「三橋、誕生日おめでとう。」
「ウヒッ お、俺君、ありがとう」
ブサイクな顔を赤らめ、恥ずかしそうにもじもじする三橋。
「お前前にでっかいにんじんが好きだと言っていたよな?」
「う、うん!!」
「俺との赤ちゃんも欲しいと言っていたよな?」
「うん!!!」
「というわけでこれを受け取れ三橋!」
俺はでっかいにんじんに三橋の顔を書いて赤ちゃんの服を着せたお手製の人形を三橋にプレゼントした。
「す、すごい!!ありがとう」
「嫌、この人形はまだ完成していない。」
「?」
「これを三橋が丸呑みし、尻から産み出すことで初めて俺と三橋の愛の結晶になる。だから丸呑みするんだ。」
「ム、無理です…」
「お前ならできるさ。さあ!!」
でかいにんじんを目の前にした三橋が困った顔でこういった。
「ううっ…大きいよう…」
その時、俺の股のにんじんが大根に成長した!!
「三橋!これで子作りだ!!!」
ルパンダイブで服を脱ぎながら
三橋の尻穴に種をまこうと
したらにんじん人形がいきなり動き出し、俺と三橋に語りかけてきた
「ワターシ、ニホンゴワカリマセーン」
「す、凄い!!こ、この子、にんじんの国の子供なんだって!!」
「言葉がわかるのか三橋」
「う、うん、オレの頭の中にアッタカイ光のような物が…流れ込んでるみたいな…う、うまくいえないけど
とにかく言葉がわかるんだ!!!」
「ナンジノニンジンヲアイセーヨ ナンチテナンチテ」
「これはどういう意味なんだ?」
「俺くんと、オレの愛の力で本来の姿にもどれた、と、いってマス。」
「クソシテネル。バッハーイ」
「ぼくは、にんじんの国に帰るけど、いつもお父さんとお母さんのことを見守っているからわすれないで、と、いってマス。」
暖かい光がにんじんの周りを包み込むと、天に吸い込まれるように空に昇っていった。
「サツマイモクエヨー ハアミガケヨー シュクダイシロヨー」
にんじんの清らかな声は俺と三橋の心の中にいつまでも残っていた。
あれ以来俺と三橋は、よく青空を見上げるようになった。
青空にはいつもあのにんじんの笑顔があるから…