少女漫画の花より男子のエロ小説ってありませんか?

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842841:03/03/06 19:29 ID:yarciful
スウィート・ルームらしい豪華な内装が目に眩しい。
重厚なソファーにまず道明寺がどっかりと腰を下ろし、あたしと花沢類は
後に続くように腰を下ろす。…長い長い沈黙の後、道明寺が口を開いた。
司「で、牧野さ、俺らのどっちかを選べって言われたら、選べんの?」
つくし「……選べない。」
司「だろーな。で、俺ら、二人で争っても無意味だってこと、悟ったわけ。」
つくし「…うん。だから、あたし、今日二人にさよならを…。」
司「俺ら二人で牧野を共有することにしたから。」
つくし「?」
類「だ、か、ら、三人で仲良くやろうってこと。」
つくし「はぁ?」
思いがけない二人の言葉に、あたしは頭の中がパニック状態になり、
言葉が出てこない。
(何それ?そんなんありなの?今まであたしがどんな思いで…。)
そんなあたしを、二人はニヤニヤしながら見つめている。
843841:03/03/06 19:31 ID:yarciful
あたしが口をパクパクさせていると、ドアをノックする音が聞こえた。
司「ルームサービスだな…。」
花沢類が素早く立ち上がってドアへ向かい、ワゴンを押しながら戻ってきた。
ワゴンには高級そうなティーセットが載っている。
類「喉、渇いただろ。」
緊張していたせいか、確かに喉はカラカラだ。
あたしが紅茶をサーブする為に立ち上がろうとするのを、花沢類が制した。
類「俺がやるから、座ってろよ。」
つくし「だって、なんか、悪い…。」
類「いいって。」
花沢類にそう言われ、あたしはおとなしく座っていることにした。

しばらくすると、テーブルの上には紅茶の入ったカップ&ソーサーが
並べられた。紅茶のいい香りと暖かな湯気が立ち昇る。
類「遠慮しないで飲んだら?」
あたしは目の前のカップを手に取ると、一口…二口…と紅茶を口に含み、
ゆっくりと喉に流し込んだ。
(ふぅ…。)
ちょっと落ち着いた気がして、二人に話しかける。
つくし「だいたい、あんた達ね、あたしはものじゃ…」
そう言いかけたあたしは、突然めまいのような感覚に襲われた。
紅茶のカップが手から滑り落ち、カシャンと音を立てて壊れる。
(…何?…か、体が…)
体から力が抜けていく…。
頭がクラクラし、呼吸は乱れ、急激に心拍数が上がってくる。
と同時に、全身が燃えるように熱くなってきた。
844841:03/03/06 19:32 ID:yarciful
もうろうとしてソファーにもたれかかっているあたしを、
花沢類が悪戯っぽい目で覗き込んできた。
類「んふ。効いてきた?」
つくし「!? あんた、紅茶に何を…?」
類「じゃ…。」
司「そろそろ始めるとするか。」
二人はあたしの両隣に座ると、いきなりあたしの服を脱がせ始めた。
道明寺はブラウスを、花沢類をスカートを、見事な連携プレーだ。
…って、そんなこと思ってる場合じゃない。
つくし「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ!何すんの!?」
司「早速、三人で仲良くヤルんだよ。」
類「牧野さ、こういうのに抵抗ありそうだから、紅茶に媚薬をちょっとね…。」
司「心配すんな。気持ちよくなるだけで、体に害はねえから。」
つくし「そういう問題じゃ、んっ…」
せめて言葉で抵抗をしようとしたあたしの唇は、道明寺の唇で塞がれてしまった。
強引に舌が入って来て、あたしの舌にねっとりと絡まってくる。
ヤバイ、こいつのキスは…。ヤバイくらいに…あたしを夢中にさせる…。
845841:03/03/06 19:33 ID:yarciful
二人の手は休むことなく動き続け、あたしは全裸に近い状態にされている。
抵抗しようにも、体に力が入らない。それどころか、あたしは…。
体の奥から湧き上がる、ドロドロとした欲望に流されそうになっていた。
(二人に犯されたい…。滅茶苦茶にして欲しい…。)
あたしは無意識のうちに、道明寺の首に腕をからみつけて、奴の唇を吸っていた。
そんなあたしの変化に、二人が気がつかないわけがない。
類「牧野、イイ感じになってきたね。」
司「俺らにして貰いたいことあんだろ。言ってみろよ。」
あたしは熱にうかされたような声で呟いた。
つくし「…触って…体中…。…で…いっぱいキスして…。」
司「今日はやけに素直だな。」
二人は顔を見合わせてニヤリとすると、絶妙のコンビネーションで
あたしを攻めたて始めた。耳たぶを甘噛みされ、首すじや胸元には
無数のキスマークがつけられていく。乳房は二人の手で揉みしだかれて
いやらしく形を変え、舌先でチロチロと弄ばれた乳首は甘く硬く尖っていった。
846841:03/03/06 19:34 ID:yarciful
つくし「…あ…んっ…」
そんな二人の愛撫に、あたしは喘ぐことしかできないでいた。
二人の手が、ゆっくりとあたしの体の上を滑る。
乳房から脇腹を通ってお尻に…腿の外側から内側…。
