケベさんのジサクジエンいい加減うざくなってきたなヽ(`Д´)ノ
566 :
439:02/10/21 15:30 ID:K5QN8VZG
567 :
名無しさん@ピンキー:02/10/21 15:31 ID:dp0+Imwl
568 :
439:02/10/21 15:31 ID:K5QN8VZG
>>558 意見述べることや反論しただけが荒らしなのか?
そんなんで荒らし扱いされちゃ溜まったもんじゃないな
569 :
439:02/10/21 15:32 ID:K5QN8VZG
俺は来ていた。
誰かに聞いてみるといい。
570 :
439:02/10/21 15:34 ID:K5QN8VZG
>>555 自宅でネット繋げていないから仕事場でネットしてるだけ
571 :
名無しさん@ピンキー:02/10/21 15:34 ID:dp0+Imwl
あぼーん
573 :
439:02/10/21 15:36 ID:K5QN8VZG
574 :
名無しさん@ピンキー:02/10/21 15:46 ID:dp0+Imwl
>>439 どうでもいいけど、DDDのちゃっと荒らすなよ
>439さんとID:dp0+Imwlさん、お願いだからメール欄にsageってかいて下さい。
ここのローカルルール抜きにしても、通常「大人の時間」の系列板は
上がると>572みたいな意味のない広告がくるから、基本的にsage進行が一般的
さらに時間帯によっては広告と一緒に荒しまでくる可能性があります。
特に今日は虹板で大規模な荒しがあったみたいだから念を入れたほうがいいと思います。
576 :
439:02/10/21 15:50 ID:K5QN8VZG
俺の偽者がいるしHDDクラッシュされるし最悪だ。
俺に恨みでもあるのかよ。
ふざんけんな。
578 :
名無しさん@ピンキー:02/10/21 15:57 ID:iPDWPcpZ
579 :
439:02/10/21 16:06 ID:K5QN8VZG
泣けてくる。
言い過ぎたことはあるけどさ、
何でHDDクラッシュまでされないとならないんだ?
俺のことがそんなに憎い?
通りすがりのスケベさんの仕業?
このままフェードアウトしていくのが吉かと
>580 そうですね
>>439 だからさ、早くご自分のHPで証明して見せてよ。
DDDでいくら喚いても騙りとしかみなされんよ。
おヴァカちん
HDDクラッシュだって。天罰覿面だね。
あと439が荒らしであることは439以外の住人全てが納得してると思われるが
>>439 お前がどういうつもりで書き込んでるかは問題じゃないんだよ。
大多数がお前を荒らしと認識してるんだよ。
>>570 自宅でネット繋いでないヤシがどうやって自分のHP持つんだよ。
きちんとメアドもあるしな。
いくら取り繕おうとしても、ボロが出るだけだし、もう誰もオマエが久の字さんだなんて信じてないから
騙りは諦めてとっとと消えたほうがいいよ。
どうしても信じて欲しかったら、自分のHPのトップにでも
ここのスレの事書いて、「誰もオレの事本物だと信じてくれない」とか
書いてみてよ。もし万が一本物だったらそれくらい出来るでしょ?
出来ないんだったら消えて。
439は通りすがりのスケベさんとここの名無し全員、
そして何よりも久の字さんに五体投地して謝ること。
終了
>588
言われんでも、解かってるよ…(;_;)
| \
|Д`) まあまあみんな抑えて抑えて。
|⊂ 439が荒らしかどうかは別として・・・。
|
>>439 荒らしで無いなら言葉遣いとageの直してほしいと思いますた(;´Д`)
| \
|Д`) またハァハァしてきたら書いていきますので。
|
|⊂
(ヽ ⊂二 ̄⌒\ ・゜゚・*:.。..。.:*・゜ n
/ \ ・゜*:.。.。.:*・゜∧_∧ )\ ( n/ i n/i
(/^\ \ _ ( )_/__ ) i / i /
\_ ̄⌒ //// / ・゜゚・*:.。..。.:*・゜ | .| | |
 ̄ ̄| / / / // .| |__∧ |
\ / / / (/ ) | )|
・゜゚・*:.。..。.:*・゜ ) ((/__ / , ノ
( _ ) ・゜゚・*:.。..。.:*・゜ | (
/ / ̄ ̄/ / | i ヽ
/ / ( / | \ ∧__∧ / ノ ) ミ 3
/ / .) / 煤@|Д`); ( ) \ \\
/ / し′ |⊂ ⊂ )・゜゚・*:.。..。.:*・゜ ヽ ((
( / | ヽ ,、ヽ ≡3 ヽ))
) / ・゜゚・*:.。..。.:*・゜ | (_) し' ミ 3
し′ 通りすがりのスケベさん
帰ってキタ━━━━━━━━\(;´∀`;)/━━━━━━━━!!!!
