三橋「おっ？(・・・えと　うなずいちゃったけど)」

ナイスポジションだぞきつみは
ナデナデしてやろう、こっちにおいで

きつみはが、怒っている
事の発端は日課になった朝の体重測定の結果が最近思わしくなかったからだ
「ダイエットしているのに何で俺くんは痩せないんだろ…最近食べ過ぎじゃない？」
とのたもうた
しまいにはやっぱり俺くんにダイエットは無理だったんだな……などと言ったのでこっちも反論してやった
秋は美味いものが多いし、それを食べたいと思うのは生物として当たり前のことである
それに冬に向けて体内に脂肪がたまるのもまたしかりなり
だから秋はダイエットに向かない季節である、と
暫く黙って聞いていたきつみはだが、
「俺くんのバカ……そんな言い訳するのなら…………俺も食ってやる！！」
そう宣言するときつみはは目の前のおやつをバリバリ食べはじめた
あっという間にそれを食べ尽くすと次は冷蔵庫の中を漁り、その後俺の秘蔵のお菓子を引っ張りだして全部平らげてしまった………
恐るべし、きつみは………

後日、二人で体重をはかってみたら俺は増えていたのにきつみははまったく変わっていなかった
「ほら、俺、まだ子供だし、それに結構運動しているから…」
くそう………
ま、負けないからな、きつみはっ！！