俺ら「三橋、誕生日と連載100回おめでとう!!」

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99fusianasan
きつみはもふもふふもふもふ
きつみはの誕生日にはどんなお祝いをしてあげようか
リクエストを聞いてみようと思ったが、きつみはの事だから
「油揚げ!ご飯もお味噌汁もおかずも全部油揚げのフルコースで!」
と言われるのが目に見えるようだ
だが俺にも意地がある・・・そのリクエスト、確かに承った!!!
まずは大量の稲荷寿司を作って、油揚げを焼いて厚揚げを煮て、炊き込みご飯の具は油揚げメインで
デザートはうす揚げで作ったシュークリームにろうそくを立ててバースデーケーキの代わりとしよう
それから具沢山の味噌汁に油揚げのピザに・・・
きつみはが満足するまで作り続けてやる、それが俺の愛だ!!

ある日の夕方、仕事を終えて帰宅する途中で
公園の鉄棒で逆上がりの練習をしているその子に出会った
何度も挑戦してみてもうまくいかないその姿に俺は思わず声をかけてしまった
「もっとこうやって、勢いをつけてみたらどうだろ?それと手が伸びすぎていないかな?」
その子は突然の俺の言葉に始めはびっくりしたようだが
「うん、やってみる」と言ってまた挑戦し始めた
何度か試しているうちにくるりと回ることが出来て「やったあ!」と喜んでくれた
俺はというと、くるりと回った時にその子のお腹がチラリと見えて
それに何故か動揺してしまった
「お兄さん、ありがとう」とその子はきちんとお礼を言って帰っていった
最後に名前を問うと、「レン、だよ」と教えてくれた
その後俺はレンの事が気になって気になって、あの腹チラの場面が夢の中にまで出てくるようになった
翌日もその公園に行ったが、レンはいなかった
その次の日も、また次の日も、何日も通ったがレンに会うことはできなかった
あれからどれだけの日が経っただろう
今日もあの公園に行ってレンを探していた俺に誰かが声をかけた
「ちょっとすみません・・・お話をお聞きしたいのですが」
数十分後、俺は交番でお巡りさんに職務質問されていた
どうやら毎日公園に出没する俺が変質者に間違われたらしい・・・orz