妹にエロマンガを発見されちまったよょょょょ

あー。妹、ベルセルク、の組み合せは嫌な思い出が…トラウマが…。
俺、ベルセルク好きだったんです、ええ。んで妹は気持ち悪いだのグロいだの理由をつけて嫌ってたんですよ。
ついでに両親はアニメや漫画は全く興味無しなんですよ。ホントに見向きもしない。

だから知り合いに貰ったエロアニメのビデオに、「べるせるく　○話」とか書くことで、
家族から自然に隠しつつビデオデッキ近くに置けたんですよ、ええ。カモフラージュってな。

しかしね、ある時妹が退屈で、手元に漫画がそれしかなかったって理由でベルセルクを読み始めたんですよ。
妹と趣味が通ずるってのは嬉しいもので、俺は自分が読みたくてもまず妹を第一にと思い、
ベルセルクをガンガン貸してたんですよ。　　ある事を忘れて。


ある日。ある日ですよ本当に。突然にやってきたわけですよ。
スシ屋のバイトから帰ってきたら、居間から妹の泣き声が。
昔から俺が守ってましたから、何があったと踏みこもうとしたわけですよ。そこに両親の声が。
「ほら、ほらお兄ちゃんも男だから、ねえ、ねえお父さん？」「そう。男ってのはいつかな…以下略」
そしてその家族会議中も聞き覚えのあるアニメの声が響いてたんです。誰か止めろよバカって感じかな。

その夜は泣きましたよ。ひとりでね。