藤野、その頭の中の残虐性

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1アインシュタイン:01/11/13 15:21 ID:e1uDu/dZ
それは月もない暗い夜のことであった。
2アインシュタイン:01/11/13 16:37 ID:e1uDu/dZ
藤野は湿気がこもった部屋に閉じこもり、明かりもともさず、布団の上でオナニーを
していた。それはもはやそれ無しでは生きていけないというところまで彼の生活に密着
していた。べつにおかしいことではない。18歳の少年なら大半はすることだ。ただ、
彼のそれは快楽を求めるものというよりはどこか寂しく、暗く渦巻いているのだ。彼は
いわゆる対人恐怖症だ。もっとも、症状が軽いので普通は気づかない。いっしょに生活
をしてもなかなか気づかないだろう。他人とうまくコミュニケーションがとれない人間
はどこの社会にもいる。彼もその一人だ。かといって、まったく友達がいないわけでは
ない。定期的に話す友達もいれば、一緒に町に繰り出す友達もいる。問題は彼が時折
見せる態度である。ふつうの少年の枠からはみ出す彼の個性は、孤独で鋭く、どこか暴力的
な影をのぞかせる。対人恐怖症というだけあって、藤野の口数は少ない。話題が彼自身
の話になると彼は口を閉ざし、その話題から逃げようとする。僕と友人は彼のその行動が
不思議でたまらなかった。ある日、いつものように話題が藤野になり、彼は黙り始めた。
だが、僕と友人はしつこく、ねちっこく彼をさまざまな質問で追い詰めた。怒りが本心を
剥き出しにしてくれるのならそれもよしと思い、さまざまな異名で彼を呼びつけにした。
問い詰められた彼は僕たちの思惑どおりに少しずつ心のうちを明かし始めた。僕たちは
そこで未だに信じられないものを見た。あらゆる願望、妄想、欲、暴力、悲観が渦を巻
いていた。そこには人間としての尊厳、平常心、情けなんてものは存在しなかった。
しかし、それは野獣のものではなく、明らかに一人の人間、藤野のものであった。僕は
鳥肌が立つような思いをしながら、そこに一滴の水のような、今にも消えてしまいそうな
助けを求める声を聞いた気がした。僕と友人は話を続けた。がんじがらめの糸が解けて
いくにつれ、話がひとつの場所にたどり着いた。そこは時をさかのぼること5年、
香港である。
3名無しさん@ピンキー:01/11/13 23:07 ID:Z73IbQs/
香港、そこは欲望渦巻く町。
それは、たとえ親の事情で海外在住を余儀なくされている日本人中学生に焦点をおいてでさえだ。
藤野はまさにそれの対象であった。入学してすぐ彼は生徒たちに目をつけられた。
そしてその日から日々続く集中放火のようないじめ。殴る,蹴るという肉体的苦痛から
言葉による精神的苦痛までもが彼を襲う。女性徒さえもが加害者だった。
藤野は涙し、思った“僕のどこがいけないんだけど?”
そうだ。彼のどこに非が在ったと言うのだろうか。彼は本当に、彼と知り合いである
私個人の観点で見てみても平凡過ぎるぐらいにしか見えなかった。“平凡”それが原因?
確かに光り輝く装飾品に身を固められた者から見るとあまりに
みすぼらしかったのかもしれない。だが幼い藤野には見当もつかなかった事だろう。
そして彼の中にはヒトに対する憎悪のみが育っていった。打ちつけられるたび
に恐怖し力の無い藤野はただ、ただ加害者を呪い続けた。しかし日が経つにつれ
彼の“呪い”は拡大していき毎晩のように加害者達を処刑している画を思い描くようになっていった。
いや処刑のみではない。藤野の世界では彼が頂点に立ち、男はただ処刑し
女は犯した後、肉を喰らうようにしていた。我々一般人は考えもしない事だろうが
これが藤野なのだ。幾らイジメが酷いといってもここまで想像するものだろうか?
