三橋「うまなみなのね〜あなたとっても〜♪」

いい位置だぞきつみは
たまにきつみはの毛皮がぶわっ！！と逆立つことがあるけどありゃ一体なんだろう？
猫が怒る時はあんなだけどきつみはは特になにもしていない時になるんだよな
気になって気になって仕方が無い・・・おーい、きつみは　お前の毛って立つ事があるけどあれって
あ、慌てて逃げちゃったよ・・・ふむ、ちょっと調べてみるか

新年が明けたというのに俺には何もない
御節もお年玉も金も恋人もまったく縁が無い
また今年も寂しく過ごすのかと思うとちょっとだけ泣けてきた
仕方が無いから近所の神社に初詣に行っておみくじを引いてみると見事なまでの「大凶」
ﾊﾊﾊ・・・もう乾いた笑いしか出やしない　神様よ・・・俺ってそんなに運の無い人間なのか？
悔し紛れに有り金全部を賽銭箱に叩きいれて帰って寝ているとおかしな夢を見た
「お前なあ・・・仕方が無いからこれをやろう」
後光の差す中に長い白ひげの爺さんが俺に向かって何かを渡そうとしている
それを受けるとチケットの様な紙に「三橋廉おさわり券一回限り」と書かれていた
「賽銭をはずんでくれた礼だ、これで楽しむが良い」と爺さん、もとい神様はスッ、と消えてしまった
目が覚めて変な夢だったなと思い返してふと気付くと手には件のおさわり券が
ヤッター！！これで三橋におさわりし放題だ、神様ありがとう！！
では早速試してみるとするか　どんな事をしてやろうかな？あんな事やこんな事・・・たまらんっ！！
三橋三橋と、三橋はどこだ？どこにいる？！！お、あれ見えるは三橋じゃないかｸｸｸ・・・
「や、やあ三橋、あけましておめでとう　ところでこれなんだが」
「あ、俺くん・・・これって・・・はい、一回限定券ですね、さあどうぞ」
おさわり券を三橋に渡すと三橋の方から触ってくださいとのポーズが
ああ、神様・・・俺今、幸せです・・・
「じゃ、じゃあ、始めは手を握らせてもらおうかな」
恐る恐る三橋の手を取り、その感触を楽しむ・・・
「はい、一回完了です　またどうぞ」
そう言って三橋はスタスタと去っていった
え？一回限定って三橋に一回だけ触るってことなのか？なんだよ神様！今度は無制限おさわり券をくれよ！！
有り金全部をもって再度神社に御参りしたが、神様は二度と現れることはなかった・・・orz
か、神様なんて、大っ嫌いだ！！！！！！