ナイバッチだぞきつみは
人生楽ありゃ苦もあるさ
風呂にでも入ってのんびり温まろうや
入浴剤はお前の好きなのにしてあげようか
定番の緑色の他にも青いのや黄色に赤に白と色々あるぞ
他にも入れるとシュワシュワするのやパチパチするのとか
あのガリガリ君の入浴剤もあるんだぜ、もちろん当たり付きだ
他には泡風呂が出きるのとかもあるから、好きなのを選んで温まっておいで
夕飯ができたよ、と呼ばれた
ああ、もうそんな時間なのか・・・そういや外はもう暗いな
のそのそと台所に行くと、テーブルの上には大きな木の葉型の黄色い物があった
「お、遅いよ・・・夕飯が冷めちゃうじゃないか」
少し困った風にぴよぴよひよこのエプロンをした三橋が湯気の立つお椀を持ってきた
「三橋・・・」
「ほら、さっさと座ってくれないと最後の仕上げができない、よ オムライス好きだよね」
一瞬なんで三橋が俺んちで夕飯を作っているんだろうと思った
まるで新婚みたいだ・・・あ、そういや俺たち新婚だっけ
「では、仕上げに取り掛かります」
やおらケチャップを取り出して三橋は俺のオムライスの上に何かを書き始めた
「んと・・・こうしてこうやって、と さあ、どうぞ召し上がれ」
綺麗な黄色のオムライスの上にはケチャップの赤色で大きなハートと「俺くんLOVE」と書かれていた
最初の文字を大きく書きすぎたのかLOVEが多少歪んだりしていたがそれはそれで愛を感じられる
俺はお返しにと三橋のオムライスの上に「三橋愛」とハートをたくさん書いてやった
お互い笑いあいながら夕飯を食べ始めた なんだか幸せの味がする・・・
「今夜は三橋をいっぱい食べたいな」と言うとあいつは真っ赤になって俯いて
その姿が愛らしくて思わず抱きしめてそのまま寝室に運んで・・・
あれ?今何時だろう?三橋はどこだ?
なんだ、夢かよ・・・俺の新婚生活・・・俺のオムライス・・・俺の三橋・・・
くそう!!頭にきたからオムライスを作ってケチャップで文字書いて食ってやる!!
食いまくってやるっ!!!!!!・・・orz