三橋「オ オレ おかしく なる」

このエントリーをはてなブックマークに追加
33fusianasan
ナイスポジションだきつみは
ブラッシングをしてあげるからこっちにおいで・・・
全身くまなく梳かしつくしてあげよう

うららかな5月の晴れた日
こんな日は洗濯物をして庭に干したり布団を干したり
空を泳ぐ鯉のぼりをきつみはと楽しんだりしたいのだが・・・
ガタガタッ
「おっ、また揺れた」
ガタガタッ!ガンガンガンッ!!
「うわぁ・・・家がギシギシいってる、よ」「おい、庭に出るなよ 土埃がひどいぞ」
ガンガンバンッ!!ダダダダダ・・・
「あっ、箪笥の上の物が落ちた・・・」「もうやだよう・・・俺くんどうにかしてよう・・・」
事の始まりは、近所で突然工事が始まったことだ
道の修復とかで使う小型の重機ならまだましだが、なぜか大型のユンボ数台で
朝から晩までガンガンバンバンドンドンダダダダダ・・・とやっている
大型トラックが行き交っているので土埃もひどい
「外に出るとね、毛皮に細かい土が付いてザラザラするんだよ・・・」
外から帰ると、玄関先で身体をポンポン叩いて埃を落とすが、それでも落ちきれないらしい
洗濯物は外には干せないし、布団干しなんて論外だ
鯉のぼりも以下同文
「困ったな・・・」「困ったね・・・」
「工事は後三日くらいで終わると聞いたんだが」「三日は長い、ね・・・」
そんな話をしていても外からの騒音は酷くなるし、家はガタピシ揺れるし・・・
「そうだ、お出かけしようか 確か、前に貰った招待券があったはず」
「おでかけ?どこに?」
「それは着いてからのお楽しみだぞ それとお泊りするから着替えを用意しなくちゃな」
「お泊り?俺、初めてだ!!」
「よし、準備開始だ 俺は今日炊いた御飯をおにぎりにして持っていくからな
お茶は冷たい麦茶でいいか?」
「うん、お新香も忘れないでね  わあい、お泊りだお泊りだ!!でも、どこにいくの?」
それは着いてからのお楽しみ