三橋「1番、三橋廉!脱ぎます!!」

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785fusianasan
良い位置だぞきつみは
今日のデザートはリンゴだよ
少しいびつだけどウサギに剥いたんだぜ
果物はいつの季節も美味いけど、冬場は特に嬉しく感じるのは何でだろうな
よし、今度はミカンのウサギ剥きを試してみようか

「こちらスネーク・・・三橋家は今日も異常なし」
「ご苦労、引き続き任務を遂行せよ」
プツン、と小さな音を立てて通信機は沈黙した
俺はスネーク
数々の戦場を駆け抜け数多くの過酷な任務を遂行してきた戦士だ
そして今現在は日本において一般家庭を警備する重要な任務に就いている
始めはこんな普通の家庭に俺に高額な報酬が払えるのだろうか、と思ったが
依頼人は別におり、そこから報酬が支払われていると聞く
どれだけの金持ちかは知らないがよかろう、この俺が全力でこの三橋家を守ってやる
「あ、スネークさんおはようございます今日もお疲れ様です」
「スネークさん寒いでしょ?ストーブとお茶を用意したわよ、あたたまってね」
この家の者たちは最初は俺の存在に戸惑ったが(偽装の為にダンボール箱に入っていたがすぐに見破られた・・・不覚)
今ではいて当たり前のように接してくれる
「お、おはようございます、スネークさん・・・」
この家の長男である三橋廉を特に守るようにと依頼主の意向だ
そして俺にはもう一つ、大事な任務がある・・・
家人が全て出払った日中の三橋家 そこで俺は本部に送るべき品を探す
探すのであって盗むのではない、落ちている物や不用品の中からお宝を探し出すのた
それが三橋廉のものであり、レアなものであればあるほど俺にはボーナスが支払われることになっている
そして今日も・・・
「ふむ・・・この陰毛の縮れ具合は父親のものかな?鑑定に回そう この頭髪は・・・色や柔らかさからいって息子のだな」
探索が終わったら塵ひとつ残さないように掃除をして次の収集に備える
たまに掃除用ロボットとの競争になることもあるがそれさえも俺にとっては些細なことだ
「燃えないゴミの中に折れた箸か・・・これは息子のだな、特別ボーナス物だぞ」
三橋家は今日も平和です