Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! part4
まさか4まで出来るとはおもわなかったwww
1001 :1001:Over 1000 Thread
〜未だかつてこれほどまでに感動的な
スレがあっただろうか?〜
★このスレッドを読んだ人達の声★
「何気なく開いたこのスレッドとの出会いから、
新しい自分の可能性を信じようと思った。」(27歳、ニート、男)
「感動した!勇気が湧いてきた!人生観が変わった!
自分にも何かやれそうな気がした!」(24歳、契約社員、男)
「落ち込んでる時にこのスレッドを見つけ、
期待しないで読んだが、読んで涙が出た。」(21歳、学生、女)
これほどまでにみなさんに愛されてきたこのスレッドですが、
残念ながら、このレスで終了となってしまいました。
でも悲しまないでください。
このスレッドはいつまでも
あなたの心の中で生き続けているのですから…
新スレ(^_^)
愛理まいまい見たい
書く人さんにも帰ってきて欲しいな
誰かスレ建てたら伸びないかな〜?
ん?
愛理ー
舞ー
誰もいない的な
こないかな?
作者さんは?
まだかなぁ
13 :
fusianasan:2011/04/15(金) 17:47:23.32
文豪のお方・・・
14 :
fusianasan:2011/04/20(水) 21:02:54.39
こないのか
第二章
―みんな同じだけ孤独で 同じだけ怯えてるなら
何も怖いこと ないんだね 私 あなた 抱きしめるよ―
ある日の夜。
部屋のカレンダーで文化祭までの日数を数える。今週末がいよいよ文化祭。
「それが終わりゃ、楽になるかぁ…」
やりたくもないことをやらされ、したくもない苦労を重ねる日々ももうすぐ終わる。終われば一息つける…ボクはそんなことを考えながら、眠りについた。
翌朝。
いつもと同じ朝だった。
いつもと同じように家を出て、
いつもと同じように学校に向かい、
いつもと同じように授業を受ける。
ボクは授業のことより、放課後にやるべきことの方を考え込んでしまい、そっちで頭がいっぱいになっている。
そんな朝だった…
>>15 二時間目。古典の授業を受けている時だった。
「○○君、いますか?」
見慣れない教師が、ボクを呼んだ。普通ではないことだ。
「はい…」
恐る恐る手を挙げたボクは、教室の外へ呼ばれた。いったい何があったんだ?
「…」
教室を出る時、反対側の机で教科書を広げていた…舞美ちゃんと目が合った。もっとも、何か話せる状況ではない。
ボクたちは一瞬だけ目を合わせて、また他人に戻った。
一瞬だけ合った彼女の目は、とても心配そうだった。
「何でしょうか?」
教室を出たところでそう訊ねたボクは、思いもよらないことを聞かされる。
「実は…おじいさんが…危篤状態で…」
>>16 一瞬、この人が何を言っているのか、ボクは理解できなかった。祖父が、危篤?
一体何の話だ…冗談だろう…?
しかし、その先生の目から『冗談』の二文字を見出すことはできなかった。ボクに重大な事実をきちんと伝えなければいけないという
『厳しい部分』と、ボクの身に起こったこと、そしてこれから直面するであろうことを案じての『憐れみの部分』が入り混じった…
目をしていた。
そう、これは夢でも何でもない…真実なんだ…
真実?
ボクのおじいちゃんが、危篤?
やっとボクは事実を理解した。時間にしたらたかだか一分やそこらだろうが、ボクにはとんでもなく長く感じられる…一分であった。
「…で、祖父は今、どこに?」
「△△病院の、集中治療室に入ってるって…お母様から電話があって…」
ボクは授業を切り上げ、一人病院に向かうことになった。ボクに伝えてくれた先生が、タクシーを呼んでくれた。
「すいません。ありがとうございました…」
お礼を言うボクは、自分の言葉に力がなくなっていることに、自分でも気が付いていた。
>>17 ボクの祖父は74歳である。この国の男性の平均寿命は79歳だ…とは、この間授業で習ったこと。ならば、祖父はまだまだ
生きられるはずだ。はずなのだ。なのに、なぜ…
祖父はボクが生まれた時から、何かとボクのことを可愛がってくれた。だから、アルバムに残されたボクの幼少時の写真は、
祖父と一緒に写っているものがことのほか多い。
祖父がここ数年、健康を害することが多かったのは事実だ。しかし、それは命を脅かすような重度のものではない、とボクは
聞かされていた。だから、今までずっと『大したことはない』と思っていた。信じ込んでいた。
しかし…それは甘い思い込みだったのだ…
そんなことを考えているうちに、タクシーは目的地の病院にたどり着いた。
病院にたどり着いたボクを待っていたのは、親族たちの姿だった。ボクの姿を認めると、皆が皆詳しい状況を聞かせてくれた。
祖父は今朝、いつもと同じように何事もない朝を迎えていたのだそうだ。ところが、祖母が少し目を離した間に突然倒れ、意識を
失っていたという。
祖母がそれを発見し、慌てて病院に運んだが、既に危篤状態であったという…
集中治療室の内部に立ち入ることはできなかった。しかし、ボクが身元を明かすと、ガラス一枚隔てたところから祖父の姿を
見ることが許された。
>>18 そこで、ボクは…
目を閉じ、意識を失ったままたくさんの医療機器に囲まれ、弱々しい脈を逐一測られ、死の瀬戸際に立たされている祖父の姿を見た。
「…じいちゃん…じいちゃん!」
別に泣きたいと思っていたわけでも、泣こうと決心していたわけでもない。だが…あまりにショッキングな、変わり果てた祖父の姿を見たら、
自然に涙が止まらなくなってしまった。
目の前で、自分の大切な人が死の瀬戸際に立たされている。しかし、ボクはただそれを見ることしかできない。何もしてあげられないし、
助けることもできない…
この時ほど、自分の無力感を感じたことはなかった。
病院を出た後に親族たちと食事をしたが、何を食べたかも、何を話したかも覚えていない。ボクはそれほどまでに…ショックを受けていた。
打ちひしがれた心のまま、ボクは家に帰った。家に着いても、自分の部屋に戻っても、少しも気持ちが休まることはなかった。
(つづく)
お疲れ様です
規制大変でしょうが何とか続けて下さい
>>19 その晩。
眠れないまま一人ベッドに横たわっていた、ボクの携帯電話が鳴った。発信元は…『矢島舞美』。
「もしもし?大丈夫?」
ボクの身に何が起こったかは、生徒の間でも噂話レベルで伝わっていたらしい。彼女もそれを耳にして、心配してボクのところに
電話をかけてきたというわけだ。
ボクは正直、彼女に何を話せばいいのか分からなかった。
できれば、何も話したくない。でも一人にはなりたくない。なったらなったで、重い絶望感に襲われてしまう。
一方では話すことを拒否していながら、一方では一人になりたくないと思っている。それは実に矛盾した、相反する気持ちだけれど…
その矛盾した状況を、ボクは受け入れるしかなかった。
「ごめん、今は…何も、話せないんだ」
舞美ちゃんはボクの心境を察してくれたようだった。
「そっか…そうだよね。
ごめんね。じゃあ、切るね」
電話を切ろうとした舞美ちゃんを、ボクは呼び止めた。
「いや…ちょっと待って。頼みたいことがあるんだ」
「…何?」
>>22 ボクは、彼女にあることをお願いしてみようと思った。
「何か…話してくれないか。何でもいい。サッカーの話でも、まいみちゃんの趣味の話でも…何でもいいよ。
ただ…ボクに…ずっと…話してて、欲しいんだ…
声を、聞いてたいんだよ」
電話を切ったら、また一人の時間が帰ってくる。それは重い絶望感で満ちた、辛い時間だ。そうなりたくないから、ボクは電話を切りたくなかった。
自分はろくに話せやしないのに、誰かの声を聞いていたいなんて虫の良すぎる話だ、と自分でも思う。
でも…今のボクは、彼女の声を、どうしても聞いていたかった。
「そっか…じゃあ…何の話、しようかなぁ…」
舞美ちゃんは少し困った声になっていたが、それでもいろんな話をボクに喋ってくれた。
それも、何かオチのつくような、ボクが笑えるような話を選んで話してくれた。彼女の優しさがとてもとても嬉しかったが、それに何も返せない
自分が悲しくて、そして少し腹立たしく思えた。
>>23 日付が変わって、しばらく経った頃。
「ごめんね…そろそろ寝なきゃいけないかも…」
舞美ちゃんが、申し訳なさそうにボクに呟いた。
「そっか…こっちこそ…ごめん。こんな時間まで…喋らせちゃって…電話代も…高かった、よね…
ごめんね…今度…払うから」
自分の言葉に、驚くほど力がないことにボクは気がついた。別に長くはない言葉なのに、喋ることがものすごく苦痛に感じる。
「いいよ…そんなの。それより…大丈夫?一人で寝られる?」
「わかんない…でも…まあ…やってみるよ」
ボクは正直…朝を迎えるのが怖い、と思った。でも、これ以上舞美ちゃんに迷惑をかけるわけにはいかない。彼女には彼女の
生活があるのだ。それはボクも分かっている。
「ごめんね…おじいちゃん…助かるといいね…
じゃあ、おやすみ」
「ああ…おやすみ」
それが実現する可能性は、一体どれくらいあるのだろうか。きっと、ほぼないということを…舞美ちゃんは、知っているのだろうか。
それは、ボクには分からなかった。
>>24 翌朝。
祖父はまだ、死との戦いを続けている。『容態変化なし』という一言だけが、ボクに知らされた新しい情報だった。
ボクは学校に向かった。正直言えば行きたくなかったが、文化祭の直前でもあるし、行かざるを得なかった。
教室に入って、自分の席に座ったら、誰かが近づいてきた。舞美ちゃんだった。
「おはよ」
「…おはよ」
彼女はいつもと変わらない、優しい笑顔でボクに接してくれた。とてもありがたいと思ったが、上手にその気持ちを伝えることのできない自分に、
ボクは内心少し腹が立った。
「…眠れた?昨日」
「…うん、まあ、少しだけ」
なかなか眠れないまま夜が過ぎて行った。だから、ボクは浅い眠りを少し取っただけで学校へ向かうことになった。でも、あまり眠いとは思わない。
いつもなら間違いなく、眠さのあまり行動に支障をきたすような状態なのに…
不思議なものだ。人間、こういう時はほとんど眠れなくても、別に眠いとは感じないように作られているらしい。
「何かあったら、いつでも言ってね」
「…ありがとう」
やっと彼女にお礼を言うことができた。でも、その言葉は相変わらず弱々しくて、力のないものだった。
『どうしてもっとちゃんと舞美ちゃんにお礼が言えないんだろう』
ボクは心の中で自分を責めた。そして、彼女に心の中で謝った。
>>25 チャイムが鳴って、時間割通りに授業が始まった。
"いつもと変わらない一日"が、何事もなく過ぎて行った。昨日までなら、特に何の感慨も抱くことはなかったはず。でも、この時のボクには、
それがとてもありがたいものに思えた。
放課後。ボクはいつものように一人残って、昨日できなかった分まで、作業に勤しんでいた。
クラスの他の生徒を使えるのはせいぜい前々日からである。体育系の連中はそれぞれの部活動が忙しいし、文化系の連中だって各自、
部の出し物があるので、あんまりクラスのことを手伝ってはくれないのだ。
逆にいえば、ボクはそのどちらでもない立場だからこそ、こんな仕事を『させられて』いるのだけれど…
作業の合間に、ふと教室の前の廊下に立ってみた。窓の外から見える反対側の校舎では、生徒会の連中が忙しく動き回っている。
汗だくになりながら、立て看板に一生懸命ペンキを塗る舞美ちゃんの姿が見えた。
「ボクも頑張らなきゃ…」
そう、予定された日付は待ってはくれないのだ。たとえ一人でも、ボクが頑張らなければ、事は前に進まない。
どれくらい一人で勤しんでいただろうか。時計を見たら夕方六時半を回っている。一年で最も日の長い時期に差し掛かっているが、
大分日も傾いて、空も暗くなってきた。
「そろそろ帰るか…」
昨日の分の遅れをカヴァーして、おつりが来るか来ないか程度には作業が進んだ。今日はこれくらいで引き上げよう。
(つづく)
お疲れ様です
他に誰も居なくなった?
>>26 教室を出たボクは無性に甘いものが飲みたくなって、売店の自販機へ向かった。
紙コップのサイダーを買い、一人で飲んでいたら、
「あっ、先輩!」
茉麻ちゃんがひょっこり顔を出した。聞けば、彼女も今の今まで自分のクラスの作業を手伝っていたのだという。
「へー、優しいねぇ」
「先輩こそ、こんな遅くまでお疲れ様です」
茉麻ちゃんはボクの祖父の一件をおそらく知らない。知らないから、たぶんこんなに笑顔でいてくれるのだろう。
別に嫌じゃないが、その笑顔に笑顔を返せない今の自分が申し訳ない、とは思う。
「元気ないですね。どうか…したんですか?」
ボクの変化に気付いた彼女がそう訊ねた。
さて困った。素直に話すべきか、話さざるべきか、話すにしてもここで話すべきか、場所を改めるべきか…
ちょっとだけ考えて、ボクは一つの結論を出した。
「よかったら、一緒に帰らない?」
「いいですよ」
茉麻ちゃんは素直に従ってくれた。よかった。これで絶望感に苛まれるまでの時間を、ちょっとだけ引き延ばすことができそうだ。
>>28 校門を出るころには、外はすっかり日が落ちて暗くなっていた。空にはいくつかの星が浮かんでいる。
「で、先輩、どうしたんですか?」
「ああ…さっきの話、か…」
結局、ボクは彼女に…事のいきさつを素直に話してしまった。
祖父が突然倒れたこと、おそらく長くは持たないであろうこと、その姿を見て大泣きしてしまったこと、自分が何もできないのを
思い知らされ、絶望してしまったこと…
話しているうちに、ボクはだんだんと自分の声が涙交じりになっていることに気がついた。
「先輩…」
茉麻ちゃんが押していた自転車を止めた。ボクも足を止めた。
「ボクは…何もできない…辛いんだ…
何とかしたいのに…自分がどうすればいいのか、分からないんだよ…」
必死に我慢してきたのに堪え切れず、ボクはまた泣いてしまった。彼女の前では…気丈に振る舞っていたかったのに…
>>29 茉麻ちゃんは何も言わなかった。何も言わないまま、ボクの手を優しく握ってくれた。
目が合った。彼女の美しい瞳も…ボクと同じように、うっすらと涙が滲んでいた。
それを見たら、ボクはまた、溢れ出ようとする涙を堪えることができなかった。先輩の面目も何もあったものではない。ないけれど、
彼女の優しさに甘えてしまいたかった。
「ごめんね、こんな情けないとこ見せて…」
「…いいんですよ、先輩。謝らなくていいです。でも…」
「でも?」
「…これが…もし、先輩の役に立ってくれたら、いいんですけど…」
そう言って、彼女は空を見上げた。その動きに合わせて、ボクも同じように空を見上げる。雲のない夜空に、相変わらずいくつかの星が
浮かんでいた。
>>30 「私、何か辛いことや悲しいことがあったら…星を見るんです」
「星?」
「泣きそうになったら…空を…星を見て…上向いてるうちに…なんか…涙が止まっちゃって」
そう言うと、茉麻ちゃんはボクにこう囁いた。
「だから、先輩も…辛くなったら、星を見てください。きっと…涙が…止まると思うから…」
「…うん」
振り子のようにあちらこちらへと振れていたボクの心が、少しだけ落ち着いた気がした。
彼女の純粋無垢な優しさに触れれば触れるほど、落ち着ける気がする。できれば、もっともっと触れていたい、と思った。
「先輩…何かあったら…いつでも連絡ください。話ぐらいは…聞けると思うから…」
「…ありがとう。でも、大丈夫。きっと…何とかなるさ」
ボクは…精一杯の笑顔を作って、彼女と別れた。
一人に戻った時に気がついた。
『偽りの笑顔を作ることは、これほど大変だったのか』と。
その日の夜十時二十六分、祖父が74歳でこの世を去った。脳出血が死因だった。
(つづく)
>>27 |ω・) ありがとうございます しばらくはシリアスな話が続きますが… まあ、これも全部伏線や前振りということで…
しばらく更新してなかったので久しぶりにこのサイトみたら来てた!
