113 :
りをん:
「うぅ」
みちるは、愛らしい顔を歪めた。
アナルスットパーをされて、三日が経つ。
色々なものを溜め込んだお腹は、ぱんぱんだ。
「どうした? みちる、そろそろ降参するか?」
この辺りきっての権力者で、みちるを手に入れるために、
親代わりの叔父を窮地に追い立てた男、白城。
みちるは、白城を睨み付け、首を横に振った。
残酷さには似合わないほど秀麗な顔に、微笑みを浮かべ、
白城は、みちるに近づいた。
「あぅぅ! やめろ!」
白城に容赦なく腹を揉まれて、みちるは仰け反る。
限界だ。
出すべきものを止められている。苦しいに決まっていた。
「本当に顔に似合わず、強情だね」
後ろ手に縛られて、見動きが出来ない。
白城に、顎を引き寄せられて、顔が近づく。
―ぺっ!―
「あ!」
至近距離から、ツバを吐きかけられて、
さすがの白城もよけ切れなかった。
「オレに触るな!」
白城は、頬を拭うと、残酷そうに微笑んだ。
「この私によくも…。お前には、きついお仕置きが必要のようだね」
「お仕置き?」
これまでとは、明らかに違う白城の表情に、
みちるは、こくりと咽喉を鳴らす。
一回、自分の机まで行って、戻ってきた白城の手にあったもの。
「な…なんだよ? それ」
「見ればわかるだろう。イチジク浣腸だ」
「どうすんだよ! まさか!」
浣腸を手にした白城が、じりじりとみちるに近づいた。
続く