でも、一番触れて欲しい部分には触れてくれない。もう、我慢できない…。
つくし「ねぇ…焦らさないで…。早く…触って。」
あたしが甘えたような声で哀願すると、二人は意地悪く耳元で囁いた。
類「どこ触って欲しいわけ?」
司「ちゃんと言わなきゃ、わかんねぇぞ。」
つくし「…アソコ。」
類「アソコって、どこ?」
つくし「…ん、もうっ。意地悪。」
司「どこだ?言えよ。」
つくし「…オマ○コ。」
類「ほんと今日は素直だな…。かわいいよ、牧野。」

そして二人の指先が…そっとあたしのクレバスをなぞった。
つくし「ひぁっ…!」
あたしは思わず声をあげて、のけぞった。
二人の指先が交互にクレバスを往復し、ぷっくりと膨らんだ芽芯をなぞっていく。
あたしの奥からトロトロと蜜が溢れてくるのが、自分でもわかる。
類「牧野のオマ○コ、もうグチョグチョ…。ほら…。」
そう言いながら、花沢類はたっぷりと蜜をまとった自分の指先を、
あたしの目の前に差し出した。
つくし「いやっ…。やめて…。」
あたしは真っ赤になって、思わず目をそらす。
そんなあたしに見せつけるかのように、花沢類は自分の指先を
ピチャピチャといやらしい音を立てて舐めた。
類「美味しいよ、牧野のジュース…。」
つくし「もう…やだ…。」
司「お前そんなこと言って、腰が動いてんぞ。もっと奥に入れて欲しいんだろ。」
二人はいやらしい言葉で、更にあたしを攻めたてる。
847841:03/03/06 19:35 ID:yarciful
類「ちゃんと言わないと、入れてやんないよ。」
つくし「…指…入れて…。ぐちゃぐちゃにかき回して…。」
あたしは二人に言われるがままに、自分の欲望を口にしていた。
司「くっくっく…。従順な牧野ってのも、そそるねぇ。」
類「お望みどうりにしてあげるよ。」
そう言いながら、二人はほぼ同時にあたしの中に指を侵入させてきた。
つくし「!!」
電流のような快感が全身を貫く。あたしは声にならない叫びをあげて、
道明寺(多分…)にしがみついていた。
あたしの中のヒダを確かめるかのように、ゆっくりと二人の指が動く。
クチュクチュと湿った音をたてて、二人の指が抜き挿しされる度に、
あたしの中から蜜が溢れ出た。二人は代わる代わるにあたしにキスをし、
舌で口の中をかき回す。そして、あたしはどんどん昇りつめていった。
類「牧野、限界かな?」
司「指、すげぇ締め付けてきてるしな。」
類「牧野、イク時は、ちゃんとイクって言うんだよ。」
あたしはハァハァと肩で息をしながら、無言で頷いた。
二人の指の抜き挿しが早まる。空いている方の手で乳房を
弄られ、あたしは一気に限界まで押し上げられた。
つくし「…あぁ…イク…イクっ…!」
泣きそうな声をあげて、あたしは絶頂に達し…、気を失った。
848841:03/03/06 19:36 ID:yarciful
気がつくと、あたしは裸のまま、恐ろしく大きなベッドに寝かされていた。
ぼんやりとあたりを見回すと、バスローブをはおった
道明寺司と花沢類が談笑している。
(あたし…二人の指でイかされちゃったんだ…。)
先刻の自分の痴態を思い出し、逃げ出したい気持ちになる。
シーツで体を覆おうと、もぞもぞしていると、
あたしの意識が戻ったことを二人に気付かれてしまった。
二人が近寄ってきて、ベッドの脇に腰を下ろす。
類「牧野、気がついたんだ。」
司「お前なぁ、感度良すぎ。ちょっと指でかわいがっただけで、イっちまって。」
あたしは真っ赤になって、ベッドの中に潜り込もうとしたが、
二人に押さえつけられてしまった。そして二人はまた代わる代わる
あたしにキスをし、首筋を舐めまわしながら、乳房を揉みしだく。
ひとしきり、あたしを弄った後、司が耳元で囁いた。
849841:03/03/06 19:37 ID:yarciful
司「今度は俺らを気持ち良くさせろよ。」
類「上手くできたら、ご褒美をあげるよ、牧野。」
そう言って二人は立ち上がると、バスローブの前をはだけ、すでに
硬くそそり立っているモノをあたしの目の前に差し出してきた。
類「ほら、早く…。」
司「どうすればいいか、わかってんだろ?」
あたしは言われるがままに、二人の足元にひざまずき、
道明寺のモノを奥まで飲み込むように咥えて、舌を絡ませた。
そうやって頭を動かしながら、花沢類のモノを優しく包み込むように握り、擦り上げる。
二人のモノが熱く、硬く、どんどん膨れ上がってくるのがわかる。
あたしは二人のモノを交互にしゃぶりながら、自分でも怖いくらいに
昂ぶっていった。クレバスはすでに濡れそぼっていて、今にも蜜が溢れてきそうだ。
ピチャ…ピチャ…。
あたしの口元から漏れる、いやらしい音が室内に響く。
類「そうそう…、すごくいいよ…、牧野。」
司「今度は二本一緒に舐めてみな…。」
あたしは素直に道明寺の要求に応じ、二人の先端を舌で舐めまわした。
類「牧野、すげぇいやらしい顔してる…。」
司「たまんねぇな…。」
850841:03/03/06 19:38 ID:yarciful
先に限界に達したのは道明寺の方だった。
