1 :
名無しさん@ピンキー:
いい画像お願いします
2 :
2:02/04/10 01:10 ID:ONjzi0Yj
2?
4 :
3:02/04/10 01:12 ID:r/NchHf5
(o ̄∇ ̄o)ガーン!!
5 :
名無しさん@ピンキー:02/04/10 01:20 ID:OX1VgNQv
ないっすか?
6 :
あるけど:02/04/10 02:04 ID:dshXYWiv
ただじゃヤダな。ギルティギアのジャムのエロ画像と交換だ。
もちろんガイシュツじゃないヤツな。
7 :
名無しさん@ピンキー:02/04/10 20:43 ID:NSBvlumo
あぼーん
9 :
名無しさん@ピンキー:02/04/10 20:48 ID:aBzqLITC
10 :
名無しさん@ピンキー:02/04/11 00:35 ID:DVdqWy7C
抜きたくない???
12 :
名無しさん@ピンキー:02/04/11 02:13 ID:YCBfaITA
>>11 すんません
アニメのナディアおねがいします
あぼーん
あぼーん
15 :
名無しさん@ピンキー:02/04/15 02:16 ID:RE3UgO7Y
抜ける画像求む
画像なら板違い
17 :
名無しさん@ピンキー:02/06/07 23:24 ID:TeWVKj7y
ナディアのエロ小説って少ないよなぁ・・・
18 :
名無しさん@ピンキー:02/06/08 00:16 ID:kJyFM6LS
19 :
名無しさん@ピンキー:02/06/12 16:44 ID:kKJP7biI
あげ
20 :
sage:02/06/13 19:23 ID:qcTpXvKn
21 :
:02/07/27 20:45 ID:m41YBOHs
保全あげ
22 :
名無しさん@ピンキー:02/08/28 11:12 ID:RLWKWTP0
エレクトラさんがいいな
23 :
名無しさん@ピンキー:02/09/02 16:25 ID:TBqJ2Uh4
age
24 :
名無しさん@ピンキー:02/09/06 21:41 ID:IYVe4wD+
保全
25 :
名無しさん@ピンキー:02/09/07 13:25 ID:53wfMiVd
昔、PC98のゲームでイコリーナさんが脱がされたらしいな。
26 :
名無しさん@ピンキー:02/09/07 14:33 ID:Ipd3czo+
10周年とかアトランテスのおかげで、最近は同人の新作が多いよな
27 :
:02/09/10 23:26 ID:dwg45Pjv
今週号のサンデーの表紙に萌えた…
手料理食べたいなぁ…
えっ、ナディア違い…
sage
相手はやっぱりイアンですか?それとも思い切って姉妹でレズですか?
これも違うな・・・。
sage
31 :
名無しさん@ピンキー:02/09/15 12:37 ID:cJIUfWZJ
期待あげ
32 :
名無しさん@ピンキー:02/09/16 01:46 ID:qxGybYWv
33 :
空牙:02/09/17 10:38 ID:DMG9etwN
34 :
ナディア:02/09/17 11:01 ID:aDqL5bnR
今ならサービスするわよ
35 :
名無しさん@ピンキー:02/09/19 05:11 ID:Dh9B3dW5
あぼーん
あぼーん
ナーディアなら知ってますが
何か?
40 :
名無しさん@ピンキー:02/09/22 23:07 ID:nf7gUhZH
41 :
空牙:02/09/23 16:34 ID:RLtEwZYv
43 :
空牙:02/09/24 11:13 ID:ozwwBm0g
ナディア本ほすぃ・・
空牙さんのは自分で集めた香具師?それとも探してきてるの?
>>45 (・∀・)イイ!!
気長に保守しつつうpまちまつ。
49 :
iki:02/10/01 13:05 ID:TYEx7P51
45さん!!
この同人誌どこに置いてあるのですか?
お教えください!!!!!
あぼーん
51 :
iki:02/10/02 12:59 ID:a+zdTH1y
oh!god!
52 :
45:02/10/05 16:27 ID:ZGuxaJpO
>49
スマンね、虎の穴で買った本が良かったので
>>44にお薦めしただけ
スキャナとか無いから画像はヤフオクからパクった
聖リオの本だからそのうちどっかの同人サイトにうpされるしょ
53 :
iki:02/10/05 23:42 ID:kVEP+MrB
>52
ありがとうございます!なんとか探してみます。
もし見つけた方がおられましたら教えてください。
あぼーん
55 :
あ:02/10/06 20:20 ID:bzcM64nN
パソを整理してたら、昔書きかけたままで忘れてたのが
あったんであげたいと思います
2作目なので未熟な箇所はご容赦くださいませ
56 :
55:02/10/06 20:21 ID:bzcM64nN
ガーゴイルは手をのばしナディアの頬をやさしくふれた
くっ・・・・
いともたやすく接触を許してしまったことに屈辱を感じつつナディアは目をそらし沈黙でこたえた
「もう一度聞く・・・ブルーウォーターはどこだ・・・」
ナディアの頬を包んだ肉質の手はなおも大事な宝石をあつかうが如く細微な動きを見せ、ナディアの
頬と首筋をやさしくなでた
・・・思わず息が漏れた・・・・
祭壇に続くロープウェィは二人の密室だった。ナディアは両腕を後ろ手に縛られイスに座らされていた
サーカスで鍛えたナディアの俊敏性を持ってすれば、両腕を封じられこそすれ、この男にひと蹴り喰らわせ逃げ出すことも可能だったかもしれない・・・だがそれは出来なかった・・・
「あの少年がもってるんだな?」
胸の中を見透かされナディアは息をのんだ・・・
「ブルーウォーターは・・・・・私がもってます・・・」
「どこに隠している・・・・」
ガーゴイルは顔を近づけてきた、思わず顔をそむけたナディアは首筋に男の呼吸と体温を感じ体中があつくなった・・・
57 :
55:02/10/06 20:23 ID:bzcM64nN
「どこに隠してるか言えないのか?」
男は首筋に触れる一歩手前まで唇を寄せてきた、男の呼吸を一層熱く感じ、息が首筋にかかるたびに
体から力が抜けてくのを感じた・・・それは少しでも体を動かすと触れてしまうほどの距離だった。
ナディアは顔をそむけたままの姿勢で男を受け入れるしかなかった。だが男の唇はなかなか触れて
くることはなかった・・・そう・・口づけする一歩手前の昂揚感を弄んでるかのようだった、そして息を
かけながら滑らかな首筋を這い上がり、そしておもむろに耳に舌をねじ込んだ・・・
58 :
55:02/10/06 20:25 ID:bzcM64nN
・・・・っあ・・・っ・・・・・!
突然のリアルな感触に頭が真っ白になった。
「や・・やめて・・・く・・・・・」
ナディアは顔をのけぞらせ、体をよじらせ必死に逃れようとしたが、耳に密着する
男の口唇をはなすことは出来なかった。男は耳に熱い息を吹きかけた。
・・・はぁ・・・ぁ・・・・
ナディアの抵抗は止み唇から深いため息が漏れた・・・・。
耳の奥がキーンと鳴り、何も考えることができなかった。耳にあたえられた刺激が
直接脳に伝わり脳を溶かされてく感覚をおぼえた。
ナディアは尚も男に抗う言葉を発しようとしたが何一つ言葉にならず、艶っぽい
ため息ばかりが何度も漏れた。
59 :
55:02/10/06 20:28 ID:bzcM64nN
短いですが以上です・・・
尻切れになってますが・・続きを書いてあげようとも
考えたのですが、なんせ昔のやつなんで・・・
60 :
名無しさん@ピンキー:02/10/06 21:02 ID:C3ODWPCS
61 :
名無しさん@ピンキー:02/10/07 00:30 ID:iXYcwV26
>>60 缶詰が開けられない野蛮人キターーーーーーーーー!!!
取り敢えず、ホシュ
直リンしても大丈夫?
68 :
名無しさん@ピンキー:02/10/11 19:31 ID:C5t1AsBF
9時頃にナディアのパンチラうpする予定です。
しかしレスがつかない場合は誰もみていないのにうpしても
しかたないのでやめておきます。
あぼーん
>>68 そんなに人いないんでつ
また見に来るのでよろしこ
71 :
名無しさん@ピンキー:02/10/12 23:18 ID:gfYfrIPG
72 :
名無しさん@ピンキー:02/10/13 00:06 ID:7QUnlFgK
75 :
名無しさん@ピンキー:02/10/15 04:41 ID:1POFpkhZ
あげとく
ふむ
二ディアのキボンヌ
78 :
名無しさん@ピンキー:02/10/26 19:13 ID:gFhwnQRQ
a
あぼーん
あぼーん
あぼーん
83 :
縦横:02/10/29 11:46 ID:WSNifZDP
ほんまやな
あぼーん
あぼーん
>86車の方かyo!!
89 :
名無しさん@ピンキー:02/11/10 11:56 ID:3dMT8R0p
>>86 「あぁ・・・ナディアの中に・・・入ってるんだ・・・」
とか言ってプレイすればよろしいんでつか?
あぼーん
あぼーん
92 :
名無しさん@ピンキー:02/11/26 22:01 ID:SjQGvo5m
あぼーん
94 :
名無しさん@ピンキー:02/12/01 21:35 ID:sVIxdUHA
今年の冬もテールオブニヤリーは
ナディア本を出すんだろうなあ。
ていうか出し続けてください…
96 :
名無しさん@ピンキー:02/12/06 07:11 ID:saOZuYCS
たのむ、誰かエレクトラを…
頼む、誰かサンソンを・・・
,. ,. -──-- 、_
_,i(/ _ `‐-、
/ v'´ `-_、
/ ヽ 、 、 ヽ、
∠ィ ∧/\_ \ ,、 |\!
/ / ,.-‐=ニ\l,へヽ、,/ |/
'⌒>‐、|/r'´ 0,`. ( 0 ヽ_|_ヽ´
/,へ!='´ ̄ ̄>=< ̄ _ノ |
\ :< `ー-‐'´ 、_,. >´ |ソ
`ー'| '´ /
\ ___,...-‐ /
___.| \'´ /_ __
|`┴‐、.`ー--‐','´|'´ }
/ ̄``∠\ /,-┘ ./
{ ー-``「」'´‐- 〈
\ ,..‐'´\ 〉
`ー'´ `ー-‐
99 :
:02/12/14 18:07 ID:3x46o5R3
あぼーん
a
102 :
名無しさん@ピンキー:02/12/29 09:11 ID:pOjw91o7
BS2にて放送中AGE
ガーゴイル萌
104 :
102:02/12/31 11:53 ID:lbXQO8JM
BS2での放送終了記念age
フォローsage
・・・今見ても泣ける・・・
106 :
名無しさん@ピンキー:03/01/02 09:29 ID:Bh7k2jGj
ガイシュツでいいので誰かうPしてくらはい。
神降臨待ちsage
108 :
名無しさん@ピンキー:03/01/05 21:14 ID:I7rxs/ZN
誰かお願いしますage
109 :
名無しさん@ピンキー:03/01/05 21:41 ID:cQTBCOOS
なんだ、ナディア違いですた
110 :
名無しさん@ピンキー:03/01/06 00:12 ID:9mb4O3o9
サンソン×マリー 激しく希望でつ
あぼーん
ナディア×ジャン、キボン
113 :
山崎渉:03/01/12 07:42 ID:TI3DKCU1
(^^)
114 :
名無しさん@ピンキー:03/01/13 17:07 ID:mrQPTSZk
age
あぼーん
116 :
初挑戦:03/01/14 00:45 ID:TZQ27ltJ
ガーゴイルはレッドノアに乗り込んだネモ一行の様子を
映像スクリーン越しに冷ややかに見つめていた。
発掘戦艦による乾坤一擲の突入劇により
慌ただしく駆けていく者、通信器から大声で指示を出す者と
彼の周囲は騒然となっていたが、
彼自身はそれとは対照的に悠然と席に座していた。
「ガーゴイル様、このままですと少々面倒な事に・・・。」
思わぬ事態への狼狽ぶりを伺わせる部下の言葉に
ガーゴイルは画面から一瞬だけ目を離したが、
「何、構わんよ。どの道、彼らにはここに来てもらうつもりだったんだからね。」
と余裕に満ちた様子で応えると再び画面に視線を戻した。
画面に映し出されたネモ一行は3人であった。
一行を率いる憎しみと親しみが相半ばするネモの姿を見つめた後、
ガーゴイルの視線はネモの傍らを行く一人の女性へと転じられた。
エレクトラめいんで行ってみようかと。
小説といえるレベルじゃありませんが、何分初めてなもんで
大目にみてやってください。評判わるけりゃ消滅しますんで。
117 :
116:03/01/14 18:51 ID:TZQ27ltJ
ガーゴイルはスレンダーなボデイラインが際立つ衣装に
身を包んだ女性に目を止めるとおもむろに背後に控える部下に問いかけた。
「…あの女性は何と言ったかね?」
「は?」
思いがけない問いに戸惑いを隠せない部下に対して
ガーゴイルはその様子を楽しむかのように
「あのネモ君に寄り添うようにして道を行く女性だよ。」と
やや丁寧に質問をし直した。
同じ質問を三回繰り返させて、ガーゴイルの勘気を被った同僚の末路を知る
部下は背中に冷たい汗をかきつつ慌てて答えた。
「あ、ハ、ハッ!諜報部からの報告によりますと、その女は名を
メディナ・ラ・ルゲンシウス・エレクトラと申しまして
ノーチラス号の副長を務めているそうであります!」
「女性の副長とはね。それに随分と若い。」
エレクトラがその若さに似合わず、副長という重要なポストにあるという事実は
ガーゴイルにとっても、多少とは言え感嘆に値する物であった。
「ですが、ノーチラスの進水当時からの古参乗組員の一人だそうでして…。」
「戦歴はそうそうたるもの、というわけか。」そう言うと、ガーゴイルは軽く手を振り
部下を下がらせると、再び画面に目をやりしばし、黙考した…その視線をエレクトラに
注いだままに…。
つまらないです
もう少し生暖かく見守ろうや
読点の使い方がおかしい。結果、読みづらい。
121 :
山崎渉:03/01/17 07:26 ID:XaPRb46c
(^^;
122 :
名無しさん@ピンキー:03/01/19 00:02 ID:Wq2NEbzU
age
123 :
名無しさん@ピンキー:03/01/19 00:04 ID:g+DGrQNi
116さん、期待していますよ!!
124 :
116:03/01/19 00:50 ID:8aV02Qfa
>>118、119、120、121、122さん
お目汚しでした、すんません
>>123さん
不評ぶりを無視して続行するだけの度胸がおいらにはちょっと・・・w
一番原作ソクリの絵をかく「があらんど」さんが最近、ナディア特集の同人出したね
あぼーん
127 :
名無しさん@ピンキー:03/01/26 23:34 ID:SeJxw0yU
age
hosyu
129 :
名無しさん@ピンキー:03/02/02 14:31 ID:/LT/SFxE
a
130 :
名無しさん@ピンキー:03/02/11 16:12 ID:yHiXqVCr
保全
あぼーん
あぼーん
133 :
名無しさん@ピンキー:03/02/24 19:27 ID:eSfeJnQO
age
あぼーん
あぼーん
136 :
名無しさん@ピンキー:03/03/07 00:56 ID:Sx/92NFU
age
137 :
名無しさん@ピンキー:03/03/10 00:17 ID:crIHoQP1
保全
138 :
山崎渉:03/03/13 17:45 ID:30NJMGzf
(^^)
139 :
名無しさん@ピンキー:03/03/16 00:06 ID:DdkXBBSq
期待age
140 :
名無しさん@ピンキー:03/03/21 01:24 ID:nWJKZ6YI
AGE
あぼーん
あぼーん
143 :
名無しさん@ピンキー:03/03/21 06:49 ID:vY2ORznf
サ−カスの恥掻き芸のアイドルとして世界一周するナデァアの話があれば、
丸っきり「裏ナ−ジャ」だね(藁
144 :
名無しさん@ピンキー:03/03/24 22:44 ID:+/yBSVbw
age
あぼーん
あぼーん
147 :
名無しさん@ピンキー:03/03/29 15:59 ID:tjer32jA
寂しいねぇ・・・
うん
149 :
名無しさん@ピンキー:03/04/02 02:05 ID:QyoHQ8fM
>149
う〜ん・・・。ナディアだな。確かに。
あぼーん
152 :
名無しさん@ピンキー:03/04/04 23:09 ID:/lau6oBH
153 :
名無しさん@ピンキー:03/04/07 23:21 ID:wVrhY/HJ
age
あぼーん
155 :
:03/04/13 17:06 ID:jYSOdhrF
あぼーん
157 :
山崎渉:03/04/17 12:32 ID:Ac1CXwMS
(^^)
158 :
名無しさん@ピンキー:03/04/19 01:11 ID:v08o6BRa
age
あぼーん
160 :
名無しさん@ピンキー:03/04/19 01:13 ID:ARnCsWFi
161 :
山崎 渉:03/04/20 04:14 ID:IxIHzNin
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
162 :
名無しさん@ピンキー:03/04/23 22:28 ID:1MDB3N56
人少なすぎ
あぼーん
宣伝多すぎ
165 :
名無しさん@ピンキー:03/04/28 00:07 ID:Zf1z2NXp
期待age
166 :
名無しさん@ピンキー:03/05/03 19:57 ID:tK2nxWvK
保全age
167 :
名無しさん@ピンキー :03/05/10 07:44 ID:/0yLW50k
「女ってのはねぇ、少しくらい我が侭なほうが良いんだよ・・・」
「でも・・・・ジャンに嫌な女だって、酷い女だって思われたわ」
愁い
ナディアの故郷を求めてカトリーヌ(別称グラタン)で旅する一行が一時身を寄せた村。
動く島での体験がジャンに対するわだかまりとなって、他の誰かに安らぎを求めようとしたナディアはその村の青年に一目惚れをした。
いや、好きだと思い込もうとした。ジャンへの想いを忘れるために・・・・・
だが村の青年はナディアの想い人にはなれなかった。
結局ナディアはジャンの心を傷つけ、そしてジャンの想いを裏切っただけ。
村を出てからナディアはジャンと一言も言葉を交わしていない。
168 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 07:45 ID:/0yLW50k
気球の修理が終わったカトリーヌ(別称グラタン)は空の旅を続けていた。
搭乗者達も忙しく働いている。
サンソンはカトリーヌ(別称グラタン)の操縦と周囲の警戒。ハンソンはカトリーヌ(別称グラタン)の整備。ジャンはハンソンの助手。
操縦席裏のソファー脇ではマリーとキングが毛布に包まれてお昼寝中。
そしてグランディスはソファーに座って沈み込むナディアを慰めている。
「なんで私あんな事したんだろう。いま思えば、あの人のこと好きでも何でも無かったわ。それなのにジャンに辛く当たって・・・」
ナディアは身を震わせて俯く。グランディスにはひとつ確かめたい事があったので訊ねる。
「ひとつ聞かせておくれ。あの島でいったい何かあったんだい? あれからだよ、あんたがジャンにつれなくし始めたのはさ」
動く島が沈むとき、ジャンはナディアを探して島の地下に潜った。危機一髪でふたりは脱出できたものの、それからナディアは少し変になった。グランディスは二人がギクシャクしている原因は、あの時何かがあったに違いないと睨んでいた。
「・・・・・・・・・・・」
でもナディアは俯いたままで、どうしても話そうとしない。
「・・ふう、いま如何しても言えないんならそれでも良いさ。でもね、いつか必ず教えるんだよ」
「・・うん・・」
ナディアはコクンと小さく頷く。
169 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 07:46 ID:/0yLW50k
「あたしが見たところじゃあ、ジャンは今でもあんたに気があるね。でも、あんたが絶対話かけるなって雰囲気を出してるから声をかける切っ掛けが掴めないんだよ」
パッと顔を上げてグランディスの目を見つめるナディア。でも、すぐに俯いてしまう。
「だってジャンに嫌われてるもの。あんな酷いことしたんだもん、許してくれる筈が無いわ」
「はぁ・・・それがダメだっていうの! 良い女ってのは男を振り回してやるものなんだよ。つれない振りや気が多い振りをしてヤキモキさせるんだよ! そうすれば心配になった男は慌てて積極的にアプローチしてくるってものさ」
操縦席でカトリーヌ(別称グラタン)を操りながら、聞くとは無しに二人の会話を聞いていたサンソンは顔を引きつらせて呟く。
「・・・ひ、ひでぇ女・・・」
「サンソン、いまなにを言ったんだい? だいたい乙女の秘密の話を盗み聞きしてんじゃないよ! さっさと出て御行き!」
「とほほー・・・そりゃ〜無いですぜ・・・」
とぼとぼとサンソンは外に出て行く。グランディスはドアの鍵をかけて誰も入ってこないようにした。
「ごめんよ、邪魔が入ったね・・」
ナディアは申し訳なさそうに詫びるグランディスが自分の事を本当に心配してくれていると知った。
それがとても嬉しかった。そう思うと、すこしだけ心が軽くなったので話を続けることが出来た。
「でもジャンは全然話しかけてくれないわ」
「そりゃ、あんたがそんな風じゃ当たり前さね」
グランディスにはジャンのことを想いながらも相変わらず意固地なナディアが可愛くてしかたがなかった。
自分の昔の姿がそこにあるような気がしたから・・・自分のありたかった姿がそこにあるような気がしたから・・・
170 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 07:47 ID:/0yLW50k
「さあ、ここからが難しいよ。あんたの言うとおりジャンは少しだけナディアから距離を置いているからね」
「・・・ぅぅ・・・・ヒ・・ヒック・・・」
娘は堪えきれず涙を零しはじめる。
「泣いてる暇なんてないよ。女が勝負をかける時なんだから!」
ナディアは唇を噛んで涙を懸命に抑える。
「うんっ!」
「良い返事だね。その意気でジャンを口説き落とすよ!」
ふたりは顔を見合わせてニッコリと笑う。
171 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 07:48 ID:/0yLW50k
「でも・・・私どうすればいいのかな」
ナディアは瞳を少しだけ潤ませてグランディスの目を見る。
「あんたの今の感じは凄く良いわ。女が憂いってものが滲み出ている。女のあたしでもゾクゾクするくらいにね」
「え・・・そうなんですか?」
そういってナディアは恥かしげに、でも嬉しそうに頬を染め、瞳をうつろわせた。
「もちろん。その雰囲気に少しだけ艶を足してジャンの所へ御行き。あとは自分の心に素直にいるんだね。そうすれば必ず上手く行く筈よ」
「艶ってどうすればいいのかしら」
「簡単に言えば色気を出すのさ。ハスっぽいのはダメ。下品なのもダメ。微かに、でも確りと相手に伝えることが大事なんだよ」
「そんなの如何したらいいのか分からない・・・」
グランディスはナディアを見つめる。
不安な面持ちで身を震わせ、少し俯いて身体に自分の腕をまわしている。
ソファーの端に座って好きな少年のことに思い悩む不器用な娘がいじらしく、そして愛しかった。
「仕方が無いね・・・少しだけ教えてあげる。こっちへおいで」
そういってナディアの背に腕を回し、軽く引き寄せる。
172 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 07:48 ID:/0yLW50k
「・・・あっ・・・」
娘の身体がグランディスに包まれる。
穏やかな抱擁と肌から伝わる温もりは優しさと心地よさを少女に感じさせた。
そして少女の耳元に口を寄せ甘く囁く。
「ジャンとキスをしたそうね。どう、気持ちよかった?」
少女の身体がビクッと小さく跳ねる。
「あの子に抱きしめて貰ったかしら。たとえば、こんな風に」
ナディアの腰骨から背にそって軽く指を泳がす。
「・・・ぁぁ・・・」
うなじに唇を押しあて、舌で舐め上げる。
もう一方の手を膝から尻へ向けて這わせて行く。
ぶるっと少女の身体が震える。
女は少女の背にしっかりと腕を回す。
そして、ゆっくりとソファーに身体をあずける。
グランディスは体重を少しずつ少女にかけてゆく。
その重みの心地よさに少女は驚き、思わず女の背に自分の腕をまわしてしまう。
ナディアの身体が女の下で徐々に開かれていった。
173 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 07:49 ID:/0yLW50k
グランディスは少女の瞳を見つめて呟く。
「ナディアは可愛いわ。こんなに可愛い娘に慕われるジャンが羨ましい・・・」
そして唇をあわせる。
初めは軽く、徐々に深く。
「はあっ!」
堪えきれずに娘が唇を離して喘ぐ。
すうっと脇から胸へ向けて手を這わせながら少女の唇を追う。
「・・・・だめよ、まだ許さない」
さらに深く、音が漏れるほどに唇を奪う。
指を膝から内股へすりあげる。
「んあぁぁ・・・・ぅぁっ・・・」
あわせた唇の合間から少女の溜息と喘ぎが溢れた。
娘の身体から少女の甘い匂いに成熟した女の匂いが混じる。
唇をナディアの首筋に寄せて舐め上げる。
少女の乳房を柔らかく捏ねる。
「はうっ・・・ああぁっ!」
娘の背が反り、身体を女から逃がそうと暴れた。
だがグランディスは娘を追うように、自身の身体を更に深く少女へ重ねてた・・・・・
グランディス好きやねん!
それもやっぱしナディアと絡み。
続けるかどうかは不明だけど。
あぼーん
納豆プレイ…。
臭恥プレイ・・・
激甘なジャンナデSSきぼんする!
と思ったらグラナデも(゚∀゚)イイ!
179 :
名無しさん@ピンキー:03/05/15 22:33 ID:A1lSaYMZ
ハァハァ…
あぼーん
181 :
名無しさん@ピンキー:03/05/15 22:50 ID:ePGiDa5k
182 :
:03/05/21 00:14 ID:dDk+4R3v
あぼーん
184 :
山崎 渉:03/05/22 02:19 ID:kEHAV9zG
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
185 :
名無しさん@ピンキー:03/05/23 22:22 ID:7fZ7pcuD
山崎 渉はJR山崎駅がどこにあるのか知ってるのか・・・?
186 :
名無しさん@ピンキー:03/05/27 21:49 ID:/qc2VJid
期待age
187 :
山崎 渉:03/05/28 13:15 ID:1p/RwMnS
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
188 :
名無しさん@ピンキー:03/05/28 20:56 ID:9aRw7Ypb
おちそう
189 :
:03/05/28 23:09 ID:BGH/36Bh
>45の奴って全然見かけないね。気になる。
あぼーん
191 :
名無しさん@ピンキー:03/05/31 23:04 ID:Nma/gE+M
age
ナディアは肉は食えんのよ
食べず嫌いはよくないよ
タマゴはタマゴよ!肉じゃないわ!?
195 :
:03/06/05 00:20 ID:12E03+Ah
196 :
名無しさん@ピンキー:03/06/08 21:34 ID:YG6uJ3d3
age
あぼーん
198 :
名無しさん@ピンキー:03/06/14 17:44 ID:luXr8qSd
さすがに古過ぎてネタがないか・・・
もう10年以上前の作品だからねぇ
いい作品なんだがねぇ。
鷹森さんの息子ももう二十歳越えてるだろ
202 :
名無しさん@ピンキー:03/06/20 00:48 ID:a4wNCgHg
age
あぼーん
204 :
名無しさん@ピンキー:03/06/24 01:30 ID:u++b2ocg
サンマリ小説激しく読みたい
誰か書いて
サンマリ君
>>204 167-173のグラナデ書いた名無しだけど、
あれにサンマリを加えて続けるのなら書くよ。
需要あるかな。
207 :
名無しさん@ピンキー:03/06/30 22:59 ID:qxJGdDsS
書きあがりました。
話は少し長いけど、名無し的に官能度200%増量(w
>>167-173の続きです。
たいしたものでもありませんが、
一応そちらに目を通してから、こちらを読んでください。
>>207 すまん、サンマリ全然エロくない。
209 :
.:03/07/04 00:23 ID:0EArSORI
ソファーの傍らでマリーは目を閉じて身を硬くする。
何の性知識も無く、あどけない心と身体をした幼子にとって、グランディスとナディアが睦みあう姿は禁為以外の何ものでもなかった。
(見ちゃダメ! 聞いちゃダメ!)
身体を丸くして、じっと恐怖に耐えるマリー。
それでも何故か二人を嫌う気持ちにはなれなかった。
(ふたりのしてる事、きっと大切なことなんだ)
そんな風にも思えている自分が不思議だった。
だから薄く開いた瞳から、ふたりの情事を見つめ続ける・・・
惑い
(やだよ、肌が馴染むじゃないか。なんて相性が良いんだろう。それに可愛く喘いで・・・・あたし本気になりそうだよ)
少女の首筋に浮かぶ汗を舐めとるように、唇で刺激を与える。娘は震え、小さく跳ね、甘い溜息をつく。
グランディスはナディアの匂いに酔い始めていた。成熟とは程遠い乳房を手で絞るように寄せ、薄い布地の上から乳首を摘む。
まだ薄い胸元に顔を埋め、娘の肌と匂いを楽しむ。より深い性の香りを求めて強く乳房を捏ねる。
「・・ぃゃ・・・いやぁ・・・だめぇ!」
少女は堪えきれず女の声を漏らす。そして脚を絡めて腰を浮かし、未だ幼い部分をグランディスに摺り合わせた。
210 :
.:03/07/04 00:24 ID:0EArSORI
たどたどしく女の腰で自らの部分を慰める少女。
グランディスはふっと微笑み、身体をずらして太股を少女の場所にあわせる。
「ふうぅ・・・・・・・ん・・・」
女の身体が離れてしまい切なげに視線を彷徨わせたナディアだが、脚の間に太股が挿し入れられて安堵し瞳を閉ざす。
そしてもぞもぞと腰を蠢かせ太股をより密着させた。
グランディスは少女の柔らかい部分が当っているのを確かめ、太股を摺り上げる。
くちゅっ
閉ざされていた陰唇がわずかに開き、あふれた液が下着を濡らした。
女は目を細めて娘を見おろすと、背を丸くして少女の唇に自分の唇を寄せてついばむ。
ついばんだ唇を舌でねぶり、甘く噛む。
ひとしきりナディアの唇を弄んだあとグランディスは少女の背に手を回しブラに沿ってつつっと指を運び、
ゆるゆると太股を揺らす。
「いけない子。こんなに濡らすなんて・・・」
娘は閉じていた目を大きく見開く。女は薄く笑うと視線を絡み合わせた。
「・・・それとも、これは違うのかい?」
女は太股を左右に揺らし娘の陰唇を開かせると、細かく震わせる。
ちゅっ、くちゅっ
ふたりの合わせた場所から淫らな水音が漏れる。
「ぅぁっ・・ぃゃぁ」
ナディアは小さく喘ぎ首を反らせた。
211 :
.:03/07/04 00:25 ID:0EArSORI
グランディスは無防備な首筋を舐め上げつつブラの紐をほどく。
少女の背をそっと押し上げると、心細げに宙を見つめながら娘は身体を僅かに浮かせた。
すうっとブラを引き抜いたあと、グランディスは顔を上げてナディアの瞳を見つめる。
「ナディア・・・本当に可愛い娘。あたしに全てを見せておくれ。あんたの全てを愛してあげたいから」
少女は女の背に回した手を解くと、グランディスの頬を両手で挟み引き寄せて、自ら女の唇を奪った。
娘の口付は技巧ではなく、女を求めるひたむきさで悦びを与える。
「・・ぁぁ・・ふぁっ・・」
はじめてグランディスが声をあげた。
ナディアは頬から手を離し女の熟れた乳房にあてると、柔らかく揉みしだく。
「・・・グランディスさんの全ても見たい。わたしも愛してあげたい・・・」
ちいさく細い声で囁く少女。
その瞳は潤み、あきらかに女のそれになっていた。
「・・・ええ、あたしを愛して。そして、あたしを深いところまで運んでおくれ」
ふたりは視線をあわせて微笑み、軽くキスを交わす。
212 :
.:03/07/04 00:26 ID:0EArSORI
グランディスは唇の愛撫を少女の胸に運びつつ、身に纏った衣装を緩める。
娘は与えられる快楽に耐えながらも女に手を貸して重みのある衣をといてゆく。
女の唇が乳房の頂に達する寸前、彼女は身を起こして赤い布を脱ぎ捨てた。
ナディアは期待した刺激が与えられなかったことに不満を感じながらも、下着姿になった女の肢体に目を奪われる。
「綺麗・・・グランディスさん、とても綺麗」
女の身体は均整がとれていた。
白く熟れた乳房から細く締まる腰そして張り詰めた臀部に至る全てが、彼女が女として最も美しい頃合だと告げていた。
みだれた髪をまとめて横に流した女は、後ろ手に下着の紐の結び目をほどくと再び娘に身体を重ねる。
「ナディア、あたしを脱がして」
グランディスの心地よい重みに酔いながらも、少女は女に腕を回して熟した果実の戒めを放とうと背を探る。
しかし女の脚がやわやわと揺れ、あらわになった乳房に女の視線を感じ、心が乱れて手元がおぼつかない。
もどかしく感じた少女は背に回した腕に力をこめて女を強く抱きしめる。
女は力を抜いてナディアのするがままにした。
柔らかい身体が押し付けられ、どこか淫靡な香りと女の柔らかな重みが少女を蠱惑してゆく。
「ん・・・ふわぁ」
娘の口元から思わず溜息がこぼれた。
213 :
.:03/07/04 00:27 ID:0EArSORI
娘の溜息が耳朶にかかり、グランディスの官能を煽る。
それは母性と嗜虐心、相反した二つを刺激して女を挑発的にさせた。
唇を娘のうなじから耳元へ這わせる。
たどり着いた耳に吐息を吹きかけてから、貪るように咥えて嘗め尽くし、ささやく。
「ナディアを素肌で抱きしめたい。はやく脱がして・・・もっと感じさせて・・・」
ビクン!
少女の身体が大きく震え、女を強く抱きしめた。
だがグランディスは耳を強く噛んで娘を叱咤し、身に纏う戒めを解くよう強いる。
ナディアは陶然としながらも女の背をまさぐり、たどたどしく下着を緩める。
でも少女の手が進むたびに女は耳を嬲り、脚から脇を摺り上げる。娘はぶるぶると身を震わせた。
しかし手が疎かになると女は耳を強く噛み、少女の官能を冷ましてしまう。
ナディアは苦しくて、そして悲しくなった。
女の唇が欲しくて顔を寄せようとしても、濡れた場所を摺り上げられて引き剥がされる。
我を忘れてグランディスに抱かれたいのにそれを許されず、グランディスの唇に口付けて貪り貪られたいのに拒まれてしまう。
快感に溺れることも出来ず只々弄ばれる少女。喘ぎとも泣き声ともつかない声が漏れる。
「ぅぅ・・ああっ!・・・やぁ・・・ふぁ・・もぉ、やめ・・ひぃっ・・ふぇ・・」
翻弄され続けるナディアは半ば泣きながらも、やっとのことで下着の紐を抜いた。
214 :
.:03/07/04 00:28 ID:0EArSORI
それを確かめると女は少女の髪を優しく撫でる。
「ありがとう、ナディア。辛かったかい? ごめんよ、許しておくれ・・・」
娘は顔をあげてグランディスの瞳を見つめる。
「ぅ・・うわあぁぁぁぁぁぁぁ・・・ぃゃぁ・・もぉ・・やだぁ・・・ふあぁぁぁぁ・・・」
涙の雫を落としながら女にしがみ付いて泣き声をあげる少女。
女は慈母のように優しく娘を見つめて微笑みを浮かべた。
やがて落ち着いた少女の頬を撫でながらグランディスは身体を起こす。
娘が見つめる中、下着を脱ぎ捨て素裸になると、ソファーに脚を揃えて座った。
「ナディア・・・ここへおいで」
そして娘の手を引いて膝の上へ横座りにのせる。
「グランディスさん・・・?」
娘は少し訝しく思いながら女の膝の上に座って瞳を覗き込む。
そんなナディアが愛しくて、グランディスは髪を撫でながら娘の服を脱がせた。
「恐かったかい?・・あんたが可愛いんで、つい無茶をしちゃったね」
女はソファーにもたれながら娘を引きよせ、熟れた乳房に娘の顔を抱きしめる。
「なぜだろうね、ナディア。あんたが愛おしい」
「・・・・」
「母親の気持ち・・とは違うね。妹、友人、恋人、あってるようで全部違っている。・・・ごめんよ、あんたの気持ちも考えずにこんなこと言ってさ」
娘はグランディスの乳房に顔を埋めながら、ふるふると首を横に振った。
215 :
.:03/07/04 00:29 ID:0EArSORI
乳房に頬を摺り寄せるナディア。
母の記憶はなく、それに替わる人もいなかった。ましてやこんな風に自分を愛してくれる人など・・・・・
ジャンに対する想いとは別のところでグランディスが恋しい。
どことなく寂しさを漂わせているこの女性が愛しい。
このひとを愛してあげたい。
そんな想いがナディアの中で募った。
娘は少し顔を離すと、左の乳房の頂に唇を近づける。小さく舌を出して乳輪にそって舐め上げた。
右手を腰から乳房へ摺り上げると、グランディスが小さく喘いだ。
「・・ぁぁ・・」
それが嬉しくて、今度は脇から内股へと指を這わせる。
「んぅっ!・・・はぁぁ・・」
小さく身体が揺れて、溜息が漏れた。
女の喘ぎが、そして甘い溜息が聞きたくて感じる場所を探しながら何度も手を、そして指を這わせてゆく。
頬で乳房に愛撫をくわえ、舌で舐め上げ、唇で吸いあげる。
「んふっ・・ぁぁぅ・・・あっ! そこ・・・」
次第にグランディスの息が荒くなり、唇から漏れる喘ぎは艶がこもり始めていた。
216 :
.:03/07/04 00:31 ID:0EArSORI
女の甘い吐息を感じながら乳房に頬を寄せると、何故かナディア自身も陶然とした気持ちになる。
それをもっと感じたくてグランディスの下に指を運び、おずおずと恥毛を分けて女の部分に触れた。
少し開いていた場所に指を当てながら摺り下げる。同時に唇を乳房の頂につけて吸う。
「ぅぁ・・待って、ナディア・・」
ぶるっとグランディスの身体が震え、娘が弄ぶ乳房もそれにつれて、ぶるっと揺れる。
その拍子に乳首を深く咥えてしまい、少し開いていた口元でぷくりとしたそれを軽く噛み締めてしまう。
さらに女の部分の敏感な突起に指が擦れ、包皮と共に捏ねあげていた。
ビクン!
女の身体が跳ねる。
首を後ろに反らせたかと思えば、すぐに顎を引いて何かに耐えるような仕草で唇を引き結ぶ。
だが、よせる快楽は唇から喘ぎ声をあげさせた。
「あぁぁぁぁぁぁぁ・・」
女は声を絞ろうとナディアの首筋に顔を埋める。だがそれは自らの痴態を再確認させてしまう。
愛しく思う娘にもてあそばれている。
そんな背徳心をともなう愛おしさが、グランディスを技巧ではなく愛情ゆえに小さな頂へたどり着かせる。
「くぅっ・・はぁ、はぁ・・・・あっ・・んぁぁああっ!」
ビクン、ビクンっ!
女は可愛いくおもう少女を、きゅっと抱きしめる。
そして身体中へ甘い震えが広がり、女を僅かな間弛緩させた。
217 :
.:03/07/04 00:32 ID:0EArSORI
「グランディスさん、グランディスさんっ!」
ぷるぷると震えるグランディスにナディアが声をかける。
やがて女の震えが小さくなり、詰まっていた息も荒く戻ってきた。
女の身に何事が起こったのかを知らない少女は、頂を降りつつある身体に強く抱きつくほか術をしらない。
グランディスは娘の心地よい素肌に身を任せていた。
・
・
数分の後、息を整えたグランディスはナディアの唇をたっぷりと貪ってから愚痴をこぼす。
「何て事をするんだろうね、この子は」
そう言いながらも女はクスクス笑っている。
ナディアは何が起こったのか理解できずにキョトンとしていた。
「いまのはね、女が愛しい人に求められて達するってことなのさ」
グランディスは少女の耳元でそう呟くと、小さくキスをした。
「・・・ええっ!」
ぱあっと、ナディアの身体が紅く染まってゆく。
そんな様子が可愛くて、ふふっと微笑みながら膝の上に座る娘の乳房を撫でる。
「やん・・もぉ、きらいっ! ねぇ、グランディスさん・・・それって、どんな感じなの?」
少女は恥かしさに身を小さくしながらも女に問いかける。
218 :
.:03/07/04 00:32 ID:0EArSORI
やさしく抱きしめてからナディアの身体を起こす。
未だ小さな胸のふくらみ。そのうえに、ちょこんと身を硬くしている淡い色。
グランディスは、それを唇に含む。
「あっ」
ピクンと薄い乳房が揺れる。女はもう一度乳首をついばみ、ささやく。
「ふふっ・・・これから教えてあげる」
それだけのことでナディアの身体は揺れてしまう。吐息は熱く、肌はしっとりと潤いを帯びている。
グランディスは回りくどい愛撫を避けて感じやすいところに左手を這わした。
つつっと指を運ぶ。内腿から薄い布に包まれた小さな丘へ。
右手を臀部にあて、ゆっくりと撫で、やわらかく揉む。
ビクっ
少女の脚が跳ね上がる。だが直ぐにぐったりと力を失い、女にもたれかかる。
すこし強く太股から尻を摺り上げ揉みしだくと、ナディアは息を荒くして女の唇を求めてきた。
「ん・・・ぐぅ・・くちゅ・・はぁぁ・・」
重ねた唇の合い間から、喘ぎと水音が混ざり漏れ聞こえる。
娘は恥じらいながらも貪欲に女と舌を絡めた。
グランディスは少女の丘へあてた指を少しずつ蠢かす。左右に押し開いても直ぐに閉じるそこは、確かに濡れていた。
女は頃合と思い、娘のショーツに指をかけて、そっと降ろしてゆく。
219 :
.:03/07/04 00:33 ID:0EArSORI
「あっ・・・だめぇ!」
少女は手を下半身に動かして下着を取ろうとする女の手を押し留めた。
「お願い・・・そこは身体を拭いてから・・・・」
娘は視線を彷徨わせて恥じらう。
グランディスは少女に口付けながら、肉付きの薄い双丘を撫であげた。
「そうね・・・あたしがきれいにしてあげる」
ナディアは顔を真っ赤に染めながらも、グランディスにキュッと抱きつく。
女は娘の顎に指をかけ、顔をあげさせてもう一度深く唇を吸うと、立ち上がって娘の手を引き、浴室にいざなう。
少女は小さく頷いて、女のあとを追っていった。
・
・
・
「・・・・」
ソファーの脇で身を硬くしていたマリーは身体を起こして首を左右に振る。
顔を紅く染め、腕を自分の身体にまわし、もじもじと身をまさぐる。
しょざい無さげに視線を宙に浮かべ、なにかを求めるように脚を、脇腹を、胸を撫でる。
だが求めるものが見つからず、身体を丸くして耐えるマリー。
唇を噛み締めて求めるものを探す。
やがて幼い娘はサンソンが外に出たドアを見つける。
マリーは立ち上がるとそっとドアに向かい、音を立てずに扉を開き外へ出て行く。
扉が外から静かに閉められると、部屋には束の間の静寂が訪れた。
220 :
.:03/07/04 00:34 ID:0EArSORI
サンソンを求めてグラタンを彷徨うマリー。
エンジンルームではハンソンとジャンが忙しく働いていた。
開け放たれたハッチの上には誰もいない。
マリーはグラタン上部のデッキを目指した。
機体の脇に取り付けられたステップを風に飛ばされまいと、しがみ付きながら登る。
スカートがはためき、投げ出されそうになる小さな身体。それでもサンソンの姿を求めてデッキを目指す。
でも手が痺れてきたのかマリーの身体が大きく揺れる。
慌てて踏みしめたステップを滑らせて外し、下半身が風に流されてしまう。
「助けて、サンソンーっ!!」
助けを求めて声を限りに叫ぶマリー。幼い叫びがデッキにいたサンソンに届いた。
「マリー!!」
彼は半ば風に飛ばされているマリーに気付く。そして駆け下りるが如くステップを降りる。
マリーの左手が滑りステップから外れた。このままでは彼女を繋ぎ止めている右手も直ぐに離れてしまうだろう。
「もうだめぇ、飛ばされちゃう!」
今にも離れてしまいそうなマリーの右手。掌が開きステップから離れる寸前、サンソンが手を掴み小さな体を引き寄せた。
「サンソン、サンソン、サンソン・・・ぅぁぁああああっ」
マリーは彼にしがみ付き、彼の名を呼びながら、ぽろぽろと涙を零す。
221 :
.:03/07/04 00:35 ID:0EArSORI
サンソンはマリーを連れてデッキに上がり、彼女を胸に抱きしめる。
「大丈夫、もう大丈夫だよ。オレが付いてるだろ。恐くない、もう恐くないよ、マリー」
彼はマリーの髪を撫で、背をぽんぽんと軽く叩いた。
おずおずと目を開き、あたりを確かめるマリー。
やがて落ち着きを取り戻すと、サンソンの胸に頬をこすりつける。
「恐かった、恐かったよぉ・・ヒック・・ぅぅ・・・」
安堵したマリーは恐ろしさが蘇えったのか、再びしゃくり上げた。
「ああ、泣かないでくれマリー。もう心配要らないよ、恐いことなんて何も無いんだ。オレがマリーを守るから・・・だから泣き止ん
でくれ」
サンソンはさらに高くマリーを抱き上げ、マリーの頬に自分の頬をよせる。
いつの間にか彼の中に芽生えたマリーに対する父性。それは我が身に変えてもこの娘を守りきると彼に誓わせていた。
彼の思いはマリーはナディアやジャンからでは決して得られない安らぎを感じさせている。
「・・サンソン・・」
小さく彼の名を呟いたあと上半身を反らせて体を離す。
マリーはサンソンを見つめると彼の頬を幼い両手で挟む。そして、彼をクッと引き寄せてキスをした。
222 :
.:03/07/04 00:36 ID:0EArSORI
マリーがサンソンにキスをしたのは、彼を喜ばせたかったからだ。
彼を自分に引き付けておきたい。離したくない。
父と母を失った幼子の本能にも近い渇望だった。
その方法は最悪だとしても。
突然のことにキョトンとするサンソン。
そんな様子が可笑しくって、もう一度彼にキスをする。
・・・・ちなみに今度は口を開いていた。
小さな唇でポカンと開いたサンソンの唇を愛撫する。
どうすれば良いのか分からないので、グランディスの真似をして舌を出して舐めてみた。
唇、歯、歯茎、唇の裏など、思いつく限りの場所を舐め尽くす。
サンソンはパニックに陥り、ずるずるとデッキに腰を降ろしてしまった。
身体に回された腕がほどけたマリーは立ち上がってサンソンの首に唇を這わせながら考える。
(えっと・・・グランディスさん、つぎはどうしてたかな?)
自分がとんでもない事をしているとも知らず、それ以上にとんでもない事を考えながらマリーはサンソンのネクタイを解く。
ぎこちない手つきでサンソンのシャツのボタンを外す。
(ボタンってだいっきらい! うまくできないんだもん)
考えていることは実に年相応なのだが、やっている事は実にとんでもない。
マリーは上から四つのボタンを何とか外した。そしてシャツを開きサンソンの胸に唇を近づける。
ちゅっ
音を立てて彼の胸を吸った。
223 :
.:03/07/04 00:37 ID:0EArSORI
ちゅっ、くちゅっ、っっじゅっ・・・
マリーはサンソンの胸にキスを繰り返し、時に舌を這わせる。
そのくすぐったさにサンソンは我に返った。
「・・・・っ!! マリー、止めるんだ!」
ビクンっ
幼子は彼の胸に唇を押し付けたまま固まる。
マリーは涙目になりながらサンソンを見上げた。
(サンソンおこってる! なんで? どうして? ナディアもグランディスさんもよろこんでたのに)
シャツを握りしめながら、うるうると瞳を濡らしてサンソンを見上げるマリー。
怒る気も失せてマリー頭をグリグリと撫でる。
幼子は彼の様子から、何か違うと考えるに至った。
(キスじゃだめ? じゃあ、どおするとサンソンうれしい?・・・・あっ、そっかぁ。あのときナディアもグランディスさんもハダカだったもん。ふくをぬがなくちゃだめなんだぁ)
今度こそ喜んでくれる! マリーは得意げにサンソンを見つめた。
「サンソン〜・・・えへへ〜」
にへらっと笑い、マリーは彼の顔を小さな手のひらでビタビタと叩くと、おもむろに身を翻し服に手をかけてズボッと脱ぐ。
呆気にとられるサンソン。
ちなみにマリーのストリップを、『まるでトウモロコシが自分で皮を剥いてるみたいだ』、とか考えていた。
上着に続いて下着に手をかけるマリー。でも下着のボタンを外すのに手間取っている。
茫然自失、真っ只中のサンソン。
ちなみにマリーのストリップを、『そうそう、トウモロコシの中の繊維って剥き辛いんだよなぁ』、とか考えていた。
224 :
.:03/07/04 00:39 ID:0EArSORI
たっぷり10分かけて一糸纏わぬ姿になったマリー。
くるりと振り向くと、ニコッと笑みを浮かべる。
そして両手を広げると、
「サンソンー!」
と大きな声で叫び、彼の首にむしゃぶりついた。
サンソンは毒気を抜かれて怒る気にもなれない。
デッキに座り込んで縋りつくマリーに手を回し、幼すぎる裸体を抱きしめる。
(よかった〜、サンソンよろこんでる。うん、あたしもうれしい)
満面の笑顔で頬擦りしたあと、幼子はチュッと口付けた。
さらに、小さな手で彼のあちらこちらをまさぐり始める。
顔を歪めて憤るサンソン。それでも、彼には幼い娘を叱責できなかった。
何とか心を落ち着かせながら、マリーに問う。
「何処でこんなことを覚えたんだ?」
幼女はぺたぺたと体に触りながら、あっけらかんと答える。
「さっきナディアとグランディスさんがしてた」
「トホホ〜っ!」
サンソンはガックリとうな垂れた。
「姐さん、そりゃ〜ありやせんぜ・・・・・・・」
小さく首を振り続けるサンソン。
そんな様子を見てムッとしたマリーは彼の首に噛み付いた。
225 :
.:03/07/04 00:42 ID:0EArSORI
「イテっイタタタタっ、何をするんだマリー!」
「グランディスさんのこと考えちゃイヤっ!」
「はぁ?」
サンソンはマリーを見つめた。
幼子はシャツを握りしめ、顔を真っ赤にして震えている。
「サンソン、あたしを守ってくれるんだもん。あたしを助けてくれるんだもん。グランディスさんのこと気にしちゃダメぇ!」
もう一度マリーを見る。幼女は体を赤くして、全身で訴えている。
サンソンはあたしのだ、と。
マリーはまだ四歳。目前で両親を殺されてまだ数ヶ月しか経っていない。母親の優しさと父親の温もりが恋しいだろう。
それなのにじっと耐えている。思えば異常なまでに聞き分けの良い娘だ。
でも、それは大人達の中で邪魔にならないよう自分を押さえていたに過ぎない。
嫌われないように、捨てられないように。
「そうか・・・そうだったな、マリー」
サンソンは幼女の髪を撫でた。愛よりも父性を選んだ瞬間である。
頭を撫でられたマリーは安堵と共に嬉しさが募った。部屋の中で自分が何を求めていたのか気付いた。
だから、もう一度サンソンに飛びついて思いっきり唇を吸う。
「○×△?*!〜〜〜っ」
口を塞がれているので声にならない悲鳴を彼は漏らした。
たっぷり数十秒サンソンの唇を吸い尽くし、マリーは離れる。
「「ぷはっ」」
ふたりの唇の間で唾液の糸が光る。およそ四歳児との間で成す所業ではない。
226 :
.:03/07/04 00:43 ID:0EArSORI
精も根も尽き果てたような表情でサンソンは呻く。
「マリー、もうこんなことしちゃあダメだ・・・」
「なんで?」
心底わけが分からないって感じでマリーが聞いてきた。
「はしたないからだ!」
「はしたないって何?」
暫し考慮の末サンソンは答える。
「慎みが無いってことだ!」
「つつしみがないって何?」
熟慮の末にサンソンが答える。
「身持ちが悪いって事だ!」
「みもちがわるいって何?」
迷いに迷った末、サンソンは答える。
「姐さんみたいなことだっ!」
「・・・・・・・・・それはイヤ・・・」
マリーは理解を示した。
サンソンは何かを完全に失う。
その後マリーとサンソンは話し合い、裸にならない、人前ではキスしない、舌は入れない、という条件で交渉が成立した。
彼はマリー限定のペドフィリアになった・・・・・
227 :
.:03/07/04 00:45 ID:0EArSORI
そのころ浴室ではグランディスとナディアはひとつに重なりながら緩やかに揺れていた。
女は湿らせた布でゆっくりと娘の肌を清めながらも、あいた手と唇で少女を責め続ける。
そして少女を絶え間なく喘がせ、雫を溢れさせ、身を震わせ、跳ねさせていた。
ナディアの肌はまだまだ冷めようとしない。
グランディスの中に灯った炎も消えようとしなかった
・・・続ける?
ハァハァしたから続けてほしいな。
229 :
sage:03/07/07 01:44 ID:SxNAftcB
女同士はおなかいっぱいだよ。
サンマリ続き熱烈希望。
あえて言うなら幼な妻。
続きキボンヌ
232 :
姐さん×ナディア(;´Д`)ハァハァ:03/07/08 19:36 ID:tYYadSto
>>227 ネ申キタ━━━━━(;´Д`)ハァハァ━━━━━!!!!
漏れが読んだ百合&ペドでは屈指の作品。
ペースも内容もお任せしますので禿しく続きをキボンヌ!!
興奮のあまりageてしまった……
姐さん(;´Д`)ハァハァとしていてもたってもいられず……このシチュ最高!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
神降臨待ちホシュ
別のスレで外出だが、どう?
ジャン&ナディアのある週の「夜の営み」スケジュール
日曜 普通のマターリプレイ
月曜 擬似兄妹プレイ
火曜 擬似強姦プレイ
水曜 お風呂でソーププレイ
木曜 台所で主&メイドプレイ
金曜 ヌイグルミを着て擬似獣姦プレイ
土曜 お人形プレイ
(ナディアがダッチワイフになってジャンが玩ぶ。その逆もある)
ネ申 щ(゚Д゚щ)カモォォォン
241 :
名無しさん@ピンキー:03/07/12 21:39 ID:v8dztkRX
神はまだか・・・?
いいよなーサンソン。だって、38歳でマリー16歳だろ?
それで子供産まれちゃうんだ。いいよなー・・・
38歳ってもう40だろ? 16ってやっと10代の半分だぞ?
いいよなー・・・
神待ち……
サンマリ+グラナデの続き書いてます。
現在サンマリパートを書き終えたところです。
なんとか一週間後には書き込めると思います。
書くの遅くてごめんなさい。
>>244=227氏
\(゚∀゚)/ワーイ
ペース配分は書き手のものかと存じますのであまり気になさらないで下さい。
無理せずマイペースで、どうか納得のいくご執筆を。
247 :
山崎 渉:03/07/15 11:10 ID:7GpObfWE
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
サンマリで盛り上がってるとこ申し訳ないが…
誰か、誰かサン×グラをば…!!!
本放送の頃はド田舎のリア厨だったもんで、ドジーン誌とか手に入らなかったんよ…
東京に来てから中古屋とか奥で探しまくってるけど、姐さんモノてやっぱ無いね〜。
『気の強いおねーさまやお嬢様が、年下の男や部下に…』
っつーシチュにたまらなく萌えるんだが。ナカーマキボンヌ。無理ポ?
グラナデ楽しみホシュ。
待つのが全く苦にならない〜♪
あげ保守
あぼーん
あぼーん
隠れ良スレ……(・∀・)イイヨイイヨー
禿しく保守
255 :
名無しさん@ピンキー:03/07/20 02:51 ID:JFuCZjVG
サンマリ待ち
グラナデ待ち
でもageんといて
書きあがりました。
相変わらず少し長いです。・・・でも、官能度は控えめ(w
>>167-173、
>>209-227の続きです。
つまらないものですが、
一応そちらに目を通してから、こちらを読んでください。
ごめん、サンマリまるっきりエロくない。
258 :
.:03/07/21 00:42 ID:1PtcSOxs
飛行中のカトリーヌ(通称グラタン)はそれ程多くの水を蓄えているわけではない。
その水にしてもエンジンの冷却水を補充するための貴重なもの。湯船に水を張るのはもとよりシャワーですらもってのほか。
だから飛行中はエンジンの余熱で蒸気を浴室に充満させるスチームバスをその代用としている。
浴室に入ってきた女の白く細い腕が戸棚から小さなガラスびんを取り出す。
そして蓋を開け、中の液体を数滴零した。
衒い
ナディアは女の身体へたどたどしく指を這わせていた。
グランディスはこれから交わす行為でのぼせない様に蒸気の量を少なく調整しつつ、ぶるっと身体を震わせる。
(肌が熱い・・・この娘が触れているだけで登りつめてしまいそう)
少女の呼び起こした官能を、そして少女に晒してしまった嬌態を思い出し頬を染める。あたりに漂う香りが更に肌を熱くさせる。
女は火照りを隠すことなく少女の目前に立つ。娘の視線が乳房から這うように降りてゆく。
それすらも悦びに変えながらナディアの頬に両手を添える。そして首筋から肩へ、さらに脇から腰へと手を蠢かす。
「ふぁっ・・・・あっ・・・ぁぁ・・・・」
少女を翻弄しつつも、初々しい喘ぎ声と切ない溜息を楽しむ。
やがて指は最後の薄布に辿りつく。
259 :
.:03/07/21 00:43 ID:1PtcSOxs
ピクン
グランディスの指が少しだけショーツを降ろしたとき、ナディアは身体を小さく震えさせた。
脱がされる。
全てを見られてしまう。
そして求められる。ずっと隠していたところを愛されてしまう。
恥かしくて、身を小さく閉ざしてしまいたい。
でも甘い痺れのようなものが腰のあたりから広がり、背筋を伝う。
もどかしい想いが何かを欲している。
このひとに見てほしい。愛してもらいたい。
「はやく・・・して・・」
我知らずナディアはそう呟いていた。
グランディスはショーツのゴムを軽く引いてから放す。
ショーツが小さな音を立ててナディアを打つ。
ゴムが叩いたところを、白い指が這うようになぞる。
「・・・ほしいのかい?」
女の囁きに少女は顔を上げる。
「いやあっ!」
娘は小さく叫び、そしてふるふると首をふる。
・・・ふふっ・・・
女は微笑みながら娘の前で腰を屈め、そして膝立ちになって少女を見上げた。
「いま脱がせてあげる」
ナディアはもじもじと内腿を摺り合わせ、下腹部に手を置き、そしてコクンと頷いた。
260 :
.:03/07/21 00:44 ID:1PtcSOxs
グランディスはゆっくりと両手でショーツを降ろす。
未だ薄い陰り。
閉ざされた薄い丘。
羞恥に震える内腿。
「・・・ぅぁ・・・」
見られている。すべてが露になっている。恥かしさのあまりナディアは両手で顔を覆い隠した。
女は震える内腿に唇を付け舐めあげて行く。そして娘の薄い丘に頬を寄せた。
「ああっ!」
少女の手が女の髪に触れて、押し留めようとする。
だが、それを許さず娘の腰に手を回して更に引き寄せながら、淡い陰りとふくらみを頬で摺る。
・・ふぅ、とグランディスは溜息をつく。
瞳を閉じ、満たされた面持ちで娘の密やかなところを楽しむ。
香料の微かな香りにナディアの女の匂いが重なる。
今すぐこの娘を滅茶苦茶にしてしまいたい。
グランディスは自分の落とした香料とナディアの匂いに酔っていた。
両手を娘の腰から尻にさげ、強く揉みあげる。
「ふぁっ!」
少女から短い悲鳴があがる。
女は娘の閉じた丘を割って唇を付けた。
261 :
.:03/07/21 00:45 ID:1PtcSOxs
「ダメ・・・ダメっ・・・・いやぁ!」
そう叫んであばれる娘。だが尻にまわされた手を振りはらうことは出来なかった。
グランディスは包皮につつまれた小さな突起をかるく嬲り、唇を少しずつ下げてゆく。
女の唇が蠢くたびにナディアは尻を捩り、身を震わせ、細く高い喘ぎをあげる。
唇が薄い内側の襞をゆっくりと伝い降りる。
襞の形を確かめるようになぞると、ぷるっと双丘が震え、少女の身体が揺れた。
唇が閉ざされた窪みに達する。
そこを吸い上げる。
「んぁっ・・・ひっ・・ぁぁぁ・・」
娘の身体が跳ね、トロっとそこが溢れる。
いつの間にかナディアの手は女の髪をかき乱していた。
唇の触れている部分が疼く。
トクン
その場所の中が脈打つように振れる。
いままで意識したことが無い部分。
身体の奥底に何かがある。そこが濡れてゆく。溢れてゆく。
溢れるところが疼き、それが腰へ、そして背筋を辿り全身へと広がる。
甘い痺れが背筋に生まれ、それが腰へと戻り、娘の内側を満たす。
ナディアはそのとき、それが快感なのだと知った。
女の髪にあてた手に力が込もり、グランディスを自身に強く押し付ける。
「くぅっ・・ふぁぁぁ・・・」
がくがくと膝が震えて立っていられない。
娘は女を抱きしめながら、床に座り込んだ。
262 :
.:03/07/21 00:47 ID:1PtcSOxs
呼吸を荒くしながらもナディアはグランディスの唇を吸う。
その唇が自身の女の場所を愛撫していたことなど関係なく、女の唇と舌を貪りたかった。
・・くちゅっ、じゅっ、っっじゅくっ・・・
淫らな水音が浴室に響いた。
やがて唇を離すと、娘は女にしがみつき囁く。
「・・わたしの身体の中に何かがあるの。そこが熱くなって、疼いて・・・グランディスさんが欲しくって・・・」
そういうと、恥かしげに身を竦めて女の乳房に顔を埋める。
(あぁ・・・この娘がどうしようもなく愛おしい。この子の全てをあたしのものにしたい・・)
少女の髪に顔を埋めながら、グランディスはそんな衝動に身を任せようとしていた。
それでも何とか自制して少女の髪から顔をあげる。
「ナディア、それはお前が女だって証。女はね、心と身体の奥で・・・ここでも愛しい人を求めるんだよ」
女は少女の下腹部にそっと手をあてた。
ぶるっと娘の尻が震え、ふぁ・・と熱い吐息をつく。
「さぁナディア、身体を拭こうね」
娘を軽く抱きしめてから一旦身を離す。
ショーツが膝のところに留まっていた。
グランディスは娘を前屈みにすると、床に手を付けさせて少女の足元から薄布を抜く。
尻があがり、その部分が露になる姿勢に気付くナディア。
「やんっ!」と小さく悲鳴をあげて尻を振った。
そんな娘に手を回しながら、湯桶を拾い上げて湯を満たす。
浴室のタイルを湯で打ち清め、ナディアを清めた場所に座らせた。
少女は女に背を向け、膝を閉じて脛を八の字に開き、お尻をペタンとタイルに付けている。
グランディスはもう一度湯桶に湯を満たす。
その中で柔らかな厚手の布を濯いで軽く絞るとナディアのうなじから拭き清め始めた。
263 :
.:03/07/21 00:48 ID:1PtcSOxs
少女は薄くかいた汗を拭う布と、肌を這うグランディスの手に身を任せていた。
ゆるゆると厚い布地が身体を清めてゆく。
そして女の手が柔らかく乳房を捏ねる。時折指がその頂を摘まみあげる。
まさぐられている筈なのに、何故か心地よく安らぐ。
(さっきまで、あんなに乱れてしまっていたのに・・・今はこんなに落ち着いていられる。・・不思議ね・・)
もちろんナディアの身体は今だ疼いている。
でも、ほのかに漂う香りと穏やかな蒸気に包まれていると、素直にグランディスの愛撫を受け入れられた。
女が浴室におとした雫は、没薬、桂皮、沈香から抽出した香料。(旧約聖書の時代から言い伝えられる媚薬)
それは気分を落ち着かせ、少しだけ開放的な心持ちにさせる。
ふたりは、その香りに包まれながら愛を交わす。
「・・あぁ・・・っっ!・・・ふあぁぁ・・・」
脇腹を布で拭われながら、乳房を強く揉みしだかれた。
ビクン、とナディアが跳ねる。
「そう・・これが良いのかい?」
ふふっとグランディスが笑う。
ふたりの身体が重なり、緩やかに揺れる。
「・・ぅぁ・・ぃぃ・・・きもちいいの・・」
娘は再び小さく喘ぎ、淡くもやったところの下を溢れさせ、濡らしてゆく。
うしろから女に抱かれながら、少女の官能はゆっくりと高まって行った。
居間へと続く扉の外で小さな呻き声があがる。
しかし重なり合うふたりに、その声は届かなかった。
264 :
.:03/07/21 00:49 ID:1PtcSOxs
・
・
・
「サンソン、なんだか変なの」
幼女の脱いだ下着を慣れない手付きで着せる途中、マリーはうわ言のように呟いた。
1000m近くの高度を保ちつつ順調に飛行を続けるカトリーヌ(通称グラタン)の上部デッキは吹き付ける風もあいまって寒い。
そこで裸になれば大人でも直ぐに身体の芯まで冷え切ってしまうだろう。
ましてや小さなマリーが長い間なにも身に纏っていなかったのだ。結果は考えるまでもなく知れている。
案の定、幼い娘は身を震わせ始める。歯の根は合っておらず、唇も色を失いかけていた。
急いで幼子が脱いだ服と自分の上着を彼女の背にかけ、小さな身体を抱きしめる。
「・・・あったかぁい」
嬉しそうに男の胸へと身を委ねるマリー。
だが低温に長時間さらされて感覚がずれてしまっているから、そう感じているに過ぎない。
もっとマリーを暖める必要がある。幼児には低温に耐えられるような体力が無い。
最悪、心停止に至ることすらあるのだ。
サンソンは内心の焦りを隠して幼い娘に語りかける。
「マリー、少しの間だけここで我慢しているんだ。すぐに暖かくしてやるから何処へも動かずに待っているんだぞ」
幼女はコクンと頷いた。
265 :
.:03/07/21 00:50 ID:1PtcSOxs
野暮は承知した上でサンソンはデッキ下の操縦室兼居間へ降りて毛布をかき集めることにした。
足元にある潜水艦と同じ仕組みの厳重なハッチを開けて中に潜り込む。
だが室内には誰も居なかった。
覚悟していたグランディスの怒声もナディアの悲鳴も無い。
ふぅ、と一つ溜息をついてから毛布を探す。ソファーの傍らで眠るキングから毛布を奪い取る。それでもキングは眠り続けた。
安穏と惰眠を貪る仔ライオンを叩き起こしたくなるが、なんとか八つ当たりを抑えて収納から毛布を3枚引き出す。
目的を終えてデッキに上がろうとしたとき、浴室に続くドアから微かに聞こえるくぐもった喘ぎ声に気付いた。
(・・・ぁ・・・・っっ!・・・・・ぅぁぁ・・)
ナディアのものであろう細く高い声。
視線を宙に浮かべ、奥歯を噛み締めてサンソンは耐える。
(・・そう・・これがいいのかい・・・・ふふっ・・・)
艶めかしいアルトが喘ぎ声に混ざり漏れ聞こえてきた。
ふと目に付いたソファーには、グランディスとナディアの服と下着がしどけなく脱ぎ散らかしてあった。
彼は顎を引いて目を閉じ、眉間に皺を寄せて閉じた瞼に力を込める。
毛布を抱いた両手が震えぬよう、身を固くして拳を握り締める。
「ぐぅぅぅぅ・・・がぁっ!」
まるで手負いの獣のような唸り声を小さくあげて、何かを切り捨てるように身を返した。
そしてデッキへ繋がるハッチを開ける。
だが、こんな殺気立った状態で幼い娘に会えば脅えさせてしまうだろう。
ガツンッ!
サンソンは開け放った重いハッチに思い切り頭をぶつけてからマリーの元へ戻った。
266 :
.:03/07/21 00:51 ID:1PtcSOxs
「待たせたな、マリー。直ぐあったかくしてやるからな」
凍えた身体を温めるには直接肌を合わせるのが一番良い。
彼はシャツを脱いで上半身裸になると、苦労して着せたマリーの下着を脱がせて再び素裸にした。
そして自分の背中に毛布を一枚かけると、残りを幼女の頭から被せる。
「これで良し。さあ、こっちへ来るんだマリー」
だがマリーは嫌がって近づこうとしない。それどころか裸のままで後づさって行く。
「やだ・・・サンソンなんだか恐い。まだマリーのこと怒ってるよぉ・・」
消え入るような脅えた声だ。
幼い娘はデッキの隅までさがり、身をすくめて叱られた子供のように上目遣いで彼を見ていた。
「あぁ、さっきハッチに思いっきり頭をぶつけちまってな。なんだかクラクラするんだ。マリー、ちょっと見てくれないか?」
とたんにマリーは心配そうな表情に変わり、サンソンに近づいて彼の頭を撫でる。
「すごく大きなタンコブがある!」
彼は顔をしかめて痛みに耐えるふりをした。
「ちくしょう、酷く痛むぜ。それに寒い。マリー、暖めてくれないか? そうすれば良くなると思うんだ」
マリーは泣きながら毛布を被って彼の懐に縋りついた。
「お願い、元気になって・・・ぅぅ・・パパやママみたいに冷たくならないでぇ・・・」
そして涙でクシャクシャにした顔を毛布から出して彼を見上げる。
幼子は母の身体に隠されることでネオアトランティスの凶弾を免れていた。だが、その代償として両親は亡き人となった。
幼い娘は両親の死を『冷たくなってゆく身体』としてとらえていた。
サンソンはそれを思い出す。
267 :
.:03/07/21 00:52 ID:1PtcSOxs
(なんてドジな真似を。思い出させちまったじゃねぇか!)
