三橋「で デリヘルから来ました、れんれんでー」

このエントリーをはてなブックマークに追加
960イカロス三橋神話 埋め
細工の名人であった三橋の父は、阿部父の為に迷宮(阿部宅)を造った。
だが三橋の父は後に阿部父から見放され、息子の廉と共に塔(阿部宅の2階)に閉じ込められてしまう。

二人は塔を抜け出す為、鳥の羽をかき集め大きな翼を造り始める。
大きい羽は糸で止め、小さい羽は蝋(ろう)で固めた。
そして完成した翼を互いの背中につけ、父は廉にこう忠告した。

「廉、空の中くらいの高さを飛ぶんだよ。あまり低く飛ぶと霧が翼の邪魔をするし、
 あまり高く飛ぶと太陽の熱で溶けてしまうからね。」

二人は飛んだ。
練習中の西浦の面々や三星学園の部員達が三橋親子の姿を見て、
ブサイクで神々しい者が空を飛んでいるのだと思った。

廉は注目されたがゆえに調子に乗ってしまった。父の忠告も忘れて、
あまりの気持ち良さに高く高く飛んでしまった。
太陽に近づくにつれ羽をとめた蝋が溶けていく。廉は羽を失い、青海原に落ちてしまった。

以後、その海は俺らの海と名づけられたのである・・・・。