裏痴漢電車

このエントリーをはてなブックマークに追加
142fusianasan
>>134
(人のよさそうな男性は、恥ずかしさに耐えかねて出したサインに気付いてくれそうもなく、何か話しかけてきている)
「……ですよね〜、…………迷惑ですよね?」
あ…あの、その…、い、いえ…
(痴漢に遭うことはこれまでもなかったわけではないが、睨みつけるとやめたり、バッグで払いのけると
その手を引っ込めたりで、声を上げて助けを求めずに済んでいた)
(今日はいざとなったら庇ってくれる人もいそうだし…と油断していたのかもしれない)
(自分の片手も人の間から伸ばした指先だけで壁に掴まり、身を守る努力はしていたが
片方の手はお尻にまわしているので、密着し触れそうになる胸を守るのは肩と肘の辺りだけ…
まるで片手を背中に不自然に捻られたよう)
やっ…やだっ!
(これ以上の侵入を許さないようにしっかりと閉じた脚も、バッグで手を押さえつける抵抗も
何も気にしていないような傍若無人な手の動きに、腹立たしくなってくる)

(スカートの下に入り込み太腿辺りを弄る手の動きは止まる様子がなく、ストッキング越しの弾力を楽しむかのように
行きつ戻りつして、そして…)
…っ!!うそっ…やっ…、いやっ…やめっ…
(爪を立て裂け目を指で作ったのか、そのまま生き物が這い登るように指先から掌全体を滑り込ませて
直に触ってくる)
やだっ…気持ち悪い
やめて…やめっ…もう…いやぁ…
143fusianasan:2010/06/15(火) 18:28:34
(ただ触られるだけなら声を上げて助けを求められたのに…ストッキングを破られた今、羞恥心が勝り
逆に声を出せなくなってしまった)
でも……これ以上されたら…やだっ…やめっ…!
(下着に手がかかり、思い切って声を出して助けを求めようとした時)
・・・・
(駅に着くアナウンスがあり、これで痴漢との攻防は終わり…)
(破られたストッキングに情けなさは感じつつもホッとして…、少しは混雑も解消するのかと期待をしたが)

(周りは奥に乗り込んで混雑を避けようとする人々らしく、誰一人として降りる気配がなく、
逆に乗ってきた人の圧力で男性の体ごと密着したまま押し付けられる)
やっ…!…っ……
(なんで降りますっていわなかったのよ…、)
(脚の間にまだ置かれたままの、痴漢の手のおぞましい感触に後悔したが遅く)
っく…ぁ…っ…!
(揺れる電車に合わせるかのように掌全体で奥に入り込み…そして)
…やだっ…そんな…やっ!
(ぎゅっと力をこめて太腿を閉じているが、それすらも楽しむように蠢く手が下半身を弄りまわる)
(半身を捩ったまま上半身は押し付けられ、嫌悪感からその動きから逃れようと腰を動かす)

(このまま黙っていると、もう…、これ以上触られたら指、挿れられちゃうかも…やだっ…それだけは…)
やっ…やめて…くださ…いっ…!
(あまりの混雑に首だけを捻り、肩越しにお尻付近の人に向かって言う)
(車内の喧騒に紛れる程の声だが、少なくとも痴漢本人と、密着した状態で自分を庇ってくれている男性には
聞こえたはず)
(痴漢をされていた、ストッキングを破られ下着まで触られていたという羞恥はあるが、これでもう終わった…、
あとはこの男性が助けてくれるかもしれない…と甘い期待もあった)
144fusianasan:2010/06/15(火) 18:29:03
帰ってきたら規制だったので、暫く来られないかもしれません。
最後まで出来ないのも残念ですが…。
どなたかできる方がいらしたら…、よろしくです。