最高です!次も期待してますo(^▽^)o
>>31 翌日…学校を二日ほど『忌引』で休むことになったボクは、通夜に参列した。そこで棺の中に納められた祖父の亡骸に対面した。
すべての医療機器から解放された祖父の顔は安らかだった。でも、どんなに安らかな死に顔をしていたとしても…
大切な人を失った悲しみが消えるわけではない。
亡骸を見ているうちに、ボクはまた泣いてしまった。思いっきり泣いてしまった。そして、あることを思い出す。
「じいちゃん…おっとうのところに…行ってしまったんだね…」
>>34 誰にも言えなかったこと。できれば、誰にも知られたくないと思っていること。
それはボクが今よりもっともっと幼かった、ある夏の雨の日の記憶。
>>35 「おっとう!はやくー!」
「にいちゃん!まってよー!」
ボクには二つ年下の弟がいた。ちゃんとした名前はあるけれど、ボクは彼のことを『弟=おっとう』と呼んでいた。
逆に彼もボクのことを名前では呼ばなかった。もっぱら『にいちゃん』である。
ボクによく懐いてくれて、ボクより目鼻立ちがはっきりとした、可愛い弟だった。
たまたま母親のいない日だった。レインコートを羽織ったボクと弟は、雨が降る中、家へ急いで帰ろうとしていた。
家の前の道路に差し掛かった。信号のない道だった。
「まだわたれるぞ!はやく!」
「まってよー!」
ボクが先に道路を渡った。遅れて、弟が渡ろうとした。その瞬間。
「…あっ!」
見通しの悪い場所からスピードを上げたトラックが走ってきた。
しまった。『車が急に飛び出してくるから、気をつけろ』と言われていたのに…
ボクは弟に引き返させようとした。でも、遅かった。
>>36 ボクの目の前で、鈍い衝撃音がした。
弟は、トラックに撥ねられた。弟の黄色いレインコートが、真っ赤に染まって…
「おっとう!!」
恐れをなしたのか、トラックは救助もせず逃げて行った。ボクは弟のそばに駆け寄った。
「にいちゃん…いたいよぉ…いたいよぉ…」
薄れていく意識の中で、弟はボクに…確かにそう呟いた。その声は確かにボクに聞こえた。
でも…ボクは…何もできなかった。
>>37 その後、弟は意識を取り戻すことなく、息を引き取った。短い命。短すぎる一生。
何日か経って、弟を撥ねた犯人が捕まった。裁判をして、いくばくかのお金が我が家に支払われた。でも、人の命は…お金で買えるものじゃない。
どんなにお金を払ってもらおうが、たとえ犯人が命で償おうが、弟は…もう二度とボクに笑ってくれることはないのだから。
それ以来…ボクは雨の日が大嫌いになった。
雨が降ると、あの日のこと…鈍い衝撃音、血まみれのレインコート、弟の最期の声…を思い出してしまう。
「おっとうを殺したのは…ボクだ…」
あの時、ボクが急かさなかったら。
手をつないで、一緒に歩いていれば、きっとこんなことにはならなかったはず。
確かに撥ねたのはトラックだ。
でも、その状況を呼び込んだのは…ボクだ…
>>38 弟の葬式で、ボクはその事実を両親や親族
…亡き祖父もいた…
たちに告げた。
誰一人、ボクを責めなかった。当たり前のことなのかもしれない。小学校にすら入っていない当時のボクに、責任を背負わせることなど、
できようはずもない。
でも、ボクは…今でもずっと…弟を殺したのは自分だ、と思い続けている…
「ねんねーころーりーよー…」
棺の中に入った弟に向けて、母親は…弟が大好きだった子守唄をずっと歌い続けていた。その記憶は、今もボクの脳裏に焼き付いている。
それ以来…ボクは子守唄を聞くのが大嫌いになった。子守唄を聞くと…あの日、棺の前で涙声になりながら、ずっと歌い続けていた母親の姿と、
大好きだった弟のことを思い出して…
「おっとう…ごめんな…ごめんな…」
『大好きだった弟を殺してしまった』
…ボクは雨の日に刻まれた記憶と、忌まわしい十字架を背負いながら、それからの人生を生きることになった。
>>39 それからしばらくして、ボクたちは今の家に引っ越した。だから、ボクが学生生活で出会った人たちは、ボクの『過去』を知らない。もちろん、
ボクにはその方が都合がよかったことは言うまでもない。
新しい家の一部屋に、弟の仏壇がある。弟の…小さな小さな遺骨の一部が、そこに供えられている。
その部屋の存在は家族と一部の親族以外、誰も知らない。
どんな友達も、佐紀も、舞美ちゃんも、千奈美ちゃんも、梅田さんも、そして茉麻ちゃんも知らない。
恐らくこれから先も…彼女たちが知ることはないだろう。
『ボクが弟を殺した』なんて、知ってほしくもない…
生きていれば、弟は今年、高校生になっていたはずだった。きっと、ボクよりも女の子にモテる、人気者になっていたはずだ…
あの人懐っこい笑顔で、ボクと仲良くしてくれていたのだろうか。それとも、喧嘩の絶えない兄弟になっていたのかな。
…その真相は、永遠に分からない。
>>40 千奈美ちゃんについた、二つ目の嘘。
「え?きょうだい、いないの?」
「…まぁ、そんな感じ」
嘘だった。本当は、大好きだった弟を…自分のせいで…殺してしまった…
「おにいちゃん、か…」
あの日、千奈美ちゃんを膝の上に乗せて、思い出してしまったこと。
「にいちゃん…いたいよぉ…いたいよぉ…」
それは、あの夏の雨の日、弟を介抱しようとした時の態勢にそっくりだった、
ということ。
(つづく)
.....切ない
俺も書きたいけど書いていいのかな?
汝の為したい様に為すが良い
<プロローグ>
妻に子供が宿った。
俺はそれを聞いて少し複雑な気持ちになった。
俺は人生を真っ当に生きたことがない。そんな男が子供を育てていいのだろうか?
「あなたの青春はどれもかけがえのないものだったのよ」
妻はそう言ってくれるが、実際本当にかけがえのないものだったのだろうか?
先など見えなかったあの頃。
何度も後悔した日々。苦しくて死のうとした時もあった。
そんな記憶を俺は大切にしたいとはあまり思えなかった。
.....ただ一つ。彼女達に出会ったこと。そのことだけはよかったと思える。
俺の頭の中に浮かぶ妻も含めた七人の女性。出会った時間は違えど、皆俺に大切なことを全て教えてくれた。
この出会いだけは、誇れる。
こんな感じで書いてみようと思いますが、どうでしょうか?
エロ小説は初なのでグダグダになりかねないと思いますのでどうか暖かい目で見守って頂けたら嬉しいです.....
千奈美に文も上記の通り下手ですw 更新も遅いかも
47 :
10+1:2011/04/26(火) 21:16:10.41
>>41 告別式が終わり、祖父は小さな骨壷の中に入った。
弟と同じように、小さな壷の中に入った祖父を見たら…ボクは何ともやりきれない気持ちにさせられた。
ボクはまだ悲しみから抜け出せないままでいた。でも、学園祭は目の前に迫っている。
『すべてが終わるまでは、辛いことがあっても我慢しよう』と心に誓った。
学園祭の前の日。午後からの授業は全部カットになり、生徒全員、それぞれのクラスや部活動の出し物の準備をすることになる。
これまではほとんど全部ボク一人でやっていた仕事だが、ようやくクラスメイトの力を借りられるようになった。
「じゃあ、これ、色塗っといて。赤でお願いね」
「じゃあ、これ、あっちに貼っておいて」
「じゃあ、これ、一緒に持っていこう」
指示を出すのは大体ボクだ。もちろん自分の仕事もあるので、それをこなしながらみんなに指示を出す。忙しい。忙しくて忙しくて
悲しみに浸っているヒマなどない。
その意味では、いい時間だったのかもしれない。他のことを考えなくて済むからだ。だから、少しでも時間が空かないように、ボクは
何かあれば他の人の作業も手伝った。
48 :
10+1:2011/04/26(火) 21:16:56.96
>>47 準備作業が全部終わったのは夕方の六時過ぎだった。でも、まだ家に帰りたくない。
というか、一人になるとまたあれこれ考えてしまうから、できれば学校の中にいた方がいい。
そう思いながら歩いていると、いつしかボクの足は生徒会室の方に向いていた。こっそりドアを開けてみる…
が、中はもぬけの殻だ。
みんなどこへ行ったのだろう…と思っていたら、同じクラスの男が来た。彼も生徒会の一員だ。
「おや、○○、何やってんの?」
「いや、クラスの準備は全部終わったからさ、何かあったら手伝おうかなって」
「マジ?まだ仕事残ってるんだよ…じゃあ、手伝ってくれ」
彼に言われるがまま、ボクは膨大なパンフレット用紙の印刷作業を手伝うことになった。
印刷室の中は使い古しのトナーから発せられるインクの香りが充満していた。
「そう言えば、前はよく手伝いをさせられたなぁ…」
あれだって、別にやりたくてやっていたわけではなかったのだ。誰もやりたがらなかったから、しぶしぶ引き受けただけの話。
ただ、あの仕事を引き受けなかったら、舞美ちゃんと出会うことはなかっただろうし、仲良くなることもなかっただろう。
その意味では、悪くなかったのかもしれない…
なんてことを考えていたら。
49 :
10+1:2011/04/26(火) 21:22:11.31
>>48 「あれ?どうしたの?」
舞美ちゃんがこっちを見て立っていた。制服のあちこちにペンキをつけながら。
「何かさ…帰りたくなかったからさ、ちょっと手伝おうと思って」
「そっか」
舞美ちゃんはあれこれ言わなかった。その代わり、一つだけこう言ってきた。
「明日、文化祭終わった後…
何時になるかわかんないけど、時間ある?」
「うん、いいよ。
…でも、どうしたの?」
「全部終わったら、二人で会おうよ」
「いいの?」
「…いいよ」
ボクと舞美ちゃんは、明日の夜に会う約束をして、そして…また『他人のふり』をして別れた。その後、生徒会の仕事を
二時間ばかし手伝ったが、彼女とは一言も言葉を交わさなかった。
50 :
10+1:2011/04/26(火) 21:22:46.52
>>49 文化祭当日の朝が来た。空は快晴。雨の心配はしなくて済みそうだ。
ひょっとしたら、『晴れ男』だった祖父が晴れさせてくれたのかな、そんなことをふと思った。
当日準備の関係で、ボクはいつもより一時間早く家を出た。
朝七時過ぎ。人影もまばらな学校にやってきて、一人準備をする。
「おはよ」
舞美ちゃんが現れた。彼女はボクよりもさらに一時間前に来て、お客さんに配るパンフレットの整理や、ゲートの取り付け作業を
していたそうだ。
「いよいよ…今日だね」
「うん」
今日が終わればすべてが終わる。少しだけ、のんびりする時間が取れる。
「じゃあ、何時になるかわかんないけど、必ずメールするから」
「うん」
そして、どちらからともなく、『頑張ろうね』と言い合って別れた。ボクも大変だが、彼女はボクの倍ぐらいの量の仕事をすることになる。
そのことは、ボクも知っていた。
去っていく舞美ちゃんの後ろ姿を見ながら、ボクはただただ、彼女の仕事がうまく行くことを願っていた。
51 :
10+1:2011/04/26(火) 21:23:16.26
>>50 朝九時。模擬店スタート。
そこからはもうひたすら働いた。時間の感覚も忘れてクレープの皮を焼き、接客をし、洗い物や後片付けをし…
鉢巻きのように巻いたタオルはすぐに汗まみれになった。でも立ち止まっていられない。ひたすら集中、集中、集中…
好天も手伝って、クレープは順調に売れた。『余ったらどうしようか』の心配はしなくて済みそうだ。
午後三時半、クレープ完売。作業終了。
午後四時、模擬店終了。
午後六時、撤収完了。
52 :
10+1:2011/04/26(火) 21:28:26.89
>>51 「じゃあ、みんな、おつかれー!!」
すべてが終わった。ボクはいろんなことがあったこの一週間、すべてのプレッシャーから解放された気がして、ホッとした。
「なあ、○○も、打ち上げ来るだろ?」
クラスメイトの言葉でふっ、と我に返る。
「ああ、後で行くよ」
みんなが三々五々、学校を後にしていくのを見届けて、ボクは誰もいない教室に一人入った。
「終わった…全部…終わったんだ…」
今までの疲れがドッと出てきたのと、安堵感と、今まで抑えてきたいろんな感情とが混じり合って、そしてそれらすべてから解放されたような気がして、
ボクはまた泣いてしまった。
自分が脆い人間だということを改めて思い知らされた一週間だった。自分が無力だということも痛感させられた一週間だった。
でも、自分に優しさを与えてくれる人がいるということ、そしてその優しさがいかにありがたいかを知った一週間でもあった。
結局のところ、ボクは彼女たちの優しさに甘えてしまっていたのである。それは自分でもよく分かっていた。でも、彼女たちの優しさに甘えられなかったら、
きっとボクは職務を全うすることなどできなかっただろう。
舞美ちゃんの優しさ。
茉麻ちゃんの優しさ。
形は違えど、ボクにとっては、どちらも大切なものだった。彼女たちがいなければ、今のボクはいないのだから。
53 :
10+1:2011/04/26(火) 21:29:43.40
>>52 心の中でいろんな感情が混じり合いながら、ひとしきり泣き続けたボクが、ふっ、と冷静さを取り戻した時、ボクの携帯電話にメールが届いた。
舞美ちゃんからだった。
『今から生徒会みんなで片付け作業があるから 全部終わったら10時とか11時とかになっちゃうかも…
私は何時でも大丈夫だけど それでも平気?』
よほど急いでいたのだろう。顔文字も絵文字もないまま、文字だけが羅列されている。
ボクに断る理由はなかった。昨日の『約束』は、どんなに遅くなっても必ず果たしておきたかった。
『構わないよ。全部終わったら 連絡ちょうだい』
制服は汗だくで着れたものではないので、ボクは駅のコインロッカーに私服を預けていた。駅のトイレでこっそり着替え、打ち上げに行く。
打ち上げが終わり、カラオケに行く人と行かない人に別れた。ボクは舞美ちゃんとの約束があったので『行かない』方を選び、みんなと別れた。
「じゃあ、またなー」
みんなと別れて一人歩いているうちに、ボクはまた泣きそうな気分になった。そうだ、こういう時こそ…
空を見た。
「じいちゃん、おっとう…見てたか。
ボク、がんばったよね…?」
そんなことを、夜空に向けて呟いた。
すると、自然に涙が止まった。茉麻ちゃんの教え、どうやら効果があったらしい。それとも…祖父と弟のおかげ、なのだろうか。
駅へと歩いていたら、携帯電話が鳴った。舞美ちゃんからだった。十分後に駅に着くと言う。
(つづく)
|ω・) 話がごっちゃにならないように、名前欄に題名を入れることにしました
これで少しは分かりやすくなる…かな?
