「三橋、今日の聖歌隊の練習の後に、俺の部屋に来なさい」
「わ、わか、りました、阿部神父」
「や、やめ、て、阿部、神父」
「誤解してるみたいだな、三橋。俺はおまえに聖なる力を授けようとしてるだけだよ。さぁ、尻をこちらに突き出すんだ」
「や、やだ!ち、近寄るな!」
「バカ!静かにしろ!」
「騒がしいよ、何事だい?」
「さ、栄、口、神父!」
「ちっ」
「あ、阿部神父、下半身丸出しで何をやってるんですか?!」
「あ、阿部神父が、オレに、オレに変なことしようとした!」
「なんだって!どういうことですか、阿部神父?」
「なんのことだかわかりませんな、子供の戯言でしょう」
「じゃあ、何故丸出しなんですか?!」
「私が着替えをしている所に、急に三橋君が入ってきて、騒ぎ始めたんですよ。困ったもんだ」
「う、嘘、だ!!」
「三橋はこう言ってますが?」
「あなたも知ってるでしょう、三橋君が少し足りないのは」
「な、なんてことを言うんだ!!」
「どちらにしろ、これは三橋君と私の問題だ。下痢腹神父は黙っててもらいましょうか」
「げ、下痢腹…。と、とにかく、今日は、三橋君は私が預かるます」
「ご勝手に」