>>592 ウワアァァン!!お帰りなさい〜!
どうぞご自分のペースでお気の向いた時にでも書いてくだされ。
もはやこのスレ、上辺だけでは誰も信用できない…
反493派すら、ただの荒しが紛れてる様に見えてきた…
欝だ、せっかくAA掻き集めて編集したのに…
>590-592は439だろ
スケベさんとは口調が違うしメール欄も違う
439と同じく連カキしてるし、何より時間帯が・・・。
久の字さんを騙るのはもう限界だと感じたか?(w
599 :
名無しさん@ピンキー:02/10/23 09:16 ID:6V4r18H3
まぁ439は大人しくママンの乳でも揉んで回線切って首吊って氏ねって事で、
本物の通りがかりのスケベさんリターンキボンヌ。
600 :
439:02/10/23 16:35 ID:o0AwjKIf
>>598 ふざけんなよ。
通りすがりのスケベさんの騙りか知らんが何で俺が犯人扱いされるんだ?
そんなに俺を荒らしに掲げたいのか?
これってネットいじめなんじゃないか?
俺がやったという証拠でもあるのかよ。
時間帯だけで物言うな。
601 :
439:02/10/23 16:36 ID:o0AwjKIf
>>599 言い過ぎたことを反省して昨日は大人しくしてたんだが、今度は騙り犯扱い。
ネットいじめされてるようで泣けてくる。
602 :
439:02/10/23 16:39 ID:o0AwjKIf
>>591 荒らしでもないのに荒らしにされて、久の字本人なのに偽者呼ばわりされて、俺はマータリしたいだけなのに叩かれるしさ。
感情剥き出しになって抗議するのがそんなにいけないことなのか?
こんなイジメみたいな目にあって冷静に言葉遣いよくしろというほうが無理だと思うが?
604 :
439:02/10/23 16:42 ID:o0AwjKIf
もうすぐ新作書き終えるがここまで糞スレになってくんと載せるのが馬鹿馬鹿しく思えてくるな。
605 :
439:02/10/23 16:43 ID:o0AwjKIf
>>603 俺が騙りという証拠は?
証拠も無いのに犯人扱いするのはどうかと思うが?
>>600 お前が久の字だという証拠は微塵もないけど?
だから本物ならとっととHPで何かアクションおこせっての。
シラを切り続けるのが何よりの証拠
新作はDDDで久の字さん名義で発表してみては。
疑惑も晴れるぞ
>>608 DDDは管理人が多忙らしいから自分のサイトで新作発表すればいいんじゃないか?
590-592の通りすがりのスケベさんは439の騙りなんですか?
通りすがりのスケベさんが帰ってきたと大喜びしていました。
596の方が胡散臭くエロ妄想スレ2の858が通りすがりのスケベさんの騙り、あるいは騙られた発言は別の意味合いで言ってるのかと思っていました。
自分の馬鹿さ加減を知ったので出直してきまつ。
>>601 おまいが昨日おとなしくしてたのは反省してたんじゃなくて
IDで騙りがばれるのを恐れたからだろ。
今更新作がどうのなんて言われても
おまい如きの新作なんぞこっちから願い下げじゃい。(゚∀゚)アヒャ
612 :
名無しさん@ピンキー:02/10/23 20:16 ID:CHyMRNB4
>>601 泣け泣け439、煽り盗作厨房野郎はママンに泣き入れてセクースして満足した後、回線切ってPCと携帯壊して首吊って氏ね。二度と2chとDDDに来るな。カエレ!
