俺ら「三橋たんのおしっこで、と送信」

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652fusianasan
「よーし、3L飲んだな。あと1.5Lだぞ」
俺はつい興奮しそうになる口調を抑えて、三橋に告げた。
ここは西浦高校の部室の中。練習後の部室は、がらんとしているのにどこか人いきれの熱が残っていて、
夏の祭りの後のようだといつも思う。
そう、祭りなんだ。三橋と俺がしていることも、その祭りの狂騒がさせたことなんだきっと。
そうでも思わなければやってられない。ぶるりと頭を振って、俺は頭から雑念を追い出した。
チームメイト、ましてやバッテリーの片割れのションベンを売るために集めるなんて。

「ぷぁ も もう飲めないよう」
すでにユニフォームの下腹部分が出っ張ってきている。三橋は俺のおかしな申し出にも
異議を唱える事無く、けなげにアクエリを飲み下す。そして俺の指定したトイレにションベンをしては
帰ってくる、というのを繰り返している。もう大きなペットボトルが2本空になった。
へちゃっと畳の上に座ったまま、所在なげに立ち尽くす俺を三橋はぼんやりと見上げていた。
その視線は、まるで幼い子供みたいで、いつだって俺の胸を苦しくさせる。

「いい子だから、あと少しだけ飲んでな?」
「う うん」
あやすように下腹をなでてやると、しまりのない顔がより一層しまらなくなった。
頬も上気して、いつもこの後に待っている、俺の「ゴホウビ」を期待しているのがダダモレだ。
健気で、馬鹿で、淫乱で、かけがえのない俺の投手。

「お オレ のめるよ!もっと飲める!だから阿部くん、オレのこと」
「わーってんよ」
あと一回三橋がトイレに行ったら、集めたションベンを「おじさん」に売るんだ。
「ゴホウビ」をやったら、肉まんの一つも買ってやろう。
俺は三橋から視線をそらすことなく、最後に残ったアクエリのボトルを開けた。


※ごめん俺>>634じゃないが別設定で書いてみた すまんこ