三橋「アンテナよし、地デジよし、オレ　ミハシ！」

頭かゆいぜと三橋に言ったら
「あ　暑いよ、ねー」
肩がかゆいと言ったら
「あ、あせも、かな」と心配された
足の裏がかゆいと言ったら心配した三橋が俺の足の裏を見てくれて
「く、くさっ…」とか言われた
胸板がかゆいと言ったら三橋は見てくれないで目をそらした
背中がかゆいと言ったら三橋は青ざめていた
耳の中もかゆいと言ったら三橋は黙って俺から少し離れた
股間がかゆいと言ったら半径５ｍ以内に入ってこなくなった
ちょっとショックだった
たかが少し風呂に入ってないだけなのに三橋は残酷だって言ったら
「い　いつ　から　お風呂、は　入って、ない　の？」とか聞き返された
そういえば、いつからだろうか
風呂に入った日の最後の記憶はドラクエ８の発売日。ｗｋｔｋしながら風呂から出てすぐプレイしたのは覚えてる
「は、浜　ちゃんっ、はま、浜ちゃん！」
さすがにそんなに風呂に入ってないわけがないと日記を開いてみた
こう見えても俺はまめに日記を付ける派だ
最後に書いたページを探して開いてみると、そこには一言しか書かれていなかった







かゆ　うま




三橋に、逃げろって言ってやりたかった