ウンコ「我が名を讃えよ」

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654報復 ◆VcF/7Q9ljI
そうか今日は投票日なんだな・・・



土曜日の午後、久しぶりに群馬から修ちゃんがやって来た。
オレは阿部君と両想いになったばかりですごく浮かれてたものだから、修ちゃんにはすぐ
普段のオレとは違うってことを見抜かれた。
なんかあったのかって何度も何度も聞かれてオレはついに阿部君とのことを喋ってしまっ
た。
もちろんお父さんにもお母さんにも他の誰にも内緒にしてほしいって頼み込んでから言っ
たんだ。
修ちゃんは約束を破るような人じゃない。
「びっくりするかもしれないけど……」と前置きしたけど、本当に修ちゃんは驚いていた。

「なんで、お前が男となんて付き合うんだ!?」ってまるで怒っているみたいだった。
ううん、「みたい」じゃなくて本当に修ちゃんは腹を立てていた。
元々きつい感じの顔が硬くこわばってオレを睨んでいる。
オレはどうしていいのかわからずただ修ちゃんの顔色を窺うだけだ。
「……廉、電車でどっか遊びに行こうか?」
緊張が限界に達した瞬間、ふっと肩の力を抜いた修ちゃんが薄く笑いながらそう提案した。
オレは修ちゃんがキゲンを直してくれたんだと思って喜んで「うんっ!」と返事した。
655報復 ◆VcF/7Q9ljI :2009/08/30(日) 04:18:45
>>654


オレはどうしてなんでも簡単に考えてしまうんだろう。
まさか修ちゃんがこんなことをするなんて、家を出て電車に乗るまでは全然わからなかっ
た。
修ちゃんはオレの知っている修ちゃんじゃないのかもしれない。
家の近くの駅から大きな駅まで来て、そこから山の方に向かう空いている電車に乗った。
オレたちのいる車両には他に6人しか人がいない。
みんな眠そうな顔でガタンゴトンと電車の動きに合わせて揺られている。
修ちゃんはオレにぴったりくっついて肩に頭をもたれさせた。
ちょっと変だなと思ったけど、口に出して言うほどのことでもないし、また修ちゃんを怒
らせたくなかった。
ふっと肩が軽くなったのは突然修ちゃんが頭を上げたからだ。
自分の上着を脱いで軽くたたむとそれをなぜかオレのお腹のあたりに置いた。
そしてまたオレの肩に頭を乗せる。
なんだかわけがわからず胸がドキドキしてきた。

修ちゃんは手をそろそろと上着の下から潜らせてオレの股間で止めた。
耳元で囁かれると吐息がかかってゾクリと背中が震えた。
「……なあ、廉、その阿部ってヤツとどこまでやったんだ…?」
修ちゃんの手がオレのズボンの上であやしく這いまわる。