タケルは顔を熟水天の胸にすり寄せ、母乳に濡れた乳房に舌を伸ばしその甘い味を堪能する。
「ひゃぁぁっ!・・・あっん・・・やあぁ」
熟水天はタケルの舌が動く度に甘い声を出してしまう。
そしてタケルは熟水天の乳首を口に含み、赤ん坊がする様に母乳を吸い始めた。
「ああっ!・・・タケルさんっ・・・」
もう片方の乳房にもタケルは手を伸ばし、指を存分に使いカオスを搾り出す。
既に抵抗する力も残っていない熟水天は、止め処も無い快感に涙を浮かべてなすがままに
なっていた。
熟水天はタケルが乳首に吸い付く卑猥な音を耳にしながら、自分の考えが拙くて甘かったと
言う事を思い知る。
(タケルさんも…やっぱり男の子…だったんですね…)
「はうっ・・・あっ・・・」
カオスを搾り尽くせば終わりだと考え、乳首の先から襲ってくる気持ちよくも苦しい感覚に
身を任せるが、我慢しようとしながらも声が出てしまう。
「ひゃうっ・・・いやっっぁあん・・・ああっ!!」
タケルは熟水天の甘い声に興奮して、唇や舌を駆使して乳首を吸いやすいように硬くしてから
思い切り吸い付く。
「あっああ!!タケ・・・ルさっん・・・だめ・・・だめぇ」
これまでに体験した事も無い感覚に、熟水天は体を震わせ息も絶え絶えに懇願するものの、
今のタケルにとっては逆効果でしか無かった。
さらに激しく乳首に吸い付き、もう片方の乳房を母乳に塗れた手でもみしだく。
「ひぃっ・・・ああっあああっ・・・あっああああああーーーーーっ!!!!」
目の前が真っ白になり、耳は何も聞こえなくなり、体中を痙攣させて、ついに熟水天は力尽き
意識を失うのであった。
暫しの時が過ぎて熟水天が意識を取り戻した時、タケルは乳房をなぶりカオスを追い出す作業を
続けながらも、疲れてきたのか徐々に手の動きを鈍らせ、表情も穏やかになってきた。
そして肩で息をしながらとうとう胸から手を離し、熟水天の体の上に自分の体を預ける体勢で
よりかかってきた。
「・・・タケルさん・・・」
安心した熟水天はタケルの顔を見て少し微笑んだ。
タケルも顔を上気させ、うつろな目をしながら熟水天の方を見る、とその時!!
「うわぁあっ!!・・・ううっ!!」
「タケルさんっ!?」
突如としてタケルは自分の胸元に手を当て、苦痛に表情を歪めて苦しみだした。
「ぐぁううあぁっ!!・・・ああっ!!!」
タケルは苦悶の声をあげながらベッドの上でのたうち回り、そして・・・
「あうあっっ!・・・」
ふうっ・・・と熟水天の目の前から姿が見えなくなってしまった。
「・・・?・・・タ・・・ケルさん?」
熟水天はしばらく何が起こったのか理解できずに呆然としていた。
「・・・!?・・・もしかして?」
自分の胸を隠すように手を当て、一つの可能性に思い当たる。
「そんな・・・カオスが・・・タケルさんに・・・」
小屋の窓から外の景色を望みながら、熟水天はタケルの身を案じるのであった。
「・・・ル・・・タケル・・・タケル!!」
甲高い声が耳元で響く。
「ターケールー!!!・・・起きなさい!!!」
余りにうるさい怒鳴り声にタケルは、ようやく目が覚めたのだった。
「・・・あー・・・ポーチか・・・おはよー」
「おはよーじゃ無いわよっ!今何時だと思ってんのよ!もう此処を出る時間じゃないの!」
ここはとあるゾーンの宿の一室、出発の時刻になっても寝ているタケルをポーチが親切にも
起こしに来たのだった。
「ふああぁ・・・もうそんな時間か・・・ん?」
タケルは起き上がろうとして、何か違和感を感じた。
「さっさと着替えて出発するわよ!カンジーはもう外で待ってるんだから!」
ポーチが布団を剥ぎ取ろうとするが、タケルはその手を抑えて言う。
「わ・・・わかったから先に行っててくれよ。俺、後から行くから・・・」
「そんな暇無いわよ!早く着替えなさいっ!!」
タケルの抵抗も空しく布団は剥ぎ取られてしまう。
「・・・!?・・・タケル・・・あんたまさか・・・」
「・・・い、いやこれは違うんだ。」
タケルの寝間着の下腹部の辺りには、明らかな染みが・・・
「・・・何が違うのよっ!!あんたってばこの年になって!・・・」
「だからこれは・・・」
「ふふーん?」
タケルの狼狽ぶりを見て、ポーチは悪魔でも出来ないような恐ろしい笑みを浮かべ、いきなり
部屋から外に駆け出した。
「カンジー!ゼウス君ー!タケルったらね、いい年してオネショしてるのよーー!!!」
「あわわ・・・待てーポーチ、違うったら違うんだー!!」
タケルは着替えるのも忘れて、慌ててポーチを追いかけるのだった。