【由奈タン】プリティフェイスのハァハァ小説【理奈タン】

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36プリティフェラ
>>599氏の作品です

4話後・・・偽の診断書をつくってもらうためにDr.真鍋につきまとう由奈(乱堂)。

「なぁ〜、頼むよ〜〜〜」
「・・・どうしよっかなぁ〜〜〜」
 診療室で。
「診断書書いてくれよ〜〜〜」
「・・・どうしよっかなぁ〜〜〜」
 夕食時の居間で。
「し〜〜んだ〜〜んしょ〜〜」
「・・・・・・」
 トイレ(の前)で。
「か〜〜〜け〜〜〜」
「・・・あぁもうっ、しつこいなぁっ!」
 寝室にまでくっついてきた由奈(乱堂)のしつこさに耐えかねて、真鍋はとうとう切れた。
「まあまあ、そう言わずどうぞ一杯」
「おっ、気がきくねえ・・・ってどっからもってきたんだい」
「えぇ〜と冷蔵庫でおいしそうに冷えてたからぁ〜〜」
「・・・まあいいけど、今度から勝手に冷蔵庫をあさらないでくれよ」
 ぶつぶつ言いながらも、真鍋は腰に手をあててグイッと缶ビールをあおった。
 ゴクッゴクッゴクゥ!
「ぷはぁ〜〜夏はやっぱりラガーだな」
「俺はドライが好きだけどな」
「んぁ? なにかいったかね、乱堂くん
 真鍋の目が据わっていた。
「ちょ・・・おい、真鍋・・・さん?」
「なんだい・・・?」
(うっ・・・酔ってやがる。しかし、これはチャンスかも)
 酔った勢いにまかせて約束をとりつけてしまえば、こちらのものだ。
「あの〜〜さっきの話なんですけど・・・」
37プリティフェラ:02/06/14 06:48 ID:Y6DtqKKp
>>599氏の作品です

「ん? なんの話だったかな?」
「やだなぁ〜〜〜診断書の話ですよ・・ンもぉ、そんなに意地悪しないでぇ、ちゃちゃ〜と書いてくれると、う・れ・し・い・な☆」
「じゃあそうだな〜〜」
 真鍋はキラリとメガネを輝かせて由奈の唇を見つめた。
 可愛らしい顔に似合った小ぶりな唇。


「口で・・・してもらおうか」


「は・・・?」


理奈の思考が一瞬停止する。


「ちょちょちょちょっとまてっ! 真鍋落ちつけっ! よ〜く考えろ、こんな顔をしてるが俺はれっきとした男だぞっ! そんな奴にアレを舐められてお前は本当に満足なのかっ!?」
「ふっ・・・君はわかってないな」
 チッチッチッと学べは指を振る。
「余分なもののついてる下半身ならともかく、口なら男女共通! 顔さえかわいけりゃ女だろーが男だろーがなんでもOKなのだよっ!」
(・・・たいがいミョーな奴だとは思っていたが、ここまで変態だったとは)
「さあさあ、カモ〜〜ン。由・奈・ちゃ・ん」
「だぁぁぁぁぁっ! 落ちつけ、ちょっと、発情るなぁぁぁぁぁっ!」


妄想力が尽きた。
この続き誰かよろしく。
38プリティフェラ:02/06/14 06:51 ID:Y6DtqKKp
この後プリティフェラのSSになります少年漫画板のを、推敲してます。

由奈は抱きついてきた真鍋を思い切り突き飛ばしてしまった。
真鍋は突き飛ばされた時に尻を強く打ったらしく、床に尻をついたまま大袈裟に痛がって見せる。
「あ・・・ す、済まない。 わざとじゃないんだ、大丈夫か・・・?」
これ以上真鍋を怒らすと診断書は絶対に書いて貰えない事位、由奈にも良く分かっている。
蒼ざめた顔で、自分の体を心配する由奈を見て、真鍋は眼鏡の奥を光らせた。
「君の気持ちは良く分かったよ乱堂君。 君は診断書が欲しくないんだね。 
 ここまで侮辱されては僕もこれ以上協力する気は起きない。 帰ってくれ、今すぐに!」
(さぁ、どう出る乱堂君? 自分の立場がようやく分かるかな?)

