設問：文を完成させよ｢一生そ○○○る｣

おいしいねって満面の笑顔で言われてたので、つい、顔が緩んでしまった。
そ、そんなに変だった？と、いつもの困り顔に戻ってしまい酷く後悔した。
いや、ちっとも変じゃないよ、ちょっとね・・・・言いくぐもって三橋を見るとポテトを掴んだまま手が止まっている。
ひろいフロアーはお昼時で沢山の人が喋りながらめいめいの胃袋にファーストフードを詰め込んでいる。
や、悪い意味じゃないよ、あくまでも俺の都合でね、ああ、なんて言ったらいいのか。
すがりつく様な目は俺から離れない。笑顔が見たかったなんて、まさか言えないよな。
三橋の半開きの口にポテトを2〜3本突っ込んだ。ムッとした顔になり、そのまま、もぐもぐ食べてしまった。
つ、次お、おごってよ！こ　今度はご馳走　だよっ！
きれ気味に言われて内心ホッとする。ションボリしているよりは怒った顔の方がずーっといい。
三橋は食いしん坊さんだな、何が食いたいか明日までに考えておけよ　俺は手に付いたポテトの塩を払って三橋の頭を撫でた。
バーゲンセールの赤いノボリが向かいの店の前ではためいている。
ガーリックの下ろし金が欲しかったんだよな。
うんうんと既に次に食べたいものを考え悩んでいる三橋に、買い物付き合わねえってどう切り出そうか。
めが三角形になっているから、かなり真剣度が高いよな。
えんえん悩むよりさっさと連れ出して、アイスでもゴチすりゃいいか。俺はトレーを持って立ち上がった。