410 :
食人族:
その頃、咲耶は。
全身をまさぐられながら、目の前に長蛇の列を作る男たちに口淫奉仕を強制されていた。
「はぁはぁ…。オデ、うでしいよぉ〜〜〜。憬れの咲耶ちゃんがチンポをしゃぶってくれるなんて…」
普段だったら鼻もかけないデブヲタっぽい男が、咲耶の口にペニスをしゃぶられてあえいでいる。
悔しさに、咲耶は男根をくわえたまま、キッ、と男を睨んだ。
「うぉっ!う、上目遣いがソソるんだな〜〜〜」
男はブルブルッ、と身を震わせ、ドクドク射精してしまった。
「うぇえ…」
口の中に、青臭い臭いが立ちこめる。
思わず鳴咽を漏らす咲耶の顎を掴んで上向かせ、次の男が有無を言わさず口にペニスを突っ込んだ。
「む…むぐむぐ…ふぐ〜〜〜!」
苦しそうにうめく咲耶の全身に、無数の男が群がっている。
「さ…咲耶ちゃんの乳首が立ってる…」
「オデたちの愛撫で、コリコリに立ってるよぉ〜」
あまりの恥辱に涙を流しながら、咲耶は身悶えした 。
その隣では…。
全裸でバンザイする格好に縛られた鈴凛が、これまた数人の男に全身を舐められていた。
「ひゃっ…ヤダ…キモち悪いよぉ…」
鈴凛の脇の下、膝の裏、脇腹、そして足の指の間までも…。
男たちは、まるで飴でも舐めるように、湿った舌でレロレロと舐め続けた。
最初は身を捩らせて抵抗してきた鈴凛だったが、五分、十分と執拗に舐められるうち、いつしか息を荒げだしてきた。
悶々とした焦燥感すら込み上げてくる。なぜなら男たちは、乳首、陰部といった性感が集中している場所は巧みに避け、彼女を焦らしていたからだ。