幻想水滸伝エロ妄想スレ

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1名無しさん@ピンキー
探してもほとんどが801なんで・・・・・・
いっそのこと皆で書きませんか?
2名無しさん@ピンキー:02/04/22 18:21 ID:aLreqA/U
801ってあんまさ・・・いいかんじじゃねーよな。
3名無しさん@ピンキー:02/04/22 18:31 ID:3WRYynqW
ええ、だから801じゃないのを書こうというコンセプトなんです。
ちと、説明不足スマソ。
4名無しさん@ピンキー:02/04/22 23:30 ID:g3H4phvy
age
5名無しさん@ピンキー:02/04/23 03:36 ID:+s03JNbp
ミリィ×メグ。
私は好き。
ミリメグ希望。誰か宜しく。
6名無しさん@ピンキー:02/04/23 08:48 ID:RHRQqleU
7名無しさん@ピンキー:02/04/23 13:24 ID:+KrmCE1Y
誰が何と言おうがナナミキボンヌ
8名無しさん@ピンキー:02/04/23 13:41 ID:ibNUpAgn
ナナミを主人公から奪って俺の奴隷に
主人公より、おれのが大事になったら勝ち
9名無しさん@ピンキー:02/04/23 14:47 ID:+KrmCE1Y
ナナミ>メグ>テンガアール>ビッキー>その他
10デートに誘ってくれるならこんなくどき文句:02/04/23 14:49 ID:lcCmV/H1
11名無しさん@ピンキー:02/04/23 17:00 ID:4Vs4PUyS
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
ラブラブしか書けないけどイイ?
12名無しさん@ピンキー:02/04/23 17:17 ID:+KrmCE1Y
構わん!行け!>>11
13名無しさん@ピンキー:02/04/23 17:25 ID:Ha6OKzhp
主人公とナナミのがいいな
1411:02/04/23 17:41 ID:4Vs4PUyS
じゃあ今からPLAYし直します。
15名無しさん@ピンキー:02/04/23 19:05 ID:+KrmCE1Y
がんがれ!
16名無しさん@ピンキー:02/04/23 21:59 ID:+KrmCE1Y
文才無くても書いてもイイ?
17シーナ×アップル:02/04/23 22:26 ID:SlmJGq6+
「はぁ、まったく。何であなたがついてくるんですか」
じろりと眼鏡を押し上げながら彼女は顔をあげた。へらへらと笑っているその顔が忌々しい。
「まぁまぁ俺だって遊学の旅に出ている身で、アップルと同じハルモニアに行こうとしていたんだからいいじゃないか。アップルのこと守って見せるさ」
「守って見せるなら、どうしてオウランさんを雇うんですか!」
アップルが叫ぶ。
「安心しな、守って見せるさ」
にっこりとオウランは笑う。
「ま、念には念をっていうじゃないか。山賊どもが山ほど押し寄せてきたらどうするんだよ。流石にこの俺のキリンジだって持たないかもしれないじゃないか…さ、行こう行こう早くしないと日が暮れて野宿になってしまうぞ」
「し、シーナさん!引っ張らないで!」
「シーナ!何するんだい!」
金色の短髪がふわりと浮かぶ。
シーナがアップルとオウランの手首を掴んで走り出す。もつれる様に2人も走り出した。
(まったく!シーナさんは本当に私のこと好きなの!?)
18シーナ×アップル:02/04/23 22:29 ID:SlmJGq6+
話は3日前に遡る。
デュナン統一戦争が終結して3ヵ月。
アップルはトラン解放戦争の最中に亡くなった師・マッシュの
伝記を執筆するための旅を再開することを決めた。
「…そうか」
その旨を彼女の兄弟子のシュウに伝えた時、
こころなしか彼の表情が寂しそうだった。
大広間に同盟軍全員を呼び、事実上の解散宣言から3日。
ルルノイエ陥落後、戦後処理に明け暮れていたアップルだったが、
ようやく昨日終わった。
今までは統一戦争に巻きこまれて中断していたが、
本来の旅の目的を決して彼女は忘れていなかった。
「これから、どっちに行くんだ?アップル」
「セイカやグレッグミンスターの調査は終わったので、ここまで来たことですしハルモニアまで行ってみようと思っています」
「気をつけていけ。街道筋の町に俺が交易商だった時に世話になった奴がいる。紹介状を書いておこう。何かあったらそいつを頼ることだ」
そう言いながらシュウはペンを手にとる。
スラスラと文章をしたため、きっちりそれを3等分に折り畳み、封筒にいれた。封蝋をたらす。それをアップルに渡した。
「ありがとうございます、シュウ兄さん」
「俺にできることはこれくらいだからな。いい伝記をつくれよ、アップル」
破門された身のシュウにも負い目があるのだろう。それが彼なりの償いだった。
アップルは微笑んで頷き、シュウの執務室を辞した。
思いもかけない人間がそこに立っており、アップルは軽く目を大きくした。
「やぁ」
19シーナ×アップル:02/04/23 22:31 ID:SlmJGq6+
そこには壁にもたれかかったシーナが佇んでいた。
シュウの執務室の前にいるなんて珍しい。
「シーナさん…珍しいですね、用があるんですか?」
「ああ。だけど、用があるのはシュウじゃなくてアップルだよ」
「え!?私ですか?」
「そう。ちょっとそこまで付き合ってくれない?」
そう言って有無を言わさずぐいぐいと引っ張っていく。
手首を掴む力が思いのほか強いことに驚く。
華奢な身体のどこにこれほどまでの力があるのだろう?
「シーナさん!?」
階段を登り、着いた先は屋上のテラスだった。湖は青く穏やかに煌き、潮騒が聞こえる。
中天には真ん丸になりかけた月が晧々と湖と城を照らしていた。湖から吹きつける風が心地良い。
はぁはぁとアップルが息を切らす。
「…もぅ!シーナさん、何なんですか」
ようやくシーナがアップルの手を離す。シーナはテラスの桟の方を向いていてアップルには彼の顔が見えなかった。
アップルは彼のすぐ後ろでただただ彼の背中を見つめていた。
「……行くんだろ」
「え?」
「シュウの部屋に行ったのも、旅に出るからなんだろ?」
なんでいきなりそんなことを言い出すのかアップルにはわからなかった。
「何でシーナさんがそのことを知っているんですか」
「……やっぱりか。そうじゃないかと思ってたよ」
「だからどうだって言うんですか!シーナさんには関係ないでしょう?」
「関係、あるよ」
そう言ってシーナは振り返った。その真摯な眼差しがアップルに何か訴えかけてくる。
「……アップルは気がついていなかったかも知れないけど、俺はアップルのこと好きだから」
20シーナ×アップル:02/04/23 22:32 ID:SlmJGq6+
「えぇっ!?」
アップルが驚くのも無理はない。女といえば見境なく声をかけまくる女ったらしもいいところの放蕩息子が自分のことを好きだとは…
「何の為に俺がここまで旅に出たと思っているの?」
「それは…レパント大統領があなたに見聞を広めさせるためだと思っていましたけど」
「あの親父はそんな優しいもんじゃないぜ。
親父は俺を大統領秘書官にして嫌でも監視下に置こうとしていたんだ。
それを振りきってきたのはあんたが旅に出てしまったからだよ」
「そんな!?」
「俺はあんたを追いかけて都市同盟に来たんだ。
まさか、こんな戦乱にまた巻き込まれるだなんて思ってもみなかったけど。でも、このおかげでまた会うことができた。なのに、アップルはまたいなくなろうとしてる……そんなの、俺は嫌だ」
「……!」
ぎゅっときつく抱きしめられ、アップルは唇を奪い取られた。
21シーナ×アップル:02/04/23 22:34 ID:SlmJGq6+
息ができない。
吐息が吸い取られ、目の前がくらくらした。痺れるような感覚がアップルの中からじわりと生まれてくる。
「んぅ…!」
軽くついばむようにしてから更に深く口付ける。さすがに女ったらしの異名を持っているだけはある。アップルは火がついたのかように熱く感じた。膝の力が抜ける。
口接けしながらシーナは片手だけ使って器用に上着を脱ぎ、石畳の上に投げる。そのままその上にアップルを横たえ、シーナはその上に覆い被さる。
「…シィ、な…さ…」
口接けが徐々に下の方へ降りていく。頬、首…
シーナの右手がアップルの服を脱がし、
左手がアップルの身体をいとおしそうに触れていく。
次々とシーナの陰になったアップルの肌に赤い痕がつけられていく。
「……や…」
胸の突起に刺激が加えられたときにアップルの身体が跳ねた。
「……や、やめてくださ…いっ……シーナさんっ」
愛撫を加えていたシーナの手が止まった。
はっと強張った表情でシーナがアップルを見る。
アップルは泣いていた。
22シーナ×アップル:02/04/23 22:36 ID:SlmJGq6+
潮騒が聞こえる。
「……ごめん」
そう呟いて、シーナは自身が脱がしたアップルの服を彼女にかけた。
「!」
アップルの眼鏡を取り、涙を指で拭った。そしてそのまま立ちあがる。
「俺、男として最低だな…」
アップルが服をかき寄せて半身を起こした。
「シーナさん…」
「ごめん、俺、アップルの気持ち考えなかった。もうしないから。怖がらせてごめん」
そう言ってシーナは階段へと歩き出す。
何がなんだかわからなく無意識にアップルは手元にあった物を掴んだ。
「…え?」
拾い上げてみるとそれはシーナの緑色の上着だった。アップルが痛くないようにシーナが敷いていた物だ。
「待って、シーナさん!!」
―シーナさんはいつだって自分に対して優しかった。それに何で気づかなかったのだろう。
アップルが慌ててシーナの上着を掴み、シーナを追いかける。
階段の踊り場でシーナを捕まえた。
23シーナ×アップル:02/04/23 22:38 ID:SlmJGq6+
「アップル…」
茫然とした表情でシーナは彼女を見た。右手に握っていた彼女の眼鏡が軋んだ。
「私だって、謝らなくちゃ…ずっと、優しくしてくれていたのに気づかなかった。
無意識に私はあなたを傷つけていました。
今日のことは、私は驚いただけで、私はあなたのこと嫌いじゃないです!」
上着のボタンを留めずにきたらしくあられもない格好でアップルが叫ぶ。
シーナは嬉しいような申し訳ないような気持ちになって、
目を横に逸らしながらアップルが握り締めていたシーナの上着を取り返してアップルに着せた。
「……そういう格好、他の人に見せたくないんだよね」
「シーナさん」
「で、俺のこと本当に好き?」
逡巡した後にアップルが頷いた。
シーナが満面の笑みを浮かべアップルを横抱きに抱えあげた。所謂お姫様抱っこだ。
「し、シーナさん!?」
うろたえた声をアップルはあげた。耳まで赤くなっている。
シーナは面白がるようにアップルの耳に口付ける。きゃぁっ!っとアップルが顔を竦めた。
「じゃあ問題ないじゃん!俺の部屋で第2ラウンドだ」
「誰もそんな事言ってませんっ!」

その夜、アップルの叫びがデュナン湖のほとりの城から聞こえたという。
24シーナ×アップル:02/04/23 22:38 ID:SlmJGq6+
今日朝早くに今まで暮らしていた本拠地を出たとき、城門で待ち構えていたのはシーナとオウランだった。
「何でですか!?」
へらへらとシーナは笑う。
「いや、俺も遊学の旅に出ようと思って。ハルモニアに」
「え!?」
「私はシーナに雇われたんだよ。いいとこの坊ちゃんだしね」
そう言ってナイスバディの女ボディーガードはにっと笑った。
「!!!!!!!!」
シーナがその時アップルに耳打ちした。
それを聞いてアップルの顔が赤くなる。
「あなたはっ!!」

―シーナがアップルに言った言葉はアップルしか知らなかった。
<了>
25シーナ×アップル:02/04/23 22:42 ID:SlmJGq6+
11でも16でもないですが書いてみました。
外伝2の3章のシーンがモデルです。
無駄に長くエロ少なくて、しかもヘタレでスマソ・・・
26名無しさん@ピンキー:02/04/23 23:26 ID:+KrmCE1Y
神ですか、あなたは?ツボにハマったっス。最高っス!
27名無しさん@ピンキー:02/04/24 15:28 ID:41NeVKDi
萌えました。凄くイイ感じですね。
2811:02/04/24 18:39 ID:qpCOiD8R
書きますた。萌えないけどイイ?
29名無しさん@ピンキー:02/04/24 19:09 ID:41NeVKDi
おながいします。
3017:02/04/24 20:06 ID:JoZ05VH8
皆様が気に入ってくれたことにビクーリしたYO!
人気のなさそうなカップリングで逝ってよし言われると思っていたが・・・
11さん、あとは任せた。
3111:02/04/24 20:52 ID:qpCOiD8R
17さんとは全然毛色が違うよ……。
でも一番好きなキャラを書きたかったんだよぅ……。

うろ覚えなのでキャラ違ってたらスマンネ
3211:02/04/24 20:53 ID:qpCOiD8R


 「はぁぁ……。」

落ち着かない。
部屋の中を歩き回ったり、ベッドに寝てはまた起きたりと、
意味のない動作をかれこれ1時間ほど繰り返している。
時計は午前0時をまわっていた。
 「僕にリーダーなんて務まるのだろうか……。」
シュウさんは『あなたこそ適任です』なんて言ってくれたけど、はっきり言って自信がない。
僕より強い人なんて他にいっぱいいるし、まとめる役ならフリックさんの方が上手い。
今までだって、ただがむしゃらに戦ってきただけだ。
リーダーともなれば、判断1つで戦況が左右する局面が出てくるだろう。
戦争の経験もまだ少ない僕にできるのか……?
考えれば考えるほど、自分の未熟さが浮き彫りになってくる。
 「はぁ。」
答えの出ない自問自答に息苦しくなり、僕は両手を頭の後ろで組んでベッドに寝転んだ。
 「ビクトールさんに相談しに行こうかな……。」
ふと頭に浮かんだ行動に解決の光が見えたような気がした僕はすぐさま起き上がる。

 コンコン。

ドアのノブを握った僕の目の前でノックが鳴る。
3311:02/04/24 20:53 ID:qpCOiD8R
すぐさまドアを開くと、

 「おっと……。」

僕より大きな丈の女性が、いきなり開いたドアにちょっとビックリしたような表情で立っていた。
少しだけ乱れた、短い栗色の頭髪。
だらしなさを感じさせないのは、彼女の身体から発せられる『頼れる雰囲気』のせいなのだろうか。
幾多の戦場を潜り抜けてきたであろう、鍛え上げられた肉体。
だがそれは女性らしさを失うことなく、
むしろ女体のシンボルである大きく張り出た胸、発達した腰周りをより際立たせている。
女性を感じさせ、なおかつ機能的な衣服を身に纏った彼女が口を開いた。
 「なんだ……。出かけるところだったのかい?」
 「オウランさん……。」
 「それじゃあ、出直そうかね。」
オウランさんはくるりと僕に背を見せ、その場から去ろうとする。
 「い、いえ!急ぎの用事でもないですから……。
  それより、僕に何か御用ですか?」
 「いや、ちょっとあんたと話でもしようかと思ってね。」
 「えーっと……じゃあ中へどうぞ。」
僕はドアを大きく開けて、オウランさんを中へ招き入れようとする。
 「そうかい?じゃあお邪魔しようかな。」
長いスカートからスラリと伸びた脚が僕の部屋の中に踏み入る。
オウランさんが完全に部屋に入った後に、静かにドアを閉めた。

3411:02/04/24 20:54 ID:qpCOiD8R
 
 「そこの椅子に座ってください。僕はこっちに座りますから。」
彼女にこの部屋に1つしかない椅子を進め、自分はベッドに腰掛ける。
ふと手持ち無沙汰になった僕は、お茶でも入れようかと立ち上がった。
 「ああ、別にいいよ。そんなに長居するつもりはないから。」
オウランさんが僕の行動に気づき、声をかけてきた。
いきなり咎められたので少し慌ててしまう。
 「そ、それじゃあ…………。」
何かすることがないかと周りを見回す。
椅子にどっかと腰を下ろしたオウランさんはそんな僕を見てかすかに微笑み、
 「いいからあんたも座りなって。あたふたして、みっともないよ。」
 「は…はい……。」
僕はベッドに腰を下ろし、オウランさんを見る。
 「……僕に話って?」
脚を組んで、椅子の肘立てに腕を置いて指先で自分の顎先をいじりながら、 
 「あんた、何を悩んでいるんだい?」
とオウランさんが聞いてきた。 
 「えっ?」
 「さっき大広間から引き上げていく時、思い悩んだ顔してたからさ……。」
 「……。」
 「あんな顔してりゃ誰だって気づくって。大方、リーダーは荷が重い……とかだろ?」
内心をズバリと当てられ、僕はビクリと身体をすくませた。
顔に出てたかな……。この際だから、自分の思いを彼女に言ってみようか。
力になってくれるかも知れない。
 「…………僕、自信がないんです。皆の命を預かれるほど頭良くないし、
  周りを気遣えるほど強くない。自分のことで精一杯なんです!」
最後は大きな声になってしまった。でも、誰かに聞いて欲しかった気持ちを吐き出せて
少しだけ気が晴れた。これが僕の本心なんだ。リーダーなんてできないよ……。
3511:02/04/24 20:55 ID:qpCOiD8R
 「……。」
オウランさんは微動だにせず、じぃっと僕の目を見つめる。
彼女が何を考えているのかは僕にはわからない。
 「……自信なんて後からついてくるさ。今は自信があるかどうかなんて関係ない。
  頭が良くない?何のためにこんな大勢の仲間がいると思ってるんだい。
  シュウやアップルはそのためにいるんじゃないのかい?」
確かにシュウさん達は前線に出て戦えるほど強くない。
でも、僕を信じて仲間になってくれた。
 「周りを気にするほど強くないって?じゃああんたは今まで無意識で周りを助けてたのかい。
  あんたには何度も助けられてきたよ。それにどんどん強くなってる。
  それに、もし危なくなったとしても…。」
 「……?」
 「守って見せるさ……あんたを。」
その言葉はオウランさんが自分自身に言い聞かせているように聞こえた。
 「で、でも……。」
 「自分で全部背負い込む事ないんだよ。自分に足りない部分は他の奴らが補ってくれる。
  あんたは今まで通り、自分の信じる道を進めばそれでいいんだよ。
  きっと皆ついて来てくれるさ……。」
そう言い終わると、オウランさんは立ち上がって僕のすぐ横に腰を下ろす。
そして力強く僕の肩を抱いてくれた。
 「そうかな……。」
僕は手を置かれた方の肩を意識しながら俯く。
オウランさんの気遣いが伝わってくるような気がした。
 「そうさ。もっと自分を信じてやりな。」
少しだけ、肩に置かれた手に力がこもる。
 「………やっぱり、僕はそんなに立派な人間じゃありませんよ。」
オウランさんには申し訳ないけど、やっぱり僕には荷が重過ぎる。
シュウさんやフリックさんの方が向いてるよ。
 「はぁっ。今のあんたには自信を持つことが必要みたいだね。
  周りは皆認めてるって言うのに………。」
オウランさんの手にぐっと力が入り、強引に彼女の方へ向かされる。
 「んむっ……!」
 「…………。」
いきなりの口づけ。僕の口内に、オウランさんの舌が侵入してくる。
その舌が僕の舌を捉え、激しく舐る様に吸い上げる。
さらに、僕の歯の型を一つ一つ舌で確かめるように動き回る。
3611:02/04/24 20:56 ID:qpCOiD8R
 「はぁ……っ」
オウランさんの艶やかな声に、僕は身体が震えてしまう。
ようやく僕の口を解放してくれたオウランさん。
 「いっ…いきなり何ですか!?」
僕は顔を真っ赤にして早口に言い、その場から後ずさった。
オウランさんは口から糸を引く唾液を拭かずに僕に近づいてくる。
 「あんたが自信がないって言うから……。それなら自信を持たせてやろうと思ってさ。」
僕の胴着のベルトに手をやり脱がそうとする。
 「や、やめてください!!」
僕はオウランさんの手を振り払って、ベッドから立ち上がろうとした……
が、すごい力でオウランさんにベッドの上に押さえつけられた。
 「明日の朝には答えを出さなきゃいけないんだろう?
  恐がらなくてもいい。じっとしてな……。」
ベルトが取られ、前がはだけられた。
 「ふふ、いい身体してるじゃないか。もうちょっと背が伸びれば、
  フリックにも負けないよ。」
 「そ、そんな……!」
オウランさんは僕の腹筋に手を置いて、もう片方の手で股間を摩り始めた。
 「あっ!」
 「ほら、じっとして……。」
先程のキスですでに硬さを持ち始めた僕のペニスを、やさしい手つきで揉む。
自分で触れる感触とは全く違う、未知の快感に僕は背筋をピンと伸ばして耐える。
オウランさんの手で弄られ、どんどん硬くなっていくペニス。
もうズボンを突き破らんばかりにそそり立っている。
 「苦しいかい?もうこんなにして……。」
信じられないくらい大きくなった自分のモノを見られているかと思うと、
恥ずかしくて死にたくなってくる。
 「ほら、脱がしてやるから腰を浮かして。」
オウランさんはズボンの両端を掴むと、下着ごとずりおろそうとする。
僕の心の中で、これ以上辱めを受けたくない気持ちともっと快感を求めたい気持ちが葛藤する。
 「こんな事で恥ずかしがってちゃ先には進めないよ?」
艶やかな眼で僕の顔を覗きこんでくるオウランさん。
それはいたずらっ子を優しく諭す母のような眼だった。
 「そうか……。自分ばかり脱ぐのは恥ずかしいかい?」
ズボンの両端から手を離すと、オウランさんはすくっと立ちあがって、
徐に服を脱ぎ出した。
 「なっ……!」

3711:02/04/24 20:57 ID:qpCOiD8R

しゅるっ………ぱさ。

 「ほら、これでいいかい?」
全裸になったオウランさんのカラダが僕の眼前に晒される。
引き締まった太腿、見事にくびれたウエスト。
その上方にある大きなバストは見る者を魅了して離さない。
 「私が脱いだんだから、あんたも脱ぎなよ。
  女にここまでさせといて自分は見てるだけなんて、カッコ悪いよ。」
 「…………。」
僕はしぶしぶ身に纏っていた衣類を脱ぐ。
こんなに意識して女性の前で全裸になることなんて初めてだ。
無意識の内に、指が小刻みに震え出していた。
どんな戦いの前でもこんなに震えることなんてなかったのに……。
僕はとても恥ずかしくなり、オウランさんの顔をまともに見れなくなった。
 (どうか気づかれませんように……!)
真下を向いて、ズボンをやっとの思いで脱ぎ終えた。
もう僕を隠すものは何もない。
どうしていいかわからない僕の前にオウランさんが立つ。
裸の女性が前に立っているというのに、顔を上げられない。
その時、僕の震える手をオウランさんの手が取った。
 「誰だって初めてはあるんだよ……。そんなに恐がらなくていい、
  私に任せておけば平気さ。」
 「は、はい……。」
その言葉にとても救われたような気がした。
幾分、心の重みも和らいだ感じだ。
 「さ、ベッドに寝て。リラックスしな……。」
僕の手を取ってベッドへ誘導するオウランさん。
彼女の言われる通りに仰向けに寝る。
 「へぇ、立派なものじゃないか。」
ビンと天井に真っ直ぐ伸びている僕のモノを見て、オウランさんが感嘆の声を漏らす。
僕はなんだかむず痒い感じがして、ただ顔を真っ赤にして動かないでいる。
 「そう、いい子だ……。そのままじっとしてなよ。」
僕のペニスをきゅっと優しく包み込み、上下に動かす。
自分でするのとは全く違う快感。嫌でも興奮してくる。
3811:02/04/24 20:58 ID:qpCOiD8R
「うっ……オウランさん……っ!」
 「気持ちいいのかい?こんなにお汁を垂らして……。」
ペニスの先から透明の液が溢れ出す。それがオウランさんの手を濡らし、
潤滑油となって僕のモノを擦る速度が上がる。
 「ダメだっ!僕、もうっ………!!」
 「いいよ……このまま手の中で出しな……。受け止めてやるから。」
 「ああぁっ!!」

どっくん!!どっくん……どっくん……。

 「ふふふ、いっぱい出たね。まぁ最初だから仕方ないかな……。」
手の中の白濁液を指先で遊びながらクールな笑みを浮かべるオウランさんはとても卑猥だ。
そしてベッドの横のティッシュを取り、それを拭き取る。
全て綺麗に拭き取ってから、僕の上に跨がって来る。
下から見るとより大きく見えてしまう豊満なバストに、
僕のペニスは出したばかりだというのに再び硬さを取り戻してきた。
 「おや……?もうこんなにして……。さっき出したばかりなのに、若いねぇ……。」
 「……ご、ごめんなさい。」
僕は思わず謝ってしまった。自分の節操の無さに恥ずかしくなってしまったからかも知れない。
オウランさんはがばっと僕に覆い被さって、僕の耳元で囁く。
 「もしかして……私のカラダを見てこんなにしてくれたのかい?」
 「………っ。」
僕は真っ赤になってその言葉を肯定してしまう。
そんな僕の様子を見たオウランさんは口元に笑みを浮かべて、
 「ふふふ、嬉しいねぇ。まだまだ私も捨てたもんじゃないな。」
と、僕の胸に自分のたわわに実った乳房を押し付けてきた。
息苦しくなるくらいにすごい肉圧が僕の胸にかかる。
 「うっ……。」
3911:02/04/24 20:59 ID:qpCOiD8R
 「ほら…触ってみな。女性の胸なんて触れたことないんだろう?」
そう言って、僕の手をその乳房に当てる。指をいっぱいに広げても、覆えないほどの乳房。
指がめりこむぐらいに握ってみる。すると、その指を押し返そうと弾力が返って来る。
それなのに、いざ離そうとすると吸いついて離れようとしない……。
僕はもう夢中になってその乳房を揉みしだき続けた。
オウランさんは、そんな僕を優しい眼差しで見つめている。
中央のピンクの突起部分がコリコリと硬さを持ち始めた。
僕はオウランさんを見上げる。
オウランさんはうっとりした表情で僕を見下ろしていた。
 「いいんだよ……あんたの好きなようにして。」
僕は許しを得てから、恐る恐るそのピンクの乳首に吸いついた。

 ちゅっ…。

 「んっ………!」
ピクン、とカラダを硬直させるオウランさんが僕の目にはとても淫らに映った。
すごく興奮する……。
重力の反するかのように形を崩さない乳房をやわやわと揉み、乳首を啄ばむように口に含む。
ちゅ、ちゅっと音をさせて吸う度にビクッとカラダを奮わせるオウランさん。
 「……っ、上手いね、気持ちいいよ……!」
眼を瞑って、オウランさんは自分の胸を走る快感を楽しんでいる。
 「はぁ、はぁ、はぁ……!」
目の前にある、自己主張してやまない豊満な乳房に僕はたまらない興奮を覚え、
少しキツめに揉んでみる。
 「っはぁ……あぁぁっ」
これぐらいなら痛くないみたいだ。僕は餅を絞るような感じで2つの双丘を揉み上げた。
乳首を少し噛んでみる。
 「っ……!こら、もっと優しく……。そこは敏感なんだからさ………。」
 「あ…ご、ごめんなさい。」
4011:02/04/24 21:00 ID:qpCOiD8R
乳頭をくまなく舐める。謝罪するかのように。もう2つの突起はビンビンに硬くしこっている。
 「もうそろそろ……いいかい?さっきから腹に当たってるんだが辛抱できないんじゃないか?」
オウランさんは上半身を起こし、僕の硬くなってしまったモノを見ながら言う。
実はさっきから2度目の放出を必死に耐え続けていたのだ。
あれだけの魅力的なバストを目の前にすれば無理のないことだと思う。
 「は、はい……お願いします。」
僕は性行為に関して、あまり詳細に判らなかったためオウランさんに任せることにした。
大の字になって、じっとその時を待っている。
 「じゃあ、行くからね……んっ……。」
ぬるり、と僕のペニスを温かい柔肉が包み込んだ。深く深く覆いこむ。
 「うはっ……!」
言葉にできないくらいの快感が僕を襲い、思わず声をあげてしまった。
 「うン……っ、ほら、全部入ったよ。どうだい……?」
オウランさんは僕の腹筋の上に両手を置き、少し赤い顔をして僕に聞いてくる。
きゅ、きゅっとオウランさんの膣内が僕のモノを締めつけてくる。
 「す、すごいです……っ!うああぁ………。」
かなり切羽詰った感じで答える。僕のモノはもう精を吐き出したくて震え出していた。
 「我慢しなくていいからね……。出そうになったら言うんだよ。」
オウランさんの腰が控えめに動き始める。
彼女の乳房がゆっくり、踊るように揺れる。無意識にその魅力的な乳房に両手を伸ばしていた。
 「んんっ……!」
オウランさんのくぐもった声が聞こえる。
 「あぁ、あぁ、そう、そう……っ、もっと揉んでみな、もっと………っ!」
やがて彼女も快楽を得ようと思ったのか、腰を激しく動かし始めた。左右に、前後に、回すように。
その激しい動きに僕が耐えられるはずもなく、射精感が急激にこみ上げてくる。
 「オ、オウランさん……っ!!僕、もうダメです、出ちゃう……っっ!!」
 「ああ、いいよ、そのまま出しても、大丈夫だから、そのまま………っ!」
腰を動かしながら答えるオウランさん。
僕は彼女の尻肉を掴んで、たっぷりとした肉感を味わいながら射精する。
 「で……出ちゃうっ!」

4111:02/04/24 21:01 ID:qpCOiD8R

ぶびゅ、びゅっ、びゅっ………びゅっ。

オウランさんの膣内に精液を余すことなく注ぎ込む。
とんでもなく気持ちのいい射精感に気が遠くなりそうだ。
ただ黙って僕の精子を受け止めている彼女は、眼を瞑って快楽の余韻を楽しんでいるように見える。
やがて僕の射精も終わろうという時にオウランさんが言ってきた。
 「ふふっ……こんなに出して……。妊娠したらどうする?」
 「んなっ……!!」
僕はがばっと起き上がり、彼女を見上げた。
オウランさんは子供に悪戯するような眼で僕を見ている。そして、焦っている僕を見てふっと笑い、
 「冗談だよ。あんたはそんな心配しなくていい。迷惑はかけないよ……。」
 「………。」
冗談にとれないオウランさんの言葉に僕が絶句していると、ふいにオウランさんが声をかけてきた。
 「………自信ついたかい?」
 「えっ?」
 「あんたはさ……私が抱かれてもいいって思えるくらい、信頼できて頼れる男さ。
  これで自信がないなんて言われたら、私の立場がないってもんだよ……。」
 「………。」
『男』という言葉を聞いて、僕の中で何かが弾ける。
こんなスゴイ女性に認められているのだから、もう何も悩むことはない。
 「……ありがとう、オウランさん。」
決意をこめた眼で彼女を見て、お礼を言う。
そんな僕を見てクールな笑みを浮かべたオウランさんは嬉しそうに言う。
 「ふふふ、いい顔してるよあんた……。明日もしっかり、ね。」
そして彼女は椅子にかけてあった衣服を身に纏って、部屋から出て行った。


―――次の日。

僕は大広間に集まった皆を壇上から見下ろす。
その中に、腕を組んで柱に寄りかかりこちらを見ているオウランさんがいた。
口元に笑みを浮かべて、ただじっとそこで佇んでいる。

 『守って見せるさ……あんたを。』
昨夜の彼女の言葉が脳裏に甦る。
大丈夫。何も心配することなんて無い。
こんなに心強い仲間達がついているのだから。
そして僕は、自分の意思を皆に伝えるために軽く息を吸い込んだ。



                 完
4211:02/04/24 21:02 ID:qpCOiD8R
刺されそうな内容だな……。
43名無しさん@ピンキー:02/04/24 21:21 ID:41NeVKDi
(・∀・)イイ!!
44名無しさん@ピンキー:02/04/25 00:37 ID:LDLJCMBJ
オウランっスか(・∀・)!?
45名無しさん@ピンキー:02/04/25 15:36 ID:3kBGxsN6
オウラン最高!!
46名無しさん@ピンキー:02/04/25 18:51 ID:LDLJCMBJ
イイ!! 職人さん、今度はナナミおながいします!
47名無しさん@ピンキー:02/04/25 22:22 ID:LDLJCMBJ
名・ス・レ・の・予・感
4817:02/04/25 23:27 ID:ZSdz1HZF
>11 
(・∀・)イイ!!
今作っているのナナミじゃないんだが・・・
かなり長くなって鬱なんだが・・・うPしたらダメだろうか?
49名無しさん@ピンキー:02/04/25 23:50 ID:LDLJCMBJ
何でもイイっス!職人さんマンセーっス!17さんヨロシク。
5017:02/04/26 07:57 ID:XrlD0/ZT
「よしっ!完成っ」
「ええ!?早いわよ、ナナミちゃん!あたしはもうちょっと…」
そう言いながらもニナの顔は真剣そのものだ。
一球入魂と言わんばかりに絞り袋に少しづつ力を加えていく。
「これで、いいわ」
満足げな表情で絞り袋を持った手を下ろす。
そこには真っ白な生クリームのドレープが描かれたケーキ。
「どれどれ?わー!ニナちゃんのケーキもきれいね!」
「見本と同じ様になるように気をつけたから。ナナミちゃんだって!見本と寸分違わないくらいにきれいだわ」
「ありがと!きっとフリックさんもニナちゃんのケーキ喜んでくれるわよ」
そう言いながらナナミは粉とクリーム塗れになった白いフリルのエプロンを脱いだ。
「うん!絶対食べてもらうんだ。ナナミちゃん、弟くんにありがとうって伝えといて」
「うん、わかった。言っとく。ハイヨーさんとあの子のおかげでケーキのレシピゲットできたもんね」
5117:02/04/26 08:01 ID:XrlD0/ZT
先日行われた本拠地名物料理勝負の戦利品のケーキレシピと厨房をハイヨーから拝借したナナミとニナはケーキ作りにいそしんでいた。
2人ともケーキ作りは初めてだったが、うまくいったらしく見本のイラストと寸分違わぬ出来だった……見た目だけは。
「それじゃ、あたしはあの子のところに持ってこうかな?勉強会も終わっている頃だしね…ええと、箱はどこかな?」
成り行きでリーダーになってしまった彼女の弟は、戦争や政治について軍師のシュウから教わっている。
慣れないことをしている弟のためにナナミはケーキを作ることを思いつき、フリックへのアプローチにいいのではないかとニナを誘ったのである。
「こっちの引出しの中にあるってハイヨーさん言っていたわよ?…うわぁ、結構色々あるなぁ。ナナミちゃんほら、こっちに来て」
「えっ!?ほんとに?」
ナナミが厨房の隅にむかって走り出す。
その時、調理台の下から何かが這い出てきた。
5217:02/04/26 08:03 ID:XrlD0/ZT
「…ケーキ、ケーキ!ええと、ニナの造ったほうは左だったな?」
なんと這い出てきたのはチャコだった。
つまみ食いをしようと厨房に忍び込んだのはいいが、ナナミ達が入ってきたため慌てて調理台の下に入りずっと隠れていたのだ。
「どれどれ…」
とチャコが手を伸ばした瞬間。
「あ――――――っ!チャコ!!あんた何やっているのよっ!!」
「わわわわっ!」
ニナが物音に気がつき振り向いたのだ。
チャコは身体をびくつかせ、ニナのケーキの載った回転台を思わず右にずらした。
「へへへへへ、クリーム塗れだったからきれいにしようと思って…」
取り繕う様に側にあった布巾を手にし、調理台を拭きはじめる。
見るからに怪しい。
ニナは半眼になり、つかつかとチャコに歩み寄る。
「嘘つくんじゃないわよっ!」
ニナの右腕が唸る。
「ぐぇっ!」
いつの間に持っていたのか、百科辞典付愛のブックバンド(武器LV・16)がチャコの頭に直撃した。
チャコ:戦闘不能。
「ったく、人の愛の結晶に手、出さないでよね」
そう言いながらフリックの為に厳選したハート柄の箱に慎重にケーキを入れた。
「それじゃナナミちゃん。あたしフリックさんの所に行ってくる!」
「いってらっしゃい!頑張ってね〜」
まだ箱を選んでいるナナミは後ろに声だけのエールを送った。
5317:02/04/26 08:06 ID:XrlD0/ZT
「ね〜フリックさん!あたしの作ったケーキ食べて」
「まったく、何で俺がケーキを食わなくちゃならないんだ…」
歯が痛くなりそうな1ホールのケーキとナイフとフォークが酒瓶とともにテーブルの上に乗っていた。
レオナの酒場での押し問答は30分続いている。
「絶対に美味しいのにっ」
しまいには泣く始末。泣きたいのはフリックのほうだった。
日常はもちろんのこと戦闘時にまで付きまとってきて、弁当、洗濯、部屋の掃除に今度はケーキだ。
ニナが来て以来フリックに安息の日々は無い。
(誰か、こいつを何とかしてくれ)
「フリック、一口ぐらい食ってやればいいだろ?」
横でニヤニヤ笑いながらビクトールがせっつく。
明らかに面白がっている熊男にもフリックは腹が立っていた。
「じゃぁおまえが食えよ」
「ひどい!あたしはフリックさんの為につくったのにぃっ!」
俯いたままさめざめとニナが更に泣く。
酒場で騒いでいた客もフリックが悪いという視線を突き付けてくる。
はぁっとフリックは溜息をついた。
「…わかった。一口だけでいいんだな」
「本当!?フリックさん!」
がばっと笑顔でニナが顔をあげた。
(こいつ…嘘泣きしていたな)
涙の跡は無かった。
「…口に出した以上は食ってやるよ」
鼻歌混じりにケーキにナイフを入れた。
(…いつかはフリックさんとケーキ入刀、なんちゃって)
ニナは取り分けたケーキをフリックに差し出した。
「はい、フリックさん。あたしの愛のこもったケーキを召・し・上・が・れ」
フリックはフォークをケーキにぶっさし、やれやれといった顔つきで一口頬張った。
フリックの動きが止まる。
そのまま彼は後ろへ倒れた。
5417:02/04/26 08:08 ID:XrlD0/ZT
「フリックさん!」
(どうして!?レシピの通りにあたしは作ったのに何でフリックさんが倒れるの!?)
その答えはすぐに知れた。
「ニナちゃん!」
「ナナミちゃん!」
「ニナちゃん、あたしのケーキ持っていったでしょ!」
「え!?」
そんなはずはないとニナは思った。自分のケーキは左側の回転台に載っていたものだ。
「チャコがあの時ケーキを入れ替えてしまったって言ったの。だから、ニナちゃんの持っていったのはあたしのケーキなのよ」
「ええっ!?」
「するってぇと、フリックはナナミのケーキを食ったってことか。それなら納得だ、おい、誰かホウアン先生を呼べ!
フリックがナナミケーキを食ったから急いでくるようにってな!」

ナナミ料理:軍最凶兵器。見た目は素晴らしい出来だが味は想像を絶するほどの不味さで、犬(コボルト)も何でも食うボルガンでも食わない代物だ。
ただ、唯一耐え得ることができるのは彼女の弟のリーダーだけ。シュウはこれを兵器登用しようか思案中である。
「ナナミさんのケーキを食べてこうなってしまったんですね?」
フリックの自室にやってきたホウアンが触診をしながらニナに尋ねる。「はい」
「大丈夫。ナナミさんの料理は食中りを引き起こしますが、今まで死者は幸いなことに出していませんから」
ただし、彼の診療所には1ヵ月前にアレを食べてしまい、いまだに意識不明な被害者が厄介になっている。
「で、でも…!あたし、どうしたらっ!!」
フリックは脂汗をかいて熱をだしており、未だに目が醒めない。
このままフリックが死んでしまったらと考えると気が気でない。
「それではフリックさんの看病をお願いできますか?私は他の怪我人の看病をしなくてはならないので」
「は、はいっ」
5517:02/04/26 08:11 ID:XrlD0/ZT
遠くでボブの遠吠えが聞こえる。もう、真夜中だ。
もうフリックが倒れてから6時間経過したが、未だに彼は目を覚まさずにうなされている。
ニナは彼の顔の汗をそっと濡れた布でふきとった。
手を額にあてるが、まだ熱い。その時、引っ掛かりを手に感じた。
指でその部分を確かめる。傷跡だ。
月明かりの下よく見ると目立たないが色々なところに傷跡があった。
「うわぁ…」
その時暑いのか、フリックが布団から腕を出した。
「だめですってば、フリックさん。ちゃんと身体を温めて汗を出さないと」
上着を掴んで布団の中に戻そうとするが、服がぐっしょりと濡れていた。
「大変!きがえさせないと……ってことはあたしがフリックさんの服を脱がすの!?」
悪化させないためには必要なこと…そう理由づけてもやはりニナはニナだった。
(役得だわ……これはチャンスよっ)
5617:02/04/26 08:15 ID:XrlD0/ZT
ニナが布団を剥ぎ、フリックの上着を脱がせた。
ビクトールのように筋肉隆々ではないが、無駄な脂肪はなくしっかりとした筋肉がついていた。
その身体にも無数の傷跡がある。
「やっぱり、戦の世界に身を置いてきた人は違うな」
そう言いながらニナは傷跡を一つ一つ指先でなぞっていく。
古いのもあればここ最近塞がったようなものもあった。肩から胸へそして、腰。
彼が生きぬいてきたその証を確かめる。
「当然下も脱がせなかったら女も廃るわよね」そう言って、下着もズボンごと一気に脱がした。
「うわっ結構大きい」
流石に勃ってはいなかったが、それでも今まで見た中で結構大きいほうだった。
ニナはフリックの肉棒を手にとった。ぴくんとそれが動く。
「フリックさん、してほしいの?」
おそるおそるニナがしごき始める。どんどんとそれが堅さを帯びてくる。
「感じてくれてるんだ」
何だか嬉しくなってきたニナはだんだんとその動きを早くした。
鈴口からじわじわと精液が出てくる。ニナはそれをそっと舐めるように舌で絡め取った。
苦い。
「…ぅん」
「フリックさん?」
気がついたのだろうか?と思いニナが顔をあげる。
だが、フリックの目は開いていない。うわ言を彼は呟いた。−ニナが一番聞きたくなかったその言葉を。
「……オ、デッサ…?」
5717:02/04/26 08:17 ID:XrlD0/ZT
「まだ、忘れられないんだ…フリックさん」
ニナは再びフリックの肉棒に眼を向ける。もうはちきれんばかりにそれは大きく勃っていた。
ニナはフリックの上に馬乗りになって、それを口に咥えた。
ぴちゃ。
淫靡な音を立てて舌で唇で口全体で愛撫を加えていく。
(オデッサさんじゃないよ。ニナだよ)
わかってほしい。もういなくなってしまった人はあなたをこれからも愛し続けることなんてできないと。ここに愛している者がいると…
熱情を、願いを、込めながらニナは一心不乱にフェラチオをしていた。
水の音と艶めかしい吐息だけがフリックの部屋に響きわたる。
口の中でひときわ大きくなると感じたその瞬間。
どくっ。
独特の匂いを放つ大量の白濁液がニナの腔中に放たれる。ニナは懸命にそれを飲み込んだ。
だが、その量は尋常ではなくニナの口の端からたらりと精液が垂れる。
垂れたそれを指で掬い舐めた。
「はぁ…いっぱい出たね、フリックさん……でも、あたしももうダメ」
身体の芯がもう熱くて限界だった。そっとスカートの中にニナが手を入れる。
ショーツの上からでも彼女の花弁の形がわかるくらいに濡れていた。
「ねぇ、フリックさん。あたしのこと、好きになってくれないの?」
5817:02/04/26 08:24 ID:XrlD0/ZT
ニナは卑怯だと思った。自分自身も…そして、オデッサも。
意識のないフリックにこうしている自分。そして、永遠となってしまったオデッサ。
(できることなら、サシで勝負したかったわ……あなたはどう思うの?)
手の届かない空の彼方でオデッサはきっとこれを見ている。最低な女だとでも言うだろうか。
(あなたはこうして愛することはできないのね、オデッサさん。二度と…)
ぴちゃ、ちゃぷっ…
手と口を使った愛撫はまだ続いていた。月はもう隠れ、部屋の中は暗闇が支配する。
口からそそり立つ肉棒を出す。たらんと透明な糸を引いていた。ニナはそれに躊躇せずに服を脱ぎベッドの下に投げ捨てる。
一糸纏わぬ姿となりそのままフリックの肉棒を掴んだ。それをニナの股間に押し当てる。
「…いくよ、あたし」
一息に白い身体を沈めていく。
ぐちゅ…じゅぷぷぷぷぷぷ…
「はぁぁぁぁぁっ!!」
(おおき…っ!)
騎乗位だから、尚更その大きさが感じられる。
「ぁっ、はぁっ…はぃ、ったぁ…」
ふぅと息をつく。そして、ゆっくりと腰を上下に動かし始めた。
5917:02/04/26 08:26 ID:XrlD0/ZT
…重い。
身体がだるくて重い。
フリックは何かが自分にあたっているように感じた。
「…はぁっ…ぅん!はぁ…はぁ…っ」
女の喘ぎ声。
「…なっ!」
朦朧としていた意識が一気に覚醒する。がばっと勢いよくフリックが起きあがった。
「…はぁんっ!フ、フリックさぁ、ん!」
フリックの腰をがっちりと脚でホールディングしたニナが肉棒を突き刺したまま上に乗っかっていた。
小ぶりな胸がフリックの目の前で揺れている。
「…に、ニナっ!おまえっ!?」
「フリックさん!よかった!気がついたんですね!」
「何でっ、ええと…はぅあ!?」
状況を把握できないためフリックが混乱しているにも関わらず、ニナは構わずに腰を動かす。締めつけられ、フリックがびくんっと硬直した。
「ぁんっ!フリックさんのって大きくて気持ちいいっ」
気持ちいいのはフリックも同じだが、状況が状況だ。
必死にニナを押しのけようとするが、ナナミ料理を食らったその影響からか力が入らない。
「…馬鹿っ、やめろニナっ」
自分自身がむくむくと大きくなってくるのをフリックは感じた。
……このままだったら、やばい。
「やめないですよっ!こんなチャンス滅多にないし、あ…はぁっ!」
じゅぷっ、じゅぶ、じゅぶ……
どんどんとそのピストン運動のスピードが速くなる。
愛液と先走りの液が潤滑油代わりになっているので、フリックが嫌でもそうなってしまう。
「あっ…おまえっ…ばっ、ちょっと…!」
フリックは必死に腰を引こうとするが、ニナが突いてくるので逃げようがなかった。
「やめろっ!出るっ」
「ああっ…フリックさん!あたしもイクっ……っ!」
「……待て、やめろっ!……あああああああああああっっ!!」
フリックの絶叫が深夜の本拠地にこだました。
6017:02/04/26 08:29 ID:XrlD0/ZT
「昨夜はお盛んだったようだな、フリック」
朝食のパンをがっつきながら、ビクトールがばしばしとフリックの背中を叩く。
フリックは肩を落としている。ヤられた本人は非常にショックを受けていたのだ。
(年下に、しかも暴走小娘にヤられた…オデッサ以外の人間と金輪際しないと誓っていたのに…)
厨房から賑やかな声が聞こえる。
「ナナミ!そんなもの入れてはダメアルヨォ!…アイヤーーーっ!!またっ!酢を1瓶入れてはダメアルヨー!」
「何言っているの、ハイヨーさん!酢は身体を健康にするんだってホウアン先生も言っていたじゃない!よしっ出来た!
……はーい、お待たせっ!ナナミ特製八宝菜!ちゃ―んと食べるのよ!?」
厨房から大皿一杯の八宝菜をもってきたナナミが我らがリーダーのテーブルの上にその皿をドンと置いた。
周りの人間がしんと静まりかえってその光景を見るなか「いただきます」と手を合わせ、黙々と彼は八宝菜を食べていく。倒れる気配は一向にない。
「……なぁ、ビクトール」
「何だ、フリック」
「食ってみてあらためてわかった。やはり、アレを食えるあいつは只者じゃない」
「そういや、アレを実食した感想は?」
「……訊かないでくれ」
思い出すのも恐ろしいという風にフリックが身震いする。ビクトールが笑い出した。

―こうして、またナナミ料理伝説に新たなエピソードが加えられることになったのである。

<了>
6117:02/04/26 08:37 ID:XrlD0/ZT
ニナ×フリック、裏題「恐怖、ナナミ料理!」書いちまいました・・・
壊れてる・・・
相変わらず、エロ少なめでスマソ・・・
個人的にはストーカークライブとエルザ姐さんが一番好きなんだが・・・
11さん16さんそういうのは?(ぼそっ)
6211:02/04/26 12:03 ID:u0BnWymx
(゚∀゚)凄くイイ!
たくさんキャラが出てきてイイ!

エルザ姐さん最高。
っていうか、当方姐さんキャラマンセーなのでそういうキャラには
見境なく心を奪われます。

激しくどうでも良いことですが、17さんは女性ですか?
なんとなくそう思ったもので…。
6317:02/04/26 12:52 ID:I7v8cyhK
いや、実はこれ最初はもっと登場人物多かったんですよ。
内容もリストラもしてもこれだけの人間が・・・文章力&構成力がほすぃ・・
エルザ姐さん萌え〜なので・・・11タン・・・おねげぇします。

ちなみに、当方、女です。
6411:02/04/26 18:22 ID:u0BnWymx
エルザ姐さんは……身体のライン判らないからちょっと難しいかも…。つд`)
相手はクライブしか考えられないからベタな内容になりそうだ。

今はまだあまり人がいないようですが…お互い頑張りませう。
65名無しさん@ピンキー:02/04/27 01:12 ID:WBKPHzRL
>>17どの
>遠くでボブの遠吠えが聞こえる。

死ぬほど笑わせてもらいました。
66名無しさん@ピンキー:02/04/28 00:42 ID:DvdqWVSA
優良スレあげまーす
67名無しさん@ピンキー:02/04/28 23:20 ID:7aWW/9Lj
なかなかレスが付きませんね。まあ、マターリ行きましょうか
681:02/04/28 23:29 ID:fEovxxUU
無修正ロリ画像有

http://myprivateidaho.com/lolikon

69名無しさん@ピンキー:02/04/28 23:33 ID:HuhvPG45
ネタでもふりますか…。
バレリアタンと絡ませるなら誰?
70名無しさん@ピンキー:02/04/29 01:46 ID:7dXSTFaE
まあ、マジレスするならマイクロトフあたりかな。
71名無しさん@ピンキー:02/04/29 01:55 ID:7dXSTFaE
まあ、マジレスするならマクシミリアンあたりかな
72名無しさん@ピンキー:02/04/29 13:48 ID:3n/4pcqO
>70と71
自作自演でつか?
7317:02/04/29 14:03 ID:GKGDo4vF
>65
そうか!普通はシロに行くんだな・・・
無意識にボブとやっちまったよ。
>11
エルザたんは外伝1に全身画が。
しかもOPでは追いかけっこ。頭巾どうしで。
2主、ケリィ、ナッシュという手もある!がんがれ11タン!

今、シュウ×ナナミ構想中だが、しばらくは無理。
他の人、頼んだ。
74名無しさん@ピンキー:02/04/29 19:24 ID:fZIkTzcz
>>69
アニタたんとレズキボン
7565:02/04/29 19:56 ID:7dXSTFaE
>>73 いや、正直ボブに意表を突かれた。スゲエと思う。
7611:02/04/30 10:16 ID:KwYX/wr1
外伝は未PLAYなんだよね…。
ロウエン姐さん書きたいなぁ(ボソ
77名無しさん@ピンキー:02/05/02 02:08 ID:rx662Kwe
期待age!頑張れ職人さん!
78名無しさん@ピンキー:02/05/02 03:22 ID:r93jztH/
>>76
ロウエン姐さん。私も見たいです。
79名無しさん@ピンキー:02/05/02 23:23 ID:sq4ohw9H
遅レスだが、11さんのオウラン姐さん萌え!
プレイ中オウラン姐さんに萌えに萌えまくっていた漏れの理想がここに!

ロウエンの姉御にも期待しているぜ!
8011:02/05/03 21:15 ID:yHgoKq7U
>79
おお、あれで萌えていただけましたか。
そう言っていただけると嬉しいです。

懲りずにまた萌えないSS書いてしまいました…。
お暇なら読んでやってください。
8111:02/05/03 21:16 ID:yHgoKq7U

トゥーリバー市のとある小料理屋。
もう日付が変わろうかという時間。
昼夜、人が絶える事のないこの店が唯一落ち着く時間だ。
そんな店の中、酒瓶を乗せたテーブルを挟んで向かい合って座る影が2つ。
 
 「ったく、こちとら毎日忙しいのに急に訪ねて来られても迷惑だっての…。」
肩にかかった髪をかきあげて、酒が波々と揺れる杯をぐびっと呷り、
空になったそれをずいっと相手に差し出す。
 「まぁそう言うなってロウエンよぉ…やっと暇ができたんだ。ティントの警備も楽じゃないんだぜ。」
赤いバンダナを頭に巻いた肩幅の広い男が、自分の前に差し出された杯に酒を注ぎ足す。
ゴツゴツした手が器用に行うその様はとても滑稽に見える。
 「警備ったって、やってる事は今までと大して変わんないじゃねぇか。ただ暴れてるだけだろ?」
 「馬鹿おめぇ、そんな楽じゃねぇんだぞ。グスタフの野郎、小間使いみたいにコキ使いやがって…。」
そんな事をボヤきながら、太い眉をハの字に曲げて杯を一気に呷る。
 「男の愚痴はみっともないってんだよ。ココに来る度にアンタの愚痴を聞く役のあたしも
  堪ったモンじゃねぇよ。」
 「ンなコト言うなって…こんなコト言えるのおめぇぐらいしかいねぇんだよ。」
 「フン……灯竜山のギジムがこんな情けない野郎だったなんて知れたら、
  てめぇの権威も失墜するだろうぜ。」
 「馬鹿、部下の前じゃ頼りになる親分で通ってんだからな。余計なコト言うんじゃねぇぞ?」
 「誰の頼りになるんだか……。」
ロウエンがギジムの手の中の空になった杯に新しい酒を注ぐ。
 「でもココも結構賑わってるそうじゃねぇか…こっちにまで噂は届いてるぜ。」
 「まぁな…やっと軌道に乗ってきたところさ。しかし客商売も楽な仕事じゃないよ。」
 「だけど、おめぇが接客業なんてなぁ…。ストレスなんかも溜まってんじゃねぇのか?」
 「んな心配するこたねぇよ。
  この間もウチの料理にケチつけてきた野郎に包丁投げつけてやったよ。
  『気に入らないんなら出てけ!』ってさ。」
8211:02/05/03 21:17 ID:yHgoKq7U
ぶっと口の中の酒を吐き出しそうになるギジムだったが、なんとか堪えてそれを飲み込む。
 「相変わらずだなぁ…。それで繁盛してるのが不思議だぜ。」
 「馬鹿野郎、それはあたしの力だよ。これでも結構頭使ってるのさ…。」
 「ほ〜ぉ。例えばどんな?」
 「例えばだなぁ……………」

                      ・
                      ・
                      ・

 「だぁ〜ら、近頃の若ぇ奴ぁ気合が足りねぇんだぁよぉ〜……。」
 「てめぇも最近だらけてんじゃねぇのかぁ?これっぽっちの酒で参るなんてよ〜〜…。」
どれくらい飲んだだろうか。もう2人の顔は真っ赤に染まり、
テーブルの上や周りには空になった酒瓶が大量に転がっている。
 「バッカ野郎、誰が参ってるって!?このギジム様が酒に飲まれるなんてこたぁ…」
 「はン、タコみたいな顔して言われても説得力ねぇんだよ。自分の顔、鏡で見てみなっ。」
 「むぅ……。」
ロウエンの方も茹でダコのような顔をしているのだが、
ギジムはそこまで頭が回らないのか、諌められて少しシュンとした。
 「はぁっ……しかしこんなに飲んだのは久しぶりだな。
  以前ほど飲めなくなったし、あたしも年とったかねぇ……。」
 「おめぇが年とったなんて言うなよ。んじゃ俺は爺いになっちまう……」
ギジムが途中で言葉を止めたのは、ロウエンが暑さを紛わすために唯でさえ広く開いた胸元を
さらに大きく開けていたのが眼に入ったからだった。
 「………。」
 「あン?何だよ、急に黙りこくりやがって……気持ち悪ィ。」
ぱたぱたと襟元を扇ぎながら、ギジムを横目で見る。
その胸元からはサラシがきつく巻かれているのも係らず、なお自己主張してやまない大きな乳房が
見える。今にも着物からこぼれ落ちそうだ。
 「何、人の胸凝視してんだよ……スケベな野郎だな。」
そう言って、ロウエンは軽蔑の念が混じった視線をギジムに向ける。
しかし胸を見つめるのを止めないギジムに、今度は強い口調で注意した。
 「こらぁ!聞いてんのか!」
ドンッと膝でテーブルを下から小突く。それで初めて気づいたかのようにギジムが視線を上げた。
 「あ、あぁ…スマン。」

8311:02/05/03 21:18 ID:yHgoKq7U
気持ちがまるでこもっていない謝罪をするギジム。
まだ少し呆けた表情をしている。
 「ったく……妹の胸を見つめるアニキがどこにいるんだよ。ちょっと反省しやがれ。」
ロウエンはそう言い放つと、椅子の背もたれに体重を預けるように後ろへ持たれかかった。
胸を反らすような態勢を取ったため、大きな乳房がさらに強調される。
もちろん、ロウエンはそんな事を気にしてはいない。無意識にとった行動だ。
 「……おめぇの胸ー、重そうだなぁ。」
ギジムがその胸を指さしてボソッと漏らした。
 「てめぇ……。」
ロウエンは烈火の如く怒り出しそうになったが、ぐっと言葉を飲みこんだ。
ギジムの目の焦点が合っていない…。酔っ払いが、どうせ話しのネタに振っているだけだろう。
十分セクハラに値する言動だが……面白半分に付き合うことにした。
 「あぁ、このおかげで毎日肩が凝って大変だよ。胸なんか大きくたって邪魔にしかならないぜ。」
 「ふぅん……そんなに重いのか?一体何が詰まってるんだ……ちょっと触らせろ。」
 「はぁ!!?」
あまりに突拍子のない返答に絶句するロウエン。
そんな彼女を余所に、ガタッと席を立ち、
ギジムは彼女の背後にまわって覆い被さるように身体を密着させて、
着物の上から豊かな乳房を揉み始めた。

むにゅむにゅ………。

 「こ、こらぁ!てめぇ何勝手に……っ、手を離しやがれ!」
ロウエンの声を全く聞こうとしないギジムはただその大きな双丘を揉み続ける。
その大きな手は、より鮮明に感触を楽しむために彼女の着物の中に滑り込んだ。
 「い、いい加減にしろっ、この変態野郎!!酔ってるのは言い訳にならねぇぞ!!」

むにゅ、ぎゅむっ……、むにゅっ。

ギジムは丹念に、掌全体を使ってその乳房を揉む。
 「うっ……、こ、この………っっ。」
ロウエンはなんとか立ち上がろうとするが、ギジムの巨体に抱き締められるような形を
取られているため思うように動けない。
8411:02/05/03 21:19 ID:yHgoKq7U
その間もギジムの手は休むことなくロウエンの乳房を弄び続けている。
人差し指で乳首の部分を押しこむ。
サラシの上からでも判るぐらいの、明らかに硬くなりつつ部分があった。
 「ぅ………っ、………っっっ。」
自分の胸に与え続けられる、久しく忘れていた感覚に身をよじらせる。
ギジムの太い腕を掴んで、自分の胸から手を離そうとするが、
所詮女の力では大男のギジムの力にかなうはずのない。
 (まずいね…男なんてここ数年御無沙汰だったから……)
ふとそんな想いが頭の中を過ぎる。自分の身体が意志とは無関係に火照り出していた。
 「おい、なんか硬いモノが指に当たってるぞ。」
そう言って、ギジムは彼女の胸に巻かれているサラシをその怪力でぐっと引っ張る。
その力で緩くなったサラシがロウエンの胸から滑り落ち、そのたわわに実った乳房を露にした。
 「……っ!!」
 「こんなに乳首立てて悪い妹だぜ。お仕置きしなきゃな……。」
 「この…野郎っ!」

ぼくぅ。

ロウエンは、肘を立ててギジムの顔面に肘鉄を食らわせた。
が、自分の行動すらよく判っていないのかギジムはさほどダメージを負っていない様子だ。
 「痛ぇ…痛ぇなぁ……ははは。」
 「くぅっ!!」
きゅっと露にされた赤い乳首を摘む。ロウエンは少し痛みを感じて顔を歪ませた。
 「い、痛い!」
 「おっと…ちょいとキツかったかな?スマンな。」
ギジムはそう言うと、指の力を緩め、今度は転がすように乳首を愛撫し始めた。
 「ふ………ぅっ、あ………はぁっ」
 「おっ、可愛い声出せるじゃねぇか。いつもそんな風だともっと男も寄って来るのにねぇ。」
 「お……っ、大きな…お世話だっ。」
ロウエンの反応を見て気を良くしたのか、ギジムの指が激しく彼女の乳首を擦り出す。
 「うああーーーッ!あ……かはッ」
 「いいねぇいいねぇその反応。お兄さん興奮しちゃうぞ。」
 「て……めッ、いつまでも……っっ」
キッとギジムを睨むロウエン。そんな訴えもどこ吹く風、ギジムは乳首を弄るのに没頭している。
 「乳首だけでこんなに乱れてるんじゃ、こっちはもう大洪水じゃないか?」
8511:02/05/03 21:20 ID:yHgoKq7U
 「や、あ、やめろぉっ!!」
ギジムは芋虫のような指をロウエンの草色のズボンの中に素早く潜り込ませる。
ロウエンの股間は、下着の上からでもはっきりとわかるぐらいに濡れていた。
 「おいおい……ベトベトじゃねぇか。こりゃいくらなんでも濡らしすぎだぜぇ……。」
じっとりと湿った股間部分を撫でるように摩る。
 「うああッ!!」
ロウエンは、じんじんと快感が停滞していた敏感な部分を摩られ、ビクッと激しく身体を震わせる。
 「おおぉ、下着の上からでも入っていきそうだぜ、ロウエンよぉ……。」
 「ギ……ジ、ムぅ……、てめぇ今自分が、何してるか…っ、ぅぅ……、わ…、わかってんのかっ!?」
息も絶え絶えにロウエンは必死に問いかける。
かすかに残っているであろう、ギジムの中の理性に。
 「何って、出来の悪い妹の躾をしてるんじゃねぇか……。義兄妹思いのアニキを持って幸せだなぁ、
  おめぇは。へへへへ……。」
……ダメだ。ギジムは最早完全にあちらの世界にイッてしまっている……。
 (酔っ払いに理屈は通用しない……)
ギジムは、一縷の望みも絶たれたという感じで脱力していたロウエンの両手首を掴み、
いきなりぐぅっと立ち上がらせた。ロウエンは思うように身体が動かせない苛立ちから解放されたのも
つかの間、テーブルに強引に寝かしつけられた。
力の加減のない行動に、テーブルに軽く頭をぶつけてしまう。
テーブルの上に置かれていた、まだ中身の詰まっている酒瓶が音を立てて割れ落ちる。
たちまち辺りにアルコールの匂いが充満し、それが2人の頭をマヒさせる。
ギジムはロウエンのズボンをずり下ろした。白い下着が愛液を含んで透けている。
 「おぅ……、可愛い下着じゃねぇか。おめぇのことだからもっとハデなの着けてると思ってたが…。
  人は見かけで判断しちゃいけねぇなぁ。」
 「そっ……、そんなの人の勝手だろうがっ!!」
ロウエンはテーブルの上でじたばたともがくが、掴まれている両手首は振り払えない。
露にされた豊かな乳房がもがく度にぶるぶると揺れる。
むっちりとした脚でギジムの脇腹に幾度となくケリを入れるが、
女性のケリごときでギジムの身体は揺らぐことはなかった。 
8611:02/05/03 21:20 ID:yHgoKq7U
 「おいおい、そんなに暴れちゃあ落ちるぞ……。」
ギジムはそう言いながらも、がっちりとロウエンの身体を固定させて動かないようにする。
しばらくロウエンはもがき続けたが、最後までギジムの力にはかなわなかった。
 「ハァ、ハァ、ハァ、この、野郎、いい加減に、離せよ……っ!!」
 「相変わらずあきらめ悪ィな……。大人しくしてなって、気持ち良くしてやっから。」
そう言うと、片手で白い下着を一気に剥ぎ取る。
ロウエンの秘部は、大量に溢れ出た愛液でぬらりと濡れていた。
 「ばっ、馬鹿野郎っ!!見るんじゃねぇ!!」
今出せる精一杯の力で抵抗を試みるが、片手と片足を掴まれた状態からは
あまり状況は変化しなかった。
 「美味そうじゃねぇか……。ちょっと味見させてもらうぜ?」
ギジムは誘われるようにその部分へと舌を伸ばす。
 「ひッ……ッ、ああーーーーーーーーッッ!!う、あ、あーーーーっ!!!」
ぬるっと膣内にギジムの舌が侵入した途端、ロウエンは店の外に聞こえるぐらいに絶叫した。
 「すっげぇ声だな……。ちょっと入っただけだろ?そんなに良かったのか……?」
ロウエンはひく、ひくっとかすかに身体を痙攣させている。どうやら軽くイッてしまったようだ。
 「あ……あっ、は………アっ」
天井の決して大きくないシャンデリアを見上げ、ロウエンは放心状態で身をぐったりとしている。
 「男日照りがそんなに長かったのか?最初からそんなに感じてちゃ身が持たないぜ。」
初めて見る”義妹”の淫らな姿に常ならぬ興奮を覚えながら、ギジムは秘部への愛撫を続ける。

ちゅ、ちゅっ、ちゅくっ……。

 「うハァァァーーーーッ!!ハッ……ぁ、ぁあふっ!」
膣内をギジムの舌が蹂躙し続ける。
ロウエンはその舌が暴れる度に甘い、悦びの喘ぎ声を上げるようになっていた。
時に力強く、時に優しく、ギジムの舌が愛撫を続ける。

8711:02/05/03 21:21 ID:yHgoKq7U

ぢゅぷ、ぢゅぶっ。ずっ……、じゅる。

 「ひっ……!っっくぅぅっ……!!かハっ・・・・・・!」
びくぅ、びくぅと時折身体が痙攣する。
もう何回絶頂を迎えたかも数え切れないほど、ギジムの愛撫に感じてしまっていた。
 「おいおい、またイッたのか?ったく…感じすぎるのも困りモンだな。」
そうは言うが、自分の舌技で感じる”義妹”の激しく悶える姿に気を良くしていた。
さらに執拗に秘部を舐り上げる。

 「そう言えば、ココはまだ可愛がってなかったな。」
ギジムはちょん、と指でロウエンの陰核を弾いた。
 「ひっっっうぅぅ!」
一段と激しい快楽の波を必死で堪える。
 「ほら、ほら、ここが気持ち良いんだろ?何回でもイッちまいな!」
ベロベロと陰核全体を舐める。唾液をまんべんなく行き渡らせる。
ヒクヒクとロウエンの秘口が震える。
 「馬っ鹿、やめろ、やめろ……っ、それ以上、刺激を与えるなっっっ!!」
幾度も訪れる絶頂の波に理性が砕けそうになっていたが、必死に耐え続ける。
この先にきっと訪れるであろう、その時のために。

ギジムはさらに激しく陰核を攻める。与え続けられる快楽にロウエンはとうとう降参してしまう…。

 「うああっ、うああぁっ……!ひっ……ぐぅぅ、や、あ、あぁぁーーーーーッッ!!!」

ぷしゅっと顔に愛液がかかるのを確かめ、ギジムは満足そうな表情を浮かべた。
はぁはぁと荒い息を吐くロウエンを他所に、バンダナと御揃いの赤いズボンを下ろす。
 「さぁて、と。いよいよコイツの出番だな…。もっと気持ち良くしてやるぜ、ロウエンよぉ……。」
自分の硬くそそり立ったモノを握りしめ、ロウエンの足元に立つギジム。
その時ギジムは気づいてはいなかった。
ロウエンの眼に強い意志が宿っていたのを。

8811:02/05/03 21:22 ID:yHgoKq7U
 
 「いつまでも……」

ギジムが今まさに挿入させようとした時、
ロウエンの脚がカミソリのような切れを見せて跳ね上がった!
 
 「調子に乗ってんじゃねーーーーーっっっ!!!」


 キィィ―――――――――ン☆


 「!!!………。」

どさり。

一言の言葉も発せずにギジムがその場に崩れ落ちる。
それもそのはず、彼は股間に直撃を受けた瞬間に気絶していた。

 「ハァ、ハァ、ハァ………、ざまぁみやがれ……。」

その様を、荒い息を吐きながら見ていたロウエンは、
ギジムが動かないのを確認してから服装を正した。
頑丈な身体を持つギジムには普通の攻撃は通用しない。
そう思い、一番弱い場所に渾身の一撃を加えれる時を待っていたのだ。
そうなれば多少のダメージを与えられるだろうと考えていた。
多少どころか絶命させかねない甚大なダメージを与えられたのは、
ロウエンの鋭い蹴りのおかげなのだが。

                      ・
                      ・
                      ・

8911:02/05/03 21:23 ID:yHgoKq7U

がすっ!


 「ふぎゃッ!!」
鉄鎖球がギジムの鼻ッ柱を折らんばかりに顔面へめり込む。
一瞬何が起きたのか理解できないギジムだったが、顔面に走る激痛に飛び起きた。
 「な、なんだぁ!!?」
下半身丸出しで地べたに寝転がっている自分。
辺りを見回すと、一面に転がっている空きビンと、
激痛の原因であろう鉄鎖球を持って、鬼のような形相で仁王立つロウエンが目に入ってきた。
 「てめぇ!!いつまで寝てやがんだっ!とっとと自分の寝座に帰りな!!」
 「!?!?!?」
全く状況が飲みこめないギジムはただオロオロとしている。
 「こちとらてめぇの顔見ると虫の居所が悪くなるんだよっ!情けねぇモンぶらぶらさせてねぇで
  さっさとここから消えなッ!!」
そう言い放ったロウエンは手に持った鉄鎖球を廻し始める。より強烈な一撃をお見舞いするために。
 「ちょ、ちょっと待てよ!何でそんな怒ってんだよっ。」
ギジムはそう問い正しながらも、只ならぬ殺気を帯びたロウエンに狼狽しながらズボンを履く。
 「………!!!」
ロウエンが大きく振りかぶった……。


 「てめェの胸に聞いてみやがれ―――――ッッ!!」

ガッシャ―――――ン!!!


