ドラゴンクエスト官能小説Part3

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2444女勇者
言い知れぬ不安がディアナの頭の中を占めていた。
最後の闘いが近づいているせいだろうか?その目的のために『あの男』を仲間にした事の後悔だろうか?それとも…?
その時部屋の扉がノックされた。
「ディアナ殿おられますかな?」
彼の声がした瞬間ディアナの顔が少しほころんだ。
「町へ出かけませんか?」
期待していた言葉と違うと、また、もうひとつの不安が頭の中をめぐった。
今夜は久しぶりの一人部屋で、二人きりになれるというのに……。
「どこへゆくの?ガジノ?酒場?あたし今夜はあまり人の多いところには…」
部屋の扉を開けたディアナは、背の高い彼を見上げて少し拗ねてみせた。
「いや、あの、そのようなことろではなく、ついてきてくだされば…」
なんとなく言葉を濁す彼を不思議に思いながらも、とりあえず出かける支度をして宿屋の部屋を出た。
2454女勇者:02/01/02 00:01 ID:wXGA+rE+
無言のままひたすら歩きつづける彼にディアナはまた不安になった。
彼の腕にしがみつきたい衝動にかられたが、夜とはいえまだ人通りの多い町中でする勇気がなかった。
だんだんと人の通りがまばらになり、かなり町の外れまで歩いてゆくと、やがて入り口付近にやたらと樹が多い館が立っているのが見えた。
そして樹の陰にあるその館の入り口に立つと彼はディアナの肩にその大きく無骨な手をかけて、おもむろに口を開いた。
「本当はあなたをこのようなところへお連れするのは…あの…その…不本意なのですが…」
あまり口がうまいほうではない彼が言葉を詰まらせながら、顔を真っ赤にしている。
そして、ごほんと咳払いをして、ディアナの耳元でそっと囁いた。
「今宵は誰にも邪魔はされずに二人きりになれますぞ」
囁かれたその言葉にディアナは思わず彼に抱ついた。
「今日……して…くれるの?」
彼は微笑みディアナの額にそっと接吻をした。
ディアナはこの妖しげな館には多少不安もあったが、身体のほうは期待感で火照り始めていた。
2464女勇者:02/01/02 00:02 ID:wXGA+rE+
館の中はかなり薄暗かった。薄明かりの中彼が館の人間に黙って金を見せると館の人間も黙ってうなずき、鍵をひとつ彼に渡した。
「こちらですよ」
彼はディアナの肩を抱いて館の廊下を歩き、そして1つの部屋へと入った。
部屋の中は広く清潔で、真中にとても大きな寝台が置かれている。
「気に入りましたかな」
肩を抱いたまま彼が問い掛けてくる。そして部屋の中にあるもう一つの扉へと導かれた。
「あっ?えっ?こんなに大きなお風呂まである…」
ディアナが驚きで目をぱちくりさせていると、彼が唇を重ねてきた。
「そうですよ。ですから今宵は何もかも遠慮なく……」
彼はディアナの耳元で囁きながらピアスを外すと、軽く噛んだ。そして首筋に接吻をし、無骨な手で衣服をずらしてゆく。乳房の先端を軽く舌で刺激したあと、腰、臍、背中へと息遣いを少し荒くしながら、体中に唇を這わしてゆく。
そしてディアナの身につけているものをすべて取り去り、陰毛に接吻をする。
「…あっ…ん」
ディアナは小さく喘いだ。自らの秘部へ彼の頭を抱き寄せようとしたが、彼はすっと体を離した。
「先に湯につかられてはいかがかな」
いつもなら、望めばそのまま愛撫を続けてくれるのに今日はなぜか少し様子が違う彼にディアナは少し戸惑い、名残惜しそうに見上げていると、彼は明るい声でディアナに微笑みかけた。
「あせることはありませんぞ。今宵は周りに気を使い声をひそめるとことも、宿屋の人間に体を拭く湯を何度も頼むことも、必要ありませぬ。夜もまだはやい。今宵は朝までじっくりと…ディアナ殿を……ぁあごほん」
館に入る前とはうって変わって、少し興奮ぎみで饒舌になっていた彼を見て、思わず笑顔がこぼれる。
「どうしたの?今日何だか少し………。うん。お湯つかってくるわ」
ディアナは彼の言葉に従い浴場へと向かった。