613 :
名無しさん@ピンキー:02/10/23 20:42 ID:rEFNQFKa
>>610 610さんは悪くないよ。悪いのは439、もう
>>612の言う通りで
(・∀・)カエレ!! だね
あぼーん
とりあえず
439が本物の久の字なら
自分のサイトで何かしらの弁明、
自分の所のチャットに書き残すだけでもいいからすること。
出来ないのなら、もう相手にしないでおこうよ>439以外の皆さん
616 :
名無しさん@ピンキー:02/10/23 21:10 ID:AhkTZhIF
>>615 そうですね、その内泣いて謝るでしょうし。
ま、439が自棄起こして三面記事に載らないことを祈りましょう。
先に言っとくと正直、荒らしage騙りな糞厚かましいコテハン439の新作なんて
まったく微塵も読みたくないんだが。
まあ615の要求に言い訳ごねて、明日から皆に脳内アボーンされるんだろうがな。
載せるなら名無しでな。もうコテハンの意味ないだろ?
皆さんageの発言は439と同じよ
439が久の字さんなら、本物かどうか、テストしてみます
僕は久の字さんにいつもお世話になっている、
「千里」というものですが、先日メールでお送りした
幻水キャラの絵はなんですか?
本物なら答えられますよね?
例えば、ここに誰かが小説載せたとしても、
439が自分が書いたって言い出しそうだな。
もうパターン分かってきたよ。
久の字さんや6がアンタじゃないって、みんな
知っているよ。
それなのに未だにそれを認めないなんて、無様通り過ぎて
同情すらするよ。可愛そうにな・・・
620 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 16:20 ID:53LbjtpH
>>619 禿同。キティに何言っても無駄。
そういえば今日来てないね。
439「ママ〜ン、またアフォな厨房どもにいじめられたよー」
439親「ハァ(゜Д゜)!? お前またネットしてたのか? 大概にしろよゴルァ!!」
439「だってぇ、ボク友達パソコンのP子ちゃんだけなんだよぉ。」
439親「(ヤベェ! こいつとうとう(゜∀゜)りやがった)」
439「ママンなんかいーもん、またネットしよー。アヒャ」
439親「(・・・・・殺るしかねぇな)」
的な展開キボンヌ。やって439!! 実際に!!!!
そろそろ439降臨のお時間?(゚∀゚)アヒャ
来ようが来まいがどっちでもいいけどね。もう、いくら弁明しても無駄だし。
なんか>439って遺作タンっぽいな。口調違うけど言ってることそっくり。
与作って呼んで(・∀・)イイ?
むしろ、駄作だろ>439
624 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:11 ID:53LbjtpH
いやいやキティ作>439
625 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:17 ID:9zPm4zLJ
a
626 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:17 ID:9zPm4zLJ
aa
627 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:17 ID:9zPm4zLJ
fgdf
628 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:17 ID:9zPm4zLJ
rrrgerg
629 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:18 ID:9zPm4zLJ
efr
630 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:18 ID:9zPm4zLJ
derfe
631 :
r:02/10/24 17:18 ID:53LbjtpH
439「俺は久の字だーーー!!!」
名無し「ハァ(゜Д゜)!? 氏んでこいよ?」
439「\(`Д´)/ウワァァァァン!!! ママーーーーン!!!」
632 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:19 ID:9zPm4zLJ
errrrrrr
633 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:19 ID:9zPm4zLJ
grdedgegre
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| アゲナイデ!! |
|_________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
635 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:21 ID:53LbjtpH
ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 439がついにキティになったよー。
バカ439−! 人生終われよー!!
636 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:26 ID:53LbjtpH
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 439 自殺決定!! |
|_________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
>634さんコピペスマソ
>>636 別にコピペやから構わんけど、
下げような………
638 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:38 ID:9zPm4zLJ
ghytutyutt
639 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:39 ID:9zPm4zLJ
hyjytjytjtj
640 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:39 ID:9zPm4zLJ
juytjuukk
641 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:44 ID:9zPm4zLJ
hyfjhgkykulu
642 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:51 ID:9zPm4zLJ
jgjyukyukykyu
643 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:51 ID:9zPm4zLJ
566555465645645hhhyjfgnfghmg
644 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 17:52 ID:9zPm4zLJ
5nnnhyjtttujytuyttyhyt
削除依頼出してくる?
