三橋「ス ス スゴイナー(若干棒読み)」

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470fusianasan
「さあ、廉 準備をしなさい」
お爺ちゃんの言葉に俺は思わず身をすくませた
毎年恒例の事とはいえ、俺には屈辱と恥辱しかない
何度嫌だと抗議しただろう…俺は大きくため息をつきながら、服を脱ぎ始めた
「そう、いつものようにそこに立って…よし、いいだろう」
パシャッ!!パシャパシャ!!
何度もフラッシュの閃光が放たれる
一糸纏わぬこの身を、永遠に保存するための儀式 お爺ちゃんはこの行為をそう言っていた
でも、数人いる孫の中でにこんなことをするのは俺だけだって知っているよ…
パシャッ!!
「よし、今年もいい写真が撮れたぞ」
お爺ちゃんは嬉しそうだ
だけど俺は…この後にあるもう一つの儀式の事を思うと気が重くなる
お爺ちゃんに言われるまま寝台に横になる…もちろん全裸のままだ
「今年もこれができるのは私にとってとても嬉しいことだよ、廉…」
動かないようにじっとして目を瞑る
股間に柔らかいものが当てられ、少し冷たいものを満遍なく塗りまくられる
ああ…今年もまたなのか…
「じっとして…」
敏感な部分を触られている感触でわずかに身じろぎしてしまい怒られる…
股間に少し硬い布のようなものが押し当てられた
その上から上下左右に力を入れて擦られる…

「よし、出来たぞ廉 見事な珍拓だ!!」
「お、お爺ちゃんもうやめようよ…俺恥ずかしいよ」
「何を言う!可愛い孫の成長の記録だぞ!!恥ずかしいことなぞあるものか!!」
お爺ちゃんのプライベートルームは毎年俺の誕生日に撮られた全裸写真と
珍拓で飾られており、お爺ちゃんはそれを自慢にしている
お爺ちゃんが喜んでいるのはいいんだが…もういい加減にしてくれないかな
「来年の誕生日にはどんなシチュエーションで写真を撮りたい?希望があるならいいなさい、廉」
ああ…これは当分無理みたいだ
俺はまた深くため息をついた