己の迂闊さに内心で毒づきながらも無理に笑顔を作って答える。
「ああ、マリーはあったかいな。こうしていると直ぐに良くなりそうだ」
「ほんと? じゃあ、ずうっとこうしてる!」
彼の胸に頬をつけて、渾身の力を込めて縋りつくマリー。
サンソンはずり落ちそうな毛布をもう一度頭から掛け直し、娘のまだまだ冷たい素裸の体を軽く抱きしめる。
腕の中の小さな身体も一生懸命に手を広げて大きな身体を抱きしめていた。
彼はくすぐったい様な切ないような、不思議な気持ちになる。
殺伐としていた心が何故か満たされてゆく。
サンソンはポコっと腹の上で膨らむ毛布を見つめた。
毛布に包まれながら自分にすがり付く小さな手、小さな足、小さな体。
その全てが言いようも無いほど彼の中で大きくなって行く。
今なら叶う事の無いであろう恋心にけりが付けられると思った。
(こんな失恋の仕方も良いのかも知れない)
男の険しかった表情が柔らかいそれに変わる。
少しずつ暖かくなるマリーの体温を感じながら、腕の中の小さな体を悪戯っぽく揺すり立てた。
ゆらゆら揺すられて不安を感じた幼子はモゾモゾと毛布から頭を出す。
おずおずと顔を上げると、そこには優しい微笑みがあった。
268 :
.:03/07/21 00:53 ID:1PtcSOxs
「サンソン! もう痛くない? 苦しくない?」
娘は懇願するかのように問いかける。
「ああ。マリーがあっためてくれたから、すぐに直ったよ」
ぱあっと笑顔になるマリー。
だが彼の顔を見つめるとなぜか涙ぐむ。そして毛布を被り直すと再びサンソンにしがみ付いた。
「もっともっと、あったかくしなくちゃダメ!」
「どうして?」
毛布の中の幼子は精一杯の力で彼を抱きしめる。
「サンソンまだ痛そうだもん。だから、もっとあったかくするの!」
「・・・マリー・・・」
幼子の汗が感じられる。
細い腕が力の込めすぎでふるふると震えている。
彼は毛布の上から小さな身体をゆっくり撫でると、毛布ごと肩口まで持ち上げた。
「マリーの言うとおりまだ少し痛いけど大丈夫。こうしていると、どんどん良くなってくるんだ」
彼を抱きしめる腕や脚からゆっくりと力が抜けると、体温を確かめるように毛布の中で男の胸に頬擦りする。
「ほんとにだいじょうぶ? ぜったい冷たくならない?」
サンソンはクシャっと表情を歪ませた。
「あたりまえだ!マリーをひとりっきりになんか・・出来るかよ・・・ぅぅっ・・」
彼は不覚にも涙腺を緩ませている。
それを隠すために幼子の首とおぼしき場所へと顔を埋めた。
269 :
.:03/07/21 00:53 ID:1PtcSOxs
「うぎゅっ・・サンソン、苦しいよぉ」
いつの間にかマリーを抱く手に力が入ってしまった。
腕の中で小さな手足がぱたぱたと暴れる。
彼は慌てて力を抜くと、そっけなく幼子に話しかけた。
「お・・・おう、悪かったな。痛みは大分引いたぜ。マリーのおかげだな」
再び腕の中で小さな手足が暴れたかと思ったら、ヒョコっと幼子が毛布から顔を出した。
じっとサンソンを見つめるマリー。
そして満面の笑顔を浮かべて彼の首にしがみつく。
「サンソン、もういいの? よかったぁ」
その拍子にマリーの肩から毛布がずり落ちる。
彼は幼子の肩に毛布を掛けながら、お尻に手を当てて、「ヨイショっ!」と抱き上げた。
幼女は男の首に回した手を伸ばし、彼の顔を真正面から覗き込む。
「しつれいねっ。あたし、そんなに重くないわよ!」
ぷくっと頬を膨らませて、生意気にも大人の女のような憎まれ口をたたくマリー。
すっかり温まった小さな体。ピンク色に染めた幼い笑顔。
もう大丈夫だな。このまま懐炉みたいにあったかい娘を抱きしめていよう。
サンソンは苦笑しながらも、嬉しそうにマリーを揺らす。
「ふんっ! そんな台詞は10年早いんだよ。そういうのはレディーになってから、ほざくもんだぜ」
すると幼い娘は真剣な表情になり、彼の顔を引き寄せる。
そのまま、じっと彼の目を見つめ続ける。
270 :
.:03/07/21 00:55 ID:1PtcSOxs
「どうした? そんなに見られちゃあ、照れるだろ」
彼はすこし心配になり、軽口を叩きつつ娘の表情を探った。
突然小さな腕が震え始める。見開いた瞳がウルウルと潤む。
そして幼女は彼に口付けをした。
もうしないと約束した筈の舌を絡める口付け。
それなのにマリーは強引に舌を差し入れてきた。
彼は身を引き剥がそうと腕に力を入れる。
それでも幼女は首に回した腕を絶対に離そうとせず、頑なに深い口付けを続けた。
薄く瞼を開けて娘の瞳を見る。
きゅっと閉じられた瞳からは涙が零れていた。
やがて幼子は合わせていた唇が離した。瞳からは止め処なく涙が溢れている。
「じゃあ、ずっと一緒にいてくれるの? 10ねんご、れでぃーになるまで、ずうっとあたしと一緒にいてくれるの?」
マリーはサンソンに問うている。
一緒に暮らしてくれるの?・・・と。
しかし、それは懇願だった。
娘の全てを賭けた、精一杯のお願いだった。
271 :
.:03/07/21 00:56 ID:1PtcSOxs
とても前を向いていられない。
サンソンは俯き、顔をクシャクシャにして涙を零す。
堪えきれなくなって嗚咽を漏らしてしまう。
「・・マリー・・っうぅ・・・お前、そんなに・・くぅっ・・・・」
幼子を抱きしめ、娘の首筋に雫をこぼし続ける。
マリーはそれを否定と受けとめた。
一緒に暮らしてくれない。幼子はそう思った。
「なんでダメなのよ! どうして一緒じゃいけないの! どおして・・どおしてなのよぉ!」
こぶしを丸めて、ぽかぽかとサンソンの頭を叩く。
足をばたばたさせて、胸をける。体を捩って自分の胴回りもありそうな腕から逃れようとする。
でも彼は絶対にマリーを放そうとしなかった。
強く幼子を抱きしめたまま、その首筋を濡らしてゆく。
マリーはサンソンの髪を力一杯掴んで叫んだ。
「やだぁ! ずうっと、あたしと、一緒にいてぇー!」
とうに毛布は滑り落ちていた。
半裸の男は、素裸の泣きじゃくる幼児を抱きしめて涙を零し続けている。
やがて幼子はおとなしくなった。
「サンソン・・・ふぇ・・サンソン・・ぅぁぁ・・」
しゃくりあげながら小さい声で男の名前を呼び続けた。
272 :
.:03/07/21 00:56 ID:1PtcSOxs
「・・・ああ、一緒に暮らそう。ずっとマリーと一緒だからな。嫌だって言っても、もう遅いんだぞ」
濡れた目尻を拭おうともせず、サンソンは顔を上げて呟いた。
・
・
マリーは涙と鼻水で顔をくちゃくちゃにしながらサンソンを見つめる。
「ほんと?」
「・・・本当だ」
ずずっと鼻をすすり上げてから、サンソンの髪を握り直す。
「ぜったい?」
「・・・絶対だ。逃げるんじゃねぇぞ」
小さな手がキュッとサンソンの頭を抱きしめる。
涙と鼻水が彼の髪に染みて行く。
そんな事には御構いなしに、ゴツイ腕が小さな体を撫でる。
「うん・・うん!」
マリーはサンソンの髪に顔を埋めた。
・・・クチュン!
幼子がひとつ、くしゃみをした。
サンソンの髪はマリーの涙と鼻水でベトベトになった。
273 :
.:03/07/21 00:58 ID:1PtcSOxs
「マリー、お前なんて事するんだ!」
「しょうがないもん!」
ふたりは毛布を被りながら睨みあう。
「しょうがないもん・・じゃあ、ねーだろうが! 見ろよ、この頭!」
「だって寒かったんだもん!」
「「うぅ〜〜〜っ!」」
睨み合いが続く。
サンソンはニヤリと笑うと、マリーの脇の下に指を当て、こちょこちょとくすぐり始めた。
「きゃあ! あははっ、きゃははははっ、やめてよぉ〜」
「ほれほれ、ほぉ〜れほれ」
マリーはサンソンの腹の上で身を丸くして脇への攻撃を避けた。
サンソンは手を脇腹に移して再度くすぐり始める。
「んきゃっ! ひゃはっ、ぃゃあー・・・うきゃあーーーーっ!」
・・・
ひとしきり娘で遊んだ彼は、脇腹から手を離して幼子の髪を撫でる。
マリーはうっとりと目を閉じてサンソンに身を任せた。
そして囁く。
「・・・ずうっと一緒だよね?」
男が穏やかに答える。
「当たり前だ」
毛布の下でグシュッと涙を拭う音がした。
やがて幼子の健やかな寝息が聞こえ始める。
程無くしてサンソンも眠りについた。
274 :
次回予告:03/07/21 01:00 ID:1PtcSOxs
ふたりは親子でも兄妹でもない。
男は幼子を守ることに生きる意味を見い出し、幼子は男から安らぎを得る。
そんな危うい関係。
それでも時は少しずつふたりの情を深めさせて行く。
だが、刹那の情を交わすふたりもいた。
続けて良い関係ではない。続けられる関係でもない。
それを知るからこそ、深く情けを交わす。
女は、娘の肌に記憶を植え付けるかの如く愛撫を加える。
娘もそれに応じ女を求め続けた。
そしてふたりは、のぼりつめて行く
・
・
・
・
・
・・続けてみます
275 :
sage:03/07/21 01:37 ID:Ps/slRKc
イイ〜ネッ!
最高です。ぜひ続けてください。このスレ見つけて本当によかった。
277 :
メーテルが氏んでも代わりに入るもの:03/07/22 14:56 ID:lea6d85c
漏れも今、グラナデ構想中ですが、
あんまり自信ない。
出来たら出しますわ。
>>224神
ネ申キタ━━━━━(;´Д`)ジカイヨコクモ タマラン ハァハァ━━━━━!!!!
>>277 さらにキタ ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━ !!!!!
楽しみにしてます!!
出来ますた。…でも、皆さんのお口に合うかどうか
「グランディスさん、入っていい?」
「待ってたよ」
ナディアはグランディスに、「話しがあるから夜の十時に来て」といわれた。
(まだあの人はブルーウォーターを狙ってるのかしら?)
しかし、ブルーウォーターは何も光らない。危険は無いみたいだ。
ナディアがグランディスの部屋に入ると、グランディスは笑顔で彼女を迎えた。
部屋には彼女以外誰もいなかった。
「グランディスさんだけ?」
「あの二人は別の部屋だよ、まあ、そこに座んなよ」
グランディスはオレンジジュースが入ったビンをダンボールの中から取り出すと、
ナディアに渡した。
「それで、話って?」
「ああ、それはねぇ…」
ナディアはジュースを飲みながらグランディスを見る。
グランディスはナディアを見つめた。まじまじと見つめるので、ナディアはドキッとする。
半分くらい飲んでビンをテーブルの上に置いた。
「あたしはねぇ、あんたに謝ろうと思って、ここに呼んだんだよ」
「えっ!?」
「あたしがその宝石を欲しがったばかりにあんな危険な目に遭わせちゃったからね」
「あの、もういいんですよ、グランディスさん!あたしもう気にしてないから…」
ナディアは相手に謝られるのが初めてなのか、少し恥ずかしかった。
「だからお礼に―」
グランディスは立ち上がると、ナディアの肩を両手で抑える。ナディアは一瞬身動きが取れなくなった。
「あの、何を?」
心臓をドキドキさせながら、ナディアはグランディスに訊く。
グランディスは戸惑っている娘に微笑むと、
「あたしが今からイイことを教えてあげる」
体重をかけて押し倒した。
ナディアは、自分の肩を抑えているグランディスの手を振り解こうと必死に抵抗するが、
14歳の子供が29歳の大人の力には勝てなかった。
──ああ、力が出ない。どうしちゃったんだろう?
グランディスは目を閉じて必死にもがくナディアを見て笑う。
――薬が効いてきたみたいだね。
口と口が密着する。
ナディアは唇に違和感を覚え、目を開ける。口を塞がれ、鼻でしか呼吸は出来なかったが、
女から発するきつい大人の香水の臭いが襲う。
男を魅了する香りは、思春期の子供には生物化学兵器のように苦しめた。
ナディアは目の前が息が出来ない状態が続いたので、意識が少しずつ遠退いていくような気がした。
グランディスはこの時を待っていたとばかりにやっと唇を離した。
ハァハァっはぁっはぁはぁハァ!!
少女は肩を抑えられたまま身動きできず、仰向けのまま必死に空気を取り込む。
苦しそうに息をするナディアを見てグランディスは一瞬微笑すると、ナディアを拘束している手を開放する。
が、グランディスはそのまま手をナディアのブラの上に手をかける。
「あっ…」
ナディアは顔を赤くして軽く喘ぐ。
「あんたにさっきジュース飲ませただろ?」
グランディスはゆっくりとナディアの乳房を揉む。
「あれにはねぇ薬が入ってたんだよ…あら?」
掌に硬い突起が触れるのに気づく。
「やだねぇ、もうこんなに固くしちゃって…」
グランディスは下着の上からも見えるナディアの乳首をみて呆れたように言う。
「もしかして、こういうの好きなタイプかい?」
グランディスは手をブラの中に廻らせ、直接乳首を摘む。ナディアは電流が体中に走るのと、パンツが少し湿ってきたのを感じた。
「ち、違い…ヒッ…違います」
顔を歪めて苦し紛れに否定するナディア。
「それじゃぁ、下の赤い布を取って見せてよ!」
「…」
「どうしたの?まさか下の方も」
「そ、そんなことは、あっ―」
グランディスは赤い布を捲ると、パンツに直径3センチほどのグレーのシミが浮き出ているのを見つけた。
ナディアは恥ずかしさの余り、顔をそむける。
グランディスは人差し指と中指を合わせ、シミに当てて弄る。
ジュルリと、音をたてて蜜が漏れる。
親指をつけて離すと、蜜は糸を引いてのびる。
「おやおや、下の口はこんなに涎を垂らしてるじゃない」
グランディスは証拠をナディアの目の前で見せびらかす。ナディアは目に涙を浮かべた。
「ナディア、あんたってもしかして…変態じゃないの?」
変態という言葉がナディアの心に突き刺さる。
サーカスの時でも、罵声や、嫌味、苛めに遭ってきたが、変態呼ばわりされたことは無かった。
「ジャンが知ったらどうなるかねぇ…自分の好きな人がこんな変態だなんて知ったら」
「ち、違うもん!!…あ、あたしは…へ、変態なんかじゃないもん!!」
「そう?あのジュースはねぇ、あんたのような変態がのむと、体熱くなったり変な気分になるのよ」
ナディアは身体を一瞬ビクっと震わした。
グランディスはナディアの褌を引っ剥がし、無理矢理パンツを引っ張り下ろす。
「いや!!」
阻止しようと慌ててパンツを抑えようとするが、グランディスの方が早かった。取り上げた下着と赤い褌を自分の後ろに落とす。
露になった下半身。陰唇の周りはまだ成長しきっていないせいか、毛は生えそろっていなかった。
「全く嫌らしい身体つきだねぇ」
グランディスはため息混じりに言い、舌先で乾いた唇を舐める。ポケットから脱脂綿と茶色の子瓶を取り出した。
ラベルが貼ってあったが何かはわからなかった。瓶を開けて綿布に液を染み込ませる。
「下だけじゃあ物足りないねぇ、あんた上に着てるのも脱いで、四つん這いになって、股を広げな。
言われた通りにしないと、ジャンにあんたのこと変態だと言いふらすよ」
ナディアは目に滴を溜めて言われた通りに服を脱ぎ、四つんばいになり、股を広げた。
「こ、これでいいの?」
上目遣いでグランディスをみる。グランディスは綿布を右手で持って、ナディアの尻の間近に座る。
グランディスは左手でナディアの赤い上着を尻を掴み、持ち上げる。
間違えた、最後の行
「グランディスは左手でナディアの赤い上着を尻を掴み、持ち上げる。」
じゃなくて、
「グランディスは左手でナディアの尻を掴み、持ち上げる。」
だった!! すいません。
「な、何をするの?」
ナディアは怯えているのか身震いさせている。
「あんたにお仕置きしようと思ってね…」
グランディスはたっぷりと液体を染み込ませた綿布を少女の陰唇に液が染み出るように強く押し付けて塗る。
陰唇が冷たくなるのを感じた。それは数秒で高温になりナディアの粘膜を焼き付けた。
「ひゃァァァ!!」
焼きごてを付けられたような熱さが陰唇を襲い、少女は両手で陰唇を抑えてもがいた。
「…い、痛い!…痛くて熱いよぉ〜〜…」
手で発熱した感部を抑えるても、痛みと熱さは治まるどころか増大し、さらに自分に追い討ちをかけるように便意を催してきた。
――ヤダ!!トイレに行かないと
「お願い…グランディスさん、…もう許して!!」
横向きで蹲って震えながら、懇願する。女はガーゴイルのように少女の訴えを無視し、嘲笑う。
「嫌だね、まだこれからよ」
「お願い!でなきゃあたし…もうトイレに行かないと…」
グランディスはくすっと笑う。
「どうして?」
「早くしないと、おしっこが…」
「うそおっしゃい!!」
グランディスは陰唇を抑えている少女の腕を強引に掴む。
「あっ!!」
女は右手で少女の陰唇を弄る。指を三本ほど入れる。
「あんた、ここさっきより濡れてるじゃないの?」
ねっとりと、三本の指にナディアの蜜が絡み付く。
「あんた、ここにあたしがいるからトイレで出すつもりね?」
「ち、違うよ!、本当に漏れちゃう!!お願いだからトイレに」
「仕方ないねぇ…」
この時、グランディスはナディアに一つ言い忘れていたことを思い出した。
――ちょうど言い忘れてた。あのジュース、半分でも飲めばトイレが近くなるんだっけ。
まぁ、いいか。漏らせば漏らしたらで、その時たっぷり苛めてやるから。
「良いわよ、但しここでオ○ニーしたら言っても良いわよ」
グランディスはナディアが「オ○ニーって?」尋ねるだろうと思った。
ところが…。
「そんなの出来ないよ!!」
ナディアは顔を赤くして首を横に振る。
ククッ
女の不敵な笑い声。
「ナディア、あんたやっぱり変態じゃないの?普通の子ならそんな言葉いきなり聞いてもわからないのに、
あんたは「出来ない」って、言ったね。…どういうことだい!?」
「……」
ナディアは俯いたままで何も言わない。
「黙り込むんだったらいいわ!もう、トイレ行かせてあげないから!!」
「そ、それだけは!!」
ナディアはもう我慢の限界に達しようとしていた。両手で陰唇を抑える。
「好い加減におし!!」
女の怒号が部屋を包む。部屋は防音壁で囲まれているので、外や隣には彼女の声は聞こえなかった。
少女は怯えて、身体をさっきよりも震わせている。
「あたしはそんなに甘くないよ。今度あたしを怒らせたらこれで叩くからね」
グランディスは乗馬用の鞭を撓らせた。
「さぁ、やりな!!」
ナディアは鞭で叩かれるのを恐れ、仕方なく自分の陰唇を弄る。
ゆっくりと、指を上下させる。
刺激を受ける度に隙間から汁が漏れ出す。
グランディスはナディアの自慰を黙って見ていた。
時折ナディアがこちらを見る。
睨みつけると、また自分の股に視線を戻し、ゆっくりと弄る。
それを少女は繰り返した。
「遅い!!」
グランディスは睨んでも何回も自分の顔を見てくる少女に怒りを覚え、遂に鞭を振りかざした。
少女の動きが止まる。
バチンッ!!
「ひっ!!」
顔は可哀相だから右腕を叩く。余りの痛さにナディアは言葉も出ず、足を閉じ、左手で右腕を抑えた。
さらにグランディスは閉じた足にも鞭をお見舞いした。足が自然と開く。
少女の股を思いっきり力をこめて叩いた。
その直後。
「あっ!ああぁっ!!」
ナディアと悲鳴交じりの喘ぎ声と共に、今まで、我慢していた尿が決壊したダムのように勢い良く吹出した。
部屋中を生暖かい臭い空気が充満する。
グランディスは予測していたものの、まさか、自分の顔に人間の汚い汚水をもろにかけられるとは思ってもいなかった。
――このガキはあたしの…この美しい玉の肌になんてことをしてくれるんだい!!
グランディスにとってこれは屈辱であった。
「もう、いや!…なんであたしはこんな目にあわなきゃいけないのよ」
ナディアは独り言を喚いた。自分が出した悪臭が自分自身を苦しめる。
「もうあたしゃぁ、あんたが壊れるまで許さないよ」
グランディスは鞭を床に凄まじい勢いで叩きつけた。
――この人、あたしを殺すつもりだわ!!
鬼のように睨む女の目つきは少女を怖がらせる。
「今ごろそんな顔しても遅いよ!!」
鞭が撓る。
グランディスは少女を叩きまくった。
十回、二十回、自分の腕が腫れて痛むまで。
十回ぐらい叩かれたナディアは痛みで意識が朦朧としていた。
――もう、あたし死ぬのね?生まれて一度も幸せな日は訪れないでとうとうここで死ぬのね?
周りがぼやけてきた。走馬灯が脳裏によぎるのを想像した。
しかし、走馬灯は現れず、換わりに締め付けられるような痛みが襲った。
この時、グランディスはナディアの二つの穴に15センチ、直径4センチのゴム棒を突っ込んでいた。
二つの穴が裂けるような激痛が走る。
「いやぁっ!!壊れちゃうよぉ!!」
「そうさ!!、あたしは壊したいんだよ!!」
グランディスはさらに捻じ込む。
「ああっ!いやっ、あっああ!!…あっああああ!!」
ナディアの陰唇から大量の血と、蜜が溢れた。
「ナディアーっ!ねぇ、ナディアったらー!!」
自分の近くで誰かが呼んでいるので起きてしまった。
誰かが自分を見ている。寝ぼけ眼をこすると、そこにはジャンが心配そうに自分見ていた。
「夢だったんだ…良かった…」
ナディアはホッとしてため息を吐いた。だが、下の方が変だった。手で探ると、ヌチャッと音がした。
――濡れてる。
「どうしたのナディア?そこ痒いの?」
ジャンがナディアの下の方を見て言った。
「なっ?ちょっと何処見てんのよ――!!ジャンの馬鹿ー―っ!!」
ジャンを追い払うと、ナディアは一目散にシャワー室に向かった。
シャワーを浴びている所にグランディスが入ってきた。
彼女は何かいい夢を見たのかとても嬉しそうだった。
「あらナディア、あんた夢精したの?」
ギクッ!!――ど、どうしてわかったのよ?
「とうとうあんたもそんな年ごろかい、あたしも今日はネモ様の夢を見ちゃってね」
グランディスは自分が出したシミの付いたランジェリーを脱いだ。
■■■ ε
完 ノノ´д)つ旦
と、取り敢えずこれで完成。この話はナディアが見た悪夢と言う事で。
>>メーテルが氏んでも〜氏
(;´Д`)ノ 三 旦 ハァハァシマスタ オツカレー
激しくよかったです……
長い間おつかれさまでしたーーー
ハァハァ(;´Д`)グラナデホシュ
喜んでくれる人がいるなんて…。
また、新しいのが完成したらカキコしますです、ハイ。
>>291=メーテルが氏んでも…氏
ヤッタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
293 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 14:44 ID:4hy4NGM3
出来ますた…。
今回はエーコー×イコリーナでつ。
夜中午前1時三十分。
ナディアは便意を感じてトイレに向かっていた。
「キャッ!!」
ナディアは足を何かに引っ掛かって転んだ。サーカスで鍛えた反射神経も咄嗟のことで機能せず、
廊下に顔からぶつけた。
「いった〜〜い、誰よぉ、こんな所に縄を捨てたのは?」
腹を立てて、縄を拾うが、妙に湿っていた。
――雨漏りなんてあったかしら?
上を見上げるが、水滴は一滴も落ちてくる気配は無い。縄から手を離すと、鼻水のような液体が
手に付着した。
「何よこれ〜」
顔に近づけるとイカ臭い匂いがした。
――いや〜〜、臭くて汚〜〜〜い。誰がこんな所で出したのよ〜〜
ナディアは汁を出した犯人を罵る。
その直後。
ナディアの耳が自分でも気づかずにピクッと動く。
誰かの声がする。男と女の声だ。声のする方を探そうと、首を左右にまるで軍隊のレーダーの
ように動かす。真後ろのドアから聞こえているようだ。
そこから…。
「アアっ!!エーコーさん!!いい!良いわっ!!もっと、もっとっーー!!」
「ぐぅ!なかなか締まるぜぇ!!」
――イコリーナさんと、エーコーさん!!…何しているのかしら?
ナディアは中の様子を知ろうと、両手と耳をドアに当てる。
中ではナディアには見えないが、エーコーと、ノーチラス号で人気看護婦イコリーナが獣の様に
絡み合っていた。
ナディアが耳に当てたときには二人はクライマックスに入っていた。
「ヤベェッ!!、イコリーナ、俺…もう出る!!」
男が苦しそうに言いながらも、女の陰口に棒を突き続ける。
「ヤッ、やめて!膣に出したら出来ちゃうよぉ!!」
焦る看護婦。
「ウッ!!」
「ひあっ!…あっあああっ!!」
二人は同時に絶頂に達した。看護婦の悲鳴が廊下に漏れる。
「もう、今度から気をつけてよぉ〜〜」
「悪い、悪い!つい興奮しちゃって……でも助かったぜ、避妊器具つけていて」
「これ着けるの…恥ずかしかったんだから…お爺ちゃんにあなたとこんなことしてるのバレちゃうトコだったわ」
「で、どうやって手に入れたんだ?」
「ナディアがジャンとヤルからって…」
ピクッ
ナディアの顔に血管が浮き出る。
――何ですって〜〜〜!!
右手で握り拳を作り突入しようとしたが…
「あれ〜ナディア!こんな所で何してるの?」
ジャンが後ろからやって来た。
「な、何もしてないわよ!!ジャンこそ何よ?」
ナディアはつい怒ってしまう。
「おい!外誰かいるぞ!!」
エーコーがドアに近づいてくる。
「ジャン!!ちょっと!!」
ナディアはジャンを掴むと慌てて走り出した。
エーコーがドアを開けると、濡れた縄以外なかった。
「おかしいなぁ、誰かいたんだよなぁ」
「もぉ〜、早く入ってよぉ!臭いが外に漏れちゃうわ!」
イコリーナはシーツで裸体を隠して臭いを気にする。
「縄出しっぱなしだったぜ」
ドアを閉めてエーコーは縄をイコリーナに見せる。
「なっ…ちょっと、どうして外に置くの?」
「ここ狭いから邪魔になるじゃねえか」
エーコーは部屋を見回して言う。
イコリーナは時計を見る。
午前2時。
「もぉ、今度から気をつけて〜、あたし、シャワー浴びてからもう寝るから…」
看護婦は新しいバスタオルと下着、パジャマを持って、シャワー室があるトイレへ走り出した。
「で、ジャンはこんな時間に何してたの?」
「僕も、トイレ行こうとした時に、こんなの拾ったんだよ」
ナディアは自分の部屋でジャンを問い詰めていた。ジャンがナディアに見せた拾得物、それは単四電池ほどのサイズで、
前後に小さなレンズみたいなものがついていた。
「こんなのあたしに見せられても、わからないわよ!ハンソンに聞いて!あたしもうトイレ行くから!!」
ナディアは部屋出て、走り出す。すると、ジャンも何故か追いてきた。
「もう、何よ!」
「僕もトイレだよ!!」
入り口で別れ、ナディアはシャワーボックスの隣の部屋で用を足すことにした。何故かトイレはこの時間も電気がついていた。
ナディアが水を流そうとした時。
イコリーナがシャワー室に入ってきた。
「あ〜あ、こんなに跡が残っちゃって、縄のプレイは嫌だわ」
彼女は縄で締め付けられた跡が残る体を見て溜息をつきながら、身体を洗っていた。
「でもあの人、すぐあそこ固くなるから結構楽しめるわ。最後のとても気持ちよかったし…」
ナディアはレバーを引くのを躊躇った。音が出るからだ。
でも、用を足したら流すのは次の人へのマナーである。
イコリーナはナディアが盗み聞きする前は、エーコーに縄で縛られた状態で絡み合い、その後、ノーマルプレイをしていた。
ナディアが流そうか流すまいかで悩んで二分ほどした時。
「あっ!はっあ…あふっ!!」
イコリーナはシャワーを浴びながら弄っていた。
――この人、変態じゃないの?
ナディアはこの女の自分が思っていたイメージが音を立てて崩れていくような気がした。
彼女の喘ぎを聞いているうちに、ナディアは自分の下着が僅かだが、湿っているのに気がつく。
――やだっあたしったら濡れてきちゃった。
紙を取って拭き取るが、それでも、汁は漏れ続けた。拭いても、拭いても出てくるので、1メートルくらい出すと、
十センチ平方に畳んで下着と股の間に挟む。
――明日グランディスさんに言いふらしてやるからね!!
濡れてしまったのはあんたのせいだとばかりに、イコリーナに向かってベッと舌を出すと、ナディアは一目散に自分の部屋に駆け出した。
取り敢えず、これくらいにしときます。
>>298 こういうのもアリですね
(;´Д`)ハァハァシマスタ
294に続いて
翌朝。
ナディアはエーコーを始めとするノーチラスのブリッジにいる男たちに輪姦される夢をみた。
エーコー、航海長の棒を下の二つの穴にそれぞれ突っ込まれ、操舵長と
機関長の棒をテコキさせられ、自分の顔に男の液がぶっかけられる。股間が冷たいのを感じて目を覚ます。
ナディアは起きるとすぐに手で下のほうを探る。先に、下着を触る。
――良かった、こんなこともあろうかと思って、紙を畳んで入れといて。
トイレに行く。朝ここに来たのは自分が最初だったので、昨夜自分が用を足したままの所はそのままだった。紙と一緒に流す。
トイレを出ると、ジャンと鉢合わせになった。
「あらおはようジャン」
「おはようナディア」
ジャンは心なしか元気が無かった。
「どうしたのジャン?」
ジャンはナディアと目を合わせようとしないで下の方を見る。
「何かあったのジャン?」
「変な夢を見たんだ」
「夢?」
「僕が寝ていたところに君に身体の何処かを舐められたんだ」
「何処を?」
ナディアが目を合わせようとするとジャンは慌てた。
「そんなこと言えないよ!」
ジャンは顔を赤くする。
「どうしてそんなに赤くするの?」
「だって…」
ジャンは夢の中で自分の棒をナディアに弄られた夢を見たのだ。最初は指で包皮と先端部の間を弄られている内に下の棒が肥大し、次は
先端を舐められるながら、両手で棒を何回も上下動かされた。やがて、自分でもわからない変な気分になり、先端から白い液体が
ナディアの顔面にかかったところで、目がさめた。夢ではあったが液体は出ていて、それはトランクスだけでなく、ズボンまで濡らしてしまった。
そのことをジャンはとてもナディアに言えるわけが無い。
「もしかして、あたしにいやらしい事した夢でも見たのね!いやらしい!!」
ナディアは急に顔を真っ赤にして自分の部屋へ走り出した。
――君が僕にいやらしい事した夢だよ。
ジャンは口に出せないので、胸のうちで呟いた。
午後一時
ジャンは格納庫でグラタンの整備を終えて、休んでいるハンソンの所に行った。
「ねぇ、これ何かわかる?」
ジャンが昨日拾った物を見せる。
「ああ、これはのぞき窓だよ」
ハンソンはレンズ部分を食い入るように見る。
「のぞき窓?」
「ドアにつけておくんだ。訪問に来た人の顔が見えるように」
「ふーん」
ジャンはハンソンからのぞき窓を返してもらうと、前後のレンズをのぞく。
「望遠鏡みたいなものだね?」
「まぁ、そんな所だよ」
二人に誰かが近づいてくる。
「おい、ジャン!」
ジャンが見上げると、エーコーが目の前にいた。
「何?」
「それ、後で医務室のドアに付けとけよ」
「うん」
ハンソンは何でそこにつけるんだと疑問をもったが、ジャンは何も気づいていない。
「え〜と、ここだよな」
ジャンは医務室のドアにたどり着くと、ドリルで穴を開け始める。
かなりの強度があるドアなので、空くのに梃子摺ると思われたが、十秒もかからない内に一センチ程度の穴が出来た。
――ま、これでいいか。
ジャンはレンズを取り付けるが、レンズをぼやけている方を部屋側に、鮮明に見える方を外側につけていた。
穴も子供でも簡単に覗けるほどの高さに。
「よし、我ながら完璧」
ジャンは自分の腕前に満足すると、エレクトラの部屋にいつも通りの科学の勉強をしに行った。
深夜11時。
ナディアは歯を磨き終えてトイレから出て部屋に向かう途中で医務室の入り口でエーコーを待っているイコリーナを目撃した。
――また今日もヤルつもりかしら?
ナディアは後ろの通路に入って身を潜めた。
予想通り、エーコーがやって来て、看護婦と何かしゃべると、部屋の中に入っていった。医務室のドアの前に近づいて、周囲を警戒する。
――誰もいないようね。あら?
ドアに小さなレンズが付いているのに気づく。覗き窓だ。
ちょうど自分と同じ高さだったので、背伸びする必要も無かったから楽に除くことが出来た。
中では。
イコリーナが縄で手を縛られ足は片方ずつ、ベッドの格子部分とつながれ、身動き出来ない状態で全裸になっていた。
「ちょっとこれは嫌よ!!」
イコリーナはベッドを揺らし、縄をはずしてとエーコーに懇願する。
エーコーは縛られて動けない看護婦を見て笑う。
「バカだなぁ、こうじゃないと面白くないんだよ」
エーコーは赤く太い蝋燭に火をつけて、溶けた蝋を看護婦の乳首に垂らす。
蝋が付くと、イコリーナは熱さで身を捩じらせた。
「あ!熱い!!…や、やめてよ!!」
「嫌がってる割にはここは喜んでんじゃないか?」
エーコーはヨダレを垂らしている下の口を指差す。
「でも、こんなのは嫌!!お願いだからやめて!!」
イコリーナは涙を流す。
「しょうがねぇなぁ、今日はこれでやめるか」
エーコーが外へ出ようとする。
「嫌!!…私、もうこれ以上我慢できないよ!!」
「うるせぇなぁ、それじゃぁこれで我慢しろよ」
陰唇に火が付いたままの蝋燭を突っ込む」
「ひゃぁうっ!!」
蝋燭を挿されたまま、女は股を震わしていた。
「お願い、あなたのが欲しいの、だからやめないで…」
「わかったよ、こいつを口で満足させたら下の方にくれてやるよ」
イコリーナは手に繋がれていた縄をはずされると、自分の胸の間に男の棒を挟み、口に先端を入れると、舌先で嘗め回す。
男は程好い大きさの看護婦の乳房を掴み、自分の棒を擦らせる。
――フフッバカねぇ、あたしが見ていることも知らずに。
ナディアは不敵な笑みを浮かべて二人の夜の遊びを傍観していた。二人はナディアに除かれていることに気づいていなかったが、
ナディアも覗きに夢中で自分の下の口から多量の涎が滴っていることに気づいていなかった。
終
まぁ、こんなもんです。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
>>303 乙ですた。
自分も(;´Д`)ハァハァしますた。やっぱこのスレ(・∀・)イイ!!
良スレ保守
↓
職人・神降臨
↓
ハアハア可
↓
(゜д゜)ウマー
今度はキング×ナディアかジャンナデのいずれか書こうと思ってます。
まぁ、完成するのはまだ先だけど…。
出来ますた。
―――獣姦?―――
キングは喉に渇きを覚えて起きてしまった。時刻は夜中の三時。
外に出ようとするが、ドアは動物の力で開くような構造ではなかった。
――やっぱ駄目か…。
キングはナディアにドアを開けてもらおうと、起こすために彼女が寝ているベッドに飛び乗る。
吼えてマリーが起きないように、頬を舐めた。
「うぅ…ん」
ナディアはキングが自分を起こそうとしているのに気づいてはいたが眠りたかったので無視した。
鬱陶しいのでナディアが身体を横に向ける。
キングは自分の方に背を向けて寝ているナディアの耳を舐めた。最初は耳朶、
耳殻をペロペロと舐めあげると、次は耳の穴に舌を入れる。
――キングは何をするつもりかしら。
ナディアは背筋に悪寒を感じ耳を弄られて胸の鼓動が高まるのを感じた。
「ちょ、ちょっとキングやめてよ…」
ナディアはマリーに聞こえない程度の声でキングに呼びかける。
キングは無視して耳を舐め続けた。熱い息が耳奥に伝わってくる。
――やだ、変になっちゃう。
下着がきつく感じてきた。褐色の胸を覆う白い下着に小豆大の点が浮き出る。
ナディアはキングに顔を向ける。
「お願いキング、これ以上舐められたらあたし、変になっちゃうよ…」
瞼から涙を流しながら厭らしい行為自分にする子ライオンを両手で払おうとする。
彼女が泣いているのを見ると、キングは小声で動物の声でごめんと言うかのように、ナディアの体に乗り、
涙を舐めとろうした。キングの後足がナディアの両胸の乳首の上に乗ってしまった。
「あっ…キング後足…どけてよ、い、痛いよ」
ナディアが身を捩じらせる。キングはナディアが痛がっているので、後ろのほうに下がると、
自分が後ろ足で踏んでいたものに気づいた。
――これはなんだろう?
キングがまじまじと乳首を見ているので、ナディアは顔一面を赤くした。
「やっ!、キングそこ見ないでぇっ」
――ああ思い出した。この突き出てるのを吸うと、ミルクが出るんだっけ。
キングは自分の遠い記憶にあったことを思い出すと、早速、ナディアのを吸おうとした。
下着の上から両足を右の乳房を押さえて口を乳首に加える。
――キング、何であたしにこんなことを?もしかしてあたしに?
ちゅうぅ、じゅちゅうぅ。
キングは息が苦しくなるまで吸い続けた。が、一向に彼女から乳液が出ることは無かった。
右が駄目なら左と、キングは左の方も吸い始めたがどんなに吸っても出なかった。
「キング、どうして…あっどうしてこんな事するの?」
ナディアは顔を赤くし、喘ぎながらキングに訊く。
「ナディア、僕…喉がカラカラでしょうがないんだ…だから…ここからミルク出ると」
キングはナディアの下着を前足でずり下ろしながら動物の声で答えた。
「キング、あたし、…まだ子供だからどんなに…そこを…吸っても、出ないよ」
ナディアは恥ずかしいのか、言葉がバラバラだった。
「でも、喉が渇いてどうしようもないんだ…」
「…」
ナディアはキングに下着をずらされ、先程と同様に右の乳首を吸わされながら、考え込んでしまった。
舌の方も濡れ始めていた。
「わかったわキング、あたしがいいって言うまで続けて…」
キングは一旦吸うのをやめると、ナディアが下着を外す。
「…キング…さ、いいわよ…」
ナディアはキングの顔を両手で自分の乳房に寄せる。キングは前足を乳房に押さえながら乳首を舐め始めた。
ちゅっ、じゅちゅぅぅぅ、ちゅぅ。
――ああ、柔らかくて気持ちいい、それにナディアのココ、もうこんなに固くなってる。
ちょっと悪戯しようと思って乳首を噛む。
「うっ」
ビクンッと、ナディアは身体を反らせた。右の乳房は涎だらけになったので、キングは左の方にもした。
ナディアはキングに左右の乳首を弄られながら、尻の下のシーツを退け下の赤い布を外し、
パンツを脱ぎ、僅かに生えている恥毛に隠れた陰口を弄り始めた。
「キング、はぁっ…も、ひっ!…もういいわ」
キングは口を離すと、ナディアは自分の下の口の涎がついた手を見せた。
「ねぇ、キング、これ舐めてみて。今のあたしにはこれしか出ないから…」
キングは少女の手についた液を舐めた。
「どう?美味しい?」
キングはコクッと頷く。ナディアは自分が恥ずかしいことをしていることに気づいていてはいたが、
今の自分は動物でも、誰でも構わないから恥部の疼きを解き放ってもらうことを要求していた。
「もっと欲しい?」
キングは頷く。
「ここを舐めるともっと出るわ」
ナディアは手を恥部に入れてキングに判らせた。
キングは少女の両足の間に入ると、陰口から溢れ出た汁を舐めてから、口の中に舌を走らせた。
「ひっ、あ、ああう。…いいわ、キング、ぁふっ…も、もっと…」
舐められる度に電流が体内を駆け抜ける。ナディアは身体を震わせ喘ぎながら、自分の乳を揉む。
陰口からは汁が漏れるが直ぐにキングが吸い取る。そしてまた口の中に舌を走らせる。
次第に身体がさっきよりも熱くなる。ナディアがエクスタシーに達し始めたのだ。
「キ…キング、あ・あたし…もう、我慢できないよ。中にあるミルクが全部出ちゃう!!」
キングは聞き流して舐め続ける。
キングがナディアの一番感じやすい部分を舐め、彼女が自分の固くなった乳首を強く摘んだ時、
「あっあぁっ、も、もうあたしイッちゃう!!」
ナディアの絶頂の喘ぎとともに陰口から大量のミルクが流出した。キングは彼女が身を激しく
揺さぶった時に後ず去ったため、それがかかることは無かった。
一時間後。
「ナディア、美味しかったよ。また飲ませて」
キングはベッドに溜まったナディアの汁を舐め終えると眠りに付いた。
完
獣姦寸止め……ほんのり残念
(´-`).。oO(…イクとこまでイクと流石に趣味分かれるしね)
あぼーん
良スレ保守
あぼーん
投下します。
――ノーチラス号に乗り組んで以来、あたしはよく夢に魘される。
それはサーカスにいた頃のものだった。
ショーが終わってから、ナディアは団長に呼び出された。
「なぜ、お前が今日の晩飯が抜きになった理由は解っているな?」
「…はい」
「サーカスはなぁ、誰か一人でもミスを犯せば、他の奴が上手くいっても悪評を叩かれるんだ!!
お前があの時に余計なことをした為に、今日の稼ぎが減ったんだぞ!!」
団長は物凄い剣幕でナディアを怒鳴りつける。ナディアは今日のショーで自分の出番で空中ブランコでバーを
掴もうと飛んだ時にパンツの上に着せていた赤い布が離れて下へ落ちてしまった。それに気をとられてしまい、
バーを掴み損ねてしまい、そのまま落下してしまった。
気が付いた時にはステージで転んでいて、観客席からは罵声や野次が自分に降りかかっていた。
ショーが終わってからは先輩や仲間たちにも悪口を叩かれた。だが、キングだけは自分の失敗を怒ったりはせず、
顔を足にこすりつけて慰めてくれた。
ナディアは団長の説教はこれだけで終わらないことを知っていた。鞭で叩かれることを覚悟していた。
「まぁ、怒鳴った所で収入が増えるわけでもない…」
団長は俯いたままのナディアを見る。そして、どんな罰を与えようかと彼女の下着に近い衣装を見る。
――こいつも、なかなかイイ身体になったな。今までとは違う罰を与えるとするか。
「シャワーを浴びてくる。私が戻るまでここにいろよ」
「はい」
団長は部屋を出ると、脱走しないように南京錠を掛けた。
――まだ未熟だが、今のうちから調教を施すのも良かろう。
部屋に一人残されたナディアは床に座ってじっとしていた。
何か胸騒ぎがする。あの団長が鞭を一度も自分に振るうことが無く、シャワーを浴びに行った。
――そう言えば、あたしと同じ部屋の先輩が時々団長さんに夜中に呼ばれて朝戻ってくることがあった。
何をしていたかは解らないけど、凄く疲れてるみたいで息を切らしてたけど、もしかしてあたしをここで待たせるのは?
その直後、胸元のブルーウォーターが赤く光り始めた。警戒しろと言ってるようだった。
――誰に?
「待たせたな」
団長が寝巻き姿で入ってきた。ナディアの目の前に近寄ると、躊躇いも無くズボンとブリーフを一緒に下ろした。
「ヒッ」
ナディアは突然目の前で男の秘部を見て悲鳴をあげた。
「今日は違った罰を与える。私を喜ばせたら今日のことは許してやっても良い」
「い、今から…な、何をするんですか?」
口を右手で覆いながら少女は問う。
「これを口に咥えろ」
男は左手で少女の後頭部を押さえ、彼女の口に自分の棒をつけようとする。
「イヤァ!!」
ナディアは横に首を振り、目から涙を流して拒否するが、団長は自分の棒をナディアの頬に突ける。
「別に拒否してもいいんだぞ、但し、明日からお前とキングの餌も、休みも与えないのと引き換えにな」
「…わかりました」
涙声返事をする。男の棒からイカが腐ったようなきつい臭いが鼻に入ってくる。
――キングを飢死にさせるわけにはいかない、これは罰なのよ。
そう自分の心に言い聞かせて、ナディアは団長の肉棒を口に入れた。
舌先が包皮と先端部の間に触れる。
「いいか、噛むんじゃないぞ。こいつが柔らかくなるまでアイスキャンディーのようにしゃぶり続けろ」
男に言われるまま、ナディアは男の不味いキャンディーをしゃぶった。
「手がお留守だな、両手でここを握れ」
ナディアは意味がわからず恐る恐る団長の棒に手を触れる。
「手でこれを前後に素早く動かすんだぞ」
――いい格好だな。上手くやれば風俗にも使えそうだ。
少女は両手で握った棒を前に後に動かしながら舌でしゃぶり続けた。
舌先を包皮と先端部の間の溝に走らせ、そこに付着した恥垢を舐める。溝を舐められる度に団長が小さく呻く。
両手の動きも慣れて来たせいか、動きが早くなってきた。
「う、…ナディア、そろそろ出るぞ。全部飲み干すんだぞ」
団長は両手でナディアの頭を押さえる。
どぴゅっ!!
「ウッ!!」
団長の精液が勢い良くナディアの口内で発射された。それの一部が気管に入ってしまいナディアは肉棒を強く噛んでしまった。
「ぐわぁっ」
団長は痛さのあまり、慌ててナディアの口から棒を外す。まだ全部出し切れていなかったので、残った液はナディアの
顔中にぶっかかった。
「ゲホッゲホッ…ゲホッ…」
ナディアは顔中に白い液がついたまま咳き込む。目から涙が流れる。顔中についた液から悪臭が漂う。
「ひ、酷いよ団長さん。こんなの酷いよ」
「今のお前はそんなことが言える立場か?」
団長は棒を押さえて、顔についた精液をぬぐっているナディアを睨む。
「もっときつい罰を与えなくてはな…」
ポケットに入っていた鈴を取り出して鳴らすと、一人のダンサーがパンツ一枚で入ってきた。
「今日はこの子ですか?」
「そうだ。手伝ってくれ」
「解りました」
ダンサーはナディアの腕を掴むと、縄で縛り始めた。縛り終えると、持っていたナイフで衣服を切り裂く。
「いやっ、やめて!!」
団長が腰布を脱がしてパンツに手を掛けようとすると、ナディアは両足をばたつかせて抵抗する。
「動くとナイフが刺さるよ。それでもいいのかい?」
ダンサーはナイフの刃先をナディアの露になった胸に突きつけた。
抵抗が失せたので容易にパンツを剥ぎ取ることが出来た。
団長の指が陰核に触れた。
「ヒッ!!」
「まだ、濡れてないな…」
団長はナディアの股座に入り込むと、秘部を舐め始めた。
「クッ…ウゥ…ン…クゥ」
手馴れた舌使いで、ナディアは何度も呻いた。ダンサーも、団長が手をつけていない乳房を嬲り始めた。
最初は右の乳の外郭から乳首へ渦巻き線香のように舐め、乳首に達すると、固くなるまで舐める。
固くなると、チュゥっと音を立てて吸う。
「あ…ああぁん…あぁ」
カプッ!!
乳首を噛む。
「はうっ!!」
陰唇に汁が漏れてきた。
ダンサーは左の乳も、右と同じように嬲り始め、それと同時に柔らかくなった右の乳を揉んだ。
両乳の乳首が男の唾液で満たされると、ダンサーはパンツを脱ぎ、ナディアを跨ぐ。
「まだガキだから小さいけど、まぁいいか」
ダンサーは溜息をつくと、肉棒をナディアの胸の谷間に挟み、両乳を掴んで前後に揉みながら肉棒に刺激を与え始めた。
褐色の乳が粘り気のある男汁で汚れていく。
団長は舌が疲れてきたので、指に切り替えた。人差し指と中指を蟲のように腔内に這わせる。
「ひぁっ」
汁が溢れてくる。
「苛められて濡れてくるとはな、厭らしい娘だ」
奥に指を突っ込む。
「ひいぃっ!!」
汁は量を増して漏れる。
ナディアは自分を玩具のように弄ぶ二人に只喘いで、涙を流すしかなかった。
抵抗すれば、キングの食事も、これからの生活も保障されない。
心は二人の行為に拒否を示すが、身体は奇妙なことに悦んでいる。
そんな自分自身が辛かった。
「よぉし、最後の仕上げと行くか」
団長は肉棒の痛みが治まり、勃起していることを確認する。
「うっ、出る!!」
ダンサーは乳から離して射精した。
「ひっ!!」
ナディアは液が目に入らないように瞼を覆う。
精液は乳にかかった。褐色の胸に白い液が目立った。
「今日は精力剤飲んだんでまだいけますよ」
ダンサーはまだ固くなっている棒を団長に見せる。
「そうか。で、どうする?今日は私が腔に出したいんだが、君は尻でいいかね?」
ダンサーが頷く。
「これで最後だ」
ダンサーはナディアの身体を軽々と持ち上げ、肉棒を尻の穴に入れ、団長は腔内に突っ込む。
「ハンッ、ハァッァン、アアァ!!」
腰を動かしてナディアは喘ぐ。
「ぐぅ、きついなぁお前の腔は」
団長は早くも絶頂を迎えようとしていた。
「いやぁっ!!腔に出さないでぇっ!!」
ナディアは泣いて懇願する。
「いいじゃないか、お前の義親は私なのだから…ウッ!!」
「ああっ!!ああアアァァァッ!!」
二人の男の精液が腸内、腔内に放たれてナディアは赤い花を撒き散らしながら魂が抜ける
ような快感に襲われた。
――これは夢ではなく本当にあったこと。だから今もこうして夢に現れあたしを苦しめる。
続く。
ウホッ!イイ職人!良作量産!(・∀・)イイヨイイヨー
良スレ保守。職人さんたちのために甲板磨きしとくよー。
323 :
名無しさん@ピンキー:03/08/11 22:18 ID:Vb/deUAV
age
あぼーん
あぼーん
隠れ超良スレ保守。
ここの作品は良い!!
今続きを考え中です。近いうちに投下しますんで…
328 :
名無しさん@ピンキー:03/08/14 22:27 ID:sKWDRa3L
サンマリ待ち
姐さん×ナディアネ申待ち。
ゴドー待ちみたいなものか(w
331 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 17:48 ID:l/HPEULz
age
あぼーん
320の続き
朝食が終わって、ナディアとグランディスは皿の片付けをしていた。
「グランディスさん、これ終わったら、相談したいことがあるんだけど」
「相談?…ああ、別にいいよ、何かあったのかい?」
「ここじゃ言えない事なの…」
ナディアはコック長が近くにいるので、小声で話した。
「ああ、それじゃぁ、あたしの部屋でしよう」
食器洗い機にスイッチを入れて二人は調理室を出て行った。
「で、何だい?話って…」
グランディスは床に腰を下ろした。
「あたし…最近、変な夢を見るの…」
ナディアはグランディスに自分を悩ます悪夢について語り始めた。
ジャンは廊下を歩いていると、前の方で誰かの部屋を覗いているサンソンがいた。
「あれー、何してるのサンソン?」
ジャンに声をかけられると、サンソンは一瞬固まり、呼んだ相手がジャンだとわかると、溜息をついた。
「なんだ、おまえか。ビックリさせるなよ…」
「こんな所で何やってるの?」
「デケェー声出すな!!」
自分の方の声が大きいことに気づかずにジャンを叱る。
「おい、誰かいるんじゃないんですか?」
「ハァ…ハァ、だ・大丈夫よ…防音だから聞こえるわけないわ……さぁ、続けましょう」
ドアの中から声が漏れた。
――イコリーナさんとエーコーさんの声だ。二人とも何してんだろう?
サンソンに訊こうとする間もなく、彼はジャンを無理矢理覗き窓に近づけた。
「ジャン、これも勉強だ。しっかりと目を開けて見ろよ…」
ジャンが覗くと、部屋の中でイコリーナとエーコーが全裸の状態で抱き合っている。
イコリーナは腰を震わせて喘いで、エーコーはイコリーナの小玉スイカほどの乳を揉む。
ジャンは今までのイコリーナのイメージが音とともに崩れ落ちていくのを感じたが、同時に
身体中が熱くなっていく気がした。
――凄い、イコリーナさんの胸ってこんな大きかったんだぁ。
ジャンは食い入るように二人の情事を見ていた。
「そんなことはあたしに言うことじゃないと思うよナディア」
ナディアは、顔を赤くしたまま俯く。
「自分の過去だろうが妄想だろうが、そういう夢を見るというのはねぇ、あんたの体が
大人へ成長していると言う事だよ…」
「そうなの?」
グランディスは頷く。
「それに、ジャンもあんたと同じ年だし、そろそろソウイウ教育も必要って時期だね」
「教育?」
「まぁ、簡単に言えばヤラシイことを教えるって事だけど…今から教えてあげようか?」
「そんなの知ってます!」
ナディアは怒り口調でグランディスの性教育講座を拒否して、部屋を出て行った。
「全く、自分から話し掛けて来たくせに……あら?」
廊下の向こうへ消えていくナディアを見て愚痴った時、ショーツが冷たく感じるのに気づく。
――あらヤダ、あたしったらあの娘の話し聴いて濡れちゃったみたい。
反対側には覗き見を終えたジャンが歩いているのを発見する。
――丁度良い、あの子を使うとするか。
「ジャン!ちょっとおいで」
「何?」
ジャンは不意に声をかけられてドキッとした。
――覗き見してたのがバレたのかな?
「いいから入んな」
無理矢理グランディスはジャンを部屋に連れ込んだ
「何か用があるの?グランディスさん?」
グランディスは何も言わずジャンを見ていた。
――あら?起ってるじゃないこの子ったら
クスッと一笑すると、ジャンに近づいた。
「グランディスさん?」
女の視線はジャンの股間に向けられていた。
ズボンの上にバナナ状に浮き上がっている股間へ女の指が触れる。
グランディスは膝をついてそこを見上げるような姿勢になってジャンの股間を愛撫する。
「ぐ、グランディスさん!何をする気なの!?」
ジャンが慌てている姿がグランディスには面白く見えた。
「勉強よ。…あんたがナディアと上手くヤレる為にね」
硬くなってることを確認すると、ズボンのボタンを外してファスナーを下ろし、トランクスを脱がす。
14の男の子にしては太くて長い肉棒が姿を現した。
「あんた、なかなかいいモノ持ってるじゃない?」
棒の皮に掌が触れ、熱が伝わる。先端の小さな穴からはもう汁が出ていた。
「触れただけでこんなに硬くしちゃって…」
グランディスは先端部を軽く噛んだ。
「ウッ!!」
透明の汁がグランディスの下唇についた。舌で拭き取る。
――今日のグランディスさん、なんだか変だ
「さぁ、気持ち良くしてあげる」
グランディスは両手で肉棒を握って前後に動かし始めた。
「あたしがヤッてることを良く見て覚えるんだよ。これからあんたがナディアとヤル時に役に立つんだから」
皮を強く引っ張られて痛くなる。汁は量を増し、ピストン運動をする女の手を汚す。
「グ、…グランディスさん…い、痛くて…く、苦しいよ!!…そ、そんなに弄られると…僕変になっちゃう!!」
「違うよジャン。これが気持ちいいことなんだよ…今は初めてだけどその内ナディアとヤッてる内に癖になるよ」
ジャンの肉棒を何度も前後に動かしながら女は説明する。
肉棒を口の中に入れ、舌で先を舐めながらも、ピストン運動を続けた。
「うっ…くぅぅ…ぅっ…」
ジャンは電気ショックを受けたようにビクビクと身体をそらせる。
舌の動きが次第に激しくなる。その次の瞬間…。
ドピュッ!!
グランディスの口内にジャンの精液が長年沈黙していた火山噴火のように勢い良く噴射された。
ジャンは射出した反動で意識が一瞬だけ遠退いていくのを感じた。
グランディスは目を閉じたまま、上を向いている。暫くするとゴクンと、喉に何かが通る音が聞こえた。
「ジャン、あんた出しすぎだよ。もう少しで吐き出すところだったよ…」
グランディスは手に付いているジャンの汁を舐めながら言う。
「さぁ、ジャン。今度はあたしが今やったのを今度はあたしにやるんだよ」
「で、でもグランディスさんのは…」
グランディスは着ていた服を脱ぎ始めた。ピンクのシャツを脱ぐと、さっき見たイコリーナのそれを上回る乳が姿を現す。
彼女は更にベルトを外してズボンを脱ぎ、ショーツも脱いだ。
「あんたが言いたいのは、ここが違うと言いたいんだろ?」
「!!」
ジャンは生まれて初めて女性器を見て驚いた。
――凄い。女の人のはこんな形してるんだ。
グランディスはジャンに下腹部をまじまじと見られ、思わず顔を赤く染めてしまった。
「い、いつまで見てるんだい?」
「あ、ごめんなさい」
グランディスは床に腰を下ろし股を広げる。ジャンを近くに座らせた。
「いいかいジャン。女の子の場合は指か舌を腔に蟲が蠢いているようにやるんだよ…特に舌でやるときはここを両手で押さえて」
ジャンは女の恥毛に隠れた陰門に指を二本挿れると、くちゅっと蜜が音を立てる。
「あぁ」
成熟した女の声が吐息のようだった。
両手の親指で陰門を開き、舌を入れて女の言われた通りに舌を動かす。ジャンはグランディスの秘部を舐めているうちに
上の方が気になってきた。そっちの方に気が行ってしまうと、下の方は疎かになってきた。
「ジャン!!何処見てるんだい!?下の方が先だよ!!」
ジャンは叱咤されたので、仕方なく秘部のほうに目を移した。
舌の動きを早くする。空いている中指で包皮を擦る。
「ああっ」
女は背を反らせると、蜜が流出し始めた。
ジャンはさらに皮を広げ、そこの方も舐めた。
「あぁ…くぁ…はあぁ…ジャン…くぅ、そう、そうよもっと弄めて…あぁっ」
グランディスは壁にもたれて、身体を震わせ始めた。ジャンは女が震えている
ことを無視して弄り続けた。
「はぁ、ぁああっ…あぅ…はぁ、ああっ」
喘ぎ声が激しくなる。
陰核が舌に触れる。軽く噛み、そのまま引いた時。
「ああ、ああアアァァぁっ…」
女の汁が一気に溢れた。
「はぁ、はぁ、…ジャ、ジャン、…最初にしては上出来じゃないか…はぁ、はぁそのくらいなら
ナディアも簡単にイッちゃうよ…でもね…」
「でも?」
「最終的にはあんたのそれであの娘の腔を引っ掻き回すんだよ。それも只挿れるんじゃなくて、腰を何度
も動かさないと満足しないよ」
ジャンはグランディスの乳を見ながら聴いていた。あの乳を揉みたいという欲望がジャンを支配しようとしてた。
女が座って顔をジャンの顔に近づける。ジャンの手がグランディスの乳に触れる。
「ちょ、ちょっとジャン!!」
触り心地のよさにジャンは我も忘れて揉み始めた。ジャンは29の女を床の上に押し倒した。
――ああ、気持ちいい。なんて柔らかいんだろう!!
両乳の間に顔をうずめる。勃起した乳首に人差し指を乗せてクリクリと指腹で弄ぶ。頬に乳が触れ、柔らかい感触が
ジャンを悦ばせた。そしてジャンは何を思ったのか、グランディスの左の乳首を咥えて吸い始めた。
ちゅぅぅ、じゅちゅぅぅ…ちゅぅっ
「あぁっ…はぁ…あっはあぁぁん!!」
右の乳首を指で挟んで乳房を揉む。そして硬くなった左乳首を噛んだ。
「はあぅっ!!」
グランディスはビクッと背を反らせた。だが、彼女はいつまでも14の子供に弄ばれる女ではなかった。ジャンの
肉棒が硬くなって女の陰唇に触れた時だった。
「そこは駄目だよ!!」
ジャンを理性の力で押しのけた。
「ここは、あんたが挿れる穴じゃないよ。大事なネモ様専用なんだから」
ジャンの肉棒を掴む。
「まだ、満足してないようだねぇ、ここは」
「痛っ」
強く握られたのでジャンは声をあげた。
「安心おし、もう一つ教えてあげるから。それをあたしの胸の間に挟んでごらん」
ジャンは女の身体を跨ぎ、臍の上に尻を置いた。
「こ、これでいいの?」
女は頷く。
「じゃぁ、いくよぉ?」
グランディスは自分の乳を掴んでジャンの肉棒を締め付けてさっきと同じように前後に動かした。
さっきよりも強い刺激がジャンを襲い、身体が激しく震える。
「あぁっ、グランディスさん!!さっきよりも痛いけど…でも…凄く気持ちいいよ!!」
ジャンの柔らかい乳に挟まれた肉棒からさっき排出した精液と一緒になった汁が白く泡立ちながら出てきた。
電流が体内を駆け巡り、精子100%の液が棒の先端部へ集中する。
「ぁあああっあああっ!!」
ジャンの喘ぎ声とともに精液が女の顔に降りかかった。
―――続く
340 :
名無しさん@ピンキー:03/08/16 19:04 ID:Tx8LlTFO
キ、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
神がキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!!!
これで完成。
グランディスは顔に付いたジャンの善がり汁を手で拭って舐め取る。
「どうだいジャン?気持ち良かったかい?」
「うん」
短時間で2回も射精したジャンは疲れているのか少しやつれた顔で答えた。
「もし今日あの娘とヤルんならあたしが手助けしてあげようか?」
「え?」
「ナディアはあたしにさっきね、こんな話をしたんだよ」
グランディスはジャンの耳に手をあててひそひそ話でジャンにナディアが話したことを語った。
「そ、そうなの?」
ジャンは困惑気味にグランディスに問う。女は首を縦に振る。
「でも、グランディスさん。ナディアはそう簡単にはヤラせてくれないよ。だってちょっと胸元
覗いたぐらいで凄く怒るんだよ。あれをナディアにしようとしたら僕は永久に嫌われちゃうよ」
「大丈夫さ、あたしが裏で工作しとくから、今日はナディアの部屋で寝なさい」
その日の夜。
ジャンはグランディスに言われた通りにナディアの部屋に入った。
「あれ?ナディアだけ?」
部屋にはナディア一人がベッドに座っていた。
「うん。マリーとキングはサンソンと寝るって」
「そう、それなら良かった」
「え?」
ナディアが不審そうにジャンを見る。
「いやぁなんでも無いんだ。隣、座って良い?」
「うん」
ジャンがナディアの隣に座ると、ナディアはジュースが入った瓶をジャンに渡した」
「なにこれ?」
「部屋においてあったの。飲んでみたら美味しかったから」
ジャンはキャップを開けて飲んだ。甘味があまりしないが味は悪くなかった。
二人とも何も会話せずに一時間が過ぎた時だった。
“本船はこれより速度を上げます。揺れるので注意してください”
スピーカーからエレクトラの声が響いた。戦闘配置ではなかったので二人は顔を見合わせて互いにほっと
溜息をついた直後、船が横に揺れ、ナディアは枕のほうへ仰向けに倒れると、ジャンはナディアの上に覆い
被さる様に倒れた。その時、ジャンはナディアの胸に両手が触れてしまった。
「あっ」
「ご、ごめん」
ジャンはナディアの胸に手をかけたまま謝った。
――きっと怒ってるだろうなぁ。
ナディアは沈黙したままジャンを見ていた。その顔は怒っているようには見えなかった。
「いいよ、ジャンなら……」
「えっ?」
ナディアは顔を赤くしてジャンを見て言った。彼女は唖然とするジャンの顔を両手で自分の方に寄せる。
「お願いジャン。あたし、最近怖い夢を見るの…。サーカスにいたときに団長さんや他の人に弄められた夢を…」
ジャンは無言で頷く。
「だからジャン、あなたの力でそれを忘れさせて…」
――グランディスさんが何かやってくれたのかな?こうも簡単にヤルことになるなんて。
二人は気づいていなかったが、二人が飲んだジュースには媚薬が盛られていたのだ。それを持ってきたのは
他ならぬグランディスだった。
ナディアは身体が熱く、疼いてしょうがなかった。
――あの時と同じだわ。これから厭らしいことをするというのにあたしの身体はそれを望んでいる。
ナディアの手がジャンの股間に触れる。
「ジャンのここ、凄く大きい…」
ファスナーに手をかける。
「ねぇナディア、服を脱いでからにしない?」
「う、うん」
ナディアは脱がずにジャンの服が脱ぐのを見ていた。Yシャツを脱ぎ、その下のシャツを脱ぎ、ズボンを脱いで
最後のトランクスを脱ぐ。太い肉棒にナディアの視線は釘付けになった。
ジャンは脱がずに自分の秘部ばかり見ているナディアの肩を優しく掴む。
「僕が脱がしちゃうよ。いい?」
ナディアはジャンの人形にでもなったかのようにじっと立ってジャンに衣服を脱がされていた。
女のいい香りがジャンの鼻を優しくつく。ブラを外し、赤い腰布を外し、パンツだけになる。
「いい?」
ナディアは小さく頷くと、ジャンはゆっくりとパンツを下ろした。露になった二人にもはや誰も邪魔するもの
はいなかった。
「ジャン、そこの壁に寄りかかって」
「うん」
ジャンは壁に背中をつけると、ナディアはジャンの肉棒を両手で握り、口に先端を入れた。舌が触れる。
「うぅっ、…くぅ…」
ナディアの舌使い、ピストン運動にジャンは身体をビクビク動かす。
ジャンの肉棒からは最初に射精した時と同じ透明の汁が漏れ始めていた。ナディアが口から棒を放す。
「ねぇジャン、ここ気持ちいい?」
ナディアのピストン運動がさらに激しくなる。
「う、うん。ナディアの手が柔らかくてとっても気持ちいいよ!!…あっ」
「どうしたの?」
ナディアはのんびりと問う。
「ああ!!…も、もう直ぐ出ちゃう!!」
ジャンの肉棒の小さな穴へ精液が向かっているのを感じた。
再びナディアが口の中に入れて、右手だけでコキ始めた。片方の方が素早く動かせるからだ。
「ああっ出るぅっ!!」
ナディアの口内へジャンの精液が発射される。濃密な白い粘り気のある液がナディアの口内を満たす。
ナディアは目を閉じて上を向き、ゆっくりと液を飲み込む。
ゴクンと音を立てて全部飲み干す。
「ジャンの濃くって美味しい!!」
「あ、ありがとう。それじゃぁ今度は僕の番だね。ベッドに横になって」
「う、うん」
ナディアはベッドに仰向けになると、ジャンが上に重なってきた。
「も、もう挿れるの?」
「違うよ」
「あっ」
褐色の乳を白い手が掴む。ジャンは乳を揉まずに、右乳首を舐め始めた。首頭を擽るように舐める。
「あぁんっ。ジャン擽ったいよぉぅ」
ナディアは身をよじる。乳首が刺激を加えられることで硬くなっていった。もう片方の乳首も同じように舐め、
硬くなっている乳首が柔らかくならないように指で摘む。
「ぅうん」
ナディアは身をジャンに任せて快感に酔いし入れていた。ジャンが乳を弄っている内に下の口が湿ってきた。
硬くなった乳首をジャンは吸い始めた。
ちゅうう、じゅうちゅうぅ
「はぁっあぁん!!」
ジャンは自分に弄られて悦んで喘ぐ恋人に満足していた。性格がきつくて、食べ物のことですぐ怒ったりする娘。
それが今、自分の思い通りの人形になっているのだ。
――ナディア、今日の君は今までで一番可愛いよ。
ジャンは吸いながら左手でナディアの片方の乳を揉む。乳首をゆっくりと挟むように噛む。
「んうぅぅん!!」
歯と歯に挟まれている乳首を舌先で擽る。
「んン!!」
右手で、ナディアの臍に触れる。奥の方へ向けて虫のように臍を弄くる。
「はぁあん、あ、ジャ、ジャン…あぁぁん…おへそが変になっちゃう」
ナディアの秘部は蜜浸しになった。ジャンもまたナディアの乳と臍を嬲るうちに肉棒が起って来た。
陰核に男根の先が僅かに入る。
「ああっ」
ナディアは下からの別の刺激を受けて身体を反らせた。乳首がジャンの口から離れる。
「ジャン、い、挿れるの?」
「あ」
ジャンは肉棒が入らないように腰を浮かす。
「まだ物足りないでしょ、ナディア?」
「うん」
ジャンはナディアの股座に顔をうずめる。その時、ナディアの顔が一瞬だけ怯えたように見えた。
――だ、団長さん?
