仝ω仝)<1000と三橋の穴隠し

このエントリーをはてなブックマークに追加
361夜の勉強会 ◆svE7zVnzek
前回まではwiki参照
久しぶりすぎてすまない


頭と体を洗って、もう一度湯槽に浸かってお風呂を上がる。
いつもより念入りに洗ってる自分がバカみたいだなぁって思う。
こんなこと考えてるのって、オレだけ、かな。阿部君、気持ち悪いって思うかもしれない。
オレ、実は凄く、えっちな奴なのかも。
用意してくれたふかふかのバスタオルで体を拭いて着替える。
包み込んでくれるような触感と、柔軟剤の花の香りがほのかに漂った。
ジャージに着替えて洗面台で歯磨きをしてから脱衣所を出る。
ひたひたと素足で廊下を踏むと、フローリングが冷たくて気持ちよかった。

「阿部、くん、お風呂ありがとー」
部屋に戻ると阿部君のベッドの下に布団が敷いてあった。真っ白な羽毛かけ布団がふわっと膨らんでいてあそこに倒れこんだら気持ちいいだろうなぁ。
「おー…ってお前、まだ髪びしょびしょじゃねえか!」
「う、おぉ」
教科書とノートを広げて、右手でシャーペンをくるくる回していた阿部君は、オレを見るなり肩にかけていたタオルを掴んで頭をがしがし拭かれた。
362夜の勉強会 ◆svE7zVnzek :2009/04/19(日) 12:59:27
>>361
あれってどうするんだろう。田島君も左手で回すけど、ちょっとかっこいいと思う。
そんなことを考えていたら、頭を犬みたいにわしゃわしゃされた。何だかマッサージされてるみたいだ。
お風呂上がりでほわほわした頭だからかな、凄く眠くなってくる。
「ったく、お前家でもそんななのか。風邪ひくだろ!」
「ご、ご、ごめんなさい…」
拭いていた手でそのままウメボシされた。痛い、痛いよ阿部君。さっきまでの心地よさとか睡魔とか一気に吹き飛んでった。
「とりあえずオレも今から入ってくるわ。暇ならその辺の雑誌とか見てていいから」
「う、ん。ありがとう」
ため息を一つ吐いて、オレの頭をポンとしてから阿部君はお風呂に行った。

「見てていいって言われたけど…」
一人残されたオレは手持ちぶさただった。
いくら見ていいと言われても、やっぱり人の部屋だし、どうにも気にしてしまってなかなか手が伸びない。
かと言ってもう一度勉強を再開する気にもならなかった。
勉強、しなくていいならあんまりしたくない。
生乾きの髪を拭いながら部屋の中をうろうろとする。
阿部君の部屋はホントに片付いてるなぁ…
363夜の勉強会 ◆svE7zVnzek :2009/04/19(日) 13:00:05
>>361-362
本も大きさの似たような本を固めて並べてるし、机の上も綺麗で埃被ってない。
こう改めて人の部屋を見ると、いかに自分が片付けをしていない状態で上がってもらったのかと思い返す。
今更だけど、恥ずかしいかもしれない。
今度呼ぶ時はペットボトルとかいらないものは片付けよう。
ぽてんとベッドの上に腰掛けてみる。ベッドのスプリングがきしりと音を立てた。
ベッドも掛け布団の皺を伸ばされ綺麗に整えてある。
掛け布団のシーツを撫でると、ふわっと阿部君の匂いがした。
シャンプーと、阿部君に抱きしめられた時に香る、阿部君の匂いが混ざって、オレの鼻をくすぐる。
体の奥がむずむずして幸せになる匂い。
今日は同じシャンプーと石鹸を使ってるから、オレも似た匂いがするんだろうか。
そのまま体を横に倒して鼻を直に布団に押しあてると、更に濃い匂いが鼻腔に広がる。
阿部君と抱き合ってるみたいで落ち着くんだけど、キスしてる時のことを思い出して、何だか胸の奥がムズムズしてきた。
「は、ふ…ぁ、べくん…」
もたもた足もベッドに上げてうつ伏せになる。手のひらいっぱいにシーツを掴んで、マーキングするみたいに顔をすりつけると、下半身が揺れてしまう。
さっきお風呂で半分勃ったせいか、何とも言えない感覚になっている。
い、一回出しても、いい、かな。
お風呂入ったら三十分くらいは出てこない、よね…?
阿部君がお風呂に入って多分五分くらいだからまだ時間は有る。
こんな格好見られちゃまずい、だろうし、出しちゃった方がいいよ、ね?
364夜の勉強会 ◆svE7zVnzek :2009/04/19(日) 13:00:38
>361->363
何だか言い訳に似たようなことを頭の中で考えながら、掛け布団を捲って中に入った。
阿部君の匂いに包まれて、うっとりとしてしまう。
こういう時、オレ、病気なんじゃないかって思う。オレ、昔からこんなにヘンタイ、だったかなぁ…
うつ伏せになったままハーフパンツをさげると、芯を持ち始めたちんちんが擦れて気持ちいい。
すんすんとシーツの匂いを吸っては長い息を吐く。
「はふ…あべくん…あべくん…」
知らず知らずの内に阿部君を呼んでいることに気付いて一気に顔が熱くなった。
早く、抜いちゃわないと…
右手をシャツを中に入れて乳首を摘む。擦れてぴりっとした刺激が走った。
男で乳首が感じるなんて思わなかったけど、試しにいじってみたら段々気持ちよくなるようになってきた。
それからずっとオナニーする時は摘んだりこねたりしてる。
「っべ、くん…ふ…ぁ…」
「何してんの」
いきなり視界が明るくなって、頭の辺りのスプリングが沈んだ。
え、え…?
恐る恐る顔を上げてみると、しかめっ面をした阿部君が座っている。
え、オレ、オレ…
覗きこんでくる阿部君の頭から、冷たい滴がぽたりと額に当たって今がどういう状況か分かってくる。
さっきまで暑いくらいだったのに、現状を理解すると一気に頭の血がサーっと引いた。

短くてすみません
とりあえずここまで