空気を読まずに発射オーライ!
1
三橋さんが、一休みのために外した俺のメガネを掛けている。
「中村君 の メガネ、すごくあつい よ!」
きゃっきゃうふふ ブサカワ三橋
慣れないメガネ アホビッチ
熱いってナニが?
たまらんのうたまらんのうたまらんのう!!!
2
しばらくちんぴくを抑え楽しみながら見ていると、三橋さんがメガネをつけた自分を見るために鏡を振り返った
三橋さんの背中が俺の方を……あれ?
背中にチャック?
チャック?チック?チック君?三宅さん?
まるであたりまえにあるかのように、銀色のチャックがついている
一時の沈黙が俺の中を走ったが、魔術にかかったように背中のチャックに手が伸びた
じ、じ、じじじじじじ
…ベルセルクのベヘリットよろしく、目ん玉がぐりっと現れた
俺はまた、そっとチャックを元に戻した…
3
あれから何も変わっていない
チャックがついているのに何も変わっていない。これは一体何なの!?
しかし今の三橋さんが俺の知っている三橋さんではないとするならば、俺の知っている三橋さんはどこに行ってしまったというのだ?無事に生きているのだろうか!?
俺は手段に出た。
三橋さんが、やがてうつぶせに寝るだろう位置に紙を用意した。
なんと裏返すとそこには魔法円がかかれているのだ!
4
「エロイム エッサイム 我は求め訴えたり!」
涎の池に沈んでいる三橋さんに向かって俺は唱えた
すると三橋さんの大腸あたりから、獣の叫び声のような音が聞こえるではないか!
そして特大の屁が出た。臭いはしない
……いや、三橋さんの尻に顔を近づけると匂いが。これは…!
「ん、んん、お、俺は…?」
「うんこ漏らしてないか今確認します!」
「い、い や だああああああああああああああ」
必死に最後の砦を守る三橋さんと格闘しながら、パンツのゴムに手をかけたところで
タライが俺を狙撃した
終わり