ジャンと団長の顔が重なって見えたのだ。
「どうしたのナディア?」
――あのお仕置きの後、あたしは一週間に何回か団長に呼ばれ、身体のあちこちを嬲られた。
あたしの身体はあの男によって汚されてしまった。
景色が団長の部屋に変わる。股座にいるのは団長。ナディアはキングと自分の生活の全てを握られて抵抗
出来ないことを武器に団長はおもちゃ同然に扱った。酷い時は観客の前でストリップをさせられ、高い給料
を払う客には一定時間その客に犯され、嬲り者にされることがあった。金は全て団長のもので、自分に
与えられるものはチーズや脱脂粉乳を水で溶いたものだった。客を怒らせたり、満足させられなかった時は、
厳しい罰が待っていた。全裸で両手を縛られたまま猛獣使いの人に鞭で背中を何回も叩かれ、蝋燭の蝋を
身体につけられ、ゴム棒を尻の穴と腔に詰められることもあった。背中にはまだ鞭の傷が幾つか残っている。
「どうしたのナディア?ボーっとして」
景色が元に戻る。
「な、なんでもないわ。さ、続けて」
少年はまだ毛も生え揃わぬ少女の恥毛を指で掻き分けて陰核を露にした。
包皮を指で押さえて、舌で舐める。
「ひぁ!!」
ナディアは腰を動かして喘いだ。
ジャンは始めはゆっくりと上下を舐め回し、次第に中心へと舌を早く走らせる。
「あっあっあぁっあぁぁん」
陰唇に汁が溢れ始める。
そこでジャンは舌を動かすのをやめて、指をナディアの腔へ挿れる。
「うぅぅん」
腔からゆっくりと指を出すと、ねっとりと汁が手首の方まで伝ってきていた。
「準備OKだね」
ジャンは肉棒を陰門に当てた。
「ナディア…挿れるよ?いい?」
「いいわ」
柔らかい手でジャンの腕を掴む。ジャンの暖かい肉棒がゆっくりと腔に入る。
「あ、ぁああっ…い、痛い…」
激痛がナディアの身体の蝕む。過去に団長に何度も挿れられて痛がったことはあったが、ジャンの肉棒
は団長や今まで自分を犯した男に比べて遥かに大きかった。ミシミシと体が軋むような気がした。
「くぅ、な、ナディアの腔とても熱くてキツイよ!!」
ジャンは苦しそうに声を出す。
「ジャ、ジャンのも硬くて、熱いよぉ」
二人とも、息を切らしていた。
「い、いくよ」
ジャンは腰を動かす。
肉と肉が擦れ合う。二人はまだ子供。彼らの睦みあいを止める者はいない。
「あ、あぁっはああん!!」
二人の息使いが激しくなる。肉棒に精液が再び集中する。
「ナディア、そ、そろそろ出るよ…いい?」
「はっはあんっい、いいわ…も、もっと突いてぇ!!」
――そうよジャン、壊れちゃっても構わないわ!あたしの過去の悪夢が消えるようにもっと突いて!!
「ウッ!!くぅ…」
「あ、ああアアア!!あっはああん!!」
精液が腔内に飛び散る。二人とも絶頂し、ぐったりと倒れる。
――あれからどのくらい経ったんだろう?
ジャンとナディアは裸でシーツ一枚で寝ていた。
ジャンが目を覚ますと、自分の方を背にしてナディアは寝ていた。
消し忘れていたのか、ベッドの電気が点いたままだった。オレンジの明かりが彼女の背を映す。
ジャンはナディアの背中を見てウッとなった。それに気づくナディア。
「どうしたのジャン?」
「ナ、ナディアこの傷は?」
「見ちゃったの?」
ナディアは悲しそうに言う。
「誰にこんな事されたの?」
「あたしがサーカスにいた時、いつも失敗をすると、団長さんや他の人に鞭で叩かれた傷よ。
…この傷を見る度に痛むの…」
ジャンは不意にナディアの背中を抱いた。
「ちょっ、ジャン、何を?」
「ナディア知らなかったよ。君がこんな傷を受けてるなんて。でも、もう安心してこれからは僕が
君を守ってあげる」
「…ありがとう、ジャン」
ナディアは小声で答えた。
―数日後、
「ナディアー!今日もサンソンと一緒に寝ていい?」
「ええ、いいわよ」
マリーがキングを連れて部屋を出て行くのを見届けるジャン。
「ジャン、今日も…やる?」
「ナディアが良いなら、僕は構わないけど」
ナディアが無言で頷くと、ジャンは部屋に鍵を掛け明かりを消した。
―その日以来、あたしは悪夢に苛まれる事は無くなった。そしてあたしは
この人と初めて睦みあう時に気づいた。睦みあう事でジャンはあたしの
傷ついた身体を癒すのだと。
完。
何とか今日中に終わりますた。
突貫工事なので誤字脱字があるかも知れません(´д`)つ
ちょっぴりサンマリになってる…
ありがとぉ
>>349 全然おっけー。
(;´Д`)ハァハァしますた
352 :
名無しさん@ピンキー:03/08/20 08:31 ID:qI0LunVI
Good Job(;´Д`)ハァハァ
あぼーん
ネ申待ち保守。
355 :
名無しさん@ピンキー:03/08/25 22:54 ID:P+FZkBLo
age
356 :
z103.61-205-221.ppp.wakwak.ne.jp:03/08/26 01:14 ID:QMUw7Yzi
358 :
名無しさん@ピンキー:03/09/02 22:18 ID:GmSGaUOg
今度どんなもの書こうか悩んでるんだけどね。
316〜348とは関連が無い話でナディアがエレクトラに
虐められて、ノーチラスの男衆らの玩具に墜ちていく
というのは?(今急に浮かんだんだけど)
>>359 「反対する理由はない。やりたまえ」
byゲンドウ
冗談ですw 書いて欲しいです。
じゃぁ、頑張ります。
あぼーん
サンソンとマリーは「できちゃった婚」に違いないと妄想したことがあるのは自分だけか……?
それはそれとして、
>>361さん期待してます。
>363
CDではできちゃった結婚っぽいけど、そうすると確か最終回と時期が合わないんだよ
小説もあるらしいが私は未読
その辺りに真実はあるのだろうか?
っていうか、誰かサンマリ小説書いて〜
チビマリーでもいいけど、なるべくなら幼妻マリーきぼん
お願いしまっす
365 :
名無しさん@ピンキー:03/09/09 16:34 ID:z6UPqzZq
あぼーん
サンソンと幼妻マリー…読みたい。
サンソンって光源氏だよな。
エレ×ナデが出来ますた。
「あれ?ここは?」
ナディアが目を覚ますと、部屋が違うことに気づく。東洋の絵画が壁に貼ってある。
部屋中を見回す。
――ここは誰の部屋かしら?…あれっ?
寒気を感じ身体の方に目をやると、着ていた筈の衣服がなく自身の褐色の肌が目に映る。
――イヤッ…あたし…どうして裸なの?
膝の上で皺くちゃになっているシーツを取ろうと、手を伸ばそうとする。
――変だわ、どうして手が思うように動かないの?
動かすたびに手首が擦れるのを感じ、後ろのほうを見る。
「あ…」
麻縄が両手に縛り付けられていた。どうして自分がこんな事になっているのか判らなかった。
腕を前の方へ回して、口で縄を解こうとするが固く締っているので、
ビクともしなかった。それでも、必死に解こうとしていると、後の方でドアが開く音がした。
「お目覚め?」
金髪の女が微笑しながらナディアの元に近づいてきた。
「エレクトラさん!?…こ、これはどういうつもりよ!?」
自分の手に巻かれている縄をみせ、エレクトラに噛み付くように問う。だが、その姿はエレクトラ
には檻の中で鎖に?がれたライオンが咆えている様に見えた。エレクトラの左手が頬に触れ、顔が間近に迫る。
「…ぁっ…」
――フフッ
「あなたがいけないのよ、ナディア」
「え?」
何のことか、ナディアにはわからなかった。
「私達が親切に接しても、あなたはいつも怒るからよ」
エレクトラの右手が乳に触れる。
「あっ」
女の手は冷たかった。
「だから私があなたを更生させてあげる」
エレクトラはナディアをベッドに左肩と右の乳を押さえて仰向けに倒す。
乳から女の手が離れると、女の顔が腹部に迫る。
「イヤぁッやめてぇっ」
ナディアは身体を後へ海老のように反らせ、自由が利く両足で女を払おうとする。
両足をばたつかせて発生した風でエレクトラの金の髪が僅かに揺れる。
「あらあら、そこを忘れてたわねぇ」
エレクトラは机に置いてあったビニールテープとジッポを取る。ジッポの蓋を開けると、淡く赤い炎があがる。
「な、何を?」
女が持っているジッポの火がナディアの乳を照らす。左手で右乳を上の方に上げる。
「恐がる事はないわ」
女は優しく囁く。
「やだっ、…やめてっ、やめてっ…」
火がまだ熟していない褐色の果実に触れる。
ジュゥゥッ!!
「あぁぅっ!!」
ビクンッと痙攣したように少女の背筋が張った。エレクトラは動かなくなった両足をビニールテープで何度も巻いた。
「これで準備は出来たわ…あら?」
少女が鼻を啜っているのに気づく。
「ひ、…酷いよぉ…どうして…私が…こんな目に」
ナディアは身体を横に向けて泣いた。雫がシーツに染み込む。身体がの震えが止まらない。冷房のせいではなく、
全裸で、何もかもを女に見られている恥ずかしさ、これから自分は何をされるのかという恐怖であった。
「泣いたって無駄よナディア…」
エレクトラは強引にナディアを倒す。ナディアはまだ泣き続けている。
「簡単に言っておくわ。私はあなたみたいな娘は大嫌いなのよ…」
「え?…あっ」
乳に手が触れる。
「性格は悪いし、大した身体じゃないくせに、一部の男はあなたのことを気に入ってるらしいけど
何処に魅力があるのかしらねぇ…」
「痛ッ」
乳房を千切れてもかまわないくらいに抓る。爪が食い込み、一部が切れたのか血が僅かに出る。
小さく浮き出た乳首の付け根を噛む。
「うあぁっ!!ああぅっ…」
悲鳴混じりに喘ぐナディア。女はあいている手で下腹部を弄る。粘り気のある液体が手につく。
乳から手を離し口を離すと、くっきりと歯形と爪痕が残った。
「ナディア、どうやらあなたは変態みたいね」
「そ、そんな…あぁっ、ぅあっ…」
陰門から溢れた汁を手にとって少女に鼻面に近づけた。
「う……いやっ臭い!!何よこれ!?」
ナディアは顔をそむけるがエレクトラは濡れていない手でナディアの顔を押さえつけた。
「これはね、あなたが悦んで出した自分の汁よ!!…こんな事されて善がるなんて…」
口を無理矢理開かせて汁の付いた手を押し込んだ。
ナディアの表情が毛虫を入れられたように歪む。手を口から放すと、吐き出そうとした。
「駄目よ、飲み込みなさい」
口を塞がれる。喉を液体が通る音がした。涙は相変わらず流れ続けている。
「よく飲めたわ。…それじゃぁ、今日はこれでよしにするわ」
エレクトラはロッカーの扉を開けて何かを探している。
ナディアは震えながら彼女を見ていた。
「あったわ」
エレクトラは二つの男の部分を模した棒を取り出した。底面をみて何かを確認すると、一つをポケットにしまった。
「そ、それをどうするつもりなの?」
「こうするのよ」
「あっ……い、いやぁっ…ぁあっ…やめて…」
エレクトラはナディアの包皮を捲り、棒を押し込む。ゆっくりとトンネル堀用のドリルの様に
回転させて押していく。
「うあぁ、痛いっ…痛い!!」
激痛が走り、何度も顔を反らせるナディア。棒を突っ込まれている口からは赤い涎が垂れる。
「あら、まだ処女だったみたいね…」
棒を離す。
「これであなたの処女は奪ってあげるわ」
棒の底面についていたスイッチを押す。
突然、ナディアの腔内で棒が暴れ始めた。
「ひあっ、ああうっ…ああ、はああうっうアア!!」
ナディアは獣のように喘ぎながらもがいた。
――ひ、酷い。どうして、どうしてあたしが……でも、何か変……何この感じは?
この時、ナディアには痛み越えた何かを感じた。それが快感だと知るのはまだ先のことであった。
棒がさっきよりも激しく揺れる。
「あ…あっ」
ナディアの動きが止まると同時にエレクトラの顔に笑みが浮かぶ。
「あっああアアァァァッ!!」
ナディアは腿を震わせて体液を陰唇から漏らしたまま俯いていた。
何回もシャッターを切る音がする。
「いい格好よナディア」
女の褒め言葉も耳に入らなかった。女は撮り終えると女はフィルムを鍵付きの引き出しに入れた。
―――この日以来、あたしはこの人の玩具になった。
今回は駄作かも。
ハァハァしますた。
373 :
名無しさん@ピンキー:03/09/15 22:28 ID:ze/Y8+e3
十分でございます、ハァハァ…
神よ…
375 :
:03/09/21 23:19 ID:LA/uiyd/
376 :
274の名無しさん@ピンキー:03/09/27 00:58 ID:Tus2cMNU
今日は書き込めるかな〜
おおっ、書き込めた!
50日近くにも及ぶ規制が解除されたのでしょうか。
規制に巻き込まれ、続き書き込めなくて申し訳ありませんでした。
グラナデ最終パート、2話分割予定を1話にまとめて書いてます。
現在、25kbで最終的に数kb増える予定です。
近日中にまとめてupします。
>>377さん、期待しています。
頑張ってください。
>>377 ネ申キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
ヨロシクオナガイシマスm(_ _)m ペコリ
神待ち保守
381 :
名無しさん@ピンキー:03/10/01 18:56 ID:TPjWBmMC
神よ神よ神さまよ
ども、おそくなりました。
相変わらず少し長いです。官能度は不明(w
>>167-173、
>>209-227、
>>258-274の続きです。
つまらないものですが、
一応そちらに目を通してから、こちらを読んでください。
今回、訳合って中途で話が止まります。只今絶不調制作中。
ごめん。サンマリ、話自体ほとんどない。
383 :
.:03/10/02 00:39 ID:/JwQ7BA/
カトリーヌ(別称グラタン)上部のデッキで肌を寄せ合い、まるで親子のように温め合って眠る。
幼子は男の腹の上で数ヶ月ぶりに味わう安らぎに包まれていた。
マリーの求める全てが、そこにあった。
遷ろい
ふと目が覚めた。腹の上にマリーが居た。何だか湿っぽい・・ヨダレを垂らしているな。
苦笑しつつ、小さな頭を撫でてみる。
「・・ん・・うぅ〜・・・」
チビが身をよじって頭に置いた手を振り払う。その拍子に腹から落ちそうになるので慌てて左手で押さえつけた。
その左腕に抱きついて、おまけに股の間に左手を挟んで、幼子は安穏と惰眠をむさぼる。
「・・・くくっ・・はははっ!」
あまりにも無防備で能天気な様子が可笑しくて可愛くて口元が緩む。
手も足も何もかもが人形みたいに小さくて、本当に生きているのか不安になり、そっと抱き上げて確かめてみる。
幼子の心音、吐息、体温、そして汗。このチビが生きている証だとおもうと、そんなものまで大切に思えた。
384 :
.:03/10/02 00:40 ID:/JwQ7BA/
マリーのペトっとした太股と、ぷにぷにの蔭りの無いすべらかな股間の感触。
くーくーと何も警戒せずに可愛らしくたてる寝息。
だらしなく目尻が下げて腹の上の幼子を愛でてしまう。なぜ、こんな風になったんだろうか。
家族なんてものは良く覚えていない。
餓鬼の頃からひとりで生きてきたんだ、肉親の情なんぞ記憶の彼方にあるおぼろげなもの。
それなのに腹の上で涎を垂らし、くーくー寝息を立てる素っ裸の幼子がどうにも愛おしい。
もちろん、前からこのチビが可愛かった。守ってやりたいと思っていた。
でも今は頭で考えるんじゃなく、腹の底からこいつの事を大事に思う。
どんな意味で・・・なんてわからないが、マリーのことを愛している。ずうっと、いつまでも一緒にいたい。
だが、がさつな俺がマリーを育てて良いのか? このチビの人生を台無しにしてしまうんじゃあないのか?
まんぞくに家族と情を交わしたことも無い、肉親の情もロクに知らない粗忽な野郎に何が出来る?
・・それでも他人にマリーを任せられない。俺以上にこいつを愛してる奴なんかいるはず無い。
いや、それは言い訳だな。
俺はこいつを離したくない。俺がこのチビと一緒にいたいんだ。
なら迷うことなんか無い。
俺はマリーの親父になる。
サンソンはマリーの髪をゴシゴシと撫でる。
そして幼子の温もりを確かめるように抱きしめた。
・
・
・
385 :
.:03/10/02 00:41 ID:/JwQ7BA/
ナディアのひと通り身体を清めてから、グランディスは湯桶の湯を替える。
すすいだ布でもう一度少女の肌を拭った。
「さあ、これで身体はきれいになったね。ナディア、膝を立てて前屈みになるんだよ」
?
何をするのか疑問に思いながらも、娘は膝立ちになる。
そして前に屈もうとして気付いた。
「こんなのダメ、全部見えちゃう・・」
娘は肉付きの薄い尻を床につけて恥じる。
女は後ろから少女を抱きしめると、うなじに舌を這わせながら囁く。
「見せておくれ。あんたの可愛いところだよ、恥かしがることなんか無いさ」
だが娘は左右に首を振るばかりだ。
グランディスは小さく溜息をつくと、少女の手を握った。
「それなら、あたしをきれいにして。そのあとでナディアのをきれいにさせて」
娘の喉からコクっと唾液を飲み込む音が聞こえる。
「・・うん。グランディスさんのきれいにしてあげる」
頬を真っ赤に染めながら、ナディアは女に身体を向けた。
女は慈愛に満ちたような微笑を浮かべていた。
柔らかくしなやかな身体。そのすべてを娘に開いていた。
ぷるっ
ナディアは身を震わせてグランディスに縋りつくと強引に唇を重ねる。
少女の舌が女の舌を絡め取ると、くちゅっと小さく音が漏れた。
そして女を押し倒すように重みをかけ、熟した身体をまさぐる。
グランディスは首を反らせて唇を離す。
「は・・ぁぁ・・こ、これじゃ、あたしを洗えやしないよ・・」
女は微かにあえぎながらも、なんとか娘を急かした。
386 :
.:03/10/02 00:42 ID:/JwQ7BA/
だが娘は膝立ちのまま女の横に回ると、床に添えた女の身を支える腕を無理に外す。
そのまま身体が倒れてしまわないよう背に腕を当て、ゆっくりと床に女を傾けてゆく。
女は強引に身体を求める娘に微かな恐れを感じた。
我が身を他人に預ける不安から娘をそっと覗き見る。
しかし少女の黒髪が顔を覆い隠し、その表情を窺い知ることが出来ない。
女は身を硬くして目を閉じると、自ら浴室の床に体を横たえた。
胸の前で手を合わせ、祈るような仕草で固く結ぶ。
すると少女の指が女の髪を整えるように梳いてくれた。
そのかたわらで、きゅっと蛇口を捻るような音。
・・ざぁーーー・・・きゅっ!
・・ちゃぷっ・・・ちゃぷっ・・
つづいて、湯を張った桶の中で布をすすぐ気配。
「ナディア?」
心細さにグランディスが娘を呼ぶ。返事はない。
・・ぽたり・・乳房の上に水滴が滴り落ち、首筋に布が押し付けられた。
「ひっ!」
ゆるく絞った布が首筋を拭う。
びくっ
女は身を小さく揺らし顔をそむけた。
「・・動かないで・・」
ナディアの手が頬に触れる。その手は微かに震えていた。
387 :
.:03/10/02 00:42 ID:/JwQ7BA/
薄く目を開けて娘をのぞき見る。
そこには壊れ物を扱うかのごとく布で身体を拭ってくれる少女がいた。
恐々と手を動かすナディア。
その心細げな表情は、グランディスの口元をわずかに綻ばせた。
頬に当てられた少女の手を取り、そっと乳房に運び、上から包むように押し当てる。
「・・ナディア」
娘が視線を合わせてくれた。
女は恥らいつつも乳房の上に当てた少女の手をゆるゆると動かして我が身を慰めはじめる。
目を見開く少女。
グランディスは頬を染め視線をそらす。
娘はその思いを察すると布を捨て湯桶を手にした。
ぱしゃっ
少女は湯桶の湯を女にかけると、手で丹念に身体を清め始める。
そして重く張った乳房を軽く撫でる。
「っっ・・・ぅぅ・・」
グランディスは左手の甲を口元に当て声を押し留めた。
ナディアの褐色の手は緩やかに蠢き女の全身を這う。
娘の手は乳房を離れ、腰へ、そして太股から女の部分へと届こうとしている。
「ぁ・・ふぁ・・・ナディア・・・んぁっ」
次第に浅く、そして早くなるグランディスの息。
(ナディアの重みがほしい)
甘い悦びのなかで、女は娘と肌を重ね、抱きしめられたいと願った。
娘に組み敷かれ、より激しい愛撫に翻弄される己を夢想していた。
388 :
.:03/10/02 00:44 ID:/JwQ7BA/
あさましい想いを娘に覚られたくなくて、女は表情を隠すように口元で両手を丸め、右の親指を軽く噛み締める。
その仕草は、幼子のおねだりのようにも見えた。
ナディアの手が太股を拭う。
それだけの事でグランディスは期待に身を震わせる。もの欲しさに女のところをしどけなく濡らす。
だが少女はその手を膝下へ滑らせて行く。そして内股と膝下を数度行き来してから、脛へと移してしまう。
思いを裏切られた女は、内股を摺り合わせて少女にせがむ。
「やっ、お願い・・・・・・・・」
!!
そう言ってしまってから、娘に何をねだったのか思い至った。
後悔のあまり、潤い熱くなっていた官能が急に冷めてゆく。
羞恥に身を染め、口元で丸めていた両手で顔を隠す。
「・・・グランディスさん」
ナディアの手が身体を這い上がる。
「っ!」
しかし女は恥かしさに、いやいや、と首を振るしか出来ない。
「グランディスさん」
娘は女に寄り添うと、背中に手を回し軽く抱きしめた。そして口付けを求める。
「見ないで・・」
それさえ女は拒んだ。
・・・ふふっ・・・
娘の含み笑いがきこえた。
そして顔を隠す手を握られて、そっと外されてしまう。
柔らかい唇の感触が右の頬にあたる。
グランディスは左に顔をそむけた。
ふぅ・・・耳元に娘の溜息が掛かる。
389 :
.:03/10/02 00:44 ID:/JwQ7BA/
「だいすき」
そうささやくと、ナディアは女の身体に自分の身体を重ねた。
・・・ちゅっ
左の乳房を唇に含まみ、音を立てて乳首を吸いたてる。
右の乳房を手で包み、やわやわと揉みしだく。
「ナディア?」
グランディスはあごを引いて、おずおずとナディアを見た。
女の視線に気付いた娘は顔を上げてもう一度ささやく。
「グランディスさん、だいすき」
すぐにナディアは乳首を含み直すと、舌で転がしながら強く吸う。
右の乳房の頂も手のひらでコロコロと弄ぶ。
そして娘はグランディスの内股に足を挟み込み、強引に股間を開いた。
「やだ・・・」
再び体が火照りはじめる。
前にも増して身体が敏感になってゆく。
グランディスはナディアの唇と舌が乳首を弄ぶたび、娘の右手が乳房を捏ねるたび、指を噛み身を捩らせて快楽を堪えた。
ナディアの左手が徐々に下腹部へとおりる。
まだ触れられてもいないのに足首が反りかえり、爪先までピンと張り詰めてしまう。
このままではソファーの上で戯れたときのように、洗われるだけで直ぐに達してしまうかもしれない。
娘の指が恥丘の上を這う。
ナディアの肌をもっと感じたくて女は娘の頭を抱えようとした。
だが少女はするりとグランディスから離れ、女の足元へ身を移す。
娘を引き戻そうとして女は半身を起こそうとした。少女は片手でそれを制するとグランディスの脚を抱えて膝を起こし、脛を八の
字に開く。そして脛に口付けをしてから両手を膝にあてた。
390 :
.:03/10/02 00:45 ID:/JwQ7BA/
「グランディスさんの見たい。・・いいでしょ?」
娘は膝を開こうと両手に力を入れる。だが女は膝を開こうとはしない。
それどころか身体中を桃色に上気させて、懸命に膝を閉じていた。
「あぁ・・・まるで生娘に戻ったみたいだよ・・」
女は再び口元で両手を丸めると、その手で顔を隠し恥じ入る。
少女のような・・いや、幼子のようなグランディスの仕草。娘の心中には倒錯的な征服欲がもたげていた。
「だめ、見せて」
膝を開こうとする手に、更に力をこめる。
女は諦めたように力を抜き、ゆっくりと膝を開く。
やがてグランディスの全ては少女の瞳の前にさらけ出された。
女は手の僅かな隙間からナディアをのぞき見た。
娘は半ば開いた自分のそこを、大きく目を見開いて見つめている。
もっと間近で見ようと顔をその部分へと近づけようとしている。
ひくっ
何もしていないのに膣がぎゅっと締まる。とろとろと溢れるものが滴り落ちてゆく。
再び閉ざそうとする女の脚。
娘は両手で太股を押さえ、襞に息がかかる程近くまで顔を寄せる。
女はあがらうのを止めて、はしたなく足を広げた。
ひくひくと襞が蠢く。きゅっと膣がすぼむ。
そのたびに溢れ出す恥かしい液。
「とまらない、とまらないよ・・・ナディア、後生だから見ないで」
しかし娘はさらに顔を近づける。
そして少女は女のもっとも恥かしいところを指で開く。
391 :
.:03/10/02 00:46 ID:/JwQ7BA/
「だめっ!そこは洗ってから・・うぁっ!」
突然、娘が女の部分に唇を付けた。
腰を跳ね上げ捩じらせて、じたじたと暴れる。
娘は太股を両手で強く抱えて押さえ込むと、唇を会陰部から膣口に掛けて這わす。
「・・やめて、おくれよ・・んぁっ!・・・いやあっ」
びくんっ
グランディスの首が反り返り、悲鳴のような声が漏れ、膣から多量の液が溢れる。ナディアは溢れる液を少しだけ舐めた。
癖のある酸味、微かに饐えた(腐敗した)ような風味、そしてむせるほど香る性の匂い。
「すごく匂う・・・・これがグランディスさんの香り・・」
娘は花の香りによせられる蝶のように唇を膣につけ音を立てながら吸う。
「ナディア・・もう堪忍しておくれ・・ふぁっ、だめ!んあぁぁぁぁ・・・・・」
長い髪を振り乱して悶え、グランディスは達した。
びくびくと身体が震えて背が反り腰が浮き上がる。
そして力なく腰を床に降ろすと、荒い息を整えながら切れ切れに呟く。
「・・ひどいじゃないか・・だめって、やめておくれって・・言ったのに・・・」
女の瞳は潤みきっており、今にも雫が溢れて、こぼれ落ちそうだった。
しかし娘は女を慰めようともせずに陰唇への愛撫を重ねる。
もっとグランディスの喘ぐ声が聞きたい。もっともっと乱れさせたい。
少女の欲望は女を更なる高みへ誘おうとした。
だが達した後の敏感な身体に容赦なく愛撫が加えられると、女は身をよじって少女から身体を離す。
「もう、よしておくれ。あんたは女の身体を何だと思ってるんだい? 少しは自分の身になって考えてごらん」
グランディスは瞳を潤ませたまま身を起こす。壁に背をつけて乳房を腕で覆い隠し、腿を硬く閉ざす。
その言葉の端々にはハッキリとした拒絶の色が読めてとれた。
392 :
.:03/10/02 00:47 ID:/JwQ7BA/
それでもナディアは身を硬く閉ざす女へとにじり寄る。
「そんな・・わたし、そんなつもりじゃないの! ただグランディスさんが可愛くて仕方なかったから・・」
でも女は取り付く島も与えず、娘の背後へと場所を移した。
「じゃあ、どんなつもりだって言うのさ。あんたは只々あたしの身体を貪っただけじゃないか。そんなので女が悦ぶと思ってるのかい?」
その問いにナディアは答えられなかった。性の経験が無い少女に問いかけても答えられる事ではなかった。
女の明らかな拒絶、そして忌避。
なす術もなく、娘はその場でうな垂れてしまう。
お尻をペタリと床に付け呆然と後悔に沈む少女の背後で、グランディスは一人ほくそ笑んだ。
女は気配を殺して娘に近づくと、うしろから抱きしめた。そして少し開いた少女の唇へ強引に右の中指と人差し指を入れる。
「歯を立てないで・・ほら、舐めておくれ。これからナディアのところを撫でる指なんだからね」
・・う、ふぁうぃ?
口に指を入れられて言葉にならない声を発し、娘は振り返ろうとする。
グランディスは力一杯華奢な身体を抱きしめて娘の動きを制すると、きゅっと左手の指で小さな胸の頂をつねった。
っ!!
痛みに悲鳴をあげるナディア。思わず女の指に歯を立ててしまう。
「噛むんじゃないよ!さあ、指を舐めて」
女は更に強く米粒のような乳首をつまみあげた。
娘は痛みをこらえて口の中に挿し込まれた指をクチュクチュと舐め始める。
「ふふっ、良い子・・・ねぇナディア。さっき、あんたに聞いたね? 只々身体を貪られて女が悦ぶのかって」
グランディスは乳首から指を離すと、いたわるように小さな乳房を撫でる。
少し腫れた乳首が女の手のひらで優しく転がされると、痛みが心地良さに変わり少女を刺激した。
刺すような快感に娘は背筋をそらす。
393 :
.:03/10/02 00:48 ID:/JwQ7BA/
「他の女がどうなのかは知らない。でもね、あたしは嬉しかった。すごく気持ち良くって・・少し寂しくて」
女は少女の手を取り、その指を己の部分へと触れさせた。
その部分はヒクっと蠢くと、溢れ出たもので少女の指が湿らせてゆく。
「ほら、こんなになっている。あたし、あんたの慰み者にされて涙が出るほど恥かしかった。それに寂しくて悲しかった。・・でもね、もっと苛めて欲しいって、もっと嬲って欲しいって、ここは濡れていたの。あたしはナディアに貪られてとても嬉しかったよ」
そう言いながらも、なぜか女は涙を零す。
娘はグランディスを慰めてあげたくて、女のところに沿って指を上下になぞらせる。背後で女の喘ぎ声がした。
「ふぁ・・気持ち良い・・・でも・・だめ。・・今度はあたしがしてあげる」
ちゅくっ
唾液の糸を引かせて女は少女の唇から指を抜く。
「・・・どうしたのさ、あたしを恥かしめて泣かせた娘とは思えないよ?」
下腹部へと降りて行く女の手をナディアは乳房の上で止めていた。
「だって恥かしいもの。それに・・ちょっとだけ怖い」
グランディスは娘を抱く腕を揺らす。
「そうだね、あたしも恥かしかったよ。ましてや、あんたは生娘なんだから恥かしくて怖くてあたりまえさ」
女は娘の手を握ると指を口に含み、拭うように舐める。きれいにしたところで、その指を自分のそこへ導いた。
「中指だけを伸ばして・・・そう、爪を立てちゃだめだよ」
娘の指を恥裂に沿うように合わせ、膣口に指先を触れさせた。そして、ちゅくちゅくと左右に小さく振る。
「んぁ・・ここが、あたしの中に・・ふぁっ・・入る、ところ・・」
絡みつくような襞。とろっと溢れ出る女の陰液。
「・・・・うん、さっき見た・・・わたしのも同じなのかな・・」
娘は呆然と指を動かしている。その隙を見てグランディスは少女の部分に指をあてた。
「ナディアのは少し違うよ・・ほら、ここに娘の証があるでしょ?」
少女の膣口を覆い隠す薄い膜。女はその膜をそっと指の腹で押す。
394 :
.:03/10/02 00:49 ID:/JwQ7BA/
「いやだ、怖いっ! お願い、グランディスさん止めて!」
本能的な恐怖にとらわれた娘は懇願した。
「だいじょうぶ、傷つけやしないよ・・ナディア、これはジャンに御上げなさい」
(なんで今ジャンこと言うの?)
うしろから包まれる様に抱かれ、その幸せに酔うナディアは女の言い様が無神経に思えてしまう。
だがグランディスはそんな娘を命令調で諭す。
「いいかい、これは必ず好きな男の子にあげるんだよ。意地を張って本当に好きな男の子を見逃したりしちゃあ、つまらないからね。あんたみたいな意地っ張りは、一生を連れ添ってくれる本当に大事な糸を自分から切ってしまうんだから・・」
「・・グランディスさん」
ナディアはコクっと頷く。グランディスの想いに何となく気付いてしまったから。
いまのは彼女自身が己の過去を悔いている言葉でもあるんだと。
そして、その相手は少し気障なスピード狂の男なのかもしれないってことにも。
「グランディスさん・・・・わたし、もう絶対に馬鹿なことしない。本当に好きな子の前では必ず素直になる」
・・・
グランディスはナディアを抱きしめた。
「だけどね、今だけはあたしのもの。ナディア、いまはジャンのことを考えないでおくれ」
くちゅっ
女は少女の指をゆっくりと自分の中へ導く。
指がなかばまで入ると娘の手を離した。
「ふふっ・・指、入っちゃったね。いいよ・・あんたの好きにして」
女はぶるっと身体を震わせてからナディアに触れた指を上下に摺りはじめた。
娘のそれをもやのように飾る陰毛はあくまでも薄い。
左手でその柔らかい感触を楽しんでから、つつっと脇腹へと手を這わせると、娘の口から再び喘ぎ声が漏れはじめる。
「あ・・ふぁっ・・・いいの?・・わたしも、していいの?」
ちゅぷっと音を立てながら娘は指を深く挿し入れた。
395 :
.:03/10/02 00:50 ID:/JwQ7BA/
緊張に震える少女の指が深いところへと入ってくる。
グランディスには、それを落ち着いて感じる余裕があった。
「っぅ、爪を立てないで・・んっ・・そう、ゆっくりと・・ああ、気持ちいい・・上手だよナディア・・」
女は娘の指を楽しみながら、幼さを残す秘部の外側の襞を押し広げるようにそっと擦る。
「っっ!」
さほど大きい刺激ではないはず。それなのにナディアは小さく喘ぎをもらし息を詰まらせる。
もっとナディアの初々しい嬌声を聞ききたい。
いまだ未成熟な身体を性の悦びで翻弄し、すすり泣かせてしまいたい。
そう思うだけで女の膣はキュッと締まり、娘の指を絡めとっていた。
「グランディスさんの中が動いてる・・ふぁっ・・なんだか凄くいやらしい・・・っぁ」
呆然とした喘ぎ混じりの少女の声。
「ナディアのは開いてきたね。ほら・・わかるかい?」
親指の付け根から手首にかけてのふくらみを、少女の開きかけたそれに密着させた。
そして内側の襞に触れるか触れないかのところでかるく擦りあげる。
「ひぅっ!」
腕の中で娘の身体が揺れた。
外の襞を人差指と薬指で広げ、尿道口から膣のふちまでの膨らみに中指を這わせ、繰り返し撫であげる。
ビクン
ナディアは大きく仰け反ると、半ば身を捩じって振り向こうとする。
女は左手を娘の薄い乳房に移すと、絞りこむように握った。
「痛っ・・・ああぅっ・・・」
苦痛と快楽がない交ぜになり、気が遠くなるような刺激が娘を襲う。
グランディスは乳房を握る手の力を抜き、やわやわと揉んだ。
396 :
.:03/10/02 00:51 ID:/JwQ7BA/
「痛いのも気持ち良かったのかい?・・・はしたない娘」
女の腕の中でナディアがあがらう。
「違う、違うの! わたし、そんなのじゃ・・いぁっ」
性に疎い少女は女の言葉を懸命に否定しようとするが、グランディスの指で内側の襞をなぞられて伝えられない。
「恥かしい事じゃないの。それは身体の仕度が出来たってことさ。もう少しでナディアは登りつめちゃうよ」
それを聞いた娘は身を硬くする。自分はどうなるのか、という不安に囚われてしまう。
女は娘のうなじに口付け、つつっと舐めながら耳元で囁く。
「怖くないから安心おし・・あたしは、あんたに求められて達したときすごく気持ち良かったよ。だからね、ナディアもそうだと嬉しい」
娘は空いた手を、自らの乳房を愛撫する女の手に重ねた。そして力を抜きグランディスにもたれ掛る。
「グランディスさん・・もっと、気持ちよくして・・」
そう呟いてから、女の中に入れた指を再び動かし始めた。
開きかけた娘のところ。女はチロチロと襞を刺激しつつ、指で膣口を辿る。娘は左右のふちが弱いようだ。
外陰唇を撫でながら指先でそこをなぶると、もじもじと太股をゆらして熱い吐息をもらす。
指の間には挟めないくらい小さな少女の乳首が、生意気にもこれ以上無いほど固くなっていた。
乳輪ごと乳首を摘み上げ、指先の合間ですり、乳房と共に捏ねる。
「んんっ、ふぁっ・・・あっ、ああ!」
ナディアは切なげに短く喘ぎ、くっと身体を前に倒す。
グランディスは背筋に沿って唇を這わせる。ときに舌で舐め、唇で吸い上げた。
きめ細かな少女の背が、ぷるっぷるっと時折痙攣を起こしたかのように震える。
(このくらいになれば達してしまうのに・・・この子、自分で慰めて達したことも無いのね)
何もかも未経験の娘では与えられる愛撫を直接悦びに変え難く、ましてや頂点へと登りつめてゆく悦楽の積み重ねがどうしても上手く出来ない。
女は緩やかな刺激で少女を頂点へ連れて行こうと思っていた。
しかし少しだけ強い肉体の刺激と、精神的なものを合わせて娘を求めることにした。
397 :
.:03/10/02 00:52 ID:/JwQ7BA/
膣口に這わせていた指を陰核へとはこぶ。だが包皮を捲りあげたりはしない。
それでも少女の腰がビクンと跳ねた。
「ねぇ、ここが解る? 女が一番感じるところなんだよ」
触れるか触れないかのところで包皮をなでる。
っっ、っっつぅ!
いま迄に無い刺激が少女の息を詰まらせ、それは震えとなって背筋を登ってゆく。
女は震えにあわせて乳房の形を変えるほど握る。
ナディアは放心したように身悶えていた。
あまりに強い快感に、グランディスの中に挿入した娘の指が疎かになっている。
女は卑猥に腰を振り、少女の指で己を慰めた。
「あっ・・やだ・・・グランディスさん、いやらしく動いてるっ・・んぁ!」
くにくにっとした尻の動き。
「男のものが、入ると・・ぅぁ・・女はね、こんな風に腰が・・んっ、動いちゃうの」
女の息も次第に荒くなり、それを聞く少女の心を快楽へと追い詰める。
一瞬、女の長い爪が少女の薄い膜を強く押した。そして少しだけ娘の証を傷つける。
鋭い痛みが少女の背筋を走った。
その時、ナディアの中に押し寄せていた刺激が何かと結びつく。
同性との擬似的な性交が、痛みを切っ掛けとして少女の中で本当の性の交わりになった。
その瞬間、甘く苦しい快感そして鋭い痛み、それらが一挙に悦楽へと変わる。
「何かっ、変なの!わたし一杯になっちゃうっ。いやあっ、グランディスさん、グランディスさんっ!」
女の指が少女の小さな襞を擦り、別の指で陰核を包皮ごと捏ねる。
乳首と乳房を押し潰すように捏ねながら引き降ろす。
398 :
.:03/10/02 00:54 ID:/JwQ7BA/
ナディアはもう何もわからなくなっていた。
痛みと快感、苦しみと悦び、その全てが幼さを残す身体を震わせる。
とめどなく涙が頬を伝い、それをグランディスが唇で拭う。少女は整わぬ浅い呼吸を押して女と口付けを交わす。
息を継ぎ、喘ぎ声をあげ、女と舌を絡ませて、ナディアの口元からは唾液があふれていた。
「もっと、沢山、くるの! ふぁっ、あああぁぁっ・・・っっっ!」
ビクン、ビクンと身体が小さく跳ねはじめる。それでもナディアは登りつめようとしない。
「んぅっ! ひぅっ・・・くぅ、やぁっ!」
短い悲鳴をナディアはあげ始めた。全身から汗がしたたり、首を苦しげに小さく振り続け、キュッと瞳を閉じる。
快楽に慣れない身体が、長く続く頂点寸前の悦楽にきしむ。
「無くなっちゃう! ふあっ、グランディスさん、全部なくなっちゃうのぉっ! もう、やだぁ・・・んああぁっ!」
ナディアの腰が大きく跳ねた。グランディスは娘の中から溢れ出るものを指に絡め、指の腹で陰核を包む包皮を剥く。
少女の身体が仰け反り、腰が浮き上がった。
娘は己の薄い乳房を握り、小さな乳首をつまみ上げる。息がつまり声が出ない。
肩で揃えた髪を左右に振り乱していた娘が、苦痛を耐えるように顎を引く。
女は少女の乳首に爪を立てる。ナディアの小さな陰核を爪で弾く。
「っ!・・・っっっ!・・っっ」
娘は声にならない悲鳴をあげながら身体を丸める。ぷるぷると内腿が揺れ、それは娘の背筋を伝い身体中に広がった。
焦点の合わない虚ろな瞳を見開くと、再び身体を仰け反らせて叫ぶ。
「お願い、助けて、グランディスさん!・・っっ!、ぅぁっ・・・いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
詰めていた声が口を吐き、悲鳴にも似た喘ぎを漏らす。
そしてナディアの全身がグランディスの腕の中で硬直し、少女は初めて快楽の中を登りつめた。
399 :
.:03/10/02 00:58 ID:/JwQ7BA/
娘は数十秒の間、身を硬く反らしていた。
やがて、ふるふると身体を震わせながらグランディスの膝の上に腰を落とす。
女はうつろな瞳をした少女の身体を優しく抱きしめた。
浅く荒いナディアの息。早く落ちつくようにとグランディスは少女の身体をさする。
娘が苦しげに震える。
ビクっ
女に後ろから抱かれながら、少女は間欠的に身体を揺らしていた。
グランディスはナディアを正面に抱きなおす。
少女は力なく女にしなだれかかった。
穏やかな微笑をグランディスは浮かべる。
女は娘の口元に熟れた乳房をあて、唇に乳首を近づけた。
無意識の内にナディアは女の乳首を咥える。
ちゅくっ
少女が乳首を吸う。
グランディスは少し涙ぐむと、娘の黒髪をそっと梳かした。
女は微笑を浮かべたまま、祈りを捧げるように宙を見上げ、ゆっくり瞼を閉じる。
一粒の水滴がグランディスの頬を伝い、ナディアの乳房へ零れ落ちると、少女の胸を飾る宝石がぽうっと暖かく灯った。
娘はぼんやりと意識を戻す。
・・・・・ただいま制作、絶不調進行中
>>399さん、素晴らしい!!
俺も今考え中…。
でも、バイトが忙しくて書く暇がないけど…。
401 :
名無しさん@ピンキー:03/10/09 22:57 ID:CmcR5mr4
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
402 :
名無しさん@ピンキー:03/10/14 23:26 ID:JfyiCRQa
キ、キキキキキキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
403 :
名無しさん@ピンキー:03/10/15 00:09 ID:lcMqugWv
404 :
名無しさん@ピンキー:03/10/15 14:44 ID:Cmi3gHCx
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,.r-、 ,ry | | ヒ;;;::}
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TTTTTTTTTTTTTT:::;' :|l'| ̄ ̄「「「ニ|ニf(二二..))\ `゙、===
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ニニニニニニニニ]' ::::|.|'|::::::::::::::|.|.|..|ヾ.| : :::::::::::::|゙、 `、!::::::
(゚ д ゚)ホゼーン
406 :
名無しさん@ピンキー:03/10/25 14:10 ID:/g4iFo8A
age
407 :
名無しさん@ピンキー:03/10/30 00:19 ID:w3q2LIxK
期待age
ただいまエレナデ続編構想中、
出来たら投下するのでよろしく。
(゚ д ゚)ホゼーン
410 :
名無しさん@ピンキー:03/11/05 23:47 ID:jabsRtIS
ぐはっ、メーテルさんちょっとだけ待ってください。
もうすぐあがりますんで。30kb超えちゃう最長記録更新なんですが・・・・
申し訳ありません、急ぎますんで御容赦を。
神降臨前準備(;´Д`)ハァハァ
なぜか乳首を口に含み、髪を撫でられている。
安心できる。それに心地良い。
ナディアはうっとりと女の乳房に顔を埋めて乳首を吸いながら、そんなことを感じていた。
・
・
(えっ、グランディスさん?)
娘は大きく目を見開く。
どうやら完全に覚醒したようだ。
乳首から唇を離して上目遣いでグランディスを覗き見る。
視線が合った。
ナディアは慌てて視線を外すと、女の乳房へ顔を埋める。
「目が覚めたかい? ほら、おっぱいに隠れてないで顔を見せておくれ」
少女は、おずおずと顔を上げる。
赤ちゃんみたいに乳首を吸って、あやされるように髪を撫でられていた・・・
それが恥かしくて、ナディアは真っ直ぐグランディスを見ていられない。
きょときょと視線を彷徨わせていると、女が頬に口付けてきた。
「ナディア・・・あんたのこと、大好きだよ」
そして浅い口付けを繰り返した。
いつの間にか、ふたりは視線を絡ませている。
グランディスはナディアを床に横たえると、自らも娘に添うように身体を合わせた。
ようやく娘の頬が緩む。
ふたりは深く口付けを交わした。
414 :
.:03/11/08 09:55 ID:c+Z072gQ
ナディアは仰向けに身を横たえながら天井を見ていた。
グランディスは赤子をあやすように寄り添いながら、娘の小さな乳首を手のひらでコロコロともてあそぶ。
肌を上気させる、少し気だるげなナディアが愛おしかった。
「どうだった?」
ちょんっと乳首を爪弾くと、少女はくすぐったそうに首を竦めて微笑む。
「すごかった・・・わたし、あんなに・・・」
そこまで呟いてからナディアは女の首に顔を埋めた。
娘は達したときに晒した、己の乱れきった振舞いを思い出して恥じ入っている。
頬に柔らかな髪を感じながら、女は乳房から下腹部へ、すうっと手を這わせた。
「んっ!・・グランディスさん、また・・・・するの?」
恥かしげに、しかし期待を込めて少女はささやく。
だが女は顔を曇らせながら、娘をクッと抱きしめた。
「あたしね、これ以上続けると本気になりそうなんだよ。必ずあんたを手放せなる。そんなこと出来ないのにね・・」
しかしグランディスの中のナディアへの想いは、とうに引くに引けないところまで大きくなっていた。
でも、そんなことを娘に言えるわけない。
少女の顔色が変わる。
ジャンへの想いがナディアの中で蘇り、そして大きく膨らみ娘を困惑させる。
「でも・・・どうしたら良いの?わたしグランディスさんのことが凄く好き。ジャンを好きなのは変わらないわ。それでもグランディスさんが大好き」
女は娘を抱く手に精一杯の力を込める。
この娘には、結婚をして子を成すという女として当たり前な幸せを掴んでほしい。そう女は願っていた。
「ありがとナディア、ほんとうに嬉しいよ。あたしもあんたが好き。ナディアのことが大好き。でもね、こんなの続けられるわけない。・・・これっきりにしなくちゃいけないんだよ」
グランディスは己を言い聞かせようとしている。そうナディアは思う。
だから少女も従おうとする。
「・・・うん」
未消化の想いを抱えながら、ふたりは己を納得させようとしていた。
415 :
.:03/11/08 09:56 ID:c+Z072gQ
ちゅくっ
ふいにナディアがグランディスの乳首を咥える。
くっ、くっ、と出るはずも無い乳を吸う。
「ナディア?」
女は急な振舞いに戸惑いながらも、やさしく娘の頭を抱えた。
「わたし、グランディスさんの赤ちゃんみたいに、おっぱい吸ってたね」
娘は話をする間も、乳首から唇を放そうとしない。それどころか、もう一方の乳房も手で揉みしだく。
「そうさねぇ、ナディア赤ちゃんは何ておっきい子なんだろうね。おまけに恋の相談まで持ち掛けてくる、ませた赤ちゃんさ・・・」
グランディスが、むにむにと娘の頬を摘んで引く。娘は乳の出が悪い母親へ抗議するみたいに乳房を揉む。
・・・はふぅ
ご馳走様の合図でもするように溜息を吐いて乳首から唇を離す。
「お母さんって、こんな感じかな」
ナディアは赤子のように名残惜しげに乳首を手でいじり、未練たらしく頬を乳房によせた。
「馬鹿なことお言いでないよ。あたしが母親だなんて・・・あんたのお母さんに申し訳がたたない」
グランディスは微かに震える手できゅっと娘を抱きしめる。
「あんたがもう少し小さければ良かったのにね。そうすれば、あたしだってさ・・」
娘には女が泣いているように思えた。グランディスを慰めてやりたかった。
だからナディアは呟く。
「お願い・・ずっと、そばにいて」
言ってはならないことばを娘は漏らしてしまった。取り返しのつかないことを言ってしまった。
娘の残酷な言葉にグランディスは泣き叫ぶ。
「あたしだってそうしたいよ。あんたはね、あたしの恋人、あたしの娘、あたしの映し身、あたしの半身! ・・・でも、どうにもならないじゃないのよぉっ」
グランディスが心の奥底に仕舞い込もうとしていた想い。
それを女の胸に抱かれながら聞くナディアは、幸せというものを噛み締めていた。
そして他人を信じられると思った。
416 :
.:03/11/08 10:00 ID:c+Z072gQ
たとえ人とは違う己であっても、きっとグランディスなら受け入れてくれる。
もしかするとこの女性は、わたしがナディアであるというだけで全てを受け入れてくれるのかもしれない。
だが、ジャンという少年も何の躊躇いも無くわたしを受け入れてくれるだろう。
だから最後の一線でこのひとは必ず身を引く。それがグランディスという女性のわたしへ示してくれた愛情だから。
連れ添うことが無いのなら、せめて今だけはこの人と共にありたい。
生涯忘れられない程の想いを心と肌に刻み付けてほしい。
娘はそう願った。
「グランディスさん。お願い、わたしを抱いて・・・あなたに身体を汚してほしい、心を汚してほしいの。一生忘れないほど、目を閉じればすぐに思い出せるように」
女はナディアの唇を己の唇で塞ぐと、臀部に手を回して思い切り抓る。
「いいよ、抱いてあげる汚してあげる。ナディア、後悔はしないね?」
「何されてもいいの、絶対に後悔だけはしないわ。ううん、してくれなければ、それが悔いになる」
ふいにグランディスは立ち上がると、備え付けの棚の前に立つ。そして香水の瓶からゴムのポンプと管をはずし、ポンプの中へ化粧用のグリセリンと精製水、そして先に垂らした香料を数滴注入した。さらに、同じ液を500ccほど用意する。
「いまなら止められるわ。たぶんこの先は絶対に止められなくなっちゃうからね」
そして意味ありげにゴムのポンプと管をナディアの前に指し示す。それでも娘は怯まずに身をさしだした。
「グランディスさんのこと忘れないように、忘れられないようにして・・・お願い、あなたの好きにして・・・」
女は娘の瞳を正面から見つめ、そして心を決めた。
「わかったわ。そのまえに用をたしておいで。大きい方も済ませておくんだよ」
なぜ、そんな事をするのかわからなかったが、ナディアは頷いたあと、トイレへと行く。
417 :
.:03/11/08 10:06 ID:c+Z072gQ
娘がドアの外へ出てから、グランディスは金属製のカップに消毒液を作った。
なぜか小さめのタライも引き出して床へ置いた。そしてゴムの管の端を消毒液の中に浸し、滅菌後に取り出すとワセリンを用意する。さらに爪切りを探し出すと、良く手入れされた長い爪を惜しげも無く切り、さらにヤスリでケバの無いように磨いた。
すべてが終わるころ、ナディアが浴室へ戻ってきた。
グランディスはナディアを膝をついて座らせる。そして口付けを交わし、前に伏せさせた。
「さあ、お尻を高くあげるんだよ。足はもう少し開いておくれ」
前に拒んだ全てを曝け出してしまうポーズ。恥じらいながらもナディアは女のために尻を高く上げた。もっとすべてを見てもらおうと、すすんで足を開いた。
「これで・・・いいの?」
グランディスはナディアの尻をゆっくりと撫で回す。娘から小さな喘ぎが漏れ出すと、少女のそれに指を這わせ、上下に摺りはじめた。
「やっ!・・もっと優しく、強すぎる」
しかし、女の指は変わること無く少女を責める。閉じた丘を開き、襞を小刻みに揺らし、ぬめり始めた口に沿って指で撫でる。
やがて溢れてきた液を指に纏わせ、会陰部を震わせた。
「ほら・・・ここでしょ? あら、もう溢れているのね。もう少し強くしたほうが良い?」
言葉遣いがいつもと違う。グランディスの求め方も強引になっている。ほんとうにわたしを責めてくれるんだ。わたしどうなっちゃうの? どんなふうにされちゃうの?
女の別の指が、そっと内側の襞を擦する。娘は、その緩慢な動きに焦れる。
「ううんっ、もっと強く!・・・そう、いいの・・そこ、いいのぉっ!」
ナディアは内心の不安を行為に没頭することで悦びに変えて喘ぐ。
ふるふると、下腹が揺れるようだ。
また、きたみたい・・・こんどは、どうなっちゃうんだろう? 前より、もっと気持ちよくなるの?
はやく・・もっとはやく欲しい・・
娘は振り向くと、縋るように女を見つめる。
グランディスは少女の瞳から、ナディアの身体が高まってきたのを知る。
418 :
.:03/11/08 10:07 ID:c+Z072gQ
だが、女は愛撫の手を強めようとしなかった。それどころか指を娘の部分から離し、手のひらでそっと全体を揉みしだくだけに留めてしまう。そして、けっして娘を登りつめさせようとしない。
「やぁ・・なんで?」
ナディアは尻を振ってグランディスの指を、より強い愛撫を哀願する。
でも、女は取り合おうとしない。それどころか尻を高くあげて伏せる少女の横に並び、ゆるゆるとした愛撫を重ねるだけ。
「グ・・グランディスさん?」
もっと女がほしくて娘は縋ろうとする。
しかしグランディスはそれを許さない。そして娘への緩慢な愛撫を繰り返す。
突然、指で包皮に包まれ膨らんだところをはじいた。
「っ! ああぁぁっ・・・それ、もっとぉっ・・」
ナディアの声が甘みを増した。でも、それで終わり。再びゆるやかな刺激にもどった。
ゆらゆらと娘の尻が揺れる。快感を求めて淫猥に蠢く。
ナディアはグランディスの唇を求めた。女はそれに応じて娘の口内をねぶる。
くちゅっ、じゅっ・・・妖しく漏れる水音。だが、娘が女の舌を絡めとろうと舌を伸ばすと顔を引き離してしまった。
そのかわり乳房へと手を這わせ、やわやわと揉む。乳首を指で擦る。
ふあぁ・・くぅぅ・・・・娘は甘い溜息を漏らし、ピンと背を反らせた。
しかし、それきり手を動かそうとしない。ナディアは全身を蠢かせ、身悶える。
グランディスの指が欲しい、唇が欲しい、舌が欲しい・・気がふれてしまうほどグランディスが欲しい!
「もっと・・もっと、もっと虐めて! 足りないのぉ、このままじゃおかしくなっちゃう!」
焦れた娘は、ついに娘は言葉にして懇願した。
グランディスはナディアの瞳をじっと見つめて微笑む。
「そう・・・虐めてほしいんだね。それなら、どんなに苦しいことをされても良いかしら?」
つつっと娘の背筋に指を這わせ女はささやく。
419 :
.:03/11/08 10:09 ID:c+Z072gQ
「うん、苦しくってもいい・・・もっと欲しい、もっと虐めて欲しいの・・・あうっ!」
ナディアがことばを終えるのも待たず、グランディスは娘の尻を強く握る。
「いまの言葉を忘れちゃだめよ・・・ぜったいに忘れるんじゃないよ!」
そして、跡が残るほど尻の肉を絞り上げる。
「んうぅっ・・いたい、いたいの、グランディスさん。なんでも我慢するから、だからもう許して・・」
許しを請うナディアの声には艶が滲んでいた。こんな粗暴な痛みにさえ娘の身体は甘く応えていた。
・・・もう良いようね。
グランディスはナディアの尻をおし開くと、指を再び娘の陰液で浸して陰核を包む包皮を剥く。
「ふあぁぁぁっ・・いいっ、ぁぁ、そこがいいの!」
娘は大きく身悶えて悦びに浸る。
「ナディア・・・あたし、もっとあんたを気持ちよくさせてあげたいの。だから我慢してね?」
女は淫欲にまみれた己の欲望を抑えつつ、娘の耳元で優しく囁く。
「なんでも、してっ・・もっと、気持ちよくしてぇ!」
娘は途切れ途切れに女を求めて喘ぐ。女は横目で娘の顔を流し見しつつ、己の唇を舌で舐めて濡らした。
グランディスは片手で激しく愛撫を重ねる。そしてもう一方の手を少女の別のところに這わせた。
その中指はワセリンがべっとりと纏わりついている。その指を伸ばすと、少女の後ろを指の腹で蓋をするように押さえた。
「きゃっ!・・・なんで? そこ違うわ!」
途端に、じたじたと娘が暴れ始める。だが女は潤う前のところに愛撫をくわえて、それを押し留めた。
「ここで良いの。あたし・・・あんたのここが欲しい」
女は少しためらったのちに、きっぱりと言い放った。
「いやぁっ! そんなのやだぁ・・・グランディスさん、冗談よね? からかってるだけよね? ねえ、汚いよぉ。汚いからそんなところ触らないで!」
ナディアは排泄器官を嬲られる嫌悪感に叫んび、そして女の名を呼び哀願した。
しかし女は指を退けようとしなかった。それどころか円を描くように蠢かし広げようとする。
そしてナディアの尻の穴へグランディスの指が僅かに食い込む。
420 :
.:03/11/08 10:11 ID:c+Z072gQ
「やあっ! やだ、やだ、やだぁ・・ぅぅっ・・お願いだから、やめてよぉ・・くぅぅぅっ・・」
少女が嗚咽を零している。それでも彼女からは逃げようとする気配が感じられない。
そう、こんな仕打ちを受けてまでもナディアは女から逃げることなど思いつけないでいる。
たとえ屈辱的な扱いをされても、娘はグランディスを裏切れない。ナディアは身も心もグランディスに絡めとられていた。
「静かにおし。さあ、ここの力を抜くんだよ・・・ほら少しずつ指が入ってゆくね。ねえナディア、どんな感じ?」
ゆっくりと、ゆっくりと、指を円を描くように回し、粘膜を傷つけないように深く挿入させてゆく。
ナディアは魚のようにパクパクと口を動かし、浅い呼吸を繰り返している。とても答えを返す余裕など無い。
「どんな感じがするのか、あたしに教えておくれよ・・・ふふっ、それとも気持ち良すぎて答えられないのかい?」
いつのまにか口調を戻したグランディスは、言葉でナディアを苛みつつ指を進める。
それと共に恥部に這わせた指で敏感な突起を摘み、一瞬フルフルと震わせた。
「っ!!」
快感とはかけ離れた痛みに近い刺激が娘の身体を走る。身体が硬直し、そして徐々に柔らかく戻ってゆく。
女の指を咥え込んだ括約筋も僅かにその力が弱くなった。その間隙を突いて、グランディスは差し入れる。
ひぃっ・・・と悲鳴があがり、中指の第一間接までが押し込まれた。
「あああぁぁ・・・入っちゃった、指が入っちゃった・・・」
なにかを諦めたような声色で呟く娘。
異物感と嫌悪感よりも、こんな汚れたことをするグランディスの思いが知りたい。だから嗚咽混じりの声で女に問う。
「なんでこんなことするの・・・ねえ教えて、なんでこんなことするのよぉ・・・」
喰い締める入り口の力を削ごうと指を動かしていたグランディスは、指を止めナディアの問いに少しだけ戸惑いを見せた。
「そうだね・・・あんたがどうしようもなく可愛いから・・・壊してしまいたいくらい愛しいから」
そして女はナディアを見つめながら再び指を動かしてナディアを責めはじめた。
娘は首をもたげ、在らぬ空間に視線をむける。
虚空を見つめる少女の瞳は哀しげに潤んでいた。
421 :
.:03/11/08 10:12 ID:c+Z072gQ
「いいわ・・・わたしを壊して・・・」
ナディアは力を抜く。およそひとの成す行為ではない。
しかしグランディスが堕ちるというのなら、わたしも行為を受け入れて、ふたりして一緒に堕ちよう。
娘はそう心を決めた。
徐々に指を拒む力が弱くなる。
「・・・・ナディア」
最後まで抵抗されると思っていた女は、覚悟を決めた少女に戸惑う。
娘は顔を横に向け、気遣わしげにグランディスに頷く。
「して・・・あなたの思うとおりに・・・」
娘は女の名前をいわず、『あなた』と呼ぶ。
それは共に堕ちると決めた娘の最後の抵抗なのだろうか・・・
ずずっ
指が奥へ進み、括約筋の門を通り抜ける。
いっそう強くなった異物感に娘の身体が震える。嫌悪のあまり身体中から汗がふき出していた。
グランディスは指を抜くと、傍らに置いてあったゴムの管を手に取る。
ゴム管を消毒液で滅菌し先端にワセリンを塗り、ナディアの後ろへあてがう。
柔らかな管では当然深くまで入らない。グランディスは管に指を添えて強引に不浄の門の奥へと挿入した。
「ひっ・・・ふぅっ、ふぅっ、ううぅぅぅっ」
ナディアは尻を上げた姿勢で唇を噛み、冷や汗を流して耐える。
女の指が括約筋の門を抜けて娘の中の柔らかいところまで押し入った。
うねうねと纏わり付く肉の壁にゴム管を置き女は指を引き抜く。その指を水で清め、更に消毒液に浸して滅菌しておく。
あっけ無くグランディスが指を抜いたのでナディアは拍子抜けしたが、残されたゴムの管に気付き愕然とする。
422 :
.:03/11/08 10:15 ID:c+Z072gQ
「何を・・するの?」
女は薄く笑うと、答えようともせず壁に背を持たれ掛けて足をしどけなく開いた。
娘はその姿に見入ると、管を引きずりながら近づく。
グランディスは娘の腕を取り抱きしめて太股の上に乗せる。
「あたしの腰に足を回すんだよ。そして思い切りしがみ付いて」
ナディアは言われた通りに足を女の腰へと絡めた。これから女に何をされるのかも分かってしまった。
それでもナディアはグランディスに縋る。
「苦しいだろうけど我慢するんだよ・・・」
グランディスはゴムのポンプに薬液を満たすと管につなぎ、すぐさま少女の体内へ注入した。
わずかに粘る薬液が徐々にナディアの腹を満たして行く。
「ぁぁぁ、入ってくる・・・入ってきちゃう」
直腸に溜まった薬液が音を立て逆流する。腸管が蠕動(ぜんどう)して薬液を排泄しようとする。
刺すような痛みが下腹部を襲い、ナディアは脂汗を垂らしながら痛みを耐えた。
200ccほど注入して、グランディスはゴム管を抜く。
「も、もう終わりね? はやくトイレに行かせて」
だが女は少女を抱きしめて放そうとしない。
「苦しいのかい?・・・・ごめんよ、まだ堪えておくれ。中を奇麗にしておかないと感染症に罹っちゃうからね」
ナディアの苦痛を逸らしてあげたくて、女は貪るように唇を奪う。
「んんっ!・・・ジュっ・・クチュっ・・・ぅぅ・・だめっ、痛いよぉ・・・」
大腸に行き渡った薬液を押し戻そうと腹部が蠢く。娘は女の乳房に顔を埋めて痛みに耐えた。
グランディスはしがみ付く娘と己の間へ強引に手を差し込み少女のところに触れる。
異物感、違和感、不快感、そして耐え難い苦痛と排泄欲求が娘の身体を冷ましていた。
開き綻んでいたところは、半ば閉じて強張りかけていた。
423 :
.:03/11/08 10:17 ID:c+Z072gQ
もう一方の手を尻に這わせ、女はさやさやと指をそよがせる。
くすぐったさと背筋を震わせる心地良さに、ナディアの括約筋がキュッ、キュッ、と締まった。
「それ、ダメっ!・・・くうっ・・漏れ・・ちゃうの・・・あっ、あっ、ふあぁぁぁっ!」
括約筋が締まる合い間の緩みに、わずかに漏れる薬液。その度、懸命に排泄を押し留める少女。
少しでも排泄感を逸らそうと臀部が悩ましく前後左右に蠢き、自然と娘の秘所が女の指を喰い締めてゆく。
女は少女の秘裂に手首から親指にかけての柔らかな膨らみを与えた。
極限に近い下腹部の苦しみは娘の感覚をいやがおうにも高めていた。娘に快楽の自覚は無いが、身体はグランディスの愛撫に敏感に反応している。溢れる淫液は、しとどに女の手を濡らしていた。
「気持ち良いんだね。ナディアのここ、すごく濡れてきたよ・・・」
淫らな肉の谷間は括約筋の動きに連れてヒクヒクと律動し、会陰部の小さな突起がぷくりと膨らむ。
(痛いのに、苦しいのに、我慢してるだけなのに、身体が熱くなっちゃう!)
膣がきゅうっと締まり、淫液が溢れ出る。
「どうなっちゃうの? わたし恐い・・くふぅっ!・・ねぇ、どうなっちゃうの!」
グランディスは襞に手を擦り合わせ、ふるふると細かく手を震わせた。
ぶるぶるっとナディアの下腹部から臀部が震える。ぎゅっと括約筋が閉じられ、ぎゅるぎゅると薬液が逆流する。
ふう、ふうっ、くうぅっ!
娘の吐息が苦痛混じりの喘ぎに変わり、女の乳房に押し付けた頭を左右に大きく振り、忍耐の限界を知らせた。
「我慢できないのかい? それなら、ここで出すんだよ・・・」
顔をあげ、うわ目遣いに女を見上げる悲痛な表情のナディア。
「やだ、絶対に、んんっ!・・いやぁ・・お願い、トイレに行かせてぇっ!」
ナディアの悲鳴は逆に彼女の身体を緩ませてしまった。震えは痙攣に近いほど細かくなり、括約筋は緩み始めてしまう。
そして無理矢理高められた、少女自身もそれと知らない官能は非情にも彼女を登りつめさせて行く。
424 :
.:03/11/08 10:19 ID:c+Z072gQ
(全然気持ちよくなんて無いのにどうして? わたし、わたし、このままだとっ!)
