きつみはもふもふもふりんこ
嘘をつくのも後始末をするのも苦手俺参上(前半は嘘)
自分で穴を掘って中に入ってじっ、としていたい、そんな性格
きつみはが一緒ならどこでもぱらいそだよ
ハンバーガーも最近食っていないな、トーストにコロッケを挟んで食うとしようか
俺は高校一年生
この頃やっと高校生活に慣れてきた感じがする
毎日同じような生活が続くけどそれもまた楽しい
だけど、こんな二学期も終りに近いというのに新しい先生がやってきた
「み、三橋・・・廉です・・・よろしく・・・」
オドオドびくびくしてる様子から、ヘタをしたらこいつ、生徒に舐められるんじゃないかと少なからず心配したのが的中した
教える教科が保健体育の座学って、そりゃ苛めてくれと言わんばかりじゃないか
初日から生徒達からの卑猥な質問責めにあって涙目になる男性教師ってどうなの?
からかう方も先生に向かって「先生は童貞ですか?処女ですか?」と質問するのは・・・
放課後、体育館の裏で泣いている教師ってのも・・・仕方がない、ここはひとつ俺が慰めてやるか
「よう、三橋先生」
「あ・・・き、君は」
「一年の俺、だよ 今日の事で泣いてたのか?
あんなのは新人教師の通過儀礼みたいなものだから軽く流せばいいんだよ」
「う、うん・・・」
「まさかもう嫌になって辞めっちまうなんて思ってないよな」
「そ、そんな事は・・・ない、よ・・・ やっと念願の教師になれたんだから
なんか少し吹っ切れたみたいだ、俺、がんばるよ」
ふひっ!と不恰好に笑った先生の笑顔になぜか俺は心を射抜かれた思いがした
「じゃあ、これから校長先生から指導教科の実践特訓があるから行かなきゃ ありがとう、俺くん」
小走りに去っていく三橋先生の姿を目で追いかけながら俺は何か違和感を感じていた
指導教科の実践特訓?先生の教科って保健体育・・・
あの変態校長の奴、どんな特訓をするつもりなんだ?
やべえ!ヘタすると先生が校長の餌食になっちまう!!
おい校長!!俺も参加させろ!!