それはまあ、それとして。
「三橋、そろそろ勃ったか?」
「お、オレはっ もう、はやくっ し、したい! よ!」
「おーおー、お前はいっつもスケベ大魔王だな。オイ淫乱投手、どこに投げて欲しいか言ってみな」
膝立ちで振り返りながら意地悪くニヤつくと、三橋は頬を紅潮させたまま目を輝かせ、ピシッと手を挙げた。
「オレの、みっ みはしあなに欲しい! です!!」
「ナニがどーいう風に、どこら辺に欲しいんだよ?」
「俺君のでっかいニンジンが、おもいっきり、オレの、おっ 奥まで!」
むずむずと膝をすり合わせている三橋の股間からは、いわく「ニンジン」がまっすぐ勃っている。
俺の指導の甲斐あってまだ触らずにガマンしているらしいそれは、先からカウパーがあふれ出していた。
向き直ってそれをゆるく握り、親指でムケてる先端をぐりぐりと弄ると、
三橋は目をぎゅっとつむって息を飲み、悲鳴を飲み込んだ。
それを見た俺はあっさりと手を離すと、浴槽の縁に腰掛けて反対の手で三橋の頬に触れる。
「ズブズブに犯して欲しいんだ?」
「うん、うんっ! オレ、オレ、舐めてるだけで……だからっ」
俺の言葉に反応してまぶたを開けた三橋は、小さく震えながら頬に添えた俺の手を舐め始めた。
誘い方、おねだりの台詞、それら全てを三橋には仕込んである。
俺は真っ赤な顔で必死になって指をねぶる三橋を見下ろしながら、
どのタイミングで挿れてやろうかとほくそ笑んでいた。
長々とすまんかった
色々教えてくれてありがとな
んじゃ名もなき俺らに埋もれてくるわ