(仝ω仝)「阿」

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680fusianasan
俺は短冊に願い事を書いた。
「今晩、三橋とセックスが出来ますように」

俺は注意深く短冊を笹に括りつけた。
まず、上をみる。不穏な丸い大きなものは無い、良し。
そして辺りを見回す、やはり円筒状の平たいものの影も形も無い、良し。
今日は俺の家に野球部の連中が三橋と共に遊びに来る事になっている。
居間でご飯を食べている最中に三橋を個室に呼び込んで事を致す計画を立てた。
枕もとのゴムの配置良し。スタンド脇のローション良し。準備万端だ。
程なく野球部の連中がわらわらとやってきた。
俺はさっさと居間に案内し、料理をしこたま出した。餌を与えておけば野球部なんてちょろいもんだ。
俺は三橋を呼び出し部屋に連れ込む事に成功した。
「お、俺君、沢山CDが ある 音楽好き?」三橋はかわえええ、俺はヘロヘロしながら
「お、おう ポップスだけどな」ポップス・・・ぽ・・・これはセックスとは違うぞ。
俺は一人突っ込みをしながら三橋をベッドの脇に座らせる。
「お 俺君の部屋、広い ね 凄い、電話もある・・・おっきな電話、電話に何かついて る?」
「ああ、これはファックスだよ、普通紙対応なんだ」ファックス・・・違うよセックスだ、ファクスじゃない。
俺は三橋の脇に座る。三橋は無防備にニコニコ笑っている。ああ、かわえええ。
「俺君、この黄色い袋なに英語書いて ある?外国行ったの?」
「親父の出張土産が入っていたんだ、タックスフリーって書いてあるんだ」・・・タックスじゃねーよ、セックス。
だんだん読めてきたぞ・・・畜生、俺は絶対事を致してやるぞ。俺は三橋ににじり寄った。
「あ、ど、どうしよう・・・靴下の指のところに穴が空いてる・・・」
「気にスンナよ、俺の靴下やるからそれ履いて居間に戻ればいいよ」・・・そうだね、ソックスだね。
俺は三橋をぎゅうと抱きしめた。細くて柔らかな体。これで1試合投げきってしまうなんて凄すぎる。
「お、俺君? どうした の」三橋は何の警戒心も無く聞いてくる。この無垢な感じが堪らん。
バンッと大きな音を立ててドアが開いた。三橋の肩越しに野球部員の面々が立っているのが見えた。
ひーふーみー・・・6人・・・シックス・・・シックスね。
俺はすぐさま三橋から引き剥がされ、床に叩きつけられた。
飛んでこない様に床にガムテープ貼りされた金ダライに頭を打ち付けて俺は気を失った。
スィーツ(笑)