レイラの股間に見えるもの。
それは本来、女性であるレイラには存在することのない、固く勃起し天に向け怒張した男根であった。
しかし、よく見ると、それが、人の男の持つものとは何かが違っていることがわかってくる。
まず大きさが以上なのだ。赤黒く怒張したそれの先端は優に臍の位置を越え、レイラが背を丸め、
少し前にかがめば簡単に咥えることが出来そうなほどの長さにまで達している。
太さもまた尋常ではなかった。女性の体で言うと恥丘部分から、濃密な茂みをかきわけそそり立つそれは
まるで股間からもう一本腕が生えてきているかと錯覚してしまうほどの胴回りを誇っていた。
表面には極太のミミズが皮膚の下に潜り込んで這い回っているかのように血管と思しき筋が
たくましい根元部分から先端にかけて、いくつも浮き出ては絡みついている。
その下に位置するクリトリスも本来の姿からは明らか形を変えており、手の親指大ほどの長さと太さに
醜く肥大している。
そして、そのクリトリスを左右から包むように垂れ下がっているのは、上の男根そっくりの
擬似ペニス同様、男で言うところの陰嚢によく似た子供の握りこぶしほどもある二つの膨らみであった。
擬似ペニスと同じように、太い血管が張り巡らされたその膨らみは共に休むことなく、上下にゆっくりと
大きく蠕動を繰り返している。