司「く…俺…先にイクぜ…。牧野…全部、飲むんだぞ…。」
びゅるっ、びゅるっ…。
あたしの口の中に、道明寺の熱い粘液がぶちまけられる。
喉に絡みつくような粘液を、あたしは夢中で飲み干した。
司「まだ残ってる…。吸い出せよ。」
ちゅるん…。
あたしは、残りの粘液を吸い出すと、それをごくりと飲み込んだ。
残った花沢類の方もすぐに限界が来た。
類「俺もイクよ…。牧野…イク…。」
どぴゅ…、どぴゅっ…。
道明寺のに負けないくらい熱い粘液が、あたしの口に溢れる。
あたしは喉を鳴らしてそれを飲み干すと、まだ硬さを失わない
二人のモノに頬擦りして呟いた。
つくし「…二人とも気持ち良かった?」
851841:03/03/06 19:39 ID:yarciful
司「あぁ、すげぇ良かったぞ。」
類「約束どおり、ご褒美あげないとね。」
そう言って、花沢類はいきなりあたしのクレバスをなぞりあげる。
つくし「あんっ…!」
あたしは声を上げて、身をよじった。
類「くっくっ…。牧野のオマ○コ、またグチョグチョになってる。」
司「俺らのチ○ポ舐めて興奮するなんて、ヤラシイ女だな。」
つくし「…やだ。…意地悪。」
類「これならすぐに入りそうだよ。」
司「よし、牧野、来いよ。」
あたしは言われるがままに、仰向けになった道明寺の上に
腰を沈めた。熱く硬いモノがあたしの中に入ってくる…。
つくし「あ…すごい…。」
道明寺が下からあたしを突き上げる。
道明寺に貫かれる快感に、あたしは思わず声をあげた。
つくし「あぁっ…。」
司「よし、こっちはいいぜ…。」
類「ん。じゃ、こっちも…。」
そう言いながら、花沢類はあたしと道明寺の結合部に手を伸ばし、
溢れ出た蜜をたっぷりと指に取ると、あたしのお尻のすぼまりに塗りこみ始めた。
つくし「…や、止めてよ!やだ、そんなところに…。」
類「こうしとかないと牧野が痛いんだよ。」
花沢類は動きを止めるどころか、蜜でぬめった指をすぼまりに挿し込んできた。
つくし「!?」
あたしは今まで体験したことのない感覚に、背中をのけぞらせる。
つくし「あ…いや…。止めて…。」
逃げ出そうにも、道明寺に貫かれたままの態勢では、逃げようがない。
類「うるさいよ、牧野。司、ちょっと黙らせて。」
花沢類に促され、道明寺が再びあたしを激しく突き上げてくる。
852841:03/03/06 19:40 ID:yarciful
つくし「あっ…あっ…あん…。」
類「すぐにこっちも良くなるよ…。」
花沢類はそう言いながら、更に激しく指を抜き挿しする。
そして、あたしは…あたしは…どうしちゃったんだろう…。
すごく…気持ち良くなってる…。やだ…、あたし、お尻の穴で感じちゃってる?
類「うーん、そろそろいいかな。」
花沢類はすぼまりから指を引き抜くと、代わりに自分のモノをあてがい、
ゆっくりと突き挿してきた。
つくし「やあぁっ…。お尻は…嫌っ…。許して…。」
あたしは眼に涙を溜めて訴えたが、信じられないことに
あたしのすぼまりは、奴のモノを易々と受け入れいた。
類「何言ってんの、こんなに吸い付いてきといて。」
花沢類は意地悪く言い、ゆっくりと腰を動かし始める。
それにつられるように、道明寺も下からあたしを突き上げてきた。
853841:03/03/06 19:41 ID:yarciful
下から道明寺に、後ろからは花沢類に貫かれ、
二人が動くたびに、下腹部から全身に快感が拡がっていく。
あたしの中の肉壁を隔てて、二人のモノがぶつかり合い、擦れ合っている…。
クレバスからは蜜がとめどなく溢れ出て、あたしの茂みと道明寺の茂みを
ねっとりと濡らし、その茂み同士をいやらしく絡み合わせていた。
つくし「ひっ…。あっ…。」
司「…牧野、どんな感じ?」
つくし「あ、あ、お腹が…いっぱい…。」
類「それだけ?」
つくし「二人のが…当たって…き、気持ちいい…。もっと突いて…もっと奥ま…。」
そう言い終わらないうちに、二人の腰がよりいっそう激しく
打ち振られ、あたしを深く鋭く貫いていった。
あたしは押し寄せる快感の波に流されて、どんどん高みにうち上げられていく。
もう…駄目…あたし…。
二人に突き上げられる度に、ビクンビクンと体が反応し、
あたしは無意識のうちに、二人のモノをきつく締め上げていた。
854841:03/03/06 19:43 ID:yarciful
司「く…、牧野。そんなに締めつけんな…。こっちがもたねぇだろ…。」
つくし「あ、あたし、もう…、もう…。」
類「じゃ、三人で一緒にいこう…。」
二人の腰の動きが更に激しくなる。
そして、あたしはついに限界に達した。
つくし「イクっ!イクっっ…!」
ドクッ…ドクッ…。
次の瞬間、あたしの中に二人の熱い粘液が、たっぷりと注ぎ込まれる。
二人の粘液に満たされて、あたしは信じられないくらい幸せな気持ちに
なっていた。そしてあたしは、薄れていく意識の中で思った。
(こんな関係も悪くないかも…。)

終わり

長々とお目汚し、スマソ。
855名無しさん@ピンキー:03/03/06 21:36 ID:Bu3OzVH9
ああ、長編の力作です (・∀・)!