>>45-46 |ω・) 乙です あんまり人のいないスレですが 心折れずに…w 頑張ってください
期待しています
久々に盛り上がってるね!
なかなか盛り上がってる。
57 :
10+1:2011/04/27(水) 22:05:23.80
>>53 辿り着いた、駅の前。
「お待たせ」
舞美ちゃんが現れた。彼女もどこで着替えたのか、私服姿だ。ペンキがところどころついたあの制服で、街を歩くのは確かにマズい。
「じゃあ、行こっか…」
ボクと彼女は特に行き先も決めないまま歩いた。しばらく歩いて、公園にたどり着いた。夜遅くなったこともあってか、周囲は誰もいないようだ。
舞美ちゃんがベンチに座っている間、ボクは近くの自販機でジュースを二つ買った。どっちからともなく『乾杯しよう』という話になったからである。
「じゃあ、お疲れ!乾杯!」
舞美ちゃんは(努めて?)明るく振る舞っていた。ボクを元気づけようとしたからなのだろうか?
一方ボクはといえば、少しずつ口数が減っていった。疲れがドッと出ていたのである。
「でも、大変だった…ね…」
祖父が死んだことは舞美ちゃんも当然知っている。先に彼女が、その話題を振ってきた。
「うん…まあ…」
ボクはそう返すと、ゆっくりと話し始めた。
58 :
10+1:2011/04/27(水) 22:06:17.65
>>57 いろんなことが立て続けに起こって、自分の整理できる範囲をとっくに超えてしまっていた。
気持ちの整理もつけられないままに、ただただ文化祭までを乗り切った。
終わった途端、ドッと疲れが出てきた。
だから、まだ心の中で気持ちの整理ができないままでいる…
という趣旨のことを。
59 :
10+1:2011/04/27(水) 22:07:19.50
>>58 すると、彼女はこう呟いた。
「○○くんが…どんどん落ち込んでいくの、見ててよく分かってた。でも、こういう時…どうやって接してあげたらいいんだろうって…
考えたけど…どうしていいか、わかんなくて…
私、何もできなかったね…ごめんね」
彼女に非があるわけがない。というか、なぜ謝る必要があるのだろう。でも、彼女はボクに頭を下げている。
「いいよ…いいんだよ…」
ボクは舞美ちゃんの顔を直視できず、正面を眺めた。何の動きもないブランコが二つ、並んでいた。
「…私…何の力にもなれなくて…ごめんなさい」
舞美ちゃんが泣いていた。そんな彼女の姿を見て…ボクも堪え切れずに泣いた。
一緒に泣いた。涙が止まらなかった。
60 :
10+1:2011/04/27(水) 22:10:03.96
>>59 ボクは彼女の肩を抱くと、そっと顔をこちらに向けさせた。
「泣いちゃったから…変な顔になってるよ…きっと」
「いいよ、そんなことは…どうでもいいさ。
嬉しかったんだ。一緒に泣いてくれて…
すごく、嬉しかった」
ボクはそっと彼女の唇を求めた。触れ合う唇と唇。
ゆっくりと舌を出していくと、彼女もそれに応えてくれた。絡み合う舌と舌。
ゆっくりと唇を離すと、目に涙の跡の残る彼女の顔が、ほんのりと赤くなっていた。
「抱いて…」
彼女がそう呟いた。いいのだろうか。ここは外である。今は誰もいないが、人が通る可能性だってゼロじゃない。
それなのに…
「…いいの?人、来ちゃうかもよ?」
ボクはそう訊ねた。でも、舞美ちゃんは…さっきボクが発した言葉と、同じことを言うのである。
「今はそんなこと…どうでもいい…
○○くんが…楽になって…喜んでくれるんなら…私は…どんなことでも…してあげたいよ…」
そして、ベンチの上で、ボクは彼女を抱いた。
61 :
10+1:2011/04/27(水) 22:17:20.17
>>60 しばらく、二人はそのままでいた。不思議なことに、汗かきな彼女の汗を体に浴びても、ボクはちっとも不快とは思わなかった。
時間をかけて、ゆっくりと…体勢を変えて、ボクは彼女の胸に顔を埋める。舞美ちゃんの腕力で強く押し付けられるような形に
なって、少し痛かった。
「ん…ちょっと…痛い…かも」
「あっ!ごめんね…大丈夫?」
舞美ちゃんはそう言うと、
「ね、ちょっとだけ、後ろ向いてて」
と言って、ボクを後ろに向かせた。一体何をする気なんだろうか。
しばらくすると、ボクは突然後ろから抱きつかれた。
「これで…いいよね?」
彼女の胸にあった『硬い感触』が消えた。ひょっとして…
「ブラ、取っちゃった…痛かったら、嫌、なんでしょ?」
そんな声が聞こえた。
62 :
10+1:2011/04/27(水) 22:18:11.44
>>61 「ってことは…今…」
ボクの問いに、彼女は首を縦に動かした。アゴがボクの背中に当たったから、縦に振ったのだと理解できた。
「いいの?ボクだって、男なのに…」
「言ったでしょ?
…○○くんが…喜んでくれるなら…楽になってくれるなら、どんなことでもしたい、って」
そう言うと、彼女はさっきと同じように、ボクを深く抱きしめた。硬い感触はもうなかった。
ボクは…自然に、彼女の乳房の中心に、引き寄せられていた。シャツの上からではあるが、ゆっくりと吸いついていく。
「あっ…ちょっとぉ…」
舞美ちゃんはそう言いながらも、ボクの髪を優しく撫でた。それは、まるで母親が乳飲み子に対してするのと同じような
行為だった。
63 :
10+1:2011/04/27(水) 22:19:00.55
>>62 ボクは下から舞美ちゃんを見上げた。彼女と目が合った。
「もう…甘えん坊さんなんだから」
でも、その声にネガティブな部分は感じられなかった。いつもの、優しい彼女の声。
「ごめんね…」
「…もっと、したい?」
ボクは黙って頷いた。
「…しちゃいけないことだとは、分かってるんだけど…」
舞美ちゃんは笑って首を横に振った。
「いいよ…さっき言ったじゃない、『どんなことでもしたい』って。
でも…ここじゃさすがに…やっぱり、ちょっと恥ずかしくなっちゃった、から…」
そして、彼女はボクの耳元で囁いた。
64 :
10+1:2011/04/27(水) 22:19:30.36
>>63 「私…今夜は…帰りたくない。帰さないで。
○○くんの…そばにいたい」
(つづく)
<小学六年生・春>
小5から一学年上がった俺は.....正直変わらない生活をしていた。
というよりもいつもそんな感じだった。この年は卒業を少し意識するようになるくらいで、本当に去年と変わらない生活を送っていた。
クラス替えもそこまで影響はなかった。俺の通っていた小学校は全学年三クラス制。6年も経てば誰とでも知り合うことが出来るような状態で、心機一転程度としか思えなかった。
ただ、その心機一転も最初は少しの楽しみになるのだろう。
「○○!俺お前と同じクラスだって!」
小学生の頃、一番仲がよかった高橋が叫ぶ。
「おう!そうらしいな」
「しかもしかもな!なんと.....真野ちゃんと同じクラス!キタァー!!」
「.....はいはい」
明らかに俺と同じクラスになったことはついでで、真野さんと同じクラスになったことを喜んでいた。まあそりゃそうだろう。
この時はまだ恋など経験したことはなかった俺だが、恋愛と友情なら恋愛を取るのが普通であることくらいは理解していた。俺も決してそこまで熱い友情を求めていなかった。
66 :
fusianasan:2011/04/27(水) 23:14:46.45
ミスった.....
もう一度書き直しますm(_ _)m
<小学六年生・春>
小5から一学年上がった俺は.....正直変わらない生活をしていた。
というよりもいつもそんな感じだった。この年は卒業を少し意識するようになるくらいで、本当に去年と変わらない生活を送っていた。
クラス替えもそこまで影響はなかった。俺の通っていた小学校は全学年三クラス制。6年も経てば誰とでも知り合うことが出来るような状態で、心機一転程度としか思えなかった。
ただ、その心機一転も最初は少しの楽しみになるのだろう。
「○○!俺お前と同じクラスだって!」
小学生の頃、一番仲がよかった高橋が叫ぶ。
「おう!そうらしいな」
「しかもしかもな!なんと.....真野ちゃんと同じクラス!キタァー!!」
「.....はいはい」
明らかに俺と同じクラスになったことはついでで、真野さんと同じクラスになったことを喜んでいた。まあそりゃそうだろう。
この時はまだ恋など経験したことはなかった俺だが、恋愛と友情なら恋愛を取るのが普通であることくらいは理解していた。俺も決してそこまで熱い友情を求めていなかった。
そんな高橋の浮かれた話を軽く流すと、今度はもっとうるさい奴が現れた。
「◯◯おっはよ〜!」
背中を強くたたかれた。声の主とそのいつもの行為でその正体がわかった。
「嗣永.....また同じクラスか」
「またって何よ〜。嬉しいでしょ?」
「そうだな〜」
高橋に返答した時と同じくらいのテンションで俺はいった。
「ちょっと〜!何よその棒読み!」
「そりゃあそうだろうな。しかも嗣永が同じクラスとか真野ちゃんがかわいそうだな〜」
高橋がやれやれという手つきをする。それに桃子が敏感反応した。
「うわ〜ん、ひど〜い!◯◯〜」
さっきの俺の棒読みはすっかり忘れて、桃子が俺の腕を掴む。決してこの時は桃子と付き合っていたわけではない。いつものスキンシップだった。少しおかしいかもしれないが、桃子といるていつもこの流れになっていた。
だが、この時はいつもの流れにならなかった。
桃子が腕を勢いよく掴みすぎてしまい、
「ちょっ、つ、つぐな.....!」
「きゃ、きゃあ!」
桃子が俺をのしかかるように倒れた。
「いっ、いってえ.....」
そう呟きながら瞑っていた目を開いた。
するとそこには.....当たり前だが桃子が目の前にいた。
「ご、ごめん、◯◯.....」
申し訳なさそうな顔で桃子が謝った。
思わず俺は.....
「い、いいからそこをどいてくれない?」
「へ?あ、ごめ〜ん!」
今度は少しにやけた。にやけながら桃子は立ち上がった。
「おいおい、朝からお盛んだな〜」
「◯◯と嗣永が熱愛報道か!」
「うるせぇ!!」
俺はからかっている男子達にブチ切れながら立ち上がる。
そして、恥ずかしさの余りに自分の席へさっさと戻った。
確か、その時の桃子も少し顔を赤くしていた。
あの人は〜悪魔〜
.....誰もいないな
いるよ
お疲れ様
74 :
10+1:2011/04/30(土) 23:40:35.87
>>64 舞美ちゃんがそんなことを言ってくるなんて、予想していなかった。だから、ボクは驚いて訊き直した。
「いいの?親、厳しいんじゃ、ない、の…?」
すると、彼女はなぜか不機嫌な表情になった。
「そんなこと、どうでもいい。理由は後でいくらでも、作れるし…」
決して大きな声ではないけれど、彼女の話す言葉には確かに迫力というか、『強い気持ち』みたいなものが感じられた。それに圧倒されてしまって、
ボクは言葉を返すことができなかった。
そのまま、彼女が続けた。
「だから、今夜は、一緒にいようよ…いいでしょ?」
ボクは覚悟を決めて、黙って頷いた。そして…彼女の気持ちに押されたせいか、自分でも予想していなかったことを口走ってしまう。
「…ボクの家、来る?親、いるけど…」
「平気なの?私が行っても…」
「…わかんない。でも…あんまり…遠くには…行きたくないんだ…疲れちゃって…」
ボクがそう言うと、舞美ちゃんは小さく頷いた。
「そうだよね。○○くん…疲れちゃってるもんね。
いいよ…
連れてって。バレないように、気をつけるから」
75 :
10+1:2011/04/30(土) 23:40:54.50
>>74 そして、ボクは…舞美ちゃんを連れて、自宅へと向かうことになった。まさかこんな展開になるとは…彼女も思っていなかったに違いない。
76 :
10+1:2011/04/30(土) 23:42:54.78
>>75 歩く道すがら、ボクは舞美ちゃんに自宅の間取りを教えた。親にバレてしまったら何かと面倒なことになる。ミッションは完璧に遂行しなければならない。
「ドア開けたら、先にまず居間があって、そこの入口にもドアがあるから…ボクが目配せしたら、一人で階段を上がってくれる?ボクが親の注意を
引きつけてる間に、上に上がって。で、廊下を歩いて行って…突き当たりが、ボクの部屋だから」
「わかった」
「ああ、それから悪いけど…靴は…部屋に持って上がってもらって、いい?」
「いいよ。部屋に持って入って大丈夫?」
「うん」
舞美ちゃんが真面目な顔をして聞いてくれるものだから、ボクもつい真面目な顔をして、あれこれと話してしまった。そして、話し込んでいるうちに、
二人はボクの自宅の前までやってきた。
「じゃあ、始めるよ」
「…うん」
たかだか家に入るだけなのに、ボクらはまるで強盗だか、スパイのように綿密にあれこれと打ち合わせをし、そしてミッションを遂行しようとしているのである。
でも、舞美ちゃんと二人でこんなことをしている時間が、ボクは心のどこかで…少しだけ、楽しいなと思った。
何でそう思ったかと訊かれたら…上手に答えられないけれど。
77 :
10+1:2011/04/30(土) 23:43:28.94
>>76 作戦は成功した。舞美ちゃんはボクの両親に気付かれることなく、ボクの部屋の前へと移動した。ボクはボクで、両親に帰宅したことを告げて、
疲れたから部屋に籠ると言い、そして冷蔵庫から水とお茶を取り出して、階段を上った。
78 :
10+1:2011/04/30(土) 23:49:02.78
>>77 階段を上って廊下に立つと、ボクの部屋の前で舞美ちゃんが待っていた。
「お待たせ。うまくいったね」
ボクがそう言うと、彼女も笑った。そして、ボクが部屋の扉を開け…
「おじゃまします」
舞美ちゃんが、ボクの部屋へとやってきた。朝、この部屋を出た時には、まさかこうなるとは思いもしなかった。
世の中は不思議、何が起こるか、わからないものである。
「あんまり騒げないけど…まあ、よかったら、のんびりしていってよ…」
「ありがと。○○くんも…私に構わずに、眠たかったら寝ちゃっていいからね?」
「うん…」
ボクは…万が一に備えて、部屋に鍵をかけた。そして、舞美ちゃんに冷えたお茶を渡す。すると、彼女はそれをすぐに飲んでしまった。
よほど喉が渇いていたらしい。
「私さ、ほら、汗かきだから…すぐ喉が渇いちゃうんだよね」
そう言って、彼女は笑った。ボクにはそれが『いつもより明るく振る舞おうとしている』ように思えた。いつもより明るく振る舞って、ボクに寂しい
思いをさせないようにしようという彼女の優しさ。でも、今のボクは…それにちゃんと応えてあげられない人間になってしまっている。
内心、彼女に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
79 :
10+1:2011/04/30(土) 23:49:42.96
>>78 会話が途切れた。しばらくして…
「ちょっと暑いね、この部屋…冷房、ある?」
舞美ちゃんがそう言った。ボクは黙って冷房のスイッチを入れる。冷たい…というよりはまだ少々生温かい…風が吹いてきた。
「ごめんね…すぐには…涼しくならないんだ」
「わかった。いいよ、気にしないで」
彼女はそう言って、また笑った。
舞美ちゃんがゆっくりと立ち上がって、そしてベッドの上…ボクの隣に座った。
ボクが彼女の顔を見る。
二人の目が合った。
(つづく)
お疲れ様!
