前に少しだけ考えた子三橋細腕繁盛記
そこは秘密のマッサージ店
極限られた会員だけがその場所を教えてもらえるという
さて、今日のお客様は・・・
「い、いらっしゃいませ俺野さんのご紹介の方です、ね・・・」
初めてその店に入ったときは驚いたよ
小学生くらいの子供が一人でやっているとは
「では、上半身裸になって、うつぶせに寝てください」
指示された通りに服を脱いで施術台に寝ると肩と腰に暖かいものを感じる・・・
ホットパックだろうか、じんわりとした暖かさにホッとする
「では、始めますね・・・」
子供の小さな手が俺の身体を揉んでいく
強すぎず弱すぎず、調度よい力加減で俺の身体をほぐしていく・・・ああ、なんという至福
「結構こっています、ねー ちょっと失礼します」
力を入れるために俺の身体をまたいで全身を使って俺のツボを押してくる
ん・・・とかハァハァとか息遣いが聞こえてくる・・・子供には重労働なのだろう
「ど、どうですか 大分楽になったと思いますが・・・」
「ああ・・・確かに体が楽になったよ」
「ここのツボがですね、これに刺激を与えると男の人が元気になると言われているんですよ」
グリグリと押されて実に気持ちいい・・・
効果も抜群でしばらくご無沙汰だったあっちの方も熱を持ち立ち始めていた
「ん・・・そこもいいけど、こっちの方のマッサージもお願いし」
その後、俺は記憶を失って道に倒れていたという
最後に見た銀色の金属の物体は何だったのだろうか