841サン素晴らしいです。
この路線で次回作も期待して待ってまつ
856名無しさん@ピンキー:03/03/06 21:37 ID:CifqCTQa
す・・すごいカウンターパンチだ・・・
エロパロの真骨頂!
あまりのあり得なさを、逆にとても楽しめました。
道明寺も類も壊れてて面白かったなぁ。
文章もうまいし
3Pのリクエストに応じてくれたサービス精神に感謝!
857名無しさん@ピンキー:03/03/06 22:16 ID:EBSKG9l8
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858名無しさん@ピンキー:03/03/06 22:21 ID:0X5aWlyw
キタ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(*´∀`*)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!
859名無しさん@ピンキー:03/03/06 23:47 ID:WzDoRF52
860841:03/03/07 12:27 ID:h0Quviqg
841です。

勢いでうぷしてしまったのですが、改めて他の方の作品と
読み比べてみると、稚拙さが目立ってお恥ずかしい限りです。
プチ鬼畜な二人と3Pという、ちょっとハードな設定ですので、
ラブラブ路線がお好きな方には、本当にお目汚しですね…。
どうぞ読み飛ばして下さいませ。

こんな拙い長編に感想を寄せて下さった皆さん、ありがとうございました。
次回作は考えていなかったのですが、う〜ん、がんがってみます。
861名無しさん@ピンキー:03/03/07 16:27 ID:3HX8z7z0
>>841
がんがってください。
楽しみに待ってますよ。
862名無しさん@ピンキー:03/03/07 16:38 ID:c8tSrzhQ
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863名無しさん@ピンキー:03/03/07 19:52 ID:d3PvPFp6
>>841
よかった〜!
次もお待ちしていまつ
864花火:03/03/08 21:07 ID:DpJdTDOa
お久しぶりです。花火です。すっかりご無沙汰してしまっています。
実は個人的に西門編の結末に萎えまくってしまいまして、以降、二次創作が全く波に乗れず今書いている新作もなかなか筆ならぬキーボードを叩く手が進まず…(言い訳;)
ところで…ざっとここ最近のリクを見ていたのですが、実は原作3巻のエピソード(つくしが学校で道明寺に犯されそうになる)を元に書いてみたお話があるんです;
ただ、かなりダークな感じになってしまったのでこれはちょっとまずい…と思いお蔵入りさせてました。
女性の方で愛なき陵辱系のお話が好きって方がいるのかどうかが、ちょっと心配なんですが…。こういうのっていいんでしょうか?ちょこっと加筆訂正加えれば明日あたりでもUPできると思うんですけど…。一応お伺いまで。。
865名無しさん@ピンキー:03/03/08 21:27 ID:B3EWkF0D
ぜひぜひ!よろしくおねがいします!
花火さんの作品ならどんなものでも読みたいです−−−−
鬼畜度かなり高いんですよね?楽しみぃーー−−
866名無しさん@ピンキー:03/03/08 21:58 ID:r5t829F4
花火さん〜〜!
待っていますよ。
嬉しい
867名無しさん@ピンキー:03/03/08 22:53 ID:uFnu8Oq4
楽しみ楽しみ〜
ぜひぜひうぷしてください〜
868花火:03/03/09 11:30 ID:wAa0HD2m
ごめんなさい。カキコできない・・
869名無しさん@ピンキー:03/03/09 15:23 ID:9YvZ9Tgg
花火さん・・・(悲)
いつまででも待ってまつ。
870花火:03/03/09 15:25 ID:wAa0HD2m
ごめん、違うの、なんか長文のカキコがどうしてもできないの。なんでだろ?
871名無しさん@ピンキー:03/03/09 16:56 ID:Di3OBybX
花火さん、大丈夫?
なんでだろう?