“藤野の頭の中の残虐性”これがテーマである故に我々は調査を続ける。
ちなみにこれから彼はもっとその残虐性を強めていくことになる。
4アインシュタイン:01/11/14 18:06 ID:engN9vga
彼は中学校を卒業し、高校に進学するにあたり帰国することになった。進学先はかの
有名な名門進学校、T学園である。藤野は香港の地獄から抜け出せることに悦びを感じ
ていた。だが、環境が変わったところでそう簡単に自分も変われるはずは無かった。
彼が受けた虐待が彼の人格にあけた穴はあまりにも大きかったのだ。新学期が始まり
彼は暗い過去を覆い隠しなるべくきさくな態度で友達を増やそうとした。だが、時が
経つにつれ、だんだん彼のまわりには人がいなくなっていった。藤野にはそれがわか
らなかった。”これじゃ香港といっしょなんだけど!”そう彼は思った。そう、帰国
してからも毎晩彼に悪夢を見せつづけた、いまわしい記憶。その悪夢が再び現実にな
ろうとしていた。その晩、彼は変わった。いや、元に戻ったというほうが正しいだろう。
話が戻るが、彼は香港で女子に悪質ないやがらせを受けていた。一方的な無視、また。
”きもい”など中傷的なことばも浴びせられた。苦悩の日々を送る藤野はこう思うように
なっていた。”ああ、なんとか奴等に仕返しをしたいんだけど。”自分が受けたのと
同等のいや、それ以上の辱めを味わわせたかった。中学校といえば思春期の真っ只中である。
性的な興味を持つのは藤野でもいっしょだった。だが、ただでさえ嫌われている彼にそんな
経験ができるはずはなかった。女に対する最高の辱め、それは強姦である。それぐらい
藤野にもわかる。だが、藤野にそれを実行する勇気はなかった。それこそどんな仕打ちが返
ってくることか。そこで藤野は毎晩女たちを犯すところを想像しながら自慰をした。それぐらい
しか彼にできる仕返しはなかった。この癖は帰国してからなくなったように思えた。しかし、
藤野は再び追い詰められていた。そしてまた自慰をしてしまったのだ。バス停に立っていた何の
罪も無い名も知らぬ女子高校生をレイプするところを想像して。それから3年間T学園の女たちは
次々に藤野の妄想の餌食となっていった。
5名無しさん@ピンキー:01/11/14 20:20 ID:fTkrckQ4
“今日は・・・・なんだけど”藤野の目が怪しく光る。だが表情は何一つ変えない。
悟られたらお終いだからだ。特に意味もなくバス停にたたずむ少年を装って・・・
どうやらこの日もまた哀れな一頭の子羊が目をつけられたようだ。
彼の頭脳は容姿を即座にインプットし、自慰の時まで大切に保管をする。
そして帰宅を済ませるや否や服を脱ぎ捨てる.“全裸、それが妄想では重要だ”彼は言う。
脱ぎ捨てた瞬間、藤野は狂ったようにマスターベーションを行う、そう夜が更けるまで。
その摩擦音はさながら、名も知らぬあの子へのレクイエムのようだ。もっとも名前は勝手につけられてはいるが。
とにかくその1人の少女は彼の中で果て、殺されてしまった。
64冠野郎:01/11/14 20:36 ID:engN9vga
学校生活の楽しみの一つ、昼休み。T学園は食堂と売店がある。藤野は食堂にいっしょに行く
友達がいないため、よく売店を利用していた。ある日、藤野ははっとした。その売店の店員の
パートの女性である。30代後半ぐらいだろうか。藤野はそのただならぬ色気に惹かれた。
そして藤野は彼女にどこか母親の面影を見た。荒んだ自分を全て包んでくれる優しさを感じた
のだ。その日の藤野の自慰は少し違っていた。彼女に甘える自分を想像し、果てた。それは
藤野に自分を振り返り新たな気持ちで明日の道を進む勇気を与えてくれたのだ。
7名無しさん@ピンキー:01/11/14 20:36 ID:fTkrckQ4
藤野にはもう何も不満は無かった。学校に従うだけで、クラスメイトと通常会話を進めるだけで
後はひたすら自分の世界に引き篭もってれば良い・・・・何か足らないと感じたら全て
自分の中でその処理を済ます。むなしさなど微塵も感じない、そんなことを思う奴は完璧ではないのだからと彼は考える。
一見なにも変わらないようだが,藤野の頭の中は日々成長していった。残虐性を内包しながら・・・
84冠野郎:01/11/14 20:42 ID:engN9vga
そんなある日僕は藤野にであった。彼は非常に孤高で気難しそうに見えた。会話をするにも
しようが無かった。だがある日、ふとしたことで話し始めてから、藤野と僕は急速に接近し
ていった。彼の私生活の様子もわかった。そのとき僕はまだ藤野をよく知らず、ただの18
才の若者だと思った。
9名無しさん@ピンキー:01/11/14 20:59 ID:b2lgjaSC
サディスティックな飢えは激しい,感情などあり得ない“お前等に生死を選ぶ権利は無いんだけど
僕の顔を見る事も無い,息絶えるまでその体を味わい食い尽くしてやるんだけど。
お前が死体に成り果てたらすぐに僕の体の1部にしてやるんだけど。”
藤野が望んでいるのはヒトの体だけだった。もはや性別さえも藤野にとってはどうでもいい物になった。
愛など存在しない、肉体が全て。狂った心のままに・・・・。
友人までも犯してしまうのか?
