(*゚◇゚)<カ、カッ、キャントク!

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38fusianasan
日曜に花見に行こうときつみはと約束していたが
週末から天気が崩れるらしい
仕方がないから家で花見をするか、桜の飾り物をたくさん飾ってきつみはと楽しもうそうしよう

前スレ>>997
西浦に進学する際、三橋はもう野球はやるまい、と心に決めていたが、それは呆気ないほどに徒労に終わってしまった
新設された野球部に半ば強引に入部する事になってしまったのである
紆余曲折の後、チームメイトと信頼関係を築くことができ、やはり野球を続けていてよかったと三橋は思ったが
自分の特殊な性癖だけは皆に気付かれないようにしようと細心の注意を払い続けた
三橋は、この自分の特殊なM体質を矯正したいと思っていた
快楽の誘惑は自我を忘れるくらい魅力的で三橋は何度か全てを忘れて
全身を走る甘い痺れだけを感じていたいと思ったこともあった
だが西浦に来てからは今までの環境と違いすぎて
あまりにも人間関係に恵まれ過ぎていて、時に戸惑ったり卑屈になったりすることもあったが
三橋は充実した日々を送っていた

三星学園との練習試合が決まったのはそんなときであった
三橋は前のチームメイトと再会するのを恐れていた
それは今は押さえ込んでいるあの感覚が再び自分を虜にしてしまうのではないかという危惧があったからである
39fusianasan:2013/04/05(金) 12:48:13.34
案の定、昔のチームメイト、それも自分を蔑んで無視し続けいた張本人たちと再会し
三橋は冷たい視線や態度を取られて再び全身を走る甘い痺れを感じてしまった
それでもマウンドではイクまい
西浦の皆に自分の悪癖だけは絶対に知られたくない、と投げ続けた
西浦のチームメイトのフォローもあり、三橋は特に失投することもなく順調に投げることができた
だが、昔のバッテリーであり三橋に特に辛く当たっていた畠にホームランを打たれたとき
全てが徒労に終わってしまった
がっくりと肩を落とし、前かがみになる三橋の姿はチームメイトからしてみれば
打たれて落ち込んでいるようにも見えたが、実はそうではなかったのである
あまりにも久し振りすぎる快楽の激しい波に三橋は翻弄されていた
今までに味わったことが無いくらい強く激しくそして熱く甘い痺れ・・・
このままこの感覚に浸っていたい・・・例えどんな醜態を晒そうとも・・・
だが、三橋は耐えた
顔を上げ、再び投球の構えを取り始めた
自分はもう、前の自分とは違う 今の仲間の為にも投げぬくのだと
そして、西浦は試合に勝つことが出来た
三橋は前のチームメイトともある程度和解することができ
そして今の仲間との信頼関係もまた強く築かれることとなった
だが誰も知るよしもなかった
ホームランを打たれたときに三橋がまず思ったのは「パ、パンツの換え、持ってきてない・・・」だったことを
だが三橋も気付いていなかった
三橋の性癖は、実はある程度ばれていたことを
後に大切な試合の前に三橋は田島から「今日は(パンツ)何枚持ってきた?」と聞かれてその事実を知ることとなった
それからの三橋は試合中にイク度にそのことを仲間に悟られているという思いから羞恥に苛まれ
それによってまた新たな悦楽を得ることとなるのだが、それはまた別のお話

おしまい
M分が足りなかった反省・・・or2