>>476 フッ、いさぎが良いのは良い事だがな。
先に覚悟が出来ているというのは確かにアドバンテージかもしれないな。
お前は私に愛してくれと言った。
私は、ルルーシュを愛している。そしてお前のことも気に入っている。
しかし…お前を精神的に愛することは出来ても、肉体的に愛する自信がない。
精神的な愛情は、友情や家族愛、などで説明がつく。
だが、肉体的な愛情は、真に愛する恋人ただ一人――…というのが私の貞操観念だ。
これを揺るがすことは出来ない。
お前も私も子供ではない。愛すれば身体を求めるのは当然だろう。
私はその時に、答えられない。ルルーシュがいるからだ。
例え今はいなくても…私はずっと待ち続ける。私が消えるその日まで。
肉体関係も持てず、更に愛するものがいる状況でお前は満足出来るか?
出来るというなら私はその条件でお前を世界で二番目に愛そう。
…それよりも、お前をただ一人愛してくれる人間を見つけた方が、私は良いと思う。
なぜならお前は、とても寂しがりやだからだ。
中途半端に満たされれば、それはますますお前の心を困惑させるだろう。
全身全霊で愛し、愛されなくては…私達のような存在は、生きていけない。不器用だからな…。