三橋「うまなみなのね〜あなたとっても〜♪」

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330fusianasan
夏の短い毛もすきだが、冬毛のふかふかした感触もたまらないよ
もっと堪能させてくれナデナデもふもふぱふぱふ
ん?なんだと?俺の毛は一年中夏毛だと
それを言ってくれるな・・・

三橋廉は売り出し中の新人アイドル
イケメン系、とは言いがたいがそこそこに愛らしく、いつも自身がなくてオドビクしている様子や
フヒッ、と笑う顔がたまらないと一部のマニアに受けている
自分の事を「レンレン」と呼んでくれる熱狂的なファンはいるがまだ少なくまだ無名の新人の為、仕事が少ない
「俺・・・このままで終わっちゃうのかな」
と思わずネガティブになってしまう三橋だったが、ある日事務所から特別の仕事を提案された
「三橋君は特定のファンがついているがそれでもちょっと弱いからね
ちょっと特殊な営業をしてもらいたいと思うんだが」
ニコニコ顔の社長に提案されて三橋は自分に営業なんて出来るんだろうか、とも思ったが
このまま沈んでいくのは絶対に嫌だ、芸能界の一番になってやるんだ!とその仕事を引き受けることにした
「あ、あの社長・・・営業っていつもの宣伝活動の・・・」
「今回はちょっと特殊でね・・・◎×テレビのプロデューサーさんに寝具を売り込んでもらいたいんだよ」
「寝具・・ですか?」
「うちの別部門の商品なんだ これが気に入っていただければ三橋君もCMに使ってもらえれるかもしれないよ」
「お、俺、がんばります!!」
「そうかそうか、それはありがたい
早速だが某ホテルにプロデューサーさんをお招きしてあるんだ 行ってくれるね、三橋君」
「はい、喜んで!!でも寝具ってどんな物なんですか」
「君に売り込んで貰いたいのは枕だよ 高性能な枕だ」
「枕ですか わかりました では行ってきます!!」
三橋廉はまた売り出し中の新人アイドルだ
そしてこれから彼の身に何が起こるかはまだ本人も知らない
だがこれから数ヶ月後、彼がブレイクして彼が目指す芸能界の一番にまた一歩近づくことになるのだが
それはまた別の話どっとはらい