いつまでも待ちます。
872花火:03/03/09 17:10 ID:wAa0HD2m
申しわけありません。何回かやってみましたが、どうも長文だとダメみたいなんです。
私も原因がわからないので今日は一旦落ちます。本当にごめんなさい。。
873花火:03/03/09 17:51 ID:wAa0HD2m
とりあえず大丈夫かなあということでUPいたします。
…はっきり言いまして、救いの無い展開だと思います;
(少女漫画でそんなもん書くな!ってお叱り受けそうです…)
陵辱系が苦手な方はどうかスルーでお願い致します。
第3巻(司、つくしをレイプ未遂)の非常口のところでつくしが司に教科書を投げつけて逃げるところからの続きです。↓

おまえをめちゃくちゃにしてやる―

突然豹変した司につくしは訳もわからず校舎の中を逃げ惑う
恐怖のあまり、ひざが震え足が思うように動かない。
廊下で転び、倒れこんだつくしに司がにじり寄る。
『やめて…近寄らないで!…やだっばかっ、こっちこないでっ!』
司はつくしに覆い被さり、躰の下につくしを組み敷いた。
『やあっ!』
制服のブラウスのボタンが千切られ、リボンが乱暴に解かれる。
腕の力に抑えこまれ、身動きが取れなくなる。
唇を奪われ、唇を割って挿し入れられた舌は、つくしの口の中をやさしく探る。
つくしは一瞬、甘いキスに身を任せている錯覚に陥った。
しかし、次の瞬間、逃れようと伸ばした右手を抑えこまれ、それは錯覚にすぎないことを思い知る。
廊下のひんやりとした冷たさが、つくしの心と躰を凍らせてゆく。
『やめて…道明寺…お願い…』
つくしは涙ぐみながら司に哀願する。
『おまえが…悪いんだ…』
低く絞り出すような司の声に、つくしは、すがるように問いかけた。
『どうして…どうしてこんなことするの?わかんないよ…。』
廊下の壁はつくしの声を反響させ、ふたたび静まりかえる。
司が起こした騒ぎの影響で、午後の授業が中断になり、他の生徒は既に下校している。
教職員室からも遠く離れている。助けは望めそうに無い。
いくら暴れても、びくともしない司の力に、つくしは焦りを感じていた。
874花火:03/03/09 17:52 ID:wAa0HD2m
『あたしのこと…あたしのこと…そんなに嫌い?』
目にいっぱいの涙を溜めながら、つくしは、怒り狂う司を見上げた。
つくしの悲しそうな顔に、司はあらためて自らの想いに気づかされる。
嫌いなわけがない。つくしの想いが、自分に向けられていないという事実に打ちのめされても、それでもなおつくしへの想いを止められない。
今まで思い通りにならないことなど、何ひとつなかった司にとって、初めて味わった苦味。
それは敗北感にも似た味だった。
『ちくしょう…ちくしょう…』
司はつくしの胸元を力任せに押し開き、あらわになったつくしの胸に顔を埋めた。
つくしの肌から匂い立つ、飾り気のない、柔らかな甘い香り。
司は心に広がる苦味をかき消すように、その甘やかな香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
『牧野…』
司は溜息のようにつくしの名を呼ぶと、やわらかな胸のふくらみにそっと唇を寄せた。
『やあっ…いやあっ…』
つくしは躰を捩りながら司の唇を拒むが、司はつくしの両腕をしっかりと組み伏せ、動きを封じる。
つくしの胸の蕾を口に含み、舌先で転がす。
『ああっ…だめえっっ…』
白い喉を仰け反らせながら、つくしは切なそうに拒絶の言葉を繰り返す。
司はそれに構わず、蕾を舌で突つき、唾液を塗りこむように舌で舐め上げる。
甘く歯を立て、弄ぶように吸い上げる。
やがて、胸の蕾はつくしの意思とは無関係に硬く尖りはじめた。
つくしの躰の反応に気づいた司は狂喜し、つくしの顔を覗きこんだ。
『イヤだなんて言ってても、躰は正直だぜ。俺に抱かれてうれしいんだろ?』
『違っ…違うっ…ううっっ…』
司の愛撫に反応してしまった躰。
つくしは自らの躰を恨めしく思いながら涙を溢れさせた。
875花火:03/03/09 17:54 ID:wAa0HD2m
つくしの躰を満足そうに眺めながら、司は自らの暴走を加速させてゆく。
『もっと、もっと感じさせてやるからな…』
司はつくしの腕を頭の腕で組ませ抑えこむと、脚の間に躰を割り込ませ、花芽を下着の上からなぞるように愛撫しはじめた。
『やだ…あっっ…やだっ…』
自慰の経験すらなかったつくしがはじめて味わう、痺れるような、恐ろしい、甘い感覚。
司は注意深くつくしを抑えこみながら、花芽を弾き、擦りあげるように愛撫を繰り返す。
『いやあっっ…んっっ…』
円を描くように指先でなぞり、摘み上げる。溝を確かめるように指を這わせ、襞を探る。
自らの思いに背くように、つくしの躰は少しずつ熱を帯びはじめる。
司は、わずかに弓なりに背をそらすつくしの躰を見て、ひとりほくそ笑んだ。
『いい反応してるじゃねえか。気持ちいいんだろ?』
つくしは唇を噛みしめ、司の言葉にただ、ただ、うなだれるだけだった。