遂に部屋にdkdk
>>71 嗣永桃子。彼女とは小学校生活に四度も同じクラスになった腐れ縁だった。
彼女の特徴はいつもテンションが高く、世間でいうぶりっ子キャラ。見ての通りそんな感じの少女だが、最初っからそんな女の子ではなかった。
彼女と初めて会った時は小2の頃。俺と桃子が初めて同じクラスになった時でもある。
その時の桃子は今とは正反対な性格で、人を寄せ付けずいつも一人だった。
そんな彼女だったが、その時も少し俺と関わりがあった。
一学年下で幼稚園が一緒だった舞波という女の子がいて、その女の子はよくクラスの子からハブられていた。なので、俺がよく助けてあげた。
そんな中、桃子は当時としては意外なことに舞波を気にかけていた。
俺はそのことを問いてみた。
「嗣永さん、なんで人と全く話さないのに舞波だけには優しくするの?」
「ん?ああ、醜いから」
その返答に俺は呆れたが、今思えばいわゆるツンデレだったのかもしれない。
終業式が近くなったある日、舞波が俺と桃子に父親の転勤で引っ越すことを告げた。
すると桃子は号泣しながら舞波にいった。
「あんたが転勤したらもう誰も守ってくれないのよ!?どうせあんたのことだから虐められて自殺してお終いよ!!」
酷い言われようだったが、舞波は優しく微笑んで桃子を引き寄せた。
舞波は現在モデルをやっている。人というものは不思議だ。今は一年に一回、ある行事に舞波と会っている。
終業式が終わり、舞波が引っ越し、小3になった俺はある女の子と出会うことになるが、桃子と関わることはなかった。
一年の間を空けて俺は桃子と再会した。その時の桃子はもうぶりっ子になっていた。
桃子の性格の突然変異の理由。残酷な事実を俺は知ることになる。
「嗣永とは上手くいってるか?」
「うっせえ!殺すぞ!」
俺はあの事件から散々からかわれた。でも俺は情けないことにあれをきっかけに桃子を意識し始めた。
四年の歳月もかけて。
少しスペースを空けすぎたかもしれない.....見にくい
しかもこれだけ時間をかけてたったのこれだけ.....
すみませんm(_ _)m
86 :
10+1:2011/05/02(月) 20:21:07.00
>>79 「おいで…」
彼女の言葉を聞いたボクは、まるで催眠術にでもかかったかのように、素直に体を彼女に預けた。
そして、さっきと同じように…ボクは彼女の腕に抱かれるのである。
ゆっくりと、彼女の腕に抱かれ、胸に顔を埋め、そして…
「さっきの続き…したい?」
「…うん」
ボクが小さな声でそう答えると、彼女は…
「じゃあ、ちょっと待って。目…閉じて…」
そう言って、ボクに目を閉じさせた。彼女の腕がボクの体をホールドする。そして、
「ん…」
彼女の唇が触れたのがわかった。優しいキスを交わす。
唇が離れた。ボクはまだ目を開けられない。何が起こっているのかは、感覚で察するしかない。
87 :
10+1:2011/05/02(月) 20:21:56.34
>>86 そして、ボクの唇に何かが触れた。
「いいよ…吸って…好きなだけ…吸っていいからね」
それが何であるかは、彼女のこの言葉で理解できた。ボクは目を閉じたまま、夢中で彼女のそれに吸いついた。
「…やっ!ちょ…っと…」
舞美ちゃんの上半身が一糸纏わぬ状態であることは、目を閉じたままのボクも知っていた。抱きしめられた時に…感じるはずのシャツの感触が
一切なかったからである。
『ボクの前に…裸の…舞美ちゃんが…いる…』
去年の冬のことを思い出した。でも、あの時と今とでは…ボクと彼女の関係も変わった、気がする。今のボクは情けなくて、弱々しい男だと自分でも
思うけれど、それでも…今の彼女なら…こんなボクでも、きっと優しく…受け止めてくれるに…違いない…
そう思うと、自然と体に力が入った。彼女の乳房に思いっきり吸いつき、舌を這わせていく。
ボクはまた『乳飲み子』に戻ってしまった。でも、彼女の前でなら…それでもいいや、と思った。自分の弱いところを曝け出しても、彼女はきっと、それを
受け入れてくれるはずだと信じることにした。
88 :
10+1:2011/05/02(月) 20:22:51.18
>>87 ボクがゆっくりと目を開けると、目の前に彼女の白い肌が見えた。そこから視線をだんだん上へと向けていったその先に、舞美ちゃんの顔があった。
二人の目が合った。舞美ちゃんはボクに微笑みかけると、片手でボクの頭を優しく撫でた。
「大丈夫だよ…何も怖がらなくて…いいから…
しばらく…こうしてようね…」
そう言いながら、彼女はボクの頭を撫で続けた。ボクはたまらなくなって、再び彼女の乳房に吸いつく。
「ん…」
舞美ちゃんは去年の冬のように、やっぱりどこか声を抑え気味にしているように感じられた。でも、時々…我慢できなくなったように甘い吐息を漏らす。
その声を聞いたボクがさらに強く吸いつけると、
「んっ…」
再び甘い吐息を漏らす。あの冬の日よりも、彼女の表情は柔らかくなっていると感じた…声を抑え気味にしているところは、変わらないけれど。
89 :
10+1:2011/05/02(月) 20:23:32.69
>>88 しばらく、そんな時間が続いた。ボクは彼女の優しさにただただ甘え続けた。彼女はそれを嫌がる素振りも見せず、ボクを包み込むように、
受け入れていくのであった。
彼女の乳房の中心の丸い実は、ボクがどれだけ、何度も強く吸いついても、綺麗な桃色のままだった。
素直に、美しい、と思った。
上半身裸のままの舞美ちゃんが、ボクを導くように、ゆっくりと体を倒した。そのまま、ボクたちはまたキスを交わす。
「まいみちゃん…ボクは…」
自分の中にある感情を、ボクは抑えることができないと感じていた。それを彼女に伝えよう、そう思った。
「ボクは…キミのことが…」
「…待って」
舞美ちゃんの白い指が、ボクの唇に触れた。その行動の意味はボクにも理解できた。
それは、『それ以上何も言うな』、という意味のサインだった。
(つづく)
おっき!
91 :
10+1:2011/05/04(水) 20:35:28.50
>>89 「…どうして?どうしてさ?ボクじゃダメなの!?」
彼女には、ボクの言葉が責めているように聞こえたかもしれない。ボクは言った後でそう思って、
「…ごめん。言い過ぎた」
そう言って謝った。
舞美ちゃんは答えない。何も言わないまま、彼女は上半身裸のままだった自分の体に布団を巻き付けた。急に、二人の間に
大きな溝ができたような気がした。
溝ができた、そう感じたボクは彼女の顔を見ることができず、ぼんやりと部屋の壁を眺めていた。
重苦しい時間、重苦しい空気。それは、あの冬の日、二人でホテルの部屋に入った時に感じた空気と、同じように感じられた。
92 :
10+1:2011/05/04(水) 20:37:18.78
>>91 舞美ちゃんがゆっくりと口を開いた。
「…分かってる。○○くんの気持ちは…分かってる。
でも、待って…」
彼女は途切れ途切れにそう呟いた。一体、何を待てというのだろう。ボクにはそれが分からなかった。
「待って、って…何を待てばいいのさ」
ボクがそう訊ねると、舞美ちゃんはとても険しい表情になった。どうやらボクは彼女に訊いてはいけないことを訊いてしまったらしい。
あの冬の日の記憶が、またボクの脳裏にフラッシュバックした。そうだ、あの時…
「それ以上は、訊かないで。○○くんのことは…大切な友達だと思ってるよ。思ってるけど…言いたくないことも…あるから…さ」
彼女は確かにそう言った。あれから半年経った。でも、ボクはまだ彼女の身に起こった『彼女が話したがらない出来事』の真相を知ることができないままでいる。
いろんなことがあって、お互い『親友』と呼べるような間柄になり、裸と裸を曝け出し合って、躰と躰を繋ぎ合っても、それでも教えてもらえないことのようだ。
じゃあ、これ以上何をどうすればいいのだろうか?
93 :
10+1:2011/05/04(水) 20:37:50.74
>>92 もしかしたら、ボクには一生教えてもらえないことなのかもしれない。それならそれで仕方ない。でも…もしそうだったとしたら、ボクは彼女に、今までと同じように
接することができるのだろうか。いや、最終的にはそうなれるかもしれないが、しばらくは前のようにまた『気まずい関係』が戻ってくるかもしれないな…
ボクはそんなことを考えていた。自分にも同じように『誰にも知られたくないこと』があることを隠したまま、そんなことを思っていた。それを思うと、ボクは自分が
『何とまあ、都合のいい人間なのだろう』と思って、ちょっと自己嫌悪に陥りそうになった。
もちろん、ボクのそんな心の中は、舞美ちゃんには分かるはずもないし、知られたくもないのだけれど。
94 :
10+1:2011/05/04(水) 20:44:06.25
>>93 ボクが一人、心の中でいろんな気持ちをごちゃ混ぜにしていた時だった。
「ごめんね…」
舞美ちゃんの声が聞こえた。ボクは視線を彼女の方へ向ける。二人の目が合った。舞美ちゃんの表情からは、さっきまで見えていた険しさが消えていた。
それを見たボクは少しだけ、自分の心が楽になったのを感じた。
「別にさ、○○くんのことが、嫌いな訳じゃない、大切な友達だって思ってる…ってのは、分かって…くれるよね?」
「…うん。だって…前も、聞いたしね」
「そっか。そうだよね…
ほら、私さ、すぐ、いろんなこと忘れちゃう人だからさ、言ったかどうか覚えてなくて…あはは」
そう言って、彼女は笑った。でも、『すごく無理して作っている』、作り笑いな感じがありありと分かる。これも、去年の冬と同じだ。
95 :
10+1:2011/05/04(水) 20:44:34.07
>>94 「だってさ、ほら、私たち、受験生じゃない?だからさ、あんまり、そういうの、良くないんじゃないかなぁ…
とか言って…」
それは、以前のボクが思っていたことと同じだった。そう、三年生になったばかりの頃のボクが思っていたこと。
でも、あの時と今とでは状況が違う。ボクは、今更そんな理由で自分の気持ちを否定されてしまうのは、どうにも納得できなかった。
それに…
『これもきっと、彼女が慌てて作った答えだ。舞美ちゃんの本心は…こんなことじゃないはず…』
ボクは心の中でそう思っていた。証拠は何もない。
何もないけれど、絶対そうだ、という確信があった。
「そんな理由で、自分の気持ちを否定されるの、嫌だよ…」
「…えっ」
彼女の表情が変わった。ボクの答えに、戸惑っているようだ。
ボクは意を決して、彼女の方に向き直った。そして、口を開いた。
(つづく)
>>84 その日の学校の帰り道、高橋は俺に唐突な疑問をぶつけた。
「お前、本当に嗣永のこと好きになったんじゃないのか?」
「は!?」
散々からかわれた俺はもちろんイラついていた。なのに、高橋はそれすら理解出来ない無神経ボーイだと思っていたのだが.....
「ちょっ、うるさい声を出すなよ。別にからかってるわけじゃねえよ」
「じゃあなんなんだよ」
「あのなぁ、俺は少なくとも三年はお前らをみてきたんだぜ。いや、他の奴らも理解できてるはずだよ」
高橋は小3になった時に引っ越してきた。つまり他のクラスメイトよりも一緒にいる時間は短かった。
ただ、俺は高橋の方が他のクラスメイトよりも俺の事を理解していると思っている。それは単純に高橋と一番仲が良かったからという理由だけではない。
高橋が引っ越してくる前の俺は桃子程ではないが、人付き合いがあまりなかった。
もしかしたら俺自身は舞波を助けていたわけではなく、舞波に相手をしてもらっていただけかもしれない。
つまり高橋が来たからこそ仲間と気楽に話せる俺が存在し、高橋が俺のことをよく理解していることは十分わかっていた。
だが、この時高橋が何がいいたかったのかは小6の俺にはわからなかった。
「だから何なんだよ!」
高橋が一旦ため息を吐いていった。
「嗣永が人気あるの知ってるのか?」
「へ?」
俺は思わず間抜けな顔をした。
「本当に知らないのかよ..... 真野ちゃん程ではないけどな、嗣永はクラスの男子から何度も告白されてるんだぞ?」
「こ、こくはくぅ!?そっそういうのは中学生とか、高校生とかからじゃないのか?」
高橋は俺の問いを無視して続けた。
「でも、嗣永は全て断っている。で、最近は嗣永に告白している奴が減ってきている。これでわかったか?」
「いや、わからないや」
「ふざけんな!お前にはゼロから教えなきゃいけないのか!」
立場が逆転してしまった。さっきまでは俺がイラついていたのに、今度は高橋がイラついている。当時の俺は逆ギレか?とでも思っていたのであろう。
「つまりだな、嗣永には他に好きな人がいる」
「うん、まあそうだね」
「で、みんなは嗣永の好きな人を知っている」
「うん、そうだね.....ん?何で?」
高橋が頭を抱える。
「じゃあお前に聞くぞ?もしお前に好きな人がいたとする」
「俺は別に嗣永のこと好きじゃないぞ!」
「誰もそんなこといってねえよ!もしお前に好きな人がいたらだよ!」
「はあ.....」
「でな、もし好きな人に自分でない好きな人がいたら、さらにその好きな人を自分が知っていたら、お前は告白できるか?」
「え〜と、まあ、告白しにくいだろうな」
「だよな、つまりそういうことだ」
つまりそういうことだ。一体何がだ?と思ったがとりあえず納得してしまった。
「ふ〜ん。.....で、嗣永は誰が好きなのか?」
少し照れ隠しで高橋に聞いた。聞いてしまった。
すると高橋は突然大爆笑し始めた。
「.....おい、相変わらずお前の笑い方キモいぞ」
「いや、ごめんごめん。そうだな、嗣永の好きな人はやっぱり本人に聞いたほうがいいさ!そうだ、そうすればいい!」
そういって高橋は突然走り出した。
「そうだな、そういうのは本人に聞かないと.....って聞けるか!」
俺がツッコミをいれた時にはもう高橋は目の前にいなかった。
その夜、俺は桃子のことしか考えられなくなっていた。
これは高橋のせいだ!と俺は自分に言い聞かせた。
誰もいないの?