きつく閉じたナディアの瞳からは涙が零れ、女はそれを唇で拭い取る。
そして込み上げる嗚咽に震える娘の唇を強引に貪り尽くす。
少女の秘裂に添えられた手を、クチュッ、クチュッ、グチュグチュッと淫らな音を立てるほど滅茶苦茶に動かし、いきり立つ小さな突起と襞を捏ねまわした。
「ほらっ達しておしまい。はやく諦めて楽におなりっ!」
グランディスは金属の盥をナディアの後ろに引き寄せる。
痙攣のような震えが止み、ビクンビクンと身体が跳ねて尻の肉がブルンと大きく震え、ビッ、ビビッと小さな音と共に液が僅かに尻から漏れて出る。
「だめっ! 見ないで、見ないで、いやあっ! お願い、見ないでぇっ!」
ナディアの悲痛な叫び。
そして破裂音。
茶色がかった液体が飛沫をあげながら迸り、金属の盥に音を立てながら満ちてゆく。
それでもグランディスは少女の陰核を襞を責め続ける。
ナディアは尻を引き剥がそうともがくが、グランディスは絶対に逃さなかった。
抑えていた快楽が一挙に押し寄せ、少女の背が思い切り反りかえった。
女は娘の腰に手をまわして強く抱き寄せながらグチュグチュと陰唇を掻き混ぜる。
白い肩にあてた褐色の手がピンと張り詰め、仰け反らせていた首を引き、そして瞳を見開くと娘の全身が硬直した。
「っっっ!!・・・ひぅ!・・・・うぅっ・・・いっちゃう、いっちゃう!・・・やめて、やだあぁぁっ! あああぁぁぁぁぁっ!」
そして登りつめた。不浄の場所から漏れ出ていた茶色の迸りが止まる。
425 :
.:03/11/08 10:20 ID:c+Z072gQ
グランディスは娘を責めたてる手を放し、そっと背を撫でた。
やがてナディアの身体が柔らかくなり、女にもたれ掛かる。
女が娘に口付け舌を絡めとると、茶色の液が再び零れ始めた。
「・・・・・ゃぁっ・・・ぅぁ・・ぅぅぅっ・・・・」
時折ヒクッと下腹を揺らしながらナディアがすすり泣く。
液体だった雫にドロドロとした物が混ざり、ポチャ、ボチャッと音をあげて盥に落ちた。
「うぅ・・・・ふゎ・・うぅっ・・・・うあああぁぁぁぁぁぁ・・・・わああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
その音を耳にしたナディアが弾けたように号泣する。
ボロボロと涙が頬を伝い、水滴となって零れ落ちる。
グランディスは排泄を促がすように娘の背に、臀部に、そして下腹に手を這わせ、撫で揉みしだいた。
全てを出し尽くしたのか何時しか音が止み、ナディアからは何も漏れ出していない。
女は金属の盥を押しやると娘を湯で清めはじめる。双丘を開いて人肌の湯を少しずつ少女の臀部に垂らし、汚れを流すと手で拭う。
女の手が動くたびに少女は身体をヒクっと揺らし、そして泣いた。
そしてグランディスは再びゴムの管を手に取り、ナディアの不浄なところに挿入する。
「・・ああっ・・・ふあぁぁっ・・・ううぅぅ・・・・グシュッ・・・・」
女に縋りつきながら耐えるだけで、娘は涙を零しながらも、嗚咽を漏らしながらも抗おうとしない。
先ほどより多量の薬液が少女の腹を満たしてゆく。
まるで、それだけが目的だという程に女はひたすら娘を汚す。
426 :
.:03/11/08 10:21 ID:c+Z072gQ
「あんたはあたしのもの・・・・ナディアはあたしだけのものなんだよ・・・・」
グランディスは小さな声で、そう呟き続けていた。
娘の耳にも女の呟きが届いていた。
だがらナディアはグランディスにしがみ付いて涙の雫を零し続ける。
女の手で身体中を汚してほしかった。そう、心まで全部ボロボロになるまで責めさいなんでほしかった。
白い指が唇を割って口内を蹂躙する。ナディアはそれに舌を絡めてしゃぶり、吸い尽くす。
薬液で満ちた腹を揺らされた。尻を揉みしだかれ、指で栓をするかのように不浄なところへと深く突きこまれた。
・・・っ、ああぁぁ・・・
不快感と嫌悪感で、ぞわぞわと鳥肌が立つ。
・・・気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い・・・
悪寒にも似た寒気が背筋を駆けあがる。
「もっと汚して! あなたの手で、何もかも汚してっ!」
被虐的な歓びが娘の心を汚してゆく。
いつのまにかナディアは涙を止めていた。
グランディスの指が中で折り曲げられ、ぐりぐりと腸の内壁をなぞる。
・・・もうダメ、我慢できない・・・
尻の肉がぶるぶると震える。
グランディスが尻から指を抜いた。
破裂音に似た下劣な音。そして金盥に満ちた液に、ビチャビチャと粘り気のある液が叩き落ちる音。
色の薄い液をふき出しながら、何故か想いが満たされている。
わたしはなんて醜い女なんだろう。そう思うと視界が白く変わってゆく。
ナディアは己の愚劣さに心を汚しながら意識を失う。
427 :
.:03/11/08 10:22 ID:c+Z072gQ
グランディスは娘の身体を清めていた。
尻の肉を割り、湯をあて、丹念に丹念に拭き清める。
そしてまだ華奢な身体をうつ伏せに横たえると、全ての痕跡を残さぬように浴室も清めた。
それからナディアの身体を再びまさぐり始める。
うなじから肩へ舌をはわせ、背筋を指でそよがせる。ピクンピクンと小さな反応を返す身体が、どうしようもなく愛おしい。
腰に手をまわし、くいと抱いて尻を上げ足を広げる。
なかば開いた娘の秘裂は形こそ崩してはいないが、激しい責めを受け赤く厚みを帯びていた。
いまだ潤いを失わないそこへ舌を這わせる。
厚みを帯びた襞には淫液が粘り、会陰部から膣口へと拭うように舐めると更にとろとろと液が溢れ出す。
チロチロと膣を舌でなぶり、ずずっと音をあげて溢れる淫液を啜る。
・・・ふう、ふう、ふぅぅ・・・
ナディアの息が荒くなり、もじもじと尻が小刻みに揺れた。
(目を覚ましたようね。寝たふりなんかして・・・今更恥ずかしくも無いだろうにね)
だが、娘のそんなことすらも可愛かった。汚してしまいたかった。
グランディスは不浄の場所に指を添えると、香油をまぶして塗りこむ。
すっかり柔らかくなった排泄の場所は、なんの抵抗も無く指を飲み込んだ。
いったん指を抜き、両手で穴を広げて香油を流し込む。
そして再び指を入れて中がグチュグチュになるまでかきまわしす。
「あっ・・はあぁぁ・・・それ、なに?・・・ふわぁ・・」
堪えきれずナディアが声を漏らす。後ろの穴を責められて始めて喘ぎ声をあげる。
女は指を抜くと舌で不浄の場所を舐め始めた。
緩んでいた括約筋がきゅうっと締まる。ヒクヒクと皺が深くより穴がすぼむ。
舌を尖らせて細かい皺を拭うと娘の喘ぎが甲高くなった。
「くあっ!・・・やっ、汚いから・・だめっ・・・あなたが汚れちゃう・・・・」
428 :
.:03/11/08 10:23 ID:c+Z072gQ
グランディスは娘の尻から顔をあげてナディアを見つめる。
「あんたって娘は・・・あたしがあんたを汚しているんだよ。それなのに、あたしが汚れるだなんて・・・」
それまで、ひたすら冷たさを保とうとしていた女の表情がついに崩れた。
瞳が潤み、喉から嗚咽が漏れそうになる。
グランディスはナディアの尻にむしゃぶりついた。
そこを吸い、両手の指で穴を広げて舌を突き入れ中を舐めまわす。
2本の指を強引に突き刺しグジュッグジュッと捏ね上げる。
溢れ出た香油や液を女は音を立てながら啜り飲み込む。
「痛い、だめっ!、うあ・・・やめ・・・んっ・・あああぁぁ・・・」
ナディアの腰がヒクンと揺れる。
痛みとは別の感覚が、迸る悲鳴に僅かな艶をにじませている。
グランディスはそこを責める指を中指だけにして深くまで挿し入れた。
グリュ、グリュと指の腹で内壁をかき回し、ゆっくりと前後に動かす。
指を引きながら肉壁を擦ると、引き攣るように尻の肉が上がり、きゅうっと括約筋が締まる。
擦りあげる位置を変えながら何度も繰り返えすと、ヒクヒクと淫裂が蠢き始めた。
前のように異物感や嫌悪感、ましてや痛みからではなく、ごく自然に快楽を追い求める動き。
強制された官能では無い、おのずから求める悦び。
女が薄い恥丘を手で包みやんわりと撫でると、娘はさらなる刺激を求めて尻を振る。
それを見て、グランディスはふと我に返った。
とても年相応とは言えない淫らな尻の蠢き。そして悦楽に浸りきった表情。
(・・・・ナディア)
グランディスは娘の顔から視線を背けて身体を離し、息を荒げる娘を仰向けにした。
429 :
.:03/11/08 10:24 ID:c+Z072gQ
女はナディアの腰を跨ぐと薄い胸に手をついて身を屈め、溜息をこぼしながら腰を降ろす。
娘の視線が薄い乳房を越え、大きく開いた太股の付け根の蔭りを突き刺している。
ナディアは見つめるだけで何もしない。女がつややかな黒髪に手を触れて撫でると、娘は熟した臀部に手を添えた。
「これで終わりなの?」
・・・
「ナディアは続けたいのかい?」
コクンと娘が頷く。
「あたしといると、もっと酷いことをするよ」
ぷるぷると首を左右に振る。
「酷いことなんて何ひとつされてない。酷いことしてるのも、あなたを苦しめているのも全部わたし・・・」
グランディスの瞳が優しさを帯びる。
「ほんとうに・・・あんたは本当に酷い娘だよ」
ナディアが女の手を取って己に引き寄せると、白い身体が倒れこむように娘へと覆いかぶさった。
女はつい今しがたまで不浄な場所を慰めていた舌で娘の頬を舐め、つつっと娘の唇に這わせて挿しいれる。
ナディアも女の求めに舌を伸ばして絡め、そのまま唇を開き互いの口内を貪る。
娘がグランディスの太股に足をまわした。女は身体を後ろに下げて尻を床につけると、娘の手を握り身体を起こす。
そしてナディアの足を大きく開いた。わけも分からず、娘は少し戸惑う。
「ふたりで気持ち良くなりたいからね」
片方の太股を跨ぐ形で腰を寄せて互いの性器が近づけると、娘も女の意図を察して腰を突き出した。
貝が合わさるように互いのものが触れ合う。
グランディスは手を伸ばして陰毛をよりわけると、仰向けに横たわりナディアの足を抱えた。
女は身動きせずにナディアの感触を楽しむ。自身のそこと違い、固さの残る娘の丘。
それでも先ほどまでの余韻が娘のものを開かせ、そして熱く潤わせていた。
何もしないグランディスに焦れたのか、ナディアが腰を揺らす。
クチュ、チュクッ
水音が合わせた場所からした。
430 :
.:03/11/08 10:25 ID:c+Z072gQ
「あんたはせっかちだね・・・そんなに急ぐことは無いだろうに」
ナディアもグランディスの足を抱えて強く引き寄せる。
「いじわるっ! だって・・・ねぇ、良いでしょ?」
女の返事も待たず、娘はクチュクチュと音を立てながら腰を蠢かせた。
まるでグランディスの身体を使って自慰をするようにナディアは腰を揺らし、振り、そしてグリグリと押し付ける。
「んっ、んっ・・・んんっ!」
唇を噛んで快感を追い求める娘。
グランディスはさみしくて、そして悲しくて、また涙を零す。
陰核をすりつけるナディアの動きが小刻みになった。
「んん・・・ぁぁああっ! お願い、来てぇっ」
少女が女を求めている。
求めに応じてグランディスは己の陰核をナディアのそれになすり付けた。
「どうなのさ・・・ほら感じるかい? くりくりって擦れてるね?」
言葉でなぶりながらも女の表情は歪んでいた。
(あたし気持ち良くなりたくなんか無い。あんたが傍にいてくれたら・・それでだけでいいのに)
だが思いとは裏腹に身体が動く。
互いをピッタリと密着させてなすり、そして責め立てる。
濡れた陰毛がゾリゾリと襞にからむ。
「もっとぉ、それいいの、もっとしてぇっ!」
ものほしそうなナディアの嬌声。
(気持ちよくしてあげるよ。だからあたしの傍にいておくれよ。ほかの誰かのところへなんか行かないでおくれよぉ)
娘のふくらはぎから足の指先へ舌を這わせる。
小指を口に含みコロコロと舌で転がし指の間も舐め尽す。土踏まずや足首に手を滑らせる。
「ひゃんっ! なに・・ぁ・・・ああっ」
足への愛撫を繰り返すと娘のそこがヒクヒクと震えた。
グランディスは半身を起こして娘へ手を伸ばす。
431 :
.:03/11/08 10:26 ID:c+Z072gQ
「ナディアっ!」
娘も女の手を取りキュッと握りしめた。
互いに手を引き合い、淫唇を擦り合わせたまま尻を蠢かせる。
膨らみきったクリトリスをなすりつけ小刻みに震わせる。
赤くはれた二枚貝を合わせるようにして上下に激しく腰を振る。
「くる・・きちゃうよぉ・・・もう、きちゃうのぉっ!」
ふたりの動きが勢いを増す。
「あたしも・・だよ、あんたといっしょに、ね・・・ああ、ナディア、ナディアぁ」
・・・うぁ、あああぁぁ、んんぁ、ふあ、はぁ、はぁ・・・ぐりゅ、ぐちゅ、ぐじゅっ、じゅくっ・・・
喘ぎ声と荒い呼吸と淫らな音が浴室に響く。
「んあぁぁぁっ・・わたし、もうっ!・・ふああぁぁぁ・・・・・」
甲高い声と共に先に達したのはナディアだった。
「まって、あたしも・・・んんっ!」
ふたりの間にグランディスが指を挟み滅茶苦茶にかき混ぜる。
娘の腰を引き、執拗に互いの陰核をこすりあわせ腰を捏ねあげる。
「ゃぁぁぁぁっ、ぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・」
ナディアの身体がビクビクと跳ねあがり、細く小さな悲鳴が延々と続いた。
そして娘の身体が完全に硬直し、まったく動かなくなるころグランディスも高みに登る。
「ぁ・・くぅっ・・・ナディア!・・ああっ・・んぁぁああぁぁ・・・」
グランディスは無意識の内に娘を胸に抱きしめていた。
・・・この子さえいてくれたら・・・あたしは、もうなんにもいらない・・・
叶うはずもない願い。
それでもグランディスはナディアを求めずにはいられなかった。
432 :
.:03/11/08 10:27 ID:c+Z072gQ
胸に抱いた娘がぐったりと身を預けてくる。
・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・
せわしなく繰り返す浅い呼吸と朱のあがった頬、そして甘い匂い。
疲れ果てたような、それでいて満ち足りた面持ち。
いつもの苛立ちに似た棘々しさは微塵も感じられない。
まるで幼子のように己のすべてを任せきっているみたいだ。
この子が愛しい。
まだ足りない、全然足りてない。
この子が欲しい。
達したばかりだというのに、また肌がざわめき始める。
女は心の渇きを淫らな肉欲に変えて娘にせまった。
ゆっくりと浴室の床に横たわり、胸に抱いた娘をそっと床に降ろす。
そして娘とは逆に向いて、荒く息を継ぐナディアの上に覆い被さった。
グランディスが赤くふくらみ顔をのぞかせた陰核に口付けると、娘は内腿をビクンと揺らし体を丸めようともがく。
「はぅっ!・・・やぁ・・・敏感、すぎて・・辛いよぉ・・」
切れぎれな言葉で苦しげに許しを請い、女の下でジタジタと力なく暴れるが、組み伏せられて身動きできない。
娘は膝を閉じて愛撫をかわそうとする。だがグランディスは太股を抱えてナディアの小さな突起を吸い尽くす。
「だ・・・っ・・・・く・るし・・・ゃ・・め・・・・・」
満足に息も継げない娘の抵抗が小さくなってゆく。女は新たに開かれた場所へ手を這わせる。
しかし仰向けに寝ている娘の後ろへ指が届かない。グランディスは少女の太股を抱え直すと、膝を曲げて腰を後ろに下げた。
幼さを残す尻が持ち上がり、ナディアの秘裂も、そして後ろも露になる。
「まだよ、まだ放してあげない。たったこれだけじゃ全然足りやしない!」
グランディスは娘の膣に指を這わせると、薄い膜に空いた小さな穴へ中指を突き刺した。
433 :
.:03/11/08 10:28 ID:c+Z072gQ
「いっ・・・・あ、あ、あ、あぁ・・いやあああぁぁぁぁっ!」
息も絶え絶えにしていた娘が悲鳴をあげ、腰を捩り、ばたばたと足を振り、必死にグランディスへ抵抗した。
ナディアが暴れるたびに膜が引き攣れて破れそうになるが、その痛みに怯えた娘が更に身を捩らせる。
そして手で女の腰を掴み身体から引き摺り下ろそうともがく。
「およしっ! こんな薄っぺらい膜なんて直ぐに破れちゃうよ!」
女の言葉がこたえたのか、それとも力を使い果たしたのか、娘はぱったりと抵抗をやめた。
細い息を継ぎながら両手をだらんと広げ虚ろな視線を宙に浮かべる。
「いい子だね。もっと気持ち良くしてあげるよ」
グランディスは再び陰核を唇に含みしゃぶり始めた。
突き立てた指を一杯まで押し込むと、生まれてから一度も異物を入れた事の無い膣で間接を曲げる。
くいっくいっと娘の腹部が蠢く。
折り曲げた指を中でよじり、未通の膣を思うが侭に蹂躙すると、別の生き物のように狭い膣が締まり指を絡め取る。
「あたしの指にナディアが吸い付いてる・・・あら、また溢れてきたんだね。びしょびしょで暖かくて指がふやけちまうよ」
擦る位置を変えて娘の中を責める。
不浄のところへも指をあて、ふるふると刺激を加える。
・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・っぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・
もう娘の口から悲鳴はあがらない。ただ、細い息とも喘ぎともつかない声が長く続くだけ。
膣に挿入した指をギリギリまで引き抜き、思い切り勢いをつけて深く突き刺す。
・・・っっ・・・・・・・っっ・・・・・・
ナディアは呼吸を止めて微かに身悶えた。
今度はゆっくり引き抜いて、中を味わうように捏ね回しながら挿入する。
・・ぁぁ・・・・ぁぁ・・・・・ぅぁぁぁぁぁ・・・・・・ぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・
切れ切れに喘ぎながら息を継ぐ。
グランディスは強弱を付けながら指を動かして娘を嬲り、舌と唇で娘を弄び続けた。
434 :
.:03/11/08 10:29 ID:c+Z072gQ
それでも物足りないのか、女は不浄の穴にも指を一気に挿し込む。
うねうねと肉壁が指に絡み付く。
やがて膣に入れた指の感触を見つけたグランディスは、2本の指でナディアの内壁を挟んだ。
厚みを計るように擦り合わせグリグリと揉み合せると、娘の中がきつく締まり指を絞りとる。
ビクっビクっと内腿を揺らし、背筋を張り詰め、首を仰け反らせて髪を振り乱す。
「ぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」
娘の唇から聞き取れないほど小さな悲鳴があがる。
ナディアが最後の力を振り絞って女の身体を抱きしめる。
そして全身が一瞬だけ硬直した。
だが直ぐに力は抜けてしまった。
女の腰を抱いた腕は床に落ち、足は女の腕に支えられてだらんと垂れ下がる。
とうに限界を越えたナディアの華奢な身体には何の力も残されてはいなかった。
・
・
・
・
浴室を清めたグランディスは乾いたバスタオルを床に延べる。
女はその上に愛娘の身体を横たえて優しく寝かしつけた。
娘の全身をタオルで拭ってから、そっと下着を身に着けさせる。
赤子のように女のなすがまま身繕いを整えてゆくナディア。
欲も徳もなく、全てを白紙にしてグランディスに何もかも委ねている。
この時、始めて女の心は満たされた。
やっと娘を許してあげられると思った。
そして、自分自身さえも許していた。
435 :
.:03/11/08 10:30 ID:c+Z072gQ
ナディアを操縦室兼居間に運び、服を身に纏わせてソファーへ寝かせる。
ふと気付けばグランディスは素裸だった。
慌てて浴室に戻り、身を整えて居間に戻る。
なぜか毛布が全て無くなっていた。
体力を無くした娘を暖めたいが、身体に掛けてやる物が無い。
女は仕方なく薄いシーツを取り出し、ナディアの横へ潜り込んで一緒にシーツを被った。
愛娘の体が少し冷たい。
グランディスは服をはだけてナディアの体を抱きしめる。
早くあったまるようにと願いながら・・・
だんだんと娘の体がぬくもりを帯びてきた。
グランディスも安心して眠りに落ちた。
しばらくして、マリーを抱いたサンソンが居間に入ってきた。
彼はソファーに眠るふたりを交互に見つめ、そして気付いた。
グランディスが自分と同じ想いを抱いているんだと。
そして、マリーの親父になれるオレは幸せなんだろうな、とも思った。
すでに物心のついたナディアの母親には、グランディスが何をしようとなれやしないのだ。
サンソンはふたりの髪をそっと撫でると、マリーを抱きなおしてもう一度眠りに付いた。
そうして時は流れゆく。
436 :
.:03/11/08 10:31 ID:c+Z072gQ
タルテソスに辿りつき、そこで娘の真実をしったグランディスは、少しも動じていない己を笑う。
ナディアにそれを告げると、娘は泣いた。
ネモの死に際して真っ先に考えたのはナディアのことだった。
男の死様など眼中にもなかった。いや、勝手に娘を残して死んでゆくネモを憎んでさえいた。
だから娘を後ろから抱く。
ナディアはグランディスの手を取って涙を零す。
その雫が女の手に落ちる。
やはり男なんて勝手な生き物だと改めて心に刻み込んだ。
小笠原に船を着水させた乗組員達は、レッドノアから拾った船を日本海溝深くに潔く沈めた。
彼等は遭難者を装って日本国に救助された。
437 :
.:03/11/08 10:32 ID:c+Z072gQ
ネモは相当量の金塊をエレクトラに託していた。
元ノーチラス号乗組員達は思う。
オーバーテクノロジーを身に着けたネオアトランティスの技術者達が世界中に散った今、己は何を成すべきかと。
彼等はまずパリの復興に力を尽くす。その傍らで託された金塊を元手に複数の会社を買収し、そして興した。
自分達の足場を確立し、その上で世界の動向を探る。
高度な科学技術とは必ずしも幸福をもたらすものではない。
身に染みているあたりまえのこと。
もし大きな戦いがおこれば、ネオアトランティスの技術は悲惨な結果をもたらすに決まっている。
その技術に対向しうるのは自分達しかいないのだ。
だから、元ノーチラス号乗組員達は戦い続けねばならない。
それが残された者達の辿る宿命だった。
438 :
.:03/11/08 10:34 ID:c+Z072gQ
だがグランディスは幸せだった。
いまナディアとふたりで暮らしているから。
ル・アーブルからセーヌ川を少しだけ遡った小さな町の郊外。
そこにある質素な家の庭から、ほんのりと頬を染めた娘が駆け出してゆく。
ナディアがジャンに会いに行くのだろう。
窓から寂しげな瞳が愛娘の様子を見つめている。
結局、グランディスは母親に成れなかった。恋人にだってなれるわけない。
ふたりで暮らす束の間のとき。そして束の間の幸せ。
交わすことの無い互いの想い。
もう直ぐ訪れるであろう別れ。
もちろん、それは承知している。
それでも今この時、グランディスは幸せだった。
グランディス
終
10年後
マリーは自分のしたこと思い知る。
幼さゆえの贖うべくもない所業。
マリーだけがそれを罪と知っていた。
・・・まあ・・・どうにもならないんじゃない?・・・(さじを投げるナディア)
あほらしい・・ほおって置けば良いんだよ・・・(グランディスのありがたい御言葉)
『グランディス』の後日談。
『サンマリ、午後の幼な妻』 (タイトル原案
>>229)
小説からも映画からも本編からさえも話がそれた馬鹿話・・・・・・・・・・・・需要あるわけないよね・・
>>439 マリーが来るぞ〜〜〜っ!
幼妻編ハァハァ!
残念ながら私はペドではないので、
これまでのは幼妻編の前振り、ここからが本番です。
期待しています。
期待しています。
期待しています。
サンマリ サンマリ サンマリ
ずっと待ってたよサンマリ!
しかも幼な妻!!
待ってて良かった〜
期待してまつ
随分遅レスになってしまいますたが、
エレナデを今週中に完成させるつもりです。
399さん、期待してます。
>>399の名無し神
ネ申キタ━*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(゜∀゜)゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*━ !!!!!
誇張でもなんでもなく、今まで見た全エロ系二次創作の中でベスト、最高です。
「素晴らしい作品をありがとうございました」以外の言葉がありません。
>>440>>441 はい、サンマリ気合入れて書いてみます。思春期のマリーって想像付きにくくて
>>440さん、
>>441さんの思っているのと違う物になるかもしれません。ごめんなさい。
それと・・・・・・時間かかるかと思います。すみません。
>>442 どんなエレクトラになるのか、メーテルさんの新作楽しみにしてます。
うう、期待が痛い・・・(プレッシャーに弱い名無し)
>>443 過分の評価をいただき、ありがとうございます。
励ましていただいたおかげで、何とか終わることができました。
よろしければ次のサンマリも読んでやってください。
エレナデが完成しますた。
371の続きなので、
368から読んどいた方が良いと思います。
金髪の女は全裸で荒く呼吸をしながら啜り泣く少女を嘲笑うように見つめていた。
彼女の秘部には棒が挿っていて、そこからは赤く染まった恥汁が溢れ、ベッドのシーツを汚す。
「苦しそうね」
ナディアは目を開いてはいるがエレクトラも、周りも見えていなかった。
恐怖、苦痛、哀しみ、屈辱、羞らいが彼女を支配し、身体の自由も奪われた彼女は無意識のうちに震えていた。
「これは取ってあげるわ」
エレクトラは秘部に挿ったままの棒をゆっくりと外した。
棒が彼女の陰口から離れても、まだ震え続けている。
「これもね」
足に巻かれているビニールテープを解き、両腕を縛っていた縄を解く。
身体の自由を取り戻したナディアは右手で思いっきりエレクトラの頬を打った。
頬が僅かに痺れる。
「何するの?痛いじゃない!!」
女は右の頬を手で押さえて娘を睨む。
「よくも、よくもあたしの身体にこんな事したわね、あんたなんか大ッ嫌いよ!!、この糞婆ぁっ!!」
―――ピクッ―――
エレクトラの表情が凍りつき、目つきが鋭くなる。
ナディアは思わずたじろぐ。その一瞬を突いてエレクトラはナディアの腹を蹴りをお見舞いした。
「グッ」
あまりの痛さに腹を抱えこんで前の方へ倒れるナディア。靴の滑り止めのゴムの襞の跡がくっきりと腹に痕る。
さらに無防備の尻を表側で何度も蹴る。サンドバックのように。
褐色の尻が紅く腫れ上がる。次第に感覚が麻痺し、痛みが鈍く伝わる。
「お、お願い…もう……許して……」
エレクトラに懇願する。涙は雫一滴すら流れ出ない。涸れ果ててしまったのだ。
蹴りが止む。女はクスッと声に出さずに笑う。
「…嫌よ」
「そ、そんな…ひどぃ…」
「ひどい?……これの何処が?」
エレクトラは少女の腫れ上がった尻を踏み躙る。
「…痛っ痛いっ!!」
「あなたは私に何て言ったのか忘れたの?ねぇ?」
ナディアの髪を左手で鷲掴みして自分の方へ引っ張る。顔が上がり、背筋が反りあがる。
「ヒッ!!」
「忘れたわけないでしょ?さぁ、もう一度言いなさいよ。でないともっと痛めつけるわよ!!」
右指で少女の乳首を抓る。
「ぅぅ…くぅっ…」
歯を食いしばって抵抗するナディア。
――全く、親子揃って頑固なんだから。
皮肉な笑みが浮かぶ。
ナディアは判っていた。何故、今エレクトラが自分を酷く痛めつけているのか。
――言える訳がないわ。言えばもっと酷いことをされるんだから。
拘束を解かれた時につい反抗してしまったことを後悔した。
いくら運動神経の良くても、大人の女に勝てないのだ。
ナディアにはもう、大人しく目を瞑り、痛みに耐えるしかなかった。目を閉じてからどのくらい経ったのか。
自分の身体に女が触れている感触が消え、痛みが和らいできた。だが、人の気配がする。
目を開く。
「あらあら、何時の間にこんなに濡らしちゃって」
恥汁が自分でも気づかないうちに垂れていた。
鼻水のような恥液に覆われた秘部に女の指が触れる。
「ぁあ…ゃ…やめて」
人差指が入り口に入り、液が彼女の手へと流れていく。
腔内は恥液に満たされていた。指先が肉壁に触れる。
「はぁぅっ……ぃ、いや…やめて」
ナディアは両手でエレクトラの腕を掴んで指を抜こうとする。
だが、そんな力はもう残っていなかった。
女は指を少女の腔内から、ゆっくりと下の方へゆっくりと引いて外へ出す。
「ぅぁ…ひっ…くぅっ…ぅっぅん…」
指が抜け、恥液がエレクトラの目の前で流出する。毛がまだ生え揃っていないから
恥門がはっきりと見える。
「ぃやぁ、見ないでぇ…」
腐敗した香りが漂う。
「凄い匂い。さっきより臭いわ」
エレクトラは顔をしかめるが、両手でナディアの尻を掴むと、唇を陰実につける。
恥汁を吸う。
透明のシロップは甘味や辛味などはなく、変わった味がした。
ナディアの肉が触れる。舌先で実を軽く嬲る。
「嫌ぁっ…は、はぁあっ…ゃ、やめ…ぁぁぅ」
エレクトラの顔を陰部から離そうとするが、彼女は尻を強く掴んで離れようとはしない。
逆に力負けして、ナディアの身体はベッドに倒れこんだ。エレクトラは倒れたナディアの股座に顔を沈める。
舌で嬲られるたびに少女の下の口は悦び、涎を垂らす。涎がエレクトラの鼻頭に触れる。
「どんどん溢れてくるわ。よっぽどこんな事されるのが好きみたいね」
「そ、そんなわけ…ぁふっ…ない…」
「嘘をついても無駄よ。身体は正直なんだから。ほら、こうやってあなたのお豆を嬲ると」
右手を尻から離し、陰実を指で押す。
「あ、ぁああうっ」
全身に電流が走り体がビクビク震え、声をあげる。
「そんな声を上げるということは、身体が気持ちいいと悦んでいるよい証拠」
女の舌がナディアの中に入る。
「うっ」
腿が僅かにつる。ナディアがエレクトラに棒を突っ込まれた時と同じ感じ。
「やだ、もうやめて!!このままだとあたし、変になっちゃうよぉっ!!」
少女は力の限り叫ぶ。
少女の訴えは叶わなかった。
エレクトラがナディアの陰実を噛む。
「っ!!……あ…あっあぁぁぁぁぁ!!」
悲鳴交じりの叫びが部屋中に響き渡る。
生暖かい恥汁勢い良く吹き出しながらナディアは気を失う。
尿交じりの少女の汁がベッドを汚す。
「どうやらイッたようね」
数分後。
「酷い…酷いよ……エレクトラさん…どうして…こんなのあんまりよ!!」
意識を取り戻した少女は仰向けのまま泣いて喚く。
「わからない娘ねぇ…あなたは私の玩具なのよ。オモチャはオモチャらしく私の言いなりになれば
いいのよ」
エレクトラは悪魔のような笑ってナディアを見ていた。
「さあ、これを付けましょうね。お人形さん」
エレクトラは鎖がついた鉄製の拘束具をナディアの足にはめ、ベッドのパイプ部分に括り付けた。
「服は預かっておくわ。それから、逃げようなんて考えはやめなさい。
この部屋の扉は私しか開けれないから」
女は忠告をしてから部屋を出て行った。
ー―――完
450 :
名無しさん@ピンキー:03/11/12 23:01 ID:Lp/3iaKR
キタ━━━━━(;´Д`)ハァハァ━━━━━!!!!
次回作は島編をテーマにしようと思います。
今度のは出来るだけ話を長くするつもりです
ジャンとマリーが森の方へ食べれそうな草を採りに
行こうとしますが、ジャンは百科事典を忘れたので
小屋に戻ります。ジャンがそこで見たのは、
寝床で自慰に耽っているナディアでした。
ナディ「お願いジャン、マリーとキングには…」
↑こんな感じで逝こうかと思いまつ。
453 :
名無しさん@ピンキー:03/11/21 22:08 ID:D6BL9yYl
454 :
サンマリスキー:03/11/24 22:54 ID:gylSYZgr
サンマリ待ち
スマン sage忘れ
エヴァ2
小笠原沖でノーチラス号を引き揚げるイベントがある
>456
ほんと?
458 :
名無しさん@ピンキー:03/12/01 00:12 ID:+5RcgeEx
何やってんだよ、みんなっ!!
懐かしすぎ。抜いてますか?
おーーーーーーーーーーーーーい
>>456 ノーチラス号じゃなくて、同型のエルトリウム級でしょ?
ただいま島編のジャンナデ製作中。399さんのサンマリが終わってから投下しよう
と思っていますので、暫くの間お待ちを…。
(゚ д ゚)ホゼーン
464 :
名無しさん@ピンキー:03/12/09 00:01 ID:qBpsPa6k
まってまーす♪
書いてます。
30kb突破しました。これでもまだプロットの1/3にも辿りついてません。
サンマリどこまで長くなるのでしょうか。気が遠くなってきました・・・・
切りの良い所で前編として書き込みます。
メーテルさん、こちらの事は気にしないで下さい。
こちらは書いている本人がいつ終わるともしれない馬鹿話ですので。
ああ・・・眠い。これから仕事なのに・・・・・
466 :
名無しさん@ピンキー:03/12/16 22:01 ID:fJNad5aH
age
>>399さん、こっちも仕事とかでいろいろ忙しいんで、年内に出来ない
可能性の方が高いです。純愛っぽいのと、451のような本編と脱線して
るのにしようか迷ってます。
お互い頑張りましょう。
468 :
前書き:03/12/17 19:20 ID:iCkYR6Sd
書きあがりました。
でも完結してません。やっと前振りが終わったところです。
話があまり進まないのでもどかしく思うかもしれませんが、堪えてやってください。
暖かい土曜日の午後、セーヌ川へと繋がる狭い運河に沿って、年のころは13・4歳の初々しい少年と少女が歩いていた。
歩道は整備されておらず、人通りなどまるで見当たらない運河沿いの小道。
その先に船を通すため運河の水位を調整する堰が見える。周りには広葉樹の小さな林が広がっていた。
・・ふわっ・・
穏やかな風が少女の髪と胸の赤いリボンをそよがせる。少女は胸に手を添えてくすぐったそうに微笑む。
横目でその様子を覗き見ていた少年は堰に差し掛かると立ち止まった。
「・・・マリー・・・」
少女の背に少年の手がまわる。
マリーと呼ばれた少女は、少年の逞しさとは程遠い胸へと抱き寄せてられてゆく。
幼さをありありと残す身体が少年に絡め取られる。少女はそのまま胸に顔を埋めた。
くっと抱きしめられて少女は顔を上げ、爪先立ちになって瞳を閉じた。
柔らかさを残す手がマリーの頬に触れる。
そっと首をかしげると、少年の唇が少女のふっくらとした唇をついばむ。
少年の舌がマリーの唇を濡らす。そのまま舌を割り入れるように舐める。
少女は求めに応じて、おずおずと唇を開いた。
「・・・んっ!・・」
マリーの口腔を少年の舌がねっとりと這う。
誘うかのように少女の舌をまさぐる。
マリーの身体が火照り始めた。
少年の背にまわしたてに力がこもる。
少女は舌を絡み合わせた。
・・・ちゅぷっ・・くちゅっ・・じゅっ・・・
淫靡な水音が少女の心を捉え惑わせてゆく。
少年は唇を離すとマリーの手を握り、広葉樹の林へと分け入った。
470 :
.:03/12/17 19:22 ID:iCkYR6Sd
「・・あっ・・・だめ・・・」
刈り取られた麦の落穂を拾う小鳥達が、何事かと林へ顔を向ける。
かさかさと、落ち葉を踏みしめ乱す音。
そして衣擦れの音。
少年の手がマリーの衣を解いてゆく。
クリーム色をした薄手のカーディガンが梢にかけられる。
しなやかに伸びた太股を少年の手が這う。
やがて緑に赤のチェックが入ったフレアスカートの留め具がはずれ、ふわっと足元へ落ちる。
ブラウスの上から薄い胸が揉みしだかれ、撫であげられた。
赤いリボンがとかれ、白いブラウスのボタンが一つ、また一つと外されてゆく。
そして今マリーが纏うのは、ゆったりとしたキャミソールとフリルを飾ったショーツのみ。
(ここで・・しちゃうのかな。あたし、それで良いのかな・・)
そんな疑問が少女の脳裏をよぎる。
だが、そんな事には構いもせずに少年の手がキャミソールの中に潜り込んだ。
脇から背へと乱暴に手が這い進む。
拙い性急な愛撫。
それは、いまだブラを付けていない薄い乳房へと移る。
固い乳房を強引に握られた。
「っ!・・・・やぁ・・・痛いっ・・」
鈍く、そして身を竦めるほど強い痛みに、マリーは声を上げた。
少年は慌てて手を広げる。
だが愛撫を緩めようとはせず、指の腹でクリクリと乳首を転がす。
先ほどの痛みは引いていない。少年の指が動くたびに辛さでビクビクと身体が跳ねる。
それでも小指の先ほども無い小さな乳首が固く起き上がってゆく。
「んっ!・・・もっと、優しくして・・」
首をすくめ、身をよじらせて痛みを逸らし呟く。
少年はゴクっと喉を鳴らした。
471 :
.:03/12/17 19:23 ID:iCkYR6Sd
「ご・・ごめん・・・えっと・・・これくらいかな・・」
指を離し、手のひらで触れるか触れないかのところで、すうっと撫であげられた。
でも心地良さは訪れなかった。
「・・うん、だいじょうぶ・・」
想像していたのとはまるで違う。
マリーは少し戸惑いながらも、少年を拒みはしなかった。
柔らかな触れかたで、手が下へと降りて行く。
少年の足がマリーの太股をわり開く。
不安がつのり、少女は後ろへ下がる。
ブナの幹に背を取られて逃げ場をなくすと、少年は覆いかぶさってきた。
キャミソールをたくし上げられて乳房があらわになり、薄桃色の乳首を唇でついばみ舌で転がされる。
あまりにも性急な行為。
マリーは少年の肩に手を押し当てあがらう。だが簡単に押し退けられてしまった。
そして抵抗されたことが悔しくて、彼は乳首から唇を離し少女に深く口付けた。
舌がマリーの口を舐る。強引に舌を絡められてしまう。唾液が流し込まれる。
コクンと少年の唾液を飲み込むと、彼は満足そうに唇を離し、再び乳房へと顔を近づけた。
そして片手をマリーの内腿に這わせ、すっとショーツへと摺り上げる。
彼にとって、はじめての女のところ。幼くて、まるで熟していない少女のそれ。
固く閉ざして何の準備も整っていない場所に、少年の指が辿りついた。
ショーツの上から秘裂に沿って撫でられる。
ひくっと身体が振れる。
「・・あっ!・・」
小さく喘ぎ声が口から漏れてしまう。
少年の愛撫が激しさを増してゆく。
472 :
.:03/12/17 19:24 ID:iCkYR6Sd
再び乳首が唇に含まれ、舌で舐められ、そして吸いたてられる。
「んっ!・・ふぁ・・・やぁ・・」
今までとは違い、思わず身が震えてしまった。はっきりと喘ぎ声をあげてしまった。
マリーは口元に手を当てて声を押し留める。
そのあいだにも、少年の愛撫は進んでいた。
でも快感とは感じられなかった。身体は確かに反応している。それでも彼女自身は心地良いと思えなかった。
マリーは違和感を感じる。
少年のことを好きだと思っていた。少なくとも、憎からず思っていたはず。
それなのに、彼の手の動きや体の重みがまるで嬉しくない。
戸惑いともちがう、この気持ち。
だんだんと大きくなってゆく違和感。
マリーの心は混乱を極めていた。
そのとき、少年がショーツの中に手を挿し入れてきた。
指を女の場所に当て、押し開くように潜り込ませようとした。
くちゅっ
秘所に小さな水音がたつ。
(・・・濡れてるの? いまの、あたしの音? 淫らな音。いやらしくて恥ずかしいあたし。何でこの子に見せてるのかな)
ぶるっと身体が震えた。
少年との行為が醜悪なものに思えて、身体中に悪寒が走った。
「・・・こんなの・・違ってる・・・」
我知らず、拒否の言葉が口をつく。身を丸くして少年の愛撫を拒む。
「マリー、どうしたの?」
手を取り、尻を撫であげ、もう一度身体を開かせようとする少年。
473 :
.:03/12/17 19:27 ID:iCkYR6Sd
「やめてよ! もう触らないでっ!」
マリーは少年の手を払いのけ、たくし上げられたキャミソールを戻す。
そして白いブラウスを拾い上げ、それで胸元を隠した。
これからという時に拒まれた少年は、やり場の無くなった性欲と失った面子の行き場をマリーに向ける。
「なんだよ、急に! マリーだってその気なんだろ? だったら良いじゃないか!」
あどけない肢体を湿った落ち葉の上へと強引に押し倒し、少年はマリーの胸を押さえ、下着の肩紐をずらし、初々しい
乳首を吸い、転がし、そして噛む。
細く白い足を押し開き、ショーツを毟り取ろうと白く薄い生地に手を掛ける。少女がバタバタと足を振ってもがくので、
膝に体重を乗せて太股を押さえて無理矢理細い足を開き、もう片方の膝をショーツに押し当てて撫で上げた。マリーは
女の部分だけは守ろうと必死に暴れた。
少年は手を尻にまわして力ずくで揉む。もう愛撫などではなかった。それは力任せに握りしめるだけの行為だった。
ついに少年はガチャガチャと音を立て、片手で不器用にズボンを脱ぎはじめた。無理な姿勢ながらも指でショーツの上
から少女の秘裂をまさぐると、グチュグチュとそこが音を立てた。
だが、その音はマリーの中の何かを弾けさせる。悲鳴・・否、絶叫が少女の喉を吐く。
「やめてよ、気持ち悪いよ、やだよ、やだ、やだ、いやなの、絶対にいやーーーーっ!」
聞いたことも無い拒絶の言葉、そして絶叫に少年は怯む。
その隙にマリーは全身をバネのように動かして少年の体から離れた。
ブラウスを胸元にあて、スカートを拾い上げ、そのまま走り出す。
一刻も早く少年のいない場所へ行きたかった。なにより早く家に帰りたかった。
必ず助けてくれる父親・・・何があろうと絶対に守ってくれる男が待つ場所へ帰りたかった。
474 :
.:03/12/17 19:28 ID:iCkYR6Sd
運河沿いの小道をはなれ、少年が追いかけてこないのを確かめると、マリーは下着姿の自分に気付く。
木立の影に隠れて、ブラウスとスカートを身に付け、ほこりを払って髪を整えた。
それでも服は泥に汚れて、髪はバサバサ。何かあったことは一目瞭然だ。
マリーは思う。今日のことはお父さんに知られたくないと。
他の誰に知られても構わない。町中の人が知っていても良い。
だけど、お父さんだけには絶対に知られたくない。
そう思うと、嗚咽が込み上がりそうになる。マリーは唇を固く結び、家路を急いだ。
(良かった・・・お父さん出かけているみたい)
ようやく辿りついた我が家には、幸いなことに父親がいなかった。
急いで湯を沸かし、汚れた服と下着を脱ぎ捨てる。
お湯の沸くまでの間に水を張った桶へ服を浸し、少し多めの洗剤で生地を痛めないよう丁寧に泡を立てながら洗う。
(白いブラウスに赤いリボン。そしてチェックのフレアスカートにクリーム色のカーディガン。お父さんと一緒に選んだ服。
お父さんが可愛いと言ってくれた組み合わせ。明日、カーディガンを取りに行かなくちゃ・・・)
本当は、こんな服捨ててしまいたい。少年に脱がされた服なんて見たくも無い。
でも、マリーにはどうしても捨てられなかった。
素裸の自分の身体を見る。
そこかしこに傷や痣が残っていた。たまらなく汚れているように思えてならなかった。
洗い終わった服を陰干しするころ、バスタブに湯が満ちる。
少女は急いで湯に浸かり、身体中を洗う。
少年に触れられたところ全てを洗い流すように、二度三度と身体の隅々まで洗い流す。
髪も三回洗った。油気が抜けてしまい、パサパサとしている。
歯も磨く。少年の舌の感触が蘇ったのか、しきりにうがいを繰り返している。
そして全身を磨き終えた。バスタブはすっかり泡だらけになった。
それでもマリーは自分が汚れているように思えていた。
浴室の窓から射し込む陽の光が紅く色付きはじめていた。
475 :
.:03/12/17 19:31 ID:iCkYR6Sd
「ただいま。マリー、帰ってるか?」
(お父さん!どうしよう、お父さん帰ってきちゃった・・・きっと、あたしが変だって気付くわ)
隠れる場所を求めて、マリーはあたりを伺う。
「・・おかしいな、戻っていると思うんだが」
バタン・・・バタン・・・バタン
父親は家中のドアを開いて娘を探し始めた。
「マリー・・・おい、マリー・・・・」
・・カチャ・・
小さな金属音が廊下から聞こえたような気がした。なぜか、遠い昔どこかで聞いた音のように思えた。
「まだ帰ってないのか? 仕方が無い、外を探すか」
・・・ぎいっ・・・・バタン・・・
そして玄関のドアの音。
ちゃぽんっ
安堵した少女は湯の中に頭まで浸かった。
(あたし、何やってるんだろ)
マリーは湯の中で目を開けて、ぼおっと水面の泡がはじけて行く様を見つめる。
・・・カラ・・・・カラ・・・・カラ・・・・
脱衣所の引き戸がゆっくりと開き、からからと静かにドアの動く音がした。だが頭まで湯に浸かるマリーには何も聞こえない。
「・・・ああ・・良かった・・・ここにいたか・・・」
ダークグレーのスーツが濡れるのも厭わず、バスタブの横に父親が座る。
彼は手にしていた重量感のある金属塊をベルトの間に押し込むと、いまだ自分に気付かない娘を見つめ、悪戯っぽく笑う。
「こら・・・足が見えてるぞ?」
ちょんっ、ちょんっ、と娘の膝を指先で突付く。
「ひゃあっ!」
じゃぶっ
マリーは悲鳴をあげながら、慌ててバスタブの中で立ち上がった。
「おいチビ。なんで居ないふりなんかしたんだ?」
バスタブに腕を持たれかけながら父親はマリーを見上げる。少女は訳も分からず、微笑を浮かべる父親に視線を向けた。
「きゃっ、お父さん!」
両手で乳房を隠し、再びバスタブに身を沈める。
父親は苦く笑うと、マリーの額に手を当て、顔にかかる髪を左右に分けて整えた。
476 :
.:03/12/17 19:32 ID:iCkYR6Sd
バスタブの中で全身を赤く染め、身体を丸めて恥じる娘。
その様子がどうにも可愛くて、サンソンはマリーの頭に手を伸ばしてグリグリと撫でる。
「あっ!」
娘は小さく驚きの声をあげた。
気持ち良かったから。
ただ頭を撫でられただけなのに、少年の愛撫とは比べられないほど心地良く、そして安心できたから。
「サンソン」
ぽつりと少女が呟く。
瞳が潤み、涙がぽろっと零れた。
その涙を父親は歯を食いしばりながら見つめる。
バスタブから立ち上がった娘の首筋や乳房そして太股に残る痣のような痕に気付いていたから。
だが娘の前で取り乱したくはなかった。だから無理に平静を装う。
「マリーに名前で呼ばれるのは久しぶりだな。どうしたチビ・・・今日のデートで彼と喧嘩でもしたのか?」
父親は太い指で2年前から伸ばし始めた髪をくしけずり、涙を拭う。それから頬をムニムニと悪戯する。
マリーは頬に添えられたサンソンの手に自分の手を重ねた。
ごつごつした男の大きな手。一番安心できる大好きな手。少女は頬をサンソンの手にすりよせる。
もう大丈夫、お父さんの傍にいれば怖いことなんか無い。そう思うと喉が震え、涙が瞳からあふれ出てしまう。
「・・ぅっ・・ぁぁぁ・・うあぁぁぁぁぁぁっ・・・・」
とても堪えきれず、マリーは裸のままサンソンに抱きついて、子供のように泣きじゃくった。
「大丈夫、オレが付いてるだろ。恐くない、もう恐くないよ、マリー」
涙をぬぐいもせず、マリーは顔をあげる。
それは、ついさっき感じていたこと。そしていつか聞いた言葉。
サンソンの顔をじっと見つめる。
いつも傍にいてくれるひと。ずっと守ってくれたひと。ちょっと気障でHなおじさん。あたしのお父さんになってくれた
ひと。そういえば、いつからお父さんになったんだろ?
477 :
.:03/12/17 19:33 ID:iCkYR6Sd
・・・・!
マリーは思い出した。
気球の上で助けてくれたこと。無理にお願いしてグランディスさんを諦めさせたこと。あたしを守ってとお願いしたこと。
裸になって、抱きついて、キスして・・・ずっと一緒に暮らしてとお願いしたこと。その約束全てをサンソンは守ってくれた
こと。なにより、サンソンが大好きだったこと。
「・・・サンソン」
マリーはバスタブから身を乗り出して男と唇を重ねた。
それだけでは物足りず、男の首に細い腕を回してキュッと抱きしめる。
父親は戸惑いながらも娘の裸体をそっと抱いた。
ふいにマリーはサンソンとの一体感を覚えた。
もっともっと重なりあいたい。力いっぱい抱きしめられたい。
マリーの中で、そんな欲求が膨らむ。
娘は舌を伸ばして、ちょんちょんと父親の唇をくすぐった。
父親は体がビクンと揺らす。目を開けて娘を覗き込む。
マリーは頬を紅く染め、瞼を固く閉じていた。
サンソンは眉をひそめ、手を震わせて躊躇う。
だが、娘の目尻に浮かぶ涙が父親の中の何かを突き崩した。
細い腰を強く引き寄せ、柔らかな髪に手を添え、そして娘の小さな舌に己の舌を絡める。
マリーの舌裏に自分の舌先を付け、つうっ・・と這わせたあとで全体を舐るように重ねる。
ねっとりと娘の唾液をまぶし取り、舌全体をねぶりながら味わい尽くす。
己の唾液をマリーの中へトロトロと流し込み、娘の唾液と混ぜながら舌で口中に塗りたくる。
マリーの顎を指で上げさせて、絡めた唾液を喉の奥へと導く。
こくん、こくん、こくん
娘の喉が小さな音を立てて、ふたりの唾液を何度も飲み干した。
ゆっくりとふたりの唇が離れる。
478 :
.:03/12/17 19:34 ID:iCkYR6Sd
「・・ふあぁ・・」
娘は唇を少し開いたまま、陶然とした溜息をもらした。
愛しげに父親の髪に触れ、指の合い間に髪を絡め取る。
そして腕に力を込めて、くっと父の頭を裸の胸に抱きしめた。
彼はマリーの素肌を頬に受け、その木目細やかな感触に酔う。
「・・・おとうさぁん・・」
娘は父の髪に顔を埋めて甘やかに囁いた。
だが父親は舌を絡ませる深い口付けの裏側に男の影を見つけ、表情を歪ませる。
彼は気力で強引に落ち着きを取り戻すと、薄い乳房に頬につけながら苦く笑う。
「お前の胸、相変わらずペッタンコだな。毎日牛乳飲んでるか? チーズやヨーグルトも良いらしいぞ?」
ぺしぺしと軽く娘の尻を叩くと、マリーはパッとサンソンの頭から手を離し、乳房と股間を隠そうと手を添えてバスタブ
の中にしゃがんだ。
「彼と何があったのかは聞かない。でも仲直りするんだぞ・・・・彼のことが好きなんだろ?」
!!
突然、娘の顔色が変わった。
慌てて己の乳房を見る。そこには少年の付けた口付けの痕と、きつく乳房を握られた痣があった。
バシャっ!
娘は立ち上がり、誤解を解こうと叫ぶ。
「ちがう! ちがう! ちがう! あの子はそんなのじゃないの! ちがうのぉ!」
祈るように両手を胸の前で合わせ、許しを請うように縋るマリー。しかし幼さを残す身体のいたるところに少年の痕跡が
残っていた。
そんなマリーを父親は悲しげに見つめる。
娘の表情に絶望が宿る。少年の付けた痕を食いちぎりたい程悔いる。
父親に女として見限られたくなかった。まだ清いのだと、あなたの娘なんだと知ってほしかった。
彼女は己をさらけだすほか術が残されていないと思った。父親の前で身体を開くと決めた。
視線を決して合わせようとせず、しかし意識しながらゆっくりと父の前で立ち上がってバスタブを跨ぐ。
サンソンの目がバスタブを跨ぐ娘の腰と尻を追っている。
479 :
.:03/12/17 19:35 ID:iCkYR6Sd
マリーの顔から血の気が引いてゆく。がくがくと膝が笑う。ぶるぶると身体が震える。
いまにも崩れ落ちそうな自分を奮い立たせて、娘は父の前に裸体を晒す。
そして娘は胸の前で合わせた手を開いた。
己の何もかもを父に差し出した。
すっかり茜色に染まった陽光が逆光となって娘の身体を浮き上がらせる。
ふたりは身じろぎもせず見つめあった。
沈黙を破るようにサンソンの手が傍らのバスタオルに伸びた。
ビクッと身を震わせるマリー。
父親は膝立ちになってバスタオルで娘の素裸の身体を拭い始める。
娘はおとなしく父親の手に身を委ねた。
肩に触れるくらいの長い髪を傷めないよう、丹念に水気を取る。
髪の隙間から白い首筋が浮かび上がる。薄い蔭りのように口付けの痕が見えた。
父親はそれから目を逸らした。
顔から首にかけて、ぽんぽんとタオルではたくように拭ってゆく。
肩まで拭き終わるとサンソンは独り言のように呟く。
「腕をあげてくれ」
その声に従い、マリーは腕を心持ちあげる。父の前で乳房が露になったが娘は眉ひとつ動かさない。
細い腕を布地で包むようにして肩から滑らせ、無毛の脇を拭ってから娘に背中を向けさせた。
小さな背中の染みひとつ無い肌に浮かぶ水滴をタオルでふき取り、腰から臀部に移ってゆく。
わずかにくびれ始めた腰、こんもりとした尻。サンソンはバスタオルを広げて、女になりかけて行く娘を拭う。
父親の手が小さな尻にかかる。今日、少年の手が揉みしだいたところ。
マリーは父親の手が触れた場所だけ、なぜか肌に残る嫌な感触が薄れてゆくのを感じていた。
480 :
.:03/12/17 19:36 ID:iCkYR6Sd
「・・・もっとゆっくり・・丁寧に拭いて・・」
尻の上でサンソンの手が止まった。時折ピクリと動くが、それ以上は動こうとはしなかった。
「お願い」
ようやく父親の手が娘の尻の上を這い始めた。
撫でるでもなく、揉みしだくでもない。
タオル越しに娘の形を確かめるように、柔らかなラインに沿ってゆっくりと動く。
点々と小さな痣が残っている。尻を握り締めた指の跡。
サンソンはタオルの上から丹念に痣を撫でていた。
時間を掛けて小さな尻を拭き終えると、双丘の合い間に触れる。
マリーは少しだけ躊躇うが、すぐに身体をバスタブへ向け、縁に手をかけて前屈みになり、尻を父親へと突き出した。
サンソンは左手で尻の肉を開き、隠されたところをタオルで拭う。
「・・・・・」
誰にも見せたことの無い場所を、タオル越しとは言え触れられる恥ずかしさに耐える少女。
隠された所を拭き終える頃、娘の吐息が小さく聞こえた。
父親の手が腰を押さえ、マリーを自分へと向けさせる。娘は素直に父親を向いた。
サンソンの目に薄い乳房が飛び込む。
はっきりと残る指の跡。ところどころに薄い口付けの痕。小さな乳首に刻まれた傷。少年に乳首を噛まれた痕。
彼は目を閉じて肩口から乳房をすっと拭き取り、腹部へと手を進ませる。だが、娘の手が父親の手を止めた。
「もっと・・・ちゃんと拭いて」
太い腕に手を添えて自分の薄い乳房に導きうながすと、父親の手がゆるゆると円を描くように乳房の上を這う。
っ!
娘が息を詰める。父の手を離し、なすがままに任せる。刺激されてもいないのに豆粒のような乳首が僅かに起きあがる。
父親も娘の変化をタオル越しに娘の変化を感じていた。
しかし彼は娘をいたわるように柔らかく、あくまで優しく手を運ぶ。
それでもタオルの生地が乳首の傷を擦りつける。
481 :
.:03/12/17 19:38 ID:iCkYR6Sd
「痛い!」
マリーは顔をしかめ、あごを引く。
サンソンは後ろを向いて、鏡の横の棚に常備してある剃刀負け用の軟膏を手にした。
軟膏を指にまぶすと娘を振り向いて薄桃色の乳首に指を近づける。
「少し染みるぞ」
父の声に娘は頷き、乳房をつき出す。
軟膏を乳首にまぶし、親指と中指で挟むように塗りこむ。
っ!
痛みなのか、それ以外の刺激なのか、マリーは電気が走ったかのように肩を竦めた。
・・・ふぅぁ・・・
甘い吐息が聞こえる。サンソンはそれを無視していた。
しかし可憐な色合いを見せる乳首が指の間でこれ以上無いほど膨らむ。
それでも彼は、娘の身体を娘以外の何かとして見ようとはしなかった。
マリーが瞳を閉じて首を仰け反らし腕を絡めようとする。サンソンは乳房から腹へと手を移した。
もどかしそうに瞳を潤ませて父親を見つめる娘。それでも再び父の手を止めようとはしない。
腹部から腰へ、そして太股を拭う。
白い肌のうえに残る大きな痣と擦り傷が痛々しい。
足先まで水気を取った後で軟膏をすくい取り、腰から太股に残る傷に塗りこむ。
父親の視線が、太股の合い間、その上へと移って行く。
マリーはきつく目を閉じ、こぶしを握って視線に耐える。
そこはピッタリと閉じ、綺麗だった。
まわりには痣や擦り傷が痛々しく残るのに、そこは綺麗な少女のままだった。
サンソンは少し瞳を潤ませる。娘が懸命に抵抗したあとであろう痣や擦り傷にそっと軟膏を塗る。
父親の手がマリーの内腿に触れた。そこに残る大きな擦り傷と痣。少年の膝が押さえつけた時に出来た傷。
悔しさと悲しさで娘の瞳から涙が溢れた。だが、それだけではなかった。
内腿の上部の傷に父親の手と指が伸びるのを、そして更に上へと伸びるのを娘は知らず知らずのうちに待ち望んでいた。
482 :
.:03/12/17 19:40 ID:iCkYR6Sd
・・トク・・トク・・
なにかが身体の奥で蠢く
なにかが溢れてくる
そんな感じ
内腿にまぶした軟膏を、父親が手のひらで撫でるように塗りこむ。
そっと、優しく、柔らかく、こわれものを扱うように、愛しいひとを愛するように。
内腿から外へ、そして再び内腿へ。少女のところに少しずつ近づきながら。
とくん
娘の下腹部が波立つ。
父親は娘の内股に手を添えたまま俯いていた。
動けない。どうしても手を離せない。
彼の震える手は、いつのまにか娘から溢れたもので濡れていた。
娘のそれは、とめどなく溢れ続ける。
手に娘の欲望を浴びてうな垂れる父親。彼の固く閉じた瞳から、ぽつりと水滴が零れた。
「いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
ドンっ
マリーはサンソンを押し退けて浴室から逃げ出した。
まだ乾かない下着と服を身につけ玄関を飛び出した。
遠くなってゆく足音。
父親は何も出来ず、床に膝をついてうずくまった。
483 :
.:03/12/17 19:41 ID:iCkYR6Sd
1890年
旧ノーチラス号乗組員達はフランスにいた。
市民達と共にパリの復興に力を尽くす一方、値の崩れた鉄鋼・造船・機械・化学・自動車といった重化学工業のめぼしい株
を買いあさり、自らの物とした。足りない分野では新たな会社を興しもした。
また、新聞・雑誌など情報産業へも人材を潜り込ませた。もちろん、軍部そして政界とて例外ではなかった。
ひとつ問題がある。人種差別だ。旧ノーチラスには黄色・褐色・黒色の肌をした乗組員が多い。
もちろん、乗組員達の間にそんなわだかまりは無い。だが、フランスという国に於いてはその限りではない。
そして技術者達の多くが褐色や黒色の肌をしていた。
これでは彼らの目的に差障りがある。そこで彼等は、ある噂を流した。
タルテソス王国
空に浮かぶ島・レッドノアと対等に渡り合い、パリを救い、世界を救った船。
これを操った者達の国。
滅ぼされてしまったが、復讐を誓い戦い続けた者達の故郷。
彼等は今、パリにいると。そして彼らの肌は黒色・褐色・黄色であると。
翌年のある日、新興財閥の代表者達がフランス政府を訪れた。
その財閥の製品は確かな品質、そして少しだけ先進的な技術で、その販路を国内はおろか海外へと広げようとしている。
彼等は首都が崩壊した今、税収面だけでなく国力を持ち直すための頼もしい存在である。
政府首脳たちは彼等を歓迎し、歓待した。
そのとき財閥の代表者達は僅かな真実を首脳達に漏らした。
この財閥は、あの船を操ったタルテソス王国の生き残り達が興したのだ。
この国は、この世界は、有色人種たちの手によって救われたのだ。
そして告げる。レッドノアと共に船は沈んだ。我々はこの国で生きる。そして、この国のために力を尽くすと。
政府首脳たちの中に、異を述べる者は誰もいなかった。
こうして、タルテソス王国という神話が生まれた。
フランス産業界に於いて人種差別という問題はタブーになった。
484 :
.:03/12/17 19:42 ID:iCkYR6Sd
1892年
旧ノーチラス乗組員達は総員・総力をあげて新興財閥の勢力を広げていた。
グランディスは統括メンバーの一員として、そしてイタリア名門の血筋と気性を生かし、財閥の顔として抜擢されていた。
サンソンは探偵社を興し、財閥の情報・裏工作などのダーティーな部分を担っている。
ハンソンは財閥の稼ぎ頭である自動車会社の長。
ジャンは財閥の技術開発室の一員になった。
ナディアは財閥の裏の顔として、極一部の密接な関わりを持つ政府首脳や産業界との会合などで姿をあらわしていた。彼女
はタルテソスの・・いや、アトランティスの姫なのだから。
見世物のようなナディアの扱いに関して、グランディスは不平不満を隠そうともしなかった。ことある毎に誰彼無く噛み付
き、その不当性を解き、普通の娘として育てようとやっきになった。そのたび、ナディアは嬉しげにグランディスに甘えた。
それでグランディスの機嫌は直った。そして12月のある日、ナディアはジャンの部屋に行ったきり朝まで帰ってこなかっ
た。グランディスは泣いた。
彼らの工場はフランス各地に点在していた。これでは効率が悪い。そこである程度工場を集中させることにした。
普通なら移転先として、フランス北東部のリール工業地帯を選ぶところである。
だが己の技術を隠さなければならない。それには他の国々と隣接しているリールでは具合が悪い。そこでセーヌ川の下流の
ボルベックを移転先として選ぶ。
港湾市ル・アーブルに程近いこの地で、原材料加工から精密部品製造に至るまで、ほとんどの機能を集約した工業地を作り
出した。リールのように大規模では無いが、その品質は確かだった。
それゆえ企業同士、時には国家間の後ろ暗い部分までもがこの地に集約してしまった。サンソンはあくまで裏に回って衝突
を回避し、また時には知略と武力を持って(マリーという最大の弱点を抱えながらも)これを解決していた。
マリーはサンソンと暮らしていた。戸籍はカールスバーグのまま、後見人としてエアトン、グランディス、サンソンがついた
。そして公的にも仲間達にも認められた。この頃からマリーはサンソンを、おとうさん(御義父さん)と呼び始めた。
485 :
.:03/12/17 19:43 ID:iCkYR6Sd
1894年
ある程度足場を固めた彼等の活動が本格的に開始された。
輸出を始めた自動車会社の支店を各国に設け、それを足がかりとして軍需産業にオーバーテクノロジーが使われていないか
を探り始めた。この時点で時代を超えるほどの技術が使われた様子はない。しかし、各国に精製及び精度の高すぎる材料や
部品が現れていた。
これを重く見た技術開発員達は詳細を知るべくアメリカ、ドイツ、イタリア、オーストリアへ潜入した。
イタリアでは内燃機関の開発が急ピッチで進んでいた。ジャンも技術交換の名目でイタリアへ渡った。この地での技術革新
は、職人芸ともいえる加工精度に支えられていた。ネオアトランティス技術者の影響は無いと知り、ジャンは緊張を解く。
そしてイタリアの設計者そして金属加工職人と互いの技術を存分に交わし(もちろん話せる範囲で)帰国した。帰国後すぐ
にジャンとナディアは結婚した。ナディアは家を出る。グランディスはひとりになった。
潜入調査の結果、疑うべきはドイツであると判明した。
二年前のトゥアラグ戦争、一年前のマダガスカル戦争では、フランス軍も大きな人的被害を出した。それぞれの戦いでは、
相手も十分な兵器を保有していた。各国の利害が複雑に入り組み、植民地支配はより複雑な様相を示し始めていることの証
明となった。
サンソンは32歳になっていた。男として最も充実した頃合だ。気力と体力も十二分に備わり、若さによる猛りを鞘に収め
ることができるほどに年も取っていた。それに加えて女の気を引くのに十分な容姿。周りが放って置くはずも無かった。
近隣の付き合いで、職場で、酒場で、彼の周りには常に女性の影が付きまとっていた。
この時、マリーは9歳。周囲の環境によるものか、耳年増に育っていた。ようするに焼きもちを焼きまくっていた。
昼間は学校があるので父を見張っていられない。そこでサンソンの職場で仲良くなった経理のおばさんを抱きこみ、彼の
様子を逐一報告してもらっていた。
486 :
.:03/12/17 19:45 ID:iCkYR6Sd
学校が終われば、すぐに探偵社へ行く。仲の良い友達と遊んでいる暇など無い。父の周りに目を光らせ、女の匂いを嗅ぎ
取れば必ず追い払った。父の仕事が終われば一緒に帰った。酒場には出来るだけ行かせなかった。どうしてもサンソンが
駄々を捏ね、飲みに行くしかない場合には、マリーもついて行き女を追い払った。これが日常だった。マリーにとって日常
とは、サンソンを我がものとしておく為の戦いなのだから。サンソンは苦笑しながらも、娘可愛さに全て許していた。
しかし、サンソンの仕事はボルベックに居れば済むものではない。フランス国内に留まらず、国外へも足を伸ばすことが多
かった。彼が家を空けるたび、マリーはグランディスの家やジャンとナディアの家に預けられた。それでもマリーは泣き言を
言わずにじっと耐えた。『出張中、絶対女に手を出すな』・・マリーが古女房のようにクドイほどサンソンに釘を刺すのは恒例
行事と成っていた。
1899年
ドイツ軍部では国の東部と西部両方へ一挙に兵を挙げて侵略するという極めて乱暴なプランが練られつつあった。
東部方面に侵略して狙うのはオーストリア=ハンガリー二重帝国、東プロイセン、そしてロシア。西部方面を侵略する目標
はフランス。万が一、このプランが発動すれば、欧州全をが戦火の渦に巻き込む大戦争になるだろう。
このプランを早期のうちに察知したフランスの軍部は、対向措置として計画発動時に失地を回復し逆に侵攻する案を作り上
げた。ドイツの侵略が始まり次第、電撃的に退路を断ち、本土防衛隊と挟み撃ちにして戦略軍を殲滅する作戦だった。
ロシアもフランスに近い案を検討していた。
いずれのプランも、兵員の輸送を自動車もしくは列車に頼り、極めて短時間のうちに侵略侵攻するという事では同様だった。
技術の革新が戦争の様相を大きく変えようとしている時代の幕開けである。
旧ノーチラス号の者達は、ドイツがこの案を立案するに当り、自動車を強く意識していると感じていた。
世界で最も進んだ自動車産業を保有していると言う自負が、このプランを支えていると読んでいた。
487 :
.:03/12/17 19:48 ID:iCkYR6Sd
ならば、フランス自動車産業のレベルも一歩進める必要がある。ハンソンの自動車会社の生産性を向上させ、そして自動
車の性能もドイツのそれに匹敵するだけのものにして、侵略プランそのものの正当性を骨抜きにするべく動き始めた。
皆、世界に漂う戦いの影に怯えはじめていた。
いつのまにかマリーはサンソンと距離を取りはじめていた。彼女の中でサンソンの存在は完全に父親であると誤解していた
のが一因である。その他にも、反抗期を迎えたこと。異性を意識し始めたこと。最近では恋人のような存在を作ったことな
ども要因であろう。
はじめから覚悟していたことだが、サンソンは寂しさを覚えていた。だが、彼はそれで良いと考えてもいた。サンソンの仕
事は汚い部分が多すぎたのだ。汚れきった己を娘に知られるより、このまま離れて行ってくれたほうが良いとさえ思ってい
た。
そこへきて今回の出来事。サンソンは混乱していた。娘の純潔がたわいも無い少年に奪われかけた。娘は美しく成長して
少女を抜け出ようとしていた。娘が目の前で女を示した。娘は俺に欲望を向けていた。そして俺はマリーに・・・・
サンソンは拳を固めて浴室の床を殴った。拳の痛みに我に返り、窓を見ればすっかり外は暗くなっている。
父親は娘を探すために外へと駆け出した。
488 :
.:03/12/17 19:51 ID:iCkYR6Sd
・・・っぅぅ・・・・ぐしゅっ・・・うくっ・・・・・ぇぐっ・・・
泣きながら暗い道をとぼとぼと歩き続ける。いつのまにか辺りは真っ暗だった。
もう耐えられなかった。少年とのことを父親に知られてしまった。汚された身体も見られてしまった。
マリーは後悔のあまり胸が押し潰されそうになる。
(でも、身体中を拭いてくれた。優しく傷の手当てもしてくれた。あんなに強くキスもしてくれた!)
そう思うと心が沸き立つような感じがする。しかし同時に絶望もする。
(お父さんの目の前で・・・あたし・・・なんてことを・・・・・・・)
淫らに濡れる己の身体が疎ましかった。
そのかたわらで、ほんの少しだけ嬉しく思っている自分に気付いて戸惑う。
(お父さんに見られた。恥ずかしくても大丈夫だった。心も身体も、全部お父さんに見せてあげられた)
すべてを父親に差し出すことの出来た自分が、なぜか誇らしく思えてもいた。
マリーは誰かに相談したかった。こんなことを話せる相手はナディアしかいない。
少女はナディアの家に歩を向けた。
ドン、ドン、ドン、ドンっ!
住宅街から少し離れた広い畑の傍らにあるジャンとナディアの家のドアを叩く。
「おいジャン、 開けてくれ! マリーが来てないか! ナディアっ、マリーを知らないか!」
ダン、ダン、ダン、ダンっ!
「マリー! いるんだろ、返事をしろマリーっ!」
ガン、ガン、ガン、ガンっ!