2474女勇者:02/01/02 00:03 ID:wXGA+rE+
いつもの宿屋とは違った、ゆったりとした大きな浴槽は心地よかった。だがディアナは湯の中に浮かんでいるのも気持の良さより、先ほど愛撫された余韻のほうで身体が熱い。思わず自らの秘部へと手が伸びていた。
「ご一緒してよろしいかな?」
ふいに扉が開き彼が覗いた。
「あっ…きゃっ」
「おっ?何をなさっております?そのような事は今から私がじっくりと……」
自慰行為を見られたことと、すでに衣服をぬいでやってきた彼にディアナは小さな悲鳴をあげ、思わず顔をそらしてしまった。
「失礼いたしますぞ」
彼は微笑みながらディアナを後ろから抱きしめるようにと浴槽へと入ってきた。
そして乳房を両手で包むようにそっと愛撫しながら、唇を首筋へと這わす。やがて片方の手をディアナの秘部へと伸ばし、まず小さな突起をそっと指で弄んだ。そしてさらに花弁の入り口に浅く指を入れ刺激をする。
「さて、つづきはどうされるおつもりでしたかな?もっと深く入れましょうか?それとももう一本指を……」
「…あっ…はっあん…そんな…いや…」
本当は愛撫を続けて欲しいのに恥ずかしさで思わず否定の言葉が出てしまう。
「おお?やめますか?それではお背中でも流しましょう。さぁこの浴場は体を外で洗うようになっていますので、こちらへ…」
またあっさりと愛撫を中断されると、後ろから抱きかかえられたまま身体を立たされ、浴槽の外へと導かれた。そして、洗い場で彼は手に石鹸をつけ泡立てると、立たせたままのディアナの身体に擦りつけ始めた。
2484女勇者:02/01/02 00:07 ID:wXGA+rE+
よく滑る石鹸の泡で全身を愛撫されるのは、少しくすぐったい感じがした。ディアナは自分の身体を真剣に愛撫を続ける彼に見とれた。
鍛えられ、全身に均整のとれた強靭な筋肉。戦士として歴史を思わせる所々に残る傷跡。そして何より自分との違いである男性の象徴に。
ディアナはそれを早く奮い立たせたい衝動にかられた。
「どうなされました?」
愛撫にあまり反応しなくなったディアナに彼は少し心配そうに問い掛けた。
「ねぇ。あたしにもやらせて」
ディアナは泡だらけにされた身体で彼に抱きついた。そして、手で石鹸をつけ
背伸びをしながら自分と同じように彼の身体に泡を擦りつけてゆくと、次第にその男性の象徴が力を持ち始めた。
ディアナはそれをうっとりと眺めながら顔を近づけ、先端を舌で舐めた。
が恍惚の表情で呻くのを確認すると、ディアナはためらうことなく陰茎にむしゃぶりついた。口の中で先端を舌で弄り吸い上げると、だんだんと堅くなり膨れ上がっていくのが感じられる。
「んくっ…いけません…それ以上は……あなたの口の中を汚してしまいます」
彼は慌ててディアナの頭を自分ものから離した。
2494女勇者:02/01/02 00:07 ID:wXGA+rE+
「手で…もう少し…緩く願います…」
ディアナはそれでも愛撫を要求する彼を愛しく感じ、もっと悦ばせたいと思った。そして彼の腰のあたり抱きつき、天に向かって奮い立っている陰茎に身体を擦りつると、それは、ふと乳房の谷間を滑った。
「はあっあぁ…」
また恍惚の表情で呻く彼を見て、ディアナは思い出したように乳房で陰茎を挟み滑らしてみた。
「あぁ…おやめください……ディアナ殿…あなたがそんな事をなさっては……」
「ほんとにやめて欲しい?ねぇ…これをされると、すごく気持ちいいんでしょ?」
「……ええ…気持ちよすぎます…うっ…もうそれ以上されますと…ああ……もう少し愉しませてくださらぬか……それにまだディアナ殿を…」
彼は息を荒げながらディアナの肩に手をかけ身体を離させる。
「さぁ…身体を拭いて……寝台へ参りましょう」
2504女勇者:02/01/02 00:09 ID:wXGA+rE+
身体を洗い流し湯から上がると、お互いを愛撫しつつ濡れた体を拭い合った。ディアナは彼の大きな身体を全部拭ききってはいなかったが、彼はいきなりディアナを抱きかかえ寝台ほうへと運んだ。