 
                 完
9011:02/05/03 21:28 ID:yHgoKq7U
考えた末、ギジムにはワカーンは似合わないという勝手な理由で
ちょっと強引な内容になってしまいました。
ラストは…悩んだ結果、こっちの方がロウエン姐さんらしいかなと
思ったのでこうなりました。

本番無しでスマンネ
9117:02/05/03 22:33 ID:4AyGkF5b
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!
イイッ!!
ロウエン姐さんカコよすぎだ!
コウユウの躾だと想像していたからビクーリしたよ。
92名無しさん@ピンキー:02/05/03 23:34 ID:gqbcgrGK
11さんの殿堂入りが決まりました。
93名無しさん@ピンキー:02/05/04 01:06 ID:4Vs0B3JS
スゲエ・・・思わずヌいてしまった・・・
94名無しさん@ピンキー:02/05/04 19:36 ID:OPj9Q8qw
マジいいっす!!11さん!!
是非もっと書いて〜!!
9511:02/05/05 02:10 ID:Dt0Vx+BV
皆さんご意見どうもです。

>91
 当初はコウユウとの絡みで逝こうと思ったんですが、
 それだと前回のオウランと内容が
 かぶっちゃいそうだったので変えたんですよね。
>92
 恐縮です…。
>93
 ある意味、最高の賛辞です…。
>94
 殺す気ですか(w 
 まぁでも、書きたくなったらまた書きます。
96名無しさん@ピンキー:02/05/05 05:39 ID:Fyh9aPvC
正直、11に萌え。
9716:02/05/05 19:09 ID:iHg4d4rE
一応書きましたが、ショボい文、エロ極少、一部本編無視で良ければ・・・どうしましょう?
98名無しさん@ピンキー:02/05/05 22:06 ID:Gb6xS4HN
>>97
お願いします。
9916:02/05/05 23:40 ID:iHg4d4rE
少し待って下さい。3時頃には何とか・・・
100 :02/05/06 01:00 ID:mrICuXyI
ロリ動画あったよ (1〜17mpg)

http://lolikon.myprivateidaho.com

10116 :02/05/06 02:43 ID:5SS91BcC
それでは、UPさせてもらいます。
102オサナナジミ【1/10】:02/05/06 02:45 ID:5SS91BcC

「それじゃあ、ナナミのことを調べればいいんだな?」
「はい、お願いします。リッチモンドさん。」
ある良く晴れた日、都市同盟本拠地の一室で同盟軍リーダーの少年と探偵リッチモンドとの会話。
「ああ、お安い御用さ。・・・・・・しかし、どうしたんだ?弟のお前が姉の調査を依頼してくるなんて・・・・・」
「いやあ、最近ナナミのヤツ夜毎に部屋を抜け出してどこかに行ってるみたいなんですよね。
いつも昼間に眠そうにしてるんで一体どうしたのかなって思って・・・・・・」
「フム」
(男絡みだな、こりゃあ・・・・)
探偵の勘でそう思いながら彼は部屋の外へと歩いていく。
「まあ、2日ほどたってからまた来てくれ。それまでには調べておくよ」
「はい!ありがとうございます。」
後ろを向いたままリッチモンドは手を振りリッチモンドは部屋を出て行った。
(さて、まずは聞き込みからだな・・・・・)

聞き込みの成果は上々だった。
ただ一人、ビッキーのみが露骨に怪しい反応を示したためである。
「し・・・・知らないですよぉ・・・・・」
というものの、顔は知っていると言っているようなものだった。
しかしプロのリッチモンドにはそれで充分。ターゲットをビッキーに絞った。
(さて、次にすることは・・・・・・)
彼はニヤニヤしながら次の作業に取り掛かった
103オサナナジミ【2/10】:02/05/06 02:45 ID:5SS91BcC
そして夜
「よし、誰もいないわね・・・・・・」
そうつぶやいてからナナミは部屋を出て、足音を殺しながらビッキーの部屋へと向かう。

コンコン
「ビッキーちゃん、居る?」
小声でナナミが呼びかけ、少しすると
「今開けるよ」
中から返事が返ってきてガチャと音がする。そして素早くナナミを招き入れるとすぐにまたカギを閉める。
「今日もいつものお願いできるかな?」
「私は良いけれど・・・・・・ナナミちゃん、気をつけてね。リッチモンドさんがあなたのことを調べまわってるみたいだから・・・・・」
しかしナナミは笑いながら
「へーき、へーき。ここにくるまで人の気配とか感じなかったし、つけられたりしてないわよ。」
そうするとビッキーも笑いながら
「そうだね、私もカギをかけて寝た振りしておくし、大丈夫だよね。
じゃあいつもの場所で、迎えに行くのはいつも通り2時間後でいいの?」
「うん、ありがとう。また今度にお礼するから」
「・・・・・・・料理以外ね」
とちょっとした会話を交えた後に
「よし、それじゃあいくよ。テレポート、えい!」
そう言ってビッキーが杖を振りかざすとナナミの姿が瞬時に消える。
「・・・・・ふう、成功成功♪」
「おう、お疲れさん」
不意にリッチモンドの声がしたかと思うと天井裏からリッチモンドが出てきた。ビッキーの目が点になっている
「ど、どうやって天井裏なんか・・・」
「企業秘密だ」
即座に答えるリッチモンド。そして続ける
「さてと、雑談しに来たんじゃないんだよ。」
リッチモンドの口調が変わる。低く、真剣な声に。
「ナナミは何処に行った?」
104オサナナジミ【3/10】:02/05/06 02:46 ID:5SS91BcC

「い、言えません!」
「そう言うと思ったよ。」
リッチモンドの表情がニヤニヤしたものに変わる。
「話を変えよう、ちょっとした雑談だ。」
「え?」
「昼間にこんな話を聞いたんだ。実はお前って・・・・・・」

数分後

「何でそんなことを知ってるんですかあああああ!」
「ん?俺は探偵だからなあ」
そう、昼間にナナミの聞き込みを終えた後、ビッキーのことを調べていたのである。
「さて、言う気になったかな?」
「・・・・・・脅迫する気ですか?」
「いや、そんな気はさらさら無いさ。でもな・・・・・」
「え・・・・?」
ビッキーがいぶかしげな顔をする。
「実はこんな話もあるんだが」

さらに数分後

「ごめんなさい、リッチモンドさん。ナナミちゃんの居場所を言わせてください」
もはやビッキーは涙目だった。それを見て面白そうにリッチモンドが尋ねる。
「で、ナナミは一体全体何処に行ったんだ?」
「・・・・・・皇都ルルノイエです。」
105オサナナジミ【4/10】:02/05/06 02:46 ID:5SS91BcC
「は?」
思わずリッチモンドは聞きなおしてしまう。
「な、何やってるんだ、ナナミのヤツは・・・・」
「さあ・・・・私は良く知りませんが。・・・・・・どうします?テレポートしましょうか?」
「ああ、そうだな。お前もついて来い。」
「ええ!私もですか?」
「当然だ。ナナミがハイランドと繋がっていてスパイ行為をしている可能性もあるだろう。
そうなれば都市同盟軍は大打撃を受けることになるに違いない。もしそうなら・・・・・・
証人は多い方がいいだろう?」
「それはそうですが・・・・・・・」
言って、しばらく考え込むビッキー。そして
「わかりました、私も行きます。ルルノイエへ!」

こうして・・・・
二人はハイランド国王、ジョウイの部屋のベランダに立っていた。
「こんな所で・・・・?」
「私はいつもナナミちゃんをここまで連れて来てるんですけど・・・・・・」
二人が同時に部屋の中を覗き込んだ。するとそこでジョウイとナナミが話をしていた。
「やっぱりか・・・・・・!」
「しっ!リッチモンドさん。まだきまったわけじゃ無いです。会話を聞いてみましょう。」
そして二人は会話に聞き耳を立てる。
106オサナナジミ【5/10】:02/05/06 02:47 ID:5SS91BcC

「ナナミ・・・・毎日抜け出してきて大丈夫なのか?」
「うん。ビッキーちゃん以外には絶対にバレてないよ。それよりジョウイは大丈夫なの?」
「ああ、夜は見張りを立てないように言ってある。」
「・・・・・・・ジョウイ」
「何だい、ナナミ?」
「戦争を・・・止めることは出来ないのかな?」
「ナナミ、」
ジョウイの声に怒りと悲しみの色が混ざっていた。
「今、この瞬間だけは戦争も、敵も、味方も関係無い。ただの幼馴染だ・・・・・・って言ったのは誰だ?」
「・・・・・ごめんジョウイ」
視線を落とし涙声で謝るナナミ。そしてしばらくの沈黙・・・・・・・
「ねえ、今だけは幼馴染って言ったよね」
小さな声でナナミが言った。
「・・・・・ああ」
「それ、訂正・・・・・・」
顔を上げてジョウイの顔をまっすぐ見る。
「恋人に格上げしてっ!」
いつもの、いや、いつも以上の笑顔だった。
「・・・・・・ナナミ、俺にはジルが・・・・」
「今だけ!お願い、ジョウイ・・・・・・」
最後の方は消え入りそうな声だった。
ジョウイはしばらくナナミを見つめた後、ゆっくりとナナミに近づいて・・・・・ナナミを抱きしめていた。
驚くナナミ
「ジョウ・・・・・」
ナナミの言葉が中断される。ジョウイの唇がナナミの唇の自由を奪ったからだ。
そしてジョウイはナナミの体をゆっくりと横たえる。
「・・・・・・・」
嬉しそうな顔でナナミがジョウイを見ている。
「ありがとう・・・・・ジョウイ」
107オサナナジミ【6/10】:02/05/06 02:47 ID:5SS91BcC

しかしジョウイは意外な答えを返した。小さな、小さな声で・・・・・・・
「・・・それはボクのセリフだ」
しかしこの言葉が相手に聞こえることは無かった。
代わりにジョウイは優しい笑顔でナナミに口付ける。
今度はディープキスだった。
「ん・・・・・っ」
ナナミは初めての感覚に戸惑いながらもジョウイにその身を任せている。
ジョウイはキスをしながら慣れた手つきでナナミの服を脱がし、自らも服を脱ぐ。
(ジョウイ上手い・・・・・ジルさんともこういうことやってるのかな・・・・)
ナナミはそう思ったがすぐにそんなことを考えるのを止めた。
(そんなこと関係無い!ジョウイは今、私の恋人なんだから・・・・・・!)
気が付くとナナミもジョウイも下着だけになっていた。しかしナナミは少しも恥ずかしくは無かった。
ジョウイと一つになれるという喜びと充実感が羞恥心をはるかに超えていたからである。
ジョウイはナナミの首筋に舌を這わせながら右手で背中をなぞり、左手で胸を揉み始めた。
思わずナナミがピクッと反応する。すでにナナミの桜色の突起は硬くなっていた。
そしてジョウイがその周りからじわじわと中心に向かって揉みあげる。
「あっ・・・・・・んくっ・・・・・!」
少しづつナナミは声をあげる。そして
「ひゃあぅぅぅぅぅ!!」
と一際大きい声をあげた。ジョウイが乳首を舌でピンと弾いたからだ。
さらにジョウイは下半身への愛撫を開始した。
もうソコは下着の上からでも濡れているのがわかるほどだった
「っ!・・・・・・ああぁぁ」
ナナミの甘い声と
くちゅ くちゅ
淫猥な音が部屋の中を支配していた
108オサナナジミ【7/10】:02/05/06 02:48 ID:5SS91BcC

「・・・・俺の考えすぎだったようだな」
リッチモンドが呟いていた。その隣ではビッキーがうっとりした表情で部屋の中を見てる。
「ほら、いつまで見てんだ。出歯亀はそれくらいにしとけ」
「え・・・・あ、はい。そうですね。じゃあ、帰りますか?」
「ああ・・・・・」
ビッキーは少し名残惜しそうに部屋の中を見ていたが、リッチモンドに促され二人は本拠地へと帰っていった。
この後、興奮したビッキーがリッチモンドにを押し倒すのだが、これはまた別の話である。
109オサナナジミ【8/10】:02/05/06 02:48 ID:5SS91BcC

一方、室内では
ナナミが上気した顔でジョウイを見ていた。
その肩は大きく上下に動き、小さく震えている。
「ナナミ、いいのかい?」
ジョウイに言われナナミは無言で小さく頷く。
それを確認したジョウイは自分のモノを取り出し、ナナミの秘部へとあてがい、ゆっくりと沈めていく・・・・・・
「んん・・・・っ!」
ジョウイは途中でひっかかりを感じたが、かまわずに中に押し込む。
すると意外とすんなりと収まった。
しかし、ナナミの顔は苦痛に歪み、額には汗が浮いている。
「・・・・・・大丈夫かい」
「うん・・・・」
大丈夫なはずなどない、とジョウイは思ったがあえて口には出さない。
しばらくして
「動くよ」
そう宣言してジョウイは腰を動かし始める。
「あ、あああああああ!!ひゃあ、あ・・・・・・・あん!」
確かに最初は痛かった。しかし、それもすぐに快楽へと変わっていった。
ジョウイも最初はナナミを気遣い、ゆっくりと動かしていたが、すぐに速い動きへと変わっていった。
「ジョ、ジョウイ!あ、私、もう・・・・あっ・・・・もう!」
ナナミがぎゅっとジョウイを抱きしめる。
「ナナミ、ボクも・・・・もう!」
「あっ!・・き、来て!ジョウイ!ああ、ああああああああ!!!」
110オサナナジミ【9/10】:02/05/06 02:49 ID:5SS91BcC

二人同時に達した後、ジョウイ放心状態のナナミの頭を撫でながら優しくキスをしていた。
ナナミはしばらく余韻を味わっていたが、何かに気付いたように飛び起きた。
「あ!もうこんな時間。もう行かないと・・・・・」
ナナミは手早く自分の服を着てベランダに飛び出そうとしていた。その時、
「ナナミ!」
突然ジョウイに呼び止められる。
「・・・・・もう、これが最後だ」
ナナミの足が止まる。
「もう・・・・・来ないでくれ」
それを聞いたナナミはジョウイにゆっくりと歩み寄る。
そして・・・・・軽い、触れたかどうかの、本当に軽いキスをして再びベランダへと走って行った。
ナナミは少しだけ振り返って
「またね!!」
と明るく言い残し夜のベランダへと消えていった。

ナナミが出て行った後、ジョウイは泣いた。
(『バイバイ』じゃなくて『またね』・・・・・・か)
涙は当分止まりそうに無かった。

そして、次の日にジョウイはベランダでナナミの書置きを見つけ、また泣いた。

【いつか、またジョウイと笑い会える日が来ますように】
111オサナナジミ【10/10】エピローグ:02/05/06 02:49 ID:5SS91BcC

−数日後

「リッチモンドさん、こないだの件なんですけど・・・・」
言って、リーダーの少年がリッチモンドの部屋に入ってくる。
正直リッチモンドは悩んでいた。本当のことを言うべきか、否か・・・
しかし、予想外の言葉が少年の口から出てきた。
「あれ、もう結構です。」
どうやらあの日以来、ナナミが夜に出歩かなくなったかららしい。
実際あの日以来の張り込みは無駄に終わっていた。が、
(ウソだな・・・)
リッチモンドはそう確信した。しかし何も訊かないことにする。
「そうかい、また何かあったらいつでも来なよ。」
「はい、すみませんでした」
言って少年は軽く頭を下げ、部屋を出て行った。
あの日以降、あの義姉弟に何かあったんだろうが、それは自分とは関係の無い、関係してはならないことだ。
そう思いながらリッチモンドは部屋の小窓から外を眺めてた。
「今日もよく晴れてらぁ・・・」
デュナン湖が光を浴びて美しく輝いてた。


最後に、この日を境に両軍の進行が強まり、戦争が急展開を見せることになった、ということを記しておく。
11216 :02/05/06 02:52 ID:5SS91BcC
はい、以上です。
リッチモンドとビッキーの話し方がおかしいのは目をつぶってください。
文章表現がヘタレなのも許してください。
説明不足の点が多々あるのも見逃してください。

感想を頂けたら嬉しいです・・・・・・
11317:02/05/06 10:47 ID:jmnWnBVj
16タン、イイ!!
2主、ジョウイ、ナナミの三角関係サイコーだよ。
リッチモンドさんとビッキーの絡みキボンv

・・・てなことで、予告していたやつ出来たんで書き逃げします。
相変わらずヘタレで申し訳ないが・・・
11417:02/05/06 10:49 ID:jmnWnBVj
用がある。
そう言ってシュウは本拠地を出た。
ロックアックス陥落後のごたついた最中のことである。
これからいよいよハイランドとの最終決戦に臨む為に皆が駈けずりまわっているのに
正軍師であるシュウが忙しくはないはずはなかった。
突然の彼の行動を何か今度の作戦に必要なのだろうと皆は判断し、何も言わずに彼を見送った。
彼が馬を潰して向かった先はラダトのかつてシュウが住んでいた屋敷だった。
そして、彼はおもむろに扉をノックする。
―誰もいないその屋敷の扉を。
ややあって、その扉が内側から開かれた。
中から現れたのは小柄な少女。

ナナミだった。

「待たせたか?」
「全然。あたしもさっき着いたばかりだったから」
そうか、と彼は呟き、そのまますたすたと中に入っていく。
ナナミは玄関の扉をそっと閉めた。
11517:02/05/06 10:51 ID:jmnWnBVj
「傷は?」
埃がうっすらと積もった執務机の上に脱いだ上着を無造作に置き、シュウは彼女の腹部を見た。
「ホウアンさんのおかげでそんなに痛まないみたい。でも、どうしてラダトの屋敷に…?」
「ここのほうが話しやすいと思うが?あいつらにバレては困るだろう、おまえが」
ロックアックスでナナミは義弟を、そして敵対する立場の幼馴染を庇って矢を受けた。
手当てをするために急遽本拠地へ引き返し、ホウアンが長い時間をかけて処置を施したが、手はないとホウアンは首を横に振った。
ナナミがキバに続いて死んでしまった。この軍を活気づけていた少女の死は軍に大きなダメージを与えた。
その時、シュウはホウアンに話があると診療所に呼び出されたのだが、中に入るとそこには死んだはずのナナミが起きあがっていた。
ナナミは軍を離脱し、キャロの街で隠れ住むことをシュウに宣言したのだ。
しかし、その時シュウはじっくりと話す時間が欲しいと言って、ナナミをラダトの屋敷に来るように言ったのだ。
「そう、だね…それで、シュウさん、話ってのは?」
「その前に……身体が冷えたんでな、酒でも一緒に飲まないか?」
「お酒?」
「ゼクセンの幻の酒、だ。……交易商の時に手に入れたものがある」
そう言って、書棚の横にあったサイドテーブルの下から琥珀色の液体が入ったガラスの瓶を取り出す。とろりと中で酒が揺れる。ナナミはかぶりを振った。
「あたしは、そういうのはちょっと…」
「そうか、残念だ」
ナナミに歩み寄りながら、シュウはハンカチで瓶をきれいに拭く。曇っていたガラスが輝きを取り戻した。
「甘口らしいんだがな」
「あー、ダメダメ。昔ゲンカクじいちゃんのドブロクを飲んで暴れたことがあるらしくて、あたしは以来、禁止されてるから」
シュウはナナミを見下ろす。
「…なるほど、ありえないことではないな」
「なんで納得するんですかっ!?シュウさん見たことないくせに」
膨れっ面でナナミはシュウを見上げる。
「それでは試してみるか」
11617:02/05/06 10:53 ID:jmnWnBVj
ガラスの蓋を取り、そのまま直にシュウは琥珀色の酒を口に含み、そしてナナミに口接けた。ナナミの顔が真っ赤になる。
「む…むぅっ……!」
とろりとした甘い液体が咽喉を滑りおちる。咽喉が烙けるようだ。
そしてそのままシュウはナナミを絨毯の上に押し倒した。ナナミの脚の間に割って入り、腰の帯を解き始める。
ナナミはそれに驚いてシュウの顔を押しのけた。ようやく呼吸を取り戻す。
「しゅ、シュウさんっ!何をするんれすかっ」
既に呂律が回っていない。
「なるほど。確かに酒に弱い様だな」
そう言ってナナミの服の襟元を掴みそのまま引き裂いた。
「な……っ、なに、する…のシュウさ…」
「……男女が二人きりで何をするもないだろう」
曝け出された白い肌を隠そうとナナミが自分自身を掻き抱こうとした。それをシュウが腕を引き剥がし、そのまま左腕一本だけで押さえつける。
「や、やだよ…シュウさ、」
ナナミはシュウの目をみつめる。
シュウの目の中には怯えた表情のナナミがいた。
11717:02/05/06 10:56 ID:jmnWnBVj
「…やめて!シュウひゃ…やめっ!」
シュウの下でナナミが必死にもがくが、シュウも大の男なので押しつけられる腕の力はまったく衰えない。
シュウは無言で首筋に鎖骨に赤い烙印をつけていく。
小ぶりの乳房を口に含み、乳首を舌先でころがすように刺激する。
「はぁっ!」
ナナミがびくんっと背中を反らす。
「効いてきた様だな」
「なにぃ、を…?」
涙目でナナミはシュウを見る。
「さっき飲ませた、酒。ゼクセンの幻の媚薬酒が効いてきたと言っているんだ」
ナナミのズボンを右手だけで引き摺り下ろす。
腹部の包帯と白いショーツ1枚だけしかナナミは身に纏っていなかったが、秘部が濡れて花弁の形も叢もありありと見えていた。
「みないで…や、やだっ」
「いい感じに濡れてきたようだな」
シュウは再び胸元に顔を埋め、淫猥な音を立てる。秘部をまさぐっている手は一層淫らな動きをする。
(やだよ…こわいよ……たすけて)
弟の名前をナナミは呼ぶ。うわごとにのように。
身体の火照りは収まりはしない。一層高まっていく。
肌に息がかかるほどの距離でシュウは冷ややかな声を出す。
「あの方の名を呼ぶか……名を呼んでも無駄だ……おまえはあの方を欺いて、離れるのを決意したんだろう?」
「……っ!」
包帯が解けてきて腹部の矢傷が露になる。まだ完全にはふざがっていないその傷をシュウは舐めた。
「あああああぁっ!」
11817:02/05/06 10:59 ID:jmnWnBVj
それは痛みなのか、快感なのかもはやナナミにはわからなかった。
「や……シュウさ…こんなこと、ひどぃ」
「嫌だというわりには、おまえはしっかり感じているようだが」
ナナミが息も絶え絶えなのにシュウは冷静そのものだ。
「ぁ…、はぁ……ぅんっ!そんな、こと」
「そうか」
シュウはナナミのショーツのクロッチ部分をずらして秘裂に指を挿入した。
ナナミが顔を強張らせる。
「なんだ、おまえは処女だったのか」
ナナミの目から流れる涙は止まらない。
身体の中に入っている異物が抜き差しされて圧迫感がおしよせてくる。
「だが、おまえは淫乱だな。音を立てて俺の指を中へ中へと咥えこんでいく」
「……そんな、わけ……っいっっ!」
膣の中に2本目の指が入り、圧迫感が余計増した。
「ふ…、ぁ……っ!」
ぐちゃぐちゃと指で膣内をシュウは掻きまわす。
(そろそろ、頃合いか……)
ナナミは掠れた喘ぎ声を漏らしながら、天井を茫然と見ている。
シュウが指を抜き差しするごとに愛蜜が溢れ出てくる。それはもうナナミの太腿まで伝わってきていた。
シュウはズボンだけ脱いで、いきり立った怒張をだし、ナナミの秘部を貫いた。
11917:02/05/06 11:02 ID:jmnWnBVj
ナナミの内側から何かが裂ける音がした。
その痛みにナナミが覚醒する。
「ひっ………!!痛いよっ!!…や、やだっっ!」
シュウはそれにかまわず、腰を振り始める。
太くて堅いものが傷ついたナナミの中を翻弄し始める。
ナナミの目からは乾くことのない涙がながれ続けた。
愛する者同士が営むこの行為もナナミにとっては苦痛でしかない。
身体からの快感は感じるが、気持ちが追いついていかない。
ぱん、ぱん、ぱん…
シュウがナナミの右足を高く持ち上げてシュウの肩の上に載せる。
そして、また突き刺した。
「ああああぁぁっっっ!」
子宮の奥まで挿しこまれ、ナナミが悲鳴をあげる。
「奥まで当たって感じているのか?処女なのにな……このおまえの姿をあの方が見たらどう思うだろうな?」
シュウは耳の裏を舐る。右手で陰核を玩んだ。
ナナミの身体がびくんっと反応した。シュウが栓をしている秘部がひくひくと痙攣する。
「…あ、なた、なんかっ……!!」
「死んでしまえばいいか?そうしたら、我が軍の勝機はないさ。おまえの弟だって殺されるだろうな、そうなれば。………そろそろ、飽きたな」
終わらせるか。そう言ってシュウは腰の動きを早める。
「やだ、やだよっ!……おねがいだから、出さないでっ」
「それは無理な話だな」
ナナミの中でそれがぐぐっと膨張する。
ナナミは真っ赤になった目を大きく見開いた。
「いやぁ――――――――――――――ッ!」
どぷっどぷっどぷっ……
熱いものが彼女の中を溢れさせる。
シュウは自分自身をナナミの中から引きぬいた。
とたんに赤と白の混ざり合った液体が溢れ出て絨毯を汚す。 
ナナミは涙を流しながら、力なく横たわっていた。
12017:02/05/06 11:05 ID:jmnWnBVj
それから2時間後。
シュウはナナミを置いてラダトの屋敷を後にした。
彼の服装の乱れは微塵もみられない。
(これで、もう会うこともあるまい)
ナナミのことだ。弟が心配になり戻ってきかねない。
そうなればせっかく死んだことにしたことがすべて無駄になってしまう。
精神的に傷つければ、本拠地にはもう戻ってこないだろう。
彼女の弟の側には常に彼女を犯したシュウがいるのだから。
「俺はこの戦争を終わらせる……だから、弟が戻ってくるのを待っていろ」
遠く離れた育った町で。

約束、したからな。

<了>
121名無しさん@ピンキー:02/05/06 11:58 ID:ltgtLLyV
ナナミ寝取ラレ弐連発・・・
萌3:鬱4:エロ3てかんじ。
2主は立場ないね。
お二方、ご苦労様でした。



122名無しさん@ピンキー:02/05/06 12:57 ID:UqhIrSgd
16さんのはエロが少なかったけど、ストーリーが練られていて、面白かったです。17さんのは・・・鬼畜系ですか(汗)でもシュウカコ(・∀・)イイ!!乙〜
123名無しさん@ピンキー:02/05/06 16:48 ID:UqhIrSgd
このスレ、レベル高いね〜。全部(・∀・)イイ!!
124名無しさん@ピンキー:02/05/06 17:58 ID:3zbZtf2w
ここにSSかきこんでる人たちは本当に上手いなぁ。

でもサイトとか持っててHNとか割れてしまったら
また反応が違うんだろうな。(悪い意味で)

まぁ割れてるわけでも何でも無いし、SSは面白いし(・∀・)イイ!
12511:02/05/06 18:11 ID:TwL0VdLH
うあ…。
GW最後の日にして祭りが起きている……ヽ(´ー`)ノワーイ

>16さん
話し作り上手いですね。正直、うらやま( ゚д゚)スィ…。

>17さん
(・∀・)イイ! シュウってキチークも似合うなぁ……便利な御人だ。


この祭りに便乗しようと思ったんですが、
もう少し下がってから揚げます。
クソ長くなってしまったので……。

12611:02/05/06 21:30 ID:TwL0VdLH


解放軍が本拠地としているこの城の周りにはたくさんの緑がみられる。
そのため、空気が常に澄んでいてとても心地良いという長所があるのだが、
朝になるとあたり一面で小鳥達が一斉に騒ぎ出すという短所もある。

ちゅんちゅん、ちゅんちゅん、ちゅんちゅん……。

毎朝恒例の鳥達の合唱が始まった。
目覚ましの役割さえも果たせそうな音量で、1日の始まりを告げる。
朝の光が部屋に差し込み、窓際のベッドに寝ている彼女を優しく照らす。
 「うぁ…………んむ。」
控えめな欠伸を漏らし、ポカポカと暖かいベッドから名残惜しそうに這い出た。
椅子に掛けてあった服に着替える。
自分の短い黒髪に合わせた、動きやすさを重視した黒装束。
腰周りに武器であるナイフを仕込み、その上から紅い布を巻きつける。
そして、一つぐっと大きな伸びをして部屋を後にした。
                  
                  ・
                  ・
                  ・
12711:02/05/06 21:32 ID:TwL0VdLH

 (そうだ、今日はあいつ帰って来てるんだよね…。)
朝食を取りに廊下を歩く途中、ふとそんなことを思い出す。
 「まだ寝てるだろうから、起こしに行こうかな。」
そう思い立ち、踵を返して今来た道を後戻りする。
 (たまには一緒に朝ごはん食べるのもいいかも。)
楽しい想像が広がるに従って、自然と早足になって行く。
エレベーターの前でそわそわと待っていると、チーンと到着を告げる音が鳴った。
がしゃっと扉が開き、乗り込もうとしたその時、
 「あら、アイリ。」
長く艶やかな黒髪を腰の辺りまで伸ばした、『大人の雰囲気』を醸し出している女性に
声をかけられた。
アイリと同じ色の瞳。長さは違えど、これもまた同じ色の頭髪。
スパッツとスカートといった細かな違いを除けば、纏っている黒い衣装さえ同じだ。
 「あ、アネキ。おはよう……あれ?そっちは……」
アイリは自分が『姉貴』と呼んだ彼女が肩を貸しているもう1人の人物を覗き見る。
その人物が垂れていた頭を上げてアイリの方をみた。
 「あぁ……アイリさん、こりゃどうも……へへへ。」
 「リキマルさん……うわ、お酒くさいっ!」
明るい青色の着流しを着た男が吐いた息が顔にかかり、アイリは一歩後ずさる。
 「すいやせん……身体に力が入んないんでさ……リィナさんに迷惑かけちまって。」
リキマルが力無く笑う。だがその顔はとても心地良さそうだ。
 「…こりゃ立てそうもないなぁ。アネキ、リキマルさん部屋まで送って行くんだろう?
  大変そうだし手伝うよ。」
 「ありがとうアイリ…助かるわ。」
12811:02/05/06 21:33 ID:TwL0VdLH
アイリは、よっとかけ声を上げてリキマルの脇の下に自分の肩を差し込む。
リキマルに近づく程、アルコールの匂いが強くなる。
 「こんなにお酒飲ませて。ダメだよリキマルさん、アネキに付き合っちゃ。
  こう見えても、すごいうわばみなんだから……。」
 「へへへ……美人のお誘いは断れないタチで。
  それに、ツブれてもこんな美人姉妹が介抱してくれるなら男冥利に尽きるってモンで…。」
 「まぁ、お上手ですね。」
リィナが口元に笑みを浮かべる。リキマルも重そうな瞼を必死に上げて笑う。
酒を口にしないアイリにとって、とても楽しそうに見える2人を理解することは困難なことだった。
 「もう……そんなこと言って…。」

                  ・
                  ・
                  ・

 「本当に助かったわ。実は誰か通りかかってくれないかと困ってたのよ。」
リィナは、途中で眠ってしまったリキマルを部屋に放りこんだ後に一息吐いて言う。
 「こんな時間まで付き合わせたアネキの責任じゃないか、全く……爽やかな朝が台無しだよ。」
くるくると細い肩を回しながらアイリがぼやく。それを聞いてリィナが思い出したように口を開いた。
 「そう言えば……何処へ行くところだったの?エレベーターを使うなんて…。
  上の階に用事があったの?」
 「え!?い、いやぁ……そ、それはもういいんだよ!別に大した用事じゃなかったし……。」
アイリは手を振って平常を装おうとした……が、リィナはその全く平常ではない慌てように
何かを悟ったのか、含み笑いを口元に携える。
 「あぁ……そう言うことだったの。あの子を起こしに行く途中だったのね。
  ごめんなさいね、お邪魔しちゃって……ふふふ。」
全てお見通し、という表情のリィナに、アイリは顔を真っ赤に染めて否定する。
 「ちちち違うんだ、かか勝手に決めるなよ!私はただ、お、屋上で風にでも当たろうかと……。」
 「あら、そう。じゃあ今日は私が起こしに行ってあげようかな。」
12911:02/05/06 21:33 ID:TwL0VdLH
リィナは口元に笑みを浮かべたまま、ほっそりとした指先を顎先に当ててアイリを観察する。
その発言にアイリは目を限界まで見開いて、姉を見た。
 「なな、何だってーーー!!そ、それはダメだよ!ほ、ほら、あいつも疲れてるだろうから。  
  たまに帰ってきた時ぐらいはゆっくり寝かせてあげようよ!ね!」
起こしに行こうとしていた自分のことは棚に上げて必死にまくし立てる。
 「でも、私も久しぶりにあの子の顔を見たいし。ちょっと覗きに行きましょう。」
リィナはそう言うと、エレベーターに乗り口に立ち止まって5階のボタンを押した。
 「わーーーっ!!ちょっとちょっと!?」
 「アイリも来たければ来れば?『美人姉妹』お揃いで行けばあの子も喜ぶわよ、きっと……。」
 「うーーー………。」
最早、完全にからかい口調になっているリィナの綺麗な後髪を睨みながら、
アイリはじっとエレベーターの到着を待った。

                   ・
                   ・
                   ・
かちゃ。

アイリが控えめにノブを回して、部屋に入る。
そのまま部屋にある大きなベッドに近づいていく。
 「きちんとノックしないと駄目よ、アイリ。」
リィナがドアを閉めてベッドの傍に歩いて来る。
 「あ、そうだった……そうだよね、ごめん。」
久しぶりの対面に自分も気づかないほど気持ちが高揚していたのか、
マナーすら忘れてしまっていた自分に驚くアイリ。
 「ふふふ、余程嬉しいのね……少し落ち着きなさいよ。」
 「!〜〜〜〜………!!」
13011:02/05/06 21:34 ID:TwL0VdLH
何か言いたげなアイリを手で制し、リィナはそっとベッドの中を覗きこむ。
 「あら…ちょっと大人っぽくなったかしら。でも、相変わらず可愛い顔……。」
そう言って、リィナは息がかかるぐらいに顔を近づける。
 「ア、アネキぃ!そんなに顔を近づけるなよ!起きちゃうだろ!?」
アイリはぐいぐいとリィナの腰に巻かれている深草色の布を引っ張る。
 「そんなに引っ張ると伸びてしまうわ……もう。」
しぶしぶベッドから離れるリィナ。アイリはそんな姉の雰囲気に何か違和感を覚え、
ぐっと顔を近づけて眼を覗きこむ。
その違和感の正体はすぐに解かった。
 「………アネキ、すごくお酒くさい…………。」
 「ふふふ、でも酔ってはいないわよ。少し良い気分だけど……。」
考えてみれば、泥酔状態だったリキマルと一緒に飲んでいたのだ。
いくらうわばみだと言っても、大の大人が倒れる程の量を口にすれば
何らかの異変が起きていてもおかしくはなかった。
 「もう、この酔っぱらい!ちょっと頭冷やしなってー!」
ポンとリィナの身体を押して、ベッドから遠ざける。
リィナは少しよろけて、頭に手を当てた。
 「痛た……頭痛がするわ……。アイリ、悪いけどそのコップで水を汲んで来てくれない?」
そう言って、リィナがテーブルの上を指差す。そこには空のコップが置かれていた。
 「え……わ、わかった。アネキ、ちょっと座って休んでなよ。」
アイリは少し慌てた様子で、部屋の椅子をリィナの前に用意して、
自分はテーブルの上のコップをかっさらって部屋から出て行った。
おそらく部屋の前の洗面所に水を汲みに行ったのだろう。

ニヤリ。

13111:02/05/06 21:35 ID:TwL0VdLH
 「ふふふ、姉思いの良い妹を持って私は幸せだわ…。」
艶やかな笑みを浮かべ、ふらふらとおぼつかない足取りでベッドに近づいていくリィナ。
 「アイリに言われた通り、休ませてもらおうかしら……。」
そして、ベッドに脚を潜り込ませる……。

 「あれ?おかしいなぁ…水が出ない……。」
アイリは部屋の前の洗面所の蛇口を捻りながら首を傾げる。
蛇口はくるくると回るが、一向に水が出る気配はない。
 「アイリさん、どうかしましたか?」
先程までいなかった門番ならぬ部屋番の兵隊がアイリに声をかけてきた。
 「それが…水が出ないんだよ。アネキが頭痛がするって言うから汲んでいこうと思ったんだけど。」
アイリは兵の前で蛇口を捻って見せる。やはり水が出ることはない。
 「そうですか…。少し見てみますから、お急ぎでしたら下の階の洗面所をご使用下さい。」
兵は、入れ替わるように蛇口の点検を始める。
 「下の階に洗面所あったっけ……?」
そう思いながらもすでにアイリの脚は早足で階段へ向かっていた。

                     ・
                     ・
                     ・

13211:02/05/06 21:35 ID:TwL0VdLH

う〜ん……。
なんだか柔らかい感触が頬に当たってる……。
なんだろう……この感じ。懐かしい温かさ。いつまでも触れていたい気分だ。
すごく心地良い…………。
僕は少し眼を開けてみた。黒い物が僕の視界いっぱいに広がっている。
その中で一際盛り上がった部分が僕の顔に当たっている。
ふにょふにょと柔らかい感触。
それが何かというのを特定するために両手で感触を確かめる。
 「あン……。」
 「え?」
僕の頭の上の方で艶かしい声が聞こえた。
この場に似合わないそれに僕は思わず目線を上へ向ける。
 「おはようございます。」
 「……あ、リィナさん。おはようございます。早いですね………」

…………。
なんでリィナさんがここにいるんだ?ここは僕のベッドだよな……確か。
えーと。待て待て。ちょっと待て。これは夢か?
そうか、それなら納得。また寝直そう。2度寝って気持ち良いんだよね…。
…………。
お酒くさい。僕、お酒なんか飲めない。
ミョーにリアルな感触が僕のお腹に乗ってる。
僕がまだ半分しか開いてない眼でその部分を見ると、
そこには、すらりとした脚(リィナさんのだろう)があった。
その脚は、膝の裏で僕の盛り上がった股間を挟むように曲がっている。
柔らかいふくらはぎが当たって気持ち良いな……。
…………。
                    
13311:02/05/06 21:37 ID:TwL0VdLH
                    
 「うわぁぁぁッッ!!!」

僕はすんごい勢いで跳び上がった。
 「なななな何してるんですか!!?どうして、何で……」
 「久しぶりに起こしに来たんですよ。迷惑でした?」
リィナさんは少し残念そうな眼で僕を見る。
その眼はなんだか焦点が合ってないように見えた。
 「め、迷惑なんてことは……」
無いけど、びっくりした。
その時、ドンドンと激しくドアを叩く音が部屋中に響いた。
 「どうかしましたか!?」
部屋の外の番の人が焦ったように問いかけてくる。
以前、刺客に襲われてから用心のために付いてくれている人だ。
 「あぁ、大丈夫です。少し寝ボケてしまったみたいですよ。」
リィナさんがそう言うと、ドアを叩く音が止んだ。
 「そうですか…。では御用があればお申し付け下さい。」
ドアの前から足音が遠ざかって行く。
あぁ……行かないで。ここに最強の刺客が……。
当のリィナさんの視線が僕の身体の一部分に釘付けになっている。
そこには、トランクスの上からでもわかるくらいに見事にそそり立ったモノが…。
 「ここれは!その、男の生理現象なんですぅ!!」
両手で股間を覆い隠す。早くおさまれと念じ続けるが、そうは簡単に行かないのが悲しい。
 「ふふ、知ってます。でも、苦しそう……私のせいですか?」
……そう言えば、痛いくらいに大きくなっている。
何故だろう。本当にリィナさんの…?
そう言えば、あのふにょふにょした感触は……。
リィナさんの胸!?あぁ…着ている服も黒いし間違いなさそう……。
その感触を思い出した瞬間に、僕のモノがピクン!と跳ねた。
リィナさんは眼を丸くしてそれを見た後、僕に微笑んできた。
 「まぁ……。そちらで返事しなくてもいいのに。ふふふ、可愛いわね……。」
 「………ごめんなさい。」
僕は自分の節操の無さに情けなくなり、背筋を丸めてリィナさんに謝った。
 「謝らなくてもいいですよ。それに、私の責任なら、私が何とかしないと。」
13411:02/05/06 21:38 ID:TwL0VdLH
そう言うと、リィナさんは膝で歩いて僕に近づき、トランクスに手をかけた。
 「ちょちょっとリィナさん!?何するんですかあ!」
意表を突かれた僕がトランクスを上げようとするより先に、
リィナさんの両手がそれをずり下ろす。
びょ――んとトランクスから飛び出た僕のペニスがリィナさんの眼前に晒された。
 「まぁ、大きい。こちらの方もスゴイんですね。」
誉められてるんだろうけど、嬉しくない…むしろ恥ずかしい。
リィナさんが僕のモノをきゅっと掴む。それだけで僕のモノは反応してしまっていた。
 「ドクドク脈打ってます……。すごい、まだまだ大きくなりそう……。」
そんな僕のモノを見ながら、リィナさんは少し興奮したような感じで呟く。
 「そ、そんなに強く握らないで……っ!」
僕はこみ上げてくる快感を必死に堪えながらリィナさんにお願いした。
 「すぐ楽にしてあげますから……あーん。」
そう言うと、リィナさんは口を開けて僕のモノを含もうと顔を近づけてくる。
 「や、やめ―――」


 「アネキィィィ――――――――――ッッ!!!」


制止しようとした僕の声が掻き消されるほどの怒号が部屋に響く。
その声の方向に僕とリィナさんは思わず顔を向けた。
そこには、いつの間に部屋に入ってきたのか、破裂してしまいそうなぐらい顔を真っ赤にして、
手にした水の入ったコップを今にも砕きそうな力でブルブルと震わせているアイリさんが……。
 「な、な、あな、な…………、」
頭に血が登りすぎてか、上手く言葉が出てこないみたいだ。
 「あらアイリ。遅かったわね……。ご苦労様。」
リィナさんは興が醒めたといった感じで僕のモノから手を離す。
そして僕の耳に口を近づけて、そっと囁いた。
 「ごめんなさいね、さすがに妹の前ではできないから……。続きはまた今度……。」
13511:02/05/06 21:39 ID:TwL0VdLH
そう言ってベッドから降りたリィナさんは、アイリさんの手にしたコップを上から抜き取り、
部屋を出て行こうとする。
 「そうだ、続きはアイリにお願いしたらどうかしら?この子もそろそろこういうコトに
  慣れた方がいいと思うし…アイリもあなたなら文句ないと思うし。ね?」
ポンとアイリさんの肩を叩くリィナさん。その時何かを耳元で言ったみたいだけど、
何かは聞き取れなかった。

 (大丈夫、外の人は任せておきなさい……私がなんとかするから。それと、あせってはダメよ。)
 (〜〜〜〜〜!!)

リィナさんが何か言った瞬間、アイリさんがさらに身体を硬直させてように見えたのは
僕の気のせいだろうか?

僕とアイリさんはリィナさんが出て行ったドアをしばし呆然と見つめていた。
そして、お互いに顔を見やった瞬間、目が合ってしまった。
何を言おうか考えていると、アイリさんがこちらに歩いてきた。
すごい意志のこもった眼をしていたので、僕は少し後ずさってしまった。
 「あ、あの……アイリさん?僕、着替えようと思うんですけど……。」
そう言って、ずり落ちていたトランクスを上げようとしたその手を
アイリさんが恐ろしい力で掴む。
 「…………。」
 「ア、アイリサン?」
手が痛い。眼が恐い。
 「…………。」
 「少し痛いんですけど……。」
アイリさんが俯いて、僕の硬いままのモノをまじまじと見つめる。
恥ずかしいからトランクス上げさせて…。
 「………ぅすればイイんだ?」
 「え?」
ボソボソと口篭もるアイリさんについ聞き返してしまう。
こんな状況だから、言いにくいことなんだろうけど。
 「だから……どうすればイイんだっ!?」
 「ど、どうって言われても…。」
13611:02/05/06 22:44 ID:TwL0VdLH
少し怒ったような顔で僕を睨むアイリさん。
 「あ、あ、あたしさ、こういうの慣れてなくって…ははは、いや、でも、初めてって訳じゃないんだ。
  ホ、ホントだぞ!?えーと、その……久しぶりっていうか……。」
僕以上にパニックになっているようで、アイリさんは早口で捲し立てる。
でも、初めてじゃないんだ…。そりゃそうだよね、こんな美人なんだもの。
僕は少しがっかりしたが、僕以上に焦るアイリさんを見て何故か気持ちは落ち着いた。
 「あ、えーと…そんな、無理しなくていいです、ホント。
  取りあえず手を離してくれますか?パンツ履きたいので……。」
 「えええ遠慮するなっ、なっ!だだ大丈夫、知ってるさ!く、口でするとイイんだよね!?」
またまた早口で一方的に喋ると、僕の前に跪いた。
 「ちょ、ちょっとアイリさん、いいですってば、そんなことしなくてもー!」
 「………ぁむ。」
 「うぁぁ!」
アイリさんの口に僕のモノが含まれる。生暖かい感触がペニス全体を包み込んだ。
僕はそれだけで射精しそうになったが、歯をくいしばって堪えた。
次に来るであろう快楽の波に身構えていたが、しばらくしてもその波が襲ってこない。
何かおかしい(?)と思いつつ、僕はアイリさんを見下ろした。
アイリさんは僕のモノを咥えたままじっとしている。
そして、目だけをこちらへ向けて僕の反応をじっと見ていた。
リィナさんに比べるとまだ幼さの残る顔なんだけど、姉妹だけあって
アイリさんも将来は間違いなく美人になるだろう。
そんな顔を見ているだけで十分刺激になるのだが、
僕は遠慮しつつも注文をつけることにした。
 「あの……じゃあ、先端を吸ってくれますか?」
小さく頷いて、アイリさんは無言で僕の言ったことを実行してくれた。
ちゅっ、ちゅっと口とペニスの隙間から吸引音が聞こえる。
アイリさんは丁寧に、まんべんなく亀頭の部分を吸ってくれる。
 「先の部分を舌で……うっ」
最後まで言い終わらない内に、アイリさんの舌先が控えめに僕の亀頭をくすぐる。
裏の部分をなぞるようにそっと舌が這い、急激に快感が押し寄せてくる。
アイリさんは舌を動かすことと吸引するのを同時に行うことはせず、
1つの行為をぎこちないながらも、丁寧に続けてくれた。
13711:02/05/06 22:46 ID:TwL0VdLH
吸引する時に、アイリさんの頬がすぼまり、その美貌が淫靡なものに変わるのを
目の当たりにし、僕は非現実的なものを見たような背徳感に包まれて、
凄まじい射精感に支配された。
 「ア、アイリさんっ……出ちゃうよっ!」
僕は思わず唸ってしまったが、アイリさんの攻撃は止まることなく続いた。
チラリとこちらへ向けられた眼がとてもイヤらしく、僕は限界に達してしまった。
 「で、出る……うあぁっ!」
 「んむっ!?」

びゅっ、びゅくぅ、びゅうぅ………。

全ての欲望を吐き出そうと、ペニスがビクビクと跳ね続ける。
まだ律動を止めない僕のモノからアイリさんが思わず口を離した。
 「び、びっくりしたあ!!」
口元から垂れる精液を拭うこともせず、アイリさんは目を丸くしている。
僕は慌ててティッシュをアイリさんに渡して、口を指差す。
ティッシュを貰って初めて気づいた様子で、アイリさんは口の中に残っていたモノを吐き出した。
そんなにびっくりしたのかな…。そりゃ、僕もいきなり口内に出しちゃったんだけど。
アイリさんは自分の吐き出した白いモノをじっと見つめ、指で少し掬ってペロリと舐めた。
 「うっ……ニガい………っ!」
思わず顔をしかめたその光景がとても可愛らしく、可笑しく見えて、僕は噴き出してしまった。
 「なっ……なんだよぅ………。」
じろり、とアイリさんが僕を睨む。が、先ほどの鬼気迫るような迫力は消えていた。
 「いえ、ごめんなさい。それより…大丈夫ですか?その…口に出しちゃってすみません…。」
 「あ、あぁ、大丈夫!こんなに気にすることないよ!大したことじゃないし…ははは……。」
大したことだと思うんだけど……。これぐらいは慣れてるってことなのかな?
でも、久しぶりってさっきは言ってたし……よくわからないなぁ……。
 「さ、さぁ!もうスッキリしたんだろ!?じゃ、じゃあ私、行くから―――」
そそくさと立ち去ろうとするアイリさん。
 「ちょ、ちょっと待ってください!」
 「えっ……?」
何故か僕はそう声をかけていた。いきなり目覚めて、自分だけ気持ちよくしてもらって。
なんだか申し訳なく思った僕は、勝手な提案をしてみる。
13811:02/05/06 22:46 ID:TwL0VdLH
 「あ、あの……僕だけ、気持ち良くしてもらって悪いですから、その…アイリさんも……。」
 「………。」
 「あ!イ、イヤだったらいいんです!ご、ごめんなさい、僕どうかしてたみたいで!」
僕は慌てて服装を正して、足にかかったままのトランクスを上げる。
そんな僕の耳に、アイリさんの声が届いた。
 「嫌なんてことないよ!ないけど……」
 「………。」
 「あんたはいいのかい?あたしなんか……。」
 「いえ、アイリさんにも気持ち良くなってもらいたいです……。」
 「………。」
アイリさんはじっと何かを考えるように目を瞑ったまま動かなかった。
しばらくして、黙って衣服を脱ぎ出した。程よく日焼けした、健康的な肌が眼前に晒されていく。
下半身だけ全部脱ぎ捨てて、再び僕の方へ歩いて来る。
 「あ、あの…胸は小さいから……」
そう言って、両手で胸を隠す。衣服の上からは決して小さくは見えないんだけど…。
そりゃ、リィナさんとかに比べたら多少……だけど、アイリさんより小さい人なんて、それこそ
たくさんいるのに……ナナミなんか…ゲフンゲフン。
まぁ、人それぞれ悩みがあるんだろうな……アイリさんが嫌なことはしないでおこう。
 「それじゃぁ……あの、ベッドに寝てください…。」
黙って僕の言うとおりにするアイリさん。その両膝を大きく開くと、アイリさんの秘唇は
大量の愛液で周りを濡れていて、まるで僕の進入を待っているかのように見えた。
 「アイリさん……このまま入れてもいい?」
 「う、うん……ゆっくり、ゆっくりね…。」
僕は自分のモノを握って、秘唇の入り口へ誘導する。
そして秘口にあてがうと、ゆっくりと腰を進めた。
 「うあああぁっ……!」
アイリさんの膣内はとてもきつく、僕の前進を許さない。
ぷち、と何かを突き破ったような感触が僕のペニスに伝わったと思うと、
肉襞が激しく絡み付いてきた。
 「アイリさんの中、すごくきつい……っ!」
 「……!……っ!」
アイリさんは手を口に当てて、声が出ないようにしている。
僕は声が聞きたいんだけど……。
なかなか進めないので、少し強引に腰を差し込んだ。
13911:02/05/06 22:47 ID:TwL0VdLH
 「うあぁ!!」
アイリさんが堪らず声を上げた。僕は根元まで入ったのを確認しようと、結合部分を見る。
深く、深く、アイリさんの中に突き刺さっている僕のペニス。
 「!?」
よく見ると、その結合部分から流れる液体に赤いものが混ざっていた。
 「アイリさん……!?血が、血が出てますっ!」
僕が慌ててペニスを抜こうとすると、アイリさんが両脚をがっちりと絡ませてきた。
2人の身体が密着して、僕は自分のモノを抜くことができない。
 「ハァハァ……あ、当たり前だろ?は……っ、初めてなんだから……っ」
アイリさんは顔を苦痛に歪めて、衝撃の事実を告げる。
 「えっ!?だ、だってさっき………。」
 「そ、そんなの恥ずかしいだろ……っ、い、言えないよっ!」
苦しそうに息を吐くアイリさんが言う。僕は、強引に捻じ入ったさっきの行為をひたすら後悔した。
 「ご、ごめんなさい!痛いですよね、すぐ止めますから!」
僕は両手でアイリさんの脚を掴み、自分の身体から離そうとする。
が、力がこもった脚は僕の後ろでクロスしていてなかなか解けない。
 「あ、あの……っっ、アイリさん、脚、脚を……、解いて下さい……っ!」
うーんと力を入れるが、場所が場所だけにあまり力が入らない。
 「はぁ、はぁ、で、でも、後悔なんてしてないよ、だって、あたしは……っ、あんたとなら……」
 「うわわっっ!!」
いきなりアイリさんの膣内が急激に収縮を始めた。
僕のペニスは、まるで手で握られているようにきつく締めつけられる。
熱い肉襞がぬるぬると絡みつき、尿道に新たな精子が上がってくる。
 「アアアイリさん、離れてください、出ちゃいます!ああっ、はや、早く!!」
 「い、いいんだ、このまま……うっ、あんたを…あんたを、感じたいんだよっ、お願いぃ……っっ!」
アイリさんが涙を浮かべて必死に訴えてくる。 
 「わぁぁっっ!!」
 「んぅぅっ!!」

14011:02/05/06 22:48 ID:TwL0VdLH

どくっ!!どっくん……どく、どっく、どっく……。

余すことなくアイリさんの中に精液を吐き出す。
ついさっき出したばかりなのに、ほぼ勢いは同じだ。
腰が持って行かれそうな快感を噛み締めながら、ゆっくりと力が抜けていくアイリさんから離れる。
こぽっ…とペニスが引きぬかれた膣からは、白い液体が零れている。
 「うっ……。」
僕はアイリさんを汚してしまったような気分になって、情けなくなってしまう。
涙が零れそうになるのを堪えていると、後始末をしていたアイリさんが声をかけていた。
 「あたし、しちゃったんだ……。あ、でも、良いんだ、さっきも言ったけど、あんたなら別に。」
 「アイリさん……、ごめんなさい、ごめんなさい……。」
気丈に振舞っているように見えてならないアイリさんに、僕は謝ることしかできない。
 「そ、そんなに謝るなよっ!なんだかあたしまで悪いことしたみたいじゃないかっっ!!
  それとも、あんたは後悔してるの?あたしとしたこと……。」
 「そ、そんな!でも僕、アイリさんのこと全然考えずに、1人で勝手に……。」
 「そんなの気にするなってば!あたしが良いって思ってしたことなんだから、
  あんたが気に病むことなんてないんだからっ!」
アイリさんは床に落ちている衣服を取って身に着ける。
そして、こちらを向かずに一言、
 「ま、まぁ気が向いたら一緒に連れて行ってくれよな!あたし、酒場で待ってるから……。」

バタン。

 そう言って、部屋から出て行った。

                    ・
                    ・
                    ・

14111:02/05/06 22:49 ID:TwL0VdLH

 (アネキのヤツ〜〜〜、何が『気持ち良いからアイリも早く経験しなさいよ、
  好きな人に抱かれるのって女の幸せだから』だっっっ!!滅茶苦茶痛いじゃないかぁ!!
  う〜〜〜歩きにくい〜〜〜、ヒリヒリするぅ……。)

いつも自慢気にそんなことを言うリィナの顔を思い出す。
決して人に見せられないような、広いガニ股で廊下を歩くアイリ。
 「あれ、そう言えば、部屋番の人がいない……。」
キョロキョロと辺りを見回すが、水道の蛇口を直していたはずの兵士がいない。
アイリがふと先程リィナに言われた言葉を反芻する。
 
 (大丈夫、外の人は任せておきなさい……私がなんとかするから)
 「…………。」
 (大丈夫、外の人は任せておきなさい……)
 「…………。」
 (大丈夫、外の人は……)
 「…………。」
 (大丈夫・・……)
 「…………。」

 
 「アネキ…………………また…………」

『女の幸せ』を理解するにはまだまだ時間のかかりそうなアイリだった。




                     完
14216:02/05/06 22:56 ID:UqhIrSgd
11さんイイ!初めてリアルタイムで見た!相変わらずエロシーンが上手いですなあ〜・・・
143名無しさん@ピンキー:02/05/06 23:27 ID:GQ2YK0xg
>11さん
2主×アイリキタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━━(  ゚)━━(  )━━(゚  )━━(∀゚ )━━━(゚∀゚)━━!!!!!

ああああすごくイイィ―――!純情強気娘マンセ―――!!!!
144名無しさん@ピンキー:02/05/06 23:40 ID:8/rcR/e4
このスレとってもいいね。
普通、話題にでてこなそうなオウラン、ロウエン、アイリ、リィナがでてきてる。
145名無しさん@ピンキー:02/05/06 23:44 ID:UqhIrSgd
その上、質も高い。言うこと無しです。職人さんマンセー!!
146名無しさん@ピンキー:02/05/06 23:53 ID:GQ2YK0xg
そうだそれを言うのを忘れてた。
ありがとう神(職人)様たち!!
147名無しさん@ピンキー:02/05/07 00:07 ID:jzS/tNOV
やべぇ・・・16さんの作品見て、SSで初めて泣いてしまった・・・
148名無しさん@ピンキー:02/05/07 22:36 ID:UZO2LLY4
職人様たちさいこー!!!
話もしぶい人選もいいですな〜
サイトめぐりしてもホモばかりだから
ここはうれしいです。
149名無しさん@ピンキー:02/05/08 01:01 ID:w7R24h7Y
>>148
激しく同意。本年度最優秀スレ大賞ケテイ。
15017:02/05/08 18:07 ID:GTo/1br5
>>11
リィナ姐さん!何をしたんですか!(笑)
リィナ姐さんの常套手段がなんなのかってのが
プレイ中もすげぇ気になっていたんだが・・・
やはり、あれなんでしょうかねぇ?・・・ふふっ
さすがは11さんだ。
・・・漏れは脳内がエロなしパロディになってたりで
どうにもならんからもう無理ってことで、電話線で首吊って逝ってくる・・・
151名無しさん@ピンキー:02/05/08 22:29 ID:pXv/UY8j
>17神
逝かないでください神よ。

個人的には、やおいでなきゃエロ無しも全然まったく問題なしなんですが。
板的にそういうわけにもいかないのかな。
152151:02/05/08 22:32 ID:pXv/UY8j
17さんのシーナ×アップルみたいなラブラブでちょっとエッチ描写あり、
くらいの話が一番好きです。
153スレ判定厨見習い:02/05/09 01:02 ID:4hafKt0W
五臓六腑にしみわたる良スレ!
15411:02/05/09 19:33 ID:BYiWX6cd
17さん逝かないで……お願ひ つд`)

たくさんのキャラを上手くまとめる手腕はとても勉強になります。
こっちは4人出しただけでクソ長くなってしまう……。
155名無しさん@ピンキー:02/05/10 23:37 ID:LcVQmBIj
応援します、職人さん!がんがれ!
15617:02/05/11 09:16 ID:3lIyMDhE
皆様ありがたい言葉感謝のいたりでし・・・(泣)
でもあまりに脳内逝っちまってるんで、しばらく名無しに戻ります
自分の中に煩悩の神が降臨したら復活するんで。
157名無しさん@ピンキー:02/05/11 12:17 ID:xXQKa6TI
>>156
マターリと復活の日を待ってます。
158名無しさん@ピンキー:02/05/13 18:00 ID:AWQrEiSX
保全age
159名無しさん@ピンキー:02/05/13 23:43 ID:SmNt2O5L
2主人公×アイリ良かったー!

初めて覗いたんだけれど、一番好きなカップルが見られるとは
嬉しすぎる……。
ああ、本当にありがとうございました!
160名無しさん@ピンキー:02/05/14 20:11 ID:8ZCLfnCI
良スレ!
161名無しさん@ピンキー:02/05/16 16:32 ID:qMvJndzo
人がいない・・・
3発売したらこのスレも少しは盛んになるのか・・・?
16211:02/05/16 18:14 ID:51tEL+P6
生まれて初めて801といふものを読みますた・・・


 ___
   ||
   ||
 (。д。)ヽ
  ∨∨∪ノ
   ∪∪


163名無しさん@ピンキー:02/05/16 18:40 ID:rq88p7Ff
11さん大丈夫かな;
164名無しさん@ピンキー:02/05/16 19:32 ID:HYuQcdcl
新しい書き込みがあることを期待しつつ、そっと覗きに来てみればこんな事に!
11さんしっかり!
お気を確かに!
165名無しさん@ピンキー:02/05/16 20:11 ID:64ujUyn5
大丈夫。11さんならきっと立ち直れるさ。
166名無しさん@ピンキー:02/05/16 20:23 ID:jBE6a/V7
最後まで読みきったのだとしたら、11こそ真の勇者と言えよう。
167名無しさん@ピンキー:02/05/16 21:27 ID:Qx/dh0Oz
11さん、いきなり801書き出したりしないでね・・・
168名無しさん@ピンキー:02/05/17 00:05 ID:DG74gV0B
自分が801の存在をはじめて知ったときのショックを思い出した。
あれだけは生理的に受け付けんのだよなー
11さんカムバック
169名無しさん@ピンキー:02/05/17 00:25 ID:r2ex6mxC
本日をもちまして糸冬了
170名無しさん@ピンキー:02/05/17 00:45 ID:rCYvXi0J
終わらないでー(泣)。
終わってほしくないけど、職人さんにはなれない。だって国語が2だったんだ。

萌えシチュとかただの妄想呟くのはだめだろうか。
171名無しさん@ピンキー:02/05/17 00:48 ID:tNegOJVz
広告とか荒しとかが来るとあれなんで
しばらくsageでどうかね <ALL
172名無しさん@ピンキー:02/05/17 04:05 ID:jT3rpxfL
なんか職人様方おやすみ中みたいなんで
とてつもなくしょぼいけど揚げてみます。
でも思い切り趣味に走ったカプリングなので
受け付けない人すんません。
一応sageで地味にいきます。
173172:02/05/17 04:11 ID:jT3rpxfL
店じまいのすんだ薄暗い酒場のカウンターで男と女は並んで座っていた。
男が店に来た時にはもう閉まっていたのだが、男に気付いた女主人が中から声をかけた。
店に入ると、女はいつもいるカウンターの中ではなく、客用の椅子に腰掛け酒を飲んでいた。
「一度も酒場に顔ださないからさ、てっきり下戸なのかと思ってたよ」
「いや、そういうわけでもないんですがね」
「ふふ」
レオナは取り出したグラスに酒を注ぎフィッチャーの前に置いた。
「おごりだよ。ただし一杯だけ」
「すいませんねぇ。にしてもあれだけ繁盛してるのにいちいち来た人の顔おぼえてるんですか?」
「はは、まさか。そんなに暇じゃないさ」
レオナは肘をつき、頬を手の甲に乗せて眠そうな眼でフィッチャーを見つめる。
「アンタは特別。アンタが来ないかなぁっていつも思ってたんだよ」
そして左手でフィッチャーの右の頬に触れた。
「・・・・酔っぱらってますね。いつも飲むんですか?」
「いや。アンタと一緒だよ。酒を飲むのは飲まなきゃやってられない時だろ」
レオナはそのまま自分の唇をフィッチャーの唇に押し付けるように重ねた。
「ふふ、図星だ」
唇を離しそう言うと、酒を煽った。
「まいったな」
そう言ってフィッチャーもグラスの酒を一気に空けると、椅子から立ち上がった
174172:02/05/17 04:13 ID:jT3rpxfL
レオナの顎に手をあて彼女の顔を上に向かせると、覆い被さるようにキスをした。
さっきレオナがした短いキスではなく、それは長く、濃厚なキスだった。
フィッチャーの舌がレオナの口の中を動き回る。
その舌を捕まえるようにレオナも舌を動かす。
レオナは自分の皮膚に押し付けられた無精髭の感触が気持ちよく、
彼の後頭部に手を回し自分の顔に押し付けるように抱きしめた。
やがて、フィッチャーの手がレオナの胸へと伸びた。彼は器用に彼女の服のボタンをはずす。
襟から脇の下の方へ付けられたボタンをはずすと、
大きく胸元がはだけ、彼女の白い肩と赤い下着が露になる。
フィッチャーは彼女の背中に手を入れると、背中のホックをはずした。
そしてレオナの座っている椅子をぐるっと回すと、
彼女の後ろから手を浮いたブラの中へ入れ柔らかい感触を味わった。
「んんっ」
両方の胸をもまれながら同時に指で乳首を攻められ、レオナは思わず声を上げた。
首をひねり彼の唇を求める。がフィッチャーは笑ってそれには応じなかった。
するとレオナは彼の手を振り払うようにして立ち上がり、振り返ってフィッチャーと向き合った。
そうして彼の股間へと手を伸ばす。
「うっ・・・・・・」
フィッチャーの股間は既に盛り上がっており、
彼女にペニスを握られた瞬間フィッチャーの体中を電流のようなものが駆け巡った。
175172:02/05/17 04:14 ID:jT3rpxfL
レオナは楽しそうに笑うと彼の腰紐を解き一気にズボンを下ろした。
そして肩に手をかけて彼をカウンターの上に座らせ、自分は椅子に腰掛ける。
するとちょうどそそり立ったペニスが、レオナの顔のまん前に来た。
「大きいのね」
笑みを浮かべながら、そのペニスを口に含む。
一度根元まで含むとあまり締め付けず、先の方までスライドさせた。
「あぁぁ」
その柔らかい感触がなんともいえない気持ちのよさをフィッチャーに与える。
そして今度は舌先で丁寧に裏筋をなぞる。舐めているところがわざと見えるように、
舌を思い切り伸ばし上目遣いにフィッチャーを見つめている。
その行為に、フィッチャーのペニスは更に屹立して行く。
レオナはもう一度口に含むと、今度は含んだまま舌をペニスに這わせた。
先ほどよりも強く裏筋をなぞり、カリを舌先で弄ぶ。
「うっっ・・・うぁっ」
フィッチャーは思わず声を上げレオナの頭を掴み口を離されないように押さえつけた。
自分のアソコが濡れているのを感じながらレオナの舌の動きは更に激しさを増す。
それにつれてフィッチャーのペニスも限界へ近づいていく。
それを感じたレオナはもう一度根元まで含むと、思い切り口をすぼめ先っぽまで吸った。
「くっ!!」
フィッチャーは慌ててレオナの頭を自分の股間から遠ざけた。
176172:02/05/17 04:15 ID:jT3rpxfL
何とか爆発は避けられたがもうその寸前である。
フィッチャーは床に下り、今度はレオナを抱きかかえるようにカウンターに座らせた。
そしてスリットの入ったスカートを一気にたくしあげる。
ブラとおそろいの赤い下着を下ろすと、もう溢れるほど濡れた秘部があらわれた。
フィッチャーは屈んでその花弁を掬い上げるように舐めた。
「あぁぁん」
じゅるっという卑猥な音とともに彼女が声を上げた。
「もうこんなに・・・・・・」
そう言って彼女を見ると頬が赤く染まっている。
酒のせいかもしれなかったが、フィッチャーにとってはなんであれ充分刺激的な表情だった。
フィッチャーは自分の肉棒を掴むとレオナのあそこへあてがった。しかし挿入はせず、
お互いの性器を密着させたまま腰を上下に動かす。
「やぁぁぁぁ!!あ・・うぁ」
レオナは敏感なところを刺激され、身体をのけぞらせ、苦悶の表情を浮かべた。
狭いカウンターから後ろへ落ちないように、フィッチャーはレオナの腰に手を回し抱き寄せる。
それがまたお互いを更に密着させることになった。
「あ・・・ねぇ・・・早くして・・・」
「ああ・・・」
そう言ってフィッチャーは一気に貫いた。
「ん・・・んぁぁぁぁぁぁぁ」
レオナが叫ぶ。それを聞きながらフィッチャーは腰を前後に動かす。
早く、遅く、深く、浅く。そのたびにレオナは上ずった声を上げ、
その声にまたフィッチャーも興奮していく。
177172:02/05/17 04:17 ID:jT3rpxfL
じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ
フィッチャーのペニスがレオナの中で生き物のように動き回る。
そしてレオナのアソコもフィッチャーにまとわりつくのだった。
「ああ・・吸い付いてくる・・・くぅ・・・」
「あ、私もう・・・・・・いく・・・いくぅぅ!!!!!」
レオナの絶叫にフィッチャーは一度思いっきり突くと、自分を引き抜いた。
と同時に白濁した液がほとばしる。
ドピュドピュドピュ
「うっ・・・」
その液体はレオナの太ももや乱された服を汚した。
しかしレオナも絶頂に達し、力尽きたようにフィッチャーに身体を預けたのだった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
翌日
「チャコ〜!!私の書類かえしてくださいよ〜」
「へへ〜ん。返して欲しかったらここまでおいでー」
「私は飛べないんですよ〜。いけるわけないでしょう」
「まーたシュウに怒られるぜ〜」

「フィッチャーさん、またチャコにからかわれてる」
「もう、情けないわねー。フリックさんとは大違いだわ〜。
 ね。レオナさんもそう思うでしょ??」
「・・・ふふふ」
178172:02/05/17 04:20 ID:jT3rpxfL
お目汚しスマソ
このスレの活性化を祈って。
さて逃げろ!!
179名無しさん@ピンキー:02/05/17 08:34 ID:nBG7y4tF
イイ!!
108人もいるんだから、こんなカップリングもありなんだよな!
レオナしか知らんフィッチャーの一面萌え!
180名無しさん@ピンキー:02/05/17 13:13 ID:G6CayCn1
レオナいい。大人の魅力。
181名無しさん@ピンキー:02/05/17 14:16 ID:JMyh2cVM
いいなあ大人カプ。
なんかこう、色っぽい。
182名無しさん@ピンキー:02/05/17 21:11 ID:kVi74BCo
新職人さん歓迎!
18316 :02/05/17 23:14 ID:N/hXbFjm
すまんです・・・・・
本業(予備校)のほうが忙しくてしばらく来れなさそうです。おそらく夏休みくらいまでは・・・・・

最後に一言・・・・・
実はこのスレを立てたのは俺です。
最初は『何とかしてこのスレを盛り上げよう』として自作自演してたんですよ(苦藁

まあ、生まれて初めてSSというものを書けてなかなか楽しかったです。
それなりに楽しんでいただけたようですし・・・・・

それではこのスレの更なる発展を祈っております。
184名無しさん@ピンキー:02/05/18 00:15 ID:0akRzfrr
カコワル…
18511 ◆o2rJsPWw :02/05/18 00:59 ID:eQYWek/g
トリップなるものをつけてみた・・・
>183
いや、勇気だしてよく言った!
同じIDがよく見られましたがスレ立てた本人なら納得もできます。
夏まで持つのか・・・?
18611 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:00 ID:eQYWek/g

ハイランドと同盟軍の戦争が終わり、この地にも静けさが戻ってきた。
戦争に参加していた人々も各々の思いを持って各地に散って行った。
平和になったからと言って、全てが良い方向に変わるということはなく。
相変わらずの日常に頭を悩ませている人がここにも1人―――。

ばたん!

