三橋「ブサイク王に、俺はなる!」

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トリップできたよー
ミハ誕に向けて書いていきます
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俺、三橋 廉 グラビアアイドル・・・・で す。男なのに。
ちょっと前に、「グラビアアイドル選手権」というアイドル発掘コンテストに
友達の田島君が面白がって俺を応募したのがきっかけで、
なぜか、グランプリになってしまって、今に至ります。
親からの反対も特になく、(ほんとは 止めて欲しかった)
所属事務所も「モモカン芸能プロダクション」というところにトントン拍子で決まって、
俺がツッコミを入れる暇とか、なかった。
事務所の社長は、俺なんかよりよっぽど、グラビアアイドルに向いてる
おっぱいの大きい美人なおんなのひとで、びっくりした。
「三橋君!なんで君がグランプリになったか、わかる?!」
社長は、相変わらずのハキハキした早口で、俺はオロオロしながら、
「え、うおっ!あ、わ、わかり ま せん・・・・」
と答えるしかない。
「オシリ、よ!!!」
「えっ」
「もう時代はオッパイじゃないの。ま、オッパイも重要だけど。でも、それよりも君のオシリ!」
社長は俺の肩を掴むと、ぐるりと半回転させた。
「みて!このおしり!扇情的ねぇ!!!」

「ハイ。これは大きい武器だと思いますよ。世間はオッパイで飽和状態だ。シリを求めてると思いますね」
ニヤリと藁って冷静に答えたのは、俺のマネージャーをやってくれている阿部さんだ。
この道ではベテランらしい。
「あ、うあ、で、でも、俺、男、だし・・・・」
「じゃあっ!早速撮影行って来て頂戴!どんな写真ができるか楽しみだわぁ・・・」
「ええ。いい仕事してきますよ。」

社長と、阿部さんの耳には、俺の声なんて届いて なかった。