そして寝台の上に寝かせると全身を舐めるように見つめた。やがてディアナの手を取り接吻をすると、吐息混じりにつぶやいた。
「あぁ…やはりあなたは『伝説の勇者』だ。こんな美しく艶かしい身体なのに、剣の腕は既に私を超えておられる……。奇跡としかいいようがない……私はもうあなたに…あなただけを……」
ディアナは黙ったまま彼の手を取り秘部へと導き愛撫を要求した。
彼は茂みの中の花弁へと指を滑らす。そこはすでに愛蜜で溢れていた。顔を近づけ、花弁を指で開き、
舌で中を弄りながら溢れ続ける蜜を吸うように愛撫を続けた。
ディアナはもう待ちきれなくなり、彼に懇願ような声で求めた。
「あぁ……お願い…早く来て……欲しい…」
彼は足を開きかけて待つディアナの足を上げさせ、奮い立つ陰茎を愛蜜溢れる花弁の中へと一気に突いた。
2514女勇者:02/01/02 00:09 ID:wXGA+rE+
「あっああん…すごい……うれしい…」
ずっと待たされていたところに欲しかったものが来た充実感でディアナの目から歓喜の涙がこぼれた。さらに快感を得ようと膣内を締め、腰を振る。
「うっ…はっぁ…おやめください……あまりそのように動かれますと、もう……
あなたの中でいってしまいます……ディアナ殿は今宵あたり…それは……いけません…」
彼は妊娠することに気を使ってくれたようだったが、ディアナはむしろそうなっても構わないと思った。それよりもより今はすべてが欲しかった。そのままで達するときのあの感じを。彼の迸る瞬間を。
「いいの…今日は中でして……」
「ぁあ…よろしいのですか……私で……」
ディアナは黙ってうなずき、彼の腰を押さえ少し引き抜かれかけていた陰茎を再び自らの中へと吸い寄せる。
「んんっ…ああん…もっと……もっと」
ディアナが悦びの声を大きく上げると、彼も腰を激しく動かしディアナを攻めてゆく。お互いに最高の快楽を得ようと繋がれた中のものを締めあげ、擦り付ける。
「はっああ…ディアナ……もう…あっ……ぬおぉぉ」
ディアナは自分の膣内が快感でうごめくのを感じた瞬間、彼の熱い迸りが自らの中に注がれた感触を得た。
「ああっ…あたしも……」
彼は荒く息をつぎなからディアナの上に倒れこみ、強く抱きしめた。自らのものが力を失っても離れることなくディアナ額に接吻をし、髪をなで愛撫を続けた。
ディアナの心はそのつかの間の幸福感で満たされていった。
2524女勇者:02/01/02 00:12 ID:wXGA+rE+
長い夜の間幾度も交わった後、彼はディアナの髪を撫でながら、そっと囁いた。
「ディアナ殿…。この闘いの旅が終り、もしお互いに生き延びれば、私と……。いや……今はお話しするのはやめておきます。
最後の敵は心してかからなければなりませぬ。今は闘い抜く事を考えなければ……」
闘いと旅が終わった後のことを考えると、ディアナはまた少し不安になった。
本当に悪を滅ぼし生き延びることができるのだろうか?世界中の人を救うことは出来るのだろうか?
そして彼は『勇者』ではないただの自分を愛し続けそばにいてくれるのだろうか?
いつかバトランド城で見たあの女性は?彼に確かめたいとこは沢山あったが、
彼の腕の中、心地良い疲れで浅い眠りへと落ちていった。
2534女勇者:02/01/02 00:12 ID:wXGA+rE+
館を出ると外はすっかり明るく太陽が真上に昇りかけているところだった。
ディアナは歩き始めた彼の腕にしがみついた。
「不覚でした。夜明け前に元の宿に戻ろうとしていたのですが……仲間にどういえば……」
「大丈夫よ。二人でいた事はみんなわかってると思う。もし昨夜のことを聞きたがる人がいれば、それはまたその時考えればいいと思うわ」
ディアナは思った。すべてはその時がくれば考えればいい。旅が終わったあとの彼との事も、そして『あの男』の事も。
最後の闘いが近づいている。まず、『勇者』としてそれを成し遂げなければならない。世界中の人の幸せのために、そして『勇者』ではない自分を知り、生きてゆくためにも。
昼近い街中は既に多くの人が行き交っていた。ディアナはかまわず彼の腕に寄り添続け仲間の待つ宿屋へと向かった。