エロ小説のスレだからエロ書く前に反応してもらえると思っちゃダメ
>>101 千奈美に私ではありませんよ〜
by Berryz Days の作者
どなたもいらっしゃらないの?
>>100 あれから数日経っても桃子の好きな人が聞けなかった。その時は普通に無茶だと思っていた。
そんな中、俺は一つ年下の女の子と久しぶりに出会った。
帰り道、公園のベンチで静かに本を読んでいる女の子を見かけた。
「久しぶり、茉麻ちゃん」
「.....はっ!◯◯さっ...あ!」
茉麻は驚いてしまったのか、焦って本を落としてしまった。
「あ、ごめん!驚かしちゃって.....」
俺はすぐに本を拾って茉麻に渡した。
「あ、大丈夫ですよ!あ...ありがとうございます.....」
「ごめん、本とか汚れてない?」
「本当に大丈夫ですよ!」
「そっか、本当にごめん」
すると茉麻はクスリと笑った。
「ど、どうしたの?」
「い、いや、◯◯さん謝ってばかりで.....ふふっ」
茉麻が本格に笑出して、俺も苦笑することしか出来なかった。
「あ、それで私に用事があるんですか?」
「いや、用事というのはそこまで無いんだけど.....あっ、そうだ」
俺は桃子のことを思い出した。
「茉麻は桃子の好きな人って知ってる?」
茉麻は桃子と仲が良いといってたし、桃子自体も茉麻を「スーちゃん」といって可愛がっていた。
なので、茉麻も桃子の好きな人がわかるかもしれないと思っていた。
すると茉麻は一瞬悲しそうな顔をして黙った。
「あ、ごめん。知らないよな」
「.....本人に聞いてみてはどうですか?」
「へ?」
俺は、茉麻が高橋と同じようなこといってきたので一瞬耳を疑った。
「聞こえませんでしたか?」
「え、いや、きこえたけど.....」
「桃なら教えてくれますよ」
「で、でもさ」
「どうして聞けないんですか?」
俺は既に茉麻に見透かされていた。小学五年生の少女に。
「そんなに怖いですか?ふられるのが」
「..........」
たった一度の出来事がきっかけで桃子を意識しはじめた。だがそれはあくまでもきっかけだ。
今までの思い出がなければ何も起きなかった。全く関わったことのない女の子の下敷きになってもなんの気持ちも湧かなかっただろう。
「わかった。聞いてみるよ」
「そうですか」
茉麻が笑顔でいう。ただ、何故か無理矢理作ったような笑顔に見えた。
「桃は今日委員会で帰るの遅れていると思うのでまだ学校にいるかもしれませんよ?」
「わかった、ありがとう!」
そういって俺は学校に向かって駆け出した。
何故か茉麻が少し涙ぐんでいたことも少し気になったが、俺は迷わず進んだ。
相変わらず文章が下手で申し訳ない
エロはしばらくお待ちください
中盤はドロドロになる予定です(両方の意味でw)
乙 このまま小学生で話が進むのかい?
小学生同士のカップルでドロドロの絡み ハァハァ
中学生、高校生、成人という段階は一応予定してますが
まあ先の話ですw
ってか10+1の人どうしたの?
おいらだけ書いても寂しい.....
>>110 俺は学校の門の前で待っていた。
すると数分間待つと桃子が姿を現した。
俺は桃子がまだ帰っていなかった事にホッとした。
「あれ?◯◯、どうしたの?」
突然話しかけらて、焦りながらも咄嗟に思い付いた冗談を口にした。
「い、いや〜、どっかにボインのお姉ちゃんでもいないかな〜って探してたんだよ」
「そうなんだ〜。あ、よかったじゃん!ちょうど◯◯お望みのお姉さんがここに現れて」
「お前どうみたってペッタンコだろう」
「あ、ひどっ!そういうのセクハラだよ、セクハラ!」
「セクハラってお尻さわったりすることじゃないのか?」
「それだけじゃ無いよ〜、女の子の気にしていることを言うのもセクシャルハラスメントなんだよ。ということで罰としてアイス奢って!」?
「ふざけんなよ!なんで金でお前の怨みをハラスメントしなきゃならないんだよ!」
「ハラスメントってそういう意味じゃないと思うけどね.....。じゃあ約束だからね!」
「何でだよ.....別にお前の.....」
「ん?何?」
「いや、やっぱりいいや」
「なにぃ〜?気になる〜」
「別に同学年に比べたらお前は胸がある方だよ」と言おうとしたが、またセクハラだと言われそうだったのでやめといた。
「なにぃ〜?気になる〜」
「別に同学年に比べたらお前は胸がある方だよ」と言おうとしたが、またセクハラだと言われそうだったのでやめといた。
「まあ冗談は置いといて、どうかしたの?誰か待ってるの?」
「え、えっと〜、その.....」
「あ、もしかして桃のこと待ってた?」
ニヤニヤしながらいう。冗談は置いといたはずが、また俺をからかってきた。だが、残念な事に冗談にはならない。
「.....そうだよ」
「えっ?」
桃子は予想外の展開に驚いていたが、すぐいつもの笑顔に戻り、一緒に帰ろうと俺に誘った。
桃子と一緒に帰るのは久しぶりだった。女の子と帰えるのは恥ずかしかったのか、自分から避けていたのだろう。
だが、桃子はこの時も普通に俺に話しかけてくれた。学校のことや、最近流行っている芸能人のことなど。
だが、そんな俺はというと、なかなか本題を話せずに桃子の話を聞いていた。
そんな中、チャンスが生まれた。
「前にね、真野ちゃんに好きな人聞いたんだ〜」
「マジで?誰なの?」
「いや、それがね〜、教えてくれなかったんだけど、あれは好きな人いるね」
「え!?何でわかるんだ?」
「そりゃあ、顔を真っ赤にして話してるんだよ〜?わかりやすいじゃん」
「へ〜、お前すげえな」
「いや、◯◯が鈍感すぎるだけだから〜」
「なんだと〜!」
「うふふ ♪」
俺はいつものように漫才のような会話をしながらも、しっかりと本題を話すタイミングを伺っていた。
(よし!今だ!!)
恋話の流れなら聞いても違和感ないだろうと俺は突撃した。
「そ、そういえば嗣永って好きな人いるの?」
勇気を振り絞ってかつ、さりげなく聞いてみた。
「え?突然どうしたの?そんなこと聞いて」
ズドゥーン!
俺は死んだ
完
気持ち悪いほどはっちゃけ過ぎた......
エロまだかよ!っていう方、テスト期間が終わるまでお待ちを.....
そういえば一応いっておきますが、
◯◯が苗字で、
○○が名前なんです
まあどうでもいいですよね
小学生だと中々エロ出しにくいのでまあ気長にしてくれると幸いです
あ、最終回じゃないですよw
123 :
10+1:2011/05/24(火) 22:42:40.93
>>95 「ボクは…まいみちゃんのこと、好きだよ。美人だし、優しいし、一緒にいて楽しいし…
『ボクのことが好きじゃないから』って言うんなら、仕方ないけどさ、受験生だからどうだとか、そういう理由で…
自分の気持ち…否定されるの…嫌だよ…
それに…きっと…まいみちゃんも、ボクのこと…好きなんだろうな、って、気は、してたし…
『多分そうだろう』って、言う人もいたし…」
「…誰がそんなこと言ったの?」
舞美ちゃんがそう言った。ボクはこの間、梅田さんがボクに話してくれたことをそのまま舞美ちゃんに伝えた。そして、その日の帰り道で、
なぜあんなことを訊いたか、その理由も。
「…えり、そんなこと、言ってたんだ…知らなかったよ」
舞美ちゃんはそう言うと、布団にくるまったままもぞもぞとボクのそばにやって来て、黙ってボクの手を握った。
そして、ボクの目を見て、ゆっくりと話し始めた。
「私のこと…好きでいてくれるのは、すごく嬉しいし…私も、あなたのこと、好きだよ。それは本当。
でもね、今はまだ…恋人にはなれないんだ。ごめんね」
「どうして?」
ボクがそう訊ねると、彼女はこう答えるのである。
124 :
10+1:2011/05/24(火) 22:43:10.70
>>123 「…今付き合ったら、多分あなたに迷惑、かかると思うから…
あなたと付き合う前に…私が…しなきゃいけないことが…まだ、残ってるからさ…それが終わるまでは…」
125 :
10+1:2011/05/24(火) 22:43:58.43
>>124 「…しなきゃ、いけないこと?」
舞美ちゃんは一体何をしようというのだろうか。何だかものすごく嫌な予感がして、ボクは不安になった。
でも、真相を訊いても教えてくれそうにない気がして、いや、それ以前に真相を知るのが内心怖くなって、ボクはそれ以上訊けなかった。
「…それが分かるまでは…全部、終わるまでは…恋人にはなれない。ごめんね…
でも、全部、ちゃんと、終わったら…その時は…必ず…」
「必ず?」
「…あなたのそばに行く。約束する。それで…」
そして、舞美ちゃんが、くるまっていた布団を再び外した。上半身裸の彼女が、ボクに抱きついた。そして、耳元で彼女がゆっくりと口を開く。
126 :
10+1:2011/05/24(火) 22:44:57.88
>>125 「…二人で、一緒に暮らそう?
卒業しても…大学生になっても…大人になっても…ずっと…」
127 :
10+1:2011/05/24(火) 22:46:20.37
>>126 ボクは言葉を失った。舞美ちゃんが、ボクとのことを、そこまで本気で考えていてくれたなんて、思いもしなかった。彼女はボクの知らないところで、
ボクとこれからの人生を一緒に歩くことを願っていて、望んでいたのだ。
驚いた。
驚きのあまり、ボクはまたついつい余計なことを言ってしまう。
「…いいの?ボクより、その、いい男、たくさん、いる、んじゃない?」
「…今更、そんなこと、言うの?」
舞美ちゃんがそう言った。もっとも、顔は笑っている。
「約束は…絶対守るから…だから…」
そして、彼女が、また、ボクの耳元で囁いた。
「待ってて。どれくらいかかるか、分からないけど…待ってて、くれる?」
128 :
10+1:2011/05/24(火) 22:47:25.80
>>127 正直、ボクは自信がなかった。嘘でも『ずっと待ってる』と言えればカッコいいのだろうが、それを言うことができなかった。
だから、舞美ちゃんに本音を話した。
「頑張って…みる。
でも…ずっと…待ってられるかは…自信ないや…ごめんね」
ボクは内心、『こりゃ、怒られるかもしれないな』と思った。でも、舞美ちゃんは怒らなかった。
「ふふっ…××…やっぱり、正直だね…」
ボクの下の名前を、彼女は呼び捨てで呼んだ。初めてのことだった。
「…でも、××のそんな正直なところ…好きだよ…」
そして、ボクと舞美ちゃんは、またキスを交わす。柔らかい、彼女の唇の感触。
「今夜は…一緒に…寝て…くれる?」
「…いいよ」
129 :
10+1:2011/05/24(火) 22:55:00.88
>>128 二人はベッドの中へ入った。布団の中で、どちらからともなく、自然に手が伸びて、その手をつないで、そして…
「さっきは…まいみちゃんに、甘えっぱなしだったから…」
ボクはそう言うと、彼女の体をこちらへと抱き寄せた。
「…嬉しかった。ありがとう」
これは、ボクの本音。
「…私のこと、『好きだ』って、言ってくれて…ありがとう。嬉しかった」
これは、舞美ちゃんの本音…
たぶん。
抱き合って、キスをして、そしてゆっくりと彼女の指が、ボクの体へと走り始める。
「ねえ…私だけ、裸なの、変じゃない?」
「…まあ、そう、かもね」
考えてみれば、舞美ちゃんはこの部屋に来て、ボクを抱いた時からずっと上半身裸であった。
「…だからさあ、××も…脱いで?」
130 :
10+1:2011/05/24(火) 22:56:16.29
>>129 「は?」
てっきり『服を着ていいか』と訊かれるのだろうと思っていたので、ボクは面食らってしまった。そうではなくて、彼女はボクにも同じように
なってくれと言うのである。
「…まあ、いいか」
ボクはゆっくりとシャツを脱いだ。舞美ちゃんと同じように上半身裸になって、もう一度彼女を抱きしめた。
「大好きだ…まいみ」
初めて、彼女を呼び捨てにした。
「ありがとう…××」
彼女も、ボクを呼び捨てにした。
ボクたちはしばらく抱き合った後、お互いの手を握ったまま眠りについた。不思議なもので、これまでの日々とは比べ物にならないくらいの
スピードで、ボクは眠りに落ちた。忙しすぎた日々から解放されたためなのか、彼女の優しい手を握っていたからなのか、あるいはその
両方なのか、そこまでは分からないけれど。
131 :
10+1:2011/05/24(火) 22:57:16.20
>>130 朝になった。こんなにぐっすり眠れたのは本当に久しぶりな気がする。時間が経つのも忘れて、ボクは深く眠り込んでしまっていたようだ。
「ん…もう…こんな時間、か…」
うっすらと目を開けると、隣にいた美少女と目が合った。彼女はもう目覚めているようだった。
「おはよ」
「…おはよ」
彼女の声はいつもと同じように、優しかった。
「…昨日は、ありがとう」
ボクは彼女にお礼を言った。彼女は笑ってこう答えた。
「一生忘れられない、夜になったかも…ね」
「…そっか。ボクもそんな感じ」
二人で笑い合った。よかった、ボクはまだ、笑えるんだ…そんなことを思った。
昼になるまで、ボクらは他愛もない話をしながら、のんびりと過ごした。
「じゃあ、そろそろ帰るね。
ありがとう。一緒にいられて、嬉しかったよ」
舞美ちゃんはそう言って、ボクの唇にキスをくれた。
132 :
10+1:2011/05/24(火) 23:00:38.28
133 :
10+1:2011/05/24(火) 23:03:55.48
第三章 予告
ボクは、キミが好き。
キミも、ボクが好き。
ボクは、キミも好き。
キミは、ボクが好き。
結ばれるのは、二人だけ。
ボクが選んだ、キミだけ。
キミが好きな、ボクだけ。
|ω・)っ(近日連載予定…)
中々エロ出てこないからテスト終わったら短編エロ小説でも書こっかな?