>645
頼みます。
削除依頼お願いします。
648 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 18:00 ID:JMdh9vdS
お願いします。439はキティ外に成り下がったんで。
ただいま。削除依頼行ってきたよ
650 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 18:07 ID:RUUhYXcl
439敗北ですね。今頃どうしてるかな?
439が来るまでは稀に見る良スレだったんだがなぁ……。
一日一本新作が見れるスレなんて他にある?
652 :
名無しさん@ピンキー:02/10/24 18:08 ID:JMdh9vdS
>649
お疲れさまです!
とりあえず皆、sageましょうや。
654 :
陀月:02/10/24 18:21 ID:xdFoX91X
あぼーん
sage
さげ
658 :
名無しさん@ピンキー:02/10/25 12:49 ID:ueqRo6+m
さーげ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|
>>658下がってない |
|_________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
660 :
名無しさん@ピンキー:02/10/25 14:35 ID:cj/F7+zF
439サイコ
>660=439?
語るに堕ちたな・・・。もう駄目か・・・?
所詮リア厨は友達にリンチられてくださいなっと。
663 :
439:02/10/25 16:34 ID:ObSZ+NvJ
664 :
439:02/10/25 16:35 ID:ObSZ+NvJ
>>661 荒らしじゃないと言ってるだろ。
通りすがりのスケベさんの陰謀なんじゃないか?
665 :
439:02/10/25 16:37 ID:ObSZ+NvJ
>>610 俺じゃないのにさ・・・。
マジで泣けてくる。
俺のせいにしてる奴の方が荒らしだと思わんか?
666 :
439:02/10/25 16:39 ID:ObSZ+NvJ
>>606 SSを書いて俺のサイトを載せたことで久の字であることは示したと思うが?
あぼーん
668 :
439:02/10/25 16:41 ID:ObSZ+NvJ
>>611 反省して書き込まないでいれば何でもかんでも俺のせいにされて叩かれっぱなし。
これで黙っていられるかよ。
669 :
439:02/10/25 16:44 ID:ObSZ+NvJ
俺はただここでマータリとしたいだけなのにさ。
今日新作あがったから載せようと思ったんだが。
載せる気が失せてきた。
載せてもさ、盗作だと言われて叩かれそうだしやってられないな。
670 :
439:02/10/25 16:45 ID:ObSZ+NvJ
俺のSSを見たい人は何人いるんだ?
盗作だとか叩かないと約束すれば載せるが?
672 :
名無しさん@ピンキー:02/10/25 16:49 ID:ueqRo6+m
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|見たい!! 盗作品 |
|_________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
みたいな。
盗作品。
盗作品。
盗 作 品
>>666 本人じゃなくても簡単に真似出来てしまう方法ではそれは証明にはならない。
>>670 他の場所に公開されていなくて、
誰が見ても439完全オリジナルと分かるものなら構わないよ。
675 :
名無しさん@ピンキー:02/10/25 16:57 ID:ueqRo6+m
ようやく現れやがったか。DDDで語ってた439くんよぉ。
今日という今日は言わせてもらうぞ。
てめぇ、まだ氏んでなかったのか・・・。しぶとい野郎だ。
とっとと回線切って首括れ。お前なんか生きても無駄。
自分やって自分で首絞めたんだからよ。
早く氏んでもらわんと社会の為にならないの、アンダスタン?
あんなお粗末なやり方で証明とは。
片腹痛いわ
>439
とりあえず貴方のSSを読んではみたい、
ココまでスレが騒いだんだから当事者のケジメって意味で載せてくれないかな?
登場しただけで叩かれるんだから、叩かないとは約束できないんだけど
載せた上で、それから過去に発表されてないか、
久の字さんを名乗る根拠は何かを検証してもいいんじゃない?
とりあえず、虹版を荒らした「G叩き」が来たから
皆さんROM推奨のsage進行にいたしませんか?
439のせいであっちのスレも迷惑を受けてるんだよ。
下手に作品アップしようものなら
あれは俺が書いたとか言い出しそうだしよ。
前からいた職人さんならともかく、初めて書こうとかそう思ってる人の
足かせになってんの。分かる?
