三橋「秋だからおっきい松茸食べたいな」

がんばっているなきつみは！！
今日のお昼のデザートはバナナだったから半分こしような
最近果物がうまくてさ、ブドウとか梨とかもうたまらなくうまくてうまくて
もう少しすると洋ナシとか林檎が出てくるから今から楽しみだな
果物じゃないけどサツマイモもうまいよな
焼き芋にすると最高だけど、石焼き芋の屋台のは結構な値段だから頻繁に食えないのが悲しいな

というわけで、今日の三時のおやつは蒸かし芋にした
石焼き芋を上手く作るにはやはり石が必要なわけだが
その準備が間に合わなかったんで今日は蒸し器で蒸かしてみた
「ただ蒸かしただけのサツマイモ？焼いてないけどいいの？」
フフフ・・・焼き芋だけがサツマイモじゃないんだよ
まずは食ってみたまえ、きつみはくん
「色は綺麗な黄色だね、湯気が立ってほかほかしているね　じゃあ、いただきます！！」
一口食べたきつみはがあ、あふひ・・・でもおいひい、とあふあふ食べ始めた
「どうだ、蒸かし芋も捨てたもんじゃないだろ」
「う、うんっ！！でもなんだろう、甘いだけじゃなくてなんというか・・・」
おや？きつみはは隠し味に気づいたのかな？
「もしかして・・・これって、塩を使ってる？」
ご名答！！流石はきつみはだ！！
蒸す前に塩水につけておいたんだ　少しの塩が甘みを強く感じさせるんだぞ
「へー、スイカと同じだ、ね　もう一個ちょうだい」
どんどん食えよ　ちなみに蒸した芋は残っても茶巾絞りやスイートポテトのお菓子にしたり
サツマイモコロッケにしても美味いんだぞ　その為に多めに蒸しておいたからな
あれ？もう残りが・・・
「いや、だ、だって、美味しかったんだもんっ！！」
いや、それならそれでいいんだ　だけどな、後できつみはが大変な事になっても知らないぞ

その日の夜、俺んちからは「ぷぅ・・・ぷぅ・・・」という可愛い音が一晩中続いたという