>>133 乙 舞美の謎はまだ解けないか…
次回も期待してるよ
ショボーンの人乙です
エロが無くても物語としてこの先の展開が楽しみです
ベリーズ荘のお話しはもう書かないのでしょうか?
本スレは無いけど新狼で細々と続いているのですが
>>120 「お〜い、聞いてる〜?」
意識が飛んでた俺は、桃子の声で目を覚ました。
「あ、ごめん」
「も〜、突然どうしたの?」
「いや、気が動転して.....」
さりげなく桃子に好きな人を聞いてみた、どうやらさりげなくなってなく、随分と違和感があったようだ。
「ふふっ、そんなに桃の好きな人が聞きたかったの?」
「べ、べ.....」
「別にそんなんじゃねえよ」と言おうとしたが、ここで聞かなかったら後悔すると思い、
「.....まあ、なんとなく」
と素直なれないながらも返した。
「そうなんだ〜、じゃあみんなに内緒だよ」
俺が頷くと、桃子は話しだした。
「桃の好きな人はねぇ.....高橋だったの。転校した時は他のクラ..........」
桃子が発せられた人の名前は高橋だった。ついに数日間の苦悩が、桃子の好きな人がわかった。だが、わかったはずなのに.....
俺の頭は真っ白になった。
胸が苦しくなった。
もうやめろ、高橋の思い出話なんて聞きたくない。やっと茉麻のおかげで俺の本心を気づかせてもらったのに.....
俺はお前が好きなんだ。だからもうやめてくれ。
>>138 「.....というのは昔ね!」
.....へ?
俺の反応が面白かったのか、ニヤニヤしながら顔みてきた。
「へ?お、お前、高橋が好きなんだろ?」
「話し聞いてたの?だから、それは昔の話だって」
俺は安堵した。.....だがそれと同時に軽い怒りが込み上げてきた。
「ふざけんなよ!昔なんて聞いてねえよ!今の好きな人に決まってるだろうが!」
「え〜。だって〜、桃はそんなただで好きな人を教えてあげるほど安い女じゃないし〜」
「このやろう.....」
「あ、だったら.....◯◯の好きな人を教えてくれたら..........教えてあげるよ」
「え!?」
それは困った。好きな人に好きな人を教えるなんて前代未聞だ。というかそれは告白だ。そんなこと.....いいたくない。
「そんなに怖いですか?ふられるのが」
茉麻の言葉を思い出す。
怖い。そりゃ怖いさ。でも.....
今伝えないともう二度といえないかもしれない。
それは確かだ。
「ね〜え、教え」
「嗣永!!!」
「ふぁい!」
俺が異常なほどデカイ声を出すことにより、間抜けな顔をして返事をする桃子。だが、そんな表情も小学生の俺は愛しく感じていたのかもしれない。
そんな桃子に伝える。本日三度目の勇気を出す。しかも次の三度目は比べ物にならない程の言葉。
ただ、小学生の恋愛とは小っ恥ずかしいものだ。好きという感情が頭いっぱいになるだけで俺の行動をおかしくさせた。
「あのさ.....」
「うん…」
「俺.....嗣永のこと..........」
「..........」
「......…好...........き..........」
「お前って凄えな!」
「..........」
「ってか最初っから本気だしとけよ!」
「うるせぇ.....」
翌日の学校のことだった。高橋だけには昨日のことを伝えようと思ったのだが、高橋は誤って(?)大声で叫びやがって学校中丸出しになった。
告白がどうなったかというと、あまりにも返答があっさりし過ぎていたのを憶えている。
確かこんな感じだった。
(回想)
「......…好...........き..........」
「桃も◯◯が好き!」
「..........え?」
「付き合おっか!」
「え?」
「あ、明日からお互い名前で呼ぼうね!」
「え!?」
「じゃあ、桃観たいテレビがあるからまたね!」
「ええええ!?」
走って去る桃子。
(回想終了)
余りにもあっさりし過ぎている。
もしかしたら別に桃子は俺のことを深く想っていないのかもしれない。軽い女.....だと。
ただその不安はすぐに打ち消された。
「ダーリン、おはよう!」
「うわああああ!!」
桃子は遅刻ギリギリに教室に入って早々恥ずかしい言葉を言い放ち、俺の顔を赤くて丸い野菜にした。
「結婚おめでとう!」
「お幸せに!」
「◯◯死ね!」
「マジ暑い.....」
さまざまな言葉が一日中教室に飛び交った。
ただ、恥ずかしい思い出ながらも桃子との関係が変わったこの日は人生の中で最も幸せな時だった。
それ程桃子のことを想っていたということだろう。
これが俺の死んでも忘れない、忘れられない記憶だ。
<小学六年生・春 >?完
<次回予告>
待ちに待った夏休み。
少年は少女と少し早い初体験をする。
ただ、そこまでは平凡だった。
少年はこの夏から激動の学生生活を送ることになる。
次回、小学六年生・夏
ル ’ー’リ<乞うご期待!
テストを挟んだりスマイレージ増(ryなどで随分と更新が遅れてしまいました
しかもエロはないわ文章下手だわ(題名書き忘れるわ)気持ち悪いわ......
エロは次回出ます絶対、文章は努力します、気持ち悪いはご了承くださいw
とりあえずお荷物だったらいつでも消えますのでいってください
お荷物じゃなければこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m
149 :
名無し募集中。。。:2011/06/01(水) 19:36:29.62
乙 もうぼんやりしか覚えてない子供だった頃の桃子を思い出したよ
べ
151 :
fusianasan:2011/06/04(土) 11:21:52.58
なに?
今頃だけど初期の高橋(姉貴の名前は多分愛)が主人公を名前で呼んでた.....
SHOCK!
<小学六年生・夏>
夏休み。当然小学生が一番楽しみな行事の一つだろう。
そんな楽しみな行事を俺がどう過ごしてきたか。
まず小学校低学年の時は友達があまり少なかったのでいつも家でゴロゴロしていた。
四五年生の時は高橋や他の仲間とプールや学校で思いっきり遊んだ。
そして小学六年生はというと。
仲間とはずいぶんと予定を立てた。婆ちゃん家に行く予定もあった。
そこまでは四五年の時と変わらなかった。?
だが。
「○○〜!この日に遊園地行こう!」
「い、いいけど.....って明日じゃねえか!」
「え〜、駄目?」
桃子は上目遣いで俺を見てきた。
「し、仕方ないな〜」
俺はあまりにも桃子がかわい.....過ぎて観念した。
あの日から(小学六年生・春を見なさい)俺は何回か桃子とデートした。キス.....もした。
だが、やはり小学生は時間との戦いである。同じ学校とはいえ門限もあるし中々遊べない毎日だった。なので勿論この夏を逃す訳にはいかなかった。
.....ただ、余りにも窮屈な夏休みの予定で(桃子との予定が大半)少し抵抗があった。
「おいおい、相変わらず熱いな〜!」
後ろから高橋が後ろから声をかけてきた。
「高橋勘違いするな。こういうのは結構疲れるんだぞ」
「何それ〜!桃に会いたくないの〜!?」?
桃子が少し顔を膨らます。
「彼女持ちのくせに文句いうな! .....それより嗣永、あのことこいつに言ったか?」
「まだ〜、今からいうところ!」
「おい、あのことってなんだよ」
俺は嫌な予感しかしなかった。
「ああ、四人で市民プール行こうと思ってな」
「それって俺も入ってるのか?」
「嫌か?」
高橋がじっと見てくる。
「い、いや、そういうわけじゃないけどさ」
ここまではよかった。
「で、四人ってこの三人と後誰だ?」
「うん、高橋の希望で真野ちゃん!」
「ま、真野.....さん?」
俺は少し困惑した。人見知りだった俺はあまり話をしたことがない人と上手くやっていけるか不安だった。
「嫌か?誰が嗣永とくっ付けてやったんだろうな?」
高橋に今度は睨まれた。
「い、いや、別に構わないよ」
高橋より茉麻の影響のほうが.....と思ったが、流石に親友の恋くらい手伝ってやろうと思いまあそこまでもよかった。
「で、いつ行くんだ?」
「ああ、しあさってに行く」
「ふ〜ん、しあさってね..........ってふざけんな!!」
俺が怒鳴った。流石に高橋も桃子も驚いていた。
「どうした◯◯、しあさっては他の女の子と予定入ってるのか?」
「ひど〜い!○○の浮気者〜!」
「ちげえよ!」
「じゃあなんだよ」
俺は少し間を空けて叫んだ。
「俺はいつゆっくりできるんだぁ!!」
そう、俺は全く家でゆっくりする時間がなかった。
今日の終業式が終わったら明日は桃子と遊園地、次の日には父親に付き添えといわれた買い物があった。勿論その後も予定が沢山詰まっている。
そこでさらにしあさって市民プールときた。
余りにも窮屈すぎだ。低学年の頃みたいに呑気に休みたい時もある。俺はそう必死に高橋と桃子に伝えた。
「真野ちゃん受験生だから塾で忙しくて.....」
「この日くらいしか空いてないんだ、すまん!」
だが、回避された。
仕方ない。そりゃあ仕方ない話だ。いや、仕方ないんだけどさ.....
俺は夏休みを無事に過ごすことが出来るのだろうか?身体を壊すことがないだろうか?
幸せ、でも少し不安な夏休み前日の学校だった。
早く高校生編書きたいな〜
一番激しいと思われ(ry
続きはまだかな?
いろんなスレで乱立しながら小説書いてました、ごめんなさい
明日か明後日かけたら書きます
続きまだかなぁ
>>159 最寄駅で待機してると桃子はこっちに向かって走ってきた。
「ごめん〜!待った〜?」
「いや、そんなことないよ」
「.....嘘。おでこにしわができてるよ」
「.....ああ、待ったさ。予定より三十分オーバーだ」
「もぉ〜、○○は気が短いな〜。桃はそんな風に育てた覚えはないよ!」
「お前は俺のオカンか」
呑気に会話しながら改札口に向かった。
待ってますよ
わ〜い!ライト・スタッフさん復活だ!
あ、遅れてすみませんm(_ _)m
相変わらずの駄文で申し訳ありませんが...
とりあえず今年の夏は奮起したいと思いますw
>>164 桃子が三十分遅刻したとはいえ、土曜日の朝は流石に空いていて楽に座席に座ることができた。
「やっぱり早く来てよかったな」
「遅刻しちゃったけどね」
「嗣永のせいだろ!」
俺が突っ込むと桃子はクスッと笑った。だが軽く笑った後、突然何かを思い出したように怖い顔をして俺をみた。
「今嗣永っていったでしょ!」
「あっ…..」
すっかり忘れていた。
「アイス奢ッてね!」
「本気かよ...」
あ
171 :
fusianasan:2011/09/04(日) 17:07:40.63
>>168 今、嗣永って言ったでしょ?そんなイキリ立たたないでくださいよ竹原大先生。仲良しこよしのファイトクラブならお手手繋いでチーパッパ、ビジネスライクに行きましょうや。
四期生嗣永の言葉にただならぬ空気がジム内を包む。
一体どうなってしまうのか!?
172 :
fusianasan:2011/09/06(火) 00:40:03.68
愛理とかまいまいのレイプ物が読みたいです。
レイプされた後にレズとか。
な、なんだ!?俺が放置してたらみなさんの欲望がw
>>168 桃子との初デートの日。待ち合わせ場所は今日と同じで、俺は緊張し過ぎて心臓が止まりそうになっていた。さらに、桃子はその時間を引き延ばすかのように、十分以上遅刻してきた。
ただ、俺は桃子突っ込む余裕などなく、身体はカチコチになり、桃子が話しかけても声が上ずってしまうありさまだった。
「ちょっと...大丈夫...?」
「あっ、あ、ああ」
「桃も...緊張してるんだからね...」
桃子にそういわれて俺は情けなく感じた。せっかく高橋や茉麻に好きだと気づかされて...なのに好きな人を守れない。悔しさで泣きそうになった。
176 :
fusianasan:2011/09/07(水) 22:25:17.96
よろしくですヽ(^o^)丿
>>174 だが、桃子はここでも突然思いついたような顔をして俺にいった。
「ねえ、そういえばお互い名前で呼ぶって約束守ってないでしょ」
「へ?」
「あの日の帰り道に約束したでしょ!?」
「えっと、したような.....」
「だからさ、今日から私のことももちって呼んで♪」
「絶対にやだ!」
「なんでそこだけ強くいうの!?」
「...せめて...普通の名前で...」
「えー、仕方ないな〜。じゃあもし嗣永って呼んだらアイス奢りだからね!」
「本気かよ...」
178 :
fusianasan:2011/09/16(金) 08:42:18.19
愛理!!
179 :
fusianasan:2011/09/21(水) 23:46:02.38
更新まだかなーー
180 :
fusianasan:2011/09/26(月) 20:07:55.73
待ち人未だ来ず・・・
181 :
fusianasan:2011/10/03(月) 00:15:38.54
誰もいないのかよ。
愛理難しそうだな〜
183 :
fusianasan:2011/10/09(日) 01:03:56.55
愛理ものかいてください。
おれも待ち
まだかな・・・
186 :
まろ:2011/10/15(土) 16:44:54.31
メンバー同士でなんか書いてみようかな
リクエストあります?
187 :
fusianasan:2011/10/16(日) 18:47:27.99
まろさんって前からここで書いてましたか?それとも他のところにいたのですか?
あ、熊井ちゃんと誰かでw
188 :
まろ:2011/10/16(日) 22:28:48.31
掲示板自体あまり書き込まないです(^q^)
くまいちゃんなら…桃子かみやかなぁ
攻め受けとかはどうしよう
189 :
まろ:2011/10/17(月) 00:09:14.78
やっぱくまいちゃんと桃子でいいですか?
桃子は誰とでも絡ませやすいwww
全然構いません!
