「ほフッ!」
「ほフッ!」
「ほフッ!」
「はウウゥゥ〜〜〜ンンン!!!」
ああもうだめだ。
怒涛の快感の渦に呑み込まれ、
舌が敏感な突起をゾロリと舐めるごとに、
タオル越しの熱い喘ぎを吐き続ける。
三度、四度と続けざまに舐められて、
快感の高まりがある極みに達すると、
ビクビクと引き付けるような痙攣が身体を襲う。
「ほフッ!」
「ほフッ!」
「ほフッ!」
「はウウゥゥ〜〜〜ンンン!!!」
……
「フウッ!」
「フウッ!」
「フウッ……」
ほんの僅か落ち着いたところで、
また舌による愛撫……
そしてまたすぐに快感に流されてしまう。
「ほフッ!」
「ほフッ!」
「ほフッ!」
「はウウゥゥ〜〜〜ンンン!!!」
―― ビクビクビクビクッ! ――
こんどは痙攣しても赦してもらえず、
細くて短い指が、ヒクつく蜜の穴へ入ってきた。
「ふアッ!」
小さな子に犯されるというおぞましさが、まだ心の隅に残っていて、
一瞬身を硬くして、ギリッとタオルを噛み締めた。
女の芯に差し込まれたその指が、モゾモゾと開いたり閉じたりする。
(……2本? ……いや、3本だ! いやああ!!)
「んんんアアーーーーーー!!!」
逃げようと必死で上体を捻り、ブンブンと首を振る。
「じっとして」
新一の声に我に返り、少し安心してフッと力を抜く。
「はンッ!」
指の束がさらに深く入り込み、膣の上の壁をコリコリとまさぐっている。
そして、その一部分がグッと押された。
―― アッ!! ――
「んんんっッ!!」
一瞬、パッと頭の中が明るくなった気がして、
全身が痺れるような快感が走り、
それと同時にオシッコが漏れそうになった。
―― またッ!! ――
「んんフウウッッッ!!」
また、グッと押された!
し、死ぬほどきもちいい……
これが…… おしおき、なの? 新一ぃ……
もう赦してって思うほど、体が快感でガクガクにされている。
ううう。確かにおしおきかも。
唐揚げ一個つまみ食いしようとして、
100個無理矢理食べさせられてる気分。
―― ビクビクビクッ!!! ――
「んんんんんーーーーーーー!!!!!」
胎内で蠢く3本の指に加えて、
再びクリトリスを舐められている……
根元が露になるほど剥き上げられて、
露出した敏感な粘膜に、空気の流れさえ感じ取れるほどだ。
「フウッ!」
「フウッ!」
「フウッ!」
「フッ!」
「フッ!」
「フッ!」
「フッ!」
「フッ!」
「んんんんんーーーーーーー!!!!!」
幾度も幾度も繰り返される、快感のおしおき。
もうだめ。
頭が熱い……
もう、イクよ……
さっきから、何度も何度も緩い絶頂に押し上げられてるけど、
そんなもの目じゃないほどの高みが近づいてくる……
「んんーーーーーーー!!」
「んんーーーーーーー!!」
「んんーーーーーーー!!」
「んんーーーーーーー!!」
「……」
最後は絶叫かな、と自分で思っていたら、
全身めちゃくちゃに引き付けて、
絶叫どころか、声も出なかった……
経験したこともないほどの快感に、
下腹部まで熱くなって、
そのあと、それがすーっと引いて行く感じがした。
「うわっ!」
新一の叫び声を最後に、私は意識を失った。
気がつくと、来客用のソファーにもたれるように、
後ろ手に手錠をしたまま、眠っていた。
目の前のテーブルには、お父さんに頼まれた書類がそのままになっていた。
とたんに現実に戻り、手錠を嵌めてる恥ずかしさでパニックになった。
暗い事務所の中で、焦ってソファーから立ち上がると、
手錠の鍵は、今座っていたソファーの上に落ちていた。
少し安堵して、鍵を拾い上げ、手探りでどうにか手錠を外した。
手首には、思ったほど痕は残っていなかった。
夢の中での出来事を思い出して、ハッと股間に手を当てる。
居眠りする前からぐちょぐちょだったソコは、
いまさらショーツを下ろして見るまでもなく、
湿って重く、冷たくなっていた。
手錠に鍵を貼りなおし、机の上に戻し、
薄暗がりに透かして、妖しいシミが付いていないか、ソファーや椅子を点検し、
濡れて気持ち悪くなっている股を、
少しガニ股歩きでやり過ごしながら部屋へ戻った。
テレビを見ながらビールを飲んでるお父さんは、
背中を向けたままで、ちょっと怒ってた。
「おい、蘭、下に書類取りに行くのに何時間かかってるんだ」
「ごめん。 はい、これ」
「ん。 そこに置いといてくれ」
お父さんに言われて時計を見ると、1時間くらい寝ていたようだ。
濡れた下着を早く替えたくて、お風呂場へ行くと、
入れ替わりにコナン君が出てきた。
恥ずかしくて顔見れない。
「あ、蘭ねえちゃん、今上がったとこ。 お次どーぞ」
あれ? コナン君、もう寝巻き?
なにか腑に落ちないまま洗濯機を覗くと、
コナン君の服がビチャビチャに濡れたまま放り込んである。
クンクン……
何かオシッコ臭くない?
ははぁ、コナン君お漏らししたわね?
それでもうお風呂で寝巻きなんだ。
しょうがないなぁ。
服は絞ってから放り込んである様子だったが、
ちゃんと下洗いしてからじゃないと、他の洗濯物も臭くなっちゃうじゃない。
もう一度洗濯機の中から取り出して、洗面台で水洗いする。
……待って……
お漏らしなのに、なんでシャツと上着もなの?
突然、さっきの夢がフラッシュバックする。
急いでスカートを脱いでみると、後ろの下の方が薄黄色く濡れている……
恐る恐る嗅いで見る。
ガーン!
夢の中の新一が、「うわっ」って言ったのを思い出した。
お漏らししたの…… あたし?
おわり。