679 :
名無しさん@ピンキー:02/10/25 17:24 ID:ueqRo6+m
439、今皆の意見を聞いてるなら何とか言え!!
言い逃げか? 鼻タレ坊や、いやリア厨クン。
いやいや困るんだよねぇ・・・。言い逃げはさ。
何とか言ったらどうなの? それともママンのオッパイ飲んでるのかなぁ?
680 :
名無しさん@ピンキー:02/10/25 17:35 ID:ueqRo6+m
439、しかもマータリ?プッ!!
マターリだよ、キティ害が!! 文才ねぇな。
「ママー、また苛められたよー!!」
「てめぇ大概にしろよゴルァ!! お前のせいで金が掛かる・・・。」
プルル・・・、プルルル・・・・、ガチャ!!
「はい、○○です。はい、はい、ハァ(゜Д゜)!? 誠にスイマセン・・・・。」
「ママー、どうしたのー?」
バキッ!!!
「い、痛いよママー!!!」
「(#゜Д゜)ゴルァァァァァッ!!!! てめぇ学校で2chしてたらしいな!!!
先生から連絡入ったんだよ!! このヴォケがッ!!!」
「い、痛いよー!! 助けてP子ちゃーん!!!」
ちっ・・・もう少しでIDが。
惜しかったな。
682 :
名無しさん@ピンキー:02/10/25 17:48 ID:CZwtv05O
>681
分かるのヤシの出所!?
なんか>439叩きだけを楽しんでる輩が増えたなぁ…
ID:ueqRo6+mなんかもう只の荒しにしか見えない
いやな、439が叩かれるのは別にいいんだよ。
別に死んでくれて(できれば殺されてくれて)もいい。
どうせ悲しむ人間は世界中探してもいないだろうし。
ただな、DDDの名が汚されたことが我慢できないんだよ。
俺含め、あそこが大好きな人がたくさん悲しんでいると思うんだよ。
まあ、あっこの管理人さんは
この程度でヘコむほどヤワな人ではないと思うんだけど。
439、ネット上から消えてくれ。できればリアルでも。
ただ、お前はゴミクズ人間だけど、SSに罪はないからさ。
死ぬ前にカスミSSうぷしてくれや。
ただし、439ってハンドルがあると、良作も駄作になっちまうから、
うぷの時は名無しで書きこんでくれ。頼むぞ。
439は逝ってよしだが、
通りすがりのスケベさんのくの一忍法帖のノリのカスミは特に新鮮だった。
>>685 イイ(゚∀゚)絵師殿!こんな荒しの最前線に居らずに
虹板でマターリ活動してください!!
いや、だから439さん、618さんの質問に答えなさいよ。
答えが合ってれば、証明できるじゃん。
シカト?
っていうか、もうカスミスレの面影無いなココ・・・
>685さん
イイ!最高!荒れた地に光が差し込んだ感じだ・・・
確率3×108−α(再登場人物)+β(宿星以外)ですか・・
虹板荒らしのはG本人だよ。
Gとかいう奴のページ見たが相当のオタクっぷり。
幻水Vのキャラ絵を無断転載。
スレに書き込んでるのは間違いないらしい。
439=Gと特定はできないが虹板を荒らした手口と類似してる事から
Gと判断してもいいんじゃないか?
結局このスレは削除依頼に出されたのか?
上の方でそういう事言ってたけど。
取り敢えず、439はもう無視しましょう。
どんなスカタンな書き込みしても、盗作載せても
相手にしては駄目です。
結局こういう荒らしの人は、相手にしてくれる人が
いる限り、際限なく荒らしまくるからね。
皆でシカトしていれば、そのうち来なくなると思います。
そうすれば、職人さんも訪れる良スレになるのでは?