『牧野、俺を見ろ…俺の目を見ろ…。』
司はつくしの思いを確かめるように、その瞳を覗きこんだ。
しかし、つくしは司を拒むように、視線をそらしてしまう。
司はつくしの顎を掴み、むりやり自分の方を向かせた。
それでもつくしの視点は定まらず、ぼんやりと宙を彷徨うだけだった。
876花火:03/03/09 17:56 ID:wAa0HD2m
『どうして俺を見ないんだっ…』
司は苛立ちをつくしにぶつけるように、スカートの中に手を伸ばし、乱暴に下着を引き下げた。
『いやああっっ!助けてっ!花沢類っ…』
つくしが咄嗟に叫んだその名は、司の怒りを一気に頂点へと押し上げた。
『なんで類の名を呼ぶんだ!そんなに…あいつのことが好きなのか…?』
司の問いかけに、つくしは無言のまま静かに頷き、そっと目を伏せた。
『類のことが…そんなに…』
司は怒りに震え、息を荒げながら躰を起こすと、ベルトに手をかけ、外し始めた。
つくしはその手の動きに顔色を変え、泣きながら頭を振った。
『いやあ…そんなのいやあっ…』
熱くそそり立った司自身が、つくしの目の前に差し出された。
つくしはその猛り狂う姿に戦慄を覚え、激しく抵抗する。
『そんなのいやああっ…』
つくしは司の躰を押し退け、司から逃れるように床を這った。
『逃げるんじゃねえっ!』
司は逃げようとするつくしの足を掴んで引き戻すと、背後から抑えこみ、スカートをたくしあげた。
そして、わずかに潤みが溢れ出した秘部に自らのものをあてがった。
『おまえを女にしてやるのはこの俺だ…』
司はその手に握り締めた凶器で、つくしの躰を背後から一気に貫いた。
877花火:03/03/09 17:58 ID:wAa0HD2m
『いやああっっ――!』
破瓜の激しい痛みがつくしを襲う。
『痛い…いやっ…あっ…んっっ…やめてっ…』
はじめて味わう女の躰に、司は舌なめずりをしながら、激しく腰を遣いはじめた。
『気持ちいいぜ、牧野。』
『あっ…はうっ…あんっっ…ああっっ…』
司の律動に呼応するようにつくしの苦しげな声が洩れる。
『やらしい女だな。喘ぎ声出てるぜ…』
『やあ…違…あうっ…はうっっ…』
司は痛みから逃れようとするつくしを抑えこみ、恍惚の表情を浮かべながら、つくしの中で自らを熱く突き上げる。
『すっげえいい…イッちまいそうだ…』
つくしは司のつぶやきに色をなして叫んだ。
『やっ…中でするのだけは赦してっ…お願いっ…』
せめて精を受けるのだけは避けたい。
そんなつくしの悲愴な思いとはうらはらに、司はより深く自らの躰を沈めようとつくしの腰をぐっと引き寄せた。
『やだあっ…やめてえっっ!』
『おまえの躰にたっぷり注ぎこんでやるからな…。』
司はにやりと不敵な笑みを浮かべながら冷たく言い放つ。
『いやあっ、お願いっ、それだけは…』
『なんだ、不満か?』
司はつくしの躰を上半身を抱き上げ、抱え込んだ。
背後から突き上げながら、花芽を擦り潰すように愛撫する。
『ここが好きなんだろ?ん…?』
司は指先で花芽を弄び、口角を歪めながら囁く。
『やあ…はうっ…ああっっ…』
『こっちも好きか?』
胸を鷲掴みにし、激しく揉みしだきながら、司は自らのものに最後の脈動が駆け抜けるのを感じた。
『烙印を押してやる…』
司はびくんと躰をしならせると、熱く滾るものをつくしの躰の中へと放った。
願いも空しく、容赦なく注がれる精。
司の欲望が躰の奥深くに広がり、逆流となってつくしの鮮血とともに流れ出るのを感じながら、つくしは深い絶望の淵に沈み、司の腕の中に崩れ落ちた。
878名無しさん@ピンキー:03/03/09 22:52 ID:cPynR3Qm
>>花火さん
待ってました!!!
鬼畜道明寺萌え
879名無しさん@ピンキー:03/03/10 00:38 ID:pRMtlYCl
>花火さん
さすがです!!素晴らしい!!!
心配されることないですよ!
むしろ最近の大人くさい道明寺よりこっちの鬼畜道明寺の方に萌えるし
なんだか妙に爽快でした。本編はグズグズなので・・
880つかし:03/03/10 01:23 ID:7NkwpWRw
「はやく2人になりてー」
道明寺の言葉を聞いてつくしが慌てる。
「ちょっと・・それってどういう・・」
「どうもこうもねーよ。あのうるさいSPもババァも関係ねーんだぜ。」
「それはそうだけど・・変な事しないでよ!」
「変な事って?おまえ、やーらしー!なに考えてるんだ?」
「やらしいって・・もう知らないっ!」
思わず怒り出してしまうつくし。
(そうじゃないの。本当は嬉しいのに、素直じゃないんだから・・)
881つかし:03/03/10 01:25 ID:7NkwpWRw
−道明寺家 司の部屋
「今日はねーちゃんもいねーし、お前もゆっくりしてけるんだろ?」
「うん・・進はお母さん達のトコ」
それを聞いて道明寺は思わずホッとしてしまう。
「牧野、こっちおいで。ほら、ここ」
と、ベッドに座っている自分の隣をポンポンと叩いた。
「うん・・」←思いっきり警戒してる

しばらく取り留めのない話を続ける2人。