「ゴメンナサイゴメンナサイ! 真鍋先生ぇ〜。 何でもしますからぁ〜。
 診断書書いてくださいぃ〜!」
理奈と会えなくなるより、真鍋のオモチャになった方がマシと、打算した乱堂は
観念し、真鍋の膝元にすがりつき、半ベソで頼み込む。

「おやおや、何も泣く事はないだろう、乱堂君。 言う事を聞きさえすれば
君の頼みは何でも聞いてあげるつもりだよ、僕は。」

(クソ〜、だからお前の言う事が聞きたく無いから泣いてるっつーの!)
由奈の心の叫びも空しく、真鍋は足元にすがる由奈の頬をそっと優しく撫で、
涙を親指で拭い頬に軽くキスをした。
39プリティフェラ:02/06/14 06:52 ID:Y6DtqKKp
「ふふ、乱堂君。 もう泣かないで、楽しもうじゃないか、さぁ」
由奈の髪を撫でながら自分の方へゆっくりと引き寄せ、耳に熱い息を吹きかけながら
真鍋は甘く囁いた。

(んっ、あ、はぁ・・・ な、なんだ?これは、俺は真鍋に感じてんのか?)

女に免疫が無い由奈は、勿論彼女がいた事は無く、従ってこういった愛撫や
肌と肌の触れ合いに慣れて無い為、敏感に反応してしまう。
初めての快感にどうしていいのか由奈は分からなかった。
戸惑う由奈にかまわず、真鍋はゆっくりと耳に熱い息を吹きかけ、首筋を甘噛みする。
時折、耳たぶも同様に甘噛みし、穴の奥までねっとりとねぶり、由奈を味わう。
 
「乱堂君、気持ちいいんだろう? 鼓動がこんなに早くなっている、
 僕にまで聞こえるくらい大きな音で。 認めるんだ、君は男に愛撫されて
 感じているんだ」
 
(う、やだ・・・ なんで、こんなに、気持ち、がイイんだ・・・ 俺は男に
 愛撫されて感じる変態なのか? 俺は・・・)
40プリティフェラ:02/06/14 06:53 ID:Y6DtqKKp
「くぅっ、俺は気持ちよくなんかねぇッ・・・ はんっ、あっ、 く、くすぐってえだけだ・・・ぜ」
経験豊富な年上の男の念入りな愛撫に心を溶かしつつも、何とか表面上は気丈に振る舞い、
感じてなどいないと懸命にポーズを取る。
無論、真鍋はそんな由奈の全てをお見通しだ。
ウブな由奈の行動や心は手にとるように分かる。 初めての快感に必死に耐える由奈を
誘導するように心を開かせていく為、由奈の背後に回り、首筋にキスをしながら真鍋は由奈に囁く。
「フフ・・・ 可愛いよ乱堂君。 そう硬くならないで、本当は気持ちいいんだろう?
 自分の気持ちに素直になるんだ。 君は美しい。 ほら鏡を見てごらん。 
 何が写っている?」
由奈は言われるがままに、潤んだ瞳で眼前にある、全身が写る大きな姿見を見つめた。
そこには白衣を着た男に抱きしめられ、上気した顔で愛撫に身をゆだねている一人の女の子がいた。
「どうだい? 乱堂君、君はどこから見ても女の子なんだ。
 女は男に抱かれてこそ華なんだよ・・・ おいで、乱堂君」
 
「や、それでも・・・ でも・・・」
41プリティフェラ:02/06/14 06:54 ID:Y6DtqKKp
「それとも、僕なんかじゃ駄目かな?」
由奈への愛撫の手を休め、真鍋は眼鏡を外し由奈を自分の方へ向け真摯な眼差しでつぶやく。
眼鏡を外した真鍋は凄まじい程の美形であった。
女生徒のいる共学校の専属医もやっているという事もあって不用意にモテて、問題を起こしてしまうと飯の食い上げ
なので普段は野暮ったい伊達眼鏡をかけ、女生徒が言い寄ってこないようにしていたのだ。
 
