朝起きたら、隣で眠っていた三橋が猫になっていた・・・
薄い茶色の虎猫はにゃーにゃー鳴くばかりで意思の疎通が出来るか不安だ・・・
これじゃあ野球は出来ないな、とつぶやいたら猫のくせにうなだれてふにゃ・・・と泣きだしやがった
よしよし、猫でも俺が愛してやるから
背中をサワサワと撫でたら気持ちよいのかゴロゴロと喉を鳴らした
おっと、トイレの準備をしなくては
ひとまず新聞紙を細かく切って揉んでから適当な容器にいれて応急的なトイレを作る
ぴちゃぴちゃとミルクを飲んでいた三橋がうろうろし始めたのでトイレに誘導してやる
ほら、ここがトイレだと教えると新聞紙の前足で掻いて俺の目の前でやり始めた
・・・こいつ、本当に猫になったんだな
前は俺の前で放尿してみろと言っても激しく抵抗していたのに
よし、次はおもちゃで遊ぶか
鈴入りのポールを転がすと面白いように食いついてきた
コロコロとボールと一緒に転がる猫の三橋 ああ、かわいいなあ
夜も一緒に寝てやる
最近夜は冷えるから猫の体温は実に気持ちよい
三橋は俺に抱えられてスースーと寝ている
あれだけボール遊びをしたんだから疲れもするか
いい夢みろよ・・・
おいこら、何をする!!
俺のボールにじゃれるな、遊ぶなっ!!イテッ!!