割り込みすまん植物ネタ。数レスで終わる。
>>150は偉大。
どこを間違ったのか。
俺はみはしが欲しかったんだ。しかし種から育てるなんて無理。
だから友人が育てていたみはしが増えたと聞いて株分けしてもらおうと思い、そいつのマンションへ行った。
「それが増えたんだけど、みはしじゃなくて変なのだったから間引いて捨てた」
たまにあるらしいんだよな、と友人は言った。
増える時、形はみはしに似ているが顔の全く違う変異種が出てくることもあるという。
次の機会にするか、と思い友人宅を出た。
ゴミ捨て場の前を通りかかると、ガサガサ音がする。
見れば大きなぬこ様がひとつのゴミ袋を猫パンチしていなさった。
ガン見した。すいません嘘、チキンな俺は硬直した。
何故ならクリティカルヒットのたびにゴミ袋が「ぎゃっ」「ぐおぇっ」と悲鳴を上げるからだ。
「や、やめなさいぬこ様、ゴミだって生きてる」
ポリ袋を破ると茶色い毛がもりっと出てきた。こんなもんじゃ俺は1滴ぐらいしかちびらない。
袋の穴から転がり出たそれは、カップめんのカス他いろんなゴミにまみれて半死半生だった。
いっそうwktkするぬこ様を見た時、俺の手はそのみはしっぽい顔違いをつまみ上げていた。
それから1週間。
俺のマンションの風呂はジャングルになった。
みずたにと名乗ったそいつは、好きなものを聞くと水と答えたので風呂に置いた。
そしたらテンションを上げてぐんぐん伸び、3日目にはツルが風呂場の天井を覆いつくした。
5日目には何の悩みもなさそうに笑ってた顔がどっかいって、植物空間だけがそこにあった。
何か言っても返事はなく、風呂に入ってる間も絶え間なく育つ。落ち着かない。
もはやバーナーでもなければ処理できない事態になり、俺はアッー!の人がいない銭湯に通うことにした。
10日目、みずたには水道の蛇口を開けてセルフ成長している。
少しだけドアを開けて覗くと、目ざとく隙間からにゅるんと出てくる。にゅるん…?
とりあえず、もう植物かもよくわからない触手がシャルウィダンス。