 「はぁはぁ……、やったぞヒルダ!新しい情報だ!
  ここから西に行った所にお宝が埋もれた洞窟があるらしいぞ!」
白鹿亭の入り口が大きく開き、息を荒げながら男が入って来た。
その男はカウンターの奥に立っていた女に近づき、爛々と眼を光らせて語り始めた。
 「少し遠いんだが、洞窟が最近になって発見されたらしい。
  あの戦争が原因なのかは解からないが、まだあまり手付かずの状態みたいなんだ。
  だから今のうちに俺がお宝見つけてくるから!そうしたら、ヒルダももっと楽にさせて
  やれるし、ピートも良い学校に入れてやれるぞ!」
ヒルダと呼ばれた女性が一気に捲し立てる男にふぅ、と溜息を吐いた。
 「ちょっと落ち着いてアレックス。財宝探しもいいけど、白鹿亭もおろそかに
  しないって約束したでしょう?最近ずっと外出ばかりだし……。」
怒りを通り越して最早呆れた表情を浮かべるヒルダに、アレックスが少し怯む。
 「う……、す、すまん。でも、平和になってからそういう話が全然なかったし、
  久々のお宝だからちょっと興奮してしまっているのかな……。」
 「うふふ、気持ちはわかるけれど慌ててケガでもしたらピートが悲しむわよ。
  もちろん私も…。」
ヒルダは手を口に当てて、上品に笑う。
そんなヒルダを見てアレックスは照れたように鼻の下を指で擦り、
自分が入ってきた扉の方を向いた。
 「そ、そうだな…。でも、結構金がかかりそうなんだよ。モンスターがいるかも知れないから
  腕利きの奴を雇って、旅費なんてのも考えたら……。」
18711 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:01 ID:eQYWek/g
わずかにヒルダの表情が曇る。
 「その洞窟、そんなに遠いの?危なそうだし、大丈夫かしら……。」
 「なぁに、大丈夫だよ。それに冒険には危険はつきものだしな!
  同盟軍の知り合いに声掛けて何人かついて来てもらうよ。なら安心だろ?」
 「そんな…皆さん忙しいでしょうし、無理言っちゃダメよ。」
場の雰囲気がまずくきたと感じて、アレックスはまた出かけようと扉へ向かった。
 「わかってるよ。じゃあ暇そうな奴に声掛けてくるから!」
 「本当に無理しないでね……?」

                     ・
                     ・
                     ・

一月が過ぎた。
買い出しに出たミューズの街でも財宝の埋まった洞窟の噂は広まり始め、
すでに何人かはそこへ向かったという話も聞こえてくる。
しかしアレックスは今だ金策に奔走していた。
ヒルダに迷惑はかけないと、決して白鹿亭の収入には手をつけなかった。
そんなある日。

18811 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:02 ID:eQYWek/g

 「いらっしゃいませ。」
 「おう、ヒルダさん。」
紫色のズボンにランニングシャツを着て、頭上のあたりを金髪にした男が入ってきた。
その目つきは鋭く、無駄な肉のついていない引き締まった身体をしている。
 「あら、シロウさんじゃありませんか…ご無沙汰しております。お元気でしたか?」
 「ああ、俺は元気だけどよ……。今日はアンタに話があって来たんだ。」
久しぶりの再会を楽しむのもつかの間、シロウはカウンターに乱暴に肘をついた。
ドン!と大きな音がして、ヒルダが身体を竦ませる。
 「アンタんとこの旦那な、どうにかなんねぇのか?」
 「えっ?」
 「だから、アンタの旦那の借金が結構かさんでるんだが、懲りずにウチで打っていくんだよ。
  その借金をいつまで経っても払わねぇから、こうして直談判にきたんだよ。」
 「ア、アレックスが……」
予想だにしなかった真実に、ヒルダは憮然としている。
 「俺も知り合いにキツイ事は言いたくないんだけどよ、
  ケジメはきちんとつけてくれねぇと困るんだよな………。」
カウンターに置いた肘を立てて、顎に添える。ヒルダを見るシロウの眼が更に鋭くなった。
 「す、すみません!ウチの人がそんな事をしていたなんて……。私、払いますから!
  あの……、いくらでしょうか……?」
 「昨日の負け分込みで27000ポッチってところだ。
  全く…こんなに負けてもあきらめねェんだから、余程大金が必要なのか?」
 「そ……っ、そんなに!?」
自分でもかなりの金額を見積もったつもりだったが、さらに上を行く破格の金額に
ヒルダは驚きの表情を隠せないでいる。
 「まぁ顔なじみだし、一度に返せなんてことは言わねぇよ。
  でもなるべく急いでくんな。」
 「はい……。」
18911 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:03 ID:eQYWek/g
用件を告げると、シロウは前屈みになっていた状態を起こして一度大きく伸びをした。
 「あーそれと、今日はここに泊まってくからよ…久々に遠出したんで疲れちまった。」
 「あ…はい、それではお部屋を用意します………。」
ヒルダは震える指を必死に押さえて、2階へと上がっていく。

                    ・
                    ・
                    ・

梟の声が聞こえる。
もうすっかり夜もふけ、シロウは疲れた身体をベッドに横たえてまどろんでいる。

こんこん。

 「……起きてるぜ。」
それを入室の許可だと感じたのか、静かにドアが開く。
軽い足音をさせて部屋に入り、後ろ手にドアを閉めた。
シロウが入室してきた人物に目線を向ける。
 「こんな夜遅くに、男の部屋を訪れる格好じゃねぇな……。」
そこには、ネグリジェを纏ったヒルダが立っていた。
 「すみません…こんな時間に。」
ヒルダが本当に申し訳なさそうに顔を伏せて謝罪する。
 「なんか話があるんだろ?」
ちらりとヒルダに目をやっただけで、シロウは目を閉じた。
ドアの近くに立ったままだったヒルダがベッドに少し近づく。
 「あの……厚かましいお願いなんですが、お金を貸して頂けないでしょうか…?」
ヒルダの口から出た言葉は、シロウの考え得ないものだった。
 「………理由は?」
瞑っていた目を開いて、シロウがゆっくりと身体を起こす。
その鋭い目がヒルダを射抜き、ヒルダの身体を固くさせる。
19011 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:03 ID:eQYWek/g
ヒルダはきゅっと下唇を噛んで、シロウの目を見据えた。
 「……アレックスが財宝探しに行くのにお金が必要なんです。
  こんな事頼めた義理ではないんですが……。」
 「財宝か……まぁ博打やってる俺が言うのも何だが、
  厄介な趣味の夫を持つと苦労するな。」
シロウがふ、と口元に笑みをこさえる。それは少し自嘲気味にも見える。
 「あの人は…家族のためにそれをやってくれているんです。
  アレックスは優しすぎるんです……。」
ヒルダが嬉しいのか、悲しいのか、そっと瞼を伏せる。
それを見たシロウがニッと白い歯を見せた。
 「ハッ、アイツも幸せモンだな…アンタみたいな女房を持って。」
 「………。」
零れそうな涙をこらえて、ヒルダがシロウから目線を外す。
シロウはつまらなそうに鼻を鳴らしてごろん、とベッドに寝そべった。
 「それじゃあ、アンタの誠意ってヤツを見せてもらおうか。」
 「え……?」
指先で零れてしまった涙を拭き取りながら、ヒルダが寝そべったシロウを見る。
目を瞑って言葉を整理しているようだ。
 「借金してるアンタ……ま、正確にはアンタじゃないが。
  ヒルダさんの家族にさらに金貸そうってんだ。
  必ず返す保証ってのをしてもらわねぇとな。」
 「な……何をすればいいんですか……?」
 「そうだな……。例えば、自分の大事にしているモノを担保にするとか、な。
  他にも………」
 「………。」
大事なもの。
シロウの言いたい事は理解できるが、大事なものなんてそう多くはない。
また家族皆が知っているものだと困る。不審に思われるからだ。
失くなってもアレックスやピートに気づかれないもの……。

19111 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:04 ID:eQYWek/g

ぎし…。

ヒルダの片膝がベッドに乗り上げる。
 「あの……私じゃ、駄目でしょうか………」
 「ん?」
両手を頭の後ろで組んだシロウが目を開けてヒルダを見る。
下から見上げるヒルダのネグリジェ姿は一際艶かしい。
 「わ、私、担保にできるものなんて持ってませんから……」
 「………へぇ、じゃ、アンタは自分の身体に自信があるんだな……」
 「そ、そんな!」
顔を紅潮させて大きな声を上げてしまう。
自信をもっている訳ではないが、『大事なもの』として自分の身体を差し出したのだ。
それを違う意味に取られて恥ずかしくなり、ヒルダはベッドから離れようとした。
 「おっと。別にそれでも良いが、アンタの態度次第だぜ。」
シロウはそんなヒルダの手をぐっと掴み、言い聞かせるようにゆっくりと話す。
 「私の……?」
 「そうさ。アンタの身体がそれ相応のモンだったら俺も文句はねぇよ……。」
 「あ……」
シロウを満足させられるか……そう求められているのが解かった。
夜の営みなど、子供が生まれて以来随分ご無沙汰だったが……やるしかなかった。
ヒルダはゆっくりとシロウの身体に覆い被さっていく。
そしてランニングシャツをぎこちなく脱がし、硬い上半身に遠慮がちに舌を這わせていく。
ちろちろとヒルダは丁寧に舌を這わせるが、シロウの表情は変わらなかった。
 「ん………、んん………。」
シロウの首筋から腋に、腋から乳首に舌が伸びる。
 「っぷぁ……ど、どうですか……?」
19211 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:05 ID:eQYWek/g
 「あー、悪かねぇが、もっと強くしてくれても良いぜ。」
どこかつまらなさそうに天井を見上げていたシロウは、
まだこの情事に興味が涌いていないようだ。
 「ちゅ………ちゅっ、んむ………」
気持ち、ヒルダの舌遣いが強まる。だがそれは微々たるもので、
シロウに与える刺激はさほど変わらなかった。
そろりそろりとシロウの股間にヒルダの指が伸びる。
肉棒の型を確かめ、ズボンの上から腫れ物に触るように優しく撫でる。
 「そんなんじゃいつまで経っても終わらねェって!」
 「きゃ……っ!」
シロウはいきなりがばっと起き上がり、ヒルダの上に組み伏す。
そしてネグリジェの中の透けて見える乳首を長い舌で捕まえ、ベロベロと舐めまわした。
 「ああぁっ!シ、シロウさん……!」
ヒルダは快楽を与える立場から与えられる立場に逆転されて、激しく身をよじる。
 「いつもそんな生易しいことヤッてんのかよ!」
チュウチュウとわざと大きな音を立ててヒルダの乳首を吸い上げる。
服の上からでもかなりの刺激だ。
 「あぅぅぅ………っ、はぁっン!」
開いている片方の乳房をぎゅっと握りつぶし、ぐにゅぐにゅと形を変えて弄ぶ。
 「い、痛い………、んん!!」
シロウの指がヒルダの秘部へと移動し、強引に掻き入っていく。
 「はぁぁぁぁっっ!!!」
痛みを覚えるぐらいの急激な刺激がヒルダを襲い、激しく抵抗する。
しかしシロウが上から覆い被さっているため、状態をあまり動かすことができない。
 「……はっ、まだこっちは準備できてねぇな…。」
 「あっ!何を……」
193名無しさん@ピンキー:02/05/18 01:30 ID:r1vxChEv
人妻イイ。
19411 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:40 ID:eQYWek/g
シロウはネグリジェの下から強引にヒルダの下着を脱がし、大きく脚を広げさせた。
 「へぇ、綺麗な色してんじゃねぇか……。」
 「は、恥ずかしい……脚を、閉じさせて下さい……」
ヒルダは顔を両手で覆って、シロウの顔を見ようとしない。
脚を閉じようと力を入れてみるが、足首をがっしりと掴まれて
その努力は無駄に終わってしまう。
シロウは一回舌なめずりをして、真っ赤なクレヴァスに長い舌を突っ込んだ。
 「ひっううぅぅぅ!!」
異物の侵入にヒルダは一度大きく身体を反らす。

ぐっちゅ、ぐちゅん、ぐちゅっ……

 「あっっハァァァァ!!は、激しいィィィッ!」
あまりの刺激に身体を捻って上方へ逃げようとするが、
シロウの舌は秘壷から抜ける事なくヒルダの膣内を掻きまわす。
 「い……ッ、アアアアアぁ!」
 「ふん、中はものグッショリじゃねぇか……漏れるのを我慢してたのか?」
 「うァァァァッ!」
ぐるぐると膣内をのた打ち回るシロウの舌から逃れる術はなく、
ヒルダはただ嬌声を上げることしかできない。
 「返事できねぇくらい感じちまってんのか……まぁその方が燃えるがな。」
シロウは口を離すと、2本の指をヒルダの秘部に一気に差し入れた。
 「ヒ、う、う、うぅぅぅンンン!!」
その指が根元までずっぽりと入りきった途端、ヒルダの腰がガクン、と大きく跳ねた。
秘部から大量の愛液が噴出す。
19511 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:40 ID:eQYWek/g
 「お、もう気をヤッちまったか……。段々ノッてきたなぁ、ヒルダさんよぉ。」
 「う、うぅぅ……」
ヒルダの表情はその顔に乗せられた腕が邪魔で見えないが、
かすかな息が漏れるその唇は艶やかに光っている。
 「普段のアンタも綺麗だが、乱れる姿は一段と来るモンがあるぜ……。」
シロウは入れたままだった指を膣内で大きく広げ、交互に動かしてみた。
 「あっ!」
イッた余韻に浸っていたヒルダがまた現実へと呼び戻される。
ヒルダの反応を見て、シロウが激しく指を動かし始めた。
 「はっ、はっ、はっ、はぁ、はぁ!」
指が動くリズムと同調してヒルダが喘ぎ声を漏らす。
シーツをぎゅっと掴んで押し寄せる快感に抵抗している。
 「ほら、もっと良い声聞かせてくんな!」
シロウの指が膣内で曲がり、クリトリスの裏側を刺激した時、
大きな快楽の波がヒルダの全身に走った。
 「はッ、う、うあ!」
今まさに絶頂に達しようとした瞬間、その波が弱まる。
 「あ………」
ヒルダが気をヤる一歩手前を見極め、シロウは指を抜いた。
そしてその場に立ち上がり、ベルト代わりの紐を解いてズボンを脱ぎ捨てる。
ヒルダの視線は大きく勃起したシロウの赤黒いペニスに釘付けになっていた。
 「ほら、欲しかったらおねだりしてみな。」
シロウは自分の肉棒を軽く擦って、ビクビクと脈打たせる。
 「そ、そんなこと……」
19611 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:41 ID:eQYWek/g
イク手前でお預けを食ってしまったヒルダだったが、
残った理性が卑猥な言葉を口にするのを邪魔する。
シロウはふるふると身体を震わせているヒルダの顔近くにしゃがみこみ。
自分の意志とは無関係に動くモノを眼前に持っていった。
 「これが欲しいんじゃねぇのか?ちゃんと言わねぇと解かんねぇぜ。」
ヒルダは潤んだ瞳でシロウのモノをじっと見つめる。
その赤黒いモノから漂う『男の匂い』が残った理性を打ち砕く。

 「あぁ……シ、シロウさんのその嫌らしいモノを、私に……、私に、ください……」
涙目で訴えるヒルダがとても淫靡に見え、さらにシロウを欲情させる。
 「はん、まぁ……いいだろう。アンタにしちゃあ上等かも知れねぇ。」
普段は見本のような淑女のヒルダが考えられないほど乱れている様を見せられ、
いつの間にか興奮していた自分を楽しみながら、シロウは一気にヒルダを貫いた。

ズブウゥゥゥ!

 「ハッ……ッ、アアアァァァ!!」
息ができなくなるぐらいの大きな刺激がヒルダを襲う。
クレヴァスをこじ開けて入ってくる熱い塊に、ヒルダの中の”雌の本能”が嬌声を上げた。
絶頂寸前だったヒルダの意識が遠くなる。
 「まだまだこれからだぜ……っ!!」
シロウの激しいピストン運動が、宙を舞っているヒルダの意識を戻らせた。
 「はッ、ああ、そ、そんな激しく動かないでッ…!私……!」
気をヤッたばかりのヒルダをまた快楽が包み込む。
 「いいぜ、好きなだけイきな!」
シロウは両膝をついてヒルダの腰を持ち上げ、より深く結合する。
19711 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:42 ID:eQYWek/g

パン!パン!パン!パン!

 「あぁ!ん!い!嫌ァ!」
腰を打ちつける度に悦楽の声を上げるヒルダ。
口元からだらしなく垂れる唾液が、全身から吹き出す汗と重なって、
シーツの色を変えていく。
 「あぁ……またイク!また、はしたなくイッてしまうぅ……!」
 「俺しか見てねぇから遠慮すんなよ!イきたいだけイケよっ!!」
シロウはさらにペースを上げて、ヒルダの中を貪る。
2人の結合部からはどちらのものとも判らない液が止めど無く溢れ出している。
 「はああぁ!!」
ヒルダが身体をヒクヒクと痙攣させると、強張っていた身体から力が抜けていく。
 「―――ッ、よし、俺もそろそろ出させてもらうぜっ…!」
 「あッ!?」
激しく絡み付いてくる膣内を楽しみながら、
シロウはヒルダの片足を大きく上げて、ぴったりと腰が密着するぐらいに肉棒を押しこんだ。
 「いぃぃ……っ、深い……です……!」
ネバネバと糸を引く結合部を激しく動かし、シロウはただ果てるために快楽を高める。
 「嫌……嫌ッ、もうイキたくない……イカせないで、嫌っ、イカせないで………!!」
 「おら、おら、おらっ!」
 「ああぁッ、アレックス、ごめんなさい…ッ、ごめんなさいッッ!!」
 「うっ……出すぞ!」
シロウが限界まで膨張したモノから欲望を吐き出そうと、膣内の奥深くに突き刺した。
 
 びゅくぅぅぅ!!

 「ひッ、…………ッッ、アアアアア―――――――!!!」
体内に熱い液体を感じたと同時に、ヒルダの身体が大きく反り返る。
足の指がピンと張って、すさまじい絶頂感に襲われているのを如実に表していた。
19811 ◆o2rJsPWw :02/05/18 01:43 ID:eQYWek/g
 「くっ……スゲェぜ、抜けねぇぞ……!」
 「あ……ッ、………ん」
 「おい、ヒルダさん。いい加減……」
ヒルダは口をだらんと開けた状態で動かない。
 「ちっ……気ィ失っちまったのか………」
シロウは傍らにあったタオルをヒルダのお腹の上に被せた。
その日、アレックスは帰ってはこなかった。                  
                   
                   ・
                   ・
                   ・

 「おいヒルダ!すごいぞ!」
数日後。あれから、何変わることなく生活は続いていた。
息せき切ったアレックスがヒルダに詰め寄る。
 「あら、どうしたの……?」
 「ああ、やっと金が工面できたんだよ!これでお宝にありつけるぞ!」
満面の笑みでアレックスが言う。
 「そ、そう……良かったわね……。」
 「それがさぁ、シロウって博打うちがいただろう?彼が大金を貸してくれたんだよ!
  見かけは何だが、すごい良い人だよ!」
 「そ………そうね………。」
突然涌いて出た大金にただただ喜ぶアレックス。
彼がその金の意味を知ることは決してないだろう。



                   完 
199172:02/05/18 01:44 ID:Rfxhx+mN
ぎゃ〜ウマー
まさに神
200名無しさん@ピンキー:02/05/18 02:20 ID:zwaAK/ZO
ヒ、ヒルダさんがっ。ヒルダさんがー!!
人妻萌えなので、かなりツボりました。
貞淑な女性が乱れるのがイイ!相手がシロウってのがまたすごくイイ!!
>11さんありがとうーー!!

あと、16さんいつかまた、戻ってきてくださいね。
16さんのジョウイ×ナナミSS、すごい切なくて好きでした。
とてもはじめて書いたなんて思えないくらい上手でしたし。
201名無しさん@ピンキー:02/05/18 02:46 ID:7xbQYwVI
> 16さん
気にしないで下され。
自分はずっと幻水のパロは苦手なんだと思いこんでましたが、このスレがあったおかげで、
自分が苦手だったのは801だけだと知りました。
スレたててくれてありがとう16さん。
また余裕が出てきたら帰って来て下さい。
お待ちしてます。

> 11さん
ご無事で何より!
ヒルダさんの乱れ方がすごく(・∀・)イイ!!
シロウとヒルダさんなんて、思いつかなかった。
発想がナイスです。

職人様マンセー!
202名無しさん@ピンキー:02/05/18 03:59 ID:yujEL3T5
イヤン、また寝とられかよん!!
203名無しさん@ピンキー:02/05/18 18:43 ID:hA2uFn0M
だがそれがいい。
何気に良スレかもしれんな、ここ
20411 ◆o2rJsPWw :02/05/19 00:04 ID:X9JpATk6

 「あーあ、皆どこ行ったのかなぁ…。
  すること無いし、ハイ・ヨーさんに何か作ってもらおっと。」
 「チョウショクハトッタバカリデス。」
奇妙な衣装を着た少女と、タル(?)が会話を交わしている。
さながらピエロを想像させる少女の服は、様々な人種が入り乱れるこの軍の中でも
極めて異色で、ピタリと連れ添うタルがさらに少女を周りから際立たせて見せている。
 「むっ。良いの!私は太らない体質なんだから!」
 「ピピピ、ケンコウジョウタイちぇっく。めぐノタイジュウ、4……」
 「ちょ、ちょっと!!」
メグはタルの、ちょうど人間でいうと口に当たる筒を塞ぐ。
そこから音を発していたため、タルが何も言えなくなる。
メグが辺りを見回す。幸いな事に、こちらに気を向けている人はいなかった。
 「もー!こんなところでヘンなこと言わないでよね!」
 「めぐのタイチョウヲキヅカッテノコトデス。
  モンクイワレルスジアイハアリマセン。」
じと…とメグはタルに視線を向ける。
しかし、タルは意に介した様子もなく(表情はわからないが)平然としている。
 「からくり丸……最近厳しくない?」
 「ダラケタセイカツヲオクルめぐがワルイノデス。」
先程からやけにトゲのある言葉がメグに浴びせられる。
タルに説教をくらう少女は、端から見るととても滑稽だ。
 「…………。」
からくり丸と呼ばれたそのタルは、足代わりの大きな車輪をキュルキュルと回して
メグの横を進む。油が少ないのか、からくり丸が前進する度にキーキーと音が鳴る。
 「……やっぱり整備し直した方が良いのかなぁ……。」
 「…………。」
以前からくり丸を整備した時、余ってしまったネジがあったのをメグは思い出していた。
最近様子がおかしいのはそれが原因かも知れない……。
20511 ◆o2rJsPWw :02/05/19 00:05 ID:X9JpATk6
ぶつぶつと整備の手順を確認しながら、メグはふと横を見た。
隣にあるはずのタルの姿が見当たらない。
からくり丸はメグの後方で止まったままだ。
 「あれ、どしたの?からくり丸……」

ぴゅ―――。

 「あ!」
からくり丸は向きを変えるや否や、一目散にその場から逃げ出した。
 「ちょっとぉー!待ちなさーーいっ!!」
メグは逃げるからくり丸をなんとか見失わないように駆け出す。
だがその距離は一向に縮まらない。
 「こらーー!からくり丸ってばーーぁ!」
ナイスなコーナリングでからくり丸が角を曲がる。
メグも急いでからくり丸の後に続こうとしたその時……。

ドシ―――――ン!!

 「きゃわ!」
 「うわっ!?」
すごい衝突音が響き、メグがその場に尻餅をつく。
何かにぶつかったようで、右腕が痛い。
20611 ◆o2rJsPWw :02/05/19 00:05 ID:X9JpATk6
前方を見ると、同じようにうずくまった男がいる。
その男は足首を押さえている。倒れた拍子に挫いたのだろうか。
 「痛てて…。誰だよ、猪みたいに突っ込んできやがって……。」
 「あ、シーナさん!大丈夫!?」
痛む右腕をさすりながらメグは立ちあがって、シーナに近づいた。
 「メグか?もっと注意してくれよなぁ……。」
シーナはつま先でトントンと地面を叩いて立ち上がる。
どうやら大事な事はないらしい。
 「ごめんなさーい………。」
メグはしゅんとして謝る。
シーナはそんな彼女の頭にポンと手を乗せて、ニッと微笑む。
 「まぁ、お詫びにお茶に誘われてくれたら許すぜ?」
 「えー?私急いでるんだけど……。」
メグは困った顔で辺りを見回した。もうからくり丸の姿は何処にも見当たらない。
 「あイタタタタ!!」
 「え?」
 「痛ぇ……足が痛ぇよぉ……メグぅ、1人じゃ部屋に戻れねぇよぉ……。」
わざとらしく足を押さえてうずくまるシーナ。
ちらちらとこちらを見やる。
メグは仮病に決まってる、とは思ったが自分のせいなのは確かなので
無下に扱う事は出来なかった。
 「もう……しょうがないなぁ………。」
                    
                    ・
                    ・
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20711 ◆o2rJsPWw :02/05/19 00:06 ID:X9JpATk6

 「そういやぁ、何をそんなに急いでたんだよ?」
シーナはメグの肩を借りて、ひょこひょこと歩きながら尋ねた。
 「あ、シーナさん、からくり丸見なかった?」
 「ん?あぁ、あのタルか…。あいつならスゲェ勢いで俺が歩いてきた方に行ったけど……。」
シーナとメグは自分達が歩いてきた方に目をやるが、すでにからくり丸の影も形もない。
 「なんだ、ケンカでもしたのか?」
 「あのね、からくり丸を整備してあげようと思ったらいきなり逃げ出しちゃって…。」
 「ふーん……じゃああのタルはどこかに行っちまったって訳ね……。」
シーナは笑みがこぼれそうになるところを必死に噛み殺した。
いつもはお目付け役であるからくり丸がガードしているおかげで
メグに近づく事が出来なかったが、今はいない。
絶好のチャンスが巡ってきたのだ。
シーナの頭の中が高速に回転する。どうすればメグと……。
メグはシーナに肩を貸しているが、歩きにくそうにしてはいるものの、
シーナの体重はほとんどかかってこないことから
こんな態勢をとる必要があるのかと疑問に思い始めていた。
 「ねぇ、ホントに痛いの?足。」
 「え?……おぉ、痛ぇ!は、早く俺の部屋に……!」
 「ホントにー?私からくり丸探さないと……」
 「ああぁ!だんだん痛みが酷くなってる気がするぅ!」
 「………。」
今ここで放り捨てようかとも思ったが、やはり事の責任は自分にあると感じて、
メグは溜息を吐きながらシーナの部屋に向かうのだった。
      
                    ・
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20811 ◆o2rJsPWw :02/05/19 00:07 ID:X9JpATk6

 「はい到着!」
メグはシーナをベッドに座らせ、急ぎ部屋を出ようとする。
シーナはその行動に気づき、素早く声を上げた。
 「いちちちち!メグぅ、ちょっと見てみてくれよ…。」
ベッドに上がってズボンの裾を捲くり、シーナはメグに呼びかける。
 「え〜〜、なんで私が……」
 「メグはケガ人を1人にするような薄情なヤツなのか……?」
 「う〜〜〜……。」
メグはしぶしぶベッドの傍に行き、足の状態を見る。
シーナの示す部分は赤青くなっていて、もしかすると本当に
痛みがあるのかも知れない。
 「わ、ちょっと腫れてるかも。大丈夫?シーナさん……」
少し心配になってきて、メグが患部をさする。
 「おいおい、優しくやってくれよ……そうだ、固定したいから包帯も巻いてくれないか?」
 「う、うん……やってみる……。」
シーナが教えてくれた場所から包帯を取り出し、ぐるぐると巻き始める。
あまりこういう経験はないのか、メグは包帯の巻き方に四苦八苦している。
短いスカートから、ぷくぷくした脚がにょきっと伸びている。
形の良いお尻がぷりぷりと忙しなく揺れる。
 「あれ〜、おっかしいな……。」
 (………。)

ぺろん。

 「きゃぁ!ちょっと、シーナさん!?」
シーナがスカートの裾をつまんで持ち上げた。
可愛らしい、しましまパンティが顔を出す。
 「お、可愛いの履いてんじゃん。」
素早くスカートを押さえ、メグがぷくっと頬を膨らませて怒っている。
 「もう!ヘンなことするんだったら帰るからねっ!」
 「ははは、ゴメンゴメン。ちょっとヒマだったんで、つい。」
 「……、じっとしててよね。」
メグは再び包帯を巻く作業に戻る。
シーナはこちらを向いていないメグに気づかれないように、今度はそっとスカートを捲くった。
 (良い型のお尻してんなぁ……)
 「あ、そっか!こうすれば……」
 (なんか、こう…むしゃぶりつきたい……)
 「シーナさん、もうすぐ終わるから…」
20911 ◆o2rJsPWw :02/05/19 00:08 ID:X9JpATk6

むぎゅ!

 「わひゃぁ!」
 「う〜〜ん、心地良い感触……。」
メグが振りかえると、自分のお尻に顔を押し付けたシーナが…。
 「ちょっとぉ!何やってんのよシーナさんッ!!」 
最早、包帯なんかそっちのけで両手でシーナの顔を押し退けようとするが、
両太股を抱く形でなかなか振り払えない。
 「むふ〜〜、香ばしい匂い……。」
 「なッ!?に、匂い嗅がないでッッ!!」
 「なんで?」
シーナが下着の上からお尻の割れ目に沿って舌を這わす。
舌先で割れ目を何度も往復させた。
 「はわッ!?何を……っ」

べろべろべろべろりんっ。

 「うッ………、ちょっと、シーナさん!止めてよぉ……!」
シーナの舌先が、メグの決して触れられたくないであろう菊座をつんつんとノックする。
 「ダダダメ!!止めてっっ!!」
メグの制止も聞かずに、シーナは尻肉の感触を自分の頬で楽しんでいる。
 「ひん……!」
舌が自分の菊座の周りを這いずり回る異様な感覚に、抗う力が落ちていく。
メグがもうどうしようもないと、そう思った時にある考えが浮かんだ。
 「や、止めないと……大声出すよ!」
 「いいぜ、やってみなよ……恥ずかしいのはメグの方だろ?」
確かに、こんな状況は他人には見られたくない。そう、他人には。 
21011 ◆o2rJsPWw :02/05/19 00:08 ID:X9JpATk6

 「よーし………からくり丸―――っっ!!」

バタ――ン!

 「めぐ、ヨビマシタカ?」
 「な!?」
間を置かずに現れたタルに、シーナが驚く。
そんなシーナを他所に、メグは溜まった怒りを爆発させた!
 「やっちゃえ――!からくり丸っ!」
 「リョウカイ」
メグの命令でからくり丸が変形していく。車輪の部分が引っ込み、長い足が生える。
伸縮自在のマジックハンドがシーナを捕まえようと左右から挟みこむ。 
 「わわわっ……タンマ、タンマ!」
ケガをしているとは思えない速さで、シーナは脱兎の如く逃げ出した。
 
                   ・
                   ・
                   ・

21111 ◆o2rJsPWw :02/05/19 00:09 ID:X9JpATk6

 「でも、随分来るの早かったね?」
メグはからくり丸と自分の部屋に戻る道すがら、気になっていたことを尋ねる。
呼んだ瞬間に駆けつけてくれたのは助かったが、どうも腑に落ちないのだ。
 「まさか……ずっと部屋の前に居たなんてことはないよね?」
 「………。」
無言のからくり丸がその質問を肯定していた。
感謝の気持ちが、徐々に怒りへと変わっていく。
 「何でもっと早く助けてくれないのよー!」
 「ナカノジョウキョウガワカラナカッタノデス。」
確かにドアが開いていない状態で、部屋の中を窺う事は困難なことだ。
自分もまさかあんな展開になろうとは思いもしなかったので、
今考えると男の部屋に入るのに警戒心が足りなかったかも知れない。
 「私、すごく嫌だったのに……ヘンなことされて……」
 「イヤヨイヤヨモスキノウチ」

………。

 その日1日中、2人(?)の追いかけっこは続いた……。



                   完
212名無しさん@ピンキー:02/05/19 00:39 ID:m5ERjvDy
なんでこんなペースで書けるんですか!?
すごいです、11さん
213 :02/05/19 01:42 ID:01WJk505
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214名無しさん@ピンキー:02/05/19 06:26 ID:6p5/q/LF
ううっ、このままシーナなんかに犯られちゃったら、どうしようかと思ったよ。
お見事です!!
21511 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:07 ID:Z2R9uwJc
 
 「ああぁ〜〜、カスミさぁ〜〜ん……。」
妙な猫なで声が部屋の中を漂う。
そこは、枕をぎゅっと抱えてごろごろと寝返りをうつサスケの部屋だった。
 「ちっくしょ〜〜〜、俺がこんなに想ってるのに全然気づかないんだもんな……。」
サスケは幼い頃からカスミと共に過ごしてきた。
時には頼れる姉と慕い、時には優れた忍として尊敬し、カスミは憧れの人だったが、
最近になってその想いが過剰になってきていることにサスケは戸惑い始めていた。
 「これは……俺はカスミさんのことを……。」
誤魔化し続けてきた想いを確かなものにしたことで、今度は照れが生じ始める。
自分がどれだけカスミのことを好きになろうが、
決してカスミの方はそういう目で見てくれないことはサスケも知っている。
カスミには想い人がいるということも。
 「でも……好きなんだよぉ〜〜〜!!」

ごろごろごろごろごろごろ。

枕で顔を覆って転げまわるサスケ。忍びである彼の寝返りはとてつもない速さだ。
もうもうとホコリが立つ部屋の中を転げまわっていると、ふいにドアがノックされた。

こんこん。

 「誰だ?」
訝しげにドアを睨み、少し警戒する。こんな姿を見られた日には外を歩けない。
サスケはすっと立ち上がり、何もなかったようにドアに近づいて行った。
21611 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:08 ID:Z2R9uwJc
 「あの……私よ。」
 「カ、カスミさん!?」
ドア越しに聞こえてきた声は、今まさに妄想に耽っていた人の声だった。
すかさずドアを開くと、赤い忍装束を着たショートカットの女性が立っていた。
短いスカートの中から、白い美脚がスラリと伸びている。 
 「たまにはゴハン一緒に食べようかと思って……ダメ?」
サスケより少し背の高い彼女が上方から見下ろす。
 「いっ…いやっ、俺はやめとくよ!これから訓練しようと思ってたところだから!」
自分の気持ちとは裏腹に、ぷいっと顔を背けてしまうサスケ。
 「そう……ごめんね、お邪魔しちゃって。」
残念そうにそう言って、カスミはその場を去って行く。
振り向いた時の悲しそうな眼が、サスケの心を締めつける。
サスケはカスミの寂しそうな背中が見えなくなってからドアを閉めた。

ごろごろごろごろごろごろ。

 (あああ〜〜〜!!どうして俺は素直になれないんだぁ〜〜〜!!)
頭を抱えてベッドに横たわり、再び高速寝返りを始めるサスケだった。

                  ・
                  ・
                  ・
21711 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:09 ID:Z2R9uwJc

 「ふ〜〜……。」
用を足したサスケが部屋に戻ってくると、カスミが部屋の前でドアに寄りかかっていた。
ささっと隠れて、彼女の様子を窺う。
 (あ、あれカスミさんだよな…。何やってんだろう?)
焦りながら、まとまらない頭で考える。
 (まさか俺を待ってるのか…!?ななななななんで!?)
自分の部屋の前でじっとしているのだからそう考えるのが至極当然なのだが、
舞い上がってしまっている今のサスケにはそれを当然とは考えられなかったようだ。
いつまでもここでじっとしている訳にもいかず、サスケは意識しないように平然と部屋に
向かって歩き出した。いつもは口にしない口笛なんぞ吹きながら。
 「あ、サスケ!」
カスミがそんなサスケを見て声を上げる。
にこっと笑うその顔は、サスケより年上だと思わせないぐらいに愛らしい。
 (ややややっぱり俺に用事なのかそうなのかどうしよう!?)
ドキドキする心の内を悟られないように無理矢理顔を作る。
カスミはそんなサスケの引きつった顔を見て一瞬ひるんだが、
すぐにいつもの顔に戻ってサスケに用件を述べる。
 「ねぇ……私、サスケの気に障ることした?」
少し困ったような表情でカスミはサスケを見る。
思いもしなかったカスミの問いに、サスケはぐっと喉をつまらせた。
 「い、いきなり何だよ…。そんなことないよ。」
本当にそんなことないことはないのだが、カスミはぐっと顔を近づけて
こちらの真意を探ろうとしてきた。
サスケは息遣いがわかるぐらいに近づいたカスミの顔を
まともに見れなくて視線を泳がせている。
 「本当に?」
目を合わせようとしないサスケの両肩に手を置いて、カスミはじっと視線を合わせる。
 「ほほほほほ本当だって!」
吸いこまれそうほど深い黒の瞳に見つめられ身体が動かせないサスケは、必死になって答えた。
 「でも……サスケ、最近私を避けてるように思うんだけど……。」
21811 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:09 ID:Z2R9uwJc
思い当たる節はある。でもそれはカスミと一緒にいると変に意識してしまうため、
思わぬことを言ってカスミに嫌われないようにと考えてのことだった。
 「そんなことないってば!」
顔が紅潮していくのが解かる。サスケは拷問に近いこの状態から一刻も早く抜け出たいと思い、
両肩に置かれたカスミの手を少し乱暴に払いのけた。
 「あっ……。」
ばしっと振り払われた両手をさすりながら、カスミは悲しそうにサスケを見やる。
 「そう……私の考えすぎだったのね……。
  ごめんなさいサスケ。気にしないでね……おやすみなさい。」
 「あ……」
目を伏せて、カスミは自分の部屋に戻って行った。

 (ああああぁぁぁーーーー!!!もーーー!!)
ごろごろごろごろごろ。
                   
                    ・
                    ・
                    ・

ここに立ったまま5分は過ぎただろうか。
サスケはカスミの部屋の前まで来たまでは良かったが、ノックすらできない状態で
ドアの前で立ちすくんだままだった。
 (くそう……このままじゃダメだ。わだかまりを消さなきゃ俺もカスミさんも気持ち悪いよな…)
そう思い意を決してここまで来たのだが、なかなか勇気を出せない
自分に心底腹が立っていた。
 (ああもう、どうしてノックもできないんだよ!)
こんな状態ではまともにカスミと話が出来ないと思い、いくらかホッとした気持ちで
 (話をするのは明日にしよう……)
と自分の部屋に戻ろうとした時、部屋の中から声が聞こえた。
21911 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:10 ID:Z2R9uwJc
 「誰?……サスケ?」
一瞬の心の乱れを読まれたのだろうか。いきなり声を掛けられ、しかも自分の正体を知られた
サスケは文字通り跳び上がった。
 「眠れないの……?」
カスミがドアを開けようと歩いてくるのが解かる。解け始めていた緊張感が再び戻ってきて、
サスケはどうしていいか解からずおろおろとしてしまうのだった。
かちゃり、と静かにドアが開き、タンクトップに短パンというラフな部屋着のカスミが顔を覗かせた。
惜しみなく露出されたカスミの白く眩しい肌にサスケは顔を真っ赤にして俯いてしまう。
 「サスケ……そんなところに立ってないで入らない?」
カスミが部屋の中に招き入れようとする。
サスケは緊張のあまり硬くなってしまった足をやっとの思いで動かし、部屋の中に入った。

部屋の電気をつけてぽす、とベッドに腰を下ろしカスミは穏やかに声をかけた。
 「でも、どうしたの?こんな時間に……。私に何か話があったの?」
 「あ………、あの、俺は別に、その…、カスミさんが、何か気にしてるみたいだったから……」
あたふたとどもるサスケ。カスミは何か様子がおかしい彼を見て怪訝に思う。
 「……何?少し変よサスケってば。」
カスミは両膝に手を置いてキョトンとしている。
 (おかしいのはカスミさんだって!大体カスミさんは無防備すぎるんだよ……)
くっと歯を食いしばって部屋の隅に目線をやる。まだサスケは薄着のカスミを見れないでいた。
 「でも、ちょうど良かった。私も少しお話したいと思ってたから。」
窓の外から月が見える。すっかり高く昇ったそれは、夜遅いことを鮮明に現していた。
 「ねぇ、さっきも言ったけど……最近サスケおかしいわよ?私とお話してくれないし。
  昔はもっと素直だったのになぁ……。」
カスミが昔を思い出してふっと笑う。
そう、昔の記憶がある限り、自分と彼女の距離は縮まらないのだ。
だがその事実があるからこそ2人の距離はこんなに近いのだということもサスケは判っている。
22011 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:11 ID:Z2R9uwJc
 「いつまでも昔のままって訳にもいかないだろ……。」
サスケの呟くように漏らしたその言葉にカスミは目を大きく見開いて驚いていたが、
やがて視線を落として悲しそうに呟いた。
 「そう……そうだよね。もうサスケも大きくなったもんね。
  いつまでも昔みたいに仲良くなんてできないか……。」
カスミはふふふ、と乾いた笑いを浮かべて、はぁと溜息をつく。
 「ごめんね。サスケももう年頃なんだし、気になる女の子がいたっておかしくないよね。
  それなのに私が気安く話しかけたりしたら、鬱陶しく感じちゃうのかな…。」
まるで見当違いのカスミの考えをサスケは慌てて否定した。
 「なな、なんでそうなるんだよ!俺は別に気になる女なんて……」
 「いないの?」
 「い……いないことは、ない………。」
 「ほらぁ、やっぱりいるじゃない。でもよかった。サスケも普通に恋愛してるんだね、ふふふ。
  それで誰なの?この軍の人かな?可愛い子いっぱいいるもんね。」
カスミの顔からは寂しげだった表情は消え去り、サスケに興味深そうに聞いてくる。
 「そんなの言える訳ないだろ!」
自分でも驚くぐらい大きな声が出て、カスミは身体を強張らせてしまった。
 「……そ、そうだよね、簡単に言えないか……。でも、気になる事があるなら何でも相談して?
  私も一応女だし、ちょっとは役に立てるかも知れないから、ね?」
カスミは重くなってしまった部屋の雰囲気を紛わせようと、勤めて明るい声で言った。
 「………。」
 「あ、そうか、気軽にお話なんてできないか…。わかった、これからは私も気をつけるから。
  でも、挨拶くらいはいいわよね。それぐらいなら……」
 「俺の好きな人はカスミさんだよ。」
 「え?」
ぼそっと呟いたサスケの声が聞き取れなくて、カスミは聞き直す。
真っ赤な顔でぎゅっと拳を握っているサスケを見ていると、こちらの息が詰まりそうだ。
 「お……、俺の好きな人はカスミさんなんだ!」
長い付き合いだ。冗談かどうかは顔を見ればすぐ判る。
サスケの顔は始めて見る顔だったが、決してこちらをからかっているような表情ではなかった。
生まれて初めての異性からの告白にカスミの頭に急速に血が上る。
22111 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:11 ID:Z2R9uwJc
 「あ、ありがとう……私もサスケのことは好きよ。」
カスミは、はにかみながらサスケに笑顔を向ける。
 「俺は、ひ、1人の女性として、か、か、カスミさんが好きなんだーー!!」
 「え、え、え、え……?」
もしかすると部屋の外まで聞こえてしまうかも知れないほどの大きな声。
先程は少し年上ぶってみたものの、あまり恋愛経験がないカスミはこういう時に
どうすれば良いかわからず戸惑っている。
 「カスミさん……。」
サスケが彼女の両膝に置かれたままだった手を取った。
 「あ、あ、サスケ、ちょっと待って……」
そしてそのままベッドに膝を着き、カスミの胸元に顔を埋める。
自分が想像していたよりもふっくらとした感触を持っていたその胸に、
サスケの股間は瞬く間に硬さを持ち始めた。
 「サ、サスケの気持ちは嬉しいけど、私……」
どさっ、とベッドに押し倒され、カスミはサスケの熱くなった頬に片手を当てる。
 「知ってる……。」
カスミの胸に顔を埋めたまま、サスケが呟いた。
 「カスミさんに好きな人がいること……知ってるよ。
  でも俺、最近カスミさんのことばっかり頭に浮かんできて
  どうしたら良いかわかんないんだよぉ……。」
 「サスケ……。」
不安を少しでも和らげてあげられたらと、
カスミは胸の中にある頭をぐっと抱え込んだ。
サスケもそんな彼女の気遣いがわかったのか、黙ってカスミの香りを嗅いでいる。
 「カスミさん、いい匂い……。」
サスケの手がカスミの腰に伸び、型の良いお尻を撫でる。
 「あ………」
なまじサスケの気持ちがわかるだけに無下に払う事も出来ず、
カスミはその行為を受け入れている。
お尻をもじもじと動かせてなんとか逃れようとするが、
サスケの手はぴったりと着いて離れない。
22211 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:12 ID:Z2R9uwJc
 「カスミさん、カスミさん………!」
突然顔を上げると、サスケはタンクトップを素早く捲り上げた。
下着を着けていなかったカスミの白く綺麗な乳房が目の前に広がる。
華奢な身体の割には大きめなそれを見たサスケの興奮はさらに高まる。
 「ああぁっ、やめて……!」
サスケが乳房の頂上にあるピンク色の突起を口に含んだ時、
初めてカスミが否定の言葉を口にした。
 「カスミさんのおっぱい、ミルクの味がする……。」
 「くぅ………っ」
夢中になって乳首をしゃぶるサスケには、カスミが苦悶の表情を浮かべているのに
気づく余裕はなかった。
 「はぁはぁ、むちゅっ、ちゅば、ちゅば、っはぁはぁはぁ」
 「っあ、サスケ、く、苦しい、よ、お願い、止めて、止めて………」
 「あ………!」
涙声になっているカスミに初めて気づき、サスケは今までの自分の行為が恥ずかしくなった。
 「カ、カ、カスミさんごめん!俺、つい……」
サスケは頭をベッドにつけて懸命に謝っている。
その姿は見ている方が申し訳なく思うぐらいに縮こまっている。 
 「そんなに謝らないで、サスケ……怒ってないから……。」
 「本当にごめんよ……カスミさん。」
乱れた衣服を直しながら、カスミは苦笑いする。
 「あ!」
 「え?」
カスミの驚いた声と、サスケの間の抜けた声。
驚きの原因を尋ねようとカスミの顔を見てみると、目線が自分の股間に集中していた。
そこには装束の上からでもはっきりわかるぐらいのテントが張られていた。
 「あ、これは、いや……そのぉ………」
なんとか言い訳を探すが、あまりに立派なそれを前にしてはどんな言い訳も立たないだろう。
カスミはまたまた顔を赤面させて俯いてしまった。
 「サ、サスケも男の子だもんね、仕方ないわよね!うん、仕方ないわよ。
  わ、わ、私は別に……」
 「…………カ、カスミさん……俺……」
22311 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:24 ID:Z2R9uwJc
切なそうな、申し訳ないような表情をするサスケにカスミは少し不安を覚えた。 
 「すごく大きい……サスケ、痛くないの?」
 「え……うん、す、少し、痛い…かな?」
すでにサスケのペニスは痛さを感じるぐらいギンギンに猛っている。
 「大変!ど、どうしたらいいのかしら……」
サスケよりは年上とは言えど、幼少の頃からロッカクの里で修行を積んできた
カスミは同年代の女性と比べると性の知識も心許ない。
況して、その正直な性格から猥談などもした機会のないカスミよりも、
そういう話を仲間内でしていたサスケの方が性の知識は豊富なのかも知れなかった。
 「そ、そりゃ…出したら治まると思うけど……。」
 「出したら……?………あ!」
いつ貧血で倒れてもおかしくないぐらい赤くなっているカスミの顔がまたまた真っ赤に染まる。
 「〜〜〜。」
 「あ、えっと……。カスミさん?別に俺、我慢できるから………。」
ははは、とサスケは股間を隠すように手を置く。
 「で、でも、そうなっちゃったのだって私が原因でもあるし……。
  私にできることだったら、き、協力するから……。」
 「え!?そんな、いいよ!恥ずかしいからぁ!」
 「遠慮しないで、私にさせて?」

私にさせて……。

 (なんて嬉しい言葉なんだぁーーー!!)
零れそうになった涙をぐっと飲みこんで天井を向いているサスケ。
 (でも、カスミさんに何をしてもらえば……。きっと初めてだろうからまさか『入れさせて』
  なんて言えないしなぁ……。)
あまり過激な事を頼んでこの機会を逃してしまわないように、
少ない知識を総動員して考える。
 (できればカスミさんにも気持ち良くなってもらって、それで俺も気持ち良く……
  そんなのないか……ああぁどうしよう……)
頭を抱えてしゃがみ込んでしまったサスケ。
身体に異変が起きたのかとカスミが心配して声をかけた。 
22411 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:25 ID:Z2R9uwJc
 「ど、どうしたのサスケ……頭痛いの?」
近づいてきたカスミの綺麗な脚が目に入る。
 「だ大丈夫、そんなんじゃないって!」
 (あ……あれって気持ちいいのかなぁ……)
ぼんやりとそんな事を考える。
 「ねぇ……それよりカスミさん、本当にいいのか?」
 「え……えぇ、わ、私にできることだったら……でも、あんまり痛くしないでね?」
うああ、可愛い……。
 「……それじゃ、あの……そこの壁に手をついて……。」
 「う、うん。」
カスミは素直に言われた通りに従ったが、その瞳は不安気に揺れていた。
サスケは下だけを膝の位置までずらし、ビクビクと脈うっているペニスを掴むと、
後ろからカスミの股の間に差し込んだ。
 「きゃ…」
 「カスミさん、脚閉じてみて……」
 「あ、うん……」
ぴっちりと閉じられたカスミの太股に挟まれたペニスを、前後に腰を動かして刺激する。
その太股は引き締まって見えるが、柔らかい弾力を失ってはいなかった。
サスケはその感触に夢中になって腰をふる。
 「カスミさん……っ!」
 「………気持ち良いの?」
太股に熱くなったサスケのモノを感じながら、カスミは尋ねた。
快感を得ようと、サスケの腰の動きが激しくなっていく。
カスミのお尻が当たる度に、その肉の感触を自分の腰に感じる度に射精感が上がってくる。
22511 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:26 ID:Z2R9uwJc
 「うん……っ、こんなの初めてだ……!」
 「あっ!ちょ、ちょっとサスケ……、手が……!」
サスケの両手がカスミの胸を後ろから掴んだ瞬間、カスミが小さく声を上げた。
むにむにとタンクトップの上から胸を揉みしだき、乳首の位置を捉えて指で押しこむ。
 「ん!ね、ねぇ、胸は、止めて……!」
カスミの懇願もサスケには届かなかった。
押し寄せてくる快感に酔い、ただひたすらに腰を振り、手を動かす。
すでに自らが出した液でヌルヌルになったペニスがカスミの太股を激しく犯す。
 「ああぁぁ、もうダメだカスミさん、出そうっ!」
 「えっ!?わ、私はどうすればいい………」
 「あう!」
 「きゃあ!」

どくっ!!

カスミの太股の間に挟まったモノが一際大きく脈うち、大量の精液を前方の壁に吐き出した。
生まれて初めて見た白い粘り気のある液体に眼を奪われる。
 「あ……」
1つの行為が終わって、サスケが後ろからぎゅっとしがみついてきた。
熱い掌がお腹に当たる。
 「カスミさん……俺、非道い事しちゃった……」
カスミの背中に顔を当てて、サスケが一言呟く。
 「いいの、サスケは気にしないで……。私も協力するって言ったんだから……。」
そっとお腹の手の上に自分の掌を重ねて、優しく諭す。
 「うぅ……。」
カスミの背中が熱い何かで濡れていく。
それは愛する人を汚してしまった罪悪感から流れ出たサスケの涙。
 「サスケ、泣かないで………。」
2人はその夜、何年かぶりに同じ寝床で眠りについた。

                   ・
                   ・
                   ・
22611 ◆o2rJsPWw :02/05/20 00:27 ID:Z2R9uwJc

 「うあああーー!俺はなんて恥ずかしいことをーーー!!」
サスケが自分の部屋に戻ったのは明け方だった。
結局昨日は泣き寝入りしてしまい、気がついたのは空が明るくなり始めた頃だった。
カスミの胸の中で寝ている状況に混乱してしまって部屋を飛び出してきたのだ。
昨日の出来事を思い出すと、どうしようもない後悔の念が押し寄せてくる。
サスケが枕に頭を埋めて、顔の火照りが治まるのを待っていると、
やがて表が騒がしくなってきた。
 「もうこんな時間か……。」
部屋の時計を見やると、部屋に戻ってから大分時間が過ぎていた。
 「カスミさんも起きたかな……。」
そんな事を考えていると、ふとドアがノックされた。
 「………。」
泣き過ぎてすっかり眼が腫れているサスケは居留守を決めこもうと思ったが、
ドアの外から聞こえた声に身体が先に動き出していた。
 「いないの?サスケ…。」
 「カカカスミさんっ!?」

がちゃ。

 「ああ良かった。もう、帰るのならちゃんと私にも言ってよ。
  起こさないようにしてくれたのは嬉しいけど、心配するから……。ね?」
にこっと笑うカスミの笑顔が眩しい。
 「あ……」
 「じゃあ、先に食堂に行ってるから。サスケも一緒に朝食とろうよ、待ってるね。」
 「う……」
 
ぱたん…。
 
 「ああーーー!カスミさーーん!かぁいいよーーーー!!」
ごろごろごろごろ。

サスケの恋の炎はますます燃え上がる。



                   完
227名無しさん@ピンキー:02/05/20 00:32 ID:1Je8uFK6
カスミ!来たぁぁ!
228途中で投稿してしまった:02/05/20 00:36 ID:1Je8uFK6
ありがとうございす!(涙)待ってたんです、カスミを!マンセー!!
229名無しさん@ピンキー:02/05/20 02:54 ID:LQnf7iyB
サスケがかわいいw
230名無しさん@ピンキー:02/05/20 03:47 ID:CMGWnvQD
カスミキタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━━(  ゚)━━(  )━━(゚  )━━(∀゚ )━━━(゚∀゚)━━!!!!!
正直、待ってました――――!!!!!あああありがとうございますありがとうございます>11さん!!

サスケもかわいくてよかったです。途中、サスケといっしょになって転がってました。
ああもう、カスミさんがかわいいよ―――!!!
23111 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:08 ID:1IoJ96Ah

今日も酒場は大盛況だ。
最も戦時中の娯楽などはそう多くはないのだが、
とりわけ入手が容易く、様々な種類を楽しめる『酒』は
取っ付き易いものなのだろう。
兵に昼も夜もなく、時間が取れた時に彼らはこの場所に集う。
笑い声や泣き声が混ざり合うこの賑やかな空間の中で、
ひっそりと飲むことを好む者もいる。
そして、今日もカウンターに肘を置き、静かにグラスを揺らして飲む女性が2人。

 
 「おいアニタ…少しピッチが早いんじゃないか?」
 「フン。これで早いだって?バレリア、アンタの方がゆっくり過ぎるんだよ。」
くいっとアニタがグラスを呷り、やや強めにカウンターに叩き置く。
 「おやおや…今日はなんだか荒れてるねぇ……。
  何か嫌な事でもあったのかい?」
この酒場の女主人であるレオナがアニタの空になったグラスに新たな酒を注ぐ。
なみなみと注がれたグラスにまた口をつけ、アニタは不機嫌そうに喉を鳴らす。
 「バレリアは?」
酒瓶の口をバレリアに向け、レオナが彼女に尋ねた。
バレリアはグラスに残っていた液体を飲み干し、レオナの方にグラスを預ける。
 「では私も戴こう。」
とぽとぽと音を立てて、綺麗な色の液体が注がれる。
燃えるような紅いワインが、バレリアのグラスを満たした。
 「それで……その荒れている原因とやらを聞こうか。」
軽く口の中を濡らして、バレリアがアニタを見る。
アニタはすでに座り始めている目をこちらに向けて喋り出した。
 「別に荒れてなどいないさ。しかし、こんな美人が1人でいるってのに
  誰も声かけてこないなんて……この軍の男は見る目がないよねぇ……。」
 「ふぅ……またそれか。」
バレリアはやれやれと言った表情をレオナに向けた。
レオナは腰に手をやって苦笑している。
23211 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:09 ID:1IoJ96Ah
 「アンタ達だってそう思わないのかい?バレリアはともかく、
  レオナ…アンタはそういう顔をしている!」
 「まぁ…私はもう、ねぇ……。」
 「ちょっと待て…今聞き捨てならないことを言ったな?」
困った表情で返すレオナ。それとは別に、キツイ視線を返すバレリア。
 「だってアンタはこの軍に来てからも浮いた話の1つもないじゃないのさ。
  相変わらず剣の道一筋でさぁ……。
  そんなんじゃ、あっちの方にも蜘蛛の巣張ってんじゃないかい?」
 「なっ…!きッ貴様、なんて下品な……!!」
バレリアは顔を赤らめ、アニタを睨む。
 「こんな話で真っ赤になるなんて、可愛いねぇ。
  まさか本当に…?」
 「違う!!」
自分を落ち着かせようと、バレリアは口の中にワインを流し込んだ。
アニタより先にグラスが空になる。
 「ふ〜ん…それじゃあ相手がいるってことだよねぇ。
  水臭いじゃないか、私に言ってくれないなんて……古い付き合いなのにさ。
  で、誰なんだい?」
 「どうしてそうなる!?わ、私に恋人がいるかどうかなんて……、
  どうでも良いだろう!」
 「どうでも良いことなんてないよ。恋愛に関しちゃアンタより先輩なんだからさ、
  このアニタ様が成功する秘訣を教えてあげようってんじゃないか。」
 「ふん…大きなお世話だ。人のプライベートに口出ししないでもらおう。」
黙って2人のやりとりを聞いていたレオナが、差し出されたバレリアのグラスを満たす。
 「おや、つれないねぇ…。
  じゃあさ、レオナは誰だと思う?アタシは…そうさねぇ…バレリアみたいな
  気性の荒い女には、包容力のある男じゃないとダメだと思うんだが……。」
 「誰が気性が荒いか!貴様、酒の席だからと言っても限度があるぞ?」 
いきなり話を振られ少し困惑したレオナだったが、少し宙を見上げて考えた後、
凄むバレリアの肩にポンと手を置き、彼女を宥めながら口を挟んできた。 
 「でも、バレリアにつりあう男なんてそうはいないよ。
  トラン六将軍の1人に交際申し込むんだから、それ相応の覚悟がいるんじゃないかい?」 
23311 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:10 ID:1IoJ96Ah
 「レオナ、こんな酔っ払いの相手などすることはない。
  全く……お、男が釣れないからといって私らに絡んでくるのは見当違いではないか!?」
 「何どもってんだい…酒の肴にはこういう話が一番美味いのさ。
  どうせ飲むなら楽しく飲みたいじゃないか。」
 「ふ、ふん…男の話はもういい。そんな事ばかり考えていると、剣の腕が鈍るぞ。」
 「そんな事ある訳ないさ。現にこの軍でも立派に役に立っているだろう?」
レオナが他の客に呼ばれたようで、瓶を手にカウンターを出て行った。
アニタは仕方なく空になったグラスに自分で新たな液体を注ぐ。
 「ではどうして道場に顔を出さないのだ?
  腕が鈍ってないのなら、私と手合わせしてくれてもいいじゃないか。
  それとも……私に負けるのが恐いのか……?」
 「そっ…、そんな馬鹿な事あるかい!はッ、私はアンタみたいに剣だけに生きてないんでね。
  もっと人生楽しまないとさぁ……」
 「ほぉ……剣の錆付いた人生が楽しいのか…。我が師が聞いたらさぞお嘆きになるだろうな。」
 「だ、だからアタシの剣は錆付いてなんかいない!
  ……いいよ、そんなに言うんなら勝負してやろうじゃないさ。」
 「フン、良いのか?今までだって、私に勝てた事なんて……」
 「それは昔の話だよ!今ならアンタにだって――」
アニタがバレリアのさらに向こうに視線を向ける。
酒場の奥のドアが開き、この場に不釣合いな男の子が降りてきた。
 「ん…何だ?」
バレリアがアニタの目線を追って振り返る。
ちょこちょこと頭の上に作られたお団子を揺らして、その男の子はレオナの方へと近づいて行く。
 「あれは……トウタじゃないか。こんな所で何をしているんだ…?」
トウタと呼ばれた少年は、酒瓶を手にしたレオナと2、3言交わした後、
カウンターの方へ彼女と一緒に歩いてきた。
 「あ、バレリアさん、アニタさん。」
 「トウタ、どうしたんだこんな所で。君にはまだ酒は早いと思うが……。」
 「アンタは相変わらずお堅いねぇ、酒は早いうちに覚える方が良いんだよ。
  トウタ君、お姉さんが注いで上げるよ。」
 「私はトウタの身体の事を考えて言っている!中毒症にでもなったらどうするんだ!」
23411 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:12 ID:1IoJ96Ah
バレリアはアニタが注ごうとした瓶を取り上げ、彼女に怒鳴る。
 「あ、ぼくお酒飲みに来たんじゃないですよ。レオナさんが二日酔いのお薬を
  ホウアン先生に頼まれていたので、代わりに持ってきたんです。」
 「ま、そう言うことさ。御苦労だったねトウタ。」
レオナがトウタの頭の上のお団子に手を当てる。
ぽよぽよと揺れるその様は、見ていてとても愛らしい。
 「………ふーん、偉いねぇトウタ君は。私にもその薬、恵んでくれないか?」
グラスを取り上げられたアニタが、背の低いトウタの前にしゃがんでレオナの手の上から
同じようにお団子を弄る。
 「え、別に構わないですけど…全部レオナさんに渡しちゃったんです…。」
 「それじゃあ悪いんだけど、ホウアン先生に言って、後で私の部屋まで届けてくれないかい?」
 「レオナに今貰えば良いではないか。わざわざトウタの仕事を増やさなくてもいいだろう?」
バレリアが横から口を挟む。
レオナの手には、今し方トウタから渡された錠剤が握られている。
 「馬鹿だねアンタは。プレゼントは男からされる方が嬉しいに決まってるじゃないか。
  ね、トウタ君、頼んだよ…。」
 「あ、はい、解かりました。じゃあ後でアニタさんの部屋にお届けしますね。」
トウタは3人にペコリと頭を下げると、周りの大人から頭のお団子を触られながら、
医務室へ通じるドアへ向かった。
 「貴様…いくら男が寄りつかないからと言っても、して良い事と悪い事があるぞ。
  あんな子供を……。」
 「バレリア、そういうのを下衆の勘繰りって言うんだよ。
  本当に男が欲しいのは、アタシじゃなくてアンタじゃないのかい…?」
 「な、何を言うか!!私がお、お、男を欲しがるなど……」
 「ハイハイ、解かってるよ…アンタもアタシの部屋に来な。
  剣の勝負が二日酔いで潰れた、なんてシャレにもなりゃしないからね。」
23511 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:13 ID:1IoJ96Ah
 「ふん…私はそんなに飲んじゃいないさ。
  でもまぁ、付き合ってやろうじゃないか。私に負けた時の言い訳をされないように、
  薬を飲むところをこの眼で確認してやらないとな。」
そう言うバレリアの顔はうっすらと薄桃色に染まっている。飲んではいないと言っても、
今はすでに目が据わってしまっているほどのアニタに付き合っていたのだから、
相応の量を口にしているのは明白だ。
 「まだ負けると決まった訳じゃないよ!明日になって吠え面かくんじゃないよ!」
 「ほぉ……大した自信だな。これは明日が楽しみだ。」
 「ふ、ふん……」

                  ・
                  ・
                  ・

アニタの部屋に移動した後、まだ飲み足りなく再び酒盛りを始めた2人。
他愛無い昔話などをしながらほろ酔い気分を楽しんでいた。
途中、恋愛の話になるとアニタの自由奔放な考え方にバレリアのキツイ視線が
向けられることもあったが、それもアニタは軽く受け流していた。
瞬く間に時間が過ぎて行き、拝借してきた酒の残りも少なくなって来た頃、
部屋のドアがノックされた。
2人の視線がそちらへ向き、アニタがノックの主に声をかける。
 「トウタ君かい?鍵は開いてるから入って来な。」
ノブが回り、ドアが開く。
 「ごめんなさいアニタさん…少し時間かかっちゃいました。」
 「いやいや、気にしなくて良いよ、ご苦労様、トウタ君。」
アニタがトウタを部屋の中に招き入れる。
23611 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:14 ID:1IoJ96Ah
 「すまないね…椅子はそこのコワイお姉さんが使ってるから、
  ベッドにでも座ってくれないかい?」
その台詞にピクリと眉を動かしたバレリアだったが、大人気ないと考えたのか、
大きなリアクションは起こさなかった。 
 「いえ、別に良いですよ。すぐに戻りますから。」
 「何言ってんだい…部屋に来てくれた男を手ぶらで帰す訳にはいかないじゃないか。
  なぁバレリア?」
 「な…何を言っている!アニタ、貴様……」
 「じゃあトウタ君にも駆けつけ一杯……おや、グラスがないね……」
アニタはそう言うと、自分のグラスの中の酒を呷り、トウタに口付けして流し込んだ。
 「んむ!」
 「んっ……」
いきなりの事にトウタは目を白黒させている。アニタが口の中の液体を全て流し込んだ後、
コクリと小さく彼の喉がなった。
 「な、何するんですかぁ!うぇ……、喉が熱い…」
 「おや、美味しくなかったかい?それは残念だなぁ…お姉さん、サービスしてあげたのに。」
 「ア、アニタ!貴様…」
アニタは慌てふためくバレリアを無視すると、おもむろに服を脱ぎ出した。
ふぁさっと衣服が脱ぎ捨てられ、艶やかな薄紫色の下着が露になる。
 「あ、あの…アニタさん?どうして服を脱ぐんですか…?」
 「ふふふ……君に”大人の女”ってのを教えて上げようと思ってね……」
 「ア、ア、ア、ア……」
 「バレリアは黙って見てな…こうして男を虜にする手もあるってのを見せてあげるよ。」
 「い、いい加減にしろ!誰彼構わず発情するな!」
 「さぁさ、コワイお姉さんなんか放っておいて、君は私に身を任せてれば良いんだよ〜。
  それじゃ、失礼して…」
怒鳴るバレリアを他所に、アニタはトウタのゆったりとした着物を手をはだける。
前の裾を開いた途端、白のブリーフが目に入った。
 「あ、あわわわわ……」
 「ふふふ、可愛い下着だね…。この中はもっと可愛いものが入ってるのかな?」
アニタはブリーフの前の窓からトウタのモノを探り出し、そこからにゅっと顔を出させた。

23711 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:14 ID:1IoJ96Ah
 「アニタ!やり過ぎだぞ貴様!」
 「ア、アニタさん!!止めてくださいよぅ……」
 「どうして?これから楽しくなるのに…何だバレリア、こんな小さな男のコのモノでも
  見るのは恥ずかしいのかい?」
 「そ、そ、そんな問題じゃないだろう!?」
 「トウタ君のはまだ大人になってないね。痛かったら言いな……」
トウタのペニスを覆い隠している包皮を剥いて、ピンクの亀頭部分を剥き出しにする。
アニタは後ろに手を回して、自分のブラジャーを外す。
そこからこぼれ出た大きな乳房で、まだ萎えたままのそれをそっと両方から挟みこむ。
 「あわ!」
生暖かい、ふっくらとした感覚を自分のペニスに感じたトウタは思わず声を上げてしまった。 
 「どうだい……?大人は皆こうすると喜ぶのさ……ほら、トウタ君のおちんちん、
  私の胸の中に隠れちゃったよ。」
アニタの乳房が、トウタのペニスをすっぽりと覆う。
その豊満な乳房の中に、トウタのモノは見えなくなってしまった。
 「ほらバレリア、見えるか?」
 「………っ」
アニタがバレリアの方へ目を向けるが、バレリアは恥ずかしそうにしていて
こちらを見ようとはしなかった。
 「トウタ君、大人はこうすると喜ぶんだよ……」
アニタが自分の乳房に両脇から手を添え、上下に動かし始める。
 「あ、うぅぅ……」
 「気持ち良いかい?……あ、先っぽが出てきた……ふふ、大きくなってきたよ……」
胸の谷間に、亀頭だけが見え隠れし始めた。
アニタはその谷間に自分の唾液を垂らし、さらに滑りを良くさせる。
 「うーん、舐めてあげられたらもっと気持ち良いんだけどね……、はぁ、
  ちょっと届かないから……んっ、これはトウタ君がもっと大きくなってからだね……」
上下に激しく乳房を動かす。トウタの鈴口の割れ目から透明の液が流れ始めていた。
 「おや、何か出てきた……ふふふ、トウタ君のおちんちん、喜んでる………。」
 「あぅぅ……アニタさんのおっぱい、ふわふわですごく柔らかい……」 
23811 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:15 ID:1IoJ96Ah
 「ふふ、有り難う……んん、でも、女の人のおっぱいは皆柔らかいんだよ……っ、
  そこのコワイお姉さんのもきっと……」
 「………」
バレリアは無言で2人の行為を見つめている。いや、2人の行為から目が離せないでいる。
信じられないものを見ているような、憮然とした表情を浮かべている。
 「あ!?アニタさん、ぼくトイレに行きたくなってきた……あの、トイレに……」
 「良いよ、ここでしちゃっても……はぁはぁ、ほら、このまま出して……」
 「えっ……そんな、おしっこですよ、汚いですよぅ………、ううぅ…」
 「そんな事ないさ、それに、それはおしっこじゃないよ………っ」
アニタは乳房を動かしながら、トウタの排泄を促す。
トウタは我慢の限界が近づいてきていたが、慣れていない快楽が
彼をその場から離れさせない。
 「ああっ……出ちゃう、アニタさん、ぼく出ちゃうっ……っ!」
 「!」
 「良いよ、ほら……」
ピクッとペニスが震え、アニタが乳房をぎゅっと中央に寄せる。
亀頭が膨張して、白い液を吐き出した。

ぴゅっ。

 「あ!」
粘り気のある白い液体が、アニタの顔に勢い良くかかる。
 「………、ふふふ。顔にかかっちゃったね……」
 「ご、ごめんなさい!」
ゆっくりと頬を伝い垂れてくるそれを、アニタは舌で舐め取った。
 「ん……、美味しい……」
23911 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:16 ID:1IoJ96Ah
その液体を口の中で転がした後、味わうように飲みこみ、トウタのモノを解放した。
ちらりとバレリアを見ると、口に手を当てて絶句している。
こちらを見るその目は、どこか嫌悪が混じり、どこか好奇の感が漂っていた。  
トウタは解放された虚脱感からか、そのままベッドにへたりこんでしまった。
アニタは立ち上がり、バレリアに近づく。
彼女の肩に手を置き、そっと囁きかけた。
 「どうだった…、初めて見た感想は……?」
 「……!」
かぁっと顔を紅く染め上げ、バレリアはアニタを睨みつける。 
 「き……貴様という奴は!ひ、非常識にもほどがあるぞ!!」
 「はぁ?非常識?………。あのねぇバレリア、私は別におかしな事はしてないよ?」
 「じゅ、十分おかしいだろうが!この変態!す、好きでもない男と……」
 「私はトウタ君の事、好きさ。アンタは嫌いなのかい?」
バレリアはベッドのトウタをちらりと見る。
何とも言えない眼がこちらに向けられていた。
 「う……、そ、そんな事はない……ち、違う!そういう問題ではないだろう!?」
 「好きな男とするのは非常識なのかい?」
 「こ、こんな年端のいかない子供を……、こ、こんな……」
 「あぁ……、確かにこんな子供の内から大人の女の味を知ったら、
  いざとなった時は物足りなく感じてしまうかもねぇ。」
そう言うと、アニタはトウタに向き直った。
 「トウタ君、物足りなく感じた時は私のところに来なよ。また可愛がってあげるからさ…。」
 「え……」
 「だから、見境なく誘うな!」
アニタはバレリアの後ろに回りこみ、服の上からそっと乳房をまさぐる。
 「何言ってんだ…アンタも少しは感じてんじゃないのかい?
  さっきのトウタ君……可愛かっただろう……?」
 「こ、こらアニタ!やめろ……放せっ!」
ふっとバレリアの耳にアルコール臭いアニタの息が吹きかけられる。
 「あっ!」
 「ふふ、なんだい…バレリアは耳が弱いのかい。
  そうか……、今までの男は耳なんか愛してくれなかったんだね……」
24011 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:16 ID:1IoJ96Ah
そう耳元で囁くと、アニタはバレリアの耳を愛撫し始めた。
軽く耳たぶを噛み、耳穴に舌を差し入れる。
 「うああっ!」
耳に熱く濡れたものが入ってきた途端、バレリアは大きく身体を震わせた。
 「おや、初々しい反応……こういうのは初めてかい?」
 「くぅ……!」
バレリアの軽くウェーブのかかった金髪を後ろへ掻き上げ、項に鼻を近づける。
ふんふんと当たるアニタの息に、バレリアは擽ったそうに身体をよじる。
 「ほら……立ってるの辛いだろう?」
アニタは自分の胸をバレリアの背中に当てて、そのまま体重をかけて彼女を座らせる。
かくかくと力がまるで入らない膝を折り曲げながらその場に座りこむバレリア。
膝の裏に手を入れてM字に曲げると、太股あたりまでしかないスリットの入ったスカートが
抵抗することもなく捲くれあがった。
 「へぇ、色っぽい下着履いてるじゃないか。
  見えないところはきちんとオシャレしてるんだねぇ……。」
露になった股間の部分を、黒いレースの下着が覆い隠している。
引き締まった太股に相俟ってそれはより妖艶さを際立たせていた。
 「うるさい……うるさいっ!」
 「何さ、誉めてやってるのに。……こっちの具合はどうだい……?」
アニタはその下着の上から柔らかい土手の部分を撫で上げる。
 「あっ!」

くちゅり。

土手の部分から下に移動させた指がバレリアの秘口に触れた時、水っぽい音が耳に届いた。
 「何だい……さんざん偉そうな事言ってたのに、こっちはすっかり濡れてるじゃないか。
  ふふふ……トランのお偉いさんも1人の女だったって訳か……。」
くちゅくちゅとわざと音をさせて指がその亀裂をまさぐる。
 「止めろっ……はぅ!」
 「そんな事言ったって、身体の方は喜んでいるけどねぇ……。
  こんなおツユ垂らしてさ。」
24111 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:17 ID:1IoJ96Ah
アニタの2本の指がするりと下着の中に侵入し、バレリアの秘部を直に触る。
粘りのある液が指に纏わりつくのを確認してから、
引きぬいた指をバレリアの目の前に晒した。
 「う……っ、貴様、どこまで私を愚弄すれば……」
 「別に馬鹿になんかしてないだろう?むしろ可愛いって言ってるんじゃないか。
  お堅いアンタもきちんと女の反応してくれてるんだからさ……。」
アニタはバレリアの額に自分の額をこつん、とつける。
自分の体の現状を認めさせるかのように。
 「あ、あの……」
 「ん?」
2人が声の聞こえた方向に顔を向ける。
 「ぼ、ぼくもう帰ります!」
せかせかと着物を直し、トウタが慌てながら部屋のドアに向かう。
桃色に染まった顔は決して2人の方を見ようとはしない。
 「ちょっと待ちなよトウタ君。これからもっと良いもの見せてあげるからさ……、
  ほら、見てみな。」
アニタはバレリアの下着の端を掴み、強引に膝まで持っていく。
ぬらぬらと光るバレリアの秘部が丸見えになる。
 「ア、アニタ!」
 「トウタ君、これが女の大事な部分だよ……綺麗なモンだろう?」
 「あ………」
一瞬、目を2人の方へ向けたトウタは、まるで金縛りに合ってしまったように
バレリアのその部分から目を離せないでいた。
 「ト、トウタ!!」
 「あ!ご、ごめんなさい!」
バレリアの声に我に返ったトウタは顔を伏せてしまう。
 「こらバレリア…そんな大声出すんじゃないよ、みっともない。
  トウタ君、悄気ちまったじゃないか。」
 「こ、こんな状況なら誰でも怒る!いい加減に手を離せ!」
 「バレリア、見てみなよ……トウタ君、アンタを見て興奮してるよ……。」
見るとトウタの股間はゆったりとした着物をわずかだが持ち上げている。
かなり余裕がありそうなその着物を持ち上げるほど、
トウタの中の好奇心は大きく膨れ上がっていた。
24211 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:18 ID:1IoJ96Ah
 「ほら、ここは年上のアンタが何とかしてやらないと……。
  トウタ君、見たいんだろ?もっと近くに寄りな。」
 「え……あの……」
もじもじしながら、トウタはアニタの言葉に従って良いものかどうか考えている。
 「ほらバレリア、困ってるじゃないか。アンタも何か言ってやりなよ。
  あんな所に立たせたままじゃ可哀想じゃないか。」
 「か、勝手なことを……ッ!!」
 「………。」
必死に抵抗する意識とは裏腹に、バレリアの身体は与えられ続ける快楽を
受け入れ始めている。
なんとか身体を捩ってみるも、アニタが上から身体を被せるように
圧し掛かってきていて、今の状態から抜け出すことが出来ない。
 「アンタも男を喜ばせる術を知っとかないと、これから苦労するよ?」
 「ふざけるな!身体を使って、お・・・、男に言い寄るなど…ふしだらな!」
 「そう言う風に考えるのが子供って言うんだよ。
  女には女にしかできない事があるってのを知っとかないと、
  いつまで経っても好きな男を振り向かせる事なんか出来やしないよ!」
 「う……」
2人の言い合いを少し離れた場所で聞くトウタに、アニタの少しきつめの声がかけられる。
 「ほら、いつまでそこでつっ立ってんだい!さっさとこっちに来る!」
 「は、はい!」
トウタは咄嗟に返事を返したが、その歩み寄る足踏みはとても控えめなものだった。
 「こんなに萎縮しちまって……こりゃこのコワイお姉さんに責任取ってもらわないとね…」
 「なっ、何を……」
アニタはバレリアの股間に当てている逆の手を彼女の顎に当て、
2本の指を口の中に入れて強引に開かせる。
 「ひゃうっ!」
 「良かったね、トウタ君……私がしてあげられなかった事をバレリアがしてくれるってさ。」
 「な、何ですか…?」
 「ほら、おちんちん出しな。」
 「えっ!?」
 「その苦しそうなモノを、このお姉さんがしゃぶってくれるよ…良かったね?」
 「にゃに!?」
指を咥えさせられたままでバレリアが叫ぶ。
24311 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:19 ID:1IoJ96Ah
 「ほら、脱いで!いつまでもこの態勢してると疲れるんだからさ!」
 「にゃりゃ、しゃっしゃとやれろ(なら、さっさとやめろ)!」
 「アンタは黙ってな!」
何かイライラして見えるアニタに、びくびくしながらトウタは着物をはだけていく。
露出したトウタのペニスは、先程のアニタとの行為から
さほど時間は経っていないというのに大きく屹立していた。
 「ほら、きちんとしゃぶってやりな……いたた、指を噛むな!」
バレリアは何とか免れようと、強めにアニタの差しこまれた指を噛んだ。
アニタが股間に宛がわれていた指の動きを再開する。
 「あがっ…!」
再び襲ってきた快感がバレリアの身を硬くさせる。
その隙にアニタはトウタのペニスをその口に咥えさせた。
 「んぶっ!」
 「ご、ごめんなさいバレリアさん……」
 「歯は立てるんじゃないよ、トウタ君が痛がるからね。」
 「んぐぐ……」
トウタのペニスがバレリアの口内深くに入れられる。
まだ生臭い匂いを放つそれに、バレリアが顔を歪ませた。
 「ほら、もっと美味しそうに頬張らないと!」
 「う……」
アニタに嫌々やらされているだけで、トウタに罪はない。
バレリアは少しだけ舌を口内のペニスに当てた。トウタが小さく声を上げる。
 「あぅ!」
 「そうそう、やればできるじゃないか……。」
アニタの指がバレリアの股間に激しく刺激を与え始める。
秘裂に軽く指を立てて、浅く出入りさせる。
親指の腹で花芯を押しつぶした刹那、バレリアが鼻にかかった声を上げた。
 「っふあッ!」
 「ふふふ、可愛い声出せるじゃないか。アンタもココは弱いんだね…。」
24411 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:20 ID:1IoJ96Ah
強すぎないように力を調節して、ぷにぷにとそれを押しこむ。
その下の秘穴からは、ぼたぼたと愛液が流れ出ている。
 「んん―――!!」
強すぎる刺激に、バレリアはくぐもった声でアニタに訴える。
しかしアニタはその反応を楽しむかのように、指の動きを休めようとはしない。
バレリアは舌で奇妙な味の液体を感じ、トウタを見上げる。
見るとトウタは、頬を赤らめて何かをじっと耐えているような表情で棒立ちになっていた。
 (トウタ……感じているのか?私の口で……)
ピク、ピクッと動く口内のペニス。
バレリアは根元の方を唇で締める様に咥えた。
 「わぅぅ……バレリアさん……」
皮に包まれた亀頭部分を舌で探り当て、遠慮気味につんつんとノックする。
その度に反応を返してくるトウタのモノに、
バレリアは嫌悪とはまた違った感覚を持ち始めていた。
 
ぴちゃ、ぴちゅっ……ぴちゃっ………。

アニタの指が、溢れ出る愛液をバレリアの秘口の周りに塗りたくる。
指を這わせる度に花芯に当たり、それに従ってバレリアが何かしらのアクションを起こす。
 「また何か出ちゃう……ヘンなの出ちゃう……」
ぎゅっと目を瞑ったトウタがうわ言のように呟くのを聞いたアニタが優しく言う。
 「良いよ、そのまま出していいからさ、トウタ君。
  このお堅いお姉さんにキミの味を教えてあげておくれよ……。」
 「!」
 「あっ!出ちゃう!!」

ぷぴゅっ、ぴゅぅ……。

24511 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:21 ID:1IoJ96Ah

バレリアが驚く間もなく、トウタは射精してしまった。
苦味のある液体が口内を泳ぐ。
その味に咄嗟に口を離してしまったバレリアを、アニタが素早く捕まえた。
アニタの掌がバレリアの口を塞ぐ。
 「吐くんじゃないよ!」
 「うう――!」
粘液をいつまでも口内に残しておく訳にもいかず、バレリアはそれを飲みこむ。
喉が動くのを確認してから、アニタは手を離した。
 「どうだった?」
 「ニ、ニガイ……」
 「はは、ちゃんと味わったみたいだね……御褒美にイカせてあげるよっ!」
アニタが秘裂の周りで遊ばせていた指を少し深めに差しこんだ。
中指と薬指でバレリアの中に入りこみ、親指と人差し指で陰核をつねり上げる!
 「うァァッ!!ひく…………ッ、クッ……ぅあ……」 
バレリアの身体に一層力が入り、背筋を伸ばそうと反りかえってくる。
アニタが上から押さえつけるように自分の身体を覆い被せていると、
徐々にバレリアの身体が弛緩を始め、絶頂に達したことを告げた。
 「イッちゃったかい?……バレリア、イク時は声を出した方が
  男に喜ばれるっていうのを覚えておいたほうが良いね……バレリア?」
 「はぁ、はぁ、はぁ…………。」
アニタの身体の下で荒い息を吐き続けているバレリア。
まだ絶頂の余韻に浸っているようだ。
 「なんだい、だらしないねぇ……。」
その場に立ち上がると、アニタはぺたりとその場に尻餅をついているトウタを抱え上げ、
ベッドに運ぶ。
 「ふふふ、腰が抜けたかい?まぁ無理もないかな……。」
ベッドに寝かせて、上から毛布をかける。
 「私は満足してないんだけどねぇ……この面子じゃ仕方ないか……。」
そう呟いてアニタはベッドの上に脱ぎ捨てられていた衣服を纏うと、
トウタが持って来てくれた二日酔いの薬を手にして、水を汲みに立ちあがったのだった……。

                   ・
                   ・
                   ・
24611 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:21 ID:1IoJ96Ah


シュッ!