「・・・・いい加減にしてよサンソン。家のドアを壊すつもり?」
呆れたような口調でジャンがドアを開けた。
「まったく・・子供達が怯えるから静かにしてよね」
文句を言いつつもジャンの顔は笑っていた。
「それどころじゃねぇんだ、この馬鹿野・・・そうか、マリー来てるんだな?」
怒鳴り散らそうとして、ジャンはそんな嫌味な男ではないと気付く。安心すると共に恥ずかしくなって頭を掻いた。
489 :
.:03/12/17 19:52 ID:iCkYR6Sd
「すまねぇ・・・みっともない所を見せちまったな・・」
サンソンは落ち着きを取り戻した。ジャンとナディアならば、マリーを預けても大丈夫と信頼しているからだ。
ジャンは満面の笑みを浮かべて、歳の離れた友人を家の中に迎え入れる。
「気にしないでよ。さあ、早く中に入って」
いまさら体裁をどうこうする間柄ではないのだろう。サンソンは応接間ではなく居間にずけずけと入る。
居間ではジャンの息子達がキングの子供と遊んでいた。しかし娘の姿は無い。
「よう、チビたち。マリーはナディアと一緒か・・・なあジャン、あいつどんな様子だった?」
サンソンのために濃い目のコーヒーを淹れていたジャンは、困ったように視線を浮かべた。
「泣きじゃくっていたよ。あんなマリーは昔・・・はじめて会った島で見たっきりだ。今ナディアと話してるよ。なんとか落
ち着いたみたいだ」
ジャンはソファーに座るサンソンへコーヒーを渡した。礼を言いコーヒーを口に含む。
「そうか・・・わかった。いつも世話をかけて済まんな」
父親の顔をして頭を下げると、ジャンは照れながらも少し怒った様子だ。
「何言ってるんだよ。そんなつまらない気を使わないでよね・・・僕だっていつも世話になってるんだから水臭いよ」
技術部門は一番狙われやすい部門だ。それゆえサンソンは外敵から技術者達を守るため常に目を光らせている。
ジャンはサンソンを信頼し、安心して研究に打ち込んでいた。
互いが互いを信頼する仲で妙に気をまわすなとジャンは怒る。サンソンは顔を赤らめながらジャンに頼みごとをした。
「マリーのことは何も聞かないでくれ。あいつも年頃だ・・色々とある。俺はがさつで馬鹿だから、あいつに何もしてやれな
い。だから女同士、ナディアに任せてやってほしいんだ」
ほろ苦く顔をしかめるサンソンに、ジャンはとんでもないって表情で応じた。
「あたりまえだよ。もし下手なことをしたら、僕はナディアに何をされるかわかったもんじゃない」
女に振り回される悲哀を共有し、ふたりは顔を見合わせ溜息をつく。
490 :
.:03/12/17 19:53 ID:iCkYR6Sd
「サンソン、子供達もそろそろ寝る時間だから呑んでいかない? 今日はこれを開けたい気分なんだ」
ジャンは熟成された未開封のアルマニャックを手にして、瓶を傾けるポーズを取る。
顔は合わせなくとも一つ屋根の下にいたいだろう。サンソンを家に泊める為、酒を口実にしたジャンの心づかいだ。
その気遣いが嬉しくてサンソンは御馳走になることにした。
「ああ、明日は日曜日だし男同士で気兼ねなくやるか!」
・・・・だが、呑む前に義務が残されていた。
サンソンはジャンの息子達の手を引いて子供部屋に連れて行き、おとぎ話なんぞを語りつつポンポン体を優しく叩いて寝
かしつける。ジャンは夕食の後片付けと酒のつまみを作るために台所に立つ。
手馴れている。ふたりとも、あまりにも所帯じみている。
何の抵抗もなく、極自然にそうできる彼等の背中はなんとなく丸く見えた。
・
・
主夫達の仕事が終わった。
「ナディアーっ!今日サンソンに泊まってもらうよ、一緒に居間で呑むからねー!」
ジャンは二階の客間に向けて大声で叫び、そして小さな声で付け加える。
「・・・あのアルマニャック開けちゃうからねー・・・・」
ナディアから返事が戻る。
「はーい、程々にしておくのよ〜〜〜!」
これでとっておきの酒を開けて、おまけに飲み干す許可が出た。あした、夫婦の間でいさかいが起きるだろう。
でも、サンソンをだしにすれば、いくらナディアとてそう強く文句を言えまい。
ジャンはニヤリと笑う。
本当はナディアがそんなことで苦言を抑えるような甘い女でないと知ってはいるのだ。
でも、たまにはこんな悪戯もしてみたいのが男の性というものだった。
491 :
.:03/12/17 19:54 ID:iCkYR6Sd
「ジャンったらサンソンさんと一緒にお酒呑むんだって。きっとこれを口実にして、あの上等なお酒の封を切っちゃうわね」
ナディアがクスクスと笑う。両手を伸ばして前で合わせて、ちょっと照れながら子供みたいに振り回す。
「なんで呑んじゃったのって怒ってあげるんだから。でもね、キスしてもらって仲直りするの。ふふっ・・・楽しみだな」
5歳と3歳の男の子を儲けた二児の母とは思えない少女のような笑いと仕草。
「羨ましいな。あたしもそんなこと言えるようになりたい・・・」
下階から『かんぱ〜〜〜いっ!』と野郎どもの雄叫びが聞こえた。
「・・・おとうさん・・・サンソン・・・」
それを聞いたマリーが涙ぐむ。
「・・・・マリー・・」
客間のベッドに腰掛けて瞳を潤ませる少女が愛しかった。
ナディアはマリーの肩を抱いて自分の体に引き寄せる。少女はナディアの胸に顔を埋めた。
「おおよその事情はわかったわ。でもひとつだけ解らないの・・・・マリー、あんたはサンソンさんの事どう思ってるの?」
驚いたようにナディアを見上げてから、ハンガーにかけたあの服に視線を移し、マリーは父親のことを考える。
お父さんとふたりなのは嬉しいし楽しい。この年になって、『お父さん、お父さん』って言うと友達にからかわれる。
あたしだって恥ずかしいと思ってる。でも、お父さんとふたりなのはやっぱり好き。だって父親なんだからあたりまえだ。
「サンソンはお父さんだから大好き。ずうっと一緒にいてくれて、あたしを守ってくれたんだもん。大好きだよ」
ナディアはマリーの髪を撫でて微笑む。
「そう、サンソンさんは優しいお父さんだものね」
少女が可愛らしく、そっぽを向いて俯く。
「ときどきHで、おじさんで、だらしないの。スーツはきちっとしてるのに、他の服はみんなヨレヨレ。女の人にベタベタ
されるとデレーってしちゃうし、そのくせ威張りんぼで・・・でも、でも、ちょっとだけ可愛いよ。手を繋いだり腕を組むと
真っ赤になって照れちゃって。それにね、この前なんて・・・」
492 :
.:03/12/17 19:55 ID:iCkYR6Sd
サンソンのことを嬉しそうに話すマリー。いつまでも語り続けてしまいそうなので、ナディアは呆れて手で制した。
「はいはい、そのくらいで止めておいてちょうだい。このまま続けられたら朝になっちゃうわ」
手をひらひらさせてからかわれ、マリーはムッとした視線をナディアに向けた。そんなマリーの子供じみた悪意を軽くい
なしてナディアは話を続ける。
「あんただって本当はわかってるんでしょ?」
キョトンと目を丸くするマリー。
「なにがわかってるの?」
はぁ・・と、ひとつ溜息をつくナディア。
「あんた、その子に乱暴される前に何を考えてた? いいえ、誰のことを思っていたの?」
少女は憂いた目をして微笑む。
「風でリボンが揺れて・・お父さんと一緒に服を選んだときのことを思い出してた」
ナディアは微笑むマリーの頬を両手で挟み、目を見つめる。
「そうでしょうね・・・ねぇ、あんたいつまで自分を誤魔化してるの? そんなだから男の子に乱暴されるのよ。いい加減に
なさいマリー」
「ひどい! 全部あたしが悪いって言うの?」
頬を挟む手に力を込めて、ナディアは正面からきつく睨み付けた。
「サンソンさんの事を話すあんたの表情! 触れたら直ぐにも落ちそうって感じよ。そんな表情をされて誤解しない男の子
なんかいないわ。ましてや、あんたも最初は抵抗しなかったんでしょ。それくらい気を許してた相手なんでしょ! その子
が可哀想よ!」
痛いところを突かれてマリーは視線を泳がせる。
493 :
.:03/12/17 19:57 ID:iCkYR6Sd
「私の目を見なさい! 一度きりしか言わないから良く聞くのよ。私はグランディスさんを愛してるわ。母親とか姉とかじ
ゃなくて恋人としてグランディスさんが好きなの。ジャンと結婚して二人も子供を作った今でも、ずうっと愛してるの。
でもね、グランディスさんは一度きりしか私を恋人として愛してくれなかった。いいえそれは違うわね、きっと今でも私を
恋人として愛してくれている。だけど母としても私を愛している。だから一度しか抱いてくれなかったんだわ」
ナディアは荒い呼吸を一度整えるために深く息をついた。
マリーは思わぬナディアの告白に驚き、何も言えなくなっていた。
「私、グラタンの中で抱かれたのよ。素敵だった。身体がバラバラになってしまうくらい愛してくれたわ。私もあのひとを
抱いた、そして私よりずっと深く愛してくれた。思い出しただけで今でも濡れるくらいよ・・・なのに、それっきり。もう二度
と愛してくれなかった。抱いてくれなかった。それでもね、私あのひとをずうっと想っていたのよ・・」
自分の身体を強く抱きしめながら虚空を見つめて、行く先を失った想いに苦しむナディア。
マリーは戸惑う。姉のように思っていた女性、悩みなんかまるで無いように思っていた女性の中に、こんな激情が秘めら
れていたなんて想像も出来なかったから。
「ご・・ごめんね、私みっともないね。そんな顔しなくても、もう大丈夫よ・・・あのひとはね、私に普通の女として幸せにな
ってほしかったの。結婚して、家庭を築いて、子供を作る。そんな当たり前の女の幸せを私に掴んでほしかったのよ。
それでもね、私一緒に暮らしてる間、あのひとの寝室のドアを何度も叩いたわ。その度にあのひと添い寝して言うの、
『次はジャンのところへ行きな』って。酷いひと・・・私を愛してくれてるのに、愛されているのも知ってるくせにそんなこと
言うのよ。あのひとを諦めるのに2年くらいかかったわ。やっと吹っ切れたと思ってジャンに抱かれたの。それなのにね
、はじめてジャンに抱かれて朝帰りした私に言うのよ、おめでとうって。目を真っ赤にして、涙浮かべて、それでも泣か
ないように我慢しながら、おめでとうって・・・私のほうが大声で泣き出しちゃった。そしたら、あのひともポロポロ涙を零
して・・・」
494 :
.:03/12/17 19:58 ID:iCkYR6Sd
マリーはもう聞いていられなかった。ナディアが何を伝えたいのかも良くわかった。マリーも本当はわかっていたから。
「もういいよナディア・・・ありがとう、それに御免なさい。辛い話をさせちゃって本当に御免なさい・・・」
ナディアの震える身体をマリーは抱きしめた。この女性に詫びるすべは無いし、慰めるのも無理だと解っていた。
だからせめてもの罪滅ぼしにナディアを抱きしめてやるしかマリーにできることは無かった。
だが、ナディアは顔を上げて鈍い視線をマリーに向ける。
「それなら聞いて・・・私あんたが憎らしいの。サンソンさんはきっとあんたを抱いてくれるわ。そんなあんたが妬ましいの。
悔しくて羨ましくて・・・なんであのひとは女だったの? なんで私は男じゃないの? ううん、女同士だって良いじゃない、
愛してくれたって構わないじゃない! 愛しているの、愛しているの、愛しているの・・・こんなに愛しているのに、それだけ
じゃだめなの? あんたは良いわね、年が離れているだけなんだから! なんで私達はだめなのに、あんた達は一緒に
なれるの? あんたなんかよりずっと強く想っているのに・・・・今でもグランディスさんを・・あなたのことをこんなに愛してる
のにぃっ・・・ぅぅっ・・ぁぁ・・うあああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
そしてナディアはベッドの上に泣き崩れる。
いつしかマリーも泣いていた。
ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返しナディアに詫び続けていた。
ナディアが泣き疲れて眠るまで、マリーは震える身体を後ろから抱きしめて謝り続けた。
495 :
.:03/12/17 20:00 ID:iCkYR6Sd
翌朝、ベッドで眠るナディアと、彼女に折り重なるようにして眠るマリーがいた。
目を覚ましたマリーはゆっくりと起き上がり、涙のあとが目尻に残るナディアをそっと抱きしめる。
「ごめんね・・ありがとう・・」
ナディアの耳元でそう囁いてから、マリーは客間をあとにした。
階下の居間では、サンソンとジャンが酔いつぶれてソファーで寝ていた。
毛布を引っ張り出してふたりに掛けてから、サンソンの頬に両手を添える。
「お父さん、もう直ぐわたし14歳になるわ。そうしたら、お父さんのことサンソンって呼ぶね」
少女は父親の唇にかるくキスをして、パッと身を離す。
「サンソンはいつまでもお父さんよ。でもね、わたしそれだけじゃ嫌。だから・・・いってきます!」
父親で想い人。ふたつの方法で愛する人に告げる決心。
そしてクルっと身をひるがえし玄関から外へ踊り出た。
マリーは陽光の眩しさに目を細める。
(ちゃんと彼に謝ろう。そして言うんだ。好きな人がいます、もうお付き合いできませんって。そのあとで頬を叩いちゃっ
ても、ナディアは許してくれるよね?)
ナディアの家を振り返り、マリーは綺麗な笑みを浮かべる。そのまま町へと駆けてゆく。
客間の窓から泣きはらした瞳が少女のうしろ姿を見送っていた。
彼女はぎこちなく微笑みを浮かべ、自分に言い聞かせるように呟く。
「いってらっしゃい、マリー・・・」
前編 終
m(__)m
本文冒頭より百数十行に及び、極めて不適切な表現を多用致しました。わたくしはこれについて深く反省
し、今後このような手法を二度と用いないことを誓い、お詫びと代えさせていただきたく存じます。
*なお、本誓約は条項1に規定される範囲に於いてのみ有効とします。
条項1
本約定は2chのエロパロ板スレ『ナディアで抜きたい』を規定する範囲と致します。
業務連絡
ついに書いちまったぜ、Uちゃん!
私信
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・・
乙華麗
後編も楽しみにしてまつ
ただちょっと一言
マリータソは巨乳でつよ
ボーン・キュッ・ボーンって感じ
ありがとございます〜〜(^^;
剃刀のAA貼られるかと思ってましたんで安心しました。
次から1900年代です。
趣味丸出しで第一次大戦のこと書いたらダメなんでしょうね。
現時点でマリーは13歳。
乳の成長過程を楽しんでいただければと思ってます。
(あの巨乳は絶対に妊娠後期からだという固い信念を持っておりまつ)
とにかく凄いの一言です。
必死にパパしようとしているサンソンに漢(をとこ)を見た!
ありがとうございます。
重いパートは大体終わりましたので、次から馬鹿話に突入できます。
でも、取りにいった笑いは必ず滑る悲しい習性を持っておりますので、
次の話では、その辺のところを勘弁してやっていただければ嬉しいかな、なんて思ったり思わなかったり、いえ動揺している訳じゃありません、今度こそ笑いを取れるかも知れないなんておこがましいこと考えてません、それでいつも失敗してなんかいません・・・・
501 :
名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:06 ID:Nl6kz+2j
来てた・・・来てたよ・・・ハァハァ・・・
502 :
名無しさん@ピンキー:04/01/01 00:30 ID:Uv7z6dZG
age
503 :
名無しさん@ピンキー :04/01/01 00:56 ID:d3N99jMT
サンマリ最高・・ハァハァ・・・
凄いですね〜・・・次も楽しみにしています
久々におまけ劇場の大人マリーが拝みたくなってきました
504 :
名無しさん@ピンキー:04/01/05 00:25 ID:Ama8/ffs
age
あけおめ
特に399タソ、ことよろ〜
後編待ってるよ
マリータソの成長過程(乳の)と、サンソンのイイオトコっぷりを
「おさな妻」を聞いて悶えつつ待ちます
(゚ д ゚)ホゼーン
アクセス禁止喰らってます。
今日は書き込めるかな。
書いてます。相変わらず長いです。
今週末くらいには、書き込めると思います。
でも、中篇になってしまいました。
よろしくお願いします。
508 :
名無しさん@ピンキー:04/01/12 00:48 ID:62YBjdnM
age
509 :
名無しさん@ピンキー:04/01/18 15:05 ID:HcKL7Xjw
age
神よ、我に萌えを与えたまえ…
511 :
:04/01/27 23:27 ID:ii1ipSty
(゚ д ゚)ホゼーン
513 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 22:28 ID:zZYtzIUJ
age
>>501 >>503 >>サンマリスキーさん
遅くなって申し訳ありません。
少し手直しするつもりが、なぜか全面的な修正になってしまいました。
おまけに、ひたすら長くて官能度も低い。
書き込みミスはご容赦ください。
マリーは14歳になった。
あの出来事からおよそ一ヶ月後、サンソンの家では、ささやかに娘の誕生日を祝っていた。マリーは友達を誰も招待していない。
父親とふたりきりの誕生日。
サンソンが部屋の明かりを消して小さなケーキのキャンドルに火を灯す。
「さあ、一息で吹き消すんだ」
娘はただロウソクの炎を見つめていた。サンソンの言葉など、まるで聞こえていないようだ。
「どうした、早くロウソクを吹き消さないと願いが叶わないぞ」
少女はゆっくりと顔を上げて父親を見つめる。
「わたしのお願いはね・・・おとうさんじゃないと叶えられないの」
そしてマリーありったけの勇気を振り絞って言う。
「わたし、おとうさんって呼べない。もう、おとうさんだけじゃ嫌なの! これからはサンソンって呼ぶ!」
・
・
「わかった」
「・・・へっ?」
まったく動じないサンソン。
あっさり認められて、間の抜けた返事を返すマリー。
彼女の予定では、驚いて戸惑うサンソンにいきなりキスをして・・・それから、あんな事をするつもりだった。
さらに、こんな事や、そんな事までしてもらうつもりだった。
それなのに、『わかった』 『・・・へっ?』で終ってしまった。
(・・・こんな筈じゃなかったのにぃ・・・)
暗い部屋の真ん中で、マリーはキャンドルの灯りに照らされながら呆然とサンソンを見つめた。
パーティーを終えて、眠りについたマリーの部屋の前にサンソンが立っていた。
ドアを開ける音で娘が起きないよう、静かに部屋の中へ入る。ベッドには毛布にくるまってマリーが眠っていた。
サンソンはベッドの横に座り、ラッピングされた小さな箱を枕元に置く。
「おめでとう、マリー」
彼は娘の頬に口付けをする。マリーが可愛いかった。どうしようもないほど、この娘が愛しかった。
サンソンは手のひらを娘の頬に添える。少し汗ばんだ柔らかな感触。彼はマリーの唇に指を這わせた。
・・・ん・・・・・やぁ・・・
娘は小さく首を振って手を払い、再びおだやかな寝息を立て始める。
しばらくの間、サンソンはベッドの横からマリーの寝顔を見つめた。
娘が寝返りをして、父親に身体を向ける。
彼は毛布を直してから、少女の額にキスをして立ち上がった。
部屋のドアを閉める前に、もう一度だけ娘の寝顔を見つめる。
「・・・どおすりゃあ良いんだよ・・・」
小さく首を振って、今度こそドアを閉める。
パタン
小さな音を立てて、ドアが閉まった。
ゆっくりと娘の瞳が開く。もぞもぞと毛布から手が伸びて、マリーは己の額を指で触わる。
少女はしばらくの間そうしていたが、思い出したように枕元の小さな箱を手に取ってラッピングを丁寧に剥ぐ。
中には長方形の小さな小箱。そっと箱を開けると、女性の横顔をあしらった小さなカメオのペンダントが入っていた。
とても精巧な細工を施されたカメオ。そしてプラチナの額。チェーンは銀細工。
マリーは首にペンダントをかけると、部屋の明かりを点けて鏡の前に立つ。
電灯に照らされた銀のチェーンとプラチナの額が明かりを反射して光る。
カメオに描かれた女性の横顔が、柔らかな陰影をつけて、ほのかに白く浮かぶ。
「・・きれい」
娘のひそやかな胸のふくらみに、そのペンダントはとても可愛らしく映えていた。
マリーはペンダントをキュっと握り、頬と額に口付けしてくれた父親を想う。
『どうすりゃあ良いんだよ』と、部屋を出るとき呟いたサンソン。
愛されている。
たとえ、どんな愛されかただとしても、たしかに自分は愛されている。
「・・サンソン・・」
そう囁く娘の瞳は潤んでいた。
だから、マリーは変わってしまった。
マリーは家事に積極的になった。
年頃になってから自分のもの(主に下着)は洗濯していたが、サンソンの衣服も強引に引き受けるようになった。
食事の仕度は鬼門だった。聞きかじりの知識で作った創意溢れるマリーの料理は、およそ食欲をそそる物では無かった。
それでもサンソンは嬉しかった。だから食った。当然腹を壊した。それっきりマリーは料理をしなくなった。
だが、マリーの行動は、そこで留まりはしなかった。
放課後、用が無ければ探偵社を訪れ、邪魔にならない範囲で事務などを手伝う。でも以前とは探偵社の主を見る視線が違う。
当然所員たちに気取られて、冷やかされもした。
探偵社からの家路はとても幸せなひと時。仕事を終えたサンソンは、娘を伴って市場で献立を考えながらあれこれと食材を買い求める。
マリーは大通りの服飾品店の飾り窓で足を止め、似合いもしない宝石やドレスを物色して父親を困らせる。欲しいのではなく、甘えているだけ。
困った事に、そんなマリーがサンソンには可愛くて仕方無かった。
道すがら、少女はサンソンの腕を胸に抱きしめて、女になった身体(自主申告)をアピールした。その数秒後、マリーは人目もはばからず、幼児の様にタカイタカイや肩車やオンブされ、街を行き交う人々の面前に晒された。
衆目の失笑を集めながらも、マリーは諦めなかった。
ある初夏の朝、朝食の仕度を終えて階段を登るサンソンの足音をマリーは聞いていた。
トントントン
「マリー早く起きな」
ドアをノックする音。そしてぶっきら棒な父親の声。もちろん娘は無視を決め込む。
ドンドンドンドン!
「おら、何してる! メシは出来てるんだ、早く起きろ!」
ドアを叩く音。そして乱暴な父親の声。まだまだ娘は無視を決め込む。
ガチャっ!
なかなか起きようとしないマリー。痺れを切らした父親は娘の部屋に乱入した。
(準備は万全。あとは、サンソンが毛布を剥がすのを待つだけ・・・)
なぜか娘は薄手の毛布を頭までかぶって笑っていた。
「なぁ、チビちゃん・・・そろそろ、目を覚ましてみないか?」
ベッドの端に腰を下ろし、サンソンは毛布の上からグリグリ頭を撫でる。
「んっ・・う〜〜ん・・ふにゃぁ・・・」
毛布にくるまれてムニャムニャ寝ぼけたふりをしてみる。
「ほら、学校に遅刻するぞ、起きろ!」
サンソンが肩を掴んで身体を揺らしている。そろそろ毛布が引き剥がされるころ。
マリーの心臓がバクバク大きく脈を打つ。
「さっさと目を覚ませ!」
バサっ!
サンソンは娘が被っていた毛布を無理矢理剥がした。
「このバカ娘! 年頃の女の子が何て格好をしてやがる!」
未練たらしく毛布の裾を掴むマリーのパジャマのボタンは全て外れ、春先よりふくらみを増した乳房が半ば露になっていた。
パジャマの下も当然脱ぎ捨てられており、小さなショーツに包まれた尻や太股がゆるゆると艶めかしく揺れる。
そう、散々積極的にアプローチをかけても何もしてこないサンソンに焦れたマリーは、実力行使に出る事にしたのだ。
「・・・もう少し・・寝かせてぇ・・・」
マリーは毛布を引き剥がそうとするサンソンの手を握って引き寄せつつ、パジャマをギリギリのところまで乱し、ベッドの端に座る父親の体に腰を擦り付けて、しどけなく半裸の身体を晒す。
目のやり所を無くしてうろたえるサンソン。視線を逸らしてマリーの肩に手を置き、揺すり起こそうとする。
「いやぁ・・・変なとこ触らないでよぉ・・・」
父親の手は、娘の乳房を掴んでいた。
マリーはその手を嬉しそうに胸で抱きしめる。ついでにパジャマをはだけて、乳房を露にしてしまう。
「んふふふっ・・・サンソンのエッチぃ・・」
父親の顔が真っ赤に染まった。
(・・・♪)
サンソンの赤い頬を見て、今日こそ願いの叶う事を確信するマリー。
だが、父親の顔つきが怒りの表情に変わる。そして彼はベッドのシーツを握りしめた。
「いい加減にしねぇかっ!」
ブァサっ!
「きゃっ!」
バタン!
いきなりベッドから落とされた驚きで、シーツを握りしめながら床に落ちるマリー。
ゴロゴロゴロ・・・
勢い余って床を転がるマリー。
シーツの端を握りしめていたので、可愛いプリント生地で簀巻きになってしまったマリー。
「今朝はメシ抜きだっ!」
朝食抜きを高らかに宣言して、サンソンは階下に降りる。
シーツで簀巻きになっているマリーは、涙をこぼしながら助けを請う。
「動けないよーっ! ほどいてよーっ! なんでこうなっちゃうの? サンソンのバカーっ!」
ある真夏の夜、夕食後の後片付けを終えたサンソンは居間でくつろいでいた。
テーブルの上にはマールのボトル。父親はグラスから芳醇な液体をあおる。(マールは葡萄の絞り滓から作ったお酒)
マリーは風呂に入っている。娘の入浴は異様に長い。以前なら『早く風呂から出やがれ!』と、どやしつけるところだ。
しかし今それをすると、マリーは生まれたままの姿で抱きついてくる。下手をすると風呂の中に連れ込まれかねない。
いまや娘が入浴中の風呂場は、近づく事もままならない危険地帯だ。
しかし、それで良いのか? サンソンは自問する。
ここは俺たちの家だ。ふたりで住んでいるのだ。小娘ひとりに振り回され踊らされて良い筈が無い。
今晩こそ、ガツンと言ってやる。
きつく尻を引っぱたいてやる。
サンソンは心の中で固く誓った。
バスタブの中から足を上げ、太股から膝にかけてスポンジで清める。
肌を痛めないように泡を立て、張り詰めた柔らかさを確かめるように何度も何度もこすりたてる。
じゃぱっ!
バスタブの湯を手ですくって泡を流すと、白い肌があらわになった。
スポンジを放り投げ、てのひらで太股を撫であげてみる。
んぁっ!
甘い心地良さが背筋を痺れさせた。
今日こそサンソンの手がこの肌を這うかもしれない、わたしが女になる日かもしれない!
じゃぱ、じゃぱ、じゃぱ
マリーはバスタブの中で妖しく身をくねらせ、湯を波立てながら身悶える。
「んふっ!・・・・・くふふふっ♪」
そして怪しく笑う。
今晩こそサンソンを誘惑して我がものにしてみせる。バスタブを泡だらけにしながら、少女はそう意気込んでいた。
磨きをかけたこの肌で父親を悩殺してやると誓っていた。
決戦のときが来る。
身体じゅう余すところなく磨きあげた。髪も湿気を拭って梳った。ほんのりと甘い香りのコロンも纏った。
準備は万全。マリーは身体にバスタオルを一枚巻いただけでの姿で居間に襲撃をかける。
「サンソン、お風呂開いたわ」
レースのカーテンが微かに揺れ、居間の窓から涼しい風が吹き込む。少女はサンソンの隣に座り、ローテーブルの上からグラスを奪い、チェイサーの水を飲んで喉を潤す。
「ふう・・・美味しいね」
ソファーに座りながら足を少し崩して、隣のサンソンにしなだれかかる。
父親は呆気にとられて言葉が出ない。身体も動こうとしないようだ。完全に硬直している。
「・・あ、あのなぁ・・・お前はなんて格好をして・・・」
それでも彼は何とか声を絞り出した。しかし娘は行動をエスカレートさせる。
「今日は汗を一杯かいたから、お風呂が気持ちよかった・・・サンソンも汗を洗い流そうね。シャワーだけじゃダメよ?」
父親の顔を見て微笑み、そっと手を取る。慌てて腕を引っ込めようとするサンソンを抑えて、その手を太腿の上で抱く。
ごつごつした父親の手。バスタオル越しで乳房に当たる太い腕。少し汗くさい父親の匂い。
マリーの頬が朱に染まってゆく。
「マリー、ちゃんとパジャマを・・・」
何とか娘を諫めようとするサンソン。だが、マリーはそれを許さない。
「夜になっても暑いね。ほら、すぐに汗かいちゃう」
そう言って、白く浅い双丘の谷間を覗かせた胸元に、サンソンの腕を密着させた。
父親の視線が、胸元から首筋へ、腰から太腿へと慌ただしくうつろう。太腿に置いた彼の手が汗ばむ。
勝利を確信したマリーは、再びサンソンの手を取って内腿に触れさせた。
「・・・マリー」
かすれた父親の声が聞こえる。内腿にあてた手のひらが熱い。あの場所から淫らなものが溢れてしまいそうになる。
足が震える。何もされてないのに身体が熱く火照ってしまう。
少女はサンソンの胸に顔を埋め、逞しい身体に身をゆだねた。
ぐいっ
父親がマリーの身体を引き寄せて、その細い肢体を膝の上に乗せる。
ハラリとバスタオルが滑り落ち、娘は裸体を晒す。サンソンはマリーのこんもりとした尻に手を這わせた。
「ああ、サンソンっ!」
とうとう、この時が来た! 今日こそ願いの叶う時! 少女は歓喜の声をあげる。
「歯ぁ食いしばれっ!」
(・・・・へっ?)
状況にそぐわない父の怒声に、マリーの頭の中では間抜けな疑問符が駆け巡っている。
サンソンは娘の尻を撫で回し、肉の厚い部分を探り出して狙いを定めた。
「覚悟は出来たな?・・・今日は一発や二発で済むと思うなよ!」
(えっ!・・なにっ!)
娘の混乱した思考をものともせず、父親は手を振り上げ、そして勢いをつけて思い切り振り下ろした。
バチーンっ!
「きゃうっ!」
尻を平手で引っ叩くと娘が悲鳴をあげる。サンソンは再び手を振り上げる。
バチーンっ!
「いたい、いたい、痛いよーっ!」
見る間にマリーの尻が真っ赤に染まってゆく。
バチーンっ!
三発目の平手が、マリーのむき出しの尻を叩く。
「おらっ、これくらいで許してもらえると思うなよ! 今日は身に染みて分かるまで続けるぞ!」
サンソンの膝の上で素っ裸の身体を捩って暴れるマリー。
「何でお尻叩くの? わたし何も悪い事してないよぉ!」
バチン、バチン、バチン、バチン
四連発。サンソンは小刻みに連続して尻をはたく。
「だらだら風呂に浸かるな! はしたない格好で家の中をうろつくな! ふしだらな真似をするな! いったいお前は何を考えているんだ、この馬鹿娘がっ!」
バチン、バチン、バチン
「ひゃうっ! いたい、いたい、いたい、いたいっ! ごめんなさい、もうしません! もう許してよー!」
バチン、バチン、バチン
「うるさい! 今日は徹底的にやると言った筈だ!」
バチン、バチン、バチン
「わああああ〜〜〜〜〜〜ん! なんでこうなっちゃうのよぉ、サンソンのバカーーーーっ!」
「親に向かって馬鹿とは何だ! この馬鹿娘!」
バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!
心温まる親子のふれあいは夜遅くまで続いた。
秋も深まったある日曜日の深夜、ボルベックの町にちょっとした嵐が訪れていた。
大粒の雨、強い風、光る稲妻、轟く雷鳴。そんなものには動じもせず、サンソンは自分の寝室で安らかに眠る。しかし、この時こそマリーにとってはチャンス。当然、少女は父親の寝室を目指す。
小さいころ雷を怖がっていたマリーは、嵐の夜だけはサンソンのベッドに入ることが許されている。もちろん、いまさら雷が怖いわけもない。父親のベッドに潜り込むための口実である。
そんな訳で、マリーは枕を抱えていそいそとサンソンの寝室へゆく。
トントントン
寝室のドアをノックする。しばらく待っても返事は無い。
ドンドンドン
こぶしを丸めて寝室のドアをノックする。しばらく待っても返事が無い。
「くふふふふっ」
マリーは怪しく笑う。
かちゃっ!
父親の了解も得ずに娘は寝室の中に忍び込む。ベッドの傍に行くと、サンソンはこちらを向いて熟睡していた。
「おじゃましま〜す♪」
サンソンを起こさないように、そっと布団の中へ身体を滑り込ませる。
それでも父親は目を覚まさない。すこしムっとするマリー。
(それなら、わたしにだって覚悟があるもん!)
マリーは枕を放り捨て、サンソンの胸の中に身体を押し込んだ。
父親の腕を枕にして、ゴロゴロ喉を鳴らしながら猫のようにして大きな体に縋りつく。
ここまでされて、さすがのサンソンも身じろいで微かに目を開く。
「・・・・マリー・・雷が怖いのか? ほら、布団の中に潜れば大丈夫だぞ・・・」
父親は寝ぼけながら娘の身体を包むように抱きしめ、掛布団の中に押し込んで厚い手のひらで背をさする。
サンソンのベッドに入れたのは良いけど、これでは目的を果たせない。
マリーはイヤイヤをする幼児のように首を振って抵抗した。
しかし背を撫でる父親の手が心地良くて、どうしてもあらがえない。
「なんか違うよぉ・・でも・・こんなのも良いかな?」
サンソンにすっぽり包まれるマリーは、彼の胸に頬擦りしながら微笑んだ。
どくん・・どくん・・どくん
力強い心音が聞こえる。娘は父親の鼓動を耳にして懐かしい安らぎを感じ、身体から力を抜いて身を任せた。
背中をさする手が、ぽん・・ぽん・・ぽん・・ぽんと鼓動にあわせるように背を優しく打つ。
枕に貸りた腕で、そっと頭を撫でてくれる。
(・・サンソン・・)
いつのまにか娘は涙ぐんでいた。
何故か寂しくて哀しくて、父親の体を強く抱きしめる。そして本当に雷が怖かった幼いころを思い出す。
風が強く吹けば、ざわざわと木の葉がざわめくのが怖いといって泣いた。雨が降れば、雨音が怖いといって父に縋った。怖い夢を見れば、矢も盾も堪らず父親の胸に潜り込んだ。ひとりが怖くて心細くて、しくしく泣きながら父親の寝室に入ったことだってあった。
だけど、いつだってサンソンはかまってくれた。慰めてくれた。抱きしめてくれた。
血のつながりなんてまるで無い、赤の他人の子供なのに。ほんとうの親子なんかじゃないのに。
それなのにサンソンはわたしを慈しんでくれた。まるで我が子のように・・・ううん、それ以上に。
そして今も包みこんでくれる。
守ってくれている。
あの気球での約束通り。
525 :
.:04/02/07 20:08 ID:kyJ7q4nJ
わたしは、この男を滅茶苦茶にした。
自分の我が侭でサンソンの一番大切な時を捨てさせてしまった。
つまらない子供の約束を強引に守らせて、この男の人生を棒に振らせてしまった。
そんなことを露ほども考えず、わたしは他の男の子とデートを重ね、抱きしめられ、口付けを交わした。
挙句の果てに望まぬ行為をされかけた。そんな恋愛ごっこに興じていた。
この男の半生を台無しにした小娘のくせに。
いくら感謝しても足りない。
どんなに悔やんでも追いつきやしない。
だから、このひとの為に生きたい。
すべての想いをこのひとにのせて。
いつか、願いの叶う日が訪れることを・・・
マリーはサンソンの胸の中で嗚咽をもらした。
すると、彼女を抱く太い腕に力がこもる。
「・・・どうした・・雷なんて、もうすぐ遠くへ行っちまう・・・俺がついてるぞ・・大丈夫・・大丈夫だ・・・」
眠いのを我慢して娘をあやすサンソン。
「・・・・ぅぅっ・・・ヒック・・・ぅぁぁぁ・・・・・」
少女は父親の男臭い匂いにつつまれながら、声を潜めて泣いた。
やがてマリーはサンソンに抱かれてまどろみ、ほどなく少女は健やかな眠りにつく。
サンソンは微笑みを浮かべて瞳を閉じる。
そして、ふたりの穏やかな寝息が父親の寝室でひそやかに重なった。
526 :
.:04/02/07 20:09 ID:kyJ7q4nJ
『ベルギーから来た製鉄技術者が、かなり内部機密に近い資料を持ち出して逃亡した』
その一報が専用回線の非常電話でもたらされたのは、嵐の過ぎ去った月曜日の午前2時だった。
布団の中から手を伸ばして受話器を置き、胸の中で穏やかに眠る娘を起こさないようにそっとベッドを離れる。
手早くスーツに着替えて、ブローニングのオートマティック(改造済み)をベルトの間に捻じ込み、マリーのおでこに口付けをして足早に部屋を出た。
廊下の壁にコルクボードがぶら下っている。彼はメモ用紙に鉛筆で書きなぐって画鋲で貼り付ける。
ちょいと用事ができた。
朝メシはジャンの家で食ってくれ。
サンソン
玄関へ向かう。彼は掃除用具などをしまう造り付けの収納を前にして立ち止まり、ありったけの力で収納を押し込む。
1mほど収納が後退すると、その右手に狭い武器庫が現れた。サンソンは棚から拳銃の予備弾倉を取り出す。
そして少し躊躇ってから、自動装填式大口径ライフルのケースと完全被甲弾の弾倉を握った。
527 :
.:04/02/07 20:13 ID:kyJ7q4nJ
嵐は去ったが雲が空を覆っていた。月明かりはおろか星ひとつ見えない。点在する街灯を頼りに集合場所へ急ぐ。
玄関を出てから5分後、集合場所へ車で迎えにきた部下と合流した。
「どんな具合だ」
黒塗りの乗用車から部下が降りて後部座席のドアを開ける。サンソンはライフルの巨大なケースを後部座席に放り込み、運転席へ乗り込む。
「持ち出されたのは、試作高炉の図面と合金のデーターです。資金さえあれば、フォーナインクラスの精錬と耐磨耗・耐腐食・耐熱などの特性を持つ合金の製造が実質上可能だと、技術開発室から報告を受けております」
車の運転を部下と変わったサンソンは、アクセルを床まで踏みつけ、ハンドルを叩いた。
「クソっ、製鉄部門の機密管理はザルか!・・・まあ良い。逃亡した技術者の経歴、それから手引きした組織を教えてくれ」
助手席に座る部下が資料から必要部分を読み上げる。
「名前はロベール・ワセージュ。南部ワロン地方の製鉄所に勤務後、リールの関連会社の紹介でうちに入社。調べた範囲では、どこかの軍部と接触した気配はありません。ただロベールは妻子をベルギーに置いて来ておりますので、おそらくは家族が人質にされたかと思われます」
サンソンの表情に険しさを増した。
「ロベール自身は素人か。少しは訓練を受けたかも知れんが、戦闘能力は低いだろう。手引きした奴らと接触する前に押さえたい。捜索の現状はどうなってる?」
「陸路は警察に協力させて完全に押さえました。鉄道は貨物も含め停車させて調べ、道路は検問を敷いて人・馬・車を問わず徹底的にやっております。ですが、一番高い可能性は水路でしょう」
彼は何の変哲も無い民家の前で車を止めた。
「わかった、良くやったな。関連する役所や機関には鼻薬を嗅がしてあるから、苦情なんぞ気にせず思いっきりやれと伝えてくれ。俺は船に乗って上流を指揮する。下流は任せるから連絡急げ。無線はロベールを見つけた場合のみ許可する」
「わかりました」
部下が車を降りて民家の中に吸い込まれるのを確認し、サンソンは車を急発進させる。
528 :
.:04/02/07 20:15 ID:kyJ7q4nJ
ボルベックの市街地は狭い。少し中心部から離れると石畳の道など無く、未舗装の道ばかりだ。車は土煙をあげてセーヌ川方面に走る。当たり前の乗用車が出すスピードなど、とっくに超えていた。
カーブや交差点では細いタイヤが簡単に悲鳴をあげ、車体が右に左に滑り続ける。それでもサンソンはアクセルを踏み続けた。
やがて車は小さな運河の船着場に突き当たる。サンソンは車を捨て、船着場の掘っ建て小屋に飛び込んだ。
「すぐに出すぞ。セーヌ川に出たら通信用ワイヤーで各艇を繋げ。聴音機の使用を許可するが無線は使うな。準備急げ!」
小屋に詰めていた15名ほどの部下達が一斉に船へ散る。
彼等が乗り込んだ船は、どう見ても動力など無い漁船。それも帆にホツレが目立つボロ舟だ。それが突然くぐもったエンジン音を響かせ始めた。
「各艇判断任せる。エンジンが安定した順に出せ! セーヌ手前の堰でワイヤーを繋ぐぞ。照明は可能な限り絞れよ!」
サンソンがエンジン音に負けまいと叫ぶ。各艇のエンジン音が一段と大きくなり、彼の乗船する艇を中央にして出艇した。
ものの数分でセーヌ川と合流する最終堰に到達した。各艇をワイヤーで繋ぎながら最後尾の艇から1名が下船して堰を開く。
「ワイヤードラムの解除は確認したな? 最大間隔を500mとして散開。行くぞ!」
最後尾の艇を除いて全艇が闇の中に消えてゆく。
「聴音機を起こして、下流の散開状況を確認しろ」
サンソンは艇長に指示を出しつつ、有線通信機の受話器を取る。
『所長、一番艇配置に着きやしたぜ』
受話器を取るなり一番艇の艇長から報告が入った。
「お前、察しが良すぎだ! 脅かすんじゃねぇ!」
『『『『がはははははっ!』』』』
有線通信機は各艇と繋がっているため、全艇から笑いが起こった。
「所長、下流に5隻の不審船を確認。エンジン音照合・・・なんだ、うちの船ですぜ。下流も展開終了したようです」
ヘッドホンを装着した船員がつまらなそうに報告した。
「1番艇と最後尾の5番艇は岸から100m位を維持しろ。岸の監視はお前らに任せた」
『『了解』』
「全艇エンジン停止。聴音機で下流を調べ、異常が無ければ上流へ向かう」
スローだったエンジンが完全に停止した。聴音機を操作する船員が、どんなに小さい音も聞き逃すまいと操作盤の前で目を閉じる。
529 :
.:04/02/07 20:30 ID:kyJ7q4nJ
突然、二番艇から連絡が入った。
『所長、下流に水切り音。おそらく帆船』
一番艇からも入電する。
『こっちでも確認しましたぜ。』
サンソンは即座に反応した。
「三番、四番、五番、水切り音を確認したか?」
少し間を置いて返事がくる。
『『聞こえません』』 「ちょっと待て・・・やばい、微かに聞こえる!」
サンソンが乗る三番艇の船員が悲鳴をあげた。
一番艇と二番艇の間隔は約300mと近い。三番艇の感度が低いのなら、目標は対岸に近い。
「一番艇、二番艇、三番艇、感度を比較して目標の位置を確認、急げ! 全艇エンジン始動!」
エンジンが始動し、下流に向けて船体が加速する。
『所長、目標の距離、二番艇から2000m! 対岸まで約400m!」
もし、目標が動力船ならば捕捉は難しい。サンソンは全艇に指示を出す。
「全艇聞いたな? 全速で目標に向かえ。二番艇は照明弾の用意。距離500まで近づいたら撃て!」
有線通信機を艇長に任せ、ライフルのケースを握り甲板に上がる。サンソンは大口径自動装填ライフルを組み立てつつ、目標が敵でない事を、そして敵であっても殺さずに済む事を祈る。
船体が速度を上げてゆく。短く刈った髪が、風にとられてなびいた。
「所長、二番艇から入電。目標まで1000で不審船エンジン始動!」
艇長の報告に、聴音していた船員も叫ぶ。
「こちらも確認しました! 対岸まで約300!」
530 :
.:04/02/07 20:40 ID:kyJ7q4nJ
目標にこちらのエンジン音が聞こえたのだろう。ならば目標はおそらく敵。サンソンは進行方向の闇を凝視する。
風切り音に混じって微かにエンジン音が聞こえた。
「二番艇、照明弾撃ちます!」
艇長の声と同時に前方の上空で照明弾が光った。それを直視しないよう前方を見ると、約500m先に黒煙をあげて疾走する木製の不審船を見つけた。
一番艇と二番艇は対岸に回り込もうとしているが、間に合う距離ではない。しかも不審船の甲板上に、ライフルを構える敵がいた。
サンソンは覚悟を決める。
「一番艇と二番艇に照明弾を上げ続けるよう指示を出せ。俺が撃つ!」
艇長が有線通信で指示を伝えている。サンソンは完全被甲弾の弾倉をライフルに装填した。
大口径ライフルの威力は凄まじい。位置さえ特定できれば、壁に隠れる敵でさえ殺傷できる。弾丸は壁に大穴を開け、尚且つ殺傷力を失わないのだ。
その威力を持ってすれば、木製の船体など紙のようなもの。
よしんば鉄板を張ってあるにしても、そんな装甲では直径25mmの完全被甲弾を防ぐ事など出来ない。
サンソンは全長2mを優に超えるライフルを軽々と持ち上げ、甲板上の銃座に固定する。
どんな怪力の持ち主であっても、このクラスのライフルを手で構えて連射するなど出来る訳が無い。
もし立射すれば、運が良くて反動で後ろに飛ばされて転び、運が悪ければ肋骨なり鎖骨なりをへし折ったあげく折れた骨が肺に突き刺さり、口から血を吐きながら失血死するだろう。
このライフルは銃ではなく、むしろ砲と呼ぶべきなのだ。
531 :
.:04/02/07 20:45 ID:kyJ7q4nJ
照門を覗いて船橋を探す。彼は船橋の窓に操舵輪を操る船員の後頭部を見つけた。照準を合わせて引き金を引く。
ドムッ!
銃座に固定してもなお伝わる射撃時の衝撃。排夾と同時に、シューッと熱いガスが噴き出す。弾丸は船橋の上部ギリギリに着弾した。
初弾は照準の微調整。サンソンは着弾位置のずれを目測で修正し、照準を船員の頭部から50cm程下げる。
火点が見えたのだろう、不審船上でライフルを構える男が銃口をこちらに向けた。だが、無視して引き金を引く。
ドムッ!・・ドムッ!
油圧の緩衝装置が装弾速度を落としている。次弾装填まで僅かな間が空く。
しかし、初弾で船橋に大穴が開き、次弾で船員の胴体がグチャグチャになって操舵輪に叩き付けられたのを照門越しに確認した。
同時に舵が狂い不審船が左に大きく曲がる。サンソンはエンジンがあるだろう船体後部に照準を合わせ、再び引き金を引く。
ドムッ!・・ドムッ!・・ドムッ!・・ドムッ!
船体後部に4発連射した。だが船体は止まらない。どうやらエンジンは船体後部ではなく、船体前部にあるようだ。サンソンは弾倉を取替え、船体前部に照準を合わせて撃つ。
ドムッ!・・ドムッ!・・ドムッ!・・ドムッ!・・ドムッ!・・ドムッ!・・ドムッ!
7発連射した。銃身が熱でたれたのか、着弾位置にばらつきが目立つ。それでも完全被甲弾はエンジンを貫いたのか、目標の速度が落ちた。
そして対岸の30mほど手前で船体が爆発した。弾が燃料タンクに当っていたようだ。
照明弾の炎と不審船の爆発で、辺りが一瞬だけ昼間のように明るくなる。そのとき、対岸に銃を構えた2つの人影を見つけた。
弾倉を取り替えたサンソンは、彼等にも容赦なく引き金を引く。
ドムッ!・・ドムッ!・・ドムッ!・・ドムッ!
4発で二人を仕留めた。体が弾けて彼等は絶命した。
532 :
.:04/02/07 20:48 ID:kyJ7q4nJ
下流を捜索していた仲間の船と四番艇・五番艇は、念のためにライトで両岸を捜索中。その明りが点々と見える。
一番艇は対岸に接岸し、不審者を調べ始めていた。二番艇も不審船の残骸を調べている。
サンソンの乗る三番艇は不審船と岸の中央に位置し、万が一の事態に備えた。
「所長、二番艇から連絡入ってます」
艇長から有線通信機の受話器を受け取る。
「・・・・俺だ、何かわかったか?」
サンソンの声は暗く沈んでいた。
『書類の入ったケースを見つけましたぜ。持ち主らしき野郎が、近くで縛られて浮かんでます』
「縛られて浮かんでいる?」
意味がわからずオウム返しに聞き返すと、二番艇の艇長が呻く。
『拳銃で頭を打ち抜かれて・・・船内で殺されたんだ、畜生どもに!』
ガンっ!
受話器の向こうで、何かを蹴り飛ばす音がした。
サンソンは甲板に上がる。
不審船を見ると、ロベール・ワセージュらしき縛られた男を収容しているところだった。
その近くに、敵と思われる死体が2体浮かんでいる。
(俺はロベール・ワセージュを殺すために船を撃った。それなら、ロベールを殺した奴等と俺と何の違いがあるんだ?)
彼は死体から目を背ける。
そこには不審船を破壊したライフルがあった。
サンソンはライフルの銃口を己の頭に押し付けて、引き金を引きたくなった。
533 :
.:04/02/07 20:59 ID:kyJ7q4nJ
ロベール・ワセージュの事件の翌日
火曜日の午後3時、ラルティーグ家の台所
「あっはははははははは・・・・ひぃっ・・・ぷーーーーーっ!・・・きゃはははははははっ・・・」
どんどんどんどんどんどんどんどんっ!
ナディアの息子達が、笑い転げながらテーブルを叩きまくる母親を心配そうに見つめている。
彼女の向かいに座る少女は、頬をプクプク膨らませてナディアを睨みつけた。
サンソンが出張でベルギーに行ってしまったので、マリーはナディアの家に預けられていた。
娘は一向に進展しない父親との関係に思い悩み、ナディアに相談することにした。そして今までの経緯をぶちまけた。
最初は真面目に聞いていたナディアだが、マリーの話が進むにつれて俯き身を震わせ始める。
サンソンを誘惑しようとして失敗した話を語り終えるころ、どうにも堪えきれず笑い転げ、今に至っていた。
「ナディア、わたしの不幸がそんなに面白い?」
何とか気を静めようと、テーブルの上に手を置いて拳を握り締めるナディア。
マリーが真剣なのはわかる。だが、その内容は笑い話にしか聞こえない。いまマリーを見れば絶対に大笑いしてしまう。
ナディアは下を向き、肩をこわばらせて堪える。
相談相手が落ち着いてきたので、マリーは再び話はじめた。
「一昨日、雷が鳴ったでしょ? だから、雷のせいにしてサンソンの部屋に忍び込んだの」
・・ぷっ!
ナディアがふき出した。
ギロっと睨みつけるマリー。
「あっ、なんでもない、なんでもないのよ・・・ほら、そんなことより、サンソンさんの部屋に忍び込んでからどうしたの?」
なんとか誤魔化そうとするナディア。子供達は母親の狂態に恐れをなして、自分達の部屋に逃げ込んでいた。
マリーは釈然としないものを感じながらも仕方なく話を続ける。
「ベッドに潜り込んだのは良いんだけど、サンソンったら気付きもしないのよ。だからわたし、思い切って抱きついちゃった」
なんだか次の展開が読める気がするナディアは、笑わないように気を引き締めた。
「ええ、それで? ・・・んぐっ!」(笑い出さないように唇を噛んで身構えたのはいいが、強く噛みすぎてしまった)
「そしたらサンソンも抱き返してくれて、背中を撫でてくれたわ」
今までとは違う展開に、ナディアは顔をあげた。
534 :
.:04/02/07 21:02 ID:kyJ7q4nJ
「それで・・・どうなったの?」
マリーの表情が憂いた乙女のものになった。ナディアの期待は高まる。
「ぽんぽん背中を優しく叩かれて・・・子供をあやすみたいに、雷なんか怖くないぞって慰めてくれた」
ぶーーーーーっ!
意表を突かれたナディアが盛大にふきだした。
だが、マリーは意に介さない。それどころか何かを耐えるように身を固くしている。
「わたし、サンソンにとっては何時までも娘なのね・・・どうすれば娘じゃなくて、女として見てくれるんだろう」
(この子は、この子なりに苦しんでいるんだ)
ナディアは思い悩む少女をどこか懐かしく感じていた。
「サンソンさんのこと好き?」
コクンと素直に頷くマリー。
「サンソンはわたしの為に色んなことをしてくれたよ。でもね、そのせいでサンソンは自分の人生を捨てちゃった・・・わたしなんかのために全部捨てちゃった」
「マリー・・あんた・・」
勘違いをしている、とナディアは少女に言おうとした。だが、マリーがそれを遮る。
「だからわたしはサンソンに好きになってもらわなくちゃダメなの。愛してもらわなくちゃいけないの! そうでなきゃ何にもしてあげられないもん」
この娘の心はなんて幼いんだろう。ナディアは少女を見つめて呆れた。
「・・・まあ・・・どうにもならないんじゃない?」
あっさり、さじを投げる。
ナディアも子供の恋愛ごっこに付き合うほど酔狂ではない。
「わたしじゃサンソンと釣り合わないって言うの? サンソンが好きだって気付かせたてくれたのはナディアじゃない」
顔をあげて縋るような視線を向けるマリー。
「今のあんたじゃサンソンさんは相手をしてくれないわ。あんたは好きだって理由をこじつけて逃げてるだけ。もし、うまくいったとしても二人とも不幸になるだけよ」
食って掛かろうとするマリーを制して、ナディアは続ける。
「その理屈なら、あんたじゃ無くても構わないわ。本当にサンソンさんを好きになってくれる女性が現れたら良いのよ。ふふっ、実はねぇ・・サンソンさんを紹介してくれっていう女の人は沢山いるのよ? あんたより歳の近い素敵なひとを紹介しなくっちゃ!」
ナディアは住所録を引っ張り出して、あれこれ考え始めた。『このひとはダメ。このひとはお似合いね』と、楽しそうに女の名前をメモに書き写してゆく。
535 :
.:04/02/07 21:07 ID:kyJ7q4nJ
「やめて・・お願いだからやめて!」
マリーは、そのメモを掴んで握りつぶした。ナディアは冷たい視線を少女に向ける。
「そうだ、あんたの後見人のグランディスさんとエアトンさんに話をしておきましょうね。サンソンさんを後見人から外してもらって、
親権者を立ててもらわなくちゃ。サンソンさんが結婚するなら、マリーはイギリスに行ったほうがいいかしら。さっそくグランディス
さんにお願いしてくるから、ちょっと留守番を頼むわ」
そうして席を立ち玄関に向かおうとした。だが、マリーがナディアを引き止めた。
「やだ・・サンソンと離れたくない。ほかの女になんか渡さない。サンソンはわたしのひと。絶対誰にもあげない・・・」
少女は台所を出ようとする女の手をきつく握り締める。その瞳には、狂気にも似た色が宿っていた。
536 :
.:04/02/07 21:08 ID:kyJ7q4nJ
「サンソンさん、あんたが恩を返すために誘惑してたって知ればどう思うかしら。怒るよりきっと悲しむだろうな」
ナディアは振り向いてマリーを見つめ唇にキスをした。別に他意は無い。脅かしたことへのナディアなりの謝罪だった。
突然の口付けに驚いた少女は掴んでいた手を離す。
「好きなら好きで良いじゃない。それだけをサンソンさんにぶつけるの。いつかきっとサンソンさんもマリーを愛してくれるわ」
少女は唇を押さえて数歩後ろに引き下がった。
(そういえばナディアって、グランディスさんとあんな関係なんだ・・・もしかして、わたし襲われちゃうの?)
貞操の危機にマリーは怯える。
「酷いこと言ってごめんね。でも親は子供に恩を返してほしくなんか・・・・ちょっとマリー、あんたどこへ行くつもりなの!」
ナディアは台所を逃げ出そうとするマリーの肩を掴んで引き戻した。
(やっぱりそうなのね・・・わたしを食べちゃうつもりなのね!)
マリーはナディアの戦闘能力を熟知していた。ナディアにかかれば、ジャンなど文字通り瞬殺されてしまう。
普通の女の子が敵うわけ無い。マリーは賭けに出た。
「やめてっ! 犯さないでぇーーーむぐっ・・・」
慌てて、手で口を塞ぐナディア。その手に噛み付くマリー。
少女の理不尽な勘違いに腹を立て、ほんとに犯したろかと思い始めるナディア。
マリーは高まる貞操の危機を敏感に察知して、玄関目指し走り出す。
外に逃がしたら、どんな噂が立つか分らないので、ナディアはマリーの首根っこを掴んで引き戻す。
その後、ふたりの攻防戦は、いつ果てるとも無く続いた。
537 :
.:04/02/07 21:10 ID:kyJ7q4nJ
マリーの誤解も何とか解けた、ロベール・ワセージュ事件から四日後の火曜日
午後8時のラルティーグ家台所
テーブルを挟んでナディアが熱弁をふるい、マリーは何やらノートに書き込んでいる。
「・・・ここまでは良いかしら。これで一般的男性論は大体教え終わったわね。じゃあテストしてみましょうか・・・マリー、これまでの事を要約してみなさい」
マリーはノートのアンダーラインを引いた箇所に目を通し、まとまった思考になった所で言葉にした。
「えっと・・・男性は基本的に母体回帰を求めています。でも母の胎内へ還る事ではなく、むしろ乳児期〜幼児期の絶対的に守られていた自分、そして際限なく甘える事ができた自分に戻る事を望んでいるんだと推察できます」
ふんふんとマリーの言葉に頷くナディア。マリーは己の推論の正否を問うようにナディアを見つめる。ナディアは視線で続けるように促がす。
「その一方で己の優位と正当性を誇り、他者を圧倒することも望んでいます。この自己矛盾が男性の男性たるゆえんとも思われる節があります。男性の持つ父性とは、ある意味ここから派生したとも考えられます」
少女の言葉はナディアを満足させるに十分だったようだ。彼女は己の仕事に満足したのか、笑みを浮かべて出来の良い生徒を褒める。
「今のはあなた独自の視点ね。とても良いところに目をつけたわ。父性には確かにそんな側面が見られる・・・ええ、男性の庇護意識を分析する為の重要な材料だと私も思うわ」
(傍から見ていると、なんだか大学のゼミみたいだ)
ふたりの様子を居間から見守るジャン。彼は学歴を偽って入学した大学の1年間という短い期間を懐かしく思い出していた。
もっともジャンの場合、いきなり院生として入ったのだ。もとから経歴に箔をつける為だけのものだったから、特に学んだ事も大学生活に対する感慨も無い。逆に開発研究室との2足の草鞋が大変だったのを思い出して彼は顔をしかめた。
ついでにナディアとマリーが何故こんなことをしているかという理由まで思い出し、今度は頭を抱える。
538 :
.:04/02/07 21:13 ID:kyJ7q4nJ
食卓では相変わらずマリーが発言し、ふんふんナディアが頷いていた。そして重要な事柄を別の行動計画案に書き写してゆく。
やがて今日のゼミも終わりに近づいたのか、ナディアがまとめに入った。
「じゃあ、これからの行動指針も自ずから見えてきたと考えて良いわね」
力強く頷くマリー。彼女は食卓に広げられた行動計画案から重要な項目をピックアップして読み上げる。
「第一ステップとして、わたしが朝食を作り始めます。ただ、このインパクトは比較的短時間で解消される可能性が高い。
・・・・だから最初のうちは調理に失敗して初々しさを印象付け、徐々に味を向上させて健気な努力を対象者に認めさせます。
その次の第二ステップは毎朝優しく起こしてあげる事です。また、第一ステップとの複合でさらに高い優位性が生まれるのも
ポイントかと思われます」
ナディアは破顔して生徒を褒め称える。
「素晴らしいわ、マリー! でもね、行動計画案に縛られちゃダメ・・・この計画には、その場に応じた自由な発想に基づく無限
のバリエーションがあることを絶対に忘れないで。拙い料理や掃除や洗濯なんかでサンソンさんの庇護意識をくすぐりながらも、
精一杯の母性で包んであげる。これこそ、この計画の意義なのよ!」
「はいっ!」
ナディアとマリーは食卓の上で力強く手を握り合った。握り合った手の下の食卓には、先ほどの行動計画案がある。
その最上部には、
『幼な妻計画』
と、文字が踊っていた。
539 :
.:04/02/07 21:16 ID:kyJ7q4nJ
「次は実技よ。今から料理の特訓を始めるわ。サンソンさんはイタリア出身。イタリア人の男はみんな重度のマザコンよ。マンマ、マンマって煩わしいったらありゃしない!」
「・・・・サンソンはマザコンじゃないと思う」
マリーは恨めしそうに抗議した。だがナディアは目尻をキュウっと吊り上げてマリーを威嚇する。
二児の母になり穏やかになったと評判のナディア。平素の彼女は、それを裏付けるように垂れ目がちだ。
しかし今のナディアの目は猛禽類が獲物を狩るときのそれに見える。恐怖に思わず半歩ほど後退りするマリー。少女の体感温度が5℃ほど下がった。
もしかすると、ナディアはマリーが誤解したのを根に持っているのかもしれない。
「・・・まあ良いわ。マリー、あなたには同じくイタリア出身のグランディスさんから教えてもらった様々な調理方法を伝授します。
厳しい特訓になるけれど、しっかりついてくるのよ!」
「はいっ、ナディア!」
マリーは直立不動で返事をした。
トントントントントントントントン
台所から、食材をきざむ包丁の音が聞こえてきた。
ジャーーーーっ! ザっザっザっ・・・・ぐつぐつぐつぐつぐつ
フライパンで何かを炒める音、フライパンを振って料理途中の食材をひっくり返す音、鍋で何かを煮るあやしげな音。
そして、ツーーーーン!って感じで、鼻の粘膜を痛めつけるほど辛そうな香辛料の臭気が強烈に漂ってきた。
あいかわらず居間で頭を抱え続けるジャン。彼は出張中のサンソンに心の底から同情した。
540 :
.:04/02/07 21:18 ID:kyJ7q4nJ
土曜日の午後1時過ぎ、天気はちょっと荒れ模様。
サンソンの探偵社に向かうマリーは溜息を吐く。風に流された雨が、キルトスカートの裾を湿らせて重く纏わりつていた。
グレーのキルト生地が雨に濡れて紺色に染まり、見た目にも少し鬱陶しい。赤みの濃いオレンジ色の薄いセーターで、全体が暗くならないように気を配ったのも無意味になってしまった。
風に飛ばされそうなブラウンのショールを押さえて、マリーは空を仰ぎ小さく舌打ちをする。
ボルベックの駅を横目に道を南に折れて、大通り沿いの商業地に入った。小規模ながらも工業地を形作るだけあって、それなりの賑わいを見せている。
化学、製鉄、部品、自動車、商社などの事務所が入っている大きな建物。ブティックやテーラー、宝飾品店にレストランなどの小奇麗な店舗。小さいけれどデパートだってある。
マリーは宝飾品店の飾り窓で足を止めた。その視線を辿ると、トルマリンのペンダントに行き当たる。淡いピンクに発色しているから、たぶんルペライトなのだろう。やや小粒ではあるが良い色合いだ。
簡素な飾り付けの銀細工の台がトルマリンを引き立て、とても可愛らしい逸品に仕上がっている。
「・・・・きれい」
マリーは溜息混じりにそう呟いた。それを己に飾ったときの事を思うのか、ショールを押さえていた手を、柔らかな膨らみの合い間に添える。その指先にカメオのペンダントが触れた。
すると少しだけ物欲しそうだった表情が、満たされたものに変わってゆく。ショールを肩から降ろし、マリーは宝飾店のウィンドウに己の姿を映し見る。
ふふっ!
くすぐったそうな笑みを残して、マリーは宝飾品店をあとにした。
華やかな大通りの半ばまで歩くと、通りのはずれに、場違いに小振りで地味な建物が見える。サンソンの探偵社だ。
マリーの歩みが知らず知らず速くなった。小走りぎみの歩みで玄関の前に辿りつく。彼女はひさしの中に身を入れ、傘をぱさぱさ振って水を切り、事務所に入る。
541 :
.:04/02/07 21:20 ID:kyJ7q4nJ
「こんにちはー」
今日は土曜日だから、事務の人達は帰ってしまったはず。だから返事が帰ってくる筈も無いが、一応マリーは挨拶をした。
「よお、久しぶり」
「きゃあっ!」
まさか返事が戻るとは思ってもいなかったので、マリーは悲鳴をあげる。慌てて声のした方をみると、航海長がいた。
「大声をだすことはないだろう。 一年ぶりなんだから『お帰りなさい』くらい言ってほしいところだな」
「おめぇが行き成り声をかけるからだろう。なぁ、マリー」
今度は操舵長が階段から顔を出した。
「お帰りなさい! ふたりとも、やっと戻ってこれたのね!」
喜色を浮かべて二人の手を取る。でも、彼等は困った顔をして視線を逸らした。
「いや・・・それが、艦隊に復帰せにゃならんのだ」
と、操舵長。
「私も・・・その、東アフリカに・・ちょっと用があってな・・・」
と、航海長。
「でも、しばらくはボルベックにいるんだよね? 今日はうちに泊まるんだよね? わたし、ちょっとだけピアノ巧くなったよ。聞いてくれると嬉しいな。それから学校や友達のことも教えてあげる!」
弾けそうな笑みでふたりの手を引くマリー。操舵長と航海長の表情が曇った。
操舵長は政府の肝いりで海軍に入隊した。現在は提督付きの参謀として務める一方、各国軍部の情報収集にあたっている。
航海長は堪能な語学と不可思議な存在感で商社を仕切っている。おまけに何を好きこのんでか、自ら買い付けで方々に奔走いる。もちろん、買い付けに行った先々では各国企業の情報を収集していた。
操舵長は喪った家族の事が忘れられず、ひとり身を通している。航海長も気侭な一人暮らしが良いなんて言ってるが、本心は知れたものではない。
だから、ふたりともマリーを娘のように可愛がった。もちろんマリーもふたりに懐いていた。
542 :
.:04/02/07 21:22 ID:kyJ7q4nJ
「俺は、こいつと一緒に今晩出港の連絡艇で艦隊に合流する。14時の汽車でル・アーブルに戻る予定なんだ」
操舵長は必要最小限の言葉で別れを告げる。彼とて寂しいに違い無い。
「14時って・・もう行っちゃうの? そんな・・・相談したい事だってあるのに・・・」
航海長がニヤッと笑う。
「さっそく本音が出たな。エーコーから聞いたよ、サンソンをお父さんって呼ぶの止めたんだってな?」
マリーがパアっと顔を朱に染め、・・それは・・とか、・・えと・・とか、モゴモゴ口ごもる。
「この10年、あいつは父親として生きてきた。いまさら簡単に他の生き方を選べやしない。それだけは解ってやれ」
マリーは操舵長の言葉を理解出来ないでいた。航海長はそれをもどかしく思い、つい余分な言葉を言ってしまう。
「サンソンは遊び以外の目的で女を見ようとしない。あいつはお前の為に男としての時間を捨てたのさ。マリー、時間は巻き戻せやしない。お前がサンソンの捨てたものを拾ってやれ。そしてあいつを救ってやってくれ」
「馬鹿野郎! 妙なこと言うんじゃねえっ!」
航海長は自分の失言に気付き、慌てて少女の様子を伺う。俯くマリーの顔色は青ざめて、肩を落としこぶしを握りしめていた。
「でも・・・わたし、なんにもできない・・・」
そして、ひとつふたつ涙を零す。慌てふためく航海長。それを蹴飛ばす操舵長。
「すまない、俺が無神経だった。だがな、サンソンを男に戻しやれるのはお前だけなんだよ」
そう言って航海長はマリーの頭をグリグリ撫でる。
「あいつは他の女には見向きもしないねぇよ。あいつにはお前しかいないんだ。そうだ!マリー、今日はチャンスだぞ。しっかりサンソンを口説き落としてこい!」
543 :
.:04/02/07 21:24 ID:kyJ7q4nJ
操舵長が少女を励ましていると、コツコツと階段を叩くヒールの音が辺りに響いた。
「あら、お帰りなさいマリー。サンソンさんなら2階の応接室よ、早く行って顔を見せてあげなさい」
ヒールの音はエレクトラのものだった。焦りまくる操舵長と航海長。マリーは涙を拭ってエレクトラに笑顔を向ける。
「帰ってきたのね! よかったぁ・・・今週、ずっと出張だったから心配しちゃった。あっ、二人とも早く戻ってきてね」
そして、二人には目もくれず階段を駆け登ってゆく。操舵長と航海長の扱いは、おまけクラスに急降下している。
二人は階段を駆け上る少女を見送り、そのまま探偵社の玄関目指して、そろそろと歩き出す。
だが、エレクトラはそれを見逃さなかった。
「さて、お二人の心積もりを教えてくださいな。 少なくとも恋に悩む年頃の娘にいう言葉じゃありませんね。あの子が苦しめばサンソンさんがどんな思いをするか・・・これ以上彼に辛い思いをさせるおつもりなのですか?」
まるで猛獣を前にしたかのように、歩みを止めたふたり。
「いやぁ・・・ほら、俺たち汽車の時間があるから、そろそろ失礼させていただきますね?」
その場を引きつった笑顔でごまかす事に決めた操舵長。
「ジブラルタル経由で地中海に入るのでしょ? ル・アーブルの連絡艇はキャンセルして、トゥーロン港から乗艦なさい。わたくしから提督にお願いしておきますから、心配はいりませんわ。これから一緒にお話しをして、明日ゆっくり発ちましょうね」
・・・ニッコリ・・・
エレクトラの奇麗には奇麗だが、とてつもなく含みのありそうな笑顔。
航海長と操舵長の脳裏に戦慄が走る。
(エリザベス女王)・・と、航海長。 *海賊船保護や国家規模の権謀術策で有名な名女帝エリザベス一世のこと。
(せ、西太后)・・・・・・・と、操舵長。 *言わずと知れた清朝末期の悪鬼の如きキングメーカーって言うか実質女帝。
方向性は全く違うが、ふたりとも強権女帝を想像している。
「「・・・はい、了解しました」」
刑場に引き出される受刑者の気分を満喫して、操舵長と航海長は大きく溜息を吐いた。
544 :
.:04/02/07 21:29 ID:kyJ7q4nJ
『まったく・・・済んじまった事を何時まで引きずってる積りかねぇ・・・』
応接室のドア越しに皮肉混じりの女の声が聞こえた。
(グランディスさんだ・・・うん、きっと仕事の話よ・・・)
マリーはグランディスを前にすると、どうしても構えてしまう。彼女自身、別に含むものはない。だが、昔サンソンが好意を寄せていた相手だと思うと、居ても立ってもいられなくなってしまう。つまらない嫉妬だと分っているだけに、マリーには抑えようがなかった。
『姐さん、いい加減にしてください。サンソンはロベールの家族を埋葬したばかりなんですよ!』
(珍しいな、ハンソンおじさんがグランディスさんを怒るなんて。それに、『家族』とか『埋葬』ってなにかな)
部屋の中にハンソンもいると知り、マリーは少しだけ安心した。でも、只ならぬ話の内容に、違う意味で心配になる。
『ほぉー・・・ハンソン、あたしに意見しようなんざぁ、あんたも偉くなったもんだ!』
『サンソンの気持ちを考えてくれと言ってるんです! 励ますにしても、言い方ってものがあるでしょう!』
バンっ!
