色々低レベル注意。
俺は浦和の平和を守るダークナイト。間一髪の乙女のピンチを救って合法レイポが俺の日課。
今日も中学校の校歌を歌いながらマントをはためかせ、
最近痴漢スポットが多発している西浦高校付近上空をパトロールしていた。
「三橋頼む!先っぽだけ!!先っぽだけでいいから!!」
「イヤダアアアアアアアアアアア!!!!」
むむっ!これはけしからん!女子高生!女子高生の悲鳴だ!!
「とうっ」ガッシャーンと派手な音を立てて犯行現場と思しきプレハブ小屋の一室に殴り込む。
運動部の部室と思われる部屋の中には半裸に剥かれつつある茶髪の上に黒髪がのしかかっていた。
「てめェ!!ウチは部費ギリギリなんだよ!!」
こいつは見るからに悪人ヅラだ!俺は迷うことなく腕をクロスしてビームを弾き出す。
「unkomonogatari!!」
「ぐあっ…!」
黒髪の男は腹と尻を掴んで千鳥足で部室を出ていった。
「あ、ああの、ありがとうございました…!」
「いや、なに、私はか弱き乙女が不届き者の毒牙にかかるのを黙って見すごせない性分なのさ」
私がそう決め台詞を吐きながら今日の獲物もとい被害者の女子高生を見下ろすと、
キラキラ輝くまぶしい瞳で俺の全身を舐めるように見上げていた。えっ。