191 :
まろ:2011/10/17(月) 07:12:12.31
じゃあ今日の夜からかきはじめます
短い上に表現が下手かもしれませんがお付き合いください
192 :
まろ:2011/10/17(月) 19:22:17.95
熊井×嗣永
────────
「エッチってきもちいのかなぁ」
始まりは、友理奈のそんな何気ない一言。
「え、くまいちょーそういうの興味あるんだ?意外ー!」
「い、いや、別にそこまでは…」
「いやいやぁ、やっぱ年頃の女の子だもんねぇ」
「も、もうっ、からかうならいいよ!」
───そんな会話を交わしているのは熊井友理奈と嗣永桃子である。
今回、Berryz工房は地方のコンサートツアーをするためホテルに泊まっている。
友理奈と桃子はたまたま相部屋になった。───
「先にお風呂入るよ」
「あ、どーぞ」
友理奈が風呂に入り、部屋で桃子が一人になる。
桃子は友理奈の先程の言葉が気になっていた。
193 :
まろ:2011/10/17(月) 19:24:35.78
>>192 「あのくまいちょーが…」
桃子は信じられなかった。
小さな頃から一緒にいたが、メンバー同士でのそういう会話はなんとなくタブーのようなものだったからだ。
いや、もしかすると桃子の知らないところでメンバーたちは大人になっていったのかも知れない。
桃子の胸には言い知れぬもやもやが溜まった。
「もも、お風呂どーぞ」
しばらくして友理奈が風呂から出て桃子に言う。
桃子はそこで、友理奈を少しからかってやろうと思い付く。
もしかしたら、自分のほうが大人だということを見せつけたかったのかもしれない。
「くまいちょー、こっちこっち」
手招きして、自分の座っているベッドに友理奈を呼ぶ。
単純な友理奈はタオルで頭を拭きながら近づいてくる。
友理奈の手首を無理やり掴み、よろけさせ、自分の顔の高さに友理奈の顔がくるようにした。
「ちょっ…」
「今夜は寝かせないから…ももが出るまでいい子で待ってるんだよ?」
耳元で囁くように言うと、友理奈の肩がびくりと震えた。
194 :
まろ:2011/10/17(月) 19:47:13.00
>>193 風呂に入っている間、桃子は優越感に浸っていた。
友理奈のあの真っ赤に紅潮した頬。
あれはそういうことの知識がないことを現していたからだ。
そこで、桃子は思う。
もっと友理奈の恥ずかしがる姿が見たい、と。
そうと決まれば今までに無いほどスピードをあげて風呂を済ませた。
一方、友理奈はと言うと、未だに顔を赤らめていた。
桃子があんなことを言うとは思っても見なかったし、
何より耳をかすった桃子の吐息が忘れられなかった。
「耳元で囁かれたらこんなに熱くなるんだ…」
桃子の吐息の感覚を思い出すように、耳朶を指先でつまむ。
そこは、驚く程に熱を帯びていた。
そして桃子の言ったことは本気なのだろうかと不安と緊張で胸をいっぱいにした。
ガチャッ
桃子が風呂から出た。
友理奈は知らず知らず固唾を飲んでそちらを見た。
195 :
まろ:2011/10/17(月) 19:49:16.36
HEY!HEY!HEY!があるので一時中断
またあとで書きます
しかし駄文で申し訳ないです
十分読みやすくて楽しみです!
続き待ってます!
197 :
まろ:2011/10/17(月) 23:21:43.66
再開。
>>194 「なんでそんな見つめられてるのかな」
「え!?べ、別にそんな…」
「またまたぁ、ももが可愛いから見とれてたんでしょ?」
「そのキャラ疲れない?」
「もうっ、冷たいなあ」
桃子が友理奈に近づく。
友理奈は後悔した。
座る場所をせめてベッド以外にしとけばよかった、と。
しかし、桃子がとった行動は想像とは違っていた。
「髪、拭いてくれる?」
はにかみながら言うと、タオルを渡す桃子。
思わずタオルを受けとる友理奈。
すると桃子はためらいもなく友理奈の膝に座った。
椅子に座るような形でちょこんと腰かける。
「近い…」
友理奈が思わず呟くと、桃子が早くしてと促す。
とりあえずタオルでわしわしと桃子の髪を拭くことにした。
198 :
まろ:2011/10/18(火) 00:02:25.30
>>197 桃子のシャンプーの香りが鼻をくすぐり、すっかり和む友理奈。
「ねぇ、くまいちょー?」
「んー?」
「さっきの話だけどぉ」
「!」
この調子だと桃子は忘れているもんだと思っていた友理奈は驚いた。
と、同時に恥ずかしくもなった。
「もうそれは忘れてよ」
「なんで?」
「だって…恥ずかしいじゃん…」
「そんなことないよ。ももだってエッチなんかしたことないもん」
「まあ、それはそうかもしんないけど…」
「くまいちょー、」
「な、なに?」
「二人でさ、試してみよっか」
なにを?
友理奈はそう聞こうとしたが、考えずとも分かっている。
髪はいつの間にか乾いていた。
それに気づいた桃子がゆっくりと友理奈の方に振り返る。
目があった桃子はまるでいたずらをする子供のようなわくわくした笑顔だった。
199 :
まろ:2011/10/18(火) 00:05:45.55
とりあえず今日はここまで。
明日また来ます
エロくなくてすいません
明日からエロにしていきますwww
200 :
まろ:2011/10/18(火) 00:10:53.80
>>196 ありがとうございます
励みになります
完結させますね!
久々の新人登場か
期待してるよ
202 :
まろ:2011/10/18(火) 20:28:38.92
>>198 桃子が体勢を変え、横向きに座り、友理奈を見つめる。
桃子の視線に囚われた友理奈は動けなかった。
友理奈の肩に手をおいたところで、更に桃子が言う。
「くまいちょーが言い出したんだからね」
そこで友理奈ははっとした。
「ちょっと、もも…やっぱまずいよ」
「なんで?知りたいんでしょ」
「だって…うちらがそんなことするなんておかしいよ…」
「もう、くまいちょーは真面目だよねぇ」
「でもそうじゃない?恋人でもなければ男と女でもないし…」
「エッチに性別なんて関係ない。くまいちょーはもものこと、嫌い?」
桃子は得意の上目遣いで友理奈を見上げた。
友理奈の鼓動が微かに速くなる。
「嫌いじゃない。好きだよ?」
もちろん友理奈は恋愛感情なんて微塵も感じていない。
信頼する仲間としての好意だった。
しかし、それを聞いた桃子はにっこりと満面の笑みを浮かべ、
「もももくまいちょーのこと好きだよ?問題ないじゃん」
ゆっくり、しかし強引に友理奈の唇に自分の唇を重ねた。
203 :
まろ:2011/10/18(火) 22:50:22.44
>>202 桃子との急なキスに驚いた友理奈は首から後ろにのけ反る。
桃子が眉をひそめ、少し腰を浮かせた。
かと思うと、今度は友理奈の膝を跨ぎ、向かい合うように座った。
そして、友理奈の首に腕を回して完全に動けない状態に持っていった。
体勢を整えたところで再び桃子が友理奈の唇にキスを落とす。
「んっ…」
先程とは違い、深く長いキスに、思わず友理奈から声が漏れる。
桃子はそんな友理奈を見て、さらにキスを激しいものにする。
角度を変え、音を出して吸ってみたりすると、
友理奈から切ない吐息が漏れる。
さすがに桃子も慣れていないので、そんなに長い間のキスは苦しく、口を離した。
「…っ、はぁっ…」
「…ね、きもちよかったよね?」
桃子の問いかけに友理奈は答えることができなかった。
桃子からのキスによって、思考が回らないのだ。
しかし友理奈は桃子とのキスを気持ちよく思った。
苦しいけど桃子の柔らかい唇の感触が心地好いと感じた。
「…わかんないならもっと違うことしてみよっか?」
友理奈は首が解放されたと思うと今度はわき腹に違和感を覚えた。
桃子の手がTシャツに侵入し、ゆるゆると行き来し始めたのだ。
204 :
まろ:2011/10/18(火) 23:06:41.75
>>203 「ちょっ…もも、やめて…」
普段のくすぐったさとは違い、もどかしい感じが友理奈を襲う。
桃子の手は止まらず、両手の五本の指をバラバラに動かす。
「…あ、んっ…」
出したことのない甘い声に、思わず両手で口を塞ぐ。
桃子の手はだんだんと上に上がっていく。
友理奈は何がなんだか分からなくなっていた。
そんな友理奈をよそに、桃子がにこやかに言う。
「くまいちょー、それ感じてるんだよ」
「え…」
「だからぁ、ももがしてることがきもちくて声が出ちゃうの、分かる?」
「…うちの声、変なんだもん…」
「なにいってんの。ももはもっとくまいちょーのその声聞きたい」
「もも…いいの?」
「ももが聞きたいって言ってんの。…続きしていい?」
友理奈はすでに桃子を受け入れていた。
桃子の与える快感の虜になっていたのだ。
「…ももがいいんなら、いいよ」
こうして、桃子の友理奈への愛撫は再開した。
205 :
まろ:2011/10/18(火) 23:28:28.59
>>204 「お姉さんがゆっくり教えてあげるからね〜」
「自分だってしたことないくせに…」
「くまいちょーよりは知識持ってるもん」
そんな会話をしながら、桃子の両手は友理奈のブラのホックに達した。
桃子の指がブラのアンダーラインに沿って滑る。
友理奈は体をびくつかせ、自然と出そうになる声を押し殺す。
「声聞かせてって言ったじゃん」
桃子は呟くと、不意にホックを外した。
そこで桃子の手は止まる。
「…Tシャツ上げていい?」
「恥ずかしいからいちいち聞かないで…」
桃子はゆっくりとブラとTシャツを捲り、鎖骨あたりでTシャツをぐるぐるして固定した。
目の前には形の良い友理奈の胸がある。
思わずごくりと唾を飲み込む桃子。
そして、ゆっくりゆっくり、目の前のそれに手を伸ばした。
206 :
まろ:2011/10/18(火) 23:32:45.62
今日の更新は以上です
もう少ししようと思ってたら友達が来たので…
また明日の夜に更新します
学生なので亀更新で申し訳ないです
よければ感想ください!
207 :
まろ:2011/10/18(火) 23:35:13.12
>>201 恐れ多くも書かせていただいてます
よければ完結までお付き合いください。
|ω・) おや、新しい作者さんが 乙です がんばってください
いいですね...お互い経験ないってのが特に(笑)
改めて桃熊が好きなことに気づいたw
210 :
まろ:2011/10/19(水) 20:28:14.99
>>205 そっと両手で包むように触ると、友理奈の体が跳ねる。
桃子は柔らかく、すべすべしている胸を堪能するように揉んだ。
「…ん、…ぁっ」
相当気持ちいいのか、押さえ気味だが声が漏れる。
その声を聞いたとほぼ同時に桃子が先端を親指で擦った。
友理奈の体には電流のような衝撃が走り、肩を竦める。
「っ、あっん…、ももっ…」
桃子は体を捩らせながら自分の名を呼ぶ友理奈を愛しく思った。
両手はそのままで友理奈に噛みつくようなキスをする。
「…ふぁっ…、んぅ…んん…」
先端を中心に愛撫されながらのキスは友理奈にとって
刺激が強く、キスの合間に声が漏れる。
「…んはっ…、くまいちょー…、きもちい?」
桃子の問いかけに首を縦にこくこくと振る友理奈。
桃子は素直な友理奈がたまらなく可愛いと思った。
「…だったらもっときもちくしてあげるね」
211 :
まろ:2011/10/19(水) 20:41:59.22
>>210 桃子が少し頭を下げ、左の先端に口づけた。
友理奈は強すぎる快感から腰を引きながら逃れようとする。
しかし桃子が友理奈の腰をがっちりと両手で持ち、動くことを許さない。
ちゅ、ちゅっと音を立てながら口づけると友理奈から艶っぽい吐息が漏れる。
「…っ、ぁ、…んっ」
桃子の愛撫に合わせて漏れる声に桃子の興奮は昂る。
そして、ねっとりと舌で包み込むように先端を口に含んだ。
「んっ、ぁ、…も、もっ…だめだよぉっ…」
弱々しく抵抗するが、桃子の愛撫は止まらない。
赤ちゃんのように、友理奈のつんと張った先端を吸い上げる。
たまに口の中で舌の上で転がしたり、痛くない程度に歯を立てたりと様々な刺激が一気に襲う。
友理奈はそんな中、あることに気づいた。
「…ももっ、ももっ…!」
そのことを伝えたくて、桃子を呼ぶ。
桃子がちゅぷんと音を立てながら渋々口を離した。
212 :
まろ:2011/10/19(水) 21:01:14.95
>>211 「なに?」
「あのね……あの…」
「どうしたの?続けていい?」
桃子はなかなか言い出さない友理奈をもどかしく思い、愛撫を再開しようとする。
「…な、なんかね…下が…ジンジンする……怖い…」
友理奈の言う下とはなんなのか桃子には一瞬で分かった。
そしてその意味も理解した。
しかし、桃子はとぼけた声で言う。
「え!?大変!初めてだからなんかなっちゃったのかなぁ」
「怖いよ…ももぉ…」
本当に泣きそうになる友理奈。
桃子がさらに言う。
「ちょっと確認してみないことには…」
「え?確認って…見るの?」
「そりゃあ、見るしかないでしょ」
「恥ずかしいよ…」
「もう充分恥ずかしいことしてんだから今さらだよ」
友理奈の紅潮した頬はさらに赤みを増す。
桃子は立ち上がり、友理奈の手を引いた。
213 :
まろ:2011/10/19(水) 21:30:27.29
>>212 「ほら、くまいちょーも立って。ジャージ脱いで」
「ほんとに脱がなきゃだめ?」
「ももが見てあげるから大丈夫!ほら早く」
どこまでも単純な友理奈は立ち上がり、自分のジャージに手をかけた。
そして、そろそろと下にずらしていく。
「もー、くまいちょーおそいっ」
そういうと桃子は膝をついて友理奈のジャージと下着を強引に下げた。
友理奈の下半身は露になり、思わず友理奈が両手で隠す。
しかし桃子は見逃さなかった。
そこは充分に潤っていた。
「ちょっとよく見えないなぁ、くまいちょー、寝転んで」
「え!?」
「寝転んでくれたらよく見えるでしょ?はやく」
どん、と友理奈をベッドに押し、肩を持って強引に押し倒した。
そのすきに足からジャージと下着を抜き取る。
桃子は友理奈の長い足の間に割り込む。
「いや…、恥ずかしい!」
「変なんでしょ?病気とかだったら大変だよ?」
「でも…」
「ほら、見るから足広げて」
桃子が友理奈の内ももあたりを持ち、広げさせた。
214 :
まろ:2011/10/19(水) 21:58:30.60
今日の更新は以上です
変なとこで止めてすいません
また明日更新します
215 :
まろ:2011/10/19(水) 22:00:11.95
216 :
まろ:2011/10/19(水) 22:01:52.34
>>209 感想ありがとうございます
くまももいいですよね(^ω^)
大好きです
寸止め乙w
218 :
まろ:2011/10/20(木) 22:15:18.51
>>213 当然ながら、桃子はたった今初めて友理奈の禁断の場所を目にした。
そこは赤く腫れており、友理奈から滴る液で怪しく光っていた。
友理奈のそこをこんなに濡らしたのは自分だということに桃子はさらに興奮する。
友理奈は足を閉じようともがくが、間に居る桃子によってそれは許されなかった。
「くまいちょー…じっとして」
「やっ…どいてよぉ…見ないで…」
「だめ。じっくり見ないと分かんないよ」
「絶対見たら分かる?」
「当たり前だよぉ!ほら、大人しくしてね」
友理奈は桃子の言葉を信じて大人しくなった。
恥ずかしいのか顔を両手で覆う。
「んー…ああ、はいはい」
桃子はあたかも分かるかのように眺めながら呟く。
そして、身を屈んでさらに友理奈のそこへ近づいた。
かと思うと、ふーっと冷たい息を吹き掛けた。
友理奈の体がびくっと反応し、そこがきゅうっと閉じた。
一瞬閉じてまた開いたそこはとくとくと液を出す。
「これはお掃除が必要だなぁ」
「そ…掃除?」
「うん。くまいちょーのここから出てるお汁を拭かなくちゃ」
219 :
まろ:2011/10/20(木) 22:35:28.39
>>218 そういうと桃子が初めてそこに触れる。
筋に沿って人差し指を這わせると再び友理奈の体がびくつく。
「いっぱい出てるからももがきれいにしてあげる」
桃子の舌がそっと触れる。
「あっ…だめ!もも…汚いから…!」
「大丈夫。ももに任せて」
「いや…でも……」
桃子はお構いなしに友理奈のそこに舌を這わせる。
ゆっくりと下から上へ掬うように舐めると、友理奈の腰が浮く。
「ぁ…んっ…」
ぴちゃぴちゃと子犬がミルクを飲むような音をさせる。
友理奈にとってはその音が恥ずかしく、耳を塞ぎたい気持ちでいっぱいだった。
しかし、快感に耐えるために両手はシーツをくしゃっと掴んだ。
桃子の舌は止めどなく液を流す穴をちろちろ舐める。
「…んっ、はぁ……んん…ん、ぅ……」
部屋には友理奈の声と桃子の愛撫の音だけが響いていた。
220 :
まろ:2011/10/20(木) 22:40:43.41
ごめんなさい
今日の更新は以上です
日曜日までこんな感じでさらにゆっくり更新になります
毎日夜に更新するので今後もよろしくお願いします
221 :
まろ:2011/10/20(木) 22:42:32.45
>>217 寸止めすいませんwww
またこういう寸止めあるかもです
途中でもうしわけないのですが・・・
℃-uteから愛理&舞ちゃんでお願いします。
舞ちゃんが攻めでお願いします。
このリクエストを書き込もうとしたら、規制にかかったので書き込みできませんでした。
今の話が終わってからでいいのでお願いします。
223 :
まろ:2011/10/23(日) 00:29:28.59
>>219 自分は桃子に抱かれている。
桃子に愛撫されながらそう自覚し始めた友理奈だった。
しかし、そこで疑問が生まれる。
桃子はさっきから快感を与えてくれるが、桃子自身はどうなのだろう。
友理奈は自分のそれを綺麗に舐めている桃子に聞いた。
「…っん、ぁ…ももっ…?」
「…ん?」
「も、も…は……ん、…気持ちよくならなくていいの…?」
「…え」
友理奈への愛撫が止まる。
そして、桃子が顔を上げた。
そして仰向けに横たわっている友理奈の顔の両わきに手をついた。
「どーゆう意味?」
「…さっきからうちしか気持ちよくなってないじゃん…」
目をぱちくりさせる桃子。
そして微笑みながら言った。
「くまいちょー、ももをきもちくしてくれるの?」
224 :
まろ:2011/10/23(日) 00:42:18.35
金曜日に更新できなくてすいませんでした
紺行ったりと忙しかったもので…
明日はまともに更新できたらと思います
>>222 えっと、私でいいんですかね←
℃-uteは書いたことないんで不安ですが
頑張ってみます!