「真鍋・・・? ウソ・・・ 格好良い。 アンタ、こんなに格好良かったんだ」
今、姿見に写っているのは美女と美男子が抱き合っている構図。
アールヌーボー様式の絵画に一枚位あっても良さそうな華やかな美が、鏡面に映し出されている。
さえない医者と小馬鹿にしていた由奈は、そのあまりの変貌振りに胸を高鳴らせた。
先刻までの心のつっかかりも、緩やかに融けていく。
体の緊張も解け、由奈は、今まで見たことも無い様な美青年に、
既に心と体を預ける事に抵抗を無くしていた。
42プリティフェラ:02/06/14 06:54 ID:Y6DtqKKp
姿身の前で二人は互いに向き合ってしばし見詰め合うと、真鍋は先程と同じく由奈の
首筋に愛撫を重ね始めた。
心を開いた由奈は、愛撫が心の底から心地良く感じてしまい、艶のある吐息を漏らす。
もう、自分に言い訳を聞かす必要は無いのだ。

ただ、快楽に身を任せればいい。
ただ、快楽を求めればいい。

由奈は首筋に顔を埋め舌を這わす真鍋の頭を抱きしめ、快楽のままに髪をかき乱す。
「ハァ・・・ センセ、首筋ばっかり責めてないで、他にも・・・」
首筋ばかりを熱心に責めたてる真鍋に、由奈は軽く唇をかみ締め、快感に息絶え絶えに言った。

「他にも何をして欲しいんですか? 乱堂君?」
鼻先を付き合わせ、真鍋は優しく微笑み、由奈の栗色で腰の柔らかな髪を撫でつつ、
返事を待った。
43プリティフェラ:02/06/14 06:55 ID:Y6DtqKKp
「こっちにも欲しい・・・」
言いながら由奈は顔を一層紅潮させ、真鍋の頭と首をぐいと掴み、
軽く背伸びすると、唇を自ら求めていった。
由奈にとって初めてのキス。 ちょっと前の由奈だったら男とキスするなんて
絶対に勘弁願いたい事だったはずだが、今は初めてのキスが真鍋である事を喜んでいる。
唇の先と先が触れ合う刹那、由奈の体に軽い電気が流れた。
 
― ビクンッ・・・ ―
 
由奈の敏感な反応を感じ取った真鍋は、低く落ち着いた声で言った。
「大丈夫だよ、乱堂君。 僕に任せて。 怖くないからね、安心して」
甘く優しい声で言われると、由奈は真鍋の言う全ての事が信じられる気がした。
 
再び唇と唇が付く。
また体中に電気は流れたが、由奈は真鍋に体を預け、全てを委ねた。
由奈にとって、生まれて始めてのキス。
それはとても甘く心地良く、暖かなものだった。
喧嘩ばかりしていた時には決して得られる事のなかった、暖かさ。
肌を重ねる事がこんなにも気持ちがいいという事に再三由奈は驚かされる。
他の男が相手でも、こんなに幸せな気持ちになれるだろうか。
こんなにも幸せな気持ちになれるのは、相手が真鍋先生だからなのかな、と恋愛に
不慣れな由奈はうっとりとしながら考えていた。
44プリティフェラ:02/06/14 06:55 ID:Y6DtqKKp
―ちゅ、くちゅ・・・ くちゃっ ちゅぷぷ、ぴちゃっ・・・ ―
診察室に唇が擦れ合う音が静かに響く。
由奈の潤いのある唇が、薄く形の良い真鍋の唇と重なり、付いては離れるのを繰り返す。
唇が離れる時、濡れた唇から唾液が糸を引き、橋を作る。
キスの経験がない由奈は、求めに行ったのは自分からだが、
その後の展開は経験豊富な真鍋がリードしていった。
下唇を吸いながら、ハーモニカのように横にスライドしていき、
たまに歯で軽く噛み、挟んだ唇を舌を尖らせて舐める。
今度は舌を目いっぱい由奈の口腔に挿し入れ、唇と歯の間をねぶる。
歯茎を下から上に擦り上げるように舐め上げ、歯列に沿って左右へも舌を這わす。
歯の裏側も念入りに舐め上げた。 由奈のよく磨き上げられた歯は真珠のように
つややかでつるつるしている。
由奈は歯の裏側を舐められた時に一番感じ、真鍋の首筋に回した手に力を込め
自分の方へ引き寄せた。

もうお互いの唾液は完全に入れ混ざっているが、二人は互いの唾液を求める様に
深い口付けを交わし続ける。