だんだんつくしの緊張も解け、互いにじゃれ合いベッドに倒れこむ。
「んっ…」
不意をついて道明寺がキスをする。つくしが嫉妬した事もあるほどの、あのキスだ。
ゆっくりとつくしの心を溶かすようにキスを続ける道明寺。
「ん・・んっ・・」
つくしも少しずつではあるが応えようとしている。
それに気づいた道明寺ではあるが、以前の事があるので焦らないように細心の注意を払う。もうあんな蛇の生たまご・・じゃない、生殺しは沢山だ。
882つかし:03/03/10 01:26 ID:7NkwpWRw
つくしの心と躰にも変化がおきていた。
(やっぱり怖い・・けど、なんか自分が自分じゃなくなってくみたい・・)
自然と躰が開いていき、道明寺の首に手を回すつくし。
素早くブラのホックを外し背中から愛撫を始めていく。
「あっ!・・ん・・ん・・はぁ・・ん・・」
「牧野・・お前の事が好きだ。もう2度と離さない。どこへも行くなよ。」
「んっ 私も道明寺が好き!ずっとそばにいたい・・」

その言葉が合図のように道明寺の心に火がついた。
ブラウスのボタンを1つずつ外していく。
少しずつあらわになっていく肌に道明寺は見惚れた。
「・・あっ!ちょ…待って。恥ずかしい・・お願い、電気消して…」
「綺麗だ。暗くするなんてもったいねー」
「ふふ・・道明寺がもったいないだっ…あぁ・・ん」
つくしが笑うが途中で声にならない。道明寺が胸の尖りを口に含んだからだ。
そのまま胸からだんだんと下へ下へとキスをしていく。
「あっ・・ん・・あぁ…まっ・・て…」
つくしの躰が震えだした。未知の世界が怖くなってきたのだ。
道明寺は再びつくしの唇へキスをする。
883つかし:03/03/10 01:29 ID:7NkwpWRw
(ああ、やっぱり道明寺は優しい。私の事なんてお見通しかな。いつまでも怖がっていたらダメだよね。)
つくしは勇気を出して道明寺の服に手をかけた。
驚いたのは道明寺だ。まさかつくしからアクションを起こすとは思っていなかったのだ。
明るい部屋の中、2人はついに生まれたままの姿になった。
つくしは恥ずかしさに絶えられないように丸まっている。
(すっげ、かわいいー)
「大丈夫だ、怖くない。俺を信じてくれるか?」
つくしの髪をなでながら道明寺は言った。それに小さくうなずくつくし。
キスを続けながらつくしの躰を開いていく。

肩から胸へ腰へ、そしてついに秘部へと手がかかった。
「きゃぁ・・あぁん・・んっ…だめぇ・・」
そこはもう潤んでいた。
(躰が・・熱い!私、ついに道明寺とひとつになるんだ・・怖くな・・)
「いっ・・つっ・・くぅ…ん・・あ・・あぁ・・・…ん」
いつかはわからないけど、ゴムをつけた道明寺が中に入ってきた。痛みに耐えているつくしがいとおしい。
ゆっくりと腰を使っていくが道明寺にとっても初めてのことだから余裕がなくなっていく。
「あ・・あ・・あん・・んっ・…んんん!」
つくしが無我夢中で道明寺にしがみつく。しかしそれが余計に道明寺を追い詰めていく。

「牧野っ牧野っそんなに締めるな!」
「あ…ん・・んっ・・ん・…ダメ…!」
「くっ・…う・・」
「はぁ・・はぁ・・あ…・ね・・どー・・みょー・・じ・…が・・好き・・」
ぎゅっと道明寺の胸にしがみつくつくし。
そのつくしをそっと抱き寄せ、道明寺は優しく髪をなでるのだが内心穏やかではない。
(やべぇ・・まだいけそうだぜ…牧野、こわしちまうかも…)
「牧野!!」
「えぇぇぇ!ちょっと待って〜・・んっ……」
−夜はまだまだ続くのでした…
884つかし:03/03/10 01:33 ID:7NkwpWRw
・・・ちっともエロくないですね。
っていうか、あの表現って難しいですね。もっと修行してきます。
自分自身が本番よりも前戯派なので・・・

こんなん読んでくれた方がいたら、本当にスンマソン・・・
885名無しさん@ピンキー:03/03/10 16:28 ID:saX3R4Ey
そろそろ次スレがいるなら立てた方がいいよ
886841:03/03/10 17:29 ID:y1drBiT7
841です。
暖かい励ましのお言葉に、思わずがんがってしまいました。
新作が完成したのですが、まず最初におことわりを…。
がんがりすぎて、ものすごーく長くなってしまいました。
順調にupできれば、>>887-904 ぐらいです。
また、前作同様アブノーマル路線ですので、
苦手な方はどうぞ読み飛ばして下さいませ。ではでは…。
887841:03/03/10 17:30 ID:y1drBiT7
(もうすぐ到着かぁ…)
成田発パリ行きのエールフランス275便は、着陸へ向けて高度を下げ始めている。
窓の外の景色の変化に、つくしは気持ちがざわついていた。
隣に座っている道明寺司も、何かを考え込んでいる様子だ。
司と二人きりでやって来たパリ。
本来なら、浮かれて口喧嘩もどきの掛け合いでもしているところだが、
そんな気分にはなれなかった。今回の旅の目的は観光ではない。