10名無しさん@ピンキー:01/11/14 23:07 ID:pl+pqPVf
何これ。
11名無しさん@ピンキー:01/11/16 21:31 ID:3N0qPD04
「やめてください、ムッシュウ…! お願いですから…ああ…
っ!」
「…なんて白いんだ…一つのシミもない…」
 抵抗する力を利用され、逆に脱がされてしまう。
「気持ち良くさせてやる、静かにしないか」
「いや、なんでっ…」
 上半身を剥かれ、ズボンに手を掛けられる。机の上に仰向け
に寝かされ、その上から藤野が被さってくる。
 京子は涙声で懇願した。
「お願いです…ムッシュウ…本当に…」
 長いまつ毛が陶器のような肌に薄い影を落として、その下か
ら玉のような涙が転がっていく。
 美しかった。
 その美しさに藤野は心を動かされたようだった。
「何も君を食べてしまおうというんじゃないよ。気持ちよくな
るんだ。青学の事が知りたくないのかい」
 ピクリと京子の身体が強張る。
「で、でも…」
「私のことが嫌いじゃないだろう…そしてこの感触をよく覚え
ておくといい…」
12藤野の妄想:01/11/16 21:35 ID:3N0qPD04

 まだ弱々しく抵抗をする京子に優しく口付けを与えながら、
あらわになった白い胸にゆっくりとピンクパールのチョーカー
を垂らした。
「ひっ…!」
「大丈夫…すぐ好きになるんだけど。最上級の華玉だなんだけど。キスを…なんだけど」
「あ…ん…」
 体温で暖まったパールは、京子の胸の上で自在に蠢いてい
る。宝石を扱い慣れた手が、滑らせるようにして京子の肌に
それを纏わりつかせる。時々、ピンク色をした乳首や脇腹に意
識的にチョーカーを這わせ、その微妙な感触で京子の溜息を
誘う。
 唇と胸を同時に愛撫され、次第に京子の表情に堅さがなく
なってきた。
「どうなんだけど? この感触は…なんだけど? シルクも及びつかないほどきめ細
かく感じないかいなんだけど…?」
「ああ…」
 藤野は身体を離してにっこりと笑った。
「だいぶリラックスしたようだなんだけど」
「ボ、ボク…」
「でもまだまだ足りないんだけど。君は有望なうちの社員なんだけど。青学の
魅力はこんなものじゃないんだけど。私が教えてあげるんだけど。僕を信
じられるんだけど?」
13藤野:01/11/19 14:03 ID:ZxD0K5Jq
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14名無しさん@ピンキー
「やめてください、ムッシュウ…! お願いですから…ああ…
っ!」
「…なんて白いんだ…一つのシミもない…」
 抵抗する力を利用され、逆に脱がされてしまう。
「気持ち良くさせてやる、静かにしないか」
「いや、なんでっ…」
 上半身を剥かれ、ズボンに手を掛けられる。机の上に仰向け
に寝かされ、その上から藤野が被さってくる。
 京子は涙声で懇願した。
「お願いです…ムッシュウ…本当に…」
 長いまつ毛が陶器のような肌に薄い影を落として、その下か
ら玉のような涙が転がっていく。
 美しかった。
 その美しさに藤野は心を動かされたようだった。
「何も君を食べてしまおうというんじゃないよ。気持ちよくな
るんだ。青学の事が知りたくないのかい」
 ピクリと京子の身体が強張る。
「で、でも…」
「私のことが嫌いじゃないだろう…そしてこの感触をよく覚え
ておくといい…」