お疲れ様です(*´∀`*)
よろしくお願いします_(._.)_
226 :
まろ:2011/10/24(月) 00:12:47.00
>>223 桃子を気持ちよくさせる。
友理奈はそんな考えは全くなかった。
しかし桃子の期待しているような目。
「ねーぇ?くまいちょー?」
「えっと…なんていうか…」
「ももの胸、触りたい?」
「え?」
友理奈は無意識に桃子の胸に目をやる。
ぶりぶりなパジャマがふっくらと膨らんでおり、
柔らかそうで魅力的だった。
友理奈は、自分も桃子に触れたいと思った。
「さ…触っていいの…?」
「さんざんくまいちょーの体触っといてだめなわけないじゃん」
「…確かに」
「んー、じゃあももも脱ごうかな」
桃子が友理奈に跨がったまま体を起こし、ボタンに手をかけた。
「…やっぱりくまいちょーが脱がして」
「え!?」
「くまいちょーの中途半端なTシャツはももが脱がしてあげるから」
「…あ」
友理奈のTシャツは胸の上でブラジャーとともに固定されているままだった。
桃子が友理奈の手を引き、起き上がらせる。
227 :
まろ:2011/10/24(月) 00:23:31.79
>>226 「ほら、くまいちょー、ばんざーい」
楽しそうな声でいう桃子に苦笑いをしながら応じる友理奈。
極度の身長差もあり、すこし苦労したがどうにか脱がすことができた。
「次はくまいちょーの番」
「うん」
友理奈は桃子のパジャマのボタンに手を伸ばした。
思いの外、手が震えて上手く外せない。
やっと三つ目のボタンを外し終わったところで桃子が言う。
「緊張してるくまいちょー、可愛い」
「か、可愛くないよ!」
「えー。くまいちょーは可愛いよ」
「そんなことない。それならもものほうが…」
可愛いと言おうとしたが、桃子の性格上言わないほうがいいと思った。
しかし桃子はにやにやと笑っている。
「もものほうが、なぁに?」
「いや…なんでもない」
「もう!ごまかさないでよ」
「はいはい。可愛い可愛い」
「……」
桃子の反応がない。
友理奈が顔を覗くと、驚くことに桃子は真っ赤になっていた。
228 :
まろ:2011/10/24(月) 01:22:45.52
>>226 「ほら、くまいちょー、ばんざーい」
楽しそうな声でいう桃子に苦笑いをしながら応じる友理奈。
極度の身長差もあり、すこし苦労したがどうにか脱がすことができた。
「次はくまいちょーの番」
「うん」
友理奈は桃子のパジャマのボタンに手を伸ばした。
思いの外、手が震えて上手く外せない。
やっと三つ目のボタンを外し終わったところで桃子が言う。
「緊張してるくまいちょー、可愛い」
「か、可愛くないよ!」
「えー。くまいちょーは可愛いよ」
「そんなことない。それならもものほうが…」
可愛いと言おうとしたが、桃子の性格上言わないほうがいいと思った。
しかし桃子はにやにやと笑っている。
「もものほうが、なぁに?」
「いや…なんでもない」
「もう!ごまかさないでよ」
「はいはい。可愛い可愛い」
「……」
桃子の反応がない。
友理奈が顔を覗くと、驚くことに桃子は真っ赤になっていた。
229 :
まろ:2011/10/24(月) 01:25:10.60
更新遅くてすいません
今回もまた微妙なところで…
もう気づいてるかもですが、次はちょっと意外な展開かもです
230 :
まろ:2011/10/24(月) 19:20:33.01
今気づいたけど同じの二つも貼ってますね…
原稿とか書かずにここで話考えてるのに。
とりあえず見にくいことになってすいません!
気にしなくて大丈夫です!
初々しくさがなんとこれから...
232 :
まろ:2011/10/25(火) 21:31:29.53
>>228 「自分が言わせたくせになんで赤くなるの?」
「いっつも可愛いなんて言ってくれないじゃん!」
「だってももすぐ調子乗るじゃん」
「そんなことないもん」
友理奈は赤くなる桃子が新鮮だと思った。
いつも余裕オーラを振り撒いてる桃子だけに、そのギャップに驚いた。
「なんか今のもも、可愛いかも」
そんなことを言ってみたら、桃子の顔はさらに真っ赤になった。
友理奈は気づく。
「もも…実は褒められたらはずかしいんだ」
「ちがうってば!」
「だって赤くなってるし」
「もう!はやくボタン外してよ」
「はいはい」
桃子の意外なところを見て少し緊張がほぐれた。
すんなりとボタンを外し終わる友理奈。
桃子を見ると、まだ頬に赤みがあった。
「くまいちょーがあんなこと言うから…なんか照れるじゃん」
「照れてるもも、可愛い」
233 :
まろ:2011/10/25(火) 21:52:30.72
>>232 友理奈は普段の桃子には可愛いなんて言わないのに
今の桃子には幾らでも言ってやりたいと思った。
急に桃子が裸の友理奈に抱きついた。
それさえもまた、可愛いと感じる友理奈。
「くまいちょー、優しく触ってね」
「うん」
そのまま友理奈の首筋に顔をすりすりして甘える桃子。
友理奈は応えるように桃子の腰を引き寄せた。
そして、ブラジャーのホックを片手で外す。
「指長くていいなぁ」
「そんなことないよ」
一旦桃子の体を離し、ブラジャーを完全に取った。
「もも…意外に大きいよね」
「そぉかな。あんま変わんないよ」
友理奈にとって、桃子の胸を触るのはなかなか勇気がいることだった。
234 :
まろ:2011/10/25(火) 22:40:42.37
今日こそはまともな更新を、と思ったのですが
ゆうかりんのこともあり、予定どおりにいきませんでした
なんかエロより甘い展開ですいません
完結は思ったよりまだ先ですorz
>>231 ありがとうございます
読んでくれてる方がいるって分かって励みになります
235 :
まろ:2011/10/27(木) 22:44:01.04
>>233 「くまいちょー?どうしたの?」
なかなか触れてこない友理奈に桃子が言う。
友理奈は躊躇っていた。
「…なんか…いざ触るとなると、さ」
「大丈夫だよ。もももくまいちょーの触ったんだし」
「うん…」
「くまいちょーの好きなように触って?」
その言葉で友理奈は決意した。
そして、桃子の胸に手を伸ばす。
触れると意外と冷たく、それが心地よかった。
そして何より想像以上にとても柔らかかった。
手のひらで包むように持ち上げると形が変わる。
友理奈はしばらくその感触を楽しんだ。
「…くまいちょー…」
「ん?」
「触り方…エロい…」
「え!?ごめん!」
「謝らなくていいよ。続けて」
友理奈が桃子の顔を見ると、少し紅潮していた。
ふにふにと感触を楽しんでいた友理奈が言う。
「ねえ、もも。舐めてもいい?」
エロすぎ
いいねえ
そういえばショボーンの人はどこに消えたんだ
新狼のスレは読んだ事ないけどあっちに統合でもされたの?
新狼にいるよ
新狼で書き続けてるのは知ってる
こっちはどうなってるのかな
241 :
fusianasan:2011/11/05(土) 04:26:21.24
test
tes
愛理〜〜〜
244 :
まろ:2011/11/14(月) 19:34:26.78
>>235 「…ん、いいよ」
目を細め、気持ち良さそうに言う桃子。
友理奈はそんな表情にぞくっとする。
二人の身長差もあり、座ったままだとなめるのは難しい。
友理奈はゆっくり桃子を押し倒した。
桃子は友理奈に身を委ねた。
友理奈は四つん這いに跨がり、そっと舌を鎖骨につけ、一舐めした。
ため息とともにぴくんと反応する桃子。
それを見た友理奈は膨らみにも舌を這わせる。
「…あ、くまいちょ、…」
ぺろぺろと膨らみを舐め回すと桃子が切ない声を出す。
ゆっくり、ゆっくりと頂点に近づき、ついに、触れた。
「ひゃっ……!…ん」
強い快感から逃れようとするが、反射的にのけ反ってしまう。
友理奈はお構いなしに吸い上げる。
245 :
まろ:2011/11/14(月) 19:45:31.84
>>244 げる。
「んっ…ぁあ、くまい、ちょー……」
桃子の声をもっと聞きたくて、さらに口内で転がす。
先程、桃子から受けた愛撫を思い出しながら舌で弄んだ。
「…ん、ぁ、だめっ……!んぁ…!……、………!」
喘ぎ声とともに桃子の体がびくんと跳ね、小刻みに痙攣し始めた。
友理奈は急な出来事に驚き、口を離す。
「もも?大丈夫!?」
「…だいじょーぶだよ」
「でも…すごい汗だよ?なんかぐったりしてるし…うちのせい?」
「んー、くまいちょーのせいかな?」
「やっぱり…」
「くまいちょーのせいでイっちゃった」
きょとんとする友理奈。
「いった、ってどこに?」
「くまいちょーってさ、天然通り越してあほだよね」
「え!?しょうがないじゃん、まだ習ってないんだもん」
「あのねぇ、こういうのはがっこじゃ教えてくれないんだよ?」
「じゃあどうすればいいの?」
「…ももが教えてあげる」
246 :
まろ:2011/11/14(月) 19:56:49.90
>>245 「どうやって?」
「わかんないなら実際にイカせてあげる」
「え…?」
「普通は胸だけじゃイかないんだけどももは敏感なのかなぁ」
「ん?」
「なんでもないよ、じゃ、交代ね」
桃子は素早くたちあがり、友理奈を寝かせる。
そして先程のように友理奈の足の間に入り込んだ。
「あっ!もうだめだよ、もも」
「知りたいんでしょ?怖くないから、ね?」
「……うん」
友理奈は好奇心には勝てなかった。
そして再び、友理奈へ桃子の愛撫が始まった。
247 :
まろ:2011/11/14(月) 20:09:40.80
再開です。
ものすごく遅くなってしまい、申し訳ないです。
なるべくはやく完結しますね。
ここからまた桃子攻めで。
待ってました(*´∀`*)
madakana-
?
?
?
♠
↵
256 :
fusianasan:2012/10/22(月) 17:56:37.03
あげ
誰か書いてくれないかな
やるかー
258 :
fusianasan:2013/02/07(木) 21:16:52.92
あげ
待機中
書いてー
ヘンタイ和尚のゆりな小説が好きだったな〜
262 :
ベリ命:2013/05/21(火) 23:49:23.43
武道館が決まったのも私「清水佐紀」のおかげだな^^
清水の心は晴天だった。
一方その頃のももち・・・
あの糞キャプ今のベリでどーやって武道館を埋めるんだよ!
糞糞糞!!!
mj気分悪い
プロの怒りは止まらなかった。
℃-uteのファンからバッシング受けてる状態なのに、プロは冷静だ。
ちなみにその頃須藤は「怪盗キッド」のDVDを見ながら塩分たっぷりのスナック菓子を食していた。
須藤は準備を怠らないw
ど〜にかしてキャプを痛めつけることが出来ないだろうか、こんなにも私たち肩身の狭い思いをさせてるんだから。。。
メンバー3人の眼光が光った。
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fusianasan:
なんかきてるー