「二次元存在(ゲーム・アニメ)猟奇創作スレ」

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600善人ですが何か? ◆SYOkeiScvE
FE聖戦の系譜外伝〜バーハラ後の場景

街道を通る一台の馬車がある。中年の御者が鞭を振り上げながら進む
車の後ろには、ひしめき合いながら鳴き声を放つ十頭程の豚がいたが、
その中に似つかわしくない姿があった。
腰まで伸びた黒髪に、気品と気丈さを感じさせる美貌。そして何ら衣類を
身に付けていない女性がほぼ中央に位置する柱に縛り付けられていた。
口には厳重に猿轡がされており、時折顔を振る様を同乗していた二人の
粗野な風な男が笑みを浮かべつつ見ていた。
「ん・・んん・・・」
少しでも視線から逃れようとする女性が言葉にならぬ呻きを発すると、
男の内、禿げ上がった方が顔を近づけた。
「おや?何か言いたいようだな」
もう片方の鶴のように痩せこけた男が応ずる。
「腹減ってるんじゃないか?朝から何も食わせていないしな」
言い終わると同時に、片隅に置いてある木箱から何かを取り出した。
拳大の芋らしいそれは、表面が若干、色褪せており腐っていると見える
代物だったが、痩せた男はそれを女性の口元に近づける。
「ほれ。今日のメシだ。感謝して食えよ」
猿轡を僅かに緩めると、口が自由になった女性が声を発する。
「はっ・・離せっ!こんな事をしてただで済むと・・うぐっ」
口が開いたとほぼ同時に腐った芋が女性の口中に強引に放り込まれた。
「けっ!今の手前にお似合いのメシだな。ええ、元イザーク王女様?」
罵りを受け、汚物同然の物を食べさせられる女性〜アイラは、必死に
首を振りたて、吐き戻そうとするが二人の男が口を抑え無理矢理に
咽喉を通らせた。
「途中で死なせる訳にはいかねえからな」
「そうそう。女どもが待っているんだよ」
601善人ですが何か? ◆SYOkeiScvE :03/09/28 15:19 ID:QSd4DaWe
イザークの王女、アイラはその巧みな剣技と甥であるシャナン王子を
匿ってくれた恩義により、シグルド公子率いる軍に加わり、勇名をはせたが
バーハラにおいて、グランベル王国の実力者、アルヴィス卿の謀略に陥り
主将であるシグルド公子は戦死。他の主だった者もある者は主君と共に死に。
或は辛くも難を逃れ故国や縁ある地を目指し、逃避行を余儀無くされたが
彼女もその一人であった。
幾分傷付いた身体を気力で奮い立たせながら野宿を重ね故国でありシャナンの
待つイザークへと足を進めていたが、ふと見つけた民家に一夜の宿を求めたの
が彼女の悲劇であった。
表面上快く迎えた中年の夫婦は、旅塵を落とされよと言葉巧みに薦めた風呂に
入れた間に、アイラの剣や衣服を奪い、密かに妻を密告に走らせたのだった。
文字通り丸裸にされたアイラが気付いた時には、民家の廻りを追手が囲み
抵抗は愚か逃げ出すのも不可能な状態だった。
人質として捕われた(と演技していた)夫婦の懇願により、縛につかざるを
得なかったアイラは入浴後の姿のままで王都バーハラまで護送されたが、
時の権力者であるアルヴィス卿らは特に関心を示さず、反乱軍により身内を
討たれた兵の遺族に引き渡す事にしたのだ。
602善人ですが何か? ◆SYOkeiScvE :03/09/28 15:52 ID:QSd4DaWe
捕虜として以前に人間の待遇も許されぬアイラは荷物同然に馬車で
自らを恨み憎悪する者たちの元へと運ばれていくのだが、その途上、
自らの油断と過失とは言え、このような境遇に陥った己自信に激しく
憤ると共に、それに劣らぬ程の不安とおののきに、裸身を震わざるを
得なかった。戦場を経験し、多くの敵兵を殺めた彼女は当然、死を
冷静に見れたが、身内を自分に殺された者に引き渡されると言う今まで
想像外の現実に、言い知れぬ物を感じていた。

(シャナン・・すまない)

心中で詫びるアイラの姿を愉快気に眺めていた男たちは、彼女の乳房に
無骨な手を伸ばし、柔らかい感触を楽しもうとした。
「う、ううっ!!」(辞めろっ!!私に触れるな!!)
予想通りの抵抗に気を良くした男が白い肌に手をやり、荒々しく鷲掴むと
爪を立てて苦痛を与える。
「・・・んんっ!!」
眉をたわめ、美貌を歪めるアイラを見ながら、痩せた男が呟く。
「どうせ、殺される事に変わりないんだ。なら今少しでも俺らにも良い思いを
 させてくれよ」
「そうそう。ただ運ぶのも退屈なんでな。王女様なんて御目にかかるのも
 なかったからなおさらだぜ」
胸から下腹部。ついには女性の秘部をも撫で回す四本の手の厚かましさと
荒々しさに嫌悪感を露わにしたアイラが尚も振り解こうとすると、業を
煮やした剥げ頭が、芋の皮むき用に置いてあった小さなナイフを手に取り
アイラの右乳房に勢い良く突き立てた。

「んんんっっーーー!!」
603善人ですが何か? ◆SYOkeiScvE :03/09/28 16:10 ID:QSd4DaWe
激痛のあまり動きを止めたアイラの右胸からは、血の糸が太く長く
滴り落ちる。それを指で拭った痩せた男は、赤く染まった己の指を
王女の目の前に突きつけ、言った。
「ほう・・王家の奴の血は俺ら庶民とは違うと聞いていたが、同じ色
 じゃないか?ええ?」
「普段からいい物食ってきたんだから、そうだと思っていたんだがな。
 まあ、別にいいけどよ。それよりも少しは思い知ったか?」
返事を促す男たちに怯えを感じたアイラがかすかに首を縦に振ると、
気を良くした二匹の獣は玩弄を再開した。
無遠慮かつ執拗な愛撫とは程遠い感触に、堪え続けながら自分の末路を
想像するアイラ。

(・・これぐらいで済むのなら、どれ程楽か・・)

果てしなく長く感じた玩弄の時間がどれほど過ぎたか分らぬ内に、ふと
手の動きが止まると同時に、男たちが声をそろえて言った。
「何だ。もう到着したのかよ」
「そのようだな。もう少し楽しみたかったが仕方無いだろう」