三ヶ月前に藤堂静を追ってパリへ行った、花沢類に会うために来たのだ。
”とにかくパリに来て欲しい。自分と静を助けて欲しい。”
類がそんな内容の電話をしてきたのは、一週間前だ。
詳しいことは電話では言えないの一点張りで、かなり切羽詰った様子だった。
そこで、つくしと司は急遽パリへと飛んだ。
(二人になにが起こったんだろう…)
不安そうな面持ちのつくしに、司が優しく声をかける。
「心配すんな。俺がついてる」
(そうだよね、道明寺が一緒なんだから…)
甘えるように司の肩にもたれかかるつくし。
彼女の髪を優しく撫でながら、しかし司も一抹の不安を感じていた。
(二人で来いってのが引っ掛かるんだよな…。何企んでやがるんだ?類の奴…)
888841:03/03/10 17:31 ID:y1drBiT7
パリのシャルル・ド・ゴール空港の到着ロビーには、類が二人を迎えに来ていた。
「よぉ、久しぶり」
「悪かったな、こんなとこまで来てもらって」
「いいって。気にすんな」
「牧野も元気そうだね」
「うん、あたしはそりゃもう…。花沢類も元気そうで安心したよ」
「…うん、まあね」
寂しそうに微笑む類に、つくしは思わず問いかける。
「一体、何があったの?」
「…ホテルでゆっくり話すよ。さ、行こう。車を待たせてあるから」
リムジンでホテルへ向かう途中も幾度となく質問をしたが、
類は頑として答えようとしない。
(何か大変なことが起こったんだ…)
つくしの不安はますます大きくなっていった。
889841:03/03/10 17:32 ID:y1drBiT7
ホテルのスウィート・ルームに案内され、用意されていた飲み物で
一息つくと、司がいきなり切り出した。
「で、何があった?いい加減答えろよ、類」
噛み付きそうな勢いの司に、やれやれといった表情で類が語り始める。
「実はさ…、静とのセックスがマンネリで…」
「あ…?」
「静が言うんだよ。相手を取り替えたら、気分が変わるんじゃないかって」
「な…に…?」
「で、静がどうしても牧野と司がいいって言うもんだから…。
 俺らが日本へ帰ってもよかったんだけど、静が忙しくてさ…」
「……それで、お前は俺らをパリまで呼びつけたってわけか?」
「まあ、そういうこと」悪びれもせず、類はにっこりと微笑んだ。
「……ふっ、ふざけんなっっっ!!そんな…、そんな理由で…」
「何言ってんだよ、俺と静にとっては重要な…」
「るせぇっ!!牧野っ、帰るぞっ!さっさと支度しろっ!」
「え?道明寺…?」
「帰るって言ってんだろっ!こんな変態野郎に付き合ってられっか!」
「ふーん、司、俺に負けるのが怖いんだろ?」
890841:03/03/10 17:32 ID:y1drBiT7
「…何だと?」
「お前は静を満足させることが出来ない。でも牧野は俺に夢中になる。
 お前にしたら、踏んだり蹴ったりでプライドずたずた…だよな」
「…お前、俺に喧嘩売ってんのか?」
「あー、俺が悪かった。童貞卒業したばっかの初心者マーク君には
 到底無理な話だよな。悪かったよ。パリ観光でもして、さっさと帰れば?」
「…上等じゃねぇか。やってやるよ」
「は?ちょ、ちょっと待ってよ、道明寺…」
「るせぇっ!お前は黙ってろ!類、静さん寝取られたって、後で吠え面かくなよ」
「…フッ、お前もな。よーし、これで決まりだ」
「って、花沢類…。あたし、いいなんて言ってない…」
「静が来るまでちょっと時間があるから、シャワーでも浴びてくれば?」
「って、ねぇ、あたしの意見も聞いてよ…」
「バスルームふたつあるからさ。あ、別にお前ら一緒に入っても構わないけど…」
「そんな…恥ずかしい…。って、そうじゃなくって…」
「じゃ、俺と司が先に使うから」
そう言うと、類は司を引っぱりながらバスルームの方へ消えていった。
(二人とも…本気なの?あたし、一体どうなっちゃうんだろ…)
891841
司と類が腰にバスタオルを巻いただけという、つくしが赤面しそうな格好で
バスルームから戻ると、タイミング良くドアをノックする音が聞こえた。
「女王様のお出ましだな」
類は軽い足取りでドアへと向かい、静をエスコートして戻ってきた。
シャネルのスーツに身を包んだ静は、洗練された上流階級のマダムのような
雰囲気を漂わせ、美しさにますます磨きがかかったように思えた。
「お久しぶりね。道明寺君、牧野さん」
「…ども」
「…お久しぶりです」
これからのことを考えると、どうしても挨拶がぎこちなくなる二人だった。
「お二人がここにいるってことは、了解してもらえたってことよね」
「……」司が無言で頷く。
「うれしいわ。私、あなた達が来るのを本当に楽しみに待っていたの…」
そう言いながら、静はつくしの髪に触れ、くるくると自分の指に巻きつけた。
「牧野さん、お風呂は?」
「あ、あたしは、まだ…」
「じゃ、私と一緒に入りましょ。女同士ですもの、恥ずかしくないわよね」
「は?え、えぇ、まぁ…」
静がつくしの手を取りバスルームの方へ消えていくのを、軽く手を振って見送る類。
司は…唖然としてその場に立ちつくしていた。