>>692 意味不明カキコについては、自分がレス削除依頼を出してきました。
もしかして余計でしたか。
構ってタンに釣られてる香具師らのほうが滑稽ですネ!
sageない>439叩きは>439以下の糞ですネ!なーにがP子ちゃんだ便乗厨が
い い 加 減 に し ろ
>677 >693 推奨します
今日、このスレにSS職人さんと絵師さんが
イパーイ(゚∀゚)イパーイ降臨する夢を見ますた。
そんで今ここに来てみたら、何だか淋しい気持ちになりますた。
゚・゚(ノД`)゚・゚ウワアァァァァンッ
むなしぃ・・・
439はネチケット違反野郎だけど439叩きしてる人全員その同類かそれ以上と思ふ。
皆でこのスレ荒らしてるじゃん。
>>439 騙られた本人は439の謝罪がほしいんじゃないか?
703 :
名無しさん@ピンキー:02/10/28 15:48 ID:fbIJJIyi
439さっさと首吊って死んでくれ。
おまえのような屑が存在してることがそもそもの間違い。
社会低迷を招く要因。
もうこのスレッドに書き込むなよ。
DDDの全員の思いだ。
これ以上舐めた真似してんとそれ相応の手段取らさせてもらうよ。
覚悟しておくんだね。
このスレはこのまま沈めた方がいいような気がしないでもない
706 :
名無しさん@ピンキー:02/10/31 17:03 ID:ffJqOtvP
manko-
707 :
名無しさん@ピンキー:02/10/31 17:03 ID:ffJqOtvP
まんこー
708 :
439:02/11/03 16:04 ID:sNrkya4T
439で〜す!
ついに狂ってしまいますた。
ぷっぷっぷー
709 :
439:02/11/03 16:05 ID:sNrkya4T
439で〜す!
ついに狂ってしまいますた。
ぷっぷっぷー
710 :
439:02/11/03 16:05 ID:sNrkya4T
僕にパイズリして
711 :
439:02/11/03 16:13 ID:YRCIDRhR
>>708 >>709 >>710 ふざけるなよ。
俺の騙りまでいるしさ。
迷惑かけないようにと書き込まないでいれば騙られるしよ、
どうすればいいんだよ。
712 :
439:02/11/03 16:16 ID:YRCIDRhR
>>671 今週中に自サイトに乗せる予定だ。
盗作品というならどこがどうなのか説明してもらいたいもんだ。
713 :
439:02/11/03 16:17 ID:YRCIDRhR
>>675 なんで俺がDDDで騙らなきゃあかんのさ。
久の字本人だよ。
714 :
439:02/11/03 16:18 ID:YRCIDRhR
>>684 書き込みだけで人間の善し悪しがわかるのか?
感情的になって書き込んだだけで叩かれる意味もわからないんだけどさあ。
飽きた
エレーンモノ誰か書いてください
セラたんキボーン。ユーバーあたりにヤラレまくる話がいい
せしるたんキボンヌ。
激しくキボンヌ。
ロングヘアキボンヌ。
439よ、
>>618に対する返答がないんだが。
まさか、間違って消したのでわからない、とか言わないだろうな?
いや、メールが届いてない、かな?
↑のが439とも限らず。
>439
「泣けてくる」
「どうしたらいいんだよ」
あまえんな。
なにもするな。UZEEEE
エレーン×エースキボン んんん
439は何人いるんだい?
710 :439 :02/11/03 16:05 ID:sNrkya4T
711 :439 :02/11/03 16:13 ID:YRCIDRhR
439叩きしてる香具師も便乗犯の線が強いね。
ヒューゴ×ベルSSで
ルシアに泣きすがるベルにめっさ萌えた…。
まだ、通りすがりのスケベさんを待つので
age……
>>725 ドアホ。
あげんじゃねーよボケが!
もう少し沈めば通りすがりのスケベさんが復活されたかもしんねーのに。
お前439だろ?
あーもー
>>725-728 まだこんなに同志が居たのか…一人で神を待っているのかと思ってた
では皆さん、限りなく無理近いですがsage進行で神を待ちましょう
…でも幻水関連スレは、必ず何処かで叩き合いをしてる気がする
馴れ合いとまで言わないけど、もう少しマターリいけたら良いのに
まあエロパロで訴えるのも場違いなんだけどね…
ずっと待っているよ、という事を伝えたいが
神のこのスレをそれだけで消費してしまいそうで書き込みすらできず、
ただ見守るだけの人々もきっと私だけではないはず。729に便乗して言わせて。
神よいずこに…