『止めんかっ!』
(機関長のおじいちゃん・・・いまのバンって音、おじいちゃんが何かを叩いた音?)
温厚な機関長が声を荒げ、何かにあたるのは珍しい。マリーは俄かに信じられなかった。
『悪い事は言わん、仕事は部下に任せて2・3日休みを取れ・・・』
『俺は大丈夫・・うっぷ・・・げ、月曜日に警備体制の見直しを含めて、機密保持の徹底を議題に・・・悪い、ちょっと席を外す・・』
サンソンの絞り出すような呻き声。5日ぶりに聞いた父親の声が擦れた呻き声。マリーはドアを開けて、応接室の中に入った。
545 :
.:04/02/07 21:32 ID:kyJ7q4nJ
「サンソン!」
応接室には、グランディスとハンソン、機関長と科学班長が居た。そして目の前には酷い顔色をしたサンソン。
「どうしたの、気持ち悪いのっ?」
サンソンは一瞬笑おうとしたようだが、すぐに口を押さえてマリーの横をすり抜け応接室を出てしまった。少女は急いで後を追う。行き先は洗面所だった。中から吐き戻すような音がする。マリーは慌ててドアを開けた。
サンソンが洗面台の前でうずくまっている。息が臭い。それに酒の臭いと、汗臭い体臭、それに胃液の臭い。
「背中さするね。ネクタイ緩めるよ。Yシャツのボタンも外して・・・どう、まだ吐きそう? 我慢しちゃだめなんだからぁ・・」
臭いなど気にせず背中をさすると、サンソンは吐き気を催したのか、洗面台にかじり付いて僅かな胃液を戻した。
彼は荒く息を継ぎながら、苦しそうに胃の辺りを押さえている。マリーはスーツ越しに背を擦るのがもどかしくて、背広に手をかけた。
「汗びっしょり! 熱も少しあるわ! 早く着替えて横にならなくちゃ・・・3階の仮眠室に行きましょ。階段登れる?」
サンソンは返事の変わりに、心配そうに背をさするマリーの頭に手をのせる。
廊下から機関長とグランディスそしてハンソンが、サンソンに肩を貸して階段を登るマリーの甲斐甲斐しい様子を、苦笑しながら見つめていた。
「あいつにはマリーが一番の薬じゃろう・・・さて、わしは帰るか。あとで探偵社まで往診に来るよう藪医者に声を掛けておくから、マリーにそう伝えてくれ」
そう言い残して階段を下りる機関長の足取りは確かだった。
「あの爺さん、あれで70歳を超えてたわね。あたしも、まだまだ老けていられないか・・・」
階段を下りてゆく機関長を、呆れ顔で見送るグランディス。ハンソンはそんな彼女の横顔を見つめる。
「姐さんは年とか関係なく綺麗ですよ。僕なんて、40前だってのに誰も信じてくれませんからね」
グランディスはハンソンを見て微笑む。
「あんたは要領が悪いんだよ。開発室に入りたかったのに、わざわざ貧乏くじ引いて自分から社長なんか引き受けちまってさ・・・」
「良いんです。浮世離れしたノーチラス号の乗組員達に、商売なんて出来るわけなかったから。それに金儲けだって面白いもんですよ?」
グランディスは、そっとハンソンの頬に手を触れた。
「馬鹿だねぇ・・・あんたも、サンソンも・・・あたしの仲間は、みんな不器用なんだから・・・・」
その手に自分の手を重ねて、ハンソンは肩をすくめる。
「器用な奴なんていませんよ。じゃあ、僕はサンソンの腹に入るような食い物でも買ってきます」
そういって、階段を降り始める。グランディスは応接室で薄手のコートを羽織ると急いでハンソンの後を追う。
小走りで階段を降りると玄関の手前で追いついた。
「待ちなよ。老け顔のあんた一人で買い物ってのは、気持ちの良いもんじゃないからね」
そして、ハンソンの腕に自分の腕を絡める。
「・・・あたしも一緒に行ってあげるよ」
グランディスは、小さな声で照れくさそうに呟いた。
547 :
.:04/02/07 21:34 ID:kyJ7q4nJ
夜になるとサンソンの熱が上がった。
この一週間、無理を重ねていたサンソンの体力はかなり落ちていた。そこへきて深酒をして、おまけに汗をかいたのに着替えなかったので、体が冷えて風邪をひいてしまったらしい。
幸い貰った薬のおかげで、なんとか湯冷ましを飲めるようになった。しかし、飲んだ水分以上に汗をかく。
『マメに水分を補給しないと脱水症状になりますよ』
船医の代わりに往診に来たイコリーナは、脱水症状に気をつけろと何度も注意していた。マリーはグランディス達が差し入れにくれたオレンジを搾る。
「サンソン、オレンジを搾ったから飲んでね」
オレンジを3個使ったフレッシュジュースのグラスを持ってベッドに近づく。
吐き気は治まったが、胸焼けは相変わらず続いていた。でも娘が作ったジュースを断れるはずも無く、上半身を起こしてグラスを受け取る。さすがに一気に飲めないので、ちびちび口に含んで少しずつ飲み込んでゆく。
オレンジのさわやかな酸味が口の中に広がり、意識がスッキリするような気がした。
「・・・美味いな。何杯でも飲めそうだ」
マリーはサンソンの肩に自分のショールを掛ける。
「よかった。直ぐに搾るから、ほしくなったら言ってね。そうだ、グランディスさんが作ってくれたスープがあるの」
グランディスのスープ! 当然のごとく、べらぼうに辛いだろう。
「いや、スープは遠慮しておく。姐さんのスープは胃に辛い・・・マリー、晩飯は食べたか? 腹が減ってるなら何か作るぞ」
いま何か料理を作れば、さぞや気持ち悪いだろうなと想像して、サンソンは少し顔をしかめた。
マリーは首を左右に振る。
「ううん・・・グランディスさんのスープとパンで済ましたから大丈夫・・・」
彼女は何ひとつ料理ができない。自宅ではサンソンが食事の仕度をしていたし、グランディスやナディアの家に預けられたときは、それぞれの家主たちが作ってくれた。
マリーはこんなときでもサンソンに食事の心配をさせてしまう自分を情けなく感じた。
サンソンはオレンジのフレッシュジュースを、もう一杯搾ってもらうことにした。
548 :
.:04/02/07 21:35 ID:kyJ7q4nJ
夜もとっぷりとふけた頃、サンソンの熱は更に上がっていた。
呼吸は荒く、発汗量も多い。あまりの気持ち悪さに彼は目を覚ましす。どうやら、意識はハッキリしているが、頭痛と節々の痛みで体が自由にならないようだ。
マリーは、吸い刺しに湯冷ましを入れてサンソンに飲ませる。ふた口ほど含んで止めてしまった。
噴出した汗でシャツはグショグショだし、シーツも湿っている。マリーは着替えを用意した。
「汗でシャツもパジャマもグショグショだよ。早く着替えようね」
しかし、体の痛みで着替える気になれない。サンソンは首を振って着替えを拒んだ。
だが、汗まみれでは体が冷える一方だ。もう、恥ずかしいなどと言っていられない。
「脱がすからね!」
マリーは覚悟を決めて、パジャマのボタンに手をかけた。
「・・馬鹿、自分で着替えるから止めろ」
ぜーぜー、荒く呼吸しながら抵抗するサンソン。娘の手を払いのけ、自分でパジャマのボタンを外す。
しかし、袖を抜こうと体を起こす途中、酷い痛みでベッドに倒れこんでしまった。
その衝撃で頭痛が激しさを増す。節々の痛みで身を丸くする。目が眩み吐き気を催す。
「ぐっ・・ぅぅ・・・げぇっ」
シーツを掻き毟って何とか吐き気を堪えた。マリーがサンソンの背中をさする。
「ほら、無理じゃない。いいから、わたしに任せて!」
彼は抵抗を諦めて娘に身を任せた。
仰向けに寝ているので上手く袖が抜けない。マリーは手を引っ張って体を右に向けさせ、パジャマの袖を左手から抜く。
今度は左に向けて、やっとパジャマの上を脱がす事が出来た。シャツは腰から手繰りあげて無理矢理脱がせた。
549 :
.:04/02/07 21:37 ID:kyJ7q4nJ
「ついに、下半身を脱がすときが・・・やって、まいりました・・」
節々が痛くて体を動かしたくないが、意識だけはハッキリしているサンソン。ヤケクソになって自分でナレーションを入れた。
マリーの顔が真っ赤に染まってゆく。
「バカ・・エッチ! 何で病人のくせに、からかう事には頭が回るのよ!」
文句を言いつつも、布団と毛布を剥いでパジャマのズボンに手がかかる。
「とうとうパンツに手がかかりました・・若干14歳の、うら若き、乙女によって・・いま、わたしの下半身、が露に、なろうと・・・」
ニュース映画の弁士を真似て、実況中継をするサンソン。しかし気持ち悪くなって途中でやめた。
「ほんっとうにバカなんだからっ! ねぇ、酷くなっちゃったらどうするのよぉ・・・おとなしくしてよぉ・・・」
マリーの言葉尻が怪しくなってきた。これ以上からかうと泣いてしまう。サンソンは娘の手を取って軽く握る。
「ありがとう、マリー・・・・もう、おとなしくする。からかって悪かったな・・・」
そして娘の目を見つめて微笑んだ。マリーは拗ねたようにサンソンの目を見つめ返す。
「じゃあ・・・一緒に寝ても良い?」
「・・へっ?」
「今晩、サンソンのベッドで一緒に寝かせて!」
「・・・・・・はぁっ?」
(なにを言ってるんだ、この娘は・・・)
高熱に浮かされて頭が回らないサンソンは、漫然と問い直すだけだった。
「いいもん! だめって言っても、わたしベッドに入っちゃうから!」
そう宣言して、マリーはサンソンの腰に手を掛け、パジャマのズボンを一気にずり下ろした。
その勢いでサンソンの全身をタオルでゴシゴシ拭う。手早く体を拭いた後で、奇麗なシャツとパジャマを着せようとする。
しかし、こちらは重量差がありすぎて、マリーにはとても無理だった。潔く諦めた少女は、箪笥からタオルケットを引っ張り出してサンソンに掛け、その上から布団を掛けた。
「わたしシャワー浴びてくるね!」
娘が楽しそうだ。嬉々として部屋を出てゆくマリーを見送りながら、サンソンは吸い飲みを手にとって口に含み、仰向けでベッドに横たわる。
なぜか気持ちよく眠りにつけそうな気がした。
550 :
.:04/02/07 21:39 ID:kyJ7q4nJ
夜も明けるころ、サンソンは目を覚ました。
よく眠っていたようだ。すぐには睡魔も訪れそうに無い。
なぜか体の節々が痛む。熱に浮かされているのか、意識がぼぉっとしている。
それでも天井を見て、ここが自宅ではないと分った。
(そうか、事務所にいるんだったな)
自棄酒を飲んで、おまけに飲みすぎが原因で体調を崩し、事務所でひっくり返ってしまった事を思い出す。
そして己の馬鹿げた行為に苦笑した。
「サンソン、起きたの?」
マリーが耳元で囁く。右腕を枕にして、身体をピッタリくっつけている。
「ああ、起きたぞ」
右を向くと、微かな常夜灯の明かりに照らされる娘がいた。
ブロンドに近い栗色の髪が、少し乱れて顔を隠している。左手の指でほつれを梳くと、薄くなったソバカスが淡く浮かぶ。
ついっと指でソバカスのあとを追う。まるい目を大きく見開いて頬を膨らませる抗議の仕草。
「おまえは可愛いな。こら、逃げるな!」
悪戯されると布団の中に潜り込む、昔と変わらないマリー。
逃げないように身体を引き寄せて、こちょこちょ脇をくすぐってみる。
「ひゃうっ!・・・もう、くすぐったいよぉ」
ちょっと身をよじってから抱きついてくるのも、いつもの懐かしい遊び。お尻をぺちぺち叩いて顔を出すように促がす。
もぞもぞ動いて、マリーは布団の合い間から膨れっ面を覗かせた。
「おい、そんな顔をしてると可愛い顔がだいなしだぞ?」
機嫌を直すよう、小さな身体を包むくらいに抱きしめる。
こうするとマリーは腹の上に乗ってくるのを、サンソンは思い出した。
551 :
.:04/02/07 21:42 ID:kyJ7q4nJ
こうされると、息苦しさから逃れるため父親の上に登ったことを、マリーも思い出した。
「苦しいよぉ」
懐かしい台詞を口にしながら、布団をずらさないように気を付けて、マリーはサンソンの上に乗る。
少しだけ身体を浮かせているので、隙間から冷気が布団の中に入り込んだ。サンソンの体が小さく震える。
マリーは思い切って身体を重ねた。
「・・ああ、懐かしい」
子供のころ、怖い夢を見て泣いたあとは何時もこうして寝ていた。サンソンのパジャマをはだけ、自分もパジャマを脱いで、裸の胸に顔を埋め、大好きな匂いを胸いっぱいに吸い込んで眠りについていた。
だから、いまはパジャマ越しなのが凄く悔しい。
(脱いじゃおうかな。脱いじゃったら、サンソンどんな顔するかな)
そんなことを考えて、クスッと笑う。
「どうした?」
気遣わしそうなサンソンの声。
「なんでもない・・・それより、のど渇いてない?」
中年男に身体を重ねる少女は、彼の裸の胸に頬を摺り寄せて訊ねた。
「ちょっと渇いてるな。すまんが吸い飲みを取ってくれ」
「吸い飲みのお水、昨日から換えてないの。新しい湯冷ましを入れてくるから少し待って」
サンソンの体から降りて、ベッドを離れる。布団を掛け直して、サイドワゴンに置いた吸い飲みを取ろうと手を伸ばした。
だが、サンソンがその手を押さえつける。
小さい手をきつく握りしめる。
552 :
.:04/02/07 21:44 ID:kyJ7q4nJ
「・・・・どうしたの?」
しかし何も言わない。だた、無言で手を握るだけ。
突然の事に、鼓動が早く打ちはじめる。
なぜか男としてのサンソンを意識してしまう。
それが怖い。
いままで一度として、サンソンから生々しい男を感じたことが無かった。
だから、とても怖い。
春先に、少年から暴行されかかったのを思い出してしまう。
「お水、これで良いの?」
この場を何とか誤魔化すために、吸い飲みの事に話をすり替えようとする。
「・・・・・・・ああ、それでいい」
低い声。
なんで気付かなかったんだろう。サンソンは父親じゃなくて男なんだ。
おずおずと吸い飲みの口を唇に当て、水を少しずつ流してみる。
ごくっごくっと、喉が大きく音を立てて動く。あっという間に水が無くなった。
「水・・・汲んでくるね」
サンソンから逃げたい。この男から離れていたい。
その一心で言い訳が口を吐く。
だが、手を離してくれなかった。それどころか、思い切り手を引かれて、ベッドの中に引きずり込まれてしまう。
「やっ・・いやっ!」
身体をベッドに押し付けられて、サンソンがのし掛かってきた。
汗ばんだ男の体。
その胸に両手を当て、押し退けようと力一杯伸ばす。
しかしサンソンが肩を押さえつけているので身動きできない。
もう覚悟を決めるしかない。
父親に犯されるんだ。
泣きたくなんか無いのに、涙がこぼれる。
サンソンに両手を掴まれた。両腕を広げられてしまった。
もうだめ。
これでおしまい。
553 :
.:04/02/07 21:45 ID:kyJ7q4nJ
・・・・・・あれ?
なんにもされない。
キスしてこない。
おっぱい揉まれない。
べたべた触ってこない。
足開かない。
お尻撫でない。
あそこにも、なんにもしない。
どこにもキスしないし、触ろうともしない。
どうしたの?
わぁ、わぁ、わぁっ
胸に思いっきり抱きついてきた!
・
・
・
・
「マリー」
さみしそうな声
「マリー」
やだ・・・サンソン、声が震えてる。
「マリー」
・・・そっかぁ。
お仕事で大変な事があったんだ。だから、お酒を沢山飲んで二日酔いになって・・・
ハンソンおじさんが『家族』とか『埋葬』って言ってたけど、サンソン大丈夫かな。
熱まだ下がってないのに無理に動いて気持ち悪くないかな。
554 :
.:04/02/07 21:50 ID:kyJ7q4nJ
「おとうさん、ちょっと顔を見せて」
久しぶりに、呼びかたが『おとうさん』に戻っていた。
マリーはサンソンの下から両手を伸ばして父親の顔を挟み、正面を向かせる。
サンソンの瞳は潤んでいた。
涙のわけには触れず、マリーは父親の額に手を当てる。
「熱が上がってる! 無理するからよぉ・・・ほら、重たいんだからおりて!」
先ほどまでの怯えた様子はどこへやら。マリーは強引にサンソンを横へ転がした。
簡単に転がり落ちる父親。少し体が震えている。
「ほんっとうにバカなんだから! なんでおとなしく出来ないの?」
文句をつけるマリーの瞳も、少し潤んでいた。
彼女はベッドから降りると、吸い飲みを拾い上げて部屋の隅にある流しで洗い始める。
ベッドの中から、サンソンが心細げな視線を向けていた。
洗い終わった吸い飲みに、用意してあった湯冷ましを注ぐ。そして直ぐにサンソンの待つベッドに駆け寄った。
「おとうさん、お水飲む?」
彼は首を左右に振る。
「いらないの? それじゃ少し待ってね」
マリーは後ろを向き、パジャマを脱いで後ろ手にブラを外す。娘の白い背中を垣間見て、サンソンは視線を逸らした。
脱いだパジャマを着直してから深く息を吸い、マリーはくるっと振り返って身体をベッドに潜り込ませる。
「暖房切ってあるから寒いね。わたしが、あっためてあげる」
そしてマリーは父親の体にのし掛かってゆく。
「こら、やめるんだ!」
マリーは両手両足をサンソンに巻きつけ、押し離そうとする父親に断固抵抗する。先程とは立場がまるで逆さまだ。
いや、最初はマリーが父親の腹に登ったのだから、元に戻ったと言うべきか。2転3転する立場に、ふたりとも訳が分らなくなっている。
555 :
.:04/02/07 21:51 ID:kyJ7q4nJ
「やだ! 絶対に離れないんだから・・・おとなしくしてっ」
マリーは身体をずり上げ、引き剥がそうとするサンソンの手をかわし、彼の首に腕を回してしがみ付いた。
やがてサンソンの力が弱くなってきた。狭いベッドのリング上で繰り広げられた、病人vs少女のシングルマッチは、力の差よりも体力に勝る少女がものにした。
ふたりとも、肩で荒く息を継いでいる。「ゴホっゴホっ」と、サンソンが咳をする。
「あっ、大丈夫? こっち向いて!」
急いでサンソンの体を横に向け、背中に手を滑らせてさすった。
「心配するな・・ゴホっ・・ちょっと噎せただけだ・・ゲボっ・・」
なかなか止まらない咳に、マリーはベッドの上に座ってサンソンの背中をさすり続ける。
父親の目前でパジャマ越しに揺れる娘の乳房。
その小刻みにぷるぷる揺れるさまは、愛しくて、可愛くて、なんとも気恥ずかしい。父親は視線を娘の顔に向けた。
マリーは真剣な表情で懸命に背中をさすっている。
サンソンの瞳が再び潤んだ。
彼の脳裏に酒の力に頼ってでも無理矢理に消化しようとした、ロベールの家族に対する罪悪感が込み上げてくる。
ベルギーに渡り、すぐにロベールの家を訪れたが、そこはもぬけの殻だった。
微かな痕跡を手繰り、なんとか妻子を見つけてみれば、彼等は既にこの世の人ではなかった。惨い殺され方だった。
10歳に満たないような子供にまで施した余りに惨い残酷な仕打ち。さぞや苦しかっただろう、怖かっただろう。
彼らの無念を思い、そして彼等を助けられなかった不甲斐なさを悔いる。犯人達への怒りが渦を巻く。
しかし、犯人を追う手がかりは完全に途切れていた。ロベールを手引きした連中は、見せしめのためだけに彼の妻と子供を殺した。そして、サンソン達に惨殺したロベールの家族を見せ付ける為に、わざと手がかりを残したのだ。
怒りや憎しみの行く先を完全に失ったサンソン。
彼は思い知る。ロベールとその家族を殺したのは、サンソン自身でもあるのだ。
だから酒に溺れるしか無かった。
「おとうさん、おとうさん!・・・ねぇ、サンソン!」
そして、いまのサンソンには、娘に縋るしかなかった。
556 :
.:04/02/07 21:53 ID:kyJ7q4nJ
「・・・マリー・・・」
心配そうに声をかけてくる娘の身体を壊れ物のように抱いて、その乳房に顔を埋める。
先程は抵抗したマリーだが、今度は両手で優しく父親を抱き寄せた。
「おとうさん、少し休もうね?」
父親は娘の乳房に縋ったまま頷く。
サンソンの全身を抱きしめてあげたい。このひとを慰めてあげたい。愛してあげたい。
守られてばかりだった少女が抱く不思議な感情。湧き上がる初めての気持ち。
娘は父親を抱きしめたまま、ベッドの上で仰向けになった。
「ね・・・わたしの上に乗って」
しかし、サンソンはマリーに重なろうとしない。どうしても娘に甘えきれない。業を煮やした少女はサンソンの体の下に自分の身を滑り込ませて、大きな体を強く抱きしめる。
少しずつ重くなる父親の体。やがて彼女の全身にサンソンが重なっていった。
「っ!・・・やっぱり、おとうさんは大きいね。ちょっとだけ・・苦しいよ・・」
本当は凄く重い。マリーの倍は体重がありそうなサンソンだから、苦しいのが当たり前だ。
「でも、嬉しい。身体が・・おとうさんで一杯になったみたい」
ビクン
サンソンの体が震えた。彼は娘の乳房に埋めた顔を擦り付ける。
お世辞にも豊かとはいえない、固さの残る双丘。それでも健気にサンソンの顔を覆いつくそうとする二つのふくらみ。
彼は我を忘れて力一杯マリーを抱きしめた。
557 :
.:04/02/07 21:56 ID:kyJ7q4nJ
「お・・とう・・さん・・」
きしみをあげる華奢な肢体。苦しそうな娘の声。それでも口から漏らすのは父親をいたわる言葉。
痛みに震える娘の手が、優しくサンソンの髪を撫でる。父親は娘の手が震えているのに気付いた。
マリーが苦痛を堪えているのを知った。サンソンは腕を緩め、身を起こして娘の様子を伺う。
少女は微笑み、父親の頬に手を添えていた。そして、そっと頬を撫でる。
無精ひげをこすられる感触。少し冷たいマリーの手。
慈愛にも似た瞳の色。
サンソンは魅入られたように瞳を見つめ、娘に顔を寄せて唇を求める。
マリーが瞳を閉じる。
ふたりは口付けを交わした。
唇が触れ合うだけの長いキス。
やがてサンソンは唇を離し、マリーを見つめる。娘は満ち足りた笑みを浮かべていた。
父親は娘に寄り添うように身を横たえて目を閉じる。なぜかマリーの香りに包まれているような気がする。
サンソンは高熱に浮かされながらも安らかな眠りにおちた。
558 :
.:04/02/07 21:58 ID:kyJ7q4nJ
朝になり、サンソンの家に誰もいないことを知ったグランディスは、ハンソンを誘って探偵社を訪ねた。
ふたりは合鍵を使って中に入り、仮眠室を目指す。
「姐さん・・・覗き見なんて趣味悪いですよ」
仮眠室の前でハンソンはグランディスを嗜めていた。
そおっとドアノブを握り、音を立てないようにゆっくりとドアを開こうとしていたグランディスは、ハンソンを睨みつける。
「いいんだよ! あのふたりがどうなったのか、あんただって気になってるんだろ!」
「まあ少しは・・・・・・いや、そうじゃなくって!」
ハンソンの返事など待たず、既にグランディスはドアを開いている。
彼女が様子を伺うと、ベッドの中で抱き合うサンソンとマリーがいた。だが、少女の様子がおかしい。
グランディスは中に入りベッドに近づく。サンソンを抱きしめていたマリーがそれに気付いた。
「グランディスさん・・・どうしよう、サンソンの熱が下がらないの・・・」
父親を胸に抱きながらうろたえるマリー。
グランディスはサンソンの額に手を当てたあと、慌てて彼の頬をはたく。
「サンソン、サンソン! ほら、しっかりおし、サンソン!」
だが、何の反応も無い。
「あー、こりゃダメだねぇ・・・ちょいとハンソン! 悪いけど、デンギルの爺さんを呼んできておくれ!」
「へいっ!」
ハンソンが仮眠室を駈け出してゆく。
それを確かめてから、グランディスはマリーの髪を梳かしてやった。
「安心おし、こいつなら大丈夫。それより見てごらんよ、この安らかな寝顔・・・」
マリーの胸の中で、サンソンは汗をかき呼吸を荒くしながらも、安心しきった表情を見せていた。
まるで母に包まれているように。
559 :
.:04/02/07 22:04 ID:kyJ7q4nJ
「ありがとう、マリー・・・・詳しい話は出来ないけど、サンソンの仕事は辛いことばかりなのさ。心が押し潰れてしまうくらいにね。
だけど、お前が癒してあげたんだ。こいつの寝顔を見ればわかるよ。本当に良くやってくれたね、マリー・・・」
グランディスにくしけずられる娘は、気持ち良さそうに髪を女の手にゆだねる。
「昨日の夜・・・サンソンすごく寂しそうで苦しそうだったの。わたしも何だか辛くなっちゃった。そうしたら、おとうさんが可愛くて
可哀想で愛しくて・・うまく言葉にできないけど、そんな気持ちになったよ。だからね、わたし・・・・・」
少女の髪を撫でる手を休めて、グランディスは微笑む。
「言わなくてもいいよ・・・それはね、お前も女だってことなのさ。女なら誰だって好きな男を癒してあげたいと思うものよ。今まで
マリーはサンソンに守られていたね。こいつだって、お前を守る事で自分の心を保っていたんだ。だけど、これからはそうは行かない。
もう、こいつは限界なんだ。だからね、お前がサンソンを守ってやっておくれ・・・お願いだよ・・・」
グランディスは己の瞳に浮かぶ涙を指で拭う。
マリーは驚く。こんなわたしに、グランディスが頼みごとをするなんて信じられなかった。それも、サンソンを守ってくれだなんて。
「わたし・・・わたしにできるのかな。おとうさんが好き、サンソンが大好き。でも、わたしに何ができるんだろう・・・」
グランディスの瞳から雫がこぼれ落ちる。
「馬鹿だねぇ・・・それだけで十分じゃないか・・・ありがとうよ、マリー・・・」
マリーは顔をあげてグランディスを見つめる。
グランディスが小さく頷く。
そして、ふたりはサンソンに視線を移す。
彼は安心しきった面持ちでマリーの胸に抱かれていた。
ハンソンが船医を連れてくるまで、マリーはサンソンを見つめていた。
中篇 終
もの凄いです!
もうエロとかパロの範疇を越えてしまってますね。
マリーのヘタレ誘惑ぶりに萌えたかと思えばサンソンのシリアスぶりに…
感動しました。
>>560 よかった〜
今回のは本当に不安だったので、喜んでもらえたのなら嬉しいです。
よろしかったら、次のも読んでやってください。
(時間がかかるかと思いますが・・・)
私もエロとかパロとか超越して、一つの読み物として読ませてもらいました 続きが気になってしょうがない 無理のない程度に頑張ってくだちい >『幼な妻計画』 思わず吹き出しますた ココに出てくるとは!
399様、素晴らしい!
男はやっぱり母性を求めますよね。
マジ感動しました。これでまだ後編があるなんて幸せです。
いくらでも待ちますよ!
>>サンマリスキーさん
>>563 ありがとうございます。
次も思いっきり長くなりそうです。時間も思いっきりかかっちゃったりするかも、なんて思ったり思わなかったり・・・・・・とほほ
マリーの乳の成長はこのくらいで止めたいなぁ、なんて思ってる今日この頃です。そうです、オイラは貧乳好き・・・・(^_^;
>399様
出遅れてしまいましたがw
まさにネ申・・・・・・・・!素晴らしいです!!
マリーの一生懸命さとサンソンの漢っぷりに萌えました!
ともすれば書き手の妄想一つで終わってしまいがちなパロが多く、
イマイチだなあと思っていたのですが、どんどん引き込まれていきますた。
生きてて良かった・・・!
>>565 ありがとうございます。
何とか話を短くまとめたいと思っているのですが、なぜか長くなってしまいます。
くどいと思われるかもしれませんが、堪えていただけると嬉しいです。誤字脱字も許してください・・・ああ、恥ずかしい。
567 :
名無しさん@ピンキー:04/02/11 23:58 ID:y1L3xQIV
age
裏稼業の男に引き取られた少女が…ってのは萌えの温床だなw
569 :
名無し:04/02/24 02:35 ID:RVoPU3X8
以前ネット上でナディアがクルー達に犯されてるエロ漫画を
読んだんだが今でもネット上で読める?何処いったら読める?
神降臨待ち
サンマリの続きはマダカナ
573 :
名無しさん@ピンキー:04/04/04 15:50 ID:LS0kO7f+
神降臨が我らの願い
ビデオデッキが壊れてた…
ウツダシノウ…
_| ̄|○
録画したオレは勝ち組み?なの・・・?
誰もいないから保守しとくよ・・・
ハンソンかわいいよハンソン
579 :
名無しさん@ピンキー:04/05/01 11:16 ID:bTJH54vi
落ちそう。アゲ
むかし。何度も抜いたなー
はつ恋の相手でそんな汚らわしいことできるわけありません
今見ると結構画像荒いね
ほす
ほしゅっとく?
いいねぇ〜
ナディア嬢の誕生日なわけだが
ほしゅ
汚らわしい!いやらしいわ!みんなみんな…大っ嫌い!
590 :
名無しさん@ピンキー:04/06/13 07:23 ID:McnPkF5A
∩(゚∀゚∩)age
全部キャプってあるのでnyで放流予定
592 :
名無しさん@ピンキー:04/06/27 17:02 ID:fc9GdXEG
保守
しても神は降臨しなさそうだな…orz
SAGE
サンマリ
ひたすら待ち続けますです、ハイ。
幼な妻(*´д`*)ハァハァハァアハァ
..,,,、,,,,,,,,,,,_
,,,,,レ゚”゙゙lllllllllll!゙lllllllilllllllllla,,、
: .,,lllliiiilト;;,iiillllllllllliiliiiiiilllllllllllllll|: : : ...: .: :
: : : : : : : ::,,illillll!!゙ig,llllllllllll|゙゙゙!lll゙゙゙゙llllllliiil,ト: : :
: : : : : : : ,illllllllll,l,,llllllll゙゙゙゙ll゙i、:::'゙li、;..llllllllllll
.lllllllllllll,,,゙呼.`: ゚゙'テ:::::::::::::'llllllllill゙: : : ..: : : : :
: : .:lllllllll!ll,,lilll,,,、:::::::::::::: :::::::::'lllllll!°: : :
: : : : : lllll!lllililll゙!゙゙'llry;::::、::::::::::::,!:゙゙!l′: .,,,,,、 : : ...:
: : : : : : `゙l゙lllllllllllliil,,,, ̄丶':::::::::::.Z/,.-!lsx-'ヘ√::: ~'┐: : : : : : : :
.゙゙!!!!゙゙゙゙゙゙illiili,,,,,,,,,,,illll[l"ヾ:::::::::゙L;;;;゙\、:::::゚i、:
: : ......~゙゙゙゙llll゙゙゙゙";,气i、::::::::-'"゙卩゙“''″::;:i,リ'ヽ
: : : : : : : : : : : : : : : : : `: .,r・゚i、;;;;゙ミ.:::::::`:::::::::::::::::::::::::゙山:゙'ii、: .: : :
: : ,l°::::゙l|,メ": : : : :::::::::::;;;;;;;;;;;;;::lト::::::`'r,: : : : : :
: : : : : l|::::::::::,ll゜::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::'゙゚!レ::::::::゙h,:
.、: 、: : : : :、::::;]::::::::::'l,;;;;::::::::::::::::;;:::::: :::::::::::: : 'レ;、;::::::::`‐
: : : : : : ::;,l:::::::::: |liq,、;;;;;、;;;;;;;:;;;::::::::::::::::: :ヒ;:,jr'"′::::、
: : : : : ,″:::::::,゙;゙lq゚゚゚”;;;;;;::;;;;;;::::::::::::::::::::.,,lぐ:: :::::::;;_,r・: : : : :
: : : : : : : : : : : ;;l;;;;:::::::yト;_,リ゙゙ll,、;;;;;;;;;;;、"レー:-'ハレf″:::: :
: ;!;;::::::│`´: : ::::゙゙l,;;;;;;,',,l″::::::::j|,lア''r\i,,,:
: ‐;::::::::|: : :::;;゚l,/,,i彳::::::::::::::l`;;;;;-i、,,ミ,i、
: i;;::::::::′ : .::,,,iiiililiiii,l!l、;r;::z::,l;'ト;;;;;;;;;;;`゚゙K: : ...: :
: : : : : : : : ,ト;;:::::::li,,,,,,,,,,,,iillllll!!゙゙゙゙゙゚'゙";.l、,l":「rた;;;;;;;;;;;;;;;;;゙L:::
: : : ,,√;;;;:::::,lllllllllllllll!l゙\ヽ,,,,.,}.";;;;;;;;;;;,、ミ-,;;_,,-'ニ,''|;:::::: :
,ill″;;::::::,lllllllllllllllll;,: ゙‐' : ゙、゙ン``,,il|;:::
'!l′;:::::,llllllll゚゙゙゙゙゙゙]ll";;''i、 ` ,/;;;;;゙l、
: : : : : : : ,ト;;;:::::/;゙゙゙゙!l::::;;;,ll°;;;;;;ヽ /;;;;;;;;::;;゙L:: : : :
: : : : : : : : : : : : ::,l`;::::::テ::::::::::::,,lll°;;;;;;;;;:::'l,, : :,、`;;;;;;::::::::;;;l、:
: 「;;:::::.i、: : .,-゙,″;;;;;;:::::::::::゙ト 、;;;;;;;;;;::::::::::::;:ll:
: 丶;::::::l゙: ,,シ`,″;;;;;::::::::::::::::::゙i、 、″;;;;;;;::::::::::::::;:ll:::::: :
: ,,/--、,、 、l゙;;;,″;;;;;::::::::::::::::::::::廴: .,,l゙;;;;;;;;;;::::::::::::::::::,l:::
: i,r''′:,,l′ 丶!,l;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::,l,|;;;,l゙;;;;;;;;;:::::: :::::::::::::,ト
: :,l゙:::::'i、:゙L: .l1$;;;;;;;::::::::::::::::::::::::,彳;;;;;;;:::::: :::::::::::::,l°
: : : : :;l`:::::,i、;;:〔: ':‖;;;;;:::::::::::::::::::::::,lな!ナ;;;;;;;;;: : ::::::::::::::,,i´
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: .:゙l;;::,.'レ、゙ヽ:;;'|;;;;;;:::::::::::::::::::::,l°: 』;;;;;;;;::::::::::::::::::::,l°: : : : : :
゙l;;゙く,.゙'',i´;;l゙;;;;;::::::::::::::::::::,,i´: : ,l;;;;;;;;::::::::::::::::::::,F: : : : .: : :
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: ;;;;;,";::::::::::::::::::::` : :;;;!;;;;;;::::::::::::::::::::::
: : : ...: : : : : ;;;;;;,!;:::::::::::::::::::.` : ::;;;,′::::::::::::::::::::
: : : : : : : : :::丶;;;;,,i´:::::::::::::::::,: : : ::;;;;;、;;::::::::::::::::::、
幼な妻マダー
サンマリ見たいがそれ以上に話として続き気になるんだ…
応援age
604 :
名無しさん@ピンキー:04/07/22 23:54 ID:iIyaxaNi
あげ
長期入院から久し振りに帰ってきたら…
なんだか廃れぎみ…?
幼な妻待ってるよ〜!!
>>605 入院?大丈夫でつか?
みなさん、書いてください・・・
今日初めてここ来たんだけど、
最高に良スレですね。
399さんのネ申っぷりに涙が・・・
気長に待ってます。がんがってください!!
>607
GJ!
(・∀・)ニヤニヤ
あ
611 :
名無しさん@ピンキー:04/07/29 17:52 ID:DAh3uDK9
あーげ
幼な妻〜!!!
613 :
名無しさん@ピンキー:04/08/02 22:51 ID:KfhuW+kK
age
614 :
名無しさん@ピンキー:04/08/04 13:45 ID:CIZg4bFM
サンマリの続き気になるよー!!!
書いてます
書いてはいるんですが、まだ三分の一くらいしか書きあがってません
紅葉の季節には間に合わせたいなぁ・・・なんて思ってみたりして・・・
m(__)m
遅くて申し訳ありません。
本当にごめんなさい
・
・
・
・
・・・・・とほほ
616 :
名無しさん@ピンキー:04/08/05 21:46 ID:Vh3yftI/
>>615 おお!頑張っているのがわかっただけで十分ですよ。
正直もうやめたのかと思ってしまった。
なにはともあれ待ってます
紅葉の季節ですか。首を長くしてお待ちしてます。
あ
619 :
名無しさん@ピンキー:04/08/07 20:27 ID:5Ncv5JVr
>615
自分も>616に同意です。
それまで全力で保守させていただきますっ!
620 :
名無しさん@ピンキー:04/08/08 01:44 ID:DKoDM6wc
ホシュ!
621 :
名無しさん@ピンキー:04/08/10 19:26 ID:JUyEtxBI
宇宙人は格別だろうな。
ジャンがうらやましい!!!!
622 :
名無しさん@ピンキー:04/08/15 00:46 ID:dMv3TGCY
保守 ガンガレ(・∀・)
623 :
名無しさん@ピンキー:04/08/16 22:25 ID:lEVtNRvx
保守。
他に人いないのか?
624 :
名無しさん@ピンキー:04/08/16 22:26 ID:KIqAV9NN
625 :
名無しさん@ピンキー:04/08/16 22:27 ID:KIqAV9NN
626 :
名無しさん@ピンキー:04/08/16 22:27 ID:KIqAV9NN
627 :
名無しさん@ピンキー:04/08/16 22:30 ID:KIqAV9NN
628 :
名無しさん@ピンキー:04/08/16 22:30 ID:KIqAV9NN
おい!おまいら!!
またジョゼットたんに合えるかもしれませんよ!!
【スクエニ】ワンダープロジェクトJ3(仮)【LEVEL5】
http://game8.2ch.net/test/read.cgi/arc/1092643418/ スーパーファミコン、NINTENDO64の隠れた名作「ワンダープロジェクトJ」シリーズの
最新作をスクウェア・エニックスがゲームキューブ用ソフトとして開発中であることを発表。
このシリーズは童話「ピノキオ」をモチーフにした、ギジンと言われる機械の少年(少女)を
コミュニケーションを取ることで人間らしい人格に成長させて、数々の冒険をこなしてゆく
「コミュニケーションアドベンチャー」という独自のジャンルを確立した。今回は音声認識
システムによって、主に“対話”によるコミュニケーションでギジンを成長させていくものに
なる模様。開発はドラゴンクエスト8の製作も手がけるLEVEL5。
630 :
名無しさん@ピンキー:04/08/19 16:52 ID:3F+zZwx4
ホシュ。
631 :
名無しさん@ピンキー:04/08/20 00:09 ID:fHpub2aJ
サンマリ待ち続けます!
捕囚
633 :
名無しさん@ピンキー:04/08/27 20:28 ID:/SecRoqb
ほしゅ
お前ら、ナディアで抜くときどのシーン使いましたか!?
俺は無人島で缶詰バコバコ蹴ってるシーンとか、OPで最初に登場するシーン
(木に寄りかかってて下から上へスクロール)でした
つーか、もう大昔の作品なのにこれだけスレが伸びてるのが凄いでつね
>>634 島編で、洗濯物を干すジャンがナディアのパンツとブラを眺めてるとこ。
暗に白いドレス着用時はノーブラノーパンだと仄めかしている。
それでいてバ〜ってスカートめくって虫刺され見せるし、たまんねえなハァハァ
ひょうたん島の中でジャンと再開して裸で抱きつく時もハァハァだな。
コマ送りするとブルーウォーターがうまく乳首を隠してたりして逆にエロい。
>>636 あのシーンよかった!
でも抜けないな。自分で想像して抜いてる(現在進行形)
現在進行形って……右手でシコりながら左手でキー打ってそのレス書いてるのか?w
早く葉っぱが紅くなるように祈ってみる
漸く涼しくはなってきたなあ
エレクトラさん陵辱読みたいっす
>>635 今また地上波放送してるしね。
これから島編あたりだったか。。。
洗濯物干しが見られるなぁ。
夏を懐古する記念パピコ
ハマハマと浮気するナディアを想像するとグッときちゃいます(*´Д`)
645 :
名無しさん@ピンキー:04/08/31 21:09 ID:8Q50LA/t
646 :
名無しさん@ピンキー:04/09/01 20:08 ID:vDjjBrCq
ナディアのおっぱいEカップだって知ってた。
♪AカップBカップCカップDカップEカップ・・・
なるほど、四番目に小さいオパーイか。
しかし十分挟めそうだ。(何を?)
それはそうと昨日の話は泣いた。
ネモさんカッコいい。大塚ボイスがまたいいな。
ナディアとアスカって、思いっきり気が合うか、同族嫌悪みたいに犬猿の仲に
なるかのどっちかだろうな。もし知り合いだったらの話だが。
友達居ない同士だから、男の悪口とかで意気投合すると思われ。
そしてお互い相手の好きな人の悪口を言ってケンカしたりw
651 :
名無しさん@ピンキー:04/09/03 11:17 ID:CRdrgAyJ
そしてお互い同じ店のピンサロで一生懸命に働くと。
そうなると間違いなく成績を烈しく競って、熾烈なサービス合戦となるわけだな!
「私は天才なの! 一番に決まってるわ」
「ステージの舞姫はわたしよ!」
そういえばナディアって美人なのかな?
アスカは学校で人気あったりして劇中でも美人なんだが、
ナディアの場合男にチヤホヤされたりするシーンがないし、黒人として
差別さえ受けている。黒人でもすげぇ美人なら、言い寄ってくる男の
一人はいてもおかしくない筈だけど<ジャン以外で
初期のイメージボード段階ではサンソンとハンソンはジャンとそう違わない年齢で、
サンソンがナディアを口説こうとしてたような。
655 :
名無しさん@ピンキー:04/09/04 18:54 ID:ZmA561nh
>>654 サンソンがもっと年齢低い設定だったってこと?
>>655 そんな山村いやだ。
ダンディーでなくちゃ。
>>655 そう。なんかみなしごグループの兄貴分て感じで。まあ実際ナデイア以外全員みなしごアニメなんだけど。
ジャンはみなしごじゃないだろ。いい叔父さんがいるし。
659 :
名無しさん@ピンキー:04/09/05 23:23 ID:EFGQbxwF
登場人物がどうも全員あかぬけない感じがするのがすごく好き。
おされすぎるのも感情移入できないのだ
そう感じるのは、もう14年も前の作品だからじゃないの?
というより18世紀(あってる?)かなんかの昔の設定だからじゃないの?
漏れはそこが結構重要なツボ
663 :
661:04/09/13 00:09:43 ID:JxsYjj+u
さんきゅー
サンマリ☆ホシュ
665 :
名無しさん@ピンキー:04/09/17 23:58:02 ID:zp2WwnUR
ほっす
ホッシュホッシュ
ナディアほど躁鬱の激しいヒロインは他にいないだろう。
668 :
名無しさん@ピンキー:04/09/19 23:15:19 ID:vgkKrXHQ
補修
669 :
名無しさん@ピンキー:04/09/20 19:25:04 ID:+AuVS+3W
まだかなー続き
670 :
名無しさん@ピンキー:04/09/21 15:47:01 ID:KyFY9g5+
∧_∧
( ・∀・) お行儀よくして職人さん待ち
( ∪ ∪
と__)__)
671 :
名無しさん@ピンキー:04/09/23 08:08:04 ID:toWXT1zg
ナディアの褐色の顔に強制ぶっかけ
黒い肌とザーメンを混ぜ合わせたい
672 :
名無しさん@ピンキー:04/09/24 19:47:45 ID:y1K+bVp9
∧_∧
( ・∀・) 脚が痺れてきちゃった…
( ∪ ∪ サンマリまだかなぁ
∬と__)__)
∧_∧
( ・∀・)
>>673 ( ∪ ∪ そうだったね。でも初志貫徹。
∬と__)__) 最後まで正座で待ちまつ
675 :
名無しさん@ピンキー:04/09/25 23:45:02 ID:I8sBuKNL
ナディアが実写だと確実に黒人なんだなと思うとかなり鬱。
インドと白人のハーフとか、
アフガニスタンあたりキボンヌ。
∧_∧
(;´Д` ) 痛いけど・・・ガマン…
( ∪ ∪
∬と__)__)
そこは褐色肌の萌えっ娘を想像してみる、と。
680 :
名無しさん@ピンキー:04/10/08 20:37:40 ID:lnZOfe9Y
まーだっかなー
もみじはまだ色付かんかな…
台風で葉っぱが全部落ちてしまっている罠
684 :
名無しさん@ピンキー:04/10/15 03:33:14 ID:c/fNDYC4
hoshu
685 :
あい:04/10/15 05:11:51 ID:gOFWC9IX
ナディアイイ!
687 :
名無しさん@ピンキー:04/10/18 00:20:46 ID:M8FdCvL1
捕手
保守保守
補修…
ついでに葉っぱも補修
干す干す サンマリは不滅です
ほっしゅううううぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!
そろそろ紅葉がすばらしい季節です。
作者様、紅葉の季節が雪の季節になろうとも、桜の季節になろうとも
いつまでもお待ちしておりますので我々のことを重荷に考えずまったりとやってください。
ガンガレ!(・∀・)
693 :
名無しさん@ピンキー:04/10/27 20:20:54 ID:908/t084
保守あげ!
694 :
名無しさん@ピンキー:04/11/03 01:57:40 ID:42gVQSpI
あげー!
695 :
名無しさん@ピンキー:04/11/03 03:40:39 ID:TDGqunK3
このたびは、「NHKアニメワールド」におたよりをいただき、
ありがとうございました。
お問い合わせいただきました「ふしぎの海のナディア」の件ですが、
11月3日の放送は特別番組により放送休止となりました。
次回、11月10日は第32回「ナディアの初恋…?」の放送を
予定しております。
第31話「さらば、レッドノア」につきましては、一部内容に
島に地震が起き崩れていくシーンなどが描かれているため、
新潟県中越地震により被災された方・関係者の方々に、
不安や不快感を与える恐れがあると判断し、
ご心境を考慮したうえ放送中止となりました。
残念ながら現在のところ第31話の放送の予定はございません。
なお、「あらすじ」のみとなりますが、
NHKアニメワールド内『ふしぎの海のナディア』
これまでのストーリーにてご紹介しております。
http://www.nhk.or.jp/anime/nadia/index.html 放送休止・内容変更が続いてしまいますが、
申し訳ございません、どうぞ、ご了承ください。
今後ともNHKのアニメ番組と「NHKアニメワールド」の
ホームページをよろしくお願いいたします
これマジ!?
ナディアの裸が見れる回なのに〜 orz
案外そっち理由じゃねぇの?>裸
699 :
名無しさん@ピンキー:04/11/11 01:49:47 ID:0DeVb3Tu
age
すげー重要な回っぽかったのに見れないなんて悔しい
あらすじだけじゃよくワカンネー
しかも今週何回流れるてんだよThe Secret of Blue Water 〜♪って!
701 :
名無しさん@ピンキー:04/11/14 21:52:45 ID:+IdhXNdF
保守
702 :
名無しさん@ピンキー:04/11/17 02:44:01 ID:K4eXiJDv
ほしゅ
だれか「ナディア画像専門貼り付け掲示板」を立ち上げてみませんでつか?
始まれば協力して、コレクションをUPしまつ
よう!俺の名前はサンソン。年は39だ。
嫁のマリーはぴっちぴちの16!
ままごとみたいな幼な妻ライフを満喫しまくってるぜ!
俺だって、ガキの頃から見知ってる16の小娘をどうこうしようなんて気はさらさら無かったんだが、
嫁の勢いに呑まれたっつーか、まぁ、俺が押し倒されちまったようなモンだ。
かーっ!惚れられるってぇーのも辛いねぇ。
人は俺の事を羨ましがるが、俺にだって悩みはある。
嫁が近所の奥様連中につまらん性知識を吹き込こまれて、それを実践しようとしやがる事だ!
人んちの性生活なんぞほっといてもらいたいもんだぜ!ったく!
俺は、俺の色であいつを染めたいんだ!
考えてもみろ、無垢だぜ、白紙だぜ、真っ白だぜ!!
おまえらにだってあるだろ?雪が降った次の日、庭に積もったまだ誰も歩いてない雪に上に
足跡を付けた時のあの快感!あの征服欲の達成感!
あれを今、俺は嫁でリアル体験してるてぇわけよ。
あの感動を知っちまったら、淫行オヤジと言われようが、鬼畜と蔑まれようが屁のカッパだぜ。
おっと、嫁が呼んでるからもう行かねぇと、さて、今日はどんな事をしてやろうか。
じゃあな、おまえらもがんばれよ。
大雑把にまとめて、こんな話を製作中なんですが…
399タソが降臨するまでのなぐさみになるかわからんけど、需要あり?
705 :
名無しさん@ピンキー:04/11/22 01:16:57 ID:BAzKrehw
むしろアフリカ編をなかったことに(iry
704
イチャイチャしいのを待ってます!
激しく待ってます!!
710 :
704:04/11/22 23:32:06 ID:GCWjGgcA
レスありがとうございます。
書き始めたら長くなって、1部しか書き終わってませんが投下します。
職人への道は険しいと思い知りました…
711 :
704:04/11/22 23:34:20 ID:GCWjGgcA
やわらかな光が部屋に差し込み、ベッドに横たわる少女に降り注いでいる。
「……ん」
少女はまどろみの中から目覚め、朝が訪れた事を知った。
起き上がった少女の肩からウェーブのかかった柔らかな栗色の髪が一房落ち、それをかき上げる
仕草は、そばかすが残るあどけない面持ちとは対照的なしっとりとした艶やかさを漂わせていた。
少女は傍らで寝息を立てている男を愛しそうな眼差しで見つめ、起こさぬようにそっと
ベッドを離れた。
少女は身支度を整えキッチンに立つ。
しばらくすると、パンの焼ける匂い、コトコトとスープの煮える音や湯気が部屋いっぱいに広がる。
手際よくテーブルセッティングを済ませると、部屋を見回し少女は満足気に微笑んだ。
そこには、少女が幼い日に体験し、ずっと夢見ていた情景そのものが広がっていた。
「さて、これからが大変なのよね」
少女は呟くと、エプロンを脱いで椅子に掛け、小走りでベッドルームへと向かった。
ベッドでは、少女が起きがけに眼差しを向けた男がまだ気持ちよさそうに眠っている。
少女はベッドに乗り、男の肩をやさしく揺らしながらその名を呼んだ。
「サンソン、起きてサンソン」
「……」
少女にサンソンと呼ばれた男は、目覚める気配がまるで無い。
「サンソン!サンソンったら!朝よ起きなさい!」
今度はサンソンの肩を激しく揺すった。
「……あ〜…頼むからあと5分寝かせてくれ〜」
やっと言葉を発したかと思いきや、サンソンはベッドの中へもぞもぞと潜り込んでしまった。
「ああ!もう!しょうがないわね、毎朝!毎朝!」
そう言って、少女はベッドから降り2、3歩後ずさりしたかと思うと、
「えい!」
掛け声と共にサンソンに向かって飛び込んだ。
――ぐおぉっ!!
サンソンの叫びが部屋中に響き渡った。
「マ、マリー!お前なぁぁっ!!」
サンソンが飛び起きると、見事に腹の上に覆い被さっている少女、マリーがクスクスと悪戯っぽく
笑っている。
「…ったく。16にもなって、いつまでも4つのガキみたいな事してんじゃねぇよ……」
毎朝繰り広げられるハードな起こし方に、ゲンナリしたようにサンソンは呟いた。
「素直に起きないサンソンが悪いんでしょ!まったく、四十路だっていうのに寝起きが悪いったら
ありゃしない」
「四十路と寝起きの悪さは関係ねぇだろが、それに俺はまだ39だ!」
四十路と言われたサンソンは憮然としながら反論する。
「大体なぁ、お前、ガキの頃から体重が何十倍増しになってると思ってんだ?ちったぁ考えろや」
「失礼ね。何十倍も増えてないもん!せいぜい3倍くらいだもーん」
自分の腹の上で拗ねたように頬を膨らませ、足をバタつかせているマリーを見て、サンソンは
少女の幼き日の姿を重ね見た。
「…ったく…」
諦めたように溜息を付くと、気の抜けた声でサンソンは続けた。
「とにかく、飛び込みは禁止だ。いくら俺でも身がもたねぇ…」
頭を掻きながら天井を仰ごうとしたその時、起き上がったマリーの腕がサンソンの首に絡みついた。
マリーは自分の額をサンソンの額にコツンと合わせると、
「私は、このぐらいで死んじゃう男を旦那様にしたつもりはございません」
そう言いながら上目遣いでサンソンを見つめ、嫣然と微笑んだ。
「――!!」
その艶やかな微笑にサンソンは思わず息を呑む。
ついさっきまで、まるで小さな子供のような振る舞いをしたかと思うと、瞬時にして凄烈な色香を
放つ女に姿を変える。
この位の年頃の娘は皆そうなのか、自分達夫婦の複雑な成り立ちがそうさせるのかは、サンソンには
判らなかったが、その微笑みは自身を昂らせるには十分だった。
「……マリー…」
サンソンは右手でマリーの腰を抱き、左手でそっと頬を撫でると唇を重ね合わせた。
「…んっ?!」
朝のキスだと思い感触を楽しんでいたマリーだったが、腰に添えられた右手の怪しい動きに気が付いた。
視線を腰に落としてみると、サンソンがスカートのボタンを外し始めている。
「ちょっ…ちょっと、サンソン何してるの!?」
マリーは驚いて身を離そうとしたが、力強い腕がそれを許さなかった。
「まっ、いいじゃねぇか」
「よくない! 仕事に遅れちゃうよ」
マリーは自分を拘束するサンソンの腕をペシペシと軽く叩く。
「なぁに、お前が早く起こしてくれたおかげで、時間は十分にあるさ」
サンソンはマリーの言葉など気にも留めず、栗色の長い髪を指先で弄り楽しんでいる。
「でも…でも…朝だし……明るいし…」
この後に及んで、まだこの状況を収めようとしているマリーに、
「つれねぇ事は、言いっこ無しだ…」
サンソンは唇でマリーの言葉を塞ぎ、下唇を自分の唇に挟むようについばんだ
「…あっ……」
マリーの唇から微かな声が洩れた。
サンソンは薄く開いたマリーの唇に舌を滑りこませると、マリーの舌を捕らえた。
「……ん…くっ…ふっ…っんく……」
その熱く大きな舌はマリーの舌に絡まり、舌裏を舐め上げ、口腔を掻き回し、出口の許されない
吐息はマリーの喉を鳴す。
舌の動きがだんだんと激しくなり、それに呼応するかのうに身体の芯が熱を帯びてゆくのを
マリーは感じていた。
そして、おずおずと自らも舌を絡ませ、応えた。
サンソンはその反応を確認すると、応えて来たマリーの舌を弄び続けながら、するするとマリーの
纏う物の全てを掃い始めた。
マリーはもう抗う事もせず、サンソンに身を委ねている。
一糸纏わぬ姿にし終わると、そっとベッドにマリーを横たえてサンソンは唇を離した。
「――ふわぁっ!」
やっと唇を解放たれたマリーは大きく息づくと荒く息を弾ませた。
伸びやかな瑞々しい四肢が、朝の光の元にさらけ出されていた。
ほっそりとした首筋。白く滑らかな喉元。薄く浮かぶ鎖骨の下の乳房はふっくらと小高く盛り上がり、
程よく括れた細腰から双丘へとふくよかな曲線を描き出している。
(…こんなにも変るものなのか)
そこには、つい2ヶ月前に初めてマリーを抱いた時の、あどけなさが殆どを占めていた身体の面影
はどこにも無かった。
少女から女へと変化していく、限られた時にのみ見られる儚い美しさに、サンソンは改めて目を
見張った。
「……やだ…」
サンソンの視線に気づいたマリーは、あらわになった白い膨らみを腕で隠し、横を向いて恥かしげに
軽く身を竦める。
「…ここには俺とお前しか居ねぇよ。恥ずかしがるこたぁねぇ…」
サンソンはマリーの肩をゆっくりとベッドに押し戻し、正面を向かせた。
「…や…こんなに明るいと…見えちゃうもん……」
腕で乳房を隠しながら、恥らいに目を潤ませてマリーは軽くかぶりを振った。
「…じゃ、目、つぶっとけ……」
マリーの額を撫でながらサンソンが言うと、マリーはただこくり…と頷いて、きゅっと瞼を閉じた。
717 :
704:04/11/23 01:37:13 ID:vFz4mvYZ
書き込めない状況になってしまったので、あらためます。中途半端ですみませんっ。
うおおお!!ネ申!!
サンマリスキーにはたまりません・・・・!
続き、いち早くお願い致します。このままでは生殺しです
GJ!
続きキボン
ネ申と呼ばせてくれ!!!
サンマリキテター!!!!
続き楽しみに待ってます
722 :
あげさげ自由:04/11/23 21:33:54 ID:1UTSyCL9
へ、変態だー!!!!
まさにロリータ 〜禁断の果実〜 って感じがするぜ!!
俺にとってこの変態だ〜!はほめ言葉だ!
決して愚ろうはしていないが、不快になったらすまぬ・・・。
続きをプリーズ!!
723 :
名無しさん@ピンキー:04/11/24 12:11:59 ID:ga5P1JlA
楽しみに待ってます!!!
724 :
名無しさん@ピンキー:04/11/24 19:00:07 ID:1inUzr21
サンマリありがとうございます!
嬉しい!!!
725 :
704:04/11/24 22:30:57 ID:lGa8GLhl
中途半端な投下で申し訳ありませんでした。
レスありがとう。うれしいです。
続き、いかせていただきます。
>>716 「…マリー…」
サンソンはマリーを抱きしめ耳元で囁き、耳たぶを軽く食むと、舌を耳殻に沿ってゆっくりと這わせ、
耳孔に硬く差し込んで中を舐り回した。
「は…んっ……」
耳の中で生まれる淫靡な音がマリーの頭に直接響き、羞恥が甘い吐息となって洩れる。
舌や唇が白い首筋や鎖骨の窪みを上下に、まるで焦らすように這うと、マリーの身体はサンソンの
腕の中でやるせなさそうに身をよじらせる。
そして、まだ胸元で交差する腕をゆっくりと開くと、中から小高く盛り上がった磁器のような
白い乳房がこぼれ出した。
その薄い皮膚の下には青く細い血管が透け、程よい大きさの乳暈はほんのりと桜色に染まり、
中心には若い実が息づいている。
サンソンの舌は、右の乳房の裾から頂きへと円を描くようにくるくると舐め上げ、乳暈の回りを
ちろちろと意地悪く這った。
「んっ…あっ……あっ……」
マリーの吐息が喘ぎへと変わり、背伸びをするかのように胸をせり上げてサンソンの肩に手を置いた。
サンソンは、右の乳房の尖端の実を口に含み舌先でころころと転がしながら、柔らかな果実を扱う
ように双の手で乳房を持ち上げ、ゆっくりと揉みしだくと、口の中の実は硬く膨らみを増してくる。
「はあっ!…あっ……あんっ!!…」
マリーはビクン!と首を仰け反らせ、サンソンの肩をぎゅっと掴んだ。
サンソンは、マリーの身体が自分の愛撫に呼応するのを心の中で愉しんでいた。
マリーを抱き始めた頃はあまりに痛々しく思えて、傷つけぬように壊さぬようにと慎重に扱ったもの
だったが、肌を合わせるごと変化するマリーは、蕾から少しずつ綻ぶ花のように違った姿を見せ続ける。
当然、マリーにとって初めての男が自分であり、この先もこの花を愛で、開花させるのは自分自身のみ
であるという事実は、サンソンの心身を捉えようもなく昂ぶらせた。
マリーの身体がうっすらと蒸気し、薄紅色に染まり始める。
揉みしだかれた乳房は、サンソンの手の中で張りを増し、舌で弄ばれた実は硬く尖り起っている。
(――もう、いい頃合だな)
サンソンは左手をそっと脇腹から腰、太腿へと身体に沿うように滑らせ、閉じられた内腿に手を
這い入れた。
しっとりとした柔らかな感触は、挟まれた手がそのまま吸い込まれてしまうかに思えた。
「んっ…」
マリーの内腿にきゅっと反射的に力が入ったが、サンソンは手を回転させ、そっと花唇に中指を
滑らせると、そこはもう十分過ぎるほど潤いをみせていた。
「…あっ」
マリーは思わず身を竦めようとしたが、サンソンは手のひらで恥丘を圧迫すると、一気に中指を
花孔に沈めた。
「っ…ああぁぁっ!!」
マリーの双の腿がひきつった。熱い肉壁が沈めた中指を締め付ける。
サンソンは中指を手前に戻し、浅い位置にあるうねを指の腹で刺激する。
「…あっ、あっ、うっ…は…ふっ……あぁぁっ!!」
刺激に耐えかねマリーが膝を合わせようとした時、サンソンは親指で探し出した花唇の中の
膨れた尖りを弾いた。
「はぅっ!!」
マリーの背中が思いきり反り返る。
全身に走った疼きでマリーは思わず目を開らくと、サンソンの顔が瞳に映った。
「…やっと、目ぇ開けたな」
朝の光彩は、思っているより全てをはっきりとさせている事にマリーは気付いた。
「…や…やぁ…だぁ……」
マリーは腕で顔を隠そうとしたが、そうはさせじと、サンソンは埋められた中指で浅いうねを、
親指で尖りを激しく律動させた。
「あああぁぁっ!く……あっ…うっ…あんっ!」
顔を隠そうとした双の腕は脇に投げ出され、シーツに爪を立てた。
「はっ…うっ…く、サン…ソ……みちゃ…い…やぁぁっ……」
熱を孕んだ瞳でサンソンを見つめると、絞りだすようにマリーが呟いた。
「俺は、いろんなお前を見てみたいから…いいんだ…」
サンソンはそう言うと、マリーの唇を軽くついばみ、花孔を刺激しながら乳房や腹に舌を這わせ
下方へと滑らせていった。
舌が恥丘に到着すると、サンソンは花孔から指を離してやわらかな内腿を左右に持ち開いた。
現れた花唇は、もう潤み尽くされていた。
「そこ…い…やあぁっ!…全部…みえ……だ、……めぇ、っ、……!!」
マリーは自身が晒されている事に激しい羞恥を感じ、膝を閉じようと内腿に力を込めたが、
サンソンは身体を割り込ませて腿を押し止めた。
そして、そのまま花唇に顔を埋め、膨らんだ尖りを根本から薄皮を剥がすように舌で揉み込み、
薄皮をするり後退させると、現れた花核を弄った。
「ひっ!ひ…あっ…ふっ……あ…んっあっっ!!はぁんっ!…ああんっ!」
びくびくとマリーの背中と足先が舌の動きに呼応し、幾度も跳ね返る。
「……もう…だ…め…はぁっ!……サ…ンソン…も…う…私、お…ねが…いっっ…」
マリーの腰が軽く痙攣し始めた。
サンソンはマリーが気を放つ前に唇を離し、激つ自身を花唇にあてがうとゆっくりと沈めた。
「あぅっっ!!」
マリーの下腹に力が入り、花孔口が自身の尖端の括れを絞り上げた。
「くっ…」
痺れるような感覚を堪えサンソンはさらに奥へと自身を沈めていく。
まだ受け入れをこなしていない花孔は異物を吐き出そうとするかのように蠢き、きつくサンソンを締め付けた。
自身を根元まで沈めきると、サンソンはゆっくりと腰を進め始めた。
乱れ舞った長い髪がマリーの顔を隠し、紅く染まった唇だけが見え、薄く開かれた唇からは
甘い声がせわしなく洩れる。
その姿はひどく扇情的で、よりサンソンの体動を誘った。
「あっ、ん…っ…い…あっ…っ…んっ!あんっ!」
自らも触れた事の無い奥処の熱い塊の支配に、愉悦を覚え込んだマリーの身体は呼応する。
感覚だけが身体を駆け抜け、快楽の波がマリーを襲った。
「…サン…ソンっ、サンソンっっ!!」
マリーの双の腕が宙を彷徨い、サンソンの首を探しあて腕を回してぐっと引き寄せた。
サンソンの頬にマリーの荒い吐息がかかる。
「…サ…ンソン……マリー…マリー…ね……もう…もう…」
サンソンは耳元でマリーの刹那の声を聞くと、律動の速度を一気に速めた。
「あっ、あっ、あっ、…マリー、もう…!!あぁ、―――っ、ぁ…ああああ…っ!」
マリーの白い喉元が、背中が、腰が、足が、びくびくっと大きく波打ち、マリーは気を放った。
「う……くっ」
数秒遅れて、サンソンもマリーの中に熱い奔流を注ぎ込み、果てた――。
マリーはサンソンの懐に深く収まり、疲れたのかいつの間にか寝息を立てている。
(ちと、やりすぎたか…)
サンソンはマリーの髪に顔を埋めると、そっと抱きしめた。
マリーの柔らかな温もりが、安らぎとなって心に染み渡っていくのをサンソンは感じた。
そして、マリーの寝息が子守唄となり、サンソンもまた、再び眠りの淵へと落ちていった。
第1部 おさな妻・早く起きた朝には… 終わり
有難う御座います!!
マリー可愛いなあ。たまらんです
もうたまらん!良すぎ…!!
ありがとうございます!
733 :
名無しさん@ピンキー:04/11/25 17:03:22 ID:NvUtmbxr
DVDや再放送では乳首だしてないが、
実際に放送してたときはだしてたとか
ないよな?あと、32話はなんか
ショートカットしてる部分がある
気がする
あ、あ、あ、あ、あ、ありがとうごあいます!!!
そ、そ、そ、そ、そ、そ、そして第二部は!?
神大杉!
399のナナシ様も紅葉の季節が真っ白な雪の季節に変わろうともいつまでも待っています!
サンマリ、自分大好きなんで本当に嬉しいです・・・!!!有難う御座います
やはり、サンマリはイチャイチャ甘々がいいですなあ〜
2部も楽しみにしてます。
サンマリサイトって1つしかないですかね?
1つ知ってるけど今は更新休止してるし・・・もっとサンマリ見たいですねえ。
自分じゃ生産できませんがorz
漏れもサンマリサイトもっと知りたい…
ほしゅ
保守
もう少しで再放送も終わっちゃうね
保守
ホシュ
保守!このまま保守で1000までいったりしてw
ラストは何気にサンマリなので早く見たい気もする
ほっしゅ☆ほっしゅ
保守ついでにage
あえて言おう、ほしゅであると
746 :
名無しさん@ピンキー:04/12/13 19:43:57 ID:xmb80Dz4
age
誰かサングラとかエコイコとかガーナディとか書いてくれ
まずは自分でチャレンジしてみろ!
ガーナディ.........想像できないなぁ・・・。
そうか?
洗脳装置付けて、
「さあナディア姫、服を全部脱いでこのピチピチ全身タイツに着替えたまえ。
おっと、タイツを着る前に裸でサーカスの演技でも披露してもらおうかなククク。
この動画を後でネモ君に送ってやろう……」
修理中のグラタンの中でサングラ
誰もいない深夜のブリッジでエコイコ
復活記念、レッドノアの中でガーナディ・・・・ネオナディもいけるか??
放送当時は、サングラとかサンマリとかあったのかな??
エピローグのサンマリで多くのサングラ派が泣いたらしい
そりゃ泣くだろう。
よもやこの年齢差でくっ付くとは思うまい。
決定的だもんな…
自分は、当時小3・・
びっくりしながらも何だか嬉しかったような
当時小1でナディアもそれほど好きじゃなかったけど
そこだけは強烈に覚えてるもんなぁ
757 :
名無しさん@ピンキー:04/12/19 21:46:10 ID:XSVs0LLS
お問い合わせいただきました「ふしぎの海のナディア」の件ですが、
11月3日の放送は特別番組により放送休止となりました。
次回、11月10日は第32回「ナディアの初恋…?」の放送を
予定しております。
第31話「さらば、レッドノア」につきましては、一部内容に
島に地震が起き崩れていくシーンなどが描かれているため、
新潟県中越地震により被災された方・関係者の方々に、
不安や不快感を与える恐れがあると判断し、
ご心境を考慮したうえ放送中止となりました。
残念ながら現在のところ第31話の放送の予定はございません。
おまえらとにかく、意見を書け!Webのフォームで書けるから
個人情報は最低限しか取られないぞ!
http://www.nhk.or.jp/iken/
hoshu
保守なんてどこでおぼえたの?
