三橋「どどうしたの?あべくん 気分 わるいの」

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393fusianasan
「ニシヒロ、西浦高校最寄のバッティングセンターを買いとって、西浦専用にしてくれ」

「受理したよ、西浦高校の野球部員のみが無料で使用できるようにするね」

「ああ、頼む」

「性格の悪そうな捕手が三橋穴の救世主たらんことを、ミハレス・アナリージュ」

「性格、っておい!……ったく」

いつのまにか、俺の手にあったこのミハレス携帯。
100億円がチャージされていて、先程のニシヒロという男に要求を伝えると、それに見合った金額と引き換えに実行される。
ミハレス・アナリージュというのは、どこかの言葉で「三橋穴をもてる者の義務」という意味らしい。
そして、この携帯を使って三橋穴を正しい方向へ導かないと俺は消されてしまうのだ。
とりあえず、三橋穴の持ち主である三橋の幸せ、つまり、充実した野球生活を実現する為に活動していた。
これがMr.タジマサイドの考える正しい方向と一致するのかはわからないが、俺は俺の信じる道を進むしかない。
このミハレス携帯をもつ者:アナソンは、俺の他にもいるらしく、その使用履歴を見ることができる。
自分の行動の参考に見ていたが、その中で明らかにおかしいアナソンがいた。