空気を切り裂いて、木刀がアニタに喉元を襲う。
 「わ……、ちょっと、いくらなんでもそんなの食らっちゃ……!」

シュッ!シュッ!

練習用の木刀とは言え、バレリアの繰り出す突きは熊をも仕留めかねない勢いだ。
その木刀が、凄まじい速さでアニタに向けられていた。
かわすだけで精一杯のアニタは、攻撃する事ができない。
 「バッ、バレリア……!待ちなって!」
 「うるさいッ!!死ね!死ねェ!!」
バレリアが般若のような形相でアニタを睨む。その目はただ人間の急所だけを捉えていた。
 「なんだい、昨日はあんなに愛し合った仲じゃないか……っ!」
バレリアの顔が瞬く間に紅く染まる。
 「こ、この……、殺す!絶対殺す!!」
最早手合わせどころでは無くなったこの試合は、アニタが木刀を捨てて逃げ出すまで続いた。



                   完
24711 ◆o2rJsPWw :02/05/21 00:25 ID:1IoJ96Ah
いくら何でも長すぎるな・・・スマソ
もう3Pはやりませんから許して下さい・・・。
248名無しさん@ピンキー:02/05/21 00:40 ID:no+buFfj
もうね、なんていうかね。
バレリアとアニタが3にでなくても許す!
このSSを読んだから許す!
それくらい感動してます。
249名無しさん@ピンキー:02/05/21 00:54 ID:R4VGbzxe
11さんの文才には感服しました。サイコー。
250名無しさん@ピンキー:02/05/21 00:59 ID:R2wU37Ay
>>247 長くても一向に構わない!
251名無しさん@ピンキー:02/05/21 01:56 ID:W23to9oa
>247
むしろ、そこがいい!
252名無しさん@ピンキー:02/05/21 10:37 ID:tpb4o9u5
>>247
3Pどころかハーレム物キボンヌ。
253名無しさん@ピンキー:02/05/21 10:52 ID:r0f34YJG
254名無しさん@ピンキー:02/05/21 16:58 ID:R2wU37Ay
11さん、凄いペースで書いてるけど、体壊さないでね
25511 ◆o2rJsPWw :02/05/21 23:07 ID:1IoJ96Ah
>254
ありがとう・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

女剣士SS誤字多すぎ・・・鬱
25611 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:09 ID:NcsPcnXB

ゆさゆさ……ゆさゆさ……。

 「あの……起きて下さい……朝、ですよ……。」
誰かが僕の身体を揺すっている。
控えめな揺れが疲れた身体に心地良い。
いつまでも揺られていたい気分だ。
 「あの……起きて…、あぁ……どうしよう……。」
か細い声が聞こえる。
何か困っているみたいだ。
次第に揺れが大きくなってきた。
僕はまだこの状態でウトウトしていたくて、声の主に話し掛けた。
 「ん……もう少し寝かせて……。」
ピクリと僕の身体を揺らす手が反応して、止まる。
そしてそのまま手が離れていった。
 「あ、はい……わかりました……。もう少し、ですね……。」
そして僕はまた眠りにつく…。

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25711 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:10 ID:NcsPcnXB

 「ん…?」
あれ?誰か僕を起こしに来たような……気のせいかな?
枕に突っ伏していた顔を上げる。
視界がぼやけたまま周りを見回す。
 「あ、起きましたか…?良かった…。……おはようございます。」
ニコリとこちらに笑顔を向ける女の人がいる。
少し茶色がかった短めの髪が、朝の陽を浴びて綺麗に透けている。
整った目鼻立ちをした顔は、はっきりと美人だと言える。
白い半袖のブラウスから見える腕はその服よりさらに白く、身体の前で組まれている。
 「あ、あれ…アンネリーさん……おはよう…。」
少しびっくりした……アンネリーさんが起こしに来るなんて初めてだ。
そう言えば今日の起こし方はなんだか優しかったなぁ…。
今まで起こしに来てくれた人と(起こしに来てくれるだけでありがたいんだけど)、
随分違っていたけど……。
 「…アンネリーさん、そこで何してるの?」
 「え……あの、起こしに来たんですけど……。」
その割には、僕のベッドから少し離れたところに立っている。
アンネリーさんの声じゃ、そこから呼んでも目覚まし代わりにはならないと思うけど…。
 「……僕、起きた……?」
 「え…えと……、さっき起こそうと思ったら、”もう少し寝かせて”って……」
 「…それで、ずっとそこに立ってたの…?」
 「はい……。」
 「…………ごめん。」
もう少し朝には強くないといけないと思い直した朝だった……。

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25811 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:11 ID:NcsPcnXB

僕は起こしに来てくれたアンネリーさんと一緒に食堂で朝食を取り、
食休みがてらに何気ない世間話をしていた。
アンネリーさんは僕が話す事に相槌を打ったり、微笑みかけてくれたりした。
話しをふってくることはほとんど無かったが、彼女は真摯に僕の話を聞いてくれていた。
ちょうど話題が尽き、沈黙が漂ったその時、アンネリーさんから話しかけてきた。
 「あの…、少し聞きたいんですけど。」
 「何?」
ずっと聞き手だったアンネリーさんが僕に聞きたい事があるらしい。
僕はなんだか嬉しくなって、前のめりになって彼女の言葉に耳を傾けた。
 「私、この軍の方達の役に立っているでしょうか……?」
 「え?」 
おかしな事を言う人だな。
 「毎日ステージで歌わせてもらっているのに、私、お礼もできなくて…。」
 「お、お礼だなんて考えなくて良いよ!
  それに、アンネリーさん達には逆にお礼を言わなくちゃ。」
 「え…どうしてですか?」
 「だって、皆すごい気に入ってるよ、アンネリーさんの歌。
  戦ってる時だって、口ずさむ人もいるぐらいなんだよ?」
 「……本当ですか?」
 「ホントだって!毎日そんな素敵な歌を聞かせてくれてるんだから、
  お金払わないといけないかなって思ったりもするんだけど…。」
 「そんな!私の方こそ、寝るところや食事までお世話してもらって……。」
 「そんなの気にしないでよ。ここ、お城だっただけに部屋の数は多いんだよね…ははは。」
少し照れて、笑って見せる。 
でもアンネリーさんを笑わせることはできなかった。
 「では……、あなたのお役に立ててるでしょうか……?」
 「ぼ、僕の役?」
うーん……。直接アンネリーさんに何かされたって事はないけど、
軍の皆を楽しませてくれてるし、間接的だけど助かってる事は確かだよな。
 「う、うん。ストレスを溜めない事が兵の士気を維持する事だってシュウさんも言ってたし、
  そういう意味じゃすごく助かってるよ。僕にはそういう事は出来ないから…。」
25911 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:12 ID:NcsPcnXB
 「あ、あの……、そういう事じゃなくて、その……直接、お礼がしたいんですけど……。」
 「え?……どうして?」
 「……私、サウスウィンドウであなたが声をかけてくれた事、一生忘れません…。
  だって、この軍に誘ってくれたおかげで、ピコやアルバートと再会できたし、
  私、あのままだったら、お腹空いちゃって倒れてました……。」
アンネリーさんと初めて出会った頃を思い出す。
宿屋で食事代が払えなくて、市庁舎の横でうなだれていたっけ。
僕が歌を聞いてあげると、すごく喜んでくれたなぁ……。
あの時聞こえたアンネリーさんのお腹の音、可愛かった……。
 「あの…?」
 「え?あ、ごめん。何だっけ?」
 「だから…、直接、お礼がしたいって……」
 「気にしないで。僕にも歌を聞かせてくれたら、それで十分だから。」
 「でも……ステージに来る暇がないんじゃないですか?全然来てくれてないし……。」
うっ……確かに行ってない。
最近いろいろあったから、すっかり忘れてた……。
 「あ、そ、そうだね…ごめん、今度必ず行くから!
  その時はゆっくり聞かせてもらうよ!」
 「……じゃあ、明日、来てくれますか…?」
 「え…明日?」
ん〜、まぁ大丈夫かな……ルカ・ブライトを倒してから、王国軍も目立った動きは無いし、
ちょっと顔を出すくらいなら……。
 「うん、わかった…明日だね。絶対行くよ。」
 「約束ですよ?」
アンネリーさんと約束を交わした直後、僕らの後ろから大きな声が聞こえてきた。
あの声は……。 
26011 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:13 ID:NcsPcnXB
 「あ、ここにいたぁ!もう、探したんだからね!
  ね、ね、最近忙しかったでしょ?ゆっくり街を見てまわる事もできなかったから、
  ちょっとお出かけしようよ!」
 「え、あ、ちょっと……」
 「あ、アンネリーちゃん、おはよう!この子借りてくね!」
 「え……」
ナナミが強引に僕の腕を引っ張って、連れて行こうとする。
何かそわそわしていて、周りが見えていない様子だ。
 「ごめんねアンネリーさん、僕ちょっと……あああぁ」
 「あ、はい……いってらっしゃい……。」
アンネリーさんの不安そうな表情がやけに印象に残った感じがした。

                  ・
                  ・
                  ・

あの日、ナナミに強引に連れて行かれた街でハイランドの使者という人に会った。
それから次々といろんな事が起きて、昨日ティントから戻ってきたばかりだ。
 「うぅ……疲れた。今日はもう寝よう……。」
僕はもう何もやる気が起きず、ベッドの中に潜り込むと、泥のように眠りについた。 
         
                  ・
                  ・
                  ・
26111 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:14 ID:NcsPcnXB

ちゅ。ちゅ。

……。

ちろ。ちろ。ちろ。

……ん。
なんだ…?
僕はどこか柔らかく、生暖かい感触を覚え、気怠さの残る身体を起こす。
 「あ、お、おはようございます…やっと起きました。」
アンネリーさんが僕のモノに舌を……舌を!?
 「え!?……え!??」
スースーする下半身に目をやると、トランクスは膝の位置まで下ろされていて、
毎朝恒例の屹立を起こしている僕のモノに、アンネリーさんが可愛い舌を這わせていた。
 「何してんですか!?」
 「あ、ご、ごめんなさい……。」
思わず大きな声を出してしまった僕に、びくっと身体を震わせてアンネリーさんは身を起こした。
 「ちょっと…あの…、え?……・え!?」
まだ頭の中が混乱している。
以前もこういうことがあったような気がするけど、今回は事情が違う。
だって、まさかあのアンネリーさんが…、こんなシモ関係には無縁そうな彼女が、
僕のモノを朝からペロペロしてるなんて信じられない……。
とりあえず脱がされたトランクスを上げようとする。
が、端をぎゅっと握られていて上げられない。
 「ア、アンネリーさん、手…離してくれませんか?」
 「ダメです……」
彼女にしては珍しく、少し強めの口調で否定してきた。
 「な、なんで?」
 「だって……、約束、守ってくれませんでした……」
26211 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:15 ID:NcsPcnXB
約束?………あ!
 「あ……ステージ見るって約束だよね…。ご、ごめん、あの後に急に忙しくなっちゃって…」
 「はい、わかっています……。それで私、考えたんです。」
アンネリーさんが僕をじっと見つめる。
 「考えたって…何を?」
 「やっぱり忙しいみたいだから、ステージまで来るのも大変なんじゃないかって…。
  それで、何か出来る事がないかってピコやアルバートにも相談したんですけど……」
あの人達が彼女にこんな事やれって言ったのかな?
それは考えにくいな……だって、あの2人は彼女の事、本当に大事に思っているみたいだし…。
 「何て言ったの?彼らは…」
 「あの…、『僕らに出来る事をやっていれば良いんだよ』って……。
  それって、歌を歌うって事ですよね……。」
なんだ……。やっぱりあの2人は僕と同じ事を考えてくれていたんだ。
彼らの歌が僕らを癒してくれているって事。
しかし、アンネリーさんは言葉を続ける。
 「でも、あなたはステージに来れないから、私、いつまで経っても恩返しできないし……。
  ステージが終わってからも、その事で困っていたら、いつも聞きに来てくれている
  お客さんが……、その……、こういう事を、教えてくれたので……。」
な、何て事を言うんだ、その人は……。
て言うか、それを間に受けて実行するアンネリーさんもスゴイけど……。
 「だ、誰ですか!そんな事言う人は!」
 「あ、そ、それは言えません……。だって、約束したから……」
約束。その言葉は、なんだかすごく重く感じた。
僕がそれを守らなかったために、こんな騒動になっているのだから…。
 「だ、だから……、その……私に、させて、ください……」
そう言って、アンネリーさんは再び僕のモノに触れようとする。
 「い、いいよ!こんな事しなくても!」
 「あ……、や、約束破ったんですから、言う事を聞いてください……」
 「ほ、他の事なら聞くからさ、こういうのは良くないよ…っ!」
僕は無理矢理トランクスを上げる。ずるずるとアンネリーさんがこちらに引っ張られてくる。
26311 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:16 ID:NcsPcnXB
 「ダ、ダメ……お、お姉さんの言う事、聞いて……!」
 「えっ?」
意外な言葉に僕の動きが止まる。
お姉さん?……そりゃアンネリーさんの方が年上だけど……、
1つか2つしか変わらないじゃないか。それに今までそんな事言ったことも無いのに…。
 
ぺろ…。
 
 「はぅぁ!」
訳がわからないまま、僕のモノがアンネリーさんの愛撫を受ける。
亀頭の部分をちょんちょんと舌先をつけて刺激する。
触れるかどうかのわずかな刺激が、なんだかもどかしい。
くまなく舌先で頭の部分を触れ終わってから、アンネリーさんの舌は裏筋の方へと降りていった。
 「う!」
舌をつけたまま、そのまま下方へ降りていく。
それの通った道に残った唾液が空気に当たって、熱くなった僕のモノを冷ます。
アンネリーさんの舌が僕の袋の部分に辿り着いた。
竿の真下をまっすぐ、つつつ、と舌が通る。
感じたことのない感覚に、僕の力が抜けていく……。
 (あああ…なんか、屈辱的だ…)
僕が顔をしかめて、襲い来る刺激に耐えていると、
それを見て心配になったのか、アンネリーさんが声をかけてきた。
 「あ、あの……やっぱり、迷惑でしたか……?」
 「え…いや、………」
迷惑なんてことは全然ないんだけど、アンネリーさんがこんなことをする意味が解からない……。
しかし、ここで止めてって言い切れるほど僕は強くなかった……悲しい。
アンネリーさんが少し安心した表情を浮かべ、また舌の動きを再開させた。
袋の部分からまた上方へ移動を始める。
舌先が僕のモノの裏を上がっていく。
その道筋をなぞる度にぞくぞくと快感が頭の中を駆け上がり、ピクピクとモノを震わせる。
26411 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:16 ID:NcsPcnXB
アンネリーさんはそんな僕の反応を見て、その部分を重点的に愛撫し始めた。
彼女の可愛い舌が、ちろちろと何度も裏筋を往復する。
アンネリーさんは舌を動かしながら僕の顔を見て、反応を確かめている。
彼女の綺麗な栗色の瞳が僕を見つめる。
頬を桃色に染めて一生懸命奉仕してくれる彼女を見ているうちに、
腰の奥に溜まっていた欲望がせり上がってきた。
 「ア、アンネリーさん……っ、くっ……あ!」
 「えっ?」
アンネリーさんが口を離した瞬間、僕のモノの先から白濁液が跳んだ。
彼女の綺麗な顔にそれが降りかかる。
 「きゃ…」
思っていたよりも勢い良く跳び出たそれにびっくりしてアンネリーさんは身を起こした。
顔にかかった粘液を指ですくって、不思議そうに見つめている。
 「あ、これが、男の人の……」
 「わ、ゴメン!」
僕が慌てて謝ると、彼女はニコリと笑って、
 「私、お役に立てたでしょうか……?」
と問いかけてきた。
 「え……う、うん……」
彼女の笑顔に一瞬見とれてしまって、呆けた返事を返してしまった。
 「それじゃ、私、失礼しますね……あの、お暇があれば、ステージの方にも来て下さい…。」
アンネリーさんはポケットから取り出したハンカチで顔をふきふき、
何故か晴れやかな顔をして部屋を後にした。
下半身の清清しさとは裏腹に、何か罪悪感に包まれた朝だった……。

                   ・
                   ・
                   ・
26511 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:17 ID:NcsPcnXB

その日の昼、僕はステージを見に顔を出した。
またあんな事をやられちゃ溜まらない……もとい、堪らない。
アンネリーさんが僕の役に立ってると自覚できるようにもっと頻繁に通ってあげよう。

ぱちぱちぱちぱち………。

あ、始まるみたいだ。
ピコさんとアルバートさんが楽器を構える。
アンネリーさんが客席に向かって、ペコリとお辞儀をする。
彼女が顔を上げた時、ちょうど僕と目が合ったような気がした。
一瞬の静寂の後、演奏が始まった。
 「Corro nel vent della landa desolata
  E in quesro momento sento qualcosa……」
美しい音色に乗って、アンネリーさんの歌声が流れてくる…。
あ、これ、あの時の……、サウスウィンドウで初めて会った時の曲……。
あれからたくさんの時間が過ぎた。
辛い事もたくさんあったけど、僕達は確実に前へ進んでいる。
それはこの戦争が終わりに近づいていると言う事だと信じたい。
でも、それはあの時、あの瞬間が積み重なった結果なんだ。
僕は流れてくる歌を聞きながら、そんな事を考える。

ぱちぱちぱちぱち………。

曲が終わり、僕は拍手を心から送る。
僕が余韻に浸っていると、隣から声をかけられた。
26611 ◆o2rJsPWw :02/05/22 00:17 ID:NcsPcnXB
 「よぉ兄弟。珍しいなぁ、こんなところで会うなんて。」
 「あ…ホイさん。」
僕と似たような服装をした、ちょんまげの男の人が座っていた。
 「どういう風の吹き回しだ?」
 「あ、アンネリーさんに誘われたんですよ。」
僕がそう言うと、ホイさんはひひひ、と薄ら笑いを浮かべた。
 「へぇ、俺のアドバイスが効いたみたいだな…。」
 「え?」
ホイさんが何か気になる事を言った。
 「いやね、アンネリーが何か悩んでいるみたいだったからさ、
  相談にのってあげたんだよ。それで……アンタの部屋に行ったんだろう?」
 「………。あれを教えたのはホイさんですか?」
 「そんな顔するなよ兄弟。良い思いしたんだろう?」
バンバンと僕の背中を叩く。
ちょっと周りに迷惑だ。
 「なに、男なんてチンポを舐めてやりゃ誰でも嬉しいって教えただけさ。
  言う事聞かないようだったら、年上ぶって命令してみりゃ楽勝だぜって。
  アンタは礼儀正しいからそれで言う事聞くだろうって思ったんだが、どうだったよ?」
 「…………。」
よくもそんな事を、あの人に……。
僕は何も言わず、ホイさんの腕を掴んで会場を出た。
そのまま2人で城を出る。
何も言わずにブラブラと目的もなく歩いた。
途中、モンスターに何度も襲われたけど、僕は後方でじっとしていた。
無理矢理前衛に押しやられたホイさんは、モンスターにボッコボコにされて
泣きながら助けを求めてきたけど、僕は一度も助けなかった。

ふん。自業自得だよ。



                   完
267名無しさん@ピンキー:02/05/22 01:24 ID:Xd+gPpnS
11さん、更新乙です!
ラストの1行に笑いました〜。
ホイをずるずるとひきずってく2主の姿が目に浮かびます。
268名無しさん@ピンキー:02/05/22 01:27 ID:DuaKtAmi
11さん、このままいけば全女性キャラコンプリートしそうな勢いですね。
誰かこの素晴らしい物語に挿絵などつけてくれないかな。
26911マンセー:02/05/22 08:21 ID:dwFpEhWt
でも全女性キャラコンプリートには、タキ、ユズ、ミクミク(wを避けては通れない・・・
270名無しさん@ピンキー:02/05/22 16:30 ID:C8cRpHCW
危険な道だな・・・
271決闘前夜:02/05/22 18:44 ID:V2Y9uw5R
ハイランドの辺境にある寂れた村に1人の女が訪れた。
都市同盟の力を取りこんだデュナン湖を本拠地とする軍にハイランド王国軍が押されているその最中のことである。
彼女は村唯一の宿に入り、しばらく滞在すると主人に5000ポッチを前金で支払った。
主人は彼女の異様な容貌に恐怖に似たものを感じていたが、出された金額に笑顔で頷き部屋の鍵を渡した。
彼女は鍵を受け取り、そのまま部屋へ向かう。
その質素な部屋の中に入り、後ろ手でドアを閉じた。
部屋の隅に置かれているベッドに倒れこみ、白いマントを取る。
柔らかな金の髪がふわりと彼女の顔にかかり彼女の顔に影を落とした。
吐息と共に彼女はぽつりと呟く。
「……クライブ」

―もうすぐ、彼がやってくる。
272決闘前夜:02/05/22 18:47 ID:V2Y9uw5R
出遭ったのはあの忌まわしき組織―ほえ猛る声の組合。
弱肉強食の組織の中を生きていくためには互いを蹴落とし、自らの手を血に染めなくてはならなかった。
そうして騎士級ガンナーまで昇りつめた3人。ケリィ、クライブ、そしてエルザ。
彼らは組合の他のメンバーとは違い、信頼関係に満ちていた。
だが、ケリィがギルドの長に選ばれ、次第に彼らの関係が歪み始めた。
それが決定的になったのは、シュトルムの引鉄を引いたことでケリィとエルザは決闘をすることになったことだった。

ケリィとの決闘前夜は星も照らさぬ闇夜だった。
「…はぁ……」
本日20回目の寝返りをエルザは打った。
心がざわついて眠れない。
生か死か。
何度も味わってきた二者択一はついに成長を共にした者と奪い合うことになってしまった。
長となり以前とはすっかり変わってしまった彼。
そんな彼をもう信じることはエルザにはできなかった。
だが、信じることができなくなったからと言ってもそれでも知り合いと殺し合いをするやりきれなさは拭えなかった。
「……いくら考えても無駄だってわかっているのに」
眠ろうとして目を閉じても、過去の3人で過ごした辛いながらも楽しい日々を思い出してしまう――――――――そして………。
頭を掻きむしって、はぁっと溜息をついた。
「……未練がましいわね、私も」
エルザは堅いベッドから起き上がった。

そして、彼女は部屋を後にした。
273決闘前夜:02/05/22 18:55 ID:V2Y9uw5R
コンコン。
「……?」
彼は切れ長の目を僅かに細めドアを開けた。
きぃ。
「……まだ寝てなかったようね」
見慣れた痩身の女性がそこに立っており、クライブがわずかに驚いた声をあげる。
「どうしたんだ、エルザ…こんな遅い時間に……」
「……クライブ」
ぎゅっとエルザはドアノブに手をかけたままのクライブを抱きしめる。
背骨がぎゅっと軋んだ。
「エルザ…?」
「クライブ……お願い、抱いて」
いつも誘う時は微笑んでクライブを翻弄する仕草を見せる彼女が今日はいつになく余裕がない。
クライブがエルザの肩を掴んでじっとみる。
彼女の挙動不審さを理由付けるものはクライブにはたった一つしか思い浮かばなかった。
「……エルザ、行くつもりなのか……ケリィとの決闘に」
クライブもエルザとケリィが決闘をするという話を聞いていた。それがどういう経緯でなったのかということまでは知らなかったが。
眼を伏せめがちにして力なく彼女は返答する。
「私がケリィのことが信じられなくなったというのはわかっているでしょう…?」
「だが、俺達とあいつは仲間として共に頑張ってきたじゃないか!どうして決闘なんか」
「………」
エルザが押し黙る。言えるはずがなかった。
組合の長老たちの罪を。ケリィが長として失格だということを庭で育ったクライブに言えるはずがなかった。
「……ケリィが申し込んできたのよ、決闘を………でも、わからない」
「エルザ……」
「昔の私達は何だったの?ケリィもクライブも一緒に3人で頑張ってきた。ケリィだってあんなに昔は優しかった。なのに、どうしてこんなことになったの……わからない」
そして彼女はクライブを見上げた。涙が一筋だけ零れ落ちる。
「……行きたくないわ………私は行きたくないの………でも、私はもう、彼を信じていけない…従い生きていくことなどできない」
「……!」
274決闘前夜:02/05/22 18:59 ID:V2Y9uw5R
微かに震え消え行くような声音のその告白にクライブは戦慄した。
長に逆らう謀反と見なされて抹殺されかねないその言葉がエルザの口からはっきり出たのは初めてのことだった。
(エルザ……どうしてそこまでケリィのことを信じられなくなったんだ…)
「ずっと信じていたかったのに、今のケリィはあまりにもひどすぎる…私が信じてきたケリィは、私たちと共にいた昔のケリィは幻だったの?
……クライブも幻になってしまうの?」
「そんなことあるはずがない……昔も今も幻なんかにならずにおまえの側にいただろう。これからだってそうだ」

「だったら、証拠がほしいわ……クライブが幻なんかじゃないっていう証が…私が生きていたって言う証が」

真摯なエルザの眼差しがクライブを射抜く。
「…俺は」
クライブはエルザをきつく抱きしめ返した。
「おまえを抱きしめている俺は、幻か?」
「!!」
(敵わない……わね、ほんと)
くどくどと悩んでいた自分が馬鹿みたいだとエルザは思った。
275決闘前夜:02/05/22 19:01 ID:V2Y9uw5R
エルザはつま先立ちしてクライブに口接ける。
「ん…」
舌を絡ませて互いの唾液を吐息を交換する。
(幻なんかじゃない……接吻けているんだから幻じゃないってそういうこと?クライブ)
エルザが胴から首に腕を伸ばし絡ませ、口接けが一層濃密なものとなる。
クライブは酸欠と恍惚感で朦朧としながらもそっとエルザの頬に手を添え、顔を離す。
「ちょっと待て…ドアが開きっぱなしだ。誰かに見られたらどうする」
「慌てなくても私たちの関係はこの近所の皆がわかってるでしょう?そんな野暮なこと気にしないの」
「だが」
「それじゃ、ベッドに移動しましょ。クライブは本当に照れ屋なんだから」
クライブの顔は真っ赤に染まっていた。
大の男が照れている姿はかわいいものだとエルザは思う。
後ろ手でエルザがドアを閉めた。
276決闘前夜:02/05/22 19:04 ID:V2Y9uw5R
エルザの淡い金色の髪が真っ白なシーツの上で扇形に広がるのがクライブは好きだった。
折れそうなその細い身体を抱きしめても壊れないのかいつも不安がよぎる。
だが、抱きしめずにはいられない。
エルザを抱く時にはいつもそうだった。余裕なんて欠片もない。
じれったく感じながらクライブは上着をベッドの下に放り投げる。
アイスブルーの眼はクライブの姿を焼き付けるかのようにじっと見つめていた。
「何をしてほしい?」
「キスして。身体中にクライブの痕をつけて。首筋にも鎖骨にも指にも背中にも全部」
「指は無理だろ…」
「そうかしら?」
そう言ってエルザがクライブの右手をとり人差し指を口に含み舐る。
唾液が指の根元まで流れ、温かく柔らかな舌が音を立ててつつみこむように絡みつく。
ぴくっと彼の分身が動いた。
「……なかなか気持ちいいものだな」
でしょ?と彼女が満足げに呟く。
「だが、俺の好きなところからやりたい」
クライブはそう言ってエルザの金髪に口付けた。
「あんた、私の髪が好きだったの?」
「さらさらして気持ちいいからな」
(それに…よがった時に顔に絡み付いて一層艶っぽいから)
これはエルザ自身も知らない、クライブだけが知っていること。しかし、教えるつもりは毛頭無い。
277決闘前夜:02/05/22 19:08 ID:V2Y9uw5R
そのまま彼は額や耳に唇を下ろす。
「そうなの」
エルザもクライブの胸に口付ける……少しでも彼女の痕跡を残せるように…
厚い胸板に次々と口付けしていく。勿論、乳首を舌先で弄ることも忘れない。
「…エルザ!」
「いいじゃない。クライブだって感じるんだから…ほら、ココだって感じてる」
つんつんと彼の下半身をつついた。
まだズボンを穿いたままだというのに形を大きく主張していた。
「〜〜〜〜〜っ!!」
「……ねぇ、私、ココにもキスしたい」
「だが、そんなの」
クライブはいつもフェラチオを拒否していた。自分のモノをエルザの口に含ませるのは汚いのではないかと思っていたからだ。
「クライブは私にいつもしてくれているのに不公平じゃない?」
「だが、それはおまえがいとしいから…」
愛しいからすべてを味わい尽くしたい。
そう言うとずるいわ、自分ばっかり。とエルザは口を曲げた。
「あら、私だってクライブのこと愛しているのよ。私だってやりたいんだから」
「……わかった。それじゃ俺もやる」
妙にムキになってクライブが身体をくるりと入れ替えた。
278決闘前夜:02/05/22 19:11 ID:V2Y9uw5R
69の体勢になって互いが互いを貪りあう。
ちゅぷ…ぴちゃ…じゅぶっ……
淫猥な水音に混じって喘ぎを漏らす声がする。
いつからこんなに二人は互いを求めるようになったのだろう。
求めれば求めるほど得られるのはもっと欲しいと願うその欲望だけ。
(でも、それも今夜限り……)
この夜が明ければ、エルザは死ぬかもしれない。
生き永らえたとしても、このようにクライブを求めることはもう二度となくなる。
ケリィのように欺瞞に満ちた長として心を殺して生き続ける。
―それが、シュトルムに選ばれた者の呪われし宿命。
(クライブ……怒るだろうね)
もう、今夜限りでこの恋は、熱は、終わりを告げる。

それは、エルザにとっては確信だった。

エルザはカリの部分だけでなく裏筋の部分も舐めあげたりもして、慣れてはいないが丁寧な愛撫を施した。
そのおかげでクライブの肉茎が見る見るうちに堅くなっていく。
(俺の方が先にイってしまう…っ)
「おまえ、キモチよ、すぎだ……」
「…んふ……だから、私もするって…んっ、言ったでしょ」
いっつも私が感じてるんだもの。
その声の振動が直にクライブの局部に刺激を与える。
279決闘前夜:02/05/22 19:17 ID:Gmset2QX
(確かにエルザも感じているみたいだな)
「溢れてきた……いい匂いだ」
目の前のエルザの花弁もクライブの愛撫で開き始め、愛蜜がとろとろと溢れ出てきた。
クライブが舌先を尖らせ花芯をつつく。
「あ……っ!ん…ちょっと、クライブ…っ!」
途端にじわりと愛液の量が多くなる。
それを音を立ててクライブがすすり取った。
啜り取ったのにそれ以上の愛蜜がそこから溢れ出る。
「ふぁ…あ…や…」
(…………かわいい)
普段のエルザが出さない仕草にクライブの悪戯心が沸いてきた。
「……嫌なのか?」
クライブは愛撫を止めてわざとエルザを覗きこんだ。
「……もぅ!そんなこと、言ってないでしょ……んっ…そういう可愛くないことするのなら私にだって考えがあるわ」
そう言ってエルザはクライブの根元を掴んだ。
「…!」
「……可愛くない子はイカせてあげない」
快感が高まっていただけあり、クライブの肉茎ははちきれんばかりになっていた。
その快感をせき止められ、クライブの頭ががっくりとうなだれる。
性格でも何でも主導権はエルザだった。
「………悪かった」
「よろしい」
満面の笑みでエルザは頷き、再び肉棒に奉仕を始める。
しかし、限界が近いためもう既に白濁液が零れ始めていた。
280決闘前夜:02/05/22 19:19 ID:Gmset2QX
「……もう、いい。口から出せ…出る」
エルザは首を横に振る。そして、そのまま唇を上下に動かしつづけた。
「……うっ!!」
快感がクライブの背筋を駆け上る。
どぷ……どぷ…っ…
エルザの腔内が白く染め上げられた。そのまま溢れ出るクライブの精液を何度も飲み込む。
上気したエルザの顔が艶っぽかった。
「エルザ…」
「きれいにしてあげる」
今度は猫がミルクを飲むかのように音を立てて精液がついた肉茎を舐めてきれいにしていく。
再びクライブのそれが固くなり始めた。

「今度はおまえを気持ち良くする番だな」
クライブは体位を入れ替え、エルザの膝をM字に折り曲げた。
エルザのきれいなピンク色の秘部が露になる。いやらしいよなと思いながら陰核を甘噛した。
エルザが軽く痙攣した。
「んっ…もぅ…むふっ……きもちいいわよ、私は」
「もっとだ」
もっと気持ち良くしたい…
そう呟いて肉茎をエルザの秘部にあてがい、ゆっくりと肉茎を埋めていく。
「あぁ…ん…でも、それはクライブも、ね」
「……そうだな」
口の端を上げてクライブはそっとエルザの紅唇に口接ける。
そして緩やかに腰を動かし始めた。
281決闘前夜:02/05/22 19:22 ID:Gmset2QX
ベッドのマットレスがその動きに合わせて軋む。
はぁはぁとクライブがエルザが互いにどんどんと息が荒くなっていく。
エルザの中でそれが一層堅くなった時にエルザは半身を起こし、ぎゅっとクライブを抱きしめた。
「エルザっ?」
「このまま、イコう……?クライブの、命の音を聞いていたい」
(私はこの音を忘れない……あなたを裏切ろうとも)
「…ああ」
わかったと彼は言い、エルザを抱えあげた。
淡い金の髪が汗の掻いたクライブの肌にぴったりと張りつく。
それが下からの振動で僅かに揺れる。
甘いエルザの嬌声が一層クライブを煽りたてた。
「くっ…もぅ…」
「ん…っ!出して…っ」
「だ、だがっ」
「いいって、言ってるでしょ!…ぁっ……本人同意なんだからっ、気にしないの」
「っ……出るっ!」
一瞬膠着してエルザの中で熱い液が迸る。
そっと結合部から一物を引き抜くとどろりとした液が溢れ出た。
282決闘前夜:02/05/22 19:23 ID:Gmset2QX
「……ねぇ、クライブ。もう1回キスして?」
視界がぼやけているのを感じながらクライブの胸に頭をすり寄せる。
「……エルザ」
情事の後のエルザは甘えたがる。それがクライブには嬉しくもあり、照れくさい。
「私のこと嫌い?」
「そんなわけないだろ」
孤独に育った者同士だから、少しでも触れ合っていたい。
常に死と裏切りと隣り合わせで生きているといることを実感したいから。
―呪われた自分たちもまだ、生きている……人として。
抱きしめたままクライブは彼女の頭にくちづけた。
「…もう1回」
「………もっと、だろ? 全身にキス。やってやるよ……それに」

「おまえをこのまま離さない。ケリィとの決闘に行かせない……絶対に」
「……!」
エルザのアイスブルーの目が大きく見開かれる。
クライブは彼女を抱えたまま身を伏せた。
クライブの腕の中で抱かれているエルザの瞳が翳りを帯びたことを彼は知らない。


もう、わかっているの……
クライブが幻なんかじゃないってことは……でも。

この身体を巡る熱は一瞬だということを……永遠なんかじゃないって……

283決闘前夜:02/05/22 19:25 ID:Gmset2QX
「……エルザが……ケリィ…長を殺して、シュテルンとモーントを持って消えた…?」
翌日、クライブは茫然とその知らせを聞いた。
(……嘘だ…エルザが……)

昨夜、夜明け前までクライブはエルザと身体を幾度となく交じらせていた。
疲れて眠り、窓からの強い日差しに気がついて起きるとクライブの腕の中にいたはずのエルザはいなかった。
乱れた白いシーツとクライブの身体につけられた多くのキスマークだけが昨夜の名残だった。

『だったら、証拠がほしいわ………クライブが幻なんかじゃないっていう証が…私が生きていたって言う証が』
昨夜彼女がやってきて言った言葉を思い出す。
生きていた
過去形のその言葉を言ったあの時点でもう決闘に行くことを決めていたのだ。
(……エルザ)
俯いて、ぎゅっと無意識に拳を握り締める。
(……俺はこんなのを望んじゃいなかった…離してはいけなかったのに)
服の下にはまだ彼女の痕が残っている―だから、なおのこと………
「…………それでだ、クライブ」
長老たちが口を開いて紡ぎ出す。
彼の運命となる言葉を。
そのまま彼は立ち尽くす。

長い沈黙の後の彼の答えは是、だった。

284決闘前夜:02/05/22 19:27 ID:Gmset2QX
「モーント。月…その意は裏切り」
静かにエルザはそれを構える。
あの決闘の時の死に際に言ったケリィの言葉。
『おまえたちを愛していた』
空砲のモーントを撃って遺した最期の真実。
彼がモーントを手にしたのは長としてのギルドへの裏切りの表しではなく、共に育った者達への裏切りの悔い。
「あの時、私はシュテルンではなくモーントを持つべきだった」
ケリィはずっと自分たちを信じていた。
なのにケリィを欺瞞の目で見ていたのは、愛していてくれていたクライブを裏切ったのはエルザだった。
身体にはもう、彼の痕は残っていない。
彼にもあの時の情事の痕は残っていない。
だが、心に刻まれたこの想いだけは、あの時の彼の鼓動は未だに覚えている。
かつての恋人は追跡人となり、想いを憎しみに変えて自分を追ってくる。
―それでいい。

エルザの望みはもうすぐ叶う。
(クライブ、私の裏切りの鎖から解放させてあげる……ケリィ、呪われし子らに祝福を)


終末は、すぐそこに…

<了>
28517@決闘前夜:02/05/22 19:33 ID:Gmset2QX
お久しぶりです、皆様。
書きあがったのをとりあえずうPしときました。
11さんのように精力的に書けないなぁ。
どうしたらこんなに書けるんだろう?
・・・てなことで逃げ!
286名無しさん@ピンキー:02/05/22 21:12 ID:dwFpEhWt
はわわわわ!17さんお帰りなさい!エルザ姐さんサイコーっス!
287名無しさん@ピンキー :02/05/22 22:58 ID:qGgdH69L
17さんだったのか!
クライブとエルザ!ずっと見てみたかったので感激っ!
28811 ◆o2rJsPWw :02/05/22 23:52 ID:NcsPcnXB
17さん帰ってキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
エルザ姐さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
そして俺のネタも実は
エルザ姐さんダッタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

こういう事ってあるんですなぁ・・・。
17さんがすごいクールなSSを揚げてくださったので、今日は自粛します。
でも先にうPしていただいて良かったです。
こちらのSSは位置的にはどうやら17さんの後みたいなので・・・。
明日・・・か、もう少し間をおいた方がいいですか?
289名無しさん@ピンキー:02/05/23 00:14 ID:nUeNe25W
>>288 ш(゜Д゜ш)カマーン ネタが被ってもキニシナイ!今すぐうぷキボンヌ!
290名無しさん@ピンキー:02/05/23 00:46 ID:MRMlim/L
(・∀・)カーエーレッ!!
291名無しさん@ピンキー:02/05/23 13:28 ID:k57jp6c4
ぜひともエルザ姐さんあげてくださいお願いします。
289のAAに笑ってシマタ。
29217:02/05/23 18:26 ID:TsadBnUO
11さんケコーンしてください(w
エルザ姐さんあげてください・・・頼んまふ。
29311 ◆o2rJsPWw :02/05/24 00:00 ID:v02ugN6v
>292
式場はどこにする?(w

推敲していく内にどんどん内容が変わって行ってしまいました・・・。
今では元の話の影はほとんど見えなく(エロも少ない)、
17さんのSSとはまるで繋がらないのですが・・・どうしましょう?
294名無しさん@ピンキー:02/05/24 00:20 ID:eA3xMJcm
17さんおかえりなさいませー。
エルザ姐さんが(・∀・)イイ!

> 293
11さん、つながってなくてもオケ!ですので、うpきぼんです。
295名無しさん@ピンキー:02/05/24 00:33 ID:jx9+2AVz
エルザ祭りワショーイ!11さん、おながいします
29611 ◆o2rJsPWw :02/05/24 01:44 ID:v02ugN6v

トゥーリバー近くの森。
その奥深くを俺は走り続ける。

ザザザッ。

肩にかかる小枝を乱暴に払いのけながら、
人が通った後がわずかに残る道とは言えない道を、姿勢を低くして駆け抜ける。
ようやく捉える事のできたアイツをここで仕留めるために。
小刻みに息を吐きながら、ヤツの微かな気配に集中する。
少しでも気を乱すと見失ってしまうからだ。
俺は慎重に、一定の距離を置いて走り続ける。
開けた場所まで追いこみ、そこで一気に距離を縮める作戦だ。
もちろん狡猾なあの女狐の事だ、こちらの事は解かっているだろう。
あの女と対峙した一瞬が勝負だ……。
 「……?」
ヤツのものと思われる気配が止まった。
こちらの動きを窺っているようだ…。
はやる気持ちを一度落ち着かせ、静かに状況の変化を待つ。
意識を細くして、ヤツのいると思われる先に集中する……。

ガサッ。

 「!」
29711 ◆o2rJsPWw :02/05/24 01:44 ID:v02ugN6v
斜め後ろで茂みが揺れる音がした。
俺は懐から愛銃のシュトルムを素早く抜き、その方向へ向けて構える。
 「あ、あ………」
そこには、コボルトの子供が立っていた。
チッ……ヤツに気を取られ過ぎたか?
 「お前、そこで何をしている!」
銃口を向けたまま、俺は問いかけた。
子供とは言え、油断はできない。
そのコボルトは、身体をガタガタと震わせて呟いた。 
 「あ、ぼ、僕、迷子……」
迷子だと……?そうか、この森の近くのトゥーリバー市には、多種族が共存している。
そこから迷い込んだというのか…。
 「っ!」
ふと意識を元に戻すと、森の先にあったはずのヤツの気配が無い。
見失った…!?くそっ!
目の前のコボルトを前に、俺は臍を噛んだ。
1つの場所に留まるのは危ない……、俺はその場から駆け出していた。


 「………。」
ぼんやりとだが、森の中にヤツを感じる。
幼い頃からずっと一緒だった空気は間違えようもない。
俺はヤツを追いこむ予定だった、目的の場所を目指して走り出した。
格好の的になってしまうが、俺を狙おうとヤツの殺気がこちらへ向いた時が勝負だ。
一瞬……、一瞬俺が先に気づく事ができれば、急所ぐらいは外せる。
もう一度アイツの気配を捕まえてから仕切り直しだ。
危険な作戦だが、やむを得ない。
今ここで、ヤツを仕留めなければ……。

29811 ◆o2rJsPWw :02/05/24 01:45 ID:v02ugN6v

目的の、木々が大きく開けた場所に出た。
太陽の光が露出した地面に降り注いでいる。
普段は森を歩く行商人達の野宿の地として役立っているであろうこの場所で、
俺は大きな賭けに出ようとしていた。
右手でシュトルムを確認した後、俺はヤツの気配に一瞬でも早く気づけるように、
辺りを注意深く見回す。
 「………。」
息が詰まりそうなぐらいの緊迫感が俺を包み込む。
空気は動かない。
アイツは確実に俺を捉えているはずだ……。
一瞬の空気の乱れも逃すまいと、全神経を集中する。
何処だ……何処にいる?
時を刻む毎に、徐々に焦りと不安が蓄積していく。
こちらが自分を捉えられていないのは解かっているはず……、
ヤツめ、遊んでいるのか?俺なんかいつでも殺せると言うのか……。
しかし、これだけ経ってもアイツの居場所が特定できないのは何故だ!?
くそっ……、考えが甘かったか…………?
脂汗が頬を伝い、顎先から地面へ向けて滴り落ちた瞬間―――

 「クライブ!!」

 「!」

瞬時に声のした方向へ向き直った。
ヤツの声に無意識に反応した俺の右腕がシュトルムを握る。
そしてアイツへ狙いを定め、

ガァ―――――ン!!

29911 ◆o2rJsPWw :02/05/24 01:46 ID:v02ugN6v

 「ぐっ………!」
俺の右肩を、弾丸が突き抜けた。
握られていたシュトルムが地面に落ちる。
俺は素早くそれを拾うと、近くの茂みに姿を隠した。
出血する肩を押さえ、再び右手でシュトルムを構える。
 「エルザ!!」
茂みから顔を出し、アイツのいる方向へ狙いを定める。
腕を上げた瞬間、肩に激痛が走った。俺は今一度、シュトルムを握り直す。
しかし、その隙を見逃すほどヤツは甘くなかった。
向けられた銃口から飛び出た弾丸は、再び俺の右肩を貫いた………。

                   ・
                   ・
                   ・

少し肌寒く感じ、ゆっくりと瞼を上げる。
夜空の無数の星を目に入れながら、俺は首だけを動かして辺りを見回す。
ここは……?
高かった日も暮れ、辺りはすっかり闇に包まれている。
この静寂の中、目の前の焚き火の音だけがパチパチと響いている。
身につけていた黒のマントが身体の下に敷かれて、俺はその上に寝かされていた。
ゆっくりと身体を起こす。
 「…っ!」
身体中に痛みが走った。そう言えば俺は肩を撃たれて……。
そっと右肩に手をやると、頑丈に巻かれた包帯の感触。
30011 ◆o2rJsPWw :02/05/24 01:47 ID:v02ugN6v
 「気がついたかい?」
俺は声のする方を向いた。
薄暗い木々の間から、焚き木を抱えたエルザが現れた。
俺は痛みの残る身体を起こして、シュトルムに手を……。
 「!」
収めているはずの場所に、シュトルムが無い。
周りを見ると、少し離れた場所の木に立てかけられていた。
俺の目線に気づいたエルザが、
 「いくらケガが酷いからって、さすがにこの距離だと当てられるだろう?
  おっと、変な事はしない方が身のためだよ。
  あんたがアイツを取りに行くのと、あたしの銃が火を吹くの…、
  どっちが早いかなんて解かりきってる事だからね……。」
と、見慣れた笑みを浮かべて言う。 
 「……。俺をどうするつもりだ。」
 「ま、今すぐにどうこうするつもりはないよ。
  私もそんな酷いケガ人を撃つほど落ちぶれちゃいないさ。」
 「ふん、心優しいことだな。……後悔する事になるぞ。」
俺はエルザの動きを警戒しながら、薪に手を伸ばす。
武器にするには些か心細いが、ないよりはマシだろう。
そんな俺の行動を見たエルザが、ふっと息を吐いて焚き火に傍に腰を下ろす。
カラカラと音を立ててすぐ横に確保してきた焚き木を置き、無造作に火の中に投げ入れていく。
 「……どういうつもりだ?」
 「?何がだい?」
エルザはパチパチと爆ぜる焚き火から目を反らさずに静かに口を動かす。
俺はそのオレンジ色に染まる顔を睨みながら、言葉を続けた。
 「ギルドからの刺客である俺を助けた真意は何だ?
  自分が危険に晒されるのを解かっていて、何故こんな事をする!?」
 「………さあね。何でだろうね……。」
エルザの青色の瞳の中で、小さな炎が揺れている。
この女……、俺が殺せないとでも思っているのか?
30111 ◆o2rJsPWw :02/05/24 01:48 ID:v02ugN6v
 「もう俺は昔ほど甘い感情は持ち合わせてはいないぞ。
  お前は兄を殺した仇だからな……俺の手で、必ず殺す。」
 「ふふふ……。」
 「何がおかしい!」
 「兄か……。ただギルドで共に育っただけだろう?
  相変わらず甘いじゃないか……。」
 「貴様!」
俺は痛みの残る躯を無理矢理起こし、エルザに掴みかかった。
青い服の胸元を持ち上げる。
 「そうやってすぐ熱くなるのも変わらないねぇ……坊や。」
 「!……くそっ!」
掴んでいた胸元を離す。
コイツを前にすると何時の間にか激情にかられてしまう。
俺はエルザから顔を背け、冷静さを取り戻すために夜空を見上げた。
そうだ……冷静さを欠いたせいで負ってしまった肩の傷に触れる。
エルザを挟んだ向こう側にシュトルムの姿が見える…。
取りに行くにはヤツに背を向けることになる。
俺がそういう素振りを見せれば迷いなく俺を撃ちぬくだろう。
今の俺には殺傷能力がないと思っているから、こんなのうのうと話なんかしているんだ。
 「もう少し人を信用しても良いんじゃないのかい?」
 「何?」
 「久しぶりの対面なんだ。少し話をしたって良いと思うんだけどね……。」
俺の考えを見透かしたかのように、エルザはこちらを見つめる。
 「ふん、いつ殺されてもおかしくないのに、相変わらず変な女だ。」
 「………、違いない。」
ヤツから殺気は感じられない。その油断を後悔させてやる…。
 「……それに、俺を疑り深くした原因はお前だろう。
  俺にとって、唯一心を許せる人達を奪った……!」
 「………。」
エルザは黙って、俺の心の叫びを聞いている。
 「うっ…」
先ほどからやけに撃たれた肩が熱い。
俺は眩暈に襲われ、その場にうずくまってしまった。
 「クライブ?」
エルザがこちらの様子を怪訝に思ったのか、声をかけてきた。
何か言っているようだが途中から聞こえなくなってくる。
熱い……、炎症を起こしているのか……?
ドクドクと肩の傷が心臓の鼓動に合わせて、全身に痛みを送る。
その痛みに脳を支配され、俺は意識を失った………。  
30211 ◆o2rJsPWw :02/05/24 01:49 ID:v02ugN6v
                   ・
                   ・
                   ・

意識を取り戻した俺が最初に見たのは、裸のまま横に寝ているエルザだった。
発熱のせいか、まだ頭がぼんやりとしている。
いつの間にか上半身は脱がされ、所々汗が乾いて冷たく感じる。
俺が消えそうな焚き火に目をやった時、エルザの身体が動いた。
 「ん……。」
俺が目を覚ましたのを確認するとエルザはフッ笑い、細い肢体を寄せてきた。
 「何をしている……」
 「何って、こうした方が温かいじゃないか。」
ピト、と身体をくっ付けるエルザ。
 「貴様、どこまで俺を侮辱すれば……!」
 「なぁ、クライブ……私達はもう、あの頃みたいに戻れないのかい……?」
ケガをした右肩にそっと手を乗せて、エルザが呟いた。
乗せられた手が、まだ少し熱を持った肩に気持ち良い冷たさを送る。
その冷たさが俺に冷静さを保たせてくれた。
 「よくそんな事が言えるな……お前が全てを壊したんだろう……。」
 「クライブ……」
 「俺から兄を奪い、お前も自ら去って行った。
  もう俺は想い出なんか持っていない。今は唯、ギルドの指令を全うするのみ……。」
そうだ。昔のままのものなんて何も無い。
コイツもすでに俺の知っているエルザでは無くなっているだろう。
だが、それで良い。
少しでも昔の温かさが残っているのなら、
それは俺の任務の邪魔になってしまうかも知れない。
 「じゃあ……私の事も、忘れちまったのかい?」
 「何…?」
エルザの指が俺の股間をズボンの上からまさぐる。
細くしなやかな指がきゅっと男根を捉え、それを上下に擦り始めた。
30311 ◆o2rJsPWw :02/05/24 01:50 ID:v02ugN6v
 「やめろっ!何を………!」
 「私の事……思い出してもらおうと思ってね……。」
指遣いが激しくなっていく。
俺の意志とは逆に、刺激を与え続けられる俺の男根はみるみる硬さを持ち出した。
頭に血が上り、ぼやけていた意識はますます混沌としていく。
 「エルザ…、くっ、何のつもりだ……」
 「クライブは忘れたかも知れないが、私は覚えているよ……。
  あんたの温もりを……もちろん、弱いところも。」
エルザがズボンをずらし、高く聳え立った俺の男根を外気に晒す。
直に掌でそれを包みこむ。エルザの手は冷たかった。
擦られる度に大きく、硬くなっていく俺の男根を、エルザは休むことなく擦り続ける。
自らが吐き出した透明の液体で濡れ出した男根を見つめ、
エルザは俺の腰の上に移動した。
すでに潤っていた秘裂にその男根を当てがい、ゆっくりと腰を埋めていく。
 「うぅあっ!エルザ……やめろ………!」
ギチギチと締めつけるエルザの膣内が、俺の男根に絶え間無い快楽を与え続ける。
 「ほらぁ……っ!どうだい…っ?」
膣圧を自分で調節しながらエルザが腰を振る。
切れ長の瞳がじっと俺を見つめ、表情が変わる度にその目がより細くなる。
俺の快楽に耐える表情を楽しんでいるかのように。
 「お前、こんな事をして……っ、何が楽しいんだ!」
 「おや、あんたは楽しくないのかい?私は楽しいさ……、
  だって、狙っている男を犯しているんだからねぇ……!」
 「ッ!貴様!」
エルザの腰の動きに回転が加わり、うねるように俺の男根を飲みこむ。
ニチャニチャといやらしい淫水の音が俺の耳に届き、それが俺の本能を興奮させる。
 「やめろ……!もう、動くな……!!」
 「何だい、もう限界かい?だらしないねぇ……」
エルザは上体を倒して、俺の乳首に下を這わせてきた。
乳輪をなぞりながら、俺の反応を見つめている。
右肩が痛くて腕が上がらない俺は左手で抵抗しようとしたが、
手首を掴まれ、ぐっと押さえつけられる。
力を入れているつもりだが、左手は上がろうとはしない。
身動き1つ取れない俺は、文字通りエルザに”犯されて”いた。
30411 ◆o2rJsPWw :02/05/24 02:01 ID:v02ugN6v
「良いよ、このまま出しちまってさ……私の中に出したいんならね…!」
 「くぅぅっ……、は、離れろっ!このままだと……」
 「私がイクまで我慢しな……そうしたら抜いて上げるよ。」
 「……!」
そう言うと、エルザは今まで以上に激しく腰を振り始めた。
月光に晒された白い裸体から汗が飛び散る。
 「はぁ、はぁ!………っ、ふう……っ!」
 「う、あ……!」
最早エルザは自分の快楽を高める為だけに動いている。
肩にかかるぐらいの金髪を振り乱し、ほんのりと頬を紅く染めて、
エルザは激しく悶える。
変わっていない……、俺の知っている美しいエルザの姿は、それだけで十分
俺を興奮させた………!!

ドクン!!

 「うっぁぁぁ……!」
 「ぅ……ッ!!」

エルザの中に吐き出す。
俺の淫らな液体は限界まで我慢していたせいか、かなりの量が排出された。
エルザはその液体を全て体内で受け止め、まだビクビクと動き続ける俺の男根を
離さずにいた。
俺の上に被さってくるエルザ。しっとりと汗で濡れた身体からは、
心地良い温かさの体温が感じられる。
 「今の私にはこういう形でしか、あんたを愛することができないんだよ……。」
 「何…?」
眠りの底に落ちて行きそうな最中、エルザの声を聞いたような気がした。

 「クライブ……可哀想な子。
  欺瞞に満ちたあの場所で、数少ない信じられる人を一度に2人も失くしたんだ。
  想像できないほどの辛い目に会ったんだろうね……。
  傍にいれなかった私を……許してなんて言えた立場じゃないよね……。」

                    ・
                    ・
                    ・
30511 ◆o2rJsPWw :02/05/24 02:02 ID:v02ugN6v

翌朝、俺は幸運にもヤツより早く目覚めた。
腹の上にかけられていた衣服を纏い、木にもたれ掛かって眠っているヤツに近づく。
俺は昨日と同じ位置にあったシュトルムを取り、銃口をエルザの左胸に向ける。
 「………。裏切り者には死を…。」
昨日のまぐわいが頭を過ぎる。
エルザの吐息、身体のぬくもり。何も変わってはいなかった。
目の前にいる女は、本当にギルドを裏切った女なのか?
それとも、あの地獄をずっと一緒に潜り抜けてきた………

 「獲物の前で考え事かい?」

!! 
コイツ、起きて……!
その瞬間、眩い光が辺り一面を覆った。これは……
 「閃光弾……!!」
あまりの眩しさに目がくらむ。
 (やっぱり私はまだ、この世に未練があるみたいだ……)
 「!エルザ……逃がさん!」
俺はすぐさま引き金を引いた。

カチ。
カチ。

 「なっ……」
シュトルム……なぜ……!

30611 ◆o2rJsPWw :02/05/24 02:03 ID:v02ugN6v

視力が回復した頃には、目の前にいたはずのヤツの姿はなかった。
後ろを振り返っても、黒々とした焚き火の後が残っているだけだ。
周りにヤツの気配は感じられない…。
くそっ…!逃がした……!逃がした!!
俺の油断がヤツを逃がした。
昨日のヤツの油断を俺はモノにできず、
今、エルザは俺の油断を逃さなかった。
 『相変わらず甘いじゃないか……。』
昨日のエルザの言葉が蘇る。
俺は何も変わっていないのか……?
そんな事はない……いや、変わっていないのなら変わって見せる。
ヤツを始末しない限り、俺は前には進めない。
あんな場所でも、俺を繋ぎ止めてくれる場所なんだ。
あそこにいる限り、俺は存在意義がある。

次は仕留める。―――もう、迷いはない。


  
                  
                   完  
30711 ◆o2rJsPWw :02/05/24 02:06 ID:v02ugN6v
そろそろ限界の予感・・・
30811 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:21 ID:TyH8ILHg

暖かい陽射しの降る、うららかなある日。
庭に咲くたくさんの花達に水をやりながら、抜けるような青空を見上げる。
この生活を始めて2月近く経つが、新たな発見をする度に驚く毎日だ。
望むもの全てが手に入ったあの頃と比べると不自由さは否めないが、
彼女は感じたことのない充実感に包まれている。
優しい太陽の光を吸い込んだ鮮やかな黒髪が少し熱を持ち始める。
水やりを中断しようとしたその時、家の中から自分を呼ぶ声が聞こえた。
 「お姉ちゃん、ゴハンできたよー。」
あどけない声。
彼女は水の少なくなった如雨露を水道付近に置き、家の中に戻る。
 「はい、どうぞー。お姉ちゃんほど美味しくないと思うけど……。」
 「ありがとうピリカ……でも、こんな事までしてくれなくても良いのよ?」
 「うぅん!お姉ちゃんはする事いっぱいあるし、私のできることはお手伝いしたいの!」
御日様のように明るい笑顔を向けてくれる。
この笑顔に何度励まされたことだろう。
 「ごめんなさいね。私がもっとしっかりしないとね……。」
 「お姉ちゃんは頑張ってるよ!私知ってるもん、夜中にお料理練習してたの……。」
 「ピリカ……。」
ピリカは自分の気持ちを伝えたくて、解かって欲しくて、涙目になっていく。
この子の笑顔が曇ることが今の私には何より辛い。
 「さ、食べて!この前よりはちょっとは上手くなったかな?えへへ。」
 「…そうね……。いただきます。」
強いわね、あなたは。
私もあなたと一緒の時は、寂しさは紛れる……あの人のいない寂しさが……。
スプーンで湯気の立つスープを掬う。
 「……どぉ?」
 「…………。うん、すごく美味しい。ピリカはお料理の才能があるのかもね。
  私なんかすぐに追い越されちゃうかも。」
彼女がニコリと笑ってピリカにそう告げると、ピリカもニコニコッ、ニコッと笑顔を返してくれた。
 「ホント!?えへへー、嬉しいなぁ。今日のはちょっと自信あったんだよ。」
 「うふふ……。」

バン!
30911 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:22 ID:TyH8ILHg

突然、大きな音を立ててドアが開いた。
その開いた戸口に2人の男が立っている。
立派な髭をたくわえた左の男が睨みつけてきた。
 「ジル・ブライトだな?」
 「え……」
もう忘れてかけていた名前を呼ばれ、彼女の身体がかたくなる。
その反応を見た男がニヤリと笑い、女に近づいてきた。
 「噂は本当だったんだなぁ……こんなところにハイランドの王妃様がいるなんて…へへへ。
  こりゃ高く売れそうだぜ。おっと…ヘタに動くとその綺麗な顔に傷がつくぜ……。」
男は腰に填めた大型のナイフを持ち、ジルの前でちらつかせる。
 「ひ……」
部屋の明かりに反射して鋭い光を放つそれは、彼女達の身を竦ませるのに十分なものだった。
ナイフを持った男がジルの腕を掴む。
 「おら、来るんだよ!そっちのガキも早くしろ!」
男がピリカに手を伸ばそうとした時、ジルが素早く自分の胸の中に匿った。
 「お願いします!この子は…、この子だけは助けて下さい!」
 「そいつは聞けねぇな。俺らの顔を見られちまったからな……。」
 「そんな!」
 「早くしろ!」
あの人から託されたこの子だけは守らなければ…そんな思いが彼女を突き動かした。
ピリカに目が行っている男にジルが咄嗟に組みつく。
 「こ、こいつ!」
 「ピリカ、逃げなさい!早くっ!!」
必死に叫ぶ。が、所詮女の力で男にかなうはずもなく、ジルは壁に叩きつけられた。
戸棚の皿が床に落ち、派手な音を立てて割れる。
 「この野郎!調子に乗りやがって……!」
 「あう!」
バシーン!と平手で頬を叩かれ、後方へ叩きとばされた。
 「お姉ちゃん!止めて、お姉ちゃんに乱暴しないで!」
ピリカが涙を流して懇願する。
 「うるせぇ!ガキにゃ用はねぇんだよ!この……!」
男がナイフをピリカに向かって振り被った。
ジルの顔が青くなる。
 「やめて―――ッ!!」
31011 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:23 ID:TyH8ILHg

ドス!