760 :
アーケード板住人@182cm:04/12/23 11:59:12 ID:KrHEHHmj
ナディアさまにうんちを喰わされたい
正統派にジャンナディとかも読みたいかも
>>754 今やってる再放送でナディア観始めたクチですが、たまたま覗いた某18禁サイトで
サンマリ知りました。ショックも二倍でした。
…今じゃ限りなく(;´Д`)ハァハァなカップリング…
763 :
754:04/12/27 13:14:48 ID:KEqWgXO5
あれ?ひょっとして漏れのせい??
まぁ、いいじゃん。一緒に(;´Д`)ハァハァしようぜ。
というわけで、サンマリまだーーーー?
お行儀よく待っておりまつ。
ハァハァ(;´Д`)人(´Д`;)ハァハァ
最終回だー。
サンマリ(;´Д`)ハァハァ
766 :
762:04/12/29 23:38:47 ID:VcolXLp0
肝心のサンマリ出る前に予録が切れてるよヽ(`д´)ノ ウワアアン
…先週待ちきれずに借りたビデオまた借りるか。
再放送で観始めたんだけどサンマリいいねー
それっぽいシーンのたびにハァハァしてたんだが
ついに今日の最終回でウヒョー
まさかこんなスレがあったとは。職人のみなさまGJ!
あけましておめでとう保守
職人さんまだかなー
勢いないねぇ…
再放送終わったから?
サン☆マリ☆保守
772 :
名無しさん@ピンキー:05/01/09 07:11:38 ID:6EJyQG3k
タマゴハタマゴヨ ニクジャナイワ
このスレかなり前に落ちてなかったっけ?・・・・
ホシュ
保守
ほっす
ボジュそしてアゲ
保守
サンマリ読みたいので保守
べつにここはサンマリの為のスレじゃない
サンマリほす。
サクラの季節になりそうでつ
もちろんサンマリ以外も職人様、お願いします
補す
サンマリ干す
ジャンナディがよみたい
785 :
名無しさん@ピンキー:05/01/31 01:43:06 ID:1+c2dRAv
ネモとエレクトラは
エーコーとイコリーナは
ナディアって股下ながいよね・・・。
間違えました。股上です。ウエストラインから股間までが長い。
貞本の絵は股上とか足がすごく長いと思う
790 :
名無しさん@ピンキー:05/02/07 11:40:49 ID:H1GWuthI
ほ
し
ゅ
.. i───i
_培二二二|__
i´(((!´゙リ))
J リ.゚ ヮ゚ノリ 保守です
( つ旦O
と_)_)
794 :
寿司屋:05/02/09 23:06:05 ID:GF2FtP2E
∧_∧ ハァハァ
シコ ( ´Д`/"lヽ
/´ ( ,人)
シコ ( ) ゚ ゚| |
\ \__, | ⊂llll
\_つ ⊂llll
( ノ ノ
| (__人_) \
| | \ ヽ
| ) | )
/ / / /
/ / (___)
(___)
エネルギー充填100%中の100%……
夢の終わりに
改めて説明するまでもないが、オレにとってあの子はもちろん大事な娘には違いない。
しかし、それはあくまで「かけがえのない家族」という意味であって、皆が口を揃えて言
うような幼女愛好趣味がオレ様にあったわけでは断じてない。
全ては誤解。
途方も無い誤解なのだ。
……こうなってしまった今となっては何もかも言い訳がましいが、そのことだけは最初に
記しておく。
さて、そのマリーのことである。
ネオ・アトランティスとの最後の戦いが終わり、ノーチラス号の乗組員やジャン達と別れ
た後、オレはしばらく姐さんのもとからも離れることとなった。
子供を連れてブローカー稼業に戻るわけにはいかないと考えたからだ。
と言っても、当の姐さんはネモ船長との一件以来すっかり毒気を抜かれてしまい、結局そ
れ以後悪事に手を染めることはなかったが(劇場版?そんなものは知らん)。
ノーチラス号が解散する際、全員で分配した金がかなりの額にのぼったので、しばらく食
っていく分には困らなかった。
問題は、この子の将来だ。
不憫にも両親を早くに亡くしたマリーが、これから先幸福な一生を送るためにはどうする
べきか?
南仏プロヴァンス地方は港町マルセイユで久方ぶりに過ごす平穏な日々の中、オレはいつ
もその事ばかり考えていた。
(教育だな)
という頭は当初からあった。
これからの時代、男女の区別なく必要になってくるのは高い教養と社交性、それにともな
う品位という奴だ。――これは元々オレではなく憎き相棒・ハンソンの持論だが、悔しい
かな的を得ていると思う。
オレ自身にはそんなものを身につける余裕も必要もなかったが、こと4歳の女の子がこれ
から生きていくために必須なのは、少なくとも筋力などではないだろう。
マリーの生まれ故郷であるこの街では、しかし彼女の親戚筋も身寄りとなりそうな家も見
つけることはできなかった。天涯孤独の身であればなおのこと、世間の誰からも蔑まれる
ことなく暮らすためには、誰よりも勉強しなくてはならない。それは、いくら腕っぷしと
天性のダンディズムだけで身を立ててきたこのオレにも容易に想像できる事だった。
口に出したことはないが、実際のところ姐さんやナディアのような不幸な例にしたくない、
というのが本音である。
(……それに)
純粋に、マリーが一流のレディとして社交界にデビューする姿を見てみたい。
オレばかりではなく、この子と少しでも話をした人間であれば、誰もがそんな期待を胸に
抱くだろう。
多少マセてはいるが、年齢に見合わぬ聡明な物言い。周りにも元気を分け与えてくれる程
の活発さ。そして何より目を引くきらびやかなブロンドと可愛らしい顔立ちは、神に約束
された将来の美貌を充分に予感させるものだった。
とはいえ、オレはそんな上流社会のことなど全くもって知らないし、そのための教育など
施せるはずもなかった。
いけ好かない野郎だが、エアトンならどうだろうか?どうやら本物の貴族だったらしい。
……が、奴の下に預けるのはどこか心もとなかった。悪人ではないにせよ、あいつには何
をしでかすか分からない一種の不気味さがある。日々美しく成長するであろうマリーを前
に、いつ暴走するとも限るまい。第一、エアトンには姐さんに襲い掛かるという華々しい
前歴があるではないか。
(いいや、駄目だ駄目だ!)
そんなつまらない事でこの子の一生を棒に振らせるわけにはいかない。オレは一方的に最
悪の事態を想定して、その提案を自ら打ち消した。
(どうすりゃいいんだ――)
このサンソン。自慢ではないが、一生の内であれほど頭を悩ませた事は後にも先にもなか
った。
地中海の太陽がまばゆく照りつけたある日の午後。貿易港からレフォルメ教会へと続くカ
ヌビエール通りのカフェテラスで、食後の紅茶を味わいながらマリーに語ったのは、こう
して考えた末の結論だった。
この街中のレストランに溢れかえるサフランの香りや、魚市場があるベルジュ河岸から夏
風に乗って微かに漂う潮の匂いにもようやく慣れた頃のことである。
「パリに行こうか、マリー」
「ふみゅ?」
マリーは苺ジャムをたっぷり乗せたマドレーヌを美味しそうに頬張りながら、キョトンと
した顔で首を傾げた。
「あの街なら、大きな学校がいくつもあるだろ?マリーぐらいの子供から通えるような」
「学校……勉強するとこ?」
「そ」
「ううん……」
彼女はやや困ったような顔になって、
「マリー、勉強きらい」
と言った。
「エレクトラさんにも『勉強しなさい』って言われたけど、つまんないんだもん」
「……まあ、面白いものじゃないよな」
頷きつつ、オレは苦笑した。勉強嫌いなどと言うわりに、この歳で読み書きに不自由しな
いのは大したものだと思うのだが。
「けど、マリーがこれから生きていくには、世の中の事を色々と知っとかなきゃならんし
なあ。同い年の友達だって欲しいだろ?」
「んー」
まだ何か釈然としない顔のマリーに、オレは言葉を続けた。
「探せば寮のある学園だって見つかるだろうし」
「りょう?」
「ああ、他の子供らと一緒に暮らす場所だな」
「ふぅん……」
やや間を置いた後、恐る恐る彼女は尋ねてくる。この時、オレは気付くべきだった。
「ね、それってサンソンも一緒よね?」
「ははは、大人は入れないんだ。だが寮で暮らすならマリーも他の子と同じく……」
「やだ!」
と、マリーはいきなり声を張り上げた。
オレは突然の大声に、口にしかけた紅茶をブッと噴き出してしまう。
「ま、マリー?」
口元を拭いながら見やると、彼女は目に涙を浮かべつつ、まくし立てるように言った。
「バカ!バカ!バカ!サンソンのバカぁっ!何でそんなこと言うの!?」
「あっ……」
しまった、と思った時にはもう遅い。
ここに至って、ようやく気付くのだった。
オレは自分がこの子をどう育てたいかと考えるばかりで、マリー自身が一番恐れている事
を察してなかったのだ。
「友達なんかいらない!あたしサンソンがいてくれればいいもん!だから、そんな所に連
れてかないでッ!」
カフェにいた他の客の視線が、一斉にこのテーブルへと集まっている。
しかし、オレはそれよりも何よりも、心ならずこの子の心を傷つけてしまったことを激し
く後悔した。
普段の活発さに忘れてしまいがちになる(現に、オレは迂闊にも失念していた)が、肉親
を失ってからまだ1年足らずである。
――パパとママは、お星様になったんだって。
いつか満天の星空の下で聞いた、彼女の言葉。
――ジャンもナディアもね、もうふたりには会えないっていうの。だけど、マリーもお星
様になったら、いつか会いに行けるかな?
こんなに小さな子供のくせに、薄々と「死」という事象の概念に気付き始めている。それ
は、この子が辿ってきた過酷な運命の証に他ならない。
ああ、それなのにオレという愚か者は、そんなマリーに呑気な馬鹿面下げて再び別離を提
案したのだ。
「分かった」
席を立ち、その場でわんわんと泣き出してしまったマリーのそばに寄って、オレは言った。
「そんなに嫌がるとは思わなかった。悪ぃ……」
「……」
そっとその温かい金髪を撫でてやると、彼女は何も言わずギュッとオレの体に抱きついて
きた。
「帰ろ、か」
他の客の手前、ちょっとバツが悪かった。
ここ数週間ばかりは近くのホテル暮らしだったので、それなりに見慣れた顔もちらほら見
受けられる。
「ん」
脚にしがみついたままグス、と鼻を鳴らして頷くマリー。
どうしようもなく愛おしくなって、オレは彼女の綺麗なブロンドをくしゃくしゃと撫でた。
……そして、運命の夜はやって来た。
いつもどおりそれぞれのベッドに入って部屋の明かりを消した後、かなりの時間が経って
いたと思う。
「――そん。起きて……サンソン」
「ん……むにゃ?」
耳元で囁くマリーの声に、オレは寝ぼけ眼のまま「どした?」と言った。
あたりはまだまだ暗い。
カーテンの隙間から漏れる薄明るい月の光だけが、マリーの横顔をぼんやりと照らしてい
る。
「んとねぇ……。サンソン、起き上がれる?」
「んん?」
よく分からないが、何かあったのだろう。
(やれやれ)
寝小便でも垂れたのだろうか?
(こういうところも、歳相応だ)
などと呑気なことを考えながら、オレは起き上がろうとした。
「……あれ?」
いや、体に力が入らない。
意識はハッキリしているのに、まるで金縛りにあったかの如く、全身がピクリとも動かな
かった。
「う……くくっ!?」
躯幹の筋肉に全力を込めるが、込めるだけの力がまるで湧き上がってこない。
「うふふ……」
そんなオレの様子を暗闇の中で眺めながら、マリーは嬉しそうに笑うのだった。
∧∧ (⌒
⊂(゚Д゚⊂⌒つ(≡
ズサー (⌒
とりあえずキリ番げっと
「ま、マリー?」
オレは体が動かない事より何より、それを見て無邪気に笑うマリーに事態の異常さを悟る
ほかなかった。
「これは一体……」
「クスクス……動けないねえ?サンソン」
楽しげにそう言うと、彼女はこちらのベッドに上がり、パジャマ姿でオレの上にまたがっ
てきた。
「な、何で」
おかしい。
何かがおかしい。
――それが分かった頃には、時既に遅しであった。
「今日の晩御飯……サンソンのブイヤベースにね、エレクトラさんからもらったお薬をこ
っそり混ぜといたの♪」
「……!?」
確かに、今日はこの子が「部屋でご飯が食べたい」などと言うので、このホテルの一階に
ある食堂からルームサービスを頼んだのだ。そして……ワゴンを部屋の中に運び入れたの
も彼女だった。
しかし。
「薬?何の?……っつうか、どうしてだ!?マリー!」
オレは徐々に恐ろしくなって、声を張り上げる。
「怒ったって駄目。サンソンが悪いんだもん」
ぷん、と頬を膨らませて、マリーは言った。
「あたしを捨てて逃げたりしないように、たっぷり『きょういく』してあげるの」
「……?……!?……!!??」
小さな体で、彼女はオレの体に覆いかぶさって抱きついてくる。そして、目を閉じ唇を突
き出した。
「んんー」
「お、おいマリー!マ……んむっ!?」
ちゅっ。
幼い口唇の柔らかくてぷりぷりとした感触に、オレはますます混乱するのを抑え切れなか
った。そりゃ普段「お休み」のキスは頬やおでこにしてやるけれど、この接吻とそれとで
は意味合いを大きく異にするのは明らかだった。
「んふふ……んゅう」
それを知ってか知らずか、マリーは無邪気に笑っている。
――ちゅるん。
サイズこそ小さいが、大人のものと変わらないねっとりとした女の舌が口腔内に入り込ん
でくる。
「!!?……あもっ……んん……ッ」
ちゃぷ、ちゃぷ、ちゃぷ……
幼子のするものとは到底思えぬ程、深い深いディープキス。
頭の中が真っ白になる。
ちゅぽっ、と音を立てて、唇が離れた。
「じゃーん♪」
そう言ってマリーがオレの鼻先に突きつけたのは、二つの小瓶だった。さらに嫌な予感が、
胸のうちに湧き上がる。
「ええと、こっちの青い玉のお薬はね、マリーのここにサンソンのあそこが入るようにす
るためのもの」
そう言って、幼女は自分の股下を指差した。
「ええっ!!?」
マリーがセックスという行為を知っている事に、オレはあまりのショックで目を白黒させ
る。構わず、彼女は説明を続けた。
「そして、こっちの赤い水のお薬はねえ……。うふふ」
それはアリンコを踏み潰す様に似て、無邪気なだけにいっそう残酷な笑顔である。
「な、何……?何だよ、マリー!それ……」
びくつきながら尋ねると、
「サンソンがね、マリーの事もっともっと好きになるんだって。ネモ船長もエレクトラさ
んに、いちころポン!だったそうよ」
「!?」
本能的に、オレの中に芽生えた恐怖は最高潮に達しようとしていた。
やばい。
何だかよく分からないが、冗談抜きで、とにかくやばい!
「さあ、サンソン。お薬の時間ですよー。アーンしてください」
そう言って、マリーは赤いビンの蓋を開けた。その途端、モワッとした湯気が中から立ち
の昇る。
「〜〜〜ッ!」
オレは頑なに口を閉じ、マリーが飲ませようとする液状の薬品を必死に拒んでいた。
「はい、いい子ですね〜」
マリーはその小さな可愛い指で、オレの鼻翼を摘み上げる。
「…………!〜〜〜〜〜ッッッ!!!!んんーーーーーーーーーっ!!!!!!」
呼吸が出来ず、オレは顔を真っ赤にして身悶えた。
こんなに苦しいのに、首から下は全く麻痺してしまって動けない。
「んーーーーーーーっ〜〜〜〜〜……………―――ぷはぁっ!」
息継ぎをする為に口を開いたその刹那。
「スキありぃ!」
マリーは待ってましたとばかり、ビンの口をオレの口腔内へと突っ込んだ!
「んぐっ!?もががっ!がぼっ……ゴックン」
オレは一刻も早く新鮮な空気を吸うために、口の中に満たされた甘い液体を思わず一気に
飲み込んでしまうのだった。
……薬物の効果とやらはすぐに訪れた。
案の定、媚薬の類のようだった。
身体中が熱く火照り、毛穴という毛穴から一斉に汗が噴き出し始める。
「あ、あ……あぁ……」
体中の副交感神経が活性化され、垂涎も流涙も止まらない。
そして何より変化が著しいのは、やはりオレの股間にそそり立つビッグマグナムだった。
「く……あぁあッ…………!」
男のシンボルが、文字通りはちきれそうなくらい勃起している!
「いゃ……あ……かっ!」
びくん、びくん……。
すごい。
限界まで胸を張りながら、なお大きくなろうと頑張っている……
「テントみたい」
そう言って、マリーはオレのズボンを降ろしてくる。
「くぁあああああああっ!ま、待て、マリー!さ、触るな……うぅぅっ!」
たったそれだけの刺激でも、電撃のような凄まじさである。射精してしまわないように、
下腹に力を込めるのが精一杯だった。
「わぁっ……」
こうして白日の下に曝け出された我が愚息を目にするなり、当の小さな犯人は驚きとも喜
びともつかない声を上げた。
「う……うぅ……」
恥ずかしさと情けなさで、オレはもはや何一つ言う事ができず、ただ呻いていた。
「うーん……」
ちょん、とマリーがオレの亀頭を突っつくと、またもやビリビリと耐えがたい快感が襲い
掛かってくる。
「くぁあああああっ!?や、やめっ……マリー!触るなってば!!」
しかし、マリーは別の事に気を取られていて、オレの悲鳴になど構ってはくれない。
「こんなにおっきいの、マリーの中に入るかしら」
ちょん、ちょん、ちょん――――。
ビリビリ、ビリビリビリ……っ!
「ぐわぁああああああああああッ!?い、入れるって……?無理!無理だ!それは無理だ
ぞマリー!……だから、やめてくれ!もう許してくれぇええええええッ!!!!!」
例え入ったとしても、そんな刺激を加えられたらオレの方が死んでしまう。オレはもう恥
も外聞も無く泣き叫んだ。
「ものは試しと言うもんね」
相変わらず、人の話に全く耳を傾けようとしないマリー。
彼女はもう一本のビンを手に取ると、中から毒々しい青色の錠剤を一粒手にとって、ゴク
リと飲み込んだ。
「さあ、お薬の効き目が出てくるまで、どうしてあげようかなあ?」
「あ、あああぁぁぁ……」
よいしょ、よいしょと可愛い声でパジャマを脱ぎながら、マリーはサディスティックにそ
う言い放つと、
「サーンソン♪」
上からガバッと抱きついてきた!
「ひぃやぁああああああああああーーーーーーーーーっっっ!」
幼子特有のスベスベとした柔肌を胸いっぱいに摺り寄せられ、オレはあまりの心地よさに
何万本ものシナプスがパンクしていくのを感じていた。
「大好きなサンソン……」
そのまま首筋に抱きついて、頬擦りしてくるマリー。
ぞくぞくぞくぅっ!
「いぁあああああああああああああああああああああああああああっ!!!???」
絶叫に次ぐ絶叫。
ああ、ぷにぷにの頬っぺたがひんやりと冷たくて気持ち良い……
うううぅぅま、マリー……マリィイヒィー……ッ。
「おっぱい出るかな?」
彼女は無慈悲にオレの乳頭を口に含んだ後、そのまま赤ん坊のようにチュウチュウと吸い
始めた。
「ひぃっ!ひぃいッ!?す、吸わないで!あ、ああぁ、か、噛まないでくれぇえええ!」
ビリビリ、ビリビリビリ……ッッッ!!!!
「マリーも大きくなったら、サンソンにおっぱい触らせてあげる。楽しみにしててね?」
はしゃいだ声で言って、ひとしきりオレの身体で遊び終えると、マリーは身を起こして深
呼吸をひとつした。
その頬は心なしか薄紅色に染まって見える。
幼いなりに自分のしている行為の意味を悟っているのか、明らかに興奮を高めていた。
「あ、あぁ……」
いよいよ、運命の瞬間が訪れようとしていた。
マリーは恐る恐る自分の秘部に手をやると……
「ぁん……」
とてつもなく色めいた吐息を漏らす。
指が。
……マリーの小さく細い指が、くちゅくちゅと音を立てて性器の入り口を撫でている。
やがて、中指が遠慮がちに中へ外へ出入りしているのが見えた。
(ぬ、濡れて――ッ!?)
それが先程飲んだ錠剤の効果なのか、彼女の股下にはねっとりとした愛液がしたたってい
る。
げに恐ろしきは、ノーチラス号(故)の科学力……ッ!
「ぅ、うん。うふふ……柔らかくなってる……」
激しい自慰に耽りながら、4歳の女の子は呟いた。
くちゅ、くちゅ、くちゅ――
「あっ、き、気持ちイイ……ぁっ、あん……サンソぉン……気持ちいいよぉ……」
「あ……あ、あぁ……マリー」
クスリにヤられてしまっている俺自身もまた、そんなマリーの痴態に倒錯を深めずにはい
られない。ビキビキと異様な音とともに、ペニスはさらに硬度を増していく。
だが、最後に残った理性のひとかけらが、なおもオレを諦めさせてはくれなかった。
「や……やめ……マ……そんな……やめ……。そ、そんな事しなくても……お、オレはマ
リーが大好きなんだ。信じて……頼む……信じてくれぇ……っ」
息も絶え絶えに懇願すると、マリーはうっとりとした眼差しで、
「知ってるよ……。マリーも、サンソンが大好き。だから、もっともっと私のこと好きに
なってもらうの!」
と言った。そして、陶然とした面持ちのまま、マリーはオレの股間に目をやると、
「……」
無言のまま下半身に跨ってくる。
そして、いきり立った俺のモノを目掛け小さな腰を降ろすのだった。
(ああ――)
俺は、事態が最早どうにもできない所まで行き着いている事を悟って、この上ない絶望感
に打ちひしがれていた。
もう駄目だ。
犯される。
泣いても喚いても、マリーは決して赦してはくれない……
俺は今から、なす術もなく滅茶苦茶な快楽で調教されてしまうのだ。
ああ……
ああああぁぁ………
うわぁあああああああああああああああああああああぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!!
――にゅぢゅるぶッ!
「ああんっ!」
幼い女性器の中へ亀頭の先端が埋没した瞬間!
「ぎぃやぁあああああああぁぁぁーーーーーっっっ!!!?いげごゎぐるあわひやぁるぐ
ぎりぎごぇアルアpgtjスイkt8ウェウtklfm・zgコロt095ヨペjk!!!!!!!!!!!!!!!!」
軽く閾値を越えた刺激の強さに、俺の眼前ではバチバチと火花が飛んでいるぅ……。
あ、あ、あ……
分かる!
分かってしまう!
ドラッグによって限界まで感度を高められた亀頭粘膜の感覚受容体が、幼い子供の膣内壁
の襞一枚一枚がどのように蠢いているのかを感じ取ってしまう!そして、それを無理矢理
脳髄へと送り込んでくるのだ!
ああ……中は申し分なく濡れていて、ひゃあああぁぁっ!か、カリ首のところまで挿入っ
てしま……ぎゃはあああああああああああああああああ亜阿ぁ唖Ahアァアあぁぁあ……!
どビュルビュルびゅるびゅるるるるるうううぅぅぅぅ〜〜〜〜〜っ……
「くはぁああああああっ!!!」
俺は力一杯、濃厚な精液をマリーの小さな内腔へブチ撒けていた。中に納まりきれない分
が、ぶくぶくと泡になって漏れ出てくる。
「あぁんっ!?な、何これ……サンソ……何か出てき……ぁああああんっっっ!」
さすがに射精という現象の事までは知らなかったのか、自分の中に白濁液が打ち出される
感触に対し、彼女は驚きの声をあげる。
「ああ、サンソン……。びくびくって、あったかいのが……ゃあぁ……気持ちいい……」
破瓜の鮮血が太ももを伝って落ちているのに、痛みなど全くどこ吹く風のようだった。
マリーは俺の胸に抱きついてイヤイヤと首を振って身悶える。
「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!?」
彼女が抱きついてくると、今度は冠状溝をがっちりロックされたペニスが無理矢理変形さ
せられるぁがらひあしぎぎぎぎっ!
びゅくっ!
びゅくっ!
びゅくっ……!
「はぁあああああああぁぁぁぁーーーーーーー…………ッ」
「ふふ……うふふ……サンソン……サンソォン……。目が、とろーんってなっちゃってる
よお?」
夢見心地の様子でマリーが囁いてくる。
射精はまだ止まない。
かれこれ一分近く続いていた。
いつになったら止まるのか、オレにも見当が付かなかった。
多分、出尽くして枯れ果てるまでずっと……、ずっと……ッ!
あ……
ああぁ……
ひいぃぃぃぃっ……
「これからも、ずっとずっと一緒だよ?私だけのサンソン♪」
薄れ行く意識の中、そんな声を聞いたような気もするが、よくは憶えていない。
ただ、これだけは確かだった。
全てはこの子の言うとおりだ。
俺はこれからの一生を全てマリーに捧げよう――
それから、どのくらい気絶していたのだろうか?
「う……うぅ」
気が付くと、マリーは俺とつながったまま、胸の上ですやすやと寝息を立てていた。
全てを吐き出し終えて満足したのか、オレのペニスは温かい彼女の中に包まれながらも、
しおしおに枯れている。
……マリーの為だけに生き、マリーの為だけに死ぬ。
その決意を促したのは、エレクトラの媚薬などではない。
こういう手段に頼らなければならないほど、この子は孤独を恐れていたのだ。
それを察してやれなかった事が、俺にとってはどうしようもなく切なく、悲しかった。
その反面、自分がこうまでこの子に愛され求められている事に喜びを覚えるのは、果たし
て歪んだ行為だろうか?
それなら、それでも良い。
(せめて……)
これからは、決してマリーに寂しい思いなどさせるまい。
(これからはずっと一緒だよ。マリー……)
お星様になっても、ずっとずっと寄り添っていこうじゃないか――
そんな決意を胸に秘め、ようやく少し動かせるようになった両腕で、俺は彼女の小さな体
をひしと抱きしめていた。
了
ヽ ノ `ヽ r´ ヾ ソ ヘンタイ!
~ヽヽ U /ノ
ヽノ
ち、違う!お、折れの話を聞いてくれ!!
変態! .∧_∧
-´⌒二⊃ ( ´Д`) ⊂二⌒丶
_ソ. (つ つ ヾ__
人 Y
し (_) HENTAI!
811 :
某スレ住人:05/02/10 02:39:05 ID:m56ImmC4
こんなところで寿司屋さんに遭遇するとは…。
GJ!!すんばらしいよ!!
サンマリ最高!!
すごい展開にびっくりした。
てっきり一緒に暮らしだして数年かと思ったら・・・すぐ直後か!!
マリー恐るべし。
814 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 01:18:40 ID:I+75AJZ1
399氏期待あげ
815 :
名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:26:49 ID:x1fSpkNU
保守あげ
>>795 GJ!!
すげ〜ワロタ。おまいら幸せそうでいいなw
しかし今まで読んだ中で最年少の「攻め」だったかもしれん…
>>814 >>399氏が予告してたのは2005年の紅葉時だったんだよ!!
な、なんだっ(ry
というわけで気長〜にお待ちするよ〜
お、本放送の年代にふさわしいIDが出たな…
LD…
無理やり読めば、18金フィストサンソングラタンLD…
2005でも2006でも2007でも2100年の紅葉時でもいつまでも待ってます
期待保守
>>795 キャ、キャー!!この展開は予想してへんかった・・・
ちょっと無理ありすぎな気も…
ほ
し
ゅ
823 :
名無しさん@ピンキー:05/03/03 03:21:45 ID:abcW2Zsj
保守派
右翼派
825 :
名無しさん@ピンキー:05/03/03 22:43:31 ID:Nqhu72rc
カメハメ派
827 :
名無しさん@ピンキー:05/03/05 12:18:33 ID:u/1pAOC9
ぬきたいっす
828 :
名無しさん@ピンキー:05/03/05 21:02:14 ID:wTjsTCGY
栓抜き買ってください
携帯からで全ては読んでないんだがネオのはある?
830 :
名無しさん@ピンキー:05/03/07 18:42:03 ID:neMrrNrM
ナディアが磔にされるのは第何話?
8話じゃないのか。
保守
834 :
名無しさん@ピンキー:05/03/18 06:57:56 ID:/Y6N4qc0
神待ちアゲ
399氏俟ち
836 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 13:13:30 ID:Kw3fG7I+
ナディアってアフリカ黒人なの?
名前からしてインド系じゃないの?
そもそも地球人なのかよw
>>836 一応マジレスしておくと、原案だった「海底200海里」のネモ船長はインド人。
だから本来はナディアもインド系という設定のはずなのだが…?
ただ、ナディア自身はアフリカ生まれと思い込んでいたね。
出生地の正式設定は知らないのでスマソ。
ルックスは、髪もストレートだし明らかにそっち系だね。
実際にはナディアもネモは地球人じゃないんだよね〜w
ただ乗ってきた宇宙船ブルーノアが落下したのがアフリカみたい
だからアフリカ人ってことでいいのでは?
長編サンマリのプロットが一本あるけど、エロは最後の方にならないと出て来ない。
そんなんでもいいんかな?
むしろエロ無しでもおk
カモーン
>>841 ぜひともお願いしたい。
正座して君を待つ。
843 :
842:2005/03/26(土) 22:17:34 ID:bWYpGVSm
844 :
840:2005/03/26(土) 22:19:12 ID:uUhydKy6
本来は朝チュンだったが、それじゃマズイかと思ってエロ入れてみた。
推敲するので少しお待ちを。
>840
お待ち申し上げますm(_ _)m
お待ちしております。全裸で
847 :
840:2005/03/27(日) 00:35:44 ID:vgu/YNgj
推敲してたら文字がゲシュタルト崩壊してきた。
見苦しい点がありましたら御容赦下さい。
848 :
840:2005/03/27(日) 00:37:20 ID:vgu/YNgj
「だからね!女にも征服欲ってものがあるわけなのよ!!」
バンッ!と、リビングに響き渡る音をたて、両手でテーブルを叩き立ち上がったマリーは、ナディアに向けて
身を乗り出した。
マリーの手元のティーカップががちゃりと動き、細身のケーキがぱたりと倒れて皿の上で横になった。
「それで?」
テーブルを叩いた音にも動じず、ナディアは香り立つ紅茶が注がれたティーカップを悠然と口元に運ぶ。
ナディアの膝の上にちょこんと座ったジュニアは、目の前のケーキに目を輝かせ、口の回りをクリームだらけに
しながら頬張っている。
「恋する男女が、お互いをよく知りたいと思うのは自然でしょう!?ナディアもそう思うよね?」
「そうね」
ナディアの素っ気ない応えに毒気を抜かれて、マリーは力なくソファーに腰を落とした。
「もう、ナディアったら、他人事だと思ってさぁ」
マリーは左手で頬杖をつき、右手でフォークを持つと、何の気なしに倒れたケーキをいじり始め、
不満気に頬を膨らませた。
紅茶を味わい終わり、ふぅと一息つくと、ナディアはティーカップをソーサーに戻し、正面のマリーを見つめた。
「それで?マリー、あなたは何を言いたいの?」
「何って……それは……」
真正面からナディアに見つめられて、マリーは思わず口籠る。
「サンソンさんが抱いてくれない。サンソンさんを早く自分だけのものにしたいのに……ってとこかしら?」
ナディアはマリーの心境を代弁するかのように、ゆっくりとした口調で言った。
849 :
840:2005/03/27(日) 00:38:05 ID:vgu/YNgj
「……分かってるじゃん。ナディアの意地悪……」
頬杖はそのままに、視線だけをちらりとナディアに向けると、マリーは拗ねた様子で続けた。
「サンソンったら、マリーはいいよって言ってるのに、いっつもキス止まりなんだもん」
「それは、サンソンさんが正しいわね」
ケーキを食べつくして、満足そうにナディアを見つめて笑うジュニアの、クリームだらけの口元を拭きながら、
はっきりとした物言いで、ナディアはマリーの味方にはならない事を伝えた。
「どうして?マリーはサンソンの婚約者だよ?何がいけないの?」
ナディアが味方になってくれないと悟ったマリーは、ナディアを視線の枠から外し、ぶちぶちと文句を言いつつ、
手元のケーキをこねくり回す。
「何でって、婚約したとはいえ、マリー、あなたはまだ十五歳。子供じゃないの」
「ナディアもサンソンと同じ事言うのね。マリーはもう赤ちゃんだって産めるんだよ!子供じゃないもん!!」
子供扱いされ、マリーは憤懣やる方ないといった表情で、再び視線をナディアに戻した。
ナディアは、はぁ、と深い溜息を漏らしながら、目の前のマリーを見据えてきっぱりと言った。
「マリー、頬杖は止めなさい。それとね、食べ物は遊ぶものじゃないの、それは子供のすることよ」
ナディアの指摘に、マリーは慌てて手元のケーキを見ると、ケーキは原型を留めないほどぐちゃぐちゃに
崩されていた。
母となったナディアの迫力に気圧されて、マリーは何も言えなくなってしまった。
850 :
840:2005/03/27(日) 00:38:46 ID:vgu/YNgj
――サンソン、大好き。
幼い頃からのマリーの口癖だった。
ネオ・アトランティスとの戦いに幕が下ろされた後も、しばらくは三人組と寝食を共にしていたマリーだったが、
三人が別々に住まいを持つ事を決めた時、マリーはサンソンと共にいる事を望み、サンソンはその意思を尊重。
グランディスもついにはそれを許した。
笑いの絶えない穏やかな生活の中で、マリーの口癖だったその想いは、時をかけてゆっくりと醸され、形を変え、
思春期を迎えたマリーの心に醇酒のごとく湧き上がった。
そして、それはマリーの自覚と共に色外に表れ始め、ついにはサンソンの気付くところとなった。
マリーが自分に想いを寄せるなどという、思いもつかないまさかの事態にサンソンは狼狽し、困惑の果てに
自らの元からマリーを離した。
それからのマリーの暴走ぶりと、サンソンの迷走ぶりは、仲間うちでは語り草にされるほどだったが、紆余曲折、
サンソンの阿鼻叫喚の末に晴れて二人は婚約の運びとなり、二人はパリのサンソンの住まいでこれまでと同様、
共に暮らす事となった。
こうして、今までと同じように見えても、少し違う二人の暮らしが始まったのだった。
851 :
840:2005/03/27(日) 00:39:49 ID:vgu/YNgj
「さて、ちょっと休憩にするか」
ハンソンの声にサンソンとジャンは張り付いていた机から顔を上げた。
部屋の時計は午後四時を回っていた。
「そうだな、小腹も減った事だし、ここいらで一休みしようや」
そう言うと、サンソンは机の上に散らばった設計図や資料の数々を、無造作に端へと動かし始めた。
「相変らず、雑だねぇ」
ジャンが笑いながらそう呟くと「決定稿じゃないから構いやしねえだろ」とサンソンは気にも留めない様子で、
空いた机の上にバスケットを置いた。
「何?これ?」
そう言って、ジャンはバスケットを開くと、中にはサンドウィッチがぎっしりと詰め込まれていた。
「うわぁ。これ?マリーが作ったの?」
「腹へったら食えって、出掛けに持たせてくれた」
「へぇ、もう、すっかり奥さんみたいだね」
ジャンはバスケットからサンドウィッチを取り出しながら、微笑ましそうに目を細めた。
「まぁな」
ジャンの言葉にサンソンは照れ臭そうに肩を窄めた。
「お待たせぇ」
部屋の隣に備え付けられたキッチンから、ハンソンが三人分のコーヒーをトレイに乗せて戻ってきた。
コーヒーの香ばしい香りが部屋を満たす。
852 :
840:2005/03/27(日) 00:40:40 ID:vgu/YNgj
「悪かったなぁ、ジャン。せっかくの週末にル・アーブルから呼び出しちまって」
ハンソンはそう言いながら、コーヒーをジャンに手渡す。
「構わないよ。ジュニアも遠出が出来る歳になったし、ナディアもマリーと会いたがっていたしね。
今頃はおしゃべりに花が咲いているんじゃないかな?」
そう言うと、ジャンは鼻の前でカップを左右に振って、コーヒーの香りを楽しんだ。
「ジュニアは幾つになったんだっけ?」
ハンソンからコーヒーを受け取りながら、サンソンはジャンに尋ねた。
「三歳になったよ」
「そっかー、もうそんなになるのかぁ。月日ってぇのは、本当にあっとゆー間に過ぎていくなぁ」
コーヒーを口元に運び、サンソンがしみじみと言うと「何、年寄り臭い事を言ってんのさ」と、ジャンは笑いながら
サンソンを肘で突っついた。
「なぁ、ジャン。お前、パリに来る気はないのか?お前にも仕事を手伝って貰えると助かるんだけどな……」
ジャンの隣に座り、サンドウィッチを頬張ったハンソンが、おもむろに口を開いた。
853 :
840:2005/03/27(日) 00:41:13 ID:vgu/YNgj
新型エンジンの開発にあたって壁にぶち当たり、ル・アーブルに住むジャンの力が借りたいとハンソンから
連絡があったのは一週間前。新型エンジンと聞いたジャンは、それは黙ってはいられないとばかりに週末を
利用してパリに上京し、手伝う事となった。
このような事はこれまでも度々あり、そのたびにジャンは独りで上京していたが、今回はナディアとジュニアも
連れた家族旅行も兼ねていた。
「うん、そうしたいのはやまやまだけど、おじさん夫婦も年だしね。ジュニアも環境の良い所で育てたいし。
でも、将来的には僕もハンソンの仕事を手伝いたいと思ってるんだ。その時は、思う存分働かせて貰うよ」
「そういう事なら、無理は言えないな。まぁ、楽しみに待ってるよ。けど、たまにはこうして力を貸してくれよな」
ハンソンは力強くジャンの肩を叩いた。
「もちろんさ!!」
ジャンも力強くハンソンに応えた。
「ところで、エーコーさんは?エーコーさんにも会えると思って楽しみにしていたんだけど……」
ジャンはここにいるはずの、もう一人の名前を挙げて二人に尋ねた。
ハンソンの会社では、元ノーチラス号の乗組員が経営に参画している例は少なくない。
グランディス、サンソンはもとより、操舵長や航海長、そしてエーコーもその中の一人だった。
「おまえ、四人の子持ちに休日出勤なんて酷な事言えるか?ましてや、もうすぐ五人目が出てくるんだぞ」
そう言うと、話してばかりで食べる暇の無いジャンに、サンソンはサンドウィッチを突き出した。
「そ、それもそうだね。それにしても五人目か、凄いね」
ジャンは目の前に突き出されたサンドウィッチを受け取り、口に運んだ。
854 :
840:2005/03/27(日) 00:41:51 ID:vgu/YNgj
「そーそー、エーコーと言えば、この間、サンソンとマリーと一緒にあいつの家に遊びに行ってさ――」
美味い、美味いと言いながら、サンドウィッチを頬張っていたハンソンが、その時の事を話し始めた。
エーコーとイコリーナ夫婦の間には、八歳を頭にして四人の子供がおり、遊びに行った三人を玄関で
出迎えてくれたエーコーに、子供達が鈴なりになってぶら下がっていた事。
イコリーナが心尽くしの食卓を整えて、もてなしてくれた事。
マリーが子供達と一緒になって遊び、とりわけ、一番下の赤ん坊の世話を甲斐甲斐しくして、結局、帰るまで
手放さなかった事。
「マリーは子供好きだもんね。ジュニアもよく可愛がってくれるし」
ハンソンの話を楽しそうに聞いていたジャンは、その光景を思い描くように言った。
「はぁ……」
ジャンの言葉に、サンソンは深い溜息をついて「そこなんだよなぁ、問題は」と、困ったように頭を掻いた。
「なんだよ?問題って?」
何個目かのサンドウィッチを口の中へ放り込んだハンソンが尋ね、ジャンもコーヒーを口元に運びながら、
興味深そうにサンソンの次の言葉を待った。
サンソンは再び深い溜息をつくと、ぽつりと言った。
「マリーがな『マリーも赤ちゃんが欲しい!サンソン、赤ちゃん作ろう!!』ってな……」
855 :
840:2005/03/27(日) 00:42:36 ID:vgu/YNgj
「ぶっ!!」
「ぐっっ!!」
サンソンの言葉を聞いて、ジャンはコーヒーを吹き出し、ハンソンは呑み下そうとしたサンドウィッチを
喉に詰まらせた。
「あいつ、エーコーんちに行ってから此の方、ずっとそんな調子でよぉ……」
「……で?……作ろうとしたの?……」
テーブルに吹き出たコーヒーをハンカチで拭きながら、ジャンは恐る恐るサンソンに訊いた。
「バカ!子供が子供作ってどーすんだ!!」
「お、お前にしては賢い選択だな」
ハンソンは胸を叩きながら、詰まったサンドウィッチをコーヒーで押し流して涙目で言った。
「ぬかせ!!最近のあいつときたら、俺のベッドに潜り込むわ、俺が風呂入ってるとこに乗り込んでくるわで、
やる事がエスカレートしてきやがった。
マリーに『まだ、早い!』って叱るとな『どうして?マリーもう子供じゃないのに、どうしてよ?』って、
俺の言う事なんて聞きゃしねぇ……」
憔悴しきった様子で、サンソンは日々繰り広げられる攻防戦を二人に語った。
「うわぁ、出たの?マリーの『どうして?』攻撃が……」
ジャンは思い出したように声を上げた。
856 :
840:2005/03/27(日) 00:43:21 ID:vgu/YNgj
幼い頃のマリーは、分からない事があると、回りの大人を捕まえては『どーして?どーしてそうなるの?』と、
納得がいくまで聞いて回った。最初は丁寧に説明してしいる大人達も、マリーの執拗な『どうして?』に閉口して、
最後にはそそくさと逃げ出してしまう。
そうして、大人達に逃げられたマリーは機嫌が悪くなり、時限爆弾さながらに除々に泣き顔になってくる。
そうなると、サンソンの出番だった。
『マリー、1+1はいくつだ?』
『2だよ。マリー、しってるもん』
『ところがだ!世の中では1+1が3になったり、4になったりする事があるんだ』
『なぜ?どーして?どーしてそうなるの?1+1は2なのに。マリー、わかんないよ。』
『マリーがそれを分かるには、いーっぱい算数の勉強をしなくちゃなんねーんだ。するか?勉強』
『……マリー、べんきょうきらいだから、わかんなくていい……』と、サンソンはマリーを煙に巻いたものだった。
が、当然、今のマリーにはもうその手は効かない。
「お前は、まだ子供だ!」とサンソンが諭しても「もう、子供じゃない!」と自己申告されて話は堂々巡りし、
出口は見つからなかった。
「サンソンが女の人の事で、そんなに悩むところなんて初めて見たよ」
サンソンの苦悩をよそに、ジャンはくすくすと笑った。
「こいつにとって、マリーと姐さんは別格さ」
胸の痞えがようやく取れたハンソンが少しおどけたように言うと、サンソンは、余計な事を言うな、という視線を
ハンソンに送った。
送られた視線をハンソンはあさっての方向を見るようにして、わざとらしく逸らした。
857 :
840:2005/03/27(日) 00:44:25 ID:vgu/YNgj
「やっぱり、マリーに経験が無いのがいけないのかな?」
ケーキでお腹がくちくなり、ぐずり始めたジュニアをマリーの部屋で寝かし付け、再びリビングに戻ったナディアに、
マリーは待ち構えた様子で問いかけた。
「マ、マリー?」
マリーの突拍子もない問いに、ナディアは面食らった。
「ほら、よく言うじゃない?遊び人は処女には手は出さないって」
「そんな事、どこで覚えてくるの!」
「雑誌とか、小説とか、あと、独自調査!!」
マリーは人差し指を立てながら得意気な顔をした。
「……どんな調査よ!まったく、マリーは昔っから耳年増なんだから!!」
ナディアはあきれた様子でマリーを見た。
「でも、サンソンも遊び人だもん……」
「その事と、マリーの言っている問題とは関係ないと想うけど?それに、遊び人っていうのはマリーと婚約する
前の話で――」
「甘い!!」
バンッと、再び両手でテーブルを叩き、マリーは口調を強めて言った。
「サンソンはね!あまた咲く花々を端から手折りまくってきた男よ!きっと、マリーみたいな未熟な女じゃ
物足りないのよ!!だから――」
「マリー!!本気でそんなふうに思っているのっ!?」
マリー以上に荒げたナディアの声が、マリーの言葉を遮った。
858 :
840:2005/03/27(日) 00:45:08 ID:vgu/YNgj
「だって……」
ナディアの語気の強さに驚いて、マリーはしょんぼりと俯いた。
「サンソンさんはね、きっと、マリーが大人になるのを待っているのよ」
ナディアはテーブルの上で握られたマリーの手に自らの手を重ねて、優しく言った。
必死の目をしたマリーの訴えがナディアに向けられる。
「じゃあ、教えて……どうしたら大人になれるの?自分は大人になったって、いつ、どういった時に分かるの?」
「そ、それは……」
さすがに、ナディアも返答に詰まった。
女という生き物は、普通、子供から少女へ、少女から娘。そして大人の女へと、順に変化を遂げて行くものだが、
一番、光輝くであろう娘時代を飛び越えて、いきなり女になってしまうのは、いくら何でも勿体無い。
サンソンもそう考えて自重しているのだろうと、ナディアは思った。
でも、それは、その時代を過ぎた者の感傷であって、渦中にいるマリーにそれを理解しろというのは、
無理な話なのかもしれない。
それに、マリーはその先にあるものを既に見つけてしまっている。サンソンという共に生きてゆく存在を……
だからといって、マリーの希望に諸手を挙げて賛成はできない。マリーはまだ、十五歳なのだから。
何とか解って貰おうと、ナディアは慎重に言葉を選んで伝えた。
「そうね、物事や自分の言動に責任が取れる事。そして、それに対する覚悟を持つ。それが、大人ってものよ」
859 :
840:2005/03/27(日) 00:46:21 ID:vgu/YNgj
「大人の定義ねぇ……」
ハンソンは何かを探すような視線を、空に投げながら呟いた。
「そういえば、『あの時は子供だった』と思う事はあっても『あの時から大人になった』って思う事は無いなぁ」
ジャンは自らの経験を思いなぞるように言った。
「大人っていっても、心の大人と身体の大人があって、同時に大人になるわけでもないし。
まー、だいたいにおいて、心より身体の方が大人になるのが早いけどな」
ハンソンの言葉に、サンソンは肩を落として項垂れた。
実際、童顔ゆえの多少の幼さは残るとはいえ、すらりとした伸びやかな手足、身体の線のひとつひとつが
丸みを帯びた細くしなやかなマリーの外見は、大人の女性の何者でもなかった。
そして、その事がよりいっそうサンソンを悩ませた。
「そ、そーいえば、ジャン。お前にもあったなぁ『僕は子供じゃない!!』って言ってた頃がさ」
サンソンの落ち込みを見たハンソンは、話の矛先をジャンに向けた。
「あったねぇ」
ジャンは懐かしむように思い返しながら言った。
「あの時は、サンソンには『大人なら自分の事は自分でしろ』って言われて、ハンソンには『子供は大人を頼れ』
って言われて……結局、ハンソンに頼ってオートジャイロを完成させて……あの時、僕はまだ子供なんだって
思い知ったよ。でもさ、今、マリーは当時の僕と同じ年齢になったけど、あの時の僕よりもずっと大人だと思うよ」
860 :
840:2005/03/27(日) 00:47:13 ID:vgu/YNgj
「……そうか?」
サンソンは項垂れていた頭を上げて、ジャンに訊いた。
「うん。だってマリーは一緒に歩いていくべき人を見つけて、そのための行動を起こしたじゃない。
マリーにしてみれば怖かったと思うよ、今までのサンソンとの関係をひっくり返す事になるしさ。
でも、自分の想いが確かだと思ったから、サンソンに好きって言ったんでしょ?もし、サンソンに拒絶されても
それをも受け止める覚悟で……それって自分の出来る事と、出来ない事を考えて起こした行動じゃないの?」
「そうだな……」
事のいきさつの一部始終を、側で見守っていたハンソンが言った。
確かに、マリーに想いをぶつけられたサンソンが、悩みに悩んだ末に、自分にとってマリーはかけがえのない
存在だと気付き、マリーにそう告げた時、マリーは泣いた。どうしようもなく怖かったと言って泣いた。
「……怖いのは俺の方だ……」
サンソンはそう呟いて続けた。
「マリーはさ、俺にとって眩しすぎるんだよ。……こう、今のままのマリーを硝子で出来た宝箱の中に大事に
しまっておきたいって気持ちがあってな、あいつの羽を俺みたいな人間が毟るなんて、そんな空恐ろしい事は
出来ねえって……」
サンソンは膝の上で丸めた手の平に愛おしそうな視線を注いだ。
「……宝箱……羽……サンソンって、案外、ロマンチストなんだ……」
ジャンは驚いた様子でサンソンを見た。
「まっ、こいつはガキの頃から、そういうところはあったけどね……ホント、変わんないねぇ……」
竹馬の友であるハンソンがしみじみとそう言うと、サンソンは決まり悪そうに嗤った。
「でも、マリーは宝箱の中に入れておいて欲しいなんて思っていないと思うけどな……」
ジャンの言葉を聞いて、サンソンの脳裡にマリーの青い瞳が浮かんだ。
861 :
840:2005/03/27(日) 00:48:15 ID:vgu/YNgj
マリーは幼い頃から髪を触られるのが好きだった。
サンソンの大きな手で、髪をわしゃわしゃと掻き混ぜるように撫でると、きゃっ、きゃっと言って喜んだ。
今でも、さながら櫛のように手で髪を梳いてやると、マリーはまるで満足気な猫のようにサンソンの運指を楽しみ、
手の平に頭を摺り寄せて、昔と変わらぬ笑顔をサンソンに向ける。
そして、マリーがねだるままにキスをしてやり『はい、ここまで』と、サンソンが線を引くと、マリーの青い瞳が
責めるようにサンソンを見つめる『どうして?』と、急に大人の女の目に変えて。
子供と大人のスイッチを無意識のうちに切り替えるマリーに、サンソンの想いも釣られるように揺れ動く。
――いつまでも、このままで
いや、いっそこのまま――
(人の気も知らねーで……)
サンソンは手の平にマリーの髪の感触を思い出した。
そして、いつもそうするように唇に運んだ。
するはずのないマリーの、髪の香りがしたようにサンソンは思った。
「……ソン……サンソンっ!!」
ジャンの声にサンソンは、はっと、我に返った。
「何、ぼーっとしてるのさ、仕事、始めるよ!」
資料を手渡しながら、ジャンは不思議そうにサンソンを見た。
「ああ、悪りぃ……」
サンソンは未だ夢から覚めないように、手渡された資料に視線を落とした。
「……早くコレを終わらせないと、愛しいマリーの元へは帰れないよ」
サンソンの手元の資料を指先でとんとんと叩いて、ジャンは全てを見通すように、にやりと笑いながら言った。
「お前も言うようになったモンだ」
心の内を覗かれたサンソンは悔し紛れに呟くと「いつまでも、子供のままじゃないからね!」
ジャンはそう言って、また笑った。
862 :
840:2005/03/27(日) 00:49:04 ID:vgu/YNgj
「……責任……覚悟……」
マリーは俯き、神妙な顔でナディアの言葉をなぞると、弾かれたように顔を上げた。
「それなら大丈夫!だって、マリーはサンソンが好きって事に関しては、どんな責任でもとるつもりでいるもん!
それだけは自信あるもん!!」
ほころぶような笑顔をナディアに向けて、マリーは、そう、はっきりと言い切った。
「マリー……」
迷いのない笑顔を目の当たりにして、ナディアはマリーに出会った十年前の事を、昨日の事のように思い出した。
――ネオ・アトランティスに殺された両親の墓の前で、自分に縋って泣いた小さなマリー。
――キングと一緒に走り回っていた小さなマリー。
そんな、幼かったはずのマリーが、恋を知り、想いを育て、実らせ、自分の目の前で愛を語る。
輝くような娘になって……
(いつの間に、こんなに大きくなったのだろう?)
ナディアはマリーを見つめ、その中に幼い頃のマリーの姿を探してみた。
そして、辿り着いた幼いマリーの面影と一緒に、その傍らにいる少女だった頃の自分の姿をも見つけて、はっとした。
(そうね、あの私が母親になるくらいだものね……何が起こっても不思議じゃないわね)
ナディアは、ふふっと、小さく笑った。
「ナディア?」
マリーを見つめたまま押し黙ったナディアに、マリーが心配そうに声をかける。
「……マリーの好きになさい」
「え?」
「マリーの思うとおりにしなさいって、言ったの」
「本当!?」
「ええ、でも勘違いしないでね、あなたの味方になったわけじゃないわよ。これは二人の問題なんだから、
ちゃんとサンソンさんと話し合って――って、ちょっと、マリー!聞いてるの?!」
ナディアの言葉など耳に入らないといった様子ではしゃぐマリーに向かって「もう!」と、短く文句を言うと、
ナディアは内心で呟いた。
――この子はもう十分、大人だわ。
863 :
840:2005/03/27(日) 00:49:38 ID:vgu/YNgj
新型エンジンの問題点もなんとか解消し、サンソンが家に戻ったのは午後九時を回った頃だった。
出迎えたマリーが夕飯の必要を聞くと、ジャン達と済ませてきたからいいと言って、サンソンはそのまま
リビングへと向かいソファーに腰を下ろした。
マリーはいつものようにサイドボードからウイスキーとグラスを取り出し、作っておいたつまみと一緒に
テーブルの上に置く。
「お疲れ様。お仕事の方はどう?」
「ああ、ジャンのおかげで目星はついた。後は、俺とハンソンでなんとかなる」
サンソンはシャツのボタンを二、三個外し、ふーっと、安堵したように息を吐いた。
「良かった。これで、ジャンとナディアはゆっくりとパリ見物ができるわね」
マリーは嬉しそうに言うと、グラスに注いだウイスキーをサンソンに差し出す。
「ナディアとゆっくり話しは出来たか?」
マリーから渡されたウイスキーをぐいっと一飲みして、サンソンはマリーに訊いた。
「うん。久しぶりにいろいろと話が出来て楽しかったよ」
「そうか、良かったな」
「ジュニアも大きくなったわよ。マリーお姉ちゃんって言って凄く懐いてくれて、ホント、子供って可愛いわねぇ」
マリーはちらりとサンソンの様子を探るように見ると、続けた。
「ねえ、サンソン。やっぱりマリー、赤ちゃん欲しいなぁ」
864 :
840:2005/03/27(日) 00:50:19 ID:vgu/YNgj
(――きやがったな)
案の定の展開に、サンソンは聞こえなかった振りをして、テーブルの上にあった新聞を取り、開いた。
「ねぇ、ねぇ」
マリーはサンソンの足元に座り、両手でサンソンの膝をがくがくと揺らして、自分の話を聞くように促す。
「だーめーだ!!」
新聞から目を逸らさずにサンソンは応えた。
「どーして!」
「何度も言わせるなよ。お前はまだ子供だからだ!」
「ホント、何度も同じ事。サンソンったら芸がないわよ」
「なくて結構!」
サンソンはけんもほろろといった調子で言い放った。
「ねえ、サンソン。ここはさ、もう少し建設的かつ合理的に、現実を直視して考えてみない?」
「どういう事だ?」
サンソンは思わず新聞を閉じてマリーを見た。
「マリーとサンソンの年齢差は?」
「二十三」
何を今更、とばかりにサンソンはマリーの問いに答えた。
「そう、二十三歳違うの!マリーがサンソンの言う大人になるのを待ってたら、何年先になるか分からないし、
その後に子供を作っても、その子が成人するまでサンソンが生きてるとは限らないじゃない?」
「……勝手に殺すなよ」
マリーの現実的な妄想にサンソンはげんなりとした様子で呟いた。
「だからね!そうならないためにも早めに作った方がいいと思うのよ!」
「そんな心配しねーでも、お前らが食うに困らないだけのモンは残すし、ハンソンや姐さん。それに、ジャンと
ナディアもいるから安心しろ」
「そーゆー問題じゃないわよ」
言いたい事はそれだけか?という視線をマリーに投げると、サンソンは再び新聞を開いて読み始めた。
865 :
840:2005/03/27(日) 00:51:01 ID:vgu/YNgj
やがて、くすんと鼻をすする音がサンソンに届いた。
サンソンは新聞から少し目を外して足元に目をやると、マリーが両手で顔を覆い、しくしくと泣いている。
「……ひどい。サンソンったら、マリーに一人で子供を育てろっていうのね……」
「……マリー……」
マリーのさめざめと泣く姿を見て、サンソンはしんみりした口調で呟くと、おもむろに視線を新聞に戻して、
いつもの声柄で言った。
「嘘泣きは、やめろ……」
泣き声がぴたりと止んだ。
「ちっ!ばれたか!」
マリーは顔を両手から離し、少し横に逸らすと、呻くように呟いた。
サンソンはふんっと鼻を鳴らして「お前の手なんぞお見通しなんだよ」と、せせら笑った。
少しの沈黙が流れて、やれやれ、やっと諦めたかと、サンソンが安堵しかけた時、マリーは再び口を開いた。
「サンソンはさ、マリーを見て何も思うところはないの?」
マリーはサンソンの膝に頬を乗せて寄りかかると、つんつんと新聞を引っ張った。
「なんだ?思うところって?」
新聞に落とす視線はそのままにして、サンソンはマリーに訊いた。
マリーは一瞬、口をつぐんだが、やがて、恥じらいを滲ませるように言った。
「……マリーに対して、キス以上の事をしたいとか……その……抱きたい……とか……」
新聞があって良かったと、サンソンは思った。自分の顔に動揺が走ったのがよく分かったからだ。
これまで『赤ちゃんが欲しい、作ろう』などと、漠然とした訴えだけしかこなかったマリーが、
初めて具体的な事を口にした。
(正直に答えちまったら、今までの苦労は水の泡。最後だぞ)
サンソンは焦りを鎮めるように内心に呟いた。
866 :
840:2005/03/27(日) 00:51:46 ID:vgu/YNgj
「無いね。お前、まだまだ色気ねーし」
努めて冷静を装いサンソンは答えた。
「……やっぱり……」
怒気を含んだ声に、サンソンは驚いて足元のマリーを見た。そこには、サンソンに向けられたマリーの、
怒りに燃えた青い瞳があった。
「やっぱり、サンソンはマリーじゃ物足りないのね!マリーが未熟だから!マリーが処女だから、抱いても
面白くないって思ってるんでしょう?!ナディアは違うって言ったけど、やっぱり、そうだったんだわ!!」
「マリー、何、言ってるんだ?お前、ナディアといったいどんな話をして――」
混乱するサンソンの言葉を押さえ込むように、マリーは続ける。
「いーわよ!サンソンがその気なら、処女なんて重たいだけのもの、捨ててくるわよ!」
「す、捨ててくるって!お前!何やらかす気だ!?」
「その辺の街角にでも立ってりゃ、どっかの物好きが拾ってくれるでしょうよ!!」
そう言い捨てると、マリーは決然と立ち上がり、玄関に向けて歩き出そうとした。
「ちょっ、ちょっと待て!馬鹿な事言うな!おい!!」
サンソンは手元の新聞を放り投げ、ソファーから立ち上がると、部屋を出て行こうとするマリーの腕を掴んだ。
マリーの動きが止まり、ゆっくりとサンソンを振り返る。
「……考え直してくれる?」
振り返ったマリーの目にはもう怒気は無く、むしろ笑みが湛えられていた。
これ以上ないというくらいに小悪魔的な笑みが。
――こいつ!!
サンソンはマリーの腕を放すと、崩れるようにソファーに腰を落とし、項垂れた顔を右手で覆った。
これは、もう、脅迫だ。と、サンソンは思った。
「……危険だ……お前は、考え方が危険すぎる……」
「だって、サンソンがマリーの話しを真剣に聞いてくれないんだもん」
そう言って、マリーはえへへと、笑った。
867 :
840:2005/03/27(日) 00:52:31 ID:vgu/YNgj
マリーの無邪気な笑みを見て、サンソンは段々と腹が立ってくるのが分かった。
(今まで、どれだけ俺が悩み、我慢してきたと思ってるんだ?誰のためだ?マリー、全部お前のためなのに、
俺の想いも、苦労も、全然わかっちゃいねぇ!!)
いくら、惚れた弱みとはいえ、四十に手が届く男が、十五の小娘に振り回されている。
そんな自分をサンソンは情けなく思えてきた。
(こいつは、大人を、大人の男を舐めきってる!)
怒りが沸々と湧き上がり、頂点に達しようとしたその時、サンソンの脳裏にある案が浮かんだ。
――そうだ、少し、痛い目を見せてやればいい。
いくら、マリーが頭でっかちの耳年増でも、まだ、十五歳。いざ事に及べば、きっと怖がるに違いない。
そうしたら、止めてやればいい――
我ながら妙案だと思ったサンソンは、早速、行動に移した。
「分かった!!お前の望むとおりにしてやる」
サンソンは顔を上げると真剣な面持ちでマリーを見つめて言った。
「本当!!」
マリーの顔が喜びに輝く。
「ああ、俺がお前に敵うわけがねーんだ。全てはマリー、お前の望むままに……」
そう言って、サンソンはマリーの手を取ると、ぐいっと自らに引き寄せた。
「きゃっ!」
マリーは短くそう叫ぶと、サンソンの胸に倒れこんだ。
「ちょ、ちょっと待ってサンソン、このままじゃ……あの……シャワーを……」
慌てて立ち上がろうとするマリーを逃がさないように、サンソンはきつく抱きしめた。
「そんなモン、必要ねぇ」
サンソンが呟く。
「でも!」
マリーの願いを無視して、さらに強く抱きしめると、サンソンはマリーの耳元で言った。
「俺は、ぎりぎりまで我慢したぞ、もう、止まれって言っても止まらねーからな……」
いつもとは違う声色に、マリーは驚いてサンソンを見上げた。
――知らない男だ。
自分の目に映ったサンソンをマリーは直感的にそう思った。
ごくり、とマリーは自分の息を呑む音を聞いた。
868 :
840:2005/03/27(日) 00:53:15 ID:vgu/YNgj
「後悔しねーな?」
「す、するわけないでしょ!」
少し動揺しながらもマリーがそう答えると、「上等だ!」と言って、サンソンはマリーを勢いよく抱き上げた。
「きゃっ!」
いきなりのサンソンの行動に、マリーは再び小さく叫んだ。
マリーを抱きかかえて歩き出したサンソンに「ちょ、ちょっと、どこに行くのよ?」とマリーは訊ねた。
「俺の部屋に決まってるだろ」
サンソンはそう言うと、リビングを後にした。
リビングから続く廊下。出てすぐ右側にマリーの部屋。サンソンの部屋はその廊下のつきあたりにあった。
「ほら、開けろよ」
「えっ?な、何を?」
サンソンの部屋の前で、部屋の主に抱きかかえられたマリーが聞き返した。
「ドア。俺、手が塞がってるからよ」
「あ、ああ、そ、そうね」
マリーは弾かれたようにノブに手をかけ、ドアを開くと、蝶番がこすれて微かに軋む音がした。
サンソンはマリーを抱きかかえたまま、部屋へと足を踏み入れる。
薄白い月明かりが窓から差し込み、部屋の中を仄かに照らしていた。
机の上には書類が散らばり、椅子には昨日着ていたサンソンの服が無造作に掛けられている。
(そういえば、今日はナディアが来てたから、お掃除できなかったんだっけ……)
なぜか、そんな事を思い出しながら、マリーは、ぼーっと部屋の中を見回した。
ふいに、部屋の中央にあるサンソンのベッドが、マリーの視界に飛び込んできた。
――ばくんっ。と、わけもなく心臓が波打ち、マリーは思わずベッドから視線を逸らした。
(どうしたのマリー?いつも見てる部屋、いつも見てるベッドじゃない!落ち着くのよ!本だって色々と
読んだじゃない!大丈夫!大丈夫よ、きっと……)
平常心を保とうと、マリーは必死に内心に繰り返し呟いたが、思えば思う程、身体がくっと硬くなるのを
感じて思わず目を閉じた。
緊張は、マリーを抱きかかえているサンソンにも十分すぎるほど伝わっていた。
(こりゃ、思ったより音を上げるのは早いかもしれなねぇな)
サンソンは心の中で密かに笑った。
869 :
840:2005/03/27(日) 00:54:02 ID:vgu/YNgj
サンソンはマリーをベッドに仰向けて静かに下ろした。そして、自らもベッドに上がるとベッドはぎしりと軋んだ。
マリーの傍らに身体を横たえ、左肘で身体を支えながら、サンソンは右手でマリーの顎をくいと持ち上げる。
その動作に、マリーの身体が微かに反応する。そして、マリーはそれまで固く閉じていた瞳を開いた。
「サンソン?」
無言で、硬い表情を崩さないサンソンに違和感を覚えたマリーは、思わずサンソンに問いかけたが、
サンソンは答えず、代わりに荒々しく唇を重ねた。
「んっ!」
マリーは反射的に唇を閉ざそうとしたが、サンソンの舌が容赦なく口腔にねじ込まれた。
「うっ!……んっ!!」
サンソンの大きな舌がマリーの舌を捕らえ、嬲り、蹂躙するかのように口腔を激しく掻き乱す。
「くっ…っ!……んっ!…っんん!!」
息をする事も許さない、食らい尽くす様な口づけをサンソンはマリーに与え続ける。
(こんなキス……知らない!このキスは、これは――)
「……サ…ンソ……ン…っ、や――」
『止めて』と言いかけて、マリーはその言葉を飲み込んだ。
サンソンは怒っている。マリーはそう感じていた。
(怒らせて当たり前の事をした。でも、それでもマリーは……)
マリーは決意をしたようにシーツを握りしめると、サンソンの口づけを、ただ、ひたすら受け容れた。
「怖いか……?」
ようやく唇を開放したサンソンはマリーに訊いた。
荒い息を整えながら、マリーは首を左右に小さく振る。
「嘘つけ、こんなに身体、硬くしてるじゃねーか」
「……ちょ…っと、びっくりしただけ……大丈夫……」
そう言って、マリーはかすかな笑みを見せると、サンソンの頬に手を伸ばす。
「何、強がりを――」と、サンソンが言いかけた時、マリーの指先がサンソンの頬に触れた。
指先は微かに震え、驚くほど冷たい。
その冷たさが、サンソンの頭に上っていた怒りの炎を瞬時に消し去った。
そして、サンソンは改めてマリーを見た。マリーの瞳には怯えの色が滲み、涙で潤んでいた。
870 :
840:2005/03/27(日) 00:54:43 ID:vgu/YNgj
――何、やってんだ!俺は!この、大馬鹿野郎がっ!!