 「うぐっ……」
ドアの方で鈍い音がした。皆が目をやると、男の仲間であろう者が腹を押さえて蹲っている。
そしてもう1人、精悍な顔つきの男が立っていた。
 「なっ…なんだ手前ェは!」
 「御婦人に暴行するとはいただけないな。」
そう言うや否や、精悍な顔をした男がナイフを持った男に突進する。
その素早い踏み出しに反応が遅れ、鳩尾にきつい一発をもらい髭の男はその場に崩れ落ちた。
嵐が過ぎ去り、荒れた部屋に静寂が戻る。
 「あ…あなたは……?」
ジルはピリカを抱き寄せ、得体の知れない男を警戒しながら問う。
 「はい、私は元ハイランドの兵士です。ジョウイ様に命を助けられた御恩がありまして、
  失礼ながらもずっと護衛させていただいておりました。
  お助けに上がるのが遅れた事、お許し下さい……。」
その男は、ジルの前で跪く。よく見ると、とてもがっしりとした体躯の持ち主だ。
男の正体が解かり、安堵の表情を浮かべる2人。
 「い、いえ……助かりました。本当に有り難う……。」
 「御怪我がなくて本当に良かった……では、私はこの2人の処置をしてきます。
  今夜はもうお休み下さい……。」
のびた男共を担ぎ、その兵士は家を後にした。

                  ・
                  ・
                  ・
31111 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:23 ID:TyH8ILHg

一睡もできなかったジルは、傍らで眠るピリカの寝顔を見ながら朝を迎えた。
普段は同じ部屋でそれぞれのベッドを使っているのだが、さすがにあんな事があった後だ。
昨夜は一緒に寝たいとピリカが言い出したのだ。
自分の無力さを改めて思い知らされた一夜だった。
彼女が彼女である限り、いつ昨夜のようなことが起こるか解からない。
この子を危険に晒す訳にはいかない……やはり、離れて暮らすべきなのだろうか。
それはとても辛い選択だが、ピリカの身の安全を考えると……。
ジルが頭を悩ませて数時間、陽が上り始めた頃、ふいに表が騒がしくなりだした。
数匹の馬の鳴き声が門の前で止まる。
昨夜の悪夢がジルの脳裏に甦る。
戸口が開くと同時に、ばたばたと数人が家の中に駆けこんで来た。
 「……!!」
何事かを話しているが、この寝室までは聞こえてこない。
武器になるものを探すが、大した物は見つからなかった。
その間にも家中のドアは乱暴に開けられ、どんどん彼女達の部屋に近づいてきていた。
ジルはピリカを胸に抱き、じっと寝室の入り口を見つめる。
ピリカも異変に気づいたのか、眠そうな目を擦りながらゆっくりと目を開ける。
ついに開かれたドア。
そこから部屋に飛び込んで来た人物は、想像し得ない人達だった―――。

31211 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:24 ID:TyH8ILHg

 「……ジル!ピリカ!」
 「あーっ!いたぁ!ピリカちゃん!」
その声に、寝ぼけ眼だたピリカが大きく反応した。
 「ジョウイお兄ちゃん!ナナミお姉ちゃん!!」
がばっとジルの胸から飛び出したピリカが2人に走り出す。
ジルはまだ事態が飲みこめず、ベッドから出れずにいた。
 「良かった…!どこもケガはないんだね、ピリカ?」
 「うん!お姉ちゃんが守ってくれたんだ!」
ナナミがジルに歩み寄る。
 「大丈夫でした?ケガしてない?」
 「あ…は、はい。」
ジョウイがピリカを抱き上げ、ジルの傍へと近づく。
 「ジル……良かった……本当に……。」
ピリカを片腕に座らせ、そっとジルの肩を抱くジョウイ。
その温かさを肌で感じた瞬間、ジルの眼から止めどなく涙が溢れ出した。

                    ・
                    ・
                    ・
31311 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:25 ID:TyH8ILHg

 「でね、でね、ジョウイったら急に走り出すんだよ?私達も一緒に行くっていうのに。ねぇ?」
ナナミが隣に座っている少年に言う。その少年は苦笑をナナミに返している。
あの後、ジルは初めて顔を合わせたジョウイの幼馴染という2人を紹介され、
夕食を済ませた後、リビングで話をしていた。
旅先で絶えず情報を提供してくれていた者から昨夜の出来事を聞いて、
道中馬を一匹潰してまで駆けつけたそうだ。
皇都ルルノイエが陥落する直前に会ったきり、ジョウイの行方はわからなかった。
もう一生逢う事は無いと思っていた夫が現れたショックはとても大きい。
もちろん、それが驚きと喜びの割合が多くを占めていることは自明の理だ。
ジルは、言いたい事は積もるほどあるはずなのに、なかなか言葉が出て来ない。
それはジョウイも同じで、再会してからの2人の間には数えられるほどの会話しかなかった。
重くなりがちな場の雰囲気。
 「あ……ね、ね、ピリカちゃん、今日はお姉ちゃん達と一緒に寝ない?」
ジョウイの横にぴたりとくっ付いていたピリカがナナミを見る。
 「え……でも……。」
 「お姉ちゃん、久しぶりに一緒に寝たいなぁ。
  あ、それとお姉ちゃん達の旅の話、してあげる。」
ピリカはジョウイとジルを交互に見上げる。その瞳は不安げに揺れていた。
 「…大丈夫だよ、ピリカ。すぐに出発するつもりはないから…。
  明日、たくさんお話しよう。」
ジョウイの言葉を聞いて、ピリカに笑顔が戻る。
31411 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:26 ID:TyH8ILHg
ピリカはナナミの手をとってぐいぐいと引っ張り、
 「ナナミお姉ちゃん、じゃあ早くお話聞かせて?お兄ちゃんも一緒に行こうよ!」
そう言って2人を客室へ連れていく。
 「え…今から?でももうちょっと後で……」
 「よぉし、それじゃあね、旅先であったナナミのすごい勘違いを教えてあげるよ。」
 「え、え、ちょっと、何よぅ…そんなの知らないよ?私。」
 「夜中にトイレに起きたジョウイをね、ナナミがお化けと間違えて……」
 「あー!待って、待って、それ言わないで、お願い!
  あ、ピリカちゃん、そ、それよりもっと面白い話があるからそっち教えてあげる!」
ナナミが逆にピリカを引っ張って客室に入っていく。
くるりと少年がジョウイとジルの方に向き直った。
 「ジョウイ……じゃあ、今日は先に休ませてもらうよ。
  ジル…さん、お先に失礼します……。」
そう言って、彼も客室に入っていった。


 「彼が…同盟軍のリーダー……私達とさほど変わらないのに……」
ジルは閉められた客室のドアを見ながら、誰に言うともなく呟いた。
あの若さで一軍を率いることがどれだけ辛く、厳しいことなのか。
だがそれは、目の前にいるジョウイにも当てはまる。
ジルがその辛さを目近に見てきたため、少年が余計に不憫に思えてならなかった。

31511 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:27 ID:TyH8ILHg

(あはは――っ!)

客室の中から笑い声が聞こえる。
ピリカの大きな笑い声。ここに来てからは一度も聞いたことのないはしゃぎ声に、
ジルの表情は自然と和らいだ。
 「ピリカ……あんなに元気になって……有り難うジル、あなたのおかげだ。」
ジョウイがジルに優しい笑みを向けて話す。
 「いえ…。あんなに嬉しそうなピリカは私は見た事がありません。
  やはりあの子には、貴方が必要なのですね……。」
ジョウイの笑みを受け止められなくて、ジルは顔を伏せてしまう。
それは、ピリカを危険な目に合わせてしまった負い目からか、
自分ではあの笑い声を引き出せなかった無力さからなのか。
 「………すまない。僕は犯した罪を償わなければならない。
  今この時も苦しみ続ける人達がいることを、自分の過ちを、この身に刻み込まなければ…」
 「……。」
とても苦しそうに言葉を吐くジョウイ。
判っていた事なのに…。敢えてその理由を口にさせてしまった自分の気遣いの無さに
苛立ちを覚える。
 「しかし、この場所も安全とは言えないな。他の場所を探してみよう……。」 
 「……貴方と共に行ってはいけないでしょうか……」
 「え……?」
 「貴方の傍なら安全でしょう?ピリカもきっとその方が……」
言ってはいけない事だと判っているが、言わずにはいられない。
願うだけなら神様もお許し下さるだろう。
 「……それはできない。僕とあなたが一緒にいると、さすがに怪しまれてしまうだろう……」
 「わかっています!」
ジルは激昂した。こぼれる涙を拭おうともせず、言葉を続ける。
 「でも……それでも、私は貴方といたい…。どんな家でも、2人で住むには広すぎます……」
 「………ジル………」
そっとジョウイに寄り添い、ジルはその厚い胸に顔を埋めた。
そんな彼女の細い両肩を抱き、ジョウイは優しく包み込む。
 「……。ごめんなさい……我侭を言いました。」
 「……今日はもう休もう。」
31611 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:28 ID:TyH8ILHg

                    ・
                    ・
                    ・

その夜、ピリカには大き過ぎるベッドで、ジョウイは眠りにつこうとしていた。
お互いのベッドでよく一緒に眠るため、ベッドはピリカの身長に合わせてはなく、
ジルの身長に合わせられている。
すぐ横のベッドからはジルの静かな寝息が聞こえる。
このまま眠ろうとした時、ジルの意識がこちらに向けられているような気がして、
ジョウイは彼女のベッドの方を向く。
ジルの眼は開かれ、その黒い瞳は暗い部屋の中で月の光を映し出していた。
 「………ジル、眠れないのかい?」
 「………。」
ジルは返事もせず、じっとジョウイを見つめている。
 「……やはり、抱いてはくれないのですか……?」
 「………。あなたは僕に縛られる必要はない。もっと自由に生きていただきたい……」
その言葉を聞いて、ジルは毛布を跳ねのけて起き上がる。
 「私は!私の意志で貴方に抱かれたいのです!
  それでも縛られていると言うのですか!?私は自分の意志も持たない人形だと!」
 「ジル……」
ジョウイもゆっくりと上体を起こす。ベッドから出て、ジルのベッドに腰掛けた。
月の光がジルの肌に反射している。その肌は青白く光り、とても幻想的に見えた。
 「……それがあなたの望みなら、僕はそれに従おう。
  こんな事でしか僕はあなたに温もりを与える事が出来ないのだから……。」
ジルの顎先に指を添え、顔を上に向ける。
唇を合わせるだけのキス。
お互いの息が交わる。ジルの所在無さ気な手がジョウイの背中に回され、
より近づくためにその身体を引き寄せる。
31711 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:29 ID:TyH8ILHg
ジョウイは固く閉じられたジルの下唇を軽く噛み、口腔を開かせた。
少し開いたその口腔から自分の舌を侵入させ、ジルの戦く舌を誘い出す。
 「は…っ」
舌を捉えられたジルの口から甘い吐息が漏れる。
だらしなく開かれた口内から、分泌された唾液が垂れ流れる。
控えめだったジルの舌の動きが次第に激しくなり、ジョウイの舌を求める。
ジョウイは寝着の上からジルの胸をそっと包む。
中心の突起はすでに硬くしこり、掌でゆっくりと転がすと、ジルの身体が身悶えし出した。
 「あぁ…ジョウイ、もっと…もっと!」
頬を上気させるジルを見ながら、ジョウイは優しく愛撫を続ける。
絹のような肌触りの太股をなぞりながら、上方の秘部に指を到達させた瞬間、
ジルの身体が目で見て判るほど、ビクリと大きく震えた。
 「あ……!」
自分の大事な場所を初めて触れられ、ジルは目を大きく開いてジョウイを見つめる。
そこはすでに熱い液体で濡れており、下着はその液体を吸い重くなってしまうほどだ。
 「ジル……いいかい?」
ジョウイはジルの了解を得ると、シルクであろう高級そうな手触りを残す下着を寝着ごと脱がす。
かすかな糸を引いて脱ぎ捨てられた下着を傍らに置き、ジョウイは自分の衣服を脱ぎ出す。
ジルはその間に上着を脱いでたたみ、ベッドに潜り込んだ。
全てを脱ぎ終わったジョウイもベッドに潜り込み、ジルの上に覆い被さる。
はっきり見えないジルの秘所を自分のモノで探っていると、ジルが脚を上げてそこへ導いてくれた。
 「ジョウイ……」
一度、自分のモノを秘口にあてがうと、ジョウイはゆっくりと体重をかけてジルの中に入っていく。
十分に潤ったジルの膣内は、さして激しい抵抗もせずジョウイを招き入れた。
 「ジル…辛いかい?」
 「いえ……それほどでもありません…。貴方のお好きなように動いてください……」
ジョウイは時間をかけてゆっくりとジルの中を行き来する。
動く度に絡み付いてくるジルの膣内は、まるで意志を持つ生物のように
ジョウイのモノに喰らいついてくる。
31811 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:29 ID:TyH8ILHg
 「んん……ぅ、貴方を、お腹の中に感じます…!」
ジルはジョウイが動く度に発生する快楽を全身で受け止める。
 「ジル、本当に平気なのかい?痛いのならこのまま……」
 「だい、大丈夫、私は大丈夫ですから、つ、続けて、ください…貴方を、もっと、感じたい…っ」
息も切れ切れに、ジルはジョウイに懇願する。
ジョウイはジルの腰を掴んで、そのまま後ろに倒れこんだ。
ジルの肢体が露になり、月の光に照らされる。
 「きゃ…、はっ、恥ずかしい……!」
ジョウイの行動が解からず、彼の両肩を握っていたジルが今度は上になり、
白く華奢な身体に玉のような汗が光っている。
 「ジル……こんなに濡れている……」
2人の繋がった部分に手をやり、ジョウイが指で溢れる蜜を掬い上げた。
 「あぁ…!ごめんなさい……私、貴方の事を考えると…、身体が熱くなって……っ、
  ごめんなさい…、どうか、どうか嫌いにならないで下さい……ごめんなさい……!」
ジルは薄桃色に染まった顔を両手で隠す。
ジョウイはそんな彼女をとても愛おしく想い、顔を覆っている手をそっと退けた。
 「ジル……君のその気持ちはとても嬉しい……こんな僕を慕ってくれるのか?」
 「そんな……。私は、ずっと貴方をお慕いし続けていました……」
ジルはジョウイに口づける。自ら舌を絡ませ、唾液の受け渡しをする。
ジョウイは流れ来るジルの唾液を喉を鳴らして飲み、下から腰を突き上げ始めた。
 「ぁん!はぁ!あッ……愛しています、愛しています……ジョウイッ!!」
ジルは彼の肩の下に手を潜り込ませ、身体をくまなく密着させてお互いの体温を感じ合った。
ジョウイの腰の動きに合わせるように、自らの腰を振る。
そのぎこちなくも懸命な姿に、ジョウイは欲望をそのまま彼女の中に解き放つ。
 「ジル……好きだ、好きだっ!!」
 「あッッはァァァ!!」

びゅく!びゅっくっ……、びゅぶ……。

31911 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:30 ID:TyH8ILHg

 「うぅ……」
ジルはジョウイが吐き出した欲望の証を自分の体内で受け止め、
なおも余波の治まらない彼のモノを膣内で感じていた。
2人はどちらからともなく浅いキスを交わした。
まだこの行為を終わらせたくない、という想いが2人を突き動かす。
お互いの唇を愛しみ合いながら、長く、長く、そのキスは続いた。                   
                   
                   ・
                   ・
                   ・

ジョウイが昼頃目を覚ますと、客室のベッドはメイクされており、
幼馴染の2人はすでに発った後だった。
そっと置かれていた手紙には、2人の行き先が告げられていた。
 「御二方が、『朝は弱いから起こさないで』と……。」
いつの間にか、隣に立っていたジルが静かに口を開く。
久々の”家族”対面への、あの2人なりの気遣いだったのか。
 「……行かれるのですか?」
ジルの表情がわずかに曇る。
ジョウイは手紙を丁寧に閉じて、ジルに向き直った。
 「いや、もう少しここにいるよ…。ピリカとも約束しちゃったしね。」
穏やかな笑顔をジルに向ける。はっと軽く息を吐いた彼女の表情にもう翳りはない。
 「でも…、貴方が朝弱いなんて、私存じませんでした……ふふっ」
口元に手を当てて、とても楽しそうに微笑む。
彼女がいつでもこうして笑えるように、ジョウイはここにいるべきなのかも知れない。 
ジルを幸福にすること。
それもまた、彼――ジョウイ・ブライト――の科するべき罪。



                   完
32011 ◆o2rJsPWw :02/05/25 00:44 ID:TyH8ILHg
もうだめぽ・・・

一週間続けた一人祭りも、一応終わりです。
ネタはありますが、今はエロい文を書けそうにありません。
こんな漏れの拙文に目を通して下さった方、どうも有り難う御座いました。

      ∧∧
      /⌒ヽ) 文章を書けないSS書きは用なしですな・・・鬱だ
     i三 ∪
    ○三 |
     (/~∪
     三三
    三三
   三三

321名無しさん@ピンキー:02/05/25 00:54 ID:8vsVRsJM
>>320 いやあ、11さんはやっぱりスゴい!独特なマターリした雰囲気の作品大好きです。また、戻ってきてね!
322名無しさん@ピンキー:02/05/25 01:06 ID:uQkiWUAe
SS書く人って自己嫌悪というか鬱になる香具師多いんだよな(;´Д`)
11氏。モツカレ。
323名無しさん@ピンキー:02/05/26 00:19 ID:s/ueZTQw
age
324 :02/05/26 03:46 ID:pbU733rs
最新ロリータ情報
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325名無しさん@ピンキー:02/05/26 04:01 ID:nmO2QYYo
最後を幼馴染三人組でしめるとは……

なんにせよ、お疲れ様ですた
326名無しさん@ピンキー:02/05/27 12:43 ID:X0AwqrDW
おつかれでし
32717:02/05/27 18:13 ID:jlH7NPUe
えっ!?11さん、逝ってしまったんですか!?
1週間お疲れさまでした。
また元気で戻られることを願っとります。

ね、ネタ提示だけでも結構です・・・・・・
328名無しさん@ピンキー:02/05/29 23:24 ID:DP/Llxtd
保全
329名無しさん@ピンキー:02/05/30 00:11 ID:AD8iMxij
誰かルシアが解放軍に捕らえられた時のをかいてくれませんか
みんなによってたかって犯されたという設定で
330:02/05/31 16:08 ID:Zrl13ts5
カスミが嬉しそうに輪姦されたり、パイズリする話がみたいです!
33117:02/05/31 16:40 ID:i190XWhO
>>329
んで、そのときに孕んだ子供がヒューゴとか・・・
だったら、かなり萎え・・・

ルシア姐さんはそう簡単には負けなさそうという
脳内設定があるもんで・・・
332名無しさん@ピンキー:02/06/03 01:36 ID:0p5dMgpn
age
333名無しさん@ピンキー:02/06/03 12:56 ID:PGl10Wga
翔子20才B-85 W-62 H-88 
過去最高の現役4大生を長時間公開アナル&オマンコ調教!
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334名無しさん@ピンキー:02/06/05 15:22 ID:2reyLfPf
>>330
ttp://www.ne.jp/asahi/kumatyu/sanshiki/top.html
に、カスミのパイズリネタがリクされてたから
そのうち出るのでは?
335名無しさん@ピンキー:02/06/05 23:57 ID:2Gsksf4q
職人さん光臨期待age
336名無しさん@ピンキー:02/06/05 23:58 ID:F/lMnXLx
ガーンテツ!
337名無しさん@ピンキー:02/06/06 23:35 ID:qsL0vLdv
エミリア×カーン    「図書館での情事」
テレーズ×2主     「1人の女として」
フッチ×トモ       「初体験」
ビクトール×シエラ   「美少女と野獣」
多数×ルシア      「族長の責任」
テンガ×ヒックス    「男らしさ」
2主×ナナミ       「想いを伝えたい」

カミーユ×グレミオ    「利子」
坊ちゃん×ソニア     「母の温もり」

番外編

多数×2主        「これもいいかもね」


前回の祭りの候補はこんなところでした
338名無しさん@ピンキー:02/06/08 13:06 ID:qnzTEXNE
あげ
339名無しさん@ピンキー:02/06/09 03:21 ID:63ClvXkt
sage
340名無しさん@ピンキー:02/06/10 01:49 ID:5zWlseQv
age
341名無しさん@ピンキー:02/06/11 00:56 ID:L6qAzhtV
342名無しさん@ピンキー:02/06/11 01:09 ID:Arfk3+H9
このスレ本当にもう終わりなの。悲しい。
343名無しさん@ピンキー:02/06/11 02:12 ID:XvxiJWOa
今までが賑やかだっただけにね・・・。
でもマターリと続けて行きたい。

344名無しさん@ピンキー:02/06/14 11:45 ID:2+0ac9tF
>337の
フッチ×トモって珍しくないかな?
トモ好きなので見てみたい・・・。
345名無しさん@ピンキー:02/06/14 23:27 ID:OC1ZJoSl
トモ、確かに素朴な感じで(・∀・)イイ!!
346名無しさん@ピンキー:02/06/15 00:33 ID:HWIzbk3D
終了
347名無しさん@ピンキー:02/06/15 23:43 ID:ISihlYeH
ミリーってこのスレじゃ人気ないね… (´・ω・`)ショボーン
348名無しさん@ピンキー:02/06/16 01:00 ID:Yw58WBqT
このスレはどっちかというとアダルティー嗜好だからねえ
がっかりするなよ
349名無しさん@ピンキー:02/06/17 17:06 ID:Ri2mAYdO
職人さんがいないと寂しい・・・。

>348
確かに年上が多いな。
このスレに出た若いキャラって言うと
メグ、ニナ、アンネリー、ナナミ、アイリか?
俺としては>337のテンガアール×ヒックスをお願いしたい。
ベタだろうが何だろうが好きなんだよな…「ボク少女」。
350名無しさん@ピンキー:02/06/18 00:10 ID:LHrymsTb
糸冬
351名無しさん@ピンキー:02/06/19 23:57 ID:CWhPoQog
保全AGE!
352名無しさん@ピンキー:02/06/20 00:21 ID:G++1A6do
tp://www5c.biglobe.ne.jp/~hogeper2/underground.index.html/gensui_love.html
結構いいかんじの小説いっぱいあったよ
353名無しさん@ピンキー:02/06/20 08:53 ID:9ZJ/4nBc
ここではホモはお呼びでないです。>352
354名無しさん@ピンキー:02/06/20 22:28 ID:t65gJGIO
既出だけど、ttp://www.ne.jp/asahi/kumatyu/sanshiki/top.htmlに
カスミのパイズリ絵があるよ
355名無しさん@ピンキー:02/06/23 02:42 ID:KEXK/FFF
356名無しさん@ピンキー:02/06/27 00:10 ID:w65+aFNo
放置状態だから、何か駄文書こうかな・・・。
357名無しさん@ピンキー:02/06/27 00:26 ID:PfoeZIuy
358名無しさん@ピンキー:02/06/27 01:51 ID:woJJprJ3
>356
ん、よろ
359名無しさん@ピンキー:02/06/27 16:59 ID:6t0RNkUV
一旦あげとく
360名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:10 ID:w65+aFNo
上がってたのか・・・どこに行ったか探しちゃったよ。
たいしたネタもないので3が発売するまでsage進行でいかない?
361名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:12 ID:w65+aFNo


「う……。」
堅い冷たさを頬に感じ、女は目を覚ました。
地べたに頬をつけて、思う様に身動きがとれない。
今の状況を確かめようと出来る範囲で周りを見渡す。
両手は後ろ手で縛られ、右足には鉄球が繋がれていた。
いくら屈強な身体を持つ彼女でも、それをどうにかするのは不可能に近い。
顔を上げると、獰猛な獣の突進さえ跳ね返してしまいそうな鉄の扉が目に入った。
どうやらあの扉がこの部屋の出入り口のようだ。
後はしっかり鉄格子のついている小さな通風口が部屋の隅にあるぐらいで、
外の状態がわかりそうなところは他には見つけられない。
ふと、後頭部の辺りに痛みがあるのに気づいた。
少し熱を持っているようで、ズキズキと痛み始める。
「そうか…私は……」
ハイランド側についた我々カラヤ族は、王国軍が退却する間の時間稼ぎのため、
同盟軍との戦いを強いられていた。
そんな中、自分を信じて共に戦ってくれた仲間達が1人、また1人と倒れ、
気がつけば立っているのは私だけになっていた。
後ろから殴られたのを最後に、私は意識を失ってしまったのだった。
362名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:13 ID:w65+aFNo
敗れたのだ。
若い族長の私について来てくれた者の命を顧みず、
カラヤの誇りを重んじてしまった挙句、このような結果になってしまった…。
こみ上げて来る後悔の念に、再び地面に顔をつける。
私の仲間達は無事なんだろうか。それとも、もう……。
その時、ガチャガチャと音を立てて、重そうにドアが開いた。
額にオレンジ色のバンダナを締めた男が2人、室内に入ってくる。
「おい、起きろ」
1人の男が、コツとつま先で女の頭を小突く。
その瞬間、女が顔を上げて小突いた男にキツイ視線を突き刺す。
「う……」
その殺気すら漂わせる眼に男は一瞬たじろいだが、
それを気取られないように、語気を荒くして女に捲し立てた。
「お、起きろって言ってるだろ!!こっちだって暇じゃねぇんだからな!」
「……っ!」
男は、ぐっと女の金髪を引っ張り、顔を無理矢理上げさせる。
女の眼は一際厳しくなって男に向けられたが、今度は男も怯まなかった。
鮮やかな金髪をさらに引っ張り上げて、女を睨み返す。
「捕虜のくせにあんまり生意気な態度とってると早死にするぜ」
男にしてみればそれは女の恐怖心を煽ろうとした言葉だったのだが、
その言葉を耳にした女は、一層冷たい視線を返してきた。
363名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:16 ID:w65+aFNo
すでに覚悟を決めているかのような、強い意志のこもった眼。
「こ、この……!」
自分の考えていた表情をしない女に、男はカッとなって思いきり頬を張った。
室内に綺麗な音が響き、女の身体が軽く跳ぶ。
「おいおい、そう熱くなるなよな、捕虜相手にみっともない。」
これまで静観していたもう1人の男が初めて口を開いた。
やれやれと言いた気に、その男は
地べたに這い蹲っている女に近づき、上体を起こしてやる。
「あーあ、頬が赤くなっちまって…綺麗な顔が台無しだぜ。」
顎に指を添え、女の顔を覗きこんで男が言う。
頬を張った本人は腕組みをしてバツが悪そうな表情を浮かべていた。
「へっへへへ…すまんな、ヤツは血の気が多くてな。」
「・………。」
「おいおい、そんな眼で睨むなよ……俺はアイツと違って臆病なんだ。」
ゲヘヘ、と下卑た笑いを浮かべる。まるで抵抗できない女を嘲笑っているかのようだ。
「しっかし、カラヤ族なんて見た事無かったが、キレイな顔してんなぁ。
 もしかして皆こんなべっぴんさんなんかなぁ?」
「そんな訳ないだろ。このルシアってヤツは族長って話だから容姿も特別って事なんじゃないのか?」
「ふーん、こんな若いのにたいしたモンだな。」
364名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:25 ID:w65+aFNo
ペチペチと張られた側の頬を痛みが走らない程度に叩く。
さっきからイヤらしい笑みを浮かべるこの男……。
チラチラと何度もルシアの身体に眼をやっている。
その度に女はキツイ視線を男にやるのだが、男はそれを軽く受け流す余裕さえ見せていた。
次第に男の視線が露骨になって行き、荒い息を吐くようになってきた。
「それにしてもコイツ、よぉく見るとイイ身体してるぜ…。」
「!!」
それまで舐めまわすような視線を送り続けていた男が、初めて身体に触れてきた。
むっちりとした太股の肉感を楽しみながら、掌で撫でまわす。
そのおぞましい感覚に、ルシアは反射的に身を硬くした。
「ふん…確かにな。そのヘンな服の上からでも乳の形がはっきりわかるぜ。」
すでに冷静さを取り戻しつつあるもう1人の男も、傍に寄ってきた。
ジロジロと柔らかそうな曲線を描く女の肢体を眺めている。
想像したくない行動に今にも移りそうな、血走った目で。
「やめろッ!!!」
初めてルシアが口にした言葉は、男達を威嚇するのには十分すぎる程の怒号だった。
部屋に響き渡った大声に、2人の男は身体を竦ませる。
一瞬、沈黙が辺りを支配する。
今にも噛みつきそうな表情を浮かべるルシアに、怯えた表情の2人の男。
365名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:26 ID:w65+aFNo
その沈黙を破ったのは、ルシアの怒号に思わず手を引っ込めてしまった男だった。
「……、な、なんだ…喋れるんじゃないか。さっきから全然声出さないから
 舌抜かれてんのかと思ってたぜ、ゲヘヘヘ。」
「あ、ああ……そうだな……」
曖昧な相づちをもう1人の男がうつものの、その男はまだ身体を竦ませた状態だった。
「殺すなら早く殺せ!!私は捕虜になった時から覚悟はできている!!」
激昂するルシアに、ニヤニヤと笑いながら男が顔を近づけた。
「……アンタは覚悟できてても他のヤツらはどうだろうねぇ……。」
「!」
ハッとした表情を浮かべるルシア。他のヤツら…?私の仲間が生きている…!?
「アンタと同じような捕虜は他の独房にもいるんだが……まぁ、ヤツらも明日には
 どうなってるかは解からないけどなぁ。」
男はギリッと歯を食いしばるルシアを見て心底楽しそうに言葉を続ける。
「しかし……アンタの態度によっちゃあ、ソイツらを助ける事もできるかも知れないぜ……。」
「何…?」
その言葉の意味が解からず、ルシアは訝しげな顔で男を見る。
そんなルシアを見た男は、イヤらしい笑みを浮かべた顔をさらに歪めて彼女に言い放った。
「アンタが俺達にイイ目見させてくれたら、俺達が何とかしてやろうって事だよ!」
「ッ!?」
それを聞いた瞬間、ルシアの顔が紅く染まる。
366名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:30 ID:w65+aFNo
「へへへ、赤くなりやがって。そっちの方はあんまり知らないって事か?」
そう言うと、男は引っ込めていた手を改めてルシアの身体に伸ばす。
汗のためか、うっすらと湿った感じのする太股に掌が触れた瞬間、ルシアが身体を縮ませる。
「大丈夫だって。気持ち良くしてやるからよ……おい、お前は参加しないのか?」
もう1人の男に声をかけると、やや心配げな面持ちで言葉を返してきた。
「こんな勝手な事していいのかよ……大事な捕虜なんだぜ?」
「ばっか、黙ってりゃ平気だって。今日の夜番は俺とお前だけだし、
 こんな夜中に誰も来やしねぇよ。」
「しかしなぁ……。」
「じゃあお前は引っ込んでろよ!こんなイイ女を抱けるなんて
 この先一生無いかも知れないのになぁ!」
気持ち声を荒げて渋っている男に言う。そう言われてようやくその男も乗り気になったようだ。
「そ、そうだな……。」
おずおずと2人に近づき、腰を下ろす。
これから起こるであろう情事を想像してか、ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべた男が、
最終確認の意味を込めてルシアに言った。
「なぁに、ちょっと触らせてくれりゃ良いんだ。こちとら女日照りが続いてるモンだからよ、
 それだけで満足なんだよ。」
「………本当に、仲間は助かるんだろうな?」
「そりゃ解からん。俺達は上に頼むだけだからな。」
367名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:33 ID:w65+aFNo
「そっ……!それでは話が違うではないか!」
思いも寄らない言葉にルシアは男達に詰め寄った。
だが、そんなルシアを見ても、余裕さえ感じられる表情で交渉相手の男が言う。
「おいおい、よく考えろよ?アンタの仲間達はこのままじゃ100%間違い無くあの世行きだ。
 しかし俺達が頼めばその可能性は低くなる。100%じゃ無くなるんだ。
 殺される仲間達の何人かは助かるかも知れねぇって話しなんだよ。」
「………。」
「まぁ、俺達はどっちでも良いんだけどなァ……。」
「……わ、わかった……。」
ルシアの口から承諾の言葉が漏れる。
してやったり、という顔で男はニタリと笑うと、
今まで以上に積極的に彼女の身体をまさぐりだした。
自分の身体を這いずりまわる手の感触に嫌悪感さえ感じながら、
ルシアはじっと男の愛撫を受け入れ続ける。
「う……」
男の両の掌が自分の乳房に掛かった時、かすかに声が漏れてしまった。
それを聞いて、男が嬉々とした声を上げる。
「へへへ、形の良い乳だな……いつまで触ってても飽きねェ。」
「お、俺にも触らせろよ。」
躊躇していたもう1人の男も、揉みしだかれて思いのままに形を変えるルシアの胸に
吸いこまれるように手を伸ばす。
368名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:36 ID:w65+aFNo
2人の男は我を忘れて、目の前にある極上の乳房を弄んでいる。
指を押しこめば押しこんだだけ跳ね返してくる瑞々しい乳房の弾力にただ酔いしれる。
「うぉ……すげぇ。柔らけぇ………。」
「くぅ……」
声が漏れないように下唇を噛んで苦悶の表情を浮かべるルシア。
どれだけ嫌悪を抱いていても、成熟した身体が無意識に反応してしまう。
「乳首がもう硬くなってやがる。おい、しごいてやろうぜ」
「言われなくてもやるさ。」
柔らかい乳肉の中に唯一硬さを誇るそれを摘み上げ、きゅきゅっと指先でこねくる。
「うぁっ……!!」
激しい刺激にルシアが初めて大きな声を上げた。
ゆるゆると襲ってくる快楽の波を必死に堪えていたが、ふいに来た大きな波に耐えきれなかった。
「気持ち良いのかい?へへへ……強情張ってても身体は正直なモンだなぁ。」
「すげぇ、どんどん硬くなってくぜ!」
掌に吸いつくような乳房は、男達の欲望に火をつけるのには十分魅力的だった。
すでに屹立した自分達のモノをルシアの身体に擦りつける。
たったそれだけの行為が、長らく禁欲生活を強いられた男達に快楽を植えつける。
「おい、ちょっとコレ握ってくれよ……」
「な、なに…?」
369名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:38 ID:w65+aFNo
そう言って、交渉相手だった男がズボンを下ろし、
すでに興奮のあまり猛り立った自分のモノをルシアの手に握らせようとする。
相当の熱を持ったそれを後ろ手で縛られた掌に半ば強引に握らされ、ルシアは身を硬くした。
その行為は自分の背中で行われているため、形がはっきり見えないのは幸運だったのか。
しかしそれでも、身体中に湧き起こる嫌悪感は随分なものだ。
そんなルシアの感情もそっちのけで、ペニスを握らせた男は腰を振り始めた。
その両手は彼女の乳房を貪りながら、このまま果てんばかりに勢いをつける。
(き、気持ち悪い……!早く終わってくれ………)
誰にも触れられた事のない乳房を思うがままに弄られ、
手の中には信じられない、信じたくない一物が存在している。
おぞましいほどの感覚に吐き気さえ催すが、
仲間達のために、ルシアはただじっとこの悪夢のような時間が過ぎるのを待つしかなかった。
「うぉっ!」
腰を動かし続けていた男が呻き声を上げた瞬間、ルシアの掌にドロドロした粘液が付着した。
それは男が吐き出した精液だと認識したルシアの背中に悪寒が走る。
「おい、もう出ちまったのか?」
「へっ……へへへ。コイツの手が微妙に動くんでな……。
 溜まってたし、先にイカせてもらったぜ。」
男の汚物からなんとか逃げ出したいと思い、自由に動かせない身体を可能な限り
よじった結果、男の絶頂を早めてしまっていた。
370名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:40 ID:w65+aFNo
(あ、後はこの男だけ・・・・・・)
さっきから自分の背後で乳房に執着しているもう1人の男の顔を見上げ、
ルシアは幾等か安堵の表情を浮かべる。
「じゃあ俺はコイツの膣内で出させてもらうか。」
乳房から手を離した男は、やおら身を起こしルシアの前方に腰を落ちつけた。
「なッ!!は、話しが違うぞ!!……ぅ、離せぇっ!!」
鉄球の繋がれていない足を肩に持ち上げ、男は自分のそそり立ったモノを曝け出した。
「うるせぇ!もうここまでヤッたんだ……今更後に引けるかっ!」
ルシアの手の中で果てた男の恍惚の表情を見たからなのか、
自分も早く精を吐き出したいと渇望する男の手が彼女の衣服に伸びる。
股間の部分を大きく引き裂き、薄い恥毛と秘裂を露にさせた。
「やッ……!」
目の前で繰り広げられる出来事に声さえ出す事ができない。
今ほど右足に掛かっている鉄球が重く感じた事はなかった。
「ちっ……全然濡れてねぇな。」
ルシアの片足を肩に固定した男は、湿り気を帯びていないルシアの秘部を見て舌打ちする。
ペッと唾を自分の両手に吐くと、男はそれを擦り合わせてペニスに擦りつけた。
そしてそのままルシアの秘部にあてがう。
「これでちょっとはマシになるだろう……よっと!」
「あっが……、ううぅぅぅぅ!!」
371名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:42 ID:w65+aFNo
ミリミリと肉を分け入っていくペニス。
それはただ悦楽だけを得ようと、ルシアの中に潜り込んでいく。
「やめろ!やめろぉっ!!い、痛い……!!」
激しい痛みに顔をしかめながら、ルシアはひたすら拒絶の言葉を吐くが、
男のモノは進むのを止めない。
「うっ……キツいぜ……、喰いちぎられそうだ!」
ギチギチと身体を捻り、男はルシアの奥深くへ入りこもうとする。
ズッポリとペニスと飲みこんだルシアの秘裂は鮮血を流すと共に、
真っ赤な肉襞が捲れ上がっていた。
「へへっへ、やっぱり初めてだったのかよ。
 いちいち反応が初々しかったからなぁ。」
一度精を放った男がニヤニヤと2人を見る。
歯を食いしばって痛みを耐えているルシアを見て楽しそうに、
しかしその想像できない快楽を得ているであろう男を悔しそうに見るその表情は、
何とも形容しがたい。その行為を見ている内にまた興奮し始めたのか、
男はニヤニヤ笑いながら自分のモノを擦り始めた。
「しかし……キツすぎて思う様に動けねぇ。
 ちょっと痛いだろうが我慢しろ……っ!!」
「うああああっっ!」
次第に動きが激しくなり、ガンガンと腰を打ちつけると、
ルシアの口からは痛みしか感じさせない金切り声が発せられる。
372名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:44 ID:w65+aFNo
「そんなにデカい声出すなよ!アンタの仲間がどうなってもいいのかよ!?」
「うぐっ……」
下唇が千切れてしまいそうなほど噛み、ルシアは漏れる声を殺す。
(そうだ……私が耐えれば、我慢すれば……仲間達が助かる……)
苦痛でしかない男のピストン運動に耐えながら、ルシアはそんな事を自分に言い聞かす。
族長としても責任……可能な限り、仲間を助けたいという想いが彼女の頭によぎる。
別の房では、何も出来ずにただ『死の時』を待っている仲間達がいる。
私にはまだ出来る事がある。
そう考えるといくらかの勇気さえ身体中に湧いてくるのだった。
「よぉし、だんだん滑りがよくなってきた……はっ!はっ!」
『女』の部分を突かれて意志とは無関係に愛液を吐き出すルシアの秘裂は、
鮮血に混ざり合って男のペニスの動きをサポートし始めていた。
すると、自分のモノをしごいていた男が再び猛ったそれを握りながら近づいてきた。
「へへへ……こっからは俺も参加させてもらうぜ。おい、後ろ空けろ。」
そう言うと、ルシアの膣内を楽しんでいた男を寝かせ、その上にルシアを移動させる。
騎乗位の態勢にさせると、ゆっくりとルシアの菊座にペニスを当てた。
「ッ!?」
一番見られたくないところに一物を突き立てられ、ルシアが後ろを振り返る。
そこには今まさにその汚らしいモノを挿入させようとしている男がいた。
「何をするっ!?」
「決まってんだろ。前の穴が塞がってるんだから、こっちで満足させてもらおうってんだよ!」
「馬鹿なッ……、やめろ、やめ……!」
「よっと!!」
ルシアの言葉に耳も貸さず、一気にその蕾を貫く。
その蕾は外界からの異物の侵入を許さないとばかりに入り口を堅く閉ざしていたが、
強引に分け入ってくる男根を完全にシャットアウトする事はできなかった。
「………!!!」
グリグリと腸内に入ってくる感覚に、ルシアは声を発する事すら出来ない。
373名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:46 ID:w65+aFNo
「お前の汚ねぇモノが壁一枚向こうに感じられるぜ!」
「ふん、後から入ってきたくせに!」
膣内にペニスを突き刺したままだった男が、下からルシアを突き上げ始めた。
下から太股を押さえられ、上から上半身を掴まれ、いいように身体を貪られる。
ルシアはかろうじて両膝で体重を押さえると、目を閉じて襲い来る痛みを受け止める。
「ぐぉ……本当にキツイな……!しかしそれがたまらん……!!」
「あぁ……俺ももう持たんぞ……!」
下の男が首を持ち上げ、衣服の上からでもハッキリわかるほど勃起した乳首に噛みつく。
尻肉をつかみ、太股の感触を楽しみながら、今にも気を失いそうなルシアを他所に、
絶頂の瞬間へ突っ走っていった。
「よし出すぞ!このまま膣内に出してやる!」
「やっ……やめろ!膣内にはだすなぁッ!!離れろっ、離れろぉ!!」
「ダメだね、俺も出してやる。ケツで全部受け止めろ!!」
後ろの男は小刻みに動かしていた腰の動きを大きく一度グラインドさせると、
腸内奥深くに突き刺さった男根の先から白濁液を吐き出した。
それに伴い、下の男も一番奥で精液をぶちまける。
「うっ……あああああぁぁぁ!!」
ルシアの張り裂けんばかりの絶叫は、2人の男の欲望を受け止めた証。
踏みにじられたその秘裂と菊座からは、許容量を超えた大量の精液が垂れ落ちていた。


374名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:49 ID:w65+aFNo


どれくらいの時間が経過したのだろうか。
気だるい身体を壁にもたれさせてルシアが起き上がる。
まだヒリヒリと痛む股間から、今の状況は”夢じゃない”事を改めて認識する。
(私はカラヤを背負って立つ人間なんだ……これぐらいで生きる事を諦める訳にはいかない……)
ルシアの右頬を一粒の雫が流れ落ちる。
悲しくないはずだ。これは私が望んでした事。
なのにどうして涙が………。
衣服の破かれた部分を隠そうともせず、1人咽び泣くルシアの部屋のドアが唐突に開かれた。
「よぉ……昨日は世話になったなぁ。」
それは二度と見たくない顔。
ニヤニヤと笑うその顔は、見ただけで吐き気を催す。
「今日はちょっと大変だぜ、へへへへッ。」
そう言うと、男の後ろからドヤドヤと大勢の男が室内に入ってくる。
何が起ころうとしているのか解からないルシアの周りを男達が囲み、
その両の眼は彼女の身体を舐る様に纏わりついている。
「アンタがあんまり具合良かったんで他のヤツらに話したら……このザマさ。
 悪ィけど、世話してやってくれ。」
「な……に?」
ルシアがその言葉を反芻する間もなく、周りの男達が動き始めた。


悪夢はまだ、終わらない―――――。


               
               Fin
375名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:51 ID:w65+aFNo
以上です。
長々と失礼しました。
376名無しさん@ピンキー:02/06/28 00:35 ID:tGxvug7G
(・∀・)カエレ!!
377名無しさん@ピンキー:02/06/28 00:55 ID:j5dhFe4y
ルシアいい!
378名無しさん@ピンキー:02/06/28 02:35 ID:yptnXURh
うん、上手い
でも痛いばっかりは苦手…

なので続きキボンヌ
379名無しさん@ピンキー:02/06/28 12:14 ID:/MfJjCJK
続編希望
380名無しさん@ピンキー:02/06/28 21:32 ID:CeMC/cRU
正直鬼畜モノは書くのが辛かった・・・。
ので、続編は勘弁して下さい。
この続きだとルシアが多数に犯されるって内容になりそうだが
ヘタレな漏れの技量では書き切れないので、
こういうのが得意な職人さんの降臨を願うばかりです。

ところで、主人公の名前って勝手に決める訳にはいかないかなぁ?
これがいいっていうのがあれば。
381名無しさん@ピンキー:02/06/29 22:56 ID:PvZx9Kv3
名前は自由に決めてもらって構わないんで、
(;´Д`)ハァハァさせて下さい

新たな神に期待しまつ。
382名無しさん@ピンキー:02/06/30 01:25 ID:s/1ArD23
神降臨!
たまにはハードなのも(・∀・)イイ!!
383sage:02/07/04 01:04 ID:qYIB3KtY
鬼畜(・∀・)イイ!!

しかしルシア…3で母になっちゃったよね。
どんな男にやられたかと思うと (;´Д`)ハアハア
384383:02/07/04 01:06 ID:qYIB3KtY
2ちゃんのカキコ久々でsage間違えた……

プレステのコントローラーのコード(2メートル)で首吊ってくる。
38511 ◆o2rJsPWw :02/07/07 16:03 ID:iq9tS0LH
誰もいない……。・゚・(ノД`)・゚・。
386名無しさん@ピンキー:02/07/07 18:24 ID:SZeBhsFG
イルヨ…ナクナ…。

ルシアのおあいてはジョウイだと推理してみる。
38711:02/07/07 20:02 ID:iq9tS0LH
ヒトガイタ……ウレスィ。

うーむむむ…ジョウイとルシア……想像しづらいな。

「ハイランドの王よ、私に子種を授けてはくれまいか?」とか。
388名無しさん@ピンキー:02/07/07 23:10 ID:2B3Pyw30
ロックアックス城で主人公とナナミが一緒のベッドで寝ているシーンで、
色々と妄想してしまったのは、オレだけ?
主人公の家でも、ナナミと主人公は同じ部屋みたいだったし・・・。
389名無しさん@ピンキー:02/07/08 01:20 ID:BqKjlff/
ここにはシエラ萌えはいないのかな?
390名無しさん@ピンキー:02/07/08 02:11 ID:qKXOZftC
シエラもいいがソニアもナー、と呟いてみるテスト
ソニアと坊はヤヴァイ系になるんだろうか。
391名無しさん@ピンキー:02/07/08 16:09 ID:hPyocYHX
保守
392名無しさん@ピンキー:02/07/08 23:53 ID:jpYb5NG3
>389
絡ませるなら誰だろう?
漏れの脳内ではシエラ様は永遠に処女なんだが。

ソニアも(・∀・)イイ!!
と言うか1ですげー美人なのってソニアぐらいしか覚えてないや
393名無しさん@ピンキー:02/07/09 01:05 ID:1ClvOdFj
永遠の処女というか、やってもそのつど月の紋章の力で処女再生というのはどうか。
シエラはロリと熟女の魅力を兼ね備えてる。実にイイ。

ソニアも確かにイイが、
他に1ですげー美人といえばジーンくらいかな?
394名無しさん@ピンキー:02/07/09 01:13 ID:kFmdGZNU
ジーンは相手をひたすら攻めそうだ。
それこそ相手の精魂を果てさせそうな勢いで。
395名無しさん@ピンキー:02/07/09 01:32 ID:kVDVh8U+
フリード×ヨシノ新婚初夜キボンヌ
396名無しさん@ピンキー:02/07/09 22:05 ID:r6do6CDh
家庭用ゲーム板に貼られてしまったから
人が多くなった・・・かな?
このまま人知れず妄想するのもまた良かったが(w
39711:02/07/09 22:36 ID:6sHX0qgJ
そうなのか……こりゃあんまり下手なの書けないな……。
398名無しさん@ピンキー:02/07/09 23:08 ID:kFmdGZNU
>>11
無理せんで下さいな。
399名無しさん@ピンキー:02/07/09 23:11 ID:1H3IX7k3
あまり気にすることないですよ
400名無しさん@ピンキー:02/07/09 23:17 ID:5UO0SRtC
昨日カーンxロウエンのエチィ見たよ。
401名無しさん@ピンキー:02/07/10 01:33 ID:Qhihovsa
>>400
めずらしい取り合わせですな。
どこで見たか教えてください
402名無しさん@ピンキー:02/07/10 07:06 ID:jYI4S3sj
…一瞬(オリバー)カーン×ロナウドと読んでしまいまひた(鬱
403名無しさん@ピンキー:02/07/10 22:40 ID:36bRSTfl
あー、3を買っちゃったよ・・・
404名無しさん@ピンキー:02/07/11 00:10 ID:/AnqQVBV
終了
405400:02/07/11 00:32 ID:ooPszgRN
ttp://www.grn.mmtr.or.jp/~tetu002/siekah/hatuden1.html

ここでつ おかずにしました。
406名無しさん@ピンキー:02/07/11 01:39 ID:ygk5/7lP
ありがとう。みてみます。
407sage:02/07/11 11:18 ID:1FvKDgnm
 しかし実際のところここ読んでる人達ってどういう層なのかな?
17さんは女性との事だけれど。
 がっつりエロいのがいいのか、エロのあるシリアスがいいのか…。
 自分幻水のとある男女カプやってるんだが、考えるうちにエロが不可欠に
思えてきた。でもごくわずかなお仲間さん達の間では、そのカプは
プラトニックがイイ!みたいな空気があって憚ってる。
 皆さん幻水で男女エロならどの程度のエロさ加減を求めまつ?
408407:02/07/11 11:19 ID:1FvKDgnm
下げ間違えた
打つ出汁脳
409名無しさん@ピンキー:02/07/11 12:51 ID:4T5ri/Wa
エロさ加減はそのキャラクターによってきまるのでは。
たとえばジーンやリィナなどなら極ハードが望ましい。
個人的見解ですが。
410名無しさん@ピンキー:02/07/11 15:00 ID:i4htzJql
490に同意。
あと個人的にはエロさ加減云々より、絡み合うキャラの性格を生かしたものが(・∀・)イイ!!
アニタとかオウランは年下相手だとリードしそうだし(自分<相手)、
年上とか上手な相手だと自分の快楽を追い求めそうだし(相手<自分)。
サスケはどんな相手にでもしどろもどろしてそうだし。
↑は一つの例えとしてだけど。
411410:02/07/11 15:33 ID:i4htzJql
一つの例え→個人的見解
スマソ
412400:02/07/11 20:53 ID:+8Vw85yx
カミューがらみはエロ希望
413名無しさん@ピンキー:02/07/11 21:16 ID:ge9cxr7+
「フィッチャー」でおながいします。
414名無しさん@ピンキー:02/07/11 23:25 ID:b+pwNfJF
>407
すごい絞られるんだけど(w
エロかったら何でもイイ…
415名無しさん@ピンキー:02/07/11 23:55 ID:22QcZsza
主人公と旅芸人3人組が初めてであったとき、リィナが見張りの兵士にやったことの再現希望
416名無しさん@ピンキー:02/07/12 00:06 ID:L56CT6LJ
>絡み合うキャラの性格を生かしたものが(・∀・)イイ!!

そういう意味ではこのスレでうぷしてくれている職人さん達は
キャラを生かしてくれていて(・∀・)イイ!!
2主×オウランはマジ萌えたよ……。
417名無しさん@ピンキー:02/07/12 02:17 ID:1Qc7t3G8
オウラン好きにはたまらなかったよ
418名無しさん@ピンキー:02/07/12 13:07 ID:SAh5ZeIA
一度でいい…2主×メグキボソヌ!!
419名無しさん@ピンキー:02/07/12 13:08 ID:SAh5ZeIA
ageちった…首吊って(以下略)
420名無しさん@ピンキー:02/07/12 17:36 ID:+hFu2ma4
テンプルトン×エミリアの犯罪カップルキボンヌ
それかマイク×バレリア
421名無しさん@ピンキー:02/07/12 18:44 ID:R/wXbVwc
一度でいいからビクトール×バレリアを見てみたいでつ!
422名無しさん@ピンキー:02/07/12 18:49 ID:iOH8ZtTU
あ、マイク×バレリア面白そう。
423名無しさん@ピンキー:02/07/12 19:11 ID:QYz9mi8O
シエラ×クラウス(もしくはカーン)がイイ
424名無しさん@ピンキー:02/07/12 19:23 ID:oUngSD0H
バレリア姐さんが絡んでいるなら相手はルカでもいいっ
425名無しさん@ピンキー:02/07/12 20:01 ID:ISc1SD5u
キチーク物か?
426名無しさん@ピンキー:02/07/12 20:04 ID:Cmjkcv6y
鬼畜で純愛物
427名無しさん@ピンキー:02/07/12 20:53 ID:L56CT6LJ
こんな時間なのにスレの進みが速いな……夏休みか?
428名無しさん@ピンキー:02/07/12 20:57 ID:/kK9hojs
家ゲースレにリンクされて住人増えたからでは。
429名無しさん@ピンキー:02/07/12 21:59 ID:2RHrWvYR
エミリアもいいなやさしく教えてくれそうだ
430名無しさん@ピンキー:02/07/12 22:10 ID:nvjyQb3W
>429
420です。
健全サイトにあるんですよ。テン×エミの奴が。
でも、そこのは実はリードしているのがテンプルトンの方なんです。
エミリアは寧ろ翻弄されていて非常に可愛い女性になっています。
431名無しさん@ピンキー:02/07/12 22:27 ID:L56CT6LJ
そうか。家ゲー板からの人か。
まぁスレが賑わうのは嬉しい事だ。
ほんの数日前は廃墟だったからなぁ……。
432名無しさん@ピンキー:02/07/12 23:15 ID:nOdzGJ5V
どこかにエロ絵ないかなあ
433名無しさん@ピンキー:02/07/12 23:44 ID:bYK0CPGf
坊カスはときどきエロSSみかけるね
434名無しさん@ピンキー:02/07/13 16:23 ID:eZ9RKowq
>>430
それ見てみたいな
435神々の筆跡:02/07/13 16:34 ID:yPTJAd9h
>>17-24  シーナ×アップル(和姦)   >>32-41  オウラン×2主(和姦)

>>50-60  ニナ×フリック(強姦)    >>81-89  ギジム×ロウエン(和姦?)

>>102-111 ジョウイ×ナナミ(和姦)   >>114-120 シュウ×ナナミ(陵辱)

>>126-141 リィナ・アイリ×2主(和姦) >>173-177 レオナ×フィッチャー(和姦)

>>186-198 シロウ×ヒルダ(陵辱)    >>204-211 シーナ×メグ(お色気)

>>215-226 サスケ×カスミ(和姦)    >>231-246 アニタ×バレリア(トウタ)(和姦)

>>256-266 アンネリー×2主(和姦)   >>271-284 エルザ×クライブ(和姦)

>>296-306 エルザ×クライブ(強姦)   >>308-319 ジョウイ×ジル(和姦)

>>361-374 同盟軍兵士×ルシア(陵辱)
436名無しさん@ピンキー:02/07/13 18:30 ID:Ak0Q6WAx
ルカナナSS見た事がある。純愛だった…びびった。
437名無しさん@ピンキー:02/07/13 18:38 ID:Z1AI8jfu
>>430
此処にあります。後いくつかのカップリング物も
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/5905/gensuisstop.html
438名無しさん@ピンキー:02/07/13 18:40 ID:Z1AI8jfu
>>434の間違い
439名無しさん@ピンキー:02/07/13 19:01 ID:f61g8GPN
>>437
ありがとう。見てみます。
440名無しさん@ピンキー:02/07/13 22:43 ID:AIldyb7Y
>>435
お疲れ。
なんなら、今までの小説人気投票でもするか?
一人5票くらいにすれば、結構票が入ると思うし
441名無しさん@ピンキー:02/07/13 22:45 ID:wBzD2isG
面白いかも。
442名無しさん@ピンキー:02/07/13 23:50 ID:Ak0Q6WAx
うーん…でもなんかせっかくの粒ぞろいの小説に優劣つけるのはなんかなぁ…
443名無しさん@ピンキー:02/07/14 00:14 ID:LgbZSv9X
正直優劣つけがたいんだよな。
444名無しさん@ピンキー:02/07/14 00:18 ID:BbJTSQA+
俺も面白いと思う。
>442の言う事も解かるが、票が多いと良いって訳でもないし、
理由なども書き添えると職人さんも嬉しいと思うけど(感想になるからね)。
優劣ではなく、「あなたのお気に入りはどれ?」ってノリでやってみたいなぁ。
このスレの住人の好きなジャンルも知りたいし。
445悪いけど仕切らせてもらう:02/07/14 02:17 ID:Aw6a2Jbe
じゃあ、開催の方向で。

期間は一週間。(21日0:00締め切り)
投票は一人、一日一票。
つまり、毎日来れば、最大7票まで入れれます。
同日の同じIDは無効票。
投票は例のごとく<<○○>>形式。
<<>>内はカップリング名でも、レス番号でもアリ。

どうでしょうか?
446名無しさん@ピンキー:02/07/14 12:43 ID:Z6lmNJ5M
書いてくれた人はイヤなんじゃないかなー
447名無しさん@ピンキー:02/07/14 14:05 ID:fqxkxx2G
ルックとビッキーってダメッスかね??フッチとビッキーもイイ
448名無しさん@ピンキー:02/07/14 14:09 ID:fqxkxx2G
↑フッチとミリーの間違い
449名無しさん@ピンキー:02/07/14 15:06 ID:TOD87l18
>>446
きちんと感想書いて投票すれば良いんじゃないの?
職人さんにとっても励み、参考、勉強になると思われ。

いや、折れはSS書いたことないがな
450442:02/07/14 17:13 ID:CtR4BdJt
ふむ。ただ(強制ではなく)出来るだけ投票する以外の作品にも
(あくまで自主的に)感想を書いてホスィなぁ、なんて言ってみるテスト。

 #自分絵描きだけど、同盟サイトのコンテストとか見てて
 #全く反響の無い作品とか見つけるとツライ。
 #実際僅差だし愛感じるし、票はいいけど感想の量に差がつくのは
 #ちょっとな。
451名無しさん@ピンキー:02/07/15 00:04 ID:kXBScEcs
テオ×ソニおながいします。
自分には文章を書く力が無いもので・・・。
最初テオがソニアを強姦するが、最後には和姦という設定で。
クソなお願いですが宜しくたのんます。
452名無しさん@ピンキー:02/07/15 01:04 ID:6zQZ+0Sp
どうも意見が別れているみたいだな。
職人さん達の意見を聞いてみたい。
ちょっと開催は待った方がいいかも知れない。

話は変わるが、最近ageリクが増えてきたな……。
同一人物っぽいけど。もしかして1か?
453名無しさん@ピンキー:02/07/15 01:09 ID:oEo8YFoG
ルック×ナナミ・・・・どぅ?

シニカルなルックに翻弄されつつメロメロなナナミでよろしくしちゃってもイイ?
454名無しさん@ピンキー:02/07/15 02:08 ID:BCIUVUp/
リィナが同盟の男キャラと次々やってく話キボン
455名無しさん@ピンキー:02/07/15 02:43 ID:MniE+fMD
ロンチャンチャン×ワカバが無いよぉー(ノД;)
456名無しさん@ピンキー:02/07/15 04:58 ID:vWveGejZ
初めてこのスレ来たけど、どれもすごく(・∀・)イイ!!

個人的には ぼっちゃん×ナナミ キボン。
457名無しさん@ピンキー:02/07/15 07:03 ID:REfL9Eh+
つーかここ、クレクレ君ばっかりになってるのかな……



俺もだけどな……
458名無しさん@ピンキー:02/07/15 09:17 ID:T8xFSmpU
いや、書こうとすれば書けるんだけど絶対エロ入れなきゃ
ならないのかなって思ってて
459名無しさん@ピンキー:02/07/15 10:24 ID:yzTRmerR
      ,一-、
     / ̄ l |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ■■-っ < んなこたぁーない
    ´∀`/     \__________
   __/|Y/\.
 Ё|__ | /  |
     | У..  |
460名無しさん@ピンキー:02/07/15 12:58 ID:D/LQIM2z
で、結局投票はやるのかやらないのかどっち?
もしなんだったら好きなカップリングの投票でもやったら。
461名無しさん@ピンキー:02/07/15 14:14 ID:k3MwPQoA
リレー小説って言う手もあるね
462名無しさん@ピンキー:02/07/15 16:52 ID:7GAoHEgh
投票は同じ人間がやたら書き込む可能性あり。
リレーは個々の趣味で変によじれたり無理矢理な展開になる可能性有り。
どっちもお勧めでき無い気がする。
職人さんにクレクレ言うだけじゃなく。
職人さんの創作意欲が沸く様にシュチュ等を考えてみたりした方が
良いんじゃないかと思ったり思わなかったり。
463名無しさん@ピンキー:02/07/15 17:53 ID:suRCT87y

現役女子高生グラビアも解禁!美少女、巨乳、アイドル大好きマガジンが熱い!
http://www.graphis.ne.jp/
464名無しさん@ピンキー:02/07/15 23:01 ID:N5wijUQ+
ナッシュ×クリス誰か書いてください!
465名無しさん@ピンキー:02/07/15 23:51 ID:N5wijUQ+
検索かけて改めて思ったんですが
幻水のエロサイトって801ばっかりですね・・・
どこか普通のエロサイトってないのかなぁー
466名無しさん@ピンキー:02/07/16 00:02 ID:/IqHNlYj
ルック×ビッキー
もしくは他×ビッキーキボン
467名無しさん@ピンキー:02/07/16 00:17 ID:zYSksEAN
禁断の花園へ足を踏み入れる勇気のある方はドウゾ・・・。
ttp://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1014728224/l50
801バージョンですが・・・。
468防火す:02/07/16 08:20 ID:dnI+W9I6
ttp://isweb26.infoseek.co.jp/play/timaki/beneficence/tukiyo_index.html
エロサイト!って構えてなくても、時々ある。
469名無しさん@ピンキー:02/07/16 19:49 ID:g+uSg29v
ジーン×マイクとか
あえてジーンが前。
470名無しさん@ピンキー:02/07/17 01:34 ID:HO7637WE
最近このスレ勢いがなくなったな
471名無しさん@ピンキー:02/07/17 01:45 ID:TJE9Nz85
くれくれ君が増えたからだろ…。
472名無しさん@ピンキー:02/07/17 18:34 ID:RWNLWGcN
>>467
漏れはチャリオッツなので、突撃しますた。
473名無しさん@ピンキー:02/07/17 23:36 ID:mkMURSAU
このスレの作品読ませてもらいました。
とりあえず11さん、あんたスゴすぎ。
神なんて言葉じゃ生ぬるい、俺の中で魔人認定。
474名無しさん@ピンキー:02/07/18 00:06 ID:wS/LVkC/
>>473
 禿同。11さんはじめ著者の方々マジありがとう。

 あんまりすごいんで>>435を元にオフでさくさく読めるようHTMLに纏めてみたのだが、改めて神々の凄さを感じた。
475名無しさん@ピンキー:02/07/18 00:33 ID:aVVlbWGC
11さんと言えば、あの一週間祭りは凄まじかったな……。
「今日は誰だろう?」ってドキドキしながら待ってたのが遠い昔のようだ。
476名無しさん@ピンキー:02/07/18 00:41 ID:kZoLG56K
477名無しさん@ピンキー:02/07/18 04:57 ID:Iag3fISh
再開
478名無しさん@ピンキー:02/07/18 20:22 ID:ic3JZrtz
テンガがヒックスの目の前で処女を奪われるSSきぼんぬ
479名無しさん@ピンキー:02/07/19 06:59 ID:tJ02MTil
自分で書いて>>478
480名無しさん@ピンキー:02/07/19 11:56 ID:4aOQjvsh
あっあ・・・ダメ・・・ボ、ボク・・・おかしくなっちゃう!!
いやぁ・・・そこ・・らめぇ・・・・・ひ・・・くすぅ・・・・!!!
―――!!!な、なにするの・・・・あ!!な、なにかボクの中に入ってくるよぉ・・・!!!!
あっ・・・あっ・・・!あっ・・・!!あっ・・・!!!!!
ひっ・・くす・・・そんな・・・・ふ、深い・・・あふぅ!!!あ・・・っ・・あっ・・・・
くぅ・・・う・・うう・・・・・ど、どこかにとんじゃう・・・とんじゃぅぅぅぅう!!!!!!!!!!
481名無しさん@ピンキー:02/07/19 12:34 ID:xke/81/M
>>480
(・∀・)イッテヨシ!!
482名無しさん@ピンキー:02/07/19 13:48 ID:jGEIstAW
 やっぱ今は時期が時期だから神降臨は難しいか…本当は自分も2ちゃんなんか見てる場合じゃないのだろうが ガタガタ
483名無しさん@ピンキー:02/07/19 16:44 ID:PnKOHj3k
>>480
http://www4.xdsl.ne.jp/~ashurah/flash/dorasaito/ite.swf
コレ見てみ・・・。
48411:02/07/19 21:18 ID:GOpuBcWu
>482
それはコミケが近いからか、3を進めるのに忙しいのか。
たぶん前者だと思うけどね・・・。
漏れで良ければ何か書きましょうか?

485名無しさん@ピンキー:02/07/19 21:36 ID:8DdDY1DT
11さんだ!
11さんだ!ばんざーい!
何か書いていただけるのならすごく嬉しい。゜°・(つД`)・°°
486名無しさん@ピンキー:02/07/19 21:59 ID:HVltj1PG
おお!!11さんだー!お時間ありましたら是非お願いします!
487名無しさん@ピンキー:02/07/19 22:42 ID:hANiFPC/
おお、11さん再び
488名無しさん@ピンキー:02/07/19 22:55 ID:4aOQjvsh
>>484
テンガアールがヒックスの目の前で処女を奪われるSSきぼんぬ
489名無しさん@ピンキー:02/07/19 22:59 ID:pLGNrptU
49011:02/07/19 23:06 ID:GOpuBcWu
>488
ネタじゃないならスマソ・・・そんなヒドイの書けないよ(Tд⊂)
いつものように姐さんキャラワカーンでいいなら。
491名無しさん@ピンキー:02/07/19 23:19 ID:4aOQjvsh
失礼つかまつった!!!
姐さんキャラワカーン期待してまする
492名無しさん@ピンキー:02/07/20 01:51 ID:r2njmN37
>>490
>>451の設定でお願いします。
493名無しさん@ピンキー:02/07/20 01:54 ID:OnTecta7
  ________________
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   ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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494名無しさん@ピンキー:02/07/20 02:02 ID:iqRmFuSj
姐さんキャラマンセー
たまに正統派エロがあっても、ロリばかりなので
11さんには期待してます
495名無しさん@ピンキー:02/07/20 10:23 ID:K/T57S2C
496名無しさん@ピンキー:02/07/20 12:32 ID:vHDLOMLl
>495 おお、いいこと言うなー。その通りだ。
497名無し素人SS書き:02/07/20 18:50 ID:36IRIc9c
解放軍本拠地の監獄の中で、ソニア・シューレンは一人鎖に繋がれていた。
数日前、彼女は解放軍の精鋭の前に倒れた。
負けられなかった。
彼女は、愛するテオを殺したその実の息子達を許せなかった。
その気持ちは今でも変わらなかった。

彼女は戦争という時世の中で女である自分が負けるということが、
どういうことを意味するのかを、解っていた。そして覚悟もしていた。
実際。
今まで帝国軍に逆らった者がいなかったわけでもなく、
また、その者達の末路を見てきたから解っているのであり、
まさか自分がこのような事態に置かれるとは、思いもよらなかったのだが。
体が震える。
自分も彼女達と同じように弄ばれるのかと思うと。
それは、例え彼女でなくても誰もが感じる事だろう。
それだけの事が起こりえる事が正に戦争なのであり、
ソニアはそれだけの標的になりえる理由があったからだ。
498名無し素人SS書き:02/07/20 18:51 ID:36IRIc9c
ザッ、ザッ、ザッ、
誰かが来る。
それを感じ取った彼女はいっそう体を硬くした。
「ふふふ。気分はどうですか?ソニア将軍。」
声の主はサンチェスだった。
彼はシャサラザード攻略時にマッシュを刺し、帝国軍のスパイとして一部には知られていた。
しかし、今そのことを知らせるのは解放軍の士気にかかわるとされ、
ほぼ、以前とかわらずこうして本拠地内を歩き回る事ができている。
「お前は、サンチェス!どうしてここに。」
かつて、帝国軍内で見かけた顔が、こうして解放軍本拠地内で平然と現れたことに対して、
ソニアは驚きを隠せなかった。
「私は、今は解放軍のメンバーの一人です。あまり驚かないでもらいたいですね。」
そんなソニアの驚きを楽しむかのように、サンチェスは言葉を返した。
「何故だ。お前も裏切ったと言うのか、サンチェス!」
「裏切ったとは、また酷い言いがかりですね。
 私は、これでも帝国軍のスパイです。まぁ、それを知っているのはごく僅かですがね。
 そこで、ソニア将軍。一つ取引と行きませんか?」
「取引だと?」
499名無し素人SS書き:02/07/20 18:52 ID:36IRIc9c
訝しげにサンチェスをにらむソニア。
「ええ、取引です。貴方をここから開放してあげます。
 そのかわり、私の言う事を一つ聞いてもらいます。」
なんとも曖昧な条件。
そして、確実性のないサンチェスの提案。
「そんな事をお前ができるという理由が何処にある。
 そもそも、今の私にできることなど限られているぞ。」
「しかし、このままでは帝国軍は負けてしまいます。
 それは貴方も望むところではないでしょう?」
ソニアの心を見透かしたようなサンチェスの答え。
そして、サンチェスは言葉を続けた。
「たしかに確実とはいかないでしょう。しかし、僅かな可能性でも掛けてみなければならないときですよ。」
それに続いて延々と言葉を並べるサンチェス。
次第にソニアもその話術に嵌っていく。

・・・

「わかった、お前に掛けてみよう。」
遂にソニアは覚悟を決めた。
やはり、テオを殺した者達への怒りは残っており、
何より自分は皇帝に仕える将軍なのだ。というプライドがソニアにはあった。
サンチェスはそこを的確に突き、自分の思惑通りにソニアをやり込めたのであった。
例えソニアをやり込めることはできなくても、既に彼の考えは決まっていたのだが。
500名無し素人SS書き:02/07/20 18:53 ID:36IRIc9c
「それでは、ソニア将軍。先ほど言ったように私の願いも聞いてもらいましょう。」
ガチャ
唐突にサンチェスが牢の鍵を開け入ってきた。
「あ、ああ。それでお前は何を願うのだ。今の私にできることなど、何もないぞ。」
牢が開いたことで、先ほどよりは安心したような声でソニアは答える。
だが、サンチェスが出した答えは、ソニアのその心境を破壊するものだった。
「私が望むものは、あなた自身ですよ。ソニア。」
表情を先ほどとはうって変わってサンチェスがソニアに言い放つ。
一方のソニアは言われた言葉が今ひとつ飲み込めない。
「な、何を言ってるんだ。サンチェス。」
ソニアは片足を鎖に繋がれ、両手は後ろに回されこちらも枷をはめられている。
そんな状態では、いかにソニアといえどもただの女でしかなかった。
「ふふふ。帝国にいた頃から、私はあなたに目をつけていたのですよ。
 しかし、あなたはテオに傾いた。まぁ、彼程の地位や名誉を持った人間に取り入れば、
 あなた自身の出世も楽だったでしょうし、彼も若くて美人なあなたを袖には出来なくても仕方有りません。」
皮肉交じりの言葉を吐きながら、サンチェスはソニアににじり寄る。
「違う!テオ様はそんな人ではない。取り消せ、サンチェス!」
自分だけならまだしも、テオまでも侮辱するような言葉をぶつけられソニアが叫ぶ。
「黙れ!」
バシッ!!
「アウッ!」
ソニアの反論に対して、サンチェスは溜まったものをぶつけるようにソニアの頬を叩いた。
「あなたは今の自分の状況をよく考えた方がいいですよ。
 大人しくしていれば、この場だけで終るんですから。
 他の人が気づいて来たらどうなるでしょうね?皆さん気が立っていらっしゃるから…」
「わ、わかった。好きにしろ…」
サンチェスのそれが彼の仕掛けたブラフであっても、それを知ることはソニアには叶わなかった。
501名無し素人SS書き:02/07/20 18:54 ID:36IRIc9c
「初めから、そうしていれば良いのですよ。私もあなたの美しい顔を腫らすのは忍びない。」
いかにも白々しくサンチェスは答えると、ソニアの後ろに回り彼女の胸を弄った。
「ほう、以外にもありますね。どうやら着やせする方のようですね。」
「や、やめろ…」
自分の胸に走ったおぞましい感覚に拒絶を示すソニア。
しかし、その反応がサンチェスの嗜虐心をより刺激することになった。
「この程度でそんな事を言わないで下さい。まだほんの序の口ですよ。」
ビリ、ビリィィィー!
そういうと、何処からか取り出したナイフでサンチェスはソニアの上着を切り始めたではないか。
あっという間に、彼女の形の良い胸が曝け出された。
「思った通り、良い形をしてますね。それにテオに弄ばれたにしては色も良いですね。」
自分のあられもない姿を見られ、ソニアの顔が羞恥心に染まる。
それに彼女はテオを慕っていたが、彼とはそんな関係を一度だって持った事が無かったのだ。
「サンチェス。貴様、覚えていろ…」
「それこそ、顔を赤くして胸を出したあなたに言われても、何の威圧感もありませんがね。」
それだけ言うと、サンチェスはソニアの後ろから直に彼女の胸を攻撃し始めた。
ソニアは最初のうちこそ、その刺激に対して何の反応も出さないようにしていたが、すぐに限界が訪れた。
「アァ、や、止めろ…クゥ!」
「感じておられるのですか?帝国の将軍ともあろうあなたが。ふふふ、はしたない。」
502名無し素人SS書き:02/07/20 18:54 ID:36IRIc9c
ソニアの顔が更に赤く染まる。
彼女自身、自分の体がどうなってしまったのかと思うくらい、彼女の体はサンチェスの愛撫に感じてしまっていた。
「さて、あなたばかりよくなっても、私の希望は叶わないのでね。」
そういうと、おもむろにサンチェスは自分の服を脱ぎ始めた。
ソニアは自分の受けた屈辱に打ちひしがれたかのように、動けないでいた。
「さぁ、コレを加えてもらおうか。歯は立てるなよ。そのときは、あなたの命は保証できませんね」
笑いながら、ソニアのクビにナイフを突きつけるサンチェス。
「ヒィ!い、いやだ。や、ング!」
おそらく止めろと言いたかったのだろう。
しかし、その言葉をいい終わらせる前にサンチェスのペニスが口の中に突き立てられた。
ジュプジュプジュプ…
「暖かいですよ。あなたの口の中は。」
そういってサンチェスはソニアのことなど構わずに腰を突き出す。
ソニアは突然の事で息苦しさや色々な苦痛を感じていたが、クビにあるナイフの存在でどうする事もできなかった。
暫らくすると、サンチェスはソニアの口から腰を離した。
そして、えづいている彼女に言った。
「さて、ここで私を満足させる事ができたら、それで終わりにしてあげましょう。
 でも、できなかったら更に私の好きにさせてもらいますよ。」
普段のサンチェスからは想像も出来ない声、表情にソニアは少なくとも恐怖していた。
503名無し素人SS書き:02/07/20 18:55 ID:36IRIc9c
しかし、今の彼女には手が使えない。
従って、先ほどと同じように彼のモノを咥えなければならない。さもなくば…
「さぁ、どうします?あなたが何もおっしゃらないのなら、私の好きなようにさせてもらいますが?」
その質問でいよいよ、ソニアは追い詰められていった。
そして、僅かに残ったプライドが羞恥心を更に増大させた。
「わ、私の口で満足させますから…」
今にも消え入りそうな声。彼女の目から涙が流れた。
「満足させるとは?どうしたいのですか?」
さらに追い詰めるサンチェス。
「あ、あなたのペニスを、く、咥えさせてください…それで、満足させますから!」
ソニアは最後は泣きじゃくりながら訴えた。
「わははは。帝国軍の将軍ともあろう方が、男のペニスを自ら咥えさせて欲しいとは!
 やはりあなたは、その体で地位を手に入れた淫乱だったのですね。これは呆れましたよ。」
声高に、そしてソニアの羞恥心を更に煽るように。
「私も、そこまで"お願い"されては仕方ありません。
 なんと言っても帝国軍水軍頭領のソニア将軍きっての"お願い"ですからね。」
そう言って、ソニアの前に立つ。
その姿は『さぁ、咥えろ』と言わんばかりである。
ソニアはそれに対し、恐々とその愛らしい唇を近づける。
504名無し素人SS書き:02/07/20 18:56 ID:36IRIc9c
チュプ。
そして、それを自ら咥えた。
しかしそこからすぐに口を離してしまったり、少し咥えたり。
その表情はそそる物があるものの、それでは快感に乏しかった。
彼女が感じているストレスや、持っている知識から、そんなことを考える事は無理に等しい事だが。
「咥えるだけでは、とてもじゃないですが終りませんよ。舌とか使ってみたらどうですか。」
その言葉に、対して従順にソニアは従った。
その姿は普段の彼女から、全く想像しえないモノでそれだけでも充分そそられる物だった。
しかし、彼女のフェラチオは一向にサンチェスを満足させられず、時間ばかりが経っていた。
「ふぅ、ダメですね。あなたが誠心誠意やってくれれば、ここまでしなくても良かったのですが。」
そういうと、サンチェスは自ら腰を引いた。
「仕方ありませんね。あなたが悪いんですよ。ソニア将軍。」
そういうと、サンチェスはナイフを構えた。
「あ、あ、止めろ、止めてぇ…」
その姿を見て、哀願するソニア。
「ダメです。もうチャンスは無くなってしまったのですよ。」
サンチェスはそう言うと、素早くソニアを押し倒し、彼女の服を切り裂いていった。
既に曝け出された胸に続き、すぐに下着に包まれた下半身が現れ、衣服はその機能を無くした。
その目にまぶしい白くハリのある体は見事だった。
そして、サンチェスはソニアのその胸に舌を這わせた。
505名無し素人SS書き:02/07/20 18:57 ID:36IRIc9c
「止めてぇ、止めてぇ…」
ソニアは、そのおぞましさに泣く事しか出来ない。
しかし、彼女の体は確実にその刺激を快感として受け取っていった。
「ふふふ。止めてと言う割には乳首を立てて。本当に淫乱ですねぇ、あなたの身体は。」
サンチェスがその彼女のたった乳首を甘噛みすると、
「アアァッ!」
ソニアの身体から初めて嬌声が生まれたのだった。
その声を聞いて、信じられないという表情を浮かべるソニア。
「ふふふふ、やはり感じているのですね。嘘は良くありませんよ。
 あなたは、こんな風に迫られても感じてしまう淫乱な女性なんですよ。」
舌を出して答えるサンチェスの言葉にソニアは涙した。
そして、確実に彼女のプライドを破壊していった。
「もうこちらも、すごいことになっているようですし。」
そういいながら、サンチェスは下着越しにソニアの秘裂をこする。
そこはもう、先ほどの愛撫を受けてかシミを作り出していた。
506名無し素人SS書き:02/07/20 18:58 ID:36IRIc9c
「アアゥ!ヤ、ヤメ、アアッッ!!」
それだけで快感を感じてしまうソニア。
そして、身体から力が抜けていく事を感じたサンチェスがその下着さえも取ろうとする。
「やめて、それだけは。やめてぇ!」
しかし、彼女の身体は思うように動かない。
簡単に腰は浮かされショーツは脱がされようとしていた。
「今更何を言っているんですか。ここまで来て、やめてといわれて止める人間などいませんよ。」
「ほう、それじゃお前の命もここまでだな。」
ドゴォ!
そう声がした瞬間、サンチェスの身体が吹っ飛んだ。
「テメェ。あの坊主にお情けで生かされてるってことを忘れたんなら、今すぐ殺してやるぞ。」
そこには、ビクトールが仁王立ちしていた。
507名無し素人SS書き:02/07/20 19:01 ID:36IRIc9c
すいません。
鬼畜になりきれんかったです。
もう、途中であんなのにソニアがやられるのはちょっとなぁ。ってなってしまい。
しかも全然エロじゃないし。
出直してきます。ってーか、プレステのコントローラでクビつって逝ってきます。
508トマース×セシル:02/07/20 20:15 ID:JH0C48Hj
深夜。
海辺にある人気のないレストラン。
白い椅子に座ってテーブルにヘバッている一人の男の姿が見える。
彼の名はトーマス。ここビュッデヒュッケ城の城主である。

・・・件の戦争から2年。
ゼクセンとグラスランドの交易を一手に引き受けることになったビュッデヒュッケ城は
双方の商人が活動する唯一の地、という事もあり急速に発展していった。
しかしその発展に比例して城主トーマスのこなすべき雑務も迅速なる発展をする事とあいなった。

そんな訳で彼はヘバッている。目の下に真っ黒なクマまでこしらえてご立派な面相だ。
今は激務の合間のつかの間の休憩で命を繋いでいる最中らしい。
509トマース×セシル:02/07/20 20:16 ID:JH0C48Hj
と、そんな時。
交易屋の向こうから「ガチャリ、ガチャリ」と何だか剣呑な金属音が響き渡った。
辺りを見渡すトーマスの目に、小柄な人影が映る。
頭上で揺れる赤い羽根飾りを見るに、どうやらそれはセシルの様だ。
初めは「こんな時間まで警備かぁ。感心だなぁ。」とか思って眺めていた
トーマスであったが、彼女の足取りが何やらおぼつかないのに気づく。
声を掛けるべきかと迷

どがらばちゃーーーーーん!!!!