サンソンは自分自身に毒づいた。
(マリーが、こいつが引くわけが無いんだ!どんなに怖くても、痛くても、こいつは引かない。
躊躇いもしない。こいつはもう、肚をくくってる。そんな事は分かっていたハズじゃねぇか!!なのに――)
マリーを受け止めきれずに、大人気ない方法でマリーを怯えさせてしまった自分をサンソンは恥じた。
「サンソン?」
押し黙るサンソンにマリーが問いかける。
「……怖がらせて、ごめんな……ここまでだ……」
そう言って、サンソンはマリーの額に優しく口づけると、マリーから身体を離して起き上がった。
「どうしてっ!?」
マリーも起き上がってサンソンを見つめた。サンソンはマリーの問いには答えず、続けた。
「……お前は、自分の部屋に戻れ」
「嫌よ!!」
そう叫ぶと、マリーはサンソンの胸に飛び込んだ。
「どうしてっ!どうして分かってくれないの!!サンソンのバカっ!!」
マリーはサンソンのシャツを掴み、その拳を押し当てるようにして、俯きながら胸を叩く。
「マリー……お前、そんなに赤ん坊が欲しいのか?……」
マリーを胸に抱き留めながら、サンソンは訊いた。マリーの動きが止まった。
「……違う……」
マリーは俯いたまま呟いた。
「違うって、じゃあ、どうしてそんなに急いで――」
「違うの!赤ちゃんも欲しいけど、違うのっ!!それより、何より、マリーはサンソンが欲しいの!!」
サンソンの言葉を遮り、マリーは叫んだ。そして、ゆっくりとサンソンを見上げた。
射貫くようなマリーの瞳がサンソンの瞳に向けられた。
「マリーはサンソンが欲しいのよ……心も、身体も、全部……」
揺るぎの無い口調だった。
「マ、マリー……」
マリーの瞳に射竦められながら、サンソンは呟いた。
「急いでなんていない、これがマリーの今の気持ちなの……その気持ちに嘘はつきたくない、逃げたくないの……」
マリーはシャツを掴んでいた手を離すと、ぺたりと力尽きたように座りこんだ。
871 :
840:2005/03/27(日) 00:55:23 ID:vgu/YNgj
「どうしてかな?マリーはサンソンの事になると、すごく欲張りになっちゃう……」
サンソンを見つめて、マリーは今にも泣きそうな顔で微笑んだ。
「……困らせてごめんね……でも、お願いだからマリーの事……嫌いに……ならないで……」
最後は消え入りそうなくらい小さな声だった。
サンソンは、もう、何も言えなかった。
これほどまでに自分を求めてくれるマリーの想いに、サンソンの胸は熱くなった。
思えば、マリーはいつでも自分に対しては真っ直ぐに、恐ろしいほどに真っ直ぐに飛び込んでくる。
恐れも、迷いも、躊躇もせず、全身で想いをぶつけてくる。
それに引き換え自分は、年を重ねて身に付いた脂肪のような、大人の分別とやらに支配されて、
ただ、身動きが取れずにいた。
何より、マリーの真っ直ぐな想いは綺麗すぎて、世の中の塵芥を浴びた過ぎた自分がそれを受け取るのは、
大それた事のように思えてならなかった。
(ざまぁねぇな……)サンソンはそんな自分を嗤った。
そして、サンソンは自分に問いかけた。お前はどうしたい?今、マリーを抱きたいのか?と。
――愚問だった。
いつも心の奥底にあった。それを考えると決まって罪悪感に苛まれた。それが怖くて、今まで目を逸らしていた。
(マリーを抱きたい。マリーの全てを俺だけのものにしたい)
いつだってそう叫んでいた心に、サンソンはやっと向き合う事ができた。
「……嫌いになるわけがないだろうが……」
サンソンはマリーの頬にそっと手を添えた。
「……ごめんな。本当に俺は意気地が無くて、お前を泣かせて……こんな俺で、いいのか?」
「サンソンじゃなきゃ嫌よ……」
サンソンを見つめるマリーの青い瞳から涙が溢れ、頬を伝った。
「俺も、お前じゃないと嫌だ……」
サンソンはマリーを抱きしめ、そして、口づけた。
先ほどの口づけとは違う、優しく、包みこむような口づけだった。
サンソンのキスだ――
マリーはそう思いながら目を閉じた。
872 :
840:2005/03/27(日) 00:57:02 ID:vgu/YNgj
月が薄明るく照らす部屋は、かすかな衣擦れの音と吐息が支配していた。
サンソンはマリーに口づけを与え、服の上から軽い愛撫を贈りながら、身に付けているものを巧みに取り払っていった。
服の上からは計り知ることの出来なかったマリーの全てが曝け出される。
シーツの上に横たわるマリーの身体は透けるように白く、胸の膨らみは成熟した果実のような瑞々しさを放っていた。
ただ、未だ所々に残る細い線が幼さを感じさせて、サンソンの胸を痛くしたが、少女と女が同居しているマリーの
身体は、妙な艶めきをサンソンに感じさせ、昂ぶりを覚えさせたのも事実だった。
その中でも、一番、幼気さが現れている鎖骨から肩口を、サンソンは労るように唇を這わせた。
「ん……ふっ!ぁ…はっ、ぁっ!」
既に服の上から愛撫を施されたマリーは、全身がむき出した神経のようにサンソンの唇を感知した。
身体の奥底から湧き出る、蠢くような感覚がマリーの脊髄を駆け上がる。愛撫は耳朶、首筋へと休み無く注がれて、
マリーは甘い吐息を漏らし続ける。
その、自分のものとは思えないような声は、激しい羞恥心をマリーに感じさせた。
「ん…くっ」
マリーは唇を結び、吐息の溢れ出る口元を手の甲で塞いだ。吐息がくぐもった音に変わる。
「声、我慢しなくていいんだぞ……」
「……だっ…て、…はず…かしい…もん……」
押し寄せる快楽の波に溺れそうな理性を引き戻すように、マリーはなおも唇を固く結んだ。
「……聞かせろよ……お前の声……」
サンソンはたわわな白い乳房に固く息づく蕾を指の腹で軽く掻いた。
873 :
840:2005/03/27(日) 00:57:37 ID:vgu/YNgj
「う、あぁっ!!」
マリーは胸をせり上げ、手はサンソンの肩を掴もうと空を舞う。サンソンはその双の手首を掴むと、
胸を開かせるようにベッドに押し当てた。
「もっとだ……」
開かれた乳房にサンソンは交互に口づけを降らし、舌を這わせ蕾を弄った。
「や、や、……あっ!はぅ…っ……ん、んっ…あっ!!」
抵抗も空しくマリーの理性は波に浚われ、赤みを増した唇からは荒い息遣いと濡れた喘ぎが洩れる。
「……それでいい。マリーの声はかわいいな……」そう言うと、サンソンはマリー腕を掴んでいた手を離し、
双の乳房に這わせた。吸いつくような生肌の感触に揉みしだく手に熱がこもる。
サンソンはやわやわと乳房を揉みしだきながら、指で蕾を挟み、弄び、もう片方を再び口に含んで舐り回した。
執拗に蕾を弄られたマリーは凄まじい反応を見せた。
口の中で、指の狭間で、蕾は更に固くしこり、大きく膨らみを増す。マリーは肩を竦め、顎を逸らし、
あられもなく身をうねらせ、喘ぐ。
「や、な…に……これ……ふ…あっ、やっ、もう、あっ、は、ぁああっ!」
全身を駆け巡り、支配しようとする疼きを掃うかのように、マリーは首を左右に大きく振る。
刹那に、熱く潤んだマリーの視線がサンソンの視線と絡んだ。ぞくり、とするような嬌羞を湛えた瞳だった。
サンソンはその瞳に釣られてもたげた、この素直な身体をただ貪り尽くしたい、という劣情を必死で抑えた。
そして、サンソンはマリーの腿の間に手を滑り込ませた。双の膝が引き寄せられ腿に力が込められる。
サンソンは左手でマリーの腿を持ちあげると膝から腿の内側を付け根に向かって舌を這わせる。
「ん、ん、んっ……」
マリーの腿が小刻みに震えだす。
874 :
840:2005/03/27(日) 00:58:11 ID:vgu/YNgj
サンソンの右手は既に潤みを湛えているマリーのそこをまさぐり、息吹始めた芽を探しあて親指の腹で軽く押した。
「あうっ――!」
腰が浮き上がりそうになるマリーの脚を、自らの重みで抑え、サンソンは熱く潤んだ襞の中へと指を沈めた。
「んぁっ!」
入り込んだ異物の感触を拒むように、マリーは咄嗟に膝頭を合わせて脚を閉じようとする。
「大丈夫だ…マリー、力を抜いて……」
サンソンは掌を芽にあて、指を固く締め付けるそこと連動させながら、撫でるようにゆっくりと揉みほぐした。
「っふ……ふぁ、あ…っぁ……」
マリーの喘ぎと共に、それまで指を異物とみなして排除しようとしていたそこは、一転して根元まで飲み込もうと、
貪るように収縮を始めた。
「……そう、いい子だ……」
サンソンの言葉に、いつもなら『子供扱いして』と鼻を膨らませて文句を言うマリーだったが、なぜだか今は
その言葉が心を擽り、昇りくる快感と混じり合い、それは甘い吐息に姿を変えてサンソンに放たれる。
マリーの吐息を受けて、サンソンはあえかな椿の花を愛でるかのような愛撫を続けた。
その萼を落としてしまわぬよう、慎重に。
875 :
840:2005/03/27(日) 00:58:47 ID:vgu/YNgj
やがて、ぐちゅりと淫靡な水音が部屋に響き始めた。
「…な…んの…音?」
吐息の下でマリーはきれぎれに訊くと、サンソンはマリーの手を取り、潤みの源へと誘った。
「あ…」
自らに触れたマリーは一瞬、躊躇いがちに手を引こうとしたが、潤みきった状態に驚いた様子でサンソンを見た。
「なん…で?ど……うして?こん…な……」
「こんな時まで『どうして?』か?…ん?」
耳馴れた問いかけに、サンソンは微笑みながら、誘うように自らの鼻をマリーの鼻に摺り寄せた。
「……だって……」
マリーは少し顎を揺らしてサンソンの愛撫に応えると、恥ずかし気に目を伏せた。
「これはな、マリーの準備ができたって証拠だよ……」
「準…備?」
「ああ、マリーの身体が俺を欲しいって言ってる。……マリーの中に入ってもいいか?」
サンソンは少し憂いた表情でマリーに尋ねた。
マリーはサンソンを見つめながら、内心に言い聞かせるように呟いた。
――今日までは、このひとの背中を安息の目印として後を追ってきた。
でも、これからは、傍らに共に並び、生きてゆくために――
マリーは静かに目を閉じ、頷いた。
876 :
840:2005/03/27(日) 00:59:34 ID:vgu/YNgj
サンソンはマリーの頭の側にあった枕を取り、マリーの腰の下にあてがいマリーが楽な体勢を作ると、
膝を掴んで脚を深く折り込む。
サンソンは開いた脚の間に身体を割り込ませると、激つ自身を潤む狭間にすり合わせてその滴りを纏わせた。
初めて感じる硬く熱い漲りに、マリーはびくっと、身を強張らせる。
サンソンはその緊張を逸らすようにマリーの首筋を舐め上げた。
「…は…んっ……」
その感触にマリーが気を取られた隙に、サンソンはゆっくりと腰を押し込こむと、尖端はずるりと
マリーの中へと分け入った。
「ひっ!!」
マリーの背中がびくんっと、跳ね上がった。
「ぐ…っっ――!あ、う…っく……っ…つ…!!」
皮膚をつねる感覚とも、切るとも違う痛みの感覚。肉を割られるような身体の内の痛みに、マリーは呻いた。
固く握りしめられたシーツは持つ手の掌を反し、渾身の力で持ち上げられる。
サンソンを半分ほど収めたそこは、マリーの意識とは別の意思を持って異物を千切り出すようにきつく蠢いた。
「マリー、力、抜いて、ゆっくり、息。吸って、吐いて……」
サンソンの言葉に合わせて、マリーは呼吸を整える。吐き出す息さえも震えた。
「マリー、愛してる……」サンソンが耳元で何度も囁き、宥めるように手でマリーの髪を梳き、額や頬、
瞼に口づけを振らせて、マリーが落ち着くのを動かずに待った。
少し経つとマリーの震える呼吸も段々と治まり、硬く寄せられた眉根が開かれていった。
サンソンはマリーの強張った壁が少し緩むのを感じた。
877 :
840:2005/03/27(日) 01:00:11 ID:vgu/YNgj
「……このまま、入ってもいいか?」
「…うん…」
マリーは睫を震わせ小さな声で応えた。マリーの応えを聞いて、サンソンは少しずつ腰を進める。
十分に潤んでいるとはいえ、初めて異物を受け容れるそこは硬く行く手を阻み、熱い肉壁が自身を締め付け、
絡みつく。
「あ、う、…っつ、く…っ……」
腰を進める度に、マリーの固く結ばれた唇から、耐え切れない声が小さく洩れた。
その痛みに耐え抜く助けを借りるかのように、マリーはサンソンの首にしがみついた。
マリーの細腕からとは思えない力が込められた。
サンソンはマリーの身体の震えを感じながらも、奥底まで自身を沈めた。
「ふっ」とサンソンが太く息を吐いた。
「マリー……」
サンソンは優しくマリーの名を呼ぶと、固く瞑られた瞼にそっと口づけた。
「……全…部……入っ…たの?」
マリーはゆっくりと瞳を開きサンソンを見つめると、震える声で訊いた。
「ああ……全部、お前の中だ……分かるか?」
マリーは自分の内のサンソンの存在を確かめた。
「……うん…分か…る……サンソン…が…分かる…よ……」
「……そうか」
サンソンはマリーを抱きしめ口づけた。マリーもサンソンの背に手を回す。
一つになったお互いの身体を確かめ合うように、二人はしばらくの間、抱き合った。
「……少し動くけど、大丈夫か?」
サンソンが尋ねると、マリーは頷いた。
878 :
840:2005/03/27(日) 01:00:46 ID:vgu/YNgj
「我慢できなかったら言うんだぞ」そう言うと、サンソンはマリーの頭を挟むように両肘を立てて
身体を支えながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。
硬い壁が徐々に自身に馴染み、サンソンを柔らかく包み込み始めた。
マリーの首筋や耳朶に愛撫を施しながら、サンソンは少しずつ腰の動きを早める。
「ふっ、うっ、ふっ、くっ、」
サンソンの律動に合わせて吐き出されるマリーの吐息が、サンソンの頬に当たる。
その吐息の感触と、自身にぴたりと吸い付く壁の蠕動が合わさり、サンソンの頭に痺れるような感覚をもたらす。
ふいに、マリーがサンソンの耳朶を食んだ。
サンソンは驚いてマリーを見た。
眉根に少し皺を寄せながら、マリーはサンソンへ微かな笑みを向けた。
(初めて男を受け容れ、まだ、悦びなど感じ取ることも出来ないだろうに……)
サンソンはマリーの行為が狂おしいほど愛しく思え、歩き始めた赤ん坊の拙さにも似た愛撫を受けた全身は
火がついたように昂ぶった。
「マリー……愛してる…お前だけ…お前だけだ……」
マリーはサンソンの言葉にただ頷き、サンソンに身を委ねる。
(こいつの心も身体も俺にしか開かれない。無垢な心も身体も俺だけの――)
そんな想いにサンソンの心は焚きつけられ、更に律動が早まる。
そして、蠕動する壁に追い詰められ、極限を迎えたサンソンの目の奥で火花が散った。
「くっ……っ……」
サンソンはマリーの中に精の全てを放った。
自分の内で、自分以外の脈動が刻まれるのをマリーは初めて聞いた。
879 :
840:2005/03/27(日) 01:01:24 ID:vgu/YNgj
弾む息をどうにか整え、サンソンはマリーから自身を静かに引き抜くと、薄く紅い痕を見つけた。
サンソンはぐったりと身体を横たえているマリーの額に口づけると、優しく髪を撫でた。
「サンソン……」
荒い息の下で、マリーはサンソンに向かって腕を伸ばす。
サンソンはその腕に惹かれるようにマリーに向かって身体を屈めると、マリーはサンソンの首に手を回して
自らに引き寄せた。サンソンの身体がマリーに重なる。
「……少し、このままでいて……」
「重くないか?」
「うん……サンソンに溶けていくみたいで……気持ちいい……」
マリーは自分に重なるサンソンの重みが、触れ合う肌の温もりが嬉しかった。
サンソンはマリーを軽く抱きしめた。
「……身体、大丈夫か?」
「……ん……なんとか……」
「すまんな……」
サンソンはマリーの頭を撫でながら詫びた。
「なんで謝るの?私がどうしても!って、我儘を言ったんだもん……それに、私、嬉しかったよ……」
マリーはサンソンを見上げながら微笑んだ。
その微笑が此の上も無く愛しく、サンソンはマリーの唇を軽く啄ばむと言った。
「いいか、マリー。お前が欲しいって言うなら命だってくれてやる、俺の心も身体も全部、マリー、お前のものだ。
それだけは、忘れるなよ……」
サンソンを見つめる瞳を潤ませながら、マリーはこくりと小さく頷くと、
「……私の心も身体も、全部サンソンのものだよ」そう言って、マリーはサンソンの頬に手を添えた。
「知ってるよ……痛いほどな……」
頬に添えられた手を握り、サンソンは再びマリーの唇に口づけた。
体温と鼓動をお互いに預けて、二人は打ち寄せる眠りの波にのまれていった。
880 :
840:2005/03/27(日) 01:01:58 ID:vgu/YNgj
「……ここ、どこ?……」
いつもと違う風景にマリーは覚めやらぬ意識の中で呟いた。
「悪りぃ、起こしちまったな」
聞き覚えのある声にマリーは声の主を探すと、ベッドの脇にあるクローゼットの前で身支度を整えるサンソンの
姿が目に映った。
マリーはどうしてサンソンがいる部屋で自分が目覚めたのか、未だ覚めきらない頭で考えを巡らせた。
(そうだ、昨日、サンソンと――)
昨夜の出来事を思い出して急に気恥ずかしさが襲い、マリーは毛布を目の下まで引き上げてサンソンに問いかける。
「どうしたの?こんなに早く、今日は日曜日だよ?」
「仕事さ。昨日の続きだ。週明けには間に合わせねーといけなくてな。まあ、ジャンのおかげで後は楽なモンだ」
「……そう、お仕事……」
サンソンの言葉をなぞると、マリーは一気に目が覚めた。
「たいへん!!朝ご飯の支度しなきゃ――」
マリーは慌ててベッドから飛び出した。立ち上がった瞬間、膝が笑った。
「きゃっ!」
膝から身体が崩れ落ちそうになって、マリーは小さく悲鳴を上げる。
「バカ!!」
サンソンは咄嗟にマリーの腹に腕を回して、抱え上げるように身体を支えた。
「あ、足に力が入らない、何?これ?」
マリーは自分を支えているサンソンの腕にしがみつきながら、目を白黒させている。何とかマリーを支える事が
できたサンソンは、ふーっと溜息をついた。
「昨日の今日だ、無理するなって……」
「そっか……昨日の……夜の……」
マリーは自分の身体に起きている異変の理由を理解した。
881 :
840:2005/03/27(日) 01:02:31 ID:vgu/YNgj
「ところで、お前は今、自分がどんな格好か分かってるか?」
サンソンは意地悪気にマリーに訊いた。
「えっ?」
サンソンの言葉に、マリーは自らの身体に視線を向けた。
「きゃあっっ!!」
一糸纏わぬ姿でサンソンに支えられている事に気付いたマリーは、思わず叫んだ。
きゃあ、きゃあと、サンソンの腕を抱え込むように身体を丸めて騒ぐマリーを、サンソンは片腕でひょいと、
すくい上げるように抱えると、そのままベッドの上に下ろし、頭から毛布を被せた。
みの虫のように毛布に包まり、顔だけ出したマリーが言った。
「見たでしょ!?」
「ああ!ばっちり!!」
サンソンはくくっと笑った。
「もう!サンソンのバカっ!!」
「今更、何言ってんだ」
「それはそれ!これはこれよ!」
頬を染めた顔だけを毛布から出して、マリーは拗ねるように言うと、サンソンは両手を上げ、へいへい分かりました、と言わんばかりの仕草をしながら笑った。
「まあ、とにかく、今日は休んでろ」
「でも、朝ご飯は?」
マリーが心配そうに訊く。
「んなモンは適当に食っていくから心配すんな!」
そう言って、サンソンは部屋のドアを開けた。
「いいか!大人しく休んでるんだぞ!!」
サンソンはもう一度、念を押すと部屋を後にした。
882 :
840:2005/03/27(日) 01:03:20 ID:vgu/YNgj
簡単な朝食を済ませ、サンソンは出掛けようとソファーにかけてあったジャケットを手にした。
「サンソン」
自分を呼ぶ声に振り向くと、サンソンのシャツに身を包みリビングに入ってくるマリーの姿が目に入った。
華奢なマリーにサンソンのシャツは大きく、肩幅を余らせ、袖からは指も出ず、裾はマリーの腿の辺りまで覆っている。
「ったく、寝てろって言っただろが」
「だって、まだ、おはようのキスも、いってらっしゃいのキスもしてないもん」
マリーはシャツの袖をぶらぶらと揺らしながら、ねだるような視線をサンソンに送る。
「そうだったけ?」
サンソンがとぼけたように訊くと、「そうよ」と言ってマリーは頬を膨らませた。
「へい、へい。そーでした」
サンソンは笑いながらマリーの腰に手を回して抱き寄せ「おはよう」と言って、マリーの唇に口づけを贈った。
要求が叶い、マリーは満足気な笑顔をサンソンに向けると「ねぇ、私、今日から一緒のベッドで寝てもいいのよね?」
と尋ねた。「もちろん」と、サンソンはにこやかに応じた。
「じゃあ、行ってくる」
サンソンはジャケットの袖に腕を通しながら、マリーの額に口づけると玄関へ向かった。
「いってらっしゃい」
マリーはドアの向こうに消えるサンソンを見送った。
アパートの階段を降りるサンソンの足音にマリーは耳を傾ける。
そして、その音が耳に届かなくなるのを確認すると「さて、もう一眠りしようかな」そう言って、
マリーは胸を張るように腕を広げて身体を伸ばした。
「いっ、たたた……」
体中の筋肉が悲鳴を上げ、マリーはその場に固まった。広げた腕をゆっくりと戻し、はぁ、と溜息をつきながら
「どうにかならないものかしらね、この痛み……」マリーはそう独りごちると、よたよたとおぼつかない足取りで
サンソンの部屋へと戻っていった。
883 :
840:2005/03/27(日) 01:05:32 ID:vgu/YNgj
アパートの階段を降り、エントランスと出ると、朝の陽光がサンソンに降り注いだ。
昨日となんら変わる事の無い陽光と、すがすがしい空気がサンソンを包む。
昨夜の出来事は自分達にとっては一大事だったが、世の中はそんな事に構いもせずに、変わらぬ佇まいを
見せているのがなぜか可笑しくて、サンソンはくすと笑った。
そんなモンだな。と、思いながらも、昨夜の出来事を知る由も無いハンソンが、繰り広げられたであろう
攻防戦の状況を尋ねてくるに違いない事は確かで、サンソンはどうやってそれを躱そうかと思案したが、
良案は浮かばなかった。
「まっ、何とかなるか」考える事を諦め、サンソンはそう言うと、いつもの道を歩き始めた。
今までと同じように見えても、少し違う二人の暮らしは、まだしばらく続きそうだ。
終わり。
キター
きゃー(≧∀≦)
すてきすてきー!
マリー可愛いし、サンソン優しい〜vvv
散村・・・
マリーの台詞がうまいね
なんでー?とかものすごい想像できるw
>885
この板は21歳未満立ち入り禁止ですよ
久々にきたらすごい神様が来てるじゃないか(∩・∀・)
889 :
885:2005/03/29(火) 02:41:43 ID:9/knIUBA
>>887 いや25なんですけど、素でこのキャラです。
痛いヤツですまそ。
落ち着きますorz
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
891 :
オフザケ投下:2005/03/30(水) 10:23:09 ID:N3rfIMdH
「よし! 完成だ! やったね、ハンソン。」
「ああ、やったな、ジャン!」
ジャンとハンソンは、がっちりと握手を交わした。
ノーチラス号の艦内で、ここ数日、ジャンとハンソンは何かの製作に夢中になっていた。
分解したグラタンを材料に、それこそ寝食も忘れて働いた。
ナディアやグランディスが何を造っているのか尋ねても、
「秘密」
と笑って、答えない。
「完成したら、教えてあげるよ。絶対、約束する。」
へそを曲げかけたナディアに、ジャンは真顔で言った。
ナディアは、ジャンに一種異様な迫力を感じて、それ以上何も言えなかった。
そうして、ついに。
ジャンとハンソンの協同製作が完成したのだ。
「さて、と。まず、誰で試す?」
「え? やっぱり最初はナディアだよ・・・」
ハンソンの問いかけに、ジャンは何を今更、と言うように答えた。しかし、ハンソンがたしなめる。
「待てよ、ジャン。気持ちは分かるが、もし失敗だったらどうする?」
「えっ?」
ジャンが驚いた様子で訊きかえす。自分たちの作品が、失敗するなど、思ってもいないのだ。
「ここはまず、誰かで試してからの方がいいと思うんだ。」
「うーん、でも・・・」
ジャンはまだ、最初にナディアで試すのを諦めらきれない様子だった。
そこへ、ハンソンがたたみかける。
「まず誰かで試して、だな、完璧な状態にしてから、ナディアに使った方が良いと思うんだ。」
「そう、かなぁ・・・?」
ジャンの優柔不断ぶりが、ここでも炸裂する。
「そうだよ! 絶対にそうだって!!」
「じゃあ、ハンソンは誰がいいと思うの?」
ジャンの問いに、ハンソンは待ってましたとばかりに答えた。
「僕は、エレクトラさんがいいと思う。」
「えぇっ!? 大丈夫かなぁ?」
「大丈夫だよ、きっと。エレクトラさんで上手くいけば、他のだれでも上手くいくさ。」
「・・・分かったよ。エレクトラさんで試そう。」
話がまとまり、ジャンがエレクトラを呼びに行った。
エレクトラは「新兵器」を開発したというジャンに連れられ、元グラタン格納庫・現二人の作業場、へやって来た。
「それで? どんな『新兵器』なの?」
満面の笑みで迎えたハンソンに、エレクトラはいかがわしそうな視線を投げる。
ジャンは部屋の中央を指差した。
「ジャジャ〜ン! あれです!」
「・・・何? 椅子?」
もし現代人がそれを見たら、『マッサージ・チェア』だと思うだろう。
肘掛、背もたれ、足置きのあるシートだった。
「ま、ま、いいから座ってみてよ。」
純真(そう)に勧めるジャンの言葉に、エレクトラは一抹の胡散臭さを感じながらも、腰掛けた。
「ちゃんと、寄りかかってみて。」
期待を込めた目で、ジャンが言う。
仕方なくエレクトラは、シートに身をもたせかけた。
次の瞬間。
ガシャン! ガシャン! という音とともに、手首、足首、腹の部分に、金属製のベルトが現れるや、エレクトラを拘束してしまった。
「!」
一瞬の出来事に、驚くエレクトラ。反射的に逃れようとしたが、とても外れそうになかった。
「これは、何の真似!? どういうつもりなの?」
「よーし、ここまでは成功だな。」
「当ったり前じゃないかぁ。」
当惑するエレクトラを無視して、二人が喜び合う。
「ここからが本番だぞ。」
次に二人は、巨大なグランドピアノのような機械を運んできた。
キャスターが着いており、二人でも楽に運べるようになっているらしい。
上部に丸い穴が開いており、ハンソンが何やら操作すると、その装置が穴の真ん中から二つに割れた。
中には、丁度シートとそれに座った人が納まる程度の空間があった。
二人がシートを間に挟み、装置を再び閉じると、エレクトラが上部の穴から首だけ出す格好になった。
「いい加減にしないと、只では済まなくなるわよ!」
エレクトラの声が荒くなる。しかし、二人は完全無視を決め込んだ。
「さぁて、いよいよ本番だぞ、ジャン」
ハンセンが声をかけ、鍵盤に向かって座っり、ジャンはその後方に立った。
鍵盤は、エレクトラの顔の向きにあるため、向かい合う形となっている。
ハンセンが、鍵盤を弾き始めた。しかし。
装置からは、何の音色も流れない。代わりに、エレクトラから声が漏れた。
「え!? な!? ちょ、ちょっと、何よ、これ!? きゃ!」
装置の中で、いかなる動きがあるのか、外部からは伺い知ることは出来ない。
だが、エレクトラの呼吸が段々と荒くなっていった。
「どう、エレクトラさん? どんな気分?」
興味津々といった態で、ジャンが尋ねる。
「ハァッ、ハアッ、アッ、だめ、や、やめなさい・・・」
エレクトラの頬が、紅潮してゆく。
ハンセンによる無音の演奏に、益々熱がこもってゆく。
もし音がでていれば、その曲は「The Reflex」だろうか・・・
エレクトラの声に、抑えようのない悦びの響きが混ざり始めた。
「アッ、アアッ、ハァン。何よ、これ。イヤ、イヤ、あぁっ、ちょっとぉ・・・」
その様子を見守っていたジャンが、小さく叫んだ。
「どうやら成功みたいだね、ハンソン!」
「ああ、そうだな!」
答えながらも、ハンソンは演奏を止めない。
エレクトラの喘ぎが、大きくなってゆく。
「あぁーっ。アッ、アァン。イッ、イイッ!」
「どうだい、エレクトラさん、僕たちの発明は?」
「あっ、アッ、あっ、アハァン・・・」
ジャンの問いかけにも、答えるどころではない。しかし構わずジャンが続ける。
「これぞ、どんな女の人も快楽の虜にしてしまう、恐るべき兵器なんだ!」
ハンソンの演奏が、クライマックスへと向かっていた。
それに併せるように、エレクトラの声が響く。
「あぁーっ! アァーッ! イッ、イクッ、イクーッ!」
最後にハンセンが、バーンと鍵盤を叩いた。
「アアアアアアアアアアッ!!!!!」
エレクトラは、絶頂を迎えて一際大きく叫んだ後、ガクリと首を垂れた。
「・・・・・死んじゃったの?」
「いや。気を失っただけだろ。でも、すっかり快楽の虜だよ、きっと。」
ジャンとハンソンは、満足気に頷きあった。
「じゃあ、次はいよいよナディアだね!」
「あぁ! その後は姐さんに、イコリーナちゃんに・・・」
二人は妄想を膨らまし、笑いあった。
遠い未来、遥か宇宙の彼方で、一人の天才科学者が同様の発明をすることなど、神ならぬ二人には、知る由も無かった。
>>895 いいじゃんか。
最後の一行がよくわからん。
誰か発明したの?
15歳マリーの台詞回しやアクションが、幼なマリーの頃のと重なって
すごくイイ感じで読めました。GJ!
…もしかして岸和田博士?
>>895 今時の若い連中じゃデュラン・デュランは知らね〜べ?
シンディー・ローパーなら知っている。
バーバレラ記念age
ジェーン・フォンダ?
>840
あなた神だよ!
次回作もサンマリでおながいします
すげー久しぶりに来たら
ネ申降臨!!
GJ
gj
ナディアは作品名じゃないのかw
>>909 胴囲
移動する必要ないよな。
次スレは「不思議の海のナディア」にすれば誤解されずに済むだろうし。
911 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 02:13:39 ID:/RoLuaz5
あげておくか
スレが盛り上がってくるとたまに貼られるけど
>>908の改変コピペ
談義でもない、なりきりでもない、立派にSSになっている作品に対してはまったく無意味。
おまけにスレ内容に関係なく機械的に貼られるから(ていうか見てない)
「え?これもダメなの??」と混乱するスレ住人続出。
皆様、スルーでおながいします。
913 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 05:18:23 ID:MZ4iiR5I
あげ
914 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 15:22:31 ID:Q5pGRBmV
ほしゅ
保守
916 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 00:28:09 ID:XpacHGKa
ho
917 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 12:34:48 ID:/U639kc5
sh
ポチュ
919 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 19:18:48 ID:3S3LY3sF
ほしゅあげ
920 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 10:00:34 ID:ZhhJMIgp
ぽちゅ
捕手
今更だけど840のサンマリ良かった神さまだ
923 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 20:43:57 ID:fDZGtlyc
ほしゅあげっす
924 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 23:06:06 ID:7NC8copK
ぽちゅぁげっちゅ
925 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 15:37:42 ID:tbGwYnUf
ほ
926 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 23:31:06 ID:xLC+s1Wg
し
927 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 11:57:13 ID:lJkEiWs3
期待age
928 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 23:11:25 ID:xhY7sUA/
保守
931 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 18:13:57 ID:PCf50Li4
あげ
うーんおれは日本人てとこでもうダメだ
932 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 15:42:59 ID:V+gJLrGU
神降臨町
サンマリ禿キボン
あぁ…
心の拠り所だったサンマリサイトが閉鎖するとは…
ぽっかり穴が空いたよ…
その悲しみを糧に君が新たな一本を書くんだ
>>934 さっき見て来た。あの人のサイト、ネット検索でたまたま発見(しかもエロい方)したのが出会いだったんだが、
当時はサンマリENDを知らなかったんで、すげー衝撃的だったなぁ。
エロ描写が非常にツボでした。
自分も先日の再放送で知ったから、驚いたよ。
あー、しかし残念だ
次スレあるかなードキドキ
あのサンマリサイト、閲覧だけでもずっとできるようにしといて欲しいなぁ…
940 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 22:57:46 ID:lkvVlYXL
保守!
941 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 15:24:23 ID:Bz8Z/1yl
/~◎~ヽ
,,-ーー--ー--,,
/i i\
/ i ○ ○ :i ヽ ザバザバ
/ 〈_____〉 ヽ
〈--ーー--、 ,-ーー--.〉
、__i____ノ----.ヽ_____i_ノ
〈;i;;;;;;i__ヽii以ii/__i;;;;;;i
ゞ ~ノゞ.~ノゞi;;_;;i---ヽ_ノ-ノ;;;_ノ ~ノゞノゝノゝ。゚^゙ ゙。~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ブロロロ…  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
942 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 23:45:18 ID:7Ynkt67o
期待あげ
943 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 08:19:13 ID:LRh2UPiQ
あげ
あげーっ
945 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 11:33:52 ID:Z/+sNDxd
ネ申たのむ…
946 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 16:51:14 ID:Gnfq4/+I
サンマリマダー?
また秋が巡ってくる・・・
サンマリはできんが、ナディア×団長を今書いとる
本編と話しズレルかもしれんが…
950 :
948:2005/07/24(日) 21:10:09 ID:HGUONM4Z
>>949 ナディアが団長の子孕んで、団長が無理やり流産させるっての考
えてるけど、ここの住人が希望するシチュ(プレイ)あったら
それも書くけど…。文章力あまりないんでお許しを。
952 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 03:26:20 ID:Ul/E6eUc
昔の再うpしようか?
953 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 05:17:53 ID:lIm4ce6M
たのんます
954 :
948:2005/07/25(月) 08:39:44 ID:rvlWUVIk
とりあえずこんな感じで
初夜
ショーは盛況で幕を閉じ、ナディアは部屋へ戻ろうとすると、団長に肩を掴まれた。
「私の部屋に来い」
ナディアの返事を待たずに団長は彼女を引っ張り自分の部屋に強引に連れて行った。
「さ、入りなさい」
先にナディアを部屋に入れると団長はドアを少女が気づかないよう
静かに鍵を掛けた。
団長はナディアの後ろに回り肩に手をかける。
「お前もそろそろ大人だ。大人の遊びを今から覚えて貰わなければならない時期だ」
ナディアの耳元に息を吹きかける。
「…な、何するの?」
耳に生暖かい空気が篭り、不快な感触に鳥肌が立った。
汚れた中年の顔が間近に迫り顔を背けようとするが、両手で顔を押さえられる。
荒い鼻息がかかり、顔が迫る。怖くなり目を閉じた直後、
唇が圧迫され熱い粘液が付着したのを感じた。
ナディアはショックで涙を流し始めた。
――あたしのファースト・キスが・・・。
追い討ちを翔るように団長は舌をナディアの唇に捻じ込み、
綺麗に揃った歯を舐める。歯と歯の間から唾液が入り舌先につく。
不味くて思わず口を開けてしまったナディアは直ぐにそれを後悔した。
男の舌が少女の舌に絡みつき、中年独特の悪臭も口内に満たされる。
――こんな男に奪われるなんて・・・。
口付けをしたまま団長は赤の上着を脱がし、へその下の腰巻を解き、
白布の下着以外纏わぬ姿になった。
955 :
948:2005/07/25(月) 15:17:50 ID:NRm3sZKC
「何で泣いてるんだ?怖がる事は無いんだぞ、ナディア。
これから気持ちいいことを教えてやるんだから」
「ぅ…くぅ、ゃだ…やめて……」
泣きながら団長を拒むナディア。
下着姿にされたことよりも、自分が嫌う男に唇を奪われた方が辛い。
歯向かうことが許されない立場にいるナディアは団長に言う通りに
しなければならなかった。左の頬にもキスをし、
水音を立てて口を頬から離すと耳を軽く噛んだ。
右手を腹部に回し、中指をへその窪みに入れ弄る。
「ふぁっ…はぅ、く、くすぐったいよぉ…ぁぁん」
海老のように身を捩って指を抜こうとすると、
団長はナディアを強く抱きしめ、床へ倒す。
「…は、ぁん…ふぁあ…あぁぁ」
身を固められ、団長の愛撫に幼心が残った声で喘ぐ。
「可愛い声を出しおって…。結構こういうのが好きなんじゃないのか?」
――息が臭い…。
男が荒く吐き出す口臭に耐えられず、きれいな空気を吸おうと顔を反らすナディア。
「そう照れる事もないだろう?」
団長の指がナディアの胸を覆う薄い白布に手をかける。
「ゃっ…ぁ」
布の上から揉みしだく。薄く浮き出た突起に指が触れる。
「ぁ…ぁあっ」
団長は人差し指と中指の間にはさみ抓む。コリコリした感触を楽しむ。
「ん!!…んん…」
「こんなに固くしおって…」
「ゃ、やめて」
白布の上から口をつける。
唾液でじわじわと布を湿らせていく。
「ゃ、ぃゃ、嫌ぁっ」
発作的にナディアは団長を払い除けようとする。
娘の反抗を男は許さなかった。平手打ちが飛び、頬を叩く音が部屋中に響く。
髪を鷲掴みにし、引っ張って自分のほうに顔を向けさせる。
「痛っ!!」
956 :
948:2005/07/25(月) 19:55:16 ID:GLwXyPHR
「そんな態度をとっていいのか?誰のおかげで今まで飯が食えたんだ?ん?」
「……」
黙り込むナディアを見て団長は笑う。権力を武器にすればこんな娘は
我が意のままに出来る。ニヤりと笑みを浮かべ薄い白布を強引に剥ぎ取った。
「っ!!」
露になった自分の乳房。顔を一面に赤くし、反射的に手で覆い隠そうとするが、
その手を団長は掴み、ベルトで娘の細い腕を背に回して縛りつけた。
「ぅあ…ゃ、やめて…」
顔を赤くして娘は恥らう。団長はそのまま彼女のうなじに舌を滑らせる。
酸味の軽い汗。
果実に手を乗せ、揉みしだく。小振りだが弾力のある果実。
「ん…ぅぁあ…ぁ、ぁあん!!」
団長はパン生地を練るように強く揉みつつ娘の感触を味わう。
身体を自分の方に向けると果実のとがった先を擽るように舐め、
舌先で硬くなったのを確かめると口に含み吸い始めた。
今度は直に吸われ、ナディアの感度は先程より敏感になる。
「ぁ…ぁあ、だ、だめぇ…はぅ、ぅぁぁ」
吸われていく内にナディアは身体中が火照っていくのを感じた。
未経験の感覚にナディアは何度も身を跳ねて抵抗する力が抜けたのか、
団長にもたれかかる。小刻みに息を吐き、
片手をナディアのショーツの中へ潜り込ませる。
娘の裂け目からはショーツが透けるくらいに恥液を
溢れさせ、団長の指に恥液がねっとりと絡みつく。
くちゅ、くちゅ…。
「ぅあ…っぁ、ぁぁん」
弄る度にショーツに沁みが広がっていく。
「パンツが汚れたから脱がしてやるか」
秘部を隠す役割がなくなった下着を下ろそうとする。
「ぃゃ…恥ずかしい」
ショーツのゴムバンドを握って恥じらう表情を浮かべるナディア。
「やれやれ……今更恥ずかしいも糞もないだろ?我慢汁溢れさせておきながら…」
団長はため息をついてから、足の付けのほうからショーツに手を入れ、
思いっきり引っ張った。
安物ショーツは少女の悲鳴と共に簡単に裂けてしまった。
――続く。読みづらかったら申し訳ないとです…。
957 :
948:2005/07/27(水) 00:48:16 ID:sHhzqVrg
956、変だったので訂正します。申し訳ありませんでした。
「そんな態度をとっていいのか?誰のおかげで今まで飯が食えたんだ?ん?」
首に懸かったペンダントの紐を引っ張り問う。
「……」
黙り込むナディアを見て団長は笑う。権力を武器にすればこんな娘は
我が意のままに出来る。ニヤりと笑みを浮かべ薄い白布を強引に剥ぎ取った。
「っ!!」
露になった自分の乳房。顔を一面に赤くし、反射的に手で覆い隠そうとするが、
手を団長に抑えられてしまう。
「ぅあ…ゃ、やめて…」
顔を赤くして娘は恥らう。団長はそのまま彼女のうなじに舌を滑らせる。
酸味の軽い汗。
果実に手を乗せ、揉みしだく。小振りだが弾力のある果実。
「ん…ぅぁあ…ぁ、ぁあん!!」
団長はパン生地を練るように強く揉みつつ娘の感触を味わう。
身体を自分の方に向けると果実のとがった先を擽るように舐め、
舌先で硬くなったのを確かめると口に含み吸い始めた。
今度は直に吸われ、ナディアの感度は先程より敏感になる。
「ぁ…ぁあ、だ、だめぇ…はぅ、ぅぁぁ」
吸われていく内にナディアは身体中が火照っていくのを感じた。
未経験の感覚にナディアは何度も身を跳ねて抵抗する力が抜けたのか、
団長にもたれかかる。
団長の手がナディアのショーツの中へ潜り込む。
娘の裂け目からはショーツが透けるくらいに恥液を
溢れさせ、団長の指に恥液がねっとりと絡みつく。
くちゅ、くちゅ…。
「ぅあ…っぁ、ぁぁん」
弄る度にショーツに沁みが広がっていく。
「パンツが汚れたから脱がしてやるか」
秘部を隠す役割がなくなった下着を下ろそうとする。
「ぃゃ…恥ずかしい」
ショーツのゴムバンドを握って恥じらう表情を浮かべるナディア。
「やれやれ……今更恥ずかしいも糞もないだろ?我慢汁溢れさせておきながら…」
団長はため息をついてから、足の付け根のほうからショーツに手を入れ、
思いっきり引っ張った。
少女の悲鳴と共に安物ショーツは簡単に裂けてしまった。
958 :
948:2005/07/27(水) 02:33:20 ID:sHhzqVrg
「ゃ、ゃだ…」
ナディアは顔を手で覆い隠す。
露になる少女の秘部。恥丘には毛の茂りがなく、肉筋からは淫汁が滴っているが、
門は硬く閉ざされている。団長は舐めるように恥丘から排泄口まで何往復も見る。
――いやぁ、恥ずかしい…。
ナディアは頬を赤く染める。団長はただ尿を排出する時しか用のないソコを興味深く
見ているのだろう。不安と疑問がナディアの胸の中で膨らむ。緊張からか呼吸が僅かに
荒くなり、汗が身体中から噴きだす。体が熱くなり、ナディアのソコからトロっと汁が
溢れ出す。
「見られただけで感じたのか?」
ナディアは顔を隠したまま首を横に振る。
「でもお前の身体は正直だぞ。いいかげん認めたらどうだ?ん?」
ナディアの右手を掴み、手の平を開かせて自身の部分に押し付ける。
「!!」
ぬるっとした感触にナディアは驚く。
「ここから出るのは"おしっこ"だけだと思ってたんだろ?これが何かわかるか?」
濡れた手をナディアの鼻に近づける。分からず興味本位に嗅いだ。饐えた臭いが
嗅覚を直に刺激する。
「いやぁ!!臭いよ!!」
団長の手を振り解き、汁を拭おうと布を探そうと視線を走らせるが、離れたところに
脱がされた衣服がある。団長がナディアを貪るうちに後ろの方へ放り投げていたのだ。
しょうがなく、床に擦り付けて拭おうとすると、団長はその手を強く掴む。
ナディアの手を掴んだまま、恥丘からへそ、胸へと視点を変える。
娘の胸板に実る小さな果実は呼吸に合わせてゆったりと上下し、果実の先端はピン
と張っている。
「ここまで育てた甲斐があったな。収穫には少し早かったが…」
「あ…」
ナディアの手を自身の肉筋に再び這わせる。
959 :
948:2005/07/27(水) 02:55:45 ID:sHhzqVrg
「まだ硬いかな。少しほぐすか。…お、ここはどうだ?」
肉筋をナディアの指でなぞるうちに周りを皮に包まれた突起に触れる。
「っ!!ぁっ!!」
「そうか、気持ち良いか…」
団長は陰核を咥えようとする。
「ゃ…だめ…だめ……だめぇ!!」
目を瞑り、顔を歪めて叫ぶナディア。
くちゅ
「ぁっぁああっ!!…ダメェ」
ナディアの手は団長を押しのけようとするが、団長はナディアの果実を強く揉み、
痕が出来るくらいに爪をたてる。暴れようにも、疲労がたまりナディアの身体は
団長に蹂躙されていく。陰核を吸っているうちに陰門がヒクヒクとアワビのように
蠢く。
「そんなに気持ちよかったのかな?」
両方の親指を陰門に押し込む。
「こ、こんなの気持ちよ――っ痛゛!!痛いっ痛ぁああい!!」
柔らかくなったのか陰門を強引に開くと、ナディアは発狂したように叫び、
上半身をビクンビクン何回も反らす。
ヌチャ。
汚れの無い桃色の肉唇が曝け出される。
「お願い・・・団長さん指を離して。痛くて我慢できないよぉ」
団長はナディアを無視して腔内をまじまじと見つめる。奥の薄い膜が彼女の中を封じている。
「ふふ、こいつはたまらんなぁ」
口の中に溜まった唾を飲み込み、肉唇を閉じないよう手で抑え、舐め始めた。
ピクッピク!
「んんっんぁっふぁぁ…」
ナディアの愛液が下に絡みつく。臭いを我慢して飲み込むが、美味いはずがなかった。
さっきより硬くなった陰核を抓み、左右に引っ張る。
ビク!!ビクン!!
「ふぁあっあっあぁぁっぅぁああ!!」
身体中が痺れ、悲鳴を上げるナディア。小さな乳房が小刻みにプルンプルン揺れる。
960 :
948:2005/07/27(水) 03:15:47 ID:sHhzqVrg
――なんだか気持ちいい。あたしおかしくなっちゃったのかな?
突然、陰核を抓られる痛みが、痛みとして感じなくなり、乳房を揉まれるのも快感になっていく。
「ふぁあ、は、あぁん…」
艶のある喘ぎ声。
「ふふ、気持ちいいのか?」
声に出さないで頷いて応えるナディア。
「だが、これで終わりじゃないぞ。これからが本番だ」
団長はズボンのファスナーを下ろし、ステテコを脱ぐ。誇張した男根にナディアはたじろぐ。
――そ、それをどうするつもりなの?
「さぁ、ナディア。大人の世界の入り口を開けるぞぉ」
先端を膣口に付けた。
――だめ!!そんなの入れられたらあたし変になっちゃう!!
「嫌ぁっ、怖いっ怖いぃぃっ!!」
殆ど残っていない力を振り絞って叫ぶ。手を縛られ秘部を押さえることは出来ない。
「お願い!!やめてぇっ!!」
ヌチャ…
肉茎が恥液に満たされた肉唇にゆっくりと入っていく。
痛みを堪えようと親指を赤子のように咥えるナディア。
ぬぎゅぅ…ズブゥ…
ナディアの肉唇から肉壺へと肉茎の先が入る。
「ひぁぅ…ぁ…ぁぁああっ!!」
先端が膜を破り、血が噴出した。皮膚が剥されたような痛み、
「ぃゃ…何これ…血?」
粘り気のある赤い粘液にナディアは戸惑う。男の男根が食い込む膣口から吐き出すように血が流れ、自分は
死んでしまうのではないかと困惑する。
「…っッ!!」
ナディアはあまりの痛さに上半身が激しく痙攣し、やがて死んだように動きが止まる。
「…はぁ…はぁ…はぁ…」
痛みに耐え、自分を落ち着かせようと荒く息する。
961 :
948:2005/07/27(水) 03:19:06 ID:sHhzqVrg
「お願い…もう許して…団長さん……このままだとあたし…壊れちゃうよぉ」
瞳から雫が溢れ、熱を含んだ息を吐きながら一語一語ゆっくりと喋り懇願する
ナディア。物を壊したときの罪悪感が団長にこみ上げてくる。
しかし、娘の「壊れちゃうよぉ」が団長の性欲を暴発させた。
男根が膨張し少女の肉壷の奥へと入ると華奢な体が震え始める。
――可愛い声で言いおって。尚更お前を滅茶苦茶にしたくなるじゃないか
ミリ…ミリ…ミリ…
「痛い、痛・・・痛ぁあい!!」
ナディアは痛みに耐え切れずもがく。団長は暴れる彼女を持抱え、壁に押さえつけた。
汗にまみれた肌に壁の粉が付着する。
「怖がることはないんだぞ、これから気持ちよくしてやるよ」
「ぃ、ぃゃ・・・んぁぁああっ!!」
団長が突き始めた。新鮮な肉壺は男根を締め付け、団長は処女の味に酔いし入れる。
「俺のをしっかり咥え込んで、食い千切られそうだ」
「ああうっ・・・痛い!!裂けちゃうよぉ!!」
ナディアはさっきの快感が吹き飛び、苦痛が彼女を支配した。
団長は男根を進めながらナディアの乳首を吸う。
「だ・・・だめぇ・・・なんか変になっちゃう。あ、あ・・・あぁ、ぁぁあ、んぁあ」
先程まで暴れていたナディアは力を抜かれ、大人しくなった。
さすがに抱えたままだと、団長も腰に負担が懸かる。ナディアの身体を
床に下ろし、両腕で娘の足を挟み、両肩に手を抑え、ナディアと密着する
ことで男根を更に奥へ突き出せるようになった。
「ぅぁあ、ぁ、…ぉ、奥に…団長さんのが…はぁん…当たってるよぉ…かはぁ…」
「どうだ?俺のとお前の子宮が互いに当たってるのがわかるか?」
ナディアは震えながら頷く。
「い、いくぞ」
団長がナディアから僅かに離れる。
ナディアは痛みが和らぐとホッと安堵し、深く息を吸う。が、その直後
「ん、…んぁぁああ!!」
男根が子宮に当たり、ナディアは口を大きく開き、声をあげる。
男根は子宮に当たると引っ込み、先がまた子宮へぶつかる。
それがピストン運動で繰り返される。
「あぁ、ぅぁあ、はあぁん、ぁぁあ、ぁあ、ああっ…」
962 :
948:2005/07/27(水) 03:28:16 ID:sHhzqVrg
「そろそろ出るな・・・たっぷりご褒美くれてやるからな、しっかり受け取れよ!!」
――え?
ナディアは団長の言ったご褒美の意味が解らなかった。そして自分自身にも
変化が起きようとしていた。
「ナ、ナディアだ、出すぞ!!…うぅっ!!、ぐぅ・・・」
「な、何?・・・何か来る・・・うそ・・・ぃゃ・・・いや・・・嫌あああぁぁぁぁぁぁっ!!」
ナディアの動きが止まり、間を置いてから背筋を反らして痙攣し、自身の愛液を
迸りながら子宮へ熱い男のエキスをたっぷり注ぎ込まれていく。
「どうやらイッたようだな」
団長は満足そうに笑みを浮かべ、達したばかりで視点が定まらず虚ろになっている
ナディアにキスをした。ナディアはそのまま眠りに付き、5分もしない内に
小さな息吹をかき始めた。
「全く、しょうがない奴だ。…今日はベッドで寝かせてやるか」
全裸のまま、ナディアを起こさないようにベッドに静かに載せた。
月明かりで少女の裸体が照らされ、団長はなかなか眠れず、疲れきって眠る
ナディアの陰部を弄り、乳首を赤子のように吸いながら眠りに付いた。
多分続く…。
GJ!
思わずぬかせていただきました…(*´Д`)
続きもお願いします
964 :
948:2005/07/31(日) 16:56:55 ID:m5OSWZI3
しばらく忙しくなるんで、続きが出来るのは二週間先になりそうです。
ジャン×ナデ、ガー×ナデ、とか入れようと思うんでお待ち下さい。
南の島で開けても暮れてもハメっぱなしのジャン×ナデキボンヌ
避妊のためアナルファックのみだったり
最初はマリーの目を盗んでこっそり交わってたが、
うっかり現場を押さえられてしまったとき
「パパとママも同じコトして、ケンカのあとの仲直りのしるしだよっていってた
ジャンとナディアはいつもケンカばっかりだからいっぱい同じコトしなきゃね」と
よくわかってない無邪気なリアクションだったので
開き直ってマリーの前でも堂々と盛りまくることにしたり、と
大人がいない環境でタガが外れまくる様子がみたい。
966 :
948:2005/08/01(月) 17:16:01 ID:cKPCYu/O
>>965 分かりました。でも、団長×ナデと関連させたのと、別のを
新スレでジャン×ナデやってみようと思います。
ナディアがジャンに突っ込まれながらキングとマリーに乳吸われてイッちゃうとか
どうですかね?
ナディア主導でヨロ
968 :
948:2005/08/02(火) 00:58:44 ID:kcGsg264
団長×ナデ 続き
「ここは?」
ナディアは周りを見渡す。自分の居る所以外、周りは漆黒の闇だった。
「何であたしこんな所に…。あれ、キング?どこなのキング?」
自分のそばに居るはずの子ライオンの姿が見当たらない。声を大きくして呼んでも、
自分の声だけが空しく響く。
――怖い…
孤独感に囚われ、何かに怯えているのか、蹲る。組んだ腕の体温が胸に直に伝わる。
恐る恐る自分の体に目を向ける。一糸纏わぬ姿に思考が止まり、茫然自失に陥る。
――これは夢よ、悪い夢を見ているのよあたしは!!
必死に落ち着こうと自分に言い聞かせるナディア。彼女の背後から突然何者かが肩を掴んだ。
「ヒッ!!」
背筋に鳥肌が立ち、ナディアは金縛りに合ったように首から下は動けなくなった。振り向くと、
そこには自分より遥かに背の高い、仮面で顔を覆った頭巾の人間がいた。
「ぃやぁっ!!放して!!」
自分を捕らえた者から必死に抵抗を試みるナディア。だが、腕を捻じられ千切られそうな痛みに
逃げることは叶わなかった。
「ククク…」
奇妙な薄笑い。男の声だ。
カルトじみた仮面は少女の恐怖心を増幅させる。
「だっ誰?」
掠れた声で問うナディア。仮面の男は何も応えず闇の方へと彼女を引きずっていく。
「いいかげんに放してよ!!…あたしをどうするつもり!?」
闇の中で両足をばたつかせて抵抗する。
「今に…分かる…」
「え?」
オレンジの薄明るい炎が突然現れた。
目の前には大の大人が納まる大きさの大理石の十字架が横たわり、その周りの壁には人の目を模した
異様な毒々しい絵が書かれている。十字架の頭の先には祭壇なのか、悪魔の像に見守られながら
石の台に黄金の杯が供えられていた。
――これは何かの儀式?もしかしてあたしは…
心臓の鼓動が次第に大きく聞こえてくる。まさかそんな筈は――。
「生け贄の用意が出来ました」
「いっ生け贄!?」
ナディアは一瞬で氷ついた。生け贄はじわじわと苦しめて殺していく。
それがまさか自分がそんな目になるなんて。
経典を読み上げる老人はナディアの側にいる男に気づくと、彼女の均整の取れた身体に見とれる。
「こんな美味そうな娘を見つけるとは…」
969 :
948:2005/08/02(火) 00:59:52 ID:kcGsg264
「ぃっ嫌よ!!なんであたしがあんた達なんかに!!」
男の腕の中で暴れるナディア。
「ふふふ、その恐怖に怯える顔、そして我々から抗おうとするその精神力…
我らの主の生け贄には申し分ない…」
老人はピンク色の液体が入った小瓶の蓋を開け、ナディアの陰門に液を垂らす。
「ぅああっ」
その液の効果はすぐに出た。
ナディアは秘部が内側から熱くなり、痒みと疼きに耐えられなくなってきた。
「ふふ…耐えることはないのだよ」
老人が耳元で囁く。
「な…何したの?」
ナディアは息遣いが荒くなる。
「は、はあぁん」
老人の指が入る。膣口に杯を添える。
「いい具合になってきたぞ」
「あっぁあっああぁぁっあっあっ」
指を襞に這わせ、愛液の量が増すと、指でかき混ぜるように弄る。
杯に愛液が溜まっていく。
――だめぇ、イッちゃう…
「あっふあぁっはあぁっあああぁぁぁぁぁぁ…」
愛液が迸る。口腔からは汁だけではなかった。
「ぃ…ぃゃぁ…」
黄金水がナディアの尿道口から快感に耐え切れず漏らした。
杯の愛液と混ざり、尿が杯から溢れ出した。
「いい臭いだ。主もきっとお喜びだろう」
老人は達して虚ろな表情を浮かべるナディアを見て満足な笑みを浮かべた。
杯は祭壇に奉げられると、溢れるまで入っていたナディアの愛汁が見えない者に飲まれているか
のように減っていき、空になった瞬間、杯が祭壇から落ちた。
"美味い…もっとよこせ"
主の声がナディアに聞こえた。その声は太く、威圧するように聞こえた。
「だっ誰?…え?うそ、動けない」
ナディアは十字架の上で見えない力で
抑えられた。自分の意思で身体を動かすことは不可能になった。
「んん…んぁああっ」
乳房を揉まれ、乳首を吸われている感触。
「どうやら主はお前の全てを欲しがっているようだ…」
970 :
948:2005/08/02(火) 01:00:47 ID:kcGsg264
老人は黒光りする男の象徴部を模した金属棒を水の入った壺から取り出した。
水は蜜のように糸を引いて滴る。
「ぃ…ぃゃ…やめてぇ…」
懇願するナディアを無視して老人はナディアの陰唇を開き、側近の男は尻の穴に棒の先をつける。
ナディアの靡壺と尻の穴にそれが押し込まれ、子宮を潰し、
「がぁっ…ぐぶぁ」
ナディアは痛みで声を発することができない。涙が込み上げる。
――いやだ、こんな事されて死ぬなんてヤダ…死にたくない…
いくらナディアが呟いた所でこの状況から脱することは不可能だった。
「長老、早くしないと娘が契約する前に息絶えてしまいます」
「わかっておる」
その間に、老人は棒の端のフックに鎖をかける。
壁のレバーに男が手をかけ、合図する。
「主よ、今よりこの娘を奉げる…欲するなら娘の身体を貪られよ!!」
老人の声が彼らの主に届く。
二つの穴に挿し込まれた金属棒から高電圧の電流が流れる。
「ヒギィッ!!…ひぎぃゃぁぁアアアアアア!!!!」
全身が痙攣し、体の内側から焼かれていく。目が虚ろになり周りがぼやけ、電流で皮膚が
捲り上がる痛みが意識が途切れる寸前まで続いた。
「っぅぁああ!!」
悪夢からナディアはやっと開放された。
はぁ…はぁ…ハァ…ハァ…はぁ
今生きている安心感、夢でも目を覆いたくなるような自分の殺され方、それらが混ざって
ナディアは荒い呼吸を繰り返しながら落ち着きを取り戻そうとしている。
外は雷を伴うドシャ降りの大雨、屋根と窓に叩きつけるように降り、遠雷が時折聞こえた。
――夢だったんだ…。
971 :
948:2005/08/02(火) 01:02:25 ID:kcGsg264
「…ぅ…」
ナディアは自分の陰部が湿っていることに気づく。
手に触れると、ぬるっとした感触が伝わる。そこから流出した蜜はベッドをぬらしていた。
――そう。確かあたしは…。
昨日の団長との交わりあいが脳裏に過ぎった。自分が濡れているソコに自分が最も嫌う団長の
男根がねじ込まれ、純潔を汚された。初めての接吻の相手も彼であり、今は自分の隣で寝ている。
「う、うそ…」
寒気を感じてやっと自分が何も身に付けていない姿に気づく。
――昨日のことは夢じゃない、現実だったんだ。もうあたしは処女じゃない。え?処女?
ナディアの脳裏に今は居ないが以前一緒にショーに出ていた少女を思い出した。
年はナディアと二年の差であまり変わらず、運動は苦手でも歌唱力が魅力だった。ロシアの農家から
口減らしで売られた娘だった。
――あの子が出て行った日は今日みたいな雷がなって雨が強かった日だったわ。
ナディアは2年前一緒にいた娘のことを思い出した。
972 :
948:2005/08/02(火) 01:04:16 ID:kcGsg264
2年前
「お前は今日からここの部屋だ。大事に使えよ」
サーカスに売られ12年が経ち、動物と同じ部屋で寝泊りしていたナディアは
初めて普通の部屋で生活することになった。
今まで、湿気、寒さ、動物の排泄物、体臭等に悩まされていたが、動物たちと話
をして過したから、楽しかった。
「おい、今日から別の子が入るぞ」
「はい、どうぞ」
優しそうな声がドアの向こうからしたのでナディアは安心した。
「ほら、挨拶するんだぞ」
「は、はい…。き、今日からお世話になります。よろしくお願いします」
団長に肩を押されると初対面の人に緊張しながら挨拶した。
「ええ、こちらこそよろしくね」
「それじゃ、頼んだぞ」
団長はドアを閉めて出て行った。
「よかったわ、こんな可愛い子で、男だったらどうなるかと思ったわ」
「え?」
見た所大人しそうだが、初対面なのに気遣い無く話し掛けてきて
ナディアは嬉しかった。
「あたしはイリーナ、あなたとは2年年上だから姉さんね」
イリーナは団長がこのサーカスにいる女の中で、一番のお気に入りだった。
そのため、彼女には色々買い与える物があり、ドレスや服が何着も並べられていた。
――あたしとはえらい違いね。
羨ましそうに服を見るナディア。
「あら、欲しい服があるの?遠慮なく言いなさい」
「え?で、でも」
ナディアは遠慮しようとするが、イリーナはドレスを一着取り出した。
「ほら、着てみなさいよ」
ナディアに着させようとしたのは、鮮やかなオレンジ調のシルクのドレスだった。
「こんな下着同然の服なんかじゃ可愛そうよ」
10分後…。
「ほら、さっきより可愛くなったじゃない」
「凄い、これがあたしなの?」
ナディアは始めて笑みを浮かべた。ショールを肩にかけ、トルコ石を飾った
ネックレス、鏡に映る姿が自分ではないように思えた。
そんなこんなでナディアはイリーナとすっかり打ち解けていった。それを快く思って
いなかったのは団長だった。
973 :
948:2005/08/02(火) 01:05:57 ID:kcGsg264
あくる日
「今日は上手だったよナディア」
「ありがとうイリーナちゃん」
ショーが終わるといつも話をしながら部屋に戻っていく二人だったが、
今日は違っていた。部屋の前で団長が待っていた。
――あたし何か悪い事したのかしら?
ナディアが団長に気づき、二人の会話は突然消えた。
「お前に用がある、今すぐ来い」
団長はイリーナを掴み、引きずるように自分の部屋に引っ張っていく。
――大丈夫よね?
午後11時を回ってもイリーナは帰ってこなかった。心配になってナディア
は眠れなくなった。
日が変わり、夜明けが近づき、空が黒から紺色に変わろうとしていた。
ドアがゆっくりと開いた。
イリーナは亡霊のようにふらふら歩き、ベッドに倒れこんだ。
心配になって声をかけようとしたナディアだが、彼女の泣き声が聞こえ、
声をかけることができなかった。
この日を境にイリーナはナディアとは朝顔を見せるだけで、
後は夜明けに近い時間に帰ってくるようになった。
974 :
948:2005/08/02(火) 01:09:17 ID:kcGsg264
一週間たったある日
イリーナの慌しく荷物をまとめる音にナディアは目を覚ました。
「どうしたの?こんな朝から」
「あたしはもうここにはいられないわ」
のんびりと訊ねるナディアにため息混じりに言うイリーナ。
ナディアが言った次の一言がイリーナの逆鱗に触れた。
「何かあったの?あたしに力になれることなら言って」
「あんたにあたしの気持ちが分かるわけ無いでしょ!?」
ナディアは何故怒鳴られたのか分からなかった。イリーナはナディアが
心配そうに見る目が気に触ったか、突然詰め寄った。普段は怒ることなんて
考えられないくらい優しくて仲が良かったのに、
それが一週間前から急に元気が無くなってきた。
今ナディアの前にいる娘は全く別人のように感じた。
「どうして?あたしイリーナちゃんを怒らせるようなこと言ってないよ。
イリーナちゃんなんか変だよ。さっきからパタパタ当たしてるように音立てて、
誰かに苛められたの?」
「…」
ナディアから離れ、窓際の方へ静かに歩く。
「あたし、あの日…団長さんに……処女を奪われたの…」
イリーナは小さい声で言う。
「処女?」
ナディアは意味がわからず訊き返す。
「あなたはまだ経験してないから分からないと思うけど、女はね、
自分の好きな人と結婚するまで純潔…いや、
自分の身体を他の人に抱かせてはいけないのよ…」
「なんだか、よくわからないよ…」
まだ子供の域を脱してないナディアに分かるはずが無かった。
「大人の人が赤ちゃんを産む為に行うことよ。それはとても痛くて、辛くて、
好きな人と一緒じゃなければ出来ないことよ」
それでもナディアは理解できなかった。ナディアは両親の顔を見る事も無いまま
このサーカスに売られてきた。
だから赤ちゃんはコウノトリが運んでくると今も信じている。
「いずれ分かるときが来るわ。でも、これだけは覚えといて…」
イリーナはショーで使っていた金の冠をナディアに被せた。
「あの男はいつかあなたの身体を貪るつもりよ。だから…あたしと同じ年に
なったらここから逃げなさい。でないと、あたしみたいになるわ」
そして今…。
――イリーナちゃんが言ってたのはこの事だったんだ。でも、もうあたしは
後戻りできない所にいる。あの後イリーナちゃんが何処に行ったかは誰も知らない。そしてあたしも一週間後には
あの娘と同じ道を歩むのかしら?
ナディアの胸中にも不安の雨雲がかかってきた。
975 :
948:2005/08/02(火) 01:26:17 ID:kcGsg264
青白い光がナディアを照らし、空に轟音が響いた。
――逃げなきゃ!!ここにいたらこんな男の子供なんか生みたくない。
身体を起こそうとするが、腰に力が入らない。
腰の方に振り向こうとすると、ナディアは髪を引っ張られた。
「痛っ!!」
「なんか臭いな」
目を覚ました団長は部屋の女の匂いに眉を歪める。ナディアはショーが
終わってからすぐ団長の部屋に入ったままで風呂に入ってなかったのだ。
「私の大事にしているベッドを漏らしといて、逃げる気だったのか?ん?」
お気に入りのベッドをナディアが愛汁で汚したことに腹を立てたらしい。
ナディアが疲れ果てて眠っている所に乳を揉み、乳首に吸い付いたり、
下腹部を弄って、娘を夢精させたのは当の自分だった筈だが…。
「ご、ごめんなさい」
「さて、お仕置きしてやらんとな」
この一言でナディアは震え始める。ショーで失敗すると、鞭で何度も
叩かれたことが何回もあったからだ。
「まずシャワーを浴びてきれいにしないとな」
団長はドア隣の鈴を鳴らす。十秒待たないうちに使用人が尋ねてきた。
「ナディアの部屋から着替えとって来い。それとあの部屋にあるもの全部だ」
言い終えると、ナディアをバスルームに閉じ込める。
「身体のすみからすみまできれいに洗って置けよ。それから風呂場の窓は
ライオンの檻に繋がっている。餌になりたくなかったら脱走はやめておくんだな」
ナディアから返事は無かった。ドアをたたく音がした。
「団長、持ってきました」
「ご苦労」
使用人がナディアの部屋から持ち物全てを持ってきた。
――まぁ、こいつはガキのライオンがいるから脱走することは無いだろうがな…。
机に衣類を置くと、そこに紛れていた小さな冠が落下した。
「これは確か…あのガキにとって――」
その冠を床にわざと落とした。やがてナディアがバスルームから出てきた。
柑橘系のシャンプーの香が湯気に混じって香る。
足元に冠が落ちていることに気づき、取ろうとすると、団長はそれに足を乗せた。
冠はナディアの胸元の宝石と同じくらいの宝だった。
「こんなの迄もらっていたのか…」
ただいま団×ナデ、ラストを大急ぎで仕上げております。
976 :
948:2005/08/02(火) 02:23:04 ID:kcGsg264
「これはあいつに買ってやったものだが何でお前が持っているんだ?」
「それは…あたしがイリーナさんにもらったのよ」
ナディアは嘘をつこうと思ったが、後でばれたら、むち打ちでは済まなく
なるお仕置きが待っていることが分かっていたから、本当のことを言った。
「ほう、そうか」
足を冠から離し、ナディアはホッとした、がそれはナディアを更に苦しめるための演出だった。
「ふざけるな!!」
冠は簡単に潰れてしまった。
「ああっ」
思い出がナディアの脳裏を過ぎる。
――「この冠、あなたに似合うわ。これからはこれをあたしだと思って」
イリーナとの思い出がガラスのように割れ、記憶から消えていく。
「酷い…酷いよぉ…」
ナディアはその場で泣き崩れた。団長はナディアの態度に腹が立った。
「酷いだとぉ?誰が酷いんだ!?ああっ!?言って見ろ!!」
怒りのあまり、ナディアのバスローブを強引に脱がし、彼女をベッドに投げつけた。
「痛っ」
団長はナディアに覆い被さる。ナディアは団長の剣幕に怯えきっていた。
「自分の立場がわかってないな?痛い目にあわせてやるか?」
「ぃ、いやぁぁぁ!!」
団長はナディアに前戯もしないでそのままナディアの肉壺に男根を挿し込んだ。
強制に近い性交のほうが妊娠する確率は高い。二人は犬の交尾のような姿勢になり、
団長はナディアの頭をベッドに押し付け、尻を斜めに上げ、突き続けた。
「だめぇぇ!中はだめぇっ」
「うるさい!!この私を怒らせた報いだ!!ガキはお前が責任持って育てろ!!いいな!?」
「ぃゃっぃやあ…ぃゃぁぁああああ!!…」
褐色の少女はこの日、翌日の夜明けまで犯され続け、子宮、身体中に男の白濁汁に
まみれ、数日後、胎内に受精卵が宿ってしまった。
一週間後のある日の夜。
ナディアは花に囲まれた草原で眠る夢を見た。
「だ、誰?」
汚れ果てた全裸の褐色の少女に女が微笑むように近づいてきた。
「ナディア、ごめんなさい…。母である私が、お前を守ってあげることが出来なくて…」
「え?本当に母さんなの?」
女は静かに頷く。
「さぁ、辛かったでしょう…。望みもしない者に身体をここまで汚されて…」
母親の手が娘の恥丘に触れる。愛撫ではなく、傷を癒すように男に犯された
部分を直し、陰門は硬く閉ざされていく。
「これでお前の身体は元に戻りました。でも、お前にはまだ過酷な運命が
待ち受けています。
それでも決して挫けてはなりません。胸元にある、ブルー・ウォーター
を信じなさい…良い事も必ずあるのだから……」
「待って!!行かないで!!まだあたしは――」
ナディアの母親は娘の傷を治すと霊のように消えて行った。
奇妙な夢から目が覚めたナディアは記憶は消えなかったものの、処女の証は元に戻った。
外で花火の音が聞こえ、今日はめでたい日である事を伝えている。
朝食を終えると、ナディアはキングを連れて近くの完成したばかりの塔に遊びに出かけた。
この塔でナディアは自分に一目惚れした少年に出会い、ナディアの人生は大きく変わっていった。
団長×ナディア 完 ラスト雑になってしまったかもしれません。お許しを…。
ブラボー