盛大な水しぶきと共に鉄塊は海に落下した。
トーマスは転げ落ちるように海岸に駆け寄ると、躊躇せず飛び込む。
鉄塊を助けるために。
510トマース×セシル:02/07/20 20:17 ID:JH0C48Hj
星と月に照らされ2メートルほど下に見える海底にて、豪快な土煙を上げながら
鉄塊がもがいている。どう考えても鉄塊は水より比重が重いので、浮き上がらない様だ。
このままでは鉄塊は窒息死してしまうだろう。早く助けなければ、とトーマスは思う。
と同時にどうやってあの鉄塊を救助すればいいのか??とも思う。
いくら泳ぎの得意なトーマスとは言え、あの鉄塊を持ち上げて泳ぐことは無理そうだ。
海中で鉄塊のプレートメイルを脱がすのも不可能だろう。
考える、考える、考える・・・

思いつく。
トーマスは右手をかざし、そこに封じられた風の紋章の力を解放する。
使用した魔法はレベル3の「きりさき」。
回転する空気の渦が壁となり、一時的に海中に空気の層が形成された。

・・・我らがトーマスはなんとか鉄塊を地上に戻すことに成功した。
「きりさき」を通り抜けたときにHPが4分の1になったのは内緒だ。
鉄塊のパンツを見たことも内緒だ。ちなみに白かった。
511トマース×セシル:02/07/20 20:19 ID:JH0C48Hj
しばらく二人仲良く地面にぶっ倒れて喘いでいたが、やがて始めたセシルの弁解は何とした事か。
「ハァハァ・・・あのですね!きちんとベッドで寝た筈なんですけど!寝ぼけちゃったみたいで
・・・はくしょん!」
「そ・・・そう。濡れたままでいると風邪引いちゃうから、お風呂にでも入ってきた方が良いよ。」
「そうですね!!いってきまーす!!」
先ほどまで生と死の狭間にいたとは思えないほど快活な返事をして、去ってゆくセシル。
その後ろ姿を見ながらトーマスは考える。
「人間って鎧付けたまま寝ぼけて歩きまわれるものなんだろうか・・・」
しかし彼は立派な天魁星、そんなことを口に出したりはしない。

1時間後。トーマスは部屋に戻り事務作業を再開していた。
のだが、廊下から時たま聞こえる謎の金属音が気になって集中できない。
怪音の正体を確かめにドアに向かう。古ぼけたドアが軋みながら開く。
廊下に立っていたのはほかほかの鉄塊、もといセシル。
「・・・とりあえず、そんなとこにいるのもなんだし、中に入ろう。」
「はい!!わかりました!!」元気なお返事。
512トマース×セシル:02/07/20 20:20 ID:JH0C48Hj
トーマスは部屋に一つしかない椅子を彼女に勧め、自分はベッドに腰掛ける。
セシルはその椅子には腰掛けず、
「ありがとうございました!トーマス様!トーマス様がいなかったら私、死んじゃったかも
知れません!!」ぺこり。
「え、ああ、うん。いいよ。僕がセシルを助けるのは当然だよ。君には
だいぶ世話になっているしね。」
その返事を聞いたセシルの表情が少し曇った。

彼女の表情の変化には気づいてか気づかずか。クスクスと笑いながらトーマスが言う。
「前にもこんな事あったよね。覚えてる?」
「勿論です!トーマス様がこの城をでてくって聞いて、どうしたら良いんだろう、って
すっごぉく悩んだんですから!!」
「うん、君たちのおかげで僕は今ここにいることが出来るんだ。凄く感謝してるよ。
ありがとう、セシル。」
「そう言えば・・・」ぽつりとセシルが呟く。
「うん?」
「こうやってトーマス様と二人でいるのも久しぶりですよね。ブラス城に親書を
届けに行って以来です・・・」
「そう言えばそうだっけ。あの時はセシルが凄く頼もしく見えた。僕なんか
何だかもさもさした奴にはたかれてすぐ気絶しちゃったっけ。」
513トマース×セシル:02/07/20 20:22 ID:JH0C48Hj
「そうかぁ。もうあれから2年になるのか。」
トーマスは目を閉じた。2年前の動乱の時代の事を思い返す。
ビュッデヒュッケ城に初めてやってきた時の事、ここを守るための戦い、
真の紋章の力が引き起こした悲劇、この地に集った仲間、
そして去っていった仲・・・

がちゃん。

間近での金属音にトーマスは驚いて目を開ける。
いつの間にやら、目の前にセシルが立っている。
大きなブルーの瞳に貯まった涙はもういっぱいいっぱいだ。

ぐわっしゃーーーん!!

盛大な音を立ててベッドに押し倒されるトーマス。
「ちょ・・・あ・・・え・・・?」突然の事に声も出ない。
514トマース×セシル:02/07/20 20:23 ID:JH0C48Hj
トーマスの胸の上でセシルは叫ぶ。
「お忙しいのは分かってるつもりです!!!!」
「トーマス様がここのみんなにとってとっても大事な人だってのも分かってます!!!」
「・・・でも、でも、でも!!今だけは、今夜だけは私の・・・トーマス様でいて・・・
くれませんか・・・おねがい、おねがいじまず・・・・!!」
トーマスの顔に熱い液体が落ちる。
「ぐすっ・・・とーまずざま、まえは、わだぢのぞうだんにのっでくれたり、
せいもんとおるとぎにはかならずはなしかげたりしでくださいまじたよね・・・。
でも、このごろはちっとも・・・えぐっ・・・わだじ、わずれられ・・・わずれられぢゃったんだと
おもっで・・・」

自分の上で、しゃくり声をあげている少女を呆然と見上げるトーマス。
しかし、その瞳にはいつしか決意の光。
勇気を出せ。気合いを入れろ。お前は男だろ。愛だ、努力だ、根性だ。
目の前で泣く女の子をこの期に及んで放っておくつもりか?
515トマース×セシル:02/07/20 20:24 ID:JH0C48Hj
「ごめんね、セシル。」彼女の頬を両手で挟み、
「僕は、君を忘れたりしないよ。」泣き顔を正面に向けてやる。
「死んだって、忘れてやるもんか。」言ってやった。

セシルは15秒ほど固まった後、体当たり攻撃を敢行。
「とぉぉぉまずさまぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ごつっ
「・・・・・・・!」
体当たりはトーマスの鳩尾にクリティカル。
がんばれトーマス、君のHPは残り14だ。

トーマス選択
1,「よ・・・鎧は危ないので脱がせよう・・・」(推奨)
2,「僕も漢だ。そんなことをしたりはしない。」
3,「何だこの駄文は!出ていけゴルァ!!」
516トマース×セシル:02/07/20 20:27 ID:JH0C48Hj
初めて書いてみたもんで、へっぽこ文章だと思います。
お見苦しい物をお見せしてスイマセンです。

でもぉぉぉ、セシルたんへの愛はぁぁぁぁ誰にもぉぉぉ、
負けたりしないだよ!!
517名無しさん@ピンキー:02/07/20 23:20 ID:utsRWGsR
>>名無し素人SS書き&トーマス&セシル書き

おまいらマンセー!
なんで漏れの好きなキャラのSSが連続して投稿されてますか。
トーマスSSの続きは2希望(w
518名無しさん@ピンキー:02/07/21 00:39 ID:KaNuwKQT
>517
それでHP0になったらそういうのも腹上死っていうんだろうか。
519名無しさん@ピンキー:02/07/21 01:03 ID:9ioN9VCL
>>515
選択肢は3,
520名無しさん@ピンキー:02/07/21 01:43 ID:89yoRwqL
トーマス&セシルほのぼのしてよかったっす!
読んでて幸せになれる文章。
ぜんぜんへっぽこ文章じゃないですよ。
たまにはこういうのもいいですねー。また書いてください!
521.:02/07/21 02:27 ID:OaQ6mGwT
⇒1,「よ・・・鎧は危ないので脱がせよう・・・」(推奨)
  2,「僕も漢だ。そんなことをしたりはしない。」
  3,「何だこの駄文は!出ていけゴルァ!!」
522名無しさん@ピンキー:02/07/21 15:18 ID:iNQNXxhj
2!
下はスカートだからそのままやれ。
つか、続きを激しく期待!
523名無しさん@ピンキー:02/07/21 15:19 ID:iNQNXxhj
???
意味ワカラン。

1!
でも下はスカートだからそのままやれそう。

ちゅーつもりが…
524508:02/07/21 15:38 ID:hQotFker
>516->523の皆様
ご感想有り難うございます。
私の技量では鎧を付けたままH、は多分描写とかダメダメになってしまいそうなので、
脱がしちゃいますだ。2を選んだ方スマソ

・・・でも18禁シーンなんて書くの初めてなので結構時間かかっちゃうと思いますが
よろしくです。
525名無しさん@ピンキー:02/07/21 18:07 ID:/a9aP8YY
ペシュメルガ×ビッキーの意味不明話キボンヌ
526名無しさん@ピンキー:02/07/21 18:09 ID:iNQNXxhj
>>525
ホントに意味不明だな(w
んー……あー……二人が絡むキッカケすら思いつかないんだが。
527.:02/07/21 18:21 ID:cNbjCSi2
>>525
さすがにそれはあぼーん………。
528名無しさん@ピンキー:02/07/21 19:20 ID:WLLL31bm
タキ(72)×テンコウ(67)で高齢カップル話キボーン
できればちょっと泣ける話がいいな・・・
529名無しさん@ピンキー:02/07/21 19:22 ID:WLLL31bm
メイザース(87)は偉そうだからNG。
530名無しさん@ピンキー:02/07/22 00:21 ID:C8XuAxcn
age

531名無し素人SS書き:02/07/22 01:23 ID:QaHEgFuB
昨日の後半部を書き直して、鬼畜で突き進んだ話を書いてみました。
全くと言って良いほど、愛が無い陵辱モノになってしまったのですが。
それでも読みたいですか?
532名無しさん@ピンキー:02/07/22 01:35 ID:ZyCsZ2fp
うい。
533ソニア陵辱 名無し素人SS書き:02/07/22 01:46 ID:QaHEgFuB
「ふふふふ、やはり感じているのですね。嘘は良くありませんよ。
 あなたは、こんな風に迫られても感じてしまう淫乱な女性なんですよ。」
舌を出して答えるサンチェスの言葉にソニアは涙した。
そして、確実に彼女のプライドを破壊していった。
「もうこちらも、すごいことになっているようですし。」
そういいながら、サンチェスは下着越しにソニアの秘裂をこする。
そこはもう、先ほどの愛撫を受けてかシミを作り出していた。
「アアゥ!ヤ、ヤメ、アアッッ!!」
それだけで快感を感じてしまうソニア。
そして、身体から力が抜けていく事を感じたサンチェスがその下着さえも取ろうとする。
「やめて、それだけは。やめてぇ!」
しかし、彼女の身体は思うように動かない。
簡単に腰は浮かされショーツは脱がされようとしていた。
「今更何を言っているんですか。ここまで来て、やめてといわれて止める人間などいませんよ。」
遂にソニアの下着は脱がされ、サンチェスの目に彼女恥丘が目に入った。
534ソニア陵辱 名無し素人SS書き:02/07/22 01:47 ID:QaHEgFuB
「ほほう、コレが帝国軍水軍頭領ソニア・シューレンのお○○こですか。少し毛が多くて、いかにも淫乱そうですな。」
「いやぁ!言わないでぇ!」
そこにはもう将軍としてのソニアはなかった。
彼女は涙を流し、顔を背け、叫ぶことしたかできない只の女に過ぎなかった。
「その顔、良いですねぇ。もっとあなたをいじめてあげたくなります。苦しめてあげたくなります。」
また一方でサンチェスも、それまでの温和な彼からは想像できない顔をしていた。
ソニアは首周りと肘から下にもう服としての機能を失った布キレをまとっているだけで、そこをかくすための腕も使えない。
普通の女性だったら、この時点で羞恥心や恐怖で気を失ってしまいそうな物だが、
彼女の今まで将軍として生きてきた、精神がそれを許さなかったのは悲劇としか言うほか無いだろう。
「さて、流石に私もそのまま入れるのは忍びないのでね。準備もしっかりしてあげましょう。」
そういうと、サンチェスはまたもやソニアに覆い被さり、左手と舌で彼女の胸を、そして右手で股間を愛撫し始めた。

チュパ、チュパ、チュパ…

「くぅ。ヤメ テェ…いやぁ」
ソニアは必死で懇願するが、サンチェスの動きはやまなかった。
「あぁ、はぁぁ…」
暫らくすると、彼女の口からそれまでとは違った声色が発せられ始めた。
535ソニア陵辱 名無し素人SS書き:02/07/22 01:48 ID:QaHEgFuB
「ククク。感じているのですね。それでいいのです。もっと大きな声を出してもいいのですよ。」
そういい終わると、彼はいっそう強く彼女の胸を秘裂を刺激し始めた。
絶え間なく与えられる刺激に彼女の身体は、さらに強く反応していく。
陶磁器のように白い肌は次第に桃色を帯び、彼女の口からは明らかに嬌声が漏れてくる。
秘裂からは愛液が流れ始め、確実に彼女が快感のステップを登っていることを示していた。
サンチェスはソニアが自分の愛撫に感じ、乱れる事にひどく興奮した。
あの凛とした顔が涙でボロボロになり、快感を感じ、嬌声を上げているのだ。
その動作の一つ一つが彼を狂わせていった。

ピチャ、ピチャ…

「ア、ア、ア、ア」
もうソニアは限界に近づいていた。
それをサンチェスは感じ取ると、彼女の桃色の乳首を軽く噛み、そしてクリトリスを右手でつまんだ。
「アアァァ!い、い、ああああぁぁぁん!!!」
瞬間、ひときわソニアの身体がビクッビクッと痙攣を起こした。

プ、プシュ、プシュゥゥ

彼女の秘裂からは愛液がとめどなく流れ出していた。
536ソニア陵辱 名無し素人SS書き:02/07/22 01:50 ID:QaHEgFuB
「おや、ソニア将軍は愛撫だけでイッてしまわれましたんですね。」
さも驚いたかのようにしてみせる、サンチェス。
ソニアはまだ絶頂の残り火で身体に力が入らない。
端正な顔立ちは、自らが出した涙や唾液でボロボロになっている。
サンチェスは彼女の両足を自分の肩にかけ、彼女の股間に口を当てた。
「いやぁ、もういやぁ…」
ソニアは弱々しく泣く事しかできない。
「こうしてみると、あなたのココの様子がよくわかりますね。それにしてもこんなに愛液を流して。
 恥というものを知らないのですか?」
嘲笑の言葉。
その言葉は確実にソニアの心を傷つけ、彼女から抵抗する力を奪っていった。

ペチャ…

「イヤァァァ…」
そして、サンチェスの舌が彼女の秘裂を舐め始めた、そして彼は一つのことに気づいた。
「ソニア将軍。あなたはまだ処女ですね。」
サンチェスの一言に、ソニアの顔が変わる。
その表情から、確信したかのように彼は言った。
「やはりそうなんですね。これは驚いた。あなたほどの女性が未だ手付かずとは。
 いやいや、先ほどは失礼しました。これであなたの身の潔白は証明されましたね。」
笑いながら、ソニアに語りかけるサンチェス。
しかし、言葉とは裏腹に彼のその笑いはあくまで、彼女が処女であったということに対しての下卑た笑いであった。
537ソニア陵辱 名無し素人SS書き:02/07/22 01:51 ID:QaHEgFuB
更にソニアの秘裂を舌で愛撫するサンチェス。
始めこそは、秘裂の上を手でした様になぞるだけだったが、次第にその中へと進入を始めた。

にゅる、ピチャ、ピチャ…

「ああぅ、ヤ!アッ うう、ふうぅん。」
言葉にならない抗議をするソニア。
しかし、次第にその身体は開き始めていた。

ペロ、ニュチィ、ペロペロ、ズズズ…

サンチェスの舌は、彼女の陰唇をかき分け、時に広げるようにし、奥からあふれる愛液をわざと彼女に聞こえるようにさすった。
「ああぁ、ダメェ、もう、もうぅぅ…」
首を振って必死にその刺激に耐えるソニア。
しかし、その頑張りももはや長くは続かなかった。

ぺちゃ、ぺちゃ、ぺちゃ、  カリッ。

「はあああぁ?!あぁあぁぁぁぁぁぁ・・・・・・ッッ!」
目の前が真っ白になり、手足から全ての感覚が抜け快感が頭から指先まで走った。
2度目の絶頂。

パシャッ、パシャッ、シャァァァ…

ソニアの膣内から勢いよく愛液が飛び出し、サンチェスの顔を打った。
538ソニア陵辱 名無し素人SS書き:02/07/22 01:52 ID:QaHEgFuB
「これはすごい。初めてでココまで感じるとは…面白いですね。」
サンチェスはそのことに驚き、そして悦びもした。
そして、抑えきれなくなった興奮が彼をつき動かした。
彼はすっかりいきり立った自分のペニスを、まだ絶頂の余韻に流されているソニアの秘口に合わせた。
「さて、これで仕上げですよ。ソニア将軍!」
言い切ると同時にサンチェスは一気に腰を進めた。

ズブズブッ!ギュチィ! ブチィ! ズブゥゥ…

「うがぁぁぁ!あぁ!がぁぁ!」
ソニアの鬱ろんだ目が見開かれ、絶叫が響く。
「な、なにをぉ!ぐはぁ、あぁぁぁ…」
予期せぬ身体を裂くような痛みに、自体を把握できないソニア。
「くぅぅ、さすがにきついですね。
 どうですかソニア将軍。あなたの処女は私が頂きましたよ。」
その言葉で、初めて状況を僅かに飲み込むソニア。
「ああ、ぐ、なんてこと…ぬけぇ、ぬいてぇ!」
痛みに顔をゆがめながらサンチェスに向かって叫ぶソニア。
「ふぅぅぅ。あなたの膣はなかなか良い感じですよ、もう少しこなれてくるともっと良さそうですがね。
 それに、抜いた所で、あなたの純潔はもう戻ってきませんよ。諦めて現実を受け入れなさい。
 そうすれば、この苦しみも少しは和らぎますよ。」
539ソニア陵辱 名無し素人SS書き:02/07/22 01:53 ID:QaHEgFuB
ズズッ…

「くぅ!い、痛い…はやく、はやくぬいてぇ」
サンチェスが僅かに腰を引いただけで、初めて体験する痛みに根を上げるソニア。
その痛みは、彼女がいままで戦いの中で受けたどの痛みとも異質なもので、それがより彼女に事実を鮮明に伝えていた。

ズズゥ… ジュプゥ!

「は!あぎゃあぁぁ!うあ、うあ、うあぁ…」
サンチェスは後少しで抜けるというところまで腰を引いた後、
また一気にソニアの膣内に彼のペニスを押し込んだ。
一瞬和らいだと感じた後の圧迫感は先ほどよりもソニアにとっては苦痛を与えた。
「言ったでしょう。抜いた所でもう元には戻らないのですよ。諦めなさい。
 そして、私はあなたの純潔を奪ったという事実を、あなたが一生忘れないように刻み込むのですよ。」
「やめてぇ、もう。痛いのはいやだぁ…」
彼女の精神は限界だった。
屈辱。羞恥心。そして痛み。
それらが、彼女から体力、気力を急速に奪っているのは傍目から見ても明らかだった。

ジュプ、ジュプ、ジュプ…

もう何度と繰り返しただろうか。
最初のうちは叫びを上げていたソニアだったが、次第にその様子が変化していった。
540ソニア陵辱 名無し素人SS書き:02/07/22 01:53 ID:QaHEgFuB
「ア、ア、ア、ア、アアウ…フ、フゥ…ウウウゥゥゥン…」
その声は次第に苦痛を示すものではなく、快感に咽ぶものとなり、嬌声が上がり始めた。
予想以上の早さで、快感に順応していく身体に彼女を犯していたサンチェスでさえ驚いていた。
「こ、これは、また…本当にこちらの素質があったようです、ね。」

パンパンパンパンパン…

肉と肉がぶつかり合う音が獄中に響く。
「ああぁ、なんで、なんでぇ…」
痛みが引き、快感を感じ始めた身体に戸惑いを隠せないソニア。
今、彼女は顔と両膝で身体を支えながら、バックからサンチェスに突かれている。
サンチェスの方は、ソニアが快感を感じ始めたと見ると、より遠慮なく彼女の秘肉を貪った。
「はぁ、はぁ、はぁ…そろそろ、こちらも限界です。
 最後は膣内にしっかりと出してあげますよ。ソニア将軍。」

パンパンパンパンパンパンパン…

そういって更に腰の動きを早めるサンチェス。
ソニアは快感に身を震わせ、サンチェスの言葉に気づいていない。
541ソニア陵辱 名無し素人SS書き:02/07/22 01:54 ID:QaHEgFuB
「ア、アァ、アァ、アァ…イイッ、ヤ、ヤ、何か、ないかがぁっ!」
三度絶頂へと上り詰めようとするソニアの身体。
「くぅ、う、う、う…」
サンチェスも限界が近い。
「ア、アァァァァ?!ハァ?!アッ、アァァァァァァァァン!!!」

ビクビクビクッ!

「くぅ!で、出る!」

ドクドクッ!ドク ドク ドク …

「アアッ?!え?あ、あ、イヤァァァァ!」
身体の中に熱い何かが吐き出された事を感じるソニア。
彼女はそれが何を意味するのかを、すぐに思い出した。
「ダメ、ダメなの!ダメなのにぃ!!!」
しかし、サンチェスはペニスを最奥まで突き入れ、なおも子種を出そうとする。
彼自身、久しぶりの性行為ということもあるのかもしれない。
「はははは、ソニア将軍。何がダメなんですか?あなたの中は私のモノを搾り出そうとしてますよ。
 まぁ、その結果としてあなたが孕もうが、私には関係の無い事ですがね。」
「イヤ、イヤァァァ!!!」
孕むという言葉に更に取り乱すソニア。
ようやくサンチェスが彼のペニスを彼女の膣内から抜くと、
無残に散らされた処女の血と彼が放った白濁液が混ざった物が、ソニアの膣内から流れ出た。
彼女の秘裂は行為の激しさを示すかのように、暫らく開いたままで、
足の付け根に出来た精液だまりに血のまだら模様を確認したとき、彼女は全てを理解した。



その後、彼女は解放軍の本拠地から何時の間にか姿を晦ました。
同様にサンチェスの姿も見えなくなったが、数日後彼は見るも無残な姿で打ち捨てられた所を発見される。
同じ頃、帝国軍水軍の残存兵の一部が一人の女性を嬲りものにしたともされているが、真意は定かではない。
542名無し素人SS書き:02/07/22 01:57 ID:QaHEgFuB
エロくない上に長く、そして後味すっきりしないっぽいです。
気分を害した人すみませんでした。

トーマス&セシル書きさんに期待しながら、首落とされて逝ってきます。
543名無しさん@ピンキー:02/07/22 02:12 ID:ILJ/dd29
ソニアマンセー
544名無しさん@ピンキー:02/07/22 03:48 ID:kJNQ2u9h
ソニア好きなので萌え
545名無しさん@ピンキー:02/07/22 04:15 ID:vwgzX08S
鬼畜ものが数少ないこのスレではあなたの存在は貴重だ。
ルシアSS書いた人と共にその方面の活躍に期待したい。

トーマス&セシルSSはネタバレが恐くて読めないんだ・・・・・・。
職人さん、申し訳ない。早く3進めなきゃ・・・。
546名無しさん@ピンキー:02/07/22 05:48 ID:nePo2x6o
読みたいな
547名無しさん@ピンキー:02/07/23 14:43 ID:qwIUpBSR
ほしゅ
548名無しさん@ピンキー:02/07/23 16:16 ID:hIRYNv3P
>>547
してねえじゃねえかよ!
というわけで保守
549名無しさん@ピンキー:02/07/23 16:34 ID:4mHNj0fk
>548
ageたら保守になりませぬ(w
550名無しさん@ピンキー:02/07/23 16:42 ID:bSnx4cY6
>548は無知
551548:02/07/23 17:45 ID:hIRYNv3P
…スマソ。無知デスタ。
552名無しさん@ピンキー:02/07/23 22:52 ID:Ho/fJj/W
>>548
sageでも書き込めば保守になるということを覚えておきませう。
具体的にはログ整理の時に、書き込まれたのが新しい順に300スレ(仮)残るみたいな感じのはず。
>>549はsage進行ってことを言いたいらしい。ageでも保守っちゃ保守なんで。
553トーマス×セシル2:02/07/24 04:57 ID:aHtSDHIo
草も木もコボルトも寝静まった深夜。
巨大な影と化したビュッデヒュッケの一室に闇を押しのける僅かな明かり。
小刻みに揺れる小さなランプに照らされる影二つ。
僅かに聞こえるくぐもった泣き声。
青年の胸に顔を埋め少女は泣いている。
甲冑に覆われた小さな背中を震わせて泣いている。
青年は少女を胸に抱きながらその背中を優しくなぜてやる。
何も、言わずに。

・・・

やがて泣き声は止む。
ちゃりっ・・・
鋼のすれる音、そして衣擦れの音。
いつしか窓に映る二つのシルエットは重なり、どちらからともなく・・・くちづけを交わした。

なんともぎこちない不慣れなキス。
だけど、想いの籠もったキス。

初めはおずおずと唇の先を合わせるだけだった二人。
しかしながら、2回、3回と唇を重ねるごとに慣れていったのだろうか、
固く抱き締め合いながら、貪るように相手の口を吸い始める。
554トーマス×セシル2:02/07/24 05:00 ID:aHtSDHIo

じゅぷっ・・・じゅむっ・・・・ちゅっ・・・んっ・・・

二人の舌が時に激しく、時にはゆっくりと絡み合い巻き付く音が響く・・・。
互いに相手の気持ちを確かめ合うかのように、唾液と吐息の交わし合いが続いた。
またちゃりっ・・・と鋼の音。ぎし、とベッドのきしむ音。

ちゅっ・・・
・・・やがて満足したのかしないのか、唇を離した。
その二つの唇の間を名残惜しげに唾液の線が繋ぐ。
息を弾ませ青年と少女は見つめ合った。
恥ずかしさと興奮のためなのか、二人の頬は真っ赤に染まり、こころなしか瞳は涙でうるんで
いるように見える。

たっぷり1分ほど見つめ合った。
「ひぇぇっと・・・」
沈黙に耐えきれず、言葉を発したのは青年の方であった。

「セシル・・・・できれば・・・・僕の舌・・・噛まないでもらえると・・・・嬉しいな・・・・」
「あぁあっ!!ごめんなさいっ、トーマス様っ!!私、あの、その、こーゆーの、
初めてで、ええぇっと、きんひょう、緊張して、どきどきして、思わず!!!!
あぁぁっ!!!」

続く。
555553:02/07/24 05:03 ID:aHtSDHIo
なんとか続き書いてみました。
本スレみながら並行してかいてたら、
時間ばっかりかかってちっともはかどってません。
しかもアレですね・・・。

本当にこの二人、ヤルところまで持っていけるのか不安になってきた
今日この頃。
556名無しさん@ピンキー:02/07/24 15:39 ID:aqy2uWCI
たのむ、最後までめっさハァハァしながら期待してるから。
557+ 激しく期待 +:02/07/24 21:40 ID:ZGPTHTFf
>>555
(;´Д`)ハァハァ
(;゚∀゚)=3ハァハァ
558名無しさん@ピンキー:02/07/25 04:48 ID:RD4tcsEf
女がオナニ-出来るスレってあんまり無いんだよね
ここの16さんのは出来る
(・∀・)イイ!
559名無しさん@ピンキー:02/07/25 04:49 ID:RD4tcsEf
ああ、11さんだった
560名無しさん@ピンキー:02/07/25 15:03 ID:2iPQKC2H
女が男女の絡みでオナニー?
変わってるなぁ、と少しでも思った俺は毒されていたようだ…気づかないうちに。
561名無しさん@ピンキー:02/07/25 23:37 ID:+k/jksMf
11さんの新作はまだ御登場願えないのでしょうか
かれこれ一週間この時間はパンツ降ろして待機しているんですが

11さん・・・ハァハァ
562名無しさん@ピンキー:02/07/26 01:32 ID:2Al2ML2Z
終了
563名無しさん@ピンキー:02/07/26 03:43 ID:oZKBELj3
再開
564名無しさん@ピンキー:02/07/26 08:20 ID:JtgvEL+t
>>561
かれこれ一週間の間はパンツ降ろして待機してるんですが
…と詠んでしまった。
565名無しさん@ピンキー:02/07/26 23:59 ID:bAFltqeR
>561
すみません……最近賑わっていたようなので
他スレで書いてました……。
100KB近く書いちまったので正直疲れてます。
しばらく時間をください……。

>>トマース×セシル職人さん
新たな職人さんが降臨されて嬉しいです。
当方3はまだクリアしていないため未読で申し訳ないのですが、
最後まで書き切れるよう応援しています。

>>名無し素人SS書きさん
肝心のエロを丁寧に書ける手腕は羨ましい限りです。
違うキャラのものも見てみたいです。

文面固いかな……すみません。
このスレの人は3はもうクリアしたのかな?
漏れはハァハァしすぎてなかなか進まないよ……。
あぁ…ルシアママ、いい女になりやがって……ハァハァ
エレーン姐さん……クィーン姐さん……ハァハァハァハァ
……寝た方がいいな。モヤスミナサイ
566名無しさん@ピンキー:02/07/27 00:37 ID:wqL/uwhl
>>565
11さんですか!?キタ―――――………

>すみません……最近賑わっていたようなので
>他スレで書いてました……。
>100KB近く書いちまったので正直疲れてます。
>しばらく時間をください……。

ソンナ━━━━━━(´Д`)━━━━━━!!

・・・でも急がせてもいい作品はできないと思うので
マターリとおながいします
相変わらず姐さん萌えのようで、その方面は期待していいんですか!?
しかしスゴイですな・・・11さんの100KBのSS・・・読みたい
567561:02/07/27 00:39 ID:wqL/uwhl
あ、561ですスンマセン。
5682主人公×トモ:02/07/27 06:21 ID:fPz1ajpS
ルカ・ブライトを倒し、新たな仲間も多く加わった同盟軍の本拠地は
前にもまして賑やかさを増していた。
夜半過ぎになっても酒場やハイ・ヨーの経営するレストランからは
人々の声が途切れることはない。
しかし、その一方ではそのような喧騒とは無縁な場所も幾つか存在していた。
そして・・・何やら胸に思いをひめてそちらへ足を運ぶ少女が一人
身に纏う素朴な雰囲気のせいか人通りの激しい街などでははすれ違ったとしても
大した印象には残らないかもしれない・・・だがそれが戦いの場であるとすれば
人はおそらく、その卓越した父譲りの槍さばきに驚くことになるだろう。

「あの・・・いらっしゃいますか?」
神槍ツァイの一人娘―トモはゆっくりとドアをノックした

「珍しいね。君がこんな所に尋ねて来るなんて」
微笑し、トモにお茶を勧める少年。まだあどけなさを残してはいるが
彼こそはこの同盟軍を率いるリーダーである。
「突然押しかけて来たりしてごめんなさい・・・でも、お願いしたいことがあって」
「お願い?」
「実は・・・お父さんについてのことなんだけど」
それからトモはゆっくりと彼に大まかな事を話しはじめた
5692主人公×トモ:02/07/27 06:22 ID:fPz1ajpS
―一度は父と共に戦うことを決めた彼女であったが
先日のルカ・ブライトとの戦いに参加した事で改めて彼女は戦争の過酷さを
身に染みて感じていた。戦いは勝利したものの、このまま戦いが続けば
いつ父が、命を落としてもおかしくない・・・そこで、ツァイともども故郷である
リューベの村に帰りたい。話はそんな内容だった。

「・・・すまないけど、それはできないよ」
重い口調で呟いた少年の言葉に、トモの表情が陰る
「・・・・・・」
講義こそしなかったものの、テーブルの下で見えない両手は衣服の端をきつく握り締めていた
「お父さんを危ない目に合わせたくない君の気持ちは分かるけど・・・
今、ツァイさんは歩兵隊頭領として軍でも重要な立場にいるんだよ。シュウさんも納得しない
だろうしツァイさんも自分の仕事の中途半端にしたままで帰るような事はできないと思うよ」
「そうだよね・・・やっぱり」
ふぅっ、と嘆息し肩を落とすトモ。どうやら自分でもこの結果は予想していたらしくあっさりと
退出の意を見せた
「ごめんね・・・時間取らせちゃって」
「それに・・・まだ他にも理由があるからね」
「え・・・? んっ!?」
トモが振り返ると同時に、彼女の口はいつの間にか近づいていた少年の唇によって塞がれていた。
・・・ちゅくっ・・・じゅっ・・・ちゅる・・・
「んっ! んんんっ・・・! はぁ・・・」
少年は舌でトモの口内を蹂躙しながら彼女の身を自らのベットへと誘導してゆく
ドサッ
柔らかいベットの感触を背に受けながらもトモは
自分の身に何が起きたのかをまだ理解しきれていないのか、顔を上気させ荒い息をつきながらも
ほうけた顔で覆い被さっている少年を見つめていた。口の端からは
どちらのものともしれない唾液がわずかに流れでている。

「僕が君の事をまだよく知らないからね・・・」
部屋へ彼女を迎えいれた時と同じ微笑を浮かべながら少年はそう呟いた
5702主人公×トモ:02/07/27 06:22 ID:fPz1ajpS
「ど・・・どうしてこんなことを・・・」
激しく鳴り響く鼓動を気にしつつも、トモはなんとか声を絞り出す。
その問いに対する少年と答えは実に単純であった
「そりゃ・・・君が可愛かったからだよ。それ以上の答えは要らないだろ?」
「っ・・・!」
可愛いという言葉に反応し、トモの顔がさらに赤みを増した。そんな彼女の仕草を楽しむかのように
少年は続ける。
「別にここで辞めたって構わないよ。君が嫌がるようなことは僕もしたくないからね・・・」
(急に・・・キスされて・・・押し倒されるなんて)
「や・・・やさしく・・・してください」
心とは裏腹に、彼女の口をついて出たのは肯定の言葉だった。

「ふあぁっ!! ひゃああああぁっ!!」
ベットの上でその未成熟な肢体の全てをさらしたトモの身体が快感によって反り返る。
「ふふ・・・トモは淫乱だね。はじめてなのにこんなに敏感に反応するなんて」
「そんなこと言わないで・・・っ!? はあぁっ!」
トモが講義の声を上げるよりも早く、少年の舌が彼女の小陰唇をなぞる。
新たなる快感に襲われ、太股を伝う愛液はさらに量を増していた。
既に何回トモは絶頂を迎えたのか分からない。ただベットにできた大きなシミが
その痕跡を示していた。
「同盟軍のリーダーなんてやってるとね・・・自然とこんなことの知識も増えていくんだよ」
淡々と少年は語るが、トモを愛撫する手だけは休まることがない。
彼女の背後に回ると膨らみかけの乳房に手を回し、優しく・・・それでいて最大の快楽を与える方法で
こね回した。
「やぁぁぁぁっ・・・ あ・・・はぁ」
「さて・・・そろそろいいかな」
少年はトモを振り向かせると自分のペニスを彼女の秘所にあてがった
5712主人公×トモ:02/07/27 06:24 ID:fPz1ajpS
「あ・・・」
「そのままゆっくり・・・腰を沈めてごらん」
「・・・・・・」
こくん、とトモが頷きゆっくりとその腰を落としてゆく
「く・・・ぅっ」
トモの膣内にゆっくりと、異物が侵入してくる。
途中で何かが破れるような感触と共に鋭い痛みが走り抜けた
「ぜ・・・全部・・・私の中に・・・」
「うん。ゆっくり動くから・・・痛かったら言ってくれ」
その声を合図に少年はゆっくりと腰を動かし始める。トモも最初こそ身体を襲う破瓜の痛みに耐えていたが
大量の愛液が潤滑油となり、じわじわと痛み以外の感覚をトモに与えはじめた
ぐっちゅ ぐちゅっ・・・
「うぁっ・・・あああぁっ・・・」
そして気づけばトモもまた、少年の動きに合わせて小刻みに腰を動かしていた。
静かな室内に、二人の荒い息遣いと結合部の淫猥な音のみが響きわたる
「いいの・・・いいのぉ・・・っ」
トモの声に甘味が篭ると共に、ピストン運動がその速度を速めてゆく。
彼女自らキスを迫り、お互いの舌が相手を貪り尽くすかのように口内を行き来する
ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ・・・
「はあああっ・・・んぁ・・・何か・・・来る・・・何か来るよっ・・・!」
「くっ・・・そろそろ僕もっ」
「一緒・・・一緒にっ・・・イッ・・・あっあ・・・・・・ひぁ・・・あああああああああああぁっ!!!」

びゅくっ! びゅくっ! びゅくっ!

膣内への激しい射精とともにトモの身体が大きくのけぞる。その身体全体を絶頂感が支配し
一瞬目の前が真っ白となった。
ごぽっ・・・
「あ・・・熱い・・・」
まだその大きさを保ったまま少年のペニスが引き抜かれると大量の赤みの混じった白濁液が
恍惚の表情を浮かべるトモの秘所から溢れ出てきた。

「なぁ・・・トモ」
ふとツァイが槍の手入れを止め、側で見ていたトモに話し掛けた
「何? 父さん」
「いや・・・最近母さんの所に帰ろうって言わなくなったと思ってな」
「そう? まあいいじゃない。ここだって結構いい所だもの。自然としばらくはいても良いって気にもなるよ」
「そうか・・・? ならいいんだが」
(そう・・・しばらくは・・・ね)
女の心情に疎いツァイが、娘の変化に感づくことはなかったという・・・
572名無しさん@ピンキー :02/07/27 06:26 ID:fPz1ajpS
何故か再び2プレイしてて不意にちょっと書いてみたのですが
うう…激しくショボイものを書いてしまった気が
お目汚しスマソ
573名無しさん@ピンキー:02/07/27 16:24 ID:o+ZLZEeK
>>568-572
(・∀・)カエレ!! 首吊って氏ね
574名無しさん@ピンキー:02/07/27 18:00 ID:DjKFpdS2
>>572
いや、ショボくないし。トモたん……(;´Д`)ハァハァ
(・∀・)イィ!これからも期待してます。
575名無しさん@ピンキー:02/07/28 00:15 ID:/LRTcOxA
それにしても2主人公の話多いですね。
坊ちゃんは…付き人がいるからいろいろと難しいのでしょうか。
57611:02/07/28 01:21 ID:asEYZH+R
>>566
100KBと言っても、内容は大した事ないです。
ただ女の子を6人登場させてしまったので1人ずつHシーン書いたり
3Pさせたりしてたらいつの間にか100KB超えてただけです。

>>572
乙彼です。
レオナ×フィッチャー書かれた方でしょうか?
文体が似ているような感じがしたので……もし違っていたらすみません。

>>575
実際名前がないと書きにくいんですよね…。
「坊ちゃん」と呼ぶのは身内だけだし。
カスミ書いた時、相手は坊しかいないと思ったんですが
名前無しで書けるほど技量もなく、結局挫折しました。
2主も名前無いせいで途中まで書いたナナミSSはお蔵行き……。
577名無しさん@ピンキー:02/07/28 01:35 ID:xp4fgVzL
>>576
氏ね
578名無しさん@ピンキー:02/07/28 01:49 ID:/LRTcOxA
呼び方は坊ちゃんはマクドールさんでも大丈夫な気がしますが、
2主人公って名字ってありました?
う〜ん。記憶にないんですが。
579名無しさん@ピンキー:02/07/28 01:57 ID:hhAGVBho
電撃文庫の幻想水滸伝では、

坊ちゃん=ティル・マクドール
2主人公=リオウ
だったかと。

ここでもこの二つで統一すると幅が広がってよいかも知れません。
(自分としては、書き手の好きな名前で構わない気もしますが……)
58011:02/07/28 02:08 ID:asEYZH+R
うーん、一応文庫の方はちらっと見たんですが
どうもしっくり来ないと言うか。
さあ今からエチするぞって時に「マクドールさん」というのも
何だか他人行儀な気が……。
試しに書いてみましょうか?坊「ティル」2主「リオウ」で。
と言うか、誰か書いてはくれませんか(w
581579:02/07/28 02:30 ID:hhAGVBho
>11
やはり書き手がしっくり来ないと、筆が進みませんかね…?

自分はナナミスキーなので、リオウとの絡みを頑張って書いてみようかしら(w
582トーマス×セシル3:02/07/28 04:45 ID:JsMRzD31
涙をにじませながら弁解する彼女を、トーマスは優しくなだめる。
軽く抱きしめ、さらさらした金髪を撫で、とどめに軽くキスをしてやった。
すぐにいつもの笑顔が戻ってきた。頬を少し赤く染めているのはご愛敬。
その表情の変化を見計らってトーマスは言う。
「鎧・・・脱がせても良いかな?」

その言葉にセシルは、
目を見開き、ビクっと体を震わせ、うつむき、鎧の小手の部分をカチャカチャならし、
ブーツをトントンさせ、30秒モジモジして、3分悩んで、4分目に勇気を出して顔を上げ、
その顔を真っ赤っかにして頭から湯気をぽこぽこ出しながらもトーマスを見つめ、
瞳に決意の色を秘めて・・・伝えた。

「はい・・・!」
「でも・・・お父さんからもらった、だいじな、鎧なんです。優しく・・・してくださいね!」
当たり前だ。

兜、小手、ブーツ、ブレストプレート、バックプレート、スリーブ、下地の皮鎧、
・・・上着、・・・スカート、・・・・ブ、ぶらじゃあ、
・・・・・・少々悩んだ後に・・・いや、とってもたっぷり悩んでから・・・白いパンツ。
順に不慣れな手つきで外してゆくトーマス。
セシルの体からそれらが取り去られるたび、彼は息をのむ。

ビュッデヒュッケの守護天使は美しかった!

洗われて艶を増した綺麗な金髪。成長途上ながらも整った形の二つのふくらみ。
その上にツンと立つ桜色のつぼみ。引き締まった細い腰。対比するようなふっくらとした脚。
まことにもって残念なことに、大事な部分は手で隠されているが。

いつもは重たい鉄の鎧に封じ込められた彼女の魅力が、美しさが、
遮る物のなくなった今、遠慮をする事もなく放たれている・・・。
583トーマス×セシル3:02/07/28 04:46 ID:JsMRzD31
そして、何よりもトーマスの心をとらえたのは。
彼女の表情。恥じらって視線を逸らして横を向くその表情。彼女が普段見せることのない表情。
背徳感が彼を支配する。
彼は、微かな痛みと快感を感じた。
自分のモノが充血し、ズボンをテント状に押し上げているのがはっきりと分かる・・・

・・・それは突然解放された。
同時に、腰が崩れるようなザラッとした快感が彼のモノを伝わって背筋に走り抜けた。

彼が放心してる隙に、セシルがズボンとパンツを引き下げ、
しかもしかも、あろう事か、いきり立ったトーマスのモノを舐めたのだ。
「セ・・セシル、どこでそんな事・・・覚えてきたの???」思わず尋ねる。
「だって、男の人は、ここを舐めたり銜えたりすると気持ちいいって・・・
アイクさんが貸してくれた『世界のお約束一〇〇撰』って言う本に載ってました!!
トーマス様、気持ちいいですか??」
そう言うなりセシルは彼のモノを
「あむっ・・・」
口に、くわえた。
584トーマス×セシル3:02/07/28 04:47 ID:JsMRzD31
・・・・間。

「ちゅくっ・・・ん・・・とーまふはま、どうでふは?」
しばらく奉仕を続けたセシルが、トーマスのモノから口も離さずに尋ねる。
トーマスの感想。

ひ   ど   い   に   も   ほ   ど   が   あ   る  。

12回凶悪な角度で歯が当たり、5回噛みつかれ、そのうち一回は食いちぎられたかと思った。

・・・だけど。

暖かく、ぬっとりと包み込む口内。
時たま乱暴に触れる舌。
「くちゅっ・・・ちゃぷっ・・・ぴちゃッ・・・。」泡だった唾液と粘液が奏でる淫靡な音。
頬をいっぱいに膨らませ、口の端から液体を垂らしながらも、懸命にトーマスのモノを
ほおばるセシルの顔。少し上目遣いな表情。
そして、何よりも、先ほどより高まり続け、留まる事のない感覚が、
セシルに、あのセシルにこのような行為をさせているという背徳感!

その感覚たちは、セシルの、幼くたどたどしい奉仕による快感を、何倍にも何十倍にも
引き上げた。

トーマスは未だ体験したことの快楽に腰がくだけ、思わずセシルの頭を両手で押さえてしまう。
「あ”、とぅまふぅはま・・・むぐぅ」
その行為により、彼のモノはより深くセシルの口内に押し込まれる。
さらに激しく高ぶる快感。
・・・舌が強めに先端を舐め上げた。
感覚が暴走する。凶悪な射精感。

思わず声を上げてしまうトーマス。
「う・・・セ・・・セシル、で・・・出ちゃうっ・・・・!」
585トーマス×セシル3:02/07/28 04:52 ID:JsMRzD31
また途中です。期待してくださった方々、ごめんなさい。
頑張って出来るだけ早く書き上げたいと思ってます・・・

>>11さん
毎回ハァハァしながら作品読ませていただいてます。
・・・私もはやく一週間もパンツをおろし続けてもらえるような文が
書けるようになりたいです(笑
586名無しさん@ピンキー:02/07/28 08:22 ID:SPpctDIR
>>585
下手だけど一生懸命なセシルたん萌え!
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

描写が上手いです。雰囲気がよく伝わってくるです。
分割うpでも気にならないです。続きは気になりますが。
続きも期待sage
587名無しさん@ピンキー:02/07/28 08:26 ID:AKi8UqMf
トマセシマンセー。
がんがれ!
588名無しさん@ピンキー:02/07/28 13:12 ID:3xvkFajB
トーマス×セシル(・∀・)イイ!!
なんか和む。
2主人とトモのも良かった。つか主人公はやっぱ色んなキャラと絡めるんだな。
589名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:42 ID:26LQsY+q
>>583『世界のお約束一〇〇撰』
どんな本じゃー!

508さんのお陰でトーマス×セシル株が急上昇したよ。萌え〜
590名無し素人SS書き:02/07/29 06:08 ID:KGpKUpfV
投下シマース
解放軍がトランの湖上に本拠地を築きあげてから、数ヶ月が経っていた。
最近の解放軍には、それこそ軍隊に似つかわしくない人々も加わり、さながら一つの町のようだった。
それが良いのか悪いのかは別として、上手くやっていたのもまた事実だった。

「ちょっとガスパー、いい加減貸してある5000ポッチ返しな。」
解放軍の初期メンバーであり、夜叉の異名をとる借金取りのカミーユがそこにいた。
かなり、待たされているらしくその表情もかなり厳しいものだ。
「おっと、そんな顔してると、せっかくの美貌が台無しだぜ。」
そんなカミーユに対して、飄々と言葉を返すガスパー。
この男、賭け事にはめっぽう目が無いが、その分今回のように借金を作る事も少なくない。
言わばこのような事態は慣れっこであり、カミーユの取り立てがいかに厳しかろうと気にもしないのである。
「んなことはいいから、借金返せって言ってるんだよ、私は。」
ガスパーの襟元をつかんでにじり寄るカミーユ。
一歩間違えれば、まるで恋人同士のような光景だが、ことカミーユに限ってはそれを感じさせなかった。
さすがに、このトランの城に潜んでいたドラゴンを倒した力は伊達ではないというか、これにはガスパーも表情をしかめた。
「ぐお…ちょ、ちょっと離してくれ…し、死ぬ…」
「安心しな。借金返さないんだったら、どのみち殺すから。」
そう言って、唇だけ笑うカミーユ。はっきり言って怖い。
「まあ、私も鬼じゃないから話だけは聞いてやるよ。さすがに自分の仲間を殺すのは少し拙いしね。」
鬼じゃなくても、夜叉だろうがよ…とは思っても口には出さないガスパーであった。
「そうだなぁ。今すぐ返せる金は流石にないしなぁ。」
さきほどカミーユの恐喝まがいの取立てをうけてもこの調子である。
いちいち気にしていたら、身が持たないのかもしれないが。
「じゃあ、どうするってんだい?金が無いなら、身体はってでも稼いでもらわないとねぇ。」
「へー、カミーユも身体が寂しくなるんだなぁ。それなら俺が、」
バキ!
「あんまり寝ぼけた事言ってると、本当に殺すよ。アンタが外行ってモンスターでも倒してこいって言ってんだよ。」
カミーユの右ストレートがガスパーのボディに突き刺さった。
「ぐほ…いいパンチだ。しかし、俺を殺すには少したりないねぇ…」
表情をしかめながらも、腹に突き刺さったカミーユの腕をつかむガスパー。
「は、離せよ、ガスパー!」
カミーユは握られた感触がどうにも耐えられず抵抗するが、その手は握られたままだった。
「いい事思いついた。こうしよう。いまから10回俺と勝負して、カミーユが3回勝ったら、利息ってことで倍付けで払おう。
 で、俺が勝ったらチャラってのはどうだ。」
「アンタはやり慣れてるだろうが。アタシは2回勝てば良いのなら、やってやる。じゃなきゃ乗れないね。」
ガスパーの提案に対して、何処までも厳しく跳ね除けるカミーユ。
それもこれも、金を貸したという強みがあってのことだが。
「かー!厳しいねぇ。ま、俺も男だ。それでいいよ。」
大袈裟なリアクションを返すガスパーだが、それも彼なりに楽しんでいるのかもしれない。
「はん、泣き面に変わったって、アタシは知らないからな。」
「勝負はやってみなきゃわからんよ。」
「あー!なんでだよ!?」
かくして、カミーユは負けた。
しかも、最後の3回は3連続で1のあらしという体たらくだ。
「こういうこともあるから、博打はやめらんないねぇ。」
難しい勝負を、会心の勝利で飾ったガスパーはその喜びに浸っている。
その表情は、その場にいるカミーユの逆鱗に触れかねないものだったが。
「も、もう一回だ。もう一回勝負しろ!」
くってかかるカミーユ。
「それは無いんじゃないの、カミーユが2回だったら受けるって言ったのをわざわざ快諾したってのに。
もう一回やるんなら、それなりのリスク背負ってもらわないと。」
底意地の悪い笑顔を浮かべ、劣化の如く怒るカミーユにむかって言い放つガスパー。
「リスク〜?なんで、そんなもんアタシが受けなきゃならないんだよ!」
そりゃ勝負に負けたからだろ。と軽く突っ込みを入れるガスパー。
「あー、はいはい。アタシは負けましたよ。お願いですからもう一回勝負してください。」
ここまでくれば、カミーユも半ばヤケになっていた。
「へー、まっさっきも言ったが、勝負やり直しってのはそこそこに高くつくもんでね。
 どうしてもっていうなら、こっちの条件ものんでもらわないとね。」
「チッ、足元見やがって。これで勝ったら3倍付けにしてやる。」
あくまでニコヤカに話を進めるガスパーに毒づくカミーユ。
「んー、そうだな。じゃ一回勝負でカミーユが勝ったら3倍付けにってことで。
 俺が勝ったら、そうだな…一日カミーユを好きに働かせるってのでどうだい?」
とんでもない条件付けを突き出すガスパー。
ついでに、受けなきゃ俺の借金がチャラになるだけだがね。と付け加える。
ここで引き下がっては、夜叉の名折れとばかりにカミーユはその条件に応じてしまうのであった。
「じゃ、俺から振るかね。」
「まて、そのサイコロちょっと見せな。」
さきほどの三連続のあらしが納得いかないのか、イカサマを疑うカミーユ。
まぁ、ここでイカサマされては、それこそ窮地に立たされるわけで、あたり前といえばあたり前なのだが。
「気が済んだかい?」
「ふん、良いだろ。とっと振りな。」
と言ってぶっきらぼうにサイコロを投げ返すカミーユ。
「サイコロを乱暴に扱うと、勝負の神様に見捨てられるぜ。」
そういってガスパーはサイコロを振った。

カランカランカラン…

目なし

「まぁ、もう一回あるしな…」

カランカランカラン…

目なし

「うわ、なんでここで目が出ないかねぇ…」
頭を抱えるガスパーとは対照的に、自分に運が回ってきたとカミーユは感じた。
「勝負の神なんてのはいないってことだよ。」
ドンブリからサイコロを取り出して、投げ入れる。

カランカランカラン…

目なし

「ち、役さえできれば、こっちのモンなのに。」
いらだつカミーユ。そう言えば、引き分けの時の約束をしてなかったと気づいたが、まぁそのときは強引に取り立ててしまえば良いと思い直した。

カランカランカラン…

1 2 3

「あー!」
まるで、断末魔の叫びよろしくな声をあげるカミーユ。
「2倍払いだな…ま、金かけてたわけじゃないから、あんまり関係ないけどな。
 にしても、とことん弱いねぇ。」
自分が弱くて負けたから借金を作ったのだが、それを棚に上げるガスパー。
カミーユはまだ信じられないといった表情をしている。
「も、もも、もう一回!」
「ダメだ。いい加減諦めな。」
取り乱すカミーユに宣告するガスパー。
彼も、負けが多いとは言えギャンブラーの端くれ。
取れるときに取っておかないと、後が怖いのは身に染みている。
まして、この後再選して負けたりしたら、何倍付けになるやら判ったものではない。
対して、自分の取り分がそれに比べてより増えるかと言ったら、そうでもないのである。
つまりここで、勝負を切り上げるのが一番彼にとっては都合がいいわけである。
「カミーユ。自分から言い出したんだから、まさか逃げ出したりしないよなぁ?」
「あーもう、わかったよ!好きにしなよ。」
もうカミーユの頭の中は、自分の心配よりもガスパーが返すはずだった金をどうするかの方に傾いていた。
ただ、単に最悪の事態を想定したくなかっただけかもしれないが。
「じゃ、まぁ好きにさせてもらいますかねっと!」

ドス!

「ぐふぅ…てめ、ガスパー…」
ガスパーの腕が先ほどとは逆にカミーユの腹に突き刺さった。
その衝撃に耐えられず、昏倒するカミーユ。
それを確認するとガスパーは素早く周りを見渡し彼女を地階へと運んでいった。
ジャラ…
次にカミーユが目を覚ますと、そこは薄暗い場所だった。
そして、彼女は腹からズキズキとした痛みを感じた。
そこをさすろうとして、初めて自分の手が頭上で鎖に繋がれている事を知った。
「な、何だよ、これは…」
自分の状況が今ひとつ飲み込めずうろたえるカミーユ。
「ふぅ、ようやく目を覚ましたか…」
声のした方に目を向けると、そこにガスパーがいた。
「あ、アンタ、人になんてことしてんだよ。」
「何って…そりゃ、カミーユが好きにして良いって言ったから、好きにしたまでだが。」
それのどこが咎められるのか。と言いたげな表情を浮かべるガスパー。
もっともその表情までは、この薄暗い場所ではわからなかったかもしれないが。
「ていうかさ、カミーユ。おまえ誘ってたんじゃないのか?こんな格好してよ。」
おもむろにカミーユの胸をわしづかみにするガスパー。
確かに、彼女の格好はかなり煽情的だった。普段は彼女の雰囲気がそれを許さなかったのだが。
「くぅ、やめろよ…」
顔をしかめるカミーユ。しかし、手は鎖に繋がれ、その手を跳ね除ける事は叶わない。
「まったく、こんな身体でこんな格好して、露出狂か?」
そういって、手に力をこめるガスパー。
カミーユとしては、屈辱以外の何物でもなく、まして快感などとはかけ離れた行為だった。
598名無し素人SS書き:02/07/29 06:23 ID:KGpKUpfV
今回はここまでです。
エロないじゃんかよー!と突っ込まれる方多数…ごめんなさい。
愛のあるエロが書けない人間なんで、こんな突拍子も無い掛け合わせが。
ちなみに、私は幻水1しかやったことがなかったりします。
というか、ハードが既に手元にないので、曖昧な記憶だけで書いてる状態。
でも、幻水好きなんじゃー!

というわけで、だれかが呼べばまたいつか…PS2を頭に落とされて逝ってきまつ。
599名無しさん@ピンキー:02/07/29 12:42 ID:PxWwNyet
カミーユとはまた珍しくていいですね
今後も期待してます
600腐れSS書き:02/07/29 13:08 ID:nGgg+JJ7
いつからだろう。
ボクが、ヒックスを『男』として意識したのは。

小さい頃は、ボクのほうが強かったのに。
背も同じくらいで、腕相撲だって負けなかった。


だけど。
いつの間にか、ヒックスはボクの背を越していた。
ボクが持てない荷物も、ヒックスは軽々と持つ。
前に、怪我をしたボクをお姫様だっこして家まで運んでくれたこともある。


・・・変わってしまった。
もう、ヒックスは男の子じゃない。男の人になってしまったのだ。


同盟軍に入ってから、ヒックスはさらに男らしくなっていった。
それに比べて、ボクなんて未だ女の人とは云えない。
胸だって小さいし、言葉遣いも悪いし。


ねぇ、ヒックス。
君はボクをどう思っている?
女の人として、意識しているのかな。
ただの幼馴染としてしか、思ってくれていないかな。


最後の戦いの前に、それだけは聞きたいんだ。
明日、もしかしたらボクたちは死んじゃうかもしれない。


だから・・・。
601腐れSS書き:02/07/29 13:31 ID:nGgg+JJ7
パタン。

小さな音を立てて、扉が閉まる。
獣も眠る深夜。

ボクは、ヒックスの眠る部屋へ足を運んだ。


二度扉をノックすると、ヒックスの声が聞こえた。
まだ起きていたんだ。

そうだよね。
明日は、生きるか死ぬかの戦い。


眠れないのは、君も一緒なんだ。


「テンガ、どうしたの?」
ヒックスが鍵を開け、顔を覗かせる。
「・・・不安?」
その言葉に、ボクは頷く。
「そうだよね・・・明日は、最後の戦いだもんね。テンガでも、怖いよね。」
「それもあるよ。だけど・・・。」

ボクの中で、色々な思いが巡る。
明日の戦いだって怖いよ。
だけど、ヒックスがボクをどう思ってくれているかも不安なんだよ。

「・・・どうしたの、テンガ。」
ヒックスがボクの顔を覗いてくる。
近くなった唇を見て、ボクの想いは爆発した。

「好き・・・好きだよ、ヒックス。」
「て、テンガ・・・?」
「ねぇ、ボクのことどう思ってる?幼馴染?それとも、女の子として見てくれてる?」
「え・・・?」
「ボクは、君のこと好きなんだ。一人の男の人として。幼馴染としてじゃない。」
「・・・。」
「お願い、不安なんだ。ボクのこと、女の子として見て・・・。」

首元に手を伸ばし、ヒックスに唇を寄せた。
一瞬、ヒックスは驚いたようだけど、暫くすると応じてくれるようになった。
長い、長いキス。
いつの間にかボクたちは、唇を開き、ねっとりと舌を絡ませていた。
隙間から声が漏れる。

ヒックスが力任せにボクを抱き寄せて、扉を閉めた。
ガチャガチャ、と鍵をかける音が聞こえる。


「・・・テンガ、好きだよ・・・。ずっと言えなかった。君をずっと女の子として見てたよ。
でも、怖かったんだ。君の気持ちを知るのが。
もしかしたら、僕のことを幼馴染としてしか見ていないかもしれない。
不安だったんだ・・・。」
「同じ、だった?」
「うん、そうだね・・・。」

ボクたちは、もう一度キスを交わした。
心が満たされるキスだった。
602腐れSS書き:02/07/29 13:50 ID:nGgg+JJ7
お互いの気持ちを確認できた。
ボクはそれで満足だったけれど・・・。

「・・・あ、て、テンガ、離れて。」
「え?どうして?」
ふと、真っ赤な顔をしたヒックスがボクを突き放した。
離れた瞬間に何かが手に触れた。

「・・・あれ、ヒックス・・・これって。」
「しょ、しょうがないだろっ。男なんだから・・・。」

ズボンの上からでもわかるほど、ヒックスのモノは膨張していた。
前にメグから聞いたことがある。
男の人は、エッチな気持ちになると大きくなっちゃうんだって。

「へぇ・・・こうなるのかぁ。」
「こうなるのか、じゃないってば!ちょっ、テンガ、触っちゃ駄目だって・・・。」

初めて見る現象に、ボクは釘付けだった。
小さい頃は一緒にお風呂とか入ったけれど、こういう風にはならなかったし。

さわっ・・・。

指で、ヒックスのモノを摩ってみる。
「うっ・・・。」
零れてくる甘い声。
聞いているこっちまで甘い気分にさせられてしまう。
「だ、駄目だって、テンガ・・・。」
「何で?嫌?」
「嫌じゃないけど・・・う・・・。」
びくびく、と反応するソレに興味を示す。

(どういうカタチしてるんだろ・・・)

「あ、ちょっと、テンガ!!」
カチャカチャとベルトを外す音にヒックスが我を取り戻す。
「だって、きつそうだし・・・気になるんだもん。」
「気になるって・・・うあっ!」
ズボンを少し下ろすと、外に出されたモノは元気よく上に跳ね上がった。

「・・・ヒックス、小さい時と違うよ・・・?」
「こうなっちゃうんだよ・・・。」
真っ赤になって俯くヒックス。

何だか、可愛らしく思えた。
603腐れSS書き:02/07/29 14:19 ID:nGgg+JJ7
跪いて、ヒックスのソレをまじまじと見る。
「あんまり見ないでよ・・・。」
「成長すると、こうなるの?」
「いや・・・エッチな気分になると、こうなっちゃうんだよ・・・。」
そっぽを向いたまま、ヒックスは答えた。
「エッチな気分なの?」
ボクが聞くと、こくり、とヒックスは頷いた。
「テンガ・・・したい・・・。」

ボクはエッチをする、と言われても何をしていいかなんて解らない。
時々、メグやニナが雑誌などを持ってきて騒いでいるけど。
こういう時、知っておけば良かったかな、など後悔する。

「テンガ、触って。」

とりあえず言われた通りに、そそり勃ったソレを触ってみる。
触れるごとに、ビクビクと反応する。
割れた先口から、透明な蜜が零れ始めていた。
「ヒックス、何か零れてるよ・・・?」
「うん・・・気持ち良いと出てきちゃうんだ・・・。」
「へぇ・・・。」
何だか、美味しそうに見えてボクは蜜を舐めとった。
「う!!」
ヒックスが仰け反った。
「え、ど、どうしたの?」
「気持ちいい・・・。」
「気持ちよかったの・・・?」
「うん。」

気持ちよさそうなヒックスを見ていると、何だか嬉しかった。
「じゃあ、こうしたらもっと気持ちいいのかな・・・。」

はむっ。
今度は、口全体でヒックスのソレを含む。
「うあっ!」
舌で蜜を舐め、唇で包み込む。
「あ・・・・テンガ、気持ちいいよ・・・。」
溶けそうなヒックスの声を聞いて、ボクは上機嫌だ。
気持ちいいと思ってくれるのが嬉しい。
もっと、もっと気持ちよくなってほしい。

氷棒菓子を舐めるように、ボクはそれを舐める。
(アイスキャンディーみたいなもの)
ぴちゃぴちゃ、と卑猥な音が部屋に響く。
ヒックスのソレはボクの唾液でベトベトになっていた。

「も、もう駄目だよ、テンガ・・・。出ちゃうよ。」
「え?」
「う、出るっ!!!!」

どぴゅっ。

ボクの口の中に、生温い何かが広がった。
ぼたぼた、と口から零れる白い液体が床に落ちた。
604腐れSS書き:02/07/29 14:36 ID:nGgg+JJ7
「ふえ、何・・・?」
「ごめん、テンガ!!大丈夫・・・?」
「何、これ・・・変な味・・・。」
「破裂しそうになると出ちゃうんだ・・・本当に平気?」
「大丈夫だけど・・・縮んじゃったよ?ヒックスこそ平気?」
真面目な顔して聞くボクを、ヒックスが笑う。
「大丈夫・・・また気持ちよくなると大きくなるから。じゃあ、今度はテンガを気持ちよくしてあげる。」

ヒックスがボクを抱き上げて、ベッドに沈めた。
柔らかいベッドの上で、上からヒックスが抱きしめてきた。

「あぁ・・柔らかい。ふわふわだね。」
「そうなの?」
「うん、テンガ、柔らかくて気持ちいい。」
ボクに頬擦りしてくるヒックス。
「ここも、柔らかいね。」
「ちょっ・・・!!」
上着の隙間から胸に手を這わされる。
「あ・・何だか変な気分だよ・・・。」
「どんな気分なの?テンガ。」
「どんなって・・・・・・ふああっ!」
きゅ、っと乳首を摘まれ、ボクは身をよじる。
「気持ちいいの?」
「・・・わかんないよぉ・・・。」
ころころと指で実を転がされるたび、身体に電流が走る。
でも、何か足りなくて、もどかしい気分にもなる。
「じゃあ、わかるようにしてあげる。」
上半身を起こされ、上着を脱がされた。
露になった肌にヒックスが舌を這わせてきた。
「あ・・・くすぐったい・・・。」
「くすぐったい?此処は?」
ちゅぱ、と丘の実を口に含まれる。
「ああっ!」
背中を電流が走り抜け、甲高い声がボクの脳に響く。
「ほら、気持ちいいでしょ・・・。」
ボクの胸を弄りながら、ヒックスが聞いてくる。
「う、ヒックス・・・変になっちゃう・・・。」
「いいんだよ、変になっちゃっても。あぁ、こっちも気持ちよくしてあげるね。」
そう言ってヒックスは、ボクのスカートの中に手を入れてきた。
605腐れSS書き:02/07/29 14:58 ID:nGgg+JJ7
ヒックスの指が太腿をさする。
何か、熱いものが中心に集まっていく感じがした。
指が下着に到達する。
「テンガ・・・濡れてるよ・・・。」
下着の線に沿って、ヒックスは指を動かした。
「ひゃうっ!」
今までで一番強い電流が身体を走る。
「どうしたの、テンガ・・・気持ちいい?」
「ひぅ・・・。」
「気持ちいい、って言わなきゃしてあげないよ?」
いつものヒックスらしくない強気な発言。
でも、逆らえなかった。
もっと、もっと気持ちよくして欲しかったから。
「・・・気持ちいい、よ・・・。もっと、して。」
「えっちだね、テンガ・・・。」

ヒックスがボクのスカートを脱がす。
下着は一目でわかるほど、濡れていた。
「びしょびしょだね。これも脱がしてあげるよ。」
するする、と脱がしていくヒックス。
「恥ずかしいよ・・・。」
「僕だって、さっき恥ずかしかったよ・・・。初めてだし。でも、テンガには全部見て欲しいし、見たいんだ。」
いつものヒックスの顔。
だけど、男の顔でもある。
脱がせ終わると、ヒックスはボクの足をゆっくり開かせる。
「ま、待って、ヒックス!!!」
「綺麗だよ、テンガの此処。」
ボクの制止も聞かずに、ヒックスはボクの中心部を舐め始めた。
「駄目だよ、汚いよ!」
「汚くなんてない・・・甘くて、美味しいよ。」
ちゅるちゅる、と淫靡な音が聞こえる。
ずぷ、っと指が中に入ってくる。
かき回される感覚に頭がおかしくなりそうだった。
「ひ、ヒックス・・・ッ!」
「指、増やしてあげる・・・慣らさないと痛いからね・・・。」
くちゅくちゅと蜜壷を掻き鳴らし、舌で実を玩ぶ。
溶けるような感覚にボクは悲鳴を挙げた。
「もう、入るかな・・・。」
舐めるのをやめ、ヒックスは自分のモノをボクの中心に擦り付ける。
「ん・・・いくよ、テンガ・・・。」
手に持ったソレを、ゆっくりとボクの身体に沈めてきた・・・。
606腐れSS書き:02/07/29 15:17 ID:nGgg+JJ7
ずぶっ・・・じゅぷっ。

深い痛みがボクを襲ってくる。
「ひぅぅ!痛い、痛いよ、ヒックス!!!」
破瓜の痛みに中心部は悲鳴をあげる。
「テンガ・・・大丈夫・・・?」
心配そうに顔を覗き込むヒックス。
でも、その顔もぼやけるくらい、ボクの瞳は涙で溢れていた。
「今抜くから・・・ちょっと待って。」
「ま・・・待って!」
思わず制止をかける。
ヒックスは、驚いた顔をした。


考えたのだ。
今、拒否してしまったら。
明日の戦いで敗れてしまったとき、物凄く後悔すると思う。
折角、ヒックスと気持ちが通じ合ったのに。
だから、最後までしたい。
ヒックスと、愛し合いたい。


「お願い・・・して。最後まで。」
ボクの言葉に、ヒックスが頷く。
きっと、ヒックスも同じ気持ちだったのだろう。
「わかった。でも、本当につらかったら言うんだよ。強がらないでね。」
「うん・・・。」


ヒックスのモノが中で動くたびに、何か変な感覚が襲ってくる。
まだ痛みはあるけれど。
それと同時に、気持ちよさも感じていた。

好きな人と一つであるという気持ちよさ。
愛されているという気持ちよさ。

「う・・・・・テンガ、イクよ・・・!!!」
ヒックスは、ボクの中に白い液体を吐き出した。
中で脈打つ音を感じる。
その音に、ボクは心地よさを感じていた。
ヒックスと本当に一つになった、という幸せと共に。


其の夜、ボクたちは抱き合って眠った。
幼馴染と言う関係ではなく、恋人という関係の元で。


明日は、決戦の日。
ねぇ、ヒックス。
もし生きて帰ってこれたら、またこうやって眠ろうね。
二人で。

・・・だから、明日は、勝とうね。
607腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/07/29 15:19 ID:nGgg+JJ7
ヒックスとテンガのカップルが好きなんです・・・。
長くてすみません(汗
608名無しさん@ピンキー:02/07/29 16:04 ID:Xsf5bWQi
ヒクテンキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!
609名無しさん@ピンキー:02/07/29 17:48 ID:qx/wGCv0
ヒクテンって言い方、イイなw
それはそうとキターーーー!!
610名無しさん@ピンキー:02/07/29 21:10 ID:NexVdsTg
ヒクテン━━━(゚∀゚)━(゚∀)━( ゚)━(  )━(゚ )━(∀゚)━(゚∀゚)━━━!!!!

良質の甘酸っぱいエロ小説ありがとう!
無垢でいたずらっこなテンガが抜けまする
611名無しさん@ピンキー:02/07/29 22:25 ID:UCT6Pmq2
ヒクテン (・∀・)イイ!
俺の好きカプルが来てうれすぃ!
612名無しさん@ピンキー:02/07/29 22:56 ID:aoGdm2rr
腐れss書きさんウマー!!
ヒックステンガのカプ好きなので萌えまつた!アリガd
613腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/07/29 23:09 ID:nGgg+JJ7
萌えて頂けて光栄れす

どうもエロが薄くなるのは初書きということで許してくらはい

61411:02/07/29 23:47 ID:UorbUfrn
>>腐れSS書きさん
good job!!
王道過ぎるのか誰も書かなかったこのカプを
よくぞ補完して下さいました!
もう少しして誰も行かなかったら書こうかと思いましたが
これで漏れも安心して逝けます。
機会があればまた何か書いてくれたら嬉しいです。
615名無しさん@ピンキー:02/07/30 00:19 ID:crZCTneV
>>11
い、逝かないで――――(゚Д゚;)!!
待ってますから!!私、あなたのSS待ってますから!!
616腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/07/30 00:24 ID:rkXDZwxr
>>11
逝かないでくらはいーーー!!!!
漏れも貴方の小説を楽しみにしてますーーー!!!


漏れ、もしかして書かぬほうがえがった・・・?
617名無しさん@ピンキー:02/07/30 00:32 ID:crZCTneV
>>腐れSS書き様
そんな事は決してありません!
正直、萌え氏にそうだったのは確かな事です。
ぜひとも違うキャラも読ませていただきたいものであります!
618名無しさん@ピンキー:02/07/30 01:09 ID:MReqshZn
媚びばっか( ´,_ゝ`)萎え
619名無しさん@ピンキー:02/07/30 03:26 ID:DQN6tc8Z
ばっかこれが素直な反応ってやつなんだよ
620名無しさん@ピンキー:02/07/30 05:00 ID:iSwu3aih
抜けた
621名無し素人SS書き:02/07/30 09:59 ID:g8cblWrb
>くされSS書きさん
くはぁ、私にはとてもじゃないですが、ここまで書けないですよ。
あまりにも、萌えが強いです。
それにしても私のSS。
前回にもまして、鬼畜っぷりが激しいです。
そういうのがダメな人たくさんいそうだし…やめとく?
622名無し素人SS書き:02/07/30 10:00 ID:g8cblWrb
というか、11さん逝かないでー!
623名無しさん@ピンキー:02/07/30 13:44 ID:EXWcegQ6
すまんが漏れは鬼畜は趣味じゃねーな…。
624名無しさん@ピンキー:02/07/30 15:48 ID:bRxa5fYg
亀レスですが、トーマス×セシルの人。
あなた最高です。面白すぎてます。ツボです。
笑えて萌えれるトーマス×セシルの続きを激しく待ってます。
625名無しさん@ピンキー:02/07/30 21:46 ID:No26pkyp
俺はエロければ純愛でも鬼畜でも一向に気にしない。
626名無しさん@ピンキー:02/07/30 23:17 ID:tgL25ldA
>>625 はげどう。
627名無しさん@ピンキー:02/07/30 23:45 ID:pYJHdX9q
まぁ実際問題、鬼畜嫌いもいることはいるしね。
かといって、純愛ばかりってのも鬼畜好きには
いまいち物足りないってのも事実。漏れは鬼畜もそうだが、
SM(女王様)が好かんなぁ。。。自分勝手な話でスマソ。
628名無しさん@ピンキー:02/07/31 01:29 ID:VA97pEnl
まー鬼畜張る人は最初のレスで断って置けばそれで良いんじゃないでしょうか?
陵辱禁止!なんてとても言えるような場所でもないし。
629名無しさん@ピンキー:02/07/31 02:09 ID:c5esGCrz
ストーリー無視、エロのみのテンガとヒックスきぼんぬ
630585:02/07/31 02:24 ID:L8AQJi5x
>>586->>589
>>624
私の稚拙な文を読んで頂いてどうも有り難うございます。
最近やけに忙しいのでラストのうぷはちょこっと先になりそうですが
頑張って書きますのでその節はよろしくです。
631名無し素人SS書き:02/07/31 03:11 ID:dGH00YfU
鬼畜モノの続きいきまーす。
「な、なにするんだよ…」
「怯えているのか、カミーユ。俺はお前のことを気に入ってるんだ。まぁ、悪い様にはしねぇよ。」
ガスパーの手が胸からカミーユの顎へと延びる。
カミーユは、とっさに顔を背けようとするが一歩遅く捕らえられてしまう。
すると、その愛らしい唇はあっという間にガスパーに塞がれてしまった。
意表をつかれ、唇を許してしまった事にカミーユは大きなショックを受けていた。
カミーユのそんな心境を知ってか知らずか、ガスパーの口撃は唇から右の耳、耳たぶをあま噛みしては、
耳の穴へと舌を使いクチャクチャと音を立てた。
「うあ、や、やめろやめろー!」
そのなんともいえない感じに叫びを上げるカミーユ
しかし、身体はくすぐったそうにビクッと肩をすくめたりしている。
その頃には、顎を捕らえていた手は再びカミーユの胸へとおりていった。
「まぁ、何を叫ぼうがお前の勝手だが、誰も来ねぇよ諦めな。
 それよりも、今は俺との勝負の負け分をしっかり払ってくれよ。」
「あ、あん」
先ほどとは違って嬌声を上げるカミーユ
「大きさも形も良いが、感度はもっと良いみたいだな。なんなら胸だけでイッても良いんだぜ。」
ガスパーの手によって、形を変えていく乳房。
揉まれれば、揉まれるほどに張りが出て、身体に張り付く服を押し上げていく。
そのうちに、服の上からもはっきりとわかるほどに乳首が立っているのが見て取れるようになった。
「フン、下着もつけないでいつも動き回って、変態だな。」
服の上から乳房を弄ぶガスパーだが、その乳首には手をつけることなく、その周りを執拗に指でなぞるだけである。
「ア、やめ、ハァン。」
カミーユといえば、自慰の経験が無いわけではないが、ここまで乳首が性感帯として感じるものとは知らなかった。
だから、ここまで執拗に乳房を攻められる経験も無かったのである。
じれったさとせつなさ。その快感は確かに感じるのだが、決定的なものが無いためイけないのである。
借金を取り返せなかっただけでも悔しかったのだが、このような性的な虐待を受けるとは。
カミーユは、屈辱やらなんやらでその目に涙を溜めていた。
「はぁ、はぁ、ああぁ…やだ、やめ、ろぉ…うぁ、あぁん」
「まだ、抵抗すんのか。気持ち良いだろ?いい加減素直にこっちにまかせたらどうだい?」
「だ、だれがぁ、はぁ、するかぁ、ああん」
頑なに根を上げる事を拒否するカミーユに溜息をはくガスパー。
しかし、もうカミーユの乳首は自分で見るまでもなく硬くなっているのは判っていたし、布地に擦れるだけで、感じてしまっていた。
それでも、なおガスパーは乳房を揉みしだき、指をはわせ、こねまわした。
耳を責めていた口は、首筋へと舌をはわせた。
「ああ、はぁ、はぁ、はあぁん」
そうしていくうちにカミーユの身体からは次第に力が抜けていった。
「そろそろ、本格的に行くかね」
ガスパーはそう言うと、カミーユの服の胸のあたりをつかんだ。
伸縮性の良い生地で作られたその服から、カミーユの胸が顔を出す。
そうすると、その服を破るわけでもなくそのまままとめて、カミーユの胸の谷間にはさんだ。
すっかり硬く隆起した乳首が始めてカミーユの目に飛び込んできた。
それは、今までカミーユ自身も見た事もないほどであった。
「あ、あぁぁ、ヒィ」
それ様子に驚いているうちに、ガスパーがそこに舌を延ばした。
舌の感触は、手とは違いざらつき、ぬめついた。しかし、すでにそれも快感としてしか感じなかった。
そして、片方は指によって摘まれ、転がされ、弾かれた。
「ヒィ、ヒィ、うあ、やめ、ヒィ!」
ガスパーが乳首を刺激するたびに、悲鳴ともいえない嬌声をあげるカミーユ。
そろそろか。と頃合を見定めガスパーは音をたてて乳房を吸い上げ、舌で乳首を刺激した。
「ヒィー!…うあ、うあぁ、あああぁぁ!」
カミーユは天を仰ぎ、背中をこれ以上ない程に反らせて、ビクンビクンと痙攣した。
「まぁ、胸だけでも良いとは言ったが、本当にイくとはね。」
この淫乱娘が。と言葉を足して、カミーユをみやるガスパー。
「やめろ、やめろよ、本当に…お願いだ…」
借金取り等と物騒な職業を生業としているカミーユだが、齢20も行かない少女である。
恨みを買って、慰み者になることもあるかもしれないとは考えもしなかったわけでもないが、実際にされると全く違う。
そもそも、自分が何故ここまでされるのか、とその立場に置かれていることが理解できてなかったのだが。
「いい加減にしろ。この小娘が!」
突然のガスパーの怒声に、カミーユは言葉を無くした。
対して、ガスパーはそれなりに修羅場をくぐってきた経験があった。
男勝りな女は、叩けるうちに叩く。圧倒的な挫折の前に反撃する気力を奪う。そうすれば、何のことはない、年相応の娘に過ぎない。
そのことを判っていた。
冷徹な表情の一端を除かせたガスパーは、カミーユの腰布を解いた。
そして、その部分の布地をつかむと力いっぱい上へ引き上げた。
「うわあぁ!?あ、あぁぁん」
カミーユの絶叫が上がる。
見れば、布地は細くまとまり彼女の股間へと食い込んだ。
たて一紋字となった布の両側からは、彼女の恥毛の一部がはみ出た。
ガスパーはその反応を楽しむかのように2度3度と腕を引っ張り上げた。
「うあ!が!うあぁ!!」
そのたびに飛び上がるカミーユ。
それも何度か続けると、カミーユは限界を迎えた。
先ほどより、少し小刻みに身体が震えたように見え、そのときはやってきた。
ポタ…
「ああ!ダメダメ!ああぁ、ダメェ!」
ポタ、ポタ、シャアァァァァ……
強い刺激を何度となく与えられたため、その部分は痺れ既に彼女の意思の範疇から外れてしまっていた。
食い込んだ布地が僅かばかりを吸い取ったとしても、なんの意味ももたなかったのである。
「おやおや、こんどはおもらしか。いやー臭いねぇ。」
「ううう…」
それが、ガスパーによって辱められた結果だろうとなんだろうと、失禁そのものの屈辱はカミーユの自尊心を大きく傷つけた。
「まぁ、臭いションベンの後始末は後でやってもらうとするか。臭い小娘にでもな。」
そういって、今度は手をカミーユの秘所へと延ばす。
クチュ…

「ふあ、あぁん」
「なんだ、もう濡らしてやがるのか。こらえ性の無いオ○○コだなぁ。」
ガスパーはカミーユの秘所が、尿だけではなく愛液でも濡れていることに驚いたフリをした。
「おお、臭い。まぁ、お前は自分のものだから、平気だろ。ほら」
「ング。…やだぁ、んぐぁ…んんん…」
その手を、カミーユの口に突っ込む。
カミーユは息苦しさと、臭いからくる嫌悪感にむせる。
ガスパーの手は指を動かし、彼女の舌を摘んだり歯茎の裏を刺激したりと動き回った。
そうして、散々口腔内を弄って引き抜かれた手は、先ほどとは違いカミーユの唾液が糸引いた。
「おうおう、随分味わった様だな。さぞかし美味かったんだろうな。」
「うぇ…美味いわけなんて無いだろ…もう、やめてくれよ…」
涙目になりながら、ガスパーに向かって訴えるカミーユ。
しかし、ガスパーの本心は、女の涙によって情にほだされるようなものではなかった。
「ああ、はいはい、これでお終いだ。前戯はな。
 ちょっと濡れがたらねぇかも知れねぇけど、まぁ大丈夫だろ。」
そう言って、ガスパーは部屋の隅においてある箱の所へ行き何かを取り出すと、すぐにカミーユの前に突きつけた。
「な、なんだよ。これ…」
ガスパーが突きつけたもの、それは木製の擬似ペニスだった。それも凶悪に太くイボだらけだ。
「さぁ、二者択一だ。オ○○コをなんの感慨もなくコイツに突かれるのと、ここまでやった俺に突かれる。
どっちを選びますか?」
その口調とは裏腹に、ガスパーの表情もまた悪魔のようにカミーユには映った。
「うああ、いやだ、そ、そんなのいやだぁ…」
カミーユは顔を青ざめてクビを振る。
それは、擬似ペニスの凶悪さを嫌がったのか、秘所を突かれることを嫌がったのか、またはどちらもなのか。
「ここまできて、どっちもいやだは通じねぇよ。さぁどっちがいい?」
そういって、笑いかけながらその擬似ペニスでカミーユの頬を軽く叩く。
「まぁ、コイツのでかさは半端じゃないな。やり慣れた娼婦でも血を流すかもな。」
そこまで言われては、カミーユが選択できるものは他に無かった。
「いやだ、いやだぁ!そんなのどっちもいやだぁぁ!!」
あらん限りの声をあげて、拒絶の意を表す。
「仕方ねぇな。せっかく選ばせてやろうって思ったのにな。お前が悪いんだぜ。」
そう言って、手にした擬似ペニスをカミーユの股間へと突きつける。
そこまですると、余計にその不釣合いな大きさが目立った。
「や、やめてくれ…それだけは、お願いだから…」
漸く、自分がどちらにしてもやられることを理解したカミーユは、涙を流した。
「はじめっから、そう言えばいいんだよ。」
そういって、わざとらしく溜息つくガスパー。
「で、どうして欲しいのか、もう一度ちゃんとお願いしてみな。そうしたら、やってやる。」
屈辱につぐ、屈辱。カミーユの自尊心などもう既になくなりかけていた。
「お、お願いします…」
涙を流して頼むカミーユ。
しかし、ガスパーの攻撃はとどまらない。
「何を?」
「ガスパーのを…」
「俺の?俺のなんだ?」
「ガスパーのチンチン…」
「それをどうするんだ?」
「私の…私の中に…」
「中にって何処だ?ここか?」
そういって、ガスパーは生地の食い込んだ尻の間をさする。
「ちが、あぁ…私のオ○○コ…」
「ほう?俺の逸物をお前のオ○○コに。どうしてもらいたいんだ?」
「…突っ込んでください…」
遂に、カミーユは恥辱の言葉を言い切った。
同時に、彼女の運命も決まったわけだが。
「まぁ、頼みとあっちゃ仕方ねぇな。コイツはどうしよっかな…ああ、こうしよう。」
そう言うと、ガスパーは手にした擬似ペニスの底を回した。
パキ、カラカラカラン。
すると、擬似ペニスの周りの木が割れ、一本の細い棒となった。
そうして、それをおもむろにカミーユのアナルへと突き刺した。
「ぎいいいぃ!カハッ、アッ!」
途端に天を仰ぎ絶叫するカミーユ。
その目はこれ以上ないほど見開かれ、アナルに突き立てられた棒をつたって血が流れた。
「まぁ、こっちも準備ってものが必要でね。そういうわけで、それをとって欲しかったら俺のを舐めな。」
カチャカチャ…ガシャン、ガシャン。
カミーユを吊っていた、鎖腕輪の鍵を開ける。
ドサ…
しかし、先ほどの胸への責めと、今のアナルへの責めでカミーユの腰はすっかり力が入らなかった。
「本当にどうしようもねぇな…よっと」
そのままうつぶせに倒れこんだカミーユの身体を仰向けに返す。
そして、首にある服の留め金を外すと、彼女の服を剥ぎ取る。
「や、やめろよ…」
力なく、声をあげるカミーユ。しかし、アナルの痛みからその表情は苦痛に満ちている。
カミーユの身体は腕や足にはそれこそ擦り傷が無数にあったが、
脱がした服の下から出てきた部分は、美しかった。
日に当たらない肌は白く透き通り、胸や腹部から足へのラインは大人のそれで、しかし肌のハリは若さゆえのみずみずしさがあった。
もし、カミーユがその美貌を年頃の女性と同じように磨いていたとしたら、それこそ男が放っておかないだろう。
しかし、その身体ももうガスパーの手にあった。
ガスパーは自分の服を脱ぎ、カミーユの身体の下にそれを敷いた。
そしてペニスを取り出すと、彼女にまたがり胸の間にうずめた。
「いいもの持ってんだから使わない手はないな。おい、無理矢理やられたくなかったら、自分で何とかしな。」
そうガスパーが言い放つと、カミーユは両手で胸を抑えてガスパーのペニスを刺激した。
幸い、背中が動いてもガスパーと自分の服が下にあったため、擦れて傷を負うことはなかった。
もうカミーユの頭は霧がかかったようにはっきりしなかった。
規則的に胸を、背中を上下へと動かしガスパーのペニスを刺激していた。
そんな刺激の連続でも、ガスパーのペニスは次第に硬くなっていった。
「こりゃ、なかなかいいな。技術はねぇが、もともとの身体の資質の違いだな。」
暫らくすると、ガスパー自らもそれに合わせて身体を動かしていった。

シュ、シュ、シュ、シュ…

「くぅ、だ、出すぞ。」

ビュク!ビュク!ビュル…

感極まったガスパーがカミーユの胸で果てた。
その精液は彼女の胸を、そして顔を打ち、白化粧を施していった。
「あぁ、ケホッ、だ、出したのか…」
その一部が、口に入ったのか咽ながらも、ガスパーがイったのを確認するカミーユ。
そして、顔にかかった白濁液を拭っていった。
「ああ、だがこれで終わりじゃない。ここに入れてからだ。」
ガスパーは言いながら、カミーユの秘所をなで上げる。
「ハァン…ダメェ…わたし、わたしぃ…」
その刺激に反応する、カミーユ。
「ダメ、じゃないだろ…こことか。」
「ヒィィィ!」
ガスパーがカミーユのもう先ほどから立っていたクリトリスを摘んだ。
それだけで、カミーユは背中をそらせてビクビクと痙攣した。
「いい感じ方だ。それだけ感じれるくらいならもう大丈夫だな。」
そう言って、ガスパーはカミーユの秘所にペニスの照準を合わせ、そのまま正上位で入れようとする。
「ま、待ってガスパー…」
それを感じ取って、カミーユが力の入らない手でガスパーを押しのけようとする。
「何だよ、はっきり言うが、もう止まらないぞ」
「違うの…もう、やられるのは分かったから…その、は、初めてだから、わたし…だから、その…」
顔を真っ赤にして、訴えるカミーユ。
「わははは、んなことさっきから分かってるって。それに、どんな風にしても痛いモンは痛いんだよ。」
そう言い切ると、ガスパーは腰を進めた。

ズッ…

「い、痛っ」
亀頭が埋まったかどうかというところで、カミーユが声を上げる。
「まだまだ、先っぽだ。いちいち言ってると、余計痛いぜ。」
一端動きを止めたガスパーだったが、すぐに腰を進めた。
ズッ、ズッ、ブチン、ズズゥ…

「い、いだあぁぁ…う、う…」
処女膜を破られ、ガスパーのペニスが根元まで入り込んだ。
カミーユは、初めて経験する痛みに打ち震えていた。
「さて、ここまでは譲歩してやったんだ。後は好きにさせてもらうぜ。」
そういうと、ガスパーは腰を動かした。
「そういや、こっちにも入りっぱなしだったな。」
そう言うと、カミーユのアナルに刺さったままの棒を出し入れし始めた。
グリグリとアナルと膣内からの衝撃を受けるカミーユ
「うぁ?!がは、あぁ、うぁ…」
アナルを出入りする棒にも、膣を出入りするガスパーのペニスにも、血だけではなく、カミーユの愛液がぬらぬらと光った。
その光景を見て、彼女は処女を奪われたことを否応無く納得せざる終えなかった。
「お前の膣内はかなり良いな。こっちの職業ならすぐにでも稼げるぜ。」
そういいながら、ガスパーは彼女の胸を再び味わっていた。
元々、痛みには耐性が強かったのかもしれないが、暫らくするとカミーユの身体は痛みよりも快感をより多く感じていった。
「あん、ああん…」
「初めてなのに、感じているとはな。まったくお前は本当に変態だよ。」
その言葉をカミーユは否定できなかった。
確かに、秘所を貫かれ、アナルを弄ばれ、胸を揉まれ。
その全てがどうしようもなく快感だった。
だからこそ、彼女は悲しかった。
別段、愛してもいない人間に対してここまで陵辱され、それでも感じてしまう自分の身体が悲しかった。
「ああ、ああん、はあぁ、あたし、ああ、い、いっちゃう、あはぁ、はぁん」
快感に身を躍らせ、身体を朱に染める彼女はそれでも美しかった。
短く切りそろえた髪を振り乱し、無数の傷が残る腕も、そこから延びる細い指も、
更にその指にのった小さな爪を何かに耐えるように噛む唇がどうしようもなく美しかった。
ガスパーの視界に入るカミーユは本当に美しかったのだ。
「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハァッ!!」

ビクンビクンビクン!

彼女の身体がそれまでで一番激しく踊った。

ドクンドクンドクン…

それに合わせて、彼女の膣でガスパーは熱い液を放った。

身体の中でそれまでで一番熱い何かがはじけ、四肢がどうにかなってしまうような快感にカミーユは痙攣し失神した。
「ふぅ、そういうわけで、とりあえず約束通りやったが?これでよかったのか。」
「ええ、まぁ後は之をダシにして彼女を丸め込めばいいだけですから。」
「人が悪いな。」
「否定はしませんけどね。まぁ家計の方も心配ですし。何より坊っちゃんとテオ様に申し訳ないです。」
「じゃあ、はなっから借金なんてするなよ…結局いくらくらいだったんだ?」
「えっとですねぇ…1000ポッチくらいですかねぇ?」
「たった、そんだけかよ…そんだけのために、俺はこんなことしたのか?」
「まぁ、いいじゃないですか。役得だったでしょ?それに、私が勝負に勝ったんだし。」
「そりゃ、そうなんだが…」
「なんなら、また勝負します?」
「いや、いい…勝つ気がしねぇし、その後が分不相応だからな…」
「で、結局私は1000ポッチ如きの借金踏み倒すために、あんな目にあったわけだな?」
「え゛…その声は…」
「忘れてやってもいいと思ってたけど、やっぱりこの場で死んででも払えー!」
「う、うわー!」
「あー、俺知らねぇ…」
「待ちな。アンタも来るんだよ…」
「え、なんで俺も。」
「そりゃ、アンタが負けなきゃ、こんな目に合わなかったんだよ!」
バキ!ドゴ!ズガ!グシャ!

解放軍は軍隊としては多様な人間を抱えている。
それが良いのか悪いのか分からないが、上手くはやっているようだ。

「それに、アンタには責任取ってもらわないとね。もうアンタ以外に抱かれる気ないんだから。」
645名無し素人SS書き:02/07/31 03:35 ID:dGH00YfU
いたぶってるシーンが長い割には、やってるシーンが短いというなんともな展開。

最後の会話は、シーン描写入れると間抜けになりそうなのであえてああいう形ですが。
カミーユって堕ちそうで、堕ちないような気がしたので。
もちろん会話の主は、ギャンブラーな彼と坊っちゃん命な彼です。
646名無しさん@ピンキー:02/07/31 17:53 ID:wP/vVNf1
名無し素人SS書き(・∀・)カエレ!!
647名無しさん@ピンキー:02/07/31 18:35 ID:IpijO82S
>646
お前が(・∀・)カエレ!!

名無し素人SS書きさん、漏れは鬼畜系が好きなのでガムバって下され
648腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/07/31 23:39 ID:lbrtHKPv
>>名無しSS書き様

最高です!!
カミーユの性格、出てます!!

鬼畜も好きなので、また是非読みたいです。。。
649腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/08/01 00:27 ID:1Tugyds1
『あなた様がグランマイヤー様のところへ御勤めに出られてから、二ヶ月。
ヨシノは、此処であなた様のお帰りを待っておりました。

良き伴侶として、この家をあなた様の代わりに守っていたつもりです。

されど、良き妻としては失格で御座います。
ヨシノは、淫らな女です。
あなた様の居ない間に、ヨシノは淫らな事をしてしまいました。


宵にあなた様にされるように、指で乳房を揉み、実を弄り。
秘部へと指を進め、蜜壷を掻き回す。
乳房を玩んでいた手を、秘部の頂点へと導き、コロコロと転がし。

うわ言のようにあなた様の名を呼び、達してしまうのです。』



椅子がキシキシと音を立てる。
其処に座っていたのは、背凭れに縄で縛り付けられていた着物の女性。
漆黒の髪と瞳が印象的だ。
その目の前に立っていたのは、同じく黒髪の男性。
背丈が少し高く、がっしりとした体つき。
軍服のようなものを着、眼鏡をかけている。

男は、優しそうな声で聞いた。
「ヨシノ殿、そのようなことをしていたのですか?私が居ない間に。」
「も、申し訳ありません・・・。」
ヨシノと呼ばれた女性は顔を真っ赤にし、涙ぐみながら答える。
「いけない人ですね・・・。私の居ない間は我慢なさいと言ったでしょう?」
「・・・申し訳ありません・・・あなた様・・・。」
「お仕置きが必要ですね、ヨシノ殿。」
男は微笑み、ヨシノの頬にそっと手を触れた。
650腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/08/01 01:08 ID:1Tugyds1
あなた様、と呼ばれた男は、ヨシノの夫、フリード・Y。
グランマイヤーの右腕と呼ばれた男だ。
誠実で真面目で、心が広い男として評判である。


しかし、ヨシノに関しては、独占欲の強い男だった。

「んぐっ・・・。」
フリードの唇がヨシノの唇を塞ぐ。
舌が口内を這い回る。
ぴちゃぴちゃと唾液の滴る音が耳に響いた。
「あ、ふ・・・っ。」
厭らしい声が漏れている事に気付き、ヨシノは息を無理矢理止めた。
「我慢しなくて良いのですよ?ヨシノ殿・・・。」
フリードは優しく微笑んでいるが、声を出したら出したで仕置きが待っている。
羞恥、という名の仕置きが。

ヨシノは幼い頃がら大和撫子として育てられてきた。
淫らな女は最低だ、と教えられてきた。
故に、自分が淫らなことをするということは、最低のことであり、羞恥なことである。

フリードはそれを知って、ヨシノに仕置きをするのである。


「厭らしい女ですね、ヨシノは・・・。着物が湿っていますよ?」
ぴら、と裾を捲くり、下半身を露にさせる。
「あ、あなた様・・・!!」
「椅子まで濡らして・・・接吻だけでそんなに感じたのですか?」
ビクン、とヨシノの身体が震える。
言葉攻め。
一番ヨシノに効果的である。
『感じた』。
それはヨシノにとって、はたしない事であり、自分がその状態に置かれていることを勘付かせる。
羞恥でもあるが、また、羞恥心が余計に淫らな心を燃え立たせてしまう。
「蜜が滴ってますね・・・美味しそうですよ。」
つぅ、と指で蜜壷から透明な液を掬い上げる。
「ひぅあっ!」
敏感になっていた秘部に指が触れられ、快楽が身体中を走る。
「どうしたのですか?ヨシノ殿。」
にっこりと微笑むフリード。
態とやっているのはわかっている。
しかし、反する事も出来ない。
身体は既に、甘い痛みを求めているからだ。
そして、同時に辱めも。
651腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/08/01 01:12 ID:1Tugyds1
「おや、余計に湿ってきましたね・・・洪水ですよ。」
ヨシノの裂け目にフリードは指を滑らせていく。
身を捩りたい衝動に駆られるが、椅子に縛り付けられているため、身動きさえ出来ない。
じゅぷじゅぷ・・・。
「はぁっ!あ・・・あなた様ぁっ!!ふあっ!」
卑猥な音と、ヨシノの喘ぎ声だけが部屋に響いた。
フリードの指が愛液に塗れて行く。
「凄いですよ、ヨシノ殿・・・椅子がびしょびしょですよ。」
「・・・・・ひぅ・・・。」
「一人でするのと、どちらが気持ちよいですか・・・?」
「あなた様に・・・・・・されるほうが気持ちよいですぅ・・・。」
涙ぐみながらヨシノは答えた。
快楽と羞恥心。
一人でしていたときは、快楽と罪悪感があった。
しかし、今は。
愛する人に辱められる快楽がある。
淫らでも何でも良い。
フリードに苛めてもらいたい。
もっと、独占してもらいたい。

ぷつり。
ヨシノの中で、何かが切れた。
「あなた様ぁ・・・もっと、もっと苛めてくださいまし・・・。」
足を広げ、秘部をフリードに見せ付ける。
溢れ出る蜜が椅子をつたって、床に落ちていた。
一瞬驚いた顔をしたが、フリードは直ぐに微笑んだ。
「ヨシノ・・・淫らな子ですね。もっとお仕置きして欲しいのですか?」
「はい、してくださいまし。ヨシノはあなた様に辱めて頂きたいのです・・・。」
「じゃあ、ヨシノ殿。私に奉仕してくれますか・・・?」
652腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/08/01 01:25 ID:1Tugyds1
フリードの反り勃ったペニスをヨシノが咥え込む。
ちゅぶちゅぶ・・・じゅるっ。
舌を巧みに動かして、舐め上げる。
「あぁ・・・上手ですよ、ヨシノ殿。」
「ふぐっ・・・んむっ。」
両手が使えないヨシノは、賢明にしゃぶる。
口の中で膨張するペニスからは透明な蜜が零れ始めている。
「もっと、奥までしゃぶりなさい・・・。」
「ふぁい・・・。」
じゅぶ、じゅぷっ。
唇を突き出し、根元まで含む。
出し入れを繰り返すうちに、蜜も多く零れてきた。
「もういいでしょう・・・ヨシノ殿、ご褒美をあげますよ。」
ちゅぽっ・・・。
「お仕置きではないのですか・・・?」
「お仕置きも、貴方にとってはご褒美でしょう・・・?淫らなヨシノ殿・・・。」

フリードはヨシノの前に跪き、足をさらに開かせる。
露になった中心部を、フリードはちゅぱちゅぱと舐め始めた。
「ひっ・・・やぁぁぁっ!!!」
敏感になっていた秘部はすぐに快楽を脳に伝える。
蜜壷を指でかき回され、皮を剥かれた頂点を舌で玩ばれ。
「い・・・イッてしまいますぅ・・・あなた様ぁっ!!」
「まだイってはいけませんよ、ヨシノ殿・・・。もっと気持ちよくしてあげますから・・・。」
指の出し入れを早め、頂点を甘噛みする。
「ひぅっ!!!!!」
びくん。
ヨシノの身体が跳ね上がった。
「まだですよ・・・イったら入れてあげませんよ・・・?」
「あなた様・・・も、もう・・・。」
縋るように泣くヨシノを見て、フリードが溜息をつく。
「そうですか・・・では、ヨシノ殿がちゃんと言えたら、入れてさしあげましょう。」
「・・・え?」

「どこに、何を入れて欲しいのか、言ってごらんなさい?」
653腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/08/01 01:40 ID:1Tugyds1
フリードの言葉に、一瞬我を失うヨシノ。
最大の辱め。
性器の名前を口に出して申せ、と。

だが、言わなければ欲しているものは貰えない。
この身体を貫いてはもらえない。


ヨシノの取る選択肢は一つだった。

「・・・・・の・・・・・んを、ヨシノの・・・こに・・・入れて・・・ください・・・。」
「聞こえませんよ、ヨシノ殿。」
「あなた様の・・・おち・・・・んを、ヨシノの・・・。」
「それじゃ、入れてあげられませんよ?」
くりっ。
「ひゃあん!!!」
ヨシノは頂点を強く弄られ、悲鳴をあげる。
「ほら、言ってごらんなさい。」
「あなた様の・・・おち○んちんを、ヨシノの・・・お○んこに・・・入れてくださいませ・・・。」
言い終った途端、フリードは背中の縄を解き始めた。
「良く出来ました。ヨシノ殿・・・可愛らしかったですよ。」
にっこり笑うフリード。
「淫乱で可愛らしいヨシノ殿・・・ちゃんと言えた褒美をあげましょう。」
ガタン。
ヨシノを抱き上げ、椅子から降ろして床に寝かせる。
フリードはペニスをヨシノの秘部にあてがった。
「いきますよ・・・。」

じゅぷるっ!!!
「ひぅあああっ!!!!」
一気に、ヨシノの中にフリードが入り込んできた。
蜜が潤滑油となり、奥へとスムーズに導いてきた。
「ヨシノ殿・・・あぁ、狭くて気持ちいいですよ・・・・・・!!!」
「あ、あ、あぅっ!」
ずぶちゅ、じゅるっ。
擦れる音が響く。
「中、とても温かいですね・・・。そしてびしょびしょで・・・えっちですねぇ。」
「言っちゃ嫌ですぅ・・・。」
フリードはヨシノの頭を抱え込み、小さくキスをした。
「私だけのものですよ・・・ヨシノ殿。誰にも渡しません・・・。」
「あぁ、あなた様・・・あなた様だけのものですっ。」
ずぶずぶ、と深く突かれるたびに声が漏れていく。
厭らしく、淫らに。
「イキそうです、ヨシノ殿・・・あぁ、愛しています・・・。」
「あ、ああ、あなた様っ!あなた様ぁぁぁっ!!」

ビクン。

ヨシノの中に、熱い液体が放たれる。
それと同時に、ヨシノは我を失った。
654腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/08/01 01:52 ID:1Tugyds1
「あなた様・・・。」
「愛していますよ、ヨシノ殿・・・。これでも、一人でするほうがお好きですか?」


其の一言を聞いて、ヨシノは気がついた。
フリードはただ、ヨシノが淫らな事をしたからお仕置きをしたわけじゃなかった。
理由をつけて愛したかっただけだった。


独占欲の強い、表現下手な男。
だけれど、そんなフリードが好きで、淫らな自分も結構好きだとヨシノは内心、苦笑した。


「一人でするより、あなた様に抱かれるほうが良いですわ。でも。」
「でも?」
「・・・・・・何でもありません。」

でも、こうやって抱いてくれるきっかけになるのなら、幾らでも一人で淫らな事を致しましょう。
あなた様に辱められ、死ぬほど愛していただけるのならば。
655腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/08/01 01:53 ID:1Tugyds1

また書かせて頂きました。。。
純愛かどうかは微妙れす。

王道カプールが好きだ・・・。
656名無しさん@ピンキー:02/08/01 02:12 ID:bc5RYwxI
ヤマモトキタ──────(゜∀゜)─────────!!!!
いよっ、待ってました!!
腐れSS書き様すてき過ぎです!!
ヨシノさんのひとりエチー(;´Д`)ハアハア
鬼畜眼鏡のフリード(;´Д`)ハアハア
自分の中でフリード=へっぽこなイメージ強かったので新鮮でした。
でも、この二人だったら性器は漢字表記の方がいいかも…なんつて
657名無しさん@ピンキー:02/08/01 04:25 ID:uw6CXD1z
うわ!夫婦っぽさがしっかりあってエロ(・∀・)イイ!!
658名無しさん@ピンキー:02/08/02 15:05 ID:091lccPH
ヤマモト……お前ってヤシは…(゚Д゚*)
659名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:27 ID:eTevtfql

備え付けられている急造のテーブルの上に小さな兜がそっと置かれた。
それはとても小さな物であったが、装備者にとっては十分の大きさだ。
兜を脱いだその中から、そう…例えるなら黄金色の砂金を散りばめられた
小川のような煌きを持つ、見事な長髪が苦しそうに溢れ出す。
激しい戦場となったこの地も、日が暮れて見事な満月を映し出している今だけは
お互いの軍の兵達につかの間の休息をもたらしていた。
「ふぅ……。」
薄く濡れた唇から、安堵の溜息が漏れる。
その端正な顔立ちは、テント内のランプの灯りでオレンジ色に染まり、
普段にも増して美麗な輝きを帯びていた。
鎧を脱いだ今だからこそ判る、その細くしなやかな身体。
赤の短いスカートから覗く脚線美は、他の誰の追随を許さないほど見事だ。
帝国の水軍頭領だった時の頭の切れ、統率力は解放軍でも遺憾なく発揮され
今や寝返ったこの軍の中でも十分な信頼を得ている。
元頭領だった母・キラウェアを凌ぐほどのカリスマ性。
我が子のこれほどに成長した姿を見れば、例え地獄に逝ようとも
笑顔がこぼれない親はいるはずがない。
660名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:27 ID:eTevtfql
簡易ベッドに腰をかけ、彼女はゆっくりと項を垂れた。
「とうとうグレッグミンスターまで来てしまった……。
 バルバロッサ様、私はどうすれば……。」
成り行きとは言え、かつて忠誠を誓った主に剣を向ける事には戸惑いを隠せない。
そして彼女には帝国を敵にまわす事に抵抗する、より大きな理由が存在していた。
「……テオ様……」
今は亡き想い人の名前。
この世から去ってしまった今でも、その人の事を考えぬ夜はなかった。
今日も彼の人を思い出し、熱く火照る身体を押さえつつ涙で枕を濡らすのだろう。
一層激しくなるであろう最終決戦を前に、彼女が眠りに就こうした時。
「あの…」
テントの外から、遠慮がちな声が聞こえた。
彼女は目尻を軽く拭ってから、ベッドから腰を上げて入り口へ向かう。
そこには彼女が忌み嫌う少年の姿があった。
緑のバンダナ。赤い胴着。
彼こそ、愛する人をあの世へ送った張本人。
例えあの人の血を引いていたとしても彼女から彼を奪ったのは目の前の人物なのだ。
661名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:28 ID:eTevtfql
「ソニアさん……少し、お話したんですけど。」
こんな夜分に男性が年頃の女性の寝床を訪れるのは問題あるように思われるが
この少年には当てはまらないだろう。彼はこの解放軍のリーダーなのだから。
「………入れ。」
ソニアと呼ばれた女性は、彼をテントの中へと招き入れる。
少年は少し躊躇いを見せたが、周りに気づかれないようその後についてサッと
テントの中に潜り込んだ。
「……、何の用だ。」
低く、くぐもった声。
ソニアはまだ少年の顔を見る事ができずにいる。
彼の顔を見れば、堪え切れない憎悪が自分の身体を支配するだろう。
リーダーとして軍の先頭に立って戦う少年の姿は、
かつて同じ立場だったソニアの瞳にさえ凛々しく映って見えた。
だがその姿は帝国五将軍だったあの人を思い出させる。
あの人も必ず先頭に立って軍を指揮していた……。
それを考えるとソニアの感情はテオを奪われた憤りと
やりきれない悲しみに支配されるのだった。
「ソニアさん、バルバロッサはもう目の前です。
 僕らは今以上に結束を固めて戦いに望まなければいけない。」
少年の口から紡ぎ出される言葉はハキハキとしてリーダーの威厳を十分に感じさせるものだった。
ソニアは彼の顔を見れないまま、その言葉に耳を傾ける。
662名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:28 ID:eTevtfql
「……ソニアさんは、まだ僕を許してくれないんでしょうか?」
わずかに憂いを帯びた瞳。
だがそれは年相応に無邪気な、まるで親に叱られて反省しているような瞳だった。
「父さんとは互いに譲れないもののために戦いました。
 僕は僕を信じて戦ってくれている人のため……父さんは帝国への忠誠のため。
 道は違いましたが、僕は今でも自分の信念を貫いた父さんを尊敬しています……。」
テオの顔はとても安らかだったという。
我が息子といえど自分の前に立ちふさがる者は敵になる。
自分の力を上回った息子を見た時、彼は親として至福の感情に包まれていたのだろう。
「ソニアさん……僕の目を見てください。」
きちんと気持ちを伝えるため、少年は彼女の後姿に語りかけた。
「見てください!!」
ソニアの肩に手をかけて、強引にこちらを向かせる。
「……。」
「ソニアさん……。」
彼女の目尻に涙を見つけ、少年は黙ってしまう。
その涙はテント内のランプの光りを含んで宝石のように光っているように見えた。
少年はそんな彼女の両肩に手を置いて、そっと抱きしめる。
「辛い時は、泣いても良いんです。その方が後に残らないから…」
「ティル……」
663名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:29 ID:eTevtfql
背は若干ソニアの方が高い。
ソニアは少年の肩に顔を乗せて、声を殺して泣き出した。
押しつぶされそうなこの気持ちを、誰かに受け止めて欲しかった。
ティルは彼女の背に手をまわし、そっと抱きしめた。
ソニアの胸が、ティルの胸に当たる。そのふくよかな感触にティルはいささか戸惑いながら、
彼女の気の済むまで立ち尽くしていた。
どれくらい時が過ぎただろう。
ソニアの腕が何時の間にかティルの背に回って2人の距離が密着してから
ティルは離れる事もできず、引き際を探り続けていた。
(参ったな……)
彼女の背を摩ってあげながらティルはどうしたら良いか判らず、どうしたものかと考えていた。
「……ティル……」
「……?何ですか?」
ちゅ……。
それは突然のキスだった。
彼女の顔がティルの肩から上がると同時に、ティルは唇を奪われたのだ。
「!?」
「私を……受け入れてはくれないか?」
「え……?」
ソニアの潤んだ瞳が彼の動揺する心を射抜くように見つめる。
よちよちと歩き、簡易ベッドにティルを押し倒すと、ソニアは彼の首筋に吸いついた。
664名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:30 ID:eTevtfql
「ソ、ソニアさん!?何を……!」
「私は弱い女だ……男に寄りかかると、もう1人で立てなくなる……」
ティルと指を絡ませあい、より濃厚なキスの雨を降らしていく。
美麗な顔はほのかに赤らみ、そこはかとない色っぽさを醸し出している。
「今だけでいい……テオ様を忘れさせて……ティル……。」
そう言って、ごそごそとティルのズボンをまさぐる。
まだ柔らかい彼のモノを指で捕らえながら、ソニアはそれを外気に晒した。
まだ大人になりきれない可愛らしいモノに口を近づけると、ソニアはそっと自らの口腔に含んだ。
「あっ……あ!」
生温い、形容し難い感覚に、ティルは身を縮こまらせる。
「んふん……ずぶ、ぢゅる……、はっぷ・……っふ」
愛おしそうにそれを見つめながら、ソニアは初心者にはハードなディープスロートを繰り返した。
「ティル……大きくなってきた。気持ち良いのか……?」
「ソ、ソニアさん、止めてください……!」
制止を聞かず、ソニアはペニスを口に含んでそのまま刺激を与え続ける。
唾液で濡れた艶かしい舌で裏筋を舐め上げると、ティルのモノは嬉しそうに反応する。
「ふふふ、元気だな……」
「うっ…あぁ!」
亀頭をパクリと咥えるや否や、ソニアは急激な吸引をを始めた。
唇の隙間から、唾液とペニスをすする卑猥な音がテント中に響く。
665名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:30 ID:eTevtfql
「ソ、ソニアさん……駄目ですっ!」
「ん、ぅぅっ、はぁ、ぷっちゅ……ちゅ、ちゅ、ちゅ」
「で、出るっ!」
そう言うと同時にティルのペニスがソニアの口の中で大きく跳ね、
割れ目から生臭い精液を発射した。
ソニアは何の躊躇もなく大量に吐き出された精液を全て飲み干すと、
下着をスルリと下ろして、全く固さを失わないティルのモノを自分の秘裂に当てがった。
「いいだろ……?」
「そ、そんな!ソニアさん、それは…!」
ティルが言い終わらない内に、ソニアはゆっくりと腰を降ろし始めた。
ジュプっと淫水とモノが絡み合う音をさせて、ソニアはティルを受け入れていく。
「く……ぁ!」
「はッ……、この感じ…!あっん、すごい、久しぶり……!」
久方ぶりの肉棒の味に、ソニアは大きく身体を震わせた。
初めての女性に、ティルはうめく事しかできない。
ちょっとでも油断すれば、すぐさま欲望を吸い取られてしまいそうだった。
ソニアは快楽を追い求め。自ら腰を動かし始める。
「うぅん……!硬い……、はぁッ、ティル、硬い……!!」
「う、動かないでください!くっ……う!」
ソニアは前屈みになってティルの胸に手をつくと、腰を回転させて彼のペニスを味わう。
絡みついてくる肉襞に、ティルのモノは爆発寸前だ。
「すごい……すっ……ごいっ!!ティルが私の中で、暴れてる……!」
その腰の動きは次第に激しさを増していく。
666名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:31 ID:eTevtfql
ティルの上でソニアが動く度に、彼女の美しい金髪が乱れ咲く。
それは水面から飛び立たんとする白鳥の羽のような大きく広がり、
ティルを幻想的な気持ちにさせた。
「ソニアさん……!」
このまま果てるぐらいならと、ティルは意を決して下から彼女を突き上げる。
その動きに合わせて、ソニアも自分の腰を振る。
それは手馴れた様子で、彼女の経験の豊富さを認識させた。
「あぁッは!!ティル、激しい……!もっとして!もっと……ッッ!!」
ティルは彼女の肉付きの良い尻を掴むと、限界を超えてもいいと言わんばかりに
突き上げ始めた。それは不慣れな動きであったが、
ソニアの動きがそれをカバーして2人を絶頂へと導く。
「あぁ、ダメ!私、イッ………ィ!ああぁぁ!!はッ………ィ、イクゥッッ!ッッッ!!!」
「ん!」
急激な収縮に襲われ、ティルはその欲望の塊を余すこと無くソニアの膣内に吐き出した。
ソニアの中が、ティルの液で満たされていく。
「あぁ………っは………」
心地良い虚脱感に覆われ、ソニアはティルの胸に崩れ落ちた。
うっすらと汗を纏った鮮やかな金髪が2人を包み込む。
まだ厚みはさほどではないが、男の胸は女に安心を与えるものだ。
ソニアはティルの胸に指を這わせながら、情事の余韻を楽しんだ。

667名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:36 ID:wzRbnvZ1
ソニアキタ──────(゜∀゜)─────────!!!!!
668名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:44 ID:eTevtfql

「母さん………」
それは誰に聞かせるともなくティルの口からでた言葉。
だがソニアはその言葉を耳にした途端、涙が溢れ出すのを留める事が出来なかった。
もう枯れ果てたと思っていた涙が、止めどなく流れる。
テオが生きていれば、そうなる可能性もあったのだ。
ティルの母として、この子に戦争など教える事なく育てる事もできただろう。
今となってはそれもただの夢物語。
テオはすでにこの世から去り、自分はこうして目の前の少年と
『男女の交わり』を持ってしまったからだ。
ソニアは目の前の『男』の胸で、止まる事の出来なかった自分を悔いるのだった。


                   完
669名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:33 ID:eTevtfql

賑わいを見せるミューズ市の中心街から少し離れた場所。
先の戦争で犠牲になった者達の墓標が、見渡す限り見受けられる。
その中でも一際目立つ立派なつくりをした墓の前に、
1人の大柄な男がゴツゴツと靴音を鳴らして近づいて行く。
暖かい陽光を浴びてキラリと光るその墓標は、
その墓の主の生前と何ら変わりのない輝きを持ち続けていた。
「よぉ……元気そうだな。」
土に還っても相変わらず自分の存在を顕示しているそれを見て、
男はボサボサの髪の毛を掻きながら笑みを携えた。
「アンタはどこに行っても変わりなさそうだ……安心したぜ。」
肩に担いでいた、最低必要限の物しか入っていないリュックを地面に下ろし、
男は立膝をついてその墓をじっくり見据える。
死してなおこのような立派な墓が立てられたのも、大勢の人の信頼を得ていたからだろうか。
それとも、現市長であるフィッチャーが手を廻してくれたのだろうか。
きっとどちらも当てはまる。それだけこの墓の主はミューズにとって偉大な人物だったのだ。
「……いつの世も、アンタみたいに必要とされている人間は早く死んで
 オレみたいなどうでも良いヤツは生き残る。全く世の中ってヤツぁ理不尽だよな……。」
そう言って男は目を閉じた。
670名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:33 ID:eTevtfql
目の前で眠る彼女との想い出を思い出す。
どれもこれもくだらない事ばかりだが、そんな出来事も男には大切な宝物だった。
ふと、感傷的になっている自分に気づき、自らを笑う。
「昔の想い出に浸っちまうなんて、オレも年食ったのかねぇ……。」
だが、それも悪くない。目の前の人物は男にとって大事な人なのだから。
地面の土を弄りながら、そんな心地良い雰囲気を味わう。
後ろの方で足音が聞こえる。
こんな広い墓地だ。他の訪問客がいても不思議じゃない。
男はさして気にせず、目の前の久しぶりの友との再会を楽しんでいた。
しかし、その足音は真っ直ぐこちらへ向けて進んでくる。
もしかして彼女の客人だろうか?
それならば、自分のような大きな男がこんな場所に陣取っていては邪魔になるだろう。
そう思い、男は黙って腰を上げた。
心の中で墓の主に別れを告げた瞬間、背後から声をかけられた。
「なんじゃ、やはりビクトールか……おんしとこのような場所で出会うとはな。」
どうやら自分の客だったらしい。墓地という特別な場所で、
まだ生を受けている者に用事というのもいささか非常識だと思ったが、
後ろにいるであろう彼女にはそんな常識は通用しないのだろう。
自分の知り合いでこんな年より臭い喋り方をするヤツは1人しかいない。
671名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:34 ID:eTevtfql
「シエラか……久しぶりだな。ヘンなところで会う……、いや、そんなコトねぇか。」
吸血鬼の始祖である彼女には、墓地という場所は何処かマッチして見える。
彼女は先の戦争で共に戦った仲間だったが、当時も実際墓場で姿を見かける事が多かった。
「墓地というのは、わらわにとって心地良い場所なのじゃ。
 それなのに一番大きな墓の前にこれまたデカイ図体したヤツがいては目障りでたまらん。」
シエラはビクトールの横に並び、目の前の立派な墓標に目を向けた。
「アナベル……ふむ、以前のミューズ市の市長か。
 おんしとは旧知の仲じゃったらしいが……。」
「あぁ……。」
ピク、とシエラの細い眉が動く。
久々に再会した目の前の男からは彼女の知っている豪快さは無く、覇気が全く感じられなかった。
身体はここにありながら、その心はどこかへ置き忘れてきたような……
そんな印象を与えるビクトールを怪訝そうに見つめる。
「……そうか、昔馴染みの知り合いと再会を懐かしんでいた訳か。
 どうやら邪魔したようじゃな。」
らしくないシエラの気遣いを内心笑いながら、ビクトールは立ちあがると、
「………いや、もう終わったさ。
 さーてと、とりあえず今日はミューズで一泊するかぁ……長旅だったから疲れちまったい。」
と言って、うーんと大きく伸びをしてから墓場を後にした。

672名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:35 ID:eTevtfql

「………で、なんでアンタがここにいるんだよ?」
今晩の寝床であるミューズの宿の一室で、ビクトールは目の前の人物に訊ねた。
「久方ぶりの対面じゃ、積もる話もあろうて……わらわが話相手になってやろう、はよう話せ。」
「なんだそりゃあっ!?」
相変わらずな人の都合を全く考えない物言いに怒りを通り越した呆れ声を返す。
しかしベッドに腰かけた当の本人は、細い脚をプラプラと遊ばせて何食わぬ涼しい顔をしている。
シエラは生活に最低必要な物しか置いていないこの質素な部屋を見まわし、
「ほんに何もない部屋じゃのぉ……まぁたまにはこのような所で寝るのも一興か。」
どうやらこの部屋に泊まるつもりらしい。
「勝手に人の部屋に潜り込んでケチつけんなよ……」
「何を言うか。わらわの心遣いがわからんのか。
 長旅で疲れたおんしを癒そうというわらわの心が。」
「あんたのおかげで余計疲れがたまりそうだ……。」
シエラだけのせいでは無いだろうが、やはりこのミューズという地には想い出がありすぎる。
心身共に疲れていたビクトールは何も考えずにただ泥のように眠りたい、と思った。
『疲れた』と言いたげにハァ、と大きく溜息をつくと、一息にシャツを脱ぎ捨てる。
盛り上がった筋肉がシャツの中から弾け出し、身体中についた傷が
幾多の修羅場を潜り抜けて来た事を匂わせた。
673名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:36 ID:eTevtfql
「こらこら、乙女の前で汚い裸をさらすな。恥ずかしいではないか。」
言葉とは裏腹に、全く恥ずかしさが見えない顔でシエラは注意する。
だがその口調はあくまでも軽く、いつもの調子でビクトールをおちょくっているようだ。
「誰が乙女だよ……800才の乙女なんかいるか、ババァが。」
その言葉を聞いた瞬間、シエラの細い眉がピクリと動いた。
表情は変わらないが、口元がヒクヒクと引きつっている。
だがそんな彼女の様子に気づく事なく、ビクトールはのそのそとベッドに近づいて行った。
「俺、もう寝るからそこ退いてくれよ。」
「誰がじゃ?」
「あんただよ。あんたしかベッドに座ってねぇだろうが。」
「何故じゃ?」
「なぜって……俺が宿代払ってんだからそれは俺のベッドだろうが。いいから退いてくれ。」
「どうしてじゃ?」
「………。」
このまま禅問答をしていても埒があかない。
俺は早く寝たいのだ。
そう思いつつ、ビクトールはシエラの横を通ってベッドの中に滑り込んだ。
「こら、女より先に寝床に入るとは失礼なヤツじゃな。」
「………。」
ここで相手にしては、またくだらない話が始まりかねない。
ビクトールは無言で睡魔を待ち続ける。
674名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:37 ID:eTevtfql
「ふむ、まぁ確かにおんしの言う事も一理ある。
 わらわが勝手に着いて来たのじゃからな。」
一理じゃなくて真理だよ……ビクトールはシエラの言葉を脳内で変換していた。
「おんしも疲れているようじゃからな。
 一宿一飯のお礼に、1つ願いを叶えてやろうではないか。」
「……………へぇ。」
これは殊勝なことを言う…我侭な始祖様が人に謙るとは。
ビクトールは襲い来る睡魔を隅へと押しやり、シエラへの願い事を考え出した。
「じゃぁ…」
「マッサージか。まぁ妥当な意見じゃな…良かろう。」
「お、俺はまだ何も言ってねぇ!」
「……なんじゃ?わらわの言う事が不服かえ?ならこのまま寝るとするかの。」
自分を置いて勝手に進む会話(?)に、ビクトールは口だしせずにはいられなかった。
だが、女の子にマッサージされながら眠りに就くのは悪くない。
シエラも中身はアレだが、外見だけを見ると類稀な美貌を持っている。
そんな彼女に身体を揉まれながら静かに夢の中に入っていくのはさぞ気持ち良いだろう。
「う、うぐ……わ、わかったよ。頼まぁ…」
「ふん、して欲しいなら正直に言わんか。男らしくないぞよ。ほれ、うつ伏せになれ。」
お礼をすると言いながら、あくまで傲慢な態度のシエラにビクトールは舌打ちしながらも
黙って背を向けた。
その上にシエラがゆっくりと乗る。
そしてその細い指をビクトールの背に這わせると、硬いところを探し出しては
ぎゅっと強く押しこむのだった。
675名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:41 ID:eTevtfql
「おんしの身体は硬いのぉ。これではどこが凝っているのか判らんではないか。」
「んー、もっと上の方を重点的に…」
「よいしょ、よいしょ…・・・」
シエラの身体がすすす、とビクトールの身体を這い上がっていく。
彼女の暖かい股の感触が背を移動するのを感じ、ビクトールは奇妙な気持ちになっていった。
馬乗りでビクトールを指圧し続けるシエラはそんな彼の気持ちの変化に気づかず、
懸命にその固い背中を探っている。
(うっ……やべぇ……)
シエラに意識を集中していると、ビクトールは股間に血液が溜まるのを感じた。
ここしばらく女など抱いてはいなかったせいか、急速に集まった血液達が
瞬く間に彼の股間を盛り上げる。
ビクトールはシエラに気づかれないよう、もぞもぞと態勢を直しながら
モノが治まるのを待とうとしたが、その度に身体の上で踊るシエラを感じて余計に
そのモノは硬度を増していくのだった。
「なんじゃ、動くでない。狙いが定まらんではないか。」
「そ、そんな事言われてもよ……その……なんだ、身体が勝手に…」
「?何を言っておる。ヘンなヤツじゃな…」
そう言って、シエラがビクトールのお尻の上に移動した時だった。
何か不自然な盛り上がりを感じる。
固いものが、まるでベッドとの間に支え棒のように腰を持ち上げている。
676名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:41 ID:eTevtfql
「なんじゃ、おんし…」
そう言ったところで、シエラは気がついた。
ビクトールが男の生理を隠している事に。
シエラはそこで不敵に笑うと、弱みを握った悪党のような気持ちで
ビクトールに囁きかけた。
「ほぉ……先ほどから様子がおかしいと思ったら、こういう事じゃったのか。スケベ。」
「なッ!?」
バレた!!
一番見られたくないところに気づかれ、ビクトールは絶句してしまった。
「わらわに欲情するなどとは、おんしはもしかして『ろりこん』というヤツか?スケベ。」
「お、俺はロリコンじゃねぇ!!」
「股間を勃起させた男が言うても説得力がないわ。このスケベ。」
「ぐっ…」
この女、さっきからスケベスケベと……!
ビクトールは冷めていく興奮と同時に涌きあがってきた怒りに身を震わせながら、
ほくそ笑むシエラを睨む。
このまま言われっぱなしではどんどん立場が悪くなる……そう思ったビクトールは
攻勢に出ようと試みた。
「はッ、俺はお子ちゃまには興味ねぇんだ。
 ほら、あんたの事考えるとどんどん萎んでいくだろ?」
ビクトールは仰向けになって自分の股間を指し示すと、その強靭な精神力でモノを萎えさせた。
シエラはきょとんとした面持ちでその奇妙な光景を見つめていたが、
何かを思いついたかのような妖しい笑みを浮かべてビクトールの上に再び跨っていく。
「ほぉ……ではそのお子ちゃまの誘惑には負けないと?」
677名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:42 ID:eTevtfql
「あ、あぁそうさ。頭ばかり年取らないで身体の方も成長してくれや、ははは…」
その得体の知れない迫力に押されながらも、ビクトールは強がりを吐いた。
だが、その言葉で彼の命運は決定づけられただろう。
シエラの瞳に、冷ややかな炎を灯してしまったその時から。
「ならば証明してもらおうではないか。『ろりこん』ではないと言うおんしの言葉を。」
「何?」
シエラは呆気に取られるビクトールを他所に素早くズボンを引き降ろすと、
身体に見合った大きさを持つモノを捉えて、その小さく可憐な唇を近づけていった。
「お、おい待て!ちょっと…」
「じっとしないか……噛み切るぞ。」
シエラの口腔に鋭い輝きを帯びた八重歯が光る。
ビクトールは背筋に冷たいものが走るのを感じて、そのまま状況に身を任せるしかなかった。
「…………ん。」
ゆっくりと彼のモノをシエラの唇が飲みこんでいく。
その小さな口には大きすぎるのか、シエラは口をできる限り大きく開いてそれを迎え入れた。
滑った感触が肉棒を包み込んでいく。
ビクトールは久々の感覚に身震いしながら、歯を食いしばって声が漏れるのを耐えた。
シエラはちらりとビクトールの顔を見てから、口を上下に動かし始めた。
唾液が肉棒に纏わりつき、淫猥な音が発生する。
「んぶ……ず、じゅる……ぅむぅ……」
喉もとまで肉棒を飲みこみ、激しいストロークを繰り返し行う。
たまにビクトールの顔に移る視線は、堪らなく淫靡なものだ。
678名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:43 ID:eTevtfql
「うく……っ」
そんなシエラの攻撃に辛抱できなくなったのか、ビクトールが低くうめいた。
ふっと笑みを浮かべたかと思うと、シエラは深く、ゆっくりとした動きで肉棒を愛撫する。
まるで快感をその場に持続させ続けるかのように。
じんわりと襲い来る刺激にビクトールはブルブルと震えながらそれを耐え忍ぼうとしている。
薄幸な雰囲気を漂わせるこの目の前の美少女が自分のモノを咥えているという情景だけで、
ビクトールは眩暈のするような興奮に襲われるのだった。
「ふんむ………ずっぶぶぶ………んっちゅ、ちゅぅぅぅ……」
「うはっ!!」
激しい吸引が始まった。
亀頭の部分を口内の上部にあて、シエラは竿全体を絞るように扱く。
(な、なんだこの舌使いは!?)
常人よりやや長めに思われるシエラの舌が、巻きつくように自分のモノに密着してくる。
シエラはその滑った舌で肉棒を擦り上げると同時に頬をすぼめて吸引を強くしてきた。
それは手慣れた娼婦以上に彼に快楽を送り続ける。
その行為を繰り返すシエラの顔が少女のそれから妖艶な熟女に変わっていく。
(く……もう、持ちそうにねぇっ!!)
堪らなく淫猥なその表情はビクトールの神経をマヒさせ、
彼の感覚をシエラの虜にさせていく。
目、耳、鼻……そして股間に血液が凝縮して、
「ぐぉ……だ、だめだ!出る!!」
そう忠告した瞬間、美少女の口内に男の欲望が破裂した。
「んぐっ……!!」
679名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:44 ID:eTevtfql
シエラは口内を満たす生臭い液体をゴクゴクと喉を鳴らしながら飲み干すと、
肉棒を綺麗に舐めあげてから口を離した。
ベッドから立ちあがり、洗面所に向かうとガラガラと口を濯ぎ出す。
そして口内を掃除し終わり、再び脱力しているビクトールのベッドに潜り込んだ。
「お、おい……」
何事もなかったように去って行き、何事もなかったように戻ってきたシエラに
ビクトールは戸惑いながら、その思惑を探ろうと声をかけた瞬間。

「ス  ケ  ベ。」

ポツリとそう言い残してシエラはビクトールから顔を反らすとスゥスゥと寝息を立て始めた。
白銀の髪が白いシーツに映え、その可愛い寝息が普段は小憎らしい彼女に愛らしさを抱かせる。
「くっ……」
シエラの口内に発射してしまった自分にはいい訳する事すらできない。
彼女の性技に達してしまった事実。
それがビクトールに屈辱を与えていた。
(………俺はロリコンじゃねぇ………)
そんな言葉も、今の彼には虚しく聞こえる。
目の前の少女の寝顔を見ながら、再び込みあがってくる欲望と葛藤しつつ
ビクトールは自分にそう言い聞かせるしかなかった。


                    完
680名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:45 ID:eTevtfql
漏れの中ではシエラ様は耳年増の処女なので・・・本番はなしです スマソ
681名無しさん@ピンキー:02/08/03 17:47 ID:Qz+6m4vl
なかなか萌える内部設定をお持ちのようで…(・∀・)イイ!!
682名無しさん@ピンキー:02/08/03 19:11 ID:Bg/YfOCQ
萌えますた!シエラ様(・∀・)イイ!
683名無しさん@ピンキー:02/08/03 20:35 ID:QtL9c30b
ついにシエラ様登場ですか。とってもいいですね。
684腐れSS書き:02/08/03 23:20 ID:MG/A4FK8
同じHNの方がいたとは、ちと驚き(笑

こっちじゃ書かないからナァ、俺。

685名無しさん@ピンキー:02/08/03 23:58 ID:eTevtfql

「あぁぁ!!深いぃ……!!ぅん!ッぅん!!ぃヤァ!!」
真っ赤になった秘肉が、僕のペニスに纏わりついている。
すごい量の愛液を吹き出しながら、目の前の『女性』はただ喘ぎ続けている。
彼女にもっと快楽を与えるために、自らももっと快楽に酔うために、
僕は激しく腰を打ちつけ続けた。
「はげ…ッ、激しいよぉ……!!リオウ、私、またイッちゃう……イッちゃう!!」
「はぁ、はぁ、いいよナナミ、何度でもイキなよ……ほらっ!!」
「くっひぃぁ!!イクっ!イクん!!ふっあぁあ!!私、イクゥゥゥッッ!!」
                   
                  ・
                  ・
                  ・

いつからだろう。
1人の『女性』として見るようになったのは。
あまりに距離が近すぎたために気づかなかった。
僕はなかなか眠れず、寝返りをうってすぐ横に眠る彼女の方を見た。

686名無しさん@ピンキー:02/08/03 23:58 ID:eTevtfql

「ん……眠れないの?」
もぞもぞ動く僕に気づいて、ナナミが眼を覚ましてしまった。
今日一日、ずっと僕と一緒に行動してたんだ。女の子の彼女にはきっとキツかっただろうに。
「ごめん、起こしちゃった?」
「うぅん……なんだか眠れなくて……。」
身体は睡眠を欲しているのに、気持ちが高ぶって眠らせてくれない。
明日もまた歩き続けない事は解っているんだから身体を休めないといけないのに…。
「でも休まなきゃいけないよね。明日もきっと暑くなるよ……」
僕らは旅を続けている。
荒廃したこの地を目に焼き付けて、僕らの行った愚かさを戒めるために。
今は無名諸国に向かいながら自分たちのペースで進んでいるところだ。
僕は空を見上げた。
雲1つない夜空に星達が輝きを放っている。
手を伸ばせば掴めそうなほど、小さい、数え切れない星が空を埋めている。
「あれで良かったんだよね……」
彼女がぼそっと呟いた。
いつも元気な彼女が今日一日、無口だった原因。
今、この場にいない幼馴染。
彼と最後に会った時の事を思い出して、僕は静かに息を吐き出した。
687名無しさん@ピンキー:02/08/03 23:59 ID:eTevtfql
「……うん。ジョウイはジルさんといるべきだよ……」
リーリーと虫の声が聞こえる。
僕らは草むらのベッドに横たわりながら、未だ追いついてこない彼の事を想った。
「そうだよね、ピリカちゃんもジョウイがいた方が寂しくなくて良いよね。
 それに、ジルさんだって好きな人と一緒にいた方が良いに決まってるよね。」
ナナミが努めて明るい声を出す。
それはいつもの元気なトーンだったが、どこか無理矢理な感じがした。
長年の付き合いからか、微妙な変化さえはっきりと判る。
もう彼女が隣にいる事が当たり前な日常だ。
「ね…」
静かな、落ちついた声でナナミが僕を呼んだ。
先ほどまでの明るさはなく、どこか悩みを含んだ声。
「うん?」
「私達もさ……いつかは結婚するんだよね……」
僕はナナミを見た。
すると、彼女はずっと僕の顔を見つめていたようだった。
身体がこちらに向いていて、心なしかこちら側に近づいているように感じる。
僕が星空に夢中になっている間に、2人の距離は明らかに近くなっていた。
「……そうだね。いつかはそうなるだろうなぁ……。」
ピクリとナナミの身体が反応した。
それはわずかな動きではあったが僕の目にはとても目立って映った。
僕はその動きを見てから、再び空を見上げる。
「そ、そうだよね……」
言葉尻が小さくなり、それっきりナナミは黙り込んでしまった。
688名無しさん@ピンキー:02/08/04 00:00 ID:B5N7auPH
もう寝てしまったのだろうか?
僕がナナミの顔を見ようと寝返りをうった時。
「………その時、リオウの隣にいるのは……誰だろうね……?」
どこか寂しそうな声だった。
僕に伴侶ができた時、私の居場所はどこなのだろう?
身寄りの失くなった僕らは、お互いが唯一のつながり。
今は当たり前のように連れ立っているが、恋人ができればそれは当然ではなくなるだろう。
「う……ん。今はちょっと、わからないな。イメージが涌かないよ。」
僕の隣に立つ女性。
知っている人の顔を思い浮かべるが、誰もピンとはこなかった。
「そうなんだ……じゃ、まだリオウは好きな人いないんだね……」
「ははは……僕の隣にはいつもナナミがいるからね。」
その言葉にナナミは何故か頬を赤く染め、毛布にくるまってしまった。
「私はね、いるんだ……好きな人。」
毛布にくるまったまま、ナナミはぼそっと呟いた。
それは誰に聞かせるともない、まるで自分自身に確認を取っているような言葉だった。
「え…?」
僕は驚きと戸惑いを感じつつナナミに聞き返す。
ナナミに好きな人がいたなんて、全然知らなかった。
僕の声が聞こえたのか、ナナミは言葉を続けた。
「でもね、その人は……1番近くにいて…1番遠い存在なんだよ……」
「……?」
689名無しさん@ピンキー:02/08/04 00:01 ID:B5N7auPH
意味がわからない。
近くて遠い……謎かけかな?
「小さい頃から泣き虫で、その度に私が助けにいって…でも、嬉しかったんだ。
 その子を守れる事が。」
僕もよくナナミに助けてもらったっけ。
ジョウイと一緒に近所のガキ大将にいじめられて、その度にナナミが飛んで来てくれて……。
「でも、いつの間にか私より背もおっきくなって、身体もおっきくなって、
 逞しくなっちゃって、もう私の助けなんか必要ないみたいなんだ。」
僕がナナミの身長を追い越したのは、いつだったかな?
僕とジョウイの背が伸び始めて、いつの間にかナナミが小さく見えるようになって……。
「でもね、でもね、私の事誰よりも心配してくれるんだ。
 私はそれが嬉しくてしょうがなくって、甘えちゃいそうになるんだけど、
 それじゃ迷惑がかかっちゃうから我慢してるんだ……。」
「へぇ……ナナミは偉いんだね。」
僕は素直に感心した。
そうなんだ。僕はナナミに甘えられる事ができたが、ナナミも誰かに甘えたかったに違いない。
でも周りには甘えられる人がいなくて、ゲンカク師匠が亡くなってから
ずっと頑張ってきたのを僕は知っている。
だから、僕はナナミの力になってあげたい。
ずっと助けられてきた分、今度はナナミを助けたいんだ。
「その人すごく鈍いみたいで、私の気持ちなんて気づいてくれないんだよ。
 こんなに近くにいるのに……」
「ふぅん………。」
「私はいつまで立ってもお義姉ちゃんなのかな……………。」
「………。」

690名無しさん@ピンキー:02/08/04 00:02 ID:B5N7auPH

気づかなかった訳じゃない。
ナナミの視線が熱っぽく感じる時もあった。
でも、僕の勝手な思いこみだと信じた。
今のこの関係が崩れる事が怖かったんだ。
だが、それももう心配ない。
僕ははっきりと聞いたんだ……ナナミの気持ちを。
「ねぇ……私、どうすればいいんだろう?リオウ、私、どうすればいい?」
「………。」
「離れたくないよ……私、リオウと離れたくないよぅ……」
「………じゃあ、離れなければいいよ。」
「え?」
「僕に好きな人ができるまで、側にずっといればいいよ。」
「え、でも、だって…」
「いいんだ。僕はナナミを守ってあげたんだ。今までずっと僕を守ってくれた、
 世界でたった1人のお義姉ちゃんを守ってあげたいんだ。」
「………リオウ……ありがとう。ありが……とう………」
そして、僕達はどちらからともなく。
それが当たり前のように。
初めてのくちづけをした。

691名無しさん@ピンキー:02/08/04 00:50 ID:49bekDC9
>>685-690
ナナミキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
職人様ありがと〜
692名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:46 ID:B5N7auPH

僕達は星空の下、お互いの舌を吸いあった。
初めてとは思えないほどの、濃厚なキス。
それは今まで溜めこんだ気持ちを相手に流し込むかのように激しく、情熱的な行為だった。
僕が舌を伸ばすと、ナナミがそれを追いかける。
僕がナナミの歯型をなぞると、ナナミがそれをフォローしてくれる。
まるで次の行動がわかるように、僕達はお互いを導きあった。
僕が唾液を流し込むと、ナナミは喉を鳴らしてそれを飲みこむ。
ゴクリゴクリと鳴る喉が、普段の彼女とのギャップを僕に感じさせた。
こんなにHな女の子だったんだ……。
「んふ……おいしい。」
ニコ、と笑ったナナミはとても愛らしく、僕は彼女の身体をきつく抱きしめた。
「わ……!」
柔らかい。
ナナミの身体ってこんなに柔らかかったのか…。
僕は彼女の身体を抱きしめる力を弱めると、帯を緩めて胴着を脱がせ始めた。
ナナミも僕の行動を察して、上手く身体を動かしてくれる。
ナナミは脱いだ胴着の上に横たわり、その綺麗な裸体を月光のもとに晒した。
その身体はとても女らしいラインを描いていて、
普段の勝ち気な彼女からは到底想像できないものだった。
「ね、ね、私のカラダ……綺麗?」
「…うん…」
693名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:47 ID:B5N7auPH
そう聞かれて『NO』と答える男はいないよと思うが、僕の口から出た言葉は紛れもない本心だ。
「あ、でも汗臭いよきっと……今日は身体洗ってないし……」
「そんな事気にする事ないよ。ナナミは気にするの?」
「そ、そりゃあ私、女の子だもん。ちょっとは気になるよ…」
「じゃあ匂い嗅いじゃおう。ナナミの匂い。」
僕はそう言って、ナナミの下腹部へ移動した。
白い下着の上から、股間に顔を埋めて思いきり彼女の香りを吸いこむ。
「や、やだよぉ!!止めて、リオウ……恥ずかしいってば……」
「恥ずかしがる事なんてないよ。ナナミの匂い、僕は好きだ。」
僕はナナミの匂いを堪能してから、下着の上から股間に舌を這わせた。
「ひゃぁ!!」
ナナミが驚いて太股で僕の頭を挟みこむ。
一瞬呼吸に苦しんだが、僕はその態勢のまま彼女の秘部を愛撫した。
「あん……リオウったら、くすぐったいよ……」
口を尖らせ、ナナミの秘裂をなぞるように移動させていく。
その旅にピクピクと反応してくれるナナミがとても可愛い。
「ん……」
僕は下着の上からの愛撫にじれったくなって、その布地を一気に剥ぎ取った。
細い糸を引いて下着がナナミの身体から離れる。
その股間には立派に口を開いて、ナナミの秘部が存在していた。
694名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:47 ID:B5N7auPH
「も、もう!リオウってば、乱暴にしないで……」
僕は再びナナミの股間に顔を埋めると、音を立てて淫水を飲み始めた。
「ずずるぅ、んっ、んっ、ぢゅ、ぢゅっ、ぅぅぅ……」
「んはッ、や、ぁ、ヤダよぅ、そんな、音させ、ないで、お願い……」
「ぅん、ずずぅぅぅぅッ、ナナミのここ、すごくイヤらしい。こんなにおツユ出して…」
「は、恥ずかしい事言わないでよぉ……だって、しょうがないんだもん、出ちゃうんだもん…」
「いいから、出して。全部、飲むから……」
僕は膣内の愛液を味わおうと、その中に舌を侵入させた。
「ひッッぁ!!な、何か入ってくるぅ!!い……ぁ、あぁ……はぁぁ!!」
ねろねろと熱い膣内で舌を暴れさせると、潤いはどんどん増していき
小刻みにピクピクと周りの肉襞が動き出した。
ナナミは僕の頭を両手で掴み、これ以上の侵入を拒もうとしている。
「リオウ、ちょっと待って、やだよぉ……私、ヘンになっちゃうよぉ……」
「いいよ、ナナミ、気持ち良いんでしょ?ヘンになっていいから……」
僕が舌の動きを激しくすると、ビクンビクンとナナミの身体が跳ね出した。
「いッ……あぁ!!ひっん……ヤダぁ、私、もう、ダメだよぉ……イッちゃうよっ、ヤダっ、イクッ!!」
「んっぷ……」
僕の鼻っ柱に愛液を引っかけて、ナナミは絶頂に達してしまったようだ。
「ナナミ……」
「ひん……リオウ、私、イッたよ?イッちゃったよぉ……」
「僕、嬉しいよ。ナナミにはどんどん気持ち良くなってほしいんだ。」
「で、でも、私だけなんてイヤだよ。リオウも、気持ち良くなって…」
695名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:48 ID:B5N7auPH
ナナミはそう言うと、絶頂に達して間もないというのに、
両足を広げて濡れそぼった秘部を僕に向かって広げた。
「ね、来て……いいよ、来て。1つになりたい、リオウと……」
パクパクと卑猥な動きを見せるナナミの秘部に僕は吸い寄せられるように
固くなったモノを当てると、ゆっくりと腰を押しこんで挿入を開始した。
「うっ……んぁぁぁぁっ!」
ぷつっと小さな壁を破る感触。
ナナミの初めての相手は、僕だった。
「ナナミ……痛い?」
「………、うぅん……平気…だから、動いてリオウ…」
目尻に涙を溜めて言われても説得力はない。
だけど、それがナナミの希望なら……。
僕はできるだけナナミに負担をかけないよう心掛けて、ゆっくりと腰を前後に動かす。
「くっ……んぅ!は………ぁっ!」
「う…。」
僕のモノを引き千切らんとばかりに、ナナミの肉襞が吸いついてくる。
その凄まじい快感に、僕の射精感は出口へと追いやられていく。
「うぅ、ナナミ、すごいよ……」
「はぁっう、リオウ、私、気持ち良い?ねぇ、気持ち良い?」
ナナミは僕の腕に指を絡ませながら、切なそうに聞いてくる。
その顔がとても愛おしくて、僕は涙がこぼれそうになった。
696名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:49 ID:B5N7auPH
「うん、すごいんだ、ナナミの中……もう出ちゃうよ……」
「はっ、あぅ、んん、だ、出していいよ、このまま中に、ちょうだい、お願い」
「そ、そんな事…」
「いいの、いいの、欲しいの、出して、出して、出して、リオウ……欲しい……」
その時、ナナミの膣内がキツく締まり、僕はその刺激に堪えきれず射精してしまった。
びゅくぅぅぅ……、と精が搾り取られるように割れ目から吐き出される。
「はぁ……っぁ、すごいね、いっぱい出たね……」
その赤らんだ彼女の顔はとても色っぽくて、僕の欲望がむくむくと再び大きくなっていく。
「わ…」
まだ膣内にあった僕のモノが硬さを増していくのを感じて、ナナミはびっくりしたようだ。
僕はこのままもう一度愛しあいたいと思った。
「……きゃぁ!!」
僕は彼女の身体を2つ折りにすると、結合部が見えるように体重をかけていく。
ちょうど前転の途中のような態勢で、ナナミは苦しそうに僕を見上げた。
「リオウ、苦しいよ…」
「ナナミ、見て……僕のモノがナナミの中に突き刺さってる」
彼女の頭のちょうど真上の位置に結合部を持ってくると、僕は上から抜き差しを開始した。
「はぅっぐ……、うっああ!ひん……恥ずかしいよぉ……」
パンパンと肉の弾ける音が辺りに響く。
ナナミの股間から溢れ出る愛液が真下にある彼女の顔に垂れ落ちていく。
僕は前のめりになって両手を地面につくと、腰だけを動かして彼女にペニスを突き入れた。
「ひぅん!や、やだぁ、こんな格好!あっぁ、お願い、止めて…!」
「ナナミ、苦しい?」
「くっ……苦しいし、恥ずかしいから……」
697名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:49 ID:B5N7auPH
僕は構わず腰の動きを激しくさせた。
腰だけで動くのは慣れていない僕にとって酷な事だったが、
それでもナナミには十分な刺激を与えられていたようだった。
「いッあん!はぁん!!っく、んんん―――――――ッ!!!」
「はぁ、はぁ、はぁ、ナナミ……!」
「やだ、やだぁ!!あぁんっく、んっはァ!!また来るぅ!イヤァ、また来るゥゥッッ!!」
「くっ…!」
ナナミの嬌声が、僕の興奮をより高める。
あの強気な彼女がここまで喘ぐなんて、誰が考えつくだろう。
「うぁあん!!私、こんな格好で、イクっ、イク!!イックうゥゥゥ!!」
「うっぁ!」
2度目の絶頂。
ナナミは全身を激しく痙攣させて、快感に打ち震えている。
僕は何とか彼女の膣圧に耐えるとそのまま彼女のお尻を持って、
後背位の態勢を取らせた。
「あ……?」
まだ焦点が合わないようで、ナナミはぼぅっとして僕にされるがままになっている。
タプンとした可愛いお尻が目の前で揺れている。
その奥にある小さな菊座が未だ快楽の波を漂っているナナミに呼応してヒクヒクと動いていた。
僕がその穴を指で触ると、彼女が機敏に反応した。
「ダッ・……ダメェ!!そこは、絶対にダメ、ダメ―――――――――――ッ!!!」
いきなり激しく抵抗されて、僕は少し慌てる。
彼女が嫌だというなら仕方がない。
なんだか本気で嫌がってたし……。
698名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:50 ID:B5N7auPH
僕はまだ柔らかいモノもそのままで、三度ナナミの膣内を擦り始める。
「ひゃっ……ぁ!!」
もうナナミの膣は僕の液と彼女の愛液で掻き混ぜられ、ドロドロの状態だ。
僕が腰を動かす度にお尻が震え、とても可愛らしい生き物のように見えた。
「あぁん……すごいよぉ……!リオウ、すごいよぉ………ッ!!」
もう初めての交わりが随分昔のように思える。
彼女はすでに快楽を覚え始め、僕は腰の動かし方を理解し始めていた。
「あッ……ひん!もう、あぁ、あぁ、あぁ!!気持ち良いよぉ………っ!!」
「ナナミ、気持ち良いの?」
僕が前倒れになって彼女の背中に密着すると、とても嬉しそうな表情で
「うッうん、すごいのぉ……もっとしてッ、リオウ、もっとしてぇッ!!」
僕は膣内を振動させるように、腰を小刻みに動かした。
「あッ!あッ!んん!!うッんん!!いい、いい!」
「ナナミ、もっと声きかせて……」
「いいよ、リオウ、気持ち良いよッ!!あぁ!もう、スゴイよぉ!!」
次第に彼女の声が大きくなっていき、野外だというのに僕らはお互いの肉体を貪りあった。
僕はカチカチに固さを取り戻したペニスをナナミの膣深くにねじ込んだ。
「あぁぁ!!深いぃ……!!ぅん!ッぅん!!ぃヤァ!!」
真っ赤になった秘肉が、僕のペニスに纏わりついている。
すごい量の愛液を吹き出しながら、目の前の『女性』はただ喘ぎ続けている。
彼女にもっと快楽を与えるために、自らももっと快楽に酔うために、
僕は激しく腰を打ちつけ続けた。
「はげ…ッ、激しいよぉ……!!リオウ、私、またイッちゃう……イッちゃう!!」
「はぁ、はぁ、いいよナナミ、何度でもイキなよ……ほらっ!!」
「くっひぃぁ!!イクっ!イクん!!ふっあぁあ!!私、イクゥゥゥッッ!!」
「う、出るよ!」
699名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:51 ID:B5N7auPH
ぶぴっ……ぷしゅ。
一層激しく潮を吹きながら、僕の射精と同時にナナミは盛大に気をやってしまった。
足腰に力が入らないのか、その場にガクガクと崩れ落ちると、
うつ伏せのままナナミは荒い息を整えようとしていた。
「ハァ、ハァ……。もう、すごいよリオウ……最高だよ………」
トロンとした瞳で僕を見るナナミ。まだ快楽の波に揺られているようだ。
「……あはは……僕達は相性が良いのかも知れないね……。」
僕はそんな軽口を叩く。
気だるい雰囲気が、妙に心地良い。
ナナミは仰向けになって、整ってきた息を大きく吐いて、お腹の上にそっと手をのせた。
「赤ちゃんできちゃったら……どうしよう………。」
優しく、慈しむようにお腹をさするナナミ。
そのシルエットが母親のように見えて、僕は不思議な感覚に囚われた。
「育てようよ。僕ら2人で……。」
僕のその言葉に彼女が顔を上げる。
その目には、希望と不安が入り交ざっていたように見えた。
だが、僕は彼女の心の揺らぎを静めるために。
「ナナミ、一緒に生きよう。」
「………!」
そう言って、彼女の身体を抱きしめた。
僕の中で彼女は『守りたい人』から『愛する人』へと変わったのだ。
数多くの共有する想い出。
2人でそれをもっと増やしていきたい。
そう思いながら、僕は胸の中で泣きじゃくるナナミの髪をそっと手で梳った。


                   完
700名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:55 ID:B5N7auPH
疲れた……。
3連発は無謀な試みでした。
スレを汚してしまったようで申し訳ありません。
前フリ長いのは治ってませんね。すみません。
どうしてか幻水キャラはエロが薄くなってしまいます……。
名前使ってみましたが、どうなんでしょう?
漏れは最後までしっくり来ませんでしたが(w
はぁ……寝よう。
701名無しさん@ピンキー:02/08/04 03:06 ID:R9RQMFHV
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
ハァハァしますた。
702名無しさん@ピンキー:02/08/04 03:33 ID:zJXSPL26
>>700
長編乙ですた。
しかし昨日から祭続きだな…他の職人さんも乙です。
703名無しさん@ピンキー:02/08/04 12:48 ID:ukLSiB3p
ナナミーーー!!
乙でした!!燃えた……
704名無しさん@ピンキー:02/08/04 12:50 ID:ukLSiB3p
さげ忘れたーーー!!!
ルシアの鞭首に巻いて逝ってきます・・・・・・
705名無しさん@ピンキー:02/08/04 12:57 ID:dQRD6Tqo
広告バナーに無臭性

http://www8.plala.or.jp/nasuka/rumsses.htm
706名無しさん@ピンキー:02/08/04 13:06 ID:FtEwxzLb
無臭性ってなんだよ。
笑わせるなYO!
707名無しさん@ピンキー:02/08/04 15:10 ID:skOdSD07
トーマス、セシルまだかーー?
四苦八苦してんだろうが・・・そんなこたぁシラン
早よせい
708名無しさん@ピンキー:02/08/04 16:24 ID:A27hvBH8
>707
うわ最悪。
709585:02/08/04 16:51 ID:StepRsuw
>>707
いまがんがってますYO!
今日か明日中にUPできるように努力しますだ。
710腐れSS書き ◆nrw5KbzE :02/08/04 18:19 ID:xf2HsfZ/
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
主人公×ナナミ!!!

最高れす。


>>684
漏れも驚きますた(w
同じ名前の方がいらっしゃるとは・・・
711名無しさん@ピンキー:02/08/04 18:55 ID:sTI2jX4O
もう少ししたらクリス見たいな。
相手はナッシュかヒューゴ、パーシィ辺りで
71211:02/08/04 19:30 ID:B5N7auPH
実際のところ、3のキャラはもう書いていいのだろうか?
セシルほどの知名度ならいざ知らず、
漏れの書くのは……どうもマニアクな気がするので。
揚げる前に注意書きしておけばいいかな?
713名無しさん@ピンキー:02/08/04 20:40 ID:XPp3YUJW
>>712
自分はまだ3やってないのだけど、注意書きさえ書いてくれてれば問題ないと思いまつ。
3がまだ終わってない人は、終わってからじっくり読めば良いのでは。
読める日を楽しみにして、PS2買う金ためます!
71411:02/08/04 21:03 ID:B5N7auPH
>713
ご意見どうもです…ちょっと気になってたんです。
書く前に聞いて良かった。
今テレーズ書いてますが……
さすがに4連続で揚げるのは厚かましいので
しばらくは自粛します。
715707:02/08/04 21:52 ID:6HXgOTby
>>709
うむ
716名無しさん@ピンキー:02/08/04 22:03 ID:MTHVzyJj
やたら偉そうで感じ悪いよ君。
717名無しさん@ピンキー:02/08/04 22:07 ID:mKBOge8C
クリスの相手…だったらダントツでパーシィだろう。あのクリスをリードできる唯一の騎士とみた。
ボルスはちょっと…早そう(w
ナッシュもよさげっすね。
ヒューゴは…どうなるんだろう?
というわけでほとんど711さんと好みが一緒なきがする。
書き手さんがんばってください
718名無しさん@ピンキー:02/08/04 22:54 ID:fq0bjCA2
ナッシュ×クリスが見たひ……
719名無しさん@ピンキー:02/08/04 23:32 ID:NDqrAKTs
3でのダントツ人気はやっぱりクリス?
ナナミみたいになるのかな
720トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:40 ID:StepRsuw
「・・・え??」
トーマスが上げた叫び声に反応し、思わず銜えた口を離してしまうセシル。
射精直前まで昂ぶったトーマスのモノが、口から離された衝撃に勢いよく弾ける。

もはや我慢できなかった。

プピュッ・・・ピュッ・・・
亀頭の先端からほとばしる白い液体は、遮られる事もなくセシルの顔に飛びかかっていった。
手のひら、鼻、頬、驚きに閉じられた瞼、半開きになった口。
白く濁った液体が順番に付着し、そして、汚していく。

「ご、ごめん!セシル、大丈夫!? 気持ち悪くない??痛くなかった!?」
女性の顔に射精する、という初めての経験に狼狽して妙なことを口走るトーマス。
それと対照的に放たれた本人の方は気楽な物だ。
「あれ!?トーマス様、なんか白いのが出てきました!
なんですかこれ??べたべたしてます・・・うぇぇ・・・にが・・・苦い・・・!」

ぺたぺたと顔に体に張り付く白い粘液を手で拭いながらそんな事を言っている。
その仕種に、一度果てたばかりの筈のトーマスのモノが、またムクムクと鎌首を・・・

「あ、トーマス様のそこ、また大きくなってきましたよ?
また舐めたりくわえたりしましょうか?苦いのはちょっと嫌ですけど、
トーマス様が気持ちよくなるんだったら、私、全然へっちゃらですよ。」
「あ、いや、いいよ、だいじょぶ、大丈夫だから!・・・それよりもさ、
セシルにしてもらったんだから、今度は僕がセシルにしてあげる番だよ、うん。」
「そうですか。」
内心ほっとする。幾ら気持ちよくても、脳天に突き通るような
あの痛みはやっぱりちょっとごめんこうむりたい。
721トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:41 ID:StepRsuw
「・・・じゃあ、ベッドに横になって。」
「はい!」
セシルは快活な返事を返してベッドに駆け上がり、仰向けに倒れ込んだ。
妖精を思わせる白い肢体が、古ぼけたベッドの上で弾む。

トーマスは据え膳を前にして思い悩む。
(ええと・・・どうすれば良いんだっけ・・・たしか『世界のお約束百撰』には・・・)
あんたもか。

(まずは・・・)
セシルの乳房に目をやった。その双球は彼女の呼吸に合わせ、ゆっくりと上下している。
覚悟を決めて・・・手を伸ばした。
「んあっ・・・」
セシルが小声で悲鳴を上げる。
・・・くるむようにそっと、手のひらで覆う。
少し力を込め、優しく揉み始める・・・若々しい肉体の張りが、その手のひらを
押し返す感触が伝わった。

(それから・・・うん)
ぴんと勃ち始めた桜色の頂点に口を付け、音を立てて吸いあげる。
軽く乳首を歯で挟み、先をちろちろと舐めてやる。
余った右胸を、手のひらですくい上げるように刺激する。

セシルの未熟な肉体は、トーマスの拙い責めに対しても敏感に反応した。
胸に刺激が加わる度に、ぴくん、ぴくんと躯が跳ねる。
既に朱に染まった頬に、じっとりと汗ばんだ肌。
「・・・・・・・・・っ!」「ん・・・・・あ・・・・・・!」
抑えても抑えきれない喘ぎが唇から漏れだし、あたりに漂っていく・・・。
722トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:42 ID:StepRsuw
(・・・そろそろ、いいかな?)
トーマスは乳房からそっと口を離し、セシルの秘められた場所に顔を近づける。
薄い金色の毛に覆われたその中心。
そこは、彼女が受けた快感を反映するかのように潤い、ピンク色の花弁が
顔を覗かせていた。

トーマスの舌が微かな水音を立てて秘所に触れた、その途端。
「ひゃっ!!」
びくんっ!!
セシルは叫び声をあげ、ひときわ大きくその体を跳ね上げた。
慌てた様子でトーマスに告げる。
「と、と、トーマスさまぁ!そんな所舐めたら汚いです!バッチイです!
病気になっちゃいますよ!!?」
「いや、でも。僕もセシルに舐めてもらったし、お返ししないと・・・
大丈夫、セシルのここはちっとも汚くなんか無いよ。とても、きれいだ。」
そう返すと、トーマスは花弁に舌先をのばし、優しく突き入れ始めた。
始めは浅めに、段々と深く。

「ああっ!!んあっ!!んっ!!うう・・・!!」
未知の快感に、セシルはもはやあふれ出る嬌声を抑えることも出来なかった。
視線がとろりと解けて宙をさまよい、ベッドに突き立てられた爪先がびくびくと震える。

・・・トーマスの舌先が、包皮から顔を覗かせた肉芽をくりくりとねぶり始める。
いっとう激しい快感がセシルを襲う。
もう駄目だった。
「あ、あ、んあ・・・とーます、さま、なんか、なんかきちゃう、来ちゃいます!!
んぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
体を弓なりに反らし、全身をぴくぴくと痙攣させながら、セシルは
生まれて初めての絶頂を迎えた。
723トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:43 ID:StepRsuw
・・・
セシルの呼吸が落ち着くのを待って、トーマスは伝える。
「セシル・・・その、えっと、して・・・・いいかな? もう我慢できない・・・」
「?」な顔つきで首を傾げるセシル。何を「する」のか分からないらしい。
(フェラチオは知ってたのになぁ・・・あの本に書いてなかったっけ?)
疑問は胸にしまい込み、トーマスはこれから何を「する」のか、彼の
乏しい知識を振り絞って説明する。

かくかくしかじか。
耳打ちされた途端、セシルは頭から「ボムッ」と煙をあげ、三たび顔を真っ赤に染めた。

「や・・・やっぱり駄目かな?初めては痛いって聞いたし・・・」
ぶんぶんと首を振りながらセシルが答える。
「トーマス様と一緒にいたいってわがまま言ったのは私ですよ?
『それ』をすればトーマス様とひとつになれるんですよね。
だったら、少しくらい痛くたって・・・大丈夫、大丈夫です。」
「有難う・・・セシル。」

トーマスが怒張したモノをセシルの秘所にあてがう。
その先端が潤った秘裂にあたり、小さな水音を立てた。
「んっ・・・・」
小さく声を上げて、ひっくり返った子猫のごとく手足を引きつらせるセシル。
それを見て、
「そ、そんなに固くなってると痛いと思うよ・・・もうちょっと楽にした方が」
なんて言ってるトーマスもやっぱりガチガチだ。
二人ともガチガチだ。あそこも(以下略)

・・・
「それじゃ・・・入れるよ」
セシルは無言でこくん、と頷く。
トーマスは自分自身をセシルの奥底にゆっくりと沈めていく。
先ほどの愛撫により沸きでた愛液が潤滑剤となり、狭い膣穴へのトーマスの侵入を助ける。
724トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:44 ID:StepRsuw
・・・・
暖かく濡れた膣壁がトーマスのモノをぬっとりと包み
更に押し進めると中程に抵抗感が
力を加えた
「ぷつん」亀頭に何かが破れる感触が伝わる
「うあっ・・・」セシルが痛みに悲鳴を
破瓜の血が愛液と混じり合って太股をつたい流れおちた
(ごめんね・・・)トーマスは内心でセシルに謝罪する
だけどもう止まらない
止まれない
トーマスを受け入れる膣壁のざらつきが
彼の体に手を回すセシルの柔らかいからだが
苦痛と芽生え始めた快楽に歪む表情が
トーマスの欲望を無限に加速させてゆく
止まらせてくれない
わき出た欲望に後押しされてトーマスは
腰の動きを早めた
「ぬちゅっ・・・じゅぷ・・・ぐちゃっ・・・」
トーマスのモノとセシルの内部が擦れ合う淫靡な音が
より大きく
トーマスのモノの先端にコツコツと固い物が当たる感触
「うっ・・・あっ・・・いやっ・・・とーますさまっ・・・!」
もはや抑えようともしていない嬌声をあげながらセシルが
背中をおおきくのけぞらせた
もう限界のよう
トーマスももはや内壁の締め付けに耐えられな
あたまのおくがしろくそまる
「うっ・・・」
うめき声をあげる 射精の衝動
・・・・
725トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:44 ID:StepRsuw
・・・・
熱くたぎる固いモノがセシルを内部をつらぬき
「ぷつっっ」
何かが弾けるような音
鋭い痛み
「うあっ・・・・」
思わず悲鳴を上げてしまった
だけど
トーマスは必死の表情でセシルの内壁を抉り続ける
トーマスが動き続ける感触
擦れ合う感触が
強まった
「ぬちゅっ・・・じゅぷ・・・ぐちゃっ・・・」
セシルの内部とトーマスのモノが擦れ合う音
痛みが徐々にうすれ
快楽が
高まって行く
セシルの最奥に衝撃が伝わる
何かが込み上げる
手足がぴくぴくと震える
その衝動を抑えようとして
いや、より味わうためか
トーマスとより深くつながるためか
セシルはトーマスを抱きしめて脚を背中でクロスさせた
「うっ・・・あっ・・・いやっ・・・とーますさまっ・・・!」
もはや抑える事などできない嬌声をあげてしまった
快感の衝撃に背中がのけぞる
「うっ・・・」
トーマスがうめき声を上げた
セシルの中で蠢くトーマスのモノがふくれあがる
・・・・
726トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:45 ID:StepRsuw
「ううっ!!!!!」
「あああっ!!!!!」
声を上げて童貞と処女が果てた。
トーマスはセシルの奥底に白い欲望を吐き出した。
セシルはトーマスが吐き出した熱い欲望を飲み込んだ。
727トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:45 ID:StepRsuw
・・・

夜空が白み始め、小鳥が鳴き出した。
がばっ!!!
トーマスの腕枕で眠っていたセシルが跳ね起きる。
手早く服を着、驚くべき早さで鎧を装着。

「あ・・・セシル。もう起きるの?」
鋼の奏でる音に起こされたトーマスが尋ねる。まだその声は眠たげだ。
「はい、朝の見張りの時間ですから・・・あの、トーマス様。」
「うん?」
「一生の思い出を・・・ありがとうございます・・・私、絶対に絶対に忘れません・・・」
「うん・・・」
トーマスは他に何を答えるでもなく頷いた。

セシルはクルッと踵を返すと、ドアに向かって歩いていく。
ぎっちょん、ぎっちょん、ぎっちょん、ぎっちょ・・・
「待って」
トーマスは彼女がドアを開いたところで呼び止めた。
728トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:46 ID:StepRsuw
鎧姿が振り向く。その表情は「??」だ。
言葉を続けるトーマス
「あのさ・・・考えたんだけど。」
少し悩んで・・・また続ける。
「『今夜だけ』なんてケチな事は言わない。」
「決めたんだ。ずっと、僕が、死ぬまで・・・君の物になろうって。
ずっと、君と一緒にいようって。」

「・・・・・・。」
返事がない。

焦るトーマス。小声で言う。
「いや・・・もちろんセシルが・・・嫌なら・・・あの、その」
「・・・・・・。」
やっぱり返事はない。

「えぇと・・・聞こえなかった??」
「・・・・・・。」

「???」
トーマスは立ち上がり、先ほどから動きを見せないセシルの肩に手を掛ける。
振り向いた姿勢の鎧姿がそのまま角度を付けて傾いていく・・・・・

がっちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!

・・・朝の光差し込むビュッデヒュッケに、城主の悲鳴が木霊した。
(完)
729トーマス×セシル ラスト:02/08/04 23:49 ID:StepRsuw
時間ばっかりかかった割に、あんまり出来が良くないと思います・・・
未熟者でごめんなさひ

文章を書くことの恐ろしさを味わいました(笑
他の職人さんは、よくもまぁ、あんなに早く丁寧に
しかも興奮する文章を書けるなぁ〜とうらやましいばかりです。

精進します・・・
730名無しさん@ピンキー:02/08/04 23:59 ID:b4S9K5D7
>トーマス×セシル ラスト
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!
待ってました!
困った時の『世界のお約束百撰』ダネ!!
731名無しさん@ピンキー:02/08/05 00:23 ID:n3sfSlIg
祭りキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!

ソニアではホロリとさせられ、シエラ様には笑い、ナナミには萌え死にますた・・・
何で名無しなんだろう?と何気なくIDを検索してみたら

11さんダッタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!

マジですか?11さんがこの3本書いたんですか?
どなたかが言ってましたが俺の中でも魔人に認定しますた!
すごいよ・・・待ったかいがありました(つД`)
テレーズにも期待してます!

>トーマス×セシルさん
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
らしさが出ててイイ!
何より最後まで書ききった事に拍手を送りたいです
これからの活躍に期待です!

このスレの職人さん達に感謝します・・・・゚・(ノД`)・゚・。
732名無しさん@ピンキー:02/08/05 00:33 ID:n3sfSlIg
ちなみにシエラ様の「誰がじゃ?」〜のくだりで
激しくワロタ俺は新喜劇好きの関西人ですw
733名無しさん@ピンキー:02/08/05 23:55 ID:vpk4LTOa
トーマス×セシルさん

凄くよかったよ。
ちょっと独特な文体だと思ったけど
新鮮で、なにより“らしさ”を出す
表現がうまい。

読めて幸せだ。

734どこかの274:02/08/06 00:15 ID:U6vs1SGh
本当にID同じだよ…すげぇ。
心理描写、情景描写共にバランス良く書かれてるし、
いちいち表現が細かい。
セリフまわしもキャラが出てるし、いい感覚で入ってる。
同じSS書きとして勉強になりました。
11さん、あんた尊敬するよ…これからも頑張ってください。
735名無しさん@ピンキー:02/08/06 09:53 ID:FgHqM1h5
トマセシ完結キタ―――!!
ちょっと拙かったけどイイ!1
萌えたよっ!!
736名無しさん@ピンキー:02/08/07 00:19 ID:zzbhJKb+
>トーマス×セシル タン
キャラ名がデフォルトで替えられるような内容じゃなくて。
やり取り・会話・流れ、本当そのキャラ「らしさ」を感じた。
『世界のお約束百撰』なんて小技まで効いてた。
何より、キャラを大事にしてくれてありがとう。楽しく読めました。
737名無しさん@ピンキー:02/08/07 19:40 ID:H+ugBVNJ
                    保                    全
738名無しさん@ピンキー:02/08/08 01:04 ID:IyqaqM+I
                    終                    了
739名無しさん@ピンキー:02/08/08 01:14 ID:uLVIGmJq
                  再                開
740エステラ:02/08/08 01:25 ID:Q3dlBfg/
脱ぎます。
741クリス:02/08/08 21:05 ID:g+3kAMIJ
>740
どうせまた…
742名無しさん@ピンキー:02/08/08 23:31 ID:LAEIq0Zh
>トーマス×セシルさん
 凄く、凄く良かったです!!
 他の皆さんも書いてらっしゃる事ですけど、
 本当にトーマスとセシルじゃなければならないストーリーで、
 キャラの立て方本当にお上手ですよね!
 楽しめました、有り難うございました。

ところで私はクリスモノだったら相手はヒューゴを見てみたいかも……。
別にそのカップリングを推奨してる訳ではないんだけど、
エロだったら見たいかも(笑)。
しかも甘いやつ……無いか、そんな展開(苦笑)。
甘々だと2人とも受けっぽいから全然話が進まない気がするのは私だけ?
743名無しさん@ピンキー:02/08/09 02:57 ID:KiA/g7Av
ルック×セラが見たい……セラタソ(;´Д`)ハァハァ
744名無しさん@ピンキー:02/08/09 04:39 ID:w6mLChDd
745名無しさん@ピンキー:02/08/09 08:01 ID:vkktzmty
>742
そうそうクリスは絶対に受けだよね。
ヒューごはね、クリスに対してなら色んな柵があるから攻めでも良いと思う。
甘々と言うか、クリスに惹かれて行っているんだけどそれが許せないと言うか、
戸惑ってしまっているみたいな。
746名無しさん@ピンキー:02/08/09 18:19 ID:KUj8BflE
テレーズを読ませてください。
自分で書くのも・・・限界が・・
747名無しさん@ピンキー:02/08/09 23:12 ID:RQI5rIS/
>742
 凄く可愛らしいカップリングな印象を受けますな。
夜の誘いをかける時とか
ヒューゴ「クリスさん……あの、今夜……。空いてますか?
(デェト中だと思いなせぇ)」
クリス「え?あ、ああ。特に予定は無いが。……どうかしたのか?」
ヒューゴ「……あの……(ヒューゴ、赤く俯く)」
クリス「…………?
 …………。
 !!!!!!!(漸く気付く)
 ……あ、ああ。空いてる……。(言って自分も真っ赤に)」
みたいな事が浮かぶ自分は逝ったほうがよいですか。そうですか。
748名無しさん@ピンキー:02/08/10 00:43 ID:NLtATy3w
ヒューゴとクリスだとルルの件があるからな…猛烈な攻めになるのか。
個人的には>>747みたいなマターリ系キボンなんだけど。

エステラとロディって鬼畜(SM)系以外想像つかん。
749今日最初から見ました:02/08/10 00:50 ID:Kw/AlSix
最後まで読んだら書こうと思ってやっと書けました。
シエラ×ビクトール
ナナミ×2主
セシル×トーマス
マジ、プレイ中にずっと考えてたのが実現されました。
っていうか、見れたことよりも感想が書けたことがうれしぃ気分になってます。
そんぐらいうれしかったです。
駄文ですがいつか書かせていただこうと思います。
750名無しさん@ピンキー:02/08/10 03:32 ID:2Y/Otdqc
>>749
待ってるよー。
751名無しさん@ピンキー:02/08/10 04:22 ID:Kw/AlSix
http://dingdongdong.dnsalias.com:8080/ddd/novel/t00941.htm

有名ですけど、ナナミネタがあります。

やオイじゃないですよ
752名無しさん@ピンキー:02/08/10 12:56 ID:+V7PESoz
>11氏
遅レスだがアンネリー萌えの漏れは
「ダ、ダメ……お、お姉さんの言う事、聞いて……!」
…に、狂おしく(;´Д`)ハァハァ
心から感謝。
753名無しさん@ピンキー:02/08/10 19:19 ID:yjkXuoPc
姐さん好きな11さんにキボンしたいのですが、
オウラン・ロウエン・バレリアと2主からませるSSってどうでしょう?
俺も姉属性なのでぜひ読んでみたい・・・
お時間あればおながいします!


新スレどうしますか?もうそろそろ容量が・・・
754名無しさん@ピンキー:02/08/11 00:55 ID:TyYH5fbI
755名無しさん@ピンキー:02/08/11 01:39 ID:J4Ei+w9r
クリスって何歳ぐらいなんだろう。20は過ぎてるような気がするけど。
年下のヒューゴともじもじやってるのを想像して萌えた。
756名無しさん@ピンキー:02/08/11 01:52 ID:P8HvH6DH
 感じていたのは寒さだった。
湿気を持った冷気が、体を凍えさせる。
 あとは痛み。
手といわず足といわず、あちこちから感じる鈍い痛み。
 それらの刺激が彼女――クリスを目覚めさせた。
 そこは薄暗い部屋だった。
もっと率直に言えば、洞窟の中の小穴のようだ。
いちおう四角形に近い形になってはいるが、
ごつごつとした岩肌がむき出しで、天井からは時折、雫が滴り落ちている。
 当然窓は無く、外の天候はもちろん、ここが地上にあるのか
それとも地下にあるのかさえも知ることはできない。
「ここは……大空洞の中か?」
 クリスは身動ぎしようとして、
それが不可能であることに気づいた。
 壁に埋め込まれた手枷に、ちょうど万歳をする
姿勢で拘束されている。
 自分の姿を見下ろすと、剣はおろか鎧も外されていた。
757名無しさん@ピンキー:02/08/11 01:52 ID:P8HvH6DH
「くっ……」
 自らの置かれた状況を悟り、彼女は恥辱に唇を強く噛み締めた。
評議会の命令で騎士団を率いリザードクラン征伐にやってきた
クリスは、カラヤの族長ルシアとの一騎打ちに敗れ意識を失ったのだ。
 と、扉が開き、ルシアとリザードの戦士――新たな族長に
なったというデュパが部屋に入ってくる。
「ようやくお寝覚めかい、銀の乙女殿?」
 ルシアは微笑を浮かべた。
 クリスはルシアをねめつけたが、カラヤの族長は意に介した様子も無い。
 確認しなくてはならぬことに気がつき、クリスは口を開いた。
「外の戦闘は?」
「とっくに片付いたさ。あんたが倒れた時の、あいつらの
慌てぶりときたら……見せてやれなくて残念だよ」
 ルシアの微笑は嘲りに変わっていた。
 さらにデュパが付け加える。
「浮き足立った鉄頭など、われらリザードクランの敵ではない。
貴様を救おうとしつこく食い下がってはいたが、二度と
大空洞に攻め入る気にならぬよう叩きのめしてやったわ」
 がははと、哄笑が部屋に響く。
「……私をどうするつもりだ?」
 顔を俯かせ、クリスは聞いた。
「さあてね。なんてったってゼクセンの英雄、銀の乙女だからね」
 ルシアは益々楽しそうに笑う。
758名無しさん@ピンキー:02/08/11 01:53 ID:P8HvH6DH
「殺せ!」
 クリスは本心から、そう叫んでいた。一騎打ちで敗れ、
ゼクセンの威光を示すだけの戦いで大敗を喫っし、その上
評議会との取引に使われるなど到底耐えることはできない。
 反応したのはルシアではなく、デュパだった。
クリスに数倍する音量で怒鳴った。
「言われずとも、そうする! 卑劣なる手段で我らが族長の命を奪った罪、
貴様の命であがなってもらう!」
「族長の命……なんのことだ?」
 クリスは理解できずに、怪訝な表情をした。
「リザードクランの族長の暗殺。らしくないことをしてくれるじゃないか」
「馬鹿な! そのようなこと我らがするはずもない」
 ルシアの説明に、クリスはすぐさま反論した。
「まさか知らないってのかい?」
「当然だ。そもそもリザードクランの族長が代替わりしたことも、
ここへ来て初めて――」
 クリスは言葉を途中で途切れさせた。デュパの巨大な手が
彼女の首を締め上げている。
「とぼけるな! 貴様の姿を見たものがいるのだ。
貴様も戦士ならば潔くせよ!」
 万力のような力で、声を出すことも息をすることもできない。
腕を固定されているクリスは、足を無様にばたつかせる
ことしかできなかった。
759名無しさん@ピンキー:02/08/11 01:54 ID:P8HvH6DH
 もう数秒で喉が潰れるという時、
「デュパ。おやめ」
 ルシアが腕を掴み、デュパを静止した。クリスの首を掴む力が、
なんとか息ができる程度に弱まった。
「何故止める」
「この女を一騎打ちで破ったのは私だ。
生殺与奪は私にあるのが道理だろう?」
 リザードの戦士はルシアとクリスを交互に見比べ、
しばし逡巡してから手を完全に離した。扉の方に歩いて行く。
「戦士の道理には従おう。だがその女の咎が消えたわけではない」
 そう言い残して、デュパは部屋を出て行った。
 ルシアは正面からクリスを見つめている。
値踏みするような目つきだ。
 沈黙に耐え切れず、クリスは尋ねた。
「なぜ私を助けた……?」
「助けたわけじゃないさ。ただ、あれじゃああまりに簡単すぎて、
つまらないだろう?」
 ルシアは妖しげに微笑んでいる。
「あんたに会わせたい子がいるのさ。ヒューゴ入っておいで」
 ルシアが言うと、デュパの消えた扉が再び開き、
カラヤの民族衣装を着た少年が姿を現した。
760名無しさん@ピンキー:02/08/11 01:54 ID:P8HvH6DH
目つきが鋭く、何か強い意志を秘めているように見える。
(この少年……どこかで……)
 ヒューゴはクリスに近づくと、短剣を抜き放った。
「ルルの仇!」
 瞬間、クリスは少年の正体を悟った。
同時に彼の瞳に宿っていた意思が殺意であることも。
(この少年に殺されるのなら……いくらかは懺悔になるだろうか)
「母さん、こいつの戒めを解いて。剣を渡して」
「一騎打ちで仇を取ろうってのかい。悔しいだろうけど、
おまえの力ではまだ勝てないだろうね」
「そんなこと――」
 なおも一騎打ちにこだわるヒューゴの口を、
ルシアは人差し指で抑えた。
「復讐の仕方は何も殺すだけじゃないのさ。
特に女の場合はね。それをこれから、おまえに教えてあげるよ」
761名無しさん@ピンキー:02/08/11 05:32 ID:RNEiGA3W
ヒューゴ×クリスだーーー。
しかも本人はそういうつもりはないのに…って感じで始まってる。
続き早く見たいです。
がんがって下さい。楽しみにしてます。
762名無しさん@ピンキー:02/08/11 07:19 ID:PSIt6FRs
同じく楽しみにしとります〜。
密かに「ルシア×クリスも良いかもな……」
とか思っている身にとっては現時点でもかなりツボってます。
頑張ってくだされ〜。
763名無しさん@ピンキー:02/08/11 10:38 ID:/WuJpJDC
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・)━━━!!!
このカプを待ってました。続き楽しみにしてます!
764名無しさん@ピンキー:02/08/11 14:49 ID:nh4NNGS0
続きがまちどおしいです。がんばってください。
765名無しさん@ピンキー:02/08/12 01:07 ID:tJLTHRwK
ヒューゴ×クリスのラブ? 物を書いてみました……って、
何だかいい感じのヒューゴ×クリスが既に展開されてますね!!
ほのぼの見たくて書いてみたけどこういうのも好きです(笑)。
続きが楽しみです〜! ハァハァ(;´Д`)しながら待ってます!
その気の無いヒューゴに萌えです。

一応ほのぼのラブ?? 書いてみたんで、
756さんの作品が完成したら、うpしても良いでしょうか?
駄文ですが……。
766名無しさん@ピンキー:02/08/12 02:46 ID:gURSoYCh
是非是非無問題
767名無しさん@ピンキー:02/08/12 04:07 ID:LPppAELG
>>765
おながいします
768名無しさん@ピンキー:02/08/12 06:02 ID:XPp35wY5
ウpしてくれ〜
769名無しさん@ピンキー:02/08/13 02:11 ID:oRuGg1RQ
hoshu
770名無しさん@ピンキー:02/08/13 06:52 ID:JnX8H//9
保守
771名無しさん@ピンキー:02/08/13 16:01 ID:v9tSNBaD
ほしゅ
772名無しさん@ピンキー:02/08/13 19:13 ID:02BEkFcl
保守
773名無しさん@ピンキー:02/08/14 00:58 ID:LlD90Bd2
>>760の続きがひたすらみたいです
774名無しさん@ピンキー:02/08/14 03:34 ID:UJei4TsU
>>756-760
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
続きを是非きぼんぬ

ヒューゴ×クリスハァハァダーヨ…
775名無しさん@ピンキー:02/08/14 12:15 ID:/5wvryqc
待ち遠しいけど急かす訳にもいかんしなーー。
776名無しさん@ピンキー:02/08/14 14:58 ID:e4Odiua9
(;´Д`)ハァハァ
77711:02/08/14 17:42 ID:QNQBprFA
777ゲットォォォッ!!

オウラン姐さぁ―――――んッ!!好きだぁぁぁぁッ!!
778名無しさん@ピンキー:02/08/14 19:37 ID:UNU1Dsxw
>>777
おめでとー!
そんな11さんに幸あれ。
779名無しさん@ピンキー:02/08/14 20:39 ID:NEXIMoqy
板違いとは思うが、こんなの見つけますた。
ttp://www80.sakura.ne.jp/~bamboo/gallery/others/ouran01.htm
78011:02/08/14 22:39 ID:QNQBprFA
>>779
ありがとう(;´Д`)ハァハァ
781名無しさん@ピンキー:02/08/15 00:25 ID:HPEhXFrC
マイクによるシャロン陵辱ネタを考えてみたが
シャロンがあまりにも悲惨だったので俺の胸にしまっておくわ
782765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:12 ID:Lulc2nml
スレの前の方見ると分割うpの間に他の方も書かれているようなので……。
混乱したら御免なさい。
無駄に前置きだけ長いです、ダブル御免なさい。

前提→炎の英雄の後継者はヒューゴ
783765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:14 ID:Lulc2nml
 炎の英雄としての勤めを果たし、母であり、族長でもあるルシア達と共にカラヤ
クランへ戻ったヒューゴは、村の再建や母の後を継ぐ為の勉強で、忙しい日々を送
っていた。
 グラスランドの他の村との交流や、ゼクセンとの和平交渉の席へ同席した事も、
何度もあった。
 そうして、あの戦いから、二年程が経っただろうか。

 ルシアはいい加減、炎の英雄である息子・ヒューゴに族長を継がせたがっていた。
 彼女自身、前族長であった父親を早くに失い、若い頃から族長を務めていたから…
…といっても、今のヒューゴよりは幾つも年上であったが……族長の任を息子に任
せ、少し肩の荷を降ろしたいと思っていたのかも知れない。
 だが、頑なにヒューゴは新族長に任命されるのを断っていた。
 ……煮え切らない。
 自分でも分かっていた。
 族長を継ぐのが負担だとか、そういう事ではなくて。
 何が煮え切らないのかといえば、それは……。
「フーバー、俺は、どうしたらいいんだろうな?」
 カラヤを見下ろす小高い丘の上に座り込んで、ヒューゴは隣に腰を落ち着けている、
ルル亡き後唯一の親友となったグリフォンのフーバーに声をかけた。
「キュィィ?」
 フーバーは首を傾げる。
 誰かに相談したところでどうにもならないのは分かっていた。
 誰かに答えを出して貰ったところで納得出来ないであろう自分も分かっていた。
 ヒューゴは立ち上がり、フーバーの首の辺りをぽんぽん、と軽く叩いた。
「……そうだよな……。俺が自分で答えを出さなきゃならないんだよな……」
 そうして、遥か西方、ゼクセンの方へと首を巡らせた。
「フーバー、悪いけど、ビネ・デル・ゼクセまでひとっ飛び、頼むよ」
「キュィィィィィィ!!」
784765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:16 ID:Lulc2nml
 ビネ・デル・ゼクセに着いたのは、まだ夕方と呼ぶには早い時刻だった。
 ヒューゴの目的の人物は……ゼクセン騎士団長・クリスは、今、この街にいるの
だろうか。
 それとも、ブラス城に赴いているのだろうか……。
 とにかくヒューゴは、彼女の実家を訪ねてみる事にした。
 執事が彼を出迎える。
 ライトフェロー家の執事とはジンバに頼まれた用事で一度だけ会っているし、ク
リスが何度か彼の事を話題に上らせたのだろう、執事はヒューゴを見ると、すぐに
分かったようだった。
 玄関ホールまで通され、執事が尋ねる。
「ヒューゴ様……でございましたかな?」
「え……ああ、はい」
 ヒューゴは頷く。
「あの……クリスさんはいますか?」
 ヒューゴが問うと、執事は首を振った。
「あいにく、執務でお出掛けになられております。ですが、今はビネ・デル・ゼク
セに滞在致しておりますので、夕刻にはお戻りになられるかと。……どうぞ、それ
まで客間でおくつろぎ下さい」
 そう言って、執事はヒューゴを奥へ通そうとする。
「え……あ、あの、いいんです。これをクリスさんに渡して下さい」
 言いながら、ヒューゴは懐から書簡を取り出した。
 執事は受け取りながらも、首を傾げて呟く。
「そうですか……? きっと、お会い出来ればクリス様もお喜びになると思います
が……」
 そこまで言って、執事ははっとなって首を振った。
「いえ、ヒューゴ様もお忙しい身でしたね。御無理は申しますまい。こちらの書簡
は、必ずクリス様にお渡しします」
「はい、お願いします」
 言うと、ヒューゴは執事に一礼して、ライトフェロー家を出た。
 何だかほっとした……のと、残念な気持ちが同居した、不思議な気分だった。
 けれどきっと、すぐに会えてしまったら、むしろ告げたい事も告げられないので
は、とヒューゴは思う。
 自分がこんなに臆病で煮え切らない男だった事に驚きを感じる。
785765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:18 ID:Lulc2nml
 手紙には、「今夜、時間があったらゼクセンの森の橋まで来て下さい。ヒューゴ」
と書いた。
 クリスが忙しい身である事を十分に分かった上で、そう書いた。
 それは、ヒューゴがクリスを試した、という意味だ。
 今夜彼女が来なければ、彼女にとって自分はその程度の存在で、それなら自分も
彼女への想いを吹っ切れる。
 それならそれで、いい。
 ヒューゴの心の中も、まだ完全に決まった訳ではなかった。
 クリスの事を女性として意識し始めてから、彼はずっとルルの事で彼女を憎む気
持ちと、彼女を好きだという気持ちとの葛藤と闘っていた。
 ……どんな形であれ、この気持ちに決着を着けなくては。
 こんな悶々とした気持ちを抱えたまま族長になったとしても、仕事に身なんか入
りっこない。
 「お会い出来ればクリス様もお喜びになると思いますが……」と彼女の家の執事
に言われた時、嬉しかった自分がいた。
 でもそれは、あくまで戦友としてなのかも知れないし、もしかしたら……。
 あの戦いの後、公式の場で何度か顔を合わせたし、そのあと少しだけなら個人的
に会話を交わしもした。
 けれどあの戦いが終わった後の、別れ際の、彼女との抱擁が忘れられない。
 あれは挨拶だ、自分でそう言ったではないか。
 彼女は来るのだろうか?
 フーバーにはビネ・デル・ゼクセの入り口の辺りの森で待っているように言って
ある。
 どうにも馴染めないゼクセン風の味付けの夕飯を食べて、フーバーにも軽く食事
をさせて別れた後、ヒューゴは橋の上に腰掛け、とりとめのない考えを繰り返して
いた。
 太陽は完全に沈み、青白い月がゼクセンの森を照らしていた。
 それ程深い森ではないが、やはり夜ともなると薄暗い。
 唯一橋の辺りだけが、すぐ近くには木が生えていない為にそれなりに、明るい。
 やがて遠くから、馬の足音が聞こえて来た。
 どきん、とヒューゴの心臓が跳ね上がる。
 その足音が、クリスの白馬である保証は無い。
 だが、そんな彼の心配をよそに、やって来たのは紛れもなくクリス本人だった。
 ヒューゴの姿を認めて、クリスは愛馬の足を止め、馬から下りると側の木に馬を
繋ぎ、ヒューゴの方へと歩いて来た。
786765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:20 ID:Lulc2nml
 ヒューゴは慌てて立ち上がる。
「……久し振りだな……どうした?」
 クリスは公式の場での鎧姿ではなく、髪を下ろし、軽装でやって来ていた。
「えっと、あの、いきなり呼んじゃって御免なさい……」
 ヒューゴは自分で呼び出したにもかかわらず、内心パニックに陥っていた。
 心の底では、きっと来ないだろうという気持ちの方が大部分を占めていたのだ。
 クリスは真面目だから、多分用事が無ければ来てくれるだろう、と考えていたのに。
 最初の挨拶の段階から、ヒューゴの顔は真っ赤になってしまっている。
 照らしているのが月明かりだけなのが幸いだったかも知れない。
 だが、月明かりの下だというのに、クリスは美しかった……あの頃より、ますます
美しさに磨きが掛かっている。
 ヒューゴは更に混乱して、目が回って来た気がした。
 そんなヒューゴを不思議に思いながらも、クリスは彼に近付いた。
 すぐ側まで歩いて行き、彼を見上げる。
「……背が、伸びたな」
 クリスが呟くように言った。
「え……あ」
 言われて、ヒューゴも気が付く。
 公式の場では何度も会ったが、こんなに近くで話す事なんて無かった。
 あの頃は……確か。
 ヒューゴの方が、背が低かったはずだ。
「窓枠にぶら下がっていた、効果が出たのかしら」
 クリスは言いながら、くすくすと笑った。
「え」
 ヒューゴは呟いてから、先程とは別の理由で真っ赤になった。
「な、ななな何でそれを」
「あ」
 クリスは目を逸らす。
「……クリスさん?」
 じと目で自分を見つめるヒューゴの視線に耐えられなくなったのか、クリスは口を
開いた。
「サロメが……炎の運び手のリーダーの事を少しでも知っておきたいと言って、キッ
ドに調査を頼んで……」
「…………」
 確かに、サロメが原因なのであれば頷けなくもないが……。
 黙ってしまったヒューゴをちらりと見て、これ以上何か突っ込まれる前に、と話題
を変えた。
「それで、何の用で私を呼んだのだ?」
 途端、ヒューゴはまた言葉に詰まってしまった。
「え、えっと……、ええと……」
「?」
787765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:23 ID:Lulc2nml
 どうしよう。
 何て言おう。
 でも。
 だけど。
 ヒューゴは大きく息を吸い込んだ。
 そして。
「クリスさん……好きです!!」
「へ?」
 あまりの急展開に思考が追い付いていないのか、クリスが間の抜けた声を出す。
 ヒューゴも呆然としていた。
 違う、いきなりこんな事を伝えたかった訳じゃなくて。
 ああ、でも、もう。
 口から出てしまった言葉は元には戻らない。
 ヒューゴは色々難しく考えていた事は忘れて、ただ今の自分の気持ちを正直に言葉
にしようと決めた。
「まだ……まだ、ルルを殺された時の事を忘れた訳じゃない……たまにあの時の事を
思い出すと貴方の事が憎くなって……違う」
 言葉にして、ようやく気付いた。
「違う、俺は……あの時の無力な自分を思い出すと悔しくて、その悔しさを貴方への
憎しみに転嫁していただけで……あの、だから、好きなんです!!」
 支離滅裂だ。
 クリスは黙っている。
 考えていた、驚いていた。
 ヒューゴは、気になる相手ではあった。
 部下でもなく、自分の上に立った人間だったが上司ではなく、信頼の置ける戦友で、
そして敵でもある。
 多分、自分より強いであろう、男。
 自分は……。
 ……自分は?
「ヒューゴ……お前の気持ちは嬉しい。……で」
 でも、と言おうとした瞬間、僅かに足をずらしたつもりだったが、彼女も突然告白
されて動転していたのだろう、橋の端で話をしていたせいもあったがクリスは見事に
片足を滑らせ、その体が傾いだ。
「え……っ」
788765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:24 ID:Lulc2nml
「ク、クリスさん!」
 ヒューゴが慌てて抱きとめる……クリスも思わず、ヒューゴの体に腕を回して自分
の体を支えた。
 前屈みになったヒューゴがゆっくり体を起こしながら、クリスを引き上げる。
 その体勢はあの時の、別れ際の抱擁と同じように見えたが、ヒューゴの体は逞しく
成長していて、クリスの体は完全に包み込まれた。
 父親と幼い頃に生き別れたクリスには、男に抱き締められた記憶が無かった。
 少女のように顔を真っ赤にして、心臓をドキドキさせながら、クリスは瞬時に儀式
の地での、ルシアの言葉を思い出した。
 「子供が欲しいなら、隙を見せないと駄目だよ」
「ち、違う!」
 クリスは思わず、自分の記憶の中のルシアに叫んでいた。
 ヒューゴの体が、強張った。
「あ……ご、御免なさい。俺……」
 泣きそうな顔で体を離そうとするヒューゴに慌ててクリスは首を振る。
「いや、それも違う……あ、じゃなくて、その……」
「クリスさん……」
 ……頼む、そんな目で見ないでくれ……!
 ヒューゴの、甘えたような、それでいて艶を帯びたように濡れた瞳を見て、クリス
は心の中で叫んでいた。
「ヒューゴ……」
 しかし心とは裏腹に、クリスは囁くようにヒューゴの名前を呼んでいた。
 ……流される……。
 違う、多分迷っていただけなのだ。
 意識から離れたその手が、ヒューゴの体を草の上に導いた。
 ゆっくりと倒れ込む。
 軽く、ヒューゴの唇がクリスのそれに触れた。
 顔を真っ赤にして、ヒューゴが呟くように言った。
「あの……俺、初めてだからよく……」
「……だ」
 クリスの言葉が聞き取れなくて、ヒューゴは聞き返す。
「私も初めてだ!!」
 クリスは思わず叫ぶ。
「だから……」
 お互い真っ赤になりながら、また口付ける。
 何だかよく分からないまま、舌を絡める。
 ぞくぞくとして、甘美な感覚だった。
789765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:26 ID:Lulc2nml
「クリスさん……クリスさん」
 名前を呼びながら、ヒューゴはクリスの服をまさぐる。
 形の良い胸を探り当てると、ひたすらにそこを撫で、ゆっくり揉み始める。
「……っふぅぅん……」
 鼻に掛かった、甘えた声が自分の口から漏れて、クリスは驚きと羞恥で真っ赤に
なった。
「クリスさん……」
 ヒューゴはまた口付けると、舌を絡める。
 このような行為は初めてなので、舌の動きに気を取られると手はお留守になってし
まう。
 ヒューゴは赤く上気した顔で口付けをやめると、ぎこちない手付きでクリスの服を
脱がし始めた。
「あ……っ」
 恥ずかしくて思わず身をよじると、ヒューゴが尋ねた。
「あの……クリスさん、嫌ですか?」
「いや、そんな事は無いのだが……」
 ふとヒューゴの下半身に目をやってしまう。
 カラヤ族特有の、だぼだぼした服を見に着けている為、よくは分からないが、僅か
にだが、不自然に膨らんでいる、気がする。
 男女の事には疎いクリスだったが、男性は性的に興奮すると勃起してしまい、それ
を我慢するのはヒューゴくらいの年齢の少年だと大変だという事くらいは知識として
ある。
「じ、自分で脱ぐ……。だから、ヒューゴも自分で脱げ」
 照れ隠しに言い放つと、恥ずかしさも手伝ってふいとヒューゴから顔を背けてしまう。
 そのまま服を脱ぎ始めたが、背後からヒューゴが声を掛けた。
「クリスさん……嫌なら、俺……」
 クリスは思わず振り返る。
「嫌ならお前を張り倒してでも帰っている!」
「あ……」
 確かに、クリスならば本当にそうするだろう。
「クリスさん……!」
 ヒューゴはクリスを抱き締めると、そのまま再び草の上に倒れ込んだ。
 だが、すぐに起き上がって服を脱ぎ始めた。
「その……あっちの陰に行かないか?」
 クリスが言った。
 確かに街道沿いでは夜中とはいえ、誰か通らないとも限らない。
 ヒューゴは脱いでしまった上着を右腕に掛けると、まだ彼女が掴んでいた服共々
クリスを抱き上げ、茂みの陰まで連れて行った。
790765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:28 ID:Lulc2nml
 草の上に彼女を下ろした時、クリスの服がはらりと落ちた。
 母親以外の、初めて見る女性の乳房。
 ヒューゴは思わず、そこへむしゃぶりついていた。
「あんっ……!」
 クリスの口から、高い声が漏れる。
「クリスさん……クリスさん……」
 ヒューゴは熱に浮かされたように繰り返しながら、幼子のように片方の乳首を吸い、
もう片方は指でつまみ、こね回し、そして乳房全体を揉みしだいた。
「は……あぁ……」
 クリスは初めての感覚に戸惑いながらも、その快感を受け入れ始めていた。
 乳房に触れていない方の手が、彼女の背中や首筋、腰の辺りを無作為に撫で回す。
 まだお互い、下半身は衣を身に纏ったままだったが、膝の辺りに押し付けられた
ヒューゴの股間が痛い程張り詰めているのが分かり、クリスは頬を赤くした。
 やがてヒューゴの手が、クリスの長ズボンを下ろし、下着に侵入した。
「あっ!」
 クリスは身を硬くする。
「クリスさん……」
 囁いて、ヒューゴはクリスの、秘密の部分に触れた。
「濡れてる……」
 彼の呟きに、クリスはますます顔を赤くする。
 誰にも触らせた事の無い、秘めやかな場所を、ヒューゴの手は一心不乱にまさぐって
いた。
 襞を掻き分け、泉の中心を探り当てるとそこへ指の腹をこすりつける。
「あ……あぁん、やぁぁぁ……」
 甘い声を上げ、クリスは身悶える。
 泉からはどんどん溢れて来てしまっている。
「クリスさん……気持ちいいの?」
 ヒューゴは囁いて、その手を動かした。
 それが、クリスの最も敏感な部分に触れた。
「あんんっ!!」
 クリスの腰が跳ね、一際高い声が上がる。
「ここ? ここが気持ちいいの?」
 ヒューゴは、初めて触った女の体に夢中だった。
「はぁっ、あん、あ、あぁぁぁ……!」
 そこを何度も何度も弄られて、クリスは嬌声を上げる。
 クリスの感覚に比例するように、ヒューゴの手の動きがどんどん激しくなって行く。
791765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:30 ID:Lulc2nml
「あぁ……駄目、何か……何、か来るぅぅぅ……!!」
 クリスは叫ぶ。
「あ、いや、や、あぁぁぁあああぁん!!」
 びくびくと腰を跳ねさせ、クリスは達した。
 彼女の恥ずかしい部分は、ひくひくと蠢いている。
「は、はぁ」
 生まれて初めて味わった絶頂感にぐったりとなりながら、クリスはヒューゴを見上
げた。
 ヒューゴは腰紐を解くと、残っていた着衣を全て脱ぎ捨てた。
 彼の中心はこれ以上ないくらいに膨れ上がり、どくどくと脈打っている。
「クリスさん……俺、もう……」
 言いながら、ヒューゴは片手で自分の一物を支え、もう片方の手でクリスの泉の中
心を探り当て、それをあてがった。
 クリスは緊張に身を硬くする。
「クリスさん……行くよ……」
 ヒューゴは言って、一気に突き進んだ。
「あぅっ」
 クリスが小さく呻いた。
 ヒューゴにも、何かを突き破ったような感覚があった。
 だがそれよりも、きつく締め付けられる感覚の何と気持ちいい事か。
「クリスさん……クリスさん……」
 名前を呼びながら口付けをした瞬間、限界まで我慢して張り詰めていたヒューゴは、
達してしまった。
 全身が痙攣して、精を吐き出す。
 クリスも、自分の中に温かい何かが放射されたのが分かった。
 驚いてヒューゴを見ると、泣きそうな顔をしている。
 それはそうだろう、悩んだ末にやっと想いを遂げられたと思ったら、一つになった
瞬間に達してしまったのだから。
「あの……あの」
 クリスは微笑んで、ヒューゴを抱き締めた。
「しばらく……このままでいないか」
 痛い事は痛いが、今は小さくなってしまっているのでそうでもない。
「クリスさん……」
 ヒューゴはクリスに口付けると、再び胸をまさぐり始める。
792765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:31 ID:Lulc2nml
 復活は早かった。
 みるみる内にクリスの胎内でヒューゴは大きさと硬さを取り戻して行った。
「えっ?!」
 驚いてヒューゴの顔を見ると、顔を赤くしながら囁いた。
「クリスさん……気持ちいい……」
 かぁぁ、とクリスの頬も染まる。
 ヒューゴが動き始めた。
「ふ……あ」
 まだ少し痛いが、自分の愛液とヒューゴの精液のお陰で滑りが良くなり、我慢出来
ない程ではない。
「ヒューゴ……」
 名前を呟くと、ヒューゴは腰を動かしながら囁く。
「クリスさん……好き……好き」
「私も……あぁっ!」
 突如、快感が痛みを超えた。
 ヒューゴに突かれる度に、快感が体の中に送り込まれて来る。
 先程達したばかりで敏感になっている彼女の体は、再びの絶頂へと向かい始めた。
「あ、あぁ、ああぁん、あぁ……ヒュ……ヒューゴ……も、もう、私」
 二人の結合部から聞こえて来るぐちゅぐちゅという音が、淫らな気分を増幅させる。
「クリスさん……俺も、もう」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁんん!!」
「……っ!!」
 クリスの嬌声と共に、二人は果てた。
 ぐったりとなった二人だったが……互いに顔を見合わせて、微笑んで。
 そうして、そっと、口付けを交わした。

                 終
793765@甘々? ヒューゴ×クリス:02/08/15 02:34 ID:Lulc2nml
……前置きだけ無駄に長くてエロ少なくて御免なさい……。
してるんだけどえっちくない感じですね。
……頑張ったつもりなんですけどね(苦笑)。

756さんの再臨を祈ってます。
794名無しさん@ピンキー:02/08/15 03:13 ID:XfiD31kS
キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!!!!!
甘々良い!!(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァ
795名無しさん@ピンキー:02/08/15 16:41 ID:wRzNF8gU
やばいね、そろそろ容量が満杯だ(゚Д゚)
796名無しさん@ピンキー:02/08/15 19:25 ID:wWCw7XBh
エミリーたん関係が見たい・・!
797名無しさん@ピンキー:02/08/15 20:06 ID:BQiEKpg6
ヒューゴとクリスのカップリングもすっごい好きだけど
ヒューゴとりリィも個人的に好き

それより756さんの続きが読みたいでつ
798名無しさん@ピンキー :02/08/15 21:44 ID:SlADrd1E
765さん(;´Д`)ハァハァ
799名無しさん@ピンキー:02/08/16 00:16 ID:c8RCsoNH
>>760のあと、ルシアがなにを教えてくれるのか非常に気になります
800名無しさん@ピンキー:02/08/16 01:35 ID:NNsaSalp
スレ建てよろしく。
801名無しさん@ピンキー:02/08/16 02:56 ID:PLkJ9E9T
立てたよ
幻想水滸伝エロ妄想スレPart2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1029434140/l50
802名無しさん@ピンキー:02/08/18 23:20 ID:NDpFdRZ4
スレを801で止めるの止めれw
803名無しさん@ピンキー:02/08/19 01:21 ID:X99WQ0sm
そんなことのためにレスする802さん萌え
804名無しさん@ピンキー:02/08/19 01:29 ID:SG4U2ueF
同じ事を考えて今日1日書き込もうかどうしようか
迷っていた漏れ。
805このスレの69ですが:02/08/22 14:28 ID:WHq7WRx8
俺は文章書くほど能力もないのでこのスレの神たちに感謝の意を述べたい。
俺なりの感想を精一杯書いてみた。

1氏
このスレの創始者。
盛り上げるために自らSSに初挑戦したり自作自演したりと
涙ぐましい努力の末、現在に至る。
本業が忙しくなったため、『これない宣言』の後失踪。
夏休みになったと思うが、復活したのだろうか?

11氏
魔人。姐さんキャラ萌えな魔人。
だがその作品は姐キャラに留まらず、ロリ(?)のメグから
カスミ、アイリと年頃の娘まで手広くカバー。
だが氏の真骨頂はやはり姐キャラだろう。
オウラン、ロウエン、バレリア、エルザ……
氏の書く姐キャラにはどこか気合が感じられる。
その作品数はこのスレの28作品中、13作品を占める。
前代未聞の一週間連続投稿というdでもない事をしでかした後、
一時姿をくらますが、一日3作品をうぷするという(確証なし)
またまたdでもない事をしでかして復活。魔人。正直、尊敬します。

17氏
この方も姐さんキャラ萌え。
1氏、11氏と共に初期の頃から活躍。
女性ながらもしっかりエロも書くところがイイ。
文章の所々にセンスを感じさせる職人さまだ。
煩悩の神が降りてこないと言う事で長らく姿を見なかったが、
最近復活しそうな気配。期待。
806このスレの69ですが:02/08/22 14:30 ID:WHq7WRx8

172氏
寂れかけたこのスレを活気付けようとうぷしてくれた職人さま。
氏曰く”とてつもなくしょぼいもの”だそうだが、そんなことはない。
大人の雰囲気が人気。目論見どおり、氏のうぷされた後に11氏の
”一週間祭り”が始まってスレが活性化した訳だが……。

名無しさん@360氏
息絶えようとしていたこのスレにルシア陵辱SSというカンフル剤を
投与してくださった職人さま。
結構悲惨な話だったが、文章の上手さがそれをさらに際立たせていた印象。
キチークを書くのは辛かったというが、氏の純愛系を見たいと思うのは俺だけではないだろう。

名無し素人SS書き氏
このスレで初めて1のネタを書いてくれた職人さま。
と思ったら、どうやら氏は1しかプレイ済みではない様子。
しかしそんな事はどうでもよく、エチ重視の話はとてもイイ。
自ら「愛のあるエチは書けない」と言うように鬼畜街道を突き進む。
もともとキチーク系が少ないこのスレにとって貴重なお方。
オチが気に入らないと書き直す事も厭わない向上心溢れる職人さまだ。

トーマス×セシル氏
一早く3ネタを書いてくれた職人さま。
不器用な文章に見えるがその表現力は光るモノがある。
キャラを前面に押し出したその作品は多くの人に愛された。
長文を最後まで書いた事に拍手を送りたい。
807このスレの69ですが

腐れSS書き氏
彗星の如く現れた最凶の萌え文を書く職人さま。
見ているこちらが照れ臭くなるほどの文章から
愛のある鬼畜な文章まで書きこなす。
王道カポーが好きなお方。

756氏
ヒューゴ×クリスで誰もが妄想したであろう話を文章に書き起こしてくれた職人さま。
まさにエチに入ろうかというところで終わっているのが読者をハァハァさせてくれる。
次スレで続きがうぷされた。今後のキチークな展開が待ち遠しい。

765氏
756氏と同じヒューゴ×クリスの組み合わせだが、こちらはラブラブ。
シロップのような甘い雰囲気を醸し出している作品は非常にイイ!
…が、容量がヤバいとの事で住民が移動し、ろくに感想を貰えなかった可哀相な職人さまだ。
だがここで言おう!あなたの作品は甘甘だ!だがそれがいい!その路線で突き進んでほスィっ!!

気を悪くされたら申し訳ない。だけどこれが俺の率直な意見です。
上記の神はもちろん、新たな神が次スレで降臨